約 139,418 件
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/1691.html
■スペース三国志■ 黄金の十二人(ゴールデン・トゥエルブ) 連合に所属する戦闘機パイロットの中でも特に腕の立つエース12人に授けられる称号。 個人をさす場合はアリエス、タウラス等黄道十二星座の名称で呼ばれ実際の階級に関係なく大佐と同じ権限を与えられる。 基本的に黄金の十二人は序列のない同格だが敬意やライバル心など個人的な思惑はある。
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/1997.html
生徒名簿 > 白川基 > [8月のカレ]白川基(HR) [8月のカレ]白川基(HR) 攻魅力 1706 守魅力 1923 攻M 5912 守M 6573 コスト 11 卒業祝い 10000メン [8月のカレ]白川基+(HR) 攻魅力 2047 守魅力 2308 攻2M 8666 守2M 9635 コスト 11 卒業祝い 15000メン [超常現象]白川基(SR) 攻魅力 2559 守魅力 2885 攻4M 13024 守4M 14511 攻3M 12731 守3M 14186 コスト 11 卒業祝い 30000メン アピール か……っ、化学の力で、勝利してみせます。 └Knightタイプの攻守魅力中UP ストーリー 火の玉の正体 入手方法 3キュンキューピッド8月のカレ1(2014/8/3 16 00〜2014/8/11 13 59) 台詞 ボイス +... [部分編集] ステップ1 おしゃべりタイム お、おはようございます……。 おしゃべりタイム 僕は、いつもと同じですよ……? おしゃべりタイム だ、大丈夫です。元気です……。 デート電話コメント まさか僕を誘ってくれるなんて思っていませんでした。……ど、どこに行きましょうか……? カレ自慢アピール か……っ、化学の力で、勝利してみせます。 ステップ2 おしゃべりタイム 実験がありますので……。 おしゃべりタイム ぼ、僕を、信用してください。 おしゃべりタイム 勘違いしてしまいそうです。 デート電話コメント お誘い、ありがとうございます。も、もし良かったら、家までお迎えに行ってもいいでしょうか? カレ自慢アピール か……っ、化学の力で、勝利してみせます。 ステップ3〜 好感度レベルMAX これからもずっと、僕の傍にいてほしいです。僕は臆病だし、頼りないですが……あなたを守りたい気持ちは誰にも負けませんから。 おしゃべりタイム(ステップ2〜4) 実験がありますので……。 おしゃべりタイム(ステップ2〜4) ぼ、僕を、信用してください。 おしゃべりタイム(ステップ2〜4) 勘違いしてしまいそうです。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) よ、夜は、怖くて……。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) あの、家まで送らせてください。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) あなたが無事ならそれで……。 おしゃべりタイム(ステップ8) て、手を繋ぎませんか? おしゃべりタイム(ステップ8) ドキドキしてしまいました。 おしゃべりタイム(ステップ8) もう少しだけ、このままで……。 デート電話コメント(ステップ2〜4) お誘い、ありがとうございます。も、もし良かったら、家までお迎えに行ってもいいでしょうか? デート電話コメント(ステップ5〜7) ……。えっ!?ほ、本当ですか!?あなたに誘われたのがうれしくて、放心状態でした……。 デート電話コメント(ステップ8) デート電話コメント(ステップ8) デート電話コメント(ステップ8) カレ自慢アピール か……っ、化学の力で、勝利してみせます。 マイページ +... [部分編集] ステップ1 こう暑い日が続くと、食欲が無くて……。 [名前]さんには、夏がよく似合います。 あ、[名前]さん。今日も暑いですね。 ステップ2〜3 [名前]さんを見ると、元気が出てきます。 体調を崩さないように気を付けてください。 夏休みの宿題は、順調に進んでいますか? ステップ4〜5 遅くまで論文を読みふけってしまいました。 よかったら、一緒にかき氷を食べませんか? 夏休みは、実験をする機会が増えそうです。 ステップ6〜7 いちごシロップの主成分もぶどう糖です。 あの、僕の話、つまらなくないですか……? 夏休み明けには、実験成果が出そうです。 ステップ8 あなたとは、自然体で話せる気がします。 夏休みは僕と……な、なんでもありません! 化学ミステリーは、大体読破しています。 ぶどう糖は、速効性のエネルギーです。 ホ、ホラー映画なんて非科学的ですよね。 登校 +... [部分編集] 朝 ステップ1 昨日も熱帯夜でしたが、[名前]さんはよく眠れましたか? おはようございます。今日も暑くなりそうですね。 暑さで食欲のないときには、ぶどう糖が1番なんですよ。 ステップ2〜4 早起きが脳に良いことは研究によって証明されています。 まだ誰もいない早朝の化学室は、気持ちがいいですよ。 朝日が脳内物質を――あ、すみません、こんな話……。 ステップ5〜7 今日は、素晴らしい実験結果が出そうな気がします! 低血圧には血糖値を急速に上げるぶどう糖が効きますよ。 [名前]さんとお話できたおかげで、目が覚めました。 ステップ8 [名前]さんの笑顔を見ると、幸せな気持ちになるんです。 夏休みは……あなたとの思い出でいっぱいにしたいです。 僕の顔……赤いですか?な、夏風邪かな……。 まさか、化学より夢中になれることがあるなんて……。 あなたとお話するのは、その、とても楽しいです……。 放課後 ステップ1 このあいだ、サイエンス誌の最新刊が出たんです。 外でお弁当を食べたら、熱中症になりそうですね……。 [名前]さんのお弁当は、いつも美味しそうですね。 ステップ2〜4 熱中症予防には、水分とナトリウム補給が大事ですよ。 手作りの試験官アイスキャンディー、いかがですか? 昼寝は脳を活性化させてくれるんですよ。おすすめです。 ステップ5〜7 理系科目の宿題なら、役に立てるかもしれません。 昔から、声が小さいってよく言われるんです……。 購買にも、ぶどう糖が置いてあればいいと思いませんか? ステップ8 あ、あの、よかったらお弁当のおかず、交換しませんか? [名前]さんのノート、綺麗ですね。人柄が出ています。 昼休みの化学室は静かで、とても過ごしやすいんですよ。 いつか僕の本当の気持ち……あなたに伝えたいです。 数式は成り立ちが解れば簡単ですよ。僕が解説しますね。 夜 ステップ1 夏休みの自由研究、あなたは何をするか決めましたか? 怪談の季節ですね。僕は幽霊は信じませんが……。 [名前]さんは、カラオケも上手いんでしょうね……。 ステップ2〜4 あなたといると、緊張するのに、落ち着くんです……。 [名前]さんは、化学部には興味がありますか……? 今日は、いい実験結果が出せそうな気がします。 ステップ5〜7 白衣を着ると気持ちが引き締まって、やる気が出ますよ。 実験成功です![名前]さんの応援のおかげですね。 ビーカーや試験管って、眺めているだけで落ち着きます。 ステップ8 夢であなたと逢えたら……なんて。すみません……。 [名前]さんの前だと、ついしゃべり過ぎてしまうんです。 悩み事ですか……?僕で良ければ、聞かせてください。 疲れたときは、甘いものがいいですよ。飴、食べますか? お弁当を食べた後は、ついうとうとしてしまいますよね。 デートの約束 +... [部分編集] ステップ1 [名前]さんからお電話いただけるなんて、うれしいです……! でも、僕でいいのかな……。 まさか僕を誘ってくれるなんて思っていませんでした。 ……ど、どこに行きましょうか……? はい、大丈夫です。涼しいところがいいでしょうか? ホラー映画……は、やめておきましょう。 ステップ2〜4 いえ、もちろん大丈夫ですよ! ただ、ドキドキして思わず声が上ずってしまって……。 お誘い、ありがとうございます。も、もし良かったら、家までお迎えに行ってもいいでしょうか? わかりました……。い、いえ、もちろん嬉しいのですが、今から緊張してしまって……。 ステップ5〜7 あなたからお電話いただけるなんて……思わず、頬をつねってしまいました。現実でしたね……! ……。えっ!? ほ、本当ですか!? あなたに誘われたのがうれしくて、放心状態でした……。 大丈夫です、空いています! [名前]さんのしたいことや、行きたい場所を教えてもらえますか? ステップ8(1) あなたからの電話が来るかな、と思ってました。テレパシーなんて、普段は信じませんが……。 も、もちろんです。行きたい場所を教えてください。僕が、徹底的にリサーチしておきますから。 喜んでお供します! あ、すみません。うれしくて、つい大きな声を出してしまって……。 ステップ8(2) 恥ずかしい話ですが……最近は[名前]さんとの電話の時間が、何よりも楽しみなんです。 ぼ、僕はあなたと話ができるだけでもうれしいのに、そのうえ誘ってもらえるなんて、感激です! その日がとても待ち遠しいです……。あなたに喜んでもらえそうな場所、探しておきますね。 ステップ8(3) 次は、僕から電話してもいいですか? できれば[名前]さんと、もっとお話したいので……。 とても光栄です! い、いつに……! ……あ、すみません。つい、浮かれてしまいました……。 わかりました! その日は絶対に空けておきます。……素敵な夏の思い出を作りましょうね。 デートコメント +... 待ち合わせ時間の30分前に着いてしまいました。あまりに楽しみだったので……。 き、今日は任せてください。この日のために、デートスポットを研究してきたんです! カレ自慢 +... [部分編集] 対決画面 ステップ1 あまり気は進みませんが……。 ステップ2〜4 し、仕方がありませんね……。 ステップ5〜7 あなたの期待に応えてみせます! ステップ8 こ、ここは負けられません……! 勝利 ステップ1 なんとか勝てました……。僕は大丈夫ですけど、[名前]さんは大丈夫ですか? ステップ2〜3 僕に、こんな力があったなんて……きっと、[名前]さんの応援のおかげです! ステップ4〜5 [名前]さん、暑い中お待たせしてしまってすみません。少し涼みに行きましょう。 ステップ6〜7 科学的理論とあなたの応援が勝因です。この因果関係は研究の価値がありそうです。 ステップ8 [名前]さんの応援があれば、百人力です……! 僕がきっとあなたを守り抜きます。 ステップ8 期待に応えることができてよかった……。でも、一気に緊張の糸が切れました……。 敗北 ステップ1 すみません、[名前]さん……。勝利の理論を煮詰めていく必要がありそうです……。 ステップ2〜3 なかなか理論通りには行かないものですね……。期待に応えられず、すみません……。 ステップ4〜5 すみません、暑さで集中力が切れてしまったみたいです……。不甲斐ないです。 ステップ6〜7 僕はこのままでは終われません。そう思えるのは……大切なあなたの為だからです。 ステップ8 あなたの前で、情けないです……。次はこんな結果にならないように、頑張ります。 ステップ8 厳しいですが、この現実を受け止めます。あなたを守れる男になるために……。 告白タイム +... [部分編集] 戦闘中台詞 ステップ1 勝負事はあまり得意とは言えませんが……。[名前]さんのためなら、全力を尽くします。 ステップ2〜7 じ、自信はありませんが、あなたのためにも、ここで引き下がるわけには行きません……! ステップ8 勝利 ステップ1 ステップ2〜7 必死でした……。でも、[名前]さんの声援は聞こえていましたよ。 ステップ8 敗北 ステップ1 す、すみません、負けちゃいましたね……。出直します……。 ステップ2〜7 ステップ8 アルバイト +... [部分編集] ステップ1 一緒に働けてうれしいです。でも、仕事が手につかなくなりそうですね。はは……。 ステップ2〜7 アルバイト代は実験の費用に消えてしまいます。でも、好きなことですから……。 ステップ8 最近、アルバイトが待ち遠しくて仕方がありません。あ、あなたと一緒なので……。 好感度MAX +... ぼ、僕……あなたを守れるようになりたいんです。だ、だから……、もっと頑張ります。 それは腕力という意味ではなくて……ぼ、僕だけにできる方法で、守ります。 そして僕はずっと、あなたの笑顔を守り続けると、誓います……だ、だから……。 これからもずっと、僕の傍にいてほしいです。僕は臆病だし、頼りないですが……あなたを守りたい気持ちは誰にも負けませんから。
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/960.html
生徒名簿 > 堤誠志郎 >[6月のカレ3]堤誠志郎(R) [6月のカレ3]堤誠志郎(R) 攻魅力 1101 防魅力 1058 攻M 4429 守M 4178 コスト 8 卒業祝い 5000メン [6月のカレ3]堤誠志郎+(R) 攻魅力 1321 防魅力 1270 攻2M 6494 守2M 6124 コスト 8 卒業祝い 7500メン [一緒に行こう]堤誠志郎(HR) 攻魅力 1652 守魅力 1587 攻4M 9763 守4M 9236 攻4直 9574 守4直 9056 攻3M 9544 守3M 9029 攻3直 9449 守3直 8939 攻3スト 8396 守3スト 7946 コスト 8 卒業祝い 15000メン アピール 最近身体がなまってんだよ。遠慮しねぇぞ。 └King&Princeタイプの攻守魅力小UP ストーリー ストレスの発散方法 入手方法 6月のカレpart3HOP・STEPキュピ(2014/6/26 16 00〜2014/6/30 13 59) 王子様&思い出のカレフォーチュンキューピッド(2014/9/18 16 00〜2014/9/23 13 59) 台詞 ボイス +... ステップ1 おしゃべりタイム 傘、持ってきてるか? おしゃべりタイム その荷物、俺が持ってやる。 おしゃべりタイム こうすれば歩きやすいだろ。 デート電話コメント 雨が降ってるからな、あまり選択肢はねぇとは思うが、あんたと出かけられるのはいいかもな。 カレ自慢アピール 最近身体がなまってんだよ。遠慮しねぇぞ。 ステップ2 おしゃべりタイム なんだよ。俺の顔、じっと見て。 おしゃべりタイム 何か、顔についてるか? おしゃべりタイム もっと話をしてくれよ。 デート電話コメント デートの誘い、か……まさかあんたに誘ってもらうなんて思わなかった。別に構わねぇよ。 カレ自慢アピール 最近身体がなまってんだよ。遠慮しねぇぞ。 ステップ3〜8 好感度レベルMAX なんか変な感じだよ。あんたといると。今まで俺が、こんなに一緒にいてぇと思った存在なんて……ひとりもいなかったんだけどな。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) なんだよ。俺の顔、じっと見て。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 何か、顔についてるか? おしゃべりタイム(ステップ3〜4) もっと話をしてくれよ。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) いろんなことを教えてくれ。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) あんたの好きなもんを知りたい。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 知らねぇことを知るのはいいな。 おしゃべりタイム(ステップ8) あんたの隣にいてぇんだ。 おしゃべりタイム(ステップ8) もっと傍に来てくれよ。 おしゃべりタイム(ステップ8) 近くで声を聞きてぇんだ。 デート電話コメント(ステップ2〜4) デートの誘い、か……まさかあんたに誘ってもらうなんて思わなかった。別に構わねぇよ。 デート電話コメント(ステップ5〜7) そうだな。どうせ話をするんだったら、電話越しよりも直接会った方がやりやすいだろ。 デート電話コメント(ステップ8) 雨の中での散歩っつうのもいいかもしれねぇな。あんたに会えるなら、晴れも雨も関係ねぇし。 デート電話コメント(ステップ8) ……ああ。しばらく先の約束にはなるんだろうが、それでも、あんたに会えるなら幸せだな。 デート電話コメント(ステップ8) わかった。出かけるの楽しみにしとく。晴れたらいいけどな……いつ行くか決めてんのか? カレ自慢アピール 最近身体がなまってんだよ。遠慮しねぇぞ。 マイページ +... ステップ1 雨が鬱陶しいな……こういうのは参る。 こう雨が続くと、身体が鈍っちまうな……。 廊下を走ると滑るから、気を付けろよ。 ステップ2〜3 屋上か林でのんびりしたかったんだが……。 どうも雨が降ると、やる気が出ねぇ。 早く雨が上がればいいんだがな。 ステップ4〜5 あんたはいつでも明るい笑顔だな。 いい加減、晴れ空も見てぇよな……。 バイクに乗れねぇのが厄介なんだよ……。 ステップ6〜7 あんたは雨が嫌いじゃねぇのか? そういや昔はてるてる坊主なんて作ったか。 なんでこんなに雨ばっかり降るんだかな。 ステップ8 あんた、髪が濡れてるぞ。……大丈夫か? あんたと一緒なら、雨も気にならねぇな。 傘忘れたのか? なら、入って行けよ。 傘を差すのも面倒に感じるんだよな……。 しまった、足下が濡れちまったな……。 登校 +... 朝 ステップ1 いい加減、雨がやんでくれたらいいんだけどな……。 傘を出そうとしたら、曲がってるのしかなかったんだよ。 渡り廊下を歩いたら、吹き込んできた雨で濡れちまった。 ステップ2〜4 雨が続いたんじゃいつまでもバイトが終わらねぇな。 雨が降っちまうと、やっぱり外を歩きづれぇよな……。 雨が降っても楽しめる方法ってのはねぇもんかな。 ステップ5〜7 あー……早く天気が良くなってくれねぇもんかな。 雨が降った朝は、どうも起きるのが億劫になるんだよな。 今朝の大雨はすごかった……窓を打つ音がうるさくてよ。 ステップ8 雨が降っちまうと、二人になれる場所も減るよな……。 あんたと一緒なら雨も楽しくなれそうな気がするんだよ。 いい加減体を動かしてぇんだが、いい方法知らねぇか? 随分明るい顔をしてるな。朝から元気で偉いじゃねぇか。 どうすっかな……今日もバイトが休みになっちまった。 放課後 ステップ1 あんたもこれから昼飯か? 俺は買い出しに行ってくる。 購買に買い物に行こうと思うんだが、あんたも行くか? 昼飯はどこで食うかな……室内しか行けねぇと厄介だ。 ステップ2〜4 雨だと、昼飯の後に昼寝する場所がなくて困るな……。 この時期は風も生暖けぇから、余計気持ち悪いんだよ。 ちっ……こう雨続きだと、やりてぇこともできねぇな。 ステップ5〜7 今日の昼休みはどこに行くか、あんたは決めてるのか? 午後の授業も真面目に受けるのか。俺は……今度だな。 また雨が強くなってきたか……? 体育は室内か。 ステップ8 明日もバイトは休み、だと。現場は雨だと厳しいんだよ。 あんたがいると、なんでもできるような気がしてくるな。 あんたといつも一緒にいれたら、最高なんだがな。 なあ、あんたとふたりきりで過ごせる場所を探さねぇか? やる気は出ねぇが、あんたがいるならまだ気分が楽だ。 夜 ステップ1 定期テスト? ああ……もうそんな時期か。関係ねぇ。 もう6月だってのに、雨が降るとまだ肌寒く感じるな。 夜になっても雨が止まねぇな……ちっ、めんどくせぇ。 ステップ2〜4 あんたも今から帰りか? なら、途中まで送ってやるよ。 俺はノートも教科書も持ち歩かねぇし、荷物は重くねぇ。 どうしたんだよ、濡れてるじゃねぇか。……こっち来い。 ステップ5〜7 おい、ちゃんと前見て歩けよ。急いで転ぶんじゃねぇぞ。 バイクに乗ってたら雨が降ってきてよ……ついてねぇ。 夜になっちまうと視界が悪ぇな。あんたも気を付けろ。 ステップ8 雨がやむまでは学校にいるか。あがったら送ってやるよ。 送ってやるよ。……もう少しあんたと一緒にいてぇんだ。 重そうだな……荷物、貸せよ。俺が持ってやるから。 少し遠回りをして行かねぇか? ゆっくり話してぇんだ。 ……もしかして、雨やんだか。今のうちに帰っちまうか。 デートの約束 +... ステップ1 どうした? 急に電話なんかしてくるから驚いたじゃねぇか。……ああ、時間なら大丈夫だ。 雨が降ってるからな、あまり選択肢はねぇとは思うが、あんたと出かけられるのはいいかもな。 大丈夫だ、その日は特に予定もねぇ。約束は、あんたとしかするつもりもねぇしな。楽しみだ。 ステップ2〜4 あんたか、どうしたんだ、急に。何か話があるんだったらなんでも聞くが……話してみろよ。 デートの誘い、か……まさかあんたに誘ってもらうなんて思わなかった。別に構わねぇよ。 学校の後で出かけるとしたら、いったいどこに行くのが1番いいんだかな。ふたりで決めるか。 ステップ5〜7 ……[苗字]か。まさか本気で俺に連絡する奴が現れると思わなかった……いや、構わねぇんだが。 そうだな。どうせ話をするんだったら、電話越しよりも直接会ったほうがやりやすいだろ。 ああ。ふたりでゆっくり過ごせる場所がどこか考えねぇとな。どうせなら、ふたりでいてぇだろ。 ステップ8(1) 雨の音が聞こえるな……窓際にいるのか? 何をしてるのか気になっちまうとか、柄じゃねぇな。 雨の中での散歩っつうのもいいかもしれねぇな。あんたに会えるなら、晴れも雨も関係ねぇし。 その日も雨かもしれねぇが……行きたいところがあるなら、考えておけよ。連れてってやる。 ステップ8(2) ずっとあんたのことを考えてた。まさか電話がかかってくるとは思わなくて……少し驚いたな。 ……ああ。しばらく先の約束にはなるんだろうが、それでも、あんたに会えるなら幸せだな。 当日も雨の予報か……なら外には出かけねぇで、室内でゆっくり話をするってのもいいかもな。 ステップ8(3) 俺の気持ちが伝わったってことかよ……。あ、いや……丁度、あんたと話をしたかったんでな。 わかった。出かけるの楽しみにしとく。晴れたらいいけどな……いつ行くか決めてんのか? 大丈夫だ。今のところバイトもねぇ。……約束して逢うっつうのは、なんだか落ち着かねぇな。 デートコメント +... 雨の中であんたとデートするってのも、普段とは違っていいのかもしれねぇな。……ん? 傘、壊れてんじゃねぇか。仕方ねぇ……俺の傘に入れよ。濡れるから、もっと傍に来い。 カレ自慢 +... 対決画面 ステップ1 雨で鬱憤が溜まってんだよ。 ステップ2〜4 身体を動かす丁度いい機会だな。 ステップ5〜7 俺と勝負? まあ、いいけどよ。 ステップ8 勝つから、そんな心配すんな。 勝利 ステップ1 一緒にいると、普段より力がわいてくる気がする。勝ったのはあんたのおかげかもな。 ステップ2〜3 あんたの声援があるってのに、負けるわけねぇだろ。当たり前のこと聞くんじゃねぇ。 ステップ4〜5 一緒に過ごしてんのに大事な女も守れねぇようじゃ、情けなくてあんたといれねぇよ。 ステップ6〜7 もっと勝負してもいいかもしれねぇな。今なら誰にも負ける気がしねぇんだよ。 ステップ8 あんたに、少しでもこの気持ちを伝えられてたらいいんだが……。伝わってるか? ステップ8 あんたは俺の力の源だ。これだけ強くなれるのも、あんたがいてくれるおかげだよ。 敗北 ステップ1 俺はあんたのために力を出すことができなかったってわけかよ……くそ、情けねぇな。 ステップ2〜3 俺の力が足りなかった。あんたにもっといいところを見せてやるつもりだったんだが。 ステップ4〜5 こんな恥ずかしい結果になっちまうとは……だが2度はねぇ。次は必ず勝ってみせる。 ステップ6〜7 あんたの隣にいたいと思ってるってのに、こんな醜態を晒しちまうとはな……。 ステップ8 あんたのためにできることはもっとあったはずなんだ。それなのに……すまねぇ。 ステップ8 自分自身の力を過信しちまってたみてぇだ。……もっと慎重に動けってことだな。 告白タイム +... [部分編集] 戦闘中台詞 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 勝利 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 敗北 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 アルバイト +... ステップ1 普段やってる仕事と勝手が違うが……あんたと一緒に少しでも身体を動かすつもりだ。 ステップ2〜7 身体がなまっちまってるから、できるだけ力仕事になるようなものを俺に回してくれ。 ステップ8 あんたと一緒だと、バイトしてても楽しいよな。雨なんか関係ないように感じるよ。 好感度MAX +... 紫陽花が咲いてたの、見たか? 女ってのは花とか好きなんじゃねぇかと思ってよ。 あんたと一緒に見に行けたら、と思ってあんたのことを誘いに来たんだよ。興味あるか? ……普段は、俺が他人にこうやって声をかけることなんて滅多にねぇっつうのにな……。 なんか変な感じだよ。あんたといると。今まで俺が、こんなに一緒にいてぇと思った存在なんて……ひとりもいなかったんだけどな。
https://w.atwiki.jp/liverozero/pages/19.html
・お金の貯め方・ 初期のお金の貯め方 空きビン売り 主に低級mobがドロップする「空きビン」を売る方法。 プリーストのアスペルシオやアルケミストの製薬で大量消費されるので需要は高い。 商人がいる場合は露店売り。いない場合はプロ街中やプロ南で売りチャットを立てると良い。 チャット売りの場合、露店価格より気持ち安めにするとすぐ買い手がつきます。 集める場所は、蛙海岸(プロ←←←)やポリン島(プロ↓↓→)がオススメ。
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/1401.html
一攫千金の夢 原題:Get Rich Quick 公開:1951年8月31日 グーフィー・シリーズ:No.31 ストーリー 賭け事が大好きなジョージ・ギーフ(グーフィー)は、どんどんギャンブルにのめり込んでいく。夜遅く帰宅したジョージは妻にかけをしたことがバレて怒られてしまうが、大勝したことを知ると「新しい服が買える!」と喜ばれる。ジョージは呆れながらも「稼ぐのも簡単、消費するのも簡単…」と呟く。 キャスト グーフィー ピント・コルヴィグ ミセス・ギーフ ジューン・フォーレイ* ナレーター ? 収録ソフト タイトル 収録ソフト メディア 音源 一攫千金の夢 コンプリート・グーフィー 限定保存版 DVD 字幕版
https://w.atwiki.jp/sangokudelta/pages/146.html
金の貯蔵庫 貯蔵量 生命 強化時間 強化費(糧) 宮廷レベル Lv.1 4000 2000 10秒 300 1 Lv.2 6000 2500 1分 750 3 Lv.3 8000 3000 2分 1000 3 Lv.4 12000 4000 5分 1500 4 Lv.5 20000 5000 10分 2000 4 Lv.6 30000 9000 30分 4500 5 Lv.7 40000 10500 1時間 6000 5 Lv.8 60000 12000 2時間 10000 5 Lv.9 80000 13500 3時間 20000 6 Lv.10 120000 15000 4時間 40000 6 Lv.11 160000 22000 6時間 60000 6 Lv.12 200000 24000 8時間 80000 7 Lv.13 350000 26000 12時間 120000 7 Lv.14 500000 28000 16時間 180000 8 Lv.15 800000 30000 20時間 250000 8 Lv.16 1200000 32000 1日 400000 9 Lv.17 1600000 34000 1日12時間 600000 9 Lv.18 2000000 36000 2日 800000 11 Lv.19 3000000 38000 3日 1200000 11 Lv.20 4000000 40000 4日 1600000 13
https://w.atwiki.jp/fairylandstory/pages/13.html
お金の稼ぎ方&切りつめ方 基本的にFLSは普通のプレイしていれば『超貧乏』になる仕様。 自分のRPにあった独自の「稼ぎ方」「節約きりつめ方」が必要になる。 お金の稼ぎ方 お金の切りつめ方 お金の稼ぎ方 なるべくPTを集めて調査は全員がそれぞれ受けてローテーションする。 宝箱は一番の収益源。命を張ってでも開ける。 宝探しは優先的にやる。 地図はLow宝箱からLow地図、それ以上からMid、Highと出てくる。Low宝箱がおいてあるCubuに潜るのが手に入れるのには一番近道イービル側はCubuから大量の地図を盗んでいるので交渉するのもあり。 生産系クエストのバルクオーダーは毎日出来るので必ずやっておく。 基本的に生産は序盤は辛いが、中盤以降は儲かる仕様。 自分がキャスターならば生産アイテムの成功率を、buff系の魔法でアップさせることができるのでうまく使うこと。人にかけて金とれってことだ! 武器や鎧は、生産で作った物とモンスターからドロップした物は取引フラグが異なる。全く同じアイテムでもモンスタードロップした物の価格は正規に扱われる。コッパープレートメイルは生産で作ってNPCに売っても1gpだが、モンスターから手に入れた物は高く買って貰えるので捨てない方が良い。 ポックウェルが紹介してくれる護衛の仕事は聞きなおすと内容が変わる。何回も聞きなおして高い護衛を選ぼう。 調査クエストは複数買い取って酒場で販売・交換すると良い。エリアがそろっているコンプリート依頼なら、まとめて良い値段で売れるはずだ! お金の切りつめ方 ヒーリングキットは買わずに作る。 ヒーリングツールも、出来れば買わずに作る。 食料は郊外の果実(リンゴとか)や肉、魚のみを食す。 飲み物は水が基本。ジュースや酒はもってのほか。果実も可能な限り見つけ次第バックにいれる。 防具や武器は、安いやつを使い潰す。(売ってる物は修理はしない。どうせ手に入る。) 地図の解読はスクライビング(書写)のスキルの高い人にお願いする。お礼は果物を上げること(金をかけずに気持ちをこめよう) 酒場でときどきレベッカが酒を勧めてくるが「水でいい」と断る事。おごりと言われたらありがたくもらって後で売る。なんとなく悪いので、手持ちの水をのんで「うまいね」と言っておけばOK。 ウィザードをやる場合、NPCのベンダーが売るスクロールの値段がLVがあがると跳ね上がっていくので、安めに先輩ウィザードに書いてもらおう。ブランクスクロールを持参すれば贔屓にしてくれるかも。 147Aから鎧を体に合わせて微調整する事によってプロパティが発揮するようになった。逆手を取れば、プロパティが発揮した後の方が値段が当然高いので拾った鎧は一度着こなしてプロパティを発揮させたあとに売る。値段が全然違う。 鍛冶屋で修理をするならリアル時間でAM1 00~PM9 00の間に行うこと。1%辺りの修理賃が半額。 パーティで長距離移動する場合はの単価は「馬車+詩人の歌による召還」が最も安い。詩人が移動先にいない場合は詩人をパーティに入れるべし。 セイレーンの依頼はラバイバの倍の報酬。査定10になったらなるべくセイレーンに移住をした方が良い。
https://w.atwiki.jp/zeldaphg/pages/56.html
カエルのラシンバンを入手し、それぞれの海域に居る金のカエルを見つけて大砲を当てれば、海マップにワープポイントを作ることが出来る。 カエルのラシンバン カエルの居場所 カエルのラシンバン ボヌン島の南の小島に近づいて上陸する。 島のマップが無いが、歩測すると陸地が鯨の形になっている事がわかる。 陸地中央にある洞窟前の像を切りつけると、 「お・し・お・ひ・れ・め の順に耳を傾けよ」 とのメッセージが聞ける。これは 「尾・潮・ヒレ・目」の意味。 陸地を鯨に喩えて各部位にある像をメッセージの順番に切りつけていくと、洞窟への橋がかかるので突入。カエルおやびんからラシンバンをもらう。 カエルの居場所 南西の海-メルカ島の南 南西の海-モルデ島の北 北西の海-ボヌン島の南西 南東の海-ドゥエス島の北 南東の海-氷の島の西 北東の海-死者の島南の岩の少し北
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/31311.html
登録日:2015/02/08 Sun 19 48 19 更新日:2024/08/13 Tue 17 39 58 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 DM DMX-13 アンノウン エピソード2 カスレア ゼロ文明 デュエマ デュエル・マスターズ ハズレア ビーストフォーク マナブースト 不遇 無色 無色クリーチャー 白金に輝く体 真実の名 白金の鎧 ゼロの力に目覚めた青銅の鎧は、 その体が白金に輝いていることに気がついた。 概要 真実の名 白金の鎧とは、デュエル・マスターズのクリーチャー。 DMX-13「ホワイト・ゼニス・パック」にて収録された。 あの王道カードである《青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)》が、ゼロ文明の力に目覚めて強力になったはずだったカード。 スペック 真実の名(トゥルーネーム) 白金の鎧(プラチナ・アーム・トライブ) P 無色 (7) クリーチャー:ビーストフォーク/アンノウン 9000 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 W・ブレイカー 青銅の鎧から変更されている部分は多い。 まず本家のように軽量では無くなりコストが重くなった分、パワーが大幅に向上した。 そして、W・ブレイカーを持ち、攻撃力も上昇。 所持文明も自然からゼロ文明へと変わり、種族にはアンノウンが追加された。 しかし、このカードは一番変わるべきである能力が変わっていない。 それはマナブーストの能力である。 そう、マナブーストは本家同様に出た時の1枚だけのブーストである。 これでは無色の7コストクリーチャーにしては能力がしょぼい。 何故、パワーなどの面では強化しておきながらマナブーストの面で強化しなかったのか。 少なくとも、2枚ブーストでもインフレの進んだ現在ならば誰も文句を言わなかったはずである。 むしろ、2枚ブーストだったならば《「智」の頂 レディオ・ローゼス》などに綺麗に繋がるため、もっと使用されたかもしれない。 ゼロ文明は、文明色に縛られない利点がある。 そのためこのクリーチャーを自然の入らないデッキに投入すれば、働けるかもしれない。 ところが、冷静に考えれば各文明にはいくつものチャージャー呪文が存在している。 そもそも、自然の入らないデッキはマナブーストを行わなくても動けるようなデッキになっているはずである。 非自然のデッキが、7ターン目にこのクリーチャーを出してマナブーストをする意味もない。 つまりこのカードを使う意義が無い。 ただし、このクリーチャーも腐っても無色アンノウンである。 《策士のイザナイ ゾロスター》や《神聖斬 アシッド》の能力で山札から呼び出せる面もある。 だが、無色の7マナにはもっと優秀なクリーチャーが存在する。 《神聖騎 オルタナティブ》や《真実の名 アカデミアン》、《告別のカノン 弥勒》などの方が踏み倒す価値は高い。 なので、どちらにせよ白金の鎧が優先されることは無いだろう。 それどころか、白金の鎧が登場してからしばらくして、《妖精左神パールジャム》という強力なライバルが出現。 パールジャムは白金の鎧と比べて1マナ軽く、出た時とG・リンク時の両方でマナブーストができる。 パワー面では負けるが、それもG・リンクすれば上回る。 このことから、白金の鎧はさらに追い込まれている。 関連カード 青銅の鎧 C 自然文明 (3) クリーチャー:ビーストフォーク 1000 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 白金の鎧の本家となったマナブーストカードの王道。 今なおDMの顔とも言える、代表的なクリーチャーである。 エピソード2の超獣世界においては、ゼロの力に目覚めて白金の鎧と化す個体も存在したようである。 しかし現実のゲームでは、強化したはずの白金の鎧は使われなかったのだった。 妖精左神パールジャム UC 無色 (6) クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/スノーフェアリー 6000 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーがゴッドとリンクした時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 W・ブレイカー 左G・リンク このクリーチャーがリンクしている時、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。 無色のゴッド・ノヴァ/スノーフェアリー。 このカードの登場によって、白金の鎧の未来は殆ど閉ざされた。 既に述べたが、パールジャムは同じく無色であるし、マナコストも1軽く、cipとG・リンク時にマナブーストができるためである。 さらにパールジャムはイラストの人気が高いため、スペックを抜きにしても白金の鎧は人気面でも劣る。 余談 このカードはレアリティのないホイルカード。 つまり1箱に4枚しか入ってないカードの1つとなっている。 他のDMX-13のホイルカードと見比べると明らかに性能が劣るこのカードは、当然引き当てたくないカード扱いをされた。 他のゼロ文明にリメイクされた《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》などと比べると、その劣り具合がよく分かる。 追記・修正の力に目覚めたWiki篭りは、その項目が良項目に直されていることに気がついた。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コスト論的には妥当だけど、大番長考えるとATマナブーストかCIP2マナブーストでも良かったよな… -- 名無しさん (2015-02-08 20 01 44) せめて攻撃時にもブーストできれば… -- 名無しさん (2015-02-08 20 16 08) パワーの高さを活かしてバトルに勝利したときブーストにすればよかったんじゃないだろうか -- 名無しさん (2015-02-09 01 08 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/higumaroyale/pages/143.html
金の指輪 ◆wgC73NFT9I あるところにひとりの男がいました。 男には女房がいて二人とも長年畑を耕し、牛を育ててまじめに暮らしてきましたが、なかなかお金も貯まらず、くらしはちっとも豊かになりませんでした。 あるとき男が夕方門のところでじっと座り込んで行く先を考えていると、一人の老人が通りかかりました。 「なにをそんなに深く考え込んでいるんだね?」 と老人がたずねてきたので、男は顔をあげ、見慣れぬ老人を眺めてさもなさけなさそうに答えました。 「おれはずいぶんとまじめに長い事働いてきたんだ。それなのに暮らしはちっとも楽にならない。 一体なにをどうすればよくなるものかと、毎日仕事が終わるとこうして考えているんだよ」 すると老人はにっこり笑っていいました。 「なんだい。そんなことならそれほど深く考え込むほどのことでもあるまい」 といい、老人はおどろいている男をみて、 「それ、この道。この道を3日の間ずっとまっすぐに歩き続けると、道の真ん中におおきな木のあるところにたどり着く。 そしたら斧でその木を切り倒すんだ。そうすればきっとお前さんの望みがかなうようになるだろう」 と言いました。 男は、いきなり立ち上がると斧をかついで、一散に道を歩き始めました。 夜も昼も歩き続けて3日目。 確かに道の真ん中に大きな木のあるところに行き着き、男は必死になって木を切り倒そうと一生懸命もってきた斧をふりました。 しばらくして木は大きな音を立てて切り倒され、その拍子に木の上から男の足元に二つの卵が落ちてきました。 卵はぱかんと割れ、その一つからは鳥が出てきました。鳥は見る見る大きな鷹となって男の頭の上を飛びながら言いました。 「おまえは俺を助けてくれた。もう一つの卵の中の金の指輪をおまえにやろう。 この指輪はおまえの『願い』をきっとかなえてくれるだろう。 ――だがそれは一生に一つだけだ。 よく考えて、一番良い『願い』をするがいい」 男は指輪を持って家を目指しました。 途中宿を取って夜を過ごしましたが、そのとき宿の主人が男が身なりに似つかわしくない立派な指輪を持っているのを見て、一体それはどうしたのだと訊ねたので、男はこれまでのことを主人に話しました。 すると勿論宿屋の主人はその指輪が欲しくてたまらなくなり、男が寝入ったそのすきに男の金の指輪とそっくりの指輪を交換し、そ知らぬ顔をして男を送り出しました。 それから宿屋の主人は部屋に入ると、金の指輪に、 「金貨百万枚!」 と叫びました。 するといきなり上から金貨の雨が降り始め、主人が何かを叫んでいる声さえもかき消すほどの音と大変な重みとで、とうとう宿屋はゆかが抜け、ぺしゃんこにつぶれてしまいました。 音を聞きつけ、また突然崩れた宿屋を見にたくさんの人が集まりましたが、みな大変な数の金貨を見て我先に金貨を集め始め大変な騒ぎになりました。 そして、その騒ぎの治まった頃、抜けた床下から、宿屋の主人が死んでいるのがみつかりました。 (童話『きんのゆびわ』より) ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ ――北海道地方出張の際のある顧客との応対記録(抜粋)―― Q:魔法少女となるための願いは、本当に何であってもいいのですか? A:そうだね。魔法少女になる資質によって、叶えられる願いの大小は変わってくるけど、基本的に何でも叶えられると思ってくれて間違いない。 Q:魔法少女となった時に使える魔法は、どうやって決まるのですか? A:それは、きみが望んだ願いに左右されるところが大きいね。 例えば、他人の癒しを望めば回復魔法が、他者を惑わすことを望めば幻覚魔法が得意になったりする、という具合だ。 Q:魔法少女になるにあたっての危険性、もとい対価は、結局のところ、何になるのですか? A:先ほども言ったとおり、魔女を討伐しなくてはいけなくなることかな。 魔法少女の魔力は、普通にしていても精神の動揺などで徐々に低下していってしまうから、魔女からグリーフシードを入手して、魔力を回復させる必要がある。 魔女の討伐は、人を助けながら、自分にも利益のある行為なんだよ。 ちなみに魔女の魔力は、魔法少女になった際に得られる、ソウルジェムの反応で探知できるね。 Q:なるほど。わかりました。ですがその場合、こうまでしてその魔法少女を勧めてくれる、あなたの利益はどこに発生するのですか? A:良い質問だね。 ソウルジェムの濁りを吸収しきったグリーフシードからは、再び魔女が生まれてきてしまうんだが、それを魔女の発生前に食べて、エネルギーを回収するのが僕の役目なんだ。 Q:……あなたの発言した詳細は、全て『正しいこと』として認識して構いませんね? A:もちろんだよ。僕は、『嘘はつかない』。 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 鬱蒼とした森の茂みの中で、2名の商人が、1人の立会人を置いて商談を交わしていた。 売り手は、白いウサギのような姿をした、インキュベーターと呼ばれる地球外生命体である。 買い手は、約100年前の明治時代よりやってきた、麻薬を密売する青年実業家である。 場所は、人喰いのヒグマがうろうろしている絶海の孤島である。 そして少し離れた地点で今現在も、ヒグマと人間との戦闘が勃発している危険地帯でもある。 その渦中であっても、彼らの商談は着々と進行していた。 『何か、まだ疑問が残っているのかい、カンリュウ?』 「……いえ。残っていると言えば、残っていますが……」 インキュベーターは、自分の前で目を伏せている顧客に、そう問いを投げかけていた。 ――武田観柳は、魔法少女に多大なる興味を抱いていた。 彼の鋭い質問にも、重要な点はうまく『婉曲表現にして』伝えることができたはずだ。 表層意識を読みとっても、彼からは未だに魔法少女になりたいという気持ちは薄れていないように感じられる。 一体、これ以上彼に、何の疑問があるというのか――。 しかし、宇宙から営業に来た一セールスマンに過ぎないインキュベーターは、明治の動乱期において一代で実業家として成功してきた顧客の金銭感覚を、甘く見過ぎていた。 こと金銭・売買に関しては、武田観柳の才覚はこの殺し合いの会場に招かれた参加者の内で随一だっただろう。 何もかもがヒグマな世界で、唯一信じれる、金。 いくらインキュベーターが専門用語と話術を用いてその売買の主旨をはぐらかしていても、契約、そして商談という場は、武田観柳をして、水を得た魚と化させていた。 ――『魔法少女』という経済構造を回している通貨は、『願い』、もしくは『希望』と呼ばれる力のようだ。 この通貨は、『魔法・魔力』という物品と交換されるか、または所有者自身が『希望でない』精神状態に移行していくことにより消費される。 この資産を使い尽くし、破産した状態を『絶望』と呼称するのだろう。 私たち人間、特に思春期の女児が、特にその『希望』資産を多く保有している点に目を付けて、キュゥべえさんはこの交渉を持ちかけてきているのだ。 通常の生活では『希望』により売買できる物品は存在しないため、この『魔法』という商品は至極魅力的だ。 しかし、『魔法』を提供するだけの労力に見合う利益が、本当に『魔力を与え尽くしたグリーフシードの回収』だけで稼ぎ出せるのか? グリーフシードは、魔女から生産される。 魔女は、人々の絶望から生産される。 つまり、魔女は人々の『希望』資産を搾取し、グリーフシードという金庫に保管していることになる。 ソウルジェムの魔力がグリーフシードで回復でき、ソウルジェムで、魔女、つまりグリーフシードの存在を探知できるところからも、この二つは本質的には同等のもののはずだ。 今キュゥべえさんが耳に持つグリーフシード。 ここから操真さんに魔力が提供された。 これが濁りきった時に魔女が再び孵化するというのならば。 蓄えられた『希望』資産が減価償却され、『魔法』という媒体を通した状態で資産価値のない『絶望』へと転移してしまうことが、魔女の発生条件であると考えられる。 『魔力を与え尽くしたグリーフシード』とはその寸前。 つまり、築数十年経過したボロ小屋とか、色褪せやほつれの激しい着物とかと同じ、ほとんど無価値に等しい物品のはずだ。 そして、『魔力を使い尽くした魔法少女』も、同等の物品。 キュゥべえさんの利益は、グリーフシードの収集だけでは絶対に回収しきれるわけがない。 一般的な経営方式の企業を回していくには、売価の五割は利益率がなければならない。 操真さんが使ったような『魔法』の価値に匹敵する力の差額は、一体どこからならば発生する――? ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 「……キュゥべえさん。あなたは、『嘘をつかない』のだとしても、契約事項の一部を意図的に『隠蔽している』のではありませんか?」 『そう感じたのかい? それはすまなかったね。何か解りづらかったのならば、説明を加えるけれど?』 はい、とも、いいえ、とも、キュゥべえは答えなかった。 そしてその返答は、武田観柳の心中に去来していた疑念を、確信に至らせた。 「次の私の質問には、是か、非かで答えて下さい……」 朝の森に、観柳は深く息を吸った。 膝の上でキュゥべえを抱える腕に力が籠もる。 操真晴人は、その様子をみじろぎもせず見つめていた。 「魔女およびグリーフシードは、魔法少女もといソウルジェムが、魔力を使い尽くし『絶望』に至ったときに、発生するのではありませんか? そして、あなた方が魔法を売った利益として本来回収するのは、その『希望』が『絶望』に変換された際の、魔力における資産価値の差額なのではありませんか?」 先ほどまで膝の上でしっぽを振っていたキュゥべえの体が、硬直していた。 その表情は、依然として動くことはなかったが、あまりにも長いその停止は、その思考の中に明らかな狼狽があることを容易に想像させた。 そしてゆっくりと一回、彼はその白い尾を振った。 「……まさか、そこまで言い当てられるとは思っていなかった。 『是』だ。 キミの言っていることは大当たりだよ、カンリュウ」 「……やはり。そうでしょうねぇ」 観柳は腑に落ちたように笑った。 キュゥべえは、口調は変わらないながらも、取り繕うような饒舌さで次々と情報を喋っていく。 魔法少女の実物を見たことすらない、数回の質疑応答を交わしただけの人間に、営々と築いてきたエネルギー搾取システムの全貌を理解されてしまうことは、インキュベーターにとって完全に想定外の事態だった。 「だが、この利益は僕たちインキュベーターだけでなく、キミたち人間にも還元されるんだよ。 宇宙の熱的死を防ぐためには、熱量保存の法則に縛られないエネルギー、つまりキミたちの感情が必要なんだ。 僕らは、『希望』と『絶望』の相転移の際に生じる膨大なエネルギーの大半を、この熱的死の防止に充てている。 キミたちの子孫にも、豊かな宇宙を残せるんだよ。 だから魔法少女たちの魔女化は、宇宙のためなのさ!」 「なるほど。でしたら良いことづくめじゃありませんか。 それが最も効率の良い利益回収法でしょうしね」 「その通りだカンリュウ。解ってくれて嬉しいよ。 そして魔法少女の命も、別に魔女となるだけの使い捨てなわけではない。 魔女の使い魔に人間の希望を吸い取らせて、新たなグリーフシードを孕ませて魔女にさせ、エネルギーを収穫するという手もあるんだ」 「ああ、いい運用法ですねそれは。それなら魔法少女のまま長期的な利益を稼ぎ出す方針も立ってきます」 落ち着いた様子の観柳とは逆に、今まで黙って会話を聞いていた晴人が、目を丸くしてキュゥべえに迫っていた。 観柳との会話が正しいのだとすれば、キュゥべえは少女たちに『魔法』を売りつけ、一時の希望を与えた後に積極的に絶望へと突き落としていることになる。 そして、魔法少女が狩るのは、『絶望』した魔法少女自身のなれの果てなのだ。 人々が魔女に襲われるのを助ける――などと抜かしてはいるが、結局のところ、このキュゥべえが『魔法』を持ち込まなければそもそも魔女など存在しなかったはずだ。 熱的死など、この生物が勝手に宣う欺瞞かもしれない。そんな得体の知れないものに、キュゥべえは人間の少女の命を使い潰しているというのだ。 恐ろしいマッチポンプ式の経済構造であった。 「おい!? どういうことだキュゥべえさん! あんた、さっきは『絶望』を生まない魔法のシステムなんだって言ったばかりじゃないか……!」 『そりゃあ、“絶望”を生まない魔法のシステムが本当にあったら、キミたちの体感ではすごいことだろう。 だから、そうだね。と返答したまでだよ』 「……まぁ、経済の原則として、利益だけ出て物品の授受や損失がどこにも生じないとは考えられませんから。 至極当然の理屈です」 瞑目して頷きながら、魔法少女のからくりを見抜いた当の観柳は、すんなりとその事実を受け入れたように見える。 キュゥべえは、視線を目の前の観柳に戻しながら問いかけた。 『それにしてもカンリュウ。キミはこの仕組みを知っても、魔法少女への興味は残っているようだね。 僕が今まで出会った少女たちは、なぜか皆一様に、このことを知ると怒るんだけれど』 「それはまぁ、世間を知らない青臭いおぼこたちは、なんやかんや言いがかりをつけるでしょうね。 キュゥべえさんが良かれと思っている言い回しが、要らぬ誤解を生んでいる可能性もあります。 私なんかは根が実業家ですから、こうしてしっかり裏の実状まで教えて下さった方が、却って安心できるんですよ」 ――要するに、『絶望』に至ることなく、『希望』の利益を稼ぎ続ければいいんでしょう? 「私もキュゥべえさんのように『魔法』を売買できるのならば、是非商品として取り扱いたいものです。 結局、消費者や一般人には、上手いこと表面上の納得を与えて金を落としてもらわなければ、私たち商人はあがったりですから。 その点、右も左もわからぬガキどもなら言いくるめやすいですし、その上、持っている資産も多いとなればネギ背負ったカモ。 猫が小判を抱えてうろうろしているに等しいですからねぇ」 「おい……! 観柳さん、あんたも大概にしろよ! キュゥべえさんの行いも含めて、そんなことをしたらただの悪人じゃないか!」 淡々と感慨を述べる観柳に、晴人は噛みついていた。 しかしその返事には、侮蔑のようにすらとれる怪訝な視線が返ってくる。 「あなたも魔法使いなのでしょう? 何を温いことをおっしゃっているのですか? 悪人というのもお角違いです。私たちの行為は、両者の合意に基づく売買契約なのですから、私たちはただの悪徳商人です。 あなた自身は、その魔法を得るために『絶望』という資産のない環境を乗り越え、『希望』を稼ぎだしたわらしべ長者です。 その手腕と精神力は、並々ならぬものなのでしょう。 ですが、キュゥべえさんの説明の仕方と事後管理にも少なからず穴はあったでしょうが、単に魔女化したガキは、口当たりの良い上辺の情報を鵜呑みにし、深く事実を探ろうともせず、資産を計画的に運用できなかった馬鹿なだけです」 ――青臭い小僧や小娘が、何の苦労も危険も対価も無しに力を得て、英雄に変身して勧善懲悪を働く? ――打ち出の小槌じゃあるまいし、そんなご都合主義が通用するのは、おとぎ話の中だけですよ。 観柳はそう言ってばっさりと切り捨てた。 彼にとっては、少女の、そして自身の感情ですら、単なる商品に過ぎなかった。 おにぎりや、麻薬や、ガトリングガンと同じものである。 彼が忸怩たる思いを抱くのは、何故もっと早く、そんな価値ある商品の存在に気づくことができなかったのか、というただその一点だけであった。 絶句する操真晴人をよそに、キュゥべえと観柳は楽しげに商談に興じている。 ソウルジェムが、その人物の魂を抜き取って作られるのだという、一般的な魔法少女なら憤慨ものの真実も、観柳はむしろ清々しい微笑を浮かべて賞賛した。 肉体を再生・管理のしやすいものに作り替え、戦闘においても守るべき急所を一点に集約するという行為はとても合理的であり、観柳にとっては何ら非の打ち所もない。 商談の主導権は今や、泰然とした面もちを崩さない武田観柳の元に完全に移っていた。 『……それでは、キミの興味はあくまでこのシステムにあるということかな? キミ自身は、魔法少女になる気はないのかい?』 「いいえ。然るべき状況になったならば、魔法少女になるのも悪くない投資だと思います。 阿紫花さん方が危機に陥った際には、教えてくださるのでしょう? やはり、実在の貨幣では買いづらい『魔法』及び『願い』の実現、また魔法少女としての強化された肉体には、希少価値があります。 かなりお金になると思いますから、私にも垂涎モノですよ」 『へぇ、それじゃあ、キミの望む願いは、“沢山のお金を得ること”かな?』 「あんた、そうまでして――、自分や他人の人生と命を食い物にしてまで、金を手に入れたいのか……?」 武田観柳に向かって、キュゥべえと操真晴人が、揃って問いかけていた。 観柳は呆然とした様子の晴人を一瞥して、ため息をつく。 「お二方とも何をおっしゃっているのか……。 ま、わらしべ長者と小槌の化身には馬の耳に念仏か釈迦に説法か知りませんけれど……。 私は決して、好き好んで人を食い物にしているわけではありません。 それが今のところは最も効率よく、稼ぐという目的に至る手段だったからそうしているだけです。 そして、私がそんな一時金に飛びつくなんてあるわけないでしょう。 継続的に利益を生む構造を構築しなければ商売が成り立たないことくらい、お二方はご存じのはずです」 「だからと言って、それが許されると思っているのか……? あんたが食い物にしてきた人たちの分、あんたはそこで稼いだ金じゃ支払いきれないくらいの『絶望』を買い込んじまってるかもしれないんだぞ!?」 「そうかもしれませんねぇ……」 観柳の脳裏に、緋村抜刀斎の顔が浮かんだ。 一銭の得にもならない高荷恵の護衛を買って出て、のこのこと屋敷にまで乗り込んできたあの男。 彼は私兵団200人分の給金にも靡かず、包み隠さぬ怒りを直にぶつけてきた。 雇っていた御庭番衆の四乃森蒼紫も、雇い主はこちらだというのに、侮蔑に対して遠慮ない威圧をもって反逆してきた。 彼らがなぜそのような行動に出たのか、その時はさっぱりわからなかった。 しかし、阿紫花英良。 彼の振る舞いは、抜刀斎や蒼紫とは異なっていた。 彼は、前金も払っていない口約束の段階で、ヒグマ人形から身を挺して守ってくれた。 道中でも、ずっと私を労い、握り飯を渡すなど、契約を度外視した付き合いを見せた。 あの時の私なら、絶対にそんな真似はできなかった。 契約不履行のまま命を捨てに行くなど、何の得にもならない契約外の振る舞いなど、できるわけがない。 だが私は、その行為に突き動かされ、事実、その無謀に見える行為により、状況は大きく好転していた。 今、キュゥべえさんとの商談で、ようやくこれらの理由が分かった。 あの行為は、阿紫花さんからの投資であり、確かに通貨のやり取りと流通が、私との間に存在していたのだ。 物質経済を回す通貨は、金以外にも存在している。 もちろん、それは金で兌換できる通貨であるが、その比率は人物ごとに大きく異なり、そもそも兌換する銀行が半ば閉鎖している人物もいる。 私は今までその通貨を軽視して来たおかげで、知らず知らずのうちに不良債権を抱え込んでしまっていたのだろう。 『実業家のあんたには理解できんだろうが、維新志士というのは、我々とは立場は違えど己の理想に殉じていった。 そういう連中だった――』 四乃森蒼紫も語ったその通貨が、『希望』だ。 『人情』とも、『願い』とも、『義理』とも『理想』とも言い換えていいだろう。 私はあの時、阿紫花英良が身を挺した『希望』に買収され、彼に操り指輪を投げ渡そうと走った。 利息を付けて振り込んだ『希望』によって今度は、彼は自分たちの命を確保でき、握り飯と甲斐甲斐しい世話を、私は買い取ることができた。 キュゥべえさんの言う『希望』という通貨から見れば、私の肉体も命も魂も、ちっぽけな一商品にすぎない。 それを使って利益を生み出せるのならば、惜しみなく流通に載せて売り払ってしまって構わない物品だ。 世界を支配するには、この新たな通貨をも回していく必要がある。 今までなじみのない通貨だとしても、金と同じく通貨として通用するのならば、私は必ずや利益を稼ぎ出す。 『希望』を金で買い、抜刀斎や蒼紫のような、『希望』で動く人間どもも支配してやる――。 「……ですが私は、その存在に気付いた以上、もう負債は抱え込みませんので。 私は商人なのですから、金を稼ぐのは、あくまで私です――」 私の願いは、この社会において最も当然の因果律であり、かつ、最も私の本懐に至るもの。 この願いならば、私自身が『希望』を償却しきって『絶望』に至ることは、絶対にあり得ない――! 「『絶望』という不良債権を清算して有り余る『希望』を、私は稼ぎ出しますよ? 奇跡も魔法も、ヒグマだって買い取って見せますから――」 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 「……ジャックさん。あんた、さっき操真さんの銃が避けられることを予言してたよな。あれは、なんでだ?」 宮本明は、自身のデイパックの中に潜む一人の男に、小声でそう問いかけていた。 ジャック・ブローニンソンが、腹部の痛みを堪えながら答える。 「あのクマちゃんは、ずっと、音を聞いてる……。自分の唸り声の反射をネ……」 「唸り声……? そんなもの全く聞こえないぞ?」 「スゴク高い音……。アキラたちには聞こえないかも知れないけれど……」 超音波。 恐らく、ジャックはその野生動物じみた身体機能でそれを聞いているのだ。 あのヒグマは超音波を発して、その反響を聞くことで物の動きを探知しているらしい。 明は、隣の阿紫花英良にその驚愕の真実を伝えるべく、叫んでいた。 「やっぱおかしかったんだよ、英良さん! エコー検査ってあるだろ? あれだよ! 超音波使って心臓の動きを見るやつ! あのヒグマは、音でこちらの行動を把握していたんだ!」 「……わかりやしたから、足止めに参加する気がないなら叫んでないで下がってくだせぇ」 「よっしゃ! これで勝てるぞ!」 阿紫花英良は片耳を塞ぎながら、大きく両腕を掲げたプルチネルラを、ゆっくりと前方に進めていた。 棍棒を構えた宮本明が、反対にじりじりと後方へ下がっていく。 前方の森に見えるは、一頭のヒグマ。 それも、操真晴人の銃撃をすべて躱し、宮本明および、彼の切り札らしい『ジャック』という人物に多大なる危機感を抱かせているヒグマだ。 このヒグマが、どんな理屈で攻撃を躱していたのか分かったのだとしても、別にそれで攻撃が当たるようになるわけではない。 宮本明の指摘があろうがなかろうが、阿紫花の行おうとしていた行動は同じだった。 ヒグマの動きを封じ、宮本明の切り札で仕留める――。 そのためには、根本的にヒグマの理解の範疇外からの攻め手が必要になる。 その作戦につけて、阿紫花英良の知識で最も参考になるのは、ダグダミィ使い・山仲の人形芸だった。 ダグダミィは、5体1組の、小さな人形である。 山仲はそれら5体に全く別の行動を同時に行わせ、操り糸で人形遣いや標的自身を縛り、その五肢を鋏で切り落とす。 1体につき操作に充てられるのは、僅かに指2本。 黒賀村の同期は舌を巻いたものだ。 山仲の人形操りは、懸糸傀儡の特性を最大限に利用している。 つまりそれは、特製の糸と、運指による操作。 一般人は勿論、ヒグマの経験には絶対に存在しない概念である――。 「……それじゃあ行きやすぜぇ、ヒグマさんよぉ!!」 阿紫花は大仰な動きで、右腕を振り抜いていた。 巨大な人形、プルチネルラが連動して動く。 ヒグマはその動きに反応する。 その右腕から放たれるであろうベアトラップの鎖を回避すべく、向かって左へと――。 しかし、ステップを踏んだその前脚を、ベアトラップの歯が確かに掠めていた。 「グォオ!?」 「ちッ……浅い!」 「思惑通りだ! あのヒグマに一撃入れたぞ!」 プルチネルラがその鎖を放ったのは、左腕からであった。 阿紫花の外見上の動きと、操られるプルチネルラの動きは、連動しているようで、していない。 ヒグマには理解不能な、運指と懸糸傀儡の間の連環機構を、フルに活用した戦術だった。 宮本明は興奮気味に叫んでいるが、今の一発で、阿紫花は確実にヒグマの脚一本を絡めとるつもりでいた。 流石にこのヒグマの反応速度は尋常ではない。 続けざまに、阿紫花は自身の左手を振り上げていた。 ヒグマは今度は、右腕からの鎖を警戒して、今一度左方向に回避する。 だが、動いていたのは、放たれ地面に落ちた左の鎖だった。 蛇のようにうねった鎖が、真上を跳ねていたヒグマの胴体に噛みつく。 脇腹の毛皮に、鎖の先端の虎ばさみが、ぞぶりと喰い込んでいた。 「よし、今ですぜ! ……って!?」 「ゴォオオオッ!!」 ヒグマは、ベアトラップの鎖を空中で手繰っていた。 彼は阿紫花のその一撃を、敢えてその身に受けていたのだ。 プルチネルラの左腕に一瞬着地しながら、軽やかな動きでヒグマの巨体が朝の森に旋回する。 阿紫花の血液は、そのヒグマの意図を察し、一瞬にして冷え切った。 ――まさか、こんな一瞬で、人形使いの弱点を見抜かれるなんて。 プルチネルラの背面に落下しながら、ヒグマはその前脚を振り抜いていた。 回旋しながら絡めとっていた細い糸が、その鋭い爪にまとめて切断される。 阿紫花とプルチネルラを繋いでいた操り糸が、一本残らず分断されていた。 ――猛獣使いと虎の子との符丁がわからなければ、指示を出す鞭を奪えば良い――。 力が抜けたように停止したプルチネルラから鎖を剥ぎ取り、ヒグマはゆっくりと地面から立ち上がる。 千切れた糸を手にわななく阿紫花を、ヒグマは上から静かに睥睨していた。 「そんな……! 英良さんが人形を使えなくなったら、一体どうやって俺たちはこのヒグマを止めればいいんだ! 考えるんだ! 英良さん! そのままじゃあんた、死んじまうぞ!」 遠方からかかる宮本明の声に言われるまでもなく、阿紫花はただちに、この死地からの脱出法を思案していた。 そして彼は、ヒグマに向けて、走り出していた。 「うおああああぁぁぁあああ!!」 気が振れたような叫びを上げて、大きく腕を広げながら、走っていた。 ヒグマは、つまらなそうに、その爪を揮った。 空に、血飛沫が飛ぶ。 「……生身でも……ッ、曲芸が、できるもんですねぇ……!」 阿紫花の声は、ヒグマの背後から響いていた。 振り返るヒグマと、視線を移した宮本明の眼には、不敵に笑う阿紫花英良の姿が映る。 プルチネルラの背中に捉まる阿紫花のコートの右腕は、あらぬ方向に曲がり、血塗れになっていた。 右肩からずり落ちるデイパックも、半分ほど切り裂かれて、中身が覗いてしまっている。 彼は、ヒグマの爪が振り抜かれる瞬間に、体を畳みながらその脇の下をくぐるように跳び込んでいた。 その身を回転させながら、デイパックと右腕を犠牲にヒグマの攻撃をかろうじて受け流し、彼は火の輪くぐりの芸のように、その人形の元へ着地。 左手で掴むのは、プルチネルラの背に積んでいた、紀元二五四〇年式村田銃である。 熊撃ち銃として長年使われてきたその銃ならば、ヒグマにも深手を負わせられるはずだった。 「これがッ……阿紫花英良一世一代の、仕込み芸……」 「凄ェ! 英良さんが完全にヒグマの裏をかいた! いけるぞ!」 痛みを堪えながら、必死に阿紫花は、その銃を左手で掴もうとしていた。 興奮する明の表情が、すっと青ざめていく。 ――まさか、利き手ではないから、撃てないのか? なぜ、英良さんはただ銃をいじり回しているだけで、構えない? 人形から取ることもできないのか? もう、ヒグマは腕を振りかぶっているぞ!? 危ない!! 避けてくれ――ッ!! 「ご、はあぁ……――っ」 宮本明の声にならない叫びを嘲笑うように、ヒグマの爪は阿紫花英良を右の肩口から袈裟懸けに切り裂いていた。 村田銃も阿紫花の体も別々の方向に吹き飛び、完全に切り落とされた阿紫花の右腕から、地にずるりとデイパックが零れ落ちていた。 「英良さん!?」 明が叫んだ先で、阿紫花の体は、かすかに動いていた。 ヒグマから逃げようとしているのか、左腕だけで下草の上を這いずるように、少しずつその身を動かしていた。 「……やっぱり……。ダメでしたねぇ……。勝てるわけ、無かったんですよ……」 朦朧とした口調で呟く彼は、暫く這いずった後に仰向けとなる。 切り裂かれた腹部からは、腸がはみ出していた。 肩口と腹からは、どくどくと真っ赤な血が溢れている。 宮本明は、ついに彼の元へ駆け寄っていた。 「おい! 英良さん! 死ぬな! あのヒグマは、俺じゃあ止められないんだよ!」 「……ご覧なせぇ、明さん……。のんきに、ヒグマさんはアタシの飯、喰ってやがる……」 涙を浮かべながら阿紫花の体を揺さぶっていた明は、笑みを浮かべる阿紫花の発言で、振り向いた。 その視線の先では、ヒグマが阿紫花のデイパックの中に鼻を突っ込み、今まさに、『鮭』と書かれたおにぎりを取り出したところであった。 阿紫花の左手に嵌る五つの指輪。 そのうちの一つだけ、千切れたはずの糸が、ピンと張りつめているものがある。 「……明さん。切り札、きってくだせぇよ……」 「どういうことだ……!? おい、英良さん、しっかりしてくれ!!」 「結局、どんなに強かろうと目先のことしか見えてねえから……」 ――ヒグマは、人間様の芸にゃ、勝てるわけねぇんですよ……。 にやりと笑いながら阿紫花は、右肩を押さえていた左手の、中指を天へ突き立てていた。 森の中に、サーカスの開演を告げるような、軽快な炸裂音が上がっていた。 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 観客も、出演者も、その芸には皆一様に息をのんだ。 「あぁ……っ!?」 宮本明も、予想だにしなかったその芸の成功に、ただ呆然としてヒグマを見やっていた。 「グルオォォォオオォオオオ!?」 『鮭』のおにぎりをくわえていたヒグマは、苦悶の叫びを上げて地をのたうち回っている。 その右脚にはいくつもの穴があき、もがくその度ごとに下草へ血を吹き出させていた。 そこから数メートル離れた地面には、先ほど吹き飛んでいた村田銃が転がっている。 銃口にくゆる硝煙。 誰も握ってはいなかったはずの引き金。 そこには、見えるか見えないかの、細い糸が結ばれている。 阿紫花英良は、あたかも手足を延長したかのごとく銃を操り、その散弾をヒグマへと叩き込んでいたのだった。 その命を賭して仕込んだ、一世一代の芸。 阿紫花の指の動きは、ヒグマには常に読みとれていた。 しかしその指使いが、ブラックボックスたる糸を通して何を引き起こすのか、ヒグマにはついに理解できなかったのだ。 「で……ッ」 宮本明は、感動に震えるその口から、息を吹いた。 片手でしっかりと棍棒を握り直し、もう片手をデイパックの口にかけていた。 「でかしたぁッ!! ブロニーさぁん!!」 「いぇあああああぁぁああああぁあん!!」 地に転がるヒグマの顎を、明は棍棒で突き飛ばす。 体勢を崩したヒグマの口から、おにぎりが零れる。 そこへ間髪入れず飛びかかった、野猿のごとき人影。 ジャック・ブローニンソンが、その下半身を剣のごとくそそり立たせて、ヒグマの上を跳んでいた。 阿紫花英良も、宮本明も、その勝利を確信した。 しかし、このヒグマ――穴持たず5もまた、己の芸を出し尽くしてはいなかった。 おにぎりを取り落とした牙の隙間を、息が吹き抜ける。 神聖なる食事の時間を邪魔された怒りが、その口腔を震わせる。 今にもその首に飛びつかんとしていたジャック・ブローニンソンへ、このヒグマの憤怒は吐き出されていた。 超音波。 あたりに居た人間の内、ジャックの内耳だけがその攻撃を聞き取ってしまっていた。 人間離れした身体機能を有していたが故に。 鼓膜をつんざき、リンパ液を撹拌し、蝸牛管を破壊するかというほどの衝撃に彼は共鳴してしまった。 至近距離からの振動に、ジャックの意識は体から弾き飛ばされていた。 そして、そのまま彼の意識は、戻る肉体を失った。 「あ……、あ……!?」 「……マジ、ですかい……」 空を裂いたヒグマの爪は、ジャック・ブローニンソンの胴体を両断していた。 赤黒い飛沫をその軌跡に残して、彼の下半身は、上半身と別れ、恋しいヒグマとも一つになることなく、大地に落ちていた。 そしてヒグマは、動くことのできない人間二人へ、ゆっくりと近づき始める。 得体の知れない機構で脚を打ち抜いてきた人間。 聖なる鮭おにぎりをわざわざ叩き落としてきた人間。 初めは無視して構わないと考えていた。 しかしこの二体の人間も、放っておけば、また何かしら邪魔をしてこないとも限らない。 阿紫花英良も、宮本明も、今や彼の排除の対象だった。 「やめろぉ!! くるな……来るんじゃねえよぉ!!」 瀕死の阿紫花を置き去って、穴持たず5は当座の危険性がより高い、宮本明の方へ歩み寄ってくる。 明は、差し伸べた棍棒でヒグマとの距離を稼ぎながら、必死に後ずさりを試みていた。 もし、恐怖に完全に折れてヘたり込むか、殴りかかろうとすれば、その瞬間に明の動きは聞き取られ、その命も両断されてしまうことだろう。 阿紫花は、力の入らない手で、なんとか煙草を取り出して口にくわえていた。 火をつけてふかそうと思ったが、あまりに眠くて億劫で、もう左手は動かなかった。 「……アタシの、芸じゃ、足りませんでしたか……」 腕の落ちた右肩も、モツがチラ見している腹も、痛くもなんともなかった。 ただ、寒く、眠く、そして寂しさだけが残っていた。 初めて里帰りした黒賀村で、白い眼で見られたあの若い日のような。 初めて参加した人形相撲で、何もできることなく敗退してしまったあの幼い日のような。 口惜しさと絶望に満ちた、泣きたくなるような感覚だった。 『コネクト・プリーズ』 その時、阿紫花の耳元に、そんな囁きが聞こえていた。 頭元に、誰かがやってきた気配がする。 交わした約束は、忘れられてはいなかった。 『――願いが一つだけ叶うこと、覚えててくれたかな、エイリョウ』 「……ちょっと、遅かったんじゃねぇですかい……、キュゥべえさん……」 目の前で尻尾を振る白い小動物。 阿紫花は、煙草の端を噛んで、力なく微笑んだ。 「今更、どうにもなるもんじゃ、ありませんぜ……」 『魔法少女になりたくないのであれば、キミは無理にならなくてもいいよ。 もう、あのヒグマを倒せる魔法少女は、誕生したからね』 阿紫花の霞んだ視界の上に、その姿が見えていた。 その存在を捉えた穴持たず5が、森の上空を見上げる。 キュゥべえ、宮本明と仰ぐその空に、陽光を受けて金色に輝く人物が佇んでいた。 彼は真っ白なシルクハットを取り、眼下の者たちに泰然と挨拶する。 「はろぉう。 あんまりあなた方がグダグダ戦っているものですから、待ち切れなくて出てきてしまいましたよ」 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 阿紫花英良は、吹き出すように笑った。 腹圧で、傷口から小腸と血液が、更に少し漏れる。 「……ふ、ふ、はっ……。 結構、似合ってんじゃないですか、観柳の兄さん……」 森の上に浮遊している人物は、武田観柳その人だった。 しかし、彼が着ているのは先ほどまでのぼろぼろのスーツではない。 端々が金糸で縁取られた純白のジャケットに、金のリボンが裾を止めるシルクハット。 胸元には紫のシャツが覗き、補色を締めるように金のスカーフが巻かれている。 スカーフ止めのブローチは、一枚の金貨であった。 腰から下には、上品な金色をベースにしたチェックのプリーツスカートと白いソックスに、革靴。 英国の礼装である、キルトという服装に酷似していた。 彼は、絨毯のように綴られた紙幣の上に乗っている。 その紙幣――十円券の集合体が、彼を空中に浮かべているのだった。 武田観柳は眼下の森の惨状を見やり、唇を噛む。 上下半身を両断され絶命したジャック・ブローニンソン。 右腕を失い、腹部を裂かれ、今にも失血死に至らんとしている阿紫花英良。 棍棒分の距離を離して死を目前に控えた宮本明。 「……よくもまあヒグマの分際で、高い給金を払って雇った私の私兵をズタボロにしてくれましたねぇ……」 彼は静かに声を震わせながら、左手に持つシルクハットの内側を、下へ傾けていた。 その中から、ジャラジャラと音を立てて、大量の金貨が零れ落ちてくる。 一円金貨である。 その純度の高い金は空中で溶融し、一つの巨大な銃火器を形成した。 ――回転式機関砲(ガトリングガン)。 身の丈ほどもある金色に輝く6つの砲門を構えて、観柳はその照準を眼下のヒグマに合わせていた。 「100年の時と、魔法が進歩させた最新式です……。明治の時のものなどとは比べ物にならない高性能。 ――なんと金貨を一分間に6000発も発射するんですよ!!」 穴持たず5の聴覚には、雨のように視界を覆う弾幕の軌跡が予測されていた。 身の毛のそそけ立つような歪んだ笑みを浮かべて、白金の魔法少女が叫ぶ。 「レェ――ェェ……ッ、プレイッ!!」 隙間なく、連打を打って落ちる金色の暴風雨が森を切り裂いていた。 もはや猛獣の雄叫びの如き連続音にしか聞こえない銃撃が、穴持たず5の聴覚を埋める。 宮本明から離れ、勢いよく跳び退っていたその体にも、容赦なく弾丸が突き刺さる。 一発一発はその毛皮を貫くに至らないが、その衝撃は確実に体内に浸透し、皮下組織を痛めていく。 森の木々を盾にするようにして、身を隠しながら逃走を試みるも、空飛ぶ紙幣の絨毯に乗る魔法少女の機動力は、その動きに上空から確実に追従して余りあるものだった。 「オラオラどうした!! ヒグマの力自慢腕自慢はどうしたァ!!」 樹幹を縫いながら、長年扱い慣れた得物であるかのように、武田観柳はその巨大な機関砲を的確にヒグマの進路上へ差し向けていく。 阿紫花が片脚を撃ち抜いていたことが、正確な弾道予測能力を持つ穴持たず5をして被弾を許させていた。 防戦一方のヒグマは、着実に明たちのいた場所から離されていく。 その隙に宮本明はまず絶命したジャックの元に駆け寄り、本当に息が無いことを確かめると、阿紫花の元に走ってきていた。 明が裂けたコートの布地で阿紫花の肩を押さえようとするも、血は止まりそうにない。 阿紫花は血の気のない真っ白な顔で、依然として笑っている。 「……あんな、強くなっちまって、観柳の兄さんは……」 「おい、英良さん、喋るな! 今、どうにか手当てしてみるから……!」 『無駄だよ。キミが願いを使って魔法少女となりでもしない限り、エイリョウは助からないだろうね』 「ふざけんじゃねェ!! 観柳さんだって、無限に弾撃てるわけじゃねぇんだろ!! やっぱり、魔法少女になったところでどっちにしろジリ貧じゃねぇか!!」 宮本明がキュゥべえに詰め寄ったまさにその時、間断なく聞こえていた銃撃音が止んでいた。 代わりに、唸り声を上げて空中に踊り上がる影が一つ。 弾切れに陥った武田観柳の元へ、穴持たず5の爪が飛び掛かっていた。 観柳は回転式機関砲を引いて、その身を翻した。 「贖いをせんか、無礼者めェッ!!」 観柳の足元に浮遊していた十円券が巻き上がる。 飛び上がっていた穴持たず5の視界を紙幣が埋め尽くし、観柳の蹴撃と共にその全身に張り付いていた。 森の中にすっくと降り立つ武田観柳とは対照的に、全身の動きを封じられたヒグマは、したたかにその身を大地に打ち付けていた。 宮本明たちが見守るその目の前で、魔法少女はそのヒグマに向けてとうとうと口上を述べる。 「……あなたは、私の私兵たちを毀損した賠償として、私の武器の実験台にならなくてはいけませんでした。 それが、よりにもよって私に歯向かってくるなど言語道断。 試用期間は直ちに終了。 投資資金は即座に回収。 あなたの全生命で、償却していただきます」 ヒグマは、その全身に絡みつく紙幣を取ることができず、苦悶に呻いていた。 回転式機関砲を形成していた地金が、一瞬のうちに一円金貨に戻る。 武田観柳は、その大量の金貨をヒグマに向けて投げつけていた。 一円金貨は、一つ残らずヒグマの全身に張り付く。 そしてそれに前後して、周囲の地面からも高速で次々と金貨がヒグマに向けて飛来してきていた。 「……お金には、力があります。そしてその力は、多ければ多いほど強くなる。 多額の資金を投資すれば、その利潤も多額でやってくるのが世の常。 資産家の下には、何をせずとも利を狙う太鼓持ちが寄ってくるのも世の常。 つまり、金の間には、引き合う『力』が存在しているのです」 武田観柳が、先ほどからガトリングガンの銃弾として撃っていたのは、やはり一円金貨であった。 弾丸としての殺傷能力はかなり低くとも、その枚数、約5000枚。 明治初期の初任給と比較して現代の貨幣価値に換算すると、その金額は優に1億円に迫る。 ヒグマの肉体を包む200枚の十円券は、総額4000万円。 回転式機関砲を形成していた大量の金貨に至っては、300億円近くに上る。 一つの都市の年間予算にも等しい貨幣が、そのヒグマの体に殺到していた。 一円金貨と十円券は、穴持たず5の中心へ向けて、その筋肉を潰し、骨を砕き、叫び声さえすり潰しながら集束していく。 そして観柳は、腰元に提げていた、金の詰まったがま口のバッグをその手に掴んでいた。 ――彼の、武田観柳の最も得意な武器って、なんだと思います? 彼の得意武器として支給されていた品。 それも中には、現代で実際に流通する多額のピン札が詰まった一品だ。 「あなた方ヒグマがその超常的な強さを得るために、どれ程の実験と代償が支払われたか――。 それはそれは決して並大抵のものでは、なかったのでしょう。 ですが、それを可能にしたのは、有富とかいう研究者がつぎ込んだ資金。 金さえあれば、それ以上の力でさえ、たやすく手に入れられる! この通り、一瞬にして!!」 金貨は穴持たず5の肉体を完全に挽き潰し、今やその肉体を金色の彫像のように固めてしまっていた。 白金の魔法少女が、そのがま口を振りかぶる。 「私の願いは、『金で全てを支配すること』!! この確固たる因果律により手に入れた魔法が、『金の引力を操作する魔法』です!!」 詰まった札束が、巨大な撃力を生む。 金のヒグマ像を、がま口のバッグは真っ二つに一閃していた。 弾けるように朝の森に、金貨と十円券とが舞い飛んでいく。 金色の煌めきが埋める空へ、魔法少女がうやうやしくシルクハットを取り、お辞儀をする。 「……金。これこそが力の証なのです……」 減価償却されきった穴持たず5は、命なき肉骨粉と化して森の中に散った。 この後はただ窒素分に富んだ肥料となって、彼の存在は零れ落ちたおにぎりと共に、島の生命の環を流通していくことになるだろう。 降り注ぐ貨幣の雨を、シルクハットの中に全て吸い込んで、武田観柳はにっこりと微笑んでいた。 【ヒグマ5 死亡】 @@@@@@@@@ 瞳にはただ、きらきらと輝く光だけが、映っていた。 どうしようもないこの眠気をも吹き飛ばしてくれるような、温もりさえ感じる輝きだった。 首もとが、誰かに掴まれた。 霞んでいた視界は、徐々に焦点が合ってくる。 頭の中に、直接響いてくるような声があった。 『キミの魔法は金に関するものだからね。 紙幣を詰めて止血し、回復魔法を行使したところで、医者を雇って治療に当たらせた程度の回復しか望めない。 延命はできるだろうけど、瀕死のエイリョウを生き返らせるのは難しいんじゃないかな』 「……私に、買い取れないものなどありません。医院全てを本腰を入れて買収すれば、腹部裂傷と四肢切断くらい治療できるはずです。 それよりもアシハナ。口ぐらい利けるでしょう。交わした契約、忘れたとは言わせませんよ!!」 朦朧とした視界に見えてきたのは、怒ったような武田観柳の顔だった。 襟元を掴み上げて、彼はいつにない真剣な表情で問いかけてきていた。 「私の持つ全ての金で、あなたはきっちり私を守るはずなのでしょう! 生き残って、契約を果たす意思を見せなさい! これ以上私に、採算を度外視した魔力の浪費をさせるつもりなのですか!! 損失が利益を上回って無駄になることが明らかになれば、その時点で私は延命を切ります!! 私は根が実業家なんですから!!」 「はは……、そんなに言えるくらい強くなっちまったんですから、もう、アタシの助けなんざ、いらないんじゃねぇですかい……?」 観柳が、唇を噛むのが見えた。 彼は乱暴に首筋を突き飛ばして、地面に落とす。 痛みは感じなかった。 そしてまた急速に、視界が霞んでくる。 ぼんやりと、遠くから観柳の声が聞こえてくる。 「……ならば、私はここに、新たな契約を提示します。乗るか乗らないかは、あなた次第です――」 決然と、その魔法少女は言い放っていた。 「――明治で成功した大商人である私を護衛できたことを、弟さんに自慢しなさい。 この時代にまで、大商人武田観柳の名を、轟かせなさい!!」 強い意志を秘めた、希望に満ちた声だった。 ――難しいことを言いなさるねぇ、観柳の兄さんも。 明らかにその契約は、両者が無事に会場を脱出して帰ることを前提にしている。 それまでの過程をひっくるめて、実現させる『希望』を稼ぎ出すことを前提にした契約だ。 眠気もだるさも吹き飛びそうな、笑ってしまうような契約だった。 「……で。お代はいかほど、いただけるんで……?」 武田観柳は、その言葉を聞いて、胸の上に何かを乗せてきた。 白い小動物の姿が、眼前に霞んでいる。 「……あなたの、言い値です」 笑ってしまった。 火のない煙草が、口から落ちていた。 あまりに可笑しい。 自分の人形芸なんかより、よっぽど当意即妙で面白い返しではないか。 アタシの芸じゃ、平馬も笑わせられるか、わかんないですよねぇ……。 ヒグマさんにも、足りなかった。 人形相手になら、もっと足りないでしょう。 スカートも似合って、口も達者で、観柳の兄さんの方がよっぽど芸事向きですわ。 アタシもせめて人形使いとして、人形自身に満足してもらえるくらいの芸は、したかった。 戦いのさなかでだって。 笑う構造がなかったって。 今にも死にそうな意識の中でだって。 自分の機能も状況も忘れて、満面の笑みを浮かべてくれるように――。 「『もっと上手く、人形を操りたい』ですねぇ――」 ……契約は成立だ。 そう、目の前の仲介人が、白い顔で笑っていた。 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ ジャック・ブローニンソンは、轟々と流れる水の音で目を覚ました。 目の前に、煙草をくわえた目つきの鋭い男の顔がある。 その隣から、心配そうに覗き込んでくる見慣れた顔の青年。 「アキラ……」 「ブロニーさん! 本当に息を吹き返したのか!! やっぱりあんた凄ェよ、英良さん!!」 「はぁ。ですが残念ながら、別に生き返った訳でもねぇんでさ。 アタシの魔力で、操り人形――木偶(デク)にしたって言った方が正しいでしょうねぇ」 ジャックが自分の腹部を見やると、そこには一度切断されてつなぎ合わされたかのように、皮膚に灰色の縫い跡が残っている。 臍の周囲には、その透き通るような灰色の糸で、歯車の形が刺繍されていた。 よく辺りを見てみれば、自分たちが乗っているのは、紙幣で編まれた巨大な絨毯の上である。 その平面が、海水に飲み込まれた森の上に浮遊しているのだ。 先ほどまでヒグマと戦っていたはずなのに、自分が意識を失っている間に何があったのだろうか。 「ブロニーさん、実はな……」 宮本明が話してくれたところによれば、先のヒグマに、自分は殺害されていたらしい。 魔法少女となった武田観柳がヒグマを討ち倒したものの、重傷を負った阿紫花英良も魔法少女にならざるを得なかった。 魔法少女と言うものの実体とそのリスクは、想像していたよりも遙かにブラックなものだったが、背に腹は代えられなかったのだろう。 阿紫花英良の魔法は、武器である糸を物体に繋げて操作するものらしい。 また、その延長として、物体を糸で接合・修復することにも長けているようだ。 破損していたグリモルディと言う人形や自分自身の肉体も、その魔法で復元することができたらしい。 「そうなんですが、ジャックさん。 アタシの魔法は厳密には回復魔法なわけじゃないですし、あんたの場合は、死んじまってる体を繋げて、アタシ自身の肉体と同じく、ソウルジェムから魔力を入れて動かしてるだけなんでさ。 アタシの魔力に余裕がなくなったらまた死体に逆もどりですし、アタシから100メートル以上離れても駄目ですからね」 「オールライト、エイリョウ。それでも十分だよ、サンキューね」 中腰になって顔色を伺ってくる阿紫花は、森の中で見た衣服とは違う衣装を着ていた。 コートは裾の短い真っ黒なトレンチコートになっており、ウエストがきっちりと絞られている。 そのボタンは血のように赤く、首もとの赤いネクタイと共に、コートの黒さとコントラストを作っていた。 両手にも黒い革手袋がはまっており、そこから透き通る灰色の糸がデイパックの中に続いている。人形に魔法の糸を掛けているのだろう。 特に左の手袋の甲には、歯車の形をした灰色の宝石がついている。魔法少女の証したるソウルジェムというものが、それなのだ。 腰から下を見やれば、コートの裾から、だぼだぼのワイシャツがフレアのように溢れている。 阿紫花の下半身は、黒いタイツを履いている以外は、そのワイシャツの丈で隠れているのみのようだった。 靴はそのタイツと一体になっており、先端が尖って反り返り、赤いアンクレットのついた、道化のもののようである。 上下半身のアンバランスさ・シュールさも相まって、より一層その道化感は強いだろう。 まじまじとその様相を見つめていた視線に、宮本明も反応する。 「……確かに、英良さんのこういう姿は、相当ニッチな人々にしか求められてなさそうだな」 「そういう言い方は止めてもらえませんかねぇ……。 アタシだって、ヤクザもんだか兄貴のお下がりだかピエロだかわからない衣装なんざわざわざ着たくありやせん」 振り返れば、絨毯の端で座っている武田観柳というのだろう人物は、キルト風の至極まともそうな衣装を着ている。 しかしそれを言うなら、自分の裸体と獣との絡みだって、重度のケモナーにしか求められてはいないだろう。 「ノープロブレムよ。オレもエイリョウと一緒だから」 「あんたと同レベルにされるとなおのこと辛いんですが……」 とにかく、そうしてヒグマとの戦いが終わり、阿紫花英良がジャックの肉体の修復を試みようとしたとき、火山から巨大な老人が出現してきたらしい。 第一回放送を考察するのもそこそこに、その威容に戦々恐々となっていたところ、さらに津波が島を襲っていた。 「ああ、別に私のお金で津波を堰き止めてもよかったんですが、そこまで大量の十円券を刷っても後々無駄になりそうだったので。 ブローニンソンさんは驚かれたでしょうが、天の鳥船だと思ってご勘弁くださいね」 武田観柳が、微笑みながらそう付け加える。 彼の魔法によって生産された紙幣の絨毯が飛び立ったところで、ちょうど修復されたジャック自身も目覚めたものであったらしい。 二人を魔法少女にした当のキュゥべえは、武田観柳の隣で操真晴人に吊し上げられている。 ジャックにとっては、そのテレパシーは聞いていても、姿を見るのは初めてのことである。 頬を両手で摘まれている、無表情なウサギのような姿は、蘇り立てのジャックをして、生き別れていた下半身の元気を取り戻させるには十分な愛くるしさだった。 「……それにしてもあんたにとっては万々歳なんだろうなキュゥべえさん。 二人も魔法少女にして、早速魔力を使わせて、思惑通りってところか?」 『人聞きが悪いねハルト。そのお陰で君たちは全員助かったんじゃないか。 契約としても、対等な関係で結んだものだし、非難される謂われはないよ』 「こいつっ……!」 「まぁまぁ操真さん。キュゥべえさんは私と同じ単なる商人ですから。 何度も言うように、後は私たちの魔法の使いようです」 武田観柳が、操真晴人の手からキュゥべえを取って立ち上がる。 シルクハットの隙間から、なぜか数枚の金貨を周囲に浮遊させて、彼はジャックの元に歩み寄っていく。 その時、キュゥべえの脳内にだけ、観柳からのテレパシーが響いていた。 『……キュゥべえさん。あなたは、アシハナたちの窮地を、わざと遅く伝えてきましたね?』 血の凍るような、冷えきった声だった。 キュゥべえは驚愕に振り返るも、自分を抱えている観柳はとても朗らかな笑みを湛えている。 『な、何のことかな、カンリュウ……?』 『魔法少女になるのは私だけで済んだところを、あんな惨事になるまで情報を隠蔽して、自然に契約をもう一つ掠めるとは。考えましたねキュゥべえさん。 なかなかどうして私好みのやりかたですよ』 深い微笑みのまま、観柳はジャックの方に近づいてゆく。 キュゥべえの胴体に、観柳の指が食い込んだ。 インキュベーターの体構造は、その程度の損傷では問題にならなかったものの、彼はそのまま誰にも見えないように、キュゥべえの体内を指でかき回してゆく。 呻くようなテレパシーを押しつぶすように、観柳の口調が変化していた。 『だがなぁ……!! 昔から私は、見下されるのが大大大嫌いなのだよ!! 下手に出ているように見せかけてその実、えばりくさりのふんぞりまくり。 利益を稼ぐ手段は、こすっからく他人を出し抜こうとする詐欺師まがいの話術ばかり。 対等な駆け引きなど欠片もありはしない! 愚昧なガキどもを操って悦に入っているだけならまだしも、この武田観柳様までも手玉に取ったように振る舞っていることが、気に食わないんだよ貴様は!!』 『た、助けて!! エイリョウ! アキラ!』 キュゥべえは必死で、脳波の隙間からテレパシーを発しようと試みるも、周囲に漂う金貨にジャミングされているのか、その声は誰にも届かなかった。 観柳は清々しいほどの微笑みを浮かべたまま、キュゥべえの体を、ジャック・ブローニンソンに手渡していた。 「はい、ブローニンソンさん、どうぞ受け取ってください。 どうやらキュゥべえさんも、あなたを求めていたようです。 聞きましたよ。ヒグマ相手に欲求を発散できず、さぞや溜まっているのでしょう?」 「本当かい!? はぁああぁ……。 キューベーちゃんカワイイよぉお……」 とろけたような表情のジャックから、キュゥべえは逃れようともがく。 しかし、その体内には、先ほど観柳が撹拌していた指により、一枚の金貨が突き込まれていた。 体の空間座標を魔法で固定され、ジャックのヒグマじみた怪力に押さえ込まれた彼は、手足一本すら自由にはならなかった。 『こ、こんなことをして何の得になるんだカンリュウ!! ぼくを殺したところで、代わりはいくらでも……!』 『役に立つうちは殺すわけないでしょう。 しかぁし、私たちや人間を見下してきた分、あなたは一回、その片鱗だけでも恥辱を味わってみれば良いのです。 貴様のような奴がいつまでも旨い汁を吸えると思うなよ。利益を取り立てるのは、貴様ではなく私だということを解らせてやる。 おぼこばかりを食い物にしてきたクソ淫獣が』 「うはぁああぁぁああああああん!! キューベーちゃんの中、気持ちいぃよぉおおおお!!」 『わけがわからなアッー!?』 尻尾の付け根からジャックに深々と掘り抜かれたキュゥべえは、次の瞬間、口から大量の白濁液を噴出していた。 ジャックの股間の脈動に合わせて、赤べこのように首を振る彼のうめき声は、もう誰にも聞こえない。 観柳は浮遊する金貨をそっとキュゥべえの周りに寄せて、そのテレパシーを完全に遮断させていた。 「良かったですねブローニンソンさん。キュゥべえさんも、暖かくて気持ちいいそうですよ」 「おうおう……、これはまたアタシ以上に需要の無さそうな絵面だことで……」 「まぁ、ブロニーさんの武器がまだ健在だったことは、喜ばしい限りだな」 「それはそうと、下に向けて抜こうなジャックさん。折角の魔法のお札にかかるから」 「ああ、血も体液も、回収時に浄化しますから、気の済むまでやっちゃって構いませんよ」 「あぁぁあああはああああぁああああん!!」 その体内を汚辱に塗れさせながら、インキュベーターは、魔力係数が高いと見れば後先顧みずに飛びついてしまう自身の悪癖を、激しく後悔していただろう。 しかし、強欲に溺れた挙句、金に圧し殺された愚者の叫びなど、周囲の人間には誰一人として届きはしないのだった。 【G-8 森(観柳の十円券絨毯の上)/朝】 【宮本明@彼岸島】 状態 ハァハァ 装備 プルチネルラの棍棒@からくりサーカス 道具 基本支給品、ランダム支給品×0~1 基本思考 脱出する 0 お金の力って凄ェ!! 1 英良さんの人形芸も凄ェ!! 2 ブロニーさんの精力も凄ェ!! 3 やっぱり魔法とキュゥべえさんはクソ野郎じゃねえかよちくしょう!! 4 兄貴の面目にかけて、全力で生き残る!! 5 あ、操真さん、いたのか? 【ジャック・ブローニンソン@妄想オリロワ2(支給品)】 状態 木偶(デク)化、キュゥべえを掘っている。 装備 なし 道具 なし 基本思考 獣姦 0 キューベーちゃんの中気持ちいいよぉおおお!! 1 動物たちと愛し合いながら逝けるならもういつ死んでもいいよぉ!! [備考] ※フランドルの支給品です。 ※一度死んで、阿紫花英良の魔力で動いています。魔力の供給が途絶えた時点で死体に戻ります。 【阿紫花英良@からくりサーカス】 状態 魔法少女、ジャック・ブローニンソンに魔力供給中 装備 ソウルジェム(濁り小)、魔法少女衣装 道具 基本支給品、煙草およびライター(支給品ではない)、プルチネルラ@からくりサーカス、グリモルディ@からくりサーカス、余剰の食料(1人分程) 紀元二五四〇年式村田銃・散弾銃加工済み払い下げ品(0/1)、鎖付きベアトラップ×2 基本思考 お代を頂戴したので仕事をする 0 腰から下がスースーするんですがこの格好……。 1 手に入るもの全てをどうにか利用して生き残る 2 何が起きても驚かない心構えでいるのはかなり厳しそうだけど契約した手前がんばってみる 3 他の参加者を探して協力を取り付ける 4 人形自身をも満足させられるような芸を、してみたいですねぇ……。 5 魔法少女ってつまり、ピンチになった時には切り札っぽく魔女に変身しちまえば良いんですかね? [備考] ※魔法少女になりました。 ※固有魔法は『糸による物体の修復・操作』です。 ※武器である操り糸を生成して、人形や無生物を操作したり、物品・人体などを縫い合わせて修復したりすることができます。 ※死体に魔力を注入して木偶化し、魔法少女の肉体と同様に動かすこともできますが、その分の維持魔力は増えます。 ※ソウルジェムは灰色の歯車型。左手の手袋の甲にあります。 【武田観柳@るろうに剣心】 状態 魔法少女、一円金貨約150万枚・十円券約1500枚を操作中 装備 ソウルジェム(濁り極小)、魔法少女衣装、金の詰まったバッグ@るろうに剣心特筆版 道具 基本支給品、防災救急セットバケツタイプ、鮭のおにぎり、キュゥべえから奪い返したグリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ 基本思考 『希望』すら稼ぎ出して、必ずや生きて帰る 0 つけあがりやがってクソ淫獣が。搾取するのは貴様ではなくこの私だ。 1 他の参加者をどうにか利用して生き残る 2 元の時代に生きて帰る方法を見つける 3 取り敢えず津波の収まるまでは様子見でしょうか。 4 おにぎりパックや魔法のように、まだまだ持ち帰って売れるものがあるかも……? [備考] ※観柳の参戦時期は言うこと聞いてくれない蒼紫にキレてる辺りです。 ※観柳は、原作漫画、アニメ、特筆版、映画と、金のことばかり考えて世界線を4つ経験しているため、因果・魔力が比較的高いようです。 ※魔法少女になりました。 ※固有魔法は『金の引力の操作』です。 ※武器である貨幣を生成して、それらに物理的な引力を働かせたり、溶融して回転式機関砲を形成したりすることができます。 ※貨幣の価値が大きいほどその力は強まりますが、『金を稼ぐのは商人である自身の手腕』であると自負しているため、今いる時間軸で一般的に流通している貨幣は生成できません(明治に帰ると一円金貨などは作れなくなる)。 ※観柳は生成した貨幣を使用後に全て回収・再利用するため、魔力効率はかなり良いようです。 ※ソウルジェムは金色のコイン型。スカーフ止めのブローチとなっていますが、表面に一円金貨を重ねて、破壊されないよう防護しています。 ※グリーフシードが何の魔女のものなのかは、後続の方にお任せします。 【操真晴人@仮面ライダーウィザード(支給品)】 状態 健康 装備 普段着、コネクトウィザードリング、ウィザードライバー 道具 ウィザーソードガン、マシンウィンガー 基本思考 サバトのような悲劇を起こしたくはない 0 巨人に津波に魔法少女に……先行きはどうなるんだこれは。 1 今できることで、とりあえず身の回りの人の希望と……なれるのかこれは? 2 キュゥべえちゃんは、とりあえず軽蔑。 3 観柳さんは、希望を稼ぐというけれど、それに助力できるのなら、してみよう。 4 宮本さんの態度は、もうちょっとどうにかならないのか? [備考] ※宮本明の支給品です。 【キュウべぇ@全開ロワ】 状態 ジャック・ブローニンソンに掘削されている。 装備 観柳に埋め込まれた一円金貨 道具 なし 基本思考 会場の魔法少女には生き残るか魔女になってもらう。 0 アッー!!!!!!!??????? 1 ひどいよ……こんなのってないよ……こんなの絶対おかしいよ……。 2 人間はヒグマの餌になってくれてもいいけど、魔法少女に死んでもらうと困るな。もったいないじゃないか。 3 とりあえず分体の連絡が取れなくなった巴マミに、グリーフシードを届けたいんだけど、カンリュウ、頼むから話を聞いてくれ!! 4 道すがらで、魔法少女を増やしていこう。 [備考] ※範馬勇次郎に勝利したハンターの支給品でした。 ※テレパシーで、周辺の者の表層思考を読んでいます。そのため、オープニング時からかなりの参加者の名前や情報を収集し、今現在もそれは続いています。 No.110 強すぎる力の代償 本編SS目次・投下順 No.112 Timelineの東 本編SS目次・時系列順 No.114 SURVIVE No.088 手品師の心臓 武田観柳 No.123 Round ZERO 阿紫花英良 宮本明 ジャック・ブローニンソン 操真晴人 キュゥべえ ヒグマ5 死亡