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2021年4月10日 出題者:北川クリステル タイトル:「逸物は嫌いですか?コシミさん」 【問題】 コシミは毎晩、タカフミの固いモノが口に触れる そしてとうとう別れを決意した なんで? 【解説】 + ... コシミはタカフミの彼女 タカフミは暴力癖があった 毎晩暴力を振るわれるコシミは耐えかねてついに別れを決意したのであった 《エロ》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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発言者 御門龍水 対象者 摩多羅夜行 第六天波旬との最終決戦。黄金の獣の残滓による修羅の総軍を乗せて放たれた黄金の槍が夜行を襲う。 それを庇い貫かれた龍水を、取り乱し心配する夜行への台詞。 夜行 「龍水――!」 龍水 「は、あはは、なんですか……その顔は」 「嬉しい……でも、そんな夜行様……嫌いです」 「私ごときに、気など割かないでくださいませ。夜行様は、無敵の殿御なのでしょう?」 「ならば私も、それに相応しくありますから……」 「お願い、信じて……」 夜行 「ああ…」 「そうだ、そうよな。まったく手強い女子だことよ」 「ならば見ているが良い。お前が望んだ男の力を!」 最初から最後まで夜行を追い続け、この調子である。せっかく心配してくれているのに自らの夢に負けない者であろうとする龍水の想いを、鏡に恋している自己愛で終わらせないため、龍水を波旬の法から解き放つために再臨したように、夜行は成長して自己愛から脱却した。 かつて奥羽で太陽に言われた、 「ならさ――彼の嫌いなところ十個ぐらい言える?」 これに答えることができなかった龍水。 「不平不満を一切想起させない他人なんて、それだけで何か歪と感じるはずなのに。できないなら、まさしくあなたの行っているのは自画自賛」 「元来、好きな男ほど自分の思い通りにならなくて、やきもきしたり、怒ったり、すれ違ったり落ち込んだり…… ねえ、それがない恋愛なんて、見かけだけ取り繕った愛情じゃないの?」 夜行流に言うならば、迎合できぬ我執こそ自他を分かつ境界ゆえにそれが無ければ、自己と他者を区別しうる閾がないのと同じ。 しかし、最終決戦に際し「嫌い」という言葉が出たということは、龍水が成長し自己愛から脱却したことを意味する。龍水と夜行は自他を分かつ他人となった。そして逆に言えば、龍水を心配する夜行の想いもまた本物であることを証明している。 無意識ながらも二人の関係は表裏一体。真理は陰陽合一。どちらが欠けても成立しない。 陰が生み、陽が拓く。誰よりもそれを知るからこそ、咒皇は両翼を持ったときに真の飛翔を見せる。 いや、本来の水銀なら、マルグリットから積極的に抱かれない限り、ダメだと思うぞ。自分から突っ込んで触れる事が至高の未知なら、会った瞬間にやってるよ。よって存在しない神格すら成仏させる、ではなく、存在しなくなった神格だから成仏させられた。が正しい。 -- 名無しさん (2013-01-14 15 25 24) ↑そうは言っても、作中ですでに存在しない神格すら成仏させた、と書かれてるんだが -- 名無しさん (2013-01-14 15 36 56) 水銀に聞いてみたい 女神の嫌いな所を10個あげてみてって -- 名無しさん (2013-01-14 16 25 45) ↑愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと愚息にほれ込んだこと。 -- 名無しさん (2013-01-14 16 55 03) 愚息とくっつくよう動いてたくせに何言ってんだ -- 名無しさん (2013-01-14 17 29 55) ↑×3「ああ、それなら我が愚息が上げているよ。彼の言うことは、正直私も思っていることだ。だがそれでも女神は(ry」とか言い始めたらマジうざいな、このニート -- 名無しさん (2013-01-14 17 32 22) 水銀「私を抱き締めて終わりをくれない」 -- 名無しさん (2013-01-14 19 03 14) (∴)「この俺を触るそんな塵共……嫌いです」 -- 名無しさん (2013-01-14 19 14 18) 夜都賀波岐「黄昏を汚した波旬……憎いです」 -- 名無しさん (2013-01-14 20 14 48) サタナイル「シンを与えたそんな神様……嫌いです」 -- 名無しさん (2013-01-14 20 40 25) 何だろう?なんか紫織の総力戦~とか竜胆様の冷泉殿なら~とかマッキーの一撃だと似た流れに。 -- 名無しさん (2013-01-14 22 18 27) これで変態じゃなかったら普通の美少女なのに -- 名無しさん (2013-01-14 22 32 14) 曙光の連中で唯一成長してねぇと思った龍水がちょっとは成長したかなってのがわかるいいシーンだった・・・ -- 名無しさん (2013-01-14 23 16 44) 水銀→マリィは信仰っつーか、なんか色々ぶっとんじゃってるからなぁ。練炭とマリィならそれぞれ嫌いなところ言えそう。 -- 名無しさん (2013-01-15 08 29 36) 水銀自身が死の間際に、これはこれで…、なんて少しでも思ってしまったら渇望が弱まって回帰できなくなるんじゃね -- 名無しさん (2013-01-15 09 39 27) そりゃ残滓になる前からマリィに関わることすべてにヘブン状態だしな・・・マリィに罵倒される→喜ぶ 触れられる→ヘブン状態 抱きしめられる→即成仏 匂い→保管 足跡→保管 残滓だから「マリィに関わることで満足」が表面化してるんじゃないか -- 名無しさん (2013-01-15 10 03 05) 水銀のマリィに対して思う嫌いなところ覇道ではなかったところ -- 名無しさん (2013-01-15 10 34 04) 水銀[ -- 名無しさん (2013-01-15 17 20 33) ↑ミス 水銀はそれすらも含め好きだとおもうけどな -- 名無しさん (2013-01-15 17 22 13) 嫌いな所も含めて好きなんだよ -- 名無しさん (2013-01-15 17 51 45) ハイドリヒ卿に「私の嫌いなところを十個言え -- 名無しさん (2013-01-15 18 39 07) ↑ミスった ハイドリヒ卿に「私の嫌いなところを十個言え」といわれたら少佐はどういう反応をするんでしょうか -- 名無しさん (2013-01-15 18 41 17) ↑まず目が点になって倒れるな・・・ -- 名無しさん (2013-01-15 18 51 29) ↑あの少佐がその程度で動じないだろう。ただ毅然と「そのようなことなど、一つとしてありません」とか言うのだろう。もっかい聞かれたらうつむいて「お、お許しを」とか言って悶えるのだろう。だんだんニヤニヤしてきた -- 名無しさん (2013-01-15 20 56 09) 激痛の剣のラブレター詠唱がちょっとハイドリヒ卿への愚痴っぽい気はする -- 名無しさん (2013-01-15 21 07 33) ↑4 1つ2つくらいはあるんじゃないか。それを上官に面と向かって言うのは非常識だけどな -- 名無しさん (2013-01-15 21 08 58) ???「父様に認めてもらいたい」 -- 名無しさん (2013-01-15 21 19 15) 水銀のそれはアイドルみたいな偶像への愛に近いだろ。アイドルが不満なら文字通り女神でもいい。とにかく突き抜けてる(あるいは根っからの神だから不満をいうこと自体よくわからないものなのかも) まぁ、なんでもいうこときくっていったマリィを諭すあたり常識は若干ある -- 名無しさん (2013-01-15 21 22 04) 恋は盲目ってベアトばっちゃが言ってた -- 名無しさん (2013-01-15 22 17 17) 蓮「色ボケてんじゃねえ」 -- 名無しさん (2013-01-16 02 44 01) 水銀「お前が言うな、息子よ」 -- 名無しさん (2013-01-19 13 56 49) 黄金「カール。卿が言えた義理ではなかろう?」 -- 名無しさん (2013-01-19 14 00 31) 獣殿にしたって焦がれ追い求める性質だし、皆揃いも揃ってAmantes amentes -- 名無しさん (2013-01-19 19 34 39) これ要するに「キャラが勝手に動きだした」って事だよね -- 名無しさん (2013-01-20 23 46 21) デュフフwww龍水たんのことが気になって仕方ありませんぞwww -- 名無しさん (2013-01-21 02 39 11) ↑2 自分の分身、自分の願望投影だったはずのモノが、独自の思考を持つ「他」になったってことだもんな。作者にしては寂しくもあり嬉しくもあり……やっぱりうれしいこと -- 名無しさん (2013-01-21 12 29 27) ↑言い方悪いが、所詮はただの操り人形だったのが本当に尊敬できる他者になったってことだよな。 -- 名無しさん (2013-01-21 13 16 21) ↑2 これもまた、愛するなら壊せ、ということか -- 名無しさん (2013-01-21 16 04 59) 下手したらキャラに対する周りの評判や風潮に気を使いすぎてキャラが崩れる可能性もあったのだろうか… -- 名無しさん (2013-01-21 21 48 16) (∴)「愛するなら壊せー……首吊れば死ねるかな?」 -- 名無しさん (2013-01-23 09 53 56) ↑あんたは自分がやれると思えば何でもできるだろうww -- 名無しさん (2013-01-25 01 33 22) ↑2(♂)「首吊る前に僕を解放してよ!」 -- 名無しさん (2013-01-25 11 40 51) (∴) 我が太極にて散るがいい! -- 名無しさん (2013-01-25 12 32 49) (∴)「解放するくらいなら兄弟を殺して俺も死ぬ!」 -- 名無しさん (2013-01-25 12 38 06) 獣殿に「嫌いな所10個~」って聞いたらすらすら答えた上で「だが私はすべてを愛している」で締めそう -- 名無しさん (2013-01-27 23 19 13) ↑ニートなら相手が刃物を持つまでつらつら答えた上で「だが私にとっては芥に過ぎんがね」で締めそう -- 名無しさん (2013-01-27 23 31 32) 獣殿「カールに嫌悪を抱くところ?…総軍の手を借りても足りないな」ニート「答えはいらんぞ」獣殿「まず変質者」ニート「いらんといっている!」 -- 名無しさん (2013-01-29 09 45 51) マリィ「カリオストロの嫌いなところ…?うーんと…まず蓮にひどいことしたところでしょ…」ニート「あぁその調子だ。我が愛しの女神よ。いっそ残り9個と言わず那由多の果てまで語ってくれないか(ハァハァ)」 -- 名無しさん (2013-01-31 22 29 08) (∴)「そんな波旬様……嫌いです//」 -- 名無しさん (2014-01-06 01 23 00) ↑生きたまま一人になれなかったからか?(笑 -- 名無しさん (2014-01-06 17 59 20) 名前 コメント
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巨人の体は酵母であり、常に体から酵母を発散している。 そのため、壁周辺は常に巨人の生み出した酵母で満たされている。 この酵母には、食料を腐敗させにくくする効果が知られており、壁内では食料の保存に利用している。 実は、壁内人類の主食のパンやスープも、その酵母で作られている。 (実は、壁内人類は皆死んでおり、巨人の体から発散する酵母が切れると死体に戻ってしまう) だから、巨人を殺しすぎないように、巨人殺しの技術の高い人間は中央に「封印」される。 巨人酵母で満たされた大気の中で生活し、巨人酵母で作られたパンやスープを食べているため、人類の体内には巨人酵母が徐々に蓄積していく。 この巨人酵母には、エレンのような宿主の肉体を再生する能力はない。 巨人酵母は一定期間で消費(消化)されてしまう。 巨人化された瞬間に体内に蓄積されていた巨人酵母の量によって、巨人になった時の大きさが決まる。 だからサシャが9巻第36話「ただいま」で戦った巨人が3m級だったのは、狩猟中心でパンをあまり食べていなかったから。 壁内の食料には巨人酵母が含まれている。あるいは食料自体が巨人から採取されている。 たとえば、ウォール・シーナの地下に巨人が飼育されており、その巨人の体を切り取って食べている。 ウォ-ル・シーナから四方に伸びる川にも、巨人の体から放出される巨人酵母が含まれている。 ◎大多数の単一民族=酵母を食べて浸食され、巨人体質になった人類(巨人=記憶操作が可能)。酵母が切れると記憶障害が起こる。 ◎王政+少数派の記憶操作の効かない家系=酵母を食べていない人類 巨人は真の人間である。 壁内人類は人間を食べて生きている。あるいは前の人類を食べている。
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寒い日。 部室で部誌を書いているとこんな声があがった。 「国光さん……寒いッス…温めて?」 それに振り向くとYシャツを一枚、羽織っただけの恋人 -----リョーマが首を傾げてベンチに座っていた。 その格好に一瞬、クラッときてしまった。 しかし此処は部室。 巡回の先生が何時来てもおかしくないのだ。 俺はギリギリの理性を保ちながらリョーマに向かって言葉を放った。 「そんな格好しているから寒いのだろう。上を着ろ。」 「だから温めてって言ってるじゃん…解らないの?」 その一言で俺のギリギリの理性は更に細くなってしまった。 危険だ… 早くリョーマに服を着せなくては。 「…早く上を着ろ。」 衝動を制御しつつ、また部誌を書くことに専念しようと リョーマに背中を向けた。 するとリョーマはクスクスと笑い、 「国光さん、我慢は体の毒っすよ?だから…ね?」 俺の背中にくっ付いてきた。 その言動でおれの理性は切れた。 「リョーマ…」 「なに?」 振り向くとリョーマの唇を貪った。 リョーマからは艶かしい吐息が聞こえる。 「…ふっ…ん、んぁ…ァ」 リョーマの瞳からは生理的な涙が頬を伝い欲情的だ。 苦しくなったのか胸を叩き、抗議してきた。 名残惜しくも唇を離すと、俺とリョーマの間に銀の糸が伝った。 いまのキスで感じたのかリョーマがグズグズと落ちていった。 「後悔しても知らないからな。」 「……後悔なんてしない。」 そういうリョーマの瞳は綺麗だった。 【寒いのはお嫌いですか?】 (アンタとなら寒さなんか感じない。) 精一杯のキス表現(^^; 2009.11.18.志花久遠. novelへ戻る
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依頼主 ディオニュソス 出現条件 飲み明かそうクリア クリア条件 以下の神様の親密度を上げるディオニュソス:親密度40 成功報酬 テュルソスの杖ディオニュソスの神具。豊穣をもたらす力を持ち、ディオニュソスが認めた者はその力を使いこなせるだろう。 依頼時 退屈は嫌いだ。何か、面白い話はないか?お前の旅の話、聞いてみたい。 クリア時 お前と話していると、酒が美味いな…ありがとう。礼に、この杖をやろう。俺の力のこもったものだ。きっとお前の役に立つ。
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えっちぃのは嫌いです ~マリオン・ファウナの場合~ 夜の帳が剥ぎとられ、薄明かりが地上に降り注いでいる。 清々しい朝であるはずなのに、今はそれこそが不気味な雰囲気を醸し出している。 窓から差し込む陽射しに晒されるは、身に纏った――元は白だったはずの――赤いマント。 「さァて、どうするかねェこれから…」 強制的な空間移動という奇妙な攻撃を受けた星海坊主は数時間前、気付けば建物内に居た。 そのことについて色々と考えたいこともあったが、今はもっと大事なことがあるため、 それからはずっと、光と影、白と黒の斑模様に染め上げられた喫茶店の中で、星海坊主は地図との睨めっこを決め込んでいた。 夜兎族。 ――とは、今は絶滅寸前の、宇宙最強種族の中の一種である。 生身の身体で宇宙空間を移動したり、頭部に弾丸が撃ち込まれても持ち前の回復力で傷を癒すなど、人間を遥かに凌駕した身体能力が宿っている。 恐らく多くの血を求める彼らに出会った人間は、数秒ほどで命を失うだろう。 …しかし、それは条件にも寄るのかもしれない。 闇に覆われた世界で過ごしてきた彼らには一つだけ弱点がある。それは、――日光。 常に武器である番傘を持っているのは、戦闘を好むという理由もあるが、己が苦手とする陽射しを遮るためでもある。 彼らが番傘を失い、日光を浴びてしまえば、パワーも弱まる……かもしれない。 とは言え、あくまで“長時間全力を発揮することができない可能性もある”というだけなのでそれ程深刻に悩むことでもない。 いずれにせよ“普通の人間”には充分に対応する力はあるし、今はマントを羽織っているため直接的に肌に日が当たることはない。 …のだが、この星に来たばかりなのでこの気候にはまだ馴染めていないのだ。 なるべく、日光は避けたいところ。 「こんなところにいつまでも引きこもってるわけにもいかねェしな…暫くはここらをうろついとくか?」 このエリアには多くの建物が集まっていて、星海坊主にとっては行動しやすい。 更に、ここに集まれと言わんばかりにいちばん目につく地図のど真ん中を陣取っているのだから、人も集まるに違いない。 「よし、そうと決まればまずは―――」 席を立ち、ぐるりと見渡した空白の一室。 飯だな――と最終的に視軸が寄せられたのは、厨房につながる扉…になるはずだったのだが、背後に何者かの気配を感じて星海坊主は反射的に振り返る。 「……」 硝子越しに佇んでいたのは、金髪を揺らめかせる少女。 視線がかち合い、少女が何か呟き、抱いていたクマのぬいぐるみを翳した次の瞬間、硝子の雨が降り注ぐ! ◇ ◇ ◇ ――疲れた。 かれこれ二時間ほどこの城下町を彷徨ったマリオン・ファウナは、そう思った。 彼女がこのエリアを廻っているのは、先刻仕留めそこねた女と男の二人組を始末するため。 しかしこうやって探し回っても二人を見つけ出すことも、あそこで見た建物や風景も見つけることができない。 改めて地図を見直してみるともう一つ、地図の右上の方に街が載っている。 もしかすると、彼女たちはそちらのエリアに居たのかもしれなかった。過去形なのである。 思えば奇襲を受けたとき、再び敵が襲ってくるかもしれないという危険を無視してその場所に居留まるなどということ、するだろうか? 普通なら安全な場所に移動して、敵の再来を防ぐなどの行動に移る。自分でもそうする。 マリがそのことにもっと早く気付き、そちらのエリアに向かっていれば間に合ったかもしれないが、きっともう二人は移動しているに違いない。 つまり全てが無駄に終わり、疲労だけを得たのだった。 (マリ…休憩したい) オーバーソウルをしていない今、魂の宿っていないこの重たいぬいぐるみを抱いて歩いている。 このままでは身が持たない。 ここら辺で蓄積された疲労を癒そうと、マリはくるりと視界を一回転。 たったそれだけの行動で、さまざまな休憩施設が見渡せた。 宿屋、レストラン、喫茶店…その他諸々、疲れが溜まっているマリの目を惹くものばかり。 だが、取りあえず休憩するということだけが目的なので、特にこだわらなくとも良いと、マリは隣に建っていた喫茶店に足を運ぶことに決め足先をそちらへと向ける。 (………!) 店内がよく見渡せる硝子窓と向き合い、そこで初めてマリはこんな身近に人間が居たということに気付く。 テーブルに乗せた地図と見つめあう横顔を見せ付けてくる相手は、中年の男。 一刻も早く休息を得たいところだったが……それはまぁ、コイツを始末した後で、良い。 「チャック……」 持ち霊に、呼び掛ける。 ここで男はマリの存在に気付いたか突如立ち上がり、店内を見眺めた後、こちらを振り返った。 必然的に重なる視線が、マリに焦燥感を与え――。 「オーバーソウル!!」 ◇ ◇ ◇ 耳を劈くような刺々しい轟音が響き、とぐろを巻くようにして舞う土煙がマリの視界に広がった。 なかなかはっきりとしない店内の様子だが、今の攻撃を喰らって生きているわけがない。 ハオの敵を一人始末できた達成感により、手で覆った口角が自然に緩んでしまう。 「………」 数秒が経ち、ようやく白い煙の中で一つの影が蠢いた。 予想通り、形から己の支給品であるぬいぐるみであることがわかる。 「………え?」 そしてワンテンポ遅れて、背後に影が現れたかと思うと、“チャックが主である自分に、肉薄してきた”。 「―――――ッ!!?」 予想だにしていなかった出来事。 オーバーソウルした霊が今更命令を無視するだなんて…、ましてや攻撃をしてくるなんて有り得ない。 だが、たしかにマリの腹部に衝撃をもたらし、背後に建つ宿屋の扉まで吹っ飛ばしたのは他の何でもない、チャック。 異常な事態についていけないマリは何事かとぬいぐるみのあちらこちらを確認すると、チャックの背側に何かで殴られたような痕跡がついていた。 そうだ、今のはチャックが自分を攻撃してきたのではなく――。 「…」 視線を這わせて、辿りついた先にあったのは。 閉ざした思考のその先が示そうとしていたものは。 「オイオイ、俺が求めたのはモーニングセットだぜ?」 いつの間にやら武器らしいものを持ち、硝子の破片に傷ついた右目瞼の血を手の甲で拭き取りながら歩み寄ってくる、星海坊主。 「やっぱりアレか?お前にゃそんな優雅な朝は似合わねェ、お前はただ血と戦いだけを求めてろってことなのかねェ」 “俺は余裕だ、どこからでも掛かって来い”と言わんばかりに隙だらけの仕草で近付いてくる星海坊主。 平然を装っているだけの強がりだと感じ取ったマリは心底馬鹿にしたように、顔を手のひらで隠し肩を震わせながら笑う。 先ほどのチャックの急接近も、コイツが背後からチャックを吹き飛ばしたからなのだろう。 しかし、だからどうした?不意打ちでの攻撃なのだ。当たったからといって何も得意になることはないのに…馬鹿らしい。 「――だったら大人しく朝飯も、これで済ませるとするかッ!」 「チャック!!」 マリの叫びを聞いてか、再びチャックが驚異的な速度で星海坊主との距離を詰めてくる。 切れた瞼のせいで視野が狭くなっても尚好戦的な星海坊主は無論、回避しようとはせず、腰を落とし迎撃体勢を作った。 対し、マリは星海坊主にとって死角となる位置へと移動したチャックが振り上げた右腕一点に、巫力を集中させた。 チャックが本来の姿でない以上、巫力を全身に注いでしまえばその分力が分散してしまう。 慣れぬ姿で、慣れぬ形態で戦っている今、相手に対抗するならこれしかない! ◇ ◇ ◇ まるで――虚無空間に立たされているように思えた。 「………嘘…」 たったの頭がもがれ右腕右足が胴体と別離した?ただのクマのぬいぐるみ?を見つめて、マリが独りごちる。 全然歯がたたなかった。右目を失った男と、同等の力を出すことさえできなかった。 「食欲旺盛なカバの天人、ワープ、ぬいぐるみとの戦闘…何でもありだなここは」 「あ………ぁあ…」 「その内オッサンの頭にも突然ワカメが茂ったりすんじゃないのコレ。え?その展開は無い?んな寂しいこと言うなよ」 何コイツ…。 再度目が合ったとき、マリの率直な感想がそれだった。 物足りない、もっと欲しい、これだけじゃ収まらない…さながら獣のような思念波動が伝わってきて、マリは恐怖に突き落とされた。 「お嬢ちゃん、喧嘩を売る相手が悪かったね。俺も普段ならお前さんくらいのガキは放っておいただろうけどよ、今は状況が状況なんでね」 一歩、一歩と焦らすように緩いスピードで前方で立ちすくむマリへと迫る。 怯える相手を前に、何と趣味が悪い。どうせ殺すなら一気に相手に接近し、一瞬でケリをつければ良い話。 けれど、星海坊主も別に相手が恐怖している様を見て愉しんでいるわけではない。 「逢いたい女が居るんだよ」 年齢は…目の前の少女とそう変わらないだろう。 素直じゃなくて横暴で…でもしっかりとした信念を持ち合わせていて。 寂しい思いばかりをさせてしまった、大事な娘。 「…………ッ」 とうとうマリの目前まで、星海坊主が到達する。 あとは右腕を振り上げて、握り締めた武器で相手の頭部を破壊するだけだ。 それなのに、なかなか星海坊主はそれを行動に起こさない。 「―――プ」 恐怖に追い込まれている今でも、マリは星海坊主が見せるその隙を見逃さなかった。 右手首にはめたブレスレットのようなものに向かって、呟く。 セットになっていた説明書に書かれていたことは半信半疑だったが、信じなくてやらないよりは信じないままでもやった方が良い。 「ワープ!」 途端、数時間前と同じように、マリを光が包み込み――。 ◇ ◇ ◇ 朝のチャイムが鳴ると、外に出ていた生徒たちは波のように教室へと押し戻っていく。 静かになった階段をのぼり、廊下を歩いて、今日も皆の笑顔で教師である自分の一日は始まりを迎える。 「5年3組、俺の受けもつクラスだ」 鵺野鳴介は扉の上に掲げられた札を仰ぎ、ハオに伝えるでもなく、独りごちるように言った。 不思議とこの扉を開けば、皆の笑顔がそこにあって、窮屈な首輪も殺し合いのゲームも無い、“現実”に戻れるような気がした。 試しに鳴介は勢いよく扉をスライドさせてみる。 「おはよう、みん……―――」 もちろん、そこにあったのは沈黙だけ。 ハオは鳴介の考える“現実”とやらを覗いて、仰々しく溜息を吐いてみせる。 「小っちぇえな。まだそんな夢のようなことを考えてたのかい?」 「……」 「大丈夫なのかな。そんなことで広くんを助けられると思ってるのか?」 「わかっている」 嘲笑している。心の底から馬鹿にしているハオの気持ちは、言外から充分に伝わってきた。 確かに、それも一理ある。けれど、やはり広が危険におかされ、殺し合いのゲームに放り込まれているだなんて非道な現実、認めたくない。 ハオも同じではないのか?年端もいかぬ少年が、こうも簡単に冷静にこの現実を受け入れられるなんて。 霊力の高さから、ただの人間でないことはわかる。…ただ者じゃない、だとすればもしやこの少年、玉藻のように仮の姿をしているということも―― 「無駄なこと考えるのは止めなよ。そんなに僕が信じられないんだ、悲しいな」 「…まただ。君は俺の考えていることがわかるのか?最初に会ったときもそうだった。一体君は何者だ?」 「知ってどうする、僕を殺すかい?今は広くんを見つけ出すことだけ考えたほうが良いんじゃないかな、先生」 依然として不敵な笑みを浮かべながら、臆することなく恐ろしいことを言うハオ。寧ろたじろいだのは鳴介の方だった。 思考は読まれるばかりで、相手が何を考えているのかは微塵も理解できない。 「で、結局ここに広くんは居なかったわけだけど…どうするの?F-1、2辺りにもう一つ学校があるみたいだけど」 「……そこへ行こう。一応隣のエリアの街も確認しておきたい」 「構わないよ。だけどその前に…」 「何だ?」 「せっちゃん、だったかな。彼女からの襲撃を受けたとき、先生は咄嗟に僕を庇おうとしてくれたね」 「あ、あぁ……」 「でももしもあの時、リトが彼女を止めなかったらどうなってたと思う?」 「………」 「だからさ、殺しまわる気は無くても、身を守れるようなものくらいは持ってたほうが良いと思うんだ」 いくら襲撃されたからと言って、相手を殺すつもりはないが、鬼の手は人間を傷つけるものではない。 これから歩き回るのだから、ハオの言うとおり、護身用に武器があったほうが安全である。 「あぁ、そうだな、装備くらいはしておくか」 鳴介はデイパックを机に置いて、中を探り始める。 ――ハオにとって、これは彼の精神を痛めつけていくための準備とも言える行為。 何者かからの急襲、そしてその相手を反射的に殺してしまう…という状況を作り出すにはまず、人間を殺す道具が必要になる。 できれば銃。銃であればたったのワンプッシュで、お手軽に、確実に人が殺せてしまう。 「……用意はできたかい?」 ハオが鳴介の背後から中身を覗こうと顔を出すと、そこに一瞬時空に亀裂が入り…。 鳴介とパックの間に、一人の少女が現れた。 「な……!」 「――――ッ!!」 唐突な出来事だったため、声にならない声を漏らすしかできない鳴介。 少女…マリも同じだった。どういうわけか自分を組み敷くような体勢になっている男が目の前に居るのだ。 まさか移動先で早速敵と遭遇してしまったか?何て運の無い。 だが僅かに視線をずらすと、己が尊敬…というより崇拝している人物の顔がそこに。 「ハオさま…?」 「よ、マリも来てたのか」 一緒に居るということは…じゃあこの男は、ハオ様の仲間? 悠長に目前の男を分析しているうちに、マリは素肌が外気に触れているような違和感に気付く。 そういえば説明書の下部に、諸注意として何か書かれていたような気が……。 「…え?ぁ……ぁぁ…!?」 自分の身体に視線を這わせ、その変化の正体を把握すれば、マリの頬見る見る内に頬が紅潮していき――。 「い゛や゛ぁぁぁぁぁぁあぁぁああああぁぁぁああぁあぁぁぁぁ!!!!!!!」 AM06 00 全裸の少女の絶叫が、校内に朝の始まりの知らせを届ける。 【D-5 学校/ 一日目 早朝】 【マリオン・ファウナ@シャーマンキング】 【装備】: ぴょんぴょんワープくん(充電切れ)@To Loveる 【所持品】: 無し 【状態】:腹部を打撲 混乱 全裸 【思考・行動】 基本:ハオ以外の参加者を殺害してハオを生還させるか、 出来ればワポルも殺害してハオと一緒に生還 1.いやああああああああああああああああああ! 2.手当たり次第に参加者を殺害 3.いつもの人形を取り戻したい ※ ぴょんぴょんワープくんの制限の有無は後続書き手にお任せします。 【鵺野鳴介@地獄先生ぬ~べ~】 【装備】 白衣観音経@地獄先生ぬ~べ~ 【所持品】 支給品一式、不明支給品0~2個(本人確認済み) 【状態】:健康 【思考・行動】 1 ……何が起こった!? 2 護身用に一応武器を装備しておく 3 広、梨斗の知り合いを保護する 4 ハオに警戒。 5 F-1、2。市街地を探索 【備考】 ガンツの部屋で確認した参加者は広のみです。 ゆきめ、玉藻が参加していることには気付いていません。 12時頃に梨斗達と病院で落ち合う約束をしています。 【麻倉ハオ@シャーマンキング】 【装備】 S W M36 (残り弾数4/5) 、1080@シャーマンキング 【所持品】 支給品一式×2、不明支給品0~2個、春菜の不明支給品0~2個。 (怪しまれないよう、バッグ一つに統合済み) 【状態】:健康 【思考・行動】 1 マリも参加者だったのか 2 鵺野の心を壊して弱らせた上で隙を突いて殺害し、覇鬼と鵺野の魂をS.O.Fに捕食させる 3 鵺野に殺させた人間の魂をS.O.F に喰わせて成長させる。 4 対主催チームに潜り込むか、マーダーを利用したい。 5 とりあえず鵺野の行動に付き合う 【スピリット・オブ・ファイアについて】 ハオの持ち霊。素霊状態では弱い炎しか出せないようです。 力や格のある魂を喰うと、成長します。 成長すると乗って空を飛べたり、指で串刺しにしたり、人間を溶かすことができます。 (どの程度の魂を食べれば、力を取り戻せるのかは次の書き手任せです) 12時頃に梨斗達と病院で落ち合う約束をしています。 ◇ ◇ ◇ 最後の一歩ともいえる行動が、何故か起こせなかった。 まさか既に相手が攻撃に出たかとも疑ったが――違う、身体は異変を感知してはいなかった。 ではどうして?――きっとあの少女の揺らぐ瞳と、昔息子を殺そうとしたときに見せられた神楽の瞳を、自分は重ねてしまったのだろう。 「いけねェなァ、獣は兎をも狩るものだっつーのに」 星海坊主はあの少女を葬り去ろうとする直前で、自分が迷ってしまったことを自覚していた。 それが原因で相手に逃げる時間を与えてしまったことも無論承知。 結果として、星海坊主の足元に転がっているのは少女の亡骸ではなく、空気だけを包み込んだ少女が着ていたドレスと、まだ支給品が入っているらしきパックのみ。 「神楽ちゃんのために、次はいくらガキでも、もう迷わねェようにしねーとな」 自嘲じみた笑みを刻んだ星海坊主が仰ぎ見た、まだ夜の色を塗り替えたばかりの空は、鮮血のような赤みを帯びていた。 【D-4 城下町・南東 / 一日目 早朝】 【星海坊主@銀魂】 【装備】 降魔杵@封神演技 【所持品】 支給品一式 未確認支給品0~2 【状態】: 右瞼に腫れ 全身にかすり傷 【思考・行動】 1 もうどんな相手でも躊躇しない。 2 できるだけ日光は避けたい 3 神楽を探し出す為に優勝し元の世界へ帰る。 ※宝貝・降魔杵はワポル(?)によって仙道以外でも使用できるように加工されています。 ※マリのパックとドレスはその場に放置しています。 041 LIAR GAME 投下順 043 俺様の軍事力はエリア一ィィィィィ!! 041 LIAR GAME 時間順 043 俺様の軍事力はエリア一ィィィィィ!! 023 聞く耳持ちません マリオン・ファウナ 029 想い人 鵺野鳴介 029 想い人 麻倉ハオ 026 恐るべき妖刀 星海坊主
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2020年10月18日 出題者:ゆい タイトル:私の事は嫌いでも○○の事は嫌いにならないで下さい!! 【問題】 1人加入して、2人入れ替わったあと、3人入れ替わる。 なんのこと? 【解説】 + ... 紙幣の肖像画のこと。 (2000年発行)加入 2000円札:紫式部 (2004年発行)入れ替わり 1000円札:夏目漱石→野口英世 5000円札:新渡戸稲造→樋口一葉 10000円札:福沢諭吉のまま (2024年予定)入れ替わり 1000円札:野口英世→北里柴三郎 5000円札:樋口一葉→津田梅子 10000円札:福沢諭吉→渋沢栄一 《知識》 公式生配信切り抜きチャンネル(ゆいさん) 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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「政治的」なのは嫌いです 2005/ 6/ 4 17 56 [ No.32336 / 39216 ] 投稿者 ja2047 政治的に利用と書いたので 中国ではなく中国共産党にしておきます。 そうですね、公式見解の話をするなら、その方が妥当かも。 「中国共産党は、何らかの利益を得るために南京大虐殺を利用しようしていませんか」 日本における「なかった論」、政治家による「なかった発言」が表沙汰になるたびに、その拡大を不快に思ってきたようです。 なにしろ、日中の「友好」は 1972年の日中共同宣言による 「日本側は,過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し,深く反省する。」 「中華人民共和国政府は,中日両国国民の友好のために,日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言する。」 という合意の上に成り立っているのですから、 「重大な被害を与えたということの中には嘘があるねえ」 と言い出されるのは非常に不本意なわけですね。 これは、中国にしてみれば不利益を蒙る発言と感じるでしょうから、利益を守ることには熱心であったろうと思います。 ただ、こういうシチュエーションで、中国がやたらと「日本の指導者の発言」という表現をするのは、私すごく違和感を感じますね。小泉さんは日本の代表者だけど、中国の政治家みたいな意味での「指導者」じゃあないものね。 まして、シンタロー知事なんて、私は都民じゃないので、「指導者」扱いされても私の知ったこっちゃあないです (^◇^ 面白いこと言うけどね、あの人、 でも、面白きゃあいいというもんじゃあない。 日本から援助を引き出す とにかく、早いところ、対中ODAをやめましょう。 「平等互恵」の協力はいくらでもできるんだから、あんな後進国援助だか、お詫びだかわからんものは即刻廃止すべきなのですよ。 40万人もの虐殺をした鬼畜日本から 祖国を救ったのは我ら共産党である。 これでしょうね。 だから言ってるのですよ。 神話はいずれ崩壊する 第二次世界大戦の勝利というのは、彼らにしてみれば重大な政治的成果ですし、その上、「抗日戦争」というものは現在の中華人民共和国にとっては「建国神話」なのですね。」 と、 神話の存在する社会というのはいいものなんですけども、神話を必要とする社会というのはろくなもんじゃあないのです。それは、戦時中の日本やら、今の北朝鮮を見れば一目瞭然ですよね? ここをどう解消してもらうか、こちらでどうにもならないので難しい問題です。 そう言うわけで、現状では、私は日本政府の公式見解 「虐殺はあったが、人数は諸説あって確定していない」 は、よく考えられた妥当なものと考えているのです。これで押し通してしまえば、政治カードにはなりにくいということです。 http //www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/hodokan/hodo9812.html#7-A これは メッセージ 32327 babydog1015 さんに対する返信です もどる
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※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ◎巨人が食べているのは人ではなく記憶(脳、血液) ・巨人は「人間の天敵」とされている。人間を捕食するからだ。 ・しかし、巨人は太陽光さえあれば永遠に活動可能で、繁殖もしない。食べた人間を消化せずに、肉ダンゴにして吐き出してしまう。 ・では、なぜ巨人は人間を食べるのか? ・実は巨人は人間そのものを食べているわけではなく、人間の「脳や記憶」を食べているのではないか? ・言うまでもなく記憶は脳に保存されるが、体組織や血液中にも記憶がある可能性が指摘されている。その場合、巨人は血液を吸収しているのではないかと考えられる。 ・そうした記憶を抽出したのがグリシャの注射ではないか。 ◎仮説 巨人が記憶(脳、血液)を食べる理由 ・ある理想を持った科学者がいた。 ・その科学者は戦争のない平和な世界を目指し、同時に永遠に思考し続けることはできないかと考えた。 ・彼はこう考えた。 ・別の人間に私の記憶を移植し、その人間が私と同じように考えるようになれば、それは私と同じだと言っていいのではないか? ・この記憶移植を永遠に繰り返せば、私が永遠に生きて、永遠に思考し続ける事ができるのではないか? ・肉体など精神の乗り物に過ぎない。肉体を乗り換えるだけの事ではないか。 ・これは実質的な不老不死だ。 ・さらに彼はこう考えた。 ・記憶の移植が可能なら、全人類の記憶を1人の人間に集めたらどうなる? ・全人類が1人だけになれば戦争も起こしようがない。 ・これこそが真の平和ではないか! ・その科学者は「全人類を1人にする」研究を始めた。 ・彼の計画のためには、「記憶の移植」と「記憶の記録」の2つのシステムが必要だった。 ・記憶は脳だけでなく、細胞や血液中の神経ペプチド様記憶伝達物質も関係すると言われる。 ・そして彼は人間の記憶を液体にして保存する方法を開発した。 ・しかし、全人類の記憶を人間サイズの脳に収めることは、物理的に不可能だった。 ・どうしても「全人類の記憶を収納できる巨大な脳」が必要だった。 ・そこで彼はこう考えた。 ・人間自体を巨大な脳細胞にできないだろうか? ・まず、人間を巨大な脳細胞にして、複数の人間の記憶を移植する。 ・限界量まで記憶させたら、その人間脳細胞同士を通常の脳細胞のように結合する。 ・思考とは脳細胞を繋ぐニューロンを走る電気信号だ。 ・その人間脳細胞を無数につなぎ、互いに電気信号で交信させれば、思考する巨大な脳を作る事ができるのではないか? ・その科学者は「人間を脳細胞にする」研究を始めた。 ・できるだけ多くの記憶を収納するために、脳細胞もできるだけ大きくしたい。 ・こうして、彼は植物をベースに人間を巨大な脳細胞に変化させる「巨人細胞」を作った。 ・この巨人細胞は人間に移植されると、遺伝子の設計図を描き変え、人間を巨大な人型の脳細胞に変化させる。 ・そのためには、あらかじめ巨人の体を構成する巨人化物質で大気を満たしておく必要がある。 ・巨人化現象は電撃によって発動し、体内の血液と細胞を消費して、大気中に浮遊する巨人化物質を取り込む事で、巨人の体を作るのだ。 ・また、巨人は記憶を集めるために食人衝動を持たされた。 ・巨人細胞を移植されて巨人になると、記憶を持った人間を食べたくなり、人間を追いかけて捕食するようになる。 ・つまり、巨人とは記憶の巨大な倉庫であり、自動記憶収集装置なのだ。 ・そして、体内で脳と血液から記憶物質を抽出したら、不要な肉体は吐き出せばいい。それはただの乗り物、運転手を失った抜け殻に過ぎない。 ・巨人に生殖能力はない。生殖能力の付与が技術的に可能かどうかは関係ない。 ・むしろ、勝手に巨人の数が増えては困るのだ。 ・脳の数が増えたら、つまり2人以上の人間がいたら争いが起きてしまうからだ。 ・しかも巨人は植物のように光合成でエネルギーを作れるため、太陽光さえあれば全人類の記憶は巨人の中で永遠に生き続ける事ができる。 ・それは全人類が永遠の命を得たのと同じだ。 ・だから、科学者に良心の呵責は無かった。彼の考えでは、全人類が1人の巨人に統合されれば、病気や災害、戦争の苦しみから解放されて不老不死になれるからだ。 ・その科学者は自分の本当の目的を隠し、巨人を世界に広めた。 ・建築重機などの労働力、宇宙開発、細胞を硬質化させて巨大建築や宇宙船の資材として、巨人は世界を席巻した。 ・多くの人が巨人細胞を自らに注入し、巨人化能力を手に入れた。 ・巨人が活動しやすいように、大気には巨人化物質が大量に散布された。 ・しかし、問題もあった。 ・ひとつは倫理問題、もうひとつは新陳代謝の限界問題である。 ・倫理問題とは、生命倫理や宗教観から巨人に反対する運動である。彼らは「巨人は神や自然の摂理に逆らう悪魔の仕業である」として激しく非難した。 ・そして新陳代謝の問題とは、巨人化のために細胞や血液を消費するため、細胞分裂の限界が早まる事である。 ・人間の細胞分裂の回数はテロメアの数によって決まっている。原則的に、細胞分裂の回数が多いほど長く生きられる(可能性が高い)。 ・巨人能力者は巨人化するごとにこのテロメアを消費する。つまり、巨人化するほど寿命が短くなるのだ。 ・そして、一度巨人化した後は、消費した細胞や血液が回復するまで巨人化はできなくなる。 ・巨人化は自分の命を削ることになるので、必然的に巨人の年齢は次第に若くなり、ついには子どもが使われる事になった。 ・同時に、巨人の力は軍事利用されていった。 ・激化する戦争に、巨人の開発で急発展した生物工学が利用された。 ・第一次世界大戦は毒ガスなど「化学の戦い」、第二次世界大戦は原爆など「物理学の戦い」と呼ばれる。 ・第三次世界大戦は「遺伝子工学の戦い」となったのである。 ※現実に日本以外の国のiPS細胞は軍事目的で開発されている。 ・動物を元に人造人間が作られ、無人機や人間の代わりに戦闘用の巨人兵士として戦線へ投入された。 ・そしてテロメア制限問題のため、できるだけ回数多く巨人化できるように、人造人間の子どもたちが兵士にされた。 ・地上のあらゆる戦線で、人造人間の子どもたちが兵器として殺し合わされたのである。 ・戦争は拡大し、地球は人の住めない環境になりつつあった。 ・人間は地球から脱出するため、巨人を使って宇宙船を作った。 ・脱出組はできるだけ多くの生物を救うため、生物の遺伝子だけを抽出して移住先で再生する計画を立てた。 ・そのために利用されたのも、やはり巨人だった。 ・巨人は改造され、食べた動物から遺伝子や記憶を抽出する能力が与えられた。食べた動物を体内で記憶抽出液に浸し、動物の脳や血液から記憶物質を抽出して保存する。人間が胃液で肉を消化吸収するように、巨人は遺伝子や記憶を消化吸収する事が出来るのである。 ・さらに動く動物を見つけると食べたくなる衝動を与え、自動的に動物の遺伝子を収拾させた。 ・もちろん、巨人に無差別に動物を食べさせるわけにはいかないので、巨人をコントロールできる指揮官役の人造人間が作られた。 ・もともと一部の人造人間には、工事や宇宙開発でも指揮官としての能力を与えられていた。 ・巨人たちは指揮官の指し示した目標を食べた。 ・限界まで遺伝子と記憶を貯め込んだ巨人は、新天地に着いた後で遺伝子を解放し、多くの動物を再生する。 ・いわば、脱出組は巨人を効率よく運搬できる「生物の種」として新天地に運ぼうと考えたのである。 ・移住先の惑星には、以前から生物がいる可能性が指摘されていた土星や木星の衛星が選ばれた。 ・科学者は狂喜した。ついに自分の待ち望んだ状況がやってきたのだ。 ・科学者は最初から巨人のプログラムに、動物ではなく人間を食べる衝動を隠していた。 ・プログラムに例えると、世界中で使われている重要なアプリケーションにウイルスを仕掛けていたのである。 ・科学者は移住先の惑星に向かう宇宙船に乗りこんだ。 ・移住先の惑星には惑星環境の改造チームが「壁=地球環境を再現した移住用コロニー」を作り、移民を待っていた。
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巨人は空高く 一点の曇りも無い理想的な青空、しかし殺しあいを強制されている今はそれさえも嫌味に感じられた。 「なるほど、操作性はゲッターロボと大差は無いな」 会場の中でも端の小島がある地点、そこで竜馬は機体の慣らしをしていた。機体の癖を自分の体に染み込ませ、己のものとしていく。 「俺達は、ゲッターロボは帝王ゴールに敗れた・・・何故ここにいるのかはどうでもいい。 だが早く帰らなければ日本が、いや世界が恐竜帝国のものになってしまう、それは阻止しなくてはならない!」 竜馬は一気に機体を加速させた。 「隼人と武蔵も来ているかもしれないな・・・よし、行くぞダイテツジン!」 【流竜馬 搭乗機体 ダイテツジン(機動戦艦ナデシコ パイロット状態 良好 機体状況 良好 現在位置 H-8上空よりH- 7へ移動中 第一行動方針 他の参加者との接触 第二行動方針 接触した相手が話の通じる相手ならば協力する、戦意があるようなら排除する。 最終行動方針 ゲームより脱出して、帝王ゴールを討つ。】 前回 第60話「巨人は空高く」 次回 第59話「檻の中のケモノ」 投下順 第61話「天才科学者再び」 第50話「その男、イッシー・ハッター」 時系列順 第61話「天才科学者再び」 前回 登場人物追跡 次回 - 流竜馬 第88話「ハッターのミス」