約 141,065 件
https://w.atwiki.jp/thydsh/pages/560.html
八雲藍 東方妖々夢Extra・Phantasm中ボス、および東方文花帖Level8ターゲット データ集 個人データ 名前 読み仮名 二つ名 種族 能力 八雲藍 やくもらん すきま妖怪の式珍しい動物 妖獣 主に式神を使う程度の能力 全体データ 初登場 登場回数(作中含める) 登場回数(作品として) 外見 テーマソング 東方妖々夢Extraボス 3回 2回 もふもふ尻尾 ♪少女幻葬 ~ Necro-Fantasy +詳細な説明 エキストラボス。紫の式神。紫が寝ている間に代わりに活動している。 主に式神を使う程度の能力を持つ。 紫は1日12時間睡眠で、夕方から真夜中にかけてしか活動しない。 しかも冬は冬眠する。その為、寝ている間はこの式神に働かさせてい る。 藍は、かなり長い間式変化しているため、そんじょそこらの妖怪より 強力な力を持つ。その為、藍は自分で式を打つことも出来る様になっ ていた。すでに自分が式神であることを忘れているのかも知れない。 毎年、桜が咲く季節になると、冥界の花見の名所に行っていた。 今年は心持ち桜の持ちが良い、と感じ始めてた頃、ちょっと変った生 きた人間が紛れ込んできた。面白そうなので、しばらく様子を見てみ る事にした。 後に、自分の式神である橙がこの人間にやられた事を聞き、ちょっと した報復してやろうと企んだ。 実態は化け狐。橙同様、姿かたちは普段と代わりが無いが、性格は丸 い。よく見なくても尻尾がある。 実は実体時から、かなりの妖力を持つ。 そうこうしている間も、自分のご主人様はずーっと寝ている。 (東方妖々夢) 東方術弾計 ~ Spell Cards Statistics. スペルカード枚数(難易度は別) スペルカード枚数(実際の数) Extra Phantasm etc. 15枚 15枚 10枚 2枚 文花帖3枚 東方遊弾表 ~ The Their arts. EXTRA (通常攻撃1) 式神「仙狐思念」 (通常攻撃2) 式神「十二神将の宴」 (通常攻撃3) 式輝「狐狸妖怪レーザー」 (通常攻撃4) 式輝「四面楚歌チャーミング」 (通常攻撃5) 式輝「プリンセス天狐 -Ilusion-」 (通常攻撃6) 式弾「アルティメットブディスト」 (通常攻撃7) 式弾「ユーニラクルコンタクト」 (通常攻撃8) 式神「橙」 「狐狗狸さんの契約」 幻神「飯綱権現降臨」 PHANTASM (通常攻撃) 式神「前鬼後鬼の守護」 式神「憑依荼吉尼天」 Level8 (通常攻撃) 密符「御大師様の秘鍵」 行符「八千万枚護摩」 超人「飛翔役小角」 東方遊談集 ~ Prewar days Relaxation. 霊夢 魔理沙 咲夜 妖夢 早苗 戦いの前 準備中 戦いの前 準備中 - - - 戦いの後 準備中 戦いの後 準備中 - - - らんしゃま遊弾集 難易度で選ぶ(単幕で見ることが出来る) Easy 準備中 Normal 準備中 Hard 準備中 Lunatic 準備中 弾幕で選ぶ(他の難易度と比較できる) 準備中
https://w.atwiki.jp/toho/pages/3660.html
東方ずっと8月 サークル:スパイラル小町 Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 夏影の火(inst.) ? - - 東方星蓮船 法界の火 [-- --] 02 感情マテリアル ? ? り~ち 東方星蓮船 感情の摩天楼 [-- --] 03 PLEASURE HUNT ? ? り~ち 東方星蓮船 魔界地方都市エソテリア [-- --] 虎柄の毘沙門天 04 千年子守唄 ? ? り~ち 東方永夜抄 千年幻想郷 [-- --] 05 ウソツキメラ ? ? り~ち 東方星蓮船 夜空のユーフォーロマンス [-- --] 06 ミックスオードブル ? ? り~ち 東方永夜抄 恋色マスタースパーク [-- --] 詳細 コミックマーケット77(2009/12/30)にて頒布 イベント価格:500円 ショップ価格:?円(税込:?円) レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/13.html
静寂と月明かりのみがその場を包む。 そこは幻想郷の地でも名の知れた原生林―――魔法の森。 キノコの胞子や魔力による瘴気が漂うその森は、魔法使いが多く住み着くという。 とはいえ、人間にとっては『呼吸するだけで体調を崩す』というレベルの悪環境と言われる。 殺し合いの会場である以上、『普段の魔法の森』と比べればまだマシなレベルになってはいるが。 その森の南方の外れに存在するのは、本来あるはずのない、開けた『果樹園』。 傍には小さな小屋も存在している。魔法の森の内部にこのような果樹園など無い…はずだった。 ――と言っても、『彼女』も此処の全てを把握しているというわけじゃあない。 普段は人里や竹林の方をうろついている。魔法の森には滅多に訪れない。 直接赴くことは殆どなかったが…『森の南方に果樹園がある』なんて話自体は、噂にも聞いたことが無かった。 「……………。」 紅い瞳を周囲の果樹園に向けながら、白髪の少女は小屋の傍に立っていた。 冷静に視線を辺りに向けるその姿は、少女にしてはどこか大人びて見える。 当然と言えば当然のことだ。彼女の名は「藤原妹紅」。 蓬莱の薬を飲んだことにより不老不死となり、千年以上の時を生きている『蓬莱人』。 少女の外見とは不釣り合いとも言えるような長い生を、彼女は経験しているのだ。 数百年を超える時を生きること自体は、長命な妖怪が多数存在する幻想郷ではあまり珍しいことではない。 しかし彼女は正真正銘の不老不死。他の妖怪達が朽ち果てようと、永劫のような時が流れようと生き続ける、久遠を生きる存在。 本来ならば、殺し合いなんかで死ぬような少女ではなかった。 だが、今の彼女は――――――― ◆◆◆◆◆◆ 気分は最悪。何とも忌々しい。 荒木飛呂彦。太田順也。二人の男は私達に『殺し合いをしろ』と言った。 見せしめとしてあの神様を殺し、私達をこの場に駆り出した。 …私自身、殺し合いそのものには慣れてる。数百年の間、妖怪共を無差別に退治していた時期があった。 あの頃の私はかなり荒れていただけに、倒した妖怪を手にかけることなんてザラにあった。 今だって定期的に「あいつ」と殺し合いをしている。とはいえ相手は自分と同じく不老不死なので、どちらも死にはしないけれど…。 「誰かを殺す」ということ自体への恐怖心は私にはない。 千年以上も彷徨い続けて、私の手はとっくの昔に血の色に染まってる。 だけどこの殺し合いは許容出来ない。あの主催者達は、楽しんでいる。 「死」という恐怖で参加者達を縛り付け、強制的に殺戮の場へ駆り出す。 現に、あの神様だって虫を捻り潰すかのように簡単に粛清されてしまったんだ。 ここには弾幕ごっこのような華やかさも美しさも存在しない。 あるのはただ…凄惨な殺し合いという、黒く淀んだ…嘘のような現実だけだ。 …馬鹿げている。望まない者達すらも、無理矢理こんな狂った催しに巻き込む。 そんな主催者に抱いた感情は、『悪趣味』かつ『最悪』。 こんなふざけた殺し合いに乗るつもりなんて微塵も無かった。 殺し合いなんてのは、やりたい奴だけで勝手にやればいい。 …私と、輝夜のように。 主催者の力は計り知れない。もしかしたら、すぐに手を打たれて始末されてしまうかもしれない。 …だが、それでもおめおめとあいつらに従いゲームに乗ろうなどと言う気にはならなかった。 こんな殺し合いに嬉々と乗る程、私は腐ってはいないつもりだ。 例え万に一つの勝ち目しか無いとしても…出来る限りの抵抗はしてみせる。 ―――一先ず彼女は、その場で名簿や支給品を確認した。 まず、ランダムアイテム。…入ってたのは折り畳まれた紙。それも複数。 …手紙か何か?とでも思ってそのうちの一つを開いてみることにしたのだが… 「…おぉっ!?」 そう、開いた紙の中から突然物体が飛び出してきたのだ! というより、突然紙の中から『出現した』と言った方が正しい気がする。 どうやら支給品やら荷物やらは、この紙の中に入っているらしい。スキマに近い能力なのだろうか?何とも摩訶不思議な…。 ともかく、一つ目のランダムアイテムは「一八七四年製コルト」と書かれている物体。 形状や構造を見る限り…銃器?数百年前に火縄銃程度なら見たことがあるが…こんな代物は初めて見た。 恐らく…いや、確実に『外来品』だろう。ご丁寧に予備弾薬まで用意されている。 此処の引き金を引けば銃弾が発射される、と言うことくらいは理解出来た。 そして二つ目の支給品。……ただの煙草だった。別に私は煙草が好きと言うわけでもないので、それは適当にしまっといた。 そして、名簿の確認。 名簿には見知った名前が幾つも見受けられる。それを見て抱いたのは「やっぱり…」と言った感情。 ゲームのルール説明が行われたあの最初の空間。そこでは幻想郷の住民の姿が数多く見られたのだ。 人間。魔法使い。妖怪。亡霊。吸血鬼。果ては、『蓬莱人』。 知っている限りでも、もはや『何でもアリ』と言わざるを得ない人選だった。 妖怪や吸血鬼は兎も角…蓬莱人は死ぬはずがない。不老不死を手に入れた存在なのだから。 …だが、あの男はこう言っていた。 『自分は頭を破裂させられても生きていける』なんて考えるなよ。 吸血鬼や柱の男、妖怪に蓬莱人なんかも、この場にいる全員例外はないんだ』 あの男の言葉を信じるならば、自分は『死ねる身体』になっていると言うことだ。 蓬莱の薬で確かに不老不死になっているはずだというのに…どんな原理で私の身体を弄くったんだ? 不老不死すら無効化するとなると、奴らは相当「やばい」力の持ち主なのかもしれない。 …まぁ、今はまだ置いておこう。情報が少なすぎて考えようが無い。 それよりも、引っかかり続けるのは――― 「…………例外はない、か。」 ぼんやりと見下ろすように、私は自分の身を眺める。 焼き尽くされようが、穿たれようが、斬り飛ばされようが…何事も無く永劫の時を生き続けてきた、この身。 だけど、それすらもここでは意味を成さなくなる。 普通の人間と同じように、死ぬことが出来る。 今までも、そしてこれからも囚われ続けるであろう永劫の輪から抜け出すことが出来る。 「親しい者との死別」という、何度も繰り返した哀しみからも解放されるのかもしれない。 もし、本当に死ねるとしたら…もしかしたら…それが私にとって、幸せなことなのかも。 永遠から解放されるなら、それでもいいのかも。…いいのかもしれない。 …でも。私は此処で「死のう」とは思わない。 例えいずれ、本当に死を迎える運命であるとしても。 狂った殺し合いの地で死にたいだなんて、これっぽっちも思わない。 何も出来ずに…下衆な奴らに踊らされたまま終わるなんて、私は真っ平御免だ。 その場で思慮を続けていた私は、今後の方針についても改めて頭の中で纏めようとした。 …だけど、そうしている暇はすぐに無くなった。何故かって? 『別の参加者』が、現れたからだ。 「…………。」 そいつは北の方角から、一歩一歩…確かな足取りでこちらに向かってくる。 木々に隠れて姿がよく見えなかったけど…草木などを掻き分ける音と共に、少しずつその姿が見えてくる。 …一言で言うと、浅黒い肌をした筋肉隆々の半裸大男。 逞しい肉体を衣服のあちこちから露出させているのが何とも強烈。 何というか…古代人?とか一瞬思ってしまうような出で立ち(まぁ、千年くらい前から生きてる私も古代人みたいなものだろうけど)。 幻想郷であんな奴を見たことはない。というか、外でもあんな出で立ちの奴見たことがない。 男は深い森の奥から現れて果樹園にいる私の方を向き、一歩一歩踏み頻るようにゆっくりと歩み寄ってくる… 「よォ、小娘」 男は歩きながら、太く低い声でこちらに向けて声を発する。 その声から滲み出ているものは、ドシリと響き渡るような威圧感。 体格といい声といい、随分と強烈なプレッシャーを感じさせるというか…。 ともかく、私は男の挨拶に返答することもなく黙ったまま目を向けていた。 「お前みたいな可愛らしいお嬢ちゃんまで殺し合いに巻き込まれてるとはなァ。 荒木に…太田と言ったか。奴ら、随分とご趣味の悪い『人間』だそうだ」 「…同感ね。酷い趣味だし、勝手にこんな場所に呼び出されて…迷惑極まりないって奴よ」 「フフフ…あぁ、『勝手に呼び出された』ってェなら俺もその口だ。 それに、どうやら此処には俺の『仲間』達もいるみたいでね」 「へぇ。お互い境遇は似たようなモノってとこかしらね」 「……ま、そう言った所らしいぜ?」 そこはかとなく飄々とした態度を取る目の前の男は、私と言葉を交わしながら歩を進めている。 ずんずんと地を踏み、私の方へと確実に向かってきているのだ。 どこか威圧的な雰囲気すら感じる一歩一歩を、地に刻み続けるかのように。 男は口元に不敵な笑みを浮かべながら…やがて、私の目の前まで辿り着いた。 仁王立ちの状態で立ち止まり、男は私をゆっくりと見下ろしている。 近くで見ると…やっぱり、かなりの巨体だ。とはいえ、それで怖じるつもりもないが。 2m前後の身の丈を持つ目の前の大男を、私は見上げていた… 「なあ、小娘。あの主催者の男がルール説明の際に言っていたが… ―――此処には、『神々』や『妖怪』が存在するんだとな?」 「そうね、というか妖怪とかとはしょっちゅう会ってるわよ? 魑魅魍魎の類いなんて、案外沢山いるわ」 「ほう…?」 男は私の返答に対して興味深そうな反応を示す。 この男は妖怪や神々について知らないようだ。やはり外界出身の人間か何かだろうか。 …いやまぁ、雰囲気的には『ただの人間』のようには思えないけど。 妙にニヤついた笑みを浮かべながら、男は更に問いかけてきた。 「小娘、お前はどうなんだ?お前も俺の知らない『何か』なのか」 「別に?私はあくまで人間。ただ、違うことと言えば…『ちょっと特殊な身体してる』ってこと」 「……………。」 「まぁ、平たく言えば―――――――――」 私は自分の身について、少し語ろうとした。 わざわざ男から問いかけられたのだ。何となくの気まぐれに、話してみようかとも思った。 だが、この会話は直後に力づくで途切れることになる。 この後の男の行動によって。 「あぁ、もういいぜ。貴様に少しばかり興味が湧いてきた… あとは『自分で』確かめる。どちらにせよ、俺はお前を―――」 私の言葉を遮るかのように発せられた男の言葉の直後。 直後に私の顔に目掛けてそれは放たれる。 私の視界が、生々しい紅の色に染まる。 殺し合いの中で何度も見てきた『色』。 そう。目の前の男の身体から放たれたものは真っ赤な『血液』。 それが私の顔面にかかり、視界を塗り潰したのだ。 咄嗟に対処をしようとした。だが、もう遅かった。 そして私の顔が、急に熱くなり――――― 「―――殺してやるのだからな」 ◆◆◆◆◆◆ ―――少女の端正な顔面は、男の血液によりグツグツと『焼かれていた』。 堪らずに少女はその場で倒れ込み、成す術も無く顔を焼き溶かされていく。 そんな少女の姿を男は笑みを浮かべながら見下ろしていた。 男の名は『エシディシ』。人間を凌駕する『力』と『生命力』を生まれ持つ、闇の一族の一人。 通称『柱の男』と呼ばれる存在だ。 彼女の顔面を焼き尽くす血液。これこそが彼の能力、『熱を操る流法“モード”』。 彼が『炎のエシディシ』と呼ばれる所以。自らの血液を500℃まで上昇させる、灼熱の能力。 暫しの会話を交わした目の前の少女を、その能力の毒牙にかけたのだ。 彼は決して妹紅と友好的な意図で接したわけではない。 あんな会話は単なる気まぐれだ。どうせいずれは皆殺しにする有象無象の塵共の一人なのだから。 エシディシの目的はあくまで『他の柱の男との合流』『会場からの脱出』。 その為には柱の男の仲間達と共に他の参加者共を殺害し、あの荒木と太田とかいう二人の男の下へ辿り着かねばならない。 少々小癪だが、下手に逆らえば脳を爆破されて死ぬだけだ。 だったら一先ずはゲームに乗り、優勝や生き残りを狙うであろう邪魔なカス共を減らしておいた方がいい。 それに、神々や妖怪など…未知の存在への好奇心もあった。少し試してみるのも一興だろう。 男は尚も不敵な笑みを見せ、少女を観察し続けていた。 さて…お前はこの状況で一体どんなことが出来る? 此処から何をしてみせてくれる? お前の持つ力とは何だ?見せてくれ―――― そして、男の口の両端が三日月のように釣り上がった。 「成る程…それがお前の『力』ってワケか」 そこで彼が目にしたものは、『ただの人間』ならば有り得ない光景。 それは人間でありながら永劫を手にすることの出来た、少女の能力。 火傷を負った少女の顔が、生々しい肉の音と共に『治癒されていく』。 焼き尽くされ、溶かされていた顔が通常の人間ならば有り得ない速さで再生していく。 先程まで灼熱の血液に顔を焼かれていた少女は―――――― 炎を意にも介さぬ様子で、こちらを『見据えていた』。 「…いきなり、酷いわね……顔を焼くなんて」 冷静に言葉を紡ぎながら――『灼熱の血液』が、振り払われるかのように消え失せ。 少女は、その場から立ち上がった。 「人間の身でありながら、再生能力を持つのか?」 「ま、有り体に言えば…そう言った所ね。そうじゃなかったらこんな調子良く立ち上がらないわよ」 蓬莱の薬によって不老不死の存在と化した少女――藤原妹紅。 とはいえ、此処ではそれも『偽り』となっている。あくまで持つのは、弱体化した再生能力だけだ。 彼女は不敵な笑みを浮かべることもなく、怒りの形相を見せることも無く。 ただ淡々と、冷静沈着な表情で―――自らの『不尽の火』を発現させた。 対するエシディシは、心底面白そうに笑みを浮かべていた。 彼の心に浮かぶのは、久しく感じていなかった昂揚感。そして、未知の力への興味。 そして彼は一旦後方へとバックステップをし、少しだけ距離を取る。 「ほう!小娘、貴様も炎を操るのか!面白いじゃあないかッ! 今まで久しく好敵手がいなかったのだ…丁度いい、この『エシディシ』を楽しませてみせろ!小娘ッ! ―――『怪焔王の流法“モード”』ッ!!!」 エシディシもまた、己の指先から触手の血管を飛び出させるッ! それは500℃にまで達する灼熱の血液を用いて戦う『熱を操る流法』。 数多くの波紋戦士を葬ってきたその能力を、彼は解き放ったのだ! 相対するは不老不死の少女と、太古より蘇りし柱の男。 距離を取っていた『柱の男』が地を蹴ると同時に、『少女』もまた戦闘態勢に入る。 果樹園の中央にて、闘いの火蓋が切って落とされたのだ。 ◆◆◆◆◆◆ 「――――ッ、」 「ハハハハハハッ!!どうだ、満足に反撃も出来ないかァ!? そらそらァ!どこまで耐えられるのかなッ!!」 結論から述べれば、戦況はエシディシが優勢だった。 回避された沸騰血は地面へと落ち、土や雑草を容赦なく焼き焦がす。 妹紅は触手のような血管を、後方へ下がりながら辛うじて回避し続けている。 彼女は腕や胴体などにエシディシの血液を何度か喰らっていた。 先程顔面に浴びせられた際よりも多量の血液を受けたということもあるのだろうが…妹紅の身体には、所々火傷が残っている。 普段ならば既に塞がっているであろう負傷。しかし、じわじわと再生しているとはいえ未だに負傷は完治していない。 即ち「いつもより傷の治りが遅い」。再生能力が弱体化している。 彼女は元々戦闘においては再生能力頼りであることが多かった。 当然だ。絶対に死なない身体なのだから、強引に攻めれば押し切れる。 だが―――今回は違う。負傷によって死を迎える可能性がある。 下手に重傷を負えばこちらが不利になるのだ。回避も行う必要がある。 しかし、彼女にとって回避行動は不得手。 「回避」という不慣れな行動に気を取られ、そちらに専念する形になってしまっていたのだ。 「逃げてばかりじゃあ、ラチも開かんよなァッ!!」 そしてエシディシの攻撃は血管だけではない。 不意を突くように時折織り交ぜてくるのは、強靭な筋肉をバネに放たれる剛拳。 妹紅はそれに対し、とにかく回避に徹していたのだ。 如何に妹紅が妖怪退治や殺し合いなどで身体能力に秀でていようと、あくまで元は人間。 対するエシディシの単純なパワーとスピードは、吸血鬼をも遥かに凌駕する。 それだけではない。彼は数多くの波紋使いを葬ってきた百戦錬磨の戦士。並大抵の者を上回る格闘技術をも併せ持つのだ! 一度あの拳に対処した際、妹紅はエシディシの身体能力、そして技量の高さに気付いた。 そしてエシディシはその体術と自身の能力を存分に生かし、激しく攻め立ててくるのだッ! エシディシは己のパワーを生かして至近距離での戦闘に持ち込み、徹底的な攻撃態勢に入っている! 今の妹紅がしていることは、ほぼ回避のみ。 時折僅かな隙を突いて炎弾を放ってはいるが、殆どダメージを与えられていない。 軽く舌打ちをしながら、妹紅は何とかエシディシの攻撃を躱していく。 しかし、このままでは全く埒が開かないのは当然のこと。 どうにかして打開しなければならない。 いっそ、自分の再生能力を信じて強引に攻めるか。 それとも、攻撃の隙を突いて体勢を立て直すか。 考えている間にも、敵は鋭い攻撃を仕掛けてくる。 迷っている暇なんてない。 そう。既に男は、拳を握り締めているのだから―――! 「―――そぉらァァァッ!!!」 直後、目の前の男が猛々しい声と共にこちらへ再び拳を放つ。 無骨な拳が真っ直ぐにこちらへと迫り来る。獣のように力強く、弾丸の如く勢いが籠った一撃。 しかし、その軌道は真っ直ぐだ。私は右手に霊力を纏わせる。 そのまま、迷うことなく―――拳を両腕で、強引に受け止めようとした! 「…ほう?」 男は、強引に拳を受け止めようとした少女を見下ろし…ほんの少しだけ感心したように声を漏らす。 しかし拳を防いだ妹紅の口からは…ごふっ、と口から血が吐き出される。 力づくで受け止めようとしたとはいえ、その衝撃は相当のものだ。 ある程度ダメージは緩和出来たが、当然の如く妹紅の身体は吹き飛ばされる。 だが、吹き飛ばされる直前の少女の口元には。 笑みが浮かんでいた。 「――不死」 そして、エシディシが目にしたものは…吹き飛ばながらも、右腕をこちらに向ける妹紅の姿。 右掌の正面に形成されているのは、不尽の炎の鳳凰。 「火の鳥、―――鳳翼天翔ッ!!」 火の鳥を模した真紅の炎弾が、エシディシ目掛け放たれる。 スペルカード、不死「火の鳥―鳳翼天翔―」。 それは不死鳥のような煌めきを見せる、紅き炎。 周囲に熱風が吹き荒れ、目を見開くエシディシの身に火の鳥が直撃する――! 「ぬうッ…!?」 その身が炎で焼かれ、男の身体が大きく仰け反る。 先程までの炎弾ではあまり傷を受けていなかったが…今回の攻撃はスペル。少なからずダメージは与えられている。 同時に、吹き飛んだ妹紅が小屋の壁に強く叩き付けられた。 全身を叩き付けられ、口から血を流し、強烈な鈍痛が回りながらも…妹紅はよろよろと立ち上がってみせた。 ――苦痛には慣れてる。この程度の痛みなんか、…力づくにでも持ちこたえてやる。 「……よくも……やってくれたじゃないか…なァ、小娘ェッ!!?」 血管ピクピクで怒るかのような、されどどこか楽しげに笑みを浮かべているような。 そんな微妙な表情で、男は声を荒らげて地面を蹴る。 胴体の正面が焼け焦げながらも、ダメージを感じさせぬ凄まじい瞬発力で妹紅の方へと迫り来る。 両足の筋肉を躍動させ、獣のような勢いの速さで突撃をしたのだ。 ―――しかし、エシディシが妹紅の所まで到達することは出来なかった。 パァン、パァン。 二度に渡って響き渡ったのは、乾いた破裂音のようなもの。 そう、銃声だ。妹紅が懐に隠し持っていた、『一八七四年製コルト』。 妹紅はそれを咄嗟に抜き、エシディシに向けて不意打ちの如く放ったのだ。 エシディシの頭部と首筋は弾丸に貫かれ、血肉をブチ撒ける。 絶叫じみた咆哮を上げながら、男は傷口を両手で抑えて転倒する――― 「………ふー…。」 銃を握り締めながら、私は一息を吐く。 引き金は躊躇いなく引いた。先程も言ったように、私は殺し合いには慣れている。 自分から積極的に仕掛けるつもりはない。だが…殺そうとしてくるなら、別だ。 殺しにかかってくると言うのなら…とことんまで抵抗するだけだ。 あの男は、どうなっている? スペルを直撃させ、頭部に弾丸を叩き込んでやったんだ。 普通ならば、これでもう死んでいる。少なくとも、行動不能にはなるだろう。 主催者の話を思い出す。頭を破壊されれば不老不死だろうと例外なく死ぬ、と。 逆に考えれば、頭部さえ破壊すれば確実に敵を殺せるということなのかもしれない。 それが正しければ、これであの男はもう動けなくなるはず―――― そんな私の期待を嘲笑うかのように。 小汚く、不気味な笑い声が…耳に入ってきたのだ。 「―――痛ェなァァァ~… 中々粘るじゃねえか、小娘… 今…ほんのちょびっとでも、思ったんだろう?」 ニヤニヤと笑みを浮かべながら―――――男は、立った。 その両足で、確実にその場に立ち上がってみせた。 頭部から血を流しながらも、男の余裕の表情は崩れない。 いや、むしろその顔は「愉しげ」にすら見えたのだ。 「『この化物を仕留められた!』とでも…思ってたんだろう、なァァァーーーーーーッ!!!!!?」 地響きが鳴る様な轟く声で、男は心底愉しそうに―――叫んだ。 コイツは…とんでもない、化物だ。こんな奴に…勝ち目があるのか? あの男も手傷を負っているとはいえ、今は私の方にだってダメージと霊力の消耗がある。 このまま戦った所で…恐らく、ジリ貧。互いに傷を再生しながら長期戦になるだけ。 『制限』がある以上、どこまで再生能力が持つかも解らない。 それだけに、こちらの方が不利になる可能性が高い。 あの男の能力は、計り知れないのだから。 …いや、違う。そんな理屈の話じゃない。あいつは、とにかく…危険だ。 冷や汗を流し、私はただただ歯軋りをする。 「く、っ…………!」 そして、最終的に私が選んだ道は…撤退。 傷付いた身体を押しながら、私は強引に走り出す。 身体は痛むし、所々焼け焦げて熱い。それでも、立ち止まっていたら再び攻撃されるだろう。 とにかく果樹園から、この場から離れるべく、両足に力を踏ん張らせ…駆け始めたのだ。 私は、必死に逃げ出した。 ―――無意識の内に目の前の男に恐怖を抱いていたことに、少女は気付いていない。 ◆◆◆◆◆ エシディシは、逃げていく少女を何も言わずに見ていた。 俺に臆したのか。それとも、この状況では不利だと感じたのか。 まぁ、正直どっちでもいい。追いかけるのも面倒だ。 また後で探し出して、くびり殺してやればいいだけのこと。いちいち追撃する必要はない。 あの小娘、確かに実力はあるが…あくまで十分に対処出来るレベルの強さだ。 この会場の中で、殺す機会などいつだってある。 「シラけちまったじゃあねえか、全く」 とはいえ…敵に逃げられ、少々面白くない気分ではあった。 追撃さえすれば追うことは出来たかもしれないが、こちらとて傷は受けている。 下手に深追いをし、妙な傷を負わされたらそれもそれで厄介。 それに…時間はたっぷりあるのだから、焦る必要も無いだろう。 ともかく、あの少女との闘いで彼は理解した。 柱の一族とも、波紋使いとも違う、「未知の存在」がいることを。 少女は不死鳥の如し炎を操り、同時に高い再生能力を兼ね備えていたのだ。 あの力が一体どのような技術によるものかは解らないが、興味はある。 この会場に同じような存在がいるとなれば、尚更だ。 さて。此処にはカーズやワムウもいるらしいが…まぁ、アイツらはそう簡単に死にはしなないだろう。 俺は俺で、気ままにやらせてもらうとするかね。 勿論あいつらと共に生き残り、荒木と太田を殺すつもりではある。 抜け駆けをしてカーズやワムウを殺害し、優勝しようだとか…そんなことは微塵も考えてはいない。 あくまで敵は荒木飛呂彦と太田順也だ。 だが、そこに辿り着くまでにはまず「勝たなければ」ならない。 そう。―――最終的に、仲間達以外の参加者共は皆殺しだ。 だが、先程も述べたように他の参加者に対する興味はある。 此処にはどんな奴がいる?どんな能力を持つ者がいる? 是非とも試してみたい。ま、最後は殺すことには変わりないがな。 月を見上げ、男はゆっくりと歩を進める。 行く先は特に決めてはいない。 ただ風が流れるように、気の赴くままに進み続けるだけだ。 その口元に、邪悪な笑みを浮かべながら…彼は果樹園から離れていった。 【B-5 魔法の森・果樹園の小屋付近(7部)/深夜】 【藤原妹紅@東方永夜抄】 [状態]:全身打撲(中)、身体のあちこちに火傷(中)、疲労(大)、霊力消費(中)、再生中 [装備]:一八七四年製コルト(4/6)@ジョジョ第7部 [道具]:予備弾薬(18発)、煙草(数本)@現実、基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:主催者を倒す。 1:今はとにかく逃げて傷を癒す。 2:主催を倒す為の協力者を探す。出来れば慧音を探したい。 3:こちらからは仕掛けないが、襲ってくるのなら容赦しない。 4:エシディシを警戒。無意識に僅かな恐怖を抱いている。 5:主催者の言っていたことが気になる。本当に不死の力は失われているのか? [備考] 参戦時期は永夜抄以降(神霊廟終了時点)です。 風神録以降のキャラと面識があるかは不明ですが、少なくとも名前程度なら知っているかもしれません。 果樹園から離脱し、南下中です。 【エシディシ@ジョジョの奇妙な冒険 第2部「戦闘潮流」】 [状態]:胴体に火傷(中)、頭部と首筋に銃創、疲労(小)、再生中 [装備]:なし [道具]:不明支給品、基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:カーズらと共に生き残る。 1:一先ず気の赴くままに動いてみる。神々や蓬莱人などの未知の存在に興味。 2:仲間達以外の参加者を始末し、荒木飛呂彦と太田順也の下まで辿り着く。 3:他の柱の男たちと合流。だがアイツらがそう簡単にくたばるワケもないので、焦る必要はない。 4:夜明けに近づいてきたら日光から身を隠せる場所を探す。 [備考] 参戦時期はロギンス殺害後、ジョセフと相対する直前です。 エシディシがどこへ向かうのかは次の書き手さんにお任せします。 頭部に銃弾を受けましたが、脳への直撃は避けているのでさほど深刻なダメージではないようです。 『一八七四年製コルト』 藤原妹紅に支給。ジョジョ7部でリンゴォ・ロードアゲインが使用していた回転式拳銃。 装弾数は6発。予備弾薬付き。威力は現在の拳銃と比べても遜色はないが、固定式シリンダーなので弾丸の装填には時間がかかるだろう。 000:プロローグ『穢き世の穢き檻』 投下順 002:真空のメランコリー 000:プロローグ『穢き世の穢き檻』 時系列順 002:真空のメランコリー 遊戯開始 藤原妹紅 064:蓬莱の人の形は灰燼と帰すか 遊戯開始 エシディシ 053:Kindle Fire【焚きつける怪炎】
https://w.atwiki.jp/toho/pages/1069.html
東方パストーソ サークル:Cherry Lunaburst Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 騒魂楽団Ⅱ ~ Live Jerry&yellowheart 東方花映塚 幽霊楽団 [03 51] 02 幻想に狂い咲くさくら Jerry&yellowheart 東方妖々夢 さくらさくら [02 30] 03 ひもろぎ むげんにかなで Jerry&yellowheart 東方封魔録 ひもろぎ、むらさきにもえ [05 29] 04 フラワリングラウンド Jerry&yellowheart 東方花映塚 フラワリングナイト [03 32] 05 ライブスペクティブ京都 ~ Live Jerry&yellowheart 東方文花帖 レトロスペクティブ京都 [03 22] 06 月ヲ砕クにぇ ~ Live Jerry&yellowheart 東方萃夢想 砕月 [01 45] 07 騒花楽奏 ~ Merry Go Round... Jerry&yellowheart 東方花映塚 魂の花 [04 09] 詳細 博麗神社例大祭4(2007/5/20)にて頒布 イベント価格:400円 ショップ価格:577円(税込) レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/thydsh/pages/83.html
秋静葉 画像準備中 東方風神録一面中ボス、およびダブルスポイラーLeve1ターゲット データ集 個人データ 名前 読み仮名 二つ名 種族 能力 秋静葉 あきしずは 寂しさと終焉の象徴切なくなる紅い雨 神様 紅葉を司る程度の能力 全体データ 初登場 登場回数(作中含める) 登場回数(作品として) 外見 テーマソング 東方風神録一面中ボス 2回 2回 (♪人恋し神様 ~ Romantic Fall +詳細な説明 1面ボスの穣子の姉である。普段は姉妹で幻想郷の秋を司っている。 彼女らは余り戦闘は得意ではないが、人間が秋を邪魔しに来たので、 警告もかねて少々懲らしめてやろうと思った。 秋の中でも紅葉が一番だと思っており、妹に対し美しい紅葉を見せて は、優越感に浸っている。 冬が来ると暗くなる。 東方術弾計 ~ Spell Cards Statistics. スペルカード枚数(難易度は別) スペルカード枚数(実際の数) Easy Normal Hard Lunatic etc. 4枚 3枚 0枚 0枚 1枚 1枚 ダブルスポイラー2枚 東方遊弾表 ~ The Their arts. EASY NORMAL HARD LUNATIC (通常攻撃1) (通常攻撃1) (通常攻撃1) (通常攻撃1) (通常攻撃2) (通常攻撃2) 葉符「狂いの落葉」 葉符「狂いの落葉」 Level1 秋符「フォーリンブラスト」 枯道「ロストウィンドロウ」 スペルカード比較 道中弾幕比較 東方遊談集 ~ Prewar days Relaxation. 霊夢 魔理沙 咲夜 妖夢 早苗 - - - - - - - - - - 秋静葉遊弾集 難易度で選ぶ(単幕で見ることが出来る) Easy Normal Hard Lunatic ダブルスポイラーLevel1 準備中
https://w.atwiki.jp/toho/pages/3616.html
東方奇闘劇団! サークル:AQUA STYLE Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 永夜抄 ~ Eastern Night ひえろぐらふ 東方永夜抄 永夜抄 ~ Eastern Night [-- --] 02 ひもろぎ、むらさきにもえ ひえろぐらふ 東方封魔録 ひもろぎ、むらさきにもえ [-- --] 03 紅響曲 ~ Scarlet Phoneme ひえろぐらふ 東方幻想郷 紅響曲 ~ Scarlet Phoneme [-- --] 04 the Last Judgement ひえろぐらふ 東方怪綺談 the Last Judgement [-- --] 05 月時計 ~ ルナ・ダイアル ひえろぐらふ 東方紅魔郷 月時計 ~ ルナ・ダイアル [-- --] 06 ティアオイエツォン ひえろぐらふ 東方妖々夢 ティアオイエツォン(withered leaf) [-- --] 07 広有射怪鳥事 ~ Till When? ひえろぐらふ 東方妖々夢 広有射怪鳥事 ~ Till When? [-- --] 08 妖々跋扈 ひえろぐらふ 東方妖々夢 妖々跋扈 [-- --] 09 ヴォヤージュ1970 ひえろぐらふ 東方永夜抄 ヴォヤージュ1970 [-- --] 10 エクステンドアッシュ ~ 蓬莱人 ひえろぐらふ 東方永夜抄 エクステンドアッシュ ~ 蓬莱人 [-- --] 詳細 コミックマーケット75(2008/12/29)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,500円 レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/446.html
少女が目を覚ました。 そこは幻想郷のどこにでもあるような日本家屋。彼女は勢い良く布団から半身を起き上がらせる。 周囲を見渡すも納得のいかない様子。意識を落とす直前と今いる空間が繋がらなかった。 だが徐々に浮かび上がる記憶の中で決定的な決別があったことを思い出す。 我知らず両腕で自分を抱きしめていた。冷えた自分の体温が伝わる。そして、それとは別の熱があったのを微かに感じた。 もうとっくに少女は玄関を突き抜け、外へと走り出している。 意識を落としている間に外は随分と冷え切っていたが少女は物ともしない。 そこにあるはずのもっと温かなモノを目指して、小さな身体をなりふり構わず使った。 ほどなくして池に辿り着いた。 本来なら猫の隠れ里の入り口に位置する場所だが、今はそこに遠慮なく大きな水溜りが占拠している。 他の誰でもない、この少女の仕業だった。その身一つで地下水脈を呼び起こしそこに池を創り出す。その所業は正に神の御業に等しかった。 彼女の走っている様は、一対の目玉が付いた滑稽な帽子を被ったせいで、活力が漲る童のように見えたかもしれない。 しかし実際は老婆のように酷く憔悴している。目の前にある事実にただ立ち尽くしている。帽子は深く被り直しその表情は見えない。 自分の身体が濡れていることを今になって思い出し、雪が舞い降りるほどの寒さで震えが止まらない。 老婆のような童が行き付いた先には結局誰もいなかった。 そこに誰かいてほしい、という願いも叶うことなく、ここには生きた者と死んだ者が一人ずついるだけだった。 「ごめんなさい、リサリサ」 震える身体で声までは震わせぬように。 良く通る声でそう口にした後、亡骸に頭を下げて謝った。 少女の傾いた頭の先にリサリサと呼ばれた遺体が血だまりで横たわっていた。 リサリサの名の通り、遺体は女性のものだった。脚線美と呼ぶに相応しいスラッと伸びた脚は、彼女が美しさに磨きをかけた女性であることを教えてくれる。 そして、本来ならばそのボディラインに見合ったクールなマスクをしていた。 今はもう、見る影もない。 その血だまりの全てが、彼女の頭部から流れ出ている。 ただひたすら徹底的に、鈍器のようなモノで打ち付けに打ち付けられている。 命と共にリサリサの美貌も奪う悪辣非道な所業であった。 「仇は取るよ。必ず」 そう言ってあげたかった。 ただ、その仇の事を考えた途端、言葉が出て来なかった。 決して敵の存在に臆したワケではない。しかし今は、敵と呼ばざるを得なくなった味方がいる。その存在が言葉を遮る。 「神奈子……」 八坂神奈子。 風雨の神であり山の神でもあり、闘えば天下無双の大和の神。そして折を見てはその神性を柔軟に変えてしまう大らかな気風。 敵に始まり、利用される間柄になり、いつしか友になり、きっと家族だった仲。 そして今、彼女は忌むべき敵である。 「私はどうしたら良いんだろうね」 尋ねても誰も答えてはくれない。仮に目の前に神奈子がいても答えてはくれない。それでも口に出さずにはいられない。 「同じモノを私たちは見てるって、私はそう思ってたけどなぁ」 ここにいる少女もまた八坂神奈子と同じく神の一柱。 生誕から軍事果ては耕作まで司り、背けば祟りに祟られる恐怖の象徴。命の始まりから終わりまで、その信仰を決して絶やすことはできない。 かつての栄あるその肩書きも、今は似つかわしい、弱い少女。 その神の名前を―――洩矢諏訪子と言った。 パチパチと弾ける音がする。 ゆらゆらと炎が揺れては薪が燃えていく。 その炎はリサリサの死体を天へと還すには余りにも弱々しく、今の諏訪子には相応しかった。 彼女はぼうっとしていた。小さな火を眺めながら、ただ暖を取っている。 諏訪子は囲炉裏の前にいる。ついさっき目覚めた日本家屋に戻ってきたのだ。 彼女には強い目的があり、一刻も早くここを発つべきだった。しかし、諏訪子の状態はとても良好とは言い難い。 片腕片脚を一度切り離されるは、あわや心臓を引きずり出される手前だった死闘の連続。 そんな状態で戦いを繰り返し、雨に濡れた状態で意識を失ってしまった。 いざという時にロクに動けず、足を引っ張ったりでもしたら後悔してもし切れない。 加えて、諏訪子は誰かと落ち合う予定を立てておらず、今まで会った参加者の動向に対してかなり疎い。 さらに第二回放送の禁止エリアを聞き損じており、エリアを超えた移動に理由がほしかった。 「全部言い訳だ」 己を呪うよう言葉を吐く。自身に嫌気が差す。敗北は死を意味するこの場所で彼女は既に二度死んでいる。 故に護る者のためなら自分を犠牲にする腹積もりでさえいる。四の五の言っている場合ではない。 諏訪子は今猫の隠れ里にいる。ここで既に大規模な戦闘があったのは見て取れた。加えてつい先ほど二柱の神が激突したのだ。 戦いの爪痕深いこの場所に、好んで誰かが訪れる可能性は限りなく低い。危険を承知で移動しなければ参加者には会えない、彼女はそう踏んでいた。 ただ、それでも今は足を止めていたかった。 どうして、とそれだけが頭を埋め尽くしていて止まらなかった。 愛を以て早苗の苦痛を祓うために殺す。それが言い分。殺すにしても筋は通したい、そういう義理はアンタらしい、のか。 でも、そこだけだ。何のために殺すのかさっぱり分からない。分かるワケないだろう。私と早苗を殺してまで成そうとする決意なんて分かりたくもない、そう思うのは高慢なのかな。 神は、しきたりに生かされる者。郷に入っては郷に従え。あの時そう言ったけど、じゃあなんで私を殺さなかった。先に会った早苗も殺してないらしいじゃないか。 殺さなくて正解だ。でもそのおかげでアンタがどこへ向かおうとしているのか、ますます分からない。 私はアンタが怖いよ、神奈子。 「郷に入っては郷に従え、か」 私は、ずっとアンタに感謝していたんだ。 ここじゃない私たちにとっての最後の故郷、幻想郷に連れて来てくれたことに。 もし仮に今も外の世界にいたのなら、アンタはまだしも私は確実に消えていた。 あの時もう誰も私のことを視えてなかったし、逆にアンタは早苗っていう巫女がいたから。 早苗は便宜上で言えば神奈子の巫女だし、早苗でさえ時には私のことが視えなくなっていた時もあったっけ。 そして夏には良く三人で行った海水浴。いつの頃だったかな。その帰りに早苗は視えなくなるばかりか私との記憶も失った。 あの時が一番絶望した。流石にそれはないだろ、って油断してた。私はひどく腹を立てて、神奈子に言ったんだ。 早苗が自分で思い出すまで決して私の話をするなって。 結局、早苗が私のことを完全に思い出すのは幻想郷へと発つほんの数日前。 自分で私のことを思い出してくれたのかな早苗は。 まあ、私も結局あの後早苗にはちょくちょく会ってたけどね。記憶は失ったままだったけど、視えている時もあったから。 足長おじさん宜しく影で見守りながら、またある時は謎の神様として姿を現し修行の手ほどきをしてたんだ。 気になるだろう。血の繋がった『家族』なんだから。 早苗は私に会うと時折難しい顔をして、ひょっとして思い出そうとしていたのかもしれない。 だけど、早苗が思い出さないままその日を迎えてしまっていたら、絶対に幻想郷には行かせなかった。 譲れない一線だった。私が『家族』として見ていた相手から『家族』として見られてなかったのは。 だから早苗には何度会っても自分から名前と正体を明かすことはしたくなかった。 いや、あの子にはもう私が必要とされていない。正体を告げても思い出せない。そっちの方が怖かった。 この子に流れているのは私の血。 たとえそう信じていても、信仰という正に信じる力をじわじわと失い続けて来た私には、早苗との血の繋がりさえも引き裂かれたように思えてならなかった。 情けないけどさ。神奈子が早苗に私の事を教えてあげたって構わなかった。どうせ私が何で悩んでいるかなんて見抜いてしまうだろうしさ。 結局、早苗は自分で幻想郷に行くことを選んでくれたし、私は心置きなく最後の遊びとして幻想郷に渡ることが出来た。 だから神奈子ずっとアンタには感謝していたんだ。私の血を守ってくれてありがとうって。 そして今。私は貴方の血を奪わなければいけないのかな。私の血を守った貴方を、この手で。 血が繋がってないからもう二度と戻れないってそんなのはないよね… 「か、なこ……」 もう無理だって分かってる。届かないことも知っているさ。 何なのかは毛筋一本分も理解できないけど、神奈子の覚悟は本物なんだ。 そのくせ私を殺さないだけでなく、わざわざこんな場所にまで運んだ中途半端な覚悟だけどな。 ああ、嫌だ。アンタが迷えば、私も迷う。覚悟が鈍るし、やっぱり私たちは一蓮托生だって思いたい。 だけど次は無いよ。アンタだけ迷っててよ。その間に殺してやる。死して尚恐ろしい祟り神をよりにもよって生かしたんだ。 もう許さないって決めたんだから。 諏訪子は深い溜息を付いた。依然として囲炉裏の前に張り付いている。冷えた身体を、何より心に少しでも、熱が宿る様に。 彼女の手には小さな紙が握れていた。四つ折りにされたそれは支給品が納めてあるエニグマの紙。 現在一切の支給品を持ち合わせていない諏訪子だったがこのエニグマの紙は都合良く、リサリサの死体の近くに落ちていた。 誰かが落としたのだろう。あの修羅場にこんな失態をするヒトがいたとは考えにくく、そうなると消去法でディアボロと呼ばれた少年ぐらいしかいない。 彼は深く昏倒していた。目を覚ましたはいいがダメージが深く意識が定まらず、何かの拍子に落としたか。 リサリサの支給品一式も紛失していた。さらに彼女の持っていたクラッカーヴォレイと死因が直結することから彼は怪しい。 当然、気絶していた諏訪子に確証はなく、ウェスが殺した可能性もある。非合理的ではあるが、残忍な印象のあの男が激昂し撲殺に及んでも何ら不思議ではない。 さて、そんな開けば収納閉じれば密封のスタンドアイテムを拾った諏訪子だが、今それを棺桶としている。 リサリサの死体を諏訪子はそこに眠らせている。 死んだ者は物も当然。物体を納められるならば、死体がそこに納まることも道理。近くに落ちていたことも幸いして、ふと閃き実行に移した。 倫理的な問題など諏訪子の眼中にない。家族としての問題を優先しての行動だった。 リサリサはついぞ口を割らなかったが、彼女の家族がここにいて、それが誰なのかを諏訪子はそれとなしに掴んでいた。 『……偶然とはいえ、同じ家族を捜す者同士』 神奈子と戦う直前のこと、諏訪子には直接言ってくれなかったがリサリサはそう言ってあの場に残ってくれた。 『かつては捨てたこの名を、再び名乗らせてもらうわッ! 我が名はエリザベス・ジョースター!』 DIOと対峙する時、諏訪子はリサリサの胸の内を初めて知ったのを思い出す。彼女の家族の姓はジョースター。 『そうか、知らないか……なら教えておこう、彼は……いや奴は危険人物だ。 街中で突如襲われて戦いになったが、卑怯な搦手ばかり使ってきて、私も間一髪だった。 なんとか動きを止めたところで戦闘不能にしようとしたのだが、奴の支給品によってグォバッッ!!』 そしてプッチ神父。奴がタコ殴りにされる直前に空飛ぶ不思議な神父は一人の名前を挙げていた。 『君達は、ジョセフ・ジョースターという男を知っているかい?』 ジョセフ・ジョースター。 諏訪子がアタリを付けている、リサリサの、いやエリザベス・ジョースターの家族の名前だった。 あの時プッチを放っておけば殺してしまう程手酷く殴り続けていたのも、家族の繋がりを考えれば納得がいかなくもない。 せめて彼に無念のまま命を落としたリサリサの訃報を届けるつもりだった。 本当ならここで埋葬して彼を連れて来るのが筋だが、生憎こんな殺し合いの中で互いに時間の余裕などないと考えるべきだろう。 尤も諏訪子はジョセフの動向はおろか容姿さえ知らない。まずは他の参加者に会って情報を集めるところからスタートしなければならない。 そこまで考えるといよいよもって時間が足りない事実を突き付けられ、ぼうっとしているのもバツが悪くなった。 「行くか」 特別名残惜しそうにもせず、囲炉裏の火をさっさと消す。 どれだけ温めても冴えた心には何も届かない。そんなことぐらい分かっていたから。 そのまま歩き出す諏訪子だったが、何の気まぐれかフラっと囲炉裏の前まで戻ってしまう。 燻る囲炉裏の元に屈むと腕を伸ばして、ほんの少しの間待つ。目的が達成したのを確認すると、立ち上がりいよいよ玄関へ向かって歩き出す。 「ゲェーッ!!うっッぇゴホッゴホ!うぇーげえぇ」 突如、悲鳴と咳込みが仲良く手を取りあい聞くに堪えないハーモニーを奏でる。 その指揮者たる諏訪子は廊下で突っ伏し力尽きていた。 指から細い煙がゆらゆら踊る。彼女が通り過ぎていった空間にはごく薄い紫煙が棚引いていた。 ニコチンとタールの独特の香り、その小さな指にはタバコが挟まれている。 いまいち喫煙の要領を忘れてしまった諏訪子は、あろうことか最初の煙を一気に吸い込んでしまった。 火を付けてすぐの煙は味わうのは多少の慣れが必要で、一般的に吐き出すのが正解である。 さらに付け足すと彼女は臆面もなく使っているが、そのタバコはリサリサの立派な遺品である。 「うーあーマズいー」 諏訪子は必死に口や鼻から煙を逃がすもヒーヒー苦しんでいる。 遺品を失敬する彼女の行いに無事天罰が下り、いよいよやっと歩き出す。かと思ったら今度は床に張り付いたまま動かなくなった。 背信者にはミシャグジの祟りを一族の末代はおろか飼い犬鳥にまで振るう。そんな権能を持つ彼女がタバコの毒で沈むとは何とも情けない話だ。 本人も動かないなら仕方ないなと、いやに諦めも良い。もう少しだけもう少しだけ。そうして逃げようとしている自分をかつて送った言葉で遮った。 「生きてて生き損、死んで死に損。誓いも、後悔も、愛も、前を向くために」 ヒトが死に悔しくても悲しくても、誓いや後悔そんな『想い』があれば前に進める。前を向こう。そんな風にリサリサに言った。 だが、無念の死。前を向いた者は己の願いに殉じることなく散った。だからせめて、彼女の生に意味を持たせたい。そう願ってしまう。 しかし、愛する家族に会うこともなく、惨たらしくその命は断たれた。その殺した張本人も因縁のある吸血鬼ですらない。 いや、たとえリサリサが憂う全ての怨敵を打ちのめすことが出来ても、その魂が安らぐことはない。 ならば如何にして、彼女の魂は、想いは鎮まるだろう。諏訪子は考える。 家族と会うことじゃあないのか、と。 それこそがリサリサの無念を雪ぐことができるはず。 だから、死体を持っていく。 今吹かしているタバコを遺品として届けるだけでも十分なはずだった。それでも惨たらしい遺体を諏訪子は持って行く。 少なくとも今。今の諏訪子は死んでも一度は家族に会いたい。そう思ったから。 リサリサがどういった感情を抱いて家族を探しているのかは分からない。 ただDIOと対峙した時、彼女は自身の血統に強い敬意を見せていた。ならば自分の家族への愛情もまた深いのではないかと推し量れる。 そこまで考えると自分に呆れて笑った。 リサリサに何もしてやれなかった自分が何を勝手なことを、と。 彼女とは最初から一緒にいるのに何もしてやれてない、大して話せてもいないし、彼女の最期すらロクに知らないと来た。 おこがましいのだ。そんな自分が彼女の家族に何を今更。だから笑えた。 しかしそれでも構わない。余計なお世話でも差し出がましくても、今はただ目的が欲しい。 神奈子を殺す。早苗に会う。それだけじゃ寂し過ぎるから。 「そうじゃないとここで止まってしまいそう」 諏訪子は今すぐ自分の家族と向き合える自信がなかった。今の自分のあり様では、早苗に掛ける言葉の全てが偽りになる。それだけは嫌だ。 だがここでこれ以上無為に時間を過ごすなど、無念のまま死んだリサリサに殺されたって文句は言えない。 それに比べれば、自分の行動が独りよがりかどうかなんて余りにもちっぽけだ。 そして何よりも、自分の身内が家族の仲を引き裂いたのだ。たとえそれが間接的だとしても。 それなのに。親と子はもう会えないのに。家族に起きたことは家族で片付けろなんて、家族間の問題だなんて、そんなモノ絶対にバカげてる。 家族という神聖な領域を土足で踏み荒らすのなら赤の他である私こそが相応しい。 ならば、ああ、もう。本当にいい加減動き出そう。 両腕に力を込めて突っ伏した身体をさっさと起こす。続いてうんっと伸びをする。打って変わって、少しだけ身体が軽い。 しぶとく焚かれ続ける煙を吸って吐けば、ほんの少しだけ気持ちも軽い。一歩一歩踏み締める。大丈夫、燻らせるのはこのタバコだけで十分。そう言いたげに足取りは軽やかだ。 玄関の戸を開ければ、身を切り付けるような冷えた空気がひゅるりと滑り込む。タバコの火を消してしまおうと舞い落ちる雪は悪さをするだろう。 それでも止まらず、むしろ走る。その傍には雪を除けるために蓮の葉が寄り添っている。 長い茎をしならせ地面を滑り必死に付いて来る。甲斐甲斐しいと言うより異様な光景だがそれもまたご愛嬌。 風を切りながら、睨む空は曇天。雪雲の向こう側にはきっと夕陽が傾いている。 何故だろう。どうしてあの厚い雲を裂いてまで日暮れを望むのだろう。夕焼けなどいくらでも見て来たのに。黄昏の思い出なんかいくらでもあるのに。 そこにある答えのようなナニカが記憶を揺さぶる。幻想郷に渡る前のあの日が私に語り掛ける。 『“あっち”に行っても同じ空の下で、私たちはこうやって同じ酒を呑むんだろうねぇ』 「ああ。“あっち”でもお酒は呑めたよ。でもアンタは今“どっち”にいるんだ」 同じ空の下にいるのに、杯はもう交わされることはない。そう思うと酒を飲んでもないのに胸が焼ける。 どうしてとか、分からないとか。そんな言葉で止まらないで、その先を知りたい。ここにいれば夕陽が見えるかもしれない。 でも考えれば考えるほど、過去が私を縛り付ける。かつて共に歩んだ情景に目を奪われてしまう。今この瞬間の私のように。 ああ、ヒトの考えなんて真に理解できない。私がそうだ。神奈子が何を考えているのか分かってやれない。 まして死に逝く瞬間リサリサが何を考えたかなんて分かるワケもない。ヒトが生きた意味なんて、考えるだけ詮無きこと。残った者が勝手に考えて勝手に行動すればいい。 「だからリサリサ。私と貴方の家族に会いに行きましょう」 せめてそれが手向けになることを切に願う。 止まりたがる私の身体を、貴方の遺志が動かしてくれる。たとえ私に貴方の血が流れずとも。 私は赤の他人。血の繋がりなんて無い。でも通い合うモノがあれば、きっと『家族』足り得る。その事を千年の付き合いの中で誰よりも分かっているつもりだから。 さあ、行きましょう。互いの無念を晴らすために。 【夕方】D-2 猫の隠れ里 【洩矢諏訪子@東方風神録】 [状態]:霊力消費(中)、右腕・右脚を糸で縫合(神力で完全に回復するかもしれません。現状含め後続の書き手さんにお任せします) 体力消費(小)、内蔵を少し破損 [装備]:タバコ [道具]:エニグマの紙(リサリサの死体) [思考・状況] 基本行動方針:荒木と太田に祟りを。 1:ジョセフを探す。 2:神奈子を殺す。早苗の生存を確認する。 3:守矢神社へ向かいたいが、今は保留とする。 4:プッチ、ディアボロを警戒。 [備考] ※参戦時期は少なくとも非想天則以降。 ※制限についてはお任せしますが、少なくとも長時間の間地中に隠れ潜むようなことはできないようです。 ※聖白蓮、プッチと情報交換をしました。プッチが話した情報は、事実以外の可能性もあります。 201:Яessentimənt 投下順 203:きっと。 201:Яessentimənt 時系列順 203:きっと。 177:かぜなきし 洩矢諏訪子 :[[]]
https://w.atwiki.jp/toho/pages/8.html
東方ストライク サークル:COOL&CREATE Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 BORDER OF STRIKE! ビートまりお 東方妖々夢 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life [3 32] 02 Wriggle Buggle myu 東方永夜抄 蠢々秋月 ~ Mooned Insect [3 16] 03 天花 -ソラノハナ- Tokky 東方妖々夢 天空の花の都 [5 52] 04 疾走あんさんぶる ビートまりお 東方妖々夢 幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble [3 42] 05 レザマリでもつらくないっ! EB-TRAIN / Vo.ビートまりお 東方永夜抄 恋色マスタースパーク [2 30] 06 遠野妖怪前線 ビートまりお 東方妖々夢 遠野幻想物語 [3 55] 07 drizzly rain myu / Vo.あまね 東方紅魔郷 ラクトガール ~ 少女密室 [3 40] 08 無何有の郷 [C.C.LIVE] 真中あきひと 東方妖々夢 無何有の郷 ~ Deep Mountain [5 36] 09 Help me, ERINNNNNN!! ビートまりお 東方永夜抄 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess [3 10] 10 桜櫻 -サクラサクラ- Tokky 東方妖々夢 さくらさくら ~ Japanize Dream... [6 28] 11 最終鬼畜妹フランドール・S ビートまりお 東方紅魔郷 U.N.オーエンは彼女なのか? [3 26] 12 亡き王女なんてはじめからいなかった myu 東方紅魔郷 亡き王女の為のセプテット [3 35] 詳細 東方Projectど直球アレンジCD コミックマーケット67(2004/12/30)にて初頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,365円 レビュー ポップやダンスやロック系アップテンポアレンジ。ボーカルもある、と書くよりも、「えーりんえーりん」(Help me, ERINNNNNN!!)と「うーパチュリー」(drizzly rain)の2曲を所収していると書いた方が初心の方には分かりやすいだろう。結論から述べるが、東方アレンジに興味があるならば何はなくともとりあえず買っておけ、的な1枚といってよい。この作品は、その楽曲の出来不出来を論じるよりも、その後東方アレンジ界隈に与えたインパクトが非常に大きいことで、まず着目されるべきものである。それほどにネタとしてのえーりんえーりんは広がり、女性ボーカル作品としてのdrizzly rainは伝播していった。もちろん私はパチュリー押しなのでdrizzly rainはかなり好きである。一応各曲についても評価を書いておく。ビートまりおの作品は各曲統一して大抵が類似した明るいアップテンポであり、ずっと聞いているとともすれば飽きが来るのが難点である。原曲の雰囲気がきっちり維持されているというわけでもない。また、良かれ悪しかれビートまりお本人が歌うボーカルはネタ以上のものとして評価はし難い(でも「レザマリでもつらくないっ!」は結構好きなのだ)。さらに言えば、drizzly rainで歌うあまね嬢の声が同人女性ボーカルで最上のレベルに達しているかといえば、それに首肯はしない。しかし、楽曲単位として、あまね嬢のボーカルも含め、いい感じで全てが融合しマッチしているという点で、このCDは高い評価を受けていると思う次第である。とにかく、東方アレンジに関する情報を求めてこのWikiに来て、このCDを持ってないならぜひとも買うべきだ。 -- 電波? (2006-09-23 23 14 12) COOL CREATEさんによる東方アレンジ。東方アレンジの中で一番有名なCDじゃないでしょうか。アップテンポな曲が多く、ボーカル曲もありとCDのクオリティはかなり高いです。東方アレンジに興味がある人はまずこのCDを購入してみてはどうでしょうか。でもこれ、リピートして何度も聴いちゃいけないですね。割とすぐ飽きます。-- 魚 (2006-12-10 16 41 51) 東方を知らない人でもえーりん!えーりん!のフレーズは知っている、という人は多いのではないだろうか。詳細なレビューは他の氏が書いているので割愛するが、個人的なお気に入りは遠野妖怪前線。うみゃうみゃバックで唱えているのが気に入った。 -- うーん (2006-12-16 11 07 11) 馴染みやすい曲多し。 Wriggle Buggleが可愛い曲調に仕上がってますし、疾走あんさんぶるも 着メロにしたいぐらいグッドです。 亡き王女なんてはじめからいなかった は物悲しくなかなかのもの。 myu氏もビート氏にもますます期待してしまう。 東方アレンジ何聞いていいか分からない人にお勧めしたい。 -- 名前がなし (2007-12-05 21 11 48) CDの特徴については、上の方々が十分に説明して下さっているので省きます。ここで言いたいのは、入手のし易さについてです。発表から4年以上経った今でも追加再販分が生産されていて、C&Cのサイトで通販もやっています。さらに、「体験版COOL CREATE」を買えば、音質こそ劣れど100円という低価格で聴くこともできます。因みに、東方アレンジCD初心者への入門用としての高い評価を受けているCDには絢爛華麗もありますが、こちらは(ほぼ)中古でしか手に入らない上に価格高騰しているので、やめておいた方がよろしいかと。 -- 名無しという名の名無し (2008-10-23 23 18 33) 直球ど真ん中ッ!と帯に書いてあるだけあってノリの良い曲が多いCDです。 何周も聴いていると飽きますがたまに聴きたくなるような曲でした。 -- 名無しさん (2008-11-04 21 04 28) これを聞いてから千年幻想郷で( ゜∀゜)ο彡゜えーりん ( ゜∀゜)ο彡゜えーりん しか出てこなくなって困ってます(苦笑) -- 名無しさん (2008-12-13 10 46 57) このCDに収録されている 最終鬼畜妹フランドール・Sは弾幕STG好きならニヤニヤできる1曲。 同時にトラウマも引っ張り出される可能性もあるがまりおの真髄を垣間見ることができるといっても過言ではないだろう。 -- 諏訪 (2009-01-18 05 54 33) Tr7は原曲がパチェのテーマということもあって、サビの部分が「アグニシャイン」を連想させる。 -- 名無しさん (2009-04-23 00 21 02) 最終鬼畜妹フランドールSめっちゃ神 -- chen (2010-04-26 13 51 24) 東方原作は一通りプレイして1年くらいのにわかファンです。東方の曲はずっと前から知っていました かれこれ5年ほど至高の東方アレンジ(主にインスト)を探しては聴いてを繰り返し 最近ベスト3を並べてみたところ、3つともこの同じアルバムに収録されていていました・・・ 2004/12/30すでに私の理想はそこにあったのだ -- 名茄子 (2014-03-16 16 11 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tohorpg/pages/699.html
[部分編集] タイトル 東方時止姫 シリーズ一覧 作者 なすのゆきは氏 東方姫鶴像東方飛冬姫東方小袖姫東方空姫劇東方時止姫東方痕姫石東方外界姫 URL pass toho ツール RPGツクールVX Ace ジャンル RRG 操作可能キャラ ナズーリン、リリーホワイト、リリーブラック、小悪魔、咲夜、フランドール、幽々子、慧音、文、メディスン、燐 難易度 ★★★★★ プレイ時間 3時間前後 概要 VX Aceのデフォ戦RPG。なすのゆきは氏の東方姫シリーズ第五作。 シリーズと釘打たれてはいるものの、今までのシリーズとの繋がりはない。 戦闘重視と付属.txtに書かれており、相手の攻撃力が高め・回復ポイントが無い場面がある等、ややシビアな調整が行われており、 インフレ攻撃に対してインフレ蘇生で対抗するという一味変わったデフォ戦が繰り広げられる。 代わりにストーリーに関してはシリアスなところが殆ど無く、そういう意味では戦闘に集中できる。 全属性のキャラ+無属性の慧音が仲間になるため、属性の使い分けが重要となる。 あらすじ ある日、ナズーリンは家に潜んでいた2人のリリーから 「時間を止める時計」が幻想郷に流れ着き、それが白玉楼にあると知らせられる。 訳あって欲しくなったナズーリンは早速リリー達と共に向かう事にした。 コメント 名前 コメント 実際ファイルが壊れているので、作者さんがツイートしていたリンクからダウンロードした方がいいですね。 もう誰も見ていなさそうではありますが...... ttps //www.axfc.net/u/3556141?key=toho -- 名無しさん (2022-07-24 02 54 45) オタクかよ -- 名無しさん (2015-02-27 09 10 54) 「できないんだけど」で面倒見てくれるのはパパとママだけよぼくちゃん。赤の他人も自分の為に動いてくれると思ってるんなら大間違い。ほんとこんなガキにPC与えるとか躾も出来ない馬鹿親にも困ったもんだ。 -- 名無しさん (2015-02-22 04 13 18) 東方時止姫 できないんだけど -- 名無しさん (2015-02-19 21 24 36) ▲ページ上部へジャンプ
https://w.atwiki.jp/codename_noname/
このWikiは私「のなめ/鈴木耀P」が 主にTRPG「ダブルクロス The 3rd Edition(以下「DX3rd」)」を題材に オンラインセッション・及び二次創作を行った残滓になります。 DX3rd×iM@s 鈴木耀P名義で行ったDX3rdのアイマスロール付きオンラインセッション、及びそれを基にした動画について。 ニコニコ動画内のタグ「iM@s架空戦記」等 ※現在編集中 DX3rd×東方 のなめ名義で行った東方projectの世界をDX3rdの世界観に当てはめて表現した動画について。 ニコニコ動画内のタグ「東方卓遊偽」等 ※現在1コンテンツ有 メニューより各ページにお進み下さい。 2013/02追記 のなめ/鈴木耀Pニコニコ動画マイページ 2013/03追記 ブクログ始めました。無名の本棚 2013/11追記 「DX3rd×iM@s」その他のアイマスキャラ設定追加 2019/03追記 カルドセプト2ndEX・AI対戦交流「CuldAIRally」受付を開始しました。