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真白ユキ*JPN Vtuber あつまれ白髪銀髪Vtuber歌枠リレーで歌ったセットリストです。 「タイトル」「楽曲名」をクリックorタップするとYoutubeの該当部分リンクが別ウィンドウで開きます。 【 歌枠 / Singing 】初見さんもあつまれ歌枠! #あつまれ白髪銀髪Vtuber歌枠リレー 【Vtuber/真白ユキ】 2022/10/15 06 18 フクスケ「撲殺天使ドクロちゃん」 12.31 米津玄師「Mrs.pumpkinの滑稽な夢」 21 37 奥華子「変わらないもの」 29 53 1st Compilation Album ゆきのはて 宣伝 37 50 真白ユキ「リナリア」 44 17 ヨルシカ「花に亡霊」 54 50 つじあやの「風になる」 【参加者情報】 ゆいまるちゃん【13時~14時】 馬鹿蝶 【14~15時】 れお 【15~16時】 なあこ 【16~17時】 真神晴 【17~18時】 真白ユキ 【18~19時】 白湯歩夢 【19~20時】 瑚羽ぷち 【20~21時】 氷慧みお 【21~22時】 子兎白にぃと 【22~23時】 (敬称略)
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autolink ID/W13-077 カード名:銀髪碧眼のシスターさん カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:10000 ソウル:2 特徴:《魔法》?・《本》? 【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは他の自分のキャラを2枚まで選び、次の相手のターンの終わりまで、パワーを+1500。 【自】このカードがアタックした時、クライマックス置場に「食いしん坊少女」があるなら、あなたは自分のクロックの上から1枚を、控え室に置いてよい。 RR:私は沢山仕事したからしかるべき報酬が欲しいんだよ! SP:今日はずっとこんな感じでとうまとは離れ離れなのかな… レアリティ:RR SP illust. 11/02/14 今日のカード。 前作に続き再びレベル3枠として登場。キャラ単体でレベル3カードの2枚目が出たのは、「ラハール」「美魚」「クド」「こなた」「綾波」「長門」に続きこれで7枚目。 名前だけでは分からないが、キャラは列記とした「インデックス」である。Ⅱではこのネーム指定に関する影響は無かったが、今後追加パックが来る場合は注意したい。 1つ目の能力は天草式十字凄教 五和のCIP能力をノーコスで2体に付与と強力。 ただし自分にはパンプが出来ないため、やや生き残り辛い。このキャラを3体展開するにも折角のパンプが無駄になるので注意したい。 2つ目の能力はCXシナジーによる1点回復。夏祭りの長門と比べるとパワーパンプを有してないため、毎ターン使いたいなら助太刀には注意したい。 かと言って店長の息子 陽介のように、毎ターン打てる確約も無い為やや博打要素が強い。 RRというレアリティにしては、悪くはないテキストだがもう一歩という所か。 以前のレベル3である完全記憶能力 インデックスと比べると、パワーは同じだが上記の通り能力的にはやや支援向け。 このカードと組んで回復魔術を使え、という意味合いかもしれないがレベル3枠が圧迫しすぎるためやはり難しい。 ・対応クライマックス カード名 トリガー 食いしん坊少女 2
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自己紹介 キャラ情報 名前 愛称 呼称 レベル タイプ TW歴 IN時間
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親キャラ-白毛 銀髪の姫様はまるで王にて 私は電話機の奥の人にイライラを軽く込めた声をぶつける。 「これはどういうことなのよ?」 電話の奥からは、申し訳なさと面倒くささがブレンドされた声が返ってくる 「いや、それは…その…すまなかった。君が出発してからの一ヵ月で大きく情況が変わったんだ。」 「変わったって?」 「ルビコ二アン達が、一人の独立傭兵を旗印に、大規模な反旗を翻した。その最中でアーキバス(ウチ)からも無視できない損害が出たんだ。 それで、既に残ってた本部隊は撤収してね。代わりに本社の戦力が回復されるまでの雇われ部隊が配備されたんだ。だから、俺が行く予定だったのもキャンセルされた。 逆に、一度撤退したベイラムからは、巻き返しを狙って新たな戦力が送り込まれた。今のルビコンは、解放戦線の力が大きく増したみつどもえに逆戻りだよ。」 電話の奥で話すのは、私がアーキバスに「借り」を作るために奮闘してたころに、何度も現場監督としてあった男。 彼の協力も得てアーキバスから航路の交渉を勝ち取ったのだが… 「確かに、話に聞いてた感じとはずいぶん違うわね。…まぁいいわ。傭兵の需要が残ってれば」 と言ったあと、軽く挨拶をして電話を切った。 そう、当初の予定とはずいぶんと変わってしまったが、正直企業同士の争いなどは今までも嫌と言うほど見てきたので、それはどうだろうとまぁいい。 食ってくことが重要なのだ。 ~ 仕事の斡旋は支援システムに任せるとして、来て直ぐに依頼は斡旋されない。 数日先の依頼までは既に受ける人が決まっている。 暇な日時を人や物でも眺めて潰そうと、夜のマーケットに繰り出してみたのだが… ―ガラの悪さ。 マトモな人はいっぱいいるようだが、一部にだいぶ目立つような人がいて気になるし、それを他の人は気にしてないので「いつものことなんだな」と思う。 そして、興味深い物や気持ち悪いものが売ってるマーケットを見繕い数時間。 夜も更けたのだが、客はどんどん増えてくる。 ごった返した人ごみを抜け、路地に入った時だった。 ―!! 全身の毛が逆立つ。 尻をさらりと触られる感じがした。 痴漢だ。 …流石未開の治安も悪い田舎惑星だ。誰だか知らんがぶっ〇してやる…! そう思いながら脊髄反射の速度で相手の手を掴む。 相手の腕に触るだけでも気持ち悪いが。 相手はいかにもといった風体の、恰幅の良いメガネをした下品な印象のおっさnだった。 相手はこちらの反応速度にギョッとした顔をする。 私は人ごみの中からその手を引っ張り出す。 人ごみから外れた路地で、男は気まずそうな顔を浮かべる。 「…よ、よく反応できたな…恐ろしい反射神経だ」 「はぁ…アンタみたいにおっさんに構ってられたくない訳…流石は辺境の無法惑星ね…。」 と言うが相手はにやりと笑い。 「…辺境の無法地帯には警察はいねぇんだぜ…!」 とにじり寄って来た。 ―逆ギレ!? 逃げようとするが、悲しいかな私が彼を人ごみから引き抜いたので、彼の方が人ごみに近く逃げ切れない。裏の路地は足元が悪くとても逃げられる気がしない。 ―こんなクズに―! そう思った時。 男(クズ)が、全身をビクリと震わせた。 そして…白目を向いてぶっ倒れた。 「え…?」 ぶっ倒れた彼をつんつんしてみても、目覚める気配がない。一体何が… と、向こうから声がした。 「おい娘さん、怪我はないかの。」 と、銀髪の少女が声をかけてきた。 よく見ると、右手にはスタンガンが握られている。 彼女が助けてくれたのか。 「こんな場所にこんな時間に女性の一人歩きは危ないじゃよ。」 と言ってきた 「た…助かりました。」 とお礼をしっかり言う。 彼女は、見た感じ私よりも小さい少女だった。 「あの…女性の一人歩きは危ない…と言いましたけど、貴女は…大丈夫なんですか?」 と問う。 「…え、何でじゃ?」 何でと言われても。 この人は鏡を見たことが無いのか。 「いや…その…?その銀髪とか…私より目立つんじゃないですか?」 と聞くが。 「ああ…そういう…。大丈夫じゃよ。儂、男じゃし。」 「は?」 私は彼の今までの説明を受けた。 「って言うことは…、あなたがその、第n次制海戦争で活躍した、白毛さんと…!?」 「そういうことじゃ。あの頃は戦うことしか出来なかったからな。たとえ嫌だったとしても強くなれたもんじゃ。」 「そんな…ひど」 「おおっと、本人が気にしてないことを気にするのはNGじゃ。」 と話に釘を刺される。 「それにしても…その身体は生きづらくはないんですか?」 「別に。ずっとコクピットに括り付けられてるよりはマシじゃし。ここらじゃ儂の名も知れてるからな。セクハラをしてくる奴なんぞ同僚くらいしかおらぬ」 と笑い飛ばす。 ど、同僚…。 「まぁ、治安なんてあってないようなもんじゃから、今回のようなことも、あとスリとかも気を付けることじゃ。じゃ、次は戦場で。」 と言って去っていく。 …!? 「あ、何で私が傭兵だって…」 「動きを見れば分かる。それは戦場で鍛えられた反射神経じゃ。」 見た目こそ幼いが、その老兵の大人さに、脱帽する他なかった。 私などまだまだ若輩だ。 投稿者 ootori
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アイテム/ヘアー 作者名:越 配布形式:公式 備考: 関連アイテム:
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銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 「我が名はアラストールという。お前を只者でないと見込んで聞くが、我が契約者、 名は平井ゆかりというのだが 知らぬか? いきなり暗闇に包まれたと思ったら、 あれと逸れてしまったようだ」 名簿になかった名前を2つも出され、インデックスは困惑する。 (私の名前も偽名みたいなものだけど……少なくても、この場所での私の呼称は『インデックス』 名簿にも載ってたし。この人がわざわざ名簿にない名前を名乗った意図は……?) 今後のためにも情報交換は必要だ。しかし、その前に目の前の人物(?)が 信用できるかどうか見極めなければならない。 (ここは直接聞いて確かめてみるべきかも) 「その前にあなたの本名は何? 名簿にそんな名前はなかったよ? ちゃんと答えないと――」 インデックスは脅しの意味を込めて、先ほど『歩く教会』が飛ばされていった崖へと足を進めていく。 「このペンダント海に捨てちゃうかも」 この問いに即答できないようなら本気で落とすつもりだ。 インデックスはこれまで数多の魔術師から逃げ続けてきた。 平時は家主である上条当麻の部屋に居候しているニートのような存在だが、 こと異常事態への対応となると一般人のそれと比べ物になるものではない。 ゆえに、不確定要素への対応は厳しくせざるを得ないのである。 その作戦が功を奏したのかは定かではないが、彼女の期待通り返事はすぐに来た。 遠雷の響くような声を伴って。 「いいだろう。我は紅世の王、真名は『天壌の劫火』。捜しているのは フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』。これで満足――」 「しないよっ!!」 返答は彼女にとって期待ハズレもいいところだった。 (また名簿にない名前、てかもう名前ですらないじゃないか! なんでこんなノリノリで嘘をつけるんだよ!?) 答えを聞いたインデックスは崖へと向かう足を速める。 交渉は決裂、こんな怪しい霊装は持っていないほうがいいという考えに至ったのだ。 「そんな名前もなかった! あなた私のことバカにしてる?」 既に眼下は波が渦巻く紺碧の海。あとは彼女が手を離すだけで、 この赤いペンダントは荒波に飲み込まれ消えてしまうことだろう。 「さようなら、あなたみたいな嘘つきでも神様のご加護があるといいね」 「待て、ならばその名簿とやらに……、シャナという名はないか?」 その名を聞いたインデックスは開きかけた手を慌てて閉じる。 ようやく彼女の記憶にある名前と聞き出した単語が一致したのだ。 (しびれを切らしたのかな? やっと本当のことを言ったよ。 まだ気は抜けないけど、どうにかまともに話が聞けそうだね) * * * 結論から言えば、アラストールが名簿に記載されていない名前を言い続けたのは 悪意があったからではない。アラストール自身はこの殺し合いの参加者ではないから 名前が名簿上になかっただけであり、平井ゆかり、炎髪灼眼の討ち手、シャナというのは 全て同じ人物のことを指していたのである。 二人は情報交換を進めていくうちに、自分たちが別々の世界から来たことに気がついた。 理由は多々あるが、アラストールが学園都市の存在を知らなかったことが大きい。 世界中に影響を与えている、超能力開発及び最先端技術の研究機関――学園都市。 外部の人間がその中の様子を窺うことはできないが、定期行事の際に一般開放や 全国中継もされている。日本に住んでいれば名前くらいは知っているはずなのだ。 異世界から呼び出されたという事実も、この二人は苦もなく受け入れた。 片や天使の存在を信じるばかりではなく、条件を揃えれば天使そのものを呼び出すことさえ 可能な10万3000冊の魔道書の知識を持つ『禁書目録』。 片や自身が既に異界――紅世の住人にして強大な力を持つ偉大なる王『天壌の劫火』。 この両者は未知の力、異能というものへの理解があり、順応力が極めて高かった。 そのおかげで、互いの世界の知識を共有しあうのに然したる時間は掛からなかった。 「先ほどは失礼しました、『天壌の劫火』アラストール」 「気に病むな。そのように硬くなる必要などない」 「そう? ありがと」 数十分前の態度から一変。 インデックスは世界を救うために同胞を討つ決意をしたアラストールに対して敬意の念を表していた。 アラストールもまた、この場において未知の存在に相対しても冷静に 状況判断し行動するインデックスを聡明な子だと称した。 出会って間もないが、既に両者の間には信頼関係が生まれ始めていた。 「当面の目標はシャナっていう子との合流?」 「うむ。あの子と会ってこの場から脱出する策を練らねばならぬ」 「情報が少なすぎるね。ジェダっていう人と繋がりがありそうな人でも居れば良かったけど……、 そんな人見当たらなかったし」 「警戒すべきは主催者にルールの追加を申し出た男だな。我はその姿を見ることは叶わなかったが、 あやつはこの殺戮の場を肯定していたようだ」 「あの太った男の子のこと? そうだね、気をつけないと」 この二人は殺人者に出会ったときに有効な自衛手段を持たない。 そんな彼らの一番の武器は何かと訊かれれば、それは情報だと答えるだろう。 魔術の知識と完全記憶能力、自在法の知識と永きに渡る経験。 これらの膨大な情報と現在の状況を照らし合わせ、打開策を考えなければならない。 だからどんな些細なことでも相談し、確認しあう。 「――うん、少し考えが纏まってきた。アラストール、あなたに私の推測を聞いてもらいたいんだけど」 「推測するほどの材料など……」 「あるよ。あなたとの会話、それに支給品に地図。情報がもっと集まったらまた聞いてもらうことになると 思うけど、今の私の考えを伝えておくね」 一呼吸おいて、インデックスが語り始める。 「まず、これだけの舞台を魔術で維持しているということについて。 こんなに広い空間を構成する魔術の代表例は世界の創造、固有結界、黄金練成……、 他にもありえるけど、どれも普通の人間に扱えるものじゃないんだよ」 「あやつは自ら冥王と名乗っていたな。人間ではないだろうが、徒でもない」 「冥王っていう肩書きがどんなものなのかは分からない。 だけど私の知識でジェダを無理矢理カテゴライズするなら『吸血鬼』。 彼らは無限の寿命を魔力に変換することで無限の魔力を得ているの。 ジェダが吸血鬼なのかどうかはともかく、根底にある理屈は同じ。 長い寿命を魔力に変えて、人間が一生を掛けても詠唱できない高度な魔術を使っていると思う。 この首輪のほうは……魔術的なものは感じるけど、中を見ないとどういう術式で 組まれてるのかは分からないね」 主催者の考察を終えたインデックスは次の話題に移る。 「次に、この殺戮ゲームの目的。ジェダは魂の選定って言ってたけど、 他にも魔術的な儀式や実験をしている可能性があるかも」 「根拠はあるのか?」 「うん。ひとつめは、私に支給された物が殺し合いという目的に沿わないこと。 確認しておきたいんだけど、アラストール。今のあなたはすぐに人を殺せるの?」 「我が身は契約者であるシャナの内にある。他者に危害を加えることなど不可能だ」 「そう、それなんだよ。あなたは殺し合いの道具として支給された。残りの2つの品もそう。 そのはずなのに、実際に武器として使えるのはこの刀だけ。しかも、理由は分からないけど 刃と峰が逆に付いてる『殺しにくい刀』。本当にジェダが殺し合いをさせたいだけなら、 殺傷力のあるものをたくさん支給すると思う。だいたい、世界を救うために魂の選定を行う、 とか言っておきながらやり方が悠長なんだよ。世界の危機が本当にあって、 すぐそこまで迫ってるならこんな手間の掛かるゲームなんかするわけないよ。」 インデックスはアラストールに語りかけながら、次の話に必要な道具である地図を取り出す。 「ふたつめは、この地図の違和感。ジェダが何の宗教を信じて、 どこの文化に興味があるのかなんてどうでもいいけど、この世界の建物に統一感がなさ過ぎるの」 アラストールは改めて地図を眺める。なるほど、インデックスの言いたいことは分かる。 発達した都市、神社、学校……。ここまでなら日本のいたる所にあることだろう。 しかし、そこに西洋の城、謎の塔、廃墟、毒の沼まで来ると話は別だ。 宗教観の強いインデックスはこれらの違和感を敏感に感じ取ったようだ。 「殺戮の場所にしては、いろいろなものがありすぎるよ。しかも、自分の魔力で用意したなら それなりの理由や要因があるはず」 「参加者は様々な世界、時間から集められたと言っていたな。 建造物も参加者同様に幾多の世界から集められた……いや、模倣したか?」 「その可能性はあると思うよ。塔に所縁のある人、城に所縁のある人、十字架に所縁のある人、 ってこれは私のことかも。とにかく、いろんな世界で眼に留まったものを適当にまねて配置したか、 ……あるいは魔術的意味が込められているのかも。 もしもこの閉鎖空間内で偶像の理論を適用されたら……ダメだね、 この推論はいくらなんでも情報が少なすぎる」 話の途中から考え込むようにインデックスは下を向いていた。 だが、それもすぐに終わり気が済んだかのようにアラストールに告げる。 「これで私の話は終わり、かな。あなたにはどうしても話しておきたかったの」 「何故だ?」 インデックスはコキュートスではなく、遠くの空を見上げながら続ける。 呟く少女の姿が儚げに見えるのは気のせいか。 「あなたなら信頼できると思ったからだよ、『天壌の劫火』。もし、私が死んじゃっても」 「悲観的なことを考えるものではない」 「……もしも、の話だよ。私が死んじゃっても使命に殉ずるあなたは迷わない、立ち止まらないよね? あなたなら私が話したことをきっと正しい誰かに伝えてくれる、 魔術で苦しむ人を少しでも減らしてくれると思ったから」 「我は動けぬ身だ。買いかぶりすぎではないか?」 「いざとなったらペンダントのフリができるし、壊されることもないでしょ?」 我は言伝を残す道具ではない、というアラストールの反論を聞いたインデックスはクスクスと笑い出す。 一頻り笑った後、少女は魔神を見据えて改めて告げる。 「――頼んだよ、アラストール」 「我が使命は世界の歪みを防ぐこと。ゆえに協力を惜しむつもりなどない」 1人の少女と1人の神。立場も住む世界も異なる彼らだが、そこには確かな絆がある。 * * * ジェダを吸血鬼の類と見たインデックスは知らなかった。 この島に本当の『吸血鬼』なる存在が複数いることを。 この先、彼女たちと禁書目録の線が交差し、物語が紡がれることになるのかを知る者はいない――。 * * * 「さてと、今の位置は……」 「西側が崖となっている森……3箇所あるようだな。A-1、2そして4。現在地はこの中の何れかと見た」 「とりあえず人の集まりそうなところ、学校か街のほうに行かないとだから 真っ直ぐ南に向かってこの森を抜けないとだね」 「崖沿いに進むのは些か危険だ。危急時に逃げ場をなくすことになる。森の中を進んでいくのがいいであろう」 「うん、分かったよ」 アラストールの助言を受けて、彼女は深い森の中を歩き出す。 * * * ――場が変われば空気も変わる。 インデックスは森の向こうの景色が微かに見える位置にまでたどり着いた。 所要時間は1時間弱といったところか。 歩みを進めるたび、木々の間から漏れ出る光がその強さを増していく。 「さっきの崖は地図でいうA-4だったみたいだね」 「そのようだな」 長い距離を移動したわけではない。しかし、彼女は未知の事態への対応と 状況把握の連続で精神的疲労が募っていた。 お腹も減っていたが、これは食欲魔神である彼女にとってはいつものことである。 それでも、ようやくひとまずの区切りを見つけたことでインデックスの気力は幾分持ち直す。 これがハイキングならいよいよ目的地だー、と叫びたくなることだろう。 しかし、そこでインデックスは気付く。 生い茂る森の中、他者と接触する可能性が低いため失念していたようだが……。 (……服が透明だったよ) 下は……まあ、一応履いているから我慢しよう。 問題は上、胸、すなわちバストのほうである。 このまま参加者と遭遇しようものなら間違いなく痴女扱いだ。 『銀髪! 翡翠の瞳! 貧乳ロリに加えてなんとシースルーノーブラ・ランドセル装備型! かかかかか、カミやん、これ新境地やね!? え~い、某国の新型は化け物か!』 寒気を感じたインデックスは身を浅く抱いて僅かに震える。 なぜか上条の友人の幻聴が聞こえてしまった。あの手の特殊嗜好者はこの場所にはいない、 と信じたいがとにかくこのままでは外を歩けない。 何かないかと周りを見回した結果、彼女は偶然にも風格漂う松の木を発見した。 逡巡の後、インデックスは決断する。 (こんなところでグズグズしてられないよ) 彼女はランドセルの中から支給品の刀を取り出し、 脇にあった松の木に対して突き立て始めた。 刃が逆についているので、切っ先を使って木の表面を掘り進めるように削っていく。 一度でうまくいかなかったのか、木の幹に幾多の傷がつけられ―― やがて、粘性の高い松脂が染み出してくる。 「出た――! あとはー、こっちの葉っぱに塗りつけて……」 ぬりぬり。 「――貼るっ!」 小気味良い音が鳴った直後。 インデックスの両胸の先端を隠すように拳大の葉が2枚装着された。 そこに恥じらいなど存在しない。 あるのは決意と誇りを感じさせる強い眼差しのみ。のはず。 「これで堂々と外に出られるね! 問題なし! そーだよねアラストールっ!」 「う、うむ」 ……自棄になったかどうかは知る由もなく。 彼女は意気揚々と森の外へと駆け出していった。 * * * 「松脂ってかぶれたりしないよね?」 「知らぬな」 【A-4/南東の平原 /1日目/午前】 【インデックス@とある魔術の禁書目録】 [状態]:若干の空腹と疲労 [装備]:水の羽衣@ドラゴンクエストⅤ、コキュートス@灼眼のシャナ、葉っぱの下着 [道具]:支給品一式、逆刃刀・真打@るろうに剣心 [思考] 1、シャナと合流 2、状況を打破するため情報を集める。(人の集まりそうな場所を目指す) 3、太った男の子(パタリロ)を警戒 4、普通の下着、てか服がほしいかも 基本:誰にも死んで欲しくない。この空間から脱出する。 [備考]:主催者の目的を最後の一人か、この状況を何らかの魔術儀式に使うと考えています。 逆刃刀は重いので、ランドセル内のすぐ取り出せる位置にしまってあります。 アラストールと互いの世界に関する詳細な情報交換を行いました。 ≪057 カマイタチと悪戯な春風 時系列順に読む 060 being≫ ≪058 地獄巡り 投下順に読む 060 being≫ ≪003 「とある紅世の天罰狂い」 インデックスの登場SSを読む 115 少女が歩けば勇者にぶつかる≫
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2話 銀髪の侍と青色の人狼 D-6デパートで、◆ymCx/I3enUは適当にうまい棒を食べていた。 地面には食べ終わった袋が何個も落ちていた。 「◆VxAX.uhVsM氏がなー…いつかやるとは思っていたけど」 デイパックから取り出した刀、虎鉄Z-IIをいじりながらうまい棒を食べていた。 彼のデイパックから出てきたのはこれだけだった。 だがしかし、彼の体にはとある異変が。 「◆VxAX.uhVsM氏もいろいろやってくれたな…っていうか、人狼だよねこれ」 ◆ymCx/I3enUの姿は青と白の毛皮を持った人狼になっていた。 ちなみに、願いの書いてある紙にはこう書いてある。 『◆ymCx/I3enU氏の好みっぽい外見にしておいたから☆』 この☆の意味はなんだ、と俺は突っ込まない。 さて、そんな話は終了だ。 とりあえずしばらくは、うまい棒でも食っておくか。 ◆ ◇ 「おいおい、ちょっと待てよ…なんでこんな事になってしまったのかな…」 銀色の侍こと坂田銀時はフードコートで勝手にソフトクリームを作っていた。 店員がいたらすぐに捕まるが、生憎ここに店員はいない。 そんな訳か、彼はこんな事も普通にやっている。 「あの後、酒飲みに行って……駄目だ、思い出せない」 あの後酒を長谷川さんと飲んで、寝てしまったらこんな事になっていた。 こんな事は日常茶飯事…ではないので結構彼も焦っていた。 「とりあえず、名簿…だっけか?」 携帯電話を取り出し、適当に操作する。 いろいろやって、やっと名簿が表示される。 上から見ていくと、沖田総悟の名前が目に入る。 他にも、真選組の副隊長土方十四郎、真選組の…何だったか…山崎退、それに従業員の志村新八の三人が見つかった。 「とりあえず、新八を探さないとな…あいつなら地味パワーで生き残れそうだけど」 何気に酷い事を言いながら、次は支給品を確認する。 手探りで見つからなく、バックを裏返しにしてやっと出てきたのは。 ワルサーPPK/Sだった。 「アウトおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ちょちょちょちょちょちょ、何これ!?モノホン!?」 動揺を隠しきれていません。 それでも、さすがに騒ぐと落ち着く。 ゆっくりとその銃を見る。 「あの小河だっけか?ふざけやがって…なんで俺なんか呼んでこんなもの押し付けるのかね…」 挙句の果てには愚痴をこぼす。 まあ、仕方ないとあきらめそれを持って動き出そうとした。 「……そこの奴、出てこい」 「ん、バレてしまったか」 「……あんた誰だ?」 「◆ymCx/I3enU…で分かるか?」 「…わいえむ?」 「もういいわ、面倒だし」 「で、アンタ何の用だよ」 「ん?ああ、叫び声が聞こえたからさ…なあ、坂田銀時さん」 「なんで俺の名前を知ってるんだ…?」 警戒を強める坂田銀時。 そこで、◆ymCx/I3enUが自分の失敗に気付く。 「ん?ああ、気にするな」 「気にするな!?銀さんにそんな物が通用すると思ってるの!?」 「まあ、用件だけ言っておくよ」 「用件?」 「ああ、俺は刀を持っていてそっちは銃を持っている…交換しないか?」 「……こっちにとっては好都合だが」 「なら、交渉成立だな…じゃあ、頂いていくよ」 銀時の手からワルサーPPK/Sを取って変わりに虎鉄Z-IIを持たせる。 「それじゃあな」 「な、おい!」 ◆ymCx/I3enUはすぐにどこかに消えてしまった。 その場に残っていたのは、坂田銀時一人だった。 「……なんつー野郎だ、あいつ」 仕方なく、銀時は食品エリアに行った。 目的は、甘味補給だ。 【真昼/D-6デパート】 【坂田銀時】 [状態]健康 [装備]虎鉄Z-II [所持品]基本支給品 [思考・行動] 基本:とりあえず、知り合いを探す。 1:◆ymCx/I3enUを若干警戒。 [備考] ※願いは不明です。 ◆ ◇ 「うーん、とりあえずどこに向かおうかな…」 ◆ymCx/I3enUはデパートを出てただ歩いていた。 目的は特にない。しかし、殺し合いをする気はない。 「とりあえず、首輪外す方法を探すか」 立ち上がり、歩き始める。 【真昼/D-6デパート前】 【◆ymCx/I3enU】 [状態]健康 [装備]ワルサーPPK/S(7/7) [所持品]基本支給品、ワルサーPPK/Sのマガジン(3) [思考・行動] 基本:特にどうしたいわけでもない。 1:とりあえず、首輪をはずしたい。 2:他の書き手さん、どうなってるかな。 [備考] ※願いは不明です。 ※青と白の毛の人狼の姿になっています。 【支給品紹介】 【ワルサーPPK/S@現実】 坂田銀時に支給。 諜報活動関係者や要人警護、警察機関などに人気があった。 007が使用していた事もあり、民間市場にも護身用として人気があった。 だが、1968年に民間市場のほとんどを占めるアメリカで銃器規正法が成立し、銃の全長は最低4インチと定められた。 その為に3.9インチしかないワルサーPPKは規制の対象になり、民間販売不能になってしまった。その代用品として発表されたのがこの銃。 【虎鉄Z-II@銀魂】 ◆ymCx/I3enUに支給。 近藤が新しく愛用している虎鉄シリーズの刀。 音楽再生機能は勿論の事、柄の部分に特殊な金具を装着することにより お部屋掃除のコロコロとしても使用できる大業物。
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グランブルー - ヴァンパイア グレード〈3〉 ノーマルユニット (ツインドライブ!!) パワー 10000 / シールド - / クリティカル 1 自【V】[LB4]:あなたのドロップゾーンと山札の間をカードが移動したとき、そのターン中、ユニットのパワー+2000。 自【V】:あなたのメインフェイズ開始時、SC(1)し、あなたのドロップゾーンから2枚まで選び、山札の下に好きな順番で置く。 起【V/R】:[SB8,あなたのダメージゾーンから5枚選び山札の下に好きな順番で置く]あなたのドロップゾーンから5枚選びダメージゾーンに置く。そのターン中、この能力は使えなくなる。 フレーバー:家出した箱入り娘が今、大海へ +解説/編集求 オリカスレpart2-307で考案されたG3の《グランブルー》。 コストの確保に優れているが、それだけを目的とするなら『Mr.インビンシブル』の方が効率、ガード強要性共に遥かに優れている。 LBによる高い打点と、クランの違いによる補助を上手く生かしてこそ輝くだろう。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 1 (50%) 2 弱いと思う 1 (50%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 2 能力変更 (2012-11-13 01 50 42) ドロップが5枚以下ならダメージ回復って強くね? (2013-08-05 00 42 42) SB8してどうやったら5枚以下になるんだよ…… (2013-08-05 00 50 58) コメント
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1話 青髪の少年と銀髪の侍 C-2にあるという薬局で青髪の中学生相川友がつぶやいていた 「なんで俺みたいなただの学生が…」 いろいろ言いながらも名簿を確認する 「青木兄妹と滝本先生が来てるのか…」 3人とも乗るような人間じゃないのはわかる しかしどうしよう… 考えながら名簿をしまい支給品を確認する 入っていたのは、食料2日分くらい、水、筆記用具、紙 銃とスポーツドリンクセットが入っていた 銃はコルトパイソンというらしい、予備弾も24個入っていた 「そこのアンタ」 突然声をかけられた、誰だ?と思い振り返ると 「あんたはこの殺し合いに乗ってるのか?」 「いいえ、乗っていませんどうしようか困ってたところです」 「じゃあ協力しないか?俺の名前は坂田銀時だ」 「僕は相川友と申します」 これが銀色の侍と僕の出会いだった ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「そういえば銀さんの支給品はなんでしたか?」 「ん?ああ、これだ俺が持ってる木刀だ」 その木刀には洞爺湖と書いてある 「どう見てもお土産じゃないですか!」 「ん?おお、なかなかなツッコミだ新八までとはいかないがなかなかだな」 「はあ…」 「とりあえずここのものを少しとってきます」 「おう、そうか頼むぞ」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「まあとりあえずここのものを少しもらっていこうか…」 「あの…すみません」 声に反応して振り返ると金髪の少女が立っていた 「え…と…どうかしたの?」 「すみませんがあなたはこのゲームに乗っていませんよね?」 「ああ、もちろんだよ」 「じゃあ、」 少女は言うその手には剣を持って 「死んでください」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あれから少し時間がたった 僕は絶句していた なぜか?少女が乗っていたことでもない、刺されたわけでもない 僕が彼女を撃ってしまったからだ 「うそ…だよね…」 少女は反応しない 「う…………………」 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ !!!!!!!!!!!!!!!!!」 やってしまった!僕が…僕が… もう僕にはどうしようもなかった… 【一日目/朝/C-2薬局】 【相川 友@オリキャラ】 [状態]ショック 精神不安定 叫んでいる [装備]コルトパイソン(5/6)予備弾24発 [所持品]基本支給品 スポーツドリンク 救急ボックス お菓子ジュース多数 [思考・行動] 基本:銀さんと一緒にこの殺し合いを潰す 1:僕が…僕が… 2:友人に会いたい ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「お、いちごオレがある、なかなか品ぞろえがいいな」 「うわああああああああああああ」 叫ぶ声が聞こえてきた 「おいおい…なにがあったんだ…?」 そこには叫び続ける相川の姿があった 【一日目/朝/C-2薬局】 【坂田銀時@銀魂】 [状態]健康 [装備]銀時の木刀 [所持品]基本支給品 不明支給品0~2 いちごオレ [思考・行動] 基本:この殺し合いを潰す 1:何があったんだ? 2:新八を探す [備考] ※原作次郎長編以降の参戦です。 【リーナ@オリキャラ 死亡】 ≪オリキャラ紹介≫ 【名前】相川 友(あいかわ とも) 【年齢】14 【性別】男 【職業】中学生 【性格】明るく陽気、正義感がある 【身体的特徴】青色の髪、細身 【服装】中学校の制服 ≪オリキャラ紹介2≫ 【名前】リーナ 【年齢】16 【性別】女 【職業】高校生 【性格】自己中心的 【身体的特徴】金髪、留学生 【服装】ブレザー ≪支給品紹介≫ 【銀時の木刀@銀魂】 普通の刀より切れ味のいい木刀、洞爺湖と書かれいる 妖刀星砕とか誰か言ってた気がする 【コルトパイソン@史実】 意外と強力な銃、バイオハザードでもあった気がする 始動-start- 時系列順 さよならドラえもん 始動-start- 投下順 さよならドラえもん 始動-start- 坂田銀時 とある三人の友情結束 ゲーム開始 相川友 とある三人の友情結束 ゲーム開始 リーナ 死亡
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0025:赤と青、黒、そして銀髪 「君臨者よ!」 雪深い林の中、凛とした少女の声が響く。 「血肉の仮面・万象・羽ばたき・ヒトの名を冠する者よ!」 少女と相対するのは化け物。左半身が炎、右半身が氷で覆われた異形のもの、氷炎将軍フレイザード。 「真理と節制 罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ!!」 「破道の三十三!蒼火墜(そうかつい)!!」 少女の掌から光が迸り、フレイザードの顔面が突如爆炎に包まれた。予想外の攻撃に、たまらず、数歩たたらを踏む。 「……やったか?」 少女は安堵の息をつく。彼女、朽木ルキアは追われていた。初撃こそなんとか避けることができたものの、その後は防戦一方。 加え、ここは極寒の地。足場も雪に覆われているうえ、至るところに大小さまざまな岩石が顔を覗かせている。 こちらは逃げ回るだけでも体力を大きく消耗してしまう。逆に、相手の怪物は体力の衰えをいささかも感じさせない。 いや、消耗を上回るスピードで体力を回復している……と言った方が正確か。 長期戦は不利!起死回生の望みをかけて己が能力、死神のみが使える破道を放ったのだ。だが。 「クカカカカッ!なんだぁ、その呪文は!?軽いねぇ、スカスカだぜぇ!」 爆炎の向こうからフレイザードが顔を出す。間髪入れずに、左手に握られた炎の剣が振り下ろされた! 横っ飛びに転がり、辛くもその一撃を回避する……ハズであったが、避けきれず、右腕に軽い火傷を負ってしまう。 「くッ!」 「どうしたどうしたァ!気合い入れて逃げねぇと、スグ死んじまうぞォ!」 フレイザードが迫る。ルキアは身を翻そうとする、が、直ぐに悟る……間に合わないッ! ガツッ! 何者かがフレイザードの顔面に一抱えはある岩を投げつけた!その隙を逃さず、ルキアは後ろに跳び、怪物から距離をとる。 「おいおいアンタ、こんな状況で追いかけっこプレイたぁ、ちょっとハードすぎやしねぇか」 現れたのは白髪の男。峰と刃が逆になった、奇妙なカタナを片手に帯びている。 油断なく怪物を見据えながら、あまり緊張感の窺えない声でルキアに声をかけてくる。 「なぁ、アンタ」 「なんだ?」 「なんでこんなコトになっちまったんだと思う?やっぱ、この前借りたAV、ついつい延滞しちまったからバチあたったのかな?」 「莫迦者!今はそんなことを言っている場合では……!!」 「でもなぁ、やっぱりナース服の魅力には逆らえねぇし…こんなことならスッチーのにしとくんだったか」 「たわけ!まずはあの怪物をどうするか考えろ!!」 あの怪物が襲い掛かってきたら……と考えるが、一人増えたことで警戒しているのか、すぐに飛び掛ってくる気配はない。 しばらくこちらを窺っていたフレイザードが、揶揄するかのような声を発した。 「なんだぁ、アンタ、人の温もりが恋しいのかい!ならオレサマが抱きしめてやるぜ!」 怪物、フレイザードは嘲りながら、炎の左半身、氷の右半身を見せつけるかのように両腕を広げる。 「いや、ムリ。あんたじゃ、例えミニスカ警官のコスプレしててもムリだわ」 「悲しいねぇ、このオレサマの魅力がわからないとは」 「ウルセー。こんな寒々しい雪景色のなかで、なんですか?床屋の看板気取りですかこのヤロー!天パーなめんなよ」 銀の男と、青と赤の怪物は互いに軽口をぶつけ合う。 だが、ルキアは気付いてしまった。 軽口を叩きあいながらも、化け物は緩やかに前進し、白髪の男は少しずつ後退しているということに。 あの化け物は強い。幾つも支給品を持っている、ということは、既に何人もの参加者をその手にかけている証拠。 見過ごすことはできないが、今の自分で対抗するには力が足りない。 男、坂田銀時も、自分と相手の力の差に気付いていた。 が、流石に少女が嬲り殺されるのを見過ごすことはできず、助けに入ってしまったのだ。 (少し早まったかな……) この場はどうにかしてあの怪物を振り切りたい。なら、どうするべきなのか…… 怪物、フレイザードは歓喜に震えていた。 まただ。またカモがきた。 こいつらを殺し、支給品を奪うことで俺はまた一つ強くなり、また一つ栄光の座に近づく。絶対に逃がせない! 三者三様の思惑をのせて、一陣の風が粉雪を散らす…… 【場所:北海道南部/黎明~早朝(一日目)】 【フレイザード@ダイの大冒険】 [状態]:体力微消耗、戦闘能力の成長期 [装備]:炎の剣@BASTARD!! -暗黒の破壊神-(炎属性強化) 霧露乾坤網@封神演義(水分操作) [所持品]:荷物一式 ・核鉄LXI@武装錬金(治癒力向上) 遊戯王カード@遊戯王(『青眼の白竜(次の0時まで使用不能)・サイコショッカー(罠破壊)・他三枚』) [思考]:1.南に向かいながら出会った参加者を出来る限り殺す。ダイ、ポップ、マァムを優先。 2.優勝してバーン様から勝利の栄光を。 【朽木ルキア@BLEACH】 [状態]:体力微消耗:右腕に軽度の火傷 [装備]:不明 [所持品]:荷物一式 [思考]:1.目の前の怪物への対処 2.黒崎一護との合流 【坂田銀時@銀魂】 [状態]:健康 [装備]:逆刃刀・影打@るろうに剣心 [所持品]:荷物一式 [思考]:1.朽木ルキアの保護 2.目の前の怪物からの逃走 時系列順で読む Back 呪文 Next 醤油、豚骨、味噌、そして塩。 投下順で読む Back 逃げ馬、瀬那 Next 噛ませすらになれなかった漢 016 武装強化 フレイザード 073 最期に想うはビデオと GAME START 朽木ルキア 073 最期に想うはビデオと GAME START 坂田銀時 073 最期に想うはビデオと