約 586,337 件
https://w.atwiki.jp/projecter/pages/1234.html
番号 FJ11096 名前 魔力付与 読み まりょくふよ Lv 6 スター 種別 ストラテジー 【精霊を、殴り倒す、つもりなの?】○レベル5以下の「霊」か「妖怪」か「法術」か「精霊」の全員をエネルギーゾーンにリリースして置く。○夢(プランゾーンからプレイできる) ブロック 富士見書房 作品 魔法戦士リウイ レアリティ R
https://w.atwiki.jp/lute/pages/54.html
マップ情報 移動先 備考 水の湖 左の方にいる女性 仲間キャラ キャラクター 加入場所と条件 ニンニン 池を眺めている 幕田賢治 ニンニンの横にいる ムシャ 民家にいる 弟子五郎 ムシャの横にいる フレイムⅢ 一番奥にいる アルテマ アルテマ撃破後に仲間に ボス:アルテマ HP80000ダヒリーでアルテマバスターを撃破後にフレイムⅢに伝説の魔法戦士について聞くと戦闘。
https://w.atwiki.jp/tpc-document/pages/336.html
Chapter56「フレイ倒れる4:第三竜将イフリート」 サーモスとともにゴライアスに乗り、アルヴを発ってしばらく大空を進んだ。 目印となるものの少ない空の旅では地図が頼りだ。 魔導船での旅が一般的になった今では、行き先さえ魔法で指定してやれば、あとは船が自動でそこへ連れて行ってくれる。 しかし竜の背に乗ったり、こういう機械竜を使って空を往くなら、やはり地図が必要になってくる。それに方角を知るための魔法か道具も必要だ。 とは言っても、それは特定の場所を目指す場合の話。 今おれたちが探しているのは場所じゃない。 フレイ様を助けるために必要な解呪薬の材料となるのはメーの体液と風竜の鱗。 たしかにどちらもこの大空のどこかにいる存在だ。でもどこに? メーはこの大空を翼もなしに自由気ままに浮遊している。気軽につかまえて、晩ごはんの食材になったりするほどありふれた生き物だが、だからといってどこにでもごろごろ転がっているわけじゃない。 生き物なら必ずどこかに巣があるのだろうけど、メーの巣を見たことがある者は誰もいない。身近な生き物にもかかわらず、メーの生態には謎が多い。 風竜はムスペの火竜、ニヴルの氷竜などと違って特定の国に属さない、これまた自由気ままな存在だ。浮島で暮らしていたりすることもあるようだが、やはり長くは定住しないので、そのほとんどが住所不定だ。もし例えば手紙を送ろうとするなら、すごく困ることに違いない。 とにかくどちらも決まった場所にいるとは限らないので、とにかく手当たり次第に探して回るしかない。この目印も何もない、ただひたすら広いこの大空を。 途方に暮れそうになったが、おれにはサモ先輩という心強い味方がいる。先輩を連れてきたのは正解だった。なぜなら、彼女は熱の魔道士だからだ。 「ワタシは熱を視ることができます。トロウにかけられた呪いの副産物だけど、それがこんな役に立つなんてね」 サモ先輩は温度差を視覚的に見分けることができる。つまり、おれには夜明け前のこの空は深い青一色にしか見えないが、彼女はその一色の中に色々なものを見ることができる。何もない空に目印を見出すことができるというわけだ。 肉眼ではとても見えないような遠い場所、それもこんな夜の闇の中でも、彼女はしっかりと熱を見分けることができる。 さっそくサモ先輩が何かを見つけてくれたようだ。 「あっちに何か飛んでいる……。小さな群れです」 「よし、行ってみるっすよ」 ゴライアスを操縦して小さな群れのほうへと向かう。 群れの正体は数匹のメーだった。暗いおかげで気付かれずに近づくことができたので、簡単にメーを捕獲することができた。 このゴライアスは大型の機械で、燃料を激しく燃やして炎を吐き出して飛んでいるが、そのわりにはかなり音は静かで、さらに無駄な動きをしない機械なので、必要以上に空気を振動させないことで気配を察知されにくい。 変人だけど、どうやらあのグリムという機械技師の技術はホンモノだ。 まぁおれは他の機械技師を知らないから、本当にホンモノかどうかはわからないけど。 しかし、これで必要な材料のひとつは手に入った。群れを発見できたおかげで、必要になる量にも十分足りている。 「幸先良いっすね! この調子で急ぐっすよ。次は風竜の鱗っす」 「竜ね。それでは少し大きめの熱源を探ってみましょう」 風竜は飛ぶことに特化した竜で小柄な者が多い。少しでも空気抵抗を減らすために適応していった結果で、身体の表面積を減らしているとかなんとか、そういうことをクルスが言っていた気がする。 ヴァルトはやたらと図体が大きいけど、あれは特殊な例だ。 「…………見つけました! 左前方、少し離れてますが、あの形はおそらく竜でしょう。風竜だといいのですが」 「こればかりは会って確かめてみるしかないっすね」 「友好的だといいんですけど。素直に鱗をくれるかどうか」 「おれたちだけで戦って勝つのは難しいっすから、力ずくでってわけにはいかないっすもんね。今ヴァルちゃんがいれば、風竜どうし説得しやすそうなのに。いや、そもそもいたんなら、ヴァルちゃんから鱗もらったほうが早かったっすね」 「彼は図体が馬鹿でかいですからね。空でも目立つでしょうから、いっそ彼を探したほうがいいかもしれません。もしこれがハズレだったら、そっちを試してみましょうか」 「んじゃそれで頼んます。まぁとりあえず、まずはあっちに声かけてみるっすよ」 サモ先輩の見つけてくれた竜のほうへ向かっていくと、あちらもこっちに気付いたのか、自らおれたちのもとへと近寄ってくる。 顔を合わせたところで、ちょうど雲が流れて顔を出した月明かりが竜の姿を照らし出した。 現れたのは残念ながら風竜ではなかった。その姿や体色からおそらく火竜……だと思うのだけど。 「えっ? こんな火竜がいるんすか!?」 火竜というのは、おれは真っ先にセッちゃんを思い出すが、少なくとも背中に人が乗れる程度には大きな体格をしているはずだ。 しかし目の前に現れたのは、もしかしたらおれとほとんど身長が変わらないんじゃないか、と思うぐらい小さな火竜だった。子どもなんだろうか。 小さな火竜は興味深そうにゴライアスを眺めながら言った。 「おおおぅ? なんだこいつ。ゴツゴツしててヘンなやつだゾ。空にはこんなヘンテコな竜もいるのか。おい、なんかしゃべれ」 当然ながらゴライアスは機械なので、しゃべったりはしない。 「オレを無視すんのかぁ? 黙ってないで何か言え。さもないと燃やしちまうゾ」 小さな火竜は機械相手に一人でしゃべり続けている。 なんだか気の毒になってきたので、ゴライアスの背中側にあるハッチから顔を出して小さな火竜に話しかけることにした。 「それは竜じゃないっすよ。竜の形に似せてある機械……は竜には理解できないんだっけ。えーっと、つまりそれは鉄のゴーレムっす」 「む、人間! なんで一般人がこんなところにいるんだ。人間は全部、トロウ様が管理してるんじゃなかったのか。怪しい奴……名を名乗れ!」 「ト、トロウ様ぁ!?」 まずい。トロウを様付けで呼ぶなんて、さてはこいつ、敵に違いない。 小さいのであまり強くなさそうだが、今はフレイ様を救うのが最優先だ。こんなやつにかまってないで、早く風竜の鱗を探しに行かなくてはならない。 ならば、ここは適当にやり過ごしておくことにしよう。 「おちびちゃん、他人に名を聞くなら、自分から名乗るのが礼儀ってもんっすよ」 「む、そういうもんか。じゃあ名乗る。オレは第三竜将イフリート! トロウ様に選ばれた言わばエリートなんだゾ! 恐れ入ったか!」 「第三竜将!? 竜将ってヴァルちゃんやファフニールと同じ……?」 もしそれが本当なら大変な事態だ。出くわした相手はよりによって敵の幹部ということになる。あんなにちびっこいのに。 そういえば、ヴァルトが襲われてアルヴへ逃げてくる原因になったという話にでてきた敵が第三竜将イフリートだったような。やはりヴァルトはウソを言ってはいなかったのだ。 いや、それよりも、あのヴァルトが堪らず退散するような相手だ。 しかも第三竜将ということは、第五竜将のヴァルトや第四竜将のファフニールよりも上位の存在。もしかすると見かけによらず強いのかもしれない。 (ますますかまってられない相手っす。なんとかごまかして切り抜けないと……) 「おい、オレは名乗ったゾ。次はおまえが名乗れ」 「えーっと、おれは……」 「どうした。名乗れない理由でもあるのか? ますます怪しいゾ」 もちろん素直に答えてやるつもりはない。 ヴァルトが言うには、竜将は全員ラタトスクを持たされているので、この会話はいずれトロウの知るところとなる。だからどうせウソだということはすぐにばれてしまうが、今はこの場さえ切り抜けられればそれでいい。 「お、おれはっ! だ、第五竜将ゴリサーモンっす!」 口から出まかせで勢いで言ってしまった。 最初にゴライアスのことをゴリラと言い間違えて、サーモスのことはサーモンと呼んでしまった。それがやけに印象に残っていたのか、それが合体してしまった。 自分で言っといてナンだけど、さすがにこれはない。なんだゴリサーモンって。 「第五竜将だとぅ? それはヴァルトことのはずだ。ウソを言うな!」 「う、ウソじゃないっすよ! おれは、つまりその、最近新しくトロウ様に選ばれたんすよ! ほら、ヴァルトは竜将をクビになったじゃないっすか! だから、その穴埋めにおれが大抜擢されたってわけっすよ」 「ふーん……。そういうことか。だったらオレが知らないのも当然だな」 (あれっ、信じたの?) やった。こいつもしかしたら馬鹿なのかもしれない。 だとすればこれはチャンスだ。このままうまくごまかし切ってやる。 「そうそう! それで初めての任務をもらったんすよ! えーっと、そう。フレイ王子を見かけたらつかまえて来いとトロウ……様に命令されたっす」 敵の作戦がどうなっているのかは知らない。ただヴァルトがまだ敵だった頃に言っていたことをそのまま言ってみただけだ。しかし、下手なことを言うよりは無難な判断のはずだ。 それが功を奏してか、イフリートはすっかり信じ込んでいる様子で親しげに話し始めた。 「おー。そうかそうか。実はオレもこの前のが初めての任務だったんだ。それがヴァルトを粛清する役目でね。よく知らないけど、前任の第三竜将が抜けたばかりだったみたいで、オレがその後を継いだんだ。もしかしたらオレたち同期かもな?」 「そっすよ! たぶん同期っす!(知らんけど)」 「でも人間なのに竜将になるなんて珍しいな。人間だったら魔将の称号をもらうんじゃないのか。それともおまえも竜になるのか?」 「(おまえ、も……?)お、おれはその……こ、こう見えても本当は竜なんだぜ! 人間の姿に化ける魔法を使って敵の目を欺く作戦っす! 一般人のふりをして油断させておいて、その隙にこの鉄のゴーレムでぶちのめしてやるんすよ!」 「なるほどー。おまえ頭いいな」 そしておまえは馬鹿でよかった。 どうやらイフリートは第五竜将ゴリサーモンを完全に信じ切っているらしい。 あとは適当に話を合わせて解散する流れにもっていけば逃げ切れる。 そうだ、ものはついでだ。 ふと思いついて、おれはイフリートにこう聞いてみた。 「ところであんた、風竜の鱗とか持ってたりしないっすか?」 「ん? それもトロウ様に頼まれたのか」 「そうなんすよー。まとまった数が欲しいんすけど、おれ風竜が苦手でさー」 「あー……あいつら逃げ足速いもんな。だったらちょっと待ってろ。オレが集めて来てやるゾ。来る途中に邪魔だったんで何匹か殺したんだ。探せばまだどっかに死体が残ってるかも」 そう言ってイフリートは身を翻して飛んで行った。 この隙に逃げてしまおうかとも考えたが、数分としないうちにイフリートは両手いっぱいに風竜の鱗を持って帰ってきたのだった。 「適当にひっぺがしてきた。これで足りるか」 「あ、ありがとうっす……。これ、くれるんすか?」 「オレのほうがちょっとだけ先輩だからなぁ。やっぱり後輩にはいいところ見せておかないとな。じゃあオレも任務の途中だからこれで。またな、ゴリサーモン!」 そして敵対するフレイを救うためのものだとも知らず、風竜の鱗を手渡してイフリートはさわやかに去っていった。そんな後ろ姿を、おれは唖然としながら見送るのだった。 「……マジに馬鹿で助かったっす。敵ながら天晴れというかなんというか」 「セッテ、それで材料は集まったんですね? 王子のために早く戻りましょう」 「そうだった。きっとゲルダもキュアル草を持って待ってるっす。急ぐっすよ!」 それからすぐにアルヴへと引き返すと、ゴライアスをグリムに返してからゲルダと合流し、再びおれたちは錬金術師イアトロのもとへと集まるのだった。 Chapter56 END 魔法戦争57
https://w.atwiki.jp/magicwar/pages/20.html
◇基本ルール◇ 避難所でも行われています。規制されている方は避難所へどうぞ http //jbbs.shitaraba.net/internet/21657/ ID内の数字と特定のアルファベットで属性が決まる(魔法使いになる) 属性の数だけレベル(総合的な魔力の強さ)が上昇し、/の記号は魔力を飛躍的に高める また、魔法使いになれない場合は戦士となる。+の記号は戦士の身体能力を飛躍的に高める 1→炎 2→水 3→雷 4→木 5→煙 6→音 7→地 8→風 9→氷 0→鉄 A→光 B→闇 C→無 D→獣 /→魔力2倍(倍々形式で増加) XYZの3つ(順不同)→魔王 AB//の4つ(順不同)→聖 これらに当てはまらない場合→戦士(後述で商人にもなれる) +→戦士のみ身体能力UP あと上級魔族になることもある(後述) 注意 端末の数字や記号は無視されます。携帯利用者は特に注意 数値の例 ID d82U+2/i0→水水風×2 ID qiZYdaXrO→魔王 例ID Qeg/azbj0→戦士 目標や属性の詳しいルール等は 2以降やwikiを一読の事 IDで魔法戦記@ウィキ http //www23.atwiki.jp/magicwar/ 木は回復魔法、風は飛行、鉄は武器作成を行うこともできます。 また闇は霊や闇、毒を操り、無はテレポート、煙はガス状の魔法などを行えます。 獣は自分の体を一部(ランクによる)を獣化します。 なお無は他の属性(光闇は×)に変更出来る。元の無属性は扱えなくなり、変更も出来ない。 変換例 炎無 の 無 を 木 に変えた場合→ 炎(木) とする ◇武具の装備について◇ 入手方法は鉄に作ってもらうor商人から買う(炎で作った剣などは不可) また、【鉄】と他の属性を混ぜることによって、属性武器を作成できる あくまで『付加した属性の特徴を持った武器』であり、魔法を放ったり、自身の魔法を強化したりはできない。 武具の装備自体は誰でも可能だが、武具の扱いは戦士が秀でている 魔法使いの武具の扱いは普通の現代日本人程度 属性の無い武器に限り、魔法によって「一時的に」属性を付加することが可能 ※銃火器も一応作成は可能です、しかし科学技術があまり発展していない世界です マシンガンのような近代の銃は作れません。詳細はwiki 【戦士】 魔法が扱えない物理攻撃に特化した職業。 魔法使いよりも肉体能力は上だが、魔法戦記では 戦闘能力では魔法使いに及ばない。他の魔法使いと手を結び、武器や支援魔法を得ることにより 飛躍的な能力向上が見込める。+の数だけ肉体能力は上昇する 【商人etc...】 強くない戦士(+を持っていない)は金銭や物品を扱う仕事に就くことも出来る ※魔法使いや+を持つ戦士は原則として商人にはなれません XYZの属性【魔王】 [相性:○炎水雷木煙音地風氷鉄×聖] 全ての属性+時を操り時空を曲げる魔法を扱える。全知全能の力を持つ 世界を滅ぼす存在とされており、魔法使い達は全力で立ち向かわなければならない XYz Xyz xyz xYZ xyZ XyZ xYz(順不同)の属性【上級魔族】 時、聖以外の全属性1ランクを使える AB//の属性【聖】 [相性:○光闇 ◎魔王] 光属性と闇属性を兼ね備えた最高レベルの魔法使い 単体で魔王に太刀打ちすることができる伝説的な存在でもある +++の属性【伝説の戦士】 極限まで身体能力を向上させた最高レベルの戦士 彼もまた、単体で魔王に太刀打ちすることができる伝説的な存在でもある 簡易版テンプレート 以前のテンプレート
https://w.atwiki.jp/tpc-document/pages/294.html
Chapter14「魔剣は血を吸い魂を喰らう」 傭兵ヴォルスタッグは、妖しく輝くオーラをまとった剣を手に、己が対戦相手にあいまみえる。彼は雇われの剣士であれど、剣の戦いにおいてはいついかなるときも礼儀を重んじ、それを心に忘れない武人だった。 対する相手はユミル国のフレイ王子。一国の王子がなぜこんな辺境の浮島なんかにいるのか。そしてなぜその王子と剣を交える必要があるのか。 きっと何か深い事情があるのだろう。そして、それは傭兵の自分には関係のないことだ。ただの雇われの剣士には知る必要のないこと。 だから余計な詮索はしない。ただ自分にできることは、雇い主であるトロウと名乗る男から渡されたこの剣を片手に、黙って言い渡された任務を遂行することだ。 フレイ王子は、自ら相手になると言った。 なるほど、華奢でひ弱そうに見えるが、それでもやはり王子である。 望んで戦うことを選ぶその決意たるや見事なり。未来の君主たる度量の大きさをすでに持ち備えているのか。と、ヴォルスタッグは感心していた。 しかしそう思ったのも始めだけで、すぐにその期待は裏切られた。 せっかく始めた戦いをフレイ王子は中断しようとしているのだ。 「ま、待ってくれ! すまないが少し待ってくれないか。準備がまだ……」 ヴォルスタッグは落胆した。 王子とは言えど、その顔はまだ幼く、そしてあどけなさが残る。 所詮はまだ子どもか。臆病風にでも吹かれたのかもしれない。 おそらく実戦は初めてなのだろう。そしていざ真剣を見て怖くなったわけだ。 それはひどく侮辱されたような気分だった。 剣の道とは清く尊く、義と礼をもって武を重んじるものである。たとえ子どもであろうとも、軽々しく剣を扱うものではない。 フレイのどっちつかずの態度は、ヴォルスタッグを苛立たせた。 「待ったなし、問答無用だ。一度始めた戦いを無闇に中断するのは礼儀に反する。うぬも男子なれば、男に二言はないはずだ。さあ、構えよ!!」 戦いを促すも、それでもフレイは剣を構えようとしない。 ヴォルスタッグは怒った。これは侮辱だ。剣を侮辱している、と。 「どうした。来ないのならこちらから行くぞ。覚悟せい!!」 言って剣を振り上げると、駆け寄り距離を詰める。 まだためらっているというのであれば、否が応にも剣を抜かざるを得ないようにしてやる。剣の道とは甘くはないということを、身をもって教えてやるのだ。 「ぬうん!」 ヴォルスタッグは袈裟懸けに斬り下ろした。 剣を抜き受け止めなければ、これは致命傷になる。いくら臆病者でも、これなら半ば反射的にでも剣を構えることになるだろう。そう期待していた。 しかし、フレイはひらりと身をかわすと、無様にも背中を見せて逃げ出したではないか。これはさらにこの傭兵を怒らせることになった。 「戦いの最中、相手に背を見せるとは何事か! 笑止千万、愚かにも程がある!」 怒りの感情が、剣を握り締める手の力を強めていく。するとそれに呼応するかのように、剣をまとうオーラがより一層輝きを増し、赤々と炎のように光り出した。 一方、フレイもただ怖くて逃げ回っているわけではない。 剣を抜けだって。その剣がないのだから、どうしようもないではないか。 護身用の剣を一振り持ってはいたが、それは以前セルシウスに譲ってしまった。 (セルシウスに? そうか、剣はそこにある!) 幸か不幸か、偶然にも今ここには負傷して動けないセルシウスがいる。もしかしたら、あの剣をちょうど今も持っているかもしれない。 フレイもただ闇雲に逃げていたわけではない。それに賭けて、フレイは攻撃をかわしながら、セルシウスを休ませている船のほうへと向かっていたのだ。 「おのれ、戦いを投げ出すとは許さぬ! こっちを向けぃ!!」 そのときヴォルスタッグの怒声が後ろから聞こえてきたかと思うと、小さな火花が飛んできて、フレイの目の前に落ちるとそれはわっと燃え上がり始める。火花は炎の壁となってフレイの行く手を遮った。 驚いて振り返ると、なんとヴォルスタッグの剣が炎のように燃え盛っている。 「これは一体!? おまえはただの傭兵じゃないのか」 剣の道を歩みながら、魔法まで扱えるなど聞いたことがない。 魔法が重視される世の中において、魔力に優れるならわざわざ剣を生業にする理由などあるはずもなく、それなら傭兵なんかやらなくとも、もっと他に活躍の道があるはず。魔剣士などというものは、異端もいいところだ。 ヴォルスタッグは剣を一振りなぎ払うと、再び火花が飛び散り周囲を燃やした。いまや二人は炎の壁が作り出す円の中に囲われている。これでもう逃げ場はない。どちらかが倒れるまで戦いは終わらない、決死のリングだ。 「愚か者め。剣への侮辱は万死に値する。死んで詫びるがいい。介錯は我輩がしてやろうではないか……」 「ま、待て! たしかヴァルトは竜姫の居場所を教えろと言っていたな。もしかしたら僕はそれを知っているかもしれないぞ。僕を殺してしまったら、困ったことになるんじゃないか?」 「我輩はトロウという男に雇われた。ヴァルトの部下ではない。奴に加勢しろとは言われたが、奴の任務を手伝えとまでは言われておらぬ。知ったことではない」 ハッタリも効果はなかった。この傭兵には戦うことしか見えていないようだ。 後ろを振り返ると、炎の壁のすぐ向こうにセルシウスが横たわっている。あと一歩だ。あと一歩さえあれば、そこに剣があったかもしれないのに。 「死ねぃ!」 ヴォルスタッグが剣を振るうと、四方八方に火花が飛び散り辺りを焼き尽くす。 これでリーチ差によるアドバンテージもなくなってしまった。剣がない以上は、魔法で応戦するしかないが、呪文を詠唱する時間がかかる分、むしろ不利なのはこちらのほうだった。 (むこうに呪文を唱えているような様子はない。ということは、あの剣も魔具か) 魔力を込められた道具、魔具。 これさえあれば、誰でも簡単に手軽に魔法を扱うことができる。呪文も不要なので、隙を見せることなく次々と魔法を放つこともできる。 しかし道具に込められた魔力を使い切ってしまえばそれまでだ。再び魔力を込めない限りは、魔力の剣はただの剣に戻ってしまう。 では魔力が尽きるまで逃げ回るか。いや、それも難しい。 傭兵が剣を振り回せば振り回すほどに炎が舞い、次第に足元を火で埋め尽くしていく。時間がかかるほどに逃げ場は狭くなっていく。ゆっくりはしていられない。 「やるしかない、か。せめてあの剣をあいつの手から奪えれば……」 相手は傭兵だ。そして魔具に頼っている以上、やはり魔法は使えない可能性が大きい。つまり武器を奪ってしまえば、敵の戦力は格段に落ちる。 フレイは舞い散る炎の間を駆け抜けながら呪文を唱えた。 走りながらでは精神を集中できない。十分な威力を発揮することはできないが、敵の足止めさえできればそれでいい。倒すのではない、敵の無力化が目的だ。 ヴォルスタッグは炎を撒き散らすだけで、直接斬り込んではこない。足場を埋め尽くす火のせいで動き辛いのは、相手のほうも同じことだ。懐に攻め込まれないのであれば、まだこちらも魔法を放つ準備をするだけの余地はある。 右舷に迂回しながら敵への距離を詰める。剣を振り回すことに夢中で、相手は足元が疎かになっている。そこが狙い目だ。 フレイはヴォルスタッグの足元の地面を隆起させると、一気に押し上げて傭兵を空中に投げ出した。 体勢を崩されては、それも空中ではさすがに剣を振り回せないだろう。今のうちに一気に敵に近寄る。そして地面に倒れた隙に剣を奪ってしまう算段だ。 しかしヴォルスタッグは空中で身体を一回転させてあっさりと体勢を整えてしまうと、腕を振りかぶって意外にも剣をこちらに投げつけてきたではないか。 剣は真っ直ぐにフレイを狙って飛んできたが、自分の足元の地面を隆起させて壁にすることでこれを受け止めた。 「まさか自分から武器を手放すなんて。しかしこれは好都合だ」 岩壁に突き立った剣にフレイは手を伸ばした。そしてその柄に触れたとき、奇妙な感覚がフレイを襲った。 ――奴ハ丸腰ノ人間相手ニ剣ヲ振リ回スヨウナ男ダ。礼儀ヲ欠イテイルノハ奴ノホウデハナイカ。ナンテ卑怯ナ 「……!?」 まるで直接脳内に声が語りかけてくるようなこの感覚。 ――許セナイ、卑怯者ハ許セナイ しかもその声は自分の声に非情によく似ていた。 ――僕ハ平和ナ世界ヲ目指スンダ。ソノ世界ニ武器ナンテイラナイ。剣士モ傭兵モ居テハナラナインダ 「これは……僕の……心の声、なのか?」 そして心の声は言った。 ――殺シテシマエ ――仕掛ケテキタノハアチラダ ――ソウトモ、コレハ正当防衛 ――必要ナ犠牲ダ 悪魔の声が心に直接囁きかけてくる。 そして洗脳されたかのように、虚ろな目でフレイはその剣を両手で握る。 ――殺セ!! そして気がついたときにはもう、ヴォルスタッグの目の前に立って、力いっぱい剣を振り下ろしていた。 なんのためらいもない。そのときの心境はまさに無そのものだった。ただ目の前の敵を倒す。殺す。抹消する。それだけだ。 「……はて、我輩は一体何をしていたのか」 ヴォルスタッグは困惑していた。 ここは一体どこなのか。どうしてこんなところにいるのか。 傭兵募集の知らせを受けて、トロウという男に会ったところまでは覚えている。だがそれ以降の記憶はどうも曖昧で、はっきりしなかった。 「む!?」 ただひとつだけ、はっきりしていることがある。 今まさに、燃え盛る剣を持った一人の青年が駆け寄り、その剣を振り下ろそうとしている。状況は今ひとつ飲み込めなかったが、相手に敵意があることは確かだ。 さっと飛び退いて振り下ろされる剣を難なくかわした。 燃える剣は青年の体格にはいささか大きすぎるようで、明らかに剣に振り回されている。それを避けるのはさして難しいことではない。 そして青年の背後に回り込むと、腕を回して羽交い絞めにして動きを封じた。 「待て待て! これは如何いうことだ。我輩にはさっぱりわからぬ。なぜ我々は戦っているのだ。まずは落ち着け! 剣を収めてくれ」 しかし青年はそれには応えず、ただ暴れるだけでまるで正気ではない様子だ。 そこでヴォルスタッグは、青年の手から無理やり剣を奪い取った。 すると、 ――殺セ! そこで再び彼の意識は、闇へと堕ちていった。 突然、全身から力が抜けて、フレイは膝をついて地面に倒れこんだ。 (なんだ? 今、一体僕は何をしていた?) 上体を起こして振り返ると、そこには燃える剣を振り上げた傭兵の姿が見える。 「うわっ!!」 地面を転がってフレイはなんとか振り下ろされる剣から逃れた。 顔のすぐ横の地面に振り下ろされた剣先が刺さっている。危機一髪だった。 急いで起き上がると、すぐに傭兵から距離をとって、それから考えた。 そうだ、あの剣だ。 あの剣に触れたとき、奇妙な声が聞こえて、そして意識が遠のいた。 あれはどうやらただの剣でも魔具でもなさそうだ。 (そういえば聞いたことがある。魔剣と呼ばれる呪われた剣があると) 魔剣。それは悪魔の剣。 一度手にすれば、人間の限界を超えた魔力を手に入れられるという。しかしその剣には呪いがかかっており、手にした者は精神を蝕まれ、血に塗れた非業の最期を遂げるとも、破滅の道を歩むとも言われている。 「あの剣が原因か。それなら、あれさえ破壊してしまえばいいわけだな」 どっちにせよ、敵の手から剣を奪う作戦に変わりはない。 同じ手が通用するとは限らないが、再びフレイは呪文を唱えながら走り出した。 炎の円の中を回りながら、しかし今度はヴォルスタッグを狙わず、手当たり次第に地面を隆起させて、岩の柱をいくつも生やしていく。 これは敵の飛ばす炎を防ぐ防火壁にもなるが、別の目的もある。 岩柱が何本も並び、円の中はまるで岩の迷路のようになった。 ヴォルスタッグはフレイの姿を見失っている。当のフレイは、岩柱のひとつの上に立ってそこから下の様子を窺っている。ここからなら敵の位置もよくわかるし、炎に足場を奪われるような心配もしなくていい。 身を乗り出して見下ろすと、右往左往しながら必死にフレイを捜しているのが見えた。そして怒りに任せて明後日の方向に怒鳴り散らしている。 「またそうやって逃げるつもりか、臆病者め。姿を見せて戦え!」 魔剣は傭兵の怒りを象徴するかのように、激しく燃え上がっている。 「どうやらあの魔剣は、怒りの感情を増幅させるみたいだ。一体誰があんなものを作ったのか知らないけど、そんな危険なものを放っておくわけにはいかない」 フレイは詠唱を始めた。 ここなら敵に攻撃される心配はない。たっぷりと時間を使って、十分に集中して全力を発揮することができる。 ずいぶんと長い呪文を唱え終えると、炎の円に重なるように地面に黄色く光る魔方陣が現れた。 「大地の精霊よ。その奥に秘めたる鎮めの力を解き放て!」 すると魔方陣の上だけを対象とした局所的な範囲に微弱な大地の脈動が生じた。つまりは小さな地震である。 フレイの実力では大した地震は起こせない。魔方陣を展開して範囲を広げれば、さらに力が分散してその威力は弱くなる。 だがそれでいい。 この地震は攻撃を目的としたものではない。それにあまり大きな揺れを起こしてしまえば、岩柱が倒壊して自分にも危険が及んでしまうからだ。 揺れを感じたヴォルスタッグは足を止めて身を伏せた。そして頭上を見回して、岩柱が崩れて落ちてこないかと警戒している。これこそがフレイの狙いだった。 立ち止まって足元の注意を怠っている今なら、再び足元の地面を隆起させて突き上げる隙がある。そして今度は周囲にたくさんの壁があるのだ。 再び空中に投げ出された傭兵は、今度は体勢を整える余地もなく壁にたたき付けられた。そして思わず手から剣が落ちるのをフレイは見逃さない。 「今だ!」 落ちる剣の四方にある壁から岩の拳が飛び出すと、剣の刃を挟み込むようにそれらは一点に向かって突撃した。 呪われた魔剣であろうと、折れてしまえばただの剣だ。 土煙が舞いまだ様子はわからないが、手ごたえはあったつもりだ。 「やったか?」 しかし折れたにせよ、できなかったにせよ、剣はその後地面に落ちるはずだ。 そんな音が聞こえただろうか。いつまで待っても音がしないのはおかしい。 『……よかろう。我を破壊しようというつもりなら、我が直々に相手をしてやる』 そのとき予期しない音が聞こえた。 これは一体誰の声だ。直接脳内に響いてくるようなこの声には覚えがある。 ようやく土煙が晴れた。 するとそこには例の剣が浮かんでいる。 剣が浮遊するだけでも奇妙なことなのに、声はどうやら剣が発しているようだ。 「おまえは一体?」 『我は魔剣ティルヴィング。言わば、この剣に宿る思念のような存在。剣が折られては我は消滅してしまう。己の身を守るために戦うのは当然の行為だろう?』 「そんなまさか! 剣に意識があるだなんて、そんなこと……!!」 『何もおかしいことはあるまい。生き物も精霊も、そして我も意識の上ではすべて同じ。精神体という、ただひとつの存在だ』 魔剣ティルヴィングは音もなく宙を舞い、その切っ先をフレイに向けた。 『誰かを殺すなら、自分も殺されても仕方がないと心得よ。やられる前にやるのが我が信条。さあ、来ないならこちらから行くぞ!』 ティルヴィングは真一文字に空を切り裂き、フレイの立つ岩柱へと突撃する。 岩柱は丸太のように切断されて、見る見るうちに低くなっていく。 フレイは隣の岩柱の側面を隆起させて橋を作ると、その上に飛び移って隣の柱へと避難した。 だがそれも無駄なこと。魔剣はすぐに飛んでくると、フレイの移った柱もハムでもスライスするかのように切り裂いてしまう。さらに魔剣は先回りして、他の柱も次々と輪切りにしてしまった。 崩れる足場に巻き込まれないように足の置き場を選びながら、ときには新たに魔法で足場を作りながらフレイは必死の思いで、なんとか地面に着地した。 そのとき疾風が顔の横を通り抜けると、頬からは一筋の血が垂れた。 『遅い遅い。貴様の首を刎ねることなど我には朝飯前のようだな』 「くっ……。相手が速すぎる。まるで物理法則を無視するかのように飛んでくる。それに岩の壁も簡単に切り裂いてしまう。僕の力じゃ手も足もでない……」 『そうだなぁ。もし貴様が我の新たな持ち主になるというのなら、今回は許してやってもよいぞ。我も不死身じゃない。誰かを殺してその血を吸わなければ、我も力を維持できないし、剣が錆びてしまえば我としても困る。メンテナンスをしてくれる主が必要だ』 「それはできない。僕が望むのは血の流れることのない世界だ」 『ならば別の主を見つけるまでだ。そして貴様は死ぬがよい』 再び魔剣ティルヴィングが燃え上がり、刃先がこちらをにらみつけた。 依然として周囲は炎の壁で囲まれている。大地の魔法ではあの刃を受け止めることができない。そして相手が速すぎて、逃げ続けるのももはや限界だ。 (……ど、どうする!?) 剣を受け止めるには、やはり剣が必要だったのだ。 短剣を手放したことを今になって後悔しても遅い。 盾があればもっといいが、もちろんそんな都合のいいものなどない。 所詮は魔道士。硬い守りを貫く魔法は鎧には強くても、打たれ弱さが仇となって武器には弱いのは、もはや宿命なのか。 (こんどこそ絶対絶命だ。くそっ、剣だ。剣さえあれば……!) 追い詰められたフレイは為す術もなく、拳を握り締め、歯を食い縛り、そして目を閉じた。 (ここまでか――) 「おいおい。鎧もつけずに丸腰で剣相手に挑むなんて、よほど度胸があるのか、それとも頭が残念なのか。お兄さん、死ぬ気ですか?」 また知らない声が聞こえた。 今度は一体何の思念が現れたんだと半ば呆れていると、急に気温が下がって寒気を感じるようになり、続いて辺りを囲む炎の壁が消えてしまった。 わずかに粉雪のようなものが舞っている。 「これは……氷の魔法か?」 そしてカランと音を立てて、足元に何かが飛んできた。 蒼い柄の剣だ。装飾の一切ない地味な剣だが、よく手入れされていて、その刀身は装飾など不要だと言わんばかりに輝きを放っている。 「その剣を使われよ! ……なんてな。あまりにも危なっかしくて見てられない。ここからは俺も参加させてもらうぜ」 声の主のほうへ振り返ると、立っていたのは蒼い鎧に身を包んだ剣士だった。 Chapter14 END 魔法戦争15
https://w.atwiki.jp/tpc-document/pages/344.html
Chapter64「フレイヤ遠征1:私がフリードになる」 それは突然まるで停電したかのように。 あるいは機械の電源コードを急に引き抜いたかのように。 フリードの意識はその瞬間を境にして消失し、その精神は闇に飲み込まれた。 いや、無に包み込まれたと言ったほうがいいかもしれない。 それは完全なる虚無だ。 (返事をして。聞こえないの、フリード?) いくら私が呼びかけても彼は何の反応も示さない。 なぜならファフニールの攻撃を受けてフリードの身体は黄金の塊と化したから。 去り際にトロウは言っていた。 『おまえたちはもう死ぬこともできない身体になったのだ。そのまま永遠に黄金像として生き続けるがいい』 死んだわけではない。黄金でありながら、それでもフリードは生きている。 これは物質的に、あるいは本質的に黄金に変わったのではなく、あくまで魔法の作用によって外見が黄金そのものに変わっただけだからだ。 変性の魔法に関することならば私はよくわかる。 魔法によって姿を変える作用は、あくまで見た目を変えるだけであって本質までは変えることができない。 つまり例えば人間を魔法で竜に変えたところで、それは『竜』そのものなのではなくてあくまで『本質は人間』あるいは『元人間の竜』ということになる。 姿が変わって翼を得れば身体の構造上、空を飛ぶことは可能になる。 しかし竜が生まれながらに持っている精霊の加護――例えば火竜なら呪文を詠唱することなく火の魔法を自在に扱う能力――は本質的には人間であり竜ではないので、姿を変えただけで得られるようなものではない。 今のフリードは見た目は黄金像。その身体の構造上、動くことはできない。 しかし本質的には人間なので、黄金という無機物でありながら有機物としての生命を持ち得ることができてしまっている。 (つまりフリードは死んでいない!) フリードが受けた魔法が黄金化でまだ良かった。これが解呪方法がトロウにしかわからない呪いの類や、あるいは身体をばらばらにされるような再起不能レベルの重症じゃなくて本当に良かった。 この手の魔法は私の専門。私になら治すことができる。 意識を集中させて脳内に呪文を紡ぎ出していく。 今の私はフリードに憑依した意識だけの存在に過ぎないがこれも同様、姿が変わっても本質は変わらないので、集中さえできれば私はいつも通りの能力を発揮することができる。 すでに戦いは終わったと判断しトロウもファフニールもこの場を去っていった。 今なら大丈夫のはず。私はフリードにかけられた黄金化の魔法を解いて、フリードを元の姿に戻した。 生身の身体に戻ったフリードは、そのままどさりと崩れ落ちた。 (起きて。敵が油断している今のうちに脱出しなくちゃ) しかし、いくら呼びかけてもフリードの意識は戻ってこなかった。 (これは困ったわね……) よほど強いショックを受けたのだろうか。今のフリードはいわゆる気を失っている状態だ。命には別状はないが、いつ回復するのかは私にもわからない。 私は憑依しているだけの身なので、彼が起きてくれないことにはここから脱出することができない。いつ敵が戻ってくるかもしれないこの状況で、倒れたままのフリードを放っておくわけにもいかない。 (仕方ないわ。少しリスクはあるけれど、こうなったら私がフリードの身体を操るしかないみたいね) 今の私はあくまでフリードの精神に悪影響を与えないレベルでの憑依を行っているだけだ。だから私はフリードの身体を動かす主導権は持っていないし、フリードは起きたまま脳内で私と意思の疎通ができた。 ここからさらに憑依レベルを高めていけば、私がフリードの身体を操ることも可能になる。 ただしフリードの意識がある状態でこれをやると、ふたつの意識がひとつの身体を操ろうとするためにフリードの脳が混乱してダメージを受ける可能性がある。 フリードの意識がない今ならその心配はないが、いつ彼の意識が戻るかわからない以上それはとてもリスキーな行為になる。 もし私がフリードの身体を操作しているときに彼の意識が戻れば悪影響を与えることになってしまうし、半覚醒の意識はとても不安定なために私の意識と彼の意識が部分的に混ざり合ってしまう恐れもある。 一度混ざり合ってしまったものを完全に分離することは非常に難しい。 そう、水の中に溶け込んだインクを完全に取り除くのが難しいのと同じように。 とは言っても、ぐずぐずはしていられない。フリードが無事なことがわかれば、こんどこそ彼はトロウに抹殺されてしまうに違いない。 (やむを得ないわね。フリード、あなたの身体、少し借りるわよ) 目を閉じて意識を集中、憑依レベルを高めていく。 自分の手の感覚をフリードの手に、脚の感覚を彼の脚に重ねるようにイメージしていく。 すると次第に四肢がじんわりと温まっていき、とくん、とくん。と脈打ち始めていく。 足の先、そして指先にまでその温かさと脈動が広がっていく。 そして私はゆっくりと、閉じていた目を開けた。 両の手のひらを目の前にかざしてみる。 よく使い込まれた革の手袋に、手の甲を覆うように守る蒼い籠手。 拳を握りしめると、手袋の中で節くれだったごつごつした指が動くのがわかる。 「どうやら成功したみたいね」 フリードの口を通して発せられるその声は低い。 全身にまとう鎧はずっしりと重いが、フリードの身体であればその重さに耐えて走り回ることもできそうだ。 「さて。まずはあの子たちを助けてあげないと」 振り返ると、ファフニールの攻撃を受けてフリード同様に黄金像と化したレギンとヒルデの姿があった。 「申し訳ありません、フレイヤ様。わたしたちが力不足なばっかりに」 「おのれ、あの金ピカ竜め。フレイ王子側の味方ではなかったのか?」 回復したヴァルキュリアの二人はそろって悔しそうな様子を見せていた。 この二人の意識はすぐに回復した。まだフリードの意識は戻っていないところをみるとこの男、身体は鍛えられているが意外と精神的には弱いのかもしれない。 「とにかく作戦が失敗した以上、長居は無用です。あなたたちの天馬も治療しておきました。すぐに脱出を図ります」 「承知しました。あの、ところでフレイヤ様。ミストの姿が見当たりませんが?」 「えっ」 言われてみればたしかに。 私はフリードから離れられないので、中庭で待機するといって従者たちと別れて以降はミストの姿を見ていない。 そういえばファフニールとヒルデたちが戦っている時点で、すでに彼女の姿は見えなかったような。 「まったく、あの子はこんなときにまで。一体どこで何をやっているのかしら。無事だといいのだけど」 「そ、そうですね。あいつは本当にいつも……うぶっ」 「ヒルデ? もしかして具合でも悪いのですか」 「あ、いえ、その。なんでもありませんけど……」 「けど?」 「気にしないでください。それよりも今は脱出が最優先です。今回ばかりは置いていくわけにもいかない。すぐにミストを見つけてきます」 「待って。今は敵に見つかるのは絶対に避けたいところ。下手に別れて行動するよりもまとまって行動しましょう。状況が状況だけに、一度別れてしまうと合流もおそらく困難になるでしょうから」 「わかりました。では私は前方を、レギンが後方を警戒します。フレイヤ様はミストの姿を捜すのに専念してください」 こう言ってくれるヒルデたちはとても頼もしく見える。 それにしても、本当にミストはどこへ行ってしまったのだろう。 ここは勝手知ったる祖国の城。私たちはずっとこの城で暮らしてきたし、ミストがよく行きそうな場所にはいくつか心当たりがないわけでもない。 しかし今は状況が状況だ。ミストはよく仕事をサボる子ではあっても、とても城下街にふらっと遊びに行けるような雰囲気ではないし、私たちを見捨てて一人で逃げるような薄情な子でないことはよく知っている。 となればバルハラ城付近のどこかにはいるはず。騒ぎになっていないところを見ると、どうやら敵には見つかっていない様子ではあるようだが。 「位置が特定できればいいのに。そうすればテレパシーで直接あの子を呼ぶことができる。広範囲に無作為に念波を送ることもできるけど、それだと敵にも聞こえてしまう、か」 「位置の特定……。それならフリードの力、いや身体を借りればできるかもしれません。今、私の槍はフリードのものです」 「なるほど。グングニルの槍ね!」 投げれば狙った対象に必ず命中する魔槍グングニル。 グングニルは槍自らが使い手を選ぶという。色々あって今はその所有権はフリードにある。そしてそのフリードの身体の所有権は今は私の手にある。 ミストに狙いを定めて槍を投じれば、グングニルは彼女に向かって飛んでいく。 それを利用すればミストの居場所を特定することができる。 槍がミストを襲う結果になるが、所有者が戻れと命令すればグングニルはその手元へと戻ってくる。だからミストに刺さる前に槍を回収すれば問題はないはずだ。 「これは名案ね! ……と言いたいけれど、でもどうやらフリードはその槍を持ってきていないみたいよ」 「それなら大丈夫です。戻れと命じてみてください」 「あら、そんな簡単なことで? よし。グングニルよ、戻れ!!」 手を掲げて虚空に向かって命じる。 すると鋭い閃光とともに、一瞬にしてその手の上に魔槍グングニルが現れた。 まるで、ご主人様お呼びですか、とでも言いたげに槍は蒼白く明滅している。 「わあ! これ、すごいわね。ねぇ、ちょっとヒルデも今の見た!?」 思わず興奮を隠せないままにヒルデのほうを振り返った。 するとヒルデは、 「ぶふっ」 私の顔を見るなり盛大に噴き出したではないか。 「ちょ、ちょっと。どうして笑うの?」 「ああー。もうだめだ、耐えられない。フ、フレイヤ様。失礼を承知で言わせてもらいますが、フリードの顔をしてフリードの声でその口調ってそれ……ぶふぅっ! だめだこれもう限界! ぶゎははははは!!」 「はぁ。どうやらまた黄金像に戻りたいようね」 「ぷっ、くくくくく! 無理、無理っ! フリードがっ! オネエ口調!!」 「ぐぬぬ。帰ったら覚えておきなさいよ」 気を取り直して、いや笑い転げるヒルデが非常に気になっているが、とにかく私はミストを見つけるためにグングニルの槍をぐっと握りしめた。 そして鬱憤を晴らすかのように、それを空に向かって投げた。 「グングニルよ! ミストに向かって飛べ!」 放物線を描いて空中に投げ出されたグングニルは、空中で一瞬静止した後にくるりとその向きを変えると、一点に狙いを定めて一直線に飛び出した。 グングニルの槍は迷うことなくヒルデの尻に刺さった。 「ぬがぁぁぁーっ!! フ、フレイヤ様、それはあんまりじゃないですかぁ」 「あら、おかしいわねぇ。無意識にヒルデを狙ってしまったのかも。グングニルの槍って持ち主の心に正直なのね」 「うう、でもわたしはフレイヤ様のそんなところも大好きだ……」 「…………さ、さーて。こんどこそミストに向かって、飛んでいけ!」 再び投げられた槍は、空中で向きを変えるとある一点をぴたりと指し示した。 グングニルはバルハラ城のほうにその先端を向けている。 「城の中だと。まさかミストはすでに敵に捕まっているのでは」 「いいえ、それは考えにくいわね。悔しいけれど、向こうには私たちを簡単に殺してしまえるほどの力がある。人質を取る理由はないから、もし捕まったのならもう殺されてしまっているでしょうし、だとすればグングニルは反応しないはずね」 「ふむ。ということは?」 「あの子は無事よ。さあ、グングニルを追いましょう」 狙いを定めたグングニルは眩く輝く。そしてそれは光のような速度で標的めがけて瞬時に飛び去った。 ……って速っ!! 追えるか、あんなの! 「わああ、戻れ戻れ!」 俺は慌てて槍を手元に呼び戻した。 やれやれ、こんなに速いんじゃ目で追うことすらできない……ん? 「えっ『俺』? どうして急に私、俺だなんて……。いや、でも俺は俺だし」 何か奇妙な感じがする。何かがおかしい。 一体なんだ、この違和感は。 「あの、どうかなさったんですか」 いきなり妙なことを言い始めた私をレギンは不思議そうな顔で見ている。 「ああ、いや。なんでもねえ……いえ、やっぱり何か変ね」 「大丈夫ですか、フレイヤ様」 「大丈夫だ、問題ない。それよりも今はミストを見つけてやらないと」 「???」 グングニルが飛ぶ速度は速すぎて、とても後を終えるようなものではなかった。 前に俺がレギンと戦ったときにはここまで速く飛んでこなかったと思うのだが、もしかすると私がグングニルを投げたからこうなったのかもしれない。 つまり速度は槍を投げる者の魔力に左右される可能性だ。私はレギンよりも魔力が強いからそのせいで……あれ? 俺は魔法はからっきしだったはずなんだが。 「ちょ、ちょっと待て。私はレギンと戦ったことなんてない。それなのに一体なんなのこの記憶は?」 フリードの身体を操作しているから俺の記憶が強く流れ込んできたのだろうか。 あれ。俺の記憶なのに、それが流れ込んでくるっていうのはおかしくないか。 だって私は……え? えええええ? 「ま、待てよ。私は誰? フリードとは自分の名前だ。だけど俺はフレイヤだったような気もする。幼い頃からこの城で暮らしてきたこの記憶は本物だし……」 「フレイヤ様? 本当に大丈夫ですか」 「あ、ああ。ごめんなさい。本当になんでもないから」 余計な心配をされるのは俺の性に合わないので黙っておくことにした。 それにしてもまるで俺がフレイヤで私がフリードになったような違和感。 この現象、もしかしたら……。 Chapter64 END 魔法戦争65
https://w.atwiki.jp/kyokugenmaho/
IDで極限魔法戦記 週末と多分祝日にVIPに立つ亜流魔法戦記 ルールの変更履歴→ルール テンプレは問題なければ簡易版で→テンプレ簡易版 メニュー と 右メニュー 避難所 避難所が変わりました 新属性【符】。【封】は封印。 本家魔法戦記と極限魔法戦記は一週間交代で行っています 今現在もスレ立てに関して話し合い中→『-本家・極限-話し合いスレ』 本家魔法戦記wiki→IDで魔法戦記wiki 連絡事項 現在活動無期限停止中 -- 名無しさん (2010-04-07 23 29 38) …否、今こそ覚醒の時 -- 名無しさん (2011-04-10 12 36 41) 極限はやるとすれば月一あたりがベストかなってふと思った -- 名無しさん (2011-04-10 16 24 43) 避難所消え去ったし話し合いのためにどこかにスレ立てないか? -- 名無しさん (2014-08-30 21 04 13) なんか消えてるみたいだけど避難所建てていいかな? -- 名無しさん (2014-09-24 16 31 58) http //jbbs.shitaraba.net/internet/21657/ -- とりあえず避難所 (2014-09-26 16 55 03) 避難所リンク変更しておきました。 -- 名無しさん (2014-09-27 21 17 42) 名前 コメント 合計: - 今日: - 昨日: -
https://w.atwiki.jp/mahousenki/pages/41.html
この変態戦記は本スレで増え続ける変態キャラクターを揶揄するために作られたパロディです (本スレでの変態キャライクナイ! 変態スレ池という意味で) 変態を増やしたり、本スレやWikiを弄んだりするなよ? ここでやれ 殿堂入りした変態 テンプレ 基本ルールとか ◇ 同板のIDで魔法戦記のパロディスレ。紳士やふえぇ///や女王様やガチムチさん用。 基本ルールはIDで魔法戦記と同じなのでwikiや本スレ(IDで魔法戦記)などを熟読のこと。 こっちでは空気も読まず、周りの視線も気にせず、いちゃいちゃしちゃったり 結婚しちゃったり戦っちゃったり・・・まあ要するに、好きにしてえぇ! ここではIDで魔法戦記の属性(1→炎等)に加え、以下の属性が付加されます。 1→ツン 2→デレ 3→S 4→M 5→ロリ/ショタ 6→ウブ 7→フェチ 8→メンヘラ/天然 9→構って 0→構う A→男性器 B→女性器 C→変態 /→属性2倍(倍々形式で増加) XYZの3つ(順不同)→ド変態 AB//の4つ(順不同)→性 これらに当てはまらない場合→ノーマル(商人等にもなれる) +→能力UP 参考:IDで魔法戦記の属性 1→炎 2→水 3→雷 4→木 5→煙 6→音 7→地 8→風 9→氷 0→鉄 A→光 B→闇 C→無 /→魔力2倍(倍々形式で増加) XYZの3つ(順不同)→魔王 AB//の4つ(順不同)→聖 これらに当てはまらない場合→戦士(後述で商人にもなれる) +→能力UP (端末の数字や記号は無視されます) 大見出し 属性等の表示はまあ適当に名前欄に記入。 性別を書いてもいいですが、表示は強制ではありません。 ☆基本sage進行、最中の場合は絶対sage☆ ☆転生直後は出来るだけage、暇で過疎ってるならage進行☆ このスレで何ができるのか ◇ このスレでは仲間を集めて互いに性力争いを繰り広げたり、気ままに出会った人と恋愛して 結婚してみたり、ド変態が現れれば世界総変態化の野望に全力で加担したり、誰かが開催する 『怪しいパーティ』を楽しんだり、『恋愛の才能を持たず、セックスも強くない(+なし)負け組み』 に限りスレ住民相手に気楽な水商売を楽しんだり出来ます。 (もちろん魔法戦記もできますよー) ☆注意☆IDで魔法戦記スレとは平行世界の物語です。本スレ(IDで魔法戦記)には 迷惑を掛けないようにして下さい。 要するにこのスレのあなたの変態妻を本スレで見かけても声を掛けないこと。 属性解説(あくまで参考程度です) ◇ 1の属性【ツン】(炎) ツンとした性格。単色レベル2以上は恋愛がニガテ。結構乱暴者で無理やり手篭めにしたりもする。 2の属性【デレ】(水) デレデレした気持ち悪い属性。ツンと合わさると、恋人の前ではツンとして皆の前ではデレっとする。 レベル4以上で皆にシカトされる。 3の属性【S】(雷) サド。戦闘に向いたいろいろな技を習得している。[デレサド構って]とかになると演じ切るのは至難。 ローターやバイブ、ムチなどのセックスアイテムを作成、装備可能。 4の属性【M】(木) マゾ。痛めつけると喜ぶ。レベル4以上のマゾは死ぬために戦闘をする。あまり関わらないようにしよう。 5の属性【ロリ/ショタ】(煙) ロリかショタの二択。レベル4以上だと規制される。 ロリが居ればロリコンは何処からともなく沸いてくるので、ロリコンは誰でも任意で。人を見たらロリコンと思え。 6の属性【ウブ】(音) ウブで恥ずかしがり屋。あんなことやこんなことを優しく教えてあげよう。 高レベルだと、誰の言う事でも素直に聞いてしまう? 7の属性【フェチ】(地) 特殊な性癖をもつ変人または偉人。自らのフェチには異常な才能を発揮することも。 フェチアイテムを作成可能。レベル4以上だと見る者を好きな格好に出来る力を持つ。フェチの種類は自由。 8の属性【メンヘラ/天然】(風) 訳の分からないことを口走る。レベル2で電波、レベル4以上でいつ自殺するか分からない危険な属性。 構って属性と組み合わさるとやっかいなことに。周りも影響を受ける。 9の属性【構って】(氷) 姫とかお嬢とか呼ばれる。いろんな人にこれでもう怖くないだろ?と頭を撫でられる。 レベル2以上だと構う属性の無い人からもしつこく構われる。レベル4以上で常時ぬるぽ状態。 0の属性【構う】(鉄) 誰かを全力で構わないといけない。紳士とも言う。レベル4以上で強制全レス、レベル8で過労死。 Aの属性【男性器】(光) 強靭な男性器を保有。恋愛において強力なアドバンテージとなる。設定性別は女でも可。 Bの属性【女性器】(闇) 名器持ち。おっぱいも美しい。男の場合は尻でもいい。 Cの属性【変態】(無) 変態!変態!変態アイテムを作成、装備可能。 ◇ その他(ノーマル) 恋愛属性の無い負け組。変態かSに性アイテムを作ってもらうことで性生活は飛躍的に高まる。 の数だけセックス能力が上昇する。+:強性器、++:英雄性器。 ◇ その他(商人etc...) のない負け組は金銭や物品を扱う仕事や水商売に就くことも出来る。 ◇ XYZの属性【ド変態】 全ての属性に加え、スカトロを極めし究極の変態。スレに恐怖と混乱をもたらす。 もちろん魔王でもあるので、魔力で自由を奪い、むりやりウンコを食わすこともできる。 ◇ AB / / の属性【性】 あらゆる性技を極めた性のスペシャリスト。触れただけで相手を昇天させることも。 ド変態に単騎で立ち向かえる。 ◇ の属性【伝説の性器】 無尽蔵の性欲と性力を持つセックスマシーン。24時間イキ続けることも可能。 彼/彼女もまたド変態に太刀打ち出来る数少ない存在の一つ。 一番重要視されることは・・・特にありません。空気が読めなくてもいいじゃないか。 もちろん本家顔負けの本格魔法戦記を繰り広げるのもいいでしょう。 参加者全員が変態魔法戦記の刹那的な登場人物です。全員でこのスレを盛り上げましょう。 ☆基本sage進行、最中の場合は絶対sage☆ ☆転生直後は出来るだけage、暇で過疎ってるならage進行可☆ パー速スレ (ルール議論、シチュ議論、表彰式等) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1250867423/ 参考:IDで魔法戦記@wiki http //www2.atwiki.jp/mahousenki/ 一番重要視されることは・・・特にありません。空気が読めなくてもいいじゃないか。 もちろん本家顔負けの本格魔法戦記を繰り広げるのもいいでしょう。 参加者全員が変態恋愛魔法戦記の刹那的な登場人物です。全員でこのスレを盛り上げましょう。 現在あがっているシチュ 学園、病院、会社、警察署、他にあったらドンドン頼む -- 名無しさん (2009-08-23 00 43 19) 長距離鉄道(旅もの?)、無人島(ヤリたい放題?)、共同生活(ご近所付き合い?)、大都市(オーバーテクノロジー?)、開拓途中の村(ローテク?) -- 名無しさん (2009-08-23 00 49 39) ↑集合住宅? 団地? -- 名無しさん (2009-08-23 05 35 53) 社交パーティーとか・・いや・・・ロリとショタは集められるし・・・・ -- 名無しさん (2009-08-23 12 16 36) 刑務所 -- 名無しさん (2009-08-25 03 49 05) 村の発展系で、閉鎖的な村社会とか 後宇宙 -- 名無しさん (2009-08-25 16 47 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/lieder_toeb/pages/112.html
プリンセス アラインメント…L、MP…2700以上、熟練度…NT+300以上、HIT…NT 補正…攻+2 防-2 命+5 魔法攻撃強化 回復魔法行使Lv.2 故ドルガルア王の実子にして、ヴァレリア王国の正統の後継 者のみに与えられる称号。プリンセスになることで能力が飛 躍的にアップ。魔法戦士として前線に出ることも可能になっ た。全ての魔法を使いこなす。 回復魔法行使Lv.2 確認 (2012.10.1)
https://w.atwiki.jp/isouzousya/pages/35.html
親衛隊 レベル1時の能力 HP 100 MP 35 SP 40 力 25 頑強 20 魔耐 15 知力 25 精神 25 器用 25 素早さ 15 運 15 魅力 20 スキル 《カウンター近斬》 〔攻撃力 斬上昇〕 〔力上昇〕 パワーアップ打斬突 ファイアボール 応急手当 気合い溜め 旋風剣 飛び込みアタック 居場所:王城 MPを他能力に割り振った魔法戦士。 国王と王子に護る価値は無いので遠慮なく連れ出そう。