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地形與怪物一覧 [#y74e45d7] 沒有怪物的格子 [#te5e9894] 地形與怪物一覧 地形名 Lv1 Lv2 Lv3 緑寶箱 通往集落的道路 森林侏儒 矮人 丘丘人 劍 陰森森林 蝙蝠 吸血蝙蝠 白銀蝙蝠 劍 月光下的泥潭 大蛙 毒蛙 疣蛙 劍 湖畔鬼火舞動 鬼火 陰火 人魂 槍 荒廢的土地 茸兔 白疆兔 兇兔 槍 荒涼的刑場 吊死者 咒怨男 僵屍道化 槍 靈園 食屍鬼 死人魔 食人族 防御 獸人的集落 人狼 犬人 犬神 防御 廢墟的幕後 黑暗哨兵 銀哨兵 金哨兵 防御 魔獸的住處 狂狼 神狼 魔狼 移動,Lv3是機會1 實驗場舊址 鋼鐵男 鐵鎧巨人 綠騎士 移動,Lv3是機會1 密封的門 幽靈騎士 青白馬的騎士 白骨騎士 移動,Lv3是機會1 灼熱之崖 炎鬼 炎魔 炎精 特殊 妖魔的住處 斬影夢魔 黄昏夢魔 永夜夢魔 特殊,Lv3是機會2 遺棄地 毒鼠 骸鼠 赤鼠 劍+1 月之骨塚 骸骨兵 骸骨劍士 骸骨將軍 槍+1 幽街道 透明布 邪氣布 幽靈布 防御+1 詛咒的剣塚 咒怨劍 吸魂劍 奪命劍 特殊 月光草原 巴風特 黒山羊 月之従者 移動1,機會1,移動2 鐵山脈 白蜘蛛 鉄鋼蜘蛛 百鬼蜘蛛 剣+1 瑪瑙之森 夜光鳥 月光鳥 日光鳥 防御+1 夜鬼の街 夜鬼 狂鬼 月候鬼 移動1,機會1,移動2 暗黒街 雙頭犬歐爾多斯 雙頭骸犬 地獄看門犬 剣+1 玉座 吸血鬼 吸血鬼領主 吸血姬蕾米雅 機會1,詛咒1,詛咒2 月光姫 月光姫蕾米雅(Lv10) ? 當怪物右上氣泡裡顯示的是 寶石的時候、將會入手與下列等級相應的Gem。 怪物Lv1:30Gem 怪物Lv2:50Gem 怪物Lv3:100Gem 當怪物右上氣泡裡顯示的是 綠寶箱的時候、將會入手與怪物等級相應上方表格中事件卡欄裡的卡片。 例) 蝙蝠(Lv1)的綠箱→劍1的事件卡 例) 赤鼠(Lv3)的綠箱→劍4的事件卡 當怪物右上氣泡裡顯示的是 紅寶箱的時候、將會入手當格怪物的怪物卡。 當怪物右上氣泡裡顯示的是 Exp的時候、將會與角色卡進行戰鬥。 勝利之後、獲得當前牌組領隊角色的Lv1卡1張。(現階段就算敵人是Lv2或更高也都只會拿到Lv1卡1張)。(並且,現階段也不能以怪物卡作為牌組領隊。) 帝國騎士 艾伯李斯特 古朗德利尼亞帝國騎士 軍犬 艾依查庫 冠以軍犬之名的勇猛騎士 黑太子 古魯瓦魯多 被死神纏上的黑王子 劍聖 阿貝爾 為了試煉自己力量而戰的不敗劍士 駕馭風之子 利恩 「狂風駕馭者」的子孫 混沌守望者 庫勒尼西 身為通往混沌世界的關鍵少年 年幼王者 傑多 米利伽迪亞的年幼斯拉姆王 探求者 阿奇布魯多 伊貝魯達的放浪者 判決者 布列依斯 操縱光的銀髪協定審問官《伊庫吉塔》 面具男 馬庫斯 協会《學士院》的協定審查官 不死的少女 雪莉 與愛犬羅布一起世界旅行的少女 獣人的女兒 艾茵 獸人索迪亞克的女兒 混沌執法者 伯恩哈德 墮入混沌的戰士 二刀流剣士 弗雷特里西 連隊中使用二刀流的剣士 當怪物右上氣泡裡顯示的是 HighLow的時候、戰鬥結束將進行獎勵遊戲。 沒有怪物的格子 寶石袋 入手可能的Gem與地圖名對照。 30Gem 50Gem 100Gem 鋪修過的道路寂静的山丘採掘場 森林小道寶石森林 古代樹嫩綠之林審判之丘染血的湖畔郊外的街道 只有緑寶箱 入手可能的事件卡與地圖名對照。 寶石森林 劍3 鋪修過的道路 槍3 新綠森林 防御3 森林小道 機會2 寂靜山丘 HP1回復 採掘場 移動1 只有紅寶箱 入手可能的角色卡、硬幣、碎片與地圖名對照。 森林小道 艾依查庫Lv1 寶石森林 阿貝爾Lv1 鋪修過的道路 艾伯李斯特Lv1 寂靜山丘 古魯瓦魯多Lv1 採掘場 利恩Lv1 新綠森林 庫勒尼西Lv1 魔礦石 鐵硬幣 銅魔礦石 銅幣 銀魔礦石 銀幣 靈魂的祭壇 靈魂碎片 時間的祭壇 時間碎片 記憶的祭壇 記憶碎片 只有藍寶箱 可能入手的道具與地圖名對照。 幸運的草原 白色石楠1 幸運的大地 白色石楠3 幸運的花壇 幸運四葉草 星痕 跳越星 妖精的泉 精靈的薬 古代的祭壇 古代妙薬 魔女的館 魔女的秘薬 屯駐地 急救品1 救急站 急救品3 救命站 急救品5 治癒的祭壇 急救品10 生命之樹 不死靈藥 時間的砂場 時間沙漏 超刻的砂場 超刻砂漏 亞空間的門 墨菲斯的門 名前
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外道饅頭 皆さんはイヌガミをご存知だろうか? イヌガミとは犬を頭だけ出した状態で地中に埋め、その目と鼻の先に食べ物を山のように積み飢えさせていく事から始まる。 やがて手も足も出ない犬の飢えが絶頂に達した頃、一思いにその首を刎ねるのだ。 そうして出来上がった生首、その瞳は憎悪と渇望にまみれ言葉に出来ぬ程の闇を宿すと言う。 だがこれだけで終わらない。 更にこの生首を人が頻繁に通る四辻に埋めて、多くの人にその頭上を歩ませるのだ。 肉も朽ちる頃、ようやく掘り出されたそれは、崇り祭られイヌガミを宿す呪物と成る。 このイヌガミ、術者に莫大なる富を与える反面、時に厄災を呼び起こし一族全員を崇り殺すことまであると言う。 また一度イヌガミが憑いた家は末代にまで憑いて廻り、その家系と関係を持った他所にまで伝染することから孤立することも多い。 そのおぞましさ、業の深さから人はこれを道をはずれた行い、外道と呼ぶ。 そうして俺は図書館を後にする。 外道だろうが畜生だろうが幸福になれるならなってみたいものである。 とは言えワンコの首ちょんぱを出来る程、俺の肝は太くない。祟りだって怖い。 地道に全うな道を歩むのが身の丈に合っているというものだろう。 そんなこんなを考えていると、ふと絹を裂くような悲鳴が聞こえた。 「いぢゃあああああああああああ!!!」 声の主はゆっくりれいむ、何ともゆっくりしてない声である。 とはいえ、その頭には2本の牙が深々と突き刺さり、今尚ちゅるちゅると中身を吸われている最中であるから無理もない。 「う~う~♪」 一方のゆっくりれみりゃはニコニコと笑顔満面、れいむの餡子に舌鼓を打っている。 「もっど・・・ゆっぐり・・・じだ・・が・・だ・・・」 やがてれいむはペラペラになり、遂には何も喋らなくなった。 れみりゃは小さくゲップをすると、腕の甲でゴシゴシと口元を拭っている。 「こんにちわ」 「うー? こんにちわだどぉー♪」 俺はれみりゃに声を掛ける、不幸にもある思い付きをしてしまったからである。 「ごごがらだじでぇーーー!!」 地面からモグラの様に首だけを出すれみりゃ、その眼前にはお菓子が山のように積まれている。 「どうしたんですかお嬢様、おやつはお気に召しませんでしたか?」 「おがじ!! おがじいいぃぃぃ!!」 れみりゃは饅頭とは言え人の形をしているし、言語を操るほどの知能もある。 儀式の代替に用いたものの、考え方によっては犬よりも向いているかもしれない。 パタパタと団扇で風と香りを送る。 「うぅ、うううぅぅぅぅぅ!!!」 歯を食いしばって必死に耐えている、お嬢様のプライドと言うやつだろうか。 その姿が余りに健気だったので、もう少しばかりサービスしてやることにする。 「そうだお嬢様、よろしければ私めがお食事をお運びしましょう。」 そういって手元のプリンを匙ですくう。 「うー!! ぷでぃん、ぷっでぃ~ん♪」 手の平を返したように満面の笑顔を咲かせるれみりゃ。 すっと伸ばした匙を上下させる。プリンは目の前ではプルプルと躍り、鼻の前では甘いバニラの香りを漂わせる。 「あー・・・♪」 耐え切れずに雛鳥のように口を開く、その口内は燃えるように真っ赤である。 パク 「あ・・・? あ、ああ、ああああああああああ!!!??」 うん、旨い。 取り立てて好きと言う訳ではないが偶に食べるとどうしてこんなにも美味しいのだろうか。 口を動かす俺の前でれみりゃは大粒の雫を目元に浮かべる。 そんな様子を傍目に、黙々と匙を動かしていく。 やがて匙が底を打つようになったところで、おもむろに器をれみりゃの眼前に置く。 カラカラと匙が転がる音がやけに響く。 「うぅ・・・う!? れみりゃのぷっでぃーん!!!!!」 遂に耐え切れなくなったのか、ボロボロと涙をこぼし始める。 チンチンと匙で空の器を叩く。その音は澄んだ空に吸い込まれていった。 翌日 「「「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~!!」」」 「だべるなああぁぁぁ、れみりゃのぷっでぃーんだべるなああぁぁぁぁ!!!」 お菓子の山に群がる饅頭、涙を流しながら幸せ幸せと食い散らかしている。 そうして小一時間もする頃には山のようにあったお菓子も、汚らしい食いカスを残すばかりとなった。 「げっぷ・・・。ゆふーん、とってもゆっくりしてるね!!」 「「「ゆっくりしてるね!!」」」 れみりゃのことなど何のその、たらふく食べたゆっくり達は思い思いにくつろぎはじめた。 イヌガミはその怨念が大きいほど強力な呪術となるらしい。 そこでよりその思いを掻き立てるため、ゆっくり達をけしかけることにする。 「やぁおはよう、ゆっくりしてるかい?」 「「「ゆっくりしてるよ!!」」」 一斉に振り返り元気な返事を返してくれる。中々素直だ。 「ねぇみんな、あそこにれみりゃが居るだろう。怖くないのかい?」 「あのれみりゃはうごけないからだいじょうぶだよ! おにいさんもゆっくりしていってね!」 視線の先ではれみりゃが歯軋りをしながらうーうーと唸り声を上げている。いい感じだ。 「そっかそっか。ところでお兄さん面白い遊びを考えたんだけど・・・」 「いだいいだいいいいいぃぃぃ!!!」 「ゆっへん!!まりさはむれいちばんのゆっくりなんだよ!!」 「「「ゆんちょ!! ゆんちょ!!」」」 「おちびちゃんたちかっこいいよ!! さすがれいむのおちびちゃんたちだね!!」 俺の考えた遊び、それはれみりゃを虐めるというシンプルなものであった。 尤も迂闊に近づくと齧りつかれてしまう。そこでゆっくり達に石や棒を使うという入れ知恵をしてやる。 後は放っておくだけで行為はどんどんエスカレートしていき、ストレスも雪だるま式に積もっていくわけだ。 最初の頃は憎まれ口を叩いていたものの、今ではもう泣き言しか出てこない。 「うわああぁぁぁざぐやああああぁぁぁぁ!!!」 れみりゃの再生力なら死ぬことは無いだろう。 そうして2日目は過ぎていった。 更に翌日 「・・・・・・・・・」 何やら口を動かしボソボソと呻いているが聞き取れない。 目元は大きく腫れあがり、クマも墨を流したようにどす黒くなっている。 頬を伝う白い筋は涙のあとだろうか。 髪もボサボサに乱れ、顔中の至る所で痣やミミズ腫れが見られる。 燃費の悪いゆっくりの体では丸2日の絶食は堪えるのだろう、傷の回復もままならないようだ。 台所に戻り包丁を手にする。そろそろ頃合だろう。 ジャリジャリと土を踏み鳴らしれみりゃの背後に回る。 こいつには俺がどのように見えているのだろうか。 そうして鈍く光る刃を白い首筋に宛がう。 大きく息を吸う、そうして一気に刃を引いた。 「おごごごごごごごごgggggg」 斬り損じた。傷は首の中程で止まってしまった。 饅頭と高をくくっていたが、地面と密接していたためか上手く刃が入らなかったらしい。 口からは泡を吹き出し、首からは何やらヒューヒューと気の抜ける音を立てている。 仕方がないので刃先で突く様にして少しづつ削り崩していく。 一突き一突きする度にビクビクと震え、辺り一体に肉汁の香りが充満する。 そうして包丁を握る手が油でぬるぬるになる頃、ようやくにして首を落とすことが出来た。 「ざ、ざぐ、や・・・」 れみりゃはまだ生きていた。 おぼつかないが確実に意味を成す言葉を紡いでいる。意識もあるのだろう。 今更ながら可哀想という気持ちが沸いて来たが、ここまでやっておいて投げ出すことも出来ない。 喚く生首を手にし、一路畑道へと向かった。 『・・・・・!!・・・・・!?』 畑のど真ん中の畦道。その交わるところは色が変わり、耳を澄ますとそこからは虫の声のようなものが聞こえていた。 翌日 まだ声は聞こえる。 三日後 まだだ、まだ聞こえる。 一週間後 まだ、まだ聞こえる。 この日、男は遂に耐え切れなくなり地面を掘り返していた。 一堀一堀進む度、聞こえる声はどんどん大きくなっていく。 そうして掘り終えたそこにあったのは薄汚れた帽子だけであった。 話によればこの遺物を呪物として祀りあげることにより術は完成するという。 とはいえ、もう男にはそんな気力は無い。一日一日と熱は冷めていき、もはや残るは後悔の念だけである。 残った帽子のやり場に手を焼いていると、ふいに声を掛けられた。 「ゆっくりしていってね!!」 ゆっくりれいむ。こちらとは対照的に何とも幸せそうな顔をしている。 「おにいさん、きょうはおかしないの?」 はて、どうやら以前れみりゃのお菓子を横取りしていた連中の1匹らしい。 そこで男はふと思いつく。ゆっくりのことはゆっくりに。 「れいむ、いい物をあげようか?」 「ゆゆ! いいものってなぁに?」 涎を垂らすれいむに手を伸ばす。その中に握られているのはあの帽子。 「ゆびぃ!? おにいさん、これゆっくりできないよ!!」 思わず後ずさるれいむ。 だが男はなだめる様に言葉を続けていく。 「まぁ待てって。れみりゃの帽子を持っているとれいむは強いって他のゆっくり達から大人気間違いなしだぞ?」 「ゆ・・・・・?」 「おまけにこの帽子は特別せいでね。大事に大事にすると幸せーになれるんだ」 「ゆゆ!!」 「と、言うわけで大事にしろよ。」 「ゆっくりわかったよ!! おにいさん、ありがとう!!」 れいむは帽子を咥えるとペタペタと跳ねて行った。 都合よく厄介払いの出来た男はホッと一息ついた。心なし肩の荷も降りたような気がする。 そうして男は足取りも軽く家路へとついた。 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆくっりしてっ!? れいむなにもってるの!!?」 我が家へ帰って最初に放たれたのは驚嘆の音、まりさは訝しげにれいむを見つめる。 「ゆっふっふーん・・・これだよ!!」 「ゆゆゆっ!!?」 ぺっと吐き出されたれみりゃの帽子、思わずまりさは言葉を失う。 「ど、どうじだのごれええぇぇぇ!!?」 「ゆ? ゆー・・・れ、れいむがれみりゃをやっつけたんだよ!!」 「ゆっぐいー!!!??」 れいむは見栄を張った。 「さっすがまりさのれいむだよ!! とってもゆっくりしてるよー!!」 「ゆ・・・ゆっへん!!」 えへんぷりとアゴを反らす。 パートナーの尊敬の眼差し、その日2匹は久々のすっきりをした。 「うーうー」 「ゆ? ゆっくりしていってね!!」 れいむの周りを何やら黒い影が動き回っている。 「ゆぅ? あなたはだぁれ?」 「うーうー」 黒い影は答えない。ただひたすらウロウロしているだけである。 「ゆぅぅぅ、ゆっくりしてよー!!」 「うーうー」 遂には怒鳴りだすれいむ、だが黒い影の様子は変わらない。 やがてれいむが怒り疲れた頃、黒い影はピタリとその眼前で歩みを止めた。 「ゆ!! やっとわかってくれたんだね!!」 「うー」 影は一声上げると霧散するようにその姿を消した。 その声はまるで戸惑っているようだった。 「ゆ・・・ゆっふーん!!」 「おはようれいむ、きょうもいちにち」 「「ゆっくりしていってね!!」」 朝というにはやや遅い時間帯、のどかな挨拶で2匹の一日はゆっくりと幕を上げる。 だが今日はいつもと何かが違った。何か違和感を感じるのだ。 「ゆー・・・? まりさ、なにかへんだよ?」 「ゆぐぅ・・・ なんだかまりさ、あたまがおもいんだよ」 いつも元気なまりさ、それが今日はどことなく力ない。 れいむが心配してまりさに歩み寄る。そしてその目にあるものが映った。 「ゆ!!? まりさのあたまに あかちゃんがはえてるよ!!」 「ゆゆゆゆゆ!!!??」 重い頭、その正体はタワワに実った赤ちゃんであった。 帽子のツバが影となり気付くのが遅れてしまったのだ。 「ゆゆぅ・・・れいむたちのあかちゃん、とっとてもゆっくりしてるよぉ・・・」 「ゆふぅーん・・・」 2匹揃ってうっとりー、思わず涙も零れ落ちる。 その日から2匹の子育てが始まった。 「ゆんゆっゆ~ん♪」 身重のまりさに留守を任せ、せっせと木の実拾いに打ち明けるれいむ。 幸せの絶頂、れいむは木の実を集めることすら楽しくて仕方なった。 そんなおり 「おう、こんちは」 頭上を見上げるとそこに居たのは昨日の男。そう、れいむに帽子を与えた男であった。 「おにいさんこんにちは!! ゆっくりしていってね!!」 元気よく挨拶を返すれいむ。挨拶を受け終え男は懐に手を入れる。 そうして引き出された握り拳をれいむの眼前に伸ばす。 「ほら、これをやろう」 「ゆ?」 開かれた手の平に乗っていたのは飴玉、透き通った琥珀色が何とも美しい。 「これはとっても甘くてゆっくり出来るんだ。美味しいから食べてみ」 「ゆっくりわかったよ!! ぺーろぺーろ、 し、しあわせー!!!」 だくだくと涙を流す。気に入ったようだ。 そうして1人と1匹は話し始める。 愛しのまりさがにんっしんっしたこと、赤ちゃんは皆とてもゆっくりしていること。 気付けば太陽が大きく傾く時間になっていた。 「それじゃあ れいむはもうかえるね。おにいさん、あまあま ありがとう!!」 「ああ、気をつけて帰れよ」 最後にもう数個の飴玉を受け取り、まるでリスのように頬を膨らまし帰路を目指す。 そうして振り返った背中に男の声が掛かった。 「そうだ。昨日渡した帽子、くれぐれも大事にしろよー!」 そういえばそんなものもあったな。今日これだけ幸せなのも、きっとあの帽子のおかげだろう。 れいむは一度礼を返し、今度こそ帰路へと着いたのだった。 「ぺーろぺーろ、しあわせー・・・!!」 まりさはぺろぺろと飴玉を舐めている、その目からは相も変わらずだくだくと涙が流れる。 そんな様を尻目に、れいむは神妙な面持ちで帽子の前に座る。 (ぼうしさん、ぼうしさん。れいむたちをゆっくりさせてくれてありがとう!!) 心の中で感謝を述べる。すると風も無くふらふらと帽子が揺れ動いた。 「ゆ?」 瞬間、帽子の下から真っ黒なネズミが顔を覗かせた。 「ねずみさん、ゆっくりしていってね!!」 「ぅー」 「れいむ、どうかしたの?」 「まりさ、みてみて!! ねずみさんだよ!!・・・ゆ?」 振り返った時、そこにネズミの姿はもうなかった。 「ゆ? ゆっくりしていってね!!」 「うーうー」 黒い影は今日も忙しなく動き回る。 「・・・・・・・・」 「うーうー」 あっちへよたよた、そっちへよたよた。 何を考えているのか解からない。 「ゆ?」 「うー」 最後に昨日と同じよう眼前に訪れたかと思うと、やはり同じように一声鳴いて消えた。 今日の声はなんだか嬉しそうだった。 「「「ゆっくちちちぇいっちぇにぇ!!」」」 「「ゆっくりしていってね!!」」 「まりさぁ、このこたちとってもっゆくりしてるよぉ!!」 「こんなぷりちーなあかちゃんみたことないよ!!」 きゃっきゃと歓声をあげる一家、絵にした様な幸福がそこにはあった。 「ゆんゆんゆっくり~♪」 「おっす」 今日もれいむは男と話す。 もっぱら、今日は可愛い可愛い赤ちゃんの話題で持ちきりなのだが。 ゆっくりしてない喋り方を見ると、本当に可愛くて仕方ないのだろう。 目に入れても痛くないとはこんな感じなんだろうか? そうしてまたお菓子を貰い、れいむはぽよぽよと我が家を目指す。 (ぼうしさん、ぼうしさん。れいむたちのあかちゃん、とってもゆっくりしてるよ!!) そうして一日の終わりに帽子に語りかける。すると昨日と同じように帽子が動き出す。 「ぅー」 「ゆ!! ゆっくりしていってね!!」 ネズミである。 「ぅー」 「「「ぅーぅー」」」 「ゆゆゆ!!?」 次から次へと出てくるネズミ、一様にヒクヒク鼻を動かし辺りを探っているようだ。 「おとーしゃん、しょのきょちゃちぢゃぁれ?」 「おちびちゃん、このこたちはねずみさんっていうんだよ!! まりさー!!」 今日こそは可愛いネズミさんを見てゆっくりして貰おう。 だがれいむがまりさを呼び連れて戻る頃、やはりネズミ達は1匹残らず居なくなっていた。 「うーうー」 「ゆっくりしていってね!!」 相変わらず影は落ち着きがない。だがもう馴れた事だ。 「うーうー」 馴れてしまえばコレはコレで中々可愛いじゃないか。そんな事を考えていると 「「「うーうー」」」 「ゆゆっ!!?」 影の数が多い。余りの多さに目を回しそうである。 「ゆゆゆゆっくりしてね!! ゆっくりしてよー!!?」 「「「うーうー」」」 影達が動くたびにザザザと不快な音が立つ。 やがていつもの様に眼前で静止する。 「ゆは、ゆは、やっと・・・ゆっくり・・・できるよ・・・」 「「「うーうー」」」 そうしてまた影達は一声残して消えていく。今日の声は何だか楽しそうだった。 それからも、れいむ達は毎日が幸せだった。 お兄さんは変わらず優しく、美味しいお菓子を与えてくれる。 れいむはれみりゃをやっつけた実力と、何だかゆっくりしている雰囲気を買われ群れのリーダーになった。 子供達は順調に大きくなり、引き手数多の美しいゆっくりに育った。 まりさも相変わらずゆっくりしている。子供が大きくなった今では、またすっきりしようかなんて可愛いことを言っている。 一日一日が楽しく、幸せで、ただただ流れるように時間が過ぎていった。 「ゆふー・・・いままでおせわになりました!!」 「むこうへいってもゆっくりしていってね!!」 すーりすーりと頬ずりをする3匹。 今日は可愛い末娘の門出の日である。互いに親愛の情を示しあうと、やがてかつての子ゆっくりはぴょんぴょんと歩き出した。 その姿が見えなくなると、残された両親はふっと短いため息をつく。 「みんないっちゃったね」 「なんだかひろくなっちゃったね」 背後にはかつて賑やかだった我が家、今では住人もれいむとまりさだけになってしまった。 ガラガラの部屋を見回す。荷物も整理しないといけないな。 そんな感傷に浸っていると、ついっとあるものに目が留まった。 帽子である。 ホコリまみれになり薄汚れてしまった帽子、最後に祈りを捧げたのは何時のことであっただろうか。 れいむはおもむろに帽子の端を咥えると、ぺっと巣の外に吐き捨てた。 幸せに溺れきったれいむには、もはやそれは只のボロキレにしか映らなかった。 刹那、脳裏をネズミの姿がよぎった。 ネズミはまるで怒っているような、泣いているような、なんとも複雑な表情を浮かべていた。 「うーうー」 「ゆ? ゆっくりしていってね!!」 れいむの前では黒い影がふらふらと揺れている。 そういえばこの子に会うのも久しぶりだ。 「うーうー」 「ゆ? どうしたの?」 影は今までと違い行儀良く座ると、何やらうーうーとれいむに呼びかける。 「うーうー」 「ゆうぅ・・・なにいってるかわからないよ!!」 必死に何かを伝えようとしているのだが、れいむにはその意図するところが掴めない。 「うーうー」 「うるさいよ!! しずかにしてね!!」 痺れを切らしぼむっと体当たりを食らわせる。 影は二転三転しようやく止まると、もう何も言わず静かに消えていった。 「ゆふぁ・・・ゆっくりおはよう!!」 「おはよう!! きょうもゆっくりしようね!!」 そうして2匹の一日が始まる。 いつもと変わらぬ静かな朝、本当に静かだった。 「それじゃあまりさ、ごはんとりにいこう!!」 「ゆっくりわかったよ!!」 ゆんゆんと巣を後にする2匹、今日も一日ゆっくり出来そうと心を躍らせる。 そんなおり 「れいむ、たいへんよ!! 」 突如として呼び止められる。視線の先ではありすがぜーぜーと息を切らしている。 「どうしたのありす?」 「いいからはやくきて!! あなたのこがたいへんなの!!」 ありすに案内されてやってきたのは昨日末娘が嫁いだまりさの家だった。 そこで目にしたの無残にも全身を食いちぎられ、今にも力尽きそうな我が子の姿だった。 「おちびちゃん!!? どうしたの!!?」 「お・・・おかー・・・さ・・・」 「しっかりしてね!! しっかりしてね!!?」 「もっと・・・ゆっくり・・・」 そうして子れいむは静かに目を閉じた。 結局つがいのまりさとその両親姉妹含め、一家全員が惨殺されていた。 「ゆ・・・だれかいるの?」 『うーうー』 姿は見えないが声は聞こえる。 「ゆっくりでてきてよ、ゆっくりでてきてよー!!」 『うーうー』 「ゆぅ・・・ゆっくりおはよう・・・」 「おはよう、れいむ・・・」 昨日の今日では流石に元気が出ない。重苦しい空気の中、2匹は手短に朝の挨拶をすませる。 だがいつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。 「・・・ゆっふ!! まりさ、あのこのぶんまでゆっくりしようね!!」 「そうだね!! これからはゆっくりしようね!!」 無理矢理に自身を鼓舞する。これがあの子に出来るせめてもの手向けと信じて。 だがそんな思いもあえなく崩れ去ることとなる。 「れいむ!! 大変なの!! またあなたのこが・・・」 「ゆぐ!!!??」 駆けつけた先では昨日と同じように、愛しの我が子が力なく横たわっていた。 懸命の呼びかけにも返事は無い。 惨状は昨日と同じ、赤ちゃんまで残さず皆殺し。 まるで写真の焼き増しのような悲劇は、れいむの心をぎゅうぎゅうと締め上げた。 同時に、この一連の事件は群れのゆっくり達に暗い思いを芽生えさせていた。 どこからか笑い声が聞こえた。 「ゆっくりしていってね・・・」 『『うーうー』』 相変わらず姿は見えない。だが昨日より声の数が増えている気がする。 「ゆー・・・」 『『うーうー』』 「おはよう・・・」 「ゆぅ・・・」 もう口を開くことすら億劫である。朝が来るのが怖い。 もそもそと2匹が遅い朝食を摂っていると、願わない客が訪れる。 「れいむ・・・」 「・・・・・」 もはや返事すら返さない。 れいむは静かに食事を止めると、まりさを促すようにし玄関をくぐった。 「・・・・・ゆぅ」 時間が止まって同じところを繰り返しているような錯覚に落ちる。 ただ現実として存在するのは目の前に倒れているのは昨日とは違う子で、昨日倒れた子はもう居ないという事実。 もはやも涙も悲鳴も枯れ果て、乾いた溜息を吐き出すことが限界だった。 「・・・れいむのせいだ」 「・・・ゆ?」 「れいむたちのせいで ぱちゅりーのいっかは ころされたのよ!!」 声を上げたのはありす、今日殺されたぱちゅりーの親友だった。 「きのうのれいむも そのまえのまりさもそう!! あなたたちがふこうをよぶのよ!!」 「ゆぐっ!!!」 この時群れを取り巻く疑いの芽は、ついに確信へと変わった。 どっと沸き立つ罵詈雑言、言葉の一つ一つがれいむの胸を大きく抉る。 だがれいむは何も言い返せなかった。れいむの中にもその疑惑は消せずに存在していたからだ。 「ゆっくりしねぇ!!」 「このむれからでていけぇ!!」 言葉はやがて石つぶてとなり、れいむ達の体を激しく打つ。 2匹は痛む体を引きずって、命からがら家へと逃げ帰った。 その晩、残す娘達も泣きながら帰って来た。その体は痛々しい傷にまみれていた。 「なかないでね・・・ぺーろぺーろ・・・」 「ゆぐ・・・ひぐ・・・」 互いに傷を舐めあい、寄り添って眠る。 久しぶりの顔合わせであったが、ちっとも楽しい気持ちになれなかった。 『『『うーうー』』』 れいむは何も喋らない。 『『『うーうー』』』 れいむは何も映さない。 『『『うーうー』』』 ああ、この耳が聞こえなくなればどれ程気持ちが楽だろう。 「おはよう・・・」 「おはよう・・・」 「「「おはよう・・・」」」 作業の様に挨拶を済ます。 そうして互いの顔を見回し、れいむはあることに気付いた。 「ゆ・・・ゆゆ!? きょうはだれも いなくなってないよ!!?」 「ほんとだ!! みんないるね!!?」 「「「ゆっくりここにいるよ!!!」」」 れいむは数日ぶりに心の底から笑うことが出来た。 あの事件はれいむ達のせいじゃなかったんだ。 その証拠にこうして皆ゆっくりしているではないか!! そう心を躍らせている時分のこと、ドスドスと戸口を打つ音がする。 「れいむ・・・」 「ありすみて!! れいむたちはみんなぶじだよ!! やっぱりあれはれいむたちのせいじゃ・・・」 「きて」 必死に捲くし立てるれいむを一瞥するとありすは短く、だがはっきりと切り捨てた。 「・・・・・なんで?」 そこにあったのはゆっくり一家の惨殺死体。その一家は昨日れいむの子供を追い出した一家だった。 「れいむたちのせいじゃないよ!! きのうはいっしょにいなかったもん!!」 「よらないで!! ・・・あなたたちにかかわると みんなふこうになるの」 「そんな!! そんなのって」 「うるさい!!・・・わかったらもうかえってちょうだい」 れいむは言葉を飲み込んで背を向けた。 石は飛んで来なかったが刺すような視線が痛かった。 やはり笑い声は聞こえていた。 その日も夢を見た。 代わり映えのしない内容だった。 そうして朝は来る。望まなくても時は流れるのだ。 もはや挨拶もなく、もそもそと食べ物を飲み込んでいく。味はよくわからなかった。 そうして食事を終え皆で狩りに出る。 擦れ違うゆっくり達は目も合わさず道を譲る。 遠くの方で声が聞こえた。 また誰か死んだのだろうか。 そうして日が暮れ食事を摂り寄り添いあって眠る。 その日も夢を見た。 夢では無くこちらが現実なのかもしれない。 朝。 食事を取り機械的な一日が始まる。 ゆっくりが減った。また死んだのか。 或いは群れを離れて行ったのかもしれない。 どうでもよかった。 夜はいい。 何も考えないで過ぎてゆく。 ただやはり耳は邪魔だと思う。 朝。 食事を取りに外に出る。 そこにはゆっくりの姿は無かった。 静かになって良かった。 この日は懐かしい夢を見た。 赤ちゃんが生まれた時のこと。 群れのリーダーに選ばれたこと。 初めて孫が出来た時のこと。 そして最後に黒い影が笑っていた。 朝。 れいむの瞳からは二筋の雫が流れていた。 今日も食事を摂り何をするでもなく時間を過ごす。 それはいつまでも続くはずだった。 「ゆぎゃあああああぁぁぁ!!!??」 突如としてまりさの悲鳴が響く。 何事かと振り返るとその体には黒山のようにネズミ達が群がっていた。 「やめてねネズミさん!! ゆっくりまりさをたべないでね!!」 「れいむなにいっでるのおおお!!? へんなごどいっでないでだずげでよおおぉぉぉ!!!」 れいむの呼びかけも虚しく徐々に解体されていくまりさ。5分もする頃には帽子だけを残し綺麗に消えてしまっていた。 「ゆ・・・ゆわあああああああああ!!!」 れいむは走った、決して振り返る事無くただガムシャラに走った。 家に駆け込むと扉を固く閉じ、ただ静かに涙した。 そうしてうつむいて咽いでいるとあるものに気付いた。それは床に打ち捨てられた子供達の髪飾りだった。 その夜、影達はれいむを囲うように整列していた。 ブスブスと燃えるような音を立てて影が剥がれていく。れいむは静かにそれを見つめていた。 そうして現れたのまりさだった。元気な頃のあの笑顔でれいむを見つめている。 隣には末娘のちびちゃん。屈託の無いその微笑みが胸に刺さる。 そうして次々と姿を見せるのは亡くなったはずのゆっくり達。 皆が皆、温かい笑みを浮かべてれいむを歓迎している。 やはりそうだ。あれは悪い夢だったのだ。 ようやく私は悪夢から目を覚ますことが出来たのだ。 「みんな!! ゆっくりしていってね!!」 れいむの呼びかけに答えようとゆっくり達は大きく口を開く。 その瞬間、口の中から数え切れない程の何かが飛び出しれいむの体に齧りついた。 「ゆっぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!???」 飛び出したものの正体、それは真っ黒なネズミだった。 餡子で染めたような真っ黒な体に、まるで吸血鬼のような牙と真っ赤な瞳。 それがれいむに覆いかぶさり容赦なくその体に牙を立てていく。 「やめで!! やめでぐだざいいいぃぃぃぃ!!!」 必死の懇願も虚しく黒い塊に飲み込まれていく。 そうしてれいむを散々いたぶったネズミ達は最後の仕上げに入る。 「あぢゅぢゅ!!? あぢゅいいいいいいいぃぃぃ!!!」 ぢゅるぢゅるとれいむの体に何かを注ぎ込んでいく。まるで餡子が溶けるようだった。 次第にその体は膨らんでいき、やがて倍程の大きさになる頃にはその皮はパンパンに張っていた。 「ゆっぐりゆるじ、おぼぶ!!? おごごごごごごggggggg」 白目を剥き出しにし、ビクビクと痙攣しながら泡を噴水のように吹き上げるれいむ。 「うーうー」 そうして噴水の中から這い出してきたの真っ黒な体のネズミだった。 朝。 眩しい日差しが一日の始まりを告げる。 鳥達のさえずりは澄んだ風に乗り、緑色の森中に響き渡る。 そこには誰も居なかった。 「そういや最近あいつら見ないな。引越しでもしたんかね?」 首を傾げる男の前には空っぽの巣穴が広がっていた。 その奥にはボロボロの帽子が横たわっていた。 うーうー どこからかネズミの泣き声が聞こえた。 終わり 作者当てシリーズ* このSSに感想を付ける
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レオナルド 「殺せ。微塵の躊躇も無く毛筋ほどの慈悲も無く鏖殺せよ」 概要 大種族は魔神。 サバトの総帥として有名だが魔神級の悪魔の中では最弱ランクで72の魔神の手下。 黒山羊の頭部と悪魔の両翼を持つ男性の姿をしている。 冷徹かつ、沈着な性格で他の悪魔同様人間を格下に見ているが見縊ってはおらず、人間の秘めたる力には警戒している。 戦闘時においては高い魔力を活かした中〜遠距離戦を得意とする。 技・魔法 デモンフレア 源魔術の一種。 手から紫苑の炎を放って攻撃する。 ダークレイ 源魔術の一種。 指先から闇の光線を放って攻撃する。 デモンサンダー 源魔術の一種。 手から電撃を放って攻撃する。 メガデモンサンダー 源魔術の一種。 自身を中心に展開した魔法陣から無数の電撃を放って攻撃する。 デモンスピア 源魔術の一種。 光の槍を飛ばして攻撃する。 ショックウェイブ 源魔術の一種。 衝撃波を放ち、全方位を攻撃する。 サイコキネシス 源魔術の一種。 念力で相手を捕獲して持ち上げ、壁や地面に叩きつけて攻撃する。 サバト 源魔術の一種。 レオナルドの名の下に魔界から妖魔達を喚起(*1)する。 経歴 2007年10月22日討伐なりチャ 悪魔召喚士(ゴエティック)に召喚されて分身が登場。 使徒アイラス、使徒ヴァルザを従えて討伐隊と交戦し、ケビンに敗れた。 2007年3月24日ゴースト街探索なりチャ 街の地下迷路を抜けた一行の前に分身が登場。 誘拐した街の住人の生命力を糧に魔界の扉を開こうとしていたが一行と交戦し敗北するが魔界の扉をどこかへ転移させた。 2009年9月12日VS「モイライの月」その4なりチャ レオン=ドナールが正体を現して登場。 剣の伯爵、首なしの騎士を喚起、エドにバリアを張り、自身もマルシェらと引き続き交戦。 だが、ディプスの攻撃で捕獲され、続けざまにマルシェの攻撃を受けて身体を破壊され、消滅した。 由来 「レオナルド(Leonard)」…サバトの総帥を務め、魔女たちの王でもある悪魔。「グラン・ネグール(大きな黒人)」とも呼ばれる。しばしばバフォメットと同一視される。 レオン=ドナール 概要 モイライの月の幹部の1人。 色黒の肌をした男。 沈着だが急進的な思想の持ち主。 若輩ながらその手腕で組織内でのし上がり、幹部の座を手に入れた。 「悪魔による支配」をよしとする急進派の旗手でもあり、保守派の幹部らとは反目しあっている。 正体は72の魔神の配下、魔神レオナルド。 技・魔法 レオナルドと同じ。 経歴 2009年9月12日VS「モイライの月」その4なりチャ ウェルダンディ王都を襲うモイライの月の指揮官として、エドと共に登場。 黒星の生成するエドを守るべく、カルネア、マルシェらと交戦するが歯が立たず、早々に正体を表す。 由来 「レオナルド」をもじっただけ。 レオン=エストマキナとは特に関係なし。
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この項目は、AIのべりすとにて、小説に使用したものや個人的な趣味で作成したもの等を保管しておく場所です。 注意『キャラクターブックの出来は保証しません』『作成したものでも後々リメイク予定です』『R18もあります』 小説として作った用メイン系 モンスターミルクバー グッドナイトプリキュア! ゼンカイif たくっちスノーはお金がない! 栄光の星 グローリースター 悪役令嬢(男)とアレと俺 たくっちスノーの弟子 黒影旅館の若女将 趣味で作ったもの 小説として作った用 メイン系 スターアベネス:[ネガイモノの王。2つの人格を1つの体に共有している。顔の右半分は黒髪の少年、左半分は金髪の女性のとなっており、それぞれ『ベル』と『テネ』という男と女の人格となっている。手を掲げるだけでどんな願いでも叶えられるが、テネの方は『クズの願いしか叶えない』というポリシーがある。ベルは心優しい性格だが、テネは願いによって破滅する姿を楽しむ外道。「願いあれ!!」] ネガイモノ:[全身が虹色の石で出来ている未知の生物。対象の願いを叶えられる力を持っている。砕けても再生する為不死身。] モンスターミルクバー アロン:[男性。20代くらい。アロン・マッカローン。伝説の勇者パーティの一員。魔王無力化後に商売の才を理由に冒険者権限を剥奪される。アロン:商人になってからはモンスターの母乳を売り出すミルクバーの店主となる。勇者ミルヒラッテとは相思相愛。少しスケベで女性型モンスターと行為に及ぶことも。] スクイーズ:[魔法。使用出来るのはアロンのみ。魔王城の書庫にのみ載っている。手で胸を揉むような構えを取ることで、女性型モンスターから母乳を吹き出させる。女性型モンスターから母乳を取るにはこの魔法を使うしかない。] クリム:[過去に魔界を統べていた魔王。勇者ミルヒラッテとの戦いの末に魔力を抑え込まれて無力化している。現在は銀髪の美女のような姿をしている。貧乳スレンダー型の体型。現在は人知れず活動している。] ミルヒラッテ:[女性。伝説の勇者。魔王無力化後に憧れだった商人になる。アロンの店の隣に魔除けの店を構える。Iカップの爆乳。パーティ仲間のアロンとは相思相愛。お淑やかで優しい。実はむっつりスケベ。] トパーズ:[女性型。女性型モンスターとして作られたゴーレム。スタイルはいい方。中は本物そっくりで性行為可能。体は土や砂で出来ており、表面はザラザラしている。両目はトパーズの宝石で出来ている。アロンによって起動し、ミルクバーの店員をしている。カタカナで喋る。] ゴブ子:[女性型モンスター。緑色の肌。あるダンジョンのゴブリンの女王だったが、現在はミルクバーに無理矢理住み込んでいる。幼児のように小柄だがかなりの爆乳。一人称は『わらわ』。少し傲慢な所がある。ゴブリンの女性型は胸のサイズで序列が決まるため、胸の大きさに誇りを持っている。風魔法が使える。] クミル:[女性型モンスター。黒い肌。ミルクバーの居候。『デッドファラオ』というアンデッド系のボスモンスター。元人間で砂漠の国の王だったが、生前の記憶はあまり無い。フルーツと酒が好みでよく呑んでいる。ボスモンスターの特徴として白くない母乳が出る。] エミリー:[女性型モンスター。『デスメイド』という契約モンスター。メイド服を着ている。家事手伝いまでなんでもこなす。ミルクバーの店員。貧乳。貧乳と言われると暴走する。] グッドナイトプリキュア! あかり:[夜空あかり。プリキュア。ゆらぎ「あかり」まりあ「あかりさん」いずる「あかり」きつね「あかり」女性。中学生。ゆらぎの妹。あかり:グッドトーカーで『キュアナイト』に変身する。霊感が強い。変身しなくても幽霊が見える。早寝早起きを心掛けている。寝ながら行動出来る。ヨフカスの事が気になる。「皆がぐっすり寝るのを邪魔するのは………いけないと思うから!!」] ゆらぎ:[夜空ゆらぎ。プリキュア。女性。見た目は高校生ぐらい。幽霊。あかり「ゆらぎ姉ぇ」まりあ「夜空さん」いずる「ゆらぎ」きつね「ゆらぎ」巨乳。3年前に他界。絞め技が得意。あかりの姉。穏やか。ゆらぎ:グッドトーカーで『キュアスプーク』に変身する。大人しいが怒ると怖い。「私はいつも昼に寝て休んでいますので………」] まりあ:[意大まりあ。プリキュア。女子中学生。生徒会長。お嬢様系。あかり「まりあちゃん」ゆらぎ「まりあちゃん」いずる「まりあ」きつね「まりあ」まりあ:グッドトーカーで『キュアマーリン』に変身する。特殊な家系。ショートスリーパー。夢の中で自由に活動出来る。「夜空さん……昨今の人々の謎の夜更かし……とても褒められたものではありませんわね。」温もりがないと寝れない。] いずる:[女子。不和いずる。キュアフォーサイト。あかり「いずるちゃん」ゆらぎ「いずるさん」まりあ「不和さん」きつね「いずる」不登校。あかりのルームメイト。あかりを盗撮している。個人的にきつねを敵視している。いずる:あかりの事が異性的な意味で好き。いずる:グッドトーカーで『キュアフォーサイト』に変身する。神出鬼没。予知夢を見れる。「あかりと一緒ならなんでも出来る気がする。」] きつね:[黒山きつね。性別不明。あかり「きつねちゃん」ゆらぎ「きつねさん」まりあ「きつねさん」いずる「きつね」見た目は女の子。素は男口調。まりあとヨフカスの父が兄。転校生。まりあの部屋を借りて過ごしている。様々な必殺技を持つ。謎が多い。色んな事を知っている。ゴーストブリーダーで『キュアキュウビ』に返信する。あかり達プリキュアに協力する。ヨフカスの知り合い?「……………はぁ、女の真似がこんなに難しいとは思わなかった。」正体はマガイモノという未知の生物の王様。本名はたくっちスノー。不老不死。] ヨフカス:[幽霊。緑色の髪。ヨフカスナイトクラブのリーダー。非道なことはしない。健康に悪い料理が好み。かなり強い。夜更かしや楽しいことが好き。意外と真面目?。生前に何かあった。「………はーっはっはっは!!やはり来たかプリキュアよ!今回も楽しもうではないか!」] ゼンカイif 逃走中:[クロノス社が運営するゲーム。全時空規模で取り上げられている。逃走者が制限時間ハンターから逃げる事が主なルール。] 逃走中特別スタッフ:[逃走中で選手をしながらゲーム調整を行う役職。] たくっちスノー:[特別スタッフのリーダー。性別は一応男らしい。人間ではない。かつて、時空最悪の犯罪者と言われていた。特殊体質で出来ないことは無いと自称する。逃走中への熱意は高いが空回りして失敗が多い。トラブルメーカー。「なんで俺いつもこうなるわけ!?」「今回のゲームの反省会を始める!」] アサル:[特別スタッフのメンバー。派遣社員でクロノス社に入った。PCスキルに優れておりハッキング技術は絶大。同期に入ったカノコは同僚。上司のたくっちスノーとカノコにいつも悩まされている。] カノコ:[特別スタッフのメンバー。女の子。一人称は『カノ』。派遣社員でクロノス社に入った。アサルの同僚。極めて自由人で想定不可能な行動を取り続ける。喜びの感情が強い。] 大地:[特別スタッフのメンバー。宅地大地。男。アサルの同僚。メンバーの中では最年少。罠作りが得意で、主に逃走者を減らすことが仕事。] [リカルド 男性。説明=『拳獣』の異名を持つ格闘家。能力を完全解放すると人間を軽く壊せる。年齢=二十代。リカルド 原作=TOUGH。リカルド 特徴=黒いロングヘア、美形イケメン。リカルド 体格=筋肉質、標準体型。リカルド 性格=敬語、無駄に殺生しない。一人称=僕。リカルド 職業=格闘家。リカルド 特技=武術。得意技=。] [リカルド 「いつしか『拳獣』と呼ばれるようになった、それが僕です」] [リカルドの関係 鬼龍=父親。龍星、悪魔王子=異母の兄。] [リカルドの衣装 服装=ジャケットとズボン。] [スレッタ 女性。説明=水星育ち、水星を豊かな地にするため地球に留学。年齢=十七。スレッタ 原作=ガンダム。スレッタ 名称=スレッタ・マーキュリー。スレッタ 特徴=赤色の髪、麻呂眉、褐色肌。スレッタ 体格=高身長でスタイルがいい。スレッタ 性格=内向的、敬語を使う、肝が意外と太い。一人称=私。スレッタ 職業=株式会社ガンダムの社員。機体=ガンダム・エアリアル。] [スレッタ 「お母さんが言いました。逃げたら一つ、進めば二つ、手に入るって」] [スレッタの関係 ] [スレッタの衣装 服装=白い学服。] レッド・ガーランド:[原作 ジョジョ。赤塚のスタンド。近距離パワー型。赤い鎧の闘士のような人型スタンドで、両手の拳で攻撃する。殴った相手の精神を過敏・愚鈍にする事ができる。ただしパワーが強すぎる為、命中精度はあまりよくない。] [赤塚 男性。説明=承太郎達と旅をしたスタンド使い。年齢=二十。赤塚 原作=ジョジョ。赤塚 特徴=赤色の髪、筋肉質。赤塚 冷静、慎重、重量感があり鷹揚。一人称=俺。赤塚 職業=新聞記者。赤塚 特技=。スタンド=レッド・ガーランド。] [赤塚 「この運命を打ち砕け!レッド・ガーランド!!」] [赤塚の関係 承太郎=長い付き合いの友人。] [赤塚の衣装 服装=茶色のジャケット。] たくっちスノーはお金がない! たくっちスノー:[年齢不詳。一人称は俺。性別は一応男らしい。特殊体質の体で出来ないことは無いと自称する。たくっちスノー:並行世界を渡り歩く旅人。たくっちスノー:金欠気味で一日バイトを繰り返す。トラブルメーカー。「金がねぇ!」] 大工藤:[たくっちスノーのバイト先。大工系の工房。木材を機械で自動で家具にする機工が備わっている。木材は手作業で作る。] ネッシュガー:[木の一種。原木はかなりの高熱を発している。加工するのは至難の業。加工すると冬に人気の家具になる。] 居酒屋:[居酒屋『花のみち』。夜中に経営。規模としては中くらい。] パノラマ:[ゲームセンターパノラマ。ゲームセンター。最近新造したばかり。] マキシマムダート:[アーケードゲーム。最近パノラマに導入されたばかり。バギーに乗って荒野を駆ける体感型レースゲーム。] エンゼル製薬:[たくっちスノーのバイト先。清掃人を募集中。エンゼル製薬:表向きは薬を開発する会社だが、裏では恐ろしいデスゲームを行っていた。] たまみち:[漫画喫茶たまみち。ネット完備。プレミア部屋だと寝泊まりも出来る。] 馬爛漫:[たくっちスノーのバイト先。ラーメン屋の店。] やぶさか:[たくっちスノーのバイト先。回転カレー屋やぶさか。回転寿司のようにレーンの上にカレーライスが流れている。] ゴッドシップ:[たくっちスノーのバイト先。豪華客船の中にあるカジノ。裏でイカサマが行われており、従業員と結託している事も。] 栄光の星 グローリースター [ロートル 男性。説明=兄の代わりにグローリースターに成り代わることになった、ヒーローの1人、自分に自信が無い、無能力者。年齢=20。ロートル 名称=ロートル・アルタイル。特徴=猫背、やせ細った体、ベージュ色の髪、ボサボサの髪。ロートル 性格=元気がない、無気力。一人称=僕。ロートル 職業=ヒーロー。戦術= 格闘術 。(ロートル 使用=星のヒーローバッジ。所持=グローブ。得意技=スターバスター。] [ロートル 「兄さん……なんで死んじゃったんだ」「出来るのか……僕にあの星の代わりを」] [ロートルの関係 グローリースター=双子の兄。] [ロートルの衣装 服装=星柄のヒーロースーツ、青色のマスク。] [プライズ 女性。説明=ヒーロー事務所の所長、色気たっぷり。年齢=32。プライズ 名称=プライズ・サービス。特徴=胸の黒子、茶色の髪、妖美な唇。プライズ 体格=爆乳、巨尻、整ったプロポーション。プライズ 性格=セクシー、大人系。一人称=私。プライズ 職業=所長。能力=相手の心の声が聞こえる。プライズ 特技=読心、女の武器。得意技=言いくるめ。] [プライズ 「これでも貴方の事、結構気に入ってるのよ?」] [プライズの関係 ロートル=可愛い雇用者。] [プライズの衣装 服装=胸元が見える赤いスーツ、青いサングラス。] [フレン 女性。説明=ヒーロー事務所RRR所属、人気ナンバーツーヒーロー『キングバニー』、能力者。年齢=十八。フレン 名称=フレン・ミッシュ。フレン 特徴=体が冷たい、巨大。フレン 体格=超高身長、巨乳、筋肉質。フレン 性格=クール、無表情、口数が少ない。一人称=私。フレン 職業=ヒーロー。能力=冷気。フレン 特技=I字バランス、座禅。得意技=ラビットブリザード。] [フレン 「………なんでも、いい」「この服?か私は気にしていない」] [プライズの関係 RRR所長=父親。グローリースター=ライバル。] [シルバーの衣装 服装=ウサギ型ヒーロースーツ、黒いインナー、機械製のシューズ。] [ナデシコ 女性。説明=ヒーロー事務所『エンタープライズ』所属、ヒーロー兼業、能力者。年齢=二十二。ナデシコ 名称=ナデシコ・カタナカジ。ナデシコ 特徴=紺色のポニーテール、腹部に傷跡、スレンダー。ナデシコ 胸=巨乳。ナデシコ 性格=男勝り、ツンデレ。一人称=私。ナデシコ 職業=ヒーロー兼保険医。ナデシコ 特技=異能力『鍛冶手入れ』。能力=刀鍛冶。] [ナデシコ 「」] [ナデシコの関係 プライズ=上司。グローリースター=恩人] [ナデシコの衣装 服装=虎柄の羽織、サラシを巻いている、下は褌。] [シルバー 性別不明。説明=ヒーロー事務所RRR所属。能力者。年齢=不明。シルバー 名称=シルバー・ニアン。特徴=紫のショート、みずみずしい肌。シルバー 体格=低身長、少年的、首が分離する。シルバー 性格=掴み所がない、子供っぽい。一人称=俺。シルバー 職業=開発者。能力=体を黒いゲル状に変化。シルバー 特技=変身、再生。得意技=ブラックハック。] [シルバー 「俺の技術なら時空を超えても通用する!」「デザインは一番拘らないとダメだろ!」] [プライズの関係 RRR所長=くそめんどくせーやつ。] [シルバーの衣装 服装=白衣、オレンジ色のシャツ、機械製のシューズ。] [アンティーク 女性。説明=ヒーロー事務所エンタープライズ所属、女性型アンドロイド、人工的に作られた能力者。年齢=四年。アンティーク 名称=アンティーク7。特徴=白髪、ロリ体型、人間そっくりの体。アンティーク 性格=無機質。一人称=私。アンティーク 職業=技術者兼ヒーロー。能力= 1分間の時間停止 。アンティーク 能力=停止] [アンティーク 「私はアンティーク、貴方に従います」] [アンティークの関係 プライズ=上司。グローリースター≡ご主人様。] [アンティークの衣装 服装=青いアンダースーツ、機械製の耳当て。] [カミラー 女性。説明=指名手配犯、世を騒がせる悪の能力者、気まぐれで動く犯罪者。年齢=十歳。カミラー 名称=カミラー・りりィ。特徴=つるぺた、金髪、子供体型、薬を塗った牙。カミラー 性格=小悪魔系、生意気、サディスト。一人称=リリィ。カミラー 職業=悪役。能力= バンパイアキス 。カミラー 能力=体液操作] [カミラー 「負けちゃえ♡負けちゃえ♡」「リリィにちゅーされて果てるダメダメヒーロー♡」] [アンティークの関係 グローリースター=因縁がある。] [アンティークの衣装 服装=蝙蝠型の胸当て、カボチャ柄のスカート、ノーパン。] 悪役令嬢(男)とアレと俺 [メリア 体は女性、精神は男性。説明=元は日本人の男性だが突如女の体に転生した。年齢=十八。メリア 名称=メリアンヌ・トゥシャール。メリア 特徴=赤色の縦ロール、白肌。メリア 体格=Eカップの巨乳、美形。メリア 性格=家庭的、不器用、筋を通す。一人称=俺。メリア 職業=トゥシャール家令嬢。メリア 魔法=剣の魔法。メリア 転生者。] [メリア 「生きられるだけ、生きてみるか」] [メリアの関係 フォグ=先生、センコーと呼ぶ。シャリア=義妹、避けられてる。ログ=友人。サリエス=元婚約者、訳分からないけどなんか婚約破棄してきた。サナ=虐めていたらしいので気を使う。] [メリアの衣装 服装=オパールが着いた黄色のドレス、ハイヒール。] 明弥[明弥:男性。日本人。二十代。父親に刺されて死亡。メリアに転生する。] [シャリア 女性。説明=トゥシャール家の次女、虐げてきた姉を恐れている。年齢=十六。シャリア 名称=シャリア・トゥシャール。シャリア 特徴=銀色のウェーブ髪。シャリア 体格=Dカップの美乳、へそにピアス、パイパン。シャリア 性格=臆病、内気。一人称=私。シャリア 職業=トゥシャール家令嬢。シャリア 魔法=燃えない炎の魔法。] [シャリア 「や、やめて……虐めないでください………」] [シャリアの関係 メリア=義姉、怖い。] [シャリアの衣装 服装=黄緑色のドレス、ハイヒール。] [シャリア 女性。説明=トゥシャール家の次女、姉に対して壊れた愛を抱く。年齢=十六。シャリア 名称=シャリア・トゥシャール。シャリア 特徴=銀色のウェーブ髪。シャリア 体格=Dカップの美乳、へそにピアス、パイパン。シャリア 性格=臆病、内気、ヤンデレ。一人称=私。シャリア 職業=トゥシャール家令嬢。シャリア 魔法=燃えない炎の魔法。] [シャリア 「お姉様……離れないで、お姉様」] [シャリアの関係 メリア=義姉、好き。] [シャリアの衣装 服装=黄緑色のドレス、ハイヒール。] [フォグ 性別不明。説明=アルカナティール学園の新人教師、メリアの正体を把握している、別世界人。年齢=不明。フォグ 名称=フォグ・ランシー。特徴=紫のショート、狐のタトゥー。フォグ 体格=低身長、少年的、首が分離する。フォグ 性格=掴み所がない、子供っぽい、バカ。一人称=俺。フォグ 職業=開教師。魔法=黒いスライムの魔法。フォグ 特技=変身、再生。得意技=ブラックストーム。] [フォグ 「仕方ないだろ俺だって分かんないもん!」] [フォグの関係 メリア=生意気な教え子。] [フォグの衣装 服装=白いコート] [ログ 男性。説明=カルバラン魔国第三皇子、転校してきたばかり。年齢=十九。ログ 名称=ログファレス・バルデス・カルバラン。ログ 特徴=褐色肌、紫色の瞳、白髪。ログ 体格=筋肉質、大柄。ログ 性格=真面目、天然、世間知らず。一人称=私。ログ 職業=皇子様。ログ 魔法=砂の魔法。] [ログ 「ふむ……私は君の事がそんな風には見えないが。」] [ログの関係 メリア=友人、クラスメイト。フォグ=先生。] [ログの衣装 服装=蛇柄のマント、茶色のコート。] [サナ 女性。説明=貧乏な農村生まれだが特例でお嬢様学校に入れられている。年齢=十八。サナ 名称=サナ・ヒカリ。サナ 特徴=黒のロングヘア、爪が短い。サナ 体格=筋肉がある、陰毛濃いめ。サナ 性格=芯が強い、勇敢、正義感が強い。一人称=私。サナ 職業=農家。サナ 魔法=脚が速くなる魔法。] [サナ 「私は挫けたくない、ここで終わったら迷惑をかけたまま終わってしまう!」] [サナの関係 メリア=昔よく虐めてきた、サリエス=婚約者、別に好きでは無い。] [サナの衣装 服装=青いオーバーオール、黄色いシャツ。] [サリエス 男性。説明=イルタール家の貴族、メリアに婚約破棄を言い渡した。年齢=十九。サリエス 名称=サリエス・イルタール。サリエス 特徴=黄緑色の髪、両手に指輪を5つ付けている。サリエス 体格=細身。サリエス 性格=傲慢、強欲、七光り。一人称=私。サリエス 職業=貴族。メリエス 魔法=指輪の魔法。] [サリエス 「メリア・トゥシャール!お前とは婚約破棄させてもらう!」] [サリエスの関係 メリア=元婚約者、忌み嫌っている。サナ=現婚約者、何かと気を使う。] [サリエスの衣装 服装=白い礼服。] [レイヴ 男性。説明=別世界の神、黄金都市を作り暮らしている、娘を亡くしている。年齢=不明。レイヴ 名称=レギンレイヴ・メイドウィン・アルバ。レイヴ 種族=神。レイヴ 特徴=黄緑色の瞳、金色の糸のような髪。レイヴ 体格=普通体型。レイヴ 性格=大人しい、孤独。一人称=私。レイヴ 職業=メイドウィン(神)。レイヴ 特技=黄金変化。得意技=黄金技術『エルドラド』。] [レイヴ 「果てに、私の世界はエルドラドになる」] [レイヴの関係 フォグ=同業者。] [レイヴの衣装 服装=白いコートと金の腕輪。] [黄金都市 全てが金で出来た空間。空にあると言われている。伝説上の存在。] たくっちスノーの弟子 [デニ 性別不明。説明=色んな世界を渡り歩く旅人、別世界人、ライチと出会い、師弟関係になる。年齢=不明。デニ 名称=デニム・ピラート。特徴=紫のショート、みずみずしい肌。デニ 体格=低身長、少年的、首が分離する。デニ 性格=掴み所がない、子供っぽい。一人称=俺。デニ 職業=旅人。能力=体を黒いゲル状に変化。デニ 特技=変身、再生。] [デニ 「なら、誰があの子を守るんだ?」] [デニの関係 ライチ=弟子。] [デニの衣装 服装=白いマント、オレンジ色のシャツ、黒いブレスレット。] [ライチ 女性。説明=洞窟で過ごしている、強くなることを目指している。年齢=十。ライチ 名称=ライチ・ペパー。ライチ 特徴=低身長、傷が多い、真っ白な肌、茶髪。ライチ 体格=ガリガリ、まな板。ライチ 性格=物静か。一人称=僕。ライチ 職業=無職。] [ライチ 「あ……」] [ライチの関係 デニ=ししょー。] [ライチの衣装 服装=ボロボロの白い布のみ。] [朱 男性。説明=世界を渡り歩く武器の行商人、妹と共に行動する、武器の扱いに長ける。年齢=十七。朱 名称=朱・破浪(ジュ・ポーラン)。朱 出身=柔国。特徴=黒いお団子ヘアー、糸目、高身長、中国口調。朱 体格=筋肉質。朱 性格=掴み所がない、悪どい、金使いが荒い、。一人称=ジュ。朱 職業=武器商人。能力=『柔拳体術』。朱 特技=骨法。] [朱 「舐めるなよ、武具商人ってのは誰より人殺しの武器の使い方分かってるネ」] [朱の関係 商=双子の妹。] [朱の衣装 服装=拳法着、赤いチャイナ服、黒い足輪。] [商 女性。説明=世界を渡り歩く武器の行商人、兄と共に活動する、格闘術に長けて全身武器を自称する。年齢=十七。商 名称=商・破浪(シャン・ポーラン)。商 出身=柔国。特徴=黒髪のロング、すべすべの肌。商 体格=美脚、巨乳、標準的な体重。朱 性格=ケチ臭い、ぼったくり、あくどい。一人称=シャン。商 職業=武器商人。能力=『柔拳体術』。商 特技=全身武器。] [商 「シャンの体その物が凶器……このパイパイからつま先まで、全部が武器になるアルヨ」] [商の関係 朱=双子の兄。] [商の衣装 服装=赤いチャイナドレス、真っ白なパンティ、ノーブラ。] [ルイーズ 女性。説明=村の上流貴族の1人、ライチの事を何か知っている?、村の温厚派。年齢=三十二。ルイーズ 名称=ルイ-ズ・ビゴー。特徴=ピンク色の縦ロール、白肌、未亡人。ルイーズ 体格=脂肪はある、巨乳。ルイーズ 性格=物静か、穏やか。一人称=私。ルイーズ 職業=貴族。] [ルイーズ 「貴方は、まだあの子の事を何も分かっていない」] [ルイーズの関係 ライチ=関係者?。] [ルイーズの衣装 服装=胸元が見える桃色のドレス、日傘。] [コンドルマスク 男性。説明=冒険者志望、強さを求めて旅するマスクのレスラー。年齢=二十六。コンドルマスク 名称=コンドルマスク。コンドルマスク 特徴=顔をマスクで隠している、上半身裸、背中に羽が生えている。種族=鳥人族。コンドルマスク 体格=ムキムキ、硬い。コンドルマスク 性格=沈黙。一人称=私。コンドルマスク 職業=プロレスラー。コンドルマスク 特技=飛翔。得意技=スカイハイ・ドライバー。] [コンドルマスク 「ヤーハ!!」] [コンドルマスクの関係 ] [コンドルマスクの衣装 服装=鷹を模したマスク、翼が描かれたレスラーパンツ。] [リント 女性。説明=冒険者志望、夢を叶えるためにやってきた。年齢=十二。リント 名称=リントリンゴ。リント 種族=ハーピー。リント 特徴=金色の髪、鳥脚、腕が鳥の翼になっている。リント 体格=貧乳、鳥体型、イカ腹。リント 性格=ツンデレ。一人称=私。リント 職業=冒険者志望。リント 特技=風魔法。得意技=ハリケーン・トゥ・ロール。] [リント 「羽ばたくの!私は!止まれない理由がある!!」] [リントの関係 ] [ベルガ 女性。説明=大国ヤッパンの無敵将軍、不死の体を持ち、不敗の力を持つ。年齢=二十三。ベルガ 名称=ベルガ・ラディア。特徴=黒髪、両性具有、ふたなり、。ベルガ 体格=筋肉質、巨乳、巨根。ベルガ 性格=厳格。一人称=私。ベルガ 職業=騎士。武器=地獄の剣。ベルガ 特技=炎剣聖(ファルシオン)。] [ベルガ 「戦い続けられるものだけが人間だ!」] [ベルガの関係 ] [ベルガの衣装 服装=炎の鎧。] 黒影旅館の若女将 [ローレン 男性。説明=就活をしているが尽く不採用、黒影旅館に行くことに。年齢=十八。ローレン 名称=ローレン・漆黒。ローレン 特徴=黒髪のショート、食が細い、手が硬い。ローレン 体格=痩せ型。ローレン 性格=大人しい。一人称=俺。ローレン 職業=無職。ローレン 特技=マッサージ。得意技=ストレッチ。] [ローレン 「どうか俺を人間にしてください」] [ローレンの関係 ] [ローレンの衣装 服装=白いコートと下着。] [黒影旅館 秘境にある温泉旅館。魔法使いが従業員。黒影旅館 魔術の力で作られた温泉が名所。設備は充実している。従業員募集中。] [雪 女性。説明=黒影旅館の従業員、従業員の数少ない人間でルミナの義娘、未亡人、最近太ってきた。年齢=十七歳。雪 名称=宅地雪。種族 人間。特徴=紫のショート、紫の目。雪 体格=爆乳、ぽっちゃり体型、ムチムチ、巨尻、感度がいい。雪 性格=涙脆い。一人称=私。雪 職業=旅館の従業員。能力=武器の魔法。雪 特技=造形。] [雪 「こんな私でも愛されていいですか?」] [雪の関係 ルミナ=義母。ヘレン=叔父。ラミス=義姉。大地=息子。バンドラ=弟子。] [雪の衣装 服装=黒い着物、ノーブラノーパン。] [ルミナ 女性。説明=黒影旅館の女将、見た目は子供だが数百歳の魔法使いで子供もいる、未亡人。年齢=数百歳。ルミナ 名称=シャドー・ルミナ・黒影。種族 ゴーレム。特徴=黒のショート、赤と青のオッドアイ、少女のような見た目、小柄。ルミナ 体格=爆乳、イカ腹、ロリ体型。ルミナ 性格=口数が少ない、優しい。一人称=ぼく。ルミナ 職業=旅館の女将。能力=氷の魔法。ルミナ 特技=造形。] [ルミナ 「すべてを、あいします」] [ルミナの関係 ヘレン=兄。ラミス=娘。雪=義娘。ジャーク=孫。大地=孫。バンドラ=孫。] [ルミナの衣装 服装=黒い着物、ノーブラノーパン。] [ラミス 女性。説明=黒影旅館の従業員でルミナの娘、絶世の魔女、バイで男も女も好き。年齢=不明。ラミス 名称=シャドー・ラミス・黒影。特徴=プラチナ色のロング髪、真っ白な肌、綺麗な手。ラミス 体格=スレンダー系モデル体型、貧乳、美尻。ラミス 性格=穏やか、静か。一人称=私。ラミス 職業=旅館の従業員。能力=水の魔法。ラミス 特技=手細工。] [ラミス 「結局庶民風が一番美味しいのよね」] [ラミスの関係 ルミナ=母。雪=義妹兼エッチ相手。ヘレン=叔父。バンドラ=息子。大地=甥。] [ラミスの衣装 服装=白い和服、ノーブラノーパン。] [ヘレン 男性。説明=黒影旅館の板長、ルミナの兄、元は魔法剣士というものをやっていたらしい。年齢=数百歳。ヘレン 名称=シャドー・ヘレン・黒影。種族 ゴーレム。特徴=黒のロング、赤と青のオッドアイ、標準的な身長。ヘレン 体格=筋肉質。ヘレン 性格=物静か。一人称=俺。ヘレン 職業=旅館の板前。能力=魔法。ヘレン 特技=魔術。] [ヘレン 「ルミナに手を出したら殺すからな」] [ヘレンの関係 ルミナ=妹。ラミス=姪。雪=姪。] [ヘレンの衣装 服装=黒い魔術服。] 趣味で作ったもの [メイヴ 女性。説明=サーヴァント、ライダークラス。年齢=不明。メイヴ 原作=Fate。メイヴ 特徴=自らの美を信じて疑わない。メイヴ 体格=美乳、完璧なプロポーション、パイパン。メイヴ 性格=ビッチ、乙女、男好き。一人称=私。メイヴ 職業=サーヴァント。メイヴ 特技=騎乗位、男を手玉に取る。得意技=チャリオット・マイ・ラブ。] [メイヴ 「さあ、私の勇者たち! 進撃よ! 声高らかに、私を褒め称えなさい!] [メイヴの関係 立香=マスター。] [メイヴの衣装 服装=白いコートと下着。] [因幡 女性。説明=サーヴァント、うどん粉と聖杯の泥を混ぜて生まれた歪な存在、ライダークラス。年齢=不明。因幡 原作=Fate。因幡 特徴=ピンク色の髪、常に閉じ目、。因幡 体格≡巨乳、陰毛濃いめ、プリケツ。因幡 性格=守銭奴、目立ちたがり屋、性欲が強い。一人称=私。因幡 職業=映画監督。因幡 特技=映画撮影。得意技=派手な演出。] [因幡 「いいね〜流石本物は真に迫った演技を出すね〜☆この映画は売れるよ〜☆」] [因幡の関係 立香=マスター。マシュ≡育ての親。 エジソン=憎悪。] [因幡の衣装 服装=ピンク色のバニースーツ、うさ耳。] [ヒルデ 女性。説明≡勇者パーティの一人、悪評が知られている。年齢≡十八。ヒルデ 特徴≡銀髪、太眉、巨乳。ヒルデ 性格≡性悪、守銭奴、敬語。一人称≡私。ヒルデ 職業≡僧侶。ヒルデ 特技≡補助魔術。得意技≡回復。] [ヒルデ 「私が貴方に尽くすのは当然の事です」] [ヒルデの関係 ユージン≡勇者、盲愛的に尽くす。] [ヒルデの衣装 服装≡胸元が開いたシスター服。] [遊矢 男性。説明=父のようなエンタメデュエリストになることを目指している。年齢=十四。遊矢 原作=遊戯王。遊矢 特徴=緑と赤が混じった髪、中性的な顔立ち。遊矢 性格=明るく年相応、お調子者、演技派。一人称=俺、演技中は私。遊矢 職業=エンタメ決闘者。遊矢 使用デッキ=EM、魔術師、オッドアイズ。遊矢 特技=サーカスショー。得意技=エンタメデュエル。] [遊矢 「お楽しみは、これからだ!」] [遊矢の関係 ] [遊矢の衣装 服装=オレンジのシャツ、緑色のズボン、右目のみ青い星のついたゴーグル。] [友利 女性。説明=超高校級のチアリーダー、お金や高価なものが好き、応援したチームに勝利を呼び込む。年齢=十七。友利 原作=ダンガンロンパ。友利 特徴=ピンク色のおさげ髪。友利 体格=巨乳、標準体型。友利 性格=ビッチ、現金、プライドが高い。一人称=私。友利 職業=チアガール。友利 特技=チア。得意技=ラブコール。] [友利 「どーも!私は友利絆だよ。よろしくね☆」] [友利の関係 ] [友利の衣装 服装=青と白のチア服。] [頼光 女性。説明=サーヴァント、バーサーカークラス、彼女にとって「愛する者や恋人」=「自分の子供」である。本人はそのとらえ方のズレにまったく気づいていない。。年齢=妙齢。頼光 原作=Fate。頼光 名称=源頼光。頼光 特徴=青紫のベリーロング+姫カット+振り分け髪+2本の触角垂らし髪。頼光 体格=爆乳、ムチムチボディ、陰毛濃いめ。頼光 性格=真面目、母性が強い、おっとり。一人称=私。頼光 職業=サーヴァント。頼光 宝具=牛王招来・天網恢々。] [頼光 「将としてではなく、ただ一人の女として誰かに仕えるというのは、たいへん新鮮です」] [頼光の関係 立香=マスター。] [頼光の衣装 服装=紫色の前垂れの下に紫色のインナースーツ。]
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MOTHER2 5-10~12・54・57~59・470~473・492~495・542~551、 要約スレ1-936 登場人物 ●ネス…この物語の主人公、超能力が使える男の子。母親と妹の3人暮らし。 父は電話で会話が出来るが物語り中には出てこない。野球少年であり、バットで戦う。 ●ポーキー…ネスの家の隣に住んでいる成金の息子で嫌な性格。 ネスの父がポーキーの父に借金をしているらしくネスに対していつも偉そうにしている。 ●ポーラ…超能力少女として有名な心優しい女の子で祈りにより不思議な力を発揮する。 ●ジェフ…天才科学者アンドーナッツ博士の息子。超能力はつかえないが機械を扱う腕に長けている。 ●プー…ランマ国の王子。予言に従いネスと共に行動する。超能力、体術を使いこなす。 ●どせいさん…謎の生き物。一族全員の名前が「どせいさん」で個人名はなし。宇宙人との説もある。頭がいい。 オネットという田舎町の少し郊外にある丘にネスという少年が住んでいた。 ある日ネスが眠っていると轟音が響き渡り、近くの山に隕石が落下するという事件が発生する。 隕石を野次馬見物しようと隕石が落ちた山へネスは向かうが警察が隕石の周囲を閉鎖していて近寄れずネスは仕方なく帰路に着く。 再び眠ろうとしたネスの元にお隣のポーキーが助けを求めに来る。 隕石を見に行った弟のピッキーが帰ってこない、1人で迎えに行くのは心細いから一緒についてこい、とのこと。 2人は隕石が落下した山へ向かう。警察の封鎖は既に解かれていて隕石の間近まで調べると無事ピッキーを発見。 すると謎の羽音が聞こえ、隕石から謎のカブトムシが現れる。 カブトムシは「ブンブーン」と名乗り、未来の世界からやってきたとネス達に告げる。 ブンブーン曰く、未来は銀河宇宙最大の破壊主ギーグによりまさに地獄のようなありさまだと言う。 その未来を救えるのは3人の少年と1人の少女、その1人がネスであると告げられる。 詳しい事情を聞くため一旦山を降りようとするが、未来からの使者「スターマンのむすこ」にネス達は襲われる。 何とかスターマンのむすこを倒したが、それは未来からネスを抹殺しようと刺客が次々に送り込まれているということを示していた。 ピッキーを家に送り届け一安心したのも束の間、ポーキーの母にブンブーンがハエと間違えられ叩き落とされる。そして、 「世界中に8つあるお前だけの場所へ向かえ、そこでこの地球から力を貰わなければギーグには勝てない」 という遺言と、お前だけの場所ことパワースポットの音(力)を記録する音の石をネスに残しブンブーンはその生涯を終える。 ブンブーンの遺言で、ネスの住む場所から一番近いパワースポットはオネットという町の外れの洞窟だという情報を得て、ネスは世界を救うべく旅立つこととなる。 オネットの町でパワースポットの洞窟に向かうが、近頃動物が凶暴になり人間に襲い掛かるという事件が多発しており警察により洞窟へと続く小屋が閉鎖されている。 オネットの不良少年団「シャーク団」のフランクが小屋の合鍵を持っているという情報を手に入れネスはフランクと相対する。 無事フランクを倒したネスは最初のパワースポットへと向かい、地球の力と音を手に入れる。 次のパワースポットを探す為、ネスはオネットの町を後にしてツーソンという都市に向かう。 そこはTV等で有名な超能力少女、ポーラがいる街だが、彼女は行方不明になっている。 ツーソンの街の宿屋で一泊していると夢にポーラが現れる。 ポーラは自分が地球を救うと予言されたとネスに告げ、自分は今はギーグの手下に洗脳された人々により誘拐されてしまったので助けにきて欲しいとテレパシーで訴えてきたのだった。 ネスはポーラが最後に目撃された時に話していたという、青い服を着た人物と太った子供の行方を追う。 ツーソンの街から続く谷間を越えたところにある村で、何でも青い色に塗りつぶすという謎の宗教が流行っているという話を聞き、ポーラを救出しにネスは新興宗教、ハッピーハッピー教の教祖が住むハッピーハッピー村へと向かう。 ハッピーハッピー教の教祖と激しい戦いの末、ネスはポーラを救出する。 ネスに倒されたことで教祖の洗脳は解け、信者も普通の生活へと戻っていく。 普通の村人に戻った元ハッピーハッピー教信者から、この村へ来る途中にあった谷間にもパワースポットらしき場所があるという情報を手に入れネスとポーラはそこへと向かい2つ目の力と音を手に入れる。 ポーラと共に旅を続けることになったネスはスリークという街に向かおうとするがツーソンからスリークに続くトンネルにお化けがでて、スリークに到達できないという事態が起こっていた。 成すすべなくツーソンを彷徨っていると、ポーラを誘拐した人物を教えてくれたトンチキがネスに話し掛けてくる。 トンチキは実は裏の世界に精通した人物でネスを弟子にしたがっているがネスにはネスの道があるのだと理解して弟子になれという説得を諦める。 代わりに札束をネスに手渡し、お化けが明るい音楽が苦手であることを告げて去っていく。 ネスはその札束を使い、借金で苦しんでいる自称人気バンド「トンズラブラザーズ」の借金を清算するとネスに感謝したトンズラブラザーズは、ネス達の役に立とうとスリークの街まで楽器を演奏しながら車を走らせるという。 そしてネス達は無事にスリークの街へと辿り着くことに成功したのであった。 スリークの街でネス達は一旦トンズラブラザーズと別れ、トンズラブラザーズは次の街へと向かっていった。 ポーラの予知能力でこの街でもう1人、世界を救う仲間と出会うことになるということが分かる。 しかしスリークの街はゾンビが歩き回っているという非常事態に直面していた。 ネス達はゾンビを退治しようと墓場へと向かうが、最奥までは到達できずスリークへと帰ってくる。 するとゾンビと会話する謎の美女がネスの前に現れる。 ネス達が逃げていく美女を追いかけ、追い詰めるとなんとその美女もゾンビであった。 ゾンビの罠にかかったネス達は地下室へと閉じ込められる。このままでは飢え死にするやもという状況でポーラはまだ見ぬ3人目の仲間へ向けてテレパシーを発信する。 ポーラのテレパシーは遠い北国ウインターズの学校スノーウッドの寄宿舎で眠っているジェフの元へと届いていた。 ポーラの祈りに応じてジェフは寄宿舎を抜け出し、途中で風船ガムが好きな猿、バルーンモンキーを仲間にしてジェフはテレパシーに言われるまま南へと向かう。 途中タス湖という湖の幻の恐竜、タッシーの協力を得て、謎のダンジョンおじさんの作ったダンジョン迷路を突破し、そしてジェフの父親でもあるアンドーナッツ博士の研究施設に辿り着く。 事情を聞いたアンドーナッツ博士は試作品の飛行機械「スカイウォーカー」を発進させる。 ポーラのテレパシーのままにスカイウォーカーで進むが燃料切れで墜落してしまう。だが落下したのは偶然にもスリークの墓場の地下、ネスとポーラが閉じ込められている地下室であった。 ジェフは無事、ネスとポーラに合流し3人でゾンビ退治へと向かう。 見事墓場から脱出した一向は、なんとか街に巣食うゾンビを一掃しようと、スリークゾンビ対策委員会に助力を仰ぐ。 すると、ツーソンに住むポーラと顔なじみの発明家見習のアップルキッドからゾンビホイホイたる発明を製作したという連絡が入る。これを使い見事スリークの街のゾンビを一箇所に集めて倒すことに成功したネスらはゾンビを操っている親玉の元へと向かう。 墓場の奥の道を進むと、グレープフルーツ渓谷に辿り着く。 謎の洞窟を発見し奥へと進んでいくとそこはサターンバレー。 謎の人種?「どせいさん」が暮らしている村であった。 のんびりした口調のどせいさん達から、ゾンビを操っているのはゲップーという魔物でゲップーに何人もの仲間が誘拐されたので助けて欲しいと頼まれる。 どせいさんを救う為ネス一行はゲップーの秘密基地へと赴く。 秘密基地に潜入し、見事ゲップーを倒すと「フォーサイドの街に仕掛けたマニマニの悪魔が…」という言葉を残しゲップーは逃亡する。 秘密基地で労働を強いられているどせいさん達を救出すると、サターンバレーにあるどせいさん達だけの秘密の場所、3番目のパワースポットの情報を得られる。 新たなる地球の力を手にし、ネスはまた一つ強くなったのであった。 スリークの街へ戻ると暗かった雰囲気が一掃され明るい活気で溢れていた。 ネス達は最後にゲップーが残した言葉を手がかりに次の街、フォーサイドへと急ぐ。 途中大渋滞に巻き込まれ歩いて街まで行くことを余儀なくされるネス一行。 フォーサイドへと通じる砂漠を歩き回っていると、埋蔵金発掘本部という小屋を発見する。 そこでお腹が空いているために発掘作業が出来ないというモッチーから「食べ物をくれたら、お礼にここから出た金は全部君達にあげよう」と提案される。 金が出る可能性は少ないものの、モッチーを見捨てることも出来ずネスは食料を渡す。 モッチーはネスに感謝し「必ず埋蔵金を見つける!」と意気込みも新たに発掘作業に力を注ぐのであった。 砂漠を無事に抜けると大都会、フォーサイドに到着。 そこでネス達は懐かしい顔に出会う。トンズラブラザーズだ。 彼らはある劇場のオーナーの口車に乗せられ、100万もの借金をしてしまいここで一生タダ働きをしなければならない、とネスに嘆くのであった。 駄目元ではあるが、埋蔵金が出ればトンズラブラザーズを解放できると考えたネス達は再び砂漠へと渡る。 すると埋蔵金発掘本部には黒山の人だかりができていた。 なんとモッチーは謎の迷路を発見し、埋蔵金の在り処も特定できたのだがそこには強い魔物が巣食っており更にモッチーも迷路に閉じ込められてしまったとのことだった。 ネス達は迷路に巣食う魔物を退治し、モッチーと埋蔵金を手に地上へと戻る。 埋蔵金と思われていた宝箱には巨大なダイヤモンドが入っていた。 約束どおりモッチーはそれをネスに手渡し、無事トンズラブラザーズは劇場から解放されたのだった。 一息ついたのも束の間、装備を整えようとデパートに向かうと何とポーラが誘拐されてしまう。 ポーラを攫ったデパートの怪人と対決するが、ポーラの姿は見当たらない。 怪人の最後の言葉から、モノトリーという人物がポーラを誘拐したということを知ったネスらはモノトリーを探す為裏路地のバーへと向かう。 バーで情報を集めようとするが、子供という事で門前払いされたネスとジェフ。 一旦バーを後にすると、裏路地にツーソンで出会ったトンチキさんが倒れていた。 バーの秘密を探っていたトンチキは、謎の組織の手により暴行を受け瀕死の重傷であった。 「バーのカウンターの中を調べろ…」 それがトンチキの最後の言葉であった。 おぼつかない足取りでネス達の傍を離れるトンチキ。それが彼の最後の姿となった… ネス達はトンチキの命をかけた言葉に従い、バーのカウンターを調べると一瞬目の前が真っ白になった。 気が付くとそこは謎の「ムーンサイド」という街であった。 不気味なムーンサイドの街を探索しているとモノトリーを発見。 モノトリーは謎の黄金の像に話し掛けているようだった。ネスが黄金の像を調べると突然像が襲い掛かってくる。 この像こそがゲップーが言っていたマニマニの悪魔なのだった。 マニマニの悪魔を倒すと、まるで霧が晴れるようにムーンサイドの街が消えていく… ふと気が付くと、ネス達はバーの倉庫にいた。そこには砕けた黄金の像もあった。 倉庫のネズミ曰く、ネスらは何かにとりつかれたようにフラフラと虚ろな目で倉庫を歩き回っていたのだという……。 ムーンサイドはマニマニの悪魔が見せていた幻想の世界だったのだ。 バーの倉庫から脱出したネスらは、モノトリーが治めているモノトリービルへと向かうが、矢張りここでも門前払い。 しかし、モノトリーに仕えるメイド曰く、近頃流行している「イチゴ豆腐」なるものを持ってくればこっそりビルに入れてあげてもいいとのこと。 必死でネス達は街中を探すも流行のイチゴ豆腐は見つからないままに、アップルキッドから連絡が入る。 「あんまり役に立ちそうに無いけど、発明品が出来たので貰って欲しい」と。 その発明品とは「グルメ豆腐マシーン」、現在作れるのはイチゴ豆腐だけだそうだ。 その発明品は既に宅急便でネス宛に送るようにしたという。 豆腐を製造できる「グルメ豆腐マシーン」を手にモノトリービルのメイドを尋ね、ネス達はビルへと向かう。 無事メイドさんにマシーンを渡し…もとい強奪され、そのお礼にモノトリービルに侵入成功。 目指すは最上階にいるモノトリー氏。警備ロボを片っ端からポンコツにしていきながらネスらは最上階に辿り着く。 しかしモノトリーの部屋の前には最強の警備ロボ「油断ロボ」がネスらを待ち構えていた。 油断ロボは見た目は可愛らしいが、その反面最強の名にふさわしい反則なまでの無敵っぷりを発揮する。 苦戦を強いられるネス一行、体力も限界、もうだめだ!2人が諦めかけた時。 部屋に黒い影が飛び込み、なんと油断ロボのスイッチをOFFにして倒してしまった。 黒い影の正体はトンズラブラザーズ。借金のお礼に何か出来ないかとこっそりとネス達を尾行してきたのだった。 いよいよモノトリーと対決だ!勢いよくモノトリーの部屋の扉を開けるとそこには怯えるモノトリーと、ポーラがいた。モノトリーは、自分がマニマニの悪魔にではなくギーグの手先に操られていたことと、ネスらと敵対するつもりはなく、ポーラにも危害は加えていないと言い出した。 ポーラの説得でモノトリーさんは悪い人じゃないという結論に達したネスらは、これからどこに向かうかを話しあう。 そこでモノトリーからサマーズへ行ったらどうだと提案される。 しかしサマーズへは海を渡る為、飛行機でもない限り行くことは不可能。 モノトリーは、自分が所有しているヘリコプターを使ってもいいとネス達に告げる。 それならお言葉に甘えて…とヘリポートに向かうと既にヘリは発進していた。 乗っているのはなんとポーキー。ポーラは、ポーキーを見て「私を誘拐した太った子供よ!」とネスに告げる。 ポーキーはギーグ側についていたのだった。 ポーキーは一足先にサマーズへと向かう。 ネスら一行はサマーズに向かう為、飛行機を探しに出る。ポーラの提案から再びスリークへと赴く。 そこで、壊れたスカイウォーカーをジェフが修復し、サマーズへと出発だ! ……と思ったのも束の間、スカイウォーカーは自動帰還装置がついていたらしくジェフの故郷ウィンターズのアンドーナッツ博士の研究所に戻っていった。 アンドーナッツ博士に事情を話すと、スカイウォーカーを改造し、好きな場所に行くように改良をしてくれるという。 改造までの時間、ネスらは研究所付近を探検し、そこで4つめのパワースポットを発見。 パワースポットを守る魔物を撃破し、研究所に戻るとスカイウォーカーは完成していた。 3人は意気揚揚とサマーズへ向かうのであった。 しかし、またスカイウォーカーは墜落してしまう。 有名な観光地サマーズの浜辺に不時着、スカイウォーカーは粉々に砕けてしまう。 サマーズでポーキーらしき人物が、海を渡ったところにあるスカラビという国に行ったという情報を掴み、ネスらは漁師の家に船を出してくれと頼みに向かう。 しかし、海にはクラーケンという怪物が頻繁に船を襲うという事件が発生しており誰も船を出してくれないとのこと。 ここは漁師を説得するよりその家族の助力を得た方がいいと、漁師の奥さんに事情を話しに行く。 奥さんは、こんな子供がそんな苦労を…とネスらの行動にいたく感動して、手作りのケーキをご馳走してくれる。 そのケーキは不思議なトリップケーキであった。 一口食べた途端、ネスらは強い眩暈に襲われ、その中でネスは夢を見る。 それは自分がある国の王子になっているという夢であった。 ランマの国の王子プー。ネスは夢でその人物になっていた。 プー王子は国中の女の子にモテモテ、しかしお年頃になってきた王子は王となる為に「ム」(無)の試練を受けなければいけなかった。 高い山の頂上で座禅を組み、心を無の境地に飛ばす、それがムの修行である。 だが取り巻きの女の子達の声で全く集中できない。王子だめじゃん。 しかしその日はなぜか王子の調子絶好調。心を無にしていると、プーの前に先祖の霊が現れる。 先祖の霊から、鬱になったゲームスレに上げられたりする鬱な試練を受ける。 (手足、耳→千切られ 目→潰され 喉→潰され 心→消される) 辛い先祖の試練に見事打ち勝つことに成功し、その修行の中で自分は世界を救う少年少女の1人であること、 そして自分以外の仲間が既に集結していることを知る。 ランマ国王にのみ伝えられる超能力、テレポートを伝授され、プーはネスらと合流するべくサマーズに向かう。 結局トリップケーキで酔っ払ってしまい、漁師の奥さんに事情を話す隙をなくして、ネス、ポーラ、ジェフは砂漠をトリップしたままふらふらと彷徨う。 そんな3人の前にプーが突然テレポートで登場。 名前を言う前に「俺はネスのしもべだ」と何だか自己陶酔っぷり。使命に目覚めた王子、ノリノリです。 とりあえず、現時点で不審者扱いなプーの身元を聞くと王子だと言うのでその権力と金に物を言わせ、ある博物館で重要な資料の公開に対して賄賂を要求しているオッサンの元へプーを連れて行く。 プーが王家から持ってきた大きなルビーと引き換えに特別な資料を見ることになったネス達。 その資料とはスカラビにあるピラミッドに関するヒエログリフだった。 ヒエログリフの内容をメモしていると、プーはその文字を読めると言い出す。 ヒエログリフには、スカラビにあるピラミッドに大きな秘密があると書かれていた。 そこにはギーグのことを予言した一説もあり、ネスらはスカラビへと行く手立てを考える。 (プーのテレポートは一度行っている場所しか行けない) 博物館を出ようとすると電話が鳴っている。誰も居ないので勝手に出ると相手はフォーサイドで口では言えない凄いものを発見したので見に来てほしいと告げる。 スカラビへ行く方法も見つからないので、一旦フォーサイドに行くことになる。 フォーサイドに行き、電話の主に話を聞くと「下水道の中に光る場所がある!」と興奮気味。 光っている場所とは、地球のパワーが溢れている場所、パワースポットのことである。 4人は下水道を降りその場所の守護者を倒し5番目のパワースポットの力を手に入れる。 パワースポットでウサギの好みそうな人参を発見する。 しかし、使い道が分からないままサマーズに向かうネス一向。 ネス達は漁師の家に戻ったが、やはり船を出す気になれないままだった。 ウサギの好みそうな人参を見た漁師はこう言った。 「ありゃ?そのにんじんはずいぶん珍しいねぇ。…どんなウサギがくうのやら。」 それを聞いたプーは… 「そういえばランマにウサギが道を塞いで通れない場所があるんだが…もしかしたらこの人参をあげれば退いてくれるかも」 プーの発言により一行はテレポートでランマに向かう。 ランマにて謎のウサギに人参を渡し、道を空けてもらい道を進んでいくと、ここでも発見パワースポット。 立ち塞がる敵をなぎ倒しながら6番目のパワースポットでも力を得ることに成功。 一気に2つのパワースポットを発見して絶好調な4人に更に嬉しい朗報が入る。 この頃は謎の怪物、クラーケンが出ないのでサマーズからスカラビ行きの船が出るとのこと。 こうして一行はスカラビを目指して船に乗り込む。 船を動かすのが久々で船乗りが船酔いをしてる間に、近頃姿を潜めていたクラーケンが船を襲う。 しかし、絶好調な世界を救う少年らの敵になるわけもなく、クラーケンは撃沈。 サマーズで高級食材としてスープにされてしまいましたとさ。 無事スカラビに到着した一行は、そこでポーキーの居た証拠……野グ○を見つける。 街で情報を集めていると、ポーキーはモノトリーから強奪したヘリコプターに乗ってスカラビ南部の未開の地、魔境へ向かったということが分かる。 しかし、魔境へ続く道は点在するピラミッドに遮られて徒歩では到底行くことは出来ない。 一向はまず、ヒエログリフに記されていたピラミッドへと赴き、閉ざされていた扉を開く。 ピラミッドの中で魔境の地図を発見。やはり魔境には何かあるらしい。 ピラミッドの奥へと進んでいくと、そこは魔境へと続く道を邪魔していたピラミッドの遥か南。 もう後戻りは出来ない、後は進むのみ…と決意を新たにしたのも束の間。 謎の修験者が現れ、プーに「星を落とす魔法」を伝授するから修行すっぞゴラァ!とプーを連れ去っていく。 仕方ないので3人で魔境へと向かっていくが、そこは毒の沼地。 泳いでいては毒に犯されてしまうので、潜水艦がない限り魔境には行けないということが判明する。 当てもなく来た道を戻ると謎の塔を発見。 塔だと思ったそれは、自分の体自体をダンジョンにしてしまったダンジョン男であった。 ダンジョン男に事情を話すと、自分の中のダンジョンに潜水艦があったはずだと言う。 ネスらはダンジョンの中の人の了承を得て潜水艦、黄色いサブマリンを手に入れる。 黄色いサブマリンを使い魔境に渡ったネスら、ピラミッドで得た地図を使って魔境の奥へと進んでいく。 すると、何とネスらを倒す為修行に出ていたゲップーが立ちはだかる。 魔境はヘドロ臭いわ、ゲップー自体も臭いわでネス達は窮地に陥る。 しかしそこにこちらも修行に出ていたプーが、星を落とすPSIを引っさげ帰って来る。 強くなったプーの力添えもあって、ゲップーを撃破。 更に魔境を奥へと進むとモノトリーのヘリコプターの残骸を見つける。ポーキーが来たという何よりの証拠である。 ヘリコプターの近くには謎の洞窟があった。まさかここに?と覗いてみるとそこは不思議な一族、グミ一族がいた。 何か情報を知ってるかと話し掛けるがグミ一族は皆無口で会話が不成立。 唯一会話が可能なグミ族に話し掛けると、どこかにある無口を治す本を読んだら自分は無口が治るのに…といわれる。 本を探しに一旦洞窟を後にすると、発明家見習のアップルキッドから電話が入る。 アップルキッドは今アンドーナッツ博士の研究所で住み込みで働いているらしい。 そちらの調子はどうかと聞くアップルキッドに本の行方を聞くと自分が所持していると言ったところで何者かにアップルキッドが襲われ電話が切れてしまう。 一向はアップルキッド救出の為、アンドーナッツ博士の研究所のあるウィンターズへ向かう。 現在ウィンターズでは行方不明者が多発し、ジェフの親友トニーもいなくなってしまったらしい。 研究所に向かうと、アップルキッドもアンドーナッツ博士も見当たらない。 研究所にいたネズミ曰く、近くにあるストーンヘッジに皆が連れていかれたことが判明する。 ストーンヘッジにあった謎の装置を使うとそこは未来から来た刺客達の秘密基地だった。 ネスを手助けする人物を誘拐し、ギーグを倒させまいと考えた刺客達がアップルキッド、アンドーナッツ博士、トニー、そして、どせいさんまでも誘拐していたのだった。 秘密基地のボスを倒し、誘拐されていた人々を解放し、ネスは無事無口を治す本を手に入れる。 魔境へと戻り、グミ族に無口を治す本を渡すと皆が回し読みし始め、一族全体がお喋りになる。 態々本を探してくれたお礼に、重要な情報を教えようとグミ族の長老から話を聞く。 この星には地上の他に地下にも大陸があり、昔グミ族のお喋りなものは地下に、無口なものは地上にと別れて住んでいたのだ また地底大陸にある岩も喋り、博識なので一度会いにいってはどうか?と提案される。 一行は地底大陸を目指し、地球のへそという穴を降りて地下を目指す。 途中輝く場所、パワースポットも発見し、7つ目の力も手に入れる。これで残る力はあと1つとなった。 パワースポットを通過すると、恐竜が闊歩する地底世界が目の前に広がっていた。 恐竜に襲われながらも、お喋りなグミ族の村へと辿り着いたネスらは、そこで最後のパワースポットの存在を知る。 地底大陸にある火山の中のパワースポットを目指して歩いていく。 最後のパワースポットの守護者も倒し、パワースポットの音を記録すると音の石が輝きだす。 今までに巡った場所で聞いた地球の音色が重なり合い、8つのメロディがネスの心の懐かしい情景を思い出させる。 ふと気が付くと、ネスは不思議な国に1人で立っていた。 そこはマジカント。ネスの心の中にある国である。8つのパワースポットに立つことはこの世界に来る為の条件だったのだとネスは悟る。 そこには今までに出会った色んな人々が居た…ポーキーの姿も。話し掛けると 「お前は運命に選ばれたりして、俺は冴えないまま…なんか…お前のことが羨ましいよ」 ネスがマジカントにやってきたのは宇宙の真理を知ることができる「エデンの海」に行く為である。 途中ネスの勇気の化身のフライングマンを仲間に加えながらネスはエデンの海を目指す。 エデンの海にはネスの悪意の現れであるネスの悪魔がいた。 ネスの悪魔を倒すと、どこかで聞いた声が聞こえてくる。 「サターンバレーに行こう……」それは他でもないネス自身の声だった。 自分の心の悪を倒したネスに、改めてパワースポットの8つの力が宿る…それと引き換えに音の石は砕けてしまった。 気が付くと、ネスはポーラ達に囲まれていた。最後のパワースポットでいきなり倒れてしまったらしい。 心配そうな3人を尻目にネスはサターンバレーを目指す。 サターンバレーに到着すると、そこにはストーンヘッジですっかり意気投合したアンドーナッツ博士とどせいさん達が製作したスペーストンネルがあった。 スペーストンネルを使えば、ギーグのいる場所に直接攻撃を仕掛けに行くことが可能なのだ。 しかし今あるのは2号機で完成には「隕石の欠片」が足りないという。 初期型は服を着た豚が作業中のどせいさんを脅して乗っていったらしい、あくまでもネスの邪魔をするポーキー。 ネスらは隕石の欠片を採取する為に、ゲーム序盤にオネットに降ってきた隕石へと向かう。 オネットの街に到着するとそこには、ギーグの手下が徘徊しているという有り様だった。 隕石の欠片を採取し、サターンバレーに戻り一泊すると、スペーストンネル2が完成している。 スペーストンネル2はギーグの波動を察知して地底大陸の洞窟へとワープした。 しかしどこを探してもギーグはおろか敵も見当たらず、あるのは破壊されたスペーストンネル初号機だけ しかたなく辺りを徘徊していると、あっという間に完成したスペーストンネル3に乗ってきたアンドーナッツ博士が現れる。 博士の話しでは、ギーグは過去の地底大陸から現在へ攻撃をしているらしい。 スペーストンネル3を使えば過去にも行けるが、過去に生身の体で行くことは不可能だと博士は言う。 ネスらは生身の体を捨てて、ロボットの体でギーグを倒すことを決意する。 アンドーナッツ博士に頭脳をプログラム化してロボットに移殖してもらい、ネスらは過去へ向かう。 道を塞ぐ強敵を倒しながら、4人は遂にギーグの元に辿り着く。 大きな球体のような姿のギーグはネスの顔を取り込んでいた。 (ギーグは予言装置により自分がネスに倒されることを知っていたので今より強くなろうと考え自分より強い者=ネスという考えに至りネスの顔を取り込んだと思われる。) ギーグと対峙するとポーキーが現れる。 ギーグはネスに倒されることに恐怖し、力を追い求めるばかりに自分の意志を無くしてしまったことが分かる。 今現在意志のなくなったギーグを影で操っているのはポーキーなのであった。 ポーキー ギーグ連合軍VSネス達未来を救う少年少女の戦いがここに始まる。 激しい戦いの中、ポーキーが人間の体のまま過去に来れたのは乗っている最高の防御マシーンのお陰ということが判明しネスらは機械の方を集中攻撃する。 機械が破壊され、過去に止まることが出来なくなったポーキーは最後の手段でもあったギーグの悪魔のスイッチ(実体維持装置?)を切ってしまう。 するとギーグの実体がなくなり、ただの邪悪な精神体となってネス達に襲い掛かってくる。 何故自分が戦っているのかも分からず、不気味な姿で襲い来るギーグにネス達は倒れてしまいそうになる。 そんな中、ポーラは祈っていた。 ギーグが自分達の力では倒せないことを悟り、現在にいる、旅の中で知り合った人々に力を貸してくれるようにと祈っていたのだった。 ポーラの祈りは、サターンバレーでネスらの帰りを待つどせいさんや博士に届いた。 ポーラの家が経営している保育園で、ポーラを慕っている子供達にも届いた。 ジェフの帰りを待つクラスメート達も祈りを受け取った。 プーの帰りを待ちわびる女の子達にも祈りの声は届いた。 ネスの家族に、トンズラブラザーズ、モノトリーさん、グミ族のみんな。 世界中の人々がこの時ネスの為に祈っていたのだった。 様々な人からの祈りの力も後一歩ギーグに及ばない。 「誰かお願い……この声が届いたら……」ポーラの最後の祈りが闇に飲み込まれた… ある1人の人間がネス達の戦いを見守っていた。その人をネスは知らない。だが、ネスの冒険の一部始終を見届けていた彼(彼女)は祈った。テレビの前でコントローラーを握り締めて。 「Mother2」のプレイヤーの祈りが最後の一押しとなり、ギーグは遂に倒れた…。 過酷な戦いの末、ネス達のロボットの体は壊れてしまう。横たわるロボットから光が4つ溢れ出し、時空を越えてサターンバレーへと戻ってくる。 サターンバレーに横たえられた4人の肉体に光が宿り、無事にネスらは現代に帰還。 世界中の人々に、自分達のことを祈ってくれたお礼を言って回りながらそれぞれの帰路に着く。 ネスも1人、オネットにある自分の家に帰ってきた。 エンディングロールの流れる中、今まで経験したことを思い出していると唐突にドアをノックする激しい音が。 音の主はポーキーの弟のピッキー、今ポーキーからネス宛の手紙が届いたと持ってきたのだった。 ネスが手紙の封を開けるとそこには一言。 「あばよネス、またマザー3で会おう」と。 マザー2 完 本スレで訂正があったので、代表で訂正カキコさせてもらいます。 ゲーム中にプレイヤーの名前を入力する機会がある。 最後の「いのり」で声が届くのはそのプレーヤーの元。 プレイヤー名は最後のスタッフロールでも流れる。 936 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/04/15(土) 02 46 01 ID s6m5p34+ 未来からの使者のメッセージを受けたネスはギーグを倒す勇者として世界を救う旅に出るが ことあるごとにライバルのポーキーが先行して邪魔をする。 そして過去に逃げたギーグを追いつめるが彼は既に自身の大きすぎる力に取り込まれ自我を失っていた。 一切の攻撃手段が通用しないギーグだがヒロインの祈りが現代で出会ってきた世界中の人々に届き 彼らの祈りがギーグにダメージを与える。しかしそれでもギーグを倒すには力が足りず、もう駄目かと思っていたところその祈りがプレイヤー自身に届きプレイヤー自身の力でギーグを倒す。 最後は現代に帰った主人公の下に逃げたポーキーからの挑戦状。
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外道饅頭 皆さんはイヌガミをご存知だろうか? イヌガミとは犬を頭だけ出した状態で地中に埋め、その目と鼻の先に食べ物を山のように積み飢えさせていく事から始まる。 やがて手も足も出ない犬の飢えが絶頂に達した頃、一思いにその首を刎ねるのだ。 そうして出来上がった生首、その瞳は憎悪と渇望にまみれ言葉に出来ぬ程の闇を宿すと言う。 だがこれだけで終わらない。 更にこの生首を人が頻繁に通る四辻に埋めて、多くの人にその頭上を歩ませるのだ。 肉も朽ちる頃、ようやく掘り出されたそれは、崇り祭られイヌガミを宿す呪物と成る。 このイヌガミ、術者に莫大なる富を与える反面、時に厄災を呼び起こし一族全員を崇り殺すことまであると言う。 また一度イヌガミが憑いた家は末代にまで憑いて廻り、その家系と関係を持った他所にまで伝染することから孤立することも多い。 そのおぞましさ、業の深さから人はこれを道をはずれた行い、外道と呼ぶ。 そうして俺は図書館を後にする。 外道だろうが畜生だろうが幸福になれるならなってみたいものである。 とは言えワンコの首ちょんぱを出来る程、俺の肝は太くない。祟りだって怖い。 地道に全うな道を歩むのが身の丈に合っているというものだろう。 そんなこんなを考えていると、ふと絹を裂くような悲鳴が聞こえた。 「いぢゃあああああああああああ!!!」 声の主はゆっくりれいむ、何ともゆっくりしてない声である。 とはいえ、その頭には2本の牙が深々と突き刺さり、今尚ちゅるちゅると中身を吸われている最中であるから無理もない。 「う~う~♪」 一方のゆっくりれみりゃはニコニコと笑顔満面、れいむの餡子に舌鼓を打っている。 「もっど・・・ゆっぐり・・・じだ・・が・・だ・・・」 やがてれいむはペラペラになり、遂には何も喋らなくなった。 れみりゃは小さくゲップをすると、腕の甲でゴシゴシと口元を拭っている。 「こんにちわ」 「うー? こんにちわだどぉー♪」 俺はれみりゃに声を掛ける、不幸にもある思い付きをしてしまったからである。 「ごごがらだじでぇーーー!!」 地面からモグラの様に首だけを出すれみりゃ、その眼前にはお菓子が山のように積まれている。 「どうしたんですかお嬢様、おやつはお気に召しませんでしたか?」 「おがじ!! おがじいいぃぃぃ!!」 れみりゃは饅頭とは言え人の形をしているし、言語を操るほどの知能もある。 儀式の代替に用いたものの、考え方によっては犬よりも向いているかもしれない。 パタパタと団扇で風と香りを送る。 「うぅ、うううぅぅぅぅぅ!!!」 歯を食いしばって必死に耐えている、お嬢様のプライドと言うやつだろうか。 その姿が余りに健気だったので、もう少しばかりサービスしてやることにする。 「そうだお嬢様、よろしければ私めがお食事をお運びしましょう。」 そういって手元のプリンを匙ですくう。 「うー!! ぷでぃん、ぷっでぃ~ん♪」 手の平を返したように満面の笑顔を咲かせるれみりゃ。 すっと伸ばした匙を上下させる。プリンは目の前ではプルプルと躍り、鼻の前では甘いバニラの香りを漂わせる。 「あー・・・♪」 耐え切れずに雛鳥のように口を開く、その口内は燃えるように真っ赤である。 パク 「あ・・・? あ、ああ、ああああああああああ!!!??」 うん、旨い。 取り立てて好きと言う訳ではないが偶に食べるとどうしてこんなにも美味しいのだろうか。 口を動かす俺の前でれみりゃは大粒の雫を目元に浮かべる。 そんな様子を傍目に、黙々と匙を動かしていく。 やがて匙が底を打つようになったところで、おもむろに器をれみりゃの眼前に置く。 カラカラと匙が転がる音がやけに響く。 「うぅ・・・う!? れみりゃのぷっでぃーん!!!!!」 遂に耐え切れなくなったのか、ボロボロと涙をこぼし始める。 チンチンと匙で空の器を叩く。その音は澄んだ空に吸い込まれていった。 翌日 「「「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~!!」」」 「だべるなああぁぁぁ、れみりゃのぷっでぃーんだべるなああぁぁぁぁ!!!」 お菓子の山に群がる饅頭、涙を流しながら幸せ幸せと食い散らかしている。 そうして小一時間もする頃には山のようにあったお菓子も、汚らしい食いカスを残すばかりとなった。 「げっぷ・・・。ゆふーん、とってもゆっくりしてるね!!」 「「「ゆっくりしてるね!!」」」 れみりゃのことなど何のその、たらふく食べたゆっくり達は思い思いにくつろぎはじめた。 イヌガミはその怨念が大きいほど強力な呪術となるらしい。 そこでよりその思いを掻き立てるため、ゆっくり達をけしかけることにする。 「やぁおはよう、ゆっくりしてるかい?」 「「「ゆっくりしてるよ!!」」」 一斉に振り返り元気な返事を返してくれる。中々素直だ。 「ねぇみんな、あそこにれみりゃが居るだろう。怖くないのかい?」 「あのれみりゃはうごけないからだいじょうぶだよ! おにいさんもゆっくりしていってね!」 視線の先ではれみりゃが歯軋りをしながらうーうーと唸り声を上げている。いい感じだ。 「そっかそっか。ところでお兄さん面白い遊びを考えたんだけど・・・」 「いだいいだいいいいいぃぃぃ!!!」 「ゆっへん!!まりさはむれいちばんのゆっくりなんだよ!!」 「「「ゆんちょ!! ゆんちょ!!」」」 「おちびちゃんたちかっこいいよ!! さすがれいむのおちびちゃんたちだね!!」 俺の考えた遊び、それはれみりゃを虐めるというシンプルなものであった。 尤も迂闊に近づくと齧りつかれてしまう。そこでゆっくり達に石や棒を使うという入れ知恵をしてやる。 後は放っておくだけで行為はどんどんエスカレートしていき、ストレスも雪だるま式に積もっていくわけだ。 最初の頃は憎まれ口を叩いていたものの、今ではもう泣き言しか出てこない。 「うわああぁぁぁざぐやああああぁぁぁぁ!!!」 れみりゃの再生力なら死ぬことは無いだろう。 そうして2日目は過ぎていった。 更に翌日 「・・・・・・・・・」 何やら口を動かしボソボソと呻いているが聞き取れない。 目元は大きく腫れあがり、クマも墨を流したようにどす黒くなっている。 頬を伝う白い筋は涙のあとだろうか。 髪もボサボサに乱れ、顔中の至る所で痣やミミズ腫れが見られる。 燃費の悪いゆっくりの体では丸2日の絶食は堪えるのだろう、傷の回復もままならないようだ。 台所に戻り包丁を手にする。そろそろ頃合だろう。 ジャリジャリと土を踏み鳴らしれみりゃの背後に回る。 こいつには俺がどのように見えているのだろうか。 そうして鈍く光る刃を白い首筋に宛がう。 大きく息を吸う、そうして一気に刃を引いた。 「おごごごごごごごごgggggg」 斬り損じた。傷は首の中程で止まってしまった。 饅頭と高をくくっていたが、地面と密接していたためか上手く刃が入らなかったらしい。 口からは泡を吹き出し、首からは何やらヒューヒューと気の抜ける音を立てている。 仕方がないので刃先で突く様にして少しづつ削り崩していく。 一突き一突きする度にビクビクと震え、辺り一体に肉汁の香りが充満する。 そうして包丁を握る手が油でぬるぬるになる頃、ようやくにして首を落とすことが出来た。 「ざ、ざぐ、や・・・」 れみりゃはまだ生きていた。 おぼつかないが確実に意味を成す言葉を紡いでいる。意識もあるのだろう。 今更ながら可哀想という気持ちが沸いて来たが、ここまでやっておいて投げ出すことも出来ない。 喚く生首を手にし、一路畑道へと向かった。 『・・・・・!!・・・・・!?』 畑のど真ん中の畦道。その交わるところは色が変わり、耳を澄ますとそこからは虫の声のようなものが聞こえていた。 翌日 まだ声は聞こえる。 三日後 まだだ、まだ聞こえる。 一週間後 まだ、まだ聞こえる。 この日、男は遂に耐え切れなくなり地面を掘り返していた。 一堀一堀進む度、聞こえる声はどんどん大きくなっていく。 そうして掘り終えたそこにあったのは薄汚れた帽子だけであった。 話によればこの遺物を呪物として祀りあげることにより術は完成するという。 とはいえ、もう男にはそんな気力は無い。一日一日と熱は冷めていき、もはや残るは後悔の念だけである。 残った帽子のやり場に手を焼いていると、ふいに声を掛けられた。 「ゆっくりしていってね!!」 ゆっくりれいむ。こちらとは対照的に何とも幸せそうな顔をしている。 「おにいさん、きょうはおかしないの?」 はて、どうやら以前れみりゃのお菓子を横取りしていた連中の1匹らしい。 そこで男はふと思いつく。ゆっくりのことはゆっくりに。 「れいむ、いい物をあげようか?」 「ゆゆ! いいものってなぁに?」 涎を垂らすれいむに手を伸ばす。その中に握られているのはあの帽子。 「ゆびぃ!? おにいさん、これゆっくりできないよ!!」 思わず後ずさるれいむ。 だが男はなだめる様に言葉を続けていく。 「まぁ待てって。れみりゃの帽子を持っているとれいむは強いって他のゆっくり達から大人気間違いなしだぞ?」 「ゆ・・・・・?」 「おまけにこの帽子は特別せいでね。大事に大事にすると幸せーになれるんだ」 「ゆゆ!!」 「と、言うわけで大事にしろよ。」 「ゆっくりわかったよ!! おにいさん、ありがとう!!」 れいむは帽子を咥えるとペタペタと跳ねて行った。 都合よく厄介払いの出来た男はホッと一息ついた。心なし肩の荷も降りたような気がする。 そうして男は足取りも軽く家路へとついた。 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆくっりしてっ!? れいむなにもってるの!!?」 我が家へ帰って最初に放たれたのは驚嘆の音、まりさは訝しげにれいむを見つめる。 「ゆっふっふーん・・・これだよ!!」 「ゆゆゆっ!!?」 ぺっと吐き出されたれみりゃの帽子、思わずまりさは言葉を失う。 「ど、どうじだのごれええぇぇぇ!!?」 「ゆ? ゆー・・・れ、れいむがれみりゃをやっつけたんだよ!!」 「ゆっぐいー!!!??」 れいむは見栄を張った。 「さっすがまりさのれいむだよ!! とってもゆっくりしてるよー!!」 「ゆ・・・ゆっへん!!」 えへんぷりとアゴを反らす。 パートナーの尊敬の眼差し、その日2匹は久々のすっきりをした。 「うーうー」 「ゆ? ゆっくりしていってね!!」 れいむの周りを何やら黒い影が動き回っている。 「ゆぅ? あなたはだぁれ?」 「うーうー」 黒い影は答えない。ただひたすらウロウロしているだけである。 「ゆぅぅぅ、ゆっくりしてよー!!」 「うーうー」 遂には怒鳴りだすれいむ、だが黒い影の様子は変わらない。 やがてれいむが怒り疲れた頃、黒い影はピタリとその眼前で歩みを止めた。 「ゆ!! やっとわかってくれたんだね!!」 「うー」 影は一声上げると霧散するようにその姿を消した。 その声はまるで戸惑っているようだった。 「ゆ・・・ゆっふーん!!」 「おはようれいむ、きょうもいちにち」 「「ゆっくりしていってね!!」」 朝というにはやや遅い時間帯、のどかな挨拶で2匹の一日はゆっくりと幕を上げる。 だが今日はいつもと何かが違った。何か違和感を感じるのだ。 「ゆー・・・? まりさ、なにかへんだよ?」 「ゆぐぅ・・・ なんだかまりさ、あたまがおもいんだよ」 いつも元気なまりさ、それが今日はどことなく力ない。 れいむが心配してまりさに歩み寄る。そしてその目にあるものが映った。 「ゆ!!? まりさのあたまに あかちゃんがはえてるよ!!」 「ゆゆゆゆゆ!!!??」 重い頭、その正体はタワワに実った赤ちゃんであった。 帽子のツバが影となり気付くのが遅れてしまったのだ。 「ゆゆぅ・・・れいむたちのあかちゃん、とっとてもゆっくりしてるよぉ・・・」 「ゆふぅーん・・・」 2匹揃ってうっとりー、思わず涙も零れ落ちる。 その日から2匹の子育てが始まった。 「ゆんゆっゆ~ん♪」 身重のまりさに留守を任せ、せっせと木の実拾いに打ち明けるれいむ。 幸せの絶頂、れいむは木の実を集めることすら楽しくて仕方なった。 そんなおり 「おう、こんちは」 頭上を見上げるとそこに居たのは昨日の男。そう、れいむに帽子を与えた男であった。 「おにいさんこんにちは!! ゆっくりしていってね!!」 元気よく挨拶を返すれいむ。挨拶を受け終え男は懐に手を入れる。 そうして引き出された握り拳をれいむの眼前に伸ばす。 「ほら、これをやろう」 「ゆ?」 開かれた手の平に乗っていたのは飴玉、透き通った琥珀色が何とも美しい。 「これはとっても甘くてゆっくり出来るんだ。美味しいから食べてみ」 「ゆっくりわかったよ!! ぺーろぺーろ、 し、しあわせー!!!」 だくだくと涙を流す。気に入ったようだ。 そうして1人と1匹は話し始める。 愛しのまりさがにんっしんっしたこと、赤ちゃんは皆とてもゆっくりしていること。 気付けば太陽が大きく傾く時間になっていた。 「それじゃあ れいむはもうかえるね。おにいさん、あまあま ありがとう!!」 「ああ、気をつけて帰れよ」 最後にもう数個の飴玉を受け取り、まるでリスのように頬を膨らまし帰路を目指す。 そうして振り返った背中に男の声が掛かった。 「そうだ。昨日渡した帽子、くれぐれも大事にしろよー!」 そういえばそんなものもあったな。今日これだけ幸せなのも、きっとあの帽子のおかげだろう。 れいむは一度礼を返し、今度こそ帰路へと着いたのだった。 「ぺーろぺーろ、しあわせー・・・!!」 まりさはぺろぺろと飴玉を舐めている、その目からは相も変わらずだくだくと涙が流れる。 そんな様を尻目に、れいむは神妙な面持ちで帽子の前に座る。 (ぼうしさん、ぼうしさん。れいむたちをゆっくりさせてくれてありがとう!!) 心の中で感謝を述べる。すると風も無くふらふらと帽子が揺れ動いた。 「ゆ?」 瞬間、帽子の下から真っ黒なネズミが顔を覗かせた。 「ねずみさん、ゆっくりしていってね!!」 「ぅー」 「れいむ、どうかしたの?」 「まりさ、みてみて!! ねずみさんだよ!!・・・ゆ?」 振り返った時、そこにネズミの姿はもうなかった。 「ゆ? ゆっくりしていってね!!」 「うーうー」 黒い影は今日も忙しなく動き回る。 「・・・・・・・・」 「うーうー」 あっちへよたよた、そっちへよたよた。 何を考えているのか解からない。 「ゆ?」 「うー」 最後に昨日と同じよう眼前に訪れたかと思うと、やはり同じように一声鳴いて消えた。 今日の声はなんだか嬉しそうだった。 「「「ゆっくちちちぇいっちぇにぇ!!」」」 「「ゆっくりしていってね!!」」 「まりさぁ、このこたちとってもっゆくりしてるよぉ!!」 「こんなぷりちーなあかちゃんみたことないよ!!」 きゃっきゃと歓声をあげる一家、絵にした様な幸福がそこにはあった。 「ゆんゆんゆっくり~♪」 「おっす」 今日もれいむは男と話す。 もっぱら、今日は可愛い可愛い赤ちゃんの話題で持ちきりなのだが。 ゆっくりしてない喋り方を見ると、本当に可愛くて仕方ないのだろう。 目に入れても痛くないとはこんな感じなんだろうか? そうしてまたお菓子を貰い、れいむはぽよぽよと我が家を目指す。 (ぼうしさん、ぼうしさん。れいむたちのあかちゃん、とってもゆっくりしてるよ!!) そうして一日の終わりに帽子に語りかける。すると昨日と同じように帽子が動き出す。 「ぅー」 「ゆ!! ゆっくりしていってね!!」 ネズミである。 「ぅー」 「「「ぅーぅー」」」 「ゆゆゆ!!?」 次から次へと出てくるネズミ、一様にヒクヒク鼻を動かし辺りを探っているようだ。 「おとーしゃん、しょのきょちゃちぢゃぁれ?」 「おちびちゃん、このこたちはねずみさんっていうんだよ!! まりさー!!」 今日こそは可愛いネズミさんを見てゆっくりして貰おう。 だがれいむがまりさを呼び連れて戻る頃、やはりネズミ達は1匹残らず居なくなっていた。 「うーうー」 「ゆっくりしていってね!!」 相変わらず影は落ち着きがない。だがもう馴れた事だ。 「うーうー」 馴れてしまえばコレはコレで中々可愛いじゃないか。そんな事を考えていると 「「「うーうー」」」 「ゆゆっ!!?」 影の数が多い。余りの多さに目を回しそうである。 「ゆゆゆゆっくりしてね!! ゆっくりしてよー!!?」 「「「うーうー」」」 影達が動くたびにザザザと不快な音が立つ。 やがていつもの様に眼前で静止する。 「ゆは、ゆは、やっと・・・ゆっくり・・・できるよ・・・」 「「「うーうー」」」 そうしてまた影達は一声残して消えていく。今日の声は何だか楽しそうだった。 それからも、れいむ達は毎日が幸せだった。 お兄さんは変わらず優しく、美味しいお菓子を与えてくれる。 れいむはれみりゃをやっつけた実力と、何だかゆっくりしている雰囲気を買われ群れのリーダーになった。 子供達は順調に大きくなり、引き手数多の美しいゆっくりに育った。 まりさも相変わらずゆっくりしている。子供が大きくなった今では、またすっきりしようかなんて可愛いことを言っている。 一日一日が楽しく、幸せで、ただただ流れるように時間が過ぎていった。 「ゆふー・・・いままでおせわになりました!!」 「むこうへいってもゆっくりしていってね!!」 すーりすーりと頬ずりをする3匹。 今日は可愛い末娘の門出の日である。互いに親愛の情を示しあうと、やがてかつての子ゆっくりはぴょんぴょんと歩き出した。 その姿が見えなくなると、残された両親はふっと短いため息をつく。 「みんないっちゃったね」 「なんだかひろくなっちゃったね」 背後にはかつて賑やかだった我が家、今では住人もれいむとまりさだけになってしまった。 ガラガラの部屋を見回す。荷物も整理しないといけないな。 そんな感傷に浸っていると、ついっとあるものに目が留まった。 帽子である。 ホコリまみれになり薄汚れてしまった帽子、最後に祈りを捧げたのは何時のことであっただろうか。 れいむはおもむろに帽子の端を咥えると、ぺっと巣の外に吐き捨てた。 幸せに溺れきったれいむには、もはやそれは只のボロキレにしか映らなかった。 刹那、脳裏をネズミの姿がよぎった。 ネズミはまるで怒っているような、泣いているような、なんとも複雑な表情を浮かべていた。 「うーうー」 「ゆ? ゆっくりしていってね!!」 れいむの前では黒い影がふらふらと揺れている。 そういえばこの子に会うのも久しぶりだ。 「うーうー」 「ゆ? どうしたの?」 影は今までと違い行儀良く座ると、何やらうーうーとれいむに呼びかける。 「うーうー」 「ゆうぅ・・・なにいってるかわからないよ!!」 必死に何かを伝えようとしているのだが、れいむにはその意図するところが掴めない。 「うーうー」 「うるさいよ!! しずかにしてね!!」 痺れを切らしぼむっと体当たりを食らわせる。 影は二転三転しようやく止まると、もう何も言わず静かに消えていった。 「ゆふぁ・・・ゆっくりおはよう!!」 「おはよう!! きょうもゆっくりしようね!!」 そうして2匹の一日が始まる。 いつもと変わらぬ静かな朝、本当に静かだった。 「それじゃあまりさ、ごはんとりにいこう!!」 「ゆっくりわかったよ!!」 ゆんゆんと巣を後にする2匹、今日も一日ゆっくり出来そうと心を躍らせる。 そんなおり 「れいむ、たいへんよ!! 」 突如として呼び止められる。視線の先ではありすがぜーぜーと息を切らしている。 「どうしたのありす?」 「いいからはやくきて!! あなたのこがたいへんなの!!」 ありすに案内されてやってきたのは昨日末娘が嫁いだまりさの家だった。 そこで目にしたの無残にも全身を食いちぎられ、今にも力尽きそうな我が子の姿だった。 「おちびちゃん!!? どうしたの!!?」 「お・・・おかー・・・さ・・・」 「しっかりしてね!! しっかりしてね!!?」 「もっと・・・ゆっくり・・・」 そうして子れいむは静かに目を閉じた。 結局つがいのまりさとその両親姉妹含め、一家全員が惨殺されていた。 「ゆ・・・だれかいるの?」 『うーうー』 姿は見えないが声は聞こえる。 「ゆっくりでてきてよ、ゆっくりでてきてよー!!」 『うーうー』 「ゆぅ・・・ゆっくりおはよう・・・」 「おはよう、れいむ・・・」 昨日の今日では流石に元気が出ない。重苦しい空気の中、2匹は手短に朝の挨拶をすませる。 だがいつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。 「・・・ゆっふ!! まりさ、あのこのぶんまでゆっくりしようね!!」 「そうだね!! これからはゆっくりしようね!!」 無理矢理に自身を鼓舞する。これがあの子に出来るせめてもの手向けと信じて。 だがそんな思いもあえなく崩れ去ることとなる。 「れいむ!! 大変なの!! またあなたのこが・・・」 「ゆぐ!!!??」 駆けつけた先では昨日と同じように、愛しの我が子が力なく横たわっていた。 懸命の呼びかけにも返事は無い。 惨状は昨日と同じ、赤ちゃんまで残さず皆殺し。 まるで写真の焼き増しのような悲劇は、れいむの心をぎゅうぎゅうと締め上げた。 同時に、この一連の事件は群れのゆっくり達に暗い思いを芽生えさせていた。 どこからか笑い声が聞こえた。 「ゆっくりしていってね・・・」 『『うーうー』』 相変わらず姿は見えない。だが昨日より声の数が増えている気がする。 「ゆー・・・」 『『うーうー』』 「おはよう・・・」 「ゆぅ・・・」 もう口を開くことすら億劫である。朝が来るのが怖い。 もそもそと2匹が遅い朝食を摂っていると、願わない客が訪れる。 「れいむ・・・」 「・・・・・」 もはや返事すら返さない。 れいむは静かに食事を止めると、まりさを促すようにし玄関をくぐった。 「・・・・・ゆぅ」 時間が止まって同じところを繰り返しているような錯覚に落ちる。 ただ現実として存在するのは目の前に倒れているのは昨日とは違う子で、昨日倒れた子はもう居ないという事実。 もはやも涙も悲鳴も枯れ果て、乾いた溜息を吐き出すことが限界だった。 「・・・れいむのせいだ」 「・・・ゆ?」 「れいむたちのせいで ぱちゅりーのいっかは ころされたのよ!!」 声を上げたのはありす、今日殺されたぱちゅりーの親友だった。 「きのうのれいむも そのまえのまりさもそう!! あなたたちがふこうをよぶのよ!!」 「ゆぐっ!!!」 この時群れを取り巻く疑いの芽は、ついに確信へと変わった。 どっと沸き立つ罵詈雑言、言葉の一つ一つがれいむの胸を大きく抉る。 だがれいむは何も言い返せなかった。れいむの中にもその疑惑は消せずに存在していたからだ。 「ゆっくりしねぇ!!」 「このむれからでていけぇ!!」 言葉はやがて石つぶてとなり、れいむ達の体を激しく打つ。 2匹は痛む体を引きずって、命からがら家へと逃げ帰った。 その晩、残す娘達も泣きながら帰って来た。その体は痛々しい傷にまみれていた。 「なかないでね・・・ぺーろぺーろ・・・」 「ゆぐ・・・ひぐ・・・」 互いに傷を舐めあい、寄り添って眠る。 久しぶりの顔合わせであったが、ちっとも楽しい気持ちになれなかった。 『『『うーうー』』』 れいむは何も喋らない。 『『『うーうー』』』 れいむは何も映さない。 『『『うーうー』』』 ああ、この耳が聞こえなくなればどれ程気持ちが楽だろう。 「おはよう・・・」 「おはよう・・・」 「「「おはよう・・・」」」 作業の様に挨拶を済ます。 そうして互いの顔を見回し、れいむはあることに気付いた。 「ゆ・・・ゆゆ!? きょうはだれも いなくなってないよ!!?」 「ほんとだ!! みんないるね!!?」 「「「ゆっくりここにいるよ!!!」」」 れいむは数日ぶりに心の底から笑うことが出来た。 あの事件はれいむ達のせいじゃなかったんだ。 その証拠にこうして皆ゆっくりしているではないか!! そう心を躍らせている時分のこと、ドスドスと戸口を打つ音がする。 「れいむ・・・」 「ありすみて!! れいむたちはみんなぶじだよ!! やっぱりあれはれいむたちのせいじゃ・・・」 「きて」 必死に捲くし立てるれいむを一瞥するとありすは短く、だがはっきりと切り捨てた。 「・・・・・なんで?」 そこにあったのはゆっくり一家の惨殺死体。その一家は昨日れいむの子供を追い出した一家だった。 「れいむたちのせいじゃないよ!! きのうはいっしょにいなかったもん!!」 「よらないで!! ・・・あなたたちにかかわると みんなふこうになるの」 「そんな!! そんなのって」 「うるさい!!・・・わかったらもうかえってちょうだい」 れいむは言葉を飲み込んで背を向けた。 石は飛んで来なかったが刺すような視線が痛かった。 やはり笑い声は聞こえていた。 その日も夢を見た。 代わり映えのしない内容だった。 そうして朝は来る。望まなくても時は流れるのだ。 もはや挨拶もなく、もそもそと食べ物を飲み込んでいく。味はよくわからなかった。 そうして食事を終え皆で狩りに出る。 擦れ違うゆっくり達は目も合わさず道を譲る。 遠くの方で声が聞こえた。 また誰か死んだのだろうか。 そうして日が暮れ食事を摂り寄り添いあって眠る。 その日も夢を見た。 夢では無くこちらが現実なのかもしれない。 朝。 食事を取り機械的な一日が始まる。 ゆっくりが減った。また死んだのか。 或いは群れを離れて行ったのかもしれない。 どうでもよかった。 夜はいい。 何も考えないで過ぎてゆく。 ただやはり耳は邪魔だと思う。 朝。 食事を取りに外に出る。 そこにはゆっくりの姿は無かった。 静かになって良かった。 この日は懐かしい夢を見た。 赤ちゃんが生まれた時のこと。 群れのリーダーに選ばれたこと。 初めて孫が出来た時のこと。 そして最後に黒い影が笑っていた。 朝。 れいむの瞳からは二筋の雫が流れていた。 今日も食事を摂り何をするでもなく時間を過ごす。 それはいつまでも続くはずだった。 「ゆぎゃあああああぁぁぁ!!!??」 突如としてまりさの悲鳴が響く。 何事かと振り返るとその体には黒山のようにネズミ達が群がっていた。 「やめてねネズミさん!! ゆっくりまりさをたべないでね!!」 「れいむなにいっでるのおおお!!? へんなごどいっでないでだずげでよおおぉぉぉ!!!」 れいむの呼びかけも虚しく徐々に解体されていくまりさ。5分もする頃には帽子だけを残し綺麗に消えてしまっていた。 「ゆ・・・ゆわあああああああああ!!!」 れいむは走った、決して振り返る事無くただガムシャラに走った。 家に駆け込むと扉を固く閉じ、ただ静かに涙した。 そうしてうつむいて咽いでいるとあるものに気付いた。それは床に打ち捨てられた子供達の髪飾りだった。 その夜、影達はれいむを囲うように整列していた。 ブスブスと燃えるような音を立てて影が剥がれていく。れいむは静かにそれを見つめていた。 そうして現れたのまりさだった。元気な頃のあの笑顔でれいむを見つめている。 隣には末娘のちびちゃん。屈託の無いその微笑みが胸に刺さる。 そうして次々と姿を見せるのは亡くなったはずのゆっくり達。 皆が皆、温かい笑みを浮かべてれいむを歓迎している。 やはりそうだ。あれは悪い夢だったのだ。 ようやく私は悪夢から目を覚ますことが出来たのだ。 「みんな!! ゆっくりしていってね!!」 れいむの呼びかけに答えようとゆっくり達は大きく口を開く。 その瞬間、口の中から数え切れない程の何かが飛び出しれいむの体に齧りついた。 「ゆっぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!???」 飛び出したものの正体、それは真っ黒なネズミだった。 餡子で染めたような真っ黒な体に、まるで吸血鬼のような牙と真っ赤な瞳。 それがれいむに覆いかぶさり容赦なくその体に牙を立てていく。 「やめで!! やめでぐだざいいいぃぃぃぃ!!!」 必死の懇願も虚しく黒い塊に飲み込まれていく。 そうしてれいむを散々いたぶったネズミ達は最後の仕上げに入る。 「あぢゅぢゅ!!? あぢゅいいいいいいいぃぃぃ!!!」 ぢゅるぢゅるとれいむの体に何かを注ぎ込んでいく。まるで餡子が溶けるようだった。 次第にその体は膨らんでいき、やがて倍程の大きさになる頃にはその皮はパンパンに張っていた。 「ゆっぐりゆるじ、おぼぶ!!? おごごごごごごggggggg」 白目を剥き出しにし、ビクビクと痙攣しながら泡を噴水のように吹き上げるれいむ。 「うーうー」 そうして噴水の中から這い出してきたの真っ黒な体のネズミだった。 朝。 眩しい日差しが一日の始まりを告げる。 鳥達のさえずりは澄んだ風に乗り、緑色の森中に響き渡る。 そこには誰も居なかった。 「そういや最近あいつら見ないな。引越しでもしたんかね?」 首を傾げる男の前には空っぽの巣穴が広がっていた。 その奥にはボロボロの帽子が横たわっていた。 うーうー どこからかネズミの泣き声が聞こえた。 終わり 作者当てシリーズ* このSSに感想を付ける
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PL:ひぼ 「タタラの工房へようこそですよ。キミの欲しいものを言うですよ。戦場価格ですよ」 キャラ名:タタラ LV :1 系譜 :黒山羊 性別 :女 外見年齢:15 兵科 :メディック 経験値 :100 ■ 設定他 外見設定 :小柄。緑髪。サイドテール。茶色目。大荷物。ミニスカ錬金服。 経歴設定 :合衆国の最前線で生まれる。瀕死の傭兵の、「金があってもこんなとこじゃ意味ねえ。畜生、死にたくねえ、、」って気持ちから誕生。 野外移動錬金工房と名乗って傭兵たちにアイテムやサービスを売りつける。戦場価格。 ■ 判定能力値(最後に増加した能力:-) 技巧【 5 】機敏【 4 】情報【 7 】 頑強【 4 】魔力【 7 】運命【 3 】 ■ 副能力値 HP【 28 】AP【 25 】MP【 20 】DP【 2+2D6 】GP【 5 】 BP【 0 】PP【 0 】 ■ 装備 《主兵装》 名称:- 常備点:- DP:+ - 射程PT:- 範囲 - 備考:- 《副兵装》 名称:格闘 常備点:- DP:+ - 射程PT:0 範囲 単体 備考:素手攻撃 名称:- 常備点:- DP:+ - 射程PT:- 範囲 - 備考:- 《衣服》 名称:服 常備点:0 脱着カウント:2 機敏修正:なし 備考:- 《上着》 名称:- 常備点:- 脱着カウント:- 機敏修正:- 備考:- 《消耗品》 名称:応急キット 常備点:1 射程PT:0 範囲 単体 効果:対象のHPを、「技巧 + 2D6」点、回復させます。この道具は、運命が「0」の対象には無効となり、同対象に対して、1ラウンドに1回分のみ効果が適応されます。 名称:美酒・龍水晶×4 常備点:1×4 射程PT:0 範囲 単体 効果:対象のAPを、「2D6」点、回復させます。この道具は、運命が「0」の対象には無効となり、同対象に対して、1ラウンドに1回分のみ効果が適応されます。 名称:思い出の品 常備点:2 射程PT:0 範囲 自身 効果:この道具は1個のみ常備化でき、そして常備化していなければ効果がありません。また、この道具は能動的に使用できず、条件が満たされた際に、自動的に効果が発揮されます。自身が〈戦闘不能〉となった際、即座に〈戦闘不能〉を解除し、HPを運命点まで回復させます。 名称:照明弾 常備点:1 射程PT:0-5 範囲 半径2(空間) 効果:周囲を照らし出す光源を射出する使い捨ての弾薬と、射出用の銃です。範囲内を照らし出し、範囲内での〈暗闇〉を無効化します。この効果は、シーン終了時まで持続します。 名称:情報屋のコネ 常備点:1 射程PT:0 範囲 自身 効果:この道具は常備化していなければ効果がありません。使用すると、判定に「+ 1」のボーナスを受けた、「調査判定」を行えます。 名称:- 常備点:- 射程PT:0 範囲 - 効果:- 名称:- 常備点:- 射程PT:0 範囲 - 効果:- 《非消耗品》 名称:携帯用医療鞄 常備点:3 射程PT:0 範囲 自身 効果:専門的な医療器具が詰まった鞄です。所持中、『メディック』の技能『戦場医療』での回復量を「+ 1D6」します。 名称:ジャンク兵器購入レシート 常備点:0 射程PT:0 範囲 - 効果:この道具は常備化していなければ効果がありません。兵器を常備化する際、兵器の常備点が4低いものとして常備化できます。ただし、こうして常備化した兵器は、以下の修正を受けます。GP:- 4,HP:- 20,固定兵装DP修正: - 4,常備化した兵器の名称の頭に「ジャンク品」の注釈が追加されます。これは兵器1つにのみ適応されますが、効果は重複しません。また、修正によりGPあるいはHPが「0以下」になる場合、適応出来ません。 名称:オートクチュール注文書 常備点:1 射程PT:0 範囲 - 効果:常備化時、既に常備化している、任意の衣装全ての外観を、任意に変更できます。ですが、これによって、衣装の効果を別の効果へ偽装する事は出来ません。 名称:ミニスカ錬金服(従者服) 常備点:2 射程PT:0 範囲 - 効果:肌も露わな艶かしいバニーガールの衣装です。女性が着るのは勿論、男性が来ても注目を浴びます。 名称:ミニスカ錬金服(従者服) 常備点:2 射程PT:0 範囲 - 効果:執事用の燕尾服や、女中用のメイド服です。装備中、『 こんな事もあろうかと 』の技能を得ます。 名称:ミニスカ錬金服(従者服) 常備点:2 射程PT:0 範囲 - 効果:執事用の燕尾服や、女中用のメイド服です。装備中、『 こんな事もあろうかと 』の技能を得ます。 名称:- 常備点:- 射程PT:0 範囲 - 効果:- 名称:- 常備点:- 射程PT:0 範囲 - 効果:- 《兵器》 名称:ジャンクバイク 常備点:5-4 GP:8-4 HP 30-20 移動力:3PT 乗員枠:2 固定兵装A:体当たり DP:+4-4 射程PT:0 範囲 単体 備考:命中-2 固定兵装B: -- DP:+ - 射程PT:- 範囲 - 備考:- 固定兵装C: -- DP:+ - 射程PT:- 範囲 - 備考:- ■ 総合消費常備点:20/20(MP) ■ 取得済異能 『 闇の束縛 』 APコスト:4 消費カウント:1 射程PT:0-5 範囲:単体 効果:対象の行う全ての判定に「- 1」のペナルティを与えます。この効果は、自身の次のターン開始時まで持続します。この異能は、運命が「0」の対象には無効となります。心を掻き乱す魔力を込めた視線を対象に放ちます。 『 賢知の彗眼 』 APコスト:5 消費カウント:1 射程PT:- 範囲:自身 効果:任意に、あらゆる判定の基準値を「魔力」に変更できます。この異能は、シーン終了まで持続し、1回効果が発揮されると、持続時間は即座に終了します。また、この異能は、1シーンに1回のみ使用できます。限定的な予知能力を得て、その情報を元に有利に動けるようになります。 『 戦場医療 』 APコスト:3 消費カウント:1 射程PT:0 範囲:単体 効果:対象のHPを、「LV + 技巧 + 1D6」点、回復させます。 「技能判定」が「クリティカル」の場合、上記の効果が「+ 1D6」されます。 この技能は、運命が「0」の対象には無効となり、 同対象に対して、1ラウンドに1回のみ使用できます。 『 蘇生 』 APコスト:4 消費カウント:2 射程PT:0 範囲:単体 効果:対象の[戦闘不能]を解除し、対象のHPを自身の技巧点まで回復させます。 「技能判定」が「クリティカル」の場合、上記の回復効果が倍増されます。 『 こんな事もあろうかと 』 APコスト:5 消費カウント:1 射程PT:0 範囲:自身 効果:場所を選ばず、「調達判定」を行う事ができます。その際、成功時に手に入るアイテムは1個のみとなります。この技能を使用すると、以後アフタープレイに至るまで再使用不可となります。 『 - 』 APコスト:- 消費カウント:- 射程PT:- 範囲:- 効果:- 『 - 』 APコスト:- 消費カウント:- 射程PT:- 範囲:- 効果:- ■ メモ 役職 戦場の錬金術師 種族 黒山羊 性別 女 外見年齢 16歳 一人称 タタラ 二人称 キミ 三人称 アレ 雰囲気 スマイル0円 好きな事 人助け(戦場価格) 嫌いな事 調合失敗 『 闇の束縛 』:じろりと睨む。 『 賢知の彗眼 』:ブランク(白紙)のコルタ(カードの一種)に薬品をかけると予言が浮かび上がったりする。 『 戦場医療 』:ヒールポーションを調合して投げる。 『 蘇生 』:リヴァイヴエリクサーを調合して投げる。 『 あざとい視線誘導 』:隙だらけの錬金服 小切手:代金をコルタに書いて署名してもらって銀行から落とす。戦場価格に手持ちがなくても安心。偽造はダメですよ。 領収書:お買い上げごとにコルタ一枚あげます。10枚たまると一回ポーションサービス。100枚貯めると・・・? ■ 財産・私財 名称:傭兵寮 種類:住居 価値:0 名称:- 種類:インテリア 価値:- 名称:- 種類:小物 価値:- 名称:- 種類:小物 価値:- 名称:- 種類:その他 価値:- 名称:- 種類:その他 価値:- 総価値:0/100(総合経験値) ■ シナリオ履歴/シート変更履歴
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死者圖書館 任務探索時間 任務內容詳細 死者圖書館 由死者所管理的隱藏圖書館。知道這個秘密的人,都化為狂人。 任務探索AP ♡4 任務實行AP ♡4,BOSS♡5 任務Lv 一般任務Lv8,秘密的魔導書Lv0,BOSS地圖Lv13 任務達成度 +1 BOSS出現達成度 40 出現道具 精靈之藥,白色石楠1鐵幣,銅幣,銀幣,金幣,靈魂的碎片 出現角色卡 弗雷特里西 出現怪物卡 M1:鋼鐵男、毒鼠、骸骨兵、透明布、巴風特、夜光鳥、雙頭犬歐爾多斯、白蜘蛛、吸血鬼、白色引者M2:白疆兔、吸魂劍、海蛆、黑色司書M3:僵屍道化、金哨兵、綠騎士、骸骨將軍、日光鳥、食屍鬼的賢者 出現事件卡 劍1,劍3,劍4,槍1,槍3,防禦3,機會2,詛咒術1,詛咒術2 ※以下時間表僅供參考,並非絕對。若您搜索到未在表上的資料,可於下方留言區回報。感謝您的提供。 任務探索時間 任務名稱 ☆ 0分 3分 10分 30分 1小時 2小時 4小時 8小時 16小時 1天 3天 敘述 死人圖書館1 ☆1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 由死者所管裡的隱密圖書館。 死人圖書館2 ☆1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 死人圖書館3 ☆1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 通往書庫的通路1 ☆2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 通往死人圖書館的唯一道路。 通往書庫的通路2 ☆2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 通往書庫的通路3 ☆2 ○ ○ ○ ○ 散發腐臭的書架1 ☆2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 被認為已經存在了好幾百年的風化書架。 散發腐臭的書架2 ☆3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 散發腐臭的書架3 ☆3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 染血的書籍1 ☆3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 沾上某人血跡的古老書籍。 染血的書籍2 ☆3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 染血的書籍3 ☆3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 堆疊的身軀1 ☆4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 以人皮跟人骨建造的書庫。 堆疊的身軀2 ☆4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 堆疊的身軀3 ☆4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 徘徊的司書1 ☆4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 勸誘與其化為同屬的勸誘者。 徘徊的司書2 ☆5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 徘徊的司書3 ☆5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 妖魔的資料1 ☆5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 記載著妖魔生態的資料。 妖魔的資料2 ☆5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 妖魔的資料3 ☆6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 管理人智者1 ☆6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 聽從擁有智慧之妖魔指示的人類。 管理人智者2 ☆6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 管理人智者3 ☆7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 管理人智者4 ☆7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 管理人智者5 ☆7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 管理人智者6 ☆7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 秘密的魔導書1 ☆8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 藏有寶藏的地圖。 秘密的魔導書2 ☆9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 秘密的魔導書3 ☆10 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 與屍共眠的賢者1(BOSS) ☆7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 過去被稱為賢者的屍妖之王。 與屍共眠的賢者2(BOSS) ☆8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 與屍共眠的賢者3(BOSS) ☆9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 任務內容詳細 任務名稱 第一階 第二階 第三階 第四階 備註 死人圖書館1 M1白色引者 M1森林侏儒 (GOAL)M2海蛆 死人圖書館2 M2吸魂劍 M2機械兵(紅) (GOAL)M2黑色司書 死人圖書館3 M3食人族↑綠箱(防禦3) M1蝙蝠 (GOAL)M2機械兵(紅) 防禦3 通往書庫的通路1 M1白色引者 右 M3月之侍從左 M2犬人↑50Gem (GOAL)M2海蛆↑50Gem 通往書庫的通路2 M1幽靈騎士 中 M1鬼火左 M1機械兵 (GOAL)M2黑色司書↑50Gem 通往書庫的通路3 M1幽靈騎士 右 M2黒山羊左 M2黑色司書 (GOAL)M2機械兵(紅)↑50Gem 散發腐臭的書架1 M1炎鬼 右 M3犬神左 M1茸兔 (GOAL)右 M1大蛙↑綠箱(劍1)左 M1鋼鐵男 劍1 散發腐臭的書架2 M1白色引者↑30Gem 右 M1大蛙左 M1機械兵↑30Gem (GOAL)右 M1茸兔↑綠箱(槍1)左 M1鬼火↑綠箱(槍1) 槍1 散發腐臭的書架3 M2吸魂劍↑50Gem 右 M1茸兔左 M2黑色司書 (GOAL)右 M1大蛙↑綠箱(劍1)左 M1鋼鐵男 劍1 染血的書籍1 M1白色引者↑30Gem 右 M1白色引者↑紅箱(白色引者)左 M1鬼火↑綠箱(槍1) (GOAL)M3凶兔↑100Gem 白色引者槍1 染血的書籍2 M1鋼鐵男↑30Gem M2吸魂劍 (GOAL)右 M3食人族↑100Gem左 M1炎鬼 染血的書籍3 M2銀哨兵↑50Gem 右 M1白蜘蛛↑紅箱(白蜘蛛)左 M2黑色司書 M1蝙蝠↑30Gem (GOAL)右 M3紅鼠↑100Gem左 M3白骨騎士↑100Gem 白蜘蛛 堆疊的身軀1 M2炎魔 右 M3奪命劍左 Lv3阿貝爾↑Exp M1白色引者↑紅箱(白色引者) (GOAL)M3僵屍道化↑紅箱(僵屍道化) Exp白色引者僵屍道化 堆疊的身軀2 M2黃昏夢魔 右 M1蝙蝠左 M2黑色司書 (GOAL)M2白疆兔↑紅箱(白疆兔) 白疆兔 堆疊的身軀3 M2骸骨劍士↑50Gem 右 M3奪命劍左 M2死人魔↑50Gem (GOAL)M2吸魂劍↑紅箱(吸魂劍) 吸魂劍 徘徊的司書1 M1狼人 右 M2鋼鐵蜘蛛左 M2黑色司書 (GOAL)M1吸血鬼↑紅箱(吸血鬼) 吸血鬼 徘徊的司書2 Lv3布列依斯↑Exp 右 M2黒山羊左 M2機械兵(紅)↑50Gem (GOAL)M2月光鳥 Exp 徘徊的司書3 M2吸魂劍 右 M1白色引者↑30Gem左 Lv3馬庫斯↑Exp 右 M3僵屍道化↑綠箱(槍3)左 M1毒鼠↑30Gem (GOAL)M1巴風特↑紅箱(巴風特) Exp槍3巴風特 妖魔的資料1 M1食屍鬼 右 M2鋼鐵蜘蛛左 Lv3庫勒尼西↑Exp (GOAL)M1鋼鐵男↑紅箱(鋼鐵男) Exp鋼鐵男 妖魔的資料2 M1機械兵↑30Gem 右 M2黑色司書↑紅箱(黑色司書)左 Lv3阿奇波爾多↑Exp (GOAL)M1雙頭犬歐爾多斯↑紅箱(雙頭犬歐爾多斯) 黑色司書Exp雙頭犬歐爾多斯 妖魔的資料3 M2黑色司書↑50Gem 右 Lv1艾伯李斯特↑Exp左 M1狂狼 (GOAL)M1毒鼠↑紅箱(毒鼠) Exp毒鼠 管理人智者1 M2黑色司書↑綠箱(槍3) 右 M1狼人左 Lv4艾依查庫↑Exp (GOAL)M1骸骨兵↑紅箱(骸骨兵) 槍3Exp骸骨兵 管理人智者2 M1鬼火 M1白蜘蛛 (GOAL)右 M1透明布↑紅箱(透明布)左 Lv4古魯瓦爾多↑Exp 透明布Exp 管理人智者3 M1鬼火 M2黑色司書↑50Gem (GOAL)右 M1夜光鳥↑紅箱(夜光鳥)左 Lv4阿貝爾↑Exp 夜光鳥Exp 管理人智者4 M2黑色司書↑綠箱(槍3) 右 M1狼人左 M1白色引者↑30Gem (GOAL)Lv3弗雷特里西↑紅箱(L1弗雷特里西) 槍3弗雷特里西 管理人智者5 M1鬼火 M1白蜘蛛 (GOAL)右 L2瑪格莉特↑藍箱(精靈之藥)左 M1白蜘蛛↑30Gem 精靈之藥 管理人智者6 M1鬼火 M2黑色司書↑50Gem 右 L1薩爾卡多↑藍箱(白色石楠1)左 M2黑色司書↑50Gem 白色石楠1 秘密的魔導書1 50Gem 右 紅箱(鐵幣)左 紅箱(鐵幣) 右 紅箱(銅幣)左 紅箱(銅幣) (GOAL)紅箱(鐵幣) 鐵幣銅幣 秘密的魔導書2 30Gem 右 紅箱(銀幣)左 紅箱(金幣) 右 紅箱(鐵幣)左 紅箱(銅幣) (GOAL)紅箱(銀幣) 銀幣金幣鐵幣銅幣 秘密的魔導書3 紅箱(銅幣) 右 紅箱(銀幣)左 紅箱(鐵幣) (GOAL)紅箱(靈魂的碎片) 銅幣銀幣鐵幣靈魂的碎片 與屍共眠的賢者1(BOSS) M2黑色司書↑50Gem 右 M2吸血鬼領主↑綠箱(詛咒術1)中 M2雙頭骸犬↑50Gem左 M2海蛆↑綠箱(劍3) 右 M3骸骨將軍↑紅箱(骸骨將軍)左 M3綠騎士↑紅箱(綠騎士) (BOSS)M1白色引者↑紅箱(白色引者) 詛咒術1劍3骸骨將軍綠騎士白色引者 與屍共眠的賢者2(BOSS) M2黑色司書↑紅箱(黑色司書) 右 M3妖蛆↑100Gem中 M3吸血姬蕾米雅↑綠箱(詛咒術2)左 M2海蛆↑紅箱(海蛆) 右 M3日光鳥↑紅箱(日光鳥)左 M3金哨兵↑紅箱(金哨兵) (BOSS)M2黑色司書↑紅箱(黑色司書) 黑色司書詛咒術2海蛆日光鳥金哨兵 與屍共眠的賢者3(BOSS) M2黑色司書↑綠箱(槍3) 右 M3永夜夢魔↑綠箱(機會2)左 M3妖蛆↑綠箱(劍4) M3妖蛆↑綠箱(劍4) (BOSS)M3食屍鬼的賢者↑紅箱(食屍鬼的賢者) 槍3機會2劍4食屍鬼的賢者 2小時 搜到與屍共眠的賢者3 - 名無しさん 2016-04-03 10 45 49 #潼焰闌申請寄出去了喔~ - gogomark 2016-05-17 21 40 31 搜到一個閃閃,需要的留ID吧,兩三天之後上來看 - 好心人 l 2016-05-21 23 31 15 搜到一個閃閃,需要的留ID吧,兩三天之後上來看 - 好心人 2016-05-21 23 31 36 跪求閃閃 ID Q喵白Q - 名無しさん 2016-06-28 21 40 17 boss3掉的物品也太廢了吧 - diss忙內 2016-07-06 18 04 35 想遇見Boss好難@@ - 名無しさん 2016-07-13 00 36 29 上次16小時有搜到boss3 - diss忙內 2016-07-13 01 59 50 請問有人需要閃閃嗎?請留ID - 名無しさん 2016-10-18 16 07 02 請問上面的人,閃閃還在嗎? 如果還在,可以給我嗎? id 雲明已曉 - 名無しさん 2016-12-14 00 16 32 名前 ※請玩家避免在WIKI貼交易文(包括求角求BOSS圖),把留言區留給提供資訊的玩家謝謝(詳見首頁公告)
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女がた 一 晩秋(おそあき)の晴れた一日が、いつか黄昏(たそが)れて、ほんのりと空を染めていた夕映も、だんだんに淡(うす)れて行く頃だ。 浅草今戸(いまど)の方からあ、駒形(こまかた)の、静かな町を、小刻みな足どりで、御蔵前(おくらまえ)の方へいそぐ、女形(おやま)風俗の美しい青年(わかもの)――鬘下地(かつらしたじ)に、紫の野郎帽子、襟(えり)や袖口(そでぐち)に、赤いものを覗かせて、強い黒地の裾に、雪持の寒牡丹を、きっぱりと繍(ぬ)わせ、折鶴のついた藤紫の羽織、雪駄をちゃらつかせて、供の男に、手土産(てみあげ)らしい酒樽(たる)を持たせ、うつむき勝ちに歩むすがたは、手嫋女(たおやめ)にもめずらしい﨟たけさを持っている。 静かだとはいっても、暮れ切れぬ駒形通り、相当人の行き来があるが、中でも、妙齢(としごろ)の娘たちは、だしぬけに咲き出したような、この優(やさ)すがたを見のがそう筈がない。 折しも、通りすがった二人づれ――対(つい)の黄八丈を着て、黒繻子(くろじゅす)に緋鹿(ひが)の子と麻の葉の帯、稽古(けいこ)帰りか、袱紗包(ふくさづつみ)を胸に抱くようにした娘たちが、朱骨の銀扇で、白い顔をかくすようにして行く、女形を、立ち止って見送ると、 「まあ、何という役者でしょう?見たことのない人――」 「ほんとにねえ、大そう質直(じみ)でいて、引ッ立つ扮装(なり)をしているのね?誰だろう?」 と考えたが、 「わかったわ!」 「わかって?誰あれ?」 「あれはね、屹度(きっと)、今度二丁目の市村座に掛るという、大阪下りの、中村菊之丞(なかむらきくのじょう)の一座(ところ)の若女形、雪之丞というのに相違ないでしょう――雪之丞という人は、きまって、どこにか、雪に縁のある模様を、つけているといいますから――」 「ほんにねえ、寒牡丹(かんぼたん)を繍わせてあるわ」 と、伸び上るようにして、 「一たい、いつ初日なの?」 「たしか、あさッて」 「まあ、では、じき、また逢(あ)えるわねえ。ほ、ほ、ほ」 「いやだ、あんた、もう贔屓になってしまったの」 二人の娘は、笑って、お互に袂(たもと)を撲(ぶ)つまねをしながら、去ってしまった。 美しい俳優は、そうした行人の、無遠慮な囁(ささ)やきを、迷惑そうに、いつか、諏訪町(すわちょう)も通り抜けて、ふと、右手の鳥居を眺めると、 「おや、これは八幡(まん)さま――わたしは、八幡さまが守護神(まもりがみ)――ねえお前は、この、お鳥居前で待っていておくれ――御参詣をして来ますから――」 と、供(とも)に言って、自分一人、石段を、小鳥のような身軽さでちゃらちゃら上って行った。 八幡宮の、すっかり黄金色に染って、夕風が立ったら、散るさまが、さぞ綺麗(きれい)だろうと思われる大銀杏(おおいちょう)の下の、御水下(みたらし)で、うがい手水(ちょうず)、祠前(しぜん)にぬかずいて、しばし黙禱(もくとう)をつづけるのだったが、いつかれる神が武人の守護神のようにいわれる八幡宮、おろがむは妖艶(ようえん)な女形――この取り合せが、いぶかしいといえば、いぶかしかった。 礼拝(らいはい)を終って、戻ろうとしたこの俳優(わざおき)――ハッとして立ち止った。 思いがけなく、銀杏の蔭から声を掛けるものがあったのである。 「これ、大願。一そう根を詰めねば成就いたさぬぞ」 二 不意に、奇怪なことを銀杏の樹蔭からいいかけられて立ちすくんだうら若い女形――胸の動悸(どうき)をしずめようと、するかのように、白い手で、乳のあたりを押えたが、つづけて、皺枯(しゃが)れた声が、言いつづける。 「人のいのちは、いつ尽きるか分らぬもの――そなたの大望、早う遂げねば、悔ゆることがあろうよ」 女形は、右の手に持っていた銀扇を、帯の間に――そのかわりに、どうやら護り刀の柄(つか)に、そっと、その手を掛けたかのよう――四辺(あたり)を見まわして、ツカツカと、声のする方へ行った。 そこには、小さな組み立ての机、筮竹(ぜいちく)、算木で暮す、編笠(あみがさ)の下から、白い髯(ひげ)だけ見せた老人が、これから商売道具を並べ立てようとしているのであった。 「御老人」 と、澄んだ、しかし鋭い調子で、 「只今(ただいま)のお言葉、わたくしへでござりますか?」 老人は、細い身を、まっすぐに、左手(ゆんで)で、しずかに、白髯(はくぜん)をまさぐったが、 「左様――そなたの人相、気魄(きはく)をうかがうに、一かたならぬ望みを持つものと観た――と、いうても驚くことはない――わしは、自体他人の運命(さだめ)を占のうて、生業(なりわい)を立つるもの――何も、そのように驚き、狽(あわ)て、芸人にも似合わしからぬ護り刀なぞ、ひねくるには及びませぬよ。は、は、は、は、は」 錆(さ)びた笑いに、一そう脅(おびや)かされたように、右手を帯の間から出して、白い頰(ほお)に持って行ったが、 「ほんに、恐れ入りました御眼力――いかにも、わたくしは、並み並みならぬ望みを持ちますもの――」 と、つつしんで言って、 「ところが、只今、うけたまわれば、人のいのちは、限りがあるものとのお言葉――では、わたくしは、望みを遂げませぬうちに、この世を去らねばならぬのでありましょうか?」 「そこまでは、わしにも言えぬ」 と皺枯(しゃが)れた声が、突き放すように言ったが、 「が、しかし、そなたの寿命ばかりではない。相手の寿命ということも考えねばならぬ」 「えッ!相手の寿命?」 女形は、低く、激しく叫んだ。彼の、剃り痕(あと)の青い眉根(まゆね)がきゅッと釣って、美しい瞳が険しくきらめいた。 「左様、そなたは、大方、他人のいのちを狙うている――」 老人は落ち着いた調子で、つづけて、 「しかも、一人、二人のいのちではない――三人、四人、五人――あるいはそれ以上、その人々の中、手にかけぬうち失(う)せるものがあったら、さぞ口惜しかろうが――」 「一たい」 と、青年(わかもの)は、老人が前にした高脚の机に、すがり寄って、 「一たい、あなたは、どのようなお方でござります――わ、わたくしが何者か、御存知なのでござりますか?」 すッかり、血相が変って、又も帯の間の懐剣の柄に、手をかけて叫ぶのを、騒がず見下す老人、 「はて、いずれの仁かな?が、わしにはそなたの護り袋の中の、大方、父御’ててご)の遺言(ゆいごん)らしいものの、文言(もんごん)さえ、読めるような気がするのじゃ」 三 老人の言葉は、いよいよ出でて、いよいよ奇怪だ。 その怪語に、一そう急き立つ青年女形(わかおやま)を、彼は皺ばんだ、細長い手を伸べて、抑えるようにして、 「その父御の遺言の文句は、随分変妙なものであろう――他人が、ちょいと覗いただけでは、何をいうているやらわからないような、気違いじみたものらしいな。どうじゃ、お若いお方、違うかな?」 と、言って、今は、まるで放心したように、目をみはり、脣を開けて、うっとりと突ッ立ってしまった相手を眺めたが、急に、ぐっと編笠(あみがさ)に蔽(おお)われた顔を突き出して、囁(ささや)くように―― 「その、呪文のような文には、こう書いてあるに違いない――(口惜(くちお)しや、口惜しや、焦熱地獄(しょうねつじごく)の苦しみ、生きていがたい、呪わしや土部、浜川、横川――憎らしや、三郎兵衛、憎らしや広海屋――生きて果てて早う見たい冥路(よみじ)の花の山。なれど、死ねぬ、死ねぬ。口惜しゅうで死ねぬ、いつまでつづく、この世の苦艱、焦熱地獄)――たしか、こんなものであろうな?お若いお方」 サーッと、青ざめた若者は、口が利けなくなったように、土気いろの唇を、モガモガやったが、やっとの事で、 「あなたはどなた様?この私さえ、それを見るのが恐ろしゅうて、覗こうともせぬ、護り袋の秘文――狂うた父が、いつ気が静まった折に書きのこしたか、死後に遺っておりました文――それを、あなたが、まあ、どうして?」 と、吃(ども)り、吃り身を震わせながら言うのを聴くと、編笠の中で、かすかな、乾いた笑いがきこえたようであった。 細長い指が、顎(あご)の紐を解くと、白髯ばかり見えていた、易者の面相が、すっかり現れる。 すっかり禿げ上った白髪を総髪に垂らして、額に年の波、鼻隆く、褪(あ)せた脣元(くちもと)に、和らぎのある、上品な、六十あまりの老人だ。 じーっと、穴のあくほど、みつめる女形。 老人の顔が、何とも言えず、懐しげな、やさしげな微笑の皺で充たされると、はじめて思い出したように、 「お!あなたさまは、孤軒(こけん)先生!」 「ウム、思い出したかな?」 と、相手は、ますます楽しげだ。 役者は我を忘れたように、高脚の机をまわって、老人にすがりつくようにして、 「わたくしとしたことが、大恩ある先生と、お別れして、たった五年しか経たないのに、お声を忘れるなぞとは――でも、あんまり思いがけなかったものでござりますから――」 美しく澄んだ目から、涙がハラハラと溢(あふ)れて、白い頰を流れ落ちる。 「おなつかしゅう御座りました――だしぬけに、大阪島の内のお宅から、お姿が無くなって以来どのようにお探し申しましたことか――」 「あの当時、とうに退(ど)こうと思うていた大阪――そなたを知って、訓育が面白さに、ついうかうかと月日を送ったものの、そなたに入要なだけの学問は授けるし、もうこれで役が済んだとあれからまた、瓢々四方(ひょうひょうよも)の旅――は、は、とうとう、今は、江戸で、盛り場、神社仏閣のうらない者――が、久々で、めぐりあえて、うれしいのう」 老人は、笑みつづけて、青年俳優をしげしげと見たが、 「中村菊之丞一座花形の雪之丞、津々浦々に聴えただけ、美しゅうなりおったの」 四 雪之丞と呼ばれる役者は、大そう美しゅうなった――と、讃められて、小娘のように、ポッと頰を染めたが、つくづく相手を見上げて、 「でも、先生も、ちっともお変りなさいません――それは、お髪(ぐし)や、お髯は、めッきり白うお成りなさいましたけれど――」 「わしの方は、もう寄る年波じゃよ。が、兎(と)に角、生きていることは悪うない。そなたに、こうして邂逅(めぐりあ)えたのも、いのちがあったればこそじゃ」 と孤軒先生なる老人は笑ましくいったが、いくらか、眉をしかめるようにして、 「わしはそなたも知っての通り、風々来々の暢気坊(のんきぼう)、世事一切に気にかかることも無いのだが雨の日、風の日、そなたの事だけは、妙に思い出されてならなんだ――もしや、若気のいたりで、力及ばずと知りながら、野望(のぞみ)に向って突進し、累卵(るいらん)を厳壁(がんぺき)になげうつような真似をして、身を亡ぼしてくれねばよいが――と、思うての――」 「師匠菊之丞からも、よくそれをいい聴かされておりますれば、これまでは、我慢に我慢をいたしておりましたが」 と、いいかけたとき、久しぶりに旧師と邂逅して、和らぎに充たされた若者の面上には、またも苦しげな、呪わしげな表情が返って来た。 老人は、ジッと見て、 「我慢を重ねて、来たが、もう我慢が成らぬと申すか?」 「はい、この大江戸には、父親を、打ち仆(たお)し、蹂(ふ)み躪(にじ)り、狂い死をさせて、おのれたちのみ栄華を誇る、あの五人の人達が、この世を我が物顔に、時めいて暮しております。それを、この目で眺めたら、とても怺(こら)えてはおられまいと、師匠も、大方、今日まで、わたくしの江戸下りを、止めていてくれたのでございましょうが、今度、一緒に伴れて来てくれましたはあの仁も大方、もうわたくしに、望みを晴らせよ――と、許してくれたのだろうと思います。それゆえ、遠からず、たとえ力は叶わずとも、思い切ッて起ち上ります覚悟――その一生の瀬戸際に、ふと、八幡宮に通りかかり、祈念のためぬかずいての帰り、先生にお目にかかれまして、こんな嬉しいことはござりませぬ」 青年俳優の眉目(びもく)には、最近一身一命をなげすてて、大事にいそごうとするものだけが現す、あの勁(つよ)く、激しく、しかも落ちついた必死、懸命の色が漲(みなぎ)るのであった。 「それもよかろう――」 と制(と)めもせず、老人はうなずいた。 「しかし、大事は、いそいでも成らず、いそがずでも成らず――頃合というものがある。変通自在でのうてはならぬ。その辺の心掛けは、夙(とう)から訓(おし)えて置いたつもりゆえ、格別、案じもせねど、また、何かと、このようなじじいでも、頼りになるときがあらばたずねて来るがよい」 「いつも、このお社(やしろ)に御出張でございますか?」 「いや、例の風来坊――が、大恩寺前で、孤軒と訊けば、犬小屋のような住居におる。さ、売出しの女形に貧乏うらないが長話、人目に立っては成らぬ、去(い)になされ」 「実は、これから、御存知の剣のお師匠、脇田先生へ、お顔出しいたそうとする途中でござりまする。いずれ、では、大恩寺前とやらへ――御免(ごめん)蒙(こうむ)りまする」 深まった黄昏の石段を、雪之丞役者は、女性よりも優美な後姿を見せて下りて行った。 五 雪之丞が八幡宮鳥居前に待たせてあった、角樽(つのだる)を担がせた供の男に案内させて、これから急ごうとするのは、縁あって、独創天心流の教授を受けた、脇田(わきた)一松斎(しょうさい)の、元旅籠町(もとはたごまち)道場(どうじょう)へだ。 紫の野郎帽子に顔を隠し、優にやさしい女姿、――小刻みに歩み行く、﨟(ろう)たけたこの青年俳優の、星を欺(あざむ)く瞳の、何と俄に凄じい殺気の帯びて来たことよ! 彼の胸は、不図(ふと)、八幡宮境内で邂逅(かいこう)した、奇人孤軒先生のある暗示多い言葉を聞いてから、日頃押さえつけて来た、巨大な仇敵に対する復讐心(ふくしゅうしん)に、燃え立ち焦れ、動乱し始めているのだった。 代々続いた長崎の大商人、その代々の中でも一番(ばん)温厚(おんこう)篤実(とくじつ)な評判を得ていたと云う、親父(おやじ)どのを、威したり、すかしたりして、自分たちの、あらぬ非望に引き入れて、しかも最後に、親父どのだけに責を負わせ、裏長屋に狂い死させた、あの呪わしい人達が平気な顔で揃いも揃って、栄華を極めている、その江戸へ、やっと上って来ることが出来たこのわたしが、どして手を束ねていられよう。孤軒先生、わたしは屹度(きっと)戦います。戦わずに置きませぬ。見ていらしって下さいませ――。 彼は胸の底で、誓うように呟き続ける。 中村菊之丞の愛弟子雪之丞――生れついての河原者ではなかった。長崎人形町の裏長屋で、半ば耄(ぼ)け果てた、落ちぶれ者の父親とたった二人、親類からも友達からも、すっかり見捨てられ尽して、明日のたつきにも、困(こう)じ果てていた時、その頃これも名を成さず、陋巷(ろうこう)に埋もれていた場末役者の、菊之丞に拾われて、父なき後は、その人を親とも兄とも頼んで、人となって来た彼なのだった。 それなら何故に、長崎で代々聞えた、堅気な物産問屋(ぶっさんどんや)、松浦屋清左衛門程の男と、その倅(せがれ)が、食うや食わずやの場末小屋の河原者の情にまであずかるように成り果てたのであったろう? すべてが、商売道に機敏で鳴った同業、広海屋を謀師とした、奉行代官浜川平之進、役人横山五助――それからおのが店の子飼の番頭、三郎兵衛の悪行で、汎(あら)ゆる術策を揮(ふる)って、手堅さにおいては、長崎一とおわれていた、清左衛門を魔道に引き入れ、密貿易を犯させて、彼等自身が各各の大慾望を遂げてしまうと、長崎奉行役替りの時期が来て、その罪行が暴露するのを怖れ、清左衛門一人に、巧に罪をなすりつけ、家は欠所、当人追放、一家離散で、けりをつけてしまったればこそだった。 雪之丞はその当時、まだ七つ八つのあどけない頃で、何故、ある晩、あの美しく、優しい母が咽喉(のど)を突いて死んでしまったのか、あの大きな奥深い家から、突然、父親とたった二人、狭い小さい汚(きたな)びれた、裏長屋の一軒へ、移り住まねばならなかったのか、また、あの何時も静かな微笑をたたえて、頭を撫でてくれたり、抱いてくれたりした父親が、ともすれば最愛の、いたいけな倅に拳固(こぶし)を上げたり、かと思えば、何やらぶつぶつ独り言をいって、男だてらにほろほろと涙を流したりするようになったのか、まるで、見当もつかなかった。 ただ、今でもはっきり目に映るのは、その頃雪太郎と呼ばれていた、いとけない一少年に過ぎなんだ自分が、そうした父親の、不思議な挙動に目を瞠(みは)って、凝っと見詰めては、父親が泣き出すと、自分も一緒にしくしくと、何時までも泣き続けていた、黄昏の灯のない裏屋の中のあまりに侘(わび)し気な風情(ふぜい)だった。 六 雪之丞は、もっと悲しいことを思い出す――寒い寒い真冬の夜更けだったが、その日一日、物をもいわず、薄い寝具の中に潜り込んだまま、死んだようになっていた父親が出し抜けにもくりと布団(ふとん)に起き上って、血走った目で宙を睨み、 「口惜しい奴等だ。憎い奴等だ。口惜しがっても憎らしがっえも、生きたままではどうにもならぬ。わしは死んで取り殺すぞ。可愛い女房まで自害をさせ、この清左衛門の手足をもぎ、口を塞(ふさ)ぎ、浅ましい身の上に落した奴等、――どうしてこのままに置くものか」 と、呻(うめ)きながら、枕元で途方に暮れている、吾が子をぎょろりと睨(にら)むように見詰めると、枯木のように痩せ細った手で、引き寄せて、 「俺は死ぬぞ、雪太郎。死んでお前の胸の中に魂を乗り移らせ、お前の手で屹度あやつ等を亡ぼさずには置かぬのだ」 と、世にも凄まじい調子で呟くと、わが子の身体を、ぐーっと抱きしめた。と思うと、突然、 「ううむ」 と、いうような唸り声を立てると同時に目をつり上げ、頭髪(かみ)を逆立て、口尻からだらだらと血を流し始めた。 雪之丞の雪太郎は、年はもゆかぬ頃、舌を嚙(か)んで狂い死にの、その臨終(いまわ)の一刹那とも知らず、抱きしめの激しさに、形相の怖ろしさに、ぐいぐいと締めつける、骨だらけの腕(かいな)の中から、すり抜けて思わず壁ぎわまで遁(に)げ出し、ぺたりと坐って、わあわあ泣き始めた。 そこへ、入口の建てつけの悪い戸が開いて、顔を出したのが、毎晩小屋の戻りには、何かあたたかい物の、竹の皮包でも提げて、見舞ってくれる、場末役者の菊之丞だった。 菊之丞は、この有様を眺めると、持っていた包を投げ出して、清左衛門を抱き起した。 顎から胸へかけて、夥(おびただ)しく血を流し、いまはもう、目を逆釣らせてしまった、哀れな男の顔を窺き込んで、菊之丞は涙をこぼした。 「とうとう、おやりなすったな!無理はござりません。御尤もです。松浦屋ともいわれた方が、役人や、渡世仲間や、悪番頭の悪だくみにはめられて、代々の御身代あ奪い取られ、如何に密貿易の罪をきたとはいえ、累代(るいだい)御恩の子分児方さえ、訪ねて来る者もない始末。点にも地にも見放されなすって、死んで仇を呪い殺そうとなさるのは、当然です。如何なる御縁かわかりませぬが壁(かべ)一重(え)に住んで、御懇意(ごこんい)申すようになった、この菊之丞、日頃の御心持は、よく知っております。身分違いの河原者、しかも、世の中に名も聞えぬ、生若い身にはごじあますが、痩(や)せ腕ながら菊之丞、屹度、雪太郎坊ちゃまを、お預かりいたし、必ず御無念を、このお子の手で晴らさせて御覧に入れます」 ほんに、どのような宿世(すくせ)であったか、その晩以来、雪太郎は、菊之丞の手に引き取られて、やさしい愛撫(あいぶ)を受ける身となったのだ。 菊之丞は、大方、松浦屋の旦那が、草葉の陰から、力添えをして下さるからだ、――と、時々、雪太郎だけには囁いたが、その後めきめき芸が上って、雪太郎は十二、三になる頃には、だんだん世上に名を聞え、いつか、大阪の名だたる小屋を、常小屋とするまでの、名優となることが出来たのだった。 雪太郎は十二の年雪之丞という名を貰って、初舞台。子役として芸を磨きながら、一方では菊之丞の心入れで、武芸、文学の道に突き進むことが出来たのだ。 七 その頃雪之丞の師匠だったのが、つい今し方、八幡さまの境内でめぐり合った、奇人孤軒先生――そして、剣道の師範がこれから訪ねて行こうとする、今はこれも、江戸へ出て御蔵屋敷の近くに、道場を構えている、脇田一松斎なのであった。 雪之丞は東下(あずまくだ)りをしたばかりの、今日、この二人の恩人たちに、会うことが、出来たということが、何となく、幸先がいいように思われる。 ――これも大方、日頃からの信心の、八幡宮の御利益だろう。 と、呟(つぶや)いたが、直ぐ首を振って、 ――いやいや、人間一生の大悲願、恩人でも師匠でも、頼にしてはかないはせぬ。矢張り、身一つ、心一つで、どんな難儀にもぶッつかれ――それが、あの方々の、日頃の御庭訓でもあったのだ―― そんなことを思いながら、道案内の供を先に、もうとっぷりと暮れかけた、御蔵前を急いで行くと、突然、つい鼻先で、 「無礼者!」 と、叫ぶ。荒くれた一声。 吃驚(びっくり)して見上げると、腰を屈(かが)めた供の男の前に立ちはだかった一人の浪人――月代(さかやき)が伸びて、青白い四角な、長い顔、羊羹色(ようかんいろ)になった、黒い着付けに、茶黒く汚れた、白博多(しろはかた)の帯、剝(は)げちょろの大小を、落し差しにした、この府内には、到るところにうようよしている、お定まりの、扶持(ふち)離れのならず士(さむらい)だ。 供の男は、くどくど詫び入っている。 雪之丞は俯向(うつむ)いて、考えごとをして歩いていたので、何も気がつかなかったが、供の男が、通りすがりに、この素浪人の袖たもとに、思わず触れたものであったろう? ならず士は、いきり立つ。 「武士たる者に、けがわらしい。見れば貴様は、河原者の供ではないか。身体に触れられて、その儘では措けぬ。不愍(ふびん)ながら手打にするぞ」 「何分、日暮れまぐれの薄暗がり、あなたさまが横町から、お出になったに気がつきませず、お召物のどこぞに、触ったかも知れませぬが、それはこちらの不調法、どうぞ、お許し下さいませ」 と、供の男は、ひたすら詫びている。 「何?気がつかなかっと?その一言からして、無礼であろう。さては貴様は、この方が余儀ない次第で、尾羽打ち枯らしている故に、士がましゅう思わなんだというのだな。いよいよ以て聞き捨てならぬ。それへ直(なお)れ」 と、猛り喚(わめ)く。 雪之丞は、困惑した。江戸にはこうした無頼武士がはびこって、相手が弱いと見ると、何かにつけて言いがかりをつけ、金銭をゆするはおろか時によると、剣を抜いて、挑(いど)みかけることもある故、気をつけるがいいと、いわれていたが、早くも、かような羽目に落ちて、どうさばきをつけたらよいか、途方に暮れた。 それに、この浪人の脣(くち)から漏れた、河原者という一言がぐっと胸にこたえたので、平謝(ひらあやま)りに謝るのもいまいましかったが、虫を押えて、一歩進み出た。 「これはこれは、お士さま。供の者が何か御無礼をいたした様子、お腹も立ちましょうが、御堪忍(ごかんにん)あそばして、赦してやって下さいませ」 と、丁寧に挨拶する雪之丞の、たわやかな姿を、素浪人は、かっと見開いた、毒々しい目でぐっと睨(ね)め下した。 八 おどおどと、恐怖にみたされて、腰も抜けそうに見える供の男を、いつか後に囲うようにした雪之丞は、浪人者の毒々しい視線を、静かな、美しい瞳で受けながら、重ねて詫びた。 「何分、わたくしは、御当地に始めての旅の者、殊更、取り急ぎます日暮れ時、何事もお心寛(ひろ)うお許し下されますよう――」 「ううむ――」 と、浪人者は呻めいた。 「重ね重ね奇怪だ、無礼だ。身分違いの身で、土下坐でもして謝るならまだしも、人がましゅうし目の前に立ち塞がって、それなる奴を、かばいだてしようなどとはあ、いよいよ以て許されぬ。それへ直れ、押し並べて、二人とも成敗する」 雪之丞は、微塵(みじん)も、怖れは感じなかった。相手の面構え、体構えに、本気で刀を抜こうとする気合が、籠(こも)っていないのは勿論――よしんば、斬りつけて来たにしろ、たかの知れた、腕前なのも見抜いている。 ――この男、威しにかけて、いくらか、黄金(こがね)をせしめる気だな―― 人気渡世の女かた――殊更、始めて上った江戸。こんな奴を相手にするより、小判の一枚も包んだ方が、とくだとは思ったが、尾跳ね打ち枯らして、たつきに困ればとて、大刀をひねくりまわし、武力に愬(うった)えて、弱い物から飲み代(しろ)を、稼ごうという了簡(りょうけん)を考えると、人間の風上に置けない気がした。その上、辛抱がならないのは、天下の公道で、二言めには、河原者の、身分違いのと、喚き立て、言い罵(ののし)るのを聞くことだった。 ――何が、身分違い、河原者。舞台の芸に心を刻み、骨を砕き、ひたすら、一流を立て抜こうとする芸人が、押し借りの強請(ゆすり)の悪浪人と、何方(どっち)が恥ずべき境涯(きょうがい)なのだ―― そう思うと、腕に覚は十分ある身、取って伏せたいのは山々だったが、 ――いやいやここで腕立てなどしたら、師匠の迷惑は言うまでもなく、殊更、自分は、大望ある身体、千丈の堤も蟻の一穴、辛抱だ―― と、胸を撫でて、 「では、こうして、お詫びいたします程に、お通しんされて下さりませ」 雪之丞は、膝まずいて、白くしなやかな指先を、土の上に並べてついた。 「何?(では)だと?」 と、浪人は笠にかかって、 「では――とは何だ?心から済まぬと思うなら、そのような言葉は出ぬ筈だ。許されぬ。堪忍ならぬ」 と、大刀の鯉口(こいぐち)を切って、のしかかる。 夕まぐれとは言え、人通りの絶えぬ巷。いつか、黒山のように、人立ちがしているが、如何にも相手が悪いので、雪之丞たちに、扱おうとする者もない。 雪之丞は、本当に刃が落ちて来たなら、降りかかる火の粉。引っぱずして、投げ退けようとじっと気合を窺(うかが)いながらも、胸の中は煮えくり返った。 ――大道の泥に、手を突かせられ、人さまの前で、辱(はず)かしめられるのも、もとはと言えば、役者渡世に、身をおとしていればこそ、それもこれも、みんな、呪わしいあの悪人共が、親父どのを、悲しい身の上に、蹴落(けおと)したからだ。この浪人を怨(うら)むなら、彼奴らを怨み抜け――。 浪人者も、騎虎(きこ)の勢い――止め手がないので、 「うう、おのれ――」 と叫ぶと、とうとう、腰を捻(ひね)ってギラリと抜いた。 九 浪人が抜いたと見るろ、雪之丞は大地に片手を突いたまま、片手で、うしろに踞(うずくま)ってわなないている供の男を、庇(かば)うようにしながら、額越しに上目を使って、気配を窺った。 雪之丞の、そうした容態(かたち)は、相も変らず、淑(しと)やかに、しかし、不思議に、五分の油断も隙もない気合が漲(みなぎ)って、どんな太刀をも、寄せつけなかった。 浪人は、まるで、電気にでも触れたように、パッと飛び退って、驚愕(きょうがく)の眼を見はった。 彼は、白刃を振りかぶったままで、 「ううむ――」 と、呻めいた。 勿論、この浪人、雪之丞を、真二つにする覚悟があって抜いたわけではない。が、相手の身体から迸(ほとばし)る、奇怪な、霊気のようなものを感じると、顔色が変った。 ――こりゃ、妙だ。この剣気はどうだ?が、この河原者、兵法に達しているわけはない。 彼は、そう心にいって、乗りかかった船、思い切って斬り下げようとしたが、駄目だった。振り下す刃は、ピーンと、弾き返されるような気がした。 「ううむ、――」 と、彼は、また呻めいた。 雪之丞は、さもしおらしく、片手を土に突いたままだ。 するとその時、取りまいた群衆の中から、 「うむ、面白いな。こいつあ面白いな」 と、言う暢気な声が聞えて、やがて、人山を割って、一人の職人とも、遊び人ともつかないような風体の、縞物(しまもの)の素袷(すあわせ)の片褄(かたづま)をぐと、引き上げて、左手を弥蔵(やぞう)にした、苦みばしった若者が現れた。 「おい、浪人さん――その刀は、どうしたんだ?赤鰯(あかいわし)ではねえということは、御連中さま、もうよく、お目を止められましたぜ、斬るならば斬る、おさめるなら、おさめる――どっちかに片づけたらどうだ?」 その吉原かぶりの若者は、ぞん気にいって、雪之丞をながめて、 「ねえ、役者衆――売り出しの身で、大道に手をついているのは、あんまりいい図じゃねえ。おいらが引き受けたから、さあ早く行くがいいぜ」 その言葉を聴くと雪之丞は、 「御親切はかたじけのうございます」 と、そう言いながら、チラと、若者を仰いで、すらりと身を起した。 「お言葉を従い、ではわたくしは、行かせていただきます。さあ、そなたも」 と、腰が抜けたような、供の男を促して、素早く人混みの中に、くぐり込んだ。 その彼の耳に響くのは、吉原かぶりの若者の、きびきびした啖呵(たんか)だった。 「さあ、お浪人、相手が変つたぜ、弁天さまのような女形のかわりに、我武者らな、三下じゃあ、変りばえがしねえだろうが、たのむぜ。その斬れ味のよさそうな刀の、始末を早くつけたらどうだ?」 雪之丞は、急に駆けるように急ぎ出した供の男の跡を追いながら、小耳をかしげていた。 ――あのお若い衆は、何者なのだろう?余程すぐれた、お腕前御練達の方に違いないが、それにしても、あの姿は? いつか彼はもう、御蔵役人屋敷前の、脇田一松斎道場の、いかめしい構えの門前に近づいていた。
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今作は最大100人までエディット武将が作成できる。 作成したオリジナル武将は争覇モードに登場させたり、自分の武将として参戦できる。 性別、顔、体型、防具、モーション、能力などを編集できる。 顔は髪、髪色、肌色、輪郭(目、鼻、口)、装飾の8項目。 体型は大まかなタイプ、身長(縦の長さ)、肉付き(横の長さ)を設定できる。 防具は頭、胸、腕、腰、足それぞれに数種類のものから選択できる。 モーションは既存武将の武器モーションを選択できる。 能力は能力タイプ、特殊技、カードから選択できる。 エディットでの「防具」は見た目だけで、防御力などは一切変化しません。 争覇モードをプレイ中にエディットを作った場合は、次回開始時からでないと参戦しないので注意。 例えばエディット武将で開始して、そのエディット武将を途中でモーション変更しても、次回以降の開始でないと反映されない。 エディット声優さん 【男性エディット】 純粋:宮坂俊蔵 熱血:村上京 楽天家:服巻浩司(馬超) 耽美:三浦祥朗(甘寧) 冷静&豪快:藤本たかひろ(『OROCHI』ブヒャア) 重鎮:山本圭一郎(徐晃) 侍:石川英郎(周泰) 老練:福原耕平(『戦パ』公家、『ガンダム無双Sp』武者Mk-II) 【女性エディット】 無邪気&冷静:庄司宇芽香 楽天家:小松里歌(貂蝉) 可憐&古風:佐藤朱(『三國志戦記2』呂玲綺、『決戦III』吉乃、竹千代) 活発:住友優子(甄姫) 勝気:嶋方淳子(小喬) 勇敢:笠原留美(月英) 妖艶:宇和川恵美(孫尚香) エディットパーツ 条件を満たせば増えていく。 またこの条件以外に、進行戦、防衛戦を5回やるごとに手に入るらしい。 同じ討伐依頼を無理にやらなくても、 被らない討伐依頼をやっていけばその内防具は集まりそう。 防具集めの為に同じ討伐依頼をやらなくてもいつかは揃いそう。 敵ボス(水滸伝の名前がついた)や護衛対象などが色々防具を 着てていろんな討伐依頼に出てくるので、その敵ボスを倒すと着てる防具もらえる感じ。 男 名称 条件 功夫系 男武将で五台山荒行か五台山組手か五台山達人行をクリア 水龍系 男武将で白波討伐をクリア 左道系 男武将で幻影兵騒動鎮圧をクリア 光輝系 男武将でサイ文姫警護かサイ文姫随伴かサイ文姫護衛をクリア 飛燕系 男武将で黒山賊討伐をクリア 藤甲系 男武将で異民族撃退か異民族討伐か異民族征伐をクリア 獣骨魔神系 男武将で鉄騎兵を打ち破れクリア 聖騎士系 男武将で裏切り0、下野0でクリア 女 名称 条件 朱夏道系 女武将で五台山組手か五台山荒行か五台山達人をクリア 帯魚系 女武将で白波討伐をクリア 導師系 女武将で幻影兵騒動鎮圧をクリア 春風芙蓉系 女武将でサイ文姫警護かサイ文姫随伴かサイ文姫護衛をクリア 飛鷹系 女武将で黒山賊討伐をクリア 闘衣系 女武将で異民族撃退か異民族討伐か異民族征伐をクリア 豹猫系 女武将で矢の雨を超えよをクリア 独角獣系 女武将で裏切り0、下野0でクリア 配信でも、エディット防具の追加がある模様。 『真・三國無双5 Empires』無料追加ダウンロードコンテンツ ■配信予定日: 5月28日 ■価格: 無料 ・エディット防具 師範セット(男性用) ・エディット防具 女傑セット(女性用) ・エディット防具 帝王セット(男性用) ・エディット防具 王妃セット(女性用) エディット例 エディットでこんな武将作って見た、という人は 名前とエディットパーツを書いてみてください。 ・無双5でリストラされた武将を作るとか。 姜維、ホウ徳、大喬、星彩、祝融など。 ・あと無双OROCHIの武将をつくるのもいい。 女カとか太公望とか、それっぽくは作れる。 ・女キャラエディットの時、グラマーを選択すればおっぱい大きくなります。 回転させて停止すると胸が揺れてる…?気がする。 ・女カ作成例 髪7色6肌1輪郭3目6鼻4口2装飾3 防具 頭・天仙麗帽 緑 胸・女傑鎧 緑 腕・王妃手袋 黄 腰・独角獣腰鎧 緑 足・女官靴 赤 ・お嬢さま風な女子大生 顔は上から18、6、1、1、1、3、2、0 体系背が低めで太さ中から1,2こ右 女武将で異民族撃退クリアにて藤甲鎧獲得を確認。男女関係なくランダムで貰えるもよう -- 名無しさん (2009-05-30 13 13 41) 豹猫系、エディット男キャラでプレイして出ました(仲間に女キャラ随伴) -- 名無しさん (2009-05-30 13 54 52) エディット♀でクリアして聖騎士ゲットしました、1回目のクリアで独角、2回目で聖騎士なので異性のモノも普通に集められる模様 -- 名無しさん (2009-05-31 10 43 28) 無双5張飛のかぶりもののような防具はないんですかね? -- 名無しさん (2009-06-02 20 33 23) 各防具の種類って上記の倍以上ある気がするけど -- 無双太郎 (2009-06-02 22 10 32) 討伐でも侵攻でも防衛でも各5回ずつクリアで男女関係なく独角、聖騎士、DLC以外の装備がどれでも貰える事を確認 -- 名無しさん (2009-06-02 22 16 40) ↑が書いているように単純に5回勝利毎に1つ。条件に関しては、独角、聖騎士しか存在しないかと。条件のヤツは単にNPC装備が出やすくなっているだけ、もしくは初回の討伐クリア時だけ確実にどれか1部位が入手できるようになっているか。 上記条件を一切満たさなくても5回に1つで入手できるし。逆に上記条件を満たしても得られない場合もある。よって、条件として存在するのは、独角、聖騎士だけではないかと。条件を満たしても丸々1セット入手するわけじゃないから、その辺の記載もすべきかと。 -- 名無しさん (2009-06-03 01 49 56) 帝王や師範などの防具をダウンロードして入手する方法を教えて下さい。 -- 名無しさん (2009-06-08 18 05 37) PSNからできる -- 名無しさん (2009-06-10 06 08 11) では、ゲーム中では手に入れることはできないのですか? -- 名無しさん (2009-06-11 21 43 58) 師範、女傑、帝王、王妃はゲーム本編のみでは絶対手に入りません。公式サイト行けば書いてありますよ -- 名無しさん (2009-06-12 02 48 32) ありがとうございます。こちらは携帯だからか、公式サイトには何も載っていません。 つまりこのセットはPCがないと入手できないのですか? -- 名無しさん (2009-06-12 21 34 28) ↑追記)コーエーモバイルナビには登録しているのですが、これと帝王セットなどのダウンロードは関係ないのですか? -- 名無しさん (2009-06-12 21 38 19) 携帯サイトは無関係、PS3はPSN、360はXBOXLIVE、どちらかに行かないと駄目 -- 名無しさん (2009-06-12 22 44 52) とりあえずゲームの本体をインターネットに接続できないとダウンロード系衣装は手に入れることはできません。 -- 名無しさん (2009-06-13 02 52 15) わかりました、ありがとうございました -- 名無しさん (2009-06-13 20 17 44) やっほー -- x (2010-02-06 14 15 39) ダウンロードで女性用で星彩セット、祝融セット。男性用でホウ徳セット、左慈セットがあります。 -- 時雨 (2010-02-06 21 02 43) ps3のダウンロードコンテンツにないんですが、どうすればいいのでしょう? -- 名無しさん (2010-03-15 12 09 38) 名前 コメント