約 2,033 件
https://w.atwiki.jp/corda3_as/pages/14.html
total - / t - / y - ストーリー 大好きな彼と、同じ学校の生徒になる- シリーズ最新作は、『金色のコルダ3』と同じ年の夏を舞台に、 「主人公がもしゲーム中に登場するライバル校の生徒だったら…」を描くIFストーリー。 【本編】2010年2月25日『金色のコルダ3』 PSP/PS2 >>公式サイト 【移植】2013年9月19日『金色のコルダ3 フルボイス Special』 PSP/DL版 >>公式サイト →【FD】2014年1月23日『金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南』 PSP/DL版 →【FD】2014年3月27日『金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館』 PSP/DL版 →【FD】2014年9月25日『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』 PSP/DL版 ※『金色のコルダ3』で主人公がもし星奏学院ではなく各ライバル校へ転入していたら?というIFストーリーの3作品 ※「各ライバル校メンバー + 新規攻略キャラクター + 星奏学院メンバー」計5人づつに恋愛対象キャラクターが割り振られています ※主なゲームの流れは3と同様。楽譜の練習→アンサンブル練習→大会演奏→勝利 次の大会へ ※『金色のコルダ』以来となる逆注目ルートが復活。2つのルートでの恋愛が楽しめる(新規攻略キャラ 芹沢・長嶺・氷渡 以外) キャラクター&キャスト ◆feat.神南 ◆feat.至誠館 ◆feat.天音学園 ◆あらすじ故郷のヴァイオリンの先生の奨めで、主人公が転入したのは神戸の神南高校。神南高校の管弦楽部には、華やかな表現力を持つ東金千秋をはじめとした優れた演奏家たちが集っている。主人公は管弦楽部に入部し、彼らとともに全国音楽コンクールに出場することになる。 ◆あらすじ祖父の勧めで地元をはなれ、仙台を訪れた主人公は、共学の「特別進学コース」が新設された「至誠館高校」に転入することになる。至誠館高校。そこには対立するふたつの部活動があった。伝統ある「吹奏楽部」、そして新設の「ブラスバンド部」それぞれの部活動に所属する人物に関わりながら、主人公の新たな物語が展開していく――。 ◆あらすじ平凡な日常を送る主人公と響也の元に、一通の手紙が届く。律が進学した星奏学院と同じ横浜にあるという「横浜天音学園」への入学案内だった。かすかに残る金色の弦の少年の記憶と、胸に沸き起こる焦燥感。主人公は横浜天音学園に転入することを決意し、その決意は響也の運命をも大きく変えていく――。 ■ メインキャラクター 東金千秋[Vn.] cv 谷山紀章 八木沢雪広[Tp.] cv 伊藤健太郎 冥加玲士[Vn.] cv 日野 聡 土岐蓬生[Vn.] cv 石川英郎 火積司郎[Tp.] cv 森田成一 天宮 静[Pf. ] cv 宮野真守 芹沢 睦[Pf. ] cv 細谷佳正 水嶋 新[Tb.] cv 岸尾だいすけ 七海宗介[Vc.] cv 増田ゆき 如月 律[Vn.] cv 小西克幸 長嶺雅紀[Hr.] cv 保村 真 氷渡貴史[Vc.] cv 三浦祥朗 榊 大地[Va.] cv 内田夕夜 水嶋悠人[Vc.] cv 水橋かおり 如月響也[Vn.] cv 福山 潤 ■ サブキャラクター 碓氷穂乃香 cv 桑島法子東金源一 cv 銀河万丈 狩野 航 [Tub.] cv 岡本寛志伊織浩平 [Hr.] cv 山本圭一郎火原和樹 cv 森田成一 円城寺阿蘭 cv 千葉進歩円城寺冴香 cv 峯 香織御影諒子 cv 大原さやかアレクセイ cv 堀内賢雄 江波紫音[Tp.] cv 菅沼久義照辺一寿[Tp.] cv 赤羽根健治目時文吾[Tub.] cv 福原耕平阿藤啓太 [Tb.] cv 坂口大助 ■ 特別編「函館天音編」 メインキャラクター 「feat.神南」「feat.至誠館」「feat.天音学園」3本をプレイすると特別編が登場する ソラ[Fl.] cv KENN トーノ[Vc.] cv 前野智昭 支倉仁亜 [Pf. ] cv 佐藤 朱 「AnotherSky シリーズ」3作 +「フルボイス Special」のセーブデータを持っていると「函館天音編」内で攻略可能。ルート&エンディングあり ◆あらすじ目が覚めると、そこは見知らぬバスの中だった――。手にしているのは、ヴァイオリンケースだけ。どうしてここにいるのかもわからない。戸惑う主人公に声をかけてきたのは、ニアと名乗る美しい少女だった。「君も『函館天音学園』に行くんだろう?」校内で出会ったトーノという青年の言うには、この函館天音学園には妖精たちが住むという。主人公、ニア、トーノ、そしてニアの双子の兄・ソラの4人は、数奇な運命に導かれるように、理事長が所有する横浜の洋館で妖精たちの起こす奇跡の源となる「ブラボーポイント」を集める生活を始めることになる。それは夢と現実の狭間の物語。蜃気楼のように儚い、もうひとつの夏が始まる。 ▲ アンサンブル 収録曲 ◆feat.神南 ◆feat.至誠館 ◆feat.天音学園 アンダルシアのロマンスヴァイオリンソナタ第3番美しい夕暮れアメリカの思い出カノン春の声下天の華~華一輪ウェンアイフォーリンラヴカルメン~アラゴネーズG線上のアリアトレパークシェヘラザード3声のためのフォリア「フィガロの結婚」序曲ヴァイオリン協奏曲「夏」セント・ポール組曲~終曲ロンド・カプリチオーソラ・カンパネラ* * * 愛のあいさつ* * * パッサカリアカンツォネッタムーアサイド組曲スラブ舞曲第8番アイ・ガット・リズムピアノ三重奏曲ドゥムキースケルツォ・タランテラピアノ三重奏曲第1番ピアノ三重奏曲~第3楽章ピアノ三重奏曲~第1楽章シチリアーナ弦楽四重奏曲「わが生涯」弦楽セレナード弦楽四重奏曲「ひばり」*************************************** バレエ「くるみ割り人形」~行進曲楽興の時第3番歌劇「ヘンゼルとグレーテル」~前奏曲ストライク・アップ・ザ・バンド四季~6月「舟歌」エグニマ変奏曲~第9変奏「ニムロッド」「アルルの女」~ファランドールレクイエム~ラクリモサ6つの小品~パストラールザッツ・ア・プレンティ歌劇「ウイリアム・テル」~序曲「シバの女王の入城」オペレッタ「こうもり」~序曲「サマー・タイム」組曲「惑星」~「木星」歌劇「アイーダ」~「凱旋行進曲」ボレロカンツォーナ・ペル・ソナーレ第2番バレエ「コッペリア」~マズルカムーンライト・セレナーデ* * * 王宮の花火の音楽ハンガリー舞曲第1番フィレンツェの思い出弦楽四重奏曲「わが生涯交響曲第1番~第4楽章ツィゴイネルワイゼンスペイン舞曲二つのヴァイオリンのための協奏曲調和の幻想~協奏曲第8番ピアノ三重奏曲ドゥムキースケルツォ・タランテラピアノ三重奏曲第1番ピアノ三重奏曲~第1楽章 ただあこがれを知るもののみが「眠りの森の美女」~ワルツ横町のサリーブランデンブルク協奏曲前奏曲嬰ハ短調「鐘」悲しみの三重奏曲 第1番アダージェットクープランの墓~リゴドン弦楽六重奏曲第1番ジークフリート牧歌交響曲第2番ロシアの踊り揚げひばりピアノ協奏曲 第5番「エジプト風」ハンガリー狂詩曲 第2番ピアノ協奏曲第21番~第2楽章サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミーピアノ5重奏曲 第2番ヴァイオリン協奏曲ルーマニア民族舞曲幻想小曲集~飛翔* * * * * * ◆イベント曲◆亜麻色の髪の乙女きらきら星変奏曲ソルヴェイグの歌黒鍵吟遊詩人の歌*************************************** ■ 函館天音編 「アルルの女」第2組曲~メヌエット歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」交響曲第8番~第3楽章動物の謝肉祭~水族館交響曲第6番「田園」~第1楽章庭の千草*************************************** ▲ 制作 ◆feat.神南 ◆feat.至誠館 ◆feat.天音学園 キャラクターデザイン呉 由姫 企画・制作ルビーパーティー ■ 統括 プロデューサー中条敬子 ディレクター広瀬美土里 サウンドディレクター吉田真利 進行管理坂本 毅 ■ シナリオ メインプランナー松濤明子 田中 藍 西原智世 清水麻有 小林菜摘 上田聡子成田卓也 仲佐和幸杉原 希金沢康孝中村美沙新原ゆかり高橋宏子 ************** ■ CG CGディレクター山崎景子 品質管理亀井亮太 進行管理田部政彦 大森まゆこ 千堂彩子 小股千恵子石渡久子 遠藤染帆 鴨志田清香深谷汐保美 川崎雅代 柳瑛奐 小野山京子雨宮篠芸 ■ 3D 3D背景小林真理子 3Dキャラクター伊藤明日奈 モーション加藤哲雄 ■ プログラマー 福石 浩 福澤沙紀 ▲ ストーリー キャラクター&キャスト アンサンブル 収録曲 制作
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3148.html
327 :影響を受ける人:2015/02/08(日) 22 05 16 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 残虐な、流血の表現があります。 それでも良い、という方のお読みください。 今回長くなりました。 提督憂鬱×ストパン+零 第四十八話 ―墜ちる空Ⅹ― 狐火隊隊長:穴吹智子が銃弾を“ウシアブ”に叩き込み、後ろから部下一人が援護していた。 機関銃の弾丸を打ち切ってしまい、補充をするタイミングを逃してしまった智子は扶桑刀で“スズメバチ”切り裂く。 「落ちろ! 落ちなさいよぉぉぉ!!」 同じ空域で狐火隊副隊長:加東圭子も部下一人をつれて、護衛戦闘機が足りていない爆撃機隊に襲い掛からんとする“ウシアブ”に果敢に挑みかかっている。 「佐竹!」 「了解してますよ。副隊長!!」 ほぼ正面からの攻撃に晒されてレーザー発射口を破壊された“ウシアブ”だが、両翼の部分から実弾攻撃をしてくるから油断はできない。 しかし後ろから大口径機関砲で狙いつけていた部下の射撃により、攻撃を行う前に爆散する。 上昇しながらの攻撃は難しい。 だが一応ベテランである部下の射撃に満足しつつ、逆さ落としで乱射してくる“ウシアブ” がまだいることに舌打ちする。 部下二人と学兵(弾薬補充係)が射撃で進路を限定させて墳進砲で攻撃、一体爆散させたが残りがそのまま通り過ぎてしまう。 「避けて!」 振り返った智子の叫びが聞こえたのか、進路を譲る様に爆撃隊が二つに割れる。 その空いた間を“ウシアブ” が通り過ぎるが、後ろから発射されたレーザーに貫かれ、薙ぎ払われて三機が纏めて爆散墜落していった。 その光景を歯軋りと共に見つめていたが、すぐさま次なる敵に向かって飛行を再開する。 「もう! 敵がぜんぜん減ってないのに!!」 『そう言ってられないでしょ!』 通信機から圭子の声が聞こえてくるが、智子とて状況上必要な事だとはわかっている。 地上戦力を迅速かつ、安全に避退させるためには、敵地上戦力を一時的にとはいえ封じ込める必要性があった。 その為の爆撃機豚一だったが、彼等を活躍させるには空襲をどうにかせねばならない。 しかし時間があまりにもなく。敵を引き付けながらの強硬手段をとるしかなかった。 爆撃機隊としても危険は承知の上。 友軍を助けるために、銃弾と光線が飛び交う戦場に出撃してきたのだ。 しかし、連戦により疲弊しつつある通常戦闘機隊の損耗は芳しいものではなく。 護衛に割り振れる数も少ない。したがって現場でどうにかするしかないのだ。 夢幻会としてもどうにかして現場の負担は少なくしてやりたかったが、ネウロイと言う補給要らずの様な連中相手に通じる戦術もすくない。 ましてや防衛戦。最も困難な撤退戦。 「補給に来ました!」 「ありがとう!!」 少しだけ考えに耽っていた智子だが、隙間を縫って現れた弾薬係に礼を言いつつ開いた箱から弾倉を取出し、使い終わった弾倉を詰め込んでいく。 その間二人は並行して飛び続け、周りを部下が警戒しながら飛行する。 「いいわよ。」 「了解!」 勢いよく箱を閉じるのを合図にして弾薬係は護衛と共に離れていく。 “スズメバチ”が時折襲ってくるが相手にせず、牽制射撃のみにして次に圭子の元に向かっていくのを視界の端で見送った。 新しい弾倉を差し込み、先程降下した“ウシアブ”が上昇してきたのを確認して先回りをする。 旋回能力が死んでいる“ウシアブ”は、ひっきりなしに上下運動を繰り返す。 ゆえに待受けるのはたやすい。火力に目を瞑るなら。 328 :影響を受ける人:2015/02/08(日) 22 05 48 再び爆撃機隊に狙いをつけている敵を、降下して迎え撃つ狐火隊。 その横では下田隊が奮戦していた。 早朝から出撃している関係で、狐火隊が戦場に来るころにはだいぶ疲弊している。 体力がまだまだ学兵達が一番きつい。 それでも彼女等は戦っていた。 その中で、弾薬係である小毬の護衛を主な任務としている里子は、目の前で奮戦している凛を心配そうに見ている。 凛とはもう長い付き合いだ。 ウィッチに憧れ、ウィッチになるために入学した里子だったが、魔力は無いに等しいと言われていた。 しかし素質はあるという事で同室に選ばれたのが飯島凛だ。 魔力がある人物と一緒に過ごすことで共鳴し、能力が飛躍的に引き上げられるのは昔から証明された事であったので当然の処置であった。 ただし同室の説明を受けた張本人は、華族と言う身分が上な人に尻込みしたけども。 最初に声をかけてきたのはもちろん凛の方。 世間知らずのお嬢様というイメージだったのだが、話してみると本当に絵にかいたようなお嬢様だった。 そこから色々とはなし、御世話をしていく内にウィッチとして目覚めた。 あの時は本当にうれしく、凛もお祝いしてくれた。 だから凛が志願した時も放っておけず、自分もついていった。 しかし彼女は今・・・己の実力の低さ、才能の無さに苦しんでいる。 同じ様に訓練を受けたのに、若本徹子・坂本美緒・竹井醇子の三人は彼女から見ても異常と言えるくらい実力が上がっていっていた。 飯島凛はそこまで戦闘力は無いが、指揮官としてみれば醇子並にある。 大久保小毬とて弾薬係と言う役目に収まっているが、気配りなどで舞台に貢献していた。 自分はどうだろうか? 実力はこの六人に比べれば低い。共同撃墜しているが単独で落としたことは一度もない。 それでも同じぐらいだった小毬と一緒にいる事で、その考えをしないように心掛けていた。いたのだが・・・ 激化し始めた戦場でだんだん皆との差がはっきりするように・・・ 「くっぅぅ!」 横合いから攻撃を仕掛けてきた“スズメバチ”三体に牽制弾を放ち、小毬と共に回避行動に専念する。 何発か当たるのが確認できるが、連続して当てない限りネウロイには効果が無い。 しかし小毬と下田隊員、三人が張る弾幕を嫌がって“スズメバチ”三体は二体と一体に分かれて回避する。 一体だけなら! そう思って銃を向ける。 だが敵から離れるように機動していたから、あっと言う間にネウロイは射程から離れていく。 「はぁ・・・はぁ・・・」 「里子さん。大丈夫ですか?」 「大丈夫、と言いたいッスけど・・・ちょっとつらいッス。」 荒くなった息を整えていると、心配そうに小毬が隣にやってきた。 その顔を見て最初は気丈に振舞おうとしたが、そんな事をしても目の前の少女は気付いてしまうだろう。 だから正直に言っておく。 そして魔力の欠乏が著しいので、弾薬箱に入れてある飲み物を取り出そうと小毬の背後に回ろうとした。 しかし、小毬はくるりとまわって拒絶する。 「あ~・・・コマッチ、ドリンクを飲みたいんッスけど?」 「駄目です。」 きっぱりと言われてしまった。 扶桑国には、魔力を回復してくれる飲み物がある。 噂を聞いたウィッチなら誰でも欲しがる物であるが、欠点として“かなり不味い”。 一本目は良いが、二本目になると吐き気が襲いかかり、頭痛がし始める。 なにせ強制的に魔力回復する代物だ。薄くすればそのデメリットは無くなるが、今度は大量に飲まないといけなくなる。 329 :影響を受ける人:2015/02/08(日) 22 06 19 小毬としても味方に生き残って欲しい。しかし無理をしては欲しくないとも思う。 だが、すでに里子は一本飲んでいる。だから拒んだ。 それに、だ・・・ 「最近飲み過ぎです・・・ 昨日だって二本飲んで吐いていたのに・・・」 「コマッチ。心配してくれるのは有り難いッス。 魔力運用が下手だから、アタイは魔力の消耗が激しい。 術符に頼ってシールド強化しているけど。それでも消費が追い付かないんッスよ。」 里子としても引けない。 足手まといである以上、無理をしてでもどうにかしなければならないのだ。 それに最近一眠りしても、魔力の回復が追い付いている感じがしていない。 彼女には黙っているが、出撃前にも服用している。 「嫌です・・・」 「山田一飛曹、言い分はわかるが成長期にこいつを飲み続けるのは良くないぞ。」 かたくなに拒む小毬に、一緒に飛んでいる隊員も同意してきた。 こうなっては仕方がない。これ以上飲むのは諦めて敵が来ない事を祈るしかない。 内心で溜息をつくと小毬が何かに気が付いて進路を変更した。 その先では凛と下田隊長が、丁度戦闘を切り上げ引いてくるようだ。 「すまん。銃がもう使い物ならない。予備はないか?」 「小毬さん。弾倉ありませんの?」 合流するや否や二人共矢継ぎ早に聞いてくる。 対して素早く小毬も答える。 「銃は一丁直しました。弾倉は今渡すのが最後です!」 「隊長、どうぞ。」 「もう・・・ これだけしかないのか・・・」 使えなくなった銃を受け取り、反対の手で簡易整備した銃を、背中の箱を開いて弾倉を六渡すと、凛は隊長に三わたす。 損耗の激しさに下田が内心で舌打ちしつつ、チラリと里子の方を見た。 いきなり視線が自分に向いたのでちょっと驚いていると、下田は覗き込むように里子の顔色を見る。 「・・・・・・最近眠れているか?」 「早めに、就寝しているッス・・・」 他にも質問され、気圧されつつすべて答えると「そうか」といって下田は離れた。 「明日の出撃は見送った方がいいな。」 「え?」 「魔力欠乏症の一歩手前になりつつある。このまま戦場に出ても危ないだけだ。」 「そ、そんな!」 ここで離脱する? そんなことは認めたくない! その思いで胸がいっぱいになった里子だが、自分の事は自分が良くわかっている。 反論したい気持ちを抑え、了解の返答をした。 それを沈痛な面持ちで小毬と凛が見つめる。 『やばい! 隊長、“アホウドリ” がそっちに!!』 急に割って入った通信に、全員が周囲を見渡して里子が最初に見つけた。 「ちょ、直上!!」 「「「「っっ!!!」」」」 視線を上げれば、後方に徹子達を引きつれた巨大なネウロイが降下して接近してくる。 すぐに下田達は二手に分かれて衝突を避けようとするが、目の前にいる敵を逃がすほど“アホウドリ”優しくはない。 全身からレーザーを発射し、全てを薙ぎ払おうとする。 完全に逃げきれないと悟り、全員がシールドを張って耐えるしかない。 里子もシールドを張り、術符で強化して耐え続けたのだが・・・急に力が抜け始めた。 (あ、あれ? なんで、魔力がでてこない?!) 急速な魔力消失にあわてるが、敵の攻撃はやまない。 「このぉぉぉぉぉ!!!」 気合を入れ、声を張り上げて耐え続けるが損失感は全く消えない。 焦りが募り始め、恐怖に顔が歪む。思い出すのは先日戦死した学兵・・・ 「いやだ・・・ 死にたくないぃぃ!!」 今出せる全力を振り絞り、攻撃をさがりながら耐え続ける。 攻撃に晒されていた時間は僅かだったが、何十分にも感じられた。 攻撃がやんで“アホウドリ”が地上に向かって降下していくのが見える時には、呆然と浮かんで見送るしかなかった。 ボーっとしていた里子だったが、傍に誰かやってきたので振り返る。 自分は大丈夫だと言おうとして・・・急に視界が下がった。 風を切る音が耳に入ってくる。 体を動かそうとするが力が入らない。 ストライカーが自然と抜け落ちた。 (どうして・・・あれが、ないと・・・・・・) 声も出ない。 落下し続ける里子の視界に、泣きながら迫ってくる凛がみえたから、安心させようとしてそのまま意識を失った。 以上です。 山田里子、魔力欠乏症により離脱。 次回は・・・・・・
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1120.html
ニューヨーク。 オークションが開催されていた。 オークショニア「続いては、本日のオークションの目玉です。国際的な名画にして、人類の至宝! 失われたと思われていた、フィンセント・ファン・ゴッホのひまわりです!」 カーテンが外れ、ひまわりが公開される。 観客たち「なんだ? あのひまわりは」「確か、あのひまわりは戦争で焼けたはずじゃあ……」 オークショニア「皆様お静かに。これから詳しく説明させていただきます」 スペシャリスト「ゴホン。ゴッホはアルルにいた頃、7枚のひまわりを描いたと言われていました…… その2枚目と言われているひまわりが出品されたものです。1945年、日本の芦屋で戦火に焼かれたと言われていましたが、昨年新たに同じ構図のものがアルルで発見されました。この作品は各専門家の鑑定により間違いなくゴッホによって描かれた作品だと確認されています……」 オークショニア「さぁ、このひまわりに皆様が新たな命を吹き込んでください! さぁ、フィンセント・ゴッホの幻の名画、2枚目のひまわり! 1千万ドルから始めようと思います」 通行人たち「おいおい、いきなり1千万ドルからかよ?」「しかも10万ドルずつ上がってるぜ」「そんな大金あったら宇宙旅行にでも行くけどなぁ……」 オークショニア「今、電話で2千万、ネットで2千50万ドル……」 参加者「5千万ドル!」 観客たち「おい、あの人……」「流石だな。これで決まりだな……」 声「1億ドル!」 なんと、次郎吉と園子もオークションに参加していたのだ。 次郎吉「聞こえんかったか? 1億ドル。1億ドルじゃ!」 オークショニア「1億1千万ドル。1億1千万ドルの方いらっしゃいませんか?」 参加者「くそっ。誰だあのヒゲジジイは?」「どういたしましょう?」「まぁいい。勝負は2億からだ……」「はい」 次郎吉「2億ドル!」 参加者「鈴木がいるぞ!」 園子「あ、はい。2億ドル!」 オークショニア「ええっ、聞き間違いでなければ、705番が2億ドルとのことですが……」 オークショニアがパソコンで次郎吉を調べる。 オークショニア「(彼があの有名な、ミスター鈴木……) ええっ、ネットでの対応が追いついていません……」 園子「ちょっとおじさま、みんな引いてるじゃない……」 次郎吉「ワシはショッピングには時間をかけん主義じゃ」 園子「しょ、ショッピングって……」 次郎吉「ネットなど待つ必要はない! 3億ドル」 園子「ええっ?」 次郎吉「3億ドルじゃ!!」 オークショニア「ハンマープライス! ハンマープライス! 3億ドルで落札です!」 阿笠邸。 歩美「コナンくん、始まるよ」 コナン「ああ……」 歩美「早く×2!」 元太「今度は何作ったんだ?」 光彦「もしかしてこれってロボットですか?」 歩美「早く動かして博士!」 コメンテーター「お願いします」 アナウンサー「この作品はなぜ最近まで日の目を見ることがなかったんですか?」 コメンテーター「それはこの絵が第2次世界大戦で消失したと言われてたからなんです……」 アナウンサー「焼失? では、今回の作品は偽物……」 コメンテーター「いえ、そう言われ続けていただけだったんです。こちらをご覧ください…… 昨年のニュースですが、フランスのアルルでゴッホの作品と思われる絵が新たに見つかったんです」 アナウンサー「そういえば、古い民家の家で見つかったって話題になりましたね……」 コメンテーター「ええ。それが今回の2枚目のひまわりだったんです」 博士「ほーら、始めるぞ」 探偵団「やった×2!」 博士「1番大きいのを持ってきたぞ!」 博士がスイカをメカに入れる。 博士「これを押して……」 元太「うな重出てくっかな?」 光彦「いや、さすがにそれは無理ですよ……」 アナウンサー「しかし、贋作である可能性は?」 コメンテーター「専門家たちもそこは慎重です。オークションで扱うに当たり、詳しい鑑定をしました。結果、ゴッホがアルルで描いた他の作品と同じキャンパスが使われていたことがわかりました……」 元太「おおっ。うな重よりもいいものって、特盛りのことかな?」 光彦「なんでそうなるんですか?」 もう1つのふたが開く。 歩美「出てきたよ」 探偵団「わあっ!」 歩美「あれ?」 光彦「スイカのままですね……」 元太「なんだ、また失敗かよ」 博士「ふふふ、これからじゃよ。ふふん……」 スイカが割れ、中身が仮面ヤイバーとなる。 光彦「おおっ!」 元太「スッゲェ!」 歩美「仮面ヤイバーだ!」 元太「カッケェ!」 光彦「どうやったんですか? これ……」 コナン(何やってんだよ博士。他に作るもんあんだろう?) アナウンサー「芦屋のひまわりは贋作だったと?」 コメンテーター「ええ。その可能性もなくはありません…… さらにはゴッホが描いたひまわりには7枚ではなく8枚だったという説も新たに出てきています。今回落札されてたひまわりと芦屋のひまわり。このどちらかがゴッホ地震が描いた模写作品だという説です……」 アナウンサー「作者自身が模写を作るなんてことが本当にあるんですか?」 コメンテーター「ええ。ひまわりは現像する7枚のうち、3枚が模写でそのどれもがいたものですよ」 哀「ゴッホもいいけど、博士の作品にも興味持ってあげたら? なかなかの芸術作品よ」 コナン「珍しく好評ミテェだな」 博士「やった!」 アナウンサー「あっ、どうやら会見が始まるようですね。では、会見の様子をニューヨークから生中継でご覧ください……」 映像が切り替わる。 司会者「ええっ、それでは見事ひまわりを落札された鈴木次郎吉さんにコメントをいただこうと思います……」 次郎吉「うん。計画通り、絵画史上最高額での購入に成功したことを嬉しく思うとる」 司会者「えっ? 3億ドルでの購入は予定通りだったということでしょうか?」 次郎吉「その通り! 全ては日本でひまわりの展覧会を開催するためじゃ!」 司会者「展覧会?」 園子「我々鈴木財閥は、世界中に散らばる花瓶に指された構図のひまわりを全て集め、我がレイクロック美術館で日本に憧れたひまわり展をここに発表します!」 記者「ミス鈴木! 全てのひまわりとは、具体的に何枚になるんですか?」「今回落札のひまわりも計画の一部だったと?」 園子「ええ。全ては今日、この場で展覧会のことを発表するためです! そして、集めた作品は今回落札したひまわりを含め、7点です」 記者「7枚もですか?」「いくら日本の財閥でもそんなことは不可能では?」 次郎吉「案ずるな。すでにプロジェクトは進めておる。」 園子「我々は以前からひまわりを所蔵する世界中の美術館や個人に全てのひまわりを集めた展覧会を開催したいと宣言していました。そして今回、オークションに出品されるひまわりを落札した暁には、協力していただく確約もすでに得ています!」 次郎吉「さらにじゃ! 7人のスペシャリストを用意し、完璧な保存と運搬、そしてセキュリティーを約束した!」 司会者「7人のスペシャリスト?」 次郎吉「ワシがこの日に集めた7人の侍じゃ!」 5人が会場に入場。 司会者「この方たちが7人の侍でしょうか?」 次郎吉「左様…… 彼らはゴッホゆかりの地であるオランダやフランスで修行した経歴を持つ精鋭ばかりじゃ。左から絵画の歴史及び鑑定を担当する宮台なつみ女史」 なつみ「よろしくお願いします……」 次郎吉「同じく絵画の専門家で修復、保存、管理を担当する東幸二氏……」 東「……」 次郎吉「続いて、展覧会の企画を担当する圭子アンダーソン女史……」 圭子「圭子です。よろしく……」 次郎吉「絵画の運搬、運送方法を指導する石嶺泰三氏」 石嶺「石嶺です」 次郎吉「そして今回のひまわり展展示、演出を指導する岸久美子女史……」 久美子「必ず展覧会を成功させてみせます……」 次郎吉「最後に警備責任者としてニューヨーク市警のチャーリー警部に協力してもらっておる」 チャーリー「ひまわりは私が守ります」 司会者「あのぉ。先ほど7人の侍とおっしゃってましたが、ここには6名しかいないようですが……」 次郎吉「残り1名は日本についてからセキュリティ強化要員じゃ。その者の名は、毛利小五郎じゃ!」 コナン「えっ? よりによって7人目がおっちゃんかよ?」 哀「今なら漏れ無くキッドキラーがついてくるからじゃないの?」 コナン「えっ?」 哀「頑張ってね、菊千代さん」 歩美「あっ、すごい。園子お姉さんがテレビに出てるよ!」 光彦「ほんとですね!」 元太「見ようぜ、見ようぜ」 光彦「はい!」 司会者「7枚全てが集まらなかったら場合でも落札されたひまわりは展示していただけるんでしょうか?」 次郎吉「いや。7枚揃わねば決してやらん!」 司会者「しかしそれでは……」 次郎吉「案ずるな。ひまわり展は兼ねてからワシの夢じゃ。そしてワシには叶わぬ夢などない! ガッハッハ!」 するとステージにカードが飛んでくる。 それにはキッドマークが入っていた。 園子「これってまさか……」 次郎吉「キッドカード!」 一同「えっ?」 ステージの前に男がやってくる。 人々「なんだあいつ」「銃を持ってるぞ!」「警備員を呼べ!」 チャーリー「銃を捨てろ。聞こえなかったのか? 早く銃を捨てるんだ」 男が銃からワイヤーを発射。 服を脱ぎ捨てて飛び去る。 コナン「まさか!」 元太「なんだ? 見えねぇぞ!?」 光彦「なんかあったみたいですね……」 歩美「ええっ!?」 男の正体は怪盗キッドだった。 園子「キッド様!」 キッド「はっはっは!」 キッドは会場を飛び出し、煙幕を投げる。 チャーリー「キッド!」 警官「止まれ! 止まらんと撃つぞ!」 キッドが再び逃走。 廊下に出ると警官やチャーリーが集まる。 警官「止まれ! 動くと撃つぞ!」「キッドを103階、東側廊下に追い詰めました!」 チャーリー「キッド、銃を捨てろ。早く!」 キッド言われた通りに銃を捨てる。 チャーリー「よし。次は両手をゆっくり上げ、その場に膝をつけ。聞こえなかったのか? 両手を見えるところに上げるんだ」 そこへ次郎吉と園子がやってくる。 園子「キッド様!」 チャーリー「よし、そうだ。ゆっくりそのまま…… あっ!」 キッドが閃光弾を落とす。 チャーリーが銃を乱射。 園子「きゃああっ!」 次郎吉「やめんかチャーリー!」 キッドがガラスを割って外に出る。 そしてそのままハンググライダーを広げて飛び去る。 チャーリー「くそっ、怪盗キッドめ!」 次郎吉「逃げられたようじゃな……」 アナウンサー「現場は騒然となりましたが、死傷者はおらず、ニューヨーク市警は……」 歩美「あれっ? もう終わり!?」 元太「キッドがひまわり盗んでったのか?」 光彦「おかしいですね。キッドは宝石しか狙わないはずけど……」 コナン(一瞬しか見えなかったが、あれは本当にキッドだったのか?) そこへ何者かが現れる。 声「お困りのようですね……」 次郎吉「な、なぜうぬがここに?」 声「キッドがひまわりを狙っていると聞いたものですから」 その正体は新一だった。 新一「よかったら、協力させてください」 名探偵コナン業火の向日葵
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3083.html
510 :影響を受ける人:2014/05/18(日) 23 00 44 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第十話 ―真実・現実 四― 「こなくそぉぉ!」 【スズメバチ】とのドッグファイトを若本徹子はしていた。 やっと出撃が決定し、出てきたのは良いが・・・ たった四体の敵に翻弄されている。 先手必勝で二体撃墜したまでは良かったのだが、生き残りの速さに完全に惑わされている。 弾切れをしてしまい、素早く装弾を済ませる。 その横に旗本サエと飯島凛がやってきた。 「・・・来い。」 「了解!」 通り過ぎる前に短く言い、力強く返事をして追従する。 北郷章香・坂本美緒・竹井醇子ペア。 旗本サエ・若本徹子・飯島凛ペア。 大久保小毬はシールド兼弾薬補給係で、山田里子はその護衛だ 現在は、この組み合わせで戦っている。 「まったく、一人突出しても意味がありませんのよ!」 「わかってる。わかってるけどよ・・・!」 訓練で習っていたのに、いざ実戦となったらほとんど活かせていない。 射撃は外れ、敵の攻撃にビビってしまい貴重な術符で防御し、こうしてはぐれてしまった。 情けなさに胸が締め付けられる。 「・・・落ち着け。」 「副隊長、でも!」 「・・・北郷の初陣よりはいい。」 「へっ?」 いきなり変な事を言い始めた。 「・・・北郷は漏らした。」 『何、人の恥ずかしい事を言っているんですか!!』 「・・・うるさい。・・・若本、お前は度胸がある。」 「はい・・・」 『え? 無視、無視か!』 「むしろ突っ込んで行け。失敗しても気にするな。仲間を信じろ。」 「そうですわ。フォローは得意でしてよ!」 二人の激励に少しだけ気持ちが和らいだ。 軽く頬を叩いて気合を入れなおす。 「すみません。まだ迷惑を掛けますけど、よろしくお願いします!」 「・・・ああ、今は背中を任せる。・・・飯島、敵はどこだ?。」 「二時の方向ですわ!」 「そうか・・・行くぞ!」 「「了解!!」」 そう言って手短な敵に突っ込んでいく、徹子の表情からは焦りが少し消えていた。 ――――― 「私の恥ずかしい過去暴露しといて、なんで和気藹藹に・・・」 「せn・・・隊長元気出してください。」 「美緒ちゃん優しくしてくれてありがとう・・・」 ――――― 北郷隊が戦っている少し先、戦場となる奥の空域では、【スズメバチ】一二体相手に狐火隊が戦っていた。 511 :影響を受ける人:2014/05/18(日) 23 01 20 あちらとは違い、少しだけ余裕がある。 加東圭子が射撃で足止めをして、穴吹智子が刀で切り落とす。 学兵と隊員が息の合った射撃で撃墜し、その後ろからの奇襲を余裕でかわす。 隊員二人もすれ違い様に落とした。 「ふ~ん、一応それなりに戦っているわね。」 刀をしまい、銃を取り出して北郷隊に行こうとした敵をこちらに引き付ける。 その敵を稽古が仕留める。 「そうじゃなきゃ、北郷さんが連れてこないでしょ。」 「それもそうか・・・」 チラリと同じ隊の学兵を見る。 彼女も狸釜隊のミチル同様、狐火隊にいた学兵ではない。 元いた部隊が壊滅したわけではないのだが、入ってきた当初はまだ戦場になれておらず。 怯えが目立っていた。 今では優秀な部下の一人だ。 智子は個人プレーをよくする問題児であったが、隊長となってからは全体を見る為に攻撃は控えている。 だが最近はそうも言っていられず。 こうして空戦に、積極的にかかわっていた。 「私の入った頃を思い出すな~」 「あの時から問題児よね♪」 「むぅ・・・本当なら、圭子が隊長になるべきだと思うんだけど?」 「貴方を隊長に任命したのは、先任と大隊長よ。能力があるって認められたんだから、誇りなさいな。」 「それは嬉しんだけどね・・・」 こんな話をしながらでも、二人はネウロイを撃墜している。 それからまもなく襲撃者たちは全滅し、帰投に入った。 帰り道では狐火隊が前を飛行し、その後ろに北郷隊が付いていく。 「いやぁ・・・だいぶ消耗したすね。」 その更に後ろで使い潰した銃と、空になった弾倉を見つつ。 山田里子は、荷物を背負っている大久保小毬の隣で飛行しながら話しかけた。 「うん・・・」 「大丈夫すか?」 顔色が悪くなっている小毬を心配して近づく。 「機動にヨチャって・・・」 「ああ、そりゃしょうがないっす。」 二人は離れた空域にいて待機していたのだが、【スズメバチ】が一体突っ込んできて大慌てで回避した。 重い荷物を背負っているから、どうしても遅れがちになってしまう。 低下してしまう速度を【鍾馗】の馬力で補っているが、それでも多少遅くなるのは仕方がない。 とはいえ、シールドで乱射されるレーザーを完全に防げるのはすごい。 「無事でしたけど、背中に弾薬に当たったら、って思うと気が気じゃなかったです。」 「アタイも射撃したけど、全然当たらなかったす。」 「でも・・・」 「でも?」 「生き残れましたね。」 その一言は重かった。 戦場に出て初めて感じる空気。 舞鶴の時とは違う緊張感。 敵を前にして感じる恐怖。 そのどれもが経験した事のない事だった。 「ミーちゃん達や、お嬢も・・・良く生きていてくれたッすよ・・・」 最前線で戦っていた学兵四人は、見た目にもヘロヘロだったが生きていることがうれしいと思う。 もし、ここで死んでしまったのなら、自分は正気でいられなかったかもしれない。 ホッと心の中で息を吐くと、急に隊長陣が耳に手を当てたのが見えた。 512 :影響を受ける人:2014/05/18(日) 23 01 55 「なんすかね?」 「さぁ?」 御互い顔を見合わせるが答えは出ない。 最近通の良くなった通信を聞いているのだろう。隊長陣の顔が険しくなっていく。 最初に声を張り上げたのは智子だった。 「全員傾注! 今電報が入った。別の戦線に新型ネウロイが出現、救援を乞うとの事だ!」 新型が出現したという報告に全員が唖然となった。 続けざまに章香も声を張り上げる。 「残弾は少ないが、あと一回くらいなら戦闘可能だろう。大久保隊員、そのぐらいは残っているな!」 「はっ、はい!」 「よし、その弾薬は狐火隊に回せ。私たちは地上部隊の救助に当たる。」 「「「「「「了解!」」」」」」 「狐火隊、弾薬を受け下り次第向かうわ。急ぎなさい!」 両部隊は大急ぎで旋回し、進撃しながらすぐに補給をする。 銃を取り換え、弾薬を補給していく。 智子がレバーを引いて弾丸を装填すると、隣に章香が並んだ。 「この辺一帯の部隊が招集されている、ただ事ではないぞ。」 「そうね・・・ヒヨコは連れて行くの?」 真剣な眼差しで問うと、章香はまっすぐに見つめ返す。 「連れて行く。だが、戦闘には参加させない。」 「わかった。上は任せて。」 「頼む。」 補給を済ませた部隊は急いで急行した。 美緒達はそこで、華々しい戦場の闇と言える部分を見る事となる。 以上です。 【アホウドリ】の存在だけ示唆できた・・・ 後はどうしようか? 美緒の魔眼強化イベント、これが問題なんだよな・・・ ガーランドさんいないし・・・
https://w.atwiki.jp/seiyuumatome/pages/50.html
柚木涼香=角松かのり=永椎あゆみ=AIRI 主な出演作品 AIR(遠野美凪) うたわれるもの(エルルゥ) 武装錬金(津村斗貴子) キルラキル(鬼龍院皐月) MELTY BLOOD(アルクェイド・ブリュンスタッド、暴走アルクェイド、猫アルク 姫アルク) テイルズ オブ デスティニー2(リアラ) シスター・プリンセス(鞠絵) 魔法少女リリカルなのは(シャマル) 18禁ゲーム 作品タイトル HP ブランド 発売日 キャラ名 Hシーン 備考(淫語) 真剣で私に恋しなさい!A パッケージ版 ○ みなとそふと 2016/12/22 武松 有 AIRI名義 真剣で私に恋しなさい!A-5 ○ みなとそふと 2016/04/26 武松 無 AIRI名義 神のラプソディ ○ エウシュリー 2015/04/24 グラリッサ 有 AIRI名義 姉小路直子と銀色の死神 ○ みなとカーニバル 2015/03/27 鬼塚さん 有 AIRI名義 真剣で私に恋しなさい!A-4 ○ みなとそふと 2014/11/21 武松 有 AIRI名義 ワルキューレロマンツェ More&More ○ Ricotta 2013/10/25 ベルティーユ・アルチュセール 有 AIRI名義 ワルキューレロマンツェ[少女騎士物語] ○ Ricotta 2011/10/28 ベルティーユ・アルチュセール 無 AIRI名義 Hello,good-bye ○ Lump of Sugar 2010/12/17 雪代メイ 有 AIRI名義。メインヒロイン 痕-きずあと- ○ leaf 2009/06/26 柏木千鶴 有 リニューアル版 18禁アニメ 作品タイトル HP 発売日 キャラ名 Hシーン 備考(淫語) クールディバイシスシリーズ01:CURIOUS FRUIT 奇妙な果実 × 1995/04/25 愛 有 M奴隷調教 ペンダントⅢ 私だけのサンタクロース × 1998/11/25 ケイ 無 永椎あゆみ名義 その他 ヌード写真集 『KANORI』(英知出版、1993年) 『Aikane』(英知出版、1994年) ISBN 4754213629 ヌードイメージビデオ 『はじめまして』(英知出版、1993年) 『空の涙』(英知出版、1994年) 映画 櫻の園(1990年、アルゴプロジェクト/神奈川潮美) ハッピーエンドの物語(1991年、ニュー・センチュリー・プロデューサーズ/伊藤裕子) オールナイトロング(1992年、大映/踏み切りの少女) 東京BABYLON 1999 (1993年、PDS/理絵) バナナ白書2 ハートに純情、股間にハチマキ(1994年、JHV) オールナイトロング2(1994年、大映/水上さやか) エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS(1995年、ギャガ・コミュニケーションズ/田中和美) どチンピラ(1995年、セイヨー/由奈) 帝都物語 外伝(1995年、ケイエスエス) のぞき屋(1995年、東映/石原早苗) 淫獣教師III(1996年、ピンクパイナップル/早乙女フミエ) 迷宮(1996年、イセモトエンタープライズ/向井圭子) オールナイトロング3 最終章(1996年、大映/野村ひとみ) おんな犯科帳 江戸拷問刑罰抄(1998年、キングレコード/ちか) 現在のオススメ
https://w.atwiki.jp/movie69/pages/18.html
TOP 軽蔑 原題 Le Mepris 評価 ★★★ ジャンル ロマンス 公開年 1963 製作国 フランス・イタリア・アメリカ 監督 Jean Luc Godard 脚本 Jean Luc Godard 原作 Alberto Moravia 出演 Michel Piccoli / Brigitte Bardot / Jack Palance / Fritz Lang コメント 映像的にはゴダールだが、ゴダールから離れた場所にある映画のように思う。赤と青を強調した色彩や、メタ映画としての映像展開といった「ゴダールらしさ」がブリジット・バルドーの存在によって異質なものに変化するのだ。なぜ女は男を軽蔑するのか、その答えは用意されていない。男はもちろん、女も分かっていないからだ。オイディプスの話は要素でしかなく、それがそのまま男と女に当て嵌まるわけでもない。理由ではなく、結果なのかも知れない。 刑務所の中 評価 ★★★★ ジャンル コメディ 公開年 2002 製作国 日本 監督 崔洋一 脚本 崔洋一 / 鄭義信 / 中村義洋 原作 花輪和一 出演 山崎努 / 香川照之 / 田口トモロヲ / 松重豊 コメント かなり原作に忠実に作られていて、刑務所内がとことんコミカルに描かれている。山崎努がかなり良い。淡々としていて、なおかつ惚けたモノローグ。シニカルで微妙な表情。全体を流れる脱力感が観る方にも伝わって、ニヤリとしてしまう面白さがある。 ゲゲゲの鬼太郎 評価 ★ ジャンル アドベンチャー / ホラー 公開年 2007 製作国 日本 監督 本木克英 脚本 羽原大介 原作 水木しげる 出演 ウエンツ瑛士 / 井上真央 / 大泉洋 / 田中麗奈 コメント とにかくストーリーが無茶苦茶だ。子供にも楽しめるような構成を目指したのだろうが、だからこそ手を抜くべきではない。おなじみの妖怪が画面に躍る様は楽しいが、鬼太郎役のウエンツ瑛士の演技が下手過ぎる。ねずみ男役の大泉洋の絶妙な演技を除けば、後はほとんどギャグだ。 ゲド戦記 評価 ★★★ ジャンル ファンタジー / ドラマ 公開年 2006 製作国 日本 監督 宮崎吾朗 脚本 宮崎吾朗 / 丹羽圭子 原作 Ursula K. Le Guin / 宮崎駿 出演 岡田准一 / 手嶌葵 / 菅原文太 / 田中裕子 コメント ジブリ、あるいは宮崎駿という大きなプレッシャーの中で、宮崎吾朗は「よくやった」と思う。むしろ、そういった重圧があったからこそ、この物語の形が規定されてくる。作画のクオリティの低さ、構成・演出の実力不足はやはり目に付いてしまうが、全体的にイキイキとしているし、とにかく素直に作られている。技術至上主義的な現代アニメーションの流れを遡り、余計なものをとことん削ぎ落としているように感じられる。そこにアニメーションの真髄が見えてもくる。 けものがれ、俺らの猿と 評価 ★★★ ジャンル コメディ / ドラマ 公開年 2001 製作国 日本 監督 須永秀明 脚本 木田紀生 / 久保直樹 原作 町田康 出演 永瀬正敏 / 鳥肌実 / 小松方正 / 車だん吉 コメント アヴァンギャルドとまでは言わないが、現代の日本映画に欠けている独特なセンスがある。異常な人間ばかりが登場する中で、主人公だけは正常を保とうと考える(もちろん彼も異常の枠内にいるのだが)。そこに不条理が生まれ、突飛な物語性に自然な「流れ」を与えている。最後には主人公の破綻が待っているのだが、そのハジケっぷりが面白い。鳥肌実の存在感が目立ち、それを観るだけでも大きな価値があると思う。 TOP
https://w.atwiki.jp/commaniku/pages/55.html
移転完了 スト魔女の人 主な嫁はストライクウィッチーズ勢 最近になってRance勢も追加 婿はストライカーユニット 嫁たち(SW勢)は上から階級高い順 +嫁達 ゲルトルート・バルクホルン サーニャ・V・リトビャク ヘルマ・レンナルツ Rance勢 あてな2号 ウィリス シィル・プライン リーザス リア・パラパラ・リーザス マリス・アマリリス 見当かなみ メナド・シセイ ハウレーン・プロヴァンス レイラ・グレクニー ジュリア・リンダム アスカ・カドミュウム メルフェイス・プロムナード 自由都市地帯 魔想志津香 マリア・カスタード エレノア・ラン ミル・ヨークス ミリ・ヨークス サーナキア・ドレルシュカフ コパンドン・ドット セル・カーチゴルフ メリム・ツェール ロゼ・カド ヘルマン帝国 シーラ・ヘルマン パメラ・ヘルマン クリーム・ガノブレード ルーベラン・ツェール パットン派 ハンティ・カラー ゼス カオル・クインシー・神楽 ウィチタ・スケート リズナ・ランフビット 山田千鶴子 ウルザ・プラナアイス マジック・ザ・ガンジー パパイア・サーバー ナギ・ス・ラガール アニス・沢渡 ウスピラ・真冬 ルーシー・ジュリエッタ JAPAN 香姫 鈴女 南条蘭 上杉謙信 直江愛 戦姫 山本五十六 魔王、魔人、使徒 来水美樹 スラル ジル ホーネット シルキィ・リトルレーズン ラ・ハウゼル サテラ カミーラ メディウサ ラ・サイゼル ワーグ・赤 オーロラ その他重要 ウェンリーナー セラクロラス ハウセスナース ベルゼアイ カフェ・アートフル パステル・カラー リセット・カラー 神、悪魔 テェロ・エティエノ フェリス ストライクウィッチーズ勢 少将 アドルフィーネ・ガランド 中佐 ヴェーラ・メルダース ドロレス・バーダー ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ 少佐 加東圭子 北郷章香 グンドュラ・ラル 坂本美緒 ハッキネン フェデリカ・N・ドッリオ マイルズ マリーシャ・ラスコーヴァ ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ 大尉 アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン ヴァルトラウト・ノヴォトニー ヴァルトルート・クルピンスキー カルラ・ルースポリ ゲルトルート・バルクホルン シャーロット・E・イェーガー ジェーン・T・ゴッドフリー 竹井醇子 ドミニカ・S・ジェンタイル ハイデマリー・W・シュナウファー ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン ハンナ・ウィンド ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ ハンナ・ルーデル ミカ・アホネン 中尉 穴拭智子 アンジェラ・サラス・ララサーバル ヴァルトルート・クルピンスキー ウルスラ・ハルトマン エイラ・イルマタル・ユーティライネン エーリカ・ハルトマン エルマ・レイヴォネン サーニャ・V・リトヴャク パトリシア・シェイド フェルナンディア・マルヴェッツィ ペリーヌ・クロステルマン ラウラ・ニッシネン 若本徹子 少尉 アーデルハイト エリザベス・F・ビューリング 加藤武子 管野直枝 キャサリン・オヘア 下原定子 ジョーゼット・ルマール 中島錦 フランチェスカ・ルッキーニ ライーサ・ペットゲン ルチアナ・マッツェイ 横川和美 准尉 ジュゼッピーナ・チュインニ 曹長 稲垣真美 エディータ・ロスマン 西沢義子 ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン テレーザ・マルティノーリ ヘルマ・レンナルツ マルチナ・クレスピ リネット・ビショップ 軍曹 アメリー・プランシャール 諏訪五色 中島疾風 宮藤芳佳 服部静夏 一等飛行兵曹 迫水ハルカ 航空審査部 黒江綾香 飛行学生 諏訪天姫 一般 ウィルマ・ビショップ クリスティアーネ・バルクホルン 山川美千子 マリア・ピア・ディ・ロマーニャ アレッシア・コルチ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/42099.html
登録日:2012/10/12(金) 16 17 44 更新日:2024/09/18 Wed 10 29 15NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ぼくらの マスコット 大樹連司 山本圭子 漫画 監察官 石田彰 肥え虫 追記・修正したくなくなる項目 鬼頭莫宏 『コエムシ』とは、『ぼくらの』に登場するマスコット?キャラクターであり、戦いに関する情報を契約者に教えてくれる謎の存在。 戦闘が開始すると、物質の転送能力(素粒子のコピー)で契約者をコックピットに呼び出す。 また、その能力を応用して相手の身体を切断することも可能。 名前の元ネタはジョージ秋山の漫画作品「ザ・ムーン」の人物・糞虫から。 以下、ネタバレ。 【作中に登場したコエムシ】 ◎コエムシ(マチの兄) 演 石田彰 口の悪い性悪コエムシ。 やたら契約者の子供達や軍の人間を煽るが、基本的には仕事熱心。 移動手段として度々利用されることへの不満をボヤきつつも、何だかんだで頼まれたことは断ることができない。 原作 その正体は、ココペリと同じ地球の人間でありマチ(町洋子)の実兄。 その地球での戦いが終了した後コエムシの役を引き継ぎ、ワク達がいる地球へとやって来た。 コエムシによれば、戦いに勝ち抜いた地球であっても、「平行世界の剪定」がうまく進まなかった場合、 再び戦いの順番が回ってくる可能性があり、その確率は次の地球をどれだけ勝たせたかで決まるらしい。 物語終盤、マチの死によりウシロの順番が繰り上がった為、自ら人間の姿に戻り次の地球への引き継ぎ役となった。 その際に、「神なんてのは数式だよ、未だ解かれない物理法則だ」と、このゲームあるいは現象に対する自分の考えを語っている。 そして、自らが集めた新たな契約者に、戦いの真実を全て伝え、戦闘に挑んだ。 アニメ版 何故か巨大化して人の顔くらいのサイズに。 しかも次のパイロットを自由に選べたりと原作とはかけ離れた設定になっている。 正体は原作同様にマチの兄・町史郎(原作とは容姿が違う)であるが、ココペリとは別の地球の人間である。 自分の地球で契約者になってしまうも、黒コエムシのご機嫌とりをすることで最後の最後までパイロット役を回避してきた。 しかし、結局最終戦のパイロットに選ばれてしまい泣き叫んで戦いを拒否。 その哀れな姿を見た黒コエムシは、戦闘後に史郎を助けると約束し、約束通りコエムシの姿を与えて命を救った。 物語終盤、無理矢理カナを契約させようとした為、マチに拳銃で撃ち殺された。 ちなみに原作よりも先にアニメでその正体が明かされた……。 なお小説版には登場しない。 ◎紫コエムシ 原作にのみ登場。 コモが戦った敵側のコエムシ。 丁寧な口調で喋るが、例によって性格が悪い。 役目を早く終えたいらしく、自分達の契約者が負けても構わないと思っている。 コエムシはこの紫コエムシに口喧嘩で負けた。 ◎アフロコエムシ 原作にのみ登場。 最終戦でウシロが戦った敵側のコエムシ。 ウシロが相手にトドメを刺そうとした矢先に、 突如こちら側のコックピットに現れ、「あぁ、あなたでしたか」と意味深な言葉を残し消えた。 この言葉を聞いたウシロは、「相手のパイロットは平行世界の自分の知り合いなのかもしれない」という疑念を抱き、敵のコックピットを開いてしまう。 コックピットと外の空間が繋がってしまったことで、 「負けている側はコックピット内に拘束される」というルールがなくなり、敵パイロットの逃亡を許してしまった。 ◎佐々見コエムシ 国防軍の佐々見一佐がコエムシになった姿。アニメ版と小説版ではこの姿にならない。 マチ兄が引き継ぎ戦を行うにあたり、自ら志願してコエムシとなった。 『ぼくらの一年後の待ち人』で、一年後に元の地球に帰ってきたことが語られた。 ◎黒コエムシ 演 山本圭子 アニメ版にのみ登場。 ダミのかかった声で喋る黒いコエムシ(通称・花沢さん)。 丁寧な口調だが、性格は残忍。 町史郎や町洋子の地球を担当していたが、最終的に史郎にコエムシ役を引き継がせた。 もしかしたら本当に花沢さんなのかもしれない。 ◎出っ歯コエムシ 小説版にのみ登場。 ワク曰く、「ホンの少しは絵心があると勝手に思っている誰かがよせばいいのに自分で描いた決定的に可愛くないキャラクターをさらに十倍くらい不細工にしたような姿」。 謎の美少女・槙島摩耶子(マーヤ)に仕えるコエムシで、彼女のことを「お嬢様」と呼んでいる。 丁寧な口調で喋り、常に契約者の子供達に「私を敬いなさい」と注意をするが、舐められっぱなしである。 また、マコお手製のパイロットユニフォームが配られているときに自分の分もあると勘違いしてショックを受ける等可愛い一面も。 その正体は、着物に割烹着を着た若い女性であり、別の地球の田中美純にお世話になった人物。その縁でマーヤに仕えていた。 なお、人物紹介のページでは女子パイロットの欄で紹介されていた。 最後はマーヤから形見のリボンを受け取り、引き続きコエムシとして生きることを決意した。 ちなみにマーヤも長い時間をコエムシとして生きていたらしい。 デザインの元ネタはやはり「ザ・ムーン」の糞虫。 ◎角コエムシ 原作にのみシルエットで登場するマチたちの地球を担当したコエムシ。 二本の角の先端に丸い球体がついている。 契約者の年齢が低いほどロボットの力が上がると言っていたらしいが、真実は不明。 しかし、小説版ではこの設定がうまく物語に活かされている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- あれ、言ってなかったっけ? アニヲタWikiは人の生命力で動くんだ。 つまりお前達は追記・修正した後、 必ず死ぬってことだよ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ホントに追記・修正する気が失せて草 -- 名無しさん (2019-05-22 22 40 02) 原作のコエムシ本当に好き。完全に裏の主人公 -- 名無しさん (2019-05-22 23 39 03) 序盤でマチが「あんた男でしょ」って言ったのが伏線という -- 名無しさん (2019-05-23 04 41 01) いい奴では決してないけど嫌いにはなれない不思議な奴。(マチの兄貴の方) -- 名無しさん (2019-05-23 12 47 40) 原作のマチの兄貴のデザインでも石田さんの声合いそう -- 名無しさん (2019-05-24 09 33 42) ↑なるたるの小森に似てるからね。(小森もCV石田さん) -- 名無しさん (2019-05-24 12 57 26) これほどのクズを改心させるには最愛の妹を自らの手で殺させるくらいしかなかったのかな。なんか鶴丸を改心させるためにのり夫を殺したみたいな感じ。 -- 名無しさん (2019-09-07 20 32 35) 「ぼくらの」の記事の方は追記・修正しても死なないのにこっちは死ぬのか… -- 名無しさん (2021-05-22 23 18 12) ↑アニメ版のこき下ろしを繰り返す奴が※欄に出てるっぽいので締め付けが強化されたように思える -- 名無しさん (2021-12-28 15 38 43) アニメ監督が原作嫌い過ぎて勝手に原作レイ◯をしたって色んな所から聞くぐらい原作改変してるらしい -- 名無しさん (2024-09-15 02 56 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11070.html
二年後! 唯「私たちももう成人なんだね~」 律「唯の精神年齢はどうみても子供だけどな。」 唯「りっちゃんひどい!」 澪「今日は久しぶりに三年二組のみんなと会うんだな…」 紬「みんな元気かしら?」 律「元気だろ!きっと。」 和「おかしいわね…確かにこっちのはずなのに。」 唯「お~い、和ちゃんっ!」ダキッ 和「わっ、唯!」 唯「会いたかったよ~!」 和「もう…ほんと、久しぶりね。」 和「みんなも元気そうでなによりだわ。」 澪「おっす和。」 紬「和ちゃん髪伸ばしたのね!」 和「ちょっとだけだけどね。」 律「ところで和はまた迷ってたのか?」 和「うん。」 律「だったら私たちと一緒に行こうぜ!私場所知ってるし。」 和「わかった。」 唯「の~どかちゃん、て~つなご?」 和「しょうがないわね…はい。」 唯「わ~い!」 澪「とても新成人には見えないな…」 紬「唯ちゃんも和ちゃんに久しぶりに会えてうれしいのよ。きっと。」 律「ところで唯。『アレ』の準備はできてるか?」 唯「大丈夫。ばっちりだよ。」 和「『アレ』って?」 律「秘密のイベントだ。後でのお楽しみだぞ。」 律「着いた!ここだよ。」 和「ありがと。でもなんでこの場所知ってたの?」 律「ちょっと前にここでバイトしてたんだ。」 和「なるほどね。」 唯「さあ!れっつらGO!」 紬「ゴーゴー!」 澪「(緊張するなぁ…)」 とあるバー 文恵「あ、唯じゃん!」 未知子「ほんとだ。久しぶり!」 唯「久しぶりだね~!」 曜子「秋山さん!」 俊美「待ってました!」 澪「ひ、久しぶり…」 慶子「律じゃん!」 信代「元気してたか~?」ナデナデ 律「へへへ、お陰様でな!」 潮「確か、律たちはみんなN女だったよね?」 紬「そうよ。大学でもみんなでバンドやってるの。」 キミ子(仮)「ムギちゃんおひさ。」 一子(仮)「久しぶり。」 紬「ひさしぶり。」 英子「夏香は大学どこ?」 夏香「私は〇〇大の××学部。」 風子「サークルとか入ってる?」 夏香「美術部だよ。」 ますみ「さわ子先生お久しぶりです!」 つかさ「元気そうで何よりです。」 さわ子「久しぶり。あなた達、どことなく大人っぽくなった気がするわ…」 律「さ~わちゃん!」 さわ子「あら、久しぶりね。この間会ったけど。唯ちゃんとりっちゃんはあんまり変わってないわね。」 唯「ひど~い…」プンスカ 紬「これ、参加料の3000円です。全員分ありますよ。」 さわ子「どうも。みんなの分、確かに受け取ったわ。」 圭子「あ、しずか。久しぶり。」 しずか「久しぶりだね。」 圭子「髪伸ばしたんだ。大人っぽくなった気がする…」 しずか「そう?」 つかさ「姫子さん、お久しぶりです。」 姫子「ああ、久しぶり。」 つかさ「(やっぱり姫子さんはカッコいいな…大人になってさらに磨きがかかった、そんな気がするよ。)」 美冬「軽音部のみんなも今日は楽しんでいって!」 春子「遠慮はいらないぞ?」 エリ「じゃあ、私は~ジントニックのコーラ割で~!」 アカネ「エリは少し自重した方が…」 エリ「だいじょぶだって~!」 圭子「相変わらず楽しそうだねみんな。」 まき(仮)「そうだね。」 いちご「いちご酎ハイがメニューにない…」 愛「私、私服で来ちゃったけど大丈夫かな?」 俊美「ほとんどがスーツだけど、私服の人は他にもいるんだし大丈夫じゃない?」 響子「平沢さんもなんか飲む?」 唯「じゃあ、ホットカルーアミルクで!」 多恵「大人…」 唯「えっへん!」フンス とし美「私はソフドリでも飲もうかな…」 アキヨ「あの、軽音部のみなさん…ですよね?」 律「そうだよん。」 澪「えっと、確か…」 アキヨ「宮本アキヨです。」 澪「あの時の子か…」 アキヨ「みなさんは大学でもバンドを続けてるんですよね?」 唯「もちろん!」 アキヨ「よかった…私、みなさんをずっと応援してますから。これからも頑張ってください。」 紬「もしよかったら学祭ライブも観に来てね。」 アキヨ「はい!」 律「さてと、そろそろかな。」 唯「りっちゃん、どこ行くの?」 律「ビンゴ大会だよ。司会進行を頼まれたんだ。」 澪「司会か。確かに律にはぴったりだな。」 律「じゃあ、ちょっくら行ってきますかね…」 紬「りっちゃん、頑張って!」 俊美「このコロッケすごくおいしい!」 ますみ「ジューシーだね。」 愛「ケーキも食べよっと。」 三花「ふ~食った食った~!」 まき「私、絶対太りそう…」 とし美「もうすぐビンゴ大会が始まるみたいだよ。」 よしみ「行ってみよう…」 律「レディースアンド、ジェントルメン!」 三花「ここにはレディーしかいないよ?」 律「それもそうでした!てへぺろ!」 皆「あははは!!」ドッ 律「さあさあ~後ろの方のみなさんの前にいらっしゃい!豪華景品が貰えるビンゴ大会の始まりだよ~!」 紬「りっちゃん、張り切ってるわね!」 律「手持ちのカードでビンゴになれば景品が貰えますが…貰える景品は前にビンゴになった人によって決められます!」 唯「なんと!」 律「ちなみに一回目の景品はこちらで決めさせてもらいました!」 律「それではビンゴ大会、スタート!」 姫子「唯、久しぶり。」 唯「姫ちゃん!久しぶりだね!」 ビンゴ大会! 律「おつぎは…Nの38番!」 風子「よし、リーチだ。」 ちか「全然そろわないよ~!」 唯「あ、おっしい!」 澪「景品は欲しいけど、目立つのはヤダ…」 律「それでは次の番号、いってみよ~!」 澪「(Iの28番だけは出るなよ…!)」 律「Iの…28番!」 澪「」 紬「どうしたの、澪ちゃん?」 澪「あ、当たっちゃった…」 唯「はい、澪ちゃんがビンゴで~す!」 律「お~っと!栄光の一等賞に輝いたのは、我らが三年二組のアイドル、秋山澪だ~っ!」 曜子「きゃ~!秋山さ~ん!」 澪「結局目立ってしまった…」 俊美「MMQやって~!」 澪「えっ…」 律「おっと、ここでファンからMMQの要求が!秋山さんもこれはやらざるを得ないでしょうね~!」 澪「仕方ないな…一回だけだぞ!?」 澪「もえもえ~キュンっ!」 曜子「きゃ~最高!やっぱり可愛い!」 澪「ううう…恥ずかしくて死にそう…」 和「なんだかんだ言っても、結局はのせられてるのね…」 律「そして、秋山さんには景品が贈呈されます!」 澪「何だろう…四角い箱…」 律「じゃじゃん!開けてみ?」 澪「うん…」パカ ガルルルーッ!! 澪「ひっ!!」ガクリ 律「ワンちゃんびっくり箱でした~!」 澪「な、なんだ、これは!わ、私が当たったと知って、い、意図的に変えただろ!」 律「知りましぇ~ん。」 その後 春菜「ビンゴ!」 律「おっ、またビンゴの人が!それでは自己紹介の方を!」 春菜「私は岡田…いや、永田春菜です!つい最近結婚しました!」 春子「ひゅ~ひゅ~!」 信代「旦那と末永く幸せにな!」 さわ子「リア充爆発しろ~!」 ちずる「!?」 しずか「ビンゴ!」 律「おっ、もう一人!」 しずか「木下しずかです!思い切ってロングにしてみました!」 紬「ほんとに木下さん?まるで別人みたい!」 唯「あれ、これって…」 姫子「ビンゴだね。」 唯「私も当たったよ~!」 律「おお、唯!何か一言頼むぞ!」 唯「放課後ティータイムのギター兼ボーカルの平沢唯です!実は一昨年から一人暮らしを始めて、家事や料理もうまくなりました!」 姫子「すごいじゃん!」 律「それではしずかさんから唯に景品の贈呈で~す!」 しずか「はい、こちら。」 唯「おお、箱の中に…何もなかった!?」 律「はい!平沢唯さんには箱、だけが贈られました!」 唯「こんなのってアリ!?」 そして、その後も様々な人がビンゴを出し続け… 律「景品がなくなりましたので、これでビンゴ大会を終了とさせていただきます!みなさん参加いただき、どうもありがとうございました!」 エリ「楽しかった~!」 アカネ「そろそろお開きかな…」 姫子「あれ、唯たちがいない。」 律「そして、ここからはスペシャルイベント!放課後ティータイムによるバンド演奏です!」 アキヨ「えっ?」 和「秘密のイベントってこれのことだったのね。」 律「それでは、準備をするので少々お待ちください!」 いちご「あっ、裏に引っ込んだ。」 律「それじゃあみんな、準備OKか?」 澪「緊張する…」 紬「大丈夫大丈夫。」 唯「あずにゃん、わざわざありがとね。憂や純ちゃん、さわちゃんと一緒に楽器の準備とかいろいろしてくれて。私たちももっと手伝えればよかったのにな…」 梓「先輩たちは講義が五限まであったから仕方ないですよ。気にしないでください。それに、私たちは同じバンドの仲間でしょう?」 唯「うん!」 ※梓は憂や純と共にN女子大に進学しました 5人、ステージに上がる 唯「こんばんは、そして久しぶり!三年二組のみんな!」 姫子「唯~!」 唯「実に二年ぶりなんだけど、またこうしてみんなと会うことができて、今はとっても幸せです!」 アキヨ「私たちも幸せです!」 唯「この日のために、そして、みんなのために練習した曲があります!どうか聴いてください!」 エリ「聴かせて~!」 唯「それでは、行きます!『Utauyo!!MIRACLE』!!」 ・・・・・・・・・ 演奏終盤 唯「♪大好き 大好き 大好きをありがとう 歌うよ 歌うよ 愛をこめてずっと歌うよ♪」 じゃん♪ 皆「わあああああああああああああああっ!!」 唯「どうもありがとうございました!」 唯「三年二組のみんな、大好き~!」 和「唯…みんな…最高のプレゼントをどうもありがとう…」グスッ さわ子「(演奏をする軽音部のみんなもそれを見ているクラスのみんなもこんなに輝いているなんてね…でも、私も元軽音部だもの。まだまだ負けられないわ!)」 律「おわった~!」 紬「みんなも楽しそうでよかったわ!」 梓「今回はあえて高校でも一緒だった『この5人で』演奏をしましたけど…憂や純も次やるときには加えたいです。」 澪「またいつか出来るさ。」 唯「それでは桜ヶ丘高校三年二組、同窓会はこれで解散とさせていただきます。」 おしまい…? ???「ちょ~っと待ったぁ!」 澪「こっ、この声は…!」ガクブル 律「そういえばなんかサプライズやるって言ってたし、途中から姿が見えなくなってたしな…」 さわ子「おいおい、まさかこれで終わりって言うんじゃねぇだろうなぁ…!」 三花「さわちゃん!」 いちご「すごいメイク…」 さわ子「あたしらもお前らのために用意した曲があるってのによぉ…」 律「私らはとっとと退場して観客席の方に移らせてもらうとしますか。」 澪「そうだな。」 さわ子「こっからはあたしらデスデビルの独壇場だぁ!時間があるって奴は全員ついてこい!」 美冬「すごい!カッコいい!」 さわ子「お前らにまた会えるこの時をずっと待っていたぁ!」 エリ「キャーさわちゃん!」 紀美「そんじゃあ始めようか?キャサリン!?」 さわ子「合点承知だぁ!」 裏方 川上「キャサリンの突然の頼みって何かと思ったらこういう事か…」 ミホコ「でもみんなすっごく楽しそうよ?」 ・・・・・・・ 解散後 風子「結局こんな時間か…もうすぐ明日だね。」 しずか「終電あるかな…?」 慶子「なんならあたしん家に泊まってく?」 唯「さわちゃん、かっこよかった!」 紬「なんか、もう…すんごくシビれたわ。」 澪「やっぱり行ってよかった!」 律「明日からまた大学かよ~!」 和「仕方ないでしょ。私なんて明日も朝早いんだから…」 ちずる「あ、電話だ。ちょっと待ってて。」 ちずる「もしもし…」 ちずる友「もしもし、私だけど。」 ちずる「友ちゃん。ごめん、こんな時間になっちゃった。」 ちずる友「いいのよ。久しぶりの再会でしょ?楽しんできたみたいでよかったわ。」 ちずる「うん。ところで明日の共同制作の課題レポートは…」 ちずる友「私が最後の仕上げをやっておいたわ。」 ちずる「そっか。ありがとう。」 ちずる友「それと…」 ちずる友「私のお酒よろしくね。」 ちずる「またなくなったの…?」 ちずる友「明日でいいから。」 ちずる「わかった。それじゃまた。」 ちずる「さてと、どこで酒を買おうかな?」 信代「酒を買うのか?なんならウチの店をどうぞよろしく!」 ちずる「ありがと、じゃあ明日行くよ。」 信代「お待ちしております!」 慶子「そういえば、信代は実家の酒屋さん継いだんだっけ。」 信代「そうさ!目指すは日本一の酒屋さ!」 潮「私たちもいつか顔出すからね。」 信代「待ってるぞ!」 さわ子「やれやれ、あの子たちもそれぞれの未来に向かって一歩ずつ歩みだしたのね…」 さわ子「もう『大人』なんだから当たり前ね。」 「どうか、あの子たちの未来が希望に満ちあふれたものでありますように…」 本当におしまい! 戻る
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3118.html
331 :影響を受ける人:2014/06/22(日) 22 20 14 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第十五話 ―天空を落とすモノⅢ― 前線で最初に激突したのは通常戦闘機隊。 彼等の大多数はまだ、今乗っている機体よりも性能が低いのを使用している。 これは、主流派である堀井大将が強引に進めた紀伊型戦艦建造と、主砲改造の影響により航空開発部門が割を食っていた為だ。 しかし“夢幻会”が割り込み、ちゃんと予算確保をしてくれたおかげで、全金属単羽戦闘機が配備されている。 もっとも、前世で最後のレシプロ機を知る彼等から見れば非力で、ちょっと頼りない。 だが現場にはとてもうれしい物だった。 なにせ今までの機体では、火力は足りない。【スズメバチ】には置いて行かれる。ダイブしても追い付けない。 それがこの機体では、すべて可能なのだ。 試験も終えてあるから現場も安心して乗れる。 7.7mm・12.7 mm・ 20 mm装備案が考えられたが、12.7 mmの射程の長さ、それなりの火力、大量にばら撒けられる弾数により決定された。 一応迎撃機として、20 mm四丁装備も少数ながら配備されている。 新たな剣を与えられた男達は果敢に挑み、大多数の敵を引き付けられ。 新型戦闘機は被弾して戦線離脱したものの、全機が無事に帰還した。 間引きされたネウロイ部隊だが、なおも進撃してきている。 【アホウドリ】×二体 【スズメバチ】×十四体 【アホウドリ】は御互いにカバーしあうためか、平行に飛んでいる。 その周りを【スズメバチ】が飛行している。 最近では、もう【クマバチ】は見かけなくなってきた。 「だけど・・・やりようはある。」 呟いて、智子は後ろを少しだけ振り返る。 その視線を受け、副隊長の圭子がインカムに手を当てて指示を下す。 「最初に私達がダイブする。狸釜隊は隙を見てデカブツを攻撃して。」 『わかった。でもお供が多いから、最初にそちらを削った方がよくない?』 武子がそういうと、北郷隊隊長が割り込んできた。 『ウチが第二陣で突っ込もう。なに、デカブツを相手にするよりかは、楽なはずだ。』 『了解。智子、無茶しないでね。』 「・・・・・・しないわよ。」 戦友のからかい交じりの忠告に、ムスッとしながらも眼下の敵を見下す。 「狐火隊・・・行くわよ!!」 『『『『『応っ!!』』』』』 号令と共に、一気に天空から駆け下る。 ストライカー独特の音に気が付いたネウロイ達は、すぐに迎撃に入る。 【スズメバチ】六体が智子達に向かって突進していった。 敵が放つ赤いレーザーを見つつ、冷静に当たりそうなものだけ見極め、斜めに展開したシールドで受け流す。 智子が最初に射撃をする。見事に命中して敵が砕け散る。 続いて二体目を狙おうとして・・・三体目に変更した。 なぜなら二体目は圭子の対戦車ライフルを受け、当たった場所から折れて砕けたからだ。 残念ながら三体目に放った射撃は外れてしまった。 他の隊員も外れてしまったようだ。 しかしこれでいい。【スズメバチ】は、こちらに食い付いた。 北郷隊も、反対方向に六体引き寄せている。 二体ほど残ったが問題ない、そいつらは最後に突撃した狸釜隊の隊長と、隊員の射撃により排除されたからだ。 332 :影響を受ける人:2014/06/22(日) 22 20 44 「早良、ついて来い!」 「はい!」 綾香がミチルを連れて【アホウドリ】一体に攻撃しにかかる。 しかし相手もバカじゃない。上部にある二箇所のカバーが開き、赤い発行部分が露出する。 前後二箇所十二門、更に左右から丸い発行発光物体が二箇所に出てきて、二体で合計三十二門が、狸釜隊に向けられた。 それはまさしく豪雨のような逆さ雨だ。 必死に駆け下るが、攻撃のタイミングがつかめない。 術符でシールドをさらに強化しているが・・・あまりの圧力に、いつ破られるか冷や汗がまったく止まらない。 結局二人は何もできず、そのまま離脱する。 下に抜けても攻撃は苛烈だ。爆弾装のごとく開いた部分から、レーザーが十条襲い掛かってくる。 「くそっ!」 ミチルは呻きながら、後ろを僅かに確認しながら銃弾を叩き込む。 確かに銃弾は当たるが、瞬時に回復してしまう。 舌打ちをしつつ安全な場所まで離脱していく。 だが【アホウドリ】は逃がすつもりがないのか、二体とも彼女等を追撃しようと機首を傾けた。 その時、もう一度上空から押しかかる部隊がいた。 「私達を無視しないでよね!!」 欧州義勇飛行隊が、一体に対して集中攻撃をかける。 反撃でレーザーを叩き込むが、今度は的が多すぎてうまく狙えない。 損傷がひどくなり、溜まらなくなったのか、逃げる様に綾香たちから離れる。 勝手な行動をとろうとする相棒に、慌てて近づこうとした。 が、自らも強力な一撃を受け、退避しようとする。 墳進砲を構えた狐火隊隊員が、すぐさま自分の隊の弾薬係に新しい砲を貰いに行く。 奇しくも他の隊員と、義勇飛行隊のお蔭で、有効射程距離に近づけたからこその一撃だった。 作戦通りに状況は進んでいる。 護衛は二段階で引きはがし、本命も連携させないように引きはがせた。 護衛も殲滅し終われば、更に【アホウドリ】を攻撃できる戦力が増える。 全員が奮闘している光景を、少し離れた所から見ている二人がいた。 「サリア、今のはまずい。少しだけ引け。」 『了解!』 「エリス! お前は突っ込み過ぎだ、死ぬ気かッ!!」 『す、すみません!』 的確に指示を出すアドルフィーネの横で、美緒は蓮度の高い欧州義勇飛行隊の戦闘に見入っていた。 「すごい・・・」 目の前では狐狸部隊顔負けの突撃と、回避能力を見せるウィッチ達。 世界にもこんなに上手い人達がいるという事実に興奮しきりだ。 しかし、その隣で戦況を見ている義勇飛行隊総隊長の表情は険しい。 「まずいな・・・」 「えっ?」 なにがだろうか? 今見ても敵を圧倒しているように見えて、自分達は必要なのか。 「今は敵が混乱しているからまだいい。逃走と回復をメインにしたら逃げられる。」 それは事実だ。 今は乱射でこちらを妨害しているが、護衛が一機もいなくなったと悟れば遠慮なしに逃げるだろう。 だからこそ不味い。 「坂本美緒君・・・準備は良いか?」 333 :影響を受ける人:2014/06/22(日) 22 21 22 銃器を構えたアドルフィーネの雰囲気ががらりと変わる。 空気が変わるほどの影響を受け、ゴクリと唾を飲み込んだ。 そうだ、元々の作戦は自分達が要だった。 静かに息を整えて敵を見据える。 横目にみていたアドルフィーネは、不敵に笑う。 (ふっ・・・小さくとも、侍か・・・) ジャキリと銃を構える。 「この距離では正確な位置がつかめん。行くぞ!」 「了解!」 二人は戦場に向かって飛翔した。 狙うは欧州義勇飛行隊が襲っている【アホウドリ】。 群がるウィッチの猛攻に、嫌気がさしてきたのかシャッターを閉じようとしている。 そうはさせまいと総隊長は指示を出す。 扶桑国より譲り受けた20mm機関砲で滅多打ちにする。 飛行速度が下がっているネウロイにはたまらない。 逃げる為、機首を自分達が来た方向に向けようとして、美緒達を見つけた。 〔ガコンッ!〕という音がして機首が上下に分かれた。 今まで確認されていなかった砲門。恐らく奥の手だろう。 三門並んだレーザーが放たれる。 それを交わして突き進む二人。 照射時間が長い機首の攻撃は、執拗に二人を追う。 それを妨害せんとするウィッチに対して、【アホウドリ】も反撃する。 美緒とアドルフィーネは有効射程より少し遠めで上下に分かれた。 二人の目は・・・魔眼特有の光を帯びていた。 (私はあまり魔眼が好きじゃなかった。 制御できず。片目の生活は辛かった。 そんな私でも役に立てる事が出来るようになった。 みんなが私を信じている。 私は・・・それを信じ、自らを信じる!) 〔カッ!〕と見開いた魔眼は、的確に敵を透視する。 機首から見て・・・すぐに見つかった。 だが安心はしない。ミチル先輩も言っていた・・・「思い込みは油断の元で、危険な兆候だ」・・・と。 胴体を全て見て、螺旋をえがく様に敵後方に躍り出てインカムを起動させる。 「敵の核を発見! 機首1m先。中心部より、ちょい上です!」 『確認した。間違いない、攻撃を集中しろ!!』 アドルフィーネが号令を下すと、一斉に機首を集中攻撃し始める。 【アホウドリ】は嫌がる様に蛇行して、射線から逃れようとした。 だが、ここぞとばかりに彼女等は攻撃した。 表面の装甲が剥がれ、削れ・・・とうとう核が露出した。 「くたばれぇ!」 ウィッチの一人が、これまた扶桑から支給された投擲砲で核を狙い撃った。 発射された弾頭は吸い込まれるように当たり、起爆し、核を破壊した。 少しだけ間が開いたと思った瞬間、【アホウドリ】が美しい結晶に変わって爆散した。 その光景に歓声を上げる欧州組の横では、二体目の解析に入った美緒とアドルフィーネがいる。 敵を万遍なく見て、すぐに報告する。 「機首より1.5m。中心部に有ります!」 それを受けて徹子とミチルが、最後の墳進砲を抱えて突撃した。 「無理して前に出るな!」 「大丈夫です。前座は、まかしてください!」 「勝手にしろ!!」 言い争いつつも、二人はレーザーの雨をかいくぐる。 見た目で分かるくらい、すでに敵は及び腰になっていた。 護衛がいなくなり、相棒も斃された。 逃げるしかないが、敵は容赦しない。 智子が接近して斬りつける。圭子が対戦車ライフルで銃座を破壊する。 334 :影響を受ける人:2014/06/22(日) 22 21 59 章香が智子とは反対側から翼を切り裂く。武子・綾香・サエが隊員を指揮して常に銃火を途絶えさせない。 そこに二人が有効射程まで接近していく。 まずは徹子が発射し装甲をはがす。爆炎を吹き飛ばして進む【アホウドリ】に対し、ミチルは冷たい目で止めを刺した。 爆散して、結晶が散らばる空を、美緒は茫然と見る。 「おわった・・・のか?」 「ああ、おわったよ。」 そう言って肩を叩いたアドルフィーネ総隊長を見る。 いつの間に隣を飛行していたのだろうか? 「ご苦労さん・・・しかしなんだ。」 「なんですか?」 「負傷者はいるが、戦死者無し。凄いぞこれは。」 それは確かにすごい。だけど実感がわかない。 俯きそうになる顔を何とか必死にあげようとしたら、誰かが飛びついてきた。 「やったよ、美緒ちゃん!」 「じゅ、醇子!?」 「的確な指示だったわよ。」 「穴吹隊長・・・有難うございます。」 「やりましたわね!」「死ぬかと思ったッス!」 「美緒さん、ご苦労様です!」「美緒、やったな!」 仲間にもみくちゃにされ、ようやく実感が持てたのか、少しだけ涙を流した。 その様子を、章香とアドルフィーネは優しく見つめた。 作戦は、無事に終わった。 以上となります。 今回で【アホウドリ】戦終らせるつもりだったから、最長の長さになった。 それでも書きたい事をだいぶ削ってあるんだよね・・・ 批判酷評待っています。