約 876 件
https://w.atwiki.jp/yukihuruhakoniwa/pages/349.html
渚の夢幻城(3F) 2Fの探索を終え、3Fへと登ってきた一行。 慎重に罠を警戒しながら―無論、カルノ以外は、だが―階段を登り終えた・・・その時である! 一行を目掛け、どこから現れたのか巨大なマジックハンドが迫る! 「広いね・・・!?」 「!?」 「え!?」 呆気に取られた一行を意にも介さず、マジックハンドに囚われた御鈴はあっという間にダストシュート的なところに放り込まれてしまう。 「なんでぇぇぇぇぇぇ……!!」 御鈴の叫びはそのまま遠ざかって行った・・・。 御鈴サイドに移る 「なん…だと…」 「あらー…」 「・・・えっ、が、がんばれー?」 「せ、先輩……せんぱーい! そんな……」 状況が理解できず、混乱する一行。特に鼎は少々ショックが大きかったようだ。・・・と、残された陰鬼が埃の積った床に何か文字を書いている。 「ゴシュジン シンジャ イネーヨ」 「御守神 信者 いねーよ?」 本気で頭おかしいんじゃあないかと・・・ ――それはさて置き、御鈴に召喚された式がそのまま現世に留まっているということは、どうやら御鈴はまだ無事のようだ。 「どうしよう… 鈴ちゃんいないと誰が私のご飯作るの?誰が私の服を洗濯するの?誰がお金貸してくれるの…??」 「(ダメダコイツ……ハヤクナントカシナイト)」 (幽霊なのに服の洗濯必要なのか・・・) 髪結はどちらかと言うと自分の心配をしているようだ――内心は定かではないのだが。 「まずいですね……他から合流出来る所を探しましょう」 「…うん、頑張る!」 「せんぱぁい……」 「調べよー!」 「私が……」 何とか気を取り直したレンの提案で、残された面々はひとまずこのフロアの探索を行なうこととなった。 鼎が辺りを調べてみると・・・御鈴が投げ込まれたダストシュートのような所は、マジックハンドと御鈴を飲み込むとグシャグシャに変形して残された一行を阻んでいる。 更に、はっきりとは分からないが・・・このフロアのどこからか、それとなく嫌な気配が漂っている。 「あーあ、ぐしゃぐしゃだねー… これは無理かも」 「通れないね・・・」 「!・・・なんだか嫌な気配がする……気をつけて」 「この扉……、開けてみる?」 「まず開けてこー!」 「ええ、開けてみましょう 御鈴殿が心配です」 「早く合流しないと……」 「とりあえず開けてみるしかないよね? 開けます!ガチャっ!」 西側の小部屋 続いて近くの小部屋に入った一行。 机が一つ、奥の床にトラップドアのようなものが見える。・・・どうやら構造的に開く形になっては居るようだが・・・。 「あの床……開くみたいね」 「なんだろー」 早速鼎が、周囲を警戒しつつ机に何かないか調べ始めた。机の中には何もなかったが、机の上に鍵が一つ置いてあることに気付く。 「これは……鍵ね。どこのかしら」 どうやら、動力室の物とは違うタイプのようだが・・・。 「この部屋……なんの部屋なのかしら」 「慎重に調べていきましょう」 「と言っても早く御鈴先輩と合流しないと……」 焦る鼎をレンが宥めようとするが、鼎は苛立ちを隠せない様子だ。 ・・・そんなことを気にも留めないカルノは・・・ 「この床少し開けて覗いてみる!」 トラップドアを開けて下の様子を探ろうとしていた。・・・が、扉は一向に開かない。 「開かないなー・・・」 「なら、ぶち壊すまでね」 「よーし!」 「どきなさい、私がやるわ」 「う、うん」 苛立ちが限界に達したのか、カルノを制すると鼎は全力で閉ざされた扉に殴りかかる。 「はぁっ!」 ・・・しかし、表面が少々えぐれはした物の、扉はビクともしない。 「くそっ……硬い」 「硬いねー」 「ちょっとへこんだ? ずっと続ければ壊れそう!」 「切る?」 「斬ってみれば?」 「うん!」 「闇切り!」 今度はカルノが闇斬りで斬りかかる。・・・が、これも効果はない。 「あれ?切れない?」 「力の使いすぎよ……」 「後ろの二人もやってみたら? 私はこんなの絶対無理むりーだし」 「魔法かかってるのかな?」 「ただ硬いだけだろうけど……下手な事はしないほうがいいわね……ごめんなさい。 冷静に・・・なってはいないけど、頭は冷えたわ。とりあえずここは後回しにして他を探しましょうか?」 「えー次行っちゃうのー?」 「壊さないのかー どっちみち私は非力なので壊せないからいいけど、気になるなー」 「無理は禁物ですからね 調べられるところを先に調べるのがいいのかもしれません」 「判断は任せる……けど。ここで時間を浪費してもしょうがないじゃない? まあ、私の言えることじゃないけど」 「わかった!次行こう!」 「残念ー またね、床の扉さん!」 レンと何とか冷静さを取り戻した鼎の提案で、この部屋の探索を後回しにして先に他の部屋を回ることにした一行。 「とりあえず、さっき調べた部屋のとなりの部屋でも調べましょうか?」 「そうしましょう」 「開けるよー!」 動力室(3F) 扉を開けた先には、下階で操作したものと同じ操作盤が見えた。・・・どうやらこの階の動力室のようだ。 「ここは、動力室……みたいね。今までのセオリー通りなら鍵が必要だけど……」 そう言うと鼎は部屋を注意深く探ってみたが、今までの動力室との違いはないようだ。 「んー、見たところ今までと同じみたいね。だったら用はない、かな。どうする?」 「また鍵探さないとダメなのかー…」 「向こう側のドア開けちゃおう!」 「残りの部屋にあればいいんだけど… 行ってみる? 鼎さん?」 「そうね、手っ取り早く行きましょうか」 「――で、こっちの扉がこのフロアの最後だよね? 開けてみる? 見るよね? 開けるよ!」 美術品のある部屋 一同は鍵を探しに最後の部屋を探索する事にしたのだが・・・このフロアを訪れた時に感じた気配は、どうやらこの部屋からのようだ。 「なんだか、嫌な気配がする……杞憂に終わったらいいんだけど。警戒して」 「またなにかトラップがあるかもしれませんね」 鼎が慎重に辺りを探り始めた。・・・この部屋に置かれている壺や絵は、どれも高価なもののようだ。骨董品の収集に使われていた部屋だろうか? 「色々高価そうな物があるみたい……ん? タンスの中に何か……なんだろ……?」 箪笥の中には、見覚えのある鍵が入っていた。 「これは……おそらく動力室の鍵みたいね。これでいけるはず」 「この鏡なんだろー?」 続いてカルノが鏡を調べる・・・鏡の裏に鍵が貼り付けてある。 「鍵?」 「どこの鍵だろ?」 「なんか変なの見つけた?」 ――と言ってカルノが背を向けた瞬間。 鏡からおぞましい姿をした何者かが這い出してきた――! 「わわわ、また何かトラップ踏んだの? カルノ君!」 「へ?・・・誰?」 「こいつは……なんだっ」 何者かは俊敏な動作で部屋を動き回りながら一行の様子を探っている。 「なっ、早っ!?」 あまりのスピードに驚愕する鼎。敵の正体を探るべく、髪結が占いを試みる。 「ごくり……」 固唾を呑んで見守る一行。やがて浮かび上がったヤツの正体・・・それは・・・! モ ス マ ン ! 「なんか色々分かったし、テレパシーで皆に送るよー!」 占いによると、敵はモスマン、つまり蛾人間と呼ばれるフリークスで、霊体としての特性の他、厄介なことに鏡などの反射物を経由して別次元を行き来する能力を持っているようだ。 鏡の中から出現したように見えたのも、どうやらその能力によるものらしい。 手の内を見破られたのを知ってか知らずか、モスマンは背後からカルノに襲い掛かった。カルノは即座に振り返ると、足を踏ん張り、その衝撃を受けきった。 「物理がきかないのなら!」 何故カルノが物理と言う言葉を知っているかは兎も角、判断そのものは的確だった。相手が霊体ならば、カルノの持つ虚斬りの能力は絶大な威力を発揮する。 ――その筈、だった。 「・・・・・!」 カルノが斬りかかった瞬間、モスマンは素早く身を翻すと鏡の中へと"流れ込んだ"。カルノの虚斬りはそのまま空中を空しく掠めて行く・・・。 ・・・そう。確かに虚斬りは霊体に有効だが、次元の壁を突破することは不可能だ。 攻撃をかわしたモスマンは、カルノを嘲笑うかのように再び鏡の中から這い出した。 「・・・・・・」 モスマンは反射物を利用した回避を行なう。この情報は、確かに髪結から一行へ伝えられた筈だった。 しかし、カルノはその話を聞いていなかったのである。御鈴が気がかりな事もあり、鼎はカルノを遠巻きに睨み付けたまま口を噤んだ。 ・・・そんな鼎を他所に、カルノはモスマンの背後の鏡に向かって虚斬りの派生技である闇斬りを見舞う。 幸い、通常の物体であった鏡は斬られると同時に消滅した。 「これで鏡消えた!もう大丈夫!」 「貴方の頭と目は飾りなのかしら?」 「・・・へ?」 暢気に喜ぶカルノを鼎が毒づく。確かに鏡は消滅したが、この部屋にはまだ多くの反射物が存在する。モスマンがそれらを射程内に収めてしまえば、それこそ千日手だ。 加えて、先程は運良くこちらの次元に再び出てきてくれたから良い物の――もしモスマンが戻らないまま此方を狙って来たとしたら、一行には何ら対策することが出来ない。 状況は多少好転したものの、未だ油断は許されなかった。 「・・・まあいいわ・・・。」 呆れかえった鼎だったが、髪結に伝えられた情報から、既に勝機は見出していた。 ――"モスマンは光を嫌う。" 占いで得られた情報の中に、奴の弱点と思しきものが含まれていたことを鼎は聞き逃さなかったのである。 「これはどうっ!」 鼎は探索に使っていたランタンを取り出すと、モスマン目掛け最大光量で照射した。強烈な光に悶え、膝を突くモスマン。・・・思った通りだ。今なら、或いは・・・? 「喰らいなさいっ!」 動きの止まったモスマンを目掛け、鋭い回し蹴りを放つ鼎。しかし、その攻撃は虚しく空をきる。 「くっ・・・まだ霊体かっ・・・!」 「霊体・・・そしてこの部屋で戦うのはなにかまずい気がする・・・光にやられているうちに外で体制を立て直しましょう!」 現状では不利と判断したレンが、一旦広間まで後退する。反射物が多く、狭い室内での戦闘は確かに不利だが、鼎は別の可能性を危惧していた。 (場所を変える・・・?でも、もしコイツが鏡の中を自由に移動できるのなら・・・そのままにはしておけないわね・・・。) そう。今この部屋で戦って居る限りは、もしモスマンが別の反射物に移動しようとしても目視で判断できる。 しかし、全員部屋を出た状態では、モスマンが何時反射物に移動したのかがわからない・・・。 つまり、姿の見えない敵にいつ奇襲されるか分からない状態で逃げ続けなければならない事を意味する。 果たして、それが本当に正解なのだろうか?判断に迷っていると、鈴木もまた部屋を出る。 「・・・・・!」 ・・・が、彼はどうやらもし後退した場合に追ってくるであろうモスマンを警戒し、部屋の出入り口を塞ぐつもりのようだ。 扉を出たところで鈴木が鬼種としての力を解放する。鬼の高い身体能力と反応速度で以って、モスマンを制するという算段だ。 「鈴木のおじさん鬼だったの!?」 (こいつ・・・食い殺してやろうか・・・) 自身が鬼種の代表として樹海を訪れた事から今回の一件に呼ばれたことを完全に忘れていたカルノに対して、鈴木が言い様のない殺意を覚えていると、 今度は髪結がモスマン目掛けて念動波を放つ。・・・確かに手ごたえはあったものの、モスマンの生命力の高さ故か、吹き飛ばすことはできなかった。 「あらら、やっぱりダメだったか…」 「やっかい……ね」 「・・・・・。」 「当たらない!」 一行が立ち直ったモスマンと睨み合いを続けていると、足下から激しい振動が伝わってきた・・・どうやら御鈴は地下で交戦中のようだ。 同時に、待機していた式鬼が召喚解除される。 『SYSTEM Check...Done. BlackPhantom,Scramble! 』 場内に響くアナウンス、地下ではいったい何が起こっているのだろうか・・・ 「これって・・・御鈴先輩、無事でいて下さい・・・。」 鼎が御鈴を心配していると、モスマンが鼎目掛けて鋭い爪を振り上げる! 「そんなの当たるわけないじゃないっ!」 虚を付かれはしたものの、鼎の反応速度がモスマンのそれを辛うじて上回り、モスマンの爪は空を切った。 「あ、危ないわね・・・こいつはここで叩くわっ!」 「!!・・・!?!?!?」 一瞬ヒヤリとしたが、体勢を立て直した鼎が再びモスマンにランタンの光を浴びせる。先程と同じく、モスマンの動きが止まった。 ・・・が、この程度ではまたすぐに回復してしまうだろう。もっと強い光源があれば、或いは・・・。 「・・・勢いで個人行動をしてしまったけど、みなさんが危ない……部屋に戻らなければ」 一方部屋を出たものの、思い直したレンは、再び部屋に戻ることを決める。 その時室内では、モスマンがランタンに怯んだのを見た鈴木が更なる追撃を試みていた。 「くらえぃ!」 「!?!?!?」 鈴木は持っていた照明弾をモスマン目掛けて放つ。強烈な光にモスマンは堪らず逃げ出そうとしたが、逃げ込むべき反射物が射程内に存在しなかった為に逃れられず、悶え苦しんでいる。 「咄嗟の判断だったけど、部屋に残っている人が危ない……それに今の光は!?」 丁度戻ってこようとしていたレンが照明弾の光に気付く。 ・・・それに加え、もう一つレンが気付いた事実があった。 「そして僕しか部屋の外に出てないじゃないか!!」 どうやら後退したのはレンだけだったようだ・・・。レンは全力疾走で部屋へと駆け戻った。 その頃、室内ではカルノが再びモスマンに虚斬りを試みていた。 「よし!怯んだ!いける!」 力強く振りかぶった刀は、動きの止まったモスマンを捉え、今度こそ真っ二つに切り裂いた。 「君が!消えるまで!切るのを!やめない!」 (GM)「なお、モスマンを殺したカルノは」 (GM)「モスマンになりました」 (T.K) !? (GM)「なんつってな」 著者注:もし・・・この時GMが本当にこの選択を取っておけば・・・今後の戒めに残しておこう。 何はともあれ、モスマンを倒した一行。 「ふぅん、珍獣の癖にやるのね」 「たおした!ほめて!」 「カルノがモスマンになっていくううううう・・・・・・冗談だ。」 「そうね。すごいすごーい。・・・さ、いきましょうか」 「わぁい♪」 「モスマンさよなら~♪」 鼎の完全な棒読みもカルノは理解できないようだ。・・・所で、お気づきになっただろうか。 ・・・悲しい事に、レンが戻ってくる直前にモスマンは倒されてしまったのである。全速力で戻ってきたレンは息も絶え絶えの様子だ。 「ぜーはー・・・ぜーはー・・・」 「・・・大丈夫?」 「だ、大丈夫です ありがとうございます」 「そう、ならいいわ」 息切れ著しいレンと心配する鼎の後ろで、カルノと髪結が何やらはしゃいでいる。 「カルノ君偉いよ♪ ご褒美あげようか?」 「うん!」 「煙草しか、持ってないかも・・・? カルノ君いる?」 「大人にならないとだめっていわれたー。」 と、ここで髪結が改めて部屋を――正確には、部屋の美術品を見回す。 「ま、それはどうでもいいとして・・・改めて見てみると、これとかー、これとかーかなりいいものじゃない??持っていっていいよね?ね?」 「ん、いいんじゃないの?」 「~~~♪」 絵画を手に取った髪結に倣って、カルノも壺を覗き始めた。 「この壺中になにかいるかな?」 「…その壺の中からまたお化け出てきちゃったりして?」 「クモの巣あったよ!」 「悪戯に使っちゃう?」 「使っちゃう!」 と、ここで遊び始めた二人を見かねた鼎が声をかける。 「・・・言っておくけど、遊んでいる時間はないわよ。」 「?」 「この珍獣は・・・。」 ――ダメだ。カルノに合わせている可能性のある髪結は兎も角、この珍獣ときたら御鈴の事を完全に忘れている。 強烈な殺意すら覚えた鼎だったが、この珍獣は戦闘力"だけ"は折り紙つきだ。この先も戦闘がある可能性が高いことを考えると、殴り殺す訳には行かない。 心中で激しく逆巻く怒りの炎を抑え、冷静に。あくまで冷静に状況を再認識させる。・・・尤も、怒りは隠し切れなかったのだが。 「・・・今は御鈴先輩と合流する事が先決でしょう?」 「あ・・・」 「あーあ、怒られちゃった 私しーらないっと(ドロン♪)」 「忘れてた、とか言うんじゃないでしょうね。あとそこの髪お化けも逃げないっ!」 「まさしく煙に巻くってね♪ 一服してきますー」 「忘れたんじゃなくて記憶が飛んでただけだよ!」 「・・・先を急ぎましょう」 鼎がカルノに対して怒りを通り越して呆れ帰っていると・・・再び振動が響いた。 「な?」 「うおお!?」 「また!?」 「地震!?」 「これは・・・」 どうやら再び地下で何かが―例えば、大質量の何かが爆発するような事態が―起きている。そして地下には、恐らく分断された御鈴が居た筈だ。 「・・・・・・。」 「床壊して御鈴のお姉さん助けに行く?」 「・・・急ぎましょう。」 「鈴ちゃんなら余裕、余裕! きっとなんとかしてるって♪」 「ふふっ、そう……ですね」 「うん! さぁ、私達は私達で進めよう♪」 「なら動力室行こう!」 (・・・ホントに大丈夫だよね?) 心配する鼎と、自分も同じ心境でありながらそれを元気付けようとする髪結。そして一行はそのまま動力室へ向かおうとしたのだが・・・ その時、動力室近くの小部屋、つまりトラップドアのあった部屋から、何やら物音が聞こえてきた。 一行はひとまずそちらへと向かうことにしたのだった。 西側の小部屋 小部屋に戻ってきた一行。ガコン、という音と共に鍵の掛かっていたトラップドアが開き、小型の昇降機がせり上がって来た。 「あ、床の取れた」 「み、皆さん・・・・・・お待たせしました・・・・・・」 昇降機から御鈴が降りてきた。・・・やはり地下で戦闘があったのだろう。御鈴は全身ボロボロになっている。 「御鈴のお姉さん何があったのさ?・・・ツンツン」 「あはは! こっぴどくやられたね♪」 「み、御鈴先輩! 酷い……」 「御鈴殿、無理はなさらず……」 「ちょっと無茶しすぎただけですから、心配しないで……それより、こっちは今どういう状況ですか?」 「先輩、無茶し過ぎですよ……心配しますってば……」 心配する鼎の後ろから割り込んだカルノが、御鈴に説明ならざる説明をはじめた。 「絵と壺を強奪して蛾人間倒した!」 「蛾、蛾人間……?」 「鏡から出てきた!」 「鏡から……もしかしてモスマンですか?」 「もすまん?」 「んー なんかそんな名前だったけどよく知ってるね? 鈴ちゃん?」 「鏡から出現する蛾の怪人ですよね、話だけは聞いた事があったので・・・」 「強敵でした。鈴木殿達の機転で被害は出ませんでしたが・・・」 「なるほど・・・となると、この階の探索はある程度済んでいるんでしょうか?」 「残りは毎度同じみ動力室ー♪・・・かな?」 「動力室の鍵と変な鍵2つみつけた!」 「では動力室を稼動させてから上に向かいましょう――今晩中に決着を付けます!」 「そうしましょう 御鈴殿、歩けますか・・・?」 「先輩、大丈夫? 歩ける?」 「休む?」 「歩けなくても歩いてみせますよ・・・これ以上時間をかけるとまた犠牲者が増えてしまうかもしれません、急ぎましょう!」 こうして再び御鈴と合流した一行は、改めて動力室へ向かうことにした。 「わたしーのてーいち♪」 そういうと髪結は御鈴の背中に飛び乗った。・・・尤も、霊体である以上重さはないのだが・・・。 3F動力室 「っ・・・・・・!」 部屋まで辿り着くや否や、御鈴が突然ふらつき、倒れそうになる。近くにいた鼎が咄嗟に肩を貸し、御鈴を支えた。 「無理しちゃだめですよ……私に任せてください。」 「……ありがとう、神喰さん…」 「いえいえ、これくらいお安いご用ですよ。」 「…戦闘になったら降ろしてね、支援ぐらいはしてみせるから!」 「先輩……わかりました。でも、無茶はし過ぎないでくださいね」 そんなやり取りをしていると、カルノが起動キーを持って鍵穴の前まで駆け寄っていく。 「鍵差すよー!」 「では、こちらも押しますね。」 配電盤の起動を確認した鼎が、動力スイッチを入れた。今までと同じく、3Fの電源が再起動する。一行はそのまま4Fへ向かうことに・・・。 「これでよし、っと。じゃあ、行きましょうか」 御鈴編を見る 前に戻る 次へ進む
https://w.atwiki.jp/hakoniwabbn/pages/139.html
「世界線を越えて」 担当GM:Sely セッション開催日:2013年4月24日(水) あらすじ ある日NAXA本部に呼び出された一行。 NAXAの秘密工場が前工場長に占拠されたので処理してきてね、との依頼を受け、 激しい既知感を感じつつも工場攻略に挑むのだった! 取得経験点と報酬 フロスト・コソロフMVP! 6P/7万円 髪結・茶織 6P/7万円 浅倉・優真 5P/7万円 有賀・銀志郎 5P/7万円 延天寺・握 4P/7万円 GMP 5P
https://w.atwiki.jp/bbnduel/pages/41.html
1-14【カルノ:ヤグサの助言】(R) 戦力/体力・・・[8/6] キーワード能力・・・"手数押し" 技能・・・<初代当主の宿る刀>:このカードが受けている効果を解除し、このターン中敵前衛のキーワード能力を無効にする。 フレーバーテキスト「一族の存亡に関わる無知に対して、創始者の英知が動かざるを得なかった。」 解説: 効果は小型1-16【鈴木敏郎:刑事部長】と言ったところ。技能効果が解除できないため、自分と打ち合うと一方的に不利と言え、また1-08【髪結茶織:髪お化け】や各種ガルシアに対しても効果が薄い辺りは流石カルノか・・・。
https://w.atwiki.jp/puyo15th/pages/2573.html
ももかcリクのユウレイです!服とか勝手にアレンジしたら、変になった・・・ごめん!! -- びーばー (2007-09-26 20 50 50) ユウちゃん髪結んでる~!!カワイイ~~ -- わかな (2007-09-26 20 56 09) ユウちゃんの髪型カワユスw -- ただの名無しのようだ (2007-09-26 22 45 31) いつのまぁ!!!!!!!!!ありと!!!!!!!かっわええ♪ユウチャン髪むスンどるぅ♪wwww -- ももか (2007-09-27 18 52 29) おひょ~!!ユウレイかわいすぎ!! -- レムレス (2007-09-27 19 54 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bbnduel/pages/27.html
1-06【ガルシア・ミラーレス:魔術の研究】(C) 戦力/体力・・・[8/5] キーワード能力・・・ 技能・・・<不安定な実験>:敵軍から1枚選び、出目分のダメージを与える。ただし、1か6が出た場合自分が2ダメージを受ける。 フレーバーテキスト「金髪のおじさん…何やってるんだよ…――髪結茶織」 解説: ギャンブルカードの一つ。ただし、最高目が自爆になっている為、どうあがいても天敵に劣る。 尚、フレーバーテキストは実験に失敗してビオランテが生えて来たのを見た時のもの。
https://w.atwiki.jp/hakoniwabbn/pages/283.html
「メタル狩り」 担当GM:リラ 開催日時:11月23日(土) あらすじ ナイトショット、サイクロン3積み? あははは! 私のデッキの永続罠の数は33枚のウリアデッキ! サイクロンはしきたり! ナイトショットは永続罠チェーンでタイミングを得れる! 私のデッキにそんなものは効かないよ!! な、なに? これはサ、サイコショッカー…! 馬鹿な!これほどのレアカードを!? 取得経験点と報酬 木ノ郷・尊MVP! 16P/24万/キル・マシーン 月光MVP! 16P/24万 リリス 15P/24万/β-キャノン 菊野 花恵 15P/24万 アレニェ 15P/24万/吸血殺しの紅十字 髪結・茶織 15P/なし GMP なし/9万円
https://w.atwiki.jp/harukotatsu/pages/167.html
男は今色を持たなかった 何色も色を使い描き続けた画家は今無色透明のままだった そして、これから本当に望む色を見つける為に山を登り続ける …勿論、BBNのメンバーもその気持ちを理解していた その証拠に一団は只管頂上を目指す ……… …… … 高原 細斗:落ちてしまう( RED:イメージです(( カルノ:「ぜぇ・・・ぜぇ・・・険しい!」 宍戸・玲緒:「この辺りでいいのかな・・・皆、大丈夫?」半獣アイコン忘れた( 髪結・茶織:「……山登りって楽~♪」ふわふわ 宍戸・玲緒:「物理法則を無視できるのが・・・羨ましい・・・」航空力学を無視した形状で飛ぶのはスゴイ疲れるのです・・・ 篝火:「あ、茶織ちゃんずるい…」 久月:「ぜぇ…ぜぇ…お、思っていたより険しいな…」 カルノ:「そり持ってきたらよかった!」 信二:「はぁ……はぁ……」 高原 細斗:「く・・・はぁ・・・流石に俺でもきつい・・・」 RED:「はぁはぁ・・・えぇ・・・でも、何も気配はありませんし、大丈夫・・・でしょう」 ウィンダスXth:「全く・・・だらしない奴らだ」 宍戸・玲緒:「ちょっと・・・そのリアルヴィジョン黙らせられないのか・・・な・・・」 螢火:「大丈夫ですか?」信二に手を貸す 信二:「あ、ありがとう…… ん、んん!!?」 GM(リラ):信二が目を一点に向けている 信二:「……てくれ」 螢火:「?どうかしました?」 カルノ:「え、何かいい物見つけたの?」 宍戸・玲緒:「・・・えっ?」 高原 細斗:「どうしました?信二さん・・・」 RED:「・・・?」 信二:「………待ってくれ!! まだ、まだ消えるな!!」 信二:「俺はもう少しでもう少しでお前を幸せに出来るからっ!!」 走りだす 螢火:「え、ちょ、ちょっと…!」 GM(リラ):信二は頂上に駆け上って行った 久月:「おい、まさか…」 篝火:「追いかけよう!」 高原 細斗:「っ!信二さん!」駆け上がる 髪結・茶織:「おーけー♪」ふわふわ カルノ:「ま、まてぇぇぇ!抜け駆けずるい!」 宍戸・玲緒:「また・・・!こっちは結構無茶して飛んでるって言うのにもう・・・!」翔ぶ RED:「信二様! 待って下さい・・・!」 追いかける 『虹を探して』Act7 ~紫髪の老婆~ 『虹を探して』Act9 ~白色の虹~
https://w.atwiki.jp/yukihuruhakoniwa/pages/348.html
渚の夢幻城(2F) 中央の空間――1Fと同じく、こちらもホールのような構造になっている――は、2Fに上がっても変わらない。 ドアが4つ見えるが、このホール自体には気になるものは何も見当たらない。 「んー、おかしい所は……ない?かな。で、どする?」 「このドア怪しい!突撃ー!」 上がってくると同時に開始した周辺の探索を終えた鼎が行き先を決めようと一行に問いかけた時、カルノは既に階段から右手に見える扉へ駆け出していた。 即座に反応した御鈴が、式達にそれをフォローさせる。 「1~3番はカルノさんの近くに、何かあったらフォローしてあげて」 緊張が走る中、扉の奥に目をやると…なんのことはない。やや狭い廊下が広がっているだけだ。 そのまま奥に向かったカルノは扉を見つけ…そして一行を待たずして、開けようとしていた。 嫌な予感が走った鼎が僅かに後方に下がった、その直後。 「開けるぞー!」 暢気な叫び声が聞こえる。…全く、警戒心という物が無いのだろうか…。 と一行が呆れながら奥を覗き込むと、扉の奥には大き目の段ボールが転がっている。1F同様動力が止まっている為かやや薄暗いが、どうやら倉庫のように見える。 そのまま様子を伺っていると、カルノが無警戒に足を踏み入れた。 ――――その時である。 段ボールの影から金切り声を響かせ、巨大なドリルが飛び出してきた!…幸か不幸か、カルノは間一髪でドリルをかわした。 「あわわ」 「ドリル!?」 呆気に取られる一行を遠巻きに見ながら、ドリルは引っ込んで行って止まった・・・。 「間一髪でしたね……」 「ななななんでドリルがふってききたのさささ」 「珍獣大丈夫?」 「こんな危ない城でサクサク進むからだよ?」 「明らかに殺しにかかってるよねこれ……」 「危ないのよくない!」 良く観察してみると、足元にスイッチがあったようだ・・・これを教訓に気を引き締めなければならない。 ――ここで、髪結が当然の疑問を口にする。 「でも、罠だけの部屋なのかな? これ?」 「倉庫みたいね・・・」 「あんな罠があるという事は、裏を返せばそれだけ重要な物が隠されているのかも……」 「あー私探し物してみたーい」 そう言うと髪結は、辺りの段ボールを一つ一つ慎重に調べ始めた。程無くして、箱の一つから先程起動させた1Fの動力室のものとよく似た鍵を発見した。 「なんか1階の鍵と似た鍵見つけたよ?」 「これは……一階の動力室の鍵と似てるね~」 「鍵だ!」 「とりあえず持っておこうかな」 と、同時に・・・調べている途中、カルノが誤ってもう一度ドリルのスイッチを踏んでしまった。 「・・・・・。」 絶句する一行。幸いカルノは髪の毛を僅かに削り飛ばされただけで済んだようだが…。さて、この珍獣をどうしたものか…。 「あわわ・・・また踏んじゃったよ」 「と、とりあえずこの部屋はこれぐらいみたいですね……」 「……珍獣は放っておいて、出ましょうか」 「ここ怖い…」 己の不注意で2度もスイッチを踏んでおいて良く言えた物だ。怖いならばもっと警戒を強めれば良い物を…そう思った一行であった。 ――気を取り直し、御鈴が安全策を提案する。 「他の部屋も見て回りましょうか、今後もこういう罠はありそうですし突入は式に任せますね」 「ですねっ、南条先輩におまかせですっ」 「次いこー!」 …が、カルノの無警戒ぶりは変わらなさそうだ。 「一先ずこの部屋から一番近い南西の部屋に式を一体。残った全員は万一に備えてホールに待機しておきましょうか。」 号令と共に陰鬼が扉を開けようとする・・・が、開かない。恐らく内側から鍵が掛かっている。 「鍵……か」 「切っちゃえば早いよ!」 「珍獣なら出来るよ!」 「鍵……さっき見つけたのは…って、鍵穴も無い……とりあえずここは後回しにして他の部屋を回ったほうが安全かもしれませんね」 「なんか行けそう気がするんやけどなー」 後ろ髪を引かれながらも、一行は向かい側の部屋へと向かうのだった。 水槽のある部屋 暗幕でも貼られているのか、この部屋は他と比べてより濃い闇に包まれている。水槽が置かれているが、その中に泳いでいるものは無い。 水は濁っているが、水槽の中に目視で確認できるものは無い。 …ふと、辺りを探っていた陰鬼が何かに気付く。壁にスイッチのようなものを発見したようだ。御鈴は式に指示を出し、慎重を期してスイッチを押した――次の瞬間 ――ここだけ別動力だったのか…それは定かではないが、天井に据えられた蛍光灯が点いた。 矢張り、ここには何も無いのか?皆がそう思っていると、カルノが突然、水槽に駆け寄った。 「これ怪しい!壊す!闇切り!」 カルノが勇んで刀を振り下ろそうとした、その直前。 電気が点いたことによってこちらを認識したのか、水槽から水妖が10匹飛び出してきた! 「なんかいっぱい出てきた!?いちにーさん・・・10匹!?多いよ!」 不用意に近づきすぎたカルノは前後をそれぞれ5匹の群れに囲まれ、完全に水妖たちに対して後れを取ってしまった。今動けるのは、カルノ以外のメンバーだけだ。 「珍獣のバカ……ああもう!」 手早く体制を整えた鼎が"身体強化"の霊術を自らに展開する。元より常人をはるかに上回る身体能力を持つ彼女だが、この術式によってその能力は更に強化されるのだ。 「数は多いですが単騎の戦力は大した事もありません!皆さん頑張って!」 そして続けざまに御鈴が声を張り上げる。傍から見れば只の声援に見えるだろう。 だがしかし、天賦の才を持つ者のそれは、魔術の様に、祈祷のように、或いはシャーマンの秘術のように、周囲の味方の戦闘力を実体を伴って高める力があるのだ。 「…それにしてもやっぱり罠だったんですね……体勢を立て直してください、カルノさん!」 更に御鈴は先んじてカルノと水妖を遮るように結界術を展開する。これでいい。これでこの結界が保っている間は少なくともカルノは安全だ。 魔法的な攻撃手段を持たない水妖には――魔法生物である以上素質はあるはずだが、いかんせんそれらを扱うだけの知能は彼らには無い――、カルノを攻撃する術は無くなったからだ。 「さっさと蹴散らすわよ!」 突如見えない壁に阻まれ混乱する水妖達。その隙を突いて接近した鼎が、水妖の一匹を利き腕の拳で殴りつけた。 不意に強い衝撃を受けた水妖は拉げ、潰れ、やがて破裂し、自らの同族を除く水槽の中身と同じモノ、即ち濁った汚水溜まりへと変わった。 「もう一匹っ!」 更に勢いをそのままに2匹目の水妖に蹴りを放つ鼎。まともに受けた水妖は、一瞬真っ二つに引き千切られ、やはり濁った水へとその身を還した。 「流石神喰さん!ナイスだったよ!」 「ふふん、それ程でもありますよっ」 「鈴木さん、出来れば左側の5体残ってる方に攻撃お願いします!」 瞬時に2体の水妖を倒した鼎に賛辞を送りつつ、前に出た鈴木に攻撃目標を伝える御鈴。それを受けた鈴木が一声で応えた。 「ヘイヘイホー」 ――この時、彼に一体何が起きたのか。知る物はこの銀河系を一生掛けて訪ね歩いても現れないだろう。 発言はさて置き、指示を受けた鈴木もまた、己の肉体を武器に水妖を文字通り"叩き潰した"。まるで駄菓子屋で売られている水風船のような音を立てて、水妖は破裂した。 「(今の一瞬で3体も……私も頑張らないと!)陰鬼、多段攻撃!」 二人の活躍に奮起した御鈴が手早く室内に控えていた陰鬼に攻撃指示を出す。陰鬼は手にした青龍刀を振るい、瞬く間に4匹の水妖を引き裂いた。 この一撃で片側の集団は殲滅され、残るは鼎が始末した分を差し引いて、3匹。 「出遅れた……カルノ君を助けないと」 3人と1体の式にやや遅れて、レンもまた駆けつける。水妖の内1体に狙いを定めると、手にした刀で逆袈裟に斬り付ける・ レンの一太刀を受けた水妖は一瞬静止し、やがてズルリと流れ落ちて息絶えた。 それと同時に、生き残った水妖がレンを押し潰そうとうねりながら迫る。 「レンお兄ちゃん避けて!」 カルノの声に残心していたレンは我に返り、敵を見定めた後身を捩り、地面を蹴ると、辛うじてその一撃をかわした。 「まったく・・・ 戦闘なんて出来ないっていつもいってるじゃない 私の番までに片付けてよね」 髪結は気だるそうにそう言うと、自らの念を"波"として放った。念動力を応用し、敵にダメージを与える"念動波"と呼ばれる技である。 その一撃は生き残っていた水妖を壁際まで弾き飛ばし、暫くの間壁にへばり付けていたが、やがて水妖は圧力に耐え切れず蒸発した。 「手応えがないわ・・・」 つまらなさそうにそう言った鼎の後ろで、御鈴が人差し指をピンと立ててカルノに詰め寄っている。 「今回はこの程度だから良かったものの……どんな罠があるかも分からないんですから、迂闊な行動は避けて下さいよ。」 「ごめんなさい・・・今度から極力気をつけます!」 「ま、珍獣はこの調子で供物になるがいいよ。」 「カルノ君♪」 「?」 「ばーか」 「ぐぬぬ…」 「……スライムはもう残ってないみたいですね」 注意深く辺りを見渡す御鈴だったが、活動を続けている水妖は、もうこの部屋には残っていないようだ。 「急に出てくるからびっくりしたよ・・・」 「一応皆さんも確認しておいてくださいね、あの怪異は残骸の一片でも残ってると再生してきますから」 「この水槽はなんだろ・・・・・・」 鼎は水妖の飛び出してきた水槽が気にかかった様だ。鼎が水槽の底を調べると、車の鍵に使われている小型リモコンが見つかった。 「これは・・・・・・リモコン? 車の鍵のアレみたいだね~」 「車の鍵用リモコン……どうしてこんな所に?(あんな水妖まみれの水に浸かってたら流石に壊れてそうだけどなぁ……)」 「押してみようよ!」 「そだね、ぽちっとな(リモコンを押す」 …しかし何も起こらない! 良く見ると微かに赤い光は灯っている。恐らく電池が消耗し、赤外線が届かないようだ。 「なにも反応なしか」 「んー? ダメ? 壊れてる?」 「んー、これは電池がダメかな ま、こんなとこにあったんだしそりゃそうね」 「何かの役に立つかもしれませんし持っておくのがいいかもしれませんね」 落胆する一行が次に発見したのは、走り書きが書かれたメモ用紙だった。 「これは・・・・・・なんだろ」 たすけ みず おそて る …血で汚れていてすべては読めなかった。 「これは……さっきの水妖に襲われた人が書いたもの、かな」 「『たすけて みずが おそってくる』・・・・・・かな。ここに迷い込んでしまった人・・・・・・の物かもね。他にはなにもないようだし、戻りましょうか?」 「私達にとっては取るに足らない相手でも、知らずに入った民間人にとっては十分な脅威だから……これ以上犠牲者が増えない内に解決しないと」 「残りは隣の部屋だけだよね 行ってみる?」 「・・・・・・ですね、これ以上被害が出ない為にも」 「よーし他の部屋探そうよ!」 「行ってみましょうか、正面の部屋を開ける手掛かりが見つかるかもしれませんし」 一行がそろって部屋を出ようとしたその時。いつの間に息を吹き返したのか、倒したはずの水妖が1匹、最後尾のカルノに向かって突進してきた! 状況に全く気がつかないカルノに迫る水妖…! その時、一つの影が水妖を遮った。 気配に気付いた御鈴が、陰鬼を動かしたのである。陰鬼に阻まれた水妖は力尽きてそのまま灰色と深緑の入り混じった気体となって蒸発する。 「……一応一通りチェックはしたはずだったんですけど、物陰に隠れていたみたいですね……」 「!!!!?・・・!?」 「油断しちゃダメってことだよね、怖いなー…」 「と、とりあえず扉行こう!」 「なんにせよ、ここで出てきてくれて良かった……このまま放置していたらまた元の数に戻っていたかもしれませんからね」 無事に済んだ事に胸を撫で下ろしつつ、一行は残った未調査の扉へと向かった。 階段から見て左手の大部屋 「ここがまだチェックしてない最後の扉ですね」 「だね」 「いこー!」 「十分に警戒していきましょう」 「また罠があったりしても困るし……陰鬼、先行お願い。」 陰鬼を先行させ、扉を開けさせる。大きな棚やソファ、テーブルなどが見える。応接室…だろうか。 「…あんなでかい棚いるか?」 「鍵などはかかってなかったみたいですね……あ、食器棚」 「なんか色々良いものありそう♪」 「1階にあった銀食器のようなものがまた見つかるかもしれませんね……もしかすると何かヒントも見つかるかも。罠がある可能性も高いですし慎重に行きましょうか」 「この部屋は、なんだろ…」 「机!何かないかな?」 辺りを見渡している一行を尻目に、カルノが机へと突進した。ガサガサと喧しく音を立てながら机を荒らし――もとい、探っていると、置手紙を見つけたようだ。 が、しかし… 「なんか線がいっぱい・・・」 「んー? なんて書いてるのー?」 「わかんなーい」 …そう。漢字が多く使われており、カルノには読むことが出来なかったのだ。 (…あの子文字も読めないんだ…) 呆れる髪結の隣で、鈴木がカルノに無言で蹴りを見舞う。ここまでされる謂れは……あるのではなかろうか。 「レンお兄ちゃん読んで・・・いてっ!?」 「流石の陰鬼も文字は読めませんし……ちょっとこっちに持ってきて下さい」 ~カルノ視点~?が???しているので、??するように。???を早く??せ。 「どれどれ、ちょっと貸してみて」 「なんか早くしなさいとかどーとか?」 置手紙を受け取ったレンが、一同にその内容を読み上げる。 「『床が老朽化しているので、修理するように。施工者を早く寄越せ。』……とのことです」 「・・・普通だな」 「…つまり、部屋の床が抜けるかも?ってこと?」 「床が老朽化……となると、あまり何人もこの部屋に入っているのはよくないかもしれませんね」 「床に注意して歩かないとね…」 「かといって1人では何かあった時危険ですし……」 どうするべきか判断を決めかねていると、髪結に突如名案が閃いた。 「私が浮いて調べて来ようか?」 「ティティのお姉ちゃんならだいじょーぶ?」 「そうですね、罠に引っかかっても物理的なものなら大丈夫でしょうし……ここは髪結さんが適任みたいです」 「ん、わかったー♪ 行って来ますー!」 「んー、みたいだね。お願いねー髪お化け」 「と、いっても油断はしないように。魔法的なトラップというのも十分に考えられますから、危険を感じたら無理はしないで下さいね」 「うん、気をつけるー。…とりあえず、怪しすぎるよね…この食器棚…?」 食器棚に辿り着いた髪結は、徒歩で移動していたらどうなっていたのか?それを確かめるべく、まずは床を調べた。 「うわ・・・ 床古い・・・ ここら辺全部危険みたいだよー」 ――結論から言うと、食器棚周辺の床は全て老朽化しており、もし生身の者がこの棚に近づけば、間違いなく落下していただろう。 続けて棚の中身を調べ始めた髪結は、1Fにあったものと同じ銀食器を発見する。 さらに良く調べてみると、ロボットを模ったブリキの玩具を見つけた。 「みんなー! 銀食器と・・・ なんだろ? 何かの玩具見つけたよ!」 「ブリキ……みたいだね」 「おー、ロボット!」 続いてその玩具を一目見た鈴木が、驚嘆の声を上げる。 「セブンガー!セブンガーじゃないか!」 「せぶんがー?」 興味津々のカルノを他所に、髪結はソファーに大統領座りを始めた・・・こんなことをしている場合ではない。 「なにしてんのさ?」 「ふ~んふふ~んふ~んふ~んふ~ん♪ …わわ うん! も、もうちょっと調べます!」 「髪お化け、巫山戯るのもいいけど……」 (最早何も言うまい……) 抗議の目に耐えながらもう一度よく調べると、ソファからスプリングのようなものが飛び出ていた。…先端がやや変色している。これは恐らく毒針だ。 「こ、このソファーなんかやばかったみたいです…!?…机はカルノ君が調べてたし、もうこの部屋はこんなものかな?ねぇねぇ、もう戻っていいー?」 「いいよー」 「じゃあ戻ろっとー」 髪結が空中に浮きながら戻ってきた。 「そのロボット見せてよー!」 「銀の食器とよく分からない玩具見つけた?はい、どうぞー。」 「あ、懐かしい……昔某特撮作品に出てきたロボットですね、これ。味方の乗り物と合体して強くなるんですよね、懐かしいなー…… 確かゼンマイスターとかそんな名前だった気がします」 感傷に浸っている御鈴を他所に、カルノはブリキのロボットを弄り始めた。…どうやらゼンマイ駆動で動くようだ。 「これゼンマイ式なんだー。…巻いてみよ。」 発条を巻かれて命を吹き込まれたブリキのロボット、ゼンマインガーはテコテコと歩き出し、そしてドアにぶつかった。 「あ、待ってよ!」 カルノがドアを開けてやると、ゼンマインガーは通路の角でピタリと止まった。 「?」 「これは……この壁が怪しいわねっ!」 「壊してみる?」 (みんながあっちに気を取られてる隙に……) 一行がゼンマインガーが立ち止まった角に注意を向けているその時、幼き日に返った少女が一人。 「超絶合体、ゼンマイオー!」 「ジー・・・」 ―――そして、少女の"かっこいいポーズ"を見つめる幽霊の視線が一つ。…所謂、ガン見である。 「~~~っ!…と、とりあえずこの壁をなんとかしないといけませんね!!」 一方その頃、壁を破壊しようとカルノが攻撃を仕掛けていたのだが… 「えいっ!…むむむ?」 壁は予想以上に硬い。カルノは手が痺れた。 「んー……そういうことね!ここからなら、もしかしたらリモコンが届くかもしれないわ。…ぽちっとな」 なんということでしょう、あんなに閉塞感のあった壁が開いていくではありませんか。 「なんか扉が出たよ!」 「ふふん、まあわかっていたけどね」 「まるでカラクリ屋敷ですね……」 2F動力室 扉の先に進んだ一行が眼にしたのは、1Fと同じつくりの動力室と思われる部屋だった。 「一階の動力室みたいな部屋……だね」 「スイッチあるかな?」 カルノがスイッチを見つけて押してみるも、ブブーッ、というブザー音と共に、ディスプレイに[Locked]の文字が表示された。 「?」 「ということは、この鍵が使えるとことかないかな」 鼎が鍵を差し込んでみると、スイッチのランプが点灯した。 もう一度スイッチを押してみると1Fの時と同じく周囲に明かりが灯った。 「2Fクリア……と言った所かしらね」 「上行こう!」 「もうこの階にも用ないし、そうしよそうしよ!…上の階…なーんかどんどん罠がエグくなってる気がする…。」 「ドリルの次はなに来るんだろうね。」 罠を警戒する髪結とまるで懲りていないカルノを先頭に、一行は3Fへの階段を上って行ったのだった。 前に戻る 次へ進む
https://w.atwiki.jp/harukotatsu/pages/166.html
森の奥へと進むと小さな小屋があった しかし、決して物置ではなく、お洒落な雰囲気があるまるで喫茶店だ …そして雨は止んでいた ……… …… … カルノ:「・・・変な家」 RED:「本当にこんな場所に家が・・・」 久月:「随分シャレた家だな」 宍戸・玲緒:「でも・・・こういう場所で暮らせるなら、相応の腕がある・・・って事だよね」 祥子:「人の大事な家を見て変とはなんだい?変とは?」 高原 細斗:「・・・おわぁ!?」 カルノ:「誰かいた!?」 カルノ:「おばあさんの家なの?」 髪結・茶織:「失礼だぞ! 祓い人の祥子叔母さんだよ!」 カルノ:「そうなの!?」 宍戸・玲緒:「叔母さん・・・親戚だったの・・・?」 信二:「へー?」 高原 細斗:「そ、そうだったのか・・・」 カルノ:「ティティの親戚!」 篝火:「あ、こんにちは」 祥子:「ううん、ティティちゃんがずっとそう呼んでるだけよ」 祥子:「可愛らしいものでしょう」 髪結・茶織:「かぁーっ! 鳥肌がどんどん立つ!! それより話!話!」 RED:「そうでした!私達、貴方に教えて欲しいことがありまして・・・」 宍戸・玲緒:「あ・・・そうだったね・・・白い虹の事なんですけど・・・」 RED:「白い虹について・・・何かご存知でしょうか?」 祥子:「ええ、ええ 話は聞いてるけど… その前にあなた達『雁影』を払ったんだね」 カルノ:「がんえい?」 久月:「雁影?さっきの忘れ神のことか?」 高原 細斗:「あれは一体何だったんですか?」 カルノ:「・・・倒さなかったほうがよかった?」 祥子:「ええ、あいつは『雁影』と言ってね」 祥子:「昔小さな子供が病に掛かると、森から降りて行きその子の病を自ら受け、」 祥子:「そしてまた山に戻り、大地の気を使い病を浄化させそれを祓い去る、この地方の土地神様だった… ものだよ」 RED:「それが忘れ神となり・・・歪んでしまった。ということでしょうか・・・」 久月:「(くそっ、それならカルノの頭の病気を持って行ってもらうべきだったな…)」 篝火:「だった、ですか…」 カルノ:「へー・・・」 祥子:「森は廃れ信仰は薄らぎ。。。 病を浄化させれぬほど大地は不浄となってしまってからも病を被り続けた」 祥子:「もはや、誰も 『雁影』を敬う事がなくなってからもずっとずっと………」 祥子:「やがて己こそが病をふりまくて『忘れ神』 となったことにすら気付かず、」 祥子:「………この森を徘徊し続けているとても哀れなものさ」 高原 細斗:「・・・なるほど」 宍戸・玲緒:「それで、バケツの水が溢れるように・・・って所ですか・・・」 カルノ:「・・・」 祥子:「そういうことだね ただ…とても悲しくてね… 祓うのを躊躇っていたんだよ」 祥子:「私にはもしかしたら祓えなかったかもしれない …お礼を言うよ、ありがとう」 高原 細斗:「・・・!いえ、とんでもない!」 高原 細斗:「まさか、そんな事があったとは・・・」 RED:「いえ、お礼なんて・・・余計なことをしてしまったかと思いましたが・・・」 カルノ:「・・・どういたしまして!」 宍戸・玲緒:「ええ・・・自分達の身を守るので精一杯だっただけですから・・・」 螢火:「そうだったんですね…」 祥子:「今でも本能で探してるのさ… 『病気を頂きにうかがいました』………ってね」 祥子:「あの声を聴くと… とても…… そうだね? 白い虹の話だったかい?」 高原 細斗:「それにしても病気なんて・・・一体誰が・・・」 宍戸・玲緒:「(・・・もしかして・・・信二さんの恋の病・・・とか・・・)」 宍戸・玲緒:「(・・・いやいやいや、まさか、そんな・・・)」人知れず赤くなったりする 久月:「あ、ああ…そうだった。白い虹のことを聞きたいんだ」 信二:「はい! 白い虹! もし知っていれば教えてください!」 RED:「えぇ・・・お聞かせ、できないでしょうか?」 祥子:「……それはね、虹なんかじゃないよ」 カルノ:「そうそう、白い虹!」 カルノ:「違うの?」 久月:「虹じゃない?」 宍戸・玲緒:「(我に返って)・・・じゃあ一体・・・?」 RED:「ではそれは一体・・・」 祥子:「『海千山千』って言葉を知ってるかい?」 カルノ:「???」 信二:「何の事だろう?」 宍戸・玲緒:「海と山に千年住み続けた蛇は竜になる・・・って故事・・・ですか?」 篝火:「よく海千山千の強者とかいう意味?」 RED:「すいません。私にはわかりません・・・」 高原 細斗:「俺にもさっぱりだ・・・」 祥子:「海で千年暮らし… 山で千年暮らしたヘビ達が集まり1匹の龍になるんだよ」 祥子:「その日、仙蛇達の色は染み落ち… 悟りを持ち白く美しい姿のまま一か所に集まり続ける」 祥子:「世の中の疎みを知り…」 祥子:「世の中の穢れを千年掛けて身に染み続けた蛇達は各々が色と下界に決別し天界へとその身を委ねに行くのさ」 祥子:「その様子はまるで空へと続く 『白い虹』 に相変わらぬと聞く」 カルノ:「ヘビってすごいんだねぇ・・・」 宍戸・玲緒:「・・・という事は・・・」 螢火:「信二さんが見たのは…」 信二:「あれは蛇だったってことか? 虹じゃなくて?」 高原 細斗:「・・・そうだったのか・・・」 祥子:「恐らくそうでしょう …それは不定期に行われる、場所も、時間も、数も、何も決まっていない」 祥子:「でも、偶然に人がその 『白い虹』 に出会ってしまう事もあるらしい」 宍戸・玲緒:「とすると・・・探す為の条件がなかったのも・・・」 祥子:「ええ、触れたら最後… そのヘビの群れと共に龍となる」 祥子:「そして数年、数百年、天界を彷徨い、またこの地へと舞い降りる」 祥子:「そしてまた大地の育みとなる、儀式のようなものだね…」 カルノ:「すごい!」目をキラキラさせながら 髪結・茶織:「ん、んー? ねぇ? もしかしてその恋人さんって?」 宍戸・玲緒:「・・・話からすると・・・無性に追いかけたくなったって言うのも、ちょっと分かったかな・・・」 高原 細斗:「!そうか・・・!」 信二:「……………」 久月:「……そうか」 RED:「信二様、貴方は・・・」 祥子:「見続けてはならぬ…」 祥子:「触ってはならぬ…」 祥子:「話かけてはならぬ…」 祥子:「そして探してはならぬ…」 祥子:「それは世界が織りなし、世界が育み、そして世界を見捨てた者達の道標なのだよ…」 祥子:「これが昔から伝わる『白い虹』の言い伝えだよ」 信二:「で、でも…… でも………」 高原 細斗:「・・・」 カルノ:「へー・・・」 祥子:「それでも…… それでもどうしても見たいなら朧が重なる刻、西の山を只管昇るといい」 祥子:「恐らく近々、そこでもう1度その虹は見れるだろうさ」 祥子:「勿論、あんたが見た物とは違う 別種の群れだよ」 祥子:「それが戻って来るのは明日かもしれないし、まだまだきっと先かもしれない」 久月:「朧が…重なる刻…」 カルノ:「おぼろ・・・?」 RED:「・・・信二様、この話を聞いても尚・・・白い虹を追うのですか?」 信二:「ああ… 俺はもう一度、もう一度探してみたい そして確かめたいんだ」 祥子:「そうかい… …ただ、これだけは覚えておいて」 祥子:「『雁影』は如何に穢れ堕ちた世だとしても、奴がすべき事を全うした」 祥子:「待ち続ける道を選んだのだよ 信じた人の優しさを忘れない為に… それはそれは険しい道と…」 祥子:「…さてお主は如何な道を選ぶかい?」 信二:「…………」 高原 細斗:「・・・」 髪結・茶織:「んー… 難しいけどとりあえず西の山…行ってみるべきじゃない?」 髪結・茶織:「それからでも遅くないでしょう?」 久月:「…そうだな、行ってみよう」 宍戸・玲緒:「・・・少なくとも、目的の物を見つけるまでは、依頼を完遂したことにはならないから・・・ね」 信二:「………あ、ああ、そうだな… それもそうだ」 カルノ:「見れるといいなー!」 RED:「そうですね・・・信二様、もう少しつき合わせて頂きます」 高原 細斗:「・・・当然、俺も着いていきます」 GM(リラ):それでは移動しましょうか 久月:うい 宍戸・玲緒:あいさ 『虹を探して』Act6(明後) ~藍色の領域を徘徊する疫病~ 『虹を探して』Act8 ~無色の旅~
https://w.atwiki.jp/remix/pages/16.html
男奴隷の容姿 1)白、黒短髪、ヒゲ、服有 32000 2)白、ハゲ、服無 44000 3)白、金短髪、髪結、服無 48000 4)白、黒長髪、服有 51000 5)白、黒短髪、服無 56000 6)白、ハゲ、デブ 59200 7)白、黒長髪、服無 68000 8)黒、ハゲ、服無 75000 9)黒、髪少、服無 79000 10)黒、ハゲ、服有 82500 11)黒、髪少、服有 86800 12)白、ハゲ、デブ 92000 13)白、黒長髪、デブ 95500 14)白、坊主刈、服無 99500 15)白、赤短髪、ヒゲ、服有 112000 16)白、黒短髪、髪結、服無 128000 17)白、金長髪、服有 148000 18)黒、髪少、服有 165000 STR 82 DEX 45 AGI 56 VIT 60 STA 32 19)黒、ハゲ、デブ 188000 20)黒、黒長髪、デブ 250000 女奴隷の容姿・値段・ステータス表 01)白、金、 貧乳 100000 VIT+10 STA+10 02)黒、ポニテ、美乳 128000 AGI+4 VIT+20 03)白、黒結、 美乳 142000 DEX+18 AGI+10 04)白、金、 美乳 172000 ALL+8 05)白、黒セミ、貧乳 188000 STR+13 DEX+13 AGI+10 06)白、茶、 貧乳 200000 DEX+40 07)黒、ポニテ、爆乳 212000 STA+40 08)黒、おさげ、爆乳 225000 VIT+40 09)白、金、 爆乳 256000 STR+40 10)白、茶 、爆乳 274000 AGI+40 11)白、黒セミ、美乳 310000 STR+10 DEX+15 AGI+10 VIT+15 STA+10 12)黒、おさげ、貧乳 325000 AGI+20 VIT+20 STA+28 13)白、黒結、 貧乳 341000 STR+30 VIT+8 STA+30 14)黒、おさげ、美乳 359000 STR+20 DEX+20 AGI+20 VIT+10 15)白、黒セミ、爆乳 380000 DEX+20 AGI+20 VIT+20 16)白、茶、 美乳 400000 STR+20 DEX+10 AGI+20 VIT+20 STA+10 17)黒、ポニテ、貧乳 452000 STR+10 DEX+10 AGI+15 VIT+5 STA+45 18)白、黒結、 爆乳 455000 STR+40 DEX+10 AGI+40 19)白、茶、 美乳 461000 AGI+45 VIT+50 20)白、黒結、 貧乳 500000 STR+25 DEX+25 AGI+25 VIT+20 STA+20