約 16,865 件
https://w.atwiki.jp/sakiop/pages/44.html
280 名前 山師さん@トレード中 [] 投稿日 2007/11/05(月) 13 30 59 ID atUaN4Am0 ダメだ・・・もう我慢の限界・・・なにこの糞スレ・・・・ もうね、金融工学を学んでる自分からすると馬鹿馬鹿しくて観てられないのね・・・ 高卒とか文系の人は楽しめるかも知れないけど、自分は無理っすわ・・・ っつーことで落ちるわw あとは高卒&文系の諸君で楽しんでくれやノシ
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/3996.html
312 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/09(日) 20 29 57 ID rkjsIcgH 「諸君らは、自分が何故魔法を使えるのか、考えたことがあるだろうか」 戦争前に比べて、コルベール先生の授業を真面目に聴くようになった学院生はかなり増えた。 私はもともとどんな授業も真剣に臨んでいたけど、彼のそれはしばしば魔法から逸脱するため、少々軽んじてる部分もあった。 今もそう、魔法学もそこそこに机の上に色々出して実験とやらを繰り返している。 右隣のキュルケは授業内容問わず暑苦しい視線を先生に向けてるし、左隣のサイトは魔法学は机に突っ伏して寝てたクセに、今はさらに隣のタバサに何か説明してる。たぶん、先生の実験とやらについてだろうが、とにかく後でお仕置きしよう。 そんなことを思いながらぼーっとしていた時だった。 「諸君らは、自分が何故魔法を使えるのか、考えたことがあるだろうか」 貴族だから。 最初に浮かんだのがコレ。私だけじゃなく、ほとんどの生徒がそう考えたはず。 でも、そんなことを言いたいんじゃないってこと位は (日頃空気を読めないと言われる) 私でも解る。 「もちろん、貴族だからです。ミスタ・コルベール」 頭の可哀想な金髪がやおら立ち上がり、左手で髪をかき上げ右手の薔薇を前に突き出してほざいた。 隣に座ってるモンモランシーが頭を抱えているのが見える。 314 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/09(日) 20 31 25 ID rkjsIcgH 先生は目を閉じて数瞬、また開いて 「確かに、それは間違いではない。我々が常の解釈として魔法を使えるのが貴族、そうでないのが平民という区別をし、時に差別をしてきた」 サイトは今、何を思ってるのだろうか。横顔が少し固い。 「しかし勘違いをしてはいけない。魔法を使えるから貴族なのか、貴族だから魔法を使えるのか」 魔法を使えない貴族。私はだから、気概だけは、貴族たらんとした。 「諸君らが、魔法を使えない者を見下してしまうのは、ある意味仕方ないことなのかもしれない。しかしなればこそ、自分が魔法を使える意味を考えてもらいたいのだ」 私が魔法を、『虚無』を使える意味……。 「では、理論の側面で我々が魔法を使えるのは何故だね? ミス・ヴァリエール」 「はっ、ひゃい!!」 考え事をしてた時に限って当てられるのは何故なんだろう。 教室中からしのび笑いが聞こえる。 「魔法とは杖を介して、呪文を鍵(キー)に自己の意志を世界に表出させることです。その際に世界に影響を与えた分だけ術者から消費される『魔力』を体内で精製出来るのが魔法使いです」 理論は徹底的に叩き込んだが、当時はまったく身を結ばなかった。 どんなに念じても魔力は爆発して霧散するだけ。 そもそも、他のみんなのような魔力を自分から感じなかった。 『虚無』の系統に目覚めてからは、体内から外に向けて走る線の様なものが解ったし、そこに流れる魔力も想像を遥かに超えていた。 まぁ、ちょっと本気で使ったらすぐすっからかんだけど、と心中で呟く。 315 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/09(日) 20 32 19 ID rkjsIcgH 「よろしい、では次は四系統についてだ。この世界の大気中には、我々が生きていくのに欠かせない成分とは別に、マナと呼ばれる魔力に非常によく似た要素がある。 マナは四種類、つまり我々が四系統と呼ぶ『火』『風』『土』『水』に分類される。また、マナが生産される場所はこの世界に数多くあるが、それを『スポット』と呼ぶ。 一つのスポットから生産されるマナは一種類で、その地域のマナはある特定のマナが非常に濃密になるため、我々人間や他の生物に大きく影響する。 例えば、代々スポットの管理を任されている貴族の属性は全て単一であったり、ミス・ツェルプストーの使い魔である火トカゲは『火』のマナのスポットである火山地帯に生息しているものだ」 昔、エレオノールお姉さまに同じような話をしてもらったことがあったような…… つまりは、学院の授業と言うよりは研究機関じみた講義になってる気がするけど、非常に興味がある議題なので考えないことに。 コモンマジックなら出来るようになったけど、『四系統』はいまだにゼロなのである。 316 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/09(日) 20 33 49 ID rkjsIcgH 「その大気中のマナを自身の魔力で結合させて一所に集め放つのが系統魔法の基本になる。諸君らはまだ『ドット』が多いだろうが、同じ系統の同じ呪文でも効果に差があることを知っているだろう」 確かに。 以前サイトの提案で、タバサに騎士団連中の魔法をみてもらった時に、マリコルヌがあの子と同じ呪文をぶつけあって吹き飛ばされていたことを思い出した。 「これは、マナに魔力を乗せて作った一塊のサイズが、術者の実力によって大きく異なるからであり、基本的にドットよりもラインの方が大きく、またトライアングルはさらに大きい。 つまり、より強いメイジは、同じ呪文でも低い魔力消費量で大きな効果が得られるということだ。」 そりゃあ、マリコルヌもぶっ飛ぶわけだ。 317 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/09(日) 20 35 32 ID rkjsIcgH 「しかし、ここにはデメリットも存在する。系統魔法にはマナに加え、自身の魔力による結合が重要だ。 だが、メイジにはそれぞれ生まれつき結合が得意なマナとそうでないマナがある。結合が得意なマナの属性をそのメイジ自身の属性等と言ったりするわけだ。 一般的に『火』の結合が得意な魔力と『水』のマナは相性がよくない。にも関わらず、火と水のラインマジックを使うなら、同じサイズの塊を作らねばならない上に、さらにその二つを融合させねばならないのだ。 もちろん、鍛練を積んだり、その他の補助呪文を併用することで問題は克服できるだろうが、できれば諸君らにはまずはしっかりと自系統を極めてもらいたい。なぜなら、それが苦手な属性でなくとも違う種類のマナは結合させるのは簡単ではないからだ」 ってことはタバサってやっぱ凄いのね……キュルケはトライアングルだけど『火』しか使えないみたいだし。あれ? 私ってば何メイジなんだろ? ドットなのかな……。なんかイヤね……前は何でもなかったから考えたことなかったけど。 318 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/09(日) 20 37 15 ID rkjsIcgH 「恥ずかしながら、私も『火』以外はさっぱりでね。ドットクラスの『土』ならばなんとかなるんだが」 キュルケに聞いた所によると、先生の『火』はその威力も制御も桁違いとか。やっぱりスクウェアなのかな 「あの……『虚無』はどんなマナを……その……」 声のした真後ろを振り向き見上げれば、何かが。脳が理解することを拒否した何か二つが。それは顔がなく、何か二つが喋ってるとかそんなアレである。 「いや別にっ…それは誰かが虚無の使い手とか……そんなんじゃなくて…えっと……」 ソレがあたふたするとたゆんたゆんと揺れる揺れる。 「んぎぃやぁぁぁいあああああああああッ!!!!!!」 取り出した杖をこちらに半身になってだらしない顔で後ろを見上げていた犬の股間に突き立てた。 机に突っ伏してビクンビクンしてる。気持悪い。 タバサがサイトの背中をぽんぽん叩いているが、しばらくは小宇宙から帰ってこれなさそうだ。 サイトの悲鳴で(どこからか、人が溺れるような音もした)落ち着きを取り戻した先生は 「正確にはよくわかっていない。全てのマナを種類に関係なく使っていたと記された書物もあったが」 先生は少しためて 「何せ、失われた系統だからね」 319 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/09(日) 20 38 23 ID rkjsIcgH サイトはまだ帰ってきてない。タバサは腰の辺りをぽんぽん叩いている。 「そろそろ時間か。今日も少し本来の授業からは横道逸れてしまったが、一番言いたかったのは、魔法は強い、強くなる力だということ。それと、強い力を何のために使うかということだ。 諸君らはいずれも才あるメイジだ。力はおのずの手にはいるだろう。だからこそ、君達は自分が何故魔法を使えるか考えねばならない。魔法を使うその時、その時に私の言葉を思い出してくれたら、幸いである。 では、今日はこれまで」 はかったように鐘がなる。 キュルケは猛スピードで先生の方に走っていった。ティファニアはおともだちと約束があるとか。そして何故か隣にサイトの姿がない。 一緒に消えたタバサが目下、一番怪しい訳だが。 見つけしだい『爆発』で吹っ飛ばすか、と考えたところで席を立つ。 いや、でも今日は、 「あー、姉さまにもらった新しい鞭があったわね」 END
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1713.html
2022年人類はついに―― 完全なる仮想空間を実現した リポーター「さあ始まりました!今週のMMOストリーム。 まずはPVを見てもらいましたが・・・これは先週の発売日の様子かな? 行列を作った彼らのお目当ては?ソードアート・オンライン! 先頭の人は3日前から並んでいたんだって。すごいね! 真のゲーマーなら当然と言うべきか・・・」 少年、桐ヶ谷和人(きりがや かずと)がパソコンでニュースを見ながら、 雑誌を読んでいた。 雑誌のページで和人の右手の親指が切れ、血がにじんだ。 直葉「お兄ちゃん、部活行ってくるねーーー」 和人の妹の直葉(すぐは)が家から出て行った。 和人は、ナーブギアをかぶり、パソコンを閉じ、ベッドに横になった。 その口元が緩む。 和人「リンク・スタート!」 和人の意識が現実から切り離れされていく。 Welcome to sord art onlin! そして、和人、いや和人のキャラクター‘キリト‘がソードアート・オンラインの世界にログインした。 キリト「戻ってきた・・・この世界に!」 キリトの周りに次々にキャラクターがログインしてきた。 ソードアート・オンライン 剣の世界 第1層・はじまりの街は多くのプレイヤーで賑わっていた。 男「ねえ、パーティー組もうよ」 女「えー、どうしようかな?」 男「いいじゃん、いいじゃん」 そんな中、キリトは一人、駆け出した。 青年「ん?」 キリトは路地裏に入った。その後ろをバンダナを被った青年が追いかけてきた。 青年「おーい、そこの兄ちゃんーーーー、その迷いの無い動きっぷり、あんたβテスト経験者だろ?」 キリト「ま、まあな」 青年「オレ今日が初めてでさ、序盤のコツ、ちょいとレクチャーしてくれよ。なあ頼むよ!オレ、クライン。よろしくな」 キリト「オレはキリトだ」 第1層・はじまりの街・西フィールド クライン「どわあ!」 クラインが、イノシシ型モンスター、フレンジーボアに弾き飛ばされ、うずくまる。 キリト「大ゲサだな、痛みは感じないだろ?」 クライン「あっ、そうか。ついな」 クラインが立ち上がる。 キリト「言ったろ、重要なのは初動のモーションだって」 クライン「ゆなこと、言ったってよ、あいつ動きやがるしよ」 キリト「ちゃんとモーションを起こして、ソードスキルを発動させれば・・・」 キリトは石を拾い、モーションを起こして投げた。 投げられた石は加速し、フレンジーボアに当たった。 キリト「後はシステムが技を命中させてくれるよ」 クライン「モーション・・・モーション・・・」 キリト「どーいえば、いいのかな。ホンの少し、溜めを入れてスキルが立ち上がるのを感じたら、ズッバンって打ち込む感じ」 キリトは向かってきたフレンジーボアを抑え込む。 クライン「ズッパンってよ・・・」 クラインが構えると、剣が光り出した。 キリトがフレンジーボアをクラインの方に蹴り飛ばした。 クライン「どおりああ!!」 クラインの剣の一撃がフレンジーボアを切り裂き、 フレンジーボアはポリゴンの欠片になって消滅した。 クライン「うっ・・・しゃーーーー!!」 キリト「おめでとう」 キリトとクラインがハイタッチを交わす。 キリト「でも、今のイノシシ、スライム相当だけどな」 クライン「ええっ!マジかよ、オレ中ボスか、なんかだと・・・」 キリト「んな訳あるか」 2人から少し離れた所に新たなフレンジー・ボアが出現した。 クラインが剣を素振りする。 クライン「おお!」 キリト「はまるだろ」 クライン「まあな!スキルってよ、武器を作ったりすんのとか、色々あんだろ?」 キリト「そうだな、スキルの数は無数にあるって言われてる。その代わり魔法はないけど」 クライン「RPGで魔法無しか、大胆な設定だよな!くーーーー!」 キリト「自分の体を動かして戦う方が面白いだろ?」 クライン「確かに!」 キリト「よし、次行くか」 クライン「おう、ガンガン行こうぜ!」 夕暮れ。 クライン「何度見ても信じられねえな、ここがゲームの中だなんてよ。作ったヤツはマジ天才だぜ。すげーよな、マジこの時代に生まれて良かった」 キリト「大袈裟なヤツだな」 クライン「初のフルダイブ体験だもんよ」 キリト「じゃあ、ナーブギア用のゲームをやるのもこれが初めてなのか?」 クライン「つうか、ソードアート・オンラインのために慌ててハードも揃えたって感じだな たった一万本の初回ロットをゲットできるとは、我ながらラッキーだよな。 まあ、βテストに当選したお前の方が10倍ラッキーけどな。 あれは限定1000人ボッチだからな」 キリト「まーそうなるかな・・・」 クライン「なあβの時はどこまで行ったんだ?」 キリト「2ヶ月で8層までしか行けなかった。今度は1ヶ月で十分だけどな」 クライン「おめー、相当はまってるな」 キリト「正直、βテスト期間中は寝ても覚めても、SAOの事しか考えてなかった。 この世界は剣(こいつ)一本でどこまでも行ける。 仮想空間なのにさ、現実世界より生きてるって感じがする・・・さて、もう少し狩りを続けるか」 クライン「あったりめえよ!・・・って言いたいとこだけど、腹減ってよ。一度落ちるわ」 キリト「こっちの飯は空腹感が紛れるだけだからな」 クライン「へへ、5時半に熱々のピザを予約済みよ!」 キリト「準備万端だな」 クライン「おうよ!まあメシ食ったらまたログインするけどな」 キリト「そうか・・・」 クライン「なあ、この後他のゲームで知り合ったヤツと落ち合う約束してんだ。 どうだ?あいつらともフレンド登録しないか?」 キリト「え・・・・」 クライン「勿論ムリにとは言わねーよ。その内、紹介する機会もあるだろうしな」 キリト「ああ、悪いな・・・ありがとう」 クライン「おいおい、それはこっちのセリフだぜ。このお礼はそのうちちゃんとするからよ。精神的に。これからもよろしく頼むぜ」 キリト「また聞きたいことがあったら、いつでも呼んでくれ クライン「おう、頼りにしてるぜ!」 キリトとクラインが握手を交わす。 それからクラインがメニューを開いてログアウトしようとしたが・・・ クライン「あれ?ログアウトボタンがねえ?」 キリト「よく見てみろよ」 クライン「やっぱどこにもねーよ」 キリト「メインメニューの一番下に・・・」 キリトもメニューを開いたが、ログアウトボタンは無かった。 クライン「無いだろ?」 キリト「うん、まあ」 クライン「ま、今日は正式サービス初日だからな、こんなバグも出るだろう。 今ごろ運営は半泣きだろうな」 キリト「お前もな」 クライン「え?」 キリト「今5時25分だぞ」 クライン「オレ様のテリマヨピザとジンジャーエールがぁ!!」 キリト「さっさとGMコールしろよ」 クライン「とっくに試してみたけど、反応ねーんだよ。 他にログアウトする方法って無かったけ?」 キリト「無い・・・プレイヤーが自発的にログアウトするにはメニューを操作する以外の方法は無い」 クライン「んなバカな、絶対何かあるって。戻れ!ログアウト!脱出だ!!」 キリト「無いって言ったらろ・・・マニュアルにも緊急切断方法は一切載ってなかった」 クライン「おいおい、ウソだろ・・・そうだ、頭からナーブギアを引っぺがすか!」 キリト「出来ない・・・オレ達は今現実の体を動かせない。 ナーブギアがオレ達の脳に出す命令を全部、脊髄で遮断している」 クライン「マジかよ・・・じゃあ、バグが直るのを待つしかないのか?」 キリト「もしくは現実世界の誰かがオレ達の頭からナーブギアを待つか・・・・」 クライン「でもオレ一人暮らしだぞ。お前は?」 キリト「母親と妹がいる。だから、晩飯には・・・」 クライン「キリトの妹さんっていくつ!?」 キリト「あいつ、運動部系だし・・・ゲーム大嫌いだし・・・オレらのような人種とは接点が・・・」 クライン「そんな事・・・」 キリトがクラインの股間にひざ蹴りを入れた。 クライン「があ・・・・あ、痛くは無いか」 キリト「そんな事より変だと想わないか?」 クライン「そりゃ変だろうさ、バグなんだしよ」 キリト「ただのバグじゃない。ログアウトできないなんて、今後のゲーム運営に関わる大問題だ」 クライン「言われてみれば確かに」 キリト「こんなの一度サーバーを停止して、プレイヤー全員を強制ログアウトすればいいのに、アナウンスすらないなんて・・・」 ここで、はじまりの街で鐘が鳴り出した。 キリト・クライン「「!?」」 次の瞬間、キリトやクラインだけでなく全てのプレイヤーがはじまりの街の広場に転送されてきた。 冒頭に出ていた男女はパーティーを組んでいた。 カップル女「どうなってるの・・・?」 カップル男「さあ・・・」 キリト「強制テレポート・・・」 空に「WORNING」と書かれた赤い文字パネルが浮かんだ。 キリト「あれは・・・・」 文字パネルは空一面に広がって行き、空は赤一色に染まった。 クライン「何だありゃ・・・」 文字パネルの隙間から赤い液体がこぼれ落ちたかと思えば、その液体が集まり、 フードを被った顔の無い、巨大な人間の影となった。 プレイヤーたち「ゲームマスター?」 「何で顔がないんだ?」 「何のイベント?」 カップル女「怖い・・・」 カップル男「平気さ、セレモニーの続きだよ、きっと」 ?「プレイヤー諸君、私の世界にようこそ」 キリト「私の世界・・・?」 茅場「私の名前は茅場昌彦。今やこの世界をコントロール出来る唯一の人間だ。 プレイヤー諸君はメニューからログアウトボタンが消滅している事に気づいてると思う。しかしこれはゲームの不具合ではない。繰り返す。不具合ではなく、ソードアート・オンライン本来の仕様である」 クライン「仕様?」 茅場「諸君は自発的にログアウトする事は出来ない。また、外部の人間によるナーブギアの停止、あるいは解除もありえない。 もしそれが試みられた場合、ナーブギアの信号素子が発する高出力マイクロウエーブが諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる」 プレイヤーたち「どういうこと!?」 「演出だろ?」 「たく、早く終われよ」 カップルは広場から出ようとしたが、見えない壁に阻まれた。 カップル男「おいこら!出らんねえぞ!」 クライン「な、何言ってんだアイツ。頭おかしいんじゃね?なあ、キリト」 キリト「信号阻止のマイクロウエーブは確かに電子レンジと同じだ。リミッターさえ外せば脳を焼く事も・・・」 クライン「じゃあよ、電源を切れば・・・」 キリト「いや、ナーブギアには内蔵バッテリーがある・・・」 クライン「・・・でも無茶苦茶だろ!何なんだよ!」 茅場「残念ながら、現時点でプレイヤーの家族及び友人が警告を無視して、ナーブギアを強制的に解除しようとした例が少なからずある。その結果、213名のプレイヤーがアイングラッド及び現実世界からも永久退場している」 キリト「213人・・・・・」 クライン「信じねえ・・・信じねえぞオレは・・・・」 茅場「ご覧の通り、多数の死者が出た事を含め、この状況をあらゆるメディアが報道している。よってすでに強制的にナーブギアを解除される危険は低くなってると言っていいだろう。諸君らは安心してゲーム攻略に励んで欲しい」 キリト「・・・・・・」 茅場「しかし、十分に留意してもらいたい。 今後ゲームにおいてあらゆる蘇生手段は機能しない。 HPがゼロになった瞬間、諸君らのアバターは永久に消滅し、 同時に、君達の脳をナーブギアが破壊する」 キリト「・・・・・・・!」 キリトがβテスト時にフレンジーボアにHPをゼロにされた瞬間を思い返す。 茅場「諸君らが解放される条件はただ一つ、このゲームをクリアすればいい。 現在君がいるのはアイングラッドの最下層、第1層である。 各フロアの迷宮区を攻略し、フロアボスを倒せば上に進める。第100層にいる最終ボスを倒せばクリアだ」 プレイヤー「クリア・・・」 カップル男「テ、テキトーなこと言ってんじゃねえよ!」 クライン「クリア・・・第100層だと・・・出来る訳ねえだろうが・・・βテストじゃロクに上がれなかったんだろ!」 茅場「それでは最後に・・・諸君のアイテムストレージに私からのプレゼントを用意してある。確認してくれたまえ」 アイテムストレージに送られたのは、手鏡だった。 キリト「手鏡?」 キリトが手鏡を取り出した。 クラインの体が青い光に包まれた。 キリト「クライン!?」 その直後にキリトだけでなく、全てのプレイヤーが青い光に包まれた。 クライン?「大丈夫かキリト?」 キリトに話しかけてきたのは、クラインの装備を着ているが、違う顔をした男だった。 キリト「あ、お前誰?」 クライン?「お前こそ誰・・・?」 キリトが手鏡を見返すと、そこに映る顔は現実でのものになっていた。 他のプレイヤーたちも現実での姿になっていた。 あのカップルは両方とも中年男性だった。 元カップル男「あんた男だったの!?」 元カップル女「17ってウソかよ!」 キリト「って事は・・・・」 キリト・クライン「「お前がキリト、クラインか!?」」 クライン「な、何で」 キリト「スキャン・・・ナーブギアが高密度の信号素子で顔をすっぽり覆っている。だから、顔の形を把握できるんだ。でも身長や体格は・・・」 クライン「ナーブギアを初めて被った時、キャリブレーション?とかで、こうやって自分の体をあちこち触ったじゃねえか」 キリト「あ、ああ、そうか、その時のデータを元に・・・」 クライン「でもよ・・・ええい、何でだ!そもそも何でこんな事を?」 キリト「どうせ、すぐに答えてくれる・・・」 茅場「諸君は今、‘何故‘と思っているだろう? 何故ソードアート・オンライン及びナーブギアの開発者、茅場昌彦は何でこんなことをしたのかと。私の目的は既に達せられている。この世界を作り出し、干渉するためにのみ、私はソードアート・オンラインを作った」 キリト「茅場・・・・!」 茅場「そして今、全ては達成せしめられた。以上でソードアート・オンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の健闘を祈る」 キリトは、ログインする前に切った指の傷を見た。 キリト(これは現実だ・・・ナーブギアを開発し、完全な仮想空間を生み出した天才、茅場晶彦。そんな彼に魅了されていたオレには分かる。 彼の宣言はすべて真実だ・・・この世界で死ねばオレは死ぬ!) 『これはゲームであっても遊びでは無い』―――『ソードアート・オンライン』開発プロデューサー茅場晶彦 少女、シリカが手鏡を落とし、叫んだ・ シリカ「いや・・・イヤァァァ!!」 それを皮切りにプレイヤーたちはパニックを起こした。 プレイヤーたち「ふざけんなよ!」 「殺す気かよ!」 元カップル女「出してくれよ!」 元カップル男「ウソだと言えよ!」 キリト「ちょっと来い、クライン」 クライン「え?」 キリトはクラインを路地裏に連れ出した。 キリト「よく聞け。オレはすぐに次の村に向かう」 クライン「え?」 キリト「あいつの言葉が全部本当ならこの世界で生き残っていくにはひたすら自分を強化しなくちゃならない。バーチャルMMOが提供するリソース、つまりオレ達が得られる金や経験値は限られている。はじまりの街周辺のフィールドはすぐに狩り尽くされるだろう。効率的に稼ぐためには、今の内に次の村を拠点にした方がいい。オレは道も危険なポイントも全部知ってるから、レベル1でも安全にたどり着ける」 クライン「え、でも・・・オレ、他のゲームでダチだったヤツで徹夜で並んでこのソフトを買ったんだ。あいつら、広場にいるはずなんだ。置いてはいけねえ・・・」 キリト(クラインだけなら・・・だが後2人、いや1人増えたら・・・) クライン「悪りい・・・おめえにこれ以上世話になるわけにはいかねえよな。 だから、気にしねえで次の村へ行ってくれ。 オレだって前のゲームじゃギルドの頭はってんだ。おめーに教わったテクで何とかしてみせるさ!」 キリト「そうか・・・ならここで別れよう。何かあったらメッセージ残してくれ」 クライン「おう!」 キリト「じゃあ、またな、クライン・・・」 クライン「キリト!・・・・・おい、キリトよ、おめー本当は案外可愛い顔してやがるな。結構好みだぜ」 キリト「お前もその野武士面の方が十倍似合ってるよ!」 キリトが振り返った時、クラインは既にいなかった。 キリトがフィールドに飛び出した。 その前にオオカミ型モンスターが出現した。 キリト「うわあああ!!」 (オレは・・・オレは・・・・生きのびてみせる!この世界で!!) キリトの剣の一撃がオオカミ型モンスターを切り裂き、倒した。 キリト「うおおおおおお!!」 はじまりの街の教会。 その奥に全てのプレイヤー名が記された石碑があり、 死亡したプレイヤーの名前には、二重線が引かれていた。 kirito(キリト)の名前には二重線が引かれてなかったが、 その真下のkitaroの名前に二重線が引かれた。 ゲーム開始1ヶ月で2000人が死んだ いまだ1層は攻略されてない 2022年12月 (続く)
https://w.atwiki.jp/edf_3/pages/83.html
新兵訓練所 EDF3Wiki新兵訓練所にようこそ。 ここでは新兵諸君にプレイに役立つ様々な知識・技術を教導する。 基本的な操作はもちろん、高難易度で命を繋ぐための必須技術や低難易度を比較的楽にクリアするためのアドバイスまで諸々の項目がある。 これから戦場に向かおうと言う人はどれも読んで損はないので、しっかりとここで勉強して楽しい戦争をして欲しい。 戦闘準備 難易度・ステージ・アイテム 出撃前の適切な装備選択
https://w.atwiki.jp/hitosujinosenko/pages/186.html
閃光戦隊ヒマナンジャーとは。 深夜のチャットで地味に活動している団体である。 ヒマナンジャー諸君は定期的にこのページを更新してくれたまえ。 敵はマスター小春率いる閃光ゴールデンチーム。 勝てる気がしない。 メンバー紹介 名前/一言 ヒマパープル羽トマ/ヒマすぎてこまる。 ヒマグレー 田中 犬/ ヒマブラック 黒猫/ ヒマイエロー 侶主/よし、お前俺を愛しろ。 ヒマホワイト うどんげ◆幻想郷/にゃー 製作中。完成を待て!
https://w.atwiki.jp/sougohankoku/pages/16.html
上記より順に提出いたします 80 クロスアクシアをの申し出を断ったところ、上帝軍の戦力が飛躍的に強化されだした。こうなったら戦闘用スク水を使うしかない。 摂政の月松堂は、兵士に対して戦闘用スク水をはじめとしたすべてのスク水の使用を禁止した後、蒼梧藩国の国旗を掲げ、上帝軍に向けて次の声明を発します。「このままの状態で混乱が続けば現在進行している共和国と帝国の軍備が整い、全面戦争で蒼梧の全土が火の海と化す。 沈んだ首都も砂漠も汚染された川も何もかももう取り返しがつかなくなる。現在原因を特 定するため、工場と国の上流に調査隊が派遣されている。 王犬を使ってまで行った訴えは皇帝に通り、我らが藩王は先日皇帝に贖罪の機会を賜った。諸君らの願いは藩王に届いている。それでも諸君らが掲げる向上心は泥沼からの辛勝 を望むか。戦友が死ぬかもしれない戦いを選ぶか。 平和を、安全を、仕事を国民にあまねく提供するために我らの命を、財産を使わせてほしい。そのためにも、今我らが殴り合うのは得策ではない。」 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 上記より順に提出いたします
https://w.atwiki.jp/pixso/pages/136.html
パーソナルデータ 名前 デルフィニウム・フィロソフィア・ネーブル あだ名 哲学的な少女 性別 女 種族 ベルベイズ人 年齢 17歳 身長 163cm 利き手 右手 使用武器 無駄に巨大な槌 一人称 私 二人称 諸君 好き 考えること 嫌い 親、水、火 好物 洋梨のタルト、キルシュトルテ 居場所 バビロン キャラシート 本タグに投稿された作品 イラスト チェーン対レルディ(PA 秋の武道大会) (´゚益゚`)(PA 秋の武道大会) レルディ対デルフィニウム(PA 秋の武道大会)
https://w.atwiki.jp/niconico3nd/pages/279.html
第一回定時放送 ◆X/o3uTcmCw 地平線の彼方から日が昇り始め、夜も空けてきた早朝。 突然定時放送を知らせるサイレンが鳴り響く。 サイレンが止み、会場内の施設のスピーカーからサリーの声が流れる。 『──おはよう、参加者の諸君。 始めの六時間をよく生き残ったな、 それでは第一回定時放送を始める。 一度しか言わないから聞き逃しのないようにな。 まずは禁止エリアの発表だ。 聞き逃してうっかり禁止エリアに入ってドカン! と言う展開はこっちも見ててつまらんからな。 良く聞いておけ。 一時間後にJ-06。 二時間後にE-08。 三時間後にA-04。 四時間後にC-01。 五時間後にH-03。 六時間後にG-09。 以上禁止エリアだ。 次はこの殺し合いの死亡者の発表だ。 松岡勝治、 イワーク・ブライア ヴェルタースオリジナルのおじいさん、 衛宮士郎、 小野寺ユウスケ、 キュゥべえ、 木原数多、 鬼柳京介、 ジュラルの魔王、 佐倉杏子、 ティンカーベル先輩、 松岡勝治、 龍昇ケン、 レミリア・スカーレット、 寅丸星、 美樹さやか、 以上の十六名だ。 知り合いがいたなら御愁傷様。 これで一回目の放送は終わりだ。 二回目はエンリケが放送する。 それ以降は交代で行う。 …そうそう、大佐にジェニーを見せておくか。 エンリケ、マイクを変えろ,2秒でいい。』 そう言うとエンリケがマイクを変える。 『父さん!助k』 急に少女の叫び声が聞こえる。 再びマイクが変わり、サリーの声が発せられる。 『それでは諸君、次の放送まで精々生き残るんだな。』 ピシュンという音とともに放送が終わる。 ニコニコ動画バトルロワイアルγ 第二ラウンド開始───。 「───ところでこいつはどうするんですか?」 「『速水もこみち』の事か,今は気にしなくていい。 ここで知らせて参加者が変な気を起こされたら困るからな」 sm69 嗤うJ/這いよる邪悪 時系列順 sm71 やっぱり今回も譲治が犯人だったよ sm69 嗤うJ/這いよる邪悪 投下順 sm71 やっぱり今回も譲治が犯人だったよ sm00 オープニング サリー sm142 私気になります! sm00 オープニング ジェニー sm159 第三回放送 エンリケ sm96 主催者特権もいい加減にしろ!!
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2380.html
キャラ「まったく、これでもう一生かかってこなかったらどうするんです?」 ハマーン「なんだと!?」 キャラ「(しまった!)」 ハマーン「シャアからもうかかってこない…ダメだ、そんなのダメだ!」 ハマーン「私はなんてことを…私は…そんな…そんな…」 キャラ「ハマーン様、落ち着いてくださいって」 ハマーン「ううっ…私が愚かだった…シャア…シャア」 ブ゙ーブー キャラ「あっまた着信」 ハマーン「フハハハッ!私に電話するとは大した度胸だな!シャア!」 シャア「いやに威勢がいいな、ハマーン」 キャラ「……」 マシュマー「……」 ハマーン「それでシャア、貴様私に一体なんの用だ?」 シャア「ああ、じつは貴様を見込んで頼みたいことがあるのだ」 ハマーン「(シャアが私に頼みごとだと!?)」 ハマーン「そ、その頼み事とはなんなのだ…」 シャア「これからそちらへ行きたいのだが…ダメだろうか?」 ハマーン「なんだと!?シャアがアクシズに来るだと!」 キャラ「あはっ♪」 マシュマー「ほう、これは」 シャア「ダメか?ハマーン?」 ハマーン「べ、べつに構わんがアクシズはその散らかってるし…」 マシュマー「総員に告げる!至急、アクシズを綺麗に掃除せよ!」 ハマーン「それに何ももてなしできんぞ…」 マシュマー「なにしてる!ゴットン!今すぐお菓子を買って来い!」 シャア「ハハッ、構わんさ。アムロが色々とお菓子を買ってくれている」 ハマーン「なに?アムロ・レイだと?」 シャア「ああ、アムロも一緒だが…それがどうしたという?」 ハマーン「シャア!これは一体どういうことだ!なぜアムロ・レイも来る!」 シャア「なぜと言われても…」 キャラ「ハマーン様、ちょっといいですか?」 ハマーン「なんだ!キャラ!」 キャラ「赤い彗星は一人で会いに来るのが恥かしいんですよ」 ハマーン「!?」 シャア「おいっハマーン!聞こえてるのか!ハマーン!」 ハマーン「フフッ、そうか、そういうことか、シャア」 ハマーン「まったく、貴様はしょうがない奴だ。やはり貴様には私が必要みたいだな」 シャア「はあ…?(ハマーンはなにを言ってるんだ?)」 ハマーン「兎も角、歓迎しよう。なるべく早く来ることだな…」 シャア「承知した。私も早く会いたいよ(紬ちゃんに)」 ハマーン「なっ!?」 シャア「どうした?ハマーン」 ハマーン「だ、黙れ!この俗物!」 シャア「おいっハマーン!……切られてしまった」 ハマーン「まったく!奴はとんだ俗物だ!」 キャラ「どうしたんです?ハマーン様」 ハマーン「シャアのやつ、わ、わたしに早く会いたいなどと言ったのだ」 マシュマー「それはけっこうなことじゃないですか!」 ハマーン「ええい!黙れ黙れ!」 キャラ「照れなくてもいいじゃないですか、ハマーン様~」 ハマーン「もういい!お前たちはさっさと準備にかかれ!」 アムロ「それで、成果の方はどうだった?」 シャア「ああ、ばっちりだ。来てもいいといわれたさ」 アムロ「やったじゃないか!これで『けいおん』を観ることができる」 シャア「喜べ、アムロ。ホロスコープで大きな紬ちゃんを拝むことができるぞ」 アムロ「なんだって!?それじゃあ澪ちゃんのおっぱいも下から見えるんだね!」 シャア「なんだアムロ?貴様、澪ちゃん派なのか?」 アムロ「澪ちゃんは僕の嫁だ!誰にも渡すもんか」 シャア「ハハッ!仕方がない、彼女は君に譲ろう。その代わり紬ちゃんは私がいただく」 アムロ「よーし、なんだかテンションが上がってきたぞ!」 シャア「今の私ならガンダムを墜せそうだ」 アムロ「なにをーこいつー!」 シャア「やるかー!」 シャア・アムロ「アハハハハッ!!」 アムロ「ところでシャア、どうやってアクシズまで行くつもりだ?」 シャア「ブライトに頼んでアーガマに乗せてもらえばいい」 アムロ「なるほど、それは名案だ。よしっ!さっそくアーガマに行こう」 シャア「――というわけだ、ブライト艦長。我々をアクシズまで運んでほしい」 ブライト「なるほど、アクシズで『けいおん』の鑑賞会か…」 ブライト「いいだろう。私もあずにゃんに会いたかったところだ」 アムロ「それじゃあブライト…!」 ブライト「本艦はこれよりアクシズへと急行する。繰り返す、本艦はアクシズへと急行する」 ヘンケン「よーし!ラーディシュもアクシズへと向かうぞ!進路変更!」 ハマーン「遅い!遅いぞ!シャアは何をしているのだ!」 キャラ「ハマーン様、さっき電話してからまで10分も経ってませんよ」 ハマーン「ええいっ!奴の赤い彗星の名は偽りか!」 マシュマー「なら迎えに行くのはどうです?」 ハマーン「なんだと?」 マシュマー「そうすれば少しでも長く一緒に過ごせるかと…」 ハマーン「成程、それは名案だな。よしっ!全軍に告げる!」 ハマーン「これよりアクシズを地球圏へと移動させる!」 ハマーン「目標はシャア!――急げ!」 ジャマイカン「た、大変です!バスク大佐!ハマーンがアクシズを移動させました!」 バスク「なんだと!?」 バスク「おのれ女狐ね…なんのつもりだ」 バスク「すぐに全軍を集結させろ!急げ!」 マシュマー「ハマーン様!ティターンズが我々の進路を塞いでます」 ハマーン「なに?ティターンズめ…私の恋路を邪魔するつもりだな」 キャラ「どうしますか…?」 ハマーン「ホロスコープを映せ!」 ハマーン「兵士諸君よ、聞いてのとおりティターンズは我らの行く手を妨害している。 どうか諸君、私に力をかしてほしい!愚かな女の恋のため、諸君らの命を 私にあずけてはくれないだろうか?勇敢なる兵士諸君の力が必要である!」 マシュマー「ハマーン様ばんざーい!」 キャラ「あんたたち!ハマーン様のために死ぬ覚悟をみせるんだよ!」 うぉぉぉぉぉぉ!!! ――その時、兵士たちの喚声でアクシズが震えた。 ブライト「なんだと?ティターンズが進路を塞いでるだと?」 シャア「おのれティターンズめ!さては我々に『けいおん』を見せないつもりだな!」 アムロ「どうするつもりだ、シャア!」 シャア「もちろん排除させていたただく!」 シャア「ブライト艦長、マイクをかしてくれ」 シャア「私は、クワトロ・バジーナである。諸君、今、我々は苦渋の決断を迫られている。 なにか?それは『けいおん』の上映会を中止するか否かである。知ってのとおり ティターンズは、我々のこの計画を邪魔立てしようと艦隊をアクシズに派遣した。 このままでは我々は愛する紬ちゃんや律ちゃんに会うことができなくなってしまう! 諸君、このまま黙って指を咥えていればいいのか!いや、行動を起こすべきである。 我らの愛する者と再会するために、今こそ戦うべきである!」 アポリー「むぎゅぅぅぅぅぅぅ!!」 アムロ「みんな!澪ちゃんに会いにいくぞ!」 ――エゥーゴが一つになった瞬間であった。 時に宇宙世紀0087――グリプス戦役と呼ばれた戦いの幕が切って落とされた。 ある者は愛する者と再会するため、またある者は愛する者を鑑賞するため… この宇宙(そら)でそれぞれの愛を賭けて、男達は戦った。すべては愛のために。 挟撃にあったティターンズは全滅。しかし、エゥーゴ、アクシズ両陣営共に 多くの命が失われてしまった。 だが、これで再び地球圏に平和が取り戻された。 そして―― ハマーン「遅かったな、シャア。おかげで待ちくたびれたぞ」 シャア「ハハッ悪かったな、ハマーン」 ハマーン「ところでシャア…この大所帯はどういうことなのだ?」 シャア「ああ、彼らも一緒に会いたいみたいでね。ここまで付いてきたのだよ」 ハマーン「な、なんだと!?」 ハマーン「お、愚か者!私はお前一筋なんだぞ!」 シャア「ハマーン?」 ハマーン「まっ、私に魅力があるのは仕方がない…しかしだ、シャア!」 ハマーン「私の気持ちを知っていながら、こいつらと会わせようとさせるのは…その」 シャア「なんだ!貴様は何が言いたい!?」 ハマーン「貴様にはデリカシーの欠片もないのか!シャア!」 シャア「デリカシーだと…?」 ハマーン「そうだ、私はてっきり貴様と二人っきりで過ごすものだと…それなのに」 キャラ「(ハマーン様、頑張って!)」 ハマーン「これでは貴様が何がしたのか分からんではないか!」 シャア「ああ、ビデオデッキを貸してほしいのだよ」 ハマーン「はっ?」 シャア「だから『けいおん』を観るからビデオデッキを貸してもらいたいのだ」 ハマーン「けい…おん…?」 シャア「なんだハマーン、貴様『けいおん』を知らないのか?」 ハマーン「マシュマー、けいおんってなんだ?」 マシュマー「……アニオタが見る萌えアニメです」 ハマーン「!?」 アムロ「シャア!何をやってるんだ!早くけいおんを観ようじゃないか」 シャア「ええいっ!勝手にDVDをセットするな!」 ブライト「なにやってるの!もうOPが始まってるぞ!」 アムロ「澪ちゃん!僕だ!結婚してくれぇぇぇぇっぇ!」 シャア「むぎゅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 ブライト「ええいっ!うんたんはいい、あずにゃんを映せ!」 ハマーン「………」 キャラ「ハマーン様?」 ハマーン「フフッ、なるほど…そういうことか…」 ハマーン「大した役者だったよ、シャア」 キャラ「ハマーンさま?」 ハマーン「私に期待させるだけさせて突き落とすはな…」 ハマーン「これで満足なのだろう?シャア」 シャア「むぎゅぅぅぅぅ!!もうひとこえ!」 ハマーン「……もはや聞く耳すらもたないか」 キャラ「ハマーンさま…」 ハマーン「誰か!この者を外に放り投げよ!」 ポイッ シャア「へっ?」 ――こうして指導者を失ったエゥーゴはその再建に時間がかかることになり、 そして、その後、クワトロ・バジーナを見た者はいなかったという… 機動戦士Zガンダム~星の鼓動は愛~ 完 戻る
https://w.atwiki.jp/kannrininn/pages/100.html
r ‐、 | ○ | r‐‐、 _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君! (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l 怠けていたら、ブログ主みたいに │ ヽー― ^ー- ( ⌒γ⌒~~ /| 犯罪者んなっちゃうぞ★ │ 〉 |│ |`ー^ー― r | │ /───| | |/ | l ト、 | | irー-、 ー ,} | / i | / `X´ ヽ / 入 |