約 3,013,518 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/2662.html
このページはこちらに移転しました 無題(37スレ693) 作詞/37スレ693 抑エキレナイ便意・・・ コノママ堕落シテイク僕ノ下痢・・・ 教室ニ残サレタノハ果テナイ便意 (イキタイイキタイ××ニ座リタイ) Ah 机にあるのは作文用紙と転がるシャーペン 書き出せない永遠の反省文 (モレソウモレソウ××ガモレソウ) さぁドアを空けて便座に行こう そこに待ってるのは・・・ 堪エ切レナイ便意・・・ ソノママ下ッテイク僕ノ便・・・ 便座ニハ夢ガアルノ? (イキタイイキタイ便座ニ座リタイ) Oh 辿りついた便座 ヒンヤリSitting 力みだした肛門括約筋 (モレソウモレソウ下痢ガモレソウ) さぁ水を流して 尻を拭こう 紙ガナイ! (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/mousouyomi/pages/858.html
▲【老人の壁】 ◆87(幼女の壁) >研無刀=借り物競争=木刀を持った幼女=ナイフを持った幼女>スタンガンを持った幼女 >スプーノーマルバージョン>ネムネム>椿=怪力幼女>マジカ・レタルナル>葬天あかり =おいなりさん>天・0(テンレイ)>毒島達一郎>魔王>DoCoMo>肉食バッタ=堅牢幼女 >ラーテル>ねこ >トラ>母猫×1+子猫×3>柴犬>鎖分銅を持った幼女>スパナを持った幼女 >1メートルの成人男性>コアラ >鞭を持った幼女>フラッシュライトを持った幼女>ハムの幼女 >爪楊枝1000本を持った幼女>シェラ=檜山みどり=赤殿中=消滅しない幼女=普通の幼女>ロココ ▼【Dランクの壁/人類の壁】 【妄想属性】幼女が消滅しないという妄想 【作品名】幼女が消滅しない物語 【名前】消滅しない幼女 【属性】消滅しない幼女 【大きさ】幼女並み 【攻撃力】幼女並み 【防御力】幼女並み。どんな特殊能力によっても消滅させられない 【素早さ】幼女並み 【特殊能力】消滅系の特殊能力は一切無効 対戦相手の消滅系の特殊能力は常時無効化される 【長所】消滅しない 【短所】幼女 622 ◆hCpA/UucUk sage 2008/08/10(日) 08 32 59 消滅しない幼女考察 消滅しないだけで普通の幼女と変わらないため幼女より強い相手には普通に負ける。 また、人類の壁付近には消滅攻撃を使うキャラはほとんどいない。 檜山みどり=消滅しない幼女
https://w.atwiki.jp/llss_ss/pages/95.html
元スレURL 摩央「かのんさん、私たちと勝負をしない?」かのん「勝負??」 概要 ノーパッション?(難聴) タグ ^澁谷かのん ^Liella! ^Sunny Passion ^短編 ^コメディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankasekai/pages/76.html
。 o ゚ o o ゚ o ゚ o ゚ 。 。 。 o ゚ o ○゚o 。 ゚ o○ ゜ 。 o゚ o ゚ 。 ゚ 。○。 o゜ o゜ ゚ o。 ゜ o ○ ゚ ゜ o 。 o 。 ( 、ト.ハrハ,ィ、,. ニ三>ァ て ,.イl彡} rヘ f /l /ハtぇtチ「 r)!_ . / | トイ __', - ハ;j \ __ , イ / | \ ノー '__/ //ヽ , '´  ̄\ /´ \ / /´ l ` ̄ _,. ,..-─-\___/ ,. '´ ̄、_ `ヽ . ノ / / \-‐ 二..,,_/ / ハ、___/ __,.ィ´ ̄ `ソ } ノー- / |、  ̄ /| ∧.___/._,ノ / `ー‐‐'‐---‐l フ丁¨`ヽ; ¨´/ヽ人 / } 「 / . l\/l¨ヽ \ i | l /l | / V i'ヽ;___〕 ノ ヽ/l l } | \/ ∨ i-‐l、_ ) l f´ ヽ_入_j ヽ ○゚o 。 ゚ o○ ゜ 。 o゚ o ゚ 。 ゚ 。○。 o゜ o゜ ゚ o。 ゜ o ○ ゚ ゜ o 。 o 。 。 o ゚ o o ゚ o ゚ o ゚ 。 。 。 o ゚ o 物語へのリンク ◆第一部 ttp //yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1437131321/1967-2787 ◆まとめ一話 http //yaruok.blog.fc2.com/blog-entry-6662.html ストーリー 歴史系なら高評価は堅い。そんな軽い気持ちで卒論のテーマを決めた藤田藤四郎。 だが、元特攻隊パイロットだった祖父のことをあんまり知らなかったため、どんな人だったのか調べることに。 登場人物 藤田藤四郎・・・大学の卒論の為に、祖父の事を調べる 藤田ジョセフ・・・藤四郎の祖父、元特攻隊パイロット その他 +... DIO・・・もう一方の祖父 柴崎元治・・・ジョセフの戦友 概要
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/56844.html
【検索用 めるへんしーかー 登録タグ Huhuto MendoZID VICA VOCALOID め 初音ミク 曲 曲ま】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:MendoZID 作曲:MendoZID 編曲:MendoZID イラスト:VICA(Twitter) ミックス・マスタリング・動画:Huhuto(Twitter) 唄:初音ミク 曲紹介 『憧れたメルヘンはどこにいる?』 曲名:『メルヘンシーカー』 MendoZID氏の6作目。 ある少年の物語です。 第7回プロセカNEXT応募楽曲。 歌詞 (YouTube動画概要欄より転載) 誰もいない世界で僕はずっと迷っていた 憧れたメルヘンはどこにいるの? 誰にも言えない 子供の時の夢は 気づけば大人になって おとぎばなしになっていた 毎日過去を振り返って 意味ない後悔を重ねても 「もうどうでもいい」って捨てた夢は 戻ってくれないから 誰もいない世界で僕はずっと探していた あのメルヘンは灰色になったけど 偽りだらけの儚い夢の中から どうか どうか 覚めないで 何一つ変わらない 残酷なままの現実 流れる日々の中で 僕は何を忘れた? 「ただ子供の夢だった」 そんな言い訳で逃げても 無力なままの自分自身は 絶対変わらないから 誰もいない現実で僕はずっと沈んでいた 白々しいハッピーエンドなんてないけど 自分を騙すだけのバカみたいな僕を どうか どうか 笑わないで 憧れた場所とか 夢の形とか 虹色の世界とか そんなおとぎばなしなんかを 信じていて 誰もいない幻想で僕はずっと探していた もう意味なんてボロボロになったけど みずから作り出した暗闇の中で僕は ずっと ずっと 苦しんでいた 誰もいない世界で僕はずっと探していた あのメルヘンは灰色になったけど もしこれが終わらない永遠の悪夢なら どうか どうか 覚めてくれ コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/airu_ob/pages/344.html
自前地図TOPへ 金策系(自前)TOPへ 金策系(マラソン)へ 金策系(マラソンⅡ)へ 金策系(即開け)へ 金策系(体感)へ ※地図名の右に所有ROMがない地図は既に丸めてますので、ご了承ください。※ 金策・マラソン▼ 大いなる大地の墓場Lv72(セント下ABウェポン大富豪) 洞窟14F 時速250~270万G 見えざる星々の墓場Lv94(二刀竜大富豪) 遺跡15F 時速240~260万G 見えざる影の世界Lv64(諏訪大社大富豪) 洞窟12F 時速240~260万G とどろく獣の遺跡Lv65(ハンター大富豪) 遺跡16F 時速230~250万G けだかき運命の道Lv75(セント横英雄大富豪) 遺跡13F 時速230~250万G とどろく大地の世界Lv65(旅人遺跡大富豪) 遺跡12F 時速230~250万G あらぶる空の墓場Lv74(金スラ大富豪) 遺跡13F 時速230~250万G。13F オンリーフロア。 残された風の巣Lv75(旅人成金大牧場/旅人成金大牧場Ⅱ) 洞窟16F 時速230~250万G。15F オンリーフロア。 あらぶる光の道Lv98(アルマ大富豪) 遺跡14F 時速235~245万G 金策・マラソン 大いなる大地の墓場Lv72(セント下ABウェポン大富豪) ☆3rdROM☆▲ 【ランク】DD 12E6【発見者】リアラ【場所】西セントシュタイン(06)【地形】洞窟(敵ランク最高)【ボス】B15F イデアラゴン【内容】S4B5C7 即開 ひらめきのジュエル(3F)、古強者のよろい(5F)、カルベロビュート(7F)、げんませき(8F)、メテオエッジ(9F)、だいまどうシューズ(11F)、こがらしのダガー(12F)【難易度】中【詳細】エンドレスマラソンで3FのB装備1個、4FのB装備3個取得を繰り返すことで、時速250~270万G取得可能。整列箱はタイミングが合うときだけ取得。4F宝箱は密集しており取りやすい。・1Fは通路内に敵が沸くが上から避けれる。・全ての周回で、一気に4Fまで行きB装備取得⇒3Fに階層逆戻りした方が無難。・AB箱でやりたいこと&欲しいもの全てがこの地図で出来るオールインワン!ゲーム最序盤で出来るのもポイント。当地図の利点は金策マラソンの他に体感大富豪・4F整列B箱からの武器収集、5F整列A箱からのメタスラ装備回収にも使える。それぞれの詳しい説明は以下のリンク先を参照。●体感大富豪の詳細はコチラ ●ABウェポンの詳細はコチラ尚、当地図と同名・同場所に氷ゴルスラオンリーの地図がある。※ZZミリオンのランク違い。※【エピソード】氷ゴルスラと同名・同場所じゃなかったら気付きませんでしたw手前味噌ですが、なかなかの良地図だと思います。2012/2/24 発掘。※種地図は「キラレパ」※【MAP】セント下ABウェポン大富豪/タイマーツール(PC用) base値:[06] 230-248 [85] 227-248 ○[2/65536]230-248 種地図(転生★Lv99):[06] 81-99 [85] 78-99 ○[2/65536]81-99 見えざる星々の墓場Lv94(二刀竜大富豪) ☆5thROM☆▲ 【ランク】DD 0BC7【発見者】アイル【場所】エラフィタ地方(0E)【地形】遺跡(敵ランク最高)【ボス】B16F グレイナル【内容】S4A2B5 即開 だいまどうシューズ(7F)、メタスラの盾・まじゅうのツメ(9F)、サタンヘルム(11F)、ぶしんのブーツ(14F)【難易度】極低【詳細】エンドレスマラソンで3FのB装備2個取得を繰り返すことで、時速240~260万G取得可能。・遺跡地形だが3Fまで敵沸き調整一切不要。タイムテーブルも余裕があり、初心者でも安心してマラソン可能。また簡単な体感技で体感大富豪としても使用できる。▼体感大富豪のやり方はコチラ▼2010/8/10(火) OBマルチ産。【エピソード】正直、大富豪系はこれ以上増やせる枠がないのですが、簡単な体感技もできるので保管w【MAP】二刀竜大富豪/タイマーツール(PC用) base値:[8E] 210-219,230-248 [77] 210-219,224-248 [0E] 226-248 ◎[3/65536]230-248 ○[2/65536]210-219,226-248 種地図(転生★Lv99):[8E] 61-70,81-99 [77] 61-70,75-99 [0E] 77-99 ◎[3/65536]81-99 ○[2/65536]61-70,77-99 見えざる影の世界Lv64(諏訪大社大富豪) ☆5thROM☆▲ 【ランク】C9 699F【発見者】リアラ【場所】竜のくび地方(81)【地形】洞窟(敵ランク最高)【ボス】B13F ブラッドナイト【内容】S1B2C2 即開 カルベロビュート(3F)、まじんのかなづち(5F)、さとりのワンピース(6F)、ヘッドドレス(7F)【難易度】低【詳細】エンドレスマラソンで3FのB装備2~3個取得を繰り返すことで、時速240~260万G取得可能。整列箱はタイミングが合うときだけ取得。宝箱も密集しており取りやすい。・1Fは通路内、最初の松明かり付近で振り返り推奨。・2Fは通路出た後、そのまま行ってもギリメカラ以外なら階段の右側ギリギリでいけるが、ギリメカラだとわざわざ階段を右に周ってからでないと入れない。その為、安全マージン取ってそのまま階段に直行せず少し斜め右下に行き、敵を右に沸かせる。それでも!~3Fまで余裕で20秒切れます。※見えざる影Lv73場所02(善光寺大富豪)のランク違い。-3フロアver。※【エピソード】場所悪な方ですが気にしないw2010/8/1 発掘。※種地図は「廃人専用47アトラス」※【MAP】諏訪大社大富豪/タイマーツール(PC用) base値:[02] 190-199,210-220,230-232 [81] 190-199,204-209,215-219 ○[2/65536]190-199,215-219 種地図(転生★Lv99):[02] 41-50,61-71,81-83 [81] 41-50,55-60,66-70 ○[2/65536]41-50,66-70 とどろく獣の遺跡Lv65(ハンター大富豪) ☆7thROM☆▲ 【ランク】C9 0E93【発見者】アイル【場所】エルマニオン海岸(43)【地形】遺跡【ボス】B17F ハヌマーン【内容】A2B6C7 即開 ほしのカケラ×2(4F,8F)、げんませき(10F)、ぶしんのブーツ(13F)、はめつの盾(15F)【難易度】低【詳細】エンドレスマラソンで3FのB装備2取得を繰り返すことで、時速230~250万G取得可能。・遺跡MAPだが、3Fまで敵沸き調整一切不要。3Fまで若干遠く一線の3Fまでの金策マラソン地図よりは劣るが、遺跡ながら大変潜りやすい。箱配置は「ゆりっぺ大富豪」などと同じく最高に良いし、何よりまず敵に当たらない為、初心者にもオススメの1枚。また宝箱上に敵が沸かない為、マラソンしやすい。※珍獣大富豪(場所6A)の場所違い・とどろく獣Lv65(ハンターげんま)のランク違い※【エピソード】時給はそこまでじゃないけど、ランク違いを引いてるし、マラソンしやすいので取っておきます。2011/8/22 発掘。※種地図は「おかっぱレパルド90」※【MAP】ハンター大富豪/タイマーツール(PC用) base値:[43] 220-239 [6A] 204-209,216-219,221-229 ○[2/65536]221-229 種地図(転生★Lv99):[43] 71-90 [6A] 55-60,67-70,72-80 ○[2/65536]72-80 けだかき運命の道Lv75(セント横英雄大富豪) ☆3rdROM☆▲ 【ランク】B5 3CBF【発見者】リアラ【場所】西セントシュタイン(05)【地形】遺跡【ボス】B14F 怪力軍曹イボイノス【内容】A4B7C2 即開 えいゆうのやり(3F)【難易度】低【詳細】サブROMの育成に便利な「えいゆうのやり」をセント横で3F即開けで取得可能。・遺跡地形だが3Fまで近く、また宝箱も3F上り階段すぐ横にある。!~3Fまで21秒+下記の様にマラソン大富豪としても使える。エンドレスマラソンで3FのB装備2取得を繰り返すことで、時速230~250万G取得可能。・2Fは階段を下から左に進み、壁が斜めになる直前で90度に曲がり下へ。さらに下の壁ギリギリで90度に曲がり左へ。小階段の手前で敵が沸きすり抜け可能。(最速で進むとブルドーブロックに合う為。ただ最速で走ってもタイムテーブルに余裕がある為、回避してからでも間に合う。)※とどろく風Lv66(てけセント横げんま)のランク違い※【エピソード】メフィストに潜り続け、3ROM合わせて800枚くらい糞地図の連発だった時に引いただけあって、かなり嬉しかったです。B5掘り出して、何度もセント横は引いてますが、3F即えいゆうのやりは初めて。ましゃさんが仰ってる様に、探すと意外とないものですね。2010/8/9 発掘。※種地図は「廃人専用31イデアラゴン改」※【MAP】セント横英雄大富豪/タイマーツール(PC用) base値:[1C] 194-216 [05] 175-189,197-199 ○[2/65536]197-199 種地図(転生★Lv99):[1C] 45-67 [05] 26-40,48-50 ○[2/65536]48-50 とどろく大地の世界Lv65(旅人遺跡大富豪) ☆1stROM☆▲ 【ランク】C9 2EA3【発見者】アイル【場所】ヤハーン湿地(50)【地形】遺跡【ボス】B13F イデアラゴン【内容】S0A1B3 即開 げんませき(12F)【難易度】中【詳細】エンドレスマラソンで3FのB装備2~3個取得を繰り返すことで、時速230~250万G取得可能。・1Fは振り向き敵沸き操作推奨。※とどろく大地Lv77(御柱げんまⅡ)・とどろく大地Lv65(がおちゃ星Ⅱ)のランク違い※【エピソード】何気に引きたかった地図。あとはランク8D&A1のC箱版を引きたい。2011/10/4 発掘。※種地図は「自前イボ最短」※【MAP】旅人遺跡大富豪/タイマーツール(PC用) base値:[67] 196-199,206-214,222-239 [50] 200-219,230-239 [7D] 200-204,211-233 ◎[3/65536]211-214,230-233 ○[2/65536]200-204,206-219,222-239 種地図(転生★Lv99):[67] 47-50,57-65,73-90 [50] 51-70,81-90 [7D] 51-55,62-84 ◎[3/65536]62-65,81-84 ○[2/65536]51-55,57-70,73-90 あらぶる空の墓場Lv74(金スラ大富豪) ☆3rdROM☆▲ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 【ランク】C9 7197【発見者】リアラ【場所】竜のしっぽ地方(75)【地形】遺跡【ボス】B14F ブラッドナイト【内容】S1A6B4 即開 あらくれベルト(5F)、まじんのかなづち(6F)、えいゆうのやり(6F)、げんませき(7F)、ほしのカケラ(9F)【難易度】高【詳細】13F ゴールデンスライム オンリー。エンドレスマラソンで3FのB装備2取得を繰り返すことで、時速230~250万G取得可能。・2Fは壁にある祭壇の1つ目の明かりの手前で振り向き。・幾多のマラソンテクニックを駆使することでこの地図のスペックがフルに発揮される。(箱が離れてるうえに約7割のテーブルで細い通路を往復しなくてはならない。)⇒「戦歴開閉時の敵湧かせ」をしなければ通路出口にブルドーが湧くと大幅にタイムロスする破目になる。・それでも3Fまでは近い(!~17秒)のでコンスタントに稼げる。※さらに即開けでゴルスラ狩りが出来る武器が取れるのもポイント。※【エピソード】オンリー130枚目(168枚)。マラソン出来そうだとやってみて吹きましたw MAX250万いきます。難易度は高いのでおまけ程度の認識でwしかしゴルスラ涙目な地図だw2011/10/5 発掘。※種地図は「自前イボ最短」※【MAP】金スラ大富豪/タイマーツール(PC用) base値:[8C] 220-231 [75] 202-209,220-229 ○[2/65536]220-229 種地図(転生★Lv99):[8C] 71-82 [75] 53-60,71-80 ○[2/65536]71-80 残された風の巣Lv75(旅人成金大牧場☆9thROM☆/旅人成金大牧場Ⅱ)▲ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 【ランク】C9 099B【発見者】アイル/アイル【場所】竜のしっぽ地方(7B)/ジャーホジ地方(64)【地形】洞窟(敵ランク最高)【ボス】B17F スライムジェネラル【内容】A3B10C2 即開 まじょのブーツ(6F)、しわよせのぼうし&メタスラのこて(7F)、まてきの杖(16F)【難易度】高【詳細】15F レジェンドホース オンリー。エンドレスマラソンで3FのB装備2~3個(整列箱はタイミングが合うときだけ)取得を繰り返すことで、時速230~250万G取得可能。<敵沸き調整箇所・注意点。勇気ある旅人・ましゃさん検証。>①1F、2Fは敵沸き不要。②3Fの箱回収は、整列B箱を回収しない場合は左上B箱⇒下B箱の取得となる。その際、左上B箱取得して細い通路内に入ったら振り向き調整推奨。さらに途中上階段の通路側(画面右)向いて敵沸き推奨。③整列B箱を取得する際は、下B箱⇒右上整列B箱⇒左上B箱のルートとなる。※早い段階で3Fで待機すると、細い通路内に余計な敵が湧くので、下B箱まで10秒程度のタイミングまで2Fで待機することをオススメします。※レジェンド大富豪(発見者:さとる、場所91)の場所違い※【エピソード】旅人成金大牧場…オンリー237枚目(315枚)。あとは最短の馬(あら大77)を引きたいです。2012/10/12 発掘。※種地図は「リリごん」※旅人成金大牧場Ⅱ…オンリー274枚目。場所91もbase201で引きそうだなぁwww2013/3/23 発掘。※種地図は「ちゃづたね」※MAP】旅人成金大牧場/旅人成金大牧場Ⅱ/タイマーツール(PC用) base値:[7B] 220-229 [64] 188,189,200-211,220-229 [91] 200-204,210-224,230-239 ◎[3/65536]220-224 ○[2/65536]200-204,210,211,220-229 種地図(転生★Lv99):[7B] 71-80 [64] 39,40,51-62,71-80 [91] 51-55,61-75,81-90 ◎[3/65536]71-75 ○[2/65536]51-55,61,62,71-80 あらぶる光の道Lv98(アルマ大富豪)▲ 【ランク】DD 584B【発見者】せりな【場所】西ベクセリア地方(8A)【地形】遺跡【ボス】B15F グレイナル【内容】S1A0B5 即開 しんかんのブーツ(4F)、あらくれブーツ(5F)、あらくれズボン(7F)、しわよせのぼうし(10F)【難易度】低【詳細】エンドレスマラソンで3FのB装備2個取得を繰り返すことで、時速235~245万G取得可能。・1Fは狭い通路入って小階段上ってから振り返り推奨。(ブルドーのみ、すれ違えない)!~3Fまで17秒(沸き調整しない場合。したとしても+1秒)。3Fまでは非常に近いのだが、宝箱までの距離が・・・。・マラソンは上手く風林ゾーン(風林火山+24000G武器が取れるようにする。多少遅れてもゾーンに無理矢理入れた方がいい場合もある)に嵌れば240万G以上は固い。2010/10/2(土) OBマルチ産。【エピソード】3Fまでは近いのになぁ。なかなか、ゆりっぺ大富豪クラスの良大富豪地図は出ませんな。※種地図は「長野火山フォロボス94」※【MAP】アルマ大富豪 base値:[74] 217-219,230-248 [0B] 230-239,241-248 [8A] 226-229,240-248 ◎[3/65536]241-248 ○[2/65536]230-248 種地図(転生★Lv99):[74] 68-70,81-99 [0B] 81-90,92-99 [8A] 77-80,91-99 ◎[3/65536]92-99 ○[2/65536]81-99 Total -
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1082.html
9月10日。夕方。 「いらっしゃいませー!」 耳をつんざく甘ったるい歓声に中村剛太は顔をしかめた。 (やっぱ入るんじゃなかった) 振り返ると真新しい強化ガラス製の自動ドア越しにハートマークだらけのA型看板が見えた。なぜそれを見た段階で踵を 返さなかったのかと5秒前の自分を呪いたくなるほど頭の悪そうなA型看板だ。薄いパールピンクで塗装され、丸っこい文 字で「メイドカフェ ぎんせーえんじぇるす!」と銘打たれている。輪郭には数えるのが馬鹿らしいほどのハートマーク。 (本当にここで良かったのか?) 右手に握ったメモ切れを自問自答がてら見る。そのまま広告に載せられそうなほど丁寧に書かれた地図と様々な要素を 照合。残念ながら住所店名立地条件全てが符号。流麗な知人の文字が恨めしい。 「いらっしゃいませー! 1名様ですか!」 黄色い髪を両側で縛った少女が店の奥からぴょこぴょこと飛び出してきた瞬間、剛太はますますこの空間への嫌悪を強 めた。何故ならば少女は濃紺のワンピースにフリフリしたワンピースを掛けていた。メイド服。起源は女主人とメイドの区別 用といわれているが対好事家どものサービスへ供されるようになって久しい。 やはりここはメイドカフェであった。ただでさえ垂れ気味でだらしない目が地の底めがけずり下がって行くのを剛太はひし ひしと感じた。 応対に出てきた少女と同じいでたちの連中が、丸テーブルとイスと見た目普通だが顔面の何事かが干からびている男性 諸氏ひしめく広い店内の中で活発に活動しているのが見えた。見るつもりはなかったが剛太は入口入ってすぐの場所で長 細い体を立ちすくませているため、その先へ洋々と広がる店の内実を否応なしに見せつけられた。 「わーお客さんステキー!」 「やーん。お尻触っちゃ駄目ですよぉ」 「そうなんですかぁ。お客さん頑張ったんですねー。エラいエラい。よしよし」 「じゃんけん! じゃんけん!」 少女達はひっきりなしに甘い声を上げ、笑い、元気よく男性諸氏に応対している。まったくよくここまで美辞麗句を吐ける と剛太が感心するほど少女達は言葉の全てを「お客さん」褒めに費やしている。 (お前らそれ絶対営業用だよな? 本心から思ってないよな? 思ってないから耳触りのいい言葉ばっか吐けるんだよな?) 醒めた脳髄は営業終了後または休憩中の少女たちがいかに口さがない調子で顧客を評しているか想像させた。ややも すると顧客の触れた手を念入りにアルコール消毒しているかも知れない。入口近くのレジにはイラスト──リボンその他の 装飾と可愛らしさだけが取り柄の意味不明動物ども──で過剰に彩られた料金表があった。現実逃避用に眺めたそれら はますます現実から逃避するに十分な料金設定を剛太に突きつけた。と同時にどうして少女たちがああも必死に接客して いるか納得した。つまり金のためかと剛太が一人勝手に結論づける頃、目の前で白い割りばしのような足をミニスカートか ら覗かせている少女が困惑丸出しで眉をひそめ「あのー、お客さん?」と呼びかけてきた。 それでようやく剛太は我に返った。初めてみるメイドカフェの異空間ぶりに心を奪われていたらしい 「悪いけど客じゃなくて私用。この人呼んでくんない? つーか呼ばれたの俺なんだけど」 ため息交じりに右手のメモの更に右下、著者名を指差すと少女は「わかった!」と店奥へ駆け出し、そして綺麗にスッ転 んだ。ドジっこメイドであろう。ドリンク運搬中の仲間に当たりオレンジジュースが盆ごと氷ごと近くのテーブルに降り注ぎ、 歓談していた20代後半の男性客がずぶ濡れになった。平謝りに謝るドジっこメイド。 (そういう演出いいから) 作為を感じつつレジカウンターへもたれかかる。疲れた。ただそれだけを思いながら耳障りな乱痴気騒ぎを聞き流す。 いつしか剛太はここに至るまでの経緯を反芻し始めていた。 「しばらくこの町へ残留?」 9月7日。 ザ・ブレーメンタウンミュージシャンズという色々常識外れな共同体との戦いが決着して間もない頃。 秋水とまひろが病室で他愛もない会話をしている頃。 寄宿舎管理人室において防人衛は剛太にとって意外な指示を下した。 「そうだ。キミにはしばらくこの街で残党狩りに従事してもらう」 「ああ。LXE。あの信奉者……早坂秋水がやってた任務の引き継ぎっスね? アイツだけまだ入院中ですし」 軽い調子で答えると、ガスコンロから戻ってきた防人がうむと頷いた。手には湯呑。ブラボー謹製ブラボー緑茶である。飲 むかと問われたので恭しく礼を言いながら受け取る。古びた陶器の心地いい熱さが掌に広がる。 「ま、厳密にいえば残党がまだ残っているかどうかの調査だな。秋水のおかげで逆向凱率いる残党は壊滅したが、もうこ の町のどこにも残党が潜んでいないとは決していい切れない」 「確か逆向って奴も銀成学園での決戦の時は眠ってたそうですしね」 「そうだ。一見平和に見えるこの街だが火種が未だ燻っている可能性がある」 「つーかパピヨンとかいう奴は野放しにしといていいんですか? いま一番危ないのはアイツじゃあ?」 一連の戦いの最後に突如として現れ漁夫の利をかっさらった蝶人を挙げると、防人はしかし意外にサッパリした顔つきで 答えた。 「アイツなら大丈夫だ。戦士・カズキに対する敬意は本物。彼との決着を経ずして今さらこの町に危害を加える事は絶対に ない。だから俺が気にしているのは他の連中の事だな。ヴィクターや逆向のように『今は動けないが復活の機会を待ってい る』……そういう者たちを完全に根絶しない限り、この街は永久に平和を取り戻せない」 (確かに100年前からヴィクター眠ってたもんなあ) 男の上司が淹れたにしては滅法うまい緑茶をすすりながら、剛太は銀成市の大変さに思いを馳せた。1世紀前に『存在(い) るだけで死を撒き散らす』ヴィクターが漂着して以来、Dr.バタフライ率いる共同体が癌腫のようにしずしずと住民を殺し、その 玄孫も腹立ち紛れに住民を殺し、学園が襲われ、それが決着したと思えばLXEの残党がまたぶり返し、バタフライの遺産を 巡って流れの共同体と戦士たちと3つ巴の争いを繰り広げた。 (それでなお残党残ってたら……この街呪われ過ぎだろ) 重々しく湯呑を置くと、飲み差しの水面に蛍光灯が反射した。その丸いきらめきが連想させるある人物に剛太ははっと息 を飲み、頬に一条の汗を垂らした。 「……一つ質問したいんスけど。もしあのムーンフェイスとかいう奴がいたらどうします?」 「発見したら捕捉しつつ俺たちに連絡。戦闘に突入したら全力で逃げてくれ」 飄々とした声音が俄かに堅さを帯びたのは経緯ゆえであろう。剣持真希士。ムーンフェイスに殺された防人の部下。彼の 像が自分にオーバーラップしているのを剛太は感じた。 「た! 確かに俺のモーターギアじゃ無理っぽいですもんねアイツ。それでもまあ尾行と逃げ帰り位はできるでしょ!」 空元気の赴くまま腕まくりをすると、「流石は戦士・剛太! くれぐれも頼むぞ!」と景気のいい返答が返ってきた。 少し前までは上司の一人にすぎなかった防人へ何やら配慮めいた事をした不思議を剛太は発見せぬまま、彼は彼らしい 質問へ移行した。 「で、その任務は誰とやるんスか?」 普段やる気なさげな表情がはちきれんばかりの期待に染まったのは詰まるところ望みのためである。垂れた瞳は子犬の ように見開き、口元も年相応のワクワクドキドキを見せている。 「誰ってそりゃあまあ」 子供めいたニヤツキが防人の顔面に広がった。 「戦士・斗貴子だ!」 「よっしゃあッ!!!」 今度は心からのガッツポーズ。剛太は猛然と立ち上がり、咆哮した。 意中の女性。尊敬する人。女神。スパルタン。青髪を短く鋭く切り上げたセーラー服美少女戦士の姿を脳内でふし拝んで いる内、剛太の頬を熱い物が伝った。いつしか彼は感涙に咽び泣いていた。 「やっぱりキャプテンブラボーは話が分かる!」 「当たり前だ。部下に動いてもらう以上、こういうブラボーな配慮をせずしてどうする!」 「ブラボー! おお、ブラボー!」 会心の笑みで拳を突き出すと防人もそれに応じた。拳と拳の触れ合いは何かが通じた漢同士のロマンであろう。 「もっとも彼女は本調子でないから、栴檀貴信から受けた傷がほぼ治っているお前が存分に補佐してやってくれ」 垂れ目少年、今度は胸をドンと叩いた。 「任しといて下さいよ! そりゃあもう存分に助けますよ!」 意中の人にいいトコ見せられるとばかり剛太は発奮した。そもそも任務の題目は「残党が居るかどうかの調査」である。 となれば調査にかこつけ斗貴子と2人街と闊歩できるかも知れない。月に消えたカズキの隙をつくようで悪くもあるが、ただ 色々と辛い場面を見せつけられた分くらいいい思いしても……という欲目がむくむくと首をもたげてきた。でもそれは敬愛す る先輩の抱えた重大な問題を解決する物ではなく、むしろ自分の欲求を満たしたいが故の穢れた行為。それはよくないそ れはダメだと剛太が葛藤する間にもウィンドウショッピングだの2人きりの外食だのへの妄想が任務に対する不純なモチベー ションを強めていく。とにかく任務の中で先輩を補佐、絶対守るだけがいいと自制めいた妥協を打ち出しながらも、こう守っ た後に「ありがとう剛太」とか笑われたらどうするスッゲー嬉しくねとかいう取らぬ狸の皮算用さえ湧き出てくるからまったく どうしようもない。要するに剛太、横取りするのじゃなくちょっとしたデート気分を味わいたいのであろう。 「で、後もう1人、スペシャルアドバイザーの協力も仰ぎたいが、いいか?」 「ええ! ええ! 先輩さえいれば後はどうでも!! ああそれにしてもいいなあ。先輩と2人きり、いいなあ」 防人の問いを夢見心地で考えなしに快諾したが故に。 (こんな場所来る羽目になったんだよなあ。くそ。先輩と1秒でも長く一緒に居たいのに……) トホホと肩を落とす剛太に聞きなれた声が響いた。 「あらあら剛太クン。もうちょっと後でも良かったのに」 「あんたにそれ決める権限あるんスかね。キャプテンブラボーならともかく」 憮然とした調子で呼びかけると呼び出し人──わざわざメモまで書いてメイドカフェに呼び出した──早坂桜花がくすりと 笑みをこぼした。剛太はその笑みを見ていない。もともと微妙な感情を抱く桜花によって理解しがたい場所へ呼び出された ため感情は最悪。顔も見たくないとばかりレジカウンターにもたれ、剣呑な目つきで壁ばかりを眺めている。 「残党の件で話があるってメールしたら、あの不細工な自動人形がそれ持ってきたんだけど」 「ええ。分かってるわよ。でももうちょっと待ってくれないかしら」 「だから何だよもうちょっとって。ああ畜生。やっぱ協力なんて仰がなきゃ良かった」 「だってバイト終わるのもうちょっと後だし……」 「…………バイト?」 はつと胸中に生じた疑惑によって首を捻じ曲げようやく桜花を見た剛太はしばし目を奪われた。 彼女は、メイド服を着ていた。 艶やかな黒髪にホワイトブリムを付け、濃紺のワンピースと純白のエプロンドレスを纏い、フリフリのついたロングスカート の前で両手を組んで楽しそうに剛太を眺めていた。 ただそれだけであるのに彼女は正に清楚の体現であった。腰まで伸びた黒髪も聡明たる美貌も気品のある佇まいも全て 全て紺と白を基調とした衣装と絶妙なる合致を見せている。香水、だろうか。シトラスの甘やかな匂いが剛太の鼻梁をくすぐっ た。その控え目な匂いはしかしますます桜花をよく見せ、もはや清廉潔白なるメイド長の趣さえ漂わせ始めている。斜に構 えたリアリストであるところの剛太さえ不覚にも見とれかけた。すらりと伸びた長身は華奢でありながら胸部はひどく豊饒で あり衣服の生地がいまにも張り裂けんばかりに隆起している。熟成。たわわ。果実。メロン。スイカ。あらゆるワードが熱に 霞む剛太の頭を駆け巡り、視線を「そこ」へ釘付けた。 「やだ剛太クン。そんなに見ちゃ津村さんに悪いでしょ」 胸を覆うように両手を交差させる桜花だが、特に気分を害した様子はない。はしたない弟を軽く叱るような口調でニコニコ と相好を崩している。 剛太は口をもごもごとさせながらとりあえず「悪ぃ」とだけ謝ったが、自分の置かれた境遇を再認識すると咳き込むように 文句を垂れ始めた。 「じゃなくて!! バイト!? なんであんたがココでバイトしてんだ!!」 「なんでってそりゃあ……面白そうだったからだけど? 寄宿舎のカレーパーティーで一回着て以来、気に入ってたのよね。 そしたらたまたま街角でオーナーにスカウトされちゃって。やってみようかなって」 いかにも的外れな質問を浴びたとばかり桜花はきょとんとしている。そのあどけない反応に一瞬毒気を抜かれかけた剛太 だがここで矛を引っ込めては敗北とばかり常識論頼りの攻勢を開始した。店内では喧騒がやみ全ての視線が剛太たちに 向きつつある。 「違う! 俺の聞きたいのはそういうコトじゃねェ! 高校って普通バイト禁止だろ! しかもあんた生徒会長じゃねェか! 生徒会長が校則破ってバイトしていいのかよ!?」 ぎゃんぎゃんと言葉を吐きつくすと、剛太は脱力したようにぜーはーと息をついた。すかさず最初に出てきた黄髪ツインテー ルの少女が「ドリンクはいかがですか」と聞いてきたが「いるか!」なる垂れ目の絶叫で速攻撃退された。 一方桜花は平然たるもので、「ああ、それ?」とだけ人のいい笑顔を浮かべた。 「私と秋水クンは数か月前『交通事故』に遭って入院したの。入院したら医療費が嵩むでしょ? 医療費が嵩んだら、2人暮 らしの私達の生活は苦しくなっちゃうの」 「つまり……生活苦しいって理由で特別に許可して貰った訳か」 憮然とした面持ちで指摘すると、桜花は「そそ。ぴんぽーん」と両手製の大きな輪を頭上に描いた。おどけている、剛太は 丹田直送「生涯最大級」の溜息をついた。 「だからって何故にメイドカフェ……。もっと生徒会長らしい職場あんだろ。先公どももよく許可したな」 「あら? 銀成学園の先生たちって結構寛大よ? 『現代の若者文化を実地で学びより良い生徒会活動に反映する』とか 何とか報告したら速攻で許可下りたし、休みの日とか結構皆さん遊びにくるし……」 (ヤな学校だなオイ) (それにね。かなり実入りがいいの。テキトーに男の人あしらうだけでボロ儲けなのよ?) 甘く小さな声に剛太の身がゾクゾクと竦んだ。耳元に熱く潤んだ吐息がかかる。彼女はいつしか剛太の傍に立ち、耳元で ヒソヒソと囁きだしている。思わぬ挙措に店内の客とメイドたちから羨望と好奇の混じった視線が刺さり始め、剛太を狼狽 させた。 (ちょ! 何やってんスか!) (しっ。そのまま。残党探してるんでしょ?) 思わず敬語で抗議する剛太の耳へ更に桜色の唇が接近した。 (だったらこのお店を調べるコトね) やや赫々としていた顔色が俄かに緊張の青めがけて中和された。 (つーコトは、まさかこの店に……?) 桜花は何もいわず顔を離した。いつものごとき笑顔からは「残党」なる非日常の存在は感じられない。 「私はもうあがっちゃうけど、料金の方は心配しないでね。オーナーに口利きしておくから」 「待て。なんで俺が店に入るコトになってる? フツーに聞き込みとか張り込みすりゃいいだろ。つかバイトしてるならあんた が調べりゃ……」 「ゴメンなさいね。その辺りの事情はちょっとフクザツなの。でもお店に入ったらすぐ分かるから」 剛太は甚だ理解に苦しんだ。フクザツな事情? 店に入ればすぐ分かる? (なに企んでんだよ残党どもは) なかなか事態が飲み込めない剛太をよそに桜花は携帯電話を取り出しわざとらしく呟いた。 「あら。もうこんな時間。じゃあ私はあが──…」 困惑きわまる大声が飛びかかって来たのはその時である。 「桜花せんぱーい!」 クルリと方向転換した桜花めがけ先ほどの黄髪少女が走ってきた。 「あら光ちゃ……じゃなかったわね今は。沙織ちゃん。どうしたの?」 沙織、と呼ばれた少女はひどく困り切っている様子だった。小学生といっても通じるほど大きな瞳を更に見開き表面張力 ギリギリまで困惑という名の液体を湛えているようだった。その顔を見た剛太はおや? と首を傾げた。どこかで見た覚えが ある。軽く記憶をなぞる。 (あ。そうだ。寄宿舎の管理人室で会議してる時、武藤の妹たちと覗きやってた奴だ。ん? いや待てあの時は確か、鐶光 とかいう敵のホムンクルスが化けてたんだよな。ってコトは「本物」とは初対面か?) その「本物」、剛太にはまったく目もくれずただただ必死に桜花へ状況説明をしている。それが終わらない限り剛太の用件 は終わりそうにないので聞くともなしに聞いてみる。 やがて門外漢の垂れ目にも事情が分かった。 どうやら同僚が一人、来れなくなったらしい。理由は「子供が熱を出した」せい。子持ちでメイドカフェ勤務? 不思議な話 だがこんなフザけた場所なら仕方ない……剛太はそう割り切った。とにかく事情が以上のようであるなら店長なりオーナー なりに相 談すれば良さそうなものだが、沙織の話では彼らとも連絡がつかないらしい。 「困ったわね。じゃあ私たちで何とかしないと」 と桜花が店内を見ると、メイドたちが一斉に首を横に振った。どうやら自信がないらしい。 (やれやれ。上司が上司ならバイトもバイトかよ) 剛太が呆れていると、桜花がするりとレジカウンターに滑り込み、レジの下から慣れた手つきで紙を一枚取り出した。難 しい顔で眺めている所から察するに、どうやらシフト表らしい。 「やっぱりあと1人いないと回らないわね」 「回らない? え、でもここファミレスとかじゃないでしょ? 1人ぐらいいなくても何とかなるんじゃ?」 不思議そうな呟きに桜花はいかにも仕事慣れした調子で答えた。 「ここは食べ物作って出すだけじゃないのよ剛太クン。お客さんが来たらマンツーマンでおもてなししなきゃいけないの。で、 今日の売上予算的には私が上がった後、もう1人いないとどうしても回らないっていう訳。休んだ人は普通の人の3人分ぐ らい働け る人だし……。かといって2人以上入れたら今度は人件費が予算オーバーだから、入れられるのはあと1人って だだけど……誰にするべきかしら。あ、沙織ちゃん。とりあえず今日オフの人に電話掛けて出れるかどうか聞いてくれない? 手の開いてる人 は店長やオーナーに電話をかけ続けて。繋がったらいまどういう状況か報告して指示を仰いで」 やがて同僚たちが動き出すのを確認すると、桜花はすぐさまシフト表に視線を戻した。瞳の色は真剣だ。どうすればこの 難局を乗り切れるか心底マジメに考えているらしい。そういう雑味のない様子に「こういう表情(カオ)もできるのか」と剛太 はひどく感心した。が、素直に褒めるのも癪なので、わざと茶化すように質問する。 「あんた慣れすぎだろ。つかいつから勤務してんだよ」 「そうね。総角クンたちとの決着付いてからだから……1週間ぐらい?」 にこりともしない桜花に剛太は息を呑んだ。 (幾らなんでも適応しすぎだろ) とはいえ生徒会長になれるほど有能な桜花であるから、未知の仕事でも飲みこむのは早いのであろう。 しかし彼女の奮戦も空しくオーナーや店長と連絡が取れたという報告がメイドたちから上がる気配はない。 やがて沙織が戻ってきた。桜花の指示を受けどこかで電話していたらしい。 「うぅ。駄目だったよ桜花先輩。誰も連絡つかないー」 あどけない表情をしかめて軽くベソを書く後輩に桜花は生徒会長らしく、「じゃ」と微笑んだ。 「私が残るわ。それでいいでしょ? 店長やオーナーには後で説明しておくわ」 「さすが桜花先輩!」 「というコトでゆっくりしていかない剛太クン? 私を御指名ならサービスしちゃうけど」 くしゃくしゃの髪を更に掻きむしりながら「さてどう先輩に報告したものか」と思案にくれる剛太である。 念仏番長が銀成市にメイドカフェを出店する事にしたのは、つまるところ私欲のためである。 来音寺萬尊(らいおんじまんそん)といういかにも偽名くさい本名を持つこの男は号が示す通り坊主である。 容貌魁偉にして禿頭、学ランの上から巨大な数珠をかけている所はまったくもう誰がどう見ても坊主であるが、ただし非 常に俗物であり、一度などは新興宗教めいたものを立ち上げ暴利を貪っていた。 紆余曲折を経て改心し友情の大切を噛みしめるようにはなったが、しかしコトあるごとに自身を模した「念仏くん」なるグッ ズを売りたがるのが珠に瑕である。 知り合いの財閥令嬢を説き伏せまんまとメイドカフェを銀成市に出店し、そこのオーナーに収まったのもつまるところは新 興宗教時代のしくじりによって山のような在庫ができた「念仏くん」グッズを捌くためである。 目論見はこうだ。色んな意味で群雄割拠してる東京23区は敢えて外して埼玉にメイドカフェを作る。そして可愛い女の子 を沢山集めて人気を出す。すると各所で取り上げられ有名になる。そこでマスコットとして「念仏くん」グッズをねじ込む。結果、 バカ売れ。正に完璧なプランである。 「ま、勝手にやってよ」 日頃念仏を小馬鹿にしてやまない後付け反則何でもアリのへそ出しマスクは冷笑したが、しかし念仏は自身の成功を信 じている。この日もオーナーの職務を放棄し、知り合いの粘液デロッデロショタ生物に従業員一同の写真を見せびらかし悦 に浸っていた。携帯電話の電源は切っている。自慢タイムを邪魔されたくなかったのだ。 「都心から外れども女子のレベルは遥かに高し……! やはり我の目に狂いはなかった」 桜花はいわずもがな。その後輩の河合沙織もコケティッシュな雰囲気がウケている。他の女子も高レベル。いずれも街角 で念仏直々にスカウトした逸材どもである。無論失敗も多かった。顔に傷ある凛々しいセーラー服の少女は勧誘途中でブチ 切れて目つぶししてきたし、同じくセーラー服で髪を筒にいれてる外人少女は汚物でもみるような冷たい目つきで毒舌を降らし、 念仏の心を抉り、シルクハットを被ったお下げ少女はメイドに対する講釈を十万行ばかり垂れてから丁重に断った。虚ろな 瞳でうろうろしてた少女は「地図があれば……行けます」といったから書いてあげた。でもやってくる気配がない。 「とはいえ次なるツンデレカフェの開業を視野に入れた場合、毒舌少女は外せんぞ。今度出会ったら必ずや引き入れてみせる」 「そ、そうデロか」 粘り強さが最大の武器であるデロデロのショタは、しかし度重なる念仏の自慢話にとうとう根負けしたらしく去って行った。 「フン。他愛もない。次は居合辺りに──…」 自慢のメールを送ろうと携帯電話を開いた念仏、電源がオフになっているのに気付いた。そして電源を入れる。 見計らったように電話が来た。桜花からである。報告を聞いた念仏は思わず立ち上がった。 「何! サソ……遥っちが休むだと……? ま、まあ良いわ。お主が代わりに入るというのなら問題はない。後は頼んだぞ。 我もすぐに駆け付ける!」 遥っち。義理の息子を養育するためメイドに身をやつしてまで働く元レディース。桜花とはあらゆる要素が対極的だが、 「無理してる感じが逆にイイ」「実は怖そう。でも怒られたい」などなどの理由で当店ナンバー2の人気者である。念仏の誘い によって銀成に来たのである。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/809.html
【基本データ】 【本体内容】 【漫画、アニメでの活躍】 コロコロアニキで連載中の「ハイパーダッシュ!四駆郎」に登場。 敵チーム「ダークドミニオン」の監督者、「ミスターG」こと日の丸 源駆郎のマシン。 5話のボム・クロウの回想で初登場。第6話のコム・クロウの回想で詳しい機能と名前、そしてオーバー・ザ・ホライゾンのプロトタイプであることが明かされた。 ボディ内に複数のジャイロを装備し、タイヤや各部分から発生するモーメントを相殺、車体に重力のみが作用する状態を作り出し文字通り地面に吸い付く走りを実現している(そのため、地面の凹凸で車体が一切跳ねない)。 Mr.G曰く「地面に食らいついたら離さない永遠の地平」。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 【備考】
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1253.html
【銀成学園】 「……という訳だ。ここまで何を話したか、ちゃんと把握したか?」 「ああ」 「まったく。まひろちゃんのためとはいえ少し遅いぞ」 プリプリと怒りの蒸気を噴く斗貴子を秋水は少し不思議そうに眺めた。無愛想で血の気が多い癖に妙なところで親切だ。 「なんだ」 「いや、教えてくれて感謝する」 その横をエンゼル御前が独特の飛行音を奏でながら通過した。ピンク色の饅頭を思わせる不格好な人形はしばらくふら ふらと上下していたが、やがて止まった。どこからともなく取り出した煎餅は顔とほぼ同じ大きさだが、一齧りで半分ほどが 口へ消えコナゴナと咀嚼された。そして食事が終ると彼女は 「つーかよー、なんで10年前負けたんだよマレフィックども」 といった。その頬が内部からぼこぼこと滑らかに隆起しているのを見ながら秋水は──時々本当にこれが姉の内面なの かと疑いたくなる。もっとも桜花は弟の疑念をただちに嗅ぎつける。そして意外な一面をあたかも下着の紐のように覗かせる。 ますます弟を惑乱させそのさまを楽しむのだ──ふと瞳を細めた。 「確かに……なぜ負けたんだ?」 10年前居合わせた幹部を指折り数える。 触れた物を何でも分解できる神火飛鴉(しんかひあ)の所有者。 蘇生さえ可能な衛生兵の使い手。 ついぞ戦士の誰にも顔を見せず逃げおおせた伝説の忍び。 ウィルにいたっては時間を自在に操れるという。 「なお10年前の戦いに置かれましてはマレフィックどの3名ほどご落命されましたが内お2人の能力もまたいずれ劣らぬ ものばかり!! 残りお一方につきましてはただなるレーション、攻撃力は絶無であります!!」 「そんな連中がなんで負けたんだよ? おかしくね?」 剛太も垂れ目を更に垂らして総角を見た。 「フ。ついでにいうが盟主は武装錬金特性じゃ殺せんぞ」 「はあ!?」 「マレフィック連中の分解能力や時間操作では絶対死なん。火渡戦士長の火炎同化や毒島のガス操作といった『特性』で も無理だ。絶対に」 もう言葉もなくしたという風だ。剛太は顔面のあらゆる筋肉を引き攣らさせた。氷がひび割れるような音がした。 「しかも俺以上の剣腕!! バスターバロンの右腕ぐらい簡単に斬り飛ばせる!」 すかさず総角は端正な顔を剛太のそれギリギリに近づきおどけた調子で叫んだ。やられた方はとても顔をしかめ 「だから何で負けたんだよそいつら!!!!」 叫んだ。かすれた声が膨れ上がり秋の空へと木霊した。 「単純な話だ」 総角は小札に目くばせした。あどけないお下げ少女はうっすら頬を染めるとしばらく大きな瞳を左右に揺らしていたが、やがて 意を決したように頷いた。それを見届けた総角が一瞬寂寥の影に染まるのを秋水は見逃さなかった。 「奴らよりもっと強い存在が、あの戦場に居た。ただ、それだけだ」 「念のために聞くけど……バスターバロンのコトじゃないわよね?」 桜花の質問に「そうだ」と総角は頷き肩口の髪を跳ね上げた。 「彼は……強かった。人間の身ながらディプレスとイオイソゴを同時に相手どり見事に退け、一時は盟主さえ追い詰めた」 「……名前は?」 腕組みする斗貴子の顔に微かな動揺が走ったのは「人間の身で」という部分に反応したせいか。 総角は紡ぐ。その名前をゆっくりと。 「アオフシュテーエン=リュストゥング=パブティアラー」 「我が音楽隊の雛型たる秘密結社……リルカズフューネラルの社長にして」 「小札の、兄だ」 同刻。ウマカバーガー。 「奴は強かった。うぃるめが歴史改変を繰り返しこのわしが籌筴(ちゅうさく)計略の限りを巡らしてもその勢いはわずか しか弱められんかった。結果奴と戦うはめになったわしとでぃぷれすは敢え無く戦線離脱……すでにぐれいずぃんぐめが 半壊していたのもマズかった」 『他に方法はなかったんですか?』 と書いたのはリバース。いつもの笑顔でいつものスケッチブックだ。 「ひひっ。無理をいうな。正史はもっとひどかったらしいぞ」 『どういう風に?』 「小札の兄め自らをほむんくるすにしおった。そして木星、でぃぷれす、ぐれいずぃんぐ、当時の冥王星海王星天王星に 盟主様を加えた幹部7人を悉く討ち取ったあと、自刎して果てた」 リバースの手からスケッチブックが落ちた。慌てて拾い上げた彼女はあせあせと 『チートすぎる……』 と書いた。イソゴは愉快げに肩を揺すり「いやいや」と笑った。 「戦闘力自体も非常に高かったがそれ以上に戦いの段取りがうますぎた」 「戦略的不利は戦術的勝利で覆せない……自分があらかじめ有利に戦える枠組み作るのがうまかったと?」 「そーそー。あおふめは戦団と綿密に連携しておっての。小癪にも我々の動きを逐一報せ先手を打たせた。それを断つため にも小札の方をほむんくるすにする必要があった」 ひとしきり息を吐き終えたイオイソゴの前でリバースの笑顔がわずかに傾き、そして曇った。そんな彼女が何かを書かんと した時 「? 正史じゃお師匠のおにーさん、ホムンクルスだったんすよね? じゃあどうして──…』 とブレイクが声を上げた。ややわざとらしい調子だがリバースは何事かを感じたらしく微妙なはにかみを彼に向けた。 「ひひ。貴様自身は分かっているのに代理質問ご苦労ぶれいく」 大事にしてやれりばーすよ……貫禄のある物腰で若い男女を見比べながらイオイソゴこう告げた。 「答えは簡単。小札の兄めは連携を取り終えてからほむんくるすとなった。それは我々を斃すために用意した最後の手段ら しく、勝つにしろ負けるにしろ最初から死ぬつもりだったようじゃ」 『だからこその連携』 「そーじゃな。どうせ死ぬ以上、確実に勝たねばならん。幹部どもをほぼ同じ箇所に集めたうえ、盟主様に防人をけしかけると いった──各幹部の弱点をついた──戦士の波状で着実に弱らせおった」 「そこへ人間の枠ブチ破ったおにーさんの攻撃! そりゃあ7タテもできるってもんでさ」 「ひひ。自分という奴に何ができ何ができぬか知悉し抜いた上での段取りよ」 人間という奴の良さであり恐ろしさ。 「なるほどなるほど。ただホムンクルス化防ぐだけじゃダメすねそりゃあ。聞けば人間の状態でも馬鹿強かったらしいすし、 戦団とのつながり断ち切れただけでも御の字でしょー」 シェイクをちゅらちゅら啜るのはウルフカットの恵比須顔。 「ちなみにうぃるとわしと総角は正史にはおらんかった。じゃらからま、今の歴史と共通して存在していたのは」 『土星。リヴォルハイン君の前の……。強いけど化け物丸出しだったとか』 「戦団でも始末できるれべるじゃった。ひひ」 「そーいや遠目すけどお師匠のおにーさん、見たコトありやすよ」 ブレイクはぽんと手を打った。 「えらいシスコンでしたねぇ」 「ちなみに決戦のどさくさにより死骸はまだ見つかっておらん」 「実はまだ生きているのでは……わしが一番恐れている事じゃ」 「ところでだウィル君。もしこの先我々が負けた場合、キミはまた歴史改変するのかな」 「あー。それは無理だよー」 けだるげな少年はテレビに向かったまま答えた。振り向きもしない。握ったコントローラーがせわしなく鳴っているところを 見ると佳境らしい。 「それはできへん相談やでお兄ちゃん。ウィルの性格ぐらい何となく分かってきたやろ?」 曖昧な返事を漏らす。なんとなく部屋を眺める。床には色とりどりな巨大なピースが敷き詰められている。右手には滑り台、 左手にはさまざまなゲーム機。乱雑に転がっているそれらの一つと思しきものが真正面5mほどに鎮座しバーチャルな興奮 をウィルに提供している。声がしたのは彼の左からで、赤い筒がでんと居る。どうやらゲームの様子を眺めているらしい。 (いや、見えるのかい? それで?) 突っ込みたくなったがよく見ると筒とテレビの間には無数の小さな渦がある。風が軋んでいるような空間のぼやけ。それは 確かデッドの武装錬金特性で視覚情報も送っている……ムーンフェイスがそんなコトを思い出していると…………………… 渦の中に”目”が現れた。瞳の両側に大きな傷のある、怪物のような眼差しが。聞くところによれば、デッドのものらしい。 「ウィルの性格なら10年前レティクルが負けた段階で歴史改変するやろ? でもまだこの時代におるっちゅーコトはや」 「できなくなったのかい? 歴史改変」 「時間操作も限定されとる。ま、それは武藤ソウヤ抑えるのにパワー使ってるせーでもあるけど」 「一番の原因は音楽隊の一人……あのコのせーや」 「ねえ戦部。もし音楽隊の中から1人だけ好きな相手を選んで戦えるとしたら誰にする?」 待機時間のヒマ潰しにと円山がそんなどうでもいい話題を提供すると、戦部はしばらく思案顔をした。 「そうだな…………鐶はもちろん総角や栴檀どもも悪くはないが」 彼は意外な人名を上げた。そのとき犬飼はやや離れた場所でキラーレイビーズの毛づくろいをしていた。 そんな彼が思わず面を上げブラシを取り落とすほど意外な名前だった。 「へー。意外。まさか」 . 「小札ちゃんを御指名だなんて」 逢ったコトもないのに馴れ馴れしい。そんな円山をよそに犬飼はまくしたて始めた。 「なんでだよ。おかしいだろ! 聞いた話じゃそいつあまり強く──…」 「7色目。禁断の技」 「!!」 「聞けば10年前の決戦のとき、時間を操る幹部を無効化したという。ぜひとも見てみたい」 「あの技はね、本当、すごいよ」 「反射、探索、追撃、回復、射撃、絶縁破壊……小札の持つ他の6色なんてのはあの技を分解し、意図的に弱体化させた にすぎない。強すぎるコンボから弱Pとか中K×2だけ抜き出したといえば分かるかなー? ただの派生さ」 「逆にいえば小札君の6色の技を同時に発動させるのが……禁断の技かい?」 「更に超必殺技の補正つき」 テレビに向いたままウィルは指を滑らかに動かした。ボタンがカタカタと小気味よく鳴った。すると画面全体が暗くなり、 プレイヤーキャラクターを中心に金色の光が爆発した。無数に蠢いていた敵らしきオブジェははたしてダメージエフェクトを 盛大にまき散らしながら爆発し、全滅した。戦闘終了を告げるファンファーレにデッドは「おー」と叫んだ。 「破壊や悪意とは対極にある。だからこそ、恐ろしい。恐ろしいんだ。僕のような浮ついた歴史改変者にはね」 「どんな技なんだい?」 「複雑な仕組みなんだけど、一言でいえば因果律に関わる技だね。この世界の時間をだね。一本の太い管の中を流れる 無数のタキオン粒子みたいなものとしよう。タキオンは何となく思いついたアレだから別のでもいいけど……とにかく粒子み たいなのが大小様々な球体因子を押して前進させている。ボクは時間をそう解釈している」 「むん? 何だか口調が違わないかいウィル君」 「因子自体も自らの意思で動くコトはできる。人間でも動物でも戦士でもホムンクルスでもいい。或いは肉体的な枠を取り 外した意思そのものと見てもいい。ぶつかりあって混ざり合い、大きくなったり小さくなったり、或いは砕けることで世界は 変わっていく」 「歴史改変ゆうのはその因子みたいなのの動きを変えていく作業らしい」 「だが小札零の技はその上を行った……。彼女は、あの実験体は!!」 「時間のみならず因子そのものを追尾した!!」 コントローラが異様な音を立てた。砕けた。実態を確かめたムーンフェイスは「おー」と笑った。 「哲学的だね」 「時間の作用で押され続けてきた因子に『線』を引くんだ。流れを無数のグリッド線で解釈して……矯める」 訳わからんやろ? デッドはけたけた笑った。テレビ画面の中ではコントロールを失った主人公が敵にボコボコにされている。 ゲームオーバーは間近だ。 「小札をホムンクルスにしたのは不和と誤解を呼ぶためだった。彼女の兄と戦団との間に軋轢を生むためには……同時進行 で起こっていた鳩尾無銘誕生の経緯と同じくらい良い手段だった。連携を阻止する最良の手段の1つだった……なのに」 ウィルはコントローラを投げ捨てた。そしてただ一言呟いた。 「失敗だった」。声は暗かった。後悔というものがたっぷりと滲んでいた。 「彼女やその兄をホムンクルスにしたあの幼体……あれは他のものと違っていた。盟主様でさえ作れるかどうかだ。そして ボクは思っていた。思い込んでいた。『強者に与えるべきではない』。そうだろ? 高出力なんだよ。ホムンクルスは。だったら 弱い奴に与えた方が安全って、普通だれでも思うだろ……?」 すするような吐息を洩らしながらウィルは肩を抱えた。少年の体は震えていた。もよおそ悪寒は後悔と絶望の副産物だった。 「なのに……なのに……実は妹の方こそ適合者だったなんて…………ないよ。ありえない」 体育ずわりで頭を抱えるウィル。すっかり自分の世界に入り込んでいる。赤い筒は呆気に取られていたようだが、すぐさま 姿勢を正し明るい声を張り上げた。 「小札が禁断の技とかいうムチャクチャなワザ発動できるんはー、使とる幼体が特別製やから。たぶんやけどアイツの御先祖 さまがマレフィックアースに対抗するために生み出したんちゃうかな?」 その割にはただのか弱い少女にしか見えないけど。ムーンフェイスは皮肉めいた笑みを浮かべた。 「正史でどんな生涯を送ったかはともかくだ。ウィル君いわくの『今回の歴史』だと私は何度か逢っている」 音楽隊はしばしばL・X・Eを訪れた。最初こそ戦いが勃発し金城や陣内といった連中が傷を負ったりもしたが……。 総角と爆爵が何事か密約を取り交わしたらしく、関係は以後良好だった。 「メルスティーン君のクローンたる総角君やキミたちが特異体質とやらを与えた栴檀君たちや鳩尾君、そして鐶君」 彼らに比べれば小札という少女はとても弱い。武装錬金なしでは太や細にさえ劣る……いささか見くびった評価を つけるムーンフェイスにデッドは 「弱いからや。戦いを嫌い戦いと縁薄い性格やからこそ出来るコトもある」 けたけた笑い、視線を移した。ムーンフェイスも底を見る。すっかり肩の煤けたウィルが何かボソボソと呟いている。 どうやら小札に何をされたか言っているらしい。 「しかも僕が時間と定義する筒の外部からも線は来る。他の世界というべき次元からさえ……武藤ソウヤの時間飛翔と僕の 歴史改変のせいで時間の管はただでさえ不安定に膨れ上がり、外郭を薄く、そして脆くしていた。そこに小札零は異様な線を 呼びこんだ」 「そしたらどうなったんだい?」 膝頭が一層強く抱きしめられた。 「筒の外郭が壊された。時間を移動するとき僕が道標にする外郭をだ。因子とよぶ球体や時間とみなす粒子が……壊れた 箇所から、穴から、流出を始めた。世界の枠を外れた場所を流れ始めたんだ。それだけじゃない。時の流れや因子の動き の持つ歴史自体の圧力が時間という筒の形をぐんぐんと歪めた。平坦で面倒くさくなかった一本道の時空がとてもややこし くなったんだ。時空の流れが滝のように外部へ落ち込んでいく個所もあり巨大な僕の武装錬金でさえ流されそうだった。ここ から歴史改変をやろうとするのは普通に生きて偉業を成し遂げるぐらい難しい。でもそれがやりたくないからこそ歴史改変 してた僕だ……。どうすればいいんだ。どうすれば」 「ディケイドゆうのが本来まったく組成の違うこの世界に引き寄せられたのはそのせーかも知れんな」 「僕自身もまた破壊された。彼女が自らの技を恐れ途中でやめたからこそ……ひどい破壊を受けた。未来からきた僕だ からこそ常人以上のおぞましい線を張られた。凄まじい質量を背負わされた」 「彼女はそこまで気付いていない。ただ本能的に自分の技に怯えた」 「それでも薄々は感じているだろう。7色目がどれほど危険な技か」 「あれは世界そのものを変質させる力だ」 「時空を渡り歩く者でなければあの恐ろしさは分からない」 「虹色にギラつく60兆の線分が時空の彼方からギザギザ折れくねりながら飛んでくる様は圧巻さ」 「ただ1つの因子を正しくするためだけに時空を何万か所も爆発させるビリヤードのキューさ」 「観測できただけでも6つの文明と58の王朝、283種の哺乳類が絶滅した」 「いや。絶滅という言い方さえ生ぬるいね」 「彼らは……発生さえできなかった」 「抹消されたんだ。歴史から。ボク1人襲撃するためだけに……あらゆる奇跡と偶然と絆を無きものとして」 「とにかく、このさき時間がどう流れていくかは僕にさえ分からない」 ──「おんぶ」 ──「は?」 ──「ほらこの前、武藤と防人戦士長が戦ったときに俺、斗貴子先輩をおんぶしてモーターギアで ──走ったでしょ」 ──「そーだったか? 手を繋いで横浜を自力で走っていたような気がするが」 ──斗貴子は記憶を辿ってみるがどうもはっきりしない。 ──ひょっとすると剛太のいう「おんぶ」もされていたかもしれないし、剛太の勘違いかも知れない。 「ひょっとしたら修正前の歴史が混ざってる部分……あるかもね」 . . 「ボクが辿ってきたいくつもの歴史が消え切れず、混ざり込んで」 ──「人斬り抜刀斉。京都や東京で活動した後はどういう訳か ぷつりと闘いをやめている。島原へもう一人の継承者を倒 ──しに行ったとか北海道でも活躍したとか日清戦争の折に大陸に渡り、帰国後に妻ともども病没したという文献もあるに ──はあったが…… こちらの真偽は分からない」 「影響が出ているとしたら一番モロなのは鐶のクロムクレなんたらかな? 時間を操る以上、その歪みの影響はモロさ」 ──「……あれ? リーダーと…………早坂秋水さんが戦っているなら……クロムクレイドルトゥ ──グレイヴだけじゃなくて……もっと色々使ってる筈……です。短剣を解除して……他の物に…… ──だから私がいなくても……年齢のやり取りが解除されて……さっきの沼は元の……枯れた場 ──所になるのでは……? なんだか……不思議な話です……。込み入りすぎて……難しいです」 ──「ボソボソやかましい! というか戦士長に抱きかかえられたままでいるな! 走れ!」 ── 長い煉瓦造りの廊下をひた走りながら斗貴子は怒声を張り上げた ──a.クロムクレイドルトゥグレイヴで年齢を『与えた』場合 ──『死』を除くあらゆる状態変化は武装解除ともに『消失』する! ──(対象が本来の年齢より未来の時間軸にあるため) ──. ┌ 本 来 の 年 齢 ┐ ┌ 与えた年齢 ┐ ──┣━━━━━━━━━━━━━━━━┿ ━ ━ ━ ━ ━ ┥ ── ── この状態の対象に対する破損・決壊・治癒・成長などの諸々の変化は総て「与えた年齢」の ──方へと生じる。そのため武装解除または年齢の吸収によってこの状態から年齢が減少すると ──諸々の変化は消滅。(なお、吸収した年齢が与えた分を下回る場合、つまり ──「吸収分<与えた分」 ──の場合は後者に対する前者の比率分だけ効果が薄まる。 ── 単純にいえば10歳年齢を与えた相手へ10cmほどの切り傷をつけた後に年齢を4歳分吸 ──収すると、相手の傷は4cm分消滅する) ──(なるほど。街が直っているのは合点が行った。確かに年齢を与えられ、銀成市だけ時間が ──進んでいたからな。というコトは学校も直っているだろう) ── 秋らしく床の感触はなかなか涼しい。貴信はきょろきょろと落ち付きなく周囲を見る。一部やけに真新しい床板と ──鉄柵が設けられている──屋上につくなり剛太が開口一番指差した。曰くこの前鐶にやられた。1階からここまで吹き飛ば ──された。修理の跡だ──以外とりたてて特徴のない屋上だ。
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/14587.html
《永遠の融合-エターナル・フュージョン》 通常魔法 手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められた モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 この効果はライフを半分払う毎に続けて使用できる。 part22-520 コメント 名前 コメント