約 6,989 件
https://w.atwiki.jp/girlgame/pages/2147.html
カエル畑DEつかまえて シリーズ の攻略対象。 フィーリングで生きている駄目人間。 だが逆境は燃える。いや、萌える。多分M属性なのだろう。 色々トータルして女子生徒から「気持ち悪い」と非難集中。 なまじっか顔が良いので、『何かが非常に残念』と言われ皆に悔やまれる始末。 顔は良いんだけどね、顔は……。 ネタバレとかが死ぬ程嫌い(らしい)。 名前 米原 美咲 (まいばら みさき) 年齢 26歳 身長 177cm 体重 64kg 誕生日 12月8日 血液型 O型 声優 真殿光昭 該当属性 変人系、教師、スーツ、金髪、長髪、M系? 該当属性2(ネタバレ) 『料理』
https://w.atwiki.jp/ivdd/pages/1024.html
吉本竜二 監督 磯山さやか「東京美優 atelier ボディペイント」 出演者 磯山さやか メーカー GPミュージアム 発売日 2005/8/25 通販 Amazon.co.jp DMM 備考 監督は白井英二との共同名義 神楽坂恵「東京美優 黒の天使」 出演者 神楽坂恵 メーカー GPミュージアム 発売日 2005/7/25 通販 Amazon.co.jp DMM 備考 監督は白井英二との共同名義 山本梓「東京美優 あずmode」 出演者 山本梓 メーカー GPミュージアム 発売日 2005/5/25 通販 Amazon.co.jp DMM 備考 監督は白井英二との共同名義 島本里沙「東京美優 水着サムライ」 出演者 島本里沙 メーカー GPミュージアム 発売日 2005/5/25 通販 Amazon.co.jp DMM 備考 監督は白井英二との共同名義 佐藤寛子「東京美優 昭和ノスタルジー」 出演者 佐藤寛子 メーカー ミュージアム 発売日 2005/1/25 通販 Amazon.co.jp DMM 備考 監督は白井英二との共同名義
https://w.atwiki.jp/576323/pages/48.html
第1話「僕は、令和令二」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 古野先生:津田健次郎 男子A:日野まり 男子B:関根明良 女子:前田佳織里 第2話「素敵なお友達」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 生徒A:松田利冴 生徒B:青木瑠璃子 第3話「美沙の秘密」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 美沙の父:山本兼平 美沙の母:櫻井浩美 クラスメイトA:飯田友子 クラスメイトB:鈴木絵理 クラスメイトC:衣川里佳 第4話「みんなでお花見」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 第5話「楽しいサイクリング」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 友達A:大森日雅 友達B:野村香菜子 友達C:和多田美咲 第6話「遠足で動物園」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 係員:兼政郁人 生徒A:金澤まい 生徒B:篠田みなみ 生徒C:咲々木瞳 第7話「大切な貯金箱」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 クラスメイト:遠野ひかる 第8話「令二のウサギ騒動」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 吉川愛海:千菅春香 古野先生:津田健次郎 クラスメイトA:飯田友子 クラスメイトB:奥井ゆうこ クラスメイトC:日岡なつみ 第9話「ケンカパニック」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 伊澤幸弘:大地葉 幸弘の父:保村真 幸弘の母:木村珠莉 男子A:古木のぞみ 男子B:日野まり 第10話「おじいさんの思い出」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 隆蔵:中博史 隆蔵(少年):三瓶由布子 第11話「なかよし大作戦」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 三原千雪:峯田茉優 千雪の母:川澄綾子 クラスメイトA:前田佳織里 クラスメイトB:大野柚布子 クラスメイトC:遠野ひかる 第12話「礼美、梓に憧れる」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 山村梓:石原夏織 新井志歩:井澤詩織 礼美のクラスメイト:春野杏 第13話「愛華の育成日記」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 神野愛華:加隈亜衣 古野先生:津田健次郎 神野咲:久野美咲 愛華の父:竹本英史 愛華の母:大原さやか 第14話「真梨のコーディネート」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 三沢真梨:楠木ともり 真梨の友達A:和氣あず未 真梨の友達B:前田佳織里 第15話「玲一郎と父の日のプレゼント」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 一典の父:間宮康弘 第16話「礼美と梓の初デート」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 猪原美沙:山田陶子 山村梓:石原夏織 新井志歩:井澤詩織 友達A:市ノ瀬加那 友達B:紡木吏佐 友達C:森永千才 係員:柳田淳一 第17話「楽しい臨海学校」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 第18話「令二の夏祭り」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 屋台のおじさん:相馬康一 友達A:鈴木絵理 友達B:長久友紀 子供:篠原侑 第19話「おばあちゃんちでお泊り」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 猪原美沙:山田陶子 おばあちゃん:潘恵子 美沙の父:山本兼平 美沙の母:櫻井浩美 第20話「尊の虫取り大作戦」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 木藤克樹:白石涼子 早瀬尊:釘宮理恵 尊の父:志賀麻登佳 虫取り少年:大地葉 第21話「熱血!水泳大会」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 生徒A:森優子 生徒B:衣川里佳 第22話「今日は授業参観」 令和令二:杉山洋輔 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 一典の母:斉藤貴美子 裕美の母:岡田幸子 第23話「宣昭くんは野菜嫌い」 令和令二:杉山洋輔 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 鈴木宣昭:井上麻里奈 宣昭の母:植田佳奈 男子生徒:関根明良 第24話「令二の決意」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 クラスメイトA:橋本ちなみ クラスメイトB:長縄まりあ クラスメイトC:久保田梨沙 第25話「美沙絵ちゃんの本心」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 中森美沙絵:白石晴香 美沙絵の母:森なな子 クラスメイトA:遠野ひかる クラスメイトB:川井田夏海 第26話「運動会で大はしゃぎ」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 生徒:篠原侑 第27話「読書は楽しいな」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 図書委員:藤井彩加 クラスメイトA:久保田梨沙 クラスメイトB:佐伯伊織 クラスメイトC:深川芹亜 第28話「ドキドキ学芸会」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 第29話「瑞穂ちゃんの夢」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 吉田瑞穂:桑原由気 女子A:川井田夏海 女子B:岡咲美保 第30話「今日は秋祭り」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 山村梓:石原夏織 新井志歩:井澤詩織 女子学生A:金澤まい 女子学生B:鈴代紗弓 女子学生C:風間万裕子 男性客A:小林康介 男性客B:山口令悟 第31話「和哉くんのマイブーム」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 杉田和哉:関根有咲 和哉の父:野坂尚也 和哉の母:藤田奈央 男子A:関根明良 男子B:中野さいま 第32話「杏実ちゃんは手伝い好き」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 小島杏実:前田佳織里 杏実の母:中原麻衣 クラスメイトA:南真由 クラスメイトB:深川芹亜 第33話「令二とおばあさんの想い」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 佳村良枝:竹口安芸子 佳村沙季:赤尾ひかる 第34話「お家でパーティー」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 友達A:前田佳織里 友達B:島袋美由利 第35話「イライラ幸喜くん」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 砥部幸喜:河村梨恵 幸喜の母:渡辺明乃 男子A:小市眞琴 男子B:松田利冴 第36話「楽しい初詣」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 猪原美沙:山田陶子 山村梓:石原夏織 新井志歩:井澤詩織 美沙の父:山本兼平 美沙の母:櫻井浩美 第37話「占いオババの恋占い」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 占いオババ:片貝薫 女性A:櫻庭有紗 女性B:加藤美佐 男性:林大地 第38話「礼美と帆乃佳の初恋」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 猪原美沙:山田陶子 高木亮太郎:石上静香 大沢裕美:七瀬彩夏 山村梓:石原夏織 新井志歩:井澤詩織 森野帆乃佳:上白石萌音 帆乃佳の母:新井里美 礼美のクラスメイトA:赤尾ひかる 礼美のクラスメイトB:嶺内ともみ 礼美のクラスメイトC:唯野あかり 礼美のクラスメイトD:木野日菜 第39話「一典、風邪をひく」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 一典の父:間宮康弘 一典の母:桜木可奈子 第40話「みんなでケーキ作り」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 城戸朱里:千本木彩花 城戸翔:安田陸矢 生徒:鈴代紗弓 第41話「雪遊び騒動」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 第42話「ドキドキバレンタインデー」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 倉野花恋:原嶋あかり クラスメイトA:河瀬茉希 クラスメイトB:陶山恵実里 クラスメイトC:集貝はな クラスメイトD:関根瞳 第43話「令二と執事」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 執事:斧アツシ メイドA:前田玲奈 メイドB:長妻樹里 第44話「裕斗とバスケ選手の夢」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 高田裕斗:朝井彩加 高田賢人:坂泰斗 対戦相手A:佐藤元 対戦相手B:秋葉佑 第45話「翔真と思い出のタイムカプセル」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 真田翔真:森下由樹子 翔真の父:中村和正 子供A:白城なお 子供B:田中沙耶 母親:櫻庭有紗 第46話「明日夏と母へのプレゼント」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 野村明日香:浅倉杏美 明日香の母:仲村かおり クラスメイトA:鈴代紗弓 クラスメイトB:前島亜美 第47話「みんなではい、チーズ」 令和令二:杉山洋輔 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 古野先生:津田健次郎 カメラマン:長谷川芳明 生徒:唯野あかり 第48話「さよなら!令二」 令和令二:杉山洋輔 令和礼美:田辺留依 令和玲一郎:高橋伸也 令和麗子:生天目仁美 幸田一典:泊明日菜 高木亮太郎:石上静香 猪原美沙:山田陶子 大沢裕美:七瀬彩夏 木藤克樹:白石涼子 友達A:川井田夏海 友達B:鶴野有紗 おばさん:八百屋杏
https://w.atwiki.jp/bokuchu777/pages/58.html
day,1 ▼1 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 『あ~た~らし~い、あ~さがっ、きた!き~ぼ~おの、あ~さ~だ!』 枕元でけたたましくメロディが流れる。 ニューモーニングが来たぞ豚ども。希望を胸を躍らせ今日も狙うぜ一発逆転。 そんな安っぽいメロディと歌詞が妙に癇に障るのは、寝起き特有のイラつきによるものか。 とにかく手探りで携帯を探し、アラームを止めた。 【大翔】「んぉ~」 めりめりと音を立てる体を捻りながら布団をどかす。 カーテンから差し込む朝の日差しが目に痛い。 【大翔】「ふぁあああ」 顎が外れんばかりにあくびを一発。 朝一番はまずこれから始まるのだ。 こんこん。 【?/美羽】「兄貴~?起きてる~?」 ドア越しに誰かの声が聞こえる。 半分ほど覚醒した脳みそでもわかる、いかにも面倒くさそうな、声。 ふむ。察するに、今日は美羽のようだ。 【大翔】「起きてませーん」 【美羽】「も~、とっとと起きてよ!美優だって待ってるんだから!」 【大翔】「残念だな妹よ。お前の兄はドリアンの食いすぎで永久の眠りについてしまったのだ」 【美羽】「え、えぇ?どういうこと?」 【大翔】「夜な夜な『ドリアンばんじゃいぃ!ドリアンばんじゃいぃ!』と連呼しながら親の仇のようにドリアンと格闘していたのだよ」 【美羽】「そんな……冷蔵庫のドリアンが無くなってたのって兄貴のせいだったんだ……」 ちょ、本当にドリアンなんて置いてあったのか。 【大翔】「まぁそういうわけで、あと少しばかりベッドにお世話にならせてもらうぞ。いいな?」 【美羽】「…………」 【大翔】「…………」 あれれ、声が止まったぞ。 【大翔】「返事がないから肯定とみるぞ。ではあと1時間後くらいにまた頼む―――」 ―――ドガッ!! 【大翔】「―――ふぼぉぉぉ!!」 【美羽】「……朝っぱらから何ふざけたこと言ってんのよ」 こ、こいつ……。 ドアを蹴っ飛ばした挙句手に持っていたしゃもじをぶん投げてきやがった……。 【大翔】「痛いじゃねーか美羽!」 【美羽】「知るかっ!!何がドリアンの食いすぎだ!」 【大翔】「朝からテンプレートな会話をしようという兄の優しさがわからぬか!」 【美羽】「どうやったらテンプレート的な会話にドリアンが出てくるのよ」 【大翔】「北半球辺りにゃあるかもしんねーだろぉ」 美羽はんなことあってたまるか、というような眼差しで俺を射抜く。 【大翔】「それにだな、ドリアンってのはマレー語なんだよ。トゲのある物って意味だってさ。まんまだよねー」 【美羽】「うっさい。これ以上屁理屈こねたらもっかいぶん殴るよ?」 【大翔】「いやん、しゃもじ痛いのよ。意外と」 【美羽】「んなの知らんわ」 ちっ、ジョークの通じない奴だ。朝から殺伐とし過ぎじゃないのか? まぁ、これ以上続けてもおそらく美羽は一歩身引かないだろう。 ここは俺が引くのが無難か。 素直にベッドから身を起こし、美羽の横を通り過ぎる。 【大翔】「さて、今日の飯は何かな~っと」 【美羽】「……バーカ」 背後で美羽の暴言が聞こえてくるが、これまたいつものことなので、無視して階下に降りた。 我が家の朝は決まって3人で朝食を取る、というのが日課だ。 両親がいないからか、はたまた不甲斐ない兄が心配だからなのかは不明だ。 いや、後者はありえないと思うが。 【美優】「おはよう。お兄ちゃん」 既に制服に着替えてテーブルに着いているのはもう一人の妹の美優だ。 元々病弱なせいもあってか、学校を休むことも少なくない。が、今日は元気そうだ。 【大翔】「おはよ」 【美羽】「ほら兄貴、急いで食べてよ」 そう言って美羽は強引に俺をテーブルに着かせようとする。 【大翔】「ホワァッツ!?まだ俺パジャマだっての!」 【美羽】「うっさいわねー、起きるのが遅い方が悪いんでしょ!?」 そう言ってスリッパで俺の素足をダイレクトに踏んでくる。 【大翔】「ちょ、ちょい待って!折れる!足折れるってば!」 【美羽】「ご飯、食べるよね?」 【大翔】「…………」 いや、でも、俺としては薄着一枚(桃色パンツ込み)で飯を食うのはちょっと行儀悪いと思うわけで。 けど今のピリピリなさせっている美羽に、そんな返答をしたところで結果は目に見えている。 ……地味に痛い攻撃は御免被りたいので、素直に従っておくか。 【大翔】「ったく、しゃーねぇなぁ……」 仕方なく席に着く。 朝から美羽とごたごた騒いだのではこちらの身が持たない。 【美羽】「何が『ったく』よ……」 【大翔】「んあ?」 俺が席に着くと、美羽は物悲しげな表情で俺を見つめてくる。 【美羽】「朝は一緒に食べるって決めたでしょ……?」 【大翔】「…………!」 不意に、体の動きが止まった。 【美羽】「……やっぱり忘れてる」 そして背後に感じるのは、美羽のため息。 ……そうか。そうじゃないか。 両親のいない俺たちにとって、食事の時間こそ何よりも大事な時だ。 家族みんなが揃って、談笑できるこの瞬間が、大事なんじゃないか。 ―――どんな時でも食事の時は3人一緒で。 そんなこと、ずっと前に決めたことだったのに。 【大翔】「…………」 どうして、そんな当たり前のこと忘れていたんだろうか。 朝っぱらから塞ぎこみたくなる気分だ。 【大翔】「美羽、美優」 【美羽】「何?」 【美優】「……はい」 【大翔】「……悪い。ホントに」 【美羽】「……別に気にしなくていいよ」 ぶっきらぼうに、でも、しょうがないなという風に答える美羽。 うう、その口の悪ささえなければ十分だ。十分なのに。 【美優】「大丈夫だよ、お兄ちゃん。間違いは誰にでもあるよ……」 優しく、でもフォローになってるのかよくわからないことを言う美優。 ありがとう。でも今度はもう少しうまい言葉を見つけてくれ。 【美羽】「それに、兄貴があたしや美優との約束を忘れるなんてしょっちゅうじゃん」 【美優】「そうだね……」 なんだか視線が痛い。 口では許してもらえるようなことを言ってるのだろうが、どうにも不安は感じ得ないわけで。 【大翔】「まぁ、とりあえずは……飯とすっか!」 ともかく、話題転換と言わんばかりに言い逃れをしておいた。 【美羽】「まったくー、ご飯が冷めちゃうじゃない」 【大翔】「んー?急ぐのか?」 【美羽】「だから兄貴に構ってる暇ないっつったんじゃん。今日ちょっと生徒会の集まりがあるのよ」 美羽は学校内の生徒会に在籍している。 うちの生徒会は単に予算管理だとか学校の主軸的な活動だけをこなしているのではないらしい。 例えば朝の通学指導やら服装の注意など、風紀委員的な活動もしていたり。 ……いち生徒としては、実に迷惑極まりないことなのだが。 【大翔】「朝からご苦労なこった」 そんな俺の言葉に、再び心底呆れるように美羽がため息をついた。 【美羽】「兄貴がもっとちゃんとしてくれたらあたしも楽なんだけどね……」 【大翔】「善処しまーす」 【美羽】「朝起こす必要もないしー、ご飯作る必要もないしー」 【大翔】「善処していきまーす」 やや、善処していく気はある。 ただなかなかそれを実行に移すのが難しいわけで。 ……決して、決して面倒くさいとかそういうわけじゃない。多分。 【美優】「あ、あの……」 【美優】「そ、それなら私が……」 その一言が、場の空気を一気にコキュートスまでに低下させた。 【美羽】「それだけは絶対やめてっ!!」 【大翔】「それだけは勘弁してくれ!!」 二人して発言がぴたりと一致した。 いや、それもそうだろう。 美優の家事能力は低い。絶望的に低い。 端的に言うなれば、 炊事:なぜか黒いモノが一品は出てくる。しかも硬い。 洗濯:機械が苦手なようで、説明書と1時間にらめっこをおっ始める。 掃除:唯一基準をクリアしているが、ど忘れが激しいのか物の配置が度々変わっていたりする。 以上の事をふまえればそりゃあ美羽だって引き止めたくもなるわけで。 さらに、本人にその自覚がないというのだからどうにも改善しにくい。 【美優】「え?え?……ど、どうして?」 【美羽】「そ、それは……その……」 ぎちぎちと美羽の首がこちらに向く。 い、いや……俺に振られても困るんだが……。 【美優】「……お兄ちゃん?」 状況が飲み込めていなさそうな美優の瞳が俺を捉える。 うう、そんな真摯な目で見るなよ……。 【大翔】「ほ、ほら!飯冷めちゃうだろ!もう食べようぜ!」 こうなれば強引に話題を転換するしかない! あまりに不自然だが、おそらく美羽はわかってくれるはずだ! 【美羽】「あ、あ~そうよね!あたし学校行かなきゃ!あは、あはは!」 【美優】「……え、もう行っちゃうの?」 【美羽】「う、うん!あと少しで電車行っちゃうのよぉ~」 ウチは全員徒歩通学ですが、そんなことも忘れていらっしゃるのですね美羽さん。 【美羽】「そ、それじゃ!後は頼んだよ兄貴!」 【大翔】「色々頼まれました。ではいってらっしゃいませ」 【美羽】「ちゃんと美優と一緒に学校行ってね?」 【大翔】「わーったっつーんだよ。ええからはよ行け」 美羽のこめかみに青筋が浮きかけたが、本人はこれ以上会話を続けるのも無駄と思ったのか、すぐさま出て行った。 ふう。全く朝から慌ただしいもんだね。 コーヒーを啜りながらそう考えた……。 朝食を終えると、そのまま部屋に戻り、登校する準備をする。 教科書おっけー。 携帯おっけー。 財布おっけー。 座薬おっけー。 【大翔】「これはいらんか」 座薬を机の上に投げ出した。 というか、なんでこんなもん入れてんだ俺。 階下に戻ると、玄関では美優が待ちわびていた。 【美優】「お兄ちゃん、そろそろ急がないと……」 【大翔】「おぉ~悪い悪い」 普段なら、美優は美羽と一緒に登校している。 実に仲睦まじい姉妹で大変喜ばしい。 けれども、今日のように美羽だけ先に家を出る、なんていう場合がたまにある。 そういう時は俺が登校する時間まで待ってもらっているわけで。 【大翔】「――っし!んじゃま、行くか!」 【美優】「うん……」 俺を気遣ってくれているのか。 はたまた一人で学校に行くのが寂しいのか。 どんな理由にせよ、俺としては一人で登校するよりかはいいかと思っていたり。 【大翔】「いってきマラリア」 【美優】「いってきます……」 そうして、毎日の挨拶を二人で呟く。 無人の家に二人の声が響き、俺はドアを開けた。 外に出て扉を施錠すると、見慣れた後ろ姿が目に入った。 【大翔】「…………」 思わず立ち止まり、人の家の前をうろうろしている人間を凝視する。 【大翔】「美優、ちょい待ってろ」 【美優】「……どうしたの?」 【大翔】「ちょっとなー」 きょとん、と首を傾げる美優を置いておき、その後ろ姿に歩み寄る。 【?/陽菜】「あっれ~おっかしーなぁ~」 む~、と何やら深々と唸る少女。 200メートル距離が空いていても誰だかわかる。 ……陽菜だった。 【大翔】「何してんだよ」 【陽菜】「ん~?えっとねー、ヒロ君が早く家から出てこないかなーって待ってるの」 それが間違いなく張り込みだということに俺は突っ込まない。断じて。 【大翔】「ほ~そうかそうかぁ。でもな、アイツ今日は来ねーってさ」 【陽菜】「うへぇ!?どうしてぇ!?」 凄まじい勢いでこちらに振り返る陽菜。 興奮しすぎて俺がそのヒロ君ということに気づいていないらしい。 【大翔】「何でもな、全国きしめん選手権に出るらしいぜ。もうマジ気合入ってたぞ」 面白そうだから適当に嘘をついてみる。 【陽菜】「き、きしめん選手権って……そんなのあったんだ……」 あるはずがないだろこの馬鹿。 【大翔】「あぁ。もう朝から意気込んでたぜ。全裸で踊り始めるくらいだ」 【陽菜】「う、う~ん……ヒロ君がそこまで打ち込むくらいすごいんだ……」 【大翔】「あ、ちなみにきしめん早食いだから胃薬とか必要かもな」 【陽菜】「本当っ!?」 【大翔】「ああ」 【陽菜】「こうしちゃいらんないっ、家に戻って薬取ってこよ!」 そう言うや否や、標的を見つけたトマホークミサイルのように爆走する陽菜。 陽菜の自宅はうちの隣なので、何やら物をひっくり返すような音がここまで聞こえてくる。 【美優】「お兄ちゃん……今の陽菜さん?」 【大翔】「いや、知らんなァあんなストーカーかぶれ」 陽菜には悪いが、お前と登校するとこっちが疲れるんでな。 さすがに毎日家の前に張りこまれてはストーカー以外の何者でもない。 まぁ、別に陽菜自体が嫌いってわけじゃないんだがな……。 ともあれ、ひとまず陽菜という障壁を突破し、俺たちは学校へ向かった。 学校に近づくにつれ、段々と生徒の数も多くなっていく。 すれ違う生徒同士が互いに挨拶を交わしていくのを横目で見た。 まぁ、無論俺や美優も同じなわけで……。 【男子生徒】「おーっす結城ぃ」 後ろから自転車にまたがり競輪顔負けのスピードでイガグリ頭の生徒が声をかけてくる。 【大翔】「お~おはよーさん」 それに軽く手を上げて返答する。うん、朝から元気なこった。 こういうやり取りは自然に返せるのが普通だ。普通ならば。 ……。 【女子生徒】「美優ちゃん、おはよう」 ちょうど横道から歩道に合流してきた女子生徒が美優に声をかけた。 【美優】「~~!え、えと……その……」 【美優】「おっ、おはよお……」 最初の『お』までは良かったが、それ以降は段々と声が失速してってるぞ。 【女子生徒】「うん、またね~」 【美優】「うぅ~……」 【大翔】「…………」 そして、歩き続けること数分……。 【女子生徒】「やほ~!みゆみゆ、おはよーっ!!」 【美優】「~~~っ!!」 別の女子生徒が背後から奇襲するグリーンベレーの如く、美優の背中をばんばん叩きながら叫ぶ。 対する美優は体をびくりと縮こまるばかりだ。 【女子生徒】「うは~今日もいい天気だねっ、みゆみゆ~」 【美優】「う、うん……とっ、搭状雲だね……」 待て妹よ。それは雨の前触れの雲じゃないのか。 【女子生徒】「うぬ~それじゃま、また後でね~!」 【美優】「ぅ~……」 【大翔】「相変わらず人見知り激しいのな、お前」 【美優】「だ、だってぇ……」 【大翔】「だって?」 【美優】「だって、目が合うと相手の人意識しちゃうんだもん……」 あー。これはかなり重症だな。 というか、改善する方法なんてあるのか?と思える。 【大翔】「全く、別にそんなの気にしなくたっていーんだよ美優は」 【美優】「でも……」 【大翔】「そんじゃあれだ、話すのに困ったらケツ叩きながら『ふぁっくみー!ふぁっくみー!』って言えば万事解決だ」 【美優】「それ絶対勘違いされるよ……」 【大翔】「ま、肩の力抜いてこうぜ。美優らしく振舞っていればみんなわかってくれるさ」 【美優】「う、うん……」 俺がそう言うと、美優は少しばかり晴れた顔をする。 やっぱり、美優は落ち込んだ顔よりも、こういう顔をしていた方がいい。 こういうの、兄バカと言えば……まぁ否定はできないけれども。 それでも、俺にとってはいつでも目が離せないような、そんな可愛い妹なんだ。 放っておけという方が無理な話なわけで。 美優は俺が歩くスピードに歩幅を合わせ、並んで歩く。 ……本当は俺が歩幅を合わせてるんだけど、そこは黙っておこう。 美羽や陽菜とは違った登校風景が、穏やかに流れていった。 学校に着くと、学年の違う美優と別れる。 教室に向かいながら、ふと置いてけぼりにした幼馴染のことを思い出した。 ま、アイツはそのうち来るだろう。 がらがらがら。 【大翔】「ちーす」 軽く挨拶をし、自分の席に着いた。 チャイムはまだ鳴らない。5分ほど余裕があるくらいだ。 俺はあまり遅刻はしない方だ。 朝は実力行使で起こしてくる妹がいるし、登校中にはストーカーが襲ってくる。 そういう風な毎日を過ごしてれば、そりゃあ時間ギリギリのタイミングで教室にタッチダウン、なんてことにはならないわけで。 本当なら、結構感謝すべきことだよなあ。 がらがらがら。 と、そんなことを考えていると、誰かが教室に入ってきた。 【?/貴俊】「あ、くろすんインしたぞー」 【?/貴俊】「おいす~」 いつもの聞きなれた声だ。 ちなみに、今のセリフ二つとも同じ奴が言っている。 【大翔】「なぁ、一人芝居してて楽しいか?貴俊」 【貴俊】「段々空しくなっていく気がする」 じゃあなんでやってんだよ。 【貴俊】「このニッポンの荒波の中を生き抜くためにはこれくらいの潤いが必要だと思わんか?」 【大翔】「うるせえよゆとり」 【貴俊】「ゆとりだっていいじゃない。ゆとりだもの」 【大翔】「説得力ねえし。矛盾してるし」 【貴俊】「ゆとりだっていーじゃねーか。人生楽しんだもん勝ちだっつーの」 【大翔】「お前みたいな奴が成人式とかで壇上に立って暴れんだろうな」 【貴俊】「え、何、俺もう成人代表で謝辞読み上げんの?」 【大翔】「……悪い、今のなかったことにしてくれ」 もはや話が通じないよコイツ。 これ以上コイツと交信しても俺の一日のテンションをジャミングすることしかないだろう。 適当に流しておくことにした。 【貴俊】「ところで腹が減ったな」 【大翔】「やや、俺にそれを申されましても。てか、お前朝飯食ってきてないのか」 【貴俊】「あぁ。毎朝忙しいんだ。目が覚めて家を出るまで所要時間3分だからな」 【大翔】「お前それ寝坊してるだけだろうが!」 【貴俊】「何を言うか。この前なんざ困ってる方を見つけたから遅刻したんだぞ」 お前それでノア先生にこっぴどく叱られたんだろうに。 【大翔】「言い訳なんざいくらでもできるわいな」 【貴俊】「バッカおめぇ、ちげえんだよ。この後ちゃんと続きがあんだよ」 【大翔】「何だよ……言ってみろよ」 【貴俊】「俺が通りがかった時、彼女は物憂げな瞳で俺を見つめるんだ」 図書館のお兄さんが子供に絵本を読み聞かせるような声で語り始めた。 あー。この話長くなりそうだな、と経験上察してみる。 【貴俊】「俺はそれを見て……即座に勘付いた」 【大翔】「カバン忘れたのか」 【貴俊】「んなケアレスミスしてたまるかっ!!」 【大翔】「じゃあ何にだ」 【貴俊】「あぁ。気づいたんだ。本当に、この瞬間は世の中の理に異を唱えたくなった……」 そこまで言うと、貴俊は深く息を吐いた。 そして、精神を限界まで集中させ、両目をかっ広げながら…… 【貴俊】「ああ――――――彼女は非処女だな、と!!」 バギッ!! 実に実に晴れ晴れとしたような貴俊の面に、俺の右ストレートが食いこんだ。 【貴俊】「何すんだボケが!!」 【大翔】「るせえんだよこのド変態が!!あれか、テメーは困ってる人見かけたらいちいち穢れ無き乙女がどうか見分けんのか!?」 【貴俊】「いや、そうでなけりゃフラグが立たんだろ」 初対面の人とフラグがほいほい立つほど世の中甘かねーよ。 【貴俊】「またまた嘘っぱちを。カノジョ、俺にべったりだったんだぜ?」 【大翔】「そうですか。そうですか」 【貴俊】「本当なら助けた後に俺の桃色空間にモッシュダイヴしようかと画策したんだが……それは叶わなかった」 【大翔】「そうですかそうですか。そりゃまたどうしてですか」 【貴俊】「うん、カノジョは猫だったんだなこれが」 バゴッ!! ―――本日ニ発目の拳が、貴俊のこめかみにクリーンヒットした。 【大翔】「また無用な時間を過ごしてしまったじゃねーか。ぺっぺのぺ!」 教室の地べたに突き刺さる貴俊を鎮魂するかの如く、チャイムがけたたましく鳴り響いた。
https://w.atwiki.jp/phans_novels/pages/29.html
題名 Vampire Love あらすじ 友達の吸血鬼の血を舐めてしまい、吸血鬼になってしまった少女と普通の男子。 二人の恋愛を描く純愛ストーリー。 学校の設定 白喜多高校。 吸血鬼も入学可能な高校。 部活動や同好会などへの参加率は高い。 自然豊かな方の島にあるため、立地的には不便極まりない。 どこぞの田んぼの中にある学校は関係ない。 ※補足 放送部は昼の放送を中心に行っており、放送委員会は帰りに帰宅を促す放送をしている。 登場人物 白石 美優 高2 主人公。 クォーター吸血鬼だが、友達の傷を舐めてしまい完全な吸血鬼になってしまう。 黒髪ロングで身長は163センチ。Cカップ。 他人と付き合ったことはなく、順也が初恋の相手。 サッカー部のマネージャーをしている。 桐島 順也 高2 美優の彼氏となる。 顔は普通だが優しい。 サッカー部のエース。 赤坂 胡桃 高2 主人公の友達で吸血鬼。 コミュニケーション能力が高く、友人も多い。 吸血鬼という事を隠しながら生きている。 福井 勢馬 高1 サッカー部所属。 新井 信也 高2 サッカー部所属。 成瀬 広 高3 サッカー部部長。 東条 真 高3 放送部所属。 順也の相談相手。 吸血鬼で、その事も知られている。 斉藤 杏奈 高1 吸血鬼研究会に属している。 真に付きまとう。 放送委員会に属している。 花園 薔薇 高3 順也が好きで、恋のライバルである美優に度々ちょっかいをかける。 また、理事長の娘。 須崎 黒史 18 サッカー部の元部長。 美優をサッカー部のマネージャーにすることを提案した張本人。 白喜多 秀雄 56 白喜多高校の校長。どこぞの田んぼの中にある学校長は関係ない。 吸血鬼を嫌っている。 大木 明日香 25 数学の教師。 生徒の相談役。 ストーリーの流れ 一年前の様子(サッカー部のマネージャーをやるまでの経緯) ↓ 吸血鬼化 ↓ 順也に買い物に誘われる ↓ 順也、美優の二人で買い物に行く ↓ 順也と美優が買い物に行ったことがクラス中に知られる ↓ 花園の嫉妬心により、美優が花園に呼び出され、順也に近づかないように言われる。 ↓ 美優は花園の言うことを聞き、順也に近づかないで部活にも出ず、それに心配した順也が家に押し掛ける。 ↓ 順也が家に押し掛けた際に告白し、ハッピーエンド 時間があれば未来も描写したい!
https://w.atwiki.jp/tenzikai/pages/29.html
☆お知らせ 管理人はあまり更新しないので皆さんの情報だけが頼りです。 現在、荒らしがひどくなっておりますので同一ホストの6回以上の連続編集ができなくなっておりますのでご了承ください。 管理人よりもう1つお知らせ アメブロ以外のブログと他の特集サイトと他のカメコのブログが時間の都合で未チェックとなっております、時間に余裕のある方はこの辺の追加編集にご協力お願いいたします。 会場MAP ☆このページはリンクフリーです。 ☆また、このページは編集が自由となっておりますので皆さんの追加情報をお待ちしています。 ☆出展者のリンクを載せる際は、特設サイト>特設BLOG>公式サイト>公式BLOGの優先順でお願いします。 ☆1ホール コーエーテクモゲームス 宇井小百合 岸本千尋 後藤琴実 柴原麻衣 清水美和 飛田ありさ 永井麻央 長山真由美 増田奈津実 森崎まみ 山口恵里奈 ☆2ホール KONAMI 藍川美聖 藍咲リサ(18.19日のみ) 秋元郁美 和泉杏奈 伊良井蛍 上ノ宮梨花 小野関舞 夏江紘実 神田理紗 桜井ちえ 高橋としみ 中川優羽 中川莉沙子 松崎麻美 山崎愛 米倉絵美 渡辺萌依子 スクウェア・エニックス 愛原涼 井上穂奈美 清水恵美 水木優衣(16.17日のみ) SEGA 青山のりこ あかね 新井美姫 荒木美鈴 石川世梨奈 石川雅咲子 植村奈央 榎本衣里子 江原美有紀 果央 楠本るか 栗橋佳苗 小石川桜子 佐藤麻也子 沢永ゆみ 下村典子 白石さなえ 杉本悦子 戸崎奈津 中村香織 長谷川みか 浜名みさき 原田ゆうき 日向かおり 福田啓子 藤崎ゆえ 宝金裕子 本田真悠 三田恵美 本橋茉莉子 柳沼陽菜 八木のぞみ 裕木まや ? ユービーアイソフト 青依 天海あむる 北村舞 西村陽奈 高梨まり 林杏菜 林万理 春那美希 ますあや 松本麻実 ☆3ホール(ビジネスソリューションコーナーは割愛) Gamania Digital Entertainment Co., Ltd. (MO) 葵ゆりか 青山イリス 池原冬実(18.19日のみ) 市川ゆり(18.19日のみ) 入江由実 片岡ミカ 上地ありさ 白河なおみ(18.19日のみ) 滝山あゆみ 初川カレン(18.19日のみ) 船木梨可子(18.19日のみ) 松田亜樹(18.19日のみ) 水木まみ 山下真実子 (CO)石本りさ 一ノ瀬咲希 上原ひとみ 潤海ナナ 金森彩奈 河野志穂 小泉みゆき 坂本ユウ さとうゆり 真田かおり 南西まどか 高橋恵美 高橋優貴 藤堂かなめ 夏知 橋本彩友美 長谷川夏帆 長谷川なお 藤村なほこ 真木恵美子(MC) 三石恵利加 南友香 モスタルディー二絵里香 吉村遊 ? マイクロソフト(XBOX360)[毎時20~25分の間だけ撮影可] 麻薙智子 東真央 天音優美 綾原れいか 石川理紗(MO) 泉たかこ 伊藤あさみ 稲森美優 大澤彩乃 大平桃子 岡田亜由美 長田詩葉 小沢えみり 小園まりえ 景山朋子 加藤みなみ 木佐梨紗 呉真由美(MO) 小西かいり 小林直(18.19日のみ) 金奈緒美 酒主円 櫻井碧 佐々木優 佐野真彩 佐藤茉莉 渋谷沙希子 鈴木麻里菜 田崎めぐみ 田辺美穂 谷真奈実 七海あゆみ 長谷川裕佳 花城あんな 正木えみ 松林彩 美湖 みさきみき 水村里愛 南紗椰 実乃里 宮本芽生 三輪愛希(18.19日のみ) 立仙美智子 YOCO リンチャーハン 鷲巣あやの(18.19日のみ) 和田めぐみ ? ? ??加奈(現在調査中) ☆4ホール アークシステムワークス 新井美由希 chinatsu アイレムソフトウェアエンジニアリング 小野由美子(MC) 楠田真夕 栗原希望 星野まみ イグニッション・エンターテイメント・リミテッド(12人) 井上あやね 佐伯みゆ 先川知香1 2 桜愛えみ 高久智子 仲川沙織 梨木アリア 成瀬さとみ 波多野有佳里 山岡文佳 カプコン 相沢まゆ 碧井エリ 秋野けい 秋山愛弓 あっこ。 AYAME いそざきさやか 今井公子 岩本あゆみ 上原ミリナ 宇佐美友紀(MC) 宇佐見ゆう うすいちえ 大山美保 奥家沙枝子 小越しほみ 折原衣理 柏木まりな 叶恵まそら 木下愛未1 2 工藤めぐみ 寿じゅり 小林彩香 今野秀美 斎藤杏 桜井智美 笹原セーラ 佐藤彩奈 島田香里 高岡なつ希 高宮葵 高村綾 中條明香 月島潤 七海マキ 西かほり 羽原亜弥 福島ゆみ 藤崎まひる 保坂いずみ 増田景子 松本愛香 三浦麻美 美咲由花 光川真由(MC) 美波千夏 村綾 村田ななこ 森江朋美 桃川ともみ 山下亜梨紗 横尾理奈 吉乃ゆうな 吉峰朱里 余田瑞希 玲音奈未 ? ? ? ? ソニー・コンピュータエンタテインメント(全部で115人)[ラインナップ以外原則、撮禁の模様] 藍沢舞 赤松由佳 荒木よし穂 池田サトミ 石井彩乃 上野カエリ 大山莉穂 小沢美依子 沖本実花 香川朝美 黒岩絵里佳 殊野真緒 小林さくら 佐藤佳菜 柴田涼子 城杏奈 鈴木恵利子 芹澤遥 高橋聡美 高間綾 城奈央 立石絵里 田中里奈 長島麻祐子 中野美穂 七瀬ひなた 花咲トキ 林真世 林りん子 はるみ 藤咲すみれ 前田乃理子 松田かおる 水沢詩織 水原みう(18.19日のみ) 宮城章恵 八木田ちえ 矢代梢 山田まり絵 山本早耶香 由良まみ 脇本えりか 涌井よう 巫部真穂 ? ? ? ? ☆5ホール アスキー・メディアワークス 岩崎真奈 河本恵 堺梨紗(18.19日のみ) 松風里佳 松本さやか 三木綾子 桃田瞳 アルケミスト 大原美鈴(MC) 栗山みなみ 小林里緒 千葉しおり 豊島沙耶加 七瀬まどか 羽田ゆう みさきめぐみ ウェブマネー あいみ 東ユリ(巫女として) 桜井みお 葉月のり 早瀬あみ 原朋子(巫女として) 三島千佳 ? ?(MC) ハンゲームコーナー 神山みゆき 貴田真琴 藤川奈緒 Gaming PC WORLD AsubA 加藤真悠 月実由衣 YURI CyAC あいこ 蒼井彩夏(MC) 藤田美栄 ディースリー・パブリッシャー 吾妻里香 市川みか 神崎美羽 小春奈央(MO) 更木なるみ 鈴木未央子 高田亜莉沙 野田真紀 山口雅代 日本エイサー 雨宮める 小園ひな 木村くみ 神野まゆ 柳まお バンダイナムコゲームス(全部で11人) 上杉鏡子 大橋はるか 小野藍 神沢友美 木村麻衣亜 木本真未 暮羽優奈 幸宮つばき 小林英梨子 滝ありさ 新谷香寿穂1 2 平野麻里菜 レベルファイブ[ラインナップ以外原則、撮禁の模様] 青山香 浅田ゆりえ 牛島さとみ 荻久保千矢伸 小野さゆり 鎌田麻実 河野沙織 小林千尋 佐藤里菜 佐野香 新本絵理 せいこ 高橋未帆 時上りく 土橋あやの 橋本紡 松谷裕美1 2 三上麻衣 森高志織 結城りこ 若松朋佳 渡邊博子 ☆6ホール 芸者東京エンターテインメント テレコムサービス 倉持さゆ 吉野めぐみ 日本工学院 /東京工科大学(平日2人、休日5人) 蒼井晴香 立花サキ 中野綾香(16,18,19日のみ) 横山かおり 渡辺順子(18.19日のみ) ☆7ホール ☆8ホール 大川あゆみ 西遠アヤセ(18.19日のみ) 東城あかね(ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2 Great Master s GPのMC、19日のみ) 日山尚子(18.19日のみ) ☆不明・未発表・その他(ブース名が判明次第各ブースに移動して下さい) 梓めぐみ 大石夏妃 加羽沢ゆうこ 鴻上聖奈 杉江慧子 杉原めぐみ 福田綾子 まい 水城華(MC) 参考文献(順不同) アウラ・エージェント NET-Age BABYBOOプロダクション BERRY Official Site モンブランのレースクィーン レポートブログ♪ TGS2010 コンパニオン特集 パメラネの部屋 SPACE10 BLOG 黒田美耶子のブログ ファミ通.com Prince.Diary! amitie Diva Fotografica コンパニオンさんの関連リンクを加える時は、名前の部分に直接リンクを張って下さい。 HPとBLOG両方ある人はBLOG優先でお願いします 例 永作あいり→ 永作あいり http //ameblo.jp/kay-dance/ -- KAY (2010-10-27 00 24 39) 名前 コメント - -
https://w.atwiki.jp/ishigamism_wiki/pages/51.html
作者:荻原浩 初版:2000年X月X日 感想: 【1回目】 期間:2007年10月 日数: オフィス ユーモア 荻原浩
https://w.atwiki.jp/bokuchu777/pages/78.html
第五話:夜、家 納涼祭も無事終わり、帰宅、夕食後のまったりとした時間。 俺は仰向けになって買ってきた心理学の読本を読んでいた。 居間では美羽と美優がTVゲームに興じている。 俺が開けた(バレてはいないが)床の修理、犯人の捜索でヘトヘトになったレンさんは、ユリアと一緒に風呂に入った後、すぐに寝た。 ユリアも多分もう寝ているだろう。……やっぱりまだ違和感。 いずれ慣れるだろうか。慣れないと困る。 そういえば、あの春先男はレンさんの話だと見つかっていないようだ。 三階から落ちた後逃げたのか……流石は外人の変質者だ。 一応レンさんに話そうかとも思ったが、今日はタイミングを逃してしまった。 美羽「兄貴、私等もう寝るよ」 大翔「ん。じゃあ俺も上がるわ」 本を棚に戻し、立ち上がって二階に上がる二人の後を着いていく。 美優は大和撫子喫茶で相当疲れたらしく、半分眠っていた。 立ちんぼうの仕事だったし、元来体力がない美優にはキツかっただろう。 階段を上りきって見ると、ユリアが天井窓から星空を見上げている。 美羽「ユリさん、何かの星座でも探してるんですか? 」 ユリア「いえ……流れ星を見ていました」 美優「私も見たいなぁ……3回願い事言うの」 大翔「俺いっぺん言えたけど、叶わなかったぞ」 美優「美優の夢が……」 夢を壊してしまったようだ。 俯く美優の頭を軽く撫でながら、自分も夜空を見上げる。 月が明るい。満月だ。 星雲を照らす太陽は見えないが、数多の星が見えていることがその存在の証明。 蒐集を待つ宝石のように輝く星。 自分と比べてあまりに壮大な存在感。 長く見続けていると、心が奪われそうだ。 空から目を逸らし、ユリアに目が移る。 碧い瞳に、金色の髪。 鼻筋が通り、整った顔立ち。 そして何より、彼女が持つ威厳に満ちた、それでいて優しげな雰囲気。 少し、星に似ている、と感じた。 手が届きそうにない……とでも言うのか。 嘆息して、三人に「お休み」と声をかけて、自分の寝室に向かう。 ベッドに飛び込む。 天井を見上げながら、人を想う。 沢井。 美羽。 そして、ユリア。 ……上手く距離感を測らないと。 人間関係に頭を悩ませられるなぁ、最近。 最後にそう思って、眠りについた。
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/2353.html
My知恵袋 カテゴリ アプリ 質問する 【知恵ノート】 投稿機能(新規・編集)終了のお知らせ 知恵ノート エンターテインメントと趣味 自殺、病死したとされているが、暗殺された可能性のある芸能人・有名人 2016/07/10 18 11 13 302173 シェア ツイート はてブ google+ LINE お気に入り知恵コレ 中川昭一 自民党の衆議院議員。自室で変死体にて発見された。死因は、睡眠薬とアルコールの同時摂取による窒息。実際はCIAに殺害されたと言われている。また民主党によって友愛(粛清)されたと捉えている人もいる。朦朧会見の際も、読売新聞経済部の記者と国際金融局長にワインに薬を盛られたと言われている。 中川一郎 自民党の衆議院議員で中川昭一の父親。札幌のホテルの浴室で首吊り自殺した。遺族は、鈴木宗男の行動が原因で彼が自殺したとしているが、世間では鈴木氏の計画的他殺では?という声すらある。それらは早計で、彼の躁鬱体質(統合失調症)が原因とされる。自身の事を誹謗するニュースがないか毎日テレビをチェックしていたという。他にソ連KGBが秘密裏に遂行したとも言われており、他殺説が忘れたころに沸き起こっている。 新井将敬 自民党の衆議院議員。大阪の在日朝鮮人であったが、16才で帰化。東大に進学し、三島由紀夫やカールマルクスに傾倒した。証券スキャンダルの最中、ホテルで首吊り自殺したが、部屋が散乱していたこと、隣室の客が争った音を聞いていることから、他殺説が色濃い。 西宮伸一 尖閣問題の最中、親中派であった中国の全権大使である丹羽宇一郎が更迭され、 後任大使として辞令が出た西宮氏であったが、辞令2日後に路上で倒れて死亡した。 中国にとって西宮は不都合な人物であり、世論としても中国の殺害説が強い。 結果として以降の大使は中国と事を構えようとしなくなり、中国にとって都合のよい変死となった。 野口英昭 ライブドア副会長。沖縄のホテルで首を2か所、手首を2か所、腹を5か所刺して 自殺したとされる。口封じのため広域暴力団によって殺害された可能性が高い。 体を刺してから非常ベルを鳴らしている等、不可解な点がある。 三浦和義 ロス疑惑で無罪となった人物であったが、旅行先の米国領サイパンで拘束された。 ロス市警によって日本側に引渡す前に殺された説が強い。自らにかけていた保険金が もし死刑になれば支払われないため、残された家族の為に衝動的に自殺したとも言われています。 伊丹十三 映画監督。マンションより投身自殺した。 映画ミンボーの女に激昂した暴力団に刺されたことがある。 自殺理由は週刊誌の不倫事件に関しての抗議とされるが、 次回作が創価学会をモデルにした作品であり、教団が後藤組のヒットマンに 殺させたと言われている。遺書も筆跡が残る手書きではなく、ワープロであった。 伊丹十三でヤフー検索すると、他殺や創価といった単語が予測キーワードとして出現する。 黒木昭雄 警察ジャーナリスト。岩手の殺人事件の真相を追っている最中、車の中で死体で発見された。他殺説があり、その解明番組がテレビでも放送された。 レフ・カチンスキ大統領 ポーランドの元大統領。第二次世界大戦中、ソ連によるポーランド人虐殺事件である カチンの森事件の遺族が多数、搭乗していた飛行機が墜落し全員が死亡したのだが、 この大統領も搭乗していた。彼は対露強硬派で、ロシアにとって邪魔な存在。 プーチン大統領が事故に関与しているという説がある。 アレクサンドル・リトビネンコ プーチン政権に批判的な報道姿勢で知られたジャーナリストアンナ・ポリトコフスカヤの射殺事件の真相するためにイタリア人教授・マリオ・スカラメッラと寿司屋で取材していたところ 体調を崩し、病死した。体内からは、ウランの100億倍の放射能を有する放射性物質のポロニウム210が検出された。 殺害説が低いもの 藤圭子 宇多田ヒカルの母親。宇多田照實とは別居中で、 30代の男性愛人と住むマンションから飛び降り自殺。 遺書はないが、メンタルに問題があったと考えられる。 上原美優 首吊り自殺されたとされる。彼女がメンタル面で不安定なことも事実であり、 関東連合殺害説もあるが、信憑性が低い。 田宮二郎 白い巨塔の主人公。自身のドラマ最終話に合わせて猟銃自殺した。 この死に方は、山崎豊子の作品である華麗なる一族の主人公の自殺と同じ。 彼は統合失調症だった。 ブルース・リー ベッドで鎮痛剤を飲んだのち死亡。脳浮腫を患っていた。 hide ドアノブで首を吊っていた。 自殺の兆候がなく、直前までスタジオを作るための売買契約もしており、 失神遊びをしていた可能性が高いとされる。 角田美代子 これは自殺でしょうね。 景山民夫 書斎でプラモデル作りに熱中していたところタバコが接着剤のシンナーに 引火して焼死体となった。殆ど火傷をしていないことから他殺説があったが 一酸化中毒の可能性もあり、事件性はないと見られる。 飯島愛 肺炎により自室で死亡。死後1週間が経過していた。 エイズだったという説もあった。 伊良部秀輝 彼の家庭環境や失敗続きのビジネスを見ても 自殺に至る理由が理解できる。 事故死とされているが自殺の可能性が高いもの 坂井泉水 ZARDのボーカル。事故死とされているが、 自殺の可能性がとても高い。 ナイス 29 違反報告 プロフィール画像 ライター daitoakokuさん その他の知恵ノート(16件) 東京と大阪の似ている街並み 関東/関西 東西比較 コミュ障(コミュニケーション障害)・発達障害・ADHDにありがちなこと 大阪(関西)がアイドル不毛の地な理由 一覧を見る ※ノートの投稿・編集・削除等の機能はスマートフォン版からはご利用できません。PC版からご利用ください。 あなたにおすすめの知恵ノート 芸能人になるということ 有名人の身長 一覧 自殺したい、死にたい時の対処法 あなたにおすすめのQ A いい人と結婚したなぁと思う、芸能人や有名人夫婦は、誰ですか? 芸能人、歴史上の人物、作家など有名人の一覧を写真でみれるサイトはありませんか? 芸能人でタップダンスが有名な人はだれですか?私は高城れにちゃんだと思います! 芸能人や有名人のinstagramの投稿へのコメントで必ず、「ドレナパンツが~…」「プレシェキスパッツが~…」「○○を○○するだけで痩せられました!」みたいなコメントがあります。 別にその芸能 人がinstagramでおすすめしていたわけでもないのに、投稿へのコメントで必ずあります。 そして、そのようなコメントをしているアカウントを見てみると、決まって投稿が1件しかなかったり、アイコンがきれいめな女性の顔だったり、フォローしている人が0人だったりします。 これってなんなんでしょうか… 正直言って見ていて不快に思います… でも理由(?)がわかったら多分納得すると思うので、教えてください。 どうして芸能人の浮気が腹立たしいのか。 最近、有名人の浮気がニュースで 流れることが多いですが、芸能人とはいえ 他人だしファンでもないし、自分が浮気 された訳でもないのに、「最低!」「謝罪べきだ」 って思ってしまう自分の気持ちが分かりません。 浮気された相手の気持ちを思ってそうなるのか、 何かに嫉妬してそう思ってしまうのか、、、 自分だって浮気するかもしれないし、 何か過ちを犯すことだってあるかもしれないのに 関係ない人の失敗を責める自分がすごく嫌です。 この気持ちの深層心理ってなんなんでしょうか? 総合Q Aランキング 1 やたら少食アピールの友達(A)がいます Aと私は頻繁に遊ぶし仲良いし好きです。でもAはやたら少食アピールをしまくってきます!Aはぽっちゃりです 遊びに行く時は特にヒドイです。マックに行ったときはAはポテトだけでした。 半分くらい食べたところで「あぁ〜もうお腹いっぱい!くどい!」とか言いながら食べてました... 2 毎日休みなく働いてる俺、夜中も寝てない俺、 アピールがすごくて 「休みくれ!」が口癖の上司。 実際の会社の雰囲気は 休みなく働け!という風な雰囲気ではなく 更に本社とは別の事務所を借りての 仕事なので本当は割と自由です。 なのに休みの日も出勤したと言って くる。 (私は普通に休んでるので実際... 3 ビール嫌いアピールが嫌です。 自分は21の大学生です。 大好きって訳ではありませんが、そこそこビールが好きで よく飲みます。20歳になってすぐはビールが大嫌いでしたが バイト先の上司、飲み会、親族との酒の付き合いで 「とりあずビール」 に頑張って合わせていたらいつの間にか飲めるようになり 今で... 4 彼女と婚前旅行に行き幻滅してしまいました。私はある会社の研究室で働いています。 学生時代から、勉強ばかりで、女性とお付き合いした事はありませんでした。 一昨年、研究室に新人女性が入ってきました。 その女性に何故か気に入られ、猛アタックされて、女性経験のない私は、あっさりノックダウンして付き合うこと... 5 嫁がめんどくさいです。 夜寝る前に下の娘(2歳)が激しくぐずり、風呂に入っていた嫁の代わりに自分が面倒見てたんですが、何をしてもまったく泣き止まず、むしろ自分が触ると嫌がるぐらいでどうしようもありませんでした。 そこに嫁が来て、「大丈夫だよぉ」と言いながら娘の背中をさすると、段々に落ち着きました。... 一覧を見る やくみつるさんが選んだ増毛法 www.zoumou.net あのTV番組で紹介されたのが、実はスヴェンソンでした。資料請求はこちら 歯科医師・技工士の悩み解決へ www.suikokai.net セミナー同時受講により悩みを解決知識・技術レベルにあった講義を受講! Yahoo! JAPAN広告 完全定額制の増毛/スヴェンソン www.zoumou.net 増毛技術の極み/全方位どこにもスキがない24時間の安心と自信をまずお試し体験 Yahoo! JAPAN広告
https://w.atwiki.jp/jososs/pages/176.html
「お願い? 美優お姉ちゃんのお願いって……」 身を固くしてそう聞き返すのが今の晶には精一杯だ。 「徹也お兄ちゃん、美優にちょうだい。それがお願いよ」 自分よりもずっと年下の幼女に睨みつけられておどおど口を開く晶に対して、美優の方はあっけらかんとした口調で、 とんでもないことを言い放った。 「ちょっと、何を言い出すの、美優ったら。徹也さんは晶ちゃんとおつきあいしてるのよ。それを何ですか!」 それまで事態の推移を少しばかり不安げな面持ちで見守っていた美優の母親だが、我が子の思いもよらぬ言動に驚き、 遂に声を荒げてしまった。 「だって……」 母親にたしなめられて不満そうに頬を膨らませる美優だったが、そこに味方が現れた。 「でも、いいんじゃないんですか、お母さん。私、美優ちゃんの味方をしたいなぁ」 と、逆に母親をなだめたのは香奈だった。しかも、香奈だけではなく恵美までもが 「あ、私も美優ちゃんの味方になります。美優ちゃんを叱らないであげてください、お母さん」 と加勢してくる。 「え……?」 思いがけない事態に、母親がきょとんとした顔つきになってしまう。 が、そんなことにはまるで構わず、香奈が重ねて言った。 「私、美優ちゃんの言う通りだと思います。たしかに、徹也お兄さんとは晶ちゃんの方が先におつきあいしてるみたいです。 それに、小学五年生と中学生だから、年回りもお似合いだと思います。でも、晶ちゃん、学年は小学五年だけど、美優ちゃ んも言ってたように、デートの途中でもいつおもらしでおむつを汚しちゃうかもしれないんですよ。デートにずっとお姉さんが 付き添って行ってあげられればそれでもいいけど、お姉さんが一緒じゃない時は徹也お兄さん、すごく困ると思います。だ ったら、少しくらい年が離れてても、徹也お兄さん、美優ちゃんとおつきあいした方がいいんじゃないかしら」 「私もそう思います。ちょっときつい言い方になっちゃうけど、おむつ離れもできない晶ちゃんがボーイフレンドだなんて、そ んなのナマイキだと思います。だから、いっそ、こんなに徹也お兄さんのことを想ってる美優ちゃんとのおつきあいを考えて もいいと思うんです」 香奈が言い終わるのを待って、恵美が大きく相槌を打った。 「香奈お姉ちゃん! 恵美お姉ちゃん!」 「香奈お姉ちゃん? 恵美お姉ちゃん?」 予想外の香奈と恵美の行動に、美優と晶は揃って二人の名前を呼んだ。が、自分の味方が現れたと感じて美優が嬉し そうに声を弾ませているのとは対照的に、まさか二人がそんなことを言い出すなどと想像だにしていなかった晶の声は悲 痛だ。 もともと、自分から望んで徹也との交際が始まったわけではない。美也子の手によって小学生の女の子そのままの格 好を強要されてバスに乗せられて知り合った相手。まさか、年下でしかも同性である徹也との交際を晶自身が望むわけ もない。しかし、美也子の企みによって晶の胸の奥底には徐々に徹也に対する依存心が芽生えてゆき、いつしか、まるで 恋する少女そのまま、徹也がいない時は胸の中にぽっかりと大きな穴が開いたように思えるほどになっていた。しかも今 朝は、これも美也子が仕組んだことだが、徹也の名を呼びながら絶頂を迎えて精液を迸らせてさえしまったのだ。今や晶 にとって、徹也は、他と比べようもないほどに特別な存在になっていた。そう、美也子の不埒な思惑通り、今の晶はまんま と、徹也の幼く引っ込み思案で甘えん坊のガールフレンドに仕立てあげられてしまっていたのだ。そんな徹也と自分との 仲を、まさか、美優と香奈、恵美に引き裂かれるなんて。 だが、それこそが、二人の嫉妬に起因する悪戯心の顕れだった。自分たちよりも年下のくせに格好いいボーイフレンドを 連れてきた晶に対する、香奈と恵美のちょっとしたジェラシーが基になった他愛ない悪戯。それが、徹也を晶から取っちゃ えばいいのよと美優をけしかける、この言動だった。悲痛な金切り声をあげて戸惑う晶の顔を横目でちらちら見ながら、お かしそうに目配せを交わし合う香奈と恵美。 さすがに、美也子にしても、こうなることまでは予想していなかった。美優が幼稚園の制服を披露する晴れの日に晶に 同じような格好をさせて公園へ連れて行けば美優が負けん気を起こして面白いことになるだろうなとは思っていたものの、 美優が徹也に心惹かれてこれほど積極的にモーションをかけるとは予想していなかったし、香奈と恵美がまさかこんな行 動に出るとは想像もしていなかった。けれど、それが美也子の企みの障害になることは決してない。むしろ、これから先、 どんなことになるのか楽しみでならないというのが本心だ。 「どうして、そんなこと言うの? 香奈お姉ちゃんも恵美お姉ちゃんも、どうしてそんなひどいことを言うのよ!?」 ぶるぶると小刻みに体を震わせる晶の口を悲鳴じみた声が衝いて出た。 「どうしてって、ついさっき言った通りのことを思ってるだけよ、私たち。いつまでもおむつの取れない晶ちゃんはデートの 途中で徹也お兄さんに迷惑をかけるばかりじゃないかしら? だけど、ちゃんとおむつ離れできた美優ちゃんならそんな ことはないのよ。だから、晶ちゃんじゃなく美優ちゃんのボーイフレンドになった方がいいんじゃありませんかって徹也お 兄さんに提案してるだけなんだけど。ね、恵美ちゃん?」 僅かに首をかしげ、少し意地の悪そうな笑みを浮かべて香奈が言った。普段は優しい少女なのだが、心の奥底には少 なからず残酷な部分をひそませているのもこの年代の少女の特徴だ。自分がどれほどひどいことをしているのか自覚す ることもなく、知らず知らずのうちに他人の心を傷付けてしまうことも珍しくはない。ただ、自分で自分の行動の意味をわ かっていないことが多いから、本人としてはあくまでもちょっとした悪戯に過ぎない。 「そういうこと。私たち、ちっとも変なことなんて言ってないわよ」 晶の狼狽えぶりがよほどおかしいのか思わずくすっと笑って相槌を打った恵美だが、晶が黄色の通園鞄を肩に掛けて いることに気づくと、一瞬だけ何か考えるような表情を浮かべた後、もういちどくすっと笑ってから、美優の方に向き直っ てこんなふうに話しかけた。 「ね、美優ちゃん。晶ちゃんたら、お洋服だけじゃなくて鞄まで美優ちゃんの真似っこしちゃってるよ。美優ちゃん、気がつ いてた?」 恵美の言う通り、家を出る前に幼稚園児そのままの格好にさせられた時、晶は、吊りスカートと丸襟のブラウスにスモ ックという衣類を着せられただけではなく、附属幼稚園のマークが目立つ、通園帽と同じ鮮やかな黄色の通園鞄も肩に掛 けるよう強要されていた。肩紐を斜め掛けにして通園鞄を身に着けた晶の姿は、昨日サンドレスを着せられた上に小物入 れの鞄を肩に掛けさせられた時以上に幼く見える。 「うん、知ってた。晶ちゃん、幼稚園に行く美優のことが羨ましくて、お洋服も鞄も真似っこしてるんだよね」 晶の肩に掛かった黄色の通園鞄を恵美が指差すのと同時に、美優が、自分の肩に掛けた通園鞄を両手で抱えるよう にして体の前に突き差してみせた。 「そうね。晶ちゃん、幼稚園に行く美優お姉ちゃんのことが羨ましくて、自分も幼稚園のお姉ちゃんのふりをしたくて、お姉 さんにせがんで幼稚園のお洋服を着せてもらって、でもって、幼稚園の鞄も肩に掛けてもらったんでしょうね」 恵美は美優に向かってわざと大げさな身振りで頷いてみせてから、晶の通園鞄と美優の通園鞄とを交互に見比べると、 意味ありげな口調で晶にともなく美優にともなく話しかけた後、そっと香奈に目配せをした。 咄嗟には目配せの意味がわからなかった香奈だが、恵美の意図に思い至るのにさほど時間はかからなかった。 「ね、ね、美優ちゃん。美優ちゃんの鞄、何が入ってるの? 鞄の中に入ってる物、お姉ちゃんたちに見せてくれないかな」 恵美の意図を察した香奈は、昨日の晶のサンドレス姿を思い浮かべ、その時に肩に掛けていた小物入れの鞄に何が入 っていたかを思い出しつつ、悪戯めいた笑みを浮かべて美優に声をかけた。 「うん、いいよ。幼稚園の鞄、何が入ってるか、お姉ちゃんたちに見せてあげる。――ほら、これが連絡帳で、これがお絵 描帳でしょ。それと、ママに買ってもらったハンカチに、可愛いカバーに入れてもらったティッシュに……」 香奈に言われて最初はきょとんとした顔つきになった美優だが、幼稚園の真新しい制服を見て貰うのが嬉しいのと同様、 これまで手にしたことのない持ち物を誰かに見せるのも嬉しくて仕方ないというふうに、ぎこちない手つきで鞄のファスナー を引き開けると、カラフルなノートやハンカチの類を次々に取り出しては、瞳をきらきら輝かせて香奈の目の前に差し出し、 まるで世界に一つしかない貴重な宝物を扱うような手つきでそっと鞄の中に戻してゆく。 「すごいね、色々たくさん入ってるんだね、美優ちゃんの鞄。そうだよね、幼稚園でお勉強したり、トイレへ行った後は自分 をお手々を洗ったりするんだもん、いろいろ持ってかなきゃいけないよね。さすが、幼稚園のお姉ちゃんだね」 香奈はわざと大げさな身振りで感心してみせてから、晶の通園鞄にちらと目をやって続けて言った。 「じゃ、晶ちゃんの鞄には何が入ってると思う? 美優ちゃんのと同じように、お絵描き帳とかハンカチとかが入ってるのか な?」 「ううん、そんなじゃないと思う。だって晶ちゃん、本当は幼稚園へ行くんじゃなくて、美優の真似っこしてるだけだもん。真 似っこしてるだけだから、お絵描き帳や連絡帳なんて入ってないんじゃないかな」 少し考えて美優はぷるんと首を振った。 「だったら、何が入ってるんだろうね。何も入ってない鞄をわざわざ持ってくるわけないもん、何か入ってると思うんだ。晶ち ゃんの鞄に何が入ってるか、美優ちゃんも知りたいよね?」 いかにも興味津々といったふうに言って、今度は香奈が恵美に向かって目配せをしてみせた。 「ということだから、晶ちゃん、その可愛い通園鞄に何が入ってるのか、お姉ちゃんたちに見せてちょうだいね」 香奈の目配せを受けてそう言うと同時に、恵美がさっと手を伸ばして晶の通園鞄の肩紐をつかんだ。 「や、やだ! 鞄の中、見ちゃ駄目~!」 晶は慌てて両手で鞄を押さえたものの、恵美の方が早かった。 「さ、美優ちゃんの真似っこばかりしてる晶ちゃんの鞄に入ってるのはどんな物かな」 晶から奪い取った鞄のファスナーを引き開ける恵美の声は好奇心満々に聞こえる。 だが、実は、恵美にも香奈にも、晶の通園鞄の中に何が入っているか、およその見当はついていた。昨日の小物入れ の中身を思い出せば、今日の通園鞄に入っている物を想像するのは難しいことではない。黄色の通園鞄には、晶が絶 対に人には見せたくない物がぎっしり詰まっている筈だった。 果たせるかな、手早くファスナーを引き開けた恵美の目に映ったのは、二人が予想していた物に間違いなかった。 「ほら、見てごらん、美優ちゃん。これ、なんだと思う?」 恵美は、決して徹也のそばから離れようとしない美優の目の前に、口の開いた通園鞄を差し出した。 「あっ。これって……」 通園鞄の中を覗き込んだ美優が両目を大きく見開いた。 「そうだよね、これ、おむつだよね。でも、昨日みたいな紙おむつじゃなくって、布のおむつだね」 らんらんと瞳を輝かせて鞄の中を覗き込む美優の目の前で、恵美は、鞄から一枚の布地をさっと取り出した。 それは、恵美の言う通り、水玉模様の布おむつだった。 美也子の背後に身を隠すようにして晶が公園の入り口に姿を現した時から、香奈は晶が吊りスカートの下に何を着け ているのか見抜いていた。いくら晶がスカートの裾を引っ張っていても、わざと丈を短く仕立てられた吊りスカートがふわ ふわ風に揺れて、そのたびに、普通のショーツの裾とも紙おむつのの股ぐりとも違うことが一目でわかるおむつカバーの 特徴的なギャザーが見え隠れしていたのだ。昨日、サンドレスの下に紙おむつを着けていた晶が肩に掛けた小物入れの 鞄に入っていたのはハート模様の替えの紙おむつだった。それを思い起こせば、プリーツたっぷりの吊りスカートの裾か らおむつカバーを覗かせた晶が斜め掛けしている通園鞄に何が入っているのか、想像するのは簡単なことだ。もちろん、 香奈の声で晶のもとに駆け寄った恵美もそのことに気づかない筈がない。 晶が肩に掛けた通園鞄に入っているのが布おむつだ知りつつ、強引に鞄を奪ってわざわざ美優の目の前でファスナー を引き開けたのも、二人のちょっとした(けれど、それをされる当人にとっては言葉で表現できないくらいの恥辱に満ちた) 悪戯心の表れだった。 「やだ、見ないで! そんなにじろじろ見ないで、返してよ。晶の鞄、返してちょうだいよ、お姉ちゃんたちってばぁ!」 香奈も恵美も、もちろん美優も、晶から見ればずっと年下の少女だ。なのに、そんな三人たちを『お姉ちゃんたち』と呼ば ざるを得ない屈辱を胸の奥底に押し込めて、晶は今にも泣き出しそうな声で懇願するしかなかった。 「いいわよ、返してあげる。この鞄の中に入ってるおむつが誰のなのかちゃんとお姉ちゃんたちに教えられたらすぐに返し てあげるわよ」 恵美が美優の目の前に差し出した通園鞄に向かって差し伸べる晶の手を押しとどめて、香奈がくすっと笑って言った。 「どうして? どうしてなの? どうしてそんなひどいことを言うのよ!?」 自分よりも年下の少女や少年に注視されて、「それ、晶のおむつなの。晶のおむつだから、すぐに返してよ」と口にする ことなどできない。けれど、そうしなければいつまでも通園鞄は恵美に奪われたままになり、いずれ晶の下腹部を包み込 むことになる優しく柔らかくも言いようのないほど恥ずかしい布地を大勢の目にさらし続ける羽目になりそうなのは明らか だった。 「あら、私は意地悪でこんなことを言ってるわけじゃないわよ。たしかに鞄は晶ちゃんのだけど、中身までそうとは限らない じゃない? 近所かどこかのお家の赤ちゃんのおむつを預かっているだけかもしれないもの。それを持ち主に確かめない まま晶ちゃんに渡しちゃうのって、どうかと思うんだ。でも、これが確かに晶ちゃんのおむつだったら話は別よ。鞄もおむつ も晶ちゃんのだったら、すぐにでも返してあげる。だから、これが誰の使うおむつなのか確かめたいだけなのよ。さ、これ は誰が使うおむつなのかなぁ」 香奈は恵美が鞄から取り出した水玉模様の布おむつを受け取り、みんなの目の前で大きく振ってみせた。 香奈にしてみれば、教室で友達の鉛筆や消しゴムを別の友達と投げ合って遊ぶのと同じ、ちょっぴり意地悪だけど割と ありふれたじゃれ合いに過ぎないのかもしれない。 「やだ。そんなことしちゃやだってば……」 恵美の手から通園鞄を奪い返すこともできず、水玉模様の布おむつを打ち振る香奈の手を制しすることもかなわず、と うとう晶の口からは嗚咽混じりの涙声が漏れ出した。 「あ、あの、みんな、もうそのくらいにしてあげたらどうかな。ほら、晶ちゃんだって……」 晶の瞳が涙で潤んできたことに気づいた徹也が、香奈と恵美、美優の顔を順に見ながらなだめるように話しかけた。 「そうですね、晶ちゃんたら、いつ泣き出してもおかしくないくらいになっちゃってますね。このくらいのことで泣き出しちゃ うなんて、本当に困ったちゃんなんだから。幼稚園児みたいな格好はしていても本当は小学校の高学年なんだから、も っとしっかりしてもらわないといけませんよね。だから私たち、徹也お兄さんに言ってるんですよ。こんな困ったちゃんの ことなんか放っておいて、まだ幼稚園児だけどとってもしっかり者の美優ちゃんとおつきあいした方がいいんじゃないか って」 「え? あ、いや、だけど……」 「だって、こんなじゃ、どこへも連れて行ってあげられませんよ。デート、遊園地に行っても動物園に行っても水族館に行 っても、ちょっとしたことですぐ泣き出しちゃうんじゃ、徹也お兄さんだけじゃなくて、他のお客さんの迷惑にもなるんじゃな いかな。そんな晶ちゃんで本当にいいんですか?」 三人をなだめすかそうとする徹也だが、口が達者になる年代の女の子に二人がかりで詰め寄られると、たじたじになっ てしまう。しかも、美優まで何か言いたそうな表情で顔を仰ぎ見ているから尚さらだ。 徹也は思わず助けを求めて美也子の顔を見たりもするのだが、内心ではこの状況が楽しくてならない美也子が助け船 を出すわけがない。 一瞬、一同がしんと静まりかえってしまう。 その沈黙を破ったのは恵美だった。何に気がついたのか、香奈がひらひらと振ってみせる布おむつに向かってじっと目 を凝らした恵美が、香奈の手をそっと押さえたのだ。 「あ、ちょっと待って、香奈ちゃん。ちょっと、手を振るのをやめてみてよ」 「ん? どうしたの、恵美ちゃん? このおむつがどうかした?」 不意に手の動きを妨げられた香奈が怪訝そうな表情を浮かべて恵美に尋ねた。 「うん、ほら、ここを見てよ。ね、可愛いピンクの糸で刺繍がしてあるでしょ?」 恵美は、おむつの香奈がつかんでいるのとは反対側の端の隅を人差指でつんとつついてみせてから、意味ありげな笑 みを浮かべたかと思うと、すっと膝を折って美優と目の高さを合わせて言った。 「ね、美優ちゃん。美優ちゃんはもう字を読めるんだっけ?」 「うん、読めるよ。お友達に負けるのいやだから、ママに字の読み方、たくさん教えてもらったもん。読めるの、自分の名 前だけじゃないよ。ほら、鞄に書いてあるのが『ゆうひがおかようちえん』って、美優が行く幼稚園のお名前だし、あ そこに立ってる札に『じてんしゃちゅうい』って書いてあるのだって読めるもん」 恵美の問いかけに美優は胸を張って大きく頷き、自分の通園鞄や公園の通路に立っている注意書きに書かれた文字 を得意げに読み上げた。 「ほんとだ。すごいね、美優ちゃん。じゃ、これは何て書いてあるかな?」 恵美は美優の頭を二度三度と優しく撫でてから、水玉模様の布おむつの端に刺繍してある文字を指差した。 「んーとね……えっと、最初は『え』かな……んと、え・ん・ど・う……あ・き・ら……えんどうあきら。――あ、これって、晶 ちゃんのお名前だ!」 恵美の指が刺繍をなぞるのに合わせてたどたどしい発音で文字を一字一時読み上げていた美優だったが、最後まで 読んでそれが晶の名前だと気づくと、「遠藤晶っておむつに書いてあるよ」「このおむつ、遠藤晶ってピンクの糸で書いて あるね」と嬉しそうに何度も何度も繰り返し言った。 美也子が赤ん坊の時に使っていたお下がりの布おむつに京子の手で刺繍された自分の名前。その名前を美優が口に するたびに、下着の形さえしていないその恥ずかしい布地が自分の下腹部を優しくもいやらしく包み込む物なのだと改め て思い知らされ、ますます羞恥が掻きたてられる。 「ふぅん。おむつに名前を刺繍してもらってたんだ、晶ちゃん。そっか、これなら、洗濯した後で外に干してて風で隣のお 家とかへ飛ばされちゃってもすぐに返してもらえるもんね。晶ちゃん、本当は小学五年生だから、お隣のお家の人とか、 まさか晶ちゃんがまだおむつ離れできてないんだって思わないから、名前が書いてないおむつが風で飛んできても、ど このお家のかわからなくて困っちゃうもんね」 美優が大声で読み終えた刺繍の文字を改めてしげしげ眺め、香奈が感心したように呟いた。 そこへ、晶が弱々しい涙声でもういちど懇願する。 「いつまでも見てないで、返してってば。晶のおむ……か、鞄、返してよぉ」 けれど、香奈の返事はつれない。 「そうね、こんなにはっきり晶ちゃんの名前が刺繍してあるんだもん、このおむつ、晶ちゃんのでしょうね。でも、駄目よ。 これが誰の使うおむつなのか、口でちゃんと教えられないうちは返してあげられないわよ」 晶がつい「晶のおむつを返してよ」と言いかけたのを聞き逃すことなく微かに笑みを浮かべたものの、わざと冷たい声で 言って首を振る。 「そんな……」 晶がぽつりと呻き声を漏らして唇を噛みしめた時だった。それまではそよそよと肌に心地よい穏やかな風が吹いていた 公園に、春の気まぐれか、突如として一陣のつむじ風が吹き渡った。 「きゃっ!」 「いやっ!」 悲鳴をあげて慌ててスカートを押さえたのは美優と晶の二人だけだった。 男の子たちは半ズボンだし、香奈と恵美は弟たちの一輪車の練習を手伝ってやるためにジーンズ姿だし、砂場で遊ん でいる幼児グループの中の女の子たちは、スカートが捲れても恥ずかしがるような年齢に達していない。本当は美優も、 ついさっきまでは、他の幼女たちと同様、スカートが風に捲れても気にするような子ではなかった。なのに、徹也に心惹か れて急に女の子らしさに目覚め、昨日までの紙おむつに代わって今朝から穿かせてもらっているアニメキャラのフロント プリント付きショーツを徹也に見られるのが恥ずかしくて、それで、それまでにないことなのに、思わずスカートの裾を押 さえてしまったのだった。 生まれながらの女の子だけれど、これまでスカートが捲れ上がることなど気にしたことのない美優。本当は高校生の男 の子のくせに、昨日からスカートを穿かされ、ことあるごとに羞恥きわまりない下着を他人の目にさらし、いつしかスカート を押さえる仕種がすっかり身についてしまった晶。羞じらいの表情を浮かべてスカートの裾を押さえる身のこなしは、まる で男女が逆転してしまったたかのように、晶の方が可憐で清楚な初々しさに満ち満ちていた。 一同の目に、美優の女児用ショーツが映った。そうして同時に、晶の下腹部を包む大きなおむつカバーも。お腹がぷっ くり出た幼児体型の美優が穿いたショーツの股ぐりから突き出た細っこい脚。翻って、横漏れ防止用の二重ギャザーが 目立つふんわり膨らんだおむつカバーの股ぐりに太股をぴっちり締めつけられて、どこかむちむちした感じのする晶の脚。 仕種だけでなく、見た目も、晶の方に色香が漂っているのは否めない。 つむじ風の悪戯は、二人のスカートを捲り上げて対照的な下着をあらわにするだけにとどまらなかった。美也子の手で 徹底的に幼稚園児の格好をさせられるのを嫌がった晶が無駄な抵抗をしたせいで留めゴムがきちんと顎にかかっていな かった通園帽が晶の頭を離れ、風に乗ってふわっと舞い上がったのだ。それに気を取られたのか、香奈が端をつかんで 持っていた布おむつも香奈の手を離れて飛んで行ってしまう。 全員が一斉にあっと声を上げる中、香奈の弟・良平と恵美の上の弟・淳一が揃って、たっと駆け出した。二人の少年は 二手に分かれ、良平は通園帽を、淳一はおむつを取り戻すために、それぞれの目標に向かって一目散に走り出したのだ った。 二人が戻ってくるのを待つ間、デザインこそ赤ん坊用のと見まがうばかりなのにサイズは晶の体に合わせて特別に仕立 てられた大きなおむつカバーをみんなの目にさらした晶は何も言えず、ただ顔を伏せて羞恥に身悶えするばかりだった。 本当は男の子のくせして、スカートの裾から女児用のショーツを覗かせたりしたらどんなに恥ずかしいだろう。本当はずっ と前におむつ離れをしている高校生なのにハート模様のピンクの紙おむつをスカートの下に着けていたらどんなに恥ずか しいだろう。けれど、そんな恥ずかしさも、たっぷりあてた布おむつのせいで丸くぷっくり膨らんだおむつカバーをあらわに することに比べれば幾らかはマシに思えるほどだ。すぐ目の前にいる幼女でさえ、昨日までは外出の時は紙おむつだった のに、今日はパンツになっている。なのに、昨日の昼までは普通に高校生の男の子として暮らしていた筈の晶が今は幼稚 園児そのままの衣類に身を包んで、その上、風に舞い上がったスカートの裾からはおむつカバーを覗かせているのだ。 そうして、その屈辱と羞恥は、良平と淳一がそれぞれの目的を果たして戻ってきた後もいや増すばかりだった。 「はい、晶ちゃん。ごめんね、お姉ちゃんたちが意地悪なんかしちゃって。こんなことじゃお姉ちゃんたちの代わりに謝った ことにならないかもしれないけど、でも、僕たち、こんなことくらいしかできないから。おむつ、一枚でも足りなくなると困るよ ね? それだけお母さんの洗濯の回数が増えるから困るよね。だから、一生懸命走って取り戻してきたんだ。これで、晶ち ゃんがおもらしやおねしょをしちゃっても、少しはお洗濯の回数が増えなくてすむかな」 息を切らして戻ってきた淳一は、風に乗って遠くまで飛んで行ってしまいそうになるのをかろうじて捕まえた水玉模様の 布おむつをおそるおそる晶に手渡し、吹き渡る風に舞うスカートの裾から見え隠れするおむつカバーにちらちら目をやりな がら気遣わしげな様子で言った。 「本当にごめんね、晶ちゃん。お姉ちゃんたちは意地悪するし、僕たちは僕たちで昨日、晶ちゃんのブラなんか見ちゃうし。 ひどい姉弟だって思ってるよね? でも、わかってほしいんだ。僕たち、晶ちゃんのことが可愛くて可愛くて仕方ないから、 ついついこんなことしちゃうんだ。晶ちゃん、僕なんかより年上で五年生だよね。だから、昨日は綺麗なお姉さんだなぁって 見取れてて、それで、日焼け止めのクリームを塗ってもらってる晶ちゃんの胸なんか見ちっゃて。でも、今は違うんだ。晶 ちゃんがおむつだってわかって、でも、そんな晶ちゃんが可愛いくって。だからお姉ちゃんたちも晶ちゃんにかまってみたく てしようがないんじゃないかな。だから美優ちゃんも、そんな妹みたいな晶ちゃんが可愛くて、それで、徹也お兄さんにちょ かいを出すことで晶ちゃんの気を惹こうとしてたんじゃないかな。なんだか、そんなふうに思うんだ、僕。――はい、できた。 これでもう風が吹いても帽子は飛んでったりしないからね」 良平が精一杯背伸びをして、自分よりも背の高い晶の頭に黄色の通園帽をかぶせ、まるで幼稚園に通い始めたばかり の幼い妹の面倒をみるように、留めゴムを優しく顎に掛けてやった。 美優の母親を除けば、ここにいる全員の中で一番の年長者は晶だ。しかも、男の子。なのに、小学三年生の男の子たち からもまるで一番の年少者、それも甘えん坊の女の子みたいに扱われて、やるせない想いばかりが胸を満たしてゆく。 「あ、晶……」 涙声でぽつりと呟く晶。 そのあまりに切なげな涙声に、誰しもが晶の顔に視線を注がずにいられない。 「晶、晶ね……ふ、ふぇ~ん……」 とうとうこらえきれなくなったのか、晶の目から涙の粒がこぼれ落ちた。 もうまるで手放しで、しきりにしゃくりあげ始める。 「大丈夫だよ、晶ちゃん。おむつも帽子も、ちゃんと取り戻してもらえたんだから、なにも心配することなんてないんだよ」 徹也の顔から困惑の表情が消えた。目の前に立っている美優の体を抱き上げて今度こそ脇に追いやり、代わりに、声を あげて泣き出した晶の体を抱き寄せる。 「お、お兄ちゃぁん……ふぇ~ん、えっえっ、うぇ~ん」 感極まったかのように晶の泣き声が一際高まった。 「よしよし。お兄ちゃんが抱っこしていてあげるから、思いきり泣いていいよ。気の済むまで泣いていいよ。でも、約束してほし いんだ。泣きやんだら、香奈お姉ちゃんや恵美お姉ちゃん、それに、美優ちゃ――美優お姉ちゃんとも仲良くするんだよ。三 人とも晶ちゃんにちょっときつく当たっちゃったみたいだけど、本当は晶ちゃんのことが可愛いくて、ついあんなことをしちゃっ たに決まってるんだから。晶ちゃん、附属へ行き出してから、近所でお友達がいないんだろう? そんな晶ちゃんにせっかく できた新しいお友達だもん、仲良くしなきゃね。それに、帽子やおむつを取り戻してきてくれたお兄ちゃんや、二人が戻ってく るまで心配そうに晶ちゃんのことをじっと見ていてくれたお兄ちゃんにも可愛がってもらわなきゃね」 徹也は晶の体を抱き寄せたまま、自分たちを取り囲むようにして立っている少女たちや少年たちの顔を順に見回して言い、 それから、晶の顎先を軽く持ち上げるようにして唇を重ね合わせた。 「お兄ちゃん……晶の徹也お兄ちゃん……」 キスで唇を塞がれたせいでくぐもった声になりながらも、うっとりした目で晶は徹也の名を呼んだ。 「なにも喋らなくいいよ、晶ちゃん。もう何も心配することなんてないから、静かに僕にしがみついていればいいんだよ」 こちらもくぐもった声で徹也は優しく言い、晶の口に舌を差し入れた。 その直後、晶の体が小刻みに震え、うっとりした表情を浮かべつつも、ふっくらした頬に、どこか羞じらうような朱が差す。 晶の表情の変化を目敏く見て取った美也子は、ぽつねんと立ちすくんでいる美優に無言で手招きをして晶の傍らに立 たせ、右手の手首をそっとつかんで、晶のおむつカバーの中に掌を差し入れさせた。 突然の美也子の行動に驚いた顔になった美優だが、その顔に更に驚きの表情が浮かぶ。 「晶ちゃん、おもらししちゃってる。晶ちゃんのおむつ、どんどん濡れてってるよ、お姉さん」 まるで遠慮というものとは無縁な美優の甲高い声があたりに響き渡った。 大人と比べて体温の高い幼児特有の温かい手がおむつカバーの中の様子を探る感触ははっきりと下腹部から伝わっ てくる。おむつが濡れていることを知らせる美優の容赦ない声も耳にはっきり届いている。けれど、そんなものはまるで 気にならなかった。徹也と抱き合い、徹也と唇を重ね合い、徹也と舌を絡め合いながら、晶の下腹部は次第に緊張を解 いて、おしっこを溢れ出させていた。昨日、徹也と知り合い、美也子に仕組まれるまま、まるで恋する少女そのまま徹也 と唇を重ねた時、晶は白いおしっこを――年頃の男の子のシルシである精液を迸らせ、紙おむつをべとべとに汚してしま った。けれど、今、徹也と唇を重ね合わせながら布おむつを汚しているのは、まぎれもない本当のおしっこだった。茜の 店の試着室で美也子の膝にお尻を載せて自らの意思で紙おむつをおしっこで濡らした時ともまた違う、奇妙に自然で奇 妙に甘酸っぱい粗相。春休みが終われば高校二年生になる晶が、中学三年生になる徹也に抱かれ舌を絡め取られた ままおむつカバーの内側をおしっこでじくじく濡らしてゆくというのに、まるで屈辱も羞恥もなく、ただ体中に感じるのは、 心地よい気怠さと、なにものにも代え難いほどに哀しくも妖しい悦びに満ちた切なさばかりだった。 今、晶は、自分が、それこそおしっこも教えられないほど幼い女の子に変わってゆくその過程の只中にあることを直感 していた。なのに、それに対する恐怖など微塵も感じない。あるのは、全身を貫く狂おしい悦びだけだった。 (美優ちゃんのお母さん、約束通り、要らなくなったおむつを持ってきてくれたみたいね。だったら、このすぐ後で晶ちゃん のおむつを取り替える時、通園鞄に入れて家から持ってきたおむつじゃなくて、せっかくだから、美優ちゃんのお下がりの おむつを使わせてもらうことにしましょうか。そうね、それがいいわね。その方が、晶ちゃんと美優ちゃん、もっともっと仲良 くなれるに決まってるものね) しっかと抱き合い離れようとする気配など微塵もみせない徹也と晶からふと視線を外した美也子は、美優の母親が大き な紙袋を手に提げていることを確認して妖しい笑みを浮かべた。母親が持っている紙袋の中には、美優が赤ん坊だった 時に使っていた布おむつが入っているに違いない。違いないというのも、、美優がおむつ離れをして要らなくなったおむつ を分けてくれるよう美也子が母親に依頼していたからだ。それこそが、昨夜のうちに美也子が母親に電話で『お願い』した 一件に他ならなかった。おむつ離れする直前は紙おむつを使っていた美優も最初のうちは布おむつだったと母親から聞 いた美也子は、おもらしの量が少なくない晶には、自分が赤ん坊の頃のお下がりの布おむつだけでは足りないかもしれな いと考えて、不要になった布おむつを分けてくれるよう依頼していたのだった。もっとも、それには、おむつが足りなくなりそ うだという理由の他に、自分よりもずっと年下の美優が赤ん坊の頃に使っていたおむつを使わされることになった晶がどん な羞恥の表情を浮かべるか、それをたっぷり楽しむためというもう一つの秘密の理由があったのは言うまでもない。いや、 むしろ、もう一つの内緒のその理由の方が美也子の胸の中ではより大きなウエイトを占めていたろうか。 (それで、おむつを取り替える場所はどこにしようかな。昨日みたいにトイレの中じゃ面白くないから、ベンチの上がいいか な。それとも、芝生の上にレジャーシートを敷いて、その上で取り替えてあげるのもいいかしら。晶ちゃんがむずがらない よう、みんなにあやしてもらいながら取り替えてあげた方がいいわね。もっとも、晶ちゃんが本当は男の子だって知ったら みんなショックを受けちゃうだろうから、それがわからないくらいには離れていてもらわなきゃいけないかな。だったら、やっ ぱり、芝生の上がいいかな。晶ちゃんは芝生の上に敷いたレジャーシートにねんねさせて、美優ちゃんたちには、芝生を 囲んでる柵のすぐ外からガラガラであやしてもらおうかしら。但し、徹也君まで離しちゃうと晶ちゃんが寂しがるから、今朝 みたいに、徹也君だけはすぐ近くであやしてもらわないといけないわね。お昼にはまだ早いけど、晶ちゃん、そろそろ喉が 渇いてる筈だから、哺乳壜でミルクを飲ませてもらうのがいいわね。うふふ、念のためにレジャーバッグに入れてよだれか けも持ってきといてよかった。よだれかけを着けさせれば、せっかくの可愛いスモックをミルクで汚しちゃうこともないし、そ れに、スモックの上によだれかけを着けた晶ちゃんのこと、美優ちゃんも可愛いって言ってくれるに決まってるもの。美優ち ゃん、晶ちゃんのことをますます赤ちゃん扱いしちゃうかな。そのうち、私が晶ちゃんのおむつを取り替えてあげるから安心 してねとか言いながら晶ちゃんと徹也君のデートについてっちゃうかもね) 美也子は、右手に持ったレジャーバッグと左手に持ったランチバスケットの中身を思い出しながら含み笑いを漏らした。 うららかな春の日に満ちた公園の芝生の上でおむつを取り替えられると知った時、今は徹也に抱かれてあんなにうっと りした顔をしている晶がどんな表情を浮かべることだろう。 けれど、実はそれさえも、春休みが終わると同時に訪れる想像を絶するほどの恥辱への序章に過ぎない。 美也子の家の二階に晶のために用意した二つの部屋。一つは、赤ん坊から幼稚園児までの装いに身を包んだ晶を生活 させるための『育児室』で、もう一つは、晶を小学生として扱うために用意した『勉強部屋』だ。 しかし、晶にはまだ知らせていないが、『勉強部屋』のクローゼットには、附属小学校の制服や小学生にお似合いのサンド レスといった衣類だけではなく、晶や美也子が通っている高校の制服も用意してある。しかし、それは男子用の制服ではなく、 大柄な美也子のと比べれば二回りほど小さめのサイズの女子用の制服だった。それも、校則ぎりぎりまでスカートの丈を短 くした制服だ。もちろん、それも晶に着せるために用意した制服だった。 春休みに入ってすぐ、晶の両親から学校へ「晶が泌尿器系統の病気を患って手術を受けたのだが、その後遺症のため失 禁が続くようになり、おむつを手放せない体になってしまった。しかし、厚めのおむつだとズボンを穿くことができないため、ス カートの着用を許可してほしい。ついては、上着が男子用で下だけスカートというのも却って不自然なので、いっそのこと女 子用の制服の着用を認めてもらえないだろうか」という相談を持ちかけていたのだ。病気というのは単なる口実で、美也子、 美也子の両親、それに晶の両親が口裏を合わせてのことだったのだが、学校側としても本当のところはわからないものだか ら、病気を理由とした申請は易々と受理され、本人はまるで知らぬまま、新学期からは晶は女子用の制服で通学する手筈が すっかり整ってしまったというわけだ。しかも、失禁という後遺症が理由だから、丈の短いスカートの下にはおむつとおむつカ バーを着けて通学せざるを得ないのだ。 春休みが終わる日の夜、思ってもみない女子用の制服を差し出された晶はどんな顔をするだろう。 そして、新学期の初日、女子用の制服を着て、スカートをおむつカバーで丸く膨らませた姿で登校してきた晶を、他の生徒 たちはどんな目で迎えるのだろう。 それを想像すると、美也子の胸が妖しくざわめいてならない。 しかも、徹也は、晶や美也子が通っている高校を受験する気満々だ。来年の一学期、新たな希望に胸を躍らせて高校の 入学式に臨んだ徹也が、制服のスカートの裾からおむつカバー覗かせた姿で新入生を迎える晶に気づいた時、どんなに驚 いた顔をするだろう。 それを想像すると尚、美也子の胸がますますざわめく。 時は春。 風に舞う桜の花びらが全てをピンクに染める妖しい季節。 桜の幹を揺らして吹き渡るなまめかしい風が全ての風景をゆらゆら歪めて見せる狂おしい季節。 そよ吹く風に弄ばれて行くあてなく踊る桜の花びらが一つ、晶の肩にそっと舞いおりた。 【完】