約 408,075 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1672.html
※俺設定注意 ※駄文、稚拙な表現注意 ※犬とゆっくりが喋れる設定です 俺は犬を飼っている。 名前はジロー。もう十数年飼っている雑種の老犬だ。 特に芸が出来るわけでもなく番犬としても役に立たないが、素直で温厚な自慢の愛犬だ。 だからそんな愛犬がまさか不思議饅頭になつかれようとは思ってもいなかった。 「餡子ンペ10夏」 あるおりんの一生 わんわんおじいさんと一緒 作、長月 俺はその日、ジローに餌をやろうとドッグフードを片手に外へ出た。ジローの犬小屋は家の裏庭にあり、餌や散歩は俺がやることになっている。 「うわっ・・・あつっ・・・」 初夏の日差しが俺を容赦なく俺に照りつける。最近は長雨のせいで雲ひとつない晴天を見るのは久しぶりだ。 「おーいジロー。飯だぞー!!・・・ん。」 ジローが呼んでも出てこない。犬小屋にこもったままだ。いつもなら俺が来れば尻尾を振って飛んでくるはずなのだが。 まさか、あいつまたやったんじゃ・・・ 俺はジローの悪癖を思い出す。なんでも犬小屋にくわえ込んでしまう困った悪癖を。 以前も俺のサンダルを、その前はどこからか拾ってきたボールを小屋に隠していたことがあったのだ。 俺はそっと犬小屋の中を覗き込む。 そこにはジローの他に何かいた。ジローの影でよく見えないがバーレーボール大の何かが動いている。 なんだあれは?犬でも猫でもなさそうだが・・ 俺が訝しげにそれを見ているとそれも俺の存在に気づいたらしい。突如俺の前にポヨンポヨンと跳ねてきてこう言った。 「じゃじゃーん!!ここはわんわんおじいさんとおりんのわんわんおりんりんらんどだよっ!!おにいさん、ゆっくりしてってね!!」 「え・・・?」 話しかけるそれに俺は言葉が出なかった。 それは俺が見たこともないゆっくりだった。 ちぇん種に似た猫耳に黒い2本の尻尾。赤い髪のみつあみ。口からは八重歯のようなものがのぞいている。 そう言えばおりんとか言ってたけどそれがこいつの名前か?わんわんおじいさんて? というかなんでジローは不思議万頭生物といっしょにいるんだ? 依然としてフリーズ状態でそのゆっくりを見続ける俺。変わりに未確認歩行饅頭のほうから口を開いた。 「じゃじゃーん!!おりんはおりんだよ。おにいさんはわんわんおじいさんのかいぬしさんだね。」 どうやらこいつの名前はおりんでいいらしい。わんわんおじいさんってジローのことか? 「そうだよ!!わんわんさんでおじーさんだからね!!」 俺の問いに事も無げに言葉を返すおりん。どうやらゆっくりはジローのような老犬のことをそう呼ぶらしい。 確かにあいつら人間のことは、「佐藤さん、鈴木さん」みたいに名前じゃなくて「にんげんさん」か「おにーさん、おねーさん」で呼ぶからな。 変に納得してしまったが、そんなことはどうでもいい。野良ゆっくりが家の敷地に入ってきていることが最大の問題なの。 俺はおりんを片手でむんずと掴む。勿論そのまま外へ放り出すためだ。 「やめてね!!らんぼうしないでね!! 「やかましい!!潰さないだけありがたく思え!!かってに居座りやがってこのクソ饅頭が!!」 「おりんはちゃんとおじいさんにいてもいいっていわれたもん!!!」 ぷくーっと膨れながら抗議するおりん。 「えっ・・・?おじいさんて・・・ジローのことか・・・?」 見ればジローも寂しそうな顔をしている。どうやら嘘ではないようだ。 考えてみればいくらジローが温和な犬でもいきなり自分の犬小屋にゆっくりが入ってくればさすがに怒るだろう。 思えばジローは俺が大学に行ってる間はいつもひとりぼっち。いつも寂しい思いをさせている。 それを思えば1匹くらいゆっくり飼わせてやってもいいのではないか。 「・・・わかったよ・・・」 結局俺は渋々ながらおりんがジローと一緒に住むことを認めた。なんだかんだで俺は愛犬には甘いのだ。 「やったよ、おじいさん!!これでおじいさんといっしょにくらせるよ!!」 「ワゥ、ワフゥン!!」 嬉しそうにジローにすーりすりするおりん。ジローもまた同様だ。 ま、そのうちジローも飽きるだろう。もし悪さをするようなゲスなら追い出せばいいことだし。 俺はその時その程度にしか考えていなかった。 「おじいさんのしっぽさんはとってもゆっくりしてるね。」 「ワフゥ。」 仲睦まじくじゃれ合う2匹。 老犬と不思議饅頭という世にも奇妙な取り合わせなのだが本人達は全く気にしていない。 ジローがおりんを飼い始めて1ヶ月がたった。 始めはジローも3日で飽きるだろうと思っていたが、予想に反しておりんを溺愛し、双方ラブラブ状態。 現在おりんはジローのいる裏庭にある使ってない物置をねぐらにしている。特に花壇あらしやおうち宣言などの悪さもせず、毎日ジローと和気あいあいな毎日を過ごしている。 正直意外だった。ゆっくりなんて「あまあまがほしい」だの「もっといいゆっくりプレイスが欲しい」だのうるさいやつかと思ったがおりんにはそういったところがまるでない。餌も自分で取ってきているようだ。 「おいっ、ジロー!!散歩行くぞ。」 「ワゥン。」 「わーい。わんわんおじーさんとおさんぽだー。」 そしてジローの散歩となるとついてくる。まるでジローから片時も離れたくないようだ。 「ねえ、おにいさん。」 「なんだ?」 おりんが話しかけてきた。 「どうやったらおりんにもどうさんがはえてくるの?」 「いや・・・どうしたらって・・」 俺は絶句した。確かにゆっくりには胴付きという人間と同じ手足がついた奴もいるがそれは突然変異か遺伝でしか起こりえない。つまり胴付きになれるかどうかは運なのだ。努力や根性でどうにかなるものではない。 「残念だがお前は胴なしゆっくりだ。手足は生えてこないぞ。」 俺はおりんの言葉をバッサリ切り捨てる。それが叶わぬ夢なら下手に希望を持たせずはっきり言ってやるほうが優しさというものだろう。 「そんなー。おりんどうつきになりたいよ。そうすればおじいさんもおにいさんもゆっくりさせてあげられるのに・・・」 不服そうなおりん。しかしどうしようもないだろう。 おたまじゃくしじゃあるまいし普通手足は生えてくるものではないのだから。 「馬鹿なこと言ってんじゃない。そろそろ帰るぞ。」 俺はにリードを引っ張り、そろそろ家に帰ろうとジローに促す。 しかし俺は見くびっていた。ゆっくりという不思議万頭のでたらめさを。 そしてそれを俺は次の日、身をもって知ることになる。 「なん・・・だと・・・」 次の日朝、ジローに餌をやろうとした俺は、手に持っていたドッグフードを落としそうになった。 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『昨日まで確かに胴なしゆっくりだったおりんが、朝起きたら胴付きになっていた・・・』 な・・・何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何が起きたのかわからない・・・ 頭がどうにかなりそうだ・・・ぷくーだとかのーびのびだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしい不思議万頭の片鱗を味わったぜ・・・ ちなみにおりんになぜ胴体が生えたのか問いただしたところ、「朝起きたらなんか生えてた。」との事。 つくづくこの世の理から外れた生物である。 「ゆーゆー。これでわんわんおじいさんたちをゆっくりさせてあげられるよー。」 そう張本ゆんは能天気にジローの横でのたまっている。ジローはジローで全く気にしていないようだ。 常識に囚われなさ過ぎだろこいつら・・・ 特にジローはおかしいと思わないんだろうか。昨日まで自分の半分もなかった生き物が、朝起きたら自分よりはるかにでかくなってんだぞ。 「おにいさん、ゆっくりするためにはじょーしきにとらわれてはいけないんだよ。」 いろいろツッコミたかった俺だがあえて辞めておく。狂った世界では正常な人間こそが異常。それと同じでゆっくりという不思議生物の前に全ての常識は無意味なのだから。 それにしてもゆっくりという生き物がここまで規格外な生き物だったとは。これからもおりんを家に置いておくのならもっとゆっくりについて知るべきだ。 そういえば従兄弟のしず姉がゆっくりに詳しかったな・・・家も近いことだし明日にでも行って相談に乗ってもらうか。 俺はジローに餌皿にドッグフードを入れながらそんなことを考えていた。 次の日俺は原付で1時間ほどかけて従兄弟のヒロ姉の住んでいるマンションへ向かった。 しず姉は大学院でゆっくりについて学んでおり、ゆっくりについて知りたい俺にはうってつけな人物なのだ。 「しず姉ひさしぶりっ。」 「ああ・・正月以来だな、ヒロ。叔父さんたちは元気か?」 「まぁ元気かな。」 この化粧っけのない男言葉のお姉さんがしず姉だ。格好もメガネに髪を後にしばっただけで本当に色気のかけらもない。普通にしてれば男がほっとかないほど美人なのだが、そのゴーイングマイウェイな性格が災いして未だに彼氏が出来ない。 「ん?」 俺は柱の後ろに隠れてこっちを伺っている胴付きゆっくりに気づく。桃のついた帽子にロングスカート。確かゆっくりてんこといわれる種だ。しず姉が飼っているのだろうか。 「それでゆっくりについて相談したいと言うのは?」 「ああ、実は・・・」 俺は出されたアイスコーヒーに口をつけながら事情を説明した。話をしている途中も胴付きてんこはじっとこちらを見ていた。 「ふーんなるほど。胴付きにねぇ・・・」 どこか遠い目をして答えるしず姉。この人はこういう格好が本当に絵になる人だと思う。 「そりゃお前さんたち愛されてるな。」 「愛されてる?」 コーヒーを吹きそうになる俺。どうも俺は愛だの恋だのいう言葉は好きではない。思わず赤面してしまう。 「ああ。愛されてるさ。愛がなければ胴付きにはなれない。それが私の持論だよ。」 しず姉によると胴なしゆっくりが胴付きになる場合飼い主に対する並々ならぬ好意が原因であることが多いらしい。「胴付きになればもっと飼い主に愛してもらえる」「胴付きになれば飼い主をもっとゆっくりさせてあげられる」そう思うことにより、ゆっくりの体内でなんらかの化学反応が起こり胴なしから胴付きへ進化するのだと言う。 「まぁ、これはただの仮説だ。ゆっくりの生態についてはまだわからないことも多いしな。」 自分用に淹れたアイスココアをすすりながら話すしず姉。顔に似合わず甘党である。 「とにかく私が言いたいのはゆっくりの多くは人間に愛されたい、共にゆっくりしたいと思ってるのが大半なんだということだ。勿論どうしようもないゲスもいるがそれはごく一部だ。あの子もそうだったんだがな・・・」 チラリと柱の影に隠れているてんこを見るしず姉。 「あのこって・・・あの隠れてるてんこのこと?しず姉、あいつ飼ってるの?」 俺はさっきから気になっていた疑問をぶつけてみた。 「ああ、あの子は虐待されて公餡のゆっくり保護センターで保護されていたのを私が引き取ったんだ。」 「え・・?でもてんこって虐められるのが好きなんじゃ?」 「それは偏見というものだよ。れいむ種は全部でいぶ、ありすは全部れいぱーと言ってるのと同じだ。てんこ種にもドMで虐められるのを喜ぶ奴もいれば普通の奴もいる。決め付けは良くないことだ。」 「そうなんだ・・・」 俺は窘められてちょっとしゅんとした。俺としず姉は子供の頃からの付き合いだが今も昔もよく叱られる。 大人になっても人間、力関係というものはそうそう変わらないものらしい。 「あのてんこの前の飼い主はヘドが出るようなクソヤロウでな。自分より弱い幼女に暴力やわいせつ行為を行う外道だったらしい・・・今は塀の中にいるそうだがな・・てんこもその男の被害者だったんだ。」 しず姉は悲しそうに目を伏せた。 「引き取ってすぐの頃は大変だったよ。極度の人間不信で近づくだけで噛み付かれたりしてな・・・虐待のトラウマのせいか真夜中にひきつけを起こしたように泣き出したり・・・よく大声を出してたんでご近所さんから苦情がたいへんだったよ。」 「・・・だったらどうしてそんなてんこ引き取ったの?しず姉が引き取らなきゃいけない理由なんてないだろ?」 「なんでかな・・・しいて言えばあいつが助けてって言ってるみたいに見えたからかな・・・」 そう言いながら大きくため息をつくしず姉。俺は何も言うことができなかった。 その日俺が家に帰ったのは9時を回った辺りだった。 あれからしず姉にゆっくりについて色々教えてもらい、専門書も数冊貸してもらった。 「ただいまー・・・ん?」 裏庭に行くと既におりんは眠っていた。物置の中ですーすーと寝息を立てていた。 「むにゃむにゃ・・・おじいさん・・ゆっくりしてってね・・」 どうやら夢の中でまでジローと一緒らしい。とても幸せそうな寝顔をしている。 愛がなければ胴付きにはなれない、か。案外しず姉の言うことも正しいのかもしれない。 俺はおりんを起こさぬよう、そっとその場を後にした。 それから数日後 「お・・・お・・・おかえりおにいさん・・・」 俺が大学から戻ると絶賛挙動不審中のおりんが出迎えてくれた。目は泳ぎっぱなしで態度も落ち着かない。 どう見てもなにか隠している。 「なぁ・・・おりん。お前なにか俺に隠し事してないか?」 「ななな・・・なにいってるのおにいさんっ。お、おりんはなにもかくしごとなんかしてないよっ!!ほんとだよ!!」 そう言いながら庭の隅にあるダンボールの箱をチラチラと見続ける。本当にわかりやすい奴である。 「あっ、それはだめー!!」 すがりつくおりんを無視してダンボールを開けてみる。すると 「うにゅー」 「なんだ?赤ゆっくりじゃないか?」 そのダンボールの中で一匹のみかんサイズのゆっくりが俺を見上げていた。 黒いロングヘアーにカラスのような黒い羽。確かこいつはうにゅほとかいう種類のゆっくりだったはずだ。 「どうしたんだよこいつ!!」 「うーぱっくが・・・うーぱっくが運んできてくれたんだよ。」 問いただす俺におりんは叱られた子供のような顔をしながらそう答えた。 「は?うーぱっくが?」 「そうだよ!!きっとわんわんおじいさんとおりんとのあいだにできたおちびちゃんだよ!!あいしあうふたりにはうーぱっくがおちびちゃんをはこんでくるんだよ!!」 俺は呆れた。そんなたわ言をおりんは本気で信じているらしい。 確かにうーぱっくが赤ゆっくりを運んでくることは極まれにあることだ。しかしそれは神様がどうこうとか言う話でなくうーぱっくの本能によるものだ。 うーぱっくには身寄りのない赤ゆっくりを見つけると面倒を見てくれそうなゆっくりのところに運ぶという習性があるのだ。なぜうーぱっくがこのような行動に出るのかは未だにわかっていないのだが。 恐らくこのうにゅほも親を失いそのまま野垂れ死にそうになったところをうーぱっくに保護されたのだろう。俺はそのことをおりん達に話してやった。 「・・・そうなんだ・・・」 落胆した表情のおりん。大体犬とネコ型饅頭の間で子供なんて産まれる筈もないのだが。 「そういう訳だ。こいつはうちで飼えないよ。」 「なんで!?おりんいいこにするから!!このこのめんどうちゃんとみるから!!」 「そうは言われてもな・・・」 俺はうにゅほのほうをチラリと見る。ゲスには見えないがさすがに2匹目は。 「このこ、まだあかゆっくりなんだよ。だれかがめんどうみなきゃしんじゃうよ・・・」 ぐっ・・・それを言われると捨ててこいとはいいにくい・・・ 「ねぇおにいさん・・・」 「ワゥ・・・・」 「うにゅ・・・」 お前らそんな穢れなき瞳でじっと見つめるな。まるで俺が悪人みたいじゃないか・・・ 俺がこの目線の三位一体攻撃に屈し、うにゅほを飼う許可を出してしまうのはこれから数分後である。 そして季節は巡る。おりんがうちに来て1年が過ぎようとしていた。 おりんはバッジ試験を受け、見事金バッジになることができた。 うにゅほも赤ゆっくりから立派な成体になり、その髪には銀バッジが光り輝いている。 しかし残念なこともある。ジローのことだ。 「おじいさんだいじょうぶ?いまおりんのすぃーにのせてもらえるからね。」 「ワゥ・・・・」 最近ジローはめっきり体が衰えてしまった。まともに歩くことすら出来ないほどに、だ。 元々ここ数年は高齢の為元気がなかったわけだが、ここ最近はこれがひどい。 毛皮につやもなく歩くときはヨタヨタと歩くのがやっと。餌をあげても全く手をつけようとせずとせず、蟻がたかる始末だ。 今では自力で歩けないので、おりんの猫車にジローを乗せて散歩させている有様だ。 「おじいさん、はやくよくなるといいね。」 「ああ・・そのうち良くなるさ。」 そうは言ったが俺はもうジローが長くはないだろうことを知っている。 獣医にも診せたが加齢による衰えが大きく、完治させるのは不可能に近い、入院もお勧めできないと言っていた。 もう手の施しようがないので最後は自分達でみとれということらしい。 「わー・・きれーなゆうひだね。」 「うにゅーほんとだー。」 「ああ・・・そうだな。」 本当にきれいな夕日だ。悲しくなるほどに。 あと何回ジローとこの夕日を見れることだろうか。おそらくそう多くはないに違いない。 いつかこの4人からジローがいなくなる。そんな日も近いのだ。 「あれ?おにいさんなんでないてるの?」 「別に泣いてなんてねーよ・・・ちょっと夕日が眩しかっただけさ・・・」 そしてその日は訪れた。 その日俺が家に帰ってくるとおりんとうにゅほが泣きながら俺に飛びついてきた。 「おじいさんが!!・・・おじいさんがおひるねからおきてくれないんだよ・・・」 「うにゅー!!うごかないんだよ!!」 「なんだって・・・・!?」 猛烈にする嫌な予感が杞憂であることを祈りながら俺はジローの小屋へ走った。 「ジロー!!ジロー!!!」 呼びかけても反応がない。今までは立ち上がれないまでも俺が来ると首くらいは上げていたのに。 「ジロー・・・」 俺はジローに触れてみる。もうその体にもう温かみは残っていない。 俺は悟った。ジローは・・・十年以上家族同然に生きていた愛犬はもうこの世にいないのだと。 首輪をジローの首から外してやる。首輪は音もなくジローの首から離れた。 「やめてぇえええええ!!!」 その途端おりんが背中にしがみついてきた。 「なんで・・なんでおじいさんのおかざりとっちゃうの!?そんなことしたらおじいさんがおきたときゆっくりできなくなっちゃうよ!!」 ゆっくりにとってお飾りは命の次に大切なもの。それを奪うことをおりんは拒絶したのだ。 「おじいさん、おっきしてよ!!!おじいさん!!!」 おりんは揺さぶり続ける。もう二度と目を開けないジローを。 本当はおりんもわかっているのだろう。もうジローは二度と目覚めないことに。もう二度と自分に笑いかけてくれないことを。 ただそれを認めたくないだけなのだ。 「・・・おりん残念だけどもうジローは・・・」 「どうして・・・どうしておっきしてくれないの・・・?」 「おりん・・・」 「いってくれたじゃない・・・もうにどとおりんをひとりぼっちにしないって・・・ずっといっしょだって・・」 ジローの亡骸にすがり嗚咽し続ける。 「おりんはみなしごで・・・ずっとひとりぼっちだった・・・おじいさんだけが・・・わんわんおじいさんだけがおりんにやさしくしてくれたのに・・・」 嗚咽まじりに話し続けるおりん。胸が痛かった。一見天真爛漫にふるまっていたおりんにそんな暗い過去があるとは。 家族はおらず、友達をつくろうにも捕食種であるおりんでは誰も寄り付こうとはしなかっただろう。おりんの孤独と苦悩は並大抵のものではなかっただろう。 そしてジローもまた、捨て犬で身寄りなどない存在だった。そんな2匹だったからこそゆっくりと犬という立場でも分かり合えたのかもしれない。 「さっ、おりん。いつまでも泣いてちゃ笑われるぞ・・・最後にジローにお別れを言うんだ・・」 「おにいさんだって・・・ないてるじゃない・・・」 「うにゅ・・・・おじいさん・・なんでしんじゃったの・・・」 気づけばうにゅほも・・・俺を含めて全員が涙を流していた。 「今までありがとうな・・ジロー・・・天国で・・・ゆっくり・・しろよ・・・」 そっとジローの頭を撫でてやる。ポタリと雫がジローの頬に落ちた。 時が立つのは早いものだ。また今年も夏が来た。 ジローが死んで早一年。最初はふさぎこむ事の多かったおりんも今ではすっかり立ち直ったようだ。 「うにゅー。」 「まてー、うにゅほー!!」 今もうにゅほと外で鬼ごっこをしている。この炎天下で本当に元気な奴らだ。 その首にチョーカーのように巻かれているのは古びた犬の首輪。ジローの形見の首輪である。 おりん曰くこれを着けているとわんわんおじいさんがそばにいる気分になれるそうだ。生意気いいやがってと思う反面ジローがこいつのなかでずっと生きつづけていると思うと少し嬉しい。 「おにいさんもいっしょにあそぼーよ。そとはとってもゆっくりできるよー!!」 「んにゅーはやくはやく!!」 「待ってろ!!今行くからさ。」 俺はサンダルをつっかけ、おりん達の元へ向かう。 空は一面の青空。今日も暑くなりそうだ。 後書き テーマは「愛で、赤ゆっくり、捕食種」今まで書かれることのなかった動物とゆっくりの交流を書いてみました。 面白かった、ゆっくりできた、と言う方は下のゆっくりできたよ!!ボタンを押していただければ幸いです。 ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLも書いておきますので。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/ 今まで書いた作品 anko259 ゆっくりちるのの生態(前編) anko268 選ばれしゆっくり anko279 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 anko292 ゆっくり見ていってね anko304 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 anko313 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い anko333 夢と現実のはざまで anko350 あるまりさの一生 anko385 ゆっくりを拾ってきた anko425 ゆっくり Change the World(出題編) anko448 ゆっくり Change the World(出題編2) anko484 ゆっくり Change the World(解答編) anko497 あるゆっくりできない2匹の一生 anko542 てんこがゆっくりするSSさん anko558 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ anko577「餡子ンペ09」ゆっくりを愛でてみた anko613「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ anko633「餡子ンペ09」としあき博士のれいぱーありす矯正計画 anko735「餡子ンペ09」あるてんこの一生 メスブタの群れ anko764「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) anko791「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) anko932 誰も救われない話 anko1022 あるババ・・お姉さんの結婚 anko1057 もらうぞ anko1127 めすぶた祭り anko1224 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 anko1500 ある愛でお兄さんの午後 anko1530 どうして・・・ anko1629 ゆっくりというのは anko1638 とてもかわいそうなでいぶ anko1672 奇跡のドス anko1713 まりさときゃっしゅさん anko1775 ゆっくりしたおちびちゃん anko1836 希少種になる薬 anko1877 幸せまりさ一家 anko1898 となりにいるのは anko2000 最高のゆっくちプレイス anko2104 「餡子ンぺ10夏」代償
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/315.html
※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意、この世界ではドスや希少種は当たり前のように存在して、胴付きのみ希少な存在という設定です。 ※ほのぼの愛で、カオスな世界観注意、 ※パロディネタ多いです。 ※でいぶ度低めの絵本風に仕上げてみました。人生に疲れたら読んで欲しい作品です。 昔々あるところに、とても平和でゆっくりできる山に大変わがままな胴付きれいむがおりました。 自分が珍しい胴付きゆっくりであることをいいことに今日も今日とて我がまま三昧。 「れいむにあまあまちょうだいね!!たくさんでいいよ!!」 「かわいいれいむの為にごーていを作ってね!!こーまかんぐらいでいいよ!!」 いつもそんな無理難題を周りのゆっくりに言うばかりでなく 「そこの人間さん!!かわいいれいむにおさいせんちょーだいね!!300円以上でいいよ!!」 山に来る人間にまでお金をせびる守銭奴だったり、 「どうしてれいむのお洋服さんにはわきのぶぶんがないの!!これじゃ冬さんはさむくてしょうがないよ!!だれかわきのあるお洋服さんをちょうだいね!!」 しまいには自分の巫女服にまで文句を言う始末。そんなれいむに群れの皆はほとほと困り果てていました。 ゆっくりというのは 「まったくれいむはゆっくりできないのぜ。」 「そうよ!!わがまましか言わないいなかものよ!!」 自分勝手なれいむを誰もが疎ましく思いだんだん相手にされなくなってしまいました。 「まったくみんな、れいむをゆっくりさせてくれないなんてとんだゲスだね。もういいよれいむはこの群れをでていくから!!」 そう言い捨てれいむは群れを出ました。 「ゆっくり王に・・・れいむはなるっ!!!」 おねぴーす風に決意表明するれいむ。 きっと自分をゆっくりさせてくれる群れがあるはずだ。そう信じて。 れいむのゆっくりプレイス探しの旅は始まります。 れいむがまず訪れたのは自分の群れの近くにあるドスみすちーの群れでした。 その群れは歌がとても盛んだったので自分の好きなお歌を試そうと思ったのです。 (ゆふふ・・・あの群れは歌のうまいゆっくりはもてるから、れいむはモテモテだよ・・・あまあまも食べ放題・・・) そんな妄想の入り混じった皮算用をするれいむ。 「ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!ちんちん!!」 「でたわ、みすちーの一秒間に十回ちんちん発言が!!」 「さすがみすちー!!まりさ達にできないことを平然とやってのけるぅ!!そこにしびれるぅ、あこがれるぅんだぜ!!」 ちょうどみすちーのコンサートの中だったのでれいむも飛び入りで参加させてもらいました。 「ふふふ・・・れいむの美声によいしれてね!!」 大きな岩のステージによじ登ります。観客達も胴付きのれいむがどんな歌を歌うのか興味しんしんです。 「れいむはれいむー。ドスだいしょー!!」 ボエェエエエエー 自信満々に歌い始めるれいむ。しかし。 「ゆげぇ・・・ひどい歌だぜ・・・・」 「ゆっくりできないぃいいいい!!!」 「・・・えれえれえれ・・・・」 れいむはジャイアン並に音痴だったのです。聞いているゆっくりを全くゆっくり出来なくさせるほどに。 ぱちゅりーにいたっては生クリームを吐いたものすらいます。 「出て行け!!このおんち!!」 「ふん・・・ぐみんどもにはれいむのげーじゅっはりかいできないんだよ。」 結局れいむはその群れを追い出されてしまいました。 次にれいむが行った先はドスこまちの群れでした。 その群れはとてもゆっくりしてると評判だったのです。 「ああ、構わないよ。うちは来るものは拒まないからね。」 ドスこまちは姉御肌なのでれいむを快く群れに入れてくれました。 この群れの主なゆっくりできることはお昼寝。今日もドスこまちのおなかの上で数頭のめーりんが寝ています。 れいむも一緒に寝ることにしました。 「めーりんはれいむのまくらになってね。」 「じゃお!?」 勝手に近場にいためーりんを枕にするれいむ。さすがのでいぶっぷりです。 「ゆー・・・とってもプカプカしていてきもちがいいよ・・・」 こまちのおなかの上はとても柔らかく、どんなふかふかのベッドよりゆっくりできました。 しかし数日後 「ゆぅ・・・もうおひるねは飽きたよ・・・」 さすがに毎日寝ていては飽きてしまいます。ほとんどナマケモノの生態に近いこまちとめーりんならともかく、他のゆっくりにはこの群れの生活は退屈すぎたのです。 「れいむはもっとしげきてきっな生活がしたいよ!!はりうっど映画さんみたいにしげきてきなね!!」 そう言い残し、れいむはこまちの群れを後にしました。 こまちの群れを出たれいむ。しかしもう当てなどありません。 「ゆう・・・次はどこへいこうかな・・・」 「まってください。れいむさん!!」 当てどもなくさまようれいむ。そんなれいむに声をかけるゆっくりがいました。 ふと見るとそこにはドスさなえがなにやら袋をくわえて立っています。 「れいむさん・・・ゆっくりしたいと思いませんか?」 「ゆゆっ!?さなえがれいむをゆっくりさせてくれるの?」 期待に胸を高鳴らせるれいむ。 「ええ、もちろん。しんこーすればゆっくりできるのです。そしてその為には」 そう言うとさなえは袋からなにやら取り出しました。 「このつぼさんを買って下さい。このつぼさんはとてもゆいしょあるもので、今なら月々あまあまさん10個で・・・」 ゴミ捨て場から拾ってきたような壺を前にセールストークを続けるドスさなえ。 ・・・どう考えても悪徳宗教です。本当にありがとうございました。 「ああ!!れいむさん、どこへ行くんですか?買わないと地獄に落ちますよ!!」 れいむはさなえを無視して先を急ぎました。 さなえと別れたれいむがついた場所。それは大きな川でした。 「ゆぅ・・・こまったよ・・・」 胴付きとはいえ饅頭であるれいむは泳ぐことは出来ません。川の中でふやけてしまうからです。 「あらどうしたの?そんなに困った顔して。もしかして川の向こう側に渡りたいの?」 そこに、くいーんありすが通りかかりました。 れいむは驚きました。なぜなら、くいーんありすのぺにぺにはとても大きかったからです。 その様はまるで丸太を股間から生やしているよう。みょんがいたら「びっぐまら!!びっぐぺーにす!!」と叫ぶでしょう。 「ところでれいむ。ありすのぺにぺにを見て、どう思うかしら。」 「すごく・・・おおきいよ・・・」 さすがのれいむも丸太のようなありすのぺにぺには認めざるを得ません。 「うれしいこといってくれるじゃないの。それなら向こう岸まで渡らせてあげるわ。」 そう言うとありすはぺにぺにを川の向こうに向けました。くいーんありすにとってぺにぺにを褒められることが一番ゆっくりできることなのです。 「ゆんっかいっ!!伸びろ!!都会派珍棒(とかいはぺにぺに)!!」 ありすがそう叫ぶとありすのぺにぺにがニョキニョキとマッハ500で向こう岸まで伸びていきました。ぺにぺにを自在に伸ばすことができる程度の力。それがくいーんありすの能力です。 ちなみにこのありすはぺにぺにを最大で13kmまで伸ばすことが出来ます。 「さぁ、この上を渡っていきなさい。」 「ゆわーい!!」 れいむはぺにぺにを丸太橋のように渡って向こう岸へ行くことが出来ました。 川を渡りれいむがしばらく歩いていくと、たくさんのゆっくりめすぶたてんこ(以下略してめすぶた)と、ドスいくさんの群れを見つけました。 見ればそこのめすぶた達はとてもゆっくりした表情をしています。 ここが自分のゆっくりプレイスなのでは。れいむはそう直感しました。 「れいむも仲間に入れて・・・」 れいむがめすぶた達に駆け寄った瞬間。 「あばばばばばばばばばばば!!!!」 この時・・れいむに電流走る・・・ 運悪くドスいくさんがドMなめすぶたの為に100万ボルトの電流を流している最中だったのです。 ちなみにゆっくりいくさんの100万ボルトは現代の電圧に換算して1000万ボルトに相当します。 おかげでれいむの髪の毛はすっかりちじれてアフロになってしまいました。 「どぼじでこんなことするのぉおおおおお!!!れいむ、パパイヤすずきみたいになっちゃったでしょおおおおおお!!!」 激怒するパパイヤアフロれいむ。 それに対しめすぶた達はいたってクールです。 「ふふふ・・・まるで凡夫ね・・・れいむ。このびりびりさんの良さがわからないなんて・・・」 「狂気の沙汰ほど面白い・・・なのよ。」 ざわ・・・ざわ・・・ どこぞの麻雀マンガのようなことを言うめすぶた達。こころなしかあごも尖っています。 「いく・・・電流・・・倍プッシュよ。」 「まだまだ終わらせない・・・!地獄の淵が見えるまで・・・めすぶたプレイの後はお帽子も残さない・・・」 ちなみにめすぶた達も全員帽子からはみ出るほどアフロです。 ・・・だめだ、こいつら。 れいむは怒るのも馬鹿らしくなって次の群れを探すことにしました。 ちなみにアフロは次の日には治ってました。ギャグマンガ体質万歳です。 その後れいむは旅を続け、たくさんのゆっくり達に会いました。 人を驚かせるとゆっくりできるこがさ。 角から出るお酒を飲むとゆっくりできるというすいか。 花を育てるのが好きなゆうか。 他にも色々なゆっくりがいましたが誰一人としてれいむをゆっくりさせることが出来るものはいませんでした。 もう帰ろうかな・・・もとの群れに・・・ れいむが旅だってもう何回お日様が沈んだでしょうか。さすがのれいむも故郷が恋しくなってきたのです。 次に訪れる群れでこの旅は最後にしよう。 そうれいむは思いました。 最後にれいむがたどり着いた群れ。 その群れは普通のゆっくりは近づかないような岩山の洞窟にありました。 「ゆう・・・すごく広いよ・・・」 れいむは驚きました。その洞窟はとても広く、胴付きであるれいむは勿論、ドスでも楽々入れるほど天井も高かったのです。 「誰・・・?」 れいむに気配に気づいたのか1匹のさとりが出てきました。どうやらこの群れのゆっくりのようです。 「・・・そう、ゆっくりプレイスを探しに来たのね。」 心を読めるさとりはれいむが何故ここにきたのか瞬時に理解できました。 「残念だけど、ここにれいむの求めるものはないわ。」 「そんな・・・」 最後の群れだったのに・・・れいむはがっかりしました。 「・・・せっかくだから、うちのドスに会っていかない?」 「・・・ドス・・・?」 「ええ。この洞窟の奥に居るわ。ついて来なさい。」 こんな所に居るドスってなんだろう。気になったれいむは言われるままについて行きました。 「あら珍しい?お客さんかしら?」 れいむが洞窟の奥で見た物。それは黒い霧のような物に覆われた大きなゆっくりひなでした。 「ええ、ひな。悪いんだけどこの子の厄を吸ってくれないかしら。」 「わかったわ。」 「ゆゆっ?なにこれ?」 れいむの体から黒いもやのようなものが吐き出され、それはひなのもとへ向かいます。 「これはれいむのゆっくりできない心、言わばでいぶの元よ・・・ひながあなたの厄を浄化してあげてるの。」 れいむに説明するさとり。 そう言えばなんだか胸の辺りがすっとしたような気がします。 「この山のゆっくり達にゲスが少なくて皆ゆっくり暮らしているのはひながこの山の厄、つまりゆっくり達のゆっくりできない心を浄化してくれているからなの。その代わり、ひなはこの洞窟からでることができない・・・浄化中の厄が外に飛び散ってしまうから・・・」 さとりの言葉が洞窟に響きます。 「私はひなが好き。思いやりがあってやさしいひなの心が好き。 それに比べてれいむ・・・あなたはどうなの?自分のせいで他のみんながゆっくりできなくなることもあるって考えたことある?誰かをゆっくりさせたことあるのかしら?」 「・・・・・・・・」 「1度もないでしょ。ひなはそんな身勝手なゆっくりの犠牲になってるともいえるのよ。」 れいむは何も言いかえません。確かにその通りだからです。 「さとり・・・それは違うわよ。」 その時ひなが口を開きました。これにはさとりもれいむも驚きです。 「私は一度も自分が犠牲だなんて思ったことないわ・・・私はこのみんなをゆっくりさせられるこのおしごとに誇りすら感じてるの。だって私にとってのゆっくりはみんながゆっくりしてくれることだから。」 そしてれいむに向き直りました。 「ねえ、れいむ。お願いだから自分さえゆっくりできればいい、他人のゆっくりはどうでもいいなんて、そんな悲しい考え方はやめてちょうだい。そんなこと考えてたらあなたは本当の意味でゆっくりできなくなってしまうわ。」 子供を諭すように優しくひなは言葉を続けます。 「ゆっくりというのは無理やり奪ったり、欲しがったりするものじゃなく、与えるものだと私は思うの。」 「・・・・・・・・」 「胴付きゆっくりの貴女ならその手を使ってたくさんのゆっくり達をゆっくりさせることができるわ。そしてそのみんなのゆっくりした様子を見て貴女もゆっくりできたら・・・それはとても素敵なことだと思うわ。」 にっこりと笑うひなに、れいむは何も言えませんでした。 れいむは故郷への帰り道考えました。 さとりとひなの言葉。 そして旅で会ってきたゆっくり達のこと。 そして今までの自分の行いを。 自分は今まで自分のゆっくりしか考えていなかった。それなのにひなは・・・ 「ゆっくりというのは無理やり奪ったり、欲しがったりするものじゃなく、与えるものだと私は思うの。」 ひなの言葉がれいむの胸につきささります。 れいむはいつのまにか泣いていました。 自分で自分が恥ずかしくて。 自分で自分が情けなくて。 あふれ出る涙が止まりませんでした。 故郷に帰ってからのれいむはゆっくりが変わったように働き出しました。 元々れいむは頭は良いほうでしたし、胴付きなので他のゆっくりが取れないような場所にある木の実でも簡単に手に入れられます。 そうやってたくさんの食料を群れに貢献しました。 その上で積極的に弱いゆっくりや困っているゆっくりを助けるようになりました。 東にお腹をすかせたちぇんがいれば食べ物を分けてあげ、 西に虐められてるめーりんがいれば助けてあげました。 南におうちのないぱちゅりーがいればおうちを作ってあげました。 北に迷子になった子ゆうかがいれば親をさがしてあげました。 今日もお飾りを失くした子ありすの為に、花でできた髪飾りを作ってあげています。胴付きで手足のあるれいむはこういうことは得意中の得意なのです。 「はい、出来たよ。ちぎれたらまた作ってあげるからね。」 「ありがとう。れいむおねえちゃん。」 にっこり笑ってお礼を言うありす。そんな顔をみるとれいむの胸も暖かいゆっくりに包まれます。 いつしかれいむはこの群れになくてはならない存在になっていました。 そして月日は流れ、れいむも永遠にゆっくりする時が訪れました。 自分の巣で一人永遠にゆっくりするのを待つれいむ。もう自分の寿命が長くないことは自分が一番知っています。 れいむはじっと自分の手を見ます。 長年、群れの為にがんばってきたので、その手はカサカサのボロボロ。お世辞にもゆっくりしているとはいえません。 しかしれいむにはその手が、とても誇らしく、そして、いとおしく思えます。 この手があったのだからみんなをゆっくりさせられたのだから。 この手で頑張ったからみんなの笑顔が見れたのだから。 自分は少しでも近づけたのだろうか・・・あのゆっくりしたひなに・・・ 目を閉じれば、旅であったゆっくり達や群れのゆっくり達がれいむの脳裏に走馬灯のようによぎります。 「みんな・・・ゆっくりしてってね・・・」 れいむはそっとつぶやき、 それがれいむの最後の言葉になりました。 結局れいむはたくさんのあまあまも、お城のような豪邸も手に入れられませんでした。 でもれいむはもっと大切なゆっくりを手に入れました。 でいぶのままだったら、けして手に入らなかったゆっくりを。 その胸に。その思い出の中に。 けして奪うことのできないゆっくりを。 次の日、群れのゆっくりが見たれいむの死に顔は、まるで微笑んでいるようなゆっくりしたものでした。 おわり
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/999.html
・このSSはHENTAI満載の愛でSSだよ! ・漢字を使って喋るゆっくりが出てきます ・虐待なんてありません、むしろ人間が(性的に)酷い目に遭います ・これを書いたのはHENTAIあきです!今回はHENTAI増し増しだから注意してください! ・繰り返しますが今回はHENTAI色が強いです ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね! 目覚めたら何故か風呂にいた。 風呂は大好きだがさすがに風呂で寝るほどではない。 「頭いてー、そういや昨日あいつと飲んだんだっけ。」 ガンガン痛む頭を押さえて水を飲むため台所に行くと、昨日酒盛りをした友人が水を飲んでいる。 「おう、おはよう。」 「おはよう、ところで昨日どれぐらい飲んだんだ?さっぱり覚えてないんだが。」 「俺も覚えてねえよ、ここで飲んでて別の場所で飲みに行ったところまでは覚えてるが。」 どうも友人も覚えてないようだ。 男二人で飲んでりゃ悪のりもするだろう。 「それにしてもまさか風呂で眠るまで飲むとわな。」 「そっちは風呂か、俺は何故かトイレで寝てたぞ。」 お互い変な所で寝ていたようだ。 しかし今日が休日で助かった、これで仕事があったら間違いなく地獄を見ることになってただろう。 「まだ寝みいから布団貸してくれね?」 「いいぞ、俺も寝たいから布団敷くか。」 幸い客様に布団は二つあるので男同士一つの布団で寝ることはない。 ちなみに客様の布団を買ったのは主にこいつがよく俺の部屋に泊まることが多いからだ。 「しっかしよく家まで帰ってこれたよな。」 「そうだな、これで間違って女の子でも連れ込んでたら面白いのに。」 「ねーよそんなこと、あったとしたら無理やり連れ込むぐらいだ。」 笑いながらそんなことを言って寝室に入ると、何故かそこには布団がもう敷かれてあった。 おかしいと思い明かりを付けてみると布団に誰か寝ているようである。 「くーくー。」 嫌な汗が背中にたっぷりと流れてくる。 布団で寝ていたのはどうみてもまだ子供のようにしか見えない女の子だからだ。 友人も同じ気持ちなのか顔にびっしりと汗が出ている。 「おおおおい!?こりゃどういうことだよ!」 「知らねーよ!ただこの状況で浮かぶことは一つだ。」 酔って起きたら何故か少女が布団で眠っている。 まったく知らない子でありそれが気持ち良さそうに寝ているということは・・・。 「未成年者略取、つまり俺達は犯罪者の中でも最低な部類のことをしちまったんだ。」 「アグ○スや児ポ法に引っかかる人として最低な行為の一つ。」 「そう!俺達は幼女誘拐犯なんだよ!」 「なんだってー!!!」 人類が滅亡するような反応をする友人だが俺も同じ気持ちだ。 まさかこんなとんでもないことをしちまうなんて、お母さんごめんなさい。駄目な息子はア○ネスによって制裁されるようです。 「どうする!このままじゃ俺たちゃ臭い飯食う羽目になるぞ!」 「落ち着け、まだこの子は寝てる。まだチャンスはある。」 「埋めるのか?」 「何で犯罪チックな発想するんだよ!こんないたいけな子供を埋めるなんて何考えてんだよ!」 状況を悪化させるようなことを言う友人にツッコミながら、俺はとりあえずこの先どうするかを考えていた。 混乱して中々良いアイディアが浮かばないうち、事態はさらに悪化することになった。 「あ、おはようございます。」 騒いでいたからか寝ていた少女が起きてしまったのだ。 「うわあああああああああああ!起きた!起きちゃったよ!」 「まだ慌てるような時間じゃない。」 友人を落ち着かせようとするがぶっちゃけ俺も落ち着いてなどいない。 そんな俺たちを少女は泣き顔で見ている。 「何か悪いことしたならあやまります!だから怒らないでください!」 「泣かした!俺達泣かしちゃったよ!」 「やべー!このままじゃベアード様が来ちゃう!」 三者三様のこの状況はしばらく続くことになる。 とりあえず落ち着いた俺達は少女と話し合うことにした。 「えーと、つまり君は人じゃなくてゆっくりなの?」 「はい、だいようせいって言います。」 よく見たら少女の背中には昆虫のような羽が付いている。 まあ胴付きでこの姿ならゆっくりに詳しくないやつがみたら間違えそうだが。 「でもいつゆっくりショップなんかに寄ったんだ。俺達酒飲んでたから時間も遅かっただろ。」 友人の言うことは至極当然である。 普通ゆっくりショップなんて酒飲むような時間まで開いているわけがない。 おまけに俺達が酒を飲んでたのは繁華街でゆっくりショップなんてあるはずがない。 「おまけに胴付きゆっくりなんてめちゃくちゃ高いだろ、いくら酔っててもそんな大金出してゆっくり買うってどうよ。」 「だよな、いくらしたのかちょっと気になる。」 何所かにレシートでも無いかと財布やポケットを探してみると、くしゃくしゃになった紙きれを発見した。 何やら説明書きが書いていたので何気なく読んでいると恐ろしいことが書いてある。 「ゆっくりおなほ!?しかも高ッ!福沢さんが何人も殉死する金額だぞこれ!」 金額もそうだが何よりこのゆっくりがおなほということに驚きだ。 友人も目が点になってる。 「いやいやいや、いくらおなほでも高すぎるでしょ。しかもお前熟女スキーじゃん。」 何だか失礼なこと言っているが別に俺は熟女が好きなんじゃない。 年上のお姉さんが好きなんだ!特に三十路近くの温かくて包容力のある感じの女性が好み。 「人の好みに文句付けるな、お前だって貧乳好きなロリコンだろうが。もしかしたらお前が買って俺が立て替えたんじゃないか。」 「俺は別にロリコンじゃねーよ、スタイル良いけどちっぱいなのが俺の理想だ。」 不毛な争いをする俺たちだが、だいようせいが泣きそうになったのでもうちょっと建設的なことをしよう。 いつ、どこで俺達がだいようせいを買ったかを思い出すか。 「たしかあの日はBarD.Oで店の一周年記念があって思いっきり飲んでたよな。」 「そうだな、途中マスターが脱ぎだして店の客全員がんほおおおお!状態になったんだっけ。」 微かに残っている記憶を頼りに、昨日の夜に起こったことを思い出していく。 店が閉まった後でもむらむらしてて、さっさと家に帰ろうとしてたはずなのに何でゆっくりショップに寄る必要がある。 「そういや途中で変な店でトイレ借りようとしなかったか。」 友人の言葉で俺は昨日起こったことを思い出した。 「そうだよ、そこでトイレ借りてついでに店の商品を見せてもらったんだ。」 「え?じゃあ自分でわざわざ選んでこの子を買ったの?」 ドン引きしている友人だが、俺は昨日こいつがやったことも思い出している。 「俺の好みとお前の好みで選んだんだよ。お前も金が無いから買わなかっただけで途中まで本気で買おうとしてたぞ。」 「うっそ!マジで!」 「確かお前はクールなメイドみたいなのか、無駄にプライドの高そうな桃が付いた帽子のゆっくりを買おうとしてたな。」 しかし金がないので俺に好みを押し付け出して結局俺はこのだいようせいを買うことになったのだ。 お姉さん気質なのと主張しない胸、それと怯えた顔でこっちを見てたのでノリノリで購入することになった。 「んでそのまま家まで連れて帰って風呂に入ってから使おうと思ったけど、そのまま俺は寝ちまったんだ。」 「酔っ払いが小さな子を連れて帰るって、よく通報されなかったな俺達。」 うん、確かに真っ昼間なら即通報で現行犯逮捕だろうな。 「一応聞いておきたいけど、昨日はこんな感じだったんだっけ?」 「はい、お兄さんがお布団さんを敷いて待ってろて言ってましたけど、いつまで経っても来ないんでそのまま寝ちゃいました。」 すごくいい笑顔で答える顔には、ほめてといわんばかりだ。 こんな笑顔の見せられちゃ正直罪悪感で一杯になってしまう。 「とりあえず返品するか。」 「無理だ、どうも返品不可だし店の場所はよく覚えてないから返しに行くことも出来ねえ。」 結局俺はこのだいようせいというゆっくりと一緒に暮らすことになったのだ。 しばらくこのだいようせいと一緒に暮らすことになった俺だが、本来の使い方はまったくしていない。 むしろ可愛くて非常に癒される。良い買い物だったと感じるほどだ。 そんなある時一体あんな店で売られることになったのか一度聞いてみたくなり話を聞くことにしてみた。 「森で暮らしてたら大きな人間さんがやってきた捕まっちゃいました。 気づいたら変な人間さんと暮らして、酷いことされた後あのお店に売られたんです。」 正直聞くんじゃなかったと後悔した。 おなほとして教育される過程など生々しくて、その日はだいようせいの欲しい物をプレゼントすることになる。 まあこんな感じで暮らしているのだが一つ困ったことがある。だいようせいの発情だ。 一般のゆっくりでも年中発情してるようだが、おなほとして教育されただいようせいは特にひどい。 いつの間にか無くなったと思った俺のパンツがだいようせいの布団から出てきたときには頭を抱えることになった。 「やっぱりちゃんと使わないと駄目なのかなー。」 風呂に浸かりながらそんなことを考えるが何一つ解決策は思い浮かばない。 ぶっちゃけ俺がおなほとして使えば良いだけなんだが、正直あんな話聞いたあとじゃ愚息もしょんぼりだ。 「お兄さんお風呂に入って良いですか?」 「良いよ、ちょっと待ってて。」 一旦湯ぶねから出て腰にタオルを巻いて準備完了。 風呂に一緒に入ることで適度にガス抜きが出来るのか、最近よく風呂に入ることにしているのだ。 ただし直接愚息を見た場合は一気に飢えた狼のようになるので注意が必要である。 「もう入ってきて良いよ。」 「それじゃあさっそく体さんをきれいにしますね!」 嬉しそうにスポンジに持つだいようせい。 体を洗うという名目で思う存分体を触ってくるがまあ上手だしこれぐらいは良いかと思っている。 いつものように背中から綺麗に洗い始めるがこの日は何かが違う。 何というかいつも使っているスポンジとは感触が違う気がする。 「次は前の方を洗いますね。」 だいようせいの手が腰のあたりから伸びてくるが背中にはまだ柔らかい感触がある。 まさか今背中を洗っているものは・・・。 「今日はいつもより綺麗に洗いますよ。」 俺の下半身、特に股間の辺りを泡の付いた手で丁寧に洗っていく。 背中と前で動くだいようせいの体につい俺の愚息も臨戦態勢になってしまう。 「もういい!十分だからもう離れてくれ!」 「駄目ですよ、まだここが洗えてませんから。」 遂に直接俺の愚息を掴んで洗い始めるだいようせい。 「びくびくしてますね、我慢しないですっきりしても良いんですよ?」 悔しい・・・でもびくびくしちゃう! 抵抗しようにもだいようせいのテクニックのせいで体に力が入らないでいる。 「頼む、もう本当にやばいからッ!」 「良いんですよ無理しないで、お兄さんが気持ちよくなってくれれば私も嬉しいんです。」 前と後ろだけでなく首筋のあたりを舌で舐められ、体が震えてくる。 「また大きくなりましたね、もう少しがんばります!」 さらに激しくだいようせいの手と体が動き出し、もはや俺の理性も限界に近付いている。 年上のお姉さんに優しくリードされて魔法使いから転職する夢の為に俺はある決意をすることにした。 正直あまりやりたくないが、今の状況ではこの方法しかない。いざ南無三! 『家族がふえるよ!!』 『やったね!た○ちゃん!』 『横須賀・・・メ○です。よろしく・・・お願いします。』 『お兄さんパンをくれたら何をしてもいいよ。』 『やめてください!ゆうかは、ゆうかはどうなってもいいです!だからこのこだけは!』 脳内で女の子が酷い目にあう鬱なシーンをだいようせいに置き換えて再生していく。 今まで元気だった腕白小僧もあっという間に反省して縮こまっていく。 「あ、小さくなりました!お兄さんすっきり出来たんですね!」 「ソウダネスッキリシタヨ。」 喜ぶだいようせいに多少棒読みだが相槌をうっておく。 仕事をやり終えて充実感を得ているだいようせいはのんびりと風呂に浸かりだす。 満足そうなだいようせいを残して、俺は傷ついたハートで風呂から出ることにした。 風呂場での一件から俺はだいようせいに番のゆっくりを飼うことにした。 ぶっちゃけおなほのおなほということになるのだろうが、意外なことにこれが思わぬ結果を生むことになる。 「あつい!とける!」 「ちるのちゃん服を脱いだら駄目!」 番として飼うことにしたこのちるのとか言う胴付きのゆっくりだ。 別に足りないわけではないが、どうもおつむが残念なゆっくりのようでありよくありえないような行動をとる。 おかげでまた財布が軽くなったが、かわりにだいようせいにある変化が現れた。 「ふくをぬいだらすずしくなる、あたいったらてんさいね!」 「せめてパンツだけでも穿いて!」 ちるのの奇想天外な行動を振り回されて、だいようせいに何やら母性のようなものが生まれたのだ。 その為だいようせいは発情をほとんどしなくなり、今ではちるのの姉のような形になっている。 「ちるのちゃあああああああああああああああああああああん!」 「あたい!すっきりいいいいいいいいいいいいいいい!」 ・・・まあ夜になれば思う存分愛を育んでいるようだが、俺に対して矛先が向くことは無くなった。 希少種はあまり子供が出来にくいようだが、別に子供が出来てもまったく問題ない。むしろ楽しみだ。 何だか孫が出来るのを楽しみにしているみたいでちょっと悲しくもなる。 「お兄さん大変です!ちるのちゃんが溶けかかってます!?」 実際はただ汗をかいてるだけだが過保護気味で焦りだすだいようせいをなだめながら 俺はちるのを冷やすために氷嚢を取りだすことにした。 おまけ だいようせいはみるくがお好き 「お兄さん?お兄さん起きてますか?」 「Zzz・・・。」 「寝てますね、それじゃあ今日も美味しく頂きます。」 「んっ、う~ん。」 「ちゅぶ、んむ。やっぱりお兄さんのは大きいです。」 「うう、それ以上されたら・・・。」 「っん!今日も御馳走様でした、お兄さん♪」 つやつやした顔つきで口の周りを汚しているだいようせい。 飼い主は安心だと思っているようだが、夜な夜なこのようなことが起きているのに気付かないでいる。 こっそりと部屋を抜け出すだいようせいの顔には、どこか退廃的な表情が浮かんでいた。 後書き ばや汁あきさんに許可をもらったので思う存分書いてみました。 胴付きのゆなほが販売されるようなら、多分こういった非正規な商品も流通するかなと妄想が止まりません。 間違いなく出荷されるまでにeraいことになるだろうと思いながらのりのりで書いてみましたがやっぱりエロは難しいです。 HENTAIは書けるけどエロは書けないと思うHENTAIあきでした。 最近書いたもの anko1434 みょんな一日 anko1450 ゆっくりが泣く部屋 anko1471 春?冬? anko1491 ゆっくり院 anko1509 妬ましい anko1519 ゆっくりトラブルを解決するよ! anko1550 胴付きの謎 anko1605 胴付きパーティー anko1647 ゲスゆうか anko1663 しゃめい丸ですがもみじが最近おかしいです anko1670 ゆっくりが受け入れられた世界 anko1703 俺とドスと不思議なおちびちゃん anko1751 ある姉妹の話 anko1774 どうしてこうなった!? anko1804 バッジ試験 anko1878 れいむのゆっくり出来ない一日 anko1930 にょんの一日 anko1978 虐待お兄さんの山遊び 感想等がありましたら下のスレにぜひお願いします http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274853561/ おまけ2 悪徳ゆなほ店はせいっさいするよ! 「いらっしゃい、どのような商品をお望みですかね?」 「これはまたすごいですね、こんなにたくさんどうやって仕入れたんですか?」 「へへ、そりゃ企業秘密ですよ。まあ野生のを保護される前に捕まえてしっかり仕込んでいるとしか言えませんが。」 「なるほど、では彼女たちは無理やり売られてるんですね?」 「彼女たちって、こいつらはゆっくりですぜ?人間じゃないからお客さんも好きにする気なんでしょう? それにこいつらだって人間様の役に立ててうれしいはずですよ。」 「よく分かりました、(心が)いてえよー!」 「てめえの血は何色だぁー!」 「汚物は消毒せねばならん!」 保護されるべき胴付きゆっくりを密漁してゆなほとして販売していた違法店。 噂を聞き真相を調査していた胴付きゆっくり保護施設の職員によって店主は捕まり、商品となっていた胴付きは保護された。 後に保護されたゆっくりは全員優しい飼い主が見つかり、それぞれ幸せな生活を手に入れることが出来たようだ。 ただし、その飼い主達は何故か皆精気でも搾り取られているのかげっそりとしている。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/446.html
エルダーあきのSS感想用掲示板はこちら anko1339 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅴ anko1335 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅳ anko1332 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅲ anko1326 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅱ anko1317 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅰ anko0978 越えられるものなら越えてみやがれ! 序章 anko0757 似非 anko0655 胴付きにしてやったぞ anko0605 売れるゆっくりを開発せよ!! プロローグ anko0604 ドスの上手い活用法 anko0581 採用通知? anko0562 投稿しよう 転・結 anko0530 投稿しよう 起・承
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2167.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い/コメントログ」 またゆっくりごときに嘘を吐き、利己的な部分しか見えないゲス人間が登場して終わる話かと思ったら最後で癒された -- 2010-04-19 15 39 54 この子本当にゆっくりなの…?メチャクチャ可愛いんですけど…! -- 2010-06-07 02 57 51 こうしてHENTAIがうまれるのか・・ -- 2010-06-10 02 03 06 ↑同意 -- 2010-06-29 09 53 55 ゆっくりは確かに饅頭だが、人間だって「血肉の詰まった革袋」つまりソーセージみたいなもんだろう。 ある程度の知性を獲得したところでゆっくりにも尊厳を認めるべきだと思う。このドスみたいな奴とか。 ソーセージが知能と文明を手にしたことで「人間」となり、「人間」としての尊厳を持ったのならば、 饅頭にも知能と文明への適応性を持った時点で、尊厳を認めようよ。 このゲス人間共は、他の生き物が持つ知性への理解を持ってないなんて、「人間」ではなく「人間の形をしたソーセージ」だ。 人間と呼ぶには相応しくない。人でなしだ。人でなしは人ではない。ソーセージめ。熊にでも喰われてしまえ。 まぁ、知性もクソもない「でいぶ」「森の賢者(笑)」「れいぱー」「ゲスまりさ」などは饅頭扱いで良し。 -- 2010-06-30 04 03 04 ↓禿同 -- 2010-06-30 09 45 07 ↓要するに頭のいい奴は生かして悪い奴はヒャッハーってことですね -- 2010-07-24 00 52 20 ↓単純な頭の良さではなくて、同じ倫理観・社会観などの価値観を共有できるかどうかじゃないかな。 頭の良し悪しといっても様々な基準があるしな。 IQが高くてもオウム教に入ってテロしちゃうようなヤツもいれば、凡人でも人徳があって世の役に立つ人もいる。 「人生いろいろ。会社もいろいろ。社員もいろいろ。ゆっくりもいろいろだ。」...ってけーね、じゃなくて小泉純一郎も言ってたような気がする。 社会適応性を持ち人間と共存可能なヤツは人間のパートナーで。 頭が悪くても善良なヤツは愛玩動物に。 ゲスはヒャッハーで。 って感じがいいなぁ。 -- 2010-07-24 14 42 32 ↓のコメいいこと言うね!ゆっくりできるね! -- 2010-07-26 22 56 15 他の動物に尊厳を認めなかったが故に繁栄の極みを見せたのが人間なんだけどな… 尊厳って言葉ないしは概念自体、人間が勝手に考え付いた程度のもので、その他の自然には関係ない話だし。 人間が本当に尊厳なんてものを認めてるのは人間だけなんだから、 いくら賢かろうが「人間以外の動物」として生まれた時点で尊厳なんてものは得られないと思わなきゃな。 でも、他の動物を可愛がるのもまた人間なんだよな。 ゆっくりより変な生き物だな、人間って。 -- 2010-07-30 12 24 08 おまえらふかいな -- 2010-08-02 21 26 24 おお張り合い張り合い -- 2010-08-10 00 56 30 大切なのは容れ物じゃなくて中身ということですね、分かります -- 2010-09-13 15 30 24 ゆっくりスクールのゆっくりと関係者の人間全員死ねばいいなあ こいつらが苦しんで死ぬSSが読みたい -- 2010-11-26 09 02 12 ↓胴付きは人間みたいだし、ドゲスやや都会派(笑)、でいぶに森の賢者(笑)は自業自得だがな、別に見なくて良くね? -- 2010-12-05 23 47 42 ゲスはヒャッハーだが、善良ゆっくりは人間のパートナーでも良いと思う -- 2010-12-05 23 49 53 やだ、このまりさ可愛すぎる…お持ち帰りしたい ゆっくりが現在、善良な群れだとしても、繁殖サイクルが早い上に、その子孫がゲスになる可能性もあるしねぇ。 ゲスのみ潰してもまたゲスが生まれるようじゃ、人間だって殲滅選びそうだ。 今回は野菜被害があったし、駆除業者を雇う程村人怒ってるし、同情する気にはなれんなぁ。 勝手に家の軒下に巣を作ったスズメバチも喋れたら駆除されるときこういう事言うのかねェ -- 2010-12-09 13 32 15 やばいどうつきまりさに見とれちまってる…おれもHENTAIなのかな… -- 2010-12-11 10 29 45 「胴付き」も注意書きに加えるべきだな。嫌いな人いるから。 -- 2011-01-22 15 11 38 このイラストの胴付きまりさ ゆっくりじゃねえだろ みょんは・・しょうがないけどちょっとは自重しろw -- 2011-12-17 01 24 05 みょおおおおおおおん‼ -- 2012-01-18 00 37 20 ↓↓↓↓↓親が善良でも子がゲス化する可能性があるのは人間さんだって同じだろう。 繁殖サイクルが早いのはそうだけど、人間は自分らの都合のいいように生き物を虐殺した結果数えきれない種を絶滅させてきたんだから、少しくらい他の生き物の事情にも配慮すべき。 -- 2012-09-25 08 28 51 ドスが、優しすぎる。俺が、知ってる限りでは、ドススパークぶっ放してる印象だけど、善良すぎるなけるうー #128557; -- 2014-04-28 08 22 22 ドロワース一丁で立たされるとかなんかエロいな -- 2014-06-05 18 39 33 やっぱり最後はHENTAIなのか -- 2014-06-08 10 37 28 ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス -- 2015-01-10 18 54 04 か・わ・い・い!!!!! -- 2015-06-03 23 23 30 ゲスはヒャッハーの玩具、善良はせめて、愛玩犬位の扱いまでは、してやる(自分は、家族?位として扱うけど) 普通は、ゲスの兆候→ヒャッハー玩具用の教育(笑)その他→とりあえず放置、善良予備軍→ゆっくりショップのバッチ付きになるための教育をしてみる。位でよくね? 、、、、、、ドスウウウウウウウウ(( -- 2015-08-13 04 23 28 さすがまりさだね! かわいいよ! ゆ、ありがとうれいむ! れいむもかわいいよ! -- 2016-07-12 19 15 56 途中に出てきたドス殺したやつはぜっったいに右手で顔面ぶん殴る。 -- 2016-07-30 05 13 09 何でゆっくりを虐待するのかわからないよdyゆっくりちぇん -- 2016-08-20 23 34 25 あ -- 2018-01-29 16 10 07 どうつきマリサかわゆす -- 2018-01-29 16 11 00 ドススパーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!+!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! -- 2018-01-30 16 05 46 たすけてくだしゃr#$@!@$$#@$$#@$% ^$アアアアアアアアアアアア -- 2018-01-30 16 07 04 ゆっくり目線だから人間が悪く書かれているけど駆除は妥当なんだろうな。 現実は動物愛護法で即処分は無いけど、ゆっくり相手だと実際どうなるのかな? ここまでオリジナル設定盛り込みだと、逆に清々しいな。 ・ドスが出産→胎生なのに卵→胴付きが誕生 ・胴付きのみが通うゆっくりスクール ・(以前のSSで)ほうきで飛ぶことができる -- 2018-03-25 05 37 35 どっちがクズだ 人間じゃねえかよ愚か者どもが ゆっくりが 畑を荒らしたなら畑を荒らしたやつを殺せばいいだけじゃねーかふざけんじゃねぇ -- 2018-06-07 17 20 47 あたまさんがりぐるにきせいされたのかぜ? それとももともとあたまさんがうんうんなのかぜ? あいごさん!! -- 2020-02-04 17 11 22 これって始めてのお使いの魔理沙だよね? -- 2020-12-30 17 26 30 ゲス以外のゆっくりを殺すとか、クソ人間にもほどがある 生きてちゃいけないレベルだ -- 2023-05-17 18 50 31
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/259.html
むらさにむらむらされて結局ムラムラした ・愛でSS ・ぬちゃぬちゃあき予告SS第二弾。 ・HENTAI? ・『ふたば系ゆっくりいじめ 1250 HENTAIな研究者』のキャラがちょこっと出ます。 ・虐待はNOTING! ・ゆっくりが漢字を使います。 ―――――――――――――――――――――――――― 「ゆゆ?人間さんだよ!!!むらさむらむらするよ!!」 海岸を歩いていたら突然後ろから声をかけられた。 この声の調子だとゆっくりか・・・と思いながら振り向く。 正直私はゆっくりが大っ嫌いだった。 まりさもれいむもありすも、品性の欠片も感じられない醜い存在としか考えていない。 突然むらむらするとか言うのだからこいつも、さぞかし品性が感じられない醜い姿をしているのだろうな・・・ 「なんだゆっくり・・・・私は忙s」 「ゆうぅ、お兄さんおなか痛いの?声が怖くてむらむらできないよ・・・・・・・・・・」 そのとき私に電流走る。 私はゆっくりに対する考えを改めなければならない事になってしまった。 感情表現豊かな顔・・・水兵を思わせる格好と傍らに持つ錨。 そしてなにより透き通り、その純粋さを表しているかのつぶらな瞳。 私は・・・・・・・・・・恋に落ちた。 「あ、ああ。大丈夫だ。おなかが痛い訳じゃないんだ。」 「ゆゆ!!それはよかったよ!それじゃあ安心してむらむらできるね!!!!」 ああ、なんて可愛くて素直なんだろうか・・・・・ 「むらさ・・・・だったかな?君のような乙女がムラムラするって言うのは正直危ないんじゃないか?」 そうだ、最近HENTAIが増えてきているってTVでも言っていたし、そんなことを言ったら連れていかれてしまうんではないか? 「お兄さんさん!!ムラムラするのとむらむらするのは全然違うことだよ!!そんなこと言わないでね!!!」 なんと!ムラムラしていたわけではないのか。 「す、すまない。でも最近危ない人たちが増えてきているんだ。だから・・・・その・・人間の前であんまりむらむらするって言うのはやめた方がいいと思うんだ・・・」 「ぷんぷん!!むらさは人間さんとむらむらしたいんだよ!一緒にむらむらしてくれないお兄さんさんなんかもう知らないよ!!!」 そういうとむらさは海に帰っていってしまった。 「ま、まってくれ!!」 むらさの帰っていく後ろ姿を見て私は少し悲しかった。 ―――――――――――――――――――――――――― 「あれ?社長。なんだか元気無いですね。どうかしたんですか?」 私が会社に帰ってくると部下の一人が声をかけてきてくれた。 「ああ、ちょっと海岸でゆっくりに会ってな。嫌われてしまったよ・・・・・」 「へ?・・・社長がゆっくりにそんな反応するなんて珍しいですね。どんなゆっくりでした?」 「むらさ・・・というゆっくりらしい。本人がそう言ってたんだ。」 そういうと部下は少し驚いたような顔になった。 「むらさですか。珍しいゆっくりに会いましたねー。もしかして飼ってみたいとか思ってます?」 「ああ、とても愛らしかった・・・・だけど海に帰ってしまったよ・・・」 「そうですか・・・・それなら大丈夫かもしれませんね・・・・」 「なにが大丈夫なんだ!?」 部下の言葉が私は気に食わなかった。私がむらさを手に入れられなかったのがそんなに良かったのか!? 「い、いえ。そう言う訳じゃなくてですね・・・・最近飼いゆ野良ゆ問わずむらさを狙う犯罪HENTAIが出没しているらしいんですよ・・・・いや、飼いゆまで襲ってるから変態かな?」 「なん・・・だ・・と・・」 「ですから・・・海に帰ったなら安全かなーと思いまして・・・・」 あのむらさは人間とむらむらしたいと言っていた。つまりまた人間が現れればすぐにむらむらしようとするんじゃないのか? 私は今すぐにでもむらさの安全が気になり先ほどの海岸に向かう。 「あ、社長!・・・・・あーもう!」 ―――――――――――――――――――――――――― 「ゆ?人間さんだ!!むらさむらむらするよ!!!」 「ああ、ムラムラしちゃうよ・・・・はぁはぁ・・・」 「ゆゆ?」 むらさ、むらさ、無事で居てくれ! 君をクソHENTAIの毒牙になんてかけさせやしない!! 私が海岸近くにくるとむらさの悲鳴が聞こえた。 「いやだよ!こっち来ないでね!!むらさムラムラしたくないよ!!!」 「だめだよ・・はぁ・・・君がムラムラするって言ったんじゃないか・・ハァハァ・・・」 畜生!既にHENTAIがむらさに近づいてやがった! 「むらさあああああああああ!!!!!!」 私は走るスピードを上げる。 むらさを確認するとその後ろ、むらさを追うように全裸の明らかに危険人物な男がいた。 その姿を確認し、私は渾身の力を込めて跳び蹴りをかます。 「ぐはぁ!・・・・・てめぇ・・なにしやがる!!!」 「ゆわあああああん!お兄さん・・・怖かったよおおおお!」 むらさが泣いている。 私の中に確固たる決意がこの時生まれた。 むらさを泣かす奴を俺は許さない!! 「なにしやがる・・・だと?それはこっちの台詞だ・・・」 男に向かって私はガンを飛ばす。 「あぁん?なに言ってんだよ。ムラムラするって言ったのはそこのむらさだろうがよ・・・・・HENTAIの俺は何か悪いことでもしてるのか?あ?」 「・・・・・・・貴様はなにもわかっていない・・・・・貴様はHENTAIではない・・・・ただの変態だ・・・・」 「あぁ!なに意味わかんないこと言ってんだよ!」 「お兄さん!危ないよ!怒らせちゃってるよ!!」 むらさが私を心配してくれている。それだけで私には力がみなぎってくる。 負ける気がしないな。 「むらさ、心配ないよ。俺は空手五段だ。」 それからはまさに俺の独壇場だった。 変態は今そこらへんに倒れている。 気絶していて聞こえないかもしれないがこれだけは言っておきたかった。 「むらさに恋した今なら解る。HENTAIと呼ばれる人たちが何なのか・・・・・・・貴様には解らんだろうな。もう一度言おう、貴様は変態だ。」 「お兄さん・・・・」 むらさがうつむきながら話しかけてきた。 「お兄さんの言ってたことは本当だったよ・・・・・・むらさ・・・」 「いや、もういいんだよ。君が無事だっただけでね。」 私はむらさの頭に手を乗せてなでてやった。 「お兄さん・・・・・ごめんなさい・・・」 それから少し、むらさは泣いていた。 「社長ー。あ、居ました居ました。って!それ例の変質者ですか!?」 部下が帰りが遅いから見に来てくれたんだろう。 「ああ、警察に連絡を入れといてくれないか?」 「わ、わかりました。」 部下は携帯を取り出し警察に連絡を入れてくれているみたいだ。 「ね、ねぇお兄さん。」 「ん?なんだいむらさ。」 さっきまで私の胸の中で静かにしていたむらさが何かを言いたそうにしていた。 「その・・・さっき恋してるっていってたの・・・・・・本当?」 ああ、それか・・・・ちょっと恥ずかしいかな? 「ああ。本当だよ。恋してるって言うより愛してるって言った方が正確かな」 そういうと途端にむらさの顔が真っ赤になってしまった。 おもしろ可愛いな。 「む、むらさ・・そんなこと言われたの初めてなの・・・・その・・・・むらさはゆっくりだよ?」 「ああ、そうだね。ゆっくりだ。でも、こんなに好きなんだ。」 「・・・む、むらさでいいなら・・・・」 その後、警察が来る前に私たちはキスをした。 ―――――――――――――――――――――――――― ~数ヶ月後~ 私の会社に加工所とのビジネスの話がきた。 もちろんこちらは承諾し、今日加工所の担当者がゆっくりを連れて三人ほど来るらしい。 相手方から、ゆっくりを飼っているのなら、是非に同席してもらいたいということだったのでむらさがいる。 「お兄さん。むらさ難しい事よくわからないよ?それでもいいの?」 「ああ。相手方からの要望だしな。それじゃあ来るまで一緒にむらむらするか?」 「ゆ!むらさむらむらするよ!!」 あの日以来私とむらさはいつも一緒だ。 出勤するときは一緒に会社に行く。商談のときは少し待っててもらっていたのだが、今回は相手からの要望だ。正直わくわくしている。 「社長。加工所の方が見られました。」 「ああ。通してくれ。」 加工所から来た担当者というのは男二人と女一人、それからそれぞれに抱き抱えられたり手を繋いだりしている胴付きゆっくりのえーりん、ぱちゅりー、それからようむだった。 「どうぞお座りください。」 商談はスムーズに進みこちらとしては大変利益のある物になった。 だがしかし、いくつか不思議な事がある。 途中でむらさも含めたゆっくり達だけ席を外させてなにやら話をしていたり、あなたは彼女を愛しているか、などなど色々と関係の無い話をしていった。 しまいには田中と名乗った男が最後に不思議なトランクをプレゼントだといって渡してきたのだ。 何でも自宅に帰るまであけてはいけなく、中身の話を誰にしてもいけないと言われた。 「お兄さん。それ何だろうね?」 「さぁね。それじゃあ帰ろっか。」 家に帰り、むらさと一緒にトランクを開けると驚く物が入っていた。 「胴付きゆっくり素体・・・・・・『ヒトガタ』?」(詳しく知りたい人はHENTAIな研究者をご覧下さいな) 胴付きの物であろう体がトランクには入っていた。 「ゆゆ!!驚いたよ!!」 むらさよ。全然驚いているようには見えないよ。 「えーと。なになに?あなたの愛するゆっくりともっと近づきたくは無いですか?それを叶えるのがこの『ヒトガタ』です!!!!・・・・・・・・・・安っぽい通販みたいだな・・・・・」 とはいえこんな物が存在しているとは初耳だった。 誰にも言ってはいけないと言うのはこれを知られちゃいけないからか。 「とはいえ・・・・こんなもん必要ないな。」 そうだ。こんな物がなければ愛し合うことができないような愛では無いのだ。 むらさにを愛する気持ちは今の姿でも変わることなどあり得ないのだ。 トランクを閉め、ゴミ箱にでも詰めてやろうと立ち上がるとむらさが私を止めた。 「待ってね!!むらさは胴付きになりたいよ!!!」 「私は今のままでも全然かまいはしないぞ?」 「そういう事じゃないよ!胴付きになれば・・・手を繋いで一緒に歩けるよ!!一緒に料理さんを作ることも、むらさか抱きつくこともできるよ!!!だから・・・・・むらさは胴付きになりたいよ!!」 そう言うむらさの目には涙が浮かんでいた。 「おいおい、どうしたって言うんだよ。俺は今のままでもいいんだぞ?」 「むらさは良くないよ!むらさはもっとお兄さんに近づいてもっとお兄さんと・・・むらむらしたいんだよ!!!!」 むらむらするというのはむらさにとってゆっくりがゆっくりするのと同義だ。 そこまで言うほどなのだから私はそれに誠意を持って答えてやらなければならない。 「わかった。そこまで言うのならやってみよう。・・・・だけど、しっかり説明書を読んで安全かどうか考えてからだぞ。」 「うん!ありがとうお兄さん!!」 そして私はもう一度トランクを開け、中に入っている説明書を取り出す。 「ん?何か挟まってる?」 説明書には写真が何枚か入っていた。 「ゆ!!これはあの時のえーりんとようむとぱちゅりーだよ!!」 その写真はそのゆっくり達が胴無しから胴付きになる課程が撮られていた。 「連れてきたのはこれを証明するためか・・・・・」 彼らが私にむらさを愛しているか聞いていたのはこのためだったのだとわかった。 「さあ、始めるぞ。」 やることは単純だった。 ただ単にむらさにラムネを食べさせて眠らせ、胴体の首の所にむらさを乗せておくだけ。 そうしたら倒れないように支えるのだが、これはトランクが変形してロボットの操縦席みたいになりここに座らせて六時間ほど待てばいいだけとのことだった。 作業を始めた時間も遅かったが、終わる頃も遅かったから私は眠ってしまった。 「お兄さん。お兄さん。起きてください。」 聞き慣れた声がいつもとは別の口調で聞こえる。 「ほら、見てくださいよ♪」 「ああ、今起きるよ。」 私が目を覚ましむらさの声のする方を見ると、そこにはいつもと違うが可愛らしいむらさが水兵のような服を着て、最初に持っていた錨よりもかなり大きくなった錨をもって立っていた。 「どうです?可愛いですか?」 「ああ、とっても可愛いよ・・・・・・・」 くるっと一回転したむらさの可愛らしさに私は心奪われる。 「ふふっ、それじゃあ今日は日曜日なんですから二人で一緒にいましょうか?」 「ああ、そうだな。でもむらさ・・その・・・むらむらするって言わないのか?」 そう言うと待ってましたと言わんばかりの笑顔を見せて私にこう言った。 「ええ、だって今は・・・・ムラムラしたいんですもん♪」 以下セクロス! おわーり! ―――――――――――――――――――――――――― 後書き あれ?これ虐待描写ってあったっけ? ないよねー。ここに上げるなってんだよねー。 本当はこの後に後日談パート2ってことで、クルーザーで海まで行ってまりさを海に浮かばせてそれを沈没させて遊ぶっていう話を入れようと思ったんだけど、ここで終わらせた方が話としてはしっくりくるよなーとか思って書きませんでしたとさ。 え?じゃあ後日談の前にその話入れろって? ふふ。めんどくさいじゃないか・・・・お客さん・・・・・・ というわけで後書きの長さに定評のあるぬちゃぬちゃあきです。 今回はとにかく可愛いむらさを目刺し、もとい目指しました。 いくつか前に上げた『ヒトガタ』の設定、てかキャラを持ち出してしまいましたが皆さん的にこれはありですか? ちなみに持ち出した理由は 『やべぇwwむらさが胴付きになる条件とか思いつかねwwwwwwうぇwwwwwwww』 ってな海よりも深く天よりも高い高尚かつ壮大な理由があったりします。 ゆるしてーね!!てか、けーね書きたい!!! というわけでけーね書きます。どんな話がいいですか? 『もこたんを連れたHENTAIのアナルを狙う話』 『もこたんを連れた女HENTAIと、もこたんのぺにぺにを開発する話』 『むしろけーねがHENTAIで、もこたんをHENTAIとストーキング&盗聴する話』 さぁ、どれ!!! つか危なすぎてどろわに上げる羽目になるかもね・・・・・ まぁ、次に上げるのはそれじゃ無いだろうけど。 次回作は 『レイパーありすとHENTAI男の友情物語』 『かぐやの難題 ~HENTAIの濃い恋~』 のどちらかだと思います。 ではでは。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2474.html
オレンジジュースを買いに 16KB 虐待-普通 制裁 ギャグ パロディ 小ネタ 変態 同族殺し ツガイ 群れ 野良ゆ ゲス 希少種 現代 独自設定 スレでみたある童話を見て思いつきました ・この話にはちょっとだけ悪魔(?)というか妖怪が出てきます!そういう不思議な存在が苦手な方は読まないほうがいいかも ・色々とパロディがあります ・死なないゆっくりが出てくるので、全滅好きなかたには不満のある内容かも ・一部賢いゆっくりは漢字を使って喋ります ・作者に都合の良い独自設定があります ・これを書いたのはHENTAIあきです!HENTAIなおまけがあるので苦手な方は読まないでね! ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 町から少し離れた山の奥にゆっくりの群れがあった。ゆっくりの中では善良な物ばかりであり、 長には希少種であるゆっくりゆかりが群れをまとめていた。 この群れには希少種であるらんがちぇんと番となり、群れの皆と仲良く暮らしていた。 人間もあまり来ることも無く餌も豊富にあるこの場所はまさにゆっくりプレイスと言わざるを得ない場所だ。 だがそんな平和な群れにある日ゲスの群れが襲ってきた。 幸いらんや群れの長であるゆかりの元で何とかゲスを追い返すことはできたが、群れの半数が死に幹部ゆっくりのほとんどが 重症というひどい有様である。その負傷した中にはちぇんの番であるらんも含まれていた。 「らんしゃまー!おねがいだからげんきになってねー!」 「大丈夫だよちぇん。らんはすぐに元気になるから・・・。」 ここは負傷したゆっくりを集めた長の家である洞窟である。そこそこの広さがあり、一ヶ所にまとめて看病しやすくしているのだ。 そんな中でおろおろするちぇんを不安にさせないために、痛みに耐えて気丈に振る舞うらん。 しかしその声に力は無くどうみても無理をしているようにしか見えなかった。 「どうにからんはげんきにならないかしらおさ?」 「難しいわね。ご飯さんはあのゲス共からいくらでも採れるけど。」 唯一ゲスとの争いに加わっていない幹部のぱちゅりーは長であるゆかりにどうにかならないかと問う。 ゆかりが言うご飯さんとは、襲ってきたゲスゆっくりを動けなくして無理やりすっきりーをさせて 生まれる前の赤ゆが実っている茎を収穫することである。同族食いはタブーであるが、 生まれる前であり食べるのは茎であるため同族食いには当たらないとゆかりが生き残った群れの一員に説明したのだ。 もちろん詭弁であるが、生き残っているゆっくりの半数はまだ成体前で狩りが出来ずに餌を採ることが出来ないためだ。 ゲスへの制裁も兼ねてあるが、食糧事情はなんとかなっている。 「でもごはんさんがいくらあっても、けがさんはすぐになおらないわ!このままだとみんなしんじゃうわよ!」 ぱちゅりーの言うとうり、豊富な餌さえあればたいていの怪我はゆっくりなら治ってしまうだろう。 しかしそれは命に係わるほどの怪我だと話が変わってくる。 体が回復する間に体力が無くなり、そのまま死んでしまうからだ。 「困ったわね。こんなときにオレンジジュースさんがあればどんな怪我でも治るのに・・・。」 元飼いゆであったゆかりは飼いゆ時代を思い出しそんなことを呟く。 その言葉にらんの心配をしていたちぇんが反応する。 「ちぇんがそのおれんじじゅーすさんをとってくるよー!ゆかりしゃまどこにいけばおれんじじゅーすさんはあるの?」 ちぇんの反応にしまったと思うゆかり。今この群れでまともに動けるものはちぇんぐらいのものだ。 他のゆっくりには負傷したゆっくりの看護や、ゲスの管理の仕事に懸かりっきりである。 ちぇんは足は早く狩りも上手いが、このような作業には向いていないためらんを心配しておろおろするぐらいしか出来ないのだ。 ゆかりも一類の望みをかけて、ちぇんに町まで行ってもらうことにした。 「良いことちぇん。町に行ったらゆっくりがたくさん居るお家さんに行くのよ。そこでこのぴかぴかさんを人間さんに渡して、 『オレンジジュースを下さい』と言いなさい。そうすればきっとらんの怪我も治すことができるわ。」 「わかったよー!にんげんさんのところにいくんだねー!」 ゆかりが飼いゆ時代に持っていた五百円玉をちぇんに渡し、オレンジジュースを買うための方法を教えた。 ゆかりが言っているお家とはペットショップであり、そこでならお金を持って行儀よくすれば例え野良ゆであろうと 店員は愛でお兄さんであろうから買い物が出来るだろうと考えたのだ。 「らんしゃまー、ちょっとだけまっててねー。すぐにちぇんがおれんじじゅーすさんをとってくるからねー。」 そう言ってちぇんは街に向かって走り始めた。 今まで町に行ったことはないが、ちぇんは町の場所をちゃんと理解している。 それは長であるゆかりが人間の強さを分からせるために、若いゆっくりとゲスなゆっくりを町の近くまで連れていくからだ。 ゲスなゆっくりにはあまあまが貰えると言って人間に近づかせ、人間の逆鱗に触れたゲスの死にざまを若いゆっくりに見せる。 人間の圧倒的な強さを見せることで、人間と関わろうとせずに生きていこうとさせるのが狙いである。 「にんげんさんはこわいけど、らんしゃまのためにがまんするよー!」 自分を奮い立たせるように、ちぇんは頭の中で番であるらんのことを考えて力強く走り続ける。 「ゆ!こんなところにみんなをころしたゲスなむれのゆっくりがいるよ!」 「ほんとうなんだぜ!せっかくまりさたちがゆっくりぷれいすにすんであげようとしたのに、おいだしたゲスなんだぜ!」 「なんでもいいからすっきりしたいわあああああああ!」 ちぇんが見つかったのは、ちぇんの群れを襲ったゲスゆっくりの生き残りだった。 数を頼りに襲ってきたが、優秀な群れのゆっくり達の強さを見て旗色が悪いとみるとすぐさま逃げ出したゲスの中でも 性質の悪いゲスである。当然一匹だけのちぇんを見つけるや、欝憤を晴らすためにこうしてちぇんを甚振ろうと考えたのだ。 「いまはゲスにかまってるひまはないんだよー、わかれよー。」 ゲスにかかわる暇はないんだと、無視してさっさと街へと向かおうとするちぇん。 しかしすんなり通すはずがない。何故ならこの三匹はゲスなのだから。 「よわむしのちぇんがにげるよ!れいむのためにごはんさんになってね!」 「ごはんさんのまえにすっきりよー!」 「ゆっへっへっへ!かくごするんだぜー。」 このゲス達は今まではぐれゆっくりや少数の群れを襲っては、備蓄した食料やその死体を食って生きてきた。 そのため同族食いへの忌避など無い。ただ目の前にいるゆっくりは自分たちの食糧、それだけである。 「ここはにげるんだよー!」 このまま闘っても勝ち目がないと判断したちぇんは、その俊足を生かしてひとまず逃げることを選んだ。 すばしっこいちぇん種なら確かに逃げきることも出来るかも知れない。 「にがさないよ!おとなしくれいむのごはんになってね!」 逃げるちぇんを追いかける三匹。同族を食すことにより通常よりも栄養状態が良く、その体力も速さもなかなかのものだ。 しかしながらやはり基本的な運動能力が違う、今まで狩りで鍛えたちぇんの足には中々追いつくことが出来ないゲス達。 「さっさとまりささまのごはんさんになるんだぜ!」 「いまだよー!!!」 最もちぇんに近づいていたまりさに向かってちぇんは振り返り、ゆっくりにしては鋭い犬歯でまりさの顔に噛みついた。 顔の全面がごっそりと食いちぎられたまりさは、体を痙攣させて地面に倒れこむ。 「まりさああああああああ!れいむをおいてゆっくりしないでえええええ!これじゃあごはんさんがとれないでしょおおおおお!」 「しょせんげすなんだねー。おともだちがゆっくりしちゃっても、じぶんのことしかかんがえないんだねー。」 まりさの死体に文句を言うれいむに呆れながら、ちぇんは無防備なれいむに噛みつく。 まりさの後を追うように体を痙攣させてれいむもまたこの世から永遠におさらばした。 「すきありよおおおおおお!さいごにわらうのはこのありすなんだからあああああああ!」 「やべでええええええええええ!わぎゃらないよおおおおおお!」 一番後からやってきたありすがちぇんの後ろから近寄り、ちぇんをれいぽぉしようと体を擦りつけはじめる。 ありすの湿った体に不快感を感じ、ちぇんは泣きながら抵抗しようとする。 「「すっきりりいいいいいいいいいいい!」」 だがありすによって無理やりすっきりーされてしまい、ちぇんの額からはすっきりーによって茎が伸び始めてくる。 だがありすは一回だけで満足することはなかった。 「まだまだいくわあああああああ!」 そう言ってありすは再びちぇんですっきりーしようと体を動かし始めた。 ちぇんは何とか反撃をしようと、すっきりーされながらも考える。噛みつきも体当たりも出来ないこの体勢でちぇんは 唯一動くある部分での反撃を思いつく。 「ちぇんにはまだこれがあったんだよおおおおおおおおお!」 そういってかろうじて動かす事の出来た二本の尻尾で、ありすの両目にねじりこんだ。 痛みでちぇんから離れたありすに、ちぇんは最後の力を振り絞りそのぺにぺにへと噛みついた。 「ありすのぺにぺにがあああああああああ!」 痛みとぺにぺにを失ったショックから、ありすはショック死してしまった。 なんとかゲス達との戦いに勝ったものの、ちぇんはありすのすっきりーによって大きく体力を消耗していた。 額に生えた赤ゆ達に栄養を奪われて死ぬことはないだろうが、このままではどのみち衰弱死してしまうだろう。 意識が朦朧としているちぇんの前に人影が近付いてくる。 「おや?何やら騒がしいと思えば、生首の物の怪かえ。」 そう言って面白そうに近寄って来た美女は、山の中というには不釣り合いな着物を着ており、 人間であればあるはずの無い尻尾があった。ちぇんは美女に気づいて虚ろな目でその人物を見た。 「らんしゃまなんだねー。ごめんね、ちぇんはおれんじじゅーすさんとってこれなかったよー。」 「ほほ。お主はなにやら勘違いしておるようじゃの。まぁよい、ちと心を覗かせてもらうぞ。」 ちぇんの弱った体に触れ、目をつぶって何やら口の中で唱える。しばらくしてから、立ち上がった美女は興味深そうにちぇんを眺める。 「なるほどのぉ。番と仲間の為に薬を取ってこようとは。少し助けてやろうかの。」 袖口から何やら札を取り出しちぇんの体に張り付けると、そのまま美女はどこかへと去っていた。 それからしばらく時間が過ぎてちぇんが目を覚ますと、自分の体が変化していることに気づく。 「わからないよおおおおおお!どうしてちぇんにへんなものがはえてるのおおおおお!?」 突然胴付きとなってしまって混乱するちぇんだが、少しして落ち着くと自分の体に力が漲っていることに気づいた。 今までより早く動けるようだと思い、恐る恐る歩いてみる。 「わからないけどなんだかいつもよりはやくうごけそうだよー。」 一歩一歩よろけながら歩いていくうちに慣れてきたのか、ちぇんは二本の足で走り始める。 「わかるよー!まるでかぜさんみたいなんだよー!」 楽しそうにちぇんは町へと走りだす。 ちぇんが町へと着いた時には、あたりはすっかり薄暗くなってきていた。 始めてくる街に戸惑いながらも、ちぇんは長であるゆかりに言われたとうりにゆっくりがたくさんいる店を探し始める。 「あったよー。きっとここがゆかりしゃまがいってたばしょだねー。」 ゆっくりが多くうろついていた店を発見したちぇんはすぐにその店へと入って行った。 薄暗い店内を歩いていると、ちぇんは店の主人と思われる老人に声をかけられる。 「もう店じまいなんじゃが。まぁいい、何のようじゃいお嬢ちゃん。」 ここは老人がひっそりと経営している雑貨店だ。猫好きな老人が外に猫の餌を用意しているのに惹かれて多くの野良ゆっくりが この店の前にやってくるのだ。もちろんゆっくりに食わせる為ではないので、老人はゆっくりを見かけ次第潰しているが。 「変わった服を着ているのお嬢ちゃん。それにあの猫そっくりなゆっくりの帽子まで被って。」 「ゆ!?ちぇ、ちぇんはちぇんのまねをしてるんだよー。だけどにんげんさんなんだよー。」 何やら老人の視線が険呑なことに気づき、とっさに自分は人間だと誤魔化すちぇん。 訝しげにちぇんを見る老人だが、どうでもいいというようにちぇんに尋ねる。 「それで、何が欲しいんじゃ?あいにくうちはそんなに品ぞろえは良くないぞ。」 「おれんじじゅーすさんをください。」 そう言われて老人はクーラーボックスに入れて冷やしてある、紙パックに入っているオレンジジュースを取り出す。 最近では子供が遊びでゆ虐をするために、オレンジジュースを欲しがるのでわざわざ加工所産の物を仕入れているのだ。 「ほれ、一本でいいんかの。」 「えっとこれでもらえるだけほしいよー。」 そう言って渡された五百円玉を取り出そうとするちぇんだったが、慌てて床に落してしまう。 すぐに拾おうとして屈んだちぇんだったが、うっかりお飾りであるぼうしが脱げてしまった。 ちぇんの頭から隠していた猫のような耳が出てしまい、老人にそれが見えてしまった。 すぐに帽子を被りなおして五百円玉を渡すが、老人は怪しそうにちぇんに視線を向ける。 「ちょっと待っておれ。奥からジュースを取ってくるからの。」 はらはらするちぇんを置いて、老人は店の奥へと引っ込んでいった。 ちぇんから渡された五百円玉を明りに照らして調べだす老人。表面に触り、本物かどうか店の五百円玉と見比べる。 試しに擦りつけたりしてみたが、本物であると思いちぇんのいるレジへとオレンジジュースを持っていく。 「これだけじゃな。これがお釣りじゃ。」 「おじさんありがとうねー!」 オレンジジュースとお釣りを受け取り、ちぇんは老人にお礼を言って店から出ていく。 老人は少し考えこむが、すぐに店じまいをする準備と表にいるゆっくりを潰すことを始めた。 「ただいまー!ちぇんはおれんじじゅーすさんをとってきたよー!」 笑顔で群れへと帰ってきたちぇんだが、しかし群れのゆっくりは胴付きとなったちぇんに奇異の視線を向ける。 その視線におろおろとするちぇんだったが、長のゆかりがやってくるのを確認すると安堵の表情を浮かべる。 「初めまして胴付きのちぇん。今日はゆかりの群れに何のようかしら?」 ゆかりの言葉にショックを受けるちぇん。あんなに優しくしてくれたというのに、まるで初めてあうゆっくりのようの言葉に、 ちぇんは涙目でゆかりに訴える。 「ゆかりしゃまああああ!ちぇんはらんしゃまのちぇんだよおおおお!いわれたとうりにおれんじじゅーすさん とってきたのに、どうしてそんなこというのおおおおおおお!」 「ごめんなさいね、でもゆかりの群れには胴付きさんなんていないのよ。」 そう言うゆかりの視線は非常に冷たいものだった。養豚場の豚でも見るかのように、 可哀想だけど明日にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのねという感じだ。 「ほらあああああああ!ちぇんのおぼうしさんだよ!ちぇんはちぇんなんだよおおおおお!わかってねえええええええ!」 必死に自分が群れのちぇんだということを証明するように、お飾りである帽子を見せつける。 それでもゆかりの視線は変わらない。 「残念だけど、群れに入るためにお帽子を盗むゲスは多いのよ。だからお飾りだけじゃ家のちぇんと認めるわけにはいかないわ。」 確かに今までも群れの噂を聞いて群れのゆっくりのお飾りを奪って紛れ込もうとするゲスはいた。 だが金バッジであったゆかりの前に見抜かれ、せいっさいを受けることになったが。 「残念だけど貴方をちぇんと認めるわけにはいかないわ。今ゆかりの群れは忙しいから、早く出て行ってね。」 そうゆかりが言うと群れのゆっくり達はそれぞれの仕事をするために帰っていく。 最後まで残ったゆかりは泣いているちぇんに声をかける。 「胴付きさんなら、きっと人間さんの街で飼ってもらえるわ。だから貴方は町へ行きなさい。早くしないと雨が降るわよ。」 それでもちぇんは群れに残った。番である大好きならんに会おうと、怪我人が集められている洞窟に向かう。 しかし、洞窟の入り口で見張りをしている枝を加えた子まりさに威嚇される。 「へんなゆっくりがちかよらないでね!ちかよったらこのえださんでぷすぷすするよ!」 赤ゆであったころ世話をしていた子まりさにそう言われて、ちぇんは泣く泣く群れから出ていく。 だが買ってきたオレンジジュースとお釣りを入口には置いて行った。 「わからないよー、どうしてみんなちぇんのことがわからないのー。」 ちぇんは一人寂しく木の下で悲しむ。そうするうちにゆかりが言ってたように少しづつ雨が降ってきた。 ちぇんはもうどうでもいいと思い、体が濡れるのもかまわずそのまま眠ってしまった。 よく晴れた朝に、ちぇんは目を覚ました。 昨日のことを思い出し、ちぇんは憂鬱な思いで体を動かそうとする。 「あれ?ちぇんのからださんもどってるよー!」 気づくとちぇんは自分の体が元に戻っていることに気づく。どういうわけかは分からないが、 ちぇんは再び群れへと戻った。 「ちぇん!?今まで何処に行っていたの!皆心配したのよ!」 昨日とは違い、ゆかりはちぇんに優しい言葉をかける。 それを聞いてちぇんは嬉しくなり、ゆかりに涙ぐみながら答える。 「げすにおそわれてけがをしたんだよー!でもやさしいおねえさんがたすけてくれたんだよー!」 「優しいお姉さん?もしかしてあの胴付きのちぇんのことかしら。」 勘違いするゆかりだが、それを訂正しようとはしないちぇん。自分でもよくわからないのだから。 泣きながらゆかりにすりすりをしていると、洞窟から番であるらんが出てくる。 「ちぇえええええええええええん!」 「らんしゃまあああああああああ!」 元気な声で自分を迎えてきたらんに、ちぇんも力いっぱい声を出してらんに飛びつく。 二匹は今までの寂しさを埋めるようにすりすりをしていた。 おまけ ゆかりが家出した理由 「んほおおおおおおお!ゆかりんの少女臭良い匂いいいいいいいいいい!」 「やべでおにいざん!ゆかりのはずかしいところを嗅がないでえええええええ!」 「何を言うんだゆかりん!ゆかりんの匂いを嗅がないとお兄さん一日の元気が出ないんだよ!」 「それでもいやあああああああああ!」 「ツンデレなんだねええええええ!ツンデレなゆかりんも可愛いいいいいいいいいいい!」 飼い主であるお兄さんの激しいスキンシップに嫌気がさしたゆかりは、身の回りの物をまとめるとそのまま家を飛び出す。 町の恐ろしさを知っているゆかりは、そのまま近くにある山へと向かった。 そこで長を亡くして混乱している群れに入れてもらい、その知識を群れの為に使いたちまち新たな長となった。 後日ゆかりがいなくなったことに気づいたお兄さんは裸で寝ていたにもかかわらず、ゆかりを探すために外に出て警察のお世話になることになった。 後書き これにて基本種胴付きコンプリート!元ネタというか、スレで『手袋買いに』という単語があったのでこのSSを思いつきました。 中々良いアイディアが湧かずにまた悪魔さんに頼ってしまいました。 本当は藍様を出そうと思いましたが、そのまま連れて帰っちゃうような気がしたので、日本に居たという玉藻前という 狐の妖怪にちぇんを胴付きにしてもらいました。 何でちぇんが戻ったの?と疑問に思う方、原作である東方の橙は藍様に式神を付けって貰っているんですが、 どうも水を被ると式神が外れてしまうようなんです。 SS中でも玉藻前に式神を付けってもらって胴付きにはなったけど、雨に濡れて結局元の胴無しに戻ったというわけです。 ごめんね、作者の力量不足で後書きで説明しないと分からなくて・・・。 餡コンペに向けてただいま苦悩中のHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆかり種って知能高いはずなのに、ちぇんに気付かないのか? リアル九尾はちぇんの記憶を読んでから変化させてるから、 同一ゆん物と判別できるヒントを残していると思うけど・・・? じゃないと「人間の少女」ではなく、わざわざ「胴付き」に変化させた理由が無い。 -- 2018-03-28 20 58 01 HENTAI兄さんが原因かいwww -- 2014-08-02 11 30 34 おにいさんのなかみはかすたーどさんなんだねー。わかるよー。 -- 2014-06-06 07 48 27 おにいさんは今自宅にいた嫌がるゆかりんの姿と怒る警官の姿を頭に浮かべながら・・・・・ -- 2012-07-27 19 53 39 かいゆっくりに嫌われるお兄さんもいるのか… -- 2010-12-11 00 25 16 東方オフスプを思い出した -- 2010-09-27 23 37 42 お兄さんはレイパーじゃないよ!ゆかりんが魅力的すぎるから、お兄さんは少女臭中毒になっただけだよ!! -- 2010-07-24 04 12 31 ゆかりん家での原因のお兄さんがレイパーじゃねーかwww -- 2010-07-24 04 06 55 少女臭の良さがわかるとは、良い感性をしてるね。 -- 2010-07-15 17 18 31
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1805.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル/コメントログ」 そりゃ、借金しても買うわな。うん。 -- 2010-06-16 02 25 31 大変夢があるいいお話 -- 2010-06-17 02 26 24 黒白ハッキリ(笑) -- 2010-07-23 08 33 26 ゆっくりさとりも、こんな感じで心が読めるんだろうな・・・ -- 2010-07-26 05 39 04 めーりんとみょんだけで十分幸せだろ -- 2010-08-06 11 08 17 金ゆっくりざまあwww -- 2010-08-10 17 41 36 これが浸透すれば 善良は誤解で不幸になる事も無くゲスざまあな平和な世界になるな -- 2010-09-07 02 44 23 随分と庇護欲をくすぐるうどんげですね。飼いたい。 -- 2010-09-20 16 37 40 これいいなぁ。 ゲス退治は最高なアイテムだ。 どんげ、俺もほぴぃ;; -- 2010-11-14 21 29 01 今のところ徒然あきさんの作品で一番好き -- 2010-11-23 19 37 19 いいっ実に良いなぁっ!うどんげっ!この胸に満ちるモノ…これは正しく愛っっ!!! -- 2010-11-29 04 28 37 巻き添えくらって加工所送りになったまりさに合掌 -- 2010-12-11 16 40 12 うどんげえええええええええええええええええええええ!! -- 2010-12-12 00 45 32 媚びっ媚びだな、うどんげ -- 2011-01-13 22 46 26 うん、まるで娼婦のように媚びまくってるな、うどんげ。 -- 2011-02-09 07 21 58 この話の続編を求む(´Д`) -- 2011-08-15 16 37 16 巻き添えくらったまりさはなんで加工所に? ともかく、いい話だった -- 2011-08-24 08 57 51 やっぱり胴付きうどんげはゼロがいっぱいなのか・・・でもほしい! -- 2011-11-14 03 56 59 えーき様にぴったりだな -- 2011-12-01 05 52 16 よいぞっ! -- 2012-04-11 02 22 03 通常種にしかゲスが居ない不自然さと、ゆっくりにウソを吐くことすら許さない理不尽さを除けば、本当に面白かった。 -- 2012-04-15 10 20 36 胴付きうどんげっかわっ -- 2012-06-28 08 07 01 ドスまりさは正直者だな。 -- 2012-09-11 21 56 49 うどんげを巡る三人のやりとりが面白かった -- 2012-12-04 20 59 43 ・・・このうどんげは「ゲラ」と言わないのか? -- 2013-03-09 19 31 00 すばらしい良作! -- 2013-07-02 15 09 44 このうどんげ…可愛いから欲しいな -- 2013-08-06 10 28 29 ドスがかわいい -- 2015-07-19 14 52 27 胴つき うどんげかわいー♪ -- 2016-05-28 14 34 53 久しぶりに平和だった! -- 2017-05-25 22 04 23 まじかよ高性能 -- 2019-03-30 01 40 19
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1804.html
―四股付きゆっくり― 四股付きゆっくり、これは今までにないゆっくりの亜種であり、胴付きとは違いゆっくりの足の裏、通称あんよに四つほど突起物が付いているものである。近年では、れいむ種を皮切りに別種のゆっくりにも見られゆっくりの進化の一つとして研究されている。 今回、我々は〇〇県のゆっくりセンター内にて、自然界における四股付きまりさの撮影に成功した。いかに四股ゆっくりが生まれたのかを克明に表現している物である。是非ともご覧頂きたい。 まりさはドスまりさの群に所属するごく普通のゆっくりでした。土埃で薄汚れてはいましたがスキの通る綺麗なブロンドの髪にぷにぷにほっぺ。立派にとんがったお帽子さんにニヒルな笑顔。 「ゆふふ! まりさがいちばんかっこいいのぜ!」 お調子乗りだけど、どこか頼りがいのある普通のまりさです。 ですが、幸せは唐突に消え去ってしまうのです。 「どどどどどどどどすぅううううう!!! たすけてぇえええええええ!!!!!!!!!」 広場からゆっくりできないまりさの声を聞きつけ、どすは急いで駆けつけました。 「ゆゆ!? みんなどうしたの!!?」 群の皆が集まって一匹のまりさを包囲しているのです。 「みんながいじめるのぜぇえええええ!!!!!!!!!」 「ゆゆ! それはゆっくりできないよ!! みんなやめてね!!!」 いつもなら鶴の一声ならぬドスの一声で静粛にするみんなでしたが、今日は違います。まりさをじっと凝視したままなのです。 「ゆっくりできないよ!! どーゆーことかせつめいしてね!!!」 痺れを切らしたドスの一声で群がっていた一部のゆっくりが場所を空け、ドスにまりさを見せました。 「こ、これは……ゆっくりできなぃぃいいいい!!!!!」 まりさの足に四本の突起物が生えているではありませんか。 「ち、ちがうのぜぇええええ!!!!!!!」 まりさは必死になって足を隠そうとしますが、生えたばかりなので足を折りたたむ術を知りませんでした。 『ゆっくりできないまりさはどっかにいってね!!』 なし崩しに群を追い出された四股まりさは森の中をトボトボとさ迷いました。 「ゆぅ………」 今まで仲良くしてきた仲間たちに歯をむき出しにされ攻撃されたことを気に病んでいました。動かし慣れてない四股を必死に動かしながら逃げている姿が脳裏に浮かび、更にゆっくり出来ませんでした。 「どぼじでごんなものがはえできだの……」 シクシクと口を噛みしめて悔し涙を流しました。ですが、状況は変わらず四股が体を支え続けるのです。 「こんなへんなのいらないよ!!」 地団駄を踏みつけながら四股に八つ当たりをしますが、返ってくるのは痛みだけでした。 「ううう………」 「そこにいるのはだれだ?」 「ゆっ!?」 背後を振り返ってみるとそこには胴付きふらんが立っていました。 「いったいどうしたんだ?」 「ゆ、あ、あ、あ……」 いつもの調子ならばふらんだと叫んで半狂乱になりながら逃げていたでしょう。ですが、四股まりさには絶望に絶望を重ねた結果となりその重しが四股まりさを硬直させました。 「た、たすけて」 ガタガタと足を震わせながら四股まりさは命乞いをしました。 「べつにころすきはない。ただ、こんなところにゆっくりがくるのはめずらしかったから」 安心したまりさは伏せていた顔を上げました。 「そのあし、どうしたんだ?」 「ふ、ふらんもどうしたのぜ……」 このふらんも普通とは違うゆっくりできないふらんでした。お帽子を被ってはおらず右目もひとつ足りない。お洋服も所々ちぎれていて靴も履いていませんでした。 「これはへんなどうつきにやられた」 後々判明したことですが、職員の一人がこのふらんに性的暴行を働いたそうです。もちろん、ゆっくりの生存権・動物愛護管理法に基づいて解雇処分と禁固3年の厳罰を与えました。 「それはゆっくりできないね……」 四股まりさは自分の状況を考えふらんにも当てはまると考えました。お帽子やお洋服などのゆっくりにとっての飾りは自分を証明するものであり、それがなければ仲間として認識されず最悪凄惨な虐待を受け殺されてしまうのです。 「よかったらいっしょにくらす?」 ふらんが人間から逃げ出し群から追い出されて三ヶ月。ゆっくりにとっては長い長い時間です。その間に襲ってくる孤独を紛らわせたいがためにまりさに声をかけました。また、詳しい話は聞いていないけど四股まりさも自分と同じだと感じ共感を覚えたからです。 「ゆん、いいよ」 四股まりさも同じです。 一匹のまりさが狩りをしていました。 「やべでぇええええ!!!!!!」 他の仲間がいないのを確認してふらんがまりさを襲ったのです。 「やめない」 容赦なくふらんの正拳突きがまりさの目に突き刺さります。 「うぎゃぁああああああああああ!!!!」 「うー!」 力加減を間違い潰してしまったのでもう片方の目と眼光の間に五指を差し込みました。 「いぎゃああああああああ!!!!」 あまりの痛みにまりさが暴れだし、スポンと目を取ってしまいました。 「あとはあまあまにしてやる」 「もうかんべんしてくださいいいい!!!!」 ふらんの住処は危険性を考慮して、ドスが統治していない群の近くに築いています。また、ほかの同族が襲ってくる可能性も考えて羽のない基本種と同様、洞穴に住んでいます。 「かえった」 「ゆあああ……」 餡子漏れで弱りきったまりさを乱暴に地面に叩きつけました。 「ゆげ!」 「ゆゆ! きょうもありがとうなのぜ!!」 四股まりさがひょこひょことまりさの前に出てきました。 「や、やべぇ、ぎゃぁあああああ!!!」 共食いは禁忌ですが、四股まりさはなんの違和感も感じません。なぜなら、ふらんとの生活で慣れてしまったからです。 当初はふらんが取ってきたゆっくり達に同情をしましたが、四股まりさを見ては侮辱するゆっくりが多く、四股まりさは自分は基本種とは違うゆっくりであることを意識付けられたのです。 「むーしゃむーしゃ、それなりー」 「あ、あ、あ、あ、あ、あ、」 痙攣し続けるまりさを無視し、四股まりさは体の半分を食べました。残りをふらんが食べます。取って来た側が食べさしを食べるのはどこかおかしいと思えるかもしれませんが、食べられたショックでまりさが甘くなっているので食べさしの方が美味です。 「おいしい」 「ゆ~しょくごはゆっくりするのぜ~」 「う~」 今日もこっそりと二人のゆっくりを確かめ合いました。 「ふらん、まりさはすごいことをかんがえたのぜ」 お外でこそこそ遊んでいるときにまりさはピンとひらめいたのです。 「なに?」 「いぜん、まりさのせなかにふらんがのったでしょ。あれをすればふらんもまりさもさいきょーになれるのぜ!!」 お馬さんごっこの事だろうか。ふらんは首をかしげました。 「それがなんでだ?」 「まりさははっけんしたのぜ! まりさはしゅんそくさんなのぜ!!」 確かに、四股まりさの足は早い。ふらんが本気で飛んでも追いつかない程なのです。これは食生活が良くなったせいでまりさの体が成長したというファクターも存在します。 「まりさはきづいたのぜ! このあしさんはゆっくりしたまりさへのおくりものなのぜ!!」 この発言通り、四股まりさの足は進化の過程に出来たものです。移動の遅いゆっくりでは捕食種やその他の動物に対して捕まりやすいから、足が生えスピードが増したという学説があります。 「まりさのしゅんそくさんとふらんのぱわーであいつらにめにものみせてやるのぜ!!」 「ふらんだ!! はやくにげろぉおお!!!」 叫んでいる暇があれば逃げればいいのにそうはいかないのがゆっくりです。 「いやぁあああああ、ぐ……もっと…ゆっくり………」 「ばりざぁあああ!!!!! あぎっ!」 四股まりさに跨り長めの樹の枝を振るいながら基本種を次々と殺していきます。四股まりさとふらんは試しにどれほどの力があるかを確かめるために餌場にしていた基本種の群を襲うことにしたのです。 「ゆゆ! いいきみなのぜ!! れっとうしゅはすみやかにしね!!!」 「うーこれできがすんだか?」 これはまりさの恨みが含まれていたのもふらんは承知しています。本当なら騒ぎを起こさずにひっそりと生きていけばよいと考えていたのですが、無二の親友であるまりさのことを思えば付き合うほかなかったのです。 「ゆふふ、まだまだやるのぜ!! きばふらんはさいきょうなのぜぇえええ!!!」 これから先、ゆっくりっできないだろう。それでもふらんはまりさの為なら死ねると考えています。 ここまでが撮影したぶんである。その後ふらんと四股まりさがどうなるかはわからない。多分、ドスや基本種の集団に殺されるであろう。 作中にもあったとおり、四股が生まれた理由はシンプルに進化の過程であるという学説がある。速度や地面との接地面積を減らすため等。だが、ある研究では遺伝子疾患である可能性を指摘されている。ゆっくりは極端に胴付きを嫌う傾向にあるのは有名な話であり、それらを踏まえてゆっくりは進化を嫌う保守派な生き物として考えられている。今回のまりさに関しては足が早くなりたいという気持ちが四股にしたのではないかという推測もある。ゆっくりは尋常じゃない速さで遺伝子を自分で組み替えることができる生物なので学説としては十分信頼のできるものである。 結果としてどの学説が正しいのかは分からない。だが、まりさも言っていた通り、これはギフトであり、ゆっくりの世界にセンセーショナルを巻き起こすものになるのは間違いない。 書いたやつ anko1864 まりさは“英雄ん”なのぜ! 1 anko1876 まりさは“英雄ん”なのぜ! 2 anko1986 まりさは“英雄ん”なのぜ! 3 anko1992 まりさは“英雄ん”なのぜ! 番外編 anko1995 まりさは“英雄ん”なのぜ! 4 前編 anko1999 まりさは“英雄ん”なのぜ! 4 後編 anko2026 ゆっくりの権利 anko2089 此の世のひがん anko2108 ゆっくりしていってねだどー☆ 詳しく書く力がありません。後続の部隊に任せた。 by嘘あき
https://w.atwiki.jp/auaukobe/pages/51.html
ゆっくりぱちゅりー ゆっくりぱちゅりー 中身は「クリーム」 ふたば 体が弱く喘息持ちのゆっくり。希少種。 人間がちょっと小突いただけでも死んでしまうことがある。 本が大好きで(饅頭にしては)頭が良く簡単な漢字なら読める個体も居る。 亜種 (胴付き)ゆっくりぱちゅりー 虐待スレ版 基本的にはふたばと変わらないが、人間を格下扱いし 人間の家に入り込んで本を盗んだりだめにしたりする。 (これはゆっくりが舌で本をめくる為べとべとになってしまうから。) また野外で本を持ってる人を見ると自分の本だと主張し人間を泥棒扱いしてくることもある。 これらは大抵、強い個体の影で隠れて図に乗って生きてきたか純粋に頭の悪いパチュリー種であると明言しておく。