約 2,037,253 件
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/261.html
※注意!! このページには『進撃の巨人』最終巻である第34巻のネタバレ感想が書いてあります。第34巻を未読でネタバレされたくない方、ネタバレ自体が嫌いな方は、絶対に以下の内容を読まないで下さい。 また、憶測や不確かな情報、連載当時の噂話による考察も書いてありますので、そうした内容が嫌いな方、考察自体が嫌いな方も、絶対に以下の内容を読まないで下さい。 『進撃の巨人』(以下『進撃』)最終巻である第34巻を読みましたので、感想と考察を書いておきます。 結論から言うと、悪い意味で予想の範囲内であり、やはり多くの伏線は回収されませんでした。 一応、私が今までに書いてきた考察で、全体のストーリーは説明可能です。 ただ、『進撃』とそれ以外の作品との関わりでショックなことがあり、それが、作者チームが「伏線を回収するわけにいかなかった」理由と深く関わっていると考えます。 簡単に言うと、別作品から元ネタをパクっている上に、その盗んだネタを使い回して他の作品にも利用しているのではないかという重大問題です。 現状、『進撃の巨人』と関係していると考えられる作品は、以下の通り。 ゲーム『バイオハザード 7 レジデント イービル(BIOHAZARD 7 resident evil/RESIDENT EVIL 7 biohazard)』 ゲーム『バイオハザード ヴィレッジ(BIOHAZARD Village/RESIDENT EVIL Village)』(※いわゆるバイオハザード 8) ゲーム『ザ・ラスト・オブ・アス(The Last of Us)』 ゲーム『ザ・ラスト・オブ・アス II(The Last of Us II)』 漫画『鬼滅の刃』 まず、諫山創先生、初連載作品で11年に及ぶ長期連載の終了、お疲れ様でした。 これははっきり言っておきたいのですが、『進撃の巨人』がこれだけ多くの人に読まれるようになったのは、諫山先生の絵のおかげです。 脚本ではありません。 実際に、諫山先生よりも(一般的な意味で)絵の上手い作家がスピンオフ作品を描いていますが、本家のように売れてはいません。 『進撃』が売れた時、新聞雑誌などはほぼ例外なく「何故こんな下手な絵で売れるのか?」という趣旨で記事を書いていましたが、漫画では絵は主要な構成要素のひとつであり、決定的要因ではありません。 木葉功一先生などもそうですが、『装甲騎兵ボトムズ』の影響を受けた作家に多い形式で、諫山先生の技術よりもイメージや力感を優先する絵と、西洋絵画のテクニックを取り入れた画法が、読者に強く訴えかけたという事です。 さて、最終巻の書き下ろし部分を含めた考察です。 問題が少ない部分から思いつくままに書いていきましょう。 書き下ろしは以下の3カ所。 ①ミカサが始祖ユミルに語りかけるシーン ②エピローグ ③巻末に付録のように連載(?)されていたスクールカースト編 微妙なセリフの変更もあります。 ④アルミンのセリフ(太字が変更箇所) 雑 誌:「まぁ…案外すぐに良い人見つけてあっさりしてる気もするなぁ…」 単行本:「まぁ…案外すぐに良い人見つけてあっさりくっつく気もするなぁ…」 次回は上記の書き下ろし部分と、『進撃の巨人』全体の秘密を解説します。
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/29555.html
Blu-ray 進撃の巨人 OAD Archive/最終巻 進撃の巨人 34 発売日:4月27日・6月9日 諫山創先生による大人気漫画を原作としたTVアニメ「進撃の巨人」の OAD作品全8話が待望のBlu-ray化! 原作単行本限定版で使用された各巻のOADジャケットを完全収録! さらにTVアニメ「進撃の巨人」Season 3までのキャラクターデザイン・総作画監督を担当した、 浅野恭司描き下ろしジャケットにも要注目! ここを編集 2020年12月放送開始。進撃の巨人 Season3 (Part.2)の続編。プライムビデオが配信開始。続編に進撃の巨人 The Final Season (Part 2)がある。 https //shingeki.tv/final/ 監督 林祐一郎 原作 諫山創 シリーズ構成 瀬古浩司 チーフ演出 宍戸淳 キャラクターデザイン 岸友洋 総作画監督 新沼大祐、秋田学 エフェクト作画監督 古俣太一、酒井智史 サブキャラクターデザイン 新沼大祐、量山祐衣、りお、田中志穂、室田めぐみ、山田裕子、佐野誉幸、岸香織、田仲マイケル、寺尾憲治、松井アキラ、鴨居知世 服装デザイン 横山なつき、岸香織 巨人設定 佐野誉幸、池田智志、千葉崇明、菊池聡延、小松寛子 プロップデザイン 大峰輝之、加藤雅之、浅沼信也、久木晃嗣、土屋亮介 美術監督 小倉一男 美術設定 高畠聡、須江信人、多田周平、伊良波理沙、谷内優穂、笹嶋啓一 背景統括 海野有希、畠山佑貴 背景制作 平田浩章 色彩設計 末永絢子 撮影監督 浅川茂輝 画面設計・CGIプロデューサー 淡輪雄介 3DCG監督 上薗隆浩 3Dレイアウト 品田理紗 3DCGスーパーバイザー 藪田修平 特殊効果 徳田智瑛子 2Dワークス 岩淵恵 3DCGモデリングリード 池田昴、石井健悟 テクスチャ 高田尚輝 編集 吉武将人 音響監督 三間雅文 音響効果 倉橋静男、山谷尚人 録音 田上祐二 録音助手 蜂須賀英幸 音楽 澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO アニメーション制作 MAPPA 脚本 瀬古浩司 絵コンテ 宍戸淳 徳土大介 西山壮海 林祐一郎 西本由紀夫 大塩万次郎 金井次朗 新留俊哉 大峰輝之 オグロアキラ 佐藤雄三 片山一良 宮地☆昌幸 伊藤祐毅 演出 牧田佳織 徳土大介 青島昂希 西山壮海 茉田哲明 大峰輝之 曹毅 金子貴弘 宍戸淳 髙橋英俊 楊烈駿 山本陽介 森邦宏 下司泰弘 宇田鋼之介 山崎みつえ 平向智子 林祐一郎 作画監督 新沼大祐 秋田学 古俣太一 酒井智史 池田智志 加藤雅之 木村友紀 朴旲烈 岸香織 村松尚雄 伊藤瑞希 津幡佳明 小美野雅彦 佐野誉幸 青野厚司 小林ゆかり 藤優子 宇良隆太 高原修司 小松寛子 柳瀬譲二 桑原幹根 崔ふみひで 山口仁七 松井アキラ 杉本ミッシェル 阿比留隆彦 大津直 野崎真一 本田敬一 本多みゆき 浅尾宏成 柴田志朗 松岡秀明 髙田晃 小池智史 楊烈駿 章耀 王維慶 平野翔 岸友洋 戸沢東 皆川愛香利 大東百合恵 福田紀之 高橋美香 野口征恒 WON CHANG HEE チャン・フイギュ キム・ユンジョン 岡真里子 石川佳代子 久木晃嗣 加野晃 新岡浩美 河村明夫 北村晋哉 梁炳吉 岩瀧智 プライムビデオ:進撃の巨人 The Final Season 1. 第60話 海の向こう側 出演:梶裕貴, 石川由依, 井上麻里奈 再生時間:23 分 初公開日/初回放送日:2020/12/07 ■関連タイトル Blu-ray「進撃の巨人」The Final Season 1 Blu-ray 進撃の巨人 OAD Archive 進撃の巨人 34 CGWORLD 2021年 04月号 vol.272 特集 TVアニメ『進撃の巨人 The Final Season』 進撃の巨人 33 特装版 ビバリー 1000ピースジグソーパズル 進撃の巨人 The Final Season EDテーマ 衝撃 進撃の巨人 31 特装版 進撃の巨人 29 特装版 「進撃の巨人」Season3 オリジナルサウンドトラック 進撃の巨人 スペシャルファンブック 調査兵団特製付録 アラーム機能つき ミッションタイマー TVアニメ 進撃の巨人 Season 2 原画集 進撃の巨人 28 限定版 Blu-ray Linked Horizon Live Tour『進撃の軌跡』総員集結 凱旋公演 初回盤 進撃の巨人 ANIME ILLUSTRATIONS 「進撃の巨人」キャラクター名鑑~104期兵から名も無き市民まで 進撃の軌跡 CD+Blu-ray 進撃の巨人 公式ファンブックANSWERS KCDX 進撃の巨人TVアニメシナリオ集 上 荒木哲郎監督特集 アニメスタイル005 TVアニメーション 進撃の巨人 原画集 第1巻 #1~#3・PV・ED収録 フィギュア・ホビー:進撃の巨人 原作コミック 諫山創/進撃の巨人 1巻 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/68.html
グリシャは第1話「二千年語の君へ」で次のようにエレンに伝えます。 「……… …… …エレン 帰ったら…ずっと秘密にしていた地下室を… 見せてやろう」 このセリフには問題があります。 グリシャは、一体どこに帰ったら、と言っているのでしょうか? 普通に考えれば、自宅=エレンたちの住む家のことだと思われますが、この後、グリシャはウォール・シーナにレイス家を襲撃しに行っています。 だとすると、実はグリシャは、「ウォール・シーナに帰ったら」(あるいは「故郷に帰ったら」)、と言っているのではないでしょうか? グリシャはウォール・シーナ出身で、この壁の真の王であり、巨人の力と王位を簒奪した奴隷のレイス家を倒して、巨人の力を取り返しに行ったのかもしれません。 ■パターン1 グリシャはレイス家襲撃に成功。 ところが、レイス家が持っているはずの巨人の力がレイス家には無かった。 実はグリシャから巨人の力を盗んだレイス家の初代王が巨人の力とともに失踪していたため、レイス家には巨人の力が無かったのだ。 何らかの理由で、自分の代ではもはや巨人の力を取り戻せないと諦めたグリシャは、息子のエレンに自分を食べさせて、自分の力と記憶を継承させ、自分の使命を託した。 (この場合、エレンの中にレイス家の巨人の力と世界の記憶は存在しない) ■パターン2 グリシャはレイス家襲撃に成功。 巨人の力を取り戻したグリシャは、早速手に入れたばかりの巨人の力を使った。 つまり、みんなが気がついていないだけで、グリシャのレイス家襲撃成功の直後に、この世界は一度作り直されているのである。 ところが、巨人の力を使ったのはカルラが死んだ後だったので、リセットに失敗。 巨人の力は1代で1回しか使えない。 そこでグリシャは泣きながら次のエレンに世界をリセットする使命を託した。 (この場合、エレンの中にレイス家の巨人の力と世界の記憶が存在する) また、グリシャの帰ろうとしている場所は、1巻第1話「二千年後の君へ」で、エレンが目覚める直前に見たミカサに似た少女のいる場所である可能性もあります ミカサに似た少女が「行ってらっしゃい」と言っているのは、実は、「行ってらっしゃい グリシャ」と言っているのかもしれません。 もっとも、その時はグリシャという名前ではなく、フリッツとかいう名前だったかもしれませんが。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5348.html
登録日:2011/05/20 Fri 14 43 59 更新日:2024/09/18 Wed 09 30 05NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ-リスト 一覧 9つの巨人 ※主人公です あの日の少年 お前が始めた物語だろ どこにでもいるありふれた馬鹿 めんどくさい男 やべーやつ アタマシンゲキオー エルディア人 エレン エレンゲリオン エレンポイント エレンレクイエム エレン・イェーガー ダークヒーロー ツンデレ プロフェッショナル出演 ラスボス ラスボス系主人公 不器用 不屈 不撓不屈 不自由 世界の敵 主人公 主人公→ラスボス 主人公にして悪役 九つの巨人 人間をやめた男 人類の敵 人類種の天敵 仕方なかったってやつだ 仲間思い 初志貫徹 加害者にして被害者 哀しき悪役 地鳴らし 報われない 声優の本気 大量殺人鬼 奴隷 奴隷アンチ 始祖の巨人 巨人化能力者 必要悪 悪のカリスマ 悪の美学 悪魔 悪魔になるしかなかった男 悪魔に成り果てた男 悲劇の主人公 戦鎚の巨人 救いがない 数奇な運命を背負った男 最後の巨人 有言実行 未来視 梶裕貴 死に急ぎ野郎 涙腺崩壊 漆黒の意思 熱血 物語の奴隷 狂人 童貞 第104期訓練兵 紅蓮の弓矢 終尾の巨人 自己犠牲 自由 自由の奴隷 自由を知りたかった少年 自由主義者 調査兵団 超大型巨人 進み続ける者 進撃の巨人 運命の奴隷 頭進撃 頭進撃のやべーやつ 馬鹿 駆逐系男子 黒幕 「駆逐してやる!!この世から…一匹…残らず!!」 漫画「進撃の巨人」(別冊少年マガジン)の主人公。 CV 梶裕貴 誕生日 3月30日 年齢 15歳→19歳 身長 170cm→183cm 体重 63kg→82kg ●目次 ●概要 ●本編での軌跡調査兵団入団 VS 女型の巨人 VS 鎧の巨人 超大型巨人 王政編 ウォール・マリア最終奪還作戦 4年後 進撃の記憶 進行する超大型巨人と対抗する人々 ●余談 ●台詞 ●概要 ウォール・マリア南端のシガンシナ地区出身。町医者グリシャ、その妻カルラの一人息子。 ある事情で同い年の少女ともに暮らし、幼馴染の影響で、危険だが可能性に満ちた壁外への関心を持つ。 10歳のときに超大型巨人の襲来を目の当たりにし、巨人に蹂躙されるシガンシナ区から逃げる際に、 母親が喰われるのを目にしたことで巨人に深い憎悪を抱いた彼は12歳でウォール・ローゼ南端トロスト地区の訓練兵団に入団し、厳しい訓練の中で巨人を殺すための力を身に着けてゆく。 虐められている友人を身を挺して助ける、初対面の少女を助けるために自分より大きな大人に立ち向かうなど、同世代の訓練兵との衝突を繰り返しながらもその強靭な精神力を評価され、15歳時に第5位の成績で訓練兵団を卒業。 しかしその翌日、トロスト区にて固定砲整備を行っていたところに突如として超大型巨人が出現し、開閉門を破壊される。 壁内へ続々と侵入した巨人を殺すために奮起するも、新兵である彼らと巨人との力量差は絶望的であり、 仲間が喰われる中で自身も片脚を喰いちぎられてしまう。 戦意を喪失し、今にも巨人に喰われる寸前であったアルミンを助けるために片腕を残して呑み込まれ、壮絶な戦死を遂げた… …と思いきや、その巨人の体内で図らずも15m級の巨人に変身したエレンは結果的に20体の巨人を屠り去る。 人間として培った格闘技術は健在だが、精神が凶暴化しているようで当初は全く制御できず、かなりの体力の消耗を強いられる上に自力で元に戻ることは出来なかった(*1)。 この巨人体(通称・エレンゲリオン(*2))に変身する能力が覚醒してからは失った四肢が元通りに再生するなど、異常な回復能力が備わるなどといった変化が見られる。 その後、「巨人になる化け物」として処刑を求める勢力から逃れつつ、 彼は「人類の希望」として巨人たちとの戦いに身を投じるようになる… ●本編での軌跡 調査兵団入団 前述の通り、最初の巨人化後は彼を恐れる兵士たちに囲まれて殺されそうになっていたが、アルミンの決死の時間稼ぎによって難を逃れる。 直後のトロスト区奪還作戦にて、高さ10mはあろうかという大岩を運んで壁の穴を塞ぎ、ウォール・ローゼ陥落という最悪の事態は防がれた。 その後、エレンを団員として迎え入れようとする調査兵団と、彼の生体解剖を求める憲兵団が衝突する裁判が開廷される。 最終的に調査兵団のリヴァイ兵長預かりの身となり、調査兵団特別作戦班、通称「リヴァイ班」に編成された。 エレン本人のおぼろげな記憶によれば、巨人化できるのは行方不明の父親に打たれた薬が原因と推察されており、 シガンシナ区の自宅地下室、そして彼が肌身離さず身に着けている「鍵」にその秘密が隠されているらしい。 今後、エレン、ミカサ、アルミンを含む調査兵団の面々は、その秘密を探るために壁の外へ出て行くこととなる。 VS 女型の巨人 彼らにとって初の壁外調査となる第57回壁外調査で女型の巨人の襲撃を受け、リヴァイ班員4名の死に激昂し、自身も巨人化して対抗する。 しかし、女型の巨人の技量はエレンの上にあり、巨人体の首を刎ねられ口内に捕らえられてしまうが、ミカサとリヴァイによって助け出された。 惨敗とも呼べるこの調査結果によって今度こそエレンの身柄は憲兵団預かりとなる寸前であったが、アルミンによって女型の巨人の正体が判明した後、再び彼女と交戦。ミカサとの連携で生け捕りに成功するが、彼女は巨人の能力で全身を硬質化させて自らを封印し、何も聞けずに終わった。 VS 鎧の巨人 超大型巨人 突如ウォール・ローゼ地区に巨人が出現した際には巨人化せずに戦闘に参加。ウトガルド城で窮地に陥っていた仲間を救出した。 しかし、その直後に鎧の巨人と超大型巨人の正体が判明。その裏切りに激怒し、巨人化して交戦。鎧をあと一歩のところまで追いつめるが、壁から落下してきた超大型に激突し敗北。四肢を切断され、ユミルと共に壁の外へと連れ去られてしまう。 その後、彼らに拘束されてウォール・マリアよりも外にある「どこか」へ連れ去られるところであったが、そこに調査兵団が突入。 エルヴィン団長の捨て身の攻撃によって二人から解放される。 開放されてなお危機去らぬ中、自らの戦いの始まりである怨敵、かつて目の前で母を喰い殺した巨人が現れた。 体力の消耗により未だ巨人化できないエレン、負傷して動けないミカサ、周囲の巨人に手一杯の他団員、 そして、あの日と同じように目の前で喰い殺されるハンネス。 「自分は結局何もできないままだ」と絶望のあまり発狂するエレン。地獄を体現したような戦況の中、エレンにミカサは「マフラーを巻いてくれてありがとう」と今までの感謝を告げる。 その言葉を聞いたエレンの両腕は急速に再生していき、 「そんなもん(マフラー) 何度でも巻いてやる」 「これからもずっと オレが何度でも」 「アアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」 人間体のまま素手で殴りかかるエレン。当然通じるはずも無く、ペチン…というなんともしょぼい音が鳴り響いた次の瞬間。 突如周囲の巨人が一斉にその巨人に襲いかかり始めた。 巨人が巨人を喰うという異常な状況の中、鎧の巨人は血相を変えたようにエレンに襲い掛かる。 だが、 「来るんじゃねぇ!! てめえら!!クソ!!ぶっ殺してやる!!」 まるでエレンの意思に従うようにすべての巨人は鎧に標的を変え、エレン達はその混乱に乗じて撤退することに成功した。 王政編 曰く「座標」とされる能力の奪取を目論む地方貴族、ロッド・レイスを筆頭とした勢力に拉致され、レイス領にある礼拝堂の地下に監禁される。 そして、それとは違う巨人の力を有していた父、グリシャ・イェーガーが5年前にレイス家の人間を惨殺してその力を奪い、 自身の巨人化能力が父を捕食して得たものであることを知る。 その重過ぎる事実にエレンはクリスタことヒストリア・レイスが自身を喰い、その力を以て人類を救うように頼んだが、 フリーダとユミルの約束を思い出したヒストリアに激励され、この世界の真実に立ち向かう決意を固めることとなった。 その際にロッドが所持していた「ヨロイ」と書かれた小瓶を噛み砕き、全身の硬質化能力を獲得している。 計画が破綻したロッドは悪あがきにと砕けた注射器の残骸を舐め取り、超大型巨人の2倍以上の体躯を持つ異形の巨人に変身する。(*3) ロッドの巨人化による崩落を硬質化能力で免れ、レイス領脱出後はウォール・シーナ壁上にてロッド巨人を迎え撃つ。 開きっぱなしの口に大量の榴弾を突っ込んで弱点のうなじごと爆破し、撃破に貢献した。 ウォール・マリア最終奪還作戦 ヒストリアの女王即位から3か月、シリアスな展開続きだった中で比較的安穏に日々を過ごす。 この間に、グリシャの旧知であったキースによる過去の話を聞き、カルラの残した「この世に生まれてきたことの偉大さ」を噛み締める。 硬質化能力による巨人処刑台の実現など、いよいよウォール・マリア奪還が現実味を帯びてきた。 世論は調査兵団を大きく支持するようになり、多くの新兵を迎えるなど今までになく希望が見えてきたが、 ライナー、ベルトルト、そして獣の巨人。敵勢力の生存を許していては人類の勝利はあり得ない。 「次は殺す」という意思を絶やさず、決戦の日を待った。 奪還作戦の夜に行われた宴席ではジャンと微笑ましくどつき合い「ワッサッ」、 かつてアルミンが話した「海」を見に行くことを誓った。 翌日早朝、シガンシナ区に到着し、壁の穴を塞ぐことに成功。その後、姿を現した巨人一派と交戦する。 硬質化を拳に集中させることで鎧の巨人の防御を易々と貫き、新兵器「雷槍」の導入もあって圧勝する。 だが、ギリギリで死を逃れたライナー(*4)の「合図」によってベルトルトが乱入。 超大型巨人への変身による大爆発によってライナーの近くにいた兵士は皆殺しになり、わずか6人でライナーとベルトルトを仕留めなければならなくなった。 一気に窮地に陥ったが、アルミンがエレンと2人でベルトルトを仕留める算段を立てる。 それは、エレンが囮の巨人を全身硬質化で生成し、そこから脱出してうなじを斬る。それまでにアルミンが超大型の蒸気を消耗させ、時間を稼ぐというものであった。実際にこの作戦は成功し、ベルトルトの四肢を切り落としてうなじから引きずり出した。 全身を黒焦げに焼き尽くされたアルミンをよそに。 この直後、車力の巨人に乗り撤退中だった獣の巨人の変身者と遭遇し意味深な言葉を投げかけられ、変身者の顔に父の面影を重ねてしまう。 そして獣の追撃にあったリヴァイと合流し、息も絶え絶えのアルミンに巨人化の注射を使い、ベルトルトを喰わせるよう急ぐ。 だが、獣の投石によって瀕死の重傷を負ったエルヴィンが新調査兵であるフロックにより運び込まれ、エレン、ミカサとリヴァイ、フロックによる殺し合い寸前の対立に至る。後に駆け付けたハンジがミカサを宥め、エルヴィンの助命という結論が下された… 「アルミンが言うんです… この壁の向こうにある海を…いつか見に行こうって…」 「でもそんな…ガキの頃の夢は… オレはとっくに忘れてて…」 「母さんの仇とか…巨人を殺すこととか… 何かを憎むことしか頭になくて…」 「でも…こいつは違うんです…」 「アルミンは戦うだけじゃない 夢を見ている!!」 「人類を救うのはオレでも団長でもない!! アルミンだ!!」 ベルトルトが目を覚ますと、1体の巨人が彼を襲う。 手も足も出せず、助けを求める声さえ誰にも届かない彼が喰われて間もなく、巨人のうなじから人が現れる。 リヴァイは、最後にアルミンを選ぶことを選択した。 エレンの懇願、育ての親であるケニーの遺言、奪還作戦の夜にこっそり聴いていた「海」、 そして、世界の真実を知るというエルヴィンの「夢」を諦めさせたこと。 彼の胸中に去来したものが何であれ、リヴァイの悔いなき選択よってアルミンは命を繋ぐに至ったのである。 エルヴィンは既に息を引き取っており、超大型巨人の力はアルミンに引き継がれた。 戦いが終結して4時間後、アルミンとサシャの無事を確認し、エレン、ミカサ、リヴァイ、ハンジは 「世界の真実」が記された3冊の手記と1枚の「写真」を発見する。 グリシャの生い立ちと壁の外の「世界」 そこには壁内の人間を「ユミルの民」「悪魔の末裔」と呼び迫害する別の民族が存在することが記されており、 グリシャはライナー達「戦士」を送り込んだ国、「マーレ」の生まれであることが判明した。 マーレは「戦士」が持つ特別な巨人「9つの巨人」のうち7つを手中に収め、約100年間に渡りエルディア人を支配下に置いていた。 グリシャは元々マーレ国内のエルディア人収容所で育ち、ある日飛行船への興味から8歳の妹、フェイ・イェーガーを連れて収容所の外へ駆け出した。 しかし、マーレの軍人二人にすぐに見つかってしまい、一人の長身の男に制裁として膝蹴りを腹に受ける。 また、もう一人いた小太りの男がフェイを家まで送り届けるとして別れた。 「クルーガー」と呼ばれる長身の男は、煙草をふかしながら「せっかくだから飛行船を見ていけ」と呼びかけた。 この日が、グリシャが見た最後のフェイであった。 家に帰っても妹はおらず、翌日、妹は川で発見された。 小太りの男は、お遊びでフェイを犬に喰い殺させていたのだ。 男は子供を無惨に殺したことなど微塵も悔いておらず、そればかりかグリシャ一家を捲し立てるばかり。 この男に、そしてそれにへりくだる父に、何より世界の現実を知らずに妹を連れ出した自分の愚かさを呪った。 この経験からグリシャはマーレに強い憎悪を抱き、18になって父の診療所を継ぐ頃にエルディアの復権、マーレの打倒を目指す「エルディア復権派」に所属し、復権派の筆頭として音頭を取ることとなる。うおおおおおおおおお! 復権派として活動する中、復権派に協力する内通者「フクロウ」によって遣わされた女性「ダイナ・フリッツ」と出会う。 彼女の情報により、全ての巨人の頂点たる「始祖の巨人」が145代フリッツ王(初代レイス王)に持ち逃げされたことが判明する。 翌年、彼女と結ばれ、1人の男児を授かる。その名はジーク。 それから5年以上過ぎ、マーレは巨人の力を継承する「戦士」の募集を開始。 マーレは軍事力の低下から「パラディ島」に逃げ込んだフリッツ王の持つ始祖の巨人の力、島の地下に眠る未知の化石燃料を手に入れる必要に迫られていた。 エルディア復権派も始祖の力が必要であり、グリシャは幼いジークに一方的な洗脳教育を施し、エルディア復権派のスパイとして「戦士」に選ばれる様に躍起になる。 そして、ジークが7つになる頃、息子の密告によりグリシャ達復権派は逮捕された。 子を自らの思想に染め上げんとする、自分が呪っていた愚かな父の姿に、そして「ジーク」という我が子に一度でも向き合うことは出来なかった。 これによりエルディア復権派は壊滅、「フクロウ」が誰かを知るためにグリシャは指を切り落とされるなど苛烈な拷問にかけられ、 巨人となりパラディ島を永遠に彷徨う「楽園送り」の為、パラディ島の海岸に連れてこられた。 そこで、彼は再会する。あの日飛行船を共に眺めたクルーガーと呼ばれていた男に、妹を犬に喰わせた、仇敵に。 妹を犬に喰わせた男、「グロス」は明らかに処刑に慣れており、グリシャの仲間に注射を施し巨人化させた後、巨人化させなかった一人を落として追いかけ回される様子を楽しんでいた。 処刑は進み、かつてのグリシャの妻、ダイナも巨人化させられた。 壁が壊された日、カルラを喰い殺したあの巨人が。 グロスはエルディア人を人間ではなく人の皮を被っただけの怪物、化け物だと嘲り、 グリシャを巨人化させずに先ほど巨人にした3~4m級に喰わせようとする。 しかし、グロスはクルーガーに突き落とされ、自業自得とばかりに巨人に食い殺された。 このクルーガーこそ復権派に情報を内通する「フクロウ」であり、所在不明の9つの巨人のひとつを有していた。 クルーガーは巨人の力を開放してマーレから移動に使われた移送舟を真っ二つにへし折り、乗船していたマーレ当局員を皆殺しにした。 その際にクルーガーはグリシャに自分が持つ「巨人」の力を託し、「壁の中の王から始祖の巨人の力を奪い、その力でエルディア人を救ってくれ」と頼んでおり、グリシャはエルディア人を救うために「始祖の巨人」をレイス家から奪い、息子であるエレンに託していた。 ちなみにその記憶がフラッシュバックした際、無意識のうちにカッコつけたポーズで呟いていたため、リヴァイに中2扱いされた。 その事実や寿命の残りを知り、父の記憶をも夢見たエレンは、同時に母の仇の正体が父の先妻で王家の末裔だったこと、そして座標の力を使う方法として王家のヒストリアを巨人化させ自分が触れるという非道なやり方がある可能性に気づいて慄きつつも、 1年後の壁外調査でパラディ島沿岸部に到達した際は念願の海を見る事よりも、広大な海原の先に存在する新たな敵に思いを馳せるのであった。 以下、23巻以降・アニメ版The Final Seasonの更なるネタバレ 4年後 「クルーガー」と名乗り、自ら目を潰し、足を切り落として負傷兵として本拠地マーレに潜入。 仲良くなった少年ファルコ(*5)の引き合わせによりレベリオ収容区でライナーと4年ぶりの再会を果たし、マーレでの生活や今までの心情を互いにさらけ出す事となる。 そして 「多分…生まれた時からこうなんだ」 「オレは進み続ける」 「敵を駆逐するまで」 ヴィリー・タイバーのエレン達に対しての宣戦布告を聞いた後に巨人化し、マーレ軍幹部を全滅させた(後にエレンはハンジにマーレ軍幹部を全滅させたことを報告している)。呼応するかの如く、エレンはマーレに対して宣戦布告を果す。 その場にいた軍人と住民を巻き込んだ戦闘で「戦鎚の巨人」を倒し能力を継承する。 帰還後、一連の独断専行による行為で地下牢に監禁されるが脱獄し、王家の末裔(=座標起動の鍵)でもあるジークの居場所の特定に乗り出した。 寿命は3年僅かで、過去に比べて仲間達と距離を取っていたりと独断で強行とも呼べる彼の行動には何かあるのかもしれない。 なおエレンの豹変ぶりにはサシャの死もあるが104期生の仲間達すら不信感を持たれ、あのミカサですら強く庇えない程であった。 だが、マーレに潜入する前のエレンは104期生の仲間達に他の誰よりも大切で長生きしてほしいとも語っており、サシャの死を聞いた際は笑って見せたと同時に誰にも気取られないよう悲痛の表情を隠していた。 さらにはアルミンと喧嘩し殴りつけ、ミカサには、アッカーマンの特性を語り、大嫌いだったと言った。 そしてシガンシナ区に大挙して奇襲しに来たマーレ軍との戦いの中で再び鎧の巨人と交戦。 ライナーからは「お前は1人なら脅威じゃない」と言われるが、新たに獲得した戦鎚の巨人の能力も使い、兄ジークの加勢もあって圧倒。 しかしそんな中、巨人化を解除しジークの元へ急ぐ途中に、怒りに燃えるガビ(ライナーのいとこ)に対巨人用ライフルで首を撃たれて、頭を吹っ飛ばされてしまうが…。 進撃の記憶 すべてのエルディア人を…安楽死させる こんなふざけた計画オレは到底受け入れられない 悪いが兄さん オレはここに来るために あんたに話を合わせていただけだ ガビによって首を吹っ飛ばされたエレンだが、事切れる前にジークと接触。 王家の血を引くジークが始祖の巨人を継承したエレンとの接触を果たしたことにより、エレンはすべての道が交わる「座標」へと導かれた。 二人は始祖の巨人の力を手にすることに成功したのである。 しかし、ジークは『不戦の契り』の鎖に繋がれており、この「座標」にて始祖ユミルに命じることが出来るのは始祖の巨人を継承したエレンのみと語る。 ボロボロの服を着た金髪の少女、『始祖ユミル』に命令する様にジークは言うが、エレンはジークから離反。 最初から、彼の馬鹿げた願いである「エルディア人安楽死計画」を止め、自身の願いを叶えるために利用していたのである。 が、始祖の力の主導権は始めから王家の血を引くジークにあった。 ジークの『不戦の契り』の鎖は偽物で、エレンの本音を知ると逆にエレンを鎖で拘束する。 ジークは『フリッツ王の思想』も『不戦の契り』も既に無効化し、エレンの本音を確かめるために芝居を打ったのだ。 エレンの本音から、ジークはエレンがグリシャに洗脳されたと思い、エレンにグリシャの記憶を見せることでその洗脳を解こうとした。 しかし、いくら記憶を見てもグリシャはエレンを洗脳する様子はない。 エレンは最初からエレンのままだった。 場面は進み、フリーダから始祖の巨人を奪うシーンになる。 グリシャはここで自身の持つ「進撃の巨人」の特性、『未来の継承者との記憶の共有』を明らかにし、未来の記憶に従い子供を殺そうとしたが…… グリシャはメスを落として、子供を殺せないとその場に崩れ落ちてしまう。 間違った過去を見ているのかと困惑するジークをよそに、エレンは父親にが話しかけた。 何をしてる 立てよ 父さん これは 父さんが始めた物語だろ エレンはグリシャに操られていた訳ではなかった。 真相は真逆、グリシャがエレンに操られていたのだ。 「進撃の巨人」の特性、『未来の継承者との記憶の共有』により、グリシャに都合のいい記憶だけを見せ操っていたのだ。 エレンこそがグリシャ、壁の王、そして世界と戦うように仕向けた元凶だった。 感謝してるよ兄さん あんたがオレを親父の記憶に連れ込んだおかげで 今の道がある あれを見たのは4年前… オレは親父の記憶から 未来の自分の記憶を見た あの景色を… グリシャは記憶の中で何かを見て、ジークにエレンを止める様言った。何かは分からないが、少なくとも大災害が起こることは確定した。 が、始祖についての主導権は未だジークにある。 エレンの目的を阻止するべく、そして自らの願いを叶えるべく全てのユミルの民から生殖能力を奪う安楽死計画の発動をユミルに命じた。 しかし、エレンは座標に向かうユミルを抱きしめ、ただの少女として彼女に訴えかける。 終わりだ! オレがこの世を終わらせてやる オレに力を貸せ! お前は奴隷じゃない 神でもない ただの人だ 誰にも従わなくていい お前が決めていい 決めるのはお前だ お前が選べ 永久にここにいるのか 終わらせるかだ オレをここまで導いたのはお前なのか? 待っていたんだろ ずっと 二千年前から 誰かを そして現実世界に戻ると、ジークのキャッチしていたエレンの首から何かが生えて胴体と繋がり超大型よりさらに巨大な身体を形成していく。 ユミルはエレンに従うことを選んだのだ。 ついに地ならしが発動し、全ての壁の硬質化が解かれ、大量の超大型巨人が姿を現した。 シガンシナ区に集まったマーレ兵を一掃するためではない。 世界から自由を簒奪するために。 オレの名はエレン・イェーガー 始祖の巨人の力を介し、すべてのユミルの民に話しかけている。 パラディ島にあるすべての壁の硬質化が解かれ その中に埋められていた全ての巨人は歩み始めた オレの目的は オレが生まれ育ったパラディ島の人々を守ることにある しかし世界は パラディ島の人々が死滅することを望み 永い時間をかけて膨れ上がった憎悪はこの島のみならず すべてのユミルの民が殺され尽くすまで止まらないだろう オレはその望みを拒む 壁の巨人はこの島の外にある全ての地表を踏み鳴らす そこにある生命を この世から駆逐するまで そして、パラディ島を除く全生命の滅亡を宣告したエレンは、この物語のラスボスとして君臨することとなる。 進行する超大型巨人と対抗する人々 エレンの巨人体姿はそれまでとは大きく変貌しており、数百対に及ぶ肋骨を引き摺り軸にしながらひたすら進み続ける異形の巨人へと変化。(*6) 特筆すべきはその巨躯であり、ページ、あるいは画面に収まらないあまりの大きさゆえに確定されていないが、 50mを超える超大型巨人を見下ろすほどの体高、そして1000mを優に超すであろう体長を持つ。 そしてその周囲を守るように無数の超大型巨人がひしめき、あらゆるものを踏みつぶすべく行進していく。 かつて壁内人類の守護という未来へと進撃した巨人は、壁外人類の死滅という終末のために進撃する「終尾の巨人」へと変わり果てたのだった。 攻撃目標は現状最も軍事力の高いマーレ大陸であり、海上に集まった世界連合艦隊を一瞬で壊滅させる。 続いてかつて訪れたマーレの街、自分が昔助けた難民キャンプの子供たちもまとめて踏み潰し、焼き殺し、ただ進んでいく。 もはやエレンを止める手立てはない様に思えたが、それでもアルミン達はエレンを止める為に動いていた。 アルミンは全てのエルディア人と巨人を支配できるエレンの影響を特に受けていないことに気付き、 レベリオ襲撃の直前の対話を含め、ライナーはエレンが「自分を止めてほしい」かもしれないという心理を推察する。 しかし、「道」を通じてエレンはアルミン達に、自身を止めたいなら戦えと告げる。 オレを止めたいのなら オレの息の根を止めてみろ 要するにエレンは「アルミン達が自分を(殺してでも)止めること」を邪魔する気がないのである。 これ程の大事を引き起こしながらそれを完遂できなくても良いのか? と矛盾に思うかもしれないが、元々エレンは主観と客観を分けて考えられるタイプである。 その価値観を簡潔に言えば 「客観的な正解(神の視点から見た最前手)など誰にもわからない。自分を含め、誰の意見も、その人の主観でしかない。誰を信じても正解である保証などないのなら、自分は自分の主観を信じる」と表現できるだろうか。 この価値観は以前「エルヴィンとアルミン、どちらを救命するべきか」でリヴァイやフロックと対立した際にも表れており、エレンは「アルミンを救うべき」という主観に従いつつも「エルヴィンを救うべきだった」という主観そのものは否定していない。 今回もエレンは「パラディ島と世界が共存するのは不可能」と信じてそれに殉じるつもりでいるが、同時にそれが自分の主観的な結論であることも理解しており、「自分が正しくてアルミン達が間違っている」と決めつけてはいないのだ。 このような考え方は作中において「女型の巨人VSリヴァイ班」や「礼拝堂地下での硬質化能力発現」といった事件を経て徐々に形成されてきたものであり、それを考えればエレンの無抵抗にも違和感は抱かないであろう。 ちなみにエレンにはまだ隠された真意があるのだが、それを踏まえても「パラディ島と世界が共存するのは不可能(どちらかが滅ぶまで戦うしかない)」と信じていたこと、それでもアルミンを否定しなかったことについては一貫している。 自由を手にするべく世界から自由を奪うために大地を進み続ける悪魔と、世界を救うために空を駆け巡る調査兵団達。最後の一瞬まで戦い続ける天地鳴動の最終決戦が今、幕を開けた…。 天と地の戦い 調査兵団とマーレの戦士が手を取り合い、マーレの生き残りが集結するスラトア要塞にて始まった最終決戦。 戦いは、始祖ユミルを味方につけた事で歴代の9つの巨人の生成を可能とし、なおかつそれを無尽蔵に戦力を補給し続けられるエレンが終始有利に進む。 開始直後、切り札であるアルミンの巨人化を封じ、残るメンバーを歴代の巨人で攻撃する。 ミカサら6人を数分で追い込み、窮地に飛んできたファルコ、アニ、ガビをも圧倒し、もはやこれまでかと思われた… しかし、「道」に到達したアルミンがジークの説得に成功したことにより、ベルトルトら歴代の継承者が一行に協力し、戦況は逆転。 さらに王家の血を引くジークが自らリヴァイに首を差し出したことで座標に干渉する力は失われ、遂に地鳴らしが停止する。 この隙を逃さず、ジャンに爆弾で首を吹き飛ばされたことによって巨人化能力の元凶たる"光るムカデ"との接続も切られる。 そしてアルミンが超大型巨人になる際の爆風を受ければ、流石にひとたまりもなかった。 さよなら…エレン しかしながら、コレで死ぬようなラスボス(エレン)ではない。 始祖の力の一部を使ってか、残った首から下にアルミンの超大型巨人と同様の巨人体を生成。 砂の雪原を踏みしめながら、2人は最後の殴り合い勝負に出る。 最期 エレンが超大型巨人の肉体を生成した傍ら、首から飛び出た"光るムカデ"にも動きが見られる。 これは… ラガコ村と… 同じやり方なんじゃ… コニーは突如、光るムカデから発せられた謎のガスから最悪の可能性を予感する。 ユミルに寄生して以降、2000年もの時を生きたこの生物がただ殺されるのを良しとするはずもない。 最後の足掻きに、ユミルの民を巨人化させるガスをまき散らしたのだ。 これにより、要塞頂上に集まっていた全てのエルディア人が無垢の巨人に変貌。ジャン、コニー、ガビも事実上の死を遂げる。 巨人継承者とアッカーマン一族は辛くもその影響から脱することが出来たが、ライナー達にはかつての面影のある彼らを殺すことなど出来ず、絶望だけが渦巻く最終局面に至る。 アルミン、ミカサ、リヴァイ、ファルコの4人しかエレンの対処が出来ない状況に陥り、 ここに来てミカサの頭痛が耐えきれないまでに悪化。そして… 突如、「道」によって再現された世界に送られる。 そこでは、レベリオ襲撃以前にエレンとミカサが逃避行を完遂した世界が映し出されていた。 ユミルの呪いによってあと4年しか生きられないエレンは、最後の時まで穏やかな日々を送るという2人だけの誓いを思い返しながら、ミカサにもう一つの「約束」を告げる。 オレが死んだらこのマフラーを捨ててくれ… お前はこの先も長生きするんだから… オレのことは忘れて… 自由になってくれ… ごめん できない 地獄の如き惨劇が広がる最中、ミカサは遂に自分の意思でエレンを殺すことを決意する。 残された命を救うため、愛しきエレンの、呪われたその人生を他の誰でもない自分が断ち切るために。 しっかり持っていたマフラーを自ら巻き、4人で最後の攻撃に出る。 本体の首は巨人体の口内に隠れており、アルミンが動きを封じている内にファルコがギリギリまで接近し、 飛散する瓦礫を回避しながらリヴァイが雷槍で歯の一本を粉砕し、遂にミカサが口内に侵入。 迷いなくその首を一刀に切り落とされ、エレンは死亡する。 彼の眼が最期に捉えたのは、怒りも憎しみもない、自分を生涯愛してくれたミカサの微笑み。 ゆっくりと目を閉じ、最初で最後の口付けを交わした。 自由を知りたかった少年よ…さようなら。 結末 (アニメ版における改変描写を軸に記述しています。原作既読者もネタバレ注意。) 天と地の戦いが始まる前、エレンはアルミンに隠していた本来の目的を「座標」を通じて告げていた。(*7) その目的は「愛」を以て自身を殺す選択に至ったミカサがもたらす結末に導くことと、アルミン達に世界の敵となった自身を討ち取らせ、英雄として以降の日々を安穏に過ごさせることにあった。 特に前者は「愛する者を、愛ゆえに自らの手で殺す」というミカサの決断こそが始祖ユミルにとっての「救い」であり、フリッツ王にただ尽くすことでしか愛を示せなかった彼女が2000年に渡って求め続けていたものの正体である。(*8) ただ尽くすことに終わらない「愛」の在り方を見届けた始祖ユミルは、 「進撃の巨人の能力で2000年前の自分自身にこの結末を垣間見せ、正史では自身の死によって家族との喰い合いを迫られた娘達を守るためにフリッツ王を見殺しにすることで巨人の力がユミルで途絶えた」と推察される限定的な過去改変を為す。 それによってユミルの民から巨人化の特性が消え去り、既に巨人と化してしまったジャン、コニー、ガビといった面々もただの人間になって生き残った。 また「地鳴らし」についても、マーレを含めた壁外世界に大打撃を与える事でパラディ島への報復・進攻をすぐにはできない様にするのが本当の狙いであり、全滅させることまでは本意ではなかった様である。 だが、壁の向こうにアルミンの見せてくれた「夢」だけでなく、「人」という敵がそれこそ無数にいたこと── すなわち幼い頃に夢見た「誰も見た事のない自由な世界」が現実には存在しなかった事が我慢ならなかったようで、世界情勢抜きにしても、「何をしてでもやった」だろうと述懐している。 そしてエレンのこの選択は、結果的に壁外人類の約8割を踏み殺すという前代未聞の大虐殺行為へと繋がり、それを成し遂げた「悪魔」を討ち倒させる事で「島の悪魔」であるアルミンたちの安全をもたらすという、あまりにも哀しすぎる結末へと至ったのだ。 もっとも、エレンにとってもこの結末は不本意極まりないモノだった。 エレン自身はミカサやアルミン、調査兵団の仲間たちと共に生きたい、生き続けたいと思っていた。 だが、受け継いだ「進撃の巨人」の能力は「エレンが人類を大虐殺し、ミカサに討たれる事で巨人の力をこの世から消し去る」という結末を、否応なく彼に見せつけた。 それをどれ程否定しようとも、行く先々で見るもの全てと能力を通じて垣間見た景色が一致しているという現実は、最終的にエレンを「進む先すべての敵を駆逐していく」という絶望的な戦いの道へと進む決心を抱かせた。 たとえそれが、「自由を求めて進む」という彼、そして「進撃の巨人」の性質とはあまりにかけ離れた道であったとしても。 この「未来の記憶」が彼にもたらした絶望、そして地鳴らしを引き起こした真の要因についてアニメ版では特に大きく補完されている。 彼自身、死ぬまでの未来を知っていながらすべては仲間たちを守るために大虐殺を引き起こすのだとずっと思い込んでいたが、 独断専行が切っ掛けでサシャが凶弾に斃れ、始祖の力を掌握しても歩みを止められないままにハンジは燃え尽き、 フロックら同期とも思想が反するというだけで壮絶な殺し合いをさせた。 そして、この未来を知りつつもどうにか仲間を死なせないように立ち回ることを道の世界で何度も繰り返したらしいが、それでわかったことは自分が知る範囲の未来の記憶は寸分違わず実現するという事実だけであった。 サシャとハンジ達が何度も同じ死を迎えたことを見せつけられ、すべての世界線でアルミン達と殺し合いになり、 ミカサと逃げた世界線ですら結局人類の8割を踏み殺し、ミカサに愛を以て殺された。 一つとして変わることの無い未来、そして自分に心底失望し、その有様をアルミンの言った通り「自由の奴隷」だと自嘲した。 地鳴らしによって死に絶えた亡骸が海に沈み、地平線の先に広がる血の海を見せられたことで激昂したアルミンもこれには絶句し、エレンは続ける。 どうしてこんな結末を迎えることしか出来なかったのか。それは、どこにでもいるありふれたバカが絶大な力を得てしまったからだ、と。 彼の少年期から見られた「気に入らないものを力ずくで消してしまいたい」という反社会的な欲求を抱え込みながら、安穏な解決法に至るほどの知啓を持たない、欲求と理性に折り合いを付けられない少年が神にも等しい力を得てしまい、「自由」という言葉で自分を虚飾したまま自分に向き合おうとせず、力に飲み込まれた。そういったエレンの心の弱さと愚かさが、この結末を招いたのである。 ここに来てそのことを痛感し、悔いるエレンにアルミンが続ける。 「わかるよ… この世から人を消し去ってしまいたいと思ったことなら 僕にもある」 あの穏やかなアルミンに同調されるとは思っていなかったのか、そんなのは嘘だと返すが… 「でも…エレンに外の世界の本を見せてたのは… 僕だ」 「誰もいない自由な世界をエレンに想像させたのは 僕だ」 壁に囲まれた仮初めの平和に生きていた2人。エレンはいじめられていたアルミンに手を差し伸べ、すぐに友達になった。 ある日、アルミンと一緒に見た外の世界の本から、エレンは初めて「自由に満ちた未知の世界」と「囚われる自分の不自由さ」を知った。 いつしか未知の世界を冒険する夢を抱き、巨人への憎悪がその夢を塗り潰し、外の世界の現実を知り、夢が終わる。 夢への憧れも、夢への失望も、すべてはアルミンが見せた本の世界から始まった。 だから、 「ありがとう… エレン 僕に壁の向こう側 この景色を見せてくれて」 「これは僕たちがやったことだ」 「だから、これからはずっと一緒だね…」 「8割の人類を殺した罪を受けて苦しむんだ」 「二人で」 アルミンはこの大虐殺を引き起こしたエレンに寄り添い、エレンの共犯者として地獄に堕ちることを誓う。 お互いを抱きしめ合い、遂に二人の時間は終わりを迎えようとしていた。 ここで過ごした記憶はすべてが終わるまで消されること、次は殺し合いになることを互いに了承し、二人は別れる。 あるかもわからない地獄で巡り合うその時まで。 死が広がる赤い海に照らし出された、途方もなく続く青い空の下で。 アニメ版のこのシーンは原作と大きく構成が変わっており、 特にアルミンの「殺戮者になってくれてありがとう」というセリフは受け手次第で「虐殺を肯定している」「まるで他人事のように聞こえる」とも取られかねなかった。原作の連載終了以降、最終話のトリとも言えるこのシーンでの反応を受けて諌山先生も後悔が残っていたらしく、おそらくこの部分が原作者によるネーム修正とされる。大殺戮を犯したエレンを糾弾しながら、その責任を自分に認めて受け手の解釈が分かれる余地を無くし、地獄に堕ちてでもエレンを孤独にさせない「親友」としてのアルミンの在り方が強調された。エレンとアルミン、二人の「永遠の友情」を最後の最後に引き出したこの改変は概ね好評を博している。 ちなみに、原作・アニメ共々ミカサについてはデタラメのアッカーマンの性質を挙げて「嫌い」と言い突き放したものの、 座標での対話の中で「こんな女泣かせのことは忘れて幸せになるべき」「案外すぐにいい人見つけてあっさりしてる気もするなあ」とアルミンが煽った際には 「そんなの嫌だ!!ミカサに男ができるなんて!!」 「一生オレだけを想っててほしい!!オレが死んだ後もしばらく…10年以上は引きずっててほしい!!」 といった具合に、本音を引き出そうとしたアルミンですらドン引きするほどの重い恋心をここに来て吐露していた。ラスボスの姿か?これが… やがて記憶が戻ったアルミンは、ミカサに抱きかかえられたエレンの亡骸を見て、枯れるほどに泣き崩れた… 誰よりも自由を渇望し、何よりも仲間と親友、そして愛する人を守り、共に生きたいと願った少年。 しかしてその果ては、自由という名の鳥籠に囚われた姿で、かつて憎んだ相手と手を取り合った仲間たちと殺し合い、そして愛する人の手にかかり、永遠の別れを告げるというあまりにも残酷なものだった。 だが、止まる事無く前に向かって進撃を続けた少年は、「この世から全ての巨人を駆逐する」という幼き日の誓いを、図らずも達成した。 そして、亡骸の首は最愛の人──ミカサに引き取られ、シガンシナ区内のとある丘の木の下に埋葬された。 名を刻まぬ小さな墓石は、幼き日、そこを目指して三人一緒に駆け出した、あの丘の木の下に……… 854 サイアイノ アナタ ココデトワノ イネムリニツク ●余談 作中では人類反撃の希望として見られる巨人化能力だが、肝心の戦績は巨人化2回目以降敗北気味。 勝っても殆ど辛勝に近い。 というのも2回目以降戦った相手がエレンと同じく巨人化能力の持ち主、つまり理性を持った巨人であり しかもその正体がアニ(4位)、ライナー(2位)、ベルトルト(3位)と、揃いも揃ってエレンより成績上位者 さらにアニに至っては「格闘術」という得意分野で上回られている(というかエレンの格闘術はアニの指導の賜物)と相性最悪であるのが大きい。 まあ、それでも善戦したのだが… しかし、ライナーこと鎧の巨人を圧倒することには定評がある。 鎧の巨人との初のタイマン勝負では、「九つの巨人」の中でも弱い部類である進撃の巨人の力しか保有していない状態にもかかわらず、打撃が効かない鎧の巨人(ライナー)に関節技を決めてあと一歩まで追い詰めていた。超大型巨人(ベル…なんとか君)の奇襲のせいで敗北したが。 その後のウォール・マリア最終奪還作戦での二度目となる鎧の巨人とのタイマン勝負では、硬質化能力を応用した硬質化パンチで圧倒。多少の反撃を受けるも、今度は関節技で追い詰め、仲間達が雷槍を打ち込む隙を作った。因みに、この日ライナーは二度負けた。もう帰れお前。 5年後のウォール・マリアでの戦いではライナーから「お前は一人なら脅威じゃない」と言われ、対峙することになったが、当のライナー=鎧の巨人は一方的にボコられるばかりで読者からは「お前は集団でも脅威じゃない」と言われる始末である。 時期やメディアによって容姿に変化があり、アニメ版では少年らしさを強調するように眉が太くなり、24巻で髪を伸ばし、26巻からは結ぶようになっている。 「エレン」という名はトルコでは「聖人」を意味する男性名詞(スペルもトルコ風の「Eren」)。 ネタにされがちだがエレン自体は… 目の前で母を喰われた。 巨人化能力の原因は知らぬ間に父を喰っていた事だった。 母の仇の正体は父の元妻で、しかも彼女は無意識の内に父との最期の約束を守っていた。 父から受け継いだ力の一部は、父が仲間の家族を殺して得たものだった。 力の代償は短命化で、気が付いたら既に余命が削れていた。 瀕死の幼馴染を何とか助けようと請い叶うも、その方法のせいで結果的に彼の寿命も減らしてしまった。 壁の向こうにいた人間が真の敵で、敵方の一人に異母兄(=自分が終わらせた母の仇の息子)がいた。 と無茶苦茶ハードな人生を歩んでいる主人公である。 中の人の梶さんはエレンとの長い付き合いから自分も影響され、どんどん凄みが増したり、なんか機嫌も悪くなったりとエレンそのものになりつつあると語っており、自分がどうなっちゃうのか怖いと語っている。 最終回を前にNHKでは『プロフェッショナル 仕事の流儀』で特集が組まれている。 番組はパラディ島地下牢内でインタビューを受けたという体で進行しており、その中で自身がサウナーであることを明かしている。 そしてその新規セリフの脚本については作者から指名される形で梶裕貴自身が書き下ろし、声を吹き込んでいたと梶裕貴自身が語った。 なお「敵」について同僚のミカサさんは巨人について語っていたが、エレンは上司のリヴァイさんの薫陶もあってか彼と共に「汚れ」について語っている。 ちなみに4期前半が放送された2021年には、別な世界でリヴァイ役の神谷浩史氏や父グリシャ役の土田大氏と同じ「戦隊ヒーロー経験者」なんて共通点が出来、 さらに別な世界では兄ジークと同じ声の参謀と複雑な関係性を持つ戦士を演じていた。 ●台詞 「どうしてだって…? そんなの…決まってんだろ… オレが!!この世に生まれたからだ!!」 「オレ達は皆 生まれた時から自由だ それを拒む者がどれだけ強くても 関係ない 炎の水でも氷の大地でも 何でもいい それをも見た者は この世界で一番の自由を手に入れた者だ」 戦え!! そのためなら命なんか惜しくない どれだけ世界が恐ろしくても関係ない どれだけ世界が残酷でも 関係ない 戦え!! 戦え!! 戦え!!」 「大体…あなた方は… 巨人を見たこともないくせに何がそんなに怖いんですか? 力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか 生きる為に戦うのが怖いって言うなら力を貸してくださいよ この…腰抜けどもめ… いいから黙って、全部オレに投資しろ!!」 「ライナー…ベルトルト… このッ… 裏切りもんがあぁあああああ!!!」 「あの日…」 「壁が破られ オレの故郷は巨人に蹂躙され」 「目の前で母親が巨人に食われた…」 「あの日から…」 「そんなもん 何度でも巻いてやる。これからもずっと オレが何度でも」 遥か先の未来 エレンがこの世を去ってから幾星霜。 夫婦のように見える男女(*9)と赤ん坊、墓に花を手向ける老夫婦とその家族など、 様々な人間が時間の経過と共に描かれる。 出棺されゆくマフラーを巻いた老女の姿が途中で描かれ、 ミカサ達はエレンの望み通りに天寿を全うするほど長生きしたのだろう。 実質的に世界の覇権を握ったパラディ島は発展し続け、 人物の移り変わりとともに文明の発展を読み取ることが出来る。(*10) だが、いつまでもその平和が続くことは無かった。 「地鳴らし」による憎悪か、それとは無関係にしても止めることが出来なかったのか、 いずれにせよ、生き残るために抗った戦いの歴史も、島の未来を掴んで得た文明も、 すべては人の愚かさが再び招いた争いの下、灰燼に帰す。 それから更に永い時が経つ。 崩れたままの文明の跡地には草木が生い茂り、この島で暮らす者もいなくなったようだ。 ある時、犬を引き連れた少年が既に亡きシガンシナ区の地に辿り着く。 そして、手入れする者のいなくなって久しいエレンの墓がある樹を発見する。 かつて巨人の力の根源が潜んでいた樹に酷似する、異常に成長した樹を。 その大樹の洞に少年と犬が並んで入ろうとするところで、進撃の巨人の物語は終わる。 何事もなくただ樹から出てくるのか。 それとも始祖ユミルのようにこの少年が巨人の力を手にし、再び惨禍が巻き起こるのか、 すっかり荒れ果てた世界を再生させるべく、その力に可能性を見出そうとするのか。 それを識る者は、どこにもいない。 二千年…若しくは…二万年後の君へ・・・ いいから黙って追記・修正しろ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 平和でそれなりに自由なスクールカースト世界でも、刺激がなくて無気力状態だからなあ…結局どんな世界でも不満を持つような気もする -- 名無しさん (2021-04-14 18 13 52) エレンって本当に死ねたのかな……何というか、ユミルの代わりにあそこに縛られてるんじゃないかなって不安になってくる -- 名無しさん (2021-04-14 20 59 06) ミカサに激重恋愛感情持ってたみたいだけど、結局最後まで行動起こさなかったんだな…キスしたのも死後ミカサからだし -- 名無しさん (2021-04-14 21 10 34) 最終的に巨人をこの世から一匹残らず駆逐してせしめたとも言えるのかな? -- 名無しさん (2021-04-14 22 34 46) 結果として自分がミカサを不幸にしたことはあの世からでもミカサに土下座して謝るべきだと思うの -- 名無しさん (2021-04-15 00 54 11) あのままだとミカサは一生独身なのがほぼ確定だからな。10年引き摺ってて欲しいとアルミンに吐露したけど、10年なんかじゃ済みそうにないぞエレン -- 名無しさん (2021-04-15 00 59 51) ミサカも一応エレンがこの世に居ないこと自体は受け入れてるし、エレン討伐組と再会を区切りにして別の恋を探したりもするかもしれないし……。 -- 名無しさん (2021-04-15 01 05 21) ブギポ世界なら殺害対象になってた男 -- 名無しさん (2021-04-15 07 06 02) ミカサへの激重感情の隠し方が上手すぎて最終回まで全く気づかなかったよ、参りました -- 名無しさん (2021-04-26 10 33 45) 偶然とは言え、ミストバーン声の兄がいるヒュンケル・またはニンジャブルー声の父を持ちキュアマーチ・パパイヤ声幼馴染がいる戦隊黄色兼ロボとなったのは凄いというか、何でこのタイミングでというか…。 -- 名無しさん (2021-05-19 10 42 28) ↑4 …イヤだ!一生オレだけを思っててほしい!!!!!! -- 名無しさん (2021-05-19 15 16 03) 「自由を知りたかった少年の最期 以下、131~138話以降のネタバレを含みます。」のところいい加減誰か追記しないの? -- 名無しさん (2021-08-04 02 16 19) ログ化しました -- (名無しさん) 2021-08-28 00 29 02 ネタバレの項目が読みにくいんだが。つーかここまで詳細に書く必要あるのか?完全に文字バレレベルなんだけど。 -- (名無しさん) 2022-01-17 14 43 28 こんな読みづらい項目にしたのは何処のどいつだ -- (名無しさん) 2022-01-17 15 25 12 別に女装ネタとかないのに、成長エレンって「女性名のエレン」が似合う美人さんに見えるんだよな。 -- (名無しさん) 2022-01-26 14 16 05 髭のおっさんなんだよなあ -- (名無しさん) 2022-01-26 15 59 48 エレンにとっては王家もまた奴隷で大嫌いだったのだろう。言ってることやばいけどグリシャに王家を皆殺しにさせるシーンは大好き。 -- (名無しさん) 2022-01-28 01 13 29 息子のために使命捨てようとしたのに当の息子に脅されて使命果たすの可哀想だなグリシャ -- (名無しさん) 2022-01-31 18 30 32 若干見やすくなるよう調整してみました。みやすくなったろうか -- (名無しさん) 2022-02-03 11 00 46 マーレ編からのエレンとライナーは色気がやばい。これで二人とも童貞なのどうかしてる -- (名無しさん) 2022-03-06 03 35 19 負傷兵姿は大人の色気があるし、髭剃ったら美人な女性に見える -- (名無しさん) 2022-03-06 03 37 31 読みづら過ぎて何書いてるかさっぱりわからん…こういうページに書くべきあらすじってキャラの一挙手一投足ではないんじゃないか…? -- (名無しさん) 2022-03-28 13 30 55 長くて読みづらい上に、漫画の台詞や描写を書きすぎていて問題になるため、整理します。 -- (名無しさん) 2023-06-27 20 59 14 どうでもいいことを書いてあげよう。15歳時は身長170センチ。19歳〜は身長182センチとかなり伸びてる。ちなみにグリシャも182センチ、兄のジークは183センチ。15歳時は同じ身長だったミカサは176センチ。流石にエレンの方がデカくなったんだねえ -- (名無しさん) 2023-06-28 03 30 34 海見てからのエレン美人すぎる -- (名無しさん) 2023-09-26 01 54 25 共犯者ね… -- (名無しさん) 2023-11-05 02 05 03 エレンとアウラは夫婦しゃない? -- (名無しさん) 2023-11-22 13 54 21 アニメじゃアルミンのセリフ変えたのよかったやっぱ原作者がダメなところを直すように言うのは大事なんだなって -- (名無しさん) 2024-06-24 13 03 33 単行本最後のおまけ現代版の締め方も結構好きだった。 -- (名無しさん) 2024-09-09 14 13 12 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/93.html
プロの編集者の方も見ているらしいので、緊張します。 実は最近『ワンピース』にも様々な考察があるのを知り、全巻を通読してみたところ、なんと『ワンピース』と『進撃の巨人』には不思議なほど共通点が多いことが分かりました。 大変面白いので、今後は以前のような分析や仮説の他に、『ワンピース』との共通点や講談社との関係、『進撃の巨人』の元ネタをピックアップしてゆこうかと考えています。 今は、主に「エレンや猿巨人の巨人操作システムと壁の構造」および、そこから考えられるについて考察しています。 現在のところ、この考察は、以前「巨人の分類」で指摘した、巨人化能力者が巨人に変身する時の相違点なども関係していると予想しています。 『ワンピース』と言えば、気になっていることがあります 別冊マガジンは『進撃の巨人』が当たったからか、それともメディアミックス(アニメ化)でも考えているのか、少々極端な構成になっています。 ■別冊マガジン 5月号(http //www.shonenmagazine.com/bmaga/index.htmlより) 戦争☆BUSTER DRESS 第01話(貞松龍壱)※新連載(近未来ロボット・バトル)進撃★進撃の巨人 第79話(諫山創)※先月分の再掲 進撃★進撃の巨人 第80話(諫山創) 進撃★進撃の巨人 Before the fall(原作/諫山創 小説原作/涼風涼 漫画/士貴智志) ふらいんぐうぃっち(石塚千尋) そんな未来はウソである(桜場コハル) 寄宿学校のジュリエット(金田陽介) キラーキラー(笹古みとも)戦争☆女王陛下の補給線(カワグチタケシ)(ヨーロッパ戦線風) 迷え!七つの大罪学園!(漫画/球木拾壱 原作/鈴木央)戦争☆かつて神だった獣たちへ(めいびい)(アメリカ南北戦争風)戦争☆アルスラーン戦記(漫画/荒川弘 原作/田中芳樹)(イスラム風?) 29歳独身中堅冒険者の日常(奈良一平) ハピネス(押見修造) アホガール(ヒロユキ) 男三女四(水あさと) トモダチゲーム(原作/山口ミコト 漫画/佐藤友生) 彼女はろくろ首(二駅ずい) アビス(長田龍伯)進撃★進撃の巨人 LOST GIRLS ミカサ編(原作/諫山創 小説/瀬古浩司 漫画/不二涼介) 金のタマゴ(カツヲ) フジキュー!!! ?Fuji Cue’s Music?(田口囁一) 赤橙(原作/大部慧史 漫画/小川亮) 学戦都市アスタリスク外伝 クインヴェールの翼(原作/三屋咲ゆう 漫画/茜錆 キャラクターデザイン/okiura) 大攻者ナギ(加遠宏伸) ねこたん。(大橋つよし)進撃★進撃!巨人中学校(漫画/中川沙樹 原作/諫山創) ぼくらは殺意日和(作/最果タヒ イラスト/はっとりみつる) 将棋の渡辺くん(伊奈めぐみ) 掲載29本中、戦争物が4本(うち1本が新連載)、『進撃の巨人』とそのスピンオフ作品が5本となっており、実に約30%が戦争や軍隊に関係する作品です。 たしかに岩明均の『ヒストリエ』(月刊アフタヌーン)、カガノミハチの『アド・アストラ -スキピオとハンニバル』(月刊ウルトラジャンプ)など、史実に沿った戦争を描いた作品は複数存在します。 別冊マガジンの場合は史実ではなく、むしろ佐藤大輔(原作)、伊藤悠(漫画)の『皇国の守護者』(月刊ウルトラジャンプ)や、同じ講談社の雑誌に掲載されている岩永亮太郎の『パンプキン・シザーズ』(月刊少年マガジン)やカトウコトノの『将国のアルタイル』(月刊少年シリウス)のような、実在の軍隊や国を元にした架空世界での戦争物がメインです。 これらの作品のうち、大日本帝国陸海軍をモデルとした作品は『皇国の守護者』のみ。大変人気が高く、アニメ化も確実視されていたにもかかわらず、突然謎の打ち切りとなった、いわくつきの作品である。 ネットでは原作者が作品チェックをしないので打ち切られたと書かれた文章があるが、単行本の後書きを見ると原作者はちゃんとチェックをしているため、これは圧力を隠すための偽情報ではないかという感想もある。 また、原作者が仕事をしないというのは、実はよくある話。 筆者も某週刊連載作品で原作者の書いてくる原稿が、「主人公が敵に囲まれて危機になるが脱出する」としか書かれていなかった実例を知っている。 普通の漫画家や編集は、原作者が仕事をしなくてもちゃんと漫画を成立させるのが仕事であり(そもそも仕事を”させる”のが編集の重要な仕事)、しかも『皇国の守護者』は小説原作なので、原作者不在でも作画に支障は無い。 いずれにしても、『皇国の守護者』の打ち切りには何らかの事情があったのだろう、としか言えない。余談ながら、漫画家が意図的に原作を改変する場合もある。 その代表が同じ講談社の『あしたのジョー』である。 『あしたのジョー』と言えば、主人公の矢吹ジョーがドヤ街と呼ばれる貧民街から少年院に送られ、院内でボクシングを身につけ、その後紆余曲折を経てようやくプロのリングに上がるというストーリーで有名である。 ところが、実は高森朝雄(梶原一騎)の原作ではジョーは第1話で既にプロボクサーであり、最初の試合のシーンから始まるという内容だった。 作画担当の「ちばてつや」は、原作を読んだ後、なんと1~数か月間失踪。 やがて帰宅したちばは、行方が分からず困っていた編集者に「これで大丈夫です。この作品を描けます」と言ったとか。 実は、ちばは原作に書かれていたリング・アナウンサーがジョーを紹介するときの「ドヤ街」「少年院出身」という言葉に刺激され、失踪していた間、実際にドヤ街に一人で住んでいたのである。 そして『あしたのジョー』はドヤ街から始まり、ジョーが子供たちと集団生活をするための”子供の国”を作ろうとして犯罪を犯し、少年院に送られ、そこでボクシングとライバル力石徹に出合うという、有名な物語が少年マガジンに連載されることになった。 つまり、ジョーの個性と戦う動機を説明した冒頭の部分は、ちばの発想なのである。 原作の梶原一騎もちばの意思を尊重して原作を書き直し、作品はヒットした。 数十年後、ある人が出版社のパーティーで梶原に「俺の作品でどれが一番好きだ?」と聞かれ、「あしたのジョー」と答えたところ、梶原は寂しそうな顔をして「あれはちばの作品だよ」と言って去って行ったという。 戦争物には上記のようなリスクも存在します。 作画コストが大きい割にそれほど大きなヒットもせず、労力に見合わないことが多いジャンルです。 そのうえ、新連載はロボット物で、そのうえデザインや内容は『コードギアス』や最近のガンダム風(一番近いのは太田垣康男の『FRONT MISSION DOG LIFE DOG STYLE』や類似のゲームだろうか)となっており、さらに読者層を狭めています。 ここでようやく本題に入りますが、この新連載の設定に、またもや『ワンピース』の設定が流用されていると、私は考えています。 また、その設定はすでに複数の作品で使用されており、『進撃の巨人』でも使用されていると見られます。 その複数の他作品にパクられている設定のうち、代表的な物が「2つの地球(2つの世界)」です。 「2つ」と書いてはいますが、複数存在するというのが正確です。 この設定は『進撃の巨人』でも使用されており、冒頭で紹介した別冊マガジンの新連載、『BUSTER DRESS』でも、この設定を使用しています。 なぜこのようなパクリ多発現象が起きるかというと、おそらく編集側の人材が入れ替わって、企画力が急激に落ちたため、「ヒット作品の要素を使い回す」ことを始めたためだと考えられます。 ここ数年で、漫画業界の中に何らかの変化が起こっており、作品の質が急激に落ち、名前も知らない原作者が異常に増えています。 逆に各週刊・月刊漫画雑誌のまだ人気の高い長期連載作品が、だいたい2012~2014年前後に集中して連載終了、あるいは編集長の一存で打ち切りとなっており、商業的に見てもあり得ない現象が続いています。(長期連載作品は雑誌の看板であり、購読継続の動機となるため) その後、新しく始まった作品は商業的・政治的プロパガンダの要素が強く、頭はいいがつまらない作品が増え、残酷描写、人の相互信頼の否定、若い友達同士の殺し合い、人種差別的傾向、特に日本人蔑視の傾向が高まっていることから、背景には在日朝鮮・韓国・中国人の問題が関係していると思われます。 現に、すでにヘイトスピーチ規制法という、日本人差別の法律が出来てしまっており、先日も川崎市で日本人が在日朝鮮人に取り囲まれ、罵声を浴びせられるという事件が起きたばかりです。 そもそも特定の人種に対する優遇措置をすれば逆差別が起きることは明白であり、この差別を強制発生させる悪法の、一刻も早い廃棄が急務となっています。 少なくとも、間違いのない事実として、名前は書きませんが極度の韓国・北朝鮮擁護や偏向で知られる番組が、この週刊漫画雑誌の変化を良いことだと異常に称揚する報道を行っており(私の知る限りでは、この番組が漫画雑誌の動向を報道したことは一度も無い)、こうした漫画業界に中国や韓国が政治工作をしているという疑惑は、ますます深まっています。 当然、こうした傾向は漫画だけでなく、アニメにも影響を与えており、『コードギアス』、『ギルティ・クラウン』、『C』、『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 』、アメコミ物、ヒーロー物、『ハイスクール・フリート』など多数のアニメが商業的・政治的イデオロギーの宣伝に利用されています。 一例を挙げれば、現在放映されている東映のプリキュア・シリーズが魔法使いを題材にした、はっきり言うと『ハリー・ポッター』のパクリのような内容になっているのは、USJが新しく作ったハリー・ポッターのアトラクションや、『ハリー・ポッター』の新作を売り込むため、あらかじめ魔法使い物への興味を日本の子供にすり込んでおこうという宣伝戦略によるものです。 ハンバーガーのセットにオモチャを付けて子供を誘惑し、子供のうちに自社のハンバーガーの味に慣らしてしまおうという、いわゆるマクドナルド方式です。
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/108.html
※最新話のネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容には『進撃の巨人』や『ワンピース』に関するネタバレ考察が含まれるため、お読みになった場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作品の性質上、反日や猥褻な内容、現実の歴史、戦争、人種差別、国際情勢、等々に触れる箇所があります。人によってはショックを受ける内容もあるかも知れません。 ※また、作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しておりますので、不快に感じられる方は絶対に閲覧なさらないで下さい。 ※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。 『別冊少年マガジン』2016年11月号の『進撃の巨人』第86話「あの日」で、グリシャの過去編に登場する2つの国、マーレとエルディア。 ここでは、この2つの国について考察します。 ◎マーレとエルディア 表の意味 ◎マーレ=ローマが由来 ◎エルディア=ギリシャ(マケドニア)。アルカディアが由来 マーレとエルディアが「巨人大戦」をしたように、ローマとギリシャもマケドニア戦争をしています。 この戦争に負けたマケドニアはローマの属州となり、ローマには捕虜が奴隷として移送されました。 ◎エルディアから見える壁の正体 ◎エルディア=インディア=アルカディア(牧人の楽園・ユートピア・理想郷) ◎エルディアン=(アメリカ・)インディアン=アルカディアン(米俗語で「ゲームセンターの客」) アルカディアは、キリストの血を受けた聖杯、あるいは最後の晩餐に使用された聖杯の伝説と、関係があると言われています。 ◎聖杯伝説=壁は聖杯であり聖遺物なので不可侵(壁教)=聖杯に注がれた飲み物を飲み干すと、立ちどころに傷や病を癒し、長き命と若さを授けるとされる=壁中の人類の血を飲み尽くすと不死に。世界の再生 ◎ラテン語「Et in Arcadia ego」=「私(死神)はアルカディアにおいてでさえも、存在している」=再生可能な壁中(聖杯の中)でさえも死は避けられない 私は、「壁は生け贄の皿。人類を含めて丸ごと(世界全体?)再生されており、それがループ状態および壁中人類の記憶喪失・記憶上書き状態を作り出している」という仮説を立てています。 つまり、壁は皿であり、聖杯です。 私にとって、聖杯は重要な意味を持ちます。 私は、以前からずっと、「『進撃の巨人』の舞台は世界の卵、世界の種、世界の子宮である」という仮説を立ててきました。 聖杯は女性、女神、そして子宮の象徴でもあるのです。 エルディア=壁=女神=子宮=聖杯は、私の仮説にピッタリ合致するのです。 壁すなわち聖杯の中にいる限り、人類は何度でも生まれ、不死でいられるわけです。 ただし、復活できない死もあるし(私(死神)はアルカディアにおいてでさえも、存在している)、何度も同じ苦しみを繰り返さなければならない。 それはユミル・フリッツの原罪ゆえなのかもしれません。 ◎エルディア「帝国」の謎 帝国とは、皇帝が元首の国です。 なのに、グリシャの文章によれば、エルディア帝国は皇帝より下位のフリッツ「王」が治めていた。 マーレの歴史でも「王」ですし、エルディア復権派が得たフクロウからの情報や、ダイナ・フリッツ自身の言葉でも同様に「王」「王家」とされています。 帝国を王が統治しているというのは、おかしな話です。 つまり、エルディアが帝国である以上、「皇帝」が存在しなければならないのです。 グリシャは、エレンを皇帝にしようとしているのかも知れません。 まだ書いていませんが、私が考えていた、とあるエンペラーに関する仮説にも、この考えは合致します。 マケドニア(アレクサンドロス帝国)は、王が統治しているのに「マケドニア帝国」と称される場合がありますが、これは特にヨーロッパで「帝国のように強大である」、あるいは「複数の人種・民族を治めている=それぞれの人種・民族の”王”が国内に存在する」場合に多いのだそうです。 大英帝国が、王が治めているのに「帝国」なのと一緒です。 ※2016年11月27日 追記。 王が治めるイギリスが大英帝国(British Empire)になったのは、「皇帝の治めるインド帝国を植民地にした時から」だという説もあるのだそうです。 要するに、イギリスは、帝国という称号や皇位を、インドから強奪したわけです。 そのため、インドが大日本帝国によるインパール大会戦をきっかけに独立すると、元の王国(the United Kingdom)に戻ったのだとか。 しかし、エルディア帝国の場合は、皇帝が統治するという意味の「帝国」だろうと、現時点では考えています。 なぜなら、「エルディアが強大だから帝国と呼ぶ」のであれば、古代の大国マーレが帝国と呼ばれていないのは少々不自然だと思うからです。 では、エルディアが帝国なのに、マーレが帝国と呼ばれていないのはなぜでしょうか? 考察のたたき台とするために、いつものように仮説を立てます。 (1)マーレとエルディアは、元は皇帝が治める1つの国(?)だった (2)2つに分裂し、皇帝はエルディア側に。だからマーレは帝国になれない (3)エルディアが帝国になったのはユミル・フリッツの死後(ユミルは死後も「九つの巨人」に魂を分けエルディア帝国を築いた) (4)エルディア帝国は古代の大国マーレを亡ぼし、この大陸の支配者となった (5)1700年の民族浄化を経て、マーレが「九つの巨人」の内の七つを手駒に従え、80年前の「巨人大戦(対戦)」に勝利した (6)145代フリッツ王はパラディ島に逃亡し壁の内側に籠城。残されたエルディア人はマーレに飼い殺しにされている。 で、この仮説は、またもや反日につながる内容になる可能性があります。 その元ネタは、またもや日本です。 大陸とパラディ島についての考察は別項にて。 ◎マーレ(Mare)とエルディア(Eldia)裏の意味 ■マーレ マーレ(mare)には、以下のような意味があります。 (1)(完全に成長した馬・ロバなどの)雌、(特に)雌馬 (2)(月・火星の)海 《表面の暗黒部分》 (3)ラテン語「海」の意 (4)((俗))[けなして]女←(1)雌馬などの意味から (5)古代英語で悪魔、鬼という意味。ナイトメア(夜の悪魔)は「夢魔」で馬の姿の悪魔、または馬に乗った悪魔だとされる。 初期ゲルマン語のmarōnが語源とされ、マローンはギリシャ神話の登場人物。 Wikipedia「マローン (ギリシア神話)」 >シケリアのディオドロスによれば、マローンはエジプトの神オシリス(ディオニューソス)の弟子で、オシリスが世界遠征に従い、ブドウの栽培を世界に広める役目を担ったとされる。そしてマローンが老いるとトラーキアに都市マローネイアを建設し、そこで作物の栽培をさせたという。 >後にオデュッセウスはトロイアから帰国するとき、イスマロスに立ち寄り、町を攻め落としたが、アポローンの神官であるマローンだけは保護した。そのためマローンはオデュッセウスに財宝と家族の限られた者しか知らない貴重なブドウ酒を贈った。後にオデュッセウスはキュクロープスの島を探索した際にマローンのブドウ酒を携帯し、ポリュペーモスをこのブドウ酒で酔わせて脱出した。 >ピロストラトスによれば、マローンは死後、英雄の霊としてトラーキアの人々の前にしばしば姿を見せて、ブドウの世話をするとされた。 ブドウ酒は「キリストの血」になぞらえます。 その製造工程は、収穫したブドウを搾り桶にいれ、足でつぶす事から始まります。 搾り桶に入れられたブドウは抵抗できない状態で、つぶされたブドウは赤く染まって血だまりに見えます。 その様子から、聖書では人を滅ぼす神の裁きを「ブドウを踏みつける」様子に喩えます。 黙示録14章18-20節「その鋭い鎌を入れ、地の葡萄の房を刈り集めよ。葡萄は既に熟しきった(熟すまで待ったが信仰心は実らず)」 そこで、天使は地に鎌を投げ入れ地上の葡萄を狩り、神の怒りの大きな搾り桶へ放り込んだ。 搾り桶は都の外で踏まれた。すると血が搾り桶から流れ出て、馬の轡に届くほどになり、1600スタディオン《288km》に渡って広がった。 つまり、壁中人類はブドウであり、栽培されていると見ることができます。 そして、神によって踏みつぶされることが決定されているのです。 (12巻第50話「叫び」、ユミル「もう直 この壁の中が地獄になっちまうのは避けようがない・・・」) 壁は聖杯であり、罪人を踏みつぶす搾り桶でもあるということです。 そのため、大地の悪魔と契約をするユミル・フリッツの絵に描かれた木はブドウの木である可能性があります。 また、私は現在、この絵には他にも重大な伏線が隠されていると見ていますが、それは別項にて。 『進撃の巨人』では、ラテン語は重要な意味を持ちます。 ラテン語とは、ヨーロッパの権威ある公用語です。 かつて第二次世界大戦前までは、自国語の他にラテン語が話せなければ、教養人として認めてもらえなかったほどで、大英博物館の図書館で南方熊楠が日本人差別をしたイギリス人を懲らしめて裁判となったとき、法廷での陳述をすべてラテン語で行ったというエピソードもあります。 ウォール・シーナのシーナは「SINA」と表記されます。 「SINA」は実はラテン語で、語源は始皇帝で有名な「秦(しん)」だという説が有力です。 他に、インドの仏教で使う梵語で「支那」と書いていたから、という説もあります。 ちなみに「中国」という言葉は、もとは「世界の中心」という意味の一般用語です。 そのため、昔は日本も自国を「中国」と呼ぶこともありましたし、現在でも日本の一部を「中国地方」と呼びます。(学校で習いますよね?) 古代は他の国との交流が少なかったため、自分たちが世界の中心だと考えるのが当然だったわけです。 実際の「秦」の発音は「Chin(ちん)」に近い音で、これがなまって「CHINA」になりました。 いまでも、世界では「中国」ではなく、「支那」のほうが一般的な呼び名です。 ■各国の支那の呼び名英語 China(シナ) ドイツ語 China(ヒナ) オランダ語 China(シナ) フランス語 China(シヌ) イタリア語 Cina (チナ) スペイン語 China(チナ) ポルトガル語 China(シナ) ルーマニア語 China(シナ) チェコ語 Cina(チナ) ギリシャ語 kive(キナ) ポーランド語 Chiny(チニ) トルコ語 Cin(チン) アラビア語 (シーン) ペルシャ語 Chinistan(シニスタン)※スタンは「国」をあらわす。タイ語 (チン) ラオス語 (チン) カンボジア語(チャン) マレー語 China(チャイナ) タガログ語 Tsina(ツィナ) インドネシア語 Cina(ツイナ) ネパール語 (チン) チベット語 (ギャナ) ロシア語 (キタイ) モンゴル語 (ヒャタド) 韓国語 (チュングゥ)※朝鮮は属国だったので「中国(世界の中心)」と呼ぶよう強制された。 余談ですが、中華人民共和国の英語名は「China」ではなく、正式には「People s Republic of China(略称:PRC)」です。 「China」は「異なる複数人種の混交する特定地域」の名称であり、中華人民共和国はその「China」に生まれた多くの国の一つという意味です。 このSINAがChinaに逆輸入されて「支那(しな)」となり、Chinaから日本に輸入されました。 「支那」という漢字(当て字)も、Chinaの人たちが自分で選び、公式の国?名として使用していました。 (確認はしていませんが、中国の辞書にもちゃんと「支那」で載っていると聞いたことがあります) その証拠に、韓国の独立宣言書(1919年)にも、ちゃんと「支那」と書かれています。 ※2016年11月27日 追記。 「支那」は広東語だそうです。 2016年10月12日、香港の新人議員2名が「香港は支那の一部でない」などと発言し、宣誓中に「香港は中国でない」とする垂れ幕を掲げました。 さらに、英語の「China」の部分を、広東語の「支那」の発音にしたそうです。 中華人民共和国共産党はこれに強く反発し、中央政府の香港での出先機関である香港特別行政区聯絡弁公室は、「宣誓中に国家と民族を侮辱する言葉を使い、国家の尊厳に挑戦し、香港同胞を含む全国人民と海外華人の感情を著しく傷つけた」と非難。 さらに、中華人民共和国全国人民代表大会(全人代、国会にあたる)常務委員会は11月7日、両議員の資格を無効にすると言い出しました。 中華人民共和国共産党は、『香港基本法』104条を解釈して議員資格を剥奪しようとしていますが、民主党議員で弁護士でもある涂謹申氏は次のように話しています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 香港の法令である『宣誓および声明条例』においては、宣誓を拒絶し、またはおろそかにした際の罰則などの内容が記されているのですが、『香港基本法』には同様の内容はないという。 涂氏は、全人代が基本法の解釈を通じて、香港の立法機関となり、香港の法律を一方的に改正して通過させることに、「一国両制」への香港市民の信頼が再び揺るがされたと指摘した。 「香港は中国ではない」幕を揚げ、香港2議員資格無効へ 2016/11/09 06 00 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 要するに、香港返還20年目にしてついに、中華人民共和国共産党は香港の「一国二制度」「高度な自治」を否定し、直接的な弾圧を始めたということです。 この状態は、『進撃の巨人』で言えば、マーレがパラディ島に内政干渉している状態だとも言えるかもしれません。 ■エルディア マーレが「女」であれば、エルディアは「男」でしょう。 (スペイン語で「El dia」は「~の日」という意味らしいです) これは、私の「『進撃の巨人』=実は日本神話が重要なモチーフ」という説に合致します。 エルディアはエレンの名前にも関係すると思われます。 つまり、エレン自体に「男」という意味が隠されていると見ることもできます。 ミーナを食べた「つぶらな瞳の巨人(ミーナ・イーター)」がミーナを食べる絵は、セックスをイメージさせるように描かれています。 以前にも、第54話「反撃の場所」で、フリーダがヒストリアに見せている絵本に、非常にわいせつな内容が書かれていた”事件”もありました。 これらは全て伏線です。(あまりよい行為ではありませんが) つまり、上記のわいせつ事件はヤラセであり、『進撃の巨人』の演出の一つです。 わいせつな内容が書かれていることをインターネットで暴露したのも、『進撃の巨人』関係者(雇われたネット工作企業を含む)と見られます。 エルディアを考察するときに留意すべきなのは、以下の2点です。 ☆『進撃の巨人』は、わざと下品に描いている作品である。 ☆わざと下品に描く理由は、「日本神話や天皇・皇室を貶め、馬鹿にしたい」という反日の意図が含まれているから。 以上2点から、私はエルディアという名称の意味のひとつを、「エレクト(エレクチオンerection)」、すなわち「勃起=男」だと考えます。 そして、El Diablo(エル・ディアブロ)とは、スペイン語で「悪魔」という意味です。 つまり、エルディアとは「悪魔」の国なのです。 また、エル・ディアブロという名前のカクテルがあります。 カシスを使った赤い色のカクテルで、「血」をイメージさせます。 要するに、マーレもエルディアも、悪魔の名を冠された国なのです。 また、マーレは魔羅(まら)を意味する可能性もある。 魔羅は男性器の俗称。釈迦の修行を邪魔した悪魔(マーラ)が語源。 要するに、修行の邪魔をする煩悩を指す。 『進撃の巨人』では、性(セックス。性別)の乱れが重要なファクターのひとつであり、ソドムとゴモラ、神の鉄槌(タイタン。フィート?)に繋がる。
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/119.html
私は「壁のある世界=ミカサ説」(最終更新日:2014/12/03 (水))で、作中の舞台となる星(?)の内部に海があり、その海が思考する巨大な脳になっているという「仮説 エウロパ脳計画」を書きました。 ・・・正確に言うと、書きかけていました。 実は、この仮説はもっと長く書いていたのですが、ブラウザがフリーズしたため、90%ほどの文章が消えてしまい、もう一度書く意欲を失って放置してしまったのです。 しかし内容については、今でもこの仮説で『進撃の巨人』の謎を説明できる部分は多いと考えています。 と言っても、ほとんどの文章は消えてしまったわけですが。 しかも、この仮説を『進撃の巨人』が使っているとすれば、実はまたしても『ワンピース』をパクッた疑惑がひとつ増えてしまうのです。 なぜなら、この仮説は私の『ワンピース』考察から生まれた仮説だからです。 あくまでも私の考察している内容にすぎませんから、私の妄想である可能性のほうが大きいのですが、私の『進撃の巨人』の考察内容は、あまりにも『ワンピース』の考察と重複しすぎです。 そんな折り、私の仮説にそっくりの内容の科学ドキュメンタリーが、NHKEテレで放送されることを知り、驚きました。 もしかしたら、『進撃の巨人』に関係する内容かもしれませんので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか? ↓ ↓ ↓ ↓ ◎NHKEテレHP:2017年3月3日(金) 午後10時00分~ 午後10時45分 「海は思考するのか?」 私たちは人間以外の知的生命体を宇宙に探し求めてきたが、実は私たちの住む地球上に存在する可能性がある。それは、広大な海。海は思考するのか、その可能性を探る。 ある科学者は、水の分子の動きを研究。シンクロの選手にたとえながら、水は生きていると言えるのかを探る。「代謝」に着目し、海を巨大な生命体と考える生物学者もいる。もし海にも免疫システムがあれば、生き延びようという意思の元に、きわめて恐ろしい事態が引き起こされる可能性を指摘する。海に潜むさまざまな謎と絶大な影響力を探る。 出演者ほか 【語り】菅生隆之
https://w.atwiki.jp/kannjyoubousou/pages/30.html
背が小さいことがコンプレックスでした。 子ども扱いされることがコンプレックスでした。 皆を見上げなければいけないことがコンプレックスでした。 年下の後輩よりも小さいことがコンプレックスでした。 小さくて可愛いと言われることがコンプレックスでした。 自分の身体にあった服を探すのがコンプレックスでした。 時折、思っていました。 私も背が高ければ、いや人並みくらいの背丈があれば何かが変わっていたのでしょうか、と。 そして、私は今この瞬間にも思っていました。 背があと数センチ高ければ、と。 そこは暗い校舎の中でした。 私はこの校舎の中で遭遇してしまった人はとても恐ろしい雰囲気の人でした。 赤いコートに赤い帽子、そして不自然なまでに白い肌。 背の高い男の人。今まで出会った男の人の中でも一番くらいに高いかもしれません。 その瞳は普通の人とは何かが違っていました。 淀んだ色。そんな瞳を爛々と輝かせて、その人はいいました。 お前は狗か、人間かと。 人間ですと、私は身体を震わせて答えました。 なら見せてみろと、その人はいいました。 人間の証を、闘争を、と。 笑顔で、いいました。 その笑顔が、忘れられないくらいに印象的で―――怖かったです。 だから、逃走しました。 もときた道を逆に走って、右も左も分からなくなりながらも、逃げました。 男の人は決して走って追いかけてはきませんでした。 悠然と歩いていて、なのに距離が離れることはありませんでした。 わたしは追い詰められました。 場所は女子トイレ。何も考えずに走り回った結果がこれでした。 個室に隠れても無駄でしょう。 逃げ道を必死で探していると、見つけました。 唯一の逃げ道。しかもそれは外へと繋がっていました。 天井近くに備えられた小さな窓。たぶん換気用の窓なのでしょう。 自分のような小柄な人なら、何とか通り抜けられるかもしれません。 私は必死に手を伸ばしました。 でも、届きませんでした。 小さくて、私の背じゃどれだけ背伸びしても、窓には届きません。 ああ、と思ってしまいます。 もう少し背があれば、助かったかもしれないのになあと、思ってしまいます。 足音が近づいてきます。 振り向くとさっきの人が女子トイレの扉を潜ってきました。 私は恐怖のあまりに腰が抜けてしまいました。同時に生暖かい感触が股間を中心に広がっていきます。 恐怖に漏らしてしまったのです。でも、今は羞恥を感じる余裕すらありません。 尿にまみれて、震えて、涙を流す私に、その人はいいました。 狗め、と。 食う価値すらありはしない、と。 そして、男の人の巨大なものが私を貫きました。 右手です。 男の人の右手が、私の胸に刺さっていました。 もはや理解も落ち着いていませんでした。 ただ身体から力が抜けて、立っていることができなくなりました。 身体が横倒しになります。 何か温かい液体が全身を濡らします。 でも、すぐに寒くなって、何も見えなくなりました。 ああ、と私は思います。 もう少し背が大きければ逃げられたのだろうか、と。 背が大きければ、力があれば逃げられたのだろうか、と。 思います。 思います。 思います。 (そうなんじゃね?) そして、声が聞こえました。 どこからともなく声が。 血を失い、何も見えなくなった状態で、声が。 (どうする? 見てみるか、征服者の風景) そして、問われました せいふくしゃのふうけいを見てみるかと。 分かりません。 この声が何で、何を言っているのかが。 でも、私に残された選択肢はありません。 死にたくない。 またあの和かで平穏な毎日を送りたい。 だから、私は頷きました。 残る全ての力を使って、ほんの数ミリ首を動かす。 そして、 そして、 そして―――、 ◇ 暗い学校の中を早乙女アルトは歩いていた。 突然始まった殺し合いに憤りを感じながら、拳銃を片手に学校を探索する。 人の気配は感じられないが、どこかに誰かが隠れているかもしれない。 彼が大切に思っているシェリル・ノームやランカ・リーも隠れているかもしれないのだ。 早く合流して守ってやらねばと思う。 今置かれている状況は異常だ。 目的も何もかもが読めない。こんな風に人々を殺し合わせて誰が得をするのか。 既に人類同士の戦争というものから異星人との戦争へとシフトチェンジした世界から来たアルトには理解ができない。 少なくとも彼がいた船団はヴァジュラという脅威に晒されている。 人間同士が殺し合いなどしている余裕など欠片と存在しない筈なのだ。 (くそ! だが、こうも異様な状況だと!) アルトとて軍人だ。 異星人との交戦は幾度とこなし、訓練や実践を通してそれなりの経験は積んできた。 恐怖は感じれど、臆することはない。 今は事態を好転させるために動くほかないのだ。 それから数分ばかり学校内を歩き回った後のことだ。 アルトの目の前にこれまでとは違った光景が映る。 足跡だ。サイズは相当にデカい。大の大人でもここまでのサイズはそういないだろう。 (足跡……? なんで室内に……?) 外は別に雨が降っている訳でもない。 泥汚れでついた足跡ではないようだ。 なら、なぜ足跡がこんなにも明確に残っているのか? アルトは目立つ事を承知で、デイバックからランタンを取り出しスイッチを入れた。 足跡の全貌が見えてくる。 (これは……血……?) 足跡はどす黒い液体で形作られたものであった。 触れ、眼前に持っていくことで、それが何なのかアルトにも理解できた。 血だ。 気付くと同時に、アルトは足跡がやってくる方向へと目をやる。 それは廊下に面するように備えられた部屋。 扉の上方には白い看板に女子トイレと記されていた。 嫌な予感が脳裏をよぎる。 アルトは構わず女子トイレの扉を開き、そして―――見た。 トイレの突き当り。血の水溜りに身体を沈める少女の姿を。 込み上げる吐き気を堪えて少女へと近付いていく。 どうやらアルトの良く知る二人とは違うようだが、だからといって喜べる道理はない。 人が一人死んだ。こんなにも惨たらしく、人が、死ぬ。 殺し合いという言葉が現実味を帯びてきた。 「……ちくしょう……」 少女の死体を見下ろしながら、アルトは沸々と怒りが湧き上がるのを感じた。 許せない。 許せなかった。 気付いたら駆け出していた。 血の足跡を辿って、全力で走り出す。 まるで志半ばで倒れた少女が無念を晴らせと案内をしているようであった。 程なくして、アルトはとある人物を発見する。 ちょうど小学校の校庭を横切らんとしている大男。 「てめぇ、止まりやがれ!」 アルトは拳銃を構えて、男を呼び止めた。 振り返る男の様子に驚きや焦りはなかった。 拳銃を向けられていることを認識して尚も、表情が揺らぐことはない。 「校舎の中の死体……あの子を殺したのはお前か?」 「そうだと言ったらどうする?」 「何でだ? 何で殺すんだ! まだあんな若い子を、どうしてあんなに残酷に殺せる!」 魂からのアルトの叫びに、男は冷笑で応えた。 「あいつは狗だ。戦いすらも、逃げることすら止めて諦めた、人にも化け物にも劣る狗畜生だ。血を吸う価値すらありはしない」 答えに、アルトの中で何かが切れた。 指先に力が込められ、激情のままに引き金を引く。 パン、と炸裂音が一度響いた。 「いいぞ―――それでどうする、人間(ヒューマン)?」 声は存外近くから聞こえた。 いや、近すぎる。 殆ど耳元から囁かれたかのような声。 驚愕に跳び退りながら声のした方を見ると、そこにはいた。 先程まで十メートルは先にいた筈の男が、すぐ隣に。 「貴様は撃った。激情に、憤怒に、正義心に撃鉄を下した。だが、どうする? 弾丸は外れたぞ。 この吸血鬼の身体に掠めることもなかったぞ。ならば、どうする? 弾丸すら避ける化け物を前にしてお前はどうするというのだ、人間よ!」 外した訳でも、外れた訳でもない。 威嚇という行為とる余裕すらアルトにはなかった。 ただ怒りに思考が吹き飛び、引き金を引いただけだ。 それを、避けた。 この怪物は弾丸を避けてせしめたのだ。 怪物、化け物、人外。 そんなワードが浮かんでは消えていく。 「……そうか、貴様も狗か」 竦むアルトに、男は失意の溜め息を向けた。 そうして呟かれた言葉に、アルトは思い出す。 学校の中であった惨劇。若い命が無残に散った姿。 あいつは言った。 人の命を、狗と断じて唾を吐いた。 許せるものではない。 「ざけんな……」 「なに?」 「ふざけんなって言ったんだよ! あんな女の子を殺しといて、何を偉そうに語ってんだ! お前こそ、脅されて素直に殺し合いに乗っちまうような腰抜けじゃねえかよ!」 怒りに再度銃口を向ける。 避けられようが構わない。 相手がどんな怪物であろうと構わない。 絶対に、こいつは倒す。 「……ほう」 愉しげに頬を緩ませる男。 男は一歩、また一歩とゆったりとした動作でアルトへと近付いていく。 その灼熱の瞳も、銃口も関係ない。 まるで挑発するかのような笑みでもって歩み寄り、そして銃口の前に身をさらす。 距離は既に1メートルと開いていない。 「俺がお前を―――」 怒りに身を震わせるアルト。 突付けた銃口もまた震えるが、次第に収まりを見せていく。 数秒後、完全に震えが止まった。 銃口は男の眉間をぴたりと捉え、拳銃を挟んで二人の視線がぶつかり合う。 終わりの始まりは、どちらともなかった。 アルトの人差し指が動き、また男も拳を飛ばす。 そして、轟音が響き渡った。 ―――ぐしゃり 何かが潰れるような音と共に。 そう、潰れていた。 他人の死に心底から怒り、相手が怪物であると知りながらも、侮蔑を吐いた下手人に対抗しようとしたアルトも。 狂気のままに進み、殺し合いのさなかで早くも一つの命を奪い、それでも尚人間との闘争を求めた男も。 等しく、潰れていた。 まるで踏み付けられたトマトのように、内臓やら何やらを赤褐色のシェーク状にして、潰れていた。 大の人間二人を潰したものは、拳であった。 外見は人間の足。だが、大きさは人間の何十倍とある。 その足が真上から二人を圧し潰したのだ。 「ふふ……」 足を辿っていくと、そこには少女がいた。 少女は、見た目だけをとるならば先程男に殺害された者と同様だ。 だが、その大きさは人間の十倍以上はある。 まるで童話にでてくる巨人のように大きい。 その足が、二人を潰したのだ。 地面を這いずる虫を踏むかのように、潰し、殺した。 「うふふふふ、やっぱりそうだ! 大きい方が良いんだ! 大きければ馬鹿にされない、大きければ恥ずかしくない、大きければ殺されない!!!」 そして、少女は嬉しそうに笑う。 己の欲していたものをようやく手に入れた喜びに、決して手に入らないと思っていたものを獲得した喜びに、震え狂喜していた。 笑いながら、走り出す。 「今いくよ、宮ちゃん。今の私なら宮ちゃんを守ってあげられる!」 どこか壊れてしまった少女が、巨体を揺らして、走り出す。 ◇ 『思った以上の成果だな、こりゃ』 それはいた。 巨大化したゆのの体内……人体を司る上で最重要組織である脳の、最も根幹をなす部位。 いわゆる、脳幹と呼ばれる位置にそれはいた。 それは『菌』である。 名はゲムネモといい、超危険『菌』物として細菌界では有名な犯罪者である。 菌類初の魔導科学まで習得した天才であり、とある人外魔境の街に於いて未曾有の大災害を引き起こしたものである。 結局は彼の企みは秘密結社ライブラにより破綻する事となったが、何故か彼は生きていた。 殺害される寸前、気付けばこの場にいたのだ。 『あいつほどじゃあねえが、この女も結構な素体だったらしい。こりゃ楽しくなってきたぜ』 やることは変わらない。 己が秘術により細胞組織の超強化加速分裂を発生させ、対象がダメージを受けるごとに強化・巨大化する身体とする。 あとはあの街でそうしたように存分に暴れまわり、あらゆるものを壊し尽すだけだ。 ゲムネモは愉悦でもって、ゆのの視覚を通して殺し合いの場を見下ろしていた。 【C-1/森林/一日目・深夜】 【ゆの@ひだまりスケッチ】 [状態]:健康、巨人 [装備]:なし [道具]:基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:宮ちゃんに会いに行く ※ ゲムネモの秘術により巨人化しました。現在の大きさ、どこまで巨大化するのか、服は着ているのか・破れているのかなどの具体的な事は後の書き手氏にお任せします 【ゲムネモ@血界戦線】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:ゆので暴れまわる ※ゆのの支給品の一つです。 ※現在、ゆのの脳幹にいます ◇ 「怪物と成り果てたか、つくづく救えないな」 そして、巨人が去った場にて血が蠢く。 二人分のトマトジュースから現れたのは、アルトと相対していた男であった。 全身をぐずぐずに潰されようと男は死ななかったのだ。 吸血鬼の始祖を殺すには、そんな大雑把な方法ではいたらない。 その心の臓を的確に潰さねば、意味はないのだ。 「それと引き換え、貴様は良い目をしていた。兵士の目だ」 男は寂しげに眼下の赤黒の水溜りを見詰める。 両手を伸ばし、掬い、喉へ流し込んだ。 遂には四つん這いとなり、皿を舐める犬のように水溜りを舐め、啜り、嚥下していく。 水溜りはそうして綺麗さっぱりとなくなった。 「……ほう、これはこれは」 そうして彼は取り込んだ。 早乙女アルトという人間の全てを、己が糧として。 瞬間、脳髄に叩き込まれる膨大な量の情報。 それは吸血鬼をもってしても感嘆を抱かせる内容であった。 西暦2059年、超長距離移民船団、マクロス、ヴァジュラ、そして二人の歌姫―――……。 彼も知る世界とは何もかもが違う未来の事の世が、そこにあった。 「面白い。実に面白いぞ」 未来の世界を見た吸血鬼は、笑いを押し殺して、歩き出す。 未来人すら入り乱れる世界での闘争。 その果てにある破滅を求めて、彼は歩く。 【早乙女アルト@マクロスF 死亡】 【C-1/森林/一日目・深夜】 【アーカード@ヘルシング】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:人間との闘争 ※アルトの記憶を手に入れました。
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/28.html
【大前提】レイス卿が記憶を操った可能性 ◎フリーダの記憶操作能力はレイス家の力か、フリーダだけの力か ・ヒストリアの回想シーンで、フリーダはヒストリアの記憶から自分の存在だけを消している。 ・特定の個人の記憶だけを選択して消している事から、フリーダは強力かつテクニカルな記憶操作が可能だったと考えられる。 ・もしもこの記憶操作の力がレイス家特有のものだとすると、ロッド・レイス卿も使用できるのではないか? ・以上の仮定に従ってエレンが記憶映像を見るプロセスを確認してみよう。 ・思考とは電気である。記憶操作も脳の電気信号を利用している可能性がある。 ・まずレイス卿が「こうすれば彼は思い出すかもしれない・・・」と言って、レイス卿の左手とヒストリアの右手をエレンの背中に置く。 模式図1 : (レイス卿の左手) (ヒストリアの右手) ↓ ↓ ( エ レ ン ) ・レイス卿から、エレンの体を通じてヒストリアに電気を流す事が可能な状態になる。 ・すると、その瞬間、エレンとヒストリアの脳裏にレイス家襲撃の映像が浮かぶ。 ・このシーンを漫画を見ると、レイス卿とヒストリアがエレンに触る事で、エレンの脳内の記憶がよみがえったかのように見える。 ・しかし、もしもこの時レイス卿が2人にレイス家襲撃の映像を見せたのだとしたら? ・そしてその映像とは、レイス卿とエレンとヒストリアの記憶を混ぜ合わせたものではないだろうか。 ・だから、レイス卿とヒストリアが同時にエレンに触れなくてはならなかったのでは? ・レイス卿はどうしてもエレンとヒストリアの2人同時に触る必要があったのではないか? 模式図2 : (レイス卿の左手)→(エレン)→(ヒストリアの右手) ・つまり、レイス卿も記憶操作の力を持っており、エレンの体を利用してヒストリアにも電気信号を流す事で、記憶を2人同時に見せたのではないか? レイス家を襲ったのは子ども ◎レイス家の視線 ・レイス家領内の教会地下で、エレンはロッド・レイス卿とヒストリアに触れられて、レイス家が何者かに襲われてゆく映像を見る。 ・何かの光に満たされた地下洞窟で、円になって祈るレイス家。 ・映像はエレンの主観視点だが、エレン側を見るレイス家の視線が低い。(明らかに自分より背の低い人間を見ている) ・後に出てくる髪のあるキースの映像でも、視線が低い。 ・したがって、レイス家襲撃犯(エレンの記憶の人物)は子どもか、子どもくらい背の低い人間と見られる。 ・この事実は非常に重要である。 ・なぜなら、次の第63話「鎖」の映像ではグリシャがレイス家を襲ったとされるが、グリシャは長身である。 ・つまり、第62話「罪」のレイス家襲撃と、第63話「鎖」のレイス家襲撃は別の事件だと考えられる。 ・この点については、次の第63話「鎖」の考察で詳細に検証する。 襲撃者の「黒い袖」の謎 ◎黒い袖の謎 ・エレンの見た映像では、教会の地下室への入り口を開ける襲撃者の手が映っている。 ・その手の袖は黒い。つまり襲撃者は黒い服を着ていた事が分かる。 ・しかし、グリシャだけでなくエレンも黒い服を着ている。むしろ絵を見る限りエレンの服の袖に近い。 ・上記の「レイス家の視線」が正しいと仮定すると、襲撃者はエレンだという事になる。 ◎本当に二者択一か? ・現在の描写では、襲撃犯はグリシャかエレンの二者択一だと考えられる。 ・しかし、それでは少し展開が安易すぎないだろうか。 ・「レイス家の視線」も「黒い袖の謎」も絵ではっきり描かれているので、誰でも気づく事ができる。 ・ここではもう一段階、トラップが仕掛けられているのではないだろうか。 ・たとえばどちらでもない第三者、服はエレンだが中身は別人、別人格のエレン、などの展開である。 ・この作品では外見が当てにならない。注射で記憶を移植する事が可能だからだ。 ・また、意志の強い人間が巨人の意識を乗っ取る事ができる可能性まである。 ・エレンの体にグリシャ(あるいは他の人間)の意識が入っている、という展開も考えられる。 ヒストリア似の巨人は本当にフリーダなのか? ◎複数の人間の記憶が混ざっている ・大前提として、エレンは注射によりグリシャなど他人の記憶を継承しているため、エレンの脳には複数の人間の記憶が混在する。(グリシャも「彼らの記憶」と発言している) ・エレンが時折幻視する映像は、大勢の人間の記憶が混在したものだと考えられる。 ・であるならば、エレンの見た連続映像がすべて1人の人間の時系列順の記憶だとは断定できない。 ・したがって、エレンの見たレイス家襲撃事件の映像は、複数の人間の記憶が順不同に組み合わさっている可能性がある。 ・さらに問題が複雑なのは、エレンの脳内には何者かの襲撃を受けて食べられたフリーダの記憶もあると思われる事だ。 ・つまり、エレンの脳内には「食べた襲撃犯」と「食べられたフリーダ」の記憶が同時に存在しているのである。 ◎記憶は2つ? ・そこでひとつの仮定を立ててみよう。 ・まず、襲撃犯は子どもだとする。襲撃犯が子どものように背の低い人間であることはレイス家と若きキースの映像で明らかである。 ・その子どもは巨人となってレイス家を襲撃し、フリーダ巨人と戦った。 ・この時、2つの記憶が存在する事になる。 ・「子ども巨人の見たフリーダ巨人の映像」の記憶と、「フリーダ巨人の見た子ども巨人の映像」の記憶である。 ◎金髪巨人を見ているのは誰の記憶? ・現在、読者は金髪巨人がフリーダ巨人だという前提で読んでいる。 ・しかし、今までの『進撃の巨人』で、巨人化して髪の色が変わった例は無い。(唯一ベルトルトが巨人化すると髪の毛が無くなる) ・つまり、今までの法則に従えば、金髪巨人はフリーダではないという事になるのである。 ・という事は、この金髪巨人は襲撃者の変身した巨人だという事になる。 ・だとすれば、金髪巨人を見ている記憶はフリーダの記憶である。 ◎金髪巨人の正体は? ・また、この金髪巨人はヒストリアによく似ている。 ・今までの法則では、巨人は人間時の特徴を残す。 ・ならば、金髪巨人の正体はヒストリアではないのか?背が低いのも条件に合致する。 ・つまり、襲撃者はヒストリアであり、ヒストリアはフリーダを食べた後、レイス家を殺戮してからキースの手引きによって脱出したのではないだろうか。
https://w.atwiki.jp/campaigninfoanime/pages/6.html
ローソン 進撃の巨人キャンペーン 先着でもらえるキャンペーン 2013年12月10日午前7時~12月30日まで 対象商品のお菓子2個で1つもらえる 第1弾 オリジナルクリスマスキャンペーン(オリジナルステッカー付き)全4種 12月10日午前7時開始 第2弾 オリジナルフォトフレーム 全4種 12月17日午前7時~ 第2弾 オリジナルちみキャラメモ帳 全4種 12月24日午前7時~ 先着でクリアファイルがもらえるどん兵衛キャンペーン 2013年12月17日午前7時~1月6日まで 対象のどん兵衛各種(ミニカップ・袋麺を除く)2個でオリジナルクリアファイルが1枚もらえる リポビタンD×進撃の巨人キャンペーン 2013年12月10日午前7時~なくなり次第終了 リポビタンD3本パック2セットで進撃の巨人オリジナルコップ1個がもらえる