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邪推/バククト(SC55年~SC122年)imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 バククト(SC55年~SC122年) 所属勢力:アスラン→アブラム→アベヤクーン→在野→バニアウ 兵器最大手であるANTEL社の技術将校。バ財団族長バクニムの甥で 同財団とANTEL社のパイプ役を務めていた。 ライバル企業サイコプラス社打倒を目指した男である。 自社兵器の整備・取り扱い及び本社との連絡係として地球及び 覇王アスランの元へ出向し技術7位として仕えていた。 同軍では族長バクニムの旧知であるアラビエの息子アブラムの派閥に属し 様々な便宜を図った。 覇王アスランの死後は一度本社に戻るがアブラム決起後は バクニムの要請を受け、ANTEL社から買い取った要塞を手土産に再度アブラムに仕える。 隣国ヤリの覇王アドコルを倒したアブラムは一時はサウズ恒星系の覇を唱えるまでになったが ナーハン覇王アベヤクーンの強襲を受け突如として滅亡してしまう。 アブラムの滅亡は銀河戦史上最大の謎の一つとされており、後世の歴史家・戦争研究家の間でも 「あり得ない」と断言され、シミュレーションを試みた戦術家によると「アブラムの圧勝」「ロゴ領も平らげる筈」 と首をかしげるほど不自然な滅亡であった。 内部の裏切りなど諸説あるが、バククト要塞が故障したとの説もある。 だが、バクニムやANTEL社がその様な粗悪品をアブラムに提供するとは考えにくく、バククト自身この説を否定している。 前述の戦術家も「ハンデで要塞を撤去してみたが、それでもアブラムの圧勝」と述べている為、信憑性は低い。 バククトはサイコプラス社及びその後ろ盾であるジパングによる陰謀説を唱えている。 サイコプラス社とはホスエンに本社を置くANTEL社のライバル企業で 日本民族、後にテンオウ軍と呼ばれる勢力の後ろ盾を受けた大企業であった。 汎用性に長け大量生産を得意としていたANTEL社に対し、 サイコプラス社は割高だが高性能な機体の生産を得意としていた。 故に戦時下で生産性が重要視されANTEL社に後れを取っていたのである。 そこでサイコプラス社は、ANTEL社の資金源である株主でスポンサーであるアブラム死を望み 彼を亡き者にする事でANTEL社に打撃を与えようとした。と言うものである。 だが、異論も存在する。 確かにアブラムは株主であったが、地球を中心とする他の勢力からも多数の支援がANTEL社にあり アブラムを亡き者にしたところで資金源を絶つのは不可能であった。 またアブラムを滅ぼしたのが偶々サイコプラス社の支援をうけたアベヤクーンだったと言うだけで 単にそれを理由にしたこじ付けであるとの説もある。 話を戻してアブラム王朝が滅亡したバククトはANTEL社から 「アベヤクーン軍の後ろ盾であるサイコプラス社の内定調査」を命じられアベヤクーン軍に仕官。 バクニムの元へサイコプラス社の情報を送り続けた。 と言うのは建前であり、実際はアブラムの遺児でバクニムの養子となっていたバニアウが 復讐の為にアベヤクーン軍への入隊を希望していた為、その様に取り計らう事であった。 そこでバククトはアベヤクーン家臣団筆頭であったジックマンに多額の賂を渡し バニアウを「親戚の息子」と言う事とし、便宜を図ってもらうように頼みこんだ。 当然、欲の皮の突っ張ったジックマンはこれを了承。 バニアウは身元調査などの身体検査を無事にパスしアベヤクーン軍への士官が叶った。 その後も暫くはアベヤクーン軍に在籍していたバククトだが ある日、部下の一人が口を滑らしてしまった事でANTEL社の産業スパイである事が露見。 機密情報漏洩の罪で逮捕されてしまう。 だが、アブラム時代からの同僚であるゼットンとアブラム遺児バニアウの擁護や 叔父バクニムから多額の保釈金が払われた事から、釈放されるも2階級の降格処分と 軍人恩給の権利が剥奪され不名誉除隊となる。 その気になれば控訴も可能だったが、女漁りに励むアベヤクーンに嫌気がさした事もあり 全ての権利を放棄し除隊した。 除隊後は本社に帰還しバニアウやキシに秘密裏に支援を行うなど裏方に徹し 艦隊の手配やバクニム要塞の建造の指揮を行っていた。 バニアウが独立すると再度バクニムの要請を受けバニアウ軍に出仕。 再度、技術7位の称号を受ける バクニムが死ぬとバ財団本部にバニアウへの支援継続を掛け合うが、努力むなしく打ち切りが決定。 バククトの元にバ財団から帰還命令が出るが、 バクニムに可愛がられていた事から恩義のあったバククトは 「自分はANTEL社の社員であり、社の利益以外はどうでも良い」と帰還要請を拒否 ナーハン覇王クルトニオの背後にサイコプラス社が居る事をしったバククトは ANTEL本社に掛け合いバニアウへの支援を要請。 財団本部の決定に背きバニアウ軍へ出仕し続けANTELとのパイプ役を務めた事から バ財団はバククトの追放を決定。バククトも「こっちから願い下げだ」と寧ろ喜んで 追放処分を受け入れた。 一方、ANTEL社はバククトの要請を快く了承し、バニアウに多額の支援を行った。 これによりバニアウは4強の一角と言われるほどの躍進し、 膨大な利益を上げたANTEL社はバククトに感謝し彼を代表取締役副社長として招いた ライバル企業であるサイコプラス社の後ろ盾を受けたクルトニオとの決戦が迫ったSC121年 軍の定期健診で膵臓を患っている事が発覚。 半年間の闘病の末に職場復帰するが完治出来ていなかったらしく、 再び半年後のSC122年に整備中に倒れ、多臓器不全により世を去った 享年67歳 彼の死後、バニアウはクルトニオとの決戦を制し、サイコプラス社との企業戦争も制した。
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FW 佐藤章介(武) MF 向井武(技) 棚田桐吾(速) 名前 分類 備考 技パス パス 武の技 速ドリブル ドリブル 棚田の技 武シュート シュート 章介の技 蜃気楼 防御 三人それぞれ使えるらしい
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光「あの・・・これでいいの?」 響「気にするなって、もう空き巣入るなよ?・・・おーお帰り」 香奈「光君?何しているの?」 響「しばらく家に泊めてやってもいい?」 香奈「親二人公演中で一週間くらい帰らないみたいだしいいんじゃない?」 響「よし‼」 メイ「なに?」 親「じゃあ探しておくから・・・とりあえずそれまで待機」 メイ「あいよー」 啓「んーどうしようか・・・」 海「なー・・・やることないな」 斎藤「結果やることないよなー・・・」 啓「だなー・・・てかこれまずくね?一応俺ら選手だし」 海「お前がやるって言ったんだろ・・・まあまずいけど・・・」 斎藤「確かにまずいな・・・ただまあ仲間を守る為といえば別に問題ないんじゃないか?」 光「響さん、郵便局行ってきます」 響「おー行ってらっしゃい‼」 有里「メイちゃん?ターゲット確認」 メイ「はいよ、こっちも確認」 親「確認しました」 有里「かかろうか・・・メイちゃんの言っていた影野郎もいない事だし」 親「勿論」 光「やべ‼見つかった‼」 有里「追え‼」 光「うわ‼どんだけいるんだよ‼」 メイ「ざっと五十人‼この間はよくも逃げてくれたわね‼」 光「やっべ‼」 響「待てコラ‼」 影縛り‼ 有里「う・・・50人同時に・・・?」 響「光・・・気をつけろよ・・・さっさと家に帰ってな」 光「あ、はい・・・」 響「こいつら50人は俺ら赤丸一族が引き受けた」 香奈「じゃあ行くよ‼」 ロープ・ロック‼ 響「サンキュー香奈・・・じゃああんたらに言っておく、これ以上光を追跡するなら・・・今ここでお前ら全員縛り首にしてやる‼」 有里「・・・・・・」 響「俺らはあいつを護衛している、あいつを捕まえるときは俺らを超えた時ということだ・・・」 有里「どうしてそこまで」 響「チームメイトだからだ」 光「すいません・・迷惑をかけて」 響「気にするな、まあ心配だから試合まで家でゆっくりしな」 香奈「母さん達には許可取ったから」 光「ありがとうございます」 有里「あ・・・K」 啓「よお有里嬢」 海「どうも」 斎藤「ご無沙汰ですー」 有里「まったく余計なことを」 啓「お嬢さんが探偵事務所やっていたとは・・・誰からのご依頼なんだ?」 有里「空き巣の被害者よ・・・とにかくそこどいて‼調査中なの」 海「それは出来ませんな・・・チームメイトなもんで」 有里「ったくどいつもこいつも・・・」 斎藤「悪いがお嬢さん・・・あいつのことは放っておいてくれ、金なら出すし空き巣しないように言っておくからさ」 有里「じゃあ被害総額10万と3032円です」 斎藤「はいよ」 響「そうか・・・おう・・・分かった」 光「何ですって?」 響「もう大丈夫だってよ」 香奈「まあ住むところないみたいだしここにいたら?」 光「すいません・・・世話になります」
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改造(スクリプト) スクリプト仕様書3.1 PUK用のコマンドが追加。 暗殺コマンドを、役職コマンドに変更アリ。 ======================= 人物に関する発生条件コマンド 惑星、惑星位置に関する発生条件コマンド 覇王、勢力に関する発生条件コマンド 年月に関する発生条件コマンド フラグに関する発生条件コマンド 大和に関する発生条件コマンド その他の発生条件コマンド フラグに関する実行コマンド 人物に関する実行コマンド BGM、効果音に関する実行コマンド 画面処理に関する実行コマンド 惑星、惑星位置に関する実行コマンド 処理に関する実行コマンド 変数に関する実行コマンド 覇王、勢力に関する実行コマンド その他の実行コマンド オルド画面についての実行コマンド 人物に関する発生条件コマンド if_chksts,人物ID,ステータスID,( !)判定値 人物ステータスの判定を行い、判定値がtrueなら、イベント発生 長いので詳しくは3.0参照 if_psts,人物ID,状態ステータス 人物IDの状態ステータスが指定した状態ステータスと等しい場合 イベント発生 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_poid,人物ID,覇王ID 指定の人物が指定覇王の配下にいる場合、イベント発生 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_not_poid,人物ID,覇王ID 指定の人物が指定覇王の配下にいない場合、イベント発生 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_pkun,人物ID,勲功 指定の人物が指定の勲功値と等しい場合 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_psex,人物ID,性別 指定の人物が指定の性別の場合 1 男 2 女 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_yaku,人物ID,役職ID 指定の人物が指定の役職にある場合にイベント発生 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_not_yaku,人物ID,役職ID 指定の人物が指定の役職ではない場合にイベント発生 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_virgin,人物ID 指定の人物が処女である場合にイベント発生 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_not_virgin,人物ID 指定の人物が処女でない場合にイベント発生 ※if_chkstsと役割が被るが、健在 if_same_oid,人物ID1,人物ID2 指定の人物2人が同じ覇王の配下にいる場合、イベント発生 if_player,人物ID 指定の人物がプレイヤーの場合 イベント発生 if_not_player,人物ID1,人物ID2 指定の人物がプレイヤーではない場合 イベント発生 人物を2名同時に指定できます。 1人しかチェックしない場合は、人物ID2に0を指定してください。 if_muko,惑星ID,poid_player 惑星IDに婚姻相手(独身男性?)が居る時。(例 天制覇e122 婿殿) poid_playerは陣営?(情報募集) if_have_dtr,人物ID,p1 人物IDに独身、p1歳の娘が居る時。 if_chk_item_box,人物ID 人物IDのアイテム枠にアキがある場合にイベント発生 if_yaku23,人物ID 人物IDが艦隊勤務である。(例 天制覇、アルビオン暗殺命令) if_not_moving,人物ID 人物IDが移動中で無い時。 if_single,psonID 人物IDが独身である時。 if_not_single,人物ID 人物IDが独身ではない場合にイベント発生。 if_horyo,人物ID,覇王ID 人物IDが覇王IDの捕虜である場合にイベント発生。 if_chk_talent,人物ID(bval?),p1(bval1) 人物ID(bval?)の能力の合計値がp1(bval1)以上になった時。 if_pnen,人物ID,( !)年齢値 指定人物の年齢が条件を満たす場合はイベント発生 年齢値は文字列"OLD"を指定できます。 OLDはシステムで設定されているオルド可能年齢です。 if_born,人物ID 指定人物の出産1ヶ月前にイベント発生。 惑星、惑星位置に関する発生条件コマンド if_cap,惑星ID,覇王ID 指定の惑星が指定の覇王の首都星である場合 if_not_cap,惑星ID,覇王ID 指定の惑星が指定の覇王の首都星でない場合 if_hid,惑星ID,覇王ID 指定の惑星が指定の覇王の領地の場合 if_not_hid,惑星ID,覇王ID 指定の惑星が指定の覇王の領地の場合 if_cwpos,惑星ID 指定惑星位置に機動艦隊がいない場合にイベント発生 if_cfpos,X,Y,覇王ID 指定位置X,Yに指定覇王の要塞が建設可能な場合にイベント発生 if_wexist,惑星ID 指定惑星は出現している状態か? 出現している場合にイベント発生 if_not_wexist,惑星ID 指定惑星は出現していない状態か? 出現していない場合にイベント発生 覇王、勢力に関する発生条件コマンド if_cnt_wid,覇王ID,惑星数 指定の覇王が指定数以上惑星を保有している場合、イベント発生 if_target,覇王ID,惑星ID 指定覇王が指定の惑星を目標にしている場合にイベント発生 if_not_haou,覇王ID 指定覇王が覇王でなくなっている場合にイベント発生 if_ncwid,覇王ID 指定覇王は惑星を2つ以上持っているか? 持っている場合にイベント発生 if_per_wid,覇王ID,( !)惑星支配率(%) 指定覇王の惑星支配率が条件を満たす場合はイベント発生 惑星支配率は0-100(%)で指定 if_cnt_wid,覇王ID,( !)占領惑星数 指定覇王の惑星数が条件を満たす場合はイベント発生 if_not_uni,覇王ID,覇王ID 指定の覇王ID同士が同盟でない場合にイベント発生。 if_uni,覇王ID,覇王ID 指定の覇王ID同士が同盟である場合にイベント発生。 if_fltonwid,惑星ID,覇王ID 指定惑星のHEX上に指定覇王の機動艦隊がいる場合はイベント発生 if_src_wid_haou,覇王ID,惑星数 覇王ID以外(?)で惑星数以上の勢力を持つ覇王が存在する場合にイベント発生。 pval設定。 if_src_pman2,覇王ID,min,max 覇王IDの配下で勲功がmin以上max以下の人物が二名以上の時、イベント発生。 その人物をpid1とpid2に設定する。 年月に関する発生条件コマンド if_date,暦年,月 指定した年月になった場合、イベント発生 if_aft_date,暦年 指定した暦年以降であれば イベント発生 暦年以降の年になった場合、イベントの発生対象になります。 if_bef_date,暦年 指定した暦年以前であれば イベント発生 if_amon,月 指定の月になるとイベント発生、毎年その月になると発生する フラグに関する発生条件コマンド if_eveflg,フラグNO,フラグ値 指定のフラグNOがフラグ値と等しい場合 if_not_eveflg,フラグNO,フラグ値 指定のフラグNOがフラグ値と異なる場合 if_bet_eveflg,Flag,min,max イベントフラグFlagの値がmin以上max以下なら判定が通る そうでなければ終了 大和に関する発生条件コマンド if_haou_yamato 大和を持っている人物は覇王であり、惑星上にいる場合にイベント発生。 pvalに覇王IDが入る。 if_not_haou_yamato 大和を持っている人物は覇王ではない場合にイベント発生。 if_hold_yamato,覇王ID 大和を持っている人物が覇王IDの配下に居る場合にイベント発生。 if_not_hold_yamato,覇王ID 大和を持っている人物が覇王IDの配下に居ない場合にイベント発生。 その他の発生条件コマンド if_rnd,乱数値 乱数を発生させ、1が出た場合 イベント発生 確率によりイベントを発生させます。 1/乱数値 という確率になります。 乱数値は2以上を指定してください。 if_habatuper,派閥長ID,( !)派閥勢力割合(%) 指定の派閥長の派閥が派閥勢力割合の条件を満たす場合はイベント発生 派閥勢力割合は0-100(%)で指定 if_bval,bvalID,判定値 bvalの内容判定 例) if_bval,0,10 もし、bval[0]=10であればイベント発生 ※内部的に残っているので、今後使われる可能性があるので記載。 if_poid_tyoku,人物ID1,人物ID2 人物ID1と人物ID2が同じ陣営の時。人物ID1にはbvalが使用可能。 ※bvalは廃止されている。 if_not_fukukan 副官とプレイヤーの覇王が異なる場合にイベント発生 ※副官は現在廃止されている。 if_muko_kouho ※存在のみ確認(情報募集) フラグに関する実行コマンド add_eveflg,フラグNO,増加値 指定のフラグNOの現在値に、増加値をプラスします。 set_eveflg,フラグNO,フラグ値 指定のフラグNOにフラグ値をセットします。 人物に関する実行コマンド upd_sts,人物ID,ステータスID,値 人物能力値を変更する。 ※詳しくは3.0参照 set_pmov,psonID,覇王ID 覇王IDへpsonIDを移籍させる。 up_pkun1,人物ID 指定の人物を1階級昇格させる up_pkun2,人物ID 指定した人物を2階級アップさせます。 add_kunkou,人物ID,追加勲功値 指定の人物に勲功を追加する。 マイナスを指定して勲功を下げることも可能。 アップできる勲功の最大は11000まで。 勲功を追加すると功績値も同じ値に設定される。 down_pkun,人物ID,値 指定した人物の勲功を指定値ダウンさせます。(1000で1階級ダウン) set_pkon,人物ID1,人物ID2 人物ID1と人物ID2を結婚させます。 set_rikon,人物ID 人物IDが結婚している場合、離婚状態に設定する。 set_non_virgin,人物ID 人物IDを初膜なし状態に設定する set_virgin,人物ID 人物IDを初膜状態に設定する get_item,覇王ID,装備人物ID,アイテム名 指定覇王にアイテムを追加する。 アイテムが装備型の場合は、装備人物IDに装備される。 すでに配布済のアイテムは追加できない。 get_puu,pnetID,p1 放浪状態の人物を惑星IDにp1の数値だけ仕官させる。 chg_haou,覇王ID,人物ID 覇王IDの陣営の覇王を人物IDに変更する。変更前の覇王は死亡する。 プレイヤーが覇王IDの場合、人物IDに移行する。 set_flagship,人物ID,旗艦ID 人物IDの旗艦を指定した旗艦に設定する。 set_kataki_oya,人物ID,仇人物ID,親人物ID 指定の人物IDに親の仇IDを設定する。 set_kataki_yome,人物ID,仇人物ID,嫁人物ID 指定の人物IDに嫁、夫の仇IDを設定する。 set_kataki_kodomo,人物ID,仇人物ID,子人物ID 指定の人物IDに子の仇IDを設定する。 set_yaku,人物ID,担当ID 指定の人物に担当をセットする。 各担当の配属最大数を超えてセットはできない。 指定できる担当は艦隊司令以外に限定される。 ※詳しくは3.0参照 ploy_down,覇王ID,モード,低下値 指定覇王の信義派または武闘派の忠誠を低下させる。 低下値は指定の値を最大とし、0から低下値の範囲で忠誠が低下する。 モード: 0:信義派 1:武闘派 ploy_up,覇王ID,モード,増加値 指定覇王の信義派または武闘派の忠誠をアップさせる。 増加値は指定の値を最大とし、0から増加値の範囲で忠誠がアップする。 モード: 0:信義派 1:武闘派 dwn_ploy,覇王ID,モード,低下値 ploy_downとほぼ同様。ただし、モード0で全ての部下の忠誠が低下。 0 全武将 1 武闘 2 信義 up_ploy,覇王ID,モード,低下値 ploy_upとほぼ同様。ただし、モード0で全ての部下の忠誠が上昇。 0 全武将 1 武闘 2 信義 set_birth,子供ID,父ID,母ID,子の勲功 子供が生まれる。 set_ninsin,女人物ID,種父ID 指定の女人物が懐妊する。 dokuritu,派閥長ID,惑星ID,モード 指定の派閥を指定惑星で独立させる。 モード 0:放浪旗揚げ 1:国家分裂 chg_face,人物ID,タイプ 指定人物の顔グラCGを変更する。 タイプ: 0:ノーマル 1:mNNNNb.jpg 2:mNNNNc.jpg 3:mNNNNd.jpg 4:mNNNNe.jpg 5:mNNNNf.jpg 6:mNNNNg.jpg chg_pname,人物ID,名前 人物に別名をセットする。 set_dead,人物ID1,人物ID2 人物ID1が死亡する。人物ID2は殺害した人物として扱われる。 set_habatusts,派閥長ID,値 指定派閥に属する人物の状態ステータスを値に変更する。 set_kaizoku,人物ID 人物IDを海賊にする。 set_kasi,人物ID 人物IDを仮死状態(状態ステータス 6)にする。 set_syugyo,人物ID 人物IDを修行状態にする。 set_horyo,人物ID,覇王ID 指定の人物が指定覇王の捕虜になる。 set_sikan,人物ID,覇王ID 指定の人物が指定覇王に仕官する。 set_hourou,人物ID 人物IDを放浪状態(状態ステータス 5)にする。 set_waka プレイヤーの年齢を下げる。ただし、25歳以下にはならない。 dec_sinmitu,人物ID,減少値 人物IDの親密度を減少値だけ減らす。 ※覇王プレイでは無意味? add_sinmitu,人物ID,増加値 人物IDの親密度を増加値だけ増やす。 ※覇王プレイでは無意味? set_sinmitu,人物ID,親密値 人物IDの親密度を指定の値に設定する。 ※覇王プレイでは無意味? BGM、効果音に関する実行コマンド bgm_chg,BGM番号 BGMを変更します。 BGM番号には、20-33,41-46,48-50,55-64 が指定できます。(天制覇) bgm_stop BGMを停止します。 bgm_chg_nl,p1 p1に対応する音楽に変更? bgm_se,効果音ID 効果音を鳴らす 画面処理に関する実行コマンド zin_reg_event,タイトル文字,人物ID1,人物ID2,zinファイル名,gzinファイル名 イベント画面を表示する。 zin_reg_msg,文章,ID イベント画面での会話文を表示する。 IDはzin_reg_eventにおける人物ID1が0、人物ID2が1 zin_regs_msg,男台詞,女台詞,台詞位置 set_epidで指定された人物IDの性別を判定して合致した台詞を表示する。 zin_reg_title,文章 画面タイトルを表示する。 zin_reg_nar,文章 画面中央にナレーション、地の文を表示する。 背景画像は変化しないので、bl_fadeoutとよく併用される。 zin_reg_qnar,文章 画面中央にナレーション、地の文を表示する。 黒い長方形が描画されるため、bl_fadeoutは必要ない。 rollup,画像ファイル 背景を???。 bl_fadein,gzinファイル名 ブラックフェードイン bl_fadeout ブラックフェードアウト zin_reg_fl,人物ID zin_reg_fr,人物ID イベントに表示される左右の顔グラを人物IDのものに変更する zin_reg_face,人物ID←中央に顔表示 zin_reg_face_r,人物ID zin_reg_face_l,人物ID 左右の顔グラを指定の人物に変更する。 zin_reg_face_0 zin_reg_face_1 左右の顔グラを指定の人物に変更する。_0が左、_1が右。 zin_reg_face_0,0 zin_reg_face_1,0 顔グラを下に落としながら消す。(格闘戦で負けた時など。) 0,0が左、1,0が右。 dark_back メイン画面を明るく。 dark_win メイン画面を暗く。 惑星、惑星位置に関する実行コマンド set_winfo,惑星ID,覇王ID,人口,資金,民忠,陸戦数,X,Y 指定惑星の惑星情報を更新する。 更新しないパラメータは0を指定。 mov_wid,惑星ID,覇王ID 指定の惑星を指定の覇王IDの占領下に設定する。 set_wjinko,惑星ID,増加人口 指定の惑星に人口を追加する。 set_tami100,惑星ID 指定した惑星の民忠誠度を100にします。 sento,覇王ID,惑星ID 覇王IDの首都を惑星IDに変更する。 set_hexmap,X,Y,種別ID HEXマップにアイコンを設定する。 種別ID 0:フリーエリア 1:小惑星 2:ブラックホール 3:恒星 4:航行不可 set_fort,要塞司令ID,X,Y,モード,要塞名 指定の位置に要塞を建設する。 事前に建設可能な位置であるか確認が必要。 モード 0:建設中 1:完成 put_wakusei,惑星ID 非表示の惑星をHEX上に表示する。 事前に表示位置が出現可能な位置であるかif_cwposで確認する必要あり。 set_wtype,惑星ID,p1 惑星IDの惑星タイプを変更。 処理に関する実行コマンド chk_exeplayer,人物ID1,人物ID2,人物ID3,人物ID4 プレイヤーが人物IDに合致する場合はchk_exeplayer_thenのラベルへ処理がジャンプ する。 そうでない場合は、chk_exeplayer_elseのラベルへ処理がジャンプする。 chk_sts,人物ID,ステータスID,( !)判定値 実行ブロック中のステータス判定処理 人物ステータスの判定を行い、 判定値がtrueなら、chk_sts_then以降を実行 判定値がfalseなら、chk_sts_else以降を実行 ※長いので詳しくは3.0参照 rnd,乱数値 case0/1/2/3・・・・ end 乱数値に基づく乱数を発生させ、発生した値ごとに処理を分岐します。 乱数値4を指定した場合、0から3の乱数が発生します。 その場合は、case0/1/2/3のcase文が必要です。 乱数値には2以上を指定してください。 各case文の最後は、必ずendを記述してください。 記述方法については、eveフォルダのイベントファイルを参考にしてください。 chk_wsts,人物ID 指定人物IDの妊娠状態、初膜をチェックし、以下のcsseへ処理を分岐する case_normal//ノーマル状態 case_botebara//妊娠6か月以上 case_hatumaku//初膜あり get_resp ret_yes/ret_no zin_drwで処理IDに3を指定した場合、その結果を取得します。 通常、zin_drwの直後に記述してください。 ret_yes → YESを選択した場合の処理を以降に記述します。 ret_no → NOを選択した場合の処理を以降に記述します。 処理の最後には、endを記述してください。 chk_eveflg,イベントフラグID,判定値 実行ブロック中のイベント判定 判定値がtrueなら、chk_eveflg_then以降を実行 判定値がfalseなら、chk_eveflg_else以降を実行 例) chk_eveflg,49, 10 イベントフラグ49の値が10より小さい場合にchk_eveflg_then以降を実行 goto,*ラベル名 指定ラベルへジャンプ gotoより上のラベルにはジャンプできないので注意 -繰り返し処理はできない ラベルの先頭には*をつける 例) goto,*label1 zin_reg_msg,おい、貴様,1 zin_reg_msg,うん? 誰だお前は?,0 *label1 zin_reg_msg,貴様、何者だ!!,0 zin_reg_msg,フフ、そんな腕で勝てるのか?,1 select_pid,人物ID case_人物ID 人物IDごとに処理を分岐する 例) pid1の人物IDが100だった場合、case_100へ処理が移動する case_100の処理が終了した場合、最後にgotoコマンドがないと、そのまま以下の コマンドを実行してしまうので注意。 select_pid,pid1 case_100 zin_reg_msg,おい、貴様,1 zin_reg_msg,うん? 誰だお前は?,0 goto,*label1 case_200 zin_reg_msg,貴様、何者だ!!,0 zin_reg_msg,フフ、そんな腕で勝てるのか?,1 goto,*label1 case_300 zin_reg_msg,おい、貴様,1 zin_reg_msg,うん? 誰だお前は?,0 goto,*label1 default zin_reg_msg,おい、貴様,1 zin_reg_msg,うん? 誰だお前は?,0 *label1 zin_reg_button,ボタンID イベントにボタン表示する ボタンID 0 OKボタン 3 2択 4 外交3択 5 捕虜3択 6 捕虜2択 9 オルド 強引にやる 2択 10 営業2択 11 外交2択 12 バイオノイド購入選択 13 技術購入2択 txtload,イベントファイル名 他のイベントファイルへジャンプする。 イベントファイル名に拡張子.txtは不要。 zin_reg_2sel,選択肢1,選択肢2 二択の選択肢を表示する。 直後のget_respから、それぞれret_sel1とret_sel2に分岐。 zin_reg_3sel,選択肢1,選択肢2,選択肢3 直後のget_respから、それぞれret_sel1、ret_sel2、ret_sel3に分岐。 変数に関する実行コマンド set_epid1,人物ID set_epid2,人物ID set_epid3,人物ID pid1,2,3に人物IDを設定します。 get_musume_id,人物ID musume_idにpnetIDに存在する村娘の人物IDを代入する。 村娘がいた場合、そのまま仕官。 get_capwid,覇王ID 指定覇王の首都惑星IDを得る。 首都IDは汎用変数pvalにセットされる。 get_ncwid,覇王ID 指定覇王の首都以外の惑星ID(ランダム)を得る。 惑星IDは汎用変数pvalにセットされる。 get_habatu2,派閥長ID 指定派閥のナンバー2の人物IDをランダムで得る。 人物IDはpvalにセットされる。 get_tyokan,覇王ID,担当ID 指定覇王の担当IDに該当する人物IDをランダムで得る。 ※詳しくは3.0 get_kunpsn,覇王ID 指定覇王の部下で階級がもっとも高い人物IDを得る。 ただし王族はのぞく。 人物IDはpvalに設定される。 get_rndpsn,覇王ID 指定覇王の部下で分5位以下の人物IDをランダムで得る。 人物IDはpvalに設定される。 get_habatumem,人物ID1,人物ID2 指定派閥の人物IDをランダムで得る。 人物ID2が0でなければ、人物ID2を得る。 人物IDはpvalにセットされる。 get_prmpsn,覇王ID,ステータスID 覇王ID配下のもっともステータスIDが高い武将をpvalにセットする。 2 知力 3 格闘 4 交渉 get_ftomov,艦隊ID 指定された艦隊IDの移動先を得る。 結果はpvalに惑星IDが入る。 get_fno,艦隊ID 指定された艦隊IDの艦隊番号(第XX艦隊)を得る。 結果はpvalに艦隊番号が入る。 get_foid,艦隊ID 指定された艦隊IDの覇王IDを得る。 結果はpvalに覇王IDが入る。 覇王、勢力に関する実行コマンド set_capital,惑星ID,覇王ID 覇王IDの首都を惑星IDに設定する。 add_money,覇王ID,追加資金額 指定覇王IDに資金を追加する。 set_union,盟主覇王ID,覇王ID1,覇王ID2,覇王ID3,覇王ID4 新規で同盟を結成する。 参加覇王は4名まで。 覇王を指定しない場合は0を設定する。 add_union,盟主覇王ID,追加覇王ID,モード すでにある同盟に追加覇王IDを参加させる。 モード: 0:通常同盟 1:従属同盟 del_union,覇王ID 指定の覇王を同盟から脱退させる。 指定覇王が盟主の場合は、同盟自体が解消する。 add_urami,恨む覇王ID,恨まれる覇王ID,恨み値 指定覇王IDに恨まれる覇王IDの恨み値を設定する。 恨み値範囲 10-400 rel_weapon,覇王ID 新型兵器のリリースを行う。 add_sdev,覇王ID,タイプ,増加値 指定覇王の技術をアップする。 ※詳しくは3.0参照 cls_kantai,覇王ID 覇王IDの艦隊をすべてクリアする。 set_kmdata,覇王ID1,覇王ID2,覇王ID3,覇王ID4 攻守設定。覇王ID1が攻撃対象となる。 set_target,覇王ID,惑星ID 覇王IDの攻撃対象を惑星IDに設定する。 その他の実行コマンド set_run_msg,文章 ターン経過時の報告に文章を表示する。 zin_dialog,メッセージ オペレータダイアログを表示する chg_player,人物ID プレイヤーを人物IDに変更する。 eve_start eve_end イベント記述開始。間には発生条件コマンドを記入する。 end イベントを終了する。 hao_ansatu,覇王ID,人物ID 覇王IDに人物IDが暗殺戦闘を仕掛ける。 特命担当が存在していれば、特命担当も戦闘。 直後のget_respから、覇王ID勝利はret_sel1、人物ID勝利はret_sel2に分岐。 btl_ansatu,psonID,psonID2,p1 格闘戦を行なう。 p1については下記の通り。 0.psonID2の台詞がウガアア! 1.用心警護仕様。 2.psonIDの敗北時に殺害される。psonID2は死亡しない。 3.psonIDは殺害されず、psonID2は諜報員扱いで脱走する。 4.psonIDは殺害されない。 5.誰も死亡しない。死ねとか言われるが死亡しない。 btl_youzin,player,811 要人警護仕様。プレイヤーが敗北すれば、要人VS工作員 オルド画面についての実行コマンド zin_old_img_pid,人物ID,1 人物IDのオルド画像を表示する。 psn_putsex,オルドタイプ,人物ID,CGタイプ 指定した人物のオルド画像を表示します。 オルドタイプ 1 黒子オルド 2 人物ごとのオルド画像 CGタイプ 1 通常オルドCG 2 拷問オルドCG オルドCGは人物ごとに有無があります。オルドCGを持たない人物は指定できません。 オルドCGの有無はpson.csvを確認してください。 zin_flush_file,ファイル名,0 zin_flush_file_one,ファイル名,0 画面フラッシュと同時にオルド画像変更。 最後の画像を1にすると体験版画像。 zin_old_init オルド画面開始。 zin_old_msg,文章,人物ID オルド画面の文章表示。 zin_old_qnar,文章 オルド画面の地の文、ナレーション表示。 zin_old_exit オルド画面終了 zin_old_fadeout,0,gzin番号 オルド画面フェードアウト終了。gzin番号は終了後の画像。 zin_old_img_str,画像名,0,1 オルド画像名、指定表示。拡張子は不要。 set_tyokumei,1 勅命を実行中に設定する ※勅命は廃止されている。 clear_tyokumei 勅命の実行を解除する ※勅命は廃止されている。 set_tyoku_time,年数 勅命の有効期間を年数で設定する ※勅命は廃止されている。 trace_on,psonID 人物追跡フラグ設定。 ※勅命関係だが、勅命は廃止。 get_bval,bvalID bval変数の値を取得する。 結果はcaseにて処理を分岐する。 default指定はないので注意。 例) get_bval,4 case1 //bval[4]の値が1の場合の処理 end case2 //bval[4]の値が2の場合の処理 end case3 //bval[4]の値が3の場合の処理 end ※bvalは廃止されている。 set_bval,bvalID,設定値 bval変数に設定値を設定する 例) set_bval,0,100 bval[0]に100を設定する ※bvalは廃止されている。
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邪推/アーロン(SC26年~SC93年)imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 アーロン(SC26年~SC93年) 所属勢力:アスラン→アベモイガ→アダムス アベモイガの近衛長官を務めた人物。 交渉事も得意で文武ともに優れた才能を見せた。 少なくとも“当時”のアベモイガからも高く評価されていたが 彼の名を世間に知らしめたのは、バ族兄弟戦争を招いた原因としてだった。 士官学校を卒業後、アスラン軍に出仕。 その才を評価したアスランの養子アベモイガに見出され同派に入派する。 アスラン王朝下ではアベモイガの護衛として活躍。 アベモイガが地球から脱出する際も、その護衛を務めながらそれに同行。 ウェズ恒星系コクーンで旗揚げ後は、特命担当の近衛として活躍する。 そんな彼の転機となったのが、同じく同軍の特命担当を務めていた若き諜報長官フレームの存在であった。 若いながら防御陣形を得意とし、また武術の才もアーロンに匹敵すると言われ 20代ながら覇王アベモイガの寵愛を受けていた。 焦ったアーロンは、フレームを陥れる為に彼の粗探しを始めた。 すると、フレームの部下で諜報担当のハナヒゲがアダムス軍の部下だと言う事を突き止めるが、 フレームの失脚を狙うアーロンはこれを黙殺。 結果、アダムス軍による王妃フィリア誘拐事件及び殺害事件を招く。 これに多少でも罪悪感を感じれば、まだ良かったのだが あろう事かアーロンは開き直り「フレームを追い落とす良い口実」と寧ろ喜んだと言う。 アベモイガの命令でアダムス軍の諜報員取り締まりを命じられたアーロンは 率先して取り締まりを行い、遂にハナヒゲを捕縛。 そして取り調べの無いまま居合わせた人間を「全てアダムスの諜報員」とアベモイガに報告。 これを信じた主君の命でハナヒゲを拷問死させ、残りは見せしめ1人を除いて全員殺害した。 だが2ヵ月後、殺した人間の中にアベモイガの弟バンの第1皇女で、修業の旅の最中であったサブリナが居た事が発覚。 バンから宣戦布告され、後世「バ族兄弟戦争」と言われる戦争を招いた。 この時もアーロンは責任を感じる所か「君命」と主君のせいにして開き直った。 「ハナヒゲの暗躍を見過ごした」としてフレームの追放、処刑を進言するが 逆にサブリナ殺害に責任を感じていたアベモイガは処刑は見送り、 フレームは監督不行き届きで降格処分になる。 結果的にアベモイガ軍の士気は著しく下がり、バン軍と同盟したロゴ軍の挟撃。 気を見計らって介入してきたアダムス軍の猛攻を前にアベモイガは敗退。 アベモイガは囚われ処刑となり、アーロンはアダムス軍に召し抱えられる。 その後は、アダムス軍でも特命担当を務めていたが、 歳を取り衰えた彼を見たアダムスに「もう貴様に用は無い」と退役を強要され 軍を止めさせられ酒浸りになり、その翌年、世を去った享年67歳。
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邪推/コルサ(SC66年~SC148年)imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 コルサ(SC66年~SC148年) 所属勢力:アグデッパ→ララウィン→ブラウン→プロベット→ドーラ→マカーフィ→ショーン・プロベット連合 惑星バニモ出身の地球軍士官 元はアソッド軍の士官学校の学生でバイアー卿の後輩に当る。 アソッド軍へ仕官予定だったが、 アソッドがアグデッパに敗北し同校が地球軍に接収され バイアーの仲立ちもありアグデッパ軍に仕官した。 文武両道で隙の無い優秀な人材であったが、ズボラでだらしない性格であり 「並程度の給料を貰い、普通の生活をしながら、ほんの少しの贅沢をして暮らす」 とは本人談。 その才能を生かして出世すると言う野心の欠片もない 若くして立ち枯れを起こしたダメ人間であった。 そんなダメ人間の彼だが不思議と人付き合いが上手く、 地球軍一の美女と言われたマリアと結婚した事実は 同軍の七不思議とまで言われた。 また人付き合いの上手さから世渡りが大変上手かった。 謀将バッカスやブラウン派№2のハンとは大変親しく、 そのお陰で派閥抗争の激しい地球軍において上手く立ち回った。 ある話では、ブラウンがコルサを自派閥に勧誘しようとして断られた際、 マリアを人質にして(或は犯して)コルサに入派を強要しようとしたが、 コルサ夫婦と家族ぐるみの付き合いがあったハンが猛反対し 「彼は大変妻想いであり、彼女を利用するとかえって反発する可能性がある 出世欲の無いコルサは放っておけばどの派閥にも属さないから、そのままで十分」 とブラウンを説得し諦めさせたと言われる。 ブラウンがマカーフィに暗殺されプロベットが即位。 反ブラウン派による旧ブラウン派粛清の話を知ると、 ハンらにこれを密告し逃亡の手助けをする。 その際、ハンから共に脱走することを持ちかけられるが、 バッカスから残留を持ちかけられていた事もありこれを断り プロベット軍に残留した。 地球に迫ったテンオウ軍にプロベット軍が敗北すると、敗軍の将として捕らえられるが テンオウが暗殺されるとマリアと共に脱走しドーラ軍へと亡命した。 ドーラ軍でも、そのだらしない性格は呆れられたが、 ドーラからは、その才を重用され技術担当、経済担当、諜報部員を歴任する。 そこで同軍の将軍を務めていたショーンと知り合い お互い真面目だが面倒臭がりと言う事もあり親しくなり同派へ入派 そして、同派№2マカーフィの補佐として彼の副官となる。 ドーラが暗殺されるとショーンと対立したマカーフィに従い惑星ナレッソで挙兵する。 しかし、マカーフィの横暴な態度をマリアが嫌ったことと、ショーン軍に合流していたバッカスから 「マカーフィ軍に捕らえられているティム提督を救助したら我が軍への亡命を受け入れる」 と持ちかけられた事から、拷問を受けボロボロだったティムを助けると、 ティム、マリアと共に連合政府へと亡命した。 その後は連合政府の一士官として働き、SC133年に退役を申し出て受理され軍を去った。 それから13年後のSC148年、82歳でその生涯を終えた。 才能に恵まれ「その気になれば将軍、1国を治めることも出来ただろう」といわれたが、 普通を望んだ彼は、その才能を敢えて生かさず、意図的に野に埋もれた人生であった。
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邪推/ガバ(SC28年~SC113年)imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ガバ(SC28年~SC113年) 所属勢力:ホウネン→バン→アカフリ 地球の平民出身。 元は軍人では無く酒屋の主人であったが 地球で大規模な抵抗軍の取り締まりがあった際、店が巻き添えを食らい 途方に暮れていた所を村長だったバレングに勧められ村の自警団に入る。 以降は海賊や抵抗軍を相手に激戦を繰り広げていたが、 ある日、アスラン正規軍に敗北し捕らえられる。 しかし、その才を惜しんだアスランによって助命され以降は正規軍の軍人となる。 その際に彼の助命をアスランに進言した人物こそホウネンであった。 セントラル恒星系が発見されると、ホウネンは惑星ホスエン、バルゴを買い取り、 その自治を認められる。 この時、ガバは同盟監査官の名目でホウネンに同行し惑星ホスエンに移住する。 やがて、ホスエン内部でテンオウ復活派と新王擁立派(反対派)が対立すると 日本民族で無いガバには興味のない話だったが大恩ホウネンに従いバルゴに移住する。 バルゴではオールと共にホウネンの近衛を務めていたが、 ホウネンが死にスクロックが即位すると、その悪政を嫌いバルゴを脱出し、 キルビスで挙兵していたバン軍に亡命する。 バン軍では諜報員としてミディア(デルゴダ)領に潜入し斥候として活躍 その働きを評価したバンからはホウネン時代よりも高い分5位に任ぜられる。 アビーとの決戦では敵帝都スパンへ潜入しアビー軍内部をかく乱 反政府運動を煽り、スパン制圧を有利に運んだ。 この働きにより分4位に出世した。 バン王朝内部では同軍内で嫌われていたトットンの数少ない理解者であった。 バンの第1皇女サブリナが見聞を広めるための旅行中に殺害された際は 処刑を求めるバンやブルフに対し、ミディアと共にこれを擁護 「処罰は止む負えないが、トットンにも機会を与えるべき」と挽回のチャンスを与えるようにバンに頼み ミディア亡き後、他の家臣からは眉を顰められていたバンのトットンの贔屓には 「才能ある人物に礼節を尽くすのは当然である」と述べ理解を示していた。 そして、家臣団との溝を埋める気の無いトットンに 「世の中、陛下やお前の様な人間ばかりじゃないんだ。 上役は煽てて、部下は褒めてやった方が良いぞ」と天狗になっていたトットンを戒めた。 だが、王位継承権を否定された王子アカフリによってバンが殺害され トットンが投獄されると、トットンと親しかった事からアカフリから嫌われ 閑職へと追いやられる。 その後、テンオウ軍に亡命したトットンからテンオウの所へ来るよう誘われるが、 「もう歳だし疲れた。丁度良い機会だし止めるわ」と退役した。 その後は再び酒屋の主人として人々に憩いの場所を提供し アカフリ王朝が滅亡しても、テンオウが地球を制覇しても、同軍が大分裂を起こしても 変わらず酒屋の主人であり続けた。 常連客の中には覇王となったトットンがおり、公務が終わると彼の酒屋に足を運び トットンはガバを「クソ親父」と呼んで政策論争や昔話で盛り上がっていた。 覇王となっても孤立気味だったトットンの良い息抜きであったと言う。 酒好きだった事もあり、商売柄酒を飲むことが多かったが、やがて体を壊し 医者から禁酒を命じられるが「酒屋の親父が酒を飲まないで務まるか」と 酒を飲み続けたと言われる SC113年、肝臓病を悪化、店の準備中に倒れそのまま世を去った。享年85歳 ガバの死を聞かされたトットンは 「あのクソ親父は、もっと長生きすると思ったんだけどな」と悲しそうだったと言う。
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邪推/バイアグラ(SC69年~SC146年)imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 バイアグラ(SC69年~SC146年) 所属勢力:在野(抵抗軍→ララウィン)→海賊→ア族残党軍→ショーン・プロベット連合→銀河政府 地球出身の女海賊。 大戦を通じて多くの勢力を震撼させた凄腕の女海賊であり、 海賊女帝(カイザーリン)の異名で恐れられ、 そして、4人の王子の運命に関わり、世界を運命を変える事となった。 歴史書は記す 「もし、彼女がアズマに助けられなければ歴史は変わっていただろう ララウィンが彼女に助けを求めていれば歴史は変わっていただろう 彼女がアルビオンを助けなければ歴史は変わっていただろう 彼女がプロベットを助けなければ歴史は変わっていただろう」 元は地球の片田舎に住む普通の少女であったが、 故郷の村を拠点にしていた抵抗軍の取り締まりのとばっちりを受け捕縛され 危うく処刑されかける。 そこをアグデッパ皇太子アズマに助けられ、アズマより王太子ララウィンに預けられ その執り成しにより抵抗軍とは無関係であるとして釈放される。 既に帰る家と家族を失った彼女は自らを助けてくれたアズマの後を追って海賊となる事を決めた。 そして別れ際、ララウィンにそれを伝えると、ララウィンは苦笑いをしながら 「海賊になっても良い事なんて無いよ?」と言う。 だが、「他に方法が無い。このまま物乞いか荘園でこき使われる位なら私は海賊になる」とバイアグラが伝えると ララウィンはこう言った「解った。だけど、地球に大難があった時は助けて欲しい」 バイアグラは一礼をすると地球のスラムへと姿を消していった。 そして、バイアグラはこの約束を生涯忘れる事は無かった。 当初は他の海賊組織(その中に無名時代のマクレイが居た)を渡り歩いていたバイアグラだが、やがて独立。 地上で海賊行為をしていたが、その際に地球軍の輸送部隊を襲撃。 偶々護送中だったアブダーが王子アルビオンを発見し、彼を自らに重ねたバイアグラは彼の復讐の意図を組むと 彼を雑用として船に乗せた。 バイアグラはアルビオンを弟、息子、そして1人の男として愛し可愛がり、アルビオンに様々な知識を教えた。 GWの乗り方、GBの操縦方法、銃の撃ち方、女を堕とす方法から、人の殺し方まで色々教えた。 アルビオンもバイアグラを実の姉の様に慕い、初めて手柄を立てた時は 真っ先にバイアグラに報告。彼女も笑顔でそれを褒めた。 「この時が一番楽しかった」とバイアグラは後に語っているが、歴史家ラブはこう言う 「これが悲劇の始まりであり、世界の再生と崩壊への序章である」・・・と この時、アルビオンの笑顔の下で黒いものが成長していた。 SC90年、力を貯めたバイアグラは宇宙へ上がり宇宙海賊となる。 だが、同時にアルビオンことマカーフィが独立。 「次に会うのは戦場。敵同士殺しあうになるかもしれないわね…」 マカーフィと最後の盃を交わしたバイアグラは彼を送り出した。 そして悲劇は次の段階へと進んだのである。 SC90年、恩人ララウィンの治める地球でブラウンの専横が激しくなる。 この時バイアグラは、ララウィンから要請があれば応じる心算だったが、 ララウィンは頑なにバイアグラ(とアズマ)に頼ることを拒み続けた。 「地球に大難あった時…」今がその時ではないのか? だが、遂にララウィンから助けを求められる事は無く 頑なにバイアグラとの関係を絶っていたララウィンは 乱心したとしてブラウンに殺されてしまう。 ララウィン処刑後、一度だけマカーフィに会った。彼曰く 「興味本位でララウィン軍の援軍要請を引き受けた事があったが、 アズマの名もお前の名も一切出さなかった」 マカーフィもララウィンに問うたと言う 「アズマは行方不明になったお前の兄アズマだと言う噂が… いや、本人に間違いないだろう。何故、助けを求めないのか?」 「兄が生きていたら幸いだ。だが、確認方法も連絡手段もない」 とララウィンは首を振ったと言う… 後にアズマは言った。 「連絡方法も確認方法もあった。一度、回線をジャックして挨拶でもしようかと思ったら 喋る前に向こうから回線を切った。再度、ジャックを試みるも回線にプロテクトを掛けられた」 そして、立ち去るマカーフィに問うた 「よく仇の国の要請に応じたな。復讐は諦めたのか?」 「様子見までだ。別にララウィンに恨みがある訳では無いからな」 「仇を倒すのはお前の自由だ。早まるなよ…」 手を振って帰ったマカーフィだったがこの時、既に決心していた事を バイアグラは知る由もなかった SC96年、マカーフィが覇王ブラウンを殺害。積年の恨みを晴らしたが これを海賊ギルドが問題視し、海賊マカーフィの追放が決定する。 バイアグラはギルドの使者としてマカーフィに「ギルド追放」を伝える役目を受ける。 「確かに私はお前に復讐する為の力と知識を与えた。 だが、あの時あの場でブラウンを殺せばどうなるか解っていたはずだ」 心配するバイアグラの問いにマカーフィは声を荒げ答えた。 「父を殺され母を奪われ10余年。俺は唯、機会だけを伺ってきた。 あの時、あの場を逃せば次は何時だ?1年後か、10年後か? 俺はそんなに待てない!!」 「ブラウンが王位に着く前に復讐すれば全ては上手くいった。 ララウィンの援軍要請を受けたのだろう? あの場でなくとも戦場で幾らでもチャンスはあったはず… 数年待てば最も惨めな最期だって与えられた。 今の状況だと貴方のせいで何万人もの人間が無意味な死を迎えることになる」 「何人死のうと知った事か!!おれはブラウンさえ殺せればそれで良かったんだ 何故、誰も褒めてくれないんだ。母も… お前も!!」 返答によっては見逃す、いや… 一緒に逃げる事も考えていたバイアグラだが 既にマカーフィが狂気に飲みこまれている事に気が付いたバイアグラはマカーフィとの別れを決意する。 「そうか、もう解り合えないんだな… さようならだ」 そして、マカーフィと共に居た気の強そうな女性にこう伝えた 「私の代わりに彼の心の支えになって欲しい。彼には支えが必要だ…」 気の強い女は返答する「つまり、貴方は逃げるのね?」 バイアグラは答える事無くその場を後にした。 SC100年、宇宙は激動の時代だった。 力ある旧来の覇王が次々に倒れ、新たなる新世代の覇王が台頭。 乱世の盛者必衰の理が現実のものとなっていた。 それは地球でも例外では無かった。 一時はソースからイーズまで全宇宙の1/3を支配した地球帝国もテンオウ軍の猛攻の前に大敗。 タイタン、ガニメデを失うと瞬く間に崩壊していった。 そして地球覇王プロベットは降伏を決意。200年に渡り栄えた地球帝国の呆気ない最期であった 地球陥落から間もなく、バイアグラの元に一人の男が現れた。 男の名はヒップ。地球軍八卦衆の3代目長官である。 ヒップは「我々を助けて欲しい」と頼むもバイアグラはかなり渋った。 いや、寧ろ引き受ける事自体が嫌だった。 自らの故郷を奪った地球帝国を助けるなんて虫唾が走った。 それにマカーフィの親の敵の国と聞けば尚更だった。 だが、ヒップがある言葉を言ったことでバイアグラは気が変わる。 「国に難ある時、貴方に助けを求めろとの先王ララウィン陛下の遺言です」 恩人ララウィンの名を出されては断れずプロベットへの謁見を決意する。 プロベットに会ったバイアグラは彼を冷やかな目で見ていた。 昔、援軍をプロベットに頼まれた事があった。 若いだけで力もなく、ただ王の一族と言うだけで即位した。 そして、自らの行いは全て正しいと信じて疑わない、まるで死んだ魚の様な目。 こんな人間に力を貸すのは嫌で援軍要請も断った。 今も何もかも失い、家臣・領民を見捨て王としての責務も放棄した。 にも拘らず「助けてくれ」とか都合がよすぎる…。 そして、なによりマカーフィの敵の子。理念、相性以前に気分が乗らなかった だが、プロベットの言葉でバイアグラは協力を決意する 「貴様は力がないから滅んだ。返り咲いても結果は同じ、元の木阿弥と言うんだ」 「そうだ。余に力がないから国は滅び、民は虐げられ、家臣も路頭に迷う事となった だから頼むのだ。余の力に…国を守る剣となって欲しい。こう言う事を繰り返さぬために」 「貴様が王位に返り咲けば皆助かると?増長の極みだな」 「余を逃がす為に多くの命が散った。そして今、この時も地球では領民がア族の協力者として虐げられ 家臣は敗軍の将として殺されている。余は唯…彼らを助けたいだけなのだ。余を助けてくれとは言わない。 だが、余に希望を見出し命と引き換えに逃がしてくれた領民、家臣の為に生き恥を晒さねばならない。 お願いだ!!この国を助けて欲しい」 アモスから「帰還には3個艦隊が必要だ」と言われたバイアグラは 海賊仲間であるアズマとマクレイにも協力を要請。 当然、アズマもマクレイも渋ったが、バイアグラが 「私が助けたいのはプロベットの命じゃない。彼を守ろうとた人々の命を守りたいの。 彼らの、私達の故郷の地球の人々の命を…」と説得。 両者も嘘偽りがあった場合は抜ける事を条件に協力を申し出た。 だが、帰還の目途がある程度付いたある日、プロベット王妃エセラが産後の肥立ちが悪く病に倒れる。 薬を探しまわったプロベットだが、時既に遅くエセラは亡くなってしまう。 エセラの骸を抱えながら泣きわめくプロベットにバイアグラは狂気の目を見た。 このままでは彼もマカーフィの様に闇に食われてしまう。 気が付くとバイアグラはプロベットに鉄拳を食らわせたと言う。 「貴方の感傷など、この乱世の世界では銃弾の価値もないわ。貴方はここで立ち止まるつもりなの? 国を助けたいと言ったのは嘘なの!?」 暫くして冷静さを取り戻したプロベットはバイアグラに「すまなかった」と謝るとこう言った。 「この世界は間違っている。余は宇宙をこの世界をすべて破壊する」 バイアグラはこう思った「この若き王は狂気に喰われる前に狂気を食った」と…。 そして理解した。 「ララウィンは知っていた。ブラウンの専横よりも自らの死よりも 辛い目に遭うであろう覇王が現れる事を… だから自分が辛い時に助けを求めなかった。未来に掛ける為に」 アズマ、マクレイ、そしてバイアグラの海賊3個艦隊の協力を取り付けたプロベットは バイアグラら海賊艦隊とバッカスら残党軍の支援を受け、火星を掌握し国の再興を果たす。 そして、地球を奪還したプロベットから仕官を進められたバイアグラは 「私達は海賊であり、多くの罪を犯してきた。私達が罪を償わずに軍人になる事に納得し無い者も多い。 どの様に家臣達や私達を納得させるのかお聞かせ願いたい」と問うた。 少し考えたプロベットはこう切り出したと言う。 「余の家臣となって1人の命を助ける毎に罪を一つ償った事にしよう。 此度、卿らは地球奪還作戦に参加し地球30億の民を救った。 よって、これまでの罪は全て償ったものとし不問とする」 こうしてバイアグラら3人はプロベットに召し抱えられた。 プロベット軍で分将として召し抱えられたバイアグラは、ガニメデ及びタイタンの奪還に参加。 ソース恒星系の再制覇に多大なる貢献をした。 そしてSC120年悲劇は突如として訪れる。 ドーラが死に広大なドーラ王朝が分裂すると、独立した王の中にバイアグラの聞き覚えのある名があった。 「覇王マカーフィ、ナレッソにて独立・・・」 マカーフィが生きていた。それだけでも衝撃だったが、マカーフィはタイタンを急襲し プロベットに宣戦を布告。敵同士となってしまう。 この戦国乱世、其の位は覚悟をしていた心算だったが、実際そうなってみると 如何に自分が分かった振りをして逃げていたかが良く分かった。 そして、そんな彼女をあざ笑うかのようにプロベットはある決断を下す 「覇王ショーンと首脳会談を行う」 ドーラの後継と目される覇王ショーンと、地球ア族宗家プロベットとの電撃的な首脳会談は 全銀河を震撼させた。もし、会談が成功すれば流れは大きく此方に傾くだろう。 だがそれは、会談を拒否するマカーフィとの完全な決別を意味していた。 バイアグラは会談の成功を祈っていた。その方が良い事を解っていたからだ。 だが心の何処かで思っていた「失敗すればいいのに…」 そうすればマカーフィと話し合う余地があるかもしれない…と SC121年。ショーンとプロベットの連名により銀河中に声明が発表される。 『ジパング、地球両政府は両国の解体を宣言。国家機能、国軍を統一し連合政府の設立を宣言する』 会談は大成功であった。 「本当に国を破壊してしまったのですね」 共同会見後に問いかけたバイアグラにプロベットは笑いながら答えた。 「まだ、地球とジパングを破壊したに過ぎない。余が目指すのは全宇宙の破壊だ。 争う全ての国々を破壊し無に帰すほかない。余は全ての国々を蹂躙する。」 この時、バイアグラは自らの足が震えている事に気付いた。 「飲みこまれた狂気は更なる狂気を産んだ。私が恐れているのはプロベットの狂気に? それとも、その狂気によって齎される戦いに?」 会談成功により、流れは連合政府(通称:ショーン・プロベット連合)へ大きく傾いた。 バイアグラも分将位を保証され連合に参加。だが同時にマカーフィと完全な敵対関係となってしまう。 この時、バイアグラは何時もに無く弱気だった。 「マカーフィと話し合う事はもう出来ないのでしょうか?」 この問いに連合国盟主で事実上の覇王であるショーンも頭を抱える。 「私もマカーフィとは戦いたくない。彼とは嘗て手を取りあい、ドーラ殿の許でも共に戦った盟友だったのだ。 残念ながら向こうはそうは思っては居ないようだが…」 「もう、戦うしかないと?嘗ての友の国を蹂躙するしかないと?」 「残念だが、会談に応じない以上は仕方がない。物事は上手くいかぬものだ…」 翌月、プロベットを総司令とする討伐部隊が出兵。 バイアグラは、プロベットが総司令と言う事実に驚いたが、 総司令にプロベット自身が名乗りを挙げた事にもっと驚いた。 「自ら討伐部隊司令の地位に名乗りあげられたそうですね。兄弟だからですか?」 「兄弟同士の殺し合いに名乗りを上げるのは滑稽か?後詰を務めるアズマにも聞かせてやりたいな 奴は自らの妹で、余の従妹に当たるジュリアが兄の妃となった。私と同じ兄妹同士の殺し合いだ 兄弟間の問題はやはり兄弟間で決着を付けるべきだ。道を誤った兄と妹に…」 「道を誤った?」 「如何にも。バイアグラよ、兄マカ・・・いやアルビオンは3度道を誤った。何か解るか?」 「…お聞かせ願いますか?」 「1つ、大局を見ずに復讐に走った事。2つ、復讐を成しながら自らの正体を明かさず、 王位にも就かず逃げた事。そして最後に余を殺さなかった事だ」 「自らを殺さなかった事が誤りだと?」 「そうだ。もし、兄があの時あの場で余を殺していたら、余は此処には居なかったであろう。 余が殺されていれば、敵として会い見える事も無かったであろう。 兄は自らの敵を減らすチャンスを逃した。これを誤りと言わずに何と言おうか?」 「そう…ですね。全て私の責任ですね」 「…私の責任とな?」 「兄君アルビオンを助けたのは私、復讐する為の力を与えたのも私、 そして、彼を止めずに逃げた私… 全ては私の責任」 「…バイアグラよ、現時刻を持って艦隊司令及び副官の任を解く。速やかに本国へ帰還せよ 戦場で情に流されれば命を失おうぞ」 「…ふふふ、貴方に叱られる日が来ようとはね。あの泣き虫の王様が一丁前の事を言うようになったわ」 帰還したバイアグラの下に届いたのは『連合軍大勝。マカーフィ捕縛のニュースだった』 そして、マクレイから聞かされたのはプロベットもアズマも、 最後までマカーフィとジュリアらを説得した事だった。 「なんだ。やっぱり、彼らも人間なんだ。彼らも兄弟とは殺しあいたくないのだ…」 そして、恭順を拒否したマカーフィの死刑が決まる。 捕縛されたマカーフィは中で暴れたのか牢屋の中は酷く散らかっていた。 面会に訪れたバイアグラの問いにマカーフィは何も答えず 唯、やり場のない怒りを雄叫びにして上げ獣の様に暴れまわるだけだった。 「ずっと、あんな状態なの?」 「いえ、バイアグラ様が訪れる前までは一様、受け答えはしていた様ですよ とは言ってもどの問いにも『うるさい』とか『さっさと殺せ』と言うだけみたいで、 聞く限り会話が成立しているかと言えば否ですが…」 「私以外に誰が面会に来たか解る?答えられる範囲でいいわ」 「はい、プロベット様にアム様、身内や旧臣の方々が中心ですね。 それ以外でしたら、バッカス将軍でしょうか?」 「バッカス?」 「えぇ、ジェニファ王女の夫バッカス将軍です。バイアグラ様が来る30分ほど前でしょうか」 バイアグラはバッカスが嫌いだった。 アスランの時代から地球の歴代覇王に仕え、裏で暗躍した最悪の謀略家。 常に他人を見下し、領民も愚民と蔑み、プロベットやショーンにも自分が気に入らなければ 裏切ると公言している傲慢な人間だ。 そして今は、ラーの元妻でアキの娘で同家の当主であるジェニファ王女と政略結婚し、 アキ・ラー家の家督を事実上継承(表向きはジェニファのまま)。 連合政府においても序列はショーン、プロベットに次ぐ3番目とかなり高い位に就いていた。 だが、不思議な事にプロベットやショーンには大変好かれ、民衆からも絶大な支持を受けていた。 そして、ジェニファ王女を含むアキ・ラー家の人間とも関係は良好であった。 正直バイアグラから見たら彼は人間のクズであり、彼が好かれる理由が全く理解できなかった。 何故、彼がマカーフィに面会を求めたのかも疑問である。 「あぁ、そう言えばバッカス将軍が帰ってからみたいですよ。急に暴れ出したのは…」 「何を話していたか解る?」 「さぁ… 立ち会った看守を呼びましょうか?」 「えぇ、お願いするわ」 そして、バイアグラはショーンとプロベットにある役目を自ら申し出た。 それは、マカーフィの死刑執行人の役目だった。 ・ ・ ・ ・ 死刑の日、昨日まで牢獄内で暴れていたマカーフィは まるで、歩く気力を失うほどに腑抜けていた。 一晩中暴れ精も魂も尽きてしまった様だ。 「ごめんね。マカーフィ…」 バイアグラの謝罪の言葉にもマカーフィは全く反応しなかった。 彼の為を思って取った行動が結果的に彼を追い詰め苦しめた。 彼は狂気に飲みこまれ、全てを失った。 「私にはこうするしか、貴方を助ける方法が無い」 全てが手遅れだった。何もかもを失った彼はもう何も出来無いだろう。 救うにはこうするしかなかった… そして、マカーフィは断頭台に固定され、後は首を刎ねるだけの状態になっても 全く動かず声も発しなかった。 最後の準備が整った時、バイアグラは目を瞑り優しい声でこう言った。 「マカーフィ… 愛していたよ…」 マカーフィは僅かに笑みを浮かべバイアグラにしか聞こえない位の か細い声を呟くと同時に首を刎ねられたと言う。 「ありがとう…」 処刑が終わり顔を洗って服を着替え外に出ると、 下士官に渡された書類を見ながら歩くバッカスを見つけた。 次の瞬間バイアグラはバッカスを思いっきりぶん殴っていた。 「貴方は最低だ。何処まで人の心を踏みにじれば気が済むんだ!?」 バイアグラの鬼の形相に腰を抜かした下士官は逃げ出したが バッカス派顔色一つ変えずに壊れたメガネを拾い掛け直すとこう言った。 「はて、何の事を言っているのか小官にはサッパリ理解できません」 「立ち会った看守から聞いた。マカーフィに言ったそうだな。 『お前は私の思い通りに動いた』と… 彼を利用して、その気持ちまで踏みにじるのか貴方は!!」 あぁ、その事か。とまるで忘れていた事を思いだしたかのようなバッカスはこう言った。 「お礼を言ったんですよ。私が今の立場になれたのも彼のお陰ですからね」 「そうやって、他人を見下し、利用し、蹴落として来たのだろう。 人の心を踏み躙るのもいい加減にしろ!!」 「踏み躙るとは人聞きの悪い。彼は十分役に立った人間と思っているから お礼を言ったんです『感謝しているよ』とね」 「・・・!?貴様ぁ!!」 振りあげた拳を何者かに後ろから握られバイアグラは振り返った。 「両者ともいい加減にしないか!!」 そこには下士官に呼ばれ駆けつけたプロベットとジェニファが居た。 「軍務省内での私闘行為は国家・領民への反逆に等しい。 聡明な貴女なら解っている筈だ!!」 「しかし、プロベット陛下!!私は彼が許せません。 他人を見下し、心を踏みにじる事しかしない彼が」 「落ち着け!!奴は性格に難あれど、国家の忠臣、功臣であるぞ。 彼無くして、我々の和解は無かった。解らない貴女ではあるまい」 バッカスはアスラン王の時代から歴代覇王に仕えた忠臣であった。 今回、ショーンとの連合国構想を支持した和解の立役者でもある。 そんな事は解っている。だが、同時にマカーフィとの対立を決定的にした男だ。 揉めているプロベットとバイアグラの正面でジェニファは夫バッカスを立たせると 平手打ちを食らわせていた。 「どうして、貴方はいつもいつも… 周りを敵に回すような事しかしないのです」 「これは否こと… 私が敵を作るのではなく、私の周りに敵が居るだけの事だ」 「そう言う物言いが無用な軋轢を生じさせ敵を生むのですよ。人間時には優しさが必要です。 貴方の尻拭いをする私の身にもなってください」 「我が妻らしからぬ言葉。優しさだけでは政も愚昧なる民を手なずける事適わぬ。 非道と恐怖、畏怖と尊敬によってこそ国は動くのだ。お前も解っている筈だ。」 「解っています。非道と優しさは陰と陽・表裏一体。非情になる事も必要です。 ですが貴方には優しさが足りないと言っているのです!!」 まったく… と、ため息をつくとジェニファはバイアグラとプロベットの方を向き謝罪した。 「夫の失言、彼に変わり謝ります。ここはアキ家当主の私の顔を立てて拳を収めてください。 後日、償いはさせます故…」 そう言うとジェニファは夫を連れ立ち去った。 「今でこそ彼はアキ・ラー家とバ族の家督を握っているが、 本来は表舞台に立つ事は無いほど家柄が低いのだ。故に幼き日より政争と謀略の中で生きてきた。 己が身を守るため上を目指すため非情になるしかなかったのだ。 だが本来、彼は誰よりも優しい人間だ。民を愛しているからこそ非情に徹しているのだ」 「でも、彼はマカーフィの心を壊した。私が来たときには彼の自我はもう壊れていた。 せめて最後の夜ぐらい一緒に盃を交わすくらい出来たかもしれない。 そうすれば、彼を助けられたかもしれない、彼を救えたかもしれない。なのに!! マカーフィを自らの手で殺してやることでしか彼を救えなくなった」 「怒りを収められぬか?ならば余を殴れ。思いっきりだ!!」 バイアグラはプロベットが体が吹っ飛ぶほど思いっきり殴った。 後日、プロベットはバッカスに問うた。なぜマカーフィの精神が壊れるほど追い詰めたのかを バッカスはプロベットにこう問うたと言う 「仮にマカーフィ物事が全て上手くいき、逆に陛下の物事が上手くいかず敵に捕らわれたとしましょう 陛下は明日処刑される身です。身内や嘗ての家臣の方が次々に会いに着ます。 陛下は耐えられますか?」 プロベットは言葉を無くし額から変な汗が流れた。 「マカーフィとて同じです。陛下が生き恥を晒せたのは私を含め助けようとする者と 助けたい者があったからです。それを全て失った時、陛下は耐えられますか? ご自身でもお解りでしょう。答えは否です」 「だが、何もバイアグラと会ってからでも良かったではないか そうすれば、彼女の気も済もう」 バッカスは首を振って答えた。 「最も大切な人、大切に思ってくれている人、愛している人の眼中で生き恥を晒すなど 屈辱以外の何物でもないでしょう。 聞けばマカーフィを育て慈しんだのはバイアグラ殿だとか… 彼から見たら第2の母であり、姉であり、愛した人だ。 そんな人に全てを失い生き恥を晒すなど屈辱以外の何ものでもありません」 納得の出来無いプロベットだがバッカスは続ける。 「私がショーン殿から恭順の意思のある捕虜を召し抱えよとご命令を受け 捕虜になっている者達に会いに行った時、偶々マカーフィの檻の近くを通りました。 遠目でしたが見てられませんでしたね。揃いも揃って『考え直せ』だ『共に戦おう』だとか… ああ言うのを『バカの一つ覚え』と言うんです。 私は他人に同情はしないし、する気もありませんが、アレは流石の私も同情しましたよ。 マカーフィからしたら『死ね』と言われるより屈辱ですからね 興味本位で見に行ったら想像以上に神経衰弱してました。おそらく、彼の精神が壊れるのも 時間の問題でしょう。 そんな状況でバイアグラ殿、つまり彼にとって最も大切な人が面会に来たらどうなります?」 「バイアグラが兄の精神を破壊した可能性もあると? しかし、愛する人の言葉だからこそ耳を貸す可能性もあるのではないか?」 「無いですね。 ハッキリ言わせてもらいます。どうせバイアグラ殿も『考え直せ』と『共に戦おう』と言うにきまってます 意図していなくとも『生き恥を晒し辱めを受けて死ね』と言っているのと同じです もし、バイアグラ殿の言葉でマカーフィの精神が壊れた時、同時にバイアグラ殿の精神も壊れるでしょう マカーフィはもう処刑される身、言い方は悪いが必要のない人間。だがバイアグラ殿は必要な人間です だから私が代わりに汚れ役を引き受けたんです」 「バッカスよ、貴様のそれは本心か?それとも言い訳か?」 「さぁ、どうでしょう。お好きな様に解釈していただいて結構です 納得してもらうとは思わないし、納得して欲しいとも思いません あぁ、そうそう。バイアグラ殿にだけは言うのは止めてください それこ撲殺されてしまいますからね」 プロベットが立ち去った後、天井を見上げるバッカスにジェニファが語り掛けた 「お優しいのですね。なのに、そうやって仮面を被り続ける」 「お前と言い、ラブと言い、私を優しいとか善人だとか言う… 感性がおかしいのではないか?」 「でしょうね。でなければ貴方の妻になどなりません」 ドーラの旧領を回復した連合軍は南下を開始、ドーラの仇敵クルトニオ領への侵攻を開始した。 バイアグラもプロベット派の重鎮として南下に参加。 一時はサウズへの侵入を果たすも、バニアウとの協定により撤退。 以降、バニアウとは膠着状態となる。 だが、この膠着状態により世界は崩壊へと向かう。 SC131年重鎮でバイアグラがもっとも嫌ったバッカスが視察中に凶弾を受け亡くなってしまう。 マカーフィの息子及びその残党を名乗るグループから犯行声明が出された。 「こう言うのを因果応報と言うのだ」と思っていたバイアグラだが、 密葬の日程は知らされていない筈なのに多くの者が弔問に訪れ、 国民もその死をとても悲しんだのは意外だった。 そして、プロベットから「バッカスは敢えて汚れ役を引き受けた」と聞かされるも 「それでも彼を許す事は出来無い」と首を振った。 「納得出来無ければ恨んでくれても構わない。お前が奴を許せないならばそれでいい それがバッカスの望みだ」 プロベットの言葉にバイアグラの目からは涙が出た。悔し涙かどうかは解らない。 後日、アキ・ラー家を中心に武力による報復の主張がなされ ショーンも「国民に慕われた国家の功臣への敵対行為は国民への敵対に等しい」として承認。 ナレッソに潜伏する抵抗軍は一掃されたがマカーフィ残党がどうなったかは不明である。 だが、同組織を名乗る事件は以降起きていない。 SC142年、プロベットが全ての役職を辞すると言い出した。 本人曰く「余一人に権力が集中しすぎているから返上する」との事だ。 実際、プロベットは地球を中心に膨大な権益を持ち、同国の最大派閥を率い 副盟主として事実上の最高司令官の地位と強大な権力を持っていた。 今まで問題にならなかったのは盟主ショーンとの関係が良好であり、 プロベットが権力を乱用せず謙虚に振る舞っていたからである。 バイアグラも唐突に権力を手放すと言ったプロベットを問い詰めた 「今、貴方に辞められては国民たちは不安になります。 私達も同じです。『国民はいずれ自ら羽搏くべきだ』と申されましたが まだ、その時は来ていません」 これに対しプロベットが声を荒げ返答する。 「だが、結果的に国民の思考回路はマヒしたままだ。 余が居るから任せておけば安心。困った時はショーン殿を頼れば安心。 それでは今までの王制と変わらぬ。 ならば余は引き下がり国民に考えさせるべきだ。余はもう待てない!!」 「かと言って権力を手放して、どうこうなる問題でもありません。 国民たちは羽搏く方法を知りません。 空の飛び方を教えない親鳥が何処にいましょうか!!」 最終的にプロベットが折れる形で一応の解決を見たが、 ショーンもプロベットも今後、どの様に国民に権力を移譲させるか苦慮する事になる。 そして悲劇は突如として訪れた。 プロベットが会議中に、急性くも膜下出血で倒れ、まさかの急死。56歳と言う若さであった。 そこでバイアグラが見たのは、後任人事をめぐり右往左往する役人たちと 何も出来無いでいる国民たちであった。 プロベットに権力が集中していた為、それを失い国家機能がマヒ寸前になっていたのだ。 「プロベット陛下は見越しておられたのか?」 もし、あの時プロベットが権力を手放していたら… 確かに今よりはマシになっていたかもしれない。だが、当時の人が後にこうなるとは予測できない。 それに、何も決まっていない状態で権力を手放すなどあり得ない状況だった。 プロベットの長女プリアを艦隊司令に、リヨンヒとの息子ケンセイに家督を継がせることで なんとか後任人事を巡る混乱を治めたかと思ったら 今度はショーンも演説中に心臓発作を起こしあえなく死亡してしまう。 屋台骨を失ったショーン・プロベット連合では各派閥が後継を巡り対立。 ケンセイを即位支持するア族・日本民族派とショーンとアーメイの息子ウエラーを支持するショーン派、 バッカスとジェニファの息子ダラムを支持するアキ・ラー派が対立 なんとかバッカスの養子であるマクガイバの取りなしで踏みとどまっている状態であった。 だが、時を同じくして覇王バニアウも急死 バニアウの養子でアベヤクーンの息子サイガスを推す旧派と同じく養子のラミウスを推す新派が対立 更にアカフリとモニカの息子で同国に亡命中のヘルムートがバ族の正統継承権と王位継承権を主張。 こちらも艦隊司令サジェムと彼の副官グルーの取りなしで同じく踏ん張っている状況で 分裂・内戦も時間の問題だった。 「世界が壊れていく…」 そして遂にウエラーを推すニングが帝都ジパングでウエラー即位を宣言。 これにケンセイを推すア族・日本民族派が異を唱え地球にて挙兵。 遂に内戦が勃発する。 この時、バイアグラは同じく内戦の危機にある旧バニアウ王朝に対する抑えとして マイスに駐屯していたが内戦により地球への帰還航路が封鎖され孤立してしまう。 補給も儘ならない中、敵の挟撃を受け旗艦を損傷。 内部の空気漏れが発生し、酸素濃度が徐々に低下していった。 「ははは… 誰にも看取られず無酸素状態で窒息死か。私に相応しい惨めな最期だ… 今まで多くの人間の運命を弄び、多くの犠牲を出した天罰が下ったのだな」 だが運良く現場宙域で撤退作業を行っていた主君プロベットの娘プリア率いる 連合軍本体に救出される。 「死に場所を見つけたと思ったけど、人生は思うようにはいかないわね…」 地球帰還後、病院へ運ばれるも戦闘中に追った傷の治療が思うように進まず症状は悪化。 SC146年、軍病院の一室でバイアグラはテレビを見ていた。 番組内ではバッカスの養子マグガイバが演説をしていた。 『我々、アキ・ラー家、ア族・日本民族連合、ショーン家及び バニアウ家のサイガス王子、ラミウス王子、バ族アラブ本家のヘルムートは戦争の中止をここに宣言。 ソース、イーズ、セントラル及びサウズ、ウェズ、ノーズ各勢力毎に同盟を組み 銀河政府の樹立を宣言する!!』 「そう、戦争は終わったのね…」 看護師が病室を訪れるとバイアグラは息を引き取っていた。享年77歳。 ラブはこう締めくくる 「戦争が終わり、平和が訪れた事を見てから亡くなったのは 彼女に取って幸せであったろう 例え、それが偽りの平和であっても…」 マクガイバの手腕によって均衡を保っていた銀河政府は マクガイバの死去後、再び混乱に陥ったとある歴史書は記している
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妹メイや源田の従兄妹有里が所属する探偵事務所の所長 名前 分類 備考 JET・ダッシュ ドリブル 予選編 JET・ドライブ シュート JET・タックル 防御 本戦