約 885,610 件
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/3153.html
365 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 00 41 37 ID ??? 困ったちゃんな先輩がいて、関東在住なんだけど土日の連休を利用して東北や関西はおろか、 北海道や九州にまでコンベに参加しに足を伸ばす。 理由はわざと卓崩壊させて困っているGMの顔をニマニマ見るのが好きだから。 近場の関東では堅実なプレイングをしてるらしいんだけど、職場で卓崩壊させた武勇伝を 聞かされるとコンベに参加する気が根こそぎ萎える。お土産を買ってきてくれるのは嬉しいけど。 スレ176
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2296.html
「ふん、ふん、ふ~~~ん」 上機嫌で鼻歌を歌いながらアパートの階段を一段一段、ゆっくりと上る。 片足でとんっ、と上ってみたり、後ろ向きで上ってみたり。 人が来たらどうするつもりだろうか。 「フミヤ、」 最後の一段を上り終えると、背後から声がした。 それはとても、聞き覚えのある声で。 たしかこの声を最後に聞いたのはいつだっただろうか? あの学校の中だったような気がするし、昨日の夕方頃だったような気がしなくもない。 は、とフミヤは小さく笑う。 「また、そんな変人みたいなこと…」 「おれが既に『変人』だってこと、知ってるくせに」 ねぇ袖子?と、ポケットに突っ込みながらくるりと振り返る。 そこにいたのは金髪ポニーテールに、オレンジのパーカーを着た少女だった。 その彼女の右目は長い前髪で隠れている。 「ったく、君も物好きだよね。おれに自分から近づいてくるの君ぐらいだよ。…なんで?」 「……何で、って…それは、」 「あ、君の心」 「黙れ!」 袖子はダッシュで階段を上りフミヤに近づき、左手で彼の右腕を掴んだ後、 口に思いっきり、力いっぱい右手を押し付ける。 パシィ!という乾いた音が響き渡った。 「いっ!もが、もがが!」 「黙れ、黙れ黙れ!」 「~~~~~!」 もう言わないし!何も言ってないし!ギブ!ギブギブ!息! と言わんばかりに彼女の腕を叩く変人。 思いっきりその変人を睨みつけた後、頬を少しだけ抓って両手を離した。 フミヤが「乱暴だなぁ…」とまた何か小言を言おうとしたが、 物凄い剣幕で睨まれたため、口を噤んだ。 「…お前、まだ調査とか、ストーカーとかやってるの?」 「ストーカーだなんて人聞きの悪い!…まぁでも、間違ってないかなぁ」 否定しないのかよ…と心の中で呆れ気味にツッコミを入れる袖子。 「…ずっと前から思ってたけど、いつからそういうこと始めてるの? うちと会った時には既にそういうキャラだったよな?」 袖子の問いに暫し黙り込むフミヤ。 そして薄汚れた壁に体を預けて、 「そうだなぁ、おれがこういうことを始めたのはー…」 おれ、風見文也がこんな「いかせのごれ調査」なんて馬鹿げたことをやり始めたのは 確かええと…自分でも覚えてないのよねーごめんねー。 でも、多分、きっと、おそらく、中学生の頃だったような気がするな。 おれだってオトコノコでね、…何笑ってんの? スキな子、というモンが出来たんだよ。初恋だったかなあ。 それでおれは数ヶ月アタックし続けついに告白をしたわけです。 ―――結果?ははー、わかってる癖にねぇ。 もちろん、答えはNOだったさ。「フミヤ君のことはとそういう風に見れない」って。 でも「これからも、仲良くしたい、これからも一緒に遊んだりしよう」って言われたのさ。 そりゃあ嬉しかったよ。すっごく嬉しかった。そんなこと言ってもらえると思ってなかったんだ。 けどね、その子、裏ではおれのこと「気味が悪い」だとか、 まぁ、そういうことをがんがん言ってたわけさ。 傷ついたっていうよりも、なんだろう。どうして嘘ついたのって感じでサ。 それからだ。おれが「おれ」に関わる色んなことを気にするようになったのは。 こいつはおれのことどう思っているのか、とか。 そいつはおれのことどう思っているのか、とか。 あいつはおれのことどう思っているのか、とか。 おれのことを考えているのはどいつだ、とか。 君はおれのことどう思っているのか、とか。 だから、おれはおれに関する色んなことを調べつくそうって決めた。 まず最初は簡単なものだったんだ。 相手が「こう思っているだろう」ってことを全部手帳に書いていってね、 自分の「悪い」ところを直していって、とかやってたらだんだん自分がわからなくなってきて。 おれってなんなんだろうな、とか思ったりとかして。 それから先生の授業を、関係のない雑談を。それから、周りの子の話。 勉強を聞きに職員室に入り浸って、先生同士の会話を。 期末、中間、実力、様々なテストの結果を。 自分の視界に入るものを。全部、全部、全部。 そうしてたら、手帳とペンを持ってないと発狂しかねない体質なんかになっちゃって。 元々絵を描いたりするのが好きだったから美術部に入ったりして。 休みの日なんてそれこそ暴れて周りのもの壊しそうだったから、 手を動かしていられる漫画なんかを描いてみたり。 それが段々快感になってきて、あぁ、こんなものがあるんだとか、 あんなものがあるんだとか思い始めて。 ホウオウグループだとか、ウスワイヤだとか、アースセイバーだとか。 「正義」だとか「悪」だとか。 「そしたらね、もっともっともっともっといろんなことを知りたく…」 「…一つだけ、」 「?」 文也が頬を紅潮させながら語っているところで、袖子が口を挟んだ。 前髪が小さく揺れ、緑の斜視が見える。 「…お前がそうやっていつもいつも笑っているのは、演技?」 フミヤは、笑顔のまま固まった。 「…そーかもねぇ、とりあえず笑ってれば悪い印象は抱かれないと思って 昔のおれが貼り付けたんじゃあないの。もう癖なんだよ癖!アホらしい!」 徐々に余裕がなくなりつつあるのか、片手で頭を押さえながら声を張り上げる。 そんな彼の前で彼女は淡々と告げる。 「あんたは…本当に「此処」が好きなんだって、会う度に思う。 いいことだと思うよ、うちは。一つのことに夢中になれるって。まぁやりすぎるとアレだし、 さすがに膝でスライディングした時はビビッたけど…。でも…フミヤ、」 怖いんだろ? 「……は…?」 フミヤの顔から笑顔が消え、表情が完全に凍りついた。 それでも、彼女は続ける。 「「好き」だからこそ、「知らない」のが怖いんだ。「知らない」ことに恐怖してるんだ」 目の前の青年は口を閉じたまま何も言わない。 金髪の少女は続けた。 「「知らない」を必死に埋めようとしてる。「知らない」ところで、自分がどう思われているのか 全くわからないから。それを無くそうとしてる」 「…そうだ、あんたは、……本当は、や――――?!」 ドンッ、と体に強い衝撃が走る。 それから数秒置いてから、自分が「階段の上の方で、斜めに立っている」ということに気付く。 そして更に数秒を置いて、自分が「フミヤに壁に叩きつけられ、胸倉を掴まれて宙に浮いている」ということに気付いた。 胸倉を掴むフミヤの手は、少し震えているようにも見えた。 それが怒りからなのか、悲しみからなのか、それとも他の理由からなのかはわからなかった。 ただ、青年は今までに見たことのないような目で自分を睨みつけていること。 はやくこの状況から抜け出さなければ、ここから落ちて怪我をする、ということだけがはっきりとわかる。 「ふ、み、落ち…っ、は、…くるし…い…」 胸倉を掴まれたこと、そして「落ちる」という焦りが袖子の呼吸を乱す。 はやくはなして、落ちる、落ちる、落ちる―――!! 「…確かにね、間違っちゃいない、…いないだろう、けど、」 ぎりぎりと拳に力を入れる。袖子は「落ちたくない」という思いで、 不安定な体制のままフミヤの腕を掴んでいた。 「これ以上、おれのことを語るな。…本当の自分が見つかっちゃうから」 言い終わると同時に、袖子を引っ張り上げ、放り投げるようにして手を離した。 フミヤの隣に尻餅を付いた袖子は、息を乱し、俯きながら掴まれた部分を両手で押さえていた。 「…よかった、おとなしくなって。それ以上話したら君のその右目に ペンか何か突き刺してかき回してやろうかと思ってたけど」 「……っふ、うぅ…」 我慢の限界だったのか、ついに泣き出してしまった。 さすがのフミヤもこれにはぎょっとする。それから、自分の発言について少し反省。 どう考えても女子に向かって放つ言葉ではなかった。 いつもの笑顔で、彼女の隣にしゃがみ込む。 「…ちょ、ちょっと、何泣いてんのさ!冗談だってばー、ネ!」 「……大、丈夫…ごめ…ん、…」 無言でこくこくと頷く親友。とても大丈夫そうには見えない。 「…たく、もう!ほら、おれの家入ってなよ!」 「え…」 「お詫びに何か美味しいもの買ってきてあげるから!」 「そ、そんなのい」 「いいから!!」 「うあ!?」 半ば強制的に袖子を自分の家へ押し込み、大急ぎでドアを閉める。 そして階段を二段飛ばしで駆け下りた。夕陽でオレンジに染まる街。 早足で近くの店を目指しながら、苦笑した。 彼の体もまた、彼女と同じようにかたかたと震えたままだ。 「……は、はは…何、やってんだろ、おれ」 ペンを突き刺すとか、突き落とすとか、 できるはずもないくせに。 興味はあるが、さすがに、それは。 「……「知らない」のが「怖い」…か」 ひたすら体に「震えるな」「震えるな」と命令を送りながら、足を動かし続けた。 (おれは、思っていたよりも臆病者らしい) 青年が見た瞳
https://w.atwiki.jp/966108/pages/181.html
生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/b/340512620
https://w.atwiki.jp/966108/pages/76.html
生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/c/2875704
https://w.atwiki.jp/966108/pages/184.html
生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/b/340283992 http //ja.justin.tv/rodokuch/b/340284044
https://w.atwiki.jp/966108/pages/230.html
読み直した動画へのリンク:http //www.nicovideo.jp/watch/sm22917352 ニコニコアカウントがない場合のリンク:http //miterew.com/movie/play/sm22917352 生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/b/326887701
https://w.atwiki.jp/966108/pages/168.html
生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/b/354839642
https://w.atwiki.jp/966108/pages/226.html
読み直した動画へのリンク:http //www.nicovideo.jp/watch/sm23499354 ニコニコアカウントがない場合のリンク:http //miterew.com/movie/play/sm23499354 生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/b/326887806
https://w.atwiki.jp/966108/pages/27.html
生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/c/3231567
https://w.atwiki.jp/966108/pages/183.html
生配信のアーカイブ:http //ja.justin.tv/rodokuch/b/340512956