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*こちらのバージョン前提でルビとか振ってあります ガラクタの山を猫車――工事現場で土砂運搬に使う一輪のアレだ――に乗せて戻ってきた会 長の姿を見て、工克巳《たくみかつみ》は肩をすくめた。 「蛇蝎《だかつ》さん、どうするんですか」 「修復しろ。さすがに今回のは大きすぎた、予測ができても対応できないのでは意味がない」 「いや、そうじゃなくて、セイバーギアじたい……」 元からジャンクつぎはぎの急造品だった上、派手にやられてバラバラになった〈ヘビィース コルピオン〉の惨状を前に、克巳はため息をつく。 裏|醒徒《せいと》会の長である蛇蝎|兇次郎《きようじろう》が、チビっ子たちに大人気 の対戦型遊具〈セイバーギア〉に、年甲斐もなくのめり込むようになってから、そろそろ二週 間になろうとしていた。 拾い物でできているので、大して元手はかかっていないとはいえ、毎度のように破壊されて いては修理費も目に見える額となってくる。 「ホントに、ガキのお遊びにつき合ってどうするの?」 今回は珍しく、裏醒徒会の初等部担当兼マスコットである、相島《あいじま》陸《りく》も 克巳の意見に賛同するようだった。兇次郎のギアである〈ヘビィースコルピオン〉は規格外の 巨大セイバーであり、その運搬用として、いわば魔法のポケットである陸の異能〈カットアン ドペースト〉はフル活用されていた。拘束時間が長いために、遊びまわれないのが不満なのだ。 陸を見る兇次郎の目は、意外なほどまじめだった。 「相島、そもそもこの任務に適しているのはきさまなのだぞ。セイバーギアの主な対象年齢は 小学生児童だ」 「でもさ蛇蝎おにいちゃん、ぼくがいきなりセイバーギアはじめたって、まわりのみんなに、 なにかたくらんでるって思われるだけだよ」 陸の反論に、さしもの兇次郎も答えに詰まった。弱冠十一歳でありながら「きれいなおねえ ちゃんが大好き」な陸は早熟の色男であり、女性との接点につながらないことにはろくに興味 を抱かない。携帯ゲーム機は持っているが、ささっているソフトの内容は、「お友達とアドレ ス交換をして仲良しポイントを貯めよう!」という感じの、リアルで会うことを前提としてい るものだ。もちろん陸の持っているアドレスは、大学部や若手の女性教職員、学園近隣の「お ねえちゃん」たちのものばかり。 「……それは認めざるをえん。だから運ぶのくらいは黙って手伝ってもよかろう」 兇次郎は陸の見解を半分は首肯した。白々しい顔をした陸にギアバトルをやらせるより、自 ら〈魔王〉を名乗って大仰な芝居をしていたほうがまだマシであろう。金銭をかけることので きないポンコツマシンで、どうやって戦うかを考えるのが意外と楽しい、ということは黙って おくことにした。 だが。 「来週の日曜日、区大会予選のある日は無理だからね。ずっと前から約束があるんだから」 と、陸の返事はつれないものだった。しかも兇次郎にとっては、意外な情報も含まれている。 「大会の日程をなぜ知っているのだ?」 「清廉《せいれん》おねえちゃんに教えてもらった。島内には中継するんだって」 「なるほどな。あながち執行部もアホばかりではないようだ。初等部の発掘には余念がないな。 やはり、やつらにだけ青田刈りをさせてはいられん」 妙に気合の入っている兇次郎の様子に、陸と克巳は顔を見合わせた。欠食児童に食事をさせ るなど、初等部の児童を懐柔して裏醒徒会シンパに仕立てていくのは、兇次郎にとって最も重 要な戦略であるのだが、陸や克巳にはまだそこまでの長期的な視点はない。おそらく、裏醒徒 会ナンバー2である笑乃坂《えみのさか》や、影の協力者である清廉も、兇次郎が十年の時を 費やしてでもこの島の支配権を得ようと、本気で考えているとまでは、気づいていないだろう。 蛇蝎兇次郎は遠大な男であった。 そして兇次郎の見たところ、子供たちの間で流行っている〈セイバーギア〉は、金の卵を見 つけ出すのに最適な計器だった。双葉区内で売られているセイバーギアは一般流通しているも のとはすこし違う。異能の力に感応するのだ。 子供たちにとっては遊びながら異能を磨くことのできる格好の教材であり、大人たちから見 れば開花しつつある才能をすぐに見出すことのできる便利な鈴だった。年端もいかぬ幼い子が 異能を暴走させ、周囲を傷つけ、自らも深いトラウマを負ってしまうようなことは、遠からず なくなるだろう。 そしてそれは、異能者を完全に管理する社会の到来をも意味するのかもしれない。兇次郎が 自らを悪と規定し、体制に与しないアンチテーゼたろうとしている理由は、そうした流れに対 して、彼の灰色の脳細胞が警鐘を鳴らしているからなのだろうか。 しかし、兇次郎は己の考えていることを軽々と明かしはしない。克巳に〈ネオ・ヘビィース コルピオン〉の仕様を指示し、必要なパーツを調達するため、兇次郎は裏醒徒会のアジトであ る野鳥研究会室をあとにした。実際には〈ネオ・ヘビィースコルピオン・リターン・マーク7〉 くらいなのだが、細かいことを気にしていては大物にはなれないというものだ。 セイバーギアは民生用技術としては最先端といって差し支えのないハイテクの塊であり、け っこう高価な玩具だった。小学生では、誕生日やクリスマスにコアパーツをプレゼントしても らうほかには、毎月のお小遣いでカスタムパーツをひとつずつそろえていくのでやっとだろう。 双葉区特別仕様の〈異能反応〉型は、その改造費の分は政府からの補助金でカバーされている ので一般流通品と同程度の価格に抑えられているものの、苦学生である兇次郎にとってはなお お高い買物だ。 結果として、兇次郎は中古パーツを置いてある店をまわることになる。場所に余裕のある店 では、セイバーギアの対戦リングを置いてあることも多い。 一軒めは空振りで、二軒めの店に入ったところで兇次郎は足を止めた。ちょうど野試合がは じまるところに出会したのだ。どちらも初等部の三年生か四年生で、異能の資質を秘めている ようだった。見物していくことにして、兇次郎は長椅子に腰を下ろす。 線が細く青白い、インドア派であることがあきらかな子と、健康そうに陽焼けしている子が 対決するようだ。もっとも、ギアバトルにおいて体格の違いは影響を与えない。事前のセッテ ィングの妙と、臨機応変な判断力、そして精神力がものをいう。異能反応型のセイバーは、気 持ちを込めて応援すれば本当に強くなるのだ。 精神戦の中には、もちろん場外での舌戦も含まれる。先に口火を切ったのは、陽焼けしてい る子のほうだった。 「おまえ、転校してきたばっかのくせに、チョーシづきすぎてるんじゃねえのか?」 「きみがなにをいいたいのか、よくわからないな」 「その態度がチョーシこいてるっつってんだよ!」 「いいから、早くギアバトルしようよ。決着をつけようっていったのはそっちでしょ」 冷めた調子で、白細い子が自分のセイバーを手に取った。鳥型セイバー〈フォトンレイブン〉 に若干のカスタマイズを施した機体のようだ。素早いが脆い、扱いの難しいセイバーである。 一度舌打ちして、陽焼けしている子もセイバーを構えた。カメ型セイバー〈マッドトータス〉 に見えるが、こいつは甲羅の下になにを隠しているのかわからない。格闘用クローが出るか、 射撃用のキャノン砲が出るか、意表をついて宙を飛ぶやつまでいる。 ギャラリーは、兇次郎のほかに六人。店番のおばちゃんがカウンターからそれとなく目を配 っており、残りの五人は陽焼け坊やの取り巻きのようだ。 対峙するふたりが、腕を振り上げる。スターターシグナルにあわせて、ファイティングコー ルを唱和する。 『レディ――ゴーーーーー・セイッ!!』 開始の合図とともに、バトルフィールドの中に、両者のセイバーが投じられた。当然のごと く、フォトンレイブンが素早い動きで先手を取った。レイブンがくちばしを開くと、青白い波 形が迸り出て、マッドトータスを襲う。トータスは甲羅の中に頭と四肢を引っ込め、防御態勢 をとった。レイブンの吐いた青白い波は、トータスをたたくだけではなくフィールドの盛り土 を円錐形にえぐりとっていく。 「この坊主――音波遣いか」 兇次郎がつぶやく間にも、レイブンは距離をつめてトータスへ蹴りを入れる。続いて鋭いく ちばしを甲羅へ打ち込んだ。二度、三度、四度――だが防御形態のトータスはびくともしない。 効果の薄い攻撃を中断すると、レイブンは二脚でジャンプし、店舗の天井近くまで舞いあが った。さすがのセイバーギアといえど、自由自在に飛び回れるほどではない。ジャンプしたり、 滑空したりする程度だ。 トータスの真上につけたレイブンが、翼をたたんで急降下に移る。 「いけ、スパイラル・ダイブ!」 白細い子の声に応え、レイブンがドリルのように回転しながらトータスへと迫った。さらに くちばしの先が青白く光る。ダイブ+ドリル+ソニックアンカー――よほど守備に特化した異 能でない限り、マッドトータス自体の防御力でこの攻撃に耐えることは不可能、それが、蛇蝎 のはじき出した結論だった。 そこで、トータスが動いた。後脚としっぽだけを支えに、立ちあがる。飛び込んでくるレイ ブンに向け、トータスの甲羅から、前脚の代わりに二門の大砲が突き出された。 「意外な速攻勝負になったな」 と兇次郎が口にするのとほぼ同時に、陽焼けしている子が、叫ぶ。 「コラテラル・バースト!!」 トータスの大砲が、火を噴いた。どうやら、陽焼けしている子の異能は、火器の威力を増幅 させるものらしい。 ゼロ距離射撃と同時にレイブンの超音波を食らい、トータスは地面にひっくり返った。一方、 レイブンはリング外にまで吹き飛ばされ、右羽根を失った無惨な姿をさらしていた。しばらく すると、トータスが甲羅に脚を引っ込め、反動をつけて起きあがる。ダブルKOというわけで もなかったようだ。マッドトータスの、陽焼けしている少年の完勝であった。 五人組から大歓声があがる。 「っしゃー!!」 「さすがだぜヨシ!」 「やっぱり正義が勝ったぜ!」 陽焼けしている少年が、得意げに取り巻きたちのほうへ振り向いた。 「当然、こんな新入りなんかに負けるかよ」 盛りあがる勝者の側に対し、敗れた白細い子は茫然としていた。床に転がっている愛機を拾 いあげることも忘れ、ただ立ちつくす。 「いいか、おれたちが勝ったんだからな。明日からは逆らうんじゃねえぞ。お代わりはおれた ちが優先なんだよ。ジャンケンで決めるなんて、そんなナンセンスなことはねえの。それがE 組のオキテなんだ、わかったな」 と、陽焼けしている子――ヨシは敗者へいい渡すと、意気揚々と仲間を引き連れて店を出て 行った。争いの原因を察して、兇次郎は苦笑を漏らす。給食のお代わりが公平に分配されない のはおかしいと主張した転入生の正論は、通らなかったわけだ。 だが、ルールに則って定められた力関係になら、正当性はある。覆したければ、再戦を挑ん で勝てばいい、いや、勝つしかない。 白細い子がのろのろと動き、床からレイブンを拾いあげた。高々と頭上に掲げられたその腕 を、兇次郎は無言でつかむ。 びくりと、白細い子が兇次郎の顔を見た。この子ほどではないが兇次郎も血色は良くない。 頬がこけ、眼光鋭い裏醒徒会長の容貌は、小学生から見ればかなりの威圧感がある。現にこれ までも、初見でなついてくれた児童はほとんどいなかった。 「な、なんだよあんた!?」 案の定、その声は震えていた。兇次郎は、いきなり叱責する。 「物を粗末にするな、愚か者め。だからきさまは負けたのだ」 「ちがう! ぼくは勝ってた、この、こいつがちゃんと動いてれば――」 「そんなことではあと百回やっても百回負けるぞ」 兇次郎は凍るような口調を浴びせた。それから、わずかばかり調子を緩めて、訊ねる。 「小坊主、この島に越してきたのはいつだ?」 「一ヶ月前……です」 「ここにくる前もセイバーギアをプレイしていたのか?」 「うん……いえ、はい、やってました」 「では、ここの島のセイバーギアが特別なことはわかっているな?」 「異能の力がセイバーにでるんでしょう」 「それだけではない。異能の力とは精神の、魂の力だ。きさまの心をセイバーに通わせること で、はじめて本当の力を発揮する。あの小坊主……ヨシといっていたか」 「あいつは筒井《つつい》由典《よしのり》っていう名前です」 「由典はあのセイバーでもう何ヶ月もギアバトルを戦ってきているだろう。この島にやってき て一ヶ月程度、しかもあまりセイバーを大事に思っていなかったきさまでは、まだまだ敵わな い相手なのだ」 白細い子は口をへの字にしてしばらくレイブンへ目を落とし、それから顔をあげた。 「強くなりたい」 兇次郎はひとつ口の端に笑みを浮かべてから、きびすを返した。白細い子には背を向けたま まで、いう。 「その言葉に偽りがないのなら、ついてこい」 そしてそのまま歩きはじめた。この小坊主はものになる――そんな予感がしたので。 ちなみにパーツ屋のおばちゃんは、「物を粗末にするな」と子供を諭す青年にすっかり感心 していたので、小学生男児連れ去り容疑で兇次郎がお縄になる危機はどうにか回避されること になった。 意外な邂逅は、野鳥研究会室で果たされた。陸はとっくに帰ってしまっていたが、克巳はま だ残っていて、〈ヘビィースコルピオン〉の残骸から使えるパーツを選り分けていた。 兇次郎がつれてきた白細い子と克巳の目が合い、しばらくお互いに硬直する。 「……に、兄ちゃん!?」 「克次《かつじ》? おまえどうしてこんなところに」 「兄弟……だと?」 蛇蝎兇次郎ともあろう者が、この展開はまったく予想していなかった。あらためて見てみて も、そんなには似ていない。 兇次郎の驚愕をよそに、ひさしぶりの再開となった工兄弟は互いの近況を確認し合っていた。 「おまえも異能が発現したのか?」 「うん。|音波の錐《サラウンドコーン》っていうんだって。将来有望っていわれたけど、い まはどんだけがんばっても、ちょっと先のガラスを割るくらいしかできないや」 「なんで島にきたのに連絡くれなかったんだよ」 「お父さんが『克巳は勘当中だからいまは家族じゃない』……っていうんだ。不良をやってる ようだから、おまえも引き込まれるかもしれないから近づくなって」 「もう足抜けしたよ。蛇蝎さんのおかげでな」 誇らしげな口調とともに、克巳は兇次郎へ憧憬の念のこもった視線を送った。克次もそちら を見る。 「だかつ……さん?」 克次の声を受け、蛇蝎はひとつ忘れていたことに気づいた。 「そういえば名乗っていなかったな。我輩の名は蛇蝎兇次郎、裏醒徒会の長だ」 「工克次です。兄がお世話になってます。……うらせいとかいってなんです?」 ぺこりとおじぎしてから、克次は首をかしげた。 「野党の党首みたいなもんだ。醒徒会は知ってるだろう? 影の醒徒会ってわけだ」 「へえ、すごい人なんだね」 克巳の説明は適当きわまりなかったが、克次は素直に感心した。兇次郎のほうへ向き直って、 克巳は訊ねる。 「ところで蛇蝎さん、どうしてこいつを連れてきたんですか。べつにおれの弟だからというわ けじゃないみたいですけど」 「うむ。こいつを区大会の予選に出してみようかと思ってな」 「大会って、セイバーギアのですか?」 「そうだ。会場の外で魔王を名乗って野試合をするのでは、せいぜいふた組かその程度の実力 しか測ることができん。かといって横で見ているだけでは確かなことがわからないのが、セイ バーギアの奥深いところだ。工、きさまならセイバーに計器を仕込むことができるだろう。そ れを持たせて弟に大会を戦わせれば、多くの詳細なデータが手に入るというわけだ」 「なるほど」 兇次郎の説明に克巳はうなずいた。克次のほうは目を輝かせている。 「強いセイバー使いになれるかな、ぼく」 会長の指示となれば、克巳の動きは速い。 「とりあえず、こっから適当なパーツとって、そいつを修理しろ」 選り分け途中のパーツが入った箱を弟に渡すと、克巳は野鳥研究会室の中央を占拠する大き なテーブルの上をかたづけはじめた。 今度は兇次郎が怪訝な表情をする番だった。 「なにをする気だ?」 「ちょっとこいつの腕がどんなものか確かめます」 「きさま、セイバーを持っていたのか……?」 「思いっきりパチモノですけどね。サイズ規格しか合わせてないんで大会には出られません」 一度テーブルの上をきれいにしてから適当に障害物を設置し直して、克巳が簡易リングを整 えるのに五分ほどかかった。その間に、克次は〈フォトンレイブン〉を修理し終えていた。右 の羽根だけ色が違うパーツになってしまったが、機能的には問題なさそうだ。 「公式リングじゃないんで外周にセンサーがありません。蛇蝎さん、ラインアウトの判定お願 いします」 といって、克巳はロッカーからパチモノセイバーを取り出す。 「工、そいつは――」 「お察しのとおりです。〈鋼鉄《スチール》の《・》毒蛇《ヴアイパー》〉のあまりパーツで 作りました。〈小白蛇《タイニィパイソン》〉」 蛇蝎へ説明してから、白いヘビ型のセイバーモドキを手に、克巳は弟へ声をかけた。 「準備はいいか?」 「うん」 フォトンレイブンを掲げて、克次が応じる。スターターシグナルもないので、兇次郎が右手 をあげた。 「レディ――」 『ゴーーーーー・セイッ!!』 兄弟のそれぞれの手からセイバーが放たれる。タイニィパイソンとフォトンレイブンは同時 にフィールド上に接地したが、レイブンが二歩進んだときには、すでにパイソンがその側面を 捉えていた。 「はやい……!?」 克次の驚愕をよそに、パイソンが長大なしっぽを振るってレイブンを打ちすえる。向き直っ てレイブンはくちばしを繰り出すものの、パイソンは身を捻って躱し、敵の足元へ滑り込んだ。 脚に絡みつかれかかって、レイブンは両翼を羽ばたかせて逃げる。 「相手の動きをよく見ろ。一瞬ごとに判断を変えるんだ」 兄の声が聞こえるが、克次にその内容は理解できない。人の話の意味を聞き取っている場合 ではなかった。 パイソンは常にレイブンに張りつくように動いてくる。くちばしや蹴爪で攻撃しようとして も、ヘビの長い身体はすべてが武器だ。どこを攻めても、しっぽか牙によってかならず反撃さ れてしまう。痛み分けを続けていては、耐久力の低いレイブンに勝ち目はなかった。 削り合いでは負けてしまうと悟って、克次はレイブンを一気に飛び退がらせ、ついに必殺の サラウンドコーンを放った。だが、障害物として置かれていた、五〇〇ミリペットボトルをひ しゃげさせて吹き飛ばすのが関の山だった。 サラウンドコーンを身を縮ませて回避したパイソンは、身体下半分をバネとして跳ねあがり、 そのまま身体上半分を螺旋状にしたままレイブンの首に飛びかかった。一気にレイブンの首に 巻きつき、締めあげる。 勝負はついた。 有効打の一発すらなし。克次にとっては、〈マッドトータス〉戦よりはるかにひどい、いい とこなしの完封負けだった。 「そ、そんな……」 床に崩れる弟へ近寄って、克巳はその肩をたたいた。 「この白蛇《パイソン》を倒せるようになったら、ほとんどの小学生が使うセイバーに勝てる ようになるさ。こいつはインチキセイバーなんだ、チートだよ」 「いんちきって、どういうこと……」 「こういうことだ」 といって、克巳は制服のブレザーを脱いだ。兄の胴に巻かれた、鈍色の金属光沢が、克次の 目を奪う。 「これがおれの異能の真髄、〈鋼鉄《スチール》の《・》毒蛇《ヴアイパー》〉だ。そんじょ そこらの怪物《ラルヴア》には負けない真物の武器だよ。白蛇《パイソン》はこいつのミニチ ュアなんだ。セイバーギアはあくまでもオモチャ、実戦用の武器じゃない。――まあ、トップ ランカーには、こっちの毒蛇《ヴアイパー》本体にもセイバーで勝っちゃえそうなバケモノが そろってるけどな」 克次の知っている兄は、こんなに恰好よくなかった。わかれて数ヶ月でこんなにもまぶしい 存在になっているとは。きっとそれは、兄が異能のパワーを正しく使っているからなのだ―― と、幼い克次は素直に感動した。 「兄ちゃん……ぼく、強くなるよ。兄ちゃんと一緒に怪物《ラルヴア》退治に行けるように、 セイバーギアでトレーニングするよ」 「よし、やるか。ちなみにこの白蛇は完全自動型だから、手加減するモードはついてない。覚 悟はいいな」 「ぼくがんばるよ、兄ちゃん!」 そんな、「兄弟よ大志を抱け」の図式と化している克巳と克次の様子を、兇次郎は生温かい 笑みで見守るのだった。 翌週の日曜日――商店街の大型ホビーショップにて、セイバーギア双葉区大会の予選Bブロ ックが開催されようとしていた。 双葉区大会で優勝しても、都大会、地区大会、全国大会への扉は開かれることはない。異能 感応式のセイバーギアは双葉区内限定モデルなので、仕方のないことではある。純粋にセイバ ーギアを極めたいなら、非異能型の一般品を持って、区外の大会に出なければならなかった。 そして基本的には、初等部児童のための大会だった。異能育成のためのマシンなのだから、 当然の措置ではある。魂源力《アツイルト》を数値的に測定するだけではわからない、疑似実 戦の中で磨かれた、将来のエース異能者候補を発掘するのが体制側の目的なのだ。 フリークラスへの出場を希望する児童であっても、まずは初等部の階級で優秀な成績を収め なければならない。 出場者よりもギャラリーのほうが何倍も多く、会場は大盛況だった。メモやモバイル、ファ イルを手に、真剣な面持ちをした大人が何人も混ざっている。中には、白衣を着たままの人も いた。島内の異能関係の研究者なのだろう。優秀な異能者の卵を探しているのだ。 気合充分で予選に挑んだ克次は、抽選の結果、初戦で因縁の相手とぶつかることになった。 クラスメートの筒井由典――克次にとっては、またとないリターンマッチの好機である。 克次の姿を目にして、由典は余裕の表情だ。 「ふん、またおまえか。何度やってもおれの〈マッドトータス〉には勝てやしないぜ」 「きみの技は前回の戦いで見せてもらった。換装命の〈マッドトータス〉なのに、実質一択。 仮にぼくに勝ったとして、二回戦どうするの?」 「……そのナメた口を二度とたたけないようにしてやろう。リングアウトなんてヌルいことは なしだ。岩に押しつけてコナゴナになるまでコラテラル・バーストをくれてやる」 ただ勝つだけでは収まらなくなった由典は、マッドトータスを克次へ突きつけた。対して、 克次はおもむろにセイバーを取り出す。 由典が嘲笑を浮かべた。 「新しいセイバーか。ホイホイ乗り換えるようなやつがビッグになった試しはないぜ」 「姿を変えただけさ。これがぼくの〈有翼虹蛇《コアトル》〉セイバーだ」 有翼虹蛇《コアトル》は、コアパーツをフォトンレイブンから受け継いでいる。頭を取り替 え、胴をシェイプアップし、しっぽを伸ばして、脚をオミットした。パーツは〈ヘビィースコ ルピオン〉の残骸から拝借した、ジャンクではあるがすべて正規規格の品だ。 改造したのは、もちろん克巳である。 「両者、構えて」 セイバーギアの公式戦にはジャッジがつく。陸なら喜びそうな感じのお姉さんの指示に従っ て、克次と由典はセイバーを掲げた。 「レディ――」 『ゴーーーーー・セイッ!!』 有翼虹蛇《コアトル》とマッドトータスは、同時にバトルフィールドへ降り立った。が、ト ータスは由典の手から離れた瞬間から砲身を展開し、着地するなり弾丸を撃ち放つ。ルール上 は違反ではない。 たちまち連鎖する爆発が有翼虹蛇《コアトル》の姿を覆い隠す。 無駄弾を撃つことはなく、由典は油断なくフィールドを見渡した。このバトルのステージデ ザインは「岩の荒野」だ。そこそこ障害物があるものの、プレイヤーの視界を遮る極端なサイ ズの構造物はない。天へ向けて細長く伸びる岩山の影になっている部分は、プレイヤー自身が 動けば視線を通す位置までいける。しかし有翼虹蛇《コアトル》は見えなかった。 「なんだ、待ちでどうにかなるとでも思ってるのか。マッドトータスのビッグキャノンは岩山 のオブジェくらいぶっ壊せるぞ。時間切れまで、かすられもせずに逃げていられたとしても、 ドローにしかならないぜ」 由典が煽ってくるが、克次は黙って腕を組んでいた。そう長く待つ必要はない。爆煙が晴れ ――そこに有翼虹蛇《コアトル》の姿は影も形もなかった。 「なに……?」 障害物の裏に隠れているのかと、由典は右へ左へと動く。それでも有翼虹蛇《コアトル》は 見つからない。由典の動きに合わせて岩陰をまわり込む、ということはできないはずだった。 マッドトータスは自動照準でも砲撃できるからである。トータスと由典、その両方の視界から 同時に姿を隠すことは不可能だ。 フィールドの地上部分では。 「……まさか!?」 由典が気づいたときには、トータスのすぐ脇に屹立している岩山の頂上から、有翼虹蛇《コ アトル》が音もなく滑り降りてきていた。トータスが向き直るよりも早く、しっぽの先端で右 後脚を絡めとり、ひっくり返す。 背中側に比べれば、亀の甲羅の腹側はずいぶんと薄い。有翼虹蛇《コアトル》の牙が突き刺 さり、さらにサラウンドコーンがたたき込まれた。衝撃が浸透し、トータスの巨体が震える。 有翼虹蛇《コアトル》が鎌首を逸らせ、もう一撃くれてやろうというところで、トータスの 後脚が甲羅の中に引っ込んだ。開いた穴からジェット噴射をして、背中を地面にこすりつけつ つもトータスは有翼虹蛇《コアトル》の間合から逃れる。 したたか被った損害に、由典は歯噛みした。 「くそ、どうやって岩山を登った。いや、岩山の頂上から頂上に飛び移るのに、おれが気づか なかったはずはない」 「登るのは簡単だったよ。最初の砲撃にまぎれればいいだけなんだから。そして、煙が晴れた とき、きみは存在しない有翼虹蛇《コアトル》を探すために意識を集中しすぎたんだ。岩山の 間を飛び越えるのには二秒もかからない。それにここの会場は応援でうるさいからね。実際に 気づかなかったでしょ?」 と、克次はこともなげに答えた。カメレオン能力を使ったわけでもなく、ただ隙をつかれた だけだというのは由典にとって信じ難いことだった。しかし、今日の試合は公式戦、一度リン グの外へ抜け出して大まわりをするというようなインチキはできない。 ほんの数日でなにが変わったというのか。本人が腕を上げたのか、セイバーの性能か。 ――セイバーの性能だ。現に変わっているじゃないか。 由典は自分のセイバーのことを思い出した。マッドトータス――鋼の守りと岩の体力を誇る、 信頼できる相棒。そうだ、あんな新入りに負けるものか。 由典は拳を固め、叫ぶ。 「いけマッドトータス、おまえの本当の力を見せてやるんだ!!」 トータスも吼えた。カメとは思えない速度で、有翼虹蛇《コアトル》へと突き進む。 サラウンドコーンの一発や二発は根性で受けるつもりだったが、有翼虹蛇《コアトル》は真 っ向から迎え討ってきた。 激突する。 接近戦でなら有翼虹蛇《コアトル》はトータスの敵ではない。脚払いで転ばされてもそんな のはダメージのうちに入らないし、接触距離でのサラウンドコーン以外に有翼虹蛇《コアトル》 側にはまともな攻撃手段がない。それに対し、トータスの爪や牙は、鈍重なので躱されやすい ものの、一発でもあたれば有効打だ。 ――と由典は踏んでいたのだが、有翼虹蛇《コアトル》は真っ正面からぶつかってきたとみ せて狡猾だった。身を捻ってトータスの牙を躱し、滑空を補助する役にしか立たないと思って いた翼で爪攻撃を受け流す。一方で有翼虹蛇《コアトル》の牙はトータスの四肢にチクチクと 噛みつき、わずかずつだが体力を奪っていく。 「くっそ……」 思いもよらない展開に、由典の背中をいやな汗が流れ落ちた。甲羅にこもるのは問題外だ。 このまま戦っても、タイムアップまでトータスの体力は保つのである。もちろん待っているの は判定負けという結果だが。 トータスの攻撃が二発あたればイーブンにまで戻る。しかし由典はセイバー使いとしていっ ぱしのレベルには達していた。その戦士の勘が告げるのだ。これでは勝てないと。 由典は、ただひとつの逆転の可能性に賭けることにした。変幻自在の有翼虹蛇《コアトル》 の攻撃に耐えながら、トータスに一歩ずつカニ歩きをさせる。じりじりと右へ。 克次も相手がなにか企んでいることには気づいていた。が、下手に離脱すればトータスのビ ッグキャノンが火を噴く。あたる確率はほとんどない攻撃ではあるが、仮にもらってしまった ら近接打撃より痛い。逆転を許してしまう。 ついにトータスは賭けに出るポイントへ到達した。由典は迷いなく必殺技を宣言する。 「いけぇ! コラテラル・バーストッ!!」 トータスの前脚が引っ込み、ビッグキャノンが展開された。もちろん、こんな至近距離で砲 身をのんびりと伸ばしたところで、その動きは克次にとっても有翼虹蛇《コアトル》にとって もスローモーションに等しい。 あたるわけはないが、だからこそ由典がなぜこんな行動をとるのか、それが克次には引っか かっていた。まだ時間はある。最後っ屁には早い。有翼虹蛇《コアトル》をトータスの右サイ ドへまわり込ませようとし――砲門が追尾してこなかったことで、克次はようやく相手の狙い に気づいた。 「させるかっ!」 有翼虹蛇《コアトル》のしっぽの先で、トータスの右後脚を払う。バランスを崩しながらも、 トータスのビッグキャノンは由典の異能によって限界以上の火力を絞り出されていた。 撃ち出されたコラテラル・バーストはわずかに狙いがそれ、有翼虹蛇《コアトル》の背後に そびえていた岩山の根元部分を七割ほど吹き飛ばす。 岩山が崩れはじめた。その方向は、由典の狙いとは一五度ばかりずれていた。そして岩山の 上部が落ちかかってくる地点には、バランスを崩してひっくり返っているトータスがいた。 克次は有翼虹蛇《コアトル》に指示を下す。その動きを見て、由典が叫んだ。 「なんのつもりだ!?」 「トータスが潰れちゃうだろ!」 まだ逆さまのままのトータスの前に、有翼虹蛇《コアトル》が進み出る。そこへ、巨大な岩 の塊が降りかかってきた。真物とは違う、ぎっしり詰まった岩盤ではないといっても、セイバ ーギアを単なる燃えないゴミに変えてしまう程度の重量はある。縦横は二〇センチ、高さはそ の二倍ほど―― 「サラウンド・バスタァーーーッ!!」 克次の必殺コールに応えて、有翼虹蛇《コアトル》が音波の槍を撃ち放った。振動波が、迫 りくる岩を分割し、四散させる。 エネルギーのほとんどを使い切り、有翼虹蛇《コアトル》が動きを止めたところで、マッド トータスがちょうど起き上がった。だが、由典は自らバトルフィールド内へ身を乗り出し、腕 を伸ばして愛機を拾いあげた。ドロップアウトだ。 「試合放棄とみなします。勝者、工克次くん!」 ジャッジのお姉さんがフラッグをあげて試合終了を宣告した。これで、克次は異能感応型の セイバーギア公式戦において、記念すべき初勝利を挙げたことになる。 「攻撃すればそっちの勝ちだったのに、どうして?」 と、克次は由典へ訊ねた。マッドトータスを両手で抱えて、由典がぼそりと答える。 「……おまえはこいつを助けてくれたじゃないか」 「それと試合はべつだよ。勝手にエネルギー使ったのはこっちなんだから」 「そんなんじゃおれが勝ったことにはならない!」 「もしかして、余計な真似だったかな」 「そうじゃない。おまえがトータスを助けてくれて、すごくホッとしたんだ。なのに、おれは 先におまえのセイバーを岩で潰そうとしてたんだ……」 ばつの悪そうな表情の由典に対し、克次は、にぃ、と笑ってみせる。 「もう、ぼくたちは友達《ライバル》だろ、筒井」 「ありがとう……。いままでごめんな、工」 「べつにいいよ。ぼくのほうが、余裕がなくて弱いやつだったんだ」 「なんか、ホントに強くなったなあおまえ」 「まだまだだよ。やっと自分が弱いんだってことに気がついただけ。それより、今度一緒にう ちの兄ちゃんのところに遊びにいこうよ。兄ちゃん、すっごいセイバーギア強いんだ」 「まじで! じゃあ、ユキチとトシヤもだな……」 結局克次は三回戦で敗退し、裏醒徒会による「青田刈り計画」は初回相応の、参考以上収穫 未満の結果に終わった。 蛇蝎兇次郎の新セイバー〈ネオ・ヘビィースコルピオン〉は、以前のものよりはずいぶん小 型に仕上がった。とはいえ拡張スロットは潤沢に準備されているので、今後〈魔王〉蛇蝎がど のようなセイバーギアを駆って暗躍するのかは本人のみぞ知るところである。 そして、野鳥研究会室がセイバーギア同好会室になりかけてしまい、半月ほど裏醒徒会の一 部メンバーの頭を悩ませることになったという。 おしまい トップに戻る 作品投稿場所に戻る
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登録日:2012/09/20 Thu 09 39 15 更新日:2024/07/02 Tue 12 58 26NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 ご冥福をお祈りします カンフー ガングロ グラップラー刃牙 グルグルパンチ コメント欄ログ化項目 スタンド使い スピンオフ主役 ツンデ烈 ネタバレ項目 バキ バキシリーズ バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ ヒロイン←割とマジで ビックリ人間 ピクルの餌 ボクサー ボクシング 三つ編み 中国4000年 中国人 刃牙道 十傑集走り 問題はない!15メートルまでなら! 安井邦彦 小山力也 拳士 故人 救命阿 料理上手 武術家 海王 漢 烈海王 異世界転移 私は一向に構わんッッッ! 範馬刃牙 義足 萌えキャラ 蛮勇 転生者 頑固 香港 魔拳 烈海王は漫画『グラップラー刃牙』シリーズの登場人物 CV 安井邦彦(TVアニメ第一作)/小山力也(TVアニメ第二作) ●目次 【概要】 【実力】 【人物】 【劇中の活躍】◎グラップラー刃牙 ◎バキ ◎範馬刃牙 ◎刃牙道 【バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ】 【吸血鬼すぐ死ぬ】 【余談】 【概要】 香港出身の中国武術家。本名・烈永周(小龍と呼ばれる描写もあるが、字《あざな》と思われる)。 幼少時から武術の名門・白林寺で修行を重ね、若くして中国武術界最高峰の栄誉ある称号『海王』を名乗ることを許された天才拳士。 その驚異的な技量から『魔拳』の異名を持つ。 【実力】 作中でも上位の実力者であり、強者が出揃う場面では必ずと言っていいほど顔を出している。 必然的に闘う機会も多く、その度にシリーズ屈指の名勝負を繰り広げる人気キャラクター。 前シリーズでどれほど活躍した強者であろうと、都合によっては容赦なくかませ犬にされるバキ世界においてなお勝率が高く、 地下闘技場の闘士たちが次々と不覚をとる事態となった最凶死刑囚編でもその実力を見せ付けた。 この手の漫画では細身の技巧派として扱われがちな中国拳法系のキャラクターであるが 烈は剛もこなす黒光りする筋骨隆々の肉体の持ち主であり、それを観察した刃牙が 「どう作ったのか」測りかねるほどに全身を鍛え込んでいる。 多彩な才能を誇るだけあり体質は愚地克巳に近いものがあるらしく、後日烈の腕を移植された克巳は 元の自分の腕に申し訳ないと感じるほどに違和感なく烈の腕になじんでいた。 多くの師父から想像を絶する秘技を習得しており、 相手の首を座禅を組むようにしてロックし、そのまま左右に90°回転することで頚椎を破壊する『転蓮華』 零距離から全力と遜色の無い威力の拳打を叩き込む『無寸勁』 一瞬で相手の顎に打撃を集中し数千回分の脳震盪を誘発する『打顎六連撃』 などそのレパートリーは多彩の一語に尽きる。表演レベルではあるが、克巳のマッハ突きすらも使用可能。 特に得意としているのが足技で、足の指すら手のように駆使して繰り出す蹴りは、 烈がカンフーシューズを脱ぐのを『ボクサーがグローブを外した』と例えられるほどの威力を持つ。 また当然のように、豪快な大技以外にも並外れた肺活量で溜め込んだ空気を吹き矢のように飛ばす見えない目潰しや、 直接殴った部分とは違う離れた場所にのみダメージを与えたり、 ボクシンググローブの内側で一本拳を作り、人体急所への正確な打突を決めるなどの搦め手にも精通している。 素手の拳法だけでなく武器術にも長け、 凶器使用上等の死刑囚・ドイルとの闘いでは鏢・柳葉刀・棍などの多種多様な武器を見事に使いこなし、 タカを括ったドイルを一方的に血祭りに上げていた。 なお、このドイル戦は買い物帰りに偶然遭遇することからの延長での戦いであり、これらの武器は普段から持ち歩いていたことになる。 地力の高さも折り紙つきで、 10tの釣鐘を拳で叩き割る 直径数mの黒曜石を素手で叩き上げて完全な球体にする(歴代の海王が必ずやる儀式なのだが、烈ほど見事に叩き上げたものはいないと明言されている) 大の男を背負った状態で一般道路から高架の高速道路へ縄一つで大ジャンプする 大の男を背負った状態で高速道路のバイクを掌底で後ろだけ粉砕して止める 大の男を背負った状態で水上を疾走、というより歩くスピードで渡るというある意味で疾走以上に凄いレベルで川を渡る(ちなみに本人曰く「2人ではさすがに沈むッ!」とのこと。普通何人だろうが沈むわッッ!) など、その規格外っぷりは超人という形容すら生ぬるい。 ちなみに水上走行については、物理エンジンを用いた検証により、「一般的な空手家の2~3倍程度の速度で毎秒4回水面を蹴れば何とかできる」と言う結果が出ている。 一般人には到底無理だが烈海王ならまんざらできなくもなさそうなラインであり、「15メートルまでなら問題ない」「2人では流石に沈む」など意外と物理的に正しかった事が分かった。 格闘技以外の特技として、料理が得意という意外なヒロイン属性一面があり、様々な薬草を調合してつくる薬膳快復料理は、 治癒能力もさることながら味も含めてドイルや刃牙にも絶賛されている。 料理…というかは微妙なところだが、病み上がりの刃牙を完全復活させたデザートこと 「14㎏の砂糖水」を「奇跡が起こる」と称して勧め、実際に適切な効用を起こしたのも烈である。 だがなんといっても素晴らしいのは料理の腕前、ではなく 武術の腕前を褒めても『この程度の技で驚愕などと』と不敵な笑みを浮かべるくせに、 手料理作ってくれる烈さん優しい!と言われると、顔を真っ赤にして「喰うんだ!」と目を逸らしてしまう純情さである。烈ちゃんマジツンデレ。 なお本人も結構な健啖家であり食べる事が好きなようで 息子の修業に協力されたお礼に高級中華料理店に郭海皇共々 独歩に招待された折には、年長組の会話そっちのけで食事中のハムスターの如く 炒飯を口いっぱいに頬張っていた。とっとこ烈太郎。 【人物】 性格は基本的には自他共に厳しいストイックな武人肌なのだが、 師である劉海王が無頼と評するだけあって、初見ではかなりとっつきにくい気性の持ち主。 頑固で気難しく、超がつくほどの真面目人間。その上、己の強さ=中国武術には絶対的な自信を持っており、 他の格闘技や技量が低いと看做した相手には傲慢なまでの上から目線で接する。 その不敵な態度とは裏腹に、割と短気で、相手に大人気ないイヤミや挑発を投げかけ当の本人は平然としていたりするが、 禁句である悪意0のさりげない言葉でも自身の武術(武器術を含む)を侮辱されたと判断したが最後、 例え本人の言う格下相手だろうと阿修羅のような形相でキレて全身全霊にて叩き潰す(*1)。とんでも悪癖がある。 当然というか作中のグラップラーの例に漏れず、強い奴と無性に戦いたくなる、己の武術を思う存分にぶつけたがる悪癖も当然、持っている。 なまじ規格外な(戦闘含む)超人的能力を持つが故に、思い込むと一途でわき目も振らずに(物理的にでも)突き進もうとする。 そのくせそ深く考えてから行動していないような場面が多々見られ、その場限りの激情や衝動に流されて行動した後になってから、自分から勝手に後悔し過剰な自己嫌悪に陥ったりすると、 ぶっちゃけ色々と面倒くさい人。 しかし、根は義に篤く優しい熱血漢であり、一度認めた相手には裏表の無い100%の尊敬と好意を示し、 自身の助力が必要とされるときは熱烈なまでに献身する。 自分に非があると思えば素直に謝罪し相応の対応もする誠意も持つ。 実際、格闘技関連以外の対人面も普通に礼儀正しく、やむを得ない事態で自分の事情に巻き込んでしまった一般人にはいずれも丁寧な謝罪と必要とあれば連絡先を告げるなどの対応を取っており、 基本的に後は野となれ山となれなスタンスを平然と取る他の闘士に比べるとアフターフォローも行き届いている方。 良くも悪くもでもあるが意見もストレートに言うため、上述するようなドン引きする行動を取った後でも、結果的に理解につながりむしろ信頼の要因になる場合ことがほとんど。 また、刃牙に敗れて以降は神心会空手の面子とも親交を深めるようになり、人間的にも深みと余裕が生まれていた。 登場最初期にこそ空手を「不完全な形で流入した中国武術が不完全に進化したできそこない」と侮蔑し、 それを完成させたと標榜される克巳に対面一番謝罪を要求するなど、でたらめな傲慢加減を見せていたが、 日本での生活で克巳や加藤とも強い仲間意識を結ぶようになり 自分の殻を破るために勝算を度外視した闘いに臨まんとする克巳には その一助となるべく惜しみない協力を申し出ていた。(*2) メタ的な視点から見ても、主人公ですら時にファンが敬遠したり幻滅したりするような奇行・蛮行をやってのけるバキシリーズの中では、 バキ屈指のヒロインとして読者に扱われるのも納得の、割と安心して動向を見守れる良心的なキャラクターである。 キメ台詞は『私は一向に構わんッッッ!』。 【劇中の活躍】 ◎グラップラー刃牙 最大トーナメント編の出場選手として登場。この頃は中国4000年を鼻にかける傲岸不遜なキャラクターだった。 しかし実力は本物で、サンボのセルゲイ・タクタロフ、リザーバーのマウント斗羽を苦も無く瞬殺。 さらに最トー編冒頭からプッシュされ、怪物・花山薫との闘いでさらなる成長を遂げた愚地克巳のマッハ突きを不発させ、 カウンターで秒殺という驚異的な強さを見せつける。 (後にマッハ突きを実戦で使える克巳の技量には内心戦慄していたと告白するが) 準決勝戦では地下闘技場チャンピオンの刃牙と激突。凄絶な死闘を繰り広げるが、 中国4000年の歴史が刃牙の中にある巨凶・範馬の血を覚醒させてしまい、頚椎を外されて敗北する。 トーナメント終了の際は、他の選手と共に優勝した刃牙を笑顔で祝福した。 ◎バキ 技術交流のため日本の神心会本部に招かれている。地下闘技場選りすぐりの最強闘士の一角として、 敗北を知るために日本に上陸した最凶死刑囚とのルール無き闘争に臨む。 後にドリアンとは兄弟弟子であることが判明。 最初は禁忌とされる同門対決を避け、愚地独歩とドリアンの戦いを観戦・解説していたが、 生き恥を重ね続けるドリアンに引導を渡すためついに起ち、ドリアン得意の不意打ちを一蹴した上で完全な決着をつけた。 ドイルとは前述のように生殺与奪を握るところまで追い込んだものの、ジャックの意味不明な横槍で意識を失った。 この間いろいろな危機にあいつつも、理由はなんであれ瀕死のドイルに決死で警護されたされた事実を理解すると、 恩を返そうと前述のようにナ〇トのノリで跳躍したりバイクをぶち壊しながらも連絡場所を教えつつ謝罪したり、川を渡ると言われてイメージする光景とは違う斜め上の実現図で渡ったりして奔走。 道場に連れ帰って治療を手配する。 その後無断でドイルは失踪するのも理解していたようで、奇妙な友情を結ぶ。(その後ドイルは恩を仇で返すが) 柳龍光の毒手で刃牙が死にかけた時は、彼を中国に(企んでいる悪い笑顔で)拉致。 中国最大の武術大会大擂台祭に参加させることで結果オーライ的に蘇生に成功、 パワーアップまでさせる。 自身も選手として参加するも、海王の技量の水準が軒並み下がったことに憂いを見せている。 さらに勇次郎やビスケット・オリバ、マホメド・アライJr.といった海外の化け物どもの参戦による大会荒らしや地上最強の老害海皇・郭海皇の強権発動等、 作者板垣の迷走で大会は無茶苦茶になってしまったが、烈自身は団体戦でも寂海王相手に「魔拳」の名に恥じぬ堂々の勝利を収めている。 ◎範馬刃牙 ジュラ紀から目覚めた史上最強の雄・ピクルの強さに魅了され、恋に落ちてしまう(比喩表現)。 ピクルを求めるあまり、彼のいる米軍基地に夜這い目的で無断侵入したり、ピクルのことで頭がいっぱいになって 他の全てに興味が持てなくなってしまったりと悶々とした日々を過ごすが、 徳川のご老公と掛け合い負けたときは自分がピクルに喰われる覚悟で念願の闘いに挑む。 いざ実践では4000年の技を出し尽くす快感に酔い痴れるも当のピクルにはまるで効き目が無く、 ついには中国拳法が通じないと言う現実を見たくないあまり、絶望して烈海王の名を捨て泣きながらグルグルパンチで特攻するという醜態を晒す。 しかし、自身の理想の像(要するにスタンド)の『気負わず武に身を任せよ』という啓示を受けて覚醒。 見違えるような猛反撃でピクルの本気を引き出すに到ったが、真っ向勝負で力負けし、無残にも右足を喰われ失ってしまう。 だが足こそ失ったが勝負の結果に後悔はなかった。それより本人はピクルとの約束を違えたことでかなり気を病んでいた。 そこへ馬鹿主人公とは思えぬバキの激励により立ち直った。 その後覚悟を決め鍛錬に励んでいた克巳の4001年目を引き継いで貰おうと願うが、空手に殉じたい克巳を意向を組んで、501年目の補佐をするために指導した。 この時は余計なお世話しないと表明しつつ半ば無理矢理手伝おうとした烈海王であり、 これには克巳も「イヤだからそれじゃあ…アンタがからむと…せっかく501年目が…4001年目とごっちゃになって…」と最初は困惑していたが、 足を失ってしまった稀代の天才にして中国4000年の歴史を背負った漢が頭を下げているのを見て、 あのどこか甘く優しい克巳が断れようか。 それから見違えるほどに凄まじい成長をした克巳のピクル戦の激闘が始まり、その戦闘とその後を見とどめ続けた。 これ以降は義足をつけ、新たな戦いの場を求めてボクシング界に転向。 このころは天然の性格における悪い面がおもいっきり出続けることもあったが、 なんやかんやでラスベガスで元チャンプ・ワーレフ、スモーキン・ジョーなどの強豪相手に勝利を収める。 現ヘビー級世界チャンプ・ウィルバー・ボルトに目を付けられたところで物語からフェードアウト。 そのまま作品が「前代未聞のエア夜食」こと味噌汁和解ENDしてしまった。 ◎刃牙道 宮本武蔵復活を知ると(ちなみにYouTubeで武蔵を知った)、武器を含めた中国武術の全てをぶつけられる武蔵に挑戦する為再び日本へ舞い戻る。 ボルト?適当な回想シーンで瞬殺してたよ。 一応ボルトの名誉のために言っておくと、試合後の烈は体に傷があったため多少はダメージを与えられたようである。多分。 日本へ来日後、地下闘技場で武蔵と対面。 武蔵に対して「剣術家のあなたに対し素手の私が勝利しても無価値」として、武蔵との武器を使った対決を望む。 烈のそういった発言に対して反応し近づいてきた武蔵だったが、烈が武蔵に対して『悪魔的な闘気』を瞬時に感じ、思わず義足で蹴りを放つ。 放った義足は武蔵に掴まれてしまい叩き落されかけるが、運良く義足が折れたことによって反対の足で武蔵の顔面に蹴りを放つことに成功。 そして「試合当日は折れない義足にしてくる」と約束し、武蔵との面会を終えた(ついでに何故か武蔵には「なんと健気な 愛しい」と気に入られた)。 武蔵との面会後、武器術の鍛錬を行っていたがそこにあの郭海皇も来日し、郭の技である守りの消力の取得を命じられ、苦労の末取得する。 だが消力の取得に成功した最中、あの男・本部以蔵が乱入し、取得した消力を「曲芸まがいの軽業」と馬鹿にされ、武蔵との勝負を降りるように進言される。 この発言に怒りを見せる中、本部は烈に対して「超越えてゆきねぇな」と発言したことによって、 烈は本部と交戦することとなり、読者の予想に反した本部の奮戦で一進一退の攻防を繰り広げる… …が、郭が本部を殴ったことにより本部は失神してしまい、試合は中断となる。 その後、武器使用が解禁された地下闘技場で刃牙や郭に見送られながら、武蔵との勝負に向かうが…… 以下、ネタバレ注意 闘技場に用意された様々な武器を用いた戦術も、郭海王直伝の消力も、武蔵には通じなかった。 武蔵に胴体を切られ、内臓を溢れさせながら崩れ落ちる烈海王。 場面は変わり、そこには郭海王や徳川光成の前に横たわる烈海王の姿があった。 このシーンだけではどういう状況なのかはっきり分からなかったが、本部の口から「烈海王の死」というセリフが出て、死亡が確定した。 ネット上では「板垣の作品なんだから生き返るに決まってる」「五体満足に戻すための手段にしか見えない」との意見もあるが、 作中でやたらと、烈海王は死んだ、と強調している(郭海王も数珠を身につけ「愛弟子が向こうに行っていてね」と言っている)あたり、 生き返らせるつもりはなかったらしく、実際第5部にあたる『バキ道』では右腕だけを残して火葬されてしまった。 その後残った右腕はドクター梅澤によって移植され、愚地克巳の新たな腕になっている。 【バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ】 「刃牙道」にて、剣豪・宮本武蔵との死闘の末、惜しくもその命を散らしてしまった烈海王だったが、目覚めると異世界に転生していた。 ピクルに喰われた右脚も治っている。 当初はバトルになりかける度にフラグが折られ、かつ異世界転生したというのに天草四郎時貞など地球の偉人の転生者と格闘大会することになりそうだったが、これが不評を得て方針転換。 それまでの展開をすべて捨てて放浪の旅に出て、人助けをしながらオーガやスライム、ドッペルゲンガーやデュラハンなどモンスターと戦っていく王道展開にシフトした。時には『ドレス』やマッハ突きなど他の登場人物の技を使う事も。 【吸血鬼すぐ死ぬ】 20巻245死「みんなの心の中で生きているから一向にかまわんッッと思う!!」でゲスト登場。 理屈はともかく死んだ後に五体満足でロナルド事務所に突如出現。 相変わらずの調子でバトってうんちく語って料理してまたどこかの異世界に旅立っていった。 【余談】 烈は作者・板垣恵介が中国に取材に行った折、利用したタクシーの運転手を含む 地元のドライバーが「遠慮」というものを一切せず、 平然と他の車を追い越したり割り込んだり信号を無視して突っ切るなど 無茶苦茶荒っぽい運転を日常的に行っている様子を直に体験して 中国人の精神性の一端を知ったことがきっかけで生まれたキャラクターである。 劇中でも述べられている「烈」を名に採用したのも この体験がベースになっているとのこと。 「追記・修正はするなと言うつもりかな」 『私は一向に構わんッッッ!』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 改めて思うと死ぬべくして死んでしまった人なんだよな烈。あまりに闘争に対して真摯で不器用すぎて -- (名無しさん) 2021-07-25 18 36 36 ↑1 確かに真摯で不器用な男であった…でもそこが烈海王の魅力なんだよな。 -- (名無しさん) 2021-07-26 00 40 43 「中村」を「仲村」と勘違いする烈さん… -- (名無しさん) 2021-08-02 21 38 17 ↑勘違いどころか態度も普通に悪かったという -- (名無しさん) 2021-10-30 20 53 54 吸血鬼すぐ死ぬとのコラボは盆ノ木先生がやりたいと言ったのか編集部の方からコラボしましょうと提案されたのかどっちなんだろ?吸死で烈海王の事知った -- (名無しさん) 2022-01-07 19 05 46 烈を葬った武蔵本人が数百年前の人物を復活させた存在だしなあ 同じ手段を利用すれば烈の復活も可能ではあるんだよな -- (名無しさん) 2022-03-08 14 33 57 異世界烈の作風転換後はスッカリ満喫してて嬉しい -- (名無しさん) 2022-03-08 15 42 06 ↑3知らずに吸死のコミック20巻読んでたらいきなり烈海王が出てきてパニクった -- (名無しさん) 2022-04-12 22 59 50 異世界転生は作風修正後はホント面白い -- (名無しさん) 2022-07-12 20 38 58 戦う舞台は用意されてるって言ったじゃないですかー -- (名無しさん) 2022-12-05 17 16 52 異世界烈の作風変えた後は本当に「これが見たかったんだよ、これが」っていう感じ。お試しが2~3巻分くらい無料にしないとそれが伝わらないのが本当にもったいない。 -- (名無しさん) 2022-12-08 22 07 30 天草四郎とか無かったことにしてゴブリンをヌンチャクにしたりゴーレムを打岩にしたりサラマンダーの火炎放射をマワシウケしたりするのめっちゃ面白い -- (名無しさん) 2023-01-02 09 19 43 一巻無料ではもったいない -- (名無しさん) 2023-02-27 12 41 39 初登場時とバキの死刑囚編までは少林寺だったのに大擂台祭編から急に白林寺で拳法を学んだって設定に変わったのは何故? -- (名無しさん) 2023-04-08 23 03 48 ↑白林寺も少林寺の流派のひとつなんじゃない? -- (名無しさん) 2023-04-14 16 45 16 アニメ勢だけれどもこの人がいないと性格がまとも寄りな人がいなくなるのでは -- (名無しさん) 2023-04-14 18 19 53 大擂台祭って架空の中国拳法ばかりだったよね -- (名無しさん) 2023-04-28 23 09 43 斗羽さんとはまた違う方向で勝ち組になれたな -- (名無しさん) 2023-05-14 11 15 23 当然ではあるが、今までは稽古がほとんどで偶に試合或いは実戦って感じだったのが、異世界では実戦ばかりになってるわけだから、そりゃどんどん強くなるわけよね。 -- (名無しさん) 2023-07-05 13 53 39 烈にも確実に追加能力があるはずだけど、何なんだろう…。やはり超回復辺りだろうか。 -- (名無しさん) 2023-07-05 15 16 06 ↑わりかしあの世界の格闘家は超回復もち多いから(オリバなんて撃たれても食事で薄皮がはるくらい回復するし)そうなると自己修復機能レベルになりそう -- (名無しさん) 2023-08-28 14 42 23 ↑案外それなら武蔵戦より前に失った右脚が復元したのにも説明がつく。右脚は失ってから随分経ってるし、「転生したから」という理由だけじゃ弱い。 -- (名無しさん) 2023-08-28 16 43 14 刃牙シリーズで三指に入るくらい好きなキャラ(あと二人は虎殺しと地上最強の生物) -- (名無しさん) 2023-11-11 19 17 03 偉人トーナメント編はもうそろそろやってもいいとは思うけど、あの時は時期尚早過ぎたんだよ… -- (名無しさん) 2023-11-15 14 59 22 そういえばドラゴン殺しのジジイとかいたな・・・再登場するのか中村ともども無かったことにされるのか -- (名無しさん) 2023-11-15 16 29 44 ↑14 無かったことにはされていない。烈本人が時が来たら天草達を倒すと明言しているから何れ雌雄を決する事になる。 -- (名無しさん) 2024-05-01 13 02 51 佐々木小次郎の話が出たので異世界に偉人がいるかもしれない、みたいなネタは元々予定してたんだろう。序盤のアレのせいで台無しになりかけたけど -- (名無しさん) 2024-05-11 17 17 55 異世界の烈さんの冒険譚も良いけどもっともっと現実での活躍が見たかったぜ。 -- (名無しさん) 2024-05-12 06 46 44 地味に過去の境遇あんま書かれんよな。出ても修業修業修業!ばかりだから修業漬けの幼少、青春だったのだろうが -- (名無しさん) 2024-06-16 14 57 48 ↑異世界転生のほうの回想もあわせると遊園地に行ったことくらいはあるようだが -- (名無しさん) 2024-06-22 08 48 02 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ドレミソラ(どれみそら) ■2002年07月29日~09月27日 月~金曜昼1 30~ ■出演:黒谷友香・大沢あかね・内博貴・芳賀優里亜・田川惠理・尾上寛之・合田雅吏 ■内博貴は、大沢あかね演じる・中野遙の幼なじみ・森克巳役を演じる
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【作品名】バキシリーズ 【ジャンル】漫画 【名前】範馬刃牙 【属性】主人公 【大きさ】 167センチ 71キロ 【攻撃力】オリバと真っ向から殴り合いで押し勝てる。 関節技や絞め技もプロ格闘家や達人を上回る。 【防御力】ティラノやスーパーサウルスを倒したピクルやオリバの攻撃を何十発も耐えれる。 ジャックに上腕動脈を食いちぎられても戦えた。 【素早さ】背後から発射された9mm拳銃弾(約380 m/s)を月面宙返りで余裕で回避する。 拳銃の描写の間合いは恐らく20~30m。これは1人じゃなくて頭上や四方八方からの発砲。 常人には「何やってんのか全然わかんねぇ」くらいの速さ。 【特殊能力】妄想力がすごい。 【長所】作中で戦うと何故か相手が弱体化する 【短所】こいつが主人公なこと。昔はちゃんとした主人公だった オリバの【攻撃力】ジェフ(鍛えた人間)を殴って数十m吹っ飛ばし、胸を拳大に陥没させ死亡させる。 そのとき一緒に、ジェフが持ってた日本刀も折る。 ゲバル(かなり鍛えた達人)を手加減した張り手で数十mふっとばし、コンクリートの壁に陥没させた。 バキを張り手で叩くと、コンクリートの壁を突き破って隣の部屋まで吹っ飛んだ。 タックルでコンクリートの壁を4つほど突き破り、一瞬で4つの部屋をつなげた。 空飛ぶヘリと鎖で引っ張り合える。 大型のバイクを片手で50mほどぶん投げられる。 バキをコンクリにたたきつけてコンクリの床を30cm程陥没させる。 (7階からの落下事故でコンクリの床が15センチ程度陥没したらしい) vol.2 359 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/10/20(木) 13 30 10.80 ID iI+XmpG5 範馬刃牙 考察 ○ギャラクティカ男 殴り勝ち ○愚地克巳 反応などは相手が速いが真・マッハ突きを2、3発耐えれば相手は満身創痍 ×範馬勇次郎 スペック負け 範馬勇次郎>範馬刃牙>愚地克巳
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裏醒徒会とは、選挙で票を得られないまま敗れ去った立候補者たちが結成した(という噂の)悪の組織です。 活動実体やその目的は不明です。 確認されているメンバーは以下の通りです。 蛇蝎兇次郎 相島 陸 笑乃坂 導花 以下平隊員 工 克巳 竹中綾里
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ンジャムビ/Njambi 中央アフリカのレレ人が信仰する創造神。 人々に全ての善いものの源泉である熱帯雨林を与えた。 参考文献 山北篤著『西洋神名事典』新紀元社 アーサー・コッテル著/左近司祥子,宮元啓一,瀬戸井厚子,伊藤克巳,山口拓夢,左近司彩子訳『世界神話辞典』柏書房
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年度別GI勝利騎手一覧 武豊・GI全成績 GI勝利・武豊 GI勝利・横山典弘 GI勝利・蛯名正義 GI勝利・安藤勝己 GI勝利・四位洋文 GI勝利・内田博幸 GI勝利・石崎隆之 GI勝利・的場文男 GI勝利・戸崎圭太 GI勝利・岡部幸雄 GI勝利・河内洋 GI勝利・南井克巳 主要レース勝利・L.デットーリ キネーン引退
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上海派遣軍司令部職員表 ※数字は期を表し、「兼」は兼任を表す。 司令官 中将 朝香宮鳩彦王 20 参謀長} 少将 飯沼 守 21 参謀副長} 歩大佐 植村 利通 22 {参謀部第一課長 騎大佐 西村 一策 25 参謀部第一課 歩中佐 芳村 正義 28 航中佐 北島 熊男 29 航中佐 川上 清志 30 砲中佐 大坪 一馬 30 歩少佐 二神 力 34 海大佐 松田 千秋 海少佐 青木 武 参謀部第二課長 歩中佐 長 勇 28 参謀部第二課 騎少佐 本郷 忠夫 32 歩少佐 御厨 正幸 33 歩大尉 大西 一 36 海少佐 根本 純一 兼 参謀部第三課長 歩中佐 寺垣 忠雄 28 参謀部第三課 歩少佐 櫛田 正夫 35 歩少佐 榊原 主計 35 歩少佐 北野 兵蔵 35 砲大尉 佐々木 克巳 38 海中佐 長岡 博吉 兼 管理部長 歩中佐 川勝 郁郎 24 兵器部長 少佐 福原 豊三 20 軍医部長 医少将 笹井 秀恕 経理部長 主少将 根岸 莞爾 獣医部長 獣少将 橋本 庄太郎 法務部長 高等三 塚本 浩次 憲兵隊長 憲少佐 横田 昌隆 32
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国王(アレウーラ八世) +目次 テンペスト テンペスト 年齢:数百歳 性別:男性 声優:長克己 アレウーラ王国を統べる王。 +ネタバレ その正体はアレウーラ5世の体に取り憑いたスポットであり、本名「ウォールス・ガーナー」。 彼は異世界から実験の失敗により来た存在であり、元の世界に帰るための方法として生命の法=「私の世界へと繋がる扉を開く法」をあみ出した。 ペイシェントを得るのにレイモーンの民が最適だったため、クベールを煽り生命の法を使わせた。 それが失敗に終わったため、国王は元の世界に帰ることは叶わず、完成に100年の歳月を要したという。 その後にアレウーラ国王になりすまし、現在まで生きてアレウーラ大陸を支配していた。 生命の法の完成までの間、ずっと国王が生き続けていることを不審に思われないために嘘の王位譲渡を続けて「現在は8世である」と偽装している。 アール山に館を建て、ヒトもリカンツも入れない結界を張っていたが、ハーフであるカイウスの存在により結界を破られた。 しかしそれに動じること無くクベールや教皇が行った生命の法の失敗の原因を、 国王はこちらの世界とあちらの世界に距離があったからだと考え、物語の最後についに生命の法を成功させる。 そして開いた扉を固定してテンペストの世界と自分が元いた世界の二つの世界を繋げ二つの世界の王になる野望のため邪魔者であるカイウス達を始末しようとする。 しかし、自身は敗れた上に扉はカイウスらに閉じられてしまったため計画は失敗に終わった。 ▲
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登録日:2024/04/26 Fri 08 00 15 更新日:2024/06/01 Sat 21 25 47NEW! 所要時間:5分ぐらいで読みなさい! ▽タグ一覧 ゆうえんち サーカス バキシリーズ 中性的 兄 外伝主人公 夢枕獏 天才 小説 愚地克巳 愚地独歩 板垣恵介 格闘家 浮浪児 葛城無門 おもしろい。とてつもなくおもしろい。 わくわくしている。 この地球、この世界こそが、巨大な"ゆうえんち"なのだ。 葛城無門はバキシリーズの外伝 夢枕獏:著の外伝小説「ゆうえんち-バキ外伝 -」の主人公。 ○人物 作中最高峰の空手団体「神心会」に所属する空手家愚地克巳の実兄であり、年齢は4歳上。 克巳と同じくサーカス団「ミズノサーカス」で暮らしていたが幼少期に失踪。 そこからは音信不通であり、弟の克巳でも行方を知らないと言われている。 劇中初登場時(大体17歳頃)は身長182㎝、体重90㎏ほどの堂々とした体躯の持ち主に成長しているが 男前の弟と比べると中性的で女めいた風貌をしているのが特徴で地の文でも度々「美麗の少年」であることが強調されている。 その筋肉は力を入れていない時は十六歳の少女の乳房のごとき弾力、 力を込めた時は、岩よりは柔らかいが生ゴムよりは硬いという一つの理想とも言われる形質を持ち、 普段は菩薩像を思わせる滑らかな輪郭だが血流によってパンプアップさせることで いかにもバキシリーズらしいエッジの入ったボディにも変化する。 またそれこそ立って歩けるようになってすぐの段階で身体操作の非凡な資質を開花させており 格闘技に関しては空手を終わらせた男と称される才を持った弟の克己から見ても正真正銘の天才と言わしめ 技を一目見ただけで術理を解析し自分の技として使いこなせる程。 「〇〇だよね」「〇〇だもん」といった子供っぽさの残る挑発的な口調や 美貌から醸し出される謎めいた雰囲気から(*1)精神性は飄々とした風に見えるが芯の部分は真面目な常識人で 若さゆえの青臭さや良くも悪くも思い詰めやすいところがある。 そのため一旦打ち解けると割とコミュニケーションもとりやすいし子供相手におどけてみせるなど好青年的な顔を見せることもある。(*2) その一方で闘争というジャンルにおいては「相手を倒す」ということの厳しさを師である松本太山から直伝されており 「おれ、ほんとはやれるんです。相手が、どれだけ親しかろうと身内だろうと、ほんとはやれるんです」と 致命的な攻撃をくらわせる事ができる非情さを備えている。 また一般的に卑劣としか言いようのない手口もそうと決めつけると その手にはまってしまう側にしか立てないという理由から努めて冷徹に対応している。 優れた資質ゆえに平凡な生活を「ぬるま湯」に感じてしまう側面があり 相手の技を見たがり、やらなくてもいいのに危険な状況に踏み込みたがるスリルジャンキーでもある。 「ゆうえんち」における目標達成の後も闘争を日常とする者たちが潜る引き返せない一線 …「獅子の門」を超えていくことになった。 全編通しての明確な弱点として舌戦・心理戦の経験の浅さがあり 言わなくても良い事を言って情報を持ってない事を相手に知られたり そうして生じた隙を衝かれて窮地に陥ることが多かった。 また頭の回転の早さゆえに「余計な事に考えを巡らしすぎる」「頭を空にして目の前の事態に対処できない」という苦手分野があり この理屈っぽさからくる雑念の多さも何度となく無門の首を絞めることになった。(*3) ○活躍 ミズノ大サーカスを9歳の頃に失踪して、風来坊として各地を転々としていたが松本太山の養子となる。 そこから5年の生活と修行を経た卒業試験で松本太山に致命の傷を与えた柳龍光の存在を知り敵討ちのために松本家からまた失踪。 3年をかけて、柳龍光の居場所を突き止めてゆうえんちという裏格闘技が開催される場所を知り参加する。 プロレスラーのゴブリン春日、ニンジャの羽鳥、叔父の神奈村狂太との連戦を重ね、ついに柳龍光と戦いを開始する。 序盤は押されながらも、天才である事に加え稽古を欠かさなかった努力家という二点で柳龍光を倒す事に成功し、師匠の敵討ちに成功する。 なお柳龍光はトドメを刺されなかったので敗北じゃなかったと言い張っている そして主催者である蘭陵王との戦いをも制して数年後。 独歩に呼ばれて神心会本部から帰る途中に謎の男と遭遇。 生死を期わずして頓に争力せむ。 相手の事を何一つ知らない状態ながら、敵が強者という一点だけで、始まる謎の男との死闘に無門は高揚をするのだった。 ○主な技 【コピー能力】 一度見ただけで術理をほぼ看破して自分の技として使えるようになる洞察力。 本人の肉体の特異性によらない技ならば実戦で使うのみならず発展させた技をも使用可能。 【サーカス技】 サーカスに所属していた経験から戦闘で応用可能。 落下中に鉄骨を引っ掛け落下方向を変える事や、木の枝を掴んで空中落下速度を遅らせつつの蹴りや、上から降ってくる相手を寝転がりつつ両足の上に着地させ移動を制限させたりできる。 【無寸雷神】 相手の体を両手で挟み込み、ほんの少しタイミングをズラして衝撃を与える事で内部に浸透させる。 脳に使えば一撃で脳震盪を起こし、心臓にやれば一撃で心臓を止める威力。 寝た状態でも両足が地面に接触していればいいので、寝技の対策にも使える。 拳で殴るよりもワンテンポ遅れるのが最大の弱点であるが、後に地面や壁に挟む事で殴る速度で使える応用技を編み出す。 どう見ても菩薩掌 【無寸止め】 足や背中の関節を伸ばしておいて、打撃が当たった瞬間に関節を次々に縮めて威力を殺す。 バットで殴られる事はおろか、ビル20階分から地面に落下しても完全に無傷ですませる事ができる。 【蝉丸】 飛びつき三角絞め。 応用として、相手が耐えつつ背中から地面に叩きつけようとした時はその勢いを使って投げ飛ばす事が可能。 【鞭打】 脱力から関節をしならせて腕を振るう技。 応用として両手と、肩口で破った両袖を使った四連撃を行う連続攻撃を披露している。 【御式内】 片膝を地面に突いて低く構える。 姿勢を低くする事で、相手が狙ってくる攻撃場所を制限させるなどの意味を持つ。 【変則蹴り】 相手の両足首を掴みつつ、逆立ちしながら顎を蹴り上げる。 上体をそらして避けられると金的が入れ放題な関係になるので、左右それぞれの脚での連続攻撃にてカバーする使い方をした。 【無我の境地】 何も考えず、何を意識せずとも稽古の通りに技を出して戦える境地。 相手の動きを計算してほぼ100%の精度で計算できる神奈村狂太の認識を狂わせ、完全に無門の動きを読み切ったと判断した柳龍光をも驚愕させる。 ○人物関係 葛城正介 グラップラー刃牙ではサーカス中にライオンに殺されたとの回想が出ただけの人物だが、外伝において中々尖ったキャラ付けをされたキャラ。 旧姓は神奈村正介であり、ライオンを素手で締め落として調教する猛獣使い。 無門の実父である葛城渡流をサーカス中の空中ブランコの事故として謀殺した犯人。(*4) 無門達の親子三人にDVする最低の男で、「飽きたから」という理由で今度は妻を殺そうとするという人間のド屑。 実父の死の真相を知った無門を口封じに闇討ちしに来たのだが、数年の歳月をかけて準備をしてきた無門に逆に手玉に取られてしまい左膝の靭帯を半分切られる事となる。 無門の挑発に乗せられて、深いケガを負った状態でライオンの調教をしようとしたが、弱った獲物の匂いを嗅ぎつけたライオンの手により回想と同様に嬲り殺しにされる羽目になった。 実父の仇討ちが済み、家族を守れたのだがそれは無門の心に深い影を落とす事となる。 神奈村狂太 神奈村正介の実弟であり、兄の死の真相を知るためにゆうえんちで無門と戦った。 死の真相を知りたがった理由はただ単純な知的好奇心なだけであり、無門に悪印象は欠片も抱いていなかったりする。 自分より強い奴が周囲に居るのは気に食わない破綻者の兄との仲は冷え切っており、肉親の情は抱いていない。 戦闘後は遠回しに再戦を約束して去っていった。 松本太山 放浪していた無門を引き取った養父であり無門の三人目の父。無門は「太山先生」と呼び、父親同然に慕っている。 天才である無門のその才能性を危ぶみ努力を教え込んだ男であり、無門が作中でピンチになった時は精神世界で助言をしてくれたりする。 拾われて5年の歳月を経た無門の14歳の卒業においては、瀕死の体を推して戦いお互いに泣きながら殴り合う凄絶な戦いをした。 その瀕死の傷を与えた柳龍光と無門の因縁が始まる事となる。 刃牙本編ヒロイン松本梢の父であり、本業(?)であるラーメン屋の屋台には「ラーメンこずえ」という屋号が書かれている。 無敗の地下闘技場戦士であり、その道の者には名を知られている実力者。もしも生きていれば愚地独歩との戦いが決まっていたという。 柳龍光 養父である松本太山に致命の傷を与えた宿敵。 ゆうえんちでの連戦や、無門の弱点である心理戦において上を行っていた事もあり多大な苦戦をさせた。 ちなみに舌戦で松本太山に隙を作って致命傷を与えたり卑怯な面を無門はビデオで見たが、卑怯な技ほど強いという哲学を教えられているのでそこら辺に嫌悪感は無かったりする。 愚地独歩 弟・克巳の養親であり、四人目の父と言えるかもしれない立場であるハゲ。 ゆうえんちにおいては連戦で消耗していた無門の次の相手を引き受けて、柳龍光との対戦に集中できるように計らい。 柳との心理戦に負けて体がガチガチになっていた無門の心を解したり、最後の戦いにおいては無門に喝を入れて心身に活を入れたり、ハンデとして最初の一手を蘭陵王に入れるなど手厚い手助けをした。 その上にエピローグにおいても無門と道場で再会して会話をするなどキーパーソンとなる。 愚地克巳 実弟であり兄弟関係は悪くなかったようだが、克巳が5歳の頃に無門が失踪してそれ以降は一度も会っていない。 エピローグにおいて独歩と再会した時も、顔を会わせなかった模様。 克巳は無門の人格よりも才能の方が印象に残ってるようで愚地流を学んだ今は、勝てるかは分からないが負ける気はしないと評している。 この地球、この世界こそが、巨大な"追記・修正"なのだ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 身内に手を上げた奴には容赦しないリベンジャーでもある。 -- 名無しさん (2024-04-26 09 41 28) 岩浪混沌や蹴速と肩を並べる雄 -- 名無しさん (2024-04-26 12 31 43) 連戦の必要あるから獏作品にしては自身の怪我は少なく、板垣作品にしては敵の損傷も少ない(ゴブリン春日除く)ので、全体的にクリーンなイメージが強いキャラ -- 名無しさん (2024-04-26 12 48 11) これ以上危害加えられなくて負けた克己の兄ってのが本当いい立ち位置 -- 名無しさん (2024-04-26 13 20 43) 外伝作品の主人公として最高に好き。無寸雷神がカッコよすぎる。 -- 名無しさん (2024-04-26 13 24 50) 強さ的には覚醒克己や烈海王辺りと同格かなぁ いやでも柳に苦戦してたから一つ下がるか? -- 名無しさん (2024-04-26 14 42 32) ↑ あの時の無門って、肉体や技術はともかく精神面や実戦経験的には未熟だったからね。柳の方も「妖怪」といっていいくらいの全盛期だったし -- 名無しさん (2024-04-26 15 50 08) 無門は克己の兄で、無門は梢江の兄みたいなもので、刃牙は梢江の彼氏で、つまり刃牙は克己の兄弟みたいなもんってことだな -- 名無しさん (2024-04-27 03 58 51) ↑ピクル戦後の克巳には「親父どもが偉大だと、俺ら息子もしんどいわな」ってシンパシー感じてましたね。(春成には感じてなかったけど) -- 名無しさん (2024-04-27 05 07 34) 子供時代からだが、大柄で筋肉質なのに顔だけ女の子みたいって全体バランスで見ると結構な異形だよな -- 名無しさん (2024-04-27 11 00 22) ↑4確かにゆうえんちにおける柳は「技が曇って」なかったので、それに勝った無門は公園本部くらいはあってもおかしくなさそう -- 名無しさん (2024-04-29 23 40 44) 外伝の主人公はクソ強いけど本編のキャラの株を落とさないように立ち回ってくれると嬉しい。 -- 名無しさん (2024-04-30 02 25 13) どう見ても菩薩掌っつーか、むしろ無寸雷神が菩薩掌の元ネタなんやけど -- 名無しさん (2024-04-30 02 26 34) ↑ 菩薩掌の元ネタは闇狩り師の双勁じゃないか? 無寸雷神はそれをまた逆輸入した感じ -- 名無しさん (2024-05-01 12 07 15) 双勁をパクったのが菩薩掌なのは間違いない。無寸雷神は菩薩掌を意識してるのか双勁のセルフオマージュなのかは分からん -- 名無しさん (2024-05-12 03 54 24) 無寸雷神って初出は須久根流じゃなくて葵流だったはず。しかも「雷神」って肘技をゼロ距離で行うから「無寸雷神」って技名が付けられてて、技の内容も全く違うんだよな -- 名無しさん (2024-05-13 15 12 39) 全巻読んだ印象として、柳に対して個人的な恨みは抱いてないように見える。かたき討ち目的ではあるんだけど、動機が怨恨でなく「愛してやまない強く大きな父を殺した男ともなれば乗り越えずにいられない」っていう強いんだ星人特有の使命感からの行動に思える -- 名無しさん (2024-05-19 23 33 45) 刃牙シリーズ一億部発行記念で克己が無門と戦いたいって言ってたな。俺も見たいよ -- 名無しさん (2024-06-01 21 25 47) 名前 コメント