約 14,452 件
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/15.html
はやいもので子供たち3人はこんなに元気に学校や幼稚園に行くようになります。昨年は次女が小学校入学でめっちゃ喜んでいたんですがもう2年生ですしね「。で、長女は5年生ですからね、本当にめちゃ早くて子供も大きくなるわけですよね。 こんな生活でいつも元気に「行ってきます」って言う言葉を聞くのはいつまででしょうね。私は子育て中が一番親として輝けるときだと思っています。子育ての時が一番楽しいもんね。 この先何があるかはわかりませんが負けないで頑張ってみようかな・・・。
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/20.html
相葉君のドラマって意外とはまるんですよね。あのマツコデラックスがいいんです。猫がいきなりマツコになるんですからね。だから結構びっくりするので面白いです。大野君のドラマはまた違った感じで面白いんですが相場君はマツコがいい感じですよね。私は大野君のドラマは見るんですが相場君は面白いんですが・・・・暗い感じででも大野君も暗いですけどね・・・。 今回は嵐のメンバーのドラマは結構暗い感じなので新鮮でいいですよね。今度は誰が連ドラするんでしょうか??
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/29.html
息子にとっての初めての先生は今の先生なんですよね。 だからもう一年本当にいてほしいけどね・・・・。 でもそういう風にはいかないのが現実ですがね・・・私も役員してて本当に良い先生って感じで嬉しかったんですが未だ異動って感じでは全くないのでね・・・・。 だからこのまま始業式であえるのを楽しみにしてる息子。もしさようならって感じで行ってしまうのは息子にとっても可哀相だしね・・・。どうか異動がないほうがいいかもね・・。
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1793.html
前回までのあらすじ! ペロペロ大好き変態教授・私の、501でのマーベラスな日々は続いていく……。 私との接し方、そして自分の存在について悩むお父さんだったが、アレッシアさんの言葉になんとなく救われたようだ。 私「……おかえり。……楽しかった?」 父「……ああ。すごくな」 『……こうして、ピノキオはおじいさんの元を離れ、ひとり、旅に出たのです……』 『ねぇ、おかあさん』 『どうしたの、私?』 『どうして、ピノキオはたびにでたの?』 『おじいさんに迷惑を掛けちゃった、そう思ったからよ、きっと』 『……どうして、めいわくだったの? ピノキオが、にんぎょうだったから?』 『…………』 『ねぇ、おかあさん……どうして?』 ――どうして――? ――、たし……私! 私「――!」 ――501基地、私自室・資料室―― シャーリー「どうしたんだよ? ぼーっと突っ立って……」 私「ああ……いや、何でもないわ」 ――5回目の呼びかけで、ようやく私の奴はこちらに気が付いたらしい。 正直言って、本当に驚いた。書類の場所を聞こうと思ったら、虚ろな瞳で茫然と立ちすくんでいたんだから。 シャーリー「……? まったく、しっかりしてくれよー。資料室の整理の手伝い、頼んできたのそっちじゃないか」 私「ええ……ごめん」 ――いつになくしおらしい声で、私が答える。 ……どうしたんだろう。どうもここ最近、様子がおかしい気がする。 さっきみたいにぼーっとしてることだって何度もあった。食事の時にも顔を見せないし…… いや、それはいつものことか。 シャーリー「まぁ、いいや。あ、そうそう。この書類、どっちに収めるんだ?」 私「ああ、それはそっちの棚に」 シャーリー「オッケー」 ――古い封筒にぎっちりと詰められた書類を、指示された棚へと収める。 同じ棚に入っているのは、どれもこれも、薄く黄ばんだ、古めかしい封筒や書類の束ばかりだ。 シャーリー「……ん?」 ――そんな中にあったからか、その本の背表紙は、妙に目立って見えた。 濃い緑色の背表紙の、大判の本。大きさの割に、その厚さは薄い。 シャーリー(……絵本、かな?) ――なんだか無性に気になったので、その本を棚から引っ張り出す。 長い間書類にギチギチに挟まれていたからだろう、抜くのには非常に骨が折れた。 シャーリー(よっ……と) ――やっとの思いで、その本を棚から抜き出し、表紙を見る。 『ピノキオ』……有名な童話だ。職人に作られた子供の人形が、大冒険を経て人間になる話。 確か、何年か前に映画にもなったはずだ。 私「ねぇシャーリー、そっち終わったら……ん?」 シャーリー「あ、私。この絵本――」 私「! それ――!」 ――絵本を見るなり、私は持っていた書類の束を投げ出し、あたしから絵本を奪い取った。 シャーリー「! お、おいおい……」 私「……こんな所に、あったんだ……」 シャーリー「え?」 ――あたしの声などまるで届いていないといった様子で、私は愛おしそうに、古びた絵本の表紙を指で撫でる。 その表情は、懐かしさと寂しさと、そして少しの哀しさを孕んだ……今まで、あたしが一回も見たことの無いものだった。 シャーリー「……それ、お前のなのか?」 私「……昔ね。お母さんがよく読んでくれたの。夜……一日の終わりに」 心なしか、私の声はいつもより随分子供っぽく聞こえた。 シャーリー「……そう、か」 ――私のお母さんの話は、どうも苦手だ。 私の助手になって、もう結構な月日が過ぎた。 だが、考えてみれば……あたしは、私のことをほとんど知らない。 ――"お母さん"、その言葉が話に出るたびに、私は一瞬だけ、いつもと違う顔を覗かせる。 そしてあたしは…その顔を見るたびに、私のことをちっとも理解できていない……そのことを思い知らされ、無性にもどかしくなってしまう。 バサッ! シャーリー「!?」 私「……? あれ、このノート……」 ――1冊の黄ばんだノートが、ピノキオの絵本からこぼれ落ちた。 どうやら、絵本の中に挟まっていたらしい。 シャーリー「なんだろ、何か表紙に書いてあるな……えーと、R、e……」 ――『Research of ……』その後は文字が掠れて読めない。何かの研究を記したノートらしいけど……。 また、タイトルの下には署名らしき物もあった。端麗な筆記体で描かれた、その名前は。 シャーリー「Elen…M……Turing……エレン・M・チューリング……?」 ――エレン。その名前が、何度も頭の中で木霊する。 どこかで、どこかで聞いたはずなんだ……この名前。 私「…………! ……!」パラッ、パラッ ――ふと見ると、私は一心不乱にそのノートをめくっていた。ページをめくるたびに、その顔に驚きが浮かんでいく。 あたしも私の背後に回って、ノートの中身を見てみる事にした。だが……。 シャーリー「……なんだ、これ? 見たことない文字だ……この絵は辛うじて、人だって分かるけど……」 私「……暗号よ。間違いない……文字は全部で26種類。アルファベットを置き換えたんだわ。さらに倒置、暗喩……内容にまで暗号!」 シャーリー「ど、どうした? 私?」 私「間違いない……間違いないわ。これは、これは……!」 ――そう言うや否や、私は資料室の机へと駆け出し、鬼気迫る様子で何かを書き出し始めた。 いや、何かを計算していたのかもしれないし、何かを模写していたのかもしれない。 ……どっちにしろ、あたしには何をやっているかさっぱりだった。 私「前頭前野……エーテルニューロン系……そうか……そうか! これで、これでやっと……!」 シャーリー「お、おい私……」 私「……シャーリー。悪いけど、しばらく私はここに籠るわ。食事もいらない。仕事もしばらく休ませてもらうから」 シャーリー「え……え?」 ――突然のことに、つい間抜けな声が出る。……なんなんだよ。いきなり。訳が分からない……。 私「みんなにもそう伝えといて。心配する事は無いって」 シャーリー「そ、そんな……そんなの急に言われたって……! だいたい、そのノートが何だって言うんだよ!?」 私「……このノートには、私が今まで知りたくてしょうがなかったことが、全部書いてある。……とてつもなく複雑な暗号でね。 この暗号はね、私にしか解けない……いや、私が解かなければならない物なのよ」 シャーリー「……? ど、どういうことなんだ……? そんな事、何で……」 私「何で分かるのかって? ……分かるのよ。なぜなら、この暗号を作った人を、私は知っているから」 シャーリー「え……?」 一体、誰が? 頭の中に浮かんだその疑問を察知したのか、あたしが聞く前に、私はこう答えた。 私「……このノートを書いた人。エレン・チューリング。そう…… ……私の、お母さん」 ――え……? ――数時間後、食堂―― ミーナ「……私教授、まだ部屋から出てこないの?」 シャーリー「ああ……何回かノックしたけど、『心配はいらない』の一点張りで……」 ゲルト「それほどまでに、そのノートは重要な物なんだろうな」 父「……ノート?」 シャーリー「あ、お父さん。聞いてくれよ、私の奴が――」 父「ノート、と言ったな? もしかすると……こう、古くて黄ばんだ、何が書いてあるかさっぱり分からないノートじゃあないか……?」 シャーリー「え? あ、うん。私の奴は、暗号だーって言ってたけど」 父「……そうか。見つけたんだな、ついに」 シャーリー「……? どういうことだよ?」 父「ああ、あのノートは……いや、やはり……これは俺から話すべきじゃない。今はまだ……」 シャーリー「……?」 ミーナ「お父さん、なんとか私さんを説得してあげることはできませんか?」 父「……あいつは頑固ですからね。誰かに言われたぐらいじゃ、そうそう自分の行動を止めませんよ、きっと」 ミーナ「……そう、ですか。……はぁ、どうしたものかしら……」ハァ 宮藤「私さん、なんだかんだ言ってお仕事はすごく頑張ってたよね」 リーネ「うん……考えてみたら、ストライカーの整備とか銃の調整とか、ほとんど私さんだけでやってたよ」 ミーナ「ええ……今までがそうだったから、すっかり私教授の仕事量を基本にしてシフト表作っちゃって……やっぱり、ちょっとこき使いすぎたかしら?」 エーリカ(何かにつけて『今月の給与査定が楽しみですね』って脅してたしなぁ……ミーナ) シャーリー「……なぁ、お父さん」 父「ん?」 シャーリー「その、どんな人だったんだ? 私のお母さんって……エレン、えっと……」 父「エレン・チューリング。……優しい奴だった。ちょっと、変わったところもあったがな……」 ミーナ「! ちょ、ちょっと……お父さん!? い、今、何て……?」 父「え? ええと、ちょっと変わったところがあったと……」 ミーナ「違うわ、その前よ! 私教授のお母様の名前……!」 父「? チューリング。エレン・チューリングだが……それが?」 ミーナ「ま、まさか……あのチューリング博士!?」 シャーリー「? 知ってるのか、中佐?」 ミーナ「知ってるも何も……魔導工学の権威の名前じゃない! 30年代の初頭にかけて、現代の魔導工学の基礎となる理論を次々と確立した……」 リーネ「あ! そう言えば……!」 宮藤「え? リーネちゃんも知ってるの?」 リーネ「うん、ブリタニアの学校で使ってた教科書にも載ってたよ! "現代魔導工学の母"って……!」 ゲルト「そう言えば……そんな名前を新聞で見かけた気もするな。小さかったから、あまり覚えていないが……」 ミーナ「博士の提唱したエーテル式計算機理論だって、今じゃ航空管制システムの基礎になっているわ……私教授のお母様が、あのチューリング博士だなんて……」 エーリカ「す、すごい人だったんだね……私のお母さんって」 シャーリー「あ、ああ……」 ――全然、知らなかった。私のお母さんが、世界的に有名な工学博士だったなんて……。 もし、あたしが毎月科学雑誌を隅から隅まで読むような人間だったら、もっと早く気が付いていたのかもしれないが。 生憎、あたしが今までに読んだ書物らしき書物なんて、バイクのマニュアルと、P-51Dのマニュアルぐらいのものだ。 シャーリー「……あ、でも……お父さん。その……私のお母さん――チューリング博士って、確か……」 父「……ああ。もう……5年は前になる。実験中の事故でな」 シャーリー「事故?」 父「ああ。AIのプログラミングに不備があって、それが原因になって起こった事故だ。……あの事故で、エレンは満身創痍になり、このときの怪我が元で……」 お父さんはそこで言葉を切った。その後に続くであろう言葉は、誰にだって分かる。 シャーリー「……そう、か……」 父「……そして、あの事故で、私も……」 シャーリー「え?」 ――私? その事故が起こった時、私もその場にいたのだろうか? 父「……! あ、いや……何でもないんだ」 ――あたしの怪訝そうな顔を見たからか、お父さんはこう言葉を濁した。 ……どうしたんだろう。もしかすると、知られると不味いことでもあるのだろうか。 だが、追及はしなかった。……いや、できなかった。そんな無神経なことをしていい話題じゃない。 ただでさえ、人の死に関係する話なんだから。 ミーナ「……とりあえず、現時点では様子を見るしかないわ。私さんにとって、非常に重要な一件であるのかもしれないし」 ゲルト「だが……健康に支障をきたすようでは困るぞ。食事もいらないと言っているそうじゃないか」 父「……まあ、その辺については私の奴も考えているだろう。あの資料室、たしか食糧庫もあった気がするし」 シャーリー「食糧庫?」 ――言われてみて、資料室の中の様子を思い返してみる。 ……だが、何度思い出しても、食糧庫があそこにあったなんて覚えは無い。 いつの間に設置したんだろう? エーリカ「まぁ、私のことだし……大丈夫じゃない? どうせ何日かしたらケロッとして出てきて『ペロペロさせてー』なんて飛びかかってくるよ」 宮藤「だと、いいんですけれど……」 シャーリー「……うん」 ――やはり、隊長の言う通り、今は様子を見るしかない。私には、私の目的があるんだろう。 ここ最近、いつも何かに迷ったり、悩んだりしているようだったけど……今回の事で、それが解決するんだったら、それは一番いい事だ。 ……でも。 シャーリー「……心配するな、って言われてもなぁ……」 ――『心配するな』。古来から、そう言われた奴が心配しなかった試しは無い。 わざわざ言ってくるからこそ、余計に心配なんだ。 ――4日後、501基地、ハンガー―― シャーリー「…………」 ――手持ち無沙汰な時には、ストライカーの改造に限る。 レンチとドライバーを握り、ネジや魔導線をマーリンエンジンの上で踊らせているだけで、大抵の心配事は自然に無くなっていく。 だけど、私が今抱えている心配は、ドライバーを回す度、無くなるどころかますます膨れ上がっていくように感じられた。 ルッキーニ「? シャーリー、どしたの? そんなにむすーっとして……」 シャーリー「あ、ルッキーニ……いや、なんでもないんだ」 ルッキーニ「……私のこと?」 シャーリー「…………」 ――ルッキーニの素朴な一言が、きゅっと胸を貫いたような気がした。 あれから、4日。私の奴は、いまだに部屋から出てこない。 整備兵1「どうしたのかなァ、ホント……また何か新しい発明ですかね?」 整備兵2「いや、なんかノートがどうとか聞いたぜ」 整備兵3「でもすっげえなぁ、4日もあの狭い部屋に缶詰なんてよ……俺じゃ絶対真似できねっスよ」 ルッキーニ「あたしもー。ずーっと狭いとこでじっとしてるなんて、息詰まって死んじゃうよ!」 シャーリー「……そう、だよなぁ……」 ――あの埃っぽく、薄暗い資料室に閉じこもりっきり。そんなことが、健康にいいとは到底思えない。 少しでもいいから外の風に当たって、リフレッシュした方が……とは思うが、そんなことを言ったって聞き入れるような奴じゃないか。 シャーリー「……あーあ、どうしたもんかなぁ……」 ルッキーニ「? なにが?」 シャーリー「いや……ルッキーニの言う通り、あのまま閉じこもってたら健康に悪いしさ。ちょっとでも外に連れ出してやりたいな、って。 でもなぁ……普通に行ったって、出るわけがないし……」 整備兵2「……あ、そうだ。大尉が誘ったらいいんじゃありません?」 ――MG42の整備に当たっていた整備兵が、ふと思いついたように呟いた。 ――え? な、何……? シャーリー「……ごめん。何だって?」 整備兵2「いえ、だから……大尉が私教授を誘ったらいいんですよ。『遊びに行きたい! 一緒に行こう!』って。 教授、なんだかんだ言って女の子なら誰でもいいみたいな人ですし……大尉みたいな女性が誘ってくれたら、ほんとノリノリで食い付きますって!」 ――目から鱗、とはこういう事か。まったく、何で今まで思いつかなかったんだろう。 そうだ、無理に私だけを外に出そうとしなくても……そもそもあたしが誘えば良かったんだ! シャーリー「そ、そうか……そうか!」 整備兵2「そうですよ! あの人、機械と女の子しか頭にないし!」 シャーリー「……でも、乗ってくれるかな?」 整備兵2「大丈夫ですって! 自信持って下さい! 俺が教授だったら絶対に乗りますよ、ホントもうノリノリで!」 整備兵1「あ、俺も俺も」 整備兵3「そりゃー大尉みたいな美人のお誘いとあっちゃーねぇ、断れるワケがねーっスよ」 シャーリー「よ、よーし……なんかやれそうな気がしてきたぞ!」 整備兵2「そうそう、その意気ですよ! デートの誘いに大事なのは、それ!」 シャーリー「!?? でっ、ででででで、デートぉ!?」 整備兵1「え? 違うの?」 シャーリー「なっ、な、何言ってるんだよ! デートなんかじゃなくって、これは……その……」 ――デート。逢引き。好き合う2人が出かける事……いや、いやいやいや! あたしはノーマル! まだそっちの世界には行っていない! これは……そう! 友達同士でのお出かけ! そういう事にしておこう! 友達! あたしとあいつは……。 ルッキーニ「あ、シャーリー顔赤いよ。どしたの?」 シャーリー「うぇっ!!??」 ――慌てて頬に手を当ててみる。……言われてみれば、なんだか火照っているような……。 い、いや! 違う! そんなアレじゃない! これはホラ、『赤くなってる』って言われると赤くなっちゃうあの現象だ! よく子供のからかいの手口で出てくる、アレ! シャーリー「~~~ッ! い、行ってくる!!」ダッ! ――返答に窮した末、結局あたしはその場を走り去るしかなかった。 ……そんな、あたしがあいつを……? いや、でも決して嫌いじゃないし…… いやでも、好きって言ってもいろいろ種類が……いや、でも……ああ……。 整備兵2「ありゃりゃ、行っちゃったよ……」 整備兵1「からかいすぎだぜ、ったく……」 整備兵3「でもまー、これで教授も……あ、そう言えば先輩」 整備兵1「ん?」 整備兵3「先輩……今まで、教授がシャーリーさんをペロペロしてるの、見たことあります?」 整備兵1「大尉を? ……あ、そう言えば……無いな。他のウィッチ達でなら、よく見るんだけど」 整備兵2「最早風物詩になってんのが恐ろしいやら、冥福やら……でもまあ、言われてみれば見たことないわ。シャーリー大尉がペロペロされてんの。 他の人たちはほとんど見たのにな」 整備兵3「……やっぱ、好みとかあるんスかね。教授にも」 整備兵1「まぁ、そりゃぁ……あ」 整備兵3「…やっぱり、そう思うっスよね?」 整備兵2「……散々煽っといてアレだけど……もしかして」 整備兵1「ああ」 整備兵3「もしかしなくても……」 整備兵1,2,3「……脈、無し?」 ――廊下・資料室前―― シャーリー「…………」ウロウロ ――人間、やろうとは思っているものの、いざとなると踏ん切りがつかないってことがよくある。今なんて、まさにそれだ。 しかも、迷っている理由が皆目見当がつかないなんてのは、さらに始末が悪い。 逡巡する必要なんて無いはずなのに、ついこうやって意味も無く廊下を往復してしまったりする……何度も何度も。 シャーリー「……よし! そろそろ……いや、うーん……」ウロウロ ――もう何度、この廊下を折り返したことだろう。まるで競歩選手になったような気分だ。 だが、競歩選手の場合はゴールがある分、まだいい。 あたしが今抜け出せなくなっているこのコースは、終わりがまるで見えなかった。 シャーリー「……なんて言おうかな、『遊びに行くぞ!』……いや、これじゃちょっと強引すぎるか」ウロウロ ――ぶつくさと呟きながら歩くうちに、自分が随分騒がしく音を立てて歩を進めていることに気付く。 ――もしかしたら、あたしは無意識のうちに願っていたのかもしれない。 うるささに耐えかねて、私の奴が部屋の外に出てきてくれることを。 『なによもう、うっさいわねー』なんて言いながら……。 シャーリー「…………」ピタッ ――ふと足を止め、資料室の扉に耳を当て、中の物音を聴いてみる。 ――相変わらず、何かを書きつける音と、紙をめくるような音だけしか聞こえない。 どうやら、私の無意識の試みは、何の効果も示していないようだった。 シャーリー「……ああ、もう」 ――結局、普通にノックをして呼ぶしかない。――ようやく踏ん切りがついた。 何の事は無い。普通に1人の友人として接すればいいんだ。そう、軽ーくね。 シャーリー「おーい、私ー? いるんだろー?」コン、コン 私「……食事は間に合ってるって言ったでしょ?」 ――扉の内から、いつもの気だるそうな声が聞こえてくる。 ――よかった。声だけ聞く限りじゃ元気みたいだ。 シャーリー「いや、その事じゃないんだ」 私「……じゃ、何よ? 私、今忙しいんだけど」 シャーリー「あたしな、今日は非番なんだ」 私「ふぅん」 ――まるで興味の無さそうな声。 シャーリー「……あ、えーっと……それでさ。その、もうそろそろ4日になるぞ? たまには外に出てリフレッシュした方が……」 私「いいわよ、別に。私疲れないし」 シャーリー「え、いや、だけど……」 私「……心配するな、って言わなかったっけ? 大丈夫よ、こう見えてもタフだから」 ――何だろう、心の奥底に降り積もっていたものが、ゆっくりと上昇していくような気がする。 シャーリー「……で、でも! そんな事言われたって……!」 私「……ったく……私のことはいい、って言ってんのよ。何だってそんなに、世話焼きたがるのかしらね……」 シャーリー「…………何でだよ」 ――溜まりに溜まっていた物が、口をついてゆっくりと外に出ていく。 シャーリー「……何でだよ! こっちはこんなに心配してるんだぞ! それなのに……!」 私「……じゃあ言うけどね、誰が心配してくれなんて言ったの? ドアに貼り紙でもしてあった? 『協調性の無い自分勝手な奴です、どうぞ心配してやって下さい』なんて。いいえ、全部そっちが勝手にやった事じゃない! あんたが心配してるのは私じゃない、不安になってる自分なのよ! あんたは自分を安心させたいだけ!」 シャーリー「……ッ! こ、この分からず屋!!」 私「じゃあそっちは私の事を全部分かってるっての!? 何一つ知らないくせに……なんでそんなに世話を焼きたがるのよ!? あんたにそうやって優しくされるとね、こっちは……!」 パチンッ!! シャーリー「――!?」 私「……?」 ミーナ「……はいはい、喧嘩はそこまで。ね?」 いつの間にか来ていた中佐の一喝で、部屋の中と廊下がいっぺんに鎮まった。 シャーリー「ち、中佐……」 ミーナ「……まったく、普通に外出に誘えばいいだけなのに……なんで喧嘩になっちゃうのかしら」 私「……へ? 外出?」 シャーリー「! ち、中佐! それは……」 ミーナ「……私教授? シャーリーさんね、教授がずっと部屋に籠ってるから、もし病気にでもなったらどうしようって、すごく心配してたのよ? それに、ここに籠る前も、なんだか元気が無かったみたいだし……。 だから、せめて一緒に外へ遊びに行って、私教授を元気づけてあげられたら、って……」 シャーリー「ちょ! ちょっとちょっと! 中佐ぁ!?」 ――自分が思っている事を他人に代弁される事ほど、恥ずかしい事はこの世に無い。 ――そりゃ、確かに言い出しにくかったけど……。 私「…………」 ミーナ「……それに、心配してるのはシャーリーさんだけじゃないしね」 私「……心配しないでくれ、って言ったじゃ……」 ミーナ「何のことかしら? 私が心配なのはこの基地の事だけよ?」 私「……え?」 シャーリー「……へ?」 ――何を言い出すんだ? 中佐の奴。 ミーナ「……私教授、困るのよねぇ、4日間も仕事をサボられちゃ……もうシフトがガタガタよ? 他の整備兵さんに、眠らなくても疲れないお薬を打って頑張ってもらってはいるけれど……」 シャーリー「……?」 ――おかしいな、あたしの記憶じゃ、整備兵達は別段ジャンキーにはなっていなかったような気がする。 ミーナ「……正直、これかなりの問題行動よ? そもそも、最初の契約内容と違うし。もう減俸だなんてレベルじゃないわ」 私「……それじゃあ、どうなるって言うんです?」 心なしか、私の声が震えている気がする。 ミーナ「……そうね、今月から給与査定が無くなっちゃう、とか?」 私「…………」ガタガタガタガタ 資料室の扉が小刻みに震え始めた。 私「……よ、要求は……?」 ミーナ「今から私が出す命令を、忠実に実行してくれる事。これで、今回の件は3日間のトイレ掃除で不問にしてあげるわ」 ――それ不問になってないんじゃないか、と疑問が湧いたが、哀しい事に、私の奴は心臓の隅から隅まで中佐に握られているらしい。 私「サー! イエッサー! いかなる命令も見敵必殺の覚悟で実行いたします、マイマスター!」 それでいいのか。 ミーナ「……それでは、第501統合戦闘航空団隊長として命令します。私教授!」 私「はっ!」 ミーナ「……外に出て、シャーリーさんと一緒に買い出しに行ってきなさい」 シャーリー「――!!」 驚いて、中佐の方を見る。中佐は振り向き、まるで公爵のように優雅なウィンクをこちらによこした。 私「…………」 ミーナ「……私教授? 返事は?」 シャーリー「…………」 ――やがて、ゆっくりと資料室の扉が開いた。 私「……ったく、中佐の命令じゃしょうがないわね……ホント、しょうがないけど……」 ――4日ぶりに見る白衣は、心なしか皴が増えていた。だが、それ以外にまるで変化は無い。 白めの肌も、やれやれといった感じの顔も、軽くウェーブの掛った金髪も。驚くほど、変わっていなかった。 ミーナ「……はい、この封筒の中にリストが入っているわ。ローマに着いたら開けてくださいね」 私「はーい……」 シャーリー「…………」 ――封筒を受け取って、私は何も言わずに、あたしと目を合わせた。 その瞳はまるでガラス玉のようで、か細く、そしてどこか寂しそうな光を放っていた。 私「…………何してんの、行くわよ」 シャーリー「! あ、ああ……」 ――ったく、相変わらず、調子のいい奴だ。さっきの口喧嘩のことなんて、きっともう忘れているんだろう。 ――飄々とした仕草で、白衣のポケットから黒い飴を取り出し、コロコロと舐めたりなんてしてる。 ……その様子が、なんだか無性に可笑しくて……思わず、笑いがこみ上げた。 私「……? どしたの?」 シャーリー「あ、いや……別に。何でも無いんだ」 私「あ、そう。……そう言えば、ローマまでどうやって行くの? ……もしかして、またあんたのトラック?」 シャーリー「ああ、いや……今回は2人だけだし、基地のスクーターを使うつもりだけど。……でもなぁ、アレあんまりスピード出ないんだよなぁ……」 私「あー、よかった」 シャーリー「……どーいう意味だよ?」 私「そーいう意味よ」 ――まるで意味の無い掛け合い。今まで何十回と繰り広げてきたはずなのに、なぜだがとても安心した。 ――そうだ、頼まれた買い物が終わったら、私に服でも買ってやろうか。今まであいつがお洒落らしいお洒落をしてるのなんて、見たことが……。 ……ん? シャーリー「……なぁ、ところでさ」 私「?」 シャーリー「……もしかして、その格好で行くのか?」 ――ヨレヨレの白衣。首まで隠したタートルネックのセーター。男性用スーツの長ズボンにベルト。 工夫の無い革靴に、所々汚れのついた手袋。――とても、20代の女性の格好だとは思えない。 私「ええ。そのつもりだけど」 シャーリー「い、いや……その、もっとこう……よそ行きっぽい奴とかさ……」 私「だって、これしか持ってないし」 シャーリー「…………」 ――訂正しよう。何よりもまずは、服を買いに行かなければ。
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/9.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/24.html
今も家のみしないんですが毎日飲んでいますね。だから少し体力もついていい体になってると思うんですがでも顔はおっさんですからね。だからものすごくウコン効果は飲みに行ったらあるのかもしれないですがパパは馬鹿みたいに飲むからウコン効果はあるのかないのかわからないですがでも次の日が仕事でもちゃんと飲みすぎてても行ってることは大丈夫なんでしょうね。昔は絶対に起きてこない状態でしたからね。よく覚えています。2階から降りてこないので・・・。そう思ったら効果あるんですね。
https://w.atwiki.jp/nobaranoomokage/pages/16.html
娘が私のあだ名をつけました。朝はバタバタしているので服を着替える前にパジャマでお弁当を作ったりしているんですが。 そして子供たちが用意できて時間待ちしている時に私は服に着替えるんです。そしたら娘が私の着替えてる姿を見て「腹巻しているので腹巻母ちゃんや」って言うんです。仕方ないではないですか…腹巻もしますよ。寒いんですからね。 でも面と向かって「腹巻母ちゃん」って言われるとなんかバカボンのパパを思い出しますが良しとしておこうかな。 あれはあれで可愛いですからね。
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/4987.html
タグ 作品名V [429] Client error `POST https //webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response { __type com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException , Errors [{ Code TooManyRequests , Message The request was de (truncated...) 曲名 歌手名 作詞 作曲 ジャンル カラオケ OP 刃に残るは君の面影 Rita 神代あみ 不知火つばさ かっこいい ED dear 中瀬ひな 中瀬ひな 佐々倉マコト