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速度に直交する力を受ける運動 等速円運動する物体は,速度に直交する向心力を受ける。逆に速度に直交する力を受ける物体は等速円運動をするだろうか?Yahoo!知恵袋より。 【問題】 常に速度と直交する力(ただしは定ベクトル)が働くなら質点は等速円運動することを証明せよ。 【解答】 簡単のため,とする。 質量,速度とすると運動方程式は, …(i) …(ii) …(iii) (i)より, (ii)に代入して,整理すると 一般解は, 初速度をとおくと, より, すなわち, …(iv) 同様にして, 一般解 より, より, すなわち, …(v) (iii)より, のままである。 (iv)(v)は平面上の等速円運動を示している。
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117 名前:故郷へ 1/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 21 30 二人の旅は、終わりを向かえようとしていた。 二人は実際には、西涼はおろか涼州にもたどり着けない。涼州に行き着くためには、必ず雍州を通らなければならない。 荊州と雍州との境に踏み出すその瞬間、旅は唐突に終わる。 夜通し歩き続けた馬超と馬岱は、そろそろ陽が昇ろうとする時間に、荊州北西部の魏興郡へ着いていた。 もうすぐだ。 馬岱は今いる岩だらけの荒野の、地平線を見つめながら歩く。 もうすぐ、なんだ………… 雍州と荊州の境は、この殺風景な荒野にある。あと一時間もしないうちに、雍州に入る。 二人には、少なくとも馬岱には疲労もあり、眠気もあった。それでも決して足を休めることなく先へと進む。 死ぬための旅。 非道く暗い旅に、馬岱はほとんど何も言わずに歩いてきた。馬超に話しかけられたら、必要最低限の返事をするだけで、馬超も強いて馬岱と話そうとはしなかった。 「岱、休むか?」 だから、突然そう言われて馬岱は驚いた。 旅の終焉を目前にして、優しく穏やかな、何事もなかったかのような声を出せる馬超に。 「いい加減疲れたし眠いだろう。朝も近い」 「いいよ、俺はまだ大丈夫。速く行こう」 まったくの嘘だ。足は棒のようで、瞼は今にも閉じきってしまいそうだ。それでも、休むなんてことは想像すらしていなかった。 そもそも、今の自分達にとって休むなんてことは無意味すぎる。 アニキは何を考えているのだろうか。 自分達が何をしようとしているのか、わかっているのだろうか。 「そうか、俺は疲れた」 「……アニキ?」 馬超はザックを下ろし、その場に座り込んだ。 後ろで呆気にとられる馬岱をよそに、馬超はザックを探り始める。 まさか、また手榴弾が出てくるのではないのか? …………!! 「アニキ!」 「ん?」 馬超は首を少し傾けながら振り向いた。ザックから引き上げた手にあったのは、手榴弾ではなく拳大の木の実だった。 118 名前:故郷へ 2/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 22 21 「食おう、岱」 そう言われてしまえば、そうするしかない。 馬岱は馬超に近づいて、隣に座った。 木の実はすぐに皮を剥かれて四等分にされた。かつて男の喉を切り裂いたダガーで。 馬超は実を切ってすぐに口に放り込んだ。馬岱は少し躊躇したが、馬超に倣った。 それから幾つかの果実を食べ、腹を五分ほど満たした。 「朝まで休もう」 きっぱりと言い切られ、馬岱は戸惑う。 「だけど……」 「休んだほうがいい」 馬超の強引ともいえる口調に、馬岱は押し黙るしかなかった。 もう旅が……旅が終わるというときに、なぜ休もうとするのだろう。 それにアニキらしくなく、強引な口ぶりだ。 まさか、俺が死のうとするのを止めるため? それとも、この旅の意味を気付いていなくて? どっちも……違う気がする…… アニキは……何を……思って…………眠い…… 瞼が重い。体の力が抜けていく。 夕刻から一時も休まずに歩いてきた疲労の蓄積が、座り込んでから徐々に溢れ出てきていたようだった。 馬岱の様子を見ていた馬超が、心配そうな表情で語りかけてきた。 「岱、寝てていいぞ。俺が見張りをしよう」 「けど、アニキも疲れて……」 「疲れてない、とは言えんがまだ大丈夫だ。岱は俺と会う前の分も溜まっているんだろう」 言われてみれば、確かにそうかもしれない。董卓との戦い。何者かの、凄まじくも一瞬のことだった襲撃。陳宮の死。 それらによる肉体的、精神的な疲労が、今になって出ているのかもしれない。 でも……だけど……俺は眠れない。 アニキが……アニキがいつ……俺のために……眠っている間は……アニキを止めることはできない…… それに…… なんだろう……この予感は……とても……不吉な…………眠い………… 119 名前:故郷へ 3/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 23 21 夜目の利く黄忠の目には、遠くに、百歩歩いても足りない遠くに、座り込む二人の姿が見えていた。 馬超と馬岱、ということが黄忠にはわかった。 その体躯、服、持っている物も、黄忠にはわかる。 遠くの標的に矢を当てるには、優れた弓矢と、弓の技術、そして遠きを近きのように見れる視力を持たなければならない。 百発百中、養由基・李広の再来とも謳われた黄忠にも、その力はあった。 観察するうちに、馬岱の上体が揺れ、前に倒れていく。地面に衝突する前に馬超が受け止め、ゆっくりと地面に寝かせた。 眠ったようだな、と黄忠は判断した。 馬超はしばらくこちらの方向へ背を向けて、座り込み続けた。ザックの中を探ったりもした。 時間が経つうち、馬超は突然立ち上がり、馬岱を慎重に背負い上げる。 重量を減らすためか、持っていた大きな武器をそばの岩の上に置き、先へと進んでいった。 黄忠は距離を保ったまま、馬超を追尾する。 黄忠は馬超の鋭さをよく知っている。 涼州の険しい地で育ったゆえか、元来の気質なのか、おそらく両方なのだろう。 馬超は気配や音、臭い、影、風、またの物体の位置や状態の変化など、“何者かがいる印”にとにかく鋭い。 狙撃するには、近づく必要がある。しかし、拳銃の射程内に入る前に肩につり下げている銃器をこちらに向けてくる可能性は高い。撃ち合いとなれば圧倒的に不利だ。 あえて近づき、敵意のないことを偽り安心させる手もあるが、鷹のように鋭い馬超の目から本心を隠し通し続けれるかは疑問だった。 だが諦められない。あの銃は宮廷で献帝の部下が持っていた、弾丸を怒濤の勢いで連射できる銃によく似ている。おそらく、すべての支給品の中でも上位の部類だろう。 ゲームはまだ続く。あれを手にすれば、この先はるかに有利だ。 手にしなければ、不利だ。 ゲームに身を委ねた黄忠にとって、それは深刻な問題だった。 120 名前:故郷へ 4/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 24 32 黄忠は馬超が岩に置いていった武器を眺めた。 狼牙棍。鎧が発展した未来において重宝された武器ということを、黄忠は知らない。 これもまた、鎖鎌のように使えるものかもしれない。 興味本意で未知の形の武器を岩から持ち上げた。 すると、それまで棘のついた金属部に隠れていた物が岩から滑り落ち、空中で止まった。 ……小刀? 持ち手に環状の空洞が空いた形の小刀が、上下に二十本ほど連なっていた。二十本の小刀の上には、黒い球体。下部には輪の付いた蓋のようなものが見える。 球体の輪と、小刀の空洞すべてを、一本の植物の蔓が通り、両端は結ばれている。 そして黒い球体は、別の蔓によって狼牙棍先端の棘に縛り付けられている。 考える間もなく、小刀の重みに耐えかねて球体の蓋が開いた。 黄忠の全身を阿寒が巡った。 後方から爆発音が聞こえた。 馬超が振り返れば、遠くに赤い光が見え、すぐに消えて暗闇となった。 馬超は慎重に、寝ている従弟をその場に下ろした。 そして幼い頃いつもそうしてやったように、彼の黒髪を優しく撫でた。 不要であろうジャベリンは地面に転がしておき、手榴弾の入ったザックを左肩にかける それからMP5を両手に持ち上げ、静かに、それでも迅速に、光のあった方向へ進んでいった。 121 名前:故郷へ 5/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 25 42 涼州の雪原を、四つの騎馬が駆けていく。 先頭の一人は、他の三人とはだいぶ差を付けている。馬は疾風のように駆けているのに、馬上の少年は涼やかな顔だった。 少年は一度後ろを振り返り、三つの騎馬が遠くに見えるのを確認すると、手綱を緩めて速度を段々と落としていった。 馬が止まるころに、ようやく三つの騎馬が少年に追いついた。三人とも、先を駆けていた少年より幼い少年だった。 「休、鉄、遅いぞ」 「アニキが速すぎるんだ」 休と呼ばれた、“アニキ”より幼い少年が吠え立てる。 「ずるいぞ! 一人だけいい馬乗って!」 「この馬、お前が乗ったときはどうだったかな」 「う……」 言葉に詰まる休を、休より幼い鉄と呼ばれた少年が慰める。 「しょうがないよ。昔からアニキは凄かったじゃないか。それに休兄だって、並の騎兵よりかはうまく駆れるんだから」 「そういう問題じゃねえっ」 アニキは二人を見ながら微笑むと、一番幼い少年に声をかけた。 「岱、お前は上達したじゃないか。休達と併走できるなんて」 岱と呼ばれた少年は、褒められるのが恥ずかしいのか、頬を赤くさせた。 「そ、そんな……従兄上が教えてくれたおかげです」 「教えをよく呑み込むのも才能さ」 アニキは親愛の印に、岱の頭に手を伸ばし、その髪をゆっくりと撫でた。岱は頬のみか、顔一面を赤くさせていく。その様子を見て、またアニキが微笑む。 「あーっ、岱だけずるい!」 「アニキ、僕の髪も撫でてよ!」 「…………」 髪を撫でられる感触に、馬岱はほとんど微睡みながら薄く目を開けた。 ぼやけた視界に、見慣れた後ろ姿が見えてくる。 アニキ、武器を持ってどこに行くんだろう。 狩りに行くんなら、俺も連れてってほしい。戦に行くなら、俺も戦列に加えてほしい。 けど、どっちも違う気がする…… なんだろう、この予感は。行ってしまったら、いけない気がする。もう手の届かない場所に行ってしまう気がする。 止めなくてはいけない気がする……でももう……あんなに遠い…… 122 名前:故郷へ 6/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 26 42 両腕両足は大丈夫、というにはずいぶん痛かったが、とりあえず動かせるようだ。 四肢を使って、痛みを耐えながら黄忠は起きあがった。 自分の体を見下ろす。 服が焼けこげ、穴が空いていたりやぶれていたり、大きな破片が突き刺さっているのが見える。皮膚は焼けたり血が流れていたりで、赤く、また黒かった。 体中が痛く、感覚を失って痛みすらない場所もある。焼けた箇所が、空気にしみてズキズキする。 しかし、生きている。 生きているのだ。 馬超は尾行者は死んだか、相当の怪我を負ってると思いこんでいるだろう。あれほどの威力の武器なのだから、まともに受ければ死んでいるのが普通だ。 黄忠は阿寒と武人の勘に従って、狼牙棍を投げた。 ただでさえ重いものであろうに、短刀が二十も付いているのだから、常人では持ち続けることも難しい。馬超もそのことは計算してたに違いない。 それでも黄忠は投げた。 それから全力で逃げ出した。 全盛期の体なら、もうちょっと投げれただろうし、もうちょっと逃げれただろうに……なんでワシだけ老人のままなんじゃ…… 痛みを耐えながら、黄忠は前方を見る。 馬超が、近づいてきていた。 しつこいのう。 黄忠は右手に拳銃グロック17を握りしめ、立ち上がった。 両足の痛みがいっそう大きくなるが、その痛みに耐えさえすれば、普通には動けそうだ。 走って逃げるか? 馬超はおそらく、追ってはこない。自分と従弟の防衛が目的なら、深追いはしない。 だが、武器はどうなる? 武器は手に入らない。あの強力な武器は。この非道い体が治るにはしばらくかかる。手負いの体だというのに、拳銃だけで生き残るのは厳しい。 それに、馬超の手の内にもう一つ強力な武器があるのもわかった。それも、欲しい。 形成はますます不利になった。だからこそ、逃げるわけにはいかない。 幸いこの荒野には隠れることができ、盾にもできる岩が多くある。 馬超とて、この暗闇の中で動き続けるこちらの位置をぴたりと当てることはできないはずだ。 あの爆発物に気を付けながら、慎重に接近していけば、あるいは…… 黄忠は痛みを抑えて歩き出した。 123 名前:故郷へ 7/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 27 47 爆発した場所へ近づくごとに、血と硝煙の臭いが漂ってくる。 ただし肉の焦げた臭いはしない。爆発を受けた相手は、すでに遠くに離れている。 逃げたのか? 辺りを見渡す。ほとんど暗闇で何も見えない。見えないが、何かが蠢く気配があるように感じられた。 馬超は元来た道を少し戻り、振り返ると、岩陰に身を伏せた。 岩陰から少しだけ顔を除かして、前方を見渡す。 右斜めが気になった。 その方角へ、耳を集中させる。 かすかに吹く風の音。 風に吹かれて、砂が地肌を滑る音。 滑る音が止み、砂の上から重みがかかる音。 肉の焦げた臭い。 馬超は手榴弾を大きく投げつけた。 黒い球体が暗闇に消えると同時に、馬超は岩陰から少し出てMP5を連射した。 ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ 黒い球体が、あの爆弾だと気付いたときには、馬超の銃が轟音を鳴らせていた。幾多の弾丸がそばを通り抜け、黄忠は急いで岩陰に飛んだ。 このままじっとして爆発に巻き込まれたら死ぬ。しかし爆発を避けるために岩陰から飛び出したら、ばらまかれる弾丸に少なからず当たってしまうだろう。 ならばもう、選択は一つしかない。 馬超の豪腕によって投げられた黒球は、弧を描きつつも恐ろしい速度で黄忠に迫ってくる。 グロック17。黄忠はこれを手に入れた時、誰も寄りつかない漢中最北部で、一人射撃練習を行ったのだった。 百発百中ではないにしろ、相当上達したはずだ。飛ぶ鳥だって落とせた。だから、撃てる。 そう黄忠は信じつつ、前方上空に銃口を向けて撃った。 光が空を覆い尽くした。 124 名前:故郷へ 8/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 28 24 冷たく体を打つ夜風に、馬岱の意識は覚醒した。 急いで起きあがり、周囲を見渡す。 「アニキ?」 どこを向いても暗闇があるばかりで、返事はない。 「アニキ、寝ているの?」 立ち上がり、周囲を歩き回る。馬超の姿は見当たらなかった。そればかりか、馬超の荷物までもが見当たらない。 手榴弾の入った荷物。 あるのは無造作に置かれたジャベリンと、投げナイフが抜き取られた馬岱の荷物だけだった。 まさか――― 時計も見れば、時刻は馬岱が寝始めた時間からそう経ってはいなかった。 アニキが強引に俺を休ませようとしたのは、すでに迫ってきていた敵を倒すため? そのことを、俺に心配させないため? ―――俺を守るため? ジャベリンを背負いシャムシールを握って、馬岱は走り出した 「アニキぃ!」 どこにいるかなんて、当然わからない。それでも走った。 馬超はこのままでは、また自分のために人を殺してしまう。 だけど、自分の力じゃ馬超を止めることはできない。 だから武器を持った。 アニキが俺のために手を汚すくらいなら、その前に俺が――― 馬岱の思考は、数時間前に聞いたばかりの連続音に遮られた。 125 名前:故郷へ 9/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 29 24 赤い光が空に満ち、馬超は目が眩んで引き金から指を離した。 敵がいるはずの位置を見てみれば、その姿が赤く映し出されていた。 岩の後ろ、岩から太い首と銃持つ両手を覗かしている老人。同じ五虎大将の黄忠だった。 知った所で、馬超は驚きもしなかったが。 機関銃を黄忠に向け、引き金を引こうとした。 「アニキぃ!」 忘れもしないその声に呼びかけられて、馬超は即座に横を向いた。 遠くの、光がかすかに差している場所に、従弟の姿があった。 「戻れ!」 光が消え、馬岱の姿も消える。 撃ち遅れた―――急いで馬超は岩陰に戻ろうとしたが、渇いた銃声が暗闇に響き、右腿に衝撃と熱を受けた。 よろめきながら、岩陰に伏せる。 目がくらんだせいで、正確な狙いをつけられなかった。 胴体を狙ったつもりだったが、ちゃんと当たっただろうか? 馬超の姿はもう岩陰に隠れて見えない。 その代わりか、はっきりとさらけ出されている無防備な姿があった。 姿は黄忠の方に近づいてきていた。 岱、岱はどこだ? 腿が痛く、大きな異物感がするが、今は気にしている場合ではない。 馬岱も賢い。下手に出るような真似はしないだろう。そう思いたい。 だけど、俺に向かってきている気配が、ない……? 本当に戻ってくれていればいいが、俺の言うことを正直に聞くほど馬岱は素直じゃない。どこだ……? とりあえず、黄忠をさっさと済ましてしまおう。それが一番いいはずだ。 音を聞く。臭いを嗅ぐ。気配を感じ取る。 黄忠の気配は、馬超から弧を描くように移動していた。 手榴弾を一つ取り出し、ピンを外す。 黄忠のいるであろう場所に向けて、投げようとして―――黄忠の気配のそばから、慌ただしい足音が聞こえてきた。 「―――!!」 手榴弾は別の彼方へと飛んでいき、大きな爆発を起こした。 126 名前:故郷へ 10/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 29 59 馬超の機関銃が向いていた先、そこに敵はいるはずだ。 馬岱は推測し、急いで進んでいった。 俺が、俺が殺さなきゃ、アニキが殺してしまう。アニキはもう、もうこれ以上殺しちゃったらダメなんだ。 シャムシールをしっかり握りしめ、暗闇を闇雲に進む。 「そんなに急いでどこに行くつもりで?」 急に、前から老人の声が聞こえた。どことなく、聞き覚えのある声だった。 「貴様が―――」 馬岱の声は、途中から爆発音に遮られた。光が馬岱の元にも届き、馬岱と、馬岱に声をかけた人物が照らし出される。 馬岱は目を見開いた。 数歩先に老人が立っていた。 「黄忠殿……」 「お久しぶりですのう」 右手に鎌を持っているが、奇妙にも鎌からは鎖が伸び、途中で左手に持たれている。 左手は小刻みに動いて、左手からの先の鎖は宙を回って円盤のように見えた。鎖の先端には、分銅らしきものが付いているようだ。 辺りが暗闇に戻った瞬間、黄忠の左手から鎖が放たれた。 それがあまりにも速く、馬岱はまったく反応できなかった。結果、シャムシールがあっという間に巻き取られてしまう。 急いでジャベリンを抜く。だが構える間もなく、大きな皺だらけの手の平がぬっと伸びてきて、馬岱の首を掴み引き寄せた。 左手で馬岱を引き寄せた黄忠は、右手を銃に持ち替えていた。それを、馬岱のこめかみに突きつける。 「黄忠殿……なんで……」 「ゲームに乗ることにした。それだけじゃよ」 寒気がするほどの冷徹な声だった。 黄忠は馬岱のジャベリンを捨てさせると、馬超がいるであろう暗闇の先に向かって叫んだ。 「銃をその場に置け! それとも、大事な従弟ごとワシを撃つつもりかね!?」 自分には暗闇にしか見えないのだが、どうやら黄忠には馬超の姿が見えているようだ。機関銃をこちらに向けている馬超が。 少しして、金属が地に叩きつけられる音が聞こえてきた。 「持ってる武器すべて捨てろ。そしてこっちに来るんじゃ。ゆっくり、いや、速くは来れんか」 重い沈黙がしばらく訪れる。 その間、馬岱は一心に願っていた。 アニキ、俺のことなんかいいから、ここに来ないで…… 127 名前:故郷へ 11/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 30 34 淡い願いは、徐々に近づく、地に何かが引きずられる音に破られる。 「アニキ……!」 馬岱の眼前に、右足を引きずりながら歩く馬超の姿が見えてきた。 撃たれてしまったようだ。血が右足から流れ落ち、辿ってきた地面に色をつけていた。 それがあまりにも悲痛で、馬岱は自分を呪った。 俺のせいだ。 俺のせいで、アニキは傷付けられたんだ。 「止まれ」 言われた通り、馬超は止まった。 「ワシの目的は、あなたが持っていた武器だ。大人しくしてくれれば、ワシは武器を回収して離れるさ」 馬超はしばらく、黄忠を見ていた。嘘はついてないか、気が変わらないか、それらのことを見定めているように。 「岱には手を出さない、と約束してくれ」 「約束しよう。馬岱殿は後から解放する。あなたは馬岱殿が戻るまで動かないでいてくだされ」 黄忠は馬岱を連れて、移動する。馬超の周りを迂回し、馬超の血痕を辿り始めた。 途中で振り返る。 暗闇に消え入りそうな先に、馬超が立っている。 じっと、馬岱を見つめて立っている。 ふと、馬岱はこめかみの硬い感触が消えていることに気が付いた。 代わりにそれは、馬超へと向けられていた。 皺のついた指が、引き金を引いた。 128 名前:故郷へ 12/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 31 44 馬超は黄忠に言われた通り、全く動かなかった。 黄忠は約束を守る男だということは、よく知っている。ゲームに乗っても、狂気に染まったわけではないだろう。自分が動かないかぎり、馬岱は無事だ。 だから。 銃を向けられても、馬超は動こうとしなかった。 ただじっと、馬岱を見つめていた。 だから。 銃声が鳴ったのに、自分が生きているとわかった時。 銃声から少し遅れて馬岱が倒れた時、いったい何が起こったのか、馬超は即座に理解できなかった。 時が遅くなったかのように、ひどくゆっくりと前に崩れていく様子を、ただ眺めていた。 「た……い…………?」 馬岱は倒れる途中で、何かを伝えたそうにこちらを見て、そして倒れた。 馬超は危険すぎる。 その手練れや能力もそうだが、もっと恐ろしいのは、平然と、涼しい顔で人を殺せるということだ。 人を殺すことを、なんとも思っていない―――殺意だとか、躊躇だとか、快楽だとか、そんなものは微塵も存在しない。 殺すべくして殺すだけ。あるいは、殺す意味すら考えてはいないのかもしれない。 今のうちに排除しなければいけない。じゃなければ、必ず厄介な存在になる。 銃を向け、その額に狙いを付ける。 予想通り、馬超は動こうともしない。 あんたの志は、誰かを守るために命を尽くすというのは、心から賞賛しよう。ワシには、それができなかった。 約束は守る。さよらなじゃ、馬超――― 引き金を引こうとする。 突如、視界に入り込んでくる影。 馬岱が腕を伸ばしながら、黄忠の右腕に飛びついてきていた。 両手が黄忠の右腕を掴み、抱え込むように引き寄せる。 不意なことに大きく腕が動き、銃口は馬岱の方へと向く。 引き金が引かれる。 馬岱の胸に赤い穴が空いた。 129 名前:故郷へ 13/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 32 31 俺が死ねば、アニキは『岱を守る』ということから解放される。 『岱を守る』ために、人を殺す必要はなくなる。 無意識に、そう思っていたのかもしれない。 じゃなければ黄忠の腕を、大きく引き寄せて自分に向けさせることなんてしなかっただろう。 “アニキに当てさせないため”には、そこまで動かす必要は明らかになかったのだ。 アニキは……? 馬岱は倒れながら、必死に前方を見た。 馬超と目線が合う。 一緒に帰ろうだなんて、俺が愚かだった…… 俺が一人で死ねばよかったんだ……そうすればもう、アニキは自由だから…… ありがとう……ごめん…… 黄忠は驚きはしたが、すぐに行動を再開をしようとした。馬超を撃つということを。 だが、馬岱の両手は撃たれてなお黄忠の右腕を固く掴んでおり、左腕を使ってようやく解くことができた。 馬岱が崩れていくのを視界に認識しながら、銃口を馬超に向け直す。 人体が地面に倒れる音を聞くとほぼ同時に、馬超に向けて第二撃を放った。 その時に、すでに馬超は動いていた。 撃たれる直前にしゃがんでかわし、落ちていた槍を拾うのを黄忠は見た。 黄忠はろくに標準を定めずに三発目を撃ち出した。 焦っていた。 なんだ、この巨大なる負の何かは。 濃く強く、全身にまとわりつく気配のようなもの。 押し潰されてしまいそうで、毛が立ち肌が張り詰める。 先程まで戦っていた時は、不気味なくらい殺気も何もなかったのに――― 弾丸は馬超の脇腹を、削って通り抜けた。それでも馬超はひるまず、槍を肩に担ぎ上げた。 黄忠が急いで隠れようと思った時には、馬超は一歩踏み出しながら立ち上がり、同時に豪腕をうならせ槍を投擲していた。 ―――ああ。 槍が、風を切りながら黄忠に迫っていた。避けるには、もう遅かった。 ―――もうこれで、誰も殺さなくてすむのか。 胸を風が吹き抜けていくような感覚を最後に、黄忠は事切れた。 130 名前:故郷へ 14/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 54 45 銃弾は心臓近くに撃ち込まれていた。 大して大きくない穴から、大量の血液が湧き出てくる。目は馬超の顔を見てはいるが、焦点が合っていない。腕も足も、まったく動こうとしない。 もう死ぬ。 すぐにわかったことだった。 馬超は馬岱の体の下に腕を通し、頭と上体を抱え込んだ。 「こうちゅ……ど……は……?」 かすれた声が、かすかに開けた馬岱の口から聞こえてくる。 殺した、と答えそうになって、喉に留める。 「去った。弾切れになったのかもしれん」 黄忠は馬超達のすぐそばで、胸に槍を生やして横たわっているが、馬岱は知らないようだ。銃声も、朦朧とする意識の中ではよくわからなかったのだろう。 「……よかった……」 馬岱は目を閉じて、顔を安らげると、そのままの表情で言った。 「も……れで…れの…めにひと……ろさないで……」 馬岱の声は、かすれてとても聞き取りにくかったし、聞き取れない部分をあった。馬超はそれでも、馬岱が何を言っているのかわかっていた。 「……んおれ……き……れ……」 「岱」 馬岱を呼びかける馬超の声は、どことなく、脆い響きを持っていた。 「すまなかった」 「え………?」 驚いてかすかに表情を広げる馬岱に、馬超は同じ言葉を続けた 「すまなかった」 「あや……なんて……きらしく……よ……」 「俺は、岱を苦しませていた」 「あにきは…るくな………なにもわ………い……れ…みが…て……」 「すまなかった。本当に」 馬岱の閉じた目から、静かに涙が溢れ出ていく。それらは頬を流れ落ち、馬超の手のひらに溶け込んでいく。 「あり………あに………れ……………た……に……から……」 「岱」 馬超がもう一度呼びかける。呼びかけることしかできなかった。 「…いてるのあ………………」 131 名前:故郷へ 15/15 投稿日:2006/11/01(水) 07 55 59 それから徐々に、馬超の腕の中から温もりが消えさっていく。 完全に消えてなくなったときに、馬超は立ち上がった。 岱はいなくなった。 岱を守るために、一緒に西涼へ帰る必要もなくなった。 もう“これ”は、岱ではないのだから。 だけど 人殺しを繰り返す気ももうない。 岱が見たら、悲しむだろうから。 岱を二度と、悲しませてはいけないから。 「岱、続けよう……俺達の旅を……」 馬超はすべての武器を地面に捨て、冷たくなったそれを背負い上げた。 背負ってから、よろめき倒れかける。脇腹と腿の傷。そして血が流れすぎていた。 「もうすぐ先だ。俺達の故郷は……」 ゆっくりと、前へ歩き始める。 途中で何度も倒れかける。何度も支える手が重さに負けてしまいそうになる。 そのたびに馬超は歩みを止めて、すぐに足を踏み出す。進むほどに、何度も足を止める。足を止めるだけ、また足を進める。 また一度、馬超が止まる。 いつの間にか、東の空が明るくなっていた。 「覚えてるか? 休と鉄と、俺と岱とで馬を駆り競った日々のことを…… もう一度、あの日々に戻ろう……あの平和な日々に……」 そして進み始める。 血の道筋を、跡に残していきながら。 【黄忠 馬岱 馬超 死亡確認】 ※高威力手榴弾×2、MP5、ダガー、ジャベリン、シャムシール、サバイバルナイフ、グロック17、鎖鎌は魏興に放置。 ※投げナイフ×20、狼牙棍は壊れました。
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毎日25分間のレッスンでも毎日受講 するのは大変であると言えます。 これは、かなりの根気が必要です。 しっかりと意思を持って勉強をしなければ、 毎日レッスンを受けるのは不可能です。 だからこそ、毎日レッスンを受けることに 意味があるのではないでしょうか。 さすがに大変かもしれませんが、 ここを乗り越えることで、きっと 素晴らしい明日が待っていると思われます。 英語の勉強は毎日やってこそ報われるので、 頑張っていきましょう。
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~滑走路~ サーニャ「夜間哨戒ができるまで回復してよかったねエイラ♪」 エイラ「全然良くないぞサーニャ!もう一回死にかけるところだったんだぞ!?」 俺「まぁいいじゃない実際死んでないんだし」 エイラ「そういう問題じゃなーい!!!」 サーニャ「ふふふ・・・エイラ、楽しそう」 エイラ「いや楽しくねーヨ!!!」 俺「よし!今日はバルクホルンさんのストライカーを使おう」 エイラ「聞けよ!」 俺「さーてそろそろ行こうぜー」 サーニャ「そうですね、行きましょうか」 エイラ「無視すんナァァアアア!!!」 --- ~基地上空~ 俺「なーつのそーらー、みーあげてーみれば」 サーニャ「俺さんってあんまり歌うまくないんですね」 俺「一日72時間歌ってもうまくなんないんだよなー」 サーニャ「もっと練習してみましょうよ」 エイラ「いや、まず一日が72時間でないところに突っ込めよ」 俺「うわぁ・・・揚げ足とって何ドヤ顔しているのかしらあの子・・・」 エイラ「べ・・・別にドヤ顔なんてしていないぞ!?」 サーニャ「」ジー 俺「」ジー エイラ「私をそんな目でみんなああああああああああああああああああ!!!」 エイラ「今日はネウロイもこなそうだし!折角だから聞いてやるよ!」 俺「嫌だわ、さらし首並みに恥ずかしい/////」 エイラ「顔を赤らめるな、反吐がでる」 サーニャ「じゃあ俺さん、私の音程に合わせて歌ってみてください」 俺「おk、頑張ってみる」 サーニャ「♪♪~~~~♪~♪~~~~」 俺「ゆーめーじゃないーあれもこれもー!」 サーニャ「♪♪♪~~♪~~~~~~♪♪~~~」 俺「その手ーでドアを開けましょーうぉう!」 エイラ「音程どころかリズム、雰囲気まで無視してるな」 サーニャ「♪~~~~~~~~♪♪♪~~~♪~」 俺「しゅーくーふくがーほしいのならー!」 サーニャ「♪♪~~~♪~~~~~~♪~~~♪~♪♪♪~~~~」 俺「悲しーみを知り、独ーりで泣きましょー・・・」 サーニャ「♪♪~!♪♪♪!♪♪♪!!!」 俺「そしてー!かーがやーく、ウ・ル・ト・ラ・ソウル!!!」 俺「いやー素晴らしいデュエットでしたねーサーニャさん」 サーニャ「またやりましょうね」ニコッ エイラ「最後のだけ二人ともノリノリだったな」 俺「一々突っ込みが多いんだよーエイラちゃんはさー」 エイラ「突っ込みがいないとこの作品成り立たないだろ・・・」 「そんなこともわからないのk」 俺「楽しくなってまいりました」 エイラ「おい、流れ断ちきんなヨ!話の脈絡が不明すぎるゾ」 サーニャ「今度はエイラも一緒にやってみましょ?」 エイラ「え・・・ショーガイナイナー、一回だけだかんなー!」 俺「へー、ユーティーも中々可愛いとこあるじゃん」 エイラ「なっ!///// ユーティーっていうなーーーーー!!!/////」 サーニャ「照れてる・・・可愛い」ジュルリ 俺「えっ」 サーニャ「えっ」 サーニャ「さて哨戒、哨戒・・・」 俺「ちょ、サーニャさん!?今の舌舐めずりは何ですか!?」 サーニャ「今日は星が綺麗ですね」ニコッ 俺「・・・」ジー サーニャ「ふんふふんふ~ん♪」 キラッ サーニャ「」ピクリ エイラ「どーシタ?」 サーニャ「・・・中型ネウロイの反応・・・・・・速い!」 キィィィィィイイイイイイイイイン ビュン! 俺「うおあ!なんだあの速さ!」 エイラ「シャーリー級なんダナ・・・」 サーニャ「またきます!」 ゴォォオオオオオオオ!!! 俺「させるかYO!」ドン、ドン、ドン! ライフル弾は着弾するも無残に跳ね返され、暗い空へと消える サーニャ「これはどうですか!」バシュシュシュシュ! ズガアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! 煙が真夜中の空に広がる 俺「やりおった?」 サーニャ「煙が晴れないことにはどうにも・・・」 焦らすように少しずつ煙が晴れていく・・・ エイラ「お・・・おい・・・なんだよアレ・・・」 そこには三日月型の美しいネウロイがいた フリーガーハマーでダメージを受けた形跡は何もない 秀麗で優雅、そして人を惑わせるような容姿、そんな姿を保っていた 俺「はっはっは・・・お前ら、なんか作戦ある?」 サーニャ「ないです」 エイラ「ないな」 俺「・・・ハァ・・・」 エイラ「効いてたのか?」 俺「効いてないと困るんだけどなぁー」 サーニャ「いえ、恐らくたいして効果はありません」 「ちょっと装甲を削った程度だと思います・・・」 俺「ま、またきおるぞえ!!」 エイラ「くっ!」ブォオオン ネウロイ「ヒュイイイイイイイイイイ!」ゴオオオオオ!!! サーニャ「えい!」バシュン! ネウロイ目掛けてロケット弾を飛ばす しかし、ネウロイは着弾寸前に急上昇し、弾をかわす 俺「あの速さで小回りもきくのかよ!どんなチートだよ!」 エイラ「私がアイツを引き付ける!サーニャと俺で同時攻撃を頼む!」 俺「大丈夫なのか!?」 エイラ「私には未来予知の固有魔法があるからどんなスピードでも避けることができる!」 サーニャ「無理、しないでね・・・」 エイラ「こんなところで死んだりするもんか!」 俺「行くぞサーニャちゃん!」ブォン! サーニャ「わかりました!」ブォン! エイラ「綺麗なネウロイを破壊するのは忍びないケド・・・」チャキ エイラ「勝利の為と割り切ってもらう!」 ネウロイ「ヒュイイイイイイイイインンン!」 NEXT
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潼関の戦い(関中制圧戦) 211年 赤壁で大敗した曹操は孫権・劉備の守る荊州の攻略を 一旦控えて、漢中の張魯制圧に向かうこととしました。 もともと漢中は張魯(ちょうろ)が五斗米道という 宗教国家を築いていました。 曹操が西に軍を進めることを知った漢中周辺の諸侯が 対曹操連合を作ります。 中でも直前に父・馬騰を罠にはめて殺された馬超と、 馬騰とは義兄弟の韓遂が中心となって敵討ちの戦いを おこし、先に曹操へ攻撃を加えます。 緒戦、連合軍は猛将庖徳の活躍で長安に攻め寄せてこれ を奪取します。また、その勢いで潼関も攻め取ります。 馬超は一騎打ちで、于禁・張コウ・李通を退けます。 曹操は黄河近くに陣を構えました。 馬超・韓遂軍は曹操の渡河を阻止しようと奮戦します。 しかし曹操軍は許チョらの活躍でなんとか河を渡ります。 次に曹操は丁斐の策略を採用します。策とは、事前に 買い集めた馬牛を戦場で解放して相手を攪乱させると いうものでした。見事、策が成功し馬超・韓遂軍は 攻勢から守勢と逆転することとなります。 二手から攻めてくる曹操軍に対し不利となった 連合軍は和睦を申し入れます。 そこで曹操軍の参謀賈クが一計を講じます。 馬超・韓遂に墨で所々消した手紙を届け、疑心となった 二人の中を裂くことというものです。 これが見事に成功し、この”離間の策”で馬超が韓遂の 腕を切り落とすという結果にいたります。 なんとか生き延びた韓遂は曹操に寝返ります。 これにより完全に力を失った馬超軍はあえなく敗退 します。敗れた馬超はなんとか涼州に退却します。 曹操はあえて深追いさせずに兵を引き上げます。 荊州で劉備を深追いしすぎて”赤壁”で大敗した事 が彼にそうさせたのでしょうか? 215年 再度、曹操は張魯討伐に向かいます。 対する張魯は弟の張衛を陽平関に向かわせて迎撃します。 張魯は過去に再三の蜀の劉璋からの攻撃にも耐えうる 軍事的な力がありました。 緒戦は曹操軍を圧倒した張魯軍でしたがさすがに 力のある曹操にはかなわずに敗退します。 無駄な血をながすべきでないという軍師閻圃の 助言を受け入れて張魯は漢中を明け渡します。 これにより遂に曹操は漢中を手に入れる事となります。 時代は徐々に曹操・孫権・劉備という三大勢力に 集約しようとしていました。
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登録日:2012/06/25(月) 22 57 20 更新日:2024/06/02 Sun 20 20 06NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ×柩木(くるるぎ) ある意味最強 つなぎ なのだ へそ めだかボックス アホ可愛い ドS ドライバー ネタバレ項目 バ可愛い ボーイッシュ 八重歯 分解系女子 婚約者候補 潜木もぐら 親戚 言葉(スタイル)使い 誤変換 野球帽 黒神めだかに一番近い奴 潜木(くぐるぎ) もぐら 『めだかボックス』の登場人物。 黒神めだかの6人の婚約者候補(本物)の一人。 黒神の分家『潜木家』の代表で、婚約者その1。 あどけなさが残った男児にも見えるボーイッシュな顔立ちの、作業着(つなぎ)を着ている少女。「~なのだ」という口癖が特徴。 ドライバーのみで飛行機をバラバラに解体する分解系(ぶんけい)女子。 影武者は5秒以内で倒すと予告してたM男の傀儡さん。 馬鹿を絵に描いたような馬鹿であるが、婚約者候補6人の中でもっとも黒神に近い存在。 それ故に他の婚約者候補に狙い撃ちされ、漆黒宴二次会で敗退。叶野遂らが四人がかりで半ば騙し討ちして、ようやく敗退させたらしい。 初登場は第143箱。 他の婚約候補者同様に寝坊して登場。 その後は間を空けて149話に登場。 漆黒宴の二次会の舞台であった南極大陸の黒神基地「暗黒要塞」にて、遺されためだかの暗号を解読し、次の会場を目指そうとした生徒会を待ち受けていた。 南極のブリザードの中、つなぎでごく普通に飛行機の解体作業をしていたが、 黒神真黒から身体を張って借りてきた2台目の飛行機をも失う羽目に遭い、あまりの事態に名瀬夭歌をキレさせた。 対戦相手を選出する際に、それまで自分の意義を見失っていた江迎怒江を、名瀬が発破したことによって奮起させ、彼女はそんな怒江ちゃんと戦闘を開始。 腐食系女子 江迎怒江 黒神さんを助けに行く! 分解系女子 潜木もぐら いいやお前は地獄へ行くのだ! だが実力は相当なもので、『言葉使い』特有の「スタイル」を使わずとも怒江ちゃんを手も足も出させずに満身創痍にさせ、 名瀬夭歌、鰐塚処理、虎居砕が加勢した4人を同時に相手に無傷で勝利し、 一撃入れられる間に三撃入れる機敏な動きで善吉の『改神モード・全吉モデル』すら歯牙にもかけない。 全力で挑んできた全員に圧倒的な力量差を見せつけ、心を挫きにかかったが、 なお立ち向かいスタイルを引き出させようと特攻した怒江ちゃんに、全身にドライバーを浴びせ打ち倒した。(この時に怒江ちゃんは善吉に想いを伝え告白する) 『だが、その甘さ嫌いじゃないぜ』 と、突如として現れた球磨川禊の『劣化大嘘憑き(マイナスオールフィクション)』によって、怒江ちゃんの致命傷をなかったことにされ、 「ドライバーと螺子」、「圧倒的な強者と絶対的な弱者」は対峙する。 裸エプロン先輩もとい『手ブラジーンズ先輩』と化した球磨川に向けて、手ブラジーンズの魅力と利点について補足する彼女。 「上半身裸になることで否応なく露わになる柔らかな女体とぶ厚くて頑強なジーンズのミスマッチ、ガーリーとボーイッシュの融合にこそその真髄がある。 また羞恥心の少ない昨今の女子にも強制的に恥じらいのポーズを取らせる手ブラは同時に、見ようによっては自ら乳房を揉んでいるがごときエロティックさも演出する。 こんなところかな?球磨川くん」 とやたら具体的に語っており、球磨川をも圧倒した。・・・・・・なにやってんだこいつら? 生煮ちゃんや叶野のアドバイスも聞き捨て、氷地を『滑りながら全てを統べた』力で球磨川を殴り、左腕を吹き飛ばす。 ※“滑(すべ)る→全(すべ)る→統(す)べる” ダメージをなかったことにした球磨川が反撃、これを『迎え撃つ』彼女は『無変え映』という存在しない言葉に誤変換し無効化。 つまりやっと判明した彼女のスタイルは『誤変換』の韻を踏んだ攻撃を得意とする『誤変換使い』。 曰く「古びたコンピューターのように全ての言葉を間違える」。 また相手を『ぶ厚い氷』に叩きつければ『ぶ熱い氷』に誤変換され、炎上するほど熱い氷に身体を焼かれることになる。 ぶ熱いなんて言葉聞いたことな(ry 球磨川を一方的にボコボコにして追い詰めていたが、それは前に想いを告白された善吉からの返事を怒江ちゃんに聞かせてあげるために時間を作っていたでけであり、 世界一格好良くフってフラれた二人を笑っていた彼女は、『却本作り(ブックメーカー)』の一撃で誤りも謝りも螺子伏せられた。 ちなみにこの『却本作り』は安心院さんで封印を解くのに三年かかったらしく、弱体化した今なら彼女でも三十年で解けるらしい。 クマー「三十年後まで御機嫌よう」 しかし次週では『解体した飛行機の修復』を条件に却本作りから解放された。 泣きながらひたすら修理してるもぐらちゃん… 「おっと失礼こんにちは初めまして」 「負け?ふっふっふ。まあ今という短いスパンで見れば私はたしかに負けたのかもしれないのだ。 だけど私はごねてあばれたりせずその負けを潔く認めたもんねー!どころかお前らの足止めまで買って出るこの懐の深さ! 人生という長丁場の勝負においては私が断トツで優勝なんじゃないのかなー!!」 「私まだスタイルとか使ってないんだけど。」 「お前ら負け犬のアドバイスなんていらねーんだよばーか☆ 弱さが伝染するから話かけんな不愉快なのだ!大体さっきから私の影を踏んでるんだよそこどいてくれる?」 「全てをなかったことにするのは!君の専売特許じゃないのだよ球磨川くん!!」 「あははははー!面白いのだー!切腹なんて初めて見た超受けるー!私も誰かに告白してやってもらおっかなーー!」 「…負けた奴がなに満足そうな顔してんの。そういうのムつくのだ! 言っとくけど6人の婚約者の中で強さ的には最強だけど、人間的には一番の小物だよ? だってそういうぬるい関係が!なあなあの関係が!すっごいムカついて!全部バラバラに!分解したいって思うもん!」 「え…ちょっとなんで…私の誤変換は………?」 『怒江ちゃんが昔教えてくれたことだ』 『最初から間違えてる過負荷(マイナス)は』 『なかったことにはできないんだぜ』 「………!わ…私が悪かったのだ…謝るから許し」 『駄目だ』 『僕は悪くないし』 『僕はぬるいから』 『きみがどんなに誤っても許さない。』 墜機・終世は誤変換してからお願い染ます。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 活躍なかったのが残念だな -- 名無しさん (2013-12-30 10 58 35) 面白い能力だけに球磨川以外のキャラとのバトル描写が欲しかった -- 名無しさん (2014-04-17 03 46 34) 杠かけがえは実力は -- 名無しさん (2014-04-30 09 52 56) 肉弾戦ではめだかと殴りあえるくらいには強いがかけがえに一歩劣る感じらしい。ところで容姿が似てなくもない古賀さんと戦えばどっちが強いだろう?古賀はフィジカルならめだかの遥か上らしいがこっちの方が戦闘力は高そうかな -- 名無しさん (2014-05-11 05 06 55) スタイルなしで火憐と戦わせてみたい。なんか火憐に似ているんだよね、この子 -- 名無しさん (2014-10-23 19 20 30) めだかブックスによると誤変換は馬鹿っぽいから他の婚約者候補は誰も使いたがらなかったという。 -- 名無しさん (2014-10-23 19 22 45) こいつを一撃で倒した時の球磨川は異常にかっこよかったな。 -- 名無しさん (2015-02-14 11 18 13) なかなかのシコリティをお持ちの方、球磨川に逆らえないなんていろいろ妄想しちゃう -- 名無しさん (2016-01-03 12 10 38) めだかボックスを象徴するような滅茶苦茶で無茶苦茶なキャラ -- 名無しさん (2017-01-05 04 12 14) 名前 コメント
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[部分編集] 078 エキドナ 攻撃を受け、ダガーで突く 第1弾 ライフ2 必要アビリティ緑3 場に出たとき、エキドナをアクティブにする。 このカードがアタックによるダメージを受けたとき、 このカードにダメージを与えたキャラに20ダメージを与える。 発生アビリティ緑2 ★★★ 20/20 Illustration F.S 捨て札にならなくても、ダメージを受けさえすれば効果は出る。 全色に後ろ向きになるが与えられた現在なら、ロールするためのアタックを抑制できる。
https://w.atwiki.jp/fvb_sakura/pages/513.html
発表が大変遅れまして申し訳ございません。 宰相閣下にご相談させていただいた結果、FVB海賊が宰相府藩国に政治難民として受け入れらることとなりました。 あわせて、同様の受け入れ表明を布告してくださった土場藩国様、詩歌藩国様、詩歌沖での戦闘の際に受け入れ表明を出してくださった紅葉国様、世界忍者国様にもこの場でお礼を申し上げます。 ありがとうございます。 今後FVBでは宇宙開発グループなどを基軸として他国との協調と連携を密にし、二度と他国を災禍に巻き込むことないよう様々な形で努める所存です。 また今後のFVBについてより一層のご助力、ご鞭撻を頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。 町奉行・法官5級:不変空沙子 法官5級:アキラ・フィーリ・シグレ艦氏族 摂政:曲直瀬りま
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2015年12月14日内外情勢調査会での晋さんのスピーチ。 「マスコミや野党の皆さんから、「頑張れ」なんて言われたら、調子が狂ってしまいます。むしろ、批判を受ければ受けるほど、「やってやろう」と闘志が湧いてきます。」 画像 動画 46 55~ 政府広報 内外情勢調査会2015年12月全国懇談会 安倍総理スピーチ-平成27年12月14日 文字ソース 首相官邸 内外情勢調査会2015年12月全国懇談会 安倍総理スピーチ