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登録日:2011/07/30 Sat 18 21 20 更新日:2024/05/19 Sun 18 56 38NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 2011年 GOKUDOU RISING HOD外伝 PS3 SEGA いつものSEGA どうしてこうなった ウィラメッテ涙目 ゲーム セガ ゾンビ ゾンビvsヤクザ ナイト・オブ・ザ・ヤクザ パラレルワールド ヤクザ ヤクザ ゾンビ ヤクザハザード ラクーンシティ涙目 外伝 極道リベンジ 極道黙示録 異色作 龍が如く 龍が如くOTE 伝説の男達 最期のケジメ 龍が如くOF THE END(オブ ジ エンド)とは、セガから発売されているゲーム『龍が如くシリーズ』の第7作目のこと。 2011年発売。 ハードはPlayStation3。通称はOTE、お手など。 過去シリーズは極道を物語の主軸とし、人間相手にケンカアクションバトルを行うゲームであったが、 本作ではなんとゾンビ相手にガンショットバトルを行うという既存の作品の雰囲気を(いい意味で)ぶち壊すゲームへと様変わりした。 有名シリーズである「龍が如く」にまさかゾンビが現れるとはファンですら予想がつかず、 本作が発表されたときある者はポカーン(°Д° )となり、ある者は「俺達のSEGAが帰ってきたぜFOOOOO!!!!!!」となったとか。 今までありそうでなかった桐生と真島が背中を預け合うというシチュエーションや、まさかの双龍(桐生と龍司)共闘などの熱いシーンもある。 時系列は『4』の後だが、パラレルワールドとして扱われている(*1)。 その独自設定故か、後年『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』への参戦を果たした。 当初は2011年3月17日発売予定だったが、発売1週間前に発生した東日本大震災の影響を受けて同年6月9日に発売を延期した経緯がある。 初回限定パッケージには「がんばろう、日本!」のキャッチコピーが記載されており、また売上の一部は日本赤十字社を通して義援金として寄付された。 PS4以降のハードやSteamなどへの移植やリメイクは行われておらず、PS3実機以外でのプレイは2024年現在は不可能。 【あらすじ】 時は2011年春。 欲望と暴力が渦巻く街神室町に、 突如として生ける屍――ゾンビが大量発生した。 巨大な壁の向こうに閉ざされた神室町。 しかし護る者のため、己のケジメの為、男達は史上最悪の恐怖へと身を投じる――。 【システム】 ◆バトル カメラが主人公の背中を追うTPS方式を取っており、主人公は銃を用い弾丸を消費して、襲い来るゾンビとバトルをすることとなる。 過去作とは違い、素手での戦闘は(一部のイベントを除き)不可。 システム面の不満が多いが、少なくともFPSをゲームパッドでやるよりは簡単だし、早い段階でオートエイム機能にあたるスキルも習得可能なので照準合わせはかなり楽。 各主人公の性能の差は《専用武器》のみであり、レベル・ステータス・武器・アイテムなどは全て共有。 過去作の必殺技にあたるヒートアクションはなくなったが、その代わり特定のポイントで敵に対して効果を発揮するヒートスナイプが採用された。 また、過去作のように店の看板や落ちている火炎放射機といったフィールドにあるオブジェクトを手に取って戦うことも可能。 本作からオブジェクトに乗り物が登場し、戦車やフォークリフトなどで敵を一蹴することができるようにもなった。 なお、バトルは他から隔離されたゾンビ発生ポイント、通称《隔離エリア》と呼ばれる場所で行われる。 ◆相棒をつくろう! 物語が進むと《相棒》が登場するようになり、バトルで主人公をサポートしてくれるようになる。 相棒は過去作でお馴染みの者から初登場の者まで、とても個性豊か。 相棒一人一人にパラメータと親密度があり、戦場に連れ出すことで上昇していく。 相棒を戦闘不能にさせてしまうと親密度が下がってしまうので気をつけよう。 一度出会った相棒は、いつでも簡単に隔離エリアに呼び出すことができる。 イベントで知り合った以外に、攻略したキャバ嬢も相棒にできる。 ちなみに彼女らは同伴やアフターの時でも戦ってくれる。 ナチュラルにゾンビに挑んだり銃器を扱えたりする神室町の住民は、ある意味ゾンビよりぶっ飛んでるかもしれない。 ◆神室町アンダーグラウンド 物語を進めると《呪いのマンホール》と呼ばれるエリアが現れる。 このマンホールの下は、入るたびにマップが変わるといういわゆる不思議のダンジョンとなっており、クリアするとレアなアイテムを報酬としてもらえる。 地下なので当然明かりはなく、ライトの電池をアイテムとして持ち込む必要がある。 なくなっても地下にいる商人から弾丸や電池を購入できるので、いざとなったら頼ってみるのもいいかもしれない。 【登場人物】 主人公 ◆秋山駿 CV 山寺宏一 専用武器 二丁拳銃 一部の主人公。金融会社スカイファイナンスの社長。 平和な神室町でいつもの如く秘書の花ちゃんに尻を叩かれながら集金に向かう途中、変異に巻き込まれ壁の向こう側に隔離される。 普段は穏やかだが、締めるところはきっちり締める男前。 『4』及び『5』の主人公も勤める男で、本作では意外すぎる特技が発覚する。 「OK こっからが本番よ」 ◆真島吾朗 CV 宇垣秀成 専用武器 ショットガン 二部の主人公。東城会直系真島組組長。 かつて嶋野の狂犬とあだ名された超武闘派極道で、本シリーズで一番人気。 真島組のフロント企業「真島建設」が手掛けた商業施設「神室町ヒルズ」の警備を任されていたが、完成セレモニーをすっぽかしてミレニアムタワーの組事務所ゾンビ映画を鑑賞していたところ、騒動に巻き込まれる。 ゾンビの出現を心から面白がり、銃を手に嬉々として戦場へ乗り出していく。 PVで彼がカラオケに興じる姿を見てゲーム購入を決意した人は多い。 ちなみに本作では一人称が『1』と同様の「ワシ」になっている(2以降は「俺」) 「派手なセレモニーやないけ!」 ◆郷田龍司 CV 岩崎征実 専用武器 ガトリングアーム 三部の主人公。元・近江連合直参郷龍会二代目会長。 『2』にて桐生(後述)との闘いに敗北した後行方不明となっていたが、神室町の隣町でたこ焼き屋として修行していたことが発覚する。 極道時代の弟分だった二階堂(後述)の動きが不審なことに気付き、ガトリングアームに変形する右手を駆使し戦いへと乗り出す。 JKに「おじさん」と呼ばれるのが気になっちゃう系男子なアラサー。ある意味今回の事件の一番の被害者。 「お前は……何しようとしとるんや。テツ」 ◆桐生一馬 CV 黒田崇矢 専用武器 対物狙撃銃 四部の主人公。元・東城会四代目会長。 堂島の龍と呼ばれるシリーズお馴染みの主人公で、沖縄の養護施設の管理人として平和な日々を送っていた。 しかし娘同然の存在である澤村遥(後述)が何者かに誘拐され、救い出すためにゾンビに支配された神室町へと戻ってくることになる。 遥が誘拐された経緯に加えて馴染みの神室町が壊滅状態に追いやられた結果、普段は喧嘩を売られない限り手を上げないカタギにさえ八つ当たり混じりに殺気を飛ばすレベルでお冠。 その怒りの度合は、ファンからシリーズ作品最大最悪級とも称される憤怒の応龍。 後々目の当たりにすることとなる彼のファッションセンスの破壊力は、想像の斜め上をゆく。 「まとめて面倒みてやるぜ……かかってこい」 本作オリジナル ◆浅木美涼 CV 栗山千明 本作のヒロインであらせられる自衛官。 美しくも勇ましいそのお姿で、神室町を救おうとなされる。 が、ぶっちゃけ物語的にも無理やり入れた感がある。 ただし、彼女がいなかったらラストバトルは相当危なかった。 ◆長濱友昭 CV 杉本哲太 真島組の末端構成員。何が何やら分からない内に隔離エリアに取り残された秋山の前に現れ、ある交換条件を提示する。 色々と要領のいい男。 桐生に憧れて極道への道を歩み始めた。 「俺が死んでも泣く奴はいないから」と、「泣いてくれる」人たちを守るために自らを囮にした結果……。 ◆二階堂哲雄 CV 的場浩司 郷龍会三代目会長。 龍司に心酔しており、龍司が破門にいたる原因となった桐生を恨んでいる。 ◆おやっさん CV 石橋蓮司 江戸っ子気質な、たこ焼き屋のおっちゃん。 荒れていた龍司を拾い、その心をたこ焼きの如く丸くした人。 ◆DD CV ピーター 花屋の力をもってしても正確な素性が判明しなかった、謎多き日系アメリカ人。 二階堂と行動を共にしている。 過去作から登場 ◆堂島大吾 CV 徳重聡 東城会六代目会長。武器はポンプアクションショットガン。 シリアスでもネタでも輝きまくる不憫なキャラクター。 「よ、よぉし!!ゾンビ!よく出て来たぁあ!!」 ◆澤村遥 CV 釘宮理恵 桐生の娘同然の存在である我らが遥タソ。龍が如くシリーズのピーチ姫。 本作では中学二年生になりました。 「壊れちゃうよぉぉーー!!」 ◆林弘 CV菅田俊 『1』『2』に登場したが、本作で久しぶりの登場を果たす。 2005年に起きた“東城会の消えた100億円事件”では、近江連合舎弟頭補佐として事件の陰で暗躍していた。 その翌年、東城会と近江連合の全面抗争の際には、郷田龍司に惚れこみ、尖兵となって神室町に侵攻。 近年では弟分の二階堂が頭角を現したため、組内では鳴りを潜めていたが、いつかその鼻を明かしてやろうと考え、裏で独自に動き回っていた。 そしてついに、二階堂が“ある人物”と接触し、不穏な動きを見せていることをいち早く察知する。だが……。 「甘美な……死を…………」 ゾンビに噛まれないようにしつつ追記・修正をお願いしまs……………。 甘美な……死を………… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 日本のヤクザはアンブレラ社叩き潰せるなこりゃ -- 名無しさん (2013-07-19 14 10 35) ヤクザ同士の抗争とかではないので評価は分かれるとは思う。ただ、絶望的な状況下で生きる事について深く語る場面があり、地震の後に発売したのは大きな意味があったと思う。 -- 名無しさん (2014-01-21 10 47 09) なんだかんだで楽しかったよ、他の人は知らないけど -- 名無しさん (2014-05-24 20 44 38) 「こわれちゃうよぉー!」って確かにエロいな -- 名無しさん (2014-08-01 23 23 23) このゾンビ被害で一番の被害者は大吾と染谷だな(女装 死人に鞭打ち -- 名無しさん (2014-08-10 23 05 01) テツのクズっぷりはメインシリーズ含めてトップクラスだったな -- 名無しさん (2015-02-21 13 14 00) ↑テツの行動理由が「大切な物(極道時代の龍司)を奪った桐生から大事な物(神室町と遥の命)を奪う」という私怨で、その私怨のせいで「神室町にいた」というだけの人がゾンビ化したし、龍司の大事な人(おやっさん)を龍司に殺させたからなぁ… -- 名無しさん (2015-02-21 13 30 03) 秋山のサブイベで -- 名無しさん (2015-02-21 13 42 14) ミスった、秋山のサブイベでゾンビの振りしてやり過ごしてた人がいたけど、ドヤ顔なそいつとバレバレの変装(?)に気付かないゾンビ達には笑わせてもらったw -- 名無しさん (2015-02-21 13 45 22) 変装してないのにゾンビをやり過ごせたメタボもいましたね -- 名無しさん (2015-03-19 18 00 55) ゾンビだらけでも真島組の人達は相変わらずのようです。 -- 名無しさん (2015-03-24 08 46 28) 和製L4Dか -- 名無しさん (2015-06-30 00 22 20) タグ見てたら「ごくどうぐらし!!」とか言う単語が脳裏に浮かんだ。・・・あれのopテーマこの作品にぴったりじゃね? -- 名無しさん (2016-02-04 23 12 10) 長濱は本作屈指の漢だった・・・・ナンバリングタイトルの方では生きてるのかな? -- 名無しさん (2016-02-04 23 26 55) PXZ2やってたらこっちもやりたくなってきたので速攻で購入&プレイ。殆ど寄り道せずにストーリーのみで約10時間くらい、ロード時間でややテンポが悪く感じられたけど面白かった。次はサブストーリーも全部やってみようかね -- 名無しさん (2016-02-08 09 10 15) 正史説とパラレル説があるけど個人的にはパラレルを推したい -- 名無しさん (2016-02-08 09 34 24) ↑パラレルって明言されてるよ -- 名無しさん (2016-02-08 12 16 19) ↑2 正史だったら逆に凄いわww ゾンビ軍団大量発生の1年後にお家騒動とかやってる場合じゃねえww -- 名無しさん (2016-02-12 11 37 11) ↑ゾンビ以外の一部分は正史に組み込まれてるけどね(遥と秋山は4じゃ出会ってすらいないけど、5では顔見知りになっているのはこのゾンビ事件がきっかけ) -- 名無しさん (2016-12-05 23 50 35) 5以降の展開を見ると5,6がパラレルでこっちが正史でもいいんじゃないかな…?と思ってしまう。 -- 名無しさん (2017-01-18 10 00 12) 色々言われてるけどプレイする分には面白い作品。強いて言うならキャラごとにもっと個性が欲しかった。続編もしくはリメイクとかやらないかなぁ。 -- 名無しさん (2017-05-16 15 52 26) こっちも極バージョン出ないかな -- 名無しさん (2018-01-03 20 48 55) 荒らしとそれに触れるコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-02-14 01 16 44) パラレルだけど二階堂の独断とはいえテロどころじゃないレベルで街一つ壊して死者大量に出したからこの世界線の近江連合は目つけられ過ぎてもう活動できなくなってそう。 -- 名無しさん (2018-08-08 19 48 49) もうBSAAの代わりにヤクザ派遣すればバイオテロ撲滅できるんじゃね? -- 名無しさん (2019-11-01 22 13 53) OTEモードのナキオンナの極悪さよ それより低い難易度だと歩兵レベルの雑魚を呼ぶ程度だがOTEは全員と金に成ってるレベル -- 名無しさん (2022-08-12 16 55 11) 一番の不満点は「ゾンビ相手に思う存分格闘させて欲しかった」ってとこ -- 名無しさん (2023-03-20 15 56 21) 8では桐生ちゃんが維新とかと一緒に過去に見た「妙に現実的な夢」として登場 -- 名無しさん (2024-05-11 00 26 59) 名前 コメント
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龍が如く 見参! 対応機種 PlayStation3 発売日 2008年3月6日 開発 株式会社セガ 発売 株式会社セガ 原案 名越 稔洋 菊池 正義 横山 昌義 脚本 / 演出 横山 昌義 企画構成 田中 武 折原 純 美術監督 細川 一毅 制御監督 加来 徹也 音楽監督 冨田 晴義 プロジェクトマネジメント 植村 幸司 ディレクター 佐藤 大輔 CAST (割愛) 「龍が如く」制作チーム 企画制作チーム 制作進行 佐藤 大輔 ―――――――――――――――――― アドベンチャーゲームデザイン 田中 武川瀬 茉利子竹内 一信宮下 靖子有川 幸伸阪本 寛之 ―――――――――――――――――― バトルゲームデザイン 折原 純奥田 禎堀井 亮佑城﨑 雅夫 シナリオ補 / 制作補 吉田 幸司 デザイン制作チーム デザイン総指揮 細川 一毅 ―――――――――――――――――― フィールドマップ制作指揮 三嶽 信明 フィールドマップ制作 角井 剛白井 政行櫻井 久美子清水 航平玉寄 麻里濱津 英二菅野 篤史 ステージ制作指揮 小田 幸雄 ステージ制作 染谷 直樹鳩山 路彦平迫 理子上田 暁座間 圭輔谷澤 利典西岡 勇人 ―――――――――――――――――― イベントキャラクター制作指揮 友田 大介 イベントキャラクター制作 長井 才三君塚 健一郎有賀 千陽本谷 雄 ゲームキャラクター制作指揮 藤巻 俊洋 ゲームキャラクター制作 清水 幸恵萩原 麻依子鈴木 寿弥篠原 斗志也金岩 太郎 ―――――――――――――――――― イベントシーン制作指揮 樋口 雄一 イベントシーン制作 鈴木 達生市村 真大野田 晋高田 潤 ―――――――――――――――――― モーション制作指揮 白子 路央 モーション制作 塚本 学反町 孝之齋藤 裕司伊崎 和宏鰐渕 将章田向 一士財前 達也佐藤 勝雄高橋 健原田 陽介本田 亨 ―――――――――――――――――― エフェクト制作指揮 岩出 敬 エフェクト制作 伊地知 正治岡本 慎平 ―――――――――――――――――― インターフェイスデザイン制作指揮 福原 智学 インターフェイスデザイン制作 柿澤 容輔 筆字 / 書画 中村 美帆 ―――――――――――――――――― 武器 / 小道具制作 山田 貴博竹内 智彦中井 友泰 プログラミングチーム プログラミングチーフ 加来 徹也 ―――――――――――――――――― システムプログラム 厚 孝太田 仁伊藤 英介 グラフィックプログラム 蓮岡 和久佐藤 弘太土本 大樹高木 英嗣 ―――――――――――――――――― サウンドプログラム 服部 義明下原 史義 ―――――――――――――――――― 2Dプログラム 徳原 順 ―――――――――――――――――― フィジックスプログラム 遠藤久志吉光哲山本 靖典 ―――――――――――――――――― ステージプログラム 伊東 豊石川 陽一稲川 裕基 ―――――――――――――――――― キャラクタープログラム 大山 和紀 ―――――――――――――――――― シーケンスプログラム 時枝 浩司原 文昭桂川 昇治前野 保関根 祐介香川 眞毅 ―――――――――――――――――― バトルプログラム 堀野 裕人中村 智章加藤 達也 サウンド制作チーム サウンド制作指揮 冨田 晴義 ―――――――――――――――――― 音楽制作 庄司 英徳 音響効果制作 長沼 英樹福田 有理長坂 峰詩志村 利恵子 スタジオエンジニア 町田 直幸 テクニカルサポートチーム 環境開発マネジメント 藤本 光伯 テクニカルサポート 藁間 直弘高橋 智延林 聡 サポートスタッフ 岡本 浩久冨 幸恵鈴木 厚山中 亘 開発協力 企画協力 植田 隆太 フェイスモーション協力 下生 和央大滝 広義 坂田 健一池永 裕輔 モーション制作協力 渡辺 敦 (有限会社 バックスラッシュ) モーション撮影協力 セガ モーションキャプチャーチーム 岩田 岳雄 田中 裕史八木 昌子眞田 慎哉 野田 仁田部井 恵里雪竹 俊吉 フェイスモーションエンジン協力 Magical VEngine チーム チームリーダー 工藤 裕一 デザイナー 畑中 めぐみ プログラマー 中村 和憲 坂本 吉紀 ビジュアルエフェクト協力 セガ VE研究開発部 コンポジットスーパーバイザー 波田 琢也 リードコンポジター 戸松 聡 コンポジター 山守 拓人 強瀬 友也 エフェクトデザイナー 井上 佳久 デザインテクニカルサポート 北村 操佳 制作協力 映像制作 / 制作協力 株式会社 スタジオ インターフィールド クリエイティブディレクター 山本 幹忠 プロデューサー 市川 敦規平野 和仁 ディレクター 安田 俊夫 (有限会社プラスパルス)川渕 武士布施 佳哉 プロダクションマネージャー 長野 徹志 管 安代 プロダクションアシスタント 今野 晴也 ―――――――――――――――――― アクション演出 / 実演 三元 雅芸 振付・舞踊 石川 美帆 モーション実演 細井 ゆめの浅田 圭一長峰 大輔大田 恭臣岡村 まきすけ バトルアクションコーディネート ALPHA STUNTS 監修 小池 達朗 アクション 山田 公男 川澄 朋彰南辻 史人 杉口 秀樹松上 順也 大西 雅樹砂押 裕美 川本 耕史 ―――――――――――――――――― イベントシーン制作 株式会社 アバン プロデューサー 藤井 善美 ディレクター 深川 大輔 十文字 圭阿部 貴裕藤崎 晃高木 亮江 彦廷野口 晴美上林 大輔関本 大輔茂籠 直樹伊藤 有希柴田 直樹 大東 孝徳加藤 勇気志垣 津香沙石田 千夏杉山 篤司茂呂 隆史武智 寛仁大橋 正詩地葉 之栄薮本 哲也 久保 光裕廣田 雄也和泉 達也熊谷 憲仁 渡邉 傑田中 奈月渡邉 千佳 古賀 祐次奥田 大輔櫻井 悠喜 大井 雅博松浦 由衣 株式会社 デジタル・フロンティア CGプロデューサー 豊嶋 勇作 CGディレクター 大塚 康弘 チーフデザイナー 石丸 潔岡田 博幸加納 一明橋本 豊和 井上 吾一郎千葉 隆司大野 洋一 デザイナー 長田 弥高橋 雄近藤 浩弥岸本 浩一松川 秀治河村 雅斗武田 直幸橋本 大七池田 泰明秋山 和己 加納 美幸吉山 英伸細野 歩美近藤 大介平田 清孝北野 修平辻村 奈緒矢船 貴之伊藤 麻結吉岡 祐基 テクニカルディレクター 津軽屋 敦士 R D 後藤 浩之川村 泰 望月 綾子 アシスタントプロデューサー 吉村 剛久 プロダクションマネージャー 堀北 阿希 モーションキャプチャーユニット テクニカルディレクター 越田 弘樹 テクニカルアシスタント 荒木 仁志 土屋 匡史 株式会社 リンクス・デジワークス プロデューサー 小田中幸夫杉山 明 プロダクションマネージャー 小林 徹也 Massiveデザイナー 美濃 一彦 CGデザイナー ひるま 克治林 誠一郎 米山 和利三嶋 洋平 CGアニメーター 園田 豊長川 エリ 柳沢 美保湖 モーションキャプチャーエディター 富永 竜二痴山 紘史 佐久間 綾子長嶋 佳代子 有限会社 ネオ・エージェンシー モーションキャプチャーコーディネート 伊方 勝 アクションディレクター 高橋 伸稔 アクションディレクター補 山田 公男 モーションアクター 佐藤 ケンジ舟山 弘一 内々崎 ツトム大内 貴仁 モーション制作協力 合資会社 IJO プロデューサー 工藤 浩司 モーションデザイナー 北澤 和明村川 陽生 小林 秀徳 株式会社 スタジオイブキ モーションデザイナー 初海 健長島 雄一 水戸部 智史 株式会社 バウハウス・エンタテインメント プロデューサー 西村 和久 モーションディレクター 木村 民生 モーションデザイナー 石田 豊加藤 英理子 加藤 俊輔高橋 陽介日高 弘義 大木 玲奈加藤 健太郎菅沼 計宏竹田 英史和田 沙織 アシスタントプロデューサー 原田 健一 統括ディレクター 石塚 雅也 株式会社 ソリス プロデューサー 里中孝浩 モーションリーダー 岩瀬晃司 モーションデザイナー 村上 裕子伊藤 愛美 古川 景子本田 寛行 ―――――――――――――――――― 3Dデジタイズ / フェイスキャプチャー協力 ジャパンチックサービス株式会社 コンピューター事業部 営業技術部長 青木 信二 株式会社 ゼネラルアサヒ ディレクター 岩松 秀次原田 拓大 平嶋 宏光 ―――――――――――――――――― プログラム協力 うさぴょんソフトウェア製作所 池 泰弘 ―――――――――――――――――― 衣装 / 撮影協力 株式会社 山田かつら 東宝舞台株式会社 高津装飾美術株式会社 株式会社 放映プロジェクト 株式会社 メロウリップス 音楽 / 音響 制作協力 株式会社 ノイジークローク 制作監督 坂本 英城 音楽制作 加藤 浩義いとう けいすけ 音響効果制作 湯川 強 ―――――――――――――――――― 音声収録スタジオ スタジオ インスパイア株式会社 インターコミュニケーションズ スタジオエンジニア 佐藤 敦 (株式会社 オンリード) サンライズスタジオ株式会社 サンライズ ミュージック スタジオエンジニア 鈴木 高博 エム アイ ティ スタジオ株式会社 エム アイ ティ ギャザリング スタジオエンジニア 八十嶋 佑樹鈴木 弘和 ―――――――――――――――――― 声優コーディネート 株式会社 青二プロダクション プロデューサー 池田 克明上保 裕貴関根 佐知子 ―――――――――――――――――― セガ 製作スタッフ 宣伝 大崎 健 パブリシティー 南雲 靖士 イベント 大内 孝悦花立 幸一 渉外担当 山下 靖 営業戦略 清水 健 営業 野本 彰安田 徹今津 晴夫田中 暢浩佐々木 哲雄太田 裕紀大崎 進也磯川 太郎榎本 義大大岡 直子山崎 義顕内海 洋市村 彰英飯野 光一石田 尾友章青柳 誠治甲斐田 輝之安田 勝史樺澤 孝士村上 三恵子江﨑 一弘梶 智樹藤堂 仁小泉 治磯 貴博佐々木 和重北山 俊輔畑山侑作遠藤 好人目目沢 克利淡路 輝之田中 俊行林 智彦飯塚 浩森岡 麻美正廣 康伸㈱フィールドクルーサービス プロダクトサポートチーム 清水 順一宮野 広行阿部 仁 西川 彰高野 研仁鈴木 大介 クオリティコントロールチーム 村山 直鳴海 善広 中村 裕二 デザインチーム 作田 喜尋軸原 一彰 山口 敏樹 CSサポートチーム 本田 義治井上庸之岡田 真理子 八木 一徳田口 幸博 日本マルチメディアサービス株式会社 倫理担当 吉田 一彦 エグゼクティブマネジメント 岡村 秀樹 前田 雅尚 宮崎 浩幸 川越 隆幸 エグゼクティブプロデューサー 小口 久雄 楽曲提供 (割愛) 協力 株式会社スタジオ インターフィールド クリエイティブ事業部 株式会社クリーク・アンド・リバー社 エースコック株式会社 北川 芳江 (ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン) 製作総指揮 里見 治 プロデューサー 菊池 正義 総合監督 名越 稔洋
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龍が如く8 【りゅうがごとくえいと】 ジャンル ドラマティックRPG 対応機種 プレイステーション5プレイステーション4Xbox Series X/S(ダウンロード専売)Xbox One(ダウンロード専売)Windows(Steam/Microsoft Store) メディア BD-ROM 1枚 発売元 セガ 開発元 セガ(龍が如くスタジオ) 発売日 2024年1月26日 定価(税込) 通常版 9,680円デラックスエディション 10,780円アルティメットエディション 12,760円 プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17才以上対象) 判定 良作 ポイント 桐生一馬、真の最終章過去最大級のボリュームシリーズで初めて海外が舞台にオープンワールド級の広大なマップバトルシステムが大きく改善メインシナリオ終盤がやや駆け足気味まさかのガチャピン&ムック出演 龍が如くシリーズ 概要 ストーリー 特徴・新要素 マップ アドベンチャー シナリオ キャラクター バトル プレイスポット サイドコンテンツ 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 世界一、運が悪くて世界一、ハッピーなヤツらの物語 概要 極道の世界を描くアクションアドベンチャー『龍が如く』シリーズのナンバリング第8作。邦題でサブタイトルがないのは『龍が如く3』以来(*1)。 バトルは『龍が如く7 光と闇の行方』から引き続きターン制RPGとなっているほか主人公は春日一番と桐生一馬のダブル主人公を採用している。 前作から引き続き横浜の伊勢佐木異人町に加え、シリーズ初となる海外のハワイ・ホノルルシティが舞台となる。 本記事では、『7』を「前作」として扱う。 ストーリー 2023年。東京都知事・青木遼の陰謀を暴いたことにより「ハマの英雄」と呼ばれるようになった春日一番は、渡世の親であった荒川真澄の遺志を継ぎ、伊勢佐木異人町ハローワークの契約社員として東城会・近江連合の解散によって職にあぶれた元極道たちを救うべく、彼らの就職先の斡旋を行っていた。 かつての戦友である足立やナンバ、紗栄子もそれぞれの道を歩み始めていた矢先、暴露系のVtuber「多々良ひそか」の動画によって職を追われてしまい、再びどん底の生活に戻ってしまう。 そんな中、足立からかつて横浜の裏社会を牛耳った三大組織の1つ「横浜星龍会」に怪しい動きがあることを教えられ星龍会本部へ乗り込んだ春日達は、新しく若頭に就任した海老名正孝から彼らが行っている「ゴミ処理ビジネス」に元極道が雇用されていることを知る。 さらに、収監されていたはずの元荒川組若頭・沢城丈からハワイにいる春日の母親・茜に会いに行くよう依頼される。 茜に会うべくハワイ・ホノルルシティに降り立った春日は、拾ったタクシーの運転手エリック・トミザワの妨害を受ける。 飛行機の中で助けた青年・三田村英二の仲裁で事なきを得たのもつかの間。たどり着いた茜の家にいた家政婦・不二宮千歳に薬を盛られ全裸でビーチに放り出されてしまい、警察に拘留されてしまう。 拘留に納得がいかず署を脱走した春日が出会ったのは、かつて伝説の極道と呼ばれた桐生一馬だった…。 特徴・新要素 マップ 本作では春日のホームタウンともなった横浜の伊勢佐木異人町、お馴染みの神室町に加え、シリーズ初となるハワイ・ホノルルシティの3都市が舞台となる。 ホノルルシティは異人町の約3倍とされるシリーズ最大規模のマップで、オープンワールドと言っても過言ではない広さを誇る。また、シリーズで初めて天候の概念が導入され、リアルタイムで天候が変化するようになった。 お金については1ドル=100セント=100円の円高にもほどがある固定レートで、マップを切り替える際に自動で換金される。 マップの広大化に伴い、従来の徒歩とタクシーに加えて下記の移動手段が追加された。 トロリーバス ホノルルシティでのみ利用可能。停留所にアクセスすることでトロリーバスに乗って移動できる。バスなのでルートと乗降できるポイントは決まっているが、料金は無料で、道中の敵に絡まれることもない。運転手に話しかけると次の停留所までスキップできるが、強制的に降ろされる。 席に座ると一人称視点になり、隣に座ったメンバーと会話できる。 OKAサーファー サブストーリークリアで入手できる、いわゆるセグウェイ。入手後はいつでも乗れる。こちらは日本でも使用可能。 『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』のスケボーに近いが、こちらは電動のためか車道以外の場所でも乗れるほか、マップからポイントを設定することでそこまで自動で運転してくれる機能もある。また、人などにぶつかっても転倒はせず停止するのみとなっている。 その代わり雑魚とのエンカウントは無効にならないほか、バッテリーが切れたら走れなくなるため充電(有料)する必要がある。 タクシー マップ画面でタクシーのアイコンを選択することで直接ジャンプできるようになり、ファストトラベルに近い感覚で使用できるようになった。 店の中など全体マップが表示されない場所からのジャンプや神室町と異人町の行き来はスマホから行う必要がある。 アドベンチャー 泳ぐ ハワイでは海に近づくと海を泳げる。潜ってアイテムを探したり、海で開いているショップに行けたりする。 海にいるボートはお邪魔キャラ扱いで、ぶつかるとダメージを受ける。人間が泳ぐビーチでボート乗り回していいのか。 日本では原則不可能だが、チュートリアルとして異人町で1回だけ泳げる。しかしその場所は…。 アロハリンクス 街中では挨拶ができるようになり、街の人も反応してくれる。 一部の人は挨拶するとフレンドになり人間力が上がる。ゲージが最大になってラブフレンドになるとアイテムをくれたりするようになるほか、街で会った際に向こうから挨拶してくれるようになる。 フレンドがならず者に絡まれるイベントが復活し、救出するとアイテムがもらえるようになった。 食事コンボ・宴会トーク 食事コンボの組み合わせのヒントが表示されるようになった。また、宴会トークは特定の食事コンボ発生時に合わせて発生する形に変更された。 パーティチャット 途中で選択肢が発生するようになり、以後の会話が一部変化するようになったほか、選択によってパーティメンバーが絆レベルを追加取得する。 絆レベル 前作と同様のシステムだが、本作では上記の極技継承のスロット解放や絆連携の習得など関連する項目が増えている。 また、前作では絆ドラマを見るまでレベルキャップが解放されなかったが、今作ではレベルキャップが撤廃された。 絆さんぽ・絆ビンゴ 街中で発生する、パーティメンバーと1対1のパーティチャット。発生するとそのメンバーの人となりが知れるほか、列が揃うとビンゴになり絆レベルが大きく上昇する。 また、コンプリートことで特別なイベント「絆さんぽフィナーレ」が発生する。 バー・サバイバー/リボルバー サバイバーはお馴染み横浜で拠点となるバー。本作では遂にマスターと桐生の対面が実現することになる。 リボルバーはハワイでの拠点となるバー。マスターはやっぱりどこかで見たような顔。また、『龍が如く7外伝 名を消した男』に出演していたkson氏がショップ店員を務める。 機能はどちらも共通で、前作と同じく1曲単位のカラオケ、食事が可能。拠点としての機能も健在で、アイテムボックスと回復ポイント完備。 本作ではアルバムが追加され、パーティチャットの振り返りに加え宴会トークと絆さんぽの振り返りも可能になった。また、クリア後はここで桐生と春日の切り替えと時間帯変更が可能になる。 料理 前作と同じく街中で入手できるフルーツや海の幸から回復アイテムを作成できる。本作では各バーのマスター以外にも街の一部ショップ店員も作ってくれる。 おみくじ集め 本作の収集要素。ホノルルシティに落ちているおみくじを集めて前作に登場したカムロップに渡すとレアなアイテムと交換してくれる。 本作の交換アイテムは基本的に闘神の護符などのワンオフ品で、1つ交換するごとに新しいアイテムが入荷されていく。 CD鑑賞・プレイリスト 前作と同じく街中やプレイスポットでCDを入手でき、サバイバーやリボルバーで再生できる。本作ではそれに加えて春日のアパートやドンドコ島にあるラジカセにアクセスするかスマホから最大10曲までプレイリストに登録し、街中で再生できるようになった。 曲目は前作から引き継いだものに加え、『ソウルハッカーズ2』『ペルソナ4』『ペルソナ3』『真・女神転生V』などからも追加されている。 本作ではTBSラジオの情報番組『アフター6ジャンクション2』とコラボ。「『龍が如く』の世界で放送されている同名の番組」という設定で、本作のためにTBSが特別チームを編成し制作している。全10回の番組が収録されており、ストーリーの進行で追加されていく。 MCは現実と同じくRHYMESTERのラッパー・宇多丸氏とTBSアナウンサーの宇内梨沙氏が担当。両氏は同名のキャラクターとして作中にも出演している。 フォトラリー 横浜・ハワイでヒントをもとに指定された場所の写真を撮影していく。エリアごとに指定された写真を全て撮影するとレアな装備がもらえる。 シナリオ 本作では中盤まではハワイで春日と桐生が共闘する。操作キャラは春日で固定され、桐生はパーティメンバー扱いとなる。 中盤以降は桐生が日本に帰国し、春日はハワイで、桐生は日本で活動し話を進めることになる。アイテムや所持金は共有しており、装備も引っぺがすことが可能。 キャラクター 前作のパーティメンバーは、ゲストだった鎌滝えり以外は全員続投。 さらに日本側の主人公となる桐生、ハワイ側の新キャラクターとして春日が乗ったタクシーの運転手の日系人エリック・トミザワ、茜の家政婦を名乗る不二宮千歳、前作でもプレイアブル化の要望が高かったコミジュル総帥・ソンヒを加えた総勢10人となる。 実在の人物は前作に引き続きナンバ役の安田顕氏、沢城役の堤真一氏、回想のみではあるが荒川役の中井貴一氏が出演しているほか、トミザワ役にKing Gnuの井口理氏、海老名役に長谷川博己氏、三田村役に成田凌氏が出演している。 また、サブストーリーではYouTuber兼総合格闘家の朝倉未来氏が出演している。朝倉氏の演技の方はお察しください…。 本職の声優陣も、宗教団体パレカナの代表ブライスを演じる古谷徹氏や荒川組長の恋人・茜を演じる榊原良子氏といったレジェンドクラスから、伊波杏樹氏に種﨑敦美氏など近年話題の方まで多数出演している。 バトル 基本は『7』と同じくターン制バトルだが、様々な部分が変更されている。前作は『ペルソナ』シリーズに近かったが、本作は『軌跡』シリーズにも共通する要素が追加されている。 新ライブコマンドRPG 手番が回ってきたキャラは一定範囲内で自由に動かせるようになったことで、前作以上に位置取りが重要になった。移動範囲はレベルが一定に達するごとに広がっていく。 オブジェクトに近づくことで物を拾って攻撃できたり、パーティメンバーの近くで攻撃すると連携攻撃が発生するなど、ある程度攻撃の内容を操作できるようになった。 またこの仕様変更に伴い、路上武器拾いの判定のタイミングが攻撃コマンド実行時に変更され、事実上の運頼みだった前作から打って変わって活用しやすくなった。 極技に技の効果範囲が表示されるようになった。 また、一部を除いて必中ではなくなったため、回避率が高い敵に対しての対策を練る必要が生まれている。 従来のアクション形式と同様に、敵味方に吹き飛ばし・バウンドの概念が追加された。 吹き飛ばした先に壁があると追加ダメージが発生するほか、吹き飛ばした先に他のパーティメンバーがいた場合は追い討ちをかけて同じく追加ダメージが発生する。 前作では一部ジョブの効果だったMP回復が全ジョブの通常攻撃の追加効果となったほか、位置取りによってMP回復量が高い連携攻撃や近接ボーナスに派生するなどさまざまに変化するようになり、通常攻撃の重要性が増した。 一部の敵がガード状態になった際、明確にアイコンとして情報が出るようになった。またこの状態になると「組技」属性の攻撃が特効となりガードを崩しつつクリティカルとなる。 特定のポイントに「特別な敵」と呼ばれる、王冠付きの雑魚が居座るようになった。強敵だが、金庫の鍵とレアアイテムを確実にドロップする。 出現場所は固定で、基本的には一度倒すと再出現しなくなる。ハワイでは9章での敵強化のタイミングで強化版が一度だけ出現するようになる。 クリア後は画面を切り替えるだけで再出現するほか、「フカヒレ」「イカゲソ」といった、最強武器の素材を低確率でドロップする。 クイックバトル 味方に対して敵のレベルが著しく低い場合、戦闘開始後すぐに敵を全滅させて終了となる「クイックバトル」が選べるようになる、某怪盗団が使っていた瞬殺にあたるシステムである。 経験値は低くなるものの取得金額やドロップアイテムは変わらない他、扱いは通常のバトルと同等なため、安全に酔いを醒ませる。 なお前述の特別な敵及びイベントバトル、絡まれているフレンドの救出はクイックバトルの対象外となる。 アロハッピーツアーズ ハワイの日本人向け旅行代理店。ここでハワイのアクティビティを体験することでジョブを閃く。前作のハローワークに相当するが、過去作の天啓システムのオマージュともなっている。 閃くキャラは、男性用ジョブは春日、女性用ジョブは千歳が担当。一部のアクティビティはシナリオの進行によって桐生が登場するバージョンと足立が登場するバージョンの2種類が用意されている。 アクティビティの体験は1回限りだが、すべてのアクティビティを体験した後はムービーが自由に鑑賞できるようになる。ちなみに、水着になるムービーでは千歳の乳揺れが見られる。 今回はアクティビティの体験となるので、前作と同じく人間力に加えてお金が必要になっているほか、春日編でしか解禁できない。 前作からもいくつかのジョブが続投しており、それらは桐生編で自動的に解禁されるようになる。 また、ジョブとは別に衣装の着せ替えも可能。 ジョブ 前作のキャラの専用ジョブは全て続投しているが、習得する極技が調整されており全体的にバランスが改善された。さらに新キャラの専用ジョブとして桐生の堂島の龍、トミザワのタクシードライバー、千歳の財閥令嬢、ソンヒのアサシンが追加された。また、春日の新規専用ジョブとして召喚士が追加された。何を召喚するかは後述。 桐生の堂島の龍は『龍が如く0 誓いの場所』や『極』と同じようにヤクザ・ラッシュ・壊し屋の3スタイルに切り替えられる。 ヤクザ:バランス型。『0』や『極』と異なりチンピラではない。状況によって通常攻撃がヒートアクションに変化する。 ラッシュ:スピード型。移動範囲が広くなるほか、通常攻撃が2回できるようになる。 壊し屋:パワー型。移動範囲が狭くなる代わりに通常攻撃が組技になり、相手のガードを崩せるようになる。 男性用の新規汎用ジョブとしてマリンマスター・サムライ・ウェスタンマン・ワイルドダンサー・アクションスターが、女性用の新規汎用ジョブとしてトロピカルダンサー・クノイチ・ハウスキーパーが追加。 さらに、早期購入特典もしくは有料DLCを適用することで男性用のフットボーラー、女性用のテニスプレイヤーが追加される。 前作からは男性用は料理人・ダンサー・ホストが、女性用はアイドル・ナイトクイーンが続投している。 ジョブLvによるステータス上昇が低くなった代わりにレベルアップによるステータス上昇幅が大きくなった。そのためジョブ変更した際のステータス下降が気になりにくくなっている。 極技継承 上記ジョブ変更とは別に、他のジョブで習得した極技を変更したジョブでも使用できるようになる。 前作では特定の極技のみ引継ぎ可能だったが、今作では習得すれば全て引継ぎ可能(*2)なので自由度が増している。 スロットは最大6つ。春日は人間力の上昇で、他のキャラは絆レベルの上昇でスロットが解放されていく。 「~の極み」といった演出つきの技は絆Lv100で解放されるスロットのみ設定可能。 絆ゲージ 絆連携などを行うことでたまっていくゲージ。 前作にもあった主人公との連携攻撃となる絆技は絆ゲージを最大まで貯めたうえで対応するパーティメンバーからの発動という形に変更された。 主人公の春日は絆ゲージが存在せず、パーティメンバー全員の絆ゲージを消費して繰り出す超絆技が使用可能。 桐生は超絆技は使えないが各パーティメンバーや春日との絆技に加え、中盤以降は一定時間戦闘システムがアクションになる絆覚醒が使えるようになる。 デリバリーヘルプ 前作と同じくお金を払うことで助っ人を呼びだせる。クールタイムが廃止され連続で呼び出せるようになった代わりに、全体的に高額になった上、2回目以降は割増料金となりコストが高くなる。 本作では単発で攻撃を行うキャストのほか、一定ターンの間味方キャラとして共闘してくれるキャストも登場した。 ダンジョン ハワイと横浜にある自動生成型のダンジョン。行方不明になったコミジュル構成員やホームレスを救出しながら下層を目指す。そこ、タルタロスとか言わない。 当初は全30階で、5階ごとにボス戦とチェックポイントがある。30階まで到達するとEXフロアが出現し、40階まで拡張される。 EXフロアは敵のレベルが本編ラスボスより高い。さらに横浜ダンジョンの最深部で待ち受けるのはいつもの彼と、DLCを導入しない場合の実質的なエンドコンテンツとなっている。 プレイスポット クレイジーデリバリー ホノルルシティでプレイ可能。街中でフードを集め、スピンやフリップ、ドリフトなどのトリックを決めながらお客さんのもとに配達する。もしかしなくても『クレイジータクシー』のパロディ(*3)。 ただ配達するだけでなく配達までにトリックを成功させるほどスコアが高くなるため、高スコアを狙うならトリックも重要。 難易度が上がると車などのお邪魔キャラが登場し、接触するとフードを失う他、トリックでも着地にミスすると転倒してしまう。一方でこのトリック中は無敵になり 車を弾き飛ばせる ため、いかにトリックを使いこなすかが重要となっている。 届けた食べ物は崩れそうなものだが、客も注文した時点でクレイジーに届けてもらうことを期待しているのでOKらしい。良いのかソレで。 不審者スナップ ホノルルシティでプレイ可能。トロリーバスに乗り、時折現れる不審者の写真を撮る。誰が呼んだか「スジモンスナップ」 出現時間が短い不審者ほどスコアが高いほか、画面の中央で捉えるほどスコアが高くなる。また、最もスコアが高い不審者はベストタイミングで撮影することでさらにスコアが高くなる。 フィルムの枚数には限りがあるほか、撮影すると数秒ながらクールタイムが発生するため、場所とタイミングを覚えて的確に撮っていくスキルが要求される。 ゲームセンター いつものUFOキャッチャー以外はラインナップが一新。本作では『バーチャファイター3tb』『ゲットバス』『スパイクアウト ファイナルエディション』の3タイトルが収録されている。 『スパイクアウト』はXb向けのリメイクとして『スパイクアウト バトルストリート(*4)』が発売されていたが、純粋な移植は本作が初であり、実に25年越しの初移植となった。 また、現実におけるセガのアミューズメント事業譲渡に伴い、店名が今までのクラブセガからGiGOに変更されている。 マッチングアプリ 春日でのみプレイ可能。現実のマッチングアプリと同様にプロフィールを設定し、マッチした相手とチャットで好感度を上げていきデートを申し込む。システム的には『0』のテレクラに近い。 デートのお誘いに成功するとリアルでの対面となる。当然ながらサクラやハズレがいるのは『0』と同様だが、こちらは一度会ってしまえばマッチングしてもプレイヤーの意思で回避可能。 コスプレイヤー/インフルエンサーのソフィー氏、モデルの真島なおみ氏、チアリーディングガールのリンシャン氏の3人が当たり枠を担当しており、対面できるとそれぞれの実写映像が見られる。 ネタ要素と思われがちだが、人間力が大きく上がるため攻略面でも有用なプレイスポットとなっている。 ナイトクラブ・キャバクラ 基本は前作と同じだが、本作では女性の紗栄子、ソンヒ、千歳も入店できるようになっている。お金こそかかるものの、絆上げに有用。 m HOLD EM神内 伊勢佐木異人町に追加された「m HOLD EM目黒」とのコラボショップ。 カードのデザインや店内の内装などが忠実に再現されており、ポーカーや食事を楽しめる。レートは低レートのみだが、仲間との対戦は高レートで行う。 チップや景品は従来のカジノとは独立しており、こちらでプレイして集める必要がある。 仲間との対戦 今までもダーツでは仲間との対戦ができたが、本作ではそれに加え麻雀・ポーカー・こいこい・おいちょかぶでパーティメンバーと対戦することが可能になった。難易度は中級・低レートに相当する(*5)。 1対1で勝負するダーツ・こいこいはメンバーを1人選んで対戦する。4人で対戦する麻雀・ポーカー・おいちょかぶは編成しているメンバーがそのままメンツとなる。また、対戦したメンバーとの絆レベルが上昇する。 ボイスは専用のものが用意されているほか、ルーチンもメンバーによって異なる。 その他 正式なプレイスポットにはなっていないが、各地で釣りをしているホームレスに話しかけることで釣りが可能。海でとれるアイテムをミニゲームで入手可能。 また、リゾートホテルのボーイに話しかけるとホテルのプールを利用可能。HP・MPが全回復しパーティメンバーの絆ゲージが上昇する。 これまで登場したプレイスポットではサバイバル缶拾い・資格学校・バッティングセンター・将棋・ゴルフ・カジノ・賭場・麻雀が続投。 このうち、資格学校はハワイに移り春日専用に、サバイバル缶拾い・ゴルフ・バッティングセンターは桐生専用になった。 日本とハワイ双方でプレイできるカジノ、賭場、将棋はチップの所持数や進行度を共有しており、景品も共通。 サイドコンテンツ スジモンバトル 本作の雑魚は倒した際に一定確率で消滅せずその場に残るようになった。ここで、お歳暮を渡し誠意を見せることでスジモンが仲間になってくれる。 そして、各地にいるスジモンマネージャーやスジモン四天王とスジモンバトルを行っていく。当然の如く情報が出た瞬間からポ〇モンバトルと散々ネタにされている。 仲間になったスジモンは前衛に最大3人、控えに最大3人配置でき、3対3でバトルする。先にメンバーが全滅した方が負け。 スジモンにはホット・クール・ナチュラル・ポジティブ・ネガティブの5属性があり、前者3属性が三竦み、後者2つが互いに特効となっている。ポ〇モンみたいなものだ バトルは編成スジモンの速度の合計値が高い順に手番が回ってくるアクティブターン制。攻撃すると行動ゲージが下がるので、手数で攻めるか重い一撃を叩き込むかといった選択、属性や位置取りも重要。また、1ターンに1回だけ位置や後衛との入れ替えが可能。 スジモンはスジテインを与えてレベルを上げたり、同系統のスジモンを重ね合わせることで覚醒させられる。最大レベルまで覚醒したスジモンはより上位のスジモンに進化させることも可能。 また、稀に「殺意の極道」に目覚めるスジモンがおり、覚醒させることでさらに能力が強化される。カプコンまで敵に回すつもりか。 元ネタと異なりデメリットは特にないので、終盤の強力な戦力になってくれる。 スジモンは雑魚を倒す以外に、チケットやお金を使ってガシャを回すことでも入手可能。なお、春日は最後までハワイにいるので、日本のスジモンはガシャでのみ入手可能。 アナコンダショッピングセンターには「筋神コロシアム」があり、様々な条件のスジモンバトルが可能。従来の闘技場に相当するといえる。 街中には編成や強化を行う端末「スジスポット」がある。スジモン用のアイテムの補充や編成・強化はここで行う。 マネージャーにはランクがあり、スジモン四天王を倒すごとに上がり、合わせてスジモンのレベル上限も上がっていく。 育てたスジモンは春日の専用ジョブ「召喚士」にセットすることで、極技でセットしたスジモンを呼びだして攻撃させる。セットしたスジモンの能力が高いほどダメージに補正がかかる。 他にも、後述のドンドコ島でバトルやタスク実施に使用する。 ドンドコ島 春日のサイドコンテンツ。地球のどこかにある廃業寸前のリゾート島「ドンドコ島」を悪徳清掃業者「クリーンパイレーツ」から守り一流のリゾート地に復活させる。誰が呼んだか「あつまれ ごくどうの森」 ゲームとしては完全に独立しており、パラメータやお金なども専用のものを使用する。ここで得たお金はドルに換金することが可能。 時間はリアルタイムで経過する。家に戻ってカレンダーを調べると1日が終了し、体力が回復するとともに翌日に移行する。家に戻らず探索を続行することも可能だが、1日の終了まで活動していると体力回復なしで強制的に翌日に移行する。 さらにゲストとしてガチャピン&ムックがマスコットおよび島内放送を担当する。近年の設定に合わせて本人役としての出演となっているほか、春日が「さん」付けする数少ないキャラとなっている。 DIY 島に不法投棄されたゴミや木、岩をバットで壊したり、モリで魚を獲ったり虫取り網で虫を捕まえて素材を入手し、DIYで家具などを製作できる。 製作できるものは机やパソコンといった小物から久瀬の兄貴御用達のエンコセットや虎のはく製といったヤクザ御用達品、果てには天下一通りのゲートや赤牛丸、漫画喫茶などの建物まで多岐にわたり、島に自由に配置できる。建築基準法?そんなものはありません。DIYの域を超えてる?『龍が如く』ではよくあること。 製作したものを配置することで知名度や充実度が上昇する。春日の家に配置すると充実度が上がり体力の上限値が上昇する。 配置は基本自由だが、効果の高い施設ほど多くスペースを使用するので、時には区画整理も必要。 お土産を製作することも可能で、一部は春日の体力回復アイテムともなっている。 ツアー 宿泊施設を配置することで宿泊客を呼び込むツアーが可能になる。ツアーは3泊4日で、4日目の朝にチェックアウトとなりそのまま次の客を呼びこめる。ここで得た収益はそのままドルで春日の所持金に加算される。 招待客はサブストーリーやエンディングドラマをクリアしたり街中で声をかける、CMを打つ等で増えていく。最終的にはサバイバーのマスターや真島の兄さんたちも来てくれるようになる。DLCを導入するとナンバ達パーティメンバーも招待できる。 宿泊施設にはランクがあり、高いほど収容人数が多くなり一度に呼び込める客の人数が増えるほか、満足度が上がりやすくなる。島の設備を宿泊客が利用することでリアルタイムに知名度や満足度が上昇したりお金がもらえるので、どの施設をどう配置するかも重要。 客にも好みがあり、宿泊施設のランクや島の設備の傾向や、充実度によって上下する。満足度が高いほどチェックアウト時に払ってくれるお金が多くなり、低いまま放置するとチェックアウトを待たず帰ってしまう。宿泊客が宿泊施設に紐づけされていない場合も同様にチェックアウトを待たず帰ってしまう。 満足度は挨拶したりお土産を渡すことで上昇するほか、島の施設利用でも上がる。また、ツアー中に1度だけキャンプファイヤーを開催でき、満足度を大きく上昇できる。 ドンドコファーム ドンドコ島の離島で、スジモンに職業訓練作業やトレーニングをさせることでDIYなどに使う素材やお金を入手できる。ウェザーニュースのキャスターの檜山沙耶氏と駒木結衣氏が管理を担当する。 作業は欲しい素材が手に入るコース、最大3人の作業させるスジモンを選択することで一定時間経過後に入手できる。コースや素材にはスジモンの属性に対応した相性があり、相性や絆が高いほど成功率が高くなる。 トレーニングは同じくコースと育成するスジモンを最大3人選択することで一定時間経過後に絆ゲージとレベルが上がる。 また、スジモンに話しかけてねぎらうことも可能。この要素は、『ポケモンX・Y』のポケパルレや、『ファイアーエムブレムif』の交流コンテンツ(通称:ifパルレ)とよく似ていることから、一部のプレイヤーからは「スジパルレ」と呼ばれている。 バトル 島には復興を妨害しようとするクリーンパイレーツの社員が襲来することがあり、放っておくと宿泊施設を壊されてしまい宿泊客と宿泊施設の紐づけが切れてしまうので、春日がバットで滅多殴りにして撃退することになる。現状、春日が唯一アクション形式で戦うバトルである。 体力が0になってもゲームオーバーにはならないが、治療費としてお金がかかる。 ドンドコファームではイノシシなどの害獣が出現することがある。出現中はスジモンの作業が止まってしまうほか、翌日まで放置すると作業が強制キャンセルされてしまうため、それまでにスジモンバトルで撃退する必要がある。 オンラインコ 中盤で登場するインコ。ドンドコファームに常駐し、自分のドンドコ島のデータをネットにアップできるほか、他のプレイヤーのドンドコ島に遊びに行けるようになる。 他のプレイヤーの島でミッションをこなすことでオンラインマイルが手に入り、アイテムやオーナーアバターと交換できる。 さらには他のプレイヤーとのスジモンバトルも可能。リアルタイムの対戦ではないが、他のプレイヤーがどのような編成で戦っているかの参考にはなる。 エンディングノート こちらは桐生のサイドコンテンツ。とある理由で死期が近い桐生がナンバの提案でこれまでやりたくてもできなかったことを行っていく。 このコンテンツに関連して桐生の専用ジョブである堂島の龍に春日の人間力と同じく心・技・体の覚醒度が追加され、レベルを上げていくことで状態異常耐性や各スタイルの能力が強化されていく。 エンディングドラマ エンディングノートのメインストーリー。親っさんこと風間新太郎の墓参りで偶然再会した伊達の計らいで、これまで出会った人々の想いを聞く。 成長した太一に始まり、一輝 ユウヤ、松永 田頭、中嶋社長、そして狭山、秋山とこれまで桐生とかかわった面々が総登場。それぞれが桐生に対し現在はどのように思っているかを聞くことができる。彼らとの物語の果てにあるものは… 追憶ダイアリー 神室町と異人町を回り、様々な思い出を振り返る。一部はサブストーリーになっており、こちらでは古牧や柄本医院などが登場する。 過去作キャラが多数登場するのも同様で、まさかのムナンチョ・鈴木との再会、ポケサーファイターとのニアミス、シリーズでも初となる本編中の亜門登場など、こちらもエンディングドラマに負けないほど内容が濃い。 特に、今までは隠し要素のみであった亜門との再会は絆覚醒のチュートリアルにもなっており、ゲーム上でも非常に重要なイベントとなっている。 芸能人をモデリングしたキャラクターも一部登場する(*6)。 この追憶ダイアリーではサバイバーのマスターやチャウ・カーロンともついに対面。『7』では疑惑止まりだったが、それぞれ柏木とラウ・カーロン本人だったことが確定することとなった。 外伝作品の『見参!』『維新!』『OF THE END』についても言及されるが全て桐生が見た夢、パラレルワールドとされている(*7)。凄い夢を見ているものだ…。 未練ミッション 桐生側の達成目録。こなすことで覚醒度が上昇していく。 前作の達成目録だったバイトクエストは絡まれている人を助けるバイトレスキューのみ続投し、こちらに組み込まれている。 評価点 前作をも超えるボリューム マップの数は前作と同じ3都市だが、追加されたホノルルシティは異人町以上に広く、様々な遊びが詰め込まれている。 前述のようにタクシーのさらなる仕様改善に加えOKAサーファーやトロリーバスといった移動手段の追加により移動も快適。 地名や外観はアレンジされているもののホノルルの町並みも忠実に再現されており、文字通りのホノルル観光気分を味わえる。 サイドコンテンツのボリュームも豊富で、特にドンドコ島はもはや1つのゲームと言えるほどのボリュームと作り込み。 シリーズは元より業界屈指のボリュームと宣伝されたことは伊達ではない。 バトル 前作で問題視されていたバトル要素が、大きく改善された。 前述のようにある程度だが移動できるようになったことで位置取りを自分で調整できるようになったほか、吹き飛ばした敵を他の敵にぶつける、味方のほうに吹き飛ばして追撃させるなど戦略性が上がっており、より頭を使う。 これに伴い、前作ではそれなりに多かった敵全体に攻撃する極技も、春日と桐生の専用ジョブによるものと、サイドコンテンツを進めることで習得できるものの3種類のみとなった(*8)。 レベルが上がればクイックバトルで瞬殺できるようになるので、テンポも大きく改善されている。 一部の武器でのみ可能であったMPの回復が全ての通常攻撃に付与された。また、絆追撃でより多くのMPを回復させられることから、極技を使いやすくなっている。 属性の偏りについても「電撃のみ弱点、他は全て軽減」等の異常な耐性を持った敵は激減し、ダメージを通しやすくなった。 例外として打撃に耐性を持つ敵もいるが、いわゆる「メタルスライム」ポジであり打撃以外の属性にも耐性があるので偏っているわけではない。 味方ジョブも属性のバランスが改善されており、前作にはなかった通常攻撃が銃撃属性のジョブも追加されている。また、現状のジョブでは使えない属性を極技継承で補うなど融通も利かせやすくなっている。前作で強力な極技が少なかった水属性も大幅に補強されており、格段に使いやすくなっている。 ジョブランク1時点で極技を4つ習得できるようになっており(*9)、戦術の幅を広げやすくなっている。 酔いの仕様は前作とほぼ同じだが、本作では解除できる極技が非戦闘時にも使用可能になったほか、ソフトドリンク系の回復アイテムに酔い状態を一段階回復する効果が追加、前述のようにクイックバトルを行えばノーリスクで解除できるため、前作より気軽にアルコール系を飲めるようになった。 もともと酒豪の設定を持っていた紗栄子は店で飲んでも酔いレベルが上がりにくくなっており(*10)、いざというときの解除役を任せられるようになった。 さらに酔いレベルが高いほど威力の上がる極技が追加されており、酔い状態になるメリットも生まれている。 もちろん、ジョブの種類など遊びの量自体も前作と同程度の十分量が用意されており、バカゲー感も健在。 春日の「フリーター」及び追加ジョブ「召喚士」と桐生の「堂島の龍」は武器が装備できない反面、ジョブランクを上げると攻撃力と魔力が加速度的に増加し、極めると最強の武器を装備した他のジョブより攻撃力が高くなることもある。武器を購入する費用が減るなど前作より需要が高まった。 これらの点が功を奏し、難易度自体も手頃なものとなった。 桐生をRPG型式で操作できるのは、本作が唯一。前述したように、専用ジョブはすさまじい強さを誇っており、従来同様のカタルシスを得られる。 桐生は絆覚醒で一定時間アクション形式で戦える。これまでの桐生=アクションをRPG上で再現しており、敵を一方的にボコる快感を味わえる。 + 終盤のネタバレ注意 終盤では隠棲していた真島・冴島・大吾とのバトルがあるが、追いつめられると桐生の特権だった絆覚醒を発動、桐生も絆覚醒を発動させアクション形式で殴り合って倒すという非常に熱い演出がある。さらにフィールドでは過去作のムービーが走馬灯のように流れ、BGMも過去作のものに切り替わるという拘りよう。 シナリオ 本作では、現実で社会問題になりつつある「動画配信、インターネットの負の側面」を前面に押し出している。 動画配信を介したデマや誹謗中傷の拡散による名誉棄損、果ては再生数稼ぎのために人の道を踏み外す動画配信者が全編通して様々な形で登場しており、現実に対する強烈な風刺となっている。 度々春日らの前に姿を現す悪質な動画配信者集団は、前作『7』で暴れたブリーチジャパンを連想させる。春日らを極悪人に仕立て上げて迫害しながら暴力行為も辞さないというブーメランぶりは、グレーゾーンでなんとか生活できている人々を一方的に迫害したブリーチジャパンとは似通った部分が多く、ブリーチジャパンが無くなってもこういう人間はいなくならないという現実を思い知らされる。 歪んでいたとはいえブリーチジャパンの根底にあったのが正義感だったのに対し、今作の集団は根底にあるのが利己的な好奇心や承認欲求なので余計に質が悪い。 とりわけ、中心人物の1人である「万力ジャーナル」の片山(ヒョウ柄の服のチンピラ)は、その悪辣な所業から久米颯太に近いか、それ以下の下衆という声も聞かれる。 加えて、元暴5年条項や世間の目による極道の社会復帰の難しさなどの今現在問題となっている事柄にも切り込んでいる。 東城会と近江連合の同時解散によって極道達は新たなスタートを切ることが出来た一方で、組織という居場所を無くして路頭に迷う極道が出てきたりと必ずしも同時解散が正しかったとは言えない現状も描かれている。 + そして物語終盤では…(ネタバレ注意) 極道達の受け皿として設立された警備会社が黒幕達の手によって倒産に追いやられたという事実が判明、同時解散によって開かれた筈の未来は僅か4年で無駄になったという無慈悲な現実を突きつけられる。 『7』や『7外伝』で、この同時解散の舞台裏で多くの極道が犠牲になった事も考えると、何とも遣る瀬無い気持ちになる。 そしてラスボスの1人は「自らの人生を狂わせた極道そのものに対する復讐」という目的を持っていることが明らかとなる。 桐生達の戦いによって極道を美化されていた部分がある一方で、極道によって人生を狂わされた人間も多くいるという『龍が如く』シリーズに対するアンチテーゼともいえるラスボスであり、非常に考えさせられる人物となっている。 そこに前作で生き残った横浜星龍会の変質や放射性廃棄物処理問題を絡め、日本とハワイを股にかけた陰謀とそれに挑む春日・桐生を描く。 また、本作では桐生の身にある異変が発生しており、本来の堂島の龍とはかけ離れた実力しか発揮できなくなっている。これは、『6』までや『7外伝』までは単身で大勢のヤクザと渡り合えた桐生がパーティーバトルに参加する説得力を持たせているうえ、彼の真の最終章を彩る要素ともなっている。 そんな桐生だが、この状態でも味方キャラの中では最強を誇る。「これこそ桐生」と言ったところか。 『7』では敵対ボスであり『7』外伝でも春日たちと話す機会が殆ど無かった桐生だが、本作までの描かれていないどこかで長く話をする機会があったらしく足立やナンバ、紗栄子も含めてゲーム開始時から仲が良い。戦闘時の連携もばっちりとなっている。 相変わらずバカゲー要素やパロディもそこかしこに散りばめられている。 前述のようにアクティビティは天啓システムのオマージュなので、内容もまともなものからブッ飛んだものまで様々であり爆笑必至。 ジョブのアクションスターは黄色の全身ジャージ+装備がヌンチャクという出で立ちからもわかるようにブルース・リーのオマージュであり、極み技も香港映画を彷彿とさせる。さらには極技「崩雲虎掌」は誰がどう見ても10年早いあの技。ご丁寧にもコマンド入力に成功するとしっかりそれらしいセリフを口走る。 前作に引き続きナンバ役の安田氏が出演する『水曜どうでしょう』ネタ、サブストーリーでは電気ウナギのラムちゃん、パーティチャットでは唐突にウマやモルモット好きをカミングアウトする紗栄子(*11)、デリバリーヘルプではヘリに乗ってグラサン姿 ショットガンで狙撃する伊達(*12)といろんな意味でアブないネタも多い。 エンディングノート 前述のように過去作で桐生とかかわった多くのキャラが総出演。特に『3』以降フェードアウトした狭山の再登場には多くのファンが感涙に咽んだ。 内容も『6』で失敗したとされる「桐生一馬 最終章のやり直し」にふさわしい、涙なしでは見られない感動的な結末となっている。古牧との最後の稽古や社長となったポケサーファイターのセリフ、自分の罪と向き合い贖罪を続けるムナンチョ・鈴木の姿に思わず泣いたプレイヤーも。 物語を彩る登場人物 本作は、前作の約四年後が舞台で、メインメンバーも相応に成長している。 中でも春日は、前作で見られた青さ(*13)が抜けて、陽気さとクレバーさを併せ持つ好漢としてさらなる人気を集めた。敵の行方や目的を的確に推理したり、前作でも見られた敵との舌戦、そして、仲間だと認識した相手は何が何でも見捨てない姿勢は、本作でも大きな見どころとなっている。 最序盤のハローワーク勤務時のスーツ姿も「似合っている」「『0』の真島を彷彿とさせてカッコいい」と評判が良い。一方でハワイでのアロハ姿もまるで現地民のように違和感が無い。 桐生もまた、今までたった1人で守る物のために戦い続けており、仲間を作ること自体を恐れていた節があった。前述の通り、全盛期より大きく劣った力しか出せないうえ、世捨て人同然になったことで、さらに自分の命を顧みないようになっていた。 だが、中盤で療養のために帰国してからは、ナンバやソンヒ、紗栄子、趙といった仲間たちに気遣われ、さらに最大の親友である伊達刑事の計らいで、大道寺一派に目をつけられない範囲内で過去に接触した人々の現状をある程度知らされる。桐生は、彼らが心から自分を思いやってくれていることを痛感し、彼らのためにも生き続ける希望を持つに至る。 ヒロインの向田紗栄子も、前作では凄惨な家庭環境からややヒステリックな面を見せることもあったが、本作では生活が安定していることから、勝気で気風のいい性格となっている。本作では恩人である桐生の異変を知り、彼の力となるべく奔走する。前作では何かとウマが合わなかったソンヒとも、本作ではケンカするほど仲がいいという関係に収まった。 シリーズお馴染みの実在人物をモデリングした出演者も好評。 井口理氏が演じるエリック・トミザワは、メインキャラクターとして序盤から活躍。本職の声優、俳優に比べると演技がやや拙いものの、それも含めて味のあるキャラクターとして親しまれている。登場人物としても非常に魅力的で、ハワイの闇を体現することに一役買っている。 成田凌氏が演じる三田村英二は、要所要所で春日をサポートしてくれる爽やかなイケメンとして登場する。また、画像から封筒に書かれた文字を解読するなど、今までにないソフト・情報面に強いキャラクターとなっている。が… 長谷川博己氏が演じる星龍会若頭・海老名正孝は、一見理知的ながらもその裏に潜ませた狂気、そしてどこか捨て鉢な雰囲気が見事に表現されている。 朝倉未来氏の演じるアサクラはサブストーリーで春日と戦ったり共闘したりにとどまるものの、壊滅的な演技に目をつぶる必要があるが総合格闘家らしくキレのあるモーションと優秀な技を彼から伝授できることから印象に残りやすい。 先述したように動画配信の暗部がそこかしこにある本作の中で、真っ当に配信と向き合う姿勢を見せているのも高評価。 前述した続投キャラクターも好評。特にナンバと沢城は前作では見られなかった一面が発覚しており、さらなる人気を得るに至っている。 ガチャピン&ムックもドンドコ島の島内放送やCMなど出番が多く、『ポンキッキ』世代にはたまらない内容となっている。公式のインタビュー映像によれば2人(?)のフェイスキャプチャーは大変だったようだが、その甲斐は十分にあったようだ。 前作ではあまり出番がなかったソンヒだが、本作では桐生編の最初からパーティメンバー入りしてくれる。 冷徹な女帝のイメージが強かった前作から一転。伝説の極道である桐生の大ファンという設定が追加されたほか、前作でも片鱗を見せていた天然ぶりが前面に出されたことで親しみやすさが大幅に増し、人気に拍車がかかった。パーティチャットや宴会トークでも出番が多い。しかもかなり強い。 一方でコミジュルに集めさせた情報をパーティに提供するなど、シリアスパートでも横浜裏社会の女帝という肩書きに恥じない活躍を随所で見せてくれる。 ハワイで独自の勢力を率いている山井豊は、初登場時こそ傲慢かつ狂気じみた姿が恐ろしいが、対決を重ねていくことで独自の魅力が垣間見えるようになっている。 中でも桐生や春日に対するある気遣いは、プレイヤーの涙腺を刺激してくる。取巻きも高評価で、春日達を車で目的地まで送り届ける場面は隠れた名シーン。低音ボイスに定評のあるベテラン声優である子安武人氏の名演もあいまって高い人気を獲得した。 なお、声優が同じであることから、『龍が如く 極2』に登場した飯淵圭との関連を疑うプレイヤーもいたが、制作サイドから明確に否定されている。 ワンカットながら趙が依頼した探偵という形で杉浦と九十九が登場し、『7外伝』に続きジャッジシリーズとのコラボレーションが楽しめる。 他にも「誠陵高校の走る人体模型」「動く顔はめパネル」など、『LOST JUDGMENT』プレイ済なら思わずニヤリとするネタも多数盛り込まれている。 保田団長や権田原組長、沖田博士にドクター森笠など、前作のサブシナリオで好評だったキャラクターも多くが再登場。いずれもそれぞれの理由からハワイに渡っており、再び春日と面白おかしい掛け合いを繰り広げる。 このうち権田原組長のサブストーリーは『7』で見せた人格者な一面をさらに昇華させた内容となっており、ラストでは思わずホロリとさせられる。相変わらずの絵面の温度差で感情が迷子になったという声もあるが。また、サブストーリー中には世にも珍しい背広姿の権田原組長も見られる。 沖田博士の製作した円盤型掃除機「おそうじ丸」もさらにパワーアップ。相変わらず資金提供を要求されるうえ、二度に渡って戦うことになるが、関連イベントをクリアするとデリバリーヘルプで呼び出せる。 スジモンバトルで最初に仲間になるのはまさかの曽田地。かつてドクター森笠と組んでスジモンバトルを行っていたという設定が追加された。能力的にもかなり高く、前述の殺意の極道覚醒のチュートリアルも担当するため、最初から終盤まで頼りになる。 新規のサブストーリー登場人物も魅力的なキャラが多い。 騙されていることに気づいていながらも一目ぼれした女性のために騙されたふりをする観光客の澤井や、MV撮影のためハワイを訪れたT.M.Revolution風見エボリューションなどは特に印象的。 風見エボリューションはサブストーリークリア後はデリバリーヘルプで呼べるようになる。高額ではあるが高いダメージと本作で弱点の敵が多い水属性を合わせ持ち、終盤まで頼りになる。 後味の良い後付け設定 あらすじの項にある通り、前作で死んだとされていた荒川真澄の恋人である「茜」が登場する。 + 以下ネタバレ 茜はハワイの宗教組織「パレカナ」に身を寄せており、ある事情から沢城丈と連絡を取り合っていた。そして、真澄の死をきっかけに息子である春日と会いたいと切望し、その意図を汲んだ沢城の頼みによって再会が実現する。 終盤、紆余曲折を経て春日が茜と対面し親子としての会話を交わすシーンは、中谷氏と榊原氏の演技も合わさり本作屈指の名場面となっている。 『6』以前の作品において荒川の名が売れてなかった理由として、「極道としての大罪を犯したため」であることが本作で示唆された。 プレイスポット 恒例のカラオケはボーカル違いも含めてシリーズ最多レベルの全20曲。日本とハワイで合いの手の担当も異なるため、同じ曲も2回楽しめる。 中でも桐生と錦山のデュエットゆえに再録が絶望視されていた「JUDGEMENT -審判-」の収録は大きな話題を呼んだ。春日を錦山と同じ中谷氏が演じ、桐生と共演したことで実現したといえる。春日がメインのバージョンもしっかり収録されている。 趙と共用ではあるが、前作ではパーティメンバーで唯一持ち歌がなかったハン・ジュンギにもようやく新曲が追加された。 一方で残念ながら新キャラのトミザワには、演じた井口氏自ら辞退したとの事で新曲がない。氏曰く、「自分が歌ったら他の方が目立たなくなる」とのこと。 『5』で初登場以来シリーズの名物となっていた「ばかみたい」のアンサーソングとして追加された「ばかだろう」は、「桐生が大切な人たちのスライドショーを映画形式で視聴し、最後に出たキャラに思わず涙する」という感動ものの映像と、PVでも見せた「ばかだろう ばかだね、ばかだよ、ばかやろう」と歌う桐生の姿からこれまたインパクト抜群な歌となっている。 桐生が参加するためか前作と比較して合いの手がはっちゃけている曲が増えた。 中でも趙・ハンの「好きになれる人を好きになれたならば」と千歳の「Honolulu City Lights」のはっちゃけぶりはいい意味で酷い。なまじ曲自体が大変真面目な分ギャップもひとしお。 一部の曲は横浜とハワイでムービーが変化する。 前述の「JUDGEMENT -審判-」は桐生が日本で歌うとムービーのキーボード担当がサバイバーのマスターになり、『0』の構図の完全再現となる。 実在女優の伝統曲「Like A Butterfly」はソンヒが担当しているが、相方が春日のバージョンと桐生のバージョンの2種類が用意されている。曲自体も演じる武田華氏の美声が存分に揮われており、非常に評価が高い。 桐生がパーティメンバーになったことで、今まで不可能だった桐生の歌に合いの手を入れることが可能になった。 クリア後は日本では春日がパーティメンバーになるため、春日の歌にも合いの手を入れられる。 ドンドコ島は非常に自由度が高く、どんな島にするかはプレイヤー次第。こだわり出すとあっという間に時間が過ぎる。 春日の体力は家の充実度でのみ変化するので、充実度が高いならお洒落なロッジ風にしようとヤクザ事務所風にしようと全く問題ない。 クリア後に習得できる極技も非常に強力で、そのためだけに挑戦する価値がある。 良質なBGM 本作でも、質の良いBGMが多数存在し、臨場感を高めてくれる。ネタバレとなるため詳細は避けるが、各戦闘のBGMも全体的に評価が高い。 中でも、ハワイでの雑魚戦闘BGM「Waikiki Down Beat」や、仲間キャラの加入ジングル「ハワイで仲間になった!」は、南国気質あふれる優れたもの。また、おそうじ丸のテーマ「いま、吸いにゆきます」はやけに壮大なアレンジがされた「Sad Mechanism」に進化し、神室町では戦闘BGMが「Funk Goes On(極ではなくオリジナル版)」になるなど、過去作を知る人が喜ぶものも多数そろえられている。 プレイリストで流せる『アフター6ジャンクション2』は本家スタッフが製作しているだけあって、『龍が如く』の世界どころか現実で流れても違和感がないほどしっかり作られている。 視聴者からの投稿という設定で、『5』の「Rouge of Love -feat.かぐや-」と「KONNANじゃないっ! -情熱的だよ全員集合mix-」および『維新!』の「阿修羅小町」が合いの手入りで収録されており、ファンには嬉しい内容も。 「一般人から見た前作や本作での春日達の行動」が同じく視聴者からの投稿という形で言及されるなど微妙にメタな内容も含んでおり、思わず笑ってしまう。 さらに「バットを持った男性がどこかに電話したと思ったら、空から大量のザリガニが降ってきた」など、デリバリーヘルプが春日の妄想ではなく現実の出来事だったことが判明してしまった。 トロフィーの条件が緩和 トロフィーの取得条件には従来の達成目録のコンプリートと高難易度クリアがなく、初心者でも時間をかければトロコンが十分視野に入る。 もっとも、難易度の変更は有料DLCを導入しないとできないのでそちらに移ったとも言える。 賛否両論点 せっかくの異国情緒がやや薄れがち 物語を進めるにつれ、主にサブストーリーにおいて過去作の面子がどんどん登場。 せっかくハワイに来ているのに日本で見覚えのある人々と次々出くわすため、新鮮味を感じにくい部分がある。 とは言え、ファンサービスとしては間違った采配とも言いづらい。いつも通りのおバカなノリで繰り広げられるサブストーリーは、本シリーズの持ち味でもある。 評価点でも先述した、強烈な絵面の違和感と感動が同居するサブストーリー「スノースマイル」などは、本作ならではの名エピソードと言える。 最初こそ言葉の通じないハワイで苦心する春日だが、そのうち当たり前のように言葉の壁もなく誰とでも会話をするようになる。 英語圏の雰囲気は薄くなってしまったものの、いちいち言葉の壁に躓いていてはテンポが阻害されるため、ゲーム的には正解だろう。 ドンドコ島で作れる建物が日本の繁華街的なものに偏っている。 リゾート地らしい建物はほとんど作れず、どうしても日本の歓楽街のような街並みになりやすい。 本シリーズとしては「らしい」と言える調整ではあるものの、せっかく自由に開拓できるリゾート地なのだから、もう少しリゾートらしくできる自由度も欲しかった所である。 その他 ショップでの販売品があちこちに散らばっており不便。 店によって品ぞろえが違うのは当たり前なので、リアリティを出すという点では妥当な仕様でもあるが。 問題点 メインシナリオの終盤がやや説明不足 序盤から中盤にかけては、両主人公の動向がしっかりと描かれているのだが、終盤の展開が圧縮気味。詳細はネタバレになるので避けるが、一例として「黒幕の一人の終盤の動向がわかりにくい」といった点が挙げられる。 ただし、『6』の様に致命的な話の齟齬が生じたり投げっぱなしになってる訳ではなく、プレイヤーの想像で「あのシーンまでの流れはこういうことだったのか」「この辺りで心境が変わってきたのか」「アレは仕込みとトリックだったんだろう」などある程度理解できる様にはなっている。『何があったかは想像付くから問題ない』と考えるか『きちんと描写してほしかった』と考えるかはプレイヤー次第といったところ。 社会情勢の部分についても『龍が如く』世界は相も変わらず問題山積みだが、これについては本作において春日たちだけで解決しきれる性質のものではない。そこは続編以降に期待といったところだろうか。 その他シナリオ面での細かい問題点 作品の性質上仕方のないことではあるが、過去作のネタバレやプレイ前提の展開が多い。 特に前作や『7外伝』は事前プレイ必須レベルなので、ネタバレを嫌う方は最低でも前作を先にプレイした方がよい。 桐生は相変わらず忍んでいる感が薄く、名を捨てた設定の必要性が感じ取りにくい。 とは言え一応、本作では「隠れているつもりではあったが敵組織の情報網が一枚上手だったためにバレてしまった」といったやむを得ない事情も発生。大道寺一派が弱体化しているという点も相まって、桐生本人が不注意すぎるといった指摘は少ない。 シナリオの大筋にはさほど影響はないものの、細かいツッコミ所や後付け感などは相変わらず見られる。 + ツッコミ所や後付け設定に関する一例・ネタバレ注意 気になりやすいのは「荒川真澄にはもう1人、悲惨な幼少期を送った息子が居た」という設定。 前作であれだけ息子を気にかけていた荒川である。子供の存在を知った上で冷遇するとは考えづらく、作中でも「恐らくその子の存在を知らなかったのだろう」と解釈されているが、その子を産んだのは荒川と非常に深い縁を持つ女性であるため、上記の解釈をすればしたで「それほどの縁を持つ女性の動向について全く情報を仕入れていなかった」とやや不自然。その女性は、荒川が最も憎む人間の親族でもあるため、トラウマから知ることを拒絶したのかもしれないが、その辺りの描写はなされていない。 ダブル主人公の弊害 前述のように、8章以降はハワイで春日、日本で桐生を章ごとに交代して操作することになるが、パーティメンバーもそれぞれの主人公に紐づけされている。 また、パーティメンバーは終盤に一時合流するもののすぐに分かれてそれぞれの最終決戦に向かうため、全員が合流して自由にパーティ編成・探索や戦闘を行えるのはストーリークリア後のみとなっている。 そのため、ストーリー中でのパーティ最大人数がどちらも5人と前作より少ない。難易度自体は前作より低下しているためそこまで問題ではないが、戦闘での役割の融通がやや利かせづらい。 春日視点では紗栄子・ソンヒ・趙とは一切イベントが発生せず、ナンバや桐生とも序盤のみなど、終盤になるほどやり取りの少なさが浮き彫りになってくる。 桐生視点でも然りで、春日とは序盤のみで千歳・足立・トミザワとは一切イベントが発生しない。 「今回は桐生に同行するメンバーの春日との会話をもっと見たかった(逆も然り)」というのはパーティを分割する形式である以上は付きまとう問題であるため、仕方がないところだろう。 ハン・ジュンギの加入がかなり遅く、絆レベルや各ジョブのランクを上げるのに苦労させられる。また、上司であるソンヒとのパーティー内での掛け合いを見られるのもクリア後となっている。ハン(と趙)は当初は加入しない予定だったため、仕方ないが。 ただし、専用ジョブの「ヒットマン」が非常に強力(*14)なので、「戦力として微妙」と言われることは少ない。 バトル 改善はされているものの、まだ問題点は目立つ。 前作も多くはなかった全体攻撃の技が本作でさらに減少し、覚えられるキャラも限られてしまった。 装備武器の属性を乗せられる広範囲技である程度はカバー出来るものの、バトル開始時の敵の位置によっては速攻出来ない事も十分にありえる。 地形ハマリはかなり抑えられているが、ゼロになったとは言えず時折発生するためテンポが悪化する。 前作と比較してデリバリーヘルプの金額が異常に高額になっており、中盤では1回呼びだすのも一苦労。 狭山や伊達といった最上位キャストの割増ともなると1回で1億円持っていかれるなど終盤でも呼ぶのを躊躇うレベル。前作で強すぎた反動の側面はあるだろうが。 前述のように本作の新規ジョブの解放は春日編でしかできないうえにある程度まとまったお金が必要になっている。そのため、金欠で解放しないまま桐生編に進むと次の春日編まで解放できなくなってしまう。 また、ムービーの関係で最低でも春日、トミザワ、千歳、桐生か足立の4人が揃っている必要がある。期間は短いがこの4人が揃わない時期があるので、その間も解禁できなくなってしまう。 主人公が戦闘不能になるとゲームオーバーになる仕様も相変わらず。 本作では一定ターン経過で戦闘不能になる状態異常「呪い」が追加されているので早期撃破か事前対策が必須。 前作ほどではないが、一部強すぎる極技が存在する。 槍玉に挙げられやすいのはサムライの「夢想弓・破」で、ランク1で覚えられるうえ、威力が凄まじいため、どこぞのメラミのようにサムライにジョブチェンジだけして継承させるプレイヤーが続出した。とはいえサムライへのジョブチェンジには人間力もお金もそれなりに要求される。 クリア後のやりこみ要素が有料DLC必須 前作と同じくDLCを適用しないと周回プレイができない。さらに本作ではクリア後に追加されるファイナルダンジョンも有料DLCに回されている。 幸い発売と同時に配信しており、上位のエディションでは付属するほか、周回要素以外の追加要素もあるので決して無駄ではないのだが…。 プレイスポット 前述のように、マッチングアプリは『0』のテレクラと異なり一度対面して正体が割れれば以後の回避はできる。 一方でサブストーリー発生のためには全員と対面する必要があるため、ハズレとわかっている相手でもチャットを成功させなければならず、徒労感が強い。 スジモンバトルはDLCキャラを入れていると勝利場面のポージングが簡素なものに変更されてしまう。 モデリングの都合や真島・冴島・大吾・秋山にコミカルなポーズを取らせるわけにもいかなかったのかもしれないが、ドンドコ島に宿泊客として訪れるという要素はあるだけに惜しいところである。 その他 桐生以外の3Dモデルが使い回されており、狭山、小雪、ユキなど、『3』以降で登場していなかった女性キャラは作中で15年近く経っているにもかかわらず若々しいままで違和感がある。本作では56歳になったはずのユキですら『0』の頃と全く見た目が変わっていない。 歳を取っても見た目が老けない人物は現実にも間々居るが、手抜きと見られても仕方のない部分ではある。 一方で、かつての人気キャラクターが老けた姿で登場することが嬉しいかというとそうとも言い切れないため、あえての手段であった可能性もある。かってのポケサーファイターの例とは事情が違う話なのである。 総評 『7』で鮮烈な本家デビューを果たした春日と、最後の戦いに臨む桐生のタッグを上手く描き切った快作。 シリーズ初の海外が舞台ということで今まで以上の新鮮な探索を楽しめる。 前作キャラの多くが続投されているほか、長らく消息不明だった1~6のキャラクターも再登場しているなど、顔ぶれは非常に豪華。 エンディングノート、ドンドコ島をはじめとしたサブストーリー、プレイスポットなどを含めたゲームボリュームはシリーズ最大規模であり、バトルシステムも大きく改善されている。 終盤の駆け足な展開に難色を示すプレイヤーもいるが、基本的には前作から入ったファン、初代からシリーズを追いかけてきたファンが共に楽しめる一作となっている。 余談 本作で初登場したカラオケ曲「好きになれる人を好きになれたならば」は、その切ない歌詞とは裏腹に序盤で歌われる食洗機を散々引きずる合いの手のインパクトから食洗機の歌とネタにされた(*15)。 本作の章タイトルは、いずれも過去に流行した歌謡曲から取られている。 第1章ではKing Gnuの代表曲である『白日』の名前が付けられているほか、最終章のタイトルの曲は、本作のエンディングテーマとなっている。 本作発売の約3か月ほど前に、『7外伝』が発売されているが、本作の開発が始まった時期は7外伝より先になっている。そのため、『7外伝』の要素は最低限のものになっている(*16)。 + 以下ネタバレ 一方で、『7外伝』の中心人物の1人であった花輪喜平が、物語中盤で敵勢力の襲撃に遭い、あっさり銃殺されたことは大きな話題を呼んだ。 特に『7外伝』ファンにとっては「多くの先例からして生きているのでは?」と思いたいところだが、劇中では完全に死亡したという扱いをされており、エンディングノートでは報を受けた桐生が冥福を祈る発言をしているので望みは薄いだろう。 『7外伝』で戻ってきたと思ったら本作で早くも死亡退場とは何とも儚い命と言わざるを得ない。 スタッフによると、「花輪はもともと退場予定で、『7外伝』であれだけの人気が出たのは予想外だった」とのこと。 現に本作における花輪は「桐生の知り合いの大道寺一派のエージェント」程度の扱いであり、『7外伝』エンディングで明かされた設定も特に活かされない。 発売してからわずか一週間で、世界累計販売本数が100万本を突破した。
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クロヒョウ 龍が如く新章 【Yakuza Portable】 メーカー セガ 発売日 2010年9月22日 対応機種 PSP(UMD.DL) 任侠物のアクションアドベンチャー龍が如くシリーズの新章 神室町を舞台に、「力こそがすべて」と信じる少年「右京龍也」を新たな主人公添えた物語 関連 龍が如く4 伝説を継ぐもの 前作 龍が如く OF THE END 次作 クロヒョウ 龍が如く新章 完全攻略極ノ書 (ファミ通の攻略本) クロヒョウ龍が如く新章(1) (ヤンマガKCスペシャル)
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龍が如く5 夢、叶えし者 / YAKUZA 5 龍が如く5 夢、叶えし者(HDリマスター版) / YAKUZA 5 REMASTERED 機種:PS3, PS4, Xbox1, PC 作曲者:多数 編曲者:多数 開発元:セガ、龍が如くスタジオ 発売元:セガ 発売年:2012年12月6日 (PS3)、2019年6月20日 (PS4 HDリマスター版)、2021年1月28日 (Xbox1, PC HDリマスター版) 概要 「龍が如く」シリーズ本編では5作目となる作品。 日本5都市を舞台に、前作同様4人の主人公が活躍する(前作に登場した谷村正義の代わりに品田辰雄が登場、他3人は同じ)。 かなりボリュームのある作品であり、アナザードラマなどによるバラエティーに富んだ曲が多い。 サウンドトラックも前作同様Vol.1とVol.2の二つに分けられている。 それとは別に、ゲーム中使用された氷室京介の楽曲のみを集めたミニアルバムも配信されている。 (時系列前作:龍が如く4 伝説を継ぐもの 次作:龍が如く6 命の詩。) (発売順前作:クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編 次作:龍が如く 維新!) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Vol.1 Bloody Moon(龍が如く5 夢、叶えし者 Opening Theme - Game Edition Version) 作曲:氷室京介・タケカワユキヒデ編曲:GOSPELS OF JUDAS オープニングデモ歌:氷室京介 The Battle for the Dream 福山光晴 インストール中BGM最終部最終章・ラストバトル:桐生一馬VS.相沢聖人 The Hearts of theirs タイトル画面BGM Isolated fight 通常戦闘BGM・桐生一馬 Hailstorm 庄司英徳 通常戦闘BGM・冴島大河 Affected fight 福山光晴 通常戦闘BGM・秋山駿 What a FUNKASTIC hit 青木千紘 通常戦闘BGM・品田辰雄 Victory Road Hyd Lunch 戦闘・ビクトリーロード Extermination 福山光晴 汎用ボス戦 Fullscale offensive a-fei 汎用集団戦 The place where I used to be 福山光晴 第一部第四章・桐生一馬VS.東城会構成員 I believe in you 庄司英徳 第二部第四章・冴島大河VS.馬場茂樹最終部第一章・桐生一馬VS.馬場茂樹 Dynamic Magnificent 福山光晴 第三部第四章・秋山駿VS.金井嘉門 Tag of the man 磯崎剛 第四部第四章・品田辰雄VS.黒羽組構成員 Receive and Slash You 庄司英徳 最終部最終章・ラストバトル:冴島大河VS.真島吾朗 2012年340位 End of Rematch 福山光晴 最終部最終章・ラストバトル:秋山駿VS.金井嘉門 The Mutual Fists 磯崎剛 最終部最終章・ラストバトル:品田辰雄VS.馬場茂樹 Collisions of Our Souls Hyd Lunch 最終部第三章・桐生一馬VS.渡瀬勝最終部第三章・冴島大河VS.勝矢直樹品田辰雄VS.亜門三吾 endless fight 福山光晴 汎用集団戦 Nuisances ZENTA Christmas Night Raid 庄司英徳 最終部第三章・神室町ヒルズ 36Strings Nocturne A desperate run 福山光晴 チェイスバトル The maximum ill luck DIG 最終部第三章・桐生一馬VS.冴島大河桐生一馬VS.亜門丈 Underground Battle Hyd Lunch 戦闘・闘技場:予選 Final match Hyd Lunch 戦闘・闘技場:決勝 The COOL GUY SOSUKE SoundDrive 古牧宗介の修行 The Hermit of the Frozen North POPHOLIC 天童の修行 Leo the Aristocrat SoundDrive 綾小路獅子の修行 IF8 ZENTA IF8R 緊迫感 POPHOLIC 不吉な予感 福田有理 妄想ゲーム 想像の月見野 Knowledge of the Hunter 福山光晴 bright eyes in snow 冴島大河アナザードラマ・獲物に見つかった時 Run through the Silver World! Wall5 Project 第二部第二章・刑務所脱出(スノーモービル) Battle of Pride SoundDrive 桐生一馬アナザードラマ・レースミッション「ノーマルBGM」 The Pursuit of Speed The Passion for Batting Hyd Lunch Each of their dreams エンディングデモ Vol.2 The Opening of Princess League 青木千紘 澤村遥アナザードラマ KONNANじゃないっ! ~feat.澤村 遥~ ZENTA 歌:釘宮理恵 KONNANじゃないっ! ~feat.T-SET~ 歌:白石涼子&野中藍 loneliness loop ~feat.澤村 遥~ 歌:釘宮理恵 loneliness loop ~feat.T-SET~ 歌:白石涼子&野中藍 キミハイルカラ ~feat.澤村 遥~ 福山光晴 歌:釘宮理恵 キミハイルカラ ~feat.T-SET~ 歌:白石涼子&野中藍 La Seine 青木千紘 Rose hip 福田有理 PRIME - LOVE GAME - 青木千紘 Club EDEN 福田有理 ELISE NEXT DESIGN Comin'at ya, My girl Joy to the Dance 福山光晴 Couleur d'une jeune fille 庄司英徳 Like a Arabesque NEXT DESIGN Be the Star!! 青木千紘 Dawn of GunRhein 庄司英徳 ENORMOUS GUN SALUTES HOSTILE GAZE BOXCELIOS FOREVER ARROW OF INDRA TRUE VALHALLA A BARRAGE THE DELUGE All Clear Results プリサークル 山路敦司 クラブセガ・プリサークル めん処 龍屋 POPHOLIC めん処 龍屋 雪上の格闘技 雪上の格闘技 コーチンズカップ・クラシック コーチンズカップ・クラシック Bad news is coming ZENTA heart-warming stories 秋山暁子 入り組んだ事情 福田有理 The song of friendship ZENTA Olivier 吉田沙織 BARクレスト - Rainy - 青木千紘 ふと桃Club SoundDrive Quiet Mode 青木千紘 Silky Night Sleepy Eyes highway ばかみたい [Jazz Version] 福山光晴 ring ~feat.りく~ ZENTA カラオケ曲歌:金子有希 ring ~feat.ほのか~ カラオケ曲歌:鹿野潤 Rouge of Love ~feat.かぐや~ 青木千紘 カラオケ曲歌:吉原ナツキ Rouge of Love ~feat.詩音~ カラオケ曲歌:水城レナ ばかみたい ~feat.冴島 秋山~ 福山光晴 カラオケ曲歌:小山力也&山寺宏一 ”featured songs” Bloody Moon 作曲:氷室京介・タケカワユキヒデ編曲:GOSPELS OF JUDAS オープニングテーマ歌:氷室京介 STILL THE ONE 氷室京介 歌:氷室京介 So Far So Close 第二部第四章・馬場茂樹戦後のムービー歌:氷室京介 永遠~Eternity~ 歌:氷室京介 WILD ROMANCE 第四部第四章・品田辰雄VS.堂島大吾歌:氷室京介 魂を抱いてくれ(nylon-guitar version) 第四部第四章・品田対澤田の一打席勝負後のムービー歌:氷室京介 ダイヤモンド・ダスト エンディングテーマ歌:氷室京介 龍が如く5 THE BEST SONGS SELECTION 曲名 作・編曲者 補足 順位 KONNANじゃないっ! [Full Spec Edition] ZENTA カラオケ曲歌:釘宮理恵 白石涼子・野中藍 loneliness loop [Full Spec Edition] キミハイルカラ [Full Spec Edition] カラオケ曲福山光晴 ばかみたい [Full Spec Edition] カラオケ曲歌:小山力也 ring [Full Spec Edition] ZENTA カラオケ曲歌:金子有希 鹿野潤 Rouge of Love [Full Spec Edition] 青木千紘 カラオケ曲歌:吉原ナツキ 水城レナ GET TO THE TOP! [Full Spec Edition] 庄司英徳 カラオケ曲歌:佐藤朱 MachineGun Kiss [Full Swing Edition] 福田有理 カラオケ曲歌:森川智之 ばかみたい [Sky Finance Edition] 福山光晴 カラオケ曲歌:山寺宏一 KONNANじゃないっ! -情熱的だよ全員集合mix- カラオケ曲歌:釘宮理恵feat.情熱オールスターズ ばかみたい [Taxi Driver Edition] 福山光晴 カラオケ曲歌:黒田崇矢 第3回ゲームソング132位 KONNANじゃないっ! (Karaoke) カラオケ曲 loneliness loop (Karaoke) キミハイルカラ (Karaoke) ばかみたい (Karaoke) サウンドトラック 龍が如く5 夢、叶えし者 オリジナルサウンドトラック Vol.1 ダウンロード販売のみ。 龍が如く5 夢、叶えし者 オリジナルサウンドトラック Vol.2 ダウンロード販売のみ。 龍が如く5 夢、叶えし者”featured songs” ダウンロード販売のみ。現在は販売終了。 龍が如く5 THE BEST SONGS SELECTION 関連動画 『龍が如く5 夢、叶えし者』ロングトレーラー:ストーリー編
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前ページ攻略チャート 一章 別れと旅立ち墓地 神室町 ミレニアムタワー サブイベント 一章 別れと旅立ち 墓地 いずれかの墓を調べるとイベント ※「龍が如く」「龍が如く2」の物語を回想できます。 狭山と会話 解説 墓は1つでも調べれば狭山と会話後にシナリオを進められます。 マップの赤い点は目的地を示しています。 今後のシナリオ進行で参考にしましょう。 神室町 スターダスト前でユウヤと会話イベント (・遥のおねだり) 柄本医院前で街のチンピラと戦闘 チュートリアル戦闘です。 戦い方を確認しましょう。 柄本医院に入り、柄本、一輝と会話 遥と会話し、「ここで待っていてくれ」を選択 ミッション「真島に会え」 劇場前広場で街のチンピラと戦闘 チュートリアル戦闘です。 戦い方を確認しましょう。 ミレニアムタワー前で西田と会話、スタミナンX×2を入手 ミレニアムタワー エレベーターで屋上へ ミレニアムタワー屋上でBOSS:真島吾朗と戦闘 □□□△△のコンボで攻撃しましょう。 起き上がりの時に攻撃するので離れましょう。 相手のHPが減ると逆追い討ちの極みを出せます。 R2を連打してヒートゲージを溜めて技を出しましょう。 HPが減って危ない時はスタミナンXを使いましょう。 ・二章 出会いへ サブイベント 遥のおねだり
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登録日:2012/03/15(木) 12 55 29 更新日:2024/05/19 Sun 18 57 24NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2007年 Z級映画 スタミナンスパーク 三池崇史 体力最大回復!!ヒート状態維持!! 劇場版 北村一輝 十川誠志 夏なのに長袖 実写化 岡村秀樹 岸谷五朗 怪作 映画 東映 真島の再現率高し 賛否両論 驚愕の極み 黒歴史 龍が如く この街では、憎しみも愛。 『龍が如く 劇場版』とは、テレビゲーム『龍が如く』を実写映像化した作品。 2007年に公開された。 監督は『着信アリ』や『妖怪大戦争』などを手掛けた三池崇史。 PS2で発売された一作目を原作として、神室町のモデルとなった歌舞伎町で実際に撮影された。 漫画、ゲーム等を実写映像化した作品の中ではやはり賛否の分かれる結果となっており、黒歴史とするプレイヤーも多い。 ただし、原作のような殺伐とした舞台の雰囲気や真島役の岸谷五朗の怪演等、光る点もある。 ゲーム未プレイの人はもちろん、ゲームプレイ済の人ならその何倍も楽しめる作品………らしい。 【あらすじ】 巨大歓楽街、神室町。 その街に潜む裏社会の住人達の間で、ある騒ぎが起きていた。 極道組織『東城会』の消えた百億。 混迷を呼ぶ夜のネオン街に、十年の刑期を終えて出所した男、桐生一馬が帰って来た。 【登場人物】 桐生一馬(演 セクスィ…北村一輝) 「お前は…まだ生きてる」 本作の主人公。 罪状は不明だが十年の刑期を終えて出所し、神室町に帰って来た男。 由美を探す中、一人で母を探す遥という少女に出会い、行動を共にする。 映画ということで意図してヒーロー像を取り入れている為、渋いというよりもイケメンな桐生さんになっている。 原作以上に激しい連戦で若干余裕が無いようで、一般人を投げて弾除けにしたり、大声を上げる事も多い。 終盤、誰もが驚愕する方法で危機を脱する。 遥(演 夏緒) 「『お前』じゃない。私は遥。」 神室町で美月という名の母を探す少女。 出所した桐生と出会い、行動を共にする。 幼いながらも、したたかさを持った少女。 普通にかわいい。 メイキングでの犬との絡みは和む。 真島吾朗(演 岸谷五朗) 「ハイ、お父ちゃ~ん!今日もみんなでホームランやぁ~!」 東城会真島組の組長。 頭のネジが一本飛んでいるかのようにブチ切れた狂気的な男。 日頃から神室町で暴れまわっているようで、街を組員と共に歩くだけでも大量のチンピラが襲いかかり、ちょっとした抗争になる程の危険人物。 しかし2以降に見せた知的な部分もあり、部下に経済新聞を読む事を進める事も。 十年前から桐生と闘っていたようで、その決着を着けるべく桐生を付け狙う。 扱いが優遇されており、ぶっちゃけ真島との闘いが映画の中心。 お馴染みの長ドスやOF THE ENDを彷彿とさせるショットガン(ただし撃つのは人)、少年漫画ばりのバッティング技を駆使しての桐生との闘いはこの映画の見所。 特に長ドスを使った戦闘では、斬り付け→逆手に持ち替えて突き下ろし→左手に持ち替えての奇襲という原作のQTEバリのドス捌きや華麗な後ろ回し蹴りを披露している。 演じる岸谷五朗氏の効き目の都合で眼帯が原作とは逆だが、原作一作目の真島の狂気さを全面に押し出した演技はなかなか味がある。 伊達真(演 井ノ頭五…松重豊) 「桐生……死ぬなよ。」 桐生の知り合いの刑事。 錦山組に監禁されていた風間を救出する。 俳優の関係で二人並ぶと桐生より背が高いという、原作を知ってる人には奇妙な絵面になる。 風間新太郎(演 塩見三省) 「その子の母親は…ミレニアムタワーのアレスに居る。」 風間組の組長であり、桐生の父親のような存在。 錦山組に監禁されていたが伊達に救われ、真島に追い詰められた桐生を救う。 風間に撃たれた真島の「もぉ、誰ぇ……?」というセリフは、原作未プレイ視聴者の心境を代弁している。 一輝(演 加藤晴彦) ホストクラブ『スターダスト』のオーナー。 桐生の知り合い。 桐生に携帯電話を渡した。 怪我を負った謎の男、朴を匿う。 ユウヤ ホストクラブ『スターダスト』のホスト。 原作とは違い、ふとましくない。空気。 朴(演 コン・ユ) ソウルから送り込まれた殺し屋。 東城会の百億を抜いたとされる神宮京平を暗殺するために神室町にやってくる。 風間とも知り合いのようであり、横浜で劉家龍に行方を訪ねるが返り討ちにされて負傷。 『スターダスト』で一輝の世話になり、事件が終わった後一輝に別れを告げて神室町を去る。 結果的にオリジナルキャラクターが原作の大悪党を射殺するというとんでもない事をしてしまった。 情報屋(演 荒川良々) DVD屋『ビーム』の裏に住み着く情報屋。 サイの花屋ではない。 多額の情報料を要求するが、ドMなので痛めつけられたぶん料金を減らしてくれる。 武器屋も営んでおり、真島や朴に武器を売った。 悟(演 二股…塩谷瞬) 唯(演 ダルビッシュの元…サエコ) 誰得な登場人物。本筋に一切絡まないのに頻繁に登場する。 神室町で強盗を繰り返すカップル。 途中、情報屋から手に入れた銃を元手にエスカレートしていく。 ほとんど唯の独断で動いており、悟は渋々それに付き合っている。 唯はヤクザに借金していたため金をほしがっていたが、そのヤクザに撃たれて重傷を負う。 事件の終結後、一万円札の舞う神室町で悟は唯を抱え、二人は夜の闇に消えていった。 今西(演 湯けむり…遠藤憲一) 中西(演 ムロツヨシ) 誰得な登場人物その2。本筋に絡まず、出番も少ない。 百億が抜かれて金の無くなった銀行に押し入ったマヌケな強盗。 金が無いのでどうにもできず、銀行に立てこもる。 暑い真夏に銀行の空調が死んでいたのでだんだん薄着になり、最後はパンイチ。 人質達と親交を深めるが、終盤神室町に舞う一万円札に驚いて出てきた所を逮捕される。 今西は数年後、刑事として神室町にいるらしい。 野口刑事(演 哀川翔) 銀行強盗を捕まえるべく、様子をうかがう刑事。 こちらも空調が扇風機しか無い部屋かつ、大量の警官がすし詰めになって立てこもりを監視しているのでかなり気が立っている。 勤務中にビールを飲む。 原作ゲーム最新作の『5』で中の人が180度キャラの違うヤミ金業者として登場している。 澤村由美(演 高岡早紀) 桐生と同じ孤児院で育った女性であり、遥の母親。 終盤、自らの仕掛けた爆弾を作動させ爆死する。 錦山彰(演 真木蔵人) 「うわああああぁ!!」 ラスボス。 神宮の百億を狙う男。 風間を拉致監禁し、終盤に遥を誘拐する。 傷を負った桐生を圧倒し、一度は勝利するが、桐生の驚くべき奇策の前に敗北して気を失う。 そのまま目を覚ます事無く、ミレニアムタワーの爆発に巻き込まれて死亡。 神宮京平 永田町のケダモノと呼ばれる男。 東城会の百億を狙う。 登場シーンは部下を並べさせたりと非常に決まっていた、が。 神室町をヘリコプターでゴキゲンに遊覧飛行していたらあっさりと朴に撃ち殺され、爆炎に巻き込まれた。 それだけの人。 演じるのはなごっさん。 【原作との相違点】 原作での季節は冬だが、劇場版では夏 最終的に風間が生存している 錦山、由美、神宮の最期 他、多数。展開も殆ど端折られており、代わりに長ったらしいオリジナル要素がねじ込まれた。 【楽曲】 CRAZY KEN BANDが楽曲を提供。 エンディングテーマ 「12月17日」 挿入歌 「ハマのアンバサダー」 「黒い傷跡のブルース」 「12月17日」と「黒い傷跡のブルース」はゲーム『龍が如く2』の挿入歌としても使用されている。 錦山に追いつめられた桐生のとった逆転策とは… 錦山に敗北し、倒れる桐生。錦山は組員に桐生の処理を指示する。 組員が桐生を担ぎ上げるが、桐生の口にあるものがくわえられていた。 それはなんと、原作でもお馴染みの回復アイテム『スタミナンスパーク』! スタミナンスパークを使用し、体力全快、ヒート状態になった桐生は組員を蹴散らし、ついに錦山も倒したのだった。 恐らく原作を知らない観客はポカンとし、原作を知っている観客は爆笑するかドン引きしつつ心の中でこう叫んだだろう…こんな最終決戦があってたまるか! ちなみに、後年上演された舞台版でも同じようなギャグ展開があるのだが、そちらは大量の雑魚を一掃するために回復アイテムを使いまくってゴリ押しで突破するという展開であり、最終決戦自体はシリアスに徹している。 黒歴史扱いされてはいるが、見所はあるので興味があったら見てみては? 追記・修正はスタミナンスパークを飲んでからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 正直、最後の最後でドリンク飲んでサイヤ人状態にならなければそこそこ見れた -- 名無しさん (2014-01-21 11 02 55) セクスィーは沢村じゃ、、、 -- 名無しさん (2014-05-12 06 51 14) デッドオアアライブの続編だったか(小並感) -- 名無しさん (2014-05-12 14 32 48) この映画の最大の見どころは岸谷五朗氏の演技。あとは色々とはしょり過ぎていて面白みがなかったな。 -- 名無し (2014-06-30 19 57 20) 終盤までは面白かったが、スタミナンスパークで回復とかした瞬間に評価が落ちたわ -- 名無しさん (2014-06-30 19 59 00) この世界でも2とか3とかの事件あるのかな -- 名無しさん (2014-08-18 19 08 14) 錦の上半身裸になった時、体がひょろすぎて萎えた… -- 名無しさん (2014-12-29 04 40 55) ドリンク回復はおkだけど、強盗カップルの尺を別に回した方が良かった気がする -- 名無しさん (2015-05-10 07 12 39) カップル達や銀行強盗は原作のサブストーリーみたいなもんだと考えればアリだと思う -- 名無しさん (2015-07-21 12 26 39) タイトルが同じだけのVシネとして観たら面白い。 -- 名無しさん (2015-07-21 17 33 52) なんで最後そうなった… -- 名無しさん (2016-02-04 17 02 53) スタミナンスパークの宣伝映画 -- 名無しさん (2016-03-15 03 19 25) 多分関係ないと思うが、0では錦山がスタミナンスパーク・・・ではなく、スタミナンXで回復するシーンがある。まあ大抵は真島に奪われて、逆転されたりするのだが -- 名無しさん (2018-03-05 20 21 33) カップル、銀行強盗は「桐生が関わらなかった場合のサブストーリー」って意見をどこかで聞いて成程と思った。 -- 名無しさん (2018-03-05 22 35 08) この映画の見どころは真島の兄貴と最終戦と銃撃戦の時の遥のパンモロだと思う -- 名無しさん (2018-09-03 16 44 53) いっそのこと開き直ってゲームシステム再現やらサブクエストやらやってみたら最終決戦もあれでよかったかもね -- 名無しさん (2020-06-03 22 40 32) まさかハリウッド映画になるとはな。 -- 名無しさん (2020-09-29 15 07 03) ドリンクですべてをもっていかれる、いっそちょこちょこそういうシーンでもいれてば違かったかも -- 名無しさん (2022-09-20 17 29 09) 名前 コメント
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龍が如く OF THE ENDで敵として登場するのはゾンビ ここの管理人もゾンビ
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龍が如く OF THE END part58-163~168,184~186,197~200,202,297~304,308~314 163 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/01(金) 21 50 40.91 ID rNo2SLZk0 テーマは極道もののアクションアドベンチャー 龍が如くシリーズの登場人物達がゾンビ映画の世界にいったらと思う。 用語解説 東城会 関東一円のヤクザを束ねる極道の一大組織。 会長はシリーズの1の開始時点では三代目だったが、1の中で四代目に桐生一馬が就任。 その後シリーズで紆余曲折あって現在は堂島大吾が六代目会長になっている。 近江連合 関西一円のヤクザを束ねる極道の一大組織。 2の時に東城会と抗争を起こし敗北している。 そのため組織力が低下しているよう。 神室町 現実の歌舞伎町をモデルにした一大繁華街 シリーズの主な舞台 町のシンボルとして高層ビルのミレニアムタワーがある。 また巨大施設の神室町ヒルズがオープンを控えている。 ゾンビ ゾンビ映画に出てくるようなゾンビ 皮膚が変色し目は赤く光って身体能力も異常発達している。 ゾンビに咬まれると感染してゾンビ化する アクションパートではよく主人公が咬まれてるが イベントシーン以外では咬まれていないことになっている。 変異種 人間の姿を留めておらず特異能力を持っている特別なゾンビ。 164 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/01(金) 21 51 04.37 ID rNo2SLZk0 登場人物紹介 桐生一馬 シリーズを通しての主人公 堂島の龍と呼ばれた極道で1の100億事件を解決して伝説の極道と呼ばれるようになる。 1の作中で東城会四代目に就任するが堅気になるため返上する。 しかし東城会の危機の度に神室町に舞い戻り事件を解決している。 現在は沖縄の養護施設アサガオで遥や子供達と暮らしている。 澤村遥 桐生の幼馴染由美の娘で1の事件の後、桐生が引き取って一緒に暮らしている。 シリーズが進むにつれて成長しており1では9歳だったが今作では14歳の中学生。 オープニング 桐生がアサガオでいつもどおり子供達と生活していると一本の電話がかかってくる。 電話の相手は遥を預かっているといい電話から遥の声が出る。 「おじさん助けて神室町が壊れちゃう!!」 遥の前に広がる神室町はゾンビが闊歩して町が破壊されている光景だった。 165 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/01(金) 21 51 25.51 ID rNo2SLZk0 第一部 秋山駿 登場人物紹介 秋山駿 4の四人の主人公の一人で今作でも主人公続投 元エリート銀行マンだったが横領事件に巻き込まれて失職。(4の黒幕に関係) 一時はホームレスまで落ちぶれていた。 しかし、1の百億事件終盤の爆発により神室町にばら撒かれた百億の金を必死に拾い集め、元銀行マンの知識をフル活用して再起。 現在は金融会社スカイファイナンスの社長でありキャバクラエリーゼのオーナーも兼務。 花 秋山の銀行時代の後輩の女性でスカイファイナンスの唯一の社員。 スカイファイナンスの経営は彼女によりもっている部分も大きい。 秋山には男女の感情をもっているが秋山は現在の関係を変える気がない。 長濱 極道と思われる男で何故か色々と情報に詳しい 166 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/01(金) 21 52 12.07 ID rNo2SLZk0 第一章 勃発 秋山は風邪気味な花にせっつかれて借金の集金に出ていた。 秋山が集金に来たビルでは異変が起こっていた。 東城会傘下の組に帽子を被った不審者が現れて見張りの組員に襲い掛かった。 組員達は敵対組織の出入りと思い完全武装して侵入者を迎え撃つ。 だが侵入者は何発も拳銃を貰っても倒れず逆に組員達を倒すのだった。 激しい戦闘の結果組員がビルの窓から外に叩き出される。 倒れ付した組員に警察が近づくが組員はゾンビ化して警察を襲う。 次々とゾンビ化していく周囲の人たちに秋山は足元に転がっていた拳銃を取る。 襲いかかってきたゾンビを拳銃で倒した秋山はスカイファイナンスに戻る。 その日は心配した花もスカイファイナンスに泊り込み一夜を過ごす。 第二章 隔離された街 一晩明け目が覚める秋山だったが何と事務所にゾンビが侵入してくる。 撃退する秋山だったが外をみると神室町は一晩の内にゾンビが闊歩する街に変貌していた。 さらに隔離壁がおかれており外部に出れなくなっていた。 そんな時、花の風邪が悪化して動くのも困難な状態になってしまった。 秋山は同ビルのニューセレナという店に花を置いて薬を医者から貰うため動く。 そうしてゾンビを撃退していく秋山に長濱という男が声をかけてきた。 長濱は隔離壁の外に出る抜け道を知っているから秋山に拳銃を取り扱っている非合法な店まで護衛を頼む。 秋山は何とか店までたどり着き同じく銃を求めていた人達と合流する。 装備を整えた秋山と長濱は隔離壁の外に出る抜け道へ向かう(ここで秋山は二丁拳銃になる) 隔離壁を抜け出た秋山が見たのはいつも通りの喧騒の神室町と隔離壁周辺を厳重に警備している自衛隊だった。 167 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/01(金) 21 52 45.10 ID rNo2SLZk0 第三章 感染拡大 長濱と別れた秋山は無事医者から即効性の解熱剤を入手する。 秋山は抜け道を使いニューセレナに舞い戻るが店の中はゾンビに荒らされていた。 店の中にいたゾンビを全滅し焦燥に刈られる秋山。 そこに花から電話がかかってきてオリエンタルビルに移動したと連絡が来る。 急いでオリエンタルビルに向かう秋山だが既にビルの周りにゾンビが集まっており 自衛隊もゾンビに襲われていた、自衛隊はやむなく隔離壁後退させてしまった。 秋山はビルに向かおうとするがこちらに来てた長濱に止められ一時隔離エリア外に 後退する。 第四章 新たな謎 秋山は長濱から新たな抜け道を聞きだし再び花救出に向かう。 ビル内にいる大量のゾンビを駆逐して花の元に急ぐ秋山。 花のもとにたどり着いて救出に成功する秋山だがそこにゾンビとも違う怪物が現れる。 銃を弾かれピンチになる秋山だがそこに拳銃を手にいれた店で知り合った人達が助っ人に現れる。 力を合わして怪物を倒す事に秋山は成功する。 これで一件落着かと思われたが花が怪物の異常に気付く。 怪物には人の手による人工的な器具は埋められていた。 この怪物、いやゾンビも誰かが人工的に作り出した証拠なのでは…… (怪物の表記は実験体アラハバキ) 第一部 完 168 :ゲーム好き名無しさん:2011/07/01(金) 21 53 54.40 ID rNo2SLZk0 こんな感じで書いていきます ちなみにゲームは四人の主人公の四部があり 最後に最終章があります。 184 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/04(月) 21 33 31.99 ID XWSo9l3u0 第二部 真島吾朗 登場人物紹介 真島吾朗 シリーズ皆勤賞の名物キャラで今作で初めて主人公の一人になる。 嶋野の狂犬と呼ばれる超武闘派ヤクザで桐生の事を桐生チャ〜ンと呼びライバル視しておりシリーズ中で何度も戦っている。 狂暴かつ豪快な性格ではあるが意外と物事の道理をわきまえている。 桐生も頼れる人物と認めており桐生の要望で堂島大吾を支えている。 現在は東城会若頭補佐、直系真島組組長で東城会の幹部。 また神室町ヒルズの建設責任者。 堂島大吾 東城会六代目会長で桐生の弟分。 2の時の近江連合の抗争で東城会をまとめてその実績から六代目を襲名。 実直な性格でシリーズ事に危機にさらされる東城会を支える苦労人。 安住 東城会の幹部の一人で堂島大吾の側近。 奔放な真島を嫌っている。 郷田龍司 五代目近江連合会長の息子で近江連合直参郷龍会二代目会長。 2の東城会と近江連合の抗争の仕掛け人の一人。 粗暴な性格ではあるが卑怯卑劣な真似は嫌っている。 2で桐生と死闘を繰り広げ敗北し桐生を男として認める。 2の黒幕と相打ちになって死亡したと思われていたが…… 二階堂哲雄 郷田龍司の弟分で彼に心酔していた。 郷田失踪後近江連合直参郷龍会三代目会長となりめきめきと頭角を現してきた。 サイの花屋 神室町の伝説の情報屋 賽の河原と呼ばれる非合法な地下施設を所有している。 監視カメラやホームレスを使い神室町のあらゆる情報を握っている情報屋。 シリーズで桐生の手助けを何度かしている・ 185 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/04(月) 21 34 05.19 ID XWSo9l3u0 第一章 狩る者 真島はミレニアムタワーにある自分の事務所でゾンビ映画を見て興奮していた。 そんな時、組員が異常を知らせに来る。 真島が見るとそこには画面から抜け出たようなゾンビの群れがいた。 真島はにやりと笑うとゾンビ達をショットガンで吹き飛ばす。 真島はゾンビと戦える事に興奮するのだった。 数日前東城会幹部会議。 幹部会議では安住が一つの写真を見せていたそれは郷田龍司と二階堂哲雄が会っている写真だ。 神室町ヒルズがオープンを控え開幕セレモニーには東城会幹部が全員参加する予定。 この時期に二人が都内で会っている事に何かあるのではないか。 だがそこに真島が冴島が今は中国にいるとちゃちゃをいれる。 安住はほぼ全員の幹部が参加すると修正する。 ※ 冴島大河 4の四人の主人公の一人で真島の兄弟分。 現在は東城会直参冴島組組長で東城会幹部の一人。 中国に出張中のため今作の事件には巻き込まれなかった。 大吾がとにかく警備を厳重にするという事で幹部会は終わった。 そして現在神室町ヒルズオープンの当日であった。 真島はゾンビの群れや実験体をなぎ倒し無事隔離壁の外にでる。 そこに二階堂が現れ真島に神室町ヒルズがとんでもない事になってるとつげ去って行く。 第二章 正義の味方 神室町ヒルズはゾンビが大量発生しており自衛隊はこの区画も隔離壁で封鎖しようとする。 そこに自衛隊の制止も聞かず真島は嬉々として飛び込んでいく。 神室町ヒルズ周辺のゾンビを撃退し真島は生き残りに合流する。 既に東城会幹部の半数は犠牲になっており一般人も多数取り残されている。 真島が二階堂に会った事を伝えると安住は今回を近江連合の仕業と断定。 大吾はあまりにも被害の規模が多すぎるし極道の抗争どころではないと思案する。 安住は報復しなければと騒ぐ。 真島はそんな安住を一喝する。 もう夜がくる、そんなことよりやる事は山程ある。 真島は周りにバリケードや食糧の配給などをするよう的確な指示を出す。 真島の一喝で周囲はやっと動き始める。 そんな真島に一人の少女が話しかけてくる。 おじさんは助けに来てくれたんだね正義の味方だと。 そんな少女の純真な感謝に真島は調子が狂うのだった。 186 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/04(月) 21 34 35.44 ID XWSo9l3u0 第三章 近江連合の男 そして夜が来て篭城している真島達だが神室町ヒルズに数台のトラックが突っ込んでくる。 トラックは東城会の若い連中で真島達を助けにやってきたのだった。 安住はバリケードが破られる事に動揺する。 だが真島はこんなゾンビだらけのところに来る組員達を東城会は馬鹿ばっかりだ、でも大好きやでぇと笑うのだった。 真島は先程の少女にガッツポーズをとるとヒルズの外に突っ込んでいく。 そんな真島に大吾は真島一人に囮の役目はさせないとついてくる。 大量のゾンビや実験体を大吾と共に倒していく真島。 だが、真島はその戦いでゾンビに咬まれてしまう。 咬まれた事を隠しゾンビを相手にするが物量に押され始める真島と大吾。 そこにマンホールが開いて男が真島と大吾にこちらに来るように合図する。 真島と大吾はマンホールの中に逃れて難を逃れる。 男はサイの花屋の配下で二人は賽の河原でサイの花屋と対面する。 今回の事件について情報交換をする大吾と花屋。 そこで二階堂が現在バッティングセンターにいると情報を得る。 大吾は花屋に今回の事件の真相を知るため近江連合会長と電話会議の手配を頼む。 第四章 決戦 とりあえずやる事がなくなった真島に賽の河原に避難していた秋山が声をかける。 秋山も二階堂がバッティングセンターにいる事を知っており真島に突入する事を提案する。 その提案に乗った真島は秋山と共にバッティングセンターに突入する。 バッティングセンターには二階堂とその配下そして謎の白いスーツの男がいた。 二階堂に詰め寄る真島だが今は相手をするほど暇ではないと実験体ツチグモをけしかけて逃げてしまう。 何とか秋山と共にツチグモを撃退するがへとへとになる真島。 そこに隔離壁が破られ大量のゾンビがバッティングセンターに現れる。 疲労する体を押し何とかゾンビと退治しようとする真島だが突如ゾンビが吹き飛ばされる。 一方、近江連合会長と電話会議をする大吾だったが会長は二階堂はビジネスで都内にいる。 郷田は既に破門していると今回の事件を知らぬ存ぜぬで通す。 真島はゾンビを吹き飛ばした男を見て驚愕する。 そこには元近江連合直参郷龍会二代目会長郷田龍司がいたのだった。 第二部 真島吾朗 完 第三部 郷田龍司に続く 197 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/09(土) 10 30 31.07 ID BD8Mzo2v0 第三部 郷田龍司 人物紹介 郷田龍司 2の後、抗争の責任を取らされて近江連合を破門された。 現在は堅気としてたこ三昧でたこ焼き屋の修行中。 2の抗争が原因で右腕は特別製の義手になっている。 おやっさん 郷田が働いているたこ三昧の店長。 江戸っ子だが関西人も舌を巻くほどのたこ焼き職人。 頑固一徹のため弟子が育たつ、後継者を諦めかけていたが弟子入りした郷田を後継者として鍛えている。 第一章 龍を捨てた男 バッティングセンターに現れた郷田にゾンビ達は矛先を変えて襲いかかる。 ゾンビに右腕を咬まれて秋山は動揺するが郷田の服の下から出たのは鋼鉄製の義手だった。 さらに義手は変形してガトリングガンになり郷田はゾンビ達を一掃する。 郷田はゾンビ達を見て数日前の事を思い出す。 数日前 郷田が働いているたこ三昧に二階堂が数度目の訪問をしていた。 二階堂は郷田さえその気なら近江連合復帰の手筈は整える。 東城会や桐生をこのままにはできないと郷田を誘う。 郷田は自分はもう極道ではない、桐生との事は単に自分が桐生に勝てなかっただけの話だという。 「テツ、自分のことは忘れろ」と二階堂にいう。 二階堂は郷田に気が変わったら来てくれとメモを渡す。 その時、二階堂はもうすぐ始まる兄貴も考え直してくれると呟くのだった。 郷田は真島と秋山にテツはいや二階堂は自分が決着をつけると言う。 一人でやるのかという真島に郷田は群れるのは性にあわんと二人と別れる。 二階堂のメモにあった場所に郷田は到着するが既にそこはゾンビの巣窟だった。 アジトにいたゾンビを一掃すると郷田は神室町の地図を見つける。 そこには丸印とチェックがあり郷田はまだチェックされてない丸印の東新ビルに向かう。 198 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/09(土) 10 31 24.22 ID BD8Mzo2v0 第二章 甘美な死 郷田が東新ビルに着くとそこは東城会の組の事務所があった。 丸印は東城会の事務所の場所を指していたと気付いた郷田はこの組の組長に会うのだった。 郷田は組長に警告するが組長はゾンビなんて噂、自分の目で見ないと信じないと軽く流す。 そこに郷田の推察通り組の事務所に襲撃者が現れる。 (第一部の事務所を襲ったゾンビと同一) 現れた襲撃者はただのゾンビではなくとんでもない俊敏さで組員達を全員咬み付く。 郷田は組長に無事を確かめるが既に手遅れで組員達は恍惚感と快感を感じつつゾンビに変貌する。 郷田は襲撃者をガトリングガンで撃ち帽子が外れる。 その襲撃者の正体は林弘で郷田は驚愕するのだった。 ※ 林弘 近江連合郷龍会構成員 2では郷田に惚れ込んでいて郷田に天下をとらせるため桐生に挑んだ。 林は郷田の事もわからず甘美な死をと繰り返し呟き逃げ切ってしまう。 郷田はまた拡大した隔離エリアを進み亜細亜街を抜け隔離壁の外にでる ※ 亜細亜街 アジア圏からの外国人たちが住んでいる一角 ちなみに4の四人の主人公の一人谷村正義が住んでいる(谷村はタイ人とのハーフ) 住民からはちらりと谷村の話が出るが本人は登場せず。 隔離壁からでた郷田に二階堂から電話がかかってくる。 エイジアという店で直接会おうというのだ。 199 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/09(土) 10 32 24.63 ID BD8Mzo2v0 第三章 師匠の教え エイジアに着いた郷田の前に拘束された遥がいた。 そこに二階堂が現れ五年前にも会った筈といい郷田は遥の素性を思い出す。 ※ 遥は五年前の2の抗争の時も桐生の対抗手段として誘拐された。 だが当時の郷田はその卑怯なやりかたに大激怒し誘拐した近江連合の人間を斬り捨てて桐生に遥を返した。 遥は桐生の唯一の泣き所だ東城会はもう壊滅状態残るは桐生一人だと。 二階堂は郷田に 「兄貴、わしと一緒に昔の郷田龍司を取り戻しましょう」という 今の近江連合はもう駄目だが自分と郷田が組めばとうとでもなると。 そんな二階堂に郷田はくだらんと一蹴する。 外で何人が死んでる、東城会も近江連合も関係ないと大激怒する。 二階堂は自分ひとりしかいないから手段は選んでられない。 悪いのは動かない近江連合と兄貴だといってのける。 郷田は二階堂に遥を解放するよういう。 そんな郷田にまだ目が覚めませんか、頭冷やしてくださいと二階堂は答える。 そこで郷田は後ろの人影に気付く。 そこにはゾンビに変貌させられたおやっさんがいた。 そして二階堂は遥を連れて去っていく。 おやっさんは蛸をグロテクスにしたような怪物に変貌していく。 郷田は自分のせいで大恩あるおやっさんをこんな目にあわせたことを堪忍なと謝罪し右腕をガトリングガンに変形させる。 激しい戦闘を繰り広げるが実験体となったおやっさんは再生を繰り返す。 そこに店にあった鉄ポールが転がり郷田はおやっさんの教えを思い出す。 修行中の郷田におやっさんは蛸の仕留め方を教えていた。 目と目の間にある急所を一刺しして仕留めろ、外してしまったら蛸をかえって苦しめてしまう。 これができたら一人前だ、いつか覚えて俺の味を継いでくれと。 郷田は鉄ポールを握り締め今楽にしますと実験体となったおやっさんを一刺しで仕留める。 そしておやっさんの遺骸に味は自分が継いでいくと誓うのだった。 200 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/09(土) 10 32 50.88 ID BD8Mzo2v0 第四章 神室町崩壊 エイジアを出た郷田は隔離壁周辺が騒がしくなっていると気付きそちらに向かう。 そこで郷田が見たのは実験体オンラキ、アラハバキ改が隔離壁をこじ開ける光景だった。 隔離壁周辺を警備した自衛隊もかなわず隔離壁からあふれ出るゾンビや実験体。 住民はゾンビに襲われ逃げ惑う阿鼻叫喚の地獄絵図がそこにあった。 郷田はテツがどこまで惨状を広げるのか怒りをあらわにしてゾンビ達に向かっていく。 ゾンビや実験体を一掃した郷田だが周辺が破壊しつくされた惨状しかなかった。 郷田はテツに怒りの咆哮を上げるのだった。 一方、二階堂はどこかの高層ビルに謎の白いスーツの男といた。 同じ部屋にいる拘束された遥は街の惨状を見て嘆く。 二階堂はそろそろ仕上げだといい桐生の写真をナイフで串刺しにすると電話を取るのだった。 (ここでオープニングの場面につながる) 第三部 郷田龍司 完 第四部 桐生一馬に続く 297 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/23(土) 23 18 14.20 ID zdv0XC4J0 第四部 桐生一馬 人物紹介 浅木美涼 女性自衛官で今回の事件の神室町封鎖を小隊員として行っていた。 現在小隊とはぐれてしまっている。 郷田が隔離エリアを抜け出したときに面識あり。 298 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/23(土) 23 18 44.92 ID zdv0XC4J0 第一章 神室町へ 隔離壁の前では自衛隊とマスコミが言い争っていた。 そんな中、一人の男が隔離壁に向かっていった。 マスコミや自衛隊はその男があの桐生一馬だと気付くと騒ぎつつ道を空けていく。 自衛隊は桐生に止まるよう告げるが桐生はものともしない。 そして桐生の後ろから大型トラックが突っ込んで隔離壁をこじ開ける。 大型トラックを運転していたのは東城会の若い連中だった。 「四代目神室町を頼みます」 桐生は構成員にご苦労というと隔離エリアの中に足を踏み入れる。 当然隔離エリアにはゾンビが山ほどいるが桐生は怒りと共に素手でゾンビに挑む。 299 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/23(土) 23 18 54.09 ID zdv0XC4J0 数日前の回想 桐生や遥の住む沖縄のアサガオに一つの手紙が来る 養護施設ヒマワリの園長が引退するという知らせだ。 桐生も遥もヒマワリで育っており園長には大恩がある。 桐生は遥に久しぶりにヒマワリに行って羽を伸ばすよう提案し遥はヒマワリのある都心へと向かった。 現在 桐生はゾンビ相手に一歩も引かなかったがやはり素手ではゾンビに止めをさすことができない。 そんな膠着状態の中、自衛官の浅木が現れ桐生に避難するよう指示する。 桐生は浅木の指示どおり後退する。 地下駐車場という安全地帯に来て浅木は桐生に素手で無事な事に驚き護身用に銃を渡そうとするが桐生は拒否する。 浅木は桐生がゾンビを殺す事に抵抗があると気付くがああなってしまってはもうどうする事もできないと言う。 桐生は浅木にゾンビになった奴も元は神室町の住人で好きになったわけでないという。 二人が口論になりそうなとき突如悲鳴が聞こえる。 二人は悲鳴の元に駆けつけるとそこには長濱とゾンビたちがいた。 ゾンビを処理すると長濱が桐生に気付く。 浅木は桐生に知り合いか聞くが桐生は長濱を知らない。 長濱はこちらが一方的に知っているファンだと話す。 長濱は自分も桐生みたくなりたくて神室町に来たというが徐々にろれつが回らなくなっていく。 浅木は長濱がゾンビに咬まれたのだと気付き長濱はゾンビに変貌していく。 浅木は長濱ゾンビを射殺しようとするが桐生がそれを止め素手で長濱ゾンビに向かい合う。 桐生と長濱ゾンビの戦いは桐生が圧倒的に上だがやはりゾンビには素手では止めはさせない。 浅木はもう楽にして上げるべきだと銃口を向けるが桐生はそれを押しとどめる。 浅木が何か言おうとするが桐生は銃を自分が握り締める。 そして桐生は長濱に別れを告げ銃弾が響いた。 ※ 長濱友昭 サブストーリーで素性が語られるが真島組の構成員 さほど目立った活躍はしてないが無難なシノギをして神室町の裏事情や裏道を熟知していた。 本人は桐生の伝説に憧れて神室町に来たがそのように小さくまとまっていた。 そんな時この事件の秋山の活躍をみて初期の志を再燃して隔離壁エリアに取り残された一般人の救出を行っていた。 最後の時も一般人を賽の河原に誘導してた時にゾンビに囲まれてしまい。 自ら囮となって一般人を逃がした。 サブストーリーで出会ったその時助けられた一般人は長濱に深く感謝していた。 その時、長濱が最後に言った俺が死んでも悲しむものはいない という台詞に対し一般人達は自分達は長濱さんが死んだら悲しみますと桐生に伝言を託す。 (桐生は長濱の最後を伝えられなかった) 300 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/23(土) 23 19 28.43 ID zdv0XC4J0 第二章 再会 浅木は隔離壁エリアに取り残された人々は神室町ヒルズに集まっているといい。 二人は神室町ヒルズに向かう。 だが辿り着いた神室町ヒルズはゾンビが徘徊していた。 二人はとにかく神室町ヒルズの最深部まで向かうがやはり生存者はいない。 そんな二人の前にあの林弘のゾンビが現れる。 桐生はそれが林だと気付くがやはり林は因縁の相手桐生に会ってもただ甘美な死をと繰り返すだけだ。 さらに林が連れていたゾンビは浅木のはぐれた小隊のゾンビで浅木はあまりの事に泣き崩れかける。 桐生は浅木に今はそんな時ではないと活を入れる。 そして自衛隊のゾンビ達との激しい戦いが繰り広げられる。 自衛隊のゾンビを全員片付けたが林のゾンビはいつの間にか姿を消していた。 浅木は緊張の糸が切れただ泣き崩れていた。 そんな時、桐生は人影を感じ警戒しつつ人影のほうに向かう。 そうするとそこにはいつもの調子の真島がいて桐生に再開の挨拶をするのだった。 301 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/23(土) 23 19 58.14 ID zdv0XC4J0 第三章 事件の全容 真島と再会した桐生は真島から神室町ヒルズにいた人間達が賽の河原に避難したと聞く。 何とか持ち直した浅木と真島と共に賽の河原に向かう。 そして賽の河原に向かうマンホールの前に真島が別れを告げる。 真島はゾンビに咬まれた腕を見せ浅木も真島の目がゾンビの赤い眼に変貌しつつある事に気付く。 桐生は真島に何かできることがないかと尋ねる。 真島は自分がゾンビになったら世界の終わりだとおどける。 そして桐生にそうなったら自分を倒せるのは桐生ちゃんだけだという。 桐生はあくまでいつもの調子の真島に苦笑しつつ真島と別れる。 そして浅木と桐生は賽の河原に到着しここに避難民達も流れ着いてると確認する。 そこに桐生に秋山が声をかける。 やはり無事だったと話す桐生に今回の事件の新しい情報をサイの花屋が入手した事を告げる秋山。 一端、浅木と別れサイの花屋に向かう桐生と秋山。 サイの花屋が新たに入手した情報とは二階堂の近くにいる白いスーツの男の話だった。 白いスーツの男は通称DD日系アメリカ人にして武器商人だ。 DDは数年前から新種のウィルスから細菌兵器を開発していた。 コードネームタナトスでDDはスポンサーを探していた。 そのスポンサーが近江連合の二階堂だった。 桐生が近江連合自体が絡んでるのか聞くが花屋は神室町がこんな状態では組織の旨みがない。 動機は東城会と桐生に対する私怨と推測する。 そんな新情報が解る中、花屋の配下が異常に気付く。 ゾンビ達が賽の河原に通じる通路に大挙して押し寄せてきたのだった。 花屋は迎撃準備を整えるためにも桐生と秋山に時間稼ぎを頼む。 桐生と秋山はゾンビの大群に立ち向かう。 倒しても倒しても向かってくるゾンビに劣勢になる秋山と桐生。 だがそこに完全復活した浅木が助っ人に現れる。 浅木を加えた三人はそのまま地上まで進軍していく。 地上にでた三人はマンホールのふたが開けられていたのに気付くと再度蓋をしようとする。 そこに三人に飛行能力のある実験体バサンが襲い掛かる。 何とか実験体バサンを撃破し賽の河原のゾンビ襲撃も解決する事に成功した。 そんな桐生の前に堂島大吾が現れるのだった。 302 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/23(土) 23 20 20.16 ID zdv0XC4J0 第四章 疾走 再会した桐生と大吾は今回の事件の情報交換をする。 大吾は桐生に神室町にいる伝説のガンスミスの存在を教える。 普段は義肢を表職業にしているがこんな事態だから会えれば大きな力になる。 大吾は桐生と一緒に向かおうとするが今はまとめ役である大吾が動くべきではないと判断する。 浅木は代わりに同行を志望する。 打ち捨てられた装甲車にのり一路ガンスミスの元に向かう桐生と浅木だった。 ※ ここでカーチェイスアクションのミニゲームが発生 桐生が装甲車に備え付けられた銃を使い走行途中にあるゾンビ達を撃つ。 何とかガンスミスの住所まで辿り着いた浅木と桐生はノックをしてガンスミスが出るのを待つ。 そんな時、桐生は近づいてくる影に気付き銃を構える。 その影は同じくガンスミスを訪ねてきた郷田龍司であった。 桐生一馬と郷田龍司かつて死闘を繰り広げたライバルの再会であった。 第四部 桐生一馬 完 最終章 THE ENDに続く 303 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/23(土) 23 21 45.55 ID zdv0XC4J0 以上です最終章は数日中にやります。 ところでストーリー本編合間にやるサブストーリーの内容って需要ありますか? あるなら書いてみますが。 308 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/27(水) 22 43 18.13 ID 2/p30Okx0 最終章 THE END 桐生達はガンスミスの店でひと時の休息を取っていた。 郷田は義手の仕込み銃のメンテを受けており、浅木は郷田がまたしても桐生の知り合いでその顔の広さに呆れつつどんな知り合いか尋ねる。 郷田は義手を指し自分の腕をこないにした男という。 だがその声には怨みはこもっておらず正々堂々の喧嘩の結果と割り切っていた。 そして郷田は仕込み銃の経緯を話す。 郷田は桐生との死闘の後、近江連合を破門されて郷田に恨みを持つものの襲撃を受けていた。 度重なる襲撃に神経をすり減らしていた郷田はガンスミスに義手に銃を仕込むよう依頼する。 しかし、出来上がったのはガトリングガンという人に向けるにはあまりにも凶悪な兵器。 それを見て郷田はそんなもんで誰を撃つのかと目が覚める。 ガンスミスがそれを狙ったのかは知らないがこんなゾンビ事件がなければ一生使わなかったと言いメンテを終える。 一方、町に消えた真島 真島は酒瓶を片手に街をふらついてゾンビになりそうでならない身体をぼやいていた。 そんな時、真島はサウナの店を見つけデトックスを思いつく。 ゾンビの毒を全て流しきったらどうなるかと真島は一路サウナに向かった。 郷田は桐生にお互いもう極道ではない。 だが二階堂は自分の弟分だったからケジメは自分でつけると宣言する。 桐生は自分は遥を助け出すだけだという。 そんな二人にガンスミスは桐生に対物ライフルを出す。 ※ 今作は主人公によるキャラ性能差はなく単純に各主人公専用銃があるだけ・ 拳銃 一番オーソドックな銃で各主人公汎用銃 二丁拳銃 秋山専用銃 装弾数が多いが基本的に拳銃と同じ ショットガン 真島専用銃があるが各主人公が使える汎用ショットガンもあり広範囲に攻撃範囲がある。 ガトリングガン 郷田専用銃は義手の仕込み銃だが普通のガトリングガンもありそれは各主人公汎用のガトリングガン 発砲までタイムラグがあるが攻撃力は絶大で装弾数も多い 大型拳銃 各主人公汎用銃で一発撃つと再発砲までタイムラグがあるが攻撃力は高い サブマシンガン 連射性は高いが攻撃力がやや低めで各主人公汎用銃 スナイパーライフル 主観視点で遠距離から狙撃ができる各主人公汎用銃 対物ライフル 純粋な攻撃力なら作中最強で桐生専用銃 主観視点で狙撃ができる一発撃つと次弾までタイムラグが発生 桐生は対物ライフルを受け取ると支払いを東城会からたっぷり取ってくれといい郷田と共に店を出る。 浅木もついてこようとするがこれからは自分達の戦いだと拒否する。 桐生と郷田はサイの花屋からの情報で二階堂のアジトのミレニアムタワー最上階を目指す。 309 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/27(水) 22 44 19.60 ID 2/p30Okx0 一気にエレベーターで最上階まで向かおうとするがゾンビの襲撃により徒歩を余儀なくされる。 途中ミレニアムタワーな内にある真島組事務所によると残った構成員がこれから先強力なゾンビが道を塞いでるという。 桐生と郷田は構わず進むとそこにはあの林弘のゾンビがいた。 林のゾンビは他とは段違いの強さを誇り攻撃に手榴弾や郷田の義手もぎ取り撃つなど暴れまわる。 なんとか林をしとめる桐生と郷田だが林は一瞬意識を取り戻し目の前にいる桐生を認識する。 林の回想 林はDDに何を企んでいるのか詰め寄っていた。 だがDDは二階堂に聞いたらいいとはぐらかす。 林はDDが武器商人と突き止めており、現在そこまで大規模の抗争はなく二階堂とDDが何を起こそうとしてるか詰問する。 だが、DDはやはり二階堂に聞くべきだとして後ろを指す。 林が振り返るとそこにいた二階堂が林を拳銃で撃つ。 DDは林のような骨のある男を探していたと倒れた林に特別な注射器を押し付け甘美な死をと言いタナトスを射ち込む。 注射した後、林の身体には実験体にあった特別な器具が残った。 現在 林に止めが欲しいのか聞くが林は虚ろな眼差しのまま甘美な死やぁ、とつぶやいて絶命した。 郷田は林ほどの男がこんな無様な死をさらさせた事に憤りつつ最上階を目指す。 310 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/27(水) 22 45 47.41 ID 2/p30Okx0 桐生と郷田は最上階に辿り着き二階堂とDDの前に対峙する。 郷田は二階堂に遥を解放するように言い、そしたらお仕置きだと言う。 二階堂は意外にも素直に遥を解放する。 郷田は二階堂に随分素直だと話す。 二階堂はそりゃあんたは憧れの人だったからと。 郷田を追いつけん目標だったと話す。 所詮ただの人が龍のような化け物に適うわけない(郷田の異名は関西の龍) だが、今はただの抜け殻だと啖呵を切る。 そして二階堂は郷田をこんなにした桐生を殺したいほど憎んでいる。 だが、ただ殺すだけでは足りない一番大切なものを目の前で奪ってやるという。 桐生はその言葉からこちらに解放されてゆっくりこちらに歩いてくる遥の頭上に実験体がいる事に気付き駆け出す。 実験体は遥と駆けつけた桐生に天井から襲い掛かる。 だが、実験体の真下から数発の銃弾が響き桐生が実験体を投げ飛ばす。 もはや二階堂は言葉では止まらない。 また、もう桐生も言葉で済ますつもりはない。 桐生と郷田は二階堂の切り札実験体アラハバキ最終形態金狼、銀狼の二体に挑む。 金狼、銀狼はコンビネーションで襲い掛かるが郷田と桐生のライバル同士の連携により撃破する。 二階堂はそれを見て完敗という。 また、二人はそうでなければならないと感嘆した言葉を言う。 そんな二階堂に郷田はガトリングガンを向ける。 「言い残す事はあるか?」郷田がそういうと 二階堂は激情を吐き出す。 「わしに死ぬ覚悟がないとでも?」 「われ、何年わしのこと見てきたんや郷田!!」 「こっちは最初っから命がけや、命がけであんたに惚れとったんや!!」 そんな絞るような二階堂の言葉を聞き郷田は静かに 「いい迷惑や」とだけ発する。 二階堂は兄貴に殺されるなら本望だと抵抗をしない。 郷田のガトリングガンが火を吹こうとする時DDが言葉を発する。 こっちにまだ切り札がある。 二階堂もそれは知らないようでDDを問いだそうとするがDDは二階堂を撃つ。 DDが撃ったのは新型のタナトスで二階堂は見る見るうちに変貌していく。 そしてDDは陶酔したように語りだす。 タナトスに感染する事は悪夢ではない。 タナトスは宿主の体液を媒体に感染するが最大の特徴はエンドルフィン。 つまり脳内麻薬を分泌し感染者は身悶えする様な幸福感に包まれそれを他者に分け与えようとして感染は広まっていく。 DDは変貌した二階堂に大好きな桐生と郷田に幸福を分け与えなとけしかける。 311 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/27(水) 22 46 44.42 ID 2/p30Okx0 ゾンビになった二階堂は林や他の実験体を上回る強さを発揮し桐生と郷田と戦う。 戦いが激化するうちに二階堂は更なる変異をとげ身体が巨大化していく。 その変貌を見てDDはよっぽど二階堂は桐生と郷田がすきなのだと感心する。 体長が数十メートルまで巨大化した二階堂は天井を突き破りその巨大化でビルの瓦礫が落ちてくる。 遥に瓦礫が襲い掛かり、郷田がいち早く気付き遥を救出する。 しかし、瓦礫にはさまれて身動きが取れなくなってしまう。 郷田は桐生にテツをいや二階堂を止めてくれと頼む。 桐生は屋上へと向かい二階堂いや完全体オオイカヅチへ挑む。 桐生とオオイカズチが激しい戦闘を繰り広げてる中 屋上に浅木の運転するヘリコプターが到着する。 浅木は桐生に手榴弾を渡す。 桐生はオオイカヅチの口の中に手榴弾を何個もぶち込む。 その結果オオイカヅチは元は心臓であった弱点部位が開く。 浅木は桐生にロケットランチャーを渡す。 しかしオオイカヅチが暴れて浅木のヘリコプターは墜落してしまう。 桐生は受け取ったロケットランチャーをオオイカヅチにぶち込む。 しかし、オオイカヅチは元は肋骨であった部位を閉じ砲弾をとめる。 桐生はすかさず拳銃を持ち砲弾に銃弾を叩き込む 「これでTHE ENDだぁぁーーー!!」 ミレニアムタワー屋上に大爆発が起きる。 そしてオオイカヅチいや二階堂は完全に死亡した。 312 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/27(水) 22 47 10.99 ID 2/p30Okx0 切り札の二階堂が死んだ事でDDは逃げ出し瓦礫から抜け出た郷田がそれを追い詰める。 追い詰められたDDは自分の勝手な自論は話し始める。 自分がやった事はそんなに悪い事か? 大多数の人間にとってこの世は生きるのに辛いようにできている。 ただただ過酷な生よりもタナトスの感染者は幸福感につつまれた安らかな死を迎えられる。 どちらがいいのかなんて選ぶまでもない。 大して報われない人生を生きるなんて滑稽ですらある。 桐生や郷田はその辺がわかってない。 だが桐生はわかってないのはDDの方だと言う。 人生が過酷な事など言われるまでもなくわかってる。 生きるのはそれぞれの人生に全力で立ち向かうことだ。 それを何故滑稽だというのか。 DDは狂ったように笑い 綺麗事だ所詮人間は楽な方に流される生き物だ。 桐生は休んだ方が楽、楽な方が得、そんな風に思い込んでる奴はそれを大声で叫び仲間を増やしたがる。 だが、俺達は止まらない全力で生き抜いて最後に死ぬ時がきたらこう言ってやる。 「生きててよかった」 DDは桐生の言葉から二階堂が何故桐生に拘っていたのか感じたが あくまでそういう考え方もあるかで済ませる。 DDはそのまま迎えにきた逃亡用のヘリに逃げ込む。 郷田は逃がすまいと撃とうとするが桐生がDDを始末するのは俺たちじゃないと止める。 一方DDはヘリの異常に気付く。 ヘリから降ろされてる縄梯子が長すぎて地上まで届きゾンビ達が縄梯子を上ってくるのだ。 ゾンビ達は甘美な死をと繰り返し群がってくる。 DDはヘリの操縦者に呼びかけるが何と操縦していたのは秋山だった。 秋山はヘリから一人で脱出し制御を失ったヘリはDDもろとも地上へ落下していく。 そしてDDの断末魔と共に爆発する。 郷田は似合いの最後やと呟くのだった。 こうして神室町を襲ったゾンビ事件は終焉を迎えた。 首謀者がなくなったことで自衛隊のゾンビ掃討もすすみ生きていた浅木の誘導で賽の河原に避難していた一般人も救助された。 そんな中とある自衛隊が町を警備していたときサウナ施設が爆発する。 すぐさまサウナに駆けつける自衛隊だがそこにいたのは真島だった。 真島は自分がゾンビになっていないことで神室町のサウナは効くと大喜び。 自衛隊が真島の眼が赤い事を聞くと真島は大きなくしゃみをする。 「わし、花粉症やった」(作中の季節は3月か4月) 真島がゾンビ化しなかった本当の理由 実は真島に咬み付いたのは老人のゾンビで歯が総入れ歯だった。 それでもゾンビの力だったので腕に大きい咬み傷がついた。 313 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/27(水) 22 47 32.84 ID 2/p30Okx0 エピローグ 秋山駿 平穏を取り戻しつつある神室町で秋山はスカイファイナンスで昼寝をしている。 そこに花が今日は集金日だと秋山を叩き起こす。 真島吾朗 神室町の復興の為、真島組の表職業である真島建設は大忙しだった。 現場で指揮を取る真島にヒルズで出会った少女が弁当を差し入れにやってくる。 真島は困惑しつつも弁当を受け取るのだった。 現場にいた大吾と安住はそんな真島を見守るのだった。 郷田龍司 郷田はたこ三昧の店を受け継いでいた。 そんな中、桐生と遥が客としてやってきて郷田はたこ焼きをご馳走するのだった。 桐生一馬 桐生と遥はまだ自衛隊の警備があるが復興しつつある神室町の町を歩いていた。 巡回中だった浅木は桐生を見つけると敬礼をし自衛隊員達は全員桐生に敬礼するのだった。 最後のオチ 神室町を一人の男がふらふらと歩いている。 ゾンビの生き残りかと男を警察と自衛隊が取り囲む。 男はただの酔っ払いでゾンビじゃないと必死に訴えるが動いた結果ゲロをはいてしまい警察や自衛隊は逃げ出すのだった。 (ちなみにはぶいたけど最初の方にもプレイヤー視点だとゾンビかと思うがただの酔っ払いってシーンがある) 314 :龍が如くOF THE END◆l1l6Ur354A:2011/07/27(水) 22 48 37.55 ID 2/p30Okx0 以上で龍が如くOF THE ENDのメインストーリーは終わりです。 サブストーリーは時間があったら書いてみます。
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龍が如くOF THE END 【りゅうがごとくおぶ じ えんど】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション3 発売・開発元 セガ 発売日 2011年6月9日 定価 7,600円(税別) プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17才以上対象) 廉価版 PlayStation 3 the Best2013年2月21日/2,800円(税別) 判定 なし ポイント 敵はヤクザやチンピラではなくゾンビゾンビごときで眠らない神室町THE ENDなのにシリーズ最終作ではない全シリーズで最も過激なグロテスク描写ロードが長く処理落ちが酷い『4』からの進化は乏しい 龍が如くシリーズ 概要 ストーリー 特徴 戦闘システム アドベンチャー 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 伝説の男達 最後のケジメ 概要 『龍が如く』シリーズの6作目。公式での略称は「OF THE END」を略した「OTE」となっている。 『見参!』や『維新!』と異なり時代設定はナンバリングタイトルと同じ現代だが、扱いとしてはスピンオフに位置付けられている。 神室町を舞台としたまさかのゾンビゲーで、いつもの歓楽街である通常エリアとゾンビが現れる隔離エリアが存在。 物語が進むごとに神室町はゾンビに侵食されていく。また、作風の変化に伴い、今作の戦闘は銃がメインとなっている。 主人公は前作より続投の桐生・秋山に加え、人気一位である真島吾朗に『龍が如く2』でラスボスであった郷田龍司を加えた4人である。 当初は2011年3月17日に発売する予定であったが、3月11日の東日本大震災の影響で小売からパッケージを回収し、6月9日に発売を延期。 初回生産版に名越監督のコメント及び「龍が如く がんばろう、日本!ステッカー」が同梱された。 ストーリー 2011年3月、沖縄の養護施設アサガオで平和に暮らしていた桐生一馬に1本の電話がくる。「遥さんをお預かりしとるもんですわ」 桐生にとって娘同然の少女である澤村遥が誘拐されたのだ。遥の「神室町が…壊れちゃうよぉ!」という悲痛な叫び、神室町はゾンビの巣窟となっていたのだ。 神室町の金貸し・秋山駿はいつもの集金に向かう途中、ゾンビ騒動に巻き込まれてしまう。ゾンビの出現により大混乱する神室町、ゾンビに噛まれた人も次々とゾンビとなっていき被害は増えて街は崩壊する。自衛隊は鎮圧のために巨大な壁を設置し被害を食い止めようとするが、それは同時に避難の遅れた生存者も閉じ込めるということであった。体調を崩した秘書の花ちゃんと共に、隔離エリアにある自らの会社のオフィスに取り残された秋山は、花ちゃんを救うために隔離エリアからの脱出を目指す。 嶋野の狂犬・真島吾朗は街にゾンビが現れたことで「まさかゾンビとやりあえる日がくるとはのお」と狂喜しゾンビを狩っていく。一方東城会はいよいよ真島組が請け負っていた神室町ヒルズが完成し、そのオープンセレモニーを開くはずだった時にゾンビに襲撃される。更に先日、かつて神室町を手に入れようとした「関西の龍」こと郷田龍司が目撃され、今回の騒動の中心人物ではないかと疑う。 関西の龍・郷田龍司はかつての騒動の責任として近江連合を破門され、たこ焼き屋のおやっさんの下で修行をしていた。そんな時、かつての舎弟であった二階堂哲雄に近江連合への復帰を執拗に打診されるも断る。そして数日後、神室町にゾンビが溢れ、ゾンビ相手に久々に暴れることとなる。 伝説の極道・桐生一馬は誘拐された澤村遥を救いに神室町に戻ってくる。ゾンビ相手に拳を振るうも今回ばかりは拳では解決しない。桐生は銃を手にして遥の居場所を探るのだった。 桐生一馬と郷田龍司、極限状態で迎えた宿敵との再会、伝説の男達がこの戦いにケジメをつける。 特徴 敵はいつものようなヤクザやチンピラではなく、なんとゾンビやクリーチャーである。 ゾンビが現れるエリア「隔離エリア」は文字通り崩壊しており、いつもの歓楽街が見るも無残な姿となっている。 一方で、ゾンビの被害を受けていない「通常エリア」は自衛隊の設置した壁がある以外は特に何事もないように平和で、今まで通り(むしろヤクザたちが絡まない分さらに平和?)の行動が可能。 ただし、メインストーリーが進むごとに隔離エリアは増えていき、通常エリアは狭まっていく。 各種店舗も次々と隔離エリアに閉じ込められていく事になるが、バトルイベントで辺りのゾンビや化け物を駆逐すれば店を開けてくれる。 店内はゾンビ騒動とは無縁の平和っぷりで、特にパチンコ屋は閉じ込められた客ものんきに台を打っている始末。ゾンビごときで神室町は眠らない! ただし、ゲームセンターやキャバクラはさすがにゾンビを警戒してか、店員がプロテクターやバットを装備して武装している。 また、隔離エリア内のコンビニに関しては、店内が滅茶苦茶にされてしまい使用できなくなる。 戦闘システム 今作の戦闘は「ガンショットバトル」で、銃でゾンビや化け物を撃ちまくれ。ゾンビを撃つことで頭や手足が吹き飛ぶこともある。 銃は弾数が無限のハンドガンとマグナム、連射が効き弾数の多いサブマシンガン、弾の互換性のある狙撃銃とアサルトライフル、瞬間火力の高いガトリングガン、広範囲に攻撃できるショットガン、投げて爆発させられる手榴弾、撃った弾が爆発するグレネードランチャーと豊富にある。 シリーズお馴染みのワークス上山で武器のカスタマイズが可能。隔離エリアなどで入手した素材を使用して銃を更に強力にできる。 各主人公には専用武器が存在。 秋山の専用武器は「二丁拳銃」で、ハンドガンの上位互換扱いであるため弾薬不要である点が特徴。 ハンドガン故に1発当たりの火力は期待できないが、広範囲をカバーできるため利便性は高い。最終段階まで改造すれば恐ろしい殲滅力を発揮する。 真島の専用武器は「軍用ショットガン(*1)」で、装弾数・リロード速度・連射性能で汎用武器のショットガンを大きく上回っており、扱いやすい。 龍司の専用武器は「ガトリングアーム」で、義手が変形するという性質上武器切り替えのタイムラグは大きめだが、汎用のガトリングガンでは不可能な走り回りながらの射撃・リロードが可能となっている。そして外見のインパクトも全武器中トップクラス。 桐生の専用武器は「対物狙撃銃」で、着弾の衝撃だけでゾンビを倒すことさえ可能なほどの凄まじい威力を誇る。 本来はバイポッド(銃身を支える三脚のようなもの)で保持しながら撃つものだが、桐生は持ち前の怪力で走りながら撃つことが可能。 敵はゾンビの他にもゾンビから派生した「変異種」や、何者かに作り出されたと思われる生物兵器「実験体」が存在する。 変異種は隔離エリアの至るところにいる。実験体はいわゆるボスキャラで、出てくる場所は限られる。 変異種一覧 「チビザル」…サルのようにすばしっこい変異種。こちらの攻撃を滑るように避けながら飛びかかったりスライディングで転倒を狙ってくる。 「デカマッチョ」…とにかく巨大でごつい変異種。動作は極めて鈍重だが、繰り出す打撃や衝撃波はいずれも高威力。顔以外の部分に攻撃してもほとんどダメージは通らず、狭い道だと通り抜けるのも困難。 「ナキオンナ」…キャバ嬢のような姿の変異種。ナキオンナ自体に攻撃力はないが、泣き叫ぶことで周りにゾンビを召喚する。 「メタボ」…ハエがたかる肥満体の変異種。頭部を狙って倒さないと死に際にガスを噴出して周りのゾンビを凶暴化させる。また突進して自爆することもある。 「トライバル」…ヘッドホンをつけたギャングのような変異種。なにもしなければ無害だが、ひとたび触れたりダメージが入ると襲いかかってくる。素早く威力の高い攻撃とこちらの攻撃をうまく避けるフットワークの軽さを持ち合わせる。 「ハエオトコ」…羽が生えているハエのような変異種。遠くから酸を吐いて攻撃したり突進してきたりする。 「イワダルマ」…体に岩をまとったごつい変異種。岩で銃弾を防いでくるうえ、転がって高速接近してくる。装甲の岩が剥がれると筋骨隆々の肉体が現れ、素早い動きで攻撃してくる。 素手での戦闘は可能でこそあるが、蹴りで相手を怯ませたりタックルでダウンさせる程度に留まっている。 拾得武器はナンバリングタイトルほどではないが様々なバリエーションがあり、ビールケースや自転車でゾンビを倒すことも可能。また、ゾンビ映画のお約束であるチェーンソーや火炎放射器も使用可能。 今作ならではの要素として、隔離エリアに放置された特殊兵器を使用することができる。 ブルドーザーやフォークリフトを乗り回してゾンビを轢く、ピッチングマシンでゾンビを狙い撃ち(何故か手榴弾も投擲可能)、果てはレールガンで攻撃も可能。 ヒートアクションに代わる要素として「ヒートスナイプ」が登場。ヒートゲージが溜まった状態で対象のオブジェクトなどを狙い撃ちすることで、ゾンビたちを吹き飛ばす。 対象オブジェクトはドラム缶やガソリンタンク、果ては液体窒素やタンクローリーといったものまである。 アドベンチャー シリーズ恒例の寄り道要素も充実。お馴染みのサブストーリーやミニゲーム、今作オリジナルの要素も満載。 相棒をつくろう!~俺の背中は任せた~ 今作ではサブストーリーに出てきて仲間となった人物や攻略したキャバ嬢が相棒となり、共に隔離エリアでゾンビと戦ってくれる。 その相棒の中には、シリーズを通して桐生の協力者である伊達真や、敵であったガンマンの荒瀬和人もいる。 彼らを取り仕切るのは過去作にも登場した地下闘技場王者ゲイリー・バスター・ホームズ。 ゲイリーは鬼軍曹となっていて、ゲイリーズ・ブートキャンプで射撃スキルを磨き、相棒とスコアを競うこともできる。 地下ダンジョン「神室町アンダーグラウンド」 隔離エリアの中にある特定のマンホールの中の地下がゾンビや化け物の溢れるダンジョンに。そこは入るたびにダンジョンの構造が変わるという某ローグライクゲームのようになっている。 ダンジョンの中は真っ暗で、懐中電灯を使って進むことになる。懐中電灯を使うには「電池」というアイテムが必要で、本格的な攻略には電池のストックが欠かせない。 このダンジョンを通して、神室町の地下に隠された秘密が明らかに!? ゾンビ研究家 長谷川麗子の指令 ゾンビ研究家の美女・長谷川麗子に依頼され、数々のミッションをこなしてゾンビの資料を集めていく。 「ゾンビを特定条件で○○体倒せ」といった指令、彼女自身に言われて特定の場所に行き任務を遂行する特務、ストーリーの進行ややり込み度で更新されてゾンビや変異種の弱点や特徴が記載される資料がある。 ある条件を満たせば、ゾンビのルーツに関する情報や彼女の秘密が明らかとなる。 指令は『維新!』や『龍が如く0 誓いの場所』において「精進目録」というシステムとして引き継がれた。 スペシャルゲスト「3人の "イトウ"」 今作では3人の「イトウ」が付く有名人がゾンビとして登場。 メインストーリーで登場するのは「テリー伊藤」 本編のとある場所でテリー伊藤がゾンビとして襲いかかる。普通のゾンビより強くて凶暴? サブストーリーで登場するのは「デビット伊東」 とあるサブストーリーで極道の組長だったデビット伊東がゾンビに。ゾンビとなった彼が作り出す奇妙な物語は爆笑必至? ミニゲームで登場するのは「エスパー伊東」 ゾンビながらも人を襲わず愛嬌のあるエスパー伊東。彼と共に神室町を遊びつくせ。 評価点 真島吾朗・郷田龍司が操作可能 シリーズ屈指の人気である真島吾朗が、外伝作ながら遂に主人公化。お馴染みの読めない男のぶっとび具合は健在。 『3』以降、徐々に尖った性格が失われつつあったと評されることもあった真島吾朗だが、本作では『1』や『2』を彷彿とさせるキレっぷりを見せる。 初っ端から(当然のように仕事を放り出して)ゾンビ映画を楽しんでいたところ、本物のゾンビが事務所に押しかけ、それを見て狂喜して応戦するという、いきなり弾けた面を見せる。 もちろん、キレっぷりだけではなく混乱する生存者達をとりまとめたり、彼等を守るためにたった1人でゾンビの群れに突っ込むといった男気溢れる頼れるシーンもばっちり完備。 さらに、カラオケでは桐生のようなロックや演歌ではなく、アイドルソングの「GET TO THE TOP!」を歌う。そのハチャメチャな歌い方は爆笑必至。 ムービーシーンでは真島組組員がバックダンサーとして踊り、ヲタ芸や組体操、果てはChoo Choo TRAINのイントロの如く1列に並びグルグル回る。その姿はEXILEならぬ「ヤクザイル」とファンから称された。 おまけコンテンツ「スペシャルカラオケ」ではそこへ桐生の合いの手が入り、さらに酷いことになる。 彼のメインシナリオでの行動や展開は一見の価値あり。 + 真島シナリオの展開と衝撃の結末 真島は神室町ヒルズに閉じ込められた人々を救うため、自ら囮となり単身ゾンビの群れに挑むも、飛びかかってきたゾンビに噛まれてしまう。 噛まれた腕は疼き、目も赤くなっていく。 しばらく後、避難を終えたヒルズに単身残っていた真島は、そこに訪れた桐生を救い、生存者が避難した秘密地下街「賽の河原」への道に案内する。 真島は自分がゾンビに噛まれたことを明かした上で、もし自分がゾンビ化したら撃つようにと伝え、桐生と別れひとり隔離エリアを彷徨う。 いくら時間が経ってもゾンビにならない自分の肉体の強靭さを恨みながらも歩く真島は神室町のサウナ場を発見。デトックスでゾンビの毒を取り除けるんじゃないかとサウナで根比べを始める。 ゾンビ騒ぎも終焉を迎え、自衛隊が真島を発見。目が赤くなっておりゾンビかと思われたが、意思が残っていた。真島は「やっぱ神室町のサウナは効くのお!」と狂喜する。 実は真島を噛んだゾンビは老齢で歯が総入れ歯だったために真島は感染を免れており、目が赤いのも単に真島が花粉症だったからなのであった。 『2』で宿敵だった郷田龍司がまさかの復活&主人公化。なぜか右腕が義手になっており、ガトリングガンに変形して敵を倒す。 ゾンビ出現という非現実的展開に対しての人間ドラマ 今作ではシリーズ過去作に登場した人物も多数登場。ゾンビの出現で街が封鎖されていくという緊急事態にどう対応するかは見もの。 シリーズ伝統のサブストーリーは今作も健在。ゾンビが出てくる突拍子な物語だけにサブの内容の濃さも随一。笑いあり涙ありのイベントが用意されている。 中でも面白いのは、ゾンビ騒ぎを利用して不謹慎ながらもゾンビ映画の撮影を試みる「ゾンビフィルム」と、東城会会長である堂島大吾が神室町ヒルズに避難している人々を救うためにあることを強制される「六代目の憂鬱」で、他にも面白い物語が盛りだくさん。 ナンバリングタイトルでは決して出ないであろうユニークな武器 前述の通り数々の特殊兵器が登場するが、他にも様々な武器が出る。 改造レシピを入手すれば、打ち上げ花火をショットガンから発射し敵を燃やす「HANABIガン」や、装備すると透明になってゾンビに気付かれなくなる「光学迷彩スーツ」を開発できる。 さらにある条件を満たすと、前作でとある1人が使った兵器「サテライトレーザー」も使用可能に。 クリア後のシステムの便利さ シリーズ恒例のクリア後の要素「プレミアムアドベンチャー」は今作も健在。クリア前に消化できなかった要素を気にせず自由にあそびまわれる。 ゾンビの出ない神室町を歩き回れる「フリーアドベンチャー」と、各主人公のラストバトル直前の状態から始まる「ラストアドベンチャー」が存在。 ミニゲームは探索が楽なフリーアドベンチャー、神室町アンダーグラウンドやサブストーリーはラストアドベンチャーでプレイ可能。 シナリオ中のバトルを再プレイ出来る「シナリオバトルセレクト」も存在。ヒートスナイプの発動状況も引き継がれ、トータルスコアが前周以上なら特別に経験値を獲得できる。 遥のおねだりやコスチュームチェンジも健在。特に桐生の隠しコスチュームは『3』を遊んでいると爆笑必至。 従来のシリーズは難易度がNORMALに固定されたが、本作はクリアした時の難易度がそのまま引き継がれ、またクリアデータを作成して本編に戻ることも可能(*2)。 クリア後に出現する最高難度「OF THE END」 難易度は従来通りEASY・NORMAL・HARD・EX-HARDがあり、難易度の違いは敵の耐久力や攻撃力にQTEの受付時間程度であるが、最高難度OF THE ENDはほかの難易度と一線を画する。 ゾンビは常時メタボのガスを浴びたときの凶暴化状態で蹴り程度では怯まない、補給ポイントの弾がランダムになっていて臨機応変な銃の使い分けを強いられる、クリアデータの引き継ぎが不可能で初期状態からのプレイを強いられる…など悪条件のオンパレード。もちろん敵の攻撃力や耐久力も高い。 敵にダウンさせられ凶暴化したゾンビに群がられ一方的な袋叩き、そのまま反撃も出来ず体力が尽きることも頻繁に起こる。 見事このモードをクリアすると、某ゾンビゲームでもお馴染みの最終兵器「対戦車ミサイル」が手に入る。 プレミアムアドベンチャーでプレイ可能な「エンドレスアンダーグラウンド」では、実際の難易度に関わらず敵の強さがOF THE END相当になる。 難易度「OF THE END」に興味があるなら一度はプレイし、その恐ろしさの片鱗を味わってみると良いだろう。 賛否両論点 メインシナリオ 今までのシリーズにもかなり破天荒なシナリオ展開はあったが(*3)今作は「ゾンビと戦う物語」という特に非現実的なシナリオなので、その時点で拒否反応が出る人も少なくない。 ゾンビと戦うアクションという点を意識したのか、実験体・アラハバキの登場シーンや最終盤の展開など、『バイオハザード』シリーズのオマージュと取れる描写がいくつかある(*4)。 エレベーターに乗ると途中で停止したり天井からゾンビが降ってくる、他人を出し抜いて生き残ろうとした人間があっけなく死ぬなど、パニックホラー作品のお約束が満載されている。 ガンショットバトル 前述の通りバトルはガンショットバトル、銃がメインの戦いである。 操作性はシリーズとほぼ変わらない、単純ながらも爽快なバトルである。しかしシリーズの短所も引き継いでおり、特にカメラワークの悪さが銃撃メインの今作では一層目立つ。 従来の操作タイプに加えてTPSに慣れた人向けのL1で構え・R1で発射の操作タイプもある。 ただし、狙い撃ちの照準が左スティックの操作であり狙いを付けながら歩くことが出来ない仕様には、TPSを期待した人からの不満意見が多い。 狙い撃ちの照準が右スティックだと、従来の操作性である□で攻撃の人には操作が厳しくなるための配慮だと思われる。 今作の影響か1年後、開発チームが新規TPS『バイナリードメイン』を発売した。こちらは完全なTPSであり、操作性はTPS好きにも好評。 素手での攻撃方法が少なく、さらに素手ではゾンビを撃破出来ない。 そのためか、メインストーリーでもサブストーリーでも敵を無理やりゾンビにする展開が相次ぐ。 「素手ではゾンビを殺すことはできない」という設定は桐生編の演出面で重要な役割を果たしているのだが、「素手でゾンビを殴って戦いたかった」という意見も多い。 一応、「無手の極意」というスキルを覚えれば素手でもゾンビにトドメを刺すことができる。 ただし相当のスキルポイントを必要とするため、普通にプレイしていればスキルを習得する前にクリアできてしまう。 ちなみにその意見が続編のサブストーリーでゾンビ映画の撮影という形だが「ゾンビを殴る」が反映されている。 装備できる武器は銃だけで、近接武器が存在しない。ナンバリングタイトルで真島はドス、龍司は日本刀を使用しているので「それが使えたら良かったのに」という意見も多い。 各主人公の能力の違いは専用武器のみで、スキル・アイテム・所持金はそのまま引き継ぐ。 「主人公が変わる度に所持金が少ない状態で始まり、レベル1から育て直す」ということにならないため攻略は楽になるが、専用武器以外の違いがないため(*5)各主人公の違いを楽しむ部分は物足りなさも。 シリーズで最も過激なグロテスク描写 今までのシリーズでも刀で斬ったり銃で撃ったりとやっていること自体はこれでもかと充分に過激だったが、直接的な描写は極力避けられていた。 しかし、今作は敵がゾンビになったことで遠慮がなくなり、ヘッドショットを決めるとゾンビ作品でお馴染み「頭が飛ぶ」演出がある。 このような描写は後のスピンオフ作品『北斗が如く』までは龍が如くシリーズ唯一、最も過激な残酷描写だった(*6)。ゾンビの見た目も含めて本編にはないグロテスク描写はファンであってもホラーやゾンビ系の類いが苦手な人には手が出せないと批判があった。 実験体や変異種の一部は本当に気色悪い。人によっては受け付けられないだろう。 一方で今までが殴るだけのアクションが続いたことにマンネリ化から飽きる人も存在した。ホラー慣れしている、耐性のある人に対しては上記のガンショットバトルも含めて「新鮮で面白い」「スタッフとSEGAの本気を見た」と評価する者もいる。 ゾンビの資料集を見ると、その設定は怖い見た目に反して『龍が如く』らしいユーモアがある。スタッフの遊び心を感じられる一方、内容によって好き嫌いが分かれる要素となった。 サブストーリーや戦う相手はかなりはっちゃけているが、メインストーリーの展開は意外と真面目。 今作のシナリオライターは、ナンバリング作品や『見参!』『維新!』を担当した横山昌義氏ではなく、後に『龍が如く0 誓いの場所』などを手掛ける古田剛志氏が担当している。 目立つ粗や整合性のなさはあまりないが(*7)シリーズお馴染みのどんでん返しや裏切り展開もなく、黒幕も初めからほぼ判明しているのでよく言えば安定、悪く言えば地味な物語である。 + 事件の真相と結末 事件の黒幕は二階堂哲雄。彼は郷田龍司に心酔していたため、彼が近江連合を破門された上にたこ焼き屋に落ちぶれた原因を作った東城会と神室町、そして桐生一馬が許せなかった。 二階堂は武器商人「DD」と結託、生物兵器「タナトス」を使用し神室町でゾンビ騒ぎを起こし、桐生一馬のかけがえのない人物である澤村遥の誘拐を計画する。 直前になって近江連合幹部の林弘に計画が発覚しそうになったものの、既に近江連合すら見限っていた二階堂は林を返り討ちに遭わせ、タナトスを打ち込み傀儡とする。 実験体となった林は次々と東城会の組事務所を襲撃しゾンビにさせていく。 桐生一馬と郷田龍司の再会、彼らは澤村遥の救出とかつての事件のケジメをつけるために協力、二階堂の待つミレニアムタワーへ向かう。 林やゾンビを迎え撃ち、いよいよ二階堂と遥のもとにたどり着く。だが二階堂の協力者のDDは今回の騒ぎで得たサンプルから新型のタナトスを作り上げており、二階堂を裏切り彼に打ち込む。 最強の実験体となった二階堂を相手に桐生と龍司は戦い勝利、DDはあらかじめ呼んだヘリで逃げようとするがヘリは秋山に乗っ取られており秋山は脱出、コントロール不能となったヘリは墜落してDDは自ら作り上げたゾンビと共に爆死した。 その後ゾンビ騒ぎは鎮まり自衛隊が残ったゾンビを駆逐、神室町はその後復興するのだった。 だが今回の騒動でしばらく自衛隊や警察は警戒を強化、酔っ払いがフラフラ歩いているだけで彼らが出動してしまう始末なのであった。 また、シリーズ恒例の最終決戦で上半身裸になり龍の刺青を出すイベントもない。 大きく様変わりした真島・龍司のキャラクター像 真島は上記の通り、狂犬らしいキレっぷりや男気溢れる頼れるシーンを見せる魅力的なキャラクターとして描かれているが、一方で「うまくまとまり過ぎていて真島らしくない」という意見もある。 龍司は『2』での登場時とは別人のような性格になっており、当時を知るファンからは「受け入れられない」という声も上がっている。 『2』の事件を通し、長年抱え込んでいた「"家族" がいない孤独感」が解消されたこともあってか、以前の粗暴さは陰を潜めている。 馴れ合いは好まないという態度を取りつつも、かつての舎弟が起こした事件の責任を取るために隔離エリアに取り残された一般人を助けるなど、かなり丸い性格となった。 この点については本作の攻略本で「冴島とキャラが被らないように注意した」と説明しているが、実際には共通する部分が多く、逆効果である。 一方で、終盤は桐生と共に最後の戦いに臨み、かつて宿敵同士だった東西2匹の龍が互いに背中を任せ合うという、『2』のファンにとっては胸の熱くなるような展開が待っている。 問題点 システム ボリューム不足 過去作のメインシナリオは、シリーズ経験者ではクリアまで平均30~40時間前後かかるものだったが、今作の場合はせいぜい20時間程度(*8)。本編が余りに短いので、ストーリー上一刻を争うべき状況でも主人公達はサブストーリーをこなし、キャバクラに通い、施設で遊ばないとどんどん話が進んでしまう。 また、サブストーリーもシリーズ過去最小の全60個と少なく、内容も似たようなゾンビ退治が多い。 街が1つに逆戻りしてしまったことは『4』でも批判されたが、さらに今作はゾンビの侵入によってどんどん自由に行ける場所が限られてくる。 一応、隔離エリアは単に荒れ果てているだけでなく、今まで通れなかった場所が通れたり通れたはずの場所が塞がれたりと、ゲームの進行に合わせて状況が変化していく。 だが、この変化によって移動の利便性が上がることは無く、演出としては良いものの、実際のプレイでは面倒さが勝ってしまう。 ミニゲームも「キャバつく」「格つく」などやりこみ系のものが削られている。 ロード時間の長さと処理落ち 通常エリアから隔離エリアに向かう際、隔離エリアの中の店に入ってから出る際に十数秒と長いロード時間が発生する。 隔離エリアは従来のバトルと違ってほぼオープンワールドかつゾンビがうようよいる仕様であるため、その分処理に時間がかかるのだと思われる。 大量のゾンビが密集している時や、爆発・炎上が発生した瞬間などはかなりの処理落ちが発生してしまう。 隔離エリアの中にある店に入る際の煩わしさ 本編中でミニゲームを遊ぶにはその施設に入る必要があるが、その施設が隔離エリアに入ってしまうと、いちいち隔離エリアを出入りしなければならなくなる。 ただでさえ手間がかかってしまう施設間の移動に、さらにゾンビの襲撃までもが加わるうえ、「隔離エリア内はセーブポイント兼アイテムボックスである公衆電話が使用不可」「隔離エリアではタクシーが使えない」というダメ押しまでついてくる。 龍司編と桐生編では、キャバクラへ通うのにも隔離エリアを介さなければならない。隔離エリアの出入り口に近いSHINEはともかくJeweLは相当遠いため、キャバクラへ行くたびに毎回険しい道のりを進まなければならない。 サブストーリーも基本的に隔離エリアを出入りする必要があるので面倒。 過去作からほとんど変わらないミニゲーム ミニゲームは前作より少し改良や新要素が加えられているものもあるが、基本的に既存のミニゲームは使い回しである。 これは今作に限った問題ではなく、前作『4』においても『3』から使い回されたミニゲームが多かった。 この反省からか、後発の『5』では、新規ミニゲームの追加や既存ミニゲームの大幅な改良が見られた。 圧迫されるアイテム欄 今作では弾薬、回復アイテム、防具、装備素材を全て一纏めに持ち歩くため、手持ちが圧迫されやすく、持ちきれない事も多い。 敵が落とす物だけでも多くの種類があり、手持ちに空きがあれば拾ってしまうので、いらない物はこまめに捨てなければならない。 これまでのシリーズにあった「ストック上限を超過した場合、アイテムボックスに送る」という機能は、落ちているアイテムには対応していない。 前述のように隔離エリア内ではアイテムボックスにアクセスできないこともあり、余計にアイテム欄の圧迫感が気になる。 神室町アンダーグラウンドの存在 ローグライクゲームのヒット以降散見されるようになった自動生成ダンジョンという名の手抜きのいい例。 ダンジョンと言っても特別なことは何もなく、ただ敵と戦いながらフロアの出口を探すだけ。通常のバトルパートと変わり映えがせず、すぐ飽きる。 しかもコンプリートのためには、1つのダンジョンを2回クリアしなければならない。最も長い龍司編のダンジョンは15+25階層と大規模で個々のフロアも広大なため、プレイしていて嫌気がさしてくる。 + 隠しボスネタバレ注意 桐生編のアンダーグラウンドでは、怨霊「亜門羅刹」がボスとして待ち受ける。名前からわかる通り亜門一族のひとりであり、その戦闘能力は非常に高い。特に高難易度では大技を1発喰らっただけで即死しかねない。 亜門羅刹とは2回闘う事になるのだが、最初の戦いはよりによって30階層という長いダンジョンの最後。初見殺しに遭い、やる気を失ったプレイヤーも多い事だろう。 アクション 敵の煩わしさ 特に面倒なのが「火炎瓶ゾンビ」と「トライバル」で、難易度EASYであってもかなりの強敵。 火炎瓶ゾンビの火炎瓶投げは精度が高く、遠くからでも正確に当ててくるうえ、飛んでくる火炎瓶でこちらの攻撃を相殺されてしまうことがあるため、所有武器によっては苦戦を強いられる。 しかも、ただのゾンビなのでそこら中で登場する。特に神室町アンダーグラウンドや長谷川の特務では大量に登場し、波状攻撃でハメられることも珍しくない。 トライバルは素早い攻撃を得意とし、連続でダウンを奪ってくる。一度近寄られてしまうと有効な対処法が無い事も、厄介さに拍車をかけている。 また「吹っ飛んできた他の敵に接触する」「火炎瓶ゾンビの攻撃に巻き込まれる」といったことでもこちらに向かってくるため、乱戦では知らず知らずのうちに接近を許してしまいやすい。 一部の武器の不遇さ 性能面ではどの武器も一長一短でバランスが取れているが、実際の使い勝手には大きな差がある。 特に扱いづらいのは、手榴弾などの投擲武器。弾道にクセがあり、狙った場所に飛ばすのが難しい。たった10発で武器スロットを1箇所占有してしまう携行性の悪さも大きな欠点。 連射系武器(サブマシンガン・アサルトライフル・ガトリングガン)は「狙い撃ちの照準が反動でブレる」「弾薬がアイテム欄を圧迫しやすい」といった点から使い所が難しくなっている。 特にガトリングガンはこれらの欠点が顕著で、ことさら冷遇されているといえる。龍司のガトリングアームも汎用のガトリングガンより使いやすいとはいえ例外ではなく、専用武器の仕様上(*9)割を食ってしまっている。 反面、これらの連射系武器は、所持弾数の概念がない相棒とは相性が良く、決して高くはない射撃精度をうまく補ってくれる。 有能とは言い難い相棒 相棒と共に隔離エリアに入り共闘することができるが、相棒のAIは決して賢いと言えない。壁に向かって走ることも多い。 相棒は移動しながらの攻撃・リロードができず、また暇さえあればリロードを行うため、敵に囲まれて袋叩きにされることはザラ。 相棒は親密度が低い状態で体力が少なくなると命中精度が下がる・怯えて戦わないなど各特有の異常行動を行い、体力がなくなると行動不能になり経験値も入らなくなる。 ただし相棒が戦闘不能になっても消滅するわけではなく、囮に使う程度には役に立つ。 相棒の回復は手動で行わなければならず、ゾンビの大群に迫られると相棒の面倒を見るのも一苦労。また相棒はゾンビに掴まれると自力で振りほどくのにも時間がかかり、囲まれているとゴリゴリライフが削られる。 レベルと親密度を上げるには何度も隔離エリアに連れて行って戦わねばならず、育て上げるのも苦労する。 相棒となったキャバ嬢は他の相棒と異なり、武器の改造ができず、レベルアップしても強化スキルを覚えない。 戦力強化のためには、発売当時運営されていたソーシャルゲーム『龍が如くモバイル for GREE』との連動サービスを利用するしかなかった。ソーシャルゲームのサービス終了後は、無償の代替サービスが施行されていたが、それも2016年中に打ち切りになってしまった。 キャバ嬢は元々の戦闘能力が低く、サポート役としても使えないため、現状では最弱の相棒となってしまっている。 親密度はそれぞれ初期値が違うのだが、キャバ嬢の初期親密度は全員共通で全相棒中最下位(*10)。 主人公と初対面の黒鷹や、浅からぬ因縁のある荒瀬よりさらに低い(*11)。キャバ嬢には異常行動が設定されていないため攻略上は問題ないが、演出上は興ざめもいいところである。 QTEの多さとシビアさ QTEが多いのはシリーズ恒例だが、今作では特に多く受付時間も短め。 前述の通り、難易度が高いとQTEの受付時間も更に短くなる。 ただし、コントローラーのPSボタンを押せばゲーム時間が止まるので、どうしても厳しいならPSボタンを押してあらかじめどのボタン入力を要求されるか見ておくことも可能。 ヒートスナイプでは必ずQTEが発生。ボタン入力に失敗すると不発に終わる。 ただし、それを逆に利用して、誤ってヒートスナイプを発動させてしまった場合にわざとボタン入力に失敗し、オブジェクトやゲージを温存することも可能。 シナリオ 予告で使っていたムービーが使われていない 東京ゲームショウ2010で初披露された販売前のゲームPVでは「桐生がキャバクラに行き、ゾンビに間違えられるという」ムービーが使用されていたのだが、本編にはない。 「桐生が人間であることに気付いた途端にこやかになり "人間お1名さまご入店でーす!" とコールするスタッフ」「"ゾンビお断り" の張り紙」など中々シュールで面白いため、ただでさえ少ないシナリオに対して本編で使用しないで、PVのみでしか見れないことを残念がる意見もある。 現在はアップデートによりおまけムービーとして配信されており、映像を見ること自体は難しくない。 郷田龍司のエピソードの薄さ PVで龍司が復活、さらに右腕が改造という衝撃のビジュアルで発表された龍司にファンは『2』からどのような経緯を持って現在に至るか妄想を含まらせたが、蓋を開けてみれば回想や過去のエピソード自体は短くあっさりしてしまっている。 右腕を失った経緯は詳しくは語られず、桐生との因縁の後にそこから右腕を失うようなどんな出来事があったのかは不明ままでシナリオが進んでいく。 他に『2』の最終決戦から『OF THE END』までの間に龍司に何があったのか窺わせる描写としては、『2』の最終決戦時に自分の異父妹であることを知った女性・狭山薫について「妹とは結局また離れ離れになってしまい、現在彼女がどうしているのかは知らない」とサブストーリー中に語られるのみである。 登場人物 今作では様々な人物が出演したが、掘り下げられたエピソードが少なく感情移入しにくくなっている。 浅木、おやっさん、DDなどゲストは過去を掘り上げた描写がほとんど無いためぽっと出感が強い。 登場人物の1人・長濱は「真島組所属の平の構成員」という設定なのだが、それについてのエピソードがない。 また、彼に関するシナリオの一部がサブストーリーに組み込まれてしまっているため、本編でやって欲しかったという声も。 真島編に出てきた少女や近江連合六代目などシナリオで活用できそうな人物も名前すら無い。 + ネタバレ注意 黒幕のDDは元凶に関わらず、人間なのでバトルがなくややすっきりしない。 あたかもシリーズ最終作かのように見せた触れ込み 『OF THE END』というタイトル、「伝説の男達 最後のケジメ」というキャッチコピー、さらにスタッフロールの演出(*12)から、今作がシリーズ最終作なのではと解釈するユーザーが多かった。 実際には、発売から1年後の2012年3月22日にPSPの外伝『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編』が、12月6日にはナンバリングタイトルの『龍が如く5 夢、叶えし者』が発売され、シリーズ最終作にはならなかった。 一応、公式は早い段階からインタビューで「タイトルは『完結編』ではなく『神室町の終焉』を意味している」と語っていた。 ちなみに、海外では『Yakuza Dead Souls』というタイトルで発売されている。 総評 シリーズ恒例の繁華街でゾンビパニックが起こるという異色作。ナンバリングとは一味違った刺激が楽しめる。 しかし絶対的なボリューム不足や、ゾンビ作品ゆえの過激すぎる描写といった人を選ぶ要素も目立つ。 システム面の向上もあるものの全体的な調整不足感は否めず、次回作である『5』で開発期間の延長とゲーム設計の大きな見直しが図られることになった。 また現実離れした世界観も、昔のセガらしいバカっぷりを喜ぶ人と拒否反応を示す人に分かれる。 余談 『4』で主人公の1人であった冴島・谷村は残念ながら登場しないが、事件当時の状況にはある程度触れられている。 冴島は東城会直系組長となっており、中国へ出張中だったことが語られている。また、冴島組が東城会の新鋭として勢力を拡大している描写がある。 谷村に関しては直接的な描写こそ無いが、亜細亜街で谷村を知っている子供がいる、勤務中に麻雀をやっていた警官がいたなど存在を匂わせている。 今作が、次回作『龍が如く5 夢、叶えし者』や、時系列が『OF THE END』の後になっている外伝作『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編』と設定的に繋がっているのか否かは度々議論される。 ゾンビという非現実的な設定、上記2作で誰もゾンビ騒ぎに触れていない点、冴島の設定の食い違い(*13)、シリーズ恒例の隠しボス・亜門の弟子の生死(*14)などから、「今作はあくまでIFストーリーで、後続作品との繋がりはないのでは」という声が多い。 一方で、『5』でのゲイリーズブートキャンプの建物の存在やナオミの館の位置、『5』で秋山と遥が顔見知り(*15)、『5』で登場する近江連合会長が七代目(*16)、今作で登場した安住が『5』でも名前だけ登場する、今作がなければスムーズに繋がらない要素もある。 本作と後続作品は繋がっているともいないとも、どちらの解釈でも構わないと思われていたが、サービスが開始されたソーシャルゲーム『龍が如くONLINE』で林弘が生存している他、過去作品のキャラクターが登場していると繋がりが一切ないことが判明され、本作はパラレルワールドで確定的となった。 本作がパラレルワールドの場合、龍司は『2』以降は消息も生死も不明のままということになるが、監督は本作がIFストーリーかどうかはぼかしつつも「龍司はどこかで生きている」と明言している。後の公式企画展「散った男たち展(*17)」でも龍司の遺影がなく生存がほぼ確定している。 『ONLINE』の第二部にて龍司がメインキャラになったが、過去のエピソードなので現在の龍司がどうしているのかは依然として不明である。 その後、『龍が如く7外伝 名を消した男』では桐生が『2』以降の龍司の消息を知らないということや、裏社会でも依然として龍司が生死不明と認識されていることが語られており、本格的に本作はパラレルワールドという解釈が採択されている様子がうかがえる。 そして、シリーズナンバリング最新作『8』におけるシリーズの過去を振り返るコンテンツ「エンディングノート」において本作のストーリーが桐生の見た夢の中の出来事であることが判明。パラレルであることが確定した。 『見参!』『維新!』『クロヒョウ』と言ったスピンオフ作品は海外では発売されていないことが多かったが、本作は海外でも馴染み深いゾンビ物ということもあってか『Yakuza Dead Souls』のタイトルで発売されている。 近年、PS3以前の作品の「極」としてのリメイク版やリマスター版が次世代機で多く発売されている中、本作と『見参!』やスピンオフ作品『クロヒョウ』は次世代機版が発売されていない。 シリーズナンバリングである『5』以降の展開から本作を再評価する声が挙がっており、リマスター版でもいいからまた発売ほしいという意見も少なくない。 2022年4月25日の生放送で横山氏はリマスター版の要望が増えていると認めつつも「既にゲームとして完成しているので今は予定も候補も挙がっておらず、新ハードで新要素を取り込めて作りやすいナンバリングを優先にしている(*18)」と、『見参!』同様に製作する予定は無いと明言していた。 しかし『維新!極』が発表した際は、『見参!』だけ候補に挙がっていると告げている。 『PROJECT X ZONE 2 BRAVE NEW WORLD』では桐生一馬と真島吾朗のペアで参戦。非現実的な内容に重火器やファンタジーと絡みやすい本作を採用した。 オマージュした『バイオハザード』シリーズのキャラクターとも共演した。 『JUDGE EYES 死神の遺言』では本作を題材としたミニゲーム『KAMURO OF THE DEAD』が遊べ、約七年ぶりの登場でスタッフからは忘れられてはいない様子。 タイトル名と操作性は同社の『THE HOUSE OF THE DEAD』をベースにしている。