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「あーっ、今日も終わったかぁ。」 高菜秋一(たかなしゅういち)は空に向けて両腕を伸ばし、つま先 で立ちながら、目いっぱい体を伸ばし、体を震わせた。 「とと…。」 伸びをした後の心地よい眩暈に膝を笑わせながら、秋一は今一度 空を眺めた。 すっかり暗くなった空の中で、月がほんのりと優しく輝いている。 あたりはすでに人の気配は無く、虫の鳴き声がただただ時が流れて いるのを告げているばかりである。 秋一は大学2年生。平々凡々な家庭に生まれ、ごくごく平々凡々 に生きてきた。高校卒業と共に、地元埼玉県から東京の大学の寮に 入った。はじめは慣れない一人暮らしも、一年も経てば慣れるもの。 相変わらずコンビニ弁当で暮らす日々ではあるが、秋一は大学でも 平々凡々な生活をすごしていた。 彼女も出来ず、かと言って特別勉強ができるわけでもない。冴え ない容姿はその分厚い眼鏡によってさらに、秋一という存在をぼや けさせていた。 ただ、本人は特に気にすることもなく、この平凡さを愛している ようだ。 今日も、大学での講義を寝て終わらせた秋一は、居酒屋でのバイ トを終え、いつもどおりの家路についていた。 大学の寮と言っても、ただ単に大学から紹介されているというだ けで、同級生が一同集まっているわけではない。この、やまなみ荘 という名のアパートには学生は秋一しかいない。しかしまぁ特に自 分から人に絡んでいくこともない秋一。特に寂しい思いもすること も無く生活している。 しかし、そんないつも通りの一日で終わるはずの今日は、思わぬ 展開を見せ、秋一を平々凡々から遠ざけていくようである。 「ん?明日ゴミの日だっけ?」 首をひねりつつ、秋一はケータイを開くとそこには水曜日の文字。 「プラゴミは金曜だよな。ったく誰だろ。フライングしてるヤツは。」 アパートの一角に、いつものゴミ置き場がある。秋一の言うとお り、今度の一番近いゴミの日は金曜日のプラスチックゴミの日であ る。ということは、今夜ゴミが出てるということはおかしい。木曜 はゴミの日ではないハズなのだ。 「…。」 しかし、暗くてハッキリとは見えないが、確実にゴミ置き場に白 い何かがあるのが見える。 このやまなみ荘の大家の幸子婦人はかんしゃく持ちで有名だ。ゴ ミだしの日を間違えて、ガンガンに詰められている隣人を目撃した ことがあるだけに、平穏が好きな秋一にはこのちょっとした違和感 を見過ごすわけには行かなかった。何しろ、幸子の声はど迫力で、 何度も睡眠を妨げられたことがあるのだ。 ため息を吐きつつ近寄っていくと、それがゴミ袋でないことが分 かった。 それなら、さっさと離れて自宅に帰ればいいと思うかもしれない が、今回はそうもいかない。 なぜなら、そのゴミ袋かと思っていたものは、紛れも無く人だっ たからである。 「まじかよ…。」 ここまで近づいてしまった手前、確認せざるを得ない。 「…大丈夫ですか?どうしました?」 人が倒れている。しかも、ただの人ではない。獣人である。普通 の人間ならまだしも、獣人が倒れているなんていうところはお目に かかったことがない。これには秋一は驚きを隠せなかった。獣人は その種類にもよるが、大半が純血ヒト科より運動能力が高い。白い 体毛はうぶげのように柔らかく、月明かりを受けて銀色に輝き、神 秘的な雰囲気をかもし出していた。 「獣人が倒れるって、よっぽどのことじゃないと無いぞ…。」 秋一は、手を伸ばせば届くくらいの位置に来てしまっていた。 「ネコ…かな。いやホワイトライオンかな…。珍しい。」 うつぶせで倒れているため、顔はあまりよく見えないが、透き通 るような白い肌と、銀色に輝く髪の毛は普通の人間ではありえない。 おそらくライオン型獣人だと思われる。 「もしもーし…?」 おそるおそる声をかけてみるものの、一向に反応がない。 「あの…?大丈夫ですか…?」 ちょいちょいっと、人差し指で獣人の肩をつついてみる。すると… 「うう…ん……。」 若干うめきごえっぽいリアクション。秋一はホッと肩をなでおろ した。死んでいたらどうしようと、青くなっていた所だったのだ(!)。 秋一は、安全を認識したらしく、今度は肩を優しくつかんで、大胆 に揺さぶってみた。 ゆらっと美しい銀色の髪が揺れた後、 「んあ…?」 と、ようやくちょっといい感じのリアクションが漏れる。 「だ、大丈夫ですか!?」 「んー…。」 ごろっと、うつぶせだった体が横向きになった。 「こんなところで寝ていたら、風邪ひいちゃいますよっ。」 秋一が話しかけると、ふさふさの耳をぴくぴくと動かしているのが わかる。 「むー…。」 獣人はまたごろっとうつぶせになり、ぽつり、とつぶやいた。 「お腹が減った…。」 「…はい?」 「お腹が…へり過ぎて立てない…。」 相当な感情をこめた一言が、か細く、しかしハッキリと秋一の耳に 飛び込んできた。 「…はあ。」 「何か食べるものを…。」 「わ、わかりました。」 秋一は答えると、カンカンカンと勢い良く階段を上がってゆき、急 いで部屋のカギを開けた。 6畳一間、ユニットバスつきの質素な家ではあるが、よく整理され ており、見た目はすっきりしていて印象は悪くない部屋である。 「ええと…。どうしよう。適当にパンとかでいいかな。」 冷蔵庫を開けると、スカスカでちょっと落胆したが、菓子パンがい くつか入っていたので、それを持って外へ出――。 「わああっ!」 秋一は飛び上がった。先ほどの獣人がリングの貞子よろしく、這っ てドアの前まで来ていたのである。 「そ、そんなにお腹へってたんですか…。」 秋一は驚きとため息を混ぜながら一言感想を述べた。 * 困ったことになった。 いや、人助けをした。 それ自体はまったくもって良いことだ。 しかし、目の前でものすごい勢いでご飯をかっこむ獣人…。 「そ、そんなに急いで食べなくても、ご飯は逃げませんよっ…。」 秋一の言葉に一瞬、ピタッと止まった獣人は、また同じように猛 烈な勢いで箸を動かす。 結局、菓子パンなどでは足りず、アパートの近くの大戸屋に来た 二人。 ご飯食べ放題の店に来て正解だった。いや、そんなことは些細な 事だ。まず、この獣人自分がなぜあそこで倒れていたかを言わない。 まぁそれはいい。人はそれぞれ事情というものがある。しかし、 「今日から世話になる。」 さっき、ここに来る途中に一言だけ発したのがその言葉だった。 「…。」 意味がわからない。いや、きっと宿が無くて泊まりたいのだろう、 ということはなんとなく見てとれる。これだけの食欲を見せている のだから、衣食住がこの獣人には足りていないのだろう。 ただ、問題なのはその獣人がそんじょそこらのモデルや、アイド ルに、ひけを取らない美人であったことだ。 発見したときは暗くてよくわからなかったが、あらためてこうし て明るいところで見てみると、長く絹のようになびく髪の毛、適度 に引き締まった体つき。大胆な胸元、切れ長の瞳。どこを見ても、 美しいという言葉が似合いそうな女性だったのだ。 裸で寝ていたのだが、あまりにも急な事で気づかなかった秋一。 自分のスウェットを着せていた時に始めて気づき、炎が出るんじゃ ないかと言わんばかりに、顔を赤くさせていた。 「はぁ…。」 今まで、ろくに異性と話したことの無い秋一。その秋一にとって の異生物がこんなにも身近にいるということ自体が緊急事態だ。 たんっ!と丼をテーブルに降ろし、今までで一番深い息を吐く獣人。 「うむ、いや、久しぶりの食事がこんなに美味しいものだとはな!」 「はぁ…。」 彼女はぐいっと湯飲みを飲み干すと、満足げに笑顔を浮かべた。 その笑顔は掛け値無しに美しく、秋一の顔を赤くさせるには十分過 ぎるレベルであった。 「で…これからどうなさるんですか…?」 秋一は伏せ目がちに、おそるおそる聞いてみた。 「ふむ…そうだな。腹がふくれたら眠くなった。さっさと帰ろう。」 「いや…あの…。」 「ん?あ、おお、すまんすまん。私の名は長谷川レオという。よろ しくな!お前の名は?」 そういうことを聞きたかったんじゃなかったんだけど…。秋一は 半ば飽きれてため息をついて、口を開く。 「僕は高菜秋一っていいます…。」 「そうか、秋一。お前はいいやつだな。」 「えっ…?」 思わぬ言葉が耳に入ってきて、秋一はドキッとしてしまう。 「先ほどからのお前の一挙一動、邪念が感じられない。とても心地 良い。私も良い人間に拾ってもらったものだ。」 そういって、レオはあははは…と明るく笑った。 「…。」 いったいなんだろうこの人…いや、獣人は。悪い人じゃなさそう だけど…。 「まぁそう怪しむな。何も、お前をとって食おうってわけじゃない。」 「…体は大丈夫ですか?」 「ん…?ああ、このとおりピンピンしている。」 「…。無理しないでくださいね。獣人があんなところで行き倒れて いるだなんて、よっぽどの事がない限り有り得ません。大変な事が あったんじゃないんですか?」 秋一の問いに、レオは再度笑って明るく答える。 「いやー、今までいたところに嫌気がさして、逃げ出してきたって だけの話しだ。あまり飯も食わしてもらえなかったもんでな。出て そうそうに空腹との格闘がはじまった。」 「…だからってなんで僕の家に。」 秋一の言葉を聞いて、レオはちょっと間をおくと、いたずらっぽ い笑みを怪しく浮かべ、なやましく口を動かした。 「まぁ見たところ、秋一は女の扱いに慣れてなさそうだし…安全だ と判断したからだ。まぁ、人間の男なぞに負けるはずはないが…。」 「ど、ど、どういうことですかっ。」 「そういうことだ。何より、私は直感で秋一の心地よさに感動をお ぼえた。野生のカンは信じるもの。」 なんかよくわからないが、褒めてもらっているらしい。 「…!」 美しいライオンの目と自分の目が合うと、再び秋一は顔を真っ赤 に染めてしまった。 「まぁ美人の前だからといって、そう赤くなるな。可愛いヤツだ。」 ふふふ…と、レオは含みのある笑いをした。 なんだか、どうあっても向こうのペースから抜け出す事ができず、 秋一はがっくりと肩を落として諦めた様子であった。 「ま、これからよろしくたのむ。」 レオにポンッと肩を叩かれた秋一は、ぎゅっと目をつぶった後、 肩をすくめて降参の意をあらわしたのであった。 * 薄暗い部屋の中。 いつもの狂った宴…。 むせかえるように充満した淫靡がそこらじゅうにたちこめる。 “そら、いつものようにやるんだ” 吐き気をもよおす程の嫌悪感。 しかしそれを覆さんばかりの黒い快楽感。 自分の体は生暖かいものに覆われている。 “おまえの体は最高だ…” 下卑た声が耳を汚す。 自ら望まずとも溺れていく。 何度も、何度も白い世界に支配される。 逆らう事はできない。 抗うこともできない。 ただ自らを保つことで抵抗していた。 それが向こうを喜ばせることも知っていた。 ただ、百獣の王としてのプライドがひとかけら心にとどまって いた。 屈辱。 恥辱。 嫌悪。 憎悪。 そんなくだらない感情は… いや、くだらないと思う事で自らを救っていた。 薄暗い部屋の中。 いつもの狂った宴…。 むせかえるように充満した淫靡がそこらじゅうにたちこめる… 「レ…さ…!」 闇を突き破ってあたたかい声が聞こえた。 「レオ…さ…!だい…!?」 黒い世界にはありえない、安堵感。 誰だ…こんな私を呼ぶのは…。 「レ…さん!」 ああ…あたたかい…。 たのむ…私をこの闇から解き放って――。 「レオさん!大丈夫ですか…!?」 「お…。」 レオが目を開くと、そこには見覚えのある分厚い眼鏡。 「あ…!よかった!目、覚ましたんですね!だだだ、大丈夫…?」 秋一はオロオロあたふたして、レオの顔を覗きこんでいる。その 様子に、レオは思わずプッと吹いてしまった。 「ははは…大丈夫だ。すまん。」 「よかった…。苦しそうに声上げてたんで、やっぱり何か病気だっ たんじゃないかと心配しましたよッ。」 ふとみると、自分の体が汗まみれになっているのがわかる。 「だいぶ汗かいてるみたいですね…。とりあえずこれを。」 秋一はタオルを渡す。 「いや、大丈夫だ。ちょっとシャワーを借りていいか?」 「あ、は、はい!ご自由にどうぞ!」 ユニットバスに手を向けて、誘導する秋一にレオは満面の笑顔を 向けた。 「秋一。ありがとう。」 「え"っ。」 突然の言葉と表情に、秋一はもはやお約束のように顔から火を出 し、うつむいてしまう。 「ははは…かわいいヤツめ。」 ポンポンとレオは秋一の頭を叩いてやった。 「かっ、からかわないでくださいっっ。」 プンプン、とむくれる秋一。レオはさっそうと(?)、シャワーへ 向っていった。 「あ、そうだ。」 ひょこっとレオが顔を出してくる。 「どうしました?」 「なんだったら一緒に入るか?」 その言葉に、秋一の頭は一瞬で沸点到達。 「な…っ!!い…!!…ッ!」 言葉にならない声を発して、おそらく秋一は抗議しているのだろ う。その様子を見て、レオはあははは…と、明るい声を響かせてシ ャワー室へ入っていった。 * 「バイト…ですか?」 「うむ。ここに住まわせてもらう以上、私も金を稼がねばなるまい。」 「まぁ…そりゃあ…。そうしてくれると助かりますけど。」 「秋一は居酒屋…だっけか?」 シャワーを浴びてすっかり髪の毛も乾いたころ、日はすっかり上 がり、時間は昼前になっていた。 「ええ。」 「ふむ…。」 レオは握った拳を顎に当てて、アカギよろしく考え込むと、 「私もそこで働くか。」 と、ぽんっと手を叩いて見せた。 「ええ!?」 秋一は目を見開いて声を上げた。 「なんだ?何か問題あるか?」 レオが怪訝そうな顔で秋一の顔を覗きこむ。 「いや、まあ問題は無いですけど…。」 「よし!決まりだ!今日は秋一バイトか?何時から?」 「は、はい。今日は5時からですけど…。」 「よし、3時に連れていけ。面接をする。」 「えええ!?面接をするって…!レオさんが面接官じゃないでしょ。」 「大丈夫だ。心配するな。」 「その自信はどこからくるんですか…。」 「わっはっは!百獣の王にできないことはない!」 なぜか腰に手をあててふんぞり返るレオ。なんとも、にくめない この獣人に対して、秋一は最初こそおどおどしていたものの、好意 を持つようになっていた。 別に、どんな過去があろうといい。レオが良い人であることには 間違いや変わりは無い。 「わかりましたよっ。」 「わかればよろしい!お前もだんだん分かってきたな。」 「はいはい。」 そういって秋一は暖かい笑顔をレオに向けた。 「フフ…。」 その秋一の笑顔はレオの胸の中をぎゅっと暖かく締め付けた。 * 当然のことながら、レオは面接に合格。その日から働く事となっ た。レオの壮麗な容姿、持ち前の明るさ…。接客業をするにおいて 必要なスキルはじゅうぶん過ぎるほど兼ね備えていたといえる。 篠崎店長は「いいねーレオちゃんいいねー。」と四六時中褒める ありさま。他の店員とも速攻で打ち解けることに成功しており、ま るでもう何ヶ月もそこで働いているかのような雰囲気。 慣れないながらも器用にこなしていくレオを見て、秋一も全く悪 い気はしなかった。 「あの分ならすぐ慣れるな…。」 常にレオのまわりは人がいるという状態。レオは、同僚達と楽し く話しながら業務を次々とこなす。 秋一はというと、その存在感の薄さも手伝ってか、ひとり淡々と 仕事しているという感じである。秋一も、レオも運び担当となり、 料理や飲み物を運び、オーダーを受けるのが主な仕事である。 「バイトってのも中々楽しいもんだねぇ。」 この居酒屋よっちゃんは、まぁまぁ広い店舗であり、その分従業 員も多い。日によっては20人くらいで接客をすることもある。 純血ヒト型と、獣人が入り乱れて和気藹々としており、賑やかな 居酒屋だ。 しかし、猫や犬、蛇、蜘蛛等の獣人は今までいたが、ライオンは 初めてということで、レオは人気者になっていた。 「えーーーっっ!!!」 閉店後の作業も終わり、タイムカードを切った店員たちは帰宅の 用意をしながらわいわいと話しに花が咲かせている。 そんな中、大きく声があがり、ますます話しはヒートアップして いるようである。 「レオさんて高菜んちにすんでるの!?」 「なんでなんで!?」 「ふたりどういう関係??」 「まじショック!」 「俺と一緒に住もうぜ!」 「うちに来なよ!」 みんな口々に好き放題いっている。秋一は心の中で、「確かにう ちじゃなくて、みんなの家の方がいいのかも…」なんて密かに同意 していた。 「いやぁ、秋一は優しいくせに根暗だからねー。私がもっと明朗快 活にしてあげたいし、居心地も意外といいんだよ。」 と、レオはいつもの明るい笑い声を響き渡らせた。 「…。」 秋一はドキッとしながらも、悪い気はしなかった。レオが自分の ことをなぜ好いてくれてるかはわからないが、レオのような人格者 に自分を語ってもらえると、ちょっぴり嬉しい。 レオを中心に話しは盛り上がり、どうやらこの後この勢いで飲み に行く流れになったようだ。 秋一はそそくさと荷物をまとめて、裏口からそっと抜け出した。 秋一自体も特別飲みが嫌い、というわけではない。みんなが笑って それぞれに思い思い話している…そんな雰囲気はむしろ好きだ。し かし、やはりそこは奥手な秋一君。 今回の飲みも、後ろ髪ひかれつつも戦線離脱した…つもりであっ た。 「ん。」 前へ歩を進めようとする足が、地面から遠ざかっている。大地を 蹴ることができずに、秋一の足は空しく空(くう)を漕ぐばかり。 「……。」 さあーっと秋一の顔が青ざめ、眼鏡がずり落ちる。 「どこに行こうとしてるのかなぁ…キミは…。」 レオは秋一の襟を片手で持ち、ワタ飴を掲げるかのように軽々と 秋一を連行していく。 どうりで足が地面を蹴れないわけだ…。 つかつかとそのままぶらさがって連行される中、秋一は人事のよ うにそんな事を考えていた…。 * 「うえ゛え゛…。ちょ、ちょいゆっくり…。」 「は、はい。大丈夫ですか?」 「な、なんのこれしき…。うっ…。」 あたりは既に明るく白い空が広がってきており、今日という日の 始まりの合図をスズメ達がチュンチュンと奏でていた。 「しかし…もの凄いのみましたね…。」 「ちょっと…楽しすぎたな…。酒には今まであまりいい思い出がな かったが…。今日は最高だった…。――う゛っ。」 「今頃まだみんな店でつぶれてますよ…。」 とにかく――。凄い飲みになった。イッキイッキの嵐で、次々と 勇者は夢の中へと消えていった。 “私に酒で勝てたヤツがいたら、一晩そいつの物になってやる!” その言葉に火がついた男達と、レオとの壮絶なるバトルが始まっ たのであった。 自ら言い出しただけあって、レオの酒豪っぷりは凄まじく、勝て る人間はいなかった。まるで水を飲んだかのようにケロッと酒を飲 み干すレオ。ついには店中の人間から勝負を申し込まれ、さすがの レオもヘキエキしていた。 間近で見ていた秋一はただただ、空いた口が塞がらない。次々と レオの前にひれ伏していく人間たち。その様子、惨状たるやまさに 百獣の王にふさわしい規模であった。 5時までの店だったので、いい加減フラフラになったレオを連れ、 秋一はそうそうに引き上げてきたのだった。いまだにきっと店では トイレの争奪戦が終わらず、後始末に追われている事だろう。 だいたい居酒屋の店員が、他の居酒屋で飲み会を開くとだいたい 酷い事になるのだが、今日は圧倒的過ぎた。 始発電車に乗り、地元の駅まで着いたのはいいものの、足腰のハ ッキリしないレオ。仕方なく、レオを背中にしょって少しずつ自宅 へと向っている秋一である。 「でも、すごかったけど楽しかったなあ。」 誰に言うこともなく、独り言のように秋一はつぶやいた。 レオに無理やり連れてかれた飲み会ではあったが、やはり酒の力 というものは偉大で、普段おどおどしがちな秋一も、聞かれたこと に対してハッキリと自分の意思を伝えることができるようになって いた。 まあ、レオが隣にいて、「男ならしゃきっとしないか!!」と、 バシバシ背中を叩いてくるものだから、そのお陰もあっただろう。 共通の話題。変な客の事とか、以前あった店での小火騒ぎの話し とか、トイレでやっちゃってるカップルの話しとか…。いつも苦楽 を共にしている仕事仲間だからこその話題で、話しはつきることも なかった。 普段からあまり人と絡むことの無かった秋一。他の同僚からは、 陰気で存在感の薄いオタク…みたいな風にみられていたみたいでは あるが、今回の飲み会をきっかけに、そのイメージも一部払拭され たであろう。 積極的に注文を頼んだりだとか、皿を下げてあげたりだとか、こ ぼしたお酒を誰よりも早く拭いてあげたりだとか…。 まぁ秋一にしてみたら、しゃべることよりもそんな事をしている 方が気が紛れるっていうことからの行動なのだが。とにかく今回で 秋一が実は普通のおとなしい男だったということが知れたのは事実 だろう。 「もうそろそろ着きますからね。」 酔っ払った人間を背負うのは重い。放心して力が抜け切ると人間 というのは重くなるのだ。いくらレオが女性とはいえ、駅から自宅 までの道のりをずっとおんぶしていると腕がしびれてくる。 「よっ…と。」 体を上下させて、レオの体をしょい直す。自分の眼鏡がかなり下 がってきてしまっているが、そんな事は気にしてられない。 秋一は、背負ってるものをなるべく意識しないようにした。きっ と意識しだしたら、今まで以上に動悸は早まり、おんぶどころじゃ 無くなるだろう。今まで、こんなにも近くに女性が居たことは無い。 その触れ合っている面積の全てが秋一にとって、刺激そのものであ った。レオの体はやわらかく、それでいてハリがあり、なんとも言 えない魅力と淫靡さを持ち合わせている。背中にもっちりとのしか かっている胸の弾力。首にからみつく白く官能的な腕…。 レオの体は白いワイシャツと黒いパンツと、全身が服で覆われて いるのにも関わらず、それを貫通するかのように、異性の衝撃を絶 えず秋一に与えている。 しかし、ずっと歩いてきたおかげで、体の疲労はピークに達し、 汗もポタリポタリと地面に降ち、そんな、異性の体が触れてるだの どうだと考えている余裕は秋一には無かった。 それに、ひょっとしたらレオが相当気分悪いのを我慢しているの かもしれない。そう考えると、自然と歩は早くなる。 ようやくアパートが見えてきた。いつもは10分弱でたどり着ける いつもの道も、人ひとりを背負っているととんでもない試練に感じ る。 「レオさん。アパート着きましたよ…。」 秋一は恐る恐る聞いてみたが、返事がない。まぁ耳元で規則的に 聞こえてくる寝息を聞いていたから、そうだろうとは思っていた。 秋一はゆっくりと、なるべく衝撃を消して階段を上りきった。 「ふう…。」 はぁはぁ…と息を切らしながらカギを開け、ようやく布団にレオ を寝かせることに成功した。 「は――。」 秋一は深々と息を吐いた。ふと気づくと腕は石像のように固まり、 手の指は自らの意思を無くした様に動かず、シャツは汗で重く張り 付いていた。 レオは、す…す…と背負われていた時と変わらぬ安らかな寝息を 立てている。 それを見て秋一はホッと息をつき、風邪をひいては大変!と毛布 を手にとった。 毛布をかけてあげようとして、それまで自分の背中で揺られてい た人がどれだけ魅力的だったのかを再認識した。そしてそのような 人とさっきまで密着していたという事実に、秋一はいつものように 顔を真っ赤にさせた。 白いワイシャツは上から3つまでくらいまではとうの昔にボタン がとれており、魅惑的な丘が隙間から覗ける。白い首筋や細い指先。 今更ながら、秋一は見ていられずに顔を背けてしまった。 ささっとそれを隠すように毛布をかけてやると、秋一はそーっと 音を立てずに離れて、畳に腰を下ろした。 「シャワー入りたいな…。」 言葉とは裏腹に、秋一は仰向けになり天井をボーッと眺めた。秋 一本人も、少なからず酒は飲んだ。心地よい眠気だ。 あー汗くさいまま寝るのはやだなあ…でもレオさんも寝ちゃった から音たてたくないしなあ…あれ…明日ってか今日シフト入ってた っけ…。寝るなら眼鏡外さなきゃ…まぁいいか…。 そんな他愛もない考え事をしながら、深い眠りへと秋一は落ちて いった。 * 「う…。」 レオは目を覚ました。 ゆっくりと体を起こすと、酒臭いのが自分でもわかる。 「…。」 ぼんやりとした思考を徐々に鮮明にしていくと、自分がある感情 に支配されかけているのがわかる。 「まずい…。」 眩暈がした。その瞬間に、あの薄暗い部屋での記憶が脳裏にチラ ついて、顔を横にぶんぶんと振った。 体が熱くほてり、レオは不安になった。 「酒のせいか…。」 言い聞かせるようにつぶやく。 「うう…。」 ざわざわ…と体がうずき、白く柔らかい体毛が現れる。 「ふう…ふう…。」 レオは呼吸を意識的に整え、自らを圧するが中々昂ぶった感情は 言うことを聞かない。それどころか残った理性を強引に押さえ込ん でいこうとする。 「くそっ…。」 「ん…。レオさん…?」 …!…呼ぶな… 「レオさん、起きたんですね。大丈夫ですか?」 たのむ…来ないでくれ… 「まだ午前中ですから寝てて大丈夫ですよ。」 そんな笑顔を…向けるな…私は… 「水飲みます?」 私は…お前を…オマエ…ヲ…… 「レオさ…ん?」 異変に気づいた時はすでに遅かった。 「レ――。」 ほんの数秒のことだろう。秋一は片腕をレオにとられ、そのまま 豪快に投げ飛ばされ、床にたたきつけられていた。 「げほっ!」 布団の上とはいえ、ろくに受身も取れずに背中をしたたか打った 秋一は、内臓の衝撃に顔をゆがめ咳き込んだ。 「秋一…。」 「くは…!」 どんっとレオが上に乗っかってきた。その身軽さはまさに獲物を 狙う獣そのもの。またもやその衝撃に秋一は眉をひそめた。 レオは秋一の上に馬乗りになった。 「ふーっ…ふーっ。」 秋一の両腕は、レオの左手によってがっちりと固められた。 「うあ…!」 ぎりぎり…と自分の腕がきしみを上げ、秋一は声を上げた。 押さえつけられた両腕はびくともせず、乗られているだけの下半 身も足をばたつかせても微動だにしない。 圧倒的な力の差を瞬時に見せ付けられ、じかにそれを感じ、秋一 は恐怖に身を震わせた。 「秋一がいけないんだ…。」 レオの右手が秋一の頬をあやしく撫でる。その手は鋭い爪が伸び ており、鋭利な輝きを持っている。 「は…!」 触られただけなのに、秋一はびくっと体を震わせた。 レオはゆっくりと秋一の眼鏡を外し、床へ置いた。 「秋一が…こんなにも私にぴったりだから…。」 レオの手が乱暴に秋一の服を切り裂いていく。秋一は突然のこの 事態に何もできない。恐怖と驚きと疑問…。様々な感情が入り乱れ てまさに混乱状態である。 「秋一の体が私を誘うから…。」 レオの目は、らんらんと赤く輝き、獲物に動く事を許さぬ迫力を 持っていた。 「おまえの体は…私のもの…。そう…。」 レオはか細く、呪文のように言葉を連ねる。 「ずっと…オマエは私の…モノ…。」 「レ、レオさんっ…!ちょっと…待って…待――!」 レオの唇が秋一の唇を塞いだ。 「んん――!」 押さえつけている左手の強靭さとは正反対な、優しい接吻だった。 「ん…!ん…!」 やわらかく、思わず吸い付きたくなるような甘美な唇に圧倒され、 秋一はレオの舌の進入を許す。 「くちゅ…ん…シュウ…イチ……くちゅ…。」 レオは秋一の舌を吸い、恍惚の表情を浮かべる。 「美味しい…。」 「や…!んぅっ。」 レオの口内は唾液に覆われ、舌をつたい秋一の口内へ入っていく。 「んぐぅっ…!やっ…!」 レオは優しいキスから一変してむさぼるように口内を蹂躙する。 ぴちゃ…くちゅっ… 淫靡な音が響く。 「ん…!!」 こくん…こくん…。と秋一の喉が鳴る。絶え間なく流れるレオの 唾液が秋一の食道を通り過ぎていく。 「ぷあっ…。」 レオの唇が離れた。 「美味いだろう…?秋一…フフフ…。」 レオの髪の毛がざわざわと微妙にうごめいている。その顔の表情 はどこまでも、危険で美しい淫猥さをうつしていた。 「は、はなしてくださいっ…。」 秋一は目をうるませて懇願した。 「フフフ……。」 レオは秋一のその表情にぞくり…と身を震わせた。 「ひ…!」 今度はレオの舌が秋一の首筋を狙う。 「やっ…!やぁっ!」 びくん、びくんと秋一の体がしなる。 「くちゅ…ここか…?オマエの弱点は…。」 レオは嬉しそうに言って、秋一の頭を押さえつけた。 「ひぃっ…!ひぁ…!」 「フフッ…フフフ…!くちゅ…。」 秋一は苦悶の表情を浮かべて、反射的に体をしならせるが、レオ に押さえつけられて動く事すらできない。 レオが軽くまたキスをして顔を離すと、秋一は息も絶え絶えで、 「も…やめてください…。」と、か細く言った。 秋一の目にはたっぷりと涙がたまり、息はあらく、頬はほんのり と赤く染まっていた。 「ああ…最高だ…その表情…。オマエは…最高のオスだ…。」 そういったレオはとろんと恍惚の表情を浮かべている。 「あ!そ…そこはぁっ…!」 レオは秋一のパンツを下着ごと引き裂いた。まるで、ティッシュ がちぎられるようにあっさりと破かれる。 「や…!やっ…!やめてくださいっ…!」 秋一は涙を流して消えそうな声で御願いをした。 「ふふふ…。秋一…オマエは、私にその身を捧げるのだ…。」 レオはうっとりとした表情で秋一のそれに手を乗せる。 「…ッ!」 秋一はぎゅっと目をつぶった。そしてまた一筋涙が流れる。 大きく反り返った秋一のそれは、レオの手を受けてびくん!と、 しなった。 「もう、はちきれんばかりになってるじゃないか…。」 レオはあやしげに言うと、ワイシャツはそのままにパンツを脱ぎ 捨ててあらためて秋一にまたがろうとする。 レオの太ももには、すでに何かが垂れたような跡がある。白く、 美しい肌に幾筋もの愛液が流れていた。 「はぁ…はぁ…。」 「レオさん…!やめ――。」 その瞬間、レオは勢い良く腰を落とした。 「きゃうっ!」 くちゅ…にゅるぅ…。 これまでになかった、ぬめり気のある音が響き渡り、レオは体を くんっと仰け反らせた。 「うあぁ…。」 すでに力無くなった秋一の腕から手を離すと、握られていた部分 は赤黒く染まっていた。 「あぁ…。秋一ぃぃ…。秋一ぃっ…。」 自分の下半身全てが飲み込まれたかのような感触。 「わかるぞ…今…秋一が…私の中にいる…。ふふふ…ふふふ…。」 レオはしばらくその感覚を楽しんでいたようだが、しばらくする と徐々に腰を上下しはじめた。 たぱん たぱん、と肉の会う音が規則的に響き渡る。 「秋一ぃ…秋一ぃぃ…。気持ち…いいぞ…。」 うわごとのようにレオは名前を繰り返し呼んだ。 だらしなく口は開き、そこから唾液を孕んだ舌が物足り無さ気に 姿を見せている。 「ひゃぁっ…あうぅっ…!」 「秋一…!好きぃっ…!好きぃぃっ!」 レオは秋一の胸板に手を置いて狂ったように腰を振りだした。 秋一は全身が、溶けるような感覚に支配され息も絶え絶えだった。 ぐちゅ…ぐちゅ… 愛液にまみれた肉が擦れ合って淫靡な音を響かせる。 「ひぃっ…!や…やああぁ…!」 ぐぐっ…と秋一のそれが硬さと大きさを増した。 「秋一…!来て…。来てぇ!」 そういうと、レオは秋一の首に手をかけた。 「ぐ…!」 ひゅうっと秋一の喉から空気が抜けていく。 「来てぇ…!私の中にいっぱい出してぇ…!!」 「くあ…っ。」 首を絞めるレオは激しく腰を打ち付けてのけぞった。秋一の首に レオの鋭い爪と指が食い込んでいく。 「いくぅ…いくぅ――っ!!」 レオの腰が今までで一番深く打ち付けられたその時、秋一のそれ は激しく律動した。 「ああ秋一ぃっ!いやぁっ…!ああ…。」 自分の中が秋一のあたたかいものに満たされていくのを、かみ締 めるようにレオは微動だにしなかった。 「ふーっ…ふーっ…。」 ぴくんぴくん、と反射的に震える二人の体。 レオは締めていた手をゆるめると、秋一に覆いかぶさり、ぎゅっ と抱きしめた。 「秋一…好きだ…。秋一…。」 秋一は、酸欠とこの衝撃の出来事とで、顔をぼーっと惚けさせて いた。その瞳にはうっすらと涙が浮かび、うつろな表情である。 レオはそんな秋一を見て、再びぞくり…と体がうずくのを感じた。 「…レ…オさん……。」 消え入りそうな声で、しかし確かに秋一はレオに呼びかけた。 「…秋一…。」 ふたりはまどろみのなかで、互いに眠りへと落ちていった。 * 「…。」 レオは何度も何度も記憶を反芻して、自分の今までの行動を振り 返っていた。そして、その度に頭を抱えている。 隣では、ボロボロに引き裂かれた服にくるまって、秋一が静かな 寝息を立てている。 秋一の首元にはくっきりと自分がつけたであろう、指の跡と血の 跡が残り、両手首はうっ血して赤黒くなっていた。 「どうしたらいいんだろう…。」 いつもは明朗快活なレオも、自分のやってしまったことに対して 自己嫌悪に陥り、いつもの調子や勢いはどこぞへと飛ばされてしま った様子である。 「全部話すしかないか…。」 ふと、秋一の顔を覗きこむと、いつもと変わらぬ愛しい寝顔で、 彼はすやすや…と呼吸をしていた。 眼鏡を外した彼は童顔で、意外と見れる顔を持っていた。円らな 瞳を歪ませて、迫り来るレオにどうしようもなく怯える秋一。 レオはその秋一の表情を思い出して、きゅんっ…と胸の高鳴りを 感じていた。こんな時なのにニヤニヤしてしまう自分が恥ずかしい。 「秋一…。」 レオは秋一の頬をそっと撫でて、唇に優しくキスをした。 「ん…。」 ぴくん…と秋一の体がはねる。 「んぁ…。」 秋一の瞼が持ち上がる。どうやら起こしてしまったようだ。 「んー…。――ん?」 秋一はぼんやりと目を開けて、まずボロボロになった服に違和感 を感じたようだ。そして――。 「あ、あ…、レ、レオさんっ…!」 唐突に覚醒し、体を起こして秋一はレオの名を呼んだ。おそらく 全てを思い出したのだろう。その顔は若干青ざめている。 「秋一…!」 レオは名を呼ぶと、手を合わせて、深く頭を下げた。 「本当にすまない!私は…私は…!その――すまん…!」 レオも言葉にならないようでしどろもどろになってしまっている。 「あ、いや、あの…レオさん…?」 ちらっと秋一の顔を見ると、彼はきょとんとした表情でレオの様 子をうかがっている。その表情に怒りや戸惑いは無く、先ほどまで 見せていた恐怖も薄れているようだった。 レオはちょっとホッとして、ゆっくりと顔を上げた。 「怒ってないか…?」 珍しく恐る恐る秋一に言葉を投げかけるレオ。 「うーん…。なんかどう反応したらいいかわかんないや…。」 秋一は首を傾けて、苦笑している。実に秋一らしい反応に、レオ は思わず表情を和らげた。 レオは、ぽつり、ぽつりと言葉を重ねだした。秋一にとっては驚 きの連続の話しであった。レオは、自分の経緯を正直に述べた。 中学に上がってから、妹と共に闇のブローカーに売られたこと。 そこで幾重もの蹂躙を受けたこと。体を使って金を稼いだ事、主人 に調教されていたこと、体を壊した妹を人質にとられ、何度も強姦 されたこと…。妹が亡くなり、自暴自棄になって町を彷徨ったこと。 そしてアパートの前で行き倒れたこと…。 「でも私は心は屈しなかった。屈する事ができなかった。百獣の王 としてのプライドがそれを許さなかったんだ。」 秋一は真剣にレオの話しを聞いていた。視線をレオの瞳から離さ ず、何度も頷いて耳を傾けていた。 「ただ、いろいろされていた時の後遺症で…たまに自分でも性欲を 押さえきれなくなるときがあって…。」 レオはそういうと、恥ずかしげに目を伏せて続ける。 「秋一の事…好きだから…耐えられなくなったみたいだ…。本当に 申し訳ない事をした。」 すると、秋一は目を見開いて、ぼんっと顔を真っ赤にさせた。 「もし、こんなのがイヤならすぐにでもここを出ていく。これ以上 迷惑はかけられないからな。でも…。」 レオは凛とした表情に戻るとまっすぐに言った。 「私は秋一が好きだ。だから離れたくない。まだ会って何日も経っ ていない。けれど、この気持ちに偽りは無い。」 ――外はすっかり明るく、あたたかな陽射しが世界を彩っている。 秋一とレオはその柔かい光の中で、互いに身を寄せ合って、ぎゅっ と抱き合っていた。 秋一の瞳はレオの瞳を。レオの瞳は秋一の瞳を。互いが互いの心 を開き、ふたりは笑顔を交わしていた。 相変わらず、秋一は顔を赤くさせてあたふたし、それを見てレオ は気持ちの良い笑い声を上げていた。 ~終わり~
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■アトロパル・サイオン(ATROPAL SCION) 恐るべきアボミネーションのアトロパルが倒されたとき、飛び散った肉片が残り、それが蘇ってアトロパル・サイオン(アトロパルの末裔)となる事がある。力はだいぶ落ちているが、その憎悪は変わらない。 このクリーチャーはアトロパルの崩壊した残骸のように見える。形状はさまざまだが、どれも酷い状態である。頭が半分吹き飛んでいたり、四肢がなかったり、身体が裂けて臓物が飛び出している。 レベル15 暴れ役 中型・永劫・魔獣(アンデッド) XP1200 イニシアチブ+8 感覚〈知覚〉+12;暗視 レッサー・シュラウド・オヴ・デス/下級死霊のとばり([死霊]):オーラ3;アトロパル・サイオンのターンの開始時に、オーラの中にいる味方のアンデッドは10ヒット・ポイントを回復し、オーラの中にいる生きているクリーチャーは10ポイントの[死霊]ダメージを受ける。アトロパル・サイオンが[光輝]ダメージを受けると、レッサー・シュラウド・オヴ・デスは終了する。アトロパル・サイオンは1回のマイナー・アクションによって再びこのオーラを発する事ができる。 hp:182 重傷値:91 AC27 ;頑健29、反応23、意志27 完全耐性:[死霊]、[毒]、[病気];脆弱性:[光輝]10 移動速度:飛行7(ホバリング) [近接基礎]ネクロタイシング・タッチ/壊疽の接触(標準;無限回)◆[死霊] +18対反応;2d8+7ダメージ。目標は継続的[死霊]ダメージ10と、攻撃ロールに-2のペナルティを被り、[死霊]ダメージに対する全ての抵抗と完全耐性を失う(セーヴ・すべて終了)。 [近接範囲]レッサー・アトロポス・バースト/弱性断命波(標準;このアトロパル・サイオンのオーラの中で生きているクリーチャー1体のhpが0にまで減少したときに再チャージ)◆[死霊] 近接範囲・爆発3;+16対反応;4d6+5の[死霊]ダメージ。アトロパル・サイオンはアトロポス・バーストが少なくとも1体のクリーチャーにヒットしたならアクション・ポイントを得る。 属性:悪 言語:神界語 技能:〈看破〉+17、〈宗教〉+17 【筋】24(+14)【敏】13(+8)【判】20(+12) 【耐】22(+13)【知】6(+5) 【魅】20(+12) ■アトロパル・サイオンの戦術 アトロパル・サイオンは、バラバラにされる前と同じ戦法をとる。 生きているクリーチャーにむけて浮遊して近づき、レッサー・シュラウド・オヴ・デスのオーラで包みこもうとする。レッサー・アトロポス・バーストを使用してアクション・ポイントを得た状態でネクロタイシング・タッチを連続使用する。 ただし、彼らは自分の身体が思った以上に脆いことに気がついていない場合がある。 ■アトロパル・サイオンに関する知識 〈宗教〉判定に成功したキャラクターは以下の情報を知っていることになる。 難易度18:恐るべきアボミネーションが倒された際、その破片がアンデッド化したものがアトロパル・サイオンである。アトロパルの時点でわずかに残されていた神性は失われ、ぼんやりとした憎しみと記憶のみが残っている。 難易度23:残骸の状況によっては、知性を残したままのアトロパル・サイオンが誕生する場合がある(【知】10)。その場合多くはデス・マスターやリッチのテンプレートを持つ。 ■遭遇グループ アトロパル・サイオンは他のアンデッド・クリーチャーと一緒に組み、そのオーラの力で援護する。1体のアトロパルから複数のアトロパル・サイオンが発生する場合もあり、アトロパル・サイオン同士で群れている場合も多い。 レベル14遭遇(XP5400) ◆アトロパル・サイオン(レベル15 暴れ役)2体 ◆ボーン・クロー(MM レベル14 兵士役)3体 ■制作イメージ 3.5版のアンデッド本、「LIBRIS MORRIS」不浄なる暗黒の書」より、アトロパル・サイオンです。 4版のアンデッド本で再録されると思っていましたが、されませんでした。 まあ、アボミネイション関連はずっとコーデルさんなので、いつか公式で出る気もしますが。 こいつは分類上、アボミネイションなのかどうか微妙なところです。もはや違うような気もします。 元データはドライダーの牙王ですが、製作途中でレベルを1つ上げました。 使うパワーはアトロパルの少し弱い版です。
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《死皇帝リヴァイオン》 死皇帝リヴァイオン SR 闇文明 (7) 進化クリーチャー:ダークロード 11000 進化-自分のダークロード1体の上に置く。 このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のタップされているクリーチャーを2体まで選び、破壊してもよい。 W・ブレイカー 収録セット DMO-09 「神皇編(カイザー・リンク)第1弾」 参考 [[]]
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な 用語 説明 類語 ナイアシン ニコチン酸 ナイアシンアミド ニコチンアミド 内炎 可燃性混合気体の燃焼において、火炎の内側に形成される円錐状の火炎。 外炎 内殻軌道 空間的に原子の内側に存在する電子殻の電子軌道。 外殻軌道 内殻電子 内側の電子殻に存在する電子のこと。 電子捕獲 内部回転 分子内回転 内部酸化還元 同一分子内で酸化と還元が同時に起こる反応。 内部遷移元素 遷移元素のうち、電子がf軌道に順に満たされていく元素。 ランタノイド、アクチノイド 内部フレーム 内炎 内分泌かく乱化学物質 環境ホルモン ナイロン ポリアミド系繊維の総称。 ポリアミド繊維 ナイロン6 ナイロン ナイロン66 長井長義 1845~1929。薬学者。 長岡半太郎 1865から1950。物理学者。 ナタネ油 菜の花の種子から圧搾抽出した液体油。 半乾性油 捺染 染色 ナッタ 1903~79。イタリアの化学者。 ナトリウム 元素記号 Na、原子番号 11、原子量 22.09。第3周期1族の典型元素。アルカリ金属元素。安定同位体は23Naの単一核種より成る。単体は銀白色。体心立方格子の金属。 ナトリウムアジド アジ化ナトリウム ナトリウムアミド 組成式 NaNH2、式量 39.1、無色の結晶。 ヒドラジン ナトリウムアルコキシド 一般式 RONa(Rはアルキル基)で表される化合物。 アルコキシド ナトリウムアルコラート ナトリウムアルコキシド ナトリウムエチラート ナトリウムエトキシド ナトリウムセッケン ソーダセッケン ナトリウムフェノキシド 組成式 C6H5NaO、式量 116.1。無色の針状結晶。 サリチル酸 ナトリウムフェノラート ナトリウムフェノキシド ナトリウムプレス 塊状のナトリウムを線状に絞り出す手動式装置。 ナトリウムミョウバン 硫酸ナトリウムアルミニウム十二水和物 ナトリウメチラート ナトリウムアルコキシド ナトリウムメトキシド ナトリウムランプ ナトリウムNaのD線(589.0、589.6nm)を放射する光源。 ナノチューブ 炭素 ナノメートル 1mの10億分の1の長さを表す単位。 SI ナフサ 原油を分類して得られる、炭素数がC5~C10、沸点が35~180℃の範囲にある留分。 石油精製 ナフサ分解 原油を蒸留して得られたナフサをさらに高温で分解する工程。 ナフタリン ナフタレン ナフタレン 分子式C10H8、分子量128.2。白色の結晶。 は 用語 説明 類語 バーキン 1838~1907。イギリスの有機化学者。 ハーキンズの法則 原子番号が偶数の元素は、その両隣にある奇数の原子番号の元素よりも存在量が多い、という法則。 バークリウム 元素記号 Bk、原子番号 97、質量数 247(半減期1400年)、第7周期3族の遷移元素、アクチノイド、単体は六方最密構造または面心立方構造の金属。 ハード洗剤 主成分の分子内のアルキル基に枝分かれが多く、生分解が困難な合成洗剤。 LAS洗剤、ソフト洗剤 ハードドリンク アルコール飲料 バーナー ガスバーナー ハーバー 1868~1934。ドイツの化学者。 ボッシュ ハーバー法 アンモニア合成法 ハーバー・ボッシュ法 パームチット 硬水の軟化剤などに用いられるイオン交換樹脂アルミノケイ酸ナトリウムの商品名。 パーム油 アブラヤシの果実から採油される半固体状の橙色の油脂。 ハーン 1879~1968。ドイツの化学者。 バーン 核反応の断面積の単位。 核反応断面積 灰 酸素の存在下で無機化合物を燃やしたあとに残る物質。 配位異性体 錯塩において、錯陽イオンと錯陰イオンが、互いの配位子の全部または一部を交換することによりできる異性体。 配位化合物 配位結合を含む化合物。 配位結合 配位結合 結合する2原子の一方の原子のみから電子対を提供されることによって形成される化学結合。 化学結合 配位子 配位数、錯体 配位重合 成長ポリマーと単量体が触媒となる金属に配位することで重合体を生成する反応。 配位水 遷移金属イオンに配位結合した水。 結合水、水和水 配位数 ①錯体の中心金属に配位結合している原子または原子団の数。②結晶構造中の、あるイオンの最も近い距離のところ(最近傍)にある他のイオンの数。 配位説 スイスの化学者 Werner A が配位化合物の結合と構造について提唱した説。 配位命名法 無機化合物の体系的名称の基本となる命名法。 置換命名法 灰色スズ スズ バイオアフィニティークロマトグラフィー アフィニティークロマトグラフィー バイオエレクトロニクス バイオテクノロジー(biotechnology、生物工学)とエレクトロニクス(electronics、電子工学)の分野が融合した学問領域。 バイオエンジニアリング 生体のもつ構造や機能を材料、機械、エネルギーなどの各工学分野に応用する学問領域。 バイオセラミックス 生体の機能を補強するために用いられる医療用ファインセラミックス。 ヒドロキシアパタイト バイオテクノロジー 生物工学 バイオハザード 細菌やウイルスなどの微生物に由来する物質が原因となる災害。 バイオポリマー 生体高分子 バイオマス 生物由来の利用可能なエネルギー資源。 バイオマスエネルギー バイオマスから得られるエネルギー。 π結合 原子核を含む平面の上下2方向にある電子軌道同士の重なりによって形成された電子対結合。 σ結合 配合肥料 2種類以上の肥料を混合したもの 化成肥料、複合肥料 配座異性体 立体配座の違いによる異性体。 立体配座 焙焼 金属製錬の前処理として不純物の除去などを行う加熱焼成操作。 排除クロマトグラフィー 試料の分子サイズによって分離する液体クロマトグラフィーの一つ。 分子ふるい、液体クロマトグラフィー ハイス 高速度鋼 排水処理技術 排水に含まれる汚濁物質を除去し、清浄水を得るための浄化技術。 倍数比例の法則 A、B2種類の元素から成る化合物が複数存在するとき、一定質量のAと化合しているBの質量は、それらの化合物の間で互いに簡単な整数比となる、という法則。 原子説 媒染剤 媒染染料 媒染染料 繊維をあらかじめ金属塩(媒染剤)で処理してから染着する染料。 ハイゼンベルク 1901~76。ドイツの理論物理学者。 π電子 π結合を形成する電子。 π結合 配糖体 糖類の1位のヒドロキシ基が、糖以外の成分と置き換わった誘導体の総称。 ハイトラー 1904~81。ドイツの理論物理学者。 ハイドロキノン ヒドロキノン ハイドロサルファイト 亜ジチオン酸ナトリウム 灰吹き法 骨灰などでつくった多孔性容器の上で金、銀などを含んだ鉛合金を溶解し、空気と接触させて鉛分、その他を酸化し、金、銀と鉛を分離する方法。 ハイブリッド 異なる種類のものを2つ以上組み合わせたもののこと。 灰分 可燃性物質を完全に焼いたあとに残った不燃性残留物の量、あるいは全試料量に対する残留物の割合。 ハイポ チオ硫酸ナトリウム五水和物 Na2S2O3・5H2Oの俗称。 チオ硫酸ナトリウム バイメタル 熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたもの。 バイメタル温度計 温度を感じる物質としてバイメタルを用いた温度計。 バイメタル バイヤー 1835~1917。ドイツの有機化学者。 バイヤー法 1888年にドイツの Bayer KJ が発明した高純度の酸化アルミニウムAl2O3(アルミナ)の生成法。 アルミナ * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
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グライオン No.291 タイプ:じめん/ひこう 特性:かいりきバサミ すながくれ HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 弱点タイプ こおり みず 75 95 125 45 75 95 半減タイプ かくとう どく むし / でんき じめん無効 物理防御と攻撃に長けているが特攻が低い。 バトンタッチなども使えてなかなかのポケモン。 技構成について 地震 物理メインウエポン。 ストーンエッジ 暴慢や氷など潰せます。 カウンター 殴りかかってきた相手をやり返す。 蜻蛉返り いわゆるヒットアンドアウェイ。 燕返し ヘラクロスなど潰せる。 シザークロス 氷などを潰せる。 羽休め これがないと受けじゃない。 炎の牙 必要かな、、、? 攻撃技。 氷の牙 ↑に同じ 雷の牙 ↑に同じ 辻切り ゲンガーなど狩れる、が大抵返り討ち 必要か微妙。 挑発 無道などが止まります。 ハサミギロチン 問答無用の一撃粉砕。 剣の舞 積み技。 高速移動 積み技。 ステルスロック 余裕があれば撒ければGood。 影分身 積み技。 電光石火 止めの一撃。 もちものについて ヤチェ、カムラ、食べ残し、光の粉、ラムなど ステータス補正について 腕白or意地っ張り 型によって。 HP、防御振りか高速移動素早さ調整など、攻撃に振るのも有り。 相性のいいポケモン スカーフヘラなどに弱いポケモン スカヘラが出たときにこいつを出せばOK。 相手は止まって他に交代します。 リンク ポケモン対戦考察まとめ@wiki - グライオン リョウのポケモン講座 - グライオン 関連ブログ #bf
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1,赤田 中 2,片岡 二 3,中島 遊 4,ブラゼル 一 5,GG佐藤 DH 6,ボカチカ 右 7,中村 三 8,細川 捕 9,松坂 左 投,涌井 先発(6) 涌井、西口、石井一、岸、帆足、大沼 中継ぎ(5?) 三井、星野、岡本真、山岸、グラマン 抑え(3?) 小野寺、岡本真、グラマン 総評 ライオンズは元々層が厚い。12球団でもトップクラス! まず打線は意外と長距離打者が多い。しかし俊足のバッターも大勢いる。 和田とカブレラの穴は若手や外国人でカバーしていく。 そして、9番には期待の松坂健太(まつさか)キャンプでもいい当たりを連発し、紅白戦からずっとスタメン出場をしている。 投手は、まず先発、先発は石井一が加入して競争が激化。 中継ぎは岡本真が入ったことによって安定感がある。 抑えは小野寺が本命だが3人に競争させるらしい。小野寺が定着したらグラマンと岡本真は中継ぎ。小野寺が抑えに定着することで安定した投手陣になる。 昨年、長年続けてきた連続Aクラス入りも途切れたが今年からはまた黄金時代を築き上げる。 提供者ナチュラルスライダーさん
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【種別】 技術 【初出】 七巻(亡霊達の警察) 【解説】 イオンエンジンの亜種。 イオンエンジンは本来、宇宙探査機などに取り付けられ『無重力下で弱く長く効果を発揮する』ことに用いられるが、これをオブジェクトの動力炉のエネルギーに任せて桁違いの出力を実現させた物である。 シンプルイズベストの推進装置として採用されている。
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水俣ライオンズクラブ 0966-62-0007 熊本県水俣市浜町2丁目5-3 (FAX) 0966-62-0003
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らいおん☆ぼーい【登録タグ takamatt ら 曲 鏡音レン 456】 作詞:takamatt 作曲:takamatt 編曲:takamatt 唄:鏡音レン コーラス:鏡音リン 曲紹介 takamatt氏の17作目。 ドラゴンの次はライオンです。(「・ω・)「ガオー(作者コメ転載) イラストは456氏が手掛ける。 ボーパラ公式コンピCD『sync-loid 02』収録曲。 歌詞 You're the sunshine, proud little lion. 朝日をその背中に 希望をその心に With all your heart, You should go to zion. 生え揃わぬたてがみ 向かい風なびかせて 夢じゃない あるはずもない そう思っていたことだって 嘘じゃない 突然その身に降り掛かってくる 安穏(あんのん)と生きれた筈(はず)と どこかで高(たか)を括(くく)ってても そんなもの ガラス細工のように軽く割れてしまう 悲しみに暮れてる世界の端で 鈍く光る石ころがいつか強く輝く サバンナの乾いた大地の中で 一人歩く君のこと待ってる人がいる You're the sunshine, proud little lion. システム化され切った 人々のアイデンティティ With all your heart, You should go to zion. 自由を手にするため 孤独に耐え抜くのさ 歩を止めたその体に知らぬ間に 蔦(つた)のように絡まった 驕(おご)り妬(ねた)み思考停止振り切り 明日へ向かい進め 悲しみに暮れてる世界の端で 鈍く光る石ころがいつか強く輝く サバンナの乾いた大地の中で 一人歩く君のこと待ってる人がいる You're the sunshine, proud little lion. 朝日をその背中に 希望をその心に With all your heart, You should go to zion. 生え揃わぬたてがみ 向かい風なびかせて You're the sunshine, proud little lion. システム化され切った 人々のアイデンティティ With all your heart, You should go to zion. 自由を手にするため 孤独に耐え抜くのさ (You're the sunshine, proud little lion.) (With all your heart, You should go to zion.) コメント これはいいレン -- 名無しさん (2012-10-19 12 47 37) 絵がすごく好きです -- みかん畑 (2016-10-28 22 47 20) 名前 コメント