約 3,303,924 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1902.html
寒い日もゆっくりしようね 50KB 観察 野良ゆ 現代 『町れいむ一家の四季』冬編その2 ・『町れいむ一家の四季』冬編その2。 ・ゆっくりがお布団とかに使えそうな緩衝材の類って、 正式名称とか良く知らないので、結構適当だったりします。 『寒い日もゆっくりしようね』 D.O 季節は本格的な冬を迎えた。 森では、おうちに山盛りのごはんをため込んだゆっくり達が、 おうちの入り口を固く閉ざし、冬ごもりに入る時期である。 だが、ここ虹浦町の町ゆっくりの場合、少々状況が異なる。 というのも、町ゆっくりたちは冬ごもりをしないのだ。 最大の理由は、そもそも冬ごもりに必要な量の食糧を貯蔵できないという、なんとも深刻なものなのだが、 その一方で、人間の出す生ゴミが絶えることだけはなく、寒ささえ我慢できれば、 食料の補給は冬でもできるという理由もある。 ただし、温かい巣穴で冬の間中ぬくぬくゆっくりする野生ゆっくり達であれば、 まず気にする必要のない問題も現れてくることになるのではあったが。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 早朝。 ちょっと早めに目を覚ました人間さんも、ゆっくり達も、それ以外の動物も、 一様に身を縮め、自分の吐く息が真っ白に染まるのを確認し、顔をしかめていた。 前日までは秋の終わりに近い涼しげな気候であったのが、 この日は快晴であることも加わって気温が一気に低下し、 町全体が冬らしい姿に一変したのである。 雑草はうっすらと霜に包まれ白く輝き、地面にも白いモノがところどころ混じっている。 そんな空気も凍りついたような朝、町中の広場の公衆便所裏にある、古ぼけた木箱の中から物語は始まる。 その古ぼけた木箱には、仲の良い赤ゆっくり3姉妹と、 ちょっと頼りないが優しい母れいむの、とてもゆっくりしたゆっくり一家が住んでいた。 だがこの朝は、普段であれば明るい『ゆっくりしていってね』のご挨拶が聞こえてくるはずのおうちから、 赤ゆっくりの舌足らずな声で、苦しそうな声が漏れだしている。 「ゆぁーん。おきゃーしゃん、うんうんでにゃいよー。」 昨日、珍しく大量に集めることができたご飯を、朝っぱらから体型がなすび型に変形するほど食べたのは、 姉妹で一番食いしん坊な末っ子れいむ。 以前ちょっとした事故があり、油性ペンで全身に唐草模様を描きこまれているのが特徴的だ。 普段は、笑顔を絶やさない明るい末っ子なのだが、今日はその模様の奥にある表情も暗く、 歯を食いしばり脂汗を浮かべ、とてもゆっくり出来ていなかった。 「れいみゅのあにゃるがいちゃいいちゃいだよ!うんうんしゃんはゆっくちしちぇにぇ!」 末っ子れいむほどではないにしろ、おなかをパンパンにしながら腹痛に苦しんでいるのは、 泣き虫っ子の次女れいむ。 母れいむに一番似ているせいか、姉妹で一番知恵も体力も無く、根性も無かった。 そうは言っても、今の状況はさすがに泣き叫んでもしょうがない状況だろう。 末っ子れいむ同様、うんうんが出せずに苦しんでいるのだから。 「ゆぅぅぅ?いもうとたちのうんうんしゃん、とかいはじゃにゃいわ!?ゆっくちでてきちぇにぇ!」 妹達のあにゃるから見え隠れする固いうんうんに文句を言っているのは、 心身共に早熟で優しい長女ありす。 こちらは、妹達よりわずかに育ちが早く、子ゆっくりに近い。 狩りの苦手な母れいむに無理させないよう、自発的におうち周辺の不味い草を食べていたのだが、 結果的には十分な食料を食べることが出来たおかげで、妹達より早く成長したようだ。 長女ありすだけは、体型がいつもの饅頭型に戻っている。 姉妹の中では、一匹だけすんなりうんうんが出来ていたからだ。 みんな母れいむ自慢の、ゆっくりしたおちびちゃん達だ。 しかし、今はかなりゆっくりできていない。 赤れいむ姉妹のスーパーうんうんタイムが、生まれて初めての大ピンチを迎えているからである。 「ゆぁぁぁ、おちびちゃんたち、ゆっくりしてね。ゆっくりしてね。」 そして、まだまだ母として未熟な母れいむも、この事態にはまったくゆっくりできなかった。 町ゆっくりの起床時刻は夜明けの大分前。 普段であれば目覚めの「ゆっくりしていってね」の後、前日集めたごはんをむーしゃむーしゃして、 うんうんを出してすっきりー、その後ゴミ集積所まで狩りに行く、と言うのが町ゆっくりの習慣であった。 しかし、今日はその習慣がいきなりくじかれることになっている。 本格的な冬の到来とともに、町ゆっくり達に冬特有の流行病『べんぴ』が蔓延していたからだ。 「ゆぅぅ~、さむいさむいは、おちびちゃんたちのうんうんが、ゆっくりできないよ。」 ゆっくりの『べんぴ』の原因は、低温による、あにゃる周辺の餡子凍結である。 あんよや顔周辺の餡子はよく動かすから固まりにくいが、後頭部からあにゃる周辺については、そうもいかない。 シャーベット状になったうんうんは、あにゃるのような、小さく脆い穴からひり出すには固すぎるのであった。 その危険性、対処法自体は町ゆっくりの間でもよく知られているのだが、 ここ数年は暖冬続きであったために、町ゆっくり達の防寒対策が遅れていたことが、事態を悪化させていた。 これが成体ゆっくりなら、表皮近くが多少凍る程度なので、体を揺する程度で溶けてしまうだろう。 そこまでいかずとも、子ゆっくり程度に成長していれば、あにゃるのサイズも大きいので深刻化することはない。 つまり、『べんぴ』はもっぱら赤ゆっくりだけ、この一家で言えば次女れいむと3女れいむを狙い撃ちするのである。 とはいえ幸いなことに、代々町育ちの母れいむは応急処置も心得ていた。 「おちびちゃん、すーりすーりだよ。すーりすーり!」 「ぢゅ・・・ぢゅーり、ぢゅーり・・・」 まずはすーりすーりで体を温めてあげる。 そして次に、あにゃるとうんうんをほぐしてあげて、うんうんが出やすくなるようにしてあげるのだ。 「ゆっくりうんうんしてね。ぺーろぺーろ。ぺーろぺーろ。」 「ゆぁーん、いちゃいよ、あにゃるしゃんがいちゃいよぉ・・・『ミリミリ・・・もりゅん!』しゅっきりー。」 母れいむはとがらせた舌先で、赤れいむのあにゃるをぺーろぺーろと押し広げ、 その奥のうんうんをほぐすようにして掻き出していく。 おちびちゃん達に激痛を与えながらひり出されたうんうんは、 通常の白い湯気を立てるホカホカ餡子ではなく、シャーベット状の固い物であった。 「ゆぁーん。あにゃるしゃん、まだいちゃいよー。」 「おきゃーしゃん、うんうんしゃん、ゆっくちできにゃいよぉ。」 「ゆっくりしてね。すーりすーり、すーりすーり。ゆぅぅ・・・。」 ・・・・・・。 「(ゆぅ。じょうずにうんうんさせれたけど、このままじゃおちびちゃんたちが、ゆっくりできないよ。)」 母れいむは、初めて遭遇した『べんぴ』に対して、取りあえずではあるが上手く対処できた。 だが、毎日2回はうんうんをする赤ゆっくりを、 そのたびごとに必死に介抱するというのでは、母れいむだって身が持たない。 赤れいむ達が痛みを訴えるあにゃるを、長女ありすがひたすらぺーろぺーろしてあげている間も、 おちびちゃん達をゆっくりさせるべく、母れいむは自分が幼いころに教わった対処法をゆっくりと思い出す。 ・・・方法はそれほど多くない。 要は、餡子が凍りにくい環境を作ることであった。 「ゆぅぅぅ・・・あったかいおうちと、おふとんと、あったかいごはん・・・ゆぅ。」 今れいむの住んでいるおうちは、木箱にブルーシートと買い物袋をかぶせて風雨対策を施し、 段ボールと落ち葉を床に敷き詰めた、野良としてはなかなかゆっくりしたものである。 だが、それでも便秘になったあたり、あったかいおうちとやらはかなりハードルが高そうだ。 あったかいごはんとなると、火を使えないゆっくりにはさらにハードルが高い。 とにかくこのままでは、冬の間ゆっくりすることはとてもできなそうなので、 れいむは、野良には大変入手困難な3つの中で、まだしも見つかる可能性のある、 ゆっくりしたおふとんを探すことに的を絞ることにする。 「ゆぅぅぅ、ふわふわさん、あったかさん。・・・わからないよぉ。」 だが、普段の『狩り』とはやはり勝手が違う。 あったかいお布団など、簡単に手に入るなら、とっくに使っているはずなのだ。 だが、ボロタオルも、数枚重ねた新聞紙も、精一杯乾かした枯れ草も、その効果は充分ではない。 野生のゆっくりが住む地面の穴等とは違って、おうちの断熱性に問題があるせいでもあった。 こうなってくると、正直れいむも、もみあげで頭を抱えざるをえなかった。 「ゆぅ・・・おちびちゃん、とにかくきょうは、ゆっくりしたおふとんをさがそうね。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」×3 当てもないおふとん探し、狩りの間に何とか良いふわふわさんが見つかればよいのだが・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ一家が、おうちがある広場を出発してしばらくぽよんぽよんと歩いていると、 町の所々でゆっくりした表情のちぇん達が目につくようになってきた。 皆、人間さんのおうちの壁際に積まれた木箱の上にのぼってみたり、 扉の近くなどに体をぷにょりとくっつけてゆっくりしている。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってねー、れいむ。」 「ちぇん、そんなところでさむくないの?」 「あったかいかぜさんがでてて、とってもゆっくりできるよー。」 れいむ一家が話しかけた野良ちぇんのゆっくりしている場所は、飲食店裏、網戸付きではあるが、 少しだけ開かれた窓の前の、積み上げられたビールケースの上であった。 周囲では他にも、換気扇の前だったり、壁や扉の通気口の前だったりに、多くのちぇん達が身を寄せている。 ちぇん達は皆、思い思いに屋内から吹き出す暖かい風を浴びて気持ちよさそうにしていた。 「ゆわぁ。みゃみゃ、ありしゅもゆっくちしちゃいわ。」 「ここはちぇんだけのゆっくりぷれいすなんだよー。わかってねー。」 「ゆぅ、そうにゃの?」 このあたりは元々野良ちぇん達のナワバリでもある。 子連れれいむの割り込むスペースなど、ハナからどこにもなかった。 「おちびちゃん。れいむたちは、おうちでゆっくりしようね。」 「ゆぅぅ・・・、ゆっくちりかいしちゃわ。」 名残惜しそうにしながらも、れいむ一家はふわふわあったかさんを探し求める探検に戻っていったのであった。 「あったかいよー。おいしそうなにおいだよー。ゆっくりできるよー。」 ちぇんの横からそよそよと出てくる温風は、温度も勢いも程よく心地いい、 しかも人間さんの、ゆっくりしたご飯さんの香りまでしてくるという、 野良ならよだれを垂らしてうらやましがるゆっくりっぷりだった。 「わかるよー。ここはちぇんだけのゆっくりぷれいすだよー。」 「・・・ちょっと待てぃ。」 野良ちぇんの背後には、いつの間にか人間さん。 言うまでもなく、この飲食店の店主である。 「わ、わきゃらないよー!!」 「いや、別に野良に恨みはねえけど。この店も、その箱も、俺のだし。」 「やめてねー!いぢめないでねー!わからないよー!」 店主は逃げようとする野良ちぇんの尻尾をむんずとつかんで、 くいっと箱から持ち上げる。 周囲の、風を受けてゆっくりしていたちぇん達はとっくに逃げ隠れており、 助けを求めることすらできなかった。 「それにな。ゆっくりは生ゴミ漁るし迷惑なんだよ。・・・お前も生ゴミになるか?」 「わぎゃらにゃいよぉぉおお!?ちぇんはぞんなごどぢないよぉぉおお!」 「じゃあ、何食ってんだよ。」 その時、ポリバケツの裏から黒いモノがカサカサッと1人と1匹の前を横切り、 「みゃっ!!」 別の野良ちぇんが、その黒いモノに飛びかかった。 「わかるよー『もしゃもしゃ』おいしいよー。」 一瞬野良ちぇんが振り向いたとき、 その口元からは明らかに昆虫のものであろう足がはみ出ていた。 野良ちぇんは、人影に気づくと同時に路地裏の影に逃げ込み、あっという間に姿を消してしまう。 「ちぇんたちは、りぐるしかたべてないよぉぉ!! ごはんさんは、いっつもしらないまりさとありすがもっていくんだよー!わかってねー!」 「り、りぐるね。はぁ。」 そう言われてみて、店主も思い返してみる。 ちぇん達がこの近辺に増え始めてから、ゴキブリや虫の類を見ることはすっかり減った。 一方生ゴミ漁りについて言えば、近くに住んでいるちぇん達の数から考えると、意外なほど少なくもある。 「ふーん。そんなもんか・・・。」 「わかったらはなしてねー。」 「なあ、お前。ウチの飼いゆっくりになれよ。」 「わぎゃ!?」 「ゲス共に生ゴミ食い散らかされるくらいなら、最初からお前にやる方がましだ。 ゴキブリ退治もやってくれるなら、ココに小屋くらい作ってやる。どうだ。」 「わ、わ、わ、わきゃるよー!!」 翌日、この飲食店の通気口に面した場所に、一軒の小さな小屋が造られた。 木材で組み立てられ、塗装までされた立派な犬小屋。 中にはボロボロのタオルがひかれ、表札には『ちぇん』と書かれている。 「わかるよー!わかるよー!」 「近づくな。すりすりすんな!汚ねぇ!!」 人間からすれば所詮は粗末なつくりの小屋ではあるが、 これは野良がダンボールやビニール、石などをがんばってかき集めても 絶対に作れないゆっくりしたおうちだった。 虹浦町の飲食店では、裏口辺りに犬小屋を作ってちぇんを飼っている所が多い。 それは路地裏の野良ちぇん達が、害饅から益饅に格上げされた証であった。 駆除されては困るので、銅バッジまで与えられ、限りなく飼いゆっくりに近い饅頭として扱われる。 ただし、店や家の中に上げてもらったり、ゆっくりフードやまともな食事が与えられることはない。 銀バッジ以上を与えられることも、そのための躾を受けることも無かった。 所詮野良ちぇん達はコンポストにすぎないのだから。 「わかるよー。ちぇんはとってもしあわせーだよー。」 だが、誰も困っていないので、それはそれでいいのだろう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆぁーん、れいみゅもゆっくちしちゃかったよー。」 「おきゃーしゃん!どうしちぇゆっくちさせちぇくれにゃいにょ?ぷきゅー!」 「ゆ!みゃみゃをこまらせるにゃんて、ときゃいはじゃにゃいわ!ぷきゅ!」 「ゆぴぃ!おにぇーしゃん、ゆるしちぇー!」 「ゆぅぅ、ありすもゆっくりしてね。れいむがだめなおかーさ・・・ゆ、ゆぅぅ・・・。」 「ゆぁーん、みゃみゃー!ゆっくちなかにゃいでー!」 母れいむは、自分の能力不足を理解しているという意味では、実に珍しいゆっくりである。 自分が立派なゆっくりなら、おちびちゃん達がケンカすることも無いのに、 という思いが母れいむを一層涙もろくしていた。 れいむ一家は、ちぇん達のしあわせーな表情を思い出しながら、 残念そうにぽにょぽにょと町を歩き続ける。 しばらく歩いていると、野良ゆっくりの巣窟でもある、近所の公園に通りがかった。 「ゆぴぃぃ・・・まりしゃ、うんうんできにゃ・・・ゆっぎっぎ・・・」 「みゃみゃぁ・・ありしゅのうんうん、どうしちゃにょ・・・」 「ゆっぐぢぢでね!おちびちゃぁぁああん!!ぺ、ぺーろ、ぺーろ。」 おそらく公園に住んでいるのであろうありす一家がいた。 植栽の茂みの中にいるのは、成体ありす1匹と赤ありす1匹、赤まりさ1匹。 おそらくシングルマザーなのであろう、もう一方の親であるべき成体まりさはいない。 今朝のれいむ一家同様、うんうんが凍りついて『べんぴ』になっているようだ。 「ぺ、ぺろ、ぺーろ・・・」 「ゆぴぃ、ゆっ、ぴ・・いぢゃ、いぢゃぁ・・・」 ありすは眉をしかめ、ためらいがちに赤ありすのあにゃるをぺーろぺーろしている。 自分の子供のあにゃるとはいえ、ぺーろぺーろしたがらない親は多い。 体をきれいきれいしてやるために、おしりを舐めてやることくらいはあるが、 さすがにあにゃるの中をこじ開け、中の劣化餡子をほぐしてやるとなると、 我が子のモノでも気分のいいものではないのだろう。 だが、そのためらいは即、悲劇へとつながる。 みりっ、みりっ・・・びりっ! 「ゆ゛・・・ゆっぴゃーん!ありしゅのあにゃるしゃん、ゆっくちしちぇー!」 赤ありすのあにゃるが、負担に耐えかねて引き裂けた。 赤ありすのあにゃるから、凍ったカスタードが、 続いて 温かく緩い、赤ありすの命のカスタードが漏れていく。 「ゆぴぇ・・・もっちょ・・・くち・・・・」 「お?おぢびぢゃぁぁぁあああん!ゆっぐぢぢで!ゆっぐぢぢでぇぇええ!!」 母ありすは、今さら必死に赤ありすのあにゃるをぺーろぺーろするが、 一度裂けたゆっくりのあにゃるは、人間の和菓子細工技術でもなければ復元しない。 赤ありすは、体内のカスタードの大半を、かつてあにゃるだった穴から吐き出して 永遠にゆっくりした。 「ゆぎぅぅ・・・まりしゃも・・うんうん・・ぢゅ・・」 「お、おぢびぢゃん、まっでぇぇえぇえええ!!」 びりっ! 「ゆぴぇぇぇえ!!まりしゃのあにゃるしゃん、ゆっくちしちぇにぇぇぇええ!」 「おぢびぢゃ、あ、あ、ゆぁぁあ!?まりさののこしてくれだ、だいじなだがらものなのにぃぃいい!?」 「も・・・ぐぢゅ・・・・・・」 「ぁあああーー!!どがいばぁぁああああーー!!!」 母ありすは、あっという間に熱を失っていく赤ありすと赤まりさのあにゃるを、 いつまでもぺーろぺーろし続けていた。 母れいむも、あんなペーろぺーろではうんうんをほぐせない事には、遠目に一目見て気付いた。 しかし結局、れいむ一家が声をかける暇もなく、ありすのおちびちゃん達は全滅してしまった。 余りにも弱い、儚い命の最後であった。 そして、先ほど見た悲劇はどうやら特別なモノでは無かったようだ。 「おぢびぢゃ・・・ゆっぐぢ、ゆっぐぢだよぉ・・・」 「ゆっぐぢぢぢゃだべぇぇえ!!」 「ゆぁああああ!?どうぢでぇえええ!!」 れいむ一家が周囲から聞こえる、すすり泣く声に気付き、ぐるりっと周りに目を向けてみると、 茂みの中、自販機の裏、ゴミ箱の裏、公衆便所の影、そこかしこで同様の悲劇は起こっていた。 あにゃるを痛々しく決壊させ、凍ったうんうんも瑞々しく温かい餡子も全て垂れ流して息絶える赤ゆっくり達。 その姿を、何もやってやれなかった後悔と悲しみを混ぜ合わせた表情で眺める親ゆっくり達。 さすがにこの光景を見てれいむ一家の3姉妹も、『おかーさんって、たよりない・・・』という評価を改めた。 母れいむは母としての義務をしっかりと果たしてくれていた事を思い知らされたのだ。 そしてそれ以上に、事態がワガママを言っている場合で無いほど切迫していることを思い知らされていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ一家は悲劇に包まれている公園を抜け、さらに町を歩き続ける。 どこにあるのか、どのような姿をしているのかもわからない『ふわふわ』の『あったか』さんを求めて。 町の中心に近づいてきたところで、れいむ一家は妙なゆっくりの集団に出会った。 いや、そのゆっくり達は別におかしい所は無いのだが、とっている行動がおかしい。 歩道のやや道路寄り、幅数十センチ、長さ数メートルの長方形状に、 大小数百匹のゆっくり達が、所狭しとみっちり密集して身を寄せ合っているのである。 そして、その表情は先ほど飲食店で見た、温風を受けてゆっくりしていたちぇん達同様、 非常にゆっくりとした物であった。 「ゆぅ?ありす?みんななにしてるの?」 「むほぉ。ここはね、とってもゆっくりできるのよ!」 「ゆ!ゆっくちできりゅにょ!?」 「むほぉ。おちびちゃん。ここはね、したからとってもゆっくりしたかぜさんがでてくるのよ!」 「ゆ、ゆわぁぁああ!しゅごーい!ゆっくちしちぇるにぇ!」 そんな事を話していると、長方形に集まっているゆっくり達の下から、 何かの走行音が聞こえてきた。 「くるわよ!」 「ゆっくりー!!」×たくさん(3以上) ごぅっーーー!! 次の瞬間、密集ゆっくり達がわずかに浮かびあがったように見えた。 いや、実際赤ゆっくり達については、自分で跳ねてもいないのに、数十センチも飛び上がった。 そこは、地下鉄の通風口だった。 「ゆっくりできたね!」 「ゆっくちー!」 「しゅっきり!」 「ゆぅ、もうおわったの?」 「すっきりー!」 「あったかいよー!」 「はやくかぜさんもどってきてね!」 密集ゆっくり達は、通風口から吹き出すカビ臭い温風を浴び、なんとも気持ちよさそうにゆっくりしていた。 先ほどのちぇん達には拒絶されて温風を浴びることもできなかっただけに、 れいむ一家のおちびちゃん達も、物欲しげに密集ゆっくり達を見ていたが、 ついに耐えられなくなり、末っ子れいむが口を開く。 「おきゃーしゃん!」 「おちびちゃん、なあに?」 「れいみゅもゆっくちしちゃい!」 「・・・ゆぅ、でもね、おちびちゃん。」 「ゆっくちしちゃい!ゆっくちさせちぇにぇ!」 母れいむもゆっくりだ。 ゆっくりしたい気持ちでは、おちびちゃん達に負けていない。 だが、母としての理性がそれを押しとどめる。 「ゆぅぅ、おちびちゃん・・・。きょうはがまんしてね。」 「ゆ、ゆぴゃぁぁあああ!どうしちぇー。」 「れいむたちは、おうちがとってもゆっくりしてないんだよ。はやくおふとんをさがすんだよ。」 「ゆぁーん。しゅこしくらい、ゆっくちしちゃいー!」 こう言う時頼りになるのは、なまじ親子なだけに甘えのある母れいむより、 立場の近い長女ありすだった。 「れいみゅ!みゃみゃがゆっくちできにゃいでしょ!ぷきゅー!」 「ゆ、ゆぴぃぃ!おにぇーしゃん、ごみぇんなしゃいー!ぷきゅーしにゃいでー!」 「ゆぅ、しかってくれてありがとうだよ。ありす。」 「ありしゅは、ときゃいはなおねーしゃんだから、こういうのはまかせてにぇ。」 とは言え、長女ありすもあの、温風の出る地面さんに興味深々なのは、 母れいむから見ても明らかである。 長女ありすのワガママ一つ言わない優しさに嬉しく思いながらも、 母れいむは自分の無力を思い知らされ、また申し訳なさを感じてもいた。 「おちびちゃんたち。ここにはまたこれるよ。ゆっくりいこうね。」 「ゆっくちりかいしちゃよ!」×3 れいむ一家の探検は、再開された。 『ゆっくり清掃、ゆっくり清掃、ゆっくり清掃です。』 れいむ一家と入れ替わりで、先ほどの地下鉄通風口に、一台の車が到着した。 見た目は青く塗装されたタンクローリー、側面にはニコニコゆっくりマークと『ゆっくり清掃』の文字。 車が停止すると、青い作業服を着た職員が車内から降りてくる。 それを待っていた地下鉄職員も、彼らに近づいて話しかけた。 「清掃お願いしまーす!」 「はい、こちらですね。うわぁ・・・すご。」 「ちょっと多いけど、大丈夫?」 「ああ、まあ、毎年の事ですから。」 そう言うと、青い作業服に、『ゆっくり対策室・儚井』と書かれた名札をつけた市役所員が、 折りたたみ式のゆっくり捕獲柵を車内から取り出し、通風口の4辺を手際良く塞いで、 ゆっくり達が逃げられないようにする。 「かぜさん、ゆっくりはやくきてね!」 「ゆっくちさせちぇー。」 「わかるよー。もうすぐくるんだねー。」 密集ゆっくり達は温風待ちに夢中で、まったく気が付いていない。 「さてと、んじゃこまっちゃん!掃除機起動してー!」 「ラジャ!!『がちゃり』」 車内で眠そうにしていたゆっくりこまちがレバーをガチャリと引くと、 ブォォォオオオオオオ・・・・・・・ タンクローリーから、まさに掃除機、というような吸気音が響き始めた。 儚井職員は、そのタンクから伸びる直径30cmほどのフレキシブルチューブを延ばし、 その先端につけられた、太さ6cm長さ50cmほどのノズルを掴むと、密集ゆっくり達に向けた。 「あぁ、幸せそうだな。せめて、気付かない内に吸い込まれてくれよ。」 しゅぼぼぼぼぼん!! 「ゆ、ゆぴぃいいいい!!おきゃあしゃんがしゅいこ『しゅぽん』・・・」 「やめぢぇぇぇええ!!どうぢでごん『しゅぼぼぼん』・・・・」 「ゆゆっ!?ゆっくりにげるよ!・・・どうぢででぐぢがない『じゅぼぼぼん』・・・」 眠ってるわけでもないのに、気付かないでというのはさすがに無理だった。 ノズルの口より大きいゆっくりは粉みじんになりながら、 ノズルの口より小さなゆっくりは形をとどめたまま、ノズルの中へと勢いよく吸い込まれていく。 ・・・・・・。 「やめちぇにぇ。れいみゅゆっくちしちゃ『しゅぽん!』・・・」 「終わりー!こまっちゃん!止めてー!」 「じょうぶつしてね~ん。はいよっと。『がちゃり』」 ぶぉぉぉぉ・・・ん。 「それじゃ、終わりです。」 「お疲れ様です。あ、ちなみにあと8ヵ所お願いしますんで。」 「・・・わかりました。」 「はかないちゃん!」 「ちゃん付けするなよ。何だよ、こまっちゃん。」 「あたい、そろそろおひるねタイム。」 「まだ昼だろ。却下だ。」 「・・・・・・すーやすーや、ゆぴ~、ゆぴ~。」 「はぁ、えーき様も連れて来るんだった。・・・一人でやるか。」 人間に近づきすぎた野良は、飼われない限り駆除されるしかない。 そもそも通風口は通風口。 ゆっくりを温めてあげるためのモノではない。 それを塞いでいるゆっくり達など、駆除される他に、未来があるはずもないのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 密集ゆっくり達から別れた後、れいむ一家もかなり歩き回ったが、 未だに理想的な『ふわふわ』な『あったか』さんは見つかっていなかった。 「おきゃーしゃん・・・みつからにゃいわ。」 「ゆ!だいじょうぶだよ。あそこなら・・・」 「おきゃーしゃん、なにかしっちぇるにょ?」 「おかーさんはわからないけど・・・それなら、しってるゆっくりにきけばいいんだよ。」 「?」 「おちびちゃんたちも、もうすぐあったかさん、みつけるからね!」 「「ゆっくちー!」」 ちなみに次女れいむと3女れいむはとっくに音をあげており、 母れいむの口の中に入れてもらっての、ラクラクなお散歩に切り替えている。 母れいむには、今度こそ、という成算があった。 というか、自力での解決を諦めた、と言う方が正しいかもしれない。 今向かっているのは、母れいむが知る限りでは最高の知恵者が居る所だからである。 要するに、自分にはお手上げだから、 『あったか』さんのある所を知っていそうなゆっくりに聞こうということであった。 れいむ一家がやってきたのは、町野良ゆっくりの孤児院、通称『ほいくえん』。 名前は微妙に間違えているが、機能は間違いなく孤児院なので、特に問題は無い。 実体は、使われていない(と思っている)プレハブ小屋の床下に浅い穴を掘り、 それを板で碁盤目状に仕切った小部屋で数百匹の孤児ゆっくり達を育てている、ゆっくり福祉施設である。 そして、母れいむが訪ねたのは『ほいくえん』の園長、保育まりさ。 母れいむ自身、孤児ゆっくりだった時期にお世話になった相手だ。 「みょぉぉおおん!こっちのおちびちゃんが、そろそろ限界だみょん!」 「ゆわわわ!ちょっと待ってね!もうすぐこの子も終わりだよ『しゅっきりー!』次!」 「みょおおん!みんな、もう少しがまんするみょぉおん!」 「ゆっくち・・・ぽんぽん・・いぢゃ・・・」 「みょぉぉおおん!まだだめみょん!永遠にゆっくりしちゃうみょん!」 「ゆっくちしちゃいぃぃ・・・。」 「ゆぎぎぎぎ・・・便秘なんかでおちびちゃんを死なせちゃったら、とんだ笑い物だよ!!」 「ゆぅー・・・。まりさ?」 「今忙しいよ!!後にしてね!!」 ・・・どうやら、れいむ一家を相手にしている場合ではなさそうであった。 『ほいくえん』は、孤児院であるだけに、育てている赤ゆっくりの数でも家庭とはケタが違う。 その数ざっと200匹以上。 一応助手みょん達が数匹居るとはいえ、保育まりさには母れいむが味わっていた子育ての負担を、 そのまま数十倍したものが圧し掛かっているのだ。 つまり、『ほいくえん』の赤ゆっくり全員が『べんぴ』を患っている最中だと言うことである。 当然、子育て経験では母れいむなど及びもつかない保育まりさであるから、 その手際は滑らかなものであったが。 母れいむの見ている前でも、赤まりさが処置を受けようとしていた。 「次!」 「みょーん、すーりすーり、すーりすーり!」×3 「ゆわーい!あったかいのじぇ!」 助手みょんが3匹掛かりで赤まりさをすーりすーりし、温めていく。 一方保育まりさは、早くも赤まりさのあにゃるに舌を突き入れ、 あにゃるとうんうんをほぐしにかかっていた。 「ゆぅ~ん、にゃんだかうんうんしゃん、ゆっくちしてきたのじぇ!」 「ぺーろぺーろ、どうでもいいからさっさとうんうんしてね!ぺーろぺーろ!」 「ゆっふふ~ん、ゆっくちー。」 「(・・・イラッ!!)」 後がつかえている。 ここは時間との勝負だ。 赤まりさの方はなんだか気持よくなってきたらしく、もう少し今の状況を楽しみたいようだが、 ハッキリ言って保育まりさには迷惑なだけである。 保育まりさは、舌を思いっきりとがらせて、赤まりさのあにゃるの奥の奥、 新鮮な餡子にまで届くほどまでねじ込む。 「ゆびぃぃいい!?いぢゃ・・いぢゃぃぃいいい!!」 「自分でうんうん出来ないなら、まりさが引きずり出してあげるよ!」 「ゆびゃぁぁああ!?ゆっぐぢざぜでぇぇええ!?」 ミリミリミリ・・・モルンッ!! 「ぺっぺっ・・・さ、次!」 「じゅっぎり・・・」 ぽいっ!ぺちゃり! 「ゆぴぇ・・・」 うんうんの終わった赤まりさになど用も無いと言わんばかりに、 みょんの体の間から赤まりさを舌でつまみ出すと、ぽいっと脇に投げ捨てる。 赤ゆっくり達など、生きてさえいてくれれば、保育まりさにとってはどうでもよさそうであった。 ・・・・・・。 「次!」 「みょぉ~ん。さっきの子でさいごだみょ~ん。」 「・・・ゆへぇ。もうベロさんが永遠にゆっくりしちゃうかと思ったよ。」 なにせ200匹以上の赤ゆっくりの餡子をほじくるのだから、保育まりさも舌が持たない。 「急に寒くなったから大変だよ。」 「みょ~ん、油断してたみょん。」 みょんの場合は完全に油断していただけなのだが、保育まりさの場合、 凍える赤ゆっくり達を眺めて楽しんでいたら、防寒対策が遅れてしまったというしょうもない理由があったりする。 「ゆふぅ。ちょっと早いけど、おちびちゃん達の冬支度をするよ。」 「みょ~ん、了解だみょ~ん。」 れいむ一家が相変わらず放置されっぱなしの前で、保育まりさ達の冬支度が進んでいく。 「みょん。温め終わったみょん」 「ゆ!じゃあ、おちびちゃん達!あまあまだよ!」 「ゆわーい!あみゃあみゃー!」 温め終わったと言って持ってきたのは、みょんが体温で温めた1000mlペットボトル。 中身はただの水道水だが、保育まりさがお帽子から取り出したコーヒー用のガムシロップを注ぎ込むことで、 人肌に温められたあまあま水に変わる。 野良の、しかも普段雑草しか食べさせてもらえない孤児ゆっくり達から見れば、 人間にとってのホットココアに近い。 あっという間に孤児ゆっくり用の小部屋、地面に掘った浅い穴から孤児ゆっくり達の姿は消えていった。 「さ、今のうちにお布団敷くよ。」 「ゆっくり理解したみょん!」 助手みょんが持ってきたのは、ゴミ袋一杯に詰め込まれた、発泡スチロール等の梱包用緩衝材。 発泡スチロールチップ、エアクッション、それらは、まさしくれいむ一家が探し求めていた、 『ふわふわ』の『あったか』さんだった。 孤児ゆっくり達があまあま水を存分に味わって、自分達の小部屋に戻って来てみると、 そこには白い『ふわふわ』さんが敷き詰められている。 ぽゆんっ・・・ふわさっ 「ゆわぁあ・・・このおふとんしゃん、とっちぇもゆっくちしちぇるにぇ!」 「ゆっくちー!」 「あっちゃかいにぇ!ゆわーい!」 発泡スチロールチップの海に顔を埋めてみたり、飛び跳ねてみたり、 口のすぐ下まであんよを埋めてその温かさを全身で味わってみたり、 孤児ゆっくり達は、この時ばかりは『ほいくえん』にいる事を本気で感謝していた。 「みょーん。おちびちゃん達、とっても嬉しそうでよかったみょん!」 「(・・・イラッ!!)」 その光景に、普段は鉄のような表情の助手みょん達も顔がほころぶ。 厳しいフリではなく、心底ドSの保育まりさだけは大いに不満そうであったが。 ともあれ、待っていた甲斐あり、話しかけれそうな雰囲気になってきたので、 母れいむは保育まりさに声をかけた。 「まりさ!まりさ!」 「ゆぎぎぎ・・・、ゆ?久しぶりだねれいむ。・・・何の用(イライラ)?」 「れいむたちにも、あのしろいふわふわさ・・・」 「無理みょん。」 「・・・どぼぢでそんなこというのぉぉおお!?」 母れいむの言葉は、助手みょんの一匹にばっさりと遮られる。 だが、その後に続く言葉は、母れいむをさらにガッカリとさせた。 「もう無いみょん。」 「ゆぅぅー・・・でも、ちょっとくらい」 「全然ないみょん。れいむはおちびちゃんじゃないから、自分で探して欲しいみょん。」 「ゆ、ゆぅぅ、ゆっくりりかいしたよ。おちびちゃん、いこうね。」 「ゆぁーん、ゆっくちさせちぇー。」 助手みょんの言うことも野良社会ではもっともな意見であり、 れいむ一家がごねたところで何ももらえそうにはなかった。 母れいむも、とにかく自分達が求めるべき『あったか』さんが明確になっただけでも収穫と思うことにする。 発泡スチロールやエアクッションを求めて、れいむ一家の探検は再開された。 れいむ一家が去った後、保育まりさは助手みょんに話しかけた。 「追い返してくれて助かったよ。」 「どってこと無いみょん。」 「それじゃ、まりさ達もお布団の準備するよ。」 「無理みょん。」 「・・・ゆ?」 「だって、全部おちびちゃん達のお布団にしちゃったみょん。」 「ほ・・・ホントに全然残してないのぉぉおお!?」 「みょーん。あのれいむ達にもそう言ったみょん。みょんは嘘つかないみょん。」 「ゆゆゆゆ、どうしてそんなに落ち着いてるの?」 「みょん!慌てたってしょうがないみょん!みょん達はちょっとくらい寒くても我慢できるみょん!」 「みょーん!」×8 ・・・・・・。 「ゆっぎぎぎぎ・・・」 「どうしたみょん?みょん達の頼もしさに感動したみょん?」 「ゆがぁああ!!みんな、おバカすぎてゆっくり出来ないよ!! おちびちゃん達はもういいから、さっさとみんなでお布団捜して来てね!!今日の夜はもっと寒いんだよ!!」 「みょぉぉおおおん!?りょ、了解だみょーん!!」×9 助手みょん達が出て行ったあと、保育まりさは、心底うんざりした表情でため息をつく。 「どいつもこいつも・・・ゆっくりしすぎだよ!」 『ゆっくりするためにゆっくりしない』 保育まりさは、ゆっくりの中では珍しい感覚を持ち合わせていた。 しかしそのおかげで、苦労して知恵を働かしていても、結局いつもゆっくり出来ないのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それは、余りにもあっさりとした終着点であった。 「ゆ、ゆうかりん!そ・・それ!」 「ゆーん、何?れいむ。」 「しろっ、しろいふわふわしゃんだわ!」 学校のゴミ捨て場に今、ゆうかりんが捨てようとしていたのは、 母れいむ数匹が覆い隠せそうなほど巨大な、発泡スチロール板だった。 結局保育まりさには、サンプルとして一欠片だけ発泡スチロールチップを受け取ったものの、 体よく追い返されてしまったれいむ一家。 さて、この素材自体はどこかで見たような気もするが、 いざ探すとなるとどこを探したものだかイマイチ思いだせない。 家族全員でこの発泡スチロールチップをガジガジと噛んだり、すーりすーりしたりしている内、 長女ありすがハッと何かを思い出した。 「みゃみゃ!?このふわふわしゃん、『かりば』でみちゃわ!!」 「ゆゆっ!?そういえばそんなきもするよ!」 「おにぇーしゃん、しゅごーい!」×2 長女ありすが以前発泡スチロールを見たのは、狩り場、要するにゴミ捨て場だった。 だが、世の中そう甘くは無い。 「ゆぅぅ。もう『かりば』、なんにもないね。」 「にんげんしゃん、ぜんぶもっていっちゃたにょ?」 「ゆぇーん、いじわりゅしにゃいでー。」 高層ビル地下のゴミ集積所でもあるまいし、路上のゴミ捨て場にそうそう狙ったゴミがあるわけがない。 ましてこの頃には、もう夜明けから随分時間が経っていた。 ゴミも収集されていて当然である。 「ゆぁーん!もうゆっくちあるけにゃいよ!おふとんにゃんて、どこにもにゃいよ~!」 「もうしゅこしがんばっちぇにぇ。しょんなの、とかいはじゃにゃいわ。」 「おにぇーしゃんがなにいっちぇも、もうゆっくちあるけにゃいよ!げんかいだよ!ぷきゅー!」 「ゆぅぅ・・・みゃみゃ。」 さすがに、数時間歩きまわって手がかりを見つけるのがやっととなると、 長女ありすも限界そうであった。 妹達に対する説得にも気力が見られない。 こうなると母れいむも、そろそろ最後の奥の手を使うしか無くなっていた。 「おちびちゃん。ゆっくりりかいしたよ。」 「ゆ!おうちかえれりゅにょ?」 「ゆん。さいごにひとつ、いくところがあるよ。それでだめなら、きょうはもうかえろうね。」 「みゃみゃ?」 「みんなで・・・『こんぽすとさま』にあいにいくよ!」 「?」×3 コンポスト様・・・それは、この町の野良ゆっくり達の守り神。 その姿は、とある学校の校庭脇に置いてあるコンポストである。 だがその実体は、善良なゆっくり達が生き方に迷った時、コンポストの中にあまあまをお供えすると、 ご神託という形でこれから行うべき事をアドバイスしてくれるという、とっても頼りになる神様だ。 ・・・と、野良ゆっくり達は本気で信じている。 実際はコンポストの中に放り込まれたゲスまりさが、 占い師まがいの小遣い稼ぎに精を出しているだけなのだが、 意外と的確なアドバイスをもらえるので、最近はゆっくりだけでなく、小学校の低学年にも信者は多いらしい。 「・・・だから、こんぽすとさまにおまいりしたら、ぜったいゆっくりできるはずだよ。」 「しょうにゃの?ほんとなら、とっちぇもとかいはにぇ!」 「ゆっくりしんじてね!ぜったいゆっくりできるよ!」 「ゆわーい!ゆっくち!ゆっくち!」×2 そんなわけで学校校庭に入ろうとしていた所、 校内のゴミ捨て場にゴミを捨てにきた、ゆうかりんとバッタリ出会ったのである。 「欲しいの?」 「ゆ!ゆっくりほしいよ!いらないならちょうだいね!」 「散らかさないならあげるけど。」 「ゆっくりやくそくするよ!!」 「ゆーん・・・それじゃ、はい、あげる。」 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆわーい!ゆっくりだよー!」 学校の施設管理職員として訓練され、今も雇用されているゆうかりんには、野良生活など理解を超えている。 発泡スチロール板が野良の何に使われるのかなどサッパリ理解していなかったが、 この梱包用発泡スチロールに包まれていたのが、ゆうかりん主演の裏ビデオ編集のために、 校長が買いそろえたAV機器である事の方はハッキリと思い出していた。 そのセッティングまで自分でやらされた事を思い出すと、恥ずかしいやら落ち着かないやらで、 できるだけ早くこのゴミに、目の届く所から消えて欲しかった所だったのだ。 そこに現れたのがれいむ一家だった。 「持っていける?」 「ゆ!がんばってもってかえるよ!ゆっくし!ゆっくし!」 「おきゃーしゃん、がんばっちぇー!」 「ゆぅん。しょうがないわね。」 口でくわえて運ぼうとしているが、50センチ角の発泡スチロール板を、 バレーボール大のゆっくりが一匹で運ぶのは、さすがに無茶だった。 しょうがないので、ゆうかりんが板の一辺の両端にビニールひもを結び、 子供用ソリのように引きずって運べる形に改造してくれた。 これにおちびちゃん達を載せて運べば、さらに移動速度アップ、一石二鳥。 まったく、至れり尽くせりという奴である。 「ゆっくちありがちょー!」 「気をつけてねー。」 「ゆうかりんもゆっくりしていってね!!」 「ゆっくちよかったにぇ!みゃみゃ!」 「ゆーん。きっとこんぽすとさまは、れいむたちをみまもってくれてるんだね!」 「こんぽすとしゃまは、ゆっくちしちぇるにぇ!」 こうしてれいむ一家は無事お布団を手に入れ、 探検の目的を達成したのであった。 ただし探検は、おうちに帰るまでが探検なのであったが・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 目標とするモノがどこにあるのか、それが手に入るのかもわからず辛かった旅路も、 それを手に入れて意気揚々とおうちに帰るとなると、疲れも忘れるものである。 それに、町中歩き回っていたために、これまで半日の時間を費やしていたが、 いざおうちに帰ろうと思うと、ゆうかりんの学校からおうちまでは人間の足で15分ほど。 れいむ一家の歩調も、テニスボールが弾むように軽やかなのも無理はないというものであった。 「ゆふふ~ん!ゆゆっ!かわさんまできたよ!」 「ゆわーい!もうしゅぐおうちだにぇ!」 れいむ一家は町を横切る川にたどり着いた。 ここまでくれば、後は川を15分ほどさかのぼって、橋を渡れば30分ほどでおうちに到着する。 と、れいむ一家はその時、川のど真ん中で赤まりさ数匹が楽しそうに滑っているのに気がついた。 「ゆーん。たのしそうだねー。」 「とかいは・・・ゆゆっ!?」 川の『ど真ん中』で、赤まりさ達が『滑って』いた。 「ど、どうしてかわさんにはいって、へいきなのぉぉおおお!?」×4 「しゅごーい!かわしゃん、こおっちぇるわ!」 「すごいね!おかーさんがのってもへいきだよ!」 「ゆわーい!『するーりするーり』しゅべしゅべで、とっちぇもゆっくちー!」 町を流れる、そんなに小さくもない川の水面が、辺り一面凍りついていた。 まったく、今日は朝から寒いはずである。 「ゆっくちー!しゅーべしゅーべ!」 するーり、するーり 「おきゃーしゃーん!まりしゃ、かわしゃんにういちぇるのじぇー!」 つるーり、つるーり この近所に住んでいるのであろう赤まりさ達が、お帽子をソリにして遊んでいる。 河川敷ではその両親達であろう成体まりさ達が、ゆっくりした表情で赤まりさ達を見守る。、 その姿はとても、とてもゆっくりしていた。 「とかいはにぇー。」 「おきゃーしゃん、れいみゅもゆっくちしゅべりたいよ!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 れいむ一家も、今日の予定が片付いている分気持ちに余裕がある。 長女ありすまでが、ここでしばらく遊んで行きたがっていた。 一方、母れいむも赤まりさ達が遊ぶ姿を見て、おちびちゃん達にもゆっくりさせてあげたかった。 しかしまだまだおうちまでは時間がかかるので、あまりのんびりもしていられない。 母れいむは、足りない頭でうんうん考えていたが、ふと川の対岸を見てハッと何か思いついたような表情になる。 「おちびちゃん。」 「ゆ、みゃみゃ・・・ありしゅもしゅこしだけ・・・ゆっくちしちゃいわ。」 「ゆふふ、おちびちゃん。おかーさんね。とってもいいことおもいついちゃったよ!」 「?」×3 「ゆわーい!しゅーべしゅーべしちぇるー!」 「みゃみゃー!ありしゅ、かわしゃんにういちぇるわー!」 「ゆっほ、ゆっほ!ゆゆーん!おちびちゃん、おちないようにきをつけてね!」 「ゆっくちりかいしちぇるよー!」×3 母れいむの名案、それは、ゆうかりんがソリ状に改造してくれた発泡スチロール板、 それをホントにソリとして使い、凍った川を横断すると言う方法であった。 「かわさんをわたったら、おうちまですぐだよ!ゆっくし!ゆっくし!」 母れいむは、発泡スチロール板のソリを口でくわえて、氷の上を元気よく跳ねていく。 姉妹達はそのソリに乗って、スノーボードがスケートか、はたまた水上スキーのつもりか、 とにかく未知の体験に興奮し、最高にゆっくりしている。 そして、何より忘れてはならない事が一つ、 「もうすぐ、かわさんのまんなかだよ!ゆっくし!『ぴょん!ぱりん!どぼん!』・・・」 「ゆっくちー・・・。ゆぅ?」×3 川は大量死フラグである。 「ゆびぇ、ごぼごぼ!ゆっぐごぼぉっ!だじゅげっ・・・!!」 「・・・!!・・・!!(みゃみゃー!ゆっくちたしゅけるわー!)」 「ゆぁーん!おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇー!」×2 とてもゆっくりできる凍った川は、突然母れいむの足元から氷を奪い去り、 その冷たい水の中へと母れいむを飲み込もうと、自然の猛威を奮い始めた、 というように母れいむは思ったが、実際は川の真ん中あたりは特に氷が薄かったので、 母れいむのジャンプに耐えられず、足元の氷が割れてしまっただけである。 母れいむがソリを引くためのヒモをしっかりと噛んで離さず、 長女ありすも母を必死で引き上げようと、ヒモを発泡スチロール板の上から引っ張っているので、 なんとか母れいむの全身は水没を免れている。 だが、所詮は子ありす、母れいむとの体格差はいかんともしがたく、 水の中から母れいむを引っ張り出すだけの力はない。 まさに、絶体絶命の状況であった。 だが、そんな様子を不審に思い、なおかつ次女れいむと末っ子れいむの泣き声を聞いて、 異変に気付いた勇士達がいた。 「れいむがたいへんなのぜ!みんな、たすけるのぜー!」 「えい!えい!ゆー!!」×40 それは、氷の上で遊ぶ赤まりさ達を、危険が無いように河川敷から見守っていたまりさ達。 この川の堤防の斜面に横穴を掘って住みつき(迷惑)、 ゆっくり達を水難事故から救う使命を持つ、『レスキューまりさ』達であった。 ゆぉぉぉぉおおおお・・・・×40 ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぱりんっ!ぼちゃん!・・・×40 「も・・ゆ・・ぐぢ・・・・」×40 10秒後、一斉に川の氷に突っ込んでいったレスキューまりさ達は、 その重みに耐えられなかった氷が割れてしまったせいで、全員水没死した。 レスキューまりさ達がもたらしたもの、それはれいむ一家の周囲全体の氷を割り尽くし、 救助をさらに困難にする結末、そして孤児となった大量の赤まりさ達だけであった。 「ゆぎ、ぎ、ごぼっ!ぐぢぃ、ぃ・・・」 「・・・!・・!・・・!!(れいみゅ!いもうとたち!いっしょにひっぱちぇー!)」 「ゆぁーん!おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇー!」×2 だが、そんな様子を不審に思い、さらに次女れいむと末っ子れいむの泣き声を聞いて、 なおかつれいむ一家の周囲の氷が全て割られている状況をみて、異変に気付いた勇士達がいた。 「れいむがたいへんなのぜ!みんな、たすけるのぜー!」 「えい!えい!ゆー!!」×200 それは、氷の上で遊ぶ赤まりさ達を、河川敷で眺めてゆっくりしていたまりさ達。 この川の堤防の斜面に横穴を掘り(超迷惑)、川の水草を主食にする海の戦士(笑)、漁師まりさ達であった。 さすがに先ほど40匹の突入に耐えた部分の氷についてはこれ以上割れなかったが、 れいむ一家のところにたどり着くには足場が無い。 だがこれは、まさしく漁師まりさ達の得意分野である。 「おぼうしにのってたすけるよ!『・・・ちゃぷ』ぢべだいぃぃいいいい!?『ぐらり・・ぼちゃーん。』・・・」 お帽子に乗って救助に向かおうとした50匹近くの漁師まりさ達が、ほぼ同時にバランスを崩して川に転落した。 お帽子を挟んでいるとはいえ、川の水は水面が凍るほど冷たい。 寒さが苦手なゆっくりが、心の準備も無く水面に浮こうとすれば、 その水の冷たさにビックリしてバランスを崩してもしょうがないだろう。 「ゆべっ!ごぼぉ!ゆ、だずげで、ごぼごぼ!!」 「ゆっくりたすけるよ!このおーるさんにつかまってね!『がじっ!ぱりんっ!』ゆぴぇぇえええ!?」 ミイラ取りはミイラに・・・転落した漁師まりさを助けようとオールを伸ばして掴ませ、 氷上に引っ張り上げようとした別の漁師まりさ達だったが、 今度は引っ張り上げる側の漁師まりさ達の足元の氷が、2匹分の負荷に耐えられなくなり割れてしまう。 助け出そうとすれば引きずり込まれる、その引きずり込まれた者を助けようとして、さらに引きずり込まれる。 「やっぱりおぼうしにのってたすけるよ!つかまってね!『がじっ!ぐらり・・・ぼちゃーん。』ゆぼ、ごぼぉ・・ごぼ」 氷の上からでは危ないと思い、お帽子に乗ってから引っ張りあげようとしても、 やはり救助される側の重さと水の冷たさに耐えられず、救助する側はバランスを崩して水中に引きずり込まれていく。 氷上で遊び疲れた赤まりさ達が気付いた頃には、河川敷周辺に生きた親まりさは、一匹も残っていなかった。 ・・・そして母れいむが溺れて3分後、れいむ一家の周囲には、 肌色の丸いモノが240個ばかり水面に浮かぶ異様な光景が広がっていたのである。 一方れいむ一家はと言うと・・・ 「ゆぇーん、ゆぇ・・・ゆ?おにぇーしゃん。」 「ゆぁーん・・・どうしちゃの?」 「ありしゅおにぇーしゃんが、おきゃーしゃんをひっぱっちぇるよ!ゆっくちがんばっちぇにぇ!!」 「ゆ!しゅごーい。がんばっ・・ゆゆっ!しょーだよ!れいみゅたちもおてつだいしゅるんだよ!」 「ゆわぁ、おにぇーしゃん、あっちゃまいー!」 「ゆっへん!れいみゅはとっちぇもゆっくちしちぇるでしょー!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 「・・・!!・・・!!(なんでもいいから、はやくてつだってぇぇ!)」 こうして結局、母れいむはおちびちゃん3匹が協力しての救助によって、 なんとか発泡スチロール板の上に引き上げられた。 そして、それからたっぷり40分後、本来水上移動の方法を知らない長女ありす達は、 周囲にたまたま浮いていた、まりさ種のお帽子から拾ったオールを使って無事対岸までたどり着いた。 もしも横着せずに橋まで回り道していたら、ちょうど今の到着位置から目の前にある道路を、 氷上遊びが出来ず残念そうにしながらも、5体満足元気いっぱいのれいむ一家が通っていたころであろう。 れいむ一家は何とか対岸に到着できた。 だが、長時間冷たい水中に漬かっていた母れいむは、 少し前からほとんどしゃべることもできずにグッタリしていた。 「ゆ゛・・・ゆぅ・・ゆ゛・・・・・・」 「みゃみゃー!ゆっくちげんきになっちぇー!」 「しゅーりしゅーり!しゅーりしゅーり!ゆぇーん、おきゃーしゃん、あっちゃかくならにゃいよー。」 母れいむの体は青ざめ、冷え切ってガタガタと震え、しかも表面はどろりと溶けかけており、 右目も両もみあげも、付け根からドロドロに溶け、抜け落ちてしまっていた。 残念ながら、手遅れであった。 「ごべ・・ね・・・お・・・びぢゃん・・・」 「ゆぁーん、ゆっくちしちぇー。」 母れいむ自身、自分の命が燃え尽きつつあることを自覚していた。 だから、母れいむは自分の命以上に大切にしていた宝物、おちびちゃん達の未来を守るため、 姉妹でも特に賢い長女ありすに、残りの命を振り絞って最後の言葉を残そうとしたのであった。 「ありず・・・あぢず・・・」 「みゃみゃ?みゃみゃー!」 「・・・ばりざに、ほいぐえん・・ぐり・・・・」 それは、まだ幼い3姉妹がおとなになるまで生き残る最良の方法を伝える言葉。 かつて母れいむがそうであったように、 『ほいくえん』に入り頼もしい保護者達の中で育ってほしい旨を伝えるものであった。 「みゃみゃ・・・ゆっくちりかいしちゃわ!」 「ゆ・・・ぐ・・・ぢでね・・・・・・び・・・」 母れいむは、おそらく野良ゆっくりでは幸運な部類と言ってよかったであろう。 少なくとも、我が子たちより先に永遠にゆっくりできて、しかも、遺言まで残せたのだから・・・ 「みゃみゃー!」 「おきゃーしゃーん!」 「ゆっくちしちぇよー!しゅーりしゅーり!しゅー・・・ゆぁーん。」 ・・・・・・。 「みゃみゃ・・・ありしゅがいもうちょたちをゆっくちさせりゅわ!」 そして、長女ありすは母れいむのメッセージをしっかりと受け取っていた。 そう、あの『ほいくえん』の保育まりさのように、妹達をしっかりと面倒見てあげてほしい、と言う、 母れいむからのメッセージを。 それが、どれほど困難であるか、そして、誤って受け取ったメッセージであると言う事を理解することも無いまま・・・・・・ ちなみにこの3時間後、『ほいくえん』にて。 保育まりさ達は、なんとかかんとか必死に駆け回って、 自分達のお布団に使えそうな量のエアクッションやら発泡スチロールチップやらを集め終えていた。 「みょ~ん。ようやくおふとん、集まったみょん。」 「もうクタクタだみょ~ん。」 「モタモタしてる暇なんて無いよ!みょん達もさっさとお布団敷いてね!」 もう外は夕暮れを迎えようとしている時間帯だ。 保育まりさも助手みょん達も、成体とはいえゆっくりである。 体の半分以上は毛皮にすら守られていない上、本来の習性に従うなら、冬ごもりが必要なほど寒さに弱い。 お布団も無しに冬の夜を過ごすなど考えられなかった。 「まりさー。いるー?」 と、その時、自分達を呼ぶ声に保育まりさ達が振り向くと、そこに一匹の成体ちぇん達がいた。 ちぇん達は、メソメソと泣いている数匹の赤まりさを連れてきている。 「まりさー。このおちびちゃんたち、おとーさんもおかーさんもいないんだよー。」 「(ゆぅ、このいそがしいときに・・・)ゆっくりわかったよ。置いていってね。」 「よかったよー。みんなー、きょうからここがおうちだよー。」 「・・・みんな?」 「ゆぁーん。まりしゃ、おきゃーしゃ・・・ゆっぐぢぃ。」 「みゃみゃー。ゆっくちできにゃいのぢぇ~。」 「まりしゃ・・・ゆぴゅぅ・・・ゆぴぇぇん。」 ちぇんが背後に声をかけると、ぞろぞろと出てくる事100匹近く。 大量の赤まりさ達が、ちぇんのつがいであろう成体ありすに連れられて、 泣きながら『ほいくえん』に入ってきた。 言うまでも無く、この赤まりさ達は、川で全滅した漁師まりさ達の忘れ形見達である。 両親や姉、お隣さん達をまとめて失って、河川敷から川を見て泣き続けていた所を、 ちぇんとありすが見つけてここまで案内してきたのであった。 「さすがまりさ、とってもとかいはね!じゃあ、あとはよろしくね!」 「みょ、みょん?これ全部?みょん?」 「わかるよー。たいへんだけど、まりさならだいじょうぶだよー。じゃあ、あとはよろしくだよー。」 「・・・なんなの?・・・・・・何があったのぉぉぉおお!?」 この日、保育まりさ達は、ほいくえんの拡張工事に追われた挙句、 せっかく集めてきた自分達用のお布団まで赤まりさ達に使われる羽目となり、 寒さに凍えつつお互いにすーりすーりしながら眠れぬ夜を過ごすことになったのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして、波乱の多かった一日が終わり、またゆっくり達が深い眠りに着く夜がやってくる。 れいむ一家、いや、今ではありす姉妹と言った方が正確かもしれない。 ありす姉妹は、母れいむがいなくなってすっかり広くなってしまったおうちに戻って来ていた。 おうちに帰ると、まずは発泡スチロール板を小さく砕いて、おうちの床に敷き詰める。 特におうちの一番奥は、普段眠る場所なので、こんもり山ができるくらい積み上げ、 一部を少しへこましてベッドらしきものまで作った。 「ゆわーい!ふーわふーわしちぇるにぇ!」 「ゆぅぅん!おふとんにもぐりゅと、あっちゃかーい!」 ぽよん!ぽよん! 「ゆふふ、おふとんのうえであしょぶのは、ときゃいはじゃにゃいわ。」 そして『ほいくえん』で勉強したとおり、350mlペットボトルに鍋に貯めていた雨水を入れて、 秘蔵の天然干し柿(地面に落ちて長く放置されていた柿)を放り込んで、長女ありすが体温で温める。 「ゆわーい!ありしゅおにぇーしゃん、ありがちょー!」 「ぺーりょぺーりょ、ちあわちぇー!」 「ゆふふ、たくしゃんあるから、ゆっくちのんでにぇ。」 「「ゆっくちー!」」 ホットあまあまも大好評。 これで今後は、妹れいむ達も『べんぴ』に悩まされる心配はなさそうだ。 ごはんも母れいむの分が必要無くなったので、数日分の蓄えもある。 母れいむのお手伝いをしながら色々知識を吸収してきていたので、体格がモノを言う、 たとえばケンカ等以外なら、長女ありすにも母れいむの代わりは務めれるであろう。 とりあえず今日のところは、長女ありすの母親デビューは及第点と言ったところだろうか。 「ありしゅ、みゃみゃのぶんまで、いもうとたちをゆっくちさせりゅわ!」 ありすは誓う。 自分が妹達を立派に育て上げてみせると。 「ゆっくちみててにぇ!みゃみゃ!!」 その誓い、その決意が、小学生の気まぐれな暴力にもかなわない、 限りなく無力なものである事に気づくことも無く。 「おにぇーしゃーん!ゆっくちしゅーやしゅーやしようにぇ!」 「ゆふふふ。ありしゅも、ゆっくちしゅーやしゅーやするわにぇ。」 「ありしゅおにぇーしゃん・・・あっちゃかーい。」 「しゅーりしゅーり・・・」 いつまでこの幸福が続くのか、それは、人間さんでもわからない。 ゆっくりは儚く、弱く、どれだけ保護してやったとしても簡単に自滅していくのだから。 長女ありすもいつかは気づくだろう、自分と、ゆっくりの無力さに。 だが、少なくともこの夜の長女ありすの寝顔は、姉として、母として、 期待と、希望と、決意に満ちた、とてもゆっくりした表情を映していた。 長女ありすは信じていたのだ。 自分と、自分の妹達が、いつかきっと本当の意味でのゆっくりを手に入れられると。 根拠などなにも無い。 だが、それでいいのだ。 ありすもまた、何の変哲もない、一匹のゆっくりにすぎないのだから。 挿絵 by嘆きあき 餡小話掲載作品(またちゃんと整理します。) 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 冬-2. 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 その他(舞台設定のみ共有) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 唐草はこれだけ色々体験しといて鬼威惨との初対面あれだったのかよwww -- 2015-09-03 01 19 24 このれいむには母性(笑)があまりないっぽいな むしろこれなら母性に近い -- 2013-11-30 15 17 20 保育まりさとみょんが良い奴すぎるんだけどこいつらなんでこんなことしてるんだ -- 2013-07-31 14 07 02 まりさドンマイすぎるwwww -- 2011-12-04 19 33 10 100を超えるゆっくりの大群が迫り来る光景。虐待鬼威山が見たら狂喜乱舞するんだろうか? -- 2010-12-14 03 07 57 早く続きが読みたいです・・・・・・ -- 2010-11-26 10 17 21 レスキュー(笑) 思わず吹いたわww -- 2010-11-22 22 29 22 250匹がアホやって死ぬとかワロタ -- 2010-11-07 19 33 06 あぁ、カス饅頭が街を汚す話か -- 2010-10-22 12 38 16 レスキューまりさのあほぶりに吹いた -- 2010-08-24 23 43 42 こいつらには是非不幸のどん底に堕ちてもらいたい。ほんの少しでも幸せになどなるなよ。 -- 2010-08-24 21 19 10 唐草れいむはゆっくりプレイスに辿り着けたね -- 2010-08-17 18 57 06 幼稚園や小学校低学年向けの教材として使えそうなくらいの良い作品だなぁ。 それと、唐草れいむ…ここが君の原点か。…苦労したんだね。 -- 2010-07-09 22 36 27 そうか・・・末っ子れいむ 君があのれいむだったのか -- 2010-06-27 20 28 34
https://w.atwiki.jp/eccen/pages/15.html
えきせんとりっく、とは うたまんが2001年の4月1日から始めているホームページ 過去に作っていたゲームカントリーと、 益富ページというページが 管理人体制の問題と、数々のオフ問題によって閉鎖してしまい その跡地に出来たのが、このページ 初期の頃は「eccentric」という英字のタイトルで 益富ページの発展形として、替え歌やコラムをメインとしたページだった しかし、侍魂というテキストサイトの大ヒットにより、日記が追加され 益富で起こったオフ問題により、替え歌の公開が不可能になると コラムや日記、突発企画をメインとした、テキストサイトへと変化 以降、このスタンスで、日記に特化したネタなページが続いていく 2004年10月1日にサイト名をeccentricから、現在のえきせんとりっくへ変更 2005年の10月23日に、一時休止によって、日記が抹消されるものの 翌年の同時期に復活 現在、日記やページが、それなりの財産になってしまうことに気づき 今後もネタなページとして、日記に特化したサイトになっていくものと思われる
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18315.html
戻る その他系 またスレタイ詐欺と思ったら普通にカニクリームコロッケ食いたくなったやないかw てかついにシリーズ化か……w -- (名無しさん) 2012-07-17 02 35 14 タイトル今までどおりでえぇやん 何故変えたし。むしろ一番カニクリームコロッケっぽいだろ -- (名無しさん) 2012-07-17 03 21 20 今までの中で一番スレタイ通りのSSだったでござる。 -- (名無しさん) 2012-07-17 06 29 15 画像が載ってるという悪魔の罠。 -- (通りすがり) 2012-07-17 06 50 44 スクロールしてたらいきなりカニコロがぬって出てきてワロタww -- (名無しさん) 2012-07-17 10 10 13 …久し振りにカニクリームコロッケが食いたくなった -- (じゅわ〜) 2012-07-17 10 34 20 唯らしい! けぷが可愛い! -- (名無しさん) 2012-07-17 11 57 07 半額シールが付くほど時間が経ってる揚げ物はレンジでチンしてもサクサクにはならないけどな 内容は良かった今晩カニコロ食いたくなるほどに -- (名無しさん) 2012-07-17 14 45 42 けいおんSSを読んでいたと思ったがいつの間にか美味しんぼを読んでいたようだ -- (名無しさん) 2012-07-17 22 38 28 夜中に絶対に開いてはいけないスレだったw -- (名無しさん) 2012-07-17 23 24 49 腹減ったwwwwwwやっべ腹減ったwww -- (名無しさん) 2012-07-18 00 58 11 メタボ閲覧注意の但書が必要だ。 -- (名無しさん) 2012-07-18 01 01 04 気付いたら、ヨダレが!? -- (みょーん) 2012-07-18 23 18 21 読み終わった直後、俺の腹から『グ〜ッ』て効果音が聞こえてきたわwwwww -- (名無しさん) 2012-08-10 15 59 33 晩飯前なのに!なんて事しやがる! -- (名無しさん) 2012-08-10 17 18 30 最近のレンジは時間が経った揚げ物もサックサックになるんよ -- (名無しさん) 2013-05-17 20 31 56 唾液の分泌を促す作品!! -- (名無しさん) 2013-10-16 12 34 43 夜中に開くもんじゃねえなw -- (名無しさん) 2013-10-25 00 13 16 同感。 食い物SSの魔力は凄い。 -- (名無しさん) 2014-09-23 23 45 35 深夜でなくてよかった。 あと唯のげっぷかわいい。 -- (名無しさん) 2015-12-29 22 14 23
https://w.atwiki.jp/actonran/pages/78.html
フジテレビの特ダネの小倉さんのズラがモロ落ちする映像はショッキングでした。暇人のS子が携帯でどこかのサイトからダウンロードしてきたんだって。ってゆうか、あれ、本物なのかな~?超リアルだったけど。 記憶術 合格の方程式 | 短眠 資格 眠り 元気 | 骨盤ダイエット バストアップ くびれ ネイルアートは好きじゃない。っていうか、別に嫌いというわけでもなく、人がしているのをみればああそうね、きれいねと思う程度で、自分が特にやりたいとも思わないだけ。それに高いしね。それに爪に悪そうだし。私は爪を磨いて艶を出すようにしています。でも、やはり目の前できれいな爪がアートされるのを見るのは楽しいわ♪祥子さんはほんとうに上手です。彼女は仕事も丁寧だし、人あたりも悪くないから、独立しても絶対立派にそれで食べていけると思う。 成功の9ステップ 成功 | しびれ 原因 悩み | 英語 勉強 | あがり症 怖くない 最近、けいちゃんのお化粧が変わってきたのよね。何が一番変わったかといえば、まつ毛。まつ毛が長くて、濃くなって来た。それだけで、顔って変わるのね。まるで韓国歌手みたいなメイク。お目目のまわり真っ黒。日本のメイクとちょっと違う。上まつ毛がすごーく重い感じ。でもキリリとした目になるよね。大きくもなるし。メイクで顔があんなに変わるなら、私ももっとメイクの勉強しなきゃね。あと、眉毛。 眉毛の形も変えたい。アートメイクしてあるから、同じ形になっちゃうんだけど、これ、元に戻せるのかな?刺青だもんね。この眉毛。刺青とるのすごく痛いっていうし。 愛犬 しつけ方 藤井聡 | 社交ダンス教室 エレガント 篠田沙代子 | ダイエット マッサージ デトックス さてと、今日も遅くなってしまった^^;でも最近なんだか寝つきが悪いんだよね++季節の替わり目だからかなあ++;ラベンダーのアロマでも焚こうかな^^;ではではおやすみなさい^^☆
https://w.atwiki.jp/saiyowiki/pages/122.html
歴史家の (トークン数:5) あなたが「歴史家」を選択するとき、衰退している種族(どのプレイヤーの種族でもよい)1つにつきボーナスの勝利コインを1ずつ獲得します。あなたは「歴史家」と組み合わせた種族がアクティブ状態である限り、他の種族が衰退するたびに勝利コインを1ずつ獲得し、「歴史家」と組み合わせた種族が衰退するときに、最後のボーナスコイン1を獲得します。 ・要約すると「衰退している/した種族」1つにつき1コインを獲得する。 ▶ 考察 条件がかなり特殊なボーナス系、特殊パワー。歴史家ねぇ…。 1.選択時に衰退している種族の数 × 1コイン2.アクティブ中に衰退した種族の数 × 1コイン 3.自分が衰退した時 1コイン の以上3条件でコインを獲得できる。 条件1はプレイヤー数が多いほど、多くのコインを獲得できる可能性が高くなる。 条件2でも、プレイヤー数が多いほど期待値が上がるが、長くアクティブ状態を維持している方が総量も増える可能性がある。あと、積極的に攻勢に出ることで衰退に追い込めば、ボーナスを期待できる。 条件3は最終ラウンドまでに衰退すれば1コインと言う、おまけ的なもの。 と、条件を考えると、基本的に能動的にコインを獲得するのはやや難しく、場の状況や他プレイヤーの行動により、獲得コインが変動しやすい。 期待できるコイン数も「条件1」以外は不確定で計算がしにくい。 まぁ、自分が衰退できるとして、稼げる総コインはプレイヤー数×1.5ぐらいかなぁ…? いや、なんとなくの感じでね。これ、状況に左右され過ぎで難しい(゜-゜)うーん。 いずれにせよ期待値としては大きくなさそう。 ただ、基本トークン数が5枚と多いので、そこそこ戦えるのがメリット。 相手の衰退を促す攻撃系の種族か、持続力のある種族とは相性が良い。 不死の『エルフ』との組み合わせなら、最初のターンに選んで永遠とパワーの効果で得点稼げるけど… いや、普通に戦った方が効率いいか? 強くはないんだが、地味にコインを稼ぎつつ目立たないので狙われにくいのが最大の利点か?w ▶ 関連 『エルフ』
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/408.html
レ「お弁当?」 黒「はい、マスターがどうしても必要だというので」 レ「ずいぶんといっぱい買ったのね」 黒「マスターは男性ですから、これぐらい作らないと」 レ「ふーん……」 それは寝耳に水というか何というか、とりあえず唐突だった。 主「弁当作れぇ?」 レ「そ、お弁当」 主「……お前さ、俺が朝どれだけ忙しいか分かって言ってるか?」 レ「寝癖頭も直す暇なく、朝食抜きでご出勤。原因はマスターの寝坊ってところ?」 ……読まれてる。本当のことなだけあって言い返せないのが悔しい。 レ「別に仕事のある日じゃなくていいのよ。今週末ちょっと出かけるから」 主「休みぃ? なおさらやだよ、寝てたいし」 レ「休日は眠って過ごす、なんかおじさんみたい」 こいつ、人に物頼む態度を知らないのか? そんなこと言われて弁当作る奴なんて普通いないぞ。 主「お前、普通頼みごとがあるときはだなぁ……」 レ「あぁ、作るときはマスターの好きな物で作ってね」 主「もっと礼儀を……は? 何で俺の好物なんだよ」 レ「別にいいでしょー。マスターの朝ご飯だって確保できるんだから」 まぁ、それはそうなのだが。しかし、いつも俺の飯に文句つけるこの小娘がなぜ突然……もしかして何か嫌なこと企んでるのか? いや、さすがにそこまで性根の腐った奴ではない。それはさすがに分かる。 レ「健康的に新しい朝を過ごそうとか、思わないの?」 主「そうは言うがな、睡眠は大事なんだぞ」 レ「マスターは寝過ぎ。で、作ってくれるの? くれないの?」 なんかお願いというより命令じゃないか、これ? 主「そんな言い方されて作ろうとか思う奴が――」 レ「……ダメ?」 どーしてそういう男をくすぐるようなおねだり視線を送ってくるんだ? つーかこうしてみるとベリルもなかなか可愛いな……って、何見とれてるんだ俺は!? 相手はあの毒舌娘だぞ!! 主「しゃーねぇなぁ、そこまで言うんだったら……」 レ「やった♪」 って、俺何言ってるんだー! 口っ、勝手に動くな馬鹿野郎!! 口が勝手にしてしまった約束を守る。なんか納得いかないが、ここで破ったらベリルに何を言われるか。 という訳で土曜日。せっかくの休みに俺は早起きするハメになった。午前6時……ちくしょーっ、ねみぃよ! レ「手が止まってるわよ?」 ……こいつ、意外と早起き慣れてるタイプか。それだったら俺の代わりに飯作ってくれたって……。 レ「立ったまま寝ぼけてる?」 主「違うっつーに。それよりお前、早起き慣れてるんだな」 レ「うん」 当然といわんばかりにうなずく。 主「それなら俺の代わりに飯作ってくれよ」 レ「ぅ……遠慮しておく」 ん、なんだ今のぎこちない反応……あぁ、なるほど。 主「へぇ、そうか。遠慮しておくのかー。ふーん」 レ「な、何よぉ、いきなりニヤニヤして。気味悪い」 主「おっと、にやけてたか。これはすまないな、はっはっはー」 レ「……なーんかむかつく」 小一時間経過。 主「おし、できた」 レ「お疲れさま。で、朝ご飯は?」 主「弁当の残り」 レ「手抜きだぁ」 主「お前がそうしとけばいいって言ったんじゃないか……」 納得いかねぇ……今に始まったことではないけどさ。 レ「ん、まぁいいわ。それじゃああたし出かけてくるからー」 主「え? 飯いらないのか?」 レ「ちょっと急いでるから。じゃあいってきまーす」 と、こちらを振り返りもせずに玄関に向かうベリル。そしてドアの閉じる音……何なんだよ、ホントに。 レ「……意外とマスターって、料理上手」 黒「そうですねぇ。私もちょっと勉強になります」 レ「何もお弁当にこんな手の込んだことしなくても……」 黒「それだけレッドベリルちゃんが大切なんですよ、きっと」 レ「そ、そんなこと無いもん。いっつもあの人文句ばかりだし」 黒「仲がいいんですね。じゃあ、そろそろ練習始めますか?」 レ「……内緒、だからね。誰にも」 黒「はい、分かりました。お互い美味しいお弁当作れるように、頑張りましょうね」 レ「……うん」 レ「ただいまー」 夕刻ごろ、ベリルの声が玄関から聞こえる。 主「おぉ、おかえり。朝飯も食わずにご苦労なことだな」 レ「休日はもっと有意義に使わないと。マスターも見習ってよね」 主「はいはい」 俺の横を通り過ぎ、飛んでくるのは相変わらずの毒舌。ま、いつものことだけどさ……。 レ「あ、マスター」 と思ったら、突然改まってこちらに顔を向けてくる。 レ「……お弁当、美味しかった」 主「は? あぁ、そりゃどうも」 レ「……それだけ」 何だ? いつもに増して変な奴だな。普段はわざわざそんなこと言わないくせに……ま、悪い気分ではないけどさ。 主「そっか。じゃあまた作ってやるよ、今度はお前の好物で」 レ「ふーん……期待しないで待ってる」 口が悪いのは変わらず、まぁ相変わらずのベリル。だが、今日はなんだか嫌な気がしない。何でだろうな……ま、いっか。減るモンじゃないし。 レ「……いつか追い越すんだから」 主「なんか言ったか?」 レ「べ、別にー」
https://w.atwiki.jp/norausa/pages/65.html
第9回野良ウサギ大会~めぐりむ、2009夏New!!~ 最大募集人数45名 現応募人数0名 (2009/08/01(土) 22 44現在) 現在応募済人数45人 (2009/08/01(土) 22 44現在) 今回の応募は2009/0801(土) 18 00をもって締め切りとさせて頂きます 参加チーム表。 とりあえず確定しているチームのみ。 チーム名 プレイヤー名 ホスト 使用キャラ 備考 A ファイナルダグトリオ ダグ ○ 鈴仙・U・イナバ さち缶 ○ アリス・マーガトロイド 桃西瓜の緋想天 ○ 伊吹 萃香 B バケツとプリンと探偵モノ。 堅焼プリン ○ 十六夜 咲夜 ババア結婚してくれ ○ 八雲 紫 不死身探偵 ○ 伊吹 萃香 C ネギ巫女「ひな」 ひな ○ アリス・マーガトロイド オーリン ○ 博麗 霊夢 ネギうさぎ ○ 鈴仙・U・イナバ D 森山工務店(トンネル工事専門) ruk ○ 小野塚 小町 やさぐれ ○ 魂魄 妖夢 森山 ○ 西行寺 幽々子 E 野良うさ戦隊!「ヘンタイジャー」 らすく ○ レミリア・スカーレット ぅしゃで ○ 永江 衣玖 mot ○ 魂魄 妖夢 もちょき F 行くよー! 出るよー! みょーん!( ^ω^) ひっそーてん △ レミリア・スカーレット 堕ちるよ ○ 伊吹 萃香 ふら △ 射命丸 文 G グリーン☆ピース Siki △ 博麗 霊夢 anonymous ○ アリス・マーガトロイド Esh ○ 魂魄 妖夢 チーム未確定 もし可能ならばこちらの方同士、野良うさぎ(仮)などで話し合い、事前にチーム・チーム名を決定しておいて頂けると助かります。 その際は当大会募集スレまでご連絡を。連絡がなければこちらで適当に組み合わせちゃうよ! プレイヤー名 ホスト 使用キャラ 備考 時は渚のように ○ 比那名居 天子 ガウに ○ 鈴仙・U・イナバ こわい。 Layla ○ 小野塚 小町 悪い。 あかど ○ 永江 衣玖 =(´◉◞౪◟◉) 踏まれたい。 ○ 比那名居 天子 おおきぼ グラス ○ 十六夜 咲夜 旦那 ○ 魂魄 妖夢 Joe ○ Tenco! 1stパチュリー 2460±96 ぼたん ○ 霧雨 魔理沙 鯔 ikam ○ レミリア・スカーレット モンテ ○ 魂魄 妖夢 うさ ○ レミリア・スカーレット white ○ 博麗 霊夢 槿 △ 射命丸 文 Uノザワ ○ 射命丸 文 嫉念蝶 ○ 小野塚 小町 ゆう☆ △ 八雲 紫 ヨシタ △ 十六夜 咲夜 ^x^ ○ レミリア・スカーレット はまあ ○ 小野塚 小町 シリス △ パチュリー GOBU ○ 小野塚 小町 totiwo ○ 博麗 霊夢 ありよめ ○ アリス・マーガトロイド リザーバー プレイヤー名 ホスト 使用キャラ 備考
https://w.atwiki.jp/textlib/pages/91.html
みんす党ですがネットワークビジネス始めました http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1223992978/ 967 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 31 19 神 ID ??? 皆様ごきげんよう。モーターカノンはいいですよね、と、突然謎なことを書き込んでみます。 といいますか、川崎が液冷エンジンを作り続けた理由って、モーターカノンを搭載できる機体を陸軍が 研究させ続けさせたかららしいですね。後にハ-104搭載の戦闘爆撃機を設計したのは、陸軍が当時 まともに動く2000hp級エンジンの機体を要求したからですし。 971 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 34 59 ID ??? 967 三菱のイスパノも、モーターカノンが目当てじゃなかったでしたっけ? 割とあっさり捨てられましたが しかし、モーターカノンか DB系なら、一応搭載できるんですよね 974 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 36 11 ID ??? 967 空冷スキー&大口径スキーな鳥坂としては、1935年前後レベルの架空世界で、 空冷倒立V8エンジン(500馬力級)を搭載した単葉・単発・固定脚の、ちょっとノンビリした 空戦物を書いてみたいなぁ……などと思っていたり。 敵方がグラディエイター系の複葉機なんですね。 互いに得意戦法が違うので勝負にならず、開放型キャノピー越しに「正々堂々と戦え!」 と罵倒し合うという…… 979 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 37 29 ID ??? 零戦の主翼に13ミリ・ガドリングを積みたい…… 986 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 39 26 ID ??? 979 電源が大変じゃないですかね?>12.7mmGAU-19 結構電気を食ってた記憶が 987 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 39 39 ID ??? 967 タイフーンに搭載されたイスパノ20mmがモーターカノンでしたっけ? 故障が多かったそうですが、火力は随一だったとか。 ハ-104を搭載した鍾馗は見たいですねえ。 989 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 40 49 ID ??? 986 何故、零戦がエリコン20mmを搭載したか。 それは軽くて小さいからです、口径の割には。 996 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 42 20 ID ??? 987 エリコン系列FFSもやFFLも、もともとはモーターカノンですよん FFSは米海軍の近接防御機銃として、FFLは日本の99式2号機銃です 民主党ですが我々も瑞祥です http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1224065895/ 17 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 47 15 神 ID ??? そういえばJK56の液冷零戦ですが、あれ13mmX2に20mm長銃身のモーターカノンにしても よかったんですよねい。史実の20mmよりずっと扱いやすくなったかも(w 20 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 48 35 ID ??? 17 モーターカノンなら、エリコンFFSがありますもんねぇ そうでないならFFLでもいいし でも、DBに詰めたからしらん? 21 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 48 39 神 ID ??? あと、キ-44にハ-104を載せても、出力が大きすぎて機体を再設計しないとならなくなって、 結局キ-84と似た機体になるだけかと思ってみたり。 24 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 49 51 神 ID ??? 20さん 初期のBF109のモーターカノンは、エリコンじゃありませんでしたっけ? 25 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 50 02 ID ??? 1 乙です 17 20ミリ4丁とPak改造37ミリモーターカノンにしたかったのです。 でも絵師さんに「ガンキャノンじゃないんですから」と言われておとなしめにしたのです。 27 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 50 50 ID ??? 17 そういや、あの液冷零戦のメリットってなんなんだろう? 高高度性能ぐらいしか思いつかない 29 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 52 27 ID ??? 21 キ-44Ⅲ型も結局84に収斂されてましたね、そういえば・・・ 17 あの機体は機体剛性が史実とは別物なんだろうなーとか、 そんな風に思いながら図面を見てました。 30 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 52 29 ID ??? 24 エリコンのFFベースのMGFFです>初期のBF109もMK エリコンFFSやFFLだとサイズや重量が結構違うんで、詰めるのか少し心配になったのです 34 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 53 19 ID ??? 29 少なくとも座席は後ろにずらさないとバランスが取れないと思った>液冷零戦 39 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 54 50 ID ??? 30 DBだと、サイズの関係上FFSやFFLは搭載できないぞなもし 43 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 57 47 ID ??? 「湯けむり世界大戦」シリーズの架空機は、細かいことは考えてはいけません。 何故なら、設計するのはまともなエンジニアではなく、ホンダやスズキやカワサキやマツダの人たちと、 将来そこへの就職を夢見る若者なんですから。 44 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 19 57 56 ID ??? 陸軍の試作機で変な双発機があったような ttp //www.hi-ho.ne.jp/nomura1205/fighter_k94.htm 52 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 03 28 神 ID ??? 25 鳥坂さん さすがにハ-40の出力では、それだけの重武装は無理がありますからねい(w 27さん 液冷エンジンは、同排気量の空冷エンジンに比べて燃費が30%くらい良くなるそうです。 59 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 06 11 ID ??? 20 エリコン系機関砲は機関部前方にスプリング持ってきてる関係で シリンダーの間に銃身が入らなかったりエンジン振動の影響もろに受けまくりで モーターカノンに使うとトラブル続出だったような? ドイツ人ですら機関部レイアウト変えたMk108使ってるし。 67 名前:名無し因果応報 ◆4dGOthLouM [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 07 45 ID ??? 現代だと同一排気量なら基本的に空冷より液冷の方が性能あがりますけど、戦中はどーだったんでしょうねえ。 74 名前:名無し休業中 ◆SKYeLLowZI [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 10 41 ID ??? 44 キ-94-2、外見だけ見ると普通ですが・・・実はえらくデカイ機体だったり。 モックアップの人物との比較写真みると「おおう」という。 81 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 13 08 ID ??? 74 立川飛行機初オリジナルの本格戦闘機なんですけどね。 できていればなあと。 89 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 16 23 ID ??? 63 風邪のひきかけですかねえ・・・・ご養生下さい キ-94Ⅱといえば全幅14m、全長12mの大型重戦でした。 確かにこれを飛ばすとなれば、2500馬力は欲しくなります。 108 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 25 11 神 ID ??? 67 因果応報先生 多気筒化で空冷が液冷より出力が大きくなるまでは、戦闘機みたいな機内スペースが限られる機体は、 液冷が多かったわけで。あと前面投影面積が小さくなるのも単発機としては美味しいわけで。 74 休業中さん でも、烈風もキ-94-2とほぼ同寸なんですよね。あとF-6Fとか。 114 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 26 54 ID ??? ちなみに、中島は発動機部門も機体部門も「中の人」はいません。 116 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 27 08 ID ??? モーターカノンに際してプロペラハブをどう処理する予定だったのかを聞いてみたいところ。 史実では陸海共に中空にできる技術持ってなかったよな。 121 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 29 15 ID ??? 108 A7Mはテストパイロットが艦攻と疑うサイズでしたね。 1/48で作ってみたのですが、まあ大きいことで・・・ 確かに離着陸は容易だったんでしょうが、目処が立つ頃に、 乗せる母艦が壊滅し、局地戦闘機扱いとは何とも。 128 名前:名無し休業中 ◆SKYeLLowZI [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 30 53 ID ??? 108 それまでの機体と比べると、日本機にしちゃデカイなーと。烈風なんかは 「デカすぎ、もっと絞れば良かった」的な事をよく目にしますが、重戦なら こんなもんかな、と。 131 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 31 43 ID ??? 試作機で性能の低さで量産はされなかったけどキ12はモーターカノンだったべ 133 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 32 30 ID ??? 128 水平旋回と言うより、母艦の上で上げ下ろしを考えると、 烈風もF6Fもあんなサイズになったようです。 ベアキャットなんか作れるのは、チート国家のみですが・・・ というか2000馬力艦載機を量産したの、米国だけでしたね。 137 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 32 45 神 ID ??? 114 鳥坂さん でも、そうしますと日本の戦闘機で一番「まとも」だったキ-84が出てこなくなるんですが? はっきり言って「強風」シリーズの発展系である「紫電改」は戦闘機としては決して傑作機ではありませんし。 まして「飛燕」系列は、あれはロール率最悪で高高度以外では使い物にならず、しかもアンダーパワーという 決して良い機体ではないですし。 1943年の時点でハ-104を搭載したキ-84が出てこないと、陸軍航空隊がえらい苦労する事になるんですが。 143 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 33 56 ID ??? 128 F8Fと比較されるかじゃないでしょうか? でも、烈風の対抗馬はF6FとF4Uなのです。 F8Fに対抗可能な機体はありません。 149 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 34 52 神 ID ??? 121 七猫伍長さん 実際、艦攻とほぼ同じサイズなわけで。個人的には航続距離の問題からあのサイズになったのは 理解できるのですが、でもアンダーパワーだなあ、と。あれ2800hp級のエンジンじゃないと、本来の 機体の性能を発揮できそうにないですし。 157 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 36 03 ID ??? 131 それ固定ピッチプロペラなんですわ。 159 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 36 08 ID ??? 143 企画だけなら、陣風がっ! ええ、企画だけです 161 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 36 11 ID ??? 147 ダイムラーは違うの? 164 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 36 29 ID ??? 149 そこでターボプロップ搭載の烈風改Ⅱを・・・ いや、なんでも無いです 166 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 37 06 ID ??? 137 ポスト零戦とポスト隼は、スズ菌とカワサ菌が醸した完全ウリジナルの予定です。 三卷が出ればですが。 167 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 37 29 神 ID ??? 128 休業中さん でも、各国の戦闘機は航続距離を我慢して、もう一回り小さくしているんですよね。 で、航続距離を稼ぎたかったP-47は、ハイパワーエンジンを載せて、そこを補っていますし。 168 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 37 39 ID ??? 149 主翼に関しては、離着艦時の安定性の問題があったんじゃなかったでしたっけ?>烈風 169 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 37 53 ID ??? 149 A7M2も空力特性であの性能を出したようなものですし、 テスパイの志賀氏も「運動性が些か緩慢」と、不満を漏らしていたような。 紫電よりは(完成すれば)まともな飛行機だったんでしょうけどね。 171 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 38 12 ID ??? 154 零戦のスペックを見る限り、絶対に中の人がいるだろ>三菱 178 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 40 33 ID ??? 157 キ12の固定ピッチが嫌というならDB601系への付与の計画があったとされる VDMのペラ+DB601系ではどうよ?一応はライセンス取得していたし。 179 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 40 45 ID ??? 140 ギリギリ戦中に間に合ったシーファングも思い出してあげてください。 シーファイアは2000馬力型は無かったっけ? 187 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 43 05 神 ID ??? 168さん 最初の堀越さんの原案より、航空本部の茶々入れで翼幅が40cm長くなっているんですよ。 例の翼面加重騒動で。というわけで、翼幅はキ-92-2と同じ14mになっているんですね。 169 七猫伍長さん 艦戦というしばりであの尾翼ですから、どうしても効きが鈍かったそうですね。その点、陸上機の キ-84は尾翼を最適構造にできたせいで、海軍のパイロットが驚くほど効きが良かったそうですし。 191 名前:名無し休業中 ◆SKYeLLowZI [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 44 00 ID ??? 148 F8Fといえばレアベア、小型の機体に大出力エンジンの王道ですね。 航続距離減少は仕方なしと。 159 20mmを3門固めて装備x2で漢のロマンですね! 197 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 46 09 神 ID ??? 191 休業中さん なにしろ増槽込みでキー44とおなじくらい、という足の短さですから。 まあ金星に交換後の「飛燕」はもっと低くなっていますが。 202 名前:七猫伍長 ◆4gYfuUCcAY [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 47 19 ID ??? 187 意外と陸海それぞれの搭乗員、操縦者が機体に乗っているのを、 最近になって知りました。陸軍が零戦を欲しがっていたことも。 疾風は確かに舵の効きが良かった、と聞きますね。 発動機を除けば、一番まともな設計の飛行機だったんですかねえ。 218 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 50 54 ID ??? 178 うまく製造できればそれでいいのでは? 史実のキ88とかキ64のプロペラまわりを見る限り前途多難な気もしますが。 219 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 50 58 神 ID ??? 202 七猫伍長さん 零戦は操縦特性が非常に素直なので、乗りやすいという点では日本機で一番でしたからねい。 キ-84は、「隼」やキー44の諸々を元に開発されたわけで、プロペラとエンジンの問題さえ除けば、 日本機で最も優れた戦闘機だと思います。 220 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 51 00 ID ??? 202 >陸軍が零戦を欲しがっていたことも ・航続距離が長い ・隼みたいに空戦中に機体が折れない ・隼みたいに機銃が暴発して墜落しない からですかねぇ。 226 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 20 53 44 ID ??? 220 ニューギニアでB-17に全く歯が立たないんで20mm装備が欲しかったってのが 一番でかかったんでないの? 飛燕を無理矢理送った理由がそれだし、諸島防空を陸軍に依頼した時には なら零戦くれ、駄目なら99式クレクレ厨やっていたし。
https://w.atwiki.jp/katuotataki/pages/51.html
オリジナル パラグライダーのフライトを目的とした通信(連絡)とは 1・無線誘導、エリア管理、安全管理、大会運営等 2・フライトに関係する各種の連絡、フライトの設定、風向・風速・気流に関する情報、 TO LD の連絡、空中における障害物の有無や機体回収の連絡、クロカン時の無線支援、緊急連絡等 ≪ 集 団 に よ る 悪 質 な 不 法 無 線 局 で あ る≫ 改行追加バージョン パラグライダーのフライトを目的とした通信(アマチュア無線でない)とは 1・無線誘導、エリア管理、安全管理、大会運営等 2・フライトに関係する各種の連絡、 フライトの設定、・風向・風速・気流に関する情報、 TO LD の連絡、・空中における障害物の有無や機体回収の連絡、 クロカン時の無線支援、・緊急連絡等 ≪ 集 団 に よ る 悪 質 な 不 法 無 線 局 で あ る≫ フライトを目的としてアマチュア無線は使えます。 九州総合通信局の見解2 ただし業務(仕事)のみの目的達成のためには使えません。 ○使える: スカイレジャー=仕事ではない ×使えない:イベント・大会業務=仕事と見なされる ×使えない:スクール業務 =仕事である ソースは各総合通信局の見解
https://w.atwiki.jp/hokuyuu/pages/468.html
#blognavi これ焦げを落としたらカレー作ります。 今回はなんと肉をいれるという! ひっさびさに肉をいれてカレー作ってみるわ。 どのくらい変わるのか・・・。 いやはやー米でもおいしいよ?早いしいいわ。 やっぱりカレーじゃなくてハヤシライスzにしました。 へっへっへ。 圧8分蒸らし10分でいってみることに。 カテゴリ [日常] - trackback- 2006年03月01日 11 13 23 名前 コメント #blognavi