約 926 件
https://w.atwiki.jp/musouchronicle2_3ds/pages/108.html
今川義元に戻る 駿河防衛で信玄と邂逅 義元「信玄公!まろが引退したとたんに駿河に押し入ってくるとは、ひどいの!」信玄「ほう…おこと、義元公によう似ておるのう…」義元「の! まろは本物の義元じゃの! の!」信玄「ほう…話し方も、よう似ておるのう…」 - 名無しさん 2012-09-18 00 32 25 遠州で田鶴と邂逅 田鶴「あ、あなたは…今川義元!」義元「すまぬの、田鶴殿。氏真のため、勝たせてもらうの!」 - 名無しさん 2012-09-18 08 40 26 賞賛 相手・井伊直虎 「直虎殿の脚、決定力があるの!」 - 名無しさん 2012-09-20 16 48 36 会話イベント「蹴鞠の人気」 「そんなことない」選択で上昇 - 名無しさん 2012-09-21 15 55 16 直虎と邂逅 義元「直虎殿、久しいの。さぞ蹴鞠りが上達していようの?」直虎「ご、ごめんなさい!」義元「の! せっかくの健脚を…惜しいの!」 - 名無しさん 2012-09-23 00 09 38 会話イベント『一子相伝』について、遠州錯乱(今川軍)を回していたところ友好度:信頼になったときに発生しました(引継ぎで『天下布雅へ』まで発生済みのため他の条件は不明です) - 名無しさん 2012-10-05 17 34 41 一子相伝は浅井の章の三方ヶ原の戦いでも発生友好度は信頼 - 名無しさん 2012-10-09 21 53 03 天下布雅へ - 名無しさん 2012-10-18 12 03 57 天下布雅へってどこで発生するか分かりますか?前作だと小田原か忍城だったのですが今回は何故か出て来ません。友好度はもちろん親密です - 名無しさん 2012-10-18 12 09 41 黒田官兵衛とも邂逅時に会話がありますね。 - 名無しさん 2012-10-19 23 28 54 官兵衛「卿は乱世の火種には見えぬが…めんどうくさいので消えてもらおう」義元「の!まろはめんどくさくないの!」 - 名無しさん 2012-10-26 23 51 55 京洛傾奇の乱にてモブの田原雪斎が敵義元と邂逅 雪斎「義元様!目を覚まされよ!」義元「ひ…雪斎!まろは蹴鞠をやめぬの!皆の者、この頑固爺を追い払うの!」 - 名無しさん 2012-11-03 14 43 16 駿河防衛で左近と邂逅 左近「義元公の隠退が偽りだったとはね…。のほほんとした顔で、やるじゃないですか」義元「偽りではないの! されど…氏真にすべてを託すには、まだ早かったようでの…」義元「じゃが、氏真は雅の心はまろにも劣らぬの! それ以外は…いささか頼りないがの…」 - 名無しさん 2012-11-03 20 08 04 政宗との邂逅。義元「まーさむーね殿!蹴鞠ろ・・・」政宗「蹴鞠らぬわ、馬鹿め!」義元「和の心を否定するなら・・・。実力行使じゃの!」 - 名無しさん 2012-11-07 06 36 40 直虎で救援 「直虎殿の蹴りで一発逆転じゃの!」 - 名無しさん 2012-11-18 23 40 42 義元の第2レアは義元で信玄を倒さないと取れませんでした - 名無しさん 2012-12-24 15 50 19 今日氏康で信玄倒しても第2レア取った気がしますが… - 名無しさん 2012-12-24 21 27 42 「天下布雅へ」はどこで出ますか? - 名無しさん 2013-01-19 12 43 26 「天下布雅へ」は忍城(北条の章)で出ました - 名無しさん 2013-12-11 20 10 50 「天下布雅へ」は忍城(北条)で出ましたが、!マークはついてませんでした - 名無しさん 2014-01-04 21 09 17
https://w.atwiki.jp/nolnol/pages/3053.html
軍学書早見表 侍の生産できる軍学書は大量にあってどの本でどの能力が上がるのか 分かりにくいのでまとめてみました。 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 甲州軍学書写本 武田家 7 +5 +5 遠州軍学書写本 今川家 5 +6 +6 三河流軍学書写本 徳川家 8 +5 +5 尾張流軍学書写本 織田家 5 +6 +6 美濃流軍学書写本 斎藤家 7 +5 +5 越州軍学書写本 上杉家 6 2 +5 +5 相州軍学書写本 北条家 8 +5 +5 加賀流軍学書写本 本願寺 3 +40 +40 +3 越前流軍学書写本 朝倉家 3 +4 +6 近江流軍学書写本 浅井家 5 +5 +5 伊賀流軍学書写本 伊賀忍 4 +2 +8 将軍家軍学書写本 足利家 4 +5 +5 +5 摂津流軍学書写本 三好家 4 +5 +5 紀州軍学書写本 雑賀衆 4 +5 +5 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 全ての軍学書の価値は4、重量は3.7、耐久度は7が標準の値。 2冊写本出来て、生産後軍学書自体は消えてしまいます。
https://w.atwiki.jp/imas505/pages/176.html
東京都・神奈川県は「東名高速道路(東京~神奈川)」を参照 東名高速道路 IC/SA/PA名 エリア 接続道路(JCTのみ) 足柄SA 沼津/三島/御殿場 御殿場IC第二出入り口御殿場IC第一出入り口 御殿場JCT 新東名高速道路 駒門PA 裾野IC 沼津IC 愛鷹PA 富士IC 富士/富士宮 富士川SA/SIC 由比PA 静岡駅周辺 清水JCT 新東名高速道路 清水IC 日本平PA 静岡IC 日本坂PA 吉田IC 島田/榛原 相良牧之原IC 菊川IC 掛川/小笠 掛川IC 小笠PA 袋井IC 磐田/袋井 磐田IC 遠州豊田PA/SIC 浜松IC 浜松/浜名湖 浜名湖SA 三ヶ日IC 三ヶ日JCT 新東名高速道路 新城PA 豊橋/渥美/奥三河 豊川IC 赤塚PA 音羽蒲郡IC 美合PA 豊田/安城/刈谷/岡崎 岡崎IC 豊田JCT 伊勢湾岸自動車道 上郷SA 豊田IC 東名三好IC 東郷PA 東海/大府/日進/愛知郡 日進JCT 名古屋瀬戸道路 名古屋IC 本郷/藤ヶ丘 守山PA 守山区 春日井IC 瀬戸/春日井/小牧/犬山 小牧JCT 中央自動車道 小牧IC 新東名高速道路 ※海老名南JCT~御殿場IC、新城東IC~豊田東JCTは未完成路線のため割愛 IC/SA/PA名 エリア 接続道路(JCTのみ) 御殿場JCT 沼津/三島/御殿場 東名高速道路 長沼沼津IC 駿河湾沼津SA 新富士IC 富士/富士宮 新清水IC 静岡清水/庵原 清水PA 新清水JCT 新静岡IC 静岡 静岡SA静岡SIC 藤枝岡部IC 焼津/藤枝/志太 藤枝PA 島田金谷IC 島田/榛原 掛川PA 掛川/小笠 森掛川IC 掛川/小笠、磐田/袋井 遠州森町PA 磐田/袋井 浜松浜北IC 浜松/浜名湖 浜松SA浜松SIC 浜松いなさJCT
https://w.atwiki.jp/haruka17/pages/483.html
KTトバ(キンテツ・トバ)(鳥羽) マニューラ。 ロンシャンのポケモン。凄腕の諜報部員。つばめがえし れいとうパンチ つじぎり@きあいのタスキ KTナラに続く「KT」ポケモン。サイダイジ曰く「諜報部(要するにスパイとかする所)の凄腕メンバー」。諜報部では重宝されていた。しかし、本編開始早々女王(というよりははるか♪氏本人の)の刺客リン♪に倒されてしまい、そこで出番は終わった(しかもそれに関する戦闘シーンは全く無し)。序盤早々に消されたことから、おそらく彼の登場自体がはるか♪氏に嫌われたと思われる。 その後ロンシャンさんにも嫌われてしまったため、使ってもらえる可能性はゼロになった。もっとも不遇な子と言える。 一体誰のせいだと思って(以下省略)(ロンシャン(作者)談) アベノバシ共々、彼の出番はほぼ「突っ立っているだけ」という完全なる置き物に終わってしまった。「KT」の謎も一切語られることはなく、IKOMA以上にお粗末な話になってしまった。 しゃべる言葉の語尾に「・・・ズラ。」がつくので東北地方ではなく甲州か遠州辺りの出身ではないかと思われる。 由来は鳥羽駅。鳥羽はJRと近鉄が接続・・・むしろ競合する駅で、JRの快速みえの終着駅でもある。
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/3083.html
軍学書早見表 侍の生産できる軍学書は大量にあってどの本でどの能力が上がるのか 分かりにくいのでまとめてみました。 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 甲州軍学書写本 武田家 7 +5 +5 遠州軍学書写本 今川家 5 +6 +6 三河流軍学書写本 徳川家 8 +5 +5 尾張流軍学書写本 織田家 5 +6 +6 美濃流軍学書写本 斎藤家 7 +5 +5 越州軍学書写本 上杉家 6 2 +5 +5 相州軍学書写本 北条家 8 +5 +5 加賀流軍学書写本 本願寺 3 +40 +40 +3 越前流軍学書写本 朝倉家 3 +4 +6 近江流軍学書写本 浅井家 5 +5 +5 伊賀流軍学書写本 伊賀忍 4 +2 +8 将軍家軍学書写本 足利家 4 +5 +5 +5 摂津流軍学書写本 三好家 4 +5 +5 紀州軍学書写本 雑賀衆 4 +5 +5 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 全ての軍学書の価値は4、重量は3.7、耐久度は7が標準の値。 2冊写本出来て、生産後軍学書自体は消えてしまいます。
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/2927.html
軍学書早見表 侍の生産できる軍学書は大量にあってどの本でどの能力が上がるのか 分かりにくいのでまとめてみました。 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 甲州軍学書写本 武田家 7 +5 +5 遠州軍学書写本 今川家 5 +6 +6 三河流軍学書写本 徳川家 8 +5 +5 尾張流軍学書写本 織田家 5 +6 +6 美濃流軍学書写本 斎藤家 7 +5 +5 越州軍学書写本 上杉家 6 2 +5 +5 相州軍学書写本 北条家 8 +5 +5 加賀流軍学書写本 本願寺 3 +40 +40 +3 越前流軍学書写本 朝倉家 3 +4 +6 近江流軍学書写本 浅井家 5 +5 +5 伊賀流軍学書写本 伊賀忍 4 +2 +8 将軍家軍学書写本 足利家 4 +5 +5 +5 摂津流軍学書写本 三好家 4 +5 +5 紀州軍学書写本 雑賀衆 4 +5 +5 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 全ての軍学書の価値は4、重量は3.7、耐久度は7が標準の値。 2冊写本出来て、生産後軍学書自体は消えてしまいます。
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/8089.html
軍学書早見表 侍の生産できる軍学書は大量にあってどの本でどの能力が上がるのか 分かりにくいのでまとめてみました。 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 甲州軍学書写本 武田家 7 +5 +5 遠州軍学書写本 今川家 5 +6 +6 三河流軍学書写本 徳川家 8 +5 +5 尾張流軍学書写本 織田家 5 +6 +6 美濃流軍学書写本 斎藤家 7 +5 +5 越州軍学書写本 上杉家 6 2 +5 +5 相州軍学書写本 北条家 8 +5 +5 加賀流軍学書写本 本願寺 3 +40 +40 +3 越前流軍学書写本 朝倉家 3 +4 +6 近江流軍学書写本 浅井家 5 +5 +5 伊賀流軍学書写本 伊賀忍 4 +2 +8 将軍家軍学書写本 足利家 4 +5 +5 +5 摂津流軍学書写本 三好家 4 +5 +5 紀州軍学書写本 雑賀衆 4 +5 +5 軍学書 入手先 攻撃力 防御力 生命力 気合 腕力 耐久力 器用さ 知力 魅力 全ての軍学書の価値は4、重量は3.7、耐久度は7が標準の値。 2冊写本出来て、生産後軍学書自体は消えてしまいます。
https://w.atwiki.jp/skousoku/pages/18.html
駿遠本線(すんえんほんせん)は、静岡県藤枝市岡部町の駿河岡部駅から、袋井市の袋井駅を結ぶ静岡高速鉄道の路線である。線名は、駿河国と遠州国を結ぶことから付けられている。 駅ナンバリングは、「B」である。 概要 静岡本線、朝比奈線と共に静岡高速鉄道の前身の静岡駿遠鉄道による創業路線であり、静岡市のベットタウンである藤枝市岡部町の駿河岡部駅から、遠州灘を経て袋井駅までを結ぶ。袋井線や朝比奈線、清水市内線と共に静岡高速鉄道の本線を構成する路線の一つで、静岡本線・国道本線と共に静岡高速鉄道の主要幹線の一つとなっている。 本線区間は静岡市周辺の通勤・通学路線としての側面を有する一方で、静岡市内へは乗り入れしてはいない為、駿河岡部駅から朝比奈線を経由、大井川駅から静岡鉄道駿遠線を介して静岡清水線へ直通運転を行っているほか、袋井駅からは袋井線を介しての天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線へ、静岡本線を介しての遠州鉄道鉄道線(西鹿島線)、JR東海道本線への直通運転を行う事により輸送力を確保しているほか、大井川鐵道御前崎線は富士山静岡空港を経由する事から、空港アクセス路線としても利用されている。 また静岡本線沼津駅からJR御殿場線・常磐緩行線・只見線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・副都心線・有楽町線・ちばドリームエクスプレス大柏本線・大横本線・東武東上線・伊勢崎線・日光線・鬼怒川線・宇都宮線・秩父鉄道秩父本線・西武池袋線・野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線・東急東横線・田園都市線・横浜高速鉄道みなとみらい線との直通運転も行っており、静岡県内はもちろんのこと、愛知県・神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・福島県の1都8県へ至る広大な路線ネットワークを結成している。 なお乗り入れ路線数は朝比奈線、袋井線、静岡本線、清水市内線、静鉄駿遠線、静岡清水線、遠鉄線、天浜線、大鐵線・東海道本線、御殿場線、常磐緩行線、只見線、小田原線、千代田線、副都心線、有楽町線、大柏本線、大横本線、東上線、伊勢崎線、日光線、鬼怒川線、宇都宮線、池袋線、東横線、田園都市線、みなとみらい線と、日本最多となっており、朝ラッシュ時に直通する御前崎港線も合わせると30路線となる。 新藤枝駅〜新横須賀駅間は静岡本線との複々線区間となっており、複々線区間の営業キロは50.4kmと日本最長である。またこの区間(大井川橋梁と相良駅周辺を除く)・八幡橋駅〜志太駅間・袋井駅周辺・駿河岡部駅周辺は地下化されており、この地下区間も日本最長である。残る駿河岡部〜八幡橋間と、新横須賀〜柳原間についても地下化が予定されている。 実際の路線名称は、駿河岡部駅〜大手駅間が岡部線、大手駅〜新藤枝駅間が大手線、新横須賀駅〜袋井駅間が中遠線であり、新藤枝駅〜新横須賀駅間は静岡本線(前述の通り、複々線区間)となっている。 直通先の静岡本線・朝比奈線・袋井線と共に、JR飯田線を除いた静岡県内の全ての鉄道路線と接続しており、JR東海道本線・御殿場線・大井川鐵道駿遠線・大井川本線・静岡鉄道静岡清水線・駿遠線・遠州鉄道鉄道線・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線とは直通運転により接続している他、伊豆箱根鉄道駿豆線・伊豆急行線・JR伊東線ともJR東海道本線により接続している他、大井川鐵道井川線とは直通先の大井川本線により接続、静岡本線富士駅でJR身延線、吉原駅で岳南電車岳南線と接続している。(ただし、唯一接続していないJR飯田線と静岡本線富士駅で接続している身延線とも2022年9月から直通運転を行う予定である。) このため現在は静岡市内への通勤・通学路線、首都圏への通勤・通学路線、沿線にある静波海岸や国安海岸への海水浴客輸送、富士山静岡空港への航空アクセス、静岡県内や関東地方への観光客輸送、JR東海道本線のバイパス路線、旧岡部町や大井川町、吉田町・牧之原市・御前崎市内の生活路線などの役割を担っており、利用客が終日多い路線となっている。 直通運転の効果 前述の通り、朝比奈線・袋井線・静岡本線・清水市内線・静岡鉄道駿遠線・静岡清水線・遠州鉄道鉄道線・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線・大井川鐵道大井川本線・JR東海道本線への直通運転を行っており、更に2021年のダイヤ改定によりJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐線各駅停車・ちばドリームエクスプレス(cdx)大柏本線への直通運転も開始され、豊橋駅(JR東海道線)から、取手駅・我孫子駅(JR常磐線各駅停車)・印西牧の原駅(cdx大柏本線)までが乗り換えなしで結ばれる様になった。 この直通運転による効果はかなり大きく、駿遠本線沿線にある静波海岸や、国安海岸への海水浴客が増加した他、天竜浜名湖線沿線にある岩水寺や、袋井線沿線にある可睡齋などへの参拝客の増加、新静岡セノバなどの商業施設の利用客の増加、大井川鐵道大井川本線にて運行しているSL急行の利用客増加など、観光・商業面に大きなプラスの効果を生み出した。 地上区間 当路線の地上区間は3箇所ある。 瀬戸川駅(実質には瀬戸川橋脚)~青木駅間 瀬戸川橋脚~県道381号島田岡部線のトンネル(正式なトンネル名ではない)入口までの延長994.7m(0.99km)。 地上区間においては踏切とはせず、立体交差を原則とした事から、志太駅~青木駅まで跨線橋が4箇所も存在する。 この区間を地上にて建設したのは、周辺の地形を考慮したこと、建設費用の削減が主な理由とされている。 大井川駅~大幡駅間の大井川を跨ぐ区間(大井川橋梁) 大井川駅~大幡駅間の大井川河川敷運動公園と大井川を橋脚で跨ぐ。この区間は933.4m(0.93km)で、大幡駅方面に向かって下り18‰の勾配区間に位置することから、左右の橋台で65cmの高低差がある。 なお、大幡駅周辺にて県道79号吉田大東線と重複する区間があるが、この区間は地下区間ではなく、地上区間(道路との重複区間)となっている。 相良駅周辺 この区間は元から静岡高速鉄道の全身である静岡駿遠鉄道が相良車両基地(現在の相良車両センター)を建設するために用地を確保しており、本来はこの直下に線路を建設する計画となっていたが、このような建設方式にすると建設費用の増加が見込まれた。 そこで、相良車両基地の中央付近に駅を設けることで、袋井方面のトンネルは浅い構造となり、建設費用を大幅に削減することにつながった。ただし、当駅から新相良駅まで、下り35‰の急勾配が連続することになった。 ホームドアの設置 静岡高速鉄道は2019年に主要駅である、駿河岡部駅・大手駅・新藤枝駅・榛原町駅・浜岡町駅・袋井駅へのホームドア設置計画を発表し、その後2020年にこの6駅へのホームドアの設置が完了した。 その後、静岡高速鉄道は静岡本線・朝比奈線・袋井線・清水市内線同様、全駅へのホームドアを設置する計画を発表し、2025年の全駅稼働を目標に順次設置・稼働が開始されている。 また、従来の可動式ホームドア以外に、JR東日本で順次導入されている「スマートホームドア」や、京浜急行電鉄の三浦海岸駅にて試験が行なわれた「どこでもドア」、JR九州にて試験が行われている「バー構造軽量型ホームドア」も積極的に導入する計画も発表し、これにより全駅へのホームドア設置のスピードアップを図るとしている。 2020年 上吉田駅・大井川駅・相良駅・新相良駅・新横須賀駅に可動式ホームドアを設置。 2021年 横内駅・八幡橋駅・水守駅・藤枝本町駅にスマートホームドア、瀬戸川駅・志太駅・青木駅・高洲駅・大洲駅・上新田駅(1・4番線)・根松駅にどこでもドア、遠州佐倉駅(1・4番線)に可動式ホームドアをそれぞれ設置。 2022年 柳原駅・芝駅・諸井駅・新岡崎駅・五十岡駅・七軒町駅・野中駅(2・3番線)・地頭方駅・落居駅・須々木駅・片浜駅・大田浜駅へスマートホームドアを設置予定。 2023年 静波駅・細江駅・遠州神戸駅・波津駅・堀野新田駅・玄保駅・桜ヶ池駅・塩原新田駅・合戸駅・千浜駅・西千浜駅へどこでもドアを設置予定。 2024年 新三俣駅・南大坂駅・谷口駅・野賀駅・河原町駅・石津駅・新三輪駅へ可動式ホームドアを設置予定。 2025年 慶全寺前駅にバー構造軽量型ホームドアを設置予定。これにて全駅へのホームドアの設置が完了する予定である。 連続立体交差事業による地下化 当線に設置されている踏切を廃止する目的での地下化が1989年(平成元年)から進められている。 まず1989年(平成元年)に榛原町駅〜片浜駅間、新相良駅〜浜岡町駅間の線路を掘割に移した。この工事を行った理由として、1975年の静岡鉄道静岡清水線などへの直通運転開始による運行本数の増加により、踏切の遮断時間が長くなった(いわゆる開かずの踏切)ことによる。 次いで、2005年(平成17年)に遠州佐倉駅・大洲駅・大井川駅・上新田駅を相次いで地下化した。4駅はそれぞれ太陽電気鉄道御前崎線・湘南高速鉄道静岡天竜線・静岡鉄道駿遠線との乗換駅であるが、地下化以前は路線ごとにホームが設けられていたものを、地下化の際に立体交差を用いて方向別のホームとし、太陽電気鉄道御前崎線・湘南高速鉄道静岡天竜線・静岡鉄道駿遠線の同方向の列車と同じホームで乗り換えられるように配線を変更した。 その後も路線の地下化が相次ぎ、袋井駅のJR東海道本線側の南北自由通路・南口(駿遠口)の建設工事開始に先立つ2011年(平成23年)に当線の柳原駅〜袋井駅間を地下化した他、朝比奈線と駿河岡部駅経由での乗り入れ開始を目前にした2013年(平成25年)に駿河岡部駅〜横内駅間を地下化した。 その後は踏切廃止を目的として2015年(平成27年)に八幡橋駅〜瀬戸川駅間が地下化された他、2016年(平成28年)には新藤枝駅の駅立地による制約によるドアカット解消・6両編成以上の車両を入線させるため、志太駅〜大井川駅間の地下化が行われた。 そもそも駿遠本線の沿線は住宅街が多く、工事自体は最終電車発車後の深夜に行われることによる騒音問題が発生する他、立地や複々線となっている静岡本線との兼ね合いから仮線を敷設することはできないため、既に静岡本線富士駅〜東田子の浦駅間の地下化で実践を積んでいる線路直下地下工法(STRUM工法)で行われている。 その後は2017年(平成29年)に大幡駅〜榛原町駅間を相次いで地下化した他、2018年(平成30年)にも浜岡町駅〜新横須賀駅間を相次いで地下化し、路線のほぼ9割が地下区間あるいは掘割区間を走行するようになった。これにより上吉田駅〜浜岡町駅間では、現在まで続く110km/sでの走行が可能となり、所要時間の短縮につながった。 これにより路線の地下化工事は一通り完了したとみられたが、未だ地下化されてない横内駅〜八幡橋駅間、新横須賀駅〜柳原駅間では榛原町駅〜片浜駅間、新相良駅〜浜岡町駅間を掘割区間に移す前と同様の問題が発生し、特に横内駅〜八幡橋駅間の県道と交わる踏切に関しては最も深刻だった。2020年(令和2年)のJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線との直通運転開始による運行本数の増加がこれに追い打ちをかける形で、「開かずの踏切」となる時間がさらに増加した。 このため静岡高速鉄道は再び路線の地下化工事に乗り出し、2022年(令和3年)に横内駅〜八幡橋駅間、新横須賀駅〜柳原駅間が地下化された。これまでの路線の地下化では1区間のみで行われることが多かったが、2区間で同時に行われるのはこれが初である。同時に八幡橋駅・諸井駅が退避可能駅となった。 他路線との競合 JR東海道本線(静岡地区)との競合 当路線とは袋井〜藤枝間で競合しているが、直通区間も含めると浜松〜沼津間で競合する。 東海道本線とは古くから競合しており、1991年にJR側で運行開始したホームライナーに対抗して料金不要の特急を運行するなど激しい争いが繰り広げられた。 ただし現在は豊橋〜高塚間、沼津〜熱海間で直通運転を行うなど好調な関係にある。 静岡中央電鉄線・TRAIL線との競合 当路線と静岡中央電鉄線はほぼ全線にわたって競合するが、直通先のTRAIL線と駿遠本線の直通先でも競合しており、横羽線東京〜元町中華街前間、淵野辺線全線、練馬線練馬〜渋谷間、都市東西線よこはま動物園〜千葉間、上尾線上尾〜東京スカイツリー前間、東京都心線池袋〜赤坂間、晴海線全線、戸部線戸塚〜菊名間、板橋線田園調布〜平和台間、葛西線西新井〜亀有間で最も激しく競合する。 また淵野辺線の直通先であるつくば高速鉄道線とは全線で競合している。 このうち淵野辺線・つくば高速鉄道線への対抗策として開始したのがJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線への直通運転である。 しかし現在は、駿遠本線もしくは静岡中央電鉄線が不通となった際の振替輸送をそれぞれ担うなど、好調な関係にある。 運行形態 特急・T-TRAIN(座席指定制)・通勤急行(朝ラッシュ時のみ)・準急・急行・各駅停車の5種別が運行されており、1時間あたり特急が3本、T-TRAINが1本、急行・通勤急行(朝ラッシュ時以外は全て急行となる。)5本、各駅停車が10本程度運行されている。 車両基地からの入出庫運用を除き、袋井線・朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線との直通運転は必ず行われており、袋井線・駿遠本線・朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線は運行形態上、1つの路線となっている。 袋井線・朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線内の区間運転の場合は基本的に静岡高速鉄道の車両が充当されるが、静岡高速鉄道線内と他社線内との走行距離を合わせる、ならびに車両使用料の相殺のため、小田急・JR東日本・東京メトロ・ちばドリームエクスプレス・東武鉄道・西武鉄道・東急の車両も使用される。 直通列車は、静岡鉄道静岡清水線・JR東海道本線・遠州鉄道鉄道線・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・只見線・秩父鉄道秩父本線・野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線内では各駅に停車する。東武伊勢崎線内では基本的に東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線との直通運転を行う関係上、急行・準急として運行されるが、朝夕ラッシュ時には各駅停車として運行される電車も存在する。 事故・各種トラブルの場合は、袋井線・朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線以外との直通運転を中止する場合がある。 種別 特急 駿遠本線における最優等種別であり、1時間あたり3本程度運行される。 特急と名乗っているが通常の車両による運用であり、特急券等も不要である。 停車駅は駿河岡部駅・大手駅・新藤枝駅・大井川駅・上吉田駅・榛原町駅・相良駅・浜岡町駅・袋井駅の主要駅のみであり、駿河岡部駅〜袋井駅までの所要時間は約1時間10分と最も短い。 なお、相良駅から浜岡町駅の間で遠州佐倉駅に停車するが、これは静岡支社と浜松支社間での乗務員交代の為の運転停車であるため、乗降出来ない。 快速急行 深夜帯の遠州森町(袋井線)発駿河岡部行きを東武東上線森林公園駅まで延長運転した電車であり、金曜・土曜の深夜帯と祝日の前日の深夜帯に1本のみ運行される。なお、袋井方面では運行されていない。 この快速急行は東上線の森林公園検修区までの車両回送を兼ねており、東上線の車両で運行される。 停車駅は袋井駅・浜岡町駅・相良駅・榛原町駅・大井川駅・新藤枝駅・駿河岡部駅の7駅で、これに加え、国道本線では急行、JR東海道本線では特急踊り子、湘南新宿ラインでは特別快速の停車駅に停車する。 種別カラーは東武東上線同様の快速急行(青色、急行Bと同様のカラー)である。 急行B 2020年のダイヤ改正により設けられた種別で、案内上は急行Bではなく急行(青急行と呼ばれる)で案内される。 日中(10時台〜15時台)の駿遠本線の種別はどの系統関係なく特急かこの急行のみとなり、各駅停車は運行されなくなる。 停車駅は複々線上に設けられている駅以外・一部の主要駅である。このため通過する駅が通常の急行・通勤急行・準急よりも多く、特に浜岡町駅〜袋井駅間は途中の21駅を全て通過する。 このため途中の通過駅に行く際は必ず国道本線・静岡本線への乗り換えが必要となるため、国道本線・静岡本線側では当該時間帯は全て各駅停車にて運行される。 線内始発・終着電車 駿遠本線の起点である駿河岡部駅には引き上げ線自体は存在するが、この引き上げ線は朝比奈線用であるため駿遠本線が使用することは難しく、また終点の袋井駅にある引き上げ線も袋井線・静岡本線用となっているため、駿遠本線が使用することは不可能となっている。 また朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線新静岡駅には引き上げ線自体が存在せず、新清水駅も線路は全て清水市内線に繋がっており折り返しが不可能であることから、袋井線・駿遠本線・朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線は同一運用として運行されており、駿遠本線内で折り返す列車はほぼない。しかし、当線にある大手車両センター・相良車両センター・袋井車両センターへの入庫を目的として朝夕ラッシュ後に袋井方面では八幡橋行き、片浜行きと、袋井駅を終点とする列車が設定されており、また逆の駿河岡部方面では新相良行き、大手行きが設定されている。 また出庫運用では大手始発・新相良始発・袋井始発がそれぞれ設定されている。 基本的に大手車両センターへの入庫を目的とした八幡橋行きは1000系の3両編成車両で運用され、それ以外の入出庫運用は通常の10両編成が使用される。(いずれも自社車両が使用される。) 沿線風景 駿遠本線は全体として曲線の多い路線となっているが、地下トンネルや掘割を多く用いている為、線形は比較的よい。また、静岡高速鉄道の路線の中で、最も踏切が少ない路線であり、踏切は横内駅〜八幡橋駅間にある、県道81号焼津森線を跨ぐ区間のみであるが、2022年5月下旬に駿河岡部駅〜水守駅間の地下化が行われる為、この踏切も撤去されることから踏切が無い路線となる予定である。地上区間は急カーブがある八幡橋駅〜水守駅間と、新横須賀駅〜五十岡駅間は徐行するものの、それ以外のほとんどの区間を90km/sで走行し、大井川橋梁と瀬戸川橋梁は80km/sで走行する。また地下区間の殆どは100km/sで走行し、殆どが直線である大幡駅〜新相良駅間と、塩原新田駅〜新横須賀駅間はJR東海道線と同じ最高速度である、110km/sにて走行する。 駿河岡部〜大手間(岡部線) 始発駅の駿河岡部駅は、島式ホーム3面6線の地下駅であり、朝比奈線の列車が当駅を介しての直通運転を行う他、国道本線・静岡メトロ駿河線・駿遠急行岡部線・駿遠鉄道駿遠線・静岡中央電鉄静中線・志太鉄道志太線との接続駅となっている。 駿河岡部駅を出ると、朝比奈線の線路と分かれた後国道本線と並走し、横内駅へ至る。横内駅は島式ホーム1面2線の駅であり、前述の国道本線との乗り換え駅である。 横内駅を出ると、国道本線と別れる。国道本線は旧国道1号線に平行しているに対し、当路線は上当間地区を経由している為である。その後は朝比奈川を渡る。この朝比奈川橋梁は駿河岡部駅〜水守駅間の地下化に伴い新たに建設されたものであるが、駿河岡部方面の西側には地上区間となっていた際に使用されていた橋梁が残されており、車内からは橋脚の柱の部分を見ることができる。 朝比奈川を超えると、再び地下トンネルへと入り、前述の朝比奈川の支流である葉梨川を超えた後に右にカーブし、島式ホーム2面3線の八幡橋駅へと至る。この八幡橋駅は焼津市との境界付近に位置しており、国道本線八幡橋口駅・朝比奈線中里駅へも徒歩圏内である。また地上時代は相対式ホーム2面2線の駅であり、ホーム有効長が8両分であった事から、直通車両の一部の2両をドアカットしていた。 八幡橋駅を出ると、国道本線の線路と合流し、すぐに水守駅、大手駅へと到着する。大手駅は島式ホーム2面4線の駅であり、かつては朝比奈線が当駅を介して駿遠本線へと直通運転をしていた他、静岡鉄道駿遠線との接続駅でもあった。 大手〜新藤枝間(大手線) 大手駅の駿河岡部側には大手車両センターへの専用線が通じ、運用を終えた大手車両センター所属の車両はすべてこの専用線を通って入庫する。なお、この区間は瀬戸川駅まで地下区間であることから、車両センターを車内から見ることはできない。 大手駅を出ると、ここから瀬戸川駅までは曲線が多い区間を走行し、特に藤枝本町駅まではカーブが続く。なお、この区間にある慶全寺前駅と藤枝本町駅はそれぞれ駅間距離が短いため、双方のホームを片方の駅で見ることができる。 瀬戸川駅の先にある崖を境に地上区間へと変わり、ここからは瀬戸川橋梁を通る。なお、この瀬戸川橋梁の周辺では春になると桜と駿遠本線の電車が同時に撮影できることもあり、駿遠本線の撮影スポットの一つとなっている。 瀬戸川橋梁を通り終わってしばらくすると、志太駅へと到着する。志太駅は国道本線との乗り換え駅ではあるものの前駅の瀬戸川駅と国道本線の新瀬戸川駅とは徒歩圏内であり、双方の駅共に20分程度で移動することができる。ただし、志太駅構内での乗り換えは4分程度と半分以下で済む為、当駅を利用する乗客は多い。 志太駅を出ると、旧国道1号線と交差する箇所を境に再び地下区間へと入り、青木駅・新藤枝駅へと滑り込む。新藤枝駅は島式ホーム1面2線の駅であるが、かつては頭端式ホーム2面3線でなおかつスイッチバック方式を採用しており、さらに当駅周辺でカーブがあるため当駅に入線できる車両は6両編成に制限されていたが、大規模な改良工事により現在のようなホームとなり、6両編成以上の車両も停車できるようになった。 新藤枝〜新横須賀間(静岡本線との複々線区間) 実際の駿遠本線の駿河国側は新藤枝駅で終点となっており、当駅から新横須賀駅間は静岡本線との複々線区間となる。 新藤枝駅を出ると、引き続き大井川駅まで地下区間を走行し、高洲駅へ到着する。高洲駅のホームは新藤枝駅同様、地下4階となっている。これはJR東海道本線が西焼津駅〜藤枝駅間で藤相田沼街道を跨ぐが、道路が地下道となっていることからこれに配慮したものである。このため、前述の青木駅〜新藤枝駅間には一部勾配があり、この勾配で地下1階から地下4階へと一気に下がる。 高洲駅を出ると、今度は地下4階から地下2階へ上り勾配を上がると、静岡本線の線路と合流する。しばらくすると、大洲駅に到着する。大洲駅は島式ホーム1面2線の駅であり、静岡本線の列車は全てこの駅を通過する。 大洲駅を出ると、一旦静岡本線の線路が離れ、静岡鉄道駿遠線の線路が顔を出す。この先には上新田駅があり、駿遠本線と静岡鉄道駿遠線が事実上分岐する駅となっている。 上新田駅を出ると、大井川駅まで静岡鉄道駿遠線が並走し、短い距離であるが駿遠本線の複々線という役割を成している。大井川駅は島式ホーム3面6線の駅であり、静岡鉄道駿遠線は当駅が終点であることから、4番線は降車専用ホームとなっている。 大井川駅を出ると、再び静岡本線と合流した後、大井川橋梁を渡る。なおこの橋梁は地上区間に設置されており、また河原から橋梁までの高さが低いことから、ここも駿遠本線の撮影スポットの一つとなっている。 大井川橋梁を渡り終わると、ここから榛原町駅までは地下区間となる。橋梁を渡り終わってすぐの先には大幡駅がある。 大幡駅を出ると、ここからは自社の車両や、東武東上線、西武池袋線、ちばドリームエクスプレスからの直通車両などが最高速度である110km/sを出すことができる区間へと入る。この途中に遠州神戸駅が設置されており、旅客案内用の駅名で「遠州」を名乗る駅は当駅と遠州鉄道鉄道線の遠州病院駅、袋井線・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の遠州森町駅と数が少ない。 遠州神戸駅を出ると、上吉田駅まで急カーブが連続する。このため当区間を走行する列車の速度は80km/sに抑えられており、当該区間が近くなると急カーブに注意するよう促す自動放送が流れる。急カーブが終わるとすぐに上吉田駅に到着し、当駅は吉田町の中心部にあることから駿遠本線・静岡本線両線の主要駅となっている。 上吉田駅を出ると、大井川鐵道駿遠線と合流し、ここから新相良駅まではしばらく直線が続く。ここから自社の車両などが110km/s運転に戻り、根松駅、細江駅、静波駅、榛原町駅へと続く。このうち榛原町駅は島式ホーム3面6線を有し、駅周辺には静波海岸浴場があり、さらに牧之原市の中心部にあることから乗降客が多く、駿遠本線・静岡本線・大井川鐵道駿遠線の主要駅となっている。 榛原町駅を出ると、ここから地下トンネルから掘割区間へと変わる。かつては地上区間を走行していたが、この区間に設置されている踏切の遮断時間が長いことから1989年(平成元年)に鉄道部分を掘割区間に移し立体交差としたものである。 この先には片浜駅、太田浜駅があり、この区間は駿河湾に近いことから度々強風による運転見合わせ・遅延が発生する原因の一つとなっていたが、2018年(平成30年)4月に防風柵が整備されたことにより、運転見合わせ・遅延が8割減少した。 太田浜駅を出ると、一旦地上に上がり、静岡鉄道静岡本線や遠江鉄道本線などの線路と合流する。この先には相良駅があり、乗降客数は駿遠本線の駅中第2位である。 相良駅を出ると、静岡鉄道静岡本線や遠江鉄道本線、駿遠急行三俣線などと別れた後、再び掘割に潜り、新相良駅・波津駅・須々木駅・落居駅・地頭方駅へ至る。このうち地頭方駅は島式ホーム3面6線を有する駅であり、朝ラッシュ時には当駅を介して御前崎港線との直通運転を行っている。また、当駅を境に静岡県の中部地方から西部地方へと入る。 地頭方駅を出ると、右にカーブし、堀野新田駅・玄保駅へと至る。いずれも島式ホーム1面2線の掘割駅であり、停車するのは駿遠本線の各駅停車のみで、それ以外の路線・種別は通過する。 玄保駅を出ると、引き続き直線な線形が続き、遠州佐倉駅、桜ヶ池駅、浜岡町駅へ至る。このうち遠州佐倉駅は静岡高速鉄道の静岡支社と浜松支社の境界駅となっており、当駅にて乗務員交代が行われる。なお、実際の境界は駅構内ではなく、袋井側にある上り線と下り線のポイント前にあり、この転線用ポイントは全て浜松支社の資産となっている。 また、浜岡町駅は駿遠本線の他に静岡本線・堀之内線、大井川鐵道駿遠線が乗り入れ、このうち堀之内線は当駅を起点、大井川鐵道駿遠線は当駅を終点としている。このため、駿遠線との並走区間は当駅が終点である。 浜岡町駅を出ると、 車両 車両の判別方法 運用される車両は列車番号により判別でき、列車番号未尾アルファベットの[H]が静岡高速鉄道(01H~19Hが駿遠本線、20H~30Hが朝比奈線、31H~40Hが静岡本線、41H~45Hが袋井線、46H~50Hが清水市内線)、[S]が静岡鉄道(01S~16Sが静岡清水線、17S~24Sが駿遠線)、[E]が遠州鉄道(01E~14E)、[T]が天竜浜名湖鉄道(01T~14T)、[O]が大井川鐡道(01O~12O)、[C]がJR東海(01C~16Cが東海道線、17C~27Cが御殿場線)、[D]が小田急電鉄(01D~24D)、[M]が東京メトロ(01M~20M、21M~30Mは副都心線、31M~40Mは有楽町線に充てられる予定である。)、[A]がJR東日本(01A~19Aが直通運転が廃止された東海道線に充てられていたため欠番となっており、20A~30Aである。)、[X]がちばドリームエクスプレス(01X~18X、19X~28Xは大横本線に充てられる予定である。)である。 基本的に駿遠本線内は静岡高速鉄道の運転手・車掌が乗務を行うが、天竜浜名湖鉄道からの直通電車の際は同線で使用されている気動車を運転できる免許(甲種内燃車運転免許)を所持している者が静岡高速鉄道に存在しないため、沼津方面は天竜浜名湖鉄道の運転手が天竜二俣駅以降も乗務し、天竜二俣方面の運用の際はちばドリームエクスプレス東京支社に所属している運転手が乗務を担当する。 自社車両(朝比奈線・袋井線・静岡本線も含む) 4000系 2020年より総合車両制作所にて製造されている電車。全線通しで運行される。 203系 前述のJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線への直通運転に先駆けてJR東日本から譲渡された電車であり、2019年4月2日に運転を開始した。ちばドリームエクスプレス大横本線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ有楽町線・副都心線・東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線への直通運転にも対応しており、3500系・3700系・7000系と共に使用される。 3500系 本来はJR東海道線(JR東日本区間)・ちばドリームエクスプレス東湘本線への直通運転用に製造された電車だが、直通運転の廃止によりJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線への直通運転車両として増備が進められている。 3700系 前述のちばドリームエクスプレス大横本線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ有楽町線・副都心線・東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線への直通運転に対応した車両であり、3500系とは前面デザインが似ているものの、性能などが大幅に異なる。また、この関係上東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線に乗り入れることができない。 1000系 全線通しで運行されている。2016年より順次改造工事が実施されているが、改造工事が実施されない7編成(1001~1007編成)は4000系・10系の導入により順次引退している。 7000系 前述のちばドリームエクスプレス大横本線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ有楽町線・副都心線・東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線への直通運転の計画を見通して、東京メトロから譲渡された電車であり、2022年1月26日に運行を開始した。全種別・全路線への直通運転で使用される。 3000系 朝比奈線用に製造された電車。 2000系 静岡本線・袋井線用に製造された電車。 静岡鉄道 1000系 各駅停車・急行・通勤急行運用で使用される。 A3000系 こちらも各駅停車・急行・通勤急行運用で使用される。 遠州鉄道 1000系 基本的には各駅停車運用だが、ダイヤ乱れ時には急行運用でも使用される。 2000系 こちらも各駅停車運用だが、ダイヤ乱れ時には急行運用でも使用される。 天竜浜名湖鉄道 TH2100形・TH9200形 各駅停車運用のみに使用される。 大井川鐵道 7200系 静岡鉄道1000系と車体等が準じていることから、各駅停車・急行・通勤急行に使用される。 16000系 こちらは各駅停車のみに使用される。 21000系 こちらも各駅停車のみに使用される。 JR東海 313系 各駅停車・急行・通勤急行の運用で使用される。全ての路線への直通運転可能。 211系 こちらも各駅停車・急行・通勤急行の運用で使用される。全ての路線への直通運転可能。 東京地下鉄(東京メトロ)・小田急電鉄 16000系・4000系 全種別・全路線への直通運転にて使用される。 JR東日本 E233系2000番台・3000番台 前者はJR御殿場線・小田急線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線、後者はJR東海道線・上野東京ライン・宇都宮線・東武日光線・伊勢崎線・東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線への直通運用でそれぞれ使用される。 E131系600番台 基本的にはE233系3000番台との共通運用であるが、単独で袋井線・駿遠本線・朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線での運用にも使用される。 導入予定の車両 静岡高速鉄道 10系 京都市営地下鉄から譲渡される予定であり、全ての路線への直通運転を可能とし、各駅停車・急行・通勤急行運用で使用される予定。 大井川鐵道 6000系 各駅停車運用のみに対応する予定であり、全ての路線への直通運転を可能とする予定。 JR東海 315系 現在の313系・211系と同じく各駅停車・急行・通勤急行で使用される予定で、全ての路線への直通運転を可能とする予定。 過去に使用されていた電車 現在の1000系導入前は他社と同様に旧性能車両が多く使われており、島津線と同様に近代化が立ち遅れた路線であった。 静岡高速鉄道 形式不明 駿河遠州急行電鉄が開業にあたり用意した電車であるが、実際は武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)・東武鉄道・駿遠電気(現在の静岡鉄道)からの譲渡車である。 後述の01系導入に伴い廃車。 01系 駿河遠州急行電鉄初の新製車両で、前述の譲渡車を置き換える為に導入された。 その後静岡駿遠鉄道に引き継がれるが、10系の導入により廃車された。 10系 1986年まで使用されていた電車だが、1000系の導入により全車両引退した。導入予定の10系(京都市営地下鉄からの譲渡車両)とは関係ない。 20系 静岡鉄道、国鉄(現 JR東海)東海道本線、遠州鉄道線への直通車両として製造された電車。こちらも4000系の導入により全車両引退したが、現在でも大手車両センターの訓練車として使用されている。 30系 朝比奈線・袋井線の車両であり、直通運用に使用されていた。朝比奈線・袋井線への3000系・4000系の導入に伴い廃車。 50系 静岡本線の車両であり、30系同様直通運用に使用されていた。 静岡本線への2000系・4000系の導入に伴い廃車。 1000系(一部編成) 他車両の置き換えにより未更新車(1001〜1008・1011・1016)の引退が進み、最後まで残っていた1001編成も2022年(令和4年)を以て廃車となった。 遠州鉄道 30系 1000系・2000系と同様、各駅停車運用を中心に運用されていた。しかし、2015年(平成27年)からの静岡本線へのホームドア設置に伴い、2扉車が設置の阻害となる為、同年を以て乗り入れを終了した。(その後2018年に全車廃車されている。) 直通運転 ちばドリームエクスプレス大柏本線・JR常磐緩行線・東京メトロ千代田線・小田急小田原線・JR御殿場線への直通運転 2021年(令和3年)4月1日から、静岡本線沼津駅を介してJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線への直通運転が行われている。 この計画が浮上したのは1986年(昭和61年)であり、「静岡本線片浜駅から分岐して国鉄御殿場線・小田急小田原線・営団地下鉄千代田線・国鉄常磐線・国鉄東葛線沼南中央駅までの直通運転」として計画され、国鉄分割民営化後の1987年(昭和62年)に正式決定した。 JR東日本・営団地下鉄もこの計画に前向きであり、静岡高速鉄道やJR東海で採用されているATS-PTと互換性があるS-ATS(計画当時の名称)を5社共同で開発するなど、準備を進めた。 ところが、1990年(平成2年)に突如営団・JR東日本が計画の中止を申し入れ、直通運転の計画は一旦凍結されてしまった。この為、静岡高速鉄道が営団・JR東日本に対して抗議を行った他、S-ATSの開発費用や直通運転の交渉費用などを全額静岡高速鉄道に返金するように命じた。 しかし、2016年(平成28年)に東京メトロ・JR東日本が直通運転計画の再開を申し入れ、直通運転の交渉費用を再び静岡高速鉄道に支払い、ちばドリームエクスプレスも合わせて5社との協議が再開された。 2018年(平成30年)には静岡本線片浜駅のホーム拡張が困難であることから直通運転の起点を沼津駅へと変更し、計画を進めた。 これに先立ち、2019年(平成31年・令和元年)には直通運転が事実上不可能である20系の引退、JR東海道線(熱海〜大磯間)・ちばドリームエクスプレス東湘本線との直通運転終了(これらの直通運転は現在は国道本線にて行われており、直通運転の区間も拡大されている。)、静岡本線片浜駅〜沼津駅間の地下化、静岡本線・駿遠本線・朝比奈線・袋井線・清水市内線とその他の直通路線の電車をちばドリームエクスプレスで使用されているDigital-ATCに対応させる工事を大手車両センターにて行うなど、対応工事を進めたほか、2020年(令和2年)からは小田急4000系・東京メトロ16000系・JR東日本E233系2000番台・ちばドリームエクスプレス18系を使用して静岡本線沼津駅〜袋井線天竜二俣駅・静岡本線新浜松駅までの運用にて先行営業運転を行った。また逆にちばドリームエクスプレス大柏本線では線内折り返し運用に4000系・3500系・1000系が使用された。 これにより静岡本線沼津駅ではE233系2000番台(常磐緩行線)と3000番台(東海道線・上野東京ライン)が入線することとなり、多くの鉄道ファンや一般の利用客にも写真を撮られるなど注目された。 静岡鉄道静岡清水線との直通運転 この直通運転は1975年から行われており、朝比奈線新静岡駅と清水市内線新清水駅を接続する目的で直通運転が行われている。 このため、駿遠本線・朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線は事実上1つの路線となっており、朝ラッシュ時間帯に設定されている新静岡発印西牧の原(ちばドリームエクスプレス大柏本線)行き以外は全列車が直通運転を行い、駿遠本線にて運転トラブルがあって全路線への直通運転が中止された場合は、朝比奈線・清水市内線同様、優先して直通運転が再開される。 ただし、静岡清水線の起点駅である新静岡駅の朝比奈線と共用しているホームが1面2線しか無いため、混雑が発生し、袋井線・駿遠本線・朝比奈線・清水市内線・静岡本線・JR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線のダイヤを乱す原因になっている。(詳しくは混雑状況-朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線新静岡駅に起因する問題を参照。) ちばドリームエクスプレス大横本線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ有楽町線・副都心線・東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との直通運転 2022年4月1日より、常に直通運転が行われている小田急小田原線町田駅を介してちばドリームエクスプレス大横本線大宮駅・西武池袋線飯能駅・東武東上線小川町駅・東京メトロ有楽町線新木場駅・横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅への直通運転が行われている。 この計画が浮上したのは2001年(平成13年)であり、「小田急電鉄小田原線町田駅から分岐してちばドリームエクスプレス大横本線・西武鉄道池袋線飯能駅・東武鉄道東上本線小川町駅・営団地下鉄有楽町線新木場駅・有楽町線新線(現在の副都心線)新線池袋駅までの直通運転」として計画され、2002年(平成14年)に正式決定した。 計画当初は副都心線池袋駅〜渋谷駅間が未開業で副都心線・東急東横線への直通運転計画はなかったが、2002年の年頭に副都心線渋谷駅・横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅までの直通運転が新たに加えられた。 前述のJR御殿場線・ちばドリームエクスプレス大柏本線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線との直通運転の計画時のような計画凍結は無く、順調に計画が進められた。 なお、当初の運行開始は2019年夏頃を予定していたが、静岡高速鉄道線内においてホームの拡張工事が進んでいないことから、2022年4月に延期された。 静岡高速鉄道線内では1975年に開始された朝比奈線・静岡本線・清水市内線・静岡鉄道静岡清水線・伊豆箱根鉄道駿豆線への直通開始以来となる大規模なプロジェクトとなることから、多くの駅でホーム設備の増強(上吉田駅・根松駅・西千浜駅・芝駅)、東京メトロから7000系の譲渡を受け直通運転対応車両とする、更には3700系の運行開始を行うなど設備強化を図った他、直通運転先のマスコットキャラクター(とぶっち・姫宮なな・レイルくん・スマイルちゃん・駅街かける・ののるん)と、直通運転開始日までのカウントダウンボードを静岡本線沼津駅・駿遠本線駿河岡部駅・袋井駅に設置、更には東武鉄道・西武鉄道・東京メトロ・東急電鉄のグッズを静岡高速鉄道の売店で販売開始するなど、宣伝強化も図った。 この直通運転により、ちばドリームエクスプレス大柏本線と大横本線、東京メトロ千代田線と有楽町線・副都心線の車両が並ぶ光景が見られるようになった他、西武グループの伊豆箱根鉄道と西武鉄道、更には東急電鉄とかつて東急グループに所属していた静岡鉄道の車両が並ぶ光景も見られるようになった。 このほか、直通運転先の大井川鐵道大井川本線では、2002年(平成14年)に廃車された312系振りに西武鉄道の車両が運用に入ることになった他、静岡鉄道静岡清水線でも1975年に廃車されたモハ500・501系振りに東急の車両が運用に入ることとなった。 なおこの直通運転開始と共に1000系の未更新車の引退も進められており、この直通運転開始日である4月1日には1001編成が引退している。残りの6編成も東京メトロから譲渡された7000系に置き換わる形で引退する予定である。 名古屋鉄道名古屋本線との直通運転計画 2024年(令和6年)4月から、JR東海道本線豊橋駅を経由して名古屋鉄道名古屋本線に乗り入れる計画がある。 なお、計画自体はそれ以前に浮上しており、最も新しいのは2007年(平成19年)のものである。 この頃は静岡高速鉄道が他社との直通運転計画を活発化しており、さらに名鉄自体の浜松延伸計画もあったことから直通運転を行う計画が決定された。 計画時点では同年に計画されていたJR東海道本線(JR東日本区間)・ちばドリームエクスプレス東湘本線・松見坂線・ゆめみや線・春前本線と合わせて、静岡高速鉄道・JR東日本・ちばドリームエクスプレス・JR東海・名古屋鉄道の5社での直通運転が計画されており、ルートは「春前本線春日部駅〜ゆめみや線・松見坂線新宿駅〜東湘本線平塚駅〜東海道本線沼津駅〜静岡本線・朝比奈線新静岡駅〜駿遠本線袋井駅〜静岡本線天竜川駅〜名古屋本線浜松駅〜名鉄岐阜駅」となっていた。 しかしこの計画において静岡鉄道静岡清水線を経由する計画はなかったことから、静岡鉄道が静岡高速鉄道に対し抗議文を送付したことから、東海道本線沼津駅〜新静岡駅間のルートが静岡本線・清水市内線・静岡鉄道静岡清水線へと変更された。 このように東側のルートに関しては迷走が続いたが、静岡高速鉄道は名鉄との直通運転への準備段階へと入り、直通運転対応車の3500系初期車の方向幕には「国府」「名古屋(名鉄)」「岐阜(名鉄)」などの名鉄線内の行先も明記された。 しかし直ぐに名鉄浜松延伸計画が頓挫し、直通運転計画も白紙となった。この際、静岡高速鉄道は名鉄側に対し抗議を行ったが、結局は後者側の意向に押し付けられた。なお、静岡本線天竜川駅は島式ホーム2面4線の地上駅となっているが、これが名鉄との直通運転計画の名残であり、計画当時は他の静岡高速鉄道線内の直通運転路線との境界駅と同じく(袋井線・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線天竜二俣駅、静岡本線・遠州鉄道鉄道線遠州馬込駅がこの例である。)、外側を静岡本線、内側を名鉄名古屋本線が使用する予定であった。 混雑状況 最混雑区間は、駿河岡部~浜岡町間であり、混雑率は182.50%である。(なお、この混雑率は静岡本線沼津駅まで続いている。) これは東京メトロ東西線、JR横須賀線、総武線各駅停車、東海道線、日暮里・舎人ライナー、京浜東北線、南武線、埼京線に次ぐ第9位となっており、静岡高速鉄道どころか静岡県内で最も混雑する路線となっており、静岡県内の主要幹線であるJR東海道線(熱海~豊橋間)や、静岡本線を上回っている。(なお、2006年度までの最混雑区間は袋井駅〜静岡本線沼津駅、2020年度までの最混雑区間は袋井駅〜ちばドリームエクスプレスゆめみや線浦和大学までであり、いずれも混雑率は190%であった。これは東京メトロ東西線に次ぐ第2位であったが、2003年に静岡鉄道駿遠線が大井川駅まで延伸、2007年の大井川鐵道駿遠線根松駅〜浜岡町駅間の開業、2020年のJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線への直通運転開始、国道本線・五十海大住線・浜松熱海線などのバイパス路線の開業により混雑が若干緩和された。 しかし依然として混雑率が高い状態が続いており、直通先のちばドリームエクスプレス大柏本線の柏駅からJR常磐線快速電車に直通する電車の混雑率である180%さえも上回っている。 この混雑の打開策として導入が決定されたのが新型車両である4000系であり、電車の定員を上げる事により混雑緩和を狙っている他、混雑緩和に向けて様々な取り組みを行っている。 各区間の混雑率は以下の通り。 区間 混雑率 駿河岡部~大手 182.50 大手~新藤枝 182.50 新藤枝~大井川 182.50 大井川~榛原町 182.50 榛原町~相良 182.50 相良~浜岡町 182.50 浜岡町~新横須賀 142.58 新横須賀~袋井 143.56 設備の問題点 駿遠本線は、プラットホームの設備や、伊豆箱根鉄道駿豆線、遠州鉄道鉄道線などの直通先の都合上、10両編成を超えて車両を増結することが出来ない。そのため、増結が限界に達して以降は静岡県内の鉄道路線で最も運行間隔が短い4分間隔にて運行している(最も乗降客数が多い新藤枝駅と、直通先にて最も乗降客数が多い朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線の新静岡駅の専用ホームを1面2線で捌いてることや、直通先のJR御殿場線が単線であることから、これ以上の増発は不可能である。)が、それでもなお激しい混雑となっている。朝ラッシュ時間帯の大井川〜駿河岡部間は平行ダイヤで通常時よりも所要時間が大幅に増しており、最速となる特急でも榛原町〜駿河岡部間で40分以上を要し、表定速度は時速60km/sに留まる。 朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線新静岡駅に起因する問題 新静岡駅は一日およそ16万人が利用する駅であるが、地下駅である関係上、狭い階段に多くの旅客が集中することからホームが混雑し、乗降に時間がかかっている。さらに、ホームが島式ホーム1面2線であることから交互発着ができないため、慢性的な列車遅延の原因になるなど、朝比奈線とその直通先の静岡本線・袋井線・御前崎港線・駿遠本線・清水市内線・静岡鉄道静岡清水線のダイヤ作成上のネックとなっている。 このため、朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線の直通ホームを2面4線にする計画があり、現在も工事が進められている。 駿河岡部駅に起因する問題 駿河岡部駅は一日およそ12万人が利用する駅であり、静岡高速鉄道の乗降客数ランキングでも第4位に入っているが、前述の新静岡駅同様階段が狭いことからこれに多くの旅客が集中しホームが混雑し、乗降に時間がかかっている。 また、当駅から直通する朝比奈線方面のホームが7番線のみであることから交互発車ができずに駅手前で待機を余儀なくされるダンゴ運転状態となっており、慢性的な遅延の原因となるなど最大のボトルネックとなっている。 このため朝比奈線焼津方面として使用している6番線を朝夕ラッシュ時に限り新静岡方面のホームとする計画がある。 瀬戸川駅・大井川駅・大幡駅に起因する問題 この3駅は橋脚の前後に駅が存在することから、8両編成以上へホームを延ばす余地がなく、これが混雑を招いている。 このため、ホームの一部を延ばし、橋脚に近い部分のホームを廃止し10両に対応させる工事が進んでおり、2021年には大井川駅にてこの工事が行われた。残る2駅についても2024年に工事が完了する予定である。 バイパス路線の整備 本来は当線のバイパス路線として整備されたのが静岡本線であるが、静岡本線についても激しい混雑となっており、バイパス路線の整備と、他社との連携による混雑解消が行われている。 この目的として整備されたのが国道本線であり、袋井駅を発着して駿河岡部駅を経由するルートは当路線と変わらないものの、当路線は遠州灘を経由するルートに対し、国道本線は掛川駅・島田駅方面を経由することにより当路線の利用者をJR東海道本線方面に転移させることにより混雑解消を見込んでいる。 また、太陽電気鉄道御前崎線と遠州佐倉駅での対面乗り換えとすることで、駿遠本線と直通先の朝比奈線・静岡本線・清水市内線・静岡鉄道静岡清水線の利用者を太陽電気鉄道御前崎線・島田線・巴川線・駿河線・静岡線に転移させることにより混雑解消を狙っている。 通勤急行の新設 2016年4月のダイヤ改正より、最も利用者が多い朝の7・8・9時台の急行が全て「通勤急行」に統一された。 この通勤急行は通常の急行停車駅に加え、他路線と接続する駅(大洲駅・遠州佐倉駅・千浜駅・柳原駅)と青木駅・新相良駅・堀野新田駅・西千浜駅にも停車するようになっている他、通常の急行停車駅から藤枝本町駅・静波駅が除外されており、これにて速達化を図っている。 従来のダイヤでは、ピーク時であっても大手駅にて各駅停車が急行を退避する為、急行の方が先に発車することとなっていた。しかしこれにより先に発車する急行に乗客が集中し、前述の2020年度までの混雑率である190%を招く原因となっており、さらなるダイヤ乱れを起こす原因となっていた。 駅一覧 各駅停車は各駅に停車するため、ここでは記さない。停車駅については急行・通勤急行・準急・特急の停車駅のみ記すこととする。 ● 全列車停車 ↓ 通過 国道本線・静岡本線・大井川鐵道駿遠線が駿遠本線と並走する区間(駿河岡部駅〜大手駅、新藤枝駅〜袋井駅、根松駅〜浜岡町駅間)の同線との接続駅は複々線との起点駅のみ記載し、それ以外の途中駅については記載しないこととする。 駅番号 駅名 接続路線 急行A 急行B 通勤急行・準急 快速急行(駿河岡部方面のみ運転) 特急 所在地 備考 B 01 駿河岡部駅 朝比奈線(新静岡方面と直通運転)・国道本線(朝ラッシュ時のみ直通運転)・五十海大住線・静岡メトロ駿河線・静岡中央電鉄静中線(新岡部駅) ● ● ● ● ● 藤枝市岡部町 B 02 横内駅 国道本線 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 藤枝市 B 03 八幡橋駅 国道本線{八幡橋口駅(当駅と距離があるため乗り換え案内はされない。)} ↓ ● ↓ ↑ ↓ 〃 B 04 水守駅 国道本線 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 05 大手駅 国道本線 ● ● ● ↑ ● 〃 B 06 慶全寺前駅 国道本線{緑町駅(当駅と距離があるため乗り換え案内はされない。)} ↓ ● ↓ ↑ ↓ 〃 B 07 藤枝本町駅 ● ● ↓ ↑ ↓ 〃 B 08 瀬戸川駅 ↓ ● ↓ ↑ ↓ 〃 B 09 志太駅 国道本線 ● ↓ ● ↑ ↓ 〃 B 10 青木駅 ↓ ● ● ↑ ↓ 〃 B 11 新藤枝駅 静岡本線・国道本線・JR東海道本線(藤枝駅) ● ● ● ● ● 〃 B 12 高洲駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 13 大洲駅 湘南高速鉄道静岡天竜線 ↓ ↓ ● ↑ ↓ 〃 B 14 上新田駅 静岡鉄道駿遠線(当駅を介して直通運転) ● ○ ● ↑ ● 焼津市 急行Bは静岡鉄道駿遠線に直通する電車のみ停車 B 15 大井川駅 静岡本線・五十海大住線・静岡鉄道駿遠線 ● ↓ ● ● ● 〃 B 16 大幡駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 榛原郡吉田町 B 17 遠州神戸駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 18 上吉田駅 静岡本線 ● ● ● ↑ ● 〃 B 19 根松駅 大井川鐵道駿遠線(当駅を介して直通運転) ● ↓ ● ↑ ↓ 牧之原市 B 20 細江駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 21 静波駅 ● ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 22 榛原町駅 静岡本線 ● ● ● ● ● 〃 B 23 片浜駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 24 太田浜駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 25 相良駅 静岡本線 ● ● ● ● ● 〃 B 26 新相良駅 ↓ ↓ ● ↑ ↓ 〃 B 27 波津駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 28 須々木駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 29 落居駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 30 地頭方駅 静岡本線・御前崎港線(当駅を介して朝夕ラッシュ時のみ直通運転) ● ↓ ● ↑ ↓ 御前崎市 B 31 堀野新田駅 ↓ ↓ ● ↑ ↓ 〃 B 32 玄保駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 33 遠州佐倉駅 静岡本線・太陽電気鉄道御前崎線・静岡鉄道浜松線 ↓ ↓ ● ↑ ↓ 〃 静岡支社と浜松支社の境界駅 B 34 桜ヶ池駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 35 浜岡町駅 静岡本線・堀之内線(当駅を介して直通運転)・大井川鐵道駿遠線 ● ● ● ● ● 〃 池新田信号場 堀之内線 〃 駿遠本線と堀之内線の事実上の分岐点 B 36 塩原新田駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 37 合戸駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 38 千浜駅 静岡鉄道浜松線 ↓ ↓ ● ↑ ↓ 掛川市 B 39 西千浜駅 ↓ ↓ ● ↑ ↓ 〃 B 40 新三俣駅 静岡本線 ● ↓ ● ↑ ● 〃 B 41 南大坂駅 ● ↓ ● ↑ ● 〃 B 42 谷口駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 43 野賀駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 44 野中駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 45 河原町駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 46 新横須賀駅 静岡本線 ● ↓ ● ↑ ● 〃 B 47 七軒町駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 48 石津駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 49 新三輪駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 袋井市 B 50 新岡崎駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 51 五十岡駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 52 浅名駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 53 芝駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 54 諸井駅 ↓ ↓ ↓ ↑ ↓ 〃 B 55 柳原駅 中遠軽便鉄道線 ↓ ↓ ● ↑ ↓ 〃 柳原北信号場 静岡本線(磐田支線) 〃 駿遠本線と静岡本線(磐田支線)の分岐点 B 56 袋井駅 松袋井線・袋井線・静岡本線(当駅を介して直通運転)・国道本線・JR東海道本線(当駅を介して直通運転)・中遠軽便鉄道線・湘南高速鉄道静岡天竜線 ● ● ● ● ● 〃 西高尾信号場 JR東海道本線 〃 JR東海道本線との合流地点であり、駿遠本線の事実上の終点 歴史 大正 現在の静岡高速鉄道の前身である、駿河遠州急行電鉄(するがえんしゅうきゅうこうでんてつ)は、志太郡岡部町から、磐田郡笠西村を結ぶ目的で1934年に設立された。同年に駿河岡部駅~新袋井駅までの敷設免許を取得し、敷設認可を受けると、早速建設工事を開始した。 しかし、この計画は藤相鉄道・中遠鉄道(後の静岡鉄道駿遠線)との競合となった。そこで駿河遠州急行電鉄は本来軌間762mmの軽便鉄道で建設する予定を急遽、1067mmの狭軌、直流600Vの電化を行う計画へ変更した。 殆どの区間の建設工事は順調に進んだが、大井川を渡る区間に関しては工事が難航した。そこで駿河遠州急行電鉄は私財を全て叩いて大井川橋脚をコンクリート製で建設した。なおこの橋脚は、何度かの改修工事を受けながら、現在も使用されている。 1938年にようやく開業にこぎ着けたが、資金のほとんどは前述の大井川橋脚の建設で使用してしまった為、自社で車両を製造する資金がなかった。そこで東武鉄道・武蔵野鉄道(後の西武池袋線)・静岡電気鉄道(後の静岡鉄道)から、車両を買い取り、旅客運行を開始した。 昭和 1948年に静岡鉄道藤相線・中遠線が接続され、駿遠線になったことに伴い、さらに当路線と競合するようになった。さらに、前述の譲渡車両では限界が生じ、開業から10年経ってようやく日本車両製造に車両の製造を依頼した。系列は01系であり、これが駿河遠州急行電鉄初の新製車両である。なお、これにより、前述の3社から譲渡された車両は全て廃車した。 1960年に朝比奈鉄道などと統合し、静岡駿遠鉄道となり、さらに1970年に静岡鉄道駿遠線が廃止され、競合しなくなると、今度は他社との直通運転を積極的に行う様になった。1975年には、朝比奈線・静岡鉄道静岡清水線・清水市内線・静岡本線・伊豆箱根鉄道駿豆線への直通運転を開始した。特にこの直通運転は当路線において競合していた、静岡鉄道とも直通運転を行う事から、「競合からの復活」と呼ばれ、大きな反響を及んだ。 しかしこの直通運転により、ラッシュ時は激しく混雑するようになり、特に大手駅は駿河岡部駅方面と、朝比奈線方面の乗換客の列でホームが埋め尽くされる事もあった。 このため静岡駿遠鉄道の上層部が「直通運転よりも、そのまま駿河岡部駅から静岡市内へ行ってしまった方が早いのではないか」と会社全体に呼びかけた結果、全体がこれを承認した。 全体で承認されたことから、早速駿河岡部駅〜新静岡駅間の敷設免許を取得し、敷設工事を開始しようとするが、結局建設を断念した。理由として静岡駿遠鉄道は、「宇津ノ谷峠等の難所があり、建設を断念した」と説明しているが、それよりも最大の理由は先に静岡鉄道が敷設免許を取得していて、競合してしまう為だった。 しかし、静岡駿遠鉄道の上層部はこの区間の建設計画を破棄せず、結果として大井川鐡道や、伊豆箱根鉄道等の静岡県内の私鉄、更には小田急電鉄や、東湘急行電鉄(現在のちばドリームエクスプレス東湘本線を運営していた。)等の首都圏の私鉄から無理矢理資金を集めた。当初の静岡駿遠鉄道は「自分達で資金を集めた」と説明していたが、静岡駿遠鉄道に相次いで資金を持っていかれた私鉄から相次いで静岡駿遠鉄道を相手取り訴訟を起こしたことから、この説明を虚偽であると説明した。 平成 前述の疑獄事件は平成になっても続き、訴訟が相次いでいた。これが1978年から一連の「静岡高速鉄道駿遠本線疑獄事件」へと発展し、1998年まで続き、遂には1997年に静岡高速鉄道の上層部・社長が総辞職する事態に追い込まれた。 この疑獄事件は相互直通運転にも影響を及ぼし、1997年には影響を受けた大井川鐡道・遠州鉄道・伊豆箱根鉄道が自社の路線と駿遠本線との直通運転を一時停止し、更には当初社内で計画されていた駿遠本線・静岡本線を介してJR東海道線・東湘急行電鉄線との直通運転についても、東湘急行電鉄が今回の疑獄事件にて最大の影響を受けていることから、東湘急行電鉄側がこれを承認しなかったなど、「直通運転離れ」が相次いだ。この後、神奈川県中心部・東京都23区側への直通運転は東湘急行電鉄がちばドリームエクスプレス東湘本線となるまで途絶えることとなった。 2007年には再びJR東海道線・ちばドリームエクスプレス東湘本線へ直通運転を行う計画が浮上し、計画開始から11年経った2008年にようやく直通運転が開始された。 しかしこの直通運転により、朝夕ラッシュの混雑率は深刻さを増し、駿遠本線袋井駅〜ちばドリームエクスプレス東湘本線渋谷駅間の混雑率は198%となり、混雑率が199%である東京メトロ東西線に迫る数字となっていた。また、朝ラッシュ時間帯の大手駅は乗換客により混雑を極め、依然として危険な状態が続いていた。 このため静岡高速鉄道は2016年から、都心へ直通する別ルートを模索し始め、実際にJR東海道線(JR東日本地区)や、宇都宮線、東京メトロ東西線などに社員を出向かせ、意見を集めた。この結果、以下の案が作成された。 1. JR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線 2. JR御殿場線・小田急小田原線・ちばドリームエクスプレス大横本線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ有楽町線・副都心線・東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線 3. JR東海道線(沼津〜東京)・上野東京ライン・宇都宮線(東京〜栗橋)・東武日光線(栗橋〜東武動物公園)・東武伊勢崎線・東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線 4. ちばドリームエクスプレス大柏本線(柏〜浦和美園 柏以西の経路は1と同様)・埼玉高速鉄道線・東京メトロ南北線・東急目黒線 全てのルートに共通する点は「東京メトロ線に直通運転すること」であるが、3については東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線渋谷駅が1面2線である関係上、これ以上直通運転により運行本数を増やすと駅の手前で待機を強いられる列車が多くなり、ダイヤを乱す原因となるため却下(ただし東武伊勢崎線・東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線への直通運転は2022年に国道本線経由で開始された他、駿遠本線自体も秩父鉄道秩父本線を介して乗り入れている。)、4については埼玉高速鉄道線・東京メトロ南北線・東急目黒線のいずれの路線の駅が10両編成に対応していない為却下され、結果として1・2が選択され計画が進められることとなった。 しかしそう言っているうちに駿遠本線〜ちばドリームエクスプレス東湘本線への直通運転列車の混雑度はより深刻さを増し、2017年には最混雑区間が袋井駅から、ちばドリームエクスプレス東湘本線渋谷駅を超え、ゆめみや線浦和大学駅まで続くなど、混雑の深刻さがより顕著となった。このため、前述のJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線への直通運転の計画を急ピッチで進めた。 令和 2021年には前述のJR御殿場線・小田急小田原線・東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線・ちばドリームエクスプレス大柏本線への直通運転が開始された。計画開始からわずか6年で直通運転を開始するのは異例の早さである。この直通運転によりちばドリームエクスプレス東湘本線への直通運転は国道本線に移され、JR東海道線・ちばドリームエクスプレス東湘本線・松見坂線・ゆめみや線・春前本線の混雑率が大幅に減少した他、静岡県への観光客が増加するなど、この直通運転計画は成功という結果となった。 その後も直通運転区間が拡大され、2022年にはちばドリームエクスプレス大横本線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ有楽町線・副都心線・東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との直通運転が開始された。 なお、2019年(平成31年・令和元年)から計画が開始された東武伊勢崎線・日光線・鬼怒川線・東京メトロ日比谷線・半蔵門線・東急田園都市線・野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線・JR只見線への直通運転計画については経由ルートを巡って計画が難航し、東武伊勢崎線までの経由ルートについて、「東武東上線寄居駅から秩父鉄道秩父本線を経由する案」と、「JR宇都宮線栗橋駅を経由する案」の2つが立てられたが、これらの検討で計画が難航した。 沼津駅よりJR東海道本線・宇都宮線側のルートが定まらない状態が続いたものの静岡高速鉄道は2022年1月にこの計画を目論みJR東海道線沼津駅〜宇都宮線宇都宮駅間の直通運転を約1年振りに再開した。これにより国道本線・浜松熱海線の電車と東海道本線内で並行する光景が見れるようになった他、東武伊勢崎線・日光線との接続駅である久喜駅・栗橋駅にて駿遠本線〜JR宇都宮線への直通列車と東武線の電車が接続するダイヤが組まれた。 これらの結果を踏まえ2022年4月に前述の計画であった「JR宇都宮線栗橋駅を経由する案」のルートで直通運転が開始された。 また2022年6月には横内駅〜八幡橋駅間、新横須賀駅〜柳原駅間が地下化され、踏切が全廃された。これにより2005年から進めてきた連続立体交差事業が完了し、全線が地下区間、あるいは掘割区間のみとなった。 直通運転区間の拡大も引き続き行われる予定であり、2022年9月頃に静岡本線富士駅を経由してJR身延線へ、2023年3月には東急東横線日吉駅を計画して東急新横浜線・相鉄新横浜線・相鉄本線・いずみ野線、2024年4月にはJR東海道本線豊橋駅を経由して名古屋鉄道名古屋本線との直通運転が開始される予定である。
https://w.atwiki.jp/darkpent/pages/12.html
山里棚 【やまざとだな】 利休が築いた大阪城内の茶室「山里」に因んで作られた棚で、大阪城山里丸の仕付板を棚とされたとも言われる。地板が砂摺りになっており、焼締水指を置ける唯一の棚。爐にのみ用いる。本歌は藪内剣仲に送られ、藪内流の代表的な棚としても知られる。藪内流の山里棚は爪竹で、節の位置まできまっているというが、一般的に山里棚というと爪竹になっておらず、普通の桐木地のものを指す。小棚に分類される場合もあるが、炉にのみ用いるものは一般的に大棚という(藪内流の山里棚小は小棚と言える)。 ■寸法■ 柱:五分角細面取、チリ三分 総高:内法一尺六分 地板:前幅一尺五寸八分 横幅一尺八分 板厚四分 天板:向側一尺五寸八分 左一寸五分、右端八分半斜取。 ・利休好 竹張砂摺。桐木地 ・藪内流好 竹張全面砂摺。杉木地。 ・藪内流好 小。風炉用。前巾一尺一寸二分×横巾九寸五分で高さは内法一尺六分(利休好と同寸)。 ・無好 春慶塗。木地の汚れ防止用に作られた物。 ・不詳(藪内流か?) 竹張砂摺。松木地 ・遠州好 竹張砂摺。杉木地 ・不詳(稽古物か?) 砂摺。桐木地
https://w.atwiki.jp/kyoinfo/pages/19.html
「社寺」と「名水」との組み合わせ 梨木神社・真名井の水、法然院・善気水、御香宮神社・御香水、宇治上神社・桐原水 「神社」と「花」との組み合わせ 大田神社・ヤマブキ、平野神社・桜、梅宮大社・カキツバタ、長岡天満宮・キリシマツツジ 「神社」と「門前菓子」との組み合わせ 伏見稲荷大社・狐煎餅、下鴨神社・みたらし団子、三宅八幡宮・鳩餅、石清水八幡宮・おせき餅 「寺院」と「塔頭」との組み合わせ 南禅寺・龍吟庵、建仁寺・霊洞院、金戒光明時・西翁院、妙心寺・東海庵 「茶室」と「寺院」との組み合わせ 待庵・妙喜庵、郭公亭・清閑寺、八窓軒・曼殊院、傘亭・天龍寺 「庭園」と「作庭者」との組み合わせ 詩仙堂庭園・石山丈山、光明院波心の庭・中根金作、等持院庭園・夢窓疎石、金地院庭園・小掘遠州 「花街」と「踊りの流派」との組み合わせ 宮川町・若柳流、祇園甲部・井上流、先斗町・藤間流、上七軒・花柳流 「京都府が認定した京の伝統野菜」と「ゆかりの地」との組み合わせ ささげ・柊野、ごぼう・賀茂、とうがらし・伏見、かぶ・聖護院 「祭り、行事」と「社寺」との組み合わせ 赦免地踊・秋元神社、千日詣り・愛宕神社、五月満月祭・鞍馬寺、吉野太夫花供養・光悦寺 「コンベンション施設」と「立地する地域」との組み合わせ 国立京都国際会館・宝ヶ池、京都府総合見本市会館(パルスプラザ)・竹田、京都市勧業館(みやこめっせ)・西京極、けいはんなプラザ・関西文化学術研究都市