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394 :名無しの心子知らず:2008/08/14(木) 14 24 06 ID p1vJXFZd 航空機で座席泥をやられたよ。 1000円プラスでちょっと広めの席になるんだけどギリギリで搭乗したら 赤ん坊を抱いている母親が済ました顔で座ってた。 チケットを見せて退く様にCAと共に言うけど知らん顔。 腹が立って差額分払えっていったら「子供がいるのにケチ!!人でなし」 結構な騒ぎになちゃってしょうがないから席移動にとCAが言い出したところで この女の旦那登場、後ろの方の席にいたから騒ぎに気がつかなかったと すごく謝ってたけどなんかおかしいよね? なんでこういったヤツって「たかが○○」とか「子供がいて」って言うのかね。 こいつらのせいで子持ちの評判が下がるんだよ。 395 :名無しの心子知らず:2008/08/14(木) 14 29 54 ID lzRfOC3i そんなDQNには見つけ次第「途中下車」させてやりたいww 396 :名無しの心子知らず:2008/08/14(木) 14 31 38 ID yErNMveM 999みたいに、飛んでるところを窓からぽいw のぞみに自由席ができたのは、「間違って乗った」つーて 指定席料金を支払わないDQNのせいだったりね。 次のお話→422
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スーパーマリオ ヨッシーアイランド 連絡用掲示板・議論スレ-76~78 76 :スーパーマリオ ヨッシーアイランド:2016/07/24(日) 20 28 32 ID ??? ■スーパーマリオ ヨッシーアイランド スーパーファミコンで1995年発売の、横スクロールアクションゲーム。 ひらがなは漢字にしています。それとOP・EDとボス戦のセリフのみにします。 途中の説明とか、色々省きます。各ステージの様子はウィキペディアに乗ってます。 ●OP 昔、昔のお話です。赤ちゃんマリオとヨッシーの話です。 夜明け前の暗い空を、コウノトリが大慌てですっとんでゆきます。 そのくちばしに双子の赤ちゃんをしっかりと咥えて、いそぐいそぐ! その時、雲の合間から猛スピードで突っ込んでくる一つの影が! 「キィーッ!ウキー! その赤ちゃん頂くぜー!」 「うわあぁぁっ!」 そいつは、すれ違いざま、赤ちゃんをひったくって行きました。 「あっ・・・」 何という事でしょう。赤ちゃんの一人が、落っこちてしまいました。 一方、ここはヨッシーアイランド。ヨッシーがいっぱい住んでる島です。 一匹のヨッシーが、お散歩中。今朝は、とっても良い天気です。 「んっ?」 なんと空からさっきの赤ちゃんが、ヨッシーの背中に落ちてきました。 どうやら赤ちゃんは無事な様子。よかったよかった。 おやっ? 他にも何やら、あかちゃんと一緒に落ちてきたものが。 どうやらこれは”地図”のようです。コウノトリが、使っていた物かも? だけどヨッシー、ちんぷんかんぷん。仲間と相談する事にしました。 「ウキッ、ウキキー!」 赤ちゃんを攫ったのは、カメックというクッパ城に住む魔法使い。 赤ちゃんを一人、落としてきたのに気が付いて、子分に探しに行かせます。 仲間の所へ向かうヨッシーですが、どうにかなるさと気楽な様子。 しかし、カメック達は島中で赤ちゃんの行方を追っています。 果たして二人の赤ちゃんは無事、パパとママに届けられるのでしょうか。 77 :スーパーマリオ ヨッシーアイランド:2016/07/24(日) 20 29 13 ID ??? ●ゲームスタート ここはヨッシー一族が住む、ヨッシーアイランド。 空から落ちてきた赤ちゃんのおかげで大騒ぎ! どうやらヨッシーたちは、赤ちゃんが行きたがっている所があるのに、気が付いた様子です。 双子同士、呼び合うものがあるのでしょう。ヨッシーたちは、皆で代わりばんこに運ぶ事にしました。 さあこれからヨッシー達と赤ちゃんの冒険の始まりです。皆で力を合わせて頑張って・・・。 ●ワールド1 ・1-4 ビッグドンブリの砦 「はーいヨッシーちゃん、そんなに赤ん坊の味方をしたいんなら、こいつのパンツをずらしてごらんっ!!」 ・1-8 ビッグスライムのお城 「ヨッシーちゃん、赤ん坊が行きたがってるのは、クッパ城なんだから、こっちにわたしなさ~い!」 ●ワールド2 ・2-4 びっくりテレサの砦 「はいはい、確かにその赤ちゃんの兄弟は、クッパ城に預かってるよ。でも、渡す気はないねっ!」 ・2-8 おせおせ!つぼおばけ 「ねえヨッシーちゃん、その子は、クッパ一族に災いを運んでくるんだよ。だから、こっちによこしな!」 ●ワールド3 ・3-4 ゲロゲーロの住む砦 「ずいぶんとがんばるじゃないの、ヨッシーちゃ~ん。私に逆らうのなら、ウンチになっちゃえ~っ!」 ・3-8 ビッグパックンの土管 「いい加減に諦めたらどうだい? このでしゃばりの”へそなしヤロー”め?! あっ!いや、なんでもない。」 ボスになる前に玉子で倒すと。「チクショ~!」 ●ワールド4 ・4-4 ビッグプチプチの砦 「プチプチ、プッチーン!! もう、勘弁できないよ。おまえなんかプチプチくんにプチンとやられちゃえ~!」 ・4-8 ビッグノコノコのお城 「キーッ! 我らカメ一族の本当の恐ろしさを思い知らせてやる~っ! ウキー!ふみつぶせ~っ!」 78 :スーパーマリオ ヨッシーアイランド:2016/07/24(日) 20 29 38 ID ??? ●ワールド5 ・5-4 ビッグけめくじの砦 「ヨッシーちゃん、あんたたちの力は認めるよ。だけど、この子に弱点あるってわかる~!キキー!」 ・5-8 ビッグキューちゃんの城 「このさき、クッパ王国には、一歩もいれないよ! ここでお空のお星さまになっちゃえ~っ!!」 ●ワールド6 ・6-4 ビッグカチカチの砦 「キーッ!ここまで来るとは思わなかったのに~。だけど、もうおしまい。ぶっつぶす!! キキー!!」 ・6-8 いよいよクッパ城だ 「キキーッ!ウキキッキーッ!! こんな、こんな、こんなとこまできやがって! 絶対あかんぼ頂きじゃ~!」 背景の子供のクッパが鳴く。「ひいっ!!クッ、ククク!! クッパぼっちゃま!!!!」 「なんだかさっきから、うるちゃいでちゅねー! ゆっくり寝てられないじゃ、ないでちゅかー!!」 子供クッパがカメックにヒップドロップ。潰れたカメックを、蹴とばす子供クッパ。 「ん!? ん!!!? ん!!!!!?? その乗り物はなんでちゅか? ととと、とっても楽しそうでちゅねえ・・・。」 赤ちゃんマリオが乗っているヨッシーの事。「ボッ、ボクによこすでちゅ!」 「ぼぼぼ、ぼっちゃま! お前達、ぼっちゃまになんてことを! お助けしますぞ、ぼっちゃまー!!」 城より巨大なクッパを倒す。 「よっよくも、ぼっちゃまをこんな目に。この借りはいつか必ずお返ししてやる!! キーッ!!」 子供クッパを連れて飛んでいくカメック。ヨッシーが先に進むと、捕まったコウノトリと赤ちゃんルイージがいた。 ●ED こうして、ヨッシー達の大活躍のおかげで、双子の赤ちゃんたちは無事に再開する事が出来ました。 そして赤ちゃん達を探すうちにカメック一味に捕われてしまった。 コウノトリも助け出され、二人は、改めて運ばれる事になりました。 ありがとうヨッシー! 二人は今度こそパパとママに会える事でしょう・・・。 夜空を、赤ん坊を連れて飛ぶコウノトリ。スタッフロール。 キノコ型の家の前に赤ちゃんの袋を置いていくコウノトリ。二人の赤ちゃんが抱えあげられる。 どうやら、パパとママの住む国についたようです。ヒーローたんじょう!! THE END
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公式情報 コミカライズで僅かに母親の描写があります。 考察 リンクの母親が戦火を逃れて森の中に入った時、真っ先にデクの樹の所に向かったということは、リンクの母親はデクの樹の事を知っていたということになる。森の精霊であるデクの樹にリンクの命を託して、デクの樹はその子を見たときに世界の未来に関わる宿命を感じ、受け入れる決意をした(2015/03/22) デクの樹は赤ん坊のリンクを直接見て、世界の未来を背負う宿命を感じ受け入れる事を決めた。つまり、この時禁断の森の魔法はこの2人には通用していない可能性がある。迷いの森に入り込む事なく、生命の源であるデクの樹まで辿り着けるということは何かしらあるはず(2015/03/22) ①禁断の森の魔法を掛けたのがまさかのリンクの一族(2015/03/22) ②母親が森の魔法を防ぐ程の魔力を持っていた(2015/03/22) ③母親とデクの樹サマの間で契約がしてあった(2015/03/22) 関連考察 時のオカリナのダンジョン考察 関連考察 (仮説)リンクゼルダガノン異母兄弟説 タグ:デクの樹サマ ハイラル統一戦争 リンク 時のオカリナ 禁断の森 考察 魔法
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名称:棘茨イタチ(ブライアウィーゼル) レベル:8~46 ランク:ノーマル 出現場所:平野および森林 ◆解説 主に山林や草原に生息するオコジョのような小型魔獣。植物の精霊を操る能力を持ち、尾には魔法の茨を巻きつけている。戦闘の時はこのいばらをムチのように使い攻撃を行う。近寄ると意外に臭い。 野生種は広いレベル帯で分布しており、ソロで旅をする〈冒険者〉にはお馴染みのモンスター。その可愛らしい外見から〈エルダー・テイル〉のマスコット的存在でもある。 あでやかな毛並みと見た目に反して凶暴な性格をしており、飼育は不可能と思われていたが、〈大災害〉から時間が経過した現在、「赤ん坊から育てると人にも馴れ、〈召喚術師〉《サモナー》が契約することも可能」であることが判明している。また、臭いが強烈なことでも知られていたが、こちらも特別な餌を与えることで抑制が可能。 ペットモンスターとして徐々に人気が出始めている。 アイテム モンスター 用語 冒険者 システム サブ職業 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 神祇官 施療神官 暗殺者 古来種 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
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No シナリオ名 内容 32 ワガママお嬢様 ロザリア I 町の中で大金持ちの娘と出会う。娘は、英雄妖精と共にいたドラゴンパピーに目をつけ、金にものを言わせて、英雄妖精からドラゴンパピーを買い取ろうとする。 ▼噂話 「私の仲間には、ドラゴンパピーがいるのよ。ドラゴンの赤ん坊だけど、とっても頼もしいのよ。」 「今付き合っている彼女は、すっごく我侭なんだけど、その我侭を許せるほど、彼女を愛しているんです」 「今、〔指定の町〕に凄い富豪の娘が、来ているらしいぜ」 ▼イベント発生 発生エリア:III 発生レベル:11 ドラゴンパピーがパーティ内に居る 町で発生 【占い師】仲間の種族は気にかけているかえ? ▼イベント詳細 1.町で会ったロザリアがドラゴンパピーを10000Gで売ってくれと言って来た。 はい→ドラゴンパピーが離脱して10000Gを入手しイベント終了 いいえ→A A.では15000Gでは? はい→ドラゴンパピーが離脱して15000Gを入手しイベント終了 いいえ→B B.では20000Gでは? はい→ドラゴンパピーが離脱して20000Gを入手しイベント終了 いいえ→イベント終了 ※なお、ロザリアがドラゴンパピーに付ける名前は売り渡した金額によって違う。
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「下着のようなデリケートなモノは私に任せてください。慣れてないと生地を傷めます」 「あぁ、ぜひお願いするよ」 水場で肩を並べて洗濯しているのは、シエスタと露伴だ。 昨夜ルイズに洗濯しておくように言われたシャツ、スカート、下着に合わせ、ベッドに掛けられていたシーツも。 衣類三つはシエスタに任せ、露伴は一際大きいタライにシーツをひたし、裸足になって踏むように洗っている。 今朝はルイズの絶叫にて起こされた。それと同時に静の泣き声の協奏曲だった。 どうと言うことはない、ただ単純に静がおねしょしただけの事だ。 生後一年に満たない赤ん坊だ、おねしょして当然だろう。 しかし、突然生暖かいモノに襲われたルイズの驚きようは尋常じゃなかった。 塔全体に響き渡りそうな絶叫だったが、不思議と聞きとがめて覗きに来るようなモノはいなかった、何らかの魔法を使っているのだろうか。 とりあえず静を裸にして、汚物にまみれた服とシーツと、ルイズの服もまとめて洗濯している。 シエスタには洗い場を探しているときに遭遇したのだ、お約束である。 とりあえず汚れの酷い静の服と、シーツを重点的に洗う。 赤ん坊の排泄物はさほど匂わないと聞いていたのだが、離乳の始まる生後半年頃にもなるとすっぱい匂いを確認した。 コレで赤ん坊を書くときよりリアルな描写が出来るぞ、と思いつつ露伴は踏み洗いを続行する。 「そう言えばロハンさん。シズカちゃんはロハンさんの……?」 「ん? あっはっは。何を言ってるんだ、ぼくはまだ二十歳だぞ。それに人付き合いという煩わしいモノより大切なモノがあるからね」 静は知人からの借りものさ。言ってなかったっけ? と露伴が言う。 「え……ですが、十代で結婚は普通だと思うんですが……」 「そうなのかい。なるほど、それは勉強になった」 この間、露伴はシエスタの顔を一度も見ていない。 顔を見ようとしない露伴にシエスタは怪訝そうな顔をするが。 「あの、ロハンさん。ロハンさんってどんなところに住んでたんですか? ミス・ヴァリエールへの対応が平民とかけ離れてるように思えて……」 「杜王町という町だ。特に都会というわけではないが自然が一杯で静かで、仕事がやりやすい、良いところだよ」 露伴の言葉『自然が一杯』と言うフレーズでシエスタは己の故郷、タルブの村を思い起こす。 「お仕事、されてたんですか。どう言った?」 「ぼくの生業は作家だよ」 「作家さんですか……どう言った物を書いていたんですか?」 「タイトルは『ピンクダークの少年』という。最近はちょっと事情があって休載していたがね。そろそろ再開しないと。ははは……」 聞いたことのないタイトルにシエスタは首をひねるが、『イーヴァルディの勇者』みたいなモノだろうかと想像する。 活版印刷のないこの世界で、出版物としての物語でポピュラーなのは『イーヴァルディの勇者』という叙事詩である。 シエスタも幼い頃、母に読んでもらったことは覚えている。 「ここでの経験は素晴らしいよ!! 今こうしているだけでも創作意欲がわいてくる。しかし道具がないのが悔やまれるな……どうにかして調達しないと」 踏み洗いしながら露伴は呟く。 「コレからいったい何が起こるのかぼくには全く予想が付かない……… まぁ、あちらに残してしまった事をそのままにしておく訳にもいかないから、帰らなくちゃ行けないんだけどね……」 そう言って沈黙した露伴に、シエスタは何か言おうとして口を噤んだ。 自分では理解できない思いで露伴が悩んでいることを察したからである。 「きっと………帰れますよ」 「……あぁ、赤ん坊のためにも、見つけ出さないとな」 丁度、汚れがキレイに落ちた。 汚れは落ちたと言ってもまだ濡れている。 日干しをシエスタに任せて露伴は急ぎ足で部屋へと戻る。 途中何人かの生徒と擦れ違い、その度に指差されて笑われたが、露伴はそれらを全て無視した。 ノックもせずドアをガチャリと。 「ん? 鍵締めてなかったのか」 そう呟いて内開きの扉を押して開く。 するとそこには、部屋の真ん中で困惑した様子で静を抱くルイズの姿があった。 「ちょっとロハン遅いわよ。はい」 そう言ってルイズは静を定位置へ、露伴の腕へと帰す。 一着しかない服は洗濯しているため、その代わりにタオルケットでくるまれている。 「もう、この子、人の胸ばっかまさぐってくるのよ」 「お腹がすいたんだろうな。吸わせてやれば良かったじゃないか、良い経験になる」 「っ…………」 落ち着け、落ち着け~、とルイズは自制する。 こいつの性格はまだ一日しかたってないがすこし把握した。 こいつは『全て良い経験』で片付けてしまう節がある。 下心も何もあったもんじゃないと言うことを把握した。ニヤニヤ笑っていれば冗談で言っているのがわかるが、真顔で言うのだから抗議のしようがない。 「吸わせてやってもいい気になったら言ってくれ。ぜひその場をスケッチさせてもらいたい」 前言撤回、こいつはどうにか自重させなければ……。 「ところでもう着替えたのか」 露伴の言葉に、ルイズは呆れたような口調で応える。 「だって仕方ないじゃない。シズカのおねしょで服汚れちゃったし。汚れたままあんた待つってのもおかしいし」 「そうか、てっきり着替えさせろとでも言うかと思ったのだがね」 「させようと思ったわよ。でも汚れたまま待つのもイヤだし。服脱いで全裸で待つのもイヤだし」 「ぼくとしてはぜひさせてもらいたかったというのも少しあるかな。人の服の着脱をしてやるというのも良い経験になる。もちろん君の頃の女子の肌がどんな感触かも確かめさせてもらうがね」 露伴がそう言った途端、ルイズは紅潮し両手で肩を抱くようにして引いた。 「………どうした、使い魔に裸を見られてもどうって事無いんじゃなかったのか? それに恥ずかしがるような体型でもないだろう」 「ぁ、あんたの言い方がいちいち卑猥なのよ! なんであえてそんな言い方するのよ! 一言おおいのよあんたはっ!」 「違うな。卑猥なのはぼくじゃない、それを卑猥だと感じる君の方が卑猥なんだ」 「な…………なんで私がっ!!!」 「ぼくは常に知識を増やそうと努力している。その為ならばたとえどんなことだろうと甘んじて受け入れる『覚悟』をしている。そしてその知識には卑猥とか卑猥でないと言った区別は『ない』のだ。判断してるのはルイズ君だ」 「………なんかあんたと話してると頭いたくなってくるわ……良いわよもう、好きにしなさい」 そうさせてもらうよ、と露伴は応え。部屋を出るルイズの追従する。 それと同時に、隣の部屋のドアが開いた。 こいつは、確かキュルケと言ったか。 ヴァリエールの領地の隣、ゲルマニアのツェルプストーの一人娘。 確か歳は十八、ルイズの記憶によると男遊びが過ぎてゲルマニアにいられなくなってトリステインに来るようになった、とか書かれていたな。 しかしそれはあくまでルイズの記憶、ルイズの感想でしかないからあまり参考にはならんな。 後でこいつも直接読むか……。 なんて、露伴が考えていることを想像だにせず、等の二人は廊下のど真ん中でぎゃあぎゃあと叫いていた。 厳密に言えば、叫いているのはルイズだけで、キュルケはそれをさらりと流しているだけだったが。 「やっぱり使い魔はこうじゃなくっちゃね~。フレイム」 そう言ってキュルケの部屋からのそのそと出てきたのは真っ赤な何かだった。 「むっ、しっぽに炎があるデザインなのか。トカゲのようだが鱗は……なるほど、ずいぶん細かいな。体長は190ほどか。足はさすがに短いな」 フレイムが出てきた途端、露伴は飛びついてなで回し始めた。 もちろん、その腕のシズカはキュルケに押しつけた。 突然なで回されてフレイムは当惑しているようだったが。キュルケはそんな露伴の行為に満足そうに笑みを浮かべた。 「火竜山脈のサラマンダーよ。タバサのシルフィードには劣るけど、それでも一級品の使い魔よ。その辺の好事家に見せたら値段なんてつかないわよぉ~」 「ふん、あんた『火』属性だしね。そりゃよかったわね」 「えぇ、微熱のキュルケですもの、でもそれで男の子とはイチコロ、あなたと違ってね」 そう言ってキュルケが胸を張ると、豊かなバストがぷるんと震える。 負けじとルイズが胸を張るが、戦力不足は否めない、見ている露伴が惨めな物を見る目つきになっている。 「わ、わたしはこれからなんだもん! コレから大きくなるもん!」 「十六でそれでは絶望的だがな……」 ぽろりと零した言葉に、ルイズは殺気を込めて露伴を睨んだ。 「あなた、名前は?」 ルイズとのコミュニケーションをほどほどに切り上げて、次にキュルケは露伴に話しかける。 「岸辺 露伴」 「キシベロハン? 変わった名前ね」 「ロハンが名前だ」 顔を上げることなく露伴は未だにフレイムのしっぽをなで回してる。 時たま「あちっち」としっぽの炎に触れてる。 満足したのか、露伴はすっくと立ち上がり、キュルケから静を受け取る。 「可愛いわね。あなたの子?」 「違うわよっ! あんたわかってて言ってるでしょ!」 「当然じゃない。子供どころかあんたには付き合ってる男の子すらもいないものね。じゃあお先に失礼」 ほーっほっほと笑いながらキュルケが去ると、フレイムも図体の割に可愛い足取りでちょこちょこと付いていった。 「きぃーーーーーっ、悔しい、何よ自分が火竜山脈のサラマンダー召喚したからって調子に乗って!」 「良いじゃないか、別に何を召喚しても」 「良くないわよ! メイジの実力を見るには使い魔を見ろって言われるくらいなのよ!? それなのになんであのバカ女がサラマンダーで私が平民なのよ!」 相当悔しいらしい、露伴から見ても哀れに思うくらいだから相当なモノだ。 「キュルケはフレイム一匹でお前はぼくら二人じゃないか、その時点で大当たりじゃないのか」 「平民なんて物の数じゃないわよ! いぬと狼くらいの違いがあるわよ! あぁもう、せめてなにか自慢できるようなことがあればいいのに、もうっ」 発狂寸前である、露伴が『お前』と呼んだ事にも気付かないほどだった。 何を血迷ったのか。 露伴はそう悔しがるルイズに、言ってしまったのだ。 「君がそう思うならその内見せてやるよ、ぼくのチカラを」 「……ねぇ露伴今なんて?」 「赤ん坊がお腹を空かせている、早く厨房に行こうじゃないか。ぼくもお腹がすいた」 「ねぇ露伴今なんて言ったの? ひょっとして何か特技でもあるの?ねぇ今確かに言ったわよね? 今すぐ見せてみなさいよ。あ、ひょっとして昨日『見えない』とかなんか言ったことが関係あるの? ロハン! ご主人様の命令が聞けないの!? ちょっとっ」 つい言ってしまった事をほんの少し後悔しながら露伴は歩く。 その後ろを、瞳をまるで子供のような好奇心一杯で輝かせるルイズを、力の限り無視しながら。 こんな生意気なガキは嫌いなはずなのに。
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991 :名無しさん@HOME:2008/07/09(水) 08 50 38 0 うーんじゃあ20数年前に母がしたことをば・・・ 祖父が倒れて一人じゃ心細いと泣きついてきた祖母にコロッと騙されて 一家で首都圏からとうほぐさひっこす決めたたパパちゃん(笑) 行ったら婆さんの嫁と女孫イビリ(食器・衣服・学用品・アルバム等の廃棄) 冠婚葬祭は嫁と女孫の席は無いから来るなと言いながらも 自分の娘とその子供達(全部女)には例え乳児でも大人と同じ膳をつける可愛がりようw 「赤ん坊にも人格は有る!だから膳を付けるのは当たり前」婆さん談 「さすがママン!すっばらしい!!」マイふぁーざーヨイショの合いの手 その他にもぶっ飛ばされたり蹴っ飛ばされたりまあ色々w こんな調子で3年我慢してた母なんだが 自分も娘(私)もこのままじゃ死ぬしかないと思ったようで 離婚上等!でもここで離婚しても裸で放り出されるんで 実兄に連絡して兄ちゃん権限で人事権発動w 哀れパピー本社に戻され肩書き付きの閑職に 婆さんは大事な長男とその息子を邪魔な嫁一族に取られてガックリ でも、近所に娘一家がいたから寂しくは無いはずモーマンタイ 次のお話→994
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前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア 26.ブリミルの詩 どうしてだろうか。ルイズは古ぼけたオルゴールから流れる声をとても懐かしく思った。 神の左手ガンダールブ―― マーティンのルーンだわ。確かに彼らしいわね。 神の右手がヴィンダールブ―― 心優しく動物好き。まるでちぃ姉様みたい。 神の頭脳がミョズニトニルン―― ニルン。マーティンのいた世界の名前。 何か関係があるのかしら? そして最後にかの邪神……。記すことすらはばかれる…… 音は続くが、ノイズが酷くなって何を言っているのか分からない。 邪神?そんなの始祖ブリミルの話に出た事無いわよ? ルイズの頭が混乱する中、それとは別に何か他の言葉が聞こえ始めた。 「ルイズ?」 急に杖を持ち、何かをルイズは呟き始めた。まるで悪い物に取り憑かれたかの様に。 マーティンはルイズを止めようとしたが、近寄ることすら出来なかった。 何らかの障壁で守られている。 三の僕を従えて、我らはこの地で戦った。 オルゴールの詩が終わる。それと同時にルイズは呪文を完成させた。 『リコード!』 ルイズの意識はオルゴールの記憶へ。追憶がある日の光景を映し出す―― ルイズの意識が消えた後、女性のすすり泣く様な声がオルゴールから流れた。 誰も聞く者はいない。ティファニアはあまりこの声が好きではなかった。 ブリミルどこ?ブリミルまたキスして欲しいのに ルイズは気が付くと、どこかの部屋にいた。 何をしたのか自分でもよく思い出せない。確かオルゴールの歌を聴いて。 それからええと。と考えていると、目の前に何か動く物体があった。 「人かしら?」 辺りを良く見回す。以前の様な廃墟では無い。 粗末なテーブルと椅子が二つ。オルゴールは机の上にあった。 奥には、木製のちゃんとした二人サイズのベッドが見える。 動いていたのは可愛らしい赤ちゃんだ。 「だー」 一歳くらいだろうか?はいはいで近寄ってくる。どこかで見た事がある様な気がするが、 まぁいいか。と自分が倒れている事に気付き、起きあがって赤ん坊を見る。 「あぅ?」 不思議そうに赤ん坊はルイズを見る。しかし進軍を止めずそのままルイズの方へ。 「こらートール。どこ行ってるのー?」 奥の方から女性の声がした。ああ、あんな所に扉があったのね。 移動式のそれではなく定住のちゃんとした造りの家である事に、 このときルイズは初めて気が付いた。 開きっぱなしの扉から声の主がやって来る。長い耳を持ち、 お腹が膨らんだ美しい外見のエルフ。ルイズと目が合った。 両者共に驚く。エルフは何故我が家に知らない娘がいるのか。 ルイズは何故このエルフには胸部装甲板がないのか。 先に口を開いたのはルイズだった。 「…胸、ちっちゃい」 阿鼻叫喚の様でのたうち回りたい所を、どうにか子供が宿っていると念押しして耐える。 エルフの女は口を開いた。 「え、ええ。そうね。小さいわね。でも、それが何? おかしいのはサハラの皆よ。ええ。おかしいのはあっちよ。 蛮人であんなに大きいの見たこと無いのだからこれくらいが普通なのよ。 ええ普通ですとも間違いなく小さくなんてないわ。 例え小さくてもこれがいいって言ってくれたもの。 小さい方がいいっていったものだから子供もいるんだもの」 開き直って口走る。ご先祖様もやはりこういう癖があったのだ。 まだそうだとはルイズは気付いていない。 「そうよね。おかしいのはあっちよね!」 「そうよ!おかしいのはあっちよ!」 いつの間にやら意気投合。ガシリと握手を交わす二人。 「うぅー」 そっちのけなので不服そうな、可愛いらしい赤ちゃんだった。 ルイズが目覚めそうにない。えらい事になったと皆が騒ぐ中、 夜の女王だけは冷静だった。 『落ち着け。さっさと宴をしろ』 訂正する。ルイズの命なんてどうでも良かった。 パァンとまたもやフーケのハリセンがノクターナルの頭を叩く。 『やめよ。それは痛い』 「ならもう少し空気を読んでおくれよ。今どうなってるか分かってるだろうに」 『記憶を覗いているのであろう?その秘宝が持つ記憶をな』 やはり理解はしているのだろうか?え、とマーティンはノクターナルを見た。 「記憶、とは?」 『物事を覚えているのは何も生きている物だけではない。 先ほどの呪文は風変わりなれど、我らの力に良く似ている…様な』 そこをぼかすなよ。とツッコミを入れたいところだが、 スネてどこかに行かれると困る。ただマーティンは聞き返した。 「つまり、ルイズは無事であると?」 『左様。その秘宝…エイドラ由来であろう。アカトシュの匂いがするそれの記憶を覗き見ているのだ』 「プリンス・ノクターナル。もしやこの秘宝はこの地の…」 ノクターナルは笑った。 『おそらくそうであろうな。ドラゴンファイアの代わりであろう。 アカトシュもおかしな神だ。形を変え、アヌイ=エルから名を変えて』 どういう事だ?初めて聞く話だが、デイドラ王子が言うからにはある程度の正確性はあるのだろう。 「と、申されますと?」 『問答ばかりは飽きた。我は宴が始まるまで何も喋らぬぞ』 ふふふと笑う。まぁ、実は謀って嘘言いましたとか言いそうだし、 気にしたところで仕方ない。そう思ってソファで横になっている、 ルイズと姫の隣にいる事にした。 「あ、あら?ここは一体どこ――ルイズ?」 「おお、お姫様の目が覚めちまったか」 ぱちくりと上半身を起こし、アンリエッタは辺りを見回す。 「ええ、ええと、ここは?」 「盗賊ギルドだよ。お探しの物は二階でぐっすりさ」 フーケが忌々しそうに言った。アンリエッタは何も言わずに階段を探し、それを見つけて駆け上がって行く。 「いいねぇ!恋する乙女ってなぁさ!」 怒りを吐き捨てて外へ出て行った。テファはうつむき、 悲しそうに小さな声でごめんなさいと謝った。 さて、そんな頃。と言っても時間軸が違うから全く違うのだろうが、 ルイズとエルフの女性、サーシャはお話をしていた。 「ハルケギニア?聞かないわね」 「ミッドガード?イグジスタンセア?」 両者の間にはやはり違う感覚があった。 「始祖ブリミルについて知ってますか?」 「始祖?ブリミルは私の夫だけど」 そんな大したのじゃないわよ。とまんざらでもなさそうに笑う。 サーシャに抱かれる赤ん坊は眠くなっているようだ。 「夫…?」 ええと、魔法は使えないけど杖は…あったわ! とりあえず見せてみる。 「あら、それって杖よね。蛮人ってこれがないと魔法が使えないから不便よねぇ」 通じた!と言うことはここってまさか。 ルイズが6000年前の過去に来ているのだと理解するより早く、 他の部屋から泣き声が聞こえてきた。 「あらいけない。ちょっとこの子よろしく」 ルイズに眠っている赤ちゃんを手渡し、サーシャは他の部屋へと行った。 「えーと」 スヤスヤ眠っている。この位置で腕を固定させ、 とりあえず今の現状を考える。 「あのオルゴールを聞いて、何か気が付いたらここにいたのよね。 魔法が使えたのかしら?」 試しに使ってみたい所だが、下手をすればこの赤ん坊が怪我をする。 いくら何でもそんな道に外れる気は無い。 「過去を見る魔法…?いえ、そんな物聞いた事無いわね。 ありえるとしたら水の系統で頭を…でも…」 「おや、トール。可愛らしいお姉さんに抱いてもらって羨ましいな」 背後の扉辺りから声がした。振り返ってみると、 どこかウェールズ皇太子の面影があるような気がしないでもない男がいた。 しかしその顔は優しげで、彼の様な勇ましさは見受けられない。 「初めましてお嬢さん。僕はブリミル――」 「ブリミル!?その、ええと、ごめんなさい。つい取り乱しちゃって」 何かもうちょっとこう、格好良いのを想像していたのだけれど。 やっぱり神様っていうのはそんな物なのかしらね。 熱狂的信仰者ならともかく、彼女は最近神に対する認識を改めだしたので、 そこまで驚きもしなかった。 「いや、そりゃぁね。こう見えても結構有名人だしね」 よく見たらこの人オモロ顔ね。ああ、だから像には顔が無いんだわ。 自分のご先祖様に向かって酷い言いようである。 「ところで、君はどうしてここに?ここらじゃ見ない顔だけど」 いやそれが。とルイズは話を切り出した。 「いつの間にか、ここにいたんです。魔法を使ったのだと思うのですけど…」 何故だろうか。急に辺りが冷たくなった。悪寒と言うのだろうか? ふと、ブリミルの後を見る。二人の赤ちゃんを持ったサーシャが鬼の目で立っていた。 「ねぇ、あなた」 「へ、いや、僕じゃないよ?」 何の話だろうか。二人の赤ちゃんをベッドに寝かせて、 ブリミルの方へ向き直った。 「魔法の実験で私を使わなくなったのは良いわ。誉めてあげる。でもね」 「違う!誤解だよサーシャ!ほら、トールもガルドもアールブヘイムも泣いてしまうよ!」 修羅場っている。誤解を解かないと。そう思ってルイズはサーシャに言った。 「違うんですサーシャさん。私は気が付いたらここにいたんです」 「そう。気絶させてここに運んで来たのね?」 火に油を注いでしまったらしい。目をランランと輝かせたサーシャは、 ブリミルの方を見た。 「ねぇ蛮人。ちいちゃいのが好きって言ったわね。この子とってもちいちゃいわね」 「何言ってるんだいサーシャ!僕が愛しているのは君だけだ!神にかけて誓うよ!」 「それ、何回目?」 う。とブリミルは言葉に詰まった。どうやら誓っては破っているらしい。 「そう。いいわ。最近育児で少し溜まっていたの」 パリパリ、と彼女の手に雷光が走る。ひぃ、とブリミルはおののいた。 「お腹の子に障るよサーシャ。だから…」 「大丈夫。足は使わないわ。一撃で仕留めるから」 言ったくせに言ったくせに、私が一番好きだって言ったくせに。 ちいちゃいのがいいって。そうね。たしかにそうだわ。 「わたしよりぃいいいいいい!ちいさなぁああああああああ! 子ぉおおおおおおおおにぃいいいいいいいいい!」 雷光が飛ぶ。ブリミルは黒こげになって吹き飛んだ。 あれね。ブリミルは地雷と結婚したんだわ。 赤ん坊を庇ったルイズも吹き飛び、そして彼女は目を覚ました。 「こんなのを見てきた訳だけど。どう思う?」 もう一度オルゴールを聞き直し、「リコード」の呪文をルイズは正しく理解した。 そしてマーティンとティファニアに尋ねてみた。 「つまり、教会の教えが間違っていると言うことか?そこら辺どうなのかなデルフ」 デルフの反応が無い。訝しみ鞘から出す。 「デルフ?」 「知らね。覚えてねぇ」 テファはやっぱり。と言って話を始めた。 「私たちが聞いた時もそうだったんです。ガンダールブが来たら思いだすかもと言ったのですけど」 「思い出せねーな。忘れちまった」 言葉の節々に覚えていそうなトゲがある。敢えて言いたく無いのだろうか? 「オルゴールの最後の声はサーシャのだったわ。あれは一体どういう事かしら?」 「…悲しい事があったんだ」 デルフはそれだけ言って黙った。ルイズはデルフに強い口調で聞き返す。 「ちょっとあんた!覚えてるんでしょ!何で言わないのよ!」 「うるせぇ!忘れちまったもんは忘れたんだ!思い出したくねぇんだ! 何があったか忘れたいんだ。忘れさせてくれよ…」 ルイズはデルフの気迫に何も言えなくなった。マーティンはそっとデルフを鞘に戻す。 「誰でも言いたく無い事はある。その、すまなかったねデルフ」 「わりぃ相棒。でも、言いたかねぇんだ」 「ああ。分かってるよ。昔の事を聞いてどうにかなる訳でもないしね」 さて、時刻はすっかり昼をまわっている。 何人かの盗賊やタルブの村人が宴の準備をする中、 アンリエッタはまだ目を覚ましていないウェールズの手をしっかと握っている。 前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
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『農作業にゆっくりを使う村が有る』 随分前にその話を聞いた僕は、自分でもゆっくりを畑仕事で役立ててみたくなった。 僕の住んでいる村では害獣としてゆっくりは認識されている。それは、昔から野菜を狙うゆっくりが後を絶たなかったからだ。 今はそれなりに対策もされているとはいえ、今でもやっぱり畑の野菜を狙うゆっくりはいる。 どれだけ仲間が潰されようと、野生のゆっくりにとって人間が育てた野菜というのはご馳走なのだ。奪いに来るのは仕方ないのかもしれない。 それに、ゆっくりにとって野菜は地面から勝手に生えてくるという認識らしい。 意地悪な人間達がそれを独占し、自分達に食べさせないのだと。本気でそう思っているのだ。 野菜は地面から勝手に生えるのではなく、人間が種から育てていると説明してもゆっくりは理解してくれない。 だけど、畑の中に同族がいれば少しは話し合う事ができるんじゃないだろうかと僕は考えた。 適当な野生のゆっくりからまだ小さい赤子を家へ持ち帰り、何をしたら悪いか、畑とは何か、畑で何をすればいいのかを教え込んだ。 赤ん坊の頃から教育したお陰で、僕が育て上げたれいむとまりさはきちんと人間の言う事を聞くゆっくりになった。 そして、今日は初めて畑で働いてもらう事にした。 ある用事で僕は一日村を離れなければいけなくなり、昨日村にゆっくりが現れたので暫くは野性のゆっくりも来ないと思ったからだ。 流石に、野生と会わす時は僕が居なければ不味い。 話が通じないでいきなり襲われて殺されたなんて事になったら、僕の苦労が水の泡なんだから。 「ここが畑だよ。君達に仕事をしてもらうところだ」 僕は抱えていたまだ子供のれいむとまりさを畑に降ろしてやる。 初めて見た外の世界に興奮していた二匹は、すぐに畑の中で飛び跳ねていく。 今まで狭い家の中で暮らしてきた二匹にとって、やはり広い景色の中自由に動き回りたいのだろう。 でもその前に二匹には仕事をしてもらわねばいけない。 「れいむ、まりさ、ちょっとこっちに来て」 「ゆっ!?」 「すぐいくよ!!」 僕の呼び掛けに気づき、二匹はピョンピョン跳ねて俺の方へ寄ってくる。 呼べばちゃんと反応してくれるのだから、そこそこ知能は高いのだろう。 赤ん坊の頃から面倒を見たお陰だ。 この二匹ならきちんと畑仕事をやってもらえると思うが… 「一応聞くけど、ここで何をすればいいのかは分かっているかい?」 ここで何をするのか分かっていないのかもしれないと思い、僕は二匹に聞いてみた。 もし目的を忘れて自由に跳ね回るだけならまだいいが、最悪の場合せっかく育てた野菜を食べてしまうかもしれない。 けれど、二匹は僕が思っていたよりもしっかりしてるゆっくりだった。 「だいじょうぶだよ!! ざっそうさんやむしさんをたべればいいんだよね!!」 「まりさはおみずをおやさいさんにあげるよ!!」 こういう事がしっかり分かっているのだから、一応任せて大丈夫だろう。 「じゃあ、昨日話したように僕は今日は用事あるから、頼んだよ」 「うん、れいむおにいさんかわりにおしごとがんばるよ!!」 「もちろんまりさもがんばるよ!!」 「土産にお菓子買ってきてやるから、ちゃんと頑張るんだぞ」 「だいじょうぶだよ!!」 「おにいさんのためならなんだってやるよ!!」 「期待してるからね」 「まかせてね!!」 「まりさとれいむなららくしょうだよ!!」 自信満々に返事をする二匹と別れ、自分の用事を済ませるために歩き出す。 初めての仕事だから上手くできないかもしれないが、あの二匹なら多分大丈夫だろう。 そう信じる事しか僕にはできなかった。 「むしさんはここにきたらだめだよ!! おとなしくれいむにたべられてね!!」 「ゆ~しょ、ゆ~しょ…」 男に仕事を頼まれた二匹はきちんと畑の中で働いている。 生えている野菜を食べたりせず、赤ん坊の頃から教わってきた仕事をきちんとこなしていた。 そんな二匹に、一人の男が近づいてきた。 畑を囲む柵を乗り越え、ゆっくりに近づく人間。 それに気づいたれいむとまりさは挨拶をした。 「「おにいさんこんにちわ!! なにかごようですか!?」」 ゆっくりの挨拶である、『ゆっくりしていってね!!』ではなく普通の挨拶。 『ゆっくりしていってね!!』では不快になる人間もいるので、男から教わった人間の挨拶だ。 しかし人間から返されたのは、言葉による挨拶ではなく容赦の無い蹴りであった。 「ぶべっ!?」 人間の蹴りによって吹っ飛ばされたまりさ。 その蹴りは見事にまりさの顔の中心を捕らえ、眼も一緒に潰されてしまっている。 「ま、ま、まりざあああああああああああああああああああああああああああああああ!!??」 その姿を見てれいむは慌てて駆け寄ろうとした。 今まで一緒に暮らしてきた大切なパートナーが怪我を負ったのだ。心配しないわけが無い。 だが、それは許されない。まりさに蹴りをいれた男が、れいむの髪を掴んだからだ。 髪を掴まれたれいむはそのまま持ち上げられる。普段なら暢気に「おそらをとんでる~」とはしゃぐだろうが、今のれいむにそんな余裕は無い。 「おにいさん手をはなして!! れいむはまりさのところに行かなきゃいけないんだよ!!」 今れいむが大切なのは、ずっと一緒だったまりさの安否を気遣う事。 赤ん坊の頃から一緒にいたまりさは、れいむにとってかけがえのない存在になっていた。 だからこそ、今すぐ側へ行きたい。 傷ついたまりさに駆け寄り、助けてあげたい。 人間の蹴りを受けたまりさにれいむが駆け寄った所で、まりさの傷が治るわけが無い。 それでもれいむはまりさの側へ行こうとしていた。 自分が駆け寄りさえすれば、まりさは元気になると思っているのかもしれない。 その姿を見て、男は掴んでいたれいむをまりさの元へ投げた。 叩きつけるように、全力で。 「ぶぎゅぅ!!」 投げられたれいむはまりさにぶつかる。 短く悲鳴を上げたが、幸いにもれいむは怪我を負う事は無かった。 何故なら、まりさがクッションになってくれたから。 「ま、まりさ……?」 れいむのクッションになったまりさは息絶えた。 人間の力によって潰れた顔で、追い討ちのようにれいむを叩きつけられたまりさは耐えられずに死んだ。 「まりさ、おきてよ…… まりさがいなくちゃれいむはいやだよ…… ゆっくりできないよ……」 涙を流しながら、れいむはまりさに体を擦りつける。 まりさが死んでしまったことを認めたくないのか、全く動かないまりさに何度も何度も擦り続ける。 体を擦り合わせ続ければ、まりさ動き出すと思っているのかもしれない。 そんなことはある筈無い。それでもれいむは何度も何度もまりさに体を擦りつけ声を掛けた。 まりさを殺した人間が側に居るのも忘れて、狂ったかのように… 「そんな風に泣くんならさ、お前らも人間の住む所には来るなよ… 俺だって、泣き叫ぶ生き物なんか殺したくないんだからさ…」 そう言って、男はれいむを踏み潰した。 「説明するの忘れてた…」 畑の前で僕は頭を抱えて蹲っていた。 目の前にはゆっくり二匹の死骸がある。僕が教育したれいむとまりさだ。 この村にとって害獣として認識されているゆっくりが、畑の中に居ればどうなるかは目に見えている。 ただ駆除されるだけ。 親切心で僕の畑を守ってくれた友人を責める訳にはいかない。 野生のゆっくりに襲われる可能性を考えたのに、村の人間に殺される事を考えなかったのは僕のミスなのだから。 「また一からやり直しかぁ…」 溜息を吐きながら、僕は森の方へ行く。 適当な赤ん坊ゆっくりを捕まえるために。 終 ここから↓は後書きと感想フォームへのお礼です 長いので、不快な気分になると思う方はこのまま戻るを押してください こんな駄文を最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!! 読んでいて思われたかもしれませんが、この話は ゆっくりいじめ系92 ゆっくり少女達の収穫祭-1 ゆっくりいじめ系93 ゆっくり少女達の収穫祭-2 を読み、ゆっくり=害獣という認識のせいで、何もしてない役に立つゆっくりが殺される話を一度自分でも書きたいと思い書かせていただきました。 畑にいたというだけで、何もして無いのに問答無用で潰されるゆっくり… 切ないですね。 あと、この話を書くために、セイン氏のバッジ設定は使わないでおきました。 男が二匹を殺したのはあくまで害獣だと思ったからで、バッジ設定が有った場合飼われているゆっくりだと分かってしまい書けなくなるからです。 感想フォームに感想をくださった方、本当にありがとうございます!! こういう作品こそ、ジャンルの延命にもつながりますしね。-- (名無しさん)2008-09-20 18 37 50 自分の仲間が大切なのは仕方が無いことです。 家族とか、友達とか、同僚とか、蔑ろにする事はできないと思います。 仲間を犠牲にした上でのゆちゅりーの行動の偉大さを、少しでも伝える事ができて嬉しいです。 読んで下さり本当にありがとうございました!! ありがとう -- (名無しさん) 2008-09-22 10 41 41 こちらこそ本当に読んで下さりありがとうございます!! 畑荒らしを邪魔するだとか、頭がいいという設定をめーりんの行動で表してほしかった。 -- (名無しさん) 2008-10-15 22 54 45 本当にすいません。 自分で読み直してみても、職員の説明だけでめーりんの設定を付けるのはまずいと思います… 本当にすいませんでした!! えーきはともかくこまちの性格を参考にさせて頂こうと思います -- (名無しさん) 2008-10-25 21 24 37 参考にしてもらえるとは本当に恐れ多いです… でも、まだゆこまちは設定があまり決まっていませんから自分で考えるのも有りだと思います。 読んで下さりありがとうございました!! きめぇ丸KAKKEEEEEEEEEE -- (名無しさん) 2008-11-04 18 04 16 この話を書いたのは、ちゃわんむしさんのゆっくりいじめ系379 鏡を知らないきめぇ丸を読んだのが切欠です。 細かい内容は話せませんが、外見が原因で不幸な目にあったきめぇ丸を自分でなんとかしてあげたいって思ったのです。 ならどうするか、単純に正義の味方を意識して書きました。 罪の無い子供が悪の手によって犠牲になろうとしたときに颯爽と現れて助けるヒーロー。 外見はあれなんですが、きめぇ丸は本当に勧善懲悪な話が似合うかっこ良くて、悲劇物の話が似合う可哀想なゆっくりだと思います。 ちゃわんむしさんへ、これを読まれてそんな理由で書いたのなら消してほしいと思ったのなら遠慮せずに仰ってください。覚悟はできています。 最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。お目汚し失礼!! by大貫さん 書いた作品一覧 ゆっくりいじめ系352 虐められるゆっくり ゆっくりいじめ系382 ある馬鹿なゆっくりの話 ゆっくりいじめ系394 きめぇ丸 ゆっくりいじめ系421 めーりんとこうりん ゆっくりいじめ系488 ゆっくり飼ってます ゆっくりいじめ系497 携帯でチマチマ書いてみた ゆっくりいじめ系571 みんなで食べよう ゆっくりいじめ系572 きめぇ丸その後 ゆっくりいじめ系596 ゆこまち ゆっくりいじめ系611 どこで何が狂い出したのか… ゆっくりいじめ系628 鳩と餌と糞 ゆっくりいじめ系793 誰かがやらねばいけないこと ゆっくりいじめ系823 保護場 ゆっくりいじめ系843 ゆっくり飼ってます2 ゆっくりいじめ系900 膿と膿 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2 森近霖之助×ゆっくり系1 代価 ゆっくりいじめ小ネタ125 虫眼鏡 ゆっくりいじめ小ネタ128 ゆっくりが大好きだ!! ゆっくりいじめ小ネタ140 ガラス ゆっくりいじめ小ネタ146 生まれ変わり その他 ほのぼのぼのぼの このSSに感想を付ける
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the New avengers (シリーズタイトル、マーベル) Vol.1:2005年〜2010年 Vol.2:2010年〜2013年 概要 "New avengers"はマーベルコミックのシリーズタイトル。 不定期とはいえ、翻訳本が#1から順次出版されている貴重なシリーズ。 Vol.1 概要 アベンジャーズの解散"Avengers Disassembled"から半年後、再結成された「ニューアベンジャーズ」と、その後の活躍を描く。 内容 第一期(全64話) #1〜#6 "Breakout" #4では マリア・ヒルが初登場。 特殊能力を持つ犯罪者ばかりを収監した刑務所、”ラフト”が何者かによって襲撃を受けた。 たまたま現場に居合わせたり、異変に気がついて駆けつけたヒーローたちの活躍で事態は収拾されたが、42人もの犯罪者が逃亡し、行方をくらませたままとなった。 この事件をきっかけに、キャプテン・アメリカはヒーローチームの必要性を再認識し、事件の収拾に活躍したスーパー・ヒーローたちを集めて新たなアベンジャーズの結成を決意する。 そしてラフトを襲撃したのは誰なのか調査が始まる。 #7〜#10"The Sentry" ラフトの地下で発見されたスーパーヒーロー、セントリー。 強大な力を持つが、ヒーローの誰も彼のことを知らない。 一体彼は何ものなのか?何故ラフトに入っていたのか?そして、何故誰も彼のことを知らないのか? New Avengersのみならず、X-MEN、ファンタスティック・フォー、インヒューマンズ、などあらゆるヒーローを巻き込んでセントリーの謎を追う。 #11〜#13"Ronin" #11ではRoninが初登場 。 ラフトを脱走したシルバーサムライを追ってNew Avengersは日本へ。 日本の犯罪組織、ハンドやヒドラに詳しいデアデビルに助けを求めたが、彼はチームに加わることを拒み、別のヒーローを推薦した。 彼の名はRonin。 vol.2 概要 "Heroic Age"以降、スティーブ・ロジャーズ公認の別チームとして再結成されたニューアベンジャーズを描く。 #1〜6 ニューアベンジャーズ再結成。 ドクター・ブードゥーが持つアガモットの眼を何者かが狙い、異次元からニューヨークを襲う。 #7 インターミッション。 ドクター・ストレンジがチームに正式加入。ルーク・ケイジとジェシカ・ジョーンズが赤ん坊のためにスーパーパワーを持った乳母を探す。選ばれたのは…… #8 インターミッション2。 ルークがジェシカにスーパーヒーローとして復帰し、パワー・ウーマンを名乗るように説得。 #9〜13 現在のニューアベンジャーズと、1959年にニック・フューリーが結成したアベンジャーズを交互に描く。 ニューアベンジャーズはヴィクトリア・ハンドが得た情報をもとに、再集結するH.A.M.M.E.R.の残党たちを急襲。 そんな中、モッキンバードが撃たれて重傷を追う。 一方、1959年のニックフューリーはナチの残党を襲撃するべく、能力者たちを集めはじめる。 #14〜16 "Fear itself"タイ・イン。それぞれ、モッキンバード、スクィレル・ガール、デアデビルを主役とする。 #16.1,#17〜23 ノーマン・オズボーンがラフトから脱走。新たなアベンジャーズ(ダーク・アベンジャーズ)を結成し、本家アベンジャーズたちの信頼を失墜させようと画策する。 #24〜30 Avengers vs. X-MENタイ・イン。 前半はアイアン・フィストの故郷クン・ルンとフェニックス・フォースの係わりを描く。 #31〜#34 "End Times":赤ん坊の安全のため、チームからの脱退を話し合うルークとジェシカ。 そんな中、謎の存在が魔術師たちを次々と襲う。 New Avengers Annual 2011 ワンダーマンが結成した新チームがアベンジャーズマンションを襲撃。