約 938,509 件
https://w.atwiki.jp/bar41/pages/174.html
333 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/26(火) 22 04 24.18 wn+JCvxG0 結局、休みの日が来ちまった。俺は渋々支度を済ませると肝心の問題が残っていた。 「そういえば・・金がねぇな。どうすっかな・・」 俺は結局、相変わらず寒い財布と睨めっこしながら予算をどうしようか考えていた。男のときは土木のバイトで まぁまぁ稼いでいたのだが、女になったとたんすぐにクビになり無一文生活へと転落した。 仕方なしに俺は母さんから事情を話し金の工面をしてもらおうと思ったのだが、事情を聞いた母さんはすぐに横にいた 親父の財布を取り上げて財布の札束を全部俺によこしてくれた。俺は驚きつつも親父を哀れに思った。 「母さん・・これは?」 「何言ってるの!!服を買うんならちゃんと私に言いなさい!!・・母さんうれしいわついにあんたも女の子を自覚したのね。」 このまま話を聞いてしまうと確実に遅れてしまうので俺はそそくさと家を後にした。 しかし、俺が女のなってからやけに母さんが優しいのは気のせいだろうか? 考えても仕方ないので俺は待ち合わせの場所へと向かった。 344 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/26(火) 22 14 37.21 wn+JCvxG0 俺は待ち合わせの場所へと向かうとそこにはツンが待ってくれていた。 「あれ・・あいつらは?」 「ブーンたちならまだ着てないわ。それよりもあんた・・こんだけかわいいのにほんとに無頓着なのね。」 「仕方ないだろ。前まで男だったんだからな。」 ま、金もかなり貰ったし予算については心配なしだな。俺たちはそのまま内藤たちを待つことにした。 遅い、もう10分も待っている。ツンの横顔をチラッと見たが、多分怒り心頭だ。このままだと置いてくぞ。 俺たちは内藤たちを待ち続けると2人の男組みがこちらに現れた。 「へ~い、お姉ちゃんたち。俺たちと遊ばない?」 「いいところ連れてってあげるよ~?」 うぜぇ!!男はみんなこうだったか?いや、俺は断じて違う!!これははっきり言う。 俺は殺人と正当防衛の境界線を考えながらこの状況をどうやり過ごすか考えていた。 349 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/09/26(火) 22 22 23.05 wn+JCvxG0 「ナンパなら お 断 り 待っている人がいるから、とっとと別のを探してきなさい。」 俺が境界線を考えている中、ツンがあっさりと男共を切り返してきやがった。・・流石に俺に盾突いただけであって あっさりしているのかもしれん。しかし、ナンパ野郎たちも負けてはおらず俺たちに誘い文句を言ってきた。 「おいおい、姉ちゃん。そんなのほっといて俺たちと楽すぃ所へ行こうぜww」 「だが断るなんていったらお兄ちゃんたち怒っちゃうよ~www」 うぬぬ・・野郎のほうも男だけあって流石に粘るな。獲物に狙いを定めるその眼が懐かしいぜ・・ 「何度も言うけど連れがいるからお断り。さっさと消えてちょうだい。」 おいおい、そんなこと言ったら・・ 「じゃあ、隣のかわいこちゃんと一緒に無理矢理でも連れて行っちゃうよ~」 「儲け儲け♪」 やっちゃいますか。この野郎どもには言い聞かせないとわからないからな。 358 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/09/26(火) 22 31 26.18 wn+JCvxG0 「嫌よ!!離してちょうだい!」 「抵抗する姿がまたいいねwww」 チッ、手が早い野郎どもだ・・ん?俺の右手にも既に掴んでいやがる。 全く・・こうなったら拳で言い聞かせるしかないか。 「そっちもかわいこちゃんも僕と一緒に・・グゲッ!!」 俺は言葉よりも握られた右手を払いのけ左の拳を握りながら男の腹にめがけて一発入れてやった。 案の定、男は殴られた腹を抱えてその場に蹲った。さて、次はツンのほうだ。 「て、てめぇ・・女だからってなめるんじゃねぇぞ!!」 「うるせぇ!!!てめぇこそ女をなめるんじゃねぇぞ!!」 ハッ・・俺何言ってるんだ言葉が違うだろ!!女じゃなくて元男を言うつもりだったのに・・ とりあえず俺は男の手からツンの腕を払いのけ、男の手首を思いっきり握ってやった。 「イデデデデ・・・女なのになんて力だ。」 「そいつと一緒にどっかいかないと離さんぞ。」 「わかったわかった・・だから離してくれ、イデデデデ・・」 俺は手首をひょいと離すと腹を殴った奴を抱えて2人の野郎は消え去った。 ま、正当防衛だよな? 362 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/09/26(火) 22 39 26.43 wn+JCvxG0 「ふぅ・・」 俺はとりあえず元の場所へと腰掛けるとツンのほうが俺に礼を言ってきた。 「ありがとう。・・大丈夫なの?」 「ああ、あれでも一応手加減したつもりだ。ほら、俺野郎共に恨み買われているだろ? 女の体じゃ力がねぇから合気道をやってるんだ。」 「へぇ~・・すごいわね。」 ナンパ野郎共を撃退してから更に数分後・・ようやく内藤たちが到着した。 「2人とも遅いわよ!!・・こっちはさっきナンパにあったんだから。」 「ご、ごめんお。それにしても大丈夫かお?」 「うん、相良が軽く倒してくれていた。」 「相良が・・すげぇな。」 全員集合ということでまずは待たされてしまったため一向は喫茶店で ひとまず休憩することになった。 366 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/09/26(火) 22 47 22.47 wn+JCvxG0 俺たちは喫茶店で涼みながら渇いた喉を潤していた。 「それにしても合気道やっているのかよ。」 「ああ、一応フォローにはなると思ってな。」 「あたしも驚いちゃったわよ。だって、大の男を簡単にのしてしまったもの。」 まぁ、免許皆伝ものだしな。・・しかし、ナンパ野郎はああ見えて根が深いから用心せねばなるまいな。 「そういえばどこへ行くのかは決まったのかお?」 「ええ、まずはこのショッピングモールへ行って相良の服を買いに行くわ。こいつ無頓着だからあたしが選ぶわ。」 「おいおい、選ぶのは勝手だが大丈夫か?」 それが心配だ。しかし、内藤が笑顔でこう言った。 「ツンはセンスがいいから大丈夫だお。お、ツンが照れてるおwwww」 「べ、別にうれしいわけじゃないからね!!」 なんだこいつらは、それに何じゃれあいこをしているのだか? しかし、不思議と俺の中にはドス黒い感情が芽生えていた。 男のときはなかったのに誰か教えてくれーッ!! 369 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/09/26(火) 22 55 02.57 wn+JCvxG0 俺の行く場所が大方決定すると突然ドクオがにやついた顔でしゃべり始めた。 「なぁ、相良のもんが変えたらちょっと行ってみたいところがあるのだが・・」 「どこかお?」 「え、何々?どこへ行くの?」 「下らん場所だったら即刻帰るぞ。」 何だ・・こいつは俺たちをどこへ行かせようとしているんだ? みんなの期待を一新に集めながらドクオは更に笑みを浮かべてこう言った。 「ま、行ってからのお楽しみだ。」 気味の悪い顔をしながらドクオは秘密を突き通した。そして、遅れた内藤とドクオに 飲み物代を奢らせると俺の服と身の回りのものを買うために一向はショッピングモールへと向かった。 それにしてもあのドクオの笑みはなんだったんだ?全く思い出す度に気味が悪いぜ。 660 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/09/27(水) 23 41 43.03 x0Dm9H1V0 俺たちはショッピングモールに到着すると俺は適当に服に手をとった。 (こんなの着るのかよ・・) 服はいかにも女の人が着そうなものばかりであった。こんなのを俺は一生着なきゃいけないのか・・ 俺はとりあえず動きやすい服を選ぶと早速ツンに駄目だしをされた。 「ちょっと待った!!それじゃ駄目よ。もっとこんなのを着なさいよ。」 といいながらツンが俺に差し出したのはいかにも女の子らしい服であった。 「え・・これじゃ駄目なのか?」 「当たり前よ。あんた本当にセンス0ね。ほら、早速試着しましょう。手伝ってあげるから。」 「おいおい、ちょっと待て・・」 俺の健闘も空しくツンに押される形となり、俺たちは試着室への中へと入り込んだ。 663 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:2006/09/27(水) 23 55 50.22 x0Dm9H1V0 数分後、俺はツンに選ばされた服を試着して着終えるとカーテンが開いた。 「・・凝視すんな」 「どお、私のセンスは?」 「す、すごいおwww」 「ああ・・あの相良だと思うと余計すごいぜ・・」 チッ・・やたらと男ほうのの視線が多いな。それにしてもこの服は少し動きづらいな。 まぁ、下のスカートをジーンズ系に変えてもらえば俺としてはうれしいのだがな・・ 次はジーンズ系をに合うのを選んでもらうか。 「なぁ、ツン・・次はジーンズ系に合うのにしてくれ。この服だと少し動きづらい・・」 「そうね・・じゃあ、選んであげる。」 こうして俺の女体化は思うように進んでいた。 それにしても心なしかツンが楽しそうに俺の服を選んでいるのは 気のせいだろうか? しかし・・嫌な気分ではないな。これが楽しい・・か? 672 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/28(木) 00 23 01.88 r3g1imiD0 あれから俺たちは試着室を占領しながらいろいろな服を着た。 意外にも俺の選んだ服もツンが見事にファッション性と俺の事情を考慮してうまく選んでくれた。そこでついでに 財布やらバッグやら買わされて母さんが親父から取った金はあっという間に底をついた。 「ん~、よく買ったわ。前々からほしいものもあったし・・」 「それにしてもたくさん買ってたお・・」 「ま、当分は服には困らんな。その点では感謝してるぜ。」 店を出た俺たちは荷物を抱えながら行く先もなく歩いていた。 675 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/28(木) 00 25 35.50 r3g1imiD0 「さて、帰るか。」 「そうね。」 「もうそんな時間かお。」 俺たちが帰りに支度を始めると突然ドクオが俺たちを引き止めた。 「ちょっと待ってくれ。俺言ったじゃねーか。買い物終わったら行くところあるって」 「え・・そんなこといってたっけ?」 ツンの一言で俺は喫茶店での一言を思い出した。そういや、こいつ買い物終わったらどこかいきたいって 言っていたな。すっかり忘れてたぜ。しかも、俺たちをどこに連れて行く気だ・・ 「おい、ドクオ、くだらねーところじゃねーよな!!」 「フフフ・・この私にまかっせなさーい。とっておきの場所に連れててやるぜ。」 大丈夫かこいつ・・とにかく俺たちはそのドクオのいうとっておきの場所へと向かうことにした。 くだらないところだったらとりあえずこいつを殴る!!・・手加減は一応してやるか。 124 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 16 49 56.17 pa3b0YtW0 「ここは・・」 「良くぞ聞いてくれた!!ここは我らの聖地であるコスプレショッ・・ブゲッ!!」 OK、よ~くわかった。予定どうりドクオは俺たちをくだらないところへと連れてきやがった。 俺は言ったよな?くだらないところを連れて行ったら殴るって・・ 余りにもくだらなかったので言葉よりも早く手が出てしまった。 「ドクオ、てめぇ!!俺たちをこんなところに連れてきてどうするんだ!!」 「ま、まぁ・・いいじゃねぇか、コスプレはいいもんd・・」 「ざけんな!!誰がこんな格好に・・」 「ふ、2人とも落ち着くお」 俺たちが言い争いをしている中、試着室のカーテンが開かれた。俺たちは思わず試着室を みてみるとツンが服を着ていた。 「どう?案外、なかなかいいもんよ?」 125 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 16 57 04.44 pa3b0YtW0 「おお・・」 「ツンかわいいおwwww」 周りの絶世の中、ツンは「そぅ?」といいながら服を見回していた。まぁ、なんというか? と、とにかく俺はそんなもの絶対に・・ 「あんたも着てみなさいよ?・・ちょっとブーンは見すぎよ!!べ、別にあんたのために なんかしてないんじゃないからね!!気分よ!き・ぶ・ん」 「ツン・・痛いお・・・」 「そうだぜ、着てみたほうがいいと俺も思うぞ」 周りに勧められてか俺も着てみることにした。どうも俺は周りに勧めに弱いらしい・・ 女になってから特にそうだ。俺ってこうだったのか・・ ツンに手伝ってもらう中、ついにカーテンが開かれた。 127 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 17 09 39.88 pa3b0YtW0 「オオ!!なかなか・・」 「に、似合っているお・・」 「・・あんまこっち見んな。恥ずかしい・・」 試着室を出てみるとあまりもの歓声で少し驚いた。特に倒れているドクオはともかくとして、ほかの周りの奴らまで 俺を観始めた。・・ッタク!!俺はてめぇらの見せ物じゃねぇんだよ!!気持ち悪ィ目で見やがって!! こいつらいなかったらぶっ飛ばしているところだった。 まぁ、俺が女体化したときは余りにの美しさに卒倒しかけたが・・ 「じゃあ、次これな。」 「お、おい!まだ俺は着るとは・・」 「ツン、今度はこれを頼むお。」 「・・まぁ、いいわ。じゃ、行くわよ。」 お、おい俺に選択権はなしかよ・・どうも女になってからは周りに流されるようになったなこりゃ・・ 俺は頭を抱えて諦めるとツンと一緒に試着室で着替えるのだった・・ 129 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 17 14 49.81 pa3b0YtW0 「じゃあ、私たちはここで帰るわ。あんた超美人なんだから夜道は極力気をつけなさいよ。」 「また、一緒に行こうお。」 「相良の・・相良のコスプレは良かったなぁ・・」 そういいながら内藤たちは帰りの電車へと乗っていった。 俺も買った荷物を抱えると電車に乗った。 「そういえばもう夜か・・帰らなきゃな。」 空には黒が増し、月を囲うように星星が光り始めていた。 130 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 17 30 34.81 pa3b0YtW0 (尾けられてるか・・) 駅を降りて俺はそのまま真っ先に自宅に帰ろうと思ったのだが、どうも駅を降りたときから誰かに 尾けられているようだ。俺はそのまま近くのコインロッカーで荷物を収めるとわざわざ回り道をしてから あちらの誘いに乗っていた。 (どうも・・1人ではないらしいな。十人ぐらいは後ろにいるな。) 俺はしばらくして誰も使われていない工場跡地を見つけた。ここなら人気もないし思う存分暴れることも可能だ。俺は 悪独特の殺気を徐々に放ちながら工場跡地への中へと入っていった。 132 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 17 38 11.19 pa3b0YtW0 「出て来いよ・・どうせ1人じゃないだろう?」 「さすが、血に飢えた狂犬・・仰せのとおりだ。女になったと聞いていたが・・ どうも中身は変わっていないようだな。」 そういうと奴らは案の定、俺の周りを十人ほどの囲っていた。どうも声からすると俺によほどの恨みがあるらしい・・ まぁ、そんなことはいちいち覚えちゃいないがな・・ (ヘッ・・ご丁寧に全員角材かなんかを持っていやがるな。十人か・・ちょっときついな。ま、大丈夫かな?) 「さて・・野郎共!!相手はあの相良だ油断するんじゃねぇぞ!!!」 リーダー格の男がそういって俺に向かっていった。 133 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 17 48 12.06 pa3b0YtW0 「うぉりゃ!!」 リーダー格の男が飛び込むのと同時にほかの奴らも角材を振り回して向かってきやがった。 しかし、俺は全員の動きを瞬時に見た後、野郎共の懐に肘を入れて確実に攻撃を加えて気絶をさせた。 もちろん角材のよるダメージは0であった。 俺はほとんどの奴を気絶させると、残るはあのリーダー格の奴だった。 「おい、女1人に寄ってたかってここまでやるか普通?まぁ、全員俺に返り討ちにされちゃお終いだけど・・」 「甘いよ、相良ちゃん~?ほら後ろを見てごらん。」 俺は後ろを見てみるとほかのゴロツキがうようよいた。数を見てみると20人程度か・・顔をちらりと見ると俺が前にぶちのめした 野郎共もいやがった。 「こいつらがやられるのは最初からわかっていたからね。念には念を入れてね・・女になった記念だよ。受け取ってね。」 「ヘッ、要は復讐だろ。御託並べないでかかってきな。」 「チッ・・野郎共、女だからって油断するんじゃねぇぞ!!わかったな!!」 ヘヘヘ・・大丈夫かな?俺は構えて後ろのほうを料理することにした。 138 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 03 24.15 pa3b0YtW0 “ハァハァ・・テメェなかなかやるな。” “ハァハァ・・まだまだだ。” 突然思い出された記憶・・それは“あいつ”との勝負の時であった。 過去の男時代、血に飢えた狂犬と呼ばれタイマンでは負けなしのこの俺が 唯一勝てなかった相手・・ それは 「おらッ!ボーっとすんなよ相良ちゃん!!」 「何ッ!!」 ハッ・・しまった。今は昔に耽っている暇なかった。俺は男の角材を顔に向けられ 思わず左腕で受け止めた。受け止めた左腕には男のときでは考えられないような激痛が走り もはや力を入れても無駄だった。 139 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 06 51.98 pa3b0YtW0 「―――ッ!!・・この野郎!!」 「これで1本は完全に使えなくなったね。・・さぁ、覚悟しな!!」 弱ったな・・あれから残る十人はうまく撃退してもまた次から次にへと人が増えてきやがる。 それにまだ、あと十人以上はいやがるぜ。残る俺は右腕1本・・これはつらいな。確実にやべぇ・・ 合気道でカバーしてもやはり野郎の力には敵わんものなのかねぇ・・ ちょっとやんちゃしすぎたかな・・できれば、あんときの決着もつけたかったしな。 腕をやられ大人数に囲まれた中、俺は立つ気力さえ無くなり目を瞑った・・ 140 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 10 37.61 pa3b0YtW0 あれ・・奴らはどうしたんだ?俺は恐る恐る目を開けるとそこには“あいつ”が立っていた。 「お、お前は・・」 「どうした?狂犬よぉ・・女になってから弱くなったんじゃないか?」 そのツラ・・忘れるもんか。かって俺が唯一タイマンで倒せなかった男・・その名は!! “俺は殺戮の天使・・中野翔だ!!” 殺戮の天使は目を瞑っている間、俺を殴ろうとしていた男を吹っ飛ばしていた。 142 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 20 27.19 pa3b0YtW0 「な、中野・・どうしてここに?」 「ああ、お前が女になったって聞いてな。帰っているお前を見つけた後、後をつけて様子を 見てみるとこうなっていたわけだ。」 ずっと見てた・・ってことはこいつは最初からこうなることを知っていたんだな。・・全く、相変わらずムカツク野郎だぜ!! 「まぁ、そう怒るな。んでな、この影に30人近くいたからぶっ飛ばしてきてやったわけさ。ちょっとは感謝しろよ」 何だと・・あいつらまだいやがったのか!! ま、そこは一応、感謝しておくか。中野が30人近く倒したと聞いてリーダー格が驚いた 口調で言った。。 「な、何だと・・てめぇか!!あそこにいた奴らを倒したのは!!さっきからどうりで連絡が取れんわけだぜ・・」 「ああ、今頃全員、いい夢を見ているはずだぜ。」 「へ、へへへ・・そうかい、相良をぶちのめしたらてめぇもやろうと思ってたんだよ!! 手間が省けてちょうどいい、全員行くぜ!!」 おお・・怖ッ!さすがに隠し玉をやられて怒ったようだな。さて、この大人数は中野に任せて俺はあのトンキチを倒しに行くとしますか。 俺は大人数を中野に任すと片腕を抑えながらあのトンキチを倒しに向かった。 144 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 34 52.46 pa3b0YtW0 「ヘヘ・・あの相良といっても女でしかも使えるのは片腕のみ・・もらった!!」 「ざけんな!!俺がてめぇ見たいなトンキチに負けるかよ!!」 俺は瞬時に角材を持っていたトンキチの懐に回り込みトンキチの左腕を押さえながら 右腕で投げ飛ばした。 「うぉぉりゃ!!」 「なッ!!」 俗にいう火事場のクソ力というものか・・偶然にもトンキチのほうはきれいに吹っ飛び、俺はトンキチの 顔面に思いっきり蹴りを入れてやった。 「このタコが!!二度と俺に盾つくんじゃねぇぞ!!」 俺はトンキチをやっつけると中野のほうを振り向いた。中野のほうもすでに全員を倒しており あちらあちらに屍の山を築いていた。俺はようやく達成感と疲労感が同時に滲み出てきた。 146 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 43 13.30 pa3b0YtW0 喧嘩が終わった俺たちは荷物を取り出すと、とある川原へと場所を変えた。 俺はすべての事情を中野に話すことにした。 「それにしても合気道か不良のお前が武に走るとはな・・」 「るせえな!!・・それよりてめぇは女にならなかったようだな。」 「喧嘩ばかりの童貞クンとは違うんでな。」 相変わらずムカツク野郎だ・・そういえばこいつは俺と互角ながら俺とは根本的にどこか違っていた。 孤独一本との俺とは違い、こいつの周りにはいつも人がいた。 それにこいつなら女にモテそうだし童貞じゃないのも道理か。 「・・助けてもらったのは感謝する。だけど・・なんで俺なんか助けたんだ?」 そういえば・・なんでこいつは俺を助けたんだ?普通ならあちらのほうに着きそうだと思ったのに・・ それにこいつとはタイマンで決着をつけていない。しかも俺は怪我をしていた。 せっかく、俺を倒すチャンスだったろうに・・なぜだ? 147 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 43 45.05 pa3b0YtW0 「べ、別に・・気分だよ。気分。・・それに奴らのやり方は気に食わなかったからな。」 「ふぅん・・まさか殺戮の天子様に助けられるとはね。」 「・・悪かったな。」 俺はクスリと笑いながらたくさんの荷物を抱え家へと向かおうとした。 「じゃあな・・本当に今日はありがとな。」 「あ、ああ・・」 俺は飛びっきりの笑顔で中野と別れた・・ってちょっと待て!!なんで俺はあいつに笑ったんだ。 そんな気全然ないのに・・それに、わずかながら胸が熱い。心臓の音も徐々に高まってきているな・・ 全く何なんだよ!! 俺は高まる自分の感情を必死で抑えながら自宅へと向かった。・・なんだこの気持ちは?知ってたら誰か教えてくれ? 148 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 18 59 04.25 pa3b0YtW0 翌日・・俺はやけにうるさい両親(特に母親)を必死に抑えながら学校へと向かっていった。 怪我をした左腕には一応包帯を巻いている。俺は教室の中に入ると自分の席に座った。 すると、俺の存在を確認したのかツンがこちらの方向へと向かってきてくれた。どうやらツンとは 一緒のクラスだったようだな。ま、授業はほとんどサボってたからクラスの顔なんて覚えていないがな・・ 「おはよ・・ってどうしたのその腕?」 「ん?ああ・・ちょっとな。それよりも隣をチラッと見たが内藤たちは遅いな。」 「ブーンたちは遅刻の常連よ。・・それにしてもあんたちょっとは サボってばかりで授業を受けなさいよ。」 「るせえな・・授業なんざ興味がわかん。」 そりゃそうだ。第一進学さえも考えていないのに・・働くキャリアウーマンてか?それは勘弁して もらいたいね。 149 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/09/29(金) 19 05 08.84 pa3b0YtW0 「全くもう・・そういえば今日、転校生が来るのよ。知ってた?」 「転校生・・だと?」 「そう、何でも前の学校でやんちゃしたんだって。・・あ、先生が着たわ。」 予鈴が鳴り、全員が席に戻り担任が教室へと入ってきた。 それにしても転校生ね・・まぁ、誰であろうと俺には関係ないのだが・・ 担任が適当に転校生予告をすると転校生が教室の中に入ってきた。 寝かけた俺は転校生を見上げると・・驚きよりも体の中で妙な電気信号が発せられた。 「転校生の中野翔君だ。見んな仲良くしてくれ。」 なんであいつが・・ここにいるんだよ!!しかも同じクラスか!! 「・・中野です。よろしく。」 あいつは転校生に決まってありきたりな自己紹介をするとあろうことか 俺の隣の席へと座りやがった。中野はさっきのような「よろしく」ではなく憎たらしく俺に話しかけてきた。 「よぉ・・まさかお前がいるとはな、驚きだぜ。」 (なんでこいつと同じクラスで隣なんだよ!!) 俺は妙なときめき・・ではなくもやもやしたイライラ感を抱えながら朝のHRを過ごしていった・・
https://w.atwiki.jp/skytrace/pages/52.html
使ってる武器を入れて欲しいなどの要望がありましたらコメントお願いします -- (2A32) 2012-08-13 09 51 40
https://w.atwiki.jp/skytrace/pages/40.html
やるとしたらこれがいいってのゆっくり書いていってね -- (2A32) 2012-08-12 01 15 04
https://w.atwiki.jp/skytrace/pages/43.html
アンケつけてみました、良かったらそっちのほうをポチっと・・・・ -- (2A32) 2012-08-12 09 31 54
https://w.atwiki.jp/skytrace/pages/49.html
えーっと、計8名の方の投票ありがとうございます -- (2A32) 2012-08-13 09 49 28
https://w.atwiki.jp/skytrace/pages/51.html
なのでしょぼい画力ではありますが自分の中のイメージでクラメンを想像で描いて行きたいと思います -- (2A32) 2012-08-13 09 51 05
https://w.atwiki.jp/bar41/pages/210.html
357 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 19 06 15.80 SKxjTJta0 ここにとある日記帳がある。 ずいぶんボロボロのようだが、まぁ気にしないでほしい。 これは・・中野翔の生涯がたくさんつまった日記帳である。 過去に彼の宿敵となった男・・それが今では最大の妻である。その心境の変化が随所につまった 日記帳である。 では、こっそりとその内容を覗いてみよう。 362 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 19 19 40.46 SKxjTJta0 ○月○日・・・今日、日記を買ってみた。まぁ、買ったといってももらい物だが・・ このままではもったいないので日記をつけてみようと思う。3日ボーズにならんようにはする。 そういえば俺らの歳では女体化シンドノームが恐れられているらしいが俺はすでに童貞ではないので 恐れることなど何もない。相手は・・まぁ、反りが合わんというか何と言うかやってすぐに別れっちまった。 ま、余り語りたくないのでこの話は置いておく。 まぁ、今日あったことだが・・これといって特にない。ただ、今の学校の先公が気に食わん。 俺の妹・・椿であるが青春真っ盛りの中学2年生である。ただ、全く恋をしないのはどうかと思う。俺に似て外見はいいのだからモテているとは・・思う。 そういえば俺が中学2年の頃といえば、仲間とつるみながら喧嘩真っ盛りだ。まぁ、俺も随分と名の知れた奴になったものだ。ひと呼んで“殺戮の天使”とは 俺の事を指すね。・・そういえばあいつに出会ったのもこの歳だった。通称“血に飢えた狂犬”・・相良 聖。俺が唯一決着をつけれなかった相手だ。高校にあがってからは 出会っていないが、もし決着を付けられるなら付けたいものだ・・ あいつ・・女になっていなきゃいいがな・・ まぁ、あいつは外見はごついがあれだけ喧嘩が強ければそれなりに持てているだろう。 おそらく童貞ではないな。 来るべき決着か・・思っただけで腕が鳴ってきやがったぜ!! 366 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 19 48 11.67 SKxjTJta0 ○月×日・・あ~あ・・一ヶ月ぶりだ。すぐにサボっちまうな俺は・・ それよりもとうとう俺も学校を退学になってしまった。なんでか?ダチをかばうためにいっちょ暴れたんだよ。 原因は俺のダチのバイトだ。あいつ学校で内緒でバイトしてたんだよ。もちろん、ちゃんとした理由でだ。 あいつの家の家計が苦しいらしい・・たいした奴だよ全く。しかし、学校の先公がそいつに腹立った 言い方しやがったもんだからブン殴ってやったのよ!!何が「そんなくだらない理由で」っだ!! 俺は怒ったね。・・限りなく。 んで、俺らは仲良くそろって退学になったが退学にされたダチは何とか働いているそうだ。良かった良かった。 そんなことで俺の奢りでそいつの記念日パーティをした帰りに俺は・・あの気配を感じていた。 そう・・“相良”の気配だ。間違いなかったね。あの気配は何年経っても忘れちゃいない・・ んで、気配のする方向へ行ってみると、何とこれまた美人の女が発してやがった!! まさかあの野郎、女になってしまったのか?何かの間違えかと何度も思ったが、あの気配は間違いなく相良だ。 だとしたらえらい変わりようだ!!!! 一流モデル真っ青の抜群なスタイルに長く繊細な髪にその容姿・・完璧な美人じゃねぇか!!・・いや、美人という言葉じゃ 足りねぇ・・大美人だ。って、俺は何男に欲情してるんだ。あいつはあの相良だ。血に飢えた狂犬と称される奴だ。 奴の出るごとにほとんどの奴が血を見ることとなる。 それにしても女になって強いのは相変わらずだが・・戦い方が変わっているな。以前の奴ならごつい体格を活かした 攻撃方法を行っていたのだが・・女になってから小技を活かしたものとなっている・・それに相手の力を利用したもんだ。 それに自分の必要最低限の体力しか消費していないな。 368 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 19 59 23.43 SKxjTJta0 っと、呑気に観戦してたらあいつ油断して腕をやられてしまいやがった・・ それにまだほかのも隠れて嫌がるな・・おもしろい。あいつに加勢してやるか!!腕ならしにはちょうどいい!!! 片っ端から行くか! やっぱ俺の勘は冴えていやがった。後ろには念のためか武装した奴らが30人ほどいやがった。俺は瞬時にそいつらをブチ殺すと あいつのほうへと向かっていった。 流石に隠し玉を失ったのかリーダー格と思われる奴は片腕をやられた相良にぶちのめされていた。 それに相良は女になってから合気道を始めたらしい。・・どうりで隙のない細やかな動きだったぜ。それになんか2人きりでいると あいつも結構いいじゃん。・・っていかんいかん。あいつはあの狂犬だ・・あの血に飢えた・・ 「じゃあな・・本当に今日はありがとな。」 その台詞ととびっきりの笑顔を残してあいつは俺の下を去った・・ 何だよあの顔から出る笑顔は最悪だぜ、不覚にもときめいてしまった。 畜生!!反則じゃねぇかあれは!!・・男ならみなああなる。過去のことはすっぱいてだ。 俺は胸に残ったヤワヤワ感とあいつの笑顔が頭に浮かびながら家へと帰っていった。 576 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/18(水) 18 20 16.22 uin1LSN20 ○月△日・・・そういや、学校辞めた俺はどうしようかね。今のところはバイトで食っているが、このままではきつい。 それに後々就職するときは学歴がいるな・・ まぁ、親にはなんて説明しようかね。息子が突然退学しましたって言ったらドびっくりこくだろうなwww っと、学校探さなきゃな。そういや、あいつはどこの学校に通ってたんだっけな? ってなんで奴が出てくるんだ、違うだろ。・・まぁ、考えたって仕方ない。 ここにするか・・母さんたちに話し通さなきゃいけないな。 試験?そんなものこの俺には余裕だ。嫌ほど家庭教師をつけられたから勉強なんて自然と覚えてしまう。 前の学校でも成績はTOP10に入っていたらしいからな。しかし・・俺はなぜ、この学校を選んだんだ? 家からかなり遠いし・・あの場所から行っても結構時間がかかる。だが・・この学校に入れと俺の何かが唸っている。 いったい何があるんだこの学校に・・まさかな。 さて、転校初日はどう目立とうかね・・ 580 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/18(水) 18 31 59.98 uin1LSN20 ×月○日・・当然のごとく、試験を通った俺は無事にこの学校へと入学できた。 親から制服やら鞄やらをもらうと俺は担任と一緒に教室へと向かった。まぁ、辺りを見回してみると一見まじめそうに見えるが こういうところにはうじゃうじゃいるからな・・さっきも歩いているときに2,3人俺にガンをつけてきやがった。こりゃ、早く歓迎をもらえるかもな。 そんなことを考えていると俺は教室へと入った。 そのとき、俺は驚愕した!!なんと・・あいつがいたのだ。 偶然かこれは・・? 転校生お得意のシチュエーションになったとき、俺は担任の話など全く頭に入っていなかった。 俺はタイミングを見て転校生お得意の挨拶をかますとあいつの席の隣へと案内された。 一応、過去ともいざこざがあろうとも隣同士だ、挨拶はせねば。俺は一応あいつに挨拶はしたのだが・・ あいつは俺の顔を見たとたん、顔を赤くしながらプイッとそっぽに向けると下にうつむきながら黙りまくっていた。俺はこれ以上言及しようがないので仕方なく 前に向くことにした。・・せめて、話してくれよな。でも、なんであいつは顔が赤くなったのだ? まさか、俺に別の感情を・・って何想像してるんだ俺は!!想像するには相手を考えなければ・・ 結局俺は転校初日にして昼食中に先輩たちから呼び出され、熱~い歓迎を受けるのであった。 583 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/18(水) 18 55 10.29 uin1LSN20 どうやら、この学校に来ても俺の名前はかなり通っているらしい。まぁ、俺たち流の新入生の歓迎というのだが、一応断っておこう。 先輩たちは文字通りに定番の負け台詞を吐きながら俺に襲い掛かってきた。・・それにしてもあいつ俺を監視してやがるな。後で相手でもしてやるか・・ 俺はでっかいゴロツキを裁きながらあいつの様子を伺っていた。 数分後、ものの見事に転がっているゴロツキを見ながら俺は隠れていたあいつを呼び出した。隠れていたあいつは堂々と俺の前に登場すると即座にやる構えであった。 そうだ・・こいつはあの相良だ。女になったところでそう簡単に俺との決着を忘れてなんかいないだろう。 でも、あいつはもう女だからな。女を殴るわけにはいかんし・・そう考えていると先手必勝といわんばかりかあいつは俺の元へと俺の元へと殴りかかろうとしたが・・ 間一髪、予鈴のチャイムに救われて何とかその場をやり過ごした。どうあれ女を殴れば俺のプライドに傷がつく。 それにしてもあいつとの決着、どうすっかな。なんか、あいつが女になったとたんどうでもよくなってきた。・・あいつが女になったんなら付けようがないからな。 でも、あいつは未だに付けたがっているな。この問題をどうすっかな・・ 590 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/18(水) 19 22 11.19 uin1LSN20 ×月△日・・・学校であいつがいたので軽く挨拶をしてみると完全にシカトされた。あの野郎ォ・・かわいくねぇ性格してるな。 それにどうやら俺のファンクラブでもできたらしい。・・全く、うざったい存在だ。まぁ、干渉してこなければいいのだが・・ まぁ、シカトされたままじゃつまらんので、あいつに話しかけてみた。相変わらずシカトを貫き通してやがるな・・ そして俺は俺たちの過去の決着について話した。するとあいつの手がぴたりと止まり、俺の話を聞いていた。 俺はもう決着を付ける気にはなれないと話したのだが・・そうするとあいつは突然俺の頬をひっぱたき始めた。俺は突然のことだったので 慌ててしまった。・・それにあいつは薄っすらと涙を浮かべていた。しかし、ぴっぱたかれては余計悔しいので俺も現実を見据えろときつい言葉を言ってしまった。 周りが注目する中、あいつは走って教室から去った。俺はそのまま授業を受けるほかなかった。 しかし、俺の心はなぜかズキズキと痛み始めていた。 そんで、俺が適当に授業を受けていた頃。突然、内藤とドクオと呼ばれる奴が俺のほうへと走ってきた。こいつらはあいつのダチか・・ 昔から孤独一線のあいつがダチをもつようになるとはな・・ んで、話を聞くとどうやらあいつが珍しくやられているらしい・・加勢する気は全くなかったのだが、先ほどのこともあり 仕方なしに加勢することにした。さっきのことも含めて、ここ最近、俺は・・いったいどうしたんだって言うんだ!! ッタク!!あいつのことになるとすぐに頭が熱くなって来やがるぜ!! 595 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/18(水) 19 44 10.01 uin1LSN20 屋上へ行ってみるとあいつはパワーバカ相手に珍しくやられていた。パワーバカは「おっぱい!!おっぱい!!」という意味不明な 言葉を発しながらあいつに襲いかかってきた。ムカついたので俺はそいつの頭を背後から思いっきり蹴ってやった。 案の定、パワーバカはわめきながら俺を睨んでいた。そんで俺は顔面にニーを思いっきり入れるとパワーバカはもろくも倒れていった。 さらに俺は鳩尾に思いっきりパンチを放ちTKOをやってのけた。パワーバカを倒した俺は怯えるリーダーと思われる男を睨みつけた。 すると、あいつが復活したのか思いっきりリーダー格をボコボコにしてた。どんな方法でボコしたのは余り書きたくないので置いておく。 ま、さっきのは言いすぎたな。俺は一応あいつに謝っておいたがどうなんだろうな。 するとあいつが俺にこう聞いてきた。 「あ、ああ・・なぁ、どうしてお前は目の敵である俺を助けるんだ?」 正直この回答には困った。冷や汗ダラダラだ・・自分でも聞きたい。なぜ俺は最大のライバルであり決闘相手でもある こいつを助けにゃならんのだ?正直言って俺は困惑していた。俺が必死になって答えようとしたそのとき、あいつのダチたちが現れやがった。 ダチが現れるとあいつは急に離れろといってきやがった。ムカついたので俺はさらに現実を見据えて余り喧嘩すんなときつく言ってしまった・・ もちろん聞いていたあいつは無言になり怒りのオーラを発していた。・・まぁ、でもこいつがみすみすやられるなんて想像もできないししたくない。 そんな俺のわがままかも知れんな。 俺はそのまま教室に帰らずその辺をぶらついた。 602 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/18(水) 20 03 08.07 uin1LSN20 今日は学校にいてもつまらんのでサボることにした。どうせ授業の内容なんて頭に入っているし簡単な予習さえすれば万全だ。 決してシカトされたからって機嫌が悪いわけじゃない!ただの気分だ!! まぁ・・一段と言い過ぎたのかもしれん。俺も心を落ち着かせるために散歩でするか・・ その辺をぶらついていると・・公園のベンチに座ったあいつがいた。俺は自販機でジュースを買うとあいつに差し出した。あいつは一応受け取ってくれたがなんだか 無気力状態であった。俺はあいつの横に座ると、話すネタもないので自分たちの過去について話し始めた。・・そういえばこいつとは面と向かうのは初めてだな。 いままで拳と拳でぶつかってきた中だから当然か・・ 話を終えてからか・・俺は立ち上がり、あいつに向かいながら更なる現実を教えるため、あいつに今のまま俺だったら倒せると宣言した。 案の定あいつはむくっと立ち上がり、俺に詰め寄った。・・こいつ、近くで見るとかわいいもんじゃねぇか。 俺は構えているあいつをデコピンするとあいつはパンチを放ったがヘナヘナだったのですぐに受け止められた。 そんで俺は・・なんとあいつを抱いてしまった!!決して欲情したわけではなく付加抵抗で(ry しかし、こうして抱きついてみるとすでにあいつは女の体つきになっており・・柔らかかった。そんで俺は意地悪な質問をしながら あいつを抱きしめていた。・・そのときに俺が今までに抱いていた相良のイメージは完全に払拭しており、現在の相良のイメージが構築されていった。 しばらく抱きしめているとあいつもとうとう観念したのか俺の好きにしろといってきた。まぁ、これじゃ悪いので俺は離すことにした。すると離されたあいつは立つこともできずに へなへなとその場に立つすくんだ。このままほうっておいても悪いので俺はあいつをおんぶすると家まで送ってやった・・ その時の感触はというと・・柔らかく、癒されるような感覚であった。 56 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/19(木) 16 55 01.36 t2N7oZ8T0 ×月□日・・今日の俺は珍しく遅れてきてしまった。理由は、家の妹である椿の家庭教師だ。 あいつ遊んでばっかで成績が著しくないらしい。そんで親の命令で俺が家庭教師をすることになった。 まぁ、断ることもできたのだが学校のことで迷惑をかけていたのでたまには引き受けることにしたのはいいのだが・・ 俺の妹なのに勉強がざらだ。基本からなっちゃいない。そんで俺は椿に基本から教えることになったのでかなり時間がかかり寝るのが 遅くなったわけだ。まぁ、でもあいつもバカじゃないので俺が一から教えると順々にわかってきたようで何とか普通になってきた。 家庭教師は大変だとしみじみに思うのであった。 まぁ、学校ではまぁ、移動もない。たいした授業ではないので思いっきり昼休みまで寝ることができた。やることやったら誰だって文句はいわんだろ。 俺はつかの間の休息を味わいながらゆっくり睡眠をとることにした。 目が覚めた頃には昼休みだった。あいつは・・どこか行ったのか?俺の隣にはいなかった。そんで俺は適当に昼飯を食べようと思ったのだが、あいつの机の上に ノートが置いてあった。どうも、国語のノートらしい。俺は中を見てみると内容に驚愕した。・・・こいつ、全然勉強していないじゃないか!!ほとんどノートにも 何も取っていないしまずいだろうな。こいつ・・どうやってこの学校に入ったんだ?まさか裏口・・なわけねぇよな。それにしてもこれはひどすぎる。 進路のことは考えているのだろうか? 俺はあいつのノートを手に取ると放っておけばよかったのだが、どうしても放っておけなかった。 お人好しではないと自分では重々自覚しているのだが、なぜか離れられなかった。俺はあいつのノートを元に戻すと飯を食べるのであった。 59 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/19(木) 17 14 39.77 t2N7oZ8T0 お昼休みが終わり、英語の授業が始まると俺はさっきから秘めていた想いを実行することにした。 とりあえず、授業自体の内容はたいしたことないので当てられてたら適当に答えを述べた。 そんで、俺は席に着くとあいつのノートを取り上げて家庭教師の事を持ちかけた。・・それにしても英語のノートなのに英語が全然書いてないじゃないか。 あいつは家庭教師ぐらいでえらく動揺しておりかなり目立ってしまった。まぁ、あいつが落ち着きを取り戻す頃、俺はあいつに成績のことを話した。 そしたらドンピシャリ見事に成績は共産主義真っ青に真っ赤に飾られていたらしい。唯一の黒が体育らしい・・お前はどこぞの小学生か? 俺が家庭教師をしてやると言ったら案の定かなり抵抗をしてきやがった。ついでに突き出した条件がまずかったか・・ しかしここで退いては男が廃るな。余り俺からも言いたくないが、ダ ブ り のことをほのめかしたら流石のあいつもしぶしぶ承諾した。 まぁ、やり方が汚かったがこうして俺はデート権と家庭教師をあいつに取り付けてやった。取り付けた後、あいつに俺が得することばかりじゃないかと 突っ込まれたが一応興味はないとお前なんか否定する。そんで、俺が手を出したら殺してくると言ってあいつはそっぽを向いた。 俺は自然と高鳴る心に躍らされて明日の予定を立てることに集中した。って、相手はあの相良か・・いくら女とはいえ元宿敵、こういう関係もありかね。 それに・・あいつこの話題つきたてたとき抵抗はしたものの機嫌は悪くなかったな。 さて、何教えようかね・・ このときの俺はすでに元の関係を差っぴいてあいつに惚れていたのかも知れないな・・ 61 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/19(木) 17 29 06.87 t2N7oZ8T0 ×月⊿日・・ついにこの日がやってきた。天気は文句なしのド晴れで雨は降る気配もない。 俺は軽くしたくすると、ダチのつてで手に入れた映画のチケットと遊園地のチケットを手にしながら待ち合わせ場所へと 向かっていった。きっと大人しく俺を待っていてくれたら一番いいのだがな・・まぁ、でも今日は楽しく行かなきゃな。 ダチからもらった映画のチケットを軽く握り締めると俺は待ち合わせ場所の公園へと向かった。 俺の想像も虚しく・・あいつ、100%目立っていやがった。というか嫌でも目立っていた。なぜなら男数人をのしていたからだ。そこには女としての 気品さや雰囲気なんてものはあったもんじゃない。女1人に相手は男5人・・男のほうはいいように扱われていた。もはやあいつの独壇場になった頃、俺は一応止めさせた。 あいつの腕を止めると俺はやめとけと止めた。・・これ以上やると死者がでるかもしれん。あいつにどこ行くのかと予定を聞かれてしまった。 そういえば・・予定はどうだっけ?しまったぁぁぁ!!俺としたことが忘れてしまった。とりあえず最初は映画・・いや、喫茶店か?ああ、頭がこんがらがってくる!! そうだここは素直に話そう。俺は素直に話すとあいつは帰宅体制に入った。流石にそれだけはまずいので俺はあいつを引き止めると嘘だといい何とかごまかした。 こうなったら破れかぶれだ。映画から行こう。 俺はあいつに映画のチケットを見せ付けると映画に行くことにした。・・そういや中身は確かなんだっけ?俺は内容など気にせずに チケットを見ながら映画館へと向かった。 62 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/19(木) 17 42 06.38 t2N7oZ8T0 映画の内容はというと・・完全なエロ映画だった。流石に俺は見慣れているので普通に見ているとあいつは突然怒り出した。 元男だから俺は多分大丈夫だと思ったのだが・・やはりまずったか。流石にブチ切れ寸前で、あいつは映画の途中で映画館から出て行ってしまった。 ま、流石にまずいので俺はあいつを追いかけることにした。するとあいつは不機嫌ながらも俺は何とか落ち着かせた。あの野郎・・俺にあんなチケット 渡しやがって!後で何かおごらせてやる!!! 俺がチケットをくれたダチに報復を決意するとあいつは過去の俺の恋愛話を聞いてきた。そういえば、俺はまともなデートはしたことないな。ほとんどの女はあらかじめ指定した 場所へと来たからな。所詮俺は顔だけ・・っと言うことだろうか。だからこういったデートも初めてといっちゃ初めてだな。 そういえばここはあの場所から結構近かったけな?あいつを招待してやるか。まぁ、とりあえず俺たちは喫茶店に入ることにした。 喫茶店に入ると周りの視線を感じるようになった。まぁ、そうだろうな。あいつはかなりの美人だ。目立つなというほうがおかしいかもしれん・・そういえば遊園地のチケットがあったな。 今度は大丈夫そうだ。かなりの知名度のある遊園地だ。・・そういえばこいつ喫茶店に来たとたん膨れっ面になったな。かわいいが機嫌が悪いと困る。 俺は次は遊園地に行こうと提案した。まぁ、映画のこともあり警戒はしてたものの一応行く気みたいだ。俺は2人分のお茶代を払うと遊園地へと行くことにした。 64 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/19(木) 17 55 29.93 t2N7oZ8T0 遊園地にたどり着くと結構まともだった。その点についてはよかった。しかし、中に入るといざ乗ろうと思ったら右も左にも絶叫マシーン ばかりであった。そういえばこの遊園地は絶叫ものが売りだったよな。・・昔、別の遊園地に行ったときに絶叫ものに乗って事故になった。何とか無事に救助されたが当時幼かった俺は 死との隣り合わせの絶叫を嫌ほど味わった。それ以来・・俺は絶叫ものが大の苦手になった。まさか・・これに乗ろうと言い出すんじゃないだろうな。 足のすくむ俺を見たのかあいつはニヤリとみながら俺にとある勝負をたたきつけた。それは、この遊園地にあるすべての絶叫ものに乗り込んでどれだけ耐えれるというものだ。絶叫ものの苦手な俺には 堪らんものであった。しかし、勝負といわれれば退くことができん。それに好き勝手言っているあいつの鼻をあかしてもやりたかった。軽いトランス状態に陥った俺はとんでもないことを言い放った。 それは俺が勝った暁にはあいつが俺の彼女になるということだ。さすがのあいつも動揺を見せており、少し驚いていたがあいつが勝てばこれからある家庭教師免除というもんだった。 流石に少し動揺はしていたのだが勝負となっちゃ退くことができずにあいつはそれを承知した。 こうして、デートから勝負に転じた遊園地めぐりは互いの体力が尽きるまでのガチンコバトルへと変貌した。 しかし、俺が勝ったらあいつがはれて彼女となるのか・・それはそれでいいのかも知れんな。こうなったら負けられまい。 俺は幼い頃のトラウマと戦う決意をした。 11 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 17 53 38.92 0Ts8LDVA0 結局俺は幼い頃味わったトラウマと戦うことにした。最初のコースターはどっちかというと幼い子供向け・・ 軽いものだった。周りには親子連れがたくさんいたのだが、俺らのような男女のカップルはいなく、余計浮いていた。 突然、体が武者震いしてきた。俺はあいつに気づかれんように振るえを止めてコースターへと乗り込んだ。 終わってみると俺はスッとしたような気分であった。なんだ、コースターとはあんなものか。最初の震えは何だったのだろうか? 幼い頃のトラウマはスッと消え去り、俺らは次のコースターへと向かった。次のは一気に一般向けのへと昇格した。っといってもこの遊園地はさほどが 絶叫系で占められているため、こういったものが多かった。このコースタになるとちらほらとカップルが見かけるようになった。俺もそろりそろりとあいつに 近づこうとしてたのだが・・まんまと距離をとられた。そういえばせっかくこの状況なのに話もできないとはなんとも不憫なことか・・ まぁ、いちいち期待していたらまずいのかもしれん。ここは冷静に勝負事を片付けていこう。もしかすると、あいつも本気なのかもしれんしな。 そして俺は2機目のコースターへと乗ることにした。 何だあれは!!さっきのと大違いじゃないか!!!まぁ、一般的なジェットコースターなんぞこんなものか。それにまだ後5機以上も乗り回さんといかん。 隣にいるあいつは・・なんて余裕な表情だ。俺の顔を見たとたん微笑していやがる!う~む、このままだと負けてしまう可能性があるな。なるべく表情で悟られんようにせんとな。 それに周りからの視線が一段と強くなってきやがった。もしかして、よほど羨ましがられているのだろうか? いくら俺らが美男美女であっても昔の宿敵同士だ!!言葉ではああいっても、昔の因縁というのはそう簡単には捨て切れん。 それにあいつも目がマジだ。俺にはわかる。 俺らは一層、互いに絶対負けん!!オーラを出しながら遊園地のアトラクションの制覇に勤しんだ。 13 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 18 15 06.08 0Ts8LDVA0 かれこれ数時間経っただろうか・・ 記憶の限りに説明しておく。とりあえず遊園地のほとんどの絶叫マシンを乗り継いだ俺は体がだるく 足もフラフラ状態で体力も消耗していた。あいつも見てみると明らかに俺と同じ状況であった。やはり女の体は消耗が激しいのだろうか? 互いの闘志をむき出しにしながら俺たちはこの遊園地の名物であるクォリティコースターへと足を進めた。 さすが、この遊園地名物だけであってかなりの絶叫マシンだった。ものすごい高さの部分を一気に急降下しながら 数々のループを潜り抜け、そして地下へ到達し、その地下でも様々な絶叫部分が用意されている・・考えただけでおぞましい。 説明を聞いているだけで俺は先ほどとは比べ物にならない武者震いを感じた。そういや宣伝でここのコースターのことを大々的にしていた覚えがある。 こうなったら破れかぶれだ・・やるしかない。俺らは互いに降伏勧告をしたがもちろん従うはずもなく通路を進んだ。途中退席の通路を通り過ぎるたんびに俺はあの幼い日の記憶が 蘇ろうとしていた。 数年前、当時小学校低学年の俺はまだ幼い椿と一緒に家族全員で遊園地に行った。そんで俺は親父と一緒に当時の遊園地の名物の絶叫ものに乗ったのだが、電気関係のトラブルか 高さ300メートル地点で取り残された。あの頃はマジで死ぬかと思った。幼い俺は必死に親父にしがみつきレスキュー隊に救助された。 その頃の影響か、俺は高所恐怖症と絶叫マシーン恐怖症の2つがついた。 それで親父が怒るに怒ってその遊園地を閉店まで追い込んだ。俺は親父が連れ出した専門のカウンセリングがついたのだが・・結局元には戻らんかった。 途中退席の通路・・そこにいければ何と楽になれるだろう。しかし、これは男と男同士の勝負、あろうことか相手はあの相良だ。男は先にイモ引いたほうの負けだ。 男として・・負けるわけにはいかん!!そして・・俺らは最後の途中退席の通路を抜けるとついにクォリティコースターへと向かった。 ここで、決着がつく。家庭教師免除か・・それとも、晴れてあいつが俺の彼女となるのか? 結果はこのクォリティコースターへと委ねられた。 9 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 18 57 54.92 mPIqPb4J0 俺らはクォリティコースターへと乗り込んだ。クォリティコースターは発車するとものすごいスピードで コースを駆け巡っていた。そして急に減速をし、ゆっくりとゆっくりと・・坂を上り詰めた。俺は下をみたくはなかったのだが、横を見るとものすごい高さまで 上り詰めており、人が豆粒・・いや、米粒ぐらいまでに見えた。ほかのジェットコースターもなんだかかわいく見えた。そして、目標の高さまで上り詰めるとコースターは ぴたりと止まり・・一気にスピードをつけてほかの奴らの大絶叫とともに急降下した。そのまま勢いをつけたクォリティコースターは3連にも続くループをそのスピードのまま一気に 回り続けていた。俺はもはや声を発することもできずにそのまま座るしかなかった。隣にいたあいつも俺と同じ状況で声すら発していなかった。 もはや・・俺の意識は限界まで上り詰めていた。 そんな俺の想いとは虚しくクオリティコースターは一気に地下へと到達し・・その地下でも様々なコースがあった。 しかし、俺の意識は地下の光景を見ることなく別の光景を見るのであった。 11 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 18 59 17.28 mPIqPb4J0 “おやじぃ~・・なんで遊園地に連れて行かないのだ?” “あ、ああ・・ま、また今度な希・・” “それ何回も聞いたのだ。遊園地へ連れってってほしいのだ!!” 何だこの光景は・・俺はクォリティコースターの地下へと到達していたはずだ。それに・・あの幼い娘は、俺の娘か!! いや、待て。これは幻覚か蜃気楼の一種だろ。それに百歩譲って俺の娘だったら・・実の父親に向けて親父とは言わんはずだ・・多分。 それに外見からして・・俺の遺伝子は完膚なきに負けているな。奥さんはよほどの美人だろうな・・ “いいもん、ママか椿おばちゃんに連れて行ってもらうもん。それに・・おやじぃがなんで連れて行ってくれないか聞くもん。” “ば、バカいうな!!椿はともかく、あいつはなに言うかたまったもんじゃない!!・・代わりに、おもちゃ買ってやるからな” “・・お前は実の娘に向かって何言っとるのだ!!” 誰だ・・希と呼ばれる俺の娘を抱えてる女性・・肝心の顔が見えん!!サラサラのロングストレートではある。だが、肝心の顔が見えん。 なんでだ・・それにこの声、どこかで聞いた覚えがあるな。誰なんだ? ここで俺の意識は別の場所へと覚醒した。 16 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 19 08 58.86 mPIqPb4J0 俺が目覚めると、とある部屋の一室だった。どうやら、俺は気絶したらしい。ふと見てみると先にあいつが目覚めていた。 係員にこっぴどく怒られる中、俺はなぜかあのときの光景のことをポツリと思い浮かべていた。 あれは一体なんだったのだろうか?それに・・あれだって俺だとは限らない。もしかすると気絶して平行世界という奴を 見てしまったのかもな。まぁ、余り深く気にしないでおこう。 係員から開放された後、あいつが無理矢理勝負付けをするので食べ物で何とか釣ってやめさせた。 ここからはあの場所に近いのだが、この体力を回復させてから来たほうがいいのかもしれん。 俺のおごりともあってか、あいつはバクバクといろいろなものを食べていた。 女のくせによく食べる奴だなと思ったな。多分、運動ばっかしてるから太らん体質なのだろうな。 ま、十分に体力が回復した頃、俺たちは遊園地を後にした。 もう絶対絶叫ものには乗りたくないぜ。 21 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 19 24 21.86 mPIqPb4J0 しばらく歩いているとあいつは裏で俺が襲い掛かるとか・・まぁ、なんともたくましい想像力を働かしていた。 俺は軽く否定すると、そのままあの場所へと歩を進めていった。ここまで来るともう少しだ・・遊園地からかなり歩くが こいつは元男だから大丈夫だろ。 そのまま気楽にのんびり歩いていると・・名の通った俺たちだからなせる業か、ちらほらと団体さんがお見えになった。 まぁ、どこで嗅ぎ付けてきたのかはわからないが、どうしようかね。俺たち2人がいれば負ける気はしないが・・数が多いな。 仕方ない・・ここからは散るしかないか。 俺たちは互いに見合うと、そのまま二手に分かれて一気に逃げ出した。 やはり、俺たちが揃うとこんなことになるのか・・ちょっとはまともなデートをしてみたかったぜ。 だんだんと怒りに燃えてきた俺はそのまま立ち止まり・・武装している追っ手を殴り飛ばした。 当然追っては反撃してくるが、俺は構いもせずに怒りに燃えながら逃げながら追っ手を殲滅しながらあいつと落ち合う場所へと走り出した。 26 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 19 49 49.08 mPIqPb4J0 流石に女のあいつは足が速く、あっという間に追っ手を巻いていた。 だが、俺はちょくちょく追っ手を殲滅しながら着たため当然、着けられていた。そしてうまいこと あいつと合流したのだが・・あいつを追っていた追っ手も含め、俺らはついに囲まれてしまった。 まぁ、半分は潰していたので多少は楽になったろ。 とりあえず、俺らはこの追っ手たちを叩きのめすことにした。まぁ、ものの数分もかからなかったが、相手のほうも俺たちが共闘してたことに たいそう驚いていたようだ。最後の台詞を言わせてやると、俺は最後の1人を叩きのめした。 あいつを見てみるが・・どうやら無傷に済んだようだな。ま、当然か。 無事追っ手たちを片付けると俺らはあの場所へと足を進めた。 27 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 19 51 29.25 mPIqPb4J0 俺のとっておきの場所、それはとある廃ビルであった。この場所から見える景色はとても絶景だ。 一目見た俺は親父に頼み込んでこのビルを買い取ってもらった。まぁ、俗にいう別荘だ。 買ってもらった俺は家具やらいろいろなのをこの場所に持ち込んでいた。 あいつは・・やはりこの窓から見える景色に夢中になっていた。そりゃそうだ、なんてたってこれが気に入って 親父に頼み込んだんだけどな。 俺は久々みるこの景色を楽しんでいると、しばらくしてか・・あいつが突然、振り向き・・ 何と俺に抱きついてきた!!どうしたって言うんだ!!遊園地の影響がまだ残っていたのか!? もしかして、こいつあのときのことを根に持っているのか? 女性特有の柔らかい体の感覚を肌で感じながら・・俺はそっとあいつを離した。 帰り際は行きの雰囲気とは打って変わって、あいつは金魚のように口をパクパクさせながら 俺と帰り道を歩いていった。そういえばあっという間だったな。・・なんだかな。時がたつのは早いというか なんというか・・ あいつと別れた俺は・・時間の経過を恨めしながら家路へと向かっていった・・ 33 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 20 13 07.57 mPIqPb4J0 ×月◆日・・とうとう、この日がやってきてしまった。そう、あいつの家庭教師の日だ。この日のために 何度家庭教師の本を読みまくったか・・無事に教えられるかどうか心配だ。それにどうも担任に聞いてみたら あいつの成績は著しくないどころかとことんやばいらしい。このまま行くと・・進学できるかも危ぶまれるらしい。 全く、本来なら逆のはずなのだが、まぁ仕方ない。 そして俺はあいつの家へとたどり着いた。中に入ると以外にもあいつが出迎えてくれた。あいつは何かを隠すようにしながら俺を部屋へと 案内してくれた。そんで、飲み物を用意してくれるらしいので待ってみた。しかし、こいつの部屋は・・見た目まんま男の部屋だな。サンドバックがある 部屋なんて早々いないもんだ。俺はいろいろ部屋を見回していると、あいつが飲み物を運んでくれた。 さて、ここからが大変だ。 勉強のべの字を知らないあいつをどうやって成績を上げようかね。まぁ、悩んでも仕方ない。まずは、数学からだ。 徹底的にわかりやすく解説したノートを手に取りながらあいつの家庭教師を開始した。 28 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 22 24 08.16 mPIqPb4J0 数学に手をつけてものの数分か・・あいつは早くも数学を投げ出した。俺はゆっくりとあいつに いろいろなことを教えてるのだが、どうもわからんらしい。おかしい・・椿のときにはあり得なかったことだ。 椿の場合も根をあげていたがものの数時間程度だぞ。それに椿には好評だったノートだが・・あいつの頭では チンプンカンプンらしい。困ったものだ。俺はとりあえず中学の問題を作りあいつにやらせたのだが・・結果は全く駄目であった。 こいつ・・基礎中の基礎からやり直しか・・ それに昔からの因縁もあってか、俺が教えようとしたのだがそこから口喧嘩へと発展してしまうことも多々あった。 それでも俺は根気強くあいつに数学を教えてきたのだが・・結局、ドロップアウトしてしまった。 まぁ、基礎中の基礎ができてなくて当然か・・俺は次の教科へと移った。 英語はもっと酷かった。一応英語の文の構成を教えて来たのだが・・あいつは日本人がどうのと駄々をこいたので数学よりも さらにスローペースで進んでいった。それでも俺は何とか英語の文の構成を教えて簡単な単語へと移っていった。 まさか、中学生と同じ内容をせなきゃならんとは・・ここ先が思いやられる。とりあえず、ほかの教科も見てみたのだが全くのざらだった。 こいつの成績を普通並に上げるのがここまでかかるとは・・ とりあえず俺は教えるポイントポイントごとに赤ペンで丸をつけていた・・ 34 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 22 40 02.87 mPIqPb4J0 数分してからか・・ようやく、基礎中の基礎はましになってきた。珍しく俺の横で問題をノートにとって 解いているあいつ・・まぁ、中学レベルだからすぐにできるだろう。英語のほうも何とかましになってきた。 そういえばこういったものは普通に頭のいい女ができの悪い男に教えるものなのだが・・本来は逆だな。俺は横から愚痴をたれながらも あいつの勉強を見てやった。 それにしてもこいつ珍しく勉強しているな。そこまで成績上げたいのか? 珍しく、俺が雑談を吹っかけてきてもあいつは勉強以外のことはシカトを貫き通しやがった。 まぁ、勉強に真剣になったことはうれしいことだが・・なんだか寂しいな。俺は教えるポイントポイントを 潰していけばいいのだが・・こう、会話がほしいな。 俺がこう・・この閉鎖的空間に新鮮味を求めてる頃、ちょうどよく休憩にいい時間となった。俺はあいつに休憩を提案したのだが・・どうもあいつは無理をしているのか 頑なに休憩を拒んだ。・・しかし、人間休業も必要だ。俺はあいつの台所を借りて飲み物を持ってきてやることにした。 41 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/23(佐賀県民) 22 57 41.19 mPIqPb4J0 台所から部屋に戻り、俺は2人分の飲み物を入れて戻ってきた。幸い、両親はいないようだ。まぁ、俺も手の込んだものはできないので インスタントのコーヒーだ。俺はあいつにコーヒーを差し出したのだが・・どうもあいつはなかなか飲もうとしない。 無理に言ってしまったからまずったのかね?だって、疲れた奴に差し入れするのは人間の心情で言えば当たり前だろ? まさか、コーヒーに睡眠薬が入ってると思っているのか? 俺は睡眠薬の類は入っていないっと言うとようやくコーヒーを飲み始めた。本当に警戒していたのか・・ちとショックだ。 まぁ、気を取り直して休憩に入ったので、俺はようやく念願の雑談ができた。この部屋のことを聞いてみた。 この部屋って・・やっぱ男向けだったんだな。それにあいつも元男だ。そういうものを持っていても不思議じゃないな。 雑談が続く途中、あいつの顔が若干赤くなった。俺はあいつのおでこを触ろうとしたのだが・・あいつのサラサラの髪をなでてしまった。 突然、撫でられたのかあいつはびっくりし始めた。・・こいつなかなかかわいいじゃねぇか。 顔を赤らめながら怒鳴り上げるあいつに・・俺はある種、胸のときめきを覚えた。 俺の手にはふと触ってしまった髪の感覚がまだ残っていた。
https://w.atwiki.jp/chaosb/pages/110.html
簡単な説明 2018年にデビューしたA321。 主に羽田を拠点として、国内線として日本各地に飛来する。 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/chaosb/pages/195.html
簡単な説明 2017年9月、ANAへのA321neo初号機として導入。 国内線での路線を展開する。 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/bar41/pages/179.html
157 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19 36 57.37 PJgYIV/g0 そういえば、この場所はあいつと行ったとっておきの場所に近かったな。 そこに行くか・・ここからだとものの数分ってとこか。 俺は歩きながらあのとっておきの場所へと行くことにした。 「お前・・重いな。女の俺に抱えさせるなんて・・男として恥だぞ。」 寝息を立てながら寝ているあいつを抱えながら俺はあのとっておきの場所に行くことにした。 確か、あそこは結構ものがあったな。・・ベッドぐらいあるだろう。 それに俺も疲れた。でも、うれしかった。俺を頼ってくれたことが そして何よりも 俺を好きになってくれたことが・・・ 413 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 17 49 46.82 41FqFJrE0 「ここ・・だな。ヘッ、いっちょまえにベッドやら何やらあるぜ。」 俺はあいつを抱えながらあの廃ビルに着くと、あいつの名前が書いてあった個室があったので 重たい体を引きずりながら、中へ入っていた。すると中にはベッドやら食料があったので十分に夜を 乗り越えることが可能であった。俺はあいつをベッドに置くと、怪我をしている左腕をそこらへんにあった痛み止めを使って腕を 塗りつけた後、再び左腕を包帯で巻いた。・・俺は応急処置を終えた後、あいつが眠っているベッドの横へと座った。 「なぁ・・お前、本当に俺のことが好きなのか?俺・・どう言っていいのかわかんねぇよ・・ お前にあんなことを言われて・・俺・・なんて言えばいいんだ?」 俺は眠っているあいつに向かって言葉を吐いたが、無常にも寝息だけしか反応がなかったが、俺はそれでも 構わず座りながら独白を続けた。 「実はな・・俺、お前に“好き”って・・俺なんだか無上にうれしかったんだ。なんでだろうな? 今でも胸がこうやって高まってきやがる。・・それも緊張じゃない暖かい気持ちだ」 俺は自分の感情に任せたまま独白を続けた・・ 415 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 17 58 57.04 41FqFJrE0 「お前・・覚えているか?初めてお前とやりあったときのこと・・あのときの俺は絶対負ける気がしなかった。たった1人で お前の集団に向かっていって、お前を殴ったな。お前はすぐに俺を殴り返したけど・・ 女になってお前と出会ったとき、俺なんだか胸が熱くってな。お前が家庭教師をしてくれたときも胸がドキドキして勉強どころじゃ なかったんだぜ。それにお前に急に抱きつかれたとき・・俺、急なことでドキッとしたけど、すぐにホッとしてたんだよ。・・なんでだろうな? ハハハ・・何言ってるんだろ俺・・」 俺は目を閉じて・・今までのことを思い出していた。 勉強を教えてくれたあいつ・・ 遊園地に行ったときに熱くなってたあいつ・・ 俺がピンチのときに助けてくれたあの表情・・ そして、今俺の中で高まる感情、男の頃には絶対感じなかったこの熱い感情・・今それは俺の中で爆発寸前に高まっていた。 今のあいつは俺が決着をつけようとしていたあいつではない。中学の頃、死ぬほど殴りあったあいつでもない。俺がタイマンをつけようとしていたあいつでもない。 そう・・今のあいつは俺の・・・ 416 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18 10 01.46 41FqFJrE0 「俺・・お前が好きだ。昔のことも差っぴいて・・お前が好きだ。異性として・・ そして・・お前のすべてが好きだ 」 「本当か・・それ?」 「え?」 俺は目を見張った。俺の独白に・・あいつが本来寝ているはずの反応した。俺は・・自然とあいつに感じていた モヤモヤ感が綺麗さっぱりなかった。俺は立ち上がりあいつのほうへと向かうと急に腰のほうをつかまれてベッドのほうへと押し倒された。 俺の真上にはあいつがいる・・ 「さっきの話・・本当か・・?」 「・・ああ、本当ダ。・・もう、このまま好きにしていいよ」 あの時・・急に抱きつかれた時に感じた恥ずかしさや胸の熱さなどなく、俺はすんなりとそのまま目を閉じた。 今の俺は・・あいつをすんなりと受け入れられるようになった。すると俺の唇に若干の体温が感じられた。 俺はそのまま目を瞑りキスをしたままあいつを抱きしめた。 423 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18 30 10.99 41FqFJrE0 軽いキスが終わり、あいつは俺を見つめながら・・ 「本当に・・俺でいいのか?」 「・・何度も言わすな。・・お前でいい」 俺は・・もう、あの狂犬の相良 聖ではない・・こいつの恋人の相良 聖だ。 俺たちは再び互いの唇を求め合った。 キスが下の絡めあいになってきた頃、あいつは慣れた手つきで俺の躰にやさしく丁寧に触ると俺の胸を揉み始めた。俺はなんとも言えないぐらいの感覚が 電波のように体中の隅々に走った。だけどその感覚は嫌なものではなかった・・ そしてあいつは上半身裸のまま、俺の服を丁寧に脱がし下着を取ると、露になった俺の乳房を手に取ると 俺の左右の乳房をリズムよく交互を揉みはじめた・・ 「・・んッ・・あ・・・」 「ほぅ・・お前感じているのか?」 「・・そ、んなわけ・・ないッ!」 俺は相変わらずあいつの言葉に反論するが・・あいつは俺の表情を見ると、今度は乳房を吸い付けながら右手でもみ始め・・もう片方の手は俺の 下腹部へと向かっていった。胸を攻められた後、胸からツーッと指を滑らせながら俺のあそこへと到達した。 あそこを触られた俺は先ほどの乳首のときとは比べ物にならないなんとも言えないような快楽が体に回ってきた。 424 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18 42 36.70 41FqFJrE0 「ひっ・・あっああ・・・そ、そこは・・・や、やめ・・・あん・・」 「フッ・・お前その表情かわいいもんだぜ」 俺は必死に快楽に耐えていたが、あいつは意地悪そうな表情をしながら俺のあそこをなでてきた。あそこをなでられたとき、俺はなんとも言えないような感覚に 陥った。そしてあいつは体制を変えると俺のあそこをなめ始めた。・・あいつの舌に刺激された俺のあそこは音を立てながらあいつに反応していた。 俺の中は・・だんだんと快楽という感覚に支配されてきた。その証拠に俺の乳首はピンッと角が立ったようにたち始めた。あいつはそこも攻めてきた。 俺は体中に今まで感じたことのない絶頂を感じていた。 「あっ・・あん・・あくっ・・ああん」 「お前・・感じやすい体なんだな」 「だ・・だっ、だって・・お、俺はじめ・・あぁぁぁ・・」 俺は応えられぬまま快楽という海にどっぷりと浸かろうとしていた・・ 427 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18 53 28.48 41FqFJrE0 「・・もう、イっちゃったのか?」 激しい絶頂の中、俺は自分の感覚をなくしかけていた。・・そしてあいつの攻めが終わると、俺は・・あそこから 俗にいう愛液を浸っていた。俺は・・イってしまったのか?するとあいつはビチャビチャと愛液でたまっている俺のあそこを 指でさすりながら準備OKといわんばかりに俺が過去に持っていた・・でっかく成長していた下半身のナニを取り出した。 俺は思わずあいつのナニに見とれてしまった・・ 「・・これが入るのか?」 「何言ってるんだ、お前も過去に持ってただろ・・」 「う、うるさい!!・・そ、そんなお前にはこうしてくれる!!」 「うッ・・お、お前・・」 ムカついた俺はそのままあいつの巨根を徐々に触るとそのまま口に咥えてジュプッ、ジュプッと音を立てながら 嘗め回した。・・俗にいうフェラオチオだ。 散々攻められた俺は今度はあいつを攻め返すことにした。 428 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19 05 36.94 41FqFJrE0 「うおッ・・うううっ・・」 よし感じてきたぞ・・俺はさらに唾を使いながら根から睾丸までの隅々を音を立てながら嘗め回した。 しかし相手もかなりしぶとく、なかなかイこうとしない。この俺が意図も簡単にイかされてこちらがイかないなんて なかなか不公平だ。しゃぶりつく様にあいつのペニスを舐めている俺はあの時攻められた胸を使うことにした。 「ヘッ・・なかなかだな。だが・・今度はどうかな?」 俺は一度ペニスを舐め終えると、今度は胸であいつのペニスを挟みながら胸を動かしていた。すると流石のあいつも徐々に 声を荒めてきた。 「うおおおっ・・い、いいぜ。うぉ!!―――――うぉぉぉくぉあああああッ!!!」 するとあいつのペニスから俺に向けて勢いよく俺の顔めがけて向かってきた。俺は顔に受けるとそのまま顔についてある白い奴を指に すくってニンマリとしながらペロリと舐めた。 「・・これで五分と五分だな。」 「ハァハァ・・ヘヘヘ、まだまだ・・」 俺たちの夜もクライマックスに差し掛かってきた。 433 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19 22 31.50 41FqFJrE0 互いの攻め合いが終わった・・そして俺たちは互いに見つめあったまま・・ 「いいか・・」 「ッたりめぇだ。・・こいよ」 そういってあいつのペニスは音を立てながら俺のあそこへとゆっくりと挿入っていった。 しかし、俺には快楽と激痛が襲ってきた。 「―――ッ!!」 「お前・・そういや初めてだったな。」 そういうとあいつはゆっくりと出たり入ったりを繰り返した。かなりの激痛だったが 俺のあそこはあいつのに馴染んできたらしくそれを感じるとあいつは一気に奥まで入れてきた。 完全にあいつのが入り俺のあそこが破られた後、激痛に耐えながら俺は思った。 あの快楽はもしかしてこれの前兆だったのだろうか・・ (クッ、しかし・・女って辛いなぁ・・) 完全に入った後、俺はあいつを見つめながらそっと目を閉じて舌を絡ませた。 そしてあいつがゆっくりと動くと、痛みとともに・・快楽が俺の中を回っていた。 437 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19 37 51.98 41FqFJrE0 「ひっ・・あん・あああん・・・」 俺は先ほどとは違う声を発しながら自然と腰を回していた。そのうちに入れたときの痛みはなくなり、快楽という名の 気持ちよさが俺の体隅々までに回っていた。あいつのが俺のあそこを突きながら俺はますます快楽の虜となった。 はじめは痛みで腰が余り動かせなかったが、時間がたつに伴い痛みが消え快楽を求めるようになった俺は さまざまな体制であいつと体を貪りあった。 「あん・・あああっ・・き、気持ちいい・・」 「ハァハァ・・お、俺もだぜ・・」 「お、お前と・・やった女は・・さぞ幸せだっただろうな・・・ああっ!!」 快楽の海にどっぷりと溺れる中、体と心を快楽に支配つつ・・こいつに女性経験が合ったことに 嫉妬していた。 「お、俺以外の・・・あんっ・・女を・・・あんっ・・だ、抱いたら殺すぞ・・ううっ!!」 すると俺の声に反応するようにあいつは俺の唇を無理やり奪うと、一呼吸置いてこう言った。 「ハァ・・ば、バカヤロ!!・・お前は俺だけのもの・・俺は・・お前のものだぁぁ!!」 そういうと俺たちは快楽の絶頂へとたどり着きつつあった。 439 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19 44 46.79 41FqFJrE0 ベッドのスプリングがギシギシと響く中、俺たちもそろそろ限界が近づいていった。 俺は・・こいつに抱かれてほんとによかったぜ・・ 薄れいく意識の中で俺はふとそう思った・・ 「ハァハァ・・そろそろイクぜ・・お、俺限界だ・・」 「あ、ああ・・お、俺も・・だ・・ああああああっ!!!!」 俺たちは快楽の絶頂へとだどり着き、俺にあいつのすべてがぶちまけられた。 「・・こうなったからには一生責任取れよ・・な?じゃないとブッ殺すかんな・・」 「フン、当たり前だ。俺はもう、お前を離さねぇよ・・」 行為が終わり、ベッドで全裸のまま一息ついた俺たちは快楽の海から引き上げられた。 まだ、俺の中にはあいつの温かみが残っている。俺は隣にいるあいつを抱きしめて・・離さなかった。 そういえばこいつ、こんなに体が大きかったかなぁ・・・ 快楽の後の睡魔に襲われて俺はあいつと一緒に眠ってしまった。あいつは俺を包み込むようにしてくれたので とても暖かかった。・・これが、人肌の力・・か。 445 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20 08 22.49 41FqFJrE0 「・・行って来るぜ。ハニー・・」 「てめぇ、そんな言い方すんな!!!ブッ殺すぞ!!!・・お前は一家の大黒柱なんだから そう簡単にくたばんなよ。」 「アーホ、そう簡単にくたばってたまるるか!!」 あれから、月日経った。初めて俺が女となった日からあいつと俺は付き合いだし、そして俺は 進路がうやむやのまま、怒涛の3学期を過ごした・・のではなくツンとあいつの指導のおかげで何とか大学に受かった。 まぁ、俺の実力があってからこそここまで(ry それから4年後、例のとっておきのところで同棲をしながらキャンバスライフをすごした。どうもあの場所はあいつの 別荘みたいな間隔らしい。 高校卒業後、俺たちはそこで一緒に住みながらあいつのバイトで食ってきた。 え、俺は働かんのかって?バカいうな!!男は1人の女を養えなければいかんのだ!! それが男の中の男というものである!! 446 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20 11 42.06 41FqFJrE0 そんで大学を卒業後、あいつの就職も決まり、俺たちは晴れて結婚した。・・だと聞こえがいいのだが、卒業間近で俺の妊娠が発覚してしまって そのままできちゃった結婚へと運んでしまった。肝心の親同士の挨拶には双方の親が反対しまくっていたが、双方の親がいる中、あいつが覚悟を見せた。 「俺がこいつと俺の子供を幸せにできなければ・・腹を切る次第です。」 カァーッ、肝心なところはバカな男だな・・でも、そんな奴に惚れた俺は大バカ者だ。 そんで結婚式には相変わらずの内藤と少々呆れ顔のツンたちが駆けつけてくれた。 しかもなんとあの100%オタクのドクオは彼女をゲットしたのだ!!・・まぁ、これは別の機会に語ろうと思う。 そんな結婚式が終わり、俺は順調に過ごしながら元気な女の子を出産した。出産のとき、あいつ・・仕事を放っておいて ずっと俺に着きっきりだったな・・ 名前は聖と翔だから希(のぞみ)にした。外見の遺伝子上は俺がベースだった。・・俺が小さいころ女だったらこうだったのかな? そんで仕事が軌道に乗り始めた内藤も俺が子供を産んだ後、しばらくしてツンと結婚した。まぁ、こいつらは相性がよかったからな。 披露宴ではぽっこりおなかを膨らませたツンと幸せそうなノーテンキの内藤がいた。 449 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20 24 48.59 41FqFJrE0 そして俺が希を出産して4ヶ月・・とあるニュースが飛び込んだ。何と、全国の童貞君たちを悩ませていた 女体化シンドノームが治せるというものであった。どうも、女体化シンドノームは童貞君たちにある、とあるウイスルによって 発生するらしい。でも、このウイルスが難敵で壊滅にはかなりの苦労が予想されたのだが、とある女性化学者の手によって特効薬が開発され、 それをベースにワクチンが開発された。これにより、全国の童貞君どもは女体化に悩むことなく特効薬のおかげで安堵の表情を得た・・っと思う。 それにすでに女体化していた男にも効くようなのだが・・もう俺は母親にいるし、それにこいつとも家庭を築く予定なので特効薬はやめた。 っといっても処女ではない人には効かないらしい・・ まぁ、その特効薬のおかげで3年も経てば男の数は徐々に取り戻していったそうだ。 しかし、病気がなくなった今、女体化の法律を巡っては議論が未だに続いている・・まぁ、俺にはこれっぽっちも関係ないがなwwww 横ですやすやと俺のひざで眠っている希だが、そのうち俺が女じゃないことを知ったら・・どうなんだろうな? 希が成長したら既に女体化シンドノームはこの世から無くなっており、ショックを受けるだろうな。 希が産まれた時あいつと話し合った結果、希の心の整理ができるようになる時まで黙っておこうと決めた。 これから俺たち夫婦に圧し掛かる大きな課題だ。 452 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20 45 58.33 41FqFJrE0 「マンマァ・・おやじぃ行った?」 「ああ、出かけたよ。」 横からひょっこり顔を出した娘・・これが俺たちの愛の結晶である希だ。俺の場合は普通にママと呼んでくれるがあいつだと 親父らしいwwwwこれ初めて希が喋ったときは・・ショックだったなあいつwww あ、言い忘れていたが合気道は未だに続けている。運動にもなるし、人妻になった今でも寄ってくる野朗どもを蹴飛ばすにはいいものだ。 相変わらず護身術程度にしか使ってはいないが毎日練習はしている。道場のほうも内藤とドクオが師範代を勤めている。内藤は男の子が産まれてからは かなり仕事をして多忙で余りこれないが、ドクオのほうは暇そうでさほどは道場にいる。そういえば最近、希が俺の影響か、合気道をしたいと迫ってくる。 どうしようか現在検討中だ。 そうそうwwwあいつなんでも完璧にできても料理だけはこなせないんだよな!!フッハハハハハ!!!家事に関しては あいつよりも俺がすげぇんだよ!!!・・・嘘です。料理のほうはツンに教えてもらいました。でも、この俺にかかれば料理なんてちょちょいのちょいだぜ!!俺様に不可能はないのだ!!! まぁ、主婦だから家事はこなさんとな。 俺は皿洗いをしていると希が俺の後ろにしがみついた。・・まだまだ、甘えん坊だな。 453 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20 49 34.94 41FqFJrE0 「ねぇねぇ、マンマァ・・どうしてマンマァは男の子みたいな喋り方するの?」 「えっ!!・・そ、それは、その・・」 こいつの勘の鋭さはあいつ譲りだ・・つうかほぼ正確はあいつ譲りだ。 「ねぇねぇ・・教えて~」 「お、お前が大きくなったら話してやるよ。」 俺はポンッと希の頭に手を置くとそのまま皿洗いを続けた。 454 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20 52 25.94 41FqFJrE0 俺はふと思う、もし俺がこのまま男のままでいたらどうなっていたんだろう? あいつとの決着は・・どうついていたんだろう? まぁだけど、女になってからはショックだけど家族に囲まれている幸せな生活は早々ないだろう。もう、後悔だってしていない。 だから・・ だから・・・ 456 名前: ◆Zsc8I5zA3U 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20 53 23.66 41FqFJrE0 や~めた・・考えたって仕方ないか。 俺は晴れやかな晴天を見ながら考えるのをやめた。そうだ、今日は希を連れて散歩に出かけよう・・ 子供の笑顔を見るとちまちました考えなんて全部吹き飛ぶぜ。 そして希との散歩道、青空一点の晴天に向かい俺は限りなく全力で叫んだ。 「俺は・・俺は!!女になってとっても幸せですッ!!!!!!!!!!」 そして俺は希の手を引きながら希の好きなひまわり畑へとダッシュで走った・・ fin