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未だ、赤々と燃える冬木の空。 橙色で、七回という使用期限付きのインスタントの空。 幻のような雲はやがて霧散し、何も残らないだろう。 坂道を駆け上がると、煌々と照らされる新都が向こう側に見えた。 それを見て、何故かは知らないけれど。長谷川千雨はひどく叫びだしたい気分だった。 もう後戻りはできない。千雨は、改めてその言葉の意味を噛み締めた。 この唾は自分の力で勝ち取った勝利の美酒だ。ぐっと飲み込み、掌をじっと見つめる。 残り一つになった令呪。奇跡への切符に、後戻りという行き先は存在しない。 取り戻そうとして、失うなんて、馬鹿げた話。 そして、取り戻したいと同じく願った少年はもういない。 他ならぬ自分の足で、戻れるはずだった最後のラインを踏み越えてしまった。 殺したのはパンタローネ。だが、引き金を引いたのは自分だ。 総ては泡沫、あの輝かしい日々も、自堕落に孤独を貫く日々も永遠に返ってこない。 長谷川千雨の臨んだ明日は手の届かぬ場所へと掻き消えた。 だから、やり直す。 手が届かぬなら、届くように調節したらいい。 歪めることができない因果なら、無理矢理に元通りにする奇跡で凌駕したらいい。 何をしても、どれだけ失っても、長谷川千雨は奇跡を諦めない。 やるしかない。否、やらなくちゃいけない。 その為には外道になると決めた。 死んだ彼らが望まずとも、自分が望んでいる。 こう在りたいと焦がれる日常を、強く。 「四の五の言ってられる程、余裕はねぇ。それはわかるな、ランサー」 「それぐらい、わかっているさ」 手段を選んで、勝てるならそれでいい。 だが、自分達はそうではない。 どうにか崖っぷちで踏みとどまり、運良く生きながらえているだけだ。 それぐらい、自分達は細い糸のような道をうまく渡り歩いてきた。 「はっ、上出来だ。今の私達は正直言って、いいカモだ。 お前はボロボロの死に体、私は令呪一個でブーストはできねぇし、魔力を補給するのがやっとな肉人形。 勝率? んなもんはどこにもねぇ。このまま黙ってたら間違いなく、負けちまう」 今からやることは人の道では到底許されることのない外道な行為である。 クラスメイトやネギが見たら即座に止めるであろうこともよく承知だ。 「だから、少しでも勝率を上げなくちゃいけないし、お前の負傷も治していつでも戦えるようにしねーと、次がねぇ。 のんきに自然回復だの抜かしてられる余裕は捨てなくちゃな」 「…………つまり、君は――」 それでも、奇跡をこの掌へと引き寄せる為ならば。 「ああ。魂喰いでもして、魔力補給だ。人を喰え、ランサー」 無辜の人間を犠牲にすることですら、迷わない。 ■ その家族は幸せだったと言えるだろう。 経済的にも、精神的にも。何の不自由もなく、仲睦まじく日々を過ごしていた。 母親に、父親。少女が一人に少年が二人。 騒がしくもどこか温かみのある毎日。ずっとこんな日常が続いていく。いつかは離れる時が来るだろうが、今はまだその時は遠い。 そう、信じてきた。 けれど、最近はその日々にも陰りが見え始めた。 最近、少女の様子がおかしいのだ。学校へと行かず、部屋へと引きこもる。 様子を見ても、曖昧な態度でごまかし、無理に笑顔を作って煙に巻かれてしまう。 どうしたらいい。 家族の誰もが少女を心配し、思案する。 少女が抱えている悩みすらわからない以上、やれることなんてほとんどなかった。 だが、黙って見ているだけなんてできない。 どうにかして、少女には立ち直って、元の明るい姿へと戻って欲しい。 なので、少女には内緒で、仕事終わり、学校の帰宅時、少女を除く家族はこっそりと集まって、彼女の好きなフライドチキンを買って帰ることにした。 ケーキやポテトといったものも添えて、家族皆で軽いパーティーでも開いて。 【未央】が喜んでくれるといいな、と笑い合いながら。 太陽が落ちそうな帰り道。 彼らは、どうやって盛り上げようかと侃々諤々と喋っている。 そして、その声には陰りなんてなく、彼らの真摯な思いがこもっていた。 けれど。彼らは何も気づかぬ者。生贄ですらないただの舞台装置。 日常の裏側に潜んでいる悪意に気が付かぬまま。 この世界が偽りであること、少女が本当の家族ではないことを知らぬまま。 ――白髪の化物が彼らを狙っていることを知らぬまま。 一瞬だった。何の訓練も受けていない一般人など、白髪の彼からすると赤子のようなものだ。 這い出る触手による刺突は彼らの生命を寸分の狂いなく刈り取った。 無残にも潰れてしまったケーキに、血と混ざり合ったぐちゃぐちゃのフライドチキン。 そんな残骸に目をくれず、白髪の彼は無表情で新鮮な彼らの肉を食い散らかした。 これで、もう戻れない。 正真正銘、越えてはいけないと考えていた境界線を踏み越えてしまった。 偽りの人間であろうが、これもまた立派な人殺しだ。 本物ではないとしても、彼らはこの世界で確かに生きていた。 聖杯戦争とは関係がない日常で、幸せを享受していた。 そんな彼らを、自らの目的の為に犠牲にした。 これは何の言い訳もできない、外道の行いだ。 報いを受ける覚悟はある。されど、黙って受けるつもりなどない。 思い描く理想の結末が手に入るまでは、彼らの覚悟はもう止まることはないだろう。 「食い終わったなら、行くぞ」 「…………っ」 今日この日、聖杯戦争は、一つの家族を奪った。 一つの主従は、目的の為に何かを犠牲にする覚悟を手に入れた。 誰も望んでいないとわかっていながらも、彼らは奇跡への欲求を抑えきれない。 禁忌と呼ばれるモノであっても、大切な人達が還ってくる可能性が僅かでもあるならば。 迷えない、否――迷わない。 【C-4/一日目 夜】 【長谷川千雨@魔法先生ネギま!】 [状態]魔力消費(中)、覚悟、右腕上腕部に抉傷。 [令呪]残り一画 [装備]なし [道具]ネギの杖(血まみれ) [金銭状況]それなり [思考・状況] 基本行動方針:絶対に生き残り聖杯を手に入れる。 1.もう迷わない。何も振り返らない。 [備考] この街に来た初日以外ずっと学校を欠席しています。欠席の連絡はしています。 C-5の爆発についてある程度の情報を入手しました。「仮装して救助活動を行った存在」をサーヴァントかそれに類する存在であると認識しています。 他にも得た情報があるかもしれません。そこらへんの詳細は後続の書き手に任せます。 ランサー(金木研)を使役しています。 【ランサー(金木研)@東京喰種】 [状態]全身にダメージ(回復中)、疲労(大)、魔力消費(大)、『喰種』 [装備]高等部の制服 [道具]なし。 [思考・状況] 基本行動方針:誰が相手でも。どんなこと(食人)をしてでも。聖杯を手に入れる。 1.もう迷わない。何も振り返らない。 [備考] 長谷川千雨とマスター契約を交わしました。 BACK NEXT 043 落陽の帰路/岐路 投下順 045 去りゆく者への称え歌 043 落陽の帰路/岐路 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 030 Nowhere/嘘の世界であなたと二人 長谷川千雨 048 遺児 ランサー(金木研)
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まがつけっせんか 神咒神威神楽の楽曲。 凶月刑士郎の専用曲であり、Dies iraeの螢・玲愛ルートで流れたROZEN VAMPの和風アレンジ版である。 ゲーム本編を開始した直後に、凶月刑士郎の登場と共に一番最初に流れるBGM。 そのため神咒神威神楽がDies iraeの実質的な続編だという情報が出ていなかった(あるいは知らなかった)当時に、体験版や製品版をプレイしていきなりあの人っぽい男性が現れ、さらに彼の専用曲っぽい音楽まで流れて驚愕したプレイヤーも居たと思われる。 原曲のROZEN VAMPを専用曲とするヴィルヘルム・エーレンブルグの来世としての凶月刑士郎だからこそ、そのアレンジ曲が相応しいものとなっていた。 そのためか物語後半、前世を否定し、「己は己だ」という鋼の意思を貫いた、本当の意味での凶月刑士郎となってからはこの曲は姿を消してしまう。 天魔・宿儺戦にて、前世の覚醒を意味するように流れたこの曲を、天狗道からの解脱と同時に前世の残影諸共消し飛ばすシーンは神咒神威神楽の物語において最重要のポイントのひとつである。 備考 Dies iraeでは半数近くのキャラに専用曲が用意されていたが、神咒神威神楽では第六天波旬と天魔・夜刀、そして凶月刑士郎だけに専用曲が減らされてしまった。 やはり、かなり優遇されている立場と言える。 最初はただのファンサービスでDiesの曲使ったのかと思ってたぜ・・・ -- 名無しさん (2012-01-24 21 00 57) やはりかなり優遇されている。夜刀さんの刹那・大紅蓮地獄は専用曲ではないのか? -- 名無しさん (2012-07-19 23 33 46) あれはDiesの主題歌だろ -- 名無しさん (2012-07-21 21 10 59) 刹那とか入ってるし専用曲な気もするけどな -- 名無しさん (2012-07-21 23 59 00) タイトルの曲も実質覇吐のテーマだよね。それでもやっぱ兄様は優遇されてると想うけど -- 名無しさん (2012-07-22 11 21 49) 覇吐のテーマは覇ヲ吐ク益荒男のイメージだったな -- 名無しさん (2014-08-05 20 21 26) 名前 コメント
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セリス・ルージュ (-) 身長 164cm 体重 53kg 神人類。童話に登場する神。 神狼フェンリルを従える。 紅い頭巾を被っており、町娘のような格好をしている。金髪碧眼。 フェンリルとの連携攻撃を得意とし、常に自分に有利な状態を作りながら戦う。 かつてフェンリルと争い、三日三晩の激闘の後屈服させて従者とした。 高潔な精神と崇高な理念を持ち、何があろうと屈服しない。本人曰く「負けて生き恥を晒す位なら、死んだ方がいくらかマシだ」。だが、仲間の為なら恥をも忍ぶ。 自分と他者の魂を入れ替える能力を持ち、連れているフェンリルと入れ替わって相手を撹乱しながら戦う。入れ替わるには条件があり、互いの信頼が最高でないと入れ替わろうとしてもできない。 神器は牙が付いている大振りの剣。通称「狼牙」。 「行くぞフェンリル。狩りの時間だ」 「我が狼牙の真髄は斬る事に非ず」 「貴様に負ける事など、今の私には想像が付かないな」
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【名前】クリフ・シュテイル 【性別】男 【年齢】34 【職業】チームLegendの副隊長 【特徴】長身、鋭い眼光、後ろでくくった灰色の長髪 【好き】復讐 【嫌い】ギャング「血染の蝙蝠」 【特技】不眠で三日間は活動可能 【趣味】愛機(バイク)の整備 【人間関係】 アルカディオ・ヘルデュオス:個人的に宿敵と定めている。アルカディオが認識しているかは不明。 ゲイズ・フランケンシュタイン:次の襲撃相手に決めていた。機械人間であることを知っている。 「国騙り」のブルース:「BIG7」の一員に誘われたことがある。「血染の蝙蝠」への執念により断った。 【詳細】 若い頃、何か大きな事を成し遂げようと近所のチンピラ仲間と「チームLegend」を結成した。 しかしある日突然、チームは全滅してしまう。この際に恋人も殺されている。 仲間や恋人を殺したのが「血染の蝙蝠」の末端と知り、クリフは復讐の鬼と化す。 彼は十五年の修行を積み、妖刀を手に入れる。 「血染の蝙蝠」の構成員をゲリラ的に切り捨てる活動を始めて1年。彼はロワに巻き込まれる。 【備考】 殺した構成員の死体には、チームの象徴であった「L」の文字が刻まれている。 妖刀は自分の寿命をすり減らすが、かなり強力な切れ味を誇る。切ろうと思えば建物も切れ
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【名前】アルカディオ・ヘルディオス 【性別】男 【年齢】20000 【職業】ギャング「血染の蝙蝠」ボス 【特徴】漆黒のコートの男 【好き】強固な意志 【嫌い】退屈 【特技】「慟哭の瞳」 己の目を見た相手の脳に膨大な殺意を流し込み、脳を破裂させる魔眼。 アルカディオを上回る殺意で予め脳を満たしておくことのみがこの魔眼への対抗手段である。 【趣味】闘争 【人間関係】 ルーク・ヘルディオス 息子 自分を討とうとする意志に期待している 【詳細】イタリアギャング「血染の蝙蝠」のボスにして、吸血鬼。 傲慢不遜な性格であるが、自分を助けた者に対しては何があろうとも恩を返す義理堅い面もある。 不老不死が故生の実感もなく、長い間考えることさえ捨てたただ生きているだけの存在だったが、 退屈凌ぎで作った「血染の蝙蝠」の構成員達の貪欲でしかし強固な意志を視て、 生きるということは意志を持つことに他ならないと悟り、自らも意志を得て生の実感を感じたいと願う。 強固な意志の元に生きようとするものならば、人だろうと怪物だろうと平等に尊敬し、 闘争を求める。その意志がアルカディオを討たんという内容であっても。 【備考】「血染の蝙蝠」。イタリア・シチリア島を拠点にし、コロンビアに最大クラスの麻薬畑も所有する欧州最大マフィア。 構成員18463人。最大の特徴は構成員の6割が魔物、怪物、能力者、魔術師などの異端であること。 戦闘力、残虐性においてトップクラス。欧州の裏社会、政財界、司法警察を支配する影のドン。 常に他のマフィア、構成員間での抗争が絶えず、今のイタリアに血の海が上がらない日はない。
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【名前】ルーク・ヘルディオス 【性別】男 【年齢】16 【職業】ギャング「血染の蝙蝠」ローマ支部幹部 【特徴】金髪金眼の眼鏡をかけた少年 【好き】覚悟のある人 【嫌い】無駄な戦乱、無意味な差別 【特技】光の操作 【趣味】パズル 【人間関係】アルカディオ・ヘルディオス 父 討つべき相手 【詳細】一見物静かな様相だが、ギャングらしい冷酷さと少年らしい正義感を兼ね備えた性格。 自身の心を満たすためだけに徒に闘争と混乱を撒き散らす父に反逆を決意し、血染の蝙蝠の乗っ取りを計画する。 人間と魔物、異なる二つの種族が分かり合うことを夢見ている。 ボスの息子という身分故にいつも暗殺の危機にさらされているが、その全てを退けるほどの強さを持つ。
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【名前】オリヴィア・アンツィーノ 【性別】女 【年齢】16 【職業】ギャング「血染の蝙蝠」ローマ支部構成員 【特徴】表情の少ないメイド服の少女 【好き】可愛い洋服 【嫌い】マネキン人形 【特技】ドライブ、ナイフ投げ 【趣味】家事全般 【人間関係】ルーク・ヘルディオス リーダー アルカディオ・ヘルディオス 討つべき敵 デュオ・バスカヴィル 本性は知らないが警戒している 【詳細】元々はルークを監視するために血染の蝙蝠の上層部に造られたホムンクルス。しかし、人形のような性格の自分にも 一人の人格として正面から向き合ってくれたルークに好意を抱き、彼の反逆の協力者になる。 ホムンクルス故に身体能力を100%操作して戦うことができる。
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ストーリー ギガントマキア最強の機体「血染の羽毛」セイントメシア。 その最強の称号は、無名の兵士を数多く葬った戦績だけが理由ではなかった。 「異名」を持つエースパイロットと戦い、それを下す。 次々と狩りを進め、その名を挙げるプラントの救世主に挑んだ、リズの「異名」の英雄たちの物語。 「巨人戦争英雄譚」本編リンク 登場勢力 リズ連邦共和国協同連合 神聖プラント帝国 登場人物 「獅子騎士」/ライル・ニクソン 「疾風の蒼燕」/ジルバート・ヒューリケン 「蜘蛛魔女」/レイト・ジョーベン 「アームヘッド・トレーナー」/ゲイン・アームストロング 「リジアン・サムライ」/トム・ジョンソン 「トリオプス・ダイバーズ」 「要塞の男」/スティール・ヘルゼンバーグ 「トロージャン」/ウィリアム・カバリオ 「砂塵を纏う者」/デザルト・サンダース 「血染の羽毛」/村井 幸太郎
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ウォン・ウォバック(イメージcv千葉繁) 「政府のクソ野郎にゃまかせておけねえよ」 一人称:「俺様」 性別:男 種族:人間 身長:2メートル 幼いころに人外(アヤカシ)の賞金稼ぎに血染病にかかった母親を殺され 人外の排除と血染病の撲滅を誓う。 巨大マフィアの首領(ボス)。 チンピラをやっていた青年時代。麻薬取引を目撃してしまった友人を匿い 拷問を受け右目と左手を無くす。 その事件後、友人の恋人であった玉藻の手伝いにより一気に伸し上がる。 なりふり構わぬ悪人ではあるが組の同胞を家族同様に思っている人情深い面もある。 人外を嫌うも水晶(ハーフ)であるウォンレンには甘い。 ちなみに右側の火傷はまだ力が開花したばかりのウォンレンにつけられた。 ■能力■ 左の義手は隠し武器。そのままでも怪力を発揮できるが 変形させれば手の甲の部分からは刃物が、指先からは銃口が現れ、腕部全体を変形させれば内蔵された追跡ミサイルが飛ぶという トンデモ兵器。
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登録日:2020/3/29 (日) 13 8 00 更新日:2022/03/01 Tue 22 56 48 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 KeG シルヴァリオ トリニティ シルヴァリオシリーズ ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ? 光の奴隷 夕薙 新西暦サーガ 昏式龍也 皆(だれか)を救える“英雄” 高濱亮 狂い哭け、おまえの末路は “英雄” だ 『シルヴァリオ トリニティ』は2017年にPCゲームメーカーlightから発売されたPCゲームである。 設定世界観、スタッフ共に『シルヴァリオ ヴェンデッタ』から続投であり、時系列的にも正当な続編となる。 ということでこれだけでもある程度は楽しめるが前作プレイを強く推奨。 トリニティは3重、三位一体を意味する単語で、本作では3人のヒロインを表す。 概要 昏式 高濱コンビによる所謂「新西暦サーガ」第2弾。 新たな舞台で新しい英雄譚が幕を開ける。逆襲譚と英雄譚の清算という意味では完結編といえるかもしれない。 主人公とラスボスからしてかなりの変化球だった前作と異なり、捻りはあるものの真っ当な王道に仕上がった意欲作。 その真っ当さを示すかのように人気投票では主人公とメインヒロインがワンツーフィニッシュである。 主に先輩や当の高濱のせいで「味方より敵の方がキャラ濃い」「ヒロイン?いたっけ」「ホモ祭り」などと揶揄されてきたlightも浮かばれるだろう。 まあこの物語を回す敵役は総統閣下に懸想するヤンホモなんだがな。 萌えゲーアワード2017において1月の月間賞を受賞した。 2020年4月24日には続編にしてシリーズ最終作である『シルヴァリオ ラグナロク』が発売された。 登場人物 CVの表記はPC版/CS版。 □主要人物 •アシュレイ・ホライゾン CV 佐和真中/中澤まさとも 本作の主人公。アドラー帝国血染処女(バルゴ)に所属する星辰奏者(エスペラント)。 真面目で明るく努力を惜しまない好青年。 かつての「大虐殺」でヴァルゼライドに命を救われ、その勇姿に憧れ兵士を志した。 •レイン・ペルセフォネ CV:奏雨/尾崎真実 メインヒロイン。アンタルヤ商業連合国の「暁の海洋」に所属する傭兵。 アッシュとの遭遇以降彼に強い執着を見せている。 その星はかつて猛威を振るった星殺しと酷似しているが… •アヤ・キリガクレ CV:立花沙羅/水崎さくら 血染処女(バルゴ)に所属する星辰奏者(エスペラント)。 前作のサヤと同じキリガクレの一族。 アマツの従者を宿命づけられた絵に描いたような大和撫子。 •ミステル・バレンタイン CV:手塚りょうこ/立石めぐみ カンタベリー聖教皇国第四軍団・紅玉騎士団(カーネリアン)に所属する聖騎士(パラディン)、位階はⅣ。 騎士としての名は烈震灼槍(ブリューナク)。 酒好きで社交的な頼れるお姉さん。実家はかなりの名家だったそうだが、稀代の殺人鬼を輩出したために今は没落している。 □アドラー帝国 •ギルベルト・ハーヴェス 佐藤涼樹/四宮豪 血染処女(バルゴ)隊長。 ヴァルゼライド狂信者その1。 滅茶苦茶優秀で滅茶苦茶悪い奴。だいたいこいつのせい ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ? •グレイ・ハートヴェイン CV:村野 住人/村田 太志 血染処女(バルゴ)所属。 アッシュの親友でエロゲの親友キャラらしい情に厚く頭と口の回るお調子者。 何も背負わされていない、運命の端役。 •クロウ・ムラサメ CV:髭内 悪太/竹内 良太 血染処女(バルゴ)所属。アッシュたちの戦技教導官を担当する古株。 星辰奏者(エスペラント)の適正こそないが、こと剣に関しては超一流。 過去になにかあったのか情熱の感じられない枯れたような男。 □アンタルヤ商業連合国 •ファヴニル・ダインスレイフ CV:ほうでん亭ノドガシラ/檜山修之 傭兵団強欲竜団(ファヴニル)頭領。 ヴァルゼライド狂信者その2。 常に本気で生き他人にも本気を強要する本気おじさん。 どうして覚醒しないんだ? □その他 •ケルベロス CV:ルネッサンス山田/前田剛 星殺しをその身に宿す謎の狼面。 その正体は… •ヘリオス CV:鎌倉大樹 アッシュの精神世界に存在する謎の男。 個別項目参照。 用語 『ヴェンデッタ』と共通する用語は省略。 □古都プラーガ 物語の主な舞台となる土地。かつてはプラハと呼ばれていた。 旧世界の遺物、日本国の「国会議事堂」が存在することで国土拡大を狙うアドラー・アンタルヤと国教の聖地と定めるカンタベリーの3国が睨みを利かせる東部の火薬庫。 一応は休戦調停を結んでいるものの、いつバランスが崩れるかわからない薄氷の上にある。 □血染処女(バルゴ) 第六東部征圧部隊・血染処女。 ギルベルト・ハーヴェスが部隊長を務める黄道十二星座部隊の一つ。 アッシュもここに在籍する。 □結晶核(セイファート) 感応する星辰体を増幅して星辰奏者の出力、能力を資質以上に強化する新装備。 □次元相転移式核融合炉 旧日本が生み出した高次元エネルギーを抽出する核融合炉。 大破壊の際にこれらも世界各地へ散らばっており、1番機が聖教国の皇都クルセイダルに、 そして7番機がプラーガの国会議事堂地下へと転移している。 □大破壊(カタストロフ) 第五次世界大戦の結末。次元間相転移核融合炉の暴走により発生した次元震災。 ユーラシアの六割近くを消し飛ばし、大陸の形を大きく変貌させたと共に、世界中の地形をシャッフルした。 爆心地である日本は高位次元へと消え去り、第二太陽として星辰体を地上に降り注がせている。 □極晃星 詳細不明。世界法則すら書き換えうる強大な星の力…らしい。 3年前の事件で2つの極晃星が誕生し、戦いの果てに双方地上から姿を消した。 英雄の死後、ギルベルトはその性質を解明し、新たな極晃星を生み出さんと秘密裏に実験を繰り返している。 追記修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ギルベルトが死に際までクソ野郎すぎる -- 名無しさん (2020-03-29 13 19 17) ↑ある意味それがいいんだけどマジで糞眼鏡だもんなあ…至高腐界は伊達じゃない……モブだけどガニュメデスくんは…さすがに書けないか… -- 名無しさん (2020-03-29 14 48 11) トリニティキャラの記事、まだヘリオスしかないのか。誰か糞眼鏡と本気おじさんの記事も作って♥️ -- 名無しさん (2020-12-02 12 06 54) まともなビジュアル化が不可能なトンチキバトルシーンを除けば普通に地上波アニメで流せるほど正道なゲームだと思う。グランドルートは号泣と興奮で情緒が乱れっぱなしだったし。 -- 名無しさん (2022-02-15 10 35 26) 主人公とヒロインの物語自体は超王道だけどあまりにもホモニティ達がヤンホモ過ぎて結局高濱はホモに見えるあたり凄いよ -- 名無しさん (2022-02-25 21 44 29) 名前 コメント