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――人生を楽譜≪スコア≫に例えるとするなら、人々はそれに音符を書き加えていく事が出来る 誰がどこに終止符≪ピリオド≫を打とうと自由、だが自分の楽譜を進めていくのは自分自身である 他人によって全てが決められる訳では無い。 ――少年の楽譜には、突然終止符が打たれた。 だが少年は選んだ、より良い結末を やり直しの道≪メロディー≫を より良い道へ進む為の道へ 彼は自分の楽譜に繰り返し≪ダ・カーポ≫を書き加えた 同じ道を選ばぬ方法を探す為に―― 「みーつけた、私のお人形さん」 チェス盤のような床の上で、異形のモノを眺める銀髪の少女。 光の鎖で拘束され、人間のような形をしたモノは抜け出そうと暴れている。 「さあ、遊びましょう ――Drache」 彼女が微かに微笑むと、其れは再び世界に送り込まれた。 悪意(malice)の歯車は少しずつ、動き始める。 彼女が手駒にした物の運命を刻々と狂わせて―― 彼女の悪夢に囚われた物は、永遠に抜け出す事は出来ないと云われる 少年は再び零へ――
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目の前の事象が現実じゃなければどんなに良いだろう。 全てを救うなんて大それた事を考えているわけではない。 ただ目の前の、手に届く大切な仲間だけは絶対に救いたいと願うのは間違いなのだろうか。 殺せ、彼女の事を思うならば、全ての敵になる前に殺せ。 その言葉を吐いたのは未来を知って闇と共に生きた自分自身だった。 彼女を殺し、彼女の願った平和を手に入れる。これこそが自分のするべき事であると己の声で聞くたびに、きっとこれが正しい答えなのだろうと分かってはいるのだ。 しかし、選べるものか。 仲間を殺して得る平和の中に、もっとも平和を望んだ彼女がいないのならば、意味があるものなのかどうかさえも分からない。 全てが平和なら、その犠牲は無かった事のようにするのか。それが本当に正しいのかと問う相手は、肝心な時に姿を現さない。 答えが欲しい訳ではない。ただ一つの同意が欲しかった。 「無いな」 「お前なぁ、考える時間もなく即答か」 「彼女の望んだ事だろう。そのために作られたのだとしたら、その理由を君の感情だけで奪うのか?」 左右色の違う瞳を怪訝そうに歪めた青年は、目の前にあるコーヒーを飲み干して、カップをカツン、とテーブルに置く。 何を馬鹿げたことを、と呟く。未来から戻った《自分》が過去を変えてきた現実を受け入れていない訳ではないだろう。 こういった事象に対して柔軟な考えを持つ相手だ。それ故に話し相手としては丁度良かったとも言える。 「君はそこまでして助けたいと願うの?」 「当たり前だろう」 「それは―――彼女だからかい? それとも誰にでもなのか?」 彼の言葉に自身はあっさりと即答する。《彼女だけな訳じゃない》。 その答えは、きっと彼の望まないものだろう。 「なら、君はどこまでを救う気だ? ミルヒ、悪い事は言わない。君は全てを救いたいという馬鹿げた願いを捨てろ。 彼女だけを救いたいならまだしも、誰でも―――」 「誰でも、ではない。私の手の届く《人間》だけは救いたいだけだ」 はぁ、そうか。 残念そうな声を漏らし、彼は茶菓子を口いっぱいに頬張る。 どうせ君の決めた事なのだから、とあっさり肯定するのだろう。 真実を目の前にして決して逃げない。事象の答えを見つけ出すまでは彼は何事も全力で対処していく。 だからこその信頼が自分の中にはあったのだ。朽ちた楽園の名を持つ彼の人は、ゆっくりと瞼を下ろす。 「ふぅん、まぁいいさ。好きにすると良い」 「恩に着る」 ◆◇◆ 例えば自身だったら、そんな選択をしただろうか。 ミルヒの言うような繰り返しの未来を。例えば《彼女》を救えるなら、過去に戻ってやり直すことができるとしたら――。 救うと決めて過去に飛び込めただろうか? 馬鹿馬鹿しい。 できるならとっくにやっている。自分の代わりに《彼女》が死ぬ必要などなかったのだから。 時間渡航能力がある人間がいるというのは分からない理論ではない。ただ、そのご都合主義には明らかに代償が必要になるだろう。 こういった所、《世界》は良くできているの一言で終わる。 全ての事象に代償のない奇跡は無いからだ。 白花が舞う和風建築群を横目に、この惑星の支配者は立っていた。光と闇、白と黒が交わる星ハルコタンの主にして神。 その名をスクナヒメと言った。 ミルヒとマトイが他のアークス達と協力して救った星の主は、訪れる旅人に酷く寛大である。 煌びやかな白黒の髪。翻す布地はシャラ、と良い音を鳴らす。現存する神の姿とはかくも静かで美しいものなのか。 高下駄をカランと鳴らし、開かれた扇で風を起こす。 桜色の花弁が宙を舞い、その姿は一瞬で自身の目の前へと詰められた。 『で、お主がミルヒの為にこちらへ来たのは知っておる。妾に何を聞きたくてやってきた? 数多の星を食いものにし、己の理念のみで動くお主が』 「無理を承知の上で願い申し上げます。スクナヒメ様、ミルヒとマトイを救うためにお力を貸していただけませんか?」 『あの二人の為に力を貸す事は厭わぬ―――が、お主に力を貸すかと言えば《貸すつもりは無い》と答えるじゃろうな』 理念のみで生きる獣と彼女は言う。 スクナヒメにとってダークファルスは母性を喰らった魔物ならば、自身はこれからハルコタンに来る害悪そのものであると感じているのだろう。 だからこその答えだった。スクナヒメの判断は正しい。彼女はハルコタンという星の為に、自身という害悪を決して許さない。 『だがのぅ、お主はミルヒの朋友だと聞く』 朋友(とも)という言葉には些か語弊はあるが、きっとミルヒがそう説明しているのだろう。ならばそれで良いと彼女の言葉に頷いた。 スクナヒメは漏らした言葉をもう一度考え直すようにこちらをしっかりと見据えて、再度言葉を紡いだ。 『お主はどうやって二人を助けるつもりだった? それを説明してもらおうかの』 白く細い腕を前で組み、静かにこちらを見据えている。 彼女にとって自身は交渉するに値するのか。今、その価値を試されようとしているのは分かった。 どうやって助けるかなど決まっている。どちらも無事に救えるなんていう都合のよい事は考えていない。 助けるならばどちらか、だ。今現状闇に染まったマトイを救う方法は無い。ならば、心だけでも救わなければ。 戦いを終わらせ、彼女の死でもって全てが完結する。そんな御伽噺であっても。 たった一人を救うために全てを犠牲にするならば、たった一人を殺して全てを救った方がどんなに簡単で美しい物語だろう。 救えない事を嘆く必要は無い。人間にとって限界というものは存在する―――ただそれだけだ。 『お主が考えている事は決して間違いと言うわけではない――が。 妾はあまり好ましいとは思えぬ。それはつまり、マトイを――見捨てるということになるのだろう?』 一を捨てることで、全を救う事が良策ならば。 全を捨てて一を救う事は愚策だと誰もが笑うのだろう。 だからこそミルヒは…いや、未来からきた《仮面》(ミルヒ)は。これからの未来のためにマトイを殺す事を選んだ。 時間編纂における過去の修正は、一つの世界を閉じる行為だ。世界の成り立ちに関係のないような小さな事象ならば良い。 それは世界そのものが《うまく帳尻を合わせてくれる》からだ。 そうできているからこそ、ミルヒのような存在が生きていけるとも言える。 小さな事柄一つ変えることで、結果的に大局を変化させるのは《結果論》だが、マトイの場合は違う。 もともとミルヒが言うに、《シオン》という絶対的な全知全能が生み出した《力ある者》である彼女は、数々の因果によって絡め取られている存在だ。 今のマトイは一歩進めば世界を終わらせる悪そのものになる。 そんな彼女を救うとなれば、世界が導き出している大きな指針から離れ、確実な改竄を認めてしまう事になってしまう。 そうなればミルヒとマトイはどうなるのか。 二人とも救われない未来を招くかもしれない。 そんな未来が欲しかった訳じゃないと、嘆くミルヒを見たくないだけかもしれないが。 『お主は、分かっていてこの道を選んでいるのじゃな』 「――何の事やら」 『妾はマトイとミルヒ。二人を救うつもりのない奴に協力する気は毛頭ない。出直して参れ』 一瞬の風と共に神々しい姿が消え去っていく。それと同時に深い溜息を漏らした。 □■□ 何を真面目に話をしたのか。スクナヒメが相当機嫌悪く話をしていたのが妙に面白かった。 彼女の機嫌を損ねる方が、ダーカーを倒すよりも難しいというのに、目の前の男は盛大に損ねてきたようである。 ハルコタンから戻れば、自室のベッドに珍しく倒れ込んでいたから、構ってやろうと近づいたのが失敗だった。 「そもそも君が変な事を言うから」とこっちも機嫌が悪い。 てっきり、彼の端末の一つである《006》かと思って近づいたというのに、よもやの本人とは。 指通りの良い砂金色の髪を撫でると、相手は黙ってそれを受け入れた。 触られるのが好きではない癖に、人の温度を求めているあたりでこの男は歪んでいる。 緩やかに撫で続ければ、深い溜息が返った。納得いかない何かがあるのだろう。ただそれの答えを自分は知っていた。 そっと伸ばされた指先を受け入れる。冷たい、温度の無い手は昔から変わらない。 一つ一つを確かめるように彼の手は顔の輪郭をなぞっていった。本当に言いたい事なんて、目に書いてある。 彼の表情全て作りものでも、その目だけは嘘を吐けない。 「シュリ」 「何だ」 「ごめんな」 謝る位なら、諦めてくれよ!と声が上がる。思わず伸ばされた手を引いて抱き寄せた。 怒っているのだ、本当に。その体が震えているのも、呼吸が荒れたのも、ただただままならないと彼が怒ったからだ。 「珍しいな、感情を表に出して」 「君があまりにも馬鹿だからだ。マトイの役割は、今ここで深遠なる闇と共に浄化されること。それは君がいう全知全能が導いた答えでもあると分かっているくせに!それでも君は彼女を見捨てないという。何故だ? 友人だから? 魂が呼応する相手だから? 仲間だから?理由が分からない。サーバーの中を捜しても、過去の記憶を見ても、君が考えていることがまったく分からないんだ。人の言う、愛とか恋とか、そういう感情ならまだ理解できるのに」 彼にとってはマトイがやっていた事の名前すら、分からないものなのだろうと思う。 彼は本当に作りもののようなのに、時折人間を理解出来ない事に苦しんでいる。 その答えを言ってやったら、本当はとても喜ぶのではないかと知っていても、教えてやる事は憚られた。 そんなものは自分自身で気づかなければいけない。 精神的に不安定なのはきっと《彼》の中にも同じようにままならないものがあるからだろう。 「シュリ、なぁ――」 「僕は反対だ。君の選択は間違っていると思う。マトイを見捨てられないのは理解しよう、努力する。 助けたいのも分かろう、努力する。でも現実問題、無理だろう? お願いだから―――」 「有難うな、シュリ。私の事を思っての判断だ、痛み入る」 息を呑んだ相手の身体をそっと離す。怒っているだろう、そう思った。 見上げてくる目線に怒りは無い。ただ、少しだけ淋しそうには見えた。《自身の説得は何の意味もない》。 そのことを一番よく分かっているからこそ、彼の目はただただ淋しいだけなのだろう。 「――奇跡とは、起こらないから奇跡と呼ぶ。僕はそんなものに縋ってしか導けない答えが最善とは思ってない」 「…シュリ、私はな。人の出会いもその奇跡の一つだと思ってる。 アークスになって沢山の友ができたよ。母星じゃ友人なんて、ニ、三人しかいなかった。 マトイにも、シオンにも出会った。過去を変えた、未来を作った。全てが一つ一つ奇跡の積み重ねだ。 ―――お前と出会えたのも希望に似た奇跡だ。 あの時、私を助けたのがお前じゃなければ、こんな風に心配してくれる奴もいなかったかもしれん」 「―――ずるい言い方だ。それじゃあ僕は君の愚行を許さずにはいられないじゃないか。 馬鹿、本当に―――本当に馬鹿だぞ、ミルヒ」 溜息が漏れる。涙を流すような男ではないが、その手が震えているのをあえて見なかった事にした。 この魔性をこれ以上困らせたく無かったからだ。 いつものように、ただ微笑んで送り出してくれればいいのに。苦虫を噛み潰したかのような顔で、もう一度溜息を吐いた。 「えー、ミルヒさん、シュリさんを怒らせちゃったままなんですか?」 深い菫色の瞳がこちらを見据えていた。もう片方の色の違う瞳も同じようにこちらを見ている。 大き目のフルーツパフェを頬張りながら、同業者のウナはさらりとそう言った。 まったくもってその通りだった。 口をきいてくれない、のレベルではない。話こそしても、まったく協力的ではない。 怒っているのだろうと思って会話を求めても、シュリは決まって「君の決めた事だから」としか言わなかった。 何かを思い立ったかのようにデータ集めをし、毎晩寝ずにサーバー処理を続けている。 正直、脳の八割以上が機械であるという彼の、情報処理速度に関しては理解の限度を超えている。 シオンやシャオのような演算処理はできなくても、人並み以上の能力がそこにはあるのは確かだ。 もっと単純に物事を考えてもいいのでは思いつつ、自身も同じように悩みやすい性格なので言うのはやめた。 見事な赤毛を三つ編みにしながらウナが注文したクリームソーダに目線を移していく。 昔からこの飲み物には縁が無く、自身はまったく飲む事は無かったが、渦中の人物も好んで飲んでいる物だ。 『アイスクリームってさ、僕の実家だと超高級品なんだよ』と呟いていた姿を思い出す。 今より少しだけ穏やかな笑顔で笑っていた事も。 「ミルヒさんにとってシュリさんは大切な友人なんですね」 「まぁな。そんなことをいったらウナ、お前もだぞ? 大切な友人で仲間だ」 「…それは嬉しいですけど、何か違う感じもしいますね。ミルヒさんからすると付き合いが長いからかなぁ?」 そうなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。 ただ自身には彼が抱えている闇そのものが理解できた、それだけだ。 彼は自分が持ち合わせる大切なものを全て守る代わりに、《人間であろうとした幼い自分》を殺した生き物だ。 故に魔性であり、人間では到底考えられない事をしておきながら、それでも人を愛さずにはいられない。 誰かが大切にしなければ、きっと壊れてしまうような作り物めいている所があるくせに、誰よりも堅い意思がある。 非常にアンバランスな生き物なのだ。 そんな面倒くさい奴だと知っていても彼との付き合いをやめなかったのは、間違い無く彼が誰よりも本当は優しい人間だと知っているからだろう。 人としての歪みが強く、《人間》を捨ててもなおあの機械に心は残ったのだ。 そこに残ったものが《優しさ》だけだとしたら、なんたる皮肉だろう。 そんな姿を友として愛した。それはきっと彼も同じなのだろうが。 「私はこれからハルコタンへ行ってくるが――あいつの事頼んだよ」 「えっ、頼んで行くんですか? もう…このクリームソーダ奢ってくれたのはそういう理由ですね?」 「ウナは優しいから、お姉さんは嬉しいよ」 にこりと笑えば、ウナも同じように笑って返してくれる。 こんな時に一人にするほうがまずいのは分かっているが自身にも時間は無い。 マトイは待っている。一人で、待ち続けている。 未来から来た自分自身もまた、決断を待っているのだ。正しい答えなんて何一つとして無い事は分かっていた。 ダーカーの主にして深遠なる闇の器として存在しているマトイを。 彼女を殺してやれるのはきっと自分だけだろう。 そしてっまた彼女を救ってやれるのも自分だけなのだと思っている。 そんな現状だからこそ、《夢は見るな》だの《無理だ》だのという言葉が飛ぶのだろう。 理解は出来るのだ。そういう人間達の事も。 もしかすると自分も――未来から来た自分自身に会わなければ、マトイを救う方法は殺す事しかないと思ったに違いない。 救う事が奇跡だというのなら、その奇跡を手にするために支払う代償はきっと大きい事だろう。 それでも諦められないのは、彼女もまた誰かを救うために代償を支払い続けてきたからだ。 報われない事など許してはいけない。 人であれ何であれ、支払った分の対価は得られるべきなのだ。 ダークファルス【双子】が自身の命と引き換えに、深遠なる闇を呼びよせたように。 ならばマトイが独りで戦い続けてきた対価を今、彼女を救うという奇跡でもって世界は清算すべきなのに。 「ままならないのは辛いな」 「それを言っちゃったら、皆。自分にブーメランですよ、ミルヒさん。 何でも上手くいく事は無いかもしれないけれど――-…それでも何かしらの形で報われるようになっているんですよ。 きっと」 ウナの言葉に目を見開く。そうでなければこんな世界、ただ辛いだけではないか。 「本当に、そうであってほしいものさな」 ◇◆◇ ―――管理者の接続を承認。サーバー・アルカディアはこれより四十八時間、他サーバーとの連動を切断します。 ―――テストサーバー・エバーを起動。サーバー・アルカディアはエバーとの連動を承認。接続します。 「宜しい、全て承認。アルカディア下位のサーバーは、全て単独行動の権限を与える。 代行者は《001》、《006》へ。サーバー・アルカディアはテスト運用により、全サーバーから独立を完了。 これより記憶・記録の保管及び、バックアップの作成に入ります」 巻き戻される時間。時間の逆行。それを可能にする力。 どんな因果であれ、必然的に起こりうる事実。繰り返しの現実は確かに歴史の枝葉をかえて過去を変えながら進んでいる。 例えばその力を自由に使えたならば、嘆いた過去全てを一蹴できる。 でもそれは敵わない。何度繰り返しても変わらない現実があるのだ。 だからこそ、未来からきたというミルヒ―――【仮面】は、繰り返しの果てにマトイを殺す事で世界と彼女を救う道を選んだ。 間違いだとは思わないし、それが正解だとも思う。 ―――でもミルヒは望んではいないのだ。彼女の死をもってして終わる物語など。 「全てが平等で平和なら、人間に争いはないと言っていたけどな…キチェル。それは綺麗ごとだったよ」 平等なんてものはないから、争いがなくなることは無いとキチェルは言ったが。 例え平等であったとしても犠牲の無い平和などあり得ない。対価の無い幸福など存在してはいけないのだ。 故に、どこにその対価を求めるのか。 例えばミルヒとマトイの話ならば―――マトイに全ての犠牲と対価を支払わせることで世界を救う。 ミルヒはマトイを殺すという対価を払って世界を救った英雄に成り下がるのだろう。 そんな事をミルヒは望んでいない。 ただし対価とは支払えるものにしか要求されないものだ。 「僕は、何を支払えば―――君達を助けられるのか分からないよ」
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『繰り返し繰り返し繰り返し』 6KB いじめ 子ゆ 虐待人間 内容はありがち 別に注意でも何でもないよ ※たまには、ストレートで行く!! でも元が歪んでるから真直ぐになってる保証はしない!! ※基本的に他意はない。 ※お前ら皆、ココイチの5辛以上をゆっくりに食わせて悶絶させれ。晩御飯に、初めての5辛を600gで頼んじゃったせいで、何か全身からスパイシーな匂いがするぜぇ。あと、何か眩暈がする。 その日、子れいむは、何度目かの絶望を味わっていた。 眼前にあるのは、四角い穴だ。 ツルツルとした翡翠色の一区画に開いた穴は、みかん程の大きさしかない子れいむであれば余裕で数匹が収まってしまう程度の開口がある。一方、手前から傾斜のついた格好となっている奥は、徐々に先細りになっており、続く円筒状の部分から先は、一向に見通すことの出来ない暗闇が続いている。 れいむは、その穴から目を逸らすことが許されない。 背部より握りこまれた人間の五指を外す術など、元より子れいむには、具わっていないためである。 「どぼ、じで、ごんなごとに……」 その問いに答えてくれる存在はいない。 「今から君は、死なない程度に握り潰されます」 全身を圧迫される地獄の様な苦しみとストレスに耐え、喘ぎ々ぎ言葉を吐き出した子れいむに返ってくるのは、決まって聞き取りづらいガラガラ声だ。 「ペシャンコにされてグニャグニャになった君は、排水管の中に落とされ、水で押し流されて下水道に落っこちるでしょう。そこには、人間のしーしやうんうんがぐちゃぐちゃに混ざり合った臭い川が流れています。君は、その川に溶け混じって死にます。楽しかった思い出も、嬉しかった思い出も、悲しかった思い出も、皆々、汚い泥の塊になります」 ――よろしいですか? 磨りガラスの様な人間の声であるが、最後の確認だけ、ジンワリと熱を持っているように感じられた。 子れいむから見えない人間の顔であるが、どのような表情をしているのだろうか。子れいむは知っている。想像ではなく実際に見ていた。 子れいむが固定されている場所の傍平には、くすんだ空色の蓋が敷かれた薄紅色の浴槽が鎮座している。それが人間の『おふろ』である、と子れいむは教わった。それを教えてくれたのが誰であったのか、子れいむは思い出せない。 現在、浴槽としての役割を放棄しているプラスチック塊の上には、子れいむの家族が封入された入れ物が載せられていた。四方を見えない壁で覆われた空間、所謂『とうめいなはこさん』は、先程まで子れいむが入れられていた場所でもある。 外界の音が一切遮断された箱であるが、人間を含めた空間の全容を窺い知ることは容易であった。 一番末っ子の赤まりちゃが握りつぶされる瞬間、跳び散った餡子の飛沫が水に流されて行く瞬間、伸び来る人間の掌が子れいむの目の前でおそろしーしーを漏らしていた一個下の妹れいむを握り込む瞬間。 子れいむは、全て余すことなく見ていた。 きっと今も人間は、その時と同じ顔をしているのだろう。 「ど、どぼじで、ごんなごどずどぅどぉ? でいむだっべ、いぎ、い、い、いぎで、ゆぎ、ぎ、ぎぎぎ、ちゅぶれりゅ……」 子れいむは、何度同じ質問、嘆願を繰り返したのだろうか。 三より先を計上できない子れいむであるが、『たくさんのたくさん』よりも多いことだけは理解していた。 『たくさんのたくさん』が『たくさんのたくさんのたくさん』になるまでには開放されたい。そう子れいむは、願っていた。 しかし、持てる語彙の限りを尽くして捻り出した子れいむの言葉が人間の心を打つことはない。 それは、繰り返しに過ぎないからだ。 ここと違う場所、似たような状況で、ずっと昔から。具体的に言うと、壷の中身が未だ活気に満ち溢れていた頃から。 ゆっくりは、数多の失敗から学ぶことも無く、人間と相対して同じ失敗を繰り返してきた。 その度に種々の陳情による謝罪大会が催されて来た訳であるが、その本質が変容したことなど唯の一度も有りはしない。 それは、どことなく蜥蜴の尻尾切りに近いものがあるのかもしれない。 ただ残念ながら、ゆっくりが切り捨てた一山幾らのプライドなどに関心を抱く生物は、地球上の何処にも存在しなかった。 よって、子れいむが助かることは決してない。 「今から君は、死なない程度に握り潰されます」 子れいむが必死に言葉を紡ぎ続け、幾許の時間が経過したのか。 『たくさんのたくさん』は、既にどれだけの『たくさん』を費やして計上すべきものか不明となっていた。 碌な掃除もなされていない排水溝からバクテリアが止め処ない腐敗臭を放ち、八方から掛る圧力により丸々とした体が醜く楕円へと拉げる中、子れいむの中枢餡には、もう何の言葉も過ぎることがなかった。 また繰り返し始まった人間の口上が饅頭皮を震わせるものの、それが明確な記号となって子れいむに届くことは、もうない。 子れいむの脳裏に、自身が母の蔦から生れ落ちた瞬間が過ぎる。子れいむにとって、それが生涯で最も幸せな瞬間であり、忘れたくない思い出だったのだろう。 掠れた声で話を続ける人間の言葉を借りるのであれば、それは今から汚泥と交じり合い、腐臭を放つゴミになる物だ。 「よろしいですか?」 人間の口上が終わった。 餡子脳細胞の遅々とした情報伝達速度で見られた走馬灯は、たったの一つだけだった。 だが、そういった形のない思い出よりも、子れいむにとって重要なのは、現在、自身を苛み続ける苦しみから解放されることであった。 ゆひぃ、ゆひぃ、と苦しそうに喘ぎながら、すっかり乾きカラカラに枯れた喉で、子れいむは、ゆん生最後の繰り返しを行った。 「は……い、もう、ころじ、でくだざ……、ゆ、ゆ、ゆぅぅぅぅ!! いぎゃ、いぎゃいぃぃぃぃ!! ちゅぶ、ちゅぶれりゅ!! ちゅびゅれびゅぅぅぅぅぅぅ!!」 子れいむを苛んでいた圧迫による苦しみは、唐突に鋭い痛みへと移行する。 背後から感じる人間の気配が一層、歓喜を帯びたものに変貌し、食い込むゆびさk ブジュ、 サー、 ジュルル、ゾゾ、ゾ、 プpn あとがき 交差点でトラックに轢かれて僕の自転車がお釈迦った。対人恐怖症なんで、さっさとその場から立ち去ったものの、せめて自転車の修理費が欲しかった、畜生。 さて、今回の話、書き終わってから「もうちょい、繰り返し部分を強調すべきだったか……?」と反省しているのですが、いかがだったでしょうか。 因みにすっげー余談ですが、この題名は、高校生の頃、合唱部で歌った課題曲だか自由曲だかの歌詞から勝手に引用しております。反省はしていないし、怒られても反省しない(キリッ あ、それと何か色々問題の前作ですが、躁でも鬱でもない時に改めて読み返してみると、自分でも意味分からん話でしたね。申し訳ない。 多分、書いてる時は「荒唐無稽な怪奇談」を書きたかったんだと思うのですが、どうもテンションが上か下に寄ってる時は、記憶が曖昧で宜しくないですわ。 星が生きてる云々ですが、あれは伊藤潤二先生の『地獄星レミナ』にインスパイアされました。あの漫画の中で生きているのは地球じゃなくてレミナで、地球は食べられちゃうんですけどね。つうか、この漫画を置いている病院のセンスがマジパネェ。患者さんにトラウマ植え付ける気が満々じゃねーか……。 おっと、あとがきが長くなりました。申し訳ありません。 では、またいつか。 ゆっくり的には、たくさんな過去作 anko2899 友達がいた‐前編 anko2900 友達がいた‐後編 anko2916 それは酷く臭う anko2955 生きてるんだよ
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繰り返し構文を利用することで、退屈な毎日のルーチンワークを機械でオート制御出来るようにはなりませんが、Kuinで記述するプログラムの、似たような繰り返し記述を、たった数行で表現できるようになります。 繰り返し構文概要 while文説明 記述方法 サンプルコード(Ver1.00) for文説明 記述方法 サンプルコード(Ver1.00) foreach文説明 記述方法 繰り返し構文概要 繰り返し構文とは、その名の通り指定した処理を何度も繰り返し実行させる命令のことです。例えば、1から5までの数字をデバッグウインドウに出力させるコードを書くとします。繰り返し構文を知らない人は以下のようなコードを書くでしょう。 func Main()var i int 0 do i i + 1 {*1}do Dbg@Log(i.ToStr()) {1がデバッグウインドウに出力される} {*2}do i i + 1do Dbg@Log(i.ToStr()) {2がデバッグウインドウに出力される}do i i + 1do Dbg@Log(i.ToStr()) {3がデバッグウインドウに出力される}do i i + 1do Dbg@Log(i.ToStr()) {4がデバッグウインドウに出力される}do i i + 1do Dbg@Log(i.ToStr()) {5がデバッグウインドウに出力される}end func 上記のコードを見ると、{*1}と{*2}が何度も書かれていることが分かると思います。このコードは1から5までを出力させるコードなのでこの行数で済んでいますが、1から1000、1から10000までを出力させるコードを書く場合はどうでしょうか。このコードのように{*1}と{*2}を何度も繰り返し書きますか?それだと非常に効率が悪いです。このような同じことを繰り返す部分をどうにかして短くしたい。そこで使うのが繰り返し構文です。Kuinにはwhile文、for文、foreach文の3つの繰り返し構文があります。今回はその中の1つのwhile文を使って1から5までを出力するコードを記述します。 func Main()var i int 0 while (i 5)do i i + 1do Dbg@Log(i.ToStr())end whileend func トータルで14行だったコードが8行に凝縮されました。たった6行しか変わらないの?と思う方がいるかもしれませんが、 while (i 5) の5の部分を1000に変えてみてください。コードは8行のままで、1から1000までの数字を出力することができます。(繰り返し構文を使わずに書いた場合、2000行相当のコードになります。)繰り返し構文の利便性は分かって頂けたでしょうか。次項ではwhile文、for文、foreach文それぞれの繰り返し構文の詳しい使い方を記述します。補足do i i + 1は、do i + 1と表すこともできます。 +については○○○(代入演算子の項目へのリンク)をご覧ください。 while文 説明 while文とは、ある条件が満たされている間だけ指定された処理を繰り返し実行する命令のことです。while文は、Kuinでゲームを作る際に必ず使用する命令の1つだと言っても過言ではないでしょう。[要出典]while文とif文を組み合わせることにより、様々なアニメーションを作ることができます。 記述方法 func Main()while(条件式(bool型)){条件式がtrueであり続ける間、繰り返したい内容}end whilewhile(条件式(bool型),skip){初回実行時及び条件式がtrueであり続ける間、繰り返したい内容}end whileend func サンプルコード(Ver1.00) func Main()var rx int 0 {四角形のx座標}var bl bool true {右に移動するか左に移動するかの判定} while (true) {条件にtrueを指定した場合、無限ループになります}do Kuin@Act()do Draw@Rect(rx $ float, 400 $ float, 50.0, 50.0, 1.0, 1.0, 1.0, 1.0) {50*50の白い四角形を指定座標に表示} if (rx 0) {四角形が画面の左端に到達したとき}do bl true {四角形を右に移動するようにする}end ifif (rx 1550) {四角形が画面の右端に到達したとき}do bl false {四角形を左に移動するようにする}end if if (bl) {判定が右のとき}do rx + 5 {四角形を右に5進める}end ifif (!bl) {判定が左のとき}do rx - 5 {四角形を左に5進める}end ifend whileend func for文 説明 for文とは、while文と同じように指定された処理を繰り返し実行します。ただしwhile文とは違って、ある変数を宣言・初期化し、その変数が指定した最大値になるまで繰り返しの度に1ずつ追加していきます。個数の決まった[](array)型の変数と相性がよく、また回数が確実に決まった繰り返し処理を行いたい場合によく使われます。 記述方法 func Main()for 変数名(初期値(int型),最大値(int型)){変数の値が初期値から最大値の範囲の間、繰り返したい内容}end forend func サンプルコード(Ver1.00) func Main(){掛け算九九をの結果を表示するプログラム}var nums [][]intvar rowmax int 9 {配列の最大行数}var colmax int 9 {配列の最大列数} do nums #[rowmax+1][]int {配列の行数を設定} for i( 0,rowmax ) {0からrowmax(9)まで繰り返す}do nums[i] #[colmax+1]int {配列の列数を設定}for j( 0,colmax ) {0からcolmax(9)まで繰り返す}do nums[i][j] i * j {配列に掛け算の結果を格納}end forend for for i( 0,rowmax ) {0からrowmax(9)まで繰り返す}for j( 0,colmax ) {0からcolmax(9)まで繰り返す}do Dbg@Log( i.ToStr() ~ " * " ~ j.ToStr() ~ " = " ~ nums[i][j].ToStr() ) {配列に格納されている数値を表示}end forend forend func foreach文 説明 記述方法
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繰り返し For~Next topへ 繰り返す回数が決まっている場合、指定回数ステートメントを実行します。 C1からC10までにA1*B1の計算結果を入力する。 Sub rei1() Dim myCnt As Long For myCnt = 1 To 10 Cells(myCnt, 3).Value = Cells(myCnt, 1).Value * Cells(myCnt, 2).Value Next myCnt End Sub 実行結果 増減値に「2」を設定して1行置きに計算結果を入力する Sub rei1() Dim myCnt As Long For myCnt = 1 To 10 Step 2 Cells(myCnt, 3).Value = Cells(myCnt, 1).Value * Cells(myCnt, 2).Value Next myCnt End Sub 実行結果 カウンタ(myCnt)が5になったら、途中でループを抜ける。 Sub rei1() Dim myCnt As Long For myCnt = 1 To 10 If myCnt = 5 Then Exit For Cells(myCnt, 3).Value = Cells(myCnt, 1).Value * Cells(myCnt, 2).Value Next myCnt End Sub 実行結果 2重ループの例 下図のような九九の表を作成してみます 入力するセルはB2からになるので、ループの開始値「1」に1を加えて Cells(i + 1, j + 1) とすることで調整しています。 Sub rei_kuku1() Dim i As Integer Dim j As Integer For i = 1 To 9 For j = 1 To 9 Cells(i + 1, j + 1).Value = i * j Next j Next i End Sub また、A1を基準にずらして入力すると考えれば、Offsetを利用して Range( A1 ).Offset(i, j).Value = i * j と書くこともできます。 Sub rei_kuku1() Dim i As Integer Dim j As Integer For i = 1 To 9 For j = 1 To 9 Range( A1 ).Offset(i, j).Value = i * j Next j Next i End Sub 下図のようになります。 2重ループの例2 下図のような九九の表を作成してみます この例では1行目とA列の掛ける数値がランダムに入力されています。 計算は1行目とA列の値ですので、基準となるA1セルからの位置関係で計算ができます。Range( A1 ).Offset(i, j).Value = Range( A1 ).Offset(i, 0).Value * Range( A1 ).Offset(0, j).Value としました。 Sub rei_kuku1() Dim i As Integer Dim j As Integer For i = 1 To 9 For j = 1 To 9 Range( A1 ).Offset(i, j).Value = _ Range( A1 ).Offset(i, 0).Value * Range( A1 ).Offset(0, j).Value Next j Next i End Sub 下図のようになりました。 For Each In~Next topへ オブジェクトを繰り返し処理します。 セル範囲を繰り返し処理します。 セル範囲(C1 C10)に(2つ左列のセルの値)*(1つ左列のセルの値)を入力します。 Sub rei1() Dim myRng As Range Dim c As Range Set myRng = Range( C1 C10 ) For Each c In myRng c.Value = c.Offset(0, -2).Value * c.Offset(0, -1).Value Next c End Sub 実行結果 Do~Loop topへ ループ条件を満たしている間は繰り返す。Do While ループ条件が満たされるまで繰り返す。Do Until 抜け出す条件が適当でない時、無限ループに入り終了できなくなります。 [Esc]キーを押すと、コードの実行が中断できます。 タイミングが悪く中断できない時は[Esc]キーを押し続けます。 [CTRL]+[Break(Pause)](DOS-V機)または[CTRL]+[STOP](NECの98シリーズ)でも中断できます。 myCntが5以下の時は繰り返し実行する。 Sub rei1() Dim myCnt As Long myCnt = 1 Do While myCnt = 5 Cells(myCnt, 3).Value = Cells(myCnt, 1).Value * Cells(myCnt, 2).Value myCnt = myCnt + 1 Loop End Sub 実行後に条件判断する時はLOOPの後ろにWhileを書きます この例では「myCnt 6」となります。 Sub rei1() Dim myCnt As Long myCnt = 1 Do Cells(myCnt, 3).Value = Cells(myCnt, 1).Value * Cells(myCnt, 2).Value myCnt = myCnt + 1 Loop While myCnt 6 End Sub 実行結果 myCntが5を超えたら繰り返しを抜け出す。 Sub rei1() Dim myCnt As Long myCnt = 1 Do Until myCnt 5 Cells(myCnt, 3).Value = Cells(myCnt, 1).Value * Cells(myCnt, 2).Value myCnt = myCnt + 1 Loop End Sub 実行結果 IF文で抜け出す条件を書き込む(myCntが5を超えたら繰り返しを抜け出す) Sub rei1() Dim myCnt As Long myCnt = 1 Do Cells(myCnt, 3).Value = Cells(myCnt, 1).Value * Cells(myCnt, 2).Value myCnt = myCnt + 1 If myCnt 5 Then Exit Do Loop End Sub 実行結果
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作詞:猫虫P 作曲:猫虫P 編曲:猫虫P 歌:初音ミク 翻譯:SHIZUKA 不斷被替換的渺小存在 以為彼此相適的錯覺 連意義都失去了的言語和自覺 心中的空虛再次擴展 便哭泣著不知道該怎麼辦了 已經不需要了 已經變的礙事了 雖然沒有說出口但卻聽得見 這樣的感覺你能夠理解嗎? 真的很討厭啊 一直這樣下去好像也不錯 就這樣沉溺於天真的幻想裡 穿透過玻璃的微弱光線 與嘆息交錯著消融了 深深的深深的沉入睡眠中 於彎臂中繼續描繪著 這既是最初也是最後的夢 不管哪裡都沒有我的容身之處 因為 我曾真的相信 懷疑什麼的最討厭了 以為是逐漸開始有了距離 但是 從一開始就全都是謊言 根本沒有契合過吧 曾如此感到興奮的我 就像個笨蛋一樣 愛著呦 這麼對我說 其實是為了誘我上鉤的餌食嗎 被裝進玩具箱裡 是因為玩膩了所以丟進去的嗎 營造假象 表面上是特殊待遇 但倒過來看 其實不過是利己主義的態度 能夠替代的人要多少有多少 查覺到這件事的人偶就立刻被汰換 被並列著 被比較著 只要稍微嚐一下就馬上說Bye Bye 這樣的感覺你能夠理解嗎? 再見了 逃避不了的傷害 早已使我的眼淚流乾 就連善意的邀請也全都 看起來像是別有心機一樣 為什麼 只是很方便操控而已 不管什麼都聽你的 如此的盡心盡力卻被推開的我 就像不斷被替換的渺小存在般的 被當作消耗品 曾這麼隨之起舞的我 就像個笨蛋一樣 愛著呦 這麼對我說 其實只是為了馴服我的餌食嗎 隨意的玩弄 接著 就要連捨棄我的事情都忘記了嗎 竟然是如此不在乎的語調 曾經是多方便的道具啊 但無論多麼後悔 都不會再次重來了 愛著呦 之所以這麼對我說 其實就是為了誘我上鉤的餌食 無論內在到底如何都好 不過就只是喜新厭舊 愛著呦 之所以這麼對我說 其實就是為了馴服我的餌食 對你來說可能只是玩玩而已 但對我來說卻是一輩子都要背負下去的 以為彼此相適的錯覺 連意義都失去了的言語和自覺 心中的空虛再次擴展 便哭泣著不知道該怎麼辦了 已經不需要了 已經變的礙事了 雖然沒有說出口但卻聽得見 這樣的感覺你能夠理解嗎? 真的很討厭啊 營造假象 表面上是特殊待遇 但倒過來看 其實不過是利己主義的態度 能夠替代的人要多少有多少 查覺到這件事的人偶就立刻被汰換 被並列著 被比較著 只要稍微嚐一下就馬上說Bye Bye 這樣的感覺你能夠理解嗎? 再見了 翻譯:pumyau 自以為美好的錯覺 失去意義的話語及自覺 空了的大洞不會再填滿 不知何去何從只能哭著想討回 已經不要你了 你在只會礙事 雖沒說出口卻確實聽得見 這份心情你能夠理解嗎 已經夠了 要是能一直一直持續就好了 步伐前方的甜美幻想 穿透玻璃的淡淡光芒 交織融化的嘆息 落入了深沉的睡夢中 在雙手中持續描繪 這是最初也是最後的夢 我失去的安身之地 因為 發自內心的相信 不想要去懷疑 感覺這樣的話似乎就會漸行漸遠 但是 自一開始就全是謊言 從來就不曾真正接近 如此興沖沖的簡直像笨蛋 我曾愛過你 如此說出的 是拿來引我上鉤的餌食嗎 被塞入 玩具箱裡頭 要是膩了就會被扔掉嗎 虛晃一招 表面上是特別待遇 翻過來一看 是利己主義態度 替代品要多少有多少 被查覺到這點的人偶便馬上退場 被排列的東西 被比較的東西 稍微嚐過味道便馬上道別 這份心情你能夠理解嗎 再見了 無法逃脫而留下的傷痕 眼淚也早已流乾了 就連美麗的邀約 也都不禁會猜測懷疑 為什麼 只是因為很好操控 無論什麼都順心如意 被擺弄到了如此地步的我 不斷重複的小小一粒 就像是消耗品般 如此隨之起舞簡直像笨蛋 我愛你 如此說出的 是拿來豢養我的餌食嗎 盡興玩過之後 就連要扔掉都忘了嗎 如此不在乎的一句話呢 好方便的道具呢 無論再怎麼後悔 都無法回到過去了 我曾愛過你 如此說出的 就是拿來引我上鉤的餌食 內容物根本就無所謂 只是想要點新的東西 我愛你 如此說出的 就是拿來豢養我的餌食 雖然對你來說只是玩玩 我卻要一生背負下去 自以為美好的錯覺 失去意義的話語及自覺 空了的大洞不會再填滿 不知何去何從只能哭著想討回 已經不要你了 你在只會礙事 雖沒說出口卻確實聽得見 這份心情你能夠理解嗎 已經夠了 虛晃一招 表面上是特別待遇 翻過來一看 是利己主義態度 替代品要多少有多少 被查覺到這點的人偶便馬上退場 被排列的東西 被比較的東西 稍微嚐過味道便馬上道別 這份心情你能夠理解嗎 再見了 作詞:猫虫P 作曲:猫虫P 編曲:猫虫P 歌:鏡音リン 翻譯:SHIZUKA 以為彼此相適的錯覺 連意義都失去了的言語和自覺 心中的空虛再次擴展 便哭泣著不知道該怎麼辦了 已經用不著了 已經無法忍受了 即使這樣也換不回殘破書籍中的一頁 無論表裏都是美麗的棘刺 令人動搖不已 一直這樣下去好像也不錯 就這樣沉溺於天真的幻想裡 穿透過玻璃的微弱光線 與嘆息交錯著消融了 深深的深深的沉入睡眠中 於彎臂中繼續描繪著 這既是最初也是最後的夢 不管哪裡都沒有我的容身之處 因為 我曾真的相信 懷疑什麼的最討厭了 以為是逐漸開始有了距離 但是 從一開始就全都是謊言 根本沒有契合過吧 曾如此感到興奮的我 就像個笨蛋一樣 愛著呦 這麼對我說 其實是為了誘我上鉤的餌食嗎 被裝進玩具箱裡 是因為玩膩了所以丟進去的嗎 營造假象 表面上是特殊待遇 但倒過來看 其實不過是利己主義的態度 能夠替代的人要多少有多少 查覺到這件事的人偶就立刻被汰換 已經回不到過去了啊 好想就這樣逐漸疏遠啊 但就像被裝訂好而不會枯萎的破舊封面 既定好的消極暗號 隨之渲染而出 直擊內心的傷害和赤紅色的淚痕 好想將盛開的劇毒之花 整株連根拔起 然後無限制的 沉溺於藥物的副作用中 為什麼 希望你只說些好聽話騙我 覺得這樣就好的哭了出來 如此的低姿態是真的這麼希望著的嗎 我 就像不斷被替換的渺小存在般的 被當作消耗品 曾這麼隨之起舞的我 就像個笨蛋一樣 愛著呦 這麼對我說 其實只是為了馴服我的餌食嗎 隨意的玩弄 接著 就要連捨棄我的事情都忘記了嗎 竟然是如此不在乎的語調 曾經是多方便的道具啊 但無論多麼後悔 都不會再次重來了 愛著呦 之所以這麼對我說 其實就是為了誘我上鉤的餌食 無論內在到底如何都好 不過就只是喜新厭舊 愛著呦 之所以這麼對我說 其實就是為了馴服我的餌食 對你來說可能只是玩玩而已 但對我來說卻是一輩子都要背負下去的 以為彼此相適的錯覺 連意義都失去了的言語和自覺 心中的空虛再次擴展 便哭泣著不知道該怎麼辦了 燃燒殆盡的相片 猛烈爆發的病毒 那樣的暖度也很快就會令人感到害怕吧 在被奪去的色彩中尋找錯誤 真的很討厭啊 營造假象 表面上是特殊待遇 但倒過來看 其實不過是利己主義的態度 能夠替代的人要多少有多少 查覺到這件事的人偶就立刻被汰換 只是冰冷的無法再繼續運轉 渴望著那狂亂發狂似不斷延續下去的曲線 風波尚未止息的破門而出 再見了 翻譯:pumyau 自以為美好的錯覺 失去意義的話語及自覺 空了的大洞不會再填滿 不知何去何從只能哭著想討回 我不要了 待不下去了 無法更換的破損書本頁面 無論正面反面都是美麗的荊棘 簌簌搖動 要是能一直一直持續就好了 步伐前方的甜美幻想 穿透玻璃的淡淡光芒 交織融化的嘆息 落入了深沉的睡夢中 在雙手中持續描繪 這是最初也是最後的夢 我失去的安身之地 因為 發自內心的相信 不想要去懷疑 感覺這樣的話似乎就會漸行漸遠 但是 自一開始就全是謊言 從來就不曾真正接近 如此興沖沖的簡直像笨蛋 我曾愛過你 如此說出的 是拿來引我上鉤的餌食嗎 被塞入 玩具箱裡頭 要是膩了就會被扔掉嗎 虛晃一招 表面上是特別待遇 翻過來一看 是利己主義態度 替代品要多少有多少 被查覺到這點的人偶便馬上退場 無法回頭了 想要疏離了 被深深植入不會枯萎的混濁封面 被決定好的負面密碼 逐漸蔓延 內心的傷痕及紅色的淚痕 自根部開方的劇毒花瓣 即使摘下看看也無窮無盡 沐浴在藥物副作用中 為什麼 沒有撒謊要求只要好事而叫了出聲 被擺弄的樣子就是事實嗎 我 不斷重複的小小一粒 就像是消耗品般 如此隨之起舞簡直像笨蛋 我愛你 如此說出的 是拿來豢養我的餌食嗎 盡興玩過之後 就連要扔掉都忘了嗎 如此不在乎的一句話呢 好方便的道具呢 無論再怎麼後悔 都無法回到過去了 我愛你 如此說出的 就是拿來引我上鉤的餌食 內容物根本就無所謂 只是想要點新的東西 我愛你 如此說出的 就是拿來豢養我的餌食 雖然對你來說只是玩玩 我卻要一生背負下去 自以為美好的錯覺 失去意義的話語及自覺 空了的大洞不會再填滿 不知何去何從只能哭著想討回 烙下的影像 作亂的病毒 暖暖的溫度也會馬上變得恐怖 模糊的找出錯誤色 已經夠了 虛晃一招 表面上是特別待遇 翻過來一看 是利己主義態度 替代品要多少有多少 被查覺到這點的人偶便馬上退場 就這樣冰冷的不再啟動 渴望又瘋狂的筆直曲線 打開仍在拍打的波浪之門 再見了 千分之一 翻譯:MIU 自以為是的錯覺 失去了意義的言語與自覺 再次綻開的心中空洞 哭到了不知所措 已經不需要了 存在都成麻煩了 雖然沒有說出口我卻能夠聽見 你能明白這種感受嗎 已經夠了 要是能夠永遠繼續就好了 對於進展結果的甜蜜幻想 透過玻璃的微弱光線 與歎息聲交織在一起 陷入了深深的安眠中 在臂彎中不停描繪過 這是最初也是最後的夢 卻消失了的我的容身之處 可是 我曾真正相信過 不願懷疑 雖然隱約感覺到了疏遠 但是 從開始就全是謊言 根本從未有過貼近 卻那樣興奮的我像個傻瓜一樣 曾和我說的我愛你 只是引我上鉤的釣餌嗎 而被塞進了玩具箱 是我已被玩膩丟棄了嗎 特別待遇的表面假像 反面不過是利己主義的態度 替代者數之不盡 而意識到的人偶立刻被淘汰 被陳列著比較著 稍作品嘗後立即分別 你能明白這種感受嗎 再見了 無法逃脫留下了傷痕 眼淚也已經乾涸 連同一切美好的邀約 都已看來污濁不堪 為什麼 只是因為方便操控 一切都如他所願 變成這樣卻被推開的我 只被當做替代中千分之一的消耗品 卻被擺弄成這樣真像個傻瓜 說過的我深愛你 只是為了馴服我的釣餌嗎 在盡情玩弄過後 連丟棄都忘記了嗎 不過那樣簡單的一句話啊 還真是方便的道具呢 不管再怎樣後悔 都回不到最初了 曾和我說的我愛你 只是引我上鉤的釣餌 內在是怎樣都無所謂 你不過是想換成新品 說過的我深愛你 只是為了馴服我的釣餌 即使對於你來說是在玩樂 而我卻要背負一生 自以為是的錯覺 失去了意義的言語與自覺 再次綻開的心中空洞 哭到了不知所措 已經不需要了 存在都成麻煩了 雖然沒有說出口我卻能夠聽見 你能明白這種感受嗎 已經夠了 特別待遇的表面假像 反面不過是利己主義的態度 替代者數之不盡 而意識到的人偶立刻被淘汰 被陳列著比較著 稍作品嘗後立即分別 你能明白這種感受嗎 再見了
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東京支部定例会のテーマのうち、定期的に繰り返しているもの。 例 テーマ 頻度 開催月 はじめのい~っぽ 3ヶ月毎 3,6,9,12月 FGYM 3ヶ月毎 1,4,7,10月 類義語 リサイクルネタ リベンジネタ?
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繰り返し言葉 686 名前:水先案名無い人:2009/09/18(金) 23 46 48 ID 5GPvn/x30 全繰り返し入場!! 美少女フィギュアは生きていた!! 更なる品揃えを積み安さが甦った!!! 通販サイト!! あみあみだァ――――!!! 移動手段はすでに我々が完成している!! 四足歩行ハイハイだァ――――!!! 効果発動ししだい手札に戻しまくってやる!! 遊戯王カード代表 ハネハネだァッ!!! シェアの奪い合いなら我々の企業がものを言う!! 便器の製造 トイレッチュアー TOTO!!! 真のバトル漫画を知らしめたい!! 少年ジャンプ HUNTER×HUNTERだァ!!! 店舗展開は北日本制覇だが面白さなら全店舗ナンバーワンだ!! パチンコ店 ベガスベガスだ!!! 雑菌対策は完璧だ!! LIONから キレイキレイ!!!! 全ゲームのベスト・エクステンドは私の中にある!! 1UPの神様が来たッ ノコノコ!!! 頭脳戦なら絶対に敗けん!! 子供の遊び見せたる 長考隊長 なぞなぞだ!!! バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!! マダガスカルのピュア・モンキー アイアイだ!!! 北の海から美味しい魚が水揚げだ!! スズキ目 ハタハタ!!! 予算の無いユーザーが欲しいからフリー(月額0円)になったのだ!! プロのサービスを見せてやる!!とくとく!!! めい土の土産に銃撃とはよく言ったもの!! ショットガンが今 漫画でバクハツする!! 三宅流ラブコメ すぱすぱだ―――!!! 長寿番組こそがバラエティ最強の代名詞だ!! まさかこの番組がきてくれるとはッッ SMAP×SMAP!!! 点数が欲しいからここまできたッ 相手の狙い一切不明!!!! 花札のチキン(駆け引き)ゲーム こいこいだ!!! オレたちは空中最強ではない陸上で最強なのだ!! 御存知トベナイ ドードー!!! 忍術の本場は今やNARUTOにある!! 私を驚かせる忍者はいないのか!! テンテンだ!!! デカァァァァァいッ説明不要!! Lサイズより!!! 更にデカァいッ!!! LLだ!!! 歌は踊りも踊れてナンボのモン!!! 超実戦楽曲!! 中東イスラエルからマイムマイムの登場だ!!! 盾はオレのもの 邪魔するやつは思いきり近づき思いきり呑みこむだけ!! ゼルダの伝説統一王者 ライクライク 青い鳥を捕まえに異世界へきたッ!! 童話「青い鳥」主人公 チルチル!!! テクニックに更なる磨きをかけ ”紐技”ヨーヨーが帰ってきたァ!!! 今の食材に不足はないッッ!! 鍋・料理しゃぶしゃぶ!!! 中国四千年の敬意が今ベールを脱ぐ!! 中国語から 謝々(シェシェ)だ!!! 自然の中でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃える霊長類 ゴリラ・ゴリラ 学名で登場だ!!! フィールドマップはどーしたッ クソゲーのバグ 未だ消えずッ!! 直すも壊すも思いのまま!! 摩訶摩訶だ!!! 特に理由はないッ カフェインで眠気が覚めるのは当たりまえ!! 依存症には注意だ!!! 日の下開山! BLACK BLACKがきてくれた―――!!! NHKで磨いた実戦キグルミ!! 幼児向け番組のマスコット・ドッグ ワンワンだ!!! 感銘だったらこの曲を外せない!! 超A級民謡 ドナドナだ!!! 超一流モンスターの超一流の状態異常だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 初代ポケモンの必殺技!! どくどく!!! 電波ソングはこの曲が完成させた!! Flashアニメの切り札!! ニョキニョキだ!!! 古き名作が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ コンパイルッッ 俺達は君を待っていたッッッぷよぷよの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華な“繰り返し”通称を4つ御用意致しました! ムカデ目 ゲジゲジ!!(ゲジ) 機動戦艦ナデシコ ルリルリ!!(ホシノ・ルリ) cm^3と同義!cc!(Cubic Centimetre) ……ッッ どーやらもう一つは男性器を意味する様ですが、ここには書けないのでッお察し下さいッッ 関連レス 690 名前:水先案名無い人:2009/09/19(土) 00 09 47 ID 5HEgLOWy0 スペイン人向け注意書き、「乾杯の時に言う○○○○は男性器を意味するので言わない」乙 691 名前:水先案名無い人:2009/09/19(土) 07 12 50 ID oo5c5gTv0 すぱすぱとか懐かしいなオイ乙 692 名前:水先案名無い人:2009/09/19(土) 08 22 55 ID Gj2LJ9MP0 メケメケとかゲレゲレとか動物って繰り返し多いよね。ニョロニョロにヤンヤンカンカンに… これだけで一個作れる勢いだ コメント 名前
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第4話「繰り返し」 200 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 00 09 47 ID wpQ5nXao 氷男きた!支援!! 201 :氷男:2011/02/06(日) 00 10 46 ID 0NYSHWTc あと言い忘れましたが、以前指摘していただいた方ありがとうございます 一応wikiの方には話を直して、掲載いたしました 202 :氷男、支援感謝!:2011/02/06(日) 00 12 05 ID 0NYSHWTc 結局俺がここに戻ってきてから2週間とちょっとが経ったが、最近はネウロイの行動が活発化してきているせいか、出撃回数も多くなってしまった。 体の方はなんとか感を取り戻し、体力は少しばかり低下しているものの、昼夜問わず戦闘に出られるほどの体力も取り戻せた。 しかし、ずっと不安で心配してきたことが進行していることに驚いている。 魔法力のコントロールが効きにくくなってきている。つまり……魔法がいうことを聞かない時がでてきた。 ストライカーユニットを脱げば、至って普通に生活をできるのだが、空では……。 制御装置ってのもないから、大変だ。 そういえば以前……俺が入院していたとき医者に、なぜそんなに体をぼろぼろにしたのかね、と聞かれたことがある。 それに対して俺は……。 203 :氷男、ゆっくりいきます:2011/02/06(日) 00 14 39 ID 0NYSHWTc ~入院、病院内~ 俺「なんででしょうかね。意地を貫いたらこうなりました」 医者「私からすればバカみたいなことだがね。信じられんよ。もうすぐで死ぬところだったみたいじゃないか」 俺「「いえいえ、一度はちゃんと体が動くまで正常に戻ったんですよ」 医者「私からすれば正常といえんよ。さて、本題にはいろうか。君もわかってるとおもうが……」 俺「なんのことかさっぱりなんですが」 医者「君がなにをしたか私は知らない。だがね、いくつかの検査をしただろう?」 俺「ああ、たしかにやりましたね。めんどくさかったですけど……」 医者「魔法力検査の結果をみて驚いたよ。ひどいね」 俺「……もう少し詳しく」 医者「薄々気づいてるのかと思ったが……。君の体、魔法力が制御できる能力が欠けてるねぇ……」 本題に入ってから表情が固い。それほど言うのがためらわれることなんだろうか。 なんにせよ話してもらわないとこちらも反応しづらいし、理解出来ない。 204 :氷男:2011/02/06(日) 00 17 42 ID 0NYSHWTc 俺「さらに詳しく」 医者「まだ"タガ"が残ってるみたいだから少しくらいは大丈夫みたいだけど。何をしたか話してくれないかね?」 俺「魔法力を……限界以上に放出・使用しました。大量に、莫大に、突発的にね」 医者「はは~ん、だから体内の制御装置が壊れたんだね。実に馬鹿なことをしたじゃないか」 俺「……それでも後悔してませんよ。それで、制御能力がそうなってる時に魔法力を使うとどうなるんですかね?」 医者「大量に使えば、制御できなくなって大放出バーゲンだよ。まぁ簡単にいえば死ぬ」 俺「……魔法力が底をつけばとまるんじゃないですか?」 医者「まぁそうだといいがね。あくまで私の推測だよ、医者の見地から言わせてもらえばってやつだ」 俺「ずいぶんと適当ですね」 医者「医者も神ではないのだよ。それにそれは君自身の責任だ。私にそれを面倒みろと言われても困るだけだ」 たしかにそうだ。この男に刃を向けても意味が無い。 それに俺の責任でこうなったわけだし、そういうこともしたくない。 少しだけ心の中が不安にまみれ、嫌な思案ばかりでてきて、俺をさらに落とし込めようとしてくる。 うっとしい。それでもやらなきゃいけないことがあるのに。 205 :氷男:2011/02/06(日) 00 25 04 ID 0NYSHWTc 俺「すみません。結局……俺にはもう戦うなってことですか……?」 医者「……そう言いたいね。戦闘に出て魔法力を大量に使って、間違えば、君はお墓行きだから」 俺「そうですか……。だけど、俺は……それでも俺は戦場にでなければなりませんから」 医者「おまえ……消えるつもりか?」 俺「やめてください。死ぬ気はさらさらありませんよ。なんとしても戦わなければならない理由がありますので」 医者「男には覚悟がないとだめみたいだが、君をそこまで突き動かすものはなにかね?」 俺「惚れた女のために命をかける。これほど名誉なことはありませんよ」 医者「君はロマーニャ人かね?」 俺「いえ、何人かわかりませんよ。生まれたときにことを知らないので」 医者「女のために命を賭けるなんて私にはかんがえられないが……君のその精神には敬意を払おう」 俺「ありがとうございます。なにか、制御能力を治したり、復活させたりする方法はありませんか?」 医者「日々の訓練だね。魔法力を安定させて維持、体を確認しながら抑えたり吐き出したりしなさい。今はとりあえずその方法でコントロールを身につける」 俺「それが一番ですか……。仕方ありませんね」 医者「こちらでもそういうの資料や前例を探しておこう。方法はあるかもしれんしな」 俺「さすが医者ですね」 医者「あともし戦闘を行うとしても、15分だ。15分以内に決着をつけ、魔法力を納めろ。20分以上解放しながら戦えば確実に魚の餌だからな」 俺「肝に命じておきます。。ずいぶんと親切ですね」 206 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 00 28 31 ID 7yQFZzp6 おや、氷男さん来てたか しえん 207 :氷男:2011/02/06(日) 00 29 33 ID 0NYSHWTc 医者「君のことは実験体の一人としか見ておらんよ。それ以上でも以下でもないからな。私の好奇心を満たすだけだ」 俺「なら、俺とこうやって話す必要もないのでは?」 医者「ふん、減らず口ばかり叩かずに安静にしておくんだな」ガチャ パタン 俺「変な医者だ。しかし……15分か……」 回想終了。 そう、こんなやりとりがあったのだ。簡単に言い換えると…… 魔法力を使い過ぎると制御装置が効かなくなり、魔法力が無意識に枯れ果てるまで放出されるそうだ。 固有魔法なんか使ってた日には、体が氷漬けになって死ぬということ。冗談きつい。 頑張って戦えるのは15分だけ。つまり飛行+戦闘が15分。 これを皆には秘密にしているんだが……告知でもした方がいいのだろうか。 すればたぶん出撃停止になるわけだから、約束を果たせないし、つまらない。 どうしようか。 208 :氷男、支援感謝です:2011/02/06(日) 00 31 32 ID 0NYSHWTc ~滑走路、海前~ 坂本「俺、なにをしてるんだ?」 俺「ああ、いえちょっと考え事を」 坂本「こんなところでか。似合わないぞ」 俺「ほんとすみません。ここの風が気持ちよくて」 坂本「今日も天気がいいな。こんな日は訓練したくならないか?」 俺「いえ、こういう日は日向ぼっこでもしていたいですね。訓練は……夜か朝に限ります」 坂本「まぁたしかに縁側でお茶でもすすっていたくなるのは確かだな」 俺「皆、そんなふうに過ごせたらいいなと思ってるんじゃないですかね。俺もそうしたいです」 坂本「皆、か。そうだな……」 こういうのはあまりよくないと思うが、これでも十分頑張ってると思う。 口にはしないが、もう少し労ってやりたいというのも心の内にある。 209 :氷男:2011/02/06(日) 00 35 56 ID 0NYSHWTc 坂本「本来ならあいつは……あいつらは学校にいって友達と楽しく過ごして、恋人でもつくって結婚して平和に過ごすのが一番だ」 俺「それは……少佐たちもですよ。俺的には幸せにはなってほしいですね。戦うのは馬鹿な男だけで十分ですよ」 坂本「それでも私たちしかいないのだ。それに嫌々やっているわけでもないぞ?」 俺「知ってますよ。だからこそ平凡に過ごして欲しいと思うんですよ」 坂本「ふふっ、なかなか青臭いな」 俺「それで上等です。歳を取るにつれ嫌なものがみえてくることもありますけど、そういうのを捨てたら終わりと思います」 坂本「そういうのは嫌いじゃないぞ。俺も、なんだかんだで普通の人間だな」 俺「至って、普通ですよ」 坂本「そうだな、バルクホルンの尻に異様にしかれていることを除けば普通だな」 俺「……ちょっとまってください。別に尻にしかれてるわけじゃありませんよ?」 坂本「はっはっは!否定できる材料があるか?」 俺「……」 坂本「俺はバルクホルンのいうことを何でも聞いてるし、色々してやったりしてるみたいだしな」 俺「ま、まぁトゥルーデは我が強いですから、俺が引っ込むのもしかたりませんね」 坂本「はっはっは!俺は男としてはあんまりだな!」 俺「くっ!」 坂本「この前も困ったバルクホルンのためにハルトマンの部屋を掃除したらしいじゃないか」 俺「仕方なくですよ」 もっさん「最後にはバルクホルンも喜んでいただろう。それで報酬は十分なようだが?わっはっは!」 210 :氷男:2011/02/06(日) 00 40 26 ID 0NYSHWTc 何だこの人は。俺のことをからかいに来たのか? ちょっとぐらい遠慮をしてくれ……。 今頃気づいたが、尻にしかれてるなんて考えもしなかった。 坂本「俺、今日は少しばかり話がある。いいか?」 俺「はい?なんでしょうか?もしかして坂本少佐の魔法力のことですか?」 坂本「気づいていたのか……。だが、それでもないぞ。俺のことだ」 俺「俺のこと……?」 坂本「そうだ。俺は―――」 ウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!! 俺「タイミング悪いな……。行きましょう!」 坂本「ああ!今日は予報通りだな!」 俺「そのへんはタイミングいいですね」 またつんざくような警報が鳴り響き、体を格納庫へと急がせる。 何度も聞いたことがある警報が、戦闘へと炊きつけ、今日もまた空へと舞い上がらせるが、みんなうんざりしているかもしれない。 そしてまた今日も俺は恐怖と不安とを相手にしなければならないことに、乾いた口からため息をはく。 坂本少佐はどんな言葉を放つつもりだったのか。 もう一度、深く、ため息をはいた。 211 :氷男:2011/02/06(日) 00 42 56 ID 0NYSHWTc 急いでストライカーユニットを履き、出撃準備を整える。鼓動する心臓を落ち着け、感覚を確認し体を確かめる。 うん、異常はない。整備も完璧に済まされてある。 そしてエイラとサーニャを除く全員が逐一ハンガーを抜けだして空へと上がっていき、俺もそれに続く。 今日は快晴で人にとってもネウロイにとってもすごいしやすい日和のようだ。 雲が一片もなく、視界良好。 ミーナ『敵は小型多数。大型一機です。ですがすべて高速型。油断しないように』 坂本『最近のネウロイは驚かせてくれるな。毎回変種ばかりだ』 エーリカ『これが終われば明日は休みだね~。たくさん寝れる~』 バルクホルン『あのな……ハルトマン、おまえはとりあえずまた掃除しろ』 エーリカ『俺がまたやってくれるって~』 俺『なにか褒美をくれないとやってられないぞ、あの部屋の掃除は』 エーリカ『じゃあ……ミーナの寝顔の写真でも……』 俺『ふむ……寝顔……か。なかなか……』 ミーナ『フラウ?あとで執務室にね?』 バルクホルン『俺もあとで外にくるんだぞ?私の部屋が赤い液体で染まるのは嫌だからな』 212 :氷男:2011/02/06(日) 00 51 09 ID 0NYSHWTc 俺『冗談だよ、トゥルーデ。俺はトゥルーデの寝顔がみたいな~なんて……』 バルクホルン『はぁ……口ばかり達者だな』 坂本『そのへんでおいといて、敵だ。距離8000』 芳佳『視認できました。なんかハエみたいなのがいっぱいいますね……』 俺『あまり形は変わらないが……金属体でよくあそこまで高機動できるもんだ』 シャーリー『ほほー、なんか羨ましいな』 近づいて、びゅんびゅんとつばめのように飛び回るネウロイに対し視界をいっぱいに広げながら状況を分析していく。 銃の安全装置が外れているか確認し、静かに銃を握り締め構えた。 坂本『全機戦闘態勢。読みを深くし、自分が敵を撃つ時に、自分を撃つ事のできる敵機がいないように注意せよ、いいな?』 全員『了解!!』 坂本『いくぞ……攻撃開始!!!』 接敵。攻撃開始。 硝煙の匂いが風に流され鼻孔をくすぐり、少しだけ気分が昂揚するも、敵の高機動に冷や汗が出る。 俺『おいおい、はやいな……』ガガガガガガ 芳佳『うわっ!速いし、なんかこうくねくねしてるから当たんないよー……』ダダダダダダ ペリーヌ『つべこべ言わず集中なさい……!』パパパパパ ルッキーニ『ばっびゅーん』ガガガガ 213 :氷男:2011/02/06(日) 00 54 04 ID 0NYSHWTc ひゅんひゅんと俺の横を通りすぎては旋回してまたこちらをおちょくるように飛んで来るのを繰り返す。 ちょっとうっとしいな……。 俺『ペリーヌ!トネールをつかってなんとか倒せないか!?』 ペリーヌ『敵がまばらすぎて難しいですわ!それより俺さんこそブーストで追いつけないんですの!?』 俺『あれはほとんどまっすぐにしか加速できないからな!ちょっと難しい!』ガガガガガガガガ 坂本『ちょっとぐらいならやってみんか!男なら、やってやれ、だ』ダダダダダダダ バルクホルン『くっ!よし三機!』ガガガガ エーリカ『こっちは4機!まだまだいるよー』 ミーナ『あと20機くらいかしらね……。以前大型は静止中。なぜかしら?』ガガガガガ 坂本「わからん……。だがまずこの小型共を片付けるぞ』 小型で高速、そのせいで照準を合わせにくく、射撃に優れていない俺では辛い。 しびれを切らして、背中からむき出しの斬艦刀を引き出し、代わりに俺の能力のせいで役に立たないMG42をしまいこむ。 俺『瞬間氷結……ブレード……!』 シャーリー『ほらほら~、はやくしろよ~』 俺『わかってるよ!』 214 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 00 59 08 ID 0NYSHWTc 魔法力を注ぎこみ、刀に装備された魔法力増幅器で一気に威力を高める。 少しだけ青白く発光する刀身に、さらに翠氷をまとわりつかせ、さらに手元を固めた。 ただ壊すだけの刀は、俺の手元でわずかに唸りをあげながら、今にもかと獲物を待っている。 俺『じゃあいくよ。ブーストシステム起動。ただ敵を屠るのみ!』 どんという爆発音と共に狩りをスタート。 高速で飛び交い、ビームがあらゆる方向から飛来するも、先ほどとは比べ物にはならない速さで回避。 そして目をつけた一体に対し、瞬発、動きをコピーするかのように敵に沿い接近。 大剣を横にがっちり構え…… 俺『ぐぅ……!斬艦刀・双刃……!!』 高速の二連撃。 一瞬二斬。 ストライカーユニットのロール性能を生かした二撃だが、速さのせいか体に負担がかかる。 氷剣から放たれた一撃目は敵の装甲をはぎ、二撃目にて敵を屠る。そして氷塵を変化。 215 :氷男、ちょっととばす:2011/02/06(日) 01 04 08 ID 0NYSHWTc エーリカ『おおー、すっごいじゃん。速すぎてわかんなかったよ。』 俺『馬鹿言うな。見えてただろ。……さっきから強引な飛行で体がネジ曲がりそうだ』 ルッキーニ『なんかガリガリって感じでかっちょい~』 ペリーヌ『とりあえず、撃墜できるみたいですわね』 俺『なんとかな。落とされたときはすまないな。墓には酒でも添えてくれ』 リーネ『縁起でもありませんよ。俺さん後ろ!』 俺『了解っと!』 ペリーヌ『ああ、もう!俺さん油断しないでくださいまし!トネェェェェェェェェェル!!』バリバリバリ 俺の目の前に雷光が走り、眼前に迫っていた敵の一体を粉々に焼き払う。 こりゃ驚いた。 俺『ありがとな、ペリーヌ!相変わらずすごいな!よし、俺も負けずに次々いくか……!!』 坂本『ふっ、気分がのってきたな!』 バルクホルン『さっさとやるぞ、ハルトマン』 エーリカ『りょうかい~♪』 銃の音を撒き散らし、敵の破片がそれに応じるように舞う。砕かれた体は光へと変化、あっという間に粉々になる。 エンジン音が響き渡り、敵がそれに応じるように追いかける。しかし、追いかけた先は破壊あるのみ。 どんどんネウロイを無力化していく。 216 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 01 06 08 ID wpQ5nXao 支援 217 :氷男、ちょっととばす:2011/02/06(日) 01 06 20 ID 0NYSHWTc 俺『邪魔だ、ネウロイ!』 敵に瞬速で近づき、動きを合わせ、大剣一刀の元に強制的に斬り伏せる。 あたりに氷の小さな破片とネウロイの破片が舞い散っては、消滅。 芳佳『俺さん、かっこいいです!空では!』 俺『そうか!悲しいな!よっと残り一機!!』 振りかぶった一撃でビームごと消し去りながらネウロイに叩きつける。もちろん、破壊。 そして刀を回転させ弧を描いた後、楽に構えた。 俺『これで小型は全機か?小型6機撃墜』 エーリカ『勝った~。8機~』 バルクホルン『私も8機だ。さて、後はあの大型だが……』 ミーナ『なんで攻撃してこないのかしら……?』 坂本『不気味だな。だが……やるぞ。全機、撃墜目標は、大型ネウロイ』 全員『了解!!』 ミーナ『高速型と報告が届いているので、注意して頂戴』 ずんぐりとした巨体に、中心付近から上に角らしきものが伸び、翼は丸まってはいるが、がっちりとしたものだ。 小型機から離れて見守るように中空に浮いて存在していたこのネウロイに不気味さを感じざるをえない。 しかし、小型機をすべて破壊したせいか、ようやくずんぐりとした体を動かしごうんごうんと変な音を出して戦闘体勢を取った。 218 :氷男、支援感謝!:2011/02/06(日) 01 07 30 ID 0NYSHWTc 俺『どんなネウロイだろうと、壊すまで。そうだろ?』 バルクホルン『そうだな。俺、あまり無理をするなよ?おまえさっきから魔法力を使いまくっているだろう?』 俺『気にするな、戦闘が楽しくてついな。トゥルーデも機体が機体なんだから無理するなよ?』 バルクホルン『俺に言われるまでもないさ』 俺『魔法力がなくなったらおんぶして帰還してやるぞ?』 バルクホルン『心配はいらん。それより俺の魔法力がなくなったら私がおんぶして帰ってやるぞ?』 俺『惨めになるからやめて……。さて、いくか』ジャキ バルクホルン『ハルトマン、余力はあるな?』カシャ エーリカ『まだ大丈夫だよ~』カシャ ミーナ『全機、攻撃開始!』 その一声でウィッチたちは敵の間合いへと飛び出した。 俺も斬艦刀を両手にしっかりもち、表情を堅くして敵の隙を窺い突撃。 だが、なにかが起こるという不安の確信が、風となって俺の肌をかすめた。 ……予想もしなかった。 219 :氷男:2011/02/06(日) 01 09 18 ID 0NYSHWTc 漆黒の体の一部、真紅の部分が赤く光を発し、攻撃のサインをかましてくる。 油断していたわけでは決してない。怖気付いていたわけでもない。 感づいていたわけでもないし、尻込みしたわけでもない。 だが。 俺の魔法力の異常解放が……こんな時に起こるなんて思いもしなかった。 敵のビームが放たれたと思った瞬間に、俺は誰でも、子どもでも当てられる動かない的となっていた。 爆発音と黒煙、さらに火ををストライカーユニットが同時に吐き出し、完全に停止。 バランスを崩した俺はぞっとした。体中から冷や汗がふきでて、口渇し、鼓動が異常に高くなったのを感じた。 その瞬間、赤一色が俺の視界を覆う。 次に瞬間には、死を覚悟。だがそれを逃れるために剣とシールドで体を防ぐ。シールドは壊れたが、剣は壊れない。 さらに次の瞬間には……剣から漏れた閃光が俺をたやすく貫いていた。 俺『がっ……!うぐぁぁぁッぁぁぁああぁッッぁぁぁぁぁぁッッ!!!!』 220 :氷男:2011/02/06(日) 01 13 21 ID 0NYSHWTc 知覚した鋭い痛みに低くうなり声をあげる。 インカムからはいった声を聞いたせいだろうか、全員が俺に視線を向ける。 そして滲み出す血を目に入れた瞬間、わずかに顔が青ざめるのがわかった。 一番に声を上げたのは……誰だ? バルクホルン『俺ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』 シャーリー『おい、俺!』 坂本『くっ!全員取り乱すな!!敵を見ろ!俺、応答しろ!!』 俺『……―――』 腹に力が入らない。弱々しい言葉しか出てこない。 だが、敵がさらに体を発光させ次の攻撃を合図をすでに済ませていることに、そして誰を狙っているかに、俺は意識を覚醒させる。 俺『ぐっ……!トゥルーデ!!後ろだ!!敵を見ろ!!俺に構うな!!!敵を見ろぉぉぉぉぉぉ!!』 バルクホルン『くっ!!』 俺『ぐぅッ……間に合うか……ッ!!』 わずかに垣間見える消滅が、見えるものをすべてコマ送りに映し出していた。 俺は一瞬でもう一度斬艦刀を堅固な氷で覆い、さらにシールドを展開。 爆散しそうなストライカーユニットを強制労働させ、急いで女をかばった。 バルクホルン『―――!!――!!』 221 :氷男:2011/02/06(日) 01 16 06 ID 0NYSHWTc もうなんて言ったか聞き取れなかったな。すみません。 そしてもう一度シールド貫通、そして今度は氷剣を少しだけ貫通、俺の体を通りすぎようとするも、後ろのやつまでは意地でも通させなかった。 めまいや吐き気、針で突き刺されるような激痛が体中をめぐり、脳は危険シグナルをだす。 俺『いっ……てぇな……』 バルクホルン『俺!!』 俺『いてぇな……!!この、糞、野郎!!ぶっ殺してやらァァァァァ!!』ジャキ 血を吐き出し、未だに握りしめた斬艦刀を前に構えブーストをかけて突撃。 後ろで叫ぶトゥルーデの声が耳に入るが、なにを言ってるかは理解出来ない。 今、俺の狭まった視界にいるのは漆黒の体を持つもののみで、それを破壊しようとしている以外になにもない。 俺『ミーナ……中佐!撤退だ……こいつはなにかおかしい!!』 ミーナ『俺さん、下がりなさい!あなたの今の体では!』 俺『撤退を!シールドを……ぐっ……貫通するほどのビームだ。今は下がって、作戦を……!』 ミーナ『……』 俺『さっきの、みただろう!!今は、頼む』 事実だ。俺のシールドにさらに剣まで貫通してわずかに風穴があいている。過去のネウロイが雑魚に思えるほどのビームの強さ、破壊力。 シールドは薄いベニヤ板みたいなものだろう。キリで穴が簡単に開くくらいの。まともなウィッチのシールドじゃ太刀打ち出来ないはずだ。 222 :氷男:2011/02/06(日) 01 18 30 ID 0NYSHWTc 俺『俺が……敵を抑える……!その間に撤退を!俺ならすぐに逃げ出せますから』 内部・外部を問わない痛みに必死に歯を食いしばって耐え、必死に言葉を紡いでいくも、俺の体が悲鳴を挙げているのがわかる。 動かなくなった左腕を垂らし、右腕だけで斬艦刀を構え、振り斬る。砕ける音と破片と、ビーム、氷があたりに美しく舞い、散った。 ミーナ『……わかったわ。俺さんを残して全員撤退します!急いで!』 坂本『ミーナ!!!俺を置いていくつもりか!』 俺『いけっていってるだろう!!ぐ……ごほっ……。俺は大丈夫ですから』 シャーリー『俺……早くもどってこいよ』 俺『ああ、任せろ。そこの放心してる少女も連れていってやってくれ』 シャーリー『ああ、任せろ!いくぞ、バルクホルン!!』 バルクホルン『は、はなせシャーリー!!どけっ!!俺!!』 シャーリー『俺!ちゃんともどってこいよ!』 俺『りょう、かい』 ―――ごめん 最後にインカムから入ってきた声が、なにか焦った痛烈な声で、心が非常に痛んだ。 本当に前みたいな、あの時みたいなことをしてすまない。 俺『は、ははっ……これじゃあ嫌われても、仕方、ないかな……。嫌われたら、どうしよう、かな』 223 :氷男:2011/02/06(日) 01 19 44 ID 0NYSHWTc 芳佳『俺さん、必ず戻ってきてください。ちゃんと治療しますから!!』 俺『ありがとよ。帰ったらティーでも飲んで、休憩してな』 みんながこの空域から離れていくのがわかる。 ネウロイも俺だけを敵認定し、ビームを向けてくるも、回避に回避を重ね、命をなんとかつなぎ必死でネウロイに食らいつく。 俺『瞬間氷結……斬艦刀・フランベルジュ……』 波打った刀身の刃を氷で形成し、あふれる血をぬぐいながら、霞んできた目を意識的になんとか保とうとする。 そして思いっきり力を振り絞って、敵に襲いかかる。ロールした後、エンジンの出力を落とし回避。 もうストライカーユニットがもちはしないだろう、だが全力で飛び、そして躱す。 224 :氷男:2011/02/06(日) 01 21 08 ID 0NYSHWTc 俺『(敵の下に潜り込めた!!落ちやがれ)』 力を込め、土手っ腹を一回だけ切ったあと、その傷にそって思いっきり突き刺した。 ズガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!! 俺『(こいつ……コアが……!)』 腹に突き刺した刀から氷結を開始。 ビーム門を含めすべて氷漬けにしていく。 俺『みたかよ、アイスブロックの出来、上がりだぜ……。さて、かえら、ないと、な』 退却できるように敵を凍りつかせ時間を稼ごうとする。意識がなくなる寸前にブーストシステム起動、体を基地に向けて急いで離脱。 最後にみたいのは、やつが氷の中から殻を打ち破る鳥のようにでてくる真っ赤な姿だった。 必ず、引導を渡してやると、と負け犬遠吠えを吐き捨て、俺は背を向けて虚しくも情けなくも逃亡した。 225 :氷男:2011/02/06(日) 01 22 03 ID 0NYSHWTc ~基地、滑走路~ リーネ「俺さん……戻ってきません……」 ミーナ「大丈夫よ、なんだかんだで彼結構タフだから」 坂本「そういえばバルクホルンは?」 ミーナ「今は部屋で休ませてるわ。また、あの時のようになっちゃったんだもの……。また一人で……」 坂本「そうだな……」 芳佳「でもなにか変です……。俺さん、なんで避けられなかったんですかね……?」 坂本「……わからない、と言いたいところだがな。本当に見ているだけで痛々しいな」 芳佳「どういうことですか、坂本さん」 坂本「やつが帰ってきたら詳しく聞いて、それからおまえたちに話そう。だが、あいつ自身の問題だな、これは」 ミーナ「そうね……。ちょっと病院の医者を脅し……頼んで話を聞き出すわ」 シャーリー「……ん?あれじゃないか?」 坂本「……そうみたいだな。戻ってきているようだが……」 ルッキーニ「なんかヘンだよ~……」 坂本「あれほどのケガだ、気を失っているに違いない!全員滑走路をあけろ、突っ込んでくるぞ!!」 そのとおりだった。 226 :氷男:2011/02/06(日) 01 22 41 ID 0NYSHWTc ヒューーーーーーーン…… ズガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……ズガンッ…… 俺「……」 シャーリー「おれぇぇ!!大丈夫か!?」 ルッキーニ「俺ー?」ツンツン リーネ「おれさーん!しっかりしてください!!」 木の棒でつつくのは痛いからやめてください……。 坂本「みやふじぃ!!急いで治療だ!!」 宮藤「はい!!」 肉塊と化し、焼き焦げた匂いをかすかに放つ俺をみて宮藤は表情を硬くする。 気を失っていたため、思いっきり滑走路に突撃、ずるずると擦れて壁に激突。 真っ赤な軌跡を残して、なんとか帰還したものの、瀕死であることにかわりはなく、急いで宮藤の治療が行われた。 しかし。 一命を取り留めたものの……? 227 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 01 27 05 ID wpQ5nXao まさか・・・ 支援 228 :氷男:2011/02/06(日) 01 34 48 ID 0NYSHWTc 眠たすぎる これで一応4話「繰り返し」は終了です なんかスーパー駄文ですね、いやわかってるんですけどね、治らないんですよね 読んでくれた方支援してくれた方ありがとうです。 誰得なSSだよ、とか思ってるそこの人、まったくもってそのとおり。 ちょっと投下感覚が私用であいてしまうかもしれませんが 読んでくれているかもしれない人(俺の妄想)のためにがんばって書きためます。 229 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 01 36 24 ID wpQ5nXao 超乙でした!期待させていただきます!! 230 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 01 36 50 ID 7yQFZzp6 おつ! いやいや、俺の痛めつけっぷりはかなり参考になるよ 231 :週明けから文字列「http」を含む投稿を拒否開始します。リンクを貼る際は「ttp」でお願いします。:2011/02/06(日) 01 37 37 ID 0NYSHWTc あと忘れていましたが、感想や指摘などいつでも受け付けております できればwikiの方にしてくれるとありがたいです 俺も本スレに投下したいよ……くそっ!!くそっ!! 第5話プライドと復讐と言葉と
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繰り返しにはwhileとdo~whileを紹介しましたが、forというものもあります for(第1節;第2節;第3節) { 繰り返されるスクリプト } それぞれの節の間は;で区切ります 第1節はループに入る前に1度だけ実行されます 第2節はループさせるかどうかの条件式です。whileにはこの第2節に当たる部分しかありませんでした 第3節は繰り返されるスクリプトを実行した後に毎回実行されます for文の動作 1.まず、第1節を実行する 2.第2節が偽ならば繰りかえされるスクリプトを実行せずにループを抜ける(3.,4.は無視される) 真ならば繰り返されるスクリプトを実行する 3.第3節を実行する 4. 2.に戻る 第1節はループに入る時の最初だけ、第3節は繰り返されるスクリプトを実行する度に毎回実行されるという事を気をつけて下さい また、節はそれぞれ省略する事ができます。省略するとそこでは何も実行されません。 ただし第2節を省略すると常に真となり、無限ループとなります ただし;は必ず書いて下さい ×for() ○for(;;) ※ifなどと同じように、{}の中の文が1つだけならば{}は省略できます // for文を使ってFizzBuzz var i; for(i = 0; i 101; i = i + 1) { if (i % 15 == 0) { // iが15で割り切れたらFizzBuzzと表示 Debug.message("FizzBuzz"); } else if (i % 3 == 0) { // iが3で割り切れたらFizzと表示 Debug.message("Fizz"); } else if (i % 5 == 0) { // iが5で割り切れたらBuzzと表示 Debug.message("Buzz"); } else { // 割り切れなかったらiをそのまま表示 Debug.message(i); } } 前回の回答例を書き換えたものです whileの代わりにforを使っています forの第3節でi = i + 1としているので、最後にあったi = i + 1;は無くなっています // 第1節を省略したサンプル var i = 0; for(; i 101; i = i + 1) { if (i % 15 == 0) { // iが15で割り切れたらFizzBuzzと表示 Debug.message("FizzBuzz"); } else if (i % 3 == 0) { // iが3で割り切れたらFizzと表示 Debug.message("Fizz"); } else if (i % 5 == 0) { // iが5で割り切れたらBuzzと表示 Debug.message("Buzz"); } else { // 割り切れなかったらiをそのまま表示 Debug.message(i); } } 最初にiを0で初期化しているので、第1節で再び0を代入する必要はありません よって第1節は省略することが出来ます