約 2,037,219 件
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/86.html
※最新話のネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。 今日発売されたばかりの『別冊少年マガジン』2015年11月号に掲載されている『進撃の巨人』第74話「作戦成功条件」で、猿巨人(獣の巨人)がオーバースロー(上から投げる投法。上手投げ)で岩を投げていますが、実は本物の猿は体の構造上オーバースローで投げることが出来ません。 猿は基本的に、アンダースローまたはサイドスローでしか投げられないのです。 そして、オーバースローで投げることのできる動物は人間だけです。 中に人間が入って操縦している知性巨人なのだから当然と言うべきかも知れませんが、これは猿巨人が本物の猿ではない=人間であるということを示しています。 もっとも、原作チームがその事実を知らずに描いている可能性もありますが、さすがにそれは無いだろうと思います。 余談ですが、猿がオーバースローで投げられないという雑学は、映画ファンや特撮ファンの間ではよく知られています。 日本人への人種差別映画『猿の惑星』や、日本の特撮『猿の軍団』の科学考証で有名な話だからです。 では、なぜ人間はオーバースローで投げることができるのでしょうか? 実は、オーバースローは人間が戦争や戦闘によって獲得した投法だと言われているのです。 人間は敵を倒すために槍や石を投げ、その訓練によってオーバースローという”武器”を手に入れたわけです。 現在、私は「戦争」が最も重要なキーワードのひとつだと考察しています。 例を挙げれば・・・ ◎エルヴィン=「戦争の無い世界で唯一戦争をしたいという夢を持っている」 ◎グリシャ=「壁を戦争のできる国にしようとしている」 ◎作中の世界=「戦争をしなければならないのに、ある国がクリア条件を盗んで戦争から逃げたため、クリアできないまま延々と同じプレイを繰り返している世界」 そして、作中で調査兵団は「槍」という秘密兵器を用意しています。 さらに、イスラエルとペリシテの戦争において、巨人兵ゴリアテは羊飼いの少年ダビデが投石器で放った投石によって倒され、自分の剣で首を刎ねられています(旧約聖書『第一サムエル記』第17章)。(参考:ゴリアテ) 私は今回の戦いのモチーフは、この「ゴリアテとダビデ」であると思います。 このほかにも「ゴリアテとダビデ」に似た展開やヴィジュアルが描かれるかも知れません。 また、猿巨人やライナーたちの狙いはエレンではなくミカサである可能性があります。 今のところ、今回の第74話「作戦成功条件」でミカサが自分のフードをエレンにかけたのが伏線だろうと予測しています。
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/38.html
ミカサ系 進撃のJK ミカサのオナニーファイル 無題:part1/448(エレン×ミカサ) 無題:part1/520(ミカサ×エレン) 無題:part1/906(エレン×ミカサ) 無題:part2/501(ジャン×ミカサ) 無題:part2/513(エレン×ミカサ) アニ系 『獅子ノ乙女宵闇情歌』(ししのおとめよやみのこいうた) どうしてこうなった どうしてこうなった 完結編 無題:part1/278(アニ×ライナー) サシャ系 『サシャ×ジャン』シリーズサシャ×ジャン 続サシャ×ジャン1 続サシャ×ジャン2 続々サシャ×ジャン 無題:part1/112(アルミン×サシャ) ※未完 サシャへの厳罰 クリスタ系 無題:part1/537(サシャ×クリスタ) 無題:part1/744(巨人×クリスタ) アルミンとクリスタの初めての夜の立体機動 ユミル系 ハンジ×ユミル ぺトラ系 無題:part1/331(リヴァイ×ぺトラ) オールキャラ 無題:part1/768(オールキャラ)
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/192.html
123話で的中。 元ネタ 手塚治虫 アドルフに告ぐ 人間ども集まれ!
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/127.html
※以下の内容は、単行本~最新話までのネタバレを含んでいます。最新話のネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※特に単行本や連載を見ないで、アニメだけを見ているという人はご注意ください。 ※以下の内容には『進撃の巨人』や『ワンピース』に関するネタバレ考察が含まれるため、お読みになった場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作品の性質上、反日や猥褻な内容、現実の歴史、戦争、人種差別、国際情勢、等々に触れる箇所があります。人によってはショックを受ける内容もあるかも知れません。 ※また、作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しておりますので、不快に感じられる方は絶対に閲覧なさらないで下さい。 ●「845」と「-13-」の謎。 原作1巻1話「二千年後の君へ」で、「845」という謎の数字が登場します。 現在、この数字はこの世界での「年数(暦)」だとされています。 また、1巻ではエレンが目覚めるコマの下にだけ、ノンブル(ページ数)のように見える「-13-」という数字が表示されています。 ここでは、この2つの数字について考察します。 ●「-13-」=「月」と「王」と「巫女」 まず注目したのが、「13」という数字です。 私が最初に連想したのは、「太陰暦」でした。 太陰暦とは月の運行を基準にした暦で、日本では江戸時代まで使用されていました。(現在は、グレゴリオ暦に切り替えられた1873年から太陽暦を使用) 月は地球を一周する「新月→満月→再び新月」のサイクルがちょうど30日。 太陰暦だと、月の状態(月の光る面積)で今日が月の何日目かがすぐに分かるので、古代から使われてきました。 そもそも、「カレンダー」という言葉自体が、新月になった(=新しい月が始まった)ときに、その事を大声で知らせるというユダヤ人や古代ローマ人の習慣が元です。 「呼ぶ」というラテン語のCalare、「帳簿」を意味するcalendarium(古代ローマでは毎月一日に利息の計算や支払いをしていたため)、ギリシア語のカロー等が語源だと言われています。 しかし、1年は365日です。 1月=30日の太陰暦では5日余るので、36年で季節がほぼ逆になってしまいます。(半年180日÷5日=36年) そのため、数年に一度、12か月のうちのどれかをもう一度繰り返し、「13か月目」の月を作って調整します。 この13か月目の月を「閏月(うるうづき)」と呼びます。(太陽暦では4年に一度366日の「閏年(うるうどし)」を作って調整) 政府は「どの月を2回にすれば季節感が狂わないか」を考えて閏月を設定し、毎年カレンダー(暦)を年末に発行しました。 この「閏(うるう)」という字は、「門の中に王が引きこもっている」という字であり、壁とフリッツ王をイメージさせます。 そして、13を漢数字の「十三」にして、組み合わせてみてください。(※あるいは「十二」) 「王」という字になります。 さらに、「-13-」の両側の「-(ハイフン)」を、漢数字の「一(いち)」だと考えてください。 一(いち)を訓読みで「ひと」と読み、「人(ひと)」に変換します。 「王」の字の両側に「人」を付けると、「巫」という字になります。 その「-13-」の上には、木を背に眠るエレンと、その顔をのぞき込んで呼びかけるミカサの絵があります。 つまり、エレンとミカサは「王(玉)」であり「巫女」です。 中国語で「レン」は「人」。 漢字の「工(こう)」に「人」でも「巫」になります。 アニメではミカサの家には日本の神社のような円い鏡(カガミ)が飾られていました。 当然、神社と言えば「巫女」も関係します。 次に、上記を踏まえて「845」について考えます。 ●「845」=「月」と「反日」と「蜂」 「845」は最初は謎の数字でしたが、今のところ、何かの年数だとされています。 この数字を「13」で割ると、「65」できっちり割り切れます。 したがって、「845」は作中でエレン・クルーガーが明かした『「九つの巨人の巨人継承者」は13年で死ぬ』という話に関わっていると見られます。 ただし、現時点ではこの話の信憑性は不明であり、正確な表現かどうかも分かりません。 ここで考えなくてはならないのは、『進撃の巨人』は「反日思想」で描かれた漫画だということです。 「反日思想」とは、世界でも中華人民共和国、北朝鮮、韓国の3カ国にしか存在しない、特殊な思想教育や宗教です。 基本的な考え方は、「自分たちは日本に戦争で勝った。日本人は悪人であり、自分たちより劣った猿だ。だから、日本人には何をしてもよいのだ」というもの。 中華人民共和国、北朝鮮、韓国の3カ国は、本国および日本国内でこの考え方を子供に教育しており、これを「民族教育」と呼びます。 『進撃の巨人』で、若い頃のグリシャとダイナが、ジークに教育しているのが「民族教育」です。 ただし、中華人民共和国、北朝鮮、韓国の3カ国はすべて、日本に戦争で勝ったという事実はありませんので、その反日教育の内容はほぼ全て嘘です。 ★中華人民共和国は戦争が終わった後の1949年の建国なので日本と戦争できるわけがありません。 そもそも、当時の日本は中華民国政府と同盟関係を結び、蒋介石の国民党と戦っていたのであって、日本軍は共産党軍とはほとんど戦闘したこと自体がありません。 ちなみに、当時の国民党軍はドイツの支援を受けてドイツ兵の軍服と武器で、日本軍と中華民国国民を攻撃していました。中独合作も参照。 (ドイツ式装備を身につけた蒋介石の国民党軍少年兵。下は白黒写真に着色したもの。第二次上海事変にて) (ドイツ軍のヘルメットと装備を着用した蒋介石の国民党兵士) ★ですから、当時の支那(※Chinaを意味する広東語。ラテン語ではSINAで、ウォール・シーナと同じスペル)戦線の映像などで、日本軍と戦う兵士がドイツ軍の格好をしていなかったら、まず捏造された映像だと疑ってください。 ★このように証拠写真がいくらでも残っていますし、Wikipediaにすら書いてある有名な事実なのですが、この事実はよほど都合が悪いらしく、NHKをはじめとするテレビ番組、マスメディア、学校教育によって徹底的に隠されています。 ★韓国・北朝鮮は当時日本であり、日本人として欧米との戦争に参加した朝鮮人もかなりいました。極真空手の大山倍達(おおやま・ますたつ)氏もその一人だと言われています。 「反日」は、『進撃の巨人』を考察するときの大前提であり、この観点から見ないと分からないことが多いのです。 以前指摘しましたが、講談社自体が昔から反日傾向が強く、『コータローまかりとおる!!』や『勇午』などで日本を貶めるデマや表現を露骨に使用する会社です。 講談社がおかしな反日思想を漫画に混入するのが、ずっと不思議だったのですが、『進撃の巨人』の連載を開始した当時の『別冊マガジン』編集長が、妻殺しの容疑で逮捕されたことで、その理由の一端が見えてきました。 当時の編集長を務めた人物が、朝鮮系の人物だったのです。
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/14.html
タイトル「二千年後の君へ」の意味 第1話で唯一の「謎の開示」にあたるシーンは、グリシャが地下室をエレンに見せると約束するシーンである。 つまり、地下室でエレンに開示されるのが「二千年後の君へ」というメッセージだと考えられる。 2つ上の街(ウォール・シーナ?)に診療に行く直前、ミカサがエレンの調査兵団に入りたいという希望をばらし、グリシャとカルラ、エレンの間で次のような会話が交わされる。少し長いが、エレンとミカサが家に戻ってきたシーンから会話を確認してみる。 -----<会話>----- エレン「ただいま」 グリシャ「おかえりなさい」 ※重要。冒頭でエレンの夢?に出てきたミカサらしき少女の「いってらっしゃい」に対応している。 カルラ「遅かったのね 二人とも」 エレン「イヤ・・・ まぁ・・・・・・ 色々あって・・・ アレ? 父さん 今から出かけるの?」 ※冒頭で、ミカサが木の根元で寝ていたエレンを起こす時に「もう帰らないと日が暮れる」と言っているため、だいたい午後3~4時くらいではないかと思われる。つまりエレンは「もうすぐ日が暮れて夜になってしまうのに外出するのか」とグリシャに質問している。 ※冒頭の寝ているエレンと起こすミカサのシーンは、ヒストリアとフリーダが農場で絵本を呼んでいたシーンに重なる。記憶操作の可能性は? ※エレンの見ていた夢は本当にエレンの記憶なのか?寝ていたのが壁の近くだったのと関係はないのか? グリシャ「ああ 2つ上の街に診療だ」 ※ウォール・シーナの事だと思われる。第62話「罪」と第63話「鎖」でのエレンとロッド・レイス卿に関する映像を見るかぎり、グリシャはウォール・シーナ内の教会にいるレイス家を襲撃しに行くのだと想像される。ただし、この映像には疑問や矛盾があり、断定はできない。詳細は各話考察を参照。 ミカサ「・・・エレンが・・・ 調査兵団に入りたいって・・・」 エレン「ミ・・・ミカサ!!言うなって」 カルラ「エレン!! 何を考えているの!? 壁の外に出た人類がどれだけ死んだか分かってるの!?」 ※カルラは「人類」という言葉を使っている。 エレン「わ・・・分かってるよ!!」 グリシャ「・・・・・・ エレン どうして外に出たいんだ?」 エレン「外の世界がどうなっているのか 何も知らずに一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!! それに・・・ ここで誰も続く人がいなかったら 今までに死んだ人達の命が無駄になる!」 グリシャ「・・・そうか・・・ 船の時間だ そろそろ行くよ」 カルラ「ちょっと・・・あなた! エレンを説得して!!」 グリシャ「カルラ・・・ 人間の探究心とは 誰かに言われて抑えられるものではないよ」 ※カルラは グリシャは「人間」という言葉を使っている。(※2015年1月14日訂正) ※「他人が言っても人間はあきらめない。だから自発的にあきらめさせるしかない」という意味にも取れる。 ※カルラは人間ではない?だからグリシャは「人間の探究心は他人に抑制できないぞ。言ってもムダだ」と教えている? エレン「!!」 グリシャ「・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・エレン」 ※「・・・」が非常に長い。グリシャにかなりの心的プレッシャーがかかっている事が表現されている。 グリシャ「帰ったら・・・ ずっと秘密にしていた地下室を・・・ 見せてやろう」 ※ここではグリシャの表情が隠されているが、後にエレンの回想で虚ろな目をしたグリシャの顔が描かれている。避けられぬ死を目前にしたかのような茫然とした顔である。 エレン「ほ・・・ 本当に!?」 -----<会話終了>----- グリシャは、なぜエレンに地下室を見せると決めたのだろうか? カルラに「人間の探究心とは 誰かに言われて抑えられるものではないよ」と答えているため、表面上は、グリシャはエレンの「外の世界を知りたいという探究心」を認めたので地下室を見せることに決めたかのように見える。 しかし同時に、グリシャは「エレンの探究心を抑えるために」地下室を見せようとしているようにも見える。 また、グリシャはエレンの外の世界を知りたいというセリフよりも、その次のセリフ「ここで誰も続く人がいなかったら 今までに死んだ人達の命が無駄になる!」の方に心を動かされたのではないだろうか。 以上の2点を合わせると、地下室には「エレンが壁外に出るのを自発的にあきらめざるを得なくなるような、今までに死んだ人達が命を懸けた何かがある」という事になる。 たとえば、地下室には「グリシャ家は二千年間ずっと何らかの目的のために努力を繰り返して死んできた家系であり、エレンはそのために絶対に死んではならない理由」が隠されているのかもしれない。 グリシャは、エレンに重大な使命を伝え、その使命のためにもエレンは死んではならないと伝えようとしていたのではないだろうか。 つまり、「二千年後の君へ」とは、本来ならエレンに届くはずだった地下室の二千年前からのメッセージの事である。 別の可能性も考えられる。 地下室には何も無いのかもしれない。 たとえば、グリシャはただ単に外部から見えない誰にもバレない密室で、エレンの記憶を改竄するつもりであり、秘密行動や記憶改竄後のエレンの急激な変化の理由づけのために、普段から地下室に秘密が隠されているかのような偽装工作をしていたのかもしれない。 ただし、このアイディアはショッキングな展開には利用できるが(たとえばエレンたちが死ぬ思いで地下室にたどり着いたら何もない、など)、イェーガー家が代々カギを継承している理由付けにならない。 また、グリシャが地下室の事を口にした時のカルラやミカサの表情が描かれていないのが気になる。 その日人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を… この冒頭のナレーションにはいくつかの疑問点がある。 ◎「ヤツら」という言い方 自分たち人間を食べる巨人に憎悪があるのは当然だが、「巨人」と言わずに「ヤツら」と言っているのは、「ヤツら」という言葉は巨人そのものを指しているわけではない? ◎壁の意味が正反対 ハンネスたちの言動でも分かるように、壁内人類は壁に守られていると考えているが、ナレーションでは閉じ込められているとしている。 ◎支配と屈辱 閉じ込めたのは巨人であり、壁内人類は以前に巨人に支配され、巨人を恐怖し、壁に閉じ込められていた事を屈辱だと感じていた事になる。 しかもそれを忘れていたが、超大型巨人の攻撃を受けて思い出したのだという。 では、「壁内人類は巨人の支配から逃亡し、その事実を忘れた頃に巨人に発見された」のか? それとも「最初から巨人の監視下にあったが、それを知らずに壁の中に住んでいた」のか? 壁内人類はウソの歴史を教えられているが、それは「壁内人類が壁外に逃亡するのを防ぐのが目的」だったのではないのか? だとすると、真実の歴史を知った場合、壁内人類は壁外に逃亡してしまうと予測されている事になる。 以上の事から、壁内人類が壁内に居続けた場合、必ず全滅してしまう(だから真実を知ると逃げてしまう)のではないかと想像できる。 ◎壁と鳥籠の違い 壁は水平方向には閉じているが、上(下)は開いている。 しかし、鳥籠は上下左右の全方位を塞がれている。 ということは、この世界は実は全方位を壁で囲まれいてる卵やドーム、宇宙コロニーのような構造だという事になる。 第一、「鳥籠」は、隙間の無い壁とは違う。 壁と言うよりは、網状に囲われた檻と言うべきだろう。 また、倉庫でもなく、檻でもなく、牧場でもなく、「鳥籠」という語句を使っているという事は、内部に囚われている対象が観賞用や愛玩用である可能性もあるが、単に上記のごとく「全方位を囲われていて逃げられない」という状況を表現しているだけかもしれない。 ◎アッカーマン 「鳥籠」状の物に「囚われて」、なおかつ「屈辱」を感じるものというと、やはり奴隷や戦争捕虜のイメージが強い。 檻に囚われている罪人なら、感じるなら「屈辱」ではなく後悔だろう。 このナレーションからは、絶対的な支配者と、意思に反して支配者に隷属しなければならない者の屈辱、そして囚われている事への恐怖が読み取れる。 さらに作中にはアッカーマンという姓が重要な人物として登場する。 アッカーマンのアッカーとはドイツ語または古英語のackerが語源で、英語で言えばfieldやacre(エーカー)に相当する。 もとは「牛が一日に耕せる範囲の土地」を表し、転じて農地を指す言葉である。 つまり、アッカーマンとは「農夫」という意味だ。 また、fieldmanと書くと、一転して流通用語となる。 フィールドマン【fieldman】 営業マンの活動を側面から援助するとともに、市場情報の収集活動を担当する者。具体的な業務は、担当する特定の地域内の販売店などを巡回し、全体的な販売店援助活動を実施したり、自社製品に対する販売店主の熱意や自社製品の販売動向などをチェックしたりすることである。 情報収集や動向チェックをする人間と考えると、ケニー・アッカーマンが想起される。 さて、私はこのアッカーマンと「囚われた」「屈辱」「恐怖」「鳥籠」という言葉から、別の存在を連想した。 「ウィッカーマン」である。 ◎ウィッカーマン wikipediaには、こうある。 ウィッカーマン(wicker man)とは、古代ガリアで信仰されていたドルイド教における供犠・人身御供の一種で、巨大な人型の檻の中に犠牲に捧げる家畜や人間を閉じ込めたまま焼き殺す祭儀の英語名称である。 「巨大な人型の檻」という点が、作中の巨人に重なる。 これは単にアッカーマンという姓からの連想でしかないが、前述のナレーション読解に従い、「壁内人類は壁の中にいる限り死滅を避けられない」と考えた場合、このウィッカーマンと関連付けて、「巨大な人型の檻の中に閉じ込められたイケニエの家畜や人間」が壁内人類ではないかと考えて見るのはどうだろうか。 原作チームがアッカーマン一族という設定をウィッカーマンから連想して設定したとすれば、壁内人類は実は壁に囚われているのではなく、「巨人型の檻」に囚われているのかもしれない。 そして、人体で密閉された鳥籠状の空間がある部位と言えば、頭蓋骨である。 壁内人類は、巨人型の檻の頭蓋骨の中、すなわち脳の部分にいるのかもしれない。 ◎檻と収穫 推測にすぎないが、もしもアッカーマンとウィッカーマンが関連付けられているとしたら、アッカーマンは農夫で「収穫する者」、ウィッカーマンはイケニエを焼き殺す「檻」であり「執行人」なのかもしれない。 だとすると、アッカーマン一族はもともと巨大な人型の檻を作ってそこに壁内人類を閉じ込めた原因であり、何らかの条件が整えば壁内人類をイケニエとして処刑する存在なのかもしれない。 壁内人類が最初に壁に閉じ込められる原因を作ったのがアッカーマン一族なら、アッカーマン一族が迫害されるのも理解できるし、歴史捏造によってその理由が忘れられている事も説明できる。 また、ミカサ・アッカーマンの謎の頭痛も、実は彼女は記録係、兼、アンテナであって、壁内人類をイケニエにする条件やフラグがたった場合に、そのフラグを記録して発信(または受信)しており、頭痛はフラグの記録や発信(受信)のために脳にかかる負荷だと設定する事も可能である。 キースやエルヴィンの調査隊が攻撃した「顔の見えない巨人」の正体 ◎口の右側から蒸気 エルヴィンが「目標との距離400!!こちらに向かって来ます!!」と叫ぶシーンで登場する巨人は顔の右側(読者から見て左側)から蒸気を出している。 その後のモーゼス・ブラウンと思われる隊員が「人類の力を!!思い知れッッ!!」と叫んで巨人を後ろから攻撃するシーンでも、きちんと口の右側から出る蒸気が描かれている事から、明らかに意図的な描写だ。 つまり、作者は「この巨人は顔の右側から蒸気を出していますよ」とヒントを出しているのである。 したがって、「顔の右側から蒸気を出す巨人」が、冒頭の「顔の見えない巨人」の正体である。 第1話のラストで登場する超大型巨人は、顔の左側(読者から見て右側)から蒸気を出している。 他の巨人は蒸気を出していない事からも、顔から出す蒸気が作者の意図的なヒントである事が分かる。 そして、次の第2話「その日」で登場する鎧の巨人は、顔の右側(読者から見て左側)から蒸気を出している。 第1~2話で、超大型巨人と鎧の巨人の他に顔から蒸気を出している巨人は皆無である。 そして11巻44話「打・投・極」においても、鎧の巨人は右側から蒸気を吐いている。 したがって、冒頭の「顔の見えない巨人」の正体は鎧の巨人であると考えられる。 つまり、ライナー・ブラウンである。 また、知性巨人が記憶を継承している事はグリシャの発言やエレンがフリーダ・レイスの巨人化方法、レイス家襲撃を記憶している事からほぼ確定的と見られる。 ライナーたちはこの世界に潜入して以来、工作活動を容易にするため、定期的に巨人化して壁内人類を食べ、その記憶と壁内の知識を収集していたのかもしれない。 しかし、冒頭の顔の見えない巨人は、鎧の巨人とは外見が違う。 これはどう解釈すべきだろうか? 情報が不足していて憶測の域を出ないが、おそらくライナーはこの後「鎧の巨人」の注射を使って、現在の鎧の巨人に変化したのではないだろうか。 エレンの記憶映像によれば、グリシャ(らしき人物)はエレン(らしき少年)に注射をして、巨人に変身させて自分を食わせている。 この時、グリシャの記憶や人格がエレンにコピーされたと考えられる。 しかもグリシャが食べたとされるフリーダ・レイスの記憶もエレンにコピーされている。 そのため、食べる人間が巨人化能力者や記憶継承者である場合、不特定多数の人間の記憶を継承できると予想される。 エレンが最初に変身した巨人と、現在のエレン巨人とは外見が異なっている(ただしエレンの年齢によって巨人の外見も変化する可能性がある)のは、注射前の姿が本来のエレンの姿であり、グリシャを食べた後に人間に戻ったエレンの姿は、実はグリシャの同年齢の姿ではないかと考えられる。 ロッド・レイスもグリシャと同じ注射を所持しているが、その注射には例のユミルが読める逆さカタカナ文字で「サイキョウノキョジン」と書かれているように見える。 という事は、ただ人間を食べるのではなく、「用途に合わせた巨人の注射」をした人間が巨人化して他の人間を食べると、その人間の記憶や人格をコピーすると同時に、注射の中身によって様々な能力を持つ巨人に変身できる能力を得るのではないだろうか。 ライナーの注射は鎧の巨人になれる注射だったのだろう。 注射器には鎧の巨人とは書かれていないと思うが、もしかしたら「ケンチクノキョジン(建築の巨人)」と書かれているのかもしれない。未知の惑星の過酷な環境下で巨大建造物を作るような重労働用巨人というイメージである。 予想される手順は以下の通り。 (1)ライナーが巨人形態でモーゼス・ブラウンを口に入れたまま逃走する。 このとき、巨人はモーゼス・ブラウンの右腕を噛みちぎって残してしまい、腕だけが母親に渡される。 これは非常に重要な描写だと思われる。 なぜなら、11巻でエレンが鎧の巨人=ライナーに噛み取られて誘拐された時、モーゼス・ブラウンのようにエレンの両腕も噛みちぎられているからだ。 ベルトルトの超大型巨人はユミルを傷つけていなかったと思われる。(ユミルの怪我はその前のウトガルド城での戦闘によるもの) アニ巨人がエレンを口に入れた時には全身を傷つけずに口に含んでいた。 アニの場合は丁寧に噛み取る余裕があっただけかもしれないし、エレンの体を気遣った可能性もある。単に他の巨人と機種が違うだけかもしれない。また、アニは口の端を裂いてまで、蛇のように大きく口を開けている。アニ巨人は他の巨人と口の構造自体が違うとも考えられる。 また、12巻でユミル巨人がヒストリアを口に入れた時も、傷つけることなく口に含んでいる。 誰かを拉致する時に、腕を噛みちぎっている巨人は鎧の巨人=ライナーだけなのである。 (2)モーゼス・ブラウンが死ぬ前に「鎧の巨人の注射」で巨人化させ、ライナーが自分を食わせる。 おそらく、細胞が死なない死亡直後なら巨人化注射の効果があるのではないだろうか。 巨人化すれば傷はすぐに修復されるからである。 また、2巻第6話「少女が見た世界」でミカサの両親が殺害された時に、グリシャが「駄目だ… 2人とも死亡してから時間が経っている…」と発言しているのは、どちらかが生き残っていれば注射で記憶を継承できたかもしれない、生き返らせることができたかもしれないという意味かもしれない。 この「2人とも」という個所も重要で、1巻2話で家の下敷きになったエレンの母カルラが「このままじゃ3人とも…!!」と考えているのと関係した描写だと思われる。 つまり、イェーガー家とアッカーマン家には何らかの共通点があるという伏線である。 同時に、両家とも「全員が死ぬことは絶対に避けなければならない」と考えている点は非常に重要だと思われる。 そして、第63話「鎖」では誘拐されたエレンとレイス家の「サイキョウノキョジン」注射、そして巨人化能力を持つフリーダの腹違いの妹ヒストリアが地下に集められ、前述の「誰かを巨人化させて自分を食わせる事で、自分の記憶と人格を強制的に継承させる」条件が揃っている。 ※継承しているのは人格というより「目的意識」なのかもしれない。 (3)ライナーの記憶が巨人にコピーされ、巨人の中でモーゼスの遺伝子が混じった新しいライナーの肉体が再生される。 (4)巨人モードを解除して人間に戻れば、巨人化能力とモーゼス・ブラウンの記憶(壁内の知識や立体機動の技術など)を得たライナーが誕生する。 このとき、ライナーの脳内にはライナーとモーゼスの記憶や人格が混在している事になる。 作中でライナーの精神は、潜入工作の過酷さと調査兵団の仲間への感情移入から精神に変調をきたし、壁内人類を抹殺する「戦士」と、壁内人類を守る「兵士」という二つの人格に分かれてしまったように描写されている。 しかし、これは二重人格というよりもモーゼス・ブラウンの記憶とライナーの記憶が一致しないために起こった現象とも考えられる。 という事は、他者の記憶を継承する巨人化には精神不一致が起こりやすいため、どれかの人格が他の人格を「支配」しなくてはならないのではないだろうか? そして、その時の肉体に最もふさわしい人格が他人格を「支配」した時、最大の力を発揮できるのではないだろうか。 ロッド・レイス卿は、フリーダ巨人が巨人の頂点に立つ力を持ちながらグリシャ巨人に負けたのは「経験不足」だったからと説明したが、それは「食べた巨人化能力者の数が少なかった」という意味なのかもしれない。 もしもフリーダが「食べた巨人化能力者の数が少なかった」とすると、矛盾が発生する。 レイス家は代々真の王家として記憶を継承してきたはず。 ならば、かなりの数の巨人能力者を食べているはずである。 それが「食べた巨人化能力者の数が少なかった」のであれば、フリーダ以前にレイス家の記憶継承がどこかで途切れているという事になる。 つまり、真の王家は以前にも襲撃を受けて記憶を奪われているか、あるいは真の王家そのものがすり変わっている事が考えられる。 支那の王朝のような易姓革命によって、真の王家を滅ぼし、その記憶を奪った者が次の真の王家となる。 ただし、それはレイス家と同じ血筋や遺伝子を持つ者、あるいは特殊な注射をした者でないと不可能だと思われる。 では、イェーガー家の注射には、何と書かれているのだろうか? アニメの最終回を見ると「ホノオノキョジン(炎の巨人)」、あるいはサイキョウノキョジンに掛けて「サイシュウノキョジン(最終の巨人)」とでも言うのかもしれない。(ではユミルは「サイショノキョジン」か?) 私はミカサは「かみさま」で壁教の神祖でエウロパの王女であり、やはり巨人の家系だと予想しているので、アッカーマン家の注射も存在するのではないかと推測している。 その注射には「ザヒョウ(座標)の巨人」と書かれているのかもしれない。 参考になるかもしれないので、それぞれの姓の意味を書き留めておく。 ・レイス(英語 race)=人種、種族、屍霊。参考は『ターンAガンダム』のムーン・レイス(月の種族)。 ・イェーガー(ドイツ語Jäger、Jaeger、英語の固有名詞ではYaegerとも)=ドイツ語で狩人、猟師、猟兵、戦闘機、駆逐戦車。『進撃の巨人』のモチーフのひとつは『魔弾の射手』だと思われる。 ・アッカーマン(ドイツ語 acker-man 姓 ackermann)=農民。古代ケルトのドルイド信仰における「ウィッカーマン」にも掛けてあると思われる。1973年の映画『ウィッカーマン』も参照。ニコラス・ケイジがリメイクした2006年版も存在する。 ・ブラウン(ドイツ姓 Braun)=古いドイツ語のBruno(ブルーノ)に由来。おそらく建築家のブルーノ・タウトが本当の由来ではないだろうか。
https://w.atwiki.jp/shingeki/pages/24.html
トップページ - 期間限定イベント - 女型の巨人を捕獲せよ! - 女型の巨人を捕獲せよ!攻略 女型の巨人を捕獲せよ!攻略 ここでは女型の巨人を捕獲せよ!イベントの攻略を行います。 「作戦実行」ボタンを押す前の準備 「大進撃の指令書を使う」ボタンを押す前の準備 ボスと戦う前の準備 回復薬の温存 女型の巨人を捕獲せよ!へ戻る 期間限定イベントへ戻る トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/80.html
グリシャがエレンに自分を食べさせたのは、ディモーション(demotion 降格)のためだと私は考えています。 何らかの理由で、自分の能力を昔に戻す(レベルダウンさせる)必要があったのではないでしょうか。 この仮説のポイントを整理します。 ・グリシャやレイス家は壁のシステムの一部である ・グリシャやレイス家の巨人の力は、全ての壁が破壊されると自動的に発動してしまう ・発動を止めるには、巨人の力のディモーション(降格)が必要である プロモーションとディモーション 私はすでに「104期=チェスの駒」という仮説(白と黒の謎(3) 104期=チェスの駒)を書いていますが、チェスにはプロモーション(promotion 昇進)というギミックがあります。 ポーンの駒はいちばん奥まで進むと、プロモーションによって、より強力な駒に変身することができます。 将棋で言えば「歩」が敵陣に入って「と金」に成るのと同じようなものです。 プロモーションやディモーションは、もともと会社や組織などの昇進・降格を意味します。 ゲームで言えば、上位のキャラにクラスチェンジするのがプロモーション、下位のキャラにクラスチェンジするのがディモーション。 また、会社員などが「昇進しない方が良い場合」にわざと昇進しないことを、ポジティブ・ディモーション(positive demotion 前向きな降職)と言います。 歴史上、もっとも有名なポジティブ・ディモーションは、日露戦争(1904~1905)における児玉源太郎の降格人事です。 明治36年(1903年)に日露戦争の計画を立案していた陸軍参謀本部次長の田村怡与造が急死したため、児玉は内務大臣を辞めて、大臣より下位の参謀本部次長に就任し、日露戦争の勝利に大きく貢献します。 ちなみに日本陸軍でポジティブ・ディモーションをしたのは、児玉源太郎だけです。 鳥山明先生の『ドラゴンボール』で言えば、スーパーサイヤ人になるのがプロモーションに当たります。 『ドラゴンボール』には、筋肉ムキムキにプロモーションしたトランクスが、パワーではセルを上回ったのにスピードが落ちて負けてしまうという展開があります。 主人公の孫悟空やベジータはその欠点に気がついており、最初からわざとパワーを落としてスピードとのバランスを取っていました。 これがポジティブ・ディモーションに相当します。 イメージとしては、ダウングレード(downgrade)にも近いでしょう。 WindowsなどのOSやアプリケーションのアップグレード(upgrade)は多くの方がご存じだと思いますが、その逆がダウングレードです。 たとえばアプリケーションの最新バージョンに不具合が見つかった時や、仕様変更で改悪されて使い勝手が悪くなった時に、わざと旧バージョンに戻すことがあります。 これがダウングレードです。 グリシャがエレンに自分を食べさせたのも、このポジティブ・ディモーション(ダウングレード)が目的だったのではないでしょうか。 グリシャの巨人は壁のシステム一部 たとえば、グリシャは巨人の力を持っており、壁が襲撃されるとその力が自動的に発動してしまう、あるいは自分の身を守るためにも発動せざるを得なくなる設定だとします。 (レイス家の継承巨人を倒すほど強力な巨人の力を持つグリシャが、その巨人の力を自分が生き残るためにすら使わないということは、やはり意識的に巨人の力を使わないようにしたと見る方が自然ではないかと、私は考えます。あるいは、レイス家の巨人と戦った時の巨人は1回しか使えないとか) グリシャは、壁が崩壊すると自動的に最強の巨人に変身し、自由意志を失って敵に向かって進撃し、戦わなくてはならない。 (※現実に、他国から核ミサイルで攻撃されたら、自動的に自国も核ミサイルを発射する報復システムが存在します。アメリカ、ロシア、中華人民共和国などはそのシステムを保有していると見られています) グリシャは巨人になりたくなかった グリシャは何らかの理由から、そうなりたくなかった。 (ライナーのいう「この争い」に参加しないため?) そこで、わざと自分の息子に自分を食べさせることで、自分の巨人の力が発動しないようにポジティブ・ディモーションした。 自分の力は息子のエレンに継承されますが、その代わり、息子は自分が今までにしてきたのと同じ苦難と努力をやり直して、その力を今のグリシャのレベルまでもう一度レベルアップさせなければならない。 ただし、エレンの脳内には、今までのグリシャやその他の意識と記憶が全て保管されており、エレンの意識が彼らの記憶を支配することで、巨人の力を使うことができる。 つまり、エレンは記憶を保持したまま、何度も人生をやり直しているわけです。 この「エレンのグリシャ食い=巨人のディモーション(ダウングレード)」説には必要な前提があります。 それは「巨人(の力)が段階的に成長する」という前提です。 同時に、他者に自分を食べさせることで、「巨人(の力)のレベルや種類を変更できる」ことも必要です。 そして、「グリシャやレイス家の巨人は壁の崩壊と何らかの関係がある」ということです。 レイス家も「巨人になるわけにはいかない」 ここで、グリシャと共通の秘密を持つと思われるレイス家についても考えます。 16巻第65話「夢と呪い」で、ロッド・レイス卿はこう言いました。 「私が…巨人になるわけには いかないんだ… 理由がある…」 「他の者を… 信用してはいけない…」 ロッド・レイス卿は、なぜ巨人になってはいけないのでしょうか? もしかしたら、グリシャと同じ理由ではないでしょうか? これは第67話「オルブド区外壁」考察にも書くことですが、グリシャやエレンも、そしてレイス家も巨人の力と記憶を受け継ぐ血統です。 しかも、グリシャがレイス家を襲撃してロッド・レイス卿以外を皆殺し(現時点で開示されている映像情報では)にするなど、両家にはかなり深い因縁があると考えられます。 それらの事実から見て、両家は世界や壁の秘密も知っている可能性が高い。 両家は、壁の創造と維持、あるいは壁の防衛と攻撃を担当する巨人ではないのか? たとえば、壁の創造は人体の妊娠のメカニズムを応用したシステムだと仮定し、ロッド・レイス卿の巨人は「巨大な精子」であり、ウォール・シーナ中央の地下に「受精前の卵子」に相当する何かが隠されている、とする。 ロッド・レイス卿の巨人が顔を地面に突っ込んだまま移動していたのは、上半身が重いからというだけでなく、「ロッド・レイス卿の巨人が目指しているのがウォール・シーナ中央の地下だから」ではないか? ロッド・レイス卿は、ヒストリアにこうも言っています。 「この注射なら強力な巨人になれる」 「最も戦いに向いた巨人を選んだ」 実はレイス家の保管していた巨人注射のうち、「受精させる力が最も強い巨人」を、ロッド・レイス卿が知識不足のために「最も強い=最も戦闘に向いている」という意味だと勘違いしたのではないか。 (あるいは、ロッド・レイス卿がヒストリアを巨人化させるために嘘をついた) 3つの壁の意味 こう考えると、シーナの意味も理解できます。 実の入っていない籾や実が入らずにしなびた果実を、「粃(しいな)」と呼びます。 つまり、「まだ受精していない卵子」を粃=ウォール・シーナと表現しているのではないでしょうか? だとすれば、壁が三重になっている意味も分かります。 ◎ウォール・シーナ(の地下)=「粃=未受精の卵子、卵子殻」 ◎ウォール・ローゼ=「子宮」 ◎ウォール・マリア=「聖母(母の体)」 ◎各壁の突出部をつなぐ中央へのルート=「産道」 3つの兵団の意味 そして、各兵団の徽章の意味も分かります。 憲兵団の徽章である「一角獣(ユニコーン)」は、「処女の守護者」です。 処女=未受精卵です。 駐屯兵団の徽章である「二つの薔薇」は、「子宮」です。 2つあるのは、たとえばバックアップとか、白と黒の両方に受精の資格があるという意味かもしれません。 もっとも謎めいているのが調査兵団の徽章である「白と黒の翼」です。 「白と黒、2つの血統をつなぐ者」という意味でしょうか。 壁の元々の支配者は、白(レイス)と黒(アッカーマン)だったのかもしれません。
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/16.html
ア行 アルミンとクリスタの初めての夜の立体機動 カ行 サ行 『サシャ×ジャン』シリーズサシャ×ジャン 続サシャ×ジャン1 続サシャ×ジャン2 続々サシャ×ジャン 『獅子ノ乙女宵闇情歌』(ししのおとめよやみのこいうた) 進撃のJK サシャへの厳罰 タ行 どうしてこうなった どうしてこうなった 完結編 ナ行 ハ行 ハンジ×ユミル マ行 ミカサのオナニーファイル ヤ行 ラ行 ワ行 A-Z 無題 無題:part1/112(アルミン×サシャ) ※未完 無題:part1/278(アニ×ライナー) 無題:part1/331(リヴァイ×ぺトラ) 無題:part1/448(エレン×ミカサ) 無題:part1/520(ミカサ×エレン) 無題:part1/537(サシャ×クリスタ) 無題:part1/744(巨人×クリスタ) 無題:part1/906(エレン×ミカサ) 無題:part1/768(オールキャラ) 無題:part2/501(ジャン×ミカサ) 無題:part2/513(エレン×ミカサ)
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/88.html
※最新話のネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。 今日発売されたばかりの『別冊少年マガジン』2015年11月号に掲載されている『進撃の巨人』第74話「作戦成功条件」で、最低でも3人(猿巨人(獣の巨人)、ライナー、ベルトルト、その他?)が野営をしていた跡がアルミンにより発見されました。 このキャンプの遺留品から、壁外組の情報を分析してみます。 まず、一番わかりやすい遺留品はアルミンが確認した「いい匂いのする黒い液体が入っていたポットとカップ」です。 これはコーヒーかココアだと思われますが、私はあえてインスタントコーヒーではないかと考えます。 ① 壁内は酵母による食料の長期保存が可能であり、 ② 壁外への長期遠征や旅行も無く、 ③ 対外戦争がないため軍用レーションの必要性も薄い ために、携行保存食が発達していないと思われます。 現にアニメ版「イルゼの手帳」の冒頭でもエルヴィンは「酵母を重点的に」と部下に指示しています。(ちなみにこのシーンの直後にハンジが見せる怪力はハンジがアッカーマンである伏線ではないかと私は疑っています) 以上の点、および壁内の時代設定や技術が18世紀に限定されているという仮定から、私は「壁内に缶詰は存在しない」と結論します。 一方、ウトガルド城に残されていた酒と缶詰は猿巨人が野営したときの遺留品だと考えられます。 だとすれば猿巨人は壁内人類にとってオーバー・テクノロジーである缶詰を持ち、今回の第74話の遺留品を見てもほぼ現代に近いレーションや備品を携行していることになります。 レーションや関連備品の発達は戦争と密接な関係がありますから、猿巨人の故郷が戦争経験豊富であること、およびその高い国力の証明となっています。 (ユミルも12巻第48話「誰か」で、ライナーとベルトルトとその仲間について「こいつらの力は絶対だ 壁の中にも外にも私の逃げ場は無い」とライナーたちの故郷の圧倒的な力をヒストリアに説明しています) 私がインスタントコーヒーにこだわるもうひとつの理由は、インスタントコーヒーの歴史です。 実はインスタントコーヒーは日本で開発され、のちにアメリカで普及し、第二次世界大戦の日米戦争でアメリカ軍が本格的に使用しました。 アメリカ人にとってコーヒーは非常に重要な飲み物のようで、原始的なインスタントコーヒーは南北戦争(1861年-1865年)のときにはすでに存在していたそうです。 したがって、軍事行動中の野営でコーヒーと言えば、アメリカが真っ先に想起されるのです。 私は以前の考察でも、「猿巨人は”アメリカ”であり、ライナー、ベルトルト、アニはアメリカとの戦争に敗北した国の戦士。現在は捕虜でありアメリカへの帰化権(グリーンカード)を得るために戦争で手柄をあげなくてはならない」と仮定しています。(アメリカはローマに置き換えてもいいでしょう) 作中でライナーたちが口にする「戦士」には、「ライナーたちの故郷(祖国、人種)の戦士」という意味と、「アメリカ帰化(またはアメリカに拉致された同族解放)のために戦士になる」という2つの意味があり、ベルトルトの「ライナーは昔は戦士だった」というセリフは前者、アニの「私は戦士になりそこなった」というセリフは「正体がばれて任務に失敗したためにアメリカへの帰化権を喪失した」という意味で後者ではないかと、私は考えています。 そう考えると、12巻の巻末描き下ろしにおけるユミルの「手土産」という発言の意味も説明できます。 上記の仮説に沿って、ユミルとライナー&ベルトルトの会話を仮解釈してみます。 ▼▼▼ ライナー「ユミル・・・ 何で俺達の所に来た?」 ユミル「あぁ・・・そりゃ 私が馬鹿だからだな」 この「馬鹿」は12巻最初の第47話「子供達」に対応。 私は47話があるからこそ、この巻末描き下ろしが必要だったと考察。(別途解説) ユミル「里帰りのお土産になってやってんだよ 手ぶらじゃお前ら帰ってくれねぇだろ」 里帰り=敵地潜入任務を終えてアメリカに帰還すること。 お土産=任務の成果。本来は座標奪取が目的だが、その他の有益な人物なら一定の評価をされる模様。 今までの描写から、壁外組の目的が「壁内からの座標or有益な人物の奪取」であり、奪取しようとするのが常に「人物」である点に注意が必要。 つまり、壁内の全人類を消滅させようとしたのも座標=人物を奪取するためだったということになる。(10巻のライナーの説明は非常に重要なので別途解説) 手ぶらじゃお前ら帰ってくれねぇだろ=なんらかの成果が無ければ任務未達成ということでアメリカに帰還できない模様。 同時に、その事をユミルが知っており、ライナーたちに同情し、助けようとしている点が重要。 ライナー「このまま故郷に行けばお前はまず助からないんだぞ・・・? 逃げるなら・・・今だ」 ライナーもユミルを見逃そうとしている事から、ユミルとライナーたちの間に何らかの共通意識や共通体験があることが察せられる。 同時に、ユミルの価値は座標よりも優先順位が低いことも分かる。 また、ライナーの「”まず”助からない」という言い方から、ユミルが「絶対に助からないわけではない=条件付きで助かる道があるかも知れない」というニュアンスも感じ取れる。 そのため、たとえばユミルが「故郷ってやつ」に行き、まだ隠している何らかの情報を提供する代わりに、自分とヒストリアを助けてもらうという展開もあり得る。 ユミル「・・・何言ってんだバカ野郎 私はもう疲れた もういいんだよ ・・・もう」 一種のループ状態を示唆している。 2巻第5話「絶望の中で鈍く光る」で初登場時のユミルはエレンたちの班がアルミンを残して全滅したことにも全く動じず軽口を叩き、コニーからは「いつも以上にふざけている」と評されている。 これはユミルがすでに同じような巨人による都市蹂躙を経験をしており、また、むしろ面白がっているようにも見える。 「かつて自分を蹂躙した壁内人類が、今度は巨人に蹂躙される側になった、ざまあみろ、私と同じ苦しみを味わえ」という感情?(サネス「こういう役には多分順番がある・・・」14巻第55話「痛み」) たとえば、ユミルはライナーたちと同じくアメリカに滅ぼされた敗戦国の指導者で、アメリカまたは自分の民を救うために、かつて盗んだ巨人の力を使って犠牲になったが、たまたま第二の人生を得てずっと逃亡生活を続けてきた、と仮定する。 ◎ユミルは壁を転々として、アメリカが侵攻してくるたびに別の壁に逃げてきた or ◎同じ壁が巨人の力で何度も破壊(ライナーたちの侵攻?)と再生をループしており、ユミルは何らかの方法(ヒストリアを犠牲にして?)で破壊を乗り越えて生き延び、再生後の壁に逃げ込むことを何百年も何千年も繰り返してきた or ◎いざとなったらヒストリアに自分を食べさせ、ヒストリアの中に自分の記憶データをコピーし、次に再生された世界でよみがえる事ができる?(グリシャが自分をエレンに食べさせたのも同じ理由?) ベルトルト「何で・・・僕を助けてくれたの?」 ユミル、ベルトルトを見る。 ベルトルト、ユミルを見る。 ユミル「お前の声が聞こえちまったからかな・・・ お前らがこの壁を壊しに来なければ 私はずっと覚めない悪夢を見ていたんだ 私はただ・・・その時借りたものを返してるだけだよ」 「超大型巨人」が5年前に破壊したシガンシナ区の扉部分の映像。 ここで破壊された扉が映るのが意味深。 扉部分を破壊されたことや、壁に穴が開いていること自体に何らかの意味がある? ◎扉部分の破壊とユミルに何か関係がある? ◎(私は「壁=女体」説を採っているので)処女膜が破られたことを暗示している? ◎かつて盗んだ巨人の力(=借りたもの)を、ライナーたちの故郷の戦士に食べられる事で返す? ◆◆◆ ※私の「壁=女体」説では、ウォール・シーナのシーナは「粃(しいな。中身のない種のこと)」であり、その地下に「授精前の卵子」に相当する何かが存在すると考える。 ロッド・レイス卿の巨人が長い背骨を持つのは、彼が「大量の骨髄液=大量の人間の記憶」を持っていることを示唆している。 ロッド・レイス卿の巨人が顔を地面に突っ込んでいたのは自重のせい(だけ)ではなく、「巨人がウォール・シーナの地下に向かって直進しようとしていたから」。 ロッド・レイス卿の巨人がウォール・シーナ地下の卵子を目指していたのは、「巨人は精子であり、世界の卵子を自分の保存している人類の記憶で受精させ、新しい世界を産ませることが目的だから」。 「受精した卵子は、巨人(精子)の記憶データ(遺伝情報)を元に、精子役の巨人が望む世界を創造する。巨人の記憶と意志が必要」。 そして、「新しい世界では、精子役の巨人に記憶されていた人類だけが再生される」。 例えて言えば、「精子役の巨人はノアの箱舟」であり、「ノアの箱舟=巨人の骨髄液に記憶を保存された人類だけが、新世界に移住することができる」。 「”巨人の記憶から再生された人類”は初期化されているので、前の世界の記憶を失う。これが”記憶操作される大多数の単一民族”の正体である」。 しかし「”巨人に食べられずにカタストロフを生き延びて新世界に移住できた一部の人間”は、そもそも記憶を初期化されない。つまり新世界に記憶を持ち越すことができる。これが”記憶操作されない少数派の血族”の正体である」。 あるいはその逆で、「精子役の巨人に食べてもらえた人間は前の世界での記憶を持って新世界で再生される。つまり、精子役の巨人に食べてもらえた人間だけが記憶データを新世界に持ち越すことができる。これが”記憶操作されない少数派の血族”の正体である」。 そして「精子役の巨人に食べてもらえなかった人間はカタストロフで死に、新世界ではレイス家のバックアップデータから再生される。そのため精子役の巨人に食べてもらえなかった人間は前の世界の記憶を持っていない。これが”記憶操作される大多数の単一民族”の正体である」 (壁内人類は太陽光の蓄電池であり、世界再生時にエネルギー原として巨人化され、消費される。世界再生後は巨人のまま放置され、太陽光を浴びて再び活動を始める) (※こちらの方が、15巻第61話「回答」で、ピクシス司令の「巨人が壁を破って来た際に人があまり残っていないようでは巨人に呆れられてしまうだろう」という発言に対し、王政の一人が皮肉そうに笑って言った「それだけは避けたいものだ」という発言も説明しやすい。たとえば、「王政はいずれレイス家がかろうじて入手した手段=精子役の巨人がウォール・シーナまでやってきて、自分たちを食べて新世界に連れて行ってくれる事を知っており、壁内人類が「巨人のエサとして」必要だと知っている」、だからピクシス司令の発言が意外に的を得た事を言っているのでつい笑ってしまった、など。また、その後のシーンで、王政の「避難民が自分の領地に入ってくる事にはとても耐えられない」という発言も、王政(少数派の血族)の一般の人類(大多数の単一民族)に対する強固な生理的嫌悪感を感じさせ、もしかして王政と一般民衆はそもそも生物として違うのではないか、と疑わせる描写になっている) 例えて言えば、この世界の人類は「巨人の思い出」の中に住んでいるのである。 「ロッド・レイス卿はこの壁のバックアップ用記憶データを保存する生きた記録メディア」。 だからロッド・レイス卿は自分さえいれば今の「この壁」を再生できるため、「グリシャ(に見える人物)のレイス家襲撃事件」でも、自分だけは殺されないよう必死で逃げていたのではないだろうか。 (※ループなら何度も襲撃を経験し、そのたびに自分の家族を見捨てて自分だけ生き残ってきたという可能性もある。ケニーが「俺は巨人になれないのか」と発言した時のロッド・レイス卿の冷めた態度も、ミカサと同じ「ああ、またこれか」というウンザリ感の表れかも知れない) 「巨人は世界創造時にバックアップデータを初期化される or 自分は再生されずに消滅する」ため、ロッド・レイス卿は自分自分が巨人になるわけにいかなかった。 ところが、「ヒストリアが骨髄液の注射器を破壊したために、レイス家の記憶データが蒸発」し始めたため、「ロッド・レイス卿は自分が初期化されてバックアップを失ってでも、蒸発しかけているウーリやフリーダだけは再生させようと巨人化した」。 要するに、あの「注射液の中には人類を含めた世界が丸ごと入っている」のであり、「ロッド・レイス卿は自分の生きてきた平和な世界=自分の故郷を再生するために犠牲になる道を選んだ」ということ。 <参照> ◎巨人=卵細胞説 ◎壁内人類の正体 ◎マルタ島とジュガンティーヤ神殿 ◎グリシャがエレンに自分を食べさせた理由 そこから、ライナーたちの「帰れなくなった故郷に帰る」という目的を考える。 この世界は再生後の世界であり、ライナーたちの住んでいた世界はすでに消滅している。(だから、「故郷」には帰ることができない。「故郷ってやつ」は任務に成功しさたちすれば帰化権(次の世界での再生権)を与えてくれるはずのアメリカ(仮)) ライナーたちは自分たちの世界の記憶を保存(バックアップ)しており、それを精子役になれる人物に注入して巨人化させ、ウォール・シーナ地下または他の壁の卵子を受精させることで、「自分たちの故郷が存在した世界を再生させる」ことを目指している。 いわば「壁は”世界の卵”」であり、壁内人類とライナーたちや猿巨人はその争奪戦をしている。 11巻でのユミルの「せー」は「精子」。 ユミルは直前に「言っちまえば」と言っているので、彼女らしい身も蓋もない言い方でしかもエレンには分かりにくく本質をズバリと言っている可能性が高い。 ウトガルド城でコニーに言った下品な冗談のように。 このときのユミルの顔は、口は笑っているが目は必死である。 コニーの言葉が「この世界と巨人の秘密」に直結する内容だったので、慌ててごまかしたのだと考えられる。 ユミルそしてライナーたちは、「この世界と巨人の秘密」を壁内人類に知られる事を異常に怖れている(11巻、12巻のライナーやベルトルトの言葉、そしてユミルのエレンやヒストリアに対する言動など)。 要するに、巨人の秘密には知られると非常にまずい「何か」が隠されている事が分かる。(タイムマシン物のように、自分が未来人だと知られると、先祖を殺されたり、過去改変や歴史改竄をされてしまうので危険・・・のような「何か」。例:『ドラゴンボール』の人造人間/セル編) また、このユミルの言葉と私の仮説から、『進撃の巨人』は日本神話を基盤にしている可能性がある。(北欧神話はミスリード。北欧神話も入っているが、その他に多数の元ネタが混入されている) すなわち「国産み」であり、イザナギとイザナミの神話である。 「国産み」から着想された作品では、日本神話とニューギニア、古代と現代、物質文明と精霊、さらにはノアの箱舟など本来あり得ない組み合わせを見事に繋いで見せた、諸星大二郎の『マッドメン』が特に異色かつ有名である。 絵柄は好みが分かれると思うが、『マッドメン』は漫画史上に残る傑作なので、伝奇やSF、古代神話や民族伝承を扱った作品に興味のある方には是非一読をお勧めしたい。 ちなみに、『マッドメン』には「異母兄妹」が重要な存在として物語の中心に据えられているが、私は『進撃の巨人』でもエレンとミカサが異母兄妹(姉弟)である可能性も考えている。 ◎ミカサがグリシャの子である可能性 余談ながら、諸星大二郎はアニメーション監督の宮崎駿が最も影響を受けている作家の一人。 宮崎監督がインタビューで諸星大二郎に言及したり、漫画版『風の谷のナウシカ』が諸星大二郎作品に強い影響を受けていることは、ファンの間では有名である。 ◆◆◆ ずっと覚めない悪夢=巨人になっていたこと?壁の一部になっていたこと? その時借りたものを返してるだけ=マルセルの骨髄液またはマルセルの所持していた注射液で人間に戻れたこと? 5年前=ループの場合、実時間の5年前ではない可能性あり。 ユミル「お前達の境遇を知ってるのは私だけだしな・・・ 私も同じだよ・・・自分じゃどうにもならなかった」 お前達の境遇を知ってるのは私だけ=ループを示唆?同じ経験をしている?(ライナーたちと同じく外国の捕虜だった(仮)?) 自分じゃどうにもならなかった=外国の捕虜など自由のない状態で戦勝国のために働かざるを得なかった?他人を犠牲にしなければならなかった?巨人化と食人のこと? ベルトルト、目に涙を浮かべる。 ベルトルト「・・・ありがとうユミル・・・ ・・・すまない」 ユミルも目に涙を浮かべ、あおむけに寝たまま、夜空に浮かぶ月に手を伸ばす。 ユミル「いいや・・・ 女神様もそんなに悪い気分じゃないね」 女神=知性化?リンゴのような実をユミルに似た巨人に差し出す絵本の少女? 女神様もそんなに悪い気分じゃない=女神になったことがない? だとするとユミルが「大勢の人の幸せのために死んであげた(10巻第40話「ユミル」)」というのは女神になったという意味ではないことになる。 それとも逆に「以前に女神になったことがある」という意味のセリフ? 月に手を伸ばす=月に関係がある?「故郷ってやつ」「あっち側」は月のこと?私の仮説「月が地球で、エレンたちがいるのが月」? そして、ここでユミルが手を開いて伸ばすのは、『進撃の巨人』の最も重要なキーワード「握手(手を差し伸べる)」を意味していると思われる。 たとえば、「かつて地球と月が生き残りをかけて戦争をした。戦火の中で敵同士の地球人ユミルと月人ヒストリアは奇跡的に和解し、「握手」を交わした」、などのバックストーリーがあるのではないかと推測する。 作中で繰り返し登場する「握手(およびそのイメージ)」は、「本来なら絶対に和解できないはずの2人(白と黒)が和解した象徴」であり、本作の土台となる設定を表している。 ▲▲▲ そして、私の1巻からの仮説は「壁内は日本」です。 繰り返し書いている通り、私は壁内の逆さカタカナ文字は、実際に日本語を使用していたという伏線であり、壁内は「日本が外国に占領され、そのことを忘れさせられた状態」なのではないかと私は考えています。 インスタントコーヒーが日米にまたがる歴史を持っていることから、今回の「黒い液体」の正体がインスタントコーヒーだとすれば、『進撃の巨人』と日米を結ぶ象徴的な伏線として使用されている可能性があります。 猿巨人が現代と同じく戦争によって発達したレーションを持っているのであれば、彼らの飲んでいたコーヒーもやはり戦争によって発達したインスタントコーヒーである方が納得できると、私は思います。 猿巨人やライナーたちが、現代レベルの軍用レーションや備品を用意できていることから、その運搬方法が問題となります。 可能性としては「猿巨人が運んできた」、「ライナーたちが一度「故郷ってやつ」に帰って物資を持って戻ってきた」等が考えられますが、猿巨人とライナーがシガンシナ区で決闘しているので、ライナーたちは「故郷ってやつ」には帰っていないと想像できます。 もしライナーたちが一時帰還したのなら、シガンシナ区に戻ってから決闘せずとも、「故郷ってやつ」で(決闘その他で)方針を決めてから帰ってくればいいからです。 また、猿巨人が「シガンシナ区で待っていれば座標の方からやって来る」と言っているので、いつ来るか分からないエレンたちを待ち受けて、常にシガンシナ区で待機する必要があったはずです。 ウォール・マリアの破壊された扉の上で、ライナーたちがわざわざ不自由なキャンプをしていたのもそのためでしょう。 そこでもう一つ、長期間のキャンプができるほどの物資が用意できる可能性を考えてみます。 それは「物資は最初から壁内に準備されていた」という可能性です。 同様に、ライナーが隠れていた壁の穴も最初から壁に作られていた可能性があると、私は考えています。
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/57.html
『進撃の巨人』では、鳥が物語全体を通じた重要なモチーフとなっている。 アニメ第一話冒頭では鳥が飛び、調査兵団は「白と黒の翼」の紋章を背負い、ミカサは父親の狩りの獲物である鳥(カモ?)の死体を見て世界の残酷さを知った。 これはノアの箱舟から飛び立った、白いハトと黒いオオガラスが元ネタだと思われる。 調査兵団の紋章である「白と黒の翼」は、このハトとオオガラスを表す。 作中のキャラクターでは、クリスタ(ヒストリア)がハト、ミカサがオオガラスに相当する。 単行本の裏表紙には、104期のメンバーが並んでいる。 アニメの後期EDにも使われている絵である。 この絵で、左端がミカサ、右端がクリスタ(ヒストリア)になっているのは偶然では無い。 私は現在、この絵がミカサに近い陣営(ライナーたち)と、クリスタ(ヒストリア)に近い陣営(壁内人類)を表している可能性を考えている。 そして、エレンがほぼ2人の中間に位置することにも注目すべきである。 ここで、クリスタ(ヒストリア)が超悪い子=堕天使ルシファー、ミカサ=大天使ミカエルと仮定しよう。 すなわち、「白=ハト=クリスタ(ヒストリア)陣営」と、「黒=オオガラス=ミカサ陣営」である。 ◎仮説 ルシファーはかつて天使の最高位として神に最も愛された存在だったが、神に不満を持ち、天使の3分の1を率いて神に反乱を起こす。 ルシファーの代わりに天使長の座についたのがミカエル。 ルシファーとミカエルは大戦争を行い、その結果ミカエルが勝利し、ルシファーは地獄を作って悪魔の王となる。 この設定に従って、「神=人類の指導者/天使=人類」と見立ててみる。 かつて人類は「神」に統治されており、ミカサの先祖?とクリスタ(ヒストリア)の先祖?は人類の高い地位に就いていた。 しかし、何らかの問題について意見が対立し、クリスタ(ヒストリア)の祖先は人類の一部とともに反乱を起こした。 この反乱の鎮圧を担当したのがミカサの祖先だった。 この反乱により、ミカサの祖先たちは「悪魔」と呼ばれることになる。 2つの勢力は激しく争った。 その結果、クリスタ(ヒストリア)の祖先が敗北。 敗走したクリスタ(ヒストリア)の祖先たちは、壁を作って逃げ込み、ミカエルたちから隠れて住んだ。 そして、クリスタ(ヒストリア)の祖先は壁内の王となって、他の人類の記憶を消し、壁の外に出ないよう厳しく取り締まった。 人類が壁外に出て、ミカサの祖先たちに見つかることを避けるためである。 なぜクリスタ(ヒストリア)の祖先たちは、そこまでミカサの祖先たちに見つかることを警戒したのか? 彼らが、神の「座標」を盗んだからである。 この座標は壁を作るのに必要だが、神にとっても重要な存在だった。 そのため、ミカサの祖先たちは座標を最優先で取り戻そうと、クリスタ(ヒストリア)の祖先たちの隠れ里を探していたのである。