約 67,944 件
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/3656.html
白銀の竜騎士 ルフレ・ユサール コスト 38 レベル 1 MAX 進化元 天空舞う狩人 ルフレ (A+) 進 化 素 材 - - ランク S HP 915 1,831 進化先 - - - MAX Lv 70 攻撃 1,099 2,199 進化費用 - - - No.1317 Aスキル シャイニングブラスト 5問連続正解でダメージ大アップ 売却価格 33,600 - - 編集 Sスキル 輝氷の加護 (9) 水属性の味方の攻撃力を大アップ 入手方法 クリスタルガチャ(S出現イベント期間限定)、進化 個別データ 備考
https://w.atwiki.jp/bitacolle7/pages/440.html
第2回銀の宮殿extra(12/31(水)0 00~1/3(土)23:59) 第1回銀の宮殿(12/5(金)メンテナンス後~12/12(金)メンテナンス) ※獲得コインは残クレに比例するので大幅に変動が有ります※ ※ステージは第1回、第2回とも共通、第2回目のみ下記の特典有り※ 銀の宮殿extraでは小役モンスター獲得ごとにポイントが貰えて、集めたポイントに応じて金のハニワやエーテルをプレゼント ※対象期間中、「銀の宮殿extra」以外の全てのステージで獲得した小役モンスターもポイント加算されます 小役モンスター獲得ごとにもらえるポイント数 モンスター ポイント モンスター ポイント リプレイのマテリアルⅠ 1p ベルのマテリアルⅠ 4p リプレイのマテリアルⅡ 3p ベルのマテリアルⅡ 12p スイカのマテリアルⅠ 10p チェリーのマテリアルⅠ 20p スイカのマテリアルⅡ 30p チェリーのマテリアルⅡ 50p 獲得ポイントに応じてもらえるプレゼント 必要ポイント プレゼント 50pごとに (売却)金のハニワ上等兵 100pごとに (強化)炎のエーテルⅢ(強化)海のエーテルⅢ(強化)森のエーテルⅢ 銀の宮殿-リプレイの間- ※Stage10並の難易度です 銀の宮殿-ベルの間- ※Stage15並の難易度です 銀の宮殿-スイカの間- ※Stage20並の難易度です 銀の宮殿-チェリーの間- ※Stage25並の難易度です 銀の宮殿-リプレイの間- ※Stage10並の難易度です 敵リスト ラウンド1・2・3・4 ラウンド5 ラウンド6 赤銅の巨兵青銅の巨兵緑銅の巨兵サンセット・サムライナイト・サムライドーン・サムライバーナージェットチェーンソテンコクウコハクコ(小役)リプレイのマテリアルⅠ(小役)リプレイのマテリアルⅡ他調査中 (小役)リプレイのマテリアルⅠ×3 マグマオーロラアマゾン(3~4T,3T/攻撃2550/HP35000)※ランダム1体 消費スタミナ 獲得EXP 獲得コイン Wantedモンスター Wanted報酬 -20 +7500 約+ (小役)リプレイのマテリアルⅠ(小役)リプレイのマテリアルⅡ クリスタル×1リプレイのマテリアルⅣ×4 銀の宮殿-ベルの間- ※Stage15並の難易度です 敵リスト ラウンド1・2・3・4 ラウンド5 ラウンド6 赤銅の巨兵青銅の巨兵緑銅の巨兵サンセット・サムライナイト・サムライドーン・サムライバーナージェットチェーンソテンコクウコハクコ(小役)ベルのマテリアルⅠ(小役)ベルのマテリアルⅡ他調査中 (小役)ベルのマテリアルⅠ×3 炎龍士マグマ水龍士オーロラ森龍士アマゾン(5T,2T/攻撃2758/HP55000)※ランダム1体 消費スタミナ 獲得EXP 獲得コイン Wantedモンスター Wanted報酬 -25 +10000 約+ (小役)ベルのマテリアルⅠ(小役)ベルのマテリアルⅡ クリスタル×1ベルのマテリアルⅣ×3 銀の宮殿-スイカの間- ※Stage20並の難易度です 敵リスト ラウンド1・2・3・4 ラウンド5 ラウンド6 ハウンドブラッドシェパードインディゴドーベルビリジアン赤銅の巨兵青銅の巨兵緑銅の巨兵サンセット・ガーディアンナイト・ガーディアンドーン・ガーディアンバーナードジェットロールチェーンソッド火力狐テンコ青空狐クウコ大地狐ハクコ(小役)スイカのマテリアルⅠ(小役)スイカのマテリアルⅡ他調査中 (小役)スイカのマテリアルⅠ×3 爆破龍デクストラ水幻龍フルキフェル魔樹龍オービス(3T,3T/攻撃9000/HP50000)※ランダム1体 消費スタミナ 獲得EXP 獲得コイン Wantedモンスター Wanted報酬 -30 +12500 約+ (小役)スイカのマテリアルⅠ(小役)スイカのマテリアルⅡ クリスタル×1スイカのマテリアルⅣ×2 銀の宮殿-チェリーの間- ※Stage25並の難易度です 敵リスト ラウンド1・2・3・4 ラウンド5 ラウンド6 桜梅桃李の大和散華乱舞の八雲夏爛漫の神楽(4T,3T/攻撃6234/HP150000)※ランダム1体 消費スタミナ 獲得EXP 獲得コイン Wantedモンスター Wanted報酬 -35 +15000 約+ (小役)チェリーのマテリアルⅠ(小役)チェリーのマテリアルⅡ クリスタル×1チェリーのマテリアルⅣ×1
https://w.atwiki.jp/gintora-tcg/pages/22.html
《白銀の暴威》アーガネル はくぎんのぼうい アーガネル ワールド 黄 色専用 コスト 4 シールドコスト 2 タイプ ユニット カテゴリ1 マスター カテゴリ2 パワー 8000 ストライク 1 常 【あなたのチャージが2枚以上の場合】このユニットのパワーを+2000し、ストライクを+1する。 事前登録キャンペーン?で登場した黄・マスターのユニット?。 収録 [[]] No.1-042UCillustrator:赤岸K? Flavor Text:「自分が何者であるかは問題じゃないんだ。お前が戦うに値する目的を与えてくれるかどうかが問題なんだ。わかるか相棒?」
https://w.atwiki.jp/sirogane_artemi/
銀の聖戦 アルテミス ギルド募集板wiki このwikiにログインする 必ずPCモードで閲覧してください ここは銀の聖戦 アルテミスのギルド募集板です。ギルド検索が困難かつ、アプリ内蔵チャットシステムが文字数規定があり不便のためテストとしてこちらに移転しています。なお、左メニューは現在機能していません。募集している他ギルドの情報を勝手に削除はしないでください。また確認のため、下の確認欄にアプリでの名前を使い、削除した、または作成したというような旨の情報を記載してもらえると正誤確認に使えるのでよろしくお願いします。 ギルメン募集に関してのトピックの作成方法 ←必ず確認してください。 ギルド募集に関しての作成方法←必ず確認してください。 ギルメン募集 [部分編集] ギルド名 SGPLv 様子 初心者募集の有無 募集する目安戦闘力値 一行説明 作成例 1 まったり 有 1000000 うまく作成できるとこうなります。 ギルド募集 [部分編集] ユーザ名 レベル 戦闘力値 イン率 希望ブレバト時刻 一行紹介 名前
https://w.atwiki.jp/cfvg/pages/5431.html
ペイルムーン -エルフ グレード〈3〉 ノーマルユニット (ツインドライブ!!) パワー 11000 / シールド - / クリティカル 1 起【V】:【双闘20000】「銀の茨 インペリアル・ドラゴン」(相手ヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットは1度だけドロップゾーンから4枚山札に戻し、山札から指定カードを探し、双闘できる) 起【V】【ターン1回】:[CB(3)-カード名に「銀の茨」を含むカード] このユニットが【双闘】しているなら、SC(3)し、あなたのリアガードすべてと呪縛カードすべてをソウルに置き、あなたのソウルから5枚まで選び、別々の(R)にコールする。 自【V】:あなたの(V)にいるユニットと同名のあなたのユニットがソウルから(R)に登場した時、あなたのユニットを2枚まで選び、そのターン中、パワー+3000。 フレーバー:千の竜と親愛なる従僕達と共に、銀の茨は舞台で踊る。 銀の茨 インペリアル・ドラゴン ペイルムーン - アビスドラゴン グレード〈2〉 ノーマルユニット (インターセプト) パワー 9000 / シールド 5000 / クリティカル 1 自【R】:このユニットがアタックした時、あなたのカード名に「ルキエ」を含むヴァンガードがいるなら、そのバトル中、このユニットのパワー+2000。 自:[SB(1)]このユニットがソウルから(R)に登場した時、あなたのカード名に「ルキエ」を含むヴァンガードがいるなら、コストを払ってよい。払ったら、SC(1)し、あなたのダメージゾーンから1枚選び、表にする。 フレーバー:至上の竜使いの傍らには、至高の竜こそが相応しい。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 6 (86%) 2 強いと思う 1 (14%) 3 弱いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 7 コメント
https://w.atwiki.jp/datetti0907/
銀の虎猫ナイト ギルドカフェへようこそ! ここはMMORPGゲーム「くろネコONLINE」もとい「ネコと勇者」で活動する ギルド「銀の虎猫ナイト」のギルドウィキです! ギルドメンバーの紹介・お知らせ・交流などの場とします。 ギルドのルールです、ここにマウスポインターを置いてね! 当サイトで利用している画像及びデータは、株式会社ゲームオンに帰属します。 許可無くデータの利用及び転用は出来ません。予めご了承下さい。 (c) Windysoft Co., Ltd. All rights reserved. Developed by PlayBuster (c) 2011 GameOn Co., Ltd.All Rights Reserved.
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4239.html
前ページ銀の左手 破壊の右手 最終話『銀の左手 破壊の右手』 「行くぜガンダールヴ、気合入れろー!」 「おう、任せとけデルフ!」 一度制御を失敗したとはとても思えないほど『破壊の杖』は手に馴染む。 デルフリンガーが補助していると言えどまるで手の延長の如く馴染むその感覚は、才人の決意を『破壊の杖』が汲んでいるからだ。 ARMは精神感応兵器、人の精神を喰らって力と為す武器である。 ただの少女でしかなかったアナスタシアが人間すべてを絶望させたロードブレイザーと互角に渡り合うことが出来たのは、偏にアガートラームやアークスマッシャーの持つその性質にある。 アナスタシアの力の源は人ならば誰もが持つその欲望、『みんなと一緒に生きたい』と言う他の英雄としての死を求めるような軽薄な人間では到底比肩しえない強大な欲望の心をアガートラームが力としたからだ。 ならば今の才人の心は? ガンダールヴの力によって増幅されたその感情が『破壊の杖』に作用したとしても不思議ではない。 「心を研ぎ澄ませろ! 空間に作用するその力ならあの破壊の光相手でも押し負けることはねぇ」 その感情は『守る』だった。 「あとは照準だ! あの右手だけを的確に打ち抜け、お前ならそれが出来る筈だ!」 「分かった、やってみる」 自らの責任でこんなことになってしまったことに、自覚なく力を奮うことにあれほど嫌悪を抱いていた筈の自分があんなことをしてしまったことに。 少しでも償い、そして今度こそ守る。 それが才人を突き動かす理由、アークスマッシャーに注がれる力の正体。 「ただはずしたら全部諸共に木っ端微塵だけどな」 「ちょ、それを先に言えって!?」 「大丈夫だ相棒、お前なら出来る。このデルフリンガー様が保障してやるぜ」 「――分かった」 破壊の力が右手に宿る、目の前の絶望を打ち砕く為の破壊の力が想いを糧に駆動する。 其れはまさしく破壊の右手、誰かを守るため駆動する力、鋼の左手を持つ誰よりも優しい一人の青年の残した想いの形。 いつしか才人は『破壊の杖』の以前の使い手が使っていた構えを再現していた。 ――ロックオン 極限の集中によってどんな小さな的だろうと確実に打ち抜く、ある渡り鳥が残した技。 ガンダールヴの力が『破壊の杖』を振るうに最適の形態を導いたのか、それとも『破壊の杖』に残された記憶を読み取ったのか、或いは…… いつしか才人の指の奮えは止まっていた。 「いけぇええええええええええええ」 才人はデルフの言葉に引き金を引き絞り。 「だめぇええええええええええええ」 アナスタシアを庇おうと飛び込んで来た少女の姿に、咄嗟に銃口の向きを逸らした。 才人が無力感に打ちひしがれている時間と、ルイズがアルビオンに向かう時間。 前者があまりにも長すぎた故に、後者があまりにも早すぎた故に起きたことだった。 ● ● ● ありとあらゆる障害を爆発で吹き飛ばして辿りついたあの場所で、ルイズは一人の少年と対峙していた。 言うまでもなく才人だ、彼の持つ『破壊の杖』がどれほど危険なものかルイズは身を以って知っていたが故に、ルイズは才人の決死の覚悟を力技で押しとどめた。 アナスタシアごとワルドを殺すつもりだと思ったのである。 ワルドはある意味自業自得と諦めることが出来る、だがアナスタシアは別だ。 彼女はルイズの為に命掛けでこの場に残ったのだから…… 故に自分の命と引き換えででも助けると言う覚悟をルイズは決めていた。 アガートラームが認めたのはその心、誰かを助けたいと一心に願うその心こそが仮初とは言えアガートラームが自らを振るうに値すると認めたただ一つの理由だった。 だからこそ、二人のすれ違い悲劇そのものだ。 ほんの少し運命が違えば共に歩むかもしれなかった一人の少年と、一人の少女、二人は些細な誤解故に互いに殺しあっていた。 「やめてくれっ、あんたに銃を向けたくない」 そう言いつつも才人は光に向かって狙いをつけるのをやめはしない、それがルイズを激昂させる。 「殺させはしない、アナスタシアは私が守るんだからっ」 それは本当に些細な誤解だった。 才人はルイズが二人に些細な傷さえ付けず助けようとしているのだと思っていた。 ルイズは才人が二人を諸共に殺して破壊の光を止めようとしているのだと思っていた。 だから才人はルイズの隙を見てワルドの右腕だけを射抜こうとしていた。 だからルイズは才人を無力化してから命と引き換えに光の中へ飛び込みアナスタシアにアガートラームを手渡そうとしていた。 「やめろ嬢ちゃん! 相棒もいい加減に……」 二人が優しすぎるが故に起きた悲劇は、その名に恥じぬ悲劇的な結末に終わった。 才人は自らの体に生えた氷の矢を才人は呆然として顔で見つめていた。 趣味の悪いオブジェの如く飛び出した氷塊に手を掛け引き抜こうとしたところで遅れて感じる激痛。 まだ何もしてない……強烈な無念を残し才人はその場に崩れ落ちる。 「タバサ……」 いくらなんでもやりすぎだとルイズは言おうとしたが、その前に才人に突き立った矢と同じくらい鋭い一言がルイズを貫く。 「時間がない、急がないと間に合わなくなる」 ルイズは知らない。 タバサがアナスタシアのことをイーヴァルディの勇者の如く見ていることも。 タバサの母親がタバサを庇って毒に倒れて以来、氷のような決意を胸に抱いて生きてきたことも。 今度こそ喪わないと言う悲壮な覚悟と共に才人へ向かってウインディ・アイシクルを放ったことも。 そしてタバサも知らなかった。 才人がタバサに勝るとも劣らない覚悟でその銃把に手を掛けていたことも。 『破壊の杖』を通じて才人の心が音叉の如く同じ“力”を持つ者たちの間に響いたことも。 ――助けたい。 周囲がその思念に気がついた時、胸から血を流しながら才人は今度こそ引き金を引き絞っていた。 『破壊の杖』から放たれた光がワルドの右腕だけを正確に打ち砕く。 極大の威力を極小に圧縮した光は破壊の力だけを虚無へと飲み込み、はじめから何もなかったように消え去った。 だが使い手が血を流し、意識が闇に落ちようとした状態ではいくら『破壊の杖』でもその力を発揮しきれなかったのか。 消しきれなかった破壊の光は制御を失って暴れ狂い、四方八方にその力を撒き散らす。 その破壊の力に向かって、ルイズはまっすぐに向かっていった。 その左手に銀の光を携えて。 ――行け、ルイズ! 自分たちが傷つけたはずの少年の声援にその背を押されながら。 ● ● ● 走る。 罪悪感と希望を胸に抱いて。 走る。 大切な人の元へと。 走る。 向かってくる光を斬り飛ばして。 まっすぐに光立つあの場所へ。 何処までも再現なく高鳴る胸。 白い粒子となった剣の欠片がスクリーンとなって見知らぬ光景を移す。 ――行ってらっしゃい才人、あんたはどっか抜けてるから事故に会わないように気をつけるのよ。 見たこともない材質で出来た四角い塔が立ち並ぶ異界の街で平穏な毎日。 ――隊長、本当にこのような卑劣な任務を上層部は命じたのでありましょうか!? 出世すればするほど痛いほどに実感してしまう愛する祖国の腐りきった恥部。 ――アナスタシアと申したか、と、特別にファルガイアの支配者たるわらわの『友達』となることを許すぞ、べ、別に寂しい訳ではないんじゃぞ? お主だからこそ許すのじゃ、いいなっ、特別じゃからな! 本当に普通の女の子として生きたあまりにも短すぎるその一生。 銀の左手が伝える多くの思いを受け止めて、ルイズは白く染まる世界を走っていく。 これまで会った数多くの人とそれと同じ数の想い、これまで気づかなかったあまりにも広い世界。 ――どんな時だって、わたしは一人じゃないってことに。 アナスタシアが来てくれたからこそ気づくことが出来た世界。 世界はこんなにも広くて、輝いていて、無限の可能性に満ちている。 守りたい、これから会うかもしれない人たち、見るかもしれない景色、掴むかもしれない未来を。 アナスタシアもこんな気持ちだったんだろう。 才人って男の子もこんな気持ちだったんだろうか? 走れ、走れ。 あの光の先にいる、大切な人のところへ。 アナスタシアのところへ。 ルイズは走る、ただひたすらにまっすぐに駆け抜けていく。 一人の少年が作った道を、ただこれからくる未来だけを見据えて。 「アナスタシアー!」 手を伸ばし、その手を掴む。 ――どんな時でも、あなたはひとりじゃないよ。 ――つないだ手は離さない。 「馬鹿ねルイズちゃん、わたしなんかのためにこんなに傷だらけになって」 ――信じてるあの日の絆 ――強い思いが 「馬鹿はあんたのほうじゃない、なんで世界を救う為にあんた一人が犠牲にならなきゃいけないの!」 それは怒り、“英雄”と言う理不尽とそれを必要とせずにはいられない世界に対する怒りだった。そして結局全て一人で背負い込んでしまったアナスタシアへの怒りだった。 「なんで一人きりで戦ったのよ! なんで助けてって言えないのよっ! なんで一人で全部抱え込もうとするのよ……」 血を吐くような叫び、それはルイズの剥き出しの感情だった。自分の命を引き換えにしてでもと考えていたルイズにこんなことを言う資格はないかもしれない、だがそれでもルイズは叫ばずにはいられなかった。 何故、アナスタシアだけがこんなに苦しまなければならないのか? 何故、アナスタシアだけが英雄にならねばならないのか? ただ悲しくて、悔しくて、ルイズはアナスタシアに向かって言葉を叩きつける。 ルイズの様子にアナスタシアは困ったように微笑むと。 「ごめんね、ルイズちゃん」 アナスタシアはゆっくりとルイズを抱きしめ、そして…… 「アナスタシア!?」 光の粒子となって崩れるように消え去っていった。 アナスタシアの手を握っていたルイズの手が空を切り、少女の嗚咽が巨大なクレーターを穿たれたサウスゴータの街に木霊する。 「ルイズ……」 周囲の者たちが心配げに見守るなか、ルイズは声もなく泣き続け――唐突に心に届いた言葉に顔を上げた。 “みんなでいっしょに明日へ行こうね” ――同じ夢を探し続けてる。 ● ● ● 「参ったなぁ、みんなともこれでお別れか」 どこまでも白く清浄な世界で、かつて居た事象地平の彼方よりもなお白い本当に何も無い世界でアナスタシアは笑っていた。 あっけらかんと、まるでこれまでの日常に少しも悔いがないとでも言うように。 「あーあ、もっとやりたいことあったのに」 そう言ってアナスタシアは笑い、その頬に一筋の雫が伝う。 「本当に、もっとたくさん……」 無理やりに作られていた笑顔がくしゃりと崩れる、普段の挫折など知らないと言った様子の彼女からは想像もつかないほど歪んだ顔で泣き続ける今のアナスタシアは弱弱しかった。 「たくさんたくさん、したいことがあったのに」 ――生きたかったのに。 そう呟いた言葉には悲しいくらいに力がなかった。 最後にルイズに言われた言葉は、どうしようもなく図星だった。 確かに自分は余計なものまで背負いんでいたのだろう、大切な人が傷つくのが見たくなくて、見ず知らずの人が苦しむのを見たくなくて、ファルガイアの大事が紅に染まるのを見たくなくて。 ただ一人で、ロードブレイザーに挑んだのだ。 それを間違っていたのはアナスタシアは思わない、自分が傷つくことには耐えられてもマリアベルやルシエドが傷つく姿を見るのはどうしても嫌だったから。 だが今さらになって思う。 もしあの時アシュレーがしたように世界中の想いを束ねられれば、自分はファルガイアで生きることが出来たのではないのか? ヴァレリアの人間が聖女の刻印を背負って自らに杭を刺すような行いに走ることもなく、降魔儀式によってアシュレーに仲間の隊員を殺させると言う出来事が起こることもなかったのではないか? 歴史にもしは禁物だが、アナスタシアは思ってしまった。 ――生きたい。 一人ではなくみんなと一緒に、 マリアベルやルシエド、アシュレーやルイズ。ファルガイアとハルケギニアに住むまだ会ったことない大切な相手になるかもしれない誰かと、一緒に生きていたい。 でもそれはけして叶わない出来事だ。 なぜなら今アナスタシアはその存在すら失って、僅かに残った意識すら拡散させようとしているのだから。 大切な人たちと、永久に会えなくなろうとしているのだから。 「嫌だよ、生きたいよ。誰か助けてよ……」 そのあまりの心細さにアナスタシアの口から初めて弱気な言葉が洩れた。 それがきっかけだった。 「え?」 何時の間にかアナスタシアの足元に転がっていたアガートラームとアークスマッシャー、それがゆっくりと紫と銀の光を放ち始めた。 二つの光は鼓動のように明滅し、それは次第に早くなっていった。 そして……光はゆっくりと一人の青年の形を取った。 左手を失った、青髪の、人のよさそうな笑顔を浮かべた青年。 彼は何も言わなかったが、しかしその想いはアナスタシアには痛いほどに分かってしまった。 そっか、英雄はもういらないんだね。 青年はごめんと一言謝って、まるで塵のように崩れ去っていく。 アナスタシアの代わりとばかりに、微笑みながら“未来”を守護した青年は崩れていく。 その青年に手を伸ばそうとして、青年の言葉にアナスタシアは振り返った。 帰るといい、自分の願う場所に。 振り返ったアナスタシアの先には二つの道が出来上がっていた。 一つはマリアベルやアシュレーの居る、彼女が守った大切な世界へ続く道。 もう一つはルイズや才人の居る、彼女を守ろうとしてくれた大切な者たちが居る世界へ続く道。 悩む時間はほとんどなかった、アナスタシアはほとんど反射的にずっと願い続けた故郷への道を踏み出し、 「アナスタシアー!?」 もう一つの道に向かって、全力で走り出していた。 走り去る背中、それを見つめながら青年は笑い、そして光の粒子となって消えた。 彼の名は“未来” 未だ見ぬ可能性を守る、心優しき守護獣。 エピローグ 「盗まれたぁぁぁぁあ!?」 青空に一人の魔法少女の叫びが響く、その視線の先にはかつてアガートラームの剣士だったこともあるパン屋の倅と聖女の末裔が脂汗を顔中に浮かべながら正座させられている。 周囲には冷ややかな目で彼を見つめる仲間たち。 そぁそれもしょうがない、此処でアガートラームを墓とすることを決めたのはアシュレーだし。カノンはかつてティムが言った「大事な剣なんでしょ? こんなところでお墓にしてて盗まれちゃわないかな?」と言う言葉を「そう簡単に抜けるものでもない」と否定したのだから。 その結果として今の状況がある。 「だがおかしい、二人の言葉通りアガートラームは簡単には抜けない」 ならばかつてそうしたように岩盤ごと削り取って言ったかと言えばそうではない、其処にはアガートラームが刺さっていた跡がはっきりと残っているのだから。 「ひょっとしてさ……」 蒼い蒼い空、それを見上げながらアシュレーは言った。 「帰ったんじゃないかな、アナスタシアのところへ」 遠い目、同じ青空の下にいるだろうアナスタシアに問いかけるようなそんな視線。 ずっとずっと続いていく終わらない物語、彼女もその物語を紡げるようにと。 ――祈りと共に吐かれた言葉は「そんなわけあるかー!」と言う叫びに遮られた。双子の兄妹を抱えたマリナがその様子を心配そうに見ていた。 物語は続いていく。 蒼と赤の二つの月と、どこまでも晴れ渡った空色の景色の下で。 いつまでもいつまでも…… 前ページ銀の左手 破壊の右手
https://w.atwiki.jp/jojoaa/pages/194.html
前の回へ 目次に戻る 次の回へ }\}h____ / } }{ノニニニニニニ)} / ___ ( ノ=ニニニニ二| ̄} { }/ \/l l } }、ニ(リ}___(⌒|_} ) _ノ (__ { _____ }、ニニ[\\=ニニニ\{ __ } __________/ニ'⌒\__}={hノ ttッx\____,ノ{ / | ┼ { . /⌒ニニ/=ニ/=ニニ二/{=}八_{  ̄ { /)} { \ レ ノ } 〈ニニニニ/ニ/ニ/=ニニニニ{二\_ノ∧ __ヒソ_ / \ ノ }ニニニ{ニ{ニ{=ニニニニニ{リ)ニ{ ∧ 二,´∧/⌒\ {___ ______/ }二二二\{ニ{ニニニニ二\リ){ ー‐‐// {_{⌒}_}_ ]/⌒ . 厂=ニ二/⌒\{__=ニニニニニ\{ } ∧\ ][/-}\__ {O\ニニ{ )_ニニニニニ(リ/ ノ\.\/\}=ニ⌒\ {=ニニ\_〕 ]=ニニニニニ/{\_____/ /} \_}hニニ二} _{Oニニノ ノ=ニニニ二//{ /O/ /} ∧n}=ニ/ニ{___ {-/ ̄ ̄/} /ニニニニニ/ { { ̄ }/ /=ニUh/=ニ/⌒\ , ---、_))\,、 / // ノリjハ /// /⌒ヽ/-、 、リノlil}ノ 乂ilili{ヽ|⌒i{ / }ノ 〈lilil} 失礼…… { lilil〉 {t_tァ{ーt_tァ }ハl} , -----'ヽ_ }ilili{ ゚。 }_ }リl| 女性をじゃけんにあつかうなんて / } | l|. ∧ ─‐ ,イ |トo ゆるせんヤツだが… . { ノ⌒i__ノ ∨l} b小___/==へ、__ 今は緊急時なのです ∨ __ノ ´rg {_ V{ |ニ[]ニ□ニニニニ\ ∨人ト、 ,「 (Cニニニ/ニニ∧ }lililil} __} /ニニニニ/ ニニニ∧ |lililリ { /ニニニニニ{ ニニニニニ ∧ ∨´ ̄`ヽ-- , __/(_)ニニニニ∨ ニニニニニニ} {___(\ }___>、 /ニニニニニ/ニニニニニ/ }  ̄ヽ, __,ノ‐一'ニニニニニニニ/ ニニニニニ/ \ マ> }ニニニニニニ/ニニニニニニニ/ { ̄{ ̄}ヽ}ニニニニニニニ≧x./ニニニニニニニニ/ ∨∧ ∨|ニニニニニニニニニニニニニ/ (三三三三ミ彡 }ロ[ ]三三三ミ さすがスチュワーデス /三@三三三ミ プロ中のプロ… ∠ {七fラ弋/´}三ミ 悲鳴をあげないのはうっとーしくなくてよいぜ /_ rく 三ミ }- ∧_}三ミ_ そこでたのむがこのじじいがこの機を └‐≦´))ニニニニ } これから海上に不時着させる! {ニ(())>──ト、 他の乗客に救命具つけて __jニ((/ニニニニニニ\ 座席ベルトしめさせな r‐、___{二二二{ニニニニニニニニニ∧ {_}ニニニニニニニニニ \ニニニ } / ∨ニニニニニニニニニニ\ニ/--、 / ∧}ニニニニニニニニニニ/ } . 〈{ { イ ∨ニニニニニニニニ/ | `¨¨´| l | | l | | l | | l | __/ ̄ ̄ ̄\__ \ / ̄ ̄ ̄ ̄\\\⌒\ }ノノ)}__ ____/⌒\\ ⌒\ } ///⌒ . /⌒ / \\\ } }_,ノ ///(______ノ} { ///⌒\ \ '⌒\____ノ ______,ノ{__ { {ニ}{ {\___}___n }{ { \_____ノ⌒ あの飛行機なら { __{ニ}{ { U } }{ \\ '⌒\{ 今頃はカイロに着いているものを { __厂{=.八人 __ノノ^\__ /⌒V{⌒ ) {- { {∧ニ=‐- {_{ (t─==ニ二ノ}_{/} } }ノ { \) V∧ t==ィ} t====イ _)ノ/ { 人 __) Vハ  ̄} } ̄ ̄ u }{_/\} { 〔 Vハ ノ___ U u }l{\ }\ { _〕 U / ∧ _\_ソ__ ノ {// \}. \_ { { / //∧ ニ'二二` /__.{/_/ (\_ (_) 人 {. / { ∧ {__ /=ニニニ}l} l} (_) \{ (_) (_) }人__/ ̄}ニニニ}ノノ _____ -=ニ}_}ニ{ニ{__}ニニニ}二二ニ=---- , --、__ ノ}ノ{ '⌒ =彡-、 rイ /// / ./´ ̄`ヽ, わかっている ミミヾillil/////////三ミヽ} しかし案ずるのはまだ早い…… }lililililil///////--、三'⌒ヽ ヽ{⌒ ー '⌒i l} ,-、 ∨三ミハ 一〇〇年前のジュールベルヌの小説では l{ト、 .ノ// l}ニl⌒}li{ 80日間で世界一周4万キロ…を旅する話がある ∧ \{ -イf_赱 }ニ|ノ/l八 汽車とか蒸気船の時代だぞ ∧`¨} ヽ_ノ |ニ{∧lilili} ', }_ }ニ| }Viノ ゚。lil_ ィlilililiノ∨ / ∧ V{ ‐一 ililililili/ / ∧ f二二二二 ̄`ヽ lililil イ/ / } _(二二二 {-<´ イ / / / ̄/ / ┬__}ー ∨ / { / / / _.人__{ { / // , ---、---、-、N / \ヾリ }リ-、 / }リ ノイィミ { x≦三ヽン、 n lリ 人 /r=ミラy'`⌒ilリ lN{ ) /リソ 州 ノイ }人 わたしはそんな所 ( {イ≧无テ〉 {≦tァ/´ 両方とも行ったことがないのでなんともいえない ノ/ /イ{ __{ / おふたりに従うよ ( l{ リ∧ _ー'_ ∧ /入/\ l\´ー─r / | \ {i∩{ > \___./| b O , <リ ト┐ || r'ト、 , --く\ -< \ L.」 リ> ´ Vl}\ \ \ / / / _, <ノ八 `> ∨. / / // {弋=彡' | {ノ{_ノ_j_ノ ∨ } ∨ . /⌒二ニ=───x, だがやはり一番の危険は { ̄ ̄ ̄\\\\ } 〈 ̄ ̄\\ } /} DIOがさし向けてくる {\ \___/∨_ 『スタンド使い』だ! [\__/ {//{∧ {\____}__x┐ V/{/∧ いかにしてみつからずに (_{\/└‐r‐rzく ∨∨∧_ エジプトにもぐりこむか… V人_∧/  ̄⊂ニニニ⌒ } 〉//} ∧/ ___ -=ニ⌒ } { //} /∧// └──┬. {__ (/ /{______\{_{_{_{_{_{_/ }┤ 人_{ニニニニニ二二{\ _,ノ〈\_____ -=}=ニニニニニニ/\  ̄} / ̄ ̄ _,. -=ニ二/}ニニニニニ/ { ̄ }\/ / / /ニ/ ̄)ニ二二/ /\__/ }\ ,z==ミソーイーツ)ノ} . /⌒\ / 三ーァ . / ミヽツ⌒} }イニニニ≦ { /⌒{ {_}ノ__}三三三 } ( l{ {モラ} モララ}/⌒}lilil}ノ  ̄)) ) .∧ / |_ノ\{ ( }〉 ∧,........__ イ {lili{O ) ) ∧┬ /l {lili}b 人li{ マニ>======ミ , -----、 {リ fニ|ニ「 }ニニニー'ニニニニ\ }ニ|ニ{/ニニニニ./ニニニニニ /ニニ/ カ ヽニニ/, -、___ニニニ _ イニ(C)ニ{ チ }ニ/_ノ_/ ∨ニニ /´ニニニニニニ人 ャ ノニ{ }/ / ∨ニ __{ニニニニニニニニニ\{二{_,ノ{_// \ {ニニニニニニニニニ( ̄ ̄ ` ヽく ┬ /ニニニニニ(C)ニニ/ ̄ ̄` <.__} ̄⌒ ニニニニニ ⌒ <~~~~~~~~~~~~ 二.ヽ ニニニニニニ\ } } }ノ} ニニニニニニ∧_,ノ /// ニニニニニニニ ∧ /一' _ ,x}──‐x\ // 〈∨/ //⌒\ わははははははははは _ノ⌒\{_/⌒\ }\u U\\ ∧ ま…いいじゃあないか /=ミ}'=======}\\} みんなでたべよう /u/ =ミ ノ}\\} わしのおごりだ // / / hLLLL\u /\.\} __ ___ //(ー ---} } U/}/}/ / _{∧ {_ { {/⌒'ー─ノ/{_/}/__ノ / // _(/V∧. _{__{ { { \__ノノ ̄///// }/} (ニ\V∧{/∧ } ̄ ̄/) ̄/)_}/) . \ー\八 }____,/}\_/ /.////\ __∨⌒ }/| /} =ノ }⌒∨ -=ニフ { ̄ / } /ニ二{___,ノ-\∨-=ニフ illー--------- | |/ // /三三ミ | ///⌒! r、l|! }一' ノ彡三三ミ 手まひまかけて r' |l !7 { r' \三_ こさえてありますなあ . `レ|| |、 j `tェァ `´イj)ll| . || | /_ ` } r' }i! ほら . || | く_ ,' j \リハ このニンジンの形 /|| | r ' /\ .///ヽ て...ィ/ } {//`ヽ} `} i lイ く_/⌒ヽ __, '´⌒ヽー─/| \ // / | ,' / _}_.ノ},' \ \ / , ' }ニニニィ}、 ` ‐- ,_ `ヽ / / / } \ ` ‐-L_/ / 人 _ノ! }≧x  ̄ ̄ ̄ ̄ } l { | ` ‐- . __ / \ .} `ヽ \人__ノ-{=ニ|ニニ}{___//) \二ニ=- 人__人__ノ -=ニ/ \\_____二ニ=-=ニ二二 _} =ニ\__________,/⌒\\ } ニニニ二/{二ニ=───┐ \__} \ニ二/  ̄/fお ̄乂_,ノ ノl}_ノ ) }__{ /⌒  ̄ ̄ ̄/ { { ̄ __} { /{ { { ____∧ { 厂 {_ { { ⌒\} ∧ / {_{__) /)} /∧/ \_( )<)}. /} __,.二二/ _,/\/ ___) / ̄ ̄ \ } \  ̄ ̄) ) } }二ニ=──く\ }\ ↑一番上に戻る
https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/2850.html
【登録タグ Liz Triangle TRIANGLE lily-an は 曲 緑眼のジェラシー】 【注意】 現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。 この問題は、以下のいずれかが原因となっています。 ページがAMP表示となっている ウィキ内検索からページを表示している これを解決するには、こちらをクリックし、ページを通常表示にしてください。 /** General styling **/ @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight 350; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/10/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/9/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/8/NotoSansCJKjp-DemiLight.ttf) format( truetype ); } @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight bold; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/13/NotoSansCJKjp-Medium.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/12/NotoSansCJKjp-Medium.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/11/NotoSansCJKjp-Medium.ttf) format( truetype ); } rt { font-family Arial, Verdana, Helvetica, sans-serif; } /** Main table styling **/ #trackinfo, #lyrics { font-family Noto Sans JP , sans-serif; font-weight 350; } .track_number { font-family Rockwell; font-weight bold; } .track_number after { content . ; } #track_args, .amp_text { display none; } #trackinfo { position relative; float right; margin 0 0 1em 1em; padding 0.3em; width 320px; border-collapse separate; border-radius 5px; border-spacing 0; background-color #F9F9F9; font-size 90%; line-height 1.4em; } #trackinfo th { white-space nowrap; } #trackinfo th, #trackinfo td { border none !important; } #trackinfo thead th { background-color #D8D8D8; box-shadow 0 -3px #F9F9F9 inset; padding 4px 2.5em 7px; white-space normal; font-size 120%; text-align center; } .trackrow { background-color #F0F0F0; box-shadow 0 2px #F9F9F9 inset, 0 -2px #F9F9F9 inset; } #trackinfo td ul { margin 0; padding 0; list-style none; } #trackinfo li { line-height 16px; } #trackinfo li nth-of-type(n+2) { margin-top 6px; } #trackinfo dl { margin 0; } #trackinfo dt { font-size small; font-weight bold; } #trackinfo dd { margin-left 1.2em; } #trackinfo dd + dt { margin-top .5em; } #trackinfo_help { position absolute; top 3px; right 8px; font-size 80%; } /** Media styling **/ #trackinfo .media th { background-color #D8D8D8; padding 4px 0; font-size 95%; text-align center; } .media td { padding 0 2px; } .media iframe nth-of-type(n+2) { margin-top 0.3em; } .youtube + .nicovideo, .youtube + .soundcloud, .nicovideo + .soundcloud { margin-top 0.75em; } .media_section { display flex; align-items center; text-align center; } .media_section before, .media_section after { display block; flex-grow 1; content ; height 1px; } .media_section before { margin-right 0.5em; background linear-gradient(-90deg, #888, transparent); } .media_section after { margin-left 0.5em; background linear-gradient(90deg, #888, transparent); } .media_notice { color firebrick; font-size 77.5%; } /** Around track styling **/ .next-track { float right; } /** Infomation styling **/ #trackinfo .info_header th { padding .3em .5em; background-color #D8D8D8; font-size 95%; } #trackinfo .infomation_show_btn_wrapper { float right; font-size 12px; user-select none; } #trackinfo .infomation_show_btn { cursor pointer; } #trackinfo .info_content td { padding 0 0 0 5px; height 0; transition .3s; } #trackinfo .info_content ul { padding 0; margin 0; max-height 0; list-style initial; transition .3s; } #trackinfo .info_content li { opacity 0; visibility hidden; margin 0 0 0 1.5em; transition .3s, opacity .2s; } #trackinfo .info_content.infomation_show td { padding 5px; height 100%; } #trackinfo .info_content.infomation_show ul { padding 5px 0; max-height 50em; } #trackinfo .info_content.infomation_show li { opacity 1; visibility visible; } #trackinfo .info_content.infomation_show li nth-of-type(n+2) { margin-top 10px; } /** Lyrics styling **/ #lyrics { font-size 1.06em; line-height 1.6em; } .not_in_card, .inaudible { display inline; position relative; } .not_in_card { border-bottom dashed 1px #D0D0D0; } .tooltip { display flex; visibility hidden; position absolute; top -42.5px; left 0; width 275px; min-height 20px; max-height 100px; padding 10px; border-radius 5px; background-color #555; align-items center; color #FFF; font-size 85%; line-height 20px; text-align center; white-space nowrap; opacity 0; transition 0.7s; -webkit-user-select none; -moz-user-select none; -ms-user-select none; user-select none; } .inaudible .tooltip { top -68.5px; } span hover + .tooltip { visibility visible; top -47.5px; opacity 0.8; transition 0.3s; } .inaudible span hover + .tooltip { top -73.5px; } .not_in_card span.hide { top -42.5px; opacity 0; transition 0.7s; } .inaudible .img { display inline-block; width 3.45em; height 1.25em; margin-right 4px; margin-bottom -3.5px; margin-left 4px; background-image url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2971/7/Inaudible.png); background-size contain; background-repeat no-repeat; } .not_in_card after, .inaudible .img after { content ; visibility hidden; position absolute; top -8.5px; left 42.5%; border-width 5px; border-style solid; border-color #555 transparent transparent transparent; opacity 0; transition 0.7s; } .not_in_card hover after, .inaudible .img hover after { content ; visibility visible; top -13.5px; left 42.5%; opacity 0.8; transition 0.3s; } .not_in_card after { top -2.5px; left 50%; } .not_in_card hover after { top -7.5px; left 50%; } .not_in_card.hide after { visibility hidden; top -2.5px; opacity 0; transition 0.7s; } /** For mobile device styling **/ .uk-overflow-container { display inline; } #trackinfo.mobile { display table; float none; width 100%; margin auto; margin-bottom 1em; } #trackinfo.mobile th { text-transform none; } #trackinfo.mobile tbody tr not(.media) th { text-align left; background-color unset; } #trackinfo.mobile td { white-space normal; } document.addEventListener( DOMContentLoaded , function() { use strict ; const headers = { title アルバム別曲名 , album アルバム , circle サークル , vocal Vocal , lyric Lyric , chorus Chorus , narrator Narration , rap Rap , voice Voice , whistle Whistle (口笛) , translate Translation (翻訳) , arrange Arrange , artist Artist , bass Bass , cajon Cajon (カホン) , drum Drum , guitar Guitar , keyboard Keyboard , mc MC , mix Mix , piano Piano , sax Sax , strings Strings , synthesizer Synthesizer , trumpet Trumpet , violin Violin , original 原曲 , image_song イメージ曲 }; const rPagename = /(?=^|.*
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1696.html
思えば、初めて見た時、何も考えずに仕留めておけば、こんな事態にはならなかったはず。 でも、それが出来なかったから、今最悪の結果になっているのだ。 「………」 一角君が、学校を休んだ。理由は分かってる、あのパチモンが一角君を傷付けたからだ。 いや、傷付けたっていうレベルじゃない。重症だった。麒麟のお守りが効かなくて、 段々冷たくなっていくあの身体の感触は、今でも手に残ってる。 私だけの力で都シスイを運ぶのはホントは無理だったけど、その場に彼を残すことなんて出来なかったから、 『壊したい』思いを無理矢理引き出して、一角君を抱えて保健室に飛び込んだ。放課後だったのが幸いだったか、 血まみれの一角君を誰にも見られずに済んだ。 初め、たまちゃんは私を疑ったけど、すぐ何があったかを察して、携帯を取り出してどこかに電話をかけつつ、 「…ウスワイヤに連絡を入れます。だからトキコちゃんは、もう帰りなさい。」 と言ってくれた。…本当は付いて行きたかったけど、敵が敵の本拠地に入るだなんて、やっぱり駄目だよね。 その日はたまちゃんの言葉に従って、家に帰った。 ・・・一角君、大丈夫かなぁ。 「……はぁ・・・」 「トキコちゃん!」 「?え、っ!?ふぎゃ!!」 ぼんやり昨日のことを思い出してたら、顔面にボールが当たってしまった。 バレーボールの、しかも相手側のアタックを至近距離とか!これで怯まないわけがなく、尻餅をついて座り込み、 顔を抑えた。念の為、鼻に手を押さえてみたら、鼻血は出てなかった。よかった・・・ ほっとしてたら、同じチームのひなたちゃんが駆け寄ってきた。 「だ、大丈夫トキコちゃん!?」 「ふぇ…だ、大丈夫…」 鼻血は出ていないものの、顔面が焼けたかのようにヒリヒリしてて痛い。 なかなか立ち上がれない私を見て、サーブを打とうとしていたエミちゃんが体育担当の先生に声をかけた。 「せんせー、トキコちゃん保健室に連れてっていいですかー?」 「む…仕方ないな、次のチーム入りなさい!」 「…歩ける?」 「う、うん…」 そう言って手を取ってくれたのは、いつの間にか横にいたウミちゃんだった。 エミちゃんがひなたちゃんに一言二言言って、私の横に来ると、「さ、いこっか!」と元気に私を引っ張っていったのであった。 「大丈夫?」 「うーん・・・顔がヒリヒリする・・・」 「コートの真ん中でぼーっとしてるからだよ、まぁ、上半身は一応セーフだけどね。」 「まぁねー、えへへ。」 「・・・都シスイのこと?」 談笑している私とエミちゃんの合間を切って、ウミちゃんがそう言った。 一瞬ドキッとしたけど、そもそもこの二人に隠し事をするなんて無謀なことだから、 ここは素直に告白することにした。どうせ授業中だから、ここでグループ話したっていいよね。 「・・・そうだよ。」 「そういえば今日学校来なかったよねー、いつもは無遅刻無欠席なのに。 ・・・トッキー、昨日一緒に屋上にいたんでしょ?ね、ね、何があったの?」 「・・・・・・」 「エミ。」 「あ、・・・ごめん、あんまり思い出したくなかった?」 「・・・まぁ、ね。」 「・・・アッシュに、何かされた?」 「!」 そう言われて脳裏に霞んだ、銀色の麒麟。 パチモン、一角君のパチモンが、アレに作られたパチモンが、一角君を。 一気に膨れ上がった黒い感情を察したのか、ウミちゃんが私を嗜めた。 「落ち着いて、トキコ。彼はここに・・・」 「何?呼んだ?」 「「!!」」 誰もいないはずの廊下なのに、背後から声をかけたのは今この場で一番会いたくないあいつだった。 「・・・お前・・・」 地を這うような、そんな、自分らしくない声が出たと思った。 けど、これでも抑えた方だよ。本当なら、今すぐこいつを『壊したくて』『壊したくて』仕方がないんだから。 そのヘラヘラと笑った面を、握り潰したいぐらいね。 「・・・あれ、アッシュくん。授業は?」 「トキコちゃんが心配で抜けてきちゃった。」 「ふーん、そっか。」 エミちゃんがいつもの調子で話す一方、ウミちゃんが悲しそうな表情が珍しく歪んだ気がした。 それがウミちゃん自身のものなのか、エミちゃんが感じたからウミちゃんがそれを捉えたのか。 この時余裕のなかった私には、その真意を理解することは出来なかったのであった。 「彼女は僕が連れて行くから、二人とも体育館に戻りなよ。」 「どうする?ウミ。このまま授業サボれてラッキーって思ってたとこなんだけど。」 「・・・戻りましょう。」 それだけ告げると、ウミちゃんはあいつに一瞥もしないまま、エミちゃんの腕を引っ張って体育館に戻って行った。 残されたのは私と、あいつ。 「さ、保健室行こうか。」 「・・・・・・・・・」 差し出されたその手を受け取るわけもなく、私は無視して保健室へと歩き始めた。 そんな仕打ちはへでもないように、後ろから私を追いかけながらあいつは喋る。 「そんなに兄さんが心配?」 「心配?決まってるじゃない、一角君は友達だもん。」 「敵なのにね。」 クスクスと背後で笑う気配がした。 ああ、そういえば、と後ろであいつが声を漏らす。 「昨日、ウスワイヤに兄さんが運ばれて治療を受けてたらしいけど、どこからか奇襲を受けたらしいね?」 「・・・しらばっくれてんの?」 その白々しい態度にイライラしながら私がそう問い掛ければ、あいつは楽しそうに答える。 アレがすることなすことに敏感な私が知らないはずないでしょ。 「なんだ、知ってたの?トキコちゃんの驚く顔が見たかったのに。」 「・・・・・・・・・」 「父さんもなかなか凄い事をするよね。ああでも、どうせなら治療を受けてた兄さんがその騒ぎに巻き込まれて、 うっかり死んでしまえばよかったのに・・・残念だなぁ。」 むかつく、ムカツク。ここが学校じゃなければ、こいつに掴みかかって殺すのに。 ドロドロとした感情が渦巻く。あの時のように、縛られている感じがして物凄い不愉快だ。 なんでこんな奴に、一角君が殺されかけなきゃいけないの。 なんでこんな奴に、大切な物を奪われなきゃいけないの。 なんでまた、こんな気持ちに。 「・・・・・・・・・」 そこまで考ええ、ふと、足取りを止めた。 ・・・なんで今、私は選ぼうとしていたんだろう。 鳥さんか、ホウオウ様を選ばなきゃいけないあの時のように。 どちらか選ばなきゃいけない、そんな気持ちに駆られて、暴走して、苦しんで・・・ どっちも大切で、どっちも失いたくなくて・・・でも、影さんが言ってたじゃないか。 “あなたは、自分の心のままに生きていればいい。裏切ることには、決してならない。その気持ちがあるのなら” 「・・・私の、心のまま・・・」 自分にしか聞こえない、そんな声でおまじないのように呟く。 ・・・そうだよね、あーだこーだ、うだうだ悩むだなんて私らしくない。 もう縛られるのも、我慢するのも嫌なんだから。 「・・・そんなの、決まってるじゃん。」 振り向いてあいつと対峙した。 口は笑ってるけど、眼が笑ってなかった。 「・・・何?」 「一角君が死ななかったのは、『神』がそうしたからだよ。 だってそうでしょ?いかせのごれに住む唯一無二の『麒麟』を失うわけにはいかないじゃない。」 そう言えば、アイツの眼が見開かれた。 ・・・ああ、良かった。こいつにも『壊せる』要素は、ありそうだ。 そんな変な安堵感に浸っていると、いきなり胸倉を掴まれ、壁に叩きつけられたかと思えば首にアーミーナイフを突きつけられた。 切っ先は既に肌に触れていて、あと少し迫れば、その刃は私の喉にめり込むだろう。 「・・・違うなぁ、トキコちゃん。あれはたまたま運が良かっただけなんだよ?」 「どうだか。これからもずっとそうかもよ?あんたにいくら一角君が狙われようが、 『神』がその運命を拒み続ける。」 「なんでそんなことが分かるのさ?」 「私が、ううん・・・皆なら、そうするから。」 「・・・訳分からないよ、トキコちゃん。」 優しげな物言いとは真逆に、刃が少しずつめり込んでいく。 鋭い痛みと共に血が滴り落ちる感覚がした。 けど、私は絶対に下がろうとしなかった。下がりたくなかった。 手を伸ばして、喉に突きつけられているナイフを握り締めた。 手の平いっぱいに広がる痛みと赤、それでも私はその手を離さなかった。 自然な気持ちで、あいつに笑いかける。 「・・・あんたなんかに壊させない、壊すのは私なんだから。絶対、絶対によ。」 ボキッ、と刃がへし折れ、欠片が地面へと落ちていった。 銀の麒麟と朱鷺 (友達だとか、敵だとか、味方だとか、そんなの関係ない) (取られるのが気に食わない、ただそれだけよ) (ねぇ、文句ある?) 【おまけ】 (保健室にて) 「「・・・・・・・・・」」 「・・・なんでしょうか、この傷は。」 「えっと・・・何かで、手で切って・・・」 「トキコちゃん、授業体育でしたよね?」 「うっ・・・!そ、そうだけど・・・!」 「・・・まぁ、後追いはしませんが、今日一日保健室ですね。」 「へっ!?なんでー!?」 「これ以上怪我されても困りますから、言うとおりにしてください。いいですね?」 「で、でも」 「いいですね?」 「で・・・でも・・・」 「イイデスネ?」 「・・・・・・はい・・・」 (了)