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カヌー SES 黄金信号ケーブル 可変変圧器 小型モーター パラボラアンテナ 自動のろし発生器 回転シャッター かすがい 駆動装置 貯蔵バレル 動力発生用風車 燃焼室 気球 気球バスケット 気球バルーン 小型燃料タンク ジョイントロープ 砂袋 バーナー 無線機 整流回路 発振回路 ループアンテナ 飛行船 気密剤 航空機エンジン 高度調整バルブ 推進ファン 水素発生機 セラミックタンク 飛行船キャビン 飛行船操舵装置 飛行船動力装置 飛行船バルーン 飛行船浮力装置 飛行船フレーム ラダー 人力飛行機 ウィング 人力飛行機胴体 飛行機駆動装置 飛行機制御装置 プロペラ 木製ペダル リヤ垂直尾翼 リヤ水平翼 蒸気船 外輪装置 キャビン 大型ウィンチ 蒸気機関 蒸気船キール 蒸気船本体 蒸気船操舵装置 蒸気船駆動装置 メインマスト 帆船 ガスケット 基礎船体 小型エンジン スクリュー 鉄製気密タンク 帆船操舵装置 帆船補助動力装置 帆船マスト 帆船甲板 帆船主動力装置 プロペラシャフト 帆 巻き上げロープ
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【作品名】もののふことはじめ 【ジャンル】4コママンガ 【先鋒】芝浦克巳 【次鋒】千歳 【中堅】佐伯仙之丞 【副将】自動車 【大将】飛行機 【先鋒】芝浦克巳 【属性】高校の体育教師 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】スポーツマンな成人男性相応 【長所】元教え子と結婚した 【短所】元教え子と結婚しやがった 【次鋒】千歳 【属性】女子高生 【大きさ】女子高生相応 【攻撃力】バドミントンのラケット所持 【防御力】女子高生相応 【素早さ】運動は大得意な女子高生相応 【長所】町内サッカー大会でMVPとれる身体能力 【短所】バドのラケットが武器として何処まで役に立つだろう 【備考】とっかかりもないような幹の太い木に登っている 【中堅】佐伯仙之丞 【属性】何の因果か現代にタイムスリップしてきた侍(浪士) 【大きさ】19歳に見えない大きさ 【攻撃力】日本刀所持。 宅配員が片手で抱えた段ボール箱を下から貫通している 【防御力】侍相応(軍人ではないだろうしアマ格闘並み?) 【素早さ】犬を見せられて一瞬で人の身長より高い位置まで電柱を登れる 移動速度は侍相応か(ただしスニーカー履き) 【長所】掃除が完璧 【短所】本人も気付いていないが千歳の胸を触った 【副将】自動車 【属性】自動車 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】乗用車相応 【長所】こいつが出てなかったら一児の母を出さざるをえなかった 【短所】1コマしか出てない 【大将】飛行機 【属性】飛行機 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】旅客機相応 【長所】こいつが出てなかったら小学校の先生を出さざるをえなかった 【短所】1コマしか出てない 参戦 Vol.101 38 vol.107 181 :格無しさん:2012/03/03(土) 20 03 24.40 ID p2L4FgHO もののふことはじめ考察 厳守!きまり学園あたりかな 厳守!きまり学園戦 4勝1敗 【先鋒】こちら鍛えた成人男性だし有利だろう。勝ち 【次鋒】武器としては木刀の方が有利だろう。負け 【中堅】素早さで有利か。勝ち 【副将】車勝ち 【大将】飛行機勝ち kanon戦 3勝2敗 【先鋒】鍛え勝ち 【次鋒】車負け 【中堅】熊負け。しかし相手の長所熊より車の方が強い扱いだから間違っている。 格でこうなったわけじゃないなら変更した方がいいかな。 【副将】車勝ち 【大将】発動遅いらしいので勝ち アイスクライマー戦 2勝3敗 【先鋒】大きい鳥負け 【次鋒】コンドル負け 【中堅】熊負け 【副将】【大将】乗り物勝ち 餓狼伝説Special戦 2勝3敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】素早いし不利か。負け 【副将】【大将】乗り物勝ち アラジン (SFC)戦 2勝3敗 【先鋒】【次鋒】武器負け 【中堅】大きさ負け 【副将】投げナイフ程度ならひけるかな。勝ち 【大将】飛行機勝ち 182 :格無しさん:2012/03/03(土) 20 11 01.27 ID p2L4FgHO 下を見る DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ戦 2勝3敗 【先鋒】【次鋒】刑事負け 【中堅】ボウガン負け 【副将】【大将】乗り物勝ち シヴィライゼーション レボリューションTOPページの長谷川哲也による公式web漫画戦 3勝2敗 【先鋒】【次鋒】鍛え勝ち 【中堅】弓負け 【副将】ひいて勝ち 【大将】戦車の方が上かな。負け POWER ATHLETE戦 2勝3敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】防御高い。負け(というかこれガンマンの壁上じゃないかな) 【副将】【大将】ひいて勝ち 家庭教師ヒットマンREBORN!(OP映像1「Drowing Days」)戦 3勝2敗 【先鋒】【次鋒】武器負け 【中堅】素早さでダイナマイト当てるのは厳しいだろう。勝ち 【副将】【大将】乗り物勝ち あいさつの魔法戦 4勝1敗 【先鋒】鍛えた男性勝ち 【次鋒】成人男性よりは強いだろうから勝ち 【中堅】獣負け 【副将】【大将】乗り物勝ち ファイアボール戦 3勝2敗 【先鋒】人間勝ち 【次鋒】不可視なのでタコ殴り負け 【中堅】素早さ勝ち 【副将】大きさ負け 【大将】飛行機勝ち 183 :格無しさん:2012/03/03(土) 20 29 37.67 ID p2L4FgHO 結果の前に、「厳守!きまり学園」VS「kanon」戦の大将勝負は kanonの任意全能効果は遅く考察されているからバスで勝てる(実際にバス負けになっているし) よって厳守!きまり学園>kanon ちなみに調べてみると「厳守!きまり学園」がくる前の元位置は アイスクライマー=kanon=DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ となっていたが熊>拳銃なので西村の中堅はアイスクライマーに負けるので アイスクライマー>DS西村京太郎サスペンス となる。まとめると \氷K厳西も 氷\○○○○ 4勝0敗 K×\××× 0勝4敗 厳×○\○× 2勝2敗 西×○×\○ 2勝2敗 も×○○×\ 2勝2敗 というわけで結果 アイスクライマー>厳守!きまり学園=DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ =もののふことはじめ>kanon
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後半戦第三試合SSその1 折り鶴たちは見ていた。 病室の片隅から、ずっと、見ていた。 ベッドに横たわる少女の苦しむ姿を、ずっと、見つづけていた。 そして、折り鶴たちは、少女が最期を迎えるのを見届けることになるのだ。 □◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□ ダンゲロス流血少女 Summon of Sedna 後半戦・第三試合 □◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□ ベッドに横たわり、時折苦痛の呻きを上げる少女。 少女の両腕は、どちらも肘から先がなかった。 右腕は6年以上前に失ったもので、綺麗に処置されている。 左腕を失ったのは昨日。 明らかに素人が巻いた乱雑な包帯は、染み出した血でべっとりと赤黒く染まっている。 両腕を失った少女の名は、港河真為香。 彼女の視線の先には、新幹線があった。 長さ170mmほどの精巧に造られた700系である。 Nゲージと呼ばれるタイプの鉄道模型だ。 「右腕をなくして入院した時も……、この『のぞみ』が……私を励ましてくれたんだ」 真為香は、この保健室に自分を運んで応急処置をしてくれた、もう一人の少女に語りかけた。 「『新幹線が欲しい』って、うわごとみたいに私が言ってたら……、パパが……買ってきてくれたんだ。小3の子には……ちょっと本格的すぎて可笑しいでしょ」 ベッドに横たわる少女は笑って見せたが、もう一人の少女、銃々ゐくよ・ハーン!は笑う気にはなれなかった。 真為香に残された左腕を奪ったのは、ゐくよが撃った砲弾なのだから。 そして、戦いに敗れた真為香は、重傷の体でもう一度戦い、今度こそ勝利しなければこの呪われた空間から抜け出すことは叶わない。 両腕を失ってしまってはいるが、まだ絶望するには早い。 真為香には、右腕に装着する格闘用能動義手がある。 左腕が健在だった頃の隻腕合気道には及ぶべくもないが、義手一本でも戦うことは十分に可能だ。 可能ではあるが、……厳しい。 だから、真為香は秘策を練ることにした。 「ゐくよちゃん……お願いがあるんだけど、聞いてくれる?」 「うん!!何でもするよっ!!!」 □◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□ 廊下の角から姿を現したのは、巨大な魚であった。 空中を泳ぐ、体長三メートルほどの巨大なピンク色の魚は、無数の紙飛行機によって構成されていた。 『折り鶴1000』という対戦相手の名前だけを告げられ、一体どんな人が相手なんだろうと不思議がっていた真為香は「鶴要素どこ……?」と呟かざるを得なかった。 その言葉を聞いてか、一千機の紙飛行機は一旦空中で停止する。 そして一斉にその身を展開して平らな折り紙に戻ると、複雑に自身を折り畳み鶴の形を取った。 これは、対戦前の挨拶であろうか。 「参りますのは妃芽薗学園高等部三年生、港河真為香です。……ご注意ください!」 駅員アナウンスを真似て、普段より一オクターブ低い落ち着いた声で真為香は名乗り、右腕の能動義手を前に差し出して隻腕合気道の構えを取った。 義手の手先は、三本の開閉するフック。 駅員よりも、海賊船の船長が似合いそうな腕である。 精神集中。真為香は自身の心音を感じた。 そして、同期して第二の心臓のようにズクズクと痛む失った左腕の傷。 千羽の折り鶴は再び千機の紙飛行機に姿を変え、巨大魚の隊形で廊下の空中を泳いで向かってくる。 真為香は右足に重心をかけ、摺り足で右に移動する素振りを見せた。 傷んだ木製の床が、ぎいと音をたてて軋む。 ピンクの巨大魚は、真為香の動きを先読みし、僅かに旋回して速度を上げ猛然と襲いかかろうとする。 真為香は、フック状の手先を開閉させて紙飛行機たちの意識をそこに向けた。 そして、義手の先を同じ位置に留めながら、体は逆方向の左側へと切り返す。 視線誘導によって作り出した意識の空隙を盗む体捌き。 激しい勢いで襲い来る紙飛行機の群れと、紙一重で擦れ違う。 擦れ違い様に義手を巨大魚の脇腹に当て、軌道を逸らし壁に激突させようと試みる。 だが、脇腹に当てようとした腕はずぼりと紙飛行機の群れの中に埋まり、群れ全体に対して合気を作用させることは叶わなかった。 義手に触れた紙飛行機を、三つのフックで握り潰し、手首の回転で逸らして紙飛行機同士で空中衝突させ、引き裂き、握り潰し、弾き、弾き、逸らし、引き裂く。 「っぐうああああーっ!!」 真為香は苦痛を雄叫びで打ち消しながら、足元に落ちた紙飛行機のうちまだ動いていた三機を踏み潰し、止めを刺した。 能動義手に動力はない。 関節を駆動する六本のハーネスは真為香の左肩と腰に繋がれており、義手を動かすのは真為香自身の肩や腰の力である。 義手操作のために左肩を動かすことは、失った左腕の傷の塞がりきっていない真為香にとって多大な負荷となる。 だが、筋電位による機械駆動義手では彼我合一に必要なフィードバック感覚が不十分なため、合気道には不向きなのである。 (……強い怒り……人間への……それとも、自分自身への……?) 左腕の赤黒い包帯に、真紅の血を滲ませながら真為香は紙飛行機たちの心を推し測る。 潰した紙飛行機は七機。 いくつかの紙飛行機には、何らかの文字が書かれていた。 文字を読み取れば彼我合一の助けになろうが、その文字は乱筆で読み取りづらく、また、素早い動きの巨大飛行魚から目を離して隙を見せる訳にもいかない。 巨大魚が廊下の狭い空間で機敏に方向転換し、再び突進してくる。 視線誘導と歩法の組み合わせによって、最低限の動作で紙飛行機の群れを躱しながら、擦れ違い様の攻撃。 失った左腕が激しい痛みを訴え、真為香は苦痛の雄叫びを上げる。 仕留めた紙飛行機は五機。 腕のない少女は荒い息を吐きながら巨大魚に向き直る。 (お願い、のぞみ号……私に戦う力を!) 義手の上腕部でで自分の額をこつりと叩き気合いを入れる。 足元の紙飛行機を踏みにじりつつ隻腕義手の悲壮な合気道を構え直す。 三度、四度、五度。 巨大魚の突進は、繰り返される度に速度を増していった。 仲間を踏みにじられたことに対する激しい怒りを顕にするように。 真為香は巧みに攻撃を避けながら紙飛行機の数を減らしてゆく。 墜とした紙飛行機は、延べ二十三機。 千機のうちの二十三機であるから、まだ軽微な損害と言えよう。 むしろ、一撃すら受けていない港河真為香の状況が深刻である。 左腕の傷口からは血の雫が滴り、眼の焦点は時折ぼやけ、隻腕合気道の構えも危うげだ。 しかし、真為香の闘志は衰えていない。 真為香は、能動義手の三本のフック爪て把持した二十四機目の紙飛行機を挑発的に握り潰して見せ、口許に笑みをうかべる。 その所業に、ピンク色の巨大魚が一瞬真っ赤に色付いた。 そして、今までにない速さで獰猛に猛突進を仕掛けた。 その速度はあまりにも速く、流麗な合気道の動きで身を躱し続けていた真為香も、不様に廊下へ仰向けに倒れながら避けるしかなかった。 「あぐぅっ!」転倒の衝撃で左腕の傷に激痛が走り、呻く真為香。 真為香の顔に、砕け散ったガラス窓の破片が降り注ぐ。 怒りに我を忘れた紙飛行機たちは、全速で窓ガラスに激突したのだ。 ひしゃげて航行不能に陥った二百五十七機が、砕けたガラス片と共に墜落した。 「っがああああーっ!!」 叫びながら真為香は首のバネで跳ね起き、陣形の乱れた巨大魚航空部隊に後方から襲いかかる。 能動義手の鋼の爪が一閃、二閃、三閃。 巨大魚の尾が、義手クローの連撃で削られる。 引き裂かれた紙飛行機が十七機、ガラスの破片の中へと墜落してゆく。 頭部を失った巨大魚は、校庭へと逃げ出した。 真為香は、ふらつく足取りで後を負う。 左腕から血が滴り、真為香の歩いた後に赤い染みが点々と残された。 □◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□ 校庭の中央、四百メートルトラックのど真ん中に真為香が立つ。 その全身には無数の切り傷。 鼓動に合わせてズクン、ズクンと痛む左腕が燃えるように熱い。 足元には潰れ、引き裂かれた紙飛行機が三十三機。 健在な七百六十一機の紙飛行機は、魚の形に群れるのをやめて真為香の周囲を遠巻きな円形で包囲旋回飛行している。 「きゅいー!」 鶴のような鳴き声による号令がかかると、紙飛行機たちは周回軌道を離れ、中心にいる真為香へと一斉に殺到する。 三百六十度からの同時攻撃。 いかに合気道の達人である真為香と言えども、両腕を失い満身創痍の今の状況では、その全ては捌き切れない。 「がああああぁああーっ!」 獣じみた声を上げ、義手で襲い来る紙飛行機を引き裂く、弾く、逸らす、引き裂く、弾く。 しかし、多くの敵機は討ち漏らす。 能動義手の可動範囲限界を越えた背後の方向が特に手薄だ。 背中に。顔面に。胴体に。脚に。左腕の傷口に! 紙飛行機の鋭利な先端が突き立てられてゆく。 一撃一撃は小さなダメージだが、それが幾百回も重なれば致命傷となる。 すでに重症を負っている真為香ならば尚更だ。 ざくり。真為香は右脚に鋭い痛みを覚えた。 足元には、ぼろぼろの折り紙によって作られた帆掛け船があった。 その帆掛け船の帆は、真っ赤な血で濡れていた。 真為香の右足の踵を切り裂いたのだ。 足元に叩き落とされた紙飛行機のうち、止めを刺せてなかった一機が、密かに姿を変えて機会を狙っていたのである。 意識外の攻撃に、真為香の集中が乱れる。 義手の爪で襲い来る紙飛行機を迎え撃つが、紙飛行機はするりと攻撃をすり抜ける。 全方位から、紙飛行機の攻撃が真為香に突き刺さった。 真為香は、グラウンドの土の上にゆっくりと倒れた。 紙飛行機たちは、真為香の側を離れ、再び周囲を遠巻きに旋回する。 獲物が力尽きるのを待つハゲタカのように、紙飛行機たちは真為香を見守った。 横たわる少女の苦しむ姿を、静かに見つづけていた。 (まあるい……山手線……ピンク色で、緑じゃないけど……) 真為香は、紙飛行機の群れの性質を見切っていた。 (ピンクじゃないのは……あいつ……あいつが秘密の総合指令所……) ただ一機、黒い紙飛行機がいた。 波状攻撃に加わらず、鶴の一声で群れを統制していた。 この黒い機体さえ撃破すれば、敵編成のダイヤグラムは乱れる。 それが、真為香の見いだした唯一の勝機であった。 「らんらららんら……らーらららー……」 真為香は、ひかり号チャイムをバトルチャントがわりに口ずさみ、自らを鼓舞しながら立ち上がった。 「らーらららんらー……らららららー……」 真為香は、黒い機体を睨んだ。 紙飛行機たちの飛行速度は速い。 真為香の脚では、もし無傷の状態で全力疾走したとしても捕らえることは不可能だ。 徒歩では辿り着けない場所に行く方法は……! 「間もなく到着します電車は、N700系のぞみ壱九四号………………あの世行きです!!」 真為香は、右腕の義手を黒い機体に向けて、三本のフック状クローを開いた。 能動義手の手首には、穴が開いていた。 義手の前腕は、砲身(ガンバレル)に改造されていたのだ。 まともな工具もない状態での即席改造。 銃々ゐくよ・ハーン!の能力による、理外の重火器組み立て技能でなければ為し得ぬ神業であった。 名付けるならば、『れいるうぇいず・がんばれる!』!! 「発車っ(ファイアーッ)!!!」 真為香は、右肩に引き出されたトリガープルタグを噛み締め、頸を左に振って引き金を引いた。 右腕の砲身から、高速で弾丸が射出される。 弾丸の名は、N700系のぞみ。 真為香を守護するNゲージ。 右腕の先からマズルファイアーの赤い焔が吹き出し、新幹線弾丸は一直線に黒い敵へと出発進行する。 □◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□ 焔の中で、折り鶴1000は目覚めた。 祈りを込めてこの世に産み出された折り鶴たちであったが、力及ばず、役立たずとして焼却処分される運命だった。 人間たちはなんて身勝手なのだろう。 鶴たちは、怒りを感じた。 勝手に自分たちを作り出し、のぞみ通りの結果になかなかったからと言って焼き捨てる。 そんな人間たちに、激しい怒りを感じた。 私たちはなんて無力なんだろう。 鶴たちは、怒りを感じた。 何もできない自分自身に。 鶴として折られてより一月と少し。 だが、千羽の齢を合わせれば、延べ九十九年。 折り鶴1000はそんな屁理屈で道理を圧し殺して九十九神(つくもがみ)となり、激しい怒りに身を焦がしながら焼却炉を脱出したのであった。 □◇□◇□◇□◇□◇□ 紙飛行機の群れを率いる黒い機体にとって、新幹線弾丸の速度は回避不能なほどではなかった。 空力的に弾丸に適した形状ではあるものの、所詮は即席武器である。 だが、致命的だったのは、砲身からの赤い焔。 焔が、折り鶴1000の過去の記憶を呼び覚ました。 その記憶が一瞬、黒い機体を捕らえて回避行動を遅らせた。 のぞみ号の優美な流線形の先端が、黒い紙飛行機の側面から衝突。 黒い羽根と、胴体をぐしゃりと折り曲げて先端に張り付け、些かも速度を緩めず進行する。 終着駅は、木造校舎の外壁。 木製の壁に車体前部をめり込ませ、弾丸特急のぞみ号は停車。 黒い機体は引き千切れ、機能を停止した。 残る紙飛行機は七百四十九機。 左腕からの出血は一段と激しく、心臓の鼓動に合わせてだくだくと血が流れ落ちている。 それでも、統率の乱れた烏合の衆ならば勝ち目はあると、真為香は考えていた。 だが、ガンバレルの焔は、リーダー機以外の紙飛行機たちの記憶も呼び覚ましていた。 彼女たちは九十九神として覚醒した日の、強い怒りを思い出していた。 指揮者を失った紙飛行機たちは、怒りの導くまま一斉に四方八方から真為香に殺到した。 「彼我……合一ッ!!」 真為香も己の心を怒れる紙飛行機たちに同期させる。 襲い来る敵機を、右腕の能動義手で捌こうとする。 しかし、真為香の義手は紙飛行機をもはや一機たりとも捉えることができなかった。 真為香の義手が紙飛行機を捉えようとした瞬間。 紙飛行機は広がり、元の正方形の姿に戻った。 義手の鋼の爪が、虚しく空を切る。 平らな紙となった折り鶴たちは、義手による防御をひらりひらりと掻い潜り、真為香の身体に張り付いていった。 精神の合一が崩れたとき、合気道は無力である。 折り鶴1000の怒りの本質を読み誤った真為香に、折り紙たちの行動を防ぐ術はなかった。 「ぐうあっ……」 左腕の傷口に紙が張り付き、真為香は苦痛の呻き声を上げた。 戦うための戦士の叫びではなく、蹂躙される哀れな犠牲者の上げる声だった。 紙たちは、左腕へと執拗に張り付いてゆき、強い力で残された左上腕を締め付けた。 「うぐっ、がっ、ぐあああああーっ!」 真為香は立ち続けることも叶わず、校庭の地面に倒れてのたうって苦しんだ。 助けを求めるように新幹線の方を見たが、Nゲージ模型は校舎の壁に刺さったまま何も言わなかった。 視界に稲妻のような閃光と真っ暗な闇が交互に幾度か訪れ、意識が混濁した。 ……そして、決着はついた。 折り鶴1000は既に戦意を失っていた。 ゆえに、勝者……港河真為香。 真為香は、完全に止血された左腕を見た。 そこに張り付いている折り紙には、小学生の拙い字で、折り鶴に込める願いが書いてあった。 「はやく げんきに なってください」 「びょうきに まけないで」 「また がっこうで あそぼうね」 それは、折り鶴1000が叶えることのできなかった願い。 ただの折り鶴であった彼女たちは、病床の少女を救うことはできなかった。 だが、九十九神としての力を得た折り鶴1000は、その力で真為香の命を失血死の寸前で繋ぎ止めることができたのだった。 真為香の周りを取り囲む残りの折り鶴たちは、その数三百八羽。 この戦いで多くの仲間を失ったが、折り鶴308は満足げな様子でたたずんでいた。 (おわり)
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473 :倉崎ネタの人:2013/11/13(水) 20 04 37 大陸日本航空機開発史-二宮忠八と倉崎‐ 1898年(明治31年)3月某日 大阪のとある居酒屋にて一人の男が失意の中で酒を飲んでいた。 「くそう、なぜ陸軍のお偉いさんは俺の考えた玉虫型飛行器に理解を示してくれんのだ。」 彼の名は二宮忠八という人物でつい先ごろ陸軍を退役して、現在大阪で資金集めをしている人物であった。 彼は飛行機械開発という当時ではあまりにも先進的な発想を陸軍上層部に理解されなかったため、自主開発の資金を集め独力で飛行器を完成させるつもりでいた。 「資金さえあれば5年以内で有人飛行機を開発し、空からの偵察や攻撃が出来るようになるというのに。」 そんな、彼の隣の席で一人の男が大声でわめいていた。 「くっそう、あの連中め。何が『現在の状況で飛行機の開発をしたら、列強から注目を集めてしまう』だ。 確かに、現在の状況で列強の注目を浴びるのはまずいかもしれん。しかし、飛行機を開発し特許をこちらが握っていけば十分プラスだろうが!!」 「なのに、あ奴らめこんなに速く日本が飛行機を開発するといろいろとこちらの不都合(歴史知識のチート・技術知識チートがあまり有効にならない)がでてくるから待ってくれだと。ふざけるな!!」 この言葉が忠八の耳に飛び込んできたとき、すぐさま隣席にむかって突撃していった。 「あなた!!いま、飛行器っていいませんでしたか?」すると、隣の男は最初びっくりして目を白黒させていたが 「ああ、飛行機と言ったが、そちらはどちら様かな?」この言葉を聞いた忠八は非礼をわび、自己紹介をした。 「失礼しました、私は二宮忠八と申します。私もいま、飛行器の開発を行おうと様々な企業に出資を求めているのです。」 すると、その男性は「二宮?」とつぶやくとハッとした顔をしたかと思うと、いきなり居住まいを正してこう言ったのだった。 「私は倉崎重蔵というものです。私も飛行機を開発しようと日夜努力をしているものです。あなたも飛行機開発をしているとのこと。是非一緒に飲みましょう。お互い持っている知識やつてでもしかしたら飛行機の開発が進むかもしれませんからな。」 自分の名を聞いたとたんに、表情がイキイキとしだし嬉しそうに飛行機について語りだす倉崎氏の態度に若干の疑問があったが、そこは自分も飛行器を開発しようとしている人間である。一緒になって技術的な話をし始めた。そこで気付いたことがあった。 (この人、俺より何歩も先を行っている。動力のことや素材、物理学のことなんかも考えている。この人と一緒ならきっと飛行器は完成する!!) 彼はこの考えにいきつくとすぐさま共同研究を申し出た。すると倉崎氏はおもむろに一枚の名刺を差し出すと「明日の朝ここに来てください」 と言って帰って行った。忠八は名刺をみると驚愕したそこには、‐倉崎工業 社長取締役 倉崎重蔵-と書かれていたからである。名刺の裏には大阪支社の住所が書いてあった。 次の日忠八は倉崎の大阪支社の前にいた。緊張しながら身だしなみを整えて中に入り受付の人に声をかけた。 これがのちに日本の航空機の父といわれる二宮忠八と航空業界のドンといわれる倉崎重蔵の自重しない開発史の始まりになったのであった。 つづく?
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かもめ第三小学校オンエアバトル 第35回結果発表、第36回登校開始 データ更新第35回まで 第一期C大会優勝 第一期C大会 データ C大会への道 成績表 過去の結果 ルール 投稿・結果 投稿・結果 加害授業 お笑いpedia 落花流水 リンクについて ワープゾーンエリア 関東平野のBOKEBBS さかも党本部 中井写一 メゾン笹塚303号室 青空に向かってコーラで乾杯 ネット芸人バトル 風流大喜利バトル サンバト掲示板! 麒麟ルーム 旅人のボケるんだー ブリザード大喜利バトル ブロバト+ 文句を言うなら笑いを取れ 僕は支配者となるか、破壊者となるか ギリギリ大喜利バトル ナックルボールを投げたいお年頃 リンクはご自由に行ってください。リンクやリンク解除についてご連絡を頂く必要は一切ありません。
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読子「先生、次は私の試合なんです。応援して下さいね?」 ねねね「おうよ。負けたら承知しないからね!!」 読子「ハイ! 先生……私、この試合が終わったら新刊を買うんです。だから………」 ねねね「おーい、死亡フラグ立ちそうな台詞はやめな。とりあえず行って勝ってこい、な?」 読子「……はい!! それじゃあ」 上条「あ~不幸だ不幸です不幸でござる三段活用……あれ? 何か違うな」 禁書「とうまとうま、怪我しないように気をつけてね?“ザ・ペーパー”といったら大英図書館のエージェントの中でも能力の汎用性じゃ群を抜いてた要注意人物なんだよ?」 上条「あ~知ってるよ。前に一度青髪ピアスと騒いで酷い目にあったからな」 禁書「とうまも図書室に行くの?」 上条「何ですかその世にも珍しい物を見た顔は!? いや、確かに上条さんは図書館でお勉強するキャラじゃないですし図書室に赴いた理由もどっちかというと俺のストライクゾーンに入る読子先生の姿に癒されるため………あの、インデックスさん? 何で歯ぎしりしていらっしゃるんでせう?」 律子「さぁ、いよいよ第三試合の始まりです。まずは東より“幻想殺し”上条当麻!!……何故か妙にボロボロです。 続いて西より“ザ・ペーパー”読子=リードマン!!」 「「「「■■■■■■■■■■-----!!!」」」」 一つ一つが聞き取れない程の大歓声が巻き起こる。何故か男子の声で所々から「殺せ、殺せ、殺せ!!」と聞こえてくるが恐らく気のせいであろう。 名を呼ばれた両者がリング中央付近で審判を挟んで対峙する。 読子「お手柔らかに……あの、大丈夫ですか?」 上条「へいきで~す(棒読み)」 読子「あの、どう見ても血が出てますよ? 保健室に」 上条「保健室だけはもうヤダァァァァァ!!!」 上条当麻が錯乱したかの如く……というよりは保健室という言葉に錯乱してそこら辺の地面をのたうち回った。端から見ると何とも情けなく、その姿に彼を知る者が尽くため息をついた。主に憐れみとかの意味合いで。 その中にはこの二人も含まれていたりする。 宗介「閣下。この試合、勝負有りと見ました。例えあの幻想殺しをもってしても彼女の能力の前には防戦を強いられることは間違いなく、フラグ能力も役には立ちません。さらには上条自身もあの様子です、結果は明らかと思われますが……?」 林水「そうとも言えないな。開き直る事にかけては彼は一流だ。何せ心の中で「不幸だ」と言えば次のページでは大抵の場合順応している。 そら、見たまえ……早速起きあがったぞ。アレは保健室で実験されるくらいなら目の前の可能性を潰すことで逃げ延びようとする野獣の如き目だ。実に素晴らしい目をしている、我が校の生徒たる者、あぁでなくてはな」 宗介「感服いたしました、閣下。自分もまだまだ未熟であります」 林水「うむ、なお一層の精進を心懸けたまえ。所で先程君は上条君の明らかな敗北を予想したな?」 林水の問に相良宗介は首肯した。リングでは丁度、試合開始の合図が出されようとしている。 林水「彼の能力はその右手と尋常成らざるフラグ乱立能力のみではない。確かに彼にとってその右手は命綱であろうが、何もそれだけが彼の武器ではないのだ。彼は君とある種同等のモノを持っているからね」 宗介「……それは一体何でしょうか? 上条はASの操縦技術も戦場での生存技術も保持していないと記憶しています」 林水「直ぐに解る」 律子「それではラノベファイトォォォ! Ready………GO!!」 上条「うぉぉぉぉぉぉ!! このお姉さん今までに無いくらい質悪ぃぃぃぃぃ!!!」 上条当麻が走る。逸る。奔る。右へ左へ立ち止まることなく駆け抜け、時に飛び退り、時には転がり、時には敢えて動かないことで上条当麻は無数に打ち込まれるそれらから必死に身を守っていた。 上条「ぬぉ!?」 右足、左足を交互に上げ足下に飛来したソレを避ける。コンクリートで出来ているはずのリング床に数枚の紙切れが突き刺さっていた。 「ヤ」「バ」「イ」の三文字が上条の脳裏を過ぎる。今回の相手は神裂と同じ何らかの物質を用いた異能の使い手であり、当麻にとっては苦手極まりない相手であった。 読子=リードマンの武器は紙である、それを異能の力により動かしているのだろう。実際に飛来してきた紙に触れると何もせずとも風に流されていったので能力自体のキャンセルは問題無かった。 が……上条当麻が打ち消せるのはあくまで“異能の力”のみである。物理法則に基づく運動エネルギーや自然界の純正エネルギーに対しては全く効果がない。 しかも、触れられさえしなければ問題はないのだ。故にこれには大きな弱点があり、彼女にはその弱点をつく戦法があった。 上条「不幸か!? 不幸なのか!? でっかい紙飛行機に乗っかったお姉さんに上空からバカスカ紙の弾丸を撃ち込まれるのは果たして不幸なのか!? 先生、此所は公平を期すために地上戦を提案します!!」 読子「却下します」 上条「あらかじめ予想はしてたけど即答!? あんたも教師の端くれなら生徒の自主性に基づく意見は尊重しようよ!!」 そう、当然のことであるが手が届かない範囲の敵には全く効果がなかったのである。しかも読子の能力によって硬化され、風に流されることなく打ち出された“紙”は万有引力の法則に基づき落下することで物理法則に則ったエネルギーを得ることになるのだ。 名詞で割り箸を割る人物がいるというのを聞いたことはないだろうか? 今イチピンと来ないなら笹の葉で指を切った幼少の頃の記憶を掘り起こしてくれても構わない。速度さえあれば例え薄っぺらい紙や葉っぱですら人を傷つけることは出来るのだ。しかもこの攻撃の場合速度がその比ではない、コンクリートに突き刺さるなど、ここまでくるともは や立派な凶器と言えよう。 その上、上条にとってはとてつもなく嫌な予感が当たっていたりする。 ドドドドドドドドドドドドドドドド!!! ドドドドドドドドドドドドドドドド!!! ドドドドドドドドドドドドドドドド!!! ドドドドドドドドドドドドドドドド!!! 上条「あぁもう! コピーアンドペーストがこんなに怖く感じたのは初めてだぜ畜生!! ていうかあれか? この場合右手で触っても落下エネルギーまでは打ち消せないから結果的に細切れってオチなのか!?」 宗介「閣下、先程閣下が申し上げた事が自分には理解できません。この状況を見る限り上条当麻の敗北は揺るぎないと思えますが?」 林水「結果は確かに彼の敗北に終わるかも知れないが、一方的に終わるなど有り得ないと私は睨んでいる。彼とてその拳で数多の実力者を倒してきた強者だ………む、とうとう来たか」 言葉と共に、一陣の強風が通り過ぎる。 宗介「……読子=リードマンが何やら焦っているようですが?」 林水「今の風でただの紙に戻った彼女の武器が大量に飛ばされていってしまったのだ。紙飛行機の構成に大量の紙を使っていたうえに先程からの攻撃で紙を湯水のように消費していたからな、これは本人にとっても苦い結果だ。 見た前、とうとう手持ちが尽きたらしい……紙飛行機の構成分を使い出したぞ」 宗介「成る程。しかし閣下、読子=リードマンはケースの中が埋まる程の紙を持ち歩いていたはずです。そうそう弾薬が尽きるなどという事態には陥らぬはずですが……上条は一体どのような方法であそこまでの数を回避したのでしょうか?」 林水「相良君、いくつもの修羅場を潜り抜けてきた君なら解ると思うのが……?」 宗介「!! 成る程、能力を使ってくる路地裏の喧嘩から始まり数々の魔術、超能力と戦ってきた上条には敵の攻撃に対する独特の“勘”が存在するという事か!!」 林水「うむ。その通りだ……変幻自在とはいえ未だ真っ直ぐにしか飛んでこない攻撃など彼にとってはそこまでの脅威とは成り得ないのだよ。まぁ、やはり命中することに変わりはないのだが」 読子「いい加減当たってくださーい!」 上条「じょう、だんじゃねぇ!!」 盛大な“空元気”の声が響く。 限界が近い……と上条当麻は感じていた。戦闘開始直後、紙飛行機に乗って上空に逃げられてから動きっぱなしの上に無茶な回避行動をとり続けてきたので息は上がり、足はガクガクと笑っている。このままいけば恐らくは手も足も出ないままあと数分もしないうちに決着は付くだろう。 だが、まだ勝機はあると睨んでいるのもまた事実だ。先程までは全く手が届かない位置にあった紙飛行機も、先程からそれが構築されている分が攻撃に充てられているため自重で高度を徐々に下げてきている。 上条「(もう一度…もう一度だ。もう一度だけ風が吹けば………)」 読子「……また強風!? 何でこんな時に」 上条「(……来た!)」 度重なる紙の消費により安定性が落ちていた紙飛行機が再び吹いた強風によりバランスを崩す。そしてその風を肌で感じるのと同時に、上条当麻は疲労する全身に鞭を打ち、全力で相手へと駆け出した。 上条「まずはその幻想を……」 読子「……!!」 突進して来る上条の姿を確認した瞬間、読子の頭に二つの選択肢と二つの懸念が同時に浮かぶ。 迎撃するか? 全力で上空に逃げるか? 迎撃しても打ち消されるかも知れない。逃げようとしても間に合わないかも知れない。 その一瞬の躊躇いこそが、彼女の最大の失敗だった。 上条「ぶち殺す……!!」 走り抜けた勢いそのまま、全身のバネを使い大きく跳躍した上条の指先が飛び上がろうとしたその尖端を捉える。 接触部を基点として紙飛行機は崩れ、結果、読子の体が宙に投げ出された。 読子「----っ!」 体制を立て直しながら着地した読子に、上条がすかさず殴りかかる。読子はとっさに辺りの紙を集束させ、防壁として展開するが、上条の右拳の一撃により敢え無く砕け散った。 そして、続く左拳による二撃目。相手の右頬を打ち抜かんとする繰り出されたフックは、しかし手応えもなく宙を薙ぐ。読子が左腕に右手を添えるようにして、独楽のように体を回転させる事で攻撃を受け流したのだ。 上条「……っな!?」 体を回す勢いそのまま、左手を掴んだ読子は空いた左手で上条の襟を掴み、まるで柔術の技を繰り出すように上条を投げ飛ばした。 視界に映る全てが上下逆さまに転じる。そう思った次の瞬間には背中が地面と衝突して、仰向けのまま無防備な姿を相手にさらす形になった。 不思議と痛みはなかった……が、そのようなことは問題ではないのは上条も経験上理解している。路地裏の喧嘩ならばこのままマウントポジションを取られて滅多打ちにされているだろう。 「逃げなければ」理屈ではなく本能でそう感じ取った上条はほぼ反射的に起きあがろうと、体を動かそうとした時に気付いた。 右腕が動かない……いや、それどころか足も、首も動かない。辛うじて左腕の自由が効くだけだ。 上条「なん……だこりゃ?」 見ると、幾つもの紙が折り合い、重なり合って出来た多数の良く分からないものが体の各部を電気椅子の止め金具みたいに地面に打ち付けていた。ご丁寧にも右腕は手首より肩に向かって寸断無くソレが打ち込まれていて、全く動かない上に手首を曲げて触ることも出来ない。 上条の体は、完全に封じ込まれていた。 読子「降参して下さい」 上条「……うぇ!?」 読子=リードマンがこちらを見下ろすような形で紙で出来た剣を突きつける。体は完全な死に体をさらし、動くことも出来ず、胸には皮膚を易々と貫く凶器。 勝負は既に決していた。 上条「………わかったよ」 侮っていた。相手は英国が誇るエージェントの一人、白兵技能は土御門には劣るものの、上条に敵うものであるはずがなかった。 さっき投げ飛ばされたとき痛みを感じなかったのは、恐らく向こうが最後の最後でこちらを気遣ってくれたためだろう。 本来なら試合開始直後にこうなっているはずだったのだ。 もしかしたら先程までの遠距離戦法も試合とは言え生徒を直接傷つけたくない故に、相手を疲労させきることでこちらのギブアップを誘っていたからなのかも知れない。 上条「降参する……俺の負けだ」 完全な敗北だ。強さの桁が一つ違う、とてもじゃないが敵う相手ではない。 読子「はい。よくできました」 にっこりと、輝くような笑顔がそこにあった。 律子「ギブアップ宣言! 勝者、読子=リードマン!!」 林水「理解したかね? これが彼…上条当麻のもつ力だ。先程の勘に加え普段運が悪い分ここぞと言うときに廻ってくる ハードラックスキル、数々の能力を相手にすることで培われた直感。まぁ……今回は相手が悪かったと言えよう。 私もまだまだ甘いな」 宗介「いえ、自分こそ上条を侮っていました。結果はどうあれ、閣下の検眼は正しかった」 林水「ふむ、ならば二人とも今後尚精進を心懸けると言うことで良いだろう……おっと、大事なことを一つ忘れていた」 宗介「何でしょうか?」 林水「彼は大切な何かを守るためならば、決して諦めないと言うことだ。これが彼の強さの源と言えるだろうな。 もしも大切な誰かの為の戦うならば恐らく彼は今の結果をも覆していただろう。それこそ“敗北”という名の幻想を殺すが如く……な」 CAST ・とある魔術の禁書目録 上条当麻 ・R.O.D 読子=リードマン ・フルメタル・パニック 林水会長 相良宗介
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ここは1歳以下(2歳になるまで)の子犬シェルティが通っている学校。 子犬の飼い主さん達が、子犬の育て方や疑問などを心ゆくまで相談したりおしゃべりする為の場所です。 ここに集まった人々はみな同じ状況にあるのです。 同じ状況であるからこそ分かりあえる事って意外とあるもの。 だからこそ、この学校を使ってほしいのです。 みんな沢山おしゃべりしてくださいね! 入学するには役所で入学許可と入学許可証をもらってください。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 名前 コメント
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飛行パーツ
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歴代区間賞 歴代区間賞・学校 歴代区間賞・選手 大会 1区 2区 3区 4区 5区 6区 7区 1999年 仙台育英 宮城 世羅 広島 西脇工 兵庫 上野工 三重 仙台育英 宮城 大牟田 福岡 佐久長聖 長野 2000年 仙台育英 宮城 藤沢翔陵 神奈川 小林 宮崎 土岐商 岐阜 倉敷 岡山 仙台育英 宮城 小林 宮崎 2001年 仙台育英 宮城 佐久長聖 長野 九州学院 熊本 九州学院 熊本 西脇工 兵庫 大牟田 福岡 大牟田 福岡 大牟田 福岡 諌早 長崎 2002年 仙台育英 宮城 大牟田 福岡 滋賀学園 滋賀 白石 佐賀 洛南 京都 大牟田 福岡 白石 佐賀 2003年 仙台育英 宮城 小林 宮崎 仙台育英 宮城 佐久長聖 長野 西京 山口 西脇工 兵庫 仙台育英 宮城 2004年 滋賀学園 滋賀 出雲工 島根 仙台育英 宮城 仙台育英 宮城 仙台育英 宮城 仙台育英 宮城 仙台育英 宮城 2005年 世羅 広島 世羅 広島 豊川工 愛知 大分東明 大分 佐久長聖 長野 仙台育英 宮城 大牟田 福岡 2006年 仙台育英 宮城 九州学院 熊本 西脇工 兵庫 世羅 広島 仙台育英 宮城 豊川工 愛知 大牟田 福岡 2007年 世羅 広島 那須拓陽 栃木 仙台育英 宮城 富里 千葉 西脇工 兵庫 佐久長聖 長野 西脇工 兵庫 2008年 仙台育英 宮城 九州学院 熊本 仙台育英 宮城 世羅 広島 佐久長聖 長野 佐久長聖 長野 佐久長聖 長野 2009年 佐久長聖 長野 西脇工 兵庫 世羅 広島 世羅 広島 埼玉栄 埼玉 埼玉栄 埼玉 九州学院 熊本 2010年 須磨学園 兵庫 須磨学園 兵庫 世羅 広島 仙台育英 宮城 須磨学園 兵庫 鹿児島実 鹿児島 鹿児島実 鹿児島 2011年 九州学院 熊本 大牟田 福岡 世羅 広島 豊川工 愛知 豊川工 愛知 仙台育英 宮城 仙台育英 宮城 2012年 伊賀白鳳 三重 藤沢翔陵 神奈川 豊川 愛知 豊川 愛知 伊賀白鳳 三重 白鴎大足利 栃木 山梨学院大付 山梨 2013年 小林 宮崎 小林 宮崎 世羅 広島 伊賀白鳳 三重 大牟田 福岡 伊賀白鳳 三重 佐久長聖 長野 伊賀白鳳 三重 2014年 伊賀白鳳 三重 市立船橋 千葉 世羅 広島 青森山田 青森 埼玉栄 埼玉 世羅 広島 水城 茨城 世羅 広島 伊賀白鳳 三重 2015年 佐久長聖 長野 世羅 広島 世羅 広島 鳥栖工 佐賀 世羅 広島 世羅 広島 九州学院 熊本 水城 茨城 2016年 佐久長聖 長野 佐久長聖 長野 倉敷 岡山 倉敷 岡山 佐久長聖 長野 倉敷 岡山 九州学院 熊本
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学校 「み、見えた!あれが学校ね!!」 「そうね♪」 全速力で走りながら学校の正門に向かって行く。 すると視界にクリナーレ達の姿が見えた。 既に学校の敷地内に入っていて、正門近くで私達の事を待っててくれてるみたい。 そう思った時。 ガラガラ、と正門の門が自動で閉まっていくのでした。 『何で!?』と思い左腕についてる腕時計を見る。 時刻は八時半過ぎになっていました。 マズイ! 予定時刻になると門が閉まるようにプログラムされているのね! もしあの門が完全にしまったら私とシャドウは遅刻決定です! 遅刻は嫌です! しかもご主人様の神姫達の中でリーダー的な私が遅刻したら。 ★ 「アンジェラスが遅刻したー。ダッセー!」 「お姉様でも遅刻するんですね。プププッ」 「アンジェラス姉さん…遅刻は駄目だと思います」 ☆ イヤァーッ! そんな事になってたまるものですか! いくら遅れた理由がシャドウだとしても言い訳は通用しません。 それにシャドウは私でもありますし、結局の所は私だけが遅刻決定です。 ご主人様の顔に泥を塗る事にもなりますし。 ここは絶対に遅刻してはいけませんよ、私! 「なにか決意してる所悪いけど♪門、完全に閉まっちゃったよ♪♪」 「エッ!?ギャー!」 シャドウの言う通りに門は完全にしまっていました。 こうなったら! 「ハァアアアアァァァァーーーー!!!!」 「キャーッ♪」 走りながらシャドウを門の上目掛けて投げる。 本当は筐体のプログラムやシステムによって力や能力を制限されていますが、私はシャドウと同じくネットの能力を使い、シャドウと自分の半径一メートルの周囲にある重力数値を下げたのだ。 これにより、重力が低下した事によってシャドウを投げる事ができた。 そして次に門を飛び越えるのは私だ! 「ホップ!ステップ!!ジャーンプ!!!」 跳躍して門を飛び越え着地した瞬間、ズドーンという音が辺りに響き渡る。 こ、これで遅刻じゃないはず。 「ゼェゼェ、ハァハァ…」 「投げるなんてヒドーイ♪それに『ハァハァ』だなんて、なに息荒くしてるの♪♪興奮でもしてるの?」 「ハァハァ…。走って…疲れてるのよ、この馬鹿アタシ!」 シャドウが横で私を中腰しながらチャカス。 ムカつく。 でも今はシャドウに構ってられない。 だって疲れてますから。 息を荒くし肺が大量の酸素を欲しいと動き肩が上下に動く。 て、それは人間に対しての表現でした。 と、兎に角どうやらギリギリ間に合ったみたい。 「大丈夫ですか、アンジェラスさん?」 「ハァハァ、だ、大丈夫ですよ、犬子さん。心配してくれてありがとう」 犬子さんが私の事を心配してくれる。 なんて優しい人なんでしょうか。 それに比べてクリナーレ達は。 「惜しいー。あともう少しでアンジェラスが遅刻しそうになったのに」 「遅刻しなくても今の格好はぶざまですわ。妹として嘆かわしい」 「アンジェラス姉さん、油断は禁物ですよ」 とまぁーこんな感じ。 ルーナについては少しカチン、とくる言葉だけど、事実だから言い返す事が出来ない。 畜生です。 呼吸を調え、フゥーと息を吐く。 次に重力を戻すためにネット能力を再び使用する。 …ん、これで元通り。 その瞬間ズッシリ、と重力を身体全体でのしかかった感じがした。 あ、そっかぁ。 さっきまで重力を低下状態で色々と力を使ったから、こんなにも重く感じるのね。 おまけに今は疲れてるから更に重く感じるのかなぁ。 「はぁ~…なんかイイ事が無いなぁ今日は」 私は愚痴ちながら顔を上げ、辺りを見渡す。 学校の敷地内。 校舎や色々な設備を見ると一般的な学校に見える。 ご主人様の学校とは風景が似たり寄ったりな感じ。 そういえばご主人様は大学生なので学校の風景が違うのは当然かも。 「にしても悔しいなぁー。アイゼンって足速いのな」 「…実力」 「その澄ましてる顔がちょっとムカつく」 「じゃあ…こんな顔は」 アイゼンは右手の人差し指を右目近くに持っていき皮膚を軽く引っ張り舌を出す。 そんなアイゼンの行動にクリナーレは首を傾げ頭の上にクエスチョンマークを浮かばせる。 まさか、アイゼンはあれで『あっかんべー』をやっているつもり? 「あのさ、それってまさか」 「……べー」 無表情のまま『あっかんべー』をするアイゼン。 そんな姿を見たクリナーレは少したじろぐ。 その後はクリナーレがアイゼンの左肩に自分の右手をポン、と置きこう言った。 「似合わないからヤメトケ。それにムカつく前に怖いから」 アイゼンは「…あっそう」と言って『あっかんべー』をやめる。 うん、確かに私もクリナーレと同じく少し怖かった。 本来『あっかんべー』は相手の気持ちを不快にさせるもの。 でもアイゼンは無表情なので相手を不快にさせる前に怖がらせてしまう。 『あっかんべー』の無表情がこんなにも怖いとは思いませんでした。 なんていうか、その、眼球が…ダメ、これ以上言えない! 「あの可愛いアイゼンがあっかんべーをすると怖くなるのね♪アタシもあれはちょっとヒクね…」 隣横でシャドウが苦笑いして私に言ってきた。 あのシャドウが引いてる!? シャドウも苦手とするのがあるみたい。 あ、『アイゼンVSクリナーレの競争』の一応補足説明しといた方がいいのかな? アイゼンは比較的にノーマルの神姫ですが、クリナーレはある意味プロトタイプの神姫です。 ここでいうプロトタイプという意味は違う製造会社が作ったから、という意味です。 ですからステータスも他の製造会社の神姫よりも飛躍的に向上している。 本来ならアイゼンに勝ち目は、ほぼ無いないのですが…ここはバーチャル世界。 最初にも説明されていますが、ここにいる神姫は(一部除いては)ステータスは平均的な扱いになっている。 扱いといいますか、強制的に能力限定されているので、今のクリナーレのステータスはアイゼンと同レベルなのです。 とまぁこんな感じに説明になったのですが如何でしょうか? ていうか、私、誰に話してたんだろう。 自分への納得? まぁいいかぁ。 そういえば…あれ? 何か忘れてるような…。 「…て、学校の中の教室に入らないと遅刻になっちゃうじゃない!」 私は学校の制度を思い出し叫ぶ。 その声を聞いたがサラがポン、と両手を軽く叩き頷く。 「あぁそういえばわたしのマスターも学生でした。すっかり忘れてましたが」 「…私も」 サラに続きながらアイゼンも頷く。 という事は、私とシャドーを待っててくれた皆は結局遅刻という事に…。 …私の所為だ。 ガックリ、と肩を落としながら落ち込んでるとシャドーがトントン、と私の左肩を叩いた。 なに? くだらない話しなら後にしてくれる。 「遅刻の時間まで残り三分♪今ならまだ間に合うよ♪♪」 「え、それはいったいどーゆう…アッ!?」 私は腕時計を見ると時刻が8時27分になってました。 おかしい、正門に入る前の時間と全然違う。 ていうか、逆戻りしてる! 「時間のプログラムをちょっとイジったのよ♪遅刻は嫌なんでしょ♪♪」 案の定、シャドウがプログラムを改ざんしたみたい。 ホントにゲームバランスを崩すキャラクターですね、貴女は。 「褒めても何も出ないって~♪」 「褒めてない!ていうか、私の思考を読まないで、て何度言えば気が済むのよ!!」 「怒鳴る前に早く教室に行った方がイイ気がするよ~♪」 「クッ!?後でキッチリと話しをつけてあげる!皆、教室まで走りますよ!!」 私の声と共に皆は一斉に走り校舎へ走り込む。 あぁ~後で皆に謝らないといけないなぁー。 …。 ……。 ………。 無事に遅刻にもならず全員教室に入れた。 最初は何処の教室に行けば分からなく、立ち往生してたらシャドウが『こっち♪』と指差しながら誘導してくれて、なんとかなった。 はぁ~、なんか慌てたり走ったりばかりなような感じがする。 「席は何処に座れば良いのですかね?」 「多分、何処でもいいんじゃないですか?」 犬子さんとパルカが少し困りながら言っていた。 席ですかー。 私にも分かりません。 こーゆー時はシャドウに聞けば一発で分かると思いますが、さっきからシャドウに頼ってばかりで、釈然としない。 …といいますか、シャドウが勝手に教えてくれてるような気がします。 私はシャドウをジーと見てアイコンタクトで席の場所を調べろと伝える。 別にアイコンタクトじゃなくて私の思考を読み取れば、それで済む話だけど。 「ん?ヤダー、そんなに見つめないでよー♪恥ずかしいじゃない♪♪」 「………」 キャアキャア、と顔を赤めにし両手を頬にくっつけて騒ぐシャドウ。 その姿を見た瞬間、私の両目はジト目になったのは言うまでもない。 ご主人様がよく言う言葉で表すと『こいつ…もうだめだ…』又は『脳外科に行ってこい、もしくは精神病院に行け』が当てはまる。 それにそのナヨナヨ、とした態度もいい加減にしてほしい。 まるで自分を見てるようで嫌だ。 …半分は自分でしたね。 あれがもう一人の私だと思うと…怖気が走ります…いろんな意味で。 「どの席に座ってもいいんじゃないの♪プログラムには指定席に座れー、みたいな事が無かったし♪♪」 シャドウがそう言うと各自好きな席に座っていく。 「あっそ。後その態度、どうにかならない?」 「気分よ♪楽しまなかったら損だもん♪♪」 「そうかも知れないけど…私が迷惑してるからヤめて」 「善処するわ♪」 はぁ~…『善処』じゃ多分、シャドウの事だから意味がない。 どーせ口からのでまかせね。 絶対、善処する気なんか毛頭無いに決まってる。 私はそんな事を思いながらサラの右横に席に座る。 「なんだか疲れた顔をしていますけど、大丈夫ですかね?」 「ちょっとね…あの馬鹿シャドウのせいで少し…」 机に顔を突っ伏しダラ~ン、と両腕を投げ出す。 ご主人様がよく家でやるポーズ。 意外とこの姿勢は楽かも。 <ピンポンパンポンー> 校内放送っぽい音が流れだし、続けて機械音声でできた女の声が喋った。 <これから授業を開始をします。各自のオーナーの神姫が先生役をやり、残りの神姫は生徒役をします。オーナー、龍悪の神姫は四人いますので一人代表を決めてください。決め方は自由です。それでは決めてください> 校内放送はそれで終わった。 何それ? 先生役? 聞いてないわよ! そんな事をするなんて! それに数が合ってない、シャドウ入れて五人でしょーが! ちょっとスタッフどいうゆー事よ! 「スタッフなんて誰もいませんよ」 「怖♪顔がヤンデレっぽかったよ♪♪ツヴァイって、まさか、アニメ好き?」 「好きですわ。ダーリンと同じ趣味ですし」 「フ~ン。アタシもアニメ見てみようかな~♪」 「そんなくだらない談笑してる状況じゃないでしょ!」 私はシャドウとルーナがアニメの談笑してるのをやめさせる。 はぁ~にしても困りました。 誰か先生役をやるなんて…予定外です。 てっきり、全員が生徒をやると思っていましたからこれは想定外でした。 ご主人様風で言うと「さぁ~て、どうしたもんか」とか言いそうですね。 これはサラとアイゼンと犬子さんにお話ししないといけません。 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」