約 6,990 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3779.html
登録日:2010/03/19 (金) 19 06 01 更新日:2021/10/14 Thu 23 31 35 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 Purple_software S音様 けだものへん ぱれっと ほめらじ ほめられてのびるらじおPP カオス モンハン推奨ラジオじゃない ラジオ番組 五行なずな 水木一郎 荻さん 音泉 風音様 2007年3月8日から音泉にて毎週木曜日に配信されているPurple software・ぱれっと関連のインターネットラジオ番組 パーソナリティーは「風音様」と「荻原秀樹」の二人 通称「ほめらじ」 タイトルの「PP」は各スポンサーの頭文字からとったもの。 最近、PPからZになった。 PPカスタマイズがミニコーナー化 purpleやパレット以外のメーカーとのコラボ企画のスタート タイトルコールのZを水木一郎っぽく叫ぶ。 ゲストが二本撮りの二週目のときそのZが全てゲストに振られる。 などが主な変更点だが、スポンサーは変わってはいない。 風音と荻原の漫才、スタッフやゲストの無茶振り、業界のぶっちゃけトークで人気を集めている。 業界内にリスナーも多い。 本来の主旨は「褒めて褒められてみんなで伸びよう」だったが、 第1回の放送で風音が「ほめてあげてもいいよ」と予想外の挨拶をしたのがきっかけで、 風音の本来のキャラを活かす目的で荻原・風音含めて出演者が『S』か『M』か確認するという主旨になり、「SMラジオ」とも言われるようにもなった。 なので、ゲストに必ず「Sですか? Mですか?」という質問がメールで届く。 偶に「Mですか? ドMですか?」という感じの質問もある。 公式の放送時間は30分番組だが、いつも何やかんやで延長する。きっちり30分で終わったのが第123回目。 スポンサーはいるが、番組開始初期は商品の宣伝やCMすら無く番組の存続が心配されることもあった。 しかし、じわじわと人気が出始め、現在ではこの業界のラジオの長寿番組だったりする。 また、スポンサーの最新作を紹介する特別編もある。 その際、風音様が妙な愛称を付けることがある、むしろ基本的に付ける。主に紫の作品だが。(なつら、スジなど) 因みに荻原は未来ノスタルジアをミノルを称し、番組内ではそちらが公式のはずのミラノスを差し置いて公認されこれの頻度が高かった。 因みに、一応は全年齢対象のラジオ番組だが、アダルトゲームの関連の18禁の内容も存在する。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gummajaga/pages/115.html
本日プレイされたゲームの紹介です。 一部工事中 その他プレイされたゲーム(勝者またはコメント) テラ :林、石倉 ハンズ :舩越・石倉 ファクトリーファン :宮崎 シャドウハンターズ :梶塚・石倉・斉藤 宝石の煌めき :滝口 ノイ :滝口負け、荻原負け、末次負け 五本のきゅうり :萩原負け、畑井負け ハゲタカのえじき :石倉 ゲームオブスローンズ :石倉 TOKAIDO :荻原 Tiny Epic Kingdoms :ドラゴン撃破成功 ロールフォーザギャラクシー :梶塚 ゴキブリポーカー :浅井負け ハイテンション利休 :滝口 スマッシュアップ :末次(コメ:ドローが強かった)
https://w.atwiki.jp/hanatoma95/pages/190.html
小説(作者別) J.K.ローリング 浅倉卓弥 浅田次郎 綾辻行人 有川浩 飯嶋和一 石田衣良 市川拓司 伊坂幸太郎 伊坂幸太郎2 宇江佐真理 歌野晶午 内田康夫 内海隆一郎 江國香織 大鐘稔彦 小笠原慧 岡嶋二人 小川糸 小川洋子 荻原浩 荻原浩2 奥田英郎 恩田陸 海堂尊 角田光代 笠原靖 加納朋子 茅田砂胡 茅田砂胡2 木村友馨 京極夏彦 京極夏彦2 京極夏彦3 京極夏彦4 劇団ひとり 紅玉いづき 小杉健治 近藤史恵 佐藤多佳子 重松清 雫井脩介 島本理生 志水辰夫 瀬尾まいこ 仙川環 高嶋哲夫 高野和明 高橋克彦 嶽本野ばら 田辺聖子 田村裕 ダン・ブラウン ダン・ブラウン2 辻村深月 堂場瞬一 トマス・ハリス 中川充 梨木香歩 西加奈子 野沢尚 灰谷健次郎 原田マハ 東野圭吾 平岩弓枝 福井晴敏 松尾由美 三浦しをん 三島由紀夫 水原秀策 光原百合 湊かなえ 宮尾登美子 宮部みゆき 宮本輝 村山由佳 森見登美彦 矢口敦子 山田詠美 山本一力 唯川恵 吉村達也 リリー・フランキー 若竹七海 若竹七海2
https://w.atwiki.jp/d-gumi/pages/16.html
12/22土 ①間内、澤田石、荻原で会いました シナリオのスケジュールについて 各自、オリジナルのプロット(起承転結が分かればOK)か、有り物+改変ポイントを持ち寄る →wiki、メール、スカイプなどで軽く意見交換・感想など重ねる ⇒年明け6日(日)に全員集合会議で、シナリオの方向性を絞る →遅くとも1月いっぱいでシナリオアップ ②笹森、荻原で会いました 新情報は、笹森さんと阿部さんは実習クラスが一緒♪ 12/21金 skype作りました。
https://w.atwiki.jp/bokuchu777/pages/83.html
A:ユリアを『俺の彼女』といってみる 大翔「こちら、俺の彼女のユリアさん」 なーんちゃって。 そんな事言う暇を与えてくれなかったのはレンさんと陽菜と美羽と美優だった。 レン「貴様そこへなおれぇぇぇ! そっ首叩き落してくれる!!」 陽菜「のあー!? ヒ、ヒロ君に彼女が!? そ、そんな情報聞いてないよぉ!?」 美羽「こ、このバカ兄貴! たった1日でいきなり手ぇ出したっての!?」 美優「お、お兄ちゃん……!? お兄ちゃんが結婚しちゃうの…………!?」 レンさん刃物をしまって下さい陽菜情報ってどういうことだ美羽なんだそのいつかやると思ってましたみたいな言い方そして美優はいつからそこにいやがった…………!! もはや弁明する余裕すら与えてくれない4人にもみくちゃにされる。 4人が4人、各々にわめくなか。 ユリアさんだけは、ぽかーんとこちらを見ていた。 戻る
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/203.html
だって、私はお姉ちゃんだから ◆44Kea75srM 長めのネイルが掌の皮膚を突き破るほど強く、アタシは拳を握り込んだ。左右の手でグッと。痛みを堪えるように。 違う。堪えていたのは痛みは痛みでも心の痛み。身体はそりゃ、多少の傷や疲れはあるけれども、健康そのものだ。 だけど心は摩耗して、疲弊して、嗚咽を漏らしたいほどに苦しんでいた。アタシはただ、その痛みに耐えた。 限界はすぐに訪れた。心が悲鳴をあげる。我慢は辛い。吐き出したい。吐き出したいよ。耐えてもいいことなんてない。 それでもアタシは必死に耐えようと、拳を地面に打ちつけた。ガッ、ガッ、ガッと。何度も何度も打ちつけた。 皮が剥け、傷が走り、血が滲む。すぐに両手がボロボロになった。日頃の手入れが馬鹿らしくなるくらいの有様だった。 たぶん、美優さんが止めてくれなかったら、アタシはもっと続けていたと思う。それこそ、両手が粉々になるまで。 「そんな……嘘だよ。いつもの冗談でしょ? お姉ちゃんをからかおうって……そういうのじゃ、ないの?」 美優さんに後ろから羽交い絞めにされながら、じたばたと暴れる。周囲は住宅地、住人がいたら奇異の眼差しを向けられただろう。 よかった。ここがアタシの知ってる街じゃなくて。ううん。別にいいよ。誰が見てたって構わない。 アタシはただ叫びたかった。悔しさと悲しさをなにかにぶつけたくて、暴力の権化になろうとしていた。 「どうして……どうして莉嘉が死ななきゃならないのっ!?」 アタシはちひろさんの放送を聞いた。殺し合いが始まってから六時間、その間に死んだアイドルの名前を読み上げる放送を。 その中にアタシ、城ヶ崎美嘉の妹である城ヶ崎莉嘉の名前があったのだ。ちひろさんはいつもの調子で、莉嘉の名を呼んだ。 なにそれ。なんでそこで『城ヶ崎莉嘉』って言うの? だって、それじゃまるで、城ヶ崎莉嘉って名前の子が死んだみたいじゃん。 違う。『みたい』じゃなくて、本当に死んだんだ。城ヶ崎莉嘉って名前のアイドルは死んだ。アタシの妹は、死んじゃった……。 「うぅ……ぁあああああああああああああああああああああああああ…………」 放送が終わって数分、アタシと美優さんは放心状態に陥り――そしてまた数分、アタシはその場に崩れ落ちた。 ピンキーハート全開のカリスマギャルで通しているアタシが、往来の真ん中で外聞もなくわんわん泣き喚いた。 美優さんはそんなアタシを見てどうしていいかわからないようだった。泣き崩れるアタシから距離を取り、おろおろする。 「美嘉ちゃん…………」 わかるよ美優さん。アタシが美優さんの立場だったら、同じようにおろおろしてたと思う。でもごめん。止められないんだ。 叫び声が止められない。悲しみの涙が止められない。失意が止められない。どこまでもどこまでも、どん底まで落ちていく。 いまのアタシはアイドルじゃない。おもちゃを買ってもらえなくておもちゃ屋さんで駄々をこねる子供だ。 泣いたり、床を転げまわったりしても、なにも変わらないってわかってるのに……っ! どうしよう、アタシ、子供だ! 「嘘だって、嘘だって言ってよぉ…………莉嘉ぁ――――っ!」 近くに誰か、凶暴な人がいるかもしれない。ただでさえ、数時間前には愛梨ちゃんに襲われたばかりだっていうのに。 でも、いいよ。いまなら誰に襲われたっていい。そんなことより、いまは泣きたいんだ。泣けるなら、襲われるくらいっ。 「えぁぁああうああああああああああ……っぐぁああっ……ぅああわあああああああああっ、ああ~……」 アタシは……アタシは! この六時間、いままでなにをやってたの!? なんでもっと必死にならなかったんだ、城ヶ崎美嘉! 殺し合いが始まってすぐに、もっと積極的に走り回って妹を捜せば……っ、そうすれば、莉嘉は死ななくて済んだかもしれないのに! 誰なの。いったい誰が莉嘉を殺したの!? 今度はアタシが殺してやるから、いますぐ出てきなさいよ! 許さない。絶対に許さない! 違うよぉ……それ以上に許せないのは、アタシだ。アタシ、お姉ちゃんなのに。妹は、お姉ちゃんのアタシが守らなきゃいけないのに。 それなのに、アタシは莉嘉を亡くして……それなのに、お姉ちゃんのアタシはのうのうと生きて! なんでよっ! 「アタシなんて……アタシなんてっ! 莉嘉じゃなくて、アタシが死ねばよかったんだッ!」 また拳を握りこんで、地面に叩きつけた。皮が破けて、赤黒い肉が露出する。骨が見えるまで殴ってやろうと思った。 痛い。痛いよ。だけどこんな痛みっ。妹は、莉嘉は文字通り死ぬほど痛い思いをしたんだ。これくらいっ、莉嘉に比べればっ! 「――美嘉ちゃん!」 振り上げた拳が、不意に動かなくなった。 後ろを見ると、美優さんがアタシを羽交い絞めにしていた。 背後から抱きつくような姿勢で、アタシの凶行を止めようとしている。 「大丈夫、大丈夫だから……!」 美優さんは耳元でそんなことを言ってきた。大丈夫? 大丈夫って? なにが大丈夫なのかわからないよ、美優さん。 少なくとも、莉嘉のことじゃないでしょ? だって莉嘉は死んじゃったんだから。死んじゃったのに、大丈夫なわけないじゃん。 じゃあなにが大丈夫なのよ。この人はどんな根拠があって『大丈夫』なんて言葉を口にしているの? 莉嘉が死んだのに! 「お願いだから、自棄にならないで。美嘉ちゃんが傷ついたら、きっと莉嘉ちゃんも悲しむから……っ」 どこかの人が死ぬ小説から引用したような、綺麗な言葉――だけど、その一言で、アタシの頭は爆発しそうになった。 羽交い絞めにされながらなおも暴れ、結果として美優さんの顔面に裏拳が当たった。そしてそのまま払いのける。 「大丈夫……? 大丈夫なわけないでしょ。そんな綺麗事、軽々しく口にしないでよっ!」 アタシの怒声に、美優さんは怯えたような表情を見せた。鏡はないけど、たぶんそれくらい、アタシは怖い顔をしていたんだと思う。 違うの。美優さんを怖がらせるつもりなんてないの。美優さんに怒ってるわけじゃない。怒ってる場合じゃないのもわかる。 だけどね。やっぱり止められないんだ。自分の感情が抑えられない。暴走っていうのかな。どうにもならないの。 「慰めたりなんてしないで! アタシが泣きやめば、莉嘉は戻ってくるの!? そんなわけ……そんなわけぇ……」 ああもう、駄目だ。声にまで涙が滲んできた。くそっ、くそっ、格好悪いなぁ……こんなんじゃ莉嘉に笑われちゃう。 むしろ笑ってほしいよ。お姉ちゃんカッコワルーって、いっそ懲らしめたいほどバカにされたい。 わかってる。死んじゃったら、もう笑うこともできないんだよね。もう、莉嘉の笑った顔を見ることも、笑い声を聞くことも、できないんだ。 「なんでっ! なんで莉嘉がっ! あの子はこんなところで死んでいい子じゃない。だって、あの子はあんなにいい子で……っ!」 髪を止めていたリボンをほどき、乱暴に頭を掻き毟った。愛梨ちゃんとの銃撃戦で乱れていた髪はさらにぐしゃぐしゃ。みっともないよね。 物に当たるってこういうことを言うのだろう。アタシは肩に下げていたデイパックを掴み、ガンガンと地面に叩きつけた。 中に拳銃とか銃弾入りのケースとか入ってるからそんな音がするのかな。危ないかも。いいよもう。どうなったっていい。 でも美優さんは心配なんだろうね。懲りずにまたアタシを止めようとした。アタシはそんな美優さんに酷いことをした。 デイパックを投げつけたのだ。それも顔面に向かって。美優さんはそれをまともに食らった。顔は赤くなり、鼻から血が垂れる。 「あっ……」 それを見て、アタシはようやく落ち着きを取り戻した。熱く滾っていた感情が、さーっと冷めていく。美優さんの痛そうな姿を見たからだ。 ……なにやってんのよ、アタシ。もう、泣きたいよ。とっくに泣いてるけどさ。そういう意味じゃなくて、とにかく泣きたい。 頭の中こんがらがっちゃって、ぐちゃぐちゃで、上手く言葉にできない。どうすればいいの。どうすればいいのか、誰か教えてよ……っ! 「美嘉ちゃん」 美優さんは。 美優さんは、優しくアタシを抱きしめてくれた。 「ごめん。ごめんなさい。私、年上なのに。私、美嘉ちゃんよりもお姉ちゃんなのに。それなのに、なにもできなくて……」 羽交い絞めじゃない。抱擁、という言葉がぴったりな優しい抱き方。美優さん、母性強いな。こんなの、余計に子供みたいじゃん。 みたいじゃなくて、子供か。アタシ。お姉ちゃんなんて粋がったって、アタシはまだ17歳。どうしようもなく、子供なんだ。 「私、本当に……っ。ひぐっ……」 それに、さ。 なんで美優さんまで泣いてるのよ。 「うぇぐ、えぐっ、りが、莉嘉ちゃん……っ。莉嘉ぢゃん…………っ」 美優さん関係ないじゃん。莉嘉はアタシの妹で、アタシは莉嘉のお姉ちゃんで、莉嘉はそりゃ、美優さんに懐いてたかもしれないけど。 そんなの全部、関係ないよ。人間関係とかそういうのじゃない。もっと根本的に大切なこと。決して無視できない、嬉しいこと。 美優さんはいま、莉嘉のために泣いてくれてるんだ。アタシの妹が死んじゃったことに悲しんでくれてるんだ。 アタシと一緒だ。美優さん、アタシと一緒なんだよ。わかりなよ美嘉。アンタがわからなくてどうすんのよ。 アンタ、莉嘉のお姉ちゃんなんでしょ。だったら……だったらさ。子供みたいな泣きわめくより先に、やることがあるでしょ。 「美優さん……アタシ、アタシは――――あっ、うあっ、ああ…………あぁ~…………」 でもやっぱり、駄目だった。物に当たりたい衝動は収まったけど、泣きたい衝動はまだまだ元気で、アタシは抗うことができなかった。 そのまま、アタシと美優さんは泣いた。道の真ん中でわんわん泣いた。どっちの声が大きいか、張り合うくらいお互い自重しなかった。 映画なんかだと、家族が死んで悲しんでるシーンってさらりと飛ばされたりするけどさ。アタシ当事者だし、現実はそうもいかないよね。 ごめん。 ごめんね、莉嘉。 守ってあげられなくてごめん。 だめなお姉ちゃんでごめん。 もう、なにもしてあげられないけど。 許してなんて言うつもりもないけど。 聞いてくれなくてもいいけど。 だけど言わせて。 ごめんね。 本当に、ごめんなさい―― ◇ ◇ ◇ 悲しさは癒えないけれど、このまま外で泣いているのは危ないから。近くの家を拝借して、私と美嘉ちゃんはそこで休むことにした。 美嘉ちゃんは誰もいないリビングのソファに寝転がり、しばらくしてから眠りについた。その目元は涙でぐしょぐしょだった。 私も泣き疲れちゃったけど、いまは眠ることはできない。だって、私はお姉ちゃんだから。美嘉ちゃんよりも、年上だから。 「美嘉ちゃん……ありがとう」 感謝の気持ちは、愛梨ちゃんに襲われたとき、自棄になっていた私を立たせてくれた美嘉ちゃんに向けて。 美嘉ちゃんがいてくれなかったら、いまの私はない。だからせめて、美嘉ちゃんに恩返しがしたいと思った。 彼女の妹の莉嘉ちゃんは死んでしまった。それは私にはどうにもできない。でも、悲しんでばかりはいられないもの。 「莉嘉ちゃん……雪美ちゃん……」 放送で呼ばれた十五人の死亡者。その中で私が交友を持っていたのは、城ヶ崎莉嘉ちゃんと佐城雪美ちゃんの二人だった。 雪美ちゃんは小さな女の子だ。年長者の私は若い彼女と事務所で一緒に留守番を任されることもあって、そこから仲良くなった。 あとから、同じプロデューサーさんが私たちのプロデュースを担当することが決まって。そしたらさらに仲良くなった。 仕事やレッスンがない日は、莉嘉ちゃんも交えて一緒に遊んだりしてたのに……それなのに、幼い二人が死んでしまうだなんて。 思い出を噛み締めると、また涙が零れ落ちそうになる。駄目。駄目よ私。私はお姉ちゃんなんだから。泣いてちゃ駄目。 そう、お姉ちゃん。年上の私は、美嘉ちゃんのお姉ちゃんになろうと思う。それがここでの私の役目だと、私がいま、そう決めた。 「『生きて』――生きるわ。絶対に生き抜いてみせる。だから美嘉ちゃんも一緒に生きましょう」 眠りにつく美嘉ちゃんの頭を、優しく撫でる。髪を下ろしメイクの剥がれた彼女は、カリスマギャルなんかじゃない。 ただの女の子。私よりも歳の低い、私が守らなくちゃいけない――本当に、ただの女の子なんだ。 私は、美嘉ちゃんに『生きて』って言われてすごく嬉しかったから。もう死のうだなんて思わない。 生きるなら、美嘉ちゃんの隣で。美嘉ちゃんが私と同じ道を歩みそうになったら、今度は私が『生きて』って。 「プロデューサーさん。私、この子と一緒に生きたいです。あなたにはご迷惑をかけてしまうかもしれません。でも……どうか、許してください」 囚われ、命の危機に貧しているプロデューサーさん。私に彼を救い出す力はない。 運営に逆らい、殺し合いを拒む私への制裁として、それでプロデューサーさんが殺されてしまうかもしれない。 けれどやっぱり、私にはできない。私には愛梨ちゃんのような道を選択することはできない。でも。 身勝手な女の身勝手な妄想かもしれないけれど、プロデューサーさんなら『それでいいんだよ』と言ってくれるだろうから。 「私たちは、少し疲れすぎたのよ。いまはせめて、ゆっくり休もう……美嘉ちゃん」 奥の寝室へ行き、押入れから毛布を持ってきて、美嘉ちゃんの身体にかけてあげる。 私は、まだ眠ることはできない。彼女のためにも、やらなきゃいけないことがあるから。 リビングの窓に鍵がかかっていること、閉め切ったカーテンに外から見えるような隙間がないことを、よく確認する。 音を立てないようゆっくりと玄関のドアを開き、私は身一つで外に出た。 朝の陽光が涙で腫れた目に突き刺さる。眩しい。朝が来たんだ。アイドルとしてのお仕事が始まる朝じゃない。殺し合いの朝が。 「……よしっ。今日もがんばろう」 私は、生きると決めた。美嘉ちゃんのために……なんて言ったら叱られちゃうから、誰よりもまずは、自分のために。 生きると決めたからには、しっかりしなくちゃいけない。なにをしっかりするのかといえば、ライフラインとなる荷物の管理だ。 さっき、美嘉ちゃんが泣き崩れたとき彼女が投げつけてきた荷物。実はあれを道端に放置したままだったのだ。 あのときはとりあえず落ち着ける場所に行こうと必死だったから、荷物を拾っている余裕なんてなかった。 美嘉ちゃんのバッグには銃と発煙手榴弾が入っている。あれはこれからを生き抜くためには絶対に必要なものだ。 それに……美嘉ちゃんのつけていたリボンも。アイドルがトレードマークを失ってしまうのはNGよね。 「うふふっ」 自然と笑みが零れてしまう。だって莉嘉ちゃんにいつも自慢されていたもの。お姉ちゃんがどれだけ可愛いかってこと。 実際に話してみた美嘉ちゃんは可愛いだけじゃなくて、格好良くて……本当に、アイドルとして劣等感を覚えてしまうくらい輝いていた。 そんな美嘉ちゃんが手を差し伸べてくれたからこそ、私は立ち上がることができたのよね。うん。 さあ。見慣れない街で物を探すのは大変だけれど、移動はそんなにしていないし、バッグが落ちている場所も近くだったと思う。 風に飛ばされたりしてなければいいけれど。それにしても気持ちのいい朝だ。状況が状況じゃなければ、まったりお散歩したいな。 ぬっ。 私は、ビクッとした。ぽかぽかした気分で道を歩いていたら、道の曲がり角から急に人が飛び出してきたのだ。 ちらりと目に映ったその顔には、見覚えがある。三村かな子ちゃんだ。莉嘉ちゃんや雪美ちゃんと一緒に、スイーツの話で盛り上がったことがある。 でもなんだろう。目の前のかな子ちゃんは、私の知っているかな子ちゃんとは違う気がした。 普段は可愛いのに、いまは顔が怖い。それに、その手には海賊の持つ刀のようなものが握られていて、刀身には染みのようなものが―― えっ。 ずぶりという音が聞こえた。曲がり角から飛び出してきたかな子ちゃんはそのまま私に肉薄して、私を刺してきた。 ナイフなんてちっぽけなものじゃない。大きく無骨な、本物の刀で。お腹の少し上、胸の、心臓のあたりを、ずぶりと。 あっ……喉の奥から血が昇ってくる。じんわりとした暖かさがおなかを、そして脳の中を駆け巡っていく。 そっかぁ。 私……死んじゃうんだ。 悟った次の瞬間、身体はばたりと倒れた。 本当の即死っていうものは、走馬灯を見る暇もないのね。 「ごめんなさい。あなたのアイドル、いただきます」 死に逝く私には、かな子ちゃんの言葉の意味はわからなかった。 ◇ ◇ ◇ 「ごめんなさい。あなたのアイドル、いただきました」 三船さん――三船美優さんから奪った“アイドル”は、どこか安らかな表情をしているように思えました。 おかしいです。私が目の前に現れたときは、驚いた顔を浮かべたのに。それに、刺したときは痛そうな顔も。 なんで、どこで表情が変わったんだろう……ひょっとして、死にたかったの? 死ねたから、最期にこんな表情をしたの? 私は少し不気味に思い、三船さんから奪った“アイドル”をくちゃくちゃに丸めて排水口の溝に捨てました。 「これで二人……ううん。十六人」 六時の放送を思い出します。夜の間に私が殺せたアイドルは一人。それでも、全体では十五人ものアイドルが死んでいました。 私の他にも意欲的に殺して回っている人がいる。それはひょっとしたら、私や大槻さんみたいに目をかけられた人かもしれない。 案外、その人数は多いのかもしれません。でもだからって、私がアイドルを殺さない理由にはならない。 三船さんを見つけたのは偶然でした。本当に偶然、街を散策していたら暢気に歩いている三船をさんを発見したんです。 第一印象で、この人は殺し合いをしていないアイドルだって直感しました。そしてそれは正解だったようです。 だって三船さんはなにも武器を持っていません。殺し合いをする意思を持っている人が武器も持たずに街を徘徊するだなんて幻想です。 たぶん……三船さんは気が狂っていたんだと思います。気が狂っていたからこそ、怯えもせずにあんな顔で最期を迎えたんです。 こんな状況下ですから、一人くらいそういう人がいたっておかしくありません。いえ、きっともう何人かいるはずです。 私だって、トレーニングを受けていなかったらどうなっていたことか……仮定の話をするのはやめよう。現実を生きなきゃ。 「あれ。でも三船さん……武器どころか、なにも持っていない……?」 三船さんは手ぶらでした。本来なら肩に下げているべきデイパックも見当たりません。紛失したのでしょうか? もしくは……この近くに拠点としている場所があり、荷物は一旦そこに置いてあるのかもしれません。 住宅地ですし、さっきまで夜でしたから。この島に放り込まれてからの六時間、ずっとそうして隠れていたのかもしれません。 そして夜が明けて、朝の日差しがあまりにも気持ちよかったから、状況を忘れたお散歩……ありえなくはないです。 だとしたら、彼女の支給品も手付かずかも。おそらくはあたりの民家に――時間を割く価値は、あるかもしれません。 「探してみよう」 放送前に病院で医療品を調達することはできましたが、武器は大いに越したことはありません。 手持ちの銃器には弾薬という制限がありますし、ストロベリー・ボムも使いづらいところがあります。 三船さんみたいに、無抵抗な人の隙をつけるのであれば、カットラスの一本でも充分なのですが。 背中のデイパックから感じるずしりとした重み。三船さんじゃありませんが、私もそろそろ拠点を用意したいです。 訓練を積んだとはいえ、荷物が重たいと動きが鈍くなりますから。あとで、どこか倉庫代わりになりそうな場所を探さないと。 できればふかふかのベッドがあるといいな……なんて。ううん。休むのはもっと先。体力が尽きてから。 「おなかも空いたなあ……」 ぽつりと、本音が零れてしまいました。 あと一人くらい殺したら、朝ごはんにしましょう。 できればおいしいお菓子がいいなっ、なんて。 【G-3 住宅地/一日目 朝】 【三村かな子】 【装備:US M16A2(27/30)、カーアームズK9(7/7)】 【所持品:基本支給品一式(+情報端末に主催からの送信あり、ストロベリー・ソナー入り)、医療品セット M16A2の予備マガジンx4、カーアームズK7の予備マガジンx2、カットラス、ストロベリー・ボムx11】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:アイドルを全員殺してプロデューサーを助ける。アイドルは出来る限り“顔”まで殺す。 1:三船美優が拠点にしていた可能性があるため、周辺の民家を漁り彼女の荷物と支給品を探し出す。 2:後々のため、武器などを保管でき自身も身を休めることのできる拠点を用意したい。 【医療品セット@現地調達】 三村かな子が病院内で調達した医療用品のセット。詳細は不明。 【G-3 民家/一日目 朝】 【城ヶ崎美嘉】 【装備:なし】 【所持品:なし】 【状態:肩と両手に軽傷】 【思考・行動】 基本方針:殺されたくはないが、殺したくない。 1:莉嘉……。 ※リボンがなく髪を下ろしている状態です。 ※三船美優の所持品(基本支給品一式、不明支給品(0~1)は城ヶ崎美嘉がいる民家のリビングに放置されています。 ※城ヶ崎美嘉の所持品(基本支給品一式、コルトSAA"ピースメーカー"(0/6)、M18発煙手榴弾(赤×1、黄×1、緑×1)、.45LC弾×30)と 彼女のリボンはG-3住宅地の往来に放置されています。 【三船美優 死亡】 前:いねむりブランシュネージュ! 投下順に読む 次:wholeheartedly 前:Joker to love/The mad murderer 時系列順に読む 次:wholeheartedly 前:一人じゃない、星にウィンク 三村かな子 次:彼女たちは悪夢の中のトゥエルブモンキーズ 前:今を生きること 城ヶ崎美嘉 三船美優 死亡 三船美優補完エピソード:粉雪 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/nisiogikubo2010/pages/47.html
A o013 2 太田 治子 空色のアルバム 構想社 1979.05.31 1刷 800 A o013 3 太田 治子 青春失恋記 新潮社 1979.05.10 初 800 A o014 1 大槻 ケンジ グミ・チョコレート・パイン 角川書店 1998.07.30 A o015 1 おーなり 由子 ひみつブック 大和書房 1994.03.01 A o015 2 おーなり 由子 幸せの葉っぱ A o015 3 おーなり 由子 モモ 新潮社 1997.06.25 A o016 1 大橋 歩 トマト通信 講談社 エ 1981.10.01 500 A o017 1 大森 一樹 映画物語 筑摩書房 映 1989.06.10 初 600 A o018 1 大森 望 特盛! SF翻訳講座 研究社 2006.03.30 A o018 2 大森 望・豊崎 由美 文学賞メッタ斬り!リターンズ PARCO出版 2006.08.22 1刷 A o019 1 岡崎 祥久 首鳴り姫 講談社 児文 2002.09.05 A o019 2 岡崎 祥久 独学 魔法ノート 理論社 児文 2005.02.01 A o020 1 岡崎 武志 古本道場 ポプラ社 2005.04.30 A o020 2 岡崎 武志 気まぐれ古書店紀行 工作舎 2006.02.10 初 1,200 A o020 3 岡崎 武志 読書の腕前 光文社 2007.03.20 A o020 4 岡崎 武志 女子の古本屋 筑摩書房 2008.03.25 1刷 サイン入 A o021 1 小笠原 慧 手のひらの蝶 角川書店 2002.11.05 A o022 1 岡田 智彦 BGM 河出書房新社 2005.02.20 A o023 1 岡野宏文・豊崎由美 百年の誤読 ぴあ 文学 2004.11.05 1,000 A o024 1 小川 勝己 葬列 角川書店 1999.05.10 A o024 2 小川 勝己 眩暈を愛して夢を見よ 新潮社 2001.08.20 A o024 3 小川 勝己 まどろむベイビーキッズ 角川書店 2001.09.30 A o024 4 小川 勝己 ぼくらはみんな閉じている 新潮社 2003.05.20 A o024 5 小川 勝己 狗 早川書房 2004.07.20 A o024 6 小川 勝己 あなたまにあ 実業之日本社 2004.10.25 A o024 7 小川 勝己 ロマンティスト狂い咲き 早川書房 2005.07.20 A o025 1 小川 洋子 完璧な病室 福武書店 1989.09.15 A o025 2 小川 洋子 冷めない紅茶 福武書店 1990.08.15 A o025 3 小川 洋子 妊娠カレンンダー 文藝春秋 1991.02.25 A o025 4 小川 洋子 シュガータイム 中央公論社 1991.02.25 A o025 5 小川 洋子 余白の愛 福武書店 1991.11.11 A o025 6 小川 洋子 アンジェリーナ 角川書店 1993..04.28 A o025 7 小川 洋子 妖精が舞い下りる夜 角川書店 1993.07.30 A o025 8 小川 洋子 蜜やかな結晶 講談社 1994.01.25 A o025 9 小川 洋子 薬指の標本 新潮社 1994.10.30 A o025 10 小川 洋子 刺繍する少女 角川書店 1996.03.25 A o025 11 小川 洋子 ホテル・アイリス 学習研究所 1996.11.18 A o025 12 小川 洋子 偶然の祝福 角川書店 2000.12.30 A o025 13 小川 洋子 まぶた 新潮社 2001.03.30 A o025 14 小川 洋子 博士の愛した数式 新潮社 2003.08.30 A o025 15 小川 洋子 ブラフマンの埋葬 講談社 2004.04.15 A o025 16 小川 洋子 犬のしっぽを撫でながら 集英社 2006.04.10 A o025 17 小川 洋子 海 新潮社 2006.10.30 A o025 18 小川 洋子 ミーナの行進 中央公論新社 2006.04.25 10刷 A o025 18 小川 洋子 夜明けの縁をさ迷う人々 角川書店 2007.08.31 A o026 1 小川内 初枝 けもの道 筑摩書房 2004.10.25 A o026 2 小川内 初枝 求愛ダンス 角川書店 2005.01.31 A o027 1 荻原 規子 白鳥異伝 福武書店 1991.12.20 A o027 2 荻原 規子 薄紅天女 徳間書店 1996.06.20 A o027 3 荻原 規子 西の善き魔女 1 中央公論新社 2001.11.07 A o027 4 荻原 規子 西の善き魔女 2 中央公論新社 2001.12.28
https://w.atwiki.jp/mmmmnnnn/pages/455.html
第四十話 『歌姫の話』 ネオンサインが五月蠅いくらいに輝く夜の街を、汰譜王と紫音が二人手をつないで歩いていた。 紫音「ねぇ?汰譜王さん、今日は何処に行くの?」 汰譜王「とりあえず、行く所があるから…まずはそこに行ってから、ご飯を食べて…その後は僕の家にでも行こうか」 紫音「うん♪…汰譜王さん、アタシ…今日は帰りたくないな…」 汰譜王「もちろん、最初から帰すつもりもないよ、紫音君♪」 紫音「本当に?やったぁ♪」 そんな他愛もないやり取りをしながら歩いていると、汰譜王は、ある店の前で歩みを止めた。 紫音「なに?この店?…-Soul Singer-…??」 汰譜王「ライブハウスさ、今日はここに様があったんだ、丁度良い時間だね♪さぁ、入ろうか」 そう言って二人は店内へと入って行った。 店内に入ると一組のバンドが今まさに演奏を始める所だった。 ギターとドラムの音が鳴り響き、次第にベースの音も聞こえてきた。 そして、後ろを向いていた黒く長い髪の女性がマイクの前にスタンバイした。 その調った顔立ちは同性の紫音が見ても見とれてしまう程だった。 そして、彼女の歌声が聞こえだした。 その声は鳥肌が立つ程に透明で、美しかった。 紫音がその声に聞き惚れているうちに、曲が終わった、そして、ヴォーカルの女性が喋り始める。 「こんばんわ、MI(エムアイ)です」 MCのコーナーになったところで汰譜王が紫音に話しかけた。 汰譜王「綺麗な歌声だろう?」 紫音「うん…」 紫音は呆然と答えた。 汰譜王「次は彼女を仲間にしなくちゃいけない」 紫音が「えっ?」と聞くと汰譜王は続けた。 汰譜王「彼女の名前は『美優』、ウチの学校の軽音部の部長さ」 紫音「じゃあ、今日はそのために?」 汰譜王「そのつもり…だけど、彼女の説得は難しいよ~」 汰譜王は苦笑い混じりに言った。 紫音が「どうして?」と訪ねると、汰譜王は少し間をおいて答える。 汰譜王「彼女は…美優は僕や酔逸の幼馴染みでね…そして、Dの元恋人なんだよ…そして、訳あって彼女は僕を恨んでる」 紫音「訳って?」 汰譜王「それは、家で話すよ…とりあえず、今日は家に帰ろう…」 汰譜王と紫音は出入り口へと向かった。 美優「待ちなさいよ!王君!!またアタシから逃げるつもり!!?」 マイク越しに、美優の透明な声がライブハウスに響いた。 それと同時にライブハウス中の人の視線と、美優の鋭く真っ直ぐなまなざしが汰譜王と紫音に向けられた。 fin。
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/70.html
人形遊びEX2(中) まずは……これにしよ…… 私はプール当番の時にいつも着てる紺色の競泳用水着を手に取り、早速着始めた。 やっぱりマスクしてるからかなり大変だったけど、なんとか着られた。 そして振り返って鏡を見る……私の水着を着ているマキが立っていた…… また胸が高鳴る…… んくぅ!……さっきよりはだいじょぶだけど……やっぱり……変な気分に……なってきちゃう…… 私って普段……こんな感じなのかな……あぁん!…… 胸はいつも気にしてたから見てたけど、独りで自分の体をこんなにまじまじと見たのは久しぶりだった…… 昔よりもふとももとか、腰の周りが女っぽくなってて……ちょっと嬉しくなった…… 体をよじっておしりを見てみる……おしりもプリン!てしてて……すごくエッチっぽい…… 私もちゃんと大人になってたんだ……なんか……嬉しい…… ……はっ!なにやってるの!私! いつの間にか自分の体に見とれてたことに気づいて急に恥かしくなってきた…… マスクの中で顔を赤くしながら肌タイの手で目を隠そうとした……もちろんそこにはマキの顔がある…… そっか……今……マキなんだ…… ……ちょっと恥かしいけど……やってみよ…… 私はマキになっていることをいいことに、美優が写真を撮ってくれるときみたいなポーズをしてみた。 やっぱり初めは……あれからやってみよ……美優の好きなやつ…… ……ちょっと下向いて上目使いっぽくして……手はうしろに、っと…… マキが私の思い描いてた通りのポーズをとる…… んくぅ!……やっぱり……恥かしい…… 鏡に映ってるのはマキだけど、中の私がこんなポーズをとってると思うと……どんどん濡れてきちゃう…… それにこのポーズがマキらしくなくて……それでまた感じちゃった…… マキは大人っぽいもん……こんなポーズはとらないよね…………どんなのかな? ……こんな……感じかな…… 今度は腕を組んで足も交差させて、頭は俯き加減でちょっと横に向けてみた…… そして横目で鏡を見る…… ……うん……これっぽい……ふふ♪ ちょっとそれっぽくて私は嬉しくなった。 そのあとも色々ポーズをとってみる……着ぐるみを着てるとやっぱり大胆になっちゃう…… なんかモデルさんがするようなポーズがマキには合うみたい…… あっ………んん………あぅん………あんっ……… ポーズをとるたびに着ぐるみを着ていることを実感して……そのたび感じちゃった…… それに顔まで覆われてるし……体がほってってるせいでかなり蒸し暑い……水着の部分が蒸れてきちゃってる…… マスクの中も私の吐いた息があんまり出ていかないからすごく蒸してる……中のスポンジが湿ってきた…… 結構大変だけど……着ぐるみを満喫できて……すごくいい…… でも……これだけじゃ物足りなくなってきた…… せっかく着たんだもん……やっぱり……写真撮っときたい…… 今の私を……マキを記録に残したかった…… でも一人じゃそれが出来そうにない……ちょっと切なくなってきた…… 私はデジカメをあんまり使ったことないからタイマーの仕方とかわかんないし、タイマーだとポーズをとるのが難しい気がする…… なにかいい方法ないかなぁ…… そんなこと考えてたら外で12時のサイレンが鳴った。 私はひとまずお昼を食べることにした。 ラジオペンチで固定パーツを外してマスクを取り、肌タイの顔の穴から頭をだした……顔にエアコンの涼しい風が吹きつける…… そして大きく息を吸う……久しぶりに新鮮な空気を吸えた…… やっぱり……きもちい…… 私は暫くマスクを膝に置いたままぽーっとしてた…… でもこのままだと風邪ひいちゃうからとりあえず頭の汗をタオルで拭きとった。 私は肌タイと水着を着たまま冷蔵庫からウイダーインゼリーをだしてそれをチューチュー吸った。 渇いた喉を冷たいゼリーがちゅるん!と通り抜けていく……その感じがすごく心地よくて美味しかった…… そしてウイダーインゼリーを飲みながら私は一人で写真が撮れる方法を考えてみた。 無理なのかな……撮りたいときに自分で撮るのって…… ……あれ?私のデジカメって……リモコン付いてなかったっけ? 私はウイダーインゼリーを飲みほしてそれをゴミ箱に捨てて、デジカメの箱を引き出しから取り出した。 箱の中にはカメラと一緒にリモコンも入ってた! やった♪これで写真が撮れる♪……のかな? ……これ……どうやって使うんだろ…… リモコンはちっちゃいんだけどボタンがいっぱいついてる…… 試しにカメラをテーブルに置いて適当にボタンを押してみた……なにもおきない。 説明書を開いてみる……文字ばっかりでよくわかんない…… ……1つずつ押してみよう! それから十分後…… なんで撮れないの……ぐすっ……全部押したのに…… 私は半べそをかきながらいまだにカメラと闘っていた…… どのボタンも何回も押したのに写真が全然撮れない…… 「ひっく…ひっく…………あっ……」 涙を拭いてたらリモコンが手から落っこちた。 それを拾おうとしたらある事に気がついた。 ?……なんだろ……このタブ…… リモコンの裏に変なタブがついてる……とりあえずひっこ抜いてみた。 それからまた一つずつボタンしていく…… そして丸くて赤いボタンを押した……その時! カシャ! 「きゃっ!」 さっきまで全然反応しなかったのに急にカメラにフラッシュをたかれた! 私はビックリしてのけ反りそうになった! ……もしかして……撮れた? カメラの画面を見てみる……驚いて目をつぶってる私の写真が撮れてた! やった♪これで一人で写真撮れる♪ 私はそんなことで子供のようにウキウキしてた。 私は肌タイのフードを被ってから床に置いてあるマスクで頭覆い隠し、横の隙間をパーツで閉じて再びマキになった。 相変わらずキツイ……それに頭をマスクでサンドイッチしたときに中のスポンジから汗がグチュッて染み出してきた…… うぅぅ……なにこれ…… 気持ち悪いのを我慢してテーブルの前に座る。 そしてテーブルの上のカメラを私に向けてリモコンの赤いボタンを押してみた。 カシャ! またフラッシュがたかれて写真が撮れた音がした。 デジカメの液晶画面を見てみるとちゃんと座ってるマキの写真が撮れてた! ふふ♪撮れた♪ ……でも目が光っちゃってる……フラッシュいらないかも…… フラッシュの消し方なら知ってるから、今度はフラッシュをたかないでマキの写真を撮って、また画面を確認する……今度はちゃんと撮れた。 うん♪OK♪ あとは……どんどん撮っちゃお♪ まずは美優の好きな……女の子座りにしよ♪ 私はリモコンを握り締め、内股になってお尻をペタンと床につけて女の子座りをした。 股が私の愛液でヌルヌルしててすごく気持ち悪い…… ……もうこんなに……グチョグチョ…… ここもちゃんと拭いとけばよかった…… あまりにも気持ち悪かったから自然とふとももを擦り合わせてた…… その動きで……あそこが刺激されちゃう…… んくぅ!……あっ!また濡れてきちゃう……一回ちょっと拭こう…… えっと……ティッシュは…… 周りを見回す……すぐ横に置いてあった。 私はその体勢のままティッシュで濡れたあそこを拭いた…… カシャ! 『え?』 なぜかカメラのシャッターがきられた! な、なんで! 私はリモコンを探した……どこにもない…… でも手の中に四角く固いものがあるのを思い出した。 ゆっくりと手を開く……濡れたティッシュとリモコンがあった…… ……撮れちゃったの……今の写真…… リモコンを握ったままあそこを拭いてたからそのときボタンを押しちゃったみたい…… テーブルの上のデジカメを手に取ってみる……女の子座りのまま両手で股にティッシュをあててる水着姿のマキが写ってた…… マスクの中で私の顔が真っ赤になった。 やだ!恥かしい……あぅぅん!…… さっき拭いたのにまた濡れてきちゃう…… でも写真の消し方もよくわかんない…… しょうがないからカメラをテーブルの上に戻してマキの撮影会を再開することにした。 女の子座りのまま両手を膝の上に置き、なるべくリモコンが手で隠れるようにボタンを押す……シャッターがきられた。 そしてまた画面を確認する……今度はちゃんと撮れてた。 でも……マキのイメージと違う気がする…… ちょっと違う………もっと大人っぽい感じに……そうだ! 私はテーブルの上にダンボール箱を置き、その上にカメラを乗せた。 そして机の前の椅子をテーブルの前に持ってきた。 大人っていったら……やっぱり……これかも…… 私は椅子に腰を下ろし、足と腕を組んでリモコンのボタンを押した。 胸をドキドキさせながらカメラを手に取って撮れた写真を確認する…… んくっ!…………うん……これっぽい……… イメージした通りの……大人の感じのマキが撮れてた…… 胸は相変わらずだけど……足組みしたふとももが……ちょっとエッチっぽい…… それに椅子に水着の女の人って感じがまたミスマッチで……もっとエッチな感じにさせてる…… そしてなにより……この写真に写ってる女性の中に私が入ってると思うと……なぜか嬉しくて……恥かしくて……ドキドキして……感じちゃう…… そのあともいろんなポーズで私の……マキの写真を撮っていく…… モデルさんがするポーズ……グラビアアイドルの子がやってそうなポーズ…… カシャ!………カシャ!…………カシャ!…………カシャ!………… 『あっ……………あん………………んんっ……………あぅっ……………』 私しかいない部屋に、カメラのシャッター音と……私のちょっとエッチになってる声が響いてる…… 気持ちもポーズも……どんどんエッチになってきちゃって……どんどん体が熱くなって……あそこがどんどん濡れてきちゃう…… ……あっ!……これはちょっと……恥かしすぎるよ…… でも……別に……いいよね……今の私は……マキなんだから…… ……それに今日は……エッチになっても……いいんだもん…… 気づいたら顔とお尻をカメラに向けて……四つん這いのポーズでボタンを押そうとしてた…… 普段じゃ絶対こんなことやらないのに……着ぐるみが……マキが私を大胆にさせた…… 恐る恐るボタンを押そうとする…… 体がすごく熱い……心臓がバックンバックンなってる…… 息も荒くなって……すごく苦しい…… それに……体がピクピク震えて……感じちゃう…… はぁ…はぁ…はぁ……ふぅぅ!……これ撮ったら……次の服着よう…… じゃないと……んんっ!……体力が……もたなくなっちゃう…… …………よし! カシャ! 『あぁぁん!』 シャッター音が鳴ると同時に……私の体が電気が流れたみたいにビクビクッ!てなった…… 脳がとけちゃいそう……あそこが急に濡れてきた…… 着ぐるみを着て……ただ写真を撮ってただけなのに……いっちゃった…… 私は腰が抜けてそのままうつ伏せになった…… はぁ…はぁ…はぁ……んんっ……美優と……一緒のときは……ここまで……なんないのに…… やっぱり……独りだと……んくっ……いっぱい……感じちゃう…… あぅん…………疲れちゃった……今日はもお……おしまいに……しよ…… まださっきの余韻が残ってて……体がビクビク震えて……じわじわ濡れてきちゃってる…… 体に力が入らなくて……全然立てそうにない…… それになんだか……眠くなってきちゃった…… ……き、着替えなきゃ……このまま寝ちゃったら……風邪ひいちゃう…… 私は腕をプルプル震わせながら、なんとか女の子座りの体勢までもっていった。 両手で体を支えて顔を上に向ける……だんだん意識がはっきりしてきた…… もお……脱いじゃお…… 私はマスクを外さずに座ったまま水着を脱ぎだした。 それがいけなかった…… 水着の肩ひもをずらし、両腕を抜いてひもを持ちながら腰まで水着を下そうとした……そのときだった! 『ふわっ!…………え?……』 肌タイの手で私の胸が……乳首がちょっと擦られた……たったそれだけのことだったのに…… ……なんか……きもちよかった……かも…… ゆっくりとおっぱいに手を伸ばし……もう一回乳首をさすってみる…… 『はぅん!』 ……やっぱり……きもちいい…… やだ……また変な気分に……なってきちゃった…… 自然と右手が水着の上から……ふにゃふにゃになってるあそこをなぞってた…… あぅっ!……はぁ…はぁ………あんっ!……きもち……いい…… ……あっ!だ、だめだよ! 鏡に映ったマキが目に入った…… 私は自然と手を止めた。 はぁ…はぁ…はぁ……こんなことするために……着たんじゃ……ないんだから…… 私は立ちあがって水着を一気に脱いだ。 でも鏡の中のマキを見たら急に胸がパンパンになっちゃった…… マキはすごくいやらしかった………水着を着てたところが汗染みだらけで……首周りも結構湿ってて……私の肌が透けちゃってる…… それに……おっぱいも透けちゃってて……肌タイの上からでも……乳首が立ってるのがわかる…… そしてなによりも……つまむと滴るぐらいに……ビッショリになるまであそこを濡らしてる…… でも目の前の着ぐるみはマキであって……私でもあった…………私は立ってられなくてその場に座り込んだ…… ドックン!ドックン!ドックン!…………ゾクゾクッ! んくぅ!…………このまま……おわりなんて………いや…… 私に魔がさした…… マキが片手で胸を揉み……もう一方の手で……あそこをのぞり始めた…… はぅぅ!……はぁ…はぁ……きもち……いい……んんっ! でもそれをしているのは……紛れもなく……真紀だった…… 『はぁ…はぁ……んくっ!……はぁ…はぁ………ふぅっ!…… はぁ…はぁ…あんっ!……はぁ…はぁ…はぁ……あぁっ!……はぁ…はぁ………あぁん!』 ……あっ!……い、いっちゃう…………あっ…… ぶわっ!! 『あぁぁぁん!!』 あたまが……まっしろ…………なにも……かんがえ……らんな…… バタン!……びくびく……びくびく…… 私は仰向けに倒れ込み……体を小刻みに痙攣させて……股から蜜を噴き出し続けながら気を失った…… ……くる……しい…… 私は息苦しさで目を覚ました……もちろんマキの中で…… そしてさっき私がしてしまったことを思い出した…… ……やっちゃった……ぐすっ……あんなことするつもりじゃ……なかったのに…… ぐすっ……これじゃ彼氏なんか……できないよね…… 起き上がると、またマキの姿が目に入ってきた……また胸がドキドキしてくる…… あぁん!……やだ……またエッチに……なっちゃう…… 私は鏡に背を向けて、ペンチでパーツを外してマスクをとった。 そしてそのまま肌タイも脱ぐ…… 私のあそこからおつゆがピチャピチャ垂れてて……床に小さな水たまりが出来てる……とりあえずティッシュで床を拭いた。 体中汗ビッチョリ……エアコンの風が寒いぐらいに吹きつけてくる…… でも……いつもみたいな着ぐるみを脱いだときの……あの解放感がない…… ……喉かわいた……ピーチdeジュース飲も…… 私は裸のまま冷蔵庫から、朝開けたピーチdeジュースを取り出した。 だけど……今はあんまり飲みたい気分じゃなかった…… しょうがないから水道の水を飲んだ……ぬるくて美味しくない…… ……お風呂はいろ…… 私は肌タイとマスクを床に置いたままお風呂へと向かった。 ピンポ~ン♪ 「きゃっ!!」 いきなりインターホンが鳴った! 私はその場にドテン!と大きな音を出して転んだ! そしたらドアが勢いよく開いて誰かが私の部屋に入ってきた! 「先輩!どうかしたんですか!!…………あっ!」 美優だった! 美優は私の体を見てちょっと顔を赤くしてた…… 私も顔を真っ赤にしながら自分の胸と股を手で隠した…… あっ!あけっぱ! 「ドアしめて!」 「は、はい!」 美優はあわててドアを閉めた。 「……お風呂……ですか?」 「うん……」 美優は頬を赤く染めながらも私の体をずっと見てる…… このカッコじゃ恥かしいから、さっき着てた水着を床から拾ってそれを身につけた。 でもここはプールじゃないし、あそこが私の愛液でビッチョリだから……すごく恥かしい…… 水着姿の私を美優は不思議そうに見てる…… そっか……鍵閉めるの忘れちゃった…… でも……どうして美優が…… 「今日あいてなかったんじゃ……」 「あの……だいじょぶになったんで、驚かせようと思って……きちゃいました……すみません……」 美優が申し訳なさそうに頭を下げた…… そして頭を上げたと思ったら急に大声を出して部屋の中を指さした。 「先輩!それなんですか!」 「へ?………あっ!」 美優は私がさっき脱いだ着ぐるみを指さしてた! 私の体から冷や汗が出てきた…… どおしよ……ばれちゃった…… ……でも……私が美優に隠してたのがいけないんだし……正直に言おう…… 「これは……その………私……買っちゃったの……着ぐるみ……」 「え!!」 「ごめんなさい……」 「……」 美優は急に真剣な顔になって靴を玄関に脱ぎ捨て、私の横を通り過ぎてマキのマスクを拾った。 「……さっきまで……着てたんですか?」 「うん……」 美優に顔を合わせられない……やっぱり怒ってると思う…… 「……私が片付けときますから先輩はお風呂入ってください。」 「でも……」 「そんなカッコじゃ風邪ひいちゃいますよ!」 「……うん……ごめんね……」 ちょっときつく言われた…… 私は着ぐるみの片付けを美優にまかせてお風呂に入ることにした。 お風呂場で水着を脱ぎ、髪を留めてたゴムをとって、汗まみれの体をシャワーで流す…… 美優にいろいろ申し訳なくてシャワーだけ浴びてお風呂を出た。 お風呂から出ると、美優は座わりながらマキのマスクの中をティッシュで拭いてくれてた。 私はタオルで体を拭いて、とりあえず下着とTシャツ、短パンをタンスから出してそれを身につけた。 私は美優の前に正座して着ぐるみを買った理由を話すことにした…… 「最近美優に会えなかったから……着ぐるみ着れなかったから……私……すごく着ぐるみ着たくなっちゃって……それで買っちゃったの…… サキがあるのに……勝手なことしちゃって……ほんとにごめんなさい…………怒ってる……よね……」 さっきの無表情な美優が怖くて……やっぱり目を合わせられない…… 私はずっと俯いたまま頭を上げられなかった…… 「……ふふ♪怒ってないですよ♪」 「え!」 顔を上げるとそこにはニコニコと嬉しそうに笑ってる美優の顔があった…… 「逆に嬉しいです♪先輩の口から着ぐるみが着たいって言葉が聞けて……いつも私が無理やり着せてるのかなって思ってたから…… それに……これでまた先輩の違う着ぐるみ姿が見れますし♪ あっ!さっきはすみませんでした!私いろいろ考え込んじゃって……それであんな感じになっちゃて……」 美優はちょっと照れくさそうに笑ってる…… そしてマスクを膝の上にのせて黒のウィッグを被せてそれを指さした。 「この子なんて言うんですか?名前!」 「笑わないでね………マキっていうの……」 私は恥かしくて顔が真っ赤になっちゃった…… 「へ?………先輩と同じ名前じゃないですか!!」 美優は目をくりくりさせながら叫んだ。 「うん……だから……これにしたの……」 「このマスク、○×工房のやつですか?」 「うん」 「私がサキちゃん買った頃には、このマスク無かったんですけど……」 そう言いながら美優はマキの顔を見てる……なんだか私を見られてるみたいですごく恥かしい…… 「……あっ!いいこと思いつきました!」 美優がマキをテーブルの上に置いて、私に満面の笑みを向けてた……でもいいことって……なんだろ? 私がポカンとした顔をしていると美優が私にこんなことを聞いてきた。 「先輩!お盆なんですけど、どの日があいてますか?」 「えっと……14日ならだいじょぶだよ。」 すると美優が意地悪そうな顔になった……絶対なにか企んでる…… 「着ぐるみを勝手に買っちゃった罰として……その日はず~とサキちゃんかマキちゃんで私のそばにいてもらいます!」 「……え!ずっと!!」 「はい♪24時間着ぐるみ着っぱなしです!汗だくになっても、泣いちゃっても絶対脱がしてあげませんからね♪」 ゾクゾクッ!じわ…… んくぅ!……そ、それは……無理だよぉ……一日中なんて…… そんなに着てたら……ずっと感じっぱなしで……おかしく……なっちゃう……あぁん!…… 一日中着ぐるみを着せられてる自分を想像して……急に胸がドキドキしてきちゃって……ちょっと感じちゃった…… 顔を真っ赤にしながらもじもじしてる私を見て美優はニコニコ笑ってた。 「冗談ですよ♪でも先輩には、その日着ぐるみを着てもらいます♪」 「へ?……うん!」 私は安心してた反面……一日中着ぐるみを着ることをちょっと期待してたかもしれない…… 「約束ですよ♪」 「うん♪」 そういって美優は右手の小指を立てた……私も小指を立てて美優の小指と結んだ。 『指きりゲンマン、嘘ついたら針千本飲~ます! 指切った♪ 』 <おしまい>
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/2868.html
発売日 2011年10月28日 ブランド âge タグ 2011年10月ゲーム 2011年ゲーム âge キャスト 流石いちご(伊隅やよい),湯川みゆき(伊隅みちる),姫川あいり(伊隅まりか),森保しほ(伊隅あきら),今井一樹(川田啓介),内野ぽち(香月ミツコ),菊地希美(平美優),パイプ加藤(大須賀憲三),鳩マン軍曹(ヘルムート・ニュートンジョン),倉田まりや(相原美沙),早乙女由香(遠乃優莉),柚原みう(矢川睦月),関幸司(三島),瀧昌矢(工藤),谷根千(大西),小林康介(坂上),相馬康一(富田),春乃いろは(高田),桃山いおん(椎名),姫原ゆう(小野),三咲里奈(風間祷子),隅谷直海(宗像美冴),稲葉貴子(香月夕呼),南綾香(神宮司まりも),安藤正輝(平慎二),御苑生メイ(井上),涼子(森下藍子),西野真人(八雲鷹徳),藤富兵吉(直也),杉崎亮(KAZU),藤流水(中本),冬雪小春(広岡),三根剣一(旅館の社長) スタッフ 企画/原作/総監修:吉宗鋼紀 シナリオ:タシロハヤト,真機鈴八 キャラクターデザイン:杉原鎧 演出総監:タシロハヤト メインスクリプト:榛野澪 シナリオ協力:熊川貴鉄,生田あわる,貝花大介,橘圭(A-TEAM),株式会社ランアンドガン,持田康之,明玖衛,水原こだま,糸井健一,志村那由多,風間ぼなんざ,おかやまかずひと,森野一角(スターボード),虚多右近,坂東真紅郎,すわみさお,神奈川三太夫,宮村優,企業戦士ツインバ,下浜拓人,榛野澪,山崎彬 グラフィック総監:宮田蒼,三石無双 CG彩色総監:さより 原画:宮田蒼 へたれ絵原画:水上ろんど へたれ絵原画協力:蒔島梓 演出:榛野澪 スクリプト:真機鈴八,無藤悲哀,平泉剣剛 CG彩色:酒村中,さより,MIJYO グラフィック進行管理:宮田蒼,三石無双 美術設定:三石無双.MIJYO 背景:三石無双.MIJYO 背景協力:スタジオ竜頭 中久木孝将,安田大輔,かとうかかし,kenny メインプログラム:號滋樹 進行管理:望月悠佑,真機鈴八,タシロハヤト 音楽主監:伊藤善之(ランティス) オリジナル楽曲作曲:渡来亜人 楽曲制作:Peak A Soul+ 音声収録:ナインスタジオ 録音エンジニア:露山秀人 音響ディレクター:タシロハヤト キャスティング:白崎恵理(楽音舎),露山秀人 音声製作協力:HT-SOUND プロモーションムービー作成:yokota,yo-yu オープニングムービー作成:RMG 広報:田辺義経,吉宗鋼紀 宣伝:藤田勝(ホビボックス),露山秀人,田辺義経,吉宗鋼紀 製作:田辺義経,汐杜啓 マニュアル製作:汐杜啓 WEB製作:汐杜啓 商品管理:櫻華祐希,川原崎豹真 デバッグ:アージュオールスタッフ 初回特典トレーディングカード提供:株式会社オフロード フォント協力:フォントワークス株式会社 掲載誌:月刊コミック電撃大王,コンプティーク,テックジャイアン,DENGEKI-HIME,BugBug,PUSH!!,Hobby JAPAN スペシャルサンクス:ホビボックス・オールスタッフ,大村正明(株式会社エンターブレイン),羽田野裕司(株式会社エンターブレイン),岡田幸生(株式会社アスキー・メディアワークス),榊原潔(株式会社マックス),大橋俊哉(株式会社マックス),大澤忠基(株式会社サン出版),多田年礼(株式会社角川書店),野口昌保(株式会社角川書店),村瀬直志(株式会社ホビージャパン),梅澤淳(株式会社アスキー・メディアワークス),鈴木秀之(株式会社アスキー・メディアワークス),雨極志昏,枝群与武,熊野恭生,暮蔵,新城舞,桜もち 製作総指揮/プロデュース:吉宗鋼紀 監督:タシロハヤト 製作:âge 主題歌 「君がいた季節」 歌:栗林みな実 作詞:江幡育子 作曲:渡来亜人 編曲:加藤大祐 エンディング 「優しいさよなら」 歌:CooRie 作詞:rino 作曲:rino 編曲:大久保薫 「wish」 歌:栗林みな実 作詞:栗林みな実 作曲:栗林みな実 編曲:加藤大祐 「明日への記憶」 歌:美郷あき 作詞:rino 作・編曲:黒須克彦 「一つの未来」 歌:CooRie 作詞:rino 作曲:rino 編曲:大久保薫 「Wating for you…」 歌:美郷あき 作詞:栗林みな実 作・編曲:加藤大祐