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魑魅魍魎/2007年07月02日/Should do it 魑魅魍魎/2007年07月02日/My Sanday #blognavi
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魑魅魍魎/2007年06月25日/my Monday 魑魅魍魎/2007年06月25日/その日にあった出来事を書くブログってあんま無いよね。 #blognavi
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shion(2006-10-14) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫プロローグ 妖怪料理界にもたらされた衝撃は、黒塚亭の女将も、風の噂で、・・・いや、風の神の噂で聞き知っていた。 「ふぅむ、誰の策略かねぇ・・・。 二、三の心当たりはあるが・・・おそらく、この間のと同じ類の輩だろうよ・・・」 鬼婆はいつものように包丁を研いでいる。 その姿は、これから起こるであろう事態を予測し、武器を研ぎ澄ましているかのようでもあった。 「大きな嵐が来そうだねぇ・・・リウマチが痛む気がするよ・・・。 それにしても今度の奴は、どのくらい掻き乱してくれるんだい? 暇つぶしには、なるんだろうねぇ?」 外では、番犬のケルベロスが低く唸り声を立てていた。 「こういう時の為に子飼いにしておいた奴等を、そろそろ呼び戻してみようかね・・・」 女将は、たった今情報を伝えてくれた風の神を横目で見ながら、あんかけにしようかと思案を巡らせるのだった。 魑魅魍魎 美食の宴
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KARASU(2007-1-14) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫閑話休題。 美食の宴・宴の妖怪達 三凶サイド 宗旦狐 「キツネ亭」のオーナー。エリート狐で、妖怪大学で妖怪栄養学博士号を取得した。料理が大好きでいつ寝るのか誰も知らない。天狐サイドの伝吉とは深い因縁がある。 クダ 「キツネ亭」の従業員。元は管狐だったが、捨てられたところを宗旦に助けられた。 鬼婆 「黒塚亭」の女将。色んなところに情報網を持ち、何だか怪しい薬を所持し、ケルベロスまで飼っている怖ろしい女将。リウマチ持ち。 猩妖亭の主 「猩妖亭」オーナー。その真の姿を見た者はあまりいない。氷厘亭の主なら知っているかもしれないというもっぱらの噂。コックのキキーモラさんがオーナーという噂も。 網切・髪切り・黒髪切り 主人公にやられる三下キャラの運命を背負って登場したが、鬼婆に洗脳され、今では立派に(?)「キツネ亭」のアルバイトとなっている。 夜行 三凶ではないが、三凶のオーナー達と馴染みで、味方をしている。「先生」と呼ばれ小さな料理屋を開いている。「早耳」で有名。 柳葉卯月 柳女で、夜行の弟子。龍球で居酒屋を開いていたが、呼び戻されて夜行の手足として働いている。 銀次 宗旦に恩があり、恩を返そうと組を引っ張って天狐に襲撃を掛けようとしたが、伝吉に化かされて駅で保護された。 おとら狐 「キツネ亭」の戦うパティシエ。物静かな妖怪だったが、最近ちょっと明るくなってきた。 天狐サイド 天狐 謎の刺客。しかしその全貌は未だ謎に包まれている。三凶潰しだけではなく、もっと大きな事をやらかすつもりだとか? 天邪鬼 「黒塚亭」に忍び込んだが、ケルベロスに角をしゃぶられてしまった。 小鬼のワビスケ 最近出番が無いが、刺客一味の仲間。情報収集が仕事だが、あまり役に立っていない。よく寝ている。 伝吉 三凶サイドと深い因縁を持つが、宗旦狐への恨みが高じるあまり、天狐サイドに入ってしまう。妖怪大学ではトップクラスの成績を誇る秀才であった。狸蕎麦が得意(だってななたんが言ってた。) 百々爺 忘れ掛けられているが刺客の一匹。山奥に住んでいたためこれまであまり役に立たずにいたが、最近、里に引っ越してきた。 (今のところは)中立サイド 太郎 「太郎そば」の主。今回の騒動で血が騒いでいるらしい。上津氏とは何やら過去にあったようだ。 上津良介 「おおとり亭」という流行らない定食屋兼何でも屋の死神。死神の中でも高位にいる。定食屋としてより何でも屋として有名。どちらサイドに付くかは依頼次第。 唯野鴉 八咫烏。故郷の仕来たりで、背中に剣を背負っている。「おおとり亭」でバイトをしており、上津の裏の仕事も大まかに知っている。 謎の存在 George氏 よく分からない存在。一説によると妖界の神だとか。時たまイジラセてくれる。 新・妖怪党の面々 George氏に翻弄されながら一生懸命妖界を創り続ける怪人達の集まり。 基本的には主要な妖怪は網羅したつもりですが、「この妖怪も書いておいてくれ!」というリクエストがありましたら遠慮なくどうぞ。 順次書き足していきます。 魑魅魍魎 美食の宴
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KARASU(2007-1-14) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫閑話休題。 美食の宴・宴の妖怪達 三凶サイド 宗旦狐 「キツネ亭」のオーナー。エリート狐で、妖怪大学で妖怪栄養学博士号を取得した。料理が大好きでいつ寝るのか誰も知らない。天狐サイドの伝吉とは深い因縁がある。 クダ 「キツネ亭」の従業員。元は管狐だったが、捨てられたところを宗旦に助けられた。 鬼婆 「黒塚亭」の女将。色んなところに情報網を持ち、何だか怪しい薬を所持し、ケルベロスまで飼っている怖ろしい女将。リウマチ持ち。 猩妖亭の主 「猩妖亭」オーナー。その真の姿を見た者はあまりいない。氷厘亭の主なら知っているかもしれないというもっぱらの噂。コックのキキーモラさんがオーナーという噂も。 網切・髪切り・黒髪切り 主人公にやられる三下キャラの運命を背負って登場したが、鬼婆に洗脳され、今では立派に(?)「キツネ亭」のアルバイトとなっている。 夜行 三凶ではないが、三凶のオーナー達と馴染みで、味方をしている。「先生」と呼ばれ小さな料理屋を開いている。「早耳」で有名。 柳葉卯月 柳女で、夜行の弟子。龍球で居酒屋を開いていたが、呼び戻されて夜行の手足として働いている。 銀次 宗旦に恩があり、恩を返そうと組を引っ張って天狐に襲撃を掛けようとしたが、伝吉に化かされて駅で保護された。 おとら狐 「キツネ亭」の戦うパティシエ。物静かな妖怪だったが、最近ちょっと明るくなってきた。 天狐サイド 天狐 謎の刺客。しかしその全貌は未だ謎に包まれている。三凶潰しだけではなく、もっと大きな事をやらかすつもりだとか? 天邪鬼 「黒塚亭」に忍び込んだが、ケルベロスに角をしゃぶられてしまった。 小鬼のワビスケ 最近出番が無いが、刺客一味の仲間。情報収集が仕事だが、あまり役に立っていない。よく寝ている。 伝吉 三凶サイドと深い因縁を持つが、宗旦狐への恨みが高じるあまり、天狐サイドに入ってしまう。妖怪大学ではトップクラスの成績を誇る秀才であった。狸蕎麦が得意(だってななたんが言ってた。) 百々爺 忘れ掛けられているが刺客の一匹。山奥に住んでいたためこれまであまり役に立たずにいたが、最近、里に引っ越してきた。 (今のところは)中立サイド 太郎 「太郎そば」の主。今回の騒動で血が騒いでいるらしい。上津氏とは何やら過去にあったようだ。 上津良介 「おおとり亭」という流行らない定食屋兼何でも屋の死神。死神の中でも高位にいる。定食屋としてより何でも屋として有名。どちらサイドに付くかは依頼次第。 唯野鴉 八咫烏。故郷の仕来たりで、背中に剣を背負っている。「おおとり亭」でバイトをしており、上津の裏の仕事も大まかに知っている。 謎の存在 George氏 よく分からない存在。一説によると妖界の神だとか。時たまイジラセてくれる。 新・妖怪党の面々 George氏に翻弄されながら一生懸命妖界を創り続ける怪人達の集まり。 基本的には主要な妖怪は網羅したつもりですが、「この妖怪も書いておいてくれ!」というリクエストがありましたら遠慮なくどうぞ。 順次書き足していきます。 魑魅魍魎 美食の宴
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shion(2006-10-14) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫ プロローグ 「ほぅ、お客さんかえ?」 女将は顔に笑みを浮かべた。 白く尖った歯が、赤い口からのぞいている。 結局、女将は風の神をあんかけにすることは断念したのだった。 というのも、「ちっとも腹に溜まらない」からである。 そんな殺意はちらりとも見せず、風の神を再び見回りに出させて間もなく、その知らせは飛び込んできたのだった。 「へえ、そうでやんす。多分、天邪鬼の奴でやんすな。ニヤニヤしながら走りやがって、気持ち悪いったらありゃしませんよぅ」 ・・・こいつは、耳として使えるかもしれないな、と鬼婆は考えた。 彼女自身は、この風来坊の話し方が好きではないのだが。 「まあ、こいつも一応『毒』を持ってるからねぇ」 女将は口を尖らせた。口笛を吹いたのである。 と、次の瞬間、宿に飛び込んできたのは、番犬ケルベロス。 口には、闖入者がすっぽり収まっている。 「あっ、こいつでやんすよ。おいらが見つけたのは!」 と指差された天邪鬼はふてている。 「ふん、何のことだかさっぱりワカラネエな!」 「お前かい、ウチの店に押し入ってくれたのは・・・」 「フハ、そんなことはしてないな!!」 「薬品庫から薬を盗み出したんだろう?」 「何を言っているんだかな!」 「だがねぇ、残念ながら、その薬はあいつらの術を解くモノじゃないよ」 「な、何!?そ、そんな・・・」 「ほら、本性を出したね。さあ、どうしてやろうかねぇ・・・。前の実験はもう終了したからねぇ・・・」 「う、う・・・」 「二つに一つ、選ばせてあげよう。一つは、アンタが盗み出した薬を自分で飲む。そして、もう一つは・・・」 山の中に、大きな悲鳴が響き渡った。 山彦がそれを何度か真似し、そして、叫びは森に吸い込まれていったのだった。 魑魅魍魎 美食の宴
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nanaki(2006-10-25) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫ 第二章 天狐 烏天狗の森を小さな妖怪が歩いている。 ほっかむりを被り、いかにも怪しい面体だ。 もうどれくらい歩いただろうか…すっかり陽は暮れている。 「…ああ、暗くなっちまった…どこかで休むか」 小さな妖怪は辺りを見回す。 すると山の上の方から黄色い光が見えた。 「あれは…店かな…とりあえず行ってみるか…」 歩き出したその瞬間だった。小さな妖怪の小さな背中に悪寒が走る。 「……! いや…まて。あっ、あれは…店じゃない…まさか…」 小さな妖怪が見つめる先には血に飢えた獰猛な妖怪が獲物を待っていたのだ。 しかし。 その妖怪はどこかに行ってしまったようだ。 「ああ、あの方向は…頭の…」 伝えるか?そう思った。 「今となっちゃ、あんな奴等どうでもいいじゃねぇかよ。もう仲間じゃないし、逃げてきたくせに今更戻っても…」 ―あんな奴等にはもう俺は必要の無い妖怪、どうにでもなれ― 小さな妖怪・天邪鬼は歩きつかれて棒のようになった足を引き擦り、森の闇に消えた。 魑魅魍魎 美食の宴
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nanaki(2006-10-25) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫ 第二章 天狐 烏天狗の森を小さな妖怪が歩いている。 ほっかむりを被り、いかにも怪しい面体だ。 もうどれくらい歩いただろうか…すっかり陽は暮れている。 「…ああ、暗くなっちまった…どこかで休むか」 小さな妖怪は辺りを見回す。 すると山の上の方から黄色い光が見えた。 「あれは…店かな…とりあえず行ってみるか…」 歩き出したその瞬間だった。小さな妖怪の小さな背中に悪寒が走る。 「……! いや…まて。あっ、あれは…店じゃない…まさか…」 小さな妖怪が見つめる先には血に飢えた獰猛な妖怪が獲物を待っていたのだ。 しかし。 その妖怪はどこかに行ってしまったようだ。 「ああ、あの方向は…頭の…」 伝えるか?そう思った。 「今となっちゃ、あんな奴等どうでもいいじゃねぇかよ。もう仲間じゃないし、逃げてきたくせに今更戻っても…」 ―あんな奴等にはもう俺は必要の無い妖怪、どうにでもなれ― 小さな妖怪・天邪鬼は歩きつかれて棒のようになった足を引き擦り、森の闇に消えた。 魑魅魍魎 美食の宴
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shion(2006-10-24) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫ 第二章 天狐 女将はいぶかしんだ。 「どういうことなんだい? あの蕎麦屋っていうのは、最近出来た店のことだろう?」 「太郎蕎麦のことですか!?ボクも行ったことありますよ」 「うむ・・・そうじゃ・・・」 「あの店の主人も、あいつらの手先ということですか、先生?」 「・・・そうとも言いきれんのじゃが・・・」 「早耳の異名を持つセンセイにしては、妙に歯切れが悪いじゃないかぇ?」 「ワシにもまだはっきりしないことがいくつかあるからの・・・」 「ほう。センセイにも分からないことがあるのかい」 「茶化すでないぞ」 いつの間にか、日はほとんど暮れていた。 逢魔が刻である。 クダは話にほとんど付いていけていなかった。 「さてと、じゃあアタシは店に戻って薬でも取ってくるかね」 「こやつら三匹に、事情を聞かねばならぬからのう」 「そういえば、最近泥棒が入ってね、薬を盗まれたんだがね、一体何に使うつもりかね、あいつらは」 「へえ、君でもうっかりものを盗まれるなんてことがあるんだね。 さすがの鬼婆の目も濁ってきたのかい?」 「茶化すんじゃないよ」 鬼婆は宗旦狐を睨むと、立ち上がった。 と、そこへ・・・。 「女将~、大変でやんす!!」 風の神が飛び込んできた。 魑魅魍魎 美食の宴
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you-chan(2006-10-13) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫プロローグ さて、太郎氏後日談をお話しよう。 三凶潰しの噂は、彼の脳裏から依然として離れぬままであったが、数日間はことも無く仕事に励むことができていた。 ある夜、仕事の最中に、普段の通り道に「空き物件・テナント募集」の広告を発見した太郎氏、 「これだ!おれぁこういうのを捜してたんじゃねぇか!」と、これまでになく興奮した。 テナントは、商店街の一角にある二階建ての一階部分で、2階は大家の髪切り、 通称「髪切りおふさ」なる老婆がいとなむさびれた理容室である。 「へへっ。大家の婆ぁがどんなヤツだって関係ねぇ。店開くいいチャンスじゃねぇか。これを逃すもんかってやつよ。」 太郎はつい昔の悪い癖が出て、一階を借りたいのですが、なんて下手に出ることなく、 半ば脅しをかけるようにして一階を借りることになった。(その時の彼は、後に刺客集団「切り切りトリオ」や、 それにまつわる陰謀譚を聞くことになろうとは、夢にも考えてなかった。) 取りあえず、20坪ほどの店を出す事ができるようになった太郎氏、「まずはメニューを増やさなくちゃいけねぇやな」と言うわけで、今までに加えて、さらに 「狐肉そば」「豆狸肉そば」、希少品の陰摩羅鬼の卵を使った「天玉そば」玉子は自由にトッピングできる 各種玉子そばなどを加え、当初は一人で店を切り盛りしていた。 特に、豆狸玉子そばは、妖界でも珍味とされる具材を使用しているだけあって、値は多少はるものの、 「太郎そば」の人気メニューになりつつあった。 開店から2週間が過ぎた。 「バイトでも雇わにゃ、いくら俺でもちときついな。今までの悪さのお詫びの意味も込めて、 ここまでは一人(?)でやってきたけどよ。」 そこで太郎氏、まずは2階の婆ぁ、物知りでも知られる「髪切りおふさ」に話を持ちかけた。 本来は、バイト雇えねぇかなぁ、という話から始まったのだが、そこで彼は、驚くべき話を聞くことになる。 魑魅魍魎 美食の宴