約 1,085,942 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/125848.html
バベッテフォンヴェンツ(バベッテ・フォン・ヴェンツ) ドイツのロイス=グライツ侯の系譜に登場する人物。 関連: ハインリヒジュウナナセイ(2) (ハインリヒ17世、夫)
https://w.atwiki.jp/tanosiiorika/pages/3603.html
マナ革命チェンジ ■マナ革命チェンジ-指定クリーチャー(自分の指定クリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーとマナゾーンにあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) 革命チェンジが手札から入れ替えるのに対して、マナ革命チェンジは入れ替わる対象がマナゾーンのクリーチャーに依存する。 革命チェンジのマナゾーン版 どちらが強いかは一概に言えないが、こちらはハンデスに耐性がある。 評価 使わせていただきます! -- かみど (2018-02-09 05 50 51) いいですよ〜 -- こすけ (2018-02-09 9 11 45) 名前 コメント -
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/10.html
さあ、逆襲(ヴェンデッタ)を始めましょう STORY 時は新西暦1027年───かつて起こった大破壊(カタストロフ)を境に旧西暦と区分されてから、およそ十世紀。 旧・西ヨーロッパ地方に位置する軍事帝国アドラー、その首都は史上稀に見る災禍に襲われていた。 燃え盛る街並み、噴出する血と悲鳴。 底なしの絶望が吐き出され続ける只中で、惨劇(それ)を造り出した二体の異形は静かに対峙する男へ問いかけた。 --怪物は語る。おまえの運命を試してやると。 --英雄は挑む。我が宿命を見くびるなと。 新西暦の地に降り注ぐ無数の粒子───星辰体(アストラル)の恩恵を受け、 超常の力“星辰光(アステリズム)”を武器に激突する両者の死闘は筆舌に尽くしがたく。 その光景は伝説へと高じ、涙と悲劇を土台にしながら英雄譚を作り上げるのだった。 そんな雄々しく輝く“光”を前にして――ゼファー・コールレインは逃げ出した。 あんな強さに自分はとてもついていけない―――近づきたいとも思わない。 そして祈った。勝利を目指して傷つくことなく、当たり前に生きて死のうと。 刻まれた傷を胸に押し込め……守ると誓った少女を胸に抱き、彼はすべてに背を向けたのだ。 ゆえに、これは英雄(ヒカリ)の物語ではない。───これは敗者(ヤミ)の物語。 一度逃げ出した男が自分の星(ほし)を取り戻すべく、足掻き抗う物語である。 それを導くは死に包まれた少女の囁き。 冥界の底で死想恋歌(エウリュディケ)は吟遊詩人(オルフェウス)へと愛を告げる。 「“勝利”からは逃げられない。さあ、逆襲(ヴェンデッタ)を始めましょう」 概要 新西暦サーガ第1弾。2015年2月27日発売。 軍事帝国アドラーを舞台に敗者(ヤミ)の逆襲劇が描かれる。 本作から高濱亮がメインライターになったこともあり、今までの作品以上にバトルものとしての色が強くなっている。 後に本ラインでは初のCS移植となる『シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus-』が発売されたり 続編の『シルヴァリオ トリニティ』が製作されるなどこのラインの代表作ともいえる作品。 オーラスであるヴェンデッタルートにはロックがかかっており、他二人のルートを終えることで解放される。 攻略推奨順はミリィ→チトセ→ヴェンデッタ。 大切な過去(すべて)を、今度こそ守り抜こう。 悲哀(なみだ)と慟哭(さけび)の涯て、闇の竪琴は冥府の底より奏でられる。 登場人物 ゼファー・コールレイン ヴェンデッタ ミリアルテ・ブランシェ チトセ・朧・アマツ ルシード・グランセニック スタッフ シナリオ:高濱亮(メインライター。ヴェンデッタルート担当)・昏式龍也(チトセルート担当)・無義歩(ミリィルート担当) キャラクターデザイン:KeG・夕薙 原画:KeG・夕薙 音楽:樋口秀樹・押上極 主題歌:『アストラル』 作曲:樋口秀樹 作詞:カサンドラ ボーカル:カサンドラ 関連項目 シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus- CS版。PSvitaとwindows版がそれぞれ発売。新しく三つの物語が収録されている。 シルヴァリオ トリニティ 続編。ヴェンデッタ√の三年後を舞台に新たな"英雄譚"が繰り広げられる。 余談 萌えゲーアワード2015年度燃え系作品賞受賞作品の座に輝いた。 燃え系作品賞は2014年から設けられたものだが、light作品はこの賞を『相州戦神館學園 八命陣』に続いて2年連続受賞することとなった。 体験版Ver.1PV 人気投票誰に入れようかな… -- 名無しさん (2015-03-26 11 57 15) チトセさんに投票しよう -- 名無しさん (2015-03-26 21 34 10) 実質的に高濱さんの企画デビュー作。だからか前3作と毛色が違うな -- 名無しさん (2015-04-07 01 47 36) 無職ニートのゼファーくんが周りの人々に支えられながら社会復帰を目指す感動のヒューマンドラマ(大嘘) -- 名無しさん (2015-04-10 00 10 43) 昏式が萌えゲーアワードで本作が2位取ってるのに対し、「萌えゲー・・・? 萌えキャラなんていたっけ・・・ああジン爺さんか」などとのたまっていたが……いるじゃないか、カグツチという萌えキャラが(ヲイ -- 名無しさん (2015-04-10 06 08 03) 人気投票今のとこヴァルゼライドとチトセがツートップっぽいけど、どっちが上かな -- 名無しさん (2015-04-11 12 15 19) 続編決定したなー -- 名無しさん (2015-04-25 03 57 54) ↑Diesアニメプロジェクトの衝撃がでかすぎたけど、続編の方も嬉しいな。期待 -- 名無しさん (2015-04-25 22 06 50) ヤホーCS化来たぜ! -- 名無しさん (2015-05-29 10 40 48) 高濱さん,初企画デビューで続編決定ってなにげにすごいよな。Diesアニメプロジェクトのせいで影に隠れちゃったけど(泣) -- 名無しさん (2015-06-10 23 21 51) 登場人物どいつもこいつも人外だったわ -- 名無しさん (2015-06-21 03 45 52) 続編って何処情報ですか?昨日徹夜で全部クリアして名シーンを今見直した自分には死ぬ程嬉しい情報なんですが。 -- 名無し (2015-09-28 01 08 06) ニコ生だったかな -- 名無しさん (2015-09-28 08 55 34) 続編やCSの続報っていつ来るんだろ -- 名無しさん (2015-10-02 21 38 35) 続編で魔星のポジションに星辰天奏者(スフィアライザー)と星辰滅奏者(スフィアレイザー)がいて対決していたら面白いと思うけどな。 -- 名無しさん (2015-10-15 22 17 13) CSも良いけど続編マジでやってくれないかな。新たなる帝国の危機に、3人の英雄が帰ってくる!みたいな感じで。ゼファー、ヴァルゼライド、カグツチの共闘とか胸が熱くなる。 -- 名無しさん (2015-10-18 06 04 18) その2人と並べられるとかゼファーさん泣いちゃう -- 名無しさん (2015-10-18 12 15 27) 総統、カグツチ「征くぞゼファー!」ゼファー「お前らとは嫌だアッー!」 -- 名無しさん (2015-10-18 21 12 26) ――“勝利”からは逃げられない♂ -- 名無しさん (2015-10-18 21 20 23) 今回の放送でシルヴァリオトリニティなる続編があることが分かったぞ。後続編の登場人物の異名も考えているらしい。 -- 名無しさん (2015-11-28 00 00 21) マジかめっちゃ楽しみだ -- 名無しさん (2015-11-28 02 20 14) 続編・コンシューマ化。ゼファーの苦境はどこまで広がるのか -- 名無しさん (2015-11-28 18 31 55) ゼファーの苦境は根っこをたたきなおされまくって、ヴァルゼライトみたいになるまで続きそうw -- 名無しさん (2015-11-28 20 16 30) コンシューマで追加要素はあるのかな? -- 名無しさん (2015-11-29 19 52 59) このゲーム最大の残念ポイントは、ヴェンデッタちゃんの人狼エロ服エッチがなかったこと -- 名無しさん (2015-11-29 23 49 41) ↑2ルシードがゼファーに会うまでの前日談等の三つの短編が出るらしいよ。個人的にはdiesの三つ巴ルートのようなヴェンデッタルートからの分岐での新ルート実装をやってほしかったけど。 -- 名無しさん (2015-11-30 08 31 27) 綺麗なゼファーならどんな苦難も乗り越えられるwww -- 名無しさん (2015-12-31 18 16 27) ↑↑↑冥王vs神星vs英雄か・・・ -- 名無しさん (2015-12-31 23 33 37) ↑ミス ↑×3 -- 名無しさん (2015-12-31 23 34 25) 新OP来てた。総統かっこよかった -- 名無しさん (2016-01-15 21 04 16) ↑総統閣下新CGの格好良さ流石人気投票1位の貫禄です! -- 名無しさん (2016-01-16 02 33 41) ミス 続き、総統以外にもウラヌスマルスとか新規CG多そうで嬉しい。ソフマップは特典の内容から予約確定してるけど、いまじんとアニメイトもドラマCD面白そうなんだよなー。でも9000円弱するから買っても二本かな。総統閣下好きとしてはアニメイトを選ぶべきか・・・うーん -- 名無しさん (2016-01-16 02 39 50) 新OP見たけど、完全新規の人が見たら、ネタバレ多すぎませんかねw -- 名無しさん (2016-01-17 01 10 45) 次回作は世界のために戦うラスボスと個人(ヒロイン)の為に戦う主人公がラストバトルだと良いな。陳腐だけどこの作品世界なら極上に仕上げてくれると期待している。 -- 名無しさん (2016-01-20 18 16 58) 太陽系に「第9番惑星」存在か 米チーム発表-http //www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%e5%a4%aa%e9%99%bd%e7%b3%bb%e3%81%ab%e3%80%8c%e7%ac%ac9%e7%95%aa%e6%83%91%e6%98%9f%e3%80%8d%e5%ad%98%e5%9c%a8%e3%81%8b-%e7%b1%b3%e3%83%81%e3%83%bc%e3%83%a0%e7%99%ba%e8%a1%a8/ar-BBouqVM?ocid=spartandhp 続編のラスボスに違いない(断言) -- 名無しさん (2016-01-21 08 13 16) ベストエロゲ6位おめでとう!こっちのラインも評価されてきているようで嬉しい限り -- 名無しさん (2016-02-01 01 00 12) PSV版特典みてぇ・・・特にメイトのはワンチャンでおっちゃんの星辰光わかりそうで -- 名無しさん (2016-02-03 01 26 05) ゼファーが勝利とは何かに気づいて逆襲を始めるシーンの次回作バージョンラストバトルってどんな展開なんだろうな? -- 名無しさん (2016-02-09 22 02 00) ↑誤爆。次回作では今作でのゼファーが勝利とは何かに気づいて逆襲を始めるシーンに値する展開ってどんなのだろうな? -- 名無しさん (2016-02-09 22 04 24) CSのwin版はDL販売オンリーなのか -- 名無しさん (2016-02-19 09 25 19) 音楽も凄く良いよね。大作ゲームの楽曲って言われても違和感ないわ。正田作品の方もそうだけど、lightのゲームBGMはレベル高いね。 -- 名無しさん (2016-03-27 08 36 07) 特にこれぞ我らの逆襲劇で流れ出すところはマジで神がかっていたね -- 名無しさん (2016-03-27 12 42 49) 続編っぽいの来たあああ!! -- 名無しさん (2016-04-01 00 23 03) 四月馬鹿ってことはないよなこれ -- 名無しさん (2016-04-01 00 37 52) ガチなら男が主人公、女三人がトリニティか? -- 名無しさん (2016-04-01 00 48 49) よっしゃおらぁぁああああああ! -- 名無しさん (2016-04-01 01 09 08) 来たぞ、続編ーーーー! -- 名無しさん (2016-04-01 01 41 05) 「狂い哭け、お前の末路は“英雄”だ」って、なんかまた主人公は正統派じゃないような気が……… -- 名無しさん (2016-04-01 01 49 38) シルヴァリオヴェンデッタの正統続編・・・というより「新西暦サーガ」の第2作目、とでも言った方が相応しいかな?https //twitter.com/t_kurashiki/status/715606430707920896?lang=ja -- 名無しさん (2016-04-01 03 31 51) とりあえずヒロインはみんな可愛いな。個人的には主人公らしい人物の次に出てくる女の子が好き。 -- 名無しさん (2016-04-01 06 24 17) ↑7もし四月馬鹿だったら俺のガンマレイスラッシュがlight -- 名無しさん (2016-04-01 07 49 34) ↑8もし四月馬鹿だったら俺のガンマレイスラッシュがlight本社に炸裂する -- 名無しさん (2016-04-01 07 50 00) 改めてエイプリルネタという可能性に至り背筋が凍った -- 名無しさん (2016-04-01 08 12 16) やばい、ワクワクが凄いわw 正直、Diesアニメ化より楽しみにしてる -- 名無しさん (2016-04-01 09 30 28) diesアニメ化は既知ではないが未知でもないのに対してこっちは完全な未知だからな -- 名無しさん (2016-04-02 14 50 25) 燃え系作品金賞受賞か。まさしくこれぞ我ら( 昏式・高濱)の逆襲劇だな -- 名無しさん (2016-05-20 20 56 03) 萌え系金賞おめ!このままこちらの製作ラインも正田作品と並び立つ看板に育っていくことを願う -- 名無しさん (2016-05-24 06 17 46) ↑燃えでした -- 名無しさん (2016-05-24 06 17 58) 万仙陣抑えての燃え系受賞は向こうも面白かったからこそ嬉しい ベストエロゲといい、こっちのラインの波来てるぜ -- 名無しさん (2016-05-26 17 54 52) 遅ればせながらヴェンデッタをクリアしました。新作楽しみですね! -- 名無しさん (2016-06-23 03 26 05) ここで言うことじゃないかもしれんけど冥王と月天女の欄がワープロモードになってるから誰か修正してくれない? -- 名無しさん (2016-07-08 06 45 16) なにげにlightバトルものの中でこの作品の日常曲一番好きだったり -- 名無しさん (2016-09-07 21 03 13) 先日、PSVita版をプレイ完了。なんというか、総統とカグヅチの人気に心底納得がいくと同時に、ストーリー全体がこの二人に引っ張られた感があるなぁ、と思った。アルバートのおっちゃんとかランスローとか、もっと重要なところで使おうと思ってたけどラスボス二人が勝手に突っ走り過ぎて出しどころが無くなっただろ、絶対。 -- 名無しさん (2016-10-06 00 54 40) ランスローはともかくおっちゃんは狙い通りじゃないかな。総統についてこいと言われずに置き去りを食らった親友枠。総統の大切な人を切り捨ててひたすら前進し続ける歪さの証明的なポジだろうし。 -- 名無しさん (2016-10-06 08 39 29) ↑個人的な感想だけど、その「英雄に取り残される親友」という役どころは、直接ぶった切られたチトセルートで達成してたと思うんだよな。だから最終ルートではまた違った面を見せてくれるのではないかと思い、ランスローが如何にも思わせぶりに接触を図ってたから、これはどこかでおっちゃんによる逆襲劇もあり得るのか、と期待してたのだけど。結局その後、総統の前に立つこともなかったから、「ああこれ、ストーリー面でも総統が突っ走り過ぎておっちゃん差し挟む余地がなくなったのかなぁ」と。 -- 名無しさん (2016-10-07 00 29 12) 話は変わるが中ボスの強さも強すぎず弱すぎずでなかなかいいバランスだったように思う。kkkはちょっとばかり中ボスが無闇に強くて上から目線の説教かましてくるのがどうにも苦手だったから、今作の強さのバランスはとても面白かった。 -- 名無しさん (2016-10-12 02 56 14) DMMコンシューマー版のCGで、マルスと総統がぶつかり合ってアップのところ、一人後ろにポツンなウラヌス小物可愛い。まあ、能力的に仕方ないんだけどさ -- 名無しさん (2016-10-14 23 58 18) これは英雄の物語ではない。村正かな? -- 名無しさん (2016-12-01 18 09 09) むしろ続編の方が主人公とヒロインの殺し合いとかそれっぽい気がする -- 名無しさん (2016-12-01 18 24 10) イェェェェイィィィ!!アニオタwikiにシルヴァリオ ヴェンデッタの項目が立てられたぞ!やったな高濱ァ! -- 名無しさん (2016-12-03 20 32 15) ヴァーミリアンは実は前からあったんだけどkkkのインパクトで薄めになったからな...ともあれピクシブ大百科にも登録、並びにゼロイン、エロ武器の項目、並びに用語やキャラの詳しい記事を立てられることを願ってる -- 名無しさん (2016-12-03 20 35 07) タグに唯一名前がある総統はやっぱすげーわ -- 名無しさん (2016-12-03 20 48 45) 英雄は伊達じゃない -- 名無しさん (2016-12-03 21 05 52) 総統閣下のページも早くできないかなー -- 名無しさん (2016-12-03 21 25 34) 見てみたら想像以上に気合入っててビビった。追記修正やっとこっと -- 名無しさん (2016-12-04 01 38 37) 妹分がスフィアになったということで、こちらも腰をあげましょうか -- 名無しさん (2017-02-23 18 13 31) 妹分が糞眼鏡に苦渋を味あわせるという快挙を遂げたことに乾杯 -- 名無しさん (2017-02-23 18 30 18) 弟分ではなく妹分なのか -- 名無しさん (2017-02-23 18 35 35) タイトルが指してるのは死想恋歌親子だからか -- 名無しさん (2017-02-23 18 38 38) トリニティやってからヴェンデッタやり直したけど、トリニティでインフレしたような気がしたけど別にそんなことはなかった。相性の問題もあるんだろうけど、おじさんや糞眼鏡を一蹴できるのしかいねえ -- 名無しさん (2017-02-23 21 07 21) 糞眼鏡→アスラと相性が致命的に悪い。おじさん→マルスと相性最悪。そしてどっちも大体ウラヌスちゃんかイヴで詰む。ルシードは言わずもがな。ヴェンデッタの魔星どもの性能がおかしすぎる -- 名無しさん (2017-02-23 21 10 34) アスラとマルスはともかく、ウラヌスちゃんにあのホモコンビが負けると思うか?俺は思わん -- 名無しさん (2017-02-23 21 14 56) 性能面では圧倒してるし、相性も良いんだがなw -- 名無しさん (2017-02-23 21 16 14) キャラクターではどのキャラにも負けてるのがウラヌスちゃん。けどなんだかんだ言ってスフィア組除いて最強の一人なのがウラヌスちゃん。残念なギャップ萌えが売りのウラヌスちゃん -- 名無しさん (2017-02-23 21 17 17) おじさんならまだだ覚醒で何とかなるよ、多分。ただし糞眼鏡、てめーは駄目だ -- 名無しさん (2017-02-23 21 18 04) まあでも糞眼鏡も勝てるんだけどね。むしろ負ける光景が思い浮かばない -- 名無しさん (2017-02-24 10 19 49) ウラヌスちゃんに負ける糞眼鏡が思い浮かばない辺りが、ウラヌスちゃんマジパチモンアマツ -- 名無しさん (2017-02-24 10 23 27) トリニティでウラヌスちゃんに負けそうなのとか英雄に恋人取られたあのイカれアマツくらいだろ -- 名無しさん (2017-02-24 12 18 45) モブ相手にはいくらでも無双しても良いけど、ネームドキャラに勝つと納得出来ないのがウラヌスちゃん -- 名無しさん (2017-03-08 18 25 51) 『燃えlight作品』しかエロゲやらないから他の燃えエロゲや萌え系のエロゲと比較出来ないんだけど、lightって他のメーカーに比べてスクリプト? 演出がショボいって聞いたけどマジ? Diesやゼロニティ、kkkに戦神館とか。それに比べてシルヴァリオシリーズはどうなんだろ、俺は全部かっけぇ! って興奮したもんだけどさ。 -- 名無しさん (2017-03-23 10 51 47) というか型月やニトロが突き抜け過ぎてる感。 -- 名無しさん (2017-03-23 10 57 16) まあスクリプターをずっと募集している辺りその辺の人手足りてないんだろうな。メインライターの高濱ァが頑張って演出強化パッチとか作っているわけだし -- 名無しさん (2017-03-23 11 20 53) つか、ヴェンデッタのシナリオライターにひっそりいる無義歩さんはどこを書いたんだ? -- 名無しさん (2017-03-29 13 20 43) 確かミリィルート担当 -- 名無しさん (2017-03-29 13 54 02) ↑22 ピクシブはまず二次創作の充実からかなぁ……これだけファンがいるのにあんな少ないもん -- 名無しさん (2017-03-29 14 08 18) 冒頭の、ラジオ放送で喋ってる奴って軍人なのかな、放送局の人? なぜか気になる。 -- 名無しさん (2017-04-09 02 24 59) トリニティやった後だと改めてヴェンデッタのダメ人間と問題児率の高さに笑う。ミリィとおっちゃん以外どこかしら変なキャラしかいねえ -- 名無しさん (2017-06-07 02 18 18) 星を掲げるもの…あれほどワープロモードで作るなと…トップページにも書いてあるのに -- 名無しさん (2017-07-09 02 43 15) 開始してすぐにマルスとウラヌスのデザインがまず白けた。水に漬かってる大物っぽい人物もいかにもっぽくて醒める。BGMに歌詞が入ってるのは斬新だったがやや気が散る。って言い分……納得いかない。 -- 名無しさん (2017-07-20 20 10 01) 個人の好みと作品自体の完成具合の評価を分けてるなら別いい。キャラの背景、思想、性格との行動が合わない。ストーリーにおけるキャラの役目とかなら作品自体の評価だけど、デザインが白けるとかは個人の好みや主観でしかないから作品の出来を評価してる訳じゃないしな。自分の好み主観が作品の絶対指標だって大きい声で言ってる評論家気取りなら痛いが -- 名無しさん (2017-08-09 11 53 05) 如何にもなってキャラや展開は多くの脚本家がやってる定石や御約束みたいなものなんだよな。そこから色んな表現に派生して差別化するのが腕の見せどころ。まあ高濱ァッ!の場合は恒例のホモ祭りだったから、ある意味ありきたりではあったか? -- 名無しさん (2017-08-09 11 59 35) 星信一という小説家の宝を最も掘り尽くした悪魔にして神 -- 名無しさん (2017-08-15 20 26 41) パッケージの人選が今見ると割と謎。後ろの魔星4人がシュールすぎる -- 名無しさん (2017-10-25 03 03 30) ハガレンのパクリひどすぎじゃねこれ -- 名無しさん (2017-11-14 20 24 59) ↑ヴァルゼライドの武装がブラッドレイに影響受けてるよな。で、それ以外にパクってると思う部分を具体的に指摘してくれよ。イヴがラストと同じ妖艶な美女繋がりやアスラがグリードに似てるとか、そんな浅い理由程度でパクりと言い張るほど下手な叩きはしないと思うがなぁ… -- 名無しさん (2017-11-14 21 47 37) ホムンクルスにウラヌスちゃんみたいな小物は居ないだろ、いい加減にしろ! -- 名無しさん (2017-11-14 21 50 30) イヴさんは金星→ヴィーナスなんで色欲のラストと妖艶な美女という属性が被るのは当然で、ジン爺さんの義手もエド以前にガッツとかしてるキャラは居る。そういやハガレンのパクリで思い出したが、モチーフが錬金術繋がりなだけで全然別物なのにパクリって言われてた武装錬金思い出すなぁ… -- 名無しさん (2017-11-14 21 55 06) マルスみたいな外見のゴツい鎧がそよそよボイスでゼファーを起こしてる姿を幻視した… -- 名無しさん (2017-11-14 22 00 42) lightの中二作品以外、基本他のエロゲやらないから久しぶりに別メーカーのエロゲやって少し驚いた。ルートに入ると他のヒロインがあんまし出てこねぇ。ウラヌスとマルスはあんなにも踊りまくったのに。 -- 名無しさん (2017-11-15 06 24 28) ミリィルートでは総統が空気気味だったり、チトセネキルートで雑に死ぬウラヌスちゃんとか、全部のルート合わせて一つの作品って意識がしっかりしてるな高濱って感じるシルヴァリオシリーズ -- 名無しさん (2017-11-15 11 50 18) ↑4 グラトニー、スロウス、エンヴィー、プライドなんて他魔星と合致してる特徴全く無いしなぁ…アスラは総統閣下の命令でスラムの監視してたけど、グリードは総統の命令じゃなく、自分の欲に従ってキメラの実験体だった奴らを部下にして半ば匿ってたし、能力もグレイみたいな硬化だしな。禄にプレイもせず浅い叩きするのはアンチですらない俄かだってハッキリわかんだね -- 名無しさん (2017-11-16 05 56 05) ハガレンが実写化されるそうだし、ヴェンデッタも実写化しようぜ! -- 名無しさん (2017-11-16 11 04 20) 三次元であの痴女衣装が見れるのか… -- 名無しさん (2017-11-17 10 21 34) 生首爆弾実写化と聞いて -- 名無しさん (2017-11-17 10 59 33) 竹内直人がアル役で出てきそう。 -- 名無しさん (2017-11-17 12 32 49) むしろなんか影響与えてそうなんだよな、遊戯王カードに→ 聖杯に選ばれしもの(フレーバーに“星辰”の森。星遺物、星辰の勇者<星明かりの勇者 剣に光を束ね 大いなる闇を討ち祓わん)リヴェンデットスレイヤー(これはアメコミヒーローや忍殺の方が近いが) -- 名無しさん (2017-11-24 21 44 46) 星辰の勇者じゃなくて星の勇者だったよ?まあ隣のアレと こっちの英雄閣下を確かに思い浮かべたが… -- 名無しさん (2017-11-24 21 47 20) 蝋翼「俺と!」煌翼「お前で!」蝋翼 煌翼「「メタルノヴァッ!!」」 -- 名無しさん (2017-11-24 21 59 22) お前らのメタルノヴァは本編中だとナギサちゃんとの痴話喧嘩以外だとすれ違ってばかりだったじゃないですかー -- 名無しさん (2017-11-24 22 08 48) Dies なんかよりこっちをアニメ化してればヒットしたろうになあ -- 名無しさん (2017-12-17 20 48 38) 「なんか」とか言ってる。吊るせ -- 名無しさん (2017-12-17 21 00 53) ↑目障りだし同意。 -- 名無しさん (2017-12-17 22 03 44) うぜー荒らしが沸くからアニメ化とかしなくていいよ -- 名無しさん (2017-12-18 12 57 42) 映像化するとゼファーさんのお前どこが雑魚やねん感が加速しそう -- 名無しさん (2017-12-18 13 14 00) ゆずソフトの新作の設定が思いっきりパクリな件 -- 名無しさん (2017-12-20 11 23 20) ぬ、今気づいたけど推奨攻略順がミリィ→チトセなのはなぜなんだ? -- 名無しさん (2017-12-20 11 45 37) ↑↑べつにあの程度パクリでもなんでもなくね? それだとDiesはfate のパクリって言ってる劣等と同じだぞ。 -- 名無しさん (2017-12-20 13 38 50) ↑diesがfateのパクりとかwwそんなアホなこと言うバカいないでしょw -- 名無しさん (2017-12-20 15 26 31) ↑そのアホが結構いる現実 -- 名無しさん (2017-12-20 15 39 51) せっかく話題変えたのに荒らしに構うなよお・・・ -- 名無しさん (2017-12-20 15 53 46) ゆずソフト...つまり角オナするチトセネキか... -- 名無しさん (2017-12-20 16 34 29) チトセネキが発情の代償持ったら序盤から主人公襲っちゃうだろいい加減にしろ! -- 名無しさん (2017-12-20 18 55 28) 逃げるんだよぉぉ!どけー!野次馬どもー!! -- 名無しさん (2017-12-20 19 31 13) ↑9 マジレスすっと「アストラル」って普通にオカルトの定番用語だから -- 名無しさん (2017-12-20 19 41 48) ↑9 その順で物語的に真相に近づいていくから、かな。チトセ√は総統戦もあるし -- 名無しさん (2017-12-20 21 37 05) なぜ自分の気になる要素、気に入らない要素がたった一粒でもあるとパクリになるの? -- 名無しさん (2017-12-22 21 43 04) 創作物によく触れてないにわか信者は自分の好きなものが起源だと思っちゃうんでしょ 雛鳥が初めて見たものを親だと信じ込むっていうアレ -- 名無しさん (2017-12-23 11 59 34) その手の人間は信者以前に都合の良い形にレッテル張りして無理矢理扱き下ろしたいだけ -- 名無しさん (2017-12-23 16 46 02) マジでこっちアニメ化した方がワンチャンあったのにな 「俺の考えた設定」をだらだら並べるだけのアニメじゃなくストーリーで魅せられるアニメになったろうに -- 名無しさん (2017-12-24 01 26 44) もし、シルヴァリオサーガのFDが出るとしたら、みんなはどういうHシーンが欲しい? -- 俺は冥王夫妻の青姦で最後にヴェンデッタのお漏らしがあればなお良し!! (2017-12-24 07 50 21) ↑ウラヌス堕天 -- 名無しさん (2017-12-24 09 08 58) 俺は国会議事堂のお庭で青姦しているアッシュとヘリオスが欲しい -- 名無しさん (2017-12-24 10 45 13) 俺はダインスレイフとヘリオスとギルベルトとヴァルゼライドとカグツチが数珠つなぎしてるのが欲しい -- 名無しさん (2017-12-24 12 50 07) 腐界が流出してやがる -- 名無しさん (2017-12-24 13 12 49) アッシュ✖ゼファーのホモセックスがみたい -- 名無しさん (2017-12-24 15 07 24) 強欲竜団で凌辱されるショタアッシュ……いいよね -- 名無しさん (2017-12-24 15 29 09) また項目が一つ死んだ。行こう、ここもじき腐海に沈む -- 名無しさん (2017-12-24 15 54 41) 天下無敵に腐ってやがる……正気の沙汰とは思えねぇ! -- 名無しさん (2017-12-24 16 26 21) 冥狼と煌翼と蝋翼の3Pとかいかがかな? -- 名無しさん (2017-12-24 16 31 20) 糞眼鏡「いいよ、来いよ(迫真)!胸にかけて胸に!(放射能)」「ファッ!?(死亡)」 -- 名無しさん (2017-12-24 16 41 25) そろそろ腐った空気を清浄するがてら、新しい話題、付けてやるか。ヴェンデッタのアニメ化はエロゲーである事に変わりないから反対な客観的思考と、スカート水着みたいになって淫靡さが抑えられ優美さが増した月天女服のナギサちゃんを見るにはヴェンデッタをアニメ化しなきゃならないというジレンマ -- 名無しさん (2017-12-24 16 46 27) アッシュ君やナギサちゃんは少年、青年誌でも十分やってける素養を持つ正統主人公とヒロインだからな。ヴェンデッタは敬遠するが、トリニティは挑戦してみてもいいだろうという矛盾は分かる。 -- 名無しさん (2017-12-24 16 52 02) ↑2糞眼鏡「そうはいかない。すべてはホモの勝利をつかむため。」 -- 名無しさん (2017-12-24 17 00 06) ↑巫山戯んじゃねよお前!誰がまた腐った汚物ぶちまけて言いっつたオラァッ!!! -- 名無しさん (2017-12-24 17 03 08) ↑2(無言のガンマレイ・スフィアレイザー) ↑3人狼√のチトセネキも主人公力に溢れてるよな! -- 名無しさん (2017-12-24 17 04 29) ゼファーさん女の子(ヒロイン)説 -- 名無しさん (2017-12-24 17 07 10) 露骨な主人公(笑)とヒロイン扱い もう許せるぞオイ? -- 名無しの人狼 (2017-12-24 17 08 47) シルヴァリオシリーズ4章「反粒子レイプ!野獣(冥狼)と化した蝋翼」 -- 名無しさん (2017-12-24 17 14 46) 「そこまでだ」 -- ホモ汚染について (2017-12-24 17 17 40) ホモネタ悪乗りが多すぎて汚染が拡大して手が付けられないんだよなあ・・・ -- 名無しさん (2017-12-24 17 20 08) 仮にヴェンデッタがアニメ化されたら、淫夢厨やホモガキがホモニティを知って今以上に酷くなりそうなんだよなぁ…(震 -- 名無しさん (2017-12-24 17 22 08) マッキーみたいにヤマジュンネタを盛り込んでる訳ではなく、原初のホモ、アイザックの頃から天然でホモを浸透させてるという事実…だから淫夢営業にもならない(確信 -- 名無しさん (2017-12-24 17 27 37) 大丈夫。こっちにはノンケにもホモにもなれる超KENZENカップル凌駕×礼さんのホモップルがいるんだから -- 名無しさん (2017-12-24 17 31 51) 淫夢厨「どうせ淫夢営業の為にファッションでやってんだろ」→「だから、俺の薔薇を受け取ってくれ……俺を、全てを無くしたあの怪物にさせないでくれ」「僕こそが、君にとっての運命だよ。凌駕」淫夢厨「ファッ!?」 -- 名無しさん (2017-12-24 17 36 03) 一度ホモネタが出ると延々とホモネタが続いて止まらなくなるのほんとヤバいなこのwiki。ホモ用のコメントページ用意したほうがいいんじゃないのほんと -- 名無しさん (2017-12-24 17 39 17) ちょっとまてよぉおッ!!!公式が最大手のホモじゃねえかっ!!!こんな横暴な規制してタナトス!ただで済むと思ってんのか…! -- 名無しさん (2017-12-24 17 44 01) ↑の方で対立煽ってた迷惑なお子様が湧いてたから、ホモネタで茶を濁そうとしてるだけだから…(震え。現に至高腐海やホモ共の台詞項目でハッテンしてるから、アシュナギの様なノンケ項目では発生…してない事はないな、うん -- 名無しさん (2017-12-24 17 53 28) 個人的には対立煽りもホモネタも変わらず荒らしのように思えるんですが -- 名無しさん (2017-12-24 18 04 21) ホモネタは公式からしてやってんじゃん しかも本編で思いっきり濃ゆいのを -- 名無しさん (2017-12-24 18 11 02) ↑2 作品内の描写とかがメインであるホモネタ(例:ヴァルゼライド閣下ならできたぞ?、ガニュメデス)は荒らしではないと思うんだけど、淫夢みたく完全にそっちがネタのメインになってるのは荒らしでいいと思う。あくまで俺の考えだが -- 名無しさん (2017-12-24 18 13 05) 公式も糞眼鏡とおじさんのような荒らしホモにはダメよしてるからね。空気読まずに淫夢みたいな作品関係ないホモネタ連発するのは単なる荒らしよ。 -- 名無しさん (2017-12-24 18 14 07) 淫夢だけじゃなく、ヤマジュンとレスリングもシルヴァリオ内では使われてないんでアウトですね。隣はヤマジュンやってたからヤマジュンだけセーフだけど -- 名無しさん (2017-12-25 16 43 27) 一撃必殺は完全のヤマジュン意識してっからなぁ…そういうネタを使った作者が関わった作品なら、使ったネタに関係する事を投稿するのは咎めようが無いな。 -- 名無しさん (2017-12-25 16 50 50) ↑6 対立煽りなんて格好悪い呼び方してやるなよ。フィクサー(笑)やトリックスター(笑)って呼んであげようぜ。 -- 名無しさん (2017-12-25 17 22 43) 羨ましいなwトリックスター(笑)フィクサー(笑)って名前w -- 名無しさん (2017-12-25 17 25 49) ↑マルス君みたいに意味のないこと言ってるしなw -- 名無しさん (2017-12-25 19 00 10) トリニティみたいにこっちも変わりスギィ!な初期案あるのだろうか。割と知りたい。 -- 名無しさん (2017-12-25 20 11 35) それこそ男版のチトセでしょ -- 名無しさん (2017-12-25 23 50 34) チトセニキ時代からゼファーさんはあのクソ面倒な人格してたのだろうか... -- 名無しさん (2017-12-26 00 08 41) 読了。熱いし面白かったんだが、なんというかクドかったなあ。主張が表に出過ぎというか説教くさいというか。テーマをキャラが喋ってしまっていたからそう感じてしまうのかな? -- 名無しさん (2018-02-15 15 22 28) ↑なんでみんなランスローの立ち絵で指一本無いの気にしないの…あれめっちゃ気になるんだが。別の立ち絵だと指ちゃんとあるからミスだよな… -- 名無しさん (2018-02-15 17 36 56) ランスローの手とかみんな気にしてないだけじゃないかな... -- 名無しさん (2018-02-15 18 38 15) 男の指が1本足りないくらいクソどうでもいい -- 名無しさん (2018-02-16 00 42 45) 立ち絵関連だとミリィがやたらとガッツポーズする立ち絵あって笑った記憶。シリアスなシーンであれは笑う -- 名無しさん (2018-02-16 02 40 29) シルヴァリオシリーズでDMCみたいなゲームやってみたいなぁ。閣下の剣術とか絶対映えると思うんだけど -- 名無しさん (2018-03-08 22 45 00) そういえばヴェンデッタの√事のラストバトルの場所ってチトセ→会議室(セントラル最上階=空の頂き。天霆の玉座)、ミリィ→公共墓地(地上にして冥界への入り口)、ヴェンデッタ→カグツチの玉座(地下の底、吟遊詩人にして冥府神とヒノカグツチという『「黄泉」と「振り向いて失敗した」』神話の登場人物をオマージュした者達の最終決戦場)とそれぞれのヒロインに当てはめられていると思った -- 名無しさん (2018-03-28 12 33 33) 2↑ゼファーさん操作してスタイリッシュスニーキングアクションやりたい -- 名無しさん (2018-03-28 14 25 35) ↑勝利するごとに自虐台詞はちょと… -- 名無しさん (2018-03-28 15 46 12) メタルギアとか似合いそうだな。アッシュはラブコメ、秋月凌駕は世界巻き込む異能力バトルならなんでも似合いそうだなというかそれいがいが -- 名無しさん (2018-03-28 17 52 43) 思いつかん、零時はヤンキー物か異能力バトルもの、直とトシローはなんだろ? -- 名無しさん (2018-03-28 17 54 23) ↑直もラブコメ、トシローさんは適応できる物語あんの? -- 名無しさん (2018-03-29 00 51 44) それこそ18禁アダルトゲーじゃないかな、あの人は -- 名無しさん (2018-03-29 03 15 17) 直ラブコメとか絶対怪我とか病気とでヤバイことになるじゃん… -- 名無しさん (2018-03-29 06 37 22) ↑ブラ⚪クジャ⚪ク先生に治療頼んどくわ。金も払っとく -- 名無しさん (2018-03-29 10 11 24) アッシュがラブコメというと割と甘ったるい感じになりそうなのに、直くんのラブコメってアレなことになるイメージしか湧かないな... -- 名無しさん (2018-03-29 14 35 22) ↑2そうか…名医がいればよかったのか…、いやでも直が自暴自棄にならないと戦えなくてヤバイのか? -- 名無しさん (2018-03-29 17 12 57) この作品で作風確立した感あるし、そういう点でも重要な作品。結果として今までよりも明確に好き嫌いがはっきりするようになった気がする -- 名無しさん (2018-04-27 10 17 03) このゲームを初エロゲにしたいのだが親がいる手前どのように買うかが悩ましくて困る -- 名無しさん (2018-05-01 00 18 26) 全年齢版出てるしそっちでもええんやで -- 名無しさん (2018-05-01 01 21 35) テキスト的にもCS版の方がお得だぞ。lightのエロシーンなんぞ「一応有る」レベルでしかないし -- 名無しさん (2018-05-01 09 11 26) 続編のトリニティもついてくるセット版(ただしCS追加エピソードはない)でもいい気がする -- 名無しさん (2018-05-01 10 05 03) おれも買おうと思ってるんだけどこれ単作でも完結してる?それとも続編も買っとかなきゃモヤモヤする感じか? -- 名無しさん (2018-05-13 22 46 36) 単作でも完結してるから問題ないけれど、グランドルートの主人公たちのその後とか考えると続編までやった方がすっきりするなーと思う -- 名無しさん (2018-05-13 22 49 54) どっちかっていうと、トリニティはヴェンデッタやってないともやっとするけど、ヴェンデッタはトリニティなくてもすっきりする終わり方してるからぶっちゃけヴェンデッタにトリニティは必要ないっちゃない。でもトリニティ面白いからやったほうがいいよ(直球 -- 名無しさん (2018-05-13 22 58 21) 設定や能力が分かりやすいのでかなり読みやすかったな、この作品 -- 名無しさん (2018-07-12 03 33 31) ゼファーかっけぇよな。 -- 名無しさん (2018-10-07 21 04 40) https //appmedia.jp/newgame/2384356 MMORPG『ヴェンデッタ』はじまるぞ! -- 名無しさん (2018-10-18 11 45 56) シルヴァリオがないやり直し -- 名無しさん (2018-10-18 15 36 21) ↑2 メタトロン鯖最強のプレイヤー名が“アッシュ”でワロタw何やってんだlight民wwwww -- 名無しさん (2018-10-24 00 53 30) ゼファーもヴァルゼライドもヴェンデッタもヘリオスもウラヌスも全部名前使用中じゃねぇかよ…… -- 名無しさん (2018-10-25 01 19 36) 正田さんのDiesから入って、次に最新作のバロックやってからシルヴァリオシリーズに手をつけたんだけど、高濱さんの作品だけやたら文章読むのが疲れるのはなぜでしょう。ルビが多い。内容はクソ面白いけど、その倍以上に頭と目が疲れる。 -- 名無しさん (2018-12-19 03 50 58) せんせー、もしこれが、乙女ゲーでゼファー君がゼファーちゃんだったらチトセニキ√、ルシード√、閣下√が出来ますかー? -- 名無しさん (2019-02-06 14 01 26) ↑2高濱は文章表現を勉強し直して悪癖であるトートロジーを改善した方がいいと思う。頭痛が痛い的な重複表現が多すぎるし説明の重ね塗りがデフォだから読んでて胃がもたれる -- 名無しさん (2019-02-06 17 15 53) 初見の知人はマルスが好きらしい。まだ序盤も序盤だが、話せば分かり合える感? 父親のような安心感のある優しく言葉とか、こっちを少し心配してくれてるような感じが良いらしい。きっと殺人を犯してしまった理由があるはず。とか言ってた。 -- 名無しさん (2019-07-31 19 11 59) ↑あるわけねえだろ、そんなものッ! -- 名無しさん (2019-07-31 20 50 33) まあ確かにどうしようもない理由で殺してるし交渉の余地はあるね -- 名無しさん (2019-08-19 13 00 27) 閣下「無いぞ」 -- 名無しさん (2019-08-24 09 19 44) ごちゃごちゃうるせぇ死ね!がマルスさんへの最適解だからな……(虚飾に惑わされずにそういう対応してくる総統とゼファーさんが天敵だって本人も言っているし) -- 名無しさん (2019-08-24 10 49 51) 理由がどうしようもなさ過ぎるし口がうまいからな -- 名無しさん (2019-08-24 15 56 41) そういえば売上ってどれくらいだっけ? -- 名無しさん (2019-12-27 02 13 39) ↑マルスなんか商売してたっけ? -- 名無しさん (2020-01-18 15 08 34) ↑2当時の雑誌とか店舗の公開だと月間7位とかそこら辺が多かったし多分初動だと5000行かないくらいじゃないかな -- 名無しさん (2020-03-18 23 40 13) シリーズ終わってみれば一番初めの話が一番インフレしてたという、だいたい主人公とラスボスのせい -- 名無しさん (2020-05-03 16 16 12) そしてそんな物語の主人公を務めたゼファーさんはさすコルせざるを得ない -- 名無しさん (2020-05-03 16 22 26) ↑2実際閣下系列以外のスフィアじゃ滅奏には勝てなさそうだしな -- 名無しさん (2020-05-03 16 25 37) ↑2そんなゼファーさんだから、シリーズ完結後もどこかで活躍していいと思うんだ。復活天奏vs完成版閃奏の激突の余波をがんばって防ぎ続けるとかSA! -- 名無しさん (2020-05-03 16 36 23) ↑閃奏が一振りするたびに世界が割れて、天奏が覚醒するたびに超新星並みのエネルギーが発生するけどゼファーなら大丈夫だな! -- 名無しさん (2020-05-03 16 38 49) よーしシルヴァリオシリーズを宣伝するためにコラボにでも出張しようじゃないか・・・別世界ご都合として滅奏が使えず振動操作のみ&その作品のトップクラスのトンチキと戦ってもらう! -- 名無しさん (2020-05-03 17 04 28) ↑ゼファーさん普通に逃げそう... -- 名無しさん (2020-05-03 17 21 32) ↑2 振動操作だけでも他の世界では大概な性能なんだよなぁ… -- 名無しさん (2020-05-03 17 25 18) 星辰光がなければ新西暦の人々って基本的に生きていけないよね? -- 名無しさん (2020-05-03 17 37 10) あっ星辰体だった -- 名無しさん (2020-05-03 17 37 30) なーに、そこは星辰体の代用になる何かが大気中に存在する、ってしとけば解決よ -- 名無しさん (2020-05-03 18 50 52) 神座や新西暦が格ゲーだったら、ブレイブルー クロスタッグバトルに参戦してたんだろうなと妄想したことはある そしてP4番長並みに酷使されて過労死しかけるゼファーさんが見える見える -- 名無しさん (2020-05-03 21 30 56) ↑神座は戦陣館で格ゲーになってたからワンチャン…!! -- 名無しさん (2020-05-03 21 34 10) 初心者向け:チトセネキ 中級者向け:ギルベルト 上級者向け:ゼファーさん ピーキー:ヴァルゼライド閣下 チート:滅奏ゼファーさんってイメージだ>格ゲー -- 名無しさん (2020-05-03 21 50 07) 主人公なのに必殺技が10個近くあって、昇竜拳コマンドとか分かりやすいのがなく癖のある技コマンドばかりで、理論上最強、ケルベロスの方が強くね?とか言われちゃう奴 -- 名無しさん (2020-05-03 22 11 45) アニメ化より先に漫画化してほしい -- 名無しさん (2020-05-18 00 47 23) ( Д )_。_。漫画家されたらこんな目玉が飛び出した兵士が第一話から出てきそう -- 名無しさん (2020-07-08 22 38 40) ゼファーさんは←タメ→ABみたいなコマンド多そうだな…… -- 名無しさん (2020-07-08 22 52 20) 十字キー←↖︎↑↗︎→←↙︎↓↘︎(Zを描く感じ)の後R1を一秒以内に2セットでハーモニクス -- 名無しさん (2021-04-11 13 33 51) ゼファーさんの戦闘は大体面白かった。というか戦闘に関して言えばこのラインの作品で一つ抜けた出来の良さだった -- 名無しさん (2021-04-29 11 49 54) まあこのころは能力シンプルでわかりやすかったしなあ。あとトリ以降はレスバがメインになりすぎたところがある -- 名無しさん (2021-04-29 14 26 27) ヴェンデッタだとレスバが通じるのがせいぜいウラヌスしかいないしなw -- 名無しさん (2021-04-29 14 48 16) ゼファー チトセvsヴァルゼライドは戦闘の面白さという点だとシリーズ屈指のベストバウトだと思う -- 名無しさん (2021-04-29 14 58 01) 王道英雄譚のアンチテーゼで主人公もクソボケバカカスクズだけどそれが1つの魅力でありバトルシーンも含めてなんだかんだ面白かったな -- 名無しさん (2023-06-29 23 46 45) ゼファーさんはアンチヒーローやダークヒーローみたいなカッコつけたキャラじゃなかったのが魅力だったなと思う -- 名無しさん (2023-06-30 20 54 29) 葛藤が多いところが1つの魅力になり刺さる人には刺さったと思う ゼファー -- 名無しさん (2023-06-30 23 07 56) あの頃はちゃんと人間らしい主人公も書けてたんだなってラグナや隼人の薄っぺらさを思うとしみじみ感じる -- 名無しさん (2023-07-01 10 39 20) テーマ的には次作のトリニティでセットで楽しめるけど単品でも十分おもしろいなやっぱり -- 名無しさん (2023-09-30 19 09 29) ↑ヴァルゼライドとゼファーの物語としてはこれ一作でこれ以上ないくらい完成されてるしな -- 名無しさん (2023-09-30 19 35 23) なんだかんだコールレイン元少佐のゴミカスだけどそれでも譲れないものがあるという展開とバトルがおもしろいのと英雄ヴァルゼライドの輝きと負の面が描かれてるのが良いなとは思う -- 名無しさん (2023-09-30 20 06 20) バトルの面白さはやっぱりこれが1番だと思うわ。体験版からラストまでどのバトルも大体面白い -- 名無しさん (2023-10-02 20 01 09) 賛否両論ある1作目だけどやはり面白い -- 名無しさん (2023-10-08 19 24 03) チトセルートのラストバトル本当に面白いんどけど宇宙破壊とか悪の敵とか後付け盛りまくったせいで色々浮いてるように見えるの本当に困る -- 名無しさん (2024-06-20 15 33 55) 本気おじさんも総統閣下が相手だと能力はね上がってたし光の亡者はテンション上がる相手かどうかで覚醒具合が変わるからしゃあない -- 名無しさん (2024-06-20 16 45 39) そういうテンションがどうのってやり過ぎると陳腐でしかないんだよな。そういう点でもやっぱりヴェンデッタがバトル面は一番優れてたわ -- 名無しさん (2024-06-20 19 36 21) スフィアが無いと物理的限界は存在しますって世界観だしね。スフィアそのものを作らなくても既存のスフィアに接続すれば物理限界突破できるようになって加速度的に世界の危機が増した感あるけど。 -- 名無しさん (2024-06-20 20 02 23) 名前 コメント シルヴァリオ ヴェンデッタ 通常版
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/73.html
私が最初にその変化に気づいたのは4時間目の国語の時間でした。 私の胸が急に膨らみだしたんです。急激に。まるで植物の成長過程をビデオで早送りしな がら見ているようなそんな急激な変化でした。 そして、さらに驚かされたことは私の制服もブラもその変化に合わせたサイズになってい ったのです。 変化が収まった時、私の胸のサイズはFカップにもなっていました。 制服の上からでもはっきりと分かってしまうほどになってしまった私の胸。 しかし、信じられないことに私のその変化に気づく人は誰一人としていなかったのです。 そうまるで最初からそうであったように・・・ 『チェンジ』 「ねぇ・・ゆ、由香ちゃん。わ、私どこか変じゃないかな?」 「うん?変って何が?」 「その・・・胸とか・・・」 「ちょっとー、それ自慢!?自分の胸が大きいからってぇ!!このこの」 そう言って、由香は私の大きくなった胸を鷲掴みにしてきました。確かに、胸に感触があ りそれが現実であることを私に伝えるのだった。 学校はいつものように終わりました。結局私の変化に気づく人は誰一人いませんでした。 私はバスタブの中でその豊かになった胸を見つめながらずっと考え事をしていました。 家に帰ってみると、なんと私の持っている服も下着もすべてサイズがいまの物に変わって いたのです。そして、鏡の前に立って初めて気づいたのですが、胸だけでなく、お尻もウ ェストも以前よりもスタイルが良くなっているように思えました。 気味が悪くなった私は、アルバムを取り出し昔の写真を見ていく。 するとどうでしょうか?すべての写真が入れ替わってるのです。 そこには以前の私のスタイルは写ってませんでした。 私は何かが原因で記憶障害にでもなったのか? そんな風にもこの時は思ってました。 しかし、それが間違いであることが次の日の4時間目に分かりました。 私の綺麗な長い黒髪が突然ミドル程度の長さの目が痛くなるような金髪になったのです。 外人の金髪などではなく、明らかに整髪料で染めたような金髪にへと。 さらに、私の掛けていたはずの眼鏡がいつのまにか消え失せていたのです。 これほど目立つ変化が起きても気づく人はまたしても誰一人といなかったのです。 そして、私は一人の変化に気づくべきだったのです。 その変化に気づけたのはさらに次の日の4時間目のことでした。 今度の私の変化は肌の色でした。私の自慢の白い肌は日焼けサロンで焼いたような黒い肌になってしまったのです。 しかし、その変化した姿を見たとき私はあることに気づきました。 私は授業が終わると急いで2組に駆け込み、彼女を捜し出した。 私の幼なじみの香を。 香の座っているはずの席には、色白く眼鏡を掛けた黒髪の少女が座ってました。 外見は大分変わってましたが、その顔は紛れもなく香そのものでした。 香は私の顔を見てニタリとしたあと、私の手を取り、人気の少ない学校の屋上へと連れて 行きました。 あんた、変わったわねぇぇ。キャハハハ」 「ど、どういうことなのよ!なんで私とあなたがこんな・・・」 「私ね、この前古びたお店であるものを手に入れたの。変な本でね、そこに名前を書いた 二人の立場が入れ替わるんだってさ。まさかホントだったなんてね。チョーうける」 「そんな、暢気な!どうするのよ一体。その本今どこにあるのよ!」 「燃やしたわよ。そうしないと願いが叶わないってあったからね。」 「そ、そんな・・・」 「まぁ、そんな気を落とさないで。入れ替わるっていっても家族とかは変わらないみない なの。ただ、友達とか好みや身体付き頭のよさとかも変わっちゃうみたいなんだけどさ」 「い、いやよそんなの・・・」 「そりゃ、そうよね。幼なじみで同じ幼稚園、小学校、中学、高校と来たはずなのにあな たは学年成績トップで生徒会長。あんた自分じゃそんな分かってないみたいだけど男子に 陰では結構人気あったりするのよ。」 「・・・・」 「一方、私のほうはギリギリで高校合格して成績は万年ビリ。ガングロで、おまけにヤリ マンなんて言われてるものね。そりゃいやよね。でも、別にそれが嫌って訳でも無かった んだけどね。ヤリマンはホントだし☆私、性欲強いみたいで我慢出来なくなっちゃうのよ ね。授業中にオナったこともあったしねぇ。キャハ。あんたもそんな風になっちゃうのか ねぇ、キャハハハ」 「な、なんとかならないの・・・?」 「無理じゃないのぉ、諦めてよ。ね。」 私は言い知れぬ不安を覚えながら次の日の4時間目を迎えていた。 次は何処が変化してしまうのか恐怖を覚えながら、ただただ祈るだけしか出来なかった。 そして、変化はやはり起こってしまいました。 外見的変化はありませんでした。しかし、それはすぐに分かりました。ついさっきまで解 いてた数学の問題が全く分からなくなってしまっていたのです。 いつも私に問題を当ててくるはずの先生が全く問題を当ててきません。 それが不幸なのか幸運なのか。なぜなら私は基礎計算ですら満足に解けなくなってしまっ ているのですから。 私はその日の夜ベットの中で泣きながら眠りました。気づけば私は生徒会長ですらなくな っていました。仲良しのはずの由香も私を避けるようになってしまっていた。 でも、それすらも今の私にはもうどうでもいいことなっています。 そう思えるようになったのは次の日の4時間目の変化でした。 不安と悲しみのどん底にいた私の心に沸々とわき上がってくるものがありました。 その感情は私の秘部からわき上がっていたものでした。 私はその鹹味な欲望に負けて、授業中に自慰をしてしまったのです。 人生の中で数えるほどしかしたことがなかったはずの自慰を。 そして、その夜。私は街中で男を逆ナンパしてセックスをしていました。 初体験のはずのセックスなのに喘ぎ声を上げ、慣れた様子で手動を握りあらゆる鹹味に溺れました。 これが今の私です。どんなに変わろうとも私なのです。 ただ、私はいつまで私でいられるか分かりません。 私は明日起きたら香になっているかもしれません。 でも、私はそれでももういいとすら考えています。 だってHって超気持ちいいんだもの。キャハハ
https://w.atwiki.jp/fate_overheaven/pages/247.html
. 「アサシンさん、これは……?」 「運命の確立って奴さ。例えば、まだ凛ちゃんの死が確実でないように、他の未来も不確定のままだ。 とは言え………どれも『未来で起きるかもしれない現実』のIFなワケよ。ここでの情報は『真実』だ 敵の宝具や能力は『真実』。起きる事は事実じゃねぇ。これだけよ」 【α】 「――――やっと見つけた」 「残念です、非常に残念でなりません。私はあなたをとんだ下……愚か者と思っていましたが、撤回します」 「あなたは『そこまで』分かっていながら……分かっているにも関わらず、外道に成り下がってしまうのは 最早、精魂の在り方が生まれながら歪んでいたと言わざる負えません。……ええ、ですから残念でなりません」 聖女が杖を構え、立ち向かうのは―――ディエゴ・ブランドーだった。 一つ加えるならば。 教会を襲撃し、まどかの両親を恐竜にし、佐倉杏子のソウルジェムを奪った。 正真正銘、ライダーのディエゴ・ブランドーであるという事。 「貴方が、馬に騎乗していたのは分かっていた。下水道へ移動するよりも、地上で蹄の痕跡を辿れば追跡は容易だったわ」 彼女はマスターを背負っては来ていない。 比較的安全で、一目がつかない場所に置いてきたのは、これよりディエゴたちに戦闘を仕掛けるからだ。 「マスターのソウルジェムを、返してもらうわよ」 聖女・マルタの攻撃は素早いものだった。 彼女は、杖に魔力を蓄積させており、今ここでディエゴに対し光の爆発を与えた。 魔力を貯めるのを除けば、空間を飛翔したり着弾の『過程』を必要とせず『結果』だけを残している。 予想外の襲撃以上に、回避も困難を極めた為、攻撃をまともに食らうディエゴ。 衝撃も発生し、彼の体が吹き飛ばされたのにプッチは躊躇しない。ケンタウロスを彷彿させるスタンドを出現させた後。 プッチはマルタの視界より忽然と消す。 「『刃を通さぬ竜の盾よ(タラスク)』!」 仮にも町の中。 彼女の十八番と呼ぶに相応しい竜を召喚する事は、彼女の理念上無理ではあるが。 今のように、竜の甲羅を召喚し、盾のような防御をすることは可能。 杖に再び魔力を集中させながら未だに姿を捉えられないプッチに、マルタは警戒を続けた。 (逃げたんじゃあるまいし……瞬間移動のようなもの? それとも――) 遠くから何かが激しく転倒した音が響いた矢先。 甲羅に身を裂くような衝撃と共に、前方からマルタの上半身に亀裂が入った。 加速。圧倒的スピードによる攻撃。俊敏性の表記はEXにも関わらず、規格外というものじゃあない。 純粋にAランクを凌駕する意味での意味を示すのは、プッチだけだろう。 「ぐ、は、ぁっ……」 マルタの肉体から血が滲む。口からも吐き出る。 甲羅の破片が、皮肉にも彼女の体に入り込み、傷を悪化させていた。 破壊された甲羅からプッチとケンタウロスのスタンドが、彼女を覗き込む。 「聖女よ、君が攻撃したものこそ神になりえる者。この世界を救える者だ……故に、君はここで死ぬ運命にある」 神に逆らったからこそ、死ぬ。 「神……ですって。冗談じゃあ、ない……わよ!!」 だが、マルタの攻撃は終わらなかった。彼女の魔力は、祈りは、終わっていない! 杖に込められた光が、プッチに炸裂する。 再び巻き起こる爆発と共に、召喚していた甲羅は消滅を果たした。 視界が晴れた時に、プッチの姿は無い。そして、マルタの肉体も霊核が貫かれたか怪しい深手を上半身に受けている。 次にマルタが手にしていた杖が、彼女の手元より吹き飛ぶ。 よく見れば、加速の威力で折れている。何故、マルタ自身を狙わないのか? プッチのスタンドは規格外に驚異的だが精密性には欠けている。マルタもこれが狙うべき一点だと理解する。 「さて……どうする? お前のマスターのソウルジェムを返してやってもいいぞ」 「………っ!」 満身創痍の聖女に、ディエゴが接近してきた。 彼の手には、確かに赤いソウルジェムが握りしめられており、返してやると言うが、保証は皆無に等しい。 マルタが睨みつつ拳を握りしめる。 「そうして貰えれば何より。だけど……貴方が神になるなど断じてあっちゃいけないわ」 「アレはプッチがそう思っているだけだぜ。神なんざ正直なりたくもない、信じちゃいない」 本当に神が居たのならば、自分も母親もとっくに救われている筈だからだ。 ディエゴの思念に迷いがない。 「俺は俺の望みを叶えるだけだ」 欲望が為に他者を踏みにじむ事は許しがたい。 だからこそマルタは立ち続けた。ディエゴは間違っており、倒すべき敵なのだと。 彼女の信仰と奇跡で、この手傷を受けてもなお怒りの拳を振るおうと構えていた…… それなのに 「え……」 聖女が絶望するとすれば、彼女が信じるものが異なった時だけであろう。 例え、ディエゴが如何に外道を行おうが、このまま杏子のソウルジェムを砕いて見せようが。 彼女は聖女であり続けるのだ。それが砕かれるとすれば…… ディエゴの背後に誰かが立っていたのだ。 それがエンリコ・プッチであれば、どれほど良かっただろう。しかし、違ったのである。 彼女は、それが誰かを知っている。 手の甲にポッカリ空いた穴も、彼が被る冠も、これが敵の幻覚であれば良かったものを。 当のディエゴ自身も、彼が感じたこともない感覚に冷や汗を浮かべている。 彼ですら状況に混乱していた。否、彼自身『心当たり』はある。だからこそ度し難い感覚に動作を止めた。 勢いよく振り返った先に、もう誰も居ない。 だが! 確かに存在したのである!! 紛れもない、ディエゴが生前スタンドを手に入れる切っ掛けとなった…… 「なんだ……今更! 何故、俺の前に現れてきやがったッ!!?」 戦況の変化を感じ取ったプッチが宝具を停止させる。 膝から崩れ落ちるマルタに、ディエゴが叫ぶ。 「テメェの仕業か!? 聖人の遺体を手にした時、アレが出てきたことはなかったぞ! 冗談じゃないのはコッチの台詞だッ!!」 「遺体……? まさか……そんな………本当に………『あの人』が貴方を選んだ……?」 マルタ自身が困惑したまま粒子となって消失したのは、彼女自身の信仰に揺らぎが生じたせいだろう。 何故なら、彼の背後にいた者こそが、彼女の元となった存在に等しい。 だが、聖女の困惑はプッチが理想に描く『神に等しい存在』へと布石を思わせる一方で。 本当の意味で、聖人に選ばれたのならば……? ★ DIOの狂信者、ヴァニラ・アイスも怒り心頭でDIOを真似たサーヴァントに攻撃を仕掛けていたが。 対して、思考は冴えていた。 闇雲に攻撃しても無駄だと分かっているし、皮肉にも敵の能力を理解しているから対策も可能な訳だった。 (奴が……どうするか。DIO様の能力を盗んだままか、あるいは私のスタンドに切り替えるか) あくまで彼は、アヴェンジャーがDIOの全てを『盗んだ』と解釈しており。 最悪、自分の能力を奪われる可能性も考慮していた。 果たして、DIOの能力を得たまま、ヴァニラ・アイスの能力も取得できるのだろうか? 否。ヴァニラ・アイスはこう考えていた。 世界を支配しえるDIOの絶対的な能力を手離すだろうか?と…… (DIO様……あの御方に魅入られるのは『当然』のこと……仕方のない事だ。 奴もその一人……あのような無礼を働いた奴が、易々とDIO様の全てを捨てるワケがない……) 妄信が故に確信を得た。 どうやってDIOの力を、スタンドを得たのか不明ではあるが、時を止める力を有するだけで優位になるのは当然。 だから、捨てない。 アヴェンジャーは時を止める能力で、ヴァニラ・アイスを切り抜ける算段であろう。 亜空間から一旦姿を現したヴァニラ・アイスが周囲を確認した。 しかし、サーヴァントには通常のスタンド使いと異なり『魔力』の制限があった。 マスターとの繋がり、マスターから供給させる魔力で幾度宝具が発動できるかが命運を分ける。 アヴェンジャーも、負傷していたのを考慮すれば、時を止める魔力が少ないだろうと察せられた。 (やはりか……) 亜空間から姿を現したヴァニラ・アイスが視界に捉えた。 下水道より脱出を図るべく、アヴェンジャーとほたるがマンホールに到達している場面。 行動が制限される場所より障害物の多い、外へ逃走するのは至極真っ当であり安直な手段。 当然、ヴァニラ・アイスも考慮していた。 周囲を警戒するアヴェンジャーに姿を見せぬよう、ヴァニラ・アイスも影に隠れる。 既に深手を負っているアヴェンジャーにも焦りが見えた。 「先に登れ……奴が来る前に…………」 「でもっ」 「早くしろ……!」 ほたるは、アヴェンジャーを気使っているつもりなのだろうが、逆に彼を苛立たせているのが分かる。 アヴェンジャーが下で周囲の警戒を続ける最中、決死の思いでマンホールの出入り口に到達したほたる。 だが、少女の力ではマンホールを塞ぐ蓋を持ち上げるのは不可能だ。 意地になっても無意味だ。彼女は申し訳なく、下にいるアヴェンジャーに言う。 「あ、アヴェンジャーさん。あの」 ガ オ ン ! …………………… しばしの間の後。 ヴァニラ・アイスは静かに亜空間より姿を現し、そして腐食した下水動の足場に転がった少女の手を確認した。 生憎、彼はソウルジェムを所持しておらず、サーヴァントの消滅までは分からないが。 マスターを倒せば、問答無用にサーヴァントも消滅する。 事実として、アヴェンジャーの姿もいなくなって―――…… 次の瞬間。 ヴァニラ・アイスの体はマンホールの蓋をぶち抜き、外へと吹き飛ばされたのだった。 「な、にィィッ!!?」 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」 怒涛のラッシュがヴァニラ・アイスの体に叩き込まれていた。 アヴェンジャーの体が消失している模様は一切ない! 宝具も使用可能なほど健在だ。ヴァニラ・アイスが読み間違えていたのは、ほたるがアヴェンジャーのマスターだと勘違いした点。 ほたるという儚げな少女を見捨てられるアヴェンジャーの精神性である。 とは言え。 派手にヴァニラ・アイスを吹き飛ばし、外のアスファルトに叩きつけ。 アヴェンジャーは深手を抑えつつ、マンホールから顔出す。 あれほどの深手を負ったにも関わらず、ヴァニラ・アイスは立ち上がろうとしていた。 傷は無意味。狂信による狂化が彼を駆り立てるのか、妄念による根気なのか定かではない。 「流石セイヴァーの部下だけあってしぶとい………奴はそういう連中ばかり集めるのが趣味のようだな」 「DIO……さま、を、まだ愚弄するか……!!」 ヴァニラ・アイスが睨みつけた先で、何かが光る。 一筋のそれを、彼は理解せずにアヴェンジャーに攻撃をしかけたのだが。 彼もまた分かっていたようで、疎かにしていたに違いない。 崇拝するDIOと酷似した青年はDIOではない。ヴァニラ・アイスの崇拝していたDIOじゃあない。 にも関わらず。 (DIO様に遠く及ばない下種程度がッ! 何故、なぜ、ナゼ、DIOサマと同じ――) 彼のような信者が畏怖するDIOの風格。 ヴァニラ・アイスが手にかけようとした青年には『何故』かそれを感じられたのだ。 まだ、日の浅い、片鱗に過ぎないソレだったが、いづれDIOに匹敵する可能性を秘めている。 DIOとはヴァニラ・アイスにとって、唯一無二、代わりなど存在しない者。 アヴェンジャーを認められなかったのは、その妄信あっての事。 ありえない事なのだ。認めてはならないのだ。 そして、執念こそがヴァニラ・アイスの敗因となってしまう。 「…………」 アヴェンジャーは『何事もなく』マンホールの蓋を押し上げ、地上に戻って来た。 そこには誰もいない。 チラリと、手元のソウルジェムを確認すれば淡い魂の色彩が一つ灯っている。 ヴァニラ・アイスは……消滅した。彼が最後に目にした一筋の光は、太陽。 皮肉にも生前と同じく、吸血鬼としての自覚を配慮できなかった事による消滅に終わったのである。 「吸血鬼……? 意味がわからんな。スタンド使いで吸血鬼……まさか、セイヴァーが吸血鬼なんてことがあるのか?」 ★ ◆ビーストⅣ 未来を燃料エネルギーに変換し、時間逆行を引き起こす人類悪。 その獣にとって『不都合』な標的を滅ぼし、その『運命』を持ち越し続けながら時間逆行を招き。 最終的の結末は、平穏と安息が約束された時にだけ解除されるという。 時間逆行による『あったかもしれない未来』が消耗される所業を獣自身は理解しておらず。 理解したとしても、この獣は罪悪感を抱かないだろう。 ★ 「……ちゃん………ほたるちゃん、が………!?」 島村卯月は絶望していた。 彼女も、そしてアサシンも恐らく、白菊ほたるが聖杯戦争のマスターであることを知らずにいたからこそ。 球体ビジョンに映された光景、無残に、まともな死体すら残さず終わった少女の運命に、嘆く他ない。 だが、アサシンは至って平静である。 何故ならば、これは『可能性の一つ』に過ぎない。彼は愉快に卯月へ伝えた。 「大丈夫だよ。前に見せた『凛ちゃんが死ぬかもしれない未来』的なもんだから」 「ほ、ほたるちゃんも! 私と同じ事務所のアイドルなんです! それなのに、こんなっ……!!」 「やれやれ……じゃあコッチを見て落ち着きなって」 アサシンは別の球体ビジョンを出現させる。 映し出された光景は、先ほど卯月が目撃したものとは大いに異なるものだった。 ★ 【β】 「――――やっと見つけた」 白菊ほたるは、ビクリを体を飛び跳ねさせた。 薄暗い下水道だからこそ、清楚な衣服は異様に目立つ。杖と赤髪の少女を抱えた聖女が、ほたるとアヴェンジャーを睨む。 新手のサーヴァントの出現に、アヴェンジャーは周囲を見回した。 先ほどからヴァニラ・アイスの攻撃は止んでいる。 魔力が切れた? 否、恐らくどこからか警戒するべく監視しているのだろう。 一旦、宝具を解除しているなら、時間停止させて狙えば良いが…… 杖を向けてくる聖女が言う。 「マスターのソウルジェムを使って何を企んでいるか、知らないけれど」 「……?」 ソウルジェム? まるで話が見えて来ない。ただ、ほたるを考慮してか聖女はアヴェンジャーに攻撃をしかけようとしない。 アヴェンジャーは直感で理解していた。 だが、彼女との争いは避けられそうにないし、ヴァニラ・アイスの襲撃も警戒し続ける必要がある。 「ソウルジェム? ひょっとしてコレか」 聖杯を作成するに必要な透明の宝石を見せびらかすアヴェンジャー。 しかし、聖女の物静かだった苛立ちを煽るような行為だった。小さく舌打ちしてから 「とぼけてるんじゃないわよ」 ドスの効いた威圧をしてきたものだから、ほたるが更に震え上がる。 少女は危機的な状況で、眼前の聖女・ライダーに殺されるのではと恐怖しているのだ。 本来、聖女のライダー・マルタにほたる敵意はないのだが。 一方でアヴェンジャーも幾つか疑問が生じる。とは言え、余裕ある状況じゃあない。 せいぜい可能な質問は残り、一つ。アヴェンジャーが切り出した。 「まさか、俺を狙って来たのか? セイヴァーの奴と勘違いされたら困るから否定させて貰うが……俺は奴とは無縁だぞ」 「ええ、当然。貴方を追って来た。貴方と戦ったマスターの子が教えてくれました。 セイヴァーに似た顔立ちで、女の子がマスターであることを」 ………なるほど。 アヴェンジャーは、次に起こすリアクションの解答まで導き出す。 俄かには信じがたいが他にも、セイヴァーと似た顔立ちのサーヴァントがいるらしい。 証言したマスターも簡単に口頭でマルタに伝えただけで、詳細な顔の特徴や少女のマスターに関しても曖昧なのだろう。 ほたるが、慌てて「何かの間違いです!」と涙ながら訴えるが、果たしてどうか? マルタはアヴェンジャーとほたるを信用するだろうか? 結論は一つである。 ほたるは必死に語った。 「アヴェンジャーさんは、私を助けてくれたんです! さっきまでセイヴァーさんに追われてて…… そ、それに、私っ……アヴェンジャーさんのマスターじゃないんです……!」 「なら……あなたのサーヴァントは?」 「それは、その……」 令呪で呼び出せば証明になる。 でも、ほたるはセイヴァーの件があり、ライダーに対する信用が揺らいでいた。 そして、ここにライダーを呼び出したら……一体どうなる事か。 セイヴァーとアヴェンジャーが衝突したのと同じ、戦闘が勃発恐れも。彼女はあらゆる最悪の事態に恐怖している。 どう証明すれば途方に暮れた少女に、アヴェンジャーが制止した。 「もういい。俺に任せろ」 「アヴェンジャーさん……?」 アヴェンジャーが改めて周囲を見回せば、遠くから透明ながらぼんやりと輪郭が視覚に入る球体が目にできた。 ヴァニラ・アイスの宝具だ。 彼らの会話に乗じて、攻撃を仕掛ける算段なのだろう。 だからこそ、都合がよいのである。アヴェンジャーは不敵な笑みを浮かべた。 「俺がコイツのサーヴァントじゃあないと証明してやるよ」 ガ オ ン! 短い独特な効果音が響き渡った。あまりに一瞬の不意打ちである。 マルタに関しては、ヴァニラ・アイスの能力と存在を把握しなかったが故に。 ほたるに関しても、人間の少女が宝具の攻撃を回避するなど不可能。 ただ、アヴェンジャーだけに関しては……… ★ 「随分な状態だ。逆に、そこまでムキになる必要はないと思ってしまうよ」 所謂、令呪による強制転移だった。 念話でマスターのアヤに指示をし、アヴェンジャーだけが避難を終えて工業地帯に車を止めた彼女らとシャノワールの元に移動した。 シャノワールの態度に苛立ちを覚えながらも、アヴェンジャーは一息つく。 「予定が変わった。新手のサーヴァントが二騎も現れちゃ、手に負えない」 「本当に手が負えなかったのかい?」 「なんだその反応は。俺の評価も高いもんだな」 しかし、説明しなければ凛たちは納得できないのだろう。面倒だがアヴェンジャーは話し始めた。 「どうやら俺と似たサーヴァントがいるらしい。ソイツと間違われて、一騎のサーヴァントが攻撃する気でな」 困惑気味に凛が、顔をしかめた。 「え……セイヴァーの事、じゃないんだよね」 「流石にそこまで勘違いはしないだろ。俺とも違う、セイヴァーと似た顔をした奴がいる……なんてややこしいぜ」 アヴェンジャーの状態もそうだが。 セイヴァーと似た顔をした存在の嘘など、突発的できるものでもない。 加えて、アヴェンジャーが凛たちから離れた時間も考慮し、他サーヴァントを挑発した余裕もない筈だ。 ★ 「へー……そういうこと」 ビジョンを観察していたアサシン・杳馬は、こうして幾つかの情報を集めている。 今回観察して判明したのは、実はディエゴ・ブランドーは双子の兄弟とかじゃあない。 割とどうでもいいが、案外重要なことだ。 基本的に、サーヴァントによって異なるクラスで同時に召喚される可能性は少なからず存在する。連鎖召喚だ。 だが『ディエゴ・ブランドー』の場合は少々事情が異なる。 「実はさぁ、あの子の真名は分かっちゃってたんだぜ。これが。色々とバレバレだったしな? 『Dio』と騎手と調べたらすぐ出てきた。『ディエゴ・ブランドー』…… アメリカ大陸で行われた大規模な乗馬レースで優勝を果たした。 だったんだけど! 不正行為が判明。優勝が取り下げ、本人は行方不明のまま死亡扱い……てのが歴史上の記録」 表向き、奇妙な能力・スタンドに関しては触れられ事ない。 ましてやディエゴ・ブランドーが恐竜に関係した事も……聖人と所縁あった記録も。 どれもが書物などでは得られない話。が、文献が全く以て無駄に終わる事もなかったのだ。 杳馬には謎が一つ解けた。何故『ディエゴ・ブランドー』が二人もいるのか。 「アヴェンジャーの子は『平行世界から来た子』……俺達の界隈じゃ『剪定事象』の存在ってことさ。 『剪定事象』の存在は座に登録されないんだけど、違うんだなァ。例のファニー・ヴァレンタイン大統領だ。 本来のディエゴ・ブランドーはレース中に死亡した。 だけど、途中で『剪定事象』のディエゴ・ブランドーと入れ替わってレースを優勝した……証拠もあるんだぜ? まるで名探偵なぁ?」 証拠は件の不正行為だ。 ディエゴ・ブランドーの不正行為は、馬の交換である。 体力のある馬と交換して、レースを有利に進めるのは当然許されない。 だが、どうやって外見そっくりな馬を二つ用意出来たのだろうか? 答えは平行世界よりディエゴと共に馬も来た。 同じ馬が、世界に二つ存在していたのだ。 「だから――本来、座に記録されない筈のディエゴ・ブランドーがいる。現実世界で歴史に記録を残した以上はな。 切っても切り離せないし、変に誤魔化す事もできない。座も『剪定事象のディエゴ・ブランドー』を残す他ない……と」 これで物語は、おしまい。 証明終了。……という訳にもいかないのが、今回の聖杯戦争である。 「元となったセイヴァーの影響か……もしくは別の何かが作用してるのか。あの子は結局、セイヴァーに関係があるんだろーなぁ」 饒舌に語っていた杳馬は、聞き手である卯月が顔を青ざめたまま呆然としているのに気付いた。 ディエゴの話で? うっかり、ではないのだが杳馬も忘れてたと言わんばかりの大袈裟なリアクションをする。 「ブルーな気持ちになるなって、卯月ちゃん! 気を取り直して他の奴を見よう!!」 「ほたるちゃんを助けたいです! あのままだと……どの未来でもほたるちゃんがッ!!」 卯月の酷い形相で叫んだ内容に、杳馬は長くため息をついた。 「卯月ちゃん……まーそうなるよね。俺もあんまり無理強いさせたくはなかったんだけど、こればっかりは決めて貰おう」 「アサシンさん……」 「凛ちゃんとほたるちゃん。どっちを救いたい?」 ☆ アヤと凛の車は一先ず都心から脱出を果たし、工業地帯に近づいていた。マスコミ達を撒けたと彼女たちは思う。 漸く、安堵したことで凛は家のことを思い出す。一度戻ろうと考えたが難しそうだ。 何より、アヴェンジャーがセイヴァーと接触したことを考慮すれば。 (どうしよう……やっぱり止めた方がいいのかもしれない………) 家族に心配をかけたくないから戻りたかったが。 セイヴァーの影が一層濃くなったことで、家族に被害が及ぶのではないか。 どうしたら良いか八方塞がりの凛は、咄嗟にポケットを探るが、携帯端末は自宅に放置したままなのを思い出す。 連絡手段もないなら、やはり自宅に直接戻るしかない。 (でも、アイツ……アヴェンジャーが戻らないままにしておけない) アヤは車を停車させた。 工業地帯にいるのには違和感があった為、そこと離れた住宅街付近で止まったのだ。 ひと段落した所で、凛は確認する。 「アヤさん。アヴェンジャーは?」 「……念話はまだ来ないわ。令呪を使って呼び出した方がいいかもしれない」 「ちょっと待って下さい」 アヤの方はアヴェンジャーを有る程度、信用しているのだが。凛は違う。常に不安を感じる。 顔がセイヴァーに似通ってる影響がないとは断言できないものの。 今回は、アヤたちと完全に離れ、独断に行動している点がある。 凛は霊体化しているセイバー・シャノワールを呼んだ。 相変わらず、どこからともなく実体化したと思えば、後部座席に悠々と座って出現するので凛は驚く。 「なにしてるの」 「フフ、少し驚く余裕を持って欲しいからね」 キザったらしい行動も、凛を気使っての行動だろうが、とにかく彼女の方は深刻に言う。 「アヴェンジャーの様子を見て来て。ううん、きっと余計な事をしでかすかもしれないから、探して欲しい」 「大胆な命令だ。悪くはないが、アヤ・エイジア。君の方はどうかな」 念の為、よりも当然マスターである彼女に確認するシャノワール。 アヤもしばし思案した後「お願いするわ」と答えた。 凛はそれに妙な違和感を覚えた。彼女も他マスター……普通の人間と異なり突出した存在で。 あのアヴェンジャーを物ともしない姿勢は、一体どこからあるのか疑問は尽きない。 シャノワールも、アヤの様子に違和感を覚えたのか沈黙を挟んでから「では行こう」と告げる。 霊体化しシャノワールが姿を消してから、二人の間に静寂が広まった。 何か話そうと凛が思った矢先。 ふと、アヤがゆっくりと言葉を漏らした。 「アヴェンジャーさん……死んだのかしら」 「アヤ、さん?」 唐突にどうして、疑問すら生じるほど前触れなく出てきたものに、凛が動揺するのに対し。 アヤは酷く冷静だった。鉄仮面を被ったかのように冷徹で、感情を浮かべない顔をしていた。 「死んだから、念話もして来ないんじゃないかって思ったのだけど」 彼女は一つの可能性を提示している、だけか? 凛ですら不気味を感じてしまう。 咄嗟に凛が答えを返した。 「そういう事は……あまり考えない方が……心配なのは私も、同じです」 アヴェンジャーに対し不信感があったにも関わらず、凛はそう言ってしまった。 彼に同情したのではなく、異常を正そうとした反射的なもの。 だがアヤの返事は「そうね」と実に冷めたものであった。 ☆ 「どっちも救います」 島村卯月の結論は至極当然のものだった。悪く言えば、ありきたりで平凡な答えである。 ちっぽけな、戦争や非現実と無縁な少女の考えも、薄っぺらい。 しかし、卯月にも杳馬から垂らされた悪意の一滴が浸透してるのだ。 一つの決心を抱きながら、卯月は杳馬に提案を持ち掛けた。 「アヤさんを……殺してください」 意表を突かれた杳馬は「マジ?」ととぼけた様子で聞き返すが、卯月の表情は固く覚悟をしたものである。 彼女も、行き当たりばったりに発現していない。 先ほどの未来観測は無駄に終わらなかったのである。 白菊ほたるの死因を追及すれば、どうすればいいか至極簡単な事だ。 アヴェンジャーのディエゴ・ブランドー。彼がほたるを利用し、見捨て、それらが原因となる。 そうでなくとも。 マルタがライダーのディエゴとアヴェンジャーのディエゴ。双方を間違えた事で危機的になるのも同じく。 故に、卯月が起こせる行動は、安全で確実な手段たるマスターの殺害。アヤ・エイジアの抹消だ。 卯月の決断に歪で不吉な笑みを作って、シルクハットを浅くかぶる杳馬。 「本当にそれでいいかい? 命令を下せば、あっという間にアヤ・エイジアはこの世から消えるぜ?」 「………お願いします」 これで、凛もほたるも救える。だから杳馬への命令に躊躇などありはしなかった。 卯月自身、今回の結果で思い知ったのだ。凛が善意でアヤを救おうとしても、アヤと彼女のサーヴァントは利用している過ぎない。 本当の意味で罪悪感や同情も持ち合わせて無い、冷酷な人間という事を。 世界は広いから、そんな人間は何人かいるだろう。 アヤとアヴェンジャーは、そういう少数派の危険因子の一部に過ぎないと判断して、卯月は迷いがなくなった。 杳馬が軽く指を鳴らした。 甲高い音は、コンサートホールで響いたように反響し、耳に残るものだった。 ☆ 「アイドルさん。私ね……人を殺したことがあるの」 車内で衝撃の告白をするアヤに、不思議と凛は落ち着いて聞き入っていた。 別に、彼女は人を殺した経験があるだろう雰囲気を感じた訳ではないが、何故だろう。脅威は覚えない。 少なくとも、アヤが凛に殺意はない。これが事実だと凛の本能で理解している。 全ての解釈が異なれば、凛は今すぐ車から飛び出すか、令呪でシャノワールを呼び戻す。 アヤは静かに話を続けた。 「私にとって大切な人を二人殺した……罪悪感は、あるのよ。 二人の身内や知人たちから恨まれる事も、私自身二人を殺すのに涙を流した。それでも……殺さなくてはならなかったの」 「どうして……」 「世界でひときりになる為」 まさか。 凛は絶句してしまう。世界で孤独になる為に? 大切な人を、凛で例えるなら家族やプロデューサーにあたる人間に手を。 理解を……しない方が良い。なんて表現が相応しい話だ。 「セイヴァーさんも同じだと思うの。私と同じ『世界でひとりきり』になろうとしている」 「既に、なっているんじゃないかと思うんですけど」 「実際のところ……本当の意味で『ひとりきり』になるのは難しいと思わない? アイドルさん」 人間が他者と関わりなく生きるのは、難しい。 社会と柵が纏わり続ける生涯を課せられている以上、過去はミミズのように這い上がるし、思いもよらぬ因縁が足をすくおうとする。 家族や、同級生や、仲間や、先生や。 想像するだけで数は尽きない。アイドルの道を進む凛は、これから先は今以上に様々な人間と関わるだろう。 「私は都合が良かっただけ。ひょっとしたら、恵まれていたのかもしれない」 アヤの言う『恵まれた』の基準すら常人とは異なる世界だ。 恐らく、凛は彼女に共感することは一生不可能だろう。同時に一つ疑問も生じた。 「アヤさん。もしかして……」 ふと、助手席に座る凛が顔を上げて、運転席のアヤに振り返った時。 彼女の姿はなかった。 「………え?」 凛は数秒固まったまま思考を吹き飛ばしてしまった後、慌てて身を乗り出しながら外の様子を確認するが。 アヤは愚か、誰の姿もない。 むしろ、彼女が外に出たならばドアの開閉音で凛は気づく筈。なのに…… 名状しがたい恐怖が襲い掛かる凛は、すぐにシャノワールの念話を取る事にした。 ☆ 卯月自身すらも状況に追いつくことができない。一体何がどうなったのだろう? アヤ・エイジアが消えた。 「いーや? 死んだよ」 杳馬が少女の背後で語った。 不敵に笑わず、凶悪かつ冷酷を露わにしながら。 「『マーベラスルーム』……時間も物質もない世界。入れば量子レベルで分解され、その世界で散り散りになる」 「な……な、に……?」 「つまりアヤ・エイジアの魂すら分解されちまったのさ。これにて、一組脱落だ」 卯月は必死に言葉を拾っていく。 杳馬の説明通りなら、彼はアヤ・エイジアに『マーベラスルーム』なる技を使用ないし、空間に放り込んで。 跡形もなく消し去ってしまった……らしい。現実味を体感できない卯月は、どこか夢見心地だ。 これで終わった……? アヤ・エイジアは本当に死んだ……? さてと。 杳馬はいつも通り飄々とした態度でビジョンを出現させて、別の場所を観察し始めた。 映し出されていた光景に、白菊ほたるの姿があった。 彼女は一人ぼっちでうずくまっていた。 一歩も動かず、泣いているのか、ビジョン越しからでは彼女の表情は見えないものの。ずっと動かない。 突然、彼女は一人になったのだ。 卯月もほたるの様子を眺め、これで良かった――なんて満足感はこれっぽちも湧きあがらない。 多分きっと……これで良い筈。様々な未来を見て出した選択なのだ。 己に言い聞かせ続けるばかりで好転はしないし、ほたるは動かないままである。 ほたるの元に、一人の存在が現れた。 皮肉にも、聖女・マルタじゃあなくてセイヴァーの使い、ヴァニラ・アイス。 彼は、泣き項垂れる少女に同情を抱く訳もなく、そんなか弱い少女をDIOが興味の対象にしないと判断し。 いともたやすく彼女の頭を捻り潰し、沈黙させる。 卯月は叫んだ。 ☆ 「あ、ちなみにこれ【γ】のルートね。こんなクソみたいな展開が本編だったら読むの止めちまうぜ」 ★ 【δ】 「アヴェンジャーさん……?」 不安そうなほたるの声を無視して、アヴェンジャーは顔を上げて周囲を見回す。 セイヴァーの気配を感じ取ったのではない。だが、彼自身、何か違和感を覚え始めていた。 直感がアヴェンジャーに決定的なものを訴え続けている気がする。 それは……分からないままだ。 どうあれ、セイヴァーによって負傷した手傷は酷いもので、霊体化し回復するべきだが、ほたるを利用するのに実体化を続ける必要がある。 「ほたるちゃん!」 ハッとアヴェンジャーが少女の声に驚く。 馬鹿な、ありえない。 彼の隣から、どこからともなく一人の少女が駆けて来たのに、アヴェンジャーは感知できなかったのだ。 時を静止されても無いにも関わらず、である。 少女は高校生ぐらいの年頃で、ほたるの名前を知っているなら彼女と知り合いだろう。 けれど、ほたるは困惑していた。 安心や不安よりも、混乱の色が表情に強く浮かんでいる。 アヴェンジャーが周囲を探ってみるが、サーヴァントらしき気配も魔力もない。 アサシン相手ならば直感で対処しなければならないが。 現状を判断し、アヴェンジャーがほたるの前に出て、突如出現した少女の前に立ちはだかるのを。 少女は凄まじい形相で睨んでいた。 「ほたるちゃんから離れて! 貴方がいなければ、ほたるちゃんが死ぬ事なんてないのにッ!!」 「お前こそ急に出て来て、なんなんだ」 一体なにが少女を掻き立てるのか、アヴェンジャーが問いただしても、真っ当な返答を期待しにくいほど。 少女は冷静ではなかった。間違いなく、聖杯戦争の関係者だと分かるだけ。 波乱の渦中、おどおどしく当事者たる白菊ほたるは言葉を発した。 「あの……その………」 「ほたるちゃん! その人は信じちゃ駄目!! ほたるちゃんを利用しようと―――」 「………ごめんなさい。私……その、覚えがなくて…………」 ほたるの言葉に、少女の気迫が冷水をぶっかけられたか如く消え。 アヴェンジャーもチラリと振り返りつつ、尋ねた。 「コイツを知らないのか?」 「知らない、じゃなくて……その、本当に覚えがなくて、どこで会ったのかも」 「え……? ………え………………?」 ほたるが何を言っているのか、脳に伝達しきっていない。現実逃避するように受け入れない。 少女はボソボソと呟く。 「覚えてないなんて………だって……一緒の事務所に………」 「じ、事務所!?」 恐怖のあまり、ほたるはアヴェンジャーにしがみ付いてしまう。 少女が自分と同じアイドルで、同じ事務所に所属していた。過去形だ。ほたるの居た事務所はーー倒産した。 きっと、自分のせいで倒産してしまったのだ。ほたるは自らの『不幸』を自覚している。 故に、この少女も……ほたるを恨んでいるに違いない。 「ちが、違うんです! ごめんなさい、ごめんなさい!! こ、こんな状況で、思い出せなかっただけでっ!!!」 「ほたる……ちゃん?」 「私、わかってます! 私のせいで、プロダクションが倒産してしまった事も分かってます! 周りを不幸にさせてしまうと、わかって、いるんです……!」 「ほたるちゃん……話を……聞いて………聞いてください。私の……」 「聖杯も貴方にあげます! 私なんかが聖杯を手にしたら、きっと聖杯だって呪われるかもしれません……! だから」 ナンデ? 少女の表情は虚無そのものだった。謝罪を続けるほたるを呆然と眺めていた。 どうして、ほたると話が通じないのだろう。食い違っている。少女・島村卯月を知らない。事務所だって倒産していない。 疑問が尽きない卯月の脳天に、突如ナイフが突き刺さった。 理由なんて必要ない。アヴェンジャーは卯月が敵になると判断し、殺したのである。 卯月の体が倒れ、下水道の水路に沈んでいく。 彼女が居た向こう側で、拍手をする悪魔が笑っていた。 「これにて話はおしまい。ご出演感謝しますよ、お二人共。さぁて、次の世界線に行こうぜ!」 ★ 「……………」 ただ一人を除いて。 ★ 超常現象(後編)
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/684.html
バベル外伝? 9話 ~~ランサーの家 前アーチャー「よう、ランサー。泊めてくれ」 ランサー「アーチャー、うちはホテルじゃないんだが……」 前アーチャー「お客様に茶をお出ししてくれ」 ランサー「自分で、もてなしを要求しないで欲しいんだが。まあ、茶ぐらいは出してやるが」 前アーチャー「うめー、茶菓子うめー」(ばくばく) ランサー「全く、お前は自由に生きてるな」 前アーチャー「茶菓子のお代わりを寄越せぃ」 ランサー「少しは皮肉という言葉を覚えたらどうだよ?」(ビキビキ) ランサー「ところで、アーチャーは何でここに?」 前アーチャー「ふっ、スーパーハンサムマスコットは国際的にも敵が多いのさ。 凄腕ヒットマンに命を狙われたので、とりあえず避難してきた」 ランサー「ミユからアーチャーが迷惑男撲滅組合に殺されそうだから、匿ってくれって言ってたぞ」 前アーチャー「おいー! 早速バラさないでくれよ、俺の嘘!」 ランサー「組合が動くのはともかく、何でまた命まで狙われることに……」 前アーチャー「つまみ食いが気にいらないらしいよ」 ランサー「もしもし、警察ですか? ロリコンがここに……」 前アーチャー「勝手に決め付けて、警察に電話すんじゃねー!」 ~~アヴェンジャーの家 アヴェンジャー「ただいまー……って、アーチャーはイリヤさんの家だったね」 アヴェンジャー「……アーチャーがいないと静かだな……」 アヴェンジャー「ふう、夕食の準備しないと……さて、どっこらしょ」 アヴェンジャー「……し、しまったわー!」 ~~夕方の公園 前アーチャー「で、思わず『どっこらしょ』なんて言ったことにショックを受けてると」 アヴェンジャー「うん」 前アーチャー「さーて、帰ってイリヤのかーちゃんの尻にセクハラという名のスキンシップしてくるかー」 アヴェンジャー「ちょっと、待ってアーチャー」 前アーチャー「なんだよ! そんなくだらねえことで、この世界一プリチーな妖精を呼び出すんじゃねー! 俺はミユのために、今日はリアルおままごとの準備しなくちゃいけねーんだ」 アヴェンジャー「だ、だって、『どっこいしょ』だよ。ただでさえ老けてるってクラスで言われてるのに、 このままだとアヴェンジャーさん(26歳)とか言って笑われるよ!」 前アーチャー「おめえみたいなエグイ刺青まみれの女子高生なんて、この惑星上の何処に存在するってんだよ」 アヴェンジャー「エイメン……」 前アーチャー「ま、待て待て。話し合えば人類みなわかりあえるんだ。だから、振り上げた茨杖を下ろしてくれ」 アヴェンジャー「……誰のせいで学校に通ってると思ってるのよ」 前アーチャー「それで、俺に何をしろっていうんだよ」 アヴェンジャー「こうやって老けちゃったのは、一人で過ごす時間が長いからだと思うんだ。 だから同年代とかの友達と交流できれば、高校生っぽくなるかなーって」 前アーチャー「アヴェンジャーよー……白鳥はアヒルに混ざっても、所詮みにくいアヒルって思われるだけだぜ」 アヴェンジャー「エイメン……」 前アーチャー「うん、友達との交流なら俺様に任せてよ。 だからデンプシーロールを打つ前の高速のウィービングをやめてよ」 ~~イリヤの部屋 前アーチャー「というわけで、アヴェンジャーさん(高校2年生)が泊まりに来たよ」 イリヤ「そ、そうなんだ」(汗) アヴェンジャー「すみません、イリヤさん」 イリヤ「いや、アヴェンジャーさんなら大歓迎だよ」 ライダー「……アヴェンジャー、ぶぶ漬けを持ってきたわ」 アヴェンジャー「何でライダーさん、そんなに嫌そうなの?」 イリヤ「でも、意外だなー。アヴェンジャーさんみたいな優しそうな人なら、友達多いと思ってたんだけど」 アヴェンジャー「それが、そういうのってどうも苦手なんだ」 前アーチャー「大体、俺に頼んでイリヤの家に泊めて貰うっていうところからダメなんだよ。自分で言えよ、自分で」 ライダー「全くだわ」 前アーチャー「……ライダー、おめーがそれを言える立場なのかよ」 アヴェンジャー「ライダーさんも、あまり友達多そうに見えないけど」 ライダー「私はメル友が最近増えたわ。携帯見る?」 アヴェンジャー「見せてね……モンティナ・マックス、吉良吉影、戸愚呂兄、飛田展男、 エリザベート・バートリー、チンギス・ハン……確かにいっぱい登録されてる」 イリヤ「最近たまにメールでやり取りしてるよね。何処で知り合ったの?」 ライダー「アーチャーがSNSを紹介してくれたの」 前アーチャー「おうよ。ソーシャルネットワーク、スプラッタ・フェチズム同好会っていうとこだ」 アヴェンジャー「……な、何だか、関わり合いになっちゃいけなさそうなところだね」 イリヤ「でも、私だってそんなに友達は居ないよ」 アヴェンジャー「えっ!?」 イリヤ「親友のミユちゃんに、ナナキちゃん。スズカちゃん。タツコちゃん。 それに最近知り合ったリンさん、アヤコさんやサクラちゃんぐらいかな」 ライダー「………」 前アーチャー「うぎゃー! ライダー、いきなり俺をサンドバッグ代わりにするのはやめろー! イリヤ、ライダーが親友以上だって言ってくれー」 イリヤ「えっと、えっと、ライダーさんは親友以上に大事な人だよ」 ライダー「イリヤ……」(ぽっ) 前アーチャー「ち、ちきしょう、今更かまととぶりやがって……俺に何の恨みがあるんだよ。俺のハンサムくんが台無しだ」 アヴェンジャー「そういえば、今気づいたけど、ライダーさんは何でイリヤさんの家に泊まっているの?」 前アーチャー「アヴェンジャーよー。世の中には自分の家に上がりこまれて、そこで発生する監禁事件もあるんだぜ……」 ~~翌朝 ~~放課後 ミユ「へえ、アヴェンジャーさんが昨日は泊まったんだ」 イリヤ「うん。賑やかで楽しかったよ」 クロ「よくアーチャーとライダーが居る家に行く気になるよな」 ミユ「……そんなに酷いの?」 クロ「あの人たち、世界平和のために風呂を覗かせてよって、いつもセクハラするのよ」 ミユ「……二人とも最初はみんなに避けられてたから、ちょっぴり寂しかったのかも」 イリヤ「そうだ、それなら、今晩はみんなでお泊まりしようよ アヴェンジャーさんもみんなとお友達になりたいって言ってたし アーチャーやライダーさんのこと本当は凄く優しい人だって知ってもらういい機会だと思うし」 クロ「ふ~、またセラが怒るわよきっと」 ミユ「本当に? 嬉しいわ」 イリヤ「アーチャー、ちょっと来て」 前アーチャー「おう、どうした? 男が急に欲しくなったか?」 ライダー「アーチャーが私達の愛の巣に、頻繁に来るのは好ましくない」 前アーチャー「おめえ、勝手に人の家に上がりこんで、愛の巣に作り変えるなよ……。 それに、昨日はアヴェンジャーが隣で寝てるから興奮してたじゃねーか」 ライダー「否定はできないわ」 前アーチャー「本人に知られないようにこそこそ盗撮のも、淑女としての醍醐味とか言ってたし 昨日だって、イリヤの体を洗って、散々見せ付けてたくせに」 ライダー「そうね……アヴェンジャーの前で私とイリヤと士郎が、いかに強く結ばれているかを見せ付けるのはどう?」 前アーチャー「アヴェンジャーの前でする気かよ! おめー、アヴェンジャーや親御さんがショックを受けて倒れてもしらねーぞ……」 ライダー「それなら却下だわ」 前アーチャー「おまけにああ見えて、アヴェンジャーは豆腐メンタルなんだよ。 ショックで何するかわからねーから、穏便にやってくれ」 アヴェンジャー「友達の家に二晩もお泊りできるなんて嬉しい。もう何も怖くない感じ」 ウキウキ イリヤ「やだなー、大げさですよ」 前アーチャー「ぼっちのアヴェンジャーにとっては、あんなんで大喜びなんだ。少しは我慢してくれ」 ライダー「……分かったわ」 ~~衛宮家、リビング ライダー「………」 セラ「ねえ、アーチャー」 前アーチャー「おう、なんだい若奥さん」 セラ「ライダーさんがさっきからじっと私を見てるんですけど……」 前アーチャー「あれは放課後に家に帰ってきて、おやつ代わりにイリヤたちをまとめて食べたいんだけど、 邪魔者が居るから出来ないって顔だな」 ライダー「………」(ムフームフー) イリヤ「ライダーさん、急に息が荒くなったよ。体調悪いんじゃ……」 前アーチャー「現実に出来ないから、脳内でフェステバってるな。 今頃、イリヤたちは口に出来ないようなあんなことや、こんなことをされてるぜ」 アヴェンジャー「………」(にこにこ) クロ「アヴェンジャーさんも静かなんだけど……」 前アーチャー「あれは友達の家にお呼ばれして嬉しいんだけど、ぼっち生活が長かったから、 何を喋っていいかわからねーんだ。クロ、悪いけど話題を振ってあげてくれ」 クロ「えっと、アヴェンジャーさん……さっき途中で何処か寄ってましたけど、何をしてたんです?」 アヴェンジャー「そうそう、ケーキ買ってきたんだよ。皆で食べようか」 イリヤ「わあ、ありがとうございます。紅茶入れてきますね」 前アーチャー「ショートケーキは俺のもんだ!」 セラ「アーチャー、ケーキに指を突っ込まないでください!」 イリヤ「わあ、美味しい。アヴェンジャーさん、いいお店知ってるんだ」 アヴェンジャー「うん、結構いけるでしょう、これ」 ライダー「……もぐもぐ」(ムフームフー) 前アーチャー「ライダー、食ってるときくらい妄想は止めろよ……」 イリヤ「うん、美味しいなー」 ミユ「イリヤ、唇にクリームがついてるわ」 イリヤ「えっ、どこどこ?」 ミユ「イリヤ……」(ふきふき) イリヤ「わっ、ミユ……ありがとう」 アヴェンジャー「はぁ、二人とも仲いいんだね」 前アーチャー「どうした、さっきからよ。やけにアンニュイじゃねーか」 アヴェンジャー「イリヤさんとミユさん、クロさん三人と仲良くなりたいのに、距離があるように感じちゃって……」 前アーチャー「そりゃ、おめー……公認カップルと、先輩と後輩じゃ、距離が違うだろーよ」 アヴェンジャー「でも、僕はみんなと同じくらいの時期に知り合ったのに、差があるんだよ」 前アーチャー「ライダーはまあ……おまえと目的意識が違うからだよ。 親しい先輩後輩っていう仲になりたいっておまえは思ってるが、 ライダーはイリヤたちをモノにしたいっていう感じだからな」 アヴェンジャー「…………」 前アーチャー「他人は他人、自分は自分ってことだ。おまえも自信持てよ。イリヤはおまえが遊びに来て、随分と嬉しそうだぜ」 アヴェンジャー「本当かい? それなら良かったよ」 ???『ん、ん、んー!』 アヴェンジャー「何かお風呂場からくぐもった悲鳴が聞こえるような気がするんだけど」 前アーチャー「き、き、気のせいだろう。最近は人の声で風呂が沸いたって教える湯沸かし器があるだろ、多分あれだ」 ~~翌日、アヴェンジャーの部屋 アヴェンジャー「ただいまー」 前アーチャー「おうよ、帰ってきたな」 アヴェンジャー「あれ、アーチャー? 遊びに来てくれたの?」 前アーチャー「オレオレ詐欺にあってないか、おめーが心配で夜も眠れなくてよー」 アヴェンジャー「そうなんだ……ふふ、ありがとうね」 前アーチャー「それより腹が減ったから飯作れ。ハンバーグがくいてー」 アヴェンジャー「ハンバーグは無理だけど、何か用意するね。少し待ってて」(ニコニコ) 前アーチャー「……あんなに騙されやすいなんて、少し過保護に面倒みちまったかなー」 1/The Tower, La Maison de Dieu backnight Ⅰ Taraxacum officinale ~~始まりのゲームセンター前 ――――――――あれ?なんで? 全身を侵される。海の中に落ちたようだ。 皮膚という皮膚、肉という肉、細胞のいたるところまで透過していく粘性の水。 脳天から踵まで、巨大な沼に溶けていくみたい。 「ヒ―――、あ―――!」 快感に近い拷問。うめき声すら散断される。 私はキューブ状に分解した眼球で、細切れになっていく灰色の陽射しと海と、 三日月みたいな笑い顔と、寂しそうにままごとをする少女の幻影を見る。 「あ―――、……れ?」 そう、幻影だ。 私は溶解されても分解されてもいない。 いらっしゃい、と能面の男に挨拶されて眼が醒める。 声の主はすぐに見つかった。この時間、この場所に存在する人間は彼だけだ。 「……どうも、はじめまして。貴方が私を此処へ呼び出したのかな?」 「はい。この世全ての悪(アンリマユ)と言います。こんにちは、アンチキリスト」 性別、男。年齢不詳。 これといって特徴のない、平凡な紳士。とりあえず彼に質問をしてみる。 アヴェンジャー「何で僕を連れ込んだの?」 この世全ての悪(アンリマユ)「呪力の波は日輪の輝きとともに引き去った。 血液の流れのように、無限に分岐し、循環し、収束する、無数にしてひとつの運命、 永劫の刻のすべてを、永劫を超えた次なる永劫を、無限の永劫の連鎖。 泡沫の夢とはいえ、ここは君が夢見た夢の国(ネバーランド)だ。 ここには悪夢はない。たまには息抜きもどうだね?ほら、食うかい?」 無邪気に笑う黒い悪魔。 そんな顔はやっぱりどうしようもなく無個性だ。 アヴェンジャー「貴方の暗躍を前にして、休暇などとは……まあ、頂くわ」 この世全ての悪(アンリマユ)「間もなく私も君もこの箱庭に身体が馴染むだろう」 言葉とともにあやふやでモノトーンな世界がたしかに輪郭と色彩を持つ。 記憶にはないが、世界が自分を認識し実体を持った感覚だ。 これより僕は、この世界の住人となり この界域の規範と制約に縛られることになる。 この世全ての悪(アンリマユ)「やはり品質は粗悪なのは否めないな。 おそらく観測できる範囲と認識が狭まれ、 きみたちには色々と不便をかけてしまうのは真に心が痛い。 む?ところで、アーチャーはどうしたんだ?」 アヴェンジャー「……?……ああ、彼のことか。あそこで麻雀ゲームをやってるよ」 向かいの遊技場で、カタカタと画面に食いついている男の後姿が見える。 おそらく、アーチャーというのは彼のことだろう。 前アーチャー「くくく、脱衣麻雀か……泣きのアシュと言われた俺様が 二次元ギャルを脱がしまくってヒーヒー言わせてやるぜ!」 チャリーン コンピューター「天和(テンホー)」 前アーチャー「ぬぐああああああ、どういうことだこりゃあああああ! このクソゲー、ジュースが飲める金返せー!」 この世全ての悪(アンリマユ)「何やってるんだ、あいつは……」 アヴェンジャー「………」 この世全ての悪(アンリマユ)「どうしたんだ? ポッキー、嫌いだったかい?」 アヴェンジャー「これ、彼に使えるかしら?」 この世全ての悪(アンリマユ)「使う……それは食物であって、使うもんじゃない。食べ物を粗末にするなよ」 アヴェンジャー「問題無いわ。場所は違っても口には入るわ」 ~~ゲームセンター 前アーチャー「あん?用件は何よ?」 アヴェンジャー「珍しい光景が見えたものでね。忌み疎まれてきた復讐のクル家の王子が、 俗世に溶けてお遊戯に勤しんでる、随分と滑稽なものさ……。 研ぎ澄まされた殺意と危うさは、見る影もない。 彼の家畜にされて牙を抜かれてしまったのかい?」 前アーチャー「……はっ!なんだ~?てめえこそ?そのつまらねー挑発は」 (あ―――、……れ?変な感覚だ。 そうか、これが認識の欠如か。思念や景色の欠落で、衝動のままでしか行動が出来ない) …………魚にいきなり陸で暮らせというもんだ。 別の生き物の身体で呼吸している感覚がとにかく違和感に満たされている でも、不快じゃない………… そう、落ち着いて、落ち着いて ただ流れるままに、 求めるままに 湧き上がる衝動 心の望むままに動けばいい。 アヴェンジャー「…………戸惑ってるんだ。たしかに僕は帰りたかった。 でも眼が覚めたらアレによっ、ていきなり興味本位で、叶えられていて、逆に困ってる。 それで、そのきみは………どう思ってるの……かなって……」 前アーチャー「どういう意味だ?」 アヴェンジャー「きみは僕と違って、本物の。復讐者(アヴェンジャー)だ。 そんなきみがほら、そういうの上手くやってるそうじゃないか。 どうやったら、そういうのが……あの、上手く出来るのかなって思って……」 前アーチャー「何だー!? 格闘ゲームの乳揺れを観察するの邪魔すんな!」 アヴェンジャー「………」 前アーチャー「わかった話を聞くから、その鈍器を仕舞え。簡単なことだ。嬢ちゃん。 難しく考えなくていーんだよ、此処じゃあな」 アヴェンジャー「………?」 前アーチャー「アレがおまえに値札をつける。あんたのつけた値を見て、カスどもはあんたを値踏みする。 ここは、そんなしょっぱい現世じゃねえ。ただの甘ったるい童貞野郎とちんまい処女の妄想だ。 ただお互いの価値を認め合えばこそ、取り引きは成立する温すぎる箱庭。 まったくの公平かつ対等な関係。人の寄りつかない森。虚ろな揺り籠。あまりにも理想的な閉じた世界。 ヒャヒャヒャ、まったくなんて意味がない!」 アヴェンジャー「………」 前アーチャー「あんたはちーっとの間だけお役御免だ。 残念だったな、ここじゃああんたを恨んでくれる人間はいねえよ 憎悪と求心のないこの閉じた箱庭のお陰様で、 今じゃあ小心者のきょどった只の美少女(ベイビーガール)だ」 アヴェンジャー「……訊くけど。なんで僕なの?僕みたいなあやふやで面倒なヤツに声をかける時点で怪しいとか思わない?」 前アーチャー「今のあんたには関係ない話だが、そいつは只の偶然だ たまたま演劇の主催者(ゲスト)が、前座の追加出演(オーダー)へ無理やり引っ張り込んだだけだ」 アヴェンジャー(……ああ、そういうコトか。 それならまあ、僕に声をかけるのも筋が通る。 世の中、誰が好きこのんで「裏切りの偽世主」の世話を見たがるもんか) アヴェンジャー「……他の出演者は、暴れたりしないかな……」 前アーチャー「むかつくが構造上、指一本動かせねー。 嬢ちゃんの安全は保証するぜ。まあ、この街の様子を見れば納得できると思うが」 またも好奇心に負ける。僕は細かく話を聞き出す。 要するに、とりあえずこの箱庭を見学してみよう、という気になったのだ。 現状には困ってなかったが、仮初めとはいえ自由にありつけて、 心の底に深く沈められた「夢」が手に入るなんて話、この先まずあり得ない。 箱庭に割り振られた条件は一つだけ。 ある子供が住んでいるこの冬木市の郊内に満ちた寂しさを満たしてあげること。 あとその子は……どうやらとんでもない金持ちの子女らしい。 それじゃあ明日にでも向かう、と約束して席を立つ。 前アーチャー「ご静聴どうもご苦労さん。では一つ、前任者としてアドバイスを」 ニコリと笑う。 前アーチャー「……あのガキは自分に優しい人間が大好きだから、どんな無礼な発言も、どんな虐待にも文句は言わない。 けれど注意しろよ。仮に、あの子とどんなに親しくなっても口にしてはいけない言葉がある」 背筋がひりつく。温厚で平凡だった男は歪に唇をつり上げて、 前アーチャー「いいか。決して、外に出よう、と言わないことだ。 その類の言葉を口にした瞬間、おまえは取り返しのつかない、 完全な敵として認識されてしまうからな」 ケタケタと、血走った眼で彼は哂っていた。 アヴェンジャー「問題ないよ。それより、契約の代償は何か他にある?」 前アーチャー「そうさなー、おめえが変態……もとい淑女的な振る舞いをしてくれれば、それで十分だぜ」 アヴェンジャー「淑女的な振る舞い?」 前アーチャー「アヴェンジャー、おめえはこの世界でも飛びっきりの大和撫子だ。 俺の股間のレーダーが、わおーんわおーんって言って、それを教えている」 アヴェンジャー「よくわからないわ」 前アーチャー「それじゃ、また何か聞きたいことがあったら、このスーパーハンサムボーイに言いな。 AVを見ているとき以外なら、いつでも駆けつけてやるぜ」 僕はいま楽園にいる――と思っていた。 ここが楽園であるのも時間の問題だと思うから、楽園が楽園であるうちに訪ねてこないか、 という提案というよりは、一人言のような内容だった。 ~~明け方、アヴェンジャーの部屋 アヴェンジャー「……夢?」 前アーチャー「凄えうなされてたぜ?」 アヴェンジャー「懐かしい夢を見たよ……」 前アーチャー「大丈夫だ、今のところまだ安定している…… まあ、このエロス仙人にかかれば、アレを騙すなどは容易いことよ」 あんなにも前向きな心持ちはやはり彼が英雄たる所以なのだろう。 あの時は自分の異常を此処では弱点と思っていたから聞き流していたけど、今はなるほどって頷ける。 人間、持つべきものは目標である。 アヴェンジャー「僕、理想の椅子を見つけちゃったよ。気を付けてたけど、ダメだった」 このままでいいと思ったけど、自分も鍛えるコトにしよう。今までデフォルトの才能に頼りすぎていた。 どうせ変えるならきめ細かく。中身だけじゃ全然足りない。私は新しいネジを手に入れる。 存在まで完全に模倣できる、何者でもなく何者でもある、機械仕掛けになってやる。 ふんだ。今に見てろよ、あのクソガキめ。
https://w.atwiki.jp/eb_archives/pages/13.html
ルーツ 「 ルーツ 」とは、エンドブレイカーがその能力に目覚めた理由を意味します。 生い立ちや、過去の経験の他に「 種族 」もルーツに含まれます。 日常度を消費する「 ルーツチェンジ 」により変更する事が可能です。 ルーツチェンジ後、以前のルーツで獲得した【熟練度】は、時間の経過によって減少し、変更したルーツの【熟練度】が増加していきます。熟練度の増減は「 5%/3日 」の割合で発生し、「 60日 」でチェンジ後のルーツの【熟練度】が最大になります。 「 そのルーツを持つ人が、一人でもエンドブレイカーに覚醒する 」と、チェンジ可能なルーツが増加します。 ルーツチェンジはいつでも行う事が可能です。仮に依頼参加中であったとしても、任意のタイミングで変更が可能です。※但し、ルーツチェンジに伴うGUTSの低下などの影響は発生します。 ルーツチェンジ必要日常度表 Lv 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 日常度 300 360 420 480 570 660 750 840 960 1080 Lv 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 日常度 1170 1320 1440 1560 1710 1860 2010 2160 2340 2520 Lv 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 日常度 2670 2880 3060 3240 3450 3660 3870 4080 4320 4560 Lv 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 日常度 4770 5040 5280 5520 5790 6060 6330 6600 6900 7200 Lv 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 日常度 7470 7800 8100 8400 8730 9060 9390 9720 ルーツチェンジに必要な日常度は、そのLvに必要なExpの「3倍」となります。 特殊なルーツと、特殊なルーツへのルーツチェンジ 「 エルフ 」を初めとした「 人間以外の種族 」もルーツの一種として扱われます。 このような人間以外の種族に関係するルーツには、様々な特徴や制約があります。 各ルーツの特徴は以下の通りです。 ルーツ 種族 特徴 ヴァルキリートライブスカードガーディアンオラクルイノセント 人間 ・「 エルフ 」へのルーツチェンジは1度だけ可能。・エルフへのルーツチェンジを行った場合、年齢はジョブチェンジを行った時の年齢から3年に1度しか年を取らない状態になる。 ※ブーステッド 特典ルーツ。対象のルールブック付属のハガキを投函しないと使用不可。 エルフ エルフ ・ルーツチェンジ不可。・長命種族であり、15歳の誕生日以降は3年に1度しか年を取らない。(飲酒や喫煙などは、外見年齢が20歳となる「 本当は30歳 」以上になってから)・「長い耳&本当は●●歳」という特徴を自動的に取得し、外すことができない。 ロスト 不問 ルーツ修正:0/0/0・ルーツチェンジ不可。・何らかの理由により、エンドブレイカーに「なった理由」を消失した状態。(力は残っている) メイガス 不問 ※特定の依頼でのみ、チェンジ可能ルーツ修正:0/3/2・「メイガスに搭乗している」という特徴を自動的に取得し、外すことができない。・睡眠が不要になり、飢餓状態になっても餓死しない。・「エルフ」も搭乗が可能。年齢や種族特徴はそのまま。・メイガスから降りた場合、ルーツ修正が「0/0/0」になる。 ジョブチェンジ 「 ジョブ 」とは、エンドブレイカーが日常的に就いている「 職業 」などを意味します。 日常度を消費する「 ジョブチェンジ 」により変更する事が可能です。 ジョブチェンジ後、以前のジョブで獲得した【熟練度】は、時間の経過によって減少し、変更したジョブの【熟練度】が増加していきます。熟練度の増減は「 10%/3日 」の割合で発生し、「 30日 」でチェンジ後のジョブの【熟練度】が最大になります。 「 そのジョブを持つ人が、一人でもエンドブレイカーに覚醒する 」と、チェンジ可能なジョブが増加します。 ジョブチェンジはいつでも行う事が可能ですが、以下の状況下でのみ、一時的に「 ジョブチェンジが行えない 」状態になります。依頼に参加し、「 一度でもプレイングを送信した 」場合。(「 イベントシナリオ 」「 サポート参加 」は除きます)プレイング送信後は、その依頼が出発するまでジョブチェンジを行う事ができなくなります。逆に「 プレイングを送信する前 」であれば、ジョブチェンジを行う事は可能です。※但し、ジョブチェンジに伴うGUTSの低下などの影響は発生します。 ジョブチェンジ必要日常度表 Lv 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 日常度 200 240 280 320 380 440 500 560 640 720 Lv 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 日常度 780 880 960 1040 1140 1240 1340 1440 1560 1680 Lv 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 日常度 1780 1920 2040 2160 2300 2440 2580 2720 2880 3040 Lv 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 日常度 3180 3360 3520 3680 3860 4040 4220 4400 4600 4800 Lv 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 日常度 4980 5200 5400 5600 5820 6040 6260 6480 ジョブチェンジに必要な日常度は、そのLvに必要なExpの「2倍」となります。
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/712.html
バベル外伝? 9話 ~~ランサーの家 前アーチャー「よう、ランサー。泊めてくれ」 ランサー「アーチャー、うちはホテルじゃないんだが……」 前アーチャー「お客様に茶をお出ししてくれ」 ランサー「自分で、もてなしを要求しないで欲しいんだが。まあ、茶ぐらいは出してやるが」 前アーチャー「うめー、茶菓子うめー」(ばくばく) ランサー「全く、お前は自由に生きてるな」 前アーチャー「茶菓子のお代わりを寄越せぃ」 ランサー「少しは皮肉という言葉を覚えたらどうだよ?」(ビキビキ) ランサー「ところで、アーチャーは何でここに?」 前アーチャー「ふっ、スーパーハンサムマスコットは国際的にも敵が多いのさ。 凄腕ヒットマンに命を狙われたので、とりあえず避難してきた」 ランサー「ミユからアーチャーが迷惑男撲滅組合に殺されそうだから、匿ってくれって言ってたぞ」 前アーチャー「おいー! 早速バラさないでくれよ、俺の嘘!」 ランサー「組合が動くのはともかく、何でまた命まで狙われることに……」 前アーチャー「つまみ食いが気にいらないらしいよ」 ランサー「もしもし、警察ですか? ロリコンがここに……」 前アーチャー「勝手に決め付けて、警察に電話すんじゃねー!」 ~~アヴェンジャーの家 アヴェンジャー「ただいまー……って、アーチャーはイリヤさんの家だったね」 アヴェンジャー「……アーチャーがいないと静かだな……」 アヴェンジャー「ふう、夕食の準備しないと……さて、どっこらしょ」 アヴェンジャー「……し、しまったわー!」 ~~夕方の公園 前アーチャー「で、思わず『どっこらしょ』なんて言ったことにショックを受けてると」 アヴェンジャー「うん」 前アーチャー「さーて、帰ってイリヤのかーちゃんの尻にセクハラという名のスキンシップしてくるかー」 アヴェンジャー「ちょっと、待ってアーチャー」 前アーチャー「なんだよ! そんなくだらねえことで、この世界一プリチーな妖精を呼び出すんじゃねー! 俺はミユのために、今日はリアルおままごとの準備しなくちゃいけねーんだ」 アヴェンジャー「だ、だって、『どっこいしょ』だよ。ただでさえ老けてるってクラスで言われてるのに、 このままだとアヴェンジャーさん(26歳)とか言って笑われるよ!」 前アーチャー「おめえみたいなエグイ刺青まみれの女子高生なんて、この惑星上の何処に存在するってんだよ」 アヴェンジャー「エイメン……」 前アーチャー「ま、待て待て。話し合えば人類みなわかりあえるんだ。だから、振り上げた茨杖を下ろしてくれ」 アヴェンジャー「……誰のせいで学校に通ってると思ってるのよ」 前アーチャー「それで、俺に何をしろっていうんだよ」 アヴェンジャー「こうやって老けちゃったのは、一人で過ごす時間が長いからだと思うんだ。 だから同年代とかの友達と交流できれば、高校生っぽくなるかなーって」 前アーチャー「アヴェンジャーよー……白鳥はアヒルに混ざっても、所詮みにくいアヒルって思われるだけだぜ」 アヴェンジャー「エイメン……」 前アーチャー「うん、友達との交流なら俺様に任せてよ。 だからデンプシーロールを打つ前の高速のウィービングをやめてよ」 ~~イリヤの部屋 前アーチャー「というわけで、アヴェンジャーさん(高校2年生)が泊まりに来たよ」 イリヤ「そ、そうなんだ」(汗) アヴェンジャー「すみません、イリヤさん」 イリヤ「いや、アヴェンジャーさんなら大歓迎だよ」 ライダー「……アヴェンジャー、ぶぶ漬けを持ってきたわ」 アヴェンジャー「何でライダーさん、そんなに嫌そうなの?」 イリヤ「でも、意外だなー。アヴェンジャーさんみたいな優しそうな人なら、友達多いと思ってたんだけど」 アヴェンジャー「それが、そういうのってどうも苦手なんだ」 前アーチャー「大体、俺に頼んでイリヤの家に泊めて貰うっていうところからダメなんだよ。自分で言えよ、自分で」 ライダー「全くだわ」 前アーチャー「……ライダー、おめーがそれを言える立場なのかよ」 アヴェンジャー「ライダーさんも、あまり友達多そうに見えないけど」 ライダー「私はメル友が最近増えたわ。携帯見る?」 アヴェンジャー「見せてね……モンティナ・マックス、吉良吉影、戸愚呂兄、飛田展男、 エリザベート・バートリー、チンギス・ハン……確かにいっぱい登録されてる」 イリヤ「最近たまにメールでやり取りしてるよね。何処で知り合ったの?」 ライダー「アーチャーがSNSを紹介してくれたの」 前アーチャー「おうよ。ソーシャルネットワーク、スプラッタ・フェチズム同好会っていうとこだ」 アヴェンジャー「……な、何だか、関わり合いになっちゃいけなさそうなところだね」 イリヤ「でも、私だってそんなに友達は居ないよ」 アヴェンジャー「えっ!?」 イリヤ「親友のミユちゃんに、ナナキちゃん。スズカちゃん。タツコちゃん。 それに最近知り合ったリンさん、アヤコさんやサクラちゃんぐらいかな」 ライダー「………」 前アーチャー「うぎゃー! ライダー、いきなり俺をサンドバッグ代わりにするのはやめろー! イリヤ、ライダーが親友以上だって言ってくれー」 イリヤ「えっと、えっと、ライダーさんは親友以上に大事な人だよ」 ライダー「イリヤ……」(ぽっ) 前アーチャー「ち、ちきしょう、今更かまととぶりやがって……俺に何の恨みがあるんだよ。俺のハンサムくんが台無しだ」 アヴェンジャー「そういえば、今気づいたけど、ライダーさんは何でイリヤさんの家に泊まっているの?」 前アーチャー「アヴェンジャーよー。世の中には自分の家に上がりこまれて、そこで発生する監禁事件もあるんだぜ……」 ~~翌朝 ~~放課後 ミユ「へえ、アヴェンジャーさんが昨日は泊まったんだ」 イリヤ「うん。賑やかで楽しかったよ」 クロ「よくアーチャーとライダーが居る家に行く気になるよな」 ミユ「……そんなに酷いの?」 クロ「あの人たち、世界平和のために風呂を覗かせてよって、いつもセクハラするのよ」 ミユ「……二人とも最初はみんなに避けられてたから、ちょっぴり寂しかったのかも」 イリヤ「そうだ、それなら、今晩はみんなでお泊まりしようよ アヴェンジャーさんもみんなとお友達になりたいって言ってたし アーチャーやライダーさんのこと本当は凄く優しい人だって知ってもらういい機会だと思うし」 クロ「ふ~、またセラが怒るわよきっと」 ミユ「本当に? 嬉しいわ」 イリヤ「アーチャー、ちょっと来て」 前アーチャー「おう、どうした? 男が急に欲しくなったか?」 ライダー「アーチャーが私達の愛の巣に、頻繁に来るのは好ましくない」 前アーチャー「おめえ、勝手に人の家に上がりこんで、愛の巣に作り変えるなよ……。 それに、昨日はアヴェンジャーが隣で寝てるから興奮してたじゃねーか」 ライダー「否定はできないわ」 前アーチャー「本人に知られないようにこそこそ盗撮のも、淑女としての醍醐味とか言ってたし 昨日だって、イリヤの体を洗って、散々見せ付けてたくせに」 ライダー「そうね……アヴェンジャーの前で私とイリヤと士郎が、いかに強く結ばれているかを見せ付けるのはどう?」 前アーチャー「アヴェンジャーの前でする気かよ! おめー、アヴェンジャーや親御さんがショックを受けて倒れてもしらねーぞ……」 ライダー「それなら却下だわ」 前アーチャー「おまけにああ見えて、アヴェンジャーは豆腐メンタルなんだよ。 ショックで何するかわからねーから、穏便にやってくれ」 アヴェンジャー「友達の家に二晩もお泊りできるなんて嬉しい。もう何も怖くない感じ」 ウキウキ イリヤ「やだなー、大げさですよ」 前アーチャー「ぼっちのアヴェンジャーにとっては、あんなんで大喜びなんだ。少しは我慢してくれ」 ライダー「……分かったわ」 ~~衛宮家、リビング ライダー「………」 セラ「ねえ、アーチャー」 前アーチャー「おう、なんだい若奥さん」 セラ「ライダーさんがさっきからじっと私を見てるんですけど……」 前アーチャー「あれは放課後に家に帰ってきて、おやつ代わりにイリヤたちをまとめて食べたいんだけど、 邪魔者が居るから出来ないって顔だな」 ライダー「………」(ムフームフー) イリヤ「ライダーさん、急に息が荒くなったよ。体調悪いんじゃ……」 前アーチャー「現実に出来ないから、脳内でフェステバってるな。 今頃、イリヤたちは口に出来ないようなあんなことや、こんなことをされてるぜ」 アヴェンジャー「………」(にこにこ) クロ「アヴェンジャーさんも静かなんだけど……」 前アーチャー「あれは友達の家にお呼ばれして嬉しいんだけど、ぼっち生活が長かったから、 何を喋っていいかわからねーんだ。クロ、悪いけど話題を振ってあげてくれ」 クロ「えっと、アヴェンジャーさん……さっき途中で何処か寄ってましたけど、何をしてたんです?」 アヴェンジャー「そうそう、ケーキ買ってきたんだよ。皆で食べようか」 イリヤ「わあ、ありがとうございます。紅茶入れてきますね」 前アーチャー「ショートケーキは俺のもんだ!」 セラ「アーチャー、ケーキに指を突っ込まないでください!」 イリヤ「わあ、美味しい。アヴェンジャーさん、いいお店知ってるんだ」 アヴェンジャー「うん、結構いけるでしょう、これ」 ライダー「……もぐもぐ」(ムフームフー) 前アーチャー「ライダー、食ってるときくらい妄想は止めろよ……」 イリヤ「うん、美味しいなー」 ミユ「イリヤ、唇にクリームがついてるわ」 イリヤ「えっ、どこどこ?」 ミユ「イリヤ……」(ふきふき) イリヤ「わっ、ミユ……ありがとう」 アヴェンジャー「はぁ、二人とも仲いいんだね」 前アーチャー「どうした、さっきからよ。やけにアンニュイじゃねーか」 アヴェンジャー「イリヤさんとミユさん、クロさん三人と仲良くなりたいのに、距離があるように感じちゃって……」 前アーチャー「そりゃ、おめー……公認カップルと、先輩と後輩じゃ、距離が違うだろーよ」 アヴェンジャー「でも、僕はみんなと同じくらいの時期に知り合ったのに、差があるんだよ」 前アーチャー「ライダーはまあ……おまえと目的意識が違うからだよ。 親しい先輩後輩っていう仲になりたいっておまえは思ってるが、 ライダーはイリヤたちをモノにしたいっていう感じだからな」 アヴェンジャー「…………」 前アーチャー「他人は他人、自分は自分ってことだ。おまえも自信持てよ。イリヤはおまえが遊びに来て、随分と嬉しそうだぜ」 アヴェンジャー「本当かい? それなら良かったよ」 ???『ん、ん、んー!』 アヴェンジャー「何かお風呂場からくぐもった悲鳴が聞こえるような気がするんだけど」 前アーチャー「き、き、気のせいだろう。最近は人の声で風呂が沸いたって教える湯沸かし器があるだろ、多分あれだ」 ~~翌日、アヴェンジャーの部屋 アヴェンジャー「ただいまー」 前アーチャー「おうよ、帰ってきたな」 アヴェンジャー「あれ、アーチャー? 遊びに来てくれたの?」 前アーチャー「オレオレ詐欺にあってないか、おめーが心配で夜も眠れなくてよー」 アヴェンジャー「そうなんだ……ふふ、ありがとうね」 前アーチャー「それより腹が減ったから飯作れ。ハンバーグがくいてー」 アヴェンジャー「ハンバーグは無理だけど、何か用意するね。少し待ってて」(ニコニコ) 前アーチャー「……あんなに騙されやすいなんて、少し過保護に面倒みちまったかなー」 1/The Tower, La Maison de Dieu backnight Ⅰ Taraxacum officinale ~~始まりのゲームセンター前 ――――――――あれ?なんで? 全身を侵される。海の中に落ちたようだ。 皮膚という皮膚、肉という肉、細胞のいたるところまで透過していく粘性の水。 脳天から踵まで、巨大な沼に溶けていくみたい。 「ヒ―――、あ―――!」 快感に近い拷問。うめき声すら散断される。 私はキューブ状に分解した眼球で、細切れになっていく灰色の陽射しと海と、 三日月みたいな笑い顔と、寂しそうにままごとをする少女の幻影を見る。 「あ―――、……れ?」 そう、幻影だ。 私は溶解されても分解されてもいない。 いらっしゃい、と能面の男に挨拶されて眼が醒める。 声の主はすぐに見つかった。この時間、この場所に存在する人間は彼だけだ。 「……どうも、はじめまして。貴方が私を此処へ呼び出したのかな?」 「はい。この世全ての悪(アンリマユ)と言います。こんにちは、アンチキリスト」 性別、男。年齢不詳。 これといって特徴のない、平凡な紳士。とりあえず彼に質問をしてみる。 アヴェンジャー「何で僕を連れ込んだの?」 この世全ての悪(アンリマユ)「呪力の波は日輪の輝きとともに引き去った。 血液の流れのように、無限に分岐し、循環し、収束する、無数にしてひとつの運命、 永劫の刻のすべてを、永劫を超えた次なる永劫を、無限の永劫の連鎖。 泡沫の夢とはいえ、ここは君が夢見た夢の国(ネバーランド)だ。 ここには悪夢はない。たまには息抜きもどうだね?ほら、食うかい?」 無邪気に笑う黒い悪魔。 そんな顔はやっぱりどうしようもなく無個性だ。 アヴェンジャー「貴方の暗躍を前にして、休暇などとは……まあ、頂くわ」 この世全ての悪(アンリマユ)「間もなく私も君もこの箱庭に身体が馴染むだろう」 言葉とともにあやふやでモノトーンな世界がたしかに輪郭と色彩を持つ。 記憶にはないが、世界が自分を認識し実体を持った感覚だ。 これより僕は、この世界の住人となり この界域の規範と制約に縛られることになる。 この世全ての悪(アンリマユ)「やはり品質は粗悪なのは否めないな。 おそらく観測できる範囲と認識が狭まれ、 きみたちには色々と不便をかけてしまうのは真に心が痛い。 む?ところで、アーチャーはどうしたんだ?」 アヴェンジャー「……?……ああ、彼のことか。あそこで麻雀ゲームをやってるよ」 向かいの遊技場で、カタカタと画面に食いついている男の後姿が見える。 おそらく、アーチャーというのは彼のことだろう。 前アーチャー「くくく、脱衣麻雀か……泣きのアシュと言われた俺様が 二次元ギャルを脱がしまくってヒーヒー言わせてやるぜ!」 チャリーン コンピューター「天和(テンホー)」 前アーチャー「ぬぐああああああ、どういうことだこりゃあああああ! このクソゲー、ジュースが飲める金返せー!」 この世全ての悪(アンリマユ)「何やってるんだ、あいつは……」 アヴェンジャー「………」 この世全ての悪(アンリマユ)「どうしたんだ? ポッキー、嫌いだったかい?」 アヴェンジャー「これ、彼に使えるかしら?」 この世全ての悪(アンリマユ)「使う……それは食物であって、使うもんじゃない。食べ物を粗末にするなよ」 アヴェンジャー「問題無いわ。場所は違っても口には入るわ」 ~~ゲームセンター 前アーチャー「あん?用件は何よ?」 アヴェンジャー「珍しい光景が見えたものでね。忌み疎まれてきた復讐のクル家の王子が、 俗世に溶けてお遊戯に勤しんでる、随分と滑稽なものさ……。 研ぎ澄まされた殺意と危うさは、見る影もない。 彼の家畜にされて牙を抜かれてしまったのかい?」 前アーチャー「……はっ!なんだ~?てめえこそ?そのつまらねー挑発は」 (あ―――、……れ?変な感覚だ。 そうか、これが認識の欠如か。思念や景色の欠落で、衝動のままでしか行動が出来ない) …………魚にいきなり陸で暮らせというもんだ。 別の生き物の身体で呼吸している感覚がとにかく違和感に満たされている でも、不快じゃない………… そう、落ち着いて、落ち着いて ただ流れるままに、 求めるままに 湧き上がる衝動 心の望むままに動けばいい。 アヴェンジャー「…………戸惑ってるんだ。たしかに僕は帰りたかった。 でも眼が覚めたらアレによっ、ていきなり興味本位で、叶えられていて、逆に困ってる。 それで、そのきみは………どう思ってるの……かなって……」 前アーチャー「どういう意味だ?」 アヴェンジャー「きみは僕と違って、本物の。復讐者(アヴェンジャー)だ。 そんなきみがほら、そういうの上手くやってるそうじゃないか。 どうやったら、そういうのが……あの、上手く出来るのかなって思って……」 前アーチャー「何だー!? 格闘ゲームの乳揺れを観察するの邪魔すんな!」 アヴェンジャー「………」 前アーチャー「わかった話を聞くから、その鈍器を仕舞え。簡単なことだ。嬢ちゃん。 難しく考えなくていーんだよ、此処じゃあな」 アヴェンジャー「………?」 前アーチャー「アレがおまえに値札をつける。あんたのつけた値を見て、カスどもはあんたを値踏みする。 ここは、そんなしょっぱい現世じゃねえ。ただの甘ったるい童貞野郎とちんまい処女の妄想だ。 ただお互いの価値を認め合えばこそ、取り引きは成立する温すぎる箱庭。 まったくの公平かつ対等な関係。人の寄りつかない森。虚ろな揺り籠。あまりにも理想的な閉じた世界。 ヒャヒャヒャ、まったくなんて意味がない!」 アヴェンジャー「………」 前アーチャー「あんたはちーっとの間だけお役御免だ。 残念だったな、ここじゃああんたを恨んでくれる人間はいねえよ 憎悪と求心のないこの閉じた箱庭のお陰様で、 今じゃあ小心者のきょどった只の美少女(ベイビーガール)だ」 アヴェンジャー「……訊くけど。なんで僕なの?僕みたいなあやふやで面倒なヤツに声をかける時点で怪しいとか思わない?」 前アーチャー「今のあんたには関係ない話だが、そいつは只の偶然だ たまたま演劇の主催者(ゲスト)が、前座の追加出演(オーダー)へ無理やり引っ張り込んだだけだ」 アヴェンジャー(……ああ、そういうコトか。 それならまあ、僕に声をかけるのも筋が通る。 世の中、誰が好きこのんで「裏切りの偽世主」の世話を見たがるもんか) アヴェンジャー「……他の出演者は、暴れたりしないかな……」 前アーチャー「むかつくが構造上、指一本動かせねー。 嬢ちゃんの安全は保証するぜ。まあ、この街の様子を見れば納得できると思うが」 またも好奇心に負ける。僕は細かく話を聞き出す。 要するに、とりあえずこの箱庭を見学してみよう、という気になったのだ。 現状には困ってなかったが、仮初めとはいえ自由にありつけて、 心の底に深く沈められた「夢」が手に入るなんて話、この先まずあり得ない。 箱庭に割り振られた条件は一つだけ。 ある子供が住んでいるこの冬木市の郊内に満ちた寂しさを満たしてあげること。 あとその子は……どうやらとんでもない金持ちの子女らしい。 それじゃあ明日にでも向かう、と約束して席を立つ。 前アーチャー「ご静聴どうもご苦労さん。では一つ、前任者としてアドバイスを」 ニコリと笑う。 前アーチャー「……あのガキは自分に優しい人間が大好きだから、どんな無礼な発言も、どんな虐待にも文句は言わない。 けれど注意しろよ。仮に、あの子とどんなに親しくなっても口にしてはいけない言葉がある」 背筋がひりつく。温厚で平凡だった男は歪に唇をつり上げて、 前アーチャー「いいか。決して、外に出よう、と言わないことだ。 その類の言葉を口にした瞬間、おまえは取り返しのつかない、 完全な敵として認識されてしまうからな」 ケタケタと、血走った眼で彼は哂っていた。 アヴェンジャー「問題ないよ。それより、契約の代償は何か他にある?」 前アーチャー「そうさなー、おめえが変態……もとい淑女的な振る舞いをしてくれれば、それで十分だぜ」 アヴェンジャー「淑女的な振る舞い?」 前アーチャー「アヴェンジャー、おめえはこの世界でも飛びっきりの大和撫子だ。 俺の股間のレーダーが、わおーんわおーんって言って、それを教えている」 アヴェンジャー「よくわからないわ」 前アーチャー「それじゃ、また何か聞きたいことがあったら、このスーパーハンサムボーイに言いな。 AVを見ているとき以外なら、いつでも駆けつけてやるぜ」 僕はいま楽園にいる――と思っていた。 ここが楽園であるのも時間の問題だと思うから、楽園が楽園であるうちに訪ねてこないか、 という提案というよりは、一人言のような内容だった。 ~~明け方、アヴェンジャーの部屋 アヴェンジャー「……夢?」 前アーチャー「凄えうなされてたぜ?」 アヴェンジャー「懐かしい夢を見たよ……」 前アーチャー「大丈夫だ、今のところまだ安定している…… まあ、このエロス仙人にかかれば、アレを騙すなどは容易いことよ」 あんなにも前向きな心持ちはやはり彼が英雄たる所以なのだろう。 あの時は自分の異常を此処では弱点と思っていたから聞き流していたけど、今はなるほどって頷ける。 人間、持つべきものは目標である。 アヴェンジャー「僕、理想の椅子を見つけちゃったよ。気を付けてたけど、ダメだった」 このままでいいと思ったけど、自分も鍛えるコトにしよう。今までデフォルトの才能に頼りすぎていた。 どうせ変えるならきめ細かく。中身だけじゃ全然足りない。私は新しいネジを手に入れる。 存在まで完全に模倣できる、何者でもなく何者でもある、機械仕掛けになってやる。 ふんだ。今に見てろよ、あのクソガキめ。
https://w.atwiki.jp/skygaleon_s/pages/139.html
ボスバトルのタイムボーナスについて 1時間毎に対応するボスが切り替わる仕様と仮定した場合の表。タイムボーナス中のボスを倒すと報酬ポイントが2倍になる。 日によって時間割が違うという報告有り。要検証。 パターン1 (したらば総合スレ 4より) 時刻 対応ボス 0時 SGJO44 1時 SGJO44 2時 無し 3時 無し 4時 無し 5時 アヴェンジャ 6時 グルドドンガ、オニサソリ 7時 ギガドンガ、トキシックス 8時 ギガドンガ、トキシックス、ヘルドラゴン 9時 ドルマギサ、ヘルドラゴン 10時 ドルマギサ、ヘルドラゴン 11時 ドルマギサ、ヒドラボロス 12時 グルドドンガ、SGJO44、ヒドラボロス 13時 グルドドンガ、ギガドンガ、オニサソリ、ドルマギサ、SGJO44 14時 オニサソリ、トキシックス、ドルマギサ、アヴェンジャ 15時 オニサソリ、トキシックス、ドルマギサ、アヴェンジャ 16時 トキシックス、アヴェンジャ、ヘルドラゴン 17時 ヘルドラゴン、ヒドラボロス 18時 ヘルドラゴン、ヒドラボロス 19時 グルドドンガ、ギガドンガ、アヴェンジャ、SGJO44 20時 グルドドンガ、オニサソリ、トキシックス、アヴェンジャ 21時 ドルマギサ、ヘルドラゴン、ヒドラボロス 22時 ドルマギサ、ヴァルマギサ、ヒドラボロス 23時 ヴァルマギサ パターン2 (同スレ 17より) 時刻 対応ボス 0時 SGJO44 1時 SGJO44 2時 無し 3時 無し 4時 無し 5時 アヴェンジャ 6時 グルドドンガ、オニサソリ 7時 グルドドンガ、オニサソリ 8時 ギガドンガ、トキシックス 9時 ギガドンガ、トキシックス、ヘルドラゴン 10時 ドルマギサ、ヘルドラゴン 11時 ドルマギサ、ヒドラボロス 12時 ドルマギサ、ヴァルマギサ、SGJO44、ヒドラボロス 13時 グルドドンガ、SGJO44、ヒドラボロス 14時 グルドドンガ、ギガドンガ、オニサソリ、SGJO44 15時 オニサソリ、トキシックス、アヴェンジャ 16時 トキシックス、アヴェンジャ、ヘルドラゴン 17時 ヘルドラゴン、ヒドラボロス 18時 グルドドンガ、ヴァルマギサ、ヒドラボロス 19時 グルドドンガ、ギガドンガ、アヴェンジャ、SGJO44 20時 オニサソリ、トキシックス、アヴェンジャ 21時 ドルマギサ、ヘルドラゴン、ヒドラボロス 22時 ヴァルマギサ、ヒドラボロス 23時 ヴァルマギサ
https://w.atwiki.jp/anakanbessoumonnpoka/pages/51.html
目次 フォームチェンジ ヘッドバットとディスラプト ハイパーフェイズか撃破か ゲーム中に撃破された場合、アルファフォームとハイパーフォームは入れ替わる。 しかしそれ以外にもハイパーフェイズにコストを支払えばハイパーフォームにチェンジすることが可能だ。 ここではそのフォームチェンジを行うべきタイミングについて考察してみる。 フォームチェンジ 利点 欠点 ヘッドバットとディスラプト ハイパーフェイズか撃破か