約 1,219,361 件
https://w.atwiki.jp/nanacowiki/pages/28.html
なな湖の後輩。なな湖と同い年だが1浪+2年次よりサークルに入ったためあきちゃと同期。 優しいのであきちゃからは祖母と呼ばれていた。 ニコニコ時代は「大爆笑人生劇場大江戸日記」、「童貞GS」、「童貞DDLC」に参加。 童貞GS1は編集もしているが、先輩であるなな湖に似たのか速度は遅い。抱え込んで心中したのではないかと噂されていたが、深海から時々動画が届く。リアルの日付と進度を連携させているそう。 イベント「POWER×POWER」に出演。 「POWER×POWER×POWER」では、他2人が歌のライブにも出演する中、1人で大阪の友達と会うために外出していた。カラオケが好きではない為と思われる。 たまに不思議な言動をするらしく、多重人格説、Android説などたくさんの仮説が立てられている。 2021年現在は体重3桁を越える初老の巨漢で球体である説が最も有力。 現在はYouTubeチャンネル「よこちゃンネル」にて個人の配信や実況動画投稿も行っている。
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/108.html
改札をくぐると、運よく急行電車が入ってきたところだった。 ギリギリ乗り込むことができたから、どうやらそれほど遅刻しないで済みそうだった。 一応皆にお詫びのメールを打っておこう。 定型文を少しいじって送信したら、すぐに返事が来た。 “わかりました 気にしないで 私はもうつきました まだ誰も来てない 待ってます 目立つ格好してます 舞” 句読点がない。敬語。改行改行改行。怖すぎる。 舞ちゃんは基本大人びた子だけれど、どうも千聖が絡むと見境がなくなってしまう。 栞菜と千聖の事件を引きずりまくっているのはこの機嫌の悪い文章からも明らかだ。 思えば昨日の帰りも相当ひどかった。 みぃたんに先に帰るよう指示されたときは仁王像のような顔になり、私と愛理の不自然に明るいおしゃべりを聞いてる時の瞳の凍った笑顔は、一部のファンの人に殺戮ピエロと称されるあの表情そのものだった。 今日の話し合いの流れ次第では、舞ちゃんの感情が爆発してしまう可能性もある。 栞菜と舞ちゃんも仲のいい2人ではあるけれど、お嬢様の千聖をあんな状態に追いやってしまった相手のことを、冷静な目で見られるかはちょっと微妙なところだ。 舞ちゃんは決して冷めている子じゃない。 むしろマグマのように煮えたぎる思いをたくさん胸に秘めていて、いきなりそれをドカンと噴火させてしまうような恐ろしさがあった。 今日の私の役割は、お姉さんたちからの話(作戦?)をしっかり聞いて、舞ちゃんを宥めながら場の空気を良くしていくことなんだろうな。 私は私のできること・やるべきことで、グループの問題根絶を目指していこう。 「よしっ」 電車が目的の駅に着いた。気合を入れなおして、私は電車を降りた。 改札を目指して歩いていると、いきなり後ろから肩を叩かれた。 「なっきぃ、おはよ。」 「あれっ愛理も遅刻なの?珍しい~」 「何か眠れなくって、ぐずぐずしてた。」 深めにかぶった帽子をちょこっと上げて、愛理は困ったような顔で少し笑った。 「みんなもう着いてるかな?急ごっか。・・・なっきぃ、今日服の感じ違うね。」 「そ、そう?まあまあ気にしないで!」 本当に大慌てで家を飛び出してきたから、私は今日自分がどんな格好なのかよく確認していなかったんだけれど。 変な色落ちのジーパン(姉私物)に変な緑色のしましまTシャツ。しかもキモイみかんのキャラつき(妹私物)。変な色のクロックス。すっぴん。ダサダサ! きちんとコーディネートしてる愛理と比べて、なんていうか、私アイドルとしてどうなんだろう・・・ みぃたんが見たら、きっと自分のモサ服を棚に上げて大笑いするだろうな。 若干胃が痛くなってきたけれど、いつまでもボサッとしていられない。 愛理と2人、駅のまん前にあるファミレスに連れ立って入っていった。 「どこだろう・・・」 時間が時間だけにお客さんはあんまりいないけれど、入り組んだ造りになっているから座席の様子が見えづらい。 「なっきぃ、なっきぃ。ちょっとあそこ。」 きょろきょろしていたら、愛理が急に声をひそめてそでを引っ張ってきた。 視線を辿ると、奥の方にえりかちゃんとみぃたんの姿が見えた。なぜか深くうつむいている。 そしてその向かいには 「・・・何、あれ?」 遊園地とかによくいるような、でっかいうさぎの後頭部がのぞいていた。 店員さんも、うさぎの方をちらちら見ながら困惑した顔をしている。 「行っていいんだよ、ね?」 「ちょっと待って、愛理。」 私の頭には、小さい頃にデパートかなんかであのうさぎに追いかけられた恐ろしい記憶がよみがえっていた。 何年か前に読んだ本で、あの着ぐるみを着た変質者が女子高生をターゲットに連続猟奇的殺人を起こすというのもあった。 うつむいて動かない、みぃたんとえりかちゃん。心なしか震えているようにも見える。 もしや何かの犯罪に巻き込まれてる? テーブルの下で、ナイフか何かで脅かされてるのかもしれない。 「愛理、静かにね。」 何で舞ちゃんがいないの、とか 何で店員さんは通報しないの、とか そんな疑問をすっ飛ばして、私は思い込みの迷路の中に迷い込んでしまった。 「みぃたんたちを助けよう。」 「ええっ?なっきぃ?」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/121.html
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ 栞菜を千聖の待つファミレスに送り届けた後、私は帰りの電車の中で頭を抱え込んでいた。 “今度トロントロンにしてあげる” 千聖があんまり沈んだ声だったから、ちょっとふざけて和ませようとして囁いた言葉を、なっきぃに聞かれてしまっていた。・・・いや、嘘です。ふざけてない。ちょっと本気だった。 おまけにどういうわけか、栞菜までが私と千聖のナイショの関係に勘づいてしまっていた。 まあこちらは大丈夫だろう。「なっきぃには秘密ね。」とこれ以上余計な情報が入らないように釘をさしておいたし、私のやっていることを責める風でもなかった。 しかし、これはマズイことになったのだ。 今私たちのしていることを知っているのは、愛理、栞菜、なっきぃの3人か。 舞ちゃんは・・・わかんない。少なくとも私には何にも言ってこない。 舞美には前に少しぶっちゃけたんだけど、ペットマッサージみたいなもんだよね!と澄んだ瞳で言われてもう何もいえなかった。 なっきぃ。 彼女にだけは知られるべきじゃなかった。 素直で、いつも物事に真剣に取り組んでいて、自分の意見と違ったら、たとえ年上相手でもしっかり気持ちを伝えるような実直で真面目な子だ。 とりわけ性関係の話題にはかなり固い倫理観を持っていて、 ニュースで痴漢事件を見たときは「こんな人・・・ちょんぎられちゃえばいいのに」と鬼の形相で吐き捨て、 エンコーやってる女子高生のヘラヘラしたインタビューを見たときは激怒して20分間怒りの演説を行って、 舞美のおうちでスカートのまま犬の真似をした千聖を正座させて叱りつけたという逸話もあったらしい。 そんななっきぃの眼に、私が今千聖にしていることがどんな風に映るのかなんて、わざわざ考えるまでもない。 良くて淫行。悪くて性的虐待。どちらにしても、私も「こんな人・・・ちょんぎ(ry」の対象になってしまうことは間違いないだろう。 きっと今日、栞菜と千聖の揉め事はすっきり解決すると思う。 でも私の地獄はこれからだ。こんなこと、誰にも相談できない。 なによりも厄介なのは、私自身が、この期に及んで千聖とのそういう関係をやめようという気が全くないことなのだった。 千聖の体は気持ちいい。 触れてるだけで心が和んで、舞美じゃないけれどまるでペットセラピーみたいな効果があるような気がする。 千聖も気持ちよくて私も気持ちいいならそんなに悪いことじゃないんじゃないか。なんていいたいところだけど、それこそなっきぃには通じない理屈だろう。 「困った。」 あんまりそのことばっかり考えすぎていたせいで、降りる駅を通過して、引き返したのにまた降り忘れ・・・と無駄に3往復ぐらいしてやっと地元に戻ることができた。 「はぁ・・・」 そのまま家に帰る気になれなくて、駅のカフェでお茶を飲みながら時間を潰す。 しばらく一人でいると、だんだん心も落ち着いてきた。 もう話合いは終わった頃かな。どうなったのか、誰かに確認入れてみよう。 カップに残っていたキャラメルマキアートを飲み干すと、私は店を出た。 家まで帰る途中にある公園に寄って、ブランコをキコキコしながらアドレス帳をいじくる。 舞美は電話に出てくれないから、こういう時は大抵説明上手ななっきぃに電話をするんだけど、さすがに今日はそんなわけにいかない。 舞美が出ないなら舞ちゃんか愛理に電話するか・・・ そう決めて舞美の電話番号を呼び出そうとした瞬間、 「うわっ」 ディスコ、ディスコ、ディディディ、ディスコー 静かな公園に、大音量の着メロが流れた。 とっさに通話ボタンを押してから、それがなっきぃからだということに気づいた。 しまった。 何も心の準備が出来てない今じゃなくて、後で家から掛け直すんでもよかったのに。 でも今更切るわけにもいかない。私は覚悟を決めた。 「あ・・・えりかちゃん?なっきぃだよー。今大丈夫?」 「・・・うん、話合い終わった?どうだった?」 なっきぃの声のトーンは普段どおりで、特別怒ってる様子は感じられなかった。 「えりかちゃんのおかげで、上手くいったよ!キュフフ。2人ファミレス出てからどっか遊びに行ったみたい。なっきぃたちも、ご飯食べて帰ったんだ。」 よかった、仲直りできたんだ。 栞菜の泣き顔と千聖の絶望した表情を思い出すと、今でも胸が痛む。 「そっか、じゃあキュートの問題は解決したんだね。」 ちょっと調子に乗ってそんなことを言ってみると、 「いや、してないよね。」 さっきまでのご機嫌なキュフフボイスはなりを潜めて、あの「ちょん(ry」の時のなっきぃのトーンに早変わりした。 背中を冷や汗が伝う。 「・・・ねえ、えりかちゃん。」 「・・・・・・はい。」 打たれ弱い私はもう半泣きだった。 「たしか今週末、DVDマガジンの撮影で泊まりのお仕事があったよね?」 「え?う、うん。あったね。」 「今じゃなくていいの。その時に、えりかちゃんと話がしたいな。」 「・・・ハイヨロコンデ」 「いつでも都合のいい時でいいから。私待ってるからね。永遠に。」 電話を切った私の頭の中では、裁ちばさみを持ったなっきぃがキュフキュフ笑いながら追いかけてきていた。 TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/ngulmc/pages/40.html
新瀬戸にある焼き鳥屋さん。 古くはJERKBAITの茜谷さんのバイト先だったため軽音との繋がりは深い。 やはり軽音部員の心の拠り所は『金ちゃん』だ。
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/79.html
「りーちゃん。」 千聖の唇が、私の名前を刻む。 もう、だめかもしれない。 せめて、愛理が戻ってくるまでは・・・そう思っていたら、千聖は急に頭を私の肩に乗せてきた。 「わあっ!どうしたの?」 「ちょっ・・・と、待って、ごめん」 大きなため息をついて、千聖はそれっきり黙りこんでしまった。 「千聖も、調子悪くなっちゃったの?」 「んー・・・」 困ったな。大人を呼びに行ったほうがいいのかな。 でも私もまだちょっとおなかチクチクしてるし、あんまり動きたくない感じだ。 「千聖。ベッド半分こしよう。」 とりあえず私は体をずらして、千聖を隣に寝かせてみた。 せまいベッドだけれど、横向きになれば十分一緒にお布団の中に入れた。 「ありがとう、梨沙子さん。」 あ、お嬢様の時の喋り方になってる。 ボーッとした顔してるから、無意識なのかも。 何度かめんどくさそうに瞬きを繰り返したあと、千聖の唇から寝息が聞こえてきた。 どうしたんだろう、急に。疲れちゃった? 特にすることもないから、何となく千聖の顔や体をぺたぺた触ったり、クンクンしたりして暇をつぶした。 千聖はおなかはぺったんこだけれど、腕や足には適度におにくが付いてて女の子っぽい。 ぷくぷくした感触が気持ちよくてつっついて遊んでいたら、眠ったままの千聖が何か呟き出した。 「んん?」 そういえば愛理が、千聖はよく寝言を言うんだよといっていた気がした。これか。 「・・・・い。・・・ぃ。」 「えっ?何?」 耳を近づける。 「こわい・・・」 「怖、い?千聖、怖いの?何が怖い?」 「わか・・・ない。怖い・・・・」 千聖はギュッとみけんに皺をよせて、ちっちゃい体を震わせている。 「千聖、大丈夫だよ。梨沙子がそばにいるから。怖くない、怖くない・・・・」 寝言を言ってる人に話しかけちゃいけないって誰かが言ってた気がするんだけど、大丈夫だよね? 「りさ・・・こ」 「うん、そうだよ。梨沙子が守ってあげるからね。なんにも怖くないよ。」 「・・・・だ、れ?」 「ん、だから、りさこ」 「・・・たし、・・・・・私・・・だれ・・・・・?」 ――ああ。 千聖はきっとこんな風になっちゃって、自分がどんな人だったのわからなくなって、夢の中でまで悩んでいるんだ。 「ちさとぉ・・・」 おさまりかけていた涙が、ボロボロ落ちていく。嫌だ、こんなのは可哀想すぎる。 「ただいまー。遅くなっちゃった・・・・あれ?どうしたの?」 その時、愛理がペットボトルを何個か持って戻ってきた。 「梨沙子、泣いてるの?」 「愛理ぃ・・・・」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/19124.html
キャラクター レギャラー ピカチュウ♀orピンプク♀orプラスル♀orカヌチャン♀ メルちゃん ピチュー♀orデデンネ♀orバルチャイ♀ ネネちゃん 仲間たち イーブイ♀orマリル♀orマイナン♀ りこちゃん 前者はメルちゃんのお家のお隣に引っ越してきた準主人公繋がり ルリリ♂orパモ♂orワシボン♂ あっちゃん アシマリ♀orプリン♀orパチリス♀ うたちゃん うたう必須 オドリドリ(ぱちぱちスタイル)♀orモルペコ♀ リリィちゃん ヒバニー♀orエモンガ♀ ゆかちゃん ニャルマー♀orトゲデマル♀ れなちゃん スカンプー♂orデデンネ♂orクワッス♂orゼニガメ♂ あおくん ペット パピモッチ ポコ エネコ ミルク デデンネ こむぎ ミミロル ぴょこ チルットorヤヤコマ きいたん バイバニラorトリミアン バニラちゃん 前者は名前繋がり レパルダス ベリーちゃん ポケメルシリーズ ニンフィア♀orピカチュウ♀orフラエッテ♀orエルフーン♀orナカヌチャン♀ メルちゃん イーブイ♀orピチュー♀orフラベベ♀orモンメン♀orカヌチャン♀ ネネちゃん ブースター♀orマホイップ♀ タルトちゃん シャワーズ♂orランターン♂ ラムネくん サンダース♀orムチュール♀ シロップちゃん バルチャイ ♀orラティアス♀orゴチム♀orイルミーゼ♀orグレイシア♀orプラスル♀orフレフワン♀:サブレちゃん ワシボン♂orラティオス♂orユニラン♂orバルビート♂orリーフィア♂orマイナン♂orペロリーム♂:スフレちゃん エーフィ♀orソルロック:ステラちゃん ブラッキー♂orルナトーン ダリアくん ガラルポニータ 馬車のユニコーン コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/dollbook_wiki/pages/33.html
わたしのドールブック 発行元:日本ヴォーグ社 リカちゃんno.1 フェルトあそび(和田恵美子) リカちゃんno.2 手作りふだん着(吉川雅子) リカちゃんno.3 手作り小物 リカちゃんno.4 手作りドレス(和田恵美子) リカちゃんno.5 みんなの手作りおしゃれ着(吉川雅子) リカちゃんno.6 かんたんかわいい着せ替え(のせえみこ) リカちゃんno.7 手あみのドレスこまあみ(吉川雅子) リカちゃんno.8 手作りごっこあそび(のせえみこ) リカちゃんno.9 制服と仕事着(吉川雅子) リカちゃんno.10 かんたんお姫さまドレス(のせえみこ) リカちゃんno.11 カジュアル&キュート服(小森桃子) リカちゃんno.12 手作り着せ替えドレス基本と応用(のせえみこ) リカちゃんno.13 絵本のドレス(小森桃子) リカちゃんno.14 ゆめみる少女のお洋服(齋藤香織) リカちゃんno.15 かんたんニットかぎ針あみ(野村磨梨杏)
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/84.html
まだ梨沙子たちは医務室にいるだろうか。 少し重い足取りで歩いていると、曲がり角からちょうど中2トリオが歩いてきた。 「あっももぉ!」 梨沙子が嬉しそうな顔で飛びついてくる。 「お腹、大丈夫?」 「うん!愛理と千聖が看病してくれたよ。・・・それより、もも。ごめんね。私約束破っちゃった。」 約束?ああ、 「いいよ。梨沙子が話しておきたいって思ったなら、それが正解だよ。」 「え・・・もも、すごいね!まだ何のことか言ってないのに!」 うん、それはさっき立ち聞きさせてもらったからなんだけど。 「みんなのとこ、戻るの?」 一歩下がったところから、愛理が話しかけてくる。 「そうだね。みんな心配してるし、コメ撮りの残りがまだあるから。」 「舞美ちゃんたちも、みんなに会いたがってたよ。終わったらどっか空き部屋でまったりしよう。」 そんな愛理の提案をすぐみんなに伝えた効果なのか、その後再開した撮影は異例と言っていいほどスムーズに進んだ。ベリーズのこの団結力はたまらない。 「終わったー♪ほらほらみんなさっさと着替える!早く行こう!」 テンションの高くなってるまぁがみんなを急かして、着替えが終わった人からご指定の部屋へとバタバタ駆けていく。 「ちょっとぉ~脱ぎ散らかしてるし。」 一人でモタモタしていた私は、何となくすぐに向かう気になれなくて、散らかっている楽屋を片付けはじめた。 「駄目だなあ、私。駄目だ。駄目ももだ。あぁ~もぉ~だってさぁ・・・」 私はやたらと独り言が多い。今日の自分の至らなかった点をおさらいして「キャー」と絶叫する羞恥プレイをしばらくやった後、ふと振り返ると気まずそうな顔をした千聖が立っていた。 「うっわびっくりしたぁ!いつからいたの!」 「あ・・・えと・・・だ、大丈夫です、だよ!何にも聞いてな、ませんよ!」 千聖は私がどこまで把握してるのか忘れてしまったらしく、キャラを決めかねてあわあわしている。 「無理すんなって、千聖お嬢様。」 私がからかうと、千聖は顔を赤くして「ごめんなさい。」と呟いた。 「私、桃子に隠し事して。」 「そんなことどうでもいいよ。ももと千聖の仲じゃない。謝らないでよ。」 私も千聖に余計な負担をかけてしまったことを謝りたかったのだけれど、ここでごめんねを言うと確実に謝り合戦になってしまうのでやめておいた。 「みんなのとこ、行かなくていいの?」 私の横に座り込んで一緒に作業を始めた千聖は、 「桃子さんがいないから、なんだか寂しくて。」 とはにかんだ。 「またまたぁ~。」 私は照れ隠しもあって、軽く千聖に体当たりをしてみた。 「本当ですよぉ。私、桃子さんが大好きです。いつも私のこと、優しく守ってくれて。」 「私は優しくなんかないよ。すぐムキになるし、今日もメンバーとケンカ中。こんなんだから浮くんだよね。何年ベリーズやってんだって感じだけど。」 このキャラの千聖には、何だか甘えたくなる。少し大人びて、落着いた顔をしているからだろうか。 千聖を相手にこんな気持ちになるなんて、思いも寄らなかった。 「・・・皆さん、桃子さんがいらっしゃらないのを心配なさってたわ。何か悩んでるみたいだともおっしゃってた。」 千聖は体を私の方に完全に向けると、私の頭を撫でるようにして胸に押し付けてきた。 私の方が3つも年上なのに、ちょっとこれは恥ずかしい。 でも千聖の暖かい体温はとても心地がよくて、このまま甘い香りのする胸で休ませてもらうことにした。 「ねえ、千聖。どうして千聖は、私と一緒にいてくれるの? キッズの時からそうだったよね。 私が、一人ぼっちになりやすいから心配してくれてるの?本当は千聖、もっと舞ちゃんや他のみんなと一緒にいたいのに、もものせいで我慢してたとか? 私はずっと、寂しくて押しつぶされそうな時に千聖が近くにいてくれて嬉しかった。今もこうやって、私が一人にならないようにわざわざ来てくれて、嬉しいけど何でもものためにここまでするの?」 17歳にもなって、何が一人ぼっちだ。ばかもも。 理性ではそう思っているけど、私の口からは自然に言葉がでてくる。 千聖は人の心を裸にしてしまう。 一人でも平気だったはずの私は、こうやって思いがけない形で、本当の意味での自分の本心の対峙させられてしまった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/34835.html
登録日:2016/07/21 Thu 1 58 26 更新日:2023/07/27 Thu 19 30 56 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 IT企業 いきのこれ!社畜ちゃん おっぱい ビタワン ブラック企業 プログラミング 漫画 社畜 社畜ちゃん 結うき。 「もうすぐ終電か・・・」 社畜ちゃんとは、Twitter上で連載されている4コマ漫画。 「いきのこれ!社畜ちゃん」のタイトルで単行本4巻が発売中。 原作はビタワン氏、作画は結うき。氏。 社畜ちゃんをはじめとした社員達がブラック企業で和気藹々と仕事したり 戦々恐々と仕事したり死屍累々を積み重ねたりするお話。 ※社畜を批判したり揶揄したりするような話ではないので注意! あくまでハートフル作品である。 ●会社 この作品の舞台となるIT企業、ブランクソフトウェア。 自販機のエナジードリンクが常に売り切れていたり終電と始発を即答させられたり 新人歓迎会が3ヶ月後に行われるなど素晴らしい会社である。 なお、残業代込みの年俸制であるため残業代は出ない。 ●登場キャラクター ・社畜ちゃん(佐倉 桜花) 主人公。プログラミング担当のエンジニア。むちゃぶりされてよく残業している。 社畜根性逞しい忠犬で、仕事を振られると断れず せっかく休みをもらえても会社が心配で、休日出勤するなど文字通りの社畜。 これでも昔は事あるごとに反抗していたらしいが・・・? 妹の小春がいる。 特技は栄養ドリンクのブラインドテスト。 普段のストレスが溜まってるせいか、酒を飲ませると先輩さんですら手に負えないほどヤバい…。 おっぱいがおおきい。 先輩さん 社畜ちゃんの先輩。あららうふふ系。 仕事がよくできる人で、唯一の弱点は朝に弱いこと。 しかし、度々繰り返される彼女の遅刻を叱っていた上司は、いつの間にか会社からいなくなっている。なんなんだアンタ。 仕事に疲れた社畜ちゃんや後輩ちゃんをぱふぱふしてくれる。 このぱふぱふをされた社員は、やる気がみなぎって元気よく仕事に戻っていく。ある意味社畜ちゃんが社畜たる元凶。 なお、男性社員にぱふぱふをしているかは不明。 後述の後輩ちゃんを「元気がいいから」という理由だけで鶴の一声で採用したのも彼女。本当になんなんだアンタ。 おっぱいがすごくおおきい。 ・後輩ちゃん(小鳥遊 ひより) 社畜ちゃんの後輩。無邪気で元気いっぱいの小動物系。 プログラムどころかパソコンの電源の入れ方すらわからないようなパソコン初心者であったが、 社畜ちゃんの教育により徐々に仕事ができるようになっている模様。 自分を可愛いと自覚している自意識高い系。先輩ちゃんのぱふぱふを目撃して社畜ちゃんにあらぬ疑惑を持ったことも。 表裏がないせいか疑問に思ったことはズバっと言う性格であり、 会社のブラックな風潮に(些か危ない目つきで)反論したことも。悪気はない、はず。 高卒であり社会人としても初心者であるためか、事あるごとに新鮮な反応を示す。 「自分にもあんな時期がありました(社畜ちゃん談)」 特技は人差し指だけで高速タイピング。 おっぱいはちっちゃい。 ・同期ちゃん(百瀬 桃華) 社畜ちゃんの同期。他の同期の人はみんなやめたらしい。 社畜ちゃん達の所属するシステム1課から作った製品を引き継いで運用を行うシステム2課に所属している。 社畜ちゃん達とは忙しい時期がずれるため、よく仕事をほっぽり出して社畜ちゃんの部署に遊びに来る。 しかし仕事の方はほぼ全ての作業を自動化させて一日の仕事を半日で終わらせられる謎の技術を持つ。 その代わり、社畜ちゃん達が繁忙期を抜けるとバトンタッチして忙しくなるようだ。 おっぱいはおおきい。 ・モブくん 社畜ちゃんの隣席にいるモブ男。 モブくんに限らず、この作品の男性キャラは全員その名前が書かれた目隠しが貼られており顔がわからない。 社畜ちゃんのおっぱいをながめたり、時間差で揺れるおっぱいを見たり、泥酔した社畜ちゃんに撫でられそうになるなどモブとは思えないほどの役得力を誇る。ちょっとそこ代われ。 反面見た目や性格はモブらしく普通オブ普通。 彼以外のモブは殆ど確認されておらず、同一人物かは不明。 ・上司さん 社畜ちゃんの上司。腹肉を蓄えたおっちゃん。 社畜ちゃんに仕事を投げつける人その1。まぁ上司だから当たり前か。 ブラック企業の上司キャラであるが、追加増員が来られず繁忙期を察した際に戦々恐々としていたり、社畜ちゃんの休日を振り替えたりと、この人自身はそこまでブラックではない。 ただし社畜ちゃんを「扱いやすいなぁ」と考えてはいる。 ・営業さん 他社と交渉を行う営業さん。営業らしく会話が得意。 社畜ちゃんに仕事を投げつける人その2。しかも明らかなむちゃぶりを平然と投げつけるため、社畜ちゃんにキレられ壁ドンされたことも。 関連アプリで「インフィニットランナー社畜ちゃん」、「社畜ちゃんアラーム」などがある。 前者の略称は「インフラ社畜」であって、間違っても「インラン社畜」と呼んではいけない。 後者は設定したアラーム以外にも、トップ画面の社畜ちゃんをお触りすることも…。 追記・修正は残業中にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 社畜ちゃんに業務命令でエロいことさせたい -- 名無しさん (2016-07-21 14 23 28) 入社三ヶ月後に新人歓迎会やるのはブラック企業のやることなのか。自分もされたけど、今知った。 -- 名無しさん (2016-07-22 19 06 04) あくまでハートフル作品である。 こういううたい文句の作品って大概面白くない。 -- 名無しさん (2016-07-22 19 45 43) ↑この漫画の場合heart fullじゃなくてhurtful(心を傷付ける)だから大丈夫 -- 名無しさん (2016-07-23 18 26 53) 女の子はすっごく可愛いけどそれ以外は、まぁ。頭からっぽにして女の子エロい可愛いという目で見ればいいんじゃないですか?(個人の感想デス) -- 名無しさん (2016-07-23 22 40 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ishitubute/pages/629.html
『ちゃんこ』はBARギコっぽい一般の住民である。 このページの訪問者 -