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特殊召喚・効果モンスター 星12/闇属性/悪魔族/攻5000/守5000 このカードは通常召喚できない。 自分フィールドの表側表示のレベル1モンスター4体を墓地へ送った場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 他の自分のモンスターは攻撃できない。 (2):このカードが戦闘を行うバトルステップ中に1度、 自分の墓地のレベル1モンスター1体を除外して発動できる。 このカードはそのダメージステップ終了時まで、 他のカードの効果を受けず、戦闘では破壊されない。 12スレ目 252 名も無き決闘者@無断転載禁止2016/05/27(金) 01 21 51.88 ID H2haXZ+B0 【ダストン】のギミックを利用する 通称ウンチホープである その名に恥じない能力であらゆる決闘者を絶望させた恐ろしいカードだ 出しにくい上に出しても弱いという典型的クソカードである このカードを運用するにあたっての大きな問題は3つあると言えよう サーチが困難、召喚コスト捻出が困難、出しても弱い、この3つだ しかしこの問題は召喚して利用するという前提の上である 出しにくいなら出さない、それが我々のやり方だ では具体的にどうするか 【ダストン】のギミックを利用するのだ もともとアンチホープを出すのに利用されることの多いデッキである しかしもちろん素直には出さない ここに加える隠し味が《プレゼント交換》だ アンチホープをデッキからサーチし相手にプレゼント、ハウスダストンでお互いの場にダストンを散りばめる 相手はこれ幸いとアンチホープを召喚するだろう しかしコストのダストンはこちらの墓地へ、相手のアンチホープは効果も使えず棒立ちとなる そしてこちらのターン、おや?場にダストンがたくさんいるではないか xyzしてライオンハート、召喚からさらにライオンハート 相手の場には棒立ちのアンチホープである 4900×2ダメージで余裕の勝利だ あるいはホープルーツからホープゼアルを展開する、手札から自分もアンチホープを出すなども熱い 引く必要も、コストを払う必要も、除去に怯える心配も必要ない 引けない、出せない、出しても弱いアンチホープ 当たり前である。絶望を自分で使ってどうするのか 諸君が絶望したのはこのカードを自分で使おうとしたからだ 持たせる、出させる、出したら殺せる 相手にアンチホープを与えることは相手に絶望を与えるに等しい つまりアンチホープこそ絶望の具現なのだ アンチホープを携えた絶望の使者が決闘界を恐怖に震え上がらせる日は遠くないことだろう 12スレ目 252 名も無き決闘者@無断転載禁止2016/05/27(金) 01 21 51.88 ID H2haXZ+B0 ライオンハートつえー まてこれ…アンチホープの弱さを証明する評価じゃねーか! 恵まれた攻守ながら召喚条件の難易度とそれに反比例するかのようなしょぼい効果を持つがっかりOCG化ラスボス。 ○ンチホープなどと蔑称で呼ばれることの方が多いこのカードだが、2枚の切り札級カードと組み合わせることで相手に真の絶望を味わわせることが可能だと判明した。 その2枚とはずばり「光と闇の竜」「タイラントネプチューン」である。 もはや何がしたいかは一目瞭然だろう。 そう、アンチホープの最強ステータスに光と闇の竜の最強効果を合わせて最強ネプチューンを作ろうぜ!というわけである。 実現した場合ATK7800 DEF7400となり発動無効効果をなんと14回も使えるのだ。 例えライトニングで対処しようにも6回以上効果を使わせた上でライトニングをSSしなければならない。 そんなことが可能なのか?いや不可能だ(反語) 光と闇の竜の最大の弱点である「1チェーンでは1度しか効果を発動できない」という点も問題ない。 何故ならその裁定は効果外テキストならぬ「テキスト外効果」 もはや使われることはほとんどなくなったこのカードの裁定をそらで覚えている者はほとんどいまい。 (余談だが光と闇の竜の初登場は10年前。その頃のデュエリストはもういい大人である。まさか未だに現役で遊んでいる者など……いませんよね?) アンチホープを出す手段にはクリボーン搭載型のクリボーデッキをおすすめしよう。 ハネクリボーと光と闇の竜には浅からぬ因縁があるためイメージ的にもぴったりだ。 また、これらのカードが登場する漫画版GXと漫画版ZEXALは本当に面白くて女の子がエロかわいいので是非買って読むことをおすすめする。 13スレ目 165 :名も無き決闘者@無断転載禁止 (アウアウカー Sa1b-h2qr):2016/12/17(土) 21 41 32.94 ID 71WKRoeOa 有名だぞ(幽鬼うさぎ裁定だから) なるほど合体素材のステータス要因としてのアドバンテージか Tag:【クリボー】 【ダストン】 ワンキルアド 最強ネプチューン 神 絶望アド
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解説 pixiv絵師 ekra氏のイラスト『ねんどろいど 小森霧』を3D化した。仕事の速さを絶賛された。 描いてお金をもらえるシステムに組み込まれたいらしい。 ニコニコ動画 pixiv http //www.pixiv.net/member_illust.php?id=140726&tag=絶望先生 http //www.pixiv.net/member.php?id=140726 ピアプロ drawr その他 名前 コメント
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解説 pixiv、手ブロ絵師 Mac使用 のんびり更新 ニコニコ動画 pixiv http //www.pixiv.net/member_illust.php?id=323143&tag=さよなら絶望先生 http //www.pixiv.net/member.php?id=323143 ピアプロ drawr その他 http //pipa.jp/tegaki/VBlogList.jsp?ID=60402(手ブロ) 名前 コメント
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ルフレはマイユニットのデフォルトネーム 異伝 絶望の未来3ルキナ ロラン ジェローム セレナ コメント 異伝 絶望の未来3 ルキナ 敗北時 【ルキナ】うそ…こんな…あと少し…だったのに…あと少しで…この世界を…それ…なのに……お父様…みんな……ごめん…なさ…… ルキナ→ルキナ 【ルキナ】(自軍)あれが…お父様が死んだ未来をそのまま生き続けた私なのですね。こちらの世界を助けるのは、これで3度目…お父様からの情報から考えるに、この世界には5つの宝玉と台座が1つも欠けずに存在しているようですね。これは…とても幸運なことです。私たちの未来では宝玉が1つ行方不明の状態で、不完全な覚醒の儀を行なうことしかできなかった。そのためファルシオンも神剣としての力を得ることはできず…ナーガ様の力で時間遡行を行なうことでしか、ギムレーに対抗する術はありませんでした。…けれど、この世界は違います。私たちの世界よりも深い絶望の代わりに、私たちの世界よりも強い希望がある。以前助けた8人が戻ってくれば…全ての宝玉を揃えることができる。うまくいけば、過去に飛ばなくてもこの時代で決着がつくかもしれません。本当なら、私もそうしたかった。過去のお父様まで巻き込みたくは無かった。自分の生きた世界を…この手で救いたかった。…悔やんでも、仕方がありませんね。今は、目の前の敵に全力を尽くしましょう。さぁ、頑張ってください…ルキナ。私も頑張りますから。私が掴めなかったもう一つの未来を…あなたに掴んでもらうために。 クロム→ルキナ 【ルキナ】お父様…!やはり、お父様なのですね!?【クロム】ルキナ…!無事か!?【ルキナ】お父様…! お父様…っ!これが幻と言うならそれでもいい…せめて今だけはこの幻が消えないでいて…!【クロム】いや、俺は幻ではない。だが…お前の本当の父親でもないんだ。【ルキナ】え…?【クロム】…俺は異界と呼ばれる別世界からやってきたクロムだ。だから、お前の父親とは別人…なんだ。【ルキナ】別世界の、お父様…そうですか…けれど、こうやってもう一度お父様にお会いできて…幸せです。【クロム】そうか…そう言ってくれるか。【ルキナ】お父様…別人であっても、あなたは私の大切なお父様です。その声も、その優しい瞳も、私に剣を教えてくれた、逞しいその腕も…遠い記憶の中のお父様と何ひとつ変わりません。もう会えないと思っていたのに、もう言葉を交わせないと思っていたのに…こんな形でお会いできるだなんて…あぁ…話したいことがたくさんあるのに、何も言葉が出てきません…お父様…おとう…さま…っ!【クロム】ルキナ…すまない。お前をこんな辛い戦いに駆り出させてしまったのは、この世界の俺が死んでしまった事が原因なのだろう…?代わりにはならないかもしれない。だが謝らせてくれ…【ルキナ】いいえ…お父様は何も悪くありません。私こそ、こんな世界をお父様にお見せして、すみません…私の力が足りないばかりに、この国を、大切な民たちを辛い目に遭わせました…【クロム】いや、お前は立派に戦っている。こんな絶望の世界で、諦めないでいてくれて、感謝しているんだ。それに…後もう少しなんだ。もう少しでこの世界は変わる!俺も手を貸すから、共に戦おう!俺が必ず…お前の事を守る!【ルキナ】!!や…止めて下さい!【クロム】ルキナ…?【ルキナ】ごめんなさい。今の言葉は…とても嬉しいです。さっきだってお父様が来てくださらなければ、私も仲間たちも死んでしまっていたでしょう。ですが、私はもうこれ以上、お父様が戦って傷つくのは見たくない!昔お父様は今と同じように私達を守ると言ってくれた…そしてそのまま帰らぬ人となった…異界のお父様とはいえ、私はもうこれ以上あなたを失いたくないのです!【クロム】そうだったのか……だがそれなら尚更、もう一度誓わせてくれ…!!今度こそ必ず…ルキナ、お前を守ると!大事な娘を守り通して、父親としての責務を果たさせて欲しい!【ルキナ】ですが、それでは…!【クロム】安心しろ…! もうこれ以上俺の娘を泣かせたりはしない…!【ルキナ】!!……………わかりました。ですが約束して下さい…!決して死なないと…!【クロム】ああ、必ず…!約束だ…!【ルキナ】ありがとうございます、お父様…必ず無事に帰って下さい…そして…帰りを待っている、あなたにとっての本物の娘と…どうか、今度こそ、しあわせに… ルフレ(私)→ルキナ 【ルキナ】お母様…!?あなたは、やっぱり…!でも、どうして…!?【ルフレ】ルキナ…ルキナなんですね?ああ、無事で良かったです…!!【ルキナ】ち、近づかないで!【ルフレ】ルキナ…?【ルキナ】だって…お母様がここにこうしているはずはありません…!これは、ギムレーが作り出したお母様の幻かもしれない!こうやって私の事をたぶらかそうとしているのでは…!?【ルフレ】…そうですね。そう思われても仕方ありません。これはこの世界で我が子を守り切れなかった、自分自身の責任ですもの…【ルキナ】こ、この世界…?【ルフレ】そうです。私は異界から時空を越えてきた者。この世界のルフレとは別の存在なんです。【ルキナ】…………【ルフレ】信じなくてもいい。信じられなくてもいいんです。でも…私はどんな事があってもあなたを守ります!あなたには幸せになって欲しいんです。希望の未来を生きて欲しいんです。そのためなら、私は何でもします。母親として、あなたを絶対に守ります!だってそれが…私にできる、精一杯のことですから!【ルキナ】お母様……………ごめ…なさ……ごめんなさい、お母様…!今の言葉が…幻のわけありません!あなたは私の、お母様です…!ううっ…! ううっ…!【ルフレ】ルキナ…!信じて…くれるんですね…!?【ルキナ】お母様…! お母様…っ!【ルフレ】ありがとうございます、ルキナ…私のことを信じてくれて。これまで守ってあげられなくて、寂しい思いをさせて、ごめんなさい。そして…これからも独りで生きていくあなたを助けられない母を許して…本当にごめんなさい…【ルキナ】いいえ、お母様…こうして会えただけで、十分です。幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、私を導いてくれたその手に、声に、そのぬくもりに…私はどれだけ焦がれた事か…これだけで私は、これからも強く生きていけます…【ルフレ】…ルキナ…【ルキナ】さぁお母様…もうこれくらいにしましょう。本当はずっとこうしていたい…話したいことも沢山あるけれど…私には、やるべき事がある。【ルフレ】ええ…そうですね。【ルキナ】お母様。協力して…下さいますか?【ルフレ】もちろんですよ…!そのためにここへ来たんですから!【ルキナ】ありがとうございます、お母様。その姿…目に焼き付けておきます。いつかお母様が恋しくなった時、たまらなく会いたくなった時…その笑顔を…いつでも、思いだせるように。 ルフレ(あたし)→ルキナ 【ルキナ】お母様…!?あなたは、やっぱり…!でも、どうして…!?【ルフレ】ルキナ…ルキナなのね?ああ、無事で良かった!!【ルキナ】ち、近づかないで!【ルフレ】ルキナ…?【ルキナ】だって…お母様がここにこうしているはずはありません…!これは、ギムレーが作り出したお母様の幻かもしれない!こうやって私の事をたぶらかそうとしているのでは…!?【ルフレ】…そうね。そう思われても仕方ないわ。これはこの世界で我が子を守り切れなかった、自分自身の責任だもの…【ルキナ】こ、この世界…?【ルフレ】そう。あたしは異界から時空を越えてきた者。この世界のルフレとは別の存在なの。【ルキナ】…………【ルフレ】信じなくてもいい。信じられなくてもいい。でも…あたしはどんな事があってもあなたを守るから!あなたには幸せになって欲しいの。希望の未来を生きて欲しいの。そのためなら、あたしは何でもする。お母さんとして、あなたを絶対に守る!それがあたしにできる…精一杯のことだから!【ルキナ】お母様……………ごめ…なさ……ごめんなさい、お母様…!今の言葉が…幻のわけありません!あなたは私の、お母様です…!ううっ…! ううっ…!【ルフレ】ルキナ…!信じて…くれるのね…!?【ルキナ】お母様…! お母様…っ!【ルフレ】ありがとう、ルキナ…あたしのことを信じてくれて。これまで守ってあげられなくて、寂しい思いをさせて、ごめんね。そして…これからも独りで生きていくあなたを助けられない母を許して…本当にごめんなさい…【ルキナ】いいえ、お母様…こうして会えただけで、十分です。幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、私を導いてくれたその手に、声に、そのぬくもりに…私はどれだけ焦がれた事か…これだけで私は、これからも強く生きていけます…【ルフレ】…ルキナ…【ルキナ】さぁお母様…もうこれくらいにしましょう。本当はずっとこうしていたい…話したいことも沢山あるけれど…私には、やるべき事がある。【ルフレ】ええ…そうね。【ルキナ】お母様。協力して…下さいますか?【ルフレ】もちろん…!そのためにここへ来たのだから!【ルキナ】ありがとうございます、お母様。その姿…目に焼き付けておきます。いつかお母様が恋しくなった時、たまらなく会いたくなった時…その笑顔を…いつでも、思いだせるように。 ソワレ→ルキナ 【ソワレ】キミは…この世界のルキナだね?【ルキナ】あなたは…お母様!やはり、先ほどの援軍の中にお母様もいらしたのですね!?ずっと…似ている方がいると思っていました…!【ソワレ】そうか。キミは素晴らしい観察眼を持っているんだね。キミの言う通り、ボクはあの時、異界からこちらに来たんだ。この世界が危ないと聞いて、キミ達を助けに来たんだよ。本当の母親ではなくて、申し訳ないんだけど…【ルキナ】そんな…!そのようなことを言わないで下さい!私は…例え別人であっても、もう一度お母様とお会いできて嬉しいです…!【ソワレ】…そう言ってくれるのか。ありがとう、ルキナ。キミの様子はさっきから見ていたよ。決死の表情で戦うキミをね。キミはこの世界でどれだけの死線をくぐり抜けてきたというんだ…母として、キミを守ってやれなくて本当にすまない…!【ルキナ】いいえ…お母様。あの日私は、お母様のおかげで命を救われた。私がこうして戦えるのは、お母様と…そしてお父様のおかげです。お二人は、例え死んでしまったとしても私の中で生き続けています。この大切な血を絶やすわけにはいかない…その思いがあったからこそ、この絶望的な状況にあっても、仲間達と共に生き抜いて来られたんです。【ソワレ】ルキナ…キミはとても優しい子だね…ボクたちの血を大切にしてくれてありがとう。この世界のボクも、きっとそう思っているよ。【ルキナ】…お母様…お母…様…うっ、ううっ…!【ソワレ】よしよし…いい子だ。さぁ、ここは母であるボクに任せて、キミは一旦体勢を立て直すんだ。【ルキナ】お任せして…良いのですか?【ソワレ】ああ! ボクがどれだけ強かったか忘れたとは言わせないよ?今この時こそ、この母の力を屍兵達に知らしめる時だ…!これまで訓練してきた全てを…ボクの全てを…ここでぶつける!【ルキナ】ありがとうございます…お母様。 スミア→ルキナ 【スミア】ああ…ルキナ、無事で良かったです…!【ルキナ】お母様…!お母様なのですね!?先ほど現れた援軍の中に、お母様に似た方がいるとは思っていましたが…まさか、本当にお母様だったなんて…!お会いできて嬉しいです、お母様…!【スミア】ルキナ…見ていたんですね。私が異界から来るところを。【ルキナ】異界…?では、お母様は異界から?【スミア】はい。私は異界と呼ばれる別世界から来ました…あなたが危ないと聞いたので少しでも力になればと思って来たのです。別人ではありますが、母親として必ずあなたを守ってみせます…!【ルキナ】そんな…そんな事は嫌です!【スミア】えぇっ!?どうしてですか?わ、私が落ちこぼれだからですか?でも、あなたのためなら私にだって…!【ルキナ】違うんです。お母様はとても強い戦士だったと聞いています…!ですが、だからこそお母様にここでご無理をなさらないで欲しいんです!だって…お母様には自分の世界での人生があるのでしょう?あなたの本物の娘だって…きっと帰りを待っています。【スミア】…ルキナ…【ルキナ】それにこの現状を見て下さい…圧倒的なギムレーの軍勢…私達の戦力はもう残り少ない。この絶望的な状況に、お母様を巻き込むわけには参りません!【スミア】ルキナ…あなたの優しい気持ちが十分伝わってきました。でもね…子供はね…もっと親に甘えるべきなのですよ?迷惑だとか…そんな事は言わないで。そんなことを言われたら、悲しくなっちゃいますよ。あなただって、大切な私の娘であることに変わりは無いんですから。だからもっと甘えて下さい…ね?【ルキナ】お母様…いいん、ですか…?【スミア】もちろんですよ。ルキナ。どうか信じて下さい。私は絶対に死なないと。そして、この世界は必ず救えると。そうすれば…私はあなたの力になれます。【ルキナ】ありがとう…ございます。私も戦いたいです…お母様と共に。【スミア】…良かった。さぁ、行きましょうルキナ。あなたの未来に明るい火を灯すために…!【ルキナ】はいっ…!お母様…!! マリアベル→ルキナ 【マリアベル】そこにいるのは、ルキナですわね?【ルキナ】お、お母様!?…死んだはずなのに、どうして!?【マリアベル】そうでしたわね…この世界のわたくしは既に死んでしまった身…お話しましょう。わたくしはこの世界とは異なる世界のマリアベルですわ。あなたが窮地に陥ってると聞き、はるばる助けにやってきたんですのよ。【ルキナ】では先程の援軍の中にいたのはやはり…!!【マリアベル】あら、見られていたんですのね?少々着地に失敗してしまったのですけれど、いつもなら、あのようなはしたない真似は…【ルキナ】お母…様…! うっ…うぅっ…【マリアベル】!?ど、どうして泣くんですの!?わたくしが無様に転ぶのがそんなに悲しかったんですの!?【ルキナ】ち、違います…!別人でも…お母様に会えて…私、うれしくて…っ!【マリアベル】ルキナ…どうか泣かないで下さいまし。そんなに泣かれるとわたくしまで…うっ…ぐすっ…【ルキナ】お母様…【マリアベル】ルキナ、可哀相に…こんなに傷だらけになって…今まで、頑張って戦ってきたんですのね…【ルキナ】いいえ…私はお母様に褒められるようなことは何も…それどころか、私の力が及ばないばかりに、お母様たちの守ろうとした世界をこんな風にしてしまいました…【マリアベル】何を言うんですの!?貴方は良くやっていますわ。貴方はわたくしの誇り…わたくしに似て、どこに出しても恥ずかしくない、優秀で愛おしい愛娘ですわ!【ルキナ】!! お母様…!【マリアベル】ルキナ、心配は無用ですわよ。わたくしが来たからには、全ての屍兵どもを…ギムレーを、ギタギタに蹴散らして差し上げます!【ルキナ】わかりました…!お母様がその気なら、私もこの剣で、敵をボコボコにぶちのめしてみせます!【マリアベル】うふふ、その意気ですわルキナ。さぁ、そうと決まれば行きますわよ!わたくしたちは絶対に負けませんわ!【ルキナ】はい…! オリヴィエ→ルキナ 【オリヴィエ】良かった、間に合いました…!ルキナ、ルキナ…可哀想に…こんなに傷だらけになって…【ルキナ】ま、まさか…お母様なのですか?私は…幻を見ているのですか?【オリヴィエ】いいえ。私は…ナーガ様の力によって違う世界からやってきたオリヴィエ。だからあなたの本当のお母さんではないんです…【ルキナ】違う世界の…お母様?【オリヴィエ】はい。でも…あなたがクロム様と私の娘ということに変わりはありません。だから少しだけ、あなたを抱きしめさせてください…!【ルキナ】…お母様…【オリヴィエ】よしよし、ルキナ…私の可愛い娘。こんな状況の中で…今までよく頑張りましたね…【ルキナ】ふふ、お母様ったら…子供みたいで、恥ずかしいですよ…それに、久しぶりにお会いできたのに、これじゃあお顔が見えません…【オリヴィエ】あ…!ご、ごめんなさい…!!【ルキナ】…良かった。やっとお顔が見えました。お母様、助けに来て下さってありがとうございます。…けれど、こんな危険な地で、お母様を戦わせるわけにいきません。今のうちに、元の世界に戻って下さい…【オリヴィエ】でも、それじゃああなたが…!【ルキナ】いいえ、お会いできただけで十分です。それだけで私は頑張れますから…【オリヴィエ】い…いやです!!【ルキナ】お母様…!?【オリヴィエ】私たちの軍は…ここに来る前に、あなたの仲間たちに会ってきたんです!【ルキナ】!!【オリヴィエ】みんな…イーリスに戻るために必死で戦っていました!厳しい状況の中で、世界を救うことを…あなたに宝玉を届けることを、一番の使命として!!【ルキナ】…みんな…【オリヴィエ】それなのに…みんなが頑張っているのに、私はルキナのお母さんなのに、私だけあなたに何もしてあげられないのは嫌なんです!非力な私があなたの役に立てるかはわかりませんが…母親として、全てを賭して娘を守ります!だから…だから、私も一緒に戦わせて下さい!【ルキナ】お母…様…ありがとう…ございます…でも、どうか命を落とさないで…最後まで生きていると約束して下さい…!【オリヴィエ】ええ、もちろんです! ロラン 敗北時 【ロラン】見てみたかった…ですね…この目で…平和な…未来…を…… ロラン→ロラン 【ロラン】(自軍)なるほど、あれがこの世界の僕自身というわけですね。ルキナを庇って残ると言った時は流石に少々焦りましたが…どうにか間に合ったようで良かったです。別人とはいえ、自分が倒れる姿を目の当たりにするのは辛いですからね。…そういえば、異界の僕には話しかけても良いものなのでしょうか?自分自身と会話ができる機会など、滅多にあるものではないですし、相手の反応も気になるところです。是非実験を試みたいところですが………………いえいえ、ダメですね。この実験を行うに当たっては相手の心理的負担が大きすぎます。ましてや今は、世界の未来を決める大切な戦いの最中。そんな暇があれば一人でも多くの敵を倒すべきでしょう。…安心して下さい、異界のロラン。僕が及ばずながら力になります。だから、どうか幸せな未来を掴んで下さいね。【ロラン】(異界) ?? 何やら向こうに僕とよく似た方がいるような…気のせい、でしょうか…? ミリエル→ロラン 【ロラン】か、母様…!?母様なのですね!?【ミリエル】ロラン・・・この状況の中、よく無事でいてくれましたね。【ロラン】ううっ…母様!会いたかったです…!母様が行方不明になってから何度も戦場の跡を回りましたが、ついに母様の遺体は確認できなかった。だから、だから…きっと生きていると思っていたんです!【ミリエル】!!【ロラン】良かった…僕は…信じていました…!【ミリエル】…………ロラン…申し訳ありません。最初に言っておくべきでしたが…私は、貴方の母親ではない。私は、この世界のミリエルではないのです…【ロラン】えっ…? こ、こんな時に冗談は止めて下さい、母様!【ミリエル】いえ、冗談ではありません。私は異界と呼ばれる別世界の人間。貴方の母親のミリエルとは…同一人物ではありますが、別人とも言える存在なのです…【ロラン】そ、そんな事…理解できない!そんな不可解なことを母様が言うだなんて…!【ミリエル】そう言われても仕方ありませんね…仮に立場が逆だった場合、私もそう考えるでしょう…ですが、これは紛れもない事実なのです。【ロラン】じゃあ、やっぱり…僕の母様は…【ミリエル】ぬか喜びをさせてしまって…本当にすみません。貴方は、私が生きているとずっと信じてくれていたのに…私では、その思いに報いるだけの答えを貴方に与えることはできない…【ロラン】…いいえ。いいんです。僕も本当は、わかっていたんです。…僕の母様はもういない。遺体を見なかったのをいいことに、都合の良い夢を見ていたんです。いつまでも認めないままだと、母様が報われませんね。…ありがとうございます、異界の母様。僕の目を覚ましてくださって。別の世界の母様であっても…また会えて嬉しいです…【ミリエル】そう言ってくれるのですね…ありがとうございます…ロラン。せめてこの世界のミリエルに代わり、貴方に力を貸しましょう。この世界の私ができなかった分まで、貴方のことを守ります。【ロラン】母様…嬉しいです。母様と共に戦うのは、僕の憧れでしたから。これも、異界から助けに来て下さったおかげですね。【ミリエル】ロラン…【ロラン】しかし、異界…ですか。…僕には到底理解が及ばない世界ですね。世界が平和になった暁には、その理をぜひ解き明かしたいものです…【ミリエル】ふふっ…こんな時にそんな事を言うだなんて。我が子ながら困ったものですね。ですが…憧れを持つのは素晴らしい事です。前向きな心は、生きる力へと昇華されるのですから。【ロラン】はい…! 母様! ルフレ(僕)→ロラン 【ルフレ】ロラン、生きていてくれたんだね!【ロラン】ま、まさか父様なのですか…?【ルフレ】いや…僕は別の世界からやってきたルフレなんだ。だから、正確には君の父親じゃない…【ロラン】えっ…?【ルフレ】だから父親として偉そうな事は言えないかもしれないけれど…この限られた時間の中で、君の事を守らせて欲しい…!こんなことしかできなくて本当にすまない…【ロラン】父様…僕は逆に、あなたに謝らなければなりません…【ルフレ】ロラン…?【ロラン】あなたは僕の憧れでした…あなたは軍略家としても、いち戦闘員としても、そして、皆の大切な仲間としても、常に軍を支え続けてきた…【ルフレ】そんな大層なものじゃないよ。【ロラン】いえ…そんなことはないです。僕もあなたのようになりたくて…必死に努力して、この世界を救おうと頑張ってきたつもりです…ですがその努力も甲斐はなく、世界は滅びへと近づきつつあります…家族や、仲間や、沢山の民達も死なせてしまいました…!だから僕は…あなたの息子失格なんです。父さんが守ろうとした世界を、僕は救えなかった…【ルフレ】ロラン…君はそうやって自分を追い込む程、懸命に努力をし続けてきたんだね…大丈夫だよ。君は僕と同じ…いやそれ以上の存在じゃないか?【ロラン】…なぜそんな事を言うのですか?気休めは止めて下さい。【ルフレ】確かにこの世界は一度滅びに向かったかもしれない。でもそれを巻き返しているのは君や仲間の努力によるものだ。今こうしてそれが身を結ぼうとしているんじゃないのかい?この世界の僕たちが為し得なかった事を、君はちゃんとやり遂げようとしているんだよ?【ロラン】!!父様…ありがとうございます。そう言って頂けただけで、僕は…僕は…!【ルフレ】あと少しだ…あと少し頑張れば、もうすぐ平和がやってくるんだ!だからロラン、頑張ろう…!【ロラン】は…はいっ! ルフレ(俺)→ロラン 【ルフレ】ロラン、生きていてくれたか!【ロラン】ま、まさか父様なのですか…?【ルフレ】いや…俺は別の世界からやってきたルフレだ。だから、正確にはお前の父親じゃない…【ロラン】えっ…?【ルフレ】だから父親として偉そうな事は言えないかもしれないが…この限られた時間の中で、お前の事を守らせて欲しいんだ…!こんなことしかできなくて本当にすまないが…【ロラン】父様…僕は逆に、あなたに謝らなければなりません…【ルフレ】ロラン…?【ロラン】あなたは僕の憧れでした…あなたは軍略家としても、いち戦闘員としても、そして、皆の大切な仲間としても、常に軍を支え続けてきた…【ルフレ】そんな大層なものじゃないぞ。【ロラン】いえ…そんなことはないです。僕もあなたのようになりたくて…必死に努力して、この世界を救おうと頑張ってきたつもりです…ですがその努力も甲斐はなく、世界は滅びへと近づきつつあります…家族や、仲間や、沢山の民達も死なせてしまいました…!だから僕は…あなたの息子失格なんです。父さんが守ろうとした世界を、僕は救えなかった…【ルフレ】ロラン…お前はそうやって自分を追い込む程、懸命に努力をし続けてきたんだな…大丈夫だ。お前は俺と同じ…いやそれ以上の存在じゃないか?【ロラン】…なぜそんな事を言うのですか?気休めは止めて下さい。【ルフレ】確かにこの世界は一度滅びに向かったかもしれない。でもそれを巻き返しているのはお前や仲間の努力によるものだ。今こうしてそれが身を結ぼうとしているんじゃないのか?この世界の俺たちが為し得なかった事を、お前はちゃんとやり遂げようとしているんだぞ?【ロラン】!!父様…ありがとうございます。そう言って頂けただけで、僕は…僕は…!【ルフレ】あと少しだ…あと少し頑張れば、もうすぐ平和がやってくる!だからロラン、頑張ろう…!【ロラン】は…はいっ! フレデリク→ロラン 【フレデリク】ロランさんですか?無事で何よりです…!【ロラン】ま…まさか父様、でも一体どうして…?【フレデリク】私はこの世界のフレデリクではないのです。異界と呼ばれる別世界からやってきた貴方の父とは異なる存在なのですよ。留まれる時間は決して長くはありませんが、その間だけでもどうか父親として、貴方を守らせて下さい。【ロラン】そうだったのですか……父様。お気持ちはとてもありがたいです。ですが、この世界は今にも闇に包まれようとしています。せっかく生き延びた父様にご迷惑をおかけするわけには参りません。僕は父様とお会いできただけで十分です。さぁ、早く元の世界へ戻って下さい。【フレデリク】いえ、そんなわけには…【ロラン】…だめです、父様!【フレデリク】…まったく、その生真面目で融通のきかない所は誰に似たのでしょうね。【ロラン】え?【フレデリク】ですが、同時に貴方は愚かしい程に他人の事を想う…優しい子です。そんな貴方が、この世界を生きるのにどれほど辛い思いをしたでしょう。私は、貴方に幸せになって欲しいのです。今まで苦労をした分まで。この世界の私が…幸せにしてやれなかった分まで。【ロラン】父…様…【フレデリク】だから…ロランさん。こんな時くらいは、私に…父親に甘えてはくれませんか?【ロラン】いえ、ですが、それでは…!【フレデリク】大丈夫ですよ。息子を置いて、誰が二度も死ぬものですか!…この世界で倒れた私の分まで、貴方を守り通すと約束しますよ!【ロラン】…………わかりました。ではその力、お借りします。憧れだった父様と共に戦えるなんて、光栄ですよ。【フレデリク】さぁ、では行きますよロランさん!共にこの世界の希望を取り戻しましょう!【ロラン】はい! ヴィオール→ロラン 【ヴィオール】そこを往くのはロランくんかな?【ロラン】と、父様!?生きておられたのですか!?いえ、でも父様の遺体は確かにこの手で埋葬しました…!ということは、屍兵…?くっ…!こんな時に父様の姿で…!【ヴィオール】え!?ちょ、ちょっと君!?【ロラン】今度こそ安らかにお眠り下さい、父様!!!!【ヴィオール】うおぉ!? ままま待ちたまえ!私は屍兵ではないのだよ!!ほら見たまえこの健康的な肌を!それに目だって光っていない!!【ロラン】えっ…?ど、どういう事ですか?【ヴィオール】私は異界よりこの世界へと訪れし者。別の世界の人間なのだよ…!だから亡くなった君の父親とは別人ということになる。君を助けに来たのだよ!敵ではないし、ましてや屍兵でもない!【ロラン】そう…だったのですか…異界の…父様……【ヴィオール】わかってくれて何よりだよ。すっかり寿命が縮んでしまった。それにしても、君があまりにも躊躇いなくかかってくるので少々驚いたよ…この世界の私は、君にとってあまり良い父ではなかったのかな?【ロラン】いえ、それは…昔、父様に教わったからです。『貴族たるもの、民衆を守るために時には情を切り捨てた行動も厭うな』と。【ヴィオール】ほほう、では君は私の教えに忠実に行動したというわけだね。【ロラン】はい。だから仲間を守るためには、例え父様の姿の敵であっても……………【ヴィオール】ロランくん?【ロラン】例え父様の屍兵でも、この世界のために倒さなくてはいけないと…必死だったんです!けれど…心が痛まなかったはずありません!大好きだった父様を倒したくはない!あなたが良い父親で無かったわけが…あるはずないじゃないですか…!異界の父様であっても…一目会えて、僕は…僕は…っ!【ヴィオール】!!そうか…済まない。私の言葉は少々冷淡に聴こえてしまったかな…どうか許してくれたまえ。あまりこの場所に留まれない以上、名残惜しさは残したくなかったんだよ…【ロラン】…いえ…いいんです。むしろこちらが謝らなければ。父様、すみません…僕はもう…大丈夫です。【ヴィオール】…いい子だ…ロランくん。身体中は満身創痍だというのに、その澄み切った笑顔は、まさにヴィオール家の跡を継ぐに相応しい、貴族らしい顔だよ。…さて、そろそろ行くとするかね。世界を救うため、共に戦おうではないか。【ロラン】力を貸して下さるのですか…?【ヴィオール】当たり前だよ。貴族的に優雅な戦い…しかと見ていてくれたまえ!【ロラン】ありがとうございます、父様…! ヴェイク→ロラン 【ヴェイク】そこにいるのはロランか!いやー無事で良かったぜ!【ロラン】…ま、まさか父様?いやそんなバカな…!【ヴェイク】なんだ? こっちのお前も随分ヒョロヒョロしてやがるな…まぁ食うにも困りそうなこの世界の惨状を考えれば…仕方ねぇか。【ロラン】な、なぜ父様が…!?【ヴェイク】俺様は、お前の父親じゃねぇ。こことは別の世界のヴェイクだよ。救いを求めるお前らの声を聞いて、助っ人として参上してやったぜ。【ロラン】そんな事があり得るのですか…?な、納得できません…!【ヴェイク】ったく…お前はいつもそうやってチマチマ頭で考えようとしやがる。父親だろうがなんだろうが強力な仲間が増える…それでいいじゃねぇか!【ロラン】そうはいきませんよ。この局地だからこそ不測の事態にも冷静に…対処する必要が……………っ!【ヴェイク】お前…しゃべってる途中から泣き出すのは止めろよな?【ロラン】ち…違います…!目にゴミが…入っただけです!【ヴェイク】眼鏡してるのにか?【ロラン】と…父様が突然現れたのですから…!僕だって…感情的にもなります!【ヴェイク】へいへい、こみ上げてきちまったってわけか?へっ、お前の涙腺はその固い頭と違って正直みたいだな。嬉しい時は嬉しい…それでいいんだよ。【ロラン】すみません…父様…戦場で…涙など見せてしまって…【ヴェイク】いいんだよ、ロラン。正直な気持ちを見せたってことは、俺様を父親だって認めてくれたってことだろ?今まで我慢してきた分、思いっきり甘えてくれりゃいいんだよ!【ロラン】!! はい…【ヴェイク】さぁてと! わかり合えたところで、親子仲良く屍兵退治に向かうとするか!ロラン! ボサッとしてやがると置いていくからな!!【ロラン】ありがとうございます…父様。遅れないように、ついていきますね。早くこの涙が乾くように。そして…父様の姿を少しでも多く、この目に焼きつけておけるように。 ソール→ロラン 【ソール】ああ、無事だったんだね! ロラン!良かったよ…!【ロラン】!! と、父様!?と、父様がいます…しゃべっています…僕の視覚と聴覚はついにおかしくなってしまったんでしょうか…?【ソール】あはは、その反応、君らしいよ…君は僕に似て、まず自分を疑ってしまう性格なんだろうね。でも僕は…幻じゃないんだよ。【ロラン】で…では本当に、本物の父様なのですか?今までどこかで、生きていたのですか?【ソール】いや、僕は異界という別の世界からやってきた人間。だから君の本当の父親ではないんだ。ぬか喜びさせたなら、すまない…【ロラン】謝らないで下さい…別人であろうと、あなたは父様には変わりありません。一目お会いしたかったです…父様。【ソール】僕も、君に会えて良かったよ。ロラン…こんな世界で、よく頑張ったね…ここに来るまでの君の辛さは、想像もつかないよ…【ロラン】いいえ…父様も昔は気苦労が絶えなかったと聞きました。それに比べればまだまだです…【ソール】そういう残念な役どころも、親子だと似てしまうんだね。【ロラン】…でも僕からすれば、それは勲章です。決して目立つ役割ではないけれど、確かに必要とされている…僕のその立ち位置こそが、父様の息子である証なんですから。【ソール】そう言ってくれるのかい…ありがとう…ロラン。もっと君とこうしていたいけど、おしゃべりはここまでにしよう。僕も力を貸すから、共に未来を掴むために戦うよ!【ロラン】!! ですが、父様を危険な目に遭わせるわけには…!【ソール】大丈夫だよ、ロラン。僕が何のためにここに来たと思っているんだい?今まで辛い思いをしてきた息子を助けるためなんだよ。こんな時ぐらい、素直に甘えてもいいんだ。この世界の…僕の代わりにさ。【ロラン】父様……ありがとうございます。ではせめて、この薬を持っていってください。【ソール】薬…?【ロラン】はい、僕が調合したんですよ。生前の父様に教わって、母様と改良を重ねた特別なものです。切り傷程度ならすぐに塞がりますよ。この世界の父様はいつも、それを持って戦場に行っていました。【ソール】…そうか。ありがとう、ロラン。僕の薬を君が受け継いでくれてるなんて、何だか嬉しいな。でも、これを使うことが無いようにうまくやってみせるよ。…見ていて、ロラン!僕が昔、どれだけ強い戦士だったかを!【ロラン】はい、しっかり目に焼き付けておきます。これからずっと…忘れないように。僕をもう一度助けに来てくれた、もうひとりの父様のことを。 カラム→ロラン 【カラム】君は…この世界のロランだね?【ロラン】父様!? まさか…!どうして父様が…?【カラム】僕は異界という別世界から来たカラム…だからこの世界で死んでしまった君の父親とは別人なんだ…【ロラン】そ、そんなことが…!?【カラム】でも君が生きていてくれて良かった…無事…とは言えないかもしれないけど。【ロラン】生きていても…僕達はきっともうすぐ…死んでしまう運命なんです…【カラム】えっ…?【ロラン】最期に別世界とは言え、父様と会えて良かったです…【カラム】な、何を言っているんだい、ロラン…?ここまで来て諦めるのかい…?【ロラン】でも敵の勢力は依然強大で…我々に残された力はあまりにも心もとない…僕達にはもうどうする事も…!【カラム】ロラン…そうか。それは僕も父親を名乗る資格があるということかもね…【ロラン】え…?【カラム】度重なる戦いの連続で心身共に疲れ切ってしまったのかと思ったけど、君はそうじゃない…さっきまで仲間達と共に頑張っていたじゃないか。なのに今になってどうして弱音を吐いているんだい?それはきっと…【ロラン】は、はい…すみません。つい父様を前に、泣きごとを言ってしまっただけです…【カラム】やっぱりそうだったんだね。でもいいさ。今のは僕しか聞いていないし…【ロラン】父様…【カラム】よしよし…ロラン。よく頑張ったね。でももう少しだよ?この局面を乗り切れば勝利はもうすぐだ…わずかな間だけど僕も協力するから、共にがんばろう?【ロラン】は…はい! わかりました!ありがとうございます…父様。 ロンクー→ロラン 【ロンクー】お前がこの世界の…ロランか。【ロラン】父様!?父様が生きて目の前に…!?あ、あり得るはずがありません!だって父様はもう…!だとするとこれは…屍兵……!?【ロンクー】お前がそう判断する気持ちはわかる。この世界の俺は死んだ存在だからな…だが俺は、屍兵などではない。別の世界からやってきた、お前の父とは異なる人間だ。【ロラン】そんな…別の世界の父様が、どうしてこのような世界に…?【ロンクー】…戦いに来た。俺が動く理由は常にそこにある。【ロラン】た、戦いにって…! ダメです父様!ここはとても危険な世界なんですよ!?異界のあなたがわざわざ命を犠牲にする必要はありません!【ロンクー】ではそんな世界で、お前は援軍の力も借りず戦うというのか?【ロラン】…はい。もしかしたら負けてしまうかもしれませんが…それでも、父様をもう一度失うよりはましな選択かと思います。【ロンクー】負けるかもしれない…か。甘いな、お前は。そのような思い戦っていたのなら、お前が生き残ったのは偶然でしかない。【ロラン】!!【ロンクー】生死を賭けた戦いに於いて、勝つか負けるかはその者の運命次第……だが、最初から勝ちたいという意志のない者には、絶対に勝利は訪れん…!その事は肝に銘じておけ。【ロラン】と、父様…!すみません…その通りです。【ロンクー】…いや、済まない。俺も声を荒げてしまった…だが戦士として、お前には常に強くあって欲しいのだ…この世界で果ててしまった俺の分もな…【ロラン】僕も、父様を失ってから、父様のようになろうと頑張ってきました。けれど、まだまだだったようですね。僕はまだ父様には及ばない。不思議ですね…悔しいはずなのに、まだ目指すものがこんなに遠いのだと、何だか嬉しくもありますよ。【ロンクー】向上心、というやつか…さすがはミリエルの息子だな。【ロラン】それに、父様に叱咤された時…なんだか懐かしかったです。父様も母様も、躾けには厳しい方でしたから昔を思い出してしまいましたよ。【ロンクー】ふっ…俺からすれば息子を怒るのはこれが初めてなんだがな?【ロラン】ふふ、そうなんですね。では僕は…父様の本当の息子より早く、父様に怒られた、ということですか。【ロンクー】そうだな…すまない。親父面をしてしまって…【ロラン】いえ、嬉しかったです。まるで、あなたの本当の息子になったようで…おかげで元気が出てきました。…父様、すみません。やはり僕に力を貸してくれますか?【ロンクー】ああ、もちろんだ!【ロラン】ありがとうございます、父様。 リヒト→ロラン 【リヒト】ロランだね!無事で良かったよ!【ロラン】子供がこんなところに…!?それに、どうして僕の名前を…?【リヒト】子供扱いしないでよー!僕はリヒト。君のお父さんなんだよ!【ロラン】と、父様!?信じられません…!だって、父様は既に亡くなっています。まさか、生まれ変わりか何かでしょうか…?これは興味深い…【リヒト】お、面白いこと言うね…けど、生まれ変わりでもないんだ。僕はここよりちょっと過去から来た別の世界のリヒトなんだ。だから、正確には君のお父さんとは別人なんだけど…【ロラン】…そうなんですね。例え別人でも、再び父様と会えたことは嬉しいです。ですがここは危険です。いつ命を落としてもおかしくない…僕が父様を守りますから、離れないようにして下さいね。【リヒト】え!? だ、ダメだよ。僕がロランを守るんだから!じゃないと僕がここに来た意味が…【ロラン】いいえ。意味はあります。父様がいてくださるだけで、僕はいつもより強くなれるんですよ。【リヒト】そ、そんな嘘いらないよ!【ロラン】…父様。僕は父様と母様の子なのに、幼い頃はあまり魔法が得意ではありませんでした。母様曰く、僕には魔道の素養がほとんどなかったのだとか。けれど僕は今、魔法を使う兵種についています。それが何故だか…わかりますか?【リヒト】…えっと…【ロラン】それは…父様がずっと、魔法の練習をする僕のことを見守っていて下さったからですよ。あなたが見ていてくれたから、僕はくじけなかった。どんな障害があろうと負けなかった。だから今だって…父様がいてくれるだけで、僕は諦めずに戦えるんですよ。この気持ちに…嘘なんか一つもありません。【リヒト】ロラン…【ロラン】見ていて下さい、父様。あの頃苦手だった風の魔法…今は僕の一番得意な魔法なんです。…父様と、おんなじでしょう?【リヒト】うっ…うぅ、ロラン…!あ、ありがとう…!!【ロラン】な、なぜ泣くのですか父様!?【リヒト】だ、だって、嬉しくて…!!この世界の僕たちはいないけど、こうやって、君が…僕とミリエルの後を継いでくれてるんだって思ったら、すごく、嬉しくて…!で、でも僕だって戦うよ!僕もロランのことを守る!だって僕は…僕は君の…お父さんなんだから…!!うっ…ぐすっ…ぐすっ…【ロラン】…ふふ、異界の父様はやはりまだ少し幼いようですね。でもいつかその手が幼い僕の頭を撫でて…その瞳が成長する僕を見守るのでしょう。…少しだけ、羨ましいですね。あなたの本当の息子のことが。けれど、こうして来て下さったことは決して忘れません。例え、あなたが元の世界に戻り、僕のことなど忘れてしまっても…ずっと。 ガイア→ロラン 【ガイア】ロランか…!よく生きていてくれた。【ロラン】え…! そんな…まさか…父様!?【ガイア】いや、俺はこの世界の人間じゃない。異界という別世界からやってきたんだ。だから、俺はガイアではあるが…正確にはお前の父親じゃないんだ。【ロラン】そ、そうですか…【ガイア】だがお前達を助けに来た事に変わりはない…お前は増援軍としての俺を良いように利用すればいい。さぁ、この隙に体制を整えろ。【ロラン】ならば父様、一つだけ聞かせて下さい。【ガイア】な、なんだよ…いきなり?【ロラン】あなたはこの世界で僕を庇うようにしてこの世を去りました…もしここで同じ状況になってしまったら、父様は同じように行動しますか…?【ガイア】…………【ロラン】どうですか…?【ガイア】同じ行動は…取らないな。【ロラン】そ、そうですか…【ガイア】残念なのか嬉しいのか、どっちかはっきりしろ。別にお前を見捨てる気でいるわけじゃない。俺はお前を守りつつ、自分の身も守る。【ロラン】えっ…!?【ガイア】息子の死を目にするのはご免だが、自分が死ぬのもご免だからな!だから両方守る…!それが俺の答えだ。【ロラン】父様…………っ!【ガイア】ど、どうした、ロラン?【ロラン】うっ…ううっ…いえ…その…すみません。その答えが父様らしいと思ったら、なぜか、涙が…!【ガイア】全く…もう少し肩の力を抜け。それが最後まで生き残るコツだぞ?お前はミリエルに似て、真面目すぎる所があるからな…【ロラン】…父様には敵わないですね。【ガイア】ふふ…今はこれくらいにしておこう。敵をせん滅することが先決だからな。【ロラン】はい…協力してくれますか?父様!【ガイア】ああ、もちろんだ。 グレゴ→ロラン 【ロラン】と、父様…なのですか?【グレゴ】おうよ、ロラン。死の淵からお前のために遥々やってきたぜ。【ロラン】そ、そんなまさか…!?【グレゴ】がっはっは、すまん、冗談だ!俺は異界からやって来た人間。この世界で死んだ、お前の親父とは別人なのさ。【ロラン】別人…ですか。【グレゴ】…そう残念がるなよ。俺がお前の親父だってことには何の変わりもねぇんだぞ?…って言っても無理な話か。【ロラン】そちらの世界はこことは違って平和なのですか?【グレゴ】いや、俺の世界でも同じような戦争をしている。今はまだ俺も生きてはいるが、この先は正直どうなるかわからんな。【ロラン】そうですか…それなら父様、この世界に構う必要はありません。早く帰って下さい。【グレゴ】おいおい、待てよ。俺はお前を助けに来たんだぜ?【ロラン】この世界はもう大丈夫です。あなたがいなくたって、僕達が必ず守りますから。ですから父様は早く帰って自分の世界を守って下さい…!【グレゴ】ロラン…お前嘘が下手だな?【ロラン】…!【グレゴ】お前よ…この世界で俺が死ぬかもしれないって考えてくれてるんだろ…?この危険な戦いで俺が死ぬくらいなら、元の世界に戻ってもらった方がいい、ってよ【ロラン】…………【グレゴ】大丈夫だって、心配すんな。俺はこの世界も守り、そして自分の世界も守るからよ!そしてもちろん息子のお前もな!【ロラン】…父様。【グレゴ】なんだ?一度死んだ父親の言う事は信じられねぇってか…?【ロラン】そんなわけないですよ。別人であれ、あなたは父様に違いありません。でも…いいのですか?僕達よりも大事な世界が…仲間が…待っているんじゃないですか?【グレゴ】大事な息子や世界に順序なんかねえんだよ!ほら、お前はグチグチ泣きごと言ってねぇで、この隙に回復するなり、仲間を助けるなりしてこい!【ロラン】は、はい…!ありがとうございます…父様。 リベラ→ロラン 【リベラ】あなたはロランさん…!?この世界のロランさんですね?【ロラン】と、父様…!?【リベラ】ああ…ご無事で良かった。先程の攻撃のせいで倒れているのではと心配していたのですよ。【ロラン】父様、なぜあなたがここに?まさか神の奇跡によって甦ったのですか?【リベラ】いいえ…死人を生き返らせる奇跡は、例え神であっても不可能でしょう。私は異界のリベラ。この世界とは異なる世界の人間なのです。【ロラン】異界の…父様…ですが、世界を飛び越えるなど、それこそ神の成せる業ではないのですか?【リベラ】そうですね…しかし神の力にも限度があります。私がこの場に居られる時間は決して長くはありません。ただその間だけでもせめて…あなたを守らせてもらえますか?【ロラン】いえ、父様…あなたに元の世界での人生があるのなら、すぐに戻るべきです。見ての通り、ここはとても…危険な場所なんです。【リベラ】だからこそ私はここにやってきたのです。大切な息子を、助けるために。【ロラン】死んでしまうかもしれないのですよ!?【リベラ】…それでも構いません。例えこの異界の地で朽ち果てようとも、我が子を守れるのなら悔いはありません。喜んでこの身を神へと捧げましょう。【ロラン】父様…! 僕は、僕はあなたの本当の息子ではないのに…そこまで言っていただけて…僕は光栄です…【リベラ】当り前でしょう…ロランさん。我が子に優劣などありはしません。【ロラン】ありがとうございます…ですが父様、僕も父様のためならこの身を神に捧げる覚悟はあります。この身で父様が守れるのなら、平和な未来など見られなくても構いません。【リベラ】!! そんな…!【ロラン】それが嫌なら約束して下さい。決して死なないと。僕は二度も父様が神の元へ旅立つ姿など見たくありません。【リベラ】わかりました…お約束します。私は死にません。神に誓って。…では行きますよ、ロランさん。今こそ二人で協力し、この状況に光明を見出しましょう。【ロラン】はい!父様、宜しくお願いします! ヘンリー→ロラン 【ヘンリー】無事で良かったよ~ロラン!【ロラン】あなたは…!もしかして…父様なのですか!?【ヘンリー】他に誰がいるっていうの~?【ロラン】ですが、まさかそんな…!父様はずっと前に死んでしまったはず…!それとも禁断の闇魔法を使って、魔界から甦ったとでも言うんですか?【ヘンリー】あはは、残念だけど違うよ~。そういうのがあれば良いけど、今まで聞いた事はないし…それに僕は魔界じゃなくて異界からやってきたんだよ~。【ロラン】異界…ということは、別の世界の父様なのですか?【ヘンリー】そうだよ~。この世界のヘンリーとは別人なんだ。ロランが危ないって聞いたから、助けに来たんだよ。だから消して欲しい屍兵がいたら言ってね~。すぐに倒してあげるから~。【ロラン】と、父様…お気持ちはありがたいです…でも異界のあなたをこんな危険な戦場に出させるわけにはいきません…!【ヘンリー】え~? なんで~?【ロラン】命を落とす危険だってあるんですよ?異界の父様に迷惑をかけるなんてできませんよ!それに…僕はもう、あなたが死ぬところなんて見たくない…【ヘンリー】ロラン・・・気持ちはわかるけど、僕が勝てる可能性だってあるじゃない?しかもこの戦いは君達が乗り越えるべき大事な戦いなんだよね~?【ロラン】それはそうですけど…【ヘンリー】じゃあ、僕が死ぬことを恐れて貴重な戦力を無下に断るのは、愚かな選択なんじゃないかな~?そんな甘い考えで、この世界が救えるの~?【ロラン】…!【ヘンリー】本当はわかってるはずだよ、ロラン。こんな好機をモノにしない手は無いって。だって君は…あのミリエルの子だもの。そこまで僕のことを大切に思ってくれるのは嬉しいけど、今この時だけは、その優しさが悪い方にも働くんだ。ほら、感情に流されないでもう一度判断してみてよ。僕は…どうすればいい?【ロラン】…………父様…すみません。力を…あなたの力を貸して下さい。あの竜を倒して、この世界を救うために!【ヘンリー】あはは、やっと言ってくれたね~。良かった。これで僕は君の力になれる。君の邪魔をする奴らは全員倒しちゃうから、見ててよね!!【ロラン】はい、ありがとうございます…!ですが、絶対に死なないで……いえ、僕が死なせはしません。父様を死なせることなく、この世界を救う…!それが今、僕がすべきこと…この戦いに対する僕の答えです!【ヘンリー】…そっか。君の答えは、いつだって優しいね。その優しさが甘さに繋がることもあるけれど、立派な答えだと思うよ…ロラン。これなら、僕たちが帰った後も大丈夫そうだね…よーし、それじゃああと少し頑張ろう! ド二→ロラン 【ド二】ロランだべな!?無事で良かっただ!【ロラン】そ、その声は…父様!?いえ、でも若すぎますし、父様はずっと前に死んでしまったはず…!父様に弟がいたという話も聞いたことがありませんし、屍兵にしては彼ら特有の身体的特徴が見当たりません…一体これは…【ド二】お、おーい!戻ってくるだよ、ロラン!おらはこの世界のド二じゃねぇだ。異界から助っ人としてやってきただよ!【ロラン】異界…そんな世界があるのですか?【ド二】おらにもよくわかんねぇけど、そういう風に説明を受けてきただよ。【ロラン】そうですか…では、あなたはこの世界の者ではないのですね。ならばなおさら、ここから避難して下さい。ここはとても危険な場所なんです。【ド二】何言ってるだ、ロラン!だからこそこの地に来ただよ!息子を危険な場所に独り置いていくなんて、おらにはできないべ!【ロラン】ですが、このままでは父様は…父様は、あの時のように…!【ド二】ロラン…もしかしてこの世界でおらが死んだ事と重ねてるだか…?【ロラン】…………【ド二】ロラン?【ロラン】重ねない方が、無理でしょう…どれだけ夢に見たと思っているんです。父様が、僕と母様を逃がすためにただ一人で残った、その後ろ姿を…そしてその身を、刃が貫く瞬間を…もう一度あんな光景を見るぐらいなら、僕は…僕は…!!【ド二】…ロラン。大丈夫だ…もうおらは死んだりしない。今のおらは、多分あんたが知るおらよりもちょっとだけ強いと思うんだべ。それに、今のおらはひとりじゃない。おらには異界から来た仲間がいる。皆が助けてくれるから、おらは負けないだ。だから、どうか安心して任せて欲しいべ。【ロラン】父様…!【ド二】それでも心配なら、ロラン。あんたがおらを守ってくれ。ミリエルの子なら、きっと冷静に戦況を分析してくれるべな。おらはちょっと周りを見ないクセがあるからサポートしてくれると助かるべ。【ロラン】わ、わかりました…!僕が父様を死なせはしません!では宜しくお願いします! 父様!【ド二】よーし、いくべ! ジェローム 敗北時 【ジェローム】よく頑張ったな…ミネルヴァ…これで…もう…辛い思い…など…… ジェローム→ジェローム 【ジェローム】(自軍)…あれが、異界の私か。ふむ…こちらのミネルヴァもなかなかに愛らしいな。だが、うろこや羽にツヤが無い。体も傷だらけだ…異界の私の方も先程の攻撃でかなり消耗している。早く終わらせないと命を落としてしまうかもしれん。過去だけでなく異界の運命にまで干渉するのには気が進まないが…あんな姿を見せられてしまうと手を貸さずにはいられんな。…お前の戦い、微力ながら私も協力しよう…お前とミネルヴァは私たちが何としてでも守ってやる。だから死ぬんじゃない…死ぬんじゃないぞ…!【ジェローム】(異界) …どうした、ミネルヴァ?こっちに敵がいるのか?なぜそんなに向こうの方ばかり見つめて…ミネルヴァ…?礼を言っているのか…?いったい、誰に…… セルジュ→ジェローム 【セルジュ】ジェローム…この世界の、ジェロームなのね?【ジェローム】な…そ、そんなバカな?お前は!?【セルジュ】うふふ、母の事をお前なんて言ってはいけないわよ?でも良かった。あなたが無事で、安心したわ。【ジェローム】…ま、待て! 近づくな!【セルジュ】どうして?【ジェローム】これは…罠だ。私の母はずっと前に屍兵に殺されている。どれだけ会いたくても、どれだけミネルヴァが恋しがっても、会えるはずがない…会えるはずがないんだ!!だから貴様は…貴様は、偽物だ…!【セルジュ】…………そうね、偽物と言われれば…それは私には否定できないわ。【ジェローム】ミネルヴァ…?なんて、嬉しそうに鳴くんだ…【セルジュ】ありがとう、ミネルヴァちゃん。別人でも、会えて嬉しいと…そう言ってくれて。【ジェローム】わかるのか。ミネルヴァの言うことが…そんな…ではお前は、本物の、母さんなのか…?【セルジュ】本物かと問われれば…違うと答えるわ。私は異界から来たセルジュ。つまり…あなたのお母さんとは別人なの。けれど、あなたと私が親子ということに変わりは無いのよ。【ジェローム】…では、やはり偽物なのだな。ならば、早く私とミネルヴァから…離れ………………【セルジュ】ジェローム…泣かないで。私が偽物だと思うのなら、涙を見せるのはおかしいわ。【ジェローム】私は、泣いてなど…【セルジュ】いいえ、あなたは…【ジェローム】!!【セルジュ】…重い仮面ね。とても。あなたはこの仮面に…どれだけの涙を隠してきたのかしら。ごめんなさい…寂しい思いをさせて。最後まで、あなたを守ってあげられなくて。私には…あなたのこれまでの苦労がちゃんとわかるわ。今までよく…頑張ったわね?【ジェローム】………っ!【セルジュ】でもあと少し…あと少しなんだから一緒に頑張りましょう。あなたが私を母と認めたくないのならそれでも構わない。けれど私は…あなたのために戦うわ。この世界のセルジュの分まで、きっと守るから。【ジェローム】…………協力してくれるのか…?お前にとって…迷惑ではないのか?【セルジュ】迷惑だなんて、思うわけがないわ。子供の事で苦労するのは母にとって最高の幸せなのよ?【ジェローム】そうか…すまない。…ありがとう、母さん。俺は…あなたに一目会えて…【セルジュ】これ、返すわね。【ジェローム】…母さん?【セルジュ】…うふふ。そんなこと、言われなくてもわかるわよ。ありがとう、ジェローム。私も…すごく嬉しいわ。 ルフレ(僕)→ジェローム 【ルフレ】ジェロームだね!?良かった…無事でいてくれて!【ジェローム】なにっ!?お前は、まさか、父さん…!?生きていたというのか!?【ルフレ】いや、僕は異界から来た人間なんだ…だから君の本当のお父さんじゃない。けれど、いなくなったこの世界の僕に代わって、ジェロームやミネルヴァのために戦わせて欲しいんだ!【ジェローム】…………【ルフレ】…ジェローム?【ジェローム】…馴れ馴れしく私を呼ぶな。この局面でそのような都合のいい話があるわけがない。これは私たちを騙すためにギムレーが仕掛けた罠かもしれない。だとしたら、お前はただの幻影。幻に呼ばれる筋合いなど無い!【ルフレ】!! ジェローム……いい判断だ。どんな時でも冷静さを失わない…君はそうやって仲間を支え続けてきたんだね。【ジェローム】なっ…!!【ルフレ】君がそう判断するならそれでいい。僕には近づかないことだ。僕は君の遠方から支援しよう。それで…いいかい?【ジェローム】…………もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら…【ルフレ】え?【ジェローム】もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら、仲間達が混乱したとしても常に冷静さを失わずに見極めろ…私にそう教えたのは…父さんだった。【ルフレ】うん…君はそれを見事に体現している。立派だと思うよ。【ジェローム】と…父さん…くっ…【ルフレ】ジェローム…認めてくれるんだね、僕のことを。【ジェローム】息子に否定されてあんな反応をするなんて、父さんしかいないだろうからな…【ルフレ】はは…ありがとう、と言っていいのかな。【ジェローム】疑ってすまなかった、父さん。…では協力してくれるか。俺たちの、運命の戦いに…!【ルフレ】ああ、任せてくれ! ルフレ(俺)→ジェローム 【ルフレ】ジェロームだな!?良かった…無事でいてくれて!【ジェローム】なにっ!?お前は、まさか、父さん…!?生きていたというのか…!?【ルフレ】いや、俺は異界から来た人間なんだ…だからお前の本当の親父じゃない。だが、いなくなったこの世界の俺に代わって、ジェロームやミネルヴァのために戦わせて欲しいんだ!【ジェローム】…………【ルフレ】…ジェローム?【ジェローム】…馴れ馴れしく私を呼ぶな。この局面でそのような都合のいい話があるわけない。これは私たちを騙すためにギムレーが仕掛けた罠かもしれない。だとしたら、お前はただの幻影。幻に名を呼ばれる筋合いなど無い!【ルフレ】!! ジェローム……いい判断だ。どんな時でも冷静さを失わない…お前はそうやって仲間を支え続けてきたんだな。【ジェローム】なっ…!!【ルフレ】お前がそう判断するならそれでいい。俺には近づかないことだ。俺はお前の遠方から支援しよう。それで…いいか?【ジェローム】………もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら…【ルフレ】え?【ジェローム】もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら、仲間たちが混乱したとしても常に冷静さを失わずに見極めろ…私にそう教えたのは…父さんだった。【ルフレ】ああ…お前はそれを見事に体現している。立派だと思うぞ。【ジェローム】と…父さん…くっ…【ルフレ】ジェローム…認めてくれるんだな、俺のことを。【ジェローム】息子に否定されてあんな反応をするなんて、父さんしかいないだろうからな…【ルフレ】はは…ありがとう、と言っていいのか?【ジェローム】疑ってすまなかった、父さん。…では、協力してくれるか。俺たちの、運命の戦いに…!【ルフレ】ああ、任せてくれ! フレデリク→ジェローム 【フレデリク】ジェロームさん!良かった、無事でしたか…!【ジェローム】な…! き、貴様…!父さんなのか!?しかしそんなバカな…?【フレデリク】ええ…この世界の私はとうの昔に他界しております。私はこの世界とは別の世界より訪れし者。…正確には、貴方の父親ではないのです。【ジェローム】別の世界だと…!?そんなことが…【フレデリク】ジェロームさん…先程、クロム様のご息女を守ろうと自ら盾となったのは…立派でした。その身を呈してでも主君を守ろうとする騎士の精神…貴方にもしっかりと受け継がれていたのですね。【ジェローム】…私の両親は共に主に仕える騎士だったからな。私がそうなることは当然だろう。別に、褒めるようなことではない。【フレデリク】いいえ、同じ騎士として、私は貴方を尊敬しますよ。きっと、この世界の私も同じことを思っているはずです。…ですが、父親としては…どうしても、手放しであなたを褒めてやることはできません。【ジェローム】…何故だ。私の命は、主君のためにある。主君を守れるのなら、私はここで散っても構わない。騎士の使命を全うするのなら、父さんも母さんも本望なのではないのか?【フレデリク】…父としては、今の問いに対して肯定の意を表すことはできません。そんなに立派でなくとも良い。ただ…生きていて欲しい、と…息子に対しては、そう思ってしまうのですよ。【ジェローム】…!! それは…!【フレデリク】…ジェロームさん?【ジェローム】それは、私が両親を失った時に何度も思ったことだ。民たちを守り、散っていった二人に、何度も、何度も…!【フレデリク】…そう…ですか。ごめんなさい、ジェロームさん……ですが私も今、同じ気持ちなのですよ。だから、いくら騎士としての使命を全うするためとはいえ、ここで散っても良いなどと言うのはやめて下さい。もし貴方が死んだら、誰が主君をお守りするのですか。いつだって、絶対にあるはずなのです。主君を守り、自分も生きる方法が。【ジェローム】父さん…【フレデリク】そして…私はその方法を作るためにここまで来ました。ジェロームさん。今は騎士としてではなく、父親として、あなたをお守り致します。だから、貴方は生きて下さい。最後まで、絶対に。【ジェローム】…わかった。だが、やはり私は騎士だ。父さんや母さんと同じ…騎士なんだ。ただ守られるなど、性に合わん。だから…共に戦ってくれるか、父さん。【フレデリク】はい、もちろんですよ…!【ジェローム】…礼を言う。 ヴィオール→ジェローム 【ヴィオール】ジェロームくん、ジェロームくんはどこだね?先程の凄まじい攻撃を受けて無事であるのならいいのだが…ああ、貴族的に心配だ……ん? 何やらこちらに向かってくる飛竜が…敵か? いや、あれは…!みみみミネルヴァちゃん―――!?【ジェローム】と、父さん!?これは…どういうことだ!?【ヴィオール】ジェロームくん!!良かった無事だったのだね!【ジェローム】どうして貴様がここにいるんだ…?死んだはずではなかったのか?【ヴィオール】それを説明したいのは山々なのだが、さ、先にミネルヴァちゃんを離してくれたまえ!痛い痛い痛い!頭に噛みつくのはご勘弁願うよ…!【ジェローム】ミネルヴァ!【ヴィオール】…ふぅ、礼を言うよジェロームくん。2人とも元気そうで何よりだ。私の心配は杞憂だったようだね。【ジェローム】…それより、説明しろ。貴様、本当は生きていたのか?【ヴィオール】父を貴様呼ばわりとは…貴族の子息としては少々口が悪いね。…まぁいい。私がここに存在する理由についてだが…それは私が異界から来た者だからだ。別の世界から、優雅かつ華麗に君を助けに来たのだよ。つまり、私はこの世界のヴィオールとは似て非なる別人ということになるね。【ジェローム】異界…なるほど、貴様の言い分、説得力はある。納得はしたが…【ヴィオール】なんと…相変わらず貴様呼ばわりかい?この世界の私は君に何をしでかしたというのかね?【ジェローム】色々…だ。【ヴィオール】どういうことだね?【ジェローム】私は勉学から武道、貴族としての嗜みから帝王学まで、何から何まで貴様に教わった。私は父が大好きだった…尊敬していたのだ、貴様のことを!だからこそ、死なれた時…私がどれほど辛い思いを味わったか…!【ヴィオール】…………【ジェローム】か、必ず帰ると、言ったくせに…!母さんと、ミネルヴァと、3人で…!でも、帰ってきたのは、傷だらけの、ミネルヴァだけだった…!き、貴様は、うそつきだ…嘘つきで、最低の、父さんだ…!【ヴィオール】それは確かに…私は貴様と呼ばれても仕方ないね。すまない…ジェロームくん。本当に、申し訳ない事をした。だがね、この世界の私は…きっとその約束を果たすはずだった。3人で、生きて君の元に帰るはずだったんだ。ただ…その約束を果たせるほどの幸運に…彼は恵まれなかった。散った彼がどれ程無念だったか…それだけは、どうかわかっていて欲しい。【ジェローム】…………【ヴィオール】もう遅いのかもしれないが…私が彼の約束の続きになろう。君が幸せに暮らせる未来を作るために、共に戦わせてくれたまえ。腕前なら私の方が若い分少しは勝っているはずだよ。【ジェローム】…………ありがとう、父さん…さっきは最低などと言ってすまなかった。本当は、俺は…【ヴィオール】いんや。言わなくていい。【ジェローム】なぜ…【ヴィオール】続きは、ここを切り抜けてから聞かせてくれたまえ。君がそう約束してくれるのなら…私は続きを聞くために、必ず最後まで生き残るからね。今度こそ…必ずだ。【ジェローム】父さん……ああ。約束だ。 ヴェイク→ジェローム 【ヴェイク】おうおう、くたばってねぇか!ジェローム!【ジェローム】なっ…!まさか、お前は…!?【ヴェイク】父親をお前呼ばわりとはひっでーなぁ…けどその口の悪さが俺様に似てるってか?【ジェローム】バカなことを言うな。私は口が悪いわけではない。相手に相応しく振る舞っているだけだ。だが、お前は本当に父さんなのか?一体どうやって…【ヴェイク】まぁ正確に言えば、俺様はお前の親父じゃねぇ。異界から一時的にお前達のことを助けに来た別世界のヴェイクってわけだ。【ジェローム】別世界のヴェイク…だと?【ヴェイク】おうよ、俺様たちのいた世界も結構大変な所だったけどよ、お前らも相当大変な所を生き抜いてきたみてぇだな。全く、よく生き残ったもんだぜ!さっすが俺様の息子だな!【ジェローム】…負けたくは無かったからな…【ヴェイク】へ?【ジェローム】負けたくなかったのだ。この絶望に…最後まで。だから…今まで誰にも、何者にも負けないよう、必死に戦ってきた。どんなに苦しい戦況でも、決して諦めはしなかった。【ヴェイク】へぇ、お前…見かけによらず負けず嫌いなんだな。【ジェローム】…お前に、そう教えられたからな。【ヴェイク】俺様に?【ジェローム】ああ。『俺様がいなくても負けんじゃねぇぞ』父さんが屍兵の討伐に出かける前に言った言葉だ。…それが、私が聞いた父さんの最後の言葉となった。それ以来…私は、その言葉を胸に今まで生きてきた。【ヴェイク】ったく…俺様ももう少しかっこいい言葉を遺してくたばれよな…【ジェローム】別にかっこ悪い遺言だなどと思ったことはないがな。それに…私はその言葉に、幾度も救われてきた。【ヴェイク】そっか。じゃあ…今からは俺様が隣にいても、負けるなよ。【ジェローム】何だそれは。【ヴェイク】そのままの意味だよ。今から一緒に戦ってやるけど、気ぃ抜いて負けんじゃねぇぞってことだ!【ジェローム】…ふん。そんなもの、当然だ。そちらこそ、息子の強さを見て怖気づくなよ。【ヴェイク】へへっ、言うじゃねーか。そんじゃ行くぞ、ジェローム!【ジェローム】あぁ! ソール→ジェローム 【ソール】ジェローム! 無事かい?ああ…こんなに傷だらけになって…!【ジェローム】まさか…父さんなのか!?【ソール】えっと…僕は正確に言うと、君の父親のソールじゃない。僕は一時的に君たちを助けにやってきた別世界の人間なんだよ。【ジェローム】べ、別世界だと…!?【ソール】うん、だからこの世界にはあまり長い時間留まれないけど、できる限り君たちに協力させてもらうよ!【ジェローム】そんな…それならなぜ、今まで…!【ソール】えっ…?【ジェローム】そんな力があるのなら、これまでなぜ助けに来てくれなかった?私たちは何度も何度も…助けを…欲していたというのに…!【ソール】!!ジェローム…済まない。【ジェローム】父さんがいれば乗り越えられた局面が沢山あった…もっと多くの仲間を、民たちを犠牲にせずに済んだ…もしかしたら父さん自身や母さんだって死なずに済んだかもしれない!なのに、こんな風に助けに来られたら…今までどうしようもないと思って諦めてきたこと全てを、後悔してしまうではないか…!【ソール】…そうだね。本当に…その通りだ。僕だって、もっと早く助けに来られたらどれだけ良かったか…そうしたら、君にこうやって寂しい思いなんてさせずに済んだのに!【ジェローム】父さん…【ソール】でも…今度は間に合ったんだ。君が死んでしまう前に、ここに来られた。君にとってはもう遅いかもしれないけど…父親として、戦わせてくれないかな。君と、ミネルヴァを全力で守る。それが…今まで君に何もできなかった情けない父親の、今できる唯一のことだから…!【ジェローム】…わかった。父さん。礼を言う…つい熱くなってしまったが…父さんは何も悪くなど無い。本当に憎むべきなのは…あの邪竜だ。当たるような真似をしてしまって、すまない。【ソール】ううん、いいんだ。そんなの気にしちゃいないよ。【ジェローム】協力してくれるか、父さん。俺たちの…未来のために。【ソール】もちろんだよ! カラム→ジェローム 【ジェローム】はぁ…何とか、まだ戦えるな。せめて残りの奴らが戻ってくるまでは耐えたいところだが……ミネルヴァ?なぜ、何もないところに向かってそんなに…【カラム】…ジェローム。【ジェローム】なにっ…!?父さんなのか!?いや…しかし、なぜそんな事が…!?まさか、屍兵…!?【カラム】ううん…僕は異界から来たカラム。この世界とは別の世界の人間なんだ…【ジェローム】なんだと…?では、屍兵ではないのだな?【カラム】そうだよ…【ジェローム】…なら、安心した。別人とはいえ、一目会えて良かった。ミネルヴァも喜んでいる…だが、ここは危険だ。今のうちに元の世界に帰れ。【カラム】えっ…ダメだよ。僕も一緒に戦う…そのために異界から来たんだから…【ジェローム】助けなどいらん…【カラム】えっ…?【ジェローム】私たちはこれまで自分たちだけの力でやってきた。誰にも頼らず、誰の助けも受けずに。それに…私は皆の守り手だ。民を守って散った父さんの代わりに、私が皆を守ると決めて生きてきた。父さんの立っていた場所には…もう次の人間が…私が立っている。今更出てきた異界の者の力など、頼るまでもない。【カラム】ジェローム…【ジェローム】…わかったなら、さっさと行け。【カラム】そう言って、僕を死なせないようにしようとしてくれてるんだね…【ジェローム】私はそんなできた人間ではない。【カラム】ううん…わかるよ。君の本当の気持ち…だって僕は…君の父親だから。【ジェローム】…………【カラム】ありがとう…僕の後を継いで、守り手としてずっと戦ってくれて…この世界の僕は、もう君を守ることはできないけど…せめて彼の代わりに、君の力になりたいんだ。今更出てきて力を貸すだなんて勝手な父親だけど…許してほしい。僕も、君たちに一目会えて良かったよ。ジェロームも、ミネルヴァも…絶対に守ってみせるから…【ジェローム】…! 待て…!…………すまない、父さん…あんな言い方をしてしまって。本当は、父さんが来てくれて、俺は…… ロンクー→ジェローム 【ロンクー】…この辺りの敵は、片付いたか…【ジェローム】…お前は?【ロンクー】!!…………俺は、異界から来た援軍だ。【ジェローム】…そう、なのか。先程から気になっていたのだが、お前の戦い方は見事だな。攻めにも守りにもまるで隙がない。【ロンクー】…そうか。【ジェローム】それに…お前を見ていると、誰かを思い出すんだ。そう…まるで、私の…【ロンクー】…戦場での雑談は無用だ!失礼する…!【ジェローム】あ…おい!【ロンクー】ミネルヴァ…?…っ! しまった…!【ジェローム】お前、今…ミネルヴァと言ったな?なぜ私の飛竜の名を知っている?それに…ミネルヴァの今の鳴き声は…父さんを呼ぶ時のものと同じだった。もう何年も聞くことのなかった鳴き声を…どうして今…【ロンクー】それは…【ジェローム】父さん…なんだな?【ロンクー】…………【ジェローム】…本当は、似ていると思っていた。援軍が現れた時から、ずっと…!その動きも、その構えも、声も、話し方も…!…父さんなんだな?例え別人でも、私の…!【ロンクー】…すまない。名乗るつもりは無かったのだが…俺の若い姿を知る、ミネルヴァまでは誤魔化せなかったな。…こんな状況で、よく頑張った。よく生きていてくれた…ジェローム。【ジェローム】…!! …っ!!父さ……【ロンクー】泣くな、ジェローム。その仮面は何のためだ?相手に動揺や焦りを悟らせないための仮面だろう?なのに、こんなに簡単に…相手に感情を悟らせてはいけない。【ジェローム】…無茶を言うな。私は…父さんのように常に冷静ではいられないんだ…【ロンクー】いや…俺だって、常にそうあれる訳ではない。女に近づかれたら…とてもではないが平静を保てないお前の母…セルジュのおかげで随分改善されたがな。だがお前には明確な弱点は無い。お前は…俺よりもずっと強い。戦いの腕も…そしてその心も。【ジェローム】父さん…!【ロンクー】俺は、お前を守るためにここまで来た。名乗ったからには、父としてお前を守らせてもらうぞ。お前も、ミネルヴァも、決して死なせはしない。【ジェローム】すまない…父さん。だが、俺も共に戦う。俺は、強き戦士であった父さんに近づきたくて、日々鍛錬を積んできた。その成果を見てくれないか。この世界の…父さんの代わりに。【ロンクー】ああ。もちろんだ。…行くぞ、ジェローム!【ジェローム】ああ! リヒト→ジェローム 【リヒト】ジェロームだね!【ジェローム】!?子供…?どうして子供がここに…!【リヒト】…やっぱりそうなるよね。僕は君の父さんなんだけどなぁ…【ジェローム】…何を言っている!?私の父は既に死んだ身だ!どうやって紛れ込んだかは知らんが、早くここから逃げた方が身のためだぞ!【リヒト】ううん、僕は逃げたりしないよ。僕は君を助けるために、別の世界から来たんだから。その世界はここより昔の世界だからこんな子供の姿だけど…ここでは父親として、君を守ってみせる。大切な息子の…君をね。【ジェローム】…なんだと?そんな話、信用できるわけが…ミネルヴァ?【リヒト】ありがとう、ミネルヴァ!君には僕がわかるんだね!そうだよね、君は幼い頃の僕にも会ってるはずだもん。どう?この姿、懐かしいでしょ?【ジェローム】……どういうことだ?本当にこの子供が…私の父さんだというのか?それなら、お前が父さんだというのなら…証拠を見せてくれ。【リヒト】えっ?証拠…?でも何をすればいいの?【ジェローム】私は幼い頃、父さんから魔法を教わっていたにもかかわらず、母さんの後を継いでドラゴンナイトになることを決めた。その時父さんが私に言った言葉は分かるか…?【リヒト】そんなぁ…それって僕にとっては、これからもっと先の話でしょ?そんなの、今の僕にわかるわけ…【ジェローム】……………【リヒト】あ…ううん。やっぱり、何となくならわかるよ。きっと僕ならこう言うと思うんだ。君がどんな道を進もうと、僕はずっと見守っていきたいし…男として頼りがいのある騎士になりたいなら、その選択は正しいと思う。でも……少し…寂しい、かな?【ジェローム】…!【リヒト】ど、どうかな?【ジェローム】……………【リヒト】ジェローム?やっぱり、不正解だったかな?【ジェローム】…いや、正解だ。あまりにも記憶の父さんの言葉と同じだったので…少し、驚いていた。【リヒト】じゃあ僕がリヒトだって認めてくれる?【ジェローム】ああ…疑ったりして、悪かった。【リヒト】良かった!【ジェローム】俺は、父さんの後は継がなかった。だが…父さんは俺の憧れだった。頼りがいのある背中。優しくて大きな手、その手から放たれる強力な魔法。全て鮮明に思い出せる。…見せてくれるか、父さん。俺にもう一度…懐かしいその姿を。【リヒト】ジェローム…で、でも、今の僕の姿は…【ジェローム】ああ、わかっている。だが、今なら見える気がするんだ。もう二度と見ることが叶わないはずの…大好きだった、あの頃の父さんの姿が。【リヒト】!!…わかったよ、ジェローム。そこまで言われちゃ仕方ないね。父さんのかっこいい姿、嫌ってほど見せてあげるよ!【ジェローム】ありがとう…父さん。 ガイア→ジェローム 【ジェローム】…ミネルヴァ?どうした、なぜそんなに鳴いて…!? 人影…?【ガイア】お、おいちょっと…こらやめろ!ミネルヴァ!!【ジェローム】なにっ…!?まさか…父さんなのか!?【ガイア】ちっ…見つかったか。お前に顔を見せたくなかったんだが…【ジェローム】なぜ父さんが!?父さんは死んだはずではないのか?【ガイア】ああ…この世界のガイアは、な。俺は異界から来た者。お前の父さんとは別人だ。さっきいきなり援軍が現れただろ?あの時こっちの世界に来たんだよ。【ジェローム】そんなことがありえるのか?【ガイア】それがありえるんだな。俺も最初は驚いたさ。お前に会って偽者だ何だと疑われるくらいなら…いっそのこと会わない方がいいと思ったんだ。【ジェローム】だからコソコソと盗賊のようにしていたのか。【ガイア】いやまぁ俺、元々盗賊だしな…【ジェローム】………………疑うわけ、ないだろう。【ガイア】は? 何か言ったか?【ジェローム】…何でもない。ミネルヴァがあんなに喜んでいたんだ。本物だと信じるしかないだろう?ただ、私ひとりだったら絶対に信用しなかったがな。【ガイア】何だよそれ…判断は完全にミネルヴァ任せなのかよ。じゃあジェロームに信用してもらえたのはミネルヴァのおかげってことか。よしよし、ミネルヴァ。お前には特別に菓子をやるからな。【ジェローム】……………【ガイア】ん?どうしたジェローム。【ジェローム】……っ!【ガイア】!?ジェローム!?な、泣いているのか…?すまん、お前も菓子が欲しかったんだな。ほら、この中から好きなやつを…【ジェローム】いらん! 私は子供か!そんなことで泣いているのではない!ただ…お前がそうやってミネルヴァに菓子を与える光景が…すごく…懐かしくて……【ガイア】…ジェローム。…すまないな。この世界で寂しい思いをたくさんさせてしまって。その思いに報いるには安すぎる対価だが、ここでは俺がお前とミネルヴァを守る。だから、安心してくれ。【ジェローム】…あぁ、ありがとう。…父さん。 グレゴ→ジェローム 【グレゴ】よう!生きてるみてぇだな、ジェローム!【ジェローム】…なっ!【グレゴ】何よりだぜ~。死んじまったら何にもならねぇからな。【ジェローム】き、貴様どうして…!?【グレゴ】おいおい、父ちゃんに対して貴様はねえだろう?っても…俺は正確にはお前の父ちゃんじゃねーか。【ジェローム】…?【グレゴ】俺は別の世界からやってきたんだ。つまり死んだお前の父親のグレゴとは、同一人物でもあり別人でもあるわけよ。【ジェローム】そう…なのか。【グレゴ】けどまぁ、細かい事は気にするな。どっちにしろ今生の別れだ。【ジェローム】どういうことだ…?【グレゴ】この世界にいられる時間は長くない。終わったらすぐに帰らないといけねぇんだ。だからよ、俺にもちゃんと活躍するとこ、分けてくれよ? いいだろ?【ジェローム】ならば私は…父さんに言っておきたい事がある…【グレゴ】おうよ、なんかあるなら今のうちに言っとけ。【ジェローム】ミネルヴァについての事だ…【グレゴ】ミネルヴァ? ああ…お前の相棒はこの世界のセルジュから引き継いだのか?【ジェローム】そうだな。こいつは私の半身だ…仲間達とはまた違う結び付きがある。言葉は交わせずとも、心は繋がっている…【グレゴ】そうか。そりゃこの世界のセルジュも喜んでるだろうぜ。…で、なんだ?【ジェローム】礼を言わせて欲しいんだ。ミネルヴァとこうしていられることに対しての。昔ミネルヴァは父さんによって命を救われたと聞いたことがあるからな…【グレゴ】お、おいおい、それほどのもんじゃねぇよ。【ジェローム】いや…私が今ここにあるのは、仲間たちとミネルヴァのおかげ…つまり父さんのおかげと言っても過言ではない。【グレゴ】ジェローム…【ジェローム】ふっ…こいつも命の恩人に再会できて喜んでいるようだ…【グレゴ】そうか。なら救われた命、ここで落とすなんてことだけは止めてくれよ。まぁお前らを守るために、俺もこの世界に来たわけだしな。お前らは俺が守ってやるから、大船に乗ったつもりでいてくれや!【ジェローム】…父さん。【グレゴ】絶対に死なせないぜ。ジェローム。お前も…ミネルヴァも。生きて生きて生き抜いて、幸せな未来ってやつを掴んでくれ。この世界の俺の分まで、な。【ジェローム】ああ…ありがとう。父さん。 リベラ→ジェローム 【リベラ】ジェロームさん…!生きていてくれたのですね。ああ、良かった…!【ジェローム】まさか…父さん?天に召されたのではなかったのか…!?【リベラ】はい。この世界のリベラはそうだったと聞いています。【ジェローム】この世界…?【リベラ】私は異界より訪れし者。この世界の住人ではないのです…【ジェローム】な、なんだと…?【リベラ】残念ながら私はこの世界に長居することは叶いません。ただ少しでも…あなた達に協力させてもらえないでしょうか…!【ジェローム】そんな情けなど…不要だ。去らねばならないというなら、今すぐに去ればいい…【リベラ】ジェロームさん…?【ジェローム】この世界には、これまで救いの手など無かった…だからこれからも私達の未来は私達の手で勝ち取る。今更、神の気まぐれのような助けなどいるものか…!【リベラ】貴方の言う通りですね…私には、言い訳をする余地もありません。ならば…助けることが叶わないというのなら、せめてあなたの盾となりましょう。あなたに向かってくる攻撃の全て…この私が受け止めましょう…【ジェローム】!!止めろ!頼む、それだけは…止めてくれ!私はもうこれ以上、父さんが死んでいく姿など見たくない…!戦いたいのなら、好きにすればいい!だが…私を守って死ぬなどという馬鹿なことはやめてくれ!【リベラ】この身を案じてくださるのですか?私は本物の父ではないというのに…【ジェローム】…勘違いするな。たとえ別人だとしても、同じ姿の者に死なれては寝覚めが悪い…それだけだ。【リベラ】…そうですか。では、盾としてでなく、貴方の剣として…共に戦うことをお許しくださいますか?【ジェローム】…わかった。だが…絶対に死ぬな。【リベラ】…ありがとうございます、ジェロームさん。突き放すような言い方をしても…私には貴方の優しさが痛いほどわかります。生まれてきてくれて…そして素晴らしい人間に育ってくれて…ありがとう…【ジェローム】………………礼を言うのは、こちらの方だ。ありがとう、父さん…あんな言い方しかできなくて、すまない… ヘンリー→ジェローム 【ヘンリー】ねぇねぇ、君はジェロームじゃないの~?【ジェローム】と…父さん!?【ヘンリー】やっぱりジェロームなんだね?良かった良かった~。さっきすごい攻撃を受けてたから、もしかして死んじゃったんじゃないかってヒヤヒヤしてたんだよ~。【ジェローム】父さんこそ、死んだはずではなかったのか…?【ヘンリー】うん、死んだよ。この世界のヘンリーはね。けど僕は異界からやってきた人だから、君のお父さんとは別人なんだ。あまり長い時間留まることはできないけど、君の手助けをさせてもらうよ~!【ジェローム】いや…今の話が真実だと言うのなら…手助けなど不要だ。父さんは元いた世界に帰ってくれ…【ヘンリー】え~!?なんで~?【ジェローム】異界の人間とはいえ、父さんの死んでいく姿など…私はもう、見たくないんだ…【ヘンリー】でもジェローム。それは僕からすればまったく同じ気持ちなんだよ?異界とはいえ息子が死ぬのを前に逃げ帰るなんてできないからね。【ジェローム】父さん…そう言ってくれるのは嬉しいが…【ヘンリー】大丈夫だよ~!二人の想いが同じなら、きっとこの苦境を乗り越えられるはずだよ~!【ジェローム】ミネルヴァ…?【ヘンリー】あはは、ごめんごめん。二人じゃなかったね。ミネルヴァとジェロームと僕、三人の想いが同じなら、きっと大丈夫。そうだよね、ミネルヴァ!【ジェローム】…父さんも、わかるのか?ミネルヴァの言葉が…【ヘンリー】うん。だって、家族だもん。ミネルヴァも、ジェロームも、それからセルジュも。みんな僕の大事な家族で…絶対に死んで欲しくない人たちなんだ。…だから一緒に戦ってもいいよね?ジェローム。【ジェローム】…そうか。そこまで言われては、その想いを無下にもできんな。…わかった。力を貸してくれ。ただし、絶対に死ぬなよ?【ヘンリー】もちろんだよ!【ジェローム】ありがとう、父さん… ドニ→ジェローム 【ドニ】ジェロームだべな!?あぁ、無事で良かっただ~。【ジェローム】なっ…! 父さん!?私は夢か幻でも見ているのか?【ドニ】えっ?【ジェローム】父が若い姿でこの場に現れるなど…そんなこと…あるわけがない…!それとも私自身ももう死んでしまったとでも言うのか…?【ドニ】おおーい、しっかりするだよ。おらは幻なんかじゃないだ!それにあんたもまだ生きてるだよ!?【ジェローム】ならば…どうして?【ドニ】おらはこの世界の人間じゃねぇだ。別の世界からあんたを助けに来ただよ!だからあんまり長くは居られねぇけど、できる限り一緒に戦うだよ!【ジェローム】…そういうことか。だがもはやそれは夢や幻と同じようなものだな…【ドニ】いや、違うだ!おらは生きてるだよ!【ジェローム】お前が生きた人間だと言うのはもうわかっている。…ただ、別世界の父が一時的にやってきたというなら…それは幻と同じようなことだと言っているんだ。今こうして父と再び会話していることが、明日には幻のように感じてしまうと…【ドニ】…………ジェローム…寂しいんだべな。【ジェローム】…それをお前が言うか?戦争でお前を…父を亡くした息子の気持ちが、お前にわかるのか…?【ドニ】…わかるべ。【ジェローム】え…【ドニ】おらも…父ちゃんを戦争で亡くしたべ。すごく辛くて…苦しくて…悲しかっただ。だから、自分の子供だけには同じ思いをさせるもんかと思ってただ。けど、あんたには父親どころか母親まで失う痛みを味わわせた。ほんとに、すまねぇだ…だども…いや、だからこそ、今だけはおらに、息子を守らせるために頑張らせてくれないだか?【ジェローム】…………父さん…【ドニ】おらはおらのできることをする。この手で、あんたとミネルヴァを絶対に守って見せるべ!【ジェローム】…命を落とさないと、約束できるか?今度こそ。【ドニ】ああ、もちろんだ! 父ちゃんの強さを今こそ見せてやるだよ!【ジェローム】そうか…わかった。では、共に戦おう、父さん。私も…今私ができることをする…お前と…父さんと、同じように。 セレナ 敗北時 【セレナ】あたし…頑張った…わよね…母さん…ねぇ…そうだって…言っ…… セレナ→セレナ 【セレナ】(自軍) はぁ…なんで元の世界も救ってないのに、わざわざ他の世界を救わなきゃいけないわけ…?よりによって、あたしたちのいた世界と同じような世界だし…あたしだって、向こうにいるうちに助けが来たらどれだけ良かったか……って、向こうにいるの、この世界のあたし!?まずいまずい…隠れなきゃ!【セレナ】(異界) はぁ、はぁ…敵はまだいるのね…頑張らなきゃ…あと少しなんだから…こんなとこで、諦めたりしないわ!【セレナ】(自軍) …行ったみたいね。今のがこの世界のあたし…髪もボサボサだし、肌つやは悪いし、服だって破れてるし、体も傷だらけ……正直、見てられなかったわ。まるで、過去に飛ぶ前の…あたし自身みたいじゃない。…そうよね。この世界のあたしも、あたしと同じ…ううん、それ以上に頑張ってる。羨んだりしてる場合じゃないわ。あたしは、過去に飛ぶことができたけどこっちの世界はそうじゃない。あたしたちが助けないと滅びてしまう世界…なのよね。…よし、待ってなさいよセレナ!あんたはあたしが助けてあげる!平和になったら…綺麗な服着て、髪や肌もちゃんとして、ちゃんと可愛くなりなさいよ!もう元の時代に戻れないかもしれない、あたしの代わりに…ね。 ティアモ→セレナ 【ティアモ】セレナ…!セレナなのね!【セレナ】か、母さん!?なんでここに!?【ティアモ】ああ…良かった、無事だったのね!【セレナ】ちょ、ちょっと!急に抱きつくんじゃないわよ!【ティアモ】セレナ…さっきルキナを守ろうとしたのは、とても立派だったわよ。あなたがあたしと同じ気持ちでいてくれたのがとても嬉しかったわ…主君を守るという天馬騎士の魂…あなたはしっかり受け継いでくれたのね…!【セレナ】か、勝手に話を進めないでよ!なんで母さんがこんな所にいるの?あんたは、もう死んだはずじゃ…!【ティアモ】!! ごめんなさい…あたしはこの世界のティアモじゃない…別の世界から来たティアモなのよ。【セレナ】別世界…!? じゃあ…本当の母さんじゃないの…?【ティアモ】ええ。一時的にあなた達に協力するため、ナーガ様の力でここにやってきたの。【セレナ】じゃあ、本物でもないのに、勝手に抱きつくんじゃないわよ…【ティアモ】そうね…ごめんなさい、セレナ。【セレナ】全く母さんって昔からそうやって…自分の気持ちをあたしにも押しつけてさ…自分にできる事が娘にもできるって思いこんだり、自分の気持ちと娘の気持ちがおんなじだなんて勝手に決め付けたり…!【ティアモ】え…?【セレナ】ううっ…うううっ…!そんな…母さんが…あたし…昔から…だい、大嫌い…だった…だいきらいだったのよ…!!うううっ、うわあああ…!!【ティアモ】セレナ…!【セレナ】母さん…母さん!ううっ…ううっ…!【ティアモ】…ごめんね、セレナ…あなたにはいくら謝っても足りないわ…ほんとに…ごめんなさい。【セレナ】も、もう離れなさいよ…【ティアモ】もう…大丈夫…?【セレナ】ふ…ふん、大丈夫に決まってるじゃない。…………ごめん、母さん…やっぱり…やっぱりあたしも、おんなじ気持ち…かも。また会えて…良かったよ…【ティアモ】!! セレナ…!そう…ありがとう…!!【セレナ】だから抱きつくなって言ってんでしょ!暑苦しいのよ!それにここは戦場よ!わかってんの!?【ティアモ】確かに、今は戦闘中だわ。じゃあセレナの気持ちも聞けたことだし、そろそろ行きましょうか?【セレナ】…そうね。娘がどれだけ強く育ったか、見せてあげる!【ティアモ】ふふふ、楽しみね! ルフレ(僕)→セレナ 【ルフレ】セレナ…! 無事だったんだね…!良かった…!【セレナ】と、父さん…!?まさか、生きてたの!?【ルフレ】いや…僕は正確にはこの世界の人間じゃない。ナーガ様の力に導かれて、別の世界からここにやってきたんだ。【セレナ】べ、別の世界…?【ルフレ】ああ。この世界を救うために、僕も力を貸すよ!【セレナ】そんな…今更、助けなんていらないわよ!【ルフレ】え…?【セレナ】父さん達がいなくなってから…これまであたし達だけでやってきたのよ!今更助けに来るなんて、都合の良い話だわ…!それに、そんなにホイホイ来られるなら、どうして今まで助けてくれなかったの!父さんがいなくなった時、母さんが死んだ時…どうして来てくれなかったの!?【ルフレ】セレナ…【セレナ】…あたし達に手助けなんて要らない。あたし達は自分達の手で…未来をつかみ取るんだから!【ルフレ】…すまない。君の気持ちも考えずに、差し出がましい事をしてしまった…【セレナ】勝手にいなくなって…勝手に助けになんて来ないでよ…うっ…うううっ…【ルフレ】でも僕は…君に拒まれたとしても大事な娘を守りたい…こうしてせっかく出会えたのに君が傷つく姿を見ているだけなんて…僕にはできない!【セレナ】父さん……………ごめん、父さん…嘘よ…さっきのは嘘。あたし…本当は父さんと…父さんと…また会えて…【ルフレ】いや…もういいんだ、セレナ…あとは僕に任せて君たちはいったん体勢を整えるんだ。【セレナ】大丈夫なの…?【ルフレ】大丈夫…僕は…父さんは絶対に負けない。娘を前にして負けたりなんかしないさ!【セレナ】…ありがと、父さん…さっき言えなかったけど…ほんとはね、会えて嬉しいの。別人でも、生きてる父さんに会えて、助けに来てくれて、嬉しいのよ…だけど、だからこそ…絶対に無事で帰りなさいよね。元の世界にいる…あんたの本当の娘のために。 ルフレ(俺)→セレナ 【ルフレ】セレナ…! 無事だったんだな…!良かった…!【セレナ】と、父さん…!?まさか、生きてたの!?【ルフレ】いや…俺は正確にはこの世界の人間じゃない。ナーガ様の力に導かれて、別の世界からここにやってきたんだ。【セレナ】べ、別の世界…?【ルフレ】ああ。この世界を救うために、俺も力を貸す!【セレナ】そんな…今更、助けなんていらないわよ!【ルフレ】え…?【セレナ】父さん達がいなくなってから…これまであたし達だけでやってきたのよ!今更助けに来るなんて、都合の良い話だわ…!それに、そんなにホイホイ来られるなら、どうして今まで助けてくれなかったの!父さんがいなくなった時、母さんが死んだ時…どうして来てくれなかったの!?【ルフレ】セレナ…【セレナ】…あたし達に手助けなんて要らない。あたし達は自分達の手で…未来をつかみ取るんだから!【ルフレ】…すまない。お前の気持ちも考えず、差し出がましい事をしてしまった…【セレナ】勝手にいなくなって…勝手に助けになんて来ないでよ…うっ…うううっ…【ルフレ】でも俺は…お前に拒まれたとしても、大事な娘を守りたいんだ。こうしてせっかく出会えたのにお前が傷つく姿を見ているだけなんて…俺にはできない!【セレナ】父さん……………ごめん、父さん…嘘よ…さっきのは嘘。あたし…本当は父さんと…父さんと…また会えて…【ルフレ】いや…もういいんだ、セレナ…あとは俺に任せて、お前は体勢を整えろ。【セレナ】大丈夫なの…?【ルフレ】大丈夫…俺は…父さんは絶対に負けない。娘を前にして負けたりなんかしない!【セレナ】…ありがと、父さん…さっき言えなかったけど…ほんとはね、会えて嬉しいの。別人でも、生きてる父さんに会えて、助けに来てくれて、嬉しいのよ…だけど、だからこそ…絶対に無事で帰りなさいよね。元の世界にいる…あんたの本当の娘のために。 フレデリク→セレナ 【フレデリク】セレナさんですね!?無事で安心しました…【セレナ】父さん!?なんで父さんがここに…!!【フレデリク】私は先程、別世界よりこの世界へとやってきた異界の者…つまり…この世界で死んでしまったフレデリクとは別人となります。ですが、私たちが親子であるということに違いはありません。ここでは父として、貴方をお守り致しますよ。【セレナ】そんな…また父さんに会えるだなんて…【フレデリク】セレナさん…先ほどはよくやりましたね。わが身を顧みずクロム様のご息女を守ろうとしたのは、とても立派でした…あれはまさに、騎士としてあるべき姿です…私が理想に追い求めた生き様を、娘の貴方が体現していた…!【セレナ】あ…あのね、あの時あたし…もし父さんと母さんだったら、ああいう風に行動するのかなって思ったの。父さんも母さんも、クロム様に仕える騎士だったから、何としてでも、あの子を…ルキナを守っただろうって!あたし、二人の姿を思い浮かべて、勇気を出したの…!【フレデリク】セレナさん…!【セレナ】でも…すごく…怖かったんだから…!ううっ…ううっ!【フレデリク】ええ、わかっていますよ…よく頑張りましたね。貴方は私の自慢の娘ですよ…!…さぁ、貴方は安全な場所で体勢を整えてください!屍兵どもは、この私が相手をしますので!!【セレナ】ううん、父さんとはいえ、甘えるわけにはいかないわ。あたしだって小さい頃からずっと、父さんに戦い方を教わって…強くなったんだもの。父さん達が死んだ後もずっと戦い続けてきたのよ…!【フレデリク】ふふっ…セレナさん、とても勇ましい、良い顔をするのですね。【セレナ】こ、こんな時に変な事言わないでよ!女の子に言うセリフじゃないわよ?【フレデリク】いいえ、貴方は立派です。立派な騎士セレナです…【セレナ】も、もう! からかわないでよ!あたしは、そんなんじゃないんだから!ほら、早く行くわよ!あたしが立派に戦うところ、あんたに見せてあげるから…今は主君じゃなくてあたしのことだけ見ておきなさいよ!?【フレデリク】はい。娘の勇姿、この目にしかと焼き付けておきますよ。【セレナ】ふふ、そうね。しっかり見ておいて。…忘れんじゃないわよ。元の世界に戻っても。もう会えなくなっても…ね。 ヴィオール→セレナ 【ヴィオール】ふぅ…何とか間に合ったようだね。ごきげんよう、セレナくん。【セレナ】えっ…?【ヴィオール】セレナくん…そんな傷だらけの姿でかわいそうに…これで間に合わなかったとしたら、私はもう貴族失格になる所だったよ。【セレナ】その話し方は…父さん!?まさか、生きてたの…!?【ヴィオール】いんや。私は異界から来た人間だ。君の父親とは別人だよ。この世界が危ないと聞いて、華麗に君を救いに来たというわけだ。この世界で果てた私の代わりに、共に手を取り合い戦おうではないか。【セレナ】た、助けに来てくれたのは嬉しいけど…ここは危険なのよ!?別世界から来たのなら、元の世界で父さんがすべきこともあるんでしょ?【ヴィオール】そうだね…もちろんあるとも。こう見えて暇ではないのでね。だが、我が娘の危機とあらば例え異界からでも駆けつける。それが美しき貴族としての有り方だとは思わないかね?【セレナ】もう…そうやっていっつものらりくらりとかわすんだから…じゃあはっきり言わせてもらうわ!向こうには父さんが愛する仲間たちがいるんでしょ!?こんな、実の娘とは別人の…あたしみたいな存在よりも大事な人が!それなのに、ここで死んだりしたらどうするつもりなのよ!【ヴィオール】なんと…私の事を気にかけてくれているのだね。優しい子だ…このような世界でも優しく真っすぐに育ってくれて私は嬉しいよ。【セレナ】だから今はそういう話をしてるんじゃなくて…!【ヴィオール】…娘よりも大切なことなど、あるものか。【セレナ】え…?【ヴィオール】先程…君は私に、自分よりも大切な者がいるだろうと言ったね?確かに、私には元の世界に大切な人たちがいる。だがね…それに優劣をつける気は無い。どれも等しく、一番大切なのだよ。別人であろうとなかろうと関係は無い。だから君が私の大切な人である以上、ここがどんな世界であろうと、君が別人であろうと…君よりも大切なことなど、無いのだよ。【セレナ】と、父さん…それ、本当なの…?あたしなんかが父さんに頼っても…迷惑じゃないの…?【ヴィオール】もちろんだよ。さぁ、涙を拭きたまえ。その奥ゆかしいところ、そしてその涙が何よりも君の優しさの証だよ…さぁ、私が力を貸すから、共に未来を掴みに行こうではないか。【セレナ】…うん!父さん…ありがとう。 ヴェイク→セレナ 【ヴェイク】さっきのとんでもねぇ攻撃でもくたばってなかったか!さすがは俺様の娘だぜ!【セレナ】と、父さん!?なんでここに!?【ヴェイク】この世界が危ねぇって聞いて、異界からお前を助けるために来てやったんだよ!だから本当はお前の父さんとは別人なんだけどな。ま、細かい事は気にすんな!お前が俺様の娘ってことは変わりねぇよ!【セレナ】…そう。本物の父さんじゃないのはちょっと残念だけど…会えて嬉しいわ。【ヴェイク】俺様も会えて嬉しいぜ!そうだ、さっきのお前は立派だったぜ。身を呈してルキナを庇ったろ?ダチのためとはいえ、命を差しだすなんてなかなかできることじゃねぇよ。…ま、俺様も同じ状況になったらああやってクロムの盾になってやるけどな!【セレナ】え…? どうして?クロム様と父さんはライバルだったんじゃ…【ヴェイク】ああ、それがどうかしたか?【セレナ】ライバルなら、相手がいなくなった方が都合がいいんじゃないの?それなのになんで…【ヴェイク】…馬鹿じゃねぇの、お前。【セレナ】はぁ? なんですって!?【ヴェイク】あいつは俺様のライバルである前に…大事なダチなんだよ。だから、もし危険な目に遭ったら必ず助ける。お前にとってのルキナも、そうなんだろ?いつもは憎まれ口叩いてるけど、心の底では、大切に思ってる。【セレナ】そ、そんなことないわよ!あの子はただの仲間!王族のくせに危なっかしくて見てらんないから、仕方なく構ってあげてるだけよ!!ベ、別に…大切になんて思ってないんだから!【ヴェイク】…へいへい。お前、悲しいぐらい俺様にそっくりだな…【セレナ】失礼ね!全っ然似てないわよ!【ヴェイク】確かに、見た目はティアモ似だな。お前はあいつに似て美人だよ。そんな可愛い子を戦場で散らせちまうのは惜しいからな。今からは俺も一緒に戦うぜ!いいだろ、セレナ?【セレナ】!! で、でも…また父さんが死んじゃったら…【ヴェイク】なんだお前? もしかして俺様と肩を並べて戦う自信がねぇのか?【セレナ】そ、そんなことないわ!父さんなんかに負けない!あたしの方がたくさん活躍してみせるんだから!【ヴェイク】んじゃ、決まりだな。それだけ強い奴が隣にいりゃ、俺様は死にたくても死ねねぇよ。んじゃ行くぞ、セレナ!【セレナ】あっ…待ちなさいよ、父さん!…もう、仕方ないんだから……………ありがとね、父さん。助けに来てくれて、本当は…すごく嬉しい。 ソール→セレナ 【ソール】セレナかい!?この世界のセレナなんだね!?良かった、無事で…!【セレナ】と…父さん!?父さん! 父さん!【ソール】わ、わわ…いきなり抱きつかれると困っちゃうな。【セレナ】父さんが生きていてくれたなんて…!ううっ…! ううっ…!【ソール】よしよし…セレナ、大変だったね…でもごめん、僕は…この世界のソールは、生き返ったわけじゃないんだ…【セレナ】えっ…?【ソール】僕は異界のソール。君のお父さんとは…別人なんだ。違う世界から一時的に手助けに訪れたに過ぎない。【セレナ】そ、そんな…!【ソール】僕はこの戦いが終わったら、すぐにここを去らなければならないんだ…【セレナ】…………あーあ、せっかく喜んだのに損しちゃった!【ソール】ごめん…セレナ。【セレナ】でも…確かに父さん、すごく若いしカッコいいね。もしかして別の世界って今よりも過去の世界なの?【ソール】あ、うん…【セレナ】もう…父さん…ぬか喜びさせるくらいなら、現れないでよ…うっ…ううっ…【ソール】ごめんね、セレナ…【セレナ】あたし…父さんのことが…すごく好きだったの…しっかり者過ぎる母さんと違って、いつでも穏やかで優しかった父さんが…【ソール】ありがとう…でもただ君とこうして話して、そのまま帰るつもりはないからね。この場は必ず父親として娘を守り切る…そう誓うよ!【セレナ】ふん…父さんったら…やっぱり…大好き。 カラム→セレナ 【セレナ】はぁ、はぁ…なかなかキツいわね…でも、もうちょっと頑張らないと……!?弓矢!?しまった、このままじゃ…!え…?当たって…ない…?どうして…【カラム】大丈夫かい?セレナ…【セレナ】父さん!?な、なんでここに!?あんた死んだんじゃなかったの!?【カラム】そうだね…この世界の僕はもう死んだって聞いてる…でも、僕は君の父さんとは別人。違う世界から来たカラムなんだ…だから、こうやって生きた姿でセレナと話すことができる…【セレナ】そうだったの…守ってくれてありがとう、父さん。…でも、もう今みたいなことはしないで。【カラム】どうして?僕はセレナを守るためにここまで来たのに…【セレナ】め、迷惑だって言ってんのよ!皆を守るのは、あたしの役目なんだから!この世界の守り手は、もうあんたじゃなくて…あたしなの!あんたがしてきたみたいに、皆のことはあたしがこの命に代えても守るんだから!【カラム】…だからさっき、ルキナの盾になろうとしたんだね…【セレナ】そうよ!だから…あんたがいなくたって、大丈夫なの!ずっとそう思って…頑張ってきたの!それなのに…今更出てこられたら、あたし、あたし…!【カラム】…セレナ…そうだよね…ごめん…君はずっと頑張ってきたのに、今更出てきて勝手だと思う…でも、僕は君が死ぬところは見たくないんだ…【セレナ】わかってるわよ、そんなこと!でも、あたしだって…父さんが死ぬとこなんか見たくない!誰かがあたしを守って死ぬなんて、もうたくさんよ!【カラム】わかったよ、セレナ。じゃあ…こうしよう。僕は君を死なせたくないし、君は僕を死なせたくない。それなら、お互い守り合って戦うのはどうかな?今よりは戦いが楽になるはずだし、君ほどの守り手なら…それぐらい簡単だろう?【セレナ】父さん……わかったわ。あたしがどれだけ有能か見せつけてやるんだから!【カラム】はは…それは楽しみだな。【セレナ】…ありがとね、父さん。別人だけど一目会えて…ちょっとだけ、嬉しいわよ。 ロンクー→セレナ 【セレナ】えっ…!?あなた、もしかして…父さん!?【ロンクー】そう呼ばれるのが正しいのかどうか…俺にはわからん。だがこの世界のロンクーは…確かにお前の父親だ。【セレナ】この世界…?何言ってんのよ?【ロンクー】俺は別の世界のロンクー。お前たちの世界が危ないと聞き、その運命を変えるためにここまで来た。【セレナ】ふーん…じゃあ、あなたは父さんとは別人なのね。【ロンクー】ほう…?あまり、驚かないんだな。【セレナ】驚いてるわよ…すごく。でも、父さんが言ってたのよ。『戦場では冷静でいろ』って。だからあたしはそれを守ってるのよ。【ロンクー】…大したものだな。【セレナ】ふふっ、そうでしょ?最初はできっこないって思ってたけど、慣れれば簡単よ。仲間が死んでも、大怪我しても、屍兵に囲まれても取り乱さなかったわ。…さっきだって、ギムレーを、前にしても怖くなんか…なかったし…だから…父さんを、目にしたぐらいで、どうって、こと……っ!【ロンクー】!!セレナ…【セレナ】ほんとよ、ほんとに今まで、ずっと平気だったんだから…!ずっと、父さんみたいに冷静にって頑張ってきたの。だから、これは…泣いてるわけじゃ……!【ロンクー】…もういい。もう…強がるな。俺がいるのに…自分を取り繕う必要なんてない。泣きたいのなら…思い切り泣け。【セレナ】うっ…ううっ…!うわぁあああん…!!!父さん…父さん!!会えて嬉しい…!別人でも、会えて嬉しいのよ!父さん…!!!【ロンクー】すまない…俺の言葉のせいで、お前にはずっと辛い思いをさせてきたのだな。だが、もういい。もう俺の代わりになどなろうとしなくていい。戦場で冷静であるのと、気持ちを押し込める事は違う…これからは、泣きたいときに泣け。我慢などするな。この世界の俺も…きっとそう望んでいる。【セレナ】この世界の…父さんも…【ロンクー】いいか…セレナ。俺も長い間ここには留まれない。しかし、お前だけは必ず守り通し、この窮地を乗り切ると誓う…!だから今だけは…俺を父と思って頼ってくれるか?【セレナ】うん…もちろんよ。ありがとう…父さん。父さんも、絶対に無事でいてよね。また死んだりしたら…許さないんだから… リヒト→セレナ 【リヒト】無事だったんだね!良かった…!【セレナ】な、なんで子供が…?ここは危険よ!早くどこかへ逃げなさい!【リヒト】も~!子供扱いしないでよ!君はセレナでしょ!?【セレナ】…え?どうしてあたしの名前を…!?ていうか、あんた…どこかで見たことがあるような…【リヒト】僕はリヒトだよ!【セレナ】リヒトって、父さんの名前じゃない?確かに似てるような気はするけど…まさか。【リヒト】うん、僕は君のお父さんだよ!ここよりちょっと昔の別世界から来たから、こんな姿だけど…君が僕の娘だってことは変わらないから!【セレナ】そ、そうなの…何だか信じられないけど、父さんだって思ったら妙に納得できるっていうか…若い頃の父さんってこんなに可愛かったのね。【リヒト】感心してる場合じゃないよ!それよりセレナ、さっきの怪我はもう大丈夫なの?【セレナ】ええ、大丈夫よ。あの程度…ちょっとした掠り傷よ。【リヒト】そ、そんな…結構危なかったと思うんだけど…とにかく、ここは父さんに任せて、セレナは安全な所にいてよ!【セレナ】い、嫌よ…! 父さんって言ったって子供に変わりはないじゃない。任せてなんておけないわ!それに…もう嫌なのよ。父さんの死に際を二度も見るなんて!【リヒト】…!!【セレナ】あんたは知らないのよ…父親を目の前で殺された…哀れな娘の気持ちなんて…ううっ!【リヒト】セレナ…ごめんね。この世界の僕は死んでしまっただけじゃなく、娘に心の傷を負わせていたんだね…確かに子供の僕じゃ、頼りなく見えるかもしれないけど…でも大丈夫。こう見えても実力は結構あるんだよ!軍のみんなからも頼りにされてるんだ!【セレナ】父さん…【リヒト】だから心配しないで!必ず君を守るから!この世界のリヒトの代わりに誓うよ!二度と君を悲しませないって!【セレナ】と、父さん…わかったわ。でも守られるだけじゃ嫌!あたしにも父さんを守らせて?【リヒト】…うん、わかった。頼むよ!親子でお互いを助け合って戦おう!【セレナ】そうね…!それならきっと大丈夫よ。ありがとね、父さん… ガイア→セレナ 【セレナ】えっ…父さん!?父さんが…見えるわ…これってもしかして、幻…?【ガイア】幻じゃねえよ。【セレナ】う、嘘よ…!だって父さんは死んだはずだもの…!【ガイア】俺はこの世界の人間じゃない。別世界からお前達を助けに来たんだ。さっきいきなり援軍が現れたろ?あの時、こっちの世界に来たんだよ。【セレナ】…でも、敵の罠だってことも…【ガイア】…はぁ。意外と疑り深いんだなお前。さすがは俺の娘だ。まぁ、お前が信じたくないと言うのなら、それでも構わない。どちらにしろ俺はここに長居出来ないからな。だが、これだけは受け取ってくれないか?【セレナ】えっ…?これって…お菓子…?【ガイア】ああ…お前に渡せればと思って、俺の世界から持ってきたんだ。この世界の父の形見とでも思いながら、食べてくれ…【セレナ】このお菓子…さわれるわ。それに、甘い香りも……………この香り…父さんの匂いだわ。あたしを抱っこしてくれた時、手を繋いでくれた時、いつも父さんからしてた匂いと、おんなじなの…ま、幻じゃないのね…うっ…ううっ…ここにいる父さんも、幻じゃないのね!?【ガイア】おいおい、菓子でそう判断しちまうのか…?ははっ…まぁいい。それも俺たちらしいか。【セレナ】ううっ…ううっ!父さん…父さぁん…!う、疑ったりして、ごめんなさい…!会えて嬉しい…嬉しいのよ、父さん…!【ガイア】おい、こら…セレナ。そう泣かれると戦いにくいだろう?気持ちはわかるが今は泣き止んでくれ。ほら、そんなに抱きつくな。【セレナ】…どうせ抱きつかれるなら、母さんのほうがいい?【ガイア】こら、父親をからかうな。【セレナ】ふふ、ごめんなさい。助けに来てくれて…ありがとう。異界の父さん…【ガイア】…良い笑顔だ。お前のその笑顔が見れて、俺もここに来た甲斐があったってもんだ。【セレナ】あたしも…父さんの顔が見れて良かったわ。【ガイア】さぁ、セレナ。今からは俺も力を貸す。お前の命を脅かすやつらは、全員俺が始末してやる…! グレゴ→セレナ 【グレゴ】おしっ! 無事みてぇだな!何よりだぜ、セレナ!【セレナ】え…あんたまさか…父さんなの?【グレゴ】ってもまぁ、正確には本物のお前の親父じゃねぇがな。俺は異界から来たグレゴ。この世界で死んじまったグレゴとは別人だよ。【セレナ】異界の…?で、でもどうして?【グレゴ】お前が危ないって聞いて飛んできたんだよ。別の世界とはいえ、死にそうな娘を助けたくない親なんていねぇだろ?【セレナ】はぁ!?助けに来たって…今更!?あたしたちは父さんの助けなんて、いらないわよ!【グレゴ】なんだぁ?ほんとにお前は天邪鬼だなー。嬉しいなら嬉しいって素直に言ってくれりゃいいんだぞ?ったく、その性格は誰に似たんだか…【セレナ】知らないわよ、そんなの!【グレゴ】あはは、すまねぇな。だが俺が死んじまったせいで…この世界のお前には、ずいぶん苦労をかけちまったようだ…【セレナ】ホントよ…! 父親のくせに、娘を独り置いていって…!あんたがいなくなってから、どれだけ寂しい思いをしたか…!【グレゴ】セレナ…【セレナ】それに…戦地に出るって決めた時は、こんなあたしでも、父さんみたいに立派に戦えるようにって思って…初めての兵種は父さんと同じ…大好きな父さんとおんなじ、傭兵にしたんだからね!ちゃんとわかってるの!?【グレゴ】ああ、もちろんだ…お前の想い、ちゃんとわかってる。ああ…ダメだな。そんな話聞いたら泣きたくなっちまうじゃねぇか。ありがとよ…セレナ。俺の後を継いで、戦ってくれて。その姿、きっとこの世界の俺も誇らしく思ってるぜ。【セレナ】そんなこと、言われなくても…わかってるわよ…!【グレゴ】そうだな、悪い悪い。いいかセレナ、今からお前の背中は俺が守る。お前をここで失うわけにはいかねぇ。娘を絶対に死なせやしないぜ。父親の名にかけてな!【セレナ】はいはい。じゃあせいぜいあたしの足を引っ張らないように頑張ってよね!……………ありがと、父さん。ほんとは父さんと一緒に戦うこと…夢だったんだからね。ずっと。 リベラ→セレナ 【リベラ】セレナさん…どこにいるのです?あんな攻撃を受けて、大丈夫でしょうか…神よ…どうかあの子をお守りください…!【セレナ】…父さん?そこにいるのは…まさか、父さんなの?【リベラ】!! セレナさん…!良かった、無事だったのですね…!神よ…このような絶望の未来で我が子が無事であった事に感謝します…【セレナ】そ、その話し方…間違いない、父さんだわ。でも、どうしてここに?神様の力で生き返った…わけないわよね?【リベラ】はい…私は、あなたの父親ではありません。神のお導きによって、異界と呼ばれる別世界から来たリベラなのです。【セレナ】別人…?じゃあ、生き返ったわけじゃないけど、神様の力でここまで来たってこと?【リベラ】その通りですよ。【セレナ】ば、馬鹿じゃないの!?【リベラ】セ…セレナさん?【セレナ】そうやっていっつも父さんは神様神様って…!神様のために祈って、神様の名前の元に戦って、最後は…その神様の元に行っちゃったわ。あたしを独り置いて!本当に神様に頼れるっていうのなら…この状況を…何とかしてよ…!本物の父さんを…生き返らせてよ!うううっ…ううっ!【リベラ】セレナさん…すみません…私が軽率でした。ただ…どうか嘆かないで下さい。この世界のリベラはあなたを守り、未来の平和の礎となり、なるべくして神の御許へと向かったのです。【セレナ】…………【リベラ】あなたが独り残されたという現実は抗いようもない事実ですが…この世界で散った彼のことを、悪く言わないであげて下さい…彼自身にも心残りがあったことに違いはないのですから…【セレナ】わ、わかってるわよ…そんなこと!父さんは…あたしやみんなを守るために戦ってくれたんだから!父さんは、あたしの誇りなの…好きだったのよ…すごく!あんたのこと、大好きだったんだからね!【リベラ】セレナさん……ありがとうございます。その言葉…きっと神の御許にいる彼の元まで届いている事でしょう…さぁ、ここは私に任せて、あなたはやるべき事をするのです。今だけでも、私を父と思って頼ってくれませんか?【セレナ】…ふ、ふん。仕方ないわね。お願いしても…いい?【リベラ】もちろんですよ。【セレナ】ふふ…ありがと、父さん。 ヘンリー→セレナ 【ヘンリー】そこにいるのはセレナだね?無事で良かったよ~。【セレナ】父さん!?な、なんで父さんがここにいるの!?まさか…屍兵…?【ヘンリー】違うよ~。僕は屍兵じゃない。別の世界からやってきたヘンリーなんだ。今から君の力になるから、邪魔な屍兵がいたら言ってよ。…すぐに跡形もなく消してあげる。【セレナ】ま、待って父さん!敵はとても強力なのよ?力になってくれるのはいいけど、それで死なれでもしたら逆に迷惑よ!【ヘンリー】大丈夫だよ、僕はここでは死なないような気がするし~。セレナは心配症なんだね。でも、気遣ってくれてありがとう。【セレナ】き、気遣ってなんてないわよ!勘違いしないでよね!まったく…相変わらず掴みどころが無いんだから。ほんと…嫌になるぐらい昔とおんなじだわ…【ヘンリー】へぇ、こっちの僕もこんな感じだったの~?【セレナ】そうよ、父さんはそうやっていっつもヘラヘラ笑って、わけわかんないことばっか言って、ほんと頼りない父親だったわ。【ヘンリー】そっかぁ…ごめんね。【セレナ】…でも、母さんが帰って来なくなった後はずっとあたしと一緒にいてくれた。大丈夫だよって…母さんがいなくても僕がいるからって…なのに…なのに…どうしてあたしを置いて死んじゃったのよぉ…!!ほんとに…わけわかんない父親よ!最後の…最後まで!うっ…うぅっ…!【ヘンリー】…セレナ。この世界の僕は、そんな風に死んでしまったんだね……でも大丈夫さ。僕は君の前で死んだりなんてしない。【セレナ】ううっ…ぐすっ。だから、なんでそう言いきれるのよ!?【ヘンリー】僕が闇魔法を会得しているからかもしれないけど…身体に流れ込んでくるのがわかるんだ…この世界の僕の魂…そしてその声が…【セレナ】父さんが…?【ヘンリー】…うん。彼が言ってるんだ。セレナを守ってくれって…僕も力を貸すからって。彼がついているから、僕は死なないよ。…絶対に。【セレナ】父さん…!!【ヘンリー】さぁ、だからここは僕に任せて!【セレナ】…そうね。あたしの父さんがついてるなら、きっと大丈夫。ごめんね、父さん。やっぱりその力、貸してもらうことにする。あたしも頑張るわ…父さんの愛した、この世界を守るために。 ドニ→セレナ 【ドニ】そこにいるのは、セレナだべな?無事で良かったべ!おら、ここに辿りつくまであんたが心配で、心臓が止まるかと思ったべ…!【セレナ】そのしゃべり方…もしかして父さんなの?【ドニ】あぁ…すまねぇだ。異界のおらも田舎なまりは直らなかったべな。【セレナ】い、異界…?【ドニ】あぁ。おらはこの世界のドニじゃないべ。別の世界からセレナを助けに来ただよ。【セレナ】ふーん…じゃああんたは、別世界の父さんってことなのね。【ドニ】信じてもらえただか?【セレナ】そうね…嘘を言っているとも思えないし、信じてあげるわ。…でも、助けなんていらない。今のうちにさっさと帰りなさいよ!【ドニ】えぇっ…!?【セレナ】だって…あんたは向こうの生活だって、守りたい人だっているんでしょ?なのにここで死んだりでもしたら、あたし…【ドニ】おらのことを考えてくれてるんだべな…セレナ…優しい子に育ってくれて、おら嬉しいだよ。この世界のおらも、きっと喜んでくれているはずだべ…でも、だからこそ…おらは優しい娘のために、戦わねばならねぇだ。【セレナ】な、何言ってんのよ!あんたあたしの話聞いてた!?死んじゃったら元の世界に帰れなくなるのよ!?【ドニ】大丈夫だ。安心して見ているだ。異界のおらは半端なく強いだよ!決して娘の前で…二度も死ぬような姿は見せねえだ!【セレナ】父さん…馬鹿なんだから…ほんとに。でも…ありがとう、父さん…【ドニ】セレナ…【セレナ】けど、あたしだって父さんに負けないぐらい強いんだからね!娘の強さを見て腰抜かすんじゃないわよ!?あたしだって、この世界のために…あたしのできることをするわ!【ドニ】ああ!その意気だべ、セレナ! コメント 編集はできないけど情報提供をしたいという人の為のコメントフォームです。 br()で改行()は半角。 カラム→ロラン、ガイア→セレナを反映しました。情報提供ありがとうございます。 追記:誤字訂正しました。 いっぺんにすません。編集のしかたがわからなかったのでこちらに投稿させていただきました。(改行のやり方あとから気づきました…見づらくてごめんなさい) -- 名無し (2012-10-23 22 00 08)ドニ→ロランとドニ→セレナを反映しました。今後また文章提供をして頂くことがあれば改行に関してもよろしくお願いします。情報ありがとうございました。 個人で作った掲示板ですが、こちらにはないリベラとセレナなどがあります。お手数をかけますがご確認ください。http //mb1.net4u.org/bbs/awakemirai -- 名無しさん (2012-10-25 16 10 58)ありがとうございます。リベラ→セレナを参考にさせてもらいました。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/1748.html
200 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:2005/08/02(火) 01 30 08 ID h9alFueg [オート専用スレより] ,,gl. .ヽ ]゛ d゛ f゜ ] ! ][ 〈l. ./。 。. ]。 ,,,,,,,,=____,,,,,,,,,,___ ,,,,r6l.[l゚ | .\,, __,,./"^^^ `、゚^^^f─x,,。__ .ヽ,, __.。vr;;,,[xrり;;] .l [ .l[゚lb,,_ __gr(^゛ ^^^ ゝ-=rqggHll9゛f^^^^ ]gg,, .l! ] (^゚lb,,,,,,vt"゜ __,,,,pr4lili]][[! g ](^ ,il ] g[[,,,,gx--g─H50]lll゚^^^lili)^^^])f Hr-ttH4fll5゚[゚l]゛゛H]lili[〈]゜ ][ _[ .lし ]「 .l,,g[](^6lili!.-.l[。. .;][〈[゚ll._ lili[ ....][]__,,tn[[][ ]lili゜.。]gpll(lili][.l[[ ]k。 .ヽg .l! !.lglili][〉 ]][ll9ヨll]g] l][g][][;;-llllll[り^[!t「^[][lili,,(][g[[]]][qglilig[]llll! .l[,,]k.。|、.llili ]f .。イ゜ ]][y llt]fg([゛__,,,,]l.,,][゚l[.。dlilil.,,d[--.。f゚l[「.;,,][][d6[ggll[^^^ .lll〉 .l]_゚ll.]]]9|| 」 .l..[0llr 〈 ^]lilil゚゚]"゚l[ll、 ヾ^)kggr.l[!゚゚lllg、|! 」[゜.l[^゜^^)H[ 」 .l[][.ll. ][..l][゜^)4]l. ]! .;/^[゜ [l. ][゜ | ./]! ]]( _g][]]゜ 」 〈][[| ]゚ll..\ ]g____[、 ][。.。dv 」]! .;,,b[yll゚l,,gllll[]][[ 」 〈]_]l..l、 .l[_]l. .;,,v ][[ f][ll0[ g[][[゚l[[| ].l「 l [[.ヽ_1 ][f゚l[ 。 .l[] .;/.;g[][,,,,/゜ ^)!| .l [[ ]l..l、 ][]0[ f[゚ .l[] /゜g[g[r"゛ | ]l. ゚lk.。 ]l. ]l._ ヨg_ l[ l ./゚gf^][" ..ll. .; ゚ .l[ll[、 _[、〈]k。 ^^ g[.l゜g]ll[゛ .l[ .l .l ..l[〈lili6_.lt、.l^^^g、 ngg;;prt ,,f]gllll][.;]"["[! l ) l. .ヽ4]f 〈l.〈[,,.l .l.lt゚5q,, ,,gll[([゚^ [〈l. .l!.l[ | l. l. .l!][] ]! ^ [[ .\q,, __./^^^ liliヒ]p[! 「 .;q r.l .l ]][)[ ][ fl. ,,fll[ll;;n..,,,,./(^゛ ./゜ [!゚lr ゚lt、 l. .。ll]tt、 〈][g[| ゛ ./" 〔、゚ -^ f]( .\、 ..-. x5Rg_g[[ll./ ]]]g[ ][ __,,,,./gl゚゛ ,,][ メ゜ ゚lfH.。Jg__ .; "゛ ^ggf __ __,,ll[[llk4゚─^^^ _g「 ./]゜ ,,l゚ ..l[ ^^^^- -",,;;rbd^)[llf!"ヽ,,grtヾ^^ ./ .;[d゜`、 gl゚ ][ ,,,,^ ./[、゚゚,,d(^゜ ,,f" ]! ,,r" ][ ^^^;;l t(^゚gf"゜ 。 .;gl゚゜ 〈]g ,,d" ][ 須河原晶(絶対少年)
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解説 pixiv絵師 色々と修行中らしい ニコニコ動画 pixiv http //www.pixiv.net/member_illust.php?id=66841&tag=さよなら絶望先生 http //www.pixiv.net/member.php?id=66841 ピアプロ drawr その他 名前 コメント
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音柄 漣の絶対者 光/水 レア コスト8 9500 ゴッド・キメラ ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■W・ブレイカー ■キメラ・フュージョン:左横 ■このクリーチャーがリンクしている間にバトルゾーンの相手のクリーチャーがタップされた時、カードを1枚引いても良い。その後、相手のシールドを1枚ブレイクしても良い。 作者:炭塵 オットー+ガラサラマです。 リンクしてしまえば攻撃抑制になりますが、捨て身になられるとどうすることもできません…。自身が重いのも課題。 「大英編 第三弾 狂乱の絶対者(エニグマ・フュージョン)」収録 名前 コメント
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友達いない! 彼女いない! ついでにお金もない! ナイナイ尽くしの「オレ」が学食の安いパスタを食べてたら、 「手動ゲーム部」を名乗る女の子に声をかけられて…… 「ねえ、人狼って知ってますか?」 あの子に誘われて参加したのは、 「人狼」という推理と騙し合いのゲーム。 ゲームに勝ち続けてたら屋上であの子に呼び出されて…… え~っ、「付き合って」って言ってきた彼女の表情が!? また別の子はいきなり手を触れさせて告白して来たり、 さらに別の子も初対面で 「いただきま~す☆」とか言って 襲い掛かって来たり…… 姉さん!「オレ」、これから一体どうなっちゃうんですかぁ~?? ええ! 姉さんまで、そんな……っ Vectorソフト詳細説明より というそれなんてエロゲストーリー。 決して嘘は言ってない。 言ってないってば。 ジャンル:一人用人狼 「汝は人狼なりや?」 という多人数用推理物テーブルゲームを一人で遊べるようにしたゲーム。 「汝は人狼なりや?」についてはgoogle先生に聞いてみよう。 本来の人狼との大きな相違点は「絶対者」と呼ばれる役職の存在である。 プレイヤーはこの絶対者となり人狼を進めて行く。 なお当初はセーブが存在せず、ゲームオーバー=stage1からやり直しという鬼畜設定。 後半の運ゲーっぷりもあり難易度は相当なものだったがセーブ機能の追加により幾分易しくなった。 セーブ機能の追加についてはセーヴィアと呼ばれる人物が関連しているらしいが詳しくは不明。 登場人物 アビス チェルシー ユヴネ たつお なおき のりと わかな エデン かみこ リゾート ぴよらっと 関連用語 エリア 江ノ島 マイティソルヴァ リスファ 銀弾 無損失疎通路 魔女 そんなわ゛かな!! 関連作品 Lispha.
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【作品名】さよなら絶望先生 第三期 懺・さよなら絶望先生 OP 【曲名】林檎もぎれビーム! 【歌手】大槻ケンヂと絶望少女達(風浦可符香、木津千里、木村カエレ、関内・マリア・太郎、日塔奈美) 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】さよなら絶望先生 第三期 懺・さよなら絶望先生 ED 【曲名】絶望レストラン 【歌手】絶望少女達(小森霧、常月まとい、小節あびる、藤吉晴美) 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】さよなら絶望先生 第三期 懺・さよなら絶望先生 ED 【曲名】暗闇心中相思相愛 【歌手】糸色望(CV 神谷浩史) 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【アルバム名】絶望歌謡大全集2 【曲数】11曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥2,200) □■iTMS■□ 【アルバム名】懺・絶望劇伴撰集 【曲数】34曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥2,400) □■iTMS■□
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第五十一話≪さよなら絶望病院≫ 「嘘、一時間後にG-2、って……この病院じゃない!」 病院三階の病室に隠れていた狼娘・島川奈織が信じられないといった様子で言う。 つい今しがた、運営側からの放送があった。 23人も死んでいる事に奈織は当然ショックを受けたが、 それよりも奈織は禁止エリアの場所を聞いて絶望していた。 今から一時間後の午後1時に、この病院のあるエリアG-2が禁止エリアになると言うのだ。 侵入すると、首にはめられている首輪が作動し、爆発するという禁止エリア。 奈織はゲーム開始直後からこの病院に隠れて難を逃れていたが、遂に安息は終焉を迎えようとしていた。 「移動しなきゃ……このままここに隠れていても、どっちみち死んじゃう……」 奈織の脳裏に、教室で首輪を爆破されて殺された男の姿が蘇る。 このままここに居続ければ、自分もあの男のように、首輪が爆発し、 大きな穴が空いた喉元から大量に赤い噴水を噴き出して死ぬ事になる。 それは絶対に嫌だった。 最もエリアG-2から離れた所で身の安全の保証などどこにもありはしないが、かと言って、このままだと自殺行為になる。 奈織はとても怖かったが、意を決し、ゲーム開始直後以来、初めて病院の外に出る事を決意した。 病室の扉を開け、廊下の左右を見回し、誰もいない事を確認すると、 肩からデイパックを提げた獣寄りの身体付きの狼娘は階下へ行くための階段を目指す。 エレベーターもあるのだが、なぜかどのボタンを押しても何の反応も無いのだ。 壊れている訳では無さそうだが……。 何の理由にしろ、エレベーターが使用不能なのははっきりしているので、 奈織はこの三階に上ってきた時も使った階段で一階まで下りようとしたのだ。 そして二階フロアに下りてきた時だった。 「おい」 突然背後から声を掛けられ、奈織の身体がビクッと震えた。 恐る恐る振り向いてみれば、そこには濃い茶色の憲兵の制服に身を包んだ、 紫色の長い髪が特徴の人間の女性が立っているではないか。 自分と同じように肩からデイパックを提げ、腰には鞘に収められた長剣がベルトに差し込まれている。 「ひっ……!?」 思いも寄らなかった、この病院内での他参加者との遭遇、 そしてその他参加者の容貌と所持している長剣に、奈織の思考は一瞬で恐怖に凍り付く。 よくよく考えてみれば、彼女にとってはゲーム開始後以来初の他参加者とのコンタクトである。 もしそれがセーラー服を着た少女だとか、スーツ姿の中年だとか、 そういったどこにでもいそうな感じの身なりの者であればさしもの奈織もここまで恐れたりはしなかっただろう。 しかし今奈織の目の前にいるのは鋭い目付きをした、憲兵の女性。 参加者達が日常で生きる国で、憲兵という存在は畏怖の対象でもあった。 政治犯(と認定された者)に対するゲリラ的な拘束、裁判抜きの拷問、処刑など、恐ろしい事を平気でやってのける集団。 多くの国民は憲兵部隊をそう言った目で捉えていた。 この島川奈織もその例に漏れない。 「そんなに怖がらなくても良い。私は殺し合いをするつもりなど無い」 「……え?」 しかし、女性憲兵から出た発言は、奈織の脳内にある憲兵のイメージからは到底予想出来ないものだった。 「私は松宮深澄。第六女性憲兵部隊二四分隊の隊長を務めている。 こんな馬鹿げたゲームから脱出する方法を探っている所だ。お前の名前は何だ?」 松宮深澄と名乗った女性憲兵は男っぽい、冷厳な口調で自分の身上、行動方針を言い、 奈織に名前を尋ねてきた。 奈織は一瞬どうしようか迷ったが……。 「わ、私、島川奈織、です。その……看護師をやっています」 まだ震えた声で、奈織は深澄に自己紹介した。 「看護師? ……その獣足で看護師の制服を着れるのか?」 「あ、いえ、仕事の時は普通の獣人形態に変身するんです。いつもはこの形態なんです」 「ふうん……まあ良いが……二、三、質問して良いか? 時間も無いから手短に済ます」 「はい……?」 深澄は改まって奈織に質問をし始めた。 奈織は少々不審に思ったが、やはり相手が憲兵である事に委縮していたのか、素直に質問に答えた。 「お前はここで何をやっていた?」 「ずっと隠れてました」 「他に仲間はいないんだな?」 「はい」 「支給品は何だ?」 「あの……このレーダーです。首輪を探知出来るみたいです」 「何か機械知識やコンピューター知識のようなものは持っているか?」 「いいえ……全く」 「襲われた時、戦える自信はあるか?」 「えー、と……」 「……もういい。質問は以上だ。悪かったな」 「はあ……」 一体なぜこのような質問をするのだろうと、奈織は少々疑問に思っていた。 この疑問を感じていた時点で、何か理由を付けて全速力で深澄から逃げていれば良かったのだが。 奈織はそこまで頭が回っていなかったのだろうか。 しばらく何かを考えるように黙り込む深澄。奈織は一時間後に迫った禁止エリアの事を思い出した。 質問をする前「手短に」と言っていたので、この深澄という女性憲兵も禁止エリアの事は頭に入っているのだろう。 とにかく早くこの病院があるエリアから逃げた方が良い。 「あの、この病院があるエリア、午後1時から禁止エリアになっちゃうんですよ。 早く出ないと大変な事に……」 「大丈夫だ。お前はもうそんな事心配する必要は無い」 エリアG-2からの退避を提案する奈織の言葉を遮り、深澄は不可解な事を言った。 心配する必要が無い、とはどういう事なのだろうか。 ザシュッ つい数秒前まで深澄の腰の鞘に収められていたはずの長剣が、なぜか抜刀され、深澄の右手に握られていた。 「あ」 奈織の腹に、真一文字の傷が出来ていた。 そこから赤い鮮血が噴き出し、次に、ズタズタになった、ピンク色のソーセージのような何かがびゅるっと飛び出してきた。 「ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛!!!?」 気が狂わんばかりの苦痛、自分の身に起こっている非現実的な現象。 奈織は凄まじい悲鳴をあげてその場に膝を付いた。 膝を付いた途端、腹から飛び出した腸がボタボタと生々しい音を立てながら、病院の白い床を赤く染めて零れ落ちる。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!!! 痛い痛い痛い痛い痛い痛いいいいいいい!!! わっわだし゛の腸がっ!! があああ゛あ゛あぁ!! 嫌あぁァ゛アア゛アア゛ァああ゛」 半狂乱になり、泣き叫びながら、零れ落ちた自分のはらわたを拾い集めようとする奈織。 しかし、一度飛び出た臓物はもう二度と元に戻る事は無かった。 そして次の瞬間、奈織の首が宙を舞った。 ゴトンッ、と嫌な音を立て、灰色の狼の首が床に転がった。そして奈織の身体も全ての力が抜け、床に倒れ、もう二度と動かなくなった。 奈織の首から滑り落ちた首輪が床に落ち、金属音を発しながら廊下の壁際に転がっていった。 右手に刀身にべっとりと血が付着した長剣――ダマスカスソードを持った深澄は、 壁際に転がっている奈織の首輪を拾い上げて、デイパックの中に入れた。 「……これで、首輪のサンプルは手に入ったな」 深澄が先程、奈織に幾つかの質問をしたのは、島川奈織という人物が役に立つか、 足手纏いにならないかを見極めるためのものだった。 もし、ある程度の機械知識やコンピューター関連の知識を持っていたり、 そうで無くともある程度、自衛出来る程度の力があれば、同行させてやっても良いと考えていたのだ。 しかし、幾つかの質問の末に深澄が出した結果は「不合格」。 連れて行けば確実に足手纏いになると判断したのである。 そこで深澄は奈織の首輪を頂戴する事にしたのだ。 首輪の解除のために、首輪のサンプルが必要だと考えていたためである。 「すまないな、島川奈織とやら。もっと苦しませずに殺すべきだった」 首輪を奪うだけならば、わざわざ腹を切り裂いて余計な苦痛を与えるべきでは無かった。 ただ単に首を切り落とせば済む話だったのであるが、ただ、ついついいつもの癖でやってしまった。 「簡易レーダー、貰っていくぞ」 深澄は奈織のデイパック内に入っている簡易レーダーを取り出し、自分のデイパックに突っ込んだ。 説明書があるので、使用方法などは後で読んで覚える事にした。 「さて、長居は無用だな。禁止エリアになる前に他のエリアへ退避するとしよう」 ダマスカスソードに付着した血糊を奈織の身に付けている腰布で拭き取ると、 それを鞘に収め、深澄は階段を下りて行った。 二階階段前に、臓物を床一杯にぶち撒けた雌の人狼の胴体と、涙と鼻水を流し、 口から血を吐き、恐怖と苦痛と絶望で染まった表情を浮かべた雌の狼の生首が無残に転がっていた。 【一日目/日中/G-2病院】 【松宮深澄】 [状態]:右腕上腕部に掠り傷(応急処置済)、返り血(少) [装備]:ダマスカスソード、防弾チョッキ [所持品]:基本支給品一式、ノートパソコン、ハッキングソフト制作用のツール、 雑貨店より調達した食糧、簡易レーダー、島川奈織の首輪 [思考・行動] 基本:殺し合いからの脱出。首輪の解除。 1:まずはエリアG-2からの退避。 2:仲間になりそうな他参加者を探す。但し足手纏いは切り捨てる。 3:殺し合いに乗っている者には容赦しない。 【島川奈織 死亡】 【残り26人】 ※G-2病院二階階段前に島川奈織の死体(首と胴体が離れている)、島川奈織のデイパックが放置されています。 ※島川奈織の首輪は松宮深澄が回収しました。 Back 050悲しみの向こうへと 時系列順で読む Next 052Deadly Silence Back 050悲しみの向こうへと 投下順で読む Next 052Deadly Silence Back 045BROOKHAVEN HOSPITAL 島川奈織 死亡 Back 045BROOKHAVEN HOSPITAL 松宮深澄 Next 062嘘八百並べてみてもね