約 364,156 件
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/113.html
記憶の無い俺7 俺「ストライクウィッチーズ?」 590-691 590 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 11 47.64 ID NgbO0/X0P ――――食堂 俺「~♪」トントントン 俺「雨が降っても気にしない~♪」サクサクサク 俺「風が吹いても気にしない~♪」トントントン 俺「槍が降っても気にしない~♪」ザクザクザク ダダダダダ バルクホルン「お、俺ぇっ!!!」 俺「ああ大尉、お昼ならまだですよ?」トントントン バルクホルン「なっ……なにをやっているんだ!?」 俺「何って、お昼の準備ですけど」ジャー 594 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 16 44.32 ID NgbO0/X0P バルクホルン「そんなことしてる場合じゃないだろう!!」 俺「?」コトコトコト バルクホルン「つ、次の作戦の話を聞いていないのか!?」 俺「ええ、知ってますよ」トントントン バルクホルン「だから!次の作戦が……え、知ってるって?」 俺「はい」トントントン バルクホルン「……な、なんでそんなに冷静なんだ」 俺「下された命令に焦ったって何も変わりませんよ、俺は俺の出来ることをするだけです」 ゴソゴソ 俺「はい、大尉はこのじゃがいも剥いてください」 バルクホルン「え、あ、ああ……」 597 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 21 47.03 ID NgbO0/X0P ―――― 俺「こうやって大尉と並んでご飯作るのも何度目ですかね」トントントン バルクホルン「何度目だろうな、覚えていない程という事はわかるが」ショリショリ 俺「なんだかもうこの光景が当たり前に感じるようになってしまいました」トントントン バルクホルン「はは、私もだ」ショリショリ 俺「最初の頃からは考えられないですね」トントントン バルクホルン「も、もうその頃の話はいいだろう」/// 俺「あはは、すいません」カチカチ ボッ バルクホルン「……」ショリショリ 俺「……」コトコト バルクホルン「……次の作戦なんだが」 俺「3日後、でしたっけ」 603 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 29 56.11 ID NgbO0/X0P バルクホルン「ああ、明日には俺専用のストライカーが扶桑から届くらしいが、作戦発動までは自由にしていていいと聞いてる」 俺「そうみたいですね」 バルクホルン「俺はどうするんだ?」 俺「どうもしませんよ」 バルクホルン「何か準備とか、心構えとか、したいこととかあるんじゃないのか」 俺「いえ、特になにも」 バルクホルン「そうか……」 俺「そうですね、強いて言えば……この日常をゆっくりと噛み締めたい、って所でしょうか」 バルクホルン「日常……」 俺「今まで毎日当たり前に過ごしてきた日常、過去の無い俺にとってはかけがえのないものなんです」 606 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 34 56.92 ID NgbO0/X0P 俺「何でもないような事が幸せだったと、何でもないような日常が……」 バルクホルン「……」 俺「今回の作戦、いくらなんでも無茶すぎることくらい俺にだってわかります」 俺「扶桑から大和の代替案という事で直接指令が来るくらいですから、勿論勝算はあるのでしょうけど」 俺(俺が戻ってこれる保障なんてどこにもない) バルクホルン「ん?」 俺「いえ、勝算はあるのでしょうけど何が起こるかわかりませんからね、作戦の詳細もまだですし」 バルクホルン「心配するな、現状扶桑からの指令は俺に対する単独出撃だけだ」 バルクホルン「我々501部隊もミーナの権限で同行する」 607 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 40 13.89 ID NgbO0/X0P 俺「そんな事できるんですか?」 バルクホルン「上層部からも『出撃するな』とは一言も言われていないからな」 俺「そんな無茶な……」 バルクホルン「皆気持ちは一緒だ、俺1人にこんな無茶させられる訳がないだろう」 俺「……ありがとうございます」 バルクホルン「前にも言ったが、もっと甘えてもいいんだぞ」 俺「もう十分甘えさせてもらいましたよ」 俺「ここにきて、何もわからない俺を皆にはずっと守って貰っていました」 俺「だから、今度は俺が皆を守る番です」 バルクホルン「俺……」 608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 40 42.03 ID vZACYpoB0 虎無竜…… 610 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 44 30.28 ID NgbO0/X0P 俺「大尉、俺は必ずネウロイの巣を破壊してロマーニャを開放します」 俺「皆が今までここでやってきたことを無駄にさせない為に、全てを終わらせてきます」 バルクホルン「……」 俺「だから、その前に……気持ちに区切りを付ける為にも、この間の続きを俺にも言わせてください」 バルクホルン「この間……あっ」/// 俺「大尉は、俺の隣にいてくれると言ってくれました……嘘でも嬉しかったです」 バルクホルン「う、嘘なものか!私は!」 俺「ありがとうございます、だから俺からも大尉に伝えたい事があります」ジッ バルクホルン「」ドキドキ 613 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 49 41.86 ID NgbO0/X0P 俺「俺も、これからも、大尉の隣にいさせて貰いたいと思っています、ずっと」 俺「気付いたら隣に大尉がいることがあたりまえになっていて、大尉のいない生活が考えられなくなっていました」 俺「これからもこうやって、毎日一緒に厨房に立てるような、そんな二人でいられたら思っています」 バルクホルン「」ドキドキ 俺「だから……その、俺がこの任務から帰ってきたら……俺と!」 615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 51 52.29 ID qBJDAT8w0 死亡フラグ怖い 618 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 56 22.85 ID NgbO0/X0P 宮藤「わー!いい匂いー!」トテトテ 俺「俺tkkhづ」ガジッ 宮藤「あれ?俺さんなんでうずくまってるんですか?」 バルクホルン「 」 俺「……ひははんだ」ダラダラ バルクホルン「舌を噛んだそうだ」 宮藤「ええっ、大丈夫ですか!?」 俺「……らいじょうー」 宮藤「ちょっと見せてください!治療しますから!」 俺「あー」 バルクホルン(そうだな、私も、同じ気持ちだ) バルクホルン(皆で笑って帰ってこよう、そうしたら……俺と……) 619 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 04 32.81 ID NgbO0/X0P ――――次の日・作戦実行2日前 俺「俺のストライカーが届いたですって?」 宮藤「わぁ、見たい見たい!」 リーネ「どんなのですか?」 ミーナ「ええ……あれなんだけど」 ――――ハンガー バルクホルン「これは、ジェットストライカー……なのか?」 サーニャ「でも、なんか変わった形」 エイラ「前ニ見たのトハ随分形が違うゾ」 シャーリー「黒のボディに……なんだこれ試験管?みたいのがいくつか刺さってるな」 621 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 10 07.56 ID NgbO0/X0P ペリーヌ「こんな形のストライカー見たことありませんわ」 リーネ「それにこのエンブレム……お花と十字架?」 宮藤「桜の花だよ、なんの印だろう?」 シャーリー「なあ中佐、これスペックはどうなってるんだ?」 ミーナ「……」 坂本「ん?どうした」 ミーナ「」スッ 坂本「……なんだこれは」 シャーリー「……なんだよこれ、名称、出力、形式、構造、設計……全部塗り潰されてるじゃないか」 ミーナ「私たちにさえ情報を降ろさないという事は相当の機密扱いという意味でしょうね」 624 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 16 03.54 ID NgbO0/X0P 俺「……」 バルクホルン「こんな訳の分からないストライカー、本当に穿くのか」 俺「まあ、機密ってだけで別にいかがわしいものって決まった訳でもありませんし」 バルクホルン「……本当に大丈夫なのか」 バタバタ ピョーン ルッキーニ「とうっ!」 クルクルクルクル シャキーン ルッキーニ「にひひー、いっちばーん!」 シャーリー「あっこらっ!ルッキーニ!勝手に人のストライカーを穿くな!」 ミーナ「ルッキーニさん!だめよ!」 625 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 25 03.07 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「ちょっと試してみるだけだよー」ウジュジュ ヒィィィィィィィィィィィィィン ペリーヌ「す、すごい」 バルクホルン「っ、なんて出力だ!」 ルッキーニ「ピャキャーー!!」 イィィィィィィィィィィィィィィィイ!!!! ルッキーニ「!?」ゾクッ イィィィィン…… シャーリー「ん?ルッキーニ?」 ルッキーニ「」スッ ミーナ「そうよ脱いで、もう、だめでしょう!」 ルッキーニ「 」 俺「どうしましたか?ルッキーニ?」 626 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 30 49.19 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「」ガタガタガタガタ シャーリー「おい!大丈夫か!」 ルッキーニ「あ、ああ……シャーリー、シャーリー、どこ?」 シャーリー「ここだ、ここだ!ルッキーニ」ダキッ ルッキーニ「」ガタガタガタガタ 宮藤「ど、どうしたのルッキーニちゃん!」 リーネ「すごい怯え方……」 シャーリー「中佐!このストライカーおかしいぞ!ルッキーニのこの反応尋常じゃないぞ!」 俺「……」 ミーナ「どういうことなの……」 627 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 36 21.15 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「やだ……これ怖い……俺、穿かないで、やだよこれ……やだ……」ガタガタ 俺「ルッキーニ……」 バルクホルン「私も反対だ!こんな得体の知れないストライカー俺に穿かせられるか!」 坂本「しかし作戦の詳細は分からないが、俺がこれを穿いて出撃する事が要になる筈だ」 坂本「そう簡単に覆せるような命令じゃないだろうが……」 坂本「ルッキーニの反応といい、このスペックの機密扱いといい、あまりにも異常すぎるのは確かだ」 俺「……いえ、俺なら大丈夫です」 バルクホルン「俺っ!」 俺「きっと俺用に調整されているんです、だからルッキーニとはちょっと相性が悪かったんでしょう」ナデナデ ルッキーニ「えうう」グスグス 628 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 51 11.37 ID NgbO0/X0P バルクホルン「し、しかし……」 俺「明日試しに穿いてみましょう、今日はルッキーニの事も心配ですし……」 俺「そうだ、とりあえず何か元気になれるものを作ってきますよ」スタスタ バルクホルン「……」 サーニャ「エイラ、なにしてるの?」 エイラ「……塔の正位置」 サーニャ「破綻、破滅、災難……」 エイラ「このストライカー多分ろくでもないゾ……私も反対ダ、嫌な予感シカしない」 サーニャ「俺さん……」 630 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 57 24.04 ID NgbO0/X0P ――――深夜、ハンガー 俺「……」 ストライカー(……) 俺「お前は何なんだ……」 俺「俺の何かを知っているのか……」 ストライカー(……) 俺「ルッキーニのあの怯え方……何を見せた」 俺「……」スッ バチッ 俺「ッッ!」 ギィィィン 俺「がぁっ……頭が……頭が割れる!!」ガクッ 631 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 05 01.83 ID NgbO0/X0P ―――――――――――――――― ―――――!! 俺さん、聞いてるんですか? (誰かが呼んでる) お料理の事は関係ありません (なんだろう、とても懐かしい) 本当にやるんですか? (ああ、大丈夫だ、問題ない) どうして?止まらない……こんな、違う、こんなはずじゃ! (きっと上手くやるよ) ――――――― 俺「っはぁ!はぁっ!はぁっ!」 俺「うっ、あぁ……おぇぇぇ」ビチャビチャ 俺「あっ……がっ……はぁ、はぁ……」 俺「うっ……ぐぅ……」ドサッ 632 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 13 56.65 ID NgbO0/X0P …… … 俺「……うぅ」ゴロン 俺「……気を失っていたのか、どれくらいだ」チラッ 俺「1時間程度か、しかし誰にも見つからなくて良かった……また騒ぎになるところだった」 俺(……) 俺(さっきの、脳内に見えた感覚……はっきりとは分からないが過去の記憶だった気がする) 俺(このショックでも相変わらず記憶は戻っていないが……) 俺(俺はこのストライカーを使った事がある、それは感覚で理解できた) 俺(……) 俺(このストライカーがどういうモノなのかも理解できた) 俺(そして俺の能力、固有魔法も……どういうものなのか理解できた) 634 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 18 05.87 ID NgbO0/X0P 俺(そうか……そういう事か……やっと合点がいった)スクッ 俺(……)スタスタ ガスッ! 俺(クソッ!) 俺(クソッ!クソッ!クソッ!クソッ!)ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ! ダラダラ 俺(くそっ……そういうことかよ、こんなのって……ねえよ……なんだよ……ちくしょう……) 俺(俺は……今まで何のために……大尉……) 636 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 25 45.47 ID NgbO0/X0P 俺(……)ブンブン 俺(……いや、違う!何を甘えた事を言っているんだ俺は!) 俺(これは俺がやらなきゃいけない事なんだ) 俺(俺の大切な場所、大切な人、大切な……記憶、皆の記憶) 俺(俺なら……今の俺なら守る事が出来る、俺にしか出来ないんだ)キッ 俺「覚悟を完了しろ……俺が俺である為に……」 637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 26 14.54 ID GylRIQNq0 急に覚悟のススメになったぞ 638 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 30 20.81 ID NgbO0/X0P ――――次の日(作戦実行・前日) ―――食堂 俺「あ、皆さんおはようございます」 ズラリィ~ンヌ 宮藤「お、俺さん?こ、これは一体」 サーニャ「テーブルが……お料理で埋ってる」 ペリーヌ「一体全体何が始まるんですの!」 リーネ「あ、朝からパーティーでもするんですか?」 俺「その通りです!」キリッ エイラ「本気カ!?」 シャーリー「うっはー、すっげー、ごちそうだー!」 639 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 36 26.62 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「ピャー!すごーい!おっきいケーキだー!」キラキラ ルッキーニ「あ、タコもある」 エーリカ「お酒だー!お菓子だー!」 ミーナ「ちょ、ちょっと俺さん!いくらなんでも朝から作りすぎです!なんですかこれは!」 俺「すいませんミーナ隊長、でも今日は出撃の予定もなければ外部に出る予定もないんですよね」 ミーナ「それはそうだけど……貴方ストライカーの試運転を」 俺「まあまあ、そんなことより明日は俺の晴れ舞台なんで、それに備えて今日は1日飲んで食べてぱーっとやりませんか?」 俺「……って自分で言ってりゃ世話ないですよね、あはは」 641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 40 37.83 ID a6b/i//H0 淫獣がへし折った死亡フラグを再建しやがった 642 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 42 22.72 ID NgbO0/X0P 坂本「はっはっはっは、いいじゃないか!俺の晴れ舞台の為に我々で英気を養ってやるのも任務のうちだ!」 バルクホルン「晴れ舞台か……」 エーリカ「いいよいいよー、もてなすよー、社長さん」スリスリ 俺「ちょ、ハルトマン中尉」 バルクホルン「ハハ、ハルトマン!そんな格好でなにをしてるんだ!」 エーリカ「そりゃー俺の英気を養うためのおもてなしだよー、ねー」スリスリ 俺「あ、あのっ」/// バルクホルン「ズボンは……さすがに穿いてるか、いやそういう問題じゃない!」 643 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 48 32.96 ID NgbO0/X0P シャーリー「お、そういうことならあたしの出番だろ、ほれほれ」プニプニ 俺「シャ、シャーリー!当たってる!」 シャーリー「当ててんだよ」 バルクホルン「~~~!!」 ミーナ「はぁ、もうそういうことなら……いいわ、今日は1日好きにしましょう」 宮藤「ミーナさん!無礼講ですか!?」 ミーナ「え?ええ、いいんじゃないかしら?」 宮藤「やったー!無礼講だー!」モミモミ リーネ「芳佳ちゃん!な、なにしてるのおぉぉぉ!」 エイラ「サ、サーニャ……私も……」ワキワキ サーニャ「 」 644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 49 53.79 ID GylRIQNq0 変態だー! 645 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 55 19.89 ID NgbO0/X0P ペリーヌ「な、な、な、な、朝っぱらから皆さん何をなさっているの!!」 坂本「はっはっはっは、ペリーヌ、気にするな!任務だ任務、俺の英気を養う為の任務だ!」ゴクゴク ペリーヌ「し、しかし……で、でも少佐が仰るなr」 坂本「わっしょ――――――――――――――――――――い!!!」 ダダダダダ ワッハッハッハッハッハッハッ ペリーヌ「少佐!少佐ー!!」 エーリカ「あははー」 シャーリー「あはははは」 俺「」ムグムグ バルクホルン「え、ええい二人ともどかないか!それは私がやる!!」 エーリカ・シャーリー・俺「えっ」 バルクホルン「そ、そこで黙るな!」 ルッキーニ「タコおいしー!!」モグモグ ミーナ(どうしてこうなるのかしら……) 646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 56 15.03 ID CleDCHWY0 ( ゜∀゜)o彡°おっぱい!おっぱい! 647 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 04 01.95 ID NgbO0/X0P ――――― キャッキャッ ウフフ キマシキマシ 俺「……ふぅ」 バルクホルン「まったく、いくら無礼講とはいえ全員羽目を外しすぎだ」 俺「いいじゃないですか、楽しいですよ」 バルクホルン「こんな状態で全員明日使い物になるのか、坂本少佐なんて飲みすぎだ」 俺「ペリーヌさんが嬉しそうに部屋まで運んで行きましたよ」 バルクホルン「ルッキーニは食べすぎだ、動けなくなるまで食う奴があるか」 俺「俺の料理をあれだけ喜んで食べてもらえたんですから本望ですよ」 バルクホルン「シャーリーも肉を食べすぎだ、何が『今のあたしは人間火力発電所』だ」 俺「うおォン」 648 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 10 54.94 ID NgbO0/X0P バルクホルン「宮藤は無礼講に乗ってやりたい放題にも程がある、いや、まあ私になら別に……」 俺「あ、ああ……若干目に毒ですねあれは」(自分ならいいんだ) バルクホルン「リーネは宮藤に骨抜きにされてあの様だ」 俺「大丈夫かな、息は荒いし顔も赤い」(……ちょっとエロい) バルクホルン「エイラとサーニャは……普段と変わらんな」 俺(エイラさんのボディタッチが激しいように見えるけど、サーニャさんも満更でもなさそうだ) バルクホルン「ミーナはミーナで端の方で酔って感傷に浸ってるし……」 俺「ま、まあ、隊長ですから色々思うところもあるんでしょう」 バルクホルン「ハルトマンは……ああ、見るな見るな!」 俺(脱ぎ散らかした服が散乱してる……) 649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 14 14 05.36 ID GylRIQNq0 ここでマロニーが颯爽と登場したら501終わるなw 650 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 16 35.33 ID NgbO0/X0P バルクホルン「俺も随分と飲んでいるようだが、そんな状態で明日飛べるのか」 俺「その辺は自制してますよ、それより大尉は楽しんでますか?」 バルクホルン「まあ、な……はは、こんなに何も考えずに楽しんだのは久しぶりだ」 俺「それはよかった、早朝から準備した甲斐があるってものですよ」 バルクホルン「それにしても明日は出撃だというのになんだって急にこんなことを」 俺「昨日もお話した通りですよ、俺は残りの時間でここの日常を楽しみたかったんです」 俺「それに、明日の作戦が成功するにしろ失敗するにしろ、上層部が501部隊を現状維持させておくとも考えにくいです」 バルクホルン「それは……」 651 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 21 50.02 ID NgbO0/X0P 俺「皆分かっててあえて口にしていないんでしょう、成功すればめでたく解散、失敗すればロマーニャから撤退 どちらにしても離れ離れになることには変わりありません」 俺「だったら最後くらい何も考えずに楽しんだほうが有意義ってものですよ」 バルクホルン「変わったな」 俺「?」 バルクホルン「最初会った頃は、そんな前向きな考えが出来る男じゃないと思っていた」 俺「大尉のおかげですよ、大尉がいてくれたから俺は前を、未来を見る事ができるようになったんです」 バルクホルン「私は何もしていないさ」 俺「大尉はそう思っていたとしても、俺にとっては隣にいて貰えるだけで十分なんです」 652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 14 22 20.38 ID gErvr5X00 マロニー「颯爽登場」☆・:彡 653 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 26 45.94 ID NgbO0/X0P 俺「それだけで俺は」(たとえ全てが) 俺「強くなれるんです」(幻であろうとも) バルクホルン「そうか……」 俺「さて、宴もたけなわな事ですしそろそろ片付けましょうかね」 バルクホルン「なら私も手伝おう」 俺「ああ、大尉はみなさんを部屋に、このままじゃちょっと……あまりにも」 バルクホルン「あはは、それもそうだな」 俺「そうだ、片づけが終わったらちょっとお願いがあるんですけどいいですか?」 バルクホルン「?」 654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 30 06.60 ID 8GDy9RMd0 652 帰れ 655 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 33 58.84 ID NgbO0/X0P ――――俺、自室 コンコン ガチャ バルクホルン「頼まれたもの、持ってきたぞ」 ドサドサ 俺「ありがとうございます」 バルクホルン「私の撮った記録が見たいだなんて、別に面白いものなんてないぞ?」 俺「いいんですよ、それで」ペラペラ バルクホルン「隣、座るぞ」ストン 俺「」ペラペラ バルクホルン「……」ジー 俺「」ペラペラ バルクホルン「……」ジー 656 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 44 25.80 ID NgbO0/X0P ――――30分後 俺「」ペラペラ バルクホルン「な、なあ、俺、あのな」 俺「あった!」 バルクホルン「えっ?」 ゴソゴソ 俺「これ、大尉の写真、俺にくれませんか?」 バルクホルン「そんなものを探していたのか……ま、まあ別に写真くらい構わないが」 俺「ありがとうございます、これで心置きなく飛べます」 バルクホルン「そ、そうか……それでだな、私からも頼みがあるんだが」 俺「はい」 バルクホルン「い、一緒に写真をとってくれないか」 657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 14 48 30.93 ID W56aaTaF0 壁殴る体力も気力も失った 658 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 49 59.49 ID NgbO0/X0P ―――― バルクホルン「い、いくぞ」 ジー 俺・バルクホルン「……」 カシャ バルクホルン「よし」 俺「あ、大尉もう一回撮ってもらえませんか?俺の分も」 バルクホルン「別に構わないが、焼き増しもできるぞ?」 俺「俺の分は俺で撮りたいんです」 バルクホルン「わかった、ちょっとまっててくれ……よし、いくぞ」 ジー 俺・バルクホルン「……」 グイッ バルクホルン「んなっ」 659 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 56 09.12 ID NgbO0/X0P カシャ 俺「これでよし」 バルクホルン「い、いきなり抱き寄せるな!驚くだろう!というか最初から言え!」/// 俺「あはは、すいません」 バルクホルン「ったく……そんな真似しないでも断る訳なんて無いというのに」 俺「はい?」 バルクホルン「なんでもない!」 俺「あれ、そういえばその端っこにある小さいアルバムは」サッ バルクホルン「あっ、それは!」 ペラペラ 俺「ふんふん、これ大尉の小さい頃の写真じゃないですか、可愛いなー」 660 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 02 03.17 ID NgbO0/X0P バルクホルン「かか、返せ!それは間違って持ってきたんだ!」バッ 俺「いいじゃないですか見せてくださいよ、可愛いですよ大尉」ササッ バルクホルン「か、可愛いとか、そういう問題じゃない!言うな!」ババッ 俺「いやいや、今も勿論魅力的ですけどこっちも可愛らしいですよ」サササッ バルクホルン「だ、だから可愛いと言うなと!」バババッ ガッ 俺・バルクホルン「あっ」 ドサッ 俺「……」 バルクホルン「……」 661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 03 39.73 ID mvOyqu1F0 壁が無いよ 663 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 07 58.95 ID NgbO0/X0P 俺「……」 バルクホルン「……」 俺「大尉……」 バルクホルン「……」スッ 俺「……」 バルクホルン「んっ、ふ……ぁ……んんっ……」 バルクホルン「はぁ……」/// 俺「……大尉、俺は最低です」 バルクホルン「どうしてだ?」 俺(……だけど、今は) 664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 12 56.31 ID cIenEPiFO そろそろ壁を用意しようか 665 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 17 01.06 ID NgbO0/X0P ギュッ バルクホルン「俺が何を想ってるのかは今は分からない、でも今夜はこのまま離さないで欲しい」 俺「……はい、大尉」 バルクホルン「なあ、もう一回……んっ……」 バルクホルン「今夜だけじゃ足りない、まだ足りないんだ……帰って来たら……」 バルクホルン「いや、その前に必ず帰ってくると約束してくれないか」 俺「……」 バルクホルン「ん?」 俺「大尉……」 バルクホルン「ん……む……はぁ、こぉら誤魔化すな……あっ」 666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 18 43.36 ID W56aaTaF0 壁を殴る拳も無くなった。もう駄目だ 667 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 19 57.68 ID GhVMSwOe0 なんで壁がケーキになってんだよ甘すぎだろ 668 名前:喉 ◆NODO.2x7/2 [] 投稿日:2010/10/11(月) 15 21 10.88 ID W0aCW/Nr0 そろそろ壁殴り代行の時間か 669 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 26 06.18 ID NgbO0/X0P ――――作戦当日・朝 チュン…チュン… 俺「……」スッ バルクホルン「」スヤスヤ 俺「いって来ます、大尉」ビッ スタスタ 俺「さようなら」 ガチャ バタン 671 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 32 59.97 ID NgbO0/X0P ―――――――― 俺『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』 ガォンガォン バギン 俺『痛ッ……しまった、落とした奴の破片か!』 俺(まずい、この位置は!) ネウロイ(キィィィィイィン) 俺『しまった!』 俺『くそっ!やめろ!うわあああ!大尉――――――――――――!!』 ドガァァァァァン 672 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 34 51.09 ID a6b/i//H0 なにがあった 673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 35 21.78 ID 8GDy9RMd0 朝チュン……だと……? 674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 36 02.55 ID 8GDy9RMd0 夢か? 675 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 37 11.62 ID NgbO0/X0P ――――― バルクホルン「俺っ!」ガバッ バルクホルン「はぁ、はぁ……ゆ、夢か……はぁ……」 キョロキョロ バルクホルン「俺?」 ズキッ バルクホルン「痛っ……」 ソーッ バルクホルン「」/// バルクホルン「と、とりあえずそろそろ出撃準備にかからなければ!」 676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 38 01.10 ID GylRIQNq0 やりおったー!お姉ちゃんの処女をよくも! 677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 39 47.54 ID W56aaTaF0 これでお姉ちゃんのウィッチとしての寿命は一気に縮まったな 678 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 44 14.01 ID NgbO0/X0P ――――廊下 …… バルクホルン「……静かすぎる」 バルクホルン「まさかまだ皆寝てるのか?」 ―――――各部屋 ―――――食堂 ―――――ロビー ―――――ブリーフィングルーム ―――――風呂 バルクホルン「何かおかしい、誰もいないぞ……どういうことだ?」 ……!……! バルクホルン「ハンガーの方から何か聞こえる……」 679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 44 16.60 ID CleDCHWY0 まあ劇中でももう19だし‥‥ 680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 46 53.48 ID W56aaTaF0 ロストバージンからすぐに衰退が始まるのか、そうではないのか その辺が良く分からんな 681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 48 02.13 ID a6b/i//H0 ただの二次設定だろ 682 名前:喉 ◆NODO.2x7/2 [] 投稿日:2010/10/11(月) 15 48 41.48 ID W0aCW/Nr0 バージンが・・・ 683 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 52 18.69 ID NgbO0/X0P ――――ハンガー バルクホルン「誰もいない……聞き間違いか……」 スタスタ バルクホルン「こ、これはMe262V1……なぜこんな所に」 ソーッ バルクホルン「いや違う、以前よりエンジン周りが改良され」 ガスッ バルクホルン「がっ……」 ―――― ――― ―― 684 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 58 04.81 ID NgbO0/X0P 「―――!―――!」 バルクホルン「……うっ」 ミーナ「トゥルーデ!」 バルクホルン「ミーナ?」 エーリカ「大丈夫か!トゥルーデ!」 バルクホルン「あ、ああ……そうか、私はさっきハンガーで……」 ミーナ「もう!今までどこにいたのよ!どれだけ心配したと思ってるの!」 バルクホルン「す、すまない、いや、そのだな」 エーリカ「そんなことより!今のこの状況だよ、何がどうなってるのさ!」 坂本「ここは、使用していない離れの部屋か?」 685 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 04 43.99 ID NgbO0/X0P 宮藤「私は目が覚めたらもうここで縛られていて……」 リーネ「私もです……」 ペリーヌ「まったく、この、鎖が!きつく縛りすぎですわ!」モゾモゾ サーニャ「……」シュン エイラ「だ、大丈夫ダ!サーニャは何がアッテも私が守る!」 サーニャ「二人とも縛られてるのに?」 エイラ「 」 シャーリー「ったく身動きひとつとれねーよ、なんなんだよこの状況」 ルッキーニ「うじゅじゅぅぅ」ウルウル バルクホルン「そうだ、俺は!俺はどうしたんだ!」 ガチャ ???「おや、お目覚めかね魔女諸君」 686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 05 23.46 ID 8GDy9RMd0 まさかのマロニー? 687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 09 10.72 ID k5g+H5px0 黒幕登場か 688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 16 09 45.02 ID mvOyqu1F0 やった!俺がお姉ちゃんとセクロスしたぞ! うっ… 689 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 10 12.30 ID NgbO0/X0P バルクホルン「誰だッ!!」 扶桑皇族提督「誰とは随分な物言いだな、ゲルトルート・バルクホルン大尉」 ミーナ「提督……」 バルクホルン「提督って、まさか俺の……!」キッ 坂本「提督、これはどういう事だ、状況の説明を願いたい」 扶桑皇族提督「どうこもうも無い、貴殿等に折角の成果を邪魔されては困るのでね」 シャーリー「あたし達が俺に手出ししないようにって事か」 扶桑皇族提督「物分りが良くて結構」 宮藤「どうしてですか!だって、あんな危険な任務俺さん1人でなんて!」 扶桑皇族提督「ははは、馬鹿を言ってもらっては困る、それこそが必要なのだよ」 リーネ「どういうことですか?」 690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 16 11 45.98 ID GylRIQNq0 いくら扶桑の偉い人とはいえ佐官含む連合国公認部隊の面子を独断で拘束したとなってはマロニーが黙っていない と思う 691 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 13 19.13 ID NgbO0/X0P 扶桑皇族提督「我々に必要なのは、俺少佐が単独で出撃し、単独でネウロイの巣を撃破したという成果のみだ 余計なシナリオを付加されてしまっては都合が悪いのだよ」 ペリーヌ「だからといってこんな事をして後々どうなるかわかっていらっしゃるの!?」 扶桑皇族提督「だからそれすらを帳消しにできる成果をこれから出そうというのではないか」 バルクホルン「俺になにをさせるつもりだ……」 扶桑皇族提督「ふむ、質問もあるだろうが私もまだまだ本日の準備等で忙しいのでな……」 扶桑皇族提督「いやしかし貴殿等はよくやってくれた、褒美に彼女から詳細を聞くといい」スッ ???「はい……」 エーリカ「なっ」 ウルスラ「お久しぶりです、ねえさま」 記憶の無い俺8 へ続く
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/66.html
記憶の無い俺4 俺「ストライクウィッチーズ?」 67-109 67 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 21 25 50.16 ID Yh2iYTMF0 ――――夜中 俺「まさかあれからポテト祭りになるとは」 俺「俺の作ったものを気に入ってもらえるのは嬉しいけど、どんだけ食うんだ皆」 俺「甘いものは別腹とは言うがな、あの小柄な娘たちのどこに入っていくというんだ」 俺「おかげでサツマイモの在庫が……」 コンコン 俺(こんな時間に誰だ?) 俺「はーい、いますよー」 ガチャ バルクホルン「少佐、ちょっといいか」 68 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 21 30 35.85 ID Yh2iYTMF0 俺「た、大尉……こんな時間になんの御用向きでしょう……」 バルクホルン「夜分遅くにすまない、その、入ってもいいか?」 俺「あ、ああ、はい、どうぞどうぞ」 バタン 俺「何も無くて恐縮ですけど、あ、座布団をどうぞ」 バルクホルン「あ、ああ、すまない」スッ 俺「……」 バルクホルン「……」 俺「えと、な、なんでしょう?」 バルクホルン「……ぅ」 70 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 21 35 43.74 ID Yh2iYTMF0 俺「はい?」 バルクホルン「……あ、ありが、とう」/// 俺「???」 バルクホルン「今日クリスの見舞いに、あ、クリスというのは私の妹なんだが」 俺「ええ、ミーナ隊長から聞いてます」 バルクホルン「そ、そのクリスの見舞いに行くときにだな、ハルトマンから……その、土産を預かった」 バルクホルン「あ、あのスイートポテトはお前が作ってくれたんだよな」 俺「え?あ、はい、そうですけど、多分」 71 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 21 40 21.44 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン「その、クリスに渡したら……すごく喜んでな」モジモジ 俺(そうか、ハルトマン中尉……そういうことだったのか) バルクホルン「なんだ、その、あ、あんなに喜んで幸せそうな顔をしたクリスは入院してから初めて見たわけで」モジモジ 俺「いえ、喜んでもらえてなによりです」 俺「俺に出来ることはこのくらいしかありませんから……ですから、できる限りのことは全力でやります」 俺「『食』とは『人』に『良』くすると書いて『食です』、俺は自分の作った者を食べた人が、少しでも幸せを感じてくれる」 俺「そういう事に、今ここにいる意味を…… バルクホルン「すまなかった!!!」ガバッ 俺「おわぁ!」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 21 43 43.77 ID z1BBrjZGO 71 俺は天道総司だったんだな… 74 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 21 46 19.99 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン「私は、少佐のことをずっと誤解していたようだ」 俺「ちょ、頭上げてくださいって!」 バルクホルン「誤解というか、そのなんというか、素直に認めることができなかった」 ――――― バルクホルン「私は、祖国の戦いで妹を守れなかった…… 傷ついた妹を見る度に、一度起こった事にやり直しは効かないと私は己の無力さを嘆いた」 バルクホルン「だから少佐が現れた時に、なにか間違いが起きてはいけない、油断してはならん、気を許してはいけないと 自分を強く持って流されまいと、皆が少佐を受け入れてゆく中で私だけ意地を張って……」 バルクホルン「そう思うように、そう思い込むようにしていた……」 75 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 21 50 30.86 ID Yh2iYTMF0 俺「い、いやいや俺自身も自分の事が分からないわけですし、完全に身元の知れない……あ、扶桑からの指令やら何やらは あったようですが、まあどっちにせよ元々部外者な訳ですから、そう思われるのは仕方ない訳で」 俺「まして大尉は真面目で責任感の強い方ですから、それを気に病むことなんて全くもって」 バルクホルン「い、いや、そんな事は無い、私はただ自分の意思ということを盾にして意固地になっていただけだ」 俺「いやいや、違いますよ、俺さえいなければ大尉がそんな事で悩む必要もなかった訳で」 バルクホルン「い、いや違う、これは私自身人を見る目が未熟な事で引き起こしただな」 俺「違います違います、俺が」 バルクホルン「いいや私が」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 21 52 58.68 ID apfjDfEO0 エーリカ「じゃあ私が!」 俺&ゲルト「どうぞどうぞ」 77 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 21 55 20.97 ID Yh2iYTMF0 俺「俺が」 バルクホルン「私が」 俺「おr」 バルクホルン「わt」 俺「……」 バルクホルン「……」 プッ 俺「ふふ、はははは」 バルクホルン「はは、あははははは」 俺「はは、おかしな話ですね」 バルクホルン「あははは、ああ、私たちはこんなつまらないことで意地を張り合っていたのか」 79 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 00 15.32 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン「まあ、そんな事を考えていたんだが、今日少佐のスイートポテトを食べて幸せそうにしているクリスを見たら 自分の器の小ささに嫌気がさしてな」 バルクホルン「クリスにこんな笑顔を、幸せをくれる少佐を私は何故……ああまでして拒絶していたのだろうと」 俺「いえ、もう気にしないで下さい、俺は今こうやって認めてもらえただけで十分です」 バルクホルン「こんな私を、許してくれるか」 俺「許すも何も、俺はお礼を言いたいくらいです」 バルクホルン「すまなかった」 俺「ありがとうございます」 80 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 06 16.50 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン「では、今日はこれまでの非礼を詫びると共に501のウィッチとして改めて挨拶をしたい」 スッ バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルンだ、階級は大尉、至らぬ所もあろうが以後もよろしく頼む」 グッ 俺「俺です、階級は少佐のようですが覚えていません」 バルクホルン「」クスッ 俺「基本的に料理しかできませんが以後も隊の食を司るものとして精進致します」 バルクホルン「ふふっ、変わった自己紹介だな」 俺「やっと笑ってくれましたね」 81 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 12 21.12 ID Yh2iYTMF0 俺「思ったとおりだ、凛々しい大尉も素敵ですがやっぱり笑ってる方がもっと素敵です」 ブッ バルクホルン「すす、素敵とか、そそ、そういうことを面と向かって恥ずかしげもなくよくも言えたもんだな」/// 俺「あれ、もしかして照れてますか?」ニヤニヤ バルクホルン「~~うるさいっ、こっちを見るな!」 俺「えー、何でですかー、こっち向いてくださいよ」ニヤニヤ 82 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 15 25.40 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン「~~~~ッ、やっぱりお前は信用ならん!」 俺「ええー」 バルクホルン「わ、私はもう寝る!帰るからな!」 俺「あはは、はい、おやすみなさい」 バルクホルン「休む!」 ガチャッ バルクホルン「……ありがとう」 パタン 俺「……」 俺「明日からまたがんばろう」 85 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 20 52.42 ID Yh2iYTMF0 ――――朝 トントントントン シュー 宮藤「……」 リーネ「……」 カチャカチャ カランカラン ペリーヌ「……」 シャーリー「……」 トントントントン ザクザクッ エイラ「……」 サーニャ「……」 カッカッ サクサクサク 87 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 22 52.12 ID Yh2iYTMF0 ルッキーニ「あり、みんなどしたの?」 俺「ん?ああ、皆さんおはようございます、朝ごはんもうすぐできますからちょっと待ってて下さいね」 バルクホルン「少佐、このネギはもう入れていいのか」 俺「いいですよ、お湯が跳ねますから気をつけてくださいね」 バルクホルン「ああ、大丈夫だ」ポチャンポチャン バルクホルン「どうしたお前ら、こっち見てないで早く座ってろ」 宮藤(絶対おかしいよ、リーネちゃん!) 91 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 26 23.53 ID Yh2iYTMF0 リーネ(で、でもでもなんかすごく仲良しさんだよ、いい事だよ?) ペリーヌ(ふ、不自然ですわ、何かがあったとしか……) シャーリー(仲違いしていた男女が一晩で……ということは、これは……フム) リーネ(//////) 宮藤(え?なんですか?どういうことですか?教えてくださいよ) ペリーヌ(お子様豆狸はお静かになさい!)/// 宮藤(ひどーい!) 92 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 29 31.03 ID Yh2iYTMF0 エイラ(私の占いによるとダナ……太陽の正位置、コレハ……) サーニャ(確か……問題解決と明るい未来) エイラ(アトハ恋愛、恩恵、達成、成就、満足、信頼、結婚……) リーネ(け、けけけけけ結婚!結婚だって芳佳ちゃん!)////// 宮藤(え?誰が?) シャーリー(堅物同士とは思っていたが、はぁー、まさかなー) ルッキーニ「うじゅ……?」 テクテク エーリカ「ふぁぁぁぁぁぁあ、おふぁよー」 バルクホルン「ハルトマン!なんて格好だ!」 94 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 33 37.48 ID Yh2iYTMF0 エーリカ「別に外に行くわけじゃないんだからいいじゃんー」パタパタ バルクホルン「ズボンは穿け!扇ぐな!外に出ないといったところで俺がいるだろう!!」 エーリカ「いーよぉ、別にー」 リーネ(なな、名前で呼んでますよ!きゃー!)/// シャーリー(これは間違いないな) ペリーヌ(まま、間違いないって……ふ、ふしだらですわ!) 宮藤(ねえねえ何の話?よくわかんないよ?) サーニャ( )////// エイラ(サーニャ!しっかりシロ!サーニャ!) 95 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 38 12.46 ID Yh2iYTMF0 エーリカ「それよりさ、二人で並んでご飯作ってると夫婦みたいだね」 バルクホルン「んなっ」/// リーネ(きゃー言っちゃったー言っちゃったー!)/// 宮藤(あ、言われてみればそうですね) シャーリー(流石ハルトマン!あたしたちが聞けない事を平然と聞いてのけるッ) ペリーヌ(そこにシビれますわ、憧れますわ!) サーニャ( ) エイラ(サーニャ!サーニャ!) 96 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 40 48.79 ID Yh2iYTMF0 俺「え?何ですって、よく聞こえな」 バルクホルン「聞こえなくていい!!」 バルクホルン「宮藤たちが待ってる、急ぐぞ!!」/// 俺「りょ、了解……?」 エーリカ(……ま、こんなもんかね、トゥルーデにしちゃ上出来かな)ニシシ 97 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 45 15.57 ID Yh2iYTMF0 ――――数日後 ミーナ「……ということで本日のブリーフィングは終了します」 ワイワイ ガヤガヤ ミーナ「あ、そうだ扶桑から俺さんに荷物が届いてるの、何でも彼が以前いた施設での私物らしいわ」 ミーナ「誰か伝えておいれくれない?」 宮藤「あ、じゃあわた」 バルクホルン「わかった、私が後で伝えておこう」 宮藤「あ、でも」 バルクホルン「気にするな宮藤、少佐の部屋の前を通る用事があるついでだ」 宮藤「はぁ」 エーリカ(そんな用事ないくせに)ニヤニヤ 98 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 46 36.85 ID Yh2iYTMF0 ――――ベランダ パタパタパタ 俺「ふぅ、今日も洗濯日和だ」 俺「しかしいつになってもズボンを干す作業には若干抵抗があるな」 ビュウゥゥゥゥ 俺「っと、しまった!1枚飛ばされた!」 タタタタタ ザッ 俺「破ァッ!」 パシッ ズザー 俺「危ない危ない、この水色は大尉のズボンか」ビローン 俺「改めて見るとすごいローレグだな、これで空飛んでるんだから恐れ入る」 バルクホルン「俺、ここにいたのか?」 俺「あ、大……尉」ビクーン 99 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 48 19.43 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン「部屋にいないから探したぞ」スタスタ 俺「あ、これは、その……」 バルクホルン「?、どうした、私のズボンに何かついてるのか?」 俺「へ?いや、風で飛ばされたからこう、パッと」 バルクホルン「そうかありがとう、この基地の周りは海だからな、飛んでいってしまったら回収できなくて困る」 バルクホルン「そうそう、俺に扶桑から荷物が届いてるぞ。部屋の前に置いておくから確認しておいてくれ」 俺「あ、ああ、了解」 100 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 51 45.64 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン「では私は訓練があるから行く」 俺「はい、いってらっしゃい」 バルクホルン「……そうだ、今日の夕飯は何にするんだ?」 俺「ええと、ノイエ・カールスラントから芋の補給が届いたので芋づくしにでもしようかと」 バルクホルン「わかった、仕込みの手伝いには間に合うようにするから待っていてくれ」 俺(怒られるかと思った……) 俺「荷物か、何か記憶の手がかりになるものがあればいいけど」 101 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 54 11.29 ID Yh2iYTMF0 ――――俺自室 俺「……」 俺「え?こんだけ?ダンボール一個分しかないの?」 俺「それともアレか、機密なんたらでほとんど私物を処分されたとかそういうやつか」 バリバリ 俺「これは……服、扶桑の軍服が数着と、階級章」 俺「もう一個なんかある、なんだこれ……階級章じゃない、十字架に桜の花?」 俺「なんだろう、勲章かな?まあ興味ないや」ポイス 俺「これだけか……記憶に関することはこれじゃなにもわからないな」 俺「とりあえず着替えよう、今まで整備服しか貰ってなかったしな」 102 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 55 40.18 ID Yh2iYTMF0 ――――廊下 俺「なんか、落ち着かないな……」 坂本「おお、俺、どうしたその格好は」 俺「扶桑から届いた荷物に入ってたんです、入ってたというかこれしかなかったというか……」 坂本「はっはっはっは、似合ってるじゃないか、いや元々お前が着ていたものなんだ似合って当然か」 坂本「うむ、やはり扶桑男子たるもの軍服の1着や2着似合わなければ一人前にはなれんな」 俺(初めて聞いた) 坂本「そろそろ夕食の仕込みもあるだろう、そのまま皆にも見せてやるといい」 ハッハッハッハッハ 俺「……この格好でやんの!?」 105 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 57 32.67 ID Yh2iYTMF0 ――――食堂 俺「とりあえず上からエプロンは付けたけど……動きづらいな」クイックイッ 俺「毎日着てればそのうち慣れるか」 タッタッタッタッタ バルクホルン「っはぁ、はぁ、はぁ、俺、手伝いに……来た……ぞ」 俺「大尉、ありがとうございます、すいませんなんか最近いつも手伝って貰って」 バルクホルン「あ、いや、いいんだ、私なりの贖罪でもあ……というか、その格好」 俺「ええ、例の扶桑から届いた荷物がコレだったんです、似合いますか?」クルッ バルクホルン(軍服男子にエプロン……そういうのもあるのか!) 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 58 42.37 ID c56Hkt5BP やっぱお姉ちゃんはお姉ちゃんだな 108 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 22 59 26.56 ID Yh2iYTMF0 俺「やっぱり変ですかね?」 バルクホルン「そそ、そ、そんな事ないぞ!その、実に軍人然としていて良い、ああ、見違えたようだ」 俺「はは、ありがとうございます」 バルクホルン(な、なんだこの感情は、俺が妙に輝いて見える)ドキドキ 俺「大尉?」 バルクホルン(おお、落ち着け、ちょっと普段と違う格好を見て新鮮なだけだ、そうに違いない)ドキドキ 俺「……大尉?」 109 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 23 01 12.58 ID Yh2iYTMF0 バルクホルン(だいたい私にはクリスが……いやいや妹を引き合いにだすのはおかしいだろう) 俺「……大尉ー?」ヌッ バルクホルン「おわあ!なな、顔が近い!」ババッ 俺「す、すいません、大丈夫ですか?なんか熱っぽいような」 バルクホルン「もも、問題ない!さあ、手伝うぞ!」ギュッ 俺(……?) バルクホルン(チラッチラッ)ドキドキ 記憶の無い俺5 へ続く
https://w.atwiki.jp/hevenburnsred/pages/132.html
※リンクに画像も貼られてしまうので、それを回避するために置いたワンクッション画像です。特に深い意味はありません。 前書き このページは記憶の修復Lv5完了後の台詞画像のまとめです。 その性質上、キャラクターの本質に迫る、重要なネタバレになり得るセリフが含まれるため、閲覧は自己責任でお願いします。 全員分揃いました。ご協力ありがとうございました! 画像まとめ ※探しやすさとネタバレ配慮のために、初期状態は閉じるようにしました。+をタップすると表示されます。 + 第31A部隊 31A 和泉ユキ 逢川めぐみ 東城つかさ 朝倉可憐 國見タマ + 第31B部隊 31B 蒼井えりか 水瀬いちご 水瀬すもも 樋口聖華 柊木梢 ビャッコ + 第31C部隊 31C 山脇・ボン・イヴァール 桜庭星羅 天音巫呼 豊後弥生 神崎アーデルハイド 佐月マリ + 第31D部隊 31D 二階堂三郷 石井色葉 命吹雪 室伏理沙 伊達朱里 瑞原あいな + 第31E部隊 31E 大島一千子 大島二以奈 大島三野里 大島四ツ葉 大島五十鈴 大島六宇亜 + 第31F部隊 31F 柳美音 丸山奏多 華村詩紀 松岡チロル 夏目祈 黒沢真希 + 第31X部隊 31X キャロル・リーパー 李映夏 アイリーン・レドメイン ヴリティカ・バラクリシュナン マリア・デ・アンジェリス シャルロッタ・スコポフスカヤ + 第30G部隊 30G 白河ユイナ 月城最中 桐生美也 菅原千恵 小笠原緋雨 蔵里見
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/347.html
記憶の無い俺7 俺「ストライクウィッチーズ?」 590-691 590 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 11 47.64 ID NgbO0/X0P ――――食堂 俺「~♪」トントントン 俺「雨が降っても気にしない~♪」サクサクサク 俺「風が吹いても気にしない~♪」トントントン 俺「槍が降っても気にしない~♪」ザクザクザク ダダダダダ バルクホルン「お、俺ぇっ!!!」 俺「ああ大尉、お昼ならまだですよ?」トントントン バルクホルン「なっ……なにをやっているんだ!?」 俺「何って、お昼の準備ですけど」ジャー 594 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 16 44.32 ID NgbO0/X0P バルクホルン「そんなことしてる場合じゃないだろう!!」 俺「?」コトコトコト バルクホルン「つ、次の作戦の話を聞いていないのか!?」 俺「ええ、知ってますよ」トントントン バルクホルン「だから!次の作戦が……え、知ってるって?」 俺「はい」トントントン バルクホルン「……な、なんでそんなに冷静なんだ」 俺「下された命令に焦ったって何も変わりませんよ、俺は俺の出来ることをするだけです」 ゴソゴソ 俺「はい、大尉はこのじゃがいも剥いてください」 バルクホルン「え、あ、ああ……」 597 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 21 47.03 ID NgbO0/X0P ―――― 俺「こうやって大尉と並んでご飯作るのも何度目ですかね」トントントン バルクホルン「何度目だろうな、覚えていない程という事はわかるが」ショリショリ 俺「なんだかもうこの光景が当たり前に感じるようになってしまいました」トントントン バルクホルン「はは、私もだ」ショリショリ 俺「最初の頃からは考えられないですね」トントントン バルクホルン「も、もうその頃の話はいいだろう」/// 俺「あはは、すいません」カチカチ ボッ バルクホルン「……」ショリショリ 俺「……」コトコト バルクホルン「……次の作戦なんだが」 俺「3日後、でしたっけ」 603 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 29 56.11 ID NgbO0/X0P バルクホルン「ああ、明日には俺専用のストライカーが扶桑から届くらしいが、作戦発動までは自由にしていていいと聞いてる」 俺「そうみたいですね」 バルクホルン「俺はどうするんだ?」 俺「どうもしませんよ」 バルクホルン「何か準備とか、心構えとか、したいこととかあるんじゃないのか」 俺「いえ、特になにも」 バルクホルン「そうか……」 俺「そうですね、強いて言えば……この日常をゆっくりと噛み締めたい、って所でしょうか」 バルクホルン「日常……」 俺「今まで毎日当たり前に過ごしてきた日常、過去の無い俺にとってはかけがえのないものなんです」 606 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 34 56.92 ID NgbO0/X0P 俺「何でもないような事が幸せだったと、何でもないような日常が……」 バルクホルン「……」 俺「今回の作戦、いくらなんでも無茶すぎることくらい俺にだってわかります」 俺「扶桑から大和の代替案という事で直接指令が来るくらいですから、勿論勝算はあるのでしょうけど」 俺(俺が戻ってこれる保障なんてどこにもない) バルクホルン「ん?」 俺「いえ、勝算はあるのでしょうけど何が起こるかわかりませんからね、作戦の詳細もまだですし」 バルクホルン「心配するな、現状扶桑からの指令は俺に対する単独出撃だけだ」 バルクホルン「我々501部隊もミーナの権限で同行する」 607 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 40 13.89 ID NgbO0/X0P 俺「そんな事できるんですか?」 バルクホルン「上層部からも『出撃するな』とは一言も言われていないからな」 俺「そんな無茶な……」 バルクホルン「皆気持ちは一緒だ、俺1人にこんな無茶させられる訳がないだろう」 俺「……ありがとうございます」 バルクホルン「前にも言ったが、もっと甘えてもいいんだぞ」 俺「もう十分甘えさせてもらいましたよ」 俺「ここにきて、何もわからない俺を皆にはずっと守って貰っていました」 俺「だから、今度は俺が皆を守る番です」 バルクホルン「俺……」 608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 40 42.03 ID vZACYpoB0 虎無竜…… 610 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 44 30.28 ID NgbO0/X0P 俺「大尉、俺は必ずネウロイの巣を破壊してロマーニャを開放します」 俺「皆が今までここでやってきたことを無駄にさせない為に、全てを終わらせてきます」 バルクホルン「……」 俺「だから、その前に……気持ちに区切りを付ける為にも、この間の続きを俺にも言わせてください」 バルクホルン「この間……あっ」/// 俺「大尉は、俺の隣にいてくれると言ってくれました……嘘でも嬉しかったです」 バルクホルン「う、嘘なものか!私は!」 俺「ありがとうございます、だから俺からも大尉に伝えたい事があります」ジッ バルクホルン「」ドキドキ 613 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 49 41.86 ID NgbO0/X0P 俺「俺も、これからも、大尉の隣にいさせて貰いたいと思っています、ずっと」 俺「気付いたら隣に大尉がいることがあたりまえになっていて、大尉のいない生活が考えられなくなっていました」 俺「これからもこうやって、毎日一緒に厨房に立てるような、そんな二人でいられたら思っています」 バルクホルン「」ドキドキ 俺「だから……その、俺がこの任務から帰ってきたら……俺と!」 615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 51 52.29 ID qBJDAT8w0 死亡フラグ怖い 618 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 11 56 22.85 ID NgbO0/X0P 宮藤「わー!いい匂いー!」トテトテ 俺「俺tkkhづ」ガジッ 宮藤「あれ?俺さんなんでうずくまってるんですか?」 バルクホルン「 」 俺「……ひははんだ」ダラダラ バルクホルン「舌を噛んだそうだ」 宮藤「ええっ、大丈夫ですか!?」 俺「……らいじょうー」 宮藤「ちょっと見せてください!治療しますから!」 俺「あー」 バルクホルン(そうだな、私も、同じ気持ちだ) バルクホルン(皆で笑って帰ってこよう、そうしたら……俺と……) 619 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 04 32.81 ID NgbO0/X0P ――――次の日・作戦実行2日前 俺「俺のストライカーが届いたですって?」 宮藤「わぁ、見たい見たい!」 リーネ「どんなのですか?」 ミーナ「ええ……あれなんだけど」 ――――ハンガー バルクホルン「これは、ジェットストライカー……なのか?」 サーニャ「でも、なんか変わった形」 エイラ「前ニ見たのトハ随分形が違うゾ」 シャーリー「黒のボディに……なんだこれ試験管?みたいのがいくつか刺さってるな」 621 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 10 07.56 ID NgbO0/X0P ペリーヌ「こんな形のストライカー見たことありませんわ」 リーネ「それにこのエンブレム……お花と十字架?」 宮藤「桜の花だよ、なんの印だろう?」 シャーリー「なあ中佐、これスペックはどうなってるんだ?」 ミーナ「……」 坂本「ん?どうした」 ミーナ「」スッ 坂本「……なんだこれは」 シャーリー「……なんだよこれ、名称、出力、形式、構造、設計……全部塗り潰されてるじゃないか」 ミーナ「私たちにさえ情報を降ろさないという事は相当の機密扱いという意味でしょうね」 624 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 16 03.54 ID NgbO0/X0P 俺「……」 バルクホルン「こんな訳の分からないストライカー、本当に穿くのか」 俺「まあ、機密ってだけで別にいかがわしいものって決まった訳でもありませんし」 バルクホルン「……本当に大丈夫なのか」 バタバタ ピョーン ルッキーニ「とうっ!」 クルクルクルクル シャキーン ルッキーニ「にひひー、いっちばーん!」 シャーリー「あっこらっ!ルッキーニ!勝手に人のストライカーを穿くな!」 ミーナ「ルッキーニさん!だめよ!」 625 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 25 03.07 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「ちょっと試してみるだけだよー」ウジュジュ ヒィィィィィィィィィィィィィン ペリーヌ「す、すごい」 バルクホルン「っ、なんて出力だ!」 ルッキーニ「ピャキャーー!!」 イィィィィィィィィィィィィィィィイ!!!! ルッキーニ「!?」ゾクッ イィィィィン…… シャーリー「ん?ルッキーニ?」 ルッキーニ「」スッ ミーナ「そうよ脱いで、もう、だめでしょう!」 ルッキーニ「 」 俺「どうしましたか?ルッキーニ?」 626 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 30 49.19 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「」ガタガタガタガタ シャーリー「おい!大丈夫か!」 ルッキーニ「あ、ああ……シャーリー、シャーリー、どこ?」 シャーリー「ここだ、ここだ!ルッキーニ」ダキッ ルッキーニ「」ガタガタガタガタ 宮藤「ど、どうしたのルッキーニちゃん!」 リーネ「すごい怯え方……」 シャーリー「中佐!このストライカーおかしいぞ!ルッキーニのこの反応尋常じゃないぞ!」 俺「……」 ミーナ「どういうことなの……」 627 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 36 21.15 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「やだ……これ怖い……俺、穿かないで、やだよこれ……やだ……」ガタガタ 俺「ルッキーニ……」 バルクホルン「私も反対だ!こんな得体の知れないストライカー俺に穿かせられるか!」 坂本「しかし作戦の詳細は分からないが、俺がこれを穿いて出撃する事が要になる筈だ」 坂本「そう簡単に覆せるような命令じゃないだろうが……」 坂本「ルッキーニの反応といい、このスペックの機密扱いといい、あまりにも異常すぎるのは確かだ」 俺「……いえ、俺なら大丈夫です」 バルクホルン「俺っ!」 俺「きっと俺用に調整されているんです、だからルッキーニとはちょっと相性が悪かったんでしょう」ナデナデ ルッキーニ「えうう」グスグス 628 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 51 11.37 ID NgbO0/X0P バルクホルン「し、しかし……」 俺「明日試しに穿いてみましょう、今日はルッキーニの事も心配ですし……」 俺「そうだ、とりあえず何か元気になれるものを作ってきますよ」スタスタ バルクホルン「……」 サーニャ「エイラ、なにしてるの?」 エイラ「……塔の正位置」 サーニャ「破綻、破滅、災難……」 エイラ「このストライカー多分ろくでもないゾ……私も反対ダ、嫌な予感シカしない」 サーニャ「俺さん……」 630 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 12 57 24.04 ID NgbO0/X0P ――――深夜、ハンガー 俺「……」 ストライカー(……) 俺「お前は何なんだ……」 俺「俺の何かを知っているのか……」 ストライカー(……) 俺「ルッキーニのあの怯え方……何を見せた」 俺「……」スッ バチッ 俺「ッッ!」 ギィィィン 俺「がぁっ……頭が……頭が割れる!!」ガクッ 631 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 05 01.83 ID NgbO0/X0P ―――――――――――――――― ―――――!! 俺さん、聞いてるんですか? (誰かが呼んでる) お料理の事は関係ありません (なんだろう、とても懐かしい) 本当にやるんですか? (ああ、大丈夫だ、問題ない) どうして?止まらない……こんな、違う、こんなはずじゃ! (きっと上手くやるよ) ――――――― 俺「っはぁ!はぁっ!はぁっ!」 俺「うっ、あぁ……おぇぇぇ」ビチャビチャ 俺「あっ……がっ……はぁ、はぁ……」 俺「うっ……ぐぅ……」ドサッ 632 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 13 56.65 ID NgbO0/X0P …… … 俺「……うぅ」ゴロン 俺「……気を失っていたのか、どれくらいだ」チラッ 俺「1時間程度か、しかし誰にも見つからなくて良かった……また騒ぎになるところだった」 俺(……) 俺(さっきの、脳内に見えた感覚……はっきりとは分からないが過去の記憶だった気がする) 俺(このショックでも相変わらず記憶は戻っていないが……) 俺(俺はこのストライカーを使った事がある、それは感覚で理解できた) 俺(……) 俺(このストライカーがどういうモノなのかも理解できた) 俺(そして俺の能力、固有魔法も……どういうものなのか理解できた) 634 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 18 05.87 ID NgbO0/X0P 俺(そうか……そういう事か……やっと合点がいった)スクッ 俺(……)スタスタ ガスッ! 俺(クソッ!) 俺(クソッ!クソッ!クソッ!クソッ!)ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ! ダラダラ 俺(くそっ……そういうことかよ、こんなのって……ねえよ……なんだよ……ちくしょう……) 俺(俺は……今まで何のために……大尉……) 636 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 25 45.47 ID NgbO0/X0P 俺(……)ブンブン 俺(……いや、違う!何を甘えた事を言っているんだ俺は!) 俺(これは俺がやらなきゃいけない事なんだ) 俺(俺の大切な場所、大切な人、大切な……記憶、皆の記憶) 俺(俺なら……今の俺なら守る事が出来る、俺にしか出来ないんだ)キッ 俺「覚悟を完了しろ……俺が俺である為に……」 637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 26 14.54 ID GylRIQNq0 急に覚悟のススメになったぞ 638 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 30 20.81 ID NgbO0/X0P ――――次の日(作戦実行・前日) ―――食堂 俺「あ、皆さんおはようございます」 ズラリィ~ンヌ 宮藤「お、俺さん?こ、これは一体」 サーニャ「テーブルが……お料理で埋ってる」 ペリーヌ「一体全体何が始まるんですの!」 リーネ「あ、朝からパーティーでもするんですか?」 俺「その通りです!」キリッ エイラ「本気カ!?」 シャーリー「うっはー、すっげー、ごちそうだー!」 639 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 36 26.62 ID NgbO0/X0P ルッキーニ「ピャー!すごーい!おっきいケーキだー!」キラキラ ルッキーニ「あ、タコもある」 エーリカ「お酒だー!お菓子だー!」 ミーナ「ちょ、ちょっと俺さん!いくらなんでも朝から作りすぎです!なんですかこれは!」 俺「すいませんミーナ隊長、でも今日は出撃の予定もなければ外部に出る予定もないんですよね」 ミーナ「それはそうだけど……貴方ストライカーの試運転を」 俺「まあまあ、そんなことより明日は俺の晴れ舞台なんで、それに備えて今日は1日飲んで食べてぱーっとやりませんか?」 俺「……って自分で言ってりゃ世話ないですよね、あはは」 641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 40 37.83 ID a6b/i//H0 淫獣がへし折った死亡フラグを再建しやがった 642 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 42 22.72 ID NgbO0/X0P 坂本「はっはっはっは、いいじゃないか!俺の晴れ舞台の為に我々で英気を養ってやるのも任務のうちだ!」 バルクホルン「晴れ舞台か……」 エーリカ「いいよいいよー、もてなすよー、社長さん」スリスリ 俺「ちょ、ハルトマン中尉」 バルクホルン「ハハ、ハルトマン!そんな格好でなにをしてるんだ!」 エーリカ「そりゃー俺の英気を養うためのおもてなしだよー、ねー」スリスリ 俺「あ、あのっ」/// バルクホルン「ズボンは……さすがに穿いてるか、いやそういう問題じゃない!」 643 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 48 32.96 ID NgbO0/X0P シャーリー「お、そういうことならあたしの出番だろ、ほれほれ」プニプニ 俺「シャ、シャーリー!当たってる!」 シャーリー「当ててんだよ」 バルクホルン「~~~!!」 ミーナ「はぁ、もうそういうことなら……いいわ、今日は1日好きにしましょう」 宮藤「ミーナさん!無礼講ですか!?」 ミーナ「え?ええ、いいんじゃないかしら?」 宮藤「やったー!無礼講だー!」モミモミ リーネ「芳佳ちゃん!な、なにしてるのおぉぉぉ!」 エイラ「サ、サーニャ……私も……」ワキワキ サーニャ「 」 644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 49 53.79 ID GylRIQNq0 変態だー! 645 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 13 55 19.89 ID NgbO0/X0P ペリーヌ「な、な、な、な、朝っぱらから皆さん何をなさっているの!!」 坂本「はっはっはっは、ペリーヌ、気にするな!任務だ任務、俺の英気を養う為の任務だ!」ゴクゴク ペリーヌ「し、しかし……で、でも少佐が仰るなr」 坂本「わっしょ――――――――――――――――――――い!!!」 ダダダダダ ワッハッハッハッハッハッハッ ペリーヌ「少佐!少佐ー!!」 エーリカ「あははー」 シャーリー「あはははは」 俺「」ムグムグ バルクホルン「え、ええい二人ともどかないか!それは私がやる!!」 エーリカ・シャーリー・俺「えっ」 バルクホルン「そ、そこで黙るな!」 ルッキーニ「タコおいしー!!」モグモグ ミーナ(どうしてこうなるのかしら……) 646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 13 56 15.03 ID CleDCHWY0 ( ゜∀゜)o彡°おっぱい!おっぱい! 647 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 04 01.95 ID NgbO0/X0P ――――― キャッキャッ ウフフ キマシキマシ 俺「……ふぅ」 バルクホルン「まったく、いくら無礼講とはいえ全員羽目を外しすぎだ」 俺「いいじゃないですか、楽しいですよ」 バルクホルン「こんな状態で全員明日使い物になるのか、坂本少佐なんて飲みすぎだ」 俺「ペリーヌさんが嬉しそうに部屋まで運んで行きましたよ」 バルクホルン「ルッキーニは食べすぎだ、動けなくなるまで食う奴があるか」 俺「俺の料理をあれだけ喜んで食べてもらえたんですから本望ですよ」 バルクホルン「シャーリーも肉を食べすぎだ、何が『今のあたしは人間火力発電所』だ」 俺「うおォン」 648 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 10 54.94 ID NgbO0/X0P バルクホルン「宮藤は無礼講に乗ってやりたい放題にも程がある、いや、まあ私になら別に……」 俺「あ、ああ……若干目に毒ですねあれは」(自分ならいいんだ) バルクホルン「リーネは宮藤に骨抜きにされてあの様だ」 俺「大丈夫かな、息は荒いし顔も赤い」(……ちょっとエロい) バルクホルン「エイラとサーニャは……普段と変わらんな」 俺(エイラさんのボディタッチが激しいように見えるけど、サーニャさんも満更でもなさそうだ) バルクホルン「ミーナはミーナで端の方で酔って感傷に浸ってるし……」 俺「ま、まあ、隊長ですから色々思うところもあるんでしょう」 バルクホルン「ハルトマンは……ああ、見るな見るな!」 俺(脱ぎ散らかした服が散乱してる……) 649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 14 14 05.36 ID GylRIQNq0 ここでマロニーが颯爽と登場したら501終わるなw 650 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 16 35.33 ID NgbO0/X0P バルクホルン「俺も随分と飲んでいるようだが、そんな状態で明日飛べるのか」 俺「その辺は自制してますよ、それより大尉は楽しんでますか?」 バルクホルン「まあ、な……はは、こんなに何も考えずに楽しんだのは久しぶりだ」 俺「それはよかった、早朝から準備した甲斐があるってものですよ」 バルクホルン「それにしても明日は出撃だというのになんだって急にこんなことを」 俺「昨日もお話した通りですよ、俺は残りの時間でここの日常を楽しみたかったんです」 俺「それに、明日の作戦が成功するにしろ失敗するにしろ、上層部が501部隊を現状維持させておくとも考えにくいです」 バルクホルン「それは……」 651 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 21 50.02 ID NgbO0/X0P 俺「皆分かっててあえて口にしていないんでしょう、成功すればめでたく解散、失敗すればロマーニャから撤退 どちらにしても離れ離れになることには変わりありません」 俺「だったら最後くらい何も考えずに楽しんだほうが有意義ってものですよ」 バルクホルン「変わったな」 俺「?」 バルクホルン「最初会った頃は、そんな前向きな考えが出来る男じゃないと思っていた」 俺「大尉のおかげですよ、大尉がいてくれたから俺は前を、未来を見る事ができるようになったんです」 バルクホルン「私は何もしていないさ」 俺「大尉はそう思っていたとしても、俺にとっては隣にいて貰えるだけで十分なんです」 652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 14 22 20.38 ID gErvr5X00 マロニー「颯爽登場」☆・:彡 653 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 26 45.94 ID NgbO0/X0P 俺「それだけで俺は」(たとえ全てが) 俺「強くなれるんです」(幻であろうとも) バルクホルン「そうか……」 俺「さて、宴もたけなわな事ですしそろそろ片付けましょうかね」 バルクホルン「なら私も手伝おう」 俺「ああ、大尉はみなさんを部屋に、このままじゃちょっと……あまりにも」 バルクホルン「あはは、それもそうだな」 俺「そうだ、片づけが終わったらちょっとお願いがあるんですけどいいですか?」 バルクホルン「?」 654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 30 06.60 ID 8GDy9RMd0 652 帰れ 655 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 33 58.84 ID NgbO0/X0P ――――俺、自室 コンコン ガチャ バルクホルン「頼まれたもの、持ってきたぞ」 ドサドサ 俺「ありがとうございます」 バルクホルン「私の撮った記録が見たいだなんて、別に面白いものなんてないぞ?」 俺「いいんですよ、それで」ペラペラ バルクホルン「隣、座るぞ」ストン 俺「」ペラペラ バルクホルン「……」ジー 俺「」ペラペラ バルクホルン「……」ジー 656 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 44 25.80 ID NgbO0/X0P ――――30分後 俺「」ペラペラ バルクホルン「な、なあ、俺、あのな」 俺「あった!」 バルクホルン「えっ?」 ゴソゴソ 俺「これ、大尉の写真、俺にくれませんか?」 バルクホルン「そんなものを探していたのか……ま、まあ別に写真くらい構わないが」 俺「ありがとうございます、これで心置きなく飛べます」 バルクホルン「そ、そうか……それでだな、私からも頼みがあるんだが」 俺「はい」 バルクホルン「い、一緒に写真をとってくれないか」 657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 14 48 30.93 ID W56aaTaF0 壁殴る体力も気力も失った 658 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 49 59.49 ID NgbO0/X0P ―――― バルクホルン「い、いくぞ」 ジー 俺・バルクホルン「……」 カシャ バルクホルン「よし」 俺「あ、大尉もう一回撮ってもらえませんか?俺の分も」 バルクホルン「別に構わないが、焼き増しもできるぞ?」 俺「俺の分は俺で撮りたいんです」 バルクホルン「わかった、ちょっとまっててくれ……よし、いくぞ」 ジー 俺・バルクホルン「……」 グイッ バルクホルン「んなっ」 659 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 14 56 09.12 ID NgbO0/X0P カシャ 俺「これでよし」 バルクホルン「い、いきなり抱き寄せるな!驚くだろう!というか最初から言え!」/// 俺「あはは、すいません」 バルクホルン「ったく……そんな真似しないでも断る訳なんて無いというのに」 俺「はい?」 バルクホルン「なんでもない!」 俺「あれ、そういえばその端っこにある小さいアルバムは」サッ バルクホルン「あっ、それは!」 ペラペラ 俺「ふんふん、これ大尉の小さい頃の写真じゃないですか、可愛いなー」 660 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 02 03.17 ID NgbO0/X0P バルクホルン「かか、返せ!それは間違って持ってきたんだ!」バッ 俺「いいじゃないですか見せてくださいよ、可愛いですよ大尉」ササッ バルクホルン「か、可愛いとか、そういう問題じゃない!言うな!」ババッ 俺「いやいや、今も勿論魅力的ですけどこっちも可愛らしいですよ」サササッ バルクホルン「だ、だから可愛いと言うなと!」バババッ ガッ 俺・バルクホルン「あっ」 ドサッ 俺「……」 バルクホルン「……」 661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 03 39.73 ID mvOyqu1F0 壁が無いよ 663 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 07 58.95 ID NgbO0/X0P 俺「……」 バルクホルン「……」 俺「大尉……」 バルクホルン「……」スッ 俺「……」 バルクホルン「んっ、ふ……ぁ……んんっ……」 バルクホルン「はぁ……」/// 俺「……大尉、俺は最低です」 バルクホルン「どうしてだ?」 俺(……だけど、今は) 664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 12 56.31 ID cIenEPiFO そろそろ壁を用意しようか 665 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 17 01.06 ID NgbO0/X0P ギュッ バルクホルン「俺が何を想ってるのかは今は分からない、でも今夜はこのまま離さないで欲しい」 俺「……はい、大尉」 バルクホルン「なあ、もう一回……んっ……」 バルクホルン「今夜だけじゃ足りない、まだ足りないんだ……帰って来たら……」 バルクホルン「いや、その前に必ず帰ってくると約束してくれないか」 俺「……」 バルクホルン「ん?」 俺「大尉……」 バルクホルン「ん……む……はぁ、こぉら誤魔化すな……あっ」 666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 18 43.36 ID W56aaTaF0 壁を殴る拳も無くなった。もう駄目だ 667 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 19 57.68 ID GhVMSwOe0 なんで壁がケーキになってんだよ甘すぎだろ 668 名前:喉 ◆NODO.2x7/2 [] 投稿日:2010/10/11(月) 15 21 10.88 ID W0aCW/Nr0 そろそろ壁殴り代行の時間か 669 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 26 06.18 ID NgbO0/X0P ――――作戦当日・朝 チュン…チュン… 俺「……」スッ バルクホルン「」スヤスヤ 俺「いって来ます、大尉」ビッ スタスタ 俺「さようなら」 ガチャ バタン 671 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 32 59.97 ID NgbO0/X0P ―――――――― 俺『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』 ガォンガォン バギン 俺『痛ッ……しまった、落とした奴の破片か!』 俺(まずい、この位置は!) ネウロイ(キィィィィイィン) 俺『しまった!』 俺『くそっ!やめろ!うわあああ!大尉――――――――――――!!』 ドガァァァァァン 672 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 34 51.09 ID a6b/i//H0 なにがあった 673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 35 21.78 ID 8GDy9RMd0 朝チュン……だと……? 674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 36 02.55 ID 8GDy9RMd0 夢か? 675 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 37 11.62 ID NgbO0/X0P ――――― バルクホルン「俺っ!」ガバッ バルクホルン「はぁ、はぁ……ゆ、夢か……はぁ……」 キョロキョロ バルクホルン「俺?」 ズキッ バルクホルン「痛っ……」 ソーッ バルクホルン「」/// バルクホルン「と、とりあえずそろそろ出撃準備にかからなければ!」 676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 38 01.10 ID GylRIQNq0 やりおったー!お姉ちゃんの処女をよくも! 677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 39 47.54 ID W56aaTaF0 これでお姉ちゃんのウィッチとしての寿命は一気に縮まったな 678 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 44 14.01 ID NgbO0/X0P ――――廊下 …… バルクホルン「……静かすぎる」 バルクホルン「まさかまだ皆寝てるのか?」 ―――――各部屋 ―――――食堂 ―――――ロビー ―――――ブリーフィングルーム ―――――風呂 バルクホルン「何かおかしい、誰もいないぞ……どういうことだ?」 ……!……! バルクホルン「ハンガーの方から何か聞こえる……」 679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 44 16.60 ID CleDCHWY0 まあ劇中でももう19だし‥‥ 680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 46 53.48 ID W56aaTaF0 ロストバージンからすぐに衰退が始まるのか、そうではないのか その辺が良く分からんな 681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 15 48 02.13 ID a6b/i//H0 ただの二次設定だろ 682 名前:喉 ◆NODO.2x7/2 [] 投稿日:2010/10/11(月) 15 48 41.48 ID W0aCW/Nr0 バージンが・・・ 683 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 52 18.69 ID NgbO0/X0P ――――ハンガー バルクホルン「誰もいない……聞き間違いか……」 スタスタ バルクホルン「こ、これはMe262V1……なぜこんな所に」 ソーッ バルクホルン「いや違う、以前よりエンジン周りが改良され」 ガスッ バルクホルン「がっ……」 ―――― ――― ―― 684 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 15 58 04.81 ID NgbO0/X0P 「―――!―――!」 バルクホルン「……うっ」 ミーナ「トゥルーデ!」 バルクホルン「ミーナ?」 エーリカ「大丈夫か!トゥルーデ!」 バルクホルン「あ、ああ……そうか、私はさっきハンガーで……」 ミーナ「もう!今までどこにいたのよ!どれだけ心配したと思ってるの!」 バルクホルン「す、すまない、いや、そのだな」 エーリカ「そんなことより!今のこの状況だよ、何がどうなってるのさ!」 坂本「ここは、使用していない離れの部屋か?」 685 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 04 43.99 ID NgbO0/X0P 宮藤「私は目が覚めたらもうここで縛られていて……」 リーネ「私もです……」 ペリーヌ「まったく、この、鎖が!きつく縛りすぎですわ!」モゾモゾ サーニャ「……」シュン エイラ「だ、大丈夫ダ!サーニャは何がアッテも私が守る!」 サーニャ「二人とも縛られてるのに?」 エイラ「 」 シャーリー「ったく身動きひとつとれねーよ、なんなんだよこの状況」 ルッキーニ「うじゅじゅぅぅ」ウルウル バルクホルン「そうだ、俺は!俺はどうしたんだ!」 ガチャ ???「おや、お目覚めかね魔女諸君」 686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 05 23.46 ID 8GDy9RMd0 まさかのマロニー? 687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 09 10.72 ID k5g+H5px0 黒幕登場か 688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 16 09 45.02 ID mvOyqu1F0 やった!俺がお姉ちゃんとセクロスしたぞ! うっ… 689 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 10 12.30 ID NgbO0/X0P バルクホルン「誰だッ!!」 扶桑皇族提督「誰とは随分な物言いだな、ゲルトルート・バルクホルン大尉」 ミーナ「提督……」 バルクホルン「提督って、まさか俺の……!」キッ 坂本「提督、これはどういう事だ、状況の説明を願いたい」 扶桑皇族提督「どうこもうも無い、貴殿等に折角の成果を邪魔されては困るのでね」 シャーリー「あたし達が俺に手出ししないようにって事か」 扶桑皇族提督「物分りが良くて結構」 宮藤「どうしてですか!だって、あんな危険な任務俺さん1人でなんて!」 扶桑皇族提督「ははは、馬鹿を言ってもらっては困る、それこそが必要なのだよ」 リーネ「どういうことですか?」 690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 16 11 45.98 ID GylRIQNq0 いくら扶桑の偉い人とはいえ佐官含む連合国公認部隊の面子を独断で拘束したとなってはマロニーが黙っていない と思う 691 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/11(月) 16 13 19.13 ID NgbO0/X0P 扶桑皇族提督「我々に必要なのは、俺少佐が単独で出撃し、単独でネウロイの巣を撃破したという成果のみだ 余計なシナリオを付加されてしまっては都合が悪いのだよ」 ペリーヌ「だからといってこんな事をして後々どうなるかわかっていらっしゃるの!?」 扶桑皇族提督「だからそれすらを帳消しにできる成果をこれから出そうというのではないか」 バルクホルン「俺になにをさせるつもりだ……」 扶桑皇族提督「ふむ、質問もあるだろうが私もまだまだ本日の準備等で忙しいのでな……」 扶桑皇族提督「いやしかし貴殿等はよくやってくれた、褒美に彼女から詳細を聞くといい」スッ ???「はい……」 エーリカ「なっ」 ウルスラ「お久しぶりです、ねえさま」 記憶の無い俺8へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/346.html
記憶の無い俺6 俺「ストライクウィッチーズ?」 396-463 396 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 19 38 23.51 ID 193U5ekEP ―――――!! ―――!――――――――――! (誰かが呼んでる) ――――――!! (なんだろう、とても懐かしい) ―――――……―――――? (ああ、大丈夫だ、問題ない) ――――!――――! (きっと上手くやるよ) 俺(……) 俺「……ん」 俺「……ここは、医務室か」 397 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 19 40 40.91 ID 193U5ekEP 俺(なんだろう、何か夢を見ていた気がするけど思い出せない……) 俺「そ、そうだ!大尉!」 ガバッ!! 俺「大尉ッ!」 ガチャッ!! バルクホルン「俺ッ!!」 俺・バルクホルン『あ』 俺「……」 バルクホルン「……」 398 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 19 46 19.82 ID 193U5ekEP 俺「あ、あー……お、お元気でs」 ギュー バルクホルン「馬鹿……この大馬鹿者」グスッ 俺「大尉……」スッ バルクホルン「なんて無茶するんだ……この馬鹿」 俺「お互い様じゃないですか」ナデナデ バルクホルン「……うるさい」 エーリカ「はいはい、お熱いところ悪いんだけどさー」パンパン バルクホルン「し、しまった」/// バッ 俺「そんなあからさまに距離をとらなくても……」 399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 19 51 07.28 ID k1OZNvlZP エルシャダイネタが見えた気がするが、おそらく考え過ぎだろう 400 名前:記憶の無い俺 399見返して気づいた……本当だ[] 投稿日:2010/10/07(木) 19 52 17.19 ID 193U5ekEP エーリカ「とりあえずみんなに顔みせてやんなよ、2人とも丸2日間も寝っぱなしだったんだから」 俺「2日間も……」 エーリカ「トゥルーデなんてさっき目を覚ましたばっかだってのにロクに話も聞かずに『俺―っ!』って走り出して」 バルクホルン「や、やめろぉぉぉ!!」/// 俺「た、大尉」/// エーリカ「ていうか廊下で思いっきり抱き合っといて今更なにを照れてるんだか」 バルクホルン「ああああああああ」/// エーリカ「はいはい!いいから行くよ!」ズルズル 401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 19 53 12.74 ID g7g2rKuh0 エルシャダイ糞ワロタwwwwww 402 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 19 56 51.14 ID 193U5ekEP ―――― シャーリー「いやしかし驚いたよなぁ、まさか俺がウィッチだったなんてなぁ」 宮藤「それにあの魔法!すごかったです!一発であのネウロイをばーんって!」 ルッキーニ「ばーん!!」 リーネ「私たちがいくら手を尽くしてもどうにもならなかったのに」 サーニャ「うん、俺さんが来てくれなかったら……」 エイラ「マアそこは素直に感謝ダナ」ウンウン 俺「ああ、あはは」テレテレ シャーリー「それにバルクホルンを助けた時のあの俺の勢いときたら」 ルッキーニ「大尉―って!!」ピャー 403 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 01 44.14 ID 193U5ekEP 俺「よ、よしてください恥ずかしい」/// バルクホルン「お、おまえらいい加減にしないか!俺が困ってるだろう」/// シャーリー「そんな顔で言われてもなぁ」ニヤニヤ ペリーヌ「俺少佐、そういえばあの魔法は一体どういう原理なんですの?衝撃波?のように見えましたが」 俺「いや、その俺も夢中で……あれもなにをどうやったのかさっぱり……」 ペリーヌ「はぁ、相変わらず記憶は変わらず仕舞いって訳なんですのね」 リーネ「それで、俺さんはこれからどうされるんですか?」 宮藤「もしかして一緒に戦ってくれるんですか!」 俺(そうだ、やっと俺が望んだ皆の為になれる力、俺が守りたいこの場所を守れる力) 俺(自分でもどうやったのか分からないけど、俺にだってできるんだ) 406 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 07 41.36 ID 193U5ekEP 俺「ええ、俺もこれからは皆と一緒に」 ガチャ ミーナ「残念だけど、そうはならないわ」 バルクホルン「ミーナ!?」 宮藤「ミーナさん、坂本さん、帰ってたんですね!」 俺「どこかへ行かれてたんですか?」 リーネ「ミーナ中佐と坂本少佐は俺さんの件で司令部まで呼ばれてたんです」 俺「俺の……?」 シャーリー「そうはならないって、どういうことだ?」 407 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 16 04.72 ID 193U5ekEP 坂本「司令部及び扶桑皇族提督の決定だ、俺は上層部から直接出撃命令があるまで出撃禁止、基地待機という事だ」 サーニャ「そんな、どうして」 エイラ「あのネウロイを倒したのはコイツだゾ」 ミーナ「退避命令が出ていたにも関わらずの無断出撃、ストライカーの無断使用、戦闘機の無断使用未遂」 リーネ「あ……」 ミーナ「及び戦闘機の破損、整備員との暴力沙汰、食堂での職務放棄」 ミーナ「これ以上まだ必要かしら」 俺「……いえ、申し開きもございません」 バルクホルン「な、何を言ってるんだミーナ!俺が来なかったら今頃全員どうなっていたか!」 ミーナ「バルクホルン大尉、規律よりも結果論を取るとは貴女らしくありませんね」 バルクホルン「くっ」 坂本「むしろそれだけやっておいて待機命令で済んだんだ、よしとしようじゃないか」 ミーナ「……ごめんなさい、私個人としてはこんなこと言いたくないんだけどこれも命令なの」 408 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 22 03.10 ID 193U5ekEP 俺「いえ、仰るとおりです」 ミーナ「でも誤解しないで、貴方のおかげでネウロイを倒せて、トゥルーデを助けてくれた事には皆感謝してるわ」 バルクホルン「ミーナ……」 シャーリー「そうだぞー」 ルッキーニ「そうだそうだー」 バルクホルン「ああ、この命は俺に拾ってもらったようなものだ、私に出来ることなら何でも言ってくれ」 俺「大尉……」 バルクホルン「俺……」 エイラ「もう二人とも人目とか関係ないんダナ」 サーニャ「」クスクス 坂本(それにしても、司令部の連中……) ミーナ(ええ、気になるわね) ―――― ――― ―― 409 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 27 54.02 ID 193U5ekEP ――――司令部 ミーナ「……以上です」 ロマーニャ将軍「俺少佐がな……」 ミーナ「はい、我々もまさか彼がウィッチだとは……そういった報告も当初より受けていませんでしたし……」 カールスラント将軍「ふむ、いや、よい、話を聞く限りは貴君らは上手く育ててくれているようだな」 ミーナ「?」 坂本(育てる?) 扶桑皇族提督「俺中尉……いや、少佐の交友関係等も聞かせて貰ったが、間違いはないな」 ミーナ「はい(中尉?)」 410 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 33 30.40 ID 193U5ekEP (なれば今回の件とあわせてみても期待……) (これほど早く出来上がるとは予想……) (あのサイズのネウロイ……) (計測上の破壊力……) (それでは早々に……) (調整は進めておいた方がよいだろう……) (兵器局にも……) (ではあのストライカーは……) (あの女に任せ……) 411 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 38 37.76 ID 193U5ekEP 坂本(何をコソコソと話している?) 扶桑皇族提督「では、結果的にネウロイを撃破した事を考慮して、俺少佐の件に関して罰則は不問としよう」 ロマーニャ将軍「建前もあるだろうからな、我々の命令があるまでは基地待機とでもしておけばよかろう」 扶桑皇族提督「くれぐれも勝手に出撃させるような真似はするなよ」 ミーナ「現場での指揮権は私にあります、万が一の場合を」 扶桑皇族提督「ヴィルケ中佐、最初に送った電信をもうお忘れか」 ミーナ「……」 扶桑皇族提督「俺少佐に関しては501部隊預かりとするが総指揮権は私にある、勘違いしないで頂きたい」 412 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 44 33.36 ID 193U5ekEP 扶桑皇族提督「罰則は不問とするが出撃は一切禁止だ」 ミーナ「……了解しました」 扶桑皇族提督「以上だ、質問は受け付けない」ガタッ ―――― ――― ―― 坂本「余計な混乱を招かぬよう、皆には伝えない方がいいだろう」 ミーナ「そうね……」 413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 20 54 57.37 ID wbfKR3fY0 もしかして記憶喪失は皇族なのか? 414 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 56 37.69 ID 193U5ekEP ――――次の日、自室 俺(出撃禁止……) 俺(また皆が戦いに出て行く様を見送るだけの日々になるのか) コンコン 俺(折角力を手に入れても……使えなければなんの意味も無い) コンコン 俺(いや……よそう、そんな卑屈になっていてもしかたない、俺には俺で出来ることがあるんだ) ガチャ サーニャ「あの……俺さん?いますか?」 415 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 20 58 32.75 ID 193U5ekEP 俺(もう今までとは違う、ここが俺の居場所なんだ) サーニャ「あの……」 俺(こんな俺を家族として認めてくれた彼女達の為にも、こんなところでグズグズしてる場合じゃない) サーニャ「あの……」 俺(今出来ることを精一杯やるだけだ、班長も言っていた通り、自分の役目を勘違いしてる場合じゃないしな) サーニャ「」グス トボトボトボ 俺(よし、気分転換にちょっと外に) エイラ「コラ――――――――――――――――――――――――ッ!!!」 416 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 01 41.16 ID 193U5ekEP 俺「うわあ!!!」 エイラ「オイ!さっきからサーニャが呼んでるのに何シカトこいてんだヨ!」 俺「え?」 サーニャ「……」/// 俺「ああ悪い、ごめんなさい、ちょっと考え事をしてて気づきませんでした」 エイラ「全ク、前ニモこんなことあったゾ」 417 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 04 51.83 ID 193U5ekEP 俺(……前にも?) サーニャ「あの、俺さんあれからちょっと元気ないから、またお茶でも……」 俺「ありがとうサーニャさん、丁度気分転換しようと思っていたんです」 エイラ「全ク、前といい今回といい何でサーニャはわざわざ」ブツブツ サーニャ「なにしてるのエイラ、行くよ?」 エイラ「あああ、おいてかないでよサーニャぁぁぁ」 418 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 10 31.32 ID 193U5ekEP ―――― ペリーヌ「今回もわたくしの育てたカモミールティーをご用意致しましたわ、さ、どうぞ」 サーニャ「ありがとうペリーヌさん」 エイラ「ツンツンメガネはアレだけどこやっぱりこのハーブティーは美味いナ」 ペリーヌ「アレってどうことですの!ですから!その呼び方もおやめなさいって何度言ったら!」 エイラ「イーっだ」イーッ 俺(今回も……?) ペリーヌ「あら、俺少佐?お口に合いませんか?」 俺「え、いえ、素晴らしいカモミールです、実に俺好みの淹れ方で驚きました」 420 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 12 03.57 ID 193U5ekEP ペリーヌ「以前ご指摘いただいた所を気にかけて淹れましたのよ、当然ですわ」フフン ペリーヌ「全く貴方ときたら、前回はわたくしのカモミールを褒めて下さったとおもったら2時間も講釈を」 俺(……) サーニャ「俺さん?」 俺「つかぬ事を伺いますが、以前……というのは?」 ペリーヌ「以前は以前ですわ、俺少佐が基地に来たばかりの時にサーニャさんにお願いされてお茶をご用意した時の事ですわよ」 俺(……どういうことだ、俺にそんな記憶は無い) 421 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 14 48.01 ID 193U5ekEP エイラ「ドウシタ?俺、顔色悪いゾ?」 俺(ここに来てからが俺の全てなんだ、彼女達と過ごした日々を一つたりとも忘れた事なんてない) 俺(初日にハルトマン中尉の部屋で目が覚めて……大尉に追われて……雑務を引き受けて……) エイラ「オーイ」 俺(……馬鹿な、彼女達3人とお茶を飲んだ記憶なんてどこにもない)ドクン 俺(覚えていないとか、忘れたとかそういうことじゃない……無い、記憶が無い)ドクンドクン サーニャ「俺さん?大丈夫?」 422 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 18 33.06 ID 193U5ekEP 俺(彼女達が俺を騙している様子も見えない、そもそもそんな意味がない)ドクンドクン 俺(間違っているのは俺……俺の記憶……)ドクンドクン 俺「っ、はぁ!」ガタン ペリーヌ「ちょっ、俺少佐!大丈夫ですの!」 俺「はぁっ、はぁっ」 サーニャ「すごい汗……大丈夫?」フキフキ 俺「あ、ああ……ありがとうございます、なんでもないんです、何でも」 ペリーヌ「そんな様を見せられて何でもないで片付けられるわけありませんでしょう!」 エイラ「医務室行くカ?」 423 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 21 14.21 ID 193U5ekEP 俺「いえ、大丈夫です、さあ、折角淹れていただいた紅茶が冷めてしまいます」ゴクゴク 俺「うまいっ!」テーレッテレー ペリーヌ・サーニャ・エイラ「……」 俺「あ、あはは、じ、実はちょっと昨日寝不足で、立ちくらみがしただけなんです」 俺「寝不足なんて恥ずかしいから言いにくくて……」 エイラ「何ダヨモー、人騒がせな奴ダナー」 ペリーヌ「まったく、何事かと思いましたわ」 サーニャ「……」 俺「あは、あはは、面目ない」 サーニャ(……嘘、何か隠してる) 俺「ああ、お茶が美味しいなあ……ははは」 424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 21 26 31.31 ID wbfKR3fY0 雲行きが怪しくなってきたな 425 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 26 38.75 ID 193U5ekEP ――――数日後 俺(相変わらず俺に出撃命令は出ていない) 俺(あの紅茶の一件から皆の会話の中で自分の記憶と齟齬が発生していないか確認する癖が付いた) 俺(が、あれ以来特に記憶に関して違和感を覚えることも無い) 俺(気にしすぎだったのだろうか……) バタバタバタ ルッキーニ「俺ーむしー」バッ ギュー 俺「おわぁ!いきなり背中に抱きつかないで下さい!」 ルッキーニ「うじゅー、ねね、俺、おやつおやつ!おやつ作って!」 俺「いいですよ、じゃあ先にお茶を用意してますから皆さん食堂に呼んでおいてください」 ルッキーニ「らじゃー!!」 バタバタバタ 俺「ま、考えても仕方ないか」 427 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 21 31 45.40 ID 193U5ekEP ――――食堂 俺「じゃあまずは、お茶を……」コポコポ 俺「『前にも』ペリーヌさんに貰ったカモミールです、お菓子は今からご用意しますのでちょっと待ってて下さいね」 サーニャ「……」 俺「さて、じゃあ何が食べたいですか?」 宮藤「俺さんの作るお菓子みんな美味しいからなんでもいいですよ」 リーネ「私も、何でも楽しみです」 俺「うーん、何でもって言われると逆に困るんだよなぁ」 バルクホルン「スイートポテトはどうだ、前にクリスに分けて貰ったがあれは美味しかった」 バルクホルン「で、できれば俺がちゃんと作ってくれた出来立てを食べてみたい……」ゴニョゴニョ エーリカ(なんでそこでちゃんと伝えられないかな) 428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 21 37 30.61 ID fikTS9jB0 僕は頭からケツまでシリアスでも全然構わないんでね 431 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 00 28.88 ID 193U5ekEP 俺「あー、さつまいもをちょっと切らしちゃってるんで今日は無理ですねー」 バルクホルン「そ、そうか……」シュン ルッキーニ「そだ、アレがいいアレ!」 俺「あれ?」 ルッキーニ「アレ、なんだっけホラ、うじゅじゅーってしててもきもきーってしてるやつ」 シャーリー「おー、アレか、前にあたしらが作ってもらったアレか」 俺「何か作りましたっけ?」 シャーリー「なんて名前だっけ?卵とか使ってた黄色い粘土みたいなやつ、ホラ」 ルッキーニ「えと、確かシャンプー?にゃんちゅう?」 俺「もしかして三不粘(サンプーチャン)の事ですか?」 434 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 05 28.15 ID 193U5ekEP シャーリー・ルッキーニ「それだ!」 俺「よくご存知ですね、いいですよ、材料は十分ありますからちょっと待ってて下さいね」 俺(……) 俺(……何だって?) 俺「ちょっと待ってください、シャーリー、ルッキーニ。さっき何て言いました?」 シャーリー「へ?黄色い粘土みたいな奴ってこと?」 俺「違います、その前」 シャーリー「前にも作ってもらったって事か?」 俺(まただ……俺の知らない事だ) 435 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 10 38.03 ID 193U5ekEP シャーリー「いーやぁー、あの時は参ったなぁ、ルッキーニが泣き止まないもんだからさぁ」 ルッキーニ「うじゅー、だってあたしのケーキがー」 俺(今回もそうだ、三不粘なんてあんなマニアックな料理ルッキーニが知ってる訳が無い) 俺(紅茶の件も間違いではなかった……やはりここに来てからの俺の記憶に異常が生じている) 俺(これが何を意味するのかは分からないが……) ルッキーニ「おーい、俺?」 俺(俺は……過去を無くすだけでなく、新しく得た記憶さえ残す権利すら無いとでもいうのか) 俺「クソッ!」ガン! ルッキーニ「ヒッ!」ビクッ 438 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 15 19.54 ID 193U5ekEP シャーリー「お、おいどうした、あたし何か気に食わないこと言ったか?」アセアセ 俺「ハッ、い、いや、違います!違うんです!本当に何でもないんです!すいません!」 バルクホルン「ちょっと前から気になってはいたが、やっぱり顔色が悪いぞ、あまり無理をしない方が」スッ 俺「無理なんてしていない!」バシッ バルクホルン「あっ」 俺「あっ」 バルクホルン「そ、そうか、それはすまなかった……わ、私としたことが、勘違いだったか」 タッタッタッタ 俺「あっ……」 439 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 18 37.06 ID 193U5ekEP サーニャ「」スッ テクテク エイラ「サーニャ?どこいくんだ」 ペリーヌ「ちょ、ちょっとなんなんですの!?」 宮藤「俺さん、どうしちゃったんですか?大丈夫ですか?」 リーネ「私たち何かしちゃいましたか?」 俺「い、いえ本当に、皆が何かっていう事じゃなくて、その、えっと」 エーリカ「とりあえず、トゥルーデを追ってあげなよ」 俺「……すいません」ダッ エーリカ「いってらっしゃーい」フリフリ 441 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 23 14.58 ID 193U5ekEP エーリカ「さて、俺も行っちゃったことだしさ、宮藤なんか作ってよ」 宮藤「え、ええっ、でも、あの、バルクホルンさんと俺さん……」 エーリカ「心配要らないよ、あの二人なら」 リーネ「で、でも……」 シャーリー「ハルトマンが言うなら、まあ大丈夫、なのかなぁ……でも」 ルッキーニ「うじゅじゅ、俺怖かった……」シクシク シャーリー「あんな俺の顔見たのは初めてだったからな……それだけが心配だよ」 エーリカ(俺が何を抱えてるのかまでは今回ばかりは分からないけどね……) 443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 30 04.92 ID 193U5ekEP ――――廊下 サーニャ「バルクホルンさん」 バルクホルン「サーニャか」 サーニャ「ちょっとお話があります」 バルクホルン「俺の事か」 サーニャ「はい、バルクホルンさんもお気づきとは思いますけど……」 バルクホルン「あの出撃以来……どこか影を感じてはいたんだがどうにも話しづらくてな、あはは」 サーニャ「私もこの前、俺さんとお茶したときに……それと今日の俺さんを見てもしかしてと」 バルクホルン「……」 サーニャ「バルクホルンさんならきっと上手くお話してくれると思うから……」 バルクホルン「何か知ってるのか」 サーニャ「……恐らくは」 444 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 31 44.04 ID 193U5ekEP ―――― 俺「っはぁ、大尉……いったいどこへ」 バルクホルン「俺」 俺「大尉……」 バルクホルン「少し、話をしないか……」 ――――俺、自室 俺「先ほどは、すいませんでした……折角気にかけていただいたのに取り乱して」 バルクホルン「あ、ああ、そんなことはいいんだ、気にするな」 俺「ちょっと、寝不足で体調が悪くて……ははは」 バルクホルン「……」 俺「体調管理も仕事のうちだってのに、まったくしょうがないですね俺ときたら、あはは」 バルクホルン「……」 俺「皆も驚かせてしまいましたし、後で謝っておかないと」 447 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 39 21.70 ID 193U5ekEP バルクホルン「記憶……」 俺「」ピクッ バルクホルン「記憶……無いんじゃないか、もしかして」 俺「……どうしてそれを」 バルクホルン「あの出撃以来、俺の態度に違和感を覚えてはいたんだが……」 バルクホルン「サーニャからも俺の話を聞いてな」 俺「そうですか……」 バルクホルン「なあ、私でよければいつでも相談にのるぞ?不安があれば受け止める事だってできる」 バルクホルン「だから、もうそんなに抱え込むのは止めてくれないか……」 俺「……」 バルクホルン「そんな俺を見ているのは、私も……辛い」 448 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 22 42 10.16 ID 193U5ekEP 俺「大尉……」 バルクホルン「私はそんなに頼りないか?お前の力になることもさせて貰えないのか?」 バルクホルン「妹に笑顔をくれた、私を助けてくれた……お前の力になりたいんだ」 俺「……」 バルクホルン「……」 俺「……」 バルクホルン「俺、こっちを向いてくれ」 俺「」スッ ギュッ バルクホルン「……私たちは家族じゃないか、甘えたっていいんだぞ」 俺「……っ」 バルクホルン「ん?」 450 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 01 19.97 ID 193U5ekEP 俺「……怖いんです」 俺「ここで獲た記憶が、皆との思い出が、それが俺の、今までの全てなのに」 俺「気がついたら俺の中から抜け落ちて……無くしたことさえ気づけずに」 俺「いつか全て忘れてしまうんじゃないかって……」 バルクホルン「大丈夫だ……」ナデナデ バルクホルン「私はここにいる、忘れさせない、いつだって一緒だ」ナデナデ 俺「……」 451 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 03 45.99 ID 193U5ekEP バルクホルン「忘れたならまた覚えればいい、無くしたならまた作ればいい」ナデナデ バルクホルン「共にいればいつだって記憶なんて重ねられる」ナデナデ 俺「……」 バルクホルン「だから、心配するな、私は常に、ずっと俺の隣にいる」ナデナデ 俺「ぐっ、く……」 バルクホルン「泣いていいぞ、私の胸にだってそれくらいの余裕はある」ナデナデ 俺「ぐ……う……うぅ……」 バルクホルン「よしよし」ナデナデ 452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 05 26.39 ID CyWzE2wfO ナデナデされてー 453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 06 17.81 ID 6UMQuIOsO 主に股間を 454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 23 07 45.37 ID NDK1GnNH0 ナデナデしてー 455 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 08 29.02 ID 193U5ekEP ―――― バルクホルン「……落ち着いたか?」 俺「ええ、ありがとうございます」 バルクホルン「あはは、目が真っ赤だぞ」 俺「ははは、これじゃ恥ずかしくてしばらく皆に顔を見せられませんね」 バルクホルン「ようやく笑ったな、最近の俺の笑顔はまるで石造みたいだったからな」 俺「こんなにご迷惑をかけて……なんと言ったらいいのやら」 バルクホルン「コラ、違うぞ、迷惑だなんて私は一言も言った覚えは無いぞ」コツン バルクホルン「むしろお前の力になれて嬉しいくらいだ、俺には私も、その、色々と酷い事を言ったりもしたからな」/// 俺「ははは、その事はもういいじゃないですか」 456 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 14 00.32 ID 193U5ekEP バルクホルン「まあ元はといえば半裸でハルトマンの部屋にいた俺が悪い」 俺「そ、それは仕方ないじゃないですか……っていうか俺もなんでああだったのか意味が分からないんですし」 バルクホルン「あはは、違いない」 俺「……」 バルクホルン「……」 俺「……大尉、貴女に会えて本当によかった」 バルクホルン「……私もだ」 俺「……」 バルクホルン「……」スッ …… 457 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 17 47.61 ID 193U5ekEP コンコン 俺・バルクホルン「!!!???」 ガチャ 宮藤「俺さーん、お夕飯できましたよーって」 俺「」スチャ バルクホルン「」スチャ 宮藤「あれ、バルクホルンさん?」 宮藤「なんで二人とも部屋の両端で正座してるんですか?」 俺「いいいいいや、ここがすわり心地がよくてて、涼しいし、頭を冷やすのに丁度よくて」 バルクホルン「そそそそそそうだぞ、部屋の隅はすごく落ち着くんだ、みやみ、宮藤も試すといい」 宮藤「???」 458 名前:士翼号[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 23 22 05.93 ID wbfKR3fY0 エア・ブレイクに定評のある芳佳w 459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 23 17.22 ID aZpF2MY+0 さすが芳佳可愛いな 460 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 25 55.98 ID 193U5ekEP ――――数日後 エイラ「たた、大変ダ――――――!!」 ドタバタ ペリーヌ「なんですの騒がしい」 エイラ「新聞!新聞ミロ!!」 宮藤「どうかしたんですか?」 リーネ「新聞?」 バサバサ [ロマーニャ攻略の要、扶桑戦艦 大和 航行中ネウロイの急襲を受け沈没] 宮藤「……嘘、大和が」 461 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 30 08.75 ID 193U5ekEP シャーリー「確かこいつってネウロイの巣を直接叩く為の特殊兵装を積んだ決戦兵器だとかって」 ルッキーニ「うじゅ……ロマーニャどうなっちゃうの?」 ミーナ「それについて、皆さんにお話があります」 ――――ブリーフィングルーム ミーナ「司令部より正式に司令が下されました」 ミーナ「大和の沈没により、予定されていたネウロイの巣急襲作戦は中止」 ミーナ「代替案として扶桑から新たな作戦が発令されました」 ミーナ「……」 坂本「……ミーナ」 ミーナ「よって、ウィッチによるネウロイの巣強襲、破壊作戦が立案されています」 462 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 32 04.30 ID 193U5ekEP シャーリー「なんだ、いつもどおりじゃないか」 ルッキーニ「あたし頑張るよ!あいつらにロマーニャは渡さないもん」 宮藤「そうです!私たち11人なら!」 リーネ「皆で力をあわせればネウロイの巣だって!」 ペリーヌ「フン、そもそもどんな装備か知りませんが戦艦に任せることが間違ってるんですわ」 エイラ「私ハサーニャがいればドンナ事だって切り抜けラレル!」 サーニャ「うん」 バルクホルン「フン、腕が鳴るな」 エーリカ「えー、でも巣だよー、どうやって破壊するのさー」 坂本「……」 ミーナ「……」 463 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/07(木) 23 33 36.89 ID 193U5ekEP バルクホルン「どうした?ミーナ」 ミーナ「今回の作戦には私たちは参加しません」 宮藤「えええええええええええええええええええっ」 ペリーヌ「じゃあどこの部隊が行くっていうんですの!?」 シャーリー「そうだよ、何のための501部隊なんだよー」 ミーナ「今回の作戦に参加するのは……」 ミーナ「俺少佐1人よ」 記憶の無い俺7へ続く
https://w.atwiki.jp/oriuta/pages/18.html
音の記憶の欠片 音の記憶の欠片 宝箱を2回調べましょう。 宝箱の裏側を調べましょう。 特定の場所でペットにひろわせましょう、という鬼畜条件の収集アイテム。 地がピンクのものは、二周目以降限定。 ※31は1~30までの欠片が集まっていないと出現しない。 ※10、11、21はそのほかの欠片が集まっていないと出現しない。 1 もう一つの英雄たちの物語 エクストラシナリオ、アンデラ城の宝箱 2 愛はきらめきの中に エクストラシナリオ、アンデラ城の宝箱 3 俺はライオン、おまえを喰らうぞ!! エクストラシナリオ、ペットがひろう(私の場合はカテドラール二階アヴィンの近く) 4 風と一緒に エクストラシナリオ、アンデラ城の宝箱 5 小さな英雄-ジュリオとクリスの大冒険- エクストラシナリオ、アンデラ城の宝箱(2回) 6 白き魔女ゲルド-軌跡- レオーネの小屋外の宝箱(2回) 7 強敵!! エクストラシナリオ、「イドゥンの祠」の宝箱 8 不思議なお話を エクストラシナリオ、アンデラ城の宝箱 9 ガガーブの記憶 シュルフの里、オラトリオの家の裏手にある宝箱(裏側) 10 HEARS2 エクストラシナリオ、アンデラ城二階 の宝箱(裏側) 11 絆 エクストラシナリオ、カテドラール二階 新しい宝箱 12 やすらぎの日々 エクストラシナリオ、カテドラール地下の宝箱 13 元気なシャノン エクストラシナリオ、ペットがひろう(私の場合はカテドラール地下) 14 走れアヴィン!! 水の回廊の宝箱 15 朱紅い雫-愛しのアイメル エクストラシナリオ、「船上バトル」の宝箱 16 燃えろアヴィン!! カヴァロ国際劇場の屋上にある宝箱(2回) 17 邪神官ベリアス-襲撃 エクストラシナリオ、「封印の地」でベリアスを倒す 18 我が名はバルドゥス-真実- エクストラシナリオ、「スコティアの祠」の宝箱 19 我が名はバルドゥス-神剣- エクストラシナリオ、「ザールの祠」宝箱 20 かくも強き思い-代償- エクストラシナリオ、闇の神を倒す 21 Leone Fredrik Richter "海の檻歌" エクストラシナリオ、井戸の底の宝箱(裏側) 22 魔獣がでてきてさぁ大変! ラコスパルマ、灯台の屋上の宝箱 23 なんだこの野郎! 雷の祠でヌエを倒す 24 永遠なる民の町 「行進」の共鳴石が入っていた宝箱(2回) 25 レオーネの軌跡 溶岩窟にある宝箱 26 陽の当たる丘で ルース街道、クランカ手前の川辺にある宝箱(裏側) 27 涙はあの日の想いとともに ロゼット工房、小屋の裏の宝箱(2回) 28 Deep Forest ウィオリナ街道(湖畔からカヴァロにかけて)の宝箱 29 Hervest ピンゼル、ステージ西側の屋根で隠れている宝箱(裏)※宝箱に触れても「!」が表示されないので注意 30 力の限り プカサス、実験場でカルニコスを倒す 31 水底のメロディー 古の遺跡東、レゾナブレードの宝箱(2回) ※ペットに食べさせることで音楽を再生できる(アイテムは減らない)
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/343.html
記憶の無い俺3 俺「ストライクウィッチーズだと?」 894-959 894 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 14 47.71 ID cjtBbc4TP ―――――ある日の午後 ルッキーニ「うじゅあああああああああん、うじゅああああああああああああん」 シャーリー「ホラ、ルッキーニ泣いたってしょうがないだろう」 ルッキーニ「だっでええええええええええ、うじゅああああああああああああああああああん」 俺「何だか食堂の方が騒がしいな」 俺「どうかしましたか?」 シャーリー「ああ俺か、いやさこの間買出しに行ったときにケーキを買ってきたんだけどさ」 ホワンホワンホワン(回想) 895 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 17 54.20 ID cjtBbc4TP シャーリー『おーい、ルッキーニ、ケーキどうすんだー』 ルッキーニ『今はまだ俺のごはんいっぱい食べて満腹なのだー』 ルッキーニ『だからケーキはここに隠してお風呂入ってからゆっくり食べるんだー、むししー』 ホワンホワンホワン(回想終了) 俺「で、それを忘れてこの有様という訳ですか」 カビカビ シャーリー「もはやアグレッシブなカビに侵蝕されて緑色のネウロイみたいになってるけどな」 896 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 21 24.11 ID cjtBbc4TP ルッキーニ「うじゅああああああああああああん、あたしのケーキいいいいいいいいいいいい」 俺「そうですね……じゃあ(ゴソゴソ)ほら少尉、飴ちゃんですよー」 ルッキーニ「うじゅああああああああああああああああああああああああん」 俺「だめか……それじゃあ(ゴソゴソ)ホラ、チョコクッキーですよー」 ルッキーニ「うじゅああああああああああああああああああああああああん」 俺「こんな菓子じゃだめか……うーん、かといってケーキなんて今作るような材料……」 俺「!」 897 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 25 53.63 ID cjtBbc4TP 俺「そうだ、ちょっと待っててくださいね」 ルッキーニ「うじゅああああああああああああああああああああああああん」 シャーリー「頼むぞー!俺ー!」 俺(砂糖と……卵と……ラード、緑豆は無いからじゃがいもの澱粉で変わりになるか) ―――――20分後 俺「よし、できましたよ!」 トン ルッキーニ「うじゅ……なにこれ」グスグス 899 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 33 11.59 ID cjtBbc4TP シャーリー「なんか、黄色い粘土みたいだぞ……見てくれはあんまりだな……」 俺「まあとりあえず召し上がって下さい」 ルッキーニ「うじゅ……」モグモグ ルッキーニ「……」 ルッキーニ「 」パァァ ルッキーニ「おいし―――――――――――――――――――――――!!!」 900 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 43 13.42 ID cjtBbc4TP シャーリー「なんだこれ、すっごいモチモチしてるのにスプーンにも皿にもくっつかないぞ」モグモグ ルッキーニ「歯にもくっつかないね」モキュモキュ 俺「三不粘(サンプーチャン)っていう卵のお菓子です、お気に召しましたか?少尉」 ルッキーニ「俺すごーい!!!」キラキラ シャーリー「卵と砂糖と油だけでこんなのできるんだなー、はー、いやしかしすげーなー」 901 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 46 03.80 ID cjtBbc4TP ルッキーニ「俺大好きー!!!」ガバッ スリスリ 俺「ははは、くすぐったいですよ」 シャーリー「うまうま」モグモグ ルッキーニ「もっと食べよっと」モグモグ シャーリー「いやしかしあの状態のルッキーニを泣き止ますとは大した奴だなぁ」 シャーリー「」ニヤッ シャーリー「俺、ちょっとちょっと」コイコイ 俺「?」 ダキッ 俺「ぶふっ、い、イェーガー大尉!なな、なにをぉ!?」 シャーリー「ルッキーニの機嫌を直してくれたご褒美だ」ヨシヨシ 902 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 47 38.90 ID cjtBbc4TP 俺「い、いやしかしこの絵面はちょっと……」 ポヨンポヨン 俺(嗚呼しかしこの弾力の魅力は抗いがたし) シャーリー「んー、いつも思うんだけどさ」ヨシヨシ 俺「はぁ」 シャーリー「俺はちょっと他人行儀すぎる、ここにきて2月は経つのにあたしはちょっと寂しいぞ?」ヨシヨシ 俺「そう、見えますかね」 シャーリー「まず言葉遣いが堅い、堅いよ、無理してないか?」ヨシヨシ 俺「いえ、滅相も無い」 俺(無理などしていない……筈だ) 904 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 11 58 49.12 ID cjtBbc4TP シャーリー「それともなんか遠慮してんのか?」ナデナデ 俺「……女性ばかりの部隊に男一人ですからね、遠慮もしますよ」 シャーリー「ふぅん、そんなもんかね」ナデナデ 俺「そんなもんです」 シャーリー「ああでも最近はよく一緒に飯を食ってくれるようになったよな」 シャーリー「いやあ、いつもあたしらばっか好き放題食べてたからなんか悪くてさー」 俺「あはは、この間宮藤さんに注意されましたからね」 シャーリー「へぇ、やるねぇ宮藤も」 905 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 12 28.05 ID cjtBbc4TP シャーリー「でもまだ堅いなぁー」 シャーリー「せめて呼び方くらいもうちょっとフランクにできないもんかね」 シャーリー「曲がりも也にも上官で年上の俺を呼び捨てしてるあたしが言ってもアレな話なんだけど……」 シャーリー「イェーガー大尉ってのは、その、なんだ、仰々しくてくすぐったいから困る」ポリポリ 俺「しかし、イェーガー大尉」 シャーリー「シャーリー」 俺「シ、シャーロット大尉」 シャーリー「シャーリー!」 俺「シ、シャーリー……」 シャーリー「おー、なんだー」ニコニコ 906 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 14 16.36 ID cjtBbc4TP 俺「なんか照れますね」 シャーリー「そこまでは知りません」キリッ 俺「は、はぁ、そうですか」 シャーリー「みんな俺の事そんな悪く思ってないんだからさ、逆にいつまでもよそよそしいと嫌われちゃうぞ」ナデナデ 俺「……」 俺(暖かい……)スゥ 俺(皆記憶もない俺にこんなに良くしてくれて……それに甘えるだけでいいのだろうか) 907 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 16 00.18 ID cjtBbc4TP ルッキーニ「うじゅあ!それあたしのー!俺ずるいー!」 ガバッ ギュー 俺「むぐぉ……なぜ俺の背中に……く、苦し」 俺(サンドイッチ状態だ!苦しいが……正直気持ちいい) 俺(って俺はいつまでシャーリーに抱かれてるつもりだ) 俺「は、はよせな……」 シャーリー「あっはっは、役得だな俺」 ルッキーニ「むしー」 908 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 20 09.04 ID cjtBbc4TP ――――― バルクホルン「」イライラ ミーナ「どうしたのトゥルーデ、ご機嫌斜めじゃない」 バルクホルン「……あいつは、いつまで置いておくつもりだ」 ミーナ「俺さんの事?まあ、上層部の件では気に掛かる事も色々あるけど、彼自身は特に問題無いんじゃないかしら」 ミーナ「彼に関しては次の命令があるまで現状維持ね、お料理も美味しいし」ツヤツヤ バルクホルン「皆油断しすぎじゃないのか、ここは戦場だぞ、危機管理というものをだな」 909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 12 20 27.30 ID DQ7gWueG0 シャーリーさんはほんま女神やで 910 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 28 34.95 ID cjtBbc4TP ミーナ「そうかしら、彼が何かしようと思えばいくらでも機会はあった筈よ?」 バルクホルン「これからだって何もないとも言いきれないだろう」 ミーナ「心配しすぎじゃない?どうしたの、らしくないわよ」 バルクホルン「私はいつも通りだ」 ミーナ「トゥルーデ……きっと疲れてるのよ、休みも全然取ってないじゃない」 バルクホルン「そんな事はない!」 911 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 32 05.12 ID cjtBbc4TP ミーナ「ほら、クリスさんのお見舞いだって最近行けてないみたいだし」 バルクホルン「わかった、もういい……私はストライカーの調子を見てくる」 ミーナ「もう、どうしちゃったのかしら」 バルクホルン(宮藤やリーネだけならまだしも、ミーナまで……) バルクホルン(やはり私がしっかりと己を持って皆を守るしかない) ミーナ(ごめんなさいトゥルーデ、彼の美肌料理を手放すわけにはいかないの……) 913 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 34 29.01 ID cjtBbc4TP ――――廊下 スタスタ バルクホルン(何かが起こってからでは遅いんだ) バルクホルン(カールスラントだって私たちがもっと早ければ……) ギャーギャー バルクホルン(何だ?食堂が騒がしいな) 俺「は、はよせな……」 シャーリー「あっはっは、役得だな俺」 ルッキーニ「むしー」 バルクホルン「……」 バルクホルン「何をしているんだ貴様」 914 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 41 15.30 ID cjtBbc4TP 俺(あ、やばい) 俺「いや、これは」 バルクホルン「そうか、やはりそういうことか」 シャーリー「何か勘違いしてないか、あのなバルクホルン」 バルクホルン「リベリアンは黙っていろ」 バルクホルン「いい、よくわかった」スタスタ ルッキーニ「んに、どしたの?」 俺「……」 シャーリー「ま、まああんま気にするなよ、あいつも強情だけどあれで話せばわかる奴だからさ」アセアセ 915 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 48 31.56 ID cjtBbc4TP ――――夕食 ワイワイ ガヤガヤ ルッキーニ「おかわりー」 俺「」ボー 坂本「ん?なあ俺、今日の味噌汁はどうした?」 俺「」ボー 坂本「味噌のバランスが随分と悪いようだが……新しい試みか?」 俺「」ボー 坂本「おい、俺、聞いているのか?」 916 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 51 15.09 ID cjtBbc4TP ルッキーニ「おかわりー!」 俺「え?ああ、はいご飯おかわりですね、ちょっと待ってください」ガチャガチャ 坂本「違う違う、話を聞いていなかったのか、味噌汁だ」 俺「あ、味噌汁のおかわりですね……ちょっとまtt熱ッ!」バシャッ 坂本「お、おい、大丈夫か!」 俺「あ、ああ申し訳ありません、食材を無駄にしてしまいました……」 坂本「そういう事を言っているんじゃない、火傷しなかったか」 俺「大丈夫です、俺が火傷したところで我慢すればいい話です」 917 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 53 29.45 ID cjtBbc4TP 坂本「馬鹿を言うな、どうした、体調でも悪いのか」 俺「いえまさかとんでもない、俺ごときが坂本少佐に気を使って頂くなど恐れ多い……」 坂本「さっきから何を訳の分からない事言っているんだ、本当にどうした?」 ルッキーニ「おかわり……」 俺「」チラッ バルクホルン「……」 ガタッ ミーナ「トゥルーデ、どこに行くの?」 バルクホルン「食欲が無い、私は先に休む」 ミーナ「何も口にしていないじゃない、勿体無いわよ折角作ってもらったのに」 918 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 56 16.04 ID cjtBbc4TP バルクホルン「別に、私が作ってくれと頼んだ訳じゃない」スタスタ ミーナ「ちょっと!トゥルーデ!」 エーリカ(……) 坂本「なんだ?今日は妙な空気だな」 俺「申し訳ありません」 坂本「何故俺が謝る」 俺「……」 シャーリー(うわぁ……こりゃ予想以上だ……やばいなー、あたしの責任もあるよなー) 919 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 12 58 55.45 ID cjtBbc4TP 宮藤「どうしたんだろう、バルクホルンさん」 ペリーヌ「知りませんわよ、ただ大尉といえど食事が不味くなるような振る舞いは歓迎できませんわね」 エイラ「ふわぁぁぁ、ハラヘッター……ん、なんだドウシタ?」 サーニャ「何だか、今日は静か……」 ルッキーニ「おがわりー!!!!」 920 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 13 05 20.14 ID cjtBbc4TP ―――――夜、ベランダ 俺「はぁー」 俺「……なにやってんだろか俺は」 クイッ 俺「海風と酒が身に染みるなぁ……」フゥ エーリカ「なーに黄昏てんだよっ、と!」トスン 俺「っとと、ハルトマン中尉」 エーリカ「こんな夜更けに海眺めながら酒飲んじゃって、ハードボイルドでも気取っちゃってるのかー」ニシシ 俺「意地悪言わないでくださいよ、もう」 921 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 13 10 07.95 ID cjtBbc4TP エーリカ「わかるよー、ここは考え事するのにいい場所だからね」 俺「中尉もよくここへ?」 エーリカ「私の場合はただ飲んだくれてるだけだけどね」 俺「……左様ですか」 エーリカ「んで、どうしちゃったの、っさ」フゥー 俺「ひゃあああああ、耳に息を吹きかけないでください!」 エーリカ「あははー」 俺「とりあえず背中から降りてもらえませんかね……」 エーリカ「ちぇー、俺の背中具合良くて好きなんだけどな」ヨジヨジ 俺「なんですかそれは」 923 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 13 15 56.91 ID cjtBbc4TP エーリカ「で、いっただきー!」サッ 俺「ああっ、俺のワイン!」 エーリカ「」ゴッゴッゴッゴッ 俺「 」 エーリカ「ぷっはー!んまいっ!」 俺「ああ……とっておきのレ・フォール・ド・ラトゥールが……」 エーリカ「お、ホントだ、いいの飲んでるじゃん」 俺「飲む前にラベルくらい見たらどうですか……」 エーリカ「飲んじゃったものは仕方ないさ、覆水盆に返らずってね」 俺「覆水っていうかどっちかっていうと腹水じゃないですか、状況的に」 924 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 13 28 13.75 ID cjtBbc4TP エーリカ「面白くなーい」 俺「手厳しい」 エーリカ「ま、なんていうかねトゥルーデも振り上げた拳の落としどころがなくて困ってるんだよ」 俺「……お見通しですか」 エーリカ「まあねー」クルッ 俺「……だからこそ、俺は完璧に振舞わなければいけないのに……配慮が足りなさすぎるんです」 俺「皆に仲間として認めてもらえるまではわずかなミスも許されないというのに」 エーリカ(こっちも重症だなー、こりゃぁ) 俺「なんのメリットも無くここに置いてくれて、こんなに良くしてくれている皆にどの面下げて……」 エ-リカ「はぁー、ったくこれだから完璧主義同士は……」カリカリ 926 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 13 34 08.79 ID cjtBbc4TP 俺「え?」 エーリカ「だーめだめ、そんなんだからだめなんだよ」メッ エーリカ「だいたい最初から間違ってるんだよ、俺は」 俺「最初から?」 エーリカ「認めるとか認めないとかさ、下らないって事」 俺「……」 エーリカ「今思ってること当ててあげようか?」 俺「……はぁ」 929 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 13 54 46.73 ID cjtBbc4TP エーリカ「ああ~どうせ俺なんて部外者で男だしぃ~、いきなり一つ屋根の下に放り込まれて皆嫌がってるんだろうなぁ~ どうしよ~ちょっとでもミスしたら嫌われちゃうよ~、嫌だよ~」シクシク 俺「……」 エーリカ「そうだ、じゃあ何もミスしなければ嫌われないぞ!あと必要以上に仲良くならなければ傷つかないぞ!」グッ! 俺「……」 エーリカ「なのにみんな仲良くしてくれるし、どうしよ~、なんか逆に悪い気がしてきちゃったな~ でもバルクホルン大尉には嫌われてるから~皆の好意に甘える訳にもいかないしな~困ったな~」ウーンウーン 俺「……」 エーリカ「どう?なんか違った?」クルッ 俺「顔から火が出そうです」 エーリカ「にしし」 931 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 00 53.26 ID cjtBbc4TP 俺「そこまで見透かされていたとは……配慮がたりませんでした」 エーリカ「だあああ、もうそれがだめなんだってばー!」ガシガシ 俺「申し訳ありません」 エーリカ「あーもー、そうじゃなくて!」 俺「いえ、わかっているんです……お恥ずかしい限りで、結局は俺自身がいじけてるだけなんです」 エーリカ「まあさ、俺の思う所も分からないでもないけどさ」 エーリカ「もちょっと素直になんなよ、誰も俺を部外者なんて思ってないよ?」 俺「……」 932 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 05 34.36 ID cjtBbc4TP エーリカ「この基地の屋根の下にいるだけで俺も立派な家族だよ」 俺「……ですが、大尉は」 エーリカ「隙ありっ!」ドサッ 俺「ぐふっ、この空気で何故背中に」 エーリカ「女子は男子の背中に乗りたいもんなのさ」 俺「ちょっと何言ってるのかよくわかりませんね」 933 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 08 23.02 ID cjtBbc4TP エーリカ「あのさ、ガラスって硬いよね」 俺「?……はぁ」 エーリカ「でも一箇所ひびが入ったら『パリーン』ってなるじゃん」 俺「そうですね」 エーリカ「そういうことだよ」 俺「ちょっとさっきよりも何言ってるのかわかりませんね」 エーリカ「あー!なんかいっぱい喋ったら眠くなってきちゃったなー!」 俺「もう……相談に乗ってもらったお礼にしばらく背中はお貸ししますよ」 エーリカ「へへ、やりー♪」 934 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 13 12.74 ID cjtBbc4TP ――――翌朝 エーリカ「……おはよ」 俺「おはようございます、その、昨日はありがとうございました」 エーリカ「ん、いーよぉーべつにぁぁぁぁあふぁぁぁぁぁぁぁ」 俺「はは、それにしても今日は早いですね」 エーリカ「ん、おなかすいたから……」 俺「はいはい、みんな揃ってますから座って待っててくださいね」 エーリカ(トゥルーデがいない……)キョロキョロ 935 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 15 50.71 ID cjtBbc4TP ルッキーニ「ごっはんー!ごっはんー!おっれのごっはんー!」 シャーリー「ほっかほかごっはんにカルパッチョー!」 ルッキーニ「タコのー♪」 俺「はいおまちどおさま、ほかほかごはんにタコのカルパッチョです」 シャーリー「嘘ッ!」 俺「嘘です」 ルッキーニ「えー、ないのー」 俺「どう考えてもおかしいでしょう、その組み合わせは」 936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 14 20 09.94 ID GsjZJVL/P シャーリーはタコダメだったなw 937 名前:ナイトウィッチな俺[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 14 31 44.79 ID ofi7jQas0 シャーリーがタコ触手に云々・・・・・・ 938 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 37 55.04 ID cjtBbc4TP ルッキーニ「うじゅー、タコ美味しいのに」 俺「はいはい今度買ってきてあげますから」 ルッキーニ「やたー!」 シャーリー(俺の奴、なんか明るくなったか?) 俺(~♪) 俺「さて、じゃあ今日も1日しっかりご飯食べてがんばりましょう!」 ルッキーニ「おー!」 「いただきます!」 『いただきまーす!』 宮藤「えへへ」/// 俺「どうかしました、宮藤さん?」 939 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 41 17.65 ID cjtBbc4TP リーネ「今日は俺さんが元気で芳佳ちゃんも私もなんだか嬉しいです」/// サーニャ「うん、なんだか素敵」/// エイラ「サ、サーニャ、私は、私も元気だぞ」 サーニャ「何言ってるの?エイラ」 エイラ「 」 ペリーヌ「ま、まあいつもの仏頂面を拝まされるよりは万倍マシって程度ですわね」 俺「え、俺いつもそんな顔してました?」 リーネ「ペ、ペリーヌさんそれは言い過ぎですよ」 940 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 14 44 11.72 ID DQ7gWueG0 937 期待してるぞ 941 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 48 13.65 ID cjtBbc4TP ペリーヌ「ふん、ま、まあ今の貴方なら見ていても食事の邪魔にならないこともありませんわ」 宮藤「いつも見てたんだ」 ペリーヌ「お、お黙りなさい!」 ミーナ「あらあら、うふふ」 俺(バルクホルン大尉は、やはりまだ……いない) 坂本「ミーナ、そういえばバルクホルンはどうした今日は休暇を取っているとは聞いたが」 ミーナ「トゥルーデなら午後からブリタニアよ、クリスさんのお見舞いに行くみたいね」 坂本「朝食は全ての基本だ、ちゃんと食べろと伝えておけ」 ミーナ「え、ええ、声はかけたんだけど」 俺(……) 946 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 55 37.13 ID cjtBbc4TP ――――朝食後 カチャカチャ ジャー 俺「よし、片付け終了」 俺(結局バルクホルン大尉は食堂に来なかった) 俺「どうしたもんかなぁ……」 エーリカ「ね、俺、俺」トテトテ 俺「はい?」 エーリカ「おなかすいた」 俺「今さっき食べたばっかでしょう……」 947 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 14 57 34.17 ID cjtBbc4TP エーリカ「違うんだよ、なんかさ、甘いのが食べたいの」 俺「デザート的なものって事ですか?」 エーリカ「デザートっていうか、お菓子?」 俺「お菓子ねぇ……」 エーリカ「ケーキとか、なんかそういうの食べたいなー」 俺「無茶言わんで下さいよ、ケーキなんて買ってこないと材料が……」 エーリカ「えー、やだー、お菓子ー、お菓子お菓子お菓子お菓子ー!」バタバタバタ 俺「まてよ、このあいだの補給で扶桑からさつまいもが届いてたっけか」 俺「スイートポテトでいいですか?」 エーリカ「うん!早く早く!」グイグイ 俺「わわ、わかりましたからちょっと待ってください」 エーリカ「いっそげー!」 948 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 00 06.08 ID cjtBbc4TP ――――1時間後 俺「はい、できましたよ」 エーリカ「やったー!」 俺「折角ですから皆呼んできましょう」 エーリカ「私はつまみぐいされないように見張ってるよ」 タッタッタッタッタ エーリカ「……」 950 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 02 47.75 ID cjtBbc4TP ルッキーニ「なになに、何で急につくってくれたのー!」 俺「ハルトマン中尉が食べたいって言うんで、折角だから全員分と思って」 ミーナ「ブランチには丁度いいんじゃないかしら」 俺「中尉、皆呼んできましたよ」 エーリカ「おふ、ほかへり」モグモグ 俺「食っとる――――――――――――――――――――――――!!」ガビーン 宮藤「ハルトマン中尉!ずるいです!」 サーニャ「ハルトマンさん……」 俺「1、2、3、4……ろ、6個もこの短時間で……」 シャーリー「ええい、負けるか!早いもの勝ちだ!」 リーネ「わ、私も~!」 ギャーギャー ソレハワタシノダー ヨコセー ワタシナサイ ヒィッ ワーワー プニプニ ギャーギャー 俺「どうしてこうなった」 951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 15 02 51.32 ID JMPJxmxA0 芋オワタw 952 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 06 15.06 ID cjtBbc4TP ――――病院 コンコン クリス「はい、どうぞ」 ガチャ バルクホルン「クリス、元気にしているか」 クリス「お姉ちゃん!」 バルクホルン「変わりはないようだな」 クリス「事前に来るって言ってくれれば、ちゃんと準備したのに……」 バルクホルン「ああ、急ですまなかった、なに、ちょっと顔を見たくなってな」 クリス「むー、折角久しぶりに会うんだから髪も服もちゃんとしたかったよ」 バルクホルン「クリスはそのままで十分可愛いだろう、身内なんだ気にするな」 クリス「もう、お姉ちゃんてば」/// バルクホルン「ははは」 953 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 08 37.98 ID cjtBbc4TP ―――― クリス「ねえ、お姉ちゃん」 バルクホルン「どうした?」ショリショリ クリス「お姉ちゃん、何か悩んでる?」 バルクホルン「―ッ!何を言ってるんだクリス、私がクリスに心配されることなど何も無いぞ」ショリショリ クリス「そうかなぁ、なんかね、今日最初に会ったときからなんかいつもと違うなーって」 バルクホルン「そんなことはない、私はいつもどおりだ……ホラ、リンゴ剥けたぞ」コト クリス「怪しいなぁ、今も目逸らした」サクサク 954 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 10 16.64 ID cjtBbc4TP バルクホルン「501にはミーナもフラウもいるんだ、今の私に悩む事などあるはずもないだろう」 クリス「ということはお仕事でなにかあったんだね?」 バルクホルン「~~!」 クリス「あはは、わかりやすいなぁ」 バルクホルン「大した事ではない、私自身の問題だ!」キリッ クリス「お姉ちゃんの問題は私の問題だよ、話したくないなら無理には聞かないけど…… お姉ちゃんはさ、いつも頑張りすぎちゃうんだから無理に抱え込んじゃだめだよ」 バルクホルン「……クリス」 955 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 11 50.09 ID cjtBbc4TP バルクホルン「そ、そうだ、ハルトマンから土産を預かってるんだ」アセアセ ゴソゴソ クリス「わぁ、なんだろう!」 バルクホルン「クリスに渡すまで中身は見るなと……何を持ってきたんだあいつは」 バルクホルン「ほら、これだ」ポン クリス「開けていい?」ワクワク バルクホルン「ああ」 ガサゴソ クリス「わぁ、スイートポテトだ!」 バルクホルン「何ッ!!」 956 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 13 29.57 ID cjtBbc4TP クリス「いっただきまーす」ハムッ バルクホルン「だ、駄目だ!クリス!死ぬぞ!」 クリス「」モグモグ バルクホルン(なんということだ……) クリス「」パァァ バルクホルン(あれ?) クリス「美味し~い」ホワワ バルクホルン(バカな……ハルトマンが持ってきたんだぞ) 958 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 14 57.63 ID cjtBbc4TP クリス「お姉ちゃんこれすっごい美味しい!どうしたのこれ!こんなに美味しいの食べた事無い!」 バルクホルン(……まさか) クリス「ハルトマンさんが作った……訳ないよね、もしかしてお姉ちゃん!?」 バルクホルン(そうか、ハルトマンの奴……) クリス「あぁ……美味しい……幸せ……」モグモグ バルクホルン「美味いか?」 クリス「うん!すっごく!」キラキラ バルクホルン「……そうか」フッ 959 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/03(日) 15 17 24.12 ID cjtBbc4TP クリス「あ、笑った」 バルクホルン「えっ」 クリス「お姉ちゃん、今日始めて笑った」 クリス「さっきまでは笑ってる顔してるだけだったのに、ふふふ」 バルクホルン「はは……クリスに隠し事はできないな」 クリス「ねえ、お姉ちゃんも食べようよ、はい」 バルクホルン「……」 バルクホルン「」モグモグ バルクホルン「……美味しい、な」 記憶の無い俺4へ続く
https://w.atwiki.jp/rewriteim2ch/pages/94.html
目次 目次 ストーリー実績報酬(√ED報酬) ストーリー実績報酬(√ED報酬)イベント限定 トロフィー報酬 ドロップ情報 イベントアイテム交換 イベント報酬 小鳥のアトリエ(合成先) ストーリー実績報酬(√ED報酬) キャラクター 難易度 ルート 警戒レベル ストーリー実績 報酬 最速(再進化) 備考 √. 個 第話×回→再進化(消費バッテリー:) √. 個 第話×回→再進化(消費バッテリー:) ストーリー実績報酬(√ED報酬)イベント限定 キャラクター 難易度 ルート 警戒レベル ストーリー実績 報酬 最速(再進化) 備考 開催イベント(開催期間) √. 個 第話×回→再進化(消費バッテリー:) √. 個 第話×回→再進化(消費バッテリー:) トロフィー報酬 トロフィー名 条件 報酬 前提条件 備考 個 個 ドロップ情報 キャラクター 難易度 ルート シーン 警戒レベル 消費バッテリー エネミー 対象エネミー数 備考 ドロップ率(個/周) √. 第話 体 √. 第話 体 記憶の欠片〜剝片は素材ガチャで確認 -- 名無しさん (2017-02-22 04 19 48) 名前 コメント イベントアイテム交換 イベント名 開催期間 レート 交換回数 年月日:~年月日: 1個: 回 年月日:~年月日: 1個: 回 イベント報酬 イベント名 開催期間 報酬 報酬(計) 累積ポイント 合計 けものアミーゴ 2017年2月28日18 00~2017年3月10日14 00 1個 1個 200,000 年月日:~年月日: 個 個 年月日:~年月日: 個 個 小鳥のアトリエ(合成先) アイテム 家具 メモリア プレゼント 素材 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/345.html
記憶の無い俺5 俺「ストライクウィッチーズ?」 842-909 842 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 06 15.48 ID VBGmTBWIP ――――ある日の朝 俺「さて、今日もいい朝だ」 俺「まだ5時か、随分早く目が覚めたな」 俺「朝の仕込みまでは大分余裕があるか……」 俺「そういや普段風呂掃除してるけどまだ入ったこと無かったな」 俺「ミーナ隊長はウィッチが使っていない時なら入ってもいいって言ってたけど」 俺「……この早朝なら誰もいないだろうし、ちょっと頭スッキリさせてこようかな」 843 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 10 06 43.05 ID S0JoQSCK0 フラグ! 844 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 18 05.77 ID VBGmTBWIP ――――――風呂 カポーン 俺「うわー、すげー」 俺「おいおいこんな広い風呂の見たことないよ、記憶ないけど」 俺「……見とれてないでちょっと浸からせてもらおうかな」 俺「ふぅー」ザブーン 俺「朝風呂は気持ちいいなぁ」 俺「朝焼けも綺麗に見えるし、ここが最前線なんて信じられないな」 俺「~♪~♪~♪」(In the Navy) ガラガラッ 俺「!?」 845 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 22 45.06 ID VBGmTBWIP 坂本「おーい、俺ー、入ってるのかー」 俺「坂本少佐ですか?岩陰の方にいますのでちょっと待ってもらえればすぐに出ますよ」 坂本「ああ、そのままで構わんよ、できればこっちを見ないで貰えるとありがたいが」チャポン 俺(え?マジで?) 坂本「はぁ、やはり訓練の後は風呂に限るな……俺も朝から訓練か?」 俺「え?あ、ああ、まあそんな感じですね」(こ、この岩の向こうには……坂本少佐が……)フンスフンス 坂本「うむ、熱心で結構だ」 坂本「軍人たるもの、1に訓練2に訓練、3、4、5、6、7、8も訓練だからな」ハッハッハッ 俺「は、はぁ」(考えるな考えるな、邪なことは考えるな俺) 846 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 26 54.74 ID VBGmTBWIP 坂本「記憶が無いとはいえさすが男子だな、宮藤とリーネにも見習ってもらわんとな」 俺「はあ、恐縮です」(素数を数えるんだ…1、2、3、5、7、11…あれ、1って素数だっけ) 坂本「記憶といえばどうだ、何か思い出したことはあるか?」 俺「いえ、残念ながらさっぱりと」(1って1だから素数……いや違う?) 坂本「そうか……上層部もあれから何も言ってこないからな、何を企んでいるのやら」 俺「そうですか、でも最近思うんです……記憶がなくても今の生活もいいなって」(13、17、19……) 坂本「ん?」 848 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 34 40.10 ID VBGmTBWIP 俺「記憶がないのは仕方ないとして、これからどうするかって考えたときに、こうやって最前線で戦っている皆の為に 少しでも力になれているならそれも悪くないなと」(21、22、23、24……あれ、素数ってなんだっけ)フラフラ 坂本「一理あるな、過去にとらわれすぎて歩みを止めてもなにもならん」フッ 俺「俺には何もありません、だけど誰かのこれからを守る手伝いはできるんだって思ったら気が楽になりました」(そ、素数 ……) 坂本「前線で戦うのは我々ウィッチの仕事だ、が、その健康を守るのはお前の役割だ」 俺(ああ、やばい、頭がボーっとしてきた)クラクラ 坂本「戦は兵糧から、とも言うからな……ある意味俺の仕事は最も重要な位置にあるのかもしれないぞ、はっはっは」 コンコン 849 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 41 28.66 ID VBGmTBWIP バルクホルン「失礼、坂本少佐」 坂本「どうした?」 バルクホルン「脱衣所に、おお、俺の服があるのだが、な、中の状況を把握させていただきたい」 坂本「心配するな、俺なら岩の向こうだ」 ガラガラッ バルクホルン「しょ、少佐、いくらなんでも男子と同じ風呂に入るなど……ぶ、部隊の風紀というものをだな」/// 坂本「すまない、早く汗を流したかったのでな、互いに見えない場所にいれば問題なかろう?」 バルクホルン「そ、そういう問題では」/// 851 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 47 35.00 ID VBGmTBWIP 坂本「別に一緒に入った訳ではなく俺が入っていた所に後から私が邪魔したんだが」 バルクホルン「え、ええい、俺!聞いているのか!お前もお前だ!何とか言ったらどうだ!」/// 坂本「だそうだぞ、俺?聞いているのか?」 俺(……) バルクホルン「都合がわるいとだんまりか!俺!みみ、見損なったぞ!」/// 俺(……) 坂本「おい、返事くらいしてやれ、どうした」ソーッ 俺「」プカー 852 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 51 21.16 ID VBGmTBWIP ――――医務室 坂本「気がついたか?」 俺「ん……あれ?」 坂本「ふぅ、まったくあの程度の風呂でのぼせるとは軟弱だぞ」 俺「ああ、俺風呂でのぼせて……」 坂本「まあいい、今日の朝食は宮藤とリーネが担当してる、あとでフォローしておけよ」 俺「あ、はい、ご迷惑をおかけします……」 坂本「では私は先に行くからな、気分が悪いならもう少し横になっておけ」 スタスタスタ 俺「……」 バルクホルン「……」 854 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 10 57 43.92 ID VBGmTBWIP 俺「うわぁ!大尉!」 バルクホルン「……まったく人騒がせな」 俺「い、いつからそこに……」 バルクホルン「最初からだ」 俺「あ、そうですか」 バルクホルン「そもそもだ、少佐が来た時点で何故お前が風呂から上がらなかった」 俺「そ、それに関しては状況が」 バルクホルン「問答無用!貴様ももう少し風紀というものをだな」ガミガミ 俺('A`) 855 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 00 37.36 ID VBGmTBWIP ―――― バルクホルン「いいか、わかったな!」 俺「りょ、了解しました」 バルクホルン「あ、あとだな……その……」 俺「?」 バルクホルン「い、いや、これは余談だから、そのまあ聞き流して貰ってもかまわないのだが」 俺「はぁ」 バルクホルン「タ……ル」 俺「樽?」 バルクホルン「タ、タオルはもっと大きいものを使え」/// スタスタスタ 俺「……え?どういうこと?」 857 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 02 30.67 ID zYXEC5zcO 見えた!ってか。 859 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 06 22.35 ID VBGmTBWIP ―――――― 俺「二人とも今朝は申し訳なかった……まさか風呂でのぼせて倒れるなんてみっともない」 宮藤「いいえ、気にしないでください」 リーネ「はい、久しぶりに私達もお料理ができて楽しかったですよ」 俺「お詫びといっちゃなんですが今夜はお二人の好きなものを何でもご用意しようかと」 ウゥゥゥ――――ン 俺「!?」 宮藤「敵襲!」 リーネ「ごめんなさい俺少佐!行ってきます!」 俺「気をつけて!!」 861 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 10 59.11 ID VBGmTBWIP ―――――― ミーナ「美緒、見える?」 坂本「ああ、距離約10,000速度は遅いが……でかいな、全幅約100m、全長1200mといったところか」キィィィィィン 坂本「長筒型本体の周囲に鏡面状の板ような子機が多数浮遊している、速度は遅いがまっすぐこちらに向かってきているな このまま直進すれば基地に到達するコースだ」 ミーナ「あら?あれは……」 ブロロロロロロロロ 坂本「ロマーニャの航空部隊か、随分と手が早いな」 ミーナ「彼らも焦ってるのよ」 坂本「我々も行くぞ、接近する!」 862 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 17 43.41 ID VBGmTBWIP ―――― 航空部隊隊長「エリアH2K1、ヘディング190、高度700、速度5.2ノット、目標なお南下中」 航空部隊隊長「プリーストよりウィザード各機、会敵予想時刻ネクスト04」 航空部隊「ウィザード了解」 ネウロイ(キュィィィィィィィィ) 坂本「気づかれたぞ、子機が動いた」キィィィィン 航空部隊「ウィザードよりプリースト、リクエストオーダー」 航空部隊隊長「ウィザード、クリアファイア」 航空部隊「ウィザード了解、クリアファイア」 863 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 22 34.66 ID VBGmTBWIP 航空部隊隊長「コールサイン『ソーラレイ』コンタクト」 航空部隊隊長「ターゲットデッドアヘッド、ウィザード、キルソーラレイ」 航空部隊『ウィザード了解、キルソーラレイ』 ガガガガガガガガガガガガガガガガ パリンパリンパリンパリンパリンパリンパリンパリンパリンパリンパリンパリン シャーリー「お、お、なんだやるじゃないか!子機をどんどん落としてるぞ」 坂本「だめだ、あの程度の火力で本体まで落とせるわけがない」 ネウロイ(キュィィィィィィィィン) 坂本(なんだ?本体内部に高熱源反応?) ネウロイ(キュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン) 坂本「ッ!!まずい、来るぞ!エイラ!!」 エイラ「コッチダ!全員高度500マデ降リルンダ!!」 864 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 25 23.97 ID VBGmTBWIP バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン サーニャ「きゃあっ!」 宮藤「うわうわうわぁぁぁ」 ルッキーニ「ピャァァー!」 オォォォォ……ン ミーナ「航空部隊が……一撃で消滅……」 シャーリー「うっそだろう、なんだありゃあ」 ペリーヌ「冗談きついですわよ!」 坂本「あの本体自身が砲身なのか……しかも」キィィィィィン 坂本「……コアはあの最深部だ」 866 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 29 21.61 ID VBGmTBWIP バルクホルン「まずいぞ!早くなんとかしないと、あんなもの基地に撃たれでもしたら!」 バルクホルン(俺……ッ!) 坂本「目標は周囲の子機を介して何らかのエネルギーを蒐集しているようだ」 坂本「正面を避けて接近し、まず子機を全機落とす、行くぞ!」 『了解!』 867 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 34 55.48 ID VBGmTBWIP ―――― 宮藤「うわぁ、おっきーい」 坂本「本体内部の熱源が上昇している、時間はあまりないぞ、急げ!」 シャーリー「要はこの板っ切れを片っ端から落としてやればいいんだな」 ミーナ「総員散開!子機を全て破壊せよ!」 ルッキーニ「イーヤッホーイ!!」ギュイーン バララララララ パリンパリンパリンパリン ガガガガガガガガパリンパリンパリンパリンパリンパリン エーリカ「しっかし数が多いなー、いくつあるんだよ」 ミーナ「ざっと300というところかしら、子機自体も動きは少ないし耐久力も低いからなんとかなりそうね」 バルクホルン「さっさと落としきるぞ、まだ本体が残ってる」ギューーン エーリカ「めんどくさぁーい」ギューーン ガガガガガガガガ パリンパリンパリンパリンパリンパリン 868 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 39 29.87 ID VBGmTBWIP ―――― ミーナ「子機の全機撃墜を確認」 坂本「内部熱源の上昇も止まったな」 坂本「さて、問題はここからだ……コアは本体中央部にあるが」ヴゥゥゥン 坂本「はああああああああああ…………烈ッ風―――――――――ッ斬!!!!」 ズバァァァァァァァァン ギィィン 坂本「はぁ、はぁ、この通り周囲の装甲が異常に強固なため外部から破壊は困難だ」 ペリーヌ「少佐の烈風斬ですら通用しないなんて……」 869 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 11 45 34.02 ID VBGmTBWIP 宮藤「リーネちゃんの対装甲ライフルも駄目なの?」 リーネ「何度か試したけど全部はじかれちゃうの」 坂本「つまり、正面から内部に侵入して破壊しなければならないのだが……要は大砲の発射口から入り込んで奥の弾丸を 破壊するような作戦だ、子機を破壊したとはいえ残りのエネルギーで主砲をいつ撃つとも分からない」 坂本「複数人でシールドを重複させて展開すれば、撃たれたとしてもあるいは……」 ミーナ「正面からしか攻撃できなければ他に方法はなさそうね」 宮藤「私行きます!」 ミーナ「そうね、宮藤さんのシールドは必……なに?」 ネウロイ(ヴヴヴヴヴヴヴヴ) 874 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 07 15.97 ID VBGmTBWIP ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン サーニャ「あっ、子機が」 エイラ「マタ出てきたゾ!」 ネウロイ(キュイイイイイイイイィィィィン)ゴゴォン 坂本「射角を下げた!まずい、基地を狙っているぞ!」 バルクホルン「ーッ!」ギューーーーン ガシッ バルクホルン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ゴゴゴゴ エイラ「ムリダ、あんなもの持ち上がる訳ナイ!」 バルクホルン(あそこには、俺がいるんだ……やらせてなるものか!!) 875 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 20 44.38 ID VBGmTBWIP ネウロイ(キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン) 坂本「全員手伝え!!」 バルクホルン「ッがあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」ゴゴォン 坂本「なにっ」 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン シャーリー「お、おいおいマジで持ち上げて砲撃を空へ逸らしたぞ」 ペリーヌ「じょ、常識外れですわ」 バルクホルン「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」 ミーナ「トゥルーデ!大丈夫!?」 坂本「恐らく次の砲撃までも時間がない!急ぐぞ!」 876 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 25 42.68 ID VBGmTBWIP ――――基地、食堂 ゴゴォォン ガタガタガタガタガタ 俺「?」トントントン 俺「地震……違うか」 ワーワー バタバタ 俺「なんだろう、やけに外が騒がしいな?」フキフキ 俺「ちょっと様子を見に行ってみるか」 878 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 30 56.29 ID VBGmTBWIP ――――ハンガー ワイワイ ガヤガヤ 俺「どうかしましたか?」 整備員1「お、俺少佐!危ないですから安全な場所へ避難されてくだせえ!」 俺「へ?」 整備員1「基地にネウロイが接近しています、先ほども上空へ砲撃が……」 ビュゴォォォォォォオォォォォォォォン 整備員1「うわっ!」 俺「な、なんだ!ビーム!?」 整備員1「まただ、大丈夫なのかよ俺たちゃ……」 俺(……なんて巨大なビームだ、あんなものを相手に彼女らは戦っているのか!?) 879 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 35 28.75 ID VBGmTBWIP 整備員2「おおーい!ネウロイが見えたぞー!」 俺「……な、なんだあの大きさは」 整備員2「また撃って来るぞー!」 カッ ビゴォォォォォォオォォォォォォォン 俺「クッ……」 俺(皆……) 880 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 42 06.29 ID VBGmTBWIP ―――― バルクホルン「ぐっ……くくく……」キィィィン ミーナ「トゥルーデ!もう限界よ!」 バルクホルン「私なら大丈夫だ!宮藤たちに……急いでくれと、伝えて、くれ!」キィィィン ガガガガガガガガ パリンパリンパリンパリンパリンパリン ガガガガガガガ パリンパリンパリンパリンパリン エーリカ「子機の出現頻度も上がってるよ!これじゃ追いつかない!」 ペリーヌ「トネール!」 バリバリバリバリバリバリ パリンパリンパリンパリンパリンパリン ペリーヌ「きりがありませんわ!宮藤さんたちは何をしてらっしゃるの!!」 881 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 46 06.68 ID VBGmTBWIP ビゴォォォォォォオォォォォォォォオオォォォォン 宮藤「うわああああああああああああああああっ」 リーネ「よしかちゃぁぁぁぁぁぁぁん」 エイラ「ウワー」 サーニャ「きゃぁぁぁぁぁ」 ルッキーニ「うじゃぁぁぁぁぁん」 シャーリー「くっ」 坂本「くそっ、やはり我々のシールドではこの主砲は防ぎきれないか……どうやっても砲身から押し出されてしまう」 坂本「砲撃感覚も短くなってきている、このままではこっちがもたない」 坂本(どうする……ッ)ギリッ 882 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 50 09.75 ID VBGmTBWIP ――――ハンガー 整備員2「ウィッチも相当手を焼いてるようだな……本当に大丈夫なのか……」 ヴィーッ!ヴィーッ!ヴィーッ! 俺「この警報は……ッ」 整備員1「退避警報……基地を放棄するってのか!?」 整備員2「そんな馬鹿な、ウィッチ達でもあのネウロイは止められないのか」 整備班長「総員退避だァ――――!!ノロノロしてんじゃねェ-―――――ぞ!!!!!」 ワーワー バタバタバタバタ ニゲロォー 俺(退避だと……俺は……) 俺「」チラッ タッタッタッタッタッ 俺(彼女達の為に出来ること……いや、それだけじゃない) 俺(俺自身が……) ザッ 俺(Fiat G.50……借りるぞ) 883 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 55 42.68 ID VBGmTBWIP ―――― ガロロロロロロロロロン 整備員1「ん?フィアットが動いてるぞ、誰だ?」 整備員2「あれは、俺少佐!?何やってるんだ!!」 ブロンブロンブロンブロンブロン 俺(……行くぞ!) 整備班長「待て」 俺(!?) 整備班長「お若い少佐さんよォ、お前ェさん一体ェ何をするつもりだい」 俺「どいてください」 884 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 13 56 54.95 ID hHiv2Ije0 整備班長がパトレイバーの榊のおやっさんに自動吹替えされるのは仕様ですか? 885 名前:記憶の無い俺 884何故バレた[] 投稿日:2010/10/06(水) 14 00 34.71 ID VBGmTBWIP 整備班長「何をするつもりだい、と聞いてるんだ」 俺「彼女達の援護に行きます」 整備班長「……寝言言ってんじゃァねェ、そんなポンコツで飛んでったところで足手まといになるだけだ」 俺「敵の陽動くらいはできます」 整備班長「陽動どころじゃねェ、ネウロイにしてみりゃダックハントだ、やめておけ」 俺「だからといってこのまま黙っている訳には行きません!」 整備班長「その気持ちは汲み取るがなァ、わざわざ死にに行くような若ェ芽を見逃すほど俺ァ達観しちゃいねェんだよ」 俺「……」 整備班長「……」 ガロロロロ…ロロロロロ…… 俺「何だ!?」 886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 14 03 18.55 ID hHiv2Ije0 ってことはシゲさんも・・・・? 887 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 14 11 57.63 ID VBGmTBWIP 整備班長「悪ィが動力を外させてもらったぜ」 整備員1「少佐ァ、簡便してください」ガシッ 整備員2「班長の命令なんで」ガシッ 俺「なっ、くそっ、離せ!!」 整備班長「全員退避だ」スッ 俺「やめろ、離せッ!俺はこのままじゃ駄目なんだ!今までずっと、守られてばかりで」 俺「何もない俺を受け入れてくれた彼女達に、こんな時に、何もできないまま逃げろだなんて」 俺「何も自分でしないままのうのうと……こんなんじゃどの面下げて!」 整備班長「チッ、聞き分けのねェ野郎だ……」ガシッ 整備員1「ちょっ、おやっさん!」 888 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 14 25 13.38 ID VBGmTBWIP 整備班長「思い上がるんじゃねェぞ、戦うのはウィッチの仕事だ、俺達の仕事じゃねェ」 俺「……」 整備班長「クソ真面目も結構だがよ、手前ェの役目勘違いしてんじゃねェ、黙って逃げろ」 俺「承服できません」 整備班長「ッ!」 バキッ! 俺「……」キッ 整備員1(ちょ、おやっさん!いくら形だけとはいえ相手は少佐ですよ!) 整備班長「言いてェ事があるなら言っておけ」 俺「……俺にはなにもありません、俺の過去……歴史は空白なんです」 俺「俺にとってはこの場所が全て、ここで始まって全てが今に繋がっているんです、そしてきっとこれからも」 889 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 14 37 41.16 ID VBGmTBWIP 整備班長「何の話だ」 俺「彼女達に守って貰うだけじゃない、彼女達の為に戦うだけじゃない」 俺「俺自身が俺の為に守りたいものの為に行かなければいけないんです」 整備班長「……それで死ぬ気か」 俺「そんなつもりはありません、ただ」 整備班長「何だ」 俺「……俺の命の使い方は」キィィィ 俺「俺が決めるッ!!」イィィィィィン!!!! 890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 14 40 41.31 ID cmFMSjdA0 覚醒するのか・・・ 891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 14 47 13.73 ID qFbfgqcuP 中々面白い 892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 14 53 05.30 ID S0JoQSCK0 覚醒はやっぱり王道で熱いですよ 893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 15 12 35.76 ID S9WUQTHc0 MC.200じゃなくG.50なんか 894 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 15 34 00.46 ID VBGmTBWIP ブワッ 整備班長「なん……だと……」 整備員1「こ、こりゃァ、魔方陣……」 整備班長「お前ェ……」スッ 俺(この力……) 俺( )キッ バッ タタタタタタタタタタタタ 整備員2「あっ、しまった!」 俺(零式艦上戦闘脚二二型甲……宮藤さん、借ります) キィィィィィン ブォォォォォォォォン 俺(ストライカーに触った記憶もない、ウィッチだった記憶もない、戦闘に出た記憶もない) 俺(何も記憶はない、だけど、飛び方は……分かるッ!!) 俺「出るぞッ!」 895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 15 35 41.00 ID Q1ITfqwcO 俺さんもパンツ丸出しなんですか? 896 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 15 38 23.45 ID VBGmTBWIP ―――― バルクホルン「ぐっ……くく……」ギギギ ミーナ「トゥルーデ、もういいわ」 バルクホルン「な、何ッ」 ミーナ「基地に総員退避命令を出したわ」 バルクホルン「なっ……正気か!ミーナ!」 ミーナ「別に基地を放棄するわけじゃないわ、まずは人命が第一でしょう」 バルクホルン「ああ、だがこいつに内陸を砲撃させるわけにもいかん……私なら大丈夫だ」キィィィィン バルクホルン(俺は上手く逃げてくれているだろうか……) ミーナ「ごめんなさいトゥルーデ、今美緒達が打開策を練っているから……」 バルクホルン「気にするな、まぁ早くしてくれると助かるのは事実だ、がなッ」ギリギリギリギリ 897 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 15 44 07.42 ID VBGmTBWIP ―――― 坂本「クッ、これも駄目か!」 宮藤「はあっ、はあっ、はあっ」 エイラ「どうすんダヨー、こいつもう手が付けられナイゾ」 サーニャ「もうみんな魔力も限界に近い……」 シャーリー「ペリーヌとハルトマンが子機をつぶしてくれているお陰でなんとかもっちゃいるが」 リーネ「はぁ、はぁ、それでも、すごい火力、はぁ」 坂本(あれだけ策を弄しても一向にコアへ辿り着けない……このままではジリ貧だ、くそっ) ルッキーニ「うゅー、こいつもうヤダー!」 899 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 15 49 14.31 ID VBGmTBWIP ―――― ペリーヌ「はぁ、も、もう何機落としたかわかりませんわ……」 エーリカ「あはは、コレ全部数えてたら私ら新記録どころの話じゃないね」 ペリーヌ「中尉はまだ随分余裕がおありですのね……」 エーリカ「そうでもないよ、もうつかれたー」グデー エーリカ(!?) ヒュンヒュンヒュンヒュン ペリーヌ「また出てきましたわね」 エーリカ(いや、これは……今までと違う) ヒュンヒュンヒュン ピタッ ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン ペリーヌ「来ましたわね、全員まとめて……」パリパリ エーリカ「だめだ、避けろ!ペリーヌ!」 901 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 16 02 43.26 ID VBGmTBWIP ペリーヌ「へ?」パリッ ドゥンドゥンドゥンドゥン エーリカ「ちっ」 キィィィィィン パキン!パキン!パキン! パラパラ ペリーヌ「じ、自爆……あ、ありがとうございます中尉」 エーリカ「シールドが間に合ってよかったよ」 エーリカ(やり方を変えてきた?何のために) エーリカ(……まさか!) 902 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 16 09 56.98 ID VBGmTBWIP ―――― ミーナ「何だか様子がおかしいわ」 バルクホルン「なんでもいい、そろそろ私もきついぞ……」キィィィィン 「――!!――!!」 ミーナ「?」 エーリカ「――!!――――ろ!!」 エーリカ「避けろー!ミーナ!トゥルーデ!!!」 ドゥン!ドゥン! ミーナ「きゃあっ!」 バルクホルン「……ッッ!!」 ミーナ「っく……今の攻撃は……トゥルーデ?」 904 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 16 17 44.34 ID VBGmTBWIP バルクホルン「 」ヒュゥゥゥゥ ミーナ・エーリカ「トゥルーデ!!!」 ペリーヌ「ああっ、もうとっくに魔力も体力も限界を超えていたんですわ!!」 ミーナ「間に合って!」ギューーーーーン エーリカ「くっ、遠い!!」ギューーーーーン ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン ミーナ「子機がっ、邪魔を!!」 エーリカ「トゥルーデ-――――!!!」 キラッ ヴゥゥゥゥゥゥン ミーナ「えっ」 エーリカ「ウィッチ?」 905 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 16 19 05.95 ID VBGmTBWIP 俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 俺「大尉―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッ!!!」 ガシッ 俺「はぁっ、はぁっ、はぁっ、間に合った……」 バルクホルン「」グッタリ 坂本「なっ……俺か!?」 宮藤「えええええええええええええ」 リーネ「嘘っ……!」 ミーナ「俺少佐……ウィッチ……?」 906 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 16 21 58.14 ID VBGmTBWIP 俺「大尉!大尉!」 バルクホルン「」クタッ 俺「……」 ネウロイ(キュイイイイイ) 俺「お前が」ギリッ ネウロイ(キュイイイイイイ) ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン エイラ「マタ子機が出てきたゾ、俺の方に向かってる!」 俺「お前が……やったんだな」キッ キィィィィィン 908 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 16 23 12.21 ID VBGmTBWIP エーリカ「俺っ!」 俺「お前がやったのかと、聞いているんだ―――――――――――――――――――――ッッ!!!」 ガォン!!! ボボボボボボボンッ サーニャ「すごい……片腕で子機を薙ぎ払った」 俺「よくも……よくも大尉を……!!」ギィィィィィィィン 坂本(右腕に魔力が集中している……なんて圧縮力だ、これは……) 坂本「総員離れろ!巻き込まれるぞ!!」 俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」キィィィィィン 909 名前:記憶の無い俺[] 投稿日:2010/10/06(水) 16 25 31.32 ID VBGmTBWIP 俺「砕け散れええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」カッ!! ガォン!!ドゴン!!パキン!! ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!! キラキラキラ 宮藤「すごい……」 シャーリー「な、何が起こったんだ……」 坂本「わからん……だが」 ミーナ「ネウロイの消滅を確認……」 俺「大、尉……」フラッ ヒューン エーリカ「俺―ッ!」ギューーーン 記憶の無い俺6へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/349.html
記憶の無い俺9 俺「ストライクウィッチーズだ!」 777-887 777 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 16 03 51.43 ID eI4DlRsMO ウルスラ「……」 バルクホルン「……」 ミーナ「二人とも落ち着いた?」 エーリカ「なあウルスラ、どういう事なんだ?」 ウルスラ「……元々私はR-9WFのエンジン部を調整するために呼ばれました アレもジェットストライカーですから、Me262V1のノウハウを生かして欲しいと」 ミーナ「エンジンだけ?」 ウルスラ「そもそもブラックボックス化された中心部は提督にしか扱う事が出来ません」 そして、エンジン部もほぼ完成してあり私がするような事はほとんどありませんでした」 エーリカ「そうか、そういうことか」 ウルスラ「はい、私が呼ばれたのは彼……俺さんと暮らす為に」 バルクホルン「……!!」 ウルスラ「R-9WFの起動実験までに私を餌にした記憶を作る為です」 778 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 16 11 00.09 ID eI4DlRsMO ―――― ウルスラ「彼は部隊のモルモットにされながらも…… それでも彼は名目だけだった料理長待遇に誇りを持ち、毎日皆の為に料理を作り続けました」 宮藤「やっぱり、俺さんお料理が大好きなんですね」 ウルスラ「正確には自分の料理を食べている人の笑顔を見るのが好き、との事です」 ウルスラ「いつもそうなんです、自分の事より人の事ばかり……」 バルクホルン「そうだ、あいつはいつも人の事ばかり、自分の事はほったらかしにして」 ウルスラ「なんでもかんでも抱え込んで、全部1人で何とかしようとして」 バルクホルン「何でもないことに恩を感じすぎなんだ」 ウルスラ「自分がしてもらった事に対して、大きく返さないと納得できないんです」 バルクホルン「そのくせ自分を追い込みすぎて処理しきれなくなって」 779 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 16 16 12.43 ID eI4DlRsMO ウルスラ「結局自分が損をみてばかりなんです」 バルクホルン「人を頼ったり甘える事が出来ないんだ」 ウルスラ「人に頼る事を迷惑と勘違いしてるんです」 バルクホルン「ああ、本当に馬鹿だ、大馬鹿だ」 ウルスラ「馬鹿なんです、本当に」 バルクホルン・ウルスラ「……」 リーネ「二人とも、俺さんの事本当に好きなんですね」 バルクホルン「ああそうだ!悪いか!」/// ウルスラ「任務と割り切っていた筈なんですけどね……でも私にはその資格がありません」 エーリカ「なんで?」 780 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 16 18 54.13 ID cNiyHO1pP なんと影でウルスラルートも攻略していたとは 781 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 16 23 04.73 ID eI4DlRsMO ウルスラ「彼を事故に追い込んだのは私です」 坂本「先程の話か」 ウルスラ「R-9WFの起動実験の際、彼の魔力を限界まで引き出す様子を 私は別室でモニターしていました」 ペリーヌ「その時点ではまだ……」 ウルスラ「彼の能力については聞かされていませんでした」 ウルスラ「提督からはリミッターがかかっているから安心するようにと言われて…… でも嫌な予感がした私は彼を止めようとしたのですが……」 782 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 16 30 14.80 ID eI4DlRsMO 『料理しか脳のない俺が人の為に戦えるなんて、これほど嬉しい事はありません』 『その為の実験なら喜んで引き受けますよ』 『ウルスラさん、なにより貴女の携わったストライカーなら信頼して命を預ける事が出来ます』 ウルスラ「なんの根拠もないくせに……自分は人から信用されないと思ってるくせに 人の事はすぐ信用するんです、彼の悪い癖です」 エーリカ(ああ、元からそういう性格だったんだ……) ウルスラ「気づいた時にはもう暴走が始まって……もともとリミッターなんてかかっていなかったんです」 783 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 16 33 59.29 ID cNiyHO1pP 攻略したけど忘れてたのか…… 784 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 16 36 34.12 ID eI4DlRsMO ウルスラ「ただ、提督の予想外だったのは暴走時の計測だけのつもりが 彼の魔力が大きすぎて抑え切れなかった事、そして彼が消えてしまった事」チラッ エーリカ「……」 ウルスラ「先程も申し上げた通りこれは私の憶測に過ぎませんが……彼はねえさまに引っ張られてここに飛ばされたのかと」 エーリカ「私に?」 ウルスラ「そもそも事故の原因となったのは私との記憶です、そして事故の後には空間に歪みも検出されています」 ウルスラ「恐らくストライカー内部の次元と何らかのイレギュラーが発生した結果、私と波長の近いねえさまに 引っ張られたのかと、彼が消えてからねえさまの元に現れるまでのタイムラグも……」 バルクホルン「……なんでもいい、私のやる事は決まった」 785 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 16 43 19.87 ID eI4DlRsMO エーリカ「トゥルーデ……」 バルクホルン「さっきは怒鳴ってすまなかった……お前も同じ想いを」 ウルスラ「いいんです、私はもう」 バルクホルン「俺には会ったのか?」 フルフル ウルスラ「忘れられている事実を認めるのが怖くて、結局会う勇気がでませんでした」 バルクホルン「そうか……」ジャラ シャーリー「お、おい、それでお前どうするつもりなんだよ」 バルクホルン「決まっている」キィィィィン 787 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 16 48 34.49 ID eI4DlRsMO ミーナ「トゥルーデ!」 バルクホルン「リミッターさえ外させなければいいんだろう、簡単な話だ」ビキビキ 宮藤「バルクホルンさん!無理ですよ!いくらなんでもそんな鎖と手錠!」 バルクホルン「宮藤、知っているか?カールスラント軍人に無理と言う言葉は無い」ビキビキ バルクホルン「あるとするなら……無茶と無謀だッ!」バギィィン ルッキーニ「ほえー」 サーニャ「すごい……」 エイラ「まるでゴリラダナ」 788 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 16 53 20.03 ID 8AmNmiGO0 787 エイラ「まるでゴリラダナ」 だめだwww 789 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 16 55 24.91 ID eI4DlRsMO バルクホルン「はぁ、はぁ……少佐も無茶と無謀、好きだろ?」 坂本「当然だ、ウィッチに不可能は無い」 坂本「だがバルクホルン、無茶と無謀が押し通るのは勝った時だけだ」 バルクホルン「心得ている」 ミーナ「行くのね?」 バルクホルン「結果はどうあれ今行かなかったら一生後悔する。ミーナ、止めるなよ」 ミーナ「止めないわよ、でもね……必ず二人で生きて帰ってくると約束して」 バルクホルン「俺が私の言う事を聞いてくれればな」フッ 790 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 16 57 31.14 ID cNiyHO1pP 名言頂きましたー 791 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 03 49.42 ID eI4DlRsMO ウルスラ「バルクホルン大尉、ハンガーに私が調整しなおしたMe262V2があります、使ってください」 バルクホルン「すまない、恩に着る」 ウルスラ「実地試験と称して特殊弾倉を積んだ8.8cm FlaK 37も持ってきています、きっと役に立つと思います」 バルクホルン「分かった、使わせてもらう」 『……』 バルクホルン「じゃあ行って来る……俺を、迎えに!」キィィィン 792 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 17 05 46.03 ID 4fYBk/bY0 アハトアハトォ―――!!! アレ6トンはあるぞ 真美ちゃんですら運ぶのがやっとだっというのに・・・・ 795 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 11 22.09 ID eI4DlRsMO ―――― ドガァァァァァァァァァァァァン!!! 門番1「な、なんだ!ドアが吹っ飛んだぞ!!」 バルクホルン「うわああああああああああああ!!!」 門番2「何っ、あの拘束をどうやtt」ドガァ! 門番2「ぐっはあああああああ」 ドサッ 門番1「なっ、なn」バギィ 門番1「どぅふふ」 ドサッ バルクホルン(俺……待ってろ!)キッ 798 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 20 15.09 ID eI4DlRsMO ――――ハンガー 扶桑皇族提督「そろそろ作戦エリアに到達する頃か?まあ我々は果報を寝て待つとしよう」 ワーワー ギャーギャー 扶桑皇族提督「何の騒ぎだ?」 近衛兵「ウィッチです!脱走したウィッチがストライカーを強奪して!」 扶桑皇族提督「なんだと?」 近衛兵「シュヴァルベとアハトアハトが奪われました!!」 扶桑皇族提督「馬鹿を言うな、あんなもの持って飛べる魔女なぞがいるはずがなかろう」 ヒィィィィィィィィィン バルクホルン「どおおおおおおおおおおけえええええええええええええええ!!!」 ギューーーーーーーン 扶桑皇族提督「ぬおっ!」 バオーーーーーーーーーーン 扶桑皇族提督「なっ、馬鹿な!!」 扶桑皇族提督「何をしている!追え!追って打ち落とせ!!!!」 803 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 31 40.67 ID eI4DlRsMO ―――― ワーワー ギャーギャー 整備班長「よォ、手前ェ等」 整備員『へい、おやっさん』 整備班長「今の見たか?」 整備員『へい』 整備班長「若ェ二人のあの覚悟ォ見せられて俺等ァ何してんだ」 整備員『縛られてますァ』 整備班長「このままでいいと思うか?」 整備員『……』 整備班長「全員覚悟は決まってらァな」 整備員『勿論でさァ』 整備班長「ンならやる事ァ決まってらァな」 805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 17 32 22.42 ID 4fYBk/bY0 おやっさんktkr 808 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 17 34 31.61 ID cNiyHO1pP おやっさんが一方通行に見える 俺の脳は病気だ…… 809 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 36 38.56 ID eI4DlRsMO 近衛兵「ん?何ださっきからコソコソと」 整備班長「いやぁ兵隊さんよ、俺ももう年でさァ……漏れそうなんだ、ちょいとこれ外してくれねェか」ジャラ 近衛兵「だめだだめだ、今それどころじゃないんだ」 整備班長「なァ、頼むよ、ここでしちまうぞォ」 近衛兵「~~~、わかったよ、しょうがねえな」カチャカチャ 整備班長「ぁぁ~……ありがと、よッ!」ガスッ! 近衛兵「なっ……」ドサッ 整備班長「ヘッ、ジジイが全員弱いと思ったら大間違いだこの馬鹿ヤロウ」 810 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 17 41 05.78 ID TQkIsZjiP 809 近衛兵アホ杉www 811 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 41 34.41 ID eI4DlRsMO ――――― 近衛兵「提督―!提督―!」 扶桑皇族提督「なにをもたもたしている!騒がしいぞ!早くウィッチを追え!!!」 近衛兵「そ、それが、拘束したはずの整備員が……」 整備班長「暴れろ野郎共ォォォォ!!!少佐と嬢ちゃんの邪魔ァ絶対ェさせんじゃねェぞォォォ!!」 ワーワー ギャーギャー 扶桑皇族提督「なっ……何が起こってるんだ!!早くあいつらをとめ」ゴンッ! 扶桑皇族提督「ぶべらっ!」 バタッ 整備班長(死ぬんじゃねェぞ……二人とも) 812 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 48 12.14 ID eI4DlRsMO ―――― 俺「……見えた!」 巣(オォォォン) 俺(予想以上に遥かにでかい……本当にやれるのか) ヒュンヒュンヒュンヒュン 俺(迷ってる時間も与えちゃくれない、か) ヒュンヒュンヒュンヒュン キーーーーン 俺(接近?体当たり……違う!)キィィィン バゴンバゴンバゴンバゴン!! 俺(前に見た自爆型と同系統か、なら……) ヒュンヒュン キーーーーン 俺「ほらこっちだ追って来い!」ギューーーーン 俺「連鎖しろ!」ガォン! ボボボボボボン 俺「よし、いける……次ッ!」 813 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 55 37.34 ID eI4DlRsMO ―――― ガォン!ガォン!ガォン! 俺「はあっ、はあっ……思った以上に消耗するもんなんだな……」 俺(頭が重い……何の記憶を犠牲にしているのかすら分からないってのも難儀な話だな) ヒュンヒュンヒュン 俺(まだ来るかッ!)ガォン! ボボボボン 俺(きりが無い……これで本当に本体に打ち込むまでもつのか) 俺「まあ、文句を言っても仕方ないか」 ヒュンヒュンヒュンヒュン 俺「覚悟は完了してるんだ、ならやるしかないよなッ!」 俺(宮藤さん、リーネさん、ペリーヌさん、サーニャさん、エイラさん、坂本少佐、ミーナ隊長) 俺(ルッキーニ、シャーリー、ハルトマン中尉、……大尉) 俺「まだ覚えてる!まだ俺は戦えるぞ!どうした!もっとかかって来い!」ガォン! 814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 17 58 14.19 ID cNiyHO1pP きつい対価だな 815 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 17 59 21.59 ID eI4DlRsMO バギンバギンバギンバギン! 俺「まだまだ!」 俺(宮藤さん、リーネさん、ペリーヌさん、サーニャさん、坂本少佐、ミーナ隊長) 俺(ルッキーニ、シャーリー、ハルトマン中尉、大尉) 俺「俺は何一つ忘れてなんかいない!」ガォン! バギンバギンバギンバギンバギン! 俺「こんな、こんな事で!俺の記憶が奪われてたまるか!俺は俺なんだ!」ガォン! バギンバギンバギンバギンバギンバギン! 俺「覚悟は決めた!だからといって納得なんてしてる訳があるか!」ガォン! バギンバギンバギンバギン! 俺「だから、この憂さ晴らし……お前らでさせてもらう!」 巣(オォォォン) 俺「うおおおおおおおおおおおお!!」 816 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 18 00 23.78 ID pQ2fFCzM0 エイラ真っ先に消えたw 817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 18 02 17.25 ID cNiyHO1pP えいらああああ! 818 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 05 47.62 ID eI4DlRsMO ―――― 巣(……) 俺「はあっ、はあっ、止まった……か?」 俺「はぁっ、ゲホッ、ゴホゴホ、俺は……何発撃った?」 俺(いい加減脳内もぼやけてきている……きっともう色々と忘れているんだろう) 俺(でもせめて、大尉の事だけは……最後まで) ゴソゴソ ピラッ 俺(大尉……) 巣(オォォォォォン) 俺()ピクッ ズォォォッ 俺(来たな、トゥーパリェフ級が1、2、3……10機、仕留めに来たか) 819 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 10 08.02 ID eI4DlRsMO 俺(意力を振り絞れ、ここが正念場だ) ギュィィィィィィン ビュゴンビュゴンビュゴンビュゴン 俺「さすがに弾幕が激しいな……だがッ!」ガォン! パキィィィィィィン 俺「こちとら掛かってるもんが違うんだよ!負けてられないんだ!!」ガォン! パキィィィィィン ビュゴンビュゴンビュゴン 俺「遅いッ!」ガォン! パキィィィィィン 俺「っく……まだだ!ゲホッ、がぁぁっ!」ガォン! パキィィィィィィィィン 820 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 18 12 59.18 ID cNiyHO1pP ガォン! ってなんか、ザ・ハンドぽい 821 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 16 23.56 ID eI4DlRsMO 俺「っぐぐぐ、あああああああああああああ!!」ガォン! パキィィィィィィィイン 俺「ゲホッ、あと5体!」 ビュゴンビュゴン ギュィィィィィィン ビシュン 俺「ツッ!かすったくらいで止められると思うなあああああああああ!!」ガォン!ガォン!ガォン! パキィィィィィイイン 俺「はぁ……ゲホッ、ガハッ、あと2体!」 ビュゴン ズバァッ 俺「っがあああああ、左腕くらい……くれてやらああああああああああああ!!!」ガォン! パキィィィィィィン 822 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 21 04.07 ID eI4DlRsMO 俺「これで、ラストオオオオオオ!!」 バキン 俺「痛ッ……しまった、落とした奴の破片か!」 俺(まずい、この位置は!) ネウロイ(キィィィィイィン) 俺「しまっ」 ドガォン キュィン パキィィィィィィィン 俺「……え……砲撃?どこから」キョロキョロ 823 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 18 23 21.21 ID cNiyHO1pP まだ覚えてるか? 824 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 18 23 57.53 ID l6AZ2Uxw0 なんかすごい燃えるぞこういう展開 825 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 26 24.53 ID eI4DlRsMO ゴォォォォォォォォォォォォォ バルクホルン「俺――――――――――――――――――――――――――ッ!!!」 俺「た、大尉!?」 俺「な、なんですかその砲、そんなもの持tt」パシーン 俺「……ッ」 バルクホルン「」ボロボロ 俺「大尉……」 バルクホルン「この馬鹿!大馬鹿者!大大馬鹿!いつもいつも!こんな無茶ばかりして!」ボロボロ ギュー バルクホルン「本当に最低だ、黙ってこんな……どうしてなんで何も言わないで行ってしまうんだ」ボロボロ 826 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 31 09.04 ID eI4DlRsMO 俺「……すいません」 バルクホルン「謝っても許さないからな……一緒に、帰るまでは」ボロボロ 俺「……はい」 バルクホルン「うっ……うぅぅ……」ボロボロ 俺「泣かないで下さい、大尉」 バルクホルン「誰のせいだと思ってるんだ!!この馬鹿!!」ゴシゴシ 俺「はいはい」ナデナデ バルクホルン「~~」/// 俺「痛ッ」 バルクホルン「ッ!そうだ、その左腕、大丈夫なのか!」 827 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 36 03.61 ID eI4DlRsMO 俺「ええ、ネウロイのビームを食らって神経系が焼かれてますね、ちょっと動かないです」 バルクホルン「そうか……帰ったらすぐ宮藤に治療させよう」 俺「……みや、ふじ?」 バルクホルン「…………いや、なんでもない、戻ったらすぐ治療しような」サスサス 俺「ええ、右腕さえ動けば俺は戦えますから、心配要りませんよ」 バルクホルン「……」 俺「さあ、では最後の仕上げにかかりましょうか」キィィィン バルクホルン「……あ、ああ!そうだ、その為にこいつを持ってきた」ジャキッ バルクホルン「カールスラントの誇る8.8cm対ネウロイ携行型高射砲、通称アハトアハトだ」 俺「携行型って……そんなの大尉くらいしか持ち運べないじゃないですか……」 829 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 44 53.55 ID eI4DlRsMO バルクホルン「う、うるさい///と、とにかく、こいつは対ネウロイ用の新型弾を18発搭載している」 バルクホルン「これと俺の力を一点集中させれば、巣の外殻を何とか破壊できないか?」 俺「ええ、このストライカーでリミッターさえ外せば」 バルクホルン「それはさせられない」 俺「大尉、俺なら覚悟は出来ています……それに」 バルクホルン「……」 俺「それに、もう思い出を頂きました、想いも残しました……だからもう未練なんて」 バルクホルン「じゃあ、私の気持ちはどうなるんだ!!」 俺「……」 830 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 18 45 13.88 ID cNiyHO1pP >バルクホルン「カールスラントの誇る8.8cm対ネウロイ携行型高射砲、通称アハトアハトだ」 有澤重工が興味深いを示しているようです 831 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 51 04.58 ID eI4DlRsMO バルクホルン「散々好き勝手言って!好き勝手して!残された私はどうすればいいんだ!!」 俺「……」 バルクホルン「お願いだから……いかないでくれ」 俺「大尉、ですが……」 バルクホルン「」キッ 俺「俺の……むぐっ」 バルクホルン「んん……む……はぁ……」 俺「な、大尉何をっ……むぐっ」 バルクホルン「……ん……んん……ちゅっ……」 俺「むぐぐ……ぷはっ、た、大尉!?」 バルクホルン「どうだ、少しは頭冷えたか?」 832 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 18 52 52.72 ID rsjDGlQlO 壁ぇ 833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 18 54 13.18 ID m1CSiEru0 ※戦場です 835 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 18 54 54.42 ID PNUGCFrc0 壁…と思ったけど、もうゲルトのことしか覚えてないなら気の毒だし…今後に備えて壁直すわ…。 836 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 18 56 11.96 ID eI4DlRsMO 俺「なな、何を言ってるんですかこんな時に」 バルクホルン「何だ、まだ足りないのか?わがままな奴だな」 俺「い、いやいや、冷えました!冷えましたかむぐっ」 バルクホルン「んー…………」 俺「んー!んー!」ジタバタ バルクホルン「……はぁ、どうだ、観念したか?」 俺「わ、わかりました、わかりましたから、やれるだけやってみましょう」 バルクホルン「よろしい」 俺(そうだ、俺は何を自棄になっているんだ、1人で抱える必要なんてないじゃないか) 俺(そんな当たり前の事……どうして忘れていたんだ) 俺「大尉、力を貸してくれますか?」 バルクホルン「当然だ、俺の背中くらい私が守って見せる」 837 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 01 13.68 ID eI4DlRsMO ―――― ジャキッ バルクホルン「こいつに搭載されている弾丸は着弾の際に、載せた魔力を針の様に圧縮して内側へ炸裂させるように出来ている」 バルクホルン「魔導フレシェット弾とでも呼べば分かりやすいか」 俺「そこに俺の幻影波動を乗せる事で拡散してしまう筈の衝撃波動エネルギーを一点集中させるって事ですか」 バルクホルン「これならお前がリミッターを外すなんて無茶をする必要は無いかもしれない」 俺「ですが、着弾と同時に俺が魔法を当てる必要がありますね」 バルクホルン「出来るか?」 俺「当然、俺は大尉の息遣いから何から全て体が知っていますから」 バルクホルン「あ、ああ、そうだ、その通りだったな」/// 俺「では」 俺・バルクホルン「行くぞ!!」 838 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 02 08.16 ID 3rOlTe4Q0 いいや、限界だ!殴るねッ! 839 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 03 12.94 ID l6AZ2Uxw0 キングクリムゾンしたお姉ちゃんとの一夜を書いてくれないかなぁ~(チラッチラッ 840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 03 51.93 ID 4fYBk/bY0 そういや88mmってアフリカ編で相当な魔力使ってた気がすんだがジェットストライカーと一緒に使ってお姉ちゃん心配 841 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 04 07.83 ID PNUGCFrc0 あぁ、そういえばギシアンしたのか……壁足りない。 842 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 04 43.72 ID SyvAesYE0 そんな描写あったっけ? 843 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 05 08.73 ID m1CSiEru0 842 最終回のいっこ前に朝チュン 844 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 06 17.57 ID eI4DlRsMO ――――― バルクホルン「ふっ!」ガシャコン ドガォン!ドガォン!ドガォン!ドガォン! バルクホルン「4点集中!行くぞ!」 俺「うおおおおおおおおおおおおおおっりゃああああああああ」ガォン!ガォン!ガォン!ガォン! ガギィィン!ガギィィン!ガギィィン!ガギャン! ピキピキ バルクホルン「効いてるぞ!いける!」 俺「修復してるッ!大尉!続けて!」 バルクホルン「ああ!」 845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 10 22.57 ID usWnL/K70 ぜったいにゆるさない 846 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 11 02.99 ID eI4DlRsMO ドガォン!ドガォン!ドガォン!ドガォン! ガォン!ガォン!ガォン!ガォン! ピキ……パキ…… 俺「これが新型弾の威力……すごい、予想以上だ、これなら本当に、ゲホッ」 巣(オォォォ) ズォッ バルクホルン「ふん、ラロス級1機か、その程度今更呼んだところで……遅いッ!」 ドガォン!ドガォン!ドガォン!ドガォン! ガォン!ガォン!ガォン!ガォン! 俺「……くっ、ゲホッ……ガハァッ」ビシャッ バルクホルン「俺ッ!!!」 848 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 11 53.25 ID SyvAesYE0 よし死んだ! 849 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 13 36.27 ID 5ncKVhy60 壁どこ~? あ、俺ホームレスだ 850 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 16 18.68 ID eI4DlRsMO 俺「構うな!!!今は巣を狙う事だけ考えろ!!!」 バルクホルン「」ビクッ バルクホルン「わ、分かった、残り6発……待て!俺ッ!後ろ!」 ラロス級(キュイィィィィン) 俺「邪魔を、するなァッ!!」ガォン! パキィィィィィン 俺「ゲッホァ、ガハッ」ビシャビシャ バルクホルン(だめだ、迷うな、まずは巣を落とす事を最優先に考えるんだ!俺がそう言ったんだ!) 俺「そうだ!撃て!!大尉!!」 バルクホルン「うわああああああああああ」 852 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 20 28.34 ID SyvAesYE0 ガオン! 853 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 21 09.75 ID eI4DlRsMO ドガォン!ドガォン!ドガォン!ドガォン! ガォン!ガォン!ガォン!ガォン! ……パキィィィィィン バルクホルン「やった!!」 俺「巣のコアが……見えた!」 俺「これで、終わりだあああああああああああああああ」 …… 俺「なっ、撃てない!?馬鹿な……こんなときに魔力が……」 バルクホルン「まだだ!こっちに2発残ってる!着弾点を重ねれば……」 ドガォン! カキン バルクホルン「なっ、弾切れ!?」 俺「まだ17発……そうだ、最初に俺を助ける為に!」 854 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 29 58.88 ID eI4DlRsMO バルクホルン「いや、まだだ!」ギュィン ギューーーーーーーン 俺「大尉!何を!」 バルクホルン「こいつを、この砲本体をぶつけてやる!!!」 俺「大尉!」 バルクホルン「砕けろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 ガィン!!! バルクホルン「ああああああああああああああああああああああああああ!!!」ギギギギギギ ビキ……キキ…… バルクホルン「お前なんかに!お前なんかに俺を!くれてやるもんかああああああああああああああ!!!!」キィィィィィィィン ビギッ…… パキィィィィィィィィィィィィィィン 855 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 31 25.46 ID SyvAesYE0 まだ俺は氏なないのか 856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 33 30.53 ID usWnL/K70 死んだ俺もいるがな 喉と人工ウィッチ 857 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 33 31.82 ID 3rOlTe4Q0 インデペンデンス・デイのあれいいよな 858 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 35 28.74 ID eI4DlRsMO キラキラキラ バルクホルン「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……」 俺「やった……のか?」 バルクホルン「……やった」 俺「やった?」 バルクホルン「やった……はは、やったぞ!!!」ギューーーン ダキッ バルクホルン「あはははははは、やった!やったぞ!私たちがやったんだ!!」グルグル 俺「ま、回るうううう回るううううう」グルグル バルクホルン「もうこれで俺が戦う必要もなくなったんだ、これからはずっと一緒にいられるんだ」ウルッ バルクホルン「そんなに傷ついて、血まで吐いて……もうそんな必要もないんだ」ポロポロ 859 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 35 50.99 ID 5ncKVhy60 代行 2時間お願いします~ 861 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 37 13.67 ID usWnL/K70 \ヽ ノノノノ \\ヽ( ゚∋゚) \ヽ(m\\ヽ ⌒\・,‘ \ヽ ノ\\ヽ\m/ /・,‘ (\ヽ m∧ \m・,‘ ・,‘ ミヘ丿\∩ ∴.' д∴.' ∴) ・,‘← 859 .(ヽ_ノゝ\ヽノ_・,‘__∴ 862 :記憶の無い俺 860多分違う何故なら初だから[]:2010/10/17(日) 19 44 00.79 ID eI4DlRsMO 俺「ええ、大尉……もう離しません、もう勝手にどこかへ行ったりなんてしませんから」 ギュー バルクホルン「うん…うん…」ボロボロ 俺「あはは、大尉また泣いてるじゃないですか」ナデナデ バルクホルン「これは嬉し涙だ!」 俺「はいはい」ナデナデ ギューーーーーン エーリカ「おーーーい!二人とも無事かーーー!!」 エーリカ「って、本当に二人で終わらせたのか!?」 バルクホルン「ああ、これが愛の為せる業だ」キリッ エーリカ「ええー、こんなんもう私の知ってるトゥルーデじゃなーい」 864 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 51 16.50 ID eI4DlRsMO 俺「あ、えっと」 バルクホルン「そうだ、皆は無事なのか?」 エーリカ「安心してよ、整備班の皆が拘束を解いてくれて基地も制圧してあるよ」 エーリカ「扶桑の偉いさんもミーナがひっ捕らえて拘束してる、あんなに本気で怒ってるミーナ初めて見るよ……」ガタガタ バルクホルン「ははっ、怒らせた相手が悪かったな」 エーリカ「今回の件も、私達に対する不当な拘束も洗い浚い上層部に報告するって話だしさ 聞いてみればほとんどあの偉いさんの独断だってんだからいくらなんでも処分は免れないだろうって」 866 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 54 32.81 ID usWnL/K70 エーリカのことは覚えてるのか? っていうかなぜ自分がそこにいるか分かってるのか? 867 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 19 56 03.49 ID eI4DlRsMO バルクホルン「そうか……まあ、あの提督にも感謝すべき所はあるがな」 エーリカ「なにが?」 バルクホルン「俺と出会えたのはあの提督のおかげだしな」/// エーリカ「ああー、もうごちそうさまごちそうさま」ヒラヒラ 俺「あ、あはは」/// バルクホルン「んふふ~」ギュー 868 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 19 56 49.14 ID l6AZ2Uxw0 866 適当に濁してるし、覚えてないんじゃないか? 869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 19 58 01.50 ID usWnL/K70 戦ってる最中に、なんで自分が戦ってるか分らなくなるとは、悲劇だな…… 870 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 01 52.06 ID eI4DlRsMO エーリカ「まったくこのバカップルときた……ら……?」 バルクホルン「どうした、ハルトマン?」 俺「」ゾクッ ハルトマン「な、なんだよあれ……」 バルクホルン「?」クルッ オオォォォォォオン 俺「な、なんだあの巨大なコアは……」 バルクホルン「まさか、さっきのはダミーだったとでも言うのか」 871 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 08 42.92 ID eI4DlRsMO エーリカ「市街地へ向かってる!まずいよ!」 バルクホルン「急いで救援を!」 エーリカ「だめだ、この距離じゃ間に合わない!」 バルクホルン「かといって、俺だってもう攻撃に回す魔力だって残ってないし、私だって砲を破壊してしまった」 エーリカ「私も手ぶらで来ちゃったし……」 バルクホルン「そんな……」 俺「……」 872 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 20 09 38.83 ID 8AmNmiGO0 おいまさか… 873 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 12 04.88 ID eI4DlRsMO バルクホルン「そうだ、とにかく一旦逃げよう!救援を呼ばない事には私たちに出来る事なんて!」 俺「……」 バルクホルン「な、俺、逃げよう?早く、一緒に行こう!」 俺「……」チラッ エーリカ「……」 俺「」コクン エーリカ「……一つだけ約束してくれるなら」 俺「わかりました」 874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 20 13 32.28 ID wClmG4lZO 途中から読み始めたのに泣きそうになるとかなんなの 875 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 18 52.80 ID eI4DlRsMO バルクホルン「二人で何を話してるんだ?いいから早く逃げ」ドスッ バルクホルン「がっ……俺?……どう、して……」ガクッ 俺「すみません、大尉」 エーリカ「……」スッ 俺「大尉をお願いします、えっと……」 エーリカ「ハルトマン」 俺「ハルトマンさん、お願いします」 エーリカ「……やっぱり私の事も、もう覚えてないんだね」 俺「すみません」 876 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 23 20.06 ID eI4DlRsMO エーリカ「あはは、覚悟してたつもりだったけど思った以上に応えるねこりゃ」ポロッ 俺「すみません……」 エーリカ「ん、いいよ、トゥルーデの事はわかるみたいだし」ゴシゴシ 俺「それで、約束というのは」 エーリカ「うん、一つだけ約束」 エーリカ「トゥルーデの事だけは死んでも忘れるな」 俺「……」 エーリカ「もし忘れたら、地獄の果てでも追い掛けて、こうだ」ポコン 俺「……心得ました」 エーリカ「ほんとにさ、頼むからね……」 877 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 20 25 12.40 ID l6AZ2Uxw0 エーリカマジ男前 878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 20 27 13.72 ID TQkIsZjiP やめろおおおお 879 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 29 16.14 ID eI4DlRsMO 俺「……はい」 エーリカ「ほんとのほんとに、頼むからね」 ゴソゴソ ピラッ 俺「大尉に貰った写真がありますから、大丈夫ですよきっと」 エーリカ「……」 俺「あ、そういえば」 ゴソゴソ 俺「何故か貴女の写真がポケットに入ってたんです、初めて着る服なのに」 エーリカ(ウルスラ……) 880 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 34 07.34 ID eI4DlRsMO 俺「お返しした方がいいですか?」 エーリカ「ううん、それは俺が持っててよ、その写真の事も忘れないように」 俺「わかりました」 エーリカ「……」 俺「……」 エーリカ「いってらっしゃい」 俺「逝ってきます」 ゴォォォォォォ ――――― ――― ―― 881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 20 35 00.18 ID jw/P9rg90 逝ってきますて・・・・・・・・ 882 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 38 37.01 ID eI4DlRsMO 俺(……) コア(オオォォォォォオン) 俺(ほんと、恨むぜ) キィィィィィィン 俺(今の暮らしが本当に幸せだったんだよ) キィィィィィィン 俺(もうほとんど覚えていないけど、俺は幸せだったんだよ……) キィィィィン 俺(……行くぞ)キッ 俺「幻影波動、最終行程に移行」 883 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 20 39 27.24 ID usWnL/K70 忘れないだけじゃだめだぞ、生きて帰らねーと! 885 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 45 50.10 ID eI4DlRsMO 魔導過給機全線直結 滞空偏向翼展開、固定 心神流過経路接続完了 魔導過給機全線正常加圧中 右腕魔導砲身展開 目標対象物確認 全機体要素、問題無し 射線状況、問題無し 砲身回転開始 魔力変換開始 認証符号『桜花』確認完了 出力制限装置全門、解除 最終安全装置、解除 最終幻影波動砲、待機完了 キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィイン 俺「発射」 カッ 887 :記憶の無い俺[]:2010/10/17(日) 20 50 36.58 ID eI4DlRsMO 自分で自分の愛する人間だけは 自分の愛する人間たったひとりだけは 最低限絶対に守るのが俺のささやかな世界 だから、大尉の事だけは何があっても手放さない そう、決めていた 大尉の目、大尉の髪、大尉の手 大尉の耳、大尉の唇、大尉の体 大尉の涙 大尉の笑顔 大尉の笑顔 大尉の笑顔 笑顔 …… ……笑顔? …… ……誰の? ……光が……広がってゆく…… ED http //www.youtube.com/watch?v=y2zrPVHUr9Y 記憶の無い俺10へ続く