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【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“駝鼓の乱囃”(だこのらんそう)。炎の色は桧皮色。 [仮装舞踏会]の禁衛員。“祭礼の蛇”坂井悠二たちが『久遠の陥穽』へ向かった際、要塞守備隊として『星黎殿』に留まっていた一人。野太い声で、へりくだった丁寧な口調で話す男性。 外見は、中身が空っぽの埴輪のような鎧。複数体に増殖する能力を持っていた。 実は、鎧は遠距離操作で動く傀儡に過ぎず、自在法『ビト』で生成した蜂が入り込んでいた。本体は、緩い衣を纏った直立するヒトコブラクダ。 鎧のほか、『ビト』で蜂の大群を作り出し、操ることができた。 『万条の仕手』ヴィルヘルミナたちによるシャナ奪還計画によって『星黎殿』が内側から攻撃された際、フェコルーの命を受けて侵入経路と他の侵入者を捜索していた。 上記のフェコルーの命令で『星黎殿』内部を捜索中、『贄殿遮那』と異能の力を取り戻したシャナと遭遇。力尽くでこれを押さえにかかるが、ほぼ反射のみであしらわれ、最終的には新たな力に目覚めたシャナに本体の居場所を見抜かれ、シャナの『断罪』によって討滅された。 【元ネタ・由来】 ソロモンの72柱の悪魔“エジプトの悪霊”ヴアル(Vual)の別名ウアル(Uvall)。序列47番。召喚者の前にヒトコブラクダに乗って、あるいは直立したヒトコブラクダの姿で現れる。 過去・現在・未来の知識をもち、召喚者が望む女性の愛を手に入れてくるとされる。 「駝」はそのままラクダの意味であるが、家畜に物を負わせるという使い方もある。「鼓」は、ここでは振るわす、鳴らすと解釈する。「乱」は調子・秩序が乱れた様子、「囃」は伴奏の音楽自体やそれを奏でること、または評判を広めたりおだてたりする意味も持つ。 真名全体では、「駱駝の背に乗せた鼓で鳴らされる調子外れの音楽」という意味だと思われる。 自在法『ビト』で操る蜂の羽音は、時に音楽の題材とされる。他者を持ち上げる性格も、「囃」の字で表される本質を現したものなのだろうと思われる。 【コメント】 ☆口絵で堂々と本体が出ているが良かったんだろうか。 ☆多分こいつは捜索猟兵だと推測されていたが、実際は禁衛員だった。 ☆フェコルーへの連絡後、蜂は消失しているので、『ビト』は蜂を使役する自在法ではなく、蜂(“燐子”?)を生成する自在法では? ☆↑“燐子”はこの世の物体に“存在の力”を吹き込んだものだから、簡単に出したり引っ込めたり出来ない。あくまで蜂の形をした自在法なので[とむらいの鐘]の『九垓天秤』ジャリの『五月蝿る風』に近い‥‥使役すると書くと確かにユーリイ・フヴォイカの『隷群』のような自在法と混同するかもな。 ☆↑修正しました。 ☆「使役」という言葉は、自分で作り出したものか否かを問わず、自分以外のものを意のままに操ることだと思うのだが。まあ、枝葉末節か。 ☆数の上で劣るんだろうが埴輪の鎧を延々と作り出して戦う手法はオルゴンの使う『レギオン』に似ている。 ☆能力などの元ネタは音もなく勝手になる太鼓から来てると思われる。蜂を操る能力や真名の「駝鼓」からも見て取れる。 ☆アニメ第3期では埴輪鎧の他に、直立したヒトコブラクダの分身も無数に出現させていた。本体の位置をより分かりにくくさせているがそれだけに、“存在の力”の流れを看破する『審判』の良い生贄にされてしまった。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやウルリクムミやジャリやチェルノボーグやモレクや[百鬼夜行]のギュウキやパラとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、[黒い蛇団]の一員として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、サブラク・ロシュフォール伯爵の従者として登場している。
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タイプ:王/疎/再:王道型/疎遠型/再会型 年齢:同/上/下:同年/年上/年下(数字は差) 住所:隣/向/近/棲:隣/向かい/近くに住んでる/同棲 目覚まし:来/行:朝起こしに来る/行く(朝のみの場合は来る) 約束:小さいころの約束(それに類するもの)の有無。または内容 性格:完:完璧系 ポ:ポンコツ系 ツ:ツンデレ系 強:強気 弱:弱気 不:不思議ちゃん 関係性:妹/等/姉/片/許婚:妹分/対等/姉貴分/主人公が幼馴染に片想い/許婚 2011年 編集 名前 タイトル タイプ 年齢 住居 目覚まし 約束 性格 関係性 備考 リンク 野々宮 千紗 AQUA 再会 同 隣 温厚 青桐 ことの Canvas4 アクロウムエチュード 王 隣/居候 行 おっとり 姉弟同然 イクシア 魔法少女イクシアhttp //erectlip.amuse-c.jp/product02.html 気弱 浄化 魔法少女 一枝苺 そらいろメモワール -Precious summer vacation!- 王 下 隣 来 結婚 快活 妹 世話焼き 天神加恋 再 同 遠 再会 お嬢様 氷上河シア 再 同 遠 待合 冷静 春日部ゆりか 再 上 遠 庇護 ポ 白川 玲央奈 黙って私のムコになれ! 王道 同 研鑽 ツン 許婚 お嬢様 FDあり/玲央奈アフター E G 甘夏 ぷりん 星の王子くん 快活 友だち 浅霧 ちはや 朧小町 王 同 ツ E G 朧沢 紫子 王 同 姉 穂坂 陽奈 With Ribbon 王道 同 近/棲 来 有 ポ 槇喜屋 澄香 疎遠 下 遠/棲 ツン 妹 お嬢様 槇喜屋 華澄 上 遠/棲 清淑 姉 お嬢様 相澤 まひる フラグへし折り男 王 同 来 勝気 家族同然 相澤 悠 王 下 控えめ 妹 楠 若菜 ろーるぷれいんぐがーる!! 王 年齢 同アパート 来る 大雑把/世話焼き 付かず離れず 関西弁 月島 めぐる 年齢 住居 目覚まし 約束 不思議系 友人 上坂 梨乃 コイ☆カツ! 王 同 隣 快活 友達 G ユノー・ヴェルデ 蒼穹のソレイユ 上 強くなる 姐御肌 姉・上官 初めての相手 柚 猫撫ディストーション猫撫ディストーション Exodus 王道 同 隣 来 強気 世話焼き 赤澤 優菜 初恋タイムカプセル 王 同 同じ荘 おっとり 管理人 黄檗 美桜 王 快活 黒葛原 舞花 王 同 同じ荘 おしとやか 腹黒い 緑野 杏愛 王 下1 人見知り 妹分 白姫 和葉 再会 同 同じ荘 強気 水瀬 央 ぶら ぶら 王 同 ツッコミ系 腐れ縁 不憫 皆口 瞳 王 同 天真爛漫 一方通行 男の娘/要追加パッチ 吹石 琴美 シークレットゲーム CODE:Revise リベリオンズ 王 同 温厚 理解者 E G 高良 月乃 ぜったい絶頂☆性器の大発明!! ―処女(おとめ)を狙う学園道具多発エロ― 王道 上 近 庇護 強気 姉 敵対 穂坂 陽奈 With Ribbon 王道 同 近/棲 来 有 ポ 槇喜屋 澄香 疎遠 下 遠/棲 ツン 妹 お嬢様 槇喜屋 華澄 上 遠/棲 清淑 姉 お嬢様 中原 あかね とらぶる@すぱいらる! 再会 下 同アパート ツンデレ 同僚 中原 かえで 再会 下 同アパート 小悪魔 同僚 風間 ことり 恋祭☆綺想カメリアノート 王 弱気 友達以上恋人未満 忍者 淡島 茜 めちゃ婚! 王道 同 結婚 天然 通い妻 桜島 萌 王道 上 従姉 沢渡 咲 王道 同 ツン 槙野 萌菜香 デュエリスト×エンゲージ 王道 同 隣 行 結婚 ツン 桐生院 椿 ムコ取り十番勝負! 王 上2 近所 結婚 おしとやか 姉・初恋 桐生院 スズカ 王 上1 近所 ツンデレ 喧嘩友達 桐生院 美姫 王 下2 近所 小悪魔 妹 奈瀬 あずみ PrimaryStep 王 同 隣 行 ツンデレ 薬師寺 蓮 Marguerite Sphere -マーガレット スフィア- 王道 上 近 快活 お嬢様 大浦 美桜 王道 同 向 ツン 緑川 なのはな 再会 下 純真 テレーゼ・コンラート ヴァニタスの羊 王道 上 旅 帰郷 温厚 姉 伊勢 春佳 relations sister×sister. 疎遠 同 隣 快活 OP前に関係修復 鵜瀬 麻由子 もろびとこぞりて ~JOY TO THE WORLD!THE LORD IS COME~ 王 同 有 完 E G 星宮 美悠 CURE GIRL 王道 同 近 快活 桜乃 佳奈多 サクラの空と、君のコト 王 同 約 温厚 病弱 羽根坂 千春 王 下 ワンコ系 後輩 塚原 麻衣子 Worlds and World's end -ワールズ・エンド・ワールズエンド- 再 同 天然 月島 碧 再 上 奔放 姉 橘 美優 あかときっ!-夢こそまされ恋の魔砲-あかときっ!!-花と舞わせよ恋の衣装- 王道 同 隣/寮 大志 純真 エリナ 超魔汁!~精液充填ダンジョン攻略~ 同 やきもち焼き いつも一緒 由布 澄光香 でりばらっ! -deliverance of strays- 定期 下 棲 純真 従妹 実質姉妹√で単独√無し 由布 明日香 定期 上 棲 温厚 従姉 沖原 琴羽 カミカゼ☆エクスプローラー! 再 同 近 天城 結衣 愛しい対象の護り方 再 同 有 完 E G 槙島 祐未 恋ではなく ――It’s not love,but so where near. 疎 上 姉 主人公 E G 幹 那有多 夏雪~summer_snow~ 王道 同 近 献身 ツン 幼少編→中等編→現代編 宮沢 純葉 定期 同 遠 目標 快活 荻原 杏子 CAFE SOURIRE 再会 同 棲 一緒 内気 個別でイメチェン 水島 芹花 王道 同 隣/棲 ツン 義妹 親同士の再婚 水島 香澄 王道 上 隣/棲 温厚 義姉 御子柴 伊織 学園退魔! ホーリー×モーリー 王 同 同居 強気 兄妹同然 バッドエンドに凌辱展開あり(通常はなし) 足原 菜穂 おさこん~幼馴染みとイチャラブ結婚活動~ 王 下 隣 来 結婚 健気 従妹 半通い妻 白金 せれな 王 同 結婚 デレ・やきもち焼き 家族ぐるみ 蒔枝 璃緒 王 同 結婚 親友 グラビアアイドル 橘 花珠 すきま桜とうその都会 再会 同 棲 来 御祝 天然 記憶喪失 高千穂 柚希 なでしこドリップ 王道 同 隣 来 ツン 水城 美羽 再会 下 遠 来 結婚 快活 従妹 樟木 瑛菜 アネイロ 再会 上 強気 姉 片瀬 観琴 フローライトメモリーズ~いつかきっと、約束の場所で~ 再 同 再会 温厚 本郷 はるな 電激ストライカー 超電激ストライカー 再会 同 家庭的 茜扇 弓音 雪鬼屋温泉記 再会 上 許婚 同僚 黒槍 七美 再会 同 客 緋川 杏 再会 下 後輩 同僚 真中 合歓 euphoria 再会 同 有り 傲慢/健気 憎悪/支え 真の幼なじみ 津嘉山 渚 雨芳恋歌 再会 下 従順 妹/教え子 元カノの妹 夏乃目 沙耶 処女と魔王とタクティクス 王 同 ツン 敵対 三島 葉子 眠れる花は春をまつ。 -spring come- 上 棲 結婚 冷静 従者 戌笛 なゆ よめはぴ~You Make Happy!~ 再会 下 寮 純真 妹 依存 清乃宮 みつ 再会 上 寮 結婚 堅物 姉 湯川 涼 いきなりあなたに恋している 同 棲 研鑽 ツン 許婚 毒舌 如月 澪 いろとりどりのセカイいろとりどりのヒカリ 王道 同 近 ツン 世話焼き 夕星 羽音 天使の羽根を踏まないでっ 王 居/同寮 高貴 恩人・主従 お嬢様 夏日 ひかる 再会 上 しっかり者・強情 夏日 照 再会 同寮 ポンコツ 友人 十二次 憩 再会 上 マイペース お気に入り 七瀬桜火 ブレイズハート 再 同 長谷川 雪乃 闇色のスノードロップス 再会 下 棲 行 ツン 陵辱有り 緒川 悠依 再会 下 病院 結婚 純真 従妹 野々原 愛美 妹恋~しすこい~ 王道 同 近所 来 結婚 堅物 通い妻 鷺澤 千帆 Princess Evangile~プリンセスエヴァンジール~ 再会 同 あり 快活 誤解 FDあり 初芝 希沙 ダイヤミック・デイズ 王道 同 近 残念 相棒 柚屋 みゆ ラブライド・イヴ love-bride eve 王道 同 隣 天然 柚屋 りおな 王道 下 隣 梨月 沙羅紗 王道 同 雛緑 千羽 ぽちとご主人様 再会 下 同棲 あり ワンコ系 妹 ペット 塚本 七海 秋風ぱーそなる 再会 同 あり 天然 高橋 香織 王 同 強気 喧嘩友だち お嬢様 香住 愛 とらバ! 王 年齢 隣 快活 家族同然 藤沢 蛍 どうして抱いてくれないのっ!? ~女の子だってヤりたいの!~ 王道 同 寮 不離 快活 柊 蓮 再会 下 純真 妹 男の娘 羽鳥 詩 未来ノスタルジア 王 同 マイペース 友だち ゲーム好き・お嬢様 紅月 詩音 D-EVE in you 下 素直 生徒・P アイドル 高咲 ほのか ユユカナ 王 同 隣 ツンデレ・完璧 日下部 みはる シュクレ 同居 お調子者 家族 OL 和晃院 静佳 シオンの血族 同居 姐御肌 親戚 西 真由子 プリンセスX プリンセスX FD 王 同 近所 結婚 ツンデレ 腐れ縁 病む 深菜川 夕陽 your diary 王道 同 棲 有 快活 世話焼き 広崎 かなで 王道 下 隣 内気 妹 水無瀬 紫 Lunaris Filia ~キスと契約と真紅の瞳~ 王道 同 近所 清淑 お嬢様 神代 ほのか らぶ2Quad 王道 下 隣 来 温厚 妹 通い妻 姫百合 愛 SuGirly Wish 王道 同 隣/寮 柔和 同じ寮/実家も隣 天原 早百合 姉はカノジョで専属メイド 王道 上 近/棲 来 天然 姉 堂島 さゆ ネこグリ。~ネクラと恋のグリモワァル~ 現実主義・ベタベタ 姉 希咲 美桜 ワルキューレ・ロマンツェ[少女騎士物語] ワルキューレロマンツェMore&More 王道 同 近 来 温厚 世話焼き FDあり 晴華 瑠波 神聖にして侵すべからず 王道 同 棲 行 忠誠 主人 樫村 操 王道 同 近所 快活 白川 小鳩 たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと 王道 同 近/寮 来 快活 世話焼き 木ノ本 咲耶 恋愛0キロメートル 王 同 隣 ツンデレ 腐れ縁 家族交換 木ノ本 実咲 王 同 隣/同居 温厚 木ノ本 マヨ 上1 隣/同居 しっかり者/家ではだらけ 姉 木ノ本 乃来亜 下1 隣/同居 やかましい 妹 木ノ本 華 下2 隣/同居 毒舌 妹 宮前 そのか せきさば!~私立せきがはら学園女子サバイバルゲーム~ 王 同 行 天然 美槻 七海 Master×Re master 王道 同 隣 来 快活 園部 伊織 疎遠 同 近 冷静 春木 深陽 王道 下 近 温厚 妹 ヤンデレ 佐倉 水希 晴れときどきお天気雨 王道 同 近所 来 ツン 通い妻 八束 愛姫 Strawberry Nauts 再会 同 寮 凛デレ 悠木 夏海 春季限定ポコ・ア・ポコ! 王道 同 寮 ツン 悠木 春花 死別 同 快活 非攻略 一 桜 王道 同 寮 奔放 高姫 美琴 彼女は高天(そら)に祈らない 王道 同 近所 温厚 ヤンデレ アフターSS 鞍月 柚南 放課後キッチン 王 のんびり屋 月永 杜和 恋するコトと見つけたり! 再会 同 同 来 約束 負けず嫌い 許嫁 鈴瀬 皐 王 下 隣 恥ずかしがり屋 従妹 病弱 浅井 茶江 お前のパンツは何色だ!? 再会 同 残念 ストーカー 島 咲子 再会 下 一緒 冷静 妹 電波 宇佐見 美佳代 みとどけびと 王道 同 残念 商業DL販売 2010年 編集 名前 タイトル タイプ 年齢 住居 目覚まし 約束 性格 関係性 備考 リンク 川越 小枝子 はるかぜどりに、とまりぎを。 2nd Story~月の扉と海の欠片~ 王 同 棲 不離 ツン 前作の前日譚 沖奈 小雪 再 同 棲 従妹 椿捺菜 涼風のメルト 王 同 隣 来 有 完 E G 服部彩 恋色空模様恋色空模様 after happiness and extra hearts 再 同 向 再会 ポ E G 藤井澄佳 AngelRing 王 同 隣 完 E G 水原小春 さくらビットマップ 王道 同 隣 来 有 ポ 通い妻※棲 E G 泉道ゆのか 王道 下1 近 ツ 対等 春日いろは 黄昏のシンセミア 再 同 近 E G 稲垣美里 再 上 諏訪美風 Green Strawberry 再 同 有 同じ寮 E G 神山美鈴 ド田舎ちゃんねる5 王 同 近 ツ E G 大和田幸 王 同 近 ポ 水鏡蓮 王 同 近 笹野希美子 王 上 近 一ツ橋神奈 あまつみそらに 王道 同 棲 快活 E G 帷千紗 王道 同 近 静淑 桐島凛 ぜったい遵守☆強制子作り許可証!! 王道 同 隣 遵守 ツン E G 桐島美咲 王道 上 隣 奔放 姉 豊姫みのり きゃん☆フェス!~いたずら魔女とナイショの学園祭~ 王道 上 姉 世話焼き E G 菱木奏 ひのまるっ 王道 同 隣 ポ E G 倉瀬秋奈 まじからっと☆れいでぃあんと 王道 上 隣 来 有 柔和 通い妻 E G 遠藤沙弥 キサラギGOLD★STAR 王道 同 隣 行 快活 (長屋) E G 羽音々翼 王道 同 隣 行 (長屋) 藤丸命 王道 同 隣 行 静淑 (長屋) 蓬田奈々子 上 近 温厚 姉 木野 まどか Elle PrieR しあわせの欠片をさがして 王道 上 隣 来 有 温厚 恋人 世話焼き 同一人物 E G 門真 このみ 同 棲 那須 みのり 王道 同 近 高階耀子 シェイプシフター 王 同 近 来 姉 E G 白鳥里桜 天の光は恋の星 王 同 強 E G ソシア・リュウソウジ 乙女恋心プリスター 疎 同? ツ 生徒 (同建物) E G マクゴールド・リエリィ 王 同? 不 (同建物) 御巫伊吹(イブキ) プリズム☆ま~じカル PRISM Generations! 王 同 来 FDあり E G 和知百合(ユリ) 王 同 棲 FDあり 佐久沙 いつき 恋神 -ラブカミ- 王道 同 近所 堅物 姉 世話焼き E G 鳥羽奏 あまあね鳥羽奏とハネムーン愛ランド 王 上 棲 来 結婚 E G 中条凛 クール会長凛のいいなり1週間 王 同 近 ツ E G 武田信玄 桜花センゴク 再会 同 有 強気 E G 双葉紺乃 こんそめ 王道 同 温厚 世話焼き E G 汀 竜子 再会 下 棲 妹 和泉しのぶ すてぃーるMyはぁと~Rhapsody of moonlight~ 王道 同 ツン 逢坂つぐみ 恋愛催眠~ツンな彼女がデレる催眠~ 王 同 隣 ツ EG 佐倉七海 秋空に舞うコンフェティ 上 近 温厚 姉 同アパート 住吉千里 恋と選挙とチョコレート 王 同 有 強 E G コレット・マレ airy[F]airy~Easter of Sant’Ariccia~ 王道 同 近 快活 サラ・デュラン 疎遠 同 静淑 九重 心美 邪!! ぱんでみっく 王 下 隣 純真 妹 猫宮 彩葉 よう∽ガク ~妖学園の未来は会長次第!?~ 王道 同 快活 皆坂 亞璃絵 ヴァルプルギス 再 同 ツン 河野 瑠璃 Vestige―刃に残るは君の面影― 王 同 強 小屋敷 美遥 廻り巡ればめぐるときっ!? 王 同 隣 ツン 龍堂 美咲 ねこ☆こい!~猫神さまとネコミミのたたり~ 王道 同 近 堅物 高階 なつみ あまあね 王 上 近 姉 秋葉 由唯 おキツネ様の恋するおまじない 王道 同 近 ツン 土岐遠 カスミ PrismRhythm -プリズムリズム- 王道 上 寮 快活 従姉 咲野 香奈美 なりきりバカップル! 王 同 隣 来 ツンデレ 縁結びの呪い 嵐山 いぶき 神楽学園記 再会 同 天然 神楽道中記の外伝 矢間口 美晴 ぴゅあらっ! 王 同 同じアパート 姉ぶる 家族 貧乏くじ系 木住野 純 かしましコミュニケーション 王 同 元気 腐れ縁 オカルト好き 朝日奈 やすら 翼をください 再会 同 行く 強気 何かと一緒 オーガスト ク・リトル・リトルク・リトル・リトル~グレートハンティング~ 再会 居候 来 有り 姫系 契約/介護 事故で負傷 加藤 兎子 王 同 隣 来る ツンデレ 腐れ縁 河村 優 se・きらら 王 同 穏やか 志津野 泉 王 上1 真面目 姉系 葉山 歌音 夏に奏でる僕らの詩 再会 同 ツンデレ よそよそしい アイドル 姫宮 ほのか 再会 下1 穏やか 妹系 御崎 果歩 再会 同 クール モデル 大空 真夏 再会 ハイテンション カグヤ/月影 輝夜 悪の女幹部悪の女幹部 フルムーンナイト 王 クール 幹部/フォロー メイド 綾瀬 絢奈 ノーブレスオブリージュ 王 同 純真 意識 メイド 有定 かえで ココロの住処 王 同 おバカ G 北条 乙姫 超時空爆恋物語 王 同居 マイペース 実験台 G 鈴枝 小町 色に出でにけり わが恋は 王 同 住居 快活 仲良し 楓 柚菜 王 下1 無邪気 病弱 卜部 あきら ぺたぺた 再会 同 約束 快活 岼乃 由姫 Reunion~3日間だけのプチ同棲~ 王 世話焼き 冷たい 乙部 あいら カスタードクリームたい焼き 再会 同居 あり 強引 お嬢様 霧島 かなえ 王 同 同居 健気 お嬢様 森江 美鈴 撫子乱舞 王 同 来 天然 茶道部 織姫 恋花 うたてめぐり 王 同 天然 伊勢 和心 おしかけ!アントルメ 王 ワンコ系 家族ぐるみ G 小栗 涼芽 ぐらタン 王 来 おっとり・やきもち焼き オカルト好き 杉下 小夜 りとるらびっつ 疎遠 下 ツンデレ 弥栄坂 日美子 ヒメと魔神と恋するたましぃ 王 しっかり者 妹系 巫女 鈴木 はるか 光輪の町、ラベンダーの少女 王 同 隣 来 しっかり者 轟木 桜子 bitter smile. 再会 同 世話焼き 友達 轟木 みい 再会 下 住居 目覚まし 約束 毒舌 妹系 轟木 要 再会 上 奔放 姉系 日下部 日向 あるぴじ学園 天然 戦う 高野 琴子 ボクラはピアチェーレ 王 同 近所 強気 花山院 紫子 クラ☆クラ 王 同 隣 高貴 お嬢様 フランシス・ミラー 遠望のフェルシス 王 強気 支え 戦う 水瀬 鈴 すぷらっしゅ! 王 下 近所 生意気 友達 水泳部 早良 波音 のーぱんつ!! 一時疎遠 同 近所 約束 快活 友達以上恋人未満 小野原 雫 ラブ・バインド 王 上1 真面目 姉系 津森 瀬利香 ふぇいばりっと Sweet! 目覚まし 壊れ気味 同僚 仲由真 里々 温厚 同僚 貧乏 華薪 真澄 Orange Memories 再会 上 快活 同僚 八守 ひのと 再会 下 控えめ 教え子 巫女 明石 心 再会 下 小悪魔 教え子 変わらない 笹倉 深春 再会 上2 住居 目覚まし 約束 自由奔放 姉系 梗月 美琴 楽園のルキア 再会 同 快活 昔は引っ込み思案 G 涼乃 葉月 お嫁さん候補があらわれた! コマンドは? 王 同 行 ツンデレ 理解 氷野 水乃 しゃーまんず・さんくちゅあり ツンデレ 恩 巫女・戦う 柊 花梨 風ヶ原学園スパイ部っ! 王 同 マイペース ハッカー 西御門 ひよこ プリンセス☆ストライク! 王 隣/同居 来 世話焼き 腐れ縁 直属メイド 英 盟依 (はなぶさ ちかえ) 俺の彼女(ツレ)はヒトでなし 王 同 隣 来 おしとやか・完璧 ベタベタ 魔女 闇野 夢子 世界征服彼女世界征服彼女FD 王 同 隣 来 弱気・外弁慶 天才
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昨夜、家に帰ったら荒らされた部屋のど真ん中で一匹のゆっくりがれいむ眠っていた。 何かむかついたので口を小麦粉で塞いで頭に紐をつけ、物干し竿に括りつけた。 「最新のニュースをお伝えします・・・」 テレビをつけるとそこには今日の気温が映し出されていた。 俺の住む地域は・・・・・・37度! いくら夏とは言え暑いにもほどがある。 これじゃあ今夏もクーラー無しではやっていけないだろう。 おかげで電気代がかさんで仕方が無い。 (おにーさん、あついよ!おそとはあつくてゆっくりできないよ!) 俺が無慈悲な太陽をにらみつけるべく外に目をやると、吊るされたれいむが視界に飛び込んでくる。 その目は俺に降ろしてほしいと訴えかけているが取り合うつもりは微塵もない。 そんな俺に腹が立ったのか、れいむは意味も無く体をゆすって自分の存在を示そうとする。 (れいむをむししないでね!かわいいれいむをむししないでね!・・・ゆっ?) そんな風に体をゆすったものだかられいむには見えない頭上の紐に変に力が加わり、ゆっくりと動き始める。 竿に括りつけられた部分を軸にして最初は前後左右に揺れるだけだったが、やがて回転に近い軌道になって行く。 更にその回転を止めようと必死に暴れるものだから更に回転が激しくなり、紐がもつれて収拾がつかなくなった。 まるで公転と自転のように大きな回転と小さな回転の2つの回転を同時に堪能しているれいむは目を回す。 口がないので吐くことはないが、その分不快感を解消することが出来ず、一層苦しい。 (ゆげえええええ・・・きぼぢわるいよおおおお!) れいむから視線を外すとニュースはまた別の事件を伝えている。 なにやら今すさまじい勢いで経済発展している国で排気ガス等による大気汚染が問題になっているらしい。 そんな話題に耳を傾けながら、一服したくなった俺は部屋に匂いを残さないように窓際へ行くとタバコに火をつける。 窓を隔てたベランダは信じられないほどに蒸し暑かった。 「ふぅ・・・」 既に暑さで汗のにじんだ手の中にあるタバコを咥え、少しだけ吸って煙を吐き出す。 ふわりと吐き出された煙が風に乗り、相変わらず回転を続けているれいむの元へと漂っていく。 するとその臭いが気になったのか煙が目に入ったのか、れいむはしかめっ面になった。 (ゆうううう!くさいよ!おめめがいたいよ!やめてね!ゆっくりやめてね!) その様子を眺めながら地球も難儀なもんだよなぁ・・・などと柄にも無く母なる大地に思いをはせる。 せめてクーラーの温度設定を上げてみるか。小さなことからコツコツとの精神が大事だよな! などと、ちょっと優しい気分になっている俺の目の前をブ~ンと羽音を立てながら1匹の蚊が通り過ぎた。 そいつを目で追うと、その軌道の先にはまだ回り続けているれいむ。 「おっと、そいつは俺の饅頭だ」 蚊がぴたっとれいむの頬に止まったのを確認した俺はすぐさまそいつをでこピンで叩き潰した。 その拍子にれいむの皮を少しえぐってしまい、中身が若干もれてしまったが大した問題ではは無いだろう。 が、れいむがいまやなくなってしまった口でもがもがと悲鳴らしきものを上げる。 そのせいで石油の採掘をめぐって争う2つの国の片方が核爆弾の実験使用に踏み切ったという重大なニュースが聞き取れなかった。 (いたいいいい!でいぶのほっべがあああああ!ぢぬうううううう!?) まだもがもがと喚いているれいむを無視して、俺はニュースをちゃんと聞くために部屋に戻った。 やっぱりクーラーの効いた部屋はすばらしい! ほしれいむ 完 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 思いつきだけで書いてみた 後悔はする気にもならねぇぜ・・・ byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
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赤羽神社庭:柊蓮司 急いで書庫を飛び出し、玄関へ。 「がんばってねー、柊」 靴を履く柊蓮司とフェイト達に手を振るくれは。 「って、お前はこないのかよ」 くれはこれでもウィザードだ。 アニエス・バートンという大物が関わっている事件では絶対協力してほしくなる。 「ごめん。柊が来る少し前にね、アンゼロットさんから連絡があったの。世界結界が不安定になってて、これから大変なことが起こるかも知れないから待機しててるようにって。柊には連絡無かったの?」 そんな連絡はない。 念のために、ウィザード用携帯電話0-Phoneの受信履歴を見てもそれらしきものはない。 「いや、ないな」 つま先で地面を叩いて足を靴に押し込んだ。 「俺たちは行くけど、なんかあったら連絡してくれ」 「うん、わかった。いってらっしゃーーい」 手を振るくれはを背中に、柊蓮司とフェイト達は石段を駆け下りていった。 アニエス・バートンの封印:ベール・ゼファー 緑色の鱗で構成された大きな部屋。 その鱗は絶えずうごめき、場所を変えている。 部屋の中央にはこれも緑色の鱗を積み上げ固めて作った祭壇があり、そこにはステラを着けたインテリジェンスデバイス・オッドが差し込まれている。 交互に点滅を繰り返すステラとインテリジェンスデバイス本体の球体の前で、ベール・ゼファーは額に手を当ててため息をついていた。 「アニエス、そういうことは先に言いなさい」 オッドの点滅が早くなる。 「無理だったのはわかってるわ。でも、二度手間は嫌いなの。あの時、執務官の娘を殺しておけばって思うじゃない」 時間が無かったのは確かだ。 アニエスはファー・ジ・アース帰還の際に世界結界に穴を開けている。 そのため、異世界で集めたプラーナが枯渇寸前にまでなっていたのだ。 早く頭蓋骨のある、この地に来なければ消滅の危険すらあった。 しかし、追い詰めたことを考えると……がっかりも良いところだ。 「それでも、執務官の娘とその仲間がこの結界を破って、復活前のあなたを倒してしまうってのは面白くないし……」 鱗の部屋は月匣内に作られている。 月匣自体強力な結界だが、この月匣には弱点がある。 アニエス復活のためのプラーナ収集に必要な入り口だ。 だが、入り口からウィザードが入るのは不可能だ。 入り口は異世界で広域結界と呼ばれるものを応用して閉じてあるのだから。 「でも、異世界から来た時空管理局の娘達なら可能性はある……」 ベール・ゼファーは耳を澄まし部屋に満ちる蝗の羽音を聞く。 「執務官は見失ったようね。え……?」 羽音がベール・ゼファーに新たな情報をもたらす。 「そう、なにをしているのかはわからないけど派手なことになっているようね。私もパーティに入れてもらいましょう」 軽くステップを踏むベール・ゼファーの姿が聞える。 「病み上がりは大人しくしてなさい」 残るのは無数の蝗。 その蝗をステラと対になるインテリジェンスデバイス本体の球が両目のように輝き見つめていた。 内火艇:八神はやて 空間に浮かぶ無数の空間モニターには周囲の地形や動体の情報が表示されている。 この作戦の前に周囲にはセンサーを配置している。 これをくぐり抜ける者はまずいない。 別の情報を表示する空間モニターもあった。 クラウディアからの情報のダウンロード状況と応援部隊の進行状況を示す空間モニターだ。 どちらも100%になるにはまだ時間がかかる。 この両方が100%になったとき、この世界が第97管理外世界か、それともよく似た別の世界かがわかる。 はやては、また別の空間モニターに目を移す。 応援部隊誘導のためのビーコンの情報をあらわすものだ。正常に動いている。 警報が鳴り出した。 各空間モニターも色を変え、警告を示す。 空間モニターを戦闘用の配置に変更。 センサーとレーダーの範囲内に何者かが侵入していることをあらわす光点が出てくる。 それは無数にあり、またそれぞれが魔力を有していることもあらわしていた。 「予想どおりやな。ま、篝火つけてるみたいなもんやしな。みんな、準備はええ?」 「スターズ1。こっちはいつでもいいよ」 「スターズ3。OKです」 「スターズ4。いけます」 外の三人からの応答が聞こえる。 「こっちもです。八神部隊長」 ヴァイスのサムズアップ。内火艇も問題ない。 「それじゃあ、みんな、始めるよ。殺しに来てるかもしれん相手に非殺傷設定やって無茶なこというけど、後から友達になるかもしれんのや。くれぐれも頼むね」 「わかってるよ」 「わかりました」 「了解」 外からの光点の動きが速くなる。 スターズを示す光点がそれに合わせて散らばっていった。 森:スバル・ナカジマ 森の中には様々な障害物がある。 茂み、木の根、岩。 地面の凹凸も移動を妨げる要因となる。 しかし、スバルにとってはそれらは障害とならない。 地面すれすれに作られたウィングロードを走れば舗装された地面と同じになる。 敵は銃を持った頭から足まで黒ずくめの特殊部隊の兵士。 生える木々を遮蔽にして銃弾をかわしながら1人ずつ殴り、昏倒させていく。 だがウィングロードにも欠点はある。進行方向が敵に悟られやすいのだ。 「しまった!」 直線になったウィングロード上に特殊部隊の兵士が飛び乗り、スバルめがけてサブマシンガンをフルオートで放つ。 「Protection」 最初の数発はマッハキャリバーが防いでくれる。 「これでっ」 次はシールで防ぐ。 腕に伝わる衝撃が長くは持たないことを教えてくれるが、なのはから聞いた灯の狙撃ほどではない。 シールドの限界までに十分近づける。 「リボルバーシュートっ」 光に撃たれた兵士が倒れるのを見ながら蛇行させたウィングロードを走る。 丘:ティアナ・ランスター ティアナが選んだのは少し高い丘になっているところだった。 「ヴァイス陸曹。本当にここで良いんですか?」 このポイントを選んだのはヴァイスだ。 ここに来てから何もない。 ときどき念話で聞こえてくる通信からわかるスバルの奮闘がティアナを焦らせる。 「狙撃ってのはな、じっくり待つもんだぜ……ほら来た」 空間にモニターが投影される。 そこにはあと1分もしないうちに敵がティアナの射程圏内に入ることを示す光点が映されている。 しかも、ご丁寧に狙撃する順番を示す番号まで書かれている。 「その順番に撃ってみな。敵さん、超一流のスナイパーがいると勘違いしてくれるぜ」 「はぁ……」 半信半疑ながらも狙いをつける。 「シュート」 小さくつぶやく。 一発一発、丁寧に撃っていく。 モニターの表示が敵が行動不能になっていくのを示していった。 1/4も倒したとき、敵の集団が後退していくのがわかった。 「本当だ……」 自分でも驚くほどにスムーズにできた。 「ティアナ、スバルが囲まれかけとる。そっちの援護に行って」 「了解」 フェイクシルエットを1つだけ残して走る。 幻影が囮になっている間、いくらか時間が稼げるはずだ。 空:高町なのは 敵の攻撃は空にも及ぶ。 森に隠れた敵から放たれたロケット弾は弧を描きながらなのはを追っていく。 「アクセル……シュートっ」 追ってくるロケット弾は3つ。 それから離れながら魔力弾で打ち落とす。 爆発。 爆発。 爆発。 突如、後方が明るくなる。 無数のロケット弾がなのはを撃墜すべく、火を噴きながら迫っていた。 地上:ジェームズ・T・ホーク ジェームズ・T・ホークは絶滅社が誇る対エミュレイター用に訓練された最精鋭の特殊部隊の中でもひときわ腕利きの男である。 ロケット弾の群れが次々とエミュレイターに激突していくのを見た彼は自分の仕事に満足していた。 数発の対エミュレイター用ロケット弾で追い込んだ上での飽和攻撃。 彼が指揮する部隊が得意とする戦術だ。 彼の部隊は、この戦術で街1つを一夜にして滅ぼしたエミュレイターを倒した実績を持っている。 その時は13発のロケット弾でエミュレイターを倒した。 今回使ったのは30発。 その時の実に2倍以上の量である。 「全弾の着弾を確認しました」 部下の報告を聞く。 まさにパーフェクトな出来だ。 「敵、エミュレイターの撃……」 部下の報告が止まる。 「どうした」 空を見上げる部下の視線を追ってジェームズは空を見た。 そこでジェームズが見たのは、徐々に薄れていく爆炎の中から現れた赤い光がともる杖を持った白いエミュレイターだった。 白いエミュレイターの口が動く。 「ごめんなさい」 なんだ、なにを謝っているだ。誰に謝っているのだ。 理解できなかった。 その時、ジェームズは思い出した。 人間とは全く相容れない強力なエミュレイターの話を。 「ま……魔王」 赤い光が放たれた。 彼の部下を次々となぎ倒していく。 「白い……魔王」 彼と彼の部下が着けている装備は極めて強力な耐魔法防御が施されている。 よほど強力な攻撃であっても一撃でやられると言うことはない。 しかし、赤い光は苦もなく彼の部下を倒していく。 光が彼に迫ったとき、彼はそれまでの経験も誇りも全てそぎ落とされ叫ぶしかなかった。 「うわーーー、だめだーーーー」 戻る 目次へ 次へ
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非常階段内。人の住む空間から隔絶されたそこは、不思議な静謐さを纏う場所 だ。本来の用途に使われるまで、そこは独特の冷気と雰囲気を保ち続ける。 唐突に――そして静かに、沈黙が破られた。階下から木霊する音。それは遠く から徐々に、徐々に迫ってきた。 人が駆け上がる足音だった。一定のリズムで刻まれるそれは、防音が完璧な壁 から外に漏れることはなかったが、階段内に響き渡り、静寂を払拭していった。 そして――見える姿。がむしゃらに振られる腕/額から吹き出る汗/ぜはーぜは ーという呼吸/黒いコート――シグバール。軽やかには見えなかった。疲労困憊、 その言葉が適切だろう。部屋から飛び出し、今の今まで、非常階段を上ってきた のだろう。全力で。 走る。走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る。 頂上へ向かって。 このビルの最上階を目指して。 いったいどこまで続いてるんだ、このクソッたれな階段は。かれこれ、部屋を 飛び出してから、十分はたったか。ただでさえ体力が消耗しているというのに、 一面コンクリートの代わり映えの無い景色が、精神を磨耗させていく。 そろそろ足を休めるか。――そう思ったところで、目当てのものが現れ始めた 。重々しい鉄の扉。階段はその扉の前で途切れている。おそらく、向こう側には 屋上の景色が広がっているだろう。 俄然やる気が出た。今までの疲労はどこへ行ったのやら。シグバールは尋常で は無い速度で階段を駆け抜け「どりゃあぁぁぁぁ!!」扉を蹴破った。 広がる視界。だだっ広いだけで、そこには何も無かった。強風でがたがたとフ ェンスが鳴る。高所の刺すような冷気がほてった肌に心地よい。そして時間が時 間なら、突き抜けるような青空を楽しむことも出来ただろう。が、今は夜の帳が 下りている。深呼吸を繰り返した。心臓は徐々に静まり、普段のリズムを刻み始 めていた。呼吸が整い、額の汗をハンカチで拭いたところで一言――「階段で最 上階まで上るもんじゃねぇな」 「さて、売られた喧嘩は買わなきゃならん。が」 シグバールは嘆息した。何で俺が、こんな苦労をしなきゃならんのだ――何が 簡単な任務だ、ゼムナスめ。貸しは高くつくからな。憶えておけ。 ノーバディの居城――通常空間と虚数空間の狭間にある、本来は存在しない世 界。そこで、シグバールは命令を受けた。白亜の大きい大きい椅子が立ち並ぶ部 屋の中で。ゼムナスという男に。ゼムナス。ⅩⅢ機関のリーダーであり、ノーバ ディの指導者であり、シグバールが最強と信じる男。 強い男だった。力だけではなく、その精神も。本来統制のなかったノーバディ たちを纏め上げ、強靭な組織を作り上げることが出来たのも、全てゼムナスの手 腕があったからこそだ。 ゼムナスとシグバールは旧知だった。共に賢者の下で真理へ至る道を探してい た。だが、紆余曲折あり、その二人を含む賢者の弟子の六人はノーバディとなり 、賢者の下を去った。ⅩⅢ機関設立より以前に知り合った仲――だから彼のゼム ナスへの態度は、どのノーバディよりもくだけていた。やれ任務がきついだの、 予算を増やせだの、他メンバーが言いにくい事柄をすんなりと言える間柄。だが 一方で、シグバールは誰よりもゼムナスの隠された意図を読み取る。誰もが首を かしげる命令に、何の疑問も出さずに従い、予想以上の成果を示してくる。それ が、どんなに汚い仕事でも。 互いのことを深く知っていなければ出来ないこと だ。それは互いに相手を認め合っていることの証左。余人には計り知れない信頼 の形。 シグバールは別の世界から任務を終え帰還してからすぐに、ゼムナスから指令 を受けた。当然ごねた。一仕事終えたと思えば、また任務。体の疲労は問題ない 。が、ここでこの任務を簡単に承諾すれば、次々と別の任務がシグバールの元へ やってくるに違いない。もちろん命令は受けるが、自分は便利屋ではない。 ――だがしかし、断る気もさらさらなかった。ⅩⅢ機関は慢性的な人手不足に 陥っていた。これはノーバディの原型となる〝強い心の持ち主〟の基準を満たす 者が少ないことに起因していた。自然、ただの心から生まれるハートレスとノー バディの間には絶対的な数の格差が生まれている。 その上、単独行動が可能な 上級ノーバディが十指にも満たないことも、ナンバーを冠するⅩⅢ機関員に負担 を強いている要因だった。 だから、最古参の自分が、仲間の負担を和らげてやらねばならない。ゼムナス もそう自分が考えていると見抜いたからこそ、この任務を任せたのだ。ゼムナス が言うには、これは簡単な任務だという。事実、話に聞く限りでは楽な部類のよ うだ。激務の続くシグバールに配慮したのだろう。 ひとしきり愚痴をこぼした後、シグバールは新たな世界に旅立った。 そして、現在に至る。 シグバールにはリップヴァーンの位置は分からない。これは決定的な差で ある。対策の立てようが無い。反撃のしようが無い、逃亡もままなら無い。 が、まるきり手も足も出せない、ということでも無い。方法はあった。リッ プヴァーンを見つけ出す方法は。 グールには心が無い。吸血鬼に噛まれた時点で、魂と共に心は別次元―― 世界の中心/王国の心/キングダムハーツへとシフトされる。だからグールの 海であるこの一帯には、心は存在しない。――たった一つを除いて。 吸血鬼禍が起こるところには、確実にその元凶がいる。歪んではいるが、 心を持っているもの――吸血鬼。実際には、吸血鬼の心は人間が吸血鬼にな る際に生じる高度な複合呪詛――吸血鬼を吸血鬼たらしめる強力な『呪い』 ――が、脳に残留するデータをサルベージし、〝屍体を効率よく動かすため〟 に再構成したまがいものだった。が、その高度な再現度から、それはほとん ど心といって差し支えない。 だから吸血鬼は十分に心を持っている、と言える。 やりようはある。どこから狙ってきているのか、その居場所を突き止める ことができるのだ――その心を使って。 宵闇の彼方から、羽音が聞こえる。歪んだ陰影を描く不気味な翼を背に持 ち、ねじくれてはいるが不思議な均衡を保った身体の悪魔が数体現れる。彼 らは耳障りな羽音以外には一言も言葉を発さず、その寡黙さを維持しながら シグバールの周辺に着地した。避雷針、フェンスの上、または床の上に。 それらはⅩⅢ機関に使役されるハートレス達だった。シグバールが事前に 用意していた手駒達。〝ないよりはマシ〟という軽い気持ちでつれてきたが、 思わぬところで役に立ってくれそうだ。 「おまえら、仕事だ。なぁに緊張すんな、簡単なことさ。お前達がいつもや ってること、心を持ってる奴をを探し出してそいつのいるところに向かうこ と、ってハナシ。抵抗すんなよ、お前らじゃ相手になんねぇからな」 一応注意しておくが、知能を持たないハートレスに何を言っても無駄だろう。 本能的に心を追い求めるこいつらに、我慢の二文字は無い。だが、要は標的を 発見できればいいのだ。そのためにはハートレスが何体犠牲になってもかまわ ない。 「見つけたらすぐに、俺に教えろよ。――んじゃ、いけ」 一斉に飛び立つ悪鬼の群れ。それらは甘い蜜/心に誘われ、心を持つもの/狙 撃手の下にたどり着くだろう。 標的の位置――それが分かれば後は単純だ。 狙いを絞ってトリガーを引く。それだけだ。 リップヴァーンは吸血鬼になってからも、マスケット銃を手放 しはしなかった。大抵、吸血鬼に転化したものは銃を好まない。 銃に頼っていては、その異常なる力――吸血鬼の力を、思う存分 楽しめないからだ。自分の腕で骨を砕き肉をすり潰し全身を血で 染め上げる。全ての吸血鬼はその衝動を抱えている。生まれたも った異能を行使したいという欲望――それが吸血鬼の強みでもあ ったし、弱点でもあった。 だがリップヴァーンは銃を捨てなかった。理由は単純だ。 彼女の異能が、銃を媒介としたものであるが故に。魔弾。その力 は幾多の吸血鬼――エルダーさえも上回る。丸腰の吸血鬼はもち ろん、近代兵器で身を固めた吸血鬼でさえも問題にならない。 その力を、わざわざ捨てるなどと、考えられなかった。 そしてその力で殺戮を行えなくなるのもまた、リップヴァーン には考えられなかった。 吸血鬼になってから、リップヴァーンは新しい悦びに目覚めた。 マスケット銃を構え、自分の目で遠くの獲物を撃ち抜く――その瞬間 、途方も無い興奮が襲う。始めはさざなみに過ぎない。だが――獲物 を見つめ、それがどんな人生を送ってきたのかを想像し、どんな喜び や、悲しみがあったのだろうかと考え――その人生を自分が刈り取る のかと夢想するだけで――波は大きくなり、意識は大海へと連れ去られ、 気づいた瞬間には引き金を引いている。その夢遊が、彼女にとって変え 難い快楽となるのだ。 リップヴァーンは、自分を制御すると同時に、その快感を味わっていた。 彼女は、速く引き金を引きたかった。
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栗東@wikiへようこそ このウィキは栗東市内で行われているスポーツ、および観光情報をまとめたものです。 情報は随時更新していきます。 栗東市について 栗東市とは 栗東市(りっとうし)は、滋賀県の南西部に位置する市。はかりの生産量が日本一。1991年に栗東駅が開業し、名神高速道路栗東インターチェンジが設置され自動車の便が非常に良くなったこと等から人口が急速に増加し、2001年10月1日に市制を施行。全国的には、“関西馬”の御膝元である日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンター(トレセン)があることで「馬のまち」として有名。 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事 小槻大社 大野神社 高野神社 三輪神社 出庭神社 日吉神社(蜂屋・上砥山) 宇和宮神社 十二将神社 天満宮(手原・辻・出庭) 中天満宮(出庭) 鈎陣所跡 - 室町時代の長享元年(1487年)、将軍義尚が近江守護六角高頼征伐のため親征し、合戦が行われる(鈎の陣)。義尚は鈎に陣所をおき、上鈎の永正寺に鈎陣所跡として遺構が残されている。 九品(くぼん)の滝 金勝寺(こんしょうじ) 馬頭観音 - 栗東市街や琵琶湖を一望できる。金勝山ハイキングコースの入り口に位置し、ここまで舗装道路があって自動車で行くこともできる。10台ほどの駐車スペース(駐車料金は無料)があり、桜の季節や登山シーズンにはたくさんの人が訪れる。 狛坂磨崖仏 - 栗東市南西部の山中にある(新名神高速道路金勝山トンネルの真上にある)、高さ約6m、幅4.5mの花崗岩に彫られた磨崖仏。見るためには山を歩かなければならないが、金勝山ハイキングコースの一部になっており、多くの登山客が訪れている。 毎年4〜6月、10〜11月の土日祝には、手原駅から金勝寺まで「こんぜめぐりちゃんバス」が運行されている(大野神社や九品の滝、金勝山県民の森などで乗降することもできる) 栗東八景 大宝神社 〜青麦の薫風〜 新善光寺 〜彼岸の繁華〜 東方山安養寺 〜泉面の雪花〜 旧和中散本舗(江戸時代の薬屋) 〜積日の海道と城跡〜 JRA栗東トレーニングセンター 〜払暁の駒音〜 栗東自然観察の森 〜飛翔の羽音〜 金勝寺 〜夏清の幽玄〜 金勝山県民の森 〜陽春の風光〜 栗東市 生涯スポーツの推進について 栗東市では、スポーツ活動が健康の保持・増進、体力作りや地域社会の連帯感を育てるためにも大きな役割を担っていると位置づけています。スポーツを通して市民が世代を超えてふれあいを深めていくことで、コミュニケーション能力や思いやりの心、多様な価値観を認め合う気持ちなどを育み、青少年の健全育成に寄与することができると考えています。 そのために、軽スポーツを中心とした事業や講習会の開催等により「だれもが、いつでも、どこでも、いつまでも」気軽に楽しめるよう、場所、指導者、プログラムなどを含めた環境の整備や情報の提供を促進しています。 学校体育施設スポーツ開放事業 年度ごとの登録により、市内の小・中学校の体育施設を利用することができます。 スポーツ推進委員 各小学校区に3名のスポーツ推進委員を委嘱し、スポーツ振興を担っています。 スポーツ災害補償 市・地域振興協議会・体育協会主催のスポーツ大会でのケガが、対象になります。 公益財団法人栗東市体育協会(市民体育館内) 市民が利用する体育施設を管理し、市民のスポーツ振興、各競技団体の充実・発展を期しチャンピオンスポーツのみならず軽スポーツを含む生涯スポーツの拡大を図る目的で、各種教室、市民大会の開催や各種スポーツ連盟の連絡調整をしています。サークル等の紹介もします。 アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
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リンゴォは、異変を肌で感じ取った。 眼を開ければ、そこにはスズメバチの姿はない。 『あー、ごきげんようおめーら。誰だって顔をしてると思うが、この殺し合いの進行役を勤めてるヤツだってことを認識してくれればそれでいい』 流れ始めた放送も耳に入らない。 ビンビンビンビンビンビン 背後より、一定のリズムで奏でられる羽音に、リンゴォは思わず振り向いた。 そこには、自分にトドメを刺すことなく通り過ぎていったスズメバチの背中。 そして、その向かう先には、ゆうさくが己の胸元をまさぐり立ち尽くしていた。 馬鹿な、と思う暇すらなくスズメバチはゆうさくへと近づいていく。 「ダメ...」 小雪は必死に声を絞り出す。 ゆうさくがやろうとしていることはわかってしまったから。 「やめて...!」 それは彼女が考えていたことだから。 本来なら、か弱き人々を護る魔法少女の役目だから。 今すぐに駆け出し、ゆうさくを護らなければいけない。 しかし、死への恐怖が彼女の膝を笑わせ、ロクに力をこめることすら出来ず転んでしまう。 ビンビンビンビンビンビン そんな彼女に申し訳ないと思いつつ、ゆうさくはスズメバチへと向き合う。 (恐い) 何度経験しても決して慣れぬこの恐怖。 本当なら逃げ出したい。どうにかして生き延びたい。 けれど、そうやって逃げ続ければ、今回のスノーホワイトやリンゴォのように被害は拡大していく。 彼女のような、『普通』の女の子にまで死の恐怖を植えつけてしまう。 (そんなことをして生き残っても、カミさんに顔向けできないもんな) ならば、『死』の経験者である自分がこうするのがベストだろう。 ビンビンビンビンビンビン (リンゴォさん。勝手だけど、あの子のことを頼むよ) スズメバチの向こう側で、なにかを叫ぼうとしているリンゴォに微笑みかける。 お互い、信頼と呼べるものを築くには共に過ごした時間は短すぎる。 しかし、彼ならば、なんだかんだ言っても彼女に救われた恩は返してくれると、先の救援を見て確信していた。 少なくとも、あの仏像のようなヤツと遭遇した時、彼女を護れる可能性があるのは非力な自分ではなく彼だ。 ビンビンビンビンビンビン ついに目前にまでやってきた。 嫌だ。恐い。やめておけばよかった。 そんな後悔が瞬時に駆け巡り、泣き出しそうになる心を、しかし噛み潰す。 スズメバチの針が乳首に迫る。 「逃げてゆうさくさん!!!」 喉が潰れんほどの小雪の絶叫を受けた瞬間、フッとゆうさくの身体が軽くなったような気分になる。 (いや、軽くなったのは―――ここrチクッ。 「あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・ああああ↑↑↑」 乳首を刺されたゆうさくは微振動と共に悲鳴が上ずり青ざめていく。 ビンビンビンビンビンビン もはや自分の仕事はここまでだと言わんばかりに悠々と飛び去っていくスズメバチ。 ゆうさくの脳裏からはもはやスズメバチのことなど消えうせ、代わりに様々な人々の声が飛び交っていた。 『草』 『あーイクッ』 『乳首感じるんでしたよね』 『こいついつも刺されてんな』 『あーねんまつ』 『ウ ン チ ー コ ン グ』 どれもが聞き覚えのある言葉だった。 言葉の主との面識は一切ない。 しかし、彼らは人が死にそうだというのにゆうさくが刺されるといつも嘲笑し、嗤っていた。 最初のうちはなぜ嗤うのかと怒りを抱いたが、死を繰り返すうちに残ったのは、恐怖と傍観だけだった。 例え死への結末が定められていても、誰も助けてなどくれない。彼らは笑うだけだから。 自分の死は彼らにとっての玩具だから。飽きたらその存在すら忘れてしまう程度のものだから。 全身から力が抜ける。何百万と刻まれた、死への虚脱感。 なにも変わらないいつもの最期の光景の中、彼は穏やかに微笑んだ。 なぜなら。 「ゆうさく...さん...!」 笑われるだけだった彼の死を悲しみ嘆く者がいることを知れたから。 涙を流してくれた彼女の存在は、絶望と死の輪廻の中の一筋の『救い』となったから。 「アー逝くッ」 ちーん。 『同作品のジンクスには気をつけよう!』(♪陽気なBGM) 【ゆうさく@真夏の夜の淫夢派生シリーズ 死亡】 前へ 次へ
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51 名前:UNNAMED 360[sage] 投稿日:2016/03/19(土) 02 45 26.32 ID 3Haewdo+ 67話 飛び去る巨虫 大陸の中心部を覆う様に聳える山脈の地下洞窟に、住居を構える土の民は、資源調査を兼ねて洞窟に侵入した自衛隊と出合い、日本と正式に国交を結ぶ事になった。 交渉中に巨大な魔物の襲撃を受ける物の、自衛隊は重火器と攻撃ヘリコプターを用いて撃退した事で計らずともその軍事力を示威する事になる。 その事で日本に対して畏怖と警戒心を抱くものも多く、特に、黒き甲獣を焼き払い、地下都市付近の平地で羽を休める異形の羽虫は、土の民の視線を集めた。 『これがニポンの操る鉄の羽虫か・・・・何とも面妖な姿をしているな。』 『嘴の様な部分から破壊の閃光を放ったのだとか・・・恐ろしい力を持つ羽虫だ。』 『ねぇ、この羽虫いきなり動かないよね?寝ているのかな?』 『いや、そもそもコイツは生き物じゃないだろう、どうやって作ったのか判らないが、コイツは人の手によって作られた人工の羽虫よ。』 『リクビト・・・いや、イクウビトと言ったか・・・彼らと国交を持つことで何が齎されるのだろうか・・・全く計り知れん。』 不時着したコブラの周りに人だかりが出来ている。その光景を地下都市付近に設置された天幕から自衛官たちは眺めていた。 「今日も集まっているな、ツチビトの連中は・・・まぁ、外せる部品は外しておいたから別に作業は残していないんだが・・・・。」 「そう言えば、そろそろ来るかもしれませんね。ずっと洞窟内に放置する訳にも行きませんし、早めに基地に運びましょ。」 ふと上を眺めると洞窟に大きな羽音が聞こえ始め、洞窟の天井にぽっかりと空いた大穴から巨大な羽虫が舞い降りる姿が見えて来た。 「噂をすればお迎えが来たな、さて、久しぶりの帰還だぞコブラさんよ。」 洞窟地下に降りたコブラよりも更に大型のチヌークの出現により、コブラに集まっていたツチビト達は蜘蛛の子を散らすようにコブラの近くから退避し、腰を抜かす物や転倒する者も出てしまう。 既に外せる部品を外して軽量化したコブラに吊下装置を作業員が素早く取り付け、チヌークは上昇を始める。 巨大な羽虫が、更に巨大な羽虫に吊り下げられ、洞窟の大穴から飛び去って行く。その現実離れした光景を地底都市に住む多くのツチビトの目に焼き付ける事になる。 『うひゃぁっ、な・・・何だぁ!?』 『あ・・・あ・・馬鹿な、唯でさえ巨大だったあの羽虫よりも更に大型の羽虫だと!?』 『それに、あの巨体を抱えることが出来る怪力を持つと言うのか・・・化け物め・・・。』 『もう何でもありだな、ニポンは・・・次に何が出てきても驚かないぞ。』 『鉄の羽虫・・・帰っちゃった・・・もっと見ていたかったな・・・。』 『ふぬ?』 「これで、片付いたな、まぁ何時までもあそこに放置している邪魔だろうし、取りあえずひと段落と言った所か。」 「洞窟の入り口が狭すぎるから分解して持ち帰るのは難しいからな、拡張工事でもすれば良いのだろうが、無許可で行う訳にもいかないしなぁ・・。」 「先がどうなるかは判らないが、それらを可能にするためにも先ずは国交だろ?焦っても仕方がない。」 「そうだな、まぁ、細かい交渉はお偉いさんに任せて、俺達は俺達の仕事をこなさないとな。」 「確かゴルグで働く重役さんが来るんだっけか?日本本土から遠く離れた地で良くもまぁ頑張るよ。」 「違いない。」 「そう言えば、地下都市では滅多に訪れる事のない外からの来客にきっつい芋焼酎を振舞う習慣があるらしいが、大丈夫なのかねぇ・・・。」 「きっつい芋焼酎か、いいねぇ!暫く酒なんて飲んでないから羨ましい事だよ。」 後に、地下都市に派遣された外交官が、それ程アルコール耐性が無く宴の席で意識を失ってしまうのだが、それはまた別の話。
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2006年01月02日(月) 02時09分-穂永秋琴 目深にかぶった帽子。男とも女ともつかない声音。すらりと伸びた白い指に、点々と残る傷跡。祭りの市場の端の屋台に座っているその人物は、「奇術師」と聞いて我々が思い浮かべるそのままの姿をしていた。 奇術師はカードやハトを使ったありきたりの手品を一通り見せると、おもむろにガラスケースを取り出した。続いて、怪しげな雰囲気を台無しにするペットボトル。しかしペットボトルの中身はどろりと濁った赤い液体で、観衆に期待を持たせた。 「トマトジュースです」 奇術師は言って、観客を失望させた。奇術師は自らその液体を嘗め、見物人の一人にも飲ませて、失望を確固たるものにした。 それから奇術師はガラスケースを取って、観客の最前列にいた二人組の――一人は眼鏡をかけ、一人は帽子を被っている――少年に見せた。 「これが何かわかりますか?」 眼鏡の少年が答えた。 「ハマダラカです」 奇術師はうなずくと、おもむろにケースのふたを開けた。蚊がケースの中から飛び出すと、奇術師は口をあんぐりと開けて、蚊を飲み込んでしまった。奇術師はさらに、トマトジュースを一口飲んだ。 観客は緊張してことの成り行きを見守った。奇術師は十秒ばかり待って、また口を大きく開いた。小さな蚊が飛びだして逃げた。観衆は喝采した。 奇術師は続けて同じようなガラスケースを取り出した。今度は誰かに注意して見せなくても、観客には中に何が入っているかはっきり見えた。メタリックな緑色の大きな蝿。 奇術師が蝿を飲み込む。ジュースを飲む。待つ。口を開ける。羽音を立てながら蝿が逃げていった。喝采。 続いて奇術師が取り出したものに、観衆は騒然とした。親指ほどもある金色の蜂。刺されれば――想像したくもない。だが奇術師は色を変えることなく、先ほどまでと同様に蜂を飲み込み、ジュースを飲み込み、蜂を吐き出した。危険な昆虫であるから、今度は奇術師は虫が逃げるままにせず、すぐにガラスケースで捕まえ、手元に置いた。奇術師が一礼した。喝采が沸いた。 ◆ 帽子の少年は自宅に帰ると、奇術師の驚くべき技を試してみようと思った。 試みに蚊を捕まえ、口に入れてみたが、口中で暴れてうまく飲み下せない。うっかり舌で潰してしまった。血の味がした。 奇術師は最初に蚊を飲み込んだが、実は蚊のように貧弱な昆虫のほうがかえって難しいのではないか、そう考えた少年は蜻蛉を捕まえてきて飲み込もうとしたが、これは大きすぎて上手くいかない。悪戦苦闘するうちにぐしゃぐしゃに噛み潰してしまった。 蝿は不潔感があってさすがに嫌だったので、代わりにてんとう虫を飲み込んでみた。今度は上手く生きているうちに飲み込めたので、急いで(トマトジュースはなかったので)牛乳を飲んでみた。口を大きく開けて待っていても生きて出てくることはなかった。 ジュースを飲んでなお昆虫を生きて逃がすのは難しいのかも、と思い至った少年はジュースなしでてんとう虫を飲み込んでみた。今度は上手くいった。てんとう虫は生きて少年の口から出てきた。 この成功に意を良くした少年は、雀蜂を捕まえてきて飲み込んだ。一分後、腹部を抑えて暴れまわっている少年を母親が病院へ連れて行った。 オチが微妙。新年早々こんなものを投稿してどうするつもりだ。 ムロージェックという人の「蝿の呪い」という掌編を読んでいて思いついたもの(しかし内容的には何の関連もなかったりする)。「蝿の呪い」は死にかけの蝿のニヒルな語りがカッコイイ佳作。『象』という作品集に収録されているので良かったら。
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家宅類 【杭】 とうけつ(桃厥、桃橛) 【城】 このしろのみや(鮗の宮) 【堂】 【塔】 【牢】 【門】 これい(戸霊)、もんめんこう(門面孔)、もんのくび(門の首)、まちぶせ(まち婦せ) 【厩】 【市肆】 もうもん(毛門) 【廬館】 【茶坊】 ちゃちゃちゃのちゃみせ(ちゃちゃちゃの茶店) 【酒旗】 めいしゅぼう(迷酒望)、そらりょうてい(空料亭)、こうかっかく(肴核客) 【糴機】 しんれいじはんき(心霊自販機) 【黌宇】 よんじゅうにんのせいと(四十人の生徒) 【華蓋】 かがい(華蓋) 【庭苑】 【垣柵】 【踏石】 ふみいしのかい(踏石怪)、ふみいしあし(踏石脚) 【宅】 じんか(神霞)、こたく(狐宅)、いけかがみ(池鏡)、いにまける(威に負ける)、さんかいまわるとでてくるま(三回巡ると出て来る魔)、きつねのいえ(狐の家)、むじんのいえ(無人家)、きれいないえ(綺麗な家)、やしきのようかい(屋敷の妖怪)、いせやのばけもの(伊勢屋の化物)、しじまもち 【室】 じゅうじょうのま(十畳間)、すみぼうず(隅坊主) 【庵】 かくれあんじつ(隠庵室) 【厨房】 あじをみて(味を見て)、しきりながし(頻流し)、いしちゃぼう(石茶坊)、しまいかん(志枚燗) 【洗面】 はこべじお 【浴室】 すいふろのにゅうどう(据風呂入道)、にんずぶろ(人数風呂) 【納戸】 なんどばさん(納戸婆さん)、なんどじいさん(納戸爺さん)、なんどばばあ(納戸婆) 【蔵】 くらのかいぶつ(蔵の怪物) 【厠】 い(倚)、さすがみ(さす神)、うさうさがみ(うさうさ神)、よぐそどの(夜屎殿)、べんじょのたたり(便所の祟り)、せんちのおばさん(雪隠の小母さん)、しょんべんのみ(小便呑)、けのあるて(毛のある手)、せっちんのばけもの(雪隠の化物)、あかいしたあおいした(赤い舌青い舌)、べんじょのあかいて(便所の赤い手)、はなこさん(花子さん)、トイレこぞう(トイレ小僧)、がんばりにゅうどう(がんばり入道)、しまざさ(志痲笹) 【塵溜】 ちりづかかいおう(塵塚怪王) 【潔屋】 そうじぼう(掃除坊)、 【鳴屋】 ろうかい(楼怪)、やなり(家鳴)、てんぐのはおと(天狗の羽音)、おおやなり(大家鳴)、みずやのしんどう(水屋の震動)、おかでもじ(丘手文字) 【家童】 きぶん(揮文)、きゅうか(九火)、かどうき(家堂鬼)、しほうばしら(四方柱)、ざしきおぼこ(座敷おぼこ)、くらぼっこ(蔵ぼっこ)、おしょぼ、ソトレ(Sotret)、メネフネ(Menehune) 建具類 【屋】 はんう(盤紆)、こくげん(刻儼)、ふいたるかやのかみ(葺萱神) 【柱】 とべいちゅう(吐米柱)、おもたる、いえのき(家の木)、かみなりのつめあと(雷爪痕)、さかばしら(逆柱)、つばきばしら(椿柱)、かきばしら(柿柱)、はしらずり(柱摺り) 【床】 ゆかゆり(床揺) 【畳】 すりつきだたみ(搨付畳)、ふるだたみ(古畳) 【窓】 ひきまどのぞき(引窓覗) 【階】 かいだんのおんなのこ(階段の女の子) 【壁】 【戸】 けいぜんこひ(炯然古扉)、がいこじかい(外戸自開)、とぶくろのおんな(戸袋女) 【敷居】 しきいまくら(敷居枕) 【格子】 かおごうし(顔格子) 【隔扇】 かくせんせい(隔扇精)、おのずとあくしょうじ(自ずと開く障子)、かぶれとぎ 【欄間】 らんまおばけ(欄間おばけ)、らんまのうす(欄間臼) 【天井】 てんじょうのたま(天井の玉)、てんじょうさげ(天井降)、てんじょうさがり(天井下)、てんじょうくだりのかい(天井下の怪)、てんじょうなめ(天井嘗)、てんじょうなめ(天井嘗)、てんじょうなめ(天井甞) 【囲炉裏】 いろりのばばあ(囲炉裏の婆)、ゆりばば(囲炉裏婆)、はいばばあ(灰婆)、ぼこ 【自在鉤】 さるたのも(頼猿) 【瓦】 かわらのおつげ(瓦のお告げ)、あかがわら(紅瓦)、りくりがわら(六里瓦)、 【釘】 あしくぎ(足釘)、 【鍵】 【電梯】 れいをとめるエスカレーター(霊を止めるエスカレーター)、こしょうするエスカレーター(故障するエスカレーター) 【失物】 こうじんさまのしお(荒神様の塩) もどる