約 31,765 件
https://w.atwiki.jp/kodamasuru/pages/82.html
カード名 カードナンバー/レアリティ カード名:《 》() キャラ名:「 」() LPリミット: キャラクターシンボル: 属性: END:- カードテキスト フレーバーテキスト
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/3970.html
本文是《Synchronicity~巡る世界のレクイエム~》系列的原作小說《あなたの不在は、私には耐え難い苦痛でした》一文的翻譯。 本次翻譯已取得作者同意。(鈴ノ助さん、ありがとうございます) 作者有說不能用於商業用途,請大家乖乖遵守道德準則。 特設網站地址 Synchronicity ~巡る世界のレクイエム~ 所有人:ひとしずくPさん 鈴ノ助さん 原文地址 あなたの不在は、私には耐え難い苦痛でした 物語のベースとなったはじまりの物語 作者:くまがい(水城)さん 翻譯:cyataku 校對、潤色及系列協助:rufus0616 如有遺漏誤譯之處歡迎留言指正 (_ _) 你不在身邊,是我難以忍受的苦痛 我是為何會感到空虛? 又是為何會感到失落? 我是為何,在全世界搜尋著那未知的面容,承受著求而不得的絕望? 又是為何,彷彿聽聞到那理應不知的聲音,呼喚起本應不知的名字? “其實你有個姐姐。”母親略帶悲痛神色地說道。 自此瞬間Len便意識到了,從懂事以來便始終如影隨形般的那股不可思議的感覺,全然並非自己的錯覺。 於是他開口問道。 “她和我,是雙胞胎嗎?” 雙親一時驚愕得說不出話來。結果這重要的另一半靈魂是出於何等緣由與自己分離開來的呢,直到對話結束,Len也沒能問出口來。 我們一定通過靈魂的兩端連繫著吧。將這種曖昧的感覺說出口的話,十有八九會被認為是腦子有毛病。 Len是個就全鎮而言也算聰明的孩子,所以他再也沒有做出,向雙親詢問那一半靈魂的舉動。 因為會難過的絕不僅僅只是自己。看著每每試圖說下去都會痛哭崩潰的母親,他不由得選擇了放棄。 只是那聲音、那餘像、那面容,在腦海中盤桓不去。 他不禁想,雙胞胎的話應該和自己很像的吧。 通透的金髮和南國碧海般湛藍的眼眸…嗎?不過,是女孩子的話一定會很惹人疼愛吧。 披散開總是整齊紮好的髮辮,Len輕聲笑了。 雖然再怎麼緊盯著鏡子,鏡面中映照出的也只是自己,而非分離遠方的另一半靈魂。可是,總覺得能抓住些許影子。 “——妳笑起來會是什麼樣子呢?”Len在心底問道。 將手撫過鏡面的話,鏡像便像是追逐著手掌般晃動起來。自那縫隙間一閃而過地探視著的眼眸,散發出強烈的渴望某物的光芒,陌生得彷彿不是自己。 這樣的眼神,一定是因為想要確認自心之底端感覺到的存在吧。 一直以來,自己都熟知於心的,那個——。 * 潮濕陰暗的空間裡,一顆水珠滴落的聲音喚醒了少女。黑暗中,柔軟的金絲自她肩頭滑落。 看來是在短暫的間隙時間小憩了一會兒。 她揉著依舊睡眼惺忪的眼睛,巡視向昏暗的四周。遠處的石縫間投射進外界的陽光,照耀著一小塊岩石。那是小小一片有陽光的地方。 “…………” 少女戰戰兢兢地走近那束微薄的陽光,像是要確認它的溫暖般舉起了手臂。 未曾經受纖細陽光照拂的肌膚十分白皙。 溶入光線之中的髮絲散發著蜜色光澤,而她那雙正緩緩轉動著的閃爍著探視目光的眼眸中承載著柔潤的碧藍。 在少女的視線前方,有著某個隱匿在岩群中卻又顯然不是岩石的東西。此刻應當正在沈睡的祂,肌膚硬如岩石。而在祂緊閉的眼瞼之下,是銳利得能將黑暗照亮的金色眼瞳。 祂的身姿正如,與這片土地相合、並支撐著大地,時而驅去災厄,司守護神一職又被稱為破壞神的龍一般。 不,祂的確正是自神之世代延續至今的龍。一旦陷入狂暴便會引發不可收拾的後果。屆時,這一帶或許都將被吞入火海。 在龍面前,人類彷彿只剩下脆弱。不過草芥。 祂於覆手間便可將人們長久苦心經營的成果化歸灰燼。但要講到人所擁有的唯一能與之抗衡的手段,那便是聲音。 編織音符的,聲音。 並非任何人的聲音都可以,能勝任的只有具有能鎮定住龍的功效的歌聲。擁有這種聲音的人,居住在昏暗得大致沒人願意定居的岩群間一副空架子的祠堂裡,往來生活於龍所居住的地下空洞與祠堂之間。 如今,少女正擔起此任。唱出別緻的曲調,纖細的髮飾亦隨之擺動。由祠堂通往外界的門扉無法從內側打開,只定期由人送來食物和生活必需品。 也就是說,她正獨自奉上一生看護著這片土地。據傳,龍的存在會為其所在地帶來豐饒。 當然,若考慮到此舉同時背負的風險,傳說中的豐饒似乎也是理所當然。 少女一無所知。外界究竟是一幅怎樣的景象呢。她一邊想著,一邊擺弄著由人送來的柔軟布料製成的連衣裙裙擺,在僅有的陽光下哧哧笑著。 這時,巨岩忽然移動了。不,是本在熟睡中的龍醒轉過來。 祂正以銳利的金色瞳孔狠狠盯著少女,彷彿在質問“妳有什麼好高興的”。若是稍有差池,恐怕少女纖細的身軀會在瞬間被撕裂吧。 然而,少女身上看不出一絲怯意。 “今天,是晴天喔。我就給你唱首晴天的歌吧。” 這些歌彷彿是在潛意識裡學會的。既像是從各種地方聽來的歌謠,又如同在夢中記住的旋律。 少女柔軟的唇瓣間織就的,正是其中的一首。 在夢中,少女變作了少年。聽到形形色色的人們呼喚著自己的名字。那個,似是叫做Len的名字。 與自己容貌極為相近的少年笑著回應,朝氣蓬勃地向陽光照耀的地方跑去。 說來,在自己之前,在這裡唱歌的是個怎樣的人呢? 這份使命,除非誕生了新的擁有鎮定之聲的人,或是因觸犯龍的逆鱗而遭到殺害,否則不會結束。 從少女出生不久便被帶入祠堂這點來看,沒時間來等她長大這一事實自然地浮出了水面。 那個人,一定是死掉了吧。因為觸怒了龍,或是這個龐大的存在厭倦了她。 “……唔,看來你很中意這首歌呢。” 唱完歌的少女看著變得乖順老實啪嗒臥倒的龍,滿足地笑了。 或許是因為那些夢境。對外界一無所知的少女,憑藉著與某人相連的靈魂間共有的意識,逐漸學會了各式各樣的歌謠。 在實際被幽閉著的狀態下,依然能擁有悠揚而惹人憐愛的具有奔放自由感的歌聲。這一點,似乎頗得龍的青睞。 少女用她小小的手摸了摸再度陷入沈睡的自幼一同生活的存在,以輕盈的腳步攀上通往祠堂的略顯台階形狀的岩石。 今天,少女的心情也很好。 在之前的淺眠中,雖說只是透過鏡子,但也算是看見了通過夢境與自己相連的某人的臉。那臉龐,像極了自己。 “Len,” 她喚起自己在夢中被喚作的名字。幼時便與世人隔絕的少女依然能熟知語言,或許完全可以歸功於這憑籍夢境與外界相連的精神。 “我叫……Rin喔。” 少女溫柔地傾訴著,似是想在他記憶中留下一絲影子。可她並不知道,夢中那人其實就在現實之中。 僅僅像是想向夢中作為少年的自己分享個小秘密般,如此輕聲自語。 * 厚重的雲層迅速佈滿了黃昏的天空。“看樣子有雷陣雨。”朋友中有人說道。於是大家一哄而散。Len沒有理會忙著趕回家去的友人,徑自停下了腳步。他聽到了聲音。 “……啊啊——” 彷彿就要落下淚來。此刻的天空與自己如此相似。 急勢而下的雨點敲打著地面。每個人都帶著小小的慘叫抱怨聲奮力奔跑。等雨停的人,趕回家的人。人們各自想辦法避雨,只有Len呆立在馬路中央,任由雨水捶打著。 雨打濕了他的金髮,打濕了他的衣衫。但那臉頰上滑落的,卻不僅僅只是雨水。 “Rin。我是,Len啊。……我就在,這裡啊。” Len一直都知道的,即使被遠遠分隔兩地,他們的靈魂依然連繫著。 也一直都知道,如同自己另一半靈魂的少女,始終認為自己的存在只是夢境的產物。 那些被少女當作幻想來看的關於Len的夢,嚴格來講,正是彼此相連的靈魂間共有意識所產生出的現實。 “……我和妳就在同一個世界裡啊。” Len輕輕將手放在胸前,被雨打得冰冷的肌膚深處傳來了有節奏的脈搏跳動聲。 他無從知曉,該如何告知少女這一切不是夢而是現實。只有混同雨水打落的淚滴,深深滲入了這片龍所惠澤的大地。 - end - 系列樂曲 ■第一章「君を捜す空(NICO)」 追尋著無盡天空彼端傳來的,少女的歌聲。少年踏上了旅程。 (本文為此章相關內容。) ■第二章「光と影の楽園(NICO)」 少年為解放少女而戰,少女為守護少年的世界而歌。直至,彼此生命終結… ■第三章 目前尚未公開,請稍作等待。
https://w.atwiki.jp/saitohnob/pages/25.html
20100915 mixiで書いていた詩を2つアップしました。 20100821 文体について。 ここ8カ月くらい、マニュアルを書いていました。並行して、携帯を使って小説メモを書き、それをポメラ(ようやく買えた!意外と安く手に入った)に入力。ということをやっています。 また長編小説を文学賞に送ろうと考えています。 今の仕事は文章書きです。8か月で4000ページくらい書きました。 そうすると文体が全く異なった、妙に硬い文体でしか、文章が書けなくなってしまいました。 川上弘美みたいな文章に憧れを感じてます。凄く柔らかい文章書きますよね。あの人。 やっと仕事が落ち着いたので、(それでも基本的には文章を書くのが仕事のほとんどですが)感覚を取り戻さなきゃ。 20100430 平和な日々を過ごしています。が仕事がやたらめったら忙しく、かなりここを放置してました。 今は携帯で長編小説を書いてます。 ポメラが欲しい今日この頃です。 20090814 西原理恵子の「ぼくんち」を読みました。最初に読んでたのがスピリッツに連載されていたころだから、10年くらい前だったと思います。兄がスピリッツを毎週買ってきてくれたので、読んでました。中学生か高校生になったくらいか、当時の印象は、「なんかすげえ」っていうだけで、それほど印象には残らなかったけれど、今読み返すととてつもなく深い物語ですね。 人間の根本的な部分、男と女をダメ人間達が容赦なく暴力的に描いているのには圧巻です。 20090609 資格勉強 IT関連の資格の勉強をしています。この業界にいる限り、そしてもうプログラマからインストラクターへとジョブチェンジしてしまった(させられた)関係上、嫌が上でもいろんな勉強をしなければならない。カバンの中も参考書が入っていて、なかなか小説すら読めない今日この頃です。 忙しいを言い訳にするのはとても嫌ですが、心も体も創作モードに移動できない悩みを抱えています。 私にとって文章を書くのは犯行声明を出すようなものなので、なかなか頭がそうならないことが厳しいです。 20090417 またもや久しぶりの更新 仕事があんまりにも忙しくて、更新がかなり滞ってます。 時々有給が取れるので、そのタイミングで詩を書いています。書くのにやっぱりおそろしく時間をかけるので、一日2編くらいしか書けませんが。気がつくと夕焼けチャイムが鳴っていますね。 小説を書く時と、歌詞を書くときはパソコンを使うのですが、詩を書くときはノートに書きます。 なんでそんなスタイルになったかと言うと、小説や歌詞は、編集がしやすいというのがパソコンを使う理由です。 ただ、そこでもルールがあって、絶対にコピー&ペーストをしないというのが自分の中のルールになっています。 詩を書くときは(大体私の詩はそれほど長いものがないので)ダイニングテーブルにノートで書くというのがスタイルになっています。 明日時間があるので、手書きの詩をこっちに移します。ちょっと今はまだ仕事中なんでこのくらいで。 20081210 恐ろしく久しぶりの更新 小説も詩もだいぶ遠ざかっています。ずっと神を待っている状態でした。(コピーライター時代もよくやってましたが…)大体文章を書くのが平日の夜とか一人きりで予定のない土日とか。ただ、体調があまり優れなかったりだとか色んな言い訳はするものの、自分の中の「書き続ける」という意識が遠ざかっていたんです。どの時代もパソコンに丸一日張り付いている仕事には変わりなくて、自宅に帰るとパソコンを触ろうというのが嫌になってしまって、何となくアレルギーってまたも言い訳。 この一人wikiも10か月も放置。いけませんいけません。 昼休みに久しぶりに自分の文章を読み返していました。やっぱりあらは目立つけれど、それなりにそれなりな形になっているのではないかな?と思いました。 そこから、自分の創作への意欲がようやく取り戻せました。「自分もこんな文章が書けるんだって」いう自信みたいなものが少し取り戻せました。 レイモンド・カーヴァー的にはきっとくすぶっている状態だったんだと思います。ようやく薪が心の中に戻ってきたようです。 書くペースは相変わらずとても遅いと思いますが、これから文章を少しずつ、少しずつ書いていこうと思います。 2008.2.1 週報じゃない 全然更新してないですね。作詞したり、仕事忙しかったりで怠けてます。 あとはここで発表できない話にかかりきりです。 2007.6.3 安部公房にはなれない 安部公房というもう死んじゃった日本の作家がいます。 一生かなわないな。と思います。 2007.5.24 とりあえずしばらくはここで発表できない小説 ひとつだけ、ここでは発表できない小説があります。Webでの公開が発表という形になってしまうと応募資格を失ってしまうからです。 ある文学賞に応募しようと書いています。今原稿用紙200枚ほどにまで成長しました。 大学のサークルの先輩に見てもらい、批評を受けました。かなり厳しい意見もあれば、ここをこう伸ばせばもっと良くなるという意見を 頂き、それに従って書き直しています。批評してくれたのもプロの編集者の方でした。 見習いを脱したいというかなり強い決意があります。ただ、それで今後自分が結婚したときにそれで暮らせるか分からないのでリアルな意味で小説だけに専念することはあまりできないと思ってはいますが…。 そういう意味では、僕はもう小説をご飯の種にしていくのは無理なのかもしれません。書いてる内容もこのコンテンツにあるように、あまり一般受けしそうにない内容ですので。 もしそれがうまくいっても、プログラマは続けるでしょう。自分や家族、そして将来結婚するであろう相手を食べさせていくにはあまりに不安があります。書く事柄が枯渇してしまったら、どうしようもないので。 そういう意味では一生アマチュアなのかもしれないです。好むと、好まざるとにかかわらず。でもそれでいいんだと思います。サバイバルしていくためには、現実を見なくちゃいけません。夢でご飯が食べられるほど世の中は甘くないです。それは、コピーライター時代に思い知らされました。給料も安いし、労働時間は長いし、いつもアンテナ張って生きなきゃいけないし。 もう夢だけで生きるのは諦めました。でも書きたいんです。書くのが実生活のはけ口になるから。自分の数少ないアイデンティティを支えるものだから。 働くことは、生活していくため。自分の存在意義を確かめるために書く。 今のところはそんな感じです。 2007.5/21 見習い小説を書く意義 これから見習い週報をつけてくことにしました。 自分のペースで文章つづるということは変わらないけれど、ネタ帳として、また色々思ったこと を忘れないように書き残していくページです。 第一弾として、何で見習いを始めたかについて書いておきます。 もともと本を読むのはとても好きです。 主に小説や詩、エッセイや、歌詞、仕事に就いたらその仕事関連の本を読んでいました。 (仕事はプログラマ、コピーライターしかやったことはありませんが) 高校生のころに村上春樹の「ノルウェイの森」を読んでから、小説にどはまりしてしまいました。 ちょうど失恋した冬休みに田舎に行く機会があり、家でやることもないので、何となく手をとってみたのが「ノルウェイの森」だったんです。 自分の根底がそこで覆りました。何となく読まず嫌いだったのが「こんなに面白いんだ」と。 そこから何となく自分を表現していきたいと、臆病な自己顕示欲が顔を出しました。 小さな文章をこつこつと書いていく生活がそこから始まりました。 何となく大学にも入りました。ヒップホップの歴史や歌詞を知りたいと思い、また小説を読むのも好きだったので、英文科に入りました。 大学のころは映画サークルに入り、役者やったり脚本書いたり監督したりしてました。(役者にも監督にも向いていないというのが分かり、若干へこみましたが…。) そして、ものを作っていく仕事がしたいと思い、プログラマを始めました。 知っている方は知っていると思いますが、プログラマは残業が多い仕事です。物を作っていく作業もたくさんありましたが、それ以外の仕事もたくさんありました。そこで体調を崩し、2年半で退職しました。自分の時間もあまりないし、ちょっとそこで苦痛を感じていました。 それから3ヶ月ほどハローワーク通いながら、何かに吸いつけられるように文章を書き始めました。 臆病な自己顕示欲が旺盛になり、どんどんホームページの内容も増えていきました。(これからも増える予定ですが) ちょうどその時に中島らもの本を読んでいて、コピーライターという職業に非常に憧れを持つようになり、コピーライターになりました。 日本語を使って商売ができるというのは非常に面白いんじゃないかという思いがあったからです。 しかし、それも絶望的な商売であるということに気づかされました。自分の言葉を否定されるっていうのは、自分自身を否定されたような気がしてしまい、また、クリエイティブな仕事でもなかったので(それ以外の部分の仕事が多すぎて)やめました。 レイモンド・カーヴァーというアメリカの作家がいます。彼は「画家や音楽家にも見習いの時期はある、小説家にだってあるだろう」とエッセイで書きました。そして自分は今はその時期なんだと思っています。しかし僕には才能はあると思ってはいません。多分いつまで経っても見習いのままでしょう。 でも自分の生きた証を残したいと思い、このホームページを細々と運営し、ひたすらの習作を続けていこうと思っています。
https://w.atwiki.jp/megatenroyale/pages/22.html
119話 死の魅力と生きる苦痛/か弱き戦力 「氷川様……傷の具合と疲労の程は如何でしょうか?」 「大分良くなってきた。こうして落ち着けるのもお前の護衛あってこそだ。 実に頼もしい限りだよサマエル……」 氷川は表情を少し和らげながらサマエルの功労を労い、悪魔は主の言葉を素直に喜んだ。 先の戦闘での負傷とスクカジャの反動による疲労も全快へと至った。 しかし氷川は時計に目を通し顔にしわを寄せ顔を歪ませる。 スクカジャの反動が沈静するのに大幅な時間を要した為に現在11時半、 つまり彼の狩りの許された残り時間は30分しかないのだ。 「全くなんという勿体無き事だ……しかし致し方あるまい。いや寧ろ良かった方だ。 あれだけ荒稼ぎをしてた最中にデカジャを使う悪魔も見当たらなかったしな。」 最初の悪魔を始末した後、氷川は余り遠くへは行かず魔女等の場所に通じる会談付近で 悪魔の探索、及び狩りに勤しんでいた。万が一の事態にオセの待機するロビーへの逃走経路から遠ざからない為だ。 その行為を繰り返す内にMAGも溜まり、サマエルを召喚してからは奥の方へと向かった。 それが調子に乗ってしまったのか強力な戦力に頼る安心感から慎重さに欠いた行動を起こしていた。 その結果として腕の負傷を犯してしまったのだろう。退き所を見誤ったのだ。 「氷川様、先程の貴方様は以前の姿勢と大幅に異なっております。嘗ての冷静さと慎重さはどうしたのです?」 サマエルが不安と心配を交えて氷川に発する。まさか主がそこらにいる凡人に成り下がったのか。 悪魔の脳裏に良からぬ想像を抱く。あれほど優れた主の落ちた姿など見たくもない。 「フフフ……私も自分がどうしたのかよくわからんのだよ。 オセの前で嘗て失った信念を取り戻し、以前の私に帰った……気がしていたんだが……ね。」 氷川は苦笑を浮かべながらサマエルに語りだす。信念こそ取り戻したものの、まだ自身の完全ではないのだと。 全くといって良いほどに思いあたりが・・・そう言えば人修羅に敗れた時にあったあの気分、感覚、感情・・・ 人修羅に敗れた時、その空間は静けさに包まれた。それは自身の死を迎えにきた、静寂の理念とは似て非なる虚無。 彼はあろうことか偽りの静寂に安らぎを覚えていたのだ。静寂に似た虚無……死の魅力に…… 敗北した氷川に理想達成への可能性は潰え、当初の理想さえ尽き果てその心は自暴自棄と化していた。 その弱った心に付け込まれ、彼は選択したのだ。虚無という死の安息を。 終わりゆく中、彼は思った。ああ、遂に来たのだ 静寂が 偽りなれど満たされてしまった、我が心に…… シジマの世界は個を無くした世界。故に自分の才能、能力、信念、性格は無用の長物。 氷川は新世界創造の到来と共に今までの自身を捨てたかったのだ。 不毛の歴史の世界で汚れ、歪み、疲れ果てた自分を。 虚無に包まれた時、彼は今までの自分を形作った全てを失い、ただの人となったのだ。 「フフフ……よもや虚無に抱かれ、その幻想に踊らされ、嘗ての私を忘れるとは愚かな己だ。」 自分を非難しフウ、とため息をつく。 「完全な私を取り戻すには、敵を切り裂き血で汚れ続けた果ての錆びた剣の様にならなくては・・・ ……生きる苦痛をこの身に再び染み込ませねば・・・な。」 氷川の顔に影が落ちた。 再度決意を固め、控え室を出ていった。 「あと25分ほどか……あと10分程度は狩りを続けよう。」 「氷川様……ご無理はなさらずに……」 「分かっている。もうなるべく無理はしないでおくよ。」 先程の結果を再現させぬ為にも氷川は自分の負傷していた腕を見つめ戒めた。 「氷川様……! 前方より何かが来ます!」 「早速か。戒めを忘れずに戦えるといいものだな。」 お互い構えを強め、到来する敵を待ち受けた。が、彼らの目にしたものは…… 「死ネ! 死ネ死ネ死ネ! ゾジデソド死肉ヲオデニ提供ォォォォォ!」 「早くしなさい! 食われるわよ!」 「アンタみたいなイケてないヤツになんか食われませんヨーだ!」 マッドガッサーに追われるピクシーとカハクが必死こいて逃げている。 余りの必死さとマッドガッサーの方に顔を向けてるため、我々の存在に気づいてないようだ。 ……こちらに気づいた様だ。ピクシー、カハクは驚いた表情で荒げた口調で喋り出す。 「ギャーさっきのものっそ強人間! 殺されるゥゥゥー! 「挟み撃ち……私の生涯……終わった……」 彼女達は腰が抜けたのかヘナヘナと地にへたり込み泣き出した。 「サマエル……やれ」 サマエルは氷川の指示を受けた瞬間、体を回転させながら突進してゆき マッドガッサーの胴体を一瞬でバラバラにした。氷川はその残骸に近づきMAGの回収を終えると 足元にいる悪魔達に目をむけた。彼女等は酷く怯えていっそう泣き出した。 「ワーン私達この人に殺されるんだわ!」 「酷いわ!こんな終わり方なんて理不尽よアーン!」 ……五月蝿い……幼女は五月蝿くて敵わないな。 どうしてこんなのを可愛いと思えるのだろうか。弱くて我侭で五月蝿いこれが…… 氷川は素直にこう思った。取り敢えず泣き止ます必要があるので私はこう言ってやった。 「……私は君達の命を消すつもりはないんだよ。だから泣き止んでくれないかな?」 その一言に悪魔達の震えは止まり、涙一杯の顔も少しはみれるものになった。 「え? 殺さないの?」 「ああ殺さんよ。それよりもどうだね? 私の仲魔になってみないか?」 自分達を殺そうとしてた―一方的な思い違いだが――人物の申し出に暫く黙った。 そうすると男は話を進めてきた。サマエルが横で驚愕している。 「私はね。今、とっても困っているんだ。情報もないし戦力も少ないし手持ちも余り豊かとは言えない。 だから私は君達が何を知ってるのか知りたいんだよ。しかしここでそれを聞く時間もないのだ。 そこで私の仲魔になって話を聞かせてはくれないだろうか?」 ピクシー、カハクなどと低級な悪魔を使役する!? 氷川様が!? あの氷川様がこんな雑魚悪魔を使役する!? 使役……使役……使役…… 頭の中でパニックを起こすサマエル。幾ら情報と戦力が欲しいとは言え あの氷川がカハクやピクシーを使役する光景が衝撃的だった。 想像さえもしたことのないサマエルには無理からぬことである。 そんなサマエルの心情とは無縁に彼女等は自分の意見を言い出した。 「うん!いいわ! なってあーげる♪ 命も助けて貰ったからタダでなったげる!」 「アタシもさんせーい! あんたイケてるし強いから文句なしよ。こっちからお願いしたいくらいだもの!」 「そうか……ありがとう。感謝するよ。」 氷川がお礼の言葉を言う。サマエル、ますます唖然、呆然に尽くす。 「どうしたサマエル? 行くぞ。そろそろ彼女達と会う時間だ。」 「ハッ!お待ちください氷川様!」 【氷川(真・女神転生Ⅲ-nocturne)】 状態:正常 装備:オセの魔剣 鉄骨の防具 所持品:死肉を詰めたビン×7 古めの腕時計 傷薬×10 魔石×3 4000MAG 仲魔: 邪神サマエル 地霊カハク 妖精ピクシー 現在地:スマルTV二階通路 行動方針:魔女と合流 Back 118 Next 120
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/4374.html
効果:このカードがフィールド上に存在する限り、デッキから特殊召喚されたモンスターは、フィールド上に表側表示で存在する限り効果を発動する事ができず無効化され、攻撃宣言をする事もできない。 備考:永続魔法カード モンスター効果無効 永続 行動制限 魔法
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/13220.html
imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 「敵の弱点がどこかを知っていれば、ほとんどの生き物を相手にでも戦えるわい。」 ――肉体を歪める者、ガッター "You can take the fight out of nearly any creature if you know where its soft spot is." ――Guttor, flesh-warper 基本セット2011 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/9373.html
神はみな敵 学ぶは苦労 とっとと覚えにゃ 丸焼けだろう! ――悪忌の詩人、クークー "All kami are our enemies now, A very tough lesson to learn. But it s one that s taken quickly, When you feel what it s like to burn" ――Ku-Ku, akki poet 神河物語 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/saitohnob/pages/9.html
https://w.atwiki.jp/saitohnob/pages/8.html
https://w.atwiki.jp/saitohnob/pages/11.html
テスト -- (サイトウ) 2005-05-29 16 57 24