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男「中二病ってあるだろ」 女「若さゆえの勘違いってやつだね」 男「架空のお友達作ってみたり、社会に絶望してみたりな」 女「恰好いいだろ?っていうしたり顔が見てて癇に障るね」 男「だが甘ぁぁぁぁぁぁぁぁぁいッッッ!!!!」 女(!!)ビクッ 男「中二の頭ン中がカッコつけだけで埋まってると思うな!エセファンタジーだけで埋まっていると思うなッッ!!!!」 女「ど、どしたの急に!?」 男「中二ッ!それは人生で一番アホな時期……そして!人生で一番純粋にエロい時期でもあるのだ!!」 女「なん……だと……?」 男「俺がリアル中二のときなんかなぁッ!あまりにもエロに興味がありすぎて拾ったエロ本で走り出す!!」 女「そんな尾崎は嫌だ!そしてエロ本を拾うのはむしろ小学生では!?」 男「そして下ネタを覚える!小六=ちんこだが、中二は凄いぞ!SMとか言うぞ!」 女「おおー」 男「しかしスパンキングと聞いても具体的なプレイが思い浮かばない純粋さも持ち合わせている。それが中二だ!!」 女「たいしたヤツだ……」 男「懐かしいなぁ。中二。もし戻れたら下ネタ王としてクラスの男子の尊敬を一身に集めることができるのになぁ」 女「いや、流石に引かれると思うなー。今の知識量だと」 男「もうあと戻りは……できねェンだよ……」 新ジャンル「中二」
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愛と正義の執行者 カレイドルビー CV:植田佳奈 アッパーからの新キャラ。 遠距離系にして威力高めの厨性能。 虎力 9 コスチューム1:戦闘服 出現方法 デフォルト 必殺技 紅き弾道(スカーレット・スカッド) 前方に直線状の攻撃 超必殺技 カレイドアロー 前方に直線状の攻撃 出現条件 ネコアルクのクリア(ノーマル以上) 登場キャラ ステージ 設定ルール 第1話『期待の新星・魔法少女カレイドルビー』 VS衛宮士郎 (私服)&セイバー(私服) 衛宮邸(昼) タイムバトル:90 第2話『水面に舞う、黒い桜』 &衛宮士郎VS間桐桜(水着)&ライダー(水着) わくわくざぶーん(昼) タイムバトル:90 第3話『獣を心に感じ、獣の力を手にした者』 &セイバーライオンVSイリヤ(私服)&バゼット 新都ビル(昼) ポイントバトル:15 第4話『若さってなんだ、愛ってなんだ』 &間桐慎二VSアヴェンジャー&バーサーカー 新都ビル(昼) ポイントバトル:15 第5話『これだから電波系は!』 VSファンタズムーン&ネコアルク 天の逆月 タイムバトル:90 第6話『超人(ザ・ワン)』 VSカレイドルビーVSカレイドルビーVSカレイドルビー ルビーランド バトルロイヤル2 第7話『並行世界で会いましょう)』 VSマジカルアンバー 地獄 ポイントバトル:20 戦闘ボイス お知らせ 内容 台詞 新規参入 はぁいっ、おまたせみんなっ愛と正義の執行者カレイドルビーのプリズムメイクが始まるわよ
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仁粹大妃 仁粹大妃 韓国語 인수대비インスデビ 漢字表記 仁粹大妃 分類 人名 仁粹大妃(インスデビ)とは、李氏朝鮮の第9代国王成宗(ソンジョン)の母親。 第7代国王世祖(セジョ)の第1王子である懿敬世子(ウィギョンセジャ)と結婚し、王世子嬪(皇太子妃のようなもの)韓(ハン)氏となる。 しかし懿敬世子がわずか20歳で亡くなってしまい、韓氏は王妃にはなれなかった。 その後世祖の第2王子である睿宗(イェジョン)が第8代国王につくが、病弱だったため、在位期間1年2ヶ月、19歳の若さで亡くなってしまう。 その時睿宗の息子はまだ4歳で、兄の月山大君(ウォルサンテグン)は病気だったので、韓氏は姑である貞熹大妃(チョンヒデビ)を説得し、自分の息子の者乙山君(チャウルサングン)を王位に付かせた。 こうして者乙山君は第9代国王成宗になり、‘文化の黄金期’と呼ばれるほどの立派に治世を治めた。 また成宗は即位後、父である懿敬世子の追尊を行い、懿敬世子は徳宗(トクジョン)となった。 韓氏も昭恵王后(ソヘワンフ)と追尊され、仁粹大妃となった。 登場 第12話 孝烈皇太子が追尊され入宮したファヨンにソ尚宮が仁粹大妃の話をしている。 ファヨンはユルを第2の成宗にしようとし、自分は第2の仁粹大妃になろうとしていたと思われる。
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たまごの物理科学的 及び調理特性に関しての調査、そしてその考察 タンパク質を構成するのは20種類のアミノ酸。 このアミノ酸のバランスを数値化したものをアミノ酸スコアと呼ぶのだが 卵のアミノ酸スコアはなんと100! おったまげ!はんぱねえ! だから こっちきなよ いいだろ? Mutch rather, All nutrients required for our body are included eggs. 卵殻 カルシウム 骨密度 卵白 リゾチーム 免疫力 卵黄 レシチン 過敏症 体質改善健康食 満足プロテイン HIGH AND HIGH 満足ビタミン HIGH AND HIGH 満足ニュートリション 完全栄養食 ああ 半端ねえ 体にしみわたる 必須のアミノ酸 8種 人は己で作ることができぬ (要するに!その8種の必須アミノ酸が卵には含まれているってコト!) ああ たまげた EGG EGG ああ いのちのひかり 脳内において 記憶 学習に深い関わりをもつ 神経伝達物質アセチルコリンの原料でもあるコリン。 そのコリンの含有量が食品の中でも最も高いのがEGG 脳の発達と若さのためにも しっかり食べて いつまでも健康的に! たまには実家に帰って みんなに元気な顔みせてやんな ミ☆ EGG!がきてる TMG EGG!のすごみ TMG おまえまさに 栄養のエンパイア EGG!は廻る TMG EGG!は無限 TMG たまげたまごたま EGG!がきてる KTR EGG!のやばさ YBS おまえまさに 食物のニルバーナ EGG!は地球 RISING SUN EGG!は銀河 STARLIT SKY たまげたまごたま たまげたまごたま たまげたまごたま た!ま!ご!
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この方は永遠の眠りに入りました。 朝鮮の革命家であり国家主席なのだよ。 自身は心臓病持ちで多忙な毎日を送る中で疲労理由に1994年7月8日時点で錦繍山記念宮殿で現在も起こされることなく眠っているが1995年7月8日に倅が一般人にも見せたいと意欲をむき出して眠っている寝室を一般公開した。金日成ことルソンは82歳から眠っている。 金家の一族の通称を考えた 金日成⇒ルソン 金正日⇒ルイジ/じょんじ 金正男⇒マサオ 金正哲⇒ショウテツ 金正恩⇒ショーン 銅像が変わった! 元々あった金日成像は新しくなり、その横に金正日像を新たに設置。新しくなった金日成像は彼の晩年の姿だった。 関連記事 うほっいいおじさん♪ 金正日 - ルソンの倅長兄。2011年12月に列車内で永眠した。 金平一 - ルソンの倅次兄。若いころの金日成に似ていたためかなりイケメンらしいがそれを妬んだルイジに金睾抜かれてポーランドに飛ばされて大使になった。こちらはまだ現役で外交官を務めている。 金正男 - ルソンの第一孫。幼い事はかわいくて仕方がなかったらしくよくキャンディーなんか与えていた。 金正哲 - ルソンの第二孫。おっとりクネクネしすぎ。 金正恩 - ルソンの第三孫。機関坊でルイ・ジに似ている。29歳の若さで急に次代指導者になったので実務経験がどうなることか。
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教授のせいで幻想入り 動画リンク コメント 教授のせいで幻想入り 135人目の幻想入り。 作者 カイ ひとこと 小説形式。ふむぅ。教授・・・。 主人公 名前:河西 性別:男 見た目:常に髪の毛がひどい癖でぼさぼさ(寝癖) 能力:他人の敵意・悪意のこもった思考を読み取れる程度の能力(使用には体に負担がかかる) 年齢:19歳 職業:学生 性格:めんどくさがりや、周りを気にしすぎる傾向 武器:SIG SAUER P220 (弾は体力) 備考:ゲームにおいて負けたことはほとんど無いくらいのゲーマー 祐一曰く「おかしいよ君」 名前:祐一 性別:男 見た目:河西より背が少し低い。活発な奴っぽい 能力:無し 年齢:19歳 職業:学生 趣味:動くこと 性格:活発 武器:エアガン(威力不足)+M96FS (弾は体力) 備考:河西曰く「あまりにも活発、欝ぐらいがちょうどいい」 射撃は上手い。ゲームは弱い。 名前:川村 性別:男 見た目:眼鏡 能力:PCで何でもできる程度の能力(解析の進み具合による) 年齢:28歳 職業:教授 趣味:知るということ 性格:冷静、責任感が強い 武器:PC(叩いて使うわけじゃありませんw)その他 備考:実は前にも幻想郷に来たことがある。 そこで得た知識を基にこの若さで教授になった。 動画リンク 新作 一話 コメント・レビュー 名前 コメント すべてのコメントを見る ※レビューについては、こちらもご覧下さい。
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霧咲きりり(きりさききりり) 【性別(男性/女性/両性/無性)】:姉(女性) 【学年(1年/2年/3年/その他)】:2年生 【所持武器】:お姉ちゃんブレード 【攻撃力】:18 【防御力】:5 【体力】:4 【精神力】:2 【FS名】:姉 【FS】:1 特殊能力 必殺・おねえちゃん侍 発動率88% 【 特殊能力内容】: 秘伝のお姉ちゃんブレードで、秘剣・お姉ちゃん斬りを行う。 秘剣・お姉ちゃん斬りは、妹のみを斬るための秘技であるため、妹以外を斬らず、他のいかなるものに触れてもエネルギーが拡散しない。そのため、どんな遠くの妹も斬る。 効果:遠距離通常攻撃 60 対象:半径2マス1体 1.8 時間:一瞬(単発) 制限制約 妹にのみ有効:0.6 1年生にのみ有効:0.7 消費制約:攻撃力-5 25% FS1 87.604=88% 発動率88% 成功率100% キャラクター説明 女子剣道部・二年生部長。 理想の妹。の生まれ変わり。のような素晴らしい女性である。ように願って名付けられた長女。 長女であり、年の離れた妹と腹違いの妹がわんさかといる。みんな死ねと思っている。若さをよこせと思っている。 「理想の妹対策委員会」の一員であり、理想の姉委員会の協力者。 二つ名は「冷徹淑女の扉(ヒラエルキー・エビル)」。後輩への指導がヤケに厳しいことから。自称である。
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■キャラクター名:雨竜院 長雨(うりゅういん ながめ) ■性別:くのいち ■位階(上忍/下忍/中忍/忍び以外):忍び以外 ■所持武器:呪符 ■ステータス(合計30) 攻撃力:0 防御力:4 体力:6 精神力:5 FS「嫉妬」: 15 ■忍法名『我が身世に降るながめせし間に』 ■忍法内容 効果1:体力5ダメージ 60 効果付属 壁貫通 10 スタイル アクティブ タイプ 瞬間型 範囲+対象 隣接4マス全員 3.6倍 時間 一瞬 1倍 消費制約 自陣営の移動力全消費 120 非消費制約:死体のあるマスでしか使えない 0.9倍 非消費制約:DPで勝っているときしか使えない 0.9倍 効果値=60*3.6*1*0.81*1=174.96 発動率=(100-174.96+120)*(1+0.1*15)-10=102.6 発動率 103% 成功率 100% ■忍法原理 浴びた者をグレイトフル・デッドレベルで老化させる雨を降らせる降雨呪術 ■キャラクターの説明 平安時代から生き続ける雨竜院家開祖からの陰陽師。 絶世の美女と謳われたが醜く老いさらばえ、若さに嫉妬して 老化の雨を降らせる能力に目覚めた恐るべきババア。 禁術で生娘の生き血を飲む限り不老の身体になっている。 禁術をかける際にちょっと失敗し、幼女の姿で不老になってしまった。 生命力が尽きるとしわしわのミイラのようになって危機を凌ぐ。
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投稿日:2010/03/03(水) 『四十年証文』を発効させるのには、相手となるのは別に男でも女でも良くて、 そして美しかろうとそうでなかろうとどうでもよかったのだ。 それでも、シズカが相手を美しい娘とかぎったのには訳がある。ひとつはそ のほうがより効果的に自分が若く、美しく戻ることができるのではないかとい うことである。そして、その点においては十分すぎるほどの効果が得られたわ けなのだが、もうひとつ、彼女が期待していたのはゆがんだ性根による願望の 成就であった。 どれだけ、相手を貶めてやることができるだろうか、と。 長年をひとりきりで過ごすうちにシズカの心はどんどんと偏屈にこり固まり、 人を寄せ付けることさえも少なくなっていった。ほんのひとにぎりの友人はと 言えばあの証文を提供したような風変わりな人間くらいなものだったのである。 彼女は若さは取り戻しても、依然、根性は偏屈な老婆のままだったのである。 六月の長雨が続くとシズカはだんだんと機嫌が悪くなり、露骨にマリアに対 して当たり散らすことが増えてきていた。 「マリアっ! どこにいるの。呼ばれたら早く出てらっしゃい」 昼下がりの洋館に罵声が響き渡り、ほどなくして姿を現すのが年老いたメイ ドだった。 「はい、奥様。ただいま参ります」 洗濯物の部屋干しの手を止めて、マリアはバタバタと主人のもとへと駆け参 じる。 一日に何度も意味のないお着替えを楽しむわがままな主人のために、マリア は日に最低二度は洗濯機をまわす羽目になってしまうのだが、そんなことはお くびにも出せない。それが主従関係というものである。 「グズっ、いくら年寄りだからって、もう少しさっさと仕事しないとクビを飛 ばすわよ」 実年齢は三倍以上も上のくせに、言いたい放題のシズカである。 しばらくは神妙な顔で暴君による暴言に聞き入るマリアであったが、次の瞬 間には 「本当に申し訳ございませんでした、奥様」 と、にっこりと受け流してしまうのであった。これがまた、シズカには気に 入らないところである。本当ならばせっかく理のないことを言っているのだか ら、せめて屈辱に顔を歪めてみるくらいのことはできないのか、などと考えて しまうのである。ところが、マリアの辛抱強さと屈託のなさは、彼女の心から 毒気を抜いてしまうので、それで余計にイライラとするわけなのだった。 実際、シズカはせっかく若さと美貌とを取り戻したのに、やることはと言え ば実にせせこましいものであった。 マリアに自分の着替えや入浴の手伝いを強要したり、家事全般に対して溌剌 と元気のある行動を迫ったりとそんな感じであった。 が、どれもこれもがあまり効果的に彼女に心理的ダメージを与えられないの である。仕事にはソツがなく、陰口を叩いているような節もなく、受け答えも 「近頃の若いのにしては珍しいくらい」しっかりしているのだ。それでは責め ている自分の方こそが本物の道化になってしまう。 「それで、ご用というのはどんなことでいらっしゃいますか?」 マリアの頬は多少弛んでおり、皺も多く顔を張り巡らしていたのだが、それ は決して人を不快にさせるものではなかった。むしろ、張りつめた麗人の顔よ りも相手の心をなぐさめてくれる、そんな温かみを帯びたものだった。 ちなみに、マリアはこの姿になってすぐに、髪を短く切り揃えている。以前 は肩まで届くようなワン・レングスだったのだが、今は耳が多少かぶるくらい のショートボブに揃えている。それもまた、彼女なりの考えあってのことなの だろう。 「そう、そうね、……ええと、何だったっけ?」 さっきまで考えていたことがすぐに思い出せないのは、思考能力が若返って いない証拠である。 「ええ、と、そうよ。今日は私は居酒屋に寄って飲んでみたい気分なのよ。マ リア、せっかくだからあなたにも相伴させてあげるわ」 シズカの思いつきは単純なものであった。つまり、今まではマリアは一人で お留守番だったものだから、お買いものくらいしか他者にその姿をさらさずに 済んでいる。しかし、盛り場などに出かけていけばそうはいかないのではない かと。 「でも、私はまだ未成年なわけですし、お酒なんてマズいんじゃぁ……」 「……あんた、そのナリで何言ってるのよ」 思い切り表情をしかめて、シズカは突っ込みを入れていた。 マリアは、しばし呆然とした後に、ぽん、と手を叩いて納得した。 土曜の夕暮れ時、繁華街に居並ぶ居酒屋は、どこも盛況だった。そこにタク シーで乗り付けた二人の姿は、ぎょっと人を振り向かせる異様であった。 胸を張って前を歩く妖艶な美女は、ぴったりと張り付くような黒のレザーの 上下を身につけて、ことさら大きく開いた胸元の膨らみを誇示するように歩い ている。ちなみにパンプスは深紅に近い赤のピンヒール。装飾するブレスレッ トやネックレスなどは金色のもの、と言うよりは完全に純金製品である。今は 昔、バブル経済の崩壊からしばらくのうちに滅び去ったとされる由緒ただしい スタイルであった。 そして、その後ろを三歩下がって付き従うのが大年増のメイドであった。そ んじょそこらのコスプレメイドとは訳が違う浅黄の実用のメイド服の上から濃 紺のベストを羽織ったシックな装いは、年季は入っていても整った容貌の女に は良く映えて、悪くない景色であった。 「……ううっ、なんだかちんどん屋さんみたいです」 「何言ってるの、これがナウなヤングのスタイルよ。あんたみたいなネンネに はわからないのよ」 人を遠ざけた生活をしていれば、いつしかこうなってしまうのか、というシ ズカは良い見本だった。 別に予約などしていなくても、女二人からの客くらいはすぐに入店できるも ので、シズカがここにする、と突発的に決めた店に、待たされることなく座敷 席に座ることができた二人はさっそく乾杯をはじめていたのであった。 リンゴサワーをちびりちびりとなめているマリアを尻目にシズカのピッチは 速い。あっという間に焼酎のお湯割りを三杯干した彼女は上機嫌で酒肴の注文 を大声で呼ばわっている。 「あーっ、何よ。あの若造ったらぁ私の注文のほうが先だったでしょうに、お いっ、こらっ、聞いてるのかっ、クビにしてやるわよォっ」 「まあまあ奥様。それなら私が注文をして参りますから……」 「それじゃ行ってこい。タコブツ、ゲソアゲ、アゲダシにトロロよっ」 「はあ、申し訳ございません。もう一度……」 「グズっ、タコブツ、アカダシ、ダシマキにトトロよっ」 だいぶ内容は変わっていたようだったが、このぶんならば何を注文しようと も大丈夫だろうと踏んで、マリアはさっさと注文に立っていた。 背中からひゃははは、と聞こえるシズカの嬌声を聞きながら、マリアは小さ く笑みをこぼしていた。 シズカは確かに自分からかけがいのない若さを奪い取った。そして、年老い た自分の事をからかっては羨ましがらせて悦に入るところがあるのだけれども、 それでもマリアはなんだかこの偏屈な主人のことが嫌いになれないのだった。 それは、シズカの根底を流れる子供のような純朴さのようなものに、どこか 惹かれていたからかもしれないのだった。 偽悪とでも言うのだろうか、必要以上に自分を悪人に演出してはいるけれど も、皮一枚、どこかに甘さのようなものが残っていて、そこにシズカ本来の人 間性が垣間見えるのである。 「おらおらっ、あんたもしけた飲み方してんじゃないわよっ、女ならグッとい けー」 好きではあっても強いとは限らないのがお酒である。シズカはさっさと酔い つぶれていた。 「ああっ、駄目でしょっ、あんたみたいな未成年にぃ、飲ませるようなお酒は、 ないんだからね」 そして、ぱたんと倒れてしまう。マリアは仕方なしに座布団を並べた上にシ ズカを運ぶと、その上に借りてきた毛布をかけてやる。 「はははっ、仕方ないですねえ」 上気してリンゴのようになったシズカの頬をつん、とつついてみる。 「こんなにもわがままで、私の若さまで吸い取ったようなお人だっていうのに、 まるで嫌いになれないんですものね」 ばさり、とせっかくかけてやった毛布をはだけて、さらにシズカはぶちりと 胸元のボタンまで外してしまう。 「熱くて暑いのよー、あんた私を蒸し殺す気なのっ」 ぼろんっ、と豊満な胸がはずみでこぼれ出してしまう。たうん、たうん、と 弾む様子にギャラリーがここぞとばかりに殺到する。 しゃーっ、とマリアが怖い顔でその野次馬連中を追いやると、すでにしてす やすやとシズカは寝入ってしまっていた。 「あはははあ、疲れるわあ」 肩をぽんぽんと叩きながら、マリアは苦笑いして静かに毛布をシズカにもう 一度かけてやっていた。 「それにしても、すごいおムネですこと」 成熟前に枯渇した自らの果実を少しだけ惜しみながら、毛布越しにもわかる その膨らみにすこし嫉妬するマリアであった。 「えいっ、こいつめえっ」 ぴん、と指で先っぽを弾いてみる。 「きゃはん、くすぐったいのぉ」 予期せぬ小さな犯行であった。 暗がりの道の途上に、シズカが目を覚ましたのはマリアの背中の上であった。 「あふ、あんた、ここはどこよお」 「ええ、もうすぐ、お屋敷、ですからね。もうちょい、ですっ!」 息を切らしたマリアが途切れ途切れの声で答える。 「……って、マリア。お前、ここまで歩いてきたの?」 「ええ、そうですよ、そんなに、遠くは、ないですから」 はあはあ、と答えるマリアだが、もう三十分は歩きとおしである。 「ったく、貧乏ったらしいわね、お金は出してあげるからタクシー拾ったらい いだけのことじゃない」 シズカが口を尖らせる。 「いいえ、奥様、贅沢は、敵ですよ」 はあはあ、とマリア。実はかなり汗もかいている。背中にいるシズカの胸も したたかに濡れているのは内緒であった。 「あんた、無理すると腰をやるわよ?」 「いいえ、私も、若い時から、ずいぶんと鍛えているものですからっ」 会話として整合するのが不思議ではある。 「ってことはもしかして、さっきの料理も……?」 ちらりとマリアの手首に結わえられている包みに目をやる。 「ええ、もちろんです。食べられないぶんは、包んでもらいましたから、よろ しかったら、お夜食に、でも、どうぞ」 うげっ、と舌を出してシズカは嫌な顔をしたが、その一瞬後にはふいに真面 目な顔になって、 「うん、そうね、おにぎりとか残ってたら貰おうか」 がさがさと、ひったくった包みからしけった海苔に包まれたおにぎりを取り 出していた。 「シャケよねえ」 「シャケですよぉ」 背中の上で、器用にむしむしとおにぎりを頬張るシズカ。 「でも、奥様はお金持ちのわりに、そんなに食べ物の好みはうるさくはないの ですねえ」 感慨深げにマリアはうんうんと頷いていた。実は、晩のおかずなんかも鯖の 煮付けとかチャーハンとか、わりと俗っぽいものが好物だったりするシズカな のである。 「別に、私だって生まれついての金持ちじゃないんだもん。お金、なんて、そ う、お金なんてそんなもの……」 ふいに、シズカの脳裏に古い光景が蘇ってくる。二度と戻らない大切だった 時間を、行き違いから無くしてしまったその場所を。 「ええ、でも、お金がないと借金のカタに、私みたいに若さを巻き上げられて しまいますから」 ぽつり、と言葉を漏らすマリア。やはり彼女も少しだけ酔って口が軽くなっ ていたのだ。 「ばっかねえ、そんなのはちっぽけな問題よ。時間は金で買うものよ」 そう言って空を見上げる二人の頭上には薄雲に隠れてぼんやりと明るい月の 姿があった。 「そうね、そんな楯付くようなことばかり言っている不謹慎なメイドには私と お揃いの水着で海辺の注目の的になってもらわなきゃね……」 ゆりかごのように揺れる背中の上で、いつしか暴君は潮騒の夢の世界を見て いたのだった。夏はもう、すぐそこにまで近づいていた。
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『あすなろ白書』(あすなろはくしょ)は、柴門ふみによる日本の漫画作品。 および、それを原作とするテレビドラマ。 女子大生・なるみを中心にした男女5人を描いた作品。 なるみと保の結ばれては離れる恋愛模様を縦糸に、2人を取り巻く恋や友情が横糸として絡まり合い 『あすなろ会』というサークルを通じ、恋愛と友情の狭間で 20歳の日々の苦悩や喜び、時間の経過の重さや大切さ等の、若さの証の全てを描いた青春群像劇。 各話 サブタイトル 放送日 視聴率 第1話 運命の恋 1993年10月11日 24.7% 第2話 とどかぬ想い… 1993年10月18日 26.8% 第3話 ハッピーエンド… 1993年10月25日 23.9% 第4話 悲しい予感 1993年11月1日 23.8% 第5話 彼が別れを口にする 1993年11月8日 25.2% 第6話 運命のいたずら 1993年11月15日 27.3% 第7話 君に逢えなくなるなんて… 1993年11月22日 25.3% 第8話 友の死、そして別れ 1993年11月29日 29.3% 第9話 想い出にならない 1993年12月6日 28.8% 第10話 さよならが痛い… 1993年12月13日 27.6% 第11話 あの頃の君に逢いたい…終わることのない愛と青春に 1993年12月20日 31.9%