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がいむだいじん【害務大臣】[名詞] 外務大臣の実質揶揄表現。 歴代の大臣は外交下手がずらりと並んでおり(一部、有能な者もいたが)、特に現職の麻生太郎は外務大臣の見識とは思えない過激な失言を連発していて、日本国民の生活に“害”になるようなお“務め”しかできないから。 最近では汚職事件も連発しており、まさに“百害あって一利なし”の存在である。
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TOPI Xは、TTWL世界線の政治家であり副官。 мp王国財務大臣、経済産業大臣、ハクア連邦財務大臣、ソベェート連邦財務大臣、мp王国首相などを歴任した。 мp王国の独立と民主化を成し遂げ、人口・所得の4倍増を実現させると共に、台湾諸島返還(*1)・内閣、国会の設置・国家基盤の整備・核兵器保有・常任理事国就任と言った重要課題を次々と処理し、мp王国を架空国家有数の超大国にまで押し上げたことから、мp王国中興の祖と称される。 架空国家屈指の政策通であり荒らし。福川系列やFWEOでは架空国家一の悪人として忌み嫌われているが、そのせいか知名度は架空国家トップである。 治世 TOP IXは上述の通り人口増加や内政基盤の整備、国債影響力の強化などに力を注ぎ、мp王国を一代にして架空国家屈指の超大国へと導いた。それに加えて彼が重視したのが、人材である。мp王国は当時名も知れぬ弱小国であった。そこでTOP IXは、国内・国外を問わず、有能とみた人材は即座に重職へと抜擢し、職務を任せていった。かずれいやすき焼き丼、賀喜遥香、黒鈎、土岐宗秋などといった名だたる人材の多くが、彼によって抜擢されている。 交友のある人物 ラインハルト・スメッナ…TOP IXを見出だし、мp王国の財務大臣に抜擢した、TOP IXの恩師。TRコンビでмp王国の発展を支える。 G.K.…TOP IXの政局の師。十・九事件後も交友を持ち続けているが、特別仲が良いわけではない。 小泉進次郎…蒼海国では蒼海維新の会党員として交流があった。現在はTTWL世界線で仲が良い。 蟻塚…TOP IXが最も信頼する人物の1人。TTWL屈指の平和主義者として知られ、TOP IXと共にニューシー条約に署名した。 しなもん…мp王国の国土交通大臣。TOP IXから将来を嘱望される程、小学5年生にして国土交通面における能力が高い。 かずれい…TOP IXがその能力を見込んで産業科学大臣に抜擢した。どんな仕事にも精力的に取り組み、自ら新しいことに挑戦していく有能な人材。 賀喜遥香…TOP IXが後継首相に指名した男であり、かつてはTOP IXと敵対した人物。現在は賀喜内閣で共に働いている。 白風…蒼海連邦元首であり、TOP IXに国を荒らされた被害者。TOP IX曰く「架空国家史上最高の名君」であり、互いに実力は認め合っているらしい。 土岐宗秋…他国では国友毅、王祥明といった名を名乗っている。TOP IXとは犬猿の仲だったが、土岐内閣ではTOP IXがその能力を見込んで教育大臣に抜擢した。
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彼がやってきた役職 福川国 本川新作 野山県知事 知事会長 福民党政調会長 コロナ対策担当相 谷垣禎一 衆議院議員 旭野県知事 経済再生担当相 本田隆弘 衆議院議員 宮越県知事 美麗県知事 総理首席補佐官 総務大臣 福民党選対委員長 岸川雄介 総務大臣 南紅県知事 桜龍府(後の大米都)知事 衆議院議員 後藤妃花 内閣官房副長官 …[立川国]](知事は不明) 莉犬 法務大臣 内閣官房長官 立川民主党幹事長 地方創生担当相 国土交通大臣 岸川敬之 財務大臣 内閣総理大臣 立川民主党総裁 →進歩保守党総裁 党幹事長 村山富市 厚生労働大臣 (高市早苗)総務大臣 立志創政党選対委員長 佐藤虎太郎 党総裁 内閣総理大臣(再登板) 仙谷由人 内閣官房長官 行政改革担当相 立志創政党幹事長 青い鳥 広原県知事 豊川国 ゆーら 内閣総理大臣 川葉都知事 維新の党総裁 民進党総裁 木村涼介 民主党代表 環境大臣 行政改革担当相 衆議院議員 岸川雄介 民主党幹事長 副総理 総務大臣 武南府知事 本川新作 本川国 原菜乃華 内閣総理大臣 自民党総裁 法務大臣 岸田文雄 法務大臣(入れ換え) 自民党総裁 横井莉茉 衆議院議員 副総理、総務大臣 内閣府特命担当大臣(防災・子ども・少子化) 国民自由党幹事長 党国対委員長 内閣官房長官 西野七瀬 内閣官房長官 文部科学大臣 国民自由党幹事長 選対委員長 民政党代表 一条康明 総務大臣 内閣府特命担当大臣(相互・防災・地方創生) 久我虎徹 天羽府知事 京葉国 岸川敬之 内閣総理大臣 埼京都知事 京葉民主党総裁 知事会長 神武帝 皇帝・国家首席 吉村れいな 衆議院議員 京葉民主党選対委員長 内閣府副大臣 西京府知事 岡田克也 衆議院議員 京葉民主党総裁 知事会長→副会長 [[提国]0 斎藤鉄夫 防災・復興大臣 衆議院議員 内閣官房長官 美麗県知事 川宮国 内閣総理大臣 外務大臣・無任所大臣 東川国 内閣総理大臣 大和国 内閣総理大臣 杉宮国 副総理 内閣官房長官 青崎国 内閣総理大臣 宮野国 副総理 外務大臣 和泉国 副総理 美空国 財務大臣 内閣官房長官 函館国 外務大臣 永輝国 内閣総理大臣 桜葉国 内閣総理大臣 外務大臣 桜帝都知事・知事会長 新川国 内閣総理大臣 副総理・内閣府副総裁 内閣官房長官・経済財政担当相 永田国 内務大臣 大和帝国 内閣総理大臣 副総理・無任所大臣 財務大臣 衆議院議員 大和民主党総裁 蒼海連邦 内閣総理大臣 内閣官房長官 衆議院議員 蒼海民主党総裁・幹事長 知事会長 蒼海都知事 マシュマロ帝国 内閣総理大臣 衆議院議員 国民民主党総裁 文部科学大臣 厚生労働大臣 ストラーナ(現カルデア) 内閣総理大臣 内務・国防大臣 シャウクス 副総理・総務大臣 オソロシア 大統領 副大統領 上院議員 内閣総理大臣 上院議長
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架空国家史上最悪の荒らしです。 TOP IXは、TTWL世界線の政治家であり元副官。 мp王国財務大臣、経済産業大臣、ハクア連邦財務大臣、ソベェート連邦財務大臣、мp王国首相・国王などを歴任した。 мp王国の独立と民主化を成し遂げ、人口・所得の8倍増を実現させると共に、台湾諸島返還・内閣、国会の設置・国家基盤の整備・核兵器保有・常任理事国就任と言った重要課題を次々と処理し、мp王国を架空国家史上最大の超大国にまで押し上げたことから、мp王国中興の祖と称される。 架空国家屈指の政策通であり荒らし。福川系列やFWEOでは架空国家一の悪人として忌み嫌われているが、そのせいか知名度は架空国家トップである。 治世 TOP IXは上述の通り人口増加や内政基盤の整備、国債影響力の強化などに力を注ぎ、мp王国を一代にして架空国家史上最大の超大国へと導いた。それに加えて彼が重視したのが、人材である。мp王国は当時名も知れぬ弱小国であった。そこでTOP IXは、国内・国外を問わず、有能とみた人材は即座に重職へと抜擢し、職務を任せていった。かずれいやすき焼き丼、賀喜遥香、黒鈎、土岐宗秋などといった名だたる人材の多くが、彼によって抜擢されている。なお、田村真佑は何もしていないのに官房長官固定であった。 交友のある人物 ラインハルト・スメッナ…TOP IXを見出だし、мp王国の財務大臣に抜擢した、TOP IXの恩師。TRコンビでмp王国の発展を支える。 G.K.…TOP IXの政局の師。TOP IXを出世路線に乗せたのは彼であるが、豊川の事件後とても後悔している。十・九事件後も交友を持ち続けているが、特別仲が良いわけではない。 小泉進次郎…蒼海国では蒼海維新の会党員として交流があった。現在はTTWL世界線で仲が良い。 蟻塚…TOP IXが最も信頼する人物の1人。TTWL屈指の平和主義者として知られ、TOP IXと共にニューシー条約に署名した。 しなもん…мp王国の国土交通大臣。TOP IXから将来を嘱望される程、小学5年生にして国土交通面における能力が高い。 かずれい…TOP IXがその能力を見込んで産業科学大臣に抜擢した。どんな仕事にも精力的に取り組み、自ら新しいことに挑戦していく有能な人材。TOP IXの後継国王。 賀喜遥香…TOP IXが後継首相に指名した男であり、かつてはTOP IXと敵対した人物。現在は賀喜内閣で共に働いている。 鸞驪䝤鰖…TOP IXの後継者であり、мрの経済全般を所掌する。
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■谷垣に中国人女性『買春』疑惑 「小泉以降」にも重大な影響を与える超弩級のスクープといえよう。『週刊文春』 (12月8日号)の「谷垣禎一財務大臣 中国人女性『買春』疑惑」。 カタブツで恐妻家、マジメ人間といわれる谷垣財務大臣がこともあろうに中国で 買春していたというのだからただごとではない。中国の公安当局が、有力政治家や 財界人に女性を近づけ、関係をもったところで脅して、中国側の言いなりにさせる。 その女性たちは全員工作員--。政財界ではよく知られた話で、親中派といわれる 某政治家などもその弱みを握られているのではないかと噂されている。 谷垣財務大臣もまた中国公安当局の工作にはまったのか? 『文春』が入手した「中国駐在商社員等に対する摘発・国外退去事案(情報)」 リストによると「事案」は1~11までの数字が打たれ、具体的なケースが記載されて いるという。摘発機関は中国公安部、被摘発者は谷垣禎一衆議院議員で事案の概要は こんな具合。〈宿舎の「西苑飯店」のディスコで親しくなった女性を自室に連れ込み、 約1時間して女性が出た後、公安部から呼び出され、ホテルの一室で取り調べを受けた〉 事件が起きたのは1988年4月。谷垣禎一議員が北京で開かれた「第4回日中民間人会議」 に出席したときのこと。『文春』は日本側参加者56人中、亡くなっている 13人などを除く34人を含め、徹底的に周囲を取材。詳細はお読みいただくとして 記事は、日中関係への影響にまで踏み込んで実に行き届いている。 谷垣大臣はもちろん全面否定。「説明責任は一切ない」との回答に記者が食い下がると 「断固! 断固、否定いたします!!」と大声で叫んだというが、まるで説得力がない。(『WiLL』編集長) ttp //www.sankei.co.jp/news/051203/boo010.htm
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内閣総理大臣 伊藤博文 官房長官 左英寒中(外相と兼任) 内務大臣 河野誠一郎 財務大臣 宇垣一成 教育大臣 素養清明 軍務大臣 黒木秀夫 外交大臣 左英寒中 宮廷大臣 欄杯双英 農務大臣 陸奥宗光 工務大臣 裡中渡
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架空国家トロイカ体制とは主に及川幸久(G.K.)、石原完次郎、土岐宗春の体制を指すことが多かった。 稀に総理、副総理、官房長官と党の党首(総裁・代表)、副党首(副総裁・副代表)、幹事長の役職を3人で占めるときのことを指す時もある。 かつて存在したトロイカ体制 豊川国 石原完次郎(内閣総理大臣・豊川改進党副党首) 土岐宗春(副総理兼財務大臣・豊川改進党党首) 及川幸久(国土交通大臣・豊川改進党最高顧問) 本川国 梅澤美波(内閣総理大臣・国民自由党総裁) 横井莉茉(副総理・国民自由党幹事長) 岩本蓮加(内閣官房長官・国民自由党副総裁) 立川国 かつて立川国には二つのトロイカ体制(旧共産、旧志政)が存在したが、どちらも最後の一人は総理未経験。 旧共産政権 渋谷楓(内閣総理大臣•旧共産党総書記) 天塩安次郎(副総理•旧共産党副総書記) 国峰崋山(官房長官•旧共産党書記長) 旧志政政権 武蔵梁(内閣総理大臣・旧志政党総裁) 饗庭直道(副総理兼財務大臣・旧志政党副総裁) 藤本蒼應(官房長官兼国家公安委員長・旧志政党幹事長)
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承前 「いかがされました、大臣」 「…皇后陛下の…いや、次期国王陛下の聖断が下った」 御前会議から戻ってきた内務大臣の様子に、控えていた内務次官達は顔を見合わせた。 彼らの上司は剛胆とは言えなくとも老練な政治家である。 『喜怒哀楽は論争の道具にすぎない』が持論で、議論の最中にどんな表情をしようが、終わればけろっとしているのが常だった。 それが今は青ざめた顔を隠しもしない。 「陛下が登極あそばされるのであれば、めでたいことではないのですか?」 「いや…うむ」 内務大臣は口を濁した。 主君が乱心したなどと軽々しく口にするわけには行かない。 何より手段を除けばイゾルデの指示は的確であり、本当の意味で乱心したのかと言われれば大臣にも自信がなかった。 「財務卿と話してくる。先に戻っていてくれ」 しばらく無言で考え、彼はよろめくような足取りで歩き出した。 一方、騎士団では。 「何をおっしゃるのですか、団長!」 騎士団長が副長や隊長格の騎士達に囲まれていた。 「任意除隊を今さら反古にするなんて。民を保護するため在野に下ることを許したのは団長ですよ?」 「それに任意とは言え、除隊した者にただで戻ることを許すのは悪しき前例となります」 「…それでも、だ」 騎士団長は机の上で握った拳をにらみつけ、絞り出すような声を出した。 「出来る限り、一人でも多く呼び戻せ。理由は…まだ言えんが、明日になれば分かる」 大司教は橋の上でプロンテラ王城を振り返った。 あの後もイゾルデに翻意を迫り続けた彼は、あっさりと宮廷司祭の地位を剥奪された。 今にして思えば軽率だったかも知れない。 彼の罷免で他の大臣達まで萎縮してしまったし、戴冠式を引き延ばすという抵抗手段も使えなくなってしまった。 (…後悔しても仕方ありませんか。急いで後任に善後策を伝えなくては) 大司教はひとつ首を振って道を左に折れ、大聖堂へ向かう。 その半分も行かない内に 「おや?『前』宮廷司祭どのではありませぬか。お務めご苦労様でした」 でっぷり太った聖衣の男と出会い、嘲笑混じりの声を掛けられた。 位階は彼と同じ大司教だが、金集めのうまさだけで登りつめた男である。 いつもであれば丁重に無視するのだが、この時ばかりは聞き逃せない単語につい反応した。 「なぜそんな…まさか貴殿が!?」 「ええ。陛下からのご使者がいらしまして。私めに宮廷へ上がるようにと」 「だめだ、貴殿だけはいかん!」 一段下に見ていた、後任としてもまったく念頭になかった相手である。 思わず叫んでしまってから、大司教ははっと口を押さえた。 太った男が聖職者らしからぬ怒気を浮かべる。 「ふん。負け犬の遠吠えですな」 「あ、いや、待たれよ。陛下の戴冠は…」 「あなたの指示は受けませぬ」 新任の宮廷司祭は形だけ頭を下げると背を向けて大またに歩み去った。 『前』宮廷司祭となってしまった大司教は歯がみする。 (彼では陛下のおっしゃるままに進めてしまうだろう) 彼は天を仰いだ。 (神よ、私はどうすればよいのでしょうか) 「よくいらした、内務卿」 内務大臣を執務室へ招き入れた財務大臣は、果実の香りをつけた水のグラスをすすめた。 「今は酒よりこちらがよろしかろう」 「お心遣いいたみいります」 受け取った内務大臣は半分ほどを一気に飲み干す。 そして挨拶もそこそこに用件を切り出した。 「財務卿にはご相談があって伺ったのですが」 「ふむ。とおっしゃると、やはり陛下の命じられたことですかな」 表面上は冷静に応じる財務大臣だったが、腰を下ろさず歩き回る辺り内心の不安を隠し切れていない。 しかし内務大臣はそれにも気付かぬようで、独り言に近い調子で話し始めた。 「さよう。冒険者どもに忠誠を誓わせ、危難に当たらせる。これはよいのです」 よいのだよな、とつぶやく。 そしてグラスをもてあそびながら言葉を選ぶように続けた。 「ですが、殺し合いはよくありません。――”なぜ”よくないのでしょうか」 思っても見なかった命題を突きつけられ、財務大臣の足が止まる。 問い返すような財務大臣の視線を内務大臣は真っ向から受け止めた。 「人が死ぬのは良くないから?否。陛下の命を実行すれば、死ぬことになる冒険者よりはるかに多くの民間人が助かるでしょう。戦力が減るから?これも否。王国に従っていない以上、そもそも戦力ではありません。では、なぜか」 思わせぶりに言葉を切り、ひと口水を飲んで続ける。 「やり方に多くの者が反発し、反乱を招く懸念が生じるからです」 「…なるほど」 その恐るべき結論に財務大臣は理解を示した。 失われる命は必要な犠牲であり、死ぬ理由は問題ではないとする結論。 しかし財務大臣はその結論によって少しだけ落ち着きを取り戻し、内務大臣の対面へ腰を下ろした。 「確かに騎士団長殿も大司教殿も反対しておられましたな」 国政にも参画する2大組織の代表者を挙げる。 国を守る最後の手段という大義名分があるため可能性は低いが、彼らが立ち上がれば反乱の成算は高い。 「それだけではありませぬ。既に暗躍を始めている盗賊ギルドや商人ギルドは、構成員を処刑されたとあれば即座に反発するでしょう」 「確かに。それで?」 ソファーに深々と背を預け、財務大臣は先を促した。 内務大臣には何か腹案があるらしい。政治上の偉大なライバルと見ている男の答えに彼は興味があった。 案の定、内務大臣は政治家の顔に戻って続ける。 「ですから逆に、各ギルドに対象者を選出させるべきなのです」 「……ほう。しかしギルドがそのような提案を受け入れますかな?」 財務大臣は内務大臣の言わんとすることを察したが、相手の顔を立てて最後まで聞くことにした。 「どのような組織にも邪魔者は居ます。有能すぎて自分の座を脅かす部下、理想論を振りかざす青二才、無能すぎて組織を損なう愚か者。あるいは居ても居なくても構わぬその他大勢でも良い。それらを排除するだけで我らに貸しを作れるとあれば」 「喜々として人身御供を差し出すかも知れない、と。なるほど面白い」 やっと話が理解の及ぶ範囲に戻ってきた、とばかりに2人の高官は笑みを浮かべる。 「動員令に違反したとは言い切れぬ者が選ばれるかも知れませぬな」 「陛下のご意思は冒険者に見せしめを与え、国家に従わせることです。結果が同じであれば構わぬでしょう」 「ふむ、むしろ有力ギルドを協力的にさせられる方が大きいですかな」 「しかり。我々に貸しを作ると同時に、彼らも弱みを作るわけですし」 もはや完全に余裕を取り戻した両名はくつろいだ姿勢で語る。 その内容はイゾルデの命に劣らぬほど狂っているにもかかわらず。 「ところで内務卿、981年物のワインが手に入ったのですが、いかがですかな?」 問題は片づいたとばかりに財務大臣が立ち上がった。 「おお、それは良い。ですが善は急げと申します。申し訳ありませぬが財務卿、商人ギルドの弁務官殿を説き伏せていただけませぬか」 「分かりました。努力してみましょう。他のギルドはいかがいたしますかな」 「ゲフェンとフェイヨンは私にお任せを。盗賊ギルドは軍務卿にお力をお借りした方が良いでしょう」 「ふむ、さようですな。――では吉報をお待ちしております」 財務大臣は内務大臣の手を取り、固い握手を交わす。 内務大臣も笑顔で頷いた。 「お互いに。981年物はその時ご相伴に預かりましょう」 大神殿ではポータルによる伝令が各地へと飛んでいた。 冒険者として散っている聖職者達を呼び戻すためにである。 しかし、その最初の手応えははかばかしくなかった。 『良心も信仰も法律に縛られるものではありません』 呼び戻しに応じなかった者の言葉を総合するとそうなる。 もともと国の無為に耐えかねて飛び出した者も多く、国法だからと言ってなかなか聞くはずもなかった。 何より、今戻ってはせっかく現地で培った信頼関係を捨てさせることになる。 (これでは熱心な者ほど危険にさらされてしまう…!) 大司教は両手を強く握りしめた。 「あのう…陛下」 戴冠式のドレス合わせをするイゾルデの背へ、おそるおそる声が掛けられた。 イゾルデは鏡越しにその相手――工務大臣へ答える。 「どうなさったのかしら、工務卿?」 「ご命令に合う島は見つかりました。島民の移住も改造もただちにとりかかれます」 「そう。でしたらすぐに取りかかって。それとも何か問題が?」 喪に服するためきつく編み上げていた髪を下ろし、優雅な形に結い直させながらイゾルデは尋ねた。 「はい。目的にはとても適しているのですが、その分大陸から遠く、ポータルで直結できませんので輸送に時間が掛かります」 「建設に手間取るの?」 「はあ。そちらは現地の地形・施設を生かして資材の輸送量を減らせばなんとか。むしろ問題は毎週開催することで…」 「そう」 イゾルデの眼が細められ、冷たい光が灯った。 大臣が身をすくませる。 「他に候補地はないの?」 「も、もちろんございます」 「でも、あなたはその島が一番いいと思うのね」 「はあ。他は広さや逃走の可能性など、それぞれに問題が」 「そう」 軽く目を伏せて考え込んだイゾルデはすぐに微笑んだ。 「いいわ、あなたを信頼します。最初におっしゃった候補地に建設なさい」 「はいっ。ありがとうございます」 深々と頭を下げて退出する工務大臣。 それを見送ってイゾルデは頷いた。 (開催は一ヶ月おきにして、代わりに人数を増やしましょう。2・30のつもりでしたけど倍の50人かしら。ついでに制限時間を4日に縮めれば管理する者の苦労も減るわね) 名案、と彼女は1人満足した。 翌日。 女王の即位を祝賀するプロンテラ市民を横目に、とある宿で秘密会談が開かれた。 集まったのは油断ならない弁舌の持ち主であることを除けば、まるで共通点のない面々。 「OK、各職男女1人ずつ。冒険者登録してる奴だけってことね?」 宿をまるまる借り切っての会談は夜遅くまで続き、日が変わる頃にようやくの決着を見た。 「それ以外から指定してもいいけど、冒険者分の割り当てが減ることはない。と」 「ま、それもあんたらが本当に騎士様出すんならだけどね。本当に出来るのかい?」 濃い化粧で素顔を隠した女が、目深にフードを下ろした人物に目を向ける。 「問題ない。騎士団・剣士団に対する統帥権は私にある」 ローブとフードで正体を隠したその人物は軍務大臣だった。 隣にいる同じ姿はおそらく内務大臣だろう。 「むしろ問題はノービスだ。どうしても必要か?」 「しつこいね。女王様の命令は冒険者登録した全員、ってことなんだろ?例外は認めないよ」 厚化粧の女が言い放ち、数人の男が頷いた。 もちろん彼女たちの真意は異なる。 微妙な駆け引きの中、それぞれのギルドの代表は大臣達のもくろみに気付いていた。 組織内の邪魔者を排除しつつ政府に貸しを作れるように見えるが、ギルド側は身内を売るという爆弾を抱える一方、大臣達に直接のダメージはない。 貸しを作ったつもりでいても、取引内容の公表を盾に無視される可能性があった。 そこで保険としてノービスを参加させるよう仕向けたのである。 まだどの組織にも属していないノービスは一般市民に近く、巻き込めばいかなる階層もいい顔はしないだろう。 しかもギルド所属でない以上政府側が参加者を選出するしかない。 それが裏取引だったと明らかになれば、大臣達にとっても致命傷である。 「仕方ありますまい」 もくろみを外された内務大臣がフードの奥でため息をついた。 「それで手を打ちましょう。皆様、よろしくお願いします」 大臣の降参を合図に書面がかわされ、それぞれ署名のペンを走らせる。 そして写しを隠し持つとばらばらに宿屋を出ていった。 彼らの間に握手はなかった。 「あんな取引を飲むんですか?」 フェイヨンへと急ぐ2人組の一方が不満げに言う。 応える声は短かった。 「抵抗はしない」 問いかけた側は納得行かない様子でさらに言いつのる。 「仲間を生け贄として差し出すんですか?自然に則し、世俗に縛られず、自由に生きること。それが弓手の誇りではないのですか?」 「指名もしない。自由は責任と表裏一体だ」 やはり短く答える深い声に、質問者は息をのんだ。 「各自の判断に任せると言うことですか…」 それは冒険者達の意思を尊重していると同時に、あまりにも厳しい判断でもあった。 ギルドが指名しなければ、当然政治家達が勝手に選ぶだろう。 しかも懲罰的な意味を込めて悪意のある選択をするかも知れない。 それでも。 「分かりました。覚悟だけはするように通達します」 弓手は風のように自由な民である。 ギルドはあってもマスターはおらず、連帯しても支配されることはない。 彼らがギルドの弓手達に「命令」することはあり得なかった。 そして、布告から一ヶ月が過ぎた。 女王イゾルデの元、数度の騎士団遠征と力の外交が展開され、国際情勢は非友好的な睨み合いのまま膠着した。 各都市にあった内乱の兆しも表面的には収まり、市民は一時の平和を喜び始める。 しかし、そのしわ寄せを受ける者も居た。 冒険者である。 諸外国の牽制と治安維持に手を取られて動けない騎士団に代わり、魔物の討伐は布告に従った冒険者達が矢面に立つこととなった。 もちろん彼らは魔物との戦いに関するエキスパートであり、適材適所と言える。 だが、冒険者は本来少人数での臨機応変な戦いに真価を発揮する。 広い戦場で行動を縛られながら戦うことに慣れている者は少なく、思い通り戦えぬことに業を煮やして勝手な行動をとる者が続出した。 突出し、取り残されて犠牲となる者、危険とみて撤退し、そのまま戻らぬ者。 着実に戦果を収めつつも、彼らの数は櫛の歯が欠けるように減って行った。 こうして召集に応じた冒険者から再び離脱する者が増え始めた頃。 もはやただの脅しだったのかと思われ始めていた、動員令違反者取締法…通称BR法の実施準備が整い―― 最初の50名が選出された。 戻る 目次 進む
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大元帝国 主要人物 国家元首 ゲンゴロウ ID GENGORO 首相 ファジル ID Fazil3TD 内務大臣 国交大臣 財務大臣 建技大臣 司法大臣 農林大臣
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新内閣 内閣総理大臣 サーニャ 総務大臣 シャマル 法務大臣 ほむら 外務大臣 シャーリー 財務大臣 天城雪子 文部科学大臣 ベルン 厚生労働大臣 ティアナ 農林水産大臣 まどか 経済産業大臣 エーリカ 国道交通大臣 スバル 環境大臣 紅 美鈴 防衛大臣 マリサ 無任所大臣 はやて 内閣官房長官 エイラ 国家公安委員会委員長 シグナム 拉致問題対策大臣 ラムダテルダ