約 3,227,254 件
https://w.atwiki.jp/vipshima/pages/44.html
ぬの島は他の人が買ってしまったので候補から外します。 第二候補:ぬの島(箆野島)http //www.tcn.ne.jp/~work/index.htm 所在地 :徳島県海部郡由岐町西由岐箆野島 面 積 :2万2200坪(つくが島の2倍) 値 段 2億とあるがオーナーは売却したがっているので1億1000~5000万に値切れそう 周 囲 :約4キロメートル 環 境 :夏涼しく、冬暖かい気候 直ちに利用可能な施設 飲用水:井戸(塩分0パーセント) 電 気:自家発電 ガ ス:プロパンガス レジャー:太平洋をひかえ、あらゆるマリンスポーツに最適 眺 望 :砂浜全体に展開する風景はまさしく絶景! 畑 :40アールあり、→昔耕作してたけど今は使用してない 田 :25アールあり、→昔耕作してたけど今は使用してない 農民とのいざこざ無しにすぐ米と野菜を作れる 島の周囲の磯は、わかめ、ひじき、てんぐさなどの海草類やさざえ、あわびの貝類の宝庫 島のすぐまわりに小島がたくさんある http //up2.viploader.net/pic/src/viploader475381.bmp http //up2.viploader.net/pic/src/viploader475382.bmp 備考 ※自然公園法-室戸阿南海岸国定公園第2種特別地域に指定されています。 ※漁港漁場整備法-由岐漁港海岸由岐地区内にあります。 ※森林法-一部(4筆)が漁村保安林に指定されています。 ※平坦地(宅地:2筆公簿計548.35㎡)があります。 ※高さ制限13m以内 設ける方法 1、マリンスポーツのクラブ作って料金頂く 2、豊富な魚介類をとって売る 3、森林がいっぱいあるのでサバイバルゲーム場として貸し出す 4、田畑で米や野菜を作って売る 5、VIP島オリジナルの商品を作って観光客に売る 6、観光客や会員から宿泊料や食事代金を頂く 無人島になった島の一覧作ってみた 1 北海道厚岸町小島(Kojima) 1994年(平成6年) 0.05k㎡ 10世帯 (学)(本)春~秋は有人となる(9世帯)。コンブ漁 2 東京都八丈町八丈小島(Hachijou-kojima) 1969年(昭和44年) 3.08k㎡ 513人 (学)(本)室町期からの歴史があった。集落名は宇津木,鳥打 3 東京都八丈支庁鳥島(Torishima) 1939年 4.79k㎡ 125人 (本)火山活動さかん。気象庁の施設があった 4 東京都小笠原村聟島(Mukojima) 1944年 2.57k㎡ 25人 5 東京都小笠原村媒島(Nakoudojima) 1944年 1.37k㎡ 27人 6 東京都小笠原村嫁島(Yomejima) 1944年頃 0.81k㎡ 20人 7 東京都小笠原村弟島(Otoutojima) 大正末期? 5.20k㎡ 50~100人 8 東京都小笠原村兄島(Anijima) 大正末期? 7.87k㎡ 2人 9 東京都小笠原村姉島(Anejima) 大正末期? 1.43k㎡ 14人 10 東京都小笠原村妹島(Imoutojima) 大正末期? 1.22k㎡ 33人 11 東京都小笠原村姪島(Meijima) 大正末期? 1.11k㎡ 25人 12 東京都小笠原村北硫黄島(Kita-ioujima) 1944年 5.57k㎡ 220人 集落名は石野村,西村 13 東京都小笠原村硫黄島(Iou-tou) 1945年 22.36k㎡ 1100人 (学)(本)旧硫黄島村。自衛隊の基地がある 14 東京都小笠原村南鳥島(Minami-torishima) 1933年 1.10k㎡ 70人 (本)集落名は水谷村。気象庁・自衛隊関係者がいる 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/30(木) 02 50 18.39 ID fAhnUItM0 No 島名 無人化時期 面積 最大人口 15 島根県益田市高島(Takashima) 1975年(昭和50年) 0.39k㎡ 125人 (学)(本)室町期からの歴史があった 16 岡山県日生町鶴島(Tsurujima) 1990年(平成2年) 0.10k㎡ 9人 (本)キリシタンの遺跡あり 17 岡山県倉敷市釜島(Kamashima) 1990年頃 0.40k㎡ 76人 (学)(本) 18 岡山県倉敷市上水島(Kami-mizushima) 終戦頃? 0.46k㎡ 268人 (学)(本)精錬所があった 19 広島県福山市宇治島(Uji-shima) 1963年(昭和38年) 0.52k㎡ 41人 (学)(本)戦後の開拓集落。クジャクが居る 20 広島県竹原市大久野島(Ookuno-jima) 1945年 0.70k㎡ 不明 (本)戦時中,毒ガス製造施設があった 21 広島県東野町臼島(Usujima) 1969年(昭和44年) 0.46k㎡ 46人 (本)瓦の名産地だった 22 広島県東野町佐組島(Sakumijima) 1971年(昭和46年) 0.31k㎡ 25人 ミカン畑 23 広島県東野町船島(Funashima) 1971年(昭和46年) 0.30k㎡ 50人 戦後の開拓集落 24 広島県下蒲刈町上黒島(Kamigurojima) 1976年(昭和51年) 0.30k㎡ 43人 (本)廃棄物問題 25 広島県音戸町三子島(Mitsugo-jima) 1956年(昭和31年) 不明 65世帯 戦後の開拓集落 26 広島県倉橋町横島(Yokoshima) 1970年(昭和45年) 0.59k㎡ 130人 (学)(本)戦後の開拓集落。ミカン畑 27 広島県沖美町大黒神島(Ookurokami-shima) 1987年(昭和62年) 7.25k㎡ 少数 (本) 28 山口県橘町立島(Tatsushima) 1985年(昭和60年) 0.20k㎡ 71人 (学)(本)江戸期からの歴史があった 29 山口県東和町大水無瀬島(Oominase-jima) 1962年(昭和37年) 0.55k㎡ 130人 (本)元救済島 30 山口県萩市羽島(Hashima) 1972年(昭和47年) 0.27k㎡ 115人 (学)(本)室町期からの歴史があった。キャンプ場の跡あり 31 山口県萩市尾島(Ohima) 1973年(昭和48年) 0.22k㎡ 103人 (学)(本)江戸期からの歴史があった 32 山口県萩市肥島(Hishima) 1960年(昭和35年) 0.19k㎡ 38人 33 香川県直島町柏島(Kashiwajima) 1960年頃? 0.48k㎡ 10人弱 戦後の開拓集落 34 香川県直島町寺島(Terashima) 1960年頃? 0.23k㎡ 10人強 戦後の開拓集落 35 香川県直島町家島(Ejima) 1995年頃 0.28k㎡ 30人 (本) 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/30(木) 02 50 43.47 ID fAhnUItM0 36 香川県直島町京の上葛島(Kyounojourou-jima) 1960年頃? 0.34k㎡ 7人 戦後の開拓集落 37 香川県直島町喜兵衛島(Kihee-jima) 1970年頃? 0.17k㎡ 100人強 38 香川県直島町牛ヶ首島(Ushigakubi-jima) 1995年頃 0.36k㎡ 不明 (学)(本)戦後の開拓集落 39 香川県観音寺市股島(Matajima) 1962年(昭和37年) 0.08k㎡ 17人 (学)戦後の開拓集落 40 愛媛県弓削町百貫島(Hyakkan-jima) 1962年(昭和37年) 0.03k㎡ 5人 41 愛媛県岩城村津波島(Tsuba-jima) 昭和初期 0.45k㎡ 4世帯 42 愛媛県宮窪町四阪島(Shisaka-jima) 1977年(昭和52年) 1.26k㎡ 4000人強 (学)(本)精錬所がある 43 愛媛県今治市平市島(Heichi-jima) 1965年(昭和40年) 0.25k㎡ ごく少数 (本) 44 愛媛県中島町由利島(Yuri-jima) 1965年(昭和40年) 0.45k㎡ 75人 (本)元救済島 45 愛媛県宇和島市御五神島(Oitsukami-jima) 1965年(昭和40年) 1.32k㎡ 60人 (学)(本) 46 徳島県由岐町昆野島(Nuno-shima) 1960年(昭和35年) 0.10k㎡ 不明 47 徳島県牟岐町大島(Ooshima) 1958年(昭和33年) 1.76k㎡ 23世帯 48 長崎県小値賀町藪路木島(Yaburogi-shima) 1972年(昭和47年) 0.47k㎡ 173人 (学)(本)江戸期からの歴史があった 49 長崎県小値賀町宇々島(Uujima) 1964年(昭和39年) 0.09k㎡ 4人 (本)江戸期からの歴史があった。元救済島 50 長崎県小値賀町野崎島(Nozaki-jima) 2001年(平成13年) 6.78k㎡ 648人 (学) (本) 太古(縄文期)からの歴史。キリシタン集落(野首,舟森)と神道中心の集落(野崎)が混在していた 51 長崎県上五島町折島(Oreshima) 1976年(昭和51年) 0.32k㎡ 230人 (学)(本)江戸期からの歴史(キリシタン集落)。現石油備蓄基地 52 長崎県若松町荒島(Arashima) 1959年(昭和34年) 0.15k㎡ 12人 53 長崎県奈留町葛島(Kazurashima) 1973年(昭和48年) 0.45k㎡ 278人 (学)(本)江戸期からの歴史(キリシタン集落) 54 長崎県福江市ツブラ島(Tsubura-jima) 終戦頃? 1.47k㎡ 13世帯 55 長崎県岐宿町姫島(Himeshima) 1965年(昭和40年) 0.46k㎡ 300人 (学)(本)江戸期からの歴史(キリシタン集落) 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/30(木) 02 51 04.24 ID fAhnUItM0 56 長崎県大村市箕島(Mishima) 1972年(昭和47年) 2.34k㎡ 66人 (学)(本)江戸期からの歴史があった。現長崎空港 57 長崎県高島町端島(Hashima) 1974年(昭和49年) 0.06k㎡ 5259人 (学)(本)元炭鉱(軍艦島) 58 長崎県勝本町名烏島(Nagarasu-jima) 1977年(昭和52年) 0.27k㎡ 3人 戦後の開拓集落 59 長崎県美津島町頭切島(Tsungiri-jima) 1971年(昭和46年) 0.01k㎡ 4人 戦後の開拓集落 60 熊本県大矢野町和田島(Wadajima) 1967年(昭和42年) 0.01k㎡ 5人 61 熊本県松島町瀬島(Sejima) 1978年(昭和53年) 0.32k㎡ 15人 戦後の開拓集落 62 熊本県八代市大築島(Ootsuku-shima) 1961年(昭和36年) 0.41k㎡ 250人 (学)石灰石鉱 63 熊本県龍ヶ岳町楠森島(Kusumori-jima) 1970年(昭和45年) 0.19k㎡ 13人 64 熊本県御所浦町竹島(Takeshima) 1974年(昭和49年) 0.04k㎡ 22人 (本) 65 熊本県河浦町産島(Ubushima) 1962年(昭和37年) 1.94k㎡ 3人 (本)天草富士 66 熊本県牛深市戸島(Toshima) 1958年(昭和33年) 0.47k㎡ 12人 (学) 67 熊本県牛深市法ヶ島(Hougashima) 1955年頃 0.26k㎡ 4人 68 熊本県牛深市大島(Ooshima) 1974年(昭和49年) 0.47k㎡ 389人 (学)(本)江戸期からの歴史があった 69 鹿児島県西之表市馬毛島(Mage-shima) 1980年(昭和55年) 8.40k㎡ 383人 (学)(本)戦後の開拓集落。集落名は葉山,高坊,垣瀬 70 鹿児島県十島村臥蛇島(Gaja-jima) 1970年(昭和45年) 4.07k㎡ 82人 (学)(本)江戸期からの歴史があったと思われる 71 沖縄県具志川村硫黄鳥島(Iou-torishima) 1959年(昭和34年) 2.55k㎡ 600人強 (学)(本)火山活動がさかん。明治期に久米島鳥島地区に集団移住 72 沖縄県伊是名村具志川島(Gushikawa-shima) 1970年(昭和45年) 0.42k㎡ 24人 73 沖縄県渡嘉敷村前島(Maejima) 1962年(昭和37年) 1.60k㎡ 300人 (学)(本) 74 沖縄県座間味村屋嘉比島(Yakabi-jima) 終戦頃 1.26k㎡ 2000人強 元銅鉱 75 沖縄県北大東村沖大東島(Oki-daitoujima) 1945年 1.15k㎡ 2000人強 (本)元リン鉱。米軍施設あり 76 沖縄県石垣市魚釣島(Utsuri-jima) 不明 3.82k㎡ 248人 (本)尖閣諸島。集落名は古賀村 77 沖縄県竹富町内離島(Uchipanari-jima) 1982年(昭和57年) 2.10k㎡ 2000人強 (学)(本)元炭鉱。集落名は成屋,南風坂 78 沖縄県竹富町外離島(Sotopanari-jima) 終戦頃? 1.32k㎡ 少数 (本)元炭鉱 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/30(木) 02 51 39.34 ID fAhnUItM0 島名 無人化時期 島の面積 最大人口 特記 1 東京都小笠原村(母島)北村(Kitamura) 1945年(昭和20年) 20.80k㎡ 400人強 (学) 2 長崎県奈留町(奈留島)小田(Oda) 1980年代? 24.70k㎡ 不明 3 鹿児島県上屋久町(屋久島)小杉谷(Kosugidani) 1970年(昭和45年) 504.55k㎡ 500人強 (学)林業集落 4 鹿児島県上屋久町(屋久島)半山(Hanyama) 不明 504.55k㎡ 不明 5 沖縄県竹富町(新城島)下地(Shimochi) 1963年(昭和38年) 3.34k㎡ 不明 6 沖縄県竹富町(西表島)宇多良(Utara) 終戦頃? 289.27k㎡ 1000人強 (学)炭鉱集落 7 沖縄県竹富町(西表島)稲葉(Inaba) 終戦頃? 289.27k㎡ 不明 林業集落 8 沖縄県竹富町(西表島)元成屋(Motonariya) 終戦頃? 289.27k㎡ 不明 炭鉱集落 9 沖縄県竹富町(西表島)網取(Amitori) 1972年(昭和47年) 289.27k㎡ 200人 (学) 10 沖縄県竹富町(西表島)崎山(Sakiyama) 1948年(昭和23年) 289.27k㎡ 64人 (学) (注1) 元からの無人島,大正期以前の無人島化,季節有人島の無人化(石川県輪島市七ッ島など),および北方領土を含みません。 (注2) 特記中,(学)は学校が存在したことを,(本)は「無人島が呼んでいる」(本木修次さん著)で取り上げられていることを示します。 現実的には、すでに造成してあるぬの島の方が開拓に手っ取り早い気がする -- 名無しさん (2007-09-11 11 36 00) つくが島を造成する費用が大分かかるようなら、値切ったぬの島と同じくらいになるから↑ -- 名無しさん (2007-09-11 11 36 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/scarboroughfair/pages/8.html
ジブリ映画とオカルティズム ⑦ ハウル編 『ハウルの動く城』。 ダイアナ・ ウィン・ジョーンズ作 『魔法使いハウルと火の悪魔』を原作とした作品。 こちらも「魔女の宅急便」に続き、黒魔法の使い手をメインキャラに据えた、わかり辛い話である。 (ちなみに作中最大の魔力を持っているのはハウルでも荒地の魔女でも ヤリマン…もといマダム・サリマンでもなく、主人公のソフィーだという。 だとすればこれは三人の魔女による魔女の物語ともいえる) 元々宮崎氏は製作に関わっていなかったらしいが、彼が関わるようになった後半部では 西洋魔術的なおどろおどろしいイニシエーションの儀式が強調して描かれるようになった。 イニシエーションとは“知識”を持たぬ外部の者から見るとチンプンカンプンで 意味不明な描写の連続だが、“内部”の者にとっては明確な意味を持った儀式になる。 だが、知らぬものにとってもそれは無意識に働きかける。 このイニシエーションについては後述する。 ☤ さて、『ハウルの動く城』の作中には案山子が登場する。 カカシが若い女性の旅を助ける話といえば、誰もが思い浮かべるのが 1890年にアメリカで出版され、世界中で読み継がれている児童書『オズの魔法使い』であろう。 ではオズの魔法使いの作者、ライマン・フランク・ボームとはどういう人物なのかというと、 ヘレナ・P・ブラヴァツキー婦人という胡散臭い人物が創設した 『神智学協会』という魔術結社のメンバーなのである。 そして作者はこの作品を「純粋な霊感を受けて著した」と言い、 神智学教会の会報誌はこの作品を『最初から最後まで神智学的アイデアで漲った 神智学的寓話とみなすことができる』と断言して激賞している。 それもその筈、この物語は寓話の皮をかぶった、神智学の教本なのである。 『オズの魔法使い』の粗筋を簡単に述べると以下の通りだ。 『虹の彼方』の世界に行くことを夢見る12歳の農家の娘ドロシー・ゲイルは ある日竜巻によって異世界に飛ばされる。 そこで北の善い魔女が、この黄色のレンガ道に従って進み、エメラルドの都に向かえば 元の世界へと戻す力を持つオズの魔法使いに出会えるだろうと助言する。 ドロシーは黄色い道を辿って旅し、その途上で 自分たちに欠けている脳、心、勇気を手に入れたいと望む 案山子と人形と獅子に出会い、これらと共に更に道を進む事となり、 その行く手を阻む西の悪しき魔女の試練に立ち向かう事となる。 …… ドロシーのいた物質世界に対し、オズの世界とは霊的世界を指す。 黄色いレンガの道とは、永遠の神の都へと上昇しつつも続く黄金の小道の比喩で、 神智学の中でも「黄金の道」という同じ概念が登場する。 かかし、ブリキのきこり、そして臆病なライオンという奇妙な登場人物は、 イルミネーションへの探求を完了するために 入会者たちに必要とされる資質を欲する者として象徴化されたものだ。 自分に欠けたものを満たしつつも、一つの外面的に拡張する螺旋として始まる 黄色いレンガの道を辿るとというのは、誕生と魂の死の輪廻への神智学的信念を表し、 魂が物質界から霊的世界へと上昇しながら自己を進化させることを表す。 いわゆるアセンションである。 ドロシーの霊的上昇を妨げるのは、東と西の邪悪な魔女たちで、 東西という水平枢軸は邪悪な物質世界を意味している。 対して彼女の霊的上昇を助けるのは、北と南の善き魔女で、 南北という垂直枢軸は上へ上へと続く霊的世界を意味している。 そしてその旅の果てに存在するエメラルドの都とは、宝石に覆われた仏教の極楽浄土、 同じく宝石に覆われた聖書の新エルサレムであり、 そこに住む大魔法使いとは義の太陽イエス・キリスト=大日如来に他ならない。 いわば『オズの魔法使い』とは、何も知らない子供たちに こうした魔術的奥義をすりこみ、洗脳させるための「宗教書」なのである。 それを焼き直して再構築されたのが『魔法使いハウルと火の悪魔』であり、 そこに着目して作られた映画が『ハウルの動く城』だ。 ☤ オズの魔法使いでは案山子とあと2人の仲間、及び善き魔女と悪しき魔女が登場したが この作品でも善悪の魔女と案山子のほか2人の仲間が登場する。 カルシファーとマルクルだ。 カルシファーは魔法使いハウルと契約し、その心臓を得た火の悪魔だ。 カルシファーのモデルはその名が示す通り光を齎す者=ルシフェルの前身である「ルシファー」であり、 ギリシア神話の、人類に火を与えた神プロメテウスである。 名付け親はハリーポッターと同じ魔術国家イギリス (近代メーソンの本拠地でもある) の 女性作家ダイアナ・ジョーンズだが、偶然にも日本語で「火(カ)・ルシファー」という暗合となっている。 ユダヤ教のルシファーとギリシア神話のプロメテウスは、構造的に同じ存在である。 ルシファー=サタンはいわば原生の人間に智恵を与えた「親」とも言える存在。 プロメテウスはゼウスと共に現在の人間を作り出した存在。 サタンは神を試して失敗し、地に堕とされ、 その結果本来永遠の生命を与えられる筈だった人類は、楽園を放逐され、死すべき体となった。 プロメテウスはゼウスを試して失敗し、磔にされ、 その結果永遠の生命を得られるかもしれなかった人類は死すべき体となった。 神は巨人族ネフィリムとともに、堕天使たちに文明の悪しき知識を吹き込まれた人間たちを ノアの大洪水によって一掃した。 ゼウスは巨人族ギガスととともに、プロメテウスに文明の悪しき知識を吹き込まれた人間たちを デュカリオンの大洪水によって一掃した。 そのサタン=プロメテウスがふたりの主要登場人物として作中に登場する。 ひとりは火の精霊、ひとりは様々な姿に身を変える小さな魔法使い。 この両者は殊更女子供に人気が出るような造形と性格になっているのだが、 その実どちらも本質が悪魔である事に変わりはない。 なお、子供の方は原作ではマイケル(大天使ミカエル)という名前だが、 この映画ではマルクル、つまり生命の樹の最下層にある、スタート地点にして 最も神から遠い存在、マルクトをもじった名がつけられている。 ☤ この作品のクライマックスは、ソフィが過への扉の中で ハウルとカルシファーの出会いを覗くシーンである。 暗黒に閉ざされた湿原の中で、ただの少年だったハウルが 天から落ちてきた炎カルシファーと出会い、心臓を捧げる契約を結び、 魔術師として“誕生”する。 いうまでもなく、これはフリーメーソンなどに代表される 秘教結社のイニシエーションの儀式である。 その結社に入るまではただの俗人の1人に過ぎない。 しかし暗闇の中で入会者は過去の自分と決別し、 組織に魂(心臓)を捧げる誓いを行い、 光明と出会って新しく“生まれ変わる”。 カルシファーは天から落ちてきたが、ルシファーもまた天界から落とされた。 またイルミナティのグランドマスターの1人であるレオ・ザガミによると、 イルミナティでは人類は天より現れた生命と混血して生まれた生物なのだという。 要するにそうした奥義を、日本中の人間が見るアニメ映画を通して 知らぬうちに広く告知しているというわけである。 (原作ではハウルはその頃既に魔術師で、更なる強い魔力を欲して カルシファーを追い掛け回した挙句契約を結んだのだが、 宮崎は映画化に当たってわざわざこの部分を作り変えた) カルシファーは「星の子」「流れ星」と呼ばれる。 聖書ではルシファーは暁の明星(金星)と呼ばれる。 イエスは「私はサタンが流星のように落とされるのを見ていた」と言っている。 小説でもそうだが、カルシファーにあまり心を預けすぎると、 心を乗っ取られ、化け物になってしまう。 一方で聖書の悪魔は最初は親切で頼りになるとして表れ、人間の信任を得る。 しかしそれに頼りすぎると、徐々に精神が錯乱し、しまいには廃人になるか死亡してしまう。 こうした悪魔を「天使」と呼んで尊び、その力によって奇跡的な力を見せたり、予言を行ったり、 この時代には知られていなかった医療技術を以って村人を治したりしたが、 それからほどなくして不遇の死を遂げてしまった人間の例は幾つもある。 「聖母マリアを見た」と言ってファティマの予言なるものを世に示したが、 続々と全員夭折してしまった少女たちもその一例である。 繰り返すが、カルシファーとはサタンの象徴であるのだ。 ☤ この作品にはもう1人サタンが登場する。 「善き魔女」マダム・サリマンである。 日本人はサタン=悪魔というと漠然と悪いイメージしか持っておらず、 せいぜい人間をたぶらかす程度のせこい小悪党程度のイメージしか無いであろうが、 聖書ではそれとはまったく対極的な存在である事が明かされている。 『次に悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、 この世の全ての国々とその栄華とを見せて言った。 「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」 するとイエスは彼に言われた。 「サタンよ、退け。 “主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ”と書いてある」』 (マタイの福音書 4章8~10節) 『また、悪魔はイエスを連れて行き、 またたくまに世界の全ての国々を見せて こう言った。 「これらの国々のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。 それは私に任されているので、私がこれと思う者に与えているのです。 ですからもしあなたが私を拝むなら、全てをあなたのものとしましょう」 イエスは答えて言われた。 「“あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい”と書いてある。」』 (ルカの福音書 4章5~8節) これらの箇所でイエスは悪魔に従い、忠誠を誓うことに対する 明確な反対を述べてはいるものの、 悪魔の告げた、「この世界は私に任されている」という件に関して何ひとつ否定はしていない。 この世界の統治を任されているのは悪魔であり、 その悪魔に忠誠を誓い、権能を与えられた王や貴族、富豪たちによって この世は支配され、運営されている── それが聖書 (特に世俗と癒着したヴァチカンによって歪めれる以前の原始キリスト教) の見解だ。 そのため別の箇所(コリントの手紙Ⅱ 4章4節)でも 聖書はサタンを「この世の神」と呼んでいる。 『“この世の神”が不信者の思いを晦ませ、 神の形であるキリストの栄光に関わる、福音の光を輝かせないようにしているのです』 (コリントの手紙Ⅱ 4章4節) それゆえにイエスは「この世を友とする者は神を敵とする」と別の箇所で言っている。 さて、『ハウルの動く城』の話に戻るが、 戦争を起こしている国王を陰で操っていたのは魔女サリマンであった。 国王はどう見ても頭が弱く、権謀術数に満ちた狐狸蛇蝎の巣である 宮廷で生き残れるような人間には見えないよう描かれている。 その国王が国王として君臨し得ているのは、サリマンという強力な後見人あっての事であろう。 いわばサリマンこそが陰の実権者であり、黒幕であり、戦争を起こした張本人なのである。 聖書では「サタンに忠誠を誓った王たちがこの世界を支配する事を(神から)許されている」 としている。 いわばサリマンとはサタン(もしくはその代理人)という位置であり役割なのだ。 ☤ では、一体何のために戦争を行ったのか? 王国の勢力を増すため、あるいは権益を守るためとも考えられるが、 いつでも戦争を止められたという事は、サリマンがこの戦争の両方の当事者を操り、 戦争そのものをコントロールできる立場にあった事を意味している。 そのような立場にあってわざわざ戦争を行ったというのは、とりもなおさず 戦争そのものが目的だったという事だ。 となれば、軍需産業や復興事業などで儲ける目的もあったのだろう。 過去、実際にそうした目的で必要もない戦争などが行われた。 特に欧米のユダヤ財閥は対立し合う両勢力に武器の支援を行い、 どちらが勝っても儲けられる仕組みを作り上げて莫大な利益を上げた。 『聖書』でも、イエス・キリストは、連中の正体について言及し、気をつけるよう警告している。 『また、スミルナにある教会の御使いに書き送れ。 “初めであり、終わりである方、一度死んで、また生きた方が言われる。 「わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。… また、ユダヤ人だと自称しているが、実はそうでなく、 かえってサタンの会衆である人たちから、ののしられていることも知っている。… 見よ。悪魔はあなたがたを試すために、 あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている」”』 (ヨハネの黙示録 2章8~10節) 『また、フィラデルフィヤにあるにある教会の御使いに書き送れ。 “聖なる方、真実な方…彼が開くとだれも閉じる者がなく、彼が閉じるとだれも開く者がない、 その方がこう言われる。 「わたしは、あなたの行ないを知っている。… 見よ。サタンの会衆に属する者、すなわちユダヤ人だと自称しながら実はそうでなく、 嘘を言っている者たちに、わたしはこうする」”』 (ヨハネの黙示録 3章7~9節) ユダヤ人でもない(白人系)のにユダヤ人(黄色人系)だと自称している者たちの正体は、 悪魔崇拝者であり、サタンの使徒だと言っているのである。 そうした連中と同じ行動原理を持つマダム・サリマンという白人は、 極論を言えば、アメリカやヨーロッパなどの政権を陰で操り、 戦争を引き起こして莫大な利益を上げてきた白系ユダヤ人の比喩ではなかろうか。 ☤ さて、この映画のストーリーや人物の根幹が『オズの魔法使い』にある事は既に述べたが、 ハウル城のデザインもまた、宮崎駿によるものではない。 フリーメーソンであり、シェイクスピアの正体とも言われる フランシス・ベーコンの著書 『New Atlantis』 の表紙の絵から取ったものである。 ここにもオカルトの深い影響が見て取れる。 その他本作にはいちいち突っ込んで行くときりがないほどいろいろな隠された意味があるが、 いちいちひとつびとつ解き明かしていけば異様に長くなるので長いので割愛する。 いずれにせよこの作品の本質は、悪魔側の視点に立って描かれた 黒魔術教団の広報兼プロバガンダ映画という事である。 魔術師と少女のラブストーリー云々だの、反戦メッセージ云々だのという 一般に行われている解釈は皮相のオマケだけに着目したものに過ぎないのだ。 ☞ジブリ考察その⑧ 指輪物語編 ─────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/104.html
戦国大名 59 名前:水先案名無い人 :05/01/01 23 37 16 ID bderFS11 全戦国大名入場!! 虎殺しの義弘!! 更に歳久、家久を加え鎌倉以来の名門が甦った!!! 鬼島津!! 島津義久だァ――――!!! 南蛮貿易はすでに我々が完成している!! 肥前松浦隆信だァ――――!!! 大名の元に辿り着きしだい頼りまくってやる!! 室町幕府十五代将軍 足利義昭だァッ!!! 恩人の謀殺なら俺の傲慢さがものを言う!! 竜造寺家十九代当主 肥前の熊 龍造寺隆信!!! 真の仇討ちを知らしめたい!! 畿内の影の支配者 三好長慶だァ!!! 俺は信長に滅ぼされたが娘たちは三者三様の人生を送った!! 近江の若武者 浅井長政だ!!! お家騒動対策は完璧だ!! 南部家二十六代当主 南部信直!!!! 全大名のベスト・放蕩は私の中にある!! 四国のバカ殿が来たッ 一条兼定!!! タイマンなら絶対に敗けん!! 坂東太郎の兵法見せたる 鬼義重 佐竹義重だ!!! 下克上(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 美濃のピュア・マムシ 斎藤道三だ!!! 駿河国から名門の大名が上洛だ!! 東海一の弓取り 今川義元!!! ルールの無い復讐がしたいから暗殺(やっぱりなんでもあり)をするのだ!! プロの策略を見せてやる!!宇喜多直家!!! 厳島を攻められたら負けかなと思ってるとはよく言ったもの!! 智将の謀略が今 戦場でバクハツする!! 三矢の教え 毛利元就だ―――!!! 毘沙門天こそが戦国最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ 上杉謙信!!! 覇権を握りたいからなんでもするッ 腹の内一切不明!!!! 畿内の梟雄 松永久秀だ!!! オレたちは北九州最強ではない全九州で最強なのだ!! 御存知キリシタン大名 大友宗麟!!! 関東支配者の本場は今や小弓公方にある!! オレを義昭と混同しない奴はいないのか!! 足利義明だ!!! ウオォォォォォッあんまりだ!! ttp //www.tcn.ne.jp/~zero/kao/moriyosi.htm !!! 二階堂盛義だ!!! 剣術は実戦で使えてナンボのモン!!! 奥義一の太刀!! 伊勢から北畠具教の登場だ!!! 家督は次男のもの 邪魔する嫡男は思いきりイビり思いきり閉じ込めるだけ!! 最上家十代当主 最上義守 家名を持って越後へきたッ!! 元関東管領 上杉憲政!!! 奇抜さに更なる磨きをかけ ”独眼竜”伊達政宗が帰ってきたァ!!! 今の自分に行き場はないッッ!! 能登畠山家畠山義続!!! 斯波氏二百年の実力が今ベールを……脱げない!! 尾張から 斯波義統だ!!! 敵の前でなら武田騎馬軍団はいつでも全盛期だ!! 燃える名将 武田晴信 本名で登場だ!!! 過去の大功はどーしたッ 信濃への未練 未だ消えずッ!! 上田原の戦いと砥石崩れの頃は信玄など思いのままだった!! 村上義清だ!!! 特に理由はないッ 法整備が重要なのは当たりまえ!! 跡継ぎに恵まれないのはないしょだ!!! 結城氏新法度! 結城政勝がきてくれた―――!!! 一乗谷で磨いた実戦遊興!! 朝倉氏のデンジャラス・バカ殿 朝倉義景だ!!! 奇襲だったらこの人を外せない!! 超A級策略家 北条氏康だ!!! 超一流大名の超一流の御家再興だ!! 初陣を拝んでオドロキやがれッ 土佐の出来人!! 長宗我部元親!!! 戦国の乱世はこの男が終結させた!! 三河のタヌキジジイ!! 徳川家康だ!!! 尾張の大うつけが帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 第六天魔王ッッ 俺達は君を待っていたッッッ織田信長の登場だ――――――――ッ 関連レス 62 名前:水先案名無い人 :05/01/02 01 15 14 ID NzBjMmqk 題材の割りにはいまいちだな 乙 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/gentoo64/pages/43.html
グノーシス主義(ヴァレンティノス派) キリスト教時代の初期には、マルキオン派、グノーシス主義、モンタノス派の三大異端が登場した。今回はその内、グノーシス主義(特にヴァレンティノス派)について。 グノーシスはギリシャ語で「知識」を意味する。グノーシス主義の初まりは1世紀に遡ると考えられているが、グノーシス主義そのものはキリスト教とは別の思想である。例えば、『使徒行伝』の中で、アテネの人々が「知られざる神」への祭壇をもっていたことが書かれているが、この知られざる神は、グノーシス的な最高神(プロパテール)に取り入れられた。 グノーシス主義の流行思想は、1世紀当時からキリスト教にも徐々に組み込まれつつあった。エウセビオスの『教会史』(300年頃)によれば、キリスト教グノーシス主義の起源となったのは、魔術師シモンである。『使徒行伝』でペテロに打たれた人物である。彼の死後、メナンドロス(70年頃)が後継者となり、さらにサトルニヌスとバシリデス(80年頃)という指導者が興った。その後、ヴァレンティノス派(150年頃)が興った。 しかし、疑似パウロ文書である『コロサイ書簡』や『エフェソス書簡』(80-110年頃)、編集前の『ヨハネ福音書』(70~80年頃)にもグノーシス思想の影響が見られる。後に教会編集者たちは『ヨハネ福音書』に修正を加え(125年より以前)、『第一・第二ヨハネ書簡』(2世紀前半)を執筆することで、グノーシス思想(特に仮現論)を排除しようとした。『牧会書簡(第一・第二テモテ書簡、テトス書簡)』(140-180年頃)になると、さらに激しくグノーシス主義を異端視している。 『第三ヨハネ書簡』(2世紀前半)は恐らく、第一・第二ヨハネ書簡の著者とは別人で、第一・第二ヨハネ書簡の中で排斥された仮現論信奉者(デオトレフェス?)側が書いたもので、教会側の排斥に対する苦情を訴えたものと思われる。 つまり、グノーシス思想そのものはギリシャ哲学的なもので、ある程度キリスト教と親和性があったのだが、シモン派を源流としたキリスト教系グノーシス主義が台頭すると、クリスチャンはそれを危険視したのである。初期のグノーシス的思想をキリスト教会の中で取り込んでいた人々は、教会に反発しようとしていた訳ではない。今でも新約正典とされているコロサイ書やエフェソス書やヨハネ福音書にもグノーシスの影響がある通りである。それは初期の頃は自然と教会内でも受け入れられていたし、後のエウセビオスに至ってもグノーシス的な発言をしている。しかし、グノーシス的思想が流行し、神話体系が作られ、シモン派の亜流が台頭してくるようになると、徐々に正統派教会の中で危険視されるようになった。特にキリストは天使であるので、肉体を持って地上には来てはおらず、肉の復活もないと考える「仮現論」(ドケティズム)の思想は異端視され、教会から排斥されることになった。 このように、キリスト教グノーシス主義は徐々に教会内部で危険視され排除されるようになっていったわけだが、特にヴァレンティノス派が登場してからは、いっそう敵視された。ヴァレンティノス派の思想は旧約聖書の神ヤハウェを偽の神と見なすような過激な思想の為、正統派教会から異端視されてしまうのはいた仕方がない。エイレナイオスは『異端反駁』(180年)の中でヴァレンティノス派を紹介しつつ、完全に異端視している。 しかし、何度も言うがグノーシス思想そのものはヴァレンティノス派のように過激な思想だけではない(グノーシス主義そのものは色々あり、規模も広範である)。現代の科学のように、もっと巧妙に哲学的な部分で初期キリスト教会の中にも組み込まれてきたのである。 では、グノーシス主義はどのような流れで現れはじめたのだろうか。その起源は不明だが、思想の最も根底には、プラトンのイデア論の影響がある。さらに魔術書である『ヘルマス文書』の影響もある。また、後の発展系ではプロティノスの影響が見てとれる。 プラトン(前427~前347年)はかつてイデア論を説いた。我々の物質世界は不完全である。例えば、我々には完全な円をイメージすることはできても、完全な円を現実化することはできない。しかし、我々が自らの知性によってそれをイメージできるのなら、完全なる世界(イデア)は確かに存在するはずだと。このようなイデア思想は、天上界と地上界を完全・不完全に分ける考えを生み出した。(ただし、プラトンは物質世界を肯定的に捉えているため、グノーシス主義とは相反する)。 後に新プラトン主義の創始者であるプロティノス(204-270)は、完全なる世界(イデア)を説明するために、「流出説」を主張した。彼によれば、完全なる一者(ト・ヘン)から流出したヌース(知性)によって万物は生じた。完全なる一者は光そのものであり、いかなる影をも持たない。彼の世界は光の充満した世界である。しかし光は遠ざかるにつれて力が弱くなるように、完全なる一者から流出した力は徐々に分化を続け、完全なる一者よりも劣った性質を次々と生み出していく、と。 完全なる一者から流出して生み出された最初のものは「ヌース」(知性)であり、霊(プネウマ)的世界を創始した。次の段階で魂(プシュケー)的世界が生まれ、最後に我々の肉(サルクス)なる物質世界が生まれた。世界は霊的世界・魂的世界・肉的世界の三階構造になっている。人間を構成するものも世界と同じであり、すなわち、人間を構成するものは三つ、霊(プネウマ)、魂(プシュケー)、肉(サルクス)と見なす。これを「人間の三元構成論」と呼ぶ。 グノーシス主義のうちヴァレンティノス派(100-175年頃)は、プロティノス以前に生み出されたキリスト教系グノーシス主義である。2~3世紀にかけて勢力を増し、教会指導者の教父たちに異端として排斥された。後にヴァレンティノス派はプロティノスの「流出説」を採用して、この思想を拡張していったと思われる。しかし、ヴァレンティノス派自体は4~5世紀に消滅した。 グノーシス主義の主な文献は教父たちの証言や『ナグ・ハマディ写本』であるが、文書ごとに内容も異なるため、グノーシス神話も伝承や解釈も色々あったと思われる。しかし、全体の主な流れにおいて共通点は見いだせる。 ヴァレンティノス派は、プロティノスの言う「完全なる一者」をプロパテール(原父)と同定した。プロパテールこそ唯一の至高神である。プロパテールが支配する世界をプレーローマ(充満界)という。これは「満ちる」というギリシャ語である。プレーローマは光に満ちた世界であった。 プロパテールが伴侶であるエンノイア(思考)、又はプロノイア(摂理)、バルべーローを働かせて、自ら唯一最初に生み出したものが、ヌース(知性)であった。他の文書ではヴァレンティノス派はこれを独り子と同定し、万物の初め(アルケー)とも呼ばれている。プロパテールの本質を知ることができたのは独り子ヌースだけだった。 プロパテールの光から流出したものは、全部で八組のアイオーンであった。アイオーンは「時代、永遠」などと訳されるギリシャ語で、グノーシス派はこの時の流れを神格化した。アイオーンはプレーローマ界に住む神々のことである。この八組のアイオーンはオグドアス(八個のもの)と呼ばれる。オグドアスは、男性アイオーンと女性アイオーンが対になった「両性具有」の状態を保っている。このオグドアスは「高次のアイオーン」である。 ●完全なる一者 プロパテール(原父) ●高次のアイオーン オグドアス(八組) プロパテール又はビュトス(深淵)- エンノイア(思考) ヌース(知性)- アレーテイア(真理) ロゴス(理性)- ゾーエー(命) アントローポス(人間)- エクレシア(教会) ※プロパテールの女性原理エンノイアは、プロノイア(摂理)、バルべーローとも呼ばれる。 ※ヌースは独り子、万物の初めとも呼ばれ、最初に生み出された者であって、プロパテール(原父)の本質を唯一知る存在である。 ※キリスト教会は後にプロパテール(原父)とバルべーロー(原母)とヌース(独り子)を三位一体の位格と解釈するようになったと思われる。 さらに、ロゴスとゾーエーは十組の中低次のアイオーンを流出した。これをデカス(十個のもの)という。さらにアントローポスとエクレシアも十二組の低次のアイオーンを流出した。これをドーデカス(十二個のもの)という。 ●中低次のアイオーン デカス(十組) ビュティオス-ミクシス アゲーラトス-ヘンノーシス アウトピュエース-ヘードネー アキネートス-シンクラーシス モノゲネース-マカリア ド―デカス(十二組) パラクレートス-ピスティス(信仰) パトリコス-エルピス メートリコス-アガペー アエイヌース-シュネシス エクレーシアスティコス-マカリオテース テレートス-ソフィア(知恵) 以上を合わせて、プレーローマ界には30組の男女からなる神々(アイオーン)が存在することとなった。 しかし、最も低次のアイオーンであったソフィア(知恵)は、ヌースだけが知るプロパテール(原父)の「知らせざる神」の性質を、自らも知りたいと思い、その情欲から純粋性を失い、プレーローマの境界まで落下した。ぎりぎりのところで我に返ったソフィアは、自らの情念(パトス)をプレーローマの外に投げ出し、身を引き返した。 ※別の文書では、父を知りたいと情欲を抱いたのはソフィアでなくロゴスである。 独り子なるヌース(知性)は、二度と同じことが起きないように、「キリスト」と「聖霊」という新たな対のアイオーンを流出した。また、他のアイオーンたちは「救い主」(ソーテール)と天使たちを流出した。 プレーローマの外に投げ出されたパトスをキリストは憐れんで、救い主と天使を送り、彼女に形を与えた。そしてアカモート(ヘブライ語由来の知恵を意味する)となった。アカモートは救い主と天使の美に欲情して回心し、「霊的なもの」を生んだ。こうして、アカモートからプレーローマより低次元の「中間世界」が生まれることになった。そして、この中間世界にも霊的なものの種が残されることとなった。 このように、アイオーンたちの住むプレーローマ界は上位世界と見なし、アカモートが住む場所を中間世界と見なしている。これをロゴスの分裂と見なし、上位のロゴス界と下位のロゴス界と解釈する文書もある。 アカモート(知恵)は中間世界の光となった。中間世界には元々プレーローマの光の外であるので、闇(カオス)があった。ソフィア(光)とカオス(闇)が交わると、霊を持たない醜い子(嫉妬)が生まれた。それは蛇とライオンに似た両性具有であった。ソフィアはその醜い子をヤルダバオート(混沌の子)と名付けて封印した。 ※アイオーンの像は、ペルシャのゾロアスター教におけるズルワーンが起源となる。頭部は獅子、身体は人間、両翼を持ち、蛇を全身に巻き付けている。ミトラ教の主神ズルワーンの子は、善神アフラ・マズダと悪神アンラ・マンユに分裂してしまった。こうして世界は双子の神々の争う戦場となった。アフラ・マズダーは世界の終末に最後の審判を下す。後にズルワーンはアイオーンと習合された。ヤルダバオ―トが獅子と蛇の姿をしているのはそのためだ。 ピスティス(信仰)/ソフィア(知恵)は、霊を持たないヤルダバオートに実体を与えて中間世界の支配者としようとした。しかし、ヤルダバオートはピスティスとソフィアを見た時、それを自分の姿だと思い込み、自らを唯一の全能の神と勘違いした。そして、ヤルダバオートは物質世界を創造し、自らを崇拝させた。ピスティスは彼の傲慢さを非難して「サマエル」(盲目の神)と呼んだ。そして将来、キリストが被造物の中に現れて彼を滅ぼすと宣告する。こうして、こうしてヤルダバオート(サマエル)は下位世界に落下し、「第一のアルコーン」となった。アルコーン(支配者)とは、真の神々であるアイオーンと区別された偽の神々のことであり、古代ではアイオーンやアルコーンが宇宙の星々を支配していると考えられていた。 アイオーンは真の神々(プレーローマ界の神々) アルコーンは偽の神々(物質世界の神々) サマエルは下位世界である物質世界を創造したが、その時に七人のアルコーン(太陽系の七つの惑星)が生まれ、七つの天(惑星天)を支配した。一方アカモートは第八天(恒星天)に住んだ。第八天は中間世界のこと。こうしてサマエルは物質世界の「デーミウルゴス」(製作者)となった。こうして、デーミウルゴスとアルコーンたちが住む世界は下位の世界、肉的(物質)世界となった。 七人のアルコーンの内、サバオートはピスティスを称えて悔い改めた。そこでサバオートは引き上げられ、第七天を支配することが許された。そして、第七天に座し、四つのケルブの車に乗った。さらに、イエス・キリストを右に、聖霊の処女を左に据えた。 デーミウルゴスはこれを妬み、七つの悪霊を創造した。ヤルダバオートの妻は、キリスト(光のアダム)を見て欲情した。彼女の処女の血から、地上に生命の木(永遠の命)、善悪の知識の木(グノーシス)、オリーブの木(油注がれたもの)、その他の物質的な木が生まれた。 デーミウルゴスは光のアダムに対抗して人間を創造した(別の文書ではバルべーローが創造した)。デーミウルゴスは粘土から魂を形成するが、デーミウルゴスは魂的世界の存在なので、霊を与えることはできなかった。そこでピスティス(信仰)とソフィア(知恵)は霊をその魂に送り込み、アダム(生きた魂)とした。アルコーンたちはアダムに霊が与えられたことを妬んで、アダムをエデンの園に幽閉した。 ソフィアはこれに対抗してエバ(霊的な女)を創造した。しかし、アルコーンたちはエバを汚して霊的に殺そうとした。エバは自分の肉体をアダムの横に置き、自らの霊は善悪の知識の木に隠れた。アルコーンたちは肉体のエバを汚したが、彼女に霊はなかったのでアルコーンたちの魂の方が汚れてしまった。 デーミウルゴスは二人がグノーシスを得ることを恐れて、「善悪の知識の木」から食べるなと命じた。だが、霊的な女はアダムとエバを無知から救うために蛇と化け、善悪の知識の木から食べさせた。こうして二人はソフィアの知恵を得て、光と闇の違いを知るようになった。妬みと怖れにかられたサマエルは二人を罰し、生命の木からも食べて不死を得ないよう、楽園から追放した。 アダムとエバはカインとアベルとセツを生んだ。またセツは娘ノーレアを生んだ。デーミウルゴスのアルコーンたちはこれを妬み、ノーレアを汚そうとした。しかし、サバオートから派遣された天使エレレートが彼女を守った。天使エレレートはレノーアにグノーシス(知識)を啓示し、レノーアの起源は霊的存在なのだと教えた。さらに、お前はプレーローマから送られるキリストと聖霊による油注ぎを受けて、天使と結婚してプレーローマへと帰昇せよ、その時アルコーンたちの支配するこの物質世界は消滅する、と啓示した。 アルコーンたちはレノーアを汚す作戦を失敗したので、人類を洪水によって滅ぼし尽くそうと考えた。しかし、サバオートはノアに箱舟を作るよう命じ、レノーアたちを洪水から救った・・・。 こうして、三つの世界、アイオーンたちの住むプレーローマの上位世界と、アカモートが住む中間世界(第八天)と、デーミウルゴス(またはサマエル、ヤルダバオート)と七人のアルコーンたちと人間たちが住む下位世界、物質世界(コスモス=世)の基が置かれた。すなわち、プレーローマ(上位世界)はヌースの支配する霊的(知的)世界で、中間世界は魂的世界、コスモス(下位世界)は肉的(物質的)世界である。 上位世界、アイオーン界、霊的(知的)世界 中間世界、アカモート、第八天、魂的世界 下位世界、アルコーンと人間界、肉的(物質)世界、コスモス(世) さらに、下位世界では七人のアルコーンが各惑星(地球から近い順番に、月、金星、水星、太陽、火星、木星、土星)を支配している。古代では天界は十層構造で成っていると考えられていた。 地下: ハデス(墓) 地上: 人間界 第一天~第七天(惑星天): デーミウルゴスと各アルコーンが支配、下位世界 (第七天(土星): 回心したアルコーンであるサバオートが支配する) 第八天(恒星天): ソフィアの分身アカモート支配、中間世界 第九天: 高中低次のアイオーンたちが住むプレーローマ界 第十天: 原初の父、プロパテールが支配 人間も同様に、肉体(サルクス)・魂(プシュケー)・霊(プネウマ)によって構成されている。魂は中間的・自律的なものなので、自由意志を持って霊にも肉にも傾くとされた。これを「人間の三元構成論」と呼ぶ。 人間も、肉体(サルクス)・魂(プシュケー)・霊(プネウマ)によって構成されているから、物質的である人間の肉体はデーミウルゴスの支配下にある。しかし、精神的である霊だけはアイオーンに属する。したがって、人間の霊(プネウマ)こそが救済の根拠となる。 グノーシスでは、神々は必ず男女の対で一体である。アカモートが中間世界に取り残された時、その対となる存在が欠如してしまった。その結果、様々な不完全で悪の世界が生まれてしまったという。グノーシスの救済の目的は、全ての世界を光の充満したプレーローマ界に取り戻すことである。そのためには、物質界を消滅させ、アカモートから流出した霊の欠片を世界から集め出して、その霊を再びアイオーンたちと結合させることで救い出す必要がある。全ての霊が上昇した時に、デーミウルゴスやアルコーンたちが支配する物質世界は滅ぼされてしまう。それが完了すると、目的を達成したアカモート自身もプロ―レーマ界に上昇し、再結合できる、というのだ。 ヴァレンティノス派では、旧約聖書の創造神ヤハウェを嫉妬深いデーミウルゴス(またはサマエル、ヤルダバオート)と同定した。そして新約聖書の神(主)を回心したアルコーンであるサバオートと同定した。そして、アカモートと人類の救済の為に真の神プロパテール(原父)から遣わされたのが、御子イエス・キリストと聖霊であった。 イエス・キリストは救済者として地上に来てグノーシス(知識)を啓示する。その啓示された知識によって信者は自らの霊を呼び覚ますことで、死後その霊が救われると説いた。終末の時には、霊を持たない物質界は火で焼き尽くされて消滅してしまう。その時、霊的な人々は肉体を脱ぎ捨てて、花嫁となってプレーローマ界から来た天使たちと結婚する。アカモートは中間世界を去り、プレーローマ界に入って救い主(ソーテール)と結婚する。こうして、プレーローマの満ち満ちた状態は回復する。 ※アカモートが結婚するのは、イエス・キリストとは別のソーテール(救済者)である。元々イエス・キリストと聖霊は対のアイオーンだからである。対を持たないアイオーンは救済者(ソーテール)と天使たちのみである。 男性アイオーン - 女性アイオーン キリスト - 聖霊 ソーテール(救済者) - アカモート 天使たち - 霊的な人間たち 霊を持たぬアルコーンたちと人類は消滅 このようにヴァレンティノス派は、ギリシャ哲学やヘルマス文書などをキリスト教と融合させたもので、精神世界を善(完全)、物質世界を悪(不完全)とみなす「反宇宙的二元論」の性格をもつ。また、旧約聖書の神(ヤハウェ)を悪神とし、新約聖書の神を善神(サバオート)とする。それ故、キリストは物質の肉体で地上に来たのではなく、天使が仮現した姿に過ぎず、肉の復活もなかったのだとする「仮現論」(ドケティズム)を主張した。 ヴァレンティノス派は西方グノーシス主義として発展し、著明な指導者にプトレマイオスやバシレイデースがいる。一方、東方グノーシス主義はゾロアスター教と融合したマニ教や、カタリ派などが広まった。現代でも唯一残っているグノーシス主義はマンダ教である。マルキオン派(140年頃)も旧約聖書を排除し、修正したルカ福音書とパウロ文書のみを正典として扱ったが、ヴァレンティノス派とは異なる。 以上がヴァレンティノス派の概要だが、初期のグノーシス主義はそこまで異端的な性質が目立つものではなかった。むしろ正統派教会もグノーシス思想を取り入れている。それは、『コロサイ書簡』や『エフェソス書簡』、『ヨハネ福音書』等を見れば分かる。彼らはヴァレンティノス派とは異なる解釈で巧みにグノーシス思想の言葉や概念を取り込んでいるからである。
https://w.atwiki.jp/miyazakikenminombuds/pages/61.html
今日まで宮崎県民オンブズマンは、行政・議会等のやり方を公明正大にチェックし、不正・不当な行為を予防・是正し、もって市民本位の市政の運営向上に寄与してきた。 今回、改めて都城市職員における市民への不当行為を公開するものである。 ◆案件No.1 耕作放棄地再生事業における職員の公文書及び私文書の偽造 本件は、都城市農業委員会職員が国への実績報告書を偽造し、交付金を騙し取った事件である。 偽造に関わった職員は3名「山矢 功 退職後に上下水道局再任用」、「岸良創一 現上下水道局課長」、「細山田健志 現契約課在職」、及び農地相談員「福重義秀 元農協職員」である。 また、事情を知っていながら市長が怖くて本心を語れない職員「細山田省二 現森林保全課長他」も数多くおる。 公文書偽造の一例として、農業者(市民)が汗水流し作成した農地再生工事写真帳を無断でコピーし、他農業者の実績報告書として使用、国県の交付金を不正受給したことが事件の発端となった。 国九州農政局職員の監査報告では、5000箇所の虚偽・改ざん・隠ぺい等の不正行為が明らかとなった。「農政局職員への聞き取り調査結果による」 都城市は国からの指導により、不正行為の是正(手直し)を行ったが、関係農業者及び市民への謝罪は無く、不正行為に関わった上記の4職員の懲罰は無かった。不正書類の是正(手直し)作業として、職員3名をはじめとして市役所職員には数千万円もの残業手当も支給されていたことが判明している。 日本一の市役所を自負する池田市長、5000箇所もの不正行為を「日本一の悪政」として公開してはどうでしょうか。市長、職員は早急に県民、市民への説明責任を果たせ!! 本事件は、今日まで幾度となく行政に是正を求めてきたが隠ぺいを繰り返すのみであった。また、市議会調査も不十分で、勇気ある職員が異議申し立てしたが取り扱わず、全て隠ぺいした。 今後、本件については、国への開示請求により全ての関係図書が手元にあることから、随時公開して参ります。 なお、細山田省二課長は、当オンブズマン事務所に来訪し、国の関係図書を確認され、不正事実を知り尽くした人物である。 しかしながら、細山田省二は、マスコミの質問に対し、知らない顔をしている。背景には池田市長をはじめ組織的な犯罪が存在する。 県民、市民の皆様のご意見等をお願い申し上げるとともに、世界に拡散していただきますようお願い申し上げます。 以下、添付ファイル3通は、事件当初の質問&回答書です。
https://w.atwiki.jp/scarboroughfair/pages/41.html
『ハウルの動く城』。 ダイアナ・ ウィン・ジョーンズ作 『魔法使いハウルと火の悪魔』を原作とした作品。 こちらも「魔女の宅急便」に続き、黒魔法の使い手をメインキャラに据えた、わかり辛い話である。 (ちなみに作中最大の魔力を持っているのはハウルでも荒地の魔女でも ヤリマン…もといマダム・サリマンでもなく、主人公のソフィーだという。 だとすればこれは三人の魔女による魔女の物語ともいえる) 元々宮崎氏は製作に関わっていなかったらしいが、彼が関わるようになった後半部では 西洋魔術的なおどろおどろしいイニシエーションの儀式が強調して描かれるようになった。 イニシエーションとは“知識”を持たぬ外部の者から見るとチンプンカンプンで 意味不明な描写の連続だが、“内部”の者にとっては明確な意味を持った儀式になる。 だが、知らぬものにとってもそれは無意識に働きかける。 このイニシエーションについては後述する。 さて、『ハウルの動く城』の作中には案山子が登場する。 カカシが若い女性の旅を助ける話といえば、誰もが思い浮かべるのが 1890年にアメリカで出版され、世界中で読み継がれている児童書『オズの魔法使い』であろう。 ではオズの魔法使いの作者、ライマン・フランク・ボームとはどういう人物なのかというと、 ヘレナ・P・ブラヴァツキー婦人という胡散臭い人物が創設した 『神智学協会』という魔術結社のメンバーなのである。 そして作者はこの作品を「純粋な霊感を受けて著した」と言い、 神智学教会の会報誌はこの作品を『最初から最後まで神智学的アイデアで漲った 神智学的寓話とみなすことができる』と断言して激賞している。 それもその筈、この物語は寓話の皮をかぶった、神智学の教本なのである。 『オズの魔法使い』の粗筋を簡単に述べると以下の通りだ。 『虹の彼方』の世界に行くことを夢見る12歳の農家の娘ドロシー・ゲイルは ある日竜巻によって異世界に飛ばされる。 そこで北の善い魔女が、この黄色のレンガ道に従って進み、エメラルドの都に向かえば 元の世界へと戻す力を持つオズの魔法使いに出会えるだろうと助言する。 ドロシーは黄色い道を辿って旅し、その途上で 自分たちに欠けている脳、心、勇気を手に入れたいと望む 案山子と人形と獅子に出会い、これらと共に更に道を進む事となり、 その行く手を阻む西の悪しき魔女の試練に立ち向かう事となる。 …… ドロシーのいた物質世界に対し、オズの世界とは霊的世界を指す。 黄色いレンガの道とは、永遠の神の都へと上昇しつつも続く黄金の小道の比喩で、 神智学の中でも「黄金の道」という同じ概念が登場する。 かかし、ブリキのきこり、そして臆病なライオンという奇妙な登場人物は、 イルミネーションへの探求を完了するために 入会者たちに必要とされる資質を欲する者として象徴化されたものだ。 自分に欠けたものを満たしつつも、一つの外面的に拡張する螺旋として始まる 黄色いレンガの道を辿るとというのは、誕生と魂の死の輪廻への神智学的信念を表し、 魂が物質界から霊的世界へと上昇しながら自己を進化させることを表す。 いわゆるアセンションである。 ドロシーの霊的上昇を妨げるのは、東と西の邪悪な魔女たちで、 東西という水平枢軸は邪悪な物質世界を意味している。 対して彼女の霊的上昇を助けるのは、北と南の善き魔女で、 南北という垂直枢軸は上へ上へと続く霊的世界を意味している。 そしてその旅の果てに存在するエメラルドの都とは、宝石に覆われた仏教の極楽浄土、 同じく宝石に覆われた聖書の新エルサレムであり、 そこに住む大魔法使いとは義の太陽イエス・キリスト=大日如来に他ならない。 いわば『オズの魔法使い』とは、何も知らない子供たちに こうした魔術的奥義をすりこみ、洗脳させるための「宗教書」なのである。 それを焼き直して再構築されたのが『魔法使いハウルと火の悪魔』であり、 そこに着目して作られた映画が『ハウルの動く城』だ。 オズの魔法使いでは案山子とあと2人の仲間、及び善き魔女と悪しき魔女が登場したが この作品でも善悪の魔女と案山子のほか2人の仲間が登場する。 カルシファーとマルクルだ。 カルシファーは魔法使いハウルと契約し、その心臓を得た火の悪魔だ。 カルシファーのモデルはその名が示す通り光を齎す者=ルシフェルの前身である「ルシファー」であり、 ギリシア神話の、人類に火を与えた神プロメテウスである。 名付け親はハリーポッターと同じ魔術国家イギリス (近代メーソンの本拠地でもある) の 女性作家ダイアナ・ジョーンズだが、偶然にも日本語で「火(カ)・ルシファー」という暗合となっている。 ユダヤ教のルシファーとギリシア神話のプロメテウスは、構造的に同じ存在である。 ルシファー=サタンはいわば原生の人間に智恵を与えた「親」とも言える存在。 プロメテウスはゼウスと共に現在の人間を作り出した存在。 サタンは神を試して失敗し、地に堕とされ、 その結果本来永遠の生命を与えられる筈だった人類は、楽園を放逐され、死すべき体となった。 プロメテウスはゼウスを試して失敗し、磔にされ、 その結果永遠の生命を得られるかもしれなかった人類は死すべき体となった。 神は巨人族ネフィリムとともに、堕天使たちに文明の悪しき知識を吹き込まれた人間たちを ノアの大洪水によって一掃した。 ゼウスは巨人族ギガスととともに、プロメテウスに文明の悪しき知識を吹き込まれた人間たちを デュカリオンの大洪水によって一掃した。 そのサタン=プロメテウスがふたりの主要登場人物として作中に登場する。 ひとりは火の精霊、ひとりは様々な姿に身を変える小さな魔法使い。 この両者は殊更女子供に人気が出るような造形と性格になっているのだが、 その実どちらも本質が悪魔である事に変わりはない。 なお、子供の方は原作ではマイケル(大天使ミカエル)という名前だが、 この映画ではマルクル、つまり生命の樹の最下層にある、スタート地点にして 最も神から遠い存在、マルクトをもじった名がつけられている。 この作品のクライマックスは、ソフィが過への扉の中で ハウルとカルシファーの出会いを覗くシーンである。 暗黒に閉ざされた湿原の中で、ただの少年だったハウルが 天から落ちてきた炎カルシファーと出会い、心臓を捧げる契約を結び、 魔術師として“誕生”する。 いうまでもなく、これはフリーメーソンなどに代表される 秘教結社のイニシエーションの儀式である。 その結社に入るまではただの俗人の1人に過ぎない。 しかし暗闇の中で入会者は過去の自分と決別し、 組織に魂(心臓)を捧げる誓いを行い、 光明と出会って新しく“生まれ変わる”。 カルシファーは天から落ちてきたが、ルシファーもまた天界から落とされた。 またイルミナティのグランドマスターの1人であるレオ・ザガミによると、 イルミナティでは人類は天より現れた生命と混血して生まれた生物なのだという。 要するにそうした奥義を、日本中の人間が見るアニメ映画を通して 知らぬうちに広く告知しているというわけである。 (原作ではハウルはその頃既に魔術師で、更なる強い魔力を欲して カルシファーを追い掛け回した挙句契約を結んだのだが、 宮崎は映画化に当たってわざわざこの部分を作り変えた) カルシファーは「星の子」「流れ星」と呼ばれる。 聖書ではルシファーは暁の明星(金星)と呼ばれる。 イエスは「私はサタンが流星のように落とされるのを見ていた」と言っている。 小説でもそうだが、カルシファーにあまり心を預けすぎると、 心を乗っ取られ、化け物になってしまう。 一方で聖書の悪魔は最初は親切で頼りになるとして表れ、人間の信任を得る。 しかしそれに頼りすぎると、徐々に精神が錯乱し、しまいには廃人になるか死亡してしまう。 こうした悪魔を「天使」と呼んで尊び、その力によって奇跡的な力を見せたり、予言を行ったり、 この時代には知られていなかった医療技術を以って村人を治したりしたが、 それからほどなくして不遇の死を遂げてしまった人間の例は幾つもある。 「聖母マリアを見た」と言ってファティマの予言なるものを世に示したが、 続々と全員夭折してしまった少女たちもその一例である。 繰り返すが、カルシファーとはサタンの象徴であるのだ。 この作品にはもう1人サタンが登場する。 「善き魔女」マダム・サリマンである。 日本人はサタン=悪魔というと漠然と悪いイメージしか持っておらず、 せいぜい人間をたぶらかす程度のせこい小悪党程度のイメージしか無いであろうが、 聖書ではそれとはまったく対極的な存在である事が明かされている。 『次に悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、 この世の全ての国々とその栄華とを見せて言った。 「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」 するとイエスは彼に言われた。 「サタンよ、退け。 “主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ”と書いてある」』 (マタイの福音書 4章8~10節) 『また、悪魔はイエスを連れて行き、 またたくまに世界の全ての国々を見せて こう言った。 「これらの国々のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。 それは私に任されているので、私がこれと思う者に与えているのです。 ですからもしあなたが私を拝むなら、全てをあなたのものとしましょう」 イエスは答えて言われた。 「“あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい”と書いてある。」』 (ルカの福音書 4章5~8節) これらの箇所でイエスは悪魔に従い、忠誠を誓うことに対する 明確な反対を述べてはいるものの、 悪魔の告げた、「この世界は私に任されている」という件に関して何ひとつ否定はしていない。 この世界の統治を任されているのは悪魔であり、 その悪魔に忠誠を誓い、権能を与えられた王や貴族、富豪たちによって この世は支配され、運営されている── それが聖書 (特に世俗と癒着したヴァチカンによって歪めれる以前の原始キリスト教) の見解だ。 そのため別の箇所(コリントの手紙Ⅱ 4章4節)でも 聖書はサタンを「この世の神」と呼んでいる。 『“この世の神”が不信者の思いを晦ませ、 神の形であるキリストの栄光に関わる、福音の光を輝かせないようにしているのです』 (コリントの手紙Ⅱ 4章4節) それゆえにイエスは「この世を友とする者は神を敵とする」と別の箇所で言っている。 さて、『ハウルの動く城』の話に戻るが、 戦争を起こしている国王を陰で操っていたのは魔女サリマンであった。 国王はどう見ても頭が弱く、権謀術数に満ちた狐狸蛇蝎の巣である 宮廷で生き残れるような人間には見えないよう描かれている。 その国王が国王として君臨し得ているのは、サリマンという強力な後見人あっての事であろう。 いわばサリマンこそが陰の実権者であり、黒幕であり、戦争を起こした張本人なのである。 聖書では「サタンに忠誠を誓った王たちがこの世界を支配する事を(神から)許されている」 としている。 いわばサリマンとはサタン(もしくはその代理人)という位置であり役割なのだ。 では、一体何のために戦争を行ったのか? 王国の勢力を増すため、あるいは権益を守るためとも考えられるが、 いつでも戦争を止められたという事は、サリマンがこの戦争の両方の当事者を操り、 戦争そのものをコントロールできる立場にあった事を意味している。 そのような立場にあってわざわざ戦争を行ったというのは、とりもなおさず 戦争そのものが目的だったという事だ。 となれば、軍需産業や復興事業などで儲ける目的もあったのだろう。 過去、実際にそうした目的で必要もない戦争などが行われた。 特に欧米のユダヤ財閥は対立し合う両勢力に武器の支援を行い、 どちらが勝っても儲けられる仕組みを作り上げて莫大な利益を上げた。 『聖書』でも、イエス・キリストは、連中の正体について言及し、気をつけるよう警告している。 『また、スミルナにある教会の御使いに書き送れ。 “初めであり、終わりである方、一度死んで、また生きた方が言われる。 「わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。… また、ユダヤ人だと自称しているが、実はそうでなく、 かえってサタンの会衆である人たちから、ののしられていることも知っている。… 見よ。悪魔はあなたがたを試すために、 あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている」”』 (ヨハネの黙示録 2章8~10節) 『また、フィラデルフィヤにあるにある教会の御使いに書き送れ。 “聖なる方、真実な方…彼が開くとだれも閉じる者がなく、彼が閉じるとだれも開く者がない、 その方がこう言われる。 「わたしは、あなたの行ないを知っている。… 見よ。サタンの会衆に属する者、すなわちユダヤ人だと自称しながら実はそうでなく、 嘘を言っている者たちに、わたしはこうする」”』 (ヨハネの黙示録 3章7~9節) ユダヤ人でもない(白人系)のにユダヤ人(黄色人系)だと自称している者たちの正体は、 悪魔崇拝者であり、サタンの使徒だと言っているのである。 そうした連中と同じ行動原理を持つマダム・サリマンという白人は、 極論を言えば、アメリカやヨーロッパなどの政権を陰で操り、 戦争を引き起こして莫大な利益を上げてきた白系ユダヤ人の比喩ではなかろうか。 さて、この映画のストーリーや人物の根幹が『オズの魔法使い』にある事は既に述べたが、 ハウル城のデザインもまた、宮崎駿によるものではない。 フリーメーソンであり、シェイクスピアの正体とも言われる フランシス・ベーコンの著書 『New Atlantis』 の表紙の絵から取ったものである。 ここにもオカルトの深い影響が見て取れる。 その他本作にはいちいち突っ込んで行くときりがないほどいろいろな隠された意味があるが、 いちいちひとつびとつ解き明かしていけば異様に長くなるので長いので割愛する。 いずれにせよこの作品の本質は、悪魔側の視点に立って描かれた 黒魔術教団の広報兼プロバガンダ映画という事である。 魔術師と少女のラブストーリー云々だの、反戦メッセージ云々だのという 一般に行われている解釈は皮相のオマケだけに着目したものに過ぎないのだ。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/11491.html
ユキノシタ とは、【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】のキャラクター。 プロフィール 作品別 ポケットモンスターシリーズ本編 関連キャラクター コメント プロフィール ユキノシタ 他言語 (英語) 種族 【人間】 性別 男 職業 【おじいさん】 出身 キタカミの里 所属 スイリョクタウン 初登場 【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】 キタカミの里・スイリョクタウンに住む老人。【スグリ】と【ゼイユ】の祖父。妻の【ヒエ】?と共に暮らしている。 面職人の子孫であり、ともっこさまと【オーガポン】の秘密を知っているらしい。 作品別 ポケットモンスターシリーズ本編 【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】 DLC「ゼロの秘宝 前編・碧の仮面」に登場。 テキストウインドウの名前欄には【おじいさん】で表記される。 キタカミの里に伝わる【オーガポン】と「ともっこさま」の伝承の真実を知っており、スグリ達の家系はオーガポンと共にキタカミの里にやってき大男に対し、お面を提供した面職人の子孫であるらしい。 「みどりのめん」を持ってきた【ハルト】/【アオイ】とゼイユに真実を伝えるものの、村に話しても信じて貰えずに先祖が孤立してしまった過去があるので、口外しないようにと釘を刺した。 しかし、これがきっかけでスグリと皆の仲にすれ違いが生じ始めるようになってしまう。 彼の手によって「みどりのめん」の修復に成功し、オーガポンは再び力を取り戻すようになった。 後にスグリが村にオーガポンの真相を打ち明けた際には何とか受け入れられていたため、時代が進んで上記の考えは既に杞憂となっていたようだ。 「番外編 キビキビパニック」では、ヒエの持ってきた「くさりもち」を食べてしまい、【モモワロウ】に操られ、スグリと共にダブルバトルで戦闘する事となる。 ここで始めて「ユキノシタ」という名前が判明する。 関連キャラクター 【ゼイユ】 【スグリ】 【ヒエ】? コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/itterm/pages/2.html
メニュー トップページ メニュー 目次 A Ajax Amazon B C D E F G google H I J K L Linux M N O P Q R Red Hat RSS S SE SEO SNS T U V W Web2.0? Wiki Winny X XOOPS? Y Z あ オブジェクト指向 か さ た な は プロジェクト ポッドキャスト ま や ら ロングテール わ Copyright © 2006 IT用語知ったかぶり委員会. All Rights Reserved.
https://w.atwiki.jp/boochan/pages/8.html
母が家を出てから僕たちは、ほぼ父の助けもなく兄弟3人で生活 をしていました。 小学校5年の1学期、僕は風邪をひき学校を休みました。 小学校2年の時、学校で骨折をして入院したのですが、全快後は ずっと皆勤を通していました。しかし、この日だけは何故か風邪の 症状が重く、学校を休んでしまいました。 次の日、、、、、、 学校へ行った僕は、クラスの雰囲気が今までとまるで変わって いる事に気が付きました。その日から、いえ僕が休んだ日から 僕に対するいじめが始まったのです。
https://w.atwiki.jp/scarboroughfair/pages/23.html
“吸血鬼”の正体 90年代から00年代において活躍した CLAMPという少女漫画家集団がいる。 その代表作のひとつに、CLAMP作品の集大成といえる 「X」という作品がある。 この作品では当時、もっともらしい擬似科学を あらゆるメディアで確固たる事実のように垂れ流し、 カルト的な教義によって信者を獲得していった、 「温室効果ガスによる地球温暖化説」が大きくローズアップされている。 人類が出す温室効果ガスによって地球が砂漠化し、 数十年も経たぬうちに人類が滅んでしまうというのだ。 それを防ぐために人類社会を破壊しようとする 過激な自然保護派(地の龍)が立ち上がるが 主人公たち文明推進派がこれを迎え撃ち、殺し合いを開始する… というのが大雑把なストーリーだ。 ✞ なお、大幅に本題から話が逸れるが X本編中でしつこいくらいに語られていた 「温暖化で砂漠が増え、緑が減る!」というのは 温暖化利権業者が作ったプロパガンダである。 そういう嘘を世界中にバラ撒いて人々の危機感を煽り、 温暖化に対する膨大な対策費用 (実際は温暖化の主原因はCO2ではないので何の対策にもならないのだが)を 政府や機関に出させて関連業者が荒稼ぎするという利権構造になっている。 では、本当に温暖化によって地球が砂漠化するのだろうか? じつは実態はまったくの逆なのだ。 全球の気温が上がると降水量が増えて砂漠は減る。 気温が上がるから砂漠が広がるのではない。 寒冷化のせいで降水量が足りないか、 降水量に対して過剰な耕作で水を使いすぎるから砂漠になるのだ。 実際、温暖化に伴いサハラとなど砂漠化の広がりが停滞し縮小しつつある。 ちなみに紀元前6000年~3000年の間はきわめて温暖で、 気温は現在よりも2~3℃も高かった。 この時期には熱帯収束帯が北上していた事、 モンスーン活動が活発であった事などが 古気候再現モデルなどによって確かめられている。 このためアフリカからアラビア半島、中近東および中国大陸は、 現在よりずっと湿潤で降雨量も多く、この時代サハラは緑で覆われていた。 その証拠に現在では荒涼たる大地と化したサハラ砂漠だが 各地の遺跡に当時サハラに住んでいた 動物の群れを狩る狩猟の壁画が残されている。 また古代エジプトにおいてはナイル河は 毎年のように氾濫を繰り返すほど多雨であった。 そのため天文や土地の測量術が発達した。 これほど豊かな緑に包まれていた中東は、 なぜ現代は砂漠化してしまったのか? 簡単に言えば緑が減り砂漠が増えるのは「寒いから」である。 現代は温暖化どころか、数千年前から続く 地球全体が「寒冷化」した時期のうちにある。 逆に本格的に温暖化すれば定期的に大量の雨が降り、 サハラは昔のように緑に戻るのである。 果たして昨今の温暖化によって降雨量は顕著に減ったのだろうか? 事態はまったく逆で、気象庁の統計データを見てもわかる通り、 2000年以降温暖化に比例して降雨量が目に見えて増えている。 http //www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/fig/an_wld_r1.png http //www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/fig/an_wld_r2.png 日本では夏は各地でゲリラ豪雨が降り注ぐようになり、かつてないほど洪水被害が多発し、 冬は冬でここ数年史上最多の積雪記録を更新し続けている。 よって、天の龍の未来像に見られたような 「温暖化によって東京が砂漠化する未来」などありえないのだ。 逆に温暖化が進めば南極の氷が解けて水位が上昇し、 恐竜時代のように世界中で膨大な緑が繁茂し、 地の龍の未来像にあるように「東京が水没して緑の世界になる」だけなのだ。 丁が見せたヴィジョンはまったく逆なのである。 ✞ 少し余談が長くなったが、話を戻そう。 当時温暖化教徒は「地球温暖化は人為的なものである」とか 「原因はCO2」などの与太をバラ撒き、そして 「このままでは地球は近世のような環境になり、全生物が激減、絶滅する」 などというありえない未来図を持てち出して、 それに対する反対運動を唱えて騒いでいた。 これらのムーブメントの旗手の一人であり、温暖化利権団体の重鎮でもある アル・ゴアは、実はCLAMPの大好きな本物の「吸血鬼」であるというのは 面白い偶然であるとともに皮肉でもある。 さて、太古から不老不死は洋の東西を問わず人々の夢であった。 では現実に、人が歳をとらず若々しい肉体を得るにはどうすればいいか? 太古から多くの者たちが永遠の若さに憧れ、この問題に対する研究を重ねてきたが、 実は一番手っ取り早く効果的なのは、 自らの血を幼児(幼女)や少年(少女)の血と交換する事である。 これはオカルトではなく科学的に証明されている事だ。 数年前、スタンフォード大学の実験で、 歳を取ったマウスに若いマウスの血液を注射したところ、 若返り効果が確認された件が一躍話題になった。 若い血液を摂取すれば若返るのである。 (ちなみに日本の献血は献血者の80%が50代未満で、 輸血側の80%が50代以降。 奇しくも老人が若い血をどんどん吸い取って 寿命を延ばしている構造になっている) これらは最近科学によって「発見」された事実なのだが、 もっともそんな事は、人間を生贄として捧げ、その血を啜る おぞましい儀式を行っていた秘教団体は、 遥か太古から経験的に知っていた。 この儀式はその背徳性と、その崇拝主である存在の危険性ゆえに キリスト教によって徹底的に弾圧され、表沙汰にはならなくなったものの、 太古から洋の東西を問わず連綿と繰り返されてきた。 ユダヤ教の聖典・モーセ五書でも 「魔術を行ってはならない」「血を食べてはいけない」 (これらを破った者は悪魔の下僕であり、殺さねばならない。 魔術を行うか血を食べたものは地獄に落ちる)とある。 これらは食品衛生上の問題だけではなく、 こうしたのいかがわしい吸血儀式が 当時から裏で蔓延していたからである。 16世紀ハンガリーのエリザベート・バートリも、 若さを求めて膨大な数の少女を殺め、 血を集めて全身に塗りたくっていた。 この話は必要以上に仰々しく語られ、 狂気の末の迷妄だと結論づけられて意図的にお茶を濁されている。 しかし本当のところ、バートリが多大な犠牲を払ってでも 少女の血を集めていたのは、そもそもそうしたおぞましい行為が 実際に大きなアンチエイジング効果があったからだ。 更なる効能を求めて胎児をや胎盤を食べ続ける者も中国にはいた。 そうした血の儀式の系譜に連なる者は「吸血鬼」と呼ばれた。 その存在は表立って語られる事は忌避されたが、 寓話という糖衣を纏って巷間に流布された。 彼らは聖書の教えに背く存在である事から、その存在が寓話化されるに当たり 聖書のイエス像をネガ反転させたオマージュキュラとして創作される事になった。 ✞ 「吸血鬼」は様々な独特の特徴を持っている事は 「聖書」を知らない者にとっても、広く知られた事実である。 では、それらの特徴と、「聖書」のイエスの特徴を比較してみよう。 聖書ではイエスは鳩のように舞い降りた精霊によって祝福された。 ←→ 曰く、吸血鬼は黒い蝙蝠を下僕とする。 復活したイエスは真っ白い服を着ており、 その信徒も仔羊の血で浄められた白い衣を纏っているという。 ←→ 曰く、吸血鬼は真っ黒い服に赤いマントを羽織っている。 聖書では血を食べる事を禁止している。 ←→ 曰く、吸血鬼は人間の血を吸う。 聖書の最後の晩餐で、イエスは部下である使徒たちに 後継者の証として、ワインを自らの血と思って飲むよう命じている。 ←→曰く、吸血鬼は自分が血を吸った相手を自分の下僕にできる。 聖書ではイエスは一度死んだが、別の肉体を得て蘇った。 ←→ 曰く、吸血鬼(やその下僕)は、一度人間として死した後、 まったく異なる力を持った吸血鬼の肉体を得て蘇る。 聖書では神の威光により復活したイエスは 不死の存在であり、歳を取ることも無い。 ←→ 曰く、吸血鬼は血を啜り続けている限り 不死の存在であり、歳を取ることも無い。 聖書ではイエスは死を「眠りのようなもの」と言い、 墓穴の中で3日間「眠った」後、朝に姿を現した。 ←→ 曰く、吸血鬼はいつも棺桶で眠り、夜中に起きる。 神の子イエスは手足に釘を打ち込まれ、 聖書によると目撃者曰く「木に架けられて」死亡した。 ←→ 曰く、吸血鬼は杭を打ちこまれる事によって死亡する。 イエスは聖書では「義の太陽」と呼ばれ、光の存在として描かれ、 最後に闇とサタンの眷属を消滅させる者として描かれている。 ←→ 曰く、吸血鬼にとって太陽は絶対的に忌避すべきものであり、 太陽の光を浴びると消滅する。 創世記で神が永遠の存在であるのに対して、「塵から生まれた者は塵に還る」とし、 サタンもまた同様の滅びの運命を辿る事を示唆している。 ←→ 曰く、吸血鬼は死んだら灰(塵)になる。 ローマ布教後、十字架はキリスト教のシンボルとなった。 さらにローマ教会によって魔除けの聖水などというものが作られ、 銀は燭台などを作る神聖な金属となった。 ←→ 曰く、吸血鬼は十字架や聖水が大の苦手で、 銀の武器以外では傷つけられない。 出エジプト記で殺戮の天使たちが 次々に壁をすり抜けて住民の家屋に侵入して赤子たちを殺して回ったが、 門を血で塗って天使を招かぬようにした家だけは、この被害を免れた。 ←→ 曰く、これと真逆で、吸血鬼は招かれた家にしか入れない。 聖書では「獣」は神の教えに背いた邪悪な象徴である。 ←→ 曰く、吸血鬼は獣のような鋭く大きな牙を持つ。 ユダヤ教エッセネ派やその流れを汲むキリスト教修道院などでは、 不純異性交遊や、性の快感に耽る事を厳禁している。 ←→ 曰く、吸血鬼は性に奔放で、同性より異性の血を吸う事を好み、 また吸われた側はその行為に性的快感を伴う。 聖書にある光の救世主イエスの特徴を 全てネガティヴ反転して作られたのが 「吸血鬼」の特徴である事がわかるだろう。 その他元々悪魔(悪霊)の象徴である、 姿が見えない、鏡に映らない、様々なものに化ける、 相手を魅了する魔眼を持つ、ニンニクに弱い… などの土着伝承と渾淆して作られたシンボルキャラクターが、 こんにちおなじみの「吸血鬼」なのである。 このあたり狂犬病に聖書の「獣」の伝承を絡めて創作された「狼男」、 規範的な女性信徒をネガティヴ反転して作られた「魔女」、 羊の対象の存在である山羊、鳩の対象の存在である蝙蝠、 淫蕩と悪徳を示す剥き出しの女性的乳房、 キリスト教と対立していたイスラーム教の開祖、 逆転させた五芒星、ミサの反対の黒ミサ…などを組み合わせて作った 悪魔「バフォメット」などと同じで、 聖書の寓話や象徴を反転させ、寄せ集めて作られた創作物の一種である。 ✞ これら「吸血鬼」の伝承は昔からあったが、一躍有名になったのは 15世紀ルーマニア、トランシルバニア地方の ワラキア公ヴラド・ツェペシュの俗称である 「ドラキュラ (竜の子=悪魔の子)」の名前を借りて、 アイルランド人作家ブラム・ストーカーが創作した 恐怖小説「ドラキュラ」からである。 ドラキュラのヒット後、吸血鬼は世界的にメジャーな存在となった。 ダークでグロテスクで背徳的なその存在への憧憬、 永遠の生命への渇仰や神聖化もあいまって 時代を経ても映画、小説、漫画、アニメなどで 飽きられる事なく何度も取り上げられ、焼き直されて 今日に至るまで恐れられ、愛され続けていた。 そうした創作の世界から「吸血鬼」を知った者たちは、 あくまでそれは想像上の存在であり、 本当は実在しないものだと思う事だろう。 ファンタジーの存在だと。 しかし、連綿と伝わる伝説の裏側にはそのモデルとなった実在の存在がある。 それが悪魔崇拝の宗教であり、その信徒たちである。 イギリスの王室や政治の中核を占めているのは、 そうした悪魔崇拝結社の信徒たちであるのは広く知られているところだが (アメリカも同様で、ブッシュ親子がスカル・アンド・ボーンズの メンバーである事は写真入りでWikipediaにも載っている) これらの悪魔崇拝の儀式は、現在も宗教結社によって連綿と行われている。 その際に全員で血を啜り合うのだ。 ただ伝承と異なるのは、生贄となる人間は 徹底的に「恐怖」を味わわせてから殺すという事である。 人間の血の分子構造が、麻薬のそれと ソックリである事は科学的に知られているのだが (それ故に常習的に血を吸い続けているとクセになるらしい) この類似性をより強調するのが「恐怖」である。 科学的に説明すると、生け贄にされた人々は、断末魔の恐怖によって 体内に分泌されるアドレナリンが急増し、 アドルルクロムというホルモンを作り出す。 これはLSD(幻覚剤)のようなもので、血中に分泌された これを摂取する事によって。、神経伝達物質のセロトニンの分泌が促され、 脳の中心にある松果体を通じて 異次元間とのコミュニケーションを活性化させるのだという。 要は吸血儀式に参加した者たちは、 人間の血を啜る事によって悪魔と「交信」するのだ。 おそらくは幻覚なのだと思われるが、このいかがわしい頽廃的な儀式を行っている 悪魔崇拝者たちこそが、古来から伝えられてきた 「吸血鬼」の真の正体なのである。 (ちなみに温暖化利権団体の重鎮アル・ゴアは、このアドレナリンが大好きな 飲血中毒者なのだというネットの噂がある) キリスト教がこれらを忌避し、邪教のレッテルを貼って追い込み、 社会から隔離してきた理由もわかるというものだろう。 (今ではそのキリスト教自体が 内部からメーソンに乗っ取られているような状態だが) 元々安直で幼稚な創作物にすぎない「吸血鬼」なる設定と、 その正体のおぞましい「悪魔崇拝主義者」を神聖化、英雄視し、 漫画やアニメの中で孤高で超越者的な主人公や、 耽美な主人公格として登場させているのが、 日本という宗教にも裏世界にも無知な国なのである。