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ゼミや発表会のお知らせ(2010年度以前) 2010年度和歌山大学教育学部地学教室卒論・修論発表会のご案内 日時: 2010年2月26日(土)13時30分~ 会場 教育学部自然棟5階 地学実験室(自-509) スケジュール 13 30-13 40 挨拶 13 40-14 25 卒論(天文)12分発表+3分質疑 錦織佑太 「保育園児向けの、季節を感じる資料作り~ひかり保育園での実践」 宮崎恵二 「太陽系外惑星のトランジット観測~『コロー2』の観測」 尾崎加織 「CCDカメラ STL-1001Eの測光性能の評価」 10分休憩 14 35-14 05 卒論(地質)12分発表+3分質疑 前川晃次 「和歌山県かつらぎ町に分布する菖蒲谷層の堆積相解析による古環境の復元」 川本進一 「大阪府豊中市における過去の水害の復元」 15分休憩 15 20-15 45 修論(天文)20分発表+5分質疑 宮崎恵 「広帯域及び狭帯域観測による渦巻銀河M74の星形成の特徴について」 10分休憩 15 55-16 20 修論(地質)20分発表+5分質疑 栗山好晴 「PCによる画像処理技術を利用したWebベース地学教材の研究開発」 16 20-16 30 講評 17 30から打ち上げ(赤鬼) 卒論発表会の司会は、野上敬寛君(2008年度卒業)にお願いしました。他、瀧藤梢さん、中西千晶さん(以上、2009年度卒業)、小澤友彦さん(みさと天文台)、吉住千亜紀さん、佐藤奈穂子さん(以上、宇宙教育研究所 IfES)も来て下さいました。野上君、小澤さんは、赤鬼での打ち上げにも来て下さいました。 2009年度和歌山大学教育学部地学教室卒論発表会 日時: 2010年2月27日(土)13時10分~ 会場 教育学部自然棟5階 地学実験室(自-509) スケジュール 13時10分~13時15分: 開会のあいさつ 〔第一部〕 13時15分~13時30分: 山木 優: 「和歌山県新宮地域にみられるリニアメントの地形・地質学的研究」 13時30分~13時45分: 安田 善栄: 「大阪府和泉中央丘陵地域における谷埋め盛土の抽出とその評価」 13時45分~14時00分: 平 絢子: 「和歌山県友ケ島における完新統からの花粉分析について」 14時00分~14時15分: 川本 進一: 「大阪府富田林市の過去の水害と復元」 14時15分~14時30分: 市原壮康郎: 「公立中高一貫校適性検査から見る児童の実状と 新学習指導要領下における理科教育のあり方の提案」 14時30分~14時45分: 中北 綾香: 「児童・生徒・学生を対象とした防災に対する意識調査と その課題解決に向けた防災教育提案」 14時45分~15時 : 高垣彩紀: 「備蓄食の現状と課題を踏まえた家庭における備蓄の方法および備蓄食の提案」 15時~15時30分 休憩 〔第二部〕 15時30分~15時45分: 脇田 浩平: 「天文を得意としない人への小型望遠鏡使用案内の考案」 15時45分~16時00分: 蒔田 尚典: 「太陽系外惑星のトランジット観測 - HAT-P-13 -」 16時00分~16時15分: 伊藤 貴俊: 「『星団の色等級図から探る銀河系の姿』の教材 - 散開星団の観測 -」 16時15分~16時30分: 中西 千晶: 「1mパラボラ電波望遠鏡 - 天の川からの電波受信法 -」 16時30分~16時45分: 瀧藤 梢: 「1mパラボラ電波望遠鏡 - 天の川の地図作りを目指した観測 -」 16時45分~17時: 閉会のあいさつ 18時より:懇親会 2008年度和歌山大学教育学部地学教室卒論発表会 無事終了しました。 お越し下さった、指導して下さった皆様、卒業生の皆様、 ありがとうございました。 日時:2009年2月28日(土) 午後(13 10〜16 30) 場所:地学実験室(和歌山大学 教育学部本館自然棟 5階) 発表は質疑応答込みで1人15分。 卒論発表I (天文分野) 1. 13 15-13 30 せいざのおはなし -ひかり保育園における実践とオリジナルの絵本の完成について- / 河野明里 / 発表PPT / 卒論Word / 絵本PDF 2. 13 30-13 45 天文分野における教材開発 -太陽熱エネルギー実験キットと全天モニター- / 松本歩 / 発表PPT / 卒論Word 3. 13 45-14 00 トランジット法を用いた太陽系外惑星探査 / 藤田和也 / 発表PPT / 卒論Word 4. 14 00-14 15 星団で見る銀河系 -星団の色等級図作成を通して- / 野上敬寛 / 発表PPT / 卒論Word-zipped 休憩(14 15-14 30) 5. 14 30-14 45 みさと8m電波望遠鏡の性能評価 / 宮崎恵 / 発表PPT / 卒論Word 6. 14 45-15 00 1m電波望遠鏡手引書の開発 / 比嘉貴子 / 発表PPT / 卒論Word(1) / 卒論Word(2) / 卒論Word(3) / 卒論Word(4) 7. 15 00-15 15 電波による銀河系地図作製 / 菊池かおり / 発表PPT / 卒論Word 休憩(15 15-15 30) 卒論発表II(地質分野) 1. 15 30-15 45 和歌山平野北西部の変遷史と地震被害予想 / 久保崇之 2. 15 45-16 00 和歌山平野北東部の形成史と地震防災 / 隅埜なつ 3. 16 00-16 15 和歌山平野南部の形成史と地震防災 / 清水衣利子 4. 16 15-16 30 大阪府高槻市で起きた過去の水害と防災 / 本田俊介 おわりのあいさつ(16 30) 懇親会 場所は赤鬼(大学の坂を下りてすぐ南、国道26号線沿い東側) 3000円コース(ですから、頂くご料金はもう少し高額?) 開始時刻は17時半 おすすめバス時刻(休日) JR和歌山駅 12時15分発 (その前は11時45分発) (経由)南海和歌山市駅 12時30分発 和歌山大学着 12時50分予定 クリエ・第2回宇宙カフェ (共同研究成果報告会&宇宙プロジェクト発表会/115回わかてん会合/第2回 NewEar研究会) 開催要項 和歌山大学学生自主創造科学センターでは,2008年度に「天文教育の教材や教育法の開発」を重点テーマの一つとし,その一環として宇宙プロジェクト発足させました.また,システム工学部の光波画像計測研究室では,画像計測の研究の一環として,宇宙航空研究開発機構との共同研究を行い,膜構造物の三次元形状計測の研究に取り組んでいます.今回,その共同研究成果報告会と宇宙プロジェクトの発表会を合同で行います.さらに,和歌山県を中心に活動しているWakayama Tenmon Consotium(わかてん)と和歌山大学宇宙教育研究ネットワークも合流しまして,和歌山における宇宙関係の最新情報が集まる場をつくります. 特別講演としまして,宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部宇宙構造・材料工学研究系の樋口健教授に「伸びる広がる宇宙構造物」についてお話いただきます. 1.日時:2009年2月16日(月) 15 00-19 30 2.場所:和歌山大学学生会館1階(生協Cafeレストラン)(和歌山市栄谷930) 3.共催:和歌山大学学生自主創造科学センター,和歌山大学システム工学部光メカトロニクス学科光波画像計測研究室,Wakayama Tenmon Consotium(わかてん),和歌山大学宇宙教育研究ネットワーク 4.スケジュール: 第1部 研究発表会(和歌山大学とJAXA宇宙科学研究本部の合同研究発表会) 15 00 開会挨拶(和歌山大学理事・副学長 森本吉春) 15 05 趣旨説明(和歌山大学システム工学部・学生自主創造科学センター副センター長 藤垣元治) 15 15 「和歌山大学における電波望遠鏡 成果報告」(和歌山大学生涯学習教育研究センター 佐藤奈緒子,和歌山大学教育学部 比嘉貴子,菊池かおり,宮崎恵) 15 35 (修士論文発表)「高伸縮性膜におけるリンクル発生の解析と計測」(東京大学大学院 渡辺隆司) 15 55 (修士論文中間発表)「格子投影法によるメッシュ膜面の形状計測」(東京大学大学院 塩路義行) 16 15 (卒業論文発表)「サンプリングモアレ法による動的形状計測手法の開発」(和歌山大学システム工学部 塩川貴之) 16 30 (特別講演)「伸びる広がる宇宙構造物」(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部 樋口健) 第2部 宇宙関連活動紹介 17 15 「和歌山大学宇宙プロジェクトの紹介」(和歌山大学観光学部・学生自主創造科学センター長 尾久土正己) 17 25 「惑星大気と光と風景」(和歌山大学観光学部 中串孝志) 17 45 「和歌山大学超高精細デジタルドームシアターの紹介」(和歌山大学観光学部 吉住千亜紀) 18 00 「ロケット・バルーン関係の話題」(和歌山大学戦略的大学連携支援事業担当 秋山演亮,和歌山大学学生自主創造科学センターシニアアドバイザー 森田克己,和大スペースプロジェクト学生) 18 15 「今年は世界天文年2009」(立教大学 矢治健太郎) 18 45 「和歌山大学宇宙プロジェクトの将来構想」(和歌山大学戦略的大学連携支援事業担当 秋山演亮) 19 20 閉会挨拶 19 30 終了 5.その他 第1部は茶菓子,第2部は軽食付きです. 参加費無料(ただし茶菓子軽食代一律500円を各自生協レストランにお支払いいただきます.) 事前の申込みは不要です.当日会場までお越し下さい. 2006年度 地球環境プログラム 4回生 中間発表会 日時 11月27日(木)、13 10より 場所 L201 一人あたり発表時間5分,質疑応答3分 宮崎 恵 :みさと8m電波望遠鏡の性能評価 / 発表PPT / 配布資料 比嘉 貴子:1m電波望遠鏡の作成 / 発表PPT / 配布資料 菊池かおり:電波による銀河系地図作製 / 発表PPT / 配布資料 野上 敬寛:SMOKAデータベースを利用した、星団の色等級図の作成 / 発表PPT / 配布資料 藤田 和也:太陽系外惑星のトランジット観測 / 発表PPT / 配布資料 松本 歩 :天文分野の教材開発 -太陽熱の学習キットと全天モニター- / 発表PPT(x) / 配布資料 河野 明里:保育園での「せいざのおはなし」 / 発表PPT / 配布資料(ppt) 2008年度3回生の小歓迎会 新3回生の参加者:伊藤貴俊君、脇田浩平君、瀧藤梢さん、中西千晶さん、蒔田尚典君 上回生の参加者:玉置順大君、野上敬寛君、河野明里さん、比嘉貴子さん(および、とみた) ゼミ生部屋にて、13 30より3時間くらい?? ** 写真 → 1 / 2 / 3 ** 伊藤君はソフトテニス部のキャプテン、岐阜県出身。とっしー。 脇田君はラグビー部。来年度キャプテンの予定だとか。わっきー。 蒔田君は準硬式野球部。大学のすぐ近くの出身。まっきー。 中西さんは、お姉さんが和歌山大学教育学部の英語教室の修士を修了されるところ、だそうです。 瀧藤さんは、学芸員資格の取得を目指しているそうです。たっきー。 2007年度地学教室卒論・修論発表会 無事終了しました。ありがとうございました。 写真 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 参加者名簿 日時 2008年3月1日(土) 場所 和歌山大学教育学部本館自然棟5階 地学実験室 はじめのあいさつ (13 25) 卒論発表 I (天文分野) 1. 13 30-13 45 全天モニターのソフトウエア開発とデータ活用の研究 / 山田恭平 卒業論文 word 発表スライド ppt 動画(wmv) 火星の動き 2. 13 45-14 00 太陽系外惑星のトランジット観測 / 玉置順大 卒業論文 word 発表スライド ppt Transitデータ(excel) HD 60234 2007年12月17日 / HD 104263 2007年12月26日 / 2008年1月9日 / 2008年2月10日 / HD 222986 2007年11月19日 / 2007年11月25日 / HD 355183 2007年10月2日 修士論文発表 14 00-14 30 アーカイブを利用した惑星状星雲のAGBハローの検出 / 山口卓也 修士論文 word 発表スライド ppt 休憩(14 30-14 45) 卒論発表 II(地質分野) 3.14 45-15 00 和歌山県かつらぎ町付近における現生紀ノ川について / 宮本高志 4.15 00-15 15 有田川町吉備付近の有田川における砂礫州堆積物の積相解析 / 吉村直樹 5. 15 15-15 30 大阪府茨木市の過去の水害の復元 / 戸田真人 6. 15 30-15 45 和歌山県有田郡地域に見られるリニアメントの地形・地質学研究 / 南垣内祐多 7. 15 45-16 00 和歌山県和歌山市の地下の地層の解析 / 水沢主樹 8. 16 00-16 15 和歌山県伊都郡かつらぎ町における菖蒲谷層の堆積相解析による古環境の推定 / 井出祐介 9. 16 15-16 30 和歌山県広川町南西部地域の日高川層群の放散虫生層序 / 堂本恭平 おわりのあいさつ(16 30) 17 30より、懇親会を予定しています。 おすすめバス時刻(休日) JR和歌山駅 12 15発、(経由)南海和歌山市駅 12 30発、和歌山大学 12 50着予定 2007年度 地球環境プログラム 3回生 中間発表会 日時 2月15日(金)、11 00より 場所 L201 一人あたり発表時間5分,質疑応答5分 藤田 和也「太陽系外惑星のトランジット観測」 / 発表PPT / 配布資料 野上 敬寛「附属小・中学校でのモバイル・プラネタリウムの活用研究」 / 発表PPT / 配布資料 松本 歩 「SUNPOWERを利用した太陽エネルギー教材及び手引書の開発」 / 発表PPT / 配布資料 河野 明里「ひかり保育園での天文アウトリーチ活動」 / 発表PPT / 配布資料(PPT) / 配布資料(PDF化) 比嘉 貴子「電波望遠鏡の教材開発」 / 発表PPT / 配布資料 菊池かおり「宇宙空間の水素原子からの電波受信」 / 発表PPT / 配布資料 宮崎 恵 「宇宙背景放射の観測」 / 発表PPT / 配布資料 ランチタイムコンサート、河野さん熱演 日時 2007年12月6日(木)、12 40-13 00 場所 音楽棟ホール プログラム / 1 / 2 / 3 2006年度 地球環境プログラム 4回生 中間発表会 日時 11月22日(木)、13 10より 場所 L201 一人あたり発表時間5分,質疑応答3分 1.山田恭平(天文ゼミ) 「全天モニターの活用」 2.玉置順大(天文ゼミ) 「系外惑星トランジット観測」 3.栗本好基(食物ゼミ) 「培養細胞におけるカロテノイドとアスコルビン酸、タンニン酸の抗酸化機能および癌抑制作用について」 4.松下雄仁(食物ゼミ) 「和歌山県特産物果実の機能性調査と柿・柿食品を用いた抗酸化能調査」 5.前田亮輔(細胞生物ゼミ) 「ラン藻(Nostoc cycadae)連鎖体の光運動に及ぼす部分減光刺激の影響」 6.山西祥之(動物生態ゼミ) 「和歌川河口干潟におけるサギ類3種の採餌行動」 7.田坂 玲(動物生態ゼミ) 「和歌川河口干潟におけるユビナガホンヤドカリの浸透圧調節機能」 8.堂本恭平(地質ゼミ) 「和歌山県日高町北部の日高川層群の層序及び放散虫生層序」 9.井出祐介(地質ゼミ) 「和歌山県伊都郡かつらぎ町における菖蒲谷層の堆積相解析による古環境の推定」 10.南垣内祐多(地質ゼミ) 「紀伊半島中西部の秩父塁帯に見られるリニアメントの分布と群発性微小地震群との関連」 11.水沢主樹(地質ゼミ) 「和歌山県和歌山市の地下の地層の解析について」 12.戸田真人(地質ゼミ) 「大阪府茨木市の地形変遷」 13.本田俊介(地質ゼミ) 「大阪府高槻市の過去の災害と防災」 14.吉村直樹(地質ゼミ) 「有田市・旧吉備町における有田川の重力流堆積物と砂礫州の変遷史」 2006年度 地学教室卒論発表会 日時 2007年3月4日(日) 場所 和歌山大学教育学部本館自然棟5階 地学実験室 はじめのあいさつ (13 55) 卒論発表 I (天文分野) 1. 14 00-14 15 デジカメでとらえた天体の自転・公転 / 太田明宏 / 写真 2. 14 15-14 30 太陽系外惑星のトランジット観測 / 木村奈都 / 写真 3. 14 30-14 45 戦後中学校教科書の中の惑星の記述の変遷 / 真鍋未来 / 写真 4. 14 45-15 00 全天モニターの設置と活用法 / 山本直人 / 写真 休憩(15 00-15 15) 卒論発表 II(地質分野) 5. 15 15-15 30 和歌山県広川町に分布する秩父累帯中帯下部白亜系西広層の堆積解析 / 猪岡 聖 6. 15 30-15 45 和歌山県有田川町の野田遺跡から検出される花粉化石について / 久保田 航 おわりのあいさつ(15 50) 発表無事終了後、屋上にて 発表終了後、2回生の屋上天文台見学 / その2 17 00より、懇親会 資料 太田君 卒論(Word) / PowerPoint / 動画(wmv) 水星太陽面通過 / 太陽 / 月全面 / 月拡大 / 土星衛星系 木村さん 卒論(Word) / PowerPoint / transit data(xls) 20070125 / 20070206 / 20070213 / 20070219 真鍋さん 卒論(Word) / PowerPoint 山本君 卒論(Word) / PowerPoint / オリオン群データまとめ(xls) / 動画(wmv) 北天日周運動 / オリオン群 卒論発表練習会 2007年2月27日(火)午後、地学実験室にて(予定) 地球環境プログラム3回生卒論中間発表会 日時: 2007年 2月 16日(金) 13 10〜 タイトル、要旨(A4に1枚):2/13(火)までに作って提出 会場:L103 玉置君 太陽系外惑星のトランジット観測 / 要旨(Word) / PowerPoint 山田君 全天モニターの活用 / 要旨(Word) / PowerPoint あったらいいな! こんな授業(2006年12月21日) 玉置君が「これからの科学館」で発表。グループCの4件のうち、2番目の評価。玉置君、ごくろうさまでした。 PowerPoint 天文ゼミ+地質ゼミ合同4回生中間発表会 2006年11月16日(木)、地学実験室 13 30-13 40 太田明宏、天体の自転公転を扱った手軽な教材開発/PowerPoint/要約Word 13 40-13 50 真鍋未来、小さな銀河の外縁部の観測/PowerPoint/要約Word 13 50-14 00 木村奈都、太陽系外惑星の観測/PowerPoint/要約Word 14 00-14 10 山本直人、全天モニターカメラの活用/PowerPoint/要約Word 14 10-14 20 ひとやすみ 14 20-14 30 猪岡聖、広川町西広層の堆積環境 14 30-14 40 久保田航、有田川町野田遺跡からの古環境復元 無事終了、みなさまおつかれ。 佐藤奈穂子さん、来場および積極的な質問、ありがとうございます。 2006年 観月会の資料や写真など (atomita) ==受付== その1 (Jpeg) その2 (Jpeg) その3 (Jpeg) ==駐車場== ゼンリンの地図(2005年度準備、豊増さんより) (Jpeg) ゼンリンの地図に書き込んだ駐車場案内(2005年度準備、豊増さんより) (Jpeg) 駐車場係メモ(2006年度準備、atomita) (Jpeg) ==看板== 建物玄関 (Jpeg) 敷地入り口 (Jpeg) 留学生の会館の駐車場入り口 (Jpeg) 敷地入り口の門の満車貼紙 (Jpeg) ==観望会== 月の観望会手引き 1ページ目 / 2ページ目 (Jpeg) 2006年 観月会 (10/2改訂) 日時 2006年10月6日(金) 場所 和歌山大学生涯学習教育研究センター 天文ゼミでの考え方 1。社会の多くの層に天文、そして科学を伝えたい。 2。普段天文(や科学)に関心の高くない層を含めて、伝えたい。 3。「月」に関連して、日常的なこと(お団子)、文化的なことを一緒にして、社会との交流を考えたい。 4。天文学(科学)を全面に強く出さずに、それに興味のない人に「月」の文化をうまく伝えたい。 5。そのために、会場つくりや整理、雑用が山積み。大変だが、文化交流事業をうまく成功させたい。 主催者側の立場から、みなさんにこの事業を経験し、 1。科学を伝える難しさ、一方でその意義 2。そのための催しの世話の大変さ、一方でその意義 の理解をみなさんのものにしてもらいたい。 ●観月会進行表 13 00早く来れる人、集合して打ち合わせ 16 00全員集合全員16 20まで大ホールは別の行事が有 別の部屋で最終打ち合わせ 16 20会場設営開始全員 舞台の音響セット、リハーサル、エレクトーンの運び込みに3人応援必要 お茶の準備(矢動丸さん指揮) お茶道具、そのものの準備 1階ソファーの移動 2階ソファー(一部)の1階への移動 センター事務室水周りの整理 センター事務室わきの廊下の机の用意 ブレーカーが落ちないよう、あっちこっちから引き回す電源確保 17 30交代で夕食(弁当支給) 18 15受付スタンバイ天文ゼミ学生 18 45開場、団子券配布天文ゼミ学生 プログラム(広報で使ったチラシ)、講座案内、団子券、アンケート用紙 20時で受付終了、その後2階で行事に参加 お客さん、昨年は250名程度 受付机横、アンケート回収箱、鉛筆を10本程度用意 アンケート配布数で参加者数も確定させる 19 00イベント開始尾久土司会 挨拶(来賓の祝辞) 来賓:紀美野町から教育長、生涯学習課課長、学事生涯学習室室長 19 05プロジェクトの紹介(尾久土) 19 10ショートトーク「月より小さかった冥王星?」(尾久土) 19 30留学生トーク(東) フィリピン、中国、ミャンマーの3カ国 19 45大正琴(矢動丸) 4曲で15分ほど 1.赤とんぼ 2.ふるさと 3.まりと殿様 4.希望 20 00絵画コンクール表彰式(豊増) 「宇宙の日」作文絵画コンテストの県内の表彰式 最大8名 賞状・副賞等は「宇宙の日事務局」で準備済 天文台での応募作品の展示の様子 20 10オーボエコンサート(米山さんグループ) 20 30舞台上でのイベントの終わり あいさつ(山本センター長) その後のイベントの説明(尾久土) 20 35各イベントスタート 団子配布(天文ゼミ学生) 望遠鏡での観察(佐古さん、富田+天文ゼミ学生) 2階廊下で、月の映像投影(小澤さん作成、山口君解説) 歌会(富田) お茶(矢動丸) 21 00ホールの机など撤収開始手の開いている人 21 30すべて終了、撤収全員 ●集合時間 石塚先生 16時半〜 尾久土さん 13時〜 とみた 13時〜 曽我先生 18時〜 佐藤奈穂子さん 13時〜 小澤さん、山口君 13時〜 矢動丸さん、豊増さん 14時〜 佐古さん 18時〜 天文ゼミ学部生 太田、山本 13時〜 山本、駐車場係の練習 太田、山本、観望会の練習 木村、真鍋、玉置 17時〜 玉置、駐車場係へ 太田、木村、真鍋、受付へ ●駐車場 スタッフ用駐車場(一番上の地図参照) 担当:富田+山本、13時から +玉置、17時から 交通整理: 生涯学習センターの駐車場(P1、まずここを埋める) 26台+身障者スペース1台+入り口入って右側の隙間1台 満車になったら、満車の貼り紙を出し、門を半分閉めておく → 途中に帰られる方も必ずいるので、完全には閉められない 国際交流会館の駐車場(P2,P3、次にここを埋める) 14台+10台 以上が「無料駐車場」 → イベント中でも空いたところにタイミングよく入れる → 空きがないのに数台入り、出られなくなる、ということないように → 無料駐車場がいっぱいになれば、サンピアの有料駐車場へ誘導 路上で停車されてじっくり駐車案内の看板を見られても他の車の迷惑 → あそこではほとんどがイベントとは無関係の通行人 道案内: 事前の駐車計画の設定(上記)とチラシ(駐車場案内図)の準備 駐車場スペースの管理(P1入り口、P2入り口) 笑顔で迅速・確実な誘導 「何をしているんですか?会場はどこですか?」等の問い合わせ処理 人員: トイレに行こうとすると連続で車がやってきたりする あらかじめ交代体制を作っておく必要あり → トランシーバーを使う ●観望会 天文ゼミから、10.5cm反射ペンタックス みさとから高橋ミューロン(カセグレン反射)18cm 手引きは後日作成、ここに掲示予定 ●資料 小澤さんとりまとめ(含む駐車場) 駐車場資料(豊増さん) チラシ(9月27日版、尾久土さん)PDFファイル プログラム及び担当案(9月26日版、尾久土さん)Excelファイル 昨年使用の地図など(9月29日版、小澤さん)web 第1回NewEar研究会 宇宙教育研究ネットワーク(NewEar)は、和歌山県内の天文関係者とそのサポーターを和歌山大学生涯学習教育研究センターに結集したネットワーク型の研究集団です。大学と地域の生涯学習施設の連携という珍しい組織です。2005年9月に発足し、現在、12人のメンバーが集まっています。今回の研究会では、各サイト、各スタッフの最近の活動を紹介し、今後の活動方針を議論したいと思います。天文学だけでなく、科学教育、生涯学習に関心のある皆さんの参加を期待します。 日時 2006年9月7日(木)13時〜18時 場所 和歌山大学教育学部棟(L104教室) 主催 和歌山大学生涯学習教育研究センター宇宙教育研究ネットワーク (NewEarについて http //www.wakayama-u.ac.jp/newear/) 参加申込 不要 ■研究会開始 あいさつ等 13 00 ■観測系 13 10〜14 30(1講演20分、質疑応答含む) 「8m電波望遠鏡の再生」佐藤奈穂子(生涯学習センター) 「8m電波望遠鏡での観測(仮)」矢動丸泰(みさと天文台) 「21cm観測で探る局所宇宙」富田晃彦(教育学部) 富田の発表原稿 「全天カメラ」豊増伸治(みさと天文台) 14 30〜14 40 休憩 ■教育工学系 14 40〜15 40(1講演20分、質疑応答含む) 「惑星系シミュレータの構築」曽我真人(システム工学部) 「インターネットを使った天文教育」尾久土正己(学生自主創造科学センター) 「日周運動の視覚化(仮)」小澤友彦(みさと天文台) 15 40〜15 50 休憩 ■科学コミュニケーション系 15 50〜17 10 「花山天文台NPOの紹介(仮)」黒河宏企(花山天文台) 「天文学をどこで教えるのか」石塚亙(教育学部) 「生涯学習と天文民俗」古屋昌美(かわべ天文公園) 「プラネタリウムって、ほんとは何?」上玉利剛(かわべ天文公園) ■まとめ 17 10〜17 40 「NewEarに期待すること(仮)」佐藤文隆(甲南大学) 18 00までには終了 ■簡単な懇親会(会費2500円程度)と屋上天文台での天体観望会 研究会終了後、フルールにて 屋上天文台観望会、お手伝いよろしく 卒論・修論発表会 日時:2006年3月4日(土) 場所:地学実験室 発表無事終了後、屋上にて 写真1 / 写真2 / 写真3 / 写真4 発表PowerPoint 荻原さん 三木君 川崎さん 山口君 柴原さん 自然環境教育課程 地球環境プログラム 3回生中間発表会 日時:2月24日(金)午後12時30分~2時30頃 場所:L-103 発表時間:1人4分、質疑2分 発表要旨:A4タテ半分横書 太田君 / 木村さん / 真鍋さん 発表PowerPoint 太田君 / 木村さん / 真鍋さん 卒論の会 日時:2006年1月10日(火)13 30-15 00 場所:教育学部本館棟5階、第7演習室 資料:天文ゼミ秘密ページに置きました (PowerPoint 75枚、2.5 MB)
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+ 目次 錬金術道具 Alchemical Toolsウェポン・ブランチ Weapon Blanch 浮き風船 Buoyant Balloon 枯葉剤 Defoliant 燻煙剤 Smoke Pellet 黒火粘土 Blackfire Clay 錆促進剤 Rusting Powder 死体防腐液 Embalming Fluid 修繕剤 Mending Paste 衝撃吸収材 Impact Foam 浄水スポンジ Water Purification sponge 燭光棒 Candlerod 石膏 Casting Plaster 血止め Bloodblock 透明インク Invisible Ink 匂い隠し Scent Cloak ヌシャディール塩 Nushadir 発煙棒 Smokestick 発光インク Glowing Ink 発泡成形剤 Foaming Powder 火おこし棒 Tindertwig 光検知器 Light Detector 標識染料 Marker Dye 陽光棒 Sunrod 鎧軟膏 Armor Ointment 冷感クリーム Chill Cream 錬金術硬化促進剤 Alchemical glue accelerant 錬金術接着剤 Alchemical Glue 錬金術セメント Alchemical Cement 錬金術溶剤 Alchemical Solvent 錬金術道具 Alchemical Tools 錬金術道具は戦闘、ダンジョン探索、あるいはその他の錬金術アイテムの作成を含む様々な状況において、非常に便利であることが証明されている冒険用アイテムである。これらの道具はすべて〈製作:錬金術〉技能を持つキャラクターによって作成することができる。 錬金術道具 Alchemical Tools アイテム 市価 重量 〈製作〉DC ウェポン・ブランチ(アダマンティン製) 100gp 0.5ポンド 25 ウェポン・ブランチ(銀製) 5gp 0.5ポンド 20 ウェポン・ブランチ(冷たい鉄製) 20gp 0.5ポンド 20 浮き風船 10gp 1ポンド 15 枯葉剤 30gp ― 25 燻煙剤 25gp ― 20 光検知器 1gp ― 10 黒火粘土 20gp 10ポンド 20 錆促進剤 60gp ― 30 死体防腐液 50gp 10ポンド 25 修繕剤 25gp 0.5ポンド 25 衝撃吸収材 25gp 1ポンド 20 浄水スポンジ 25gp 1ポンド 15 燭光棒 1gp 1ポンド 20 石膏 5sp 5ポンド ―25(更新) 血止め 25gp ― 25 透明インク(素晴らしい) 75gp ― 25 透明インク(非常に単純) 2gp ― 15 透明インク(平均的) 10gp ― 20 透明インク(良い) 25gp ― 20 匂い隠し 20gp 2ポンド 20 ヌシャディール塩 10gp 1ポンド 20 発煙棒 20gp 0.5ポンド 20 発光インク 5gp ― 15 発泡成形剤 10gp 1ポンド 20 火おこし棒 1gp ― 25 標識染料 15gp 1ポンド 15 陽光棒 2gp 1ポンド 25 鎧軟膏 30gp 1ポンド 15 冷感クリーム 15gp 1ポンド 15 錬金術硬化促進剤 25gp ― 25 錬金術接着剤 20gp 0.5ポンド 20 錬金術セメント 5gp 2ポンド 15 錬金術溶剤 20gp 0.5ポンド 20 ウェポン・ブランチ Weapon Blanch 種類 市価 重量 アダマンティン製 100gp 0.5ポンド 冷たい鉄製 20gp 0.5ポンド 銀製 5gp 0.5ポンド この銀色の錬金術的な粉末はざらざらした粒度で、一見すると金属の削りかすであるように見える。武器に注いで1全ラウンドの間熱い炎の上にかざすと、しかしながら、粉が溶けて一時的に武器をコーティングする。火を通すことによって、その武器はアダマンティンや冷たい鉄、銀などの金属によるダメージ減少を1種類無視する能力を獲得する。この効果は、その武器で攻撃が成功するまで持続する。ウェポン・ブランチは武器1つか10個までの矢弾を覆うことができる。1つの武器には、1種類のウェポン・ブランチしか乗せることができない。武器が(アダマンティンのような)特別な素材で作成されていても、異なる種類のウェポン・ブランチ(銀など)を適用することができ、最初に成功した攻撃は両方の素材として扱うことができる。 浮き風船 Buoyant Balloon 市価 10gp;重量 1ポンド このこぶし大の錬金術的に処理された動物の膀胱は、小さな木製の握り手の周りを密閉されている。握り手を鋭くひねると、風船内部の小さなガラスのアンプルが破壊されることによって、袋に浮揚ガスが充満して球体が直径3フィートほどに膨張する。風船をふくらませるのは1回の移動アクションである。いったん膨らむと、風船はラウンドごとに60フィートの移動速度で上向きに浮かぶ。風船は上昇によって20ポンドまでの重量を持ち上げることができるが、10ポンドを超える重量を運ぶとラウンドごとの移動速度は30フィートに減速する。1つの物体に複数の風船を取り付けると、持ち上げることのできる重量を決定する際に、その運搬能力を合計することができる。保持されていないか、何らかの方法で所定の位置に結ばれていない場合、風船は600フィートの高さに達するか、10分が経過するまで上昇を続けた後、破裂するかしぼんで破壊される。 枯葉剤 Defoliant 市価 30gp;重量 ― この乳白色の液体を水と混ぜ合わせると、軽度あるいは中程度の植生を速やかに死滅させることができる。1ビンの枯葉剤は50個の5フィートのマスにある軽い茂みと小さな木を死滅させる。軽度の植生(木以外のすべて)は1時間以内に死滅し、不毛の大地を残して、5フィートのマス1つにつき10分の割合で掃除することができる(死んだ植物の根を掘り返し、切り株を砂利大に破壊することを表す)。中程度の植生(巨木以外のすべて)は2時間以内に死滅し、不毛の大地を残して、5フィートのマス1つにつき1時間の割合で掃除することができる。巨木は通常は枯葉剤の1使用量の投与を生き残り、枯葉剤を使用しても掃除しやすくなるということはない。枯葉剤は植物のクリーチャーに対して飛散武器として使用することができる。枯葉剤の直撃は1d6ポイントのヒット・ポイントのダメージ、1ポイントの【筋力】ダメージ、そして1ポイントの【耐久力】ダメージを与える(【筋力】および【耐久力】ダメージは頑健・無効、DC20);目標の5フィート以内にいた植物のクリーチャーは1ポイントのヒット・ポイントへのダメージを受ける。 燻煙剤 Smoke Pellet 市価 25gp;重量 ― この小さな粘土の球体は、薄い仕切りによって分けられた2種類の錬金術的物質を含んでいる。君がこの球体を壊すと、その物質が混ざり合って5フィートの空間を汚いが害は無い黄色い煙で満たす。燻煙剤は発煙棒と同様に働くが、煙はわずか1ラウンドしか残らない。君は燻煙剤を射程単位が10フィートの遠隔接触攻撃として投擲することができる。 黒火粘土 Blackfire Clay 市価 20gp;重量 10ポンド この柔軟な黒い粘土は触れると常に心地良い暖かさである。1全ラウンドの間黒火粘土を手でこねると、粘土はずっと暖かくなり、寒冷な天候に対して行われるセーヴィング・スローへの+4錬金術ボーナスを与える。1分間にわたって5ブロックの粘土を混ぜ合わせることで、小さな焚き火と同等の熱源を作り出すことができ、野営地や調理した食品を温めることができる。 黒火粘土は熱だけを発し、光、煙、あるいは臭いを生じることはない。粘土は1時間をかけて熱を放つと硬化して使えなくなる。新しく製作された直方体の黒火粘土は10ブロックで構成されている。 錆促進剤 Rusting Powder 市価 60gp;重量 ― このラスト・モンスターの体液から導出された褐色の鱗片状の粉末は、鉄や同種の金属を腐食させバラバラにしてしまう。〈装置無力化〉技能の使用の一部として金属製の錠前や罠に1服の錆促進剤を適用した場合、その錠前を開けるか罠を解除するのに+5の錬金術ボーナスを得られるが、75%の確率で機構が破壊され再利用できなくなる。この判定に失敗すると、機構は破壊される。破壊された錠前は解錠することができない(が、依然として施錠された物体を開ける目的においては施錠されているものとして扱う)。破壊された罠の機構は速やかにその罠を起動する。DCを5以上下回って失敗した場合、粉は君のいるマスの物体(君の持っているであろう防具や武器も含む)にもかかってしまい、それらの物体に5ヒット・ポイントのダメージを与える。 錆促進剤は紙筒で販売されている;君は筒を端から引き裂いて、燐片を目標の装置に吹き付けることで適用する。錆促進剤は金、銀、青銅、真鍮、またはミスラルには影響を及ぼさないが、鉄、鋼鉄、およびアダマンティンには容易に影響を及ぼす。 死体防腐液 Embalming Fluid 市価 50gp;重量 10ポンド この流体は後ほど解剖、剥製、死霊術、あるいはレイズ・デッドのような魔法を施すための死体を保存するために用いられる。死体防腐液は技術的には毒であり、使用することで死体をほとんどの動物や蟲の口に合わないものにするが、死体を食らうアンデッドは味を気にしない。死体防腐液を死体に処理するには1時間がかかり、DC25の〈治療〉判定に成功しなければならない。防腐された死体は通常の半分の速度で崩壊する(レイズ・デッドの目的において、死亡中の各日を半日とみなす)。 修繕剤 Mending Paste 市価 25gp;重量 0.5ポンド この臭い銀色のペーストは金属製の物体の一時的な修繕に使用することができる。修繕剤は密閉されたビンで販売されており、空気と反応して1d6+4分で固体になる。破損状態の金属製アイテムを修繕するためには DC20の適切な〈製作〉判定に成功しなければならない;成功すると物体は破損状態を失うが、壊れやすい状態(22ページ参照)を得る。破損した物体が魔法のアイテムである場合には DCを+5、火器である場合には DCを+5増加する(魔法の火器である場合には両方の修正を加える)。判定に失敗した場合、修繕剤は消費されるが、別のビンか従来の修理方法で再試行することはできる。 衝撃吸収材 Impact Foam 市価 25gp;重量 1ポンド この乳白色の液体は、地面に飛び散った時に厚さ1フィートの半固体の泡の層になる。君は1分を費やして1ビンの衝撃吸収材を半径10フィートの範囲に適用する、あるいは飛散武器としてビンを投擲することができる。泡は動きを妨げないが、急激な力には強く反応する。衝撃吸収材の層の上に落下したクリーチャーは落下ダメージのうち最初の1d6ポイントを無視し、落下ダメージのうち2つ目の1d6ポイントを非致傷ダメージに変換する。衝撃吸収材の層は10分後か、最低1ガロンの水に暴露することで溶解する。 浄水スポンジ Water Purification sponge 市価 25gp;重量 1ポンド このこぶし大の青いスポンジは1パイントまでの水を吸収する;絞り出された水はスポンジで濾されて浄化されており、飲用、洗濯用、および同種の用途に関して安全になる。スポンジを充填するのと空にするのは1回の全ラウンド・アクションである。この濾過は通常の不純物や一般的な疾患を除去するのに十分だが、毒、魔法、およびその他の特殊な脅威に対する保護は何もない。スポンジはそれぞれ25パイントの水を浄化すると、劣化して使えなくなる。 燭光棒 Candlerod 市価 1gp;重量 1ポンド 陽光棒に似ているがより弱いこの棒は、打った時にろうそくのように光を放ち、12時間持続する。 石膏 Casting Plaster 市価 5sp;重量 5ポンド この白い乾いた粉は水と混ぜてペースト状にすることができ、1時間もすると固まって硬い物質になる。それは彫刻や足跡の型を取ったり、壁の隙間や罅割れを埋めたり、(覆う布があれば)折れた骨のギプスとすることもできる。硬くなった石膏は厚さ1インチにつき硬度1とヒット・ポイントを保持する。5ポンドの素焼きの壷に入った石膏は1インチの厚さで5平方フィートの範囲に平らに塗り広げるか、中型の前腕か下脚のギプス5つ、中型の腕か脚全体のギプス2つ、あるいはその2倍の小型クリーチャー用のギプスを作成することができる。 血止め Bloodblock 市価 25gp;重量 ― このべたべたしたピンクがかった物質は、傷を癒すのに役立つ。1包使用すると、応急手当やまきびしなどから受けた傷の治療、致命傷を受けた者を治療するための〈治療〉判定に+5の錬金術ボーナスを提供する。止血するために血止めを使用すると、君は DC15の〈治療〉判定を行なったものと見なされ、血止めは効果を失う。致命傷を治療する際、治療道具の1回分を血止め1包として使用することができる(上記のボーナスを適用することができる)。 透明インク Invisible Ink 種類 市価 重量 非常に単純 2gp ― 平均的 10gp ― 良い 25gp ― 素晴らしい 75gp ― 透明インクはスパイ、反逆者、そして至る所の秘密結社の定石である。透明インクで書かれたメッセージは、特定の状況下で目に見えるようになる。適切な誘発剤によって秘密のメッセージを明らかにするのは、文書のページごとに1全ラウンド・アクションである。1時間をかけて〈製作:錬金術〉判定に成功することで、適切なトリガーなしにメッセージを明らかにすることができる(DCはインクの品質によって異なる)。 非常に単純 / Simple:このインクは熱や酢などの、かなり一般的な単一のトリガーを鍵にしている(トリガーなしに明らかにする DCは20)。 平均的 / Average:このインクは血や酸などの、一般的な2つのトリガーを鍵にしている(トリガーなしに明らかにする DCは25) 良い / Good:このインクは特定のヴィンテージ・ワインや特定の種類の魔物の血などの、一般的でない2つのトリガーか、珍しい1つのトリガーのいずれかを鍵にしている(トリガーなしに明らかにする DCは30)。 素晴らしい / Superior:このインクは特定の個人の血などの、珍しい2つのトリガーか、固有の1つのトリガーのいずれかを鍵にしている(トリガーなしに明らかにする DCは35)。 匂い隠し Scent Cloak 市価 20gp;重量 2ポンド この粗挽きのスパイス、種子、麝香、および錬金術薬の混合物は、肌や衣類に擦りつけて匂いを上書きし、24時間の間匂いによって君を追跡するための DCを+10増加させることを意図している。依然として匂いはあるので、鋭敏嗅覚を持つクリーチャーは依然として君が近くにいる場合に検出して特定することができる;単に君の匂いを固有の何かとして識別することができないだけである。匂い隠しは1全ラウンド・アクションの洗浄で除去できる。 ヌシャディール塩 Nushadir 市価 10gp;重量 1ポンド この試薬は水と混ぜてビンに入れることでも持ち運べるが、多くの場合小さな塩のペレットのような形で乾燥した入れ物に入れて保管される。ヌシャディール塩は酸を中和する。小ビンに入っているペレットか、ビンに入っているヌシャディール塩溶液は、1分間で1立方フィートの酸を触っても安全な状態にするが、この効果は酸の小ビンを投げつけられたり巨大なモンスターの食道内で分泌される酸から受けるダメージを防ぐにはあまりにも遅すぎる。ヌシャディール塩の蒸気は目や鼻、口などの粘膜を僅かに刺激し、1d4ラウンドの間吐き気がする状態にする(頑健・無効、DC10)。 発煙棒 Smokestick 市価 20gp;重量 0.5ポンド この錬金術で作られた木の棒は、燃やされるとすぐに濃く不透明な煙を出す。この煙は一辺10フィート立方の範囲を満たす(フォッグ・クラウドの呪文と同様に扱うが、軟風以上の風により1ラウンドで吹き飛ばされる)。この棒は1ラウンドで燃え尽き、煙は1分後に自然に消える。 発光インク Glowing Ink 市価 5gp;重量 ― しばしば青光りする昆虫、小さな海洋植物、あるいは地下菌類から抽出される発光インクは、通常の暗闇──これにはダークネスのような呪文によって作られた暗闇も含むが、ディーパー・ダークネスによって作られた超常的な暗闇は含まない──の中で読むことのできるほのかだが着実な光(通常は赤か緑)を放つ。物体に発光インクが付着している場合、それを見つけるための〈知覚〉判定に+2のボーナスが得られる。発光インクを標識染料と混ぜ合わせると、退色するまで暗闇の中で光る染料ができる。 発泡成形剤 Foaming Powder 市価 10gp;重量 1ポンド この緑色の粉末の袋1ポンドを1ガロンの水に加えると、両者は結合して50立方フィートの濃い緑色の泡が形成される。封じ込めない限り、1ラウンドのうちに5フィートのマス1つを深さ2フィートの泡が満たす。泡で覆われた地面は移動困難な地形として扱われるが、それ以外は無害である。約1時間後、泡は硬化しておおむねハニカム構造の浮力材を形成する。硬化した泡を切断するのは簡単で、硬度0と厚さ1フィートにつき5ヒット・ポイントを有する。硬化した泡は数日で分解するが、水にさらされている場合は更に高速である。未硬化の泡にトランスミュート・マッド・トゥ・ロック呪文を発動すると、柔らかい軽石のような石(硬度2、厚さ1インチにつき5ヒット・ポイント)に変換する。 火おこし棒 Tindertwig 市価 1gp;重量 ― 小さな棒の端に錬金術製の物質がつけられており、荒い表面にこすり付けられる(1移動アクション)と火がつく。火おこし棒で炎を作るのは、火打ち石と打ち金または虫眼鏡で火口に火をつけるよりもずっと速い。火おこし棒で松明に火をつけるのは1全ラウンド・アクションではなく1回の標準アクションで、それ以外に火をつけるのは少なくとも1回の標準アクションである。 火おこし棒は1d2ラウンドの間燃え、ろうそくのように光を放つ。火おこし棒は防水されているが、こすり付ける前に乾燥させなければならない。 光検知器 Light Detector 市価 1gp;重量 ― この手のひらサイズの金属プレートは感光性の透明なペーストで薄く覆われている。光を浴びると、ペーストは光量に応じて暗く不透明になる。それを完全に暗くするのに、強い光は1ラウンド、普通の光では3ラウンド、弱い光だと10ラウンドかかる。このアイテムは主に暗視持ちのクリーチャーが、最近明かりを持ったクリーチャーが近辺を通ったかどうかを判断するために使用する。このプレートは、偶然光に晒されてプレートがダメになってしまうのを防ぐために黒く厚い布で覆われた状態で販売されている。 標識染料 Marker Dye 市価 15gp;重量 1ポンド この染料(いくつかの色を利用できる)は飛び散ったところに目立つ染みを作る。(魔法ならば消去できるが)最初の72時間は洗濯しても効果がないが、2週間後には完全に退色する。標識染料は飛散武器として投擲することができる。 陽光棒 Sunrod 市価 2gp;重量 1ポンド この長さ1フィートで先端に金の小片がついた鉄の棒は、標準アクションで叩くことで明るく輝きだす。半径30フィートに通常の光を発し、半径60フィート以内の光量を1段階引き上げる(暗闇は薄明かりに、薄明かりは通常の光に)。陽光棒は通常の光または明るい光より光量をあげることはできない。この棒は6時間輝き、その後は先端の金が燃え尽きて役に立たない。 鎧軟膏 Armor Ointment 市価 30gp;重量 1ポンド このドロドロした潤滑剤は鎧の間接をより自由に動かせるようにする。軟膏を適用するには1分間かかり、8時間の間、防具による判定ペナルティを1軽減する(最大で-1)。 冷感クリーム Chill Cream 市価 15gp;重量 1ポンド この粘ついた水色のペーストは光にさらされているときは触れると心地良い冷たさである。1使用量を顔と手に塗り広げるには1全ラウンド・アクションがかかり、暑熱な天候に対して行われるセーヴィング・スローへの+2の錬金術ボーナスを与える。明るい光の範囲ではこのボーナスは+4に増加し、薄暗い明かりまたは暗闇の範囲では無効になる。1使用量の冷感クリームは適用された後1時間持続する。新しく製作された冷感クリームのボトルには5使用量が入っている。 錬金術硬化促進剤 Alchemical glue accelerant 市価 25gp;重量 ― この小さな点滴器には錬金術接着剤の硬化時間を加速する液体が含まれている。促進剤の適用は1回の標準アクションである。促進された接着剤は1ラウンド後に粘着性を持ち、1分で完全に硬化する。点滴器には20使用量が含まれている;各使用量は錬金術接着剤の小さな接着面1つを硬化させるのに十分である。1平方フィート全体の接着剤を硬化させるには点滴器の全量を使用する必要がある。 錬金術接着剤 Alchemical Glue 市価 20gp;重量 0.5ポンド この接着剤は2ビンのシロップ状の液体として保管される。混ぜあわせて硬化させた場合、2液は強力な結合を形成する。接着剤は1平方フィートの面を覆うか、(無駄、流出、不正確な混合のため)最大で20箇所のそれぞれ約2平方インチのより小さな面に塗るのに十分な量である。接着剤は1分後には粘着性を備え、1時間後には完全に硬化する。(最低でも1平方フィートの)大きな接着面を引き剥がすには、粘着性を持つ接着剤は DC20、硬化した接着剤は DC25の【筋力】判定を必要とする。(1平方フィートに満たない)小さな接着面を引き剥がすには、粘着性を持つ接着剤は DC15、硬化した接着剤は DC20の【筋力】判定を必要とする。 錬金術セメント Alchemical Cement 市価 5gp;重量 2ポンド この細かい灰色の粉末と水を1立方フィートの砂か砂利と混ぜ合わせると、耐久性のある石のような物質が形成される。硬化するまで、錬金術セメントはドロドロとした泥のような粘度を備えており、特定の形状に硬化させたいのであれば、所定の(通常は土か木の枠を設えた)位置に固定する必要がある。セメントが部分的に硬化するには1d10+10分間かかり、硬度2と厚さ1インチにつき5ヒット・ポイントを有する。1d6時間後にセメントは完全に硬化し、真の石と同様の硬さになる。 錬金術溶剤 Alchemical Solvent 市価 20gp;重量 0.5ポンド この泡立つ紫色のジェルは接着剤を腐食させる。小ビン1つ分のジェルで5フィート四方を覆うことができる。このジェルはほとんどの普通の接着剤(タールやにかわ、樹液など)を1ラウンドで腐食させるが、もっと強力な接着剤(錬金術接着剤、足留め袋、蜘蛛の巣など)を腐食するには1d4+1ラウンドかかる。このジェルは、ソヴリン・グルーなどのような魔法の接着剤には全く作用を及ぼさない。
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「Armored Core - Vicissitude - 1‐1 * Armored Core - Vicissitude - 1‐2」 「──早くしてよ、つかえるじゃないのよ」 「待てよ、焦るなって。もう少し、もう少しで奇跡の一手が……」 絶望的なチェックの状態からの劣勢を丸ごと覆す一手──そんなモノがこの期に及んで、都合よくある訳はない。つまるところ、彼此20分ほども盤上を真上から覗き込むというナボの試みは、単なる意地の悪い時間稼ぎのようなものであった。 この勝負に決着がつかなければ、本番ではうまいこと立ち回ったもの勝ちという流れになる。 ただ、それでも順当に敗北を喫すのは癪であり、刻限の間際まで不毛な抵抗を続けてやろうと、正しく底意地の悪さを見せようとしていた。 高みの見物という特権を行使する気もないソルラは、盤上に興味を示す様子もなく口許で嗜好品の葉巻を弄びながら、時折アルコール瓶を浅く呷っている。 「そういえばさ……」 そのソルラが出し抜けに話しかけてきた為に、盤上とにらみ合いをしていたナボはそれを一瞬ただの独り言として聞き流しそうになった。 「……アンタが Form/05 に参加してたの、知らなかったわ」 「そりゃ言ってなかったからな」 Form/05 ──五年前に企業連合の加盟体が行った軍事強化演習の対外名称で、ナボも一兵士として帰属部隊と共に当時は演習プログラムに参加していた。 稼業を始めてから程なくしてパートナーを組み始めたソルラとは、身の上に関してを話し合ったことはない。必要ではなかったし、それ以上に互いがそれを求めていなかったようにナボは感じていたからであった。 だから無二の相棒であるソルラと組む以前の彼女の素性は一切知らないし、多分、今後も機会がない限り知ることはない。それは重要ではないからだった。ただ、互いを補い合うことのできる不足ない殺しの腕をもっているだけで、自分たちの関係は成立し得ている。 自分が Form/05 に参加していた経歴を彼女が知ったのは、仕事の都合上で発生した偶然という他にない。 「なんだ、どうかした?」 「別に、なんでもないわよ……」 盤上とお見合いをしているが為にソルラの顔を窺えない。しかし、後頭部に何やらぴりぴりとした感覚を憶えたのを、ナボは気のせいとは思わなかった。 最近になって時折、彼女がそんな気配を恣意的に放つ場面に遭遇しているような気がしていたが、あまりにその気配の色が薄い為に、ナボはそれがどのような感情に根ざしたものなのか理解できていない。そのために、それについては見てみぬ振りをしていた。 分からないが、聞いてはいけないような気がする。ならば、黙っていることが最善だというのは万国共通の理の筈だ。 やがてその感覚も退き、最初から何もなかった位に消えてなくなった。 代わりに、明確な意図を伝えようとする彼女の鋭利な気配が拡散意識に触れ、続いて間髪要れずナボは別の獣のにおいを捉えた。 チェス盤横の灰皿に吸い差しの葉巻を捻じ込み、ソルラはアルコール瓶を今一度、今度は深く呷る。 「随分とゆっくりだったみたいね……」 「じっくり考える気質は、そう悪いもんじゃないと思うけどなあ」 底意地の張った悪あがきが漸く功を奏し、痺れを切らしたソルラに袋叩きにされるのではないかという杞憂から解き放たれたことにナボは安堵する。その最中で二人が居座る廃棄物集積所に鋭く張り巡らせていた警戒意識が捉えている新たな"客分"の正確な位置を把握した。 「大逆転の一手がそろそろ出そうなんだけどな。もう少しだけ、待ってもらえないか──」 そう、オーディエンスに問いかけつつ、ナボは堅持していた前のめりの姿勢といて盤上を睨んでいた頭を戻し、頭上を振り仰いだ。 極至近距離、眉間の寸分先に迫っていた鈍色に煌く突端を紙一重で避け、その瞬間、ナボは肌に奔った灼けるような殺意に大きく口許を歪めた。 「、なあ──!」 レッグシースに納めたコンバットナイフを抜き払い、左腕部主体の強靭な筋力を用いてその刀身を、頭上目掛けて突き放った。予備動作を極限まで省略化した強襲攻撃は過たず、数メートル頭上の連結通路をその足場から突き破る。 連結通路の欄干を飛び越えてシルエットが廃棄物集積所の中空に踊り、その大柄な姿を捕捉するとナボは椅子を跳ね飛ばして立ち上がった。 全身の筋肉を余す事なく使役し、グローブに仕込んだワイヤーを引き込む。シース内部に内蔵のリールがワイヤーを巻き込み、それに追随してナイフの刀身が連結通路の足場を斬り崩した。鋭角、且つ最短距離を持って喰いかかるが、中空を落下中のシルエットは挙動を乱さず、堆く積まれた集積物のドラム缶を蹴り付けた。 その錆びた外面に刀身が深く突き刺さり、迫撃を阻害する盾になると同時にシルエットの姿を覆う。 ワイヤーを細かく操作して鉄製のドラム缶を側面へ誘導し、得物を強引に引き抜いた。その間にシルエットは全身の筋力を使って集積所の一階へ軟着陸する。怪我を負った様子はなく、数メートル上から飛び降りながら全くの無傷で負わせる辺り、余程鍛え込まれた身体らしい。 「さて、本命のお出ましだ──」 一連の接敵対応によって崩れた鉄缶が地上に散乱するなか、慎重に足場を選びながら今回の"遂行目標"であるシルエット──ツヴァイが、妥当な距離を保ってナボの正対に姿を曝す。 シース内部付随のリールを操作してナイフを手に戻す傍ら、ナボは正面に位置取る巨躯の男の佇まいを、本人に気取られないよう、しかし、その隅々まで吟味した。 事前の調査分析段階で、"遂行目標"である元MDRU隊員──基、元特部隊【ディエス・イレ】のツヴァイについては、その詳細を慎重に時間をかけて洗い出した。彼自身の現役時代の経歴、身体情報とそれに纏わる病状の有無、平時に於ける心理傾向、基本動作の習性その他諸々を把握する事は分析段階での極初歩であり、結果によって得た情報と現状に然程大きな違いはない。 しかし、ナボは、今この場で相対する"ツヴァイ"という戦場の練達とは、これほどまで巨躯の男だとは思っていなかった。 或いは、感覚がそう錯覚しているのか── だだっ広いだけの廃棄物集積所で戦陣に臨もうという者の殺意が満ち、互いの気質とその力量を推し量るべく絡み合う。 出会い頭に一発を受けた時もそうだった。得物の刃先に込められた、逡巡のない殺意──彼に、混じり気は一切ない。彼の湛える殺意は恐ろしく冷えていて、戦場に常に身を置く者であっても、誰にでもおいそれとできるモノではない。 つい、その場で小さく苦笑した。 「ツヴァイ──!」 希望に溢れた表情を滲ませたティアが、格子の傍へと走り寄る。しかし、名を呼ばれた当の本人は彼女の方へ視線を向けはしたが、自らも近寄ろうなどという積極的な行為はしようとしない。 「下がっていろ、ティア……」 自身が介在する戦場であれば接する人間が何者であろうと、差異はない。拉致された相棒を前に、ツヴァイという男の極めて冷淡とも言えるその行動力も、調査分析の段階で判明していた。 元企業連合の筋金入りの軍人だったという経歴、伊達ではないらしい── ナボは此れから臨む状況を前に、一頻り得心した。 「来賓承知の動機は必要ないかな、Sir ?」 細部に渡るまで密度の濃い緊張感を張り巡らせ、一切の隙をも見せないツヴァイは冷酷な眼差しを保ち、右のレッグシースへ瞬時に届くよう、右手を若干上げている。 「雇われに聞くものなど何もない──だが、手解き位はしてやったんだ。返してもらおうか」 視線が僅かに揺れ、彼が何を指して言っているのかに思い当たったナボはくるりと後ろを振り返った。既に状況をスイッチしたソルラが、ツヴァイに対して警戒態勢を張っている。背中を見せた所で大胆な動きを見せたりはしないだろう。 盤上に刺さった投擲ナイフの衝撃のお陰で駒は殆ど吹き飛び、卓上や足元に散乱している。直前の状況を正確に把握しているナボは、投擲ナイフの刃先が何れの駒もが進軍していないマス目を穿っている事に気づいた。それが偶然の産物であるとは思えず、緊迫した状況の中にあって、それとは程遠い感嘆の念を憶えた。 「騎兵を当てれば──へえ、こりゃあ中々……ソルラ、誓約違反じゃないよな?」 盤上を見つめながら、対戦相手のソルラに問う。すると暫くして、彼女のいやに大きい溜息が聞こえ、 「……仕方ないわね。まさか、そんな茶々が入るとは思わなかったけど?」 承諾を得てようやくナボは、盤上の得物を慎重に抜き取り、そこに自陣戦力である騎兵の駒を割り当てた。 騎兵の駒は手数を隔てていずれ、彼女の大将を捕らえるだろう。 「大したもんだなあ、ツヴァイ──君も嗜んでるのかい?」 緊張感を欠いた平々凡々な問いに、彼からの応答はない。その事を冗談ながら残念に感じつつ、ナボは手に握った投擲ナイフを眺め、 「返礼に、これは返すよ──」 振り返りざまに腰部の主要筋力を動員して投擲ナイフを弾き出し、自身の身体を間断なく追従させる。極力下げた前傾姿勢の中で、左手に持った強襲ナイフを同じ機軌道に這わせて放った。 互いの呼吸音すら感じ得る圧縮時間の中、その中で遂行目標のツヴァイは自らに牙を剥く得物に対し、指をたったの二本、差し出した。その僅かな間隙のみで刃先を差し止め、器用に手の内側へ回し込むと手首の返しのみを用いて得物をつき返してきた。 「!──」 経過時間にして未だコンマ数秒──その最中で成された反転攻撃に対してナボはワイヤーを繰り、前方に放ったコンバットナイフで眼前に迫っていた投擲ナイフを側面へ弾く。奇襲が失敗したと確信するやワイヤーの収納を終えた得物を左手に握り込み、肉薄した目標に対して逆袈裟から刀身を振り上げた。 鈍い衝突音が集積所内を反響し、手元から半身へ伝う震動に苦笑いする。レッグシースからコンバットナイフを抜き出し、切り結びに応じてみせたツヴァイは表情のひとつすら変えず、ナボと視線を重ねる。 「噂以上だ──物凄い腕をしているね?」 世間話にも等しいその言葉に対し、彼は言葉を返さない。しかし反応程度は見せたらしく、眉を僅かに顰めてみせた。臨戦時に於ける警戒態勢の散漫というには聊か小さすぎる隙であり、しかし、明らかに生じたその間隙こそが、ナボにとって次の先を取る為の必須要件だった。 左胸付近で結んでいた得物から手を離し、拮抗状態にあった力場を崩して相手の姿勢を乱す。ジャケットの内側、ヒップシースに差したもう一本の得物を右手で抜き払い、右側から頚部に滑り込ませた。 ツヴァイは焦燥の色を見せず落ち着いた所作を踏んで、結び合う対象のなくなった自らの得物を切り返す。 とりあえず、一本は欲しい所だな── 右側で得物が衝突するその直前、中空を落下していたコンバットナイフを拾い込み、反対側の結び目へ向けて薙ぎ払う。肉厚な刀身によって繰り出される強襲攻撃を同時に喰らえば、如何に強靭な合金配合によって形成される得物であろうと、唯では済まされない。 得物の一本を頂戴しただろうと確信した直後、ツヴァイはナボにとって予測外ともいえる反射行動を示し、手に握った得物ごとその身体を後方へ飛び退かせた。 果断といって差し支えない回避行動に対し、ナボは更に追撃を仕掛ける。その最中で感嘆していた。 流石は元一線級の企業戦力──自由傭兵へ身を落としても、その腕は些かも衰えを感じさせない。 しかも、元企業連合特殊任務部隊のツヴァイは奇しくも、白兵先頭に於ける趣を自分と同じくしている。 この機会を前に、どうして歓喜せずにいられようか──そう考えると、ナボは楽しくて仕方がなかった。 牽制の投擲攻撃を、低く保った姿勢から髪の毛数本でやり過ごす。突進の勢いそのままに刺突へと繋げ、攻防の応酬を一頻り満足往くまで堪能する。 うち何合かをほぼ全力で打ち込んだ後、互いが手に握る得物の単純な戦力数から生じた間隙の差を突き、ナボは振り抜いた左手のコンバットナイフでツヴァイの肩口を上着から切り裂き、刃先が肉を捉える。 瞬時に劣勢の気配を感じ取ったらしく、ツヴァイが再度身を引いた。 往かせない── 密着状態から決着まで持ち込むべく間合いを維持しようとした矢先、視界の左側に黒い影が飛び込んできた。投擲攻撃の代わりに仕掛けてきたのだろう蹴足に対し、コンバットナイフを握ったままの腕を跳ね上げ──直後、側頭部を信じ難い衝撃が襲った。それは凡そ生身の人間が放つ事の出来る領域を逸脱しており、一瞬ではあるが視界に火花が散る。その中でこちらの後退を垣間見たツヴァイが手に持つ得物を突き出す。 胸中で舌を打ち、ナボは上半身を逸らすと共に、痺れる左手から得物を放り捨て、後方回転気味に跳躍してその場から距離を保った。 「物凄い膂力だ──感心するよ、本当に……」 ナボの側面を直接襲ったのは、彼の蹴足ではなかった。その筺体を大きく凹ませたドラム缶が地面に転がり、衝撃によってキャップの抜けた大詮からどす黒い液体が漏れ出して辺り一帯に溜まり場を作り出している。 極至近距離で交戦状態を維持していたが故に、その視界の外側を最大限に利用した反転攻撃を喰らったのだ。相手の立ち位置を注視しつつ、ナボは人差し指でこめかみに触れた。 出血はないが、強い疼痛がある事から程度の悪い打撲痕が出来ているのを把握する。 ツヴァイはワイシャツの肩口に滲む出血を見咎めはしたものの、それだけであった。 攻防が始まってから初めて長い空白が生まれ、彼が口を開く。 「良い身のこなしだ──だが、この時世に生身で掃除屋とは、随分酔狂な事だな……」 「そうかい? 君と比べるなら、そうでもない話だけど。君だって、相棒の彼女を助けに来ただろう」 真意を測りかねる──言外にそういった意識を孕ませ、ツヴァイが言葉を返す。 「何の因果がある……俺は、責務を果たしに来ただけだ」 「──そう、それだ。素晴らしい。僕達のような仕事が誇れる訳はない。今だって、昔だってね。なら、その中で自分が納得の往く在り方を試す事ってのは、少なからずあるもんだろう。誰だって、自分の行いとの折り合いに納得したいものさ──でなければ、過去の君のままだったら見捨てただろう、彼女を?」 逆鱗に触れたのか、変わらず研ぎ澄まされていた彼の殺意に明らかな怒気が交じり込む。それがナボに叩きつけられ、頬に焼け付くような感覚を覚えさせた。 彼にとって幸いかどうか、彼女──ティア・ソールにはこの言葉の交わりは届いていないだろう。 「俺は全く幸運だ、素晴らしい話だ。君のような男と、優れた傭兵とこうして出会えたのだから。誇れないのなら、せめても俺は楽しみたい、この日常を──君には通じない話かもしれないがな」 通じはしなくとも、感ずる所はもしかしたらあったかもしれないが。 「長丁場は余り趣味じゃない、悪いけれど……」 ナボは先に断り、左手に握ったワイヤーを引き上げた。遮光性の塗布料を塗った極細のワイヤーを肉眼で目視するのは非常に困難であり、事実としてツヴァイは、ナボが仕掛けた攻撃に対して一歩反応を遅らせた。 足元へ捨て置いたと思わせたコンバットナイフの刀身が、ワイヤーから伝達した指示慣性を受けて宙に舞い、蛇身の様なしなやかさを持って這い上がる。その不意の殺意にツヴァイが身を逸らしてよろめき、ナボはその瞬間を逃さず前方へ突進した。 余儀なくされた後退をすら反転攻撃の力点に変換し、ツヴァイが右手から投擲ナイフを放つ。ワイヤーを全力で引き戻す傍ら軸足を前に大きく出して身体を旋回、自らを中心軸として引き戻したコンバットナイフへ強力な遠心力を付与した。 正確な軌跡を持って飛来した投擲ナイフを、頬肉を深く犠牲にして避け、半時計周りに軌跡半回転した所で充分な殺傷距離を保つ得物を振り払った。生身の純粋な膂力だけでは到達し得ない速度と、そこから発生する過剰殺傷力を備えた刀身は、狙いを定めた目標の半身を容易に切り裂くだろう。 激しく流動する視界が再び正対を捉える。その先に"遂行目標"の確かな姿を捉え、同時に自身の眼前に肉薄するもう一本の投擲ナイフの刃先を視認した。 身を逸らす隙は充分にない──ナボは代償を覚悟し、最後の交錯の瞬間を自らの双眸に焼きつけた。 左肩が後方に弾かれる衝撃、気に入りのジャケットを切り裂いて筋繊維にめり込む鋭利な殺意を纏った刃先の感触。不愉快だが、同時に極めて感じなれたものでもあった。 目標が二、三歩後ずさる。自らの得物が切り払った脇腹の傷口から、夥しい血潮が噴き出す。しかし、遂行目標は──ツヴァイは強靭な意志と頑健の身体を持って、そこに立っていた。中空を滑空していた得物を手元に手繰り寄せ、赤黒い血糊が付着した刀身を見つめる。 刀身の中腹に、合金同士の衝突によって与えられたと思しき亀裂が入っていた。 「全く、大したもんだよ……」 不可避の速度で間合いへ滑り込んできた脅威に対し、ツヴァイはその軌道上に自らの得物を寸での所で割り込ませたのだ。無論、過剰な殺傷力と付与された凶器を前に、それでは止められる筈もない。 ただ、彼はそれを狙っていたのではなく、軌道を逸らす事による致命傷の回避を最優先としたのだ。 結果は見て分かるように、互いに命を取り損ねたらしい。 ツヴァイの脇腹からは変わらず激しい出血が続き、瞬く間に彼の足元に血溜まりをつくり上げていく。しかし、当の本人は冷や汗の一つもかかずに冷徹な表情を崩さない。 進入口となった外腹斜筋には大きな損耗を与えたはずだが、それ以上の成果は見咎められない。軌道が変わった事によって、肝心の内臓系には触れなかったようだ。 恐ろしく、強靭な意志だ──どんな戦場を生き抜けばそんな覚悟を持つ事ができるのか、明確に意識すらしていなかったにせよ、ナボはその佇まいに何処か敬服していた。 程度として重傷の域にあることは違いない。だが、ツヴァイという名の戦士──練達の傭兵として昔も、今も変わらず戦場にあるこの渡り烏は、そんな瑣末な問題は無視してしまうだろう。 鎖骨の若干下方辺りを突き刺した投擲ナイフの柄を握り、力を込める。位置として恐らく心臓部を直接狙われたはずだが、運良く外れた。 鎖骨下動脈も辛うじて外れている──あちらとは違って重症ではないと判断し、ナボは迷いなく投擲ナイフを引き抜いた。傷口から鮮血が糸を引く投擲ナイフを足元に放り投げ、改めて感じた焼け付くような痛覚を意図的に度外視する。 得物として使い物にならなくなった得物をレッグシースに差し戻し、右手のコンバットナイフを強く握り込んだ。 あくまで仕事を続けるという意思表示こそ見せているものの、その実ナボには既にその意向はなかった。重傷をすら無視して戦い臨む事のできるような相手と戦陣を交えていては、何れ互いを潰し合う結末に終始することになるのは、火を見るより明らかだからだ。 我を重んずるのであればそれも有りだが、生憎とナボは自身にその分別程度はあることを自覚していた。 死んじゃあ、どうにもならないからな── 「ソルラ、帰り支度をしてくれ」 「了解、残念ね。あなた此れで、今月も負け越しよ?」 「そんなシーズンもあるさ、恥かしい話じゃないだろう」 しょうがないというふうに嘆息し、チェス盤と手荷物一式を片付けにかかるソルラを視界の隅に捉えたまま、ナボはジャケットのポケットから取り出した鍵束をツヴァイのもとへ放り投げた。手元が狂った訳ではないが、彼の足元に出来ていた血溜まりの中に鍵束が埋没する。 「俺達は此れで帰るよ、大事な彼女を付き合わせて悪かったね……」 「クライアントの顔が挿げ代わるのか、楽しみな事だ」 此方の仕事が結果的に未達成に終わった事を暗に述べているのだろう。 「俺達の様な仕事のやり方に、十全はない。そうでなければ──、」そうでなければ、流れ商売なんて面倒な真似などしないだろう。 後の半分は胸中に押し留め、僅かに怪訝な表情をツヴァイが浮かべるが、ナボはそれに対して構うことはしなかった。無秩序に積まれた鉄缶の群が成す人工の迷宮の中に歩を下げ、陰の中に身をゆっくりと溶け込ませていく。 その時、鍵束を拾い上げたツヴァイがナボを呼び止めた。 「気に入らんが……お前の理屈は分かる気がする。昔、俺の周りにもそんな奴らがいた……」 「そうかい……。実に楽しい時間を、ありがとう」 社交辞令というには余りに本心に近いその言葉を残し、ナボは闇の中へと姿を沈めると共にその場から離れていった。 廃棄物集積所から離れた歓楽街の街路を、ソルラと連れ立って歩く。傷口は止血処置を施した上で、彼女が用意した代えの上着を着込んでいるために目立たず、他者がそれに気づく事はまずない。 「ちょっと面白そうな男だったじゃないの、本当に残念だったわ……」 「次のシーズンはお前からだろ、前向きに考えてれば当たりも大きいもんさ」 「楽観的な言い方してくれるじゃないの、ナボ。そういうアンタは、あの男とヤッてどうだった?」 「──本当に大した男だったよ。流れ商売をやっていて良かったと、そう思ってるよ」 「ふうん……あ、今夜はアンタの奢りだからね。たっぷり呑んじゃうから」 ナボは軽く肩を竦めてみせる。街医者に適切な処置を施してもらったら、今夜は久々に良い酒を飲んで良い気分に浸ろう。 熱く滾る釘を手足に打ち、眼を開いてその心の往く先を見届けなさい── 滴る畏れを歎かぬ限り、貴方のその振る舞いを咎める者は、何人たりとも在り得はしないから── Armored Core - Vicissitude - end... コメントフォーム 名前 コメント
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前ページ次ページ虚無のパズル 『星のたまご』 それは、この大地が生み出す究極の力の結晶体。 『存在を司る力』の結晶体。 この世でもっとも清い力。 この世でもっとも強い力。 この世でもっとも素晴らしいこと。 わたしが あなたが ここに存在するということ…… 大地の奥の奥の奥、そこで星のたまごはつくられる。 数千万年にひとつ、あるいは数億年にひとつか定かではないが。 星のたまごは、そのまま大地の中ではじけたり、何かの拍子で地上に直接ばらまかれたりする。 そして、大地に大いなる潤いを与えるのだ。 森は広がり、新たな草花が生まれ、生き物は次の段階へと進化する。 そして大地より生まれた生き物は、海は、山は。 また、大地を暖める。 そうやって、星のたまごはつくられる。 (生命循環システムの具体的系図) (生物も物質も、本質的属性は『大地そのもの』であるということ……) 星のたまごははじけ、エネルギー体となり地上に広がる。 しかしなにかの偶然が重なり、はじける事なく残る星のたまごがあるという。 数億年分にも及ぶエネルギーを溜めていると言われる星のたまごは、まさに究極。 この世の法則さえもねじ曲げるその禁断の力は、失われた存在を、またこの大地に甦らせることができるという。 それは、かつて死んだ人間でも、封印された大魔法でも、国や大陸でさえも。 エントロピー・時空間を超越し、復活させることができる。 そして、その形はまるで…… 『これを……』 薄れゆく意識の中、ティトォはその声を聞いた。 『『星のたまご』だ』 ティトォの側には、栗色の髪をふたつ括りにした女の子と、桃色がかったブロンドの、背の高い女性が倒れ伏している。 二人とも深く傷つき、今にも力尽きる寸前であった。 『生き延びたいと願うなら……、委ねるがいい、お前たちの魂を』 ティトォはぼんやりと、差し出されたものを見つめる。 「これを……?でも、これはまるで……」 まるで、 木の実。 『いいか、よく聞け。この場で命が助かるだけじゃない。死なない身体になるのだ。……死ねないのだ。永久に生き続けなければならない。そして生き続けるという事は、つまりこれを狙う者たちと戦い続けなくてはならない』 その『声』は、淡々と言葉を続ける。 「……ぼくが……?」 『いつかきっと、また現れるはずだ。10年後か、100年後か……、あるいは1000年後かもしれないが、これを求める者達……、破滅の目的を持つ者達が』 「ぼくが……?どうしてこんなぼくが……、ぼくに何ができるっていうんだ!」 『お前がやらなければいけない。見ろ』 声に従い、ティトォは振り向く。そこには…… 『こうなったのはすべて……、お前たちのせいなのだからな……』 世界の終わりの風景。 『大魔王』の降臨。 すべての崩壊。 A.D.1569───今より111年前。 太洋に浮かぶ島国ドーマローラ国は、この世より姿を消した。 ルイズたちを乗せた軍艦、『イーグル』号は、アルビオンを覆う雲中に潜り、大陸の下にある秘密の港に向かっていた。 アンリエッタの手紙を読んだウェールズは、手紙の返却に快く応じた。 しかしながら、手紙はニューカッスルの城にあるので、こうしてニューカッスルへと向かっているのである。 大陸の真下は日が射さず、おまけに分厚い雲が視界を遮っている。 ややもすれば、簡単に頭上の大陸に座礁する危険があるため、反乱軍の軍艦は大陸の下には近付かないのだ。 「地形図を頼りに、測量と魔法の光だけで航海することなど、王立空軍の航海士にとっては雑作もないことなのだが……、 なに、貴族派、あいつらは所詮空を知らぬ無粋者さ」 ウェールズは得意そうに笑った。 やがて『イーグル』号は、大陸にぽっかりと開いた、黒々と大きな穴の下に到着すると、ゆるゆると上昇を始めた。『マリー・ガラント』号も後に続く。 穴に沿って上昇すると、そこはニューカッスルの秘密の港であった。 巨大な鍾乳洞の中を、真っ白い発光性のコケが覆っている。 鍾乳洞の岸壁に接舷し、港に降り立つと、大勢の人がウェールズたちを迎え入れた。王党派の生き残りたちであろう。 背の高い、年老いたメイジに近寄ると、ウェールズは声を張り上げた。 「喜べ、バリー!硫黄だ、硫黄!」 それを聞くと、集まった兵隊たちが、うおぉーッ!と歓声を上げた。 「おお!硫黄ですと!火の秘薬ではござらぬか!これで我々の名誉も、守られると言うもの!」 老メイジは、おいおいと泣きはじめた。 「反乱が起こってからは、苦汁をなめっぱなしでありましたが……、なに、これだけの硫黄があれば……」 にっこりとウェールズは笑った。 「王家の誇りと名誉を、叛徒どもに示しつつ、敗北することができるだろう」 「栄光ある敗北ですな!この老骨、武者震いがしますぞ!してご報告なのですが、叛徒どもは明日の正吾に、攻城を開始するとの旨、伝えて参りました」 「してみると間一髪とはまさにこのこと!戦に間に合わぬは、これ武人の恥だからな!」 ウェールズたちは心底楽しそうに笑いあっている。 ルイズは、敗北という言葉に、顔色を変えた。 つまり、死ぬということだ。この人たちは、それが怖くないのだろうか? ウェールズとさらに二言三言交わしていた、バリーと呼ばれる老メイジが、ルイズたちに近付いてきて、微笑んだ。 「これはこれは大使どの。殿下の侍従を仰せつかっておりまする、バリーでございます。遠路はるばるようこそこのアルビオン王国へいらっしゃった。 たいしたもてなしもできませぬが、今夜はささやかなる祝宴が催されます。是非ともご出席下さいませ」 ルイズたちは、ウェールズに付き従い、場内の彼の居室へと向かった。 ウェールズの居室は、王子の部屋とは思えない、質素なものであった。 王子は椅子に腰掛けると、机の引き出しから、宝石が散りばめられた小箱を取り出した。 鍵を開け、蓋を開けると、内側にアンリエッタの肖像が描かれている。 ルイズたちがその小箱を覗き込んでいることに気付いたウェールズは、はにかんで言った。 「宝箱でね」 ウェールズは小箱の中から一通の手紙を取り出すと、愛しそうに口づけた跡、開いてゆっくりと読みはじめた。 何度もそうやって読まれたらしい手紙は、すでにボロボロであった。 読み返すと、ウェールズはふたたびその手紙を丁寧に畳み、封筒に入れ、ルイズに手渡した。 「これが姫からいただいた手紙だ。何より大切な手紙だが、姫の望みはわたしの望みだ。この通り、確かに返却しよう」 「ありがとうございます」 ルイズは深々と頭を下げると、その手紙を受け取った。 「明日の朝、非戦闘員を乗せた『イーグル』号が、ここを出航する。それに乗って、トリステインに帰りなさい」 ルイズは、その手紙をじっと見つめていたが、そのうちに決心したように口を開いた。 「あの、殿下……。先ほど、栄光ある敗北とおっしゃってましたが、王軍に勝ち目はないのですか?」 ルイズは躊躇うように問うた。しごくあっさりと、ウェールズは答える。 「ないよ。我が軍は三百。敵軍は五万。万にひとつの可能性もありえない。我々にできることは、はてさて、勇敢な死に様を連中に見せつけることだけだ」 ルイズは俯いた。この王子様はきっと、自分が一番に死ぬつもりなのだ。 「殿下……、失礼をお許し下さい。恐れながら、申し上げたいことがございます」 「何なりと、申してみよ」 「この、ただ今お預かりしました手紙の内容、これは……」 「ルイズ」 その質問は行き過ぎだと思ったか、ワルドがルイズをたしなめる。 しかし、ルイズはかまわずに続けた。 この任務をルイズに申し付けたときの、アンリエッタの態度は、まるで恋人を案じているかのようで……。 それに、ウェールズの小箱の内側のアンリエッタの肖像。 いとおしそうに、手紙に接吻したときのもの憂げな表情。 つまり、アンリエッタとウェールズの関係は…… ウェールズは額に手を当て、言おうか言うまいか、少し悩んだ仕草をしてから、口を開いた。 「察しの通り、ぼくとアンリエッタは、恋仲であった。昔の話だ。とは言え、この手紙……、恋文が、ゲルマニアの皇室に渡っては、なるほどまずいことになる。 なにせ彼女は、始祖の名において、永久の愛をわたしに誓っているのだから」 始祖の前に誓う愛は、婚姻の誓いなのだ。 この手紙が白日の下に晒されたら、アンリエッタは重婚の罪を犯すことになってしまうだろう。 ゲルマニアの皇帝は、重婚を置かしたアンリエッタを許すまい。 となれば、婚約は解消、同盟相成らず。 トリステインは一国にて、貴族派の連盟に立ち向かわねばならなくなる。 「なにぶん、子供のしたこと。それが後々どのような影響を持つかなど、考えもしなかった。愚かなことだ」 自嘲気味に、ウェールズは笑った。 子供のしたこと。 ウェールズは、アンリエッタとの関係を『昔の話』と切り捨てていた。 しかしルイズには、そうは思えなかった。 アンリエッタも、ウェールズも、今でもお互いのことを想い合っているに違いない。 ルイズは、熱っぽい口調で、ウェールズに言った。 「殿下、亡命なされませ!トリステインに亡命なされませ!」 ワルドが、ルイズの肩に手を置いた。しかし、ルイズの剣幕は収まらない。 「お願いでございます!わたしたちとともに、トリステインにいらしてくださいませ!」 「それはできんよ」 ウェールズは笑いながら答えた。 「殿下、これはわたくしだけの願いではございませぬ!姫さまの手紙には、そう書かれておりませんでしたか?姫さまが、ご自分の愛した人を見捨てるはずがありません! おっしゃってくださいな、殿下!姫さまは、手紙の末尾であなたに亡命をお勧めになっているはずですわ!」 ウェールズは首を振った。 「そのようなことは、一行も書かれていない。姫と、わたしの名誉に誓って言うが、ただの一行たりとも、亡命を薦めるような文句は書かれていない」 ウェールズは苦しそうに言った。 その口ぶりから、ルイズの指摘が当たっていたことがうかがえた。 ウェールズは、アンリエッタを庇おうとしているのだ。臣下のものに、アンリエッタが情に流された女と思われるのがいやなのだろう。 「殿下!」 なおも食い下がるルイズに、ウェールズは優しく微笑んだ。 「それに、これは、我々の名誉をかけた戦いなのだ。滅びゆく王家が、最後の勇気を見せつけねばならんのだ。ラ・ヴァリエール嬢。きみも貴族なら、わかってくれるね」 名誉。 それは、貴族が最も大切にしなくてはならないものだと、ルイズは常々教わってきたし、またその通りだと考えてもいた。 名誉を引き合いに出されると、ルイズはもう、何も言えなくなってしまう。 ルイズは、寂しそうに俯いた。 ウェールズは、ルイズの肩を優しくぽんぽんと叩く。 「きみは、正直な女の子だな。しかし、真っすぐなばかりでは大使は務まらぬよ。しっかりしなさい」 それから机の上に置かれた、魔法の水時計をちらりと見やる。 「そろそろ、パーティの時間だ。君たちは、我らが王国が迎える最後の客だ。是非とも出席してほしい」 ルイズとティトォは、部屋の外に出た。ワルドは残って、ウェールズに一礼した。 「恐れながら、殿下にお願いしたい議がございます」 ワルドはウェールズに、自分の願いを語って聞かせた。ウェールズはにっこりと笑った。 「なんともめでたい話ではないか。喜んでそのお役目を引き受けよう」 パーティは、城のホールで行われた。 簡易の玉座が置かれ、玉座にはアルビオンの王、年老いたジェームズ一世が腰掛け、集まった貴族や臣下たちを、目を細めて見守っていた。 明日で自分たちは滅びるというのに、ずいぶんと華やかなパーティであった。 王党派の貴族たちはまるで園遊会のように着飾り、テーブルの上にはこの日のために取っておかれた、さまざまなごちそうが並んでいる。 すっかり客が集まったと見ると、玉座のジェームズ一世がすっと立ち上がる。 若き王子ウェールズが、高齢の父王に寄りそうように立ち、その身体を支える。 陛下がこほんと軽く咳をすると、ホールの貴族、貴婦人たちが、一斉に直立した。 「忠義なる臣下の諸君に告げる。いよいよ明日、このニューカッスルの城に立てこもった我ら王軍に、反乱軍『レコン・キスタ』の総攻撃が行われる。 この無能な王に、諸君らはよく従い、よく戦ってくれた。しかしながら、明日の戦いはこれはもう、戦いではない。おそらく一方的な虐殺となるであろう。 朕は忠勇な諸君らが、傷つき、倒れるのを見るに忍びない」 老いたる王は、ごほごほと咳をすると、ふたたび言葉を続けた。 「したがって、世は諸君らに暇を与える。長年、よくぞこの王に付き従ってくれた。厚く礼を述べるぞ。 明日の朝、巡洋艦『イーグル』号が、女子供を乗せてここを離れる。諸君らも、この艦に乗り、この忌まわしき大陸を離れるがよい」 しかし、誰も返事をしない。一人の貴族が、大声で王に告げた。 「陛下!我らはただひとつの命令をお待ちしております!『全軍前へ!全軍前へ!全軍前へ!』今宵、うまい酒の所為で、いささか耳が遠くなっております!はて、それ以外の命令が、耳に届きませぬ!」 その勇ましい言葉に、集まった全員が頷いた。 「おやおや!今の陛下のお言葉は、なにやら異国の呟きに聞こえたぞ!」 「耄碌するには早いですぞ!陛下!」 老王は、目頭を拭い、ばか者どもめ……、と短く呟くと、杖を掲げた。 「よかろう!しからば、この王に続くがよい!さて、諸君!今宵は良き日である!よく、飲み、食べ、踊り、楽しもうではないか!」 辺りは喧噪に包まれた。こんな時にやってきたトリステインからの客が珍しいらしく、王党派の貴族たちが、代わるがわるルイズたちの元へとやってきた。 「大使どの!このワインを試されなされ!お国のものより上等と思いますぞ!」 「なに!いかん!そのようなものをお出ししたのでは、アルビオンの恥と申すもの!このハチミツが塗られた鳥を食してごらんなさい!うまくて、頬が落ちますぞ!」 そして最後に、アルビオン万歳!と怒鳴って去っていくのであった。 貴族たちは悲嘆にくれたようなことは一切言わず、ルイズたちに料理をすすめ、酒をすすめ、冗談を言ってきた。 そんな姿が、勇ましいというより、この上もなく悲しくて、ルイズは憂鬱になった。 この場の雰囲気に耐えられず、ルイズは会場を飛び出してしまった。 ティトォも、やや悲しそうな顔で、ワインをちびちびやっていた。 死を目の前に、生き生きと明るくふるまっている人々の姿は、死を失って、長い時を過ごしてきた彼らには、感じ入るものがあったのだ。 また、それとは別に、気がかりなこともある。 アンリエッタの『水のルビー』と、ウェールズの『風のルビー』 『星のたまご』と共鳴した、ふたつの宝石のことだ。 (あれは、星のたまごと近しいもの……。『星のたまごのかけら』かもしれない) 星のたまごがはじけたとき、まれに結晶の粒が残ることがある。 その結晶の粒は微細でも、超々爆発的な力を持っており、あらゆる方向のエネルギーとして利用ができると言われている。 (ここは、ぼくたちのいた大地とは違うけど、このハルケギニアの大地にも、同じような生命循環のシステムがあって……、星のたまごに相当するものも、存在しているのかもしれないな) ふとティトォは思い出す。 あのふたつの宝石は、石の大きさが親指の先ほどもある、巨大なものだった。 あれほどの大きさの『かけら』は、ティトォも見たことがない。 なるほど王家の秘宝にもなるわけだ、とティトォは思った。 そんな風に考え込んでいると、後から肩を叩かれた。 振り向くと、ワルドが立って、ティトォをじっと見つめている。 「きみに言っておかねばならんことがある」 ワルドは、低い声で言った。 「なんでしょう」 「明日、僕とルイズはここで結婚式を挙げる」 ティトォは、目を見開いた。あんまり驚いて、しばらくものが言えなかった。 「こんな時に?こんな状況で?」 「そう。是非とも、ぼくたちの婚姻の媒酌を、あの勇敢なウェールズ皇太子にお願いしたくなってね。皇太子も、快く引き受けてくれた。明日の決戦の前に、ぼくたちは式を挙げる」 ティトォはワルドの顔を見つめた。ワルドの顔は、自分の言葉を少しも疑っていないような、そんな顔だった。 ルイズは了承したのだろうか?とふと思ったが、失礼かと思ったので質問するのはためらわれた。 「でも子爵。『イーグル』号は、明日の朝一番に出航するんですよ」 「ぼくとルイズは、グリフォンに乗って帰る」 「グリフォンはあまり長い距離は飛べないんじゃ……」 「滑空するだけなら、話は別だ。ぼくとルイズの二人乗せるくらい、問題はない」 ワルドはもう、結婚式を挙げることを決めてしまったようだった。何を言っても譲りそうにない。 「はあ、それじゃあ……、ここで一旦お別れですかね」 「そうなるかな。短い間だったが、きみたちとの旅は楽しかったよ」 そういって、ワルドは笑った。 強引な人だなあ、とティトォは思った。 でも、貴族ってのは多少の差異はあれ、こういう人が多いのかもしれないな、とも思った。 真っ暗なニューカッスル城の廊下を、窓から月の光が照らしている。パーティの喧噪が遠くに聞こえる中、ルイズは窓に寄り添い、月を見上げて涙を浮かべていた。 どうして……、どうしてあの王子様も、臣下の貴族たちも、みんなみんな、死を選ぶのだろう。 滅びゆく王家に、最後まで忠義を尽くす。 立派なことだと思う。貴族として、誇りに思うべきなんだと思う。 でも、ルイズの貴族の部分はそれをわかっていても、女の子の部分の感性が、納得を拒んでいた。 「姫さまが、逃げてっていってるのに。……恋人が、逃げてっていってるのに」 そう呟くと、悲しい気持ちが大きくなって、涙があふれた。 ルイズは袖でぐしぐしと涙を拭い、窓から体を離すと、自分にあてがわれた部屋へと歩き出した。 ふと見ると、暗い廊下の向こうから、明かりが近付いてくるのが見える。 それは、燭台を手に持ったティトォであった。 「やあ」 ティトォはいつも通りの笑顔で、手に持った燭台をちょいと上げて、ルイズに軽く挨拶した。 廊下は暗いけど、きっとティトォには、泣きはらして目が真っ赤になっているのが見えている。 ルイズはそう思って、顔を伏せた。 ティトォがそんなルイズの様子を心配して近付いてくると、ルイズは前のめりになって、ティトォの胸にぼすんと頭を埋めた。 「とと……」 いきなり寄りかかられて、ティトォは少しバランスを崩したが、すぐに持ち直した。 さすがにこの状況で、後に倒れるのは男として情けない。 ティトォの見下ろすルイズの肩は、小さく震えていた。俯いた顔は見えないが、どうやら泣いているようだ。 「……どうして?」 ルイズが尋ねる。 いろんな意味が込められた「どうして?」だった。 どうして、あの人たちは死を選ぶの? どうして、ああやって笑っていられるの? どうして、あんたは。そんなふうにいつもどおりでいられるの。 ティトォは黙って、ルイズの頭を撫でてやった。 むずかる子供をあやすような、優しい手つきだった。 「貴族にとって名誉は何よりも大事よ。でも、姫さまはどうなるの?ウェールズ皇太子は、愛する人よりも名誉が大事なの?それが、立派な貴族なの?わたしもう、わけわかんない……」 ルイズは、まとまらない考えをこねまわしながら、頭をぐりぐりとティトォに押し付ける。 「アルビオン王家には、もう行き場がないんだよ」 ティトォは静かに言った。 「もしトリステインに亡命したなら、貴族派にトリステインへ攻め込む格好の口実を与えることになる。 ゲルマニアやガリアも、同じことさ。亡命を受け入れて、わざわざアルビオンを牛耳る貴族派を敵に回すような真似はしたくないだろう。 王党派を受け入れてくれる国はどこにもないんだ。とすれば、内憂を払えなかった王家にできることと言えば、討ち果てるまで戦うことくらいだ。 『誇りと名誉』を後の世に示す、と考えれば魂も慰められる」 ティトォの言葉に、ルイズはぎゅっと服のスソを握りしめた。 「……そんなの、ただの理屈じゃない。あんたの言葉、冷たいわ。貴族派がなによ。たとえトリステインに不利をもたらすとしても、姫さまはウェールズ皇太子の亡命を受け入れるにちがいないわ。愛してるんですもの」 「皇太子だって、姫殿下を愛してるよ。愛してるからこそ、身を引かなければならないこともある。姫殿下に、ひいてはトリステインに迷惑をかけることになるのは耐えられないんだ」 それは耳に優しい響きの言葉だったが、ルイズは気に入らなかった。 「ずいぶんとわかったような口をきくじゃない。あんたに皇太子の気持ちの何がわかるのよ」 「言葉や表情の断片から、その人となりを読み取るのは難しくないよ。人の心だって、その気になれば読める……」 ルイズはかっとなって、どんとティトォを突き飛ばした。泣きはらした赤い目で、ティトォを睨みつける。 「お利口さんなティトォ。理屈だけで、人の気持ちもなにもかもわかると思ってるのね。それって、すっごく傲慢だわ」 ティトォのそういうところが、ルイズはきらいだった。 ティトォだけじゃない。 姫さまを残して、勇敢なる死を選ぶ王子様。 自分のことしか考えてない、王軍の人たち。 男なんて、みんな傲慢だ。 「わたし、ワルドにプロポーズされたの」 ルイズは、ティトォの目を見ながら言った。 「わたしはそれを受けるかどうか、悩んでるわ。これは理屈じゃない、気持ちの問題よ。憧れていたのは確かだけど、自分の今の気持ちがわからないの」 ティトォは黙って、ルイズの言葉を聞いている。 ワルドは『結婚式を挙げる』などと言っていたが、ルイズはまだ悩んでいたのだ。しかし、ルイズの心は決まったらしい。 「でもね、今決めたわ。わたし、ワルドと結婚するわ。あの人、頼りがいがあるから、きっと安心ね。それに、あ、あ、あんたより、ず、ず、ずっと人間らしいもの」 ルイズは感情的になって、声が震えていた。 それだけ言うと、ルイズはくるりときびすを返し、暗い廊下をずんずんと歩いていってしまった。 ティトォはルイズの姿が見えなくなるまで見届けると、窓に寄りかかって、月を見上げる。 「……あんな言い方、冷たいって?」 ティトォが呟いた。まるで、誰かに話しかけるような口ぶりだった。 「ルイズとおんなじこと言わないでよ。ぼくだってわかってる。悲しくて、気持ちが荒んでたんだ。だからつい、あんなふうに言っちゃったんだ」 ばつの悪そうな顔をして、そんな言い訳がましいことを言う。 辺りは静まり返っていたが、ティトォには、声が聞こえていた。 それは、不死の身体の中に眠っている二人の言葉だった。 今、存在を許されていない二人の言葉は外の世界に届くことはなかったが、ティトォにははっきりと聞こえていた。 「理屈だけで考えすぎる、か。ルイズはああ言ったけど、それはぼくの一番の武器なんだ。でも……、きっとそれ、ぼくの悪いところでもあるんだろうな」 ティトォは小さくため息をついた。 前ページ次ページ虚無のパズル
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囚人へのペル・エム・フル part18-73~80・84~85 part22-40~50 73名無しさん@お腹いっぱい。sage2005/08/27(土) 20 26 46 ID u3x5WGj/ 「囚人へのペル・エム・フル」投下します。 このゲームのは各キャラをどうやって生存させるかが攻略のポイントとなってます。(何もしないとほぼ全員死亡…) 何人助かったかによりエンディングが多少変化しますが、キーキャラクターが死ぬか死なないかで少々変わるくらいなので 最初に仲間全員死亡END、後で全員生還ENDを投下します。 プレイしながら書いてるので小出しにしかできませんがご了承ください。 74囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/27(土) 20 34 50 ID u3x5WGj/ 【キャラクター紹介諸々(公式サイトttp //www.tsukuriya.jp/syuujin_site/から引用)】 ペル・エム・フル…エジプト死者の書の意味。 囚人たちへの死後案内書、というのがタイトルの意味。 ■朝木 歩人 (あさき あゆと) 職業 高校生 年齢 18歳 身長 170cm このゲームの主人公。 自分を客観視するクセがあり、シビアな状況も受け流せる打たれ強さがある。 他人を自分と同列に考え、差別や偏見なく人に接することが出来るが、いまいち自分の人生自体に現実感を感じていない。 受身なタイプ。イイ奴。 ■日野 今日介 (ひの きょうすけ) 職業 高校生 年齢 18歳 身長 174cm 頭より行動が先、の単純男。 ゆえにその言動は常に雑だが、単純ゆえに誤解される事もまずない。 行動派タイプのアツイ奴。 ■土田 教授 職業 大学教授、考古学者 年齢 62歳 身長 167cm 名誉欲に突き動かされる老人。 決して目的を見失わず、豊富な知識と大胆な行動力により、数々の偉業を成してきた。 学者としては非の打ちどころのない大物。 ■黒江 浩二 (くろえ こうじ) 職業 医師 年齢 25歳 身長 175cm 向上心のカタマリ。 常に目標に向かっていないと気が済まない。 普段紳士的ではあるが、立身出世を望むあまり周りが見えなくなる場合がある。 ■市川 寧 (いちかわ ねい) 職業 高校生 年齢 18歳 身長 159cm このゲームのヒロイン。 明るく素直で裏表のない性格。 どんな人間に対してであろうと、いろいろかまってあげるのが、その人のためだと思っているらしいお節介少女。 歩人にはかまってもらいたいようだ。 ■乃木坂 葉子 (のぎさか ようこ) 職業 高校生 年齢 18歳 身長 163cm おとなしく、物腰の優しい女の子。 気の弱さと同じく身体も弱い。 誰に対しても分け隔てないその優しさは、人の敵意にもろく崩れ去ってしまうだろう弱い彼女の自己防衛手段でもある。 75囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/27(土) 20 35 53 ID u3x5WGj/ 【キャラ紹介続き】 ■月原 倫 (つきはら りん) 職業 小学生 年齢 9歳 身長 133cm ワガママ、明るいが内面はさみしがりで、かまってもらいたい。 ウソばかりつくのも、その弱さゆえ。 ■光栄寺 満 (こうえいじ みつる) 職業 大学生 年齢 22歳 身長 166cm 何をするのも面倒くさく思え、すぐに眠くなるという...。 常にテンションは低く、消極的。 そんな自分のペースを大切にし、そのために時々自分勝手なことを口にしては煙たがれる。 ■音樹 冴 (おとぎ さえ) 職業 ツアーコンダクター 年齢 26歳 身長 169cm しっかり者で面倒見が良い。 行動力もあり、リーダー的素質に優れる。 ただ、物事の優先順位をハッキリさせており、切り捨てるのも早い。 ■水見 壮司 (みずみ そうじ) 職業 報道カメラマン 年齢 29歳 身長 182cm 世の中を達観視。社会を知るがゆえに社会に囚われまいとする。 常に落ち着き払い、気取っているが、自分だけを信じ、己の欲望に忠実に生きている。 ■篠田 早織 (しのだ さおり) 職業 高校生 年齢 16歳 身長 161cm 他人への不信感から、常に攻撃的。 全てに悲観的で、他虐を通り越し、自虐行為に走る傾向もある。 76囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/27(土) 20 49 51 ID u3x5WGj/ かつて大いなる反映の元気づかれた古代エジプト文明の遺産 その中、最大級にして最も謎めいた遺跡 "大ピラミッド" その建造技術から建造意図、ピラミッドパワーなど、数々の謎に満ちている。 第4王朝第2代クフ王が建造したとされているが、その王を記す遺品も何も存在していない。 思想家、歴史か、考古学者…多くの人間が多くの仮説を唱えてきた。 …しかし実際にピラミッドを木津つけてみないことには、真実は明かされない。 ここに、ひとつの興味深い仮説がある。 ピラミッド内部には通廊の他、3つの部屋がある。 上から追う野間、王妃の魔、そして地下に及ぶ下降通廊の先にある地下の間。 1837年、ある技師が「地下にクフ王の墓がある」という過去の歴史家ヘロドトスの記述を確かめようとした。 彼は地下の間に11mあまりの穴を掘らせたのだが、結局何も発見することは出来なかった。 しかしこの説が消えたわけではない。 さらに深く掘削すれば、何かしら発見が出来るかもしれないのだ。 …そう考えた人間がいた。 77囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/27(土) 20 52 48 ID u3x5WGj/ クフ王ピラミッド内部、2人の男が作業を進めていた。 土田教授と黒江浩二。 土田教授はヘロドトスの「地下にクフ王の墓がある」という説を確かめるべく、クフ王ピラミッド の発掘を進めていたのだ。 一方助手の黒江はというと、むしろ財宝の方に興味がある様子。 作業員が爆薬をセットし、地下に大きな穴が開く。 するとそこには、地上部より遙かに造りが高度な遺跡空間が広がっていた。 奥へ進むと、扉のような岩がある。 教授は先ほどの作業員を呼び寄せ、この扉を開けるように指示を出した。 作業員が力を入れ、岩を押す。 少し動いた。 さらに力を加える作業員。 その瞬間、 首が切れ、落ちた。 突然の出来事に動揺する2人。 よく見ると、扉にピアノ線のようなものが張られている。触れただけで手が切れるほど、切れ味は いい… 人為的なトラップなのはは明らかだった。 侵入者を排除するためのトラップ。おそらくこの先にもこのような罠は沢山あるだろう。 このままでは明らかに人手が足りない。しかし、大学の研究員の到着は明日。 無断で調査を進めていることが考古庁に感づかれ始めているため、時間はない。 (…人手、いや動く駒があればいい。簡単なことさ、外から適当な労働力を連れ込めばいい) そう、観光客でも… 78囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/27(土) 21 32 58 ID u3x5WGj/ クフ王地下遺跡に連れてこられた、観光客8人と、ツアーガイド1人。全員日本人。 現在時刻、PM1 55。 朝木歩人は、教授に指示され遺跡の奥へと一人向かうことになった。 友人の寧は一人で行かせたことを教授に抗議するが、歩人普段の生活では味わえない、リアルな探検に胸を踊らせていた。 先を進む歩人。そこで見たものは、巨大な地底湖だった。 その光景に一同息をのむ。 興奮している教授は、この先も歩人に探査役を任せたいようだ。 渋々引き受ける歩人。 それにしても、この地底湖はまるで水が光っているかのように輝いている。 黒江によると、どうやら発光性のプランクトンのせいらしい。 医学生のお前は生物学専門ではないだろう、と話に割って入る教授。 適当に受け流した黒江は、歩人にあの教授には気をつけるようにと忠告する。 と、突然歩人の背後から、地底湖から出てきた怪魚が襲いかかった。 79囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/27(土) 21 46 49 ID u3x5WGj/ 何とか怪魚を撃退する歩人。 歩人一人に探索を任せるのは危険だと判断した黒江が、歩人について行くと申し出る。 しかし教授はそれを認めない。徒党を組まれるのがやっかいというのが彼の本心だ。 結局、同行者1人だけを連れて行くを許可される。 先を進む歩人。と、巨大な石柱を発見する。 教授によればオベリスクというらしい。そこには古代エジプト文字でこう書かれていた。 「今、湖面を見つめるファラオの息子よ。待っていた、さあ冥界へといざなおう。生まれ変わるのだ。」 本来ならここはファラオ(エジプトの王)の息子でないと来れない、神聖な場所だったらしい。 オベリスクを倒して橋にし、一行は奥へと進む。 その先で、一艘の船を発見する。 帆を張ると、船は風を受けて進み始めた。 しかし途中で船が沈み始める。歩人は少しでも船が軽くなるようにと、帆先に立っていたミイラを蹴落とした。 船の沈みはおさまった。安心した次の瞬間、先ほど蹴落としたミイラが歩人を湖に引きずり込んだ。 何とかふりほどく歩人だが、気を失ってしまう。 気がつくと対岸にいた。そこにある扉には「裁きの間の門」と刻まれていた。 教授曰く、この湖はいわば三途の川で、ここから先は死後の世界を表しているのではないか。 扉の向こうでは、悪い人間は地獄に落とされる、とも記されている。 一行は奥へと進んだ。 80囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/27(土) 22 14 00 ID u3x5WGj/ 「嘘」 奥へ進むと、指をくわえた子供の像があった。 部屋の壁には「"純真無垢"な存在が、貴を真の道へと導く」と記されている。 純真無垢な存在というのはこの子供の像ではないだろうか。その像は何かを指さしている。 像は先へ進むための道案内のようだ。 像の指す方へと進む歩人。 その先で、先に進んでいた少女、倫が「先へ進む道を見つけた」と行ってきた。 この倫という少女、いつの間にかツアーに紛れ込んでいて、さらに嘘つきという困りもの。 先ほどもだまされて階段から転げ落ちたばかりだ。 その部屋にある像は、壁の方を指して立っている。 しかし、それとは違う方向に、下へと続く階段がある。 倫は「その先は行き止まりだった」と言っている。 倫の言葉を無視して下へ降りる歩人。 しかし、本当にその先は行き止まりだった。 一人取り残される倫。 どうして信じてくれないの?嘘つきだから? 違うもん。パパも、みんなも、いつもかまってくれない。 みんな分かってくれない。だから… その時、壁を指していた像が動き始めた。 突然のことに驚く倫。そして… 悲鳴を聞いて駆けつけた歩人の目に飛び込んできたものは、壁にあいた大きな穴とおびただしい量の血。 そして、穴の向こうに倫はいた。壁と、突進してきた像に押しつぶされて… 「嘘は裁かれた」 死体の傍らの血文字はそう書かれていた。 84囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/28(日) 08 49 03 ID C0El+n2b えーいきなり全員死亡だけをのせるのも酷な気がしてきたので 生還ルートも平行して書いていきます。 キャラをどうやって助けるか、ということがこのゲームの目的なので ネタバレがいやな人はとばしてください。 ってことで倫救出ルート。 85囚人へのペル・エム・フルsage2005/08/28(日) 08 53 36 ID C0El+n2b よくよく見ると、像が指す壁の下にひっかき傷のようなものがある。 かがんで見ると、なんとそのひっかき傷は像の絵であった。 歩人はただの細長い傷にしか見えなかったが、倫は身長が低いためにこの傷が絵として見えたのだ。 倫に詫びる歩人。と、その瞬間、像が壁に向かって突進していった。 倫の言うことを信じたら、突然像が動いた…偶然か?それとも… 像が壊した壁の先には、地下へ続く階段があった。 40囚人へのペル・エム・フルsage2006/03/16(木) 10 05 38 ID adUQraBE 囚人へのペル・エム・フル放置されてるようなので、続きを勝手に書かせてもらいます。 登場人物はまとめにあるとおり。 ・冒険(危険)大好きな主人公。 ・主人公の熱血友人 ・主人公のことが好きなボーイッシュ女の子 ・主人公のことが好きだが、熱血友人に好かれているお嬢様系。 ・カメラマン ・ガイド(女) ・デブ ・幼女 ・妙に暗い女 ・教授 ・助手 序盤はまとめに載ってますが、 ピラミッドの地下で新たな遺跡を見つけた教授と助手。 中の財宝が欲しい助手と、新たな発見に沸く教授だが、そこは罠だらけ。 二人で進むのは無理なので、近くにいた観光ツアーの日本人を「面白いものが見れるよ」 とだまくらかして協力させる。 危険に気がついたときには、既に引き返せなくなっていた。 まとめでは幼女(倫)のところまでいってるようなので、その先。 このゲームの見せ場である「死にっぷり」メインで行きます。 進んだ先にはガスで満たされた部屋があった。 長くいると中毒を起こすので、駆け抜けなければいけない。 その途中、デブが「行きたくない、ここ(ガス部屋の手前)にいる」と言い出す。 口を開けば愚痴ばかりのデブにむかついてた一同は「好きにせえ」 数グループにわかれて駆け抜けようとすると、 暗い女がいきなり部屋に入って立ち止まる。自殺しようとしたようだ。 主人公たちが引っ張っていってなんとかセーフ。 しかしその後に走ってきたガイドとカメラマンの様子がおかしい。 41囚人へのペル・エム・フルsage2006/03/16(木) 10 06 52 ID adUQraBE そのまま全員で遺跡を下っていくのだが、途中でデブの不在に気づかないと デブはガス部屋に入り、出れなくなって死んでしまう。 ガス室の扉は引き戸になっていて、ガスでパニクった状態だと それに気づかずモタモタしている間に中毒になってしまう。 デブが部屋に入っても、一人ではそれに気づかないから。 引き返すと彼は生き残り、一緒に戦えるようになる。 途中の吹き抜けで、暗い女が吹き抜けの下を見てブツブツ言っている。 吹き抜けは下が見えないほど高い。 ここで女が見ている写真を奪って、そのまま去れば女は生き残る。 しかし写真に気づかなかったり、写真を返すと、女は後で死ぬ。 手分けして周りを探索していると、カメラマンとガイドが乳繰り合っている。 カメラマンは言い訳として「ガイドが覚醒剤を持っていて、 それを捨てさせようとしただけ」と言う。 ガイドは、海外に気軽にいける職業を利用して運び屋をしていた。 それをカメラマンに知られて、体を要求されたのだった。 カメラマンが去ったあと、ガイドの足元にゾンビ出現。天井が降りてくる。 放っておくとガイドがつぶされてしまうので、 途中で手に入れた丸太をつっかえ棒にしてゾンビを倒す。 ガイドは感謝し、仲間になるようになる。 丸太に気づかなかったり、戦闘に時間がかかるとガイド死亡。 そのまま遺跡の中を進むと カメラマンが「変な女がいる!」と言って、写真だけ見せて女を追いかけていってしまう。 しかし写真には壁に彫られた彫刻の顔しか写っていない。 カメラマンが進んだ方角が遺跡の地下に続く道なので そのまま下っていくと、壁にイケニエの儀式が描かれている。 そこで上を見上げると、カメラマンが天井から吊り下げられている。 カメラマンの写真の彫刻は顔が写っていた。 彫刻は巨大なので、顔を写すにはかなり上を向かなければいけない。 つまり変な女は天井にいた。 女ミイラ(ゾンビ?)を殺してカメラマン救出。 女ミイラは裸だったが、どうやらカメラマンが脱がしたらしい。 「そりゃ罰せられますよ」と呆れる主人公。 通り過ぎてしまうと、カメラマン落下して死亡。 42囚人へのペル・エム・フルsage2006/03/16(木) 10 08 24 ID adUQraBE ※ 殺される人間には一応「罪」がある。 幼女:嘘。デブ:怠惰(?) ガイド:金欲かな? カメラマン:性欲強すぎ 暗い女:これがわからない。 彼女は男にふられて自暴自棄になった自殺志願者なので、それがダメなのかもしれない。 というか彼女は自殺なのか、罰せられたのかがあいまい。 一番地下にたどり着く一行(順調に死んでるとかなり少人数) そこは金銀財宝の山だった。テンション上がる一行。 そこへ、暗い女が上の吹き抜けから落ちてくる。 当然、頭砕けて死ぬ女。パニックになる一同。 ここが特に唐突で「ぐしゃ」っと落ちてくるので、本当にビビった。 お嬢様系が主人公に抱きついておびえだす。必死に諌める主人公。 それを見たボーイッシュが遺跡の外に飛び出てしまう。 外はピラミッドの地下なのに緑が生い茂っていた。 「嫉妬してる自分が嫌だ。自分が嫌い」と言うボーイッシュ。 慰めようとする矢先、転がっていた空の棺桶がボーイッシュを 引きずり込み、ものすごい速さで飛んでいく。 一人で追うのは危険と判断し、仲間の下へ戻る主人公。 財宝の前では、助手が「このまま報告してもエジプト政府に 財宝をとられてしまう」といい、少しでも持ち出そうとしている。 するとそこに犬のゾンビが出現。 助手に襲い掛かる。 教授が「助手!財宝を持っているから襲ってくるんだ!」と アドバイスして、助手は財宝を捨てて助かる。 しかしお嬢様系が今度は襲われる。 必死に戦うが、この犬はメチャ強いので絶対に勝てない。 戦闘中にお嬢様系のネックレス(実は盗品)を奪うとセーフ。 それに気づかないと、彼女は犬に ガブ ガブ ガブリ と一気に頭を噛み砕かれて(ここも音がグロい)死亡する。 彼女のことが好きだった親友はヤケを起こしかけるが、 教授と助手が一芝居うって「まだ生きている」と嘘をつく。 「今は安静にしておいて、とにかくボーイッシュを探そう」 嘘と知りつつ、従う主人公。親友は信じた様子。 43囚人へのペル・エム・フルsage2006/03/16(木) 10 10 26 ID adUQraBE ボーイッシュは地下なのに緑がある地帯の先のプチピラミッドにいた。 その中に置かれているファラオの8人の妃の墓。そのどれかにいれられている。 ここで携帯電話を使えば居場所がわかる。しかし失敗するとボーイッシュは死ぬ。 すみません。彼女の死亡だけ見ていないので、どんなふうに死ぬのかわかりません。 さらに奥には、ミイラが玉座に座っていた。 教授が調べると、驚いたことにミイラは生きていた。 この王のミイラは何千年も、ピラミッドパワーと自らの超能力で 生きながらえていたのだった。 次のファラオに超能力を引き継ぐために。 突然、助手を教授が射殺する。 「えー?なんでここでー?」と驚くが、さかのぼれば数年前。 エジプトの観光地で、日本人を含むツアー客が射殺されたテロ事件。 そこに教授と助手を初めとする教え子たちがいた。 教授の娘も巻き込まれて重傷を追う。けが人が多すぎて医者が回ってこない。 医学生だった助手に、救急車の設備を使って助けてくれ と懇願する教授だが、助手は 「医師免許を持ってない僕が勝手なことをして、 後で問題になって医者になれなかったら困る」 と言って何もしなかった。 結局娘は死んでしまった。 教授はそのときの復讐のために助手を連れまわし (助手も良心の呵責で教授に逆らえなかった) 財宝を手に入れた!と喜んだところでぶっ殺すのが目的だったのだ。 (すみません。ここの動機があいまい。補完できたらお願いします) 犬のときに助けたのは、自分の手で殺したかったから。 しかし助手を撃ち殺した直後、遺跡の柱が倒れて教授も死ぬ。 「殺人も罪だな」と言って死んでいく教授。 ※ お嬢様系:盗人の罪。 ボーイッシュ:嫉妬の罪 。教授:殺人の罪 罪はピラミッド内に持ち込んだものだけが罰せられるので、 助手や主人公たちのピラミッド外での罪は許される様子(ただし助手は強欲の罪の罰が下って教授に殺される事になったとも考えられる)。 親友がファラオに捕まり、電撃を浴びせられる。それを止めてファラオと戦う一行。 教授を助けようとするが、やはり手遅れだった。 44囚人へのペル・エム・フルsage2006/03/16(木) 10 12 39 ID adUQraBE ファラオが死に、ただのミイラに戻る。 「このほうが幸せだったんじゃないか。こんなところで何千年も…」 突然、ピラミッドが崩れだした。親友が言う 「教授が言ってたじゃないか。 この巨大なピラミッドが何千年も変わらずに維持されてる 本当の理由はわからない。って もしかして、ファラオの超能力が維持してたんじゃないかな。 で、ファラオが死んだから…」 崩れだすピラミッド。逃げ出す途中、死んだ同行者がゾンビになって襲ってくる。 死んだままの姿で…。 「置いていかないで」「見捨てたわね…」 頭が砕けていたり、ガスで膨らんでいたり、下半身がなかったり、 とにかく悲惨な姿で襲ってくるかつての人間を叩き潰し、出口へと向かう。 しかし船で来たところで足が止まる。 目の前には巨大な湖。船はもう沈んだ。どうすればいいんだ。 親友が「うあー!」とやけになって両手を広げると、突然モーゼのように湖真っ二つ。 「ファラオの浴びせた電撃は、継承者に超能力を分け与えるものだったんだ!」 コナンのようにひらめく主人公。 思えば親友だけはピラミッド内で何も罪を犯していなかった。 (主人公は結構みんなを危険な目にあわせてた) だから後継者に認められ、超能力を引き継いだんだ! そして、親友が「崩れるかも」と思ったらピラミッドは崩れ、 皆が死んだ場所で感じた恐怖が、死体をよみがえらせた。 「何も考えるな。でも湖はそのままにしておけ」 しかし逃げる途中、ぱにくった親友は「ダメだ、考えちゃう」と言うので、 ぶん殴って気絶させる。 一同は助かった。 親友の超能力は、ピラミッドの中限定なので外に出たら普通の人間に戻った。 助かった仲間たちが礼を言いに現れる。 (死んでれば当然でない。主人公と親友しか残らないエンドだと寂しいだろうなぁ) ボーイッシュが死んでいても、お嬢様系が死んでいても、 「さぁ観光の続きだ」とか言う凄い主人公の台詞で終わりです。 45囚人へのペル・エム・フルsage2006/03/16(木) 10 14 35 ID adUQraBE かなり長くなりましたが。これで終了。 フリーゲームなので簡単に手に入ります。 戦闘中、敵に攻撃すると、敵の絵が動くんですが、 それがまた不気味でいー感じです。 特にゾンビ化したナカマを殴って、 血まみれお嬢様系が白目むいて「がががががが」 ってガクガク揺れるところは欝満開でした。 46名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/03/16(木) 12 01 07 ID N9zBBo2I 乙! 俺も前のペルエムフル書いてた人の影響でこのゲームやったけど、 最後の死んだ仲間のゾンビラッシュは鬱だったな。 補足するとボーイッシュが死ぬ場合は、 主人公が間違った墓に入ると、ボーイッシュの入った棺桶ごと全部の墓が崩れ落ちてあぼーん ↓ その後、脱出時にボーイッシュのゾンビ出現 (体が千切れてて上半身のみ。しかも血塗れで口をパクパク動かす演出)だった。 47名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/03/16(木) 12 23 31 ID PnEJ3Xp1 同じく補足。つってもうる覚えだが 主人公→不敬(一番最初、沈みかけた船からミイラ蹴っ飛ばして湖に落とした) 幼女→虚偽 デブ→怠惰 暗い女→自殺(一部宗教では重罪) ガイド→堕落(薬物密売) カメラマン→姦淫(エロイ人) お嬢→窃盗(万引き) 彼女→嫉妬 48名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/03/16(木) 12 28 48 ID 1AkDrrEw 乙です。 女ミイラを脱がすなんて、カメラマンいかれてるな。 4946sage2006/03/16(木) 13 15 45 ID adUQraBE 47-48 補足ありがとう ボーイッシュ、見捨てようと思って適当な墓に入ったらあたりで 死にパターン見れなかった。 そうだ、主人公は最初にミイラを蹴っ飛ばして、襲われてました。 ただ、この罰は一回回避すればいいらしく、不敬の罪で襲ってきたミイラを倒したことで、 その罪は消えたっぽいです。 49 最初は普通の女性だったらしい。 主人公たちを襲ってきたとき、既に裸の女ミイラで、助けたカメラマンが 「最初は普通だったのに、急にミイラになって襲ってきたんだよ!」 「ふーん…あのミイラ、裸でしたよね。最初から裸だったんですか?」 「…………ごにょごにょ」 (ダメだこいつ) みたいな。 それでも遺跡の中にいた謎の女を脱がそうとはしないわな。普通は。 5045sage2006/03/16(木) 13 29 46 ID adUQraBE すまん、上の書き込みアンカーずれまくってた。 あと、ガイドを助ける丸太は、最後まで使わずに(ガイド見捨てて)おいて、 脱出のときの湖の前で使おうとすると 「俺はなんでこんなものを持ち続けているんだ…」 という突込みが入る。 じゃあ、今度はゲームキューブ版のバイオハザード、ジル編を書き込みます。 来週くらいには シ 読んでくれてありがとう。
https://w.atwiki.jp/djmaxinfo/pages/175.html
日本語機械翻訳結果起動時WARNING GUIDEBASIC TUTORIALAbout BASIC NOTE / Heavenly About LONG NOTE / Miles About SIDE NOTE / Ruti'n (GOTH Wild Electro Remix) About FEVER SYSTEM / Dont't Die About NOTE SPEED / Beautiful Day About BGA SETTING / Child of Night About AIR MODE / Your Own Miracle HELPMENU AIR FREESTYLE ONLINELADDER MATCH OPEN MATCH COLLECTION RANKING TIPS 英語原文WARNING GUIDEBASIC TUTORIALAbout BASIC NOTE / Heavenly About LONG NOTE / Miles About SIDE NOTE / Ruti'n (GOTH Wild Electro Remix) About FEVER SYSTEM / Dont't Die About NOTE SPEED / Beautiful Day About BGA SETTING / Child of Night About AIR MODE / Your Own Miracle HELPMENU AIR FREESTYLE ONLINELADDER MATCH OPEN MATCH COLLECTION RANKING TIPS 日本語ヘルプ未実装時に、ゲーム内の警告・GUIDEの内容を、画像認識OCRとGoogle翻訳を使用して機械翻訳した結果です 日本語機械翻訳結果 起動時WARNING WARNING 感光性発作の警告 警告:特定の人々は、点滅する光やパターンを含む画像にさらされると発作を経験することがあります。 発作またはてんかんの病歴がなくても、診断されていない状態があり、これらの光過敏性てんかん発作を引き起こします ビデオゲームを見ています。 発作の後には、めまい、幻覚、目や顔のひきつりなどの症状が現れることがあります。手足のけいれん。見当識障害。混乱。または 意識の瞬間的な喪失。 発作は、意識喪失またはけいれんを引き起こし、落下または近くの物体にぶつかることによる偶発的な傷害につながる可能性があります。 これらの症状のいずれかが発生した場合は、すぐにプレイを停止し、医師に相談してください。 親は、上記の症状のいずれかについて子供を監視するか、尋ねる必要があります。 子供やティーンエイジャーは、成人よりも発作を経験する可能性が高くなります。 感光性てんかん発作のリスクは、次の予防措置を講じることにより軽減できます。 明るい部屋で遊ぶ 眠気や疲労時に遊んでいない あなたまたはあなたの家族に発作またはてんかんの病歴がある場合は、遊ぶ前に医師に相談してください。 GUIDE BASIC TUTORIAL About BASIC NOTE / Heavenly 上から来るオブジェクトは「ノート」と呼ばれます。 適切なキーを押して、ノートがジャッジラインを満たしているときにノートを再生します。 各ノートは異なるキーに割り当てられます 画面上のガイドに従ってノートを再生してみてください 最適なタイミングでキーを押すと、ハイスコアが上がります。 About LONG NOTE / Miles 今後のノートは「ロングノート」です ロングノートがジャッジラインと一致したらホールドを押し、最後がジャッジラインを通過するまで続けます。 About SIDE NOTE / Ruti n (GOTH Wild Electro Remix) 「サイドノート」は特別なメモです サイドノートが表示される前に、ガイドサインが表示されます。 サイドノートを試してみましょう! About FEVER SYSTEM / Dont t Die 「フィーバーシステム」では、より多くのポイントとコンボを獲得できます。 真ん中のフィーバーシステムゲージは、プレーヤーの精度が高いほど増加します。 フィーバーゲージがいっぱいになったときにフィーバーをアクティブにできます。ゲージを埋めましょう! ゲージがいっぱいになったら、[スペースバー]を押してアクティブにします! 有効にすると、スコアとコンボに対してより多くのポイントを獲得できます! 壊れないように注意してください!コンボを破ると、利用可能なフィーバー時間が減少します! フィーバーを使ってみましょう。 ファーバーがすでにアクティブなときにフィーバーゲージをいっぱいにすると、[スペースバー]を押してフィーバーレベルを上げることができます。 フィーバーレベルが高いほど、より多くのポイントとコンボを獲得できます! ただし、BREAKのペナルティも増加します。注意してください About NOTE SPEED / Beautiful Day Notesの移動速度を制御できます。 [1]を押して速度を下げます。または、[2]を押して速度を上げます。 BPMまたはBeats Per Minuteは、音楽の速度です。 Notesのデフォルトの速度は、音楽のBPMに基づいてより速くまたは遅くなります。 曲選択画面でBPMを確認できます。 あなたに合ったスピードを見つけましょう! 速度設定は、再生する曲ごとに保存されます。 About BGA SETTING / Child of Night BGA(Background Animation)は、ゲームプレイのもう1つの楽しいポイントです。 ただし、必要に応じて、BGAのオン/オフを切り替えることができます これを行うには、[Delete]を押します。 さて、BGAをオフにしてみてください BGAの明るさも調整できます [Page Up]を押してBGAを明るくするか、[Page Down]を押してBGAを暗くします。 プレイ中にBGAをセットアップしましょう。 BGA設定は個々の曲に保存されます。 About AIR MODE / Your Own Miracle AIR MODEでは、DJMAXの公式チャンネルから曲を再生できます。 世界中のメッセージが各BGAに表示されます。 [ENTER]を押して自分でメッセージを送信しましょう。 メッセージは曲に保存され、他のプレイヤーに送信されます! メッセージを書いている間、自動的に自動プレイに変わります。 自動再生は、AIRモードでのみ使用できます。あなたが好きなら、あなたは単にそれを使って歌を聞くことができます! [F4]を押してAUTOPLAYを有効にします。 次の曲に関する情報は、各再生後に表示されます。キーの難易度または数を変更することもできます。 では、AIR MODEをプレイしましょう。 HELP MENU DJMAX RESPECT Vには6つのモードがあります。 AIR このモードでは、DJ MAXの公式チャンネルから送信された曲を世界中のプレイヤーのメッセージと一緒に楽しむことができます。 自分で曲を再生することも、他のプレイヤーにメッセージを残すこともできます。 フリースタイル このモードでは、お持ちの曲を自由に再生できます。 ミッション これは、特定の環境で特定の条件をクリアする必要があるモードです。 ユニークなミッションスタイルでプレイをチェックしてください。 オンライン このモードでは、ネットワーク上で他のプレイヤーと対戦したり、他のプレイヤーとプレイしたりできます。 オンラインモードでDJ MAXのより広い世界を体験してください。 コレクション このモードでは、ゲーム全体で達成した成果を確認できます。 プロフィール、プレイ情報、実績、および報酬を表示します。 ランキング これは、DJMAX RESPECT Vが提供するコンテンツのランキングボードです。 ランキングボードのトップに挑戦してください。 AIR AIRモードは、DJ MAX公式チャンネルで送信した曲を、周りのプレイヤーからのメッセージとともに楽しむことができるモードです AIRモードで曲を再生する前に、まず設定する必要があります。 ロビー画面で次の項目を設定できます。 1) CHANNEL AIRモードでは3つのチャンネルを使用できます 97.5 MHZ BEGINNER STAGE 初心者向けです。軽くプレイするにはこちらを使用してください。 100.5 MHZ STANDARD STAGE 音楽ゲームのジャンルの経験があるユーザー向けのチャンネル。 105.9 MHZ MASTER STAGE エキスパートプレイヤー向けのチャンネルです。 上記の3つの中からプレイしたいチャンネルを選択し、ENTERを押してゲームを開始します。 2) PLAY SEITING AIRモードの設定。 AUTO PLAY 開始時に自動再生をオンにするかどうかを設定します。 AUTO PLAYが有効になると、音楽は自動的に進行します。 ただし、プレイ結果に基づく補償獲得には違いがある場合があります。 TUNES 再生するボタンモードを決定します。 4B TUNES、SB TUNES、OB TUNES、および8B TUNESを選択できます。 3) DIFFICULTY 再生する難易度の範囲を設定します。この機能は、チャンネルごとに設定することは困難ですが、変更したい場合に使用します。 設定した難易度に基づいて、再生する曲の難易度が決定されます。 選択した範囲の難易度を持たない曲の場合、ゲームはその曲に最も近い難易度でプレイします。 4) EQUIPMENT SETTING ロビー画面でスペースバーキーを押すと、機器設定を変更できます。 機器メニューでサポートされている機能は次のとおりです ※以下FREE STYLETと同じ説明 FREESTYLE FREESTYLEは、プレイヤーが持っている曲でプレイヤーが自由にプレイできるモードです。 1)再生する曲を選択する 矢印キーを使用して、再生する曲を選択します。次に、ENTERを押して再生を開始します。 曲のタイトルがわかっている場合は、曲の最初の文字を入力します。アルファベットのリストに移動します。 (これは、曲のタイトルがアルファベットで始まる場合にのみ適用されます。) 2)カテゴリーの変更 カテゴリを変更するには、左または右のSHIFTキーを押します。 カテゴリのリストは次のとおりです。 ALL TRACK DJMAX RESPECT Vのすべての曲を表示します。 このカテゴリには、プレーヤーがまだ取得していない曲が表示される場合があります。 PLAYABLE 再生可能な曲を表示します。 FAVORITE プレイヤーがお気に入りとして登録した曲を表示します。 ※FAVORITEの追加/削除は、曲を選択した後にF9を押すことで実行できます。 PORTABLEl DJ MAX Portablelの曲。 PORTABLE2 DJ MAX Portable2からの曲。 RESPECT DJMAX RESPECTからの曲。 COLLABORATION DJ MAX RESPECTのコラボレーションイベントの曲。 ※追加のDLCを購入すると、関連するカテゴリが追加されます。 3)ボタンモードの変更 Tabキーを押して、再生するボタンモードを変更できます。 ボタンモードは次のとおりです。 4 BUTTON TUNES 5 BUTTON TUNES 6 BUTTON TUNES 8 BUTTON TUNES 8つのボタンの調整 ※ 4、5、6、または8を押すと、ボタンを即座に変更できます。 4) EQUIPMENT 曲選択画面でスペースバーを押すと、機器を設定できます。 機器メニューでサポートされている機能は次のとおりです SPEED ノートのドロップ速度を変更します。最小0.5から最大5xまで設定できます。 速度は、装置ウィンドウを開かずに、数字1キーと数字2キーを使用して、いつでもすぐに変更できます。 ※速度の数値は曲(パターン)ごとに個別に保存され、特定のミッションが速度制御に制限されている場合、または速度関連のエフェクターがアクティブになっている場合は適用されません。 FEVER OFF:FEVERシステムを使用しません。 X5:手動で作動するFEVERシステムを使用します。 AUTO X5:自動的に作動するFEVERシステムを使用します。 FADER OFF:フェーダー効果を無効にします。 FADE IN:すべてのノートは、審査ラインに近づくと表示され始めます。 FADE OUT:すべてのノートが判定ラインに近づくと、それらは非表示になります。 BLINK:すべてのメモが点滅します FOG:フォグ効果が判定ラインの周りに表示されます。 PIXEL:成功すればするほど、画面がモザイクに変わる可能性が高くなります。 BLIND:注はまったく表示されません。 CHAOS CHAOS W ノートのドロップ速度はランダムに変化します。 SLIDE UP 演奏が成功すればするほど、ノートはより速くドロップします。 SLIDE DOWN 演奏が成功するほど、ノートのドロップが遅くなります。 REVERSE 画面を上下に反転して出力します。 4D 各ノートのドロップ速度は異なります。 TRANSPARENCY メモが表示される領域の背面の透明度を設定します。 100%に近づくほど、より多くの 透明です。 POSITION ギアの出力位置を変更します。状況によっては、変更できない場合があります。 DISPLAY RATE 精度をリアルタイムで表示するかどうかを設定します。 GEAR ギアのスキンデザインを変更します。 NOTE ノートスキンのデザインを変更します。 5) COMBO FREESTYLEでは、蓄積されたコンボの情報が表示されます。 Current Combo 現在蓄積されているコンボ。 Best Combo 最も蓄積されたコンボ。 ※累積コンボ機能の有効化/無効化は、システム設定(F10)で実行できます。 7) MUSIC RANKING F8を押すと、特定の曲の音楽ランキングを確認できます。 ONLINE オンラインモードでは、他のプレイヤーと対戦したり、他のプレイヤーとプレイしたりできます。 ONLINEモードでは、2つの一致スタイル、LADDER MATCHとOPEN MATCHが提供されます。 ラダーマッチ これは、1対1モードであり、同様のスキルを持つプレーヤーと対戦できます。 コンテストは合計3つのベスト2ゲームで行われ、各プレイヤーはランダムに与えられた5つの曲のうち1つを禁止できます。 禁止された曲を除く残りの3つの曲が競争を開始するために選択され、プレイヤーのラダー評価は結果に基づいて決定されます。 オープンマッチ このモードでは、プレイヤー自身を含む最大7人のプレイヤーが自由にプレイしたり観戦したりできます。 保護権を持つプレーヤーは、キーモードと難易度を変更することで、自由に再生できる曲を選択します。 OPEN MATCHの結果は、ラダー定格に影響しません。 ※DLC-プレーヤーが購入していない曲のみが選択されている場合、ゲームは監視モードで続行されます。 LADDER MATCH ラダーマッチは、同様のスキルを持つプレイヤーが1:1の対戦でランク付けされるモードです。 ラダーマッチに入ると、ロビーから始まります。 1)ロビー ロビーでは、ボタンモードごとに独自のランクを確認できます。 矢印キーを使用して、詳細を確認するボタンモードを選択します。 さらに、競争記録が保存されている履歴タブとリーダーボードに切り替えることができます 左シフトおよび右シフトを押して、ラダーのランキングを確認できるタブ。 LADDER MATCHをプレイする準備ができたら、F5を押します。 試合の準備 準備完了状態では、試合でプレイするボタンモードを選択する必要があります。 矢印キーを使用してカーソルを移動し、Enterキーを押して選択したボタンを有効または無効にします。 ボタンモードの設定が完了したら、もう一度F5を押して検索を開始します。 マッチングは、設定したボタンモードに基づいて最も類似したスキルを持つ他のプレイヤーを検索します。 ゲーム開始 他のプレイヤーとのマッチングに成功すると、禁止された5曲が提供されます。 各プレイヤーは、競技で使用しない5曲のいずれかを選択する必要があります。 2人のプレイヤーが禁止された曲の選択を完了すると、両方のプレイヤーが選択しなかった残りの曲から競争が始まります。 ゲームプロセス ラダーゲームでは、2人のプレイヤーが特定の曲をプレイし、曲が終了すると、スコアの高いプレイヤーが勝者になり、最後の勝者が2ラウンドに勝った最初のプレイヤーになります。 試合の終わりに、各プレイヤーは結果に応じてランクのポイントを獲得/失う可能性があります。 試合が終わったら、F5キーを使用して同じプレーヤーを再試合できます。両方のプレイヤーが再対戦を選択した場合、システムは同じ2人のプレイヤーを一致させます。いずれかのプレイヤーが拒否した場合、再戦は確立されません。 2)歴史 ロビーの[Tab]ボタンを使用して、履歴メニューに入ることができます。 履歴では、ラダーマッチの履歴を確認できます。 特定の一致の詳細な履歴を表示する場合は、矢印キーを使用して一致を選択し、Tabキーを押して詳細を表示できます。 また、試合履歴のENTERキーを使用して、他のプレイヤーの情報を見ることができます。 3)リーダーボード 一致する待機画面でTabキーを使用して、リーダーボードメニューを表示できます。 リーダーボードメニューには、LADDER MATCHの上位プレイヤーが表示されます。矢印キーを使用して特定のプレイを選択し、ENTERを押してプレーヤーの情報を表示できます。 OPEN MATCH OPEN MATCHは、プレイヤー自身を含む最大7人のプレイヤーを許可するモードです。 他のプレイヤーのゲームプレイをプレイまたは観察するため。 OPEN MATCHを入力すると、部屋のリストが表示されます。 1)ロビー 部屋の選択と入場 リストには現在待機中または再生中の部屋が表示され、矢印キーとEnterキーを使用して待機中の部屋に入ることができます(再生中の部屋は入力できません)。 パスワード付きの部屋の場合、部屋に参加するには正しいパスワードを入力する必要があります。 部屋を作る [部屋の作成]ボタンを選択するか、F4を押して部屋を作成します。 ルームを作成するには、ルーム名、ボタンモード、および最大人数を設定する必要があります。パスワードの入力は任意です。 SEARCH ROOM(後で更新されます) ルーム検索機能を使用して、特定のルームを見つけることができます。この機能を使用するには、SEARCHボタンまたはF3を押します。 検索を開始するには、少なくとも1つの検索オプションを入力する必要があります。 パスワードを入力して、入力したパスワードと一致する部屋を検索することもできます。 2)部屋 ルームに参加すると、プレイしているプレーヤーの情報と、プレイする曲が表示されます。また、機器の設定を変更することもできます。 選曲 OPEN MATCHでは、ホストのみがプレイする曲を選択できます他のプレイヤーは、曲の難易度とボタン数を選択できます。 Tabキーを使用してボタンモードを変更し、左右の矢印キーを使用して難易度を変更できます。 ※OPEN MATCHでは、同じ曲が再生されていても、各プレーヤーは異なるボタンモードと難易度を再生できます ゲーム開始 ホストを除き、残りのプレーヤーはF5を押すとREADY状態になります。すべてのプレイヤーが準備完了状態になると、ルームはプレイを開始できます。 ホストプレーヤーには別個のREADY状態はなく、ホストプレーヤーが曲を変更すると、プレーヤーの残りのREADY状態は無効になります。 チャット 待合室でEnterキーを押すと、チャットが有効になります。 観察者 Tabキーを押してオブザーバー状態に入ると、一致を確認できます オブザーバー状態では、自分でゲームをプレイするのではなく、他のプレイヤーがゲームをプレイしているのを見ます。 ※選択した曲がない場合は、自動的にオブザーバー状態に変わります。 ホスト ホストプレーヤーはF11を押すことでルームを管理できます。 管理者モードでは、特定のプレーヤーを選択して、ホストの引き渡し、プレーヤーの禁止、スロットのロック、またはそれらを開くことができます。 ※機器の設定の詳細については、「機器」ガイドを参照してください。 3)ゲームプロセス ホストがゲームを開始するとOPEN MATCHが開始され、プレイヤーはゲームのプレイを開始します。 ディスプレイ設定を変更する ゲーム中に、Deleteキーを押してBGAの公開を無効/有効にすることができます。 Page UpキーとPage Downキーを使用して、BGAの明るさを調整できます。 Insertキーを押して、画面に表示される情報の量を変更することもできます。 4)結果 勝者は、音楽が終了したときに最高のスコアを獲得した人です。 スペースバーを押すと、詳細な結果の詳細を確認できます。 COLLECTION COLLECTIONでは、実績と報酬を確認できます。 合計5つのカテゴリをチェックインできます。 1) PROFILE LEVEL ICON プレイヤーのレベルを示すアイコン。 10レベル上にアイコンが追加されます。 UNLOCKED CONTENTS コンテンツの取得ステータスを示すグラフ。 PROFILE ニックネームとレベルを確認できます。また、他のプレイヤーに公開される可能性のあるプレートとコメントを確認できます。 ゲームをプレイすると、より多くのプレートとコメントを獲得できます。 PLAY DATA ゲームプレイを要約するグラフ。 獲得したランクと各モードのプレイカウントが表示されます。 PLAY INFOで詳細情報を確認できます。 2) PLAY INFO PLAY DATA ゲームの履歴を復元するデータ。 履歴には、ランク、プレイカウント、レート、スコアが含まれます。 右矢印キーを押すと、各曲の詳細な履歴を確認できます。 MUSIC DATA 各曲の詳細情報を確認できます。 上下の矢印キーで曲を変更できます。 3) ACHIEVEMENT DJMAX RESPECT Vには多くの成果があります。 [実績]タブでは、実績と報酬の各詳細を確認できます。 04) GALLERY ゲームをプレイすると報酬として特別な画像を獲得できます。 報酬として獲得した画像はギャラリーで確認できます。 5) MUSIC VIDEO ここでゲームを通じて獲得したミュージックビデオを確認できます。 画面左側のリスト編集機能により、独自のプレイリストを作成できます。 RANKING RANKINGでは、DJMAX RESPECT Vのランキングボードを確認できます。 ランキングボードには、MASTER RANKINGとMUSIC RANKINGの2つのランキングがあります。 1) MASTER RANKING マスターランキングは、DJ MAX RESPECT Vのすべてのスコア(パターン)の合計に基づいています。 各パターンのベストスコアが合計されてマスターランキングになり、割合は完了数と最大コンボ数に基づきます。 2) MUSIC RANKING 音楽ランキング各パターンのランキングを表示します。 数曲のイベント曲を除いて、すべての曲が音楽ランキングをサポートしており、あなたが持っている最高スコアのみが登録されます。 TIPS ヘルプを表示するにはF1キーを押します。 システム設定UIスキンを変更できます。 MAX COMBOを達成したとき。現在の音楽のミュージックビデオを受信できます。 FREESTYLEモード。 F9キーを押して、お気に入りに音楽を追加します。 システム設定は、F10キーを押してメインメニューから変更できます。 音楽の再生中にDeleteキーを押すと、BGAを出力するかどうかを調整できます。 実行中。ページアップキーまたはページダウンキーを押して、BGAの輝度を調整します。 SC難易度は、キーボードで演奏する際の推奨される難易度です。 FREESTYLEモード。カテゴリを変更するには、左シフトキーと右シフトキーを使用します。 一部の音楽にはBGAが隠されています。 再生に使用されるキーは、システム設定で変更できます FEVERがアクティブな間。より多くのポイントとより大きなコンボを受け取ることができます。 FREESTYLEモード。コンボは累積的です。 同時メモのクリアに問題がありますか? F10を押して、入力設定を変更します。 AIRモードで作成されたメッセージは、他のプレーヤーにも公開されます。 各音楽の速度設定は個別に保存されます。 数字の1キーと数字の2キーを使用して、再生中に速度を変更できます。または音楽選択画面から。 FEVERゲージは、ノートプレイの精度に応じて増加します。 英語原文 WARNING Photosensitive Seizure Warning Warning Certain people may experience seizures when exposed to images including flashing lights or patterns. Even without any seizure or epilepsy history, some may have undiagnosed conditions that cause these photosensitive epileptic seizures while watching video games. Seizures might be followed by symptoms including dizziness, hallucinations, eye or face twitch ing. limb spasms. disorientation. confusion. or momentary loss of awareness. Seizures may also cause unconsciousness or convulsions that can lead to accidental injury from falling down or bumping into nearby objects. Immediately stop playing and consult a doctor if you experience any of these symptoms. Parents should monitor or ask their children for any of the above symptoms. Children and teenagers are more likelyto experience seizures than adults. The risk of photosensitive epileptic seizures may be reduced by taking the following precautions Playing in a well-lit room Not playing when drowsy or fatigued If you or your family has any seizure or epilepsy history, consult a doctor before playing. GUIDE BASIC TUTORIAL About BASIC NOTE / Heavenly The object that comes from the top is called a Note . Press the appropriate key to play the Note as it meets the judge line. Each note is assigned to a different key Try to play the Note following the guide on-screen Press the key at the perfect time to increase your high score. About LONG NOTE / Miles the upcoming note is a Long Note Press + Hold when the Long Note meets the judge line, and continue untill the end passes the judge line. Be careful not to Press + Hold too long stop too early! About SIDE NOTE / Ruti n (GOTH Wild Electro Remix) Side Notes are a special note Before s Side Note appears, a guide sign will appear. Let s try a Side Note! About FEVER SYSTEM / Dont t Die The‘Fever System allows you to gain more points and combos. The fever System gauge in the middle increases with high player accuracy. You can activate Fever when thé Fever Gauge is full. Let s fill up the gauge! When the gauge is full, press [SPACE BAR] to activate! When activated, you ll gain more points towards your score and combos! Be careful not to BREAK! Breaking a combo reduces your available Fever time! Let s try using Fever. If you fill up the Fever Gauge while Ferver is already active, you can press [SPACE BAR] to increase your Fever level. The higher your Fever level, the more points and combo you ll gain! But the penalty for BREAK also increases. Be careful About NOTE SPEED / Beautiful Day You can control the movement speed of Notes. Press [1] to decrease speed. Alternatively, press [2] to increase speed. BPM or Beats Per Minute, is the speed the music. The default speed of Notes is higher orlower based on the BPM of the music. You can check BPM in the song selection screen. Let s try to find the right Speed for you! Speed settings are saved for each song you play. About BGA SETTING / Child of Night BGA (Background Animation) are another fun point of gameplay. However, if you desire, you can turn any BGA On/Off You can do this by press by [Delete]. Now, try to turn off the BGA You can also adjust a BGA s brightness Press [Page Up] to lighten the BGA, or [Page Down] to darken the BGA. Let s set up a BGA while playing. BGA settings are saved to individual songs. About AIR MODE / Your Own Miracle AIR MODE allows you to play song from DJMAX s Official Channel. Messages from all around the world are shown in each BGA. Let’s send a message yourself by pressing [ENTER]. Your message will be saved in the songand will be sent to other players! You will automatically change into AUTO PLAY While you write your message. AUTO PLAY is only available in AIR MODE. You can use it to simply listen to the song if your like! Press [F4] to enable AUTOPLAY. Information about the next song will be displayed after each play. You can also change the difficulty or number of keys. Now let s play AIR MODE. HELP MENU DJMAX RESPECT V has 6 modes. AIR This mode lets you to enjoy the songs sent from official channel of DJ MAX with the messages of players from all over the world. You can play the song yourself, or you can leave a message to other players. FREE STYLE This mode lets you to freely play the songs you have. MISSION This is a mode that must be cleared over given conditions in special environment. Check out your plays in unique mission style. ONLINE This mode lets you to compete against or play with other players over the network. Experience the wider world of DJ MAX through online mode. COLLECTION This mode lets you to see the achievements you made throughout the game. View your profile, play information, achievements, and rewards. RANKING This is the ranking board of contents provided by DJMAX RESPECT V. Challenge yourself to the top of the ranking board. AIR AIR mode is a mode where you can enjoy the songs that you send on the DJ MAX official channel with messages from players around the Before you can play a song in AIR mode, you must set it up first. You can set the following items on the lobby screen. 1) CHANNEL There are three channels available in AIR mode 97.5 MHZ BEGINNER STAGE It is only for beginners. Please use this side to play lightly. 100.5 MHZ STANDARD STAGE A channel for users who has experience in music game genre. 105.9 MHZ MASTER STAGE It s a channel for expert players. Select the channel you want to play among the three above and press ENTER to start the game. 2) PLAY SEITING Settings for AIR Mode. AUTO PLAY Sets whether to turn on AUTO PLAY in the start. Music will proceed automatically when AUTO PLAY is activated. However, there may be a difference in the compensation acquisition based on the play results. TUNES Determines the button mode to play. You can select 4B TUNES, SB TUNES, OB TUNES, and 8B TUNES. 3) DIFFICULTY Set the range Of difficulty to play. This function is used when you want tO change it, although there is a difficulty set by channel. Based on the difficulty set, the difficulty Of the song to be played is determined. If a song that does not have the selected range of difficulty, game will play with the song s nearest difficulty. 4) EQUIPMENT SETTING You can change the EQUIPMENT setting by pressing the SPACE BAR key on the lobby screen. ※以下FREE STYLETと同じ説明 FREESTYLE FREESTYLE is a mode where a player can play freely with songs the player has. 1) Select a song to play Use arrow key to select a song to play. Then press ENTER to start playing. If you know the title of the song, input the first letter of the song. It will move to the list of the alphabet. (This only applies if the song title starts with an alphabet.) 2) Changing Category You can change category by pressing Left or Right SHIFT key. The list of category is as followed ALL TRACK Shows all songs from DJMAX RESPECT V. This category may display songs players have not acquired yet. PLAYABLE Shows playable songs. FAVORITE Shows songs that players registered as FAVORITE. ※ Adding/Removing from FAVORITE can be done by pressing F9 after selecting the song. PORTABLEl Songs from DJ MAX Portablel. PORTABLE2 Songs from DJ MAX Portable2. RESPECT Songs from DJMAX RESPECT. COLLABORATION Songs from DJ MAX RESPECT S collaboration event. ※lf you purchase additional DLC, relating category will be added. 3) Changing Button Mode You can press TAB to change button mode to play. Button mode is listed as below 4 BUTTON TUNES 5 BUTTON TUNES 6 BUTTON TUNES 8 BUTTON TUNES ※ You can instantly change button by pressing 4,5,6 or 8. 4) EQUIPMENT You can set equipment by pressing SPACE BAR in song selection screen. The functions supported in the EQUIPMENT menu are as follows SPEED Change the drop speed of the note. It can be set from a minimum of 0.5 to a maximum of 5x. The speed can be changed immediately at any time using the number 1 and number 2 keys Without opening the EQUIPMENT Window. ※ Speed figures are stored separately for each song (pattern) and do not apply when a specific mission IS restricted to speed control or when the speed-related effector is activated. FEVER OFF Not use the FEVER system. X5 Use a manually actuated FEVER system. AUTO X5 Uses an automatically actuated FEVER system. FADER OFF Disable the fader effect. FADE IN All notes begin to appear as they approach the judging line. FADE OUT When all the notes are close to thejudging line, they will be invisible. BLINK All notes Will flash FOG Fog effects appear around the judging line. PIXEL The more successful you play, the more likely the screen is to be transformed into a mosaic. BLIND Note Will not be Visible at all. CHAOS CHAOS W The drop speed of the note changes randomly. SLIDE UP The more successful you play, the faster your note drops. SLIDE DOWN The more successful you play, the slower your note drops. REVERSE The screen is inverted up and down to output. 4D The drop speed of each note is different. TRANSPARENCY Set the transparency of the back of the area in which the note appears. The closer you get to 100%, the more transparent it is. POSITION Change the output position of the gear. Depending on the situation, you may not be able to make changes. DISPLAY RATE Sets whether the accuracy is displayed in real time. GEAR Change the gear Skin design. NOTE Change the note skin design. 5) COMBO In FREESTYLE, information of accumulated combo is displayed. Current Combo Currently accumulated combo. Best Combo Most accumulated combo. ※Activating/deactivating accumulating combo function can be done in SYSTEM SETTINGS(F10). 7) MUSIC RANKING You can check music ranking of a Specific song by pressing F8. ONLINE ONLINE mode lets you to compete against or play with other players. ONLINE mode provides 2 match styles, LADDER MATCH and OPEN MATCH. LADDER MATCH It s a one-versus-one mode that lets you to play against a player with similar skills. The contest will be played in a total of three best-of-two games, and each player can ban one of the five randomly given songs. Three of the rest of the songs except for the banned ones will be selected to start the competition and the player s ladder rating will be determined based on the result OPEN MATCH This mode allows up to seven players, including the player himself, to play or watch freely. Players with protective rights choose songs that can be played freely by changing the key mode and difficulty level. The results of OPEN MATCH do not affect the ladder rating. ※If a DLC—only song is selected that the player has not purchased, the game will proceed in the Observe mode. LADDER MATCH LADDER MATCH is a mode in which players who have similar skills are given a rank In a 1 1 competition. Entering the LADDER MATCH will start with the lobby. 1) LOBBY In the lobby, you can see your own rank for each button mode. Use the arrow keys to select the button mode you want to check for more information. In addition, you can switch to the HISTORY tab where the competition record is stored and the LEADERBOARD tab where you can check the ladder ranking by pressing the LEFT SHIFT and RIGHT SHIFT. If you re ready to play LADDER MATCH, press F5. MATCH PREPARATION In the Ready to Match state, you must select the button mode to play in the match. Use the arrow keys to move the cursor and press ENTER either to enable or disable the selected button. Once the button mode setting has been completed, press F5 once more to start search. Matching will search for other players with the most similar skills based on the button mode you have set. GAME START If you succeed in matching other players, you will be given five banned songs. Each player has to choose one of the five songs that they will not use in the competition. When two players finish selecting their forbidden songs, the competition will start with the rest of the songs that both players did not select. GAME PROCESS In a ladder game, two players play a given song, and when the song is finished, the higher score player becomes the winner, and the final winner is the first player to win two rounds. At the end of the match, each player may gain/lose points in rank depending on the result. After the match is over, you can use the F5 key to rematch the same player. If both players choose to rematch, system will match the same two players. If either player refuses, the rematch will not be established. 2) HISTORY You can enter the HISTORY menu by using Tab button on the Lobby. ln HISTORY, you can check the your history of the LADDER MATCH. If you want to see the detailed history of a specific match, you can use the arrow keys to select the match and see the details by pressing Tab. You can also see other players information by using ENTER key of the match history. 3) LEADERBOARD You can enter the LEADERBOARD menu by using Tab key on the matching waiting screen. In the Leaderboard menu, you can see high ranked players of LADDER MATCH. You can use the arrow keys to select a specific play then press ENTER to see the player s information. OPEN MATCH OPEN MATCH is a mode allows up to seven players, including the player himself, to play or observe other players gameplay. When you enter OPEN MATCH, you will see a list of rooms. 1) LOBBY Room Selection and Entry The list shows rooms currently on standby or playing and you can enter standby rooms using a arrow key and an Enter key (you cannot enter rooms that are playing). In case of rooms with password, you need to enter correct password tojoin the room. CREATE ROOM Select the CREAT ROOM button or press F4 to crate a room. To create a room, you must set the room name, button mode, and maximum number of people. Password entry is opfional. SEARCH ROOM (It will be updated later) You can use Room Search function to find a specific room. You can use this function by pressing the SEARCH button or F3. You need to fill up at least one search option to start searching. You can also fill up a password to search for a room that matches the password you entered. 2) ROOM When you join the room, you ll see information of the player you re playing with, and the song you will be playing, and you can also change your equipment settings. Song selection In OPEN MATCH, only the host can choose the song to playOther players can choose the song s difficulty and # of buttons. You can change the button mode using the Tab key, and change the difficulty level by using the arrow keys to the left and right. ※In OPEN MATCH, each player can play different button modes and difficulty levels, even if the same song is played. GAME START With the exception of the host, the rest of the player can enter READY state by pressing F5. When all players are in READY state, the room will be able to start playing. The host player does not have a separate READY state, and if the host player changes the song, the rest of the players READY state is disabled. CHAT In the waiting room, you can press ENTER to activate chat. OBSERVER You can observe the match by pressing tab key to enter Observer state When you re in the Observer state, you don t play the game yourself, and you watch other players play the game. ※lf you don t have the selected song, you will automatically changed to Observer state. HOST Host player can manage the room by pressing F 11. In Admin mode, you can select a particular player to hand over host, ban a player, lock slots, or open them. ※For more information on setting EQUIPMENT, refer to the EQUIPMENT guide. 3) GAME PROCESS OPEN MATCH will start as host starts the game, and players will start playing the game. Change display settings During the game, you can either disable/enable BGA exposal by pressing Delete Key. You can adjust the brightness of BGA by using the Page Up key and Page Down key. You can also change the amount of information displayed on the screen by pressing the Insert key. 4) RESULT The winner is the one who scored the highest score when the music was finished. You can press SPACE BAR to find out more about your detailed results. COLLECTION In COLLECTION, you can check your achievements and rewards. You can check in total of 5 categories. 1) PROFILE LEVEL ICON ICON that Shows player‘s level. An icon Will be added on each 10 level up. UNLOCKED CONTENTS Graph that shows your contents acquiring status. PROFILE You can check your nickname and level. Also you can check your plate and comment which can be exposed to other players. You can earn more plates and comments as you play the game. PLAY DATA Graph that summerizes your game plays. It shows the rank that you have earned and play count for each MODES. You can Check more detailed information in PLAY INFO. 2) PLAY INFO PLAY DATA Data that restores your game history. Your history includes rank, play count, rate and scores. You can check each song s detailed history by pressing right arrow key. MUSIC DATA You can Check detailed information of each songs. You can change songs by up/down arrow keys. 3) ACHIEVEMENT There are many ACHIEVEMENTS in DJMAX RESPECT V. In ACHIEVEMENT tab, you can check each details of achievements and rewards. 04) GALLERY You can earn special images as reward when you play the game. Images earned as rewards can be checked in GALLERY. 5) MUSIC VIDEO You can check Music Videos you have earned throughout the game here. You can create your own playlist by list edit function in the left of the screen. RANKING In RANKING, you can check ranking boards of DJMAX RESPECT V. Ranking board has two rankings MASTER RANKING and MUSIC RANKING. 1) MASTER RANKING MASTER RANKING is based on the sum of all scores (patterns) of DJ MAX RESPECT V. Each pattern s best score is summed up to become master ranking and percentage is based on number of completion and max combo. 2) MUSIC RANKING MUSIC RANKING Shows each pattern s ranking. Other than a few event songs, all songs support MUSIC RANKING and only the highest score you have will be registered. TIPS Press F1 Key for help. You can change the System Settings UI skin. When you achieve MAX COMBO. you can receive the music video for the current music. In FREESTYLE mode. press the F9 key to add a music to your favorites. System Settings can be changed from the main menu by pressing the F10 Key. You can adjust whether or not to output BGA by pressing the Delete key while playing music. While performing. press the page up key or page down key to adjust the BGA brightness. SC difficulty is the recommended difficulty of playing with a keyboard. In FREESTYLE mode. use the left shift key and right shift key to change the category. Some music have hidden BGAs. The key used to play can be changed in System Settings While FEVER is active. you can receive more points and larger combos. In FREESTYLE mode. combos are cumulative. Having trouble clearing simultaneous note? Press F10 to change Input settings. Messages created in AIR mode are also exposed to other players. Each music s speed settings are saved separately. You can use the number 1 key and number 2 key to change the speed during play. or from the music selection screen. The FEVER gauge increases according to note play accuracy.
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/702.html
第四話 誰がために金は成る 日本の某所。もう少し限定するのなら、富士山の裾野のどこか。 適度に人里から離れた原野の中に、一見するとエレクトロニクス部品の工場のような建造物がある。 白亜の研究棟の隣には、体育館を大きくしたような施設が建っていた。裏手には500メーターはあろうコンクリートで整地された長大な空き地。施設全体はフェンスに囲われ、無用の方お断りの雰囲気がぷんぷんしている。ご丁寧にフェンスの各所では監視カメラまで目を光らせていた。 入り口には検門が設けられ、警備員が詰めている。正門の脇には見事な楷書で『大江戸先進科学研究所』との立て看板。 実用スーパーロボットの根拠地であろう研究所であるが、そのデザインは意外なほどに普通だ。 本当のところ、大江戸博士は複数の立方体が積みあがった奇天烈な高層建築物を予定していたのだが、役所に届出をしたら高さもデザインも富士山の景観を損ねるとかで、絶賛、却下されていた。 某カルト宗教団体がBCテロで検挙されてからこちら、富士の裾野は怪しい施設お断りであった。 というわけで大江戸博士には不本意だが、他の研究者たちには幸運なことに、大江戸先進化学研究所のデザインは極めて常識的に収まったのである。 さて、件の体育館のような格納庫内で、ダイガストは寝そべって整備を受けている。格納庫を高く出来ないのなら地下に縦孔でも掘って気分を出そうとしたのだが、そうすると今度は作業員に高所作業者資格が必要になり、博士がブチ切れたのは余談である。 天井につっかえそうになりながらダイガストは半身を起こし、静かに駆動音を響かせていた。 コクピットでは鷹介と虎二郎が所定の位置に収まり、コンソール上の表示に目を走らせている。 と、虎二郎の前のインフォメーションパネルが赤色のエラー表示で染まった。 「ストップだ、鷹介」 「今度は何です?」 鷹介は操縦桿から手を離し、自分の一段上に座る同乗者に顔を向ける。 「…ダイガストの火器管制はドラム缶一個に戦術核をご所望だ」 「ここに有る物をリクエストして下さいよ…まったく、さっきは富士山を機関砲で壊すと言ってたし」 「完全なコンピューター任せの火器管制は当分不可能だなぁ…戦闘訓練を積んだパイロットの意思が無ければ、ダイガストは岩を蹴飛ばすことも出来ない」 「脳波コントロール装置なんて胡散臭い物のほうが完調なんて…しかも銀河列強の子供に人気のゲーム用とか…」 「仕方が無いさ。いちいちコンピューターを介して操縦していたら、モーションパターン用にスパコンを並列で搭載せにゃならなくなる。手っ取り早いのは人間の思考で、行動を補正してやることだ」 「なにしろパイロットの俺が研究所に来て最初に行かされたのは、民間軍事会社の訓練キャンプですからねぇ…」 鷹介は感慨深げに、ほんの半年前の事を思い返す。 『とーさんかーさんごめんなさい。 なまじ名前が書けたから、紙切れ一枚極道家業 人の撃ち方、殺し方。悪魔が教えるサバイバル 俺たちゃ最低外人部隊。命の値段も紙切れ一枚』 そんな歌を口ずさみ、炎天下の中を爽やかクソ兵隊さんマラソン。ときおり頭上すれすれにライフル弾が飛んでくるが、それは度胸を着けさせようとする教官の愛である。もちろん、そこに集まった『一般生活を送るには不必要だが、紛争地帯に送り込まれるにはまだまだ』な技術を持ったゴロツキ達に、婉曲な愛情を好んで受け取る変態はいない。 鷹介は『ちょっとしたジェット機を飛ばせる程度』のゴロツキだったが、地中海某所の訓練キャンプでは拳銃、自動小銃、手榴弾、無反動砲、格闘、サバイバル訓練といった人生に彩を与える技術を更に叩き込まれ、『どこの裏路地にいても恥ずかしくない程度』のゴロツキに鍛え上げられた。 なお、虎二郎はそんな人生を愉快にしそうな技術を習いに行った事はなく、もう10年程、大江戸博士のもとで研究員をしているインテリである。もっとも大江戸博士と同じように作業服でも着ていた方が似合いそうな現場の男然としているため、とても研究者には見えないのであるが。 そもそも、大江戸先進科学研究所自体、中で働く研究者には変り種が多い。 ダイガストのコクピットから降りてきた鷹介がグルリと辺りを見渡してみれば、研究者達の中には何だか耳が尖っている様に見える者とか、ずいぶん額が高い者とか、ちょっと小首を傾げたくなる外見の者が多いのだ。 鷹介も全員と面識が有る訳でもないので、直接聞いた事は無いが、大方の見当はつく。 彼らは亡命者なのだ。母国ではなく、おそらく母星を追われた。 言うなればダイガストとは、故郷を不当に奪われた人々の無念の結晶である。鷹介にとっては母国、ひいては母星を守る戦いだが、彼ら研究所の亡命者達にとっては、いつ成就するとも知れない故郷奪還の戦いの過程に過ぎない。 それでも異星の人々が真摯にダイガストを作り上げ、整備してくれる事を操縦席から感じている鷹介は、深く頭が下がるばかりだ。 「おやつですよ~」 と、唐突に能天気な声がし、透(みなも)が茶請けの載ったワゴンを押して格納庫にやってきた。 今日のおやつは羊羹と、それにあわせたドス緑の濃ゆい茶らしい。頭脳労働のエンジニア達はよほど脳が糖分を欲するのか、羊羹がたいそう人気だった。 …『つぶあん』と『こしあん』の優劣に関する論議を始めたり、羊羹と濃い茶の親和性に和んでいる異星の人々の馴染みっぷりを見ると、ふと、あの人達は故郷に帰る事が出来るのだろうかと不安になるのだが。 濃い緑茶の苦味で火気管制の点検に飽きた脳ミソを刺激していると、一本丸なりの羊羹に齧り付きながら大江戸博士が入ってくる。 「おぅ、鷹介、ちょうど良いところに」 そんなことはない、絶対狙って来やがった。鷹介は内心で舌打ちしながら、見てるだけで胸焼けする食べ方をしている雇い主のところに走る。 「どうしました?」 「うん、青森に行ってくれ」 「前後の脈略が無いんですけど」 「天才に必要なのは答えだ。理論とは欲しいものを得る為の手段に他ならん」 「じゃ、取り敢えず凡夫の俺にも判るように途中の理論を展開してください」 「ワシのお抱えパイロットだったら無い知恵働かす前に飛べばいいだろうに」 「敵地ですって、いま、青森は。あと大江戸先進科学研究所の輸送機パイロットね、雇用契約上は」 「限定戦争終了から三日はな、現地住民の任意の避退は大目に見られとる。それよりも現地で人手が足らんのだ。お前がダイガストに噛り付いていても、出来ることなんぞ多寡が知れとる。判ったら青森に飛べ」 「『ブラック会社に就職したんだが、おれはもう駄目かも知れん』」 「あんだと?」 「いいぇ~、それでは青森空港ですかね。着陸地の手配はお願いできるんでしょうね?」 「いや、三沢基地に飛んでくれ。そこで現地スタッフの指示を仰ぐんだ」 自衛隊の基地に?鷹介は何だか怪しげな話になってきたのを感じ取り、眉をひそめた。しかも折悪しく、そこに興味本位に食いついてくる奴がいた。 「あ、鷹くん青森に出張かな?いーなー」 透は四つに切った冷奴サイズの大きな羊羹を、爪楊枝で器用に保持しながら、何が嬉しいのかにこにこ顔で二人の顔を交互に見やる。 「ふむ、手数は多いほうが良いな…透君も行くか?」 大江戸博士はいいこと思いついた、とばかりに決めてしまう。 敵地だって言ってんだろうが!鷹介は思わず怒鳴りかけたものだが、どうしたわけか次に大江戸博士が口を開いた時に見せた、諦念としか言えない色に、彼は喉元まで上がった言葉を飲み込むのだった。 「…それに、若いうちに見とくべきだよ、あの風景は」 鷹介と透は顔を見合わせた。 三沢空港は青森県の太平洋側に存在し、民間、自衛隊、在日米軍が滑走路を共有している複雑な利用形態の空港だ。高速道路が三沢止まりである事から考えるに、民間の足というよりは軍施設である。現に航空自衛隊三沢基地は24時間待機のアラート任務を持つ実戦部隊であり、在日米軍も日本海の向こうの半島有事に備える『北の槍』だった。 もっとも、銀河帝国文明圏最大のエンターテイメント会社 ウォルト・デスティニー・カンパニーと交戦状態になった米軍は、全米遊園地化計画『デスティニープラン』との対決のため、加えて限定戦争に関わる国家間の軍事同盟の否定のため、連絡員以外の在日米軍を引き揚げていたので、施設は実に閑散としている。 なお海外に派遣されていた米軍や、紛争地帯における多国籍軍による治安維持部隊は、同じように銀河列強の干渉、あるいは本国防衛のため、殆どが引き揚げを余儀なくされていた。 なにかとデリケートなお国柄で米軍に基地を提供していた政権は当然のように混乱し、ここぞとばかりに宗教革命を狙う原理主義勢力との紛争状態に陥っている。 治安維持部隊が引き挙げた紛争地帯などは更に悲惨だった。もともと現地住民に近代国家的な統治能力など無いのであるから。 かくて南半球の後進国は当事国の人々が憎悪の対象を失った事により、20世紀末のヨーロッパ諸国が植民地を破棄したときのような混乱に陥った。 血で血を洗う独立運動は援助も無いのだから当然のように国の発展に結びつかず、挫折は簡単に隣国や異なる部族への憎悪につながった。 未来像無き人々が、不当に奪われた物があると騒ぎたて、どこかから取り返せと武器を振りかざす。 あるいは銀河列強の植民地となった方が幸せなのかもしれない。飯に食いっぱぐれる事は無く、恨みを抱くのは隣人と同じ相手なのだから。 話をもどそう。 航空自衛隊三沢基地も青森陥落に伴う引き上げを完了しつつあった。第3航空団のF-2戦闘機も戦うことなく南へと避退し、米軍基地同様、わずかな連絡員が残るのみ。 鷹介は覇気のない誘導――状況を鑑みれば当然だが――でセスナを降ろすと、さっそく基地内で現地スタッフとやらと対面した。 「ごくろうさまです、財務省の入江省三です」 濃紺のスーツを着た眼鏡の男はそう名乗った。中背の没個性的な人物だ。なぜ財務省が、そう口にする前に入江が先んじて説明を始めた。 「支払いの済んでいない銀行さんに、払い込みに回って貰いたいのですよ。これが最後の機会になりそうですので…」 入江の説明に全面的に納得したわけではないが、鷹介と透はまぁそんな事もあるのかと妥協し、渡されたキャッシュカードを手に三沢の市街地に向かう。 途中、鷹介は立ち止まると、滑走路の駐機スポットを眩しそうに見つめる。そこにはつい数日前までアラート待機のF-2戦闘機が翼を並べていたはずだった。 透はどうしたのか問おうとしたが、幼馴染の表情に言葉を失う。 彼の細めた目、引き結んだ口は、そこにあった翼たちを狂おしいほどに想っている様だった。何かに置いて行かれたように、彼は滑走路の一角にただ存在している。 東北の三月の風はまだまだ肌寒い。ひと風吹くたび鷹介が滑走路に書き割りのように溶け込んでゆくようで、透はとっさに彼の上着の袖を掴んでいた。 「ん?」 声が返ってきて、透はようやく見知った表情を向けられた事に安堵する。 「行こうよ、ここ、寒いよ?」 透は踏み出せなかった。 ほんの三年、幼馴染は彼女の知らない世界に属していて、たぶん今でも彼はその世界に後ろ髪を引かれている。今ではその時、その組織よりも比較にならないほど巨大な力の操縦桿を握っているのに、その世界に未だ焦がれているのだ。 直近の三年間は会っていなかったとは言え、透はそれ以前の十八年の付き合いから、鷹介が抱えた整理しきれない何かの存在を感じ取っていた。 だがその何かに触れることを、彼女は恐れている。 彼女の知らない三年の厚みは、彼女の知っている十八年の厚みを、容易く否定してしまうような気がしていて。 だから今日も青年のセンチメンタルは保たれている。やさしく、臆病な幼馴染のおかげで。 銀行の窓口には人が詰め掛けていたが、キャッシュディスペンサーにはさっぱりと人がいない。 日本国でなくなってしまった北海道と青森では円が急落し、ハイパーインフレが発生していた。人々は崩壊した経済の中でなけなしの円を求めて銀行に殺到したが、当然、銀行にそんな支払い能力はない。ハイパーインフレは局所的な要因であり、他の未だ日本である地域では、その価値は変わっていないのだ。 もちろん、そもそも地方銀行の支店にそんな大金が有る訳も無い。 結果、講座の解約を求める人々が窓口に殺到し、にっちもさっちも行かない押し問答が続いていた。ちょうど暗黒の月曜の後の、銀行のとりつけ騒ぎのように。 殆どのキャッシュディスペンサーも金を下ろせないように電源が落とされていたが、ひとつだけ払い戻し機能の無い機械が誰に見向きをされる事無く空しく稼動していた。 鷹介は財務省の人間から貰ったメモを頼りに、次々と青森県下の銀行支店に支払いを済ましてゆく。 「しかしお上も律儀なもんだよな、こうやって青森各地の銀行に支払いなんてさ」 鷹介が小首を傾げれば、透もきれいな形の顎筋に人差し指を充て、 「何もしないとマスコミが騒ぐからじゃないかな?国が支払いを踏み倒した、なんて」 「そりゃお前…有り得るか」 「でしょ?」 …二人が微笑みあう所から壁一枚隔てた銀行のオフィスでは、ちょうど同じころ、ネットワーク管理者が悲鳴を上げている。 「ウィルスの侵攻速度が加速しました!『県内各地』の『支店経由』で口座内の金が別銀行の口座に移動中!県中の資本が…引き上げられてゆきます…」 「本店からの凍結指示の次はウィルスだと!? 誰が…何のために…」 頭取が力なく呟いたときには、鷹介と透は銀行を後にしていた。 「鷹くん、今日は良いことをしたね」 「そうか?」 「お金が流れれば景気が良くなるよ。不景気のときに国が無駄遣いしなきゃ、どこの誰がお金を流すの?ダイガストだって最終的には公共事業だって博士が言ってたよ」 「不況下の銀行は、ご家庭と同じで金回りのドン詰まりだろうが。使わないところに金を回してもな…って、やけに静かだな」 鷹介は言葉を切って街を見渡した。 平日の昼であることを差し引いても三沢の街は静かだった。商店は言うに及ばず、コンビニエンスストアもシャッターを閉め、日常にあるべき光景が無い。それが人の痕跡を消し去ったような、街の時を止めたような錯覚に陥らせる。時折、荷物を満載した車が南へと急ぐエンジン音が響き、街を覆う停滞が気のせいである事を思い出させた。 公民館だろうか。三月の空には見慣れぬ深い赤の旗がはためいている。 ひるがえった生地に銀糸で剣と、それを飾る金モールドが見えたとき、二人は遅まきながら理解した。そこが日本の空でないことに。 物流の止まった街。県境は国境となり、当たり前だったはずの世の中の仕組みが、すべて変わってしまった街。 博士が見せたかったものとは、この凍りついたような終末観だったのか。 いや、違った。 二人は別の通りからの怒声に、停滞とは全く逆の光景を見せ付けられることになる。 路地を変えてみれば、人だかりが出来ていた。大半が主婦然とした婦人方であり、人だかりの中心には露天商がいた。 露天商だと思ったのはその男が大量の野菜を鬻(ひさ)いでいたからであり、趣味の悪いアロハに安そうなサングラスのいでたちは、本来ならヤドカリやカラーヒヨコでも売っていそうな香具師の下っ端のようである。 先程の怒声はこの男のものであり、主婦に囲まれながらも場を支配しているのは、やはり男のほうであった。 「きのうはキャベツがひとつで500円かて、今日は今日や。キャベツはひとつ900円、びた一文まけまへん。こっちは危ない橋を渡って野菜かき集めて商売しとるねん。値段くらい、こっちで決めるのが筋とちゃいまっか。いいんやで、別に、わしかて文句言われて商いしたくはあらへんから、別の街にでも行って売りましょか?」 捲くし立てた男がひとたび店じまいの素振りを見せると、婦人方の抵抗もそれまでだ。我先にと法外な価格の野菜に飛びつき、紙幣が乱れ舞った。 透が気分悪そうに愁眉を寄せる。 「人の足元見て…ボッタクリだよ」 「備蓄でもしてりゃまだしもな…こんな事になるなんて、誰が予測できるんだ?」 言いつつも鷹介自身が、どこまでが『こんな事』に当たるのか理解できないでいた。不安に駆られた人々が作る混沌に何も口を挟むことも出来ず、ただボッタクリの野菜が売り切れるのを見守るよりない。 「ねぇ」 透がまた彼の袖を引く。 「あれ…」 彼女の指差した方を見ると、街角のそこかしこに同じような胡散臭い露天商が店を開いていた。 肉、卵、飲料水、砂糖。至れり尽くせりというか、呆れるほどというか、もちろん、その全てがボッタクリ価格だ。 何なんだ、こいつらは。鷹介の中の疑問と憤りが高まってゆく、まさにその時。 地響きとともに、すさまじい破砕音が響いて、居合わせた人々を驚かせた。 何事かと視線をめぐらすと、一軒の民家にダンプが突っ込んでいた。ブレーキ音が聞こえなかったのは激突と同時だったからだろう、木造平屋の家屋は容赦ない大質量の蹂躙により半ば以上が崩れ、ビル解体映像のような微細な埃が綿菓子のように広がっている。 と、家――だったもの――から一人の少女がフラフラと出て来て、その惨状に途方にくれた顔をした。 濃紺のセーラー服にロングヘア。まるで映画に出てくるような田舎の女子高生だった。 彼女が何か絶望に満ち満ちた言葉を吐くより早く、黒塗りの高級外車が瓦礫の山に横付けし、こっちからはでっぷりと太った50がらみの男が現れる。 なんというか、顔のパーツが肉厚で、いちいち大げさに見える。唇などは厚ぼったい明太子を二本並べたみたいだ。精力的な目は、まるで光を当てた夜光性の獣の様にぎらついている。 「いやぁ、えらいすまんことしたなぁ」 中年男が口を開くと、飛び出してきたのは露天商と同じ、胡散臭い関西弁のようなもの。 「うちの者(もん)も道に不慣れやさかいなぁ、ああ、家がこんなんなってもうて。お嬢ちゃん、住むトコは?」 この瓦礫ですが何か、とか周囲の人間は思ったものだが、ともかく中年男に気遣わしげ…に聞こえる声で問いかけられると、少女は首をふるふると横に振るう。 明らかにショック状態の少女がチラリと家を振り返ると、ダンプの開けた破孔から彼女の弟妹だろうか、小さな男の子と女の子が不安げに成り行きを見つめていた。 それを確認した中年男はこれまた親しげに見える笑みを浮かべると――蛙が笑ったらこんな顔だろうか――子供たちを手招きする。 「おお、小さいのもいるんか、それじゃ大変やなぁ。そや、わしが住むとこ探してやるさかい、みんなで事務所へいこか。飴ちゃん、食べるか?」 トントン拍子に進む都合の都合のよい話に鷹介も唖然として見守るだけだったが、なんだか流してはいけないような気がしてきて、思わず声を出していた。 「ぅおいっ!先に警察じゃないのか!? 何らかの過失が問われるんじゃないのか?」 我ながらもう少し気の利いた言い方もあったろうに、とりあえず思いついたことを口走る。ところが中年男は人を小ばかにしたように肩をすくめて見せると、 「誰が問うんや、ボン?今この街には、なんの法律も無いんやで。そういうのはな、ツルギスタンの憲兵さんがきてから告げ口するこっちゃ」 「いや、だが…」 「法律がないんやから直談判やな。わし、なんか間違うとるか?あったことは覆らないんやで?悪いことしたと、こっちは認めてるんやで?」 「う…」 「胡散臭いんですよ」 凛とした声が響いた。 驚いたことに、その声は鷹介の横から発せられている。透が彼の後を引き継いで喋っているのだ。 彼女が浮かべているのは笑顔であった。張り付いたような動きの無い笑みであるが。 「家を壊しておいて、ちょうどそこに居合わせる?タイミングが良いんじゃなくて、そういうのはご都合主義って言うんですよ。わたしの目には狙ってやって善人面してるようにしか映りませんが?っていうか何者ですか、あなた。そこの民家に突っ込んだ危険運転罪適応予備軍の運転手の上司か何かで?悪いと思ってる?笑わせてくれますね、だったら、今すぐ、この場で、誠意を見せてみなさい」 「おーおー、威勢のイイ姉ちゃんやな」 中年男、突然の伏兵に少し頬が引きつる。 「でもな、あんたには関係ないことやろ」 「最近の小学生はどうか知りませんけど、わたしが小さいころは自分に関係ないといったら先生に引っ叩かれましたよ」 「うぅむ、最近は子供の自主性とやらに配慮するせいで、子供の社会性には見向きもされんもんなぁ…いやそうやなくて!姉ちゃん、利口なもんはな、こういう時は黙ってるもんやで。あたら、怖い目に会いとうはないやろ?」 「語るに落ちましたね。自分から本性を口にするなんて」 「こりゃ言葉のあやっちゅう…」 「言葉のあやで恫喝するのですか、あなたは。おい、こら、てめぇの三つの単語だけで会話が成立する人達がいますけど、あなたもその手合いなんですね」 「やい、こら、黙って聞いてりゃ…」 「ほら、いま!」 「なんやてぇっ!?」 でるわでるわ。隣で聞いてる鷹介がぽかんとするくらい、渦中の筈だった少女までぽかんとするくらい、透は中年男を責め立てた。そりゃもう、困った趣味があるんじゃないかと勘繰るくらい。 ともかく透ときたら人の話を流しに流し、そのクセ言葉尻を捉えては次の攻勢に転ずる。取り付くしまがないというか、ともすれば戦術教本の攻撃の見本というか。 鷹介はこの幼馴染と口喧嘩は止めようと心に誓った。昔はこんなじゃなかったに。 彼がため息をついたころ、ようやく事態の異常さに気づいて、黒のセダンからこれまた黒のスーツに袖を通した屈強な男が現れた。 「どうしました?」 「あほたれ!あやうく新しい世界に目覚めるとこだったわ!!」 中年男は脂汗を手の平で拭いながら、黒スーツを先に立てた。黒スーツの歩みは流れるようで、とっさに鷹介は透を背にかばうように立つ。 男の歩みは留まらず、鷹介は透ごと二歩、三歩と、相手と同じだけを下がってゆく。 「ちょっと、鷹くん!」 透が抗議の声を上げるが、垣間見た彼の表情がまるで飛行場で見たような引き締まったものだったので、彼女も直ぐに空気を読んだ。たぶん、言葉が通じる段階を超えてしまったのだ。 ちょうど、今のこの街と同じ段階。 見れば主婦たちは遠巻きに、あるいは巻き込まれないように距離をとって、部外者のポジションを確保していた。かわりに露天商たちは距離をつめ、率先してこの椿事に加わろうとしている。 透は理解した。この胡散臭い街の異物たちは、すべてグルなのだと。 黒スーツの男が口元を苛立たしげにゆがめる。サングラス越しの目が何を考えているのかは伺えないが、鷹介との距離が縮まらないことの理由に感付いたのだろう。 鷹介は意図的に黒スーツと距離をとっていた。黒スーツは明らかに素人の間合いを盗む、滑るような足取りなのに。 業を煮やした黒スーツは両手の拳を固めると、顔の前に縦並びになるように小さく構え、上体を左右に振りながら一気に突進する。拳闘の試合で強引に相手の懐に飛び込む様に似ていた。そこから左腕の肘から先だけを速射砲のように突き出し、素早いジャブを放つ。 続けて牽制のジャブか、右ストレートで仕留められるか。黒スーツの頭の中で制圧までの秒読みが始まる。 が、同時に彼の視界は自分の腕の稼動範囲の内側に踏み入ってくる鷹介の姿をとらえていた。右手をジャブに添えるようにして軌道を僅かにずらし、こちらも左腕の肘から先だけが飛び出すように突き出される。 先端は拳ではなく、半開きの掌の骨の部分だが。 ぱん、と僅かな隙間の空気が潰される音が響き、顎先にカウンターの掌が爆ぜる。 黒スーツの体がぐらりと揺らいだ。続けて鷹介が右腕と襟首を引っつかみ、前に出ていた左足を軸に半回転するや、黒スーツは引き込まれるように地べたに放り捨てられた。 間髪いれず、鷹介は黒スーツの顔面に容赦なく靴先をお見舞いする。思い切り硬い物を蹴った感触。 黒スーツは両腕で頭部を覆い、耐えていた。 とっさに飛び退る鷹介と、その場で開脚し回転する黒スーツ。遠心力で下半身を浮かせ、腕の筋肉を総動 員して逆立ちから跳ね起きる。 「カウンターを取ったのは『この星』の格闘技か?止めに靴で蹴ってきたのは軍隊だな」 黒スーツは痺れる顎筋を撫でながら鷹介の行動を分析する。 対する鷹介はそれどころじゃない。仕留め切れなかったのはお互い様というところだが、こっちは周りが敵だらけで、その上で透まで守らねばならない。露天商達はじわじわと包囲の輪を狭めてきている。 それに何より、 「あんた、いま『この星』と言ったか?」 「さて?」 黒スーツは口元を歪める。そして今度は両手を半開きに、腰を落として僅かに前傾姿勢に構えた。拳闘のような中途半端な構えではない、組み付いて体のすべてを利用して戦う構えだ。 鷹介の体を戦慄が駆け抜けてゆく。
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前ページ次ページ毒の爪の使い魔 ――アルビオン・軍港ロサイス―― 戦争が終わってから約一ヶ月。活気が戻りつつあるアルビオンには、連日多くの人が訪れていた。 それはロサイスの周囲を見ても解る。 物売りに来た商人、一山当てようと目論む山師、政府の役人、果ては戦争で会えなかった親戚に会いに来た人、etc、etc…。 訪れる理由は様々なれど、ハルケギニア中の人間がやって来ている事に変わりは無く、溢れ返った人で港は大変な混雑を呈していた。 そんな中、一際目立つ桃色髪の少女が鉄塔のような船着場から下りてきた。ルイズである。 「こりゃ、大変だわ」 ロサイスとその周辺をざっと見回し、ため息混じりに呟く。 嘗ての軍港とは思えない露店の並びようは、まるで降臨祭の続きをやっているかのように感じる。 「何でしょうか、あの名前?」 隣にいつものメイド服姿に大きな鞄を手に持ち、リュックを背負ったシエスタが並ぶ。 シエスタの指差す先に視線を移し、ルイズは悲しげな表情を浮かべる。 それは大きく名前が書かれた木の看板を持っている人達だった。 「戦争で行方不明になった人の名前。その人を家族や友人が探している」 ルイズの代わりに答えたのはタバサだった。 いつもならこういう場合は読書をしている彼女だが、今は本を読んではいない。 その手には本の代わりに、青色のエクレールダムールの花の入った瓶が握られている。 枯れたはずのその花は、今や枯れていたなどと微塵も感じさせないほどに綺麗な花を咲かせ、眩い輝きを放っていた。 その首にはジャンガから預かったマフラーが巻いてあるが、その巻き方が尋常ではない。 二重、三重に巻きつけており、首など全く見えないばかりか、顔の下半分が完全に覆われている。 何故、彼女がこのようなマフラーの巻き方をしているのかと言るのか…、その理由はマフラーの長さにあった。 身長が二メイルほどもあるジャンガが、普通に首に巻いても地面に着こうかという長さのそれを、 小柄なタバサが普通に首に巻けば大部分を地面に引き摺ってしまうのは火を見るより明らか。 『固定化』が掛けられていえ、それではジャンガが大切にしているマフラーに傷が付いてしまうかもしれない。 普通に考えれば鞄に入れるなりすればいいだけだが、タバサはどうしても首に巻いておきたかったのだ。 ではマフラーが地面に付かない様に首に巻くにはどうすればいいか? タバサは考え…その結果、首に幾重にも巻きつけて余る部分を無くす、と言う実に単純な方法を取ったわけである。 そんな彼女にいきなり抱きつく人影。 「きゅいきゅい。お姉さま、あいつのマフラーをこんな無理矢理にでも首に巻くなんて、一途なのね。 イルククゥ、凄く嬉しいのね! 感動物なのね! きゅいきゅい♪」 それは人間に化けたシルフィードであった。先の戦争中に負った怪我が治りきっていないのか、 服の隙間から覗く手や足などには包帯が巻かれているのが見える。 しかし、そんな怪我など微塵も気にしていないのか、シルフィードは元気いっぱいにはしゃぐ。 無論、その正体は皆には秘密だった。表向きには”タバサの妹”で通している。 「ルイズ」 後ろから優しい声が掛けられる。 それが誰なのか、ルイズには直ぐ解った。 急いで後ろを振り返る。 「ちいねえさま」 果たして、それは下の姉であるカトレアだった。 ルイズと同じ桃色の髪をした彼女は、被った羽の付いたつばの広い帽子の下で微笑む。 姉の笑顔に釣られてルイズも笑いかけたが、直ぐ横に並んだ顔を見て表情を曇らせた。 彼女の曇った表情にその人物もまた不愉快な表情を浮かべる。 「その顔は何? おちび」 ルイズは何とか表情を戻しながら、口を開く。 「…何でもありません、エレオノール姉さま」 ルイズの謝罪が終わり、姉エレオノールは大きなため息を吐く。 そして、隣の上の妹を見る。 「いきなり妹と一緒にアルビオンまで行きたい、だなんて…無茶もいい所だわ」 「だって、折角の機会ですもの。ルイズとのお出かけなんて、初めてですし」 カトレアはコロコロと笑う。 しかし、ふと何かに気が付いたのか、気まずそうにルイズを見る。 「ごめんなさいね、ルイズ。あなたにとってはただの旅行じゃないのだし…」 申し訳無さそうに謝る姉の言葉にルイズは首を振る。 「ううん…いいの、ちいねえさま。わたしもちいねえさまと一緒にお出かけが出来て、嬉しいのは同じだし」 それに、と言いながらタバサの持つエクレールダムールの花を見る。 「あいつ…悪運だけは強いから」 ――何故、彼女達はアルビオンへとやって来たか? 事の始まりは一週間ほど前に遡る…。 戦争が終わり、魔法学院へと帰還したルイズとタバサはそれ以来、部屋に籠もりっきりになっていた。 原因はエクレールダムールの花が枯れ、ジャンガの死がほぼ確実となったからに他ならない。 学生や教師の誰が声を掛けようとも、二人は返事すら返さない。 それはまるで、心が抜け落ちて本物の人形になったかのように他者に感じさせた。 そんな風に二人が部屋に籠もってから二週間近くが経ったある日、転機が訪れる。 ロマリアの神官ジュリオがルイズを尋ねて来たのだ。 ジャンガとの甘い夢から目覚めれば、自分の部屋にジュリオがいた。 その”無断でレディの部屋に立ち入った”事実にルイズは当然怒ったが、当の本人はまるで意に介さない。 寧ろ、笑う余裕さえあった。 そんな彼はルイズを宥めながら言った。 ”偉大なる虚無の担い手”である彼女を迎えに来た、と…。 何故、彼が秘密であるはずの事実を知っているのか…、ルイズは訝しげに見つめた。 ロマリアは神学の研究がハルケギニアでも最も進んだ国、そこの神官である自分が解らないはずが無い、とジュリオは言った。 そしてジュリオはロマリアがルイズを欲しがっている事を告げ、ロマリアへと誘う。 しかし、ルイズはその誘いを一蹴した。 ジュリオはそんなルイズの態度に今は身を引くべきと判断したのか、すんなりとそれを受け入れた。 そして、部屋を出る間際に使い魔召喚の呪文、サモン・サーヴァントに付いての講義をお願いした。 ルイズは”それがどうした?”と思っていたが、次のジュリオの言葉に、ハッとなった。 ――その条件は?―― 条件…サモン・サーヴァントを行う条件…。使い魔がいない者が唱えれば、使い魔召喚のゲートが現れる。 そして、一度使い魔が召喚されれば二度と成功はしない。――使い魔が”生きている内”は。 そうだ…使い魔が生きているかどうか、簡単に確かめる方法はあったのだ。 こんなにも身近に…。それに気付かず、ただ泣きはらしていただけの自分は何と浅はかだったのだろうか? ジュリオはいつの間にか部屋を立ち去り、今部屋に居るのは自分だけであった。 ルイズは杖を握り、呪文を唱えようとした時、扉が叩かれたので彼女は驚きのあまり跳び上がる。 ジュリオがまた戻ってきたのか、と思いながらルイズは扉を開ける。 すると、そこには意外すぎる人物が立っていた。 上の姉のエレオノールと下の姉のカトレアだったのだ。 どうして、二人がここに居るのか…。 訳が分からず呆然としているルイズの頬をエレオノールが抓った。 貴族として今の態度は情けない、と言いながら。 聞けば、二人はルイズを心配して学院へと来たらしい。 もっとも、積極的に来たがったのはカトレアであって、エレオノールはその付き添いだったらしいが…。 カトレアはルイズが激しく落ち込んでると思い、その小さな体を優しく抱きしめた。 そんな姉の優しさに元気を取り戻したルイズは姉達の見守る中、サモン・サーヴァントを唱えた。 結果、サモン・サーヴァントは失敗に終わった。 その事実はルイズに大きな希望を与えた。 召喚の失敗は即ち使い魔の存命に他ならず、あの猫が生きているならばアンリエッタも生きているに違いない、と。 ルイズはいても立ってもいられなくなり、大急ぎで荷物を纏め始めた。 それをカトレアが、渋々と言った感じでエレオノールが手伝う。 と、三度扉が叩かれた。 扉が開き、入ってきたのはタバサだった。 一体何をしに来たのだろう? と言う疑問は彼女が手に持っている青く輝く花の入った瓶を見た瞬間に解消した。 タバサの下にも来訪者がおり、来たのはガンツだった。 もっとも、彼はジュリオと違ってタバサに大した励ましのような物はしなかったのだが。 ただ、ジャンガはそうそうくたばる奴ではない、とだけタバサに言った。 そして去り際にエクレールダムールの花に付いて軽いレクチャーをした。 エクレールダムールの花はパートナーが死ぬと枯れてしまうが、その判断基準は可也曖昧らしい。 パートナーが死んでいなくとも、その危険が有ると判断されると枯れてしまうようなのだ。 事実、死んだと思った相手の花が、ある日再びその輝きを取り戻して咲いたという話があるそうだ。 ガンツの話を聞き、タバサは二度と見たくないと、エクレールダムールの花を仕舞いこんだ引き出しを開ける決心をした。 ガンツが居なくなり、いざ引き出しを開けようとした時、窓が叩かれた。 見ればシルフィードが浮かんでいる。未だ傷は癒えてはいないはずなのに…。 タバサは窓を開けた。瞬間、シルフィードは早口で呪文を唱え、全裸の女性の姿へと変身する。 人間の姿に化けたシルフィードをタバサは咎めたが、シルフィードは全く気にしていない様子。 曰く、いつまでも元気が無いタバサを案じ、傷を押してやって来たらしい。 その使い魔の気遣いにタバサは優しく微笑み……お仕置きの一撃を加えた。 頭を押さえながら床を転げまわる使い魔を尻目に、タバサは引き出しを開けた。 直後、青い輝きが目に入り、彼女はこれ以上無い喜びを感じたのだった。 そうして、タバサはルイズの下を訪れたのだった。ジャンガが生きていると教える為に。 かくして、ルイズとタバサ、カトレアにエレオノール、人間に化けたシルフィード、 それに地獄耳で話を聞きつけたシエスタの五人と一匹はジャンガとアンリエッタを探すため、アルビオンへと向かう事になった。 しかし今の時期、アルビオン大陸とハルケギニアを結ぶ船便は行きかう人々で溢れかえっている。 ラ・ロシェールの船着場など、いつかの任務でアルビオンに渡った時とは比べ物にならないほどの長蛇の列が出来ていた。 女王陛下のお墨付きだったり、ラ・ヴァリエール公爵家の娘だったりなどのアドバンテージも混雑を極めた船便には通用しない。 結局、ルイズ達が軍船の定期便に割り込み、ロサイスに到着する時には、普段の倍以上の時間が掛かってしまった。 ロサイス到着の時点で、魔法学院出発から一週間が経過していた。 ――そして、話は冒頭に戻る。 「見つかりますよね…、ジャンガさんとアンリエッタ女王陛下」 心配そうに呟くシエスタの言葉には答えず、ルイズはタバサに尋ねる。 「ねぇ、あなたがあの不届き者と突然現れた怪物と戦ったのって、ここから真っ直ぐ行った所よね?」 タバサはこくりと頷く。 「五十リーグほど」 「随分あるわね…」 徒歩では一日ほど掛かるかもしれない距離だ。 タバサのシルフィードが使えれば楽だったのだが…。 今は大怪我を負っている為、療養中なのだから仕方が無い。 そして辺りを見渡す。 「こんなんじゃ馬も借りれないわよね」 人込みを見て、ルイズはぼやく。もっとも馬を借りられたとしても、元気になったばかりのカトレアを馬に乗せるのは酷だろう。 「結局、頼れるのは自分の足って事ね」 そう言って一歩を踏み出す。瞬間、ルイズは地面に倒れこんだ。 二週間近い運動不足による体力の低下に加え、混雑を極めた船の人込みは彼女に決定的な疲労を与えていた。 カトレアが心配そうにルイズを抱き起こす。 大丈夫と姉に言うルイズだったが、その顔を見れば大丈夫でないのは一目瞭然だった。 そんな彼女を見ながらシエスタが口を開く。 「無理は良くないですわ、ミス・ヴァリエール。どのみちもう夜ですから、今日はここで一泊して明日向いましょう」 そんなシエスタの意見はすんなりと受け入れられた。 無論、一泊すると言っても宿など借りれる訳も無い。 溢れかえる人達に宿は何処もが満室だったのだ。 仕方なく、近くの空き地を適当に見繕い、そこに布を広げて眠る事になった。 エレオノールは「公爵家の者が平民と同じように野宿をするなんて」と露骨に嫌がっていた。 だが「あら、楽しいじゃない」のカトレアの一言に押し切られ、文句を言いながらも折れたのだった。 そこはルイズやタバサには見覚えがある場所であった。 何処かと思えば、赤レンガで出来ていた司令部の前庭である。 恐らくあの時にやって来たキメラドラゴンの群れに破壊されたのだろう。 無残に砕かれた赤レンガがあちこちに散らばり、実に痛々しい光景だ。 だが、そんな恐ろしい事があった場所でも人間というのは適応する力が凄まじいようで、 あっちこっちに天幕を設けて眠っている者も居れば、砕けた赤レンガを『終戦記念レンガ』と銘打って売っている者までいた。 そんな人達に混じり、シエスタはテキパキと準備をする。 布や棒を取り出してテントを張り、転がるレンガを積み上げて即席のかまどを作る。 その手際の良さにルイズもタバサも目を見張った。カトレアは「お上手ね」と笑っている。 かまどが組みあがると鍋や食材を取り出し、シチューを作り出した。 出来上がると、シエスタはおわんによそい、皆に手渡していく。 見ているだけで空腹の身に応える、実に美味しそうなシチューだった。 一口啜ってみると、尚の事その美味しさが伝わった。 「美味しい!」 「えへ、お口にあってよかったです」 続けてタバサやエレオノール、カトレアもシチューを口にする。 感想は揃って「美味しい」の一言に尽きた。 てへ、と笑いながらシエスタは言葉を続ける。 「これ、わたしのオリジナルなんです。ひいおじいちゃんも気に入ってくれていたんですよ?」 「ふぅん、そうなんだ」 「きっとジャンガさんも気に入ってくれると思うんです。同じ国の出身ですし」 「…あっそう」 ルイズはそれだけ返す。 シエスタはそこで妙な抑揚をつけて歌い始めた。 「ひいおじいちゃんと恋人、同じ国♪ 同じ国♪ 同じ国♪」 ルイズは、ギギギ、と音が鳴りそうな動きで首を動かし、シエスタを睨む。 「今…何て言ったのアンタ?」 「え? ひいおじいちゃんと恋人、同じ国♪ 同じ国♪ 同じ国♪ …って歌ったんですけど?」 そこでルイズは我慢なら無いといった感じで、シエスタに噛み付くような勢いで詰め寄る。 「誰が恋人なのよッ! ねぇッ!」 「ジャンガさん」 さして躊躇いも無く、ましてや怖気づいた様子など見せず、シエスタは言い切った。 かは、とルイズは息を洩らす。 ブチ切れそうになったが、ここで冷静さを欠いては相手の思う壺。 必死に堪え、何とか余裕の態度を取り戻す。 「わ、わたしだってあいつにされました! ええ、されましたとも!!」 半ば自棄になって叫ぶルイズにエレオノールは目を細める。 「ちょっと、ルイズ! 今のはどういう意味かしら!? あなた、ヴァリエールの者が亜人なんかと――」 「姉さまは黙ってて!!!」 そう怒鳴りながらルイズはエレオノールを睨み付けた。 その表情は鬼気迫る物があり、それまでルイズが姉に見せた事が無い物だった。 さしものエレオノールも息を呑んだ。…気のせいか、殺気のような物も感じたのだ。 ルイズは姉が黙るや、シエスタに向き直る。 「まず! わたしはあいつとキスをしてるの! 三回もよ!?」 人差し指と中指、薬指を立て、目の前に突きつける。 しかし、シエスタはなんら臆する事無く、寧ろ冷たい目でルイズを見つめている。 「へぇ、どう言った状況で?」 「サモン・サーヴァントで召喚した時に一回! 契約解除された後、大怪我をしたあいつに再契約した時に二回! てなわけで、合計三回もわたしはキスしてるのよ、あいつに! どう、参った!? 参ったって言いなさいよ、メイド!」 一気に捲し立て、怒鳴るルイズ。 だが、やはりシエスタは動じていない。いや、不敵な笑みすら浮かべている。 「それ、どれも契約じゃないですか? カウントに入りません」 「右に同じ」 「契約を数に入れるなんて卑怯極まりないのね、きゅいきゅい」 シエスタの言葉にタバサとシルフィードが同意する。 ルイズのこめかみに青筋が浮かび上がった。と、そこでルイズはある事を思い出した。 「そうよ!? あれがあったわ!」 「あれって?」 シエスタが怪訝な表情で尋ねるのに対し、ルイズは勝ち誇った笑みを浮かべる。 「わたし、この前実家に帰ったんだけど…そこであいつってばね、小船に居たわたしを押し倒したのよ?」 シエスタとタバサ、エレオノールが一斉に反応する。カトレアは楽しそうな微笑を浮かべながらルイズを見ている。 ルイズは得意げに語りだす。 「あ、あいつってば、あ、あたしの事をい、いきなり押し倒して、べ、べろべろ舐めてきたんだから! そりゃもう遠慮の無い舐めっぷりだったわ! お、おお、おまけにむ、胸やす、スカートの中にまで手を伸ばして…。 ほんっっっっとうに失礼な奴だったわ!」 叫びながらルイズはシエスタに指を突きつけた。 「ど、どう!? あ、あんたはそ、そそそ、そんな事された!? されるわけないわよね! ただのメイド風情にそんな事する訳ないし! わたしの勝ち! やったーーーー!!!」 一人勝利宣言をするルイズ。 その眼前に突きつけられた物に表情が一瞬で曇る。 青く輝くエクレールダムールの花。勿論、持っているのはタバサだった。 ルイズは鋭い視線で睨みつける。 「何よ…?」 「ぶい」 ピースサインをして見せるタバサ。 あの時と寸分変わらないポーズである。 ピクピク、とルイズのこめかみが振るえ、体中が震える。 エクレールダムールの花、永遠の絆の証。これ以上無いアドバンテージとも言える、それの存在はルイズには目の上のたんこぶだ。 「な、生意気ね! そんなマジックフラワーで気を引こうなんて!」 「嫉妬」 ルイズを指差し、タバサは静かに呟く。 ルイズは全身を怒りで真っ赤に染めあげ、タバサを睨みつける。 タバサも静かにルイズを見つめる。 そんな二人を横合いからシエスタが睨む。 暫く時間が流れ、三人は同時にため息を吐いた。 「無事…ですよね?」 「当然よ。あんた、あれだけ言って信じないつもりなの?」 シエスタは首を振った。 そんな風に暫く三人はしんみりとしていた。 そんな彼女達を一つの人影が遠くから見つめていた。 翌日、五人と一匹は目的の場所に立っていた。 ほぼ一日を掛けて五十リーグの距離を歩いてきていた為、既に日は山の向こうに沈みかけている。 その沈みかけた日に照らし出された目の前の光景は想像を絶していた。 本来ならば綺麗な草原が広がっていただろうその場所は、戦場の跡地だった。 辺り一面の草は一本残らず焼け、凄まじい力で抉られたようなクレーターが幾つも出来ている。 横に広がる森には奇跡的に被害は見られなかったが、他は酷い有様だった。 「ここで…あったのね」 ルイズの言葉にタバサは重苦しい表情で頷いた。 ――あの日の事は忘れていない。 嘲笑うガーレンに、暴れ狂う謎の怪物。 そして、炎に消えていったジャンガの背。 首に巻いたマフラーをタバサは強く握り締めた。 ルイズは魔法学院の図書館から拝借してきたトリステイン地理院発行のアルビオンの地図を広げている。 近くに村はないか? とシエスタは辺りを見回す。 しかし、既に日は落ち始めている為、周囲は薄暗くなってきている。 と、夜目の利くシルフィードが森の一角にある小道に気が付いた。 「あ、あそこに小道があるのね!」 シルフィードの言葉に他の皆がそちらを向く。 「本当だわ」 小道へと走る。 馬車が通れるほどの広さがあるわけではなかったが、人がそれなりに行き来しているらしく、地面はしっかりと踏み固められていた。 それらを見ていたシエスタが口を開く。 「人の生活の香りがしますわ。もしかすれば、この先に村があるかもしれません」 ルイズは地図を広げる。 この森の辺りには村などは記されてはいない。 だが、このような道がある以上、村もしくは家の一軒でも建っているはずだ。 他に手がかりも無い以上、この道に賭ける他は無かった。 (今度は当たりなさいよ) 嘗て、賭け事をして大損をした経験があるルイズは心の中でそう呟いた。 小道は意外と長く続いており、歩いているうちに日はすっかり暮れてしまった。 しかし、月明かりが道を照らしており、タバサの唱えた魔法の明かりもある為、それほど迷わずに進めた。 「大分、暗くなってきましたね…」 シエスタの言葉にルイズは黙って頷く。 エレオノールが後ろで呆れたようにため息を吐いた。 「だからわたしは言ったのよ、明日にした方が良いとね。それを急ぐからこうなるのよ」 そんな姉を宥めるカトレア。 しかし、確かに道は解るとはいえ、この暗がりをこのまま歩き続けるのは危険かもしれない。 と、その時である。 「ねぇ、ねぇ、お姉ちゃん達、何処行くの?」 幼い子供の声が聞こえてきた。 声の方へとタバサは杖の明かりを向ける。 暗い森の中、あどけない笑顔をした少年が立っていた。 こんな時間にこんな所に何故こんな子供が居るのだろう? 一行の誰もがそんな疑問を浮かべた。 カトレアが少年に近づき、優しく尋ねた。 「坊やは何処の子? こんな時間に外を出歩いていたら親が心配してしまうわ」 「ねぇ、おねえちゃんたち、こんな所でなにしてるの?」 カトレアの質問には答えず、少年はルイズ達に声を掛ける。 ルイズは五歳ぐらいのその少年にジャンガの事を尋ねてみた。 すると、少年は意外な答えを返した。 「うん。知ってるよ」 ルイズとシエスタは思わず詰め寄っていた。先に感じた疑惑などとうに吹き飛んでいる。 「何処? 何処に居るの?」 すると、少年は森の奥へと歩き出す。 途中で振り返り、手招きをする。 「こっちこっち、こっちだよ」 楽しそうに言いながら、少年は再び歩き出した。 ルイズとシエスタは顔を見合わせ、彼の後を追った。 ちょっと、あなた達? とエレオノールが止めるが、二人はどんどん奥へと進んで行く。 そして、カトレアに促されるままエレオノールも後に続いた。 そんな彼女達の後姿を見ながらタバサは、少年が手招く姿を見てから感じていた妙な感覚を考えていた。 「きゅい? お姉さま、どうしたのね…そんな難しい顔をして?」 「…何でもない」 タバサは頭に浮かんだもやもやを振り払うように首を振り、シルフィードと共に後に続いた。 少年は暗い森の中を進んで行く。余程夜目が利くのか、一度も足をとられない。 シエスタも田舎娘ゆえに盛り歩きは慣れた物なのか、比較的軽快に足を運んでいく。 ルイズは木漏れ日のように木々の間から差す月明かりしか頼れる物が無い為、散々に転んだ。 後からやって来たタバサが明かりを持って来た為、漸くまともに歩けるようになった。 少年の姿は既に闇に溶けて全く見えない。 ただ「こっちこっち」と楽しげに誘う声だけが闇の中から聞こえていた。 「まったく、子供の相手なんかするからこうなるのよ。ただわたくし達を、からかっているだけじゃないかしら?」 「まぁまぁ、子供のしている事ですし。鬼ごっこみたいで楽しいじゃない」 ぶつくさと文句を言うエレオノール。 カトレアはコロコロと実に楽しそうに笑う。 やがて、月明かりが差す開けた場所に出た。 発光性のキノコが所々に生え、地面に生えた草も僅かに光を放っている。 その広場の中央に少年は立っていた。 年相応の無邪気な笑みを浮かべながら、少年は彼女達を待っていた。 「こっちこっち、こっちだよ」 手招きをする。 先に来ていたシエスタが辺りを見回していたが、怪訝な表情を浮かべている。 何しろ辺りには家一軒見当たらないのだ。 シエスタは少年に問い詰める。 「ねぇ、君の家は何処? ジャンガさんは何処に居るの?」 しかし、少年は答えない。ただ笑うだけだ。 「ねぇ、あなた…子供だからって、あんまり嘘が過ぎると許さないわよ?」 ルイズが多少怒りを露にした口調で少年を問い詰めた。 「木々よ。森の木々よ。その枝で彼女達の腕を掴みたまえ。その根で彼女達の足を掴みたまえ」 突如響き渡るその声にタバサは目を見開く。 「逃げて!」 慌てた様子で叫ぶタバサに、他の皆は何事かと思った。 しかし、逃げるには遅すぎた。 響き渡る声に呼応するかのように、広場の周囲の森がざわめきだす。 枝が伸び、地面から木の根が迫り出す。 杖を振る間もない。枝が、根が、ルイズ達を捕まえていく。 タバサは逸早く反応したため、それから逃れていた。 『ブレイド』を唱え、生み出された風の刃で枝を、木の根を切り落としていく。 周囲のそれを切り落としながら、タバサは森の中に向って『エア・ハンマー』を唱えた。 空気の塊が森の一角に向かい、木々を吹き飛ばした。 「あ~あ…酷いな。木々が”痛い痛い”って言ってるよ、おねえちゃん?」 そんな事を言いながら暗がりから小柄な人影が姿を現す。 少年とそう変わらないその人影をタバサは睨み付けた。 「あなたは…まさか」 くすり、と笑いながら人影はフードを取り払った。 美しい金髪が月明かりに晒され、夜風に揺れた。 まるで血が通っていないと思えるほどに真っ白な肌をしたそれは少女だった。 そして、その少女にタバサは見覚えがありすぎた。 少女はタバサを見つめると、嬉しそうに笑った。 笑った拍子に開いた口の隙間から、白く光る二本の牙が二個綺麗に並んでいるのが見えた。 「エルザ…」 「久しぶりだね、おねえちゃん♪」 緊張した声で呟くタバサに対し、エルザは無邪気な笑顔で楽しそうに答えた。 前ページ次ページ毒の爪の使い魔
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Fate/Requiem -Another story- トレーラー ───昔、大きな戦争があった。 戦争は終わり、世界は平和になった。 今では誰もが"聖杯"を持ち、運命の示すサーヴァントを召喚する。 死者が生者を導く歪な世界の中、人々は"終わり"(レクイエム)を待ち望む─── + "聖杯戦争"時 Observer:終わらない戦争を、終わらせよう。 ――あなたの端末に届いた、一通のメッセージ。 そこに添付されていたのは貴方を含めて「七名」の顔写真だった。 願いを此処に。七つの命を摘み、汚れた炉に焼べよ。 叶え難きを叶えよう。終わらない戦争を、終わらせよう。 ハウスルール 「令呪」の扱いについて Fate/Requiem世界観に於ける令呪の設定を再現するため、初期状態で令呪3画を保有する普段のルールとは異なり、 初期状態で令呪100%(10段階)を保有するものとして扱います。 それに伴い、消費する令呪の量とそれに対応する効果にも違いが発生しています。 消費令呪欄の「X / X」は、左がマスターに適用する場合、右がサーヴァントに適用する場合を表します。 普段のルールと同じく、他人のマスター/サーヴァントに対しては令呪を行使できません。 効果 消費令呪 補足 宝具発動 - / 5 宝具の発動コストとして消費されます。逆に、消費できない場合は宝具も発動できません。 補正値 1~5 / 1~3 消費令呪と同じ値の補正値を得ます。 振り直し 2 / 3 判定を振り直します。 対象変更 3 / 5 攻撃対象をマスターかサーヴァントに変更します。 高速移動 3 / 5 行動を消費せずに前衛-後衛間を移動します。 瞬間回復 3 / 5 HPを20回復します。 この他、同世界観では《聖杯》からの魔力供給によって令呪が回復する設定のため、オプションとしてそれが採用される場合もあります。 世界観 基本世界観は「Fate/Requiem」に準拠します。 ただし、本編の続報が出たことによって設定の齟齬が生じた場合、その都度更新致します。 (基本的には「本編と限りなく似通った別世界」くらいの甘さで何卒……) 人物 カレン・ホシカワ - Karen Hosikawa 【年齢】外見18~9歳 【性別】女性型AI 【所属】《聖杯》 《聖杯》によってモザイク都市《名古屋》に配備された、都市管理型AI"カレンシリーズ"の一個体。 《名古屋》に関する凡ゆる権限を所有しており、都市圏内なら端から端まで全て把握済みと豪語する。 + "聖杯戦争"関係者 「観測者」 - Observer 【年齢】不明 【性別】不明 【所属】不明 「聖杯戦争」の開幕を宣言した人物。 「観測者」の名前のみが知られており、性別や年齢、果ては個人なのかすら不明。 舞台設定 《名古屋》 都市再編により誕生したモザイク市の一つ。 他の都市と比べてもかなり巨大な部類であり、《名古屋》単体で首都圏エリアと同等の規模を有するほど。 ただし、他と比べ娯楽性、観光性に欠けているのが特色であり、難点。 産業に特化し、それぞれが住みやすくすべく街造りを行った結果、街並みは歪なものとなってしまった。 それは戦前も戦後も変わりないようで、歪に積み上げられた層や一本道を外れただけで一変する景色など、他の都市には無い独特な雰囲気を持つ。 加えて豊田市、瀬戸市なども含んでいるためか景観はさらに混沌としたものになっていて、構造を把握するのも一苦労。 逆に住民からの評判は良く、そもそもが「街の人が住みやすい街」を目的としているので、一度慣れてしまえばその利便性に気がつけるだろう。 まさしく「住めば都」を体現した様な都市。 + 地理・地域 元々様々な都市の中継点にあり様々な物品が行き交うことからカミガカリ・インダストリアル、ヴァルカン重工などの二次産業の大企業、職人腕利きの職人達が集まり、その技術発展の影響を受けた結果モザイク市の中でも屈指の工業力を持つ。 製品や職人の運搬のために都市内の交通網が発達していたり、《名古屋》だけでなく周辺のモザイク市にもその製品を輸出する為に人の出入りや移動が多く、賑やかさと発展が象徴的な都市でもある。 主に「工場地帯」「商業地区」「職人街」「住宅地区」に分かれており、工場地区を中心に扇状に広がっている。 「工場地帯」 技術都市《名古屋》を象徴する大工業地帯。 その広さから、南部は外界との境界線ギリギリまで広がっている。 他都市への製品の輸送や資材の輸入を行う為に《名古屋》駅から工業用路線が伸びており、更に都市の至る所に製品や資材、人材の輸出入を行うために放射状に線路が伸びている。 カミガカリ・インダストリアルやヴァルカン重工など大企業の工場がここに設置されており、多くの企業の本社もここに置かれている。 沿線部は各企業の主要製品の最終工程の工場となっており、そこから細分化されて行くにつれ、どんどんと細かい部品や礼装、その他の製品の工場になってゆく。 工場の上部は各企業の職人達が細かな術式やシステムを制作する工房や企画部、営業部などが広がっており、「文字通り上層部」などと言われていたりする。 その広さ故に管理が完璧に行き届いているとは言い辛く、また地下を含めて細々と通路が張り巡らされており、一部はスラム化していたり違法組織の拠点となっている場所もある。 + 主な施設・組織 〇カミガカリ・インダストリアル 神憑重工業(かみがかりじゅうこうぎょう)。モザイク市《名古屋》に本社を置く、巨大軍需企業の一つ。現在のトップは、《旧人類》「マリ・アサヒナ」。 『魔術と科学の融合』をテーマに、異常発達した科学技術と(現在の主流とは異なる)旧時代の魔術を併用した兵器を多数販売する。 その中でも同社が特に注力して開発を進めているのは、対ドローン殲滅兵器としての巨大ヒューマノイドロボット。 旧時代の"神憑り"を元にした「ロボットに操縦者の意識を憑依させ、安全な遠隔地から操縦する」革新的な技術は 業界内外問わず高い評価を受けており、結果的に《名古屋》という生存圏の維持に大きく貢献している。 この技術の詳細については同社の兵器開発とシェア確保の要ともいえ、社外は勿論、社内でもごく限られた人物しか知る事が出来ない社内秘(ブラックボックス)。 ───ただし、成功の裏側には、各種兵装の核となるコア部分に生体パーツを用いているのではないか、という噂が実しやかに囁かれる。 + 関連人物 朝比奈 マリ - Asahina Mari 【年齢】不明 【性別】女性 【所属】『カミガカリ・インダストリアル』 カミガカリ・インダストリアルの創業者にして現トップ。 積極的に「戦争」へ身を投じながら、尚も戦火を生き抜いた猛者。 しかしその事実とは裏腹に、見た者には物腰柔らかで穏やかという矛盾した印象を与える女性。 実年齢は不明。少なくともカミガカリの創業から容姿が変わっていないため、不老(メトセラ)処置を施しているものだと認識されている。 「商業地区」 《名古屋》駅から伸びるメインストリートを中心に広がる都市の生活基盤。 「工場地帯」や「職人街」の製品を取り扱う店が軒を連ねると同時に、様々なレジャースポットや飲食店なども多くある都市の繁栄の象徴とも言える地域になっている。 昼間の中心街は若者やサーヴァントで賑わう一方で、中心から少し離れたところは如何わしい店も少なくなく、夜間には違法組織による抗争が行われているとかいないとか、とにかく治安が悪い。 + 主な施設・組織 〇食事処『ブルー・ナ・ボーニャ』 モザイク市《名古屋》の商業区にある大衆食堂。住民からは「ブルーナ」と呼ばれ親しまれている。 個人経営でありながら客入りや売上は周辺の同業他店を凌ぎ、大企業のチェーン店にも引けを取らない人気を誇る。 店長兼メインシェフは乙擬宝珠ミサキ。経営者である彼女の意向で、ブルーナはあまり無暗にスタッフを増やさない傾向にある。 最大のウリは混沌ともいえるほどのメニューの多彩さ。常人がパッと思いつくような料理は大抵網羅されている。 外国人住民も多い年の人間にとって、故郷の味を気兼ねなく楽しめることから、店が広く愛される要因の一つになっている。 店内の装飾も様々な国のものが入り乱れて置かれ、モザイク市《名古屋》という都市をある種体現したかのような店。 一番人気はナポリタンだが、店長の気まぐれ的発想により生まれた「生クリームプリンスパ」なるものが一部でカルト的な人気を得ている。 その躍進ぶりから、最近ではブルーナを買収しようとする企業は少なくないが、現状はその全てを断っているらしい。 + 関連人物 乙擬宝珠ミサキ - Otogiboshi Misaki 【年齢】33歳 【性別】女性 【所属】『ブルー・ナ・ボーニャ』 ブルーナの店主。大戦前は様々な国を旅していたらしく、各国の料理を中心に様々な知識に精通している。 料理の腕はもちろん、風変りに見える性格も一見さんをリピーターに変える魔力を持っている、と表されている。 静かな時間帯にはメニューの試作をしており、たまたまその時に訪れていた常連には試食を頼むことがある。 中にはとんでもない発想の一品が生まれることもあるが、それを含めて常連客の楽しみの一つでもあるらしい。 サグラモール - Sagramore 【クラス】ランサー 【性別】男性 【所属】『ブルー・ナ・ボーニャ』 ミサキと契約しているサーヴァント。その身に魔獣の霊を宿す、勇猛なる円卓の騎士。 普段はブルーナのスタッフとして経営を手伝い、度々突拍子もないものを生み出す新メニューの主な試食役を務める。 桜棺ユウカ - Sakuragi Yuka 【年齢】17歳 【性別】女性 【所属】『ブルー・ナ・ボーニャ』 ブルーナの数少ないアルバイト兼看板娘。料理人になることを志し、高校入学と同時にミサキに弟子入りした。 父親は都市の区画システム従事者、母親は大企業の社長と良家の生まれだが、両親はあくまで娘の意思を尊重する姿勢を見せている。 料理の腕は今だ店長には及ばないが、彼女の優しい性格が現れたような「母の味」の料理は、一般客や常連問わず非常に好評。 〇カジミエシュコーポ 大企業の中では珍しく、モザイク市《名古屋》の商業地区に本社を構える大商社。 最初は個人で立ち上げられた企業だが、社長の人脈とネームバリューで人が集まり、瞬く間に大商社へと発展した。 商業地区に本社を構えている通り、商業地区での商売を本筋に置いており、特に聖杯トーナメント等の興行に力を入れている。 聖杯トーナメントでは装備やアイテムの持ち込みが推奨されており、その事からスポンサーを付け、スポンサーから提供された最新装備を使用して戦うのが主流となっている。 マスコットキャラやスター選手のグッズ、装備のレプリカなど、様々なアイテムを販売しており、そのほとんどは令呪での支払いとなっており、それで得た魔力から工場の生産効率の向上等をしているらしい。 自らが興行を行う事業において、他の企業の参入も積極的に認めており、聖杯トーナメントは企業同士の競争の場という側面もある。 + 関連人物 "銀騎士"ジュリアス 【年齢】28 【性別】男性 カジミエシュコーポの社長。名古屋とは違うモザイク都市からやって来た。 元居たモザイク都市の聖杯トーナメントではスター選手であり、3連覇による殿堂入りを果たしている。 殿堂入りによる出場資格停止に伴い、彼は名古屋へ渡って一つの企業を興した。それが、カジミエシュコーポである。 人前で鎧を外した事が無く、素顔は謎。戦闘能力はずば抜けており、並のサーヴァント相手なら圧倒出来るほど。 実はサーヴァントなのではないか、とまことしやかに囁かれるほどだが、ちゃんと契約しているサーヴァントは存在する。 戦闘能力だけでなく、カジミエシュコーポの社長としても辣腕を振るっており、常に全身鎧を付けている以外の欠点らしい欠点が無い怪物。 何故企業を立ち上げようと思ったのか。それを聞くと、彼はこう答えた。 「スポーツは、栄光を最も効率よくリソースに変える事が出来る」 「今の満たされた時代、だからこそ、人々には熱を持って生きる理由が必要だ」 「私は、英霊の皆さまにはこの世の光すら照らす、灯火の星であって欲しいと願っています」 「全ては、この大地の為に」 「職人街」 「工場地帯」に隣接する地域であり、「工場地帯」を拠点とする企業に属さない工場や職人、サーヴァントなどが独自にその工房を構える職人の職人による、職人の為の街。 広大であるものの規則性のある「工場地帯」と比較して、職人達が独自に工房を作ったり壊したり、施設を設置したり撤去したりを繰り返している結果、その全貌は誰にも分からない混沌となっている。 職人の質はピンからキリで腕の悪い職人はとことん腕が悪いが、逆に企業所属の技術を上回る職人も混じっている。 「工場地帯」の企業とも一応取引はしているが衝突する職人も多く、そもそも職人同士で毎日のように衝突しており、その混沌さ故にアウトローな人々も住み着いて治安は《名古屋》最悪となっている。 ただし、その在り方はよく言えば自由であり、行き場のない人々やサーヴァントが受け入れられる数少ない場所であるとも言える。 + 主な施設・組織 〇スタニスラフの導灯 《名古屋》を中心に、各モザイク都市で活動するテロ組織。 組織全体としての目的は『人の手のみで構築された生活を取り戻す』ことであり、有り体に言えばサーヴァントと都市管理AIからの独立である。 ただしそれが目的でないただ純粋に破壊活動を行いたい者や非合法の研究を行いたい者なども集まっており、リーダーのユズリハが各種調整して結果的に組織の目的に合うように利用している。 目的のため、基本的にサーヴァントや都市のシステムそのものを狙った犯行が多いが、多少の人の犠牲も許容する。 テロ組織に入るにあたっては自ら門を叩くか、カウンセリング等で適正があると判断されたものをスカウトする等が主な方法となっている。 幹部へと昇格して初めてリーダーであるユズリハと会うことができるため、その顔を知らないものも多い。 + 関連人物 ココノエ・ユズリハ - Coconoe Yuzuriha 【年齢】17 【性別】女性 スタニスラフの導灯のリーダー。特別な力を持たない少女。 水上・エンシン -Mizukami Ensin 【年齢】35 【性別】男性 【所属】『スタニスラフの導灯』 スタニスラフの導灯の幹部の一人であり、元軍人。 サーヴァントカリュブディスを引き連れて、通り魔的に事件を起こしている。 モザイク都市名古屋における指名手配犯の一人。 「住宅地区」 一般市民が居を構える住宅街。 工場地区からは少し離れており、その分交通網は細かく発達している。 人々の居住区であると同時に行政の中心でもあり、都市の管理のまでの様々な施設や学校、図書館、人々の憩いの場である公園なども適度に配置されている。 名古屋の中心の喧騒から離れている分落ち着いた地域であり、治安もその分良好な場所となっている。 + 主な施設・組織 〇名古屋市総合学校 住宅地区に存在する、都市で最も大きな学校施設。 有志の支援によってモザイク市成立初期に設立され、大戦以前に存在した周辺の学校跡地を統合して一つの機関としている。 半公営の学校ではあるものの、組織体系は戦前の私立学校と呼ばれるものに近しく、中等部と高等部にグレードが分かれている。 「手厚い就学・学習支援」をモットーとしており、余程社会的に問題がある場合を除き、ほぼ全ての入学希望者を受け入れてきた。 人間だけでなく子供のサーヴァントも在学しており、《名古屋》の発展に特に重要な貢献をし続ける機関の一つである。 + 関連人物 アンリ・デュナン - Jean-Henri Dunant 【クラス】シールダー 【性別】男性 【所属】名古屋市総合学校・理事長 都市最大の学校施設の理事長を務める男。かつて存在した世界最大の非政府組織「赤十字」の創設者として名高い。 大戦の終了後まもなく召喚された古いサーヴァントであり、《名古屋》の成立と学校の設立において中核的な役割を担った。 現在は学校経営のために奔走する傍ら、生徒や教員たちと会話したり、畑を作ったりといった姿をよく発見される。 比良坂マリナ - Hirasaka Marina 【年齢】27歳 【性別】女性 【所属】名古屋市総合学校・高等部数学科教諭 高等部の数学科を担当する教師。《名古屋》が商業都市であるため、数学科は社会学や経済学に次いで授業比率が高い。 おっとりとした性格から生徒によく親しまれており、最近では特に女子生徒から恋愛相談を持ち掛けられ、それに乗ることが多い。 年の離れた兄がいるらしいが、本人曰く数年ほど前から音信不通であるという。 アンネ・フランク - Annelies Marie Frank 【クラス】キャスター 【性別】女性 【所属】名古屋市総合学校・中等部2年 中等部に所属するサーヴァント。旧世界で起きた2度目の大戦での経験を書いた『アンネの日記』で有名となった少女。 病弱だが積極的に登校し、明るく誰とでも接する性格から友達が多く、所属クラスの中心的な存在として認知されている。 立場上、中等部にまつわる様々な話を耳にしている。そのことについて知りたければ、まずは彼女に話を聞くといいだろう。 〇聖ワルプルガ修道院 住宅街にひっそりと佇む修道院。ペイルライダー事件ののち、被害者孤児を保護する目的で建てられた。 医術の聖人・聖ワルプルガ(「ワルプルギスの夜」などで有名)を象徴とし、小さいながらも一般に開かれた礼拝堂を併設する。 設立者の「エイダ・錦谷」は既に高齢だったため、一年前に亡くなった後は若い修道女が協力して運営をしている。 + 関連人物 エル・カティッチ - Elle Katič 【年齢】19歳 【性別】女性 【所属】聖ワルプルガ修道院 修道女たちのまとめ役を務める人物。院設立当初からの関係者で、エイダ・錦谷の補助も務めていた。 そのため周囲からの信頼も厚いようで、院の財務や運営統制などの実質的な管理者も担っている。 「埋め立て地「米田」」 戦時中に兵器の作成や工房を海上に作るために作られた場所である。 戦後は使用されなくなるところを所長が買い取り、都市管理AIと旧友であるチトセに許可を取り牢獄を設立した。 特産物としてオレンジが取れる + 主な施設 「監獄クユーサ」 所長である朽方牡丹(くがた ぼたん)によって戦争後に作られた牢獄。 全3階層となっており罪が重くなるほど下に潜っていく仕組みである。 基本は、更生を目的しているもの + 階層説明 1階層は軽度の犯罪 万引きや露出などの比較的人に危害がかからない物 2階層は中度(軽度でもなければ重度というほどではない物) 詐欺や恐喝や暴行罪などの物。一番人数が多いのはこの階層 3階層は重度の犯罪 組織犯罪や殺人が主になる。 管理者はマスターとサーヴァントのコンビであり階層が下になればなるほど強くなる。刑務官になっているサーヴァントの数も多くなる。 それぞれの階層ごとに入る場合の手続きが変わる1、2階層の場合は厳重な荷物検査を行い、消毒をしてからの投獄となる。 3階層は一度拷問室と呼ばれる更生を促す物に入れられたのち更生が認められた場合は3階層に投獄される。 拷問室:等活室、大集熱室、無間室の3つがある 等活室は小さな部屋に入れられ不定期の間隔で串刺しにされる。また、再生した後刑務官に骨を砕かれる罰 大集熱室は水が与えられない空間で蒸し続けられる空間 無間室は何もない空間で手足を縛られ、自死もできない状態で放置を続けられる空間。食事は残飯が2,3日に1回ほど配られるもの 拷問室は3階層の住人は一度投獄されるが、刑務所で過ごす中で改善されない場合はほかの階層の人間でも投獄されることはある。 + 関連人物 + 歴史 年表 「旧時代」 20XX年 戦争の終幕。 「新時代」 2022年 8月 ペイルライダー事件発生、住宅街を中心に《名古屋》全域に被害。 2025年 現在。 事件 ペイルライダー事件 ペイルライダー事件とは、2022年8月に発生した、マスター不明のサーヴァント・ライダーが《名古屋》全域に病を蔓延させた一連の事件の通称である。 出現したサーヴァントのクラス・容姿・能力から、真名「ペイルライダー」として扱われている。以下、マスター不明のサーヴァント・ライダーを「ペイルライダー」と呼称する。 2022年8月5日、突如《名古屋》に出現したペイルライダーの能力によって市民の多くが病に感染した。 その能力の対象は無差別であり、完全に暴走状態であったと記録されている。 ペイルライダーは数日間猛威を奮った後、先代の"夜警"の手によって退去した。 結果、《名古屋》の住民の多くが脅威に晒され、被害は《名古屋》の総人口の3割に及ぶも、人々の心臓の「聖杯」の力と"夜警"の活躍によって被害は最小限に食い止められた。 新時代以降、病を克服し忘れ去った人々の前に現れた未曾有の災害は市民の印象に強く残っている。 そのため、同市においては他のモザイク市に比べて医学研究を行う研究所が多く存在している。 ペイルライダーのマスターは未だ不明となっており、現在でも都市管理AI、及び一部の有志によって調査が進められている。 その他の設定 + 用語説明 「戦争」 Requiem世界が此れまでのFate世界と大きく乖離した原因。 これが引き金となって世界は変貌し、「都市再編」が発生した。 戦争前を「旧時代」、戦争後を「新時代」と呼称する。 この戦争の勝利者は真鶴チトセであり、《聖杯》を獲得した、と云われている。 この「戦争」は恐らく聖杯戦争を指すものと思われる。 また、戦争の勝利者が《聖杯》を手に入れたにも関わらず、"未だに戦争は終わっていない"という噂が実しやかに囁かれているが――― 聖杯トーナメント 奇跡を奪い合う本来の意味を失った為に、スポーツのような興行と化した聖杯戦争の一種。 様々なレギュレーションが存在し、サーヴァントのみならずマスターも参加する。 敗退はイコール消滅だが、座への帰還は伴わない。 "聖杯" 「戦争」以降に凡ゆる市民が獲得の機会を得たもの。 基本は心臓部に存在し、所有者を「不老不死」にする。 ただし外傷が原因で死ぬ事もあり、完全な不死となった訳ではない。 願望器としての機能も備え、市民の大半は細かな日常品をこれに願うことで手に入れる。 それ自体の魔力供給量はさほど多くなく、宝具解放など瞬間的に大量の魔力を供給するのは《聖杯》の管轄。 《聖杯》 モザイク都市群運営の為の凡ゆる管理を行うもの。 一市民が目撃することは殆ど無いが、モザイク都市群は《聖杯》でも無ければ維持し得ない高度技術で保たれており、その存在を疑う者は居ない。 市民が個人で所有する"聖杯"と比べては天と地ほどの差が在り、 都市運営、瞬間的な大量の魔力供給、英霊召喚時の各種情報インストール、"カレンシリーズ"の作成など様々な分野に於いて無くてはならない存在。 令呪 Requiem世界に於ける「令呪」の扱いは今までのそれと大きく異なる。 具体的には、 ・画数が決まっておらず、消費した魔力の量に応じて少しずつ減っていく。回数制ではなくゲージ方式。 ・消費した令呪は《聖杯》からの魔力供給により数日で回復する。 ・サーヴァントへの命令・強化よりはマスター自身の魔力源としての役割がメイン。 ・令呪を消費することで効果を発揮する礼装が存在する。 ・主な使用法の一つとして「サーヴァントの単独行動の権限拡大」がある。 などの差異が少なくとも確認できる。 サーヴァント 市民が各々で"聖杯"を獲得したことによって実現した、今を共に生きる人生の"相棒(パートナー)"。 《聖杯》のシステムは、市民個人の潜在的な願望を推察し、可能な限り相性の良いサーヴァントをマッチングさせる。 基本的には凡ゆる市民がサーヴァントを召喚しており、サーヴァント側にも市民としての権利が認められている。 ただし、ポリシーの問題でサーヴァントを召喚しないことを選択した市民も少なくない。 これまでの世界の様に「兵器」として運用されることは少ないが、現代社会に非協力的であったり、事件を起こす者も存在する。 カレンシリーズ 《聖杯》より生み出された、都市管理AIの人型端末。 一つの都市につき一人が配備されており、そのオリジナルはモザイク都市《秋葉原》を担当するカレン・フジムラ。 獲得した全てのデータは常に《聖杯》へバックアップされており、端末が破壊されても同時に同じ機能・性質を持って同じ記憶を引き継いだ新個体が生成される。 また各個体には個体毎の役割が与えられており、彼女達は共通して都市管理AIとしての強権を保有する。 以下は項目未満の解説。 魔術協会の魔術師は"神々の如き"と称される。聖堂教会が存続しているかは現時点だと不明。 《聖杯》への干渉を試みる本物の魔術師が存在し、サーヴァントへの扱いは冷酷なものがある。 「バーサーカーの言語理解アプリ」「令呪の魔力を消費して明確な効果を発揮するおまじないグッズ」 「旧時代の念話に近い通信用魔術回線」が存在するなど、技術進歩の方向性は混沌としている。 《聖杯》が世界を改変した際、航空機は飛ばなくなった。 モザイク市は都市結界によって守護されている。 霊基に対し識別タグを打ち込むことが可能で、都市情報網が敵対的なそれを検知すると霊基を汚染する毒を齎す。 都市には救急チームが存在し、都市管理側によって派遣される。
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登録日:2019/03/24 Sun 17 03 00 更新日:2024/06/19 Wed 21 16 45NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 てめえらの血はなに色だーっ!! 緑の血液 血 血の色 血液 赤い血液 赤くない血液 青い血液 黄色い血液 ゆるさねえ……… てめえらの血は なに色だーーーーっ!! 血の色とは、読んで字の如く、生物の血液の色の事である。 なお、上記のセリフは「ゆるさねぇ」の前置きがあることから分かる通り「こんな所業出来るなんて、とても赤い血の通った人間には思えない」という意味合いである。文字通りの色合いではないぞ。 ●目次 概要 創作上における血の色 血液の色一覧紫 黄 緑 青 白 黒 マゼンタ(蛍光ピンク?) 透明 特殊 慣用表現 余談 概要 地球上の生物は、我々人類を含め殆どの脊椎動物はヘモグロビンを含んでいるため、赤い血液をしている(*1)。 しかし、脊椎動物以外の生物となると話は別であり、寧ろ赤い血ではないケースの方が多い。 例えばイカやタコといった軟体動物や、カニやエビなどの甲殻類は青い血液を持つが、 これはヘモグロビンの代わりに「ヘモシアニン」という色素を含んでいるのが理由(後述)。 その為、動物学者の始祖と言えるアリストテレスは「脊椎動物」の概念を「赤い血を持つ動物」として定義している。 また害のない色素を血管注射すると、全身がその色に染まったりもする(*2)。 要は、血液に入っている色素次第で血液の色が決まってしまうと言って良い。現実で言えば生物が体内に酸素を取り込む際に使う媒体によって変わる、とも言えるだろう。 創作上における血の色 概要でも書いた通り、人類とは異なる異種族っぽさ、化け物っぽさを出すために赤ではない異色の血液は度々多用される。 外見がヒューマノイドであったとしても、中身が構造レベルで地球人類とは根本的に異なる場合もある。 その他にも表現規制(自主規制含む)のため「赤い血」を避けようと他の色に変える場合など、理由は多種多様である。 血液の色一覧 「血の色」という項目名ではあるが、我々地球人類含めた赤い血液のケースまで含むとキリがないため、 ここからは赤以外の色別に血液の色を載せていく。 紫 ナメック星人の皆さん(ドラゴンボール) ドラゴンボールに登場する種族であり、ピッコロの出身種族として有名なナメック星人だが、アニメにおいては血液の色は紫色である。 再生能力持ちであるため度々手足をもがれたりしては流血している。 ……が初期の頃は血液の色までは設定が固まっていなかったようであり、ピッコロ大魔王は何故か赤い血液だったりするのだが。 ガミラス人の皆さん(宇宙戦艦ヤマト2199) 原作である『宇宙戦艦ヤマト』では流血シーンが描かれなかったため血液の色は不明であったが、リメイクである『2199』にて紫色の血液であることが判明。 そのためか、口の中も青紫色をしている。 モーブの皆さん(バトルスピリッツ 赫盟のガレット) 人間や魔族の中に突然変異で発生した新たな人種。通常の人間や魔族の子供がモーブとして生まれるという形で誕生する。 外見上は普通の人類や魔族と変わらず、人並みの情緒も併せ持つが、唯一「血の色が紫色」という点のみ異なる。 最大の特徴は頭脳明晰で計算能力や記憶力に優れるという点。当然ながら頭脳がものを言うTCG…もといバトルスピリッツにおいては強力すぎるアドバンテージになりうる。 バトルスピリッツが問題解決の手段となる世界観において、この特徴はあまりにも異質かつ既存の人類や魔族にとって脅威の存在となり、作中では被差別種族として描かれる。 第1話においてモーブの指導者であるルシアン・パークスが暗殺されるシーンにおいてはその血がついたナイフがしばらく画面に映し出されていた。 エヴァンゲリオン弐号機 (新世紀エヴァンゲリオン) エヴァンゲリオンとは初号機のみリリスのコピーで他はアダムのコピーだが、どちらも血の色は赤。 しかし弐号機だけは何故か紫色。拘束具が赤くて赤い血が見えづらいから、というわけではない、と思う。 黄 エイリアン(エイリアンシリーズ) 一作目の時点ではエイリアン自体は流血せず、フェイスハガーを外科手術で引き剥がそうとしてメスを入れた際に噴き出しただけに過ぎないが、 続編である『エイリアン2』では、エイリアンが次々に撃ち殺される関係で当たり前のように流血しており、黄色い血を流している。 しかもこの血液は強酸性であり、うかつに近接戦を挑むと返り血で痛い目に遭ってしまう。 ガトランティス人の皆さん(宇宙戦艦ヤマト2) ガトランティス人って流血してたっけ?という方もいるかもしれない。 実は12話においてサーベラーの横槍によってヤマトを仕留める機会を逃し、激怒したデスラーがデスラー砲のレバーを折ってミルに投げつけるシーンがあり、 その際に運悪く頭に直撃してしまい、黄色い血を流しているのだ。 さらに終盤においてヤマトのクルーが都市帝国に乗り込んだ際の白兵戦をよく見ると射殺されるガトランティス人が黄色い血を流しているのが確認できる。 だがどういうわけかリメイク版である『2202』では血液の色は黄色ではなく赤に変更されている。 すねこすり(妖怪大戦争) バスの中でタダシに負傷している所を発見されるシーンや鳥刺し妖女アギに甚振られるシーンにおいて、黄色い血を流しているのが見える。 やはり妖怪だけあって血の色も異様なのだろう。 ちなみに泥田坊がアギに腕を切断されるシーンでは、彼の血液は黒い。泥が混ざっているのだろうか。 緑 ミドリチトカゲ 上記で脊椎動物は赤い血液と書いたが例外というものはどんなものにもあるようで、 パプアニューギニアに生息しているミドリチトカゲは脊椎動物でありながら緑色の血を持つというとんでもない生態を持つことで知られる。 これは体内で分解された後のヘモグロビンが血液中に大量に含まれているのと、マラリアに感染しにくいように進化したためであるとされているようだ。 ホヤ ヘモグロビンの代わりにヘモバナジンを血中に含むため、緑色の血液をしている。 ガメラ(ガメラシリーズ) ご存知大映が誇る怪獣。 よく串刺しになったり切りつけられたりする関係で血を流すが、何故か昭和・平成版共に血液は緑色である。 ゴジラ(ゴジラVSビオランテ) そして東宝が誇る怪獣王。基本的に血は赤いのだが、この作品のみ蛍光グリーン。 これは特技監督・川北紘一氏の意向で、赤い血を流させるとグロテスクになり、かつこの先残酷描写のインフレに陥るため、流血は避けるかあいまいにしようとしたもの。 ただ世界観を同じくする『ゴジラVSメカゴジラ』ではゴジラが赤い血を流す。これは、本作のゴジラが「命を持っていること」を強調するための措置。 プレデター(プレデター) 今日ではエイリアンと並ぶ人気を得たプレデター。 宇宙の狩人だけあって反撃を食らったりす事も多くよく流血するが、その血の色は蛍光性の緑色と、これまた強酸性の血液を持つエイリアンと同じ位のインパクトを残している。 インビットの皆さん(機甲創世記モスピーダ) 同作に登場する宇宙生命体であるインビットは緑色の血液を持っているが それは地球に適応し人型に進化したタイプも例外ではなく、23話ではこれが原因でアイシャはスティックらに正体を知られてしまった。 プルーマ(帰ってきたウルトラマン) いろんな意味で物議を醸し出した話として知られる第31話に登場した囮怪獣。 作中ブレスレットで首を切断された際に緑色の血液を流しているが、実は裏設定では猛毒を好んで食べる怪獣であり、血液にも猛毒が含まれているとのこと。 なお、この2話後に放送された例の回に登場したメイツ星人も緑色の血を流す。 メイツ星人とプルーマを操っていたゼラン星人は良く似た顔立ちをしているが、血の色は異なる。 登場剣客(海外版サムライスピリッツ) 派手な流血描写が特徴だが、言語設定を海外版にすると血の色が緑になる(*3)。 本作に限らず他のゲームでも、血の色を緑等にしていたり筐体設定で変更できるゲームは多い(例:『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドシリーズ』のゾンビ)。 クローンヤクザ(ニンジャスレイヤー) ヨロシサン製薬が生産・販売するバイオクローン兵士。 緑色のバイオ血液が体内を流れているが、これは空気に触れるとすぐに赤く変色し普通の血液と見分けがつかなくなる。 バルカン人(スタートレック) シリーズの代表格、トンガリ耳ことエリダヌス座オミクロン2星系バルカンの種族。 銅を主成分とする緑色の血を持つ。ついでに心臓が右脇腹あたりにある。この辺の設定は珍しく第一作から既に固まっていて現在まで一貫している。 木梨猛(仮面ノリダー) 同作の主人公である改造人間。 主題歌の3番でも歌われている通り。ただし第23話「恐怖すっぽん男」からの後付設定であり、それ以前の回では赤い血を流していた。 エイリアンの皆さん(ブルースワット) 敵の侵略宇宙人、エイリアンは緑色の血液をしており、ブルースワットに撃たれたり斬られたりする事で派手に緑色の血液を流血する。 なお、エイリアンに寄生された人間もまた緑色の血を流すようになり、仲間の一人である正義の宇宙人に憑依されていたシグはこのせいで悪の宇宙人ではないかと思われた事もある。 アンデッドの皆さん(仮面ライダー剣) 敵の不死身の怪人アンデッドは緑色の血が流れており、ライダー達との戦いで負傷して度々緑色の傷跡ができていた。 また、ジョーカーである仮面ライダーカリスこと相川始もまた緑色の血を流している。 ネタバレ 主人公である剣崎一真も最終回でキングフォームを多用しすぎた際に変身が解けて腕から緑色の血が流れ、それまで赤かった傷口が緑色に変色し… バスコ・タ・ジョロキア(海賊戦隊ゴーカイジャー) 私掠船フリージョーカーの船長にして同作主人公であるキャプテン・マーベラスの仇敵。 最終盤の第48話「宿命の対決」にて発覚。 ヨハネ・クラウザー二世(デトロイト・メタル・シティ) 魔界の住人たるクラウザーさんの血液は勿論童貞臭い赤色なんかじゃなく緑色であり、サタニックエンペラー開催に際してフェスの血判状にその緑色に滴る血を持ってして契約された。 ネタバレ 言うまでもなくクラウザーさんの正体は普通の人間・根岸崇一であり、件の緑色の血も契約書にこぼれたバジルソースを血液だと誤解されたもの。 白きもの(ファイアーエムブレム 風花雪月) 大司教レアそして聖者セイロスレアの獣としての姿。 教会ルートもしくは同盟ルートで「光の杭」を受け止めるシーンや帝国ルートで主人公とエーデルガルトにとどめを刺されるシーンで緑の血を流すことを確認できる。 彼女以外の女神の眷族も血の色は緑かは不明である。 青 無脊椎動物 冒頭でも説明したように、イカ・タコなどの軟体動物やエビ・カニなどの甲殻類といった無脊椎動物のほとんどはヘモグロビンではなくヘモシアニンという色素を持っており、銅が血中に含まれている。 例外はあり、アカガイとその仲間、それと深海に生息するシロウリガイはヘモグロビンが血中にあるので何と人間と同じ赤い血を流すのだとか。 この「青い血」は基本的には酸素と結合すると青くなり、酸素が抜けると透明になる(*4)。青い青いと言われてもあまり青く見えないのは死ぬ前に酸素を使い果たして透明になってしまうためらしい。 特筆すべきはカブトガニ。5億年近く前に地球上に出現し、形質をほぼ変えずに現代まで生き残り、 今日では生きた化石として知られる彼らもヘモシアニンを含む青い血を持つが、この血液から得られる成分は主に医療用途で細菌や細菌毒素の検出に使われている。 このため「捕獲されたカブトガニが集められ、その血(体液)を抜き取り、また海に放つ」という字面だけ見ると空恐ろしい工場が存在しており、その恩恵で世界の医療は支えられている。 UFOを目撃した人間たち(ブルークリスマス) ややマイナーではあるものの知る人ぞ知る映画であるブルークリスマス。 作中でUFOを目撃した人物は青い血を持つ体質に変異しており、それが原因で魔女狩りに等しい悲劇を生むことに… ちなみに英語版の題名であるBLOODTYPE BLUEは『新世紀エヴァンゲリオン』で使徒が襲来した際のパターン青の元ネタになったことで知られる。 ムーリアン(ラーゼフォン) 地球とは別の次元からやってきた異世界人(見た目は人とほぼ一緒)。 人がムーリアン化するケースがあり、その時は血の色が赤から青になる。 ギャオス(ガメラシリーズ) ご存知ガメラの天敵。 魔族(ドラゴンクエスト ダイの大冒険) 魔族の体には青い血が流れているという設定がある。 クロコダインは1991年アニメ版では赤い血を流していたが、2020年版では青い血に変更されている。 また、バランは竜魔人に変身する過程で竜と魔族の力が強く作用し血の色が赤から青に変化する。 白 白い人工血液 1970年代末、酸素運搬能力を持つ物質「パーフルオロカーボン」を乳化(水に溶けない脂質のようなものを牛乳のような白色の液体にする)させ 感染症の心配がなく、血液型がなく誰にでも輸血できる人工血液として注目を集めた。 しかし、確かに拒絶反応というほど危険な反応は起きないものの、 普通に異物として排出されてしまう 問題を解決できず、実用化には至らなかった。 ホワイトブラッド(小島プロダクション制作ゲーム) ポリスノーツやMGS4に登場する人工血液。何故白色なのかについての設定は特に無い。 MGS4ではサイボーグの関連技術で、サイボーグ化された雷電がこれを使用している。 本来の血液からホワイトブラッドに交換する事で得られる具体的な効能は不明であるものの、サイボーグに欠かせない技術だった模様。 MGS4のホワイトブラッドは人工透析が必須で、その透析のために大掛かりな設備を要するため活動に大きな制約を受けるという致命的な問題を抱えており(*5)、作中でも「旧式の軍用血液」とされていた。 MGS4のストーリーは西暦2014年という設定だが、雷電はその5年前、MGS2(西暦2009年)時点で既に「ナノマシンの混合された赤い人工血液」を使用している。この時の雷電はまだ生身であり、特に透析の必要性や自家中毒にも言及は無かったため、ホワイトブラッドはこの赤い人工血液よりもさらに古い(機能・性能の低い)人工血液であろうと推測できる。 サイボーグ用循環液(METAL GEAR RISING REVENGEANCE) 上記のMGS4からさらに4年が経過し、サイボーグ技術がより進化し広まったMGRの時代のサイボーグも相変わらず「白い血」を流しているが、こちらはMGS4で雷電が使っていたホワイトブラッドではなく、補修用ナノマシンと燃料電池用電解質を含む循環液…極端な話「サイボーグ用の燃料」で、人工血液の機能は持っていない。(*6) 色についてもその地域で流通しているサイボーグ用循環液がたまたま白いだけで別の地域では赤いものも売られており、特に白に限定されているわけではないとのこと。 制作サイドからすれば「人(の姿をしたもの)をバラバラに切り刻む」というゲーム性を守りつつ表現規制をすり抜けるための措置であり、事実、海外版では雷電を含む全てのサイボーグが、斬られると普通に赤色の液体を吹き出すようになっており、どちらも建前上「血液ではありません」という事になっている。 しかしこのお陰である演出を仕込む事に成功しており、一部のプレイヤーの感心を呼んだ。 ゾンビ(お姉チャンバラ) 本作で斬り殺すゾンビの血の色は通常赤だが、オプションで白や黒に変更することができる。 本作はそもそもCERO指定:Z(18歳未満購入禁止)のシリーズなのでこういう配慮は本来不要なはずなのだが、 何故だろうと思った人は「ビキニ姿のお姉ちゃんの身体中に白い液体がこびり付いているところ」を想像して頂きたい。 そういう事です。 魔化魍(仮面ライダー響鬼) 作中で音撃戦士たちが戦う魔化魍と、それを育てる童子と姫の血液は白い。 童子と姫に命令を下すクグツも、白い血液をしている。 黒 オルフェノク対策委員会(小説 仮面ライダーファイズ) オルフェノク対策委員会の執行人……つまるところ量産型ギア・仮面ライダーカイザの装着者たちは、 そのポテンシャルを最大限に引き出すために血液の3分の2を特別なエネルギー溶液に入れ替えており、原油のような黒い血液が体内を流れていると作中で語られている。 マゼンタ(蛍光ピンク?) ダンガンロンパシリーズの登場人物たち 人間のキャラクターだが、「テーマがサイコポップ」なので、赤い血だと生々しくてポップではないためマゼンタ色。 CEROの都合もあるとは思うが。 アルフォート星人(銀河鉄道物語) 銀河鉄道が運行する宇宙とは別の次元に存在する宇宙からやってきた異世界人。 ピンク色の血液が流れているらしく、銃撃などで血を流すことがある。だが大半のアルフォート星人は銃撃を受けると即死してしまうため、流血シーンは少ない。 鈴田山リッカ/パピポポロ・デュルリッカ(4人はそれぞれウソをつく) 橿原女学園に通う中学2年生だが、正体は銀河革命軍の大佐兼エースパイロット。 作中で額に手裏剣が刺さってピンク色の血を流すシーンがある。 透明 コオリカマス 南極海にのみ生息する魚。 血球内にヘモグロビンを持たないため、血液は水のように透明になっている。 当然酸素の運搬効率は大きく落ちるが、血液自体が大量にあるのと、南極海は酸素が豊富なことで、どうにかなっている。 特殊 アクラ・ヴァシム/アクラ・ジェビア モンスターハンターフロンティアZに登場する、蠍のような姿をした大型モンスター。 こいつは左右の鋏と頭が部位破壊可能で、全部位破壊して特定の条件を満たすと尻尾が切断可能になる。 そして部位破壊や尻尾切断をするたびに血液の色が無色(やや黒っぽい)→黄色→青→赤に変化するという特異極まりない体質を持つ。 慣用表現 blue blood 西洋文化圏では身分の高い貴族の血筋を「blue blood」と表現する。 これは元々スペインで使われていた慣用句で、皮膚の下の青い血、つまり静脈が透けて見えるような色白の肌を指す婉曲的な表現であり、肉体労働に従事して日焼けした一般庶民とは生まれからして違うという意味なのである。 本当に血が青いわけではない 黄金の血液 およそ1/200万という超低確率でのみ出現する血液型O型 かつ Rh null型の血液が通称「黄金の血液」と呼ばれている。 抗原を一切持たないためあらゆる血液型の人間に対して輸血ができるという点からこのようにあだ名されることとなった。 2010年の時点で全世界に43人(全人類の0.01%とも)しか確認できておらず、輸血に同意している人間に限れば僅か6名という超希少な血液。 ただしその性質上「黄金の血液」を持つ者は同じ黄金の血液を持つ者からしか輸血できないため、自分が輸血されねばならない時には文字通り致命的な状況に陥ってしまう。 余談 ある薬品の過剰摂取の結果、一時的とはいえ血液が緑色になってしまった患者のケースが存在する。 「頬を染める」という言葉にあるとおり、照れた時などに顔が赤くなるのは血流が増加することで血液の色がより強く出てくるため。二次元で青や緑の血を持つ種族でも大抵赤ないしピンクに頬が染まるが、これは厳密に言えば不自然な現象と言える。 追記・修正は赤ではない血液の方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コナンのアニメっていつ頃から -- 名無しさん (2019-03-24 17 50 09) 続き↑血の色が墨汁みたいな黒色になったんだっけ? -- 名無しさん (2019-03-24 17 50 54) 昔のSFだと人工血液が白かったりする -- 名無しさん (2019-03-24 17 51 15) 白い血だとフローズナー(ポリスノーツ)、あとハウス・オブ・ザ・デッドも設定か何かで緑の血にできた -- 名無しさん (2019-03-24 18 01 55) 仮面ライダー剣でも印象的なシーンがあったよね -- 名無しさん (2019-03-24 18 27 16) サイバーライフのアンドロイド -- 名無しさん (2019-03-24 18 43 11) 響鬼の魔化魍も白い血液だゾ! -- 名無しさん (2019-03-24 19 37 20) 血の色が緑と言ったら、主題歌でも歌われてる仮面ノリダーも -- 名無しさん (2019-03-24 19 39 42) 仮面ライダー剣の最終回部分はネタバレ防止した方が良い気がする -- 名無しさん (2019-03-24 20 50 46) サガフロだと妖魔青、半妖のアセルスは紫って設定だったね -- 名無しさん (2019-03-24 21 53 21) ソウルイーターのクロナは黒。天然物じゃなくて改造の結果っぽいけど -- 名無しさん (2019-03-24 22 31 49) ベジータが、19号にたいしてそいつは血か?それともオイルか?って言うシーン好き -- 名無しさん (2019-03-25 02 10 28) 昔売血が横行していた時代は質の悪い血が黄色く見えたらしい -- 名無しさん (2019-03-25 10 36 29) 血中の鉄が無くなると黄色になるらしいが本当だろうか?(メタリカ的な意味で) -- 名無しさん (2019-03-25 10 54 40) ↑血液中から赤血球、白血球、血小板などを抜いたものを血漿と呼ぶが、これが淡黄色をしている。おぞましい色かは人による -- 名無しさん (2019-03-25 11 02 03) エビカニの卵が青緑色なのも血液の色? -- 名無しさん (2019-03-25 11 10 01) こいつらの血は色々だぁーっ! -- 名無しさん (2019-03-25 12 01 38) ゴジラはバーニング状態だと血の色が白かった。またVSシリーズではバトラ、デストロイアが黄色っぽい血液。 -- 名無しさん (2019-03-25 12 05 15) 藤崎竜の漫画「waqwaq」は黒い血の人間の世界だったな -- 名無しさん (2019-03-25 18 14 39) けものフレンズ2のイエイヌの血は茶色 -- 名無しさん (2019-03-25 18 35 47) 寒色系の血の色の種族(人間型人外)でも照れたり恥ずかしがったりすると頰が暖色系に染まるのは不思議。多分創作の宇宙では音がするのと同じなんだろうが… -- 名無しさん (2019-03-25 19 17 12) 「水滸伝」で李逵が羅真人のドタマをカチ割ったところ白い液体しか流れなかったので「あ~あ、こいつ女を抱いたことがねえから白いの貯え過ぎて血まで白くなってやがんの」などと失礼なことを呟いていた(実は幻術で瓢箪を割らせてただけ)。 -- 昼太郎 (2019-03-25 20 44 14) 流血シーンとかは無いけどスター・ウォーズのヨーダもメイキング映像で血管を描く時に「緑色の血液をしている」みたいな解説があった記憶が -- 名無しさん (2019-03-25 21 14 39) 透明な血を持つ魚がいるらしい -- 名無しさん (2019-03-25 21 45 21) され竜の禍ツ式の血の色も、銅を多く含むせいで青だったな、確か -- 名無しさん (2019-03-25 22 39 14) ↑↑コオリウオのことかな -- 名無しさん (2019-03-25 23 04 16) 比喩だがBBBだと吸血鬼にBLACK BLOODって呼称つけてたな。 -- 名無しさん (2019-03-26 03 19 03) エイリアンのあれは血の色というより「膿」にしか見えんのだが。 -- 名無しさん (2019-03-26 09 32 48) たまにスプラッター映画で黒っぽい血が流れることあるよね -- 名無しさん (2019-03-26 09 43 50) ↑白黒映画時代にチョコシロップを血のりにしてた名残かと -- 名無しさん (2019-03-26 12 09 13) 虹色の血・・なんてやつはいないだろうなぁ。 -- 名無しさん (2019-04-02 09 29 39) アニメ版北斗の拳だと規制の問題で流血が蛍光ホワイトになってる場面がある -- 名無しさん (2019-04-02 13 04 24) ガメラやビオゴジの口の中は赤いのに血は緑なのがどうも納得いかない -- 名無しさん (2021-02-09 19 21 43) 人とは思えない所業に「てめえらの血は何色だ!?」とは言うけども、この言い回しではなく、創作物に於ける共通認識のような「人ならざるモノの血の色が異なる」という概念はいつ頃からあるんだろう? 単純にイカタコやエビの血から? -- 名無しさん (2021-02-13 01 16 10) MGRの白い血は人工血液ではなくサイボーグ用の液体燃料ですね -- 名無しさん (2021-02-13 18 43 22) 「青」の項目に「あれ」が入ってないぞw。 -- 名無しさん (2021-12-10 04 37 02) 本当に黄金の血液が流れているフィクションもあるが、アレはロボットなのでなあ(せたのりやす/ビトウゴウ「ガンドライバー」) -- 名無しさん (2022-07-30 09 33 24) ブラックジャックに登場する宇宙人も血の色が青かった。まあそれ以前に生殖器等の身体構造も人間とちょこっと違うけど -- 名無しさん (2022-09-02 13 32 15) スプラトゥーンのインクリングやオクトリングも、出血したら青い色なのだろうか… -- 名無しさん (2022-11-06 14 57 42) ピンクは血の色♪ピンクは血の色♪ -- 名無しさん (2022-12-21 15 51 24) Detroitのブルーブラッドは血液にカウントしてよいものだろうか -- 名無しさん (2022-12-21 17 06 40) ラッキーマンに出てきた大食いマンが真っ二つにされた時に出血しなかったのは「極悪宇宙人には血も涙も無いのだ」的な解説があったなあ -- 名無しさん (2024-04-01 08 20 07) 名前 コメント