約 24,035 件
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/1257.html
今回予告 彼岸の者は希う。 遠く彼方の残影を。 此岸の者は羨み欲す。 遥か高みの権能を。 今宵の舞台は鬼ごっこ。 合言葉は、そう――。 Double Cross the 3rd edition 『こんなにも月が紅いから』 ――結局、無い物ねだりなんだって事。 今回のレギュレーション 経験点:初期作成+50点+イージーエフェクト2つ ルルブ:基本/上級/コード/UG/アージ/EA EAを使用する際の特殊レギュレーション エフェクトアーカイブ(EA)というルールブックを持っている人が少ない様なので 以下の特殊なレギュレーションを採用します。 ①破壊の血/地獄の氷炎の非リミットエフェクト化。 =基本ルールブック1,2のデータを採用。 ②メモリーのルールは非採用とする。 今回のシナリオの舞台:都内近郊の御影市。 PC1用ハンドアウト ロイス:日下エリス 庇護/猜疑心 時は夕刻、斜陽の中で、君は一人の少女に出会う。夜を切り抜いたかの様な黒いワンピース、淡雪の様な白い肌。 糖蜜の様な金の髪、紅玉の様な赤い瞳。――お人形の様、と言うのは陳腐だが、正にそれこそ相応しい。 そんな少女が、君へと縋る様な視線を向けた。 「――そこの御方、どうか私を匿っては頂けませんか」 実の所、厄介事の気配しかしないが……さて、どうする? PC2用ハンドアウト ロイス:ヨーゼフ・マイジンガー 興味/敵愾心 紅い戦場。その中に君は居る。その中心に居るのは白髪の男。 ボロボロになった軍服を纏い、赤くぎらつく瞳を向けて、呵々大笑と笑う男は、君の目の前で味方を蹴散らし、消し潰した。 許してはおけない。だが、今は勝てない。そんな逡巡を見抜いてか、彼は口角を釣りあげる。逃げたいならば逃げろ。 そう言わんばかりの態度。さぁ、君の決断は――? PC3用ハンドアウト ロイス:紅の月 好奇心or執着/不安or憎悪 「三日後の夜、紅の月が天へと昇る」 君の信頼する情報屋が、そう言い残して消息を絶った。 ――見つかったのはその翌日。路地裏で肉の欠片となって、だ。 ビジネスライクな関係だったが、悪い奴では決してなかった。 少なくとも、こんな死に方しなくても良かったんじゃないか、と思う位には。 故に、君は調査を始めた。奴の遺した言葉――『紅の月』。其れが一体、何なのかを。 PC4用ハンドアウト ロイス:真祖―High Day Light Walker― 任意/脅威 「真祖、という存在を、貴方はご存知ですか?」 UGN日本支部長、霧谷雄吾がモニター越しに問いかける。 どうやらこの御影市に、真祖と呼ばれる強力なオーヴァードが現れたと言う。 霧谷曰く、調査及びその対処を柔軟な発想で臨機応変に済ませて欲しいとの事。 正直、無理難題な気もするが、君しかいないと言われたならば仕方ない。 一つ、ここは手を貸してやろう。 深夜にハンドアウト確認ー。気持ちとしては、1≧3>2>4。深夜テンションなので、明日どうなるかは怪しい。 -- toNakai (2013-08-05 03 49 24) さておき、明日、よろしくおねがいしますー。……、2は2でなんだかキャラのイメージが湧いてきたぞぉ…… -- toNakai (2013-08-05 03 54 36) ヨロシクお願いしますー。ハンドアウトはとりあえず様子見。もう少しあとでまた希望順書くかも -- kowata (2013-08-05 07 11 21) よろしくお願いします。ハンドアウトはどれも良さそうなので保留で、その場の雰囲気見て希望出します。 -- 桃李 (2013-08-05 10 02 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jikkyomin/pages/386.html
解説 AA 雑談 実況ch [番組ch] “MX・tvk・テレ玉・チバ・群馬・とちぎ実況 ★ 55658 [無断転載禁止](c)2ch.net” http //himawari.2ch.net/test/read.cgi/weekly/1504888551/ 907 名前:紅い狐 ◆MIYUKITIok [sage] 投稿日:2017/09/09(土) 22 15 26.90 ID 3Zr37sZe賭けグルイの評価できるところは生徒会全員ある程度キャラ設定しっかりしてるところ
https://w.atwiki.jp/ryoudan-trpg/pages/417.html
ヒロシゲ卓に上書きされて潰れてたので復元 GM:bottle SM:非魔人さん 開催予定日:最終話/第一回 5/6(水)1300~ (金剛さんが大丈夫だった場合に限る) 会場 無事にキャンペーン完遂となりました。皆様お疲れ様でした 2015/05/12 ○セッションコンセプト 金剛さん「ハーレム体質の主人公とかムリゲ」 私「じゃあ試してみようか^^」タクタテー 公式リプレイである「ラブisデストラクション!」を参考にしたシナリオをやります。 趣旨としては、金剛さんをPC1に据えて他のPCの方々にヒロインを演じて頂き、ハーレムものを目指してみる次第。 テーマは“愛”。あなたにとっての“愛”とはどういうものでしょう? ○ストーリー ロジックス・フィクサリオは三人いる――。 最近、そのようなうわさが校内でまことしやかに囁かれている。 授業をしているはずの時間なのに、図書室にいたり、かと思えば校庭で見回りをしていたり。あるいはもっとわかりやすく、教室に入って行ったはずのロジーを見た直後に、そのロジーと廊下ですれ違ったり。 校内に留まらず、この地域で「不自然に多くロジックス・フィクサリオを見た」という者は少なくない。 ゆえ、皆は口を揃えてこう言う。 「アイエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」 ロジックス・フィクサリオ。君は生徒から「夜の学校で二人のロジー先生が誰かと戦っているのを見た」という報告を聞いた。 ペトウの“運命を狂わせる程度の能力”――。 君たちは過去のロジー襲撃事件の数々を脳裏に浮かべ、夜の学校の見回りを称して、この事件を調査することにした。 ○HO&SC 今回、ハンドアウト及びシナリオコネクションはありません。 つまり面倒なOP省いて遊びましょう( ヮ`*) ○特記事項 今回のセッションのクライマックスシーンで開かれる月匣の理の効果を事前開示しておきます。リビルドなどはお好きにどうぞ。 【月匣の理】■■■・■■■:メインプロセスで使用されたスキル、プラーナをカウントする。 カウント数と同数のタイムカードを発行する。CN時に全てのタイムカードを消費する。[消費したタイムカードの数*2]点の直接ダメージをPC全体に与える。 [プラーナ1点消費]自分がCN時に受ける直接ダメージを任意の防御判定でジャッジ可能。貫通。 [プラーナ2点消費]自分がCN時に受ける直接ダメージを無効化することができる。 + 【必見】今回導入される新しい戦闘ルールについて ○今回導入される、簡易戦闘ルールについて 今回、SW2.0にある簡易戦闘ルールを一部流用し、戦闘のエンゲージを「エリア」という分類で分けることにより、距離概念を明確化し、主に遠距離ニキなどの死にシステム・死にスキルなどを復権させようと思います。 以下は大体のルールの概要です。 エリア概念の新設 エンゲージを包含する一種の属性として、エリア概念を新しく導入します。 エリア概念は大別して二種類、「前衛」と「後衛」が存在します。PCとエネミーは、それぞれの陣営に存在するこれら二つのエリアに、エンゲージを形成する際に「前衛」に所属するか「後衛」に所属するかを宣言します。 エリアは以下のように戦場で並んでいます。 「味方の後衛」 「味方の前衛」 「敵の前衛」 「敵の後衛」 このエリアの中に、それぞれのエンゲージが所属している、とイメージして下さい。 移動に関してのエリア概念 一回のムーブアクションで移動できるエリアは一つまでです。つまり、「味方の後衛」にいるキャラクターは一回のムーブアクションで「味方の前衛」に移動することは可能です。しかし、「味方の後衛」にいるキャラクターが一回のムーブアクションで「敵の前衛」や「敵の後衛」へ移動することはできません。 スキルの距離に対するエリア概念 ●至近:従来通り、同じエンゲージ内でのみ作用するものとします。 ●近距離:自身が「味方の前衛」にいるとして、作用する対象は「味方の前衛」「味方の後衛」「敵の前衛」のみです。「敵の後衛」には距離が届かず、作用しません。 また、「味方の後衛」にいる場合は、作用するのは「味方の前衛」のみで、「敵の前衛」「敵の後衛」には作用しません。 ●遠距離:「味方の後衛」から「敵の前衛」まで。自分のエリアから2つまで離れたエリアを攻撃できます。 ●場面:戦場のあらゆる場所に作用し、なおかつすべてのエンゲージを対象とします。 + 第二話 ○要項 募集枠:4 全三話キャンペーン 一話につきCLが2ずつアップします(一話:CL1 二話:CL3 三話:CL5) 金剛さん以外の参加するPLのPCは、全員「外見は少なくとも女性であり、なおかつPC1に対して恋愛感情を持つもの」とします。 基本的に、募集枠はGMとPC1の日程を最優先するものとします。欠けた場合は補充します(必ずしも固定人員ではないタイプのキャンペ)。 その際、欠けた人員が復活する場合はハイコンして頂きます ○第二話ストーリー ○今回予告 突如、ロジックス・フィクサリオの前に現れた自称恋人候補たちとの日常が始まって早数日。 次にロジーの前に現れたのは――姉のエスカ・フィクサリオだった。 彼女は近頃、ペトウ・タルレイン関連で侵魔どころかウィザードたちにも付け狙われる君を案じて、様子を見に来たようだ。 ――他方、近頃世間では「決闘病」なるものが流行している。 己の誇りのため、守りたい何かのため、命を賭して戦う――。 その気高き精神に惹かれたのか、 あるいは大義名分のもとに行われる暴力行為の残酷性に惹かれたのか。 イノセントだけでなくウィザードたちにまで、流行病のごとく決闘が執り行われる。 これは、単なる一時期の悪趣味の流行か? それとも――? 「真に愛するのなら、殺して見せろ」 真の愛とは一体何か? 今夜、紅い月が昇る――。 PC1:ロジックス・フィクサリオ(金剛さん) ペトウ・タルレインを保護してからというもの、隙あらばキミ諸共ペトウを亡き者にしようと画策する侵魔が襲撃してくる日々が続いている。幸いなことに、輝明学園に優秀なウィザードは多い。正面から来る敵は悉く撃退できる。 しかし、君には目下の悩みが2つある。 一つ。最近、学園のみならずこの辺り一帯の地域で流行病とかけて「決闘病」とまで呼ばれる、果たし合いの大ブームが到来していること。輝明学園でもそれは例外ではなく、むしろ己の力試しにと勝負を吹っかける連中も多い。君は教師として、それの厳しい取り締まりを命じられている。 二つ。どこから聞いたのか、君が侵魔に狙われるようになったことを心配して、君の姉であるエスカ・フィクサリオが遠方より遥々君の家まで様子を見に来るらしい。君は色々と取り繕う必要がある。ペトウのこともそうだが、最近の女性関係についても、だ。 ▼SC:エスカ・フィクサリオ ロジックス・フィクサリオの姉。年子であるため年齢的にはほぼ誤差――というより、むしろ姉であるはずのエスカの方が童顔も相まって子供のような扱いを受けやすい。本人はそのことを大層気にかけているようで、度々ロジーの面倒を見たりすることでお姉さんぶろうとするが、その行動自体が子供じみているため、結局ロジーと比較して子供扱いされて頬を膨らませることが多い。 うっかり屋でのほほんとした、脳天気マイペースガール。争いを好まないが、旧式錬金術の腕前は一等級。多くのとんでもない性能のアイテムを創り出すが、本人は全て感覚で行っているため、度々レシピを要請されては四苦八苦した後にロジーに泣きつく、というパターンが多い。 「あなたの心配するのは当然じゃない。だって、あたしはロジーのお姉ちゃんだもの」 PC2:鈴白なぎさ(BLOOMさん) 君にはいくつか懸念がある。 ペトウ・タルレインを保護してから続く襲撃の数々。 学校で流行っている決闘病。 そして、ロジーの姉であるエスカ・フィクサリオの来訪。 どの問題も君からしてみれば漠然としていて、どれをどのように手を付けて解決すればいいのかわからない。 ただ君ができることは、ロジーを手伝い、支えることだけだ。 ▼SC:エスカ・フィクサリオ PC3:アリア・シルバートーン(MKさん) 学校では決闘病なる一種の熱狂的な流行が到来している。 君はロジックス・フィクサリオと共にその対応を学校から命じられ、その対応に追われている。 その警邏の途中、君はあやしい人影を見た。 その人影は、黒いヘルメットを被った男で――? ▼SC:“神秘的なページ”ヴェクサシオン PC4:ストレングス(四季さん) 君はG.M.Oから命じられるがままに、ロジーを護衛している。それが君の任務であり、存在証明だからだ。 しかし、近頃ロジーを――特に、彼が暗い表情をしている時に――見ていると不可解なノイズが混じることが多々ある。 オートメンテナンス機能は正常だし、何度スキャンをかけてもウィルス一つ見つからない。それでも、異常ははっきりと現実に表面化している。 G.M.Oは「ストレングスの存在証明が達成されていないため、擬似精神からストレス反応が出ている」と診断した。 君は、その診断で一つの疑問を得る。 果たして、「ロジックス・フィクサリオを護衛しろ」とは一体どう定義されているのか? G.M.Oからの解答は無い。この命題に回答し得るのは、君だけだ。 ▼SC:グランド・マギウス・オーダー(G.M.O) PC5:(shunyoさん) 君が学校でいつも通り過ごしていると、見知らぬ男子生徒に呼び出された。 その男子生徒は自らをヴェクサシオンと名乗り、君を説得しにかかった。 「このままではいつ世界が滅びてもおかしくない。ロジックス・フィクサリオを殺すんだ」 ▼SC:“神秘的なページ”ヴェクサシオン PC6:玉藻前(仮)(非魔人さん) 君は神祇省で飼い殺しにされている。 ある日、君を封印している壇狩摩が君のもとにやって来て、「任務をくれてやる代わりに、封印を限定的に解除してやる」という一種の取引を君に持ちかけてきた。 任務とは、即ち「輝明学園に教師として潜入し、ロジックス・フィクサリオと恋仲になる」というもので――? ▼SC:壇狩摩 + 第一話 ○ストーリー 「キミが恋人を作らなければ、世界は滅ぶ」 錬金術の素材を探しに遺跡を探索していたロジーは、不思議なペンダントを見つける。 しかしそのペンダントは意思を持った魔法のペンダントで――!? 突如各地の組織から差し向けられてきた恋人候補の美少女たち! アラサーアラフォーも真っ青の、果ての知れぬ激烈アピール! ついには家に押しかけ裏口使って学園転入!? "Make a girlfriend" or "destruction of the world"!? 真の愛とは一体何か? 正妻戦争が繰り広げられる今夜、紅い月が昇る――。 + 事前公開するOP冒頭部分 ※OPの流れを円滑にする目的のもの。閲覧は自由とします OP1 登場キャラクター:ロジー/なぎさ 場面:とある遺跡 ロジーは研究材料を採取するため、なぎさはその護衛のために、君たちはとある遺跡を探索していた。 この石造りの遺跡はだいぶ古くから存在しているようだが、せいぜいが天井に穴が空いて青天井になっていたり、所々に野生の植物が自生している程度で、経年の割には太古の魔術的な保護によるものか、損壊は少ない。 君たちが奥へと進んでいくと、一つの小部屋を見つけた。 部屋の中央には美しい女神像が安置されており、スポットライトのように天井から降り注ぐ陽光もあって、一種の神々しささえ感じられる。 その中で、一際陽光を強く反射するものが一つあった。女神像の首元にかけられた、ペンダントだ。 もし君たちのどちらかがこのペンダントを調べるのであれば、このペンダントは莫大な魔力を秘めたマジックアイテムであるとわかるだろう。 OP2 登場キャラクター:/リオン 場面:とある電車内 タタンタタン、タタンタタン……。一定のリズム。電車の車輪がレールの継ぎ目を通過する音が聞こえる。 君は今、とある電車に乗っている。ラッシュほどでは無いが、乗客は多い。君が席を確保できたのは実際、幸運だったと言えるだろう。 ――唐突に、周囲の景色が一変する。 乗客たちの姿が消えたのだ。 君はこの不思議な現象に――いや、この不思議な現象を起こす魔王に心当たりがある。 一つだけ残った、人の気配。正面の席に座っているのは、君もよく知った“秘密侯爵”リオン・グンタである。 リオン「こんにちは。ごきげんいかが?」 OP3 登場キャラクター:アリア 場面:私設地下スタジオ 君は自分の作った地下スタジオで作曲している。 題材は「恋愛」だ。ファンたちの「恋愛を題材にしたロックが聞きたい」という熱い要望によって、ここ一ヶ月ほどかけて作っているのだが……。どうにも納得のできる完成度にならない。メロディは最高にイカしたロックなのだが、歌詞がうまく作れないのだ。 試行錯誤を繰り返してきたが、それでも遅々として歌詞の部分だけがロックにならない。満足いかないのだ。 ――唐突に、君は“声”を聞いた。 「アリア……アリア……私の声が聞こえますね……」 OP4 登場キャラクター:ロジー/ストレングス(順次登場)/なぎさ(任意登場) 場面:ロジーのアトリエ ロジー。夜、君が自分のアトリエで作業をしていると唐突に爆発音が聞こえた。 君の薬品や装備が暴発を起こしたわけではない。音は外の、しかも上空から聞こえたものだ。 君がもし外の様子を見るのであれば、炎上しながら飛行するヘリコプターが見えるだろう。 ――何かが、見える。暗闇のせいでヘリの噴き上げる黒煙に見えるが、よく見ると“何か”がヘリの周囲にまとわり付くように旋回しているのが見えるではないか。 ふと、転げ出るようにヘリから一つの影が墜ちてきた。 あれは……人影だ! 人影はヘリから墜ちて来た時の慣性をそのままに、ロジーの方へと一直線に飛来してくる! ガシャン、どさどさ、と衝撃でガラスや積み上げていた本などが崩れた音がした。 墜ちて来た人影は、箒人だった。 OP5 登場キャラクター:なぎさ 場面:絶滅社 君は上司の呼び出しに応じて、絶滅社に来ている。 君の上司の部屋は、建物内の比較的奥まった場所に位置する。 廊下はリノリウム張りだが妙に寒々しく、また殺伐とした雰囲気がある。人気が極端に少なく、建物自体の作りが戦闘を想定して堅牢に作られているからだろうか。それとも、あるいはこの奥に座す君の上司の『人徳』がゆえにか――。 ともかく、君は目的の部屋の前まで来た。 ……目の前にあるのは何の事はないただの扉のはずだが、それでもある種の威圧感めいたものを君は感じ取る。戦闘時のような緊迫した空気だ。 君が部屋に入ると、紫煙と異様に緊迫した空気が君を迎えた。 「よく来てくれた、嬢ちゃん。貴様に簡単な任務を与えてやろう」 ●第一話シナリオハンドアウト&シナリオコネクション PC1:ロジックス・フィクサリオ(金剛さん) 君はとある遺跡に研究材料の収集に来ている。 奥まで行くと、美しい女神像と珍しいペンダントを見つけた。 簡単に調べると、どうやらこの女神像とペンダントは莫大な魔力を秘めているようだ。もしもこれを解析するか、あるいは素材として何かを作ることができたなら――学会の皆を仰天させる程の成果が上げられるだろう。 ▼SC:不思議なペンダント(ペトウ=タルレイン) ロジーが女神像共々遺跡で見つけた、莫大な魔力を秘めた珍しいペンダント。どのくらい珍しいかと言うと、メルルのアトリエで言うところのエンゼルチャーム(錬金術レベル45から作れる)くらいには珍しい。勿論今のロジーでは作ることはおろか、レシピも知らない。れんきんじゅつレベルが たりないよ。 意思を持ち、ウィザードに対して念話で会話したり、自律的な行動が可能。なかなかのハイテンションを持つ。イメージ的にはプリズマ☆イリヤのルビー。 メタ発言が多く、豆腐メンタルなところはご愛嬌。 「ロジーさん、ハーレムですよ! ハーレム! 漢の夢! ロマン! エロゲ的ギャルゲ的ラノベ的そしてゴーレム卓的展開ですよ!」 PC2:鈴白なぎさ(BLOOMさん) 君はロジーの幼馴染だ。 最近、彼が遺跡で不思議なペンダントを見つけてから周囲が騒がしくなった。 記憶喪失の箒人やらロッケンローな吸血鬼やらどことなく貴族っぽいお嬢様やら……。 しかも、どういうわけだか彼女たちはロジーに対して好意を持っているらしい。 困惑や焦りを感じる中、君は絶滅者の上司からとある指示を受けることになる。 ▼SC:絶滅社/バラライカ大尉 絶滅社とは、表向きは全世界規模を民間軍事警備会社である。しかし、その実態は世界各地の戦地における侵魔対策であり、対イノセント戦は考慮されていない。組織の性格上、軍隊的な厳しさを持つ。 バラライカ大尉とは、絶滅社の幹部。なぎさの上司に当たる。 顔の右半分の火傷痕といい、なかなかの強面。 目的のためなら手段を選ばず、どこまでも非情に、冷徹になれる側面を持つ一方で義理堅さを持つ。 「聞こえなかったかい、嬢ちゃん。てめえの坊やを“オトせ”と言っているんだ。それとも、その無駄に良く育った女の武器はただの脂肪の塊かい?」 PC3:アリア・シルバートーン(MKさん) 君は近頃流行りのロッケンローな音楽家――兼、吸血鬼だ。 ある日、君が一人で自作した恋愛を謳った曲の練習をしていると、音楽の神を自称する者から神託が下った。 曰く「あなたの曲はロックではない」と神は主張する。「題材の恋愛に実が伴っていない。あなたは恋愛をするべきだ」と。 実際、君は恋愛というものを知らない。……いや、もしかしたらかつてあったかもしれないが、少なくとも悠久の時を生きる君の記憶には存在しない。 そんなこんなで自称音楽の神に君は上手いこと言いくるめられ、ロジックス・フィクサリオと恋仲になることを目指すこととなる。 ▼SC:音楽の神(自称) ある日アリアの頭に直接語りかけてきた“声”。念話を使っているのか、アリア以外の人々には聞こえていないようだ。 「あなたがその曲を真のロックとして完成させるには、ロジックス・フィクサリオと恋仲になり世界滅亡を回避するしかありません。ただちに向かいなさい。返事はハイかイエスのみに限られます」 PC4:ストレングス(四季さん) 君はダンガルド魔術学校で作られた戦闘用箒人だ。 元々はロジーの護衛任務のために輸送されていたのだが――輸送ヘリがカプコン製だったため墜落事故を起こしてしまった。そして君はその衝撃でアルゴリズムに異常をきたしてしまい、主に記録や一部機能がバグで使い物にならなくなってしまったのだ。 君がまだ辛うじて記録しているものは“グランド・マギウス・オーダー(G.M.O)”と言う、任務に関する命令だけだ。GMOの内容はすなわち「ロジックス・フィクサリオをあらゆる脅威から保護し、またその脅威をいかなる手段をもってしても排除すること」である。 ▼SC:グランド・マギウス・オーダー(G.M.O) ストレングスに与えられたロジーの護衛任務に関する絶対遵守の命令。 元々はダンガルド魔術学校で入力されたものだが……バグってしまったストレングスがどのようにこの命令を“解釈”するかは、女神のみぞ知るところである。 なお、GM的には「まもって守護月天!」のシャオリンが持つ役目ぐらいにしかゆるく考えていない。どうしてあの漫画は打ち切りになってしまったのか……悔やまれる。 PC5:(shunyoさん) 君は“秘密侯爵”リオン・グンタと契約した侵魔召喚師だ。 リオンは君に一つの取引を提案してくる。 「ロジックス・フィクサリオと接触し、彼と恋人関係になりなさい」 報酬は魔王の力の一部――リオン・グンタの持つ“あらゆる秘密を記した本”の写本。 君はこの取引を受け、前払いの報酬として魔術的制約を受けた写本を手に、ロジーの元へと訪れることとなる。 ▼SC:リオン・グンタ 基本ルールブックP203を参照されたし。 関係表(ロジー→ヒロイン) ストレングス…親近感。彼女と近い場所に居るような気がする。何故か他人のような気がしないのだ。 ヒーラー(仮)…すげえ。有能な人物だと感じている。共に居ることはプラスになると考えているようだ。 吸血鬼…下心。ちょっとした損得勘定で接している。勿論、もっと親しいのがお望みなのだが。 なぎさ…好奇心。彼女のことが知りたい。しかしストーカーみたくはならないように。 ○参加者名簿 PC1:ロジックス・フィクサリオ(金剛さん) PC2:鈴白なぎさ(BLOOMさん) PC3:アリア・シルバートーン(MKさん) PC4:ストレングス(大地の箒人)(四季さん) PC5:http //www61.atwiki.jp/ryoudan-trpg/pages/322.html(shunyoさん) ・連絡帳 抗議・申し出・提案などはこちらにどうぞ↓ 鐔緒蒐 -- (四季) 2015-02-13 02 18 09 失敬。漫画読んでた。忘れる前に書き込んでおくと、OP問題ないですー -- (四季) 2015-02-24 20 34 39 【連絡】16日月曜はGMにバイトが入ったので、ミドル情報収集程度に軽めにまとめます。11 15辺りを終了予定。 -- (bottle) 2015-03-14 20 09 39 引越し作業が思いの外手間取り、今日来れそうにありませぬ。誠に申し訳ない。orz -- (MK) 2015-03-16 18 55 17 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/ori9tenti/pages/179.html
「いただきます」 「ヌゥゥウ……ォオオオオオオオオオオ!!!!!!」 轟。 音。 と、ともに。雪の塔は根元から崩れ去ったのであった。 +++++++++ 太陽は地獄にはない。 地獄が明るいのはマグマの熱光と、閻魔総王が太陽の代わりに置いた黒い太陽球が、 ほのかに赤い光で地表をある程度照らしているからである。 ちなみにこれは昼の間であり、夜である今は太陽の代わりに月に似たものが空に打ち上げられている。 ほんのりと赤みのある光を反射して光るその月は、紅い月と呼ばれているものの、 その色はどちらかと言えば、桃色か、引き裂いた肉の色だ。 「…………」 靴でも足の冷たくなる雪原。まっしろな一面。 その景色に足跡を残しながら、虫の居所の悪そうな顔で、スキンヘッドの偉丈夫が空を見上げていた。 彼の名前は暴れん坊。鬼の三兄弟の長男坊。 妖怪と人間の共存する都市『東狂』にて、妖怪ヤクザとして日夜起きる争いを鎮める役を担っている者だ。 荒事になることも多い争いの調停を請け負っている彼らの腕っぷしは、とにかく強い。 それも三兄弟の中では彼が一番。 なにを隠そう、さっき雪の塔を破壊した轟音は、 彼のひとつ拳から放たれた音だったりする。 地上99階、地下44階。地下最奥には永久氷結した呪いの財宝があると言う巨大な塔であったが、 無残にも暴れん坊の一暴れによって雪の塔はがれきの山となった。 どこかのトレジャーハンターも知ったらめそりと泣くだろう。 そんな彼はおもむろに地図を開く。 行き先を冷静に検討するためだ。 ――三男、隠れん坊は怒りより先に恐れが来る。仮に真に怒ったとしても、その怒りは「隠」して行動するだろう。 ――次男、怒りん坊はふとして怒れば文字通り。ひとたび怒りを得たらそのまま、「怒」り続けるだろう。 ――長男、暴れん坊はそのあたり強かであった。怒りを保管も定着もさせず、すぐに「暴」れて発散させるのが彼だ。 地獄の島に着いてすぐ雪の塔を暴れ倒した暴れん坊は、少し冷静になっていた。 「……む」 暴れん坊の脳に刻まれているのは、雪原の塔を倒したという情報。 その情報と与えられた地図を照らし合わせることで、彼は今自分がいる位置を把握することができた。 多少歩みを進めてはいたが、幸いか、がれきの山はまだ視界に移っていた。 地図では雪の塔は最北端。つまりあちらが北だ。 だから次に近い施設は――ほかほか温泉。 場所は――塔に背を向けて、右手の方角に歩めばよい。 うん間違いない。 なかなか暴れん坊にしてはスムーズな思考の流れであった。 ついでに支給品を確認するが、これはハズレであった。 使えないものばかりだ。「先の切れた延長コード」に、「銃弾1つ」、「不思議な黒い球体」。 延長コードも銃弾も論外だし、球体は使い道がわからないにもかかわらず、 ダイヤモンドどころでない硬さで暴れん坊の力でも傷一つつけられない。不思議と言うより不気味だ。 基本支給品の中の食糧は地図の前に食べてしまった。 まるで雀の涙を食べたような少なさだった。 やはり何をするにも先立つものは兵糧。そしてそれを得るには行動、だ。 「……行ってみる、か」 暴れん坊は温泉に向かってみることにした。 もしかしたらかわいい兄弟が居るかもしれないし、そうでなくても誰か「強い者」が居ればもうけものだ。 戦って、暴れる。 食事の次に、暴れん坊の中で大事なことだ。 ――鬼の三兄弟長男、暴れん坊は。 暴れるためならどんな理由でも作り出す。 いったん冷静になって、考察だってできる。そんな喧嘩大好きな鬼であった。 +++++++++ そうしてほかほか温泉まで来た暴れん坊だったが――少し目算を誤っていたことに気付かされる。 暴れん坊の頭の中では、ほかほか温泉は天然ものの、秘境の温泉というイメージだった。 看板が立っていてその横にもわもわと湯気が立ち込めていて、素材の味を楽しむといえば変だが、 温泉だけがある場所だと思っていた。 しかし違った。 そこにあったのは、わりと本格的な温泉旅館だったのだ。 そして旅館の扉を開けた瞬間……暴れん坊の鼻が料理の匂いをとらえた。 「!?」 調理済みの肉の匂い。 少しのコゲ。 おそらくベビーリーフかなにかの野菜が添えられている。 何の肉かは少し分からない。脂肪分は少ない。あるいは調理の過程で油を上手く抜いたか。 こってりしすぎると確かに胃もたれする、賢明な判断だ。 そして香辛料の匂い。 炊けたばかりのごはんの匂いもある。カレーか? おそらくそうだろう、そして水気のある出汁の匂い……これも不明。 味噌汁というよりはスープのたぐいか? だとすればカレーを起点にしたスープと肉のサラダ? むむむむむ、もっと近づかねば細かい判別は不可能だ。 だが分かる。これは料理の匂いだ。しかもかなりの腕前の者が創った、おいしい料理の――――! 「ひっく……えっぐ……悲しいなあ……でも、美味しいなあ!」 「…………なんだ、お主……?」 匂いを追って旅館の一室の扉を開けた暴れん坊は、愕然とした。 そこには。女学生が居た。 しとしと と とめどなく涙を流しながら、 かつ美味しそうに、机に並べた豪華な食事を食べている。 くせのある金髪のツインテールを垂らした、バッチリとメイクを決めた、 その女学生は――。 血まみれの制服を着て、 悲しそうに、 可愛く、 もぐもぐと。 「……何を、食べている……!」 「みなこちゃんだよ。…………あんた、誰?」 人肉料理を、食べていたのだ。 【B-4 ほかほか温泉 黎明】 【暴れん坊】 【状態】健康、擬態、驚愕 【装備】なし 【所持品】基本支給品、先の切れた延長コード、銃弾、ダークマター 【思考・行動】 1:暴れる。 2:兄弟たちが心配。食べ物もほしい 3:おいおい何だこれは ※A-5 雪の塔は崩壊しました。 ++++++++++ あのね子供が好きなのあたし 無邪気でけなげでかわいくてちょっと不器用でね そのくせえっへんっていきがったりして 純粋に自分を信じきってる そんな子供が好きなの 未来が開けてるっていうのかな? 楽しい今がずっと続くってなんにも疑わずに思ってて いつか死ぬなんてぜんぜん考えてもなくて 汚れてなくて 腐ってなくて 足りないところだらけなのに壊れてない そんな子供を見てるとあたし守りたくなる 母性本能って言うのかな? とにかく守ってあげたくなる 泣いてる姿なんか見るととくにどうしようもなくなって ぜんぶほっぽりだして抱きしめちゃう だって傷をつけたくない 完璧な白さを持っているこの子たちを黒に染めたくない 完全な透明さを持っているこの子たちを朱に交わらせたくない 綺麗すぎる部屋には0.1ナノのホコリでも汚れになる だからあたし子供にだけは嫌味もいわないし 子供の前で人を食べたこともなかった でもね あたしが最初に出会っちゃったのはかわいい女の子だった よりによってこんなときに すごいかわいい女の子に出会っちゃったんだ 優先順位が 優先順位ってもんが あるって言ってるのに…… あたしは 喰院を 世界のいちばん上に置いてるから どうしてもダメなのどうしても 殺す しか な かった これでも人じゃないなりに人が好きだった 食べるのは悪人だけって決めてたし 殺したら一部は持ち帰って おいしくおいしく料理して 「いただきます」って懺悔して食べてたんだ でもね これは例外だよ 例外だよ とくべつなの イレギュラーなのっ 喰院くん 喰院くんが来てるからあたしは殺すしかない 殺しつくして君に尽くすの だってあたしは世界のすべてより喰院くんのことが好きだから ……来てるんだよね喰院くん なんとなく分かるよ だってあたしの心こんなにドキドキしてる バクバクしてる 心臓が君の存在を 覚えてる だいじょうぶだよ喰院くん 君のお腹がへるまえに こんなゲーム終わらせるから。 あ 女の子の名前は殺す前にちゃんと聞いたよ 四肢をえぐって拷問して聞いた よしわらみなこちゃん 初めてあたしが殺す女の子 目玉は大切に取って置いて いつかお墓をつくってあげるって約束したの 死ぬまでずっとみなこちゃんは泣いてたから 聞いてなかったかもしれないけど いつもは一部だけなんだけど みなこちゃんはフルコースにしてあげたよ ケバブにビビンバ カルパッチョ 余ったからビーフシチューとブロック肉のスープもね 脳みそもミキサーで混ぜてデザートにして冷蔵庫に入れてある 髪から爪まで残さず食べるの それが食人鬼としてあたしができる唯一の償いだから 悲しいなぁ 苦しいよ 涙で味がすこし辛いね でもね でもね 喰院くん それ以上にね すっごくおいしいの…… 年頃の女の子 ちょっと生意気で反抗的でそのくせ ちょっと刃物でおどかしただけでおびえておとなしくなっちゃうよわっちいところとか 食べ ちゃった くらい 可愛かったんだ。 おいしいくらいに 愛しかったんだ。 「……何を、食べている……!」 そうしてすこし天国にトリップした気分で 悲しくおいしい食事をしてたら いきなり扉が勢いよく開いて 知らない人が入ってきた 誰だろう? ってちょっといらつきながら横を見たら びっくりした、鬼だったんだ。 「みなこちゃんだよ。…………あんた、誰?」 2メートルはありそうな大きな男、しかもヒトに擬態した状態でこれだからそうとう上級。 内心ああ、やばいなと思った。だって妖怪としての格が違う。 もしかしたら向こうから見たらあたしのことなんてヒトと同じくらいにしか見えないかもだし、 そしたら いやそうでなくたって この現場を見られた以上もう言い逃れなんて出来ないあたしは殺人者。 向こうにとっては何のためらいもなくひねりつぶせて 塵も残さぬことができる状況だ。 でもね喰院くん あたし逃げないよ ここで死んじゃうかもしれないけど 喰院くんを殺すかもしれないやつの前であたしは逃げない あたしのすべてを使ってこの鬼を殺す 喰院くんがこんな地獄から帰れるように殺す それがあたしの幸せだし まだみなこちゃんにごちそうさまって 言ってないから。 「――誰でもいっか。さ、殺し合おう?」 あたしはまだ驚いてる鬼さんを後目に 擬態を解除して口火を切った。 【B-4 ほかほか温泉 黎明】 【赤目のデュオ】 【状態】擬態解除、血の気 【装備】フォークとナイフ 【所持品】基本的支給品×1 ランダム支給品×3 【思考・行動】 1:喰院くんのためになることをする 2:出会った奴全員殺す。 3:子供は殺したくないけど、出会ったら殺す。 「いただきます」 【吉原美奈子 死亡】 SSリンク 負けたら失う 前話 次話 死後も好きなものは好き このSSの登場人物 暴れん坊 吉原美奈子 赤目のデュオ 本編SS目次へもどる トップページへ
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/165.html
狂える犬の群れは威嚇するように唸り声を上げて2人を取り囲む。 「数はざっと…20頭ってところか。それと…」 静は冷静に敵を観察し、それを見つける。店の外で威圧するように2人を見つめる、子牛ほどもある黒い犬。 「あれが親玉ってところかしら?」 「恐らくは。多分こいつら10頭分より強いんだろうね」 状況確認終了。2人は各々戦闘体勢を取る。それを察知したのか、犬たちも身構える。 そして、戦いが始まった。 「まずはお手本だよ」 最初に行動するのは、静。魔法を完成させ、親玉を狙う。 「…《ヴォーティカルショット》」 静の魔法、見えざる虚無の弾丸が狼に襲いかかる。それは正確に相手をとらえ、その巨体を揺らす。 グルルルルル… だが、さすがは群れの主と言ったところか、威嚇するように黒い犬が唸り声をあげる。 「う~ん。流石に一撃は無理か。ここで倒せれば終わりだったんだけどねえ」 「…ほんとに魔法が使えるのね」 そんな様子を見て、サフィーがしみじみと言う。 「魔術師だからね」 それににこやかな表情のまま、静は返した。 「やれやれ。敵の攻撃を受けるのは前衛の仕事なんだけどねえ」 「…つくづく常識の通用しない連中ね」 親玉の喉の奥に燻るものを見て、相手の意図を悟ったサフィーが肩をすくめる。 サフィーにも分かる。現実ではともかく、昔遊んだゲームなんかではお馴染みの能力だったから。 ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアア そして、2人の予想通り、黒い犬の口から火炎の息が吐き出される。それは正確に2人へと向かう。 「残念。《プリズムアップ》」 だが、その衝撃波が2人に届くより早く、静が完成させた防御魔法がサフィーを包む。 防御魔法に守られたサフィーと、元々魔法攻撃に対して高い防御力を持つ静。この2人に炎はあっさりと阻まれる。 ウォオオオオオオオオオオオオオオン 炎は合図の意味もあったのだろう。2人が炎に包まれたのとほぼ同時に犬たちが一斉に襲い掛かる。 「静!あんたは自分の身を守りなさい!」 早速防御魔法を詠唱しはじめた静にサフィーが言う。 「いいのかい?」 一瞬詠唱を途切れさせた静に 「なめんじゃないわよ」 サフィーは鋭く返す。 「分かった。じゃあそうさせてもらうよ…《ディフェンスアップ》」 静の周りに現れた防御結界が狼たちの攻撃を阻む。それによって狼たちの爪や牙は静には届かない。 「くぅ…」 一方のサフィーはよけようともしない。噛みつかれ、爪を受けて痛みにわずかに顔を歪める。 だが、数々の修羅場をくぐってきた吸血鬼であるサフィーを止めるにはその程度では、足りない。 「お返しでしゅ!」 叫びと共に、サフィーの不可視の力が解放される。サフィーを中心として展開されたそれは、正確に犬だけを吹き飛ばす。 犬たちは床やテーブルに叩きつけられて、溶けるように消滅する。 「やるじゃないか」 「フン、この手の数で押してくるような連中には慣れっこなのよ」 強力な再生能力で受けた傷を急速にふさぎながら、サフィーが答えた。 「さて、後は…」 静が狼の方を見る。 炎が効かなかったのを見て、離れていては殺すことはできないと悟ったのだろう。狼はまっすぐにこちらへと突っ込んでくる。 牙の並ぶ大きな口を開け、2人をかみちぎろうと迫る。 「残念だけど、君はここまでだ」 それをつまらないTVでも見るようにしながら、静が宣言し、魔法を起動する。静の手に光が収束し、形を成す。 「…《リブレイド》」 そして、静の手から放たれた光の束が狼を貫き、絶命させた。 * 「…まだ、終わりでは無いみたいだね」 戦いを終え、傷を受けたサフィーを治療しながら、静が空の紅い月を見て、言う。 「そうね…」 一方のサフィーはいつの間にか店の奥の席に座っていた、コートを着込み、目深に帽子を被った男の方を見る。 「サフィーちゃん、まだいける?」 「あんたの方こそ、へたれんじゃないわよ」 「きしししし…仲がいいねえ…」 お互いの状態を確認し合う2人を、コートの男は嘲笑う。 「2人ともやるじゃねえか。嬢ちゃんには挨拶だけにしとけって言われてるが…」 ゆらりと、男が立ち上がる。そして、ゆっくりと帽子を取る。 「あの連中仕留めそこなったせいで血が騒いでなんねえんだよ!」 その瞬間、男の立っていた場所には帽子のみが取り残される。 「くう!」 サフィーの左肩の肉をえぐり取られる。帽子が取れてあらわになったその男の顔は… 「…吸血鬼の次は人狼。後は人造人間でも出てきたらパーフェクトだね」 銀色の毛をした、狼だった。 「それにしても関心しないな。こういうときは、男から襲うもんじゃないかな?」 静を無視してサフィーに襲いかかった男に、静は問いかける。 人狼は、獰猛な笑みを浮かべてそれに答える。 「決まってんじゃねえか。野郎より女子供のが柔らかい分引き裂いたときに楽しいんだよ」 「なるほど、見た目通りのゲス野郎ってわけだ」 冷静に、だが確かな怒りを込めて、静が言う。 「へっ…褒め言葉と受け取っておくぜ。野生の狼はな、人間のくそみてえな道徳なんぞに縛られねえんだよ。 それよか、そこのガキの心配でもした方がいいんじゃねえか?俺の爪は、特別製だぜ?」 「くっ…また…」 男の言葉に、サフィーが肩口をおさえて顔を歪める。自らの身に起きた異変に気づいたのだ。 傷が塞がらない。あのときと、アラキから魔法を食らったときと同様に。 「こっちに帰ってくるときに、嬢ちゃんから貰った呪いの力って奴だ。魔法でだってその傷は治んねえぜ? ま、ちょっとの間…そこのガキが死ぬまでの間くらいだけどな!」 その言葉と共に人狼が再びかき消える。 「!?…《ディフェンスアップ》!」 それに気づいた静がとっさに防御魔法をサフィーに向かって展開する。 「甘いぜ!こんな壁で、狼が阻めるかよ!」 だが、それをものともせず、男は防御魔法ごと、サフィーの体を引き裂く。 今度は、足。パッと鮮血が飛び散り、裂けた肉の間から白いものが見える。 「さて、これで逃げられねえな」 返り血を浴びて真っ赤に染まった手をなめながら、男が言う。 「ところでよお…吸血鬼っつっても頭をもぎとりゃさすがに死ぬよな?」 そんなことを言いながら身構える。とどめを刺すために。 (まずいな…僕の魔法だけでは止めきれない) 仲間の危機的状況に、静の頭は逆に冷静となる。危険な時こそ冷静であれ。 それが、幼いころからウィザードとして修業と実戦を重ねてきた静の学んだことだった。 「…サフィーちゃん」 「…なに?」 それは、サフィーも同様らしい。すでにボロボロにも関わらず、その声は冷静そのものだった。 「合図に合わせて、実践編だ。起動して、使う。OK?」 「…了解」 「なんだあ?どっちが死ぬかの話し合いかあ?」 対する人狼の方は勝利を確信し、血に酔っている。 「ま、いいや…どのみちお前ら2人ともここでひき肉だからな!」 再び突っ込んでくる人狼。それに対し 「《リブレイド》!」 静が魔法を発動させる。光が人狼を直撃し、その毛皮を焼き焦がす。 「あちいなあ…だが、その位でどうにかなると思ったのかよ!」 魔法に焼かれてもなお、男は止まらない。 「思ってないさ」 男の挑発を、静はさらりと受け流す。 「だってこれは…ただの目くらましだからね!」 「なんだ…とお!?」 その言葉で男は気づく。もう1人、サフィーが強烈な威圧感を放ちながら、自らに右手を向けてる事に。 (なるほど…とんでもない力ね) サフィーは頭のどこかでそんなことを考えながら、自らの中の変化を感じ取る。 自らの中に宿る不可視の力が、魔法の起動と共に収束し、強固なものに変わっていく。 どこまでも圧縮、純化の進む力。小さく、硬く、速いそれは、例えるならば、不可視の力で出来た、ライフルの弾丸。 完成したのを感じ取ると同時に、サフィーは叫ぶ。その、力を開放する“言葉”を! 「…《ヴォーティカルカノン》!」 「ぐふぉ!?」 無音で飛ぶ、強力無比な見えざる虚無の弾丸が、男の肺を突き破る。 「驚いたぜ。まさかこの世界の吸血鬼が、魔法を使えるようになるたあな…」 口から血泡を飛ばしながらなお、男は嬉しそうに言う。 「おもしれえ。ひき肉にすんのはお預けだ」 店の外に飛び出し、屋根へと駆け上がりながら、男が叫ぶ。 「“銀之助”の野郎にも伝えとけ!次会った時には、まとめてハンバーグにしてやるってな!」 そう言い残し、屋根を飛び移って男はいずこかへ去る。 「クソッ…仕留めそこなった…」 それを見送りながら、サフィーが毒づき、ついで倒れこむ。 「だ、大丈夫ですか!?」 それと同時に月匣が解除され、客の様子がおかしいことに気づいた店長から声が掛けられる。 「ええ。大丈夫。ちょっと貧血を起こしただけです」 時間が立って再生が始まった傷が周りに見えないようにとっさに静がきていた上着をかぶせて、言う。 「すぐに休ませたいので、ちょっと部屋をお借りしても?」 サフィーをおぶい、買ってきた替えの服の袋を持ちながら、静は店長に尋ねる。 「ど、どうぞ…救急箱もそこにおいてあるんで」 事態が掴めず混乱しながらもサフィーの顔色の悪さを見てただ事では無いと悟り、店長は店の着替え用の部屋へと案内する。 「ありがとうございます。いつものことなんでちょっと休ませれば大丈夫だと思います。あなたは、お仕事にお戻りください」 丁寧な、だが、断固とした口調で、静が店長に伝える。 「え、ええ。じゃあ、何か会ったら呼んでください…」 案内を終えて、店長が部屋を出て行く。 「じっとしてて」 サフィーに言い聞かせ、治癒の魔法を唱えはじめる。 「…いつの間にやら魔法使いにはなってるし、狼男には襲われるし…まったく、今日は厄日だわ…」 静の治療を受けながら、サフィーが一人呟いた。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/akatsumi/
紅い罪と罰++ 管理分室 紅罪++&テスト版の管理情報の公開 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます 新しいページを作りたい!! ページの下や上に「新規作成」というリンクがあるので、クリックして作成してください。 表示しているページを編集したい! ページ上の「このページを編集」というリンクや、ページ下の「編集」というリンクを押してください。 ブログサイトの更新情報を自動的に載せたい!! お気に入りのブログのRSSを使っていつでも新しい情報を表示できます。詳しくはこちらをどうぞ。 ニュースサイトの更新情報を自動的に載せたい!! RSSを使うと簡単に情報通になれます、詳しくはこちらをどうぞ。 その他にもいろいろな機能満載!! @wiki 便利ツール ヘルプ・マニュアル・FAQで間違いを見つけたら? お手数ですが、メールにてお知らせください。support@atfreaks.com バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //bugs.atwiki.jp/ ⇒http //bugs.atwiki.jp/node/4 分からないことは? @wiki FAQ @wiki 初心者講座 @wiki マニュアル メールで問い合わせ @wiki 便利ツール 等をご活用ください
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/44.html
聖杯戦争異聞録 帝都幻想奇譚 ◆devil5UFgA 突然、激しい鈍痛が頭に広がった。 立ち眩みという言葉では生ぬるい。 視界が一瞬ブラックアウトし、すぐに元の東京の姿に戻る。 たたらを踏み、その姿勢を維持する。 ゆっくりと、空を眺めてみせる。 吸い込まれそうな真っ青な空。 ポツリポツリと孤独に漂う浮き雲。 空を狭める無数のビル群。 その中で顔を見せる、輝く紅い満月。 何も変わりはしない。 ふぅ、と息を吐く。 今日もまた、東京は紅い満月に見守られている。 少女は隣を歩く、友人と会話を続けた。 「ねえ、知ってる。紅い満月の話」 「なにそれ?」 無愛想に顔を歪めている少女と、ニコニコと笑みを絶やさない少女。 対照的な二人は、しかし、距離を縮めて歩いている。 あるいは肩が触れ合うほどの距離だ。 息も触れ合うような近さで、ニコニコとした少女が話を切り出した。 「月のない夜に出てくる紅い月が、夢を叶えてくれるんだってさ。 その満月を見た、どうしても叶えたい願い事を持ってる人はさ」 ――――月に運ばれて、月が願いを叶えてくれるんだってさ。 それは誰かが言い出した、与太話。 電子の海を潜り抜け、0と1のノイズが生み出した途方も無いお伽話。 自らの体内に埋め込んだはずの、その『血』とも言える魔術回路を電子へと移したウィザード。 すなわち、電子の世界は魂の世界。 0と1の電子ノイズに隠された、魂の数字。 「新月なのに、なんで満月が出てくるのさ」 「叶うことのない夢が叶うんだから、月のない空に満月が出てもおかしくないでしょ?」 「なんだ、そりゃ」 呆れたように肩を落とす少女と、クスクスと笑う少女。 少女が言うには、見えるはずのない事象を観測した時。 叶うはずのない夢を願った時。 人は月へと運ばれるのだという。 「アホくさい、ウサギが火に飛び込んでやっと行ける場所に、あたし達は月を観るだけで行けるって? それはちょっと人間様の傲慢なんじゃの?」 「でもさ、そんな勇気のあるウサギが行ける場所だからさ」 一方の少女は、にこりと笑ってみせる。 澄んだ笑顔だった。 ひょっとすると、この少女も『叶うことのない夢』を願っているのかもしれない。 「きっと月は楽園なんだよ。 きっと、月は全てが叶う場所なんだよ」 少女たちは、山手線を走る電車を背負いながら、街へと溶けこむように消えていく。 少女たちの背後の、さらに奥。 ガタゴト、と、激しい音を鳴らす電車の奥に、0と1のノイズが走った。 「あたしは別に月に行きたいとは思わないけどなぁ」 「えー、なんでぇ?」 「だって、ここにアンタがいるし。月には居ないんでしょ?」 そのノイズには、誰も気づくことはなかった。 紅い満月だけが、全てを嘲笑っていた。 楽園はすでに、血と欲を求めていた。 ◆ ◆ ◆ 魔人アーチャー。 同年代の少女と比べても幾分小柄な体躯の少女が、そこに居た。 凹凸の少ない肉体に、ぴっちりと張り付いた着流しは血に染まっていた。 血の滴る愛刀、圧切長谷部を手持ちの布で拭う。 背後には不可解とも言えるほどに入り組んだ機械が、まるで人体のように幾多もの絡み合っている。 これは回路だ。 ある種のエネルギーを流すことで、奇跡を発動させる神秘の機関だ。 ここはある巨大なビルのワンフロア。 その名を言えば、誰もが知っているようなビル。 そのビルのワンフロアの全てを扱った、巨大な術式。 魔人アーチャーは赤い斑点のついた白い着流しを翻し、その術式と向き合った。 魔人アーチャーに、魔術の知識も、電気工学の知識も薄い。 しかし、『物を改める』ということにおいて、少なくとも、この日本において魔人アーチャーの右に出るものはない。 床に転がる自らの召喚主を爪先で蹴っ飛ばした。 血の斑点が着流しだけではなく、清掃を怠って久しい床にも彩られる。 恐らく、このワンフロアを貸し切り、たった一人でこの術式を完成させたのだろう。 しかし、魔人アーチャーはそんな狂気に染まった執念の果てに目もくれず、術式だけを観る。 微動だにせず、じっくり一時間は観察を続けただろうか。 やがて、魔人アーチャーは脚を動かした。 そして、大きく取り付けられた窓から外を眺めた。 窓から広がる空間は、人で埋め尽くされた雑多な空間。 人、人、人。 この魔都を構成しているものは、間違いなく『人』だった。 鎌倉に創りあげるのとはまたわけが違う。 北条氏の領地の更に奥、関東などという片田舎にここまでの都を創りあげたものだと感心する。 「タヌキもようやるわ」 半ば呆れながら、発展を遂げた魔都を眺める。 なるほど、確かにここは『穢土』だ。 ドロドロと、じっくりと時間を漬け混み熟成した怨念と、恵まれた生活から生まれる生温い怨念に塗れている。 上等な魔都だ。 徳川家康がどういう意図で、ここに居を構えたのかは不明だ。 しかし、悪くない。 「わしは良いと思うんだよね、こういうのもさ。なんか人間って感じじゃん」 ケラケラと笑いながら、血の滴る床を歩きまわる。 この潤沢な怨念を借りれば、いい願望機が出来上がる。 今の聖杯は良くない、未熟だ。 単調すぎる。 魔人アーチャー――――第六天魔王・織田信長が求めるものとは、少し違う。 滅びに向かう世界を救うには、こんなものではダメだ。 召喚者であり聖杯の起動者が未熟だったことも有り、願望機としても不十分なのだ。 「英霊の座なんてついてみるもんじゃの、なぁ、月よ」 南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり。 月を眺めれば、そこには超級の聖遺物がある。 そこにあるものと、ここにあるものを繋げばいい。 恐らく、誰も知らない叛逆を、それでも月は観測している。 少々、月の力を借りなければいけない。 「永遠の満月の方程式……ってところかの」 『管理の怪物・ムーンセル』と『結合』し、聖杯戦争を開始する。 造られた偽りの魔都を再現し、その中に英霊の魂を溜め込み、そのデータをこの未熟な聖杯にダウンロードさせる。 その時、万能の願望器たる『聖杯』は完成するのだ。 必要だ、英霊の魂が。 無限の英霊を、永久への礎とする。 そのための戦争だ。 願いを満たすための、戦争を始めるのだ。 『人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり』 その瞬間、数多の並行次元の数多の人物が同じ夢を見た。 ――――己が、蝶となる夢を見た。 ◆ ◆ ◆ ――――第玖百玖十玖號聖杯ノ創造、成功セシメリ。 万能の願望器、聖杯。 七騎の英霊を限定的な術で再現し、六騎の英霊を杯に捧げることで全ての 冬木市に眠る、アインツベルン・遠坂・マキリが誇る規格外の魔術礼装。 それは、しかし、ある人物によって盗まれた。 下手人がどうなったのかは、定かではない。 何者かに大聖杯の術式を託したのか。 無事、命を永らえて大聖杯の術式を起動せしめたのか。 『万能の観測機』足り得ない我々では、その未来を確定させることは出来ない。 ――――我、英霊ノ召喚ニ成功セシメリ。 はっきりとしたことは一つ。 多くの地霊と怨念が跋扈し、同時に、科学が太陽を駆逐する眠らない魔都・東京。 この空間に大聖杯の術式が埋め込まれた。 そこから召喚された、一騎の英霊。 人類史に名を残した、まさしく『通常』の『例外』である英霊にふさわしい蛮行。 ――――魔人ヲ名乗ル弓兵ノ英霊ノ召喚ニ成功セシメリ。 自ら『魔』を名乗るその英霊は、聖杯を、その手に染めた。 数多の欠陥を生み出し、数多の奇跡を植えつけられた聖杯。 月の観測機と並列直結された、規格外の願望機。 月のない空に浮かぶ、偽りの満月。 再現された数多の欲望渦巻く魔都・東京。 ――――コレヨリ、聖杯戦争ヲ開催スル。 【クラス】 魔人アーチャー@Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚 【真名】 織田信長 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具E~EX 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 【保有スキル】 軍略:B 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 カリスマ:B- 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。 魔王:A 生前のイメージによって、後に過去の在り方を捻じ曲げられた怪物。 所有者は能力や姿が変貌してしまう。「無辜の怪物」とは似て非なるスキル。 魔人アーチャーの場合だと生前の本人が「魔王」を自称しているため任意で発動。 解除のコントロールが可能で、デメリット無しで恩恵だけを受ける事ができる。 この能力のお陰で、ロリからボインになったり、体形も自由自在。 天下布武・革新:A 古きに新しきを布く概念の変革。 相手が「神性」スキルを持つ者、「神秘」としてのランクが高い者、体制の守護者たる英霊などであればあるほど自分に有利な補正が与えられる。 これによって半神の英霊や神代の英傑、彼らが持つ宝具に対して絶対的な優位性を誇る。 反面、神秘の薄い近代の英霊を相手にした場合、何の効果も発揮しない。それどころか逆に自分の各種スキル、宝具の効果が低下する。 【宝具】 『三千世界(さんだんうち)』 ランク:E~EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:3000人 長篠の戦いで信長が使ったとされる戦術「三段撃ち」。 自分の周囲に無数の火縄銃を配置し、両手に持った銃も合わせて全方位に向けた一斉射撃を行う。 本人は「三千丁の火縄銃によるマミさん的な『火縄=カタ』アクション」と評している。 武田軍騎馬隊を葬った逸話から「騎乗」の適性を持ったサーヴァントに対しては攻撃力が倍増する。 「神性」や「神秘」が低い相手には単なる火縄銃でしかないが、それでも三千丁の銃火器の止まる事のない一斉射は脅威である。 『第六天魔王波旬(だいろくてんまおうはじゅん)』 ランク:E~EX 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 神仏を恐れず敵対する宗教勢力を悉く焼滅させたことで信長につけられた異名。 そして、生前に行った「比叡山焼き討ち」に代表される苛烈な所業を合わせた物。 「神性」や「神秘」を持つ者に対して絶対的な力を振るう存在へと変生する固有結界。 後世で民衆が彼女に対して抱き積み重ねた畏敬の念と恐怖により大焦熱地獄が具現化する。 神性を持たず神秘も薄い英霊は熱さを感じるだけで済むが、高い神性を持つサーヴァントは、この固有結界の中では戦うどころか存在を維持することすら難しい。 なお、発動中の彼女はビジュアル的に裸になるらしい。 【weapon】 主武装は火縄銃と日本刀。 スキル「天下布武・革新」の効力で、「神秘」や「神性」が高い相手ほど宝具の効果や能力値が強化される。 さらに同様の能力がある宝具も所持しているため、相乗効果により「神性」「神秘」の高い英霊に対しては絶対的といえるほどに相性が良い。 反面、「神性」を持たない相手や「神秘」が薄い近代の英霊に対しては性能が低下し、宝具の力も有効に発揮されなくなってしまう。 「相性ゲーとか得意なんだよネ、わし!!」とは本人の弁。 【人物背景】 見た目は若々しいが、年季の入った尊大な口調で話す。所謂「ロリババア」。口癖は「是非もなし」。 場面によって言い方が変わり、「是非もなしかな?」「是非もないかな?」「是非もないんだよ!?」と使い分ける。 史実通り新しい物・珍しい物好きで「旧弊とか仕来りとかバカなの?死ぬの?」とか言っちゃうレベルで型破りな英霊。 いつも着ている軍服は大日本帝国陸軍の物ではなく、ナチスドイツの制服を元にしたもので、かっこ良かったのでマスターに似た物を作らせたらしい。 曰く「ジャーマンのセンスハンパないな!」 また自己顕示欲が強く、「真の覇王」を名乗る。基本的に賑やかな事を好むが、昔好きだった敦盛は、踊ると死亡フラグが立つので自重しており、酒の席でも披露する事はない。 幼名は吉法師。父・織田信秀は当初、彼女の弟の信勝に家督を継がせるつもりだったが、時は乱世・戦国時代。 信勝程度では、先の世まで織田家を存続させていく事などできないと判断し、女の子なのに幼い頃から妙に大物臭を漂わせていた彼女を当主に据えた。 家督相続後は男性として振る舞い続け、実は女性であることを隠すため情報規制を敷いていた。 だが、それらの事情が『尾張の大うつけ』などと呼ばれる信長の若かりし頃の奇行として後の世に伝えられることになる。 また信長にまつわる数々の面白エピソードは、性別を隠すために家臣が敢えて広めた情報工作によって生まれた物であるとも言われる。 目的を遂げるためには手段を選ばず、逆らう者には苛烈な弾圧と冷酷な裁定を下す暴君。 だが滅びに向かおうとしている日本の未来を思って行動しており、救国の英霊であるのは間違いない。 BACK NEXT 投下順 OP カイン&魔人アーチャー 時系列順 OP カイン&魔人アーチャー BACK 登場キャラ NEXT 魔人アーチャー(織田信長) OP カイン&魔人アーチャー
https://w.atwiki.jp/darkstar_distantmoon/pages/13.html
参考文献など 1)串田誠 編:THE IDOLM@STER MILLION LIVE! MAGAZINE Plus+ VOL.1.株式会社一迅社,2019,P026-P029 2)ミリシタ開発チーム 発行:ミリシタ感謝祭 開発公式パンフレット.2018,P004-P005 3)アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ内 イベント「プラチナスターツアー 昏き星、遠い月」コミュ
https://w.atwiki.jp/amakura/
当、攻略の間は零~紅い蝶~を攻略したり、 たまに自由に考察してたりする間です。 中心的に攻略するのは箱版ではなくPS2版です。 箱版は後に攻略する予定も無いので、 霊リストなど箱版専門なものは、他の攻略サイトでお願いします。
https://w.atwiki.jp/3dspxz2/pages/25.html
登場キャラクター・デミトリ=マキシモフ ・モリガン=アーンスランド ・フェリシア ・キュービィ ・バレッタ ・パイロン ・ザベル・ザロック シリーズ一覧 1994年発売の初代「ヴァンパイア」を第1作とする格闘ゲームシリーズ。 ストリートファイターシリーズとは違いキャラクターは殆どが人間ではなく、「ダークストーカー」と呼ばれる伝承上のモンスターである(吸血鬼や狼男等)。 そのため人間では不可能である奇抜な動きを持つキャラクターがとても多く、それがシステムにも活かされている。 アニメーションのパターン数は、同時期はおろか現代の2Dゲームのグラフィックと比べても格段に多く、アメコミ調で描かれたキャラクターデザインと相まって非常に滑らかかつ奇抜でユニークなアクションを持ち味としている。 また、これらグラフィック表現の変化により、戦闘演出のバリエーションも従来の作品と比べ飛躍的に多くなった。 前述の多彩な戦闘描写や、超必殺技のゲージのストック、比較的簡単に連続技の快感を味わえる「チェーンコンボ」、 防戦一方になっても反撃できる「ガードキャンセル」など、格闘ゲームとしても後の色々な作品に受け継がれるシステムのはしりとなった作品である。 登場キャラクター ・デミトリ=マキシモフ ヴァンパイアシリーズの主人公的位置づけなキャラ。キャッチコピーは“闇の貴公子”、“気高き魔の眷属”。 魔界七貴族の一つマキシモフ家の当主で、魔界の覇権を狙う吸血鬼。 かつての覇権争いで敗れ人間界に追放され、トランシルヴァニア山脈奥深くに巨大な城を構えて住んでいる。 しかしその野望は消え去っておらず、100年の雌伏の時を越え再び動き出す。 非常にプライドが高く自分に絶対の自信を持つが、それを裏打ちするだけの知識も力も十分に備えている。 吸血鬼らしくプレイボーイな一面もあり、勝利セリフ等にその片鱗が見える。 全身から発するオーラは光を遮断する効果があり、吸血鬼でありながら太陽の下ですら活動可能。 cv 檜山修之 ・モリガン=アーンスランド デミトリと並びシリーズの顔となる妖艶なサキュバス。“夜の女王”。 魔界三大貴族アーンスランド家の次期当主なのだが当の本人は地位にまるで興味がなく、その座を継ぐも放棄してしまった。 魔界の諸々な事情に怠惰的かつ関心が薄く、退屈な魔界に無い刺激を求めては居城を抜け出し人間界を訪れてばかりいる。 しかしその立場上、デミトリら魔界の覇権を狙う者たちから一方的に戦いを挑まれ、その度辟易している。 多数のコウモリを羽や衣服に従わせ、戦闘時はそれらを様々な形状に変化させ武器に使う。 多くのコラボゲーに参戦、その役割はシリアス、お色気、天然、戦闘狂と多岐にわたる。 cv 田中理恵 ・フェリシア キャッチコピーは“踊るプリティビースト”、“夢見るキャットウーマン”など。 「ヴァンパイア」を初出とするシリーズ皆勤の女性キャラクター。 デミトリが人間界へ追放された際に巻き添えを食らって人間界に流出した魔界生物のひとつ、キャットウーマン族の少女。 赤子の頃に教会の前に捨てられた孤児で、シスターローズに拾われ教会に併設されていた孤児院で育てられる。 種族の生態上、生まれたばかりの頃は通常の人間と変わらない容姿だったため周囲に溶け込んでいたが、成長と共にキャットウーマンの身体的特徴が現れてきたことで周囲から白眼視されるようになる。 変わらぬ愛情を注ぎ続けてくれたシスターとの死別後、人目を忍んで孤独に生きる毎日から抜け出すべく、人間離れした自分の体をチャームポイントとして活かしミュージカルスターとなることを決意する。 そして「悪い怪物を倒して思い切り目立つ」という単純な考えの元、ダークストーカー同士の抗争に飛び込んでいく。 暗い過去を感じさせないほどに天真爛漫で、底抜けに明るくポジティヴな性格の持ち主。 『ハンター』までのエンディングでミュージカルスターの夢を叶え、『セイヴァー』では自分と同じ境遇の子供たちの世話をすべく孤児院を創設し歌って踊れる『ミュージカルシスター』となった。 ナムカプでの出演時にはハンターのエンディング後の時系列で参戦しており既にミュージカルスターの地位を確立しているが、本作ではミュージカルスターとシスターの仕事を並行していることを明言しているため、名実ともにミュージカルシスターとなっている。 モリガンほどではないがクロスオーバー作品への参戦が多く、そのうち「ポケットファイター」に由来する設定や技が本作では多数採用されている。 cv 阿澄佳奈 ・キュービィ 「ヴァンパイア セイヴァー」からの追加キャラ。“魂に群れなす妖蟲”。 魔界に生息する虫の一族、魔界蟲ソウルビー族。キュービィという名前はそのリーダーたる存在の役職名のようなもの(Queen-Bee)。 女王以外の個体はピービィと称する(なので本作に登場するものの大半は厳密にはこちらの可能性が高い)。 ハチのコスプレをした少女のような姿だが、これは着ぐるみ状の擬態であり、本体は遥かに小さい。 知性は人間の4~5歳児程度で、簡単な人語を解す程度。戦闘後セリフは全てカタカナ表記。 食欲と種の繁栄という生きるための本能に突き動かされ、狩りのために闘いに身を投じる。 cv 西口杏里沙 ・バレッタ 「ヴァンパイア セイヴァー」からの追加キャラで、シリーズ唯一の純粋な人間。 報酬金を受け取って魔物を狩るダークハンターの中でも特S級と称されるほどの腕前を持つダークハンター。 見た目は赤ずきんの恰好をした可憐な少女だが、その実態は、冥王ジェダをして『我々と同質』と言わしめるほどの 闇の魂の持ち主で、狡猾かつ残忍な金の亡者である。 普段はひたすら猫を被っていたいけな少女らしく振る舞いつつひたすら本性を隠しており、 見た目に騙されて近づいてきたものをスカートや手にしたバスケットの中に隠した大量の銃器で屠るというのが常套手段。 その魂のあまりもの暗黒っぷりを見たジェダに「価値ある魂」と認められて魔次元に招聘され、 獲物を一網打尽にして巨万の富を得るべく、臆することなく戦いに飛び込んでいく。 ・パイロン 惑星ヘルストーム出身のエネルギー生命体。初代及び『ハンター』のラストボス。 進化を続けるうちに不老不死の絶対的能力を得た、物質としての定形を持たない不定形精神体とでも称すべき存在。(要は宇宙人) 惑星の収集を趣味とし、何万光年もの間、宇宙を旅しながら様々な星を渡り歩いている。 生命反応のあった星を見つけた後は思念波を送って自らと戦える実力を持つ者を呼び寄せ、 自分自身を星に住む生命体と同等の姿に変化させ、戦いに勝利した上で惑星を収集するというルールの下、 ダークスト―カーズたちを呼び寄せて地球の行く末をかけた戦いの宴を開催する。 ・ザベル・ザロック “死のロッカー”。生前は「メタルの神」と呼ばれたギタリストのゾンビ。 自身のライブで観客100人を殺害し直後に白骨化するという壮絶な最期を遂げるも、「帝王」オゾムの手によりゾンビとして蘇った。 魔獣「ル・マルタ」と共にその力で破壊と殺戮を繰り返し、さらなる力を得るためにオゾムをも狙う。 性格は残忍だがゾンビらしからぬ俊敏さと鋭さ、ノリの良さを兼ね備えたコミカルなキャラクター。いつも手にしているギターは相棒ル・マルタが変身したもの。 同じく死体モンスターをモチーフにしたキャラであるレイレイに惚れており、本編でも外部作品でも熱烈なラブコールを送り続けている。 cv うえだゆうじ シリーズ一覧 ゲーム本編作品ヴァンパイア The Night Warriors (1994 AC/PS) ヴァンパイア ハンター Darkstalkers Revenge (1995 AC/SS) ヴァンパイア セイヴァー The Lord of Vampire (1997 AC/SS) ヴァンパイア ハンター2 Darkstalkers Revenge (1997 AC) ヴァンパイア セイヴァー2 The Lord of Vampire (1997 AC) ヴァンパイア セイヴァー EX エディション (1998 PS) ヴァンパイア クロニクル for Matching Service (2000 DC) ヴァンパイア クロニクル ザ カオスタワー (2004 PSP) ヴァンパイア ダークストーカーズコレクション (2005 PS2) ヴァンパイア リザレクション (2013 PS3/XB) キャラ出演作品スーパーパズルファイターII X(1996 AC/PS/SS) ※モリガン&フェリシア ポケットファイター(1997 AC/PS/SS/WS) ※モリガン&フェリシア MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES(1998 AC/DC/PS) ※モリガン MARVEL VS. CAPCOM2 NEW AGE OF HEROES(2000 AC/DC/PS2/XB) ※モリガン&フェリシア MARVEL VS. CAPCOM3 Fate of Two Worlds(2011 PS3/XB360) ※モリガン&フェリシア ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM3(2011 PS3/XB360/PSV) ※モリガン&フェリシア 頂上決戦最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM(1998 NGP) ※モリガン CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT2000(2000 AC/DC) ※モリガン CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT2000 PRO(2001 AC/DC/PS) ※モリガン CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001(2001 AC/DC/PS2/GC/XB) ※モリガン SNK VS. CAPCOM -SVC CHAOS- (2003 AC/NG/PS2/XB) ※デミトリ CAPCOM FIGHTING Jam(2004 AC/PS2/XB) ※デミトリ&フェリシア&パイロン タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES(2008 AC/Wii) ※モリガン タツノコ VS. CAPCOM アルティメット オールスターズ(2010 Wii) ※モリガン クロスエッジ(2008 PS3) ※デミトリ&モリガン&フェリシア クロスダッシュ(2009 XB360) ※デミトリ&モリガン&フェリシア ガンバード2 ドリームキャスト版(2000 DC) ※モリガン アニメThe Animated Series ヴァンパイアハンター (1997-1998 OVAシリーズ) 漫画ヴァンパイア ハンター (作画:藤田丈士 新声社) ヴァンパイア ~終末の使者 ビクトル~ (作画:若宮弘明 講談社) ヴァンパイア ハンター (作画:石田走 アスキー) ヴァンパイア セイヴァー ~魂の迷い子~ (作画:東まゆみ スクウェア・エニックス) DARKSTALKERS (作画:Ken Siu-Chong UDON Entertainment Corporation) 小説ヴァンパイア MIDNIGHT FLYER (著:いさき玲衣) ヴァンパイアハンター外伝 モリガン編 紅い月の魔女 (著:嬉野秋彦) ヴァンパイアハンター外伝 レイレイ編 終わらない春 (著:嬉野秋彦) ヴァンパイアセイヴァー 冥き王 (著:嬉野秋彦) ヴァンパイアセイヴァー 魂の還るところ (著:嬉野秋彦) ヴァンパイアハンター The animated series (著:竹内誠) ヴァンパイアハンター MIDNIGHT ELEGY (著:いさき玲衣)