約 4,071,930 件
https://w.atwiki.jp/negiccofan/pages/184.html
ラジオ 2015年 2015.12.16 FM-FUJI「Slash Burn」「LiVE GiRLPOP Vol.5 ~Emotion~」を振り返り ■ 2015.12.05 TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」オープニング出演 ■ ■ ■ ■ 2015.12.04 BSNラジオ「午後も一番すっきりワイド」 Megu,Kaede出演 ■ 2015.12.03 21 10〜22 45 NHK-FM「ミュージックライン」■ ■ ■ 2015.11.27 21 00~ 岩手放送IBCラジオ「冨田奈央子のアフタースクールらじお」■ ■ 2015.11.16 エフエム岩手「Posh!」 ■ ■ ■ 2015.10.21 ラジオ日経 23 30~24 00「Idol Music Night」 アルバム「Negicco 2003~2012 -BEST-」収録曲をノンストップ放送 2015.09.14 「サトウの切り餅 いっぽん」CM - 佐藤食品工業株式会社 ■ 2015.09.04 11 30~13 00 TOKYO FM「LOVE CONNECTION」番組内「スターバックスミュージックバリスタ」コメント出演 ■ 2015.08.31 大光銀行 ラジオCM ゆとりが欲しい篇 ■ 2015.08.26 21 00~22 30 bayfm78 ON8+1 ■ 2015.08.14 Date FM Air Jam 2015.08.25 22 00- AUDiO GALAXY vol.227 MEGが「おやすみ」秘話トーク ■ ■ 2015.08.04 22 00- AUDiO GALAXY vol.224 Kaede出演 Archive 本編 テスト 2015.07.30 16 33頃- NHKラジオ第一放送「午後のまりやーじゅ」※国会中継のため番組中止 2015.07.25 13 00~15 00 新潟放送BSN「新海史子のLINK 新潟ふるさと村夏ラジオSP」(公開生放送) at にいがたふるさと村 (1) (2) 2015.07.02 FM新潟「ヤンの気ままにドライブ」■ 2015.07.01 FM PORT「four seasons」ETC不正通行対策強化月間PR ■ 2015.06.26 16 55-17 58 NHKラジオ第一「にいがたゆうどきラジオ第3回」 ■ 2015.06.25 FaRao「カミヤサキの自習室」第20回 2015.06.20 27 00-28 00 福岡RKBラジオ「ドリンクバー凡人会議」 2015.06.11 FaRao「カミヤサキの自習室」第19回 2015.05.14 FM NIIGATA「Gottcha!!」Nao☆出演 ■ 2015.04.18 PM8時過ぎ!#47「OttoさんとNegiccoについておしゃべりしよう ゲスト Otto」 ■ 2015.04.16 12 00 AIR-G 「Sparkle Sparkler」 ■ 2015.03.22 ニッポン放送「週刊ノースリー部 」 ■ 2015.03.21 28 00~29 00 RKBラジオ「ドリンクバー凡人会議」 ■ ■ 2015.03.15 TBSラジオ「BLITZ POWER PUSH」■ 2015.03.07 YBS山梨放送「はみだし しゃべくりラジオ キックス」14時15分頃~電話出演 USTREAM ■ 2015.02.15 FM新潟「難波章浩の今夜もCLOSE TO ME」■ 2015.02.11 文化放送「バトスピ大好き声優の生放送!」 ■ 2015.02.11 15 00-17 00 ラジオNIKKEI「渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分」嶺脇社長出演 ■ 2015.02.07 19 00-19 55 FMぐんま「KAMINARI RECORDS」 (1) (2) ■ 2015.02.05 10 13- FM新潟「ヤンの気ままにドライブ」 ■ ■ 2015.02.04 14 17- FM PORT「four seasons」 ■ 2015.01.29 FMおだわら「アイドル放送局~隣のあの子もアイドルだ~」■ 2015.01.21 21 00- FM bayfm「ON8+1 おんぱち」 ■ 2015.01.16 FM新潟「ポルタジョイエ」 Nao☆ゲスト出演 ■ 2015.01.14 18 14-18 24 FM新潟「SOUND SPLASH」 ■ ■ 2015.01.14 13 38-13 48 FM新潟「FIGUEROA」 ■ 2015.01.10 WAKABUNA SUNNY SIDE STATION ■ 2015.01.09 FM新潟「ポルタジョイエ」 Nao☆ゲスト出演 ■
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/10730.html
このページはこちらに移転しました ひとり 作詞/カリバネム コーヒーゼリー 寝ながら食べた お腹の中を洗いたかった 冷たくなって 考えたけど やっぱり 何も分からなかった 君が あれから帰らない 俺を困らせてくれた ひとり 奇跡を願ってた 外は明るすぎるから 思い出の果て 目指す勇気が ある日 ポストに入ってた 遠くの空に君の形を 描いていたら 消えてしまった 君を このまま逃がさない まずはそこからはじめる 今日の終わりも待たずに 鳥の影を 追いかけて 海を探しにいったんだ 汚くても かまわない 君を このまま逃がさない まずはそこからはじめる すべてそこからはじまる
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/7229.html
ぐらじおらす【登録タグ KAITO く ミラーP 巡音ルカ 曲】 作詞:夜凪朝妃 作曲:ミラーP 編曲:ミラーP 唄:巡音ルカ・KAITO 曲紹介 グラジオラス…花言葉:情熱的な恋、忍び逢い、用心、忘却、勝利 歌詞 (ピアプロより転載) 触れた瞬間 伝わる熱情 また今夜も寂しさを埋めあうサイン 互いの都合 合わせた後は 何も言わず 味わって苦いのなら 甘い秘蜜で隠してあげる 目眩めく熱に 咲き乱れる花 傷つくこと分かってるから 今このひと時だけでいい 明ける夜が二人を分かつ 残るは香りだけ 所詮あなたは 代替品で 制限時間過ぎたらもう用済みなの わかってるんでしょ それなのに何故 壊れるほど抱き寄せる 見た事もない強い瞳で私を捕らえ 戸惑った隙に剣を突き立て 形のない関係と知り それでも求めくる愛を 曖昧に受け流す事も 出来ない、それなら 巡り廻る香りそっと消していく 後には何も残さずに 崩れ落ちる花がぐっと堪える もうこの手離して 「ここに居てよ」言わない言葉(「僕だけ見つめて」言えない想い) 隠しておいたけれどもう(歯止が利かない 抑えきれない) 孤独な朝耐えきれなくて(扉を開いて 応えて欲しい) ねぇこの手繋いで(さあこの手繋いで) 巡り廻る香りずっと消えないで 溶け合う熱い視線なら 揺れて堕ちる花はもっと絡みつく もう この手 離さない 明ける夜が二人を照らす 夢幻の花に光を、どうか… コメント 絵綺麗&冷凍マグロ最高!! -- 名無しさん (2009-11-16 16 12 36) この二人のデュエットの歌が一番好き!!!もっと増えないかな -- るり (2010-09-21 20 16 01) 深いし、なによりこの二人だから表現できる曲 -- 名無しさん (2010-11-08 21 11 59) カイ兄 カッコイイ! ルカ姉様 お美しい! -- 狂乱桜 (2011-01-30 09 27 03) 隠れ名曲 -- 名無しさん (2011-04-08 00 16 59) 二人だから表現できる曲 同意! -- 名無しさん (2011-05-07 00 10 19) ルカと歌っていたのか、でもしっとりした曲がよく合うコンビ -- 名無しさん (2011-08-29 22 57 30) やっぱり、ルカイトが1番!!! -- るるれぃ (2012-08-06 22 42 40) ルカとカイトのコンビ好きだわwwwwwwwwww神だよねwwww -- みく (2013-02-18 22 04 26) ルカとカイトにゎこぉゆー唄合ってるよな。大好だwwwww -- るかいと (2013-02-18 22 08 44) この2人のコンビ一番好き!名曲だわww -- 名無しさん (2016-05-27 19 32 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/takeeasy/pages/22.html
概要 テキストファイルの読み込み・書き込みを行います。(入出力) ファイル入出力 ファイル操作の流れは、 ファイルを開く-内容を読み込む(書き込む)-ファイルを閉じる という流れになります。 以下は、ファイルの入出力を実装したコード例です。 File.vbs パス名は自分の環境に合わせます Const FILE_DIRPATH = "C \Documents and Settings\WHITE\デスクトップ\VBScript\ Function ReadFile(FilePath) Set FSObject = CreateObject("Scripting.FileSystemObject") Set ReadFileObject = FSObject.OpenTextFile(FILE_DIRPATH FilePath, 1) ReadFile = ReadFileObject.ReadAll ReadFileObject.Close End Function Sub WriteFile(FilePath) Set FSObject = CreateObject("Scripting.FileSystemObject") Set WriteFileObject = FSObject.OpenTextFile(FILE_DIRPATH FilePath, 2, True) WriteFileObject.Write("test") WriteFileObject.Close End Sub まず、テキストファイルを格納しているフォルダのパスを設定します。 パスとはファイルのありかを示しており、 "C \Documents and Settings\WHITE\デスクトップ\VBScript\ は、Cドライブの下の、Documents and Settingsの下の、…、VBScriptフォルダの下 という意味になります。 Functionは関数を表します。 関数とは、あらかじめ定められた計算式に基づいて、計算結果を返してくれる機構です。 計算結果は関数名ReadFileと同じ名前を持つ変数ReadFileに格納されます。 今回は、ファイルから読み込んだ内容(計算結果)をReadFileに格納しています。
https://w.atwiki.jp/oretuba_2ch/pages/321.html
夢ラジオ 奈落において放送しているラジオ。 ダイアル956京7兆5021億1332万4671.5にてDJコンドルがラジオDJをつとめるFM-アビスを放送している。 コンドルさんの歌う放送局テーマソングは「A! B! YSS! A! B! YSS!」で始まる。 もちろん奈落=abyssだからだと思われるが、なぜか作中最後の放送回のみ「A! B! YYS! A! B! YYS!」とさりげなくスペルを間違っている。 YYS = やっぱり 山田は 凄い -- 名無しさん (2011-02-12 12 05 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyuusyuu-wadaiko/pages/16.html
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/786.html
61 ひとりじめ! (01/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 21 36 10 ID H1tEZE4M 「さあ着いたよ。ここが僕の住んでいる部屋だ」 「へえ~。意外と駅から近くて、商店街も近い、良いお部屋ですねっ♪ でも本当にいいんですか先輩? 先輩のおうちにお邪魔したりして?」 「大丈夫だよ。僕は今1人暮らしだから、何も気兼ねしないでくれれば」 「……わかりました。それでは先輩自慢の紅茶、ご馳走になりますね?」 そう言って、柔らかい笑顔を向けてくれる、後輩の女の子。 それに対して僕も、無難かつ精一杯の笑顔を返してみせた。 ここまでの道のり、本当に本当に大変だった。 この日のために、僕はこの1カ月間必死で、いろいろ準備してきた。 この後輩の気を引くために、裏で彼女の趣味や好みなどの情報を集めた。 それらを理解し練習して、彼女の趣味と対等に渡り合える技能を習得した。 そうしてうまく話題を合わせながら、今夜ようやく彼女を自宅に招いたのだ。 独り身男が必死だな、などということなかれ。 そりゃあ今まで、僕は1人も恋人がいなかったさコンチクショウ。 だからこそ、この後輩に惚れこんで、初彼女になってもらうんだ。 彼女は僕の好みにどストライクで、それでいて優しくて性格もいい。 だからぜひ恋人になって欲しい一心で、ひたすら紅茶に詳しくなった。 むしろ今、僕の趣味のひとつに、紅茶の嗜みが加わっているほどだし。 さっきも言ったけれど、全ては今日の日の告白のために。 これまで彼女に様々なアプローチを繰り返して、それとなくアピールはしてきた。 さっきの受け答えの雰囲気からも、悪い印象は持たれていないハズだ。 部屋の中でいいムードを作って、それから告白して恋人になってもらうんだ! そう意気込みつつ、緊張しながら部屋の鍵を――開けようとして、 「あ、あれ? 鍵が開いてる……? 閉め忘れたっけ? それとも泥棒?」 「歌声? せ、先輩……、家の中に、誰かがいるんじゃないですか?」 後輩の発言に嫌な予感がするままに、玄関を抜けて台所に向かうと―― 「あ、おかえりなさい♪ ず~っと待ってたんだよ? 今日はあなたのために、何時間も前からずっと、準備して待ってたの♪ うふふ♪ やっぱり仕事帰りのあなたも、とてもかっこいいわね?」 そんな甘ったるい科白が、油で調理する音と一緒に聞こえてきた。 その現実に、家主の僕も、後ろにいる後輩も、完全に固まってしまった。 「……あらお客様? それも女の人? でもそんなことはどうでもいいわ♪ そんなことで私たちの絆が綻ぶことなんて、あるわけがないんですもの♪ じゃあ、ご飯にする? お風呂にする? そ・れ・と・も……私かなっ♪」 そこにはなぜか、スーツの上からエプロンをつけた謎の女―― というか僕の妹が、ものすごくにこやかな笑顔で立っていた。 62 ひとりじめ! (02/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 21 41 06 ID H1tEZE4M 「僕はこれでも、職場では温厚で通っているし、人を叱るのも好きじゃない。 ましてやその相手が自分の妹とあれば、それはなおさらというものだしな。 けれど、ここで僕はあくまでも、おまえの兄としておまえを叱ろうと思う。 だから、そのニヤニヤした表情をやめて、もう少し真剣に僕を見ろ……!」 最後はつい語気を荒げながら、僕は目の前に正座する早苗(さなえ)を叱る。 本当なら怒りのままに、もう少し派手に暴れたいけれど、さすがに自重する。 さすがに年下の妹に説教するために、いちいち大声をあげるようじゃダメだ。 「やだなぁ兄貴ってば、実の妹に向かって『真剣に僕を見ろ』だなんて♪ そんなこと真顔で言われたら、年頃の女性はイチコロになっちゃうじゃない♪ 実の妹を口説いて、どうするつ・も・り? な~んちゃってぇっ♪」 「ちゃかさないでくれ! ちっとも反省してないなおまえは……! まったくもう。来週会社で、あの娘にどんな顔すればいいんだよ……!」 「さあ。まあ兄貴のことだし、何日かすれば勝手に向こうが諦めてくれるって。 でもセーフだったね。今日私が来てなかったら、兄貴が喰われてたんだもん」 「喰われるゆーな。どちらかというと僕のほうが攻める側で―― っていうか、いい加減僕に恋愛の自由は認められないのか……」 ちなみに後輩は、涙目になりながらその場でさっさと帰ってしまった。 そりゃそうだ。家に呼ばれたのに、他の女性が料理して待ってたんだ。 会話の内容も含めて、どう考えても恋人か嫁さんにしか思えないしさ。 それに、これが僕の妹だと弁解する暇さえ、一切与えられなかったし。 つまり、僕は2股を掛けてた最低男として、彼女に認識されたわけで。 ああもう。あの娘のこと、本気で狙ってたんだけどなぁ……。 「まあいいか。それじゃ僕からの尋問を開始――というか再開しようか。 な・ん・で、おまえは僕の部屋に、勝手に上がりこんでいるのかな?」 正座させた早苗(スーツにエプロン姿のまま)に対し、鬼の形相で問い詰める。 対して早苗は悪びれもせず、ツリ目ぎみの笑みを僕に向けて、ニヤニヤしている。 「兄貴ってば~、もうあの日の約束を忘れちゃったの? こないだ――っても1カ月前だけど――電話で言っといたでしょ? また近いうちに、兄貴の部屋に遊びに行くから、ってさ♪」 「ああそういえば、そんなことを言ってたような気がするな……」 けどまさか本当に、しかもこのタイミングで来るなんて、誰が予想できるか。 「ちなみにこの格好は、兄貴にリクエストしといた、スーツにエプロン姿ね。 兄貴がこういうのを好きなのは知ってるけど、私もこういうの好きなのよ。 だから自分でもやってみたけどさ、どうなのかな? 似合ってると思う?」 くるくると半回転しながら、僕に問いかけてくる早苗。 似合っているかといえばこの上なく似合っているが、正直に答えるのも悔しい。 「悪くはない、ということで良いから、さっさと着替えてこい。 僕の持ってるワイシャツの古着しかないけど、構わないだろ?」 「うん♪ やったあ兄貴の着古しのワイシャツ~♪ 兄貴の匂いが染みついた~♪ 優しい子守唄の部屋着~♪」 さっきの倍くらいの勢いで、楽しそうに踊りまくる我が妹。 ああもう、何が嬉しいのやら。なんかこっちが照れてくる。 というか早苗のヤツ、なんでこんなに幼児退行してるんだ? 63 ひとりじめ! (03/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 21 45 13 ID H1tEZE4M 「ああもう、なんだか怒っているのが馬鹿馬鹿しくなってきた……。 わかったよ。今回は好きなだけ遊んでいってくれて構わないから。 けど僕はフラれてショック受けてんだから、しばらく話しかけないでくれよ」 これは冗談ではなく本心だ。マジでダメージがでかすぎた。 1カ月の努力が水泡と帰し、傷も癒えない間に、ワガママな早苗の相手。 ダメージに疲労が累積すると、冗談抜きに復帰が遅くなるし(経験談)。 「え~せっかく遊びに来た妹をほったらかすなんて、兄貴ってばひど~い! せっかく兄貴がまたフラれて、しばらく私がひとりじめできると思ってたのに~!」 「どんだけ兄の心の傷を抉り回す気だよおまえは。 確かにいつも慰められてたけど、別に僕はおまえのものじゃないだろ。 というか早苗……、勝手に冷蔵庫漁って、人の飲みかけのジュース飲まない!」 そういうことに無頓着だと、いろんな人間に誤解されるでしょうが!? 「固いこと言わないでよ。いいじゃんここには私と兄貴しかいないんだし。 それに私も兄貴も、大好きなジュースの種類がかぶってるんだもん。 これしか私がいま飲みたかったジュースがなかったんだからね?」 「そんな事情は知らないっての。他にもジュースはあるじゃないか。 大体そんな下着にワイシャツで体育座りとか、見えるからやめなさ―― ってアレ? 早苗には珍しくないか? 黒のパンストだなんて」 フラれたショックとか説教とかで見逃してたけど、早苗が黒パンストを履いている。 珍しいな――と思うよりも早く、意外にも似合っているという感想が頭に浮かぶ僕。 というか、なんだか早苗の長身から来る長い脚に映えて、とてもセクシーに感じる。 って待て、実の妹に対してセクシーだなんて、なに性的興奮を覚えているんだ僕は。 「――んふ♪ ようやく気付いてくれたね兄貴ってばぁ~♪ ほらほら兄貴、黒色のパンティーストッキングだよぉ~♪ ふふっ♪ 兄貴ってば、黒パンストが(性的な意味で)好きなんでしょ? 昔兄貴の部屋をガサ入れしたときに、ベッドの下から本を見つけたんだけどさ? その中のパンスト――特に黒色のパンストのページがやたら、汚れてたしさ?」 おまえ昔に何しとんねん、とツッコミを入れる気力さえ湧かない。 もうやめて早苗っ、僕の心のライフポイントは、とっくに0よ!? 「だから、普段肌色しか穿かない私が、一大決心して穿いてあげたの。 たまには黒ってのも、新鮮でとっても楽しいかもって思ってさ? んふふ~♪ どうかな兄貴、これ私に似合ってるかなぁ?」 これ見よがしに、ずいずいと脚を伸ばして見せてくる妹。 僕の鼻先5センチくらいを、早苗の足裏(当然黒色)が、ふらふらと泳ぐ。 その動きになぜか惑わされ乱され、興奮しながら匂いを嗅ぎそうになる僕。 いや待つんだ僕! そんな行為をしかも妹に働いたら、僕は真の変態だ!? 「あ、ちゃんとここに来てから脚を洗って穿いたから、あんまり汚くないよ? なんだったら、触ったり舐めたりして、確かめてみ・な・い?」 そう言いながら、近づけた足を足首でくいくい動かして、指先で鼻先をこする早苗。 挑発するにしても、あんまりにもやりすぎではないだろうか? 「ああもう、似合ってるからやめてくれよホント!? なんなんだよおまえは。僕をどうしたいんだよ本当に!?」 とりあえず降伏宣言を出して、早苗に背を向ける。 そうしないとコイツは、ひたすら調子に乗るからだ。 「ふふ、よろしい。私は素直で照れている兄貴が大好きっ♪ もちろん兄貴も、こんな甘えんぼうな私のこと、大好きだよねっ?」 64 ひとりじめ! (04/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 21 50 07 ID H1tEZE4M そう言いながら、今度は僕の身体を後ろから、両足で絡め取ってくる早苗。 この程度のじゃれあいは昔からなので、胸が当たろうと特に何も感じない。 それよりも早苗の――人肌の温もりが心地よくて、少し眠たくなってきた。 「ふあぁぁ……っ♪ 二ヵ月ぶりくらいの兄貴の匂い、いいかもしんない~♪」 なんて変態的な科白を吐いてくるもんだから、全く油断はできないけど。 だから、抱きついて実の兄の匂いを嗅ぐなって。何が楽しいのやら……。 後ろから抱え込んでくる早苗の抱擁に、すっぽりと収まる僕の身体。 実のところ、僕は早苗と比べて、8センチくらいの身長の差がある。 もちろん、僕のほうが早苗より低い、という意味だ。くやしいです。 それに加え脚の長さが2人とも同じなので、必然的に座高の差がそのまま響く。 なので、一緒にしゃがんでしまうと、どうしても僕は早苗より小さくなるのだ。 だから、決して僕の背が極端に低いわけじゃ、ないんだからなっ!? 「ねえ兄貴、後ろから脚を絡められるの、やめてほしい? だったらさ、私の頭を激しくかつ優しく、撫でてくれないかなぁ? そしたら私、ふにゃふにゃになって、たぶん変なことできなくなるし……」 「だが断る」 さすがにこれ以上いいなりになると、なんかマズイ予感がしてきた。 なので、ここらで1回だけでもきっぱりと、断らせてもらう。 けれど、断ったら断ったで、また面倒くさそうなのが嫌なんだけど。 「ふぅ~ん……。だったら別にいいもんね~♪ このまま兄貴のこと、大好きな黒パンストで擽って、昇天させてやるから。 うふふっ♪ 兄貴はこの私の怒涛の攻めに、何秒ほど耐えられるかなァ?」 言うと同時に、本当に僕のシャツの上から、器用に足指を滑らせる早苗。 普通なら脚を攣りそうな動きだけど、早苗は昔からその筋には強い。 足癖が悪くて足技が上手いって、僕にとってはそれだけで反則だよ! 「ふあっ……!? くくく擽った……、やめ、やめてくれ早苗………!?」 「うふふふふ♪ 許さないしやめないから。兄貴のよがる顔がみたいもん♪」 いややめてマジで限界がきそうってかあははくすぐったいくすぐったい!? だから脚を僕の腰に絡ませるな、動けないし身体が痛――くはないけどっ。 っておい待て、腰のところから服の中に足首を突っ込むなよオイっ!? わき腹弱いからやめて! いやマジで止めて! 首筋がくすぐったい! まずい、いい加減に耐えられそうになくなってきた……!? とりあえず、さっきから服の中を這いずり回る早苗の脚を捕まえて―― 「ぁはン!?」「!?」 這いまわる足首を掴んだ途端、いきなりとんでもない声で驚く早苗。 あまりの出来事に、なりふり構わず早苗の足固めをほどいて逃げ出す僕。 「なっ……なんでそんな艶っぽい声が飛び出したりするんだよ? ってアレ? 早苗おまえ、さっきまで飲んでたジュースは――」 …………バシャッ! 「きゃっ!?」「うわっ!?」 何かをぶちまけたような景気のいい音と共に、妹の足元に何かが転がった。 「うえぇ~……、なんかすっごいベタベタするよこれぇ……。 兄貴が急に私の脚を掴むから、びっくりして逃げ遅れたよぉ……? 兄貴のせいで私の脚、こんなにドロドロになっちゃったよぉ……」 落ちたのは、先程まで早苗が美味しそうに飲んでいた、ヨーグルト味のジュースだった。 どうもさっきびっくりした拍子に、ペットボトルを真上に投げてしまったらしい。 そして落ちてきたそれは、早苗の脚の上で盛大に中身をぶちまけてしまった。 おまけにアロエ果肉入りで、ジュースの散った範囲に、小さな固形物が散乱している。 65 ひとりじめ! (05/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 21 54 32 ID H1tEZE4M それらが早苗の脚に――黒のパンストに容赦なく、まんべんなくぶちまけられている。 早苗の黒色の脚が濡れていて、その汁気を含んだパンストが、脚に食い込んでいる。 そう――食い込んで、早苗の最良の脚線美が、うっすらと綺麗に透けて見えるのだ。 早苗の脚はかなり均整がとれていて、素足を衆目に晒せば、誰もが振り返るほどに美しい。 そんな早苗の黒色を纏う脚を、いわゆるアレに似た、薄い白濁色のベタつく液体が染める。 その光景は、その手のフェチでエッチぃ写真なんかよりも、さらにいやらしくて―― 僕は今にも吹き飛びそうな理性を支えながら、その光景を凝視し続けている。 そんな僕の視線に気づいたのか、何故かとろんとした瞳で、僕を見つめてくる早苗。 早苗に何かを言おうとした僕は、その瞳に捕われて、思わず口を噤んでしまった。 待ってくれ。その瞳は実の兄に向けるような代物じゃあ、絶対ないだろう……!? 「ねえ兄貴ぃ~? 私のパンストがさ、白濁ジュースで汚れちゃったのぉ……。 ヨーグルトの匂いがするし、ベタベタしてるし、アロエ粒が気持ちいいのぉ。 でもさぁ、このままじゃ私、風邪ひいちゃうかもしれないよ? 駄目だよねそんなの。私が風邪ひいちゃったら、困るよねぇ?」 「そ、そうだよな。たしかに風邪をひいたら、早苗が可哀そうだよな?」 そんな曖昧な僕の態度に何かを確信したのか、彼女はとんでもないことを切り出した。 「だから、兄貴が私のストッキングを頑張って拭って――キレイニシテ?」 度を超えた悪戯。道徳を無視した誘惑。禁忌を犯し尽くす懇願。 そんな懇願、断ってしまえばなんの問題もない。なのに―― なんで僕は、わざわざ早苗の言葉に従って、脚を拭き取ってやってるんだ!? 「ふゅ……っ♪ ハぁ……♪ ぃひゃんっ……♪」 だから、その脳がとろけそうな喘ぎ声は、一体どこからでてるんだよ!? ていうか、僕はただ脚を拭いてやってるだけじゃないか!? 「あ……兄貴……っ♪ きもちいぃよぅ♪」 だからやめてくれっ!? そんな目で僕を見るな!? マズイまずすぎる! シチュエーションがあまりに異次元過ぎて対応できない!? このままじゃあ、実の妹に――早苗に興奮して、勃起してしまいかねない……!? 「あ……兄貴になら…………別に、パンストごと、舐められたっていい……! だから兄貴……っ! 私の脚をもっと、もっといやらしく、愛撫してよ……!?」 「ああもう!? いちいちエロくて、まどろっこしいよおまえは!? というか今頃になってようやく、解決策を思いついたわこのバカ!? パンストが汚れたなら、そのパンストをさっさと脱げばいいだろ?」 半ばやけくそ気味に絶叫しながら、僕は早苗の脚からパンストを剥ぎ取る。 多少破れたり伝線したりしているけど、あのまま嬌声を聞くよりはマシだ。 しかし冷静に考えると、実の妹のパンストを剥ぐ兄って、変態じゃないか? 「ああっ、そんな乱暴なのはダメだよ兄貴――きゃんっ?」 「だから頼むから、乱暴とかいやらしいとかいうのは―― って、おま、え……、ちょっと待……、うええええっ!?」 一際大きな嬌声をあげる早苗よりも大声で、僕は絶叫せざるを得なかった。 なぜならパンストを無理やり脱がせた早苗は――何も穿いていなかったからだ。 66 ひとりじめ! (06/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 21 58 25 ID H1tEZE4M いやいやおいおい待てよ早苗さん。おまえは痴女なのかそれとも健康志向なのか? なんで穿いてないんだよそれは普通スパッツとかでやるべきシチュじゃないのか? ああもう他にも言いたいこといっぱいあるけどもしかしなくても僕の貞操の危機? 「……あ~あ、と~うとうやっちゃったわね兄貴~? や~っちゃった~♪ 私さ、今回遊びに来るにあたって、ひとつだけ決めていたことがあるの」 言いながら、上半身の下着も脱ぎ捨てて、裸になろうとする早苗。 「私が兄貴を誘惑し続けて、もし兄貴が自分から、私のパンストに手を出してくれた時は―― 私から兄貴に愛の告白をして、それから私以外の虫を寄せ付けない、赤い印をつけるって」 ワイシャツのみを残して裸になった早苗。その姿はとても綺麗で、目が離せそうにない。 「そして私は賭けに勝った。兄貴は私のパンストを剥ぎ取ってくれた。 だから、私はもう我慢はしない。兄貴に抵抗させることも許さない。 これから私、兄貴をひとりじめするために、マーキングしちゃいます!」 言い終わると同時に、勢いよく早苗に押し倒される。 僕はなんとか両腕で抵抗しながら、ギリギリで早苗の進行を食い留めた。 けれどあまりもちそうにない。筋力以外の要因が、早苗を強く後押ししているようだ。 「どんなにあがいても無理だよ兄貴、もう私決めちゃったもの。 私は今後、どんな手段を使っても、兄貴を手に入れるつもり♪ 抵抗は許さないし、逃げることも許さない。私から離れさせたりしない」 だからね、の言葉とともに、首だけを僕の耳元に寄せて、彼女は囁く。 「ねえ、いい加減抵抗なんてしないで、私のことを受け入れてよぉ? わたしはこんなにも、『よーすけおにいちゃん』のことがだいすきなのに?」 その言葉を、早苗の甘え声で聞いた途端、僕は全身の緊張と踏ん張りを消失した。 もちろん組み合ってた早苗はそのまま、僕の身体に抱きついて両手足を絡ませる。 顔が赤い。恥ずかしい。照れる。ヤバイ。マジで力が入らない? というか、何故か早苗の顔を、まともに見ることができない!? 67 ひとりじめ! (07/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 22 03 19 ID H1tEZE4M 「やっぱりね。兄貴は私に『おにいちゃん』って呼ばれるのに、弱いんだよね? 兄貴のことず~っと見てた私が、兄貴の好みを理解してないわけないでしょ? 兄貴が付き合おうとする女性は、いつも私みたいに背が高くてツリ目だもん。 それも年下の女の子ばっかりでさ、人懐っこい性格の持ち主が多いじゃない? それってさぁ、兄貴の好みが私そのものだって、言ってるようなものだよ?」 濁ったような、恋に落ちているような、よくわからない瞳で囁きかけてくる早苗。 表情は笑顔で、頬は薄く赤色に染まっていて、まるで恋する少女のようで。 そんな早苗が、上半身にワイシャツを纏っただけの姿で、僕の身体に圧し掛かってくる。 「だったらさぁ――ホンモノのほうがぜ~ったいに、嬉しいでしょう? 私に似た女なんか探すより、私を求めたほうが、よっぽど楽でしょ?」 今までに経験したことのないほど激しい、早苗からの、本気の誘惑。 上目遣いに甘え声、その指先は絶えず僕の腹筋あたりを擽っている。 けれど、この求愛に応えるわけにはいかない。そんなことは許されない。 「そういう問題じゃないだろ? 僕たちは血の繋がった、兄妹なんだぞ? 結婚もできないし、子供も産んでも辛い思いをさせるし、家族にだって顔向け――」 「私は兄貴と一緒に居られたら幸せだし、子供はまだまだ欲しくない。 大体家族ったって、兄貴も私もいい加減、実家に寄りついてないじゃない? このまま2人とも里帰りしなけりゃ、そうそうばれることはないわよ?」 いやバレなきゃいいって、そういう問題でもないだろう!? そう早苗を諭せばいいはずなのに、何故か声が出ない。 なぜだっ!? まさか僕自身が、早苗と繋がることを望んでいるのか!? 早苗のことが女として好きで、だから抵抗したくないってことなのか!? 「そうそう言い忘れてた。私の親友の香苗と、その弟の香助の、例の件の続き。 あの2人――というか香苗のヤツ、香助が許せなくて、レイプしちゃったの。 おととい本人から、すごく楽しそうに教えられて、びっくりしちゃったよ♪」 「なっ……!?」 「残念だけど本当だよ。兄貴だって香苗のブラコンに、気づいてたでしょ? それで毎日毎日避妊なしでヤって、先日とうとう妊娠しちゃったんだって。 今はもうこの街にいないと思うけど、あの2人は本当に幸せそうだったわ」 「う……ウソだろそれっ!? なんでそんなことがまかり通るんだよ!? 近親相姦は、道徳や倫理に反することだって……、わかるだろう普通!?」 正しいはずのことを、僕はただただ絶叫する。 けれどそれを真面目に聞く人間は、目の前の早苗も含めて、ここにはいない。 「本当だよ兄貴。最後に見たあの2人は、とってもとっても、幸せそうだった。 だから、私も幸せになっても――大好きな兄貴と結ばれても、いいよね?」 その科白を開幕の合図代わりに、早苗による慈しむような優しい侵略が始まった。 68 ひとりじめ! (08/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 22 11 07 ID H1tEZE4M ――中略。次の日の朝。 「しくしくしくしくしくしくしくしくしくしく……………」 「ああもう、ほらほらいつまで泣いてんのよ兄貴は~? 別にいいじゃないのさ。本番はまだしてないんだし……」 「いま『まだ』って言った? 言ったよなおまえ!?」 結局僕はほとんど一晩じゅうかけて、早苗に全身を蹂躙された。 いや、正確には1か所だけ――パンツの部分だけは無傷だった。 あれほど全身蹂躙されたのに、ここだけは手を出さずに守ってくれた。 けれどそれ以外は、吸いつきやらなんやらで、とにかく赤い痕だらけ。 ううっ……、こんな格好じゃあ、もうお婿になんていけないっ!? 「大丈夫だよ兄貴。私が兄貴のこと、お婿に貰ったげるからさ♪ 兄貴の好みストライクの私が、兄貴のことを大好きなんだよ? どっちとも、相手のことが好きなんだから、問題ないでしょ♪ 兄貴の好意に気づかない女どもよりも、私のほうがお得だよ?」 なぐさめにさえなってないし、明らかに弱った僕狙いじゃないか。 最悪だろうこの状況。逃げようにもこの格好じゃ何処にもいけないし。 「だったらさ早苗。おまえはなんでこんな、中途半端にしたんだ? いや別に僕はおまえとそういう関係になりたいわけじゃないけどさ! なんでわざわざチャンスを棒に振ってまで、僕を説得しようとするんだ?」 いまさら倫理観や道徳に縛られるほど、早苗はヤワな性格をしていない。 早苗が本気で僕と身体の関係を持とうとするなら、もう決着は着いている。 なのに、わざわざトドメをささずに終わらせるなんて、早苗らしくない。 「……確かに私はがっつく性格だけど、今回は事態が事態じゃない? ホラ? やっぱり無理やりレイプしちゃったら、いろいろ駄目でしょ? いくら兄貴を犯したって、兄貴が私を愛してくれないと、意味ないし。 言っとくけど私は、兄貴が拒む以上は、セックスはしないわよ?」 こう語る早苗の瞳は、先程までの淫乱な輝きを湛えていない。 むしろ僕と真剣に向き合うために、強く正気を保っている。 「でもさ、もしも兄貴が自分から、私を選んでくれるなら―― 兄貴から私を求めてくれるのなら、私はもう我慢なんてしない。 そしたら私は何の遠慮もなく、兄貴とセックスできるんだからね? 我慢できなくなったら、兄貴が自分からパンツを脱いでちょうだいね? 私は、兄貴が望んでくれる時まで、ずっとずっと耐え続けるから……」 今まで僕にはワガママを言うほうだった早苗の、精一杯の譲歩。 今だって欲情して震えながら、僕の出方を窺っているみたいだ。 まあつまり、僕と早苗の2人で、近親相姦の罪を共にかぶろうというワケか。 少し乱暴なくせに、怖がりで臆病な早苗らしい、といえばらしいかもしれない。 69 ひとりじめ! (09/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 22 16 18 ID H1tEZE4M 「んふふ♪ ねえ、兄貴――ううん『よーすけおにいちゃん』?」 「なんだよ、早苗――いいや『さっちゃん』……?」 もうやる気が起きないけど、無視すると後が怖いので、無気力に返答する。 あとまたおにいちゃんと呼ばれたので、こっちも昔の名前で呼んでやった。 まあなんてことのない反撃だけど、当然早苗には通用しちゃいないようだ。 逆に僕の顔を抱えて込み、強引に自分の顔――視線と向かい合わせる早苗。 その表情は真剣で、これまでみたいに流すことなんてできそうになかった。 「今からする話は、とある兄妹の話。実の兄に恋をした、愚かな妹の話よ。 その妹はね、昔から兄にべったりとくっつく、お兄ちゃんっ子だったの。 それは幼稚園、小学校、中学校、高校って、どこまでも変わらなかった。 そんなある日、兄が妹の友達に惚れちゃって、妹に隠れて告白しちゃうの。 でもその友達は他に好きな人がいて、優しい兄の告白を断っちゃった……」 この兄妹の話は、間違いなく僕と早苗の過去話だ。 僕は過去に早苗の親友――香苗ちゃんに告白して――フラれたことがある。 「兄は落ち込んで、そのことを知った妹は、兄をひたすら優しく慰めた。 でもね、その時の妹の心中では、いろんな感情が渦巻いていたわ……。 兄をフった友達への怒り、気付けなかった自分の無力さ、兄への慕情。 そしてとうとう、最後に妹の中で、唯一の真相に辿り着いてしまった。 自分は、血の繋がっている実の兄を、狂おしいくらいに愛してるって。 そしてそれに気づいた自分の、走り出した衝動はもう止まらないって!」 痛いほどに伝わってくる、早苗の深くて濃い感情。 禁忌と、情欲と、そして愛慕の念が、狂おしいほどに響きあう。 「ふふっ……♪ 私の知ってる昔話は、もう少し続きがあるの。 衝動は止まらなくても、その妹だって、倫理観は持っていた。 だから少しでも緩和しようと、兄が遠方で1人暮らしするのを我慢した。 そして我慢して我慢して――結局やっぱり、兄のことを忘れられなかった。 試しに恋人を作ろうとしても、セックスやキスが許せず、いつも未遂だった。 とうとう耐えきれずに、兄の住居の近くの職場に就職して、追いかけて来た」 やっぱり、わざわざ実家を離れたのは、それが理由だったのか。 早苗の実力なら、実家からでも良い条件の職場はあったはずだ。 だけど僕を追いかけるために、わざとこの近所の職場を選んで―― 「そしてとうとう、最後の駄目押しを、親友から受けてしまった。 弟のことが大好きで、倫理を無視して関係を持ってしまった姉。 殆どを失って、それでも幸せそうな彼女を見て、妹は思ってしまった。 倫理観を見失っても、愛する兄を見失わなければ幸せになれる、って」 昔話はこれで終わり、と言いながら、早苗は僕の唇にキスをする。 その感触は昨夜と違い、怯えて震えるような、手探りのキスだった。 70 ひとりじめ! (10/10) ◆6AvI.Mne7c sage New! 2009/06/21(日) 22 21 39 ID H1tEZE4M 「怖いのか、早苗? 僕がおまえを拒絶するかもしれないのが。 自分の恋心が、この僕に受け入れられないかもしれないのが」 僕の問いかけに、やはり震えながらも、虚勢をはって構える早苗。 「何を言ってんのさ兄貴。私は兄貴が、私を受け入れてくれると信じてる。 だって兄貴はずっと私の兄貴だもん。私を大切にしてくれる兄貴だもん。 最後の最後で、私の気持ちを全部受け入れてくれるに、決まってるもの。 昔から、兄貴は私を守って慈しんで、優しく受け入れてくれるんだもの」 早苗の理論は、破綻しているようで破綻していない。 何故なら、たぶん僕は早苗のことを、最後まで裏切ることができないから。 何故なら、たぶん僕は早苗のことを、異性(おんな)として見ているから。 でないと、僕がいま早苗を振り払えない理由が何一つ、説明できないから。 でないと、僕の女性の好みが『早苗そのもの』であることが説明できない。 どうやら、僕の心は長い間ずっと、早苗のものだったらしい。 「知ってる? 私はずっと昔から、兄貴につばつけてたんだからね? 他所の知らないアバズレなんかに、持っていかれてたまるもんか! 兄貴の身体も、兄貴の性欲も、兄貴の優しさも全部、私がもらうの。 もう我慢するとか、忘れるなんて馬鹿な真似、絶対してやんないわ。 兄貴という存在は、全部ぜんぶ、私がひとりじめしてやるんだから」 やはり不覚にも、そんなことを言う早苗に、心が揺らいでしまう。 「それからね、私は兄貴専用の妹で、兄貴は私専用の兄なの。 だから、兄貴の隣の定位置は、誰にも譲らないし許さない。 2人で、いつもお揃いの服を着て、いつも一緒に居よう?」 そして今更ながらに、目の前で笑う早苗に、僅かな恐怖を覚える。 早苗って、ここまで独占欲の強いヤツだったのか……? 「だから私は兄貴の傍に居て、兄貴に近づく女を全部蹴散らしてあげる。 だから兄貴は私の傍に居て、いつでも私を力ずくで襲ってちょうだい?」 どこまでも魅力的で、抗う気さえ起きそうにない、早苗からの本気の誘惑。 当の早苗は一糸まとわぬ姿のまま、いまだ半裸の僕の身体に圧し掛かり―― 僕の身体を強く抱きしめるだけで、それ以上は自分からなにもしてこない。 「まあ、これだけで堕ちる兄貴じゃないのは、私もよく知ってる。 だから私、これから兄貴のことを、もっともっと誘惑するから。 まあ見てなさいって、ぜったい兄貴のこと、私にメロメロにしてやるからねっ! 兄貴は他の女なんかに渡さない。兄貴は私がひとりじめしてあげるんだからっ♪」 ――実家のお袋と親父へ。もう僕は、このお姫様に陥落して構わないでしょうか? ― I m of her thing. ―
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33828.html
登録日:2016/02/26 Fri 17 04 47 更新日:2024/06/19 Wed 20 29 09NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 できる・できないのひみつ やっ太 シリーズ最高傑作 ダブルラリアット デキッコナイス ブウドン 偉人伝 内山安二 名作 学研まんがひみつシリーズ 学習漫画 思考実験 愛すべきバカ達 限界突破 食っちまうど できる・できないのひみつとは、学研まんがひみつシリーズの19巻目に当たる一冊である。 漫画は故・内山安二。 旧版は1976年、新版は1993年に発行。2018年には旧版ベースで電子書籍化もされている。 旧版と新版では一部に改訂があるものの、大まかには変わらないため以下の解説は両方の版をまとめて記す。 さて、70年代以降に生まれて、子供のころ学研まんがひみつシリーズに触れなかった人はまずいないだろう。 科学・文化・歴史・地理などから、家庭科・スポーツに至るまで様々なテーマを取り上げたこの学習漫画シリーズは、 現在も新装版が刊行されているいわば「学習漫画の王者」である。 漫画で楽しみつつ知識も身につくというスタイルから人気を博し、大人のファンやコレクターも多い。 そしてその中でも、この「できる・できないのひみつ」こそ、シリーズ史上最高傑作と呼ばれる作品である。 多くのシリーズが「からだのひみつ」「恐竜のひみつ」などワンテーマを深く掘り下げるという形をとっているこのシリーズであるが、本書はやや異色作である。 テーマはずばり「思考実験」、そして「科学の限界」である。 担当した内山安二氏は同レーベルで「コロ助の科学質問箱」「まんがものしり百科」などを手掛けた学習漫画界のレジェンドである。 その人気故に、この手の漫画では珍しく古本市場でも高値をキープしており、特に旧版はプレミア価格がついていることも。 また電子書籍版巻末には特典として、やっ太似の小坊主とデキッコナイス似の外国人が共に珍道中しつつ二人で限界への挑戦を試みる1974年の漫画『玄海とイドムンコスキー』(学研雑誌『5年の科学』連載)第一話を再録。電子書籍版の解説では同作が本作のプロトタイプとされている。 第一部「できる・できない」 本書は二部構成であり、前半は主人公やっ太がデキッコナイスとどつき漫才をしながら様々な科学的・技術的課題に挑戦していくというストーリー。 本書が話題に上る際には主にこの前半部分が中心になることが多い。 「目的達成に至るまでの様々な課題を取り上げて一つ一つ検証していく」という、学習漫画にありそうでなかったストーリーに加えて、 ヤッ太とデキッコナイスを始めとするフリーダムなキャラクターたちの活躍が子供心を掴んだ。 なおネタ的な人気も高いが、あくまで「科学的・技術的・社会的な制約の中でどこまで可能か」という点を丁寧に解説しており、 無謀な挑戦を科学を使って笑いものにするような内容とは根本的に異なる。 登場人物 やっ太 主人公。 「なんでもやってみないと気が済まない」という紹介文に恥じない行動力とポジティブ精神の持ち主。 できるかどうかの疑問が出たときにはデキッコナイスと必ずケンカになるものの、理論武装で否定する彼と違いやっ太は「できるんだ」と気合と根性で押し通す傾向がある。 さらに目的達成のためには手段を択ばない技術馬鹿で、その最たるものが、 「ダイナマイトがだめなら原子ばくだんがあるぞ!! あれならイッパツだ」 ……もはやビッグマウスどころではない。 しかしただ「できる!!」というだけでなく、 一人で超高層ビルを建てる 南太平洋を完全に覆うビニールを制作(未遂) どこまでも潜れる潜水艦を作る 穴を掘って地球の裏側まで貫通させる などを実際にあっという間に実行する。どう考えてもただの小学生ではない。 真っ赤な人類最強よりよっぽど「人類最強の暇人」なのはたぶん間違いない。 間違いなくシリーズ史上最高クラスのスペックを誇る男。 デキッコナイス 紹介ページで「なにかというとすぐに『できっこないす』というへんな外人(*1)」という身も蓋もない紹介をされているやっ太の友人。 やっ太が何事かに挑戦しようとし、それをデキッコナイスが「できっこないす」と止めに入って大喧嘩になる、というのが多くの話のパターン。 やっ太と対照的なネガティブ思考だが、ただ頭ごなしに反対するわけではなく、きちんと難点や課題を的確に指摘しているため、不快感は無い。 国籍は不明だが、祖母がアルゼンチンにいるらしい。 本作が多くの読者の印象に残ったのは彼の存在が大きく、ひみつシリーズキャラでは異例のAAまで存在する。 アララちゃん 紹介ページには「やっ太のガールフレンド」と書かれているが、作中では特にそれっぽい描写は無い。 正直、やっ太のパートナー役としてはデキッコナイスががっちりはまっている(そしてキャラが濃い)ため、 同シリーズの同ポジションキャラに比べたら非常に影は薄い。 やっ太いわく、世界最冷の女。 ブウドン 豚。やっ太とデキッコナイスの喧嘩を止めるのが主な役目だが、その際の 「ヤメレ、食っちまうど!!」 はインパクト抜群。てかやめないと豚に食われるのか…… 一応豚にしては頭は良く、議論にも中立的な立場で加わる。 なぜ豚?と思うかもしれないが、内山安二氏の学習漫画には豚キャラは定番としてよく登場。 本作と同時期の『4年の科学』作品『炭九とドウナルノ・ダン』(未単行本化作品)では、顔の造形以外はやっ太とデキッコナイスっぽい行動の二人にブウドンそっくりな豚「ムサシ」が似た様なツッコミを入れていた。 また『玄海とイドムンコスキー』では、彼に当たる役を猫の「トラノスケ」が務めていた。 ちなみにこいつもAAがある。 けつろんおしょう 本作における審判者。 和尚なのに科学や技術にやたらと詳しく、名前通りに議論に結論を付ける。 だが可能か不可能かだけを告げて終わりではなく、デキッコナイスの挙げた課題に対するやっ太の対応策に対して評価を下すことで 議論を進めるという役割を担っている。 それにしてもなぜ博士や学者ではなく和尚なのかは謎だが、内山先生は本作と同じ1976年に同じく和尚さんが博士役の学習漫画『量貫さんと弟子立太』(電子書籍『内山安二コレクション』収録)を『5年の科学』に連載しており、恐らくはそこからスライドしたのかも知れない。 ニャン太 猫。本作の萌え担当。「コロ助の科学質問箱」から使い回し続投。 やっ太につき合わされていろいろひどい目に遭う。 各章の内容 章立ては新版のもの。 1・日本に百階建てのビルを建てられるか? いきなりやっ太のとんでもない行動力が炸裂する話。 技術的問題点のみならず、ビル風・日照権・建設費・エレベーターの巨大化・居住区域圧迫といった社会的問題点にまで言及している。 それはそうと、途中で出てくるL字型に曲がったビル(これもやっ太が作った)は必見。 何気にオチも凄い。 2・超高層ビルのてっぺんまでとどくはしご車はできるか? 射程距離を延ばすには車体を大きくしなければならないが、ある程度以上大きな車体になると非常時に使えず非現実的…… と、技術におけるトレードオフの問題をわかりやすく解説している。 3・新幹線より早くて、騒音の出ない列車はできるか? 答え・つリニアモーターカー なお旧版と新版の間にリニア研究が進んだためか、この章のオチは旧版と新版で異なり1ページ丸々が描き直されている。(*2) それにしても、旧版の発行から40年以上経ってもまだ実用化されないとは思わなかったが。 4・天気を変えることができるか?(訳・台風を消せるか?) 8章に並んでネタ的な知名度の高い章。ページ上部のダイナマイトや原子爆弾がどうのというセリフもこの章で出たもの。 中心部に原爆を投下する、発生地付近の海域を埋め立てるなどの対策を検討した上で、 「台風が来なければ今度は水不足に苦しむことになる。また、気象のバランスが大きく崩れて全地球規模の新たな災害が発生するかもしれない」 という結論で終わる。 何気に現代にも通じる重いテーマを扱っているが、上記のやっ太の文字通りの爆弾発言が全てを吹っ飛ばす。 ちなみにやっ太は原爆1つで台風を消し飛ばせると思っていたようだが、現実は巨大台風相手だと2万個は必要だとか。 地球が滅茶苦茶になってしまう為、さすがのやっ太もこの考えは即引っ込めた。 というか台風さえ消せれば後はどうでもいいのか? しかもまたすぐ発生するだろうし…… 5・地震を予知することはできるか? 現在でもはっきりした結論が出ていない問題であることもあって、どうももやもやした感じで終わる。 作中では関東大震災の際に火事の二次災害の恐ろしさ(圧死者の10倍もの焼死・窒息死者が出た)を挙げていた。 6・人間は、どこまで深く海に潜れるか? 前章と打って変わって、最もポジティブな結論で終わる章。第二部の伏線にもなっている。 ここでも溺死志願のやっ太を止めに入ってそのまま喧嘩になるデキッコナイス。 どう見てもツンデレ。 7・人間は、鳥のように飛ぶことができるか? 人体の構造的に無理、ということでこれもすっきりした結論で終わる。 しかし、やっ太の身を案じて止めに入るデキッコナイスは実は結構いい奴なのでは。 8・地球の裏側まで穴を掘って荷物を送れるか? 最も知名度が高く、学習漫画史上屈指の名エピソードと言っていい章。 この章が最も「思考実験」しており、他の章とは違って「まず穴を貫通させてから問題をシミュレートする」 という構成の妙が子供心をわしづかみにした。 それにしても、モグラタンクでアルゼンチンまで穴を開けたやっ太を見て 「そのタンクで荷物を運んでやれよ」 と突っ込んだ子供たちは数知れないであろう。 9・マイナス何度まで冷やすことができるか? つ絶対零度 現在の目から見ても最も異論のない結論が出せる問題がこれ。 ただ、もちろんそんな一文では終わらないのがこの本。 絶対零度に近づくのにどんな苦労があるのかを小学生にわかるように描いている。 ちゃんと低温物理学の入門漫画になっている点は流石。 そしてアララちゃんが世界一冷たい女呼ばわりされた。 10・目撃者のいないひき逃げ犯人をつかまえることはできるか? ここに来てまさかの社会派ネタ。 今となっては作中で出てくるよりも遥かに進んだ科学捜査技術があるわけなので、流石に古びた感は否めない。 なお、章と章の合間にもいくつか小さい問題が扱われた漫画がある(眠らず過ごすことができるか、など)。 第二部・限界に挑戦した人々 スコット、モンゴルフィエ、ハイエルダール、ヘディンといった冒険家たちの実話を描く。 第一部とはガラっと雰囲気が異なる。 本書が話題に上がるときには第一部のみが注目されやすく、この二部はあまり知られていないがこちらもなかなかの名作である。 特にスコットの話は泣ける。 登場人物 空に挑戦した人々 モンゴルフィエ(気球の発明) リリエンタール(グライダーの発明) ライト兄弟(飛行機の発明) リンドバーグ(世界初の大西洋無着陸横断) 海に挑戦した人々 ピカール親子(マリアナ海溝に到達した男たち) クストー(アクアラングの発明) ハイエルダール(南米からポリネシアまでいかだで到達) 大地に挑戦した人々 スコット(アムンゼンに負けた男) ピアリ(世界初の北極点到達者) 白瀬矗(アムンゼンに負けた男・日本編) ヘディン(砂漠の冒険家) 追記・修正は南米まで穴を貫通させてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] レジェンドすぎる内容。20代~30代の男子の半数以上が目にしたであろう漫画だな。 -- 名無しさん (2016-02-26 17 51 27) デキッコナイスは地球の裏側に荷物を届ける実験の時には地球に穴をあけて見せたやっ太の執念を最後に評価してか乗り気で荷物を届けようとはしていた、だが…… -- 名無しさん (2016-02-26 17 58 30) 実際に地球貫通する穴を開けたら、大気の空気がほとんど吸い込まれるってこともページの端に書いてあったな。 -- イキーダ (2016-02-26 18 09 59) なっつかしいな、おい。たしかこの漫画、おばあちゃん家で読んだことがある。面白すぎて弟と本の取り合いになった覚えも…。 -- 名無しさん (2016-02-26 18 33 06) 記事読んで読みたくなった。図書館で探してみよう -- 名無しさん (2016-02-26 19 29 24) え、これプレミアついてるん? 引越しの時にシリーズ全部売っちゃったよ -- 名無しさん (2016-02-26 20 13 32) ↑5 そのオチでやっ太の方が「デキッコナイス!」と言って逃げ出したシーンで腹抱えて笑った記憶がある あと初期とそれ以降で少し内容が違うコーナーがあるんだよね -- 名無しさん (2016-02-26 20 26 53) あら、図書館で読んだことがあったけど、この本って有名だったのか。 -- 名無しさん (2016-02-26 21 50 28) ケンカでモーニングスターぶん回すのは物騒にも程が有る(まあ内山先生の定番だけど) -- 名無しさん (2016-02-26 22 24 54) ぶくタイヤとたい焼き好きっていう台詞 -- 名無しさん (2016-02-26 22 49 55) なっつ AAあるほど有名とは思わんだ あと豚の妙なインパクトが今も残ってる -- 名無しさん (2016-02-27 01 38 32) 「磁石で九州へ行っちゃったあ」「もうリニアができたのかい」旧版のこれ好き -- 名無しさん (2016-02-27 01 48 25) 30代前半だけど存在すら知らんかった -- 名無しさん (2016-02-27 06 20 00) やっぱりみんな突っ込むよなそれはw 「そのタンクで荷物を運んでやれよ」 と突っ込んだ子供たちは数知れないであろう。 -- 名無しさん (2016-02-27 07 16 23) よくよく考えたら、日本人が外人殴ったら国際問題になるんじゃ… -- 名無しさん (2016-02-27 11 43 46) 核を2万個も使ったら地球がヤバくならねえか? -- 名無しさん (2016-02-27 19 21 52) ↑地獄のミサワで米兵殴ってるキャラいるし… -- 名無しさん (2016-02-27 21 56 10) くっそなつかしい -- 名無しさん (2016-02-28 17 42 41) ガーリレオガリレイ!!! -- 名無しさん (2016-02-28 17 47 42) ↑あったあったw ガリレオがニャン太にひっかかれてたな。 -- 名無しさん (2016-02-28 18 31 41) できるわけがないッ! -- 名無しさん (2016-02-29 00 45 56) 小学校の図書室にあってそこで読んだって人も多いはず -- 名無しさん (2016-02-29 11 07 33) この度kindleで電子書籍化決定。みんなも読もう -- 名無しさん (2018-06-10 18 16 46) 人間も空を飛べることを実証したモンゴルフィエ→浮力ではなく揚力で人間は空を飛べることを実証したリンドバーグ→動力飛行に成功したライト兄弟→それらの成果を踏まえて大冒険を成し遂げたリンドバーグの流れが熱い。「誰か英語を話せる人はいませんか?」 -- 名無しさん (2020-11-17 13 50 31) ちなみに本書では詳しくは取り上げられなかったがアムンゼンが南極に挑んだ理由も「北極でピアリに負けたのでまだ未踏の南極に目標を変更したから」だったりする -- 名無しさん (2024-05-12 16 45 36) 豚が本当に人を食べる事を知ってて「ヤメレ、食っちまうど!!」なんて言わせてたらやだな。 -- 名無しさん (2024-06-19 20 05 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1656.html
プロローグ <さあ、お目覚めになる時間でございます。どうぞ…> 枕もとの目覚まし時計が発したその声で、あたしは目を覚ました。 はぁ、せっかく面白い夢を見ていたのに。確か、宇宙旅行をしている夢だったわね。 昔の人は、それは夢の出来事としか捉えていなかったようだけど、 こう科学が進歩した今では、宇宙旅行ができる日ももうすぐと言われている。 そう、この目覚まし時計も、科学の進歩によって生み出されたものだ。 昔は、ジリリリリという音しか出さなかったらしいが、それは今のあたしたちには考えられないことだ。 もし世界の目覚まし時計が昔のものだったら、寝坊する人が続出するでしょうね。 そして、昔では考えられなかったものが、あとひとつある。それは………。 本編 顔を洗い終わったあたしは、食事に取りかかることにした。 テーブルの上には、いつもと同じようにパンが一切れと、水があった。 しかし、人々の生活が質素になったわけじゃない。このような朝食で十分なのだ。 あたしは、まず水を飲む。 口内では、果汁とハッカと香料の混ざった味がしている。わずかに残っていた眠気が去っていった。 続いてもう一口。今度は、コーヒーの味が口の中に広がった。 あたしが飲んだ水は、もちろんただの水に過ぎない。 しかし、このように、水の味はいろいろな味に変化するのだった。 もし昔の人がこんな現象を目の当たりにしたら、魔法に違いないと腰を抜かすだろう。 でも、これは魔法でもなんでもなく、科学の成果。 今はすっかり普及し、だれもがこれに慣れ、心ゆくまで楽しんでいる時代なのだ。 これはどういうことかと言うと………。 ―――――<ここから解説モード>――――― それは、ひとつの小さな装置のおかげだった。ごく小さく、口の中に入れてある。 一本の歯の内部に収まっていて、外見ではそうと分からない。 そして、この装置が放送局からの電波を受信している。 その放送局とは、味ラジオの放送局である。 電波を受信し、音を出して耳を楽しませれば、それはラジオと呼ばれる。 それに映像が加わって、耳と目を楽しませるのが、テレビである。 そして、味を再現して口を楽しませるものが、この味ラジオというものである。 装置が発生する微妙な震動と電波は、口の中の神経を刺激して、あらゆる味をもたらしてくれる。 例えば無味の水でも、果汁の放送を受信しているときに飲めばそれは、果汁そのもの味をもたらす。 コーヒーの味なら、コーヒーの味となるのだ。 ―――――<解説\(^o^)/オワタ>――――― ……… 次にあたしは、パンを食べる。 この味ラジオの時代になっても、栄養補給のために食事はとらなければならない。 いっそそれもラジオでやればどうか、という声も出ているけど、実際にそれを研究する科学者はいない。 なぜなら、栄養がラジオで補給されるということはすなわち口の退化を意味することだ、ってどっかの専門家が言ってたわね。 あたしが今食べているパンは、見たところは茶色のパンといっていいところだ。 しかしこの中には、人間に必要なすべてのカロリーと栄養をすべて含んでいるのだ。 もちろん、これの味は無味に近い。でも、味のほうはラジオが補ってくれるからそれでいいのだ。 あたしはパンを入れた口を動かした。 放送はちょうど卵料理の電波を送っており、その味つけでパンを食べた。 放送は途中からリンゴに変わり、ベーコンに変わったところでパンは無くなった。 これで朝食は終わり。でも、味の放送は休むことなく続く。 あたしは制服に着替え、チューインガムを口に入れて登校する。 味ラジオが普及した今となっては校則も変わり、ガムを授業中に噛んでもいいことになっている。 もちろん、クチャクチャという音を立てるのは禁止だけど。 そして、やっぱりこのガムも無味である。それでなくてはならないのだ。 味ラジオはクダモノ・アワーになっていた。世界中の果物の味を次々と送ってくる。 無味のチューインガムはパイナップルの味になり、イチゴになり、ブドウになり、メロンにもなった。 この味の並べ方を調整するのが放送局の仕事だ。 あまり突拍子もないものを並べたりしてはいけないし、あまり似たものを続けてもいけない。 最初のころは不手際もあったけど、味の心理学者が研究を重ねて、 お母さんが結婚する頃ぐらいには、まあ番組もスムーズに流れるようになってきたらしいわね。 ……… ―――――<再び解説モード>――――― この味ラジオは、まさに人類の期待にこたえたものと言えた。 味を楽しみたいのは、人間の生まれながらの本能だ。 できるなら、音楽やゲームなどのように、心ゆくまで楽しみたいものだ。 だが、味に関しては限界があった。すなわち、満腹になればどうしようもないのだ。 この点が、音楽やゲームなどとは違うのだ。味には枠がはめられている。 この枠を外すべく、さまざまな研究がなされた。 そして、その研究の成果として味ラジオが生まれたのだ。 人々は無限に味を楽しめるようになったばかりか、数々の好ましい影響を手にすることができた。 第一に、食べ過ぎて体を悪くすることが無くなった、ということだ。 茶色のパンは栄養のバランスが取れ、衛生的であるから、食中毒の心配が無くなった。 また、食べ過ぎることもないので、太りすぎることもなくなった。 虫歯で悩むものも少なくなっていった。 それに台所も不要、食器も少なくて済み、空間や時間を大幅に他のことにふることができた。 さらに、味ラジオによる味は、放送が次のものに移れば、それまでの味が残らない。 すぐに次の味を楽しめるようになっているのだ。 ―――――<解説\(^o^)/オワタ>――――― ……… あたしは、いつものように授業を受ける。その間も、味ラジオの放送は止まらない。 あたしだけではなく、キョンやほかのみんな、先生たちだってそうなのだ。 ラジオやテレビを流しながらの授業はできないけど、味ラジオなら問題はないわけ。 ちなみに、一応味ラジオで流れている食物を食べるレストランもあることにはある。 その店に入ると、放送局の電波が遮断されて、実物そのものの味に接することができるのだ。 味ラジオにあった、あの味の実物とはどんなものだろう。そんな好奇心を満たすための場所なのだ。 でも、そのレストランで、喜びを感じることは少ない。 なぜなら固すぎて歯ごたえがありすぎたり、後でお腹の具合が悪くなったりするからだ。 無味のチューインガムと、電波で送られてくる味。 この二つが織り成すもののほうに慣れてしまっているからだった。 それこそが人類の退化だ、と言う人もいるけど、あまり賛成はできないわね。 だってそんなことをしたら、味ラジオを否定することになるんだもの。 放課後になり、あたしは文芸部室にいた。 キョンと古泉君はボードゲームをやっていて、有希は読書。全くいつもの光景が広がっている。 みくるちゃんが水を淹れてきた。お茶を淹れるという習慣はもうほとんどないのだ。 あたしがみくるちゃんから手渡された水を飲もうとした、そのときだった。 不意に異変が起こった。口に何も味がしなくなったのだ。 あたりを見回すと、キョンや古泉君、みくるちゃんも何やら不思議そうな顔をしている。 どうやらこの異変はあたしだけに起こっているものじゃないようね。 で、どうなってるのよ、キョン! 「俺にだって分かんねえよ」 「ちょっと、放送局まで問い合わせてみましょう」 さすが古泉君、気が利くわねえ。あんたとは大違いね、キョン。 「いやいや、そこでなぜ俺と比べる」 あったり前でしょ!あんたはSOS団の雑用係なんだから、これくらい…… 「ん?どうした、ハルヒ………んんっ」 「ふぁ……お口が………なんか変ですぅ………」 「…………苦しい」 そう、今まで味ラジオによっていつでも味が楽しめるというのが当たり前だったあたしたちにとって、 味が無くなってしまった今となっては、口の中がとても寂しく感じられてしまうのである。 「……どうやら、事故のために、味ラジオの放送電波が中断されたようです。 修理が終わり次第、放送は再開される予定のようです………」 お疲れ、古泉君。……キョン。なんとかしなさいよっ! 「だから、そこでなんで俺?」 「あ……わ、わたし、パン持ってきたんですけどぉ………皆さんで食べませんかぁ?」 ……まあ、なにもしないよりはましね。 しかし、パンは無味だったので、いくら噛んでもあたしの口の寂しさは癒えなかった。 と、その時、有希が突然立ち上がり、文芸部室を出ようとしていた。 有希。何をしようとしてるの? 「……この近くにレストランがある。そこに行けば問題は解決するはず」 「なるほど、レストランですか!」 よし、じゃあみんな行きましょ! 「お、おい、ちょっと待てよ」 「あ………み、皆さん置いてかないで下さい」 レストランでは、大混乱が起こっていた。 日ごろの利用者はそんなにいなく、大勢の客を収容するように造られてはいないのだ。 しかし、そこをめがけて、いろいろな人が押し寄せている。 だれもがいらだち、その騒ぎをさらに高めた。悲鳴が上がり、叫び声が混じり、ガラスの壊れる音が……。 しかし、それは異変の始まりと同じく、不意に終わった。味ラジオの放送が再開されたのだ。 クリーム・ソーダの味が口にあふれ、トマトの味が続いた。 それまでそこにたかっていた人は、みなそれぞれの方角へ散っていった。 「………食べていく?」 有希が投げかけた質問に、あたしたちは迷わず首を横に振った。 【涼宮ハルヒの憂鬱 meets 星新一 第五部 「味ラジオ」】終 原作:星新一「妄想銀行」に収録 「味ラジオ」
https://w.atwiki.jp/niconicoradio/pages/64.html
インターネットラジオマイクハガー 市長、コーディー、ガイの三人がケンカしながらお送りする 愉快なオタクエンターテイメント。 ニコ専ラジオの中でも屈指の放送時間の長さで構成されている。 2011年5月をもって終了。 ブログ http //mikehaggaer.jugem.jp/ 本編リンク 第82回 第81回 第80回 第79回 第78回 第77回 第76回 第75回 第74回 第73回 第72回 第71回 第70回 第69回 第68回 第67回 第66回 第65回 第64回 第63回 第62回 第61回 第60回 第59回 第58回 第57回 第56回 第55回 第54回 第53回 第52回 第51回 第50回 第49回 第48回 第47回 第46回 第45回 第44回 第43回 第42回 第41回 第40回 第39回 第38回 第37回 第36回 第35回 第34回 第33回 第32回 第31回 第30回 第29回 第28回 第27回 第26回 第25回 第24回 第23回 第22回 第21回 第20回 第19回 第18回 第17回 第16回 第15回 第14回 第13回 第12回 第11回 第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回