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【名称】ジークフリート=ドラッヘン 【サイド】北欧神話系五大魔術結社 【能力】 「竜血魔装(ファフニール)」: 邪竜の血を浴びた事によって不死身となったジークフリートの逸話の具現化。 竜血樹から取れる竜血を用いた偶像理論による魔術。 全身に刻まれた赤いタトゥーは、術者の肉体を強化する。 一切の装備なしでイギリス清教の騎士以上の肉体性能を発揮できる。 対戦車ライフルでも揺らぎもしない。 「破滅の剣(グラム)」: 一度神によって砕かれ、鍛えなおされた北欧神話の魔剣のレプリカ。 刀身は常に高熱をまとっており、岩石や鉄であれ元来の切れ味と共に容易に両断する。 また、粉砕されても自ら再生する自己再生機能を備え、持ち主の魔力がある限り永遠に機能する。 元々はジークフリートと起源を同一とするシグルドの持ち物。 「復讐の剣(バルムンク)」: ジークフリートの命を奪ったハーゲンの首を跳ねた剣のレプリカ。 持ち主に与えられた衝撃を魔力に変換し蓄積、その切れ味を跳ね上げる。 また蓄えた魔力を消費して対象を決定し自動攻撃を可能とする。 「両断の剣(ノートゥング)」: グラム、バルムンクと同一視される剣のレプリカ。 触れた物を『両断』する魔術が籠められており、 側面や、停止した刃に触れても関係なく『両断』される。 『両断』されるものは形のあるものに限らない。 【設定】 ジークフリート、シグルドの名を関する魔術師。 肉体強化魔術と三つの魔剣を用いた戦闘を行う。 【性格】 自分にも他人にも厳しい存在。 北欧神話の再現に血心を注いでおり、自らの扱う魔術もそこから生まれた。 研究者であり、また研究成果を試すために戦闘者でもある。
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【防具アイテム:垂帯】亜氷飛竜の垂帯 品質C+ レア度5 Def+6 重量0+ 耐久値130 ブレス耐性[中] 亜氷飛竜の皮製の垂帯。革は表皮のみの薄手でかなり軽い。 ブレス攻撃に対する耐性を備える。 初出:341話
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装備可能ジョブ 駆出 戦士 僧侶 騎士 盗賊 神官 パラ 部位 種類 コスト 売却値 最大Lv スキルと効果 進化 腕 軽鎧 5 12000 20 [パッシブ]闇耐性+7% なし 基礎能力 HP - MP - 物攻 3 俊敏 - 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 - 物防 3 会心 8 魔防 2 属性 - 基礎能力(LvMAX) HP - MP - 物攻 13 俊敏 - 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 - 物防 14 会心 47 魔防 8 属性 なし ルーン生成 生成結果 確率 のルーン % のルーン % のルーン % のルーン % のルーン % のルーン % のルーン % セット装備 セット効果 水竜の兜 なし 水竜の鎧・上 水竜のグローブ 水竜の鎧・下 水竜のブーツ 障害耐性 毒 0.0% 妨害 0.0% 混乱 0.0% 麻痺 0.0% 暗闇 0.0% 睡眠 0.0% 幻惑 0.0% 封印 0.0% 石化 0.0% 即死 0.0% 属性耐性 物理 0.0% 魔法 0.0% 火 0.0% 冷 0.0% 水 0.0% 雷 0.0% 土 0.0% 光 0.0% 風 0.0% 闇 0.0%
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◆基本情報◆ レアリティ:UC コスト:5 属性:赤 配置:全て 制限:なし 能力:なし 分類:不明 進化:なし 限界突破回数:10回 ◆カードイラスト◆ +画像を表示 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ucニーズ.png) イラストレーター/SHURIKEN ◆ステータス◆ LV 1 10 20 30 40 HP 96 AT 40 AG 29 29 29 29 29 ◆カード説明◆ ◆ダンジョンアビリティ◆ ◆行動◆ 特技:切り苛む翼(ゲージ:4) 範囲内の敵にAT分のダメージを与える 発動確率:100% 効果1属性:無 効果1範囲:絶対 攻撃範囲 クリティカル率 効果係数 ■□□ 100% ×1.00 ■□□ ■□□ 前列:邪竜の爪牙 範囲内の敵に40のダメージを与える 発動確率:100% 効果1属性:赤 効果1範囲:絶対 攻撃範囲 クリティカル率 効果係数 ■□□ 60% ■□□ 30% ■□□ 10% 中列:暴れ狂う 敵全体からランダムに2回AT×0.4のダメージを与える 発動確率:100% 効果1属性:赤 効果1範囲:絶対 攻撃範囲 クリティカル率 効果係数 ■■■ 60% ■■■ 30% ■■■ 10% ■考察 ラグナロク仕様になったニーズヘッグさん。デュラハン同様に定数攻撃を持つ。 ver1.4.0環境で恐らく一番高い定数攻撃である。 ■関連カード ■コメント Lv40までに中列係数が0.5に変化 -- 2013-10-02 14 11 40 コメント すべてのコメントを見る
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蒼竜の蒼眼玉 説明 美しい蒼をもつ 邪悪な玉。 人の心を捕まえるほど 美しい。
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雌火竜の逆鱗 防具用途 部位 防具名 個数 備考 頭 ミヅハ【烏帽子】 1 トヨタマ【烏帽子】 1 胴 G・ルナZメイル 1 G・ルナZレジスト 1 腕 リオハートUアーム 1 リオハートUガード 1 腰 ゴールドルナコイル 1 ゴールドルナコート 1 脚 ゴールドルナグリーヴ 1 ゴールドルナレギンス 1 ミラバルカンフット 3 ミラバルカンレグス 3 ドラゴンSフット 3 ドラゴンSレグス 3 合計個数 22 武器用途 種別 武器名 個数 備考 片手剣 オデッセイ改 1 強化 オデッセイ プリンセスレイピア改 1 強化 プリンセスレイピア オデッセイG 5 生産 双剣 大剣 封龍剣【滅一門】 5 強化 ドラゴンキラー クロームレイザーG 2 生産 太刀 飛竜刀【翠】 1 強化 飛竜刀【青葉】 ハンマー 狩猟笛 サクラノリコーダー改 1 強化 サクラノリコーダー ランス ガンランス ライトボウガン へビィボウガン 弓 クイーンブラスターⅢ 1 生産 龍弓【国崩】 1 生産 合計個数 18 装飾品用途 珠名 個数 備考 連射珠 1 雌火竜の逆鱗を使わない生産もある 調合用途 アイテム 備考 - - 交換用途(山菜ジイさん) マップ 貰える物 高確率 低確率 ?? 備考
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《竜の嗅覚》 通常魔法 自分フィールドにモンスターが存在せず相手フィールドにモンスターが 2体以上存在する場合のみ発動する事ができる。 自分の手札からドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。 このカードを発動するターン、バトルフェイズを行う事はできない。
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Chapter20「ゼロの過去」 「オーシャンさまー!」 慕う師の名を呼びながら一人の黒鱗の竜人族が駆けてくる。 それは若かりし頃のゼロ。天竜がまだオーシャンの代だった頃のことだ。 「おい、ゼロ! おまえいい加減にしておけよ。”俺の”オーシャンに手を出すんじゃねえ」 オーシャンにはフロウという夫がいて、その間にはガルフという息子とまだ生まれていない4つの卵があった。 「あーやれやれ。旦那さんに見つかっちまったか。だから何度も言うけど違うんだよ、フロウ」 「何が違うんだよ。事あるごとにオーシャンさまーって。言っとくがなぁ、あいつは俺の…」 「はいはい。運命の相手なんだろ。だからそうじゃないんだって。たしかにオーシャンさまは好きだけど、恋とか愛とかそういう好きとは違うんだって。なんというかな……憧れというかさ」 「だからそれが恋ってやつだろ。俺は譲らないぞ。俺のオーシャンを寝とってでも見ろ。次の日にはおまえの命はないと思っとけ」 「だからそうじゃないんだよ。LoveでもなければLikeでもないんだよ。あーくそぅ、うまく説明できねぇ」 ゼロはオーシャンを心から信頼していた。一生ついて行くと誓っていた。 オーシャンのためであれば、この身を犠牲にしてもかまわない程だった。 オーシャンはゼロにとってはただの上司ではない。師匠でもあったのだ。 それはまだゼロが天竜隊の見習いだった頃の話―― 天竜隊に入ったばかりの頃、ゼロはオーシャンから魔法の指南を受けていた。 この頃はまだオーシャンは天竜ではなく、先輩として入りたてのゼロに教育を施す担当でしかなかった。 そしてこの日もオーシャンを相手に練習試合が行われていたのだった。 「いやぁ……さっすがオーシャンさまだ。全然敵わねぇや」 尻餅をついて倒れている竜人族。これがかつてのゼロだ。今のリクとだいたい同じぐらいの年齢の頃だろう。 「まったく…。ほら、立ちなさい。今日はここまでにしましょう」 そんなゼロに優しく声をかけるのが当時のオーシャンだ。 オーシャンは若くして魔法の才に優れていると隊の中でも評判だった。 ゼロはこのとき魔法の類はほとんど扱えない状態で、他の誰が教えてもまるで魔法をものにできなかった。 そこで評判のオーシャンに白羽の矢が立ったという次第だ。それがオーシャンとゼロの出逢いだった。 魔法には適性というものがある。 ウィザが炎や雷を得意とするように、誰にでも生まれ持って得意とする属性というものが存在する。 魔法が扱えるかどうかは魔力の有無にかかってくるものであり、魔力とは精神の力、すなわち心の力によって左右されるものなので、それを信じていさえすれば修行次第で誰でも魔法は使えるようになるものだった。 オーシャンはその魔法の力を信じさせることがとても上手だった。それは彼女が幻術を得意としていたことにも起因するだろう。 ゼロはオーシャンの下で見る見るうちに魔法の腕前を上達させていき、それを戦いに用いることができるほどになっていた。 「いやー、それにしても強い。さっすが俺の師匠だ」 「弟子より弱い師匠がありますか。それにさっきの試合、また格闘に頼り過ぎてたわね。もっと自分の魔力に自信を持って! でないと、いざというときに力が出せないわよ」 「まあまあ。これが俺のスタイルなんすよ。魔法と格闘の融合! 俺が新しい分野を作ってやるんです。そうだなぁ、魔法と格闘で……魔闘ってどうです!」 「そのまんまじゃない」 「だったら何かいい名前を考えてくださいよー」 「あら。それはあなたの分野なんでしょう? 私の分野じゃないから私にはわからないわね」 「あっそりゃないですよ、オーシャンさまぁ」 ゼロは師匠であるオーシャンに憧れていた。 オーシャンの戦い方は魔法を主体とした流れるような戦法。それはまるで舞いを踊っているようにさえ見える鮮やかで美しいものだった。 あるいはたしかにフロウの言うようにゼロはオーシャンに惚れていたのかもしれない。 しかし、それは恋だとか愛だとか、そういったものをさらに超えた先にある感情だった。 (なんて素晴らしいんだ、オーシャンさま…。そんなオーシャンさまのためになるなら俺はなんだってやろう。オーシャンさまが喜んでくれるなら、俺だって嬉しいんだ) ゼロが魔法を上達させていくと、オーシャンはまるで自分のことのように喜んでくれたものだった。 それが嬉しくてゼロはさらに修行に励んだものだった。 あるいはゼロは寂しかったのかもしれない。 幼い頃に母親を亡くしており、父親は自身の研究に夢中でまるで家庭を顧みなかった。そして兄弟はいない。 ゼロは家族というものに飢えていたのだ。 そんなゼロの心にオーシャンはとても明るく映った。 あるいは心優しき母親のような存在として。あるいは頼りになる姉のような存在として。 無意識のうちに求めていたものを、ゼロはオーシャンの内に見出していたのだった。 「だからオーシャンさまに恋してるっていうより、家族みたいなもんだと俺は思ってる。そうだな、言うなれば家族愛って言えばいいのか。だから、オーシャンさまと結婚したいかって言われたらそれもちょっと違うんだよな」 「いや、俺がいるからな。俺は歴としたオーシャンの家族なんだからな」 「そりゃわかってるぜ。嫉妬深いやつだな」 「まぁいいだろう。じゃあなんだ、おまえはオーシャンの弟分のようなものか。ってことは俺の弟みたいなもんでもあるな。おいゼロ、兄は大切にするもんだぞ」 「何言ってんだ。フロウ、おまえオーシャンさまより年下だろ。ってことは俺のほうが兄って可能性もあるよな」 「俺が上だ」 「いーや、俺のほうが上だ」 「違う、俺だ」 「待て、俺だ」 いつものようにフロウとの口喧嘩が始まった。 「何やってるの二人とも。訓練中でしょ、おしゃべりしない!」 そしてそんな二人をオーシャンが諌めるのがいつもの光景だった。 「ふん、オーシャンに免じて今日はこのくらいにしてやる」 「はーい、オーシャンさまぁ。もっと俺を叱ってください」 「おい聞けよ」 こんなくだらないやり取りがゼロは好きだった。 独りでは喧嘩をすることもできない。相手がいて初めてそれは成立する。 ゼロもまたナープやリクと同じように孤独の寂しさというものをよく知っていたのだ。 本来ならゼロもリクたちに共感できるはずだった。そして火竜王を共に説得してくれていたかもしれない。 しかし、ある事件をきっかけにゼロのオーシャンへの想いは歪んでしまった。 「ケツァル様が……亡くなられた!?」 オーシャンが驚いた声を上げる。 それはケツァル王国襲撃の夜。運命のあの日だ。 「面目ない…。俺がついていながらケツァル王を護れなかった。俺の力が及ばないばかりに…! 今、ラルガの兄貴がケツァル様のご子息の安全を確認しに行ってくれている」 ヴァイルが王宮で起こったことを説明する。 それを聞いてオーシャンの顔に不安の色が浮かんだ。 「ではもしかして魔竜の封印も!?」 「ああ、おそらく。これから忙しくなるかもしれんな」 「わかりました。魔竜の封印を護るのは私の使命。天竜としてこの私がすぐに対処します」 「頼む。俺は兄貴を手伝いに行く。敵は2代目様も襲ってくるかもしれん」 このときストラグルの封印は強固だったために問題はなかったが、ケツァルの力が失われたことをきっかけに残る三体の魔竜、フェギオン、メロフィス、リムリプスは復活を遂げてしまっていた。 「フロウ、ゼロ。今までで最も重要な任務です。行きましょう。魔竜を再び封印するために」 「ああ、わかった」 「俺はどこへでもついて行きます、オーシャンさまっ!」 地上に降り、各地を巡り、辿りついた先で死闘を繰り広げ、そしてようやくフェギオンを。次いでメロフィスを再び封印することができた。 残るはリムリプスだけだ。 「オーシャンさま…。ずいぶん疲れているようですが、大丈夫ですか?」 「無理するなよ、オーシャン。あとは俺たちに任せて、少し休んだらどうだ」 「いいえ、行きましょう。亡きケツァル様のためにも、私は休んでなんかいられない」 そしてさらに続く長旅の末、ようやくリムリプスの姿を見つけたのは、ケツァル王国の崩壊から数年を経た後だった。 「オーシャン様! リムリプスです!」 ゼロが魔竜の発見を知らせる。 「ええ、わかってるわ。魔竜リムリプス。あなたに恨みはありませんが、あなたを封印させていただきます。これも天竜の役目、どうか悪く思わないでください」 オーシャンが続ける。 「気をつけろ、オーシャン。こいつはフェギオンやメロフィスよりも手強そうだ」 フロウは庇うようにオーシャンの前に出る。 「おい、フロウ。オーシャン様を護るのはこの俺だ」 「何言ってやがる。妻を守るのは夫として当然だろ」 「ちっ……やれやれ。まったくお熱いねぇ。ゼロさん羨ましすぎて泣けてくらぁ」 「二人とも、遊んでないで気を引き締めて! 来るわよ!!」 「「おう!」」 アースガーデンの草原に蒼銀色の魔竜と天竜たちが対峙する。 ティルにとっても天竜たちにとって運命の日、そして因縁の始まりとなる日だった。 激しい戦いは夜を越えて朝まで続いた。 終わりの見えない戦いだったが、ついに好機が訪れた。 ゼロが跳躍、魔竜の頭に飛び乗る。リムリプスはそれを振り払う。 だが、これは陽動だ。 頭上に気を取られた隙にフロウが足下を狙い、魔竜を横倒しにした。 そこに力を溜めていたオーシャが強力な一撃を放つ。フェギオンやメロフィスを封印してきた最後の一撃だ。 オーシャンの一撃はたしかにリムリプスに命中した。 フェギオンやメロフィスはその一撃を受けると、途端に力が抜けてしまったかのように大人しくなり、そのまま封石へと封じられていったがリムリプスは違った。 魔竜リムリプスはまだ力が有り余っているようで、今まで以上に激しく暴れ始めたのだ。 それほどまでにリムリプスは強力だったのだろうか。いや、そうではない。 一方でオーシャンがその場に崩れ落ちた。 「オーシャン!?」「オーシャン様っ!!」 慌てて駆け寄るフロウとゼロ。 オーシャンは力を使い果たしていた。力が足りずにリムリプスに放った封印の一撃は不完全で、封印に失敗してしまったのだ。 「くっ…。どうやら……私はこれまでみたい……ね…」 「そんなこと言うな! 待ってろ、すぐに安全なところへ運んでやる」 「それよりも……リムリプスを……」 「オーシャン様ッ!!」 「フロウ…。そしてゼロ…。どうか、私に、代わって、リムリプスを……お願い」 「そんなものどうでもいいですよ! 俺、オーシャン様がいなくなったらどうしたらいいか…。お願いだから、そんな悲しいこと言わないでください!」 「二人とも……喧嘩しちゃ……だめ、よ…」 「お、オーシャン様ぁぁぁああああああっ!!」 それっきりオーシャンはもう何も言わなくなった。 緊急に撤退しシレスティアルに運び込まれたが、ミーミルの泉の命の水をもってしてもオーシャンが再び目を開けることはなかった。 それ以来、衝撃を受けたフロウは失踪してしまい、魔竜リムリプスは記憶を失いティルとなって姿を消した。 ゼロは心に大きな穴が開いてしまったかのような心境で悲しみに打ちひしがれていた。 「オーシャン様…。俺は……これからどうすればいいんだ…」 仕えてきた国はすでに滅んでしまった。 慕ってきた師匠ももういない。フロウもいなくなってしまった。 残された天竜隊たちは実質ナンバースリーの実力を持つゼロを次の天竜に選んだ。 しかし、次期天竜に選ばれてもゼロには嬉しいことではない。 出世したからといって、それでオーシャンが帰ってくるわけではないのだ。 むしろ自分が天竜を継ぐことで、オーシャンはもういないのだと嫌でも思い知らされる。 そんなゼロの側近として仕えることになったのはサクレという名の竜だった。 オーシャンがしたように、ゼロが面倒を見ていた後輩だ。 「ゼロ様…。元気を出してください。我々の隊長にあたるあなたがそんな様子では、誰も着いてきてはくれませんよ」 サクレがいくらそう言っても、ゼロの頭の中にはオーシャンのことしかなかった。 「ゼロ様、魔竜はどうなるんですか。このまま野放しにしておいては隊の者たちにも示しがつきませんよ」 それでもゼロは行動を起こそうとしなかった。 (そんなものはもうどうでもいいんだ。仕えるべき国ももうないのに…) 「ゼロ様…。とうとう残る隊員は親衛隊の4竜と私だけになってしまいました…。いいんですか、こんなことで! これがケツァル王に仕えた天竜の姿なんですか!?」 ケツァルのことなど、どうでもよかった。 もともとゼロの眼中にはオーシャンしかなかったのだ。 オーシャン様が喜んでくれるから。それを理由にゼロはオーシャンの側近として仕えてきたのだ。 だが、そのオーシャンはもういない。仕えるべき相手はもうどこにもいない。それならば、ゼロには行動を起こす理由は何ひとつ存在しなかった。 (もう生きていても俺には何の意味もない。オーシャン様はもう笑ってくれないのだから) ある日、サクレは言った。 「ゼロ様。オーシャン様が亡くなってもう一年になりますね…。オーシャン様が今のゼロ様を見たらどう思われるでしょうね…」 サクレは何気なくオーシャンのことを話題にしたつもりだった。 しかし、その話題にゼロは反応した。 もうずいぶんと返答をよこさなかったゼロが、ようやく口を開く。 「どう……思われてるとおまえは考える?」 サクレは答えた。 「悲しんでおられるでしょうね」 「悲しむ? もうこの世にいないというのにか」 「たしかにオーシャン様は亡くなられました。ですが、きっと天から我々を見守ってくれているはずです。そんなオーシャン様の想いを無駄にしたくはありません。そう思いませんか、ゼロ様」 「天から……見てくれている、のか」 オーシャン様はこの世にはもういない。 だが天から見守ってくれているのなら、俺はその期待に応えたい…! ゼロの心に久方ぶりの願いが生まれた。 願いとは願望。欲。 欲とは最も根本的な感情にして行動原理。 ゼロの心に再び炎が燈った。 このまま生きていても意味がない。そう考えていた。 いっそ死を選ぶべきかと考えたこともあった。 だがそれは間違ってたのだ。 このまま死を選べば、俺はあの世でオーシャン様に合わせる顔がないことに気付いた。 思い出せ。オーシャン様は最後に何を望んでいたのか。何を俺に託したのかを。 かすかな記憶を呼び起こす。運命の日の辛い思い出を呼び覚ます。 (どうか……私に代わって……リムリプスを……) 思い出せたのはそれだけだった。 「だが……そうか。わかりました、オーシャン様。俺は何としても、どんな手を使ってでも、その願いを叶えてみせましょう。それがオーシャン様の望みなら……!」 そしてゼロは決意した。 今は亡きオーシャン様のために。 オーシャン様の遺志は俺が継ぐのだと。 本当の意味で、俺が天竜を継ぐのだと。 「……サクレ。魔竜リムリプスは今どうしてる?」 「えっ? 魔竜ですか。依然行方が知れないままです。とくに目立った被害はないようなので小康状態とでも言ったところですね」 「そうか。……その居場所。見つけられるか?」 「……!! ゼロ様……いや、天竜様! それは天竜としての命令ですか!」 「そうだ。俺は大切なことを見失っていたようだ。捜すぞ、魔竜リムリプスを! そして封印しよう! それが天竜の役目だというのならば!!」 「天竜様の復活だ…。はい、了解しました! 私にお任せください! 親衛隊たちにも協力させましょう!」 「ああ、よろしく頼むぞ。サクレ」 今は亡きオーシャン様のために。 オーシャン様の成し遂げられなかったリムリプスの封印を俺が遂行する。 オーシャン様の無念はこの俺が晴らして見せる。 魔竜さえ……リムリプスさえ封印すれば……。 「そうすれば、オーシャン様はあの世で笑ってくれるだろうか」 この日を境に天竜ゼロは魔竜リムリプスに固執するようになった。 因縁の種がとうとう芽を出してしまったのだ。 哀しみは憎しみへ。 寂しさは怒りへ。 ――ゼロの暴走が始まった。 Chapter20 END 竜の涙21
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【防具アイテム:革鎧】大氷雪竜の革鎧 品質A レア度9 AP+29 Def+65 重量10+ 耐久値1050 破壊力低減-2 ブレス耐性[大] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 氷属性 大氷雪竜の皮製の革鎧。竜鱗鎧の一種。 革鎧としては比較的軽く、バランスの取れた高い性能がある。 ※【耐寒】スキル+4判定、【耐暑】スキル+2判定 【身体強化】スキル+2判定、【精神強化】スキル+2判定 ※【耐毒】スキル+3判定、【耐即死】スキル+3判定 【耐麻痺】スキル+2判定、【耐暗闇】スキル+2判定 【耐石化】スキル+1判定、【耐睡眠】スキル+1判定 キース用 製作者:サキ 初出:568話 【防具アイテム:革鎧】大氷雪竜の革鎧 品質A レア度9 AP+33 Def+69 重量54+ 耐久値1350 破壊力低減-3 ブレス耐性[大] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 氷属性 大氷雪竜の皮製の革鎧。竜鱗鎧の一種。 革鎧としては比較的軽く、バランスの取れた高い性能がある。 打突部位の一部は大氷雪竜の皮の突起をそのまま活かしてある。 ※【耐寒】スキル+4判定、【耐暑】スキル+2判定 【身体強化】スキル+2判定、【精神強化】スキル+2判定 ※【耐毒】スキル+3判定、【耐即死】スキル+3判定 【耐麻痺】スキル+2判定、【耐暗闇】スキル+2判定 【耐石化】スキル+1判定、【耐睡眠】スキル+1判定 戦鬼用 製作者:サキ 初出:568話
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【鑑定】結果 【素材アイテム】色空竜の瞳 品質A+ レア度? 重量? ユニバーサルドラゴンの瞳。 別名、宝石喰い。 その異名以外、全てが謎に包まれている 備考 コルヌー・コピアイをオベリスクに捧げることにより出現したユニバーサルドラゴンのドロップアイテム。 レア度が?であることも謎だが、一番の謎は重量が?なこと。 キースの身長をも越える高さの球体で、黄金に輝いていて、虹彩は虹色、瞳の奥は真っ黒。触れると消えてしまった。 1002話の時には触れても消えず、アイテム・ボックスに回収できた。 これらの検証もしていない内にオベリスクに捧げようとする暴挙に出た。 その結果、ユニバーサルドラゴン,ストームドラゴン,ケイオスドラゴン,ハーモニクスドラゴン,インサニティドラゴン,アックスヘッドドラゴン,スワンプドラゴン2セットのほかにアストラルドラゴンが出現し、ドラゴン系で埋め尽くされた。(1005話) ドロップモンスター ユニバーサルドラゴン 初出 1001話