約 180,227 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1394.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた/コメントログ」 母れいむのお涙頂戴劇のオチで笑ったw -- 2010-07-23 17 03 32 母れいむこんなに嘘つけるんだしすごくね -- 2010-10-18 00 46 55 挿絵可愛い -- 2010-11-10 23 53 42 えーき様だけ残してあとは皆殺す・・・w -- 2011-02-14 02 59 20 ぺにぺにによりをかけるなwww -- 2012-04-28 18 13 39 愛でお姉さんかと思いきや、HENTAIお姉さんだったか…… -- 2012-11-27 12 32 11 最後の絵でワロタwww -- 2013-03-07 12 48 50 ぺにぺににはよりをかけなくてよい!!www それから、えーき様って「よいぞ」言わないっけ!? -- 2013-08-12 22 34 16 おねえさんがエロすぎた -- 2014-12-27 23 27 49 母れいむに小説の元ネタつくってもらえばいいよ。あんなに上手に嘘つけるんならww 愛でお姉さん(仮)だとは思わなかったなぁwww -- 2015-11-10 01 51 59 とても素晴らしいです。こういうゆっくりSSもすごく良いですね。 -- 2016-07-22 15 29 34 野良れいむにしてはとても善良な野良れいむだな。あっ、自分は、父まりさと母れいむとの子供、おちびちゃんは、赤れいむは末っ子で、成体寸前の子まりさ五匹、成体寸前子れいむ六匹、子まりさ二匹、子れいむ四匹、赤まりさは五匹、オツムと足りていない末っ子赤れいむを含む四匹いる設定です。 -- 2016-08-08 22 57 59 母れいむ連れて来た末っ子の赤れいむ以外の、子ゆっくり達と赤ゆっくり達は、父まりさが連れて来た。っいう私の設定がある。 -- 2016-08-08 23 05 57
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3166.html
※成体わさ種が出てきます。愛で要素あり。 ある暑い夏の日、俺は実家に帰っていた。 実家は謎の小さい島にあり、コンビニは歩いたら夜までかかる、高速道路もなし、タクシーは呼ばないとこない、自動販売機が歩いて1時間、終いには家の周りにある店が全て4時で閉まるという、とんでもない島である。そしてこの辺には出るのだ。 そう、わさ種である。 そして今現在、絶賛わさ種と対面中なのだ。 「ゆ!にんげんさん!ゆっくりしていってね!」 「おぉ、ゆっくりしていってね。」これはすごい。都市部では全く見られない成体のわさ種だ。しかも見たところ善良種だ、こんなゆっくりにあえるなら、田舎に来た意味もあるってわけだ。 「おにいさん見てみて!れいむのわさわさすごいんだよ!」ワサワサ! 「お、たしかに太いな。」「でしょ!」 いやぁ、これは愉快愉快。 なんか可愛いから飼おうかな、このわさ種。 都市部ではわさ種といえばゲスなのに、やっぱり誰かが教育とかしてるのかな。とりあえず飼おう。 「ねぇれいむ。俺の飼いゆっくりにならないか?」 「ゆ?いいの?」「あぁ。いいよ。お前は善良っぽいからな。」「やったぁ!れいむ、おにいさんをゆっくりさせるよ!」いやぁ微笑ましい。 「さあ。僕の家においで。」「ゆっくりりかいしたよ!」そう言うと俺は実家に帰った。 「ただいま〜。」「おおとしあき、よくきたねぇ。…ん?そのゆっくりは…」「あぁ、俺の飼いゆっくりだよ。」「おねえさん、ゆっくりしていってね!」 「あら、おねえさんだなんて!ほ、褒めても何も出ないんだからね!」そう言いながら母は持ってたりんごを一切れれいむにあげた。 「ゆ!おねえさんありがとう!」「おほほほほ!いいのよいいのよ!」「全く母さんもちょろいなぁ。」 「「「ははははははは!」」」 今日の夜ご飯はお鍋だ。れいむにはりんごをあげることにした。「「いただきます!」」「ゆっくりたべるよ!」久しぶりに鍋なんて食べた。母の作る鍋にはいろんな物が入っている。しらたきに牛に白菜に… れいむはれいむでりんごを美味しそうに食べている。 こうして夜ご飯も終わり、母は一人で寝、俺とれいむは2階で寝ることにした。「ゆっくりおやすみなさい!」「はいはい、おやすみおやすみ。」そう言って俺とれいむは眠りについた。 俺が起きたのは、れいむの悲鳴から始まった。 「れ、れいむ!どうしたんだ!」「あ、あ、あれすが、ありすがぁぁぁ!!」「んほぉぉぉぉぉ!とてもゆっくりしてるわねぇぇぇぇ!!!いっそうこうふんしちゃうわぁぁぁぁぁぁ!!!」げ、れいぱーだ。 こいつは誰彼関係なくレイプするゲスゆっくりだ。 「れいむは母さんをよんで!俺がこいつを潰す!」 「ゆ、ゆっくりりかいしたよ!お、おねぇさーん!2階にきてぇぇ!!」「な、なにがあったんだい!?」 れいぱーがきたんだよ!」「わかったよ!すぐ行くよ!」しかし母を呼んでる間にもう決着がついた。 「よし、ありすを倒したぞ。」「なんだ、もう決着がついたのね。良かった良かった。」「おにいさんんんんんありがとぉぉぉ!!」しっかしどうして2階にありすがいるんだ?そう思いながら1階に行くと… 「あ!窓が割られてる!」「あら!ほんとだ!」 全く、悪知恵だけは働く生き物だ。 ん?なんか忘れてるような… 「あ!」そういえばもうすぐ船が出る時間だ! 「ごめん母さん俺もう帰るわ。」「あ、ああ。」 「よし。れいむ急ぐぞ。」「あいあいさー!」 そう言うと俺は車にれいむを乗せると港へとむかった。 数日後。 やっと帰ってきた。家に。 とはいえ今回はれいむがいるのだ。しかも善良で成体なわさ種とは属性もりすぎだろ。というわけでこのままゲス化するのは嫌なので、しっかりと躾をすることにした。「いいかれいむ、これからお前には訓練を受けてもらう。」「ゆ!ゆっくりりかいしたよ!」 それから俺の厳しい訓練が始まった。 「餌は与えられるのではなく自分で探すのだ!」 「さーいえっさー!」自分で餌を探させるために狩り場を作った。ここで見つけた分だけ餌を食べていいのだ。 「戦闘力も必要だ!今日から素振り100回!」 「さ、さーいえっさー!」俺が家を開けた時にゲスに殺されるのを防ぐため攻撃力も鍛えさせる。 「わさ種だからって他のゆっくりに頼っては行けないぞ!自分で物を取れるようにしろ!」 「さーいえっさー!!」 わさ種は普通のれいむと違ってもみあげが大きい。 だから物をうまく取れないのだ。普通なら親が取るのだがそれだと自分で生活できない為、自分で物を取る力も鍛えさせる。 この訓練を続けて2週間がたった。 朝起きると、なんとわされいむが 胴付きになっていたのだ! 「ゆ!おにいさんおはよう!れいむ胴付きになったよ!」「おお。」「これでおにいさんとお出かけ出来るんだよ!」「いや、あとはバッチ試験に合格しないとな。」「ばっちしけん?」「ああそうだ。バッチ試験で金バッチに合格すれば色んなところに行けるぞ。」「れいむばっちしけんうけたいよ!」 「わかった。じゃあ沢山勉強しなきゃな!」 「ゆっくり理解したよ!」 そして今度は、わされいむのお勉強会が始まった。 「いよいよ今日がバッチ試験本番だぞ。」 「大丈夫だよ!れいむちゃんと勉強したよ!」 「じゃあ問題を出すぞ。3の次は?」 「123…4だよ!」「正解だ。じゃあ次の問題。おやさいさんは?」「にんげんさんたちがたねをまいて作ってるんだよ!」「よし、正解だ。じゃあ多分大丈夫だな。試験頑張ってこいよ!」「ゆっくり理解したよ!」そして遂に試験が始まった。 「123…たくしゃん!」(3の次は4だよ。)「おやさいさんはかってにはええてくるんだよぉぉぉぉ!!!!」(そんなわけないよ。) 周りのゆっくりたちがどんどん脱落していき、 遂にはぱちゅりーとわされいむの1騎打ちになった。 「むきゅん!知能ならだれにもまけないわ!」 「こっちこそ!」そして最終試験。お題は… 10m走! もちろん、胴付きが負けるわけがなく、 わされいむは見事金バッチに合格した。 「おにいさん!遂にれいむ金バッチを取ったんだよ!」「おぉ!じゃあご褒美に番でも探してきてやろうか?」「ゆ!れいむはまりさがいいんだよ!」 「ははは、考えておくよ。」 田舎へ帰省するときから始まったわされいむとおにいさんの物語はまだまだ始まったばかりである 続く。 今まで書いた作品 鉄壁の軍人まりさ ゆもんぐあす れみりゃの悲劇 ゆっくり機関士 ゆっくりいじめ系3526 ゆっくり機関士2 うーぱっくを虐待するゾ! ゆっくり系いじめ3527 れいむとまりさのれみりゃ復讐大作戦 原種ゆっくりvs鬼威参 ゆプラトゥーン どすのけつだん ゆっくりのww1rts ゆっくりのww1RTS 2 新設定集
https://w.atwiki.jp/battler/pages/10158.html
ちびみこ人形 東方人形劇で登場する博麗霊夢の人形。 進化するとれいむになり、さらに進化するとEれいむになる。また、れいむに進化するとタイプがノーマル・飛行になる。 バトロイでは『みこにさいせん』や『とびげり』、『むそうてんせい』などを使ってくる。 ちびレティが大好き。 タイプ ノーマル 特性 マイペース 図鑑の説明 はくれいじんじゃの みこ おちゃを のみながら しずかに すごすのが すき。 marinonet.などでの能力 24/36/23/17 バトロイクエストなどでの能力(F E D C B A S SS \デデーン/) HP:2200 攻撃力:A 防御力:B 素早さ:C 魔法力:S 魔法力が高いのであまり魔法は当てないように。ただし、電気には比較的弱いようだ。 相性 ☆ちびレティ(…だいすき。) ○れいむ(進化してみたい。) ○Eれいむ(同上) △レミリア・スカーレット(Megamari)(…こんなに生意気だったっけ?) △ブロリー(Megamari)(何故か嫌われてるような…。) ×銀髪猫74?(気に食わないわね。入れ替わって何が悪いって言うのよ)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3934.html
『夢をあきらめない』 11KB 観察 日常模様 野良ゆ 現代 独自設定 野良れいむの夢の話です ※俺設定注意 ※作、長月です 今まで書いた作品はこちらに http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/393.html ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLは下にある通りです。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/ 夢をあきらめない 俺がそのれいむを見たのはある商店街の大通りだった。 秋深まる11月。紅葉も見ごろを終え、山のゆっくり達は冬ごもりの準備に精を出し、しずは、みのりこは自分達の時代の終焉を知る。 逆にれてぃ、ちるのはもうすぐ来る自分達の季節に胸ときめかせ、町には一足早いクリスマスソングが流れていた。 「ゆー、ゆーゆゆー、ゆめをあきらめないーでー。」 そんな中、一匹のれいむが路地裏の入り口で歌を歌って物乞いしている。どこででも見かけるありふれた光景・・・のはずだった。 しかし俺が気になったのはそのれいむの表情だ。 普通この手の物乞いをするゆっくりは相当切羽詰まっている奴であることが多い。もはや野良ゆの末期と言っていい程に。 それこそボロボロの体でお飾りのない奴が大半でこの世全ての絶望と不幸を背負っているような顔をしているのが常である。 だがそのれいむは違っていた。 野良にしては小ぎれいな身なりで、表情も生き生きと希望にあふれている。普通野良ゆっくりなんて大なり小なりゆっくりできない毎日に絶望し、目が死んでいるものだが。 「なぁれいむ・・・ちょっといいか?」 気になった俺はそのれいむに話しかけてみた。 「ゆゆっ!!もしかしておにいさんはぷろでゅーさーさん?」 そんな俺にれいむは目を更に輝かせる。 「いや俺はただのサラリーマンだけど・・・」 「そう・・おにいさん、ぷろでゅーさーさんじゃないんだ・・・がっかりー。」 俺の答えにれいむはしゅんとなる。それにしてもプロデューサーってなんなのだろう。俺はこの野良れいむに俄然興味がわいた。 「プロデューサーってなんだ?お前が他の野良に比べてゆっくりしてるのと何か関係あるのか?」 「ゆゆっ、それはね、れいむにはおおきなゆめっがあるからだよっ!!」 がばっとれいむは顔を上げる。がっかりした表情から一転、キラキラと目を輝かせるている。 「夢・・・?」 その場しのぎで刹那的にしか生きていないゆっくりに似つかわしくない言葉。 久しぶりに聞くそれに肩の古傷がズキンと痛んだ。もう吹っ切れたはずなのに。 「れいむもね、むかしはぜんっぜんゆっくりできなかったんだよ。にんげんさんたちはゆっくりしてないし、おとーさんもおかーさんもおねーちゃんもいもうとたちもみんなえいえんにゆっくりしちゃうし・・・れいむはひとりぼっちだったんだよ・・・ でもね、あのてれびさんがおしえてくれたんだよ!!れいむがゆっくりできるほうほうを!!」 そう言ってれいむがもみ上げで指差す先には電気屋のショーウィンドーがあり、中では展示販売されている液晶テレビがある。 「とんこつなのにフルーティーな桃の香り!!ゆーパーカップメス豚とんこつ味、新発売!!買ってね!!」 どうやら番組の合間らしく画面では胴付き芸能ゆん、TENKOのCMをやっている。 このれいむにとってあのテレビが唯一の娯楽であり、失った家族の代わりだったのだろう。寂しさを紛らわせるためテレビに熱中することは飼いゆでもよくあることだ。 「てれびさんでうたひめれいむがいってたんだよ!!ゆんせいがつまらないのはゆめがないからだって。ゆめはあきらめなければきっとかなうって。だかられいむもゆめをもつことにしたんだよ!!うたひめれいむみたいにおうたでゆうめいっにれいむはなるんだよ!!」 どうやらこのれいむ、昨日やっていた「歌姫れいむ」のドキュメンタリーを見たらしい。 歌姫れいむとはあの野良ゆから芸能ゆっくりになったという異色の経歴を持つゆっくりで、なんでも路上で歌を歌っていた野良れいむにとある音楽プロデューサーが目をつけ「元野良ゆのしんでれらがーるっ」として売り出したところ思いのほかヒットした奴だ。 今では先程のTENKO同様国民的アイドルとなっており、こいつら野良ゆ達の羨望の的になるには十分な存在と言える。 また歌姫れいむの曲には「夢をあきらめないで」「希望を捨てない」「夢はいつか叶う」といったフレーズが数多く存在し、それも絶望的環境下に置かれている野良れいむが共感する要因のひとつだろう。 もっともそれは事務所のイメージ戦略にすぎず、当の歌姫れいむはそんなこと思っちゃいないという意見もあるが。 「れいむねっ、でびゅーしたらぷろでゅーさーさんにいっぱいゆっくりさせてもらうんだ。たくさんあまあまとおっきなおうちをかってもらってねっ。びゆっくりのまりさとたくさんたくさんおちびちゃんつくるんだよっ。」 興奮ぎみに話をしている間もれいむはもみ上げをわさわさと犬の尻尾のように振っている。軽い躁状態になっているようだ。 野良ゆっくりという出口の見えないトンネルのような毎日。そんな日々の中に見えた希望の光に思いのほか浮かれていると見える。 「そうか・・・夢叶うと良いな。」 「おにいさん、ぷろでゅーさーさんにあったらおしえてあげてね!!ここにおうたがだいすきなれいむがいるって!!すかうとっされるのずっとずっとまってるって!!」 「ああ、分かった。もし会ったら伝えておくよ。」 しょぼい三流会社の営業マンにすぎない俺に音楽プロデューサーとの付き合いなどあるわけないのだが。 苦笑しながら俺はその場を後にする。 「ゆーゆーゆー。ゆめをあきらめないーでー。」 俺が離れるとれいむはまた歌を歌い始める。曲は歌姫れいむの新曲だ。恐らくTVを見て覚えたのだろう。 いつかスカウトしてくれる日を信じてれいむは歌い続けるのだろう。 下手くそながらもやけに希望に満ちたれいむの歌声が俺には印象的だった。 それから数日後 「えーと次に行くのは・・・」 その日俺は急いでいた。この日俺は取引先を何件も回らなければいけなかったのだ。 遅刻なんてしたら相手に足元を見られかねない。全く営業は地獄だぜ!!である。 「かえってね!!れいむはそんなはなしききたくないよ!!」 早足で急いでいた俺だが急に聞こえた声に思わず立ち止まってしまった。声は路地裏の方から聞こえてくる。 確かここはこの前会った野良れいむの巣がある場所だ。気になった俺は急いでいるのも忘れて路地裏をのぞいて見た。 「おちついて、れいむ。けしてわるいはなしじゃないはずよ。」 「れいむのためをおもっていってやってるんだぜ。」 「だからそれがよけいなおせわっていってるでしょおお!!!れいむはありすたちみたいなゆめをわすれたまけいぬじゃないんだよ!!!」 そこにいたのはこの前のれいむともう2匹のゆっくり。後ろを向いているので顔は確認できないが帽子とカチューシャをしているとこからいってありすとまりさだろう。 なにやられいむともめているらしい。大通りにまで争う声が聞こえてくる。(主にれいむの) 「あとでこうかいしてもしらないわよ・・・」 「まったくれいむなんてさそうんじゃなかったぜ。」 結局、交渉は物別れで終わったようだ。呆れ顔で路地裏から出て行くまりさとありす。 後姿では分からなかったがその帽子とカチューシャにはひまわりの形をしたバッジが付いている。そのまま2匹は俺の足元を抜けて公園の方へ跳ねていった。 あのバッジは・・・なるほどそういうことか。大体の事情を把握できた。 「おお・・もうこんな時間か。」 れいむ達の様子を見ていた間も時計の針は進んでいる。約束の時間が迫っていることを思い出し俺は再び走り出す。 よっぽど忠告してやろうかと思ったが今はそんな暇ないし、どうせあの様子じゃ聞く耳持たないだろう。 そのまま取引先まで走った俺はギリギリ遅れることなく到着できた。 11月も末のある日。 たまたま近くを通りかかった俺はれいむのいる路地裏をのぞいて見ることにした。 あれから2週間がたっており、あのれいむがどうなったか気になったからだ。まあ大体の予想はついているが。 「ゆ・・・おにいさん・・・たずげで・・・」 ひどい有様だった。 髪の毛はまだら禿げになっておりお下げも両方引き抜かれている。体中靴後だらけで歯もほとんど抜けていた。 ダンボールハウスもグチャグチャにされており、リボンの残骸もその近くにある。やったのは近くの中学の悪ガキあたりか。 こうなる事は分かりきっていた事だ。路上でおうた歌っているゆっくりの末路なんて加工所に通報されて回収されるか、通行人の悪意にさらされるかの2択しかない。今回は後者だったというだけの話である。 「どぼじで・・・れいむ・・・ゆめにむかっでがんばっだのに・・・どぼじで・・・・」 かすれたガラガラ声。おそらく歌いすぎて喉をやられたのだろう。 何も考えなしで歌い続けてれば当然の結果である。 「なぁれいむ・・・なんであのありすとまりさの誘いを断ったんだ。あれって公園の地域ゆっくりに誘われてたんだろ?」 「ゆ・・?おにいさん・・みてたの?」 「ああ・・・偶然な」 あのありすとまりさの付けていたひまわりの形をしたバッジ、あれは地域ゆっくりのするバッジだ。この近くの公園でゴミ拾いや草むしりなどをやる代わりに餌と住みかを約束されたゆっくり達である。 最近、老人ホームのほうへ大量に引き取られていったと聞いたのでその穴埋めとしてれいむは誘われたのだろう。 「だって・・・あんなのにんげんさんのどれいだよ・・・ぜんぜんゆっくりしてないよ・・・」 確かに公園の管理人の爺さんはうんざんみたいな顔しておっかないし、地域ゆっくり特有の厳しい掟もある。 草むしりなんかはこいつらゆっくりにとっては重労働だろう。 しかしそれでも野良ゆにとって最も必要な身の安全と食料の確保ができるのは大きいし、努力している姿が認められれば公園の利用者が飼いゆにしてくれることもあるのだ。だから野良には地域ゆっくりになりたがるものは多いのだ。 「それ言ったら俺だって会社の奴隷みたいなもんだ。サービス残業、無茶なノルマ、そのくせボーナスはカットでここ数年給料が上がったことなんてないし。好きでもない営業に足を棒にして、下げたくもない頭下げてな。 それでも頑張ってリストラされないようお仕事してんだぞ。 お前もそうするべきだったんだよ。あのままありす達の誘いを断らないで地域ゆっくりになって、歌は自由時間に歌う程度にしておきゃ良かったんだ。そうすりゃこんな目に遭うこともなかったのに。」 「でも・・・ゆめをあきらめるな・・ゆめはきっとかなうってうたひめれいむが・・・」 「そんなの嘘に決まってんだろ。もし本当ならなんでいつもゆっくりしたいと思ってる野良ゆがゆっくりできないんだよ。おかしいだろ。そもそも夢を叶えたっていう歌姫れいむ自体人間の奴隷に過ぎないんだよ。」 「う・・うそ・・うそだよそんなの・・・」 れいむにとって歌姫れいむは自分の目標であり、侵すことの出来ない聖域のようなものなのだろう。しかし現実は残酷である。 「嘘じゃない。この前読んだ週刊誌に載ってたんだ。『歌姫れいむ、事務所ぐるみで虐待疑惑』ってな。それによるとろくに休みも与えないで仕事させられて少しでも弱音を吐いたらあにゃるにスタンガン使われるってよ。それどころか小麦粉きめて無理やり歌わされてるとか、そもそも本物の歌姫れいむはもうとっくに過労死してて、今テレビに映ってるのは本物のリボンをつけさせた偽者って噂もあるらしい。」 「そんな・・・そんなのって・・・・」 「大体お前のお歌で歌手になんかなれるわけないってのは素人の俺でも分かるぞ。本当はお前もうすうす気付いてたんだろ。」 「・・・・・・」 「結局お前は夢を追ってたんじゃなくて現実から逃げてただけなんだよ。馬鹿な真似したな。地域ゆっくりになってりゃ大変な代わりにそこそこゆっくりできたものを・・・・身の丈に合わない夢は妄想に過ぎないし、出来もしない事頑張ってもそれは苦労じゃなくて徒労に過ぎない。それにもっと早く気付くべきだったんだ。」 言いながら胸がチクリと痛む。俺も他人のことは言えないのだ。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・?れいむ?」 いつのまにかれいむは死んでいた。体ではなく精神が。 自分の努力は全て無駄に過ぎず、神にも等しく信仰していた歌姫れいむも所詮人間の奴隷にすぎないと言う事実は相当こたえたようだ。 その顔には始めてあった時の希望はかけらも残っておらず、その瞳には夜の海のような深く黒い闇しか見えなかった。 「ゆーゆーゆー。ゆめをあきらめないーでー。」 大通りを歩いていると歌姫れいむの新曲が有線放送で流れていた。さっきのれいむの事を考えるとかなり複雑な気分になる。 「夢をあきらめないで・・・ね。でも夢を諦めないでいると、現実を諦めなくちゃならなくなるんだよ・・・」 俺も昔は夢を持っていた。プロ野球選手になるという夢を。 いつかはゆー子園に出場し優勝、そのままゆー子園をホームに持つゆん神ハングリータイガースのエースになるのだと本気で考えていた。今思えば子供の馬鹿な妄想に過ぎなかったが。 俺はけして才能があるほうではなかった。すごい速球を投げれるほど体も大きくなく、針の穴を通すようなコントロールもない。そんなどこにでもいる平凡な野球少年の一人。 だが俺は諦めなかった。 努力はけして裏切らない。夢は諦めなければきっと叶う。 そう信じて人一倍努力し続けた。 しかし夢が俺に残したもの。それは無理な練習で壊した肩ともう二度と野球ができないという残酷な現実だけだった。 別に野球を好きだった事を後悔はしてないし、グランドで流した汗が無駄だったとは思わない。 しかし馬鹿な夢さえ見なければ今も好きな野球ができたのにとは思わずにはいられないのだ。 「ゆーゆーゆー。ゆめはいつかかなうよー。」 歌姫れいむの曲が流れる中、俺はただ雑踏の中を黙々と歩く。 吐く息は白く、もう冬がそこまで来ている事を俺に教えてくれた。
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/20.html
ちびれいむ はくれいじんじゃの みこ おちゃを のみながら しずかに すごすのが すき。 タイプ ノーマル 特性 マイペース 分布 いせきのたに Lv5 5のしま あきち Lv15 種族値 HP 50 すばやさ 50 こうげき 50 とくこう 50 ぼうぎょ 50 とくぼう 50 進化系統 ちびれいむLv18でれいむLv36でEれいむ レベルアップで覚える技 Lv01 はたく Lv04 なきごえ Lv07 ふうましん Lv10 みこにさいせん Lv15 とびげり Lv20 リフレクター Lv20 ひかりのかべ Lv25 ふういん Lv32 あくび Lv39 ていそくいどう Lv46 そらとぶみこ たまごで覚える技 ひかりのかべ ロケットずつき しんぴのまもり あまえる はなびらのまい マジカルリーフ くさぶえ のろい 覚える技マシン 04 めいそう 06 どくどく 07 あられ 10 チームワーク 11 にほんばれ 15 はかいこうせん 16 ひかりのかべ 17 まもる 18 あまごい 20 しんぴのまもり 21 やつあたり 27 おんがえし 29 サイコキネシス 30 シャドーボール 32 かげぶんしん 33 リフレクター 37 すなあらし 41 いちゃもん 42 からげんき 43 ひみつのちから 44 ねむる 45 れいげき 48 スキルスワップ 49 よめしゅぎょう 覚える秘伝マシン 02 そらをとぶ 04 かいりき 06 いわくだき 倒すと獲得できる努力値 こうげき +1 育成例
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1232.html
大体、元ネタはある 「うーっ♪」 胴付きれみりゃが、風下に向かって気持ちよく屁をこいた。 その場で気分よく深呼吸をする直前に風向きが百八十度変わった。 ある日、野良れいむが自動販売機の下から、百円玉を見つけ出した。 それを見ていた男が、れいむにこう話しかけた。 「れいむ、その百円玉をお兄さんにくれないか?」 「なにいってるの? ばかなの? しぬの? れいむはこれであまあまをかうんだよ!」 「まあ待て。ただでとは言わん。この一円玉が何か分かるかい? これはね、表の模様が裏に、裏の模様が表にある世にも珍しい一円玉なんだよ。こっちの方が価値があるんだ」 「ゆっ!? ま、まあ、おじさんがそれをれいむにくれるなら、このぴかぴかさんをあげてもいいよ」 「流石、れいむは頭が良いね。話が早くて助かるよ。じゃ、交換だ」 その、世にも珍しい一円玉を百円と引き替えに手にしたれいむは、さっそく近所のコンビニに向かって跳んでいった。 WIN・WINの関係となる良い取引をした男は、満足げな顔で、その自動販売機でチェリオを買った。 昔々には、イギリスの北部に食人を行う一族がいたという。三国志の劉備が人肉をふるまわれた話も、知っている人は知っているだろう。 そして今の世に、ゆっくりを食うゆっくりがいた。 といってもれみりゃやふらん等ではない。まりさとれいむの夫婦だ。 同族殺しは最もゆっくりできないとか、臭いで同族殺しが分かるとかいう設定はこの際、スルーして欲しい。多分、ゆっくりの餡子の甘さにとりつかれたのだろう。 主にまりさが、夫として、近くを通りがかったゆっくりを襲って食べているのだった。 その狩りのノウハウを子まりさにも教える日がやってきた。 そして見つけた最初の獲物は、ありすだった。何だかとてもとかいはな感じのする、あか抜けた肉付きのいいありすだった。 「ゆわーい、ぱぱ、きょうのでぃなーはあいつだね」 と、子まりさが言った。それに対して、 「いや、きょうのでぃなーはうちにいるれいむにするよ!」 と、親まりさが答えて、ありすをナンパしにいった。 「れいむはゆっくりのかみさまだよ! みんなのおねがいごとをなんでもきいてあげるね!」 突如空から降りてきた、妙に神々しいれいむのもとに、大勢のゆっくりが集まってきた。 「あまあまをたくさんちょうだいね!」「かわいいおよめさんがほしいよ!」 「どすになりたーい!」「きんばっじさんのしけんにごうかくさせてね!」 「このよからぎゃくたいおにいさんをまっさつしてね!」 皆がそろいもそろって、お願い事を口にした。 れいむは、その全てを聞き届けた後、満面の笑みで言った。 「うん! みんなのおねがいはきいたよ! じゃあみんな、ゆっくりしていってね!」 皆が呆然とする中、神様れいむは何もせず、飛び立った。 が、すぐに落ちてきた。 願い事を叶えられない神様れいむは、神様としての権利を剥奪されたのだった。 もはや神様でも何でもないれいむは、満面の笑みで言った。 「えーと……やっぱりかみさまなんていなかったね!」 他のゆっくりたちも、つられて笑った。 笑いながら、れいむに次々と体当たりをしていった。 ドーナツ屋でバイトをしていると、先ほど百円のドーナツを一つ買っていった小汚いれいむがまた来た。俺の顔は一瞬、店員スマイルを忘れる。 多分、どこかで百円を拾ったのだろう。商品を選んでいる最中のふんぞり返った様は実にいらいらするものだった。 よく見ればこのれいむ、先ほど買ったチョコドーナツをまだ食っていなかった。 「このどーなつさんはやっぱりやめたよ! べつのにしてね!」 開いた口がふさがらないとはまさにこのことだが、生憎、他の客がいる手前、手荒なことは出来なかった。 こういうのは、要求をのんで、さっさと追い出すのが一番ましな方法だ。 「はいはい。分かりました。じゃあ、そのドーナツは返してください」 俺はチョコドーナツを受け取る。うわっ、何か濡れてる。チョコが溶けてるし…… しかし、どうしてこいつ、大好きなあまあまをさっさと食ってしまわなかったんだろう? 答えはすぐに出た。 「じゃ、れいむはほんとうはあのどーなつさんがほしいよ!」 といって指し示したのは、二百円するデラックスチョコドーナツだった。 「……あれは、れいむのもってきた百円玉一枚では足りませんですけど」 何だか言葉遣いが変になりそうだ。饅頭に対して丁寧語を使った経験がないもので。 「はあ? なにいってるの? ばかなの? しぬの? さっきれいむがもってきたぴかぴかさんと、いまかえしたどーなつさんで、ぴかぴかさんがふたつぶんでしょお!?」 「……つまり、払った百円と、返品した百円ドーナツで、合計二百円払った、といいたいんですね?」 「ふう、あんこのうなおにいさんにもようやくれいむのふくざつなりろんがりかいできたようだね! わかったらさっさとあまあまを」 俺は、そのれいむを調理場に連れて行くと、ドーナツのたねで口を塞ぎ、バーナーで脚をあぶった。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2089.html
※13あき氏のイラストを基に書いています。 台詞、モノローグいろいろパクリ、原作レイプ注意。 ここに、一匹のまりさがいた。 まりさは山のゆっくりであった。 れいむを妻に迎え、子れいむ、子まりさという子供を授かった。 何処にでもいる普通のゆっくりだ。 まりさは山のゆっくりであるから、自分で自分のご飯を調達する必要があった。 ゆっくりの間で言われている「狩り」。木の実などを目的にしていることからどちらかと言えば採取なのだが今は関係ない。 とにかくまりさは狩りへと出かけるのが日課だった。 家族持ちのまりさにとって、山での狩りは大変な物だった。 なにしろ家族を扶養しなくてはならない。それはまりさにとってとても大きい負担だった。 今日もまりさは家族のため、ご飯を探して山を駆けずり回る。 「ゆぅっ!こんなもんだね!」 それなりの量のご飯を帽子に詰め込み、巣へと急ぐまりさ。 今日の狩りは終了のようだ。 「ゆっくりかえったよ!ただいま、れ・・・・・・」 「おそいよ、まりさ!はやくごはんをだしてね!」 「おとーしゃんはしゃっしゃとれいみゅにごはんちょうらいね!」 「なにしちぇるの!?まりしゃにごはんをよきょしちぇね!」 罵声にも似た催促の声で迎えられるまりさ。 もうこんなことは慣れっこだ。いちいち怒る気など起きない。 「ゆっ、きょうのごはんはこれだよ。ゆっくりたべ・・・・・・」 「はっふ!うめっ!これまじうっめっ!むーしゃむーしゃ!」 「むちゃっ、むちゃべっ!うっみぇ!きょれみゃじうっみぇ!」 「まじぴゃねぇ!ぎゃーちゅぎゃーちゅ!」 一日走り回って集めたご飯も、家族があっという間に平らげる。 その姿を尻目に、まりさは確保しておいたご飯を咀嚼する。むーしゃむーしゃ。少ない。 明日もまた、狩りに行かねばならない。 家族とゆっくりするために、食後のゆっくりは欠かせない。 食休みもかねて、ゆっくりと休憩する。 そしてそのまま眠りに入る。 家族みんなで擦り寄って、明日の朝までぐっすりゆっくりと眠るのだ。 まりさにとって唯一ともいえるゆっくりできる時間である。 次の日の朝になれば、家族みんなで「ゆっくりしていってね!」の挨拶。 そしてまたまりさは巣を出る。 ゆっくりするために、まりさはまた狩りに出かける。 ある日、山の麓でまりさは素敵なゆっくりプレイスを発見した。 そこではイチゴさんがたわわに実り、雨さんが降ってきてもゆっくりできそうな立派なおうちもあった。 ここなら一日中森の中を駆けずり回ってご飯を探す必要もない。 ここなら大切な家族と一日中ゆっくりできる。 そうだ。ここを、まりさのゆっくりプレイスにしよう! きょうからここがまりさのゆっくりプレイスだよ! ゆっくりしていってね! そうと決まれば早速、まりさは家族を連れてゆっくりプレイスへと向かっていった。 家族みんなでゆっくりしよう。そのためのお引越しだ。 補足するが、まりさが見つけたゆっくりプレイスは人間の住居である。 山暮らしであるまりさは人間の事をろくに知らなかった。 ここに、捨てられたれいむ達がいた。 彼女達はいずれも薄汚れ、野良であることは一目瞭然だった。 ただし、普通の野良とは違うところがひとつあった。 それは口にくわえられた鋭い木の枝、釘、そして剃刀である。 野良れいむ達は「ゆっくり強盗団」だった。 捨てられたゆっくりが武装して、人間や飼いゆっくりを襲撃するのだ。 最近、ゆっくりれいむ種が捨てられるという事件が急増していた。 その理由は、テレビで連日流れるワイドショーのせいだった。 「でいぶ」というれいむの亜種がいる。 なんでもこの世の全ては自分のためにあるという妄想に取り付かれ、誰に対しても尊大極まる態度で応じるれいむのことを指すらしい。 口コミに始まったこの噂は面白半分でマスコミが大々的に報じ、あっという間に人々の間に広まった。 ふーん、でいぶか。嫌なゆっくりだなぁ。 あれ、でももしかしたらうちのれいむもでいぶかもしれないぞ。 言われてみればそうだ。自己中心的な志向、尊大な態度、どれをとってもでいぶに当てはまる。こいつはでいぶだったのか。 でいぶなんて飼いたくない。どうすれば・・・・・・そうだ、捨ててしまおう。 ブームに踊らされやすい彼らは、このような思考のもとに次々とれいむを捨てていった。 もちろん捨てられたのはでいぶ要素があるれいむだけ。お利巧なれいむはそのまま飼われ続けた。 だが、捨てられた数が数だった。なにせれいむは、基本種中の基本種なのだ。数だけは多い。 あっというまに捨てれいむの数は増えていく。 そうやって捨てられたでいぶ候補達は元々よろしくなかった性根が更に歪み、本当にゲスでいぶとなってしまった。 繰り返すが、捨てられたれいむの数は多い。それの殆どがでいぶと化していくのだ。 自然、野良の最大多数派をでいぶが占めた。 当然ながらでいぶ達は自分達を捨てた人間を恨んだ。 その一部がこうして徒党を組み、「ゆっくり強盗団」誕生となったわけだ。 野良れいむ達(この際でいぶとれいむの違いはつけないこととする)もそんな強盗団のひとつだった。 口にくわえた凶器は、先住野良であるみょんから数に物を言わせて奪い取った。 今日もまた野良れいむ達は飼いゆっくりを見つけた。 飼いれいむ。何故自分達と同じ姿であるこのれいむだけが幸せそうな境遇を手にしているのだ。 許せない。このれいむをいじめて、ついでにこのれいむの飼い主もいじめてやる。 彼女達は調子に乗っていた。 この自信は先日人間に傷をつけた事実から来ている。 もっとも、傷を負わせたのは年端も行かない女の子で、それによって人間達は怒り狂っているということを野良れいむ達は知らない。 これは余談だが、後日大規模な野良ゆっくり狩りが行われた。 このれいむにはきっときれいなおうちがある。 そこでたっぷりとれいむをいじめ、そしておうちをうばってゆっくりプレイスにしよう。 そんな考えとともに、野良れいむ達は飼いれいむを尾けていく。 遠くにはおそらく飼いれいむのおうちであろう人間の住居が見えた。 ここに、一匹のまりさがいた。 断っておくが最初のまりさとは別物である。 「ゆゆ~!れいむのあかちゃん、ゆっくりそだってね!」 このまりさはれいむを孕ましていた。 それだけならよくある話だが、この場合は少々事情が異なっている。 れいむは飼いゆっくりであった。対して、まりさは飼いゆっくりではない。 つまり、野良が飼いゆっくりを孕ましたのだ。 飼いゆっくりにとって野良との交尾は忌避されるべきものとして教えられる。 なぜなら、それは飼い主にとって喜ばしい物ではないからだ。 誰だってペットが何処の馬の骨とも知らぬ野良の子を孕んでいれば、嫌な顔をするだろう。 れいむもそれは重々承知していたはずだった。 飼い主への背信行為は万死に値する。 しかし野良まりさはかつて飼いゆっくりを孕ましてそのまま人間のおうちに入り込んだ野良ゆっくりを知っている。 あわよくば自分もそうなりたいと思って、このれいむに手を出したのだ。 れいむは能天気にお腹の赤ちゃんに向かって話しかけている。 飼いゆっくりのルールなど頭から消えうせ、幸せな日々が待っていると信じているのだろう。 それでいい。 まりさは人知れず笑う。 れいむが幸せになってくれれば、自分もそのお零れを貰って幸せになれるのだ。 (ゆふふ、まりさもにんげんをどれいにするのぜ!) 野良まりさは期待に満ち溢れていた。 早速れいむを急かし、人間のおうちへ案内させる。 そこが未来のゆっくりプレイス。まりさは笑いが止まらなかった。 「ゆ゛っ・・・・・・ゆ゛ぁ゛っ・・・・・・」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「いだいいいいいぃぃぃぃ・・・・・・ぬいでえええぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」 「じぬぅ・・・・・・じんじゃう・・・・・・」 「どぼじでぇ・・・・・・どぼじでごんなごどにぃ・・・・・・」 「ゆっ・・・・・・ぅゆっ・・・・・・ゆげえええええええええええ」 今、人間の家、その中庭では凄惨な処刑が執行されていた。 ここに集まったゆっくり達。その身体には何本も杭が突き刺され、そのまま空中高く吊り上げられている。 まるで百舌の早贄。あるいはルーマニアの串刺し公を連想させる。 こんなことをしたのは誰かと聞かれれば、それはこの家の主がやったことだった。 彼はここ数時間家を離れていた。理由は散歩、あるいは買い物、なんでもいい。 そして戻ってくれば玄関には野良ゆっくり共がたむろしていたというわけだ。 そう、この野良ゆっくり達とは、先述のまりさ家族、ゆっくり強盗団、野良まりさである。 奇しくも彼らが目指していたのは同じ場所。 何の運命のいたずらか、彼らを同時刻に到着させたのだ。 それぞれゆっくり達は思い思いの行動を過ごしていた。 まりさ家族はイチゴのプランターを食い荒らし。 ゆっくり強盗団は家の中に押し入ろうと釘や剃刀などで手当たり次第に傷を付け。 野良まりさは何をするでもなく眠っていた。 最後のはともかく、これが家の主の逆鱗に触れるには十分過ぎただろう。 結果、野良ゆっくり達はただの一匹も例外は無く死ぬ定めにある。 子ゆっくりであろうとそれは変わらない。 むしろ体力がない分早々に死んだ。 そして地面に聳え立つ杭の一本に小さな、本当に小さな饅頭が突き刺さっている。 子ゆっくり、いや赤ゆっくりよりも更に小さい。胎児ゆっくりであろうか。 最も、それはどうでもいいことだ。何故ならその小さな饅頭の息は既に無いからである。 そんな小さな残骸を杭の根元で見上げているのは飼いれいむ。 まむまむからは僅かな餡子を流し、その顔は絶望に染まりきっている。 「あが、ぢゃん・・・・・・れいむの、あがぢゃん・・・・・・」 家の主は同時に飼いれいむの飼い主でもあった。 そしてそのれいむが孕んでいた。やったのはどう見ても野良のうちの誰か。 彼は野良の子を孕ましておくほど人が良くない。結果は見ての通りだった。 杭の先についた元赤ちゃんを見上げる飼いれいむの頭にぽん、と飼い主の手が置かれた。 虚ろな瞳から涙を流すれいむを覗き込むように、彼は囁く。 「おい、これに懲りたらもう野良の子なんて孕むなよ?何度でも同じことしてやるからな」 とある野良ゆっくり達の話 元ネタ:ありす13あき 元ネタ:ありす13あき 元ネタ:ありす13あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3873.html
『ぱたれいむはゆっくりできるね』 4KB 虐待 ネタかぶりあったらごめんなさい. 「おちびちゃん、ゆっくりぴょんってするんだよ。」 「ゆぅ、れいむきょわいよぉ。」 最近やっとテニスボールほどの大きさになった子れいむがぷるぷるふるえながらためらっている。 「おかあさんがやってみせるからね。えいゆっ!」 親れいむは滑り台の上から飛び降りた。 通常のれいむ種よりおおきめのりぼんがぱたぱたと動いてゆっくり落ちていった。 「れいむおそらをとんでるみたい!おそらをとぶていどののうっりょくっ!だよ!!」 実際に空を飛んでいるわけではない。りぼんをぱたぱたさせても落下する速度が遅くなるだけである。 せいぜい滑空といったところか。 決して上昇することはできないのだ。 「おきゃーしゃんとってもゆっくちしてるにぇ!れいみゅも!れいみゅも!ぴょんってするよ!」 そういうと子れいむも飛び降りた。 子れいむが飛び降りるとれいむのりぼんもぱたぱたと羽ばたき、ゆっくりと落下していった。 ぱた種のれいむは『あんよ』が地面に接触していないと本ゆんの意思とはあまり関係なく勝手にぱたぱたと動くのだ。 奇形だったり足りなかったりしない限りはりぼんが動かないで死んでしまうということはない。 「れいみゅおちょらをとんでりゅよ!れいみゅはとりしゃん!」 あくまで滑空できるだけである。上昇できるわけではない。まったくもって鳥に失礼である。 「おちびちゃんとってもゆっくりしているよぉ~!これでおちびちゃんもりっぱならくっえんっ!のみこだね!」 子れいむは「ゆんっちょ」っと地面に着いた。 ドヤ顔で「らっくしょうっ!だったにぇ!これでおちょらもれいみゅのものだよ!」とか言っている。 ぱたれいむ親子はとってもゆっくりしていたのだった。 『ぱたれいむはゆっくりできるね』 「おっ!ぱたれいむみーっけ!」 鬼威惨はれいみゅをつまみあげた。 「おちょらをとんでるみちゃい!」 れいみゅのリボンがぱたぱた動く。 あんよが接触していないと勝手に動くのだ。 「ゆ!?にんげんさん?はなしてね!ゆっくりおちびちゃんをはなしてあげてね!」 「ゆゆ?にんげんしゃんゆっくちしていってにぇ!」 れいみゅはもみあげをぴこぴこ動かしながら鬼威惨に挨拶した。 「もみあげぴこぴこだけでもうざいのにりぼんがぱたぱたとかなんかもうね・・・。」 「ゆゆ!?おちびちゃんのぴこぴこさんもおかざりさんもとってもゆっくりしているでしょ?へんなこといわないでね!」 「ゆゆ~ん!れいみゅとっちぇもゆっくちしているよ?きゃわいくってごめんにぇ!!」 ぴこぴこぴこぴこ・・・。。 ぱたぱたぱたぱたぱたぱた・・・・。 「ビキィィィィ!!!!!!!!!!!!!!」 鬼威惨はれいみゅを池に向かって投げた。 「れいみゅおちょらをとんでるよぉぉ~~~!」 れいみゅのおかざりがぱたぱたと動いて池の上を滑空している。 でも決して上昇はしない。 子れいむにだんだん水面が近づいてゆく。 「ゆゆ?おみずさんはゆっくちできにゃいよ?はなれちぇね?れいみゅからはなれちぇね!」 「ゆあ~っ!おちびちゃんがぁぁ~~~~~!おちびちゃん!ゆっくりだよぉ!ゆっくりぱたぱたしてね!」 れいみゅのあんよが水面に接触する。 「ゆんやぁ~!あっちいってにぇ!おみずさんはゆっくちしないでれいみゅからはなれちぇにぇ~~~! ゆ?ゆゆぅ!?ゆびゃぁ!おぼれりゅぅ!れいみゅおぼれりゅよぉ~!ごひゅっ!おきゃーしゃんたちゅけちぇ! かわいいれいみゅがおぼれてりゅよぉぉ~!ゆごっふ!ゆっくちしにゃいでたちゅけてぇ!」 「おちびちゃ~ん!いまたすけるからね!」 そうはいっても母れいむには助ける方法もない。池の周りをぴょんぴょんはねながら「ゆっくり」とか言っているだけである。 「おまえも行け!」 そういうと鬼威惨はれいむを池に向かって蹴飛ばした。 「ゆびゃぁ!!!れいむそそらをとんでるみたい~~~!」 れいむは池の上でりぼんをぱたぱたさせている。 「おちびちゃ~んいまいくよぉぉ!」 「れい・・・みゅ・・・とけ・・・ちゃ・・・。もっちょ・・・ゆっくち・・・・・・。」 「ゆんや~~!おみずさんがこっちにくるぅぅ!おみずさんはこっちにこないでね!ゆっくりしないであっちにいってねぇぇぇ!」 結局れいむも水の中に落ちた。 「ゆんやぁぁぁぁ!!!!!!!!!!おみずさんはゆっくちできないぃぃ!!おぼれるぅぅれいむおぼれりゅよぉぉぉ!!」 もみあげをぴこぴこ動かし水面をを叩く。 りぼん相変わらずぱたぱたと動いている。 あとは池の魚が掃除してくれるだろう。 「すっきり~!」 鬼威惨は満足そうな笑顔で帰っていった。 おしまい。 過去作 anko3694『野良れいみゅは飼いゆっくちになりちゃい』 anko3697 れいみゅがおそうじするよっ! anko3704 おねえさんのゆうかにゃんに対する教育のようなもの
https://w.atwiki.jp/yukkuri_original/pages/12.html
れいむ種とは 定義 ゆっくり虐待(ゆぎゃく)に登場する通常種の中のひとつで、ゆっくり霊夢をモチーフとしたもの 元になったゆっくり霊夢 特徴 基本的に赤色を主としたリボンをお飾りとする もみあげが一対あり、それぞれが独立した可動部である 中身はこし餡な為に神経伝達が遅い 交際では母親を望むことが多いが、結局放棄することが多々ある 全ゆっくりの中でもトップに入る数の多さ 体躯性能は高くない もみあげの違う(わさわさしている)個体もいる。詳しくはこちら→わさ種
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2668.html
『いろいろ』 9KB 小ネタ 小ねたの詰め合わせです どうして? どうしてなのじぇ?ねこしゃんには、からあげしゃんをあげてたのじぇ! ゆぎゃん!まりちゃのかわいいおかおが、いちゃいのじぇぇぇぇぇ!! 野良ゆっくりと野良猫をいっしょにするんじゃねぇよ! どうしてお前らと猫が対等だと思うんだ? ゆびぇぇぇぇん!ひどいのじぇぇぇぇ!! どうしちぇぇぇぇぇ?!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!! ったく、よく騒ぐゴミだな!セミより五月蝿いぜ。 ゆびぇぇぇぇ!おちょーしゃん、おかーしゃん! ふん!逃げて行ったか。ゆっくり何て可愛くねーよ!野たれ死ね。 ゆびぇぇぇぇん!どうして、とりしゃんだけに、ごはんをあげるのじぇぇぇぇ?! まりちゃにもちょーだい!まりちゃにもちょーだい! うわ…何かと思えばゆっくり………汚いわね、あっちに行きなさい! どうしてそんなこちょいうのじぇ?まりちゃ、きちゃなくないのじぇ! うっさいわね、野良ゆっくりはばっちいでしょ?あっち行きなさいよ! ゆぅぅぅぅぅ!!まりちゃおこるのじぇぇぇぇ!!ゆっぴぃ!いちゃい!いししゃん、こっちこないじぇぇぇぇ!! ちっ!的が小さいと当てにくいわね… ゆぅぅぅ…どうしちぇぇ… どうして!どうしておさかなしゃんに、ぱんをあげちぇるのじぇ?!まりちゃもほしいのじぇー! 気持ち悪…こっちくんな! どうしてそんなこというのじぇ!まりちゃはきもちわるくないのじぇ!!おさかなしゃんよりかわいいのじぇ! 俺から見れば、ゆっくりは気持ち悪いんだよ!ほら、しっしっ!向こう行け! ぷきゅぅぅぅぅ!!いじわるしゃんは、ゆっくちできないのじぇ! 鬱陶しいな…これだからゆっくりは……… あら?ゆっくりですか?汚いですねぇ… え?えぇ、そうなんですよ。何でこいつ等は五月蝿くて気持ち悪いんでしょうねぇ? ゆっくりだからじゃないですか?よければ、片付けますよ? 良いんですか?すみません。 ゆぎぃぃぃ!まりちゃ、おこっちゃのじぇぇぇ!!……ゆぴぃ?!つめちゃいのじぇ!おそりゃを……どーしちぇぇぇぇ? どうしてって?そりゃトングで掴まないと汚いでしょ?貴方達は不衛生だから。 本当は川に捨ててしまいたいけど、汚染になるでしょ?鯉が食べておなか壊してもいけないし。 くっしゃぁぁい!なにこりぇぇぇぇ!ゆっくちできないのじぇぇぇぇ!! 何これって言われてもね…犬のうんうんでしょ?見たことなかったの? 散歩の途中だったのよ?だから貴方も一緒に始末してあげるのよ。 ゆびぇぇぇぇん!どうしちぇぇぇぇ!どうしちぇぇぇぇ!! 面倒だから 「ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!くそじじいはでていくか、どれいになるかをえらんでね!!」 民家の庭先に現れた野良ゆっくり。 家から出てきた男に、堂々そう宣言する。 男はため息混じりに、野良と思われるれいむを見る。 薄汚い割には、妙に肥え太っている。 その巨体の後ろには、茄子のような体系の子れいむが二匹。 親と同じようにふんぞり返って、男に罵声を浴びせる。 「ああ、またか………面倒だなぁ……」 男はそう言うと、親れいむを、揉み上げを掴んで持ち上げる。 そしてそのまま宙に投げた。 「おそらをとんでるみたーい!」 お決まりの文句を叫んだ後に、親れいむが着地する。 「ゆんべぇ?!…いだいぃぃぃぃぃ!どぼじでこんなごどするのぉぉぉぉ?!」 親れいむがそう叫んでいる合間にも、後を追うように、子れいむ二匹が宙を舞い着地した。 「ゆっぴぃぃぃぃぃ!!いだいぃぃぃぃぃぃ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!きゃわいい、れーみゅのおかおがぁぁぁぁ!!」 男は無事着地した事を確認すると、やる気なさそうに家の中に戻っていく。 一通り叫んで、ようやく痛みが引いたのか、周囲の状況を見渡す野良一家。 そして驚愕する。 周囲の光景と、周りに立ち込める臭いに。 「ゆっぎゃぁぁぁぁ!!なんなのこれはぁぁぁぁ!!」 「くしゃいぃぃぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃ!!」 「ゆぶぶっ!ゆげろぉぉぉぉぉぉ!」 子れいむの内一匹は、それに耐えられず吐餡する。 親子の周りには、無数のゆっくりの死骸。 干乾びているものや、溶けかかっているものもあるが、どれも共通して苦悶の表情を浮かべて怪死している。 「ここはゆっくりできないよ!れいむはゆっくりにげるよ!!」 子供を置いて逃げ出す親れいむ。 だが、数歩跳ねた所であんよを止める。 「ゆわぁぁぁ!おそらをとんで………どぼしてじめんさんが、ここでおわってるのぉぉぉぉぉ!!」 コンクリートの地面は、途中で終わっており、その先にはれいむが今まで見たことの無い断崖が待っていた。 と、大げさに表現しているが、実際には3メートルくらいの高さだろうか。 それでも、ほんの少しの高さで、飛行している気分を味わえるゆっくり。 恐怖を感じるには、十分な高さだろう。 周囲の家では、れいむの声を聞きつけ、窓を開けて様子を確認する者が数名。 誰もが、楽しそうに悲鳴を上げる野良親子の様子を楽しんでいる。 この男は、ゆっくりが現れる度に、庭の物置屋根に放り投げて片付けていた。 男の家は、防音加工されているので、家にまでは悲鳴が聞えてこない。 ゆっくりを潰すのも、ゴミに出すのも面倒な男は、この方法で20匹以上のゆっくりを片付けていた。 普通なら、近所から苦情が来てもおかしくないだろう。 だが、幸いな事に、周囲に住んでいる人間は、誰もがゆっくりを苛めるのを楽しむものばかり。 鬼威惨と呼ばれる者達しかいなかったのだ。 「だれかぁぁぁぁ!かわいいれいむをたすけろぉぉぉぉ!このままじゃゆっくりできないでしょぉぉぉぉぉぉ!!」 「ゆんやぁぁぁぁ!もうやじゃぁぁぁ!れーみゅ、おうちにきゃえるぅぅぅ!!」 「ゆ…ぶ………ぶ……ぶ…もっど…ゆ…っくり………」 壁のない牢獄に隔離されてしまった野良親子。 夜になれば、捕食種が遊び来るかもしれないが、それはまだ幸せな死に方だろう。 飢えて干乾びるのが先か、雨にうたれて溶けていくのが先か、ゆっくり出来ずにストレスで死ぬのが先かは解らない。 ただ、その様子を楽しそうに見守る複数の目が、哀れな一家の最後を見届けてくれるだろう。 お昼のひととき お昼休みに、何時も通っている公園に来た。 この公園は職場から割りと近い、都会の中にポッカリとあわられた異空間。 沢山の木々が生い茂る、都会のオアシスのようなもの。 私は大体お昼はここに来る事にしている。 理由は簡単だ。 ゆっくりがいるからだ。 「おねがいしまずぅぅぅ!おちびちゃんだけでも、ごはんをたべさせてあげてくださいぃぃぃ!!」 「くしょじじぃぃぃ!!れーみゅはおなかがすいちぇるんだよ!さっさとあまあまよこしぇぇぇぇ!!」 昼食をとっていると、早速うす汚いれいむの親子が現れた。 親れいむは、必死に顔を地面に押し付けて、私に悲願してくるが、子れいむは踏ん反り返って私を威圧している。 「とっでもいいこなんですぅぅぅ!このままだと、うえてしんでしまいますぅぅぅ!どうか、どうか…」 「なにしちぇるの?!れーみゅがおなかがすいちぇるのが、わからにゃいの?!ばかにゃの?しにゅの?!」 どう見ても、良い子には見えない子れいむ。 親は子れいむの態度を咎める事もなく、ひたすら額を地面にこすり付けている。 食事中に不快なものを見てしまったと思う人も居るだろうが、私にはこれが楽しくて仕方がない。 毎日お約束のように現れる、野良ゆっくり達。 種類も容姿も態度も様々で、飽きる事がない。 必死に食料を欲しがるだけのもの居れば、可愛そうな自分をアピールするものも居る。 高圧的な態度で脅してくるものも居れば、芸をして食料を得ようとするものも居る。 食料を求めての、必死のドラマがここにある。 何時までも、食料を貰えな事に腹を立てて膨らむゆっくり。 威嚇して、体当たりしようとするゆっくり。 食料が得られない事を嘆くゆっくり。 私の口に食べ物が運ばれていくたびに、悲しそうに涙を流すゆっくり。 ここに来れば、毎回違うゆっくりとの出会いがあるのだ。 「ゆわぁぁぁん!ごはんさんがなくなちゃったよぉぉぉぉ!!どうしてこんなことするのぉぉぉぉ!!」 「くしょじじぃぃぃぃ!しょれはれーみゅのごはんでしょぉぉぉぉ!いっぺんしにゅのぉぉぉぉ?!」 私の食事が終わると同時に、大声を張り上げる野良一家。 涙とつばを撒き散らして、揉み上げを必死にぴこぴこ動かす親れいむ。 対して、大きく膨れ上がりながら私を威嚇する赤れいむ。 私が笑顔で二匹を見ているのが、更に面白くないのだろう。 二匹とも、怒りながらその場を飛び跳ねる。 「ゆゆ!なにしてるんだぜ!にんげんさんに、めいわくをかけるんじゃないんだぜ!」 「ばかなゆっくりはせいだいだよ!わかってね!」 「ちーんぽ!きんてき!せいてんかん!」 大騒ぎする二匹の声を聞きつけ、別の野良ゆっくり数匹が現れる。 野良れいむの親子は、この野良達に揉み上げを引っ張られ取り押さえられる。 「いだいぃぃぃ!どぼじでぇぇぇ!れいむたちは、なにもわるいおことはしてないでしょぉぉぉ!!」 「だまるんだぜ!にんげんさんにめいわくをかけちゃいけないって、おさにおそわったはずなんだぜ!」 「れーみゅたちにめーわくをかけちゃのは、このくそじじいでしょぉぉぉ!こっちをせーしゃいしろぉぉぉ!!」 「おさのいうことが、わからなんだねー!わかるよー、ばかなんだねー!」 「ちーんぽ!びがーぱんつ!」 野良れいむの親子は、そのまま野良ゆっくり達に引きずられていく。 この野良達は、この公園に群れで住み着いているゆっくり達。 この公園を掃除したり、雑草を取り除いたりと、公園の管理をする代わりに、駆除を免れているようなのである。 この野良れいむ親子の排除も、この群れの仕事のひとつ。 人間に迷惑をかけるゆっくりを、公園から追い出したり、制裁を加えたりするのだ。 「やべろぉぉぉぉ!!いだいぃぃぃぃ!れいむのおめめがぁぁぁぁ!!」 「ゆんやぁぁぁぁ!れーみゅのおしゃれなりぼんじゃんがぁぁぁぁ!」 少し距離を置いたところで、親子に制裁を加えるゆっくり達。 人間に返り餡がかからない様にとの配慮なのか、制裁シーンを見せないようにする配慮なのかは知らない。 ただ、この野良の群れは、ゲスや、アホなゆっくりには容赦がない。 お飾りを奪い、片目をつぶして、口もつぶしてから、公園の外に制裁を加えたゆっくりを捨てに行く。 大抵のゆっくりは、二度とこの公園には近寄らない。 それでも近寄るものは、再度制裁を加えられる。 今度は死を持ってだ。 この群れのゆっくりを見るのも、私の楽しみの一つなのだ。 「にんげんさん、ごめいわくをかけたんだぜ!ごめんなさいなんだぜ!」 「ゆるしてねー、わかってねー!」 「ちーんぽ!どくしゃさーびす!」 制裁が終わると、そろって私に謝罪する野良ゆっくり達。 これだけ、しっかりしたゆっくりならばと、飼いゆっくりに選んでいく人も居るようだが、無論私にその気はない。 ただ、この場所でゆっくりを見ていられればそれで良いのだ。 ゆっくりは見ているのが丁度良い。 久しぶりの、小ネタの詰め合わせでした。 徒然あき