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マナケミア~学園の錬金術士たち~ (Part1/2) ストーリーの本筋とバッド相当の主人公ED:part39-135~148,152,153,253~264 グッドED、フィロ・ニケ・グンナルの個別ED:part42-358,359,464,465,467,468 135 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/22(木) 16 31 25 ID DEf5Ka/G0 マナケミア~学園の錬金術士たち~を予約してた者です。 バッドEDもリクエストされてるので、まず、ストーリーの本筋とバッド相当の主人公EDを書き、 その後に仲間キャラそれぞれについて 個別イベント+個別EDを書くという形にしたいと思います。 全12話のゲームですが、まずは第7話まで投下します。 136 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 16 57 13 ID DEf5Ka/G0 とりあえず、第1話で登場するパーティーメンバー ヴェイン・アウレオルス 主人公。猫のサルファと山奥の小屋に引きこもって生活していたため、人付き合いが苦手。 積極性に欠ける部分があり、どちらかというと周囲の人間に引っ張られて事件に巻き込まれることが多い。 過去の記憶がはっきりせず、気がついたらサルファと一緒に暮らしていた。 サルファ ヴェインと一緒に暮らしていた黒猫。 基本的に単なる猫にしか見えないが、ヴェインだけはサルファの言葉を理解することが出来る。 また、戦闘時にはプロテクター状に変身してヴェインの武器となる。 これらの点から、ヴェインと契約したマナ(精霊とか、妖精とかそういう存在)だと思われている。 フィロメール・アルトゥング 通称フィロ。ヴェインの隣の席になったクラスメートの少女 人懐っこく明るい性格だが、錬金術に際して、独自のアレンジを加えたがる癖がある。 風のマナと契約している。 ティティルミミニケメレ 通称ニケ。ヴェインたちと一緒に入学した獣人の少女。 一人称は「うち」で、言葉も行動もよく言えば前向き、悪く言えば猪突猛進系である。 錬金術を学ぶ以外にとある目的を持って学園にやってきている。 ゲーム開始時点では契約マナはなし。 グンナル・ダム ヴェインたちの一年先輩で、学園中に知られたトラブルメーカー。 よく言えば豪快、悪く言えばルール無視で、面白いことを追求する部分がある。 ゲーム開始時点では契約マナはなし。 ゲーム序盤はいつも忙しそうでめったにアトリエに顔を出さない。 137 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 00 51 ID DEf5Ka/G0 第1話 猫と少年と錬金術 錬金術師養成機関であるアルビレス学園(以下「学園」)に、 主人公のヴェインと猫のサルファがやってきたところから物語が始まる。 学園に入ったところで、ヴェインの回想シーン。 昔のことはおぼろげにしか覚えていないヴェインは黒猫のサルファと共に山奥の小屋で暮らしていた。 (町に行くと怖がられるとの事。ヴェインとサルファの力=錬金術についての知識がその地域では乏しいためらしい) 其処にある日、ゼップルと名乗る男が尋ねてくる。 ゼップルは学園の教師であり、ヴェインをスカウトしに来たのだと言う。 結局その話を受けて、ヴェインは学園へと入学することを決めたのだった。 森の奥で暮らしてきたヴェインにとって、多くの人がいる場所に来ること自体初めての経験であった。 (少なくとも人間の友人はこれ以前に一人もいない) 入学式や担任となったゼップルからの説明も終わり、解散となったところで 隣の席に座っていた少女、フィロに誘われ、一緒に学園内を見て回ることになったヴェイン。 一通り見て回ったところで、突然、見知らぬ男女二人組みの先輩から声を掛けられる。 ヴェインの名を知っていた二人は半ば無理やりにヴェインをどこかへ連れて行こうとする。 そこに登場する新たな男子生徒。 グンナルと呼ばれたその生徒はヴェインとフィロは既に自分が予約済みだと言いだす。(二人にそんな覚えは無い) ヴェインたちの意思を無視した身柄の奪い合いは結局グンナルが勝利し、二人組みは戦わずしてその場を去る。 グンナルは二人組についてトニとレーネという名で、分りやすく言うと悪の手先だと告げる。 結局知らない先輩にどこかに連れて行かれるのは変わらないような気がしないでも無いが、グンナルについていく二人。 案内されたのは校舎内の、錬金術を行うためのアトリエであった。 138 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 01 55 ID DEf5Ka/G0 そこには既に一人の獣人の少女がおり、二人のことを新たな被害者と呼んでくる。 そこに、教頭先生がやってきて、グンナルと言い争いを始めた。 約束どおり四人集めたと告げるグンナルに対し、教頭は一年生三人をグンナルに任せることには不安があり、やはり認めることは出来ないと言い返す。 状況が分らないヴェインは教頭とグンナルの言い争いを止めようか悩み、フィロはマイペースに獣人の少女、ニケと自己紹介を行っている。 何でもニケは、獣人は珍しいとの理由でグンナルに連れてこられたらしい。 その間にもグンナルと教頭の話し合いは進み、教頭から二週間以内に「ニクロ布」というアイテムを作るように命じられる。 さっぱり状況がつかめないヴェインとフィロだが、グンナルはやることがあるといってアトリエから出て行ってしまう。 とりあえずニケに事情を説明してもらう二人。 学園ではアトリエを四人以上の生徒のグループに対して貸与しているのだが、グンナルが所属していたアトリエは昨年先輩が全員卒業して、 グンナル独りになってしまったため、アトリエを使い続けるための人数確保としてヴェインたち3人が連れてこられた、ということらしい。 しかし、先ほどの教頭の話を聞く限りでは、2週間以内に課題を達成しないとアトリエを追い出されてしまう。 しかもグンナルはどこかへ行ってしまい、一年生三人で何とかするしか無い状況。 とりあえずフィロがニクロ布について調べておく、と言うことでその日は解散することになった。 ニクロ布の作成はともかく、日常の課題をこなしていく三人。 そのころ、トニとレーネは命令してくる何者かに、失敗について無言のプレッシャーを受け、次の手立てを考えていた。 一方ヴェインたちが日常の課題に追われるうち、肝心のニクロ布製作の期限まであと一日となってしまった。 フィロの調査のおかげで材料はほとんど分ったのだが、後一つだけ分らない材料がある。 そのことで悩んでいるとグンナルがアトリエに現れ、最後の材料が旧校舎のモンスターが落とすアイテムだと教えてくれる。 忙しいと言うグンナル以外の三人でそのモンスターを倒しに行き、無事そのモンスターを倒して材料を入手することに成功する。 アトリエに戻ると何故かグンナルが負傷している。本人曰く名誉の負傷とのことだが、別に重傷でも無いので、ほっといて布の調合を行うことに。 調合は順調に進んだが、フィロが何か隠し味を入れようと言い始める。 ヴェインは普通に作ることを主張するが、普通に作ったらつまらないというグンナルの一声で フィロ特製の秘密の粉薬が投入される。 不安に駆られるヴェインだが、結局かなり高品質のニクロ布が完成する。 教頭にその布を提出すると、目の前に反面教師がいるのも悪くない、と言ってアトリエの使用継続を許可してくれた。 グンナルのおごりで祝杯だと盛り上がる一行だが、アトリエの外で教頭はヴェインについて「やはりテオフラトゥスの…」と意味ありげに呟くのだった。 139 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 14 32 ID DEf5Ka/G0 第2話 期末試験とメガネの転校生 新規登場パーティーキャラの紹介 ロクシス・ローゼンクライツ クールで嫌味でメガネをかけた転校生。 何人もの錬金術師を輩出した名門、ローゼンクライツ家の出身。 勤勉かつ努力家だが、何故か一方的にヴェインをライバル視してくる。 ゲーム開始時で契約マナはなし。 無事アトリエを借りることが出来たヴェインたち。 そんなある日、ニケのクラスに転校生がやってきた。 ニケからその転校生の話を聞いたグンナルは面白そうだとその転校生、ロクシスを自分達のアトリエに誘いに行く。 しかし、既にロクシスはトニとレーネの誘いを受けた後だった。 その後も日常の課題を過ごしながら過ごす一同。 夏休みも近づいたある日、ヴェインたちは期末試験として翌日の夕方までに「食物繊維」の製作を課される。 図書館で調べてきたフィロの情報で、手近な材料だけでも課題は作れるが、 高台に一本だけ生えている樹から取れるホッフェンという材料を使えば高品質のものが作れることがわかる。 時間が無いし、そこまでしなくてもいいとニケが言うと、突然グンナルが現れ、 「有り合わせで作るなど言語道断」と言い出して、ホッフェンをとってくるまで錬金釜の使用を禁止されてしまう。 しかたなく高台へ向かう三人。 高台にはトニ、レーネ、ロクシスの三人の姿もあった。 目的地まであと少しというところで、トニから足止めを命じられたロクシスが三人に戦いを挑んでくる。 サルファを身にまとうヴェインの姿に「それが君のマナの力・・・気に入らない」と呟くロクシス。 戦いの末ロクシスを退けた三人だが、トニの手によってホッフェンが取れる樹が燃やされてしまっていた。 追いついてきたロクシスを最低だと非難するニケ。 それに返す言葉もないと答えて、立ち去るロクシス。(ロクシスもトニがそこまでやるとは知らされていなかった) フィロたちも立ち去り一人その場に残されたヴェインに、サルファは自分が知っている錬金術師はロクでもないやつばかりだと言う。 できる事なら樹を救いたいと願うヴェインの身体からは謎の光が放たれるのだった。 あけて翌日、フィロとニケに連れられて高台へ向かうと、燃やされたはずの樹が元の姿を取り戻していた。 先生辺りが治したのかと予想しながら三人がホッフェンを採集すると、三人の前に木のマナが現れ、木を治したことの礼を言われる。 別に自分達が治したわけではないと言う三人だが、お礼に一緒に行くというので、ニケが木のマナと契約する。 学校に戻り、ゼップルに課題を提出して教員室を出た所で、ロクシスと鉢合わせる三人。 トニの行動は自分も知らず、昨日のことは本意ではないと告げるロクシスに対して、それで自分だけ関係ないとでも言うつもりかと怒りをあらわにするニケ ニケとフィロが立ち去った後、残ったヴェインに昨日のことを謝罪するロクシスだったが、同時にヴェインのことが嫌いだとはっきり告げる。 思い当たる節がなくヴェインは戸惑うしかなかった。 140 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 23 08 ID DEf5Ka/G0 第3話 夏休みと謎の幽霊の噂 新規パーティーキャラ パメラ・イービス 昔から学園に住み着いている幽霊の少女。 少なくとも、現在の校長の祖父が学生のころは記憶しているという。 資料館(図書室)の管理人を自称しているが、真面目に仕事をしているかは怪しい。 一部の学生や教師、モンスターにとってはアイドル的存在である。 夏休みに入ったが、錬金術についての知識漏洩を防ぐため、卒業まで学園の外には出られない。 仕方ないので結局学園内で宿題したりバイトしたりしながら過ごしている面々。 宿題も終わらせたところに、グンナルから余興として夏休みに入ってから噂されている幽霊を探しながらの肝試しを持ちかけられる。 グンナルに渡されたメモに従い、学園各地を回るが、怪談話というには微妙なものばかり。 資料館にやってくると、口から泡を吹いてロクシスが倒れている。とりあえずロクシスを運び出す一行だが、陰から覗く何者かには気がつかなかった。 ひとしきり回ったところで悲鳴が聞こえたので、なぜかそこへやってきたグンナルと共にに悲鳴の聞こえた場所へ向かう一行。 資料館に駆けつけると、肝試しをしていた生徒の一人が突然現れたモンスターに攫われたという ヴェインたちが資料館奥へ向かっている頃、資料館入り口で待っていたグンナルのところに、噂の幽霊の正体であるパメラが現れる。 現状を説明し、パメラと共に自らも資料館の奥へと向かうグンナル。 資料館の奥で問題のモンスターと生徒を見つける一行。興奮したモンスターから生徒を助ける方法を考えているとパメラとグンナルが駆けつける。 パメラが説得すると、モンスターがパメラに惚れており、パメラの姿が見えなくなった不安から暴れだしたことが分る。 詳細は不明(モンスターの言葉を理解できているのはパメラとサルファのみで、これ以上はサルファが通訳してくれない)だが、 わがままを言って埒が明かないらしいモンスターを叩きのめして生徒を助け出す。 場所をアトリエに移してグンナルからパメラの紹介がされた。 パメラは学園に古くから住んでいる幽霊だが、一種の風物詩として一年の入学から半年は存在を隠し、夏休みの肝試しで存在を明らかにして驚かせるのが慣わしだという。 今年の幽霊騒ぎは待ちきれなくなったパメラが先走った結果であった。 ヴェインが気に入ったパメラは自分もグンナルのアトリエに加入すると言い出す。 学園の方は校長に言えば何とかしてもらえる(校長もOBで当然学生時代からパメラとは知り合いである。)とのことで、グンナルのアトリエは新たなメンバーを加えたのだった。 141 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 30 14 ID DEf5Ka/G0 第4話 先輩とロクシスと武闘大会 新規登場パーティーキャラはなし 夏休みも終わり、後期の授業が始まる。学期末には学園祭が開催され、今年の目玉イベントは二人一組の武闘大会だという。 アトリエで駄弁っていると、ニケから武闘大会への参加を誘われる。 しかし、その場にやってきたグンナルが、自分とヴェインのコンビで参加申し込みを済ませてしまったと言う。しかたないので、グンナルと参加することに。 いつも忙しそうなグンナルが行事に参加することをフィロが不思議がると、グンナルは上機嫌でついに目的のものを手に入れたと告げる。 それはグンナルが入学当時から契約しようと日夜戦っていた金のマナとの契約のことであった。 (第1話や第2話でグンナルがマナと戦っている場面を目撃するイベントがある。) これからはみっちり相手をしてやれると言うグンナルは手始めにヴェインを特訓へと誘うのであった。 トニとロクシスも大会に参加することを知ったグンナルは二人に賭けを持ちかける。 トニ達が勝てばグンナル達が何でも言うことを聞き、グンナルたちが勝てばロクシスをグンナルのアトリエに移籍させるという条件をトニは受入れ、賭けは成立する。 学園祭当日、大会まで時間があるということで、アトリエの皆でいろんな出し物を見て回る。 お化け屋敷には本物であるパメラが乱入してぶち壊し、喫茶店では予想外に美味いケーキを校長が作ったことに驚かされる。 出店では綿菓子も知らないヴェインが、自分の知らないものばかりではしゃぐ、といった感じに学園祭を満喫する一行。 ひとしきり楽しんだところで、大会が始まる時刻となる。 「学園の秩序を破壊する永遠の自由人」 グンナル 「グンナルの後継者との呼び声高い恐怖の一年生」 ヴェイン という司会者のコールに、いつの間にやらグンナルの後継者にされていることに戸惑うヴェイン 一回戦は難なく突破するが、そこに駆けつけてきたニケから、アトリエに「女は預かった」と書かれた脅迫状が置いてあり、フィロの姿が見えないことを告げられる。 大会はグンナルに任せてヴェインたちでフィロを探しに行くことに。 合流したパメラがモンスターから集めた情報でフィロがマナ遺跡にいることが分り、助けに向かう。 一方大会は順調に進行していた。 一人で試合場にあがるグンナルに対し、実力は申し分ないが、ルールはルール、二人一組出なければ認められないという司会者。 仕方なくグンナルは試合場にいるレフェリーに声をかけ、臨時のパートナーに任命する。断るでもなくあっさりその誘いに乗ってしまうやる気満々のレフェリー 司会者も止めるでもなくそのまま試合を始めてしまうのだった。 遺跡を進んでいったヴェインたちはレーネと、眠っているフィロを発見。 いまいちやる気の無いレーネを戦闘の末退ける。 薬で眠らされていたので、いまいち状況を理解できていないフィロを助け出すと急いで会場へ戻るヴェイン レフェリーを相方に決勝まで勝ち上がった破壊王グンナルとぎりぎり間に合ったヴェインVSトニ&ロクシスとの決勝が開始される。 グンナルとヴェインが勝利を収め、見事優勝する。グンナルとセットで新旧破壊王コンビなどと司会に呼ばれながら観客の歓声に応える二人。 約束どおり、移籍するロクシスだが、馴れ合うつもりは無い、とこれまでの態度を崩そうとしない これはこれで面白い、後はお前達の努力次第と告げるグンナルであった。 142 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 41 51 ID DEf5Ka/G0 第5話 新しい仲間と父親の話 新規パーティーキャラ アンナ・レムリ ヴェインたちの一年後輩に当たる新入生。 本来入学は16歳前後が普通なのだが、家の事情で12歳で入学してきた。 家は剣術の道場であり、アンナ自身も居合いの免許皆伝である。 しっかりものだが融通が利かず、口うるさいこともある。 想像力が豊かすぎてしばしば妄想の域に達し、勘違いした思い込みからトラブルを起こすことがある。 ヴェインたちが入学してから一年がたち、新入生が学園にやってくる、 アトリエで皆が過ごしていると、いつかのようにグンナルに半ば無理や連れられて、一人の新入生がアトリエにやってくる。 その新入生、アンナに状況を説明する面々。状況を理解したアンナはアトリエが汚れていると言い出し、責任者であるグンナルに説教を始める。 たちまち逃げ出すグンナルを追いかけてアンナも走り去ってしまう。 こうして新たなメンバーを加えたグンナルのアトリエであった。 アンナの存在で多少息苦しくも真面目に研究に取り組んでいるアトリエの面々 ニケの愚痴からそもそもなんで皆が学園に入ったのかという話題になる。 物心ついたときからそう決めていたというロクシス、文武両道を目指したためというアンナ、スカウトされたから何となく入学したというニケ、 生前のことは覚えていないというパメラときて、ヴェインは父親が錬金術師だったかもしれないからだと答える。 昔の記憶がないヴェイン、気がついたらどこかのアトリエにいて、研究をしている父親の姿が見えたという。 父親の名前すら覚えていないというヴェインに、サルファが、父親の名前は「テオフラトゥス・アウレオルス」だと告げる。 その名をヴェインが口にすると、アトリエの面々が驚きの声を上げる。 なんでも、ここ数年でもっとも偉大な錬金術師であり、学生時代も含め10年足らずで多大な業績を残した人物だという。 パメラのテオフラトゥスが学生時代によく遊んだという言葉から皆で教員達に話を聞きに行くことに。 (錬金術師は必ずこの学園の卒業生であり、教員も錬金術師である以上は、皆学園の卒業生である) 担任のゼップルからは、ヴェインをスカウトした理由が、おそらくヴェインがテオフラトゥスの息子だという点にあったこと、 テオフラトゥスとゼップルは同級生だが、テオフラトゥスは雲の上の存在で、何を研究しているのかすら理解できなかったことを教えられる。 アンナからされた、ゼップルもヴェインくらいの子がいてもおかしくない年齢だ、という突っ込みのショックで固まってしまったゼップルをほっといて他の教員のところへ行くことに。 同じく同級生だった女教師イゾルデからは、テオフラトゥスはその才能とねたまれやすい性格ゆえに敵の多い人物だったこと、 「大いなる獣」と呼ばれるモンスターに守られ、学園創設以来生徒が一切立ち入れなかった場所へ、テオフラトゥスがたった一人でモンスターを退けて立ち入ったというエピソードを教えられる。 いつの間にやら現れたグンナルの発案でその場所へ向かうことに 皆が立ち去った後、イゾルデは「この程度で分るとは思えないが、試す価値は…」と呟く。 問題の場所へ差し掛かると、大いなる獣が立ち去るように警告してくる。 ニケの言葉からヴェインがテオフラトゥスの息子と知った獣は唯一自らの矜持を傷つけた男の息子であるヴェインとその仲間に襲い掛かる。 大いなる獣と呼ばれる大翼竜にヴェインたちの攻撃はほとんど効かず、苦戦を強いられる一行。 皆を傷つけられたくないと、皆の制止を振り切るように一人飛び出したヴェイン。その身体から光が放たれたかと思うと、大翼竜の力が弱まる。 そのチャンスを逃さず、再度戦いを挑む一行(システム上、ここから必殺技と協力技を使用可能になる)。 激闘の末、傷ついた大翼竜は「汝の一族とは相性が悪い」と言ってその場を去り、一行は先へ進んで、テオフラトゥスが見たのと同じ光景を目の当たりにする。 その風景の美しさに心奪われる一行。気を利かせた皆がその場を離れてもヴェインはその風景に見とれているのだった。 143 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 50 42 ID DEf5Ka/G0 第6話 自由研究と未知との遭遇 新規登場パーティーキャラ ムーペ・オクタヴィア・ヴォンドラチェク8世 通称はムーペ。どう見ても人間には見えない謎の生物。 壺のような乗り物に乗り、マスコット然とした外見だが、たまに凶悪な表情を垣間見せる。 地元では王族だったらしい。 前期の授業も終わり、ヴェインにとって二度目の夏休みがやってくる。 課題のほかに自由研究も課され、アトリエでは皆で自由研究のテーマについて話し合うが、皆の意見はばらばらであった。 そこでとりあえず目先の課題をやりながら考えればいいと、珍しくまともな意見を言うグンナルに戸惑う一同。 しかし、アンナから掃除当番であることを告げられるとヴェインに押し付けて逃げる姿に、やはりいつもどおりのグンナルだと安心するのだった。 夏休みも終わりが近づき、自由研究の内容を話し合う一同。 話し合いがまとまらない中、グンナルが遺跡の発掘を提案する。 そこには三年生がいなければ入ることができないのだが、グンナルは自分が三年だから大丈夫だと言う。 グンナルが進級できていたことに衝撃を受ける一同だったが、とにかく、遺跡へ発掘に出かけることになる。 それを立ち聞きしていたトニは何かを企んでいた。 遺跡を進み、奥を掘っている、と見たことの無い物質でできた卵のようなものを掘り当てるヴェイン。 其処に現れ、卵を奪おうとするトニとレーネの三下コンビ(命名、グンナル) 二人と初対面のアンナに、グンナルは親切にも名前を覚える必要が無いやられキャラだと適切な説明を行う。 いつものように無駄にやる気のトニとやる気の無いレーネと戦闘になる。 いつものように撃退し、完璧なやられキャラの捨て台詞を残して逃げていく三下コンビ。 アトリエに発掘した卵のようなものを持ち帰り改めて観察する。 卵と言うより金属製の壺っぽいそれにグンナルが蹴りを入れると、それが動き出し、何か生き物のようなものが顔を出すと同時に、壺が宙に浮き、逃げ出す。 追いかける一行はアトリエの隅にそれを追い詰める。 一方プレイヤー視点では謎の生物の内心も表示される。それによると、こいつは宇宙人で、漂着してから2000宇宙時間が経過しており、現地生物と接触することは宇宙法では死刑必至だという。 そのため、口封じにアトリエの面々を皆殺しにしようかと考える謎の生物だが、兵器のほとんどが故障しており、実行に移すことができない。 とりあえず翻訳機能を使って意思疎通を図ろうとする謎生物は自らをムーペと名乗った。 何とかその場をごまかすために留学生だと言い出すムーペ。 それを素直に信じてしまうフィロにどう見ても人間じゃないと突っ込むニケ 母親似と言い訳になって無い言い訳に、グンナルどころかアンナまでぜひ母親に会ってみたいと話に乗せられてしまう。 錬金術を学べば宇宙船の修理が可能と知ったムーペ(自称17歳) この時点でのアトリエメンバーの態度は、可愛く無いから無関心なパメラ、そっち側には足を踏み入れたくないと距離をとるロクシス、 話に流されてるグンナル、ヴェイン、アンナ、フィロ、一人突っ込み役を務め続けるニケといった具合である。 結局グンナルがアトリエに迎え入れることを決定し、入学できるよう校長のもとへ直談判しにいくことに。 自分は王族だと主張するムーペは国の名を聞かれて、咄嗟にワイハだと答える。 グンナルの口車もあり、あるはずも無い国を知ったかぶりした校長は結局ムーペの入学を許可してしまう。 かくして、アトリエに新たな仲間が加わることになった。 144 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 18 01 12 ID DEf5Ka/G0 第7話 学園祭とクイズ大会? 夏休みも終わり、ヴェインが入学して二度目の学園祭が迫ってきた。 今回の目玉は学園横断ウルトラ錬金クイズだと言う。それはともかく日々の課題に取り組む一行。 そんな中授業の一環として、アトリエ対抗マラソン大会が開催される。 アトリエ対抗だって言ってるのになぜかヴェインにライバル心むき出しなグンナルとロクシスだったが、とにかく参加することに。 ここでは、ゴール到達までの時間で展開が分岐する。 →遅かった場合 トニとレーネの三下コンビに先にゴールされてしまい、悔しい思いをする →早かった場合 何故かわざわざ待ち構えていた三下コンビ(というか主にトニ)が、成績よりグンナルたちとの勝負が大事だと言って戦いを挑んでくる。 難なく蹴散らして、トップでゴールを果たす一行。結局三下コンビはマラソンでも勝負でも敗北することとなった。 ヴェインの二度目の学園祭、今年の目玉である学園横断ウルトラ錬金クイズは二人一組の参加だと言う。 ヴェインもアトリエの仲間を誘って参加することに(誰を誘っても構わない。相方を誰にしても、イベントは大差ない) ルールは全部で三問について、解答となるアイテムを持ってくること。 妨害、横取り何でもあり、とにかくアイテムを持ってきさえすればいいと言うものであった。 特別審査員として、御歳108歳の錬金術師ピエール先生を迎えて大会が開始される。 第一問は巨大魚の捕獲であった。 何処がクイズかと会場からブーイングが出るが、ピエールの「一流の錬金術師は皆一流の釣り師」との言葉にごまかされて釣りに行くことに。 やっぱり参加している三下コンビもヴェインたちの邪魔をしようと高台の釣り場で待ち構えていた。 しかし、トニは地元では釣り吉トニと呼ばれていたプライドから、釣りならば正々堂々と勝負しようと言い出す。 とりあえずトニはほっといて、釣った魚を持ち帰り、採点してもらっていると、時間切れ寸前で三下コンビも戻ってくる。 結局ヴェインたちの方が魚が大きかったということで、ヴェインが第一問をトップで通過することになる。 第二問はとにかく大きな物を持って来いという課題であった。 ひとまずアトリエに戻り、持ち歩けるが大きいものというなぞなぞのような課題を考える。 フィロの思いつきで、巨人の指輪を調合し持って行くことに。制限時間ぎりぎりで間に合い、なんとか提出する。 ピエールはえらく感銘を受けた様子で最高評価をたたき出したヴェインたちは二問目もクリアする。 最後の問題はダンジョンの奥に生えている黒マスカットを持ち帰るというもの。 あまりに単純で罠を疑う一同だが、とりあえず、黒マスカットのところへと向かう。 そのころ、第二問に真面目に取り組みすぎていたトニは、レーネの指摘でようやく制限時間を超過していたことに気付き、どんな手段を用いても大会の邪魔をすることを決意する。 ヴェインたちは無事、マスカットを手に入れるが、罠を警戒して敢えてマスカットを取らなかった他の参加者と戦闘になる。 さっさと蹴散らして黒マスカットを学園へと持ち帰る。 一方その頃、トニは大会を妨害するため、トイレに行っていたピエールをどこかに閉じ込めようとする。 しかし、実は強かったピエールに返り討ちにされるのだった。(この世界では学園で戦闘技術が必修であることが示すように、錬金術師には一定の戦闘能力が要求される) 結局三問ともクリアしたヴェインたちが優勝し、ヴェインは二年連続で学園祭メインイベント優勝を果たし、皆の歓声を受けるのだった。 最後に、「心の其処から学園生活を楽しいと感じられたのは、このときが最後だったのかもしれない」というヴェインのモノローグが流れ、嫌な予感を漂わせながら第7話は終わる。 145 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 18 04 04 ID DEf5Ka/G0 とりあえず今日のところは以上です。 何か補足や突込みがあったら遠慮なく指摘してください。 146 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/22(木) 20 34 19 ID AISAXP9IO マナケミアの人乙です。 ツッコミどころ…も特にないような。 アンナ加入の所で「グンちゃんも三年生に進級できました」を一応言っとくくらい?w 147 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/22(木) 23 40 28 ID JQu6vPdh0 乙ー ちなみにアトリエシリーズは「○○のアトリエ」が メインかサブタイトルに大抵付くがマナケミアはそれが無い ただファンの間では「グンナルのアトリエ」でもっぱら通るw 148 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/23(金) 08 11 28 ID a2kNc/xx0 マナケミアも一応アトリエなのか。 アトリエ儲だけど、イリスでうへぇってなった口だけど、やってみようかのぅ。PSP版でるんだっけね 152 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/24(土) 08 57 09 ID mXJOzu23O 2ではグンナル教頭なんだよな…マジありえねぇw カリスマ性は認めるがその選択肢はないwww 153 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/24(土) 12 32 24 ID 0u62LlFK0 すいません。2の発売前に最後まで書き上げたかったんですが、引越しせにゃならんので、続きは6月上旬までずれ込むと思います。 グンナル教頭もさることながら、個人的にはゼップル校長の方がありえなかったりします。 まだ書いてない終盤のイベントのせいで、私の中じゃゼップルの評価はストップ安を通り越して、上場廃止に至ってますので。 あと、マナケミアに同封されてたガストの広告で、マナケミアはアトリエシリーズ第9弾とはっきり書かれてるので、 正式なアトリエシリーズだと判断します。 253 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 16 56 26 ID K85bORTi0 遅くなりましたが、メインストーリー(バッドEDバージョン)を最後まで投下します。 254 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 01 25 ID K85bORTi0 第8話 病気の猫とマナの薬 二年生最後のイベントも終わり、もうすぐグンナルは卒業、ヴェインたちは進級する。 アトリエで一行が雑談していると、どうやらサルファの体調が悪いらしい。 本人は大丈夫といっているので、とりあえずはそれ以上は追及しない一行。 そんなサルファだが、あとは終業式を待つだけとなったある日、遂に倒れてしまう。 こんな時ぐらい教師を頼れというグンナルの指示でとりあえずゼップルのもとへ運ぶことに。 こんな症状は聞いたこともないと言うゼップルをグンナルは「三流教師」と怒鳴りつけ、 ロクシスは「有事に役に立てないのでは資質を疑われても仕方ない」と冷たく告げる。 それでも、腐っても教師か、ゼップルはマナの魔力を回復させる薬なら効くかもしれないと教えてくれる。 そのための材料である月の花が旧校舎の奥にあると聞いた一行は、サルファをゼップルに預けてそこへ向かうことに。 サルファがいなければヴェインは戦えず、ほかのメンバーでモンスターを蹴散らして旧校舎の奥へ進む。 (このイベント終了までヴェインは戦闘メンバーから離脱する) 一方そのころ、サルファを預かったゼップルだが、弱ったマナの世話などしたことがなく困り果てていた。 そこに同僚のイゾルデが現れる。 猫の世話なら心得ているというイゾルデは自分がサルファを預かろうと申し出た。 ゼップルもその言葉に甘え、サルファをイゾルデに任せて自分は薬の調合の準備に取り掛かるため、その場を立ち去る。 サルファを抱き抱え、あの頃より軽くなったとつぶやいたイゾルデは、近くに隠れていた三下コンビを呼び出し、何事かを命じる。 旧校舎の奥、ゼップルが言っていたあたりに到着した一行は手分けして月の花を探し始めるが、なぜか立ち止まって探しに行こうとしないアンナ。 その理由を問うニケに対し、アンナは気になることがあると言い、マナがあのように衰弱するものかという疑問を呈する。 事実サルファが衰弱しているというニケに対し、アンナは「子供のころ飼っていた猫が亡くなる時、丁度…」と言いかける。 そこにフィロの悲鳴がとどろき、アンナたちもそちらへと向かう。 駆け付けた一行は目的の月の花と、それを囲むように集まっているかなりの数のモンスターを目の当たりにする。 特に巨大な一匹を蹴散らした一行だが、まだ大量のモンスターが残っており、目の前の月の花を手に入れることができない。 そこに現れた三下コンビが、ヴェイン達を援護するかのようにモンスターと戦い始める。 トニ曰くヴェイン達を助けるように言われたとのこと。 これまでの行いから何か企んでいるのかとも思えたが、とにかく花を手にいれ、ヴェイン達は三下コンビにその場を任せてその場を脱出する。 それが、ヴェインが三下コンビを見た最後だった。 月の花を持ち帰った一行だが、そこには元気に歩くサルファの姿が。 イゾルデいわく、一時間ほど点滴をしたら治ったとのこと。 礼を言うヴェインに対してイゾルデは自分にとってもサルファは意味のある存在であることと、 今はサルファは持ち直したが、残された時間は変わらない、と告げる。 イゾルデの言葉の意味はよくわからないが、ヴェインは何かが起きる予感を感じていた。 255 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 09 53 ID K85bORTi0 第9話 自分の将来と錬金術の歴史 卒業式も終り、新学期を迎えた一同。 教室でフィロと、グンナルが卒業して寂しい、と話していると、ゼップルからクラスに新しい仲間が増えると言われる。 そして入ってきたのは卒業したはずのグンナルだった。 アトリエで事情を聴くと、テストを全教科すっぽかしたら留年したとのこと。 皆を驚かそうと黙っていたらしい。 卒業式からしばらくたった後、三下コンビがイゾルデのところへ挨拶にやってくる。 レーネの支度に手間取って学園に残っていたが、その日の船で学園を去るという。 いろいろ嫌なこともさせたというイゾルデに、それでも礼を言う三下コンビだった。 三年生になれば進路相談が行われるわけで、順番が回ってきたある日、ゼップルの部屋へと赴くヴェイン。 学園卒業後何をしたいか問われ、錬金術師になりたいと答えるヴェイン。 錬金術師になるための学園だからそれは当然のことで、どんな錬金術師になるかを聞きたかったというゼップルだが、 それ以上ヴェインは具体的な希望を言うことができなかった。 ヴェインが立ち去った後、イゾルデがゼップルのもとへとやってくる。 ヴェインの進路を訪ねたイゾルデは錬金術師になりたいというヴェインの希望をゼップルから聞いて、どことなく沈んだ様子を見せる。 アトリエで皆が集まっているところに進路相談を終えたフィロが戻ってくる。 そのまま進路について皆で話し、ヴェインも自分の場合について話すと、頭の中に「それが、お前自身の望み…」という謎の声が響いてくる。 「望むのであれば…お前が…そう…それだけの力が…」と続く謎の声にうろたえるヴェインだが、他の者にはその声は聞こえていないらしい。 そこに校長があらわれ、イゾルデからの伝言を伝えてくる。 その内容は錬金術のなんたるかを教えたいので、遺跡の地下に来てほしい、というものであった。 ほかにすることもないし、せっかくのご指名だからと皆で向かうと、そこはマナが閉じ込められた多くの水晶から光の粒が立ち上る不思議な場所だった。 256 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 11 38 ID K85bORTi0 第9話続き そこにイゾルデがあらわれ、マナとは何かを聞いてくる。 うまく答えられない一行に対し、イゾルデは、マナとはこの世のすべての事象を司るものであり、元はすべて同じ純粋な力の塊だと告げる。 そしてイゾルデは忌まわしい過去の出来事を語り始めた。 はるか昔の錬金術師たちはマナの力のみを取り出せないかと考え、数千、数万のマナを狩り集めては実験材料として扱った。 閉じ込め、薬品を投与し、生きながらその身に刃を突き立てた。 そういった実験の果てにマナの力を取り出すことに成功したものの、その莫大な力を制御することができず、あたり一面の全てが焼き払われるという結果を招いた。 結局、実験は中止され、集めたマナ達は水晶へと封印され、全ての記録は抹消された。 そして、今ヴェイン達が見ている水晶の中のマナこそが実験体だったマナ達であると。 錬金術師の負の側面を突きつけ、錬金術師を目指すかもう一度考え直すように言い、マナ達の怨嗟の声が聞こえるかと言い残してイゾルデはその場を立ち去る。 思わぬ事実を突き付けられた皆はそれぞれ違った反応を示す。 より一層錬金術への興味をかきたてられるムーペ、イゾルデの真意を考えるグンナル、一人で考え込むアンナ、耳が痛い話だったが、目標は変わらないロクシス、自分のマナに謝るニケ。 ひときわ大きい水晶に近づいたヴェインとサルファ。サルファに聞くと、イゾルデの話した内容をサルファはテオフラトゥスから聞いたことがあったという。 マナがどう思っているかは知らないが、少なくとも自分はヴェインを恨んではいないというサルファ つづけて、マナが人を恨んでいるならそれが関係あるのは自分ではなくむしろヴェインだと言いかける。 そのとき、ヴェインの頭に何者かの声が聞こえてくる。 それは閉じ込められたマナの思念。その思いに導かれるように水晶に近づいたヴェインからまばゆい光が放たれた。 ヴェインが我に返ると、一際大きな水晶に閉じ込められていたマナが解放されていた。 錬金術師への憎悪に駆られ襲い掛かってくるそのマナを躊躇いながらも迎え撃つ一同。 何とかマナを撃破し、どことなく後味の悪さを感じながらその場を離れる一同。 その様子を離れた場所から見つめながらイゾルデは「やはり…と、言うべきなのでしょうね。テオフラトゥス、あなたは…」と呟くのだった。 257 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 15 28 ID K85bORTi0 第10話 咳き込む猫と何もできない僕と・・・ 焼け落ちたホッフェンの樹、大翼竜との戦い、マナを封じた水晶、 ヴェインがこれまで謎の光を放った場面を回想しながら、イゾルデは、テオフラトゥスがもし望みをかなえたのならあの子だけを残したのは余りに無責任だ、と呟く。 もう一つだけ確かめなくてはならないと呟いてどこかへと向かうイゾルデ。 最後の夏休み、アトリエでヴェインは水晶から聞こえた声のことを思い出していた。 あの時のことについてサルファに聞こうとすると、サルファが突然せき込む。 心配するヴェインに、サルファは治るものでもないから気にするなと答える。 ヴェインがアンナに呼ばれてサルファのそばを離れると、サルファは、少し持つと思っていたと呟くのだった。 夏休みも終わりに近づいたある日、再びサルファが倒れてしまう。 ゼップルに相談しに行こうという意見も出るが、ゼップルが役に立たないのは実証済みだと一蹴するグンナル。 前回サルファを治療したイゾルデについても、先日の一件でヴェイン達を置いていなくなったことから信用できない。 しかし、他に考えも浮かばないので、仕方なくイゾルデのもとへと向かう。 イゾルデはサルファはもう寿命が近いという。 マナに寿命があるなどという話を聞いたことがないと反論するアンナだが、 イゾルデは事実だから仕方がない、気力でもっているような状態で、手の施しようもなく、永くはないと答える。 一行がその場を立ち去った後、盗み聞きしていた校長がイゾルデの前に現れる。 イゾルデの言っていたことが本当なら聞いておく必要があると思ったという校長に対して、イゾルデも確かめるいい機会かもしれないと答える。 彼らも学園の生徒だと性急な行動を戒めようとする校長に対して、イゾルデは個人的に興味はないが、結果として生徒を守ることにもなると返す。 手の打ちようがなくなったヴェイン達だが、フィロが、 竜の墓場には竜が残した生命力や精気が存在するので、マナであるサルファにとっても何かいい影響があるのではないかと言いだす。 眉唾ものの話ではあるが、他に手段があるわけでもないので、そこへ向かう一行。 目的地にたどり着いた一行だが、そんなにすぐ効果が出るわけもないということで、 ヴェインはサルファと一休みし、他の者は見張りなどすることに。 しばらく様子を見てみたがサルファの様子に変化はなく、皆がっかりする。 そこにイゾルデがあらわれ、突如として襲い掛かってくる。 マナを召喚して襲い来るイゾルデを何とか撃退した一行。 しかし、イゾルデは目的は果たしたという。 なぜそこまでするのか、ヴェインはテオフラトゥスの最後の…と口にするサルファに対して、だからこそだ、と答えるイゾルデ。 そして、戦いで力を使い果たしたサルファが息を引き取ってしまう。 マナに寿命があるはずないというニケに対し、イゾルデは、自分が知る限り15年、ただの猫がそれだけ生きれば十分だ、と言う。 サルファの死を受け止めきれないヴェインの頭の中に再び謎の声が響く。 「お前が強く望めばそれだけでいい」というその声に従って、サルファにまだ一緒にいてほしいと願うヴェイン。 すると、ヴェインの体から光が放たれ、その光がサルファに集まったかと思うと、サルファが蘇生する。 その場から立ち去るイゾルデは、自分のほうが覚悟が足りなかったと呟いていた。 258 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 18 10 ID K85bORTi0 第11話 イゾルデの決意と少年たちの戸惑い サルファの体調もすっかり回復したが、サルファを蘇生させたヴェインの「何か」のことでどことなくぎこちない雰囲気になるアトリエ。 そんな空気を振り払うように、グンナルが突如として課題のことを気にし始め、驚く一同。 皆、グンナルの気遣いに気が付きながらも、それに便乗してその場を去る。 グンナルはヴェインに対して、聞きたいことはあるが少し時間をやろうと思っただけだ、と言い残すのだった。 ヴェインは自分でもわからない自分自身の秘密についてサルファとイゾルデが知っているのではないかと思うのだった。 自室で過去を回想するイゾルデ。 一度もテオフラトゥスに勝ったことのない自分だがこれ以上テオフラトゥスの名を汚させないためにやるしかないと覚悟を決める。 課題も終り、あとは卒業を待つだけとなったヴェイン達。 ニケからのグンナルが卒業できる保証がないという突っ込みに、アンナがグンナル用の時間割を作ってあげたと答える。 いつもと変わらない何の事もない雑談。 そんな現実逃避な雑談に終止符を打つロクシスの一言で、場の雰囲気が重苦しいものに変わる。 そんな一同を見てサルファは知らない方がいいこともあるとヴェインに告げた。 そこにイゾルデがやってくる。 イゾルデはヴェインに対し、他の生徒を巻き込むつもりはないからサルファとともに資料館の奥まで来るように言ってくる。 応じなければそれなりの手段を取るというイゾルデ。 応じればヴェインの秘密を教えると答えてイゾルデは去っていく。 イゾルデの誘いに応じることを決めたヴェインに対し、仲間たちは自分たちも行くと告げる。 一方、イゾルデを校長が呼び止めていた。 ヴェインの危険性については再三説明したというイゾルデに対し、校長はとても信じられないし、イゾルデの危惧は可能性に過ぎないと答える。 ヴェインの力など口実にすぎず、別の目的があるのではないかとイゾルデを問い詰める校長。 イゾルデはあっさりとそのことを認め、目的は違っても結果は同じと言い残し、その場を去って行く。 校長はイゾルデの気迫に気圧され、一歩も動けなかった自分を情けなく思いながら、テオフラトゥスのことを罪な男だと呟くのだった。 資料館最奥でイゾルデは、昔はここによく来た、と呟いていた。 そこに現れるヴェイン達。 イゾルデは自分の知る事実を語り始めた。 259 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 20 41 ID K85bORTi0 第11話続き 6年前にこの世を去ったテオフラトゥス、彼は周囲の嫉妬に嫌気がさして、研究室を飛び出して一般の人々のために錬金術を使っていた。 しがらみから解放されて生き生きとしていたテオフラトゥスだったが、とある村で取り返しがつかない失敗をしてしまう。 その村にいた未知の重い病を患った一人の少女。 テオフラトゥスは独自の錬金術を用いてその少女を治療しようとし、病気は治ったが、少女の寿命も病魔と一緒に取り除いてしまったのだという。 それでも病を治してもらった少女はテオフラトゥスに無邪気な笑顔で礼を言った。 そのことがよりテオフラトゥスを苦しめ、自らの無力を痛感したテオフラトゥスは姿を消した。 山奥でひっそりと暮らすようになったテオフラトゥスの心は徐々に歪んでいき、自らの才への慢心、嘲笑う周囲への復讐心、見返そうとする虚栄心に塗りつぶされていった。 それらを満たすためにテオフラトゥスが着手した最後の研究が、人造生命としての人工マナの精製だった。 そして、生み出された人工マナこそがヴェインだという。 あまりに突拍子もない話に信じようとしない仲間たち。 ヴェインもまた、その事実を受け入れることはできなかった。 イゾルデの話は続く。 ヴェインがただの人工生命であれば何の問題もなかったが、ヴェインが持つマナとしての力こそが問題だというイゾルデ。 燃えた木を蘇らせ、大いなる獣を倒し、水晶からマナを解放し、死んだサルファを蘇らせた。 これらすべてがヴェインの力によるものだというイゾルデ。 証拠がないとして、信じない仲間たちに証拠を見せるというイゾルデ。 仲間の一人を自分のもとへと引き寄せると、確信があるから大丈夫と言いながらあっけなく殺してしま。う (ここで選ばれる仲間はED条件を満たした仲間。私のプレイ時、バッドEDのときはフィロが殺された) そのとき三度目となる謎の声がヴェインの頭の中に響く。 「望めばいい。望めば叶う…わかりやすい。非常にシンプルだ…」 と告げる声に従い、仲間を助けたいとヴェインが願うと、ヴェインの体から光が放たれ、仲間が蘇生を果たす。 イゾルデはヴェインには他人の、そして自分自身の望みをかなえる力があるという。 生徒を殺しさえするイゾルデの目的を問う一行。 望んで人を生き返らせる力は、望めば人の命をも奪える力でもある。 使い方次第では世界すら揺るがすことができるその力を見過ごすことはできない。 悪いのはそんな力を生み出したテオフラトゥスだが、だからこそテオフラトゥスの名を堕とすことは許されないと告げるイゾルデ。 宿主である猫が死んでもどうにもならなかった以上手段は一つしかないと、力が完全に目覚める前にヴェインを消し去ろうとして、襲い掛かってくる。 イゾルデを撃退した一行だが、イゾルデのダメージは甚大で、パメラが助けを呼びに行く。 イゾルデはテオフラトゥスに謝りながら意識を失った。 最後に、自らが危険な力を持った人工マナであることを知ってしまったヴェインは、自分はみんなと一緒にいてはいけないのかという独白するのだった。 ※補足 これまではヴェインがマナであるサルファと契約していると思われていたが、実際はサルファという猫がヴェインというマナと契約していた状態というのが事実。 10話でのイゾルデの行動は、契約している相手であるサルファが死ねば、マナであるヴェインの力をどうにかできるのではないかという考えに基づいたものだが、 ヴェインは契約者が死んだ状態で力を発動し、契約者を蘇生させてしまったので、イゾルデは直接ヴェインを消そうとするに到った。 260 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 23 46 ID K85bORTi0 第12話 過去の記憶と望む未来 校長室で、校長にすべての事実を報告した一行。 今回の件については正当防衛を主張するグンナルとニケに対し、今回の件だけを見れば確かにそうだが…と答える校長。 そこにやってきたゼップルはイゾルデが療養は必要なものの命に別条がない旨の報告をする。 フィロ達がヴェインの弁護をしてくれるように頼み、ヴェインもゼップルに声をかけるが、それに対するゼップルの対応は「ひ…」と悲鳴を上げながら後ずさるというものだった。 そのことにショックを受けるヴェイン。 逃げるようにその場を去るゼップルを使えない男、腰抜けなどと酷評するロクシスとグンナル。 校長は今日のところは帰っていいが、ヴェインの処分については後日職員会議で決定するという。 その発言に反発する一行。 処分されること自体もさることながら、ヴェインだけが処分の対象になっていることに憤る仲間たち。 とりあえず言葉のあやだとごまかして一行を追い出す校長。 いったんアトリエに戻った一行。 ゼップルや校長の態度に憤るニケに対し、 ロクシスは昨日までただの生徒だと思っていたのが、実は強い力を持っているマナだったというのだから、彼らの気持ちはわからなくもないと告げる。 ヴェインはヴェインだというパメラ、処分に不安を隠せないアンナ。 事実は事実として受け止める必要があるというグンナル。 どうも暗い話にしかならないため、ひとまず今日のところは休むことにして、皆立ち去る。 サルファによればイゾルデとテオフラトゥスは恋人同士で、サルファも何度か会ったことがあったという。 サルファに自分はここにいない方がいいのかと問うヴェイン。 ヴェインがそう感じるなら出ていけばいいと返すサルファだった。 学園のあちこちをさまようヴェイン。 教室に入ったとたん、あるクラスメートは逃げるようにその場を去り、それ以外の者もまともに相手をしてくれない。 教員室の方へ向かうと、校長に向かってヴェインの処分を問いただす教員の声が聞こえてくる。 早く退学にするべきという一部教員たちに対し、恥を知れと叱責するのはいつも厳しく接していた教頭だった。 ヴェインが危険な可能性があるのは間違いないという校長に、危険かもしれないという理由だけで生徒を罰するのかと詰め寄る教頭。 そんな教頭に対し、教員の一人はただの生徒ならそこまではしないと答える。 一度アトリエに戻るヴェインだが、誰も戻ってきていなかったので、ひとまず自室へ戻って休息を取る。 ヴェインは暗闇の中で、頭に響いていた謎の声と対話する。 姿を現しその声の主はヴェインそのものの姿をしていた。 声の主は自分のことをヴェインの中の力だと名乗る。 これまで力を使わせてきたのかというヴェインに対し、ヴェインの方が力を呼んだのだと答えるもう一人のヴェイン。 ヴェインが力を欲した時に力が呼び出されるのだから、あくまできっかけはヴェインにあるという。 今回は、ヴェインがイゾルデがなぜヴェインを消そうとしたのか知りたいと願ったから出てきたのだという。 ヴェインがその理由を都合よく忘れているだけだと言い、思い出せばいいと告げるもう一人のヴェイン。 テオフラトゥスが何を望んでヴェインを作ったのか、それを思い出せという。 そしてヴェインは思い出す。 261 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 25 45 ID K85bORTi0 12話続き テオフラトゥスは少女の命を奪った(厳密には寿命を奪った)自分の罪を悔い、少女から寿命を奪ったことで限りなく不死身になった自分の体を恨んでいた。 そしてテオフラトゥスは自らの死を望んでおり、自らを殺すために望みを叶えるマナたるヴェインを作り出した。 そしてヴェインはその望みをかなえてテオフラトゥスを殺した。 一方、校長室では教頭が校長に対してそこまで薄情だとは思わなかったと責めていた。 自分には生徒全員を守る責任があるという校長に対して、守る対象はあくまで生徒全員であり、誰一人欠けてもいけないと言い返す教頭。 出来ることとできないことがあると言う校長に対して、しっかりするように叱責する教頭。 そんな時何かに気づいた校長が窓の外を覗き込んだ。 朝、アトリエにやってきたヴェイン。 そこにやってきたフィロに引っ張られて校庭へと連れて行かれるが、そこには学園を囲む壁のようなものが存在していた。 それが朝、突然現れたと聞いて、ひとりで何かを納得するヴェイン。 壁には教員たちも傷一つつけることができず、外部との連絡も遮断されていた。 そんな様子を眺めるヴェインとフィロのもとにほかの仲間たちも合流する。 入口らしいものが見つかったという情報をもたらしたロクシスはヴェインは余り姿を見せない方がいいと指摘する。 実際、その場の生徒たちはヴェインがその壁を作りだしたのではないかと囁いていた。 陰口をたたく生徒たちに怒りをあらわにするニケやアンナをヴェインがなだめ、ロクシスに入口へと案内してもらう。 その場を離れる際、ヴェインは「こんなつもりじゃなかった」と呟いていた。 入口にはゼップルと校長、そして教頭の姿があった。 中に入って調べるしかないという教頭の提案を受けて、生徒たちの前だというのにお互いに危険な調査任務を押し付けあうゼップルと校長。 そこにやって来たヴェインは自分が中に行くと申し出る。 露骨にうれしそうな顔をしながら一応しぶって見せる校長。 これは教師の仕事であって生徒は待機しているべきという教頭に対して、自分が行かないといけないと返すヴェイン。 そしてヴェインについていくことを申し出る仲間たち。 危険だからと皆を説得しようとするヴェインだが、何か訳があることは皆にばれていた。 理由は中でゆっくり聞かせてもらうという仲間たちとともに、ヴェインは壁の中へと突入する。 壁の中、仲間たち以外には聞かれない場所でこの壁は自分が作ったものに違いないと告白するヴェイン。 そのこと自体は皆の予想の範囲内だったが、フィロはその理由を聞いてくる。 それに対してはこんなものを作りたかったんじゃない、とだけ答えるヴェイン。 自分たちの手でこの壁を消せるはずだと告げるヴェインの言葉を信じて、一行は先へと進む。 しばらく先に進んだ先にあった扉を開けると、ホッフェンの樹の騒動や、マラソン大会があった高台そっくりの風景が広がっていた。 そのまま先に進むと、卒業したはずの三下コンビが現れる。 ヴェイン以外の存在が目に入っていないかのように、初対面の時の会話を繰り返す二人を見て、本物ではないと判断した一行。 そんな一行には構わず三下コンビが襲い掛かってくる。 撃破すると三下コンビの偽物は光となって消えていった。 なぜ三下コンビの偽物が出てきたのかいぶかしむアンナに対し、ここはそういう場所なんだと割り切った答えを返すグンナル。 次に開いた扉に入ると、以前テオフラトゥスの足跡を追って踏み入れた竜の墓場にそっくりだった。 進んでいくとやはり現れる大いなる獣こと大翼竜、の偽物。 これも撃破した一行だが、ロクシスやグンナルは何が起きているのかを理解しつつあった。 262 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 26 59 ID K85bORTi0 12話続き 次の扉の先に広がるのは、最初にイゾルデによって招かれ、錬金術師の負の歴史を知ることとなったマナ遺跡下層中枢部の風景。 進んでいけばやはり現れる、水晶に封じられ、ヴェインによって解き放たれたマナ、ツヴァイスモンデの偽物。 その風景を見ながら自らの予測が裏付けられ一人納得するロクシスにニケが問いただす。 それに答えるロクシス。 マナが水晶から解き放たれた瞬間を見ていたのはヴェイン一人だったが、今、彼らの目の前ではマナが水晶から解き放たれる瞬間まで再現されていた。 したがって、先ほどから戦っている相手はヴェインの記憶の中の敵であるという。 それに同意するヴェイン。 そんなロクシスに対して、それがわかって状況が何か変わるわけでもない、今やるべきは目の前の敵の排除だと言い放つグンナル。 ロクシスもそんなグンナルの単純さがたまにうらやましくなると言い返した。 ツヴァイスモンデを撃破し、さらに先へ進む一行。 ついに最深部へとたどり着く。 そこで姿を現すもう一人のヴェイン。 望みをかなえようとしていたのに何をしに来たのか、と問うもう一人のヴェインに対して、ヴェインはこんなものを望んではいないと告げる。 しかし、これは間違いなくヴェインが望んだことだと言うもう一人のヴェイン。 もう一人のヴェインを敵と判断し、こいつを倒せば事態を収拾できると戦おうとする仲間たち。 そのとき、もう一人のヴェインは、ヴェインが仲間たちの言葉に安心したことを指摘し、それでも一人になりたかったのかと問い詰める。 ヴェインの力は正直で、ヴェインが望むとおりに現実を動かす。 ヴェインは一人で世界から消えようと思ったが、心の底では学校と、皆と一緒に消えたいと願っていたと指摘するもう一人のヴェイン。 もうすぐ望みは叶い、皆とずっと一緒にいられると告げてくる。 それを聞いて、皆を逃がそうとするヴェイン。 ヴェインは自分は危険だからイゾルデが自分を消そうとしたこと、自分がテオフラトゥスを殺したことを皆に告げ、望めば人が死ぬような力を持った自分は消えなければならないと言う。 しかし、一人になりたくないという願いが混ざってこんな状態を作ってしまった。 ロクシスは願いを変えればいいと指摘するが、ヴェインはどう変えればいいのかわからない。 ついに二つの願いのはざまで心を押しつぶされ、全てをもう一人のヴェインに委ねてしまうヴェイン。 もう一人のヴェインは、自分のことをヴェインの力、望み、本能だと告げ、望んでいるのはあくまでヴェインだと告げる。 そして、一緒にいたい人が全員そろっているのだからちょうどいい、願いをかなえると言って、襲い掛かってくる。 263 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 28 36 ID K85bORTi0 12話ラスト(ヴェインEDバージョン) 仲間たちによって打倒されたヴェインは正気を取り戻す。 自分が倒されたことに安堵するヴェイン。 そのとき、あたりが激しく揺れ始める。 自分はここを何とかしないといけないから先に行くように告げるヴェイン。 このままでは生き埋めになってしまうとやむを得ず仲間たちはその場を脱出する。 最後までヴェインの身を案じ、帰ってくるように告げる仲間たち。 そんな彼らが皆去った後、実は立っているのもやっとなほどに消耗していたヴェインはその場に座り込んでしまう。 そんなヴェインにもう一人のヴェインの声が聞こえてくる。 ヴェインの力が敗れるなんてありえないと言うもう一人のヴェイン。 ヴェインに対して、寸前で心変わりするのはアンフェアだと言ってくる。 ヴェインは自分が消えようと思ったのは皆を傷つけたくなかったからなのに、もう少しで皆を手に掛けるところだったと言い、今ならこの空間ごと自分が世界から消えることを心の底から願えると呟く。 壁が自壊していくのを保健室から眺めながら、イゾルデはヴェインが自ら消滅の道を選んだことを悟り、自分のしてきたことが無意味だったことに気づく。 命からがら脱出することに成功した仲間たちが見守るなか、壁は崩壊を続けていく。 力を使い果たし倒れ伏しているヴェイン。 力を使い果たした故にもう一人のヴェインはすでに消え去っていた。 そこにサルファがやって来てヴェインの傍らに座り込む。 逃げろというヴェインに何か言い返しているサルファだが、力を使い果たしたヴェインには最早サルファの言葉を理解することすらできなかった。 サルファに謝りながら、それでも最期の時に一緒にいてくれることに礼を言うヴェイン。 倒れたヴェインもろとも壁は消滅していくのだった。 264 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 36 04 ID K85bORTi0 以上で、マナケミアのメインストーリー(ヴェインEDバージョン)はおしまいです。 事実上のバッドEDですが、個別EDの条件を満たしていない場合のこのEDになります。 残るは、個別のキャラクエストおよび個別EDですが、まだできてないので、少しお待ちください。 来週中には投下できると思います。 358 :マナケミア:2008/11/22(土) 17 44 46 ID nF3hkbrXO マナケミア、バッドEDしか無いっぽいのでグッドED投下します。 思い出しながら書くので、ちょっとした間違いは勘弁な! 〈グッドED共通〉 一度は仲間と戦うものの、(一番仲の良い仲間)に説得(※)され正気に戻るヴェイン。 やっぱり皆と一緒にいたい、と自らの「願いを叶える力」を使い、力を切り捨てようとします。 しかし、もう一人のヴェイン曰く「君のせいで力が暴走しちゃったから責任を取って欲しいな。」との事で再度ヴェインの力と戦う事に。 無事勝利したヴェインとアトリエの仲間は崩壊するダンジョンから脱出、学園に帰還。 そして月日は流れて卒業式。 ヴェインの正体を知ったヘタレ担任のゼップルや一部の生徒からは怯えられたままですが卒業自体は無事に出来ました。 アトリエ前の廊下でイゾルデ先生(ヴェインを殺そうとした先生)と話すヴェイン。 検査の結果もう自分には何の力も残っていない、ただの人間になったようだと話した後イゾルデに礼を言うヴェイン。 「お礼を言われる覚えはないわ」と返すイゾルデに、「そうですね。でも…ありがとうございます」と言って別れる。 以下キャラEDへ。 ※:各キャラ毎に様々な方法。約束、嘘泣き、ツンデレ(男)、ET等 359 :マナケミア:2008/11/22(土) 18 39 29 ID nF3hkbrXO 〈キャライベ:フィロ〉 自由時間にフィロと話していると、様々な事が判明する。 学園に入学した理由、生死観、そして時々倒れる理由…彼女の寿命が残り少ない事。 フィロが子供の頃に病気で死にそうになっている時に現れた錬金術士が治療を施そうとしたが失敗、病気は治ったものの寿命が縮んでしまったという。 (この錬金術士がヴェインの『父』であるテオフラトゥス。フィロの生命力を事故で奪ってしまった彼は不死に近くなってしまい、死ぬ為にヴェインを作った) その為、自分が死んでしまう事を全く気にも留めていないフィロに「そんな簡単に死ぬなんて言っちゃダメだ」と反発するヴェイン。 その後、アトリエの仲間にフィロの事情を話す(喋らされる)ヴェインに向けられた言葉は「バカ」の一言だった。 戸惑うヴェインに「そんな大事な事を今まで黙ってるやつがあるか!」と怒る仲間達。 仲間の協力でヴェインが死んだフリをして見せる事で、フィロに仲間が死んだら皆がどれだけ悲しい思いをするかを伝えたヴェイン。 「絶対に治してみせる」と言うヴェインにフィロもとうとう「出来るだけ足掻いてみる」事を約束するのだった。 〈キャラED〉 どこかで療養中のフィロ。 ヴェインが薬を持ってくる。 「今日の薬は特別苦そうだね」と言うフィロに「アンナとロクシス(真面目コンビ)が作った物だからね」と返すヴェイン。 やがて、薬の効果か睡魔に襲われるフィロ。 眠りに付く前に小さく呟く。 「ヴェイン君、ありがとう」 と。 END 補足:フィロの病気をヴェインの力で治せるんじゃね?と思うかもしれません。 実際にヴェイン説得時にもう一人のヴェインも治そうとするんですが「ヴェインに」治してもらいたいんだ、とフィロが拒否します。 464 :マナケミア:2008/12/08(月) 22 07 02 ID mjscfrm+O 〈キャライベント:ニケ〉 学園に入学した事の目的の一つが「お婿さん探し」(ちなみにドラマCDで明かされるがかなりくだらない経緯…)なニケ。 ある日、ヴェインは屋上で歌を歌っているニケを目にする。 しかも結構な人数が集まっていて、ちょっとしたコンサート状態。聞けば時々歌っているらしく、熱心なファンも結構いるようだ。 そして後日、ニケがお婿さん探しをしている事がファンにバレて大騒ぎ。 ヴェインを含むアトリエの男メンバーがファンに襲撃されたりする事態に陥ってしまう。 騒ぎをおさめる為に東奔西走するヴェインとニケ。 その過程でヴェインに助けられたニケはヴェインに惚れ、ヴェインを見かける度にイチャイチャベタベタしようとする。 一方ないがしろにされたファンやそのファンの周りの女子は当然のごとく冷ややかな反応になり、非難轟々で孤立するニケ。 最終的にはアトリエメンバーの協力(放送室を占拠したり)もあって謝罪の気持ちを込めた新曲でみんなに謝り、和解する事に成功。 謝罪コンサートは大盛況で幕を閉じるのだった。 465 :マナケミア:2008/12/08(月) 22 17 58 ID mjscfrm+O 〈キャラエンド:ニケ〉 真っ暗な闇の中、ヴェインとニケの話し声。 「そっちはもう寝た?」 「うん、よく眠ってる」 「よし、じゃあ静かにね。そーっとそーっと…」 「あっ…」 ガシャン! 赤ん坊の泣き声と物音。 画面が明るくなり、次々と起きてくる二人にそっくりな子供達。軽く四人はいる。 「おとーさーん、あそんでー」 「おかーさーん、おうたうたってー」 子供達の対応をしながら「せっかく久し振りに二人きりになれるかと思ったのに」と嘆くヴェインに、謝りながらも「この子達が大きくなるまでしばらくは無理だね」と返すニケであった。 end。 467 :マナケミア:2008/12/09(火) 20 04 30 ID 6fqZTvZeO 〈キャライベント:グンナル〉 「謎の正義の味方」として活動していたグンナルに強制的に「正義の味方2号」にさせられてしまうヴェイン。 最初こそイヤイヤだったものの、徐々にノリノリになっていく。 しかし外界から隔離された学園内で正義の味方が必要になるような出来事はほとんど無く、悲鳴を聞いて駆けつけても「宿題が終わってない」などの下らないものばかり。 正義の味方は必要ないのか、とグンナルと落ち込んでいる時に「悪の組織でもないとダメなんですかね」と何気なく呟くヴェイン。 それを聞いたグンナルは何かを考えている様子。 後日、悪の組織を名乗る連中からヴェイン宛てに連絡が入る。なんでも正義の味方一号(グンナル)を捕らえたらしい。 指定された場所に向かい悪の組織の四天王とか色々をなぎ倒して進むと、最後の部屋にはグンナルが待っていた。 誘拐は全てはグンナルの狂言だったのだ。 「悪の組織が無いなら作ればいい」と悪の組織結成を語るグンナルに「正義の味方はどうするんですか!?」とつっこむヴェイン。 「いや、悪の組織もやってみると案外楽しくてな。正義の味方はお前に任せた!」 「そんな無茶な…。だ、だいたいボクが正義の味方をやらなかったらどうするつもりなんですか!?」 「その時はオレ様の組織が世界を征服するまでよ。ハァーッハッハッハ!」 転移して消えるグンナル。 「ああ、もう悪役っぽい消え方まで身に付けちゃって…」 1人取り残され、肩を落とすヴェインであった。 468 :マナケミア:2008/12/09(火) 20 17 54 ID 6fqZTvZeO 〈キャラエンド:グンナル〉 どことも知れぬ広間。 機械剣を傍らに、玉座に座ったグンナルがいる。 ガチャッ… 「やっと見付けましたよ、グンナル先輩…」 扉を開き、入ってくるヴェイン。 「遅かったではないかヴェイン。既に世界の半分(うろ覚え。2/3とかだったかも?)は我が組織が掌握したぞ。」 順調に世界征服出来ているらしい。 「さあ、決着をつけるぞ!」 end。 今から戦うぜ!って所で終わる「俺たちの戦いはまだまだこれからだ!」的エンディング。 マナケミア2では教頭として猛威を奮うグンナル。 このルートを通っているらしく、2では戦闘員やら改造モンスターを繰り出してきますw >part2へ
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マナケミア~学園の錬金術士たち~ (Part1/2) ストーリーの本筋とバッド相当の主人公ED:part39-135~148,152,153,253~264 グッドED、フィロ・ニケ・グンナルの個別ED:part42-358,359,464,465,467,468 135 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/22(木) 16 31 25 ID DEf5Ka/G0 マナケミア~学園の錬金術士たち~を予約してた者です。 バッドEDもリクエストされてるので、まず、ストーリーの本筋とバッド相当の主人公EDを書き、 その後に仲間キャラそれぞれについて 個別イベント+個別EDを書くという形にしたいと思います。 全12話のゲームですが、まずは第7話まで投下します。 136 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 16 57 13 ID DEf5Ka/G0 とりあえず、第1話で登場するパーティーメンバー ヴェイン・アウレオルス 主人公。猫のサルファと山奥の小屋に引きこもって生活していたため、人付き合いが苦手。 積極性に欠ける部分があり、どちらかというと周囲の人間に引っ張られて事件に巻き込まれることが多い。 過去の記憶がはっきりせず、気がついたらサルファと一緒に暮らしていた。 サルファ ヴェインと一緒に暮らしていた黒猫。 基本的に単なる猫にしか見えないが、ヴェインだけはサルファの言葉を理解することが出来る。 また、戦闘時にはプロテクター状に変身してヴェインの武器となる。 これらの点から、ヴェインと契約したマナ(精霊とか、妖精とかそういう存在)だと思われている。 フィロメール・アルトゥング 通称フィロ。ヴェインの隣の席になったクラスメートの少女 人懐っこく明るい性格だが、錬金術に際して、独自のアレンジを加えたがる癖がある。 風のマナと契約している。 ティティルミミニケメレ 通称ニケ。ヴェインたちと一緒に入学した獣人の少女。 一人称は「うち」で、言葉も行動もよく言えば前向き、悪く言えば猪突猛進系である。 錬金術を学ぶ以外にとある目的を持って学園にやってきている。 ゲーム開始時点では契約マナはなし。 グンナル・ダム ヴェインたちの一年先輩で、学園中に知られたトラブルメーカー。 よく言えば豪快、悪く言えばルール無視で、面白いことを追求する部分がある。 ゲーム開始時点では契約マナはなし。 ゲーム序盤はいつも忙しそうでめったにアトリエに顔を出さない。 137 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 00 51 ID DEf5Ka/G0 第1話 猫と少年と錬金術 錬金術師養成機関であるアルビレス学園(以下「学園」)に、 主人公のヴェインと猫のサルファがやってきたところから物語が始まる。 学園に入ったところで、ヴェインの回想シーン。 昔のことはおぼろげにしか覚えていないヴェインは黒猫のサルファと共に山奥の小屋で暮らしていた。 (町に行くと怖がられるとの事。ヴェインとサルファの力=錬金術についての知識がその地域では乏しいためらしい) 其処にある日、ゼップルと名乗る男が尋ねてくる。 ゼップルは学園の教師であり、ヴェインをスカウトしに来たのだと言う。 結局その話を受けて、ヴェインは学園へと入学することを決めたのだった。 森の奥で暮らしてきたヴェインにとって、多くの人がいる場所に来ること自体初めての経験であった。 (少なくとも人間の友人はこれ以前に一人もいない) 入学式や担任となったゼップルからの説明も終わり、解散となったところで 隣の席に座っていた少女、フィロに誘われ、一緒に学園内を見て回ることになったヴェイン。 一通り見て回ったところで、突然、見知らぬ男女二人組みの先輩から声を掛けられる。 ヴェインの名を知っていた二人は半ば無理やりにヴェインをどこかへ連れて行こうとする。 そこに登場する新たな男子生徒。 グンナルと呼ばれたその生徒はヴェインとフィロは既に自分が予約済みだと言いだす。(二人にそんな覚えは無い) ヴェインたちの意思を無視した身柄の奪い合いは結局グンナルが勝利し、二人組みは戦わずしてその場を去る。 グンナルは二人組についてトニとレーネという名で、分りやすく言うと悪の手先だと告げる。 結局知らない先輩にどこかに連れて行かれるのは変わらないような気がしないでも無いが、グンナルについていく二人。 案内されたのは校舎内の、錬金術を行うためのアトリエであった。 138 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 01 55 ID DEf5Ka/G0 そこには既に一人の獣人の少女がおり、二人のことを新たな被害者と呼んでくる。 そこに、教頭先生がやってきて、グンナルと言い争いを始めた。 約束どおり四人集めたと告げるグンナルに対し、教頭は一年生三人をグンナルに任せることには不安があり、やはり認めることは出来ないと言い返す。 状況が分らないヴェインは教頭とグンナルの言い争いを止めようか悩み、フィロはマイペースに獣人の少女、ニケと自己紹介を行っている。 何でもニケは、獣人は珍しいとの理由でグンナルに連れてこられたらしい。 その間にもグンナルと教頭の話し合いは進み、教頭から二週間以内に「ニクロ布」というアイテムを作るように命じられる。 さっぱり状況がつかめないヴェインとフィロだが、グンナルはやることがあるといってアトリエから出て行ってしまう。 とりあえずニケに事情を説明してもらう二人。 学園ではアトリエを四人以上の生徒のグループに対して貸与しているのだが、グンナルが所属していたアトリエは昨年先輩が全員卒業して、 グンナル独りになってしまったため、アトリエを使い続けるための人数確保としてヴェインたち3人が連れてこられた、ということらしい。 しかし、先ほどの教頭の話を聞く限りでは、2週間以内に課題を達成しないとアトリエを追い出されてしまう。 しかもグンナルはどこかへ行ってしまい、一年生三人で何とかするしか無い状況。 とりあえずフィロがニクロ布について調べておく、と言うことでその日は解散することになった。 ニクロ布の作成はともかく、日常の課題をこなしていく三人。 そのころ、トニとレーネは命令してくる何者かに、失敗について無言のプレッシャーを受け、次の手立てを考えていた。 一方ヴェインたちが日常の課題に追われるうち、肝心のニクロ布製作の期限まであと一日となってしまった。 フィロの調査のおかげで材料はほとんど分ったのだが、後一つだけ分らない材料がある。 そのことで悩んでいるとグンナルがアトリエに現れ、最後の材料が旧校舎のモンスターが落とすアイテムだと教えてくれる。 忙しいと言うグンナル以外の三人でそのモンスターを倒しに行き、無事そのモンスターを倒して材料を入手することに成功する。 アトリエに戻ると何故かグンナルが負傷している。本人曰く名誉の負傷とのことだが、別に重傷でも無いので、ほっといて布の調合を行うことに。 調合は順調に進んだが、フィロが何か隠し味を入れようと言い始める。 ヴェインは普通に作ることを主張するが、普通に作ったらつまらないというグンナルの一声で フィロ特製の秘密の粉薬が投入される。 不安に駆られるヴェインだが、結局かなり高品質のニクロ布が完成する。 教頭にその布を提出すると、目の前に反面教師がいるのも悪くない、と言ってアトリエの使用継続を許可してくれた。 グンナルのおごりで祝杯だと盛り上がる一行だが、アトリエの外で教頭はヴェインについて「やはりテオフラトゥスの…」と意味ありげに呟くのだった。 139 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 14 32 ID DEf5Ka/G0 第2話 期末試験とメガネの転校生 新規登場パーティーキャラの紹介 ロクシス・ローゼンクライツ クールで嫌味でメガネをかけた転校生。 何人もの錬金術師を輩出した名門、ローゼンクライツ家の出身。 勤勉かつ努力家だが、何故か一方的にヴェインをライバル視してくる。 ゲーム開始時で契約マナはなし。 無事アトリエを借りることが出来たヴェインたち。 そんなある日、ニケのクラスに転校生がやってきた。 ニケからその転校生の話を聞いたグンナルは面白そうだとその転校生、ロクシスを自分達のアトリエに誘いに行く。 しかし、既にロクシスはトニとレーネの誘いを受けた後だった。 その後も日常の課題を過ごしながら過ごす一同。 夏休みも近づいたある日、ヴェインたちは期末試験として翌日の夕方までに「食物繊維」の製作を課される。 図書館で調べてきたフィロの情報で、手近な材料だけでも課題は作れるが、 高台に一本だけ生えている樹から取れるホッフェンという材料を使えば高品質のものが作れることがわかる。 時間が無いし、そこまでしなくてもいいとニケが言うと、突然グンナルが現れ、 「有り合わせで作るなど言語道断」と言い出して、ホッフェンをとってくるまで錬金釜の使用を禁止されてしまう。 しかたなく高台へ向かう三人。 高台にはトニ、レーネ、ロクシスの三人の姿もあった。 目的地まであと少しというところで、トニから足止めを命じられたロクシスが三人に戦いを挑んでくる。 サルファを身にまとうヴェインの姿に「それが君のマナの力・・・気に入らない」と呟くロクシス。 戦いの末ロクシスを退けた三人だが、トニの手によってホッフェンが取れる樹が燃やされてしまっていた。 追いついてきたロクシスを最低だと非難するニケ。 それに返す言葉もないと答えて、立ち去るロクシス。(ロクシスもトニがそこまでやるとは知らされていなかった) フィロたちも立ち去り一人その場に残されたヴェインに、サルファは自分が知っている錬金術師はロクでもないやつばかりだと言う。 できる事なら樹を救いたいと願うヴェインの身体からは謎の光が放たれるのだった。 あけて翌日、フィロとニケに連れられて高台へ向かうと、燃やされたはずの樹が元の姿を取り戻していた。 先生辺りが治したのかと予想しながら三人がホッフェンを採集すると、三人の前に木のマナが現れ、木を治したことの礼を言われる。 別に自分達が治したわけではないと言う三人だが、お礼に一緒に行くというので、ニケが木のマナと契約する。 学校に戻り、ゼップルに課題を提出して教員室を出た所で、ロクシスと鉢合わせる三人。 トニの行動は自分も知らず、昨日のことは本意ではないと告げるロクシスに対して、それで自分だけ関係ないとでも言うつもりかと怒りをあらわにするニケ ニケとフィロが立ち去った後、残ったヴェインに昨日のことを謝罪するロクシスだったが、同時にヴェインのことが嫌いだとはっきり告げる。 思い当たる節がなくヴェインは戸惑うしかなかった。 140 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 23 08 ID DEf5Ka/G0 第3話 夏休みと謎の幽霊の噂 新規パーティーキャラ パメラ・イービス 昔から学園に住み着いている幽霊の少女。 少なくとも、現在の校長の祖父が学生のころは記憶しているという。 資料館(図書室)の管理人を自称しているが、真面目に仕事をしているかは怪しい。 一部の学生や教師、モンスターにとってはアイドル的存在である。 夏休みに入ったが、錬金術についての知識漏洩を防ぐため、卒業まで学園の外には出られない。 仕方ないので結局学園内で宿題したりバイトしたりしながら過ごしている面々。 宿題も終わらせたところに、グンナルから余興として夏休みに入ってから噂されている幽霊を探しながらの肝試しを持ちかけられる。 グンナルに渡されたメモに従い、学園各地を回るが、怪談話というには微妙なものばかり。 資料館にやってくると、口から泡を吹いてロクシスが倒れている。とりあえずロクシスを運び出す一行だが、陰から覗く何者かには気がつかなかった。 ひとしきり回ったところで悲鳴が聞こえたので、なぜかそこへやってきたグンナルと共にに悲鳴の聞こえた場所へ向かう一行。 資料館に駆けつけると、肝試しをしていた生徒の一人が突然現れたモンスターに攫われたという ヴェインたちが資料館奥へ向かっている頃、資料館入り口で待っていたグンナルのところに、噂の幽霊の正体であるパメラが現れる。 現状を説明し、パメラと共に自らも資料館の奥へと向かうグンナル。 資料館の奥で問題のモンスターと生徒を見つける一行。興奮したモンスターから生徒を助ける方法を考えているとパメラとグンナルが駆けつける。 パメラが説得すると、モンスターがパメラに惚れており、パメラの姿が見えなくなった不安から暴れだしたことが分る。 詳細は不明(モンスターの言葉を理解できているのはパメラとサルファのみで、これ以上はサルファが通訳してくれない)だが、 わがままを言って埒が明かないらしいモンスターを叩きのめして生徒を助け出す。 場所をアトリエに移してグンナルからパメラの紹介がされた。 パメラは学園に古くから住んでいる幽霊だが、一種の風物詩として一年の入学から半年は存在を隠し、夏休みの肝試しで存在を明らかにして驚かせるのが慣わしだという。 今年の幽霊騒ぎは待ちきれなくなったパメラが先走った結果であった。 ヴェインが気に入ったパメラは自分もグンナルのアトリエに加入すると言い出す。 学園の方は校長に言えば何とかしてもらえる(校長もOBで当然学生時代からパメラとは知り合いである。)とのことで、グンナルのアトリエは新たなメンバーを加えたのだった。 141 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 30 14 ID DEf5Ka/G0 第4話 先輩とロクシスと武闘大会 新規登場パーティーキャラはなし 夏休みも終わり、後期の授業が始まる。学期末には学園祭が開催され、今年の目玉イベントは二人一組の武闘大会だという。 アトリエで駄弁っていると、ニケから武闘大会への参加を誘われる。 しかし、その場にやってきたグンナルが、自分とヴェインのコンビで参加申し込みを済ませてしまったと言う。しかたないので、グンナルと参加することに。 いつも忙しそうなグンナルが行事に参加することをフィロが不思議がると、グンナルは上機嫌でついに目的のものを手に入れたと告げる。 それはグンナルが入学当時から契約しようと日夜戦っていた金のマナとの契約のことであった。 (第1話や第2話でグンナルがマナと戦っている場面を目撃するイベントがある。) これからはみっちり相手をしてやれると言うグンナルは手始めにヴェインを特訓へと誘うのであった。 トニとロクシスも大会に参加することを知ったグンナルは二人に賭けを持ちかける。 トニ達が勝てばグンナル達が何でも言うことを聞き、グンナルたちが勝てばロクシスをグンナルのアトリエに移籍させるという条件をトニは受入れ、賭けは成立する。 学園祭当日、大会まで時間があるということで、アトリエの皆でいろんな出し物を見て回る。 お化け屋敷には本物であるパメラが乱入してぶち壊し、喫茶店では予想外に美味いケーキを校長が作ったことに驚かされる。 出店では綿菓子も知らないヴェインが、自分の知らないものばかりではしゃぐ、といった感じに学園祭を満喫する一行。 ひとしきり楽しんだところで、大会が始まる時刻となる。 「学園の秩序を破壊する永遠の自由人」 グンナル 「グンナルの後継者との呼び声高い恐怖の一年生」 ヴェイン という司会者のコールに、いつの間にやらグンナルの後継者にされていることに戸惑うヴェイン 一回戦は難なく突破するが、そこに駆けつけてきたニケから、アトリエに「女は預かった」と書かれた脅迫状が置いてあり、フィロの姿が見えないことを告げられる。 大会はグンナルに任せてヴェインたちでフィロを探しに行くことに。 合流したパメラがモンスターから集めた情報でフィロがマナ遺跡にいることが分り、助けに向かう。 一方大会は順調に進行していた。 一人で試合場にあがるグンナルに対し、実力は申し分ないが、ルールはルール、二人一組出なければ認められないという司会者。 仕方なくグンナルは試合場にいるレフェリーに声をかけ、臨時のパートナーに任命する。断るでもなくあっさりその誘いに乗ってしまうやる気満々のレフェリー 司会者も止めるでもなくそのまま試合を始めてしまうのだった。 遺跡を進んでいったヴェインたちはレーネと、眠っているフィロを発見。 いまいちやる気の無いレーネを戦闘の末退ける。 薬で眠らされていたので、いまいち状況を理解できていないフィロを助け出すと急いで会場へ戻るヴェイン レフェリーを相方に決勝まで勝ち上がった破壊王グンナルとぎりぎり間に合ったヴェインVSトニ&ロクシスとの決勝が開始される。 グンナルとヴェインが勝利を収め、見事優勝する。グンナルとセットで新旧破壊王コンビなどと司会に呼ばれながら観客の歓声に応える二人。 約束どおり、移籍するロクシスだが、馴れ合うつもりは無い、とこれまでの態度を崩そうとしない これはこれで面白い、後はお前達の努力次第と告げるグンナルであった。 142 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 41 51 ID DEf5Ka/G0 第5話 新しい仲間と父親の話 新規パーティーキャラ アンナ・レムリ ヴェインたちの一年後輩に当たる新入生。 本来入学は16歳前後が普通なのだが、家の事情で12歳で入学してきた。 家は剣術の道場であり、アンナ自身も居合いの免許皆伝である。 しっかりものだが融通が利かず、口うるさいこともある。 想像力が豊かすぎてしばしば妄想の域に達し、勘違いした思い込みからトラブルを起こすことがある。 ヴェインたちが入学してから一年がたち、新入生が学園にやってくる、 アトリエで皆が過ごしていると、いつかのようにグンナルに半ば無理や連れられて、一人の新入生がアトリエにやってくる。 その新入生、アンナに状況を説明する面々。状況を理解したアンナはアトリエが汚れていると言い出し、責任者であるグンナルに説教を始める。 たちまち逃げ出すグンナルを追いかけてアンナも走り去ってしまう。 こうして新たなメンバーを加えたグンナルのアトリエであった。 アンナの存在で多少息苦しくも真面目に研究に取り組んでいるアトリエの面々 ニケの愚痴からそもそもなんで皆が学園に入ったのかという話題になる。 物心ついたときからそう決めていたというロクシス、文武両道を目指したためというアンナ、スカウトされたから何となく入学したというニケ、 生前のことは覚えていないというパメラときて、ヴェインは父親が錬金術師だったかもしれないからだと答える。 昔の記憶がないヴェイン、気がついたらどこかのアトリエにいて、研究をしている父親の姿が見えたという。 父親の名前すら覚えていないというヴェインに、サルファが、父親の名前は「テオフラトゥス・アウレオルス」だと告げる。 その名をヴェインが口にすると、アトリエの面々が驚きの声を上げる。 なんでも、ここ数年でもっとも偉大な錬金術師であり、学生時代も含め10年足らずで多大な業績を残した人物だという。 パメラのテオフラトゥスが学生時代によく遊んだという言葉から皆で教員達に話を聞きに行くことに。 (錬金術師は必ずこの学園の卒業生であり、教員も錬金術師である以上は、皆学園の卒業生である) 担任のゼップルからは、ヴェインをスカウトした理由が、おそらくヴェインがテオフラトゥスの息子だという点にあったこと、 テオフラトゥスとゼップルは同級生だが、テオフラトゥスは雲の上の存在で、何を研究しているのかすら理解できなかったことを教えられる。 アンナからされた、ゼップルもヴェインくらいの子がいてもおかしくない年齢だ、という突っ込みのショックで固まってしまったゼップルをほっといて他の教員のところへ行くことに。 同じく同級生だった女教師イゾルデからは、テオフラトゥスはその才能とねたまれやすい性格ゆえに敵の多い人物だったこと、 「大いなる獣」と呼ばれるモンスターに守られ、学園創設以来生徒が一切立ち入れなかった場所へ、テオフラトゥスがたった一人でモンスターを退けて立ち入ったというエピソードを教えられる。 いつの間にやら現れたグンナルの発案でその場所へ向かうことに 皆が立ち去った後、イゾルデは「この程度で分るとは思えないが、試す価値は…」と呟く。 問題の場所へ差し掛かると、大いなる獣が立ち去るように警告してくる。 ニケの言葉からヴェインがテオフラトゥスの息子と知った獣は唯一自らの矜持を傷つけた男の息子であるヴェインとその仲間に襲い掛かる。 大いなる獣と呼ばれる大翼竜にヴェインたちの攻撃はほとんど効かず、苦戦を強いられる一行。 皆を傷つけられたくないと、皆の制止を振り切るように一人飛び出したヴェイン。その身体から光が放たれたかと思うと、大翼竜の力が弱まる。 そのチャンスを逃さず、再度戦いを挑む一行(システム上、ここから必殺技と協力技を使用可能になる)。 激闘の末、傷ついた大翼竜は「汝の一族とは相性が悪い」と言ってその場を去り、一行は先へ進んで、テオフラトゥスが見たのと同じ光景を目の当たりにする。 その風景の美しさに心奪われる一行。気を利かせた皆がその場を離れてもヴェインはその風景に見とれているのだった。 143 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 17 50 42 ID DEf5Ka/G0 第6話 自由研究と未知との遭遇 新規登場パーティーキャラ ムーペ・オクタヴィア・ヴォンドラチェク8世 通称はムーペ。どう見ても人間には見えない謎の生物。 壺のような乗り物に乗り、マスコット然とした外見だが、たまに凶悪な表情を垣間見せる。 地元では王族だったらしい。 前期の授業も終わり、ヴェインにとって二度目の夏休みがやってくる。 課題のほかに自由研究も課され、アトリエでは皆で自由研究のテーマについて話し合うが、皆の意見はばらばらであった。 そこでとりあえず目先の課題をやりながら考えればいいと、珍しくまともな意見を言うグンナルに戸惑う一同。 しかし、アンナから掃除当番であることを告げられるとヴェインに押し付けて逃げる姿に、やはりいつもどおりのグンナルだと安心するのだった。 夏休みも終わりが近づき、自由研究の内容を話し合う一同。 話し合いがまとまらない中、グンナルが遺跡の発掘を提案する。 そこには三年生がいなければ入ることができないのだが、グンナルは自分が三年だから大丈夫だと言う。 グンナルが進級できていたことに衝撃を受ける一同だったが、とにかく、遺跡へ発掘に出かけることになる。 それを立ち聞きしていたトニは何かを企んでいた。 遺跡を進み、奥を掘っている、と見たことの無い物質でできた卵のようなものを掘り当てるヴェイン。 其処に現れ、卵を奪おうとするトニとレーネの三下コンビ(命名、グンナル) 二人と初対面のアンナに、グンナルは親切にも名前を覚える必要が無いやられキャラだと適切な説明を行う。 いつものように無駄にやる気のトニとやる気の無いレーネと戦闘になる。 いつものように撃退し、完璧なやられキャラの捨て台詞を残して逃げていく三下コンビ。 アトリエに発掘した卵のようなものを持ち帰り改めて観察する。 卵と言うより金属製の壺っぽいそれにグンナルが蹴りを入れると、それが動き出し、何か生き物のようなものが顔を出すと同時に、壺が宙に浮き、逃げ出す。 追いかける一行はアトリエの隅にそれを追い詰める。 一方プレイヤー視点では謎の生物の内心も表示される。それによると、こいつは宇宙人で、漂着してから2000宇宙時間が経過しており、現地生物と接触することは宇宙法では死刑必至だという。 そのため、口封じにアトリエの面々を皆殺しにしようかと考える謎の生物だが、兵器のほとんどが故障しており、実行に移すことができない。 とりあえず翻訳機能を使って意思疎通を図ろうとする謎生物は自らをムーペと名乗った。 何とかその場をごまかすために留学生だと言い出すムーペ。 それを素直に信じてしまうフィロにどう見ても人間じゃないと突っ込むニケ 母親似と言い訳になって無い言い訳に、グンナルどころかアンナまでぜひ母親に会ってみたいと話に乗せられてしまう。 錬金術を学べば宇宙船の修理が可能と知ったムーペ(自称17歳) この時点でのアトリエメンバーの態度は、可愛く無いから無関心なパメラ、そっち側には足を踏み入れたくないと距離をとるロクシス、 話に流されてるグンナル、ヴェイン、アンナ、フィロ、一人突っ込み役を務め続けるニケといった具合である。 結局グンナルがアトリエに迎え入れることを決定し、入学できるよう校長のもとへ直談判しにいくことに。 自分は王族だと主張するムーペは国の名を聞かれて、咄嗟にワイハだと答える。 グンナルの口車もあり、あるはずも無い国を知ったかぶりした校長は結局ムーペの入学を許可してしまう。 かくして、アトリエに新たな仲間が加わることになった。 144 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 18 01 12 ID DEf5Ka/G0 第7話 学園祭とクイズ大会? 夏休みも終わり、ヴェインが入学して二度目の学園祭が迫ってきた。 今回の目玉は学園横断ウルトラ錬金クイズだと言う。それはともかく日々の課題に取り組む一行。 そんな中授業の一環として、アトリエ対抗マラソン大会が開催される。 アトリエ対抗だって言ってるのになぜかヴェインにライバル心むき出しなグンナルとロクシスだったが、とにかく参加することに。 ここでは、ゴール到達までの時間で展開が分岐する。 →遅かった場合 トニとレーネの三下コンビに先にゴールされてしまい、悔しい思いをする →早かった場合 何故かわざわざ待ち構えていた三下コンビ(というか主にトニ)が、成績よりグンナルたちとの勝負が大事だと言って戦いを挑んでくる。 難なく蹴散らして、トップでゴールを果たす一行。結局三下コンビはマラソンでも勝負でも敗北することとなった。 ヴェインの二度目の学園祭、今年の目玉である学園横断ウルトラ錬金クイズは二人一組の参加だと言う。 ヴェインもアトリエの仲間を誘って参加することに(誰を誘っても構わない。相方を誰にしても、イベントは大差ない) ルールは全部で三問について、解答となるアイテムを持ってくること。 妨害、横取り何でもあり、とにかくアイテムを持ってきさえすればいいと言うものであった。 特別審査員として、御歳108歳の錬金術師ピエール先生を迎えて大会が開始される。 第一問は巨大魚の捕獲であった。 何処がクイズかと会場からブーイングが出るが、ピエールの「一流の錬金術師は皆一流の釣り師」との言葉にごまかされて釣りに行くことに。 やっぱり参加している三下コンビもヴェインたちの邪魔をしようと高台の釣り場で待ち構えていた。 しかし、トニは地元では釣り吉トニと呼ばれていたプライドから、釣りならば正々堂々と勝負しようと言い出す。 とりあえずトニはほっといて、釣った魚を持ち帰り、採点してもらっていると、時間切れ寸前で三下コンビも戻ってくる。 結局ヴェインたちの方が魚が大きかったということで、ヴェインが第一問をトップで通過することになる。 第二問はとにかく大きな物を持って来いという課題であった。 ひとまずアトリエに戻り、持ち歩けるが大きいものというなぞなぞのような課題を考える。 フィロの思いつきで、巨人の指輪を調合し持って行くことに。制限時間ぎりぎりで間に合い、なんとか提出する。 ピエールはえらく感銘を受けた様子で最高評価をたたき出したヴェインたちは二問目もクリアする。 最後の問題はダンジョンの奥に生えている黒マスカットを持ち帰るというもの。 あまりに単純で罠を疑う一同だが、とりあえず、黒マスカットのところへと向かう。 そのころ、第二問に真面目に取り組みすぎていたトニは、レーネの指摘でようやく制限時間を超過していたことに気付き、どんな手段を用いても大会の邪魔をすることを決意する。 ヴェインたちは無事、マスカットを手に入れるが、罠を警戒して敢えてマスカットを取らなかった他の参加者と戦闘になる。 さっさと蹴散らして黒マスカットを学園へと持ち帰る。 一方その頃、トニは大会を妨害するため、トイレに行っていたピエールをどこかに閉じ込めようとする。 しかし、実は強かったピエールに返り討ちにされるのだった。(この世界では学園で戦闘技術が必修であることが示すように、錬金術師には一定の戦闘能力が要求される) 結局三問ともクリアしたヴェインたちが優勝し、ヴェインは二年連続で学園祭メインイベント優勝を果たし、皆の歓声を受けるのだった。 最後に、「心の其処から学園生活を楽しいと感じられたのは、このときが最後だったのかもしれない」というヴェインのモノローグが流れ、嫌な予感を漂わせながら第7話は終わる。 145 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/22(木) 18 04 04 ID DEf5Ka/G0 とりあえず今日のところは以上です。 何か補足や突込みがあったら遠慮なく指摘してください。 146 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/22(木) 20 34 19 ID AISAXP9IO マナケミアの人乙です。 ツッコミどころ…も特にないような。 アンナ加入の所で「グンちゃんも三年生に進級できました」を一応言っとくくらい?w 147 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/22(木) 23 40 28 ID JQu6vPdh0 乙ー ちなみにアトリエシリーズは「○○のアトリエ」が メインかサブタイトルに大抵付くがマナケミアはそれが無い ただファンの間では「グンナルのアトリエ」でもっぱら通るw 148 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/23(金) 08 11 28 ID a2kNc/xx0 マナケミアも一応アトリエなのか。 アトリエ儲だけど、イリスでうへぇってなった口だけど、やってみようかのぅ。PSP版でるんだっけね 152 :ゲーム好き名無しさん:2008/05/24(土) 08 57 09 ID mXJOzu23O 2ではグンナル教頭なんだよな…マジありえねぇw カリスマ性は認めるがその選択肢はないwww 153 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/05/24(土) 12 32 24 ID 0u62LlFK0 すいません。2の発売前に最後まで書き上げたかったんですが、引越しせにゃならんので、続きは6月上旬までずれ込むと思います。 グンナル教頭もさることながら、個人的にはゼップル校長の方がありえなかったりします。 まだ書いてない終盤のイベントのせいで、私の中じゃゼップルの評価はストップ安を通り越して、上場廃止に至ってますので。 あと、マナケミアに同封されてたガストの広告で、マナケミアはアトリエシリーズ第9弾とはっきり書かれてるので、 正式なアトリエシリーズだと判断します。 253 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 16 56 26 ID K85bORTi0 遅くなりましたが、メインストーリー(バッドEDバージョン)を最後まで投下します。 254 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 01 25 ID K85bORTi0 第8話 病気の猫とマナの薬 二年生最後のイベントも終わり、もうすぐグンナルは卒業、ヴェインたちは進級する。 アトリエで一行が雑談していると、どうやらサルファの体調が悪いらしい。 本人は大丈夫といっているので、とりあえずはそれ以上は追及しない一行。 そんなサルファだが、あとは終業式を待つだけとなったある日、遂に倒れてしまう。 こんな時ぐらい教師を頼れというグンナルの指示でとりあえずゼップルのもとへ運ぶことに。 こんな症状は聞いたこともないと言うゼップルをグンナルは「三流教師」と怒鳴りつけ、 ロクシスは「有事に役に立てないのでは資質を疑われても仕方ない」と冷たく告げる。 それでも、腐っても教師か、ゼップルはマナの魔力を回復させる薬なら効くかもしれないと教えてくれる。 そのための材料である月の花が旧校舎の奥にあると聞いた一行は、サルファをゼップルに預けてそこへ向かうことに。 サルファがいなければヴェインは戦えず、ほかのメンバーでモンスターを蹴散らして旧校舎の奥へ進む。 (このイベント終了までヴェインは戦闘メンバーから離脱する) 一方そのころ、サルファを預かったゼップルだが、弱ったマナの世話などしたことがなく困り果てていた。 そこに同僚のイゾルデが現れる。 猫の世話なら心得ているというイゾルデは自分がサルファを預かろうと申し出た。 ゼップルもその言葉に甘え、サルファをイゾルデに任せて自分は薬の調合の準備に取り掛かるため、その場を立ち去る。 サルファを抱き抱え、あの頃より軽くなったとつぶやいたイゾルデは、近くに隠れていた三下コンビを呼び出し、何事かを命じる。 旧校舎の奥、ゼップルが言っていたあたりに到着した一行は手分けして月の花を探し始めるが、なぜか立ち止まって探しに行こうとしないアンナ。 その理由を問うニケに対し、アンナは気になることがあると言い、マナがあのように衰弱するものかという疑問を呈する。 事実サルファが衰弱しているというニケに対し、アンナは「子供のころ飼っていた猫が亡くなる時、丁度…」と言いかける。 そこにフィロの悲鳴がとどろき、アンナたちもそちらへと向かう。 駆け付けた一行は目的の月の花と、それを囲むように集まっているかなりの数のモンスターを目の当たりにする。 特に巨大な一匹を蹴散らした一行だが、まだ大量のモンスターが残っており、目の前の月の花を手に入れることができない。 そこに現れた三下コンビが、ヴェイン達を援護するかのようにモンスターと戦い始める。 トニ曰くヴェイン達を助けるように言われたとのこと。 これまでの行いから何か企んでいるのかとも思えたが、とにかく花を手にいれ、ヴェイン達は三下コンビにその場を任せてその場を脱出する。 それが、ヴェインが三下コンビを見た最後だった。 月の花を持ち帰った一行だが、そこには元気に歩くサルファの姿が。 イゾルデいわく、一時間ほど点滴をしたら治ったとのこと。 礼を言うヴェインに対してイゾルデは自分にとってもサルファは意味のある存在であることと、 今はサルファは持ち直したが、残された時間は変わらない、と告げる。 イゾルデの言葉の意味はよくわからないが、ヴェインは何かが起きる予感を感じていた。 255 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 09 53 ID K85bORTi0 第9話 自分の将来と錬金術の歴史 卒業式も終り、新学期を迎えた一同。 教室でフィロと、グンナルが卒業して寂しい、と話していると、ゼップルからクラスに新しい仲間が増えると言われる。 そして入ってきたのは卒業したはずのグンナルだった。 アトリエで事情を聴くと、テストを全教科すっぽかしたら留年したとのこと。 皆を驚かそうと黙っていたらしい。 卒業式からしばらくたった後、三下コンビがイゾルデのところへ挨拶にやってくる。 レーネの支度に手間取って学園に残っていたが、その日の船で学園を去るという。 いろいろ嫌なこともさせたというイゾルデに、それでも礼を言う三下コンビだった。 三年生になれば進路相談が行われるわけで、順番が回ってきたある日、ゼップルの部屋へと赴くヴェイン。 学園卒業後何をしたいか問われ、錬金術師になりたいと答えるヴェイン。 錬金術師になるための学園だからそれは当然のことで、どんな錬金術師になるかを聞きたかったというゼップルだが、 それ以上ヴェインは具体的な希望を言うことができなかった。 ヴェインが立ち去った後、イゾルデがゼップルのもとへとやってくる。 ヴェインの進路を訪ねたイゾルデは錬金術師になりたいというヴェインの希望をゼップルから聞いて、どことなく沈んだ様子を見せる。 アトリエで皆が集まっているところに進路相談を終えたフィロが戻ってくる。 そのまま進路について皆で話し、ヴェインも自分の場合について話すと、頭の中に「それが、お前自身の望み…」という謎の声が響いてくる。 「望むのであれば…お前が…そう…それだけの力が…」と続く謎の声にうろたえるヴェインだが、他の者にはその声は聞こえていないらしい。 そこに校長があらわれ、イゾルデからの伝言を伝えてくる。 その内容は錬金術のなんたるかを教えたいので、遺跡の地下に来てほしい、というものであった。 ほかにすることもないし、せっかくのご指名だからと皆で向かうと、そこはマナが閉じ込められた多くの水晶から光の粒が立ち上る不思議な場所だった。 256 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 11 38 ID K85bORTi0 第9話続き そこにイゾルデがあらわれ、マナとは何かを聞いてくる。 うまく答えられない一行に対し、イゾルデは、マナとはこの世のすべての事象を司るものであり、元はすべて同じ純粋な力の塊だと告げる。 そしてイゾルデは忌まわしい過去の出来事を語り始めた。 はるか昔の錬金術師たちはマナの力のみを取り出せないかと考え、数千、数万のマナを狩り集めては実験材料として扱った。 閉じ込め、薬品を投与し、生きながらその身に刃を突き立てた。 そういった実験の果てにマナの力を取り出すことに成功したものの、その莫大な力を制御することができず、あたり一面の全てが焼き払われるという結果を招いた。 結局、実験は中止され、集めたマナ達は水晶へと封印され、全ての記録は抹消された。 そして、今ヴェイン達が見ている水晶の中のマナこそが実験体だったマナ達であると。 錬金術師の負の側面を突きつけ、錬金術師を目指すかもう一度考え直すように言い、マナ達の怨嗟の声が聞こえるかと言い残してイゾルデはその場を立ち去る。 思わぬ事実を突き付けられた皆はそれぞれ違った反応を示す。 より一層錬金術への興味をかきたてられるムーペ、イゾルデの真意を考えるグンナル、一人で考え込むアンナ、耳が痛い話だったが、目標は変わらないロクシス、自分のマナに謝るニケ。 ひときわ大きい水晶に近づいたヴェインとサルファ。サルファに聞くと、イゾルデの話した内容をサルファはテオフラトゥスから聞いたことがあったという。 マナがどう思っているかは知らないが、少なくとも自分はヴェインを恨んではいないというサルファ つづけて、マナが人を恨んでいるならそれが関係あるのは自分ではなくむしろヴェインだと言いかける。 そのとき、ヴェインの頭に何者かの声が聞こえてくる。 それは閉じ込められたマナの思念。その思いに導かれるように水晶に近づいたヴェインからまばゆい光が放たれた。 ヴェインが我に返ると、一際大きな水晶に閉じ込められていたマナが解放されていた。 錬金術師への憎悪に駆られ襲い掛かってくるそのマナを躊躇いながらも迎え撃つ一同。 何とかマナを撃破し、どことなく後味の悪さを感じながらその場を離れる一同。 その様子を離れた場所から見つめながらイゾルデは「やはり…と、言うべきなのでしょうね。テオフラトゥス、あなたは…」と呟くのだった。 257 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 15 28 ID K85bORTi0 第10話 咳き込む猫と何もできない僕と・・・ 焼け落ちたホッフェンの樹、大翼竜との戦い、マナを封じた水晶、 ヴェインがこれまで謎の光を放った場面を回想しながら、イゾルデは、テオフラトゥスがもし望みをかなえたのならあの子だけを残したのは余りに無責任だ、と呟く。 もう一つだけ確かめなくてはならないと呟いてどこかへと向かうイゾルデ。 最後の夏休み、アトリエでヴェインは水晶から聞こえた声のことを思い出していた。 あの時のことについてサルファに聞こうとすると、サルファが突然せき込む。 心配するヴェインに、サルファは治るものでもないから気にするなと答える。 ヴェインがアンナに呼ばれてサルファのそばを離れると、サルファは、少し持つと思っていたと呟くのだった。 夏休みも終わりに近づいたある日、再びサルファが倒れてしまう。 ゼップルに相談しに行こうという意見も出るが、ゼップルが役に立たないのは実証済みだと一蹴するグンナル。 前回サルファを治療したイゾルデについても、先日の一件でヴェイン達を置いていなくなったことから信用できない。 しかし、他に考えも浮かばないので、仕方なくイゾルデのもとへと向かう。 イゾルデはサルファはもう寿命が近いという。 マナに寿命があるなどという話を聞いたことがないと反論するアンナだが、 イゾルデは事実だから仕方がない、気力でもっているような状態で、手の施しようもなく、永くはないと答える。 一行がその場を立ち去った後、盗み聞きしていた校長がイゾルデの前に現れる。 イゾルデの言っていたことが本当なら聞いておく必要があると思ったという校長に対して、イゾルデも確かめるいい機会かもしれないと答える。 彼らも学園の生徒だと性急な行動を戒めようとする校長に対して、イゾルデは個人的に興味はないが、結果として生徒を守ることにもなると返す。 手の打ちようがなくなったヴェイン達だが、フィロが、 竜の墓場には竜が残した生命力や精気が存在するので、マナであるサルファにとっても何かいい影響があるのではないかと言いだす。 眉唾ものの話ではあるが、他に手段があるわけでもないので、そこへ向かう一行。 目的地にたどり着いた一行だが、そんなにすぐ効果が出るわけもないということで、 ヴェインはサルファと一休みし、他の者は見張りなどすることに。 しばらく様子を見てみたがサルファの様子に変化はなく、皆がっかりする。 そこにイゾルデがあらわれ、突如として襲い掛かってくる。 マナを召喚して襲い来るイゾルデを何とか撃退した一行。 しかし、イゾルデは目的は果たしたという。 なぜそこまでするのか、ヴェインはテオフラトゥスの最後の…と口にするサルファに対して、だからこそだ、と答えるイゾルデ。 そして、戦いで力を使い果たしたサルファが息を引き取ってしまう。 マナに寿命があるはずないというニケに対し、イゾルデは、自分が知る限り15年、ただの猫がそれだけ生きれば十分だ、と言う。 サルファの死を受け止めきれないヴェインの頭の中に再び謎の声が響く。 「お前が強く望めばそれだけでいい」というその声に従って、サルファにまだ一緒にいてほしいと願うヴェイン。 すると、ヴェインの体から光が放たれ、その光がサルファに集まったかと思うと、サルファが蘇生する。 その場から立ち去るイゾルデは、自分のほうが覚悟が足りなかったと呟いていた。 258 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 18 10 ID K85bORTi0 第11話 イゾルデの決意と少年たちの戸惑い サルファの体調もすっかり回復したが、サルファを蘇生させたヴェインの「何か」のことでどことなくぎこちない雰囲気になるアトリエ。 そんな空気を振り払うように、グンナルが突如として課題のことを気にし始め、驚く一同。 皆、グンナルの気遣いに気が付きながらも、それに便乗してその場を去る。 グンナルはヴェインに対して、聞きたいことはあるが少し時間をやろうと思っただけだ、と言い残すのだった。 ヴェインは自分でもわからない自分自身の秘密についてサルファとイゾルデが知っているのではないかと思うのだった。 自室で過去を回想するイゾルデ。 一度もテオフラトゥスに勝ったことのない自分だがこれ以上テオフラトゥスの名を汚させないためにやるしかないと覚悟を決める。 課題も終り、あとは卒業を待つだけとなったヴェイン達。 ニケからのグンナルが卒業できる保証がないという突っ込みに、アンナがグンナル用の時間割を作ってあげたと答える。 いつもと変わらない何の事もない雑談。 そんな現実逃避な雑談に終止符を打つロクシスの一言で、場の雰囲気が重苦しいものに変わる。 そんな一同を見てサルファは知らない方がいいこともあるとヴェインに告げた。 そこにイゾルデがやってくる。 イゾルデはヴェインに対し、他の生徒を巻き込むつもりはないからサルファとともに資料館の奥まで来るように言ってくる。 応じなければそれなりの手段を取るというイゾルデ。 応じればヴェインの秘密を教えると答えてイゾルデは去っていく。 イゾルデの誘いに応じることを決めたヴェインに対し、仲間たちは自分たちも行くと告げる。 一方、イゾルデを校長が呼び止めていた。 ヴェインの危険性については再三説明したというイゾルデに対し、校長はとても信じられないし、イゾルデの危惧は可能性に過ぎないと答える。 ヴェインの力など口実にすぎず、別の目的があるのではないかとイゾルデを問い詰める校長。 イゾルデはあっさりとそのことを認め、目的は違っても結果は同じと言い残し、その場を去って行く。 校長はイゾルデの気迫に気圧され、一歩も動けなかった自分を情けなく思いながら、テオフラトゥスのことを罪な男だと呟くのだった。 資料館最奥でイゾルデは、昔はここによく来た、と呟いていた。 そこに現れるヴェイン達。 イゾルデは自分の知る事実を語り始めた。 259 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 20 41 ID K85bORTi0 第11話続き 6年前にこの世を去ったテオフラトゥス、彼は周囲の嫉妬に嫌気がさして、研究室を飛び出して一般の人々のために錬金術を使っていた。 しがらみから解放されて生き生きとしていたテオフラトゥスだったが、とある村で取り返しがつかない失敗をしてしまう。 その村にいた未知の重い病を患った一人の少女。 テオフラトゥスは独自の錬金術を用いてその少女を治療しようとし、病気は治ったが、少女の寿命も病魔と一緒に取り除いてしまったのだという。 それでも病を治してもらった少女はテオフラトゥスに無邪気な笑顔で礼を言った。 そのことがよりテオフラトゥスを苦しめ、自らの無力を痛感したテオフラトゥスは姿を消した。 山奥でひっそりと暮らすようになったテオフラトゥスの心は徐々に歪んでいき、自らの才への慢心、嘲笑う周囲への復讐心、見返そうとする虚栄心に塗りつぶされていった。 それらを満たすためにテオフラトゥスが着手した最後の研究が、人造生命としての人工マナの精製だった。 そして、生み出された人工マナこそがヴェインだという。 あまりに突拍子もない話に信じようとしない仲間たち。 ヴェインもまた、その事実を受け入れることはできなかった。 イゾルデの話は続く。 ヴェインがただの人工生命であれば何の問題もなかったが、ヴェインが持つマナとしての力こそが問題だというイゾルデ。 燃えた木を蘇らせ、大いなる獣を倒し、水晶からマナを解放し、死んだサルファを蘇らせた。 これらすべてがヴェインの力によるものだというイゾルデ。 証拠がないとして、信じない仲間たちに証拠を見せるというイゾルデ。 仲間の一人を自分のもとへと引き寄せると、確信があるから大丈夫と言いながらあっけなく殺してしま。う (ここで選ばれる仲間はED条件を満たした仲間。私のプレイ時、バッドEDのときはフィロが殺された) そのとき三度目となる謎の声がヴェインの頭の中に響く。 「望めばいい。望めば叶う…わかりやすい。非常にシンプルだ…」 と告げる声に従い、仲間を助けたいとヴェインが願うと、ヴェインの体から光が放たれ、仲間が蘇生を果たす。 イゾルデはヴェインには他人の、そして自分自身の望みをかなえる力があるという。 生徒を殺しさえするイゾルデの目的を問う一行。 望んで人を生き返らせる力は、望めば人の命をも奪える力でもある。 使い方次第では世界すら揺るがすことができるその力を見過ごすことはできない。 悪いのはそんな力を生み出したテオフラトゥスだが、だからこそテオフラトゥスの名を堕とすことは許されないと告げるイゾルデ。 宿主である猫が死んでもどうにもならなかった以上手段は一つしかないと、力が完全に目覚める前にヴェインを消し去ろうとして、襲い掛かってくる。 イゾルデを撃退した一行だが、イゾルデのダメージは甚大で、パメラが助けを呼びに行く。 イゾルデはテオフラトゥスに謝りながら意識を失った。 最後に、自らが危険な力を持った人工マナであることを知ってしまったヴェインは、自分はみんなと一緒にいてはいけないのかという独白するのだった。 ※補足 これまではヴェインがマナであるサルファと契約していると思われていたが、実際はサルファという猫がヴェインというマナと契約していた状態というのが事実。 10話でのイゾルデの行動は、契約している相手であるサルファが死ねば、マナであるヴェインの力をどうにかできるのではないかという考えに基づいたものだが、 ヴェインは契約者が死んだ状態で力を発動し、契約者を蘇生させてしまったので、イゾルデは直接ヴェインを消そうとするに到った。 260 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 23 46 ID K85bORTi0 第12話 過去の記憶と望む未来 校長室で、校長にすべての事実を報告した一行。 今回の件については正当防衛を主張するグンナルとニケに対し、今回の件だけを見れば確かにそうだが…と答える校長。 そこにやってきたゼップルはイゾルデが療養は必要なものの命に別条がない旨の報告をする。 フィロ達がヴェインの弁護をしてくれるように頼み、ヴェインもゼップルに声をかけるが、それに対するゼップルの対応は「ひ…」と悲鳴を上げながら後ずさるというものだった。 そのことにショックを受けるヴェイン。 逃げるようにその場を去るゼップルを使えない男、腰抜けなどと酷評するロクシスとグンナル。 校長は今日のところは帰っていいが、ヴェインの処分については後日職員会議で決定するという。 その発言に反発する一行。 処分されること自体もさることながら、ヴェインだけが処分の対象になっていることに憤る仲間たち。 とりあえず言葉のあやだとごまかして一行を追い出す校長。 いったんアトリエに戻った一行。 ゼップルや校長の態度に憤るニケに対し、 ロクシスは昨日までただの生徒だと思っていたのが、実は強い力を持っているマナだったというのだから、彼らの気持ちはわからなくもないと告げる。 ヴェインはヴェインだというパメラ、処分に不安を隠せないアンナ。 事実は事実として受け止める必要があるというグンナル。 どうも暗い話にしかならないため、ひとまず今日のところは休むことにして、皆立ち去る。 サルファによればイゾルデとテオフラトゥスは恋人同士で、サルファも何度か会ったことがあったという。 サルファに自分はここにいない方がいいのかと問うヴェイン。 ヴェインがそう感じるなら出ていけばいいと返すサルファだった。 学園のあちこちをさまようヴェイン。 教室に入ったとたん、あるクラスメートは逃げるようにその場を去り、それ以外の者もまともに相手をしてくれない。 教員室の方へ向かうと、校長に向かってヴェインの処分を問いただす教員の声が聞こえてくる。 早く退学にするべきという一部教員たちに対し、恥を知れと叱責するのはいつも厳しく接していた教頭だった。 ヴェインが危険な可能性があるのは間違いないという校長に、危険かもしれないという理由だけで生徒を罰するのかと詰め寄る教頭。 そんな教頭に対し、教員の一人はただの生徒ならそこまではしないと答える。 一度アトリエに戻るヴェインだが、誰も戻ってきていなかったので、ひとまず自室へ戻って休息を取る。 ヴェインは暗闇の中で、頭に響いていた謎の声と対話する。 姿を現しその声の主はヴェインそのものの姿をしていた。 声の主は自分のことをヴェインの中の力だと名乗る。 これまで力を使わせてきたのかというヴェインに対し、ヴェインの方が力を呼んだのだと答えるもう一人のヴェイン。 ヴェインが力を欲した時に力が呼び出されるのだから、あくまできっかけはヴェインにあるという。 今回は、ヴェインがイゾルデがなぜヴェインを消そうとしたのか知りたいと願ったから出てきたのだという。 ヴェインがその理由を都合よく忘れているだけだと言い、思い出せばいいと告げるもう一人のヴェイン。 テオフラトゥスが何を望んでヴェインを作ったのか、それを思い出せという。 そしてヴェインは思い出す。 261 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 25 45 ID K85bORTi0 12話続き テオフラトゥスは少女の命を奪った(厳密には寿命を奪った)自分の罪を悔い、少女から寿命を奪ったことで限りなく不死身になった自分の体を恨んでいた。 そしてテオフラトゥスは自らの死を望んでおり、自らを殺すために望みを叶えるマナたるヴェインを作り出した。 そしてヴェインはその望みをかなえてテオフラトゥスを殺した。 一方、校長室では教頭が校長に対してそこまで薄情だとは思わなかったと責めていた。 自分には生徒全員を守る責任があるという校長に対して、守る対象はあくまで生徒全員であり、誰一人欠けてもいけないと言い返す教頭。 出来ることとできないことがあると言う校長に対して、しっかりするように叱責する教頭。 そんな時何かに気づいた校長が窓の外を覗き込んだ。 朝、アトリエにやってきたヴェイン。 そこにやってきたフィロに引っ張られて校庭へと連れて行かれるが、そこには学園を囲む壁のようなものが存在していた。 それが朝、突然現れたと聞いて、ひとりで何かを納得するヴェイン。 壁には教員たちも傷一つつけることができず、外部との連絡も遮断されていた。 そんな様子を眺めるヴェインとフィロのもとにほかの仲間たちも合流する。 入口らしいものが見つかったという情報をもたらしたロクシスはヴェインは余り姿を見せない方がいいと指摘する。 実際、その場の生徒たちはヴェインがその壁を作りだしたのではないかと囁いていた。 陰口をたたく生徒たちに怒りをあらわにするニケやアンナをヴェインがなだめ、ロクシスに入口へと案内してもらう。 その場を離れる際、ヴェインは「こんなつもりじゃなかった」と呟いていた。 入口にはゼップルと校長、そして教頭の姿があった。 中に入って調べるしかないという教頭の提案を受けて、生徒たちの前だというのにお互いに危険な調査任務を押し付けあうゼップルと校長。 そこにやって来たヴェインは自分が中に行くと申し出る。 露骨にうれしそうな顔をしながら一応しぶって見せる校長。 これは教師の仕事であって生徒は待機しているべきという教頭に対して、自分が行かないといけないと返すヴェイン。 そしてヴェインについていくことを申し出る仲間たち。 危険だからと皆を説得しようとするヴェインだが、何か訳があることは皆にばれていた。 理由は中でゆっくり聞かせてもらうという仲間たちとともに、ヴェインは壁の中へと突入する。 壁の中、仲間たち以外には聞かれない場所でこの壁は自分が作ったものに違いないと告白するヴェイン。 そのこと自体は皆の予想の範囲内だったが、フィロはその理由を聞いてくる。 それに対してはこんなものを作りたかったんじゃない、とだけ答えるヴェイン。 自分たちの手でこの壁を消せるはずだと告げるヴェインの言葉を信じて、一行は先へと進む。 しばらく先に進んだ先にあった扉を開けると、ホッフェンの樹の騒動や、マラソン大会があった高台そっくりの風景が広がっていた。 そのまま先に進むと、卒業したはずの三下コンビが現れる。 ヴェイン以外の存在が目に入っていないかのように、初対面の時の会話を繰り返す二人を見て、本物ではないと判断した一行。 そんな一行には構わず三下コンビが襲い掛かってくる。 撃破すると三下コンビの偽物は光となって消えていった。 なぜ三下コンビの偽物が出てきたのかいぶかしむアンナに対し、ここはそういう場所なんだと割り切った答えを返すグンナル。 次に開いた扉に入ると、以前テオフラトゥスの足跡を追って踏み入れた竜の墓場にそっくりだった。 進んでいくとやはり現れる大いなる獣こと大翼竜、の偽物。 これも撃破した一行だが、ロクシスやグンナルは何が起きているのかを理解しつつあった。 262 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 26 59 ID K85bORTi0 12話続き 次の扉の先に広がるのは、最初にイゾルデによって招かれ、錬金術師の負の歴史を知ることとなったマナ遺跡下層中枢部の風景。 進んでいけばやはり現れる、水晶に封じられ、ヴェインによって解き放たれたマナ、ツヴァイスモンデの偽物。 その風景を見ながら自らの予測が裏付けられ一人納得するロクシスにニケが問いただす。 それに答えるロクシス。 マナが水晶から解き放たれた瞬間を見ていたのはヴェイン一人だったが、今、彼らの目の前ではマナが水晶から解き放たれる瞬間まで再現されていた。 したがって、先ほどから戦っている相手はヴェインの記憶の中の敵であるという。 それに同意するヴェイン。 そんなロクシスに対して、それがわかって状況が何か変わるわけでもない、今やるべきは目の前の敵の排除だと言い放つグンナル。 ロクシスもそんなグンナルの単純さがたまにうらやましくなると言い返した。 ツヴァイスモンデを撃破し、さらに先へ進む一行。 ついに最深部へとたどり着く。 そこで姿を現すもう一人のヴェイン。 望みをかなえようとしていたのに何をしに来たのか、と問うもう一人のヴェインに対して、ヴェインはこんなものを望んではいないと告げる。 しかし、これは間違いなくヴェインが望んだことだと言うもう一人のヴェイン。 もう一人のヴェインを敵と判断し、こいつを倒せば事態を収拾できると戦おうとする仲間たち。 そのとき、もう一人のヴェインは、ヴェインが仲間たちの言葉に安心したことを指摘し、それでも一人になりたかったのかと問い詰める。 ヴェインの力は正直で、ヴェインが望むとおりに現実を動かす。 ヴェインは一人で世界から消えようと思ったが、心の底では学校と、皆と一緒に消えたいと願っていたと指摘するもう一人のヴェイン。 もうすぐ望みは叶い、皆とずっと一緒にいられると告げてくる。 それを聞いて、皆を逃がそうとするヴェイン。 ヴェインは自分は危険だからイゾルデが自分を消そうとしたこと、自分がテオフラトゥスを殺したことを皆に告げ、望めば人が死ぬような力を持った自分は消えなければならないと言う。 しかし、一人になりたくないという願いが混ざってこんな状態を作ってしまった。 ロクシスは願いを変えればいいと指摘するが、ヴェインはどう変えればいいのかわからない。 ついに二つの願いのはざまで心を押しつぶされ、全てをもう一人のヴェインに委ねてしまうヴェイン。 もう一人のヴェインは、自分のことをヴェインの力、望み、本能だと告げ、望んでいるのはあくまでヴェインだと告げる。 そして、一緒にいたい人が全員そろっているのだからちょうどいい、願いをかなえると言って、襲い掛かってくる。 263 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 28 36 ID K85bORTi0 12話ラスト(ヴェインEDバージョン) 仲間たちによって打倒されたヴェインは正気を取り戻す。 自分が倒されたことに安堵するヴェイン。 そのとき、あたりが激しく揺れ始める。 自分はここを何とかしないといけないから先に行くように告げるヴェイン。 このままでは生き埋めになってしまうとやむを得ず仲間たちはその場を脱出する。 最後までヴェインの身を案じ、帰ってくるように告げる仲間たち。 そんな彼らが皆去った後、実は立っているのもやっとなほどに消耗していたヴェインはその場に座り込んでしまう。 そんなヴェインにもう一人のヴェインの声が聞こえてくる。 ヴェインの力が敗れるなんてありえないと言うもう一人のヴェイン。 ヴェインに対して、寸前で心変わりするのはアンフェアだと言ってくる。 ヴェインは自分が消えようと思ったのは皆を傷つけたくなかったからなのに、もう少しで皆を手に掛けるところだったと言い、今ならこの空間ごと自分が世界から消えることを心の底から願えると呟く。 壁が自壊していくのを保健室から眺めながら、イゾルデはヴェインが自ら消滅の道を選んだことを悟り、自分のしてきたことが無意味だったことに気づく。 命からがら脱出することに成功した仲間たちが見守るなか、壁は崩壊を続けていく。 力を使い果たし倒れ伏しているヴェイン。 力を使い果たした故にもう一人のヴェインはすでに消え去っていた。 そこにサルファがやって来てヴェインの傍らに座り込む。 逃げろというヴェインに何か言い返しているサルファだが、力を使い果たしたヴェインには最早サルファの言葉を理解することすらできなかった。 サルファに謝りながら、それでも最期の時に一緒にいてくれることに礼を言うヴェイン。 倒れたヴェインもろとも壁は消滅していくのだった。 264 :マナケミア~学園の錬金術士たち~:2008/06/07(土) 17 36 04 ID K85bORTi0 以上で、マナケミアのメインストーリー(ヴェインEDバージョン)はおしまいです。 事実上のバッドEDですが、個別EDの条件を満たしていない場合のこのEDになります。 残るは、個別のキャラクエストおよび個別EDですが、まだできてないので、少しお待ちください。 来週中には投下できると思います。 358 :マナケミア:2008/11/22(土) 17 44 46 ID nF3hkbrXO マナケミア、バッドEDしか無いっぽいのでグッドED投下します。 思い出しながら書くので、ちょっとした間違いは勘弁な! 〈グッドED共通〉 一度は仲間と戦うものの、(一番仲の良い仲間)に説得(※)され正気に戻るヴェイン。 やっぱり皆と一緒にいたい、と自らの「願いを叶える力」を使い、力を切り捨てようとします。 しかし、もう一人のヴェイン曰く「君のせいで力が暴走しちゃったから責任を取って欲しいな。」との事で再度ヴェインの力と戦う事に。 無事勝利したヴェインとアトリエの仲間は崩壊するダンジョンから脱出、学園に帰還。 そして月日は流れて卒業式。 ヴェインの正体を知ったヘタレ担任のゼップルや一部の生徒からは怯えられたままですが卒業自体は無事に出来ました。 アトリエ前の廊下でイゾルデ先生(ヴェインを殺そうとした先生)と話すヴェイン。 検査の結果もう自分には何の力も残っていない、ただの人間になったようだと話した後イゾルデに礼を言うヴェイン。 「お礼を言われる覚えはないわ」と返すイゾルデに、「そうですね。でも…ありがとうございます」と言って別れる。 以下キャラEDへ。 ※:各キャラ毎に様々な方法。約束、嘘泣き、ツンデレ(男)、ET等 359 :マナケミア:2008/11/22(土) 18 39 29 ID nF3hkbrXO 〈キャライベ:フィロ〉 自由時間にフィロと話していると、様々な事が判明する。 学園に入学した理由、生死観、そして時々倒れる理由…彼女の寿命が残り少ない事。 フィロが子供の頃に病気で死にそうになっている時に現れた錬金術士が治療を施そうとしたが失敗、病気は治ったものの寿命が縮んでしまったという。 (この錬金術士がヴェインの『父』であるテオフラトゥス。フィロの生命力を事故で奪ってしまった彼は不死に近くなってしまい、死ぬ為にヴェインを作った) その為、自分が死んでしまう事を全く気にも留めていないフィロに「そんな簡単に死ぬなんて言っちゃダメだ」と反発するヴェイン。 その後、アトリエの仲間にフィロの事情を話す(喋らされる)ヴェインに向けられた言葉は「バカ」の一言だった。 戸惑うヴェインに「そんな大事な事を今まで黙ってるやつがあるか!」と怒る仲間達。 仲間の協力でヴェインが死んだフリをして見せる事で、フィロに仲間が死んだら皆がどれだけ悲しい思いをするかを伝えたヴェイン。 「絶対に治してみせる」と言うヴェインにフィロもとうとう「出来るだけ足掻いてみる」事を約束するのだった。 〈キャラED〉 どこかで療養中のフィロ。 ヴェインが薬を持ってくる。 「今日の薬は特別苦そうだね」と言うフィロに「アンナとロクシス(真面目コンビ)が作った物だからね」と返すヴェイン。 やがて、薬の効果か睡魔に襲われるフィロ。 眠りに付く前に小さく呟く。 「ヴェイン君、ありがとう」 と。 END 補足:フィロの病気をヴェインの力で治せるんじゃね?と思うかもしれません。 実際にヴェイン説得時にもう一人のヴェインも治そうとするんですが「ヴェインに」治してもらいたいんだ、とフィロが拒否します。 464 :マナケミア:2008/12/08(月) 22 07 02 ID mjscfrm+O 〈キャライベント:ニケ〉 学園に入学した事の目的の一つが「お婿さん探し」(ちなみにドラマCDで明かされるがかなりくだらない経緯…)なニケ。 ある日、ヴェインは屋上で歌を歌っているニケを目にする。 しかも結構な人数が集まっていて、ちょっとしたコンサート状態。聞けば時々歌っているらしく、熱心なファンも結構いるようだ。 そして後日、ニケがお婿さん探しをしている事がファンにバレて大騒ぎ。 ヴェインを含むアトリエの男メンバーがファンに襲撃されたりする事態に陥ってしまう。 騒ぎをおさめる為に東奔西走するヴェインとニケ。 その過程でヴェインに助けられたニケはヴェインに惚れ、ヴェインを見かける度にイチャイチャベタベタしようとする。 一方ないがしろにされたファンやそのファンの周りの女子は当然のごとく冷ややかな反応になり、非難轟々で孤立するニケ。 最終的にはアトリエメンバーの協力(放送室を占拠したり)もあって謝罪の気持ちを込めた新曲でみんなに謝り、和解する事に成功。 謝罪コンサートは大盛況で幕を閉じるのだった。 465 :マナケミア:2008/12/08(月) 22 17 58 ID mjscfrm+O 〈キャラエンド:ニケ〉 真っ暗な闇の中、ヴェインとニケの話し声。 「そっちはもう寝た?」 「うん、よく眠ってる」 「よし、じゃあ静かにね。そーっとそーっと…」 「あっ…」 ガシャン! 赤ん坊の泣き声と物音。 画面が明るくなり、次々と起きてくる二人にそっくりな子供達。軽く四人はいる。 「おとーさーん、あそんでー」 「おかーさーん、おうたうたってー」 子供達の対応をしながら「せっかく久し振りに二人きりになれるかと思ったのに」と嘆くヴェインに、謝りながらも「この子達が大きくなるまでしばらくは無理だね」と返すニケであった。 end。 467 :マナケミア:2008/12/09(火) 20 04 30 ID 6fqZTvZeO 〈キャライベント:グンナル〉 「謎の正義の味方」として活動していたグンナルに強制的に「正義の味方2号」にさせられてしまうヴェイン。 最初こそイヤイヤだったものの、徐々にノリノリになっていく。 しかし外界から隔離された学園内で正義の味方が必要になるような出来事はほとんど無く、悲鳴を聞いて駆けつけても「宿題が終わってない」などの下らないものばかり。 正義の味方は必要ないのか、とグンナルと落ち込んでいる時に「悪の組織でもないとダメなんですかね」と何気なく呟くヴェイン。 それを聞いたグンナルは何かを考えている様子。 後日、悪の組織を名乗る連中からヴェイン宛てに連絡が入る。なんでも正義の味方一号(グンナル)を捕らえたらしい。 指定された場所に向かい悪の組織の四天王とか色々をなぎ倒して進むと、最後の部屋にはグンナルが待っていた。 誘拐は全てはグンナルの狂言だったのだ。 「悪の組織が無いなら作ればいい」と悪の組織結成を語るグンナルに「正義の味方はどうするんですか!?」とつっこむヴェイン。 「いや、悪の組織もやってみると案外楽しくてな。正義の味方はお前に任せた!」 「そんな無茶な…。だ、だいたいボクが正義の味方をやらなかったらどうするつもりなんですか!?」 「その時はオレ様の組織が世界を征服するまでよ。ハァーッハッハッハ!」 転移して消えるグンナル。 「ああ、もう悪役っぽい消え方まで身に付けちゃって…」 1人取り残され、肩を落とすヴェインであった。 468 :マナケミア:2008/12/09(火) 20 17 54 ID 6fqZTvZeO 〈キャラエンド:グンナル〉 どことも知れぬ広間。 機械剣を傍らに、玉座に座ったグンナルがいる。 ガチャッ… 「やっと見付けましたよ、グンナル先輩…」 扉を開き、入ってくるヴェイン。 「遅かったではないかヴェイン。既に世界の半分(うろ覚え。2/3とかだったかも?)は我が組織が掌握したぞ。」 順調に世界征服出来ているらしい。 「さあ、決着をつけるぞ!」 end。 今から戦うぜ!って所で終わる「俺たちの戦いはまだまだこれからだ!」的エンディング。 マナケミア2では教頭として猛威を奮うグンナル。 このルートを通っているらしく、2では戦闘員やら改造モンスターを繰り出してきますw >part2へ
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ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~ 【そふぃーのあとりえ ふしぎなほんのれんきんじゅつし】 ジャンル 錬金術再生RPG 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3プレイステーション・ヴィータ 発売・開発元 ガスト(コーエーテクモゲームス) 発売日 2015年11月19日 定価 【PS4/PS3】7,344円【PSV】6,264円(税8%込) レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 良作 ポイント 簡略ではあるが奥深い作り込みシンプルで王道化したシナリオ快適になった行動選択中毒性のある採取・錬金・討伐 アトリエシリーズ 概要 本作の特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』の次回作となる『アトリエ』シリーズ、『黄昏』シリーズとの関連性はないが1人だけ黄昏シリーズの登場人物が登場している。 詳しくは伏せるが、『アーランド』『黄昏』シリーズなどのアトリエ世界に見られる「文明を一度リセットした何か」につながっていそうな設定が出ている。 本作の特徴 戦闘準備 主人公のソフィーは必ず戦闘に出す必要があり、さらに護衛メンバーを3人まで連れ歩くことになる。護衛メンバーは戦闘時以外であれば入れ替えることが出来る。 全滅すると最も新しく採取した素材を中心に紛失し、アトリエに引き返すという今までのアトリエでも軽い部類。 普通に探索していても強い敵に出会いやすい。また隠しボスをはじめとし初見殺し要素を持つ敵が複数おり、一度やられてからそれらに対策準備を立ててリベンジするプレイが想定されている。 戦闘指揮 攻撃スタンスと防御スタンスを切り替えながら戦うことになる。 方式はターン制、1ターンのうちに敵味方がそれぞれ速いものから順に1回ずつ行動する。 誰がどの順に行動するかは画面左のタイムカードが並んだゲージで確認でき、敵が「通常攻撃」「特技」「危険な技」のどれを使ってくるかも知ることができる。 敵には自分の行動が回ってくると2回行動してくる強敵がいる。またアシストゲージが溜まっていると攻撃スタンス中に味方の攻撃が続くと連携攻撃になる。 アイテムの仕様変更 主人公のソフィー以外も爆弾や回復アイテムを扱えるようになった。 シナリオを進めるとアトリエに帰還した際に自動補充されるようになる(使用した分の代金は取られる)。 ソフィー以外は持てるアイテムの種類や量に制限がある。 バランス調整の一環と思われるが、ソフィー自身の戦闘パラメータも歴代の錬金術士の中では高め。 ただしステータス異常を回復できるのはこういったアイテムのみ(後述)。 錬金 同一の素材でも様々な特性(前作では潜力)をもつようになった。アーランドシリーズ以前の仕様に戻ったとも言う。 本作でのレシピは参考書を購入するのではなく、条件を満たすことでソフィー自身が閃いたり、イベントで他人から教えてもらうという形でアンロックされていく。 酒場 シリーズでおなじみの課題を与える機関 兼 資金の収入源。 特定のアイテムを納品する、指定された期間内に特定の敵を数体以上倒すといった依頼をクリアすることで報酬がもらえる。 また、複数条件を必要とする依頼をクリアした時などにチケットをもらうことができ、これとレアなアイテムとを交換できる。 他にも有料で噂を聞くことができ、これによってレアな素材が入手できるようになったり特殊な敵が出現したりする。キャラの好きなもの・嫌いなものも聞ける。 どのような噂が聞けるかはランダム。 素材系の噂は、一度聞いて調べてみないと「レアな素材」なのか「普段はついてない特性がついている普通の素材」なのか分からないのが難点。 資金 本作もモンスター討伐・アイテム納品の依頼をこなして受け取る報酬が主な収入源。また比較的高額をドロップする敵も多い。 周回プレイを廃止 ラスボスを討伐すると、主人公ソフィーは新たな目標を掲げてラスボス討伐以前と変わらない生活を送ることになる。 時間 ソフィーたちが採取地や街中を移動、錬金・採取をすることで時間が経過していく。 昼夜、天候、曜日という概念が新登場。 時間帯で出現する敵が変化するほか、拠点にある店は夜間や休日は閉まっていたりする場合がある。 イベントの時間制限は撤廃され、拠点の街で知り合いと話しかけると、ソフィーとの友好度というパラメータの上昇具合やストーリーの進行度に応じてイベントに入る。 酒場で受託できる討伐依頼や珍しい素材の「噂」のみ、日数による時間制限がある。 LP キャラの健康度コンディションを表す指標、マップを移動したり戦闘するたびに少しずつ減少していく。 0になってもキャラが戦闘不能になったり、戦闘不能で大きく下がるということも無いが、10以下になると攻撃力が極端に低下し、防御力もやや低下する。 拠点の街に帰還することで、そのキャラごとの最大値まで回復する。 最大値はレベルアップや装備に付与されている特性などで水増し可能。 本作はロケーション移動(採取地に入らなくても)をするだけで日数経過とLP減少が起こるので、行く場所を間違えた際に大きなペナルティになることはほとんどないもののやり直しがきかない点には注意。 なお、時間経過は町の中を移動しただけでも発生する。なので、店に用がある時などは移動時間も加味する必要がある。 日付による制限を緩和 前作と同じく日付の概念に関して厳しい制限が無く、初心者には遊びやすい仕様になった。 イベントの時期限定も事実上撤廃されており、プレイヤーの好きなペースで行動できるように。 アトリエシリーズの日数制限はリソース管理を楽しむシミュレーションゲームとしての要素だが、近年の作品はシミュレーション要素が薄くなってきていることによる流れ。 評価点 簡略だが奥深い作り込み 錬金釜に素材を投入する様子にパズルの要素が加わったことにより、「どの場所に素材を配置するか」「どういう順番で素材を投入するか」で完成品の性能が左右されることになり、臨場感があり分かりやすい仕上がりになった。 シナリオに応じてできることも増えていき、良い方法を試行錯誤しながらプレイすることが出来る。 基本ルールは「フィールドに任意の順番で素材を置いていく」「置かれた素材に隣接する空き領域に光球が出現・拡大する」「光球がある場所に同じ属性色の素材を置くと属性ボーナスが得られる」「調合の最後に最もフィールドを占有している属性にボーナスが入る」といったところ。 既に素材を配置した場所の上に別の素材を配置することも可能だが、その際に置かれていた素材は獲得した属性値を残して消滅する。 同一種類の素材の中にもサイズの大小に差が生まれるようになった。大きい素材はスペースを取るが完成品の質を高めやすく、小さい素材はその逆となっている。 サイズは品質同様素材そのものの特性となっており、素材となったアイテムの平均値となる。また、素材ごとにサイズの上下に伴う形状変化も異なる。限られたスペースで高い属性値を得るために、この辺りの調整も重要である。 はじめの錬金釜は4×4四方で表現されているが、これを強化することで6×6四方にまで拡張されるほか、素材の向きを調節して釜に投入できるようになる。ただし、難しいアイテムを作る際はこの四方が虫食い状に欠けることがある。 錬金釜を錬金術によって強化もできる。この場合、前述のサイズを変化させたり、特殊効果を持つようにしたり、属性値を上げやすくしたりなど様々な効果を得られるが、素材と調合の仕方によっては強化したけど別の要素が弱体化した、などということも。 錬金釜は複数存在しており、大抵はエリアの宝箱に隠されたクエスト獲得アイテムとなる。それぞれ異なる特性を持ち、基本的に用途に応じて使い分ける必要がある。また、強化に必要な素材も全く違う。 周回プレイこそなく大幅なカットを行った本作だが、適度に難しく快適度が増した錬金と採集には中毒性があるため、ゲームの体感的なボリュームは他のアトリエシリーズに引けを取らない。 一方で、目的の効果を得るための調整が面倒という場面も。終盤の高い属性値が求められる調合となると、どのような形状・サイズ・属性のアイテムが必要かの確認が必要になることがままある。とりわけ、採取で入手するアイテムは調整がままならないので、素材そのものはあっても狙ったサイズのものがないという場合も。 また今作はソフィーの錬金レベルが調合するアイテムに割り当てられた値に達していない場合、完成品の品質が下がるようになった。 『アーシャ』のように「そもそも調合出来ない」というシステムよりは自由度が増した反面、調合レベルの上限が50なのにLv59や60を要求されるアイテムもあるため、『アーランド』シリーズのように一定確率で失敗する仕様にした方が良かったのではという声も。 なお、素材にもレベルがあり、それらを総合したレベルが完成品の指定よりも低いと確率で失敗する。特に賢者の石だと起こりやすい。 初期からあるおばあちゃんの錬金釜は錬金を絶対に失敗しないように「改造する」ことが可能。一方、高品質の錬金が行えるが、素材配置に制限時間のある釜も用意されている。わざと失敗して、発生したゴミを他の素材にする場合もある。 錬金釜を錬金で強化できる・複数の特性の異なる釜というのも地味に新しいポイント。 わかりやすいストーリー 前の『黄昏』シリーズは文字通り暗い要素も含まれていたが、本作はゆるい雰囲気で物語が進む本来のアトリエシリーズに近いストーリーになった。 その一方で、周回プレイを廃止したことにあわせてか王道のRPGらしく世界の危機に立ち向かうシーンも含まれる。 キャラが全体的に常識人であり、クセが歴代の中でも圧倒的に少ない。寂しいとする意見もあれば、ゲームのシナリオのテンポの良さに貢献しているという意見も。 上述の錬金・採取システムにハマれば、ストーリーの手軽さも合わせて非常に快適にプレイできる。 行動選択の快適性 錬金のしすぎで主人公がダウンするなどがない。このような理由と、街への帰還だけでLPが回復することから、「休む」というコマンドは選択できるものの事実上の死にアクションと化した。 量販店の素材補充、前述の酒場依頼の更新などで時間経過を調整する必要があるため、全く使わないわけではない。 素材整理 本作でもコンテナにある素材を所持数や品質などで並べ変えて、素材を条件付けによって検索でき、特に調合品につけたい特性を考える際には非常に重宝する。 コンテナから検索画面に入ることが若干楽になったほか、錬金時も素材をソート・検索できるようになった。 グラフィック・サウンド ガスト作品の例に漏れず、サウンドのクオリティは好評。 マップのデザインも綺麗。 ただしキャラ絵のテイストが変わったため、そこの好みについては意見が分かれる可能性がある。 賛否両論点 周回プレイ・マルチED撤廃 ラスボスを倒した後の、噂で登場する強敵などのやりこみ要素は数多く残っているが、ゲームの大きな目的は曖昧になってしまう。 トロフィーの一つは 特定のアイテムを調合してから ラスボスを倒す必要がある。これに気付かずラスボス撃破後にセーブしてしまうと、最初からやり直しとなってしまう。 キャラ別のエンディングやBADエンドなども無く、エンディングは一種類のみ。 もっともソフィー以外の登場人物は友好度というパラメータが存在しており、護衛キャラにつけるなどしているとこのパラメータが上昇するというシステムが存在し、フラグゲームの要素は完全に消滅したわけではない。 このパラメータが一定値以上になるごとに、町にいるキャラに話しかけるとイベントが生じる。 また細かい点ではあるが、エンドロール時の最後に現れる挿絵はソフィーと最も友好度が高いキャラのものになる。 快適性を向上したことで、フラグ管理や周回プレイなどを苦手とするライトなプレイヤーからは好評なのだが、やりこみたい層にとっては、途中から錬金の難易度が極端に下がるので特定の特性を持ったアイテムを集めるマラソン、不要なアイテムの処分作業が主になってしまう場合がある。 寄り道をしながら本筋のシナリオを進めても、20~30時間ほどで終わってしまう。前述の通り周回要素などは無く、クリア後に開放される採取地も特にないので、裏ボス討伐のために調合や装備品の強化作業を繰り返す事になる。 後述の採取レベルや追加特性の件もあり、単純作業で時間を取られることが多くなってしまう。 レシピ、アイテム数の縮小 シリーズ中ではかなり少ない部類に入るので、ほかのアトリエに精通していると物足りなく感じる可能性がある。 作れるアイテムが少ないことでゲームには特に影響しない。人によっては整理が楽な数かもしれない。 本作の「閃く」システムだと達成条件が面倒なものもいくつかあるので、増えたら増えたで面倒が増していたと思われる。 システムのリアリティについて ストーリーを一定時期まで進めると、街にいる知り合いにプレゼントを渡すことが出来る。プレイングには全く差しさわりは無いのだが、喜ばれるプレゼントを渡しても帰ってくる物がショボい。 お返しの際は向こうがソフィーのアトリエに出向いてくるのだが、そのとき 居留守を選択できる という謎の仕様がある。これに目をつぶるにしても、同じアトリエに住んでいて隣から声をかけてくるプラフタも無視できるのは不可解極まりない。 「曜日」「天候」などは画期的なシステムなのだが、それを十分活かし切れていない一面がある。 左上に今何日かが曜日とともに常に表示されているが、この情報が必要となることが基本的にない。 気にしなかったところでプレイに特に支障が起きることはなく、かといって条件の厳しい制約をつけると快適性を損なう恐れもあるが…。 天候による恩恵が今一つわかりにくい。せいぜい、特定のレシピを閃く程度。 LPは拠点の町に戻ってしまえば回復するので、遊び方次第ではソフィーやその仲間がほとんど寝ていないようにも見えてしまう。 一方で、何日何時間休むかは選べるので、アイテム複製のために一週間まるまる寝て過ごすなんてことも。 ロジーなどの過去作キャラについて 黄昏シリーズとの関連性は不明だが、どこからどうみても『エスカ ロジーのアトリエ』にでてくるロジーさんが鍛冶屋として本作に登場する。ただし、戦闘には参加しない。 これはまだよいのだが、彼の作中の存在意義が薄く、『グラムナート』から『アーランド』まで皆勤で『黄昏』シリーズには登場しなかったパメラが再登場したため、鍛冶屋も以前のハゲルさんで良かったのではないかという声も聞かれる。 一応デザインは今作のイラストレーターに書き下ろされており、3Dモデルもそれに合わせて変更されているので単純な流用ではない。ボイスも新録。 ちなみに、ファミリーネームが不明で錬金術士ではないなど、差異が存在している(*1)。 クリア後に聞ける「おまけボイス」で彼を担当した石川界人氏は「あくまで似たようなキャラクター」「また別のロジー」と述べている。 パメラに関しては、相変わらず幽霊なのだがシスターをやっている。さらに、従来のように幽霊であることを隠さず人を驚かせたりということはせず、孤児の面倒を見たりと比較的真面目な性格となっている。また、町の中年が子供の頃から存在していて、住人がそれを気にせず色々お世話になっているなど、エスカ ロジーのクローネに近い扱いである。 連続して起こりすぎるキャライベント 本作では事あるごとにアトリエに来客が来たり、街にいるキャラクターと話すとイベントが起きる。 これはかなりの数になり、特に最後まで進めるとスキルを獲得できたりスチルを閲覧できるようになる。 しかし、個々イベントは些細な内容であり、ぶつ切りでみている感覚になる。名前ありならイベントが起こりうるので、誰がどのくらいイベントを進んでいるのかがわかりいくい。 フィールドから帰ってきたらイベント、物を買おうとしたらイベントが何回も起こり少々テンポを悪くしている。 街の地図で、キャラが普段と違う場所にいるとそこでイベントがあるという合図になるのだが、それ以外では確認できない。かつイベントは起こると他のイベントフラグより優先してしまうため、目当てのイベントがなかなか始まらないという現象が起きる。 街を移動する際にも時間が経過するため、キャラが移動しているからイベントを起こそうと選択したら時間が経過して夜になり、イベントフラグが消滅してしまうということもある。もちろん日を改めれば見ることは可能だが。 戦闘そのもののやりこみ要素が少ない 初見殺し要素こそ多い物の終盤になった時のザコ敵は基本的に弱く、本作の戦闘難易度は軒並み低め。 キャラレベルが20でストップしてしまう。その後はスキルポイント振り分けで技を覚えたりパラメータの底上げという作業が始まる。 クリア後に酒場から噂を入手することで出現する強敵退治がやりこみ要素になっている。 最高難易度の「DESPAIR」では同じ敵に同じアイテムを使うとどんどん効果が落ちていく。 以前の作品でも同じような特性を持ったボスはいたが、今作では各キャラが持てるアイテム数に限りがあるため特に問題となる。 素早さを上げると通常攻撃のヒット数が増えていき、敵をブレイク状態(1ターン行動不能。ポケモンで言う「ひるみ」)にするためにもヒット数は重要となるため、敵の体力が上がってくる後半になるにつれ攻撃アイテムの重要性は下がり、ひたすら通常攻撃を連打することになる。 結果、アイテムの調合に重きを置くアトリエシリーズでまさかの「レベルを上げて物理で殴ればいい」という事態に。 もっとも、単純にレベル20にしたりスキルを振り分けていただけではこのようなごり押しは不可能で、装備を整えていく必要はある。強力な装備作成にはソフィーの錬金が必要不可欠なので、アトリエの究極の目的がつぶれたわけではない。 ステータス異常を装備などで防げない。 強敵との戦いだと、回復を封じられるととたんに戦況が不利になってしまう。一部のボスを低レベル攻略する際は、このステータス異常の回復が大切になることも多い。逆に敵にステータス異常をかけた所で特に戦況が有利にならないケースが多い。 ステータス異常そのものは回復アイテムによって治せるので(素材そのもののが有する特性に依存するが)、武装に回復アイテムの存在意義を奪われない為の配慮とも考えられる。 また敵のステータス異常や属性攻撃の耐性に関する情報はモンスター図鑑に表示されているのだが、その表記の仕方が今一つ分かりにくい。 問題点 防御態勢の真価について 戦闘キャラ4人は各ターンで攻撃スタンスと守備スタンスを切り替えることが出来るのだが、ヘイト管理による囮戦法ができない・敵の危険な行動の表記が今一つ当てにならないなどの理由で特に序盤は防御スタンスの必要性がやや弱く、攻めが最大の防御になりかねない場面が多い。 モンスターによっては「危険な技」と表記されているにもかかわらず、ダメージの少ない全体技や回復技を発動するものもいる。もっとも何度も戦ったモンスターがどんな技を出すかの予測には役に立つのだが、初見にはあまり通用しない。 作中で解説されている用途の1つとしては、アシストゲージを消費してしまうアシスト(その段階で習得している最上位アシスト)を発動させないために切り替える、というものがある。 キャラバランス 蘇生技を持ち回復アイテムを豊富に扱えるモニカや、アイテムをMPを消費することで無限複製できるコルネリアがやや強い。 逆にこのようなアイテムをあまり扱えず、覚える固有技も攻撃技中心であるフリッツはやや使いにくい。 素材と資金の使い道 終盤に差し掛かると、普通に戦闘や採取を行っているだけでもものすごい勢いで素材が集まる。しかし今作はコンテナの収容数に限界がある。 前作と異なり素材を大量に納品するという依頼がなく減らすには錬金をして素材を融合させるか売るしかない。 素材が個別にさまざまな特性を持つようになった影響を考慮してか、自動で誰かが錬金してくれるシステムが存在しない。 本作の敵は所持金を多めに落とすのだがこれが必要になる場面が少なく、酒場の限定的に得られる素材が入手できるようになる噂の購入や、仲間のうち1人が経営する量販店で複製してもらったレアな調合品を購入することが所持金の使い道に。 一方武器・防具の作成や強化には多額の費用がかかるため、「お金がある時はどんどん貯まるが、全員強化しようと思ったらあっという間に所持金ゼロ」なんてことがよくある。終盤ともなれば材料の作成だけでも大変なのに、お金集めに奔走することになり、やや面倒。 膨大な数の素材と低い検索性 錬金釜の仕様上、同一の素材であっても様々な形状のものを複数タイプストックしておく事になるにもかかわらず、ソートは基本的な物しか存在しないため、目的の素材や形状を見つける事が難しい。 特に所持数が増えていく中盤以降は、縦に異常に長く伸びていくアイテム欄を、ひたすらスクロールで移動して目的のアイテムを見つけなくてはならない、という苦行を強いられる。 フィルタ機能こそあるが、ソートの細分化やスクロールを種類毎にスキップする機能といった、膨大な数の素材を快適に扱うためのユーザーインターフェイスの工夫が足りず、錬金釜をのぞくたびにアイテム探しが苦痛となる。 採取レベル制の面倒臭さ 以前の作品では採取地に入って「栄養剤」を使えば一瞬で高品質な素材を入手出来たが、今作では採取地から出ずに採取を繰り返し「採取レベル」を上げていく必要がある。 最高のレベル5にするには5~10分ほどかかってしまう。また、そこまで採取レベルを上げる前に拾った低品質な素材は余る事に。 ゲーム後半に入ると探索用アイテムに付けられる特性のおかげで1分程度で最高まで上げられるようになるが、やはり以前のシリーズと比べて面倒にはなっている。 また、採取レベルを上げると敵の強さも上がっていくため、体力が減っている際に迂闊に上げて敵シンボルと接触してしまうと最悪の事態を招く。 追加特性について 無料DLCによって開放される採取地「封印されし書架」では今までになかった特性を持った素材が入手できる。 どれも強力な特性が揃っているが、中でも採取出来る素材にはついておらず、この採取地に置いてある宝箱からのみ入手出来る特性があるのだが…。 宝箱から入手出来るアイテムには「普通」「レア」「超レア」の三種類があり(名称は暫定)、この「超レア」から入手する素材にしか付いていない特性がある。 「超レア」の素材が出る確率自体が低く、フィールドマップでセーブしておいて宝箱を開けてリセット ロードの作業を強いられる。 「超レア」の素材から入手出来る特性は15種類。そのうち3種がランダムで付与されるため目当ての特性が出るかはリアルラック次第。 人によってはこのマラソン作業で本編クリア以上の時間がかかったという報告もあり、本編のボリュームが不足している分の水増しと非難された。 ちなみにこの宝箱は一度開けると無くなってしまうのだが、復活条件は裏ボスの討伐。 裏ボスを上回る強さの敵は(現状では)いないが、前述の難易度変更と採取レベル制があるので、「最高難易度の裏ボス討伐を目指して低難易度低採取レベルの裏ボスを倒す」ことになり、裏ボスを倒すために裏ボスを倒して周回するというわけの分からない事態に。 イベントスチルが少ない キャラデザイン担当が2人になった弊害もあるのだろうが、会話のみで終わるイベントが多く一枚絵が過去作と比べ少ない。 パッケージ絵では主人公のソフィーがプラフタと仲良くツーショットで収まっているが、ゲーム中でこの2人が一緒に描かれたスチルは1枚のみである。 ちなみに、その1枚はゲームを最後までプレイしないと見ることができない。 着せ替え要素が少ない 主人公のソフィーは更衣室での衣装変更が可能だが、着替えられる服装は「いつものあたし(ゲーム開始時の服装)」「新しいあたし(ゲーム中盤で入手できる服装)」「白魔術師ノア(リトルノアとのコラボで配布された無料DLC)」の3種のみである。 同様の仕様を搭載した過去作では複数のキャラが水着やゴシック調のドレス、礼服などが選べたことを考えるとボリューム不足と言わざるを得ない。 キャラクターごとに3Dモデルの出来に差がある 本作ではNOCO氏とゆーげん氏の2人がキャラクターデザインを担当しているが、ゆーげん氏の担当したキャラクターは3Dモデルの評価が低い(*2)。 中でも「レオン」の顔は「ゆっくり」を思わせる丸顔になっており、特に酷評される。設定では美人の筈なのだが。 NOCO氏の描いたキャラクターの3Dモデルは前作までと同様にフライトユニットへの外注、ゆーげん氏の描いたキャラクターはコーエーテクモの内製となっており、クオリティの差はそのあたりから来ていると思われる。 バグ・フリーズに関して 敵のシンボルに触れるとフリーズするバグが報告されている(PS3)。 ソフィーのお供キャラにモニカ、オスカー、ジュリオ以外を加えると、敵シンボルに触れてからバトルに移行するまでの読み込み時間が長くなる不具合が報告されている(PSV)。 その他 3人称視点で操作することになるのだが、その視点が探索時に操作するキャラのソフィーにやや近いため、周りの景色が目まぐるしく動き回って人によっては3D酔いすることがある。 カメラの位置は変えられるが、ズームイン・アウトの機能は無い。 ボタンの少ないPSVに操作方法を統一しており、PS4/PS3におけるL2,R2ボタンは使わない。このボタンを使うことでキャラの切り替えなどの便利な機能がつけられたのではないかという声も。 総評 良好なさじ加減で、『アトリエ』本来の特徴と遊びやすさを折衷させることに成功した。 戦闘に関してはやや物足りなく感じることもあるが、本来のゆるい雰囲気を残しながらも『アトリエ』シリーズの新しい基準を作ったともいえるだろう。 ただ、新シリーズ故か全体的にボリューム不足や調整不足が目立っており、次回作以降での改善に期待したい。 一味違う様子を引っ提げて登場した、旧作からのゲスト2人がどのような扱いになるかも気になるところである。 余談 本作のメインキャラであるソフィーとプラフタは『無双☆スターズ』にも出演。 こちらも完全日本語対応のWin(Steam)版が出ているため、上の問題さえなければ「共演作で知って原作を手に取る」という契機は万全に生かされていただろう。 その後の展開 2016年11月2日、続編『フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~』が発売。対応機種はPS4/PSV。遅れて2017年3月10日にはWin(Steam)版が配信開始。 サブタイトルの共通点から『ソフィー』に関連する一連のシリーズは以後『不思議』シリーズと呼ばれるようになった。 2017年2月8日には『エリー』以来となるWin移植版がSteamで配信開始された。しかし、Steamへ進出する国産ゲーの例に漏れず、インターフェースや字幕から日本語が抜かれた、いわゆる「おま語」になっている(購入は可能)。 音声は日本語にできるので、ストーリーを日本語で追うことは可能。ただし調合などはすべて英語で進めなければいけない。 非公式ながら日本語化の手段が公開されている。しかし、一部の文章が英語のままだったり、伏せ字が生じたりするなど、完璧ではない。 続編である『フィリスのアトリエ』のWin(Steam)版は実績は英語だが、本編は完全日本語対応である。 2020年3月6日のver1.0.0.21アップデートにて、日本語表示に対応。実績もきちんと日本語化されている。『ソフィー』をラストにWin版の『アトリエ』シリーズは全作日本語フル対応となった。 2021年4月22日にSwitch/PS4/Steamで廉価版である『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~ DX』と、3作目『リディー スールのアトリエ』までを含めた不思議シリーズ廉価版をセットにした『アトリエ ~不思議の錬金術士 トリロジー~ DX』が発売。 単なる廉価版というだけではなく、DLCや新規衣装、デジタルアートブックなどの要素が追加されている。 2022年2月24日にPS4/Switch/Steamで『ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~』が発売。
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ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~ あらすじ 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~ 概要(新) 主な追加・変更点(新) 評価点(新) 賛否両論点(新) 問題点(新) 総評(新) 移植・その後の展開 ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~ 【ろろなのあとりえ あーらんどのれんきんじゅつし】 ジャンル 新約錬金術RPG 対応機種 プレイステーション3 発売・開発元 ガスト 発売日 2009年6月25日 定価 7,140円 廉価版 PlayStation 3 the Best2010年9月23日/3,990円 判定 なし ポイント 初期作品に近い作風に回帰自由度は低めバグ・フリーズは多い(パッチである程度修正) アトリエシリーズ あらすじ アーランドに住むロロライナ・フリクセルことロロナ。突然ロロナの師匠が開いているアトリエが潰されることを知ってしまう。潰されないためには、王宮からの依頼をこなす必要があるのだが、師であるアストリッドにアトリエの看板を無理矢理継がされてしまう…。 特徴 『イリス』『マナケミア』と変化球の作品が続いたためか、原点回帰を目指して作られており、『ヴィオラート』以前のアトリエの経営や調合を重視した作風へと回帰している。 国から一定期間の間に課題を出され、それを三年間こなしていくというシナリオ。ただ、この課題自体はかなりぬるめの設定であり、その間に仲間や国のクエストなどでお金を儲けたり武器を作って凶悪なモンスターを倒すなどのやり込み要素がある。 戦闘システム 最大3人のターン制となっている。スキルを使用する際はHPを消費する。 戦闘時に味方からのアシストを受けることができる。 本作独自の要素として場の属性がある。キャラ放った攻撃の属性によって、場の属性が変わり、同じ属性の攻撃が使われ続けると場の属性のレベルが上がる。そうするとより強力なスキルが使える。 ある程度期間が経つと国のお店に素材を登録できる「量販店システム」により、いちいち素材を取りに行く手間が省ける。ただし本作では、賢者の石という錬金術の最終目標アイテムまで武器屋のオヤジが99個単位で量産してしまう問題もあった。 ホムンクルスのホムちゃんを使うことにより、調合(残念ながらバグで正常に機能しない)やダンジョンなどの素材採集などを代行させることもできる。 評価点 キャライベントの充実。『イリスのアトリエ』以降、フルボイスが採用されなくなっていたが本作から復活した。 テキストの出来はそれなりに良好。このゲーム自体が原点回帰を目指して作られていたため、『マリーのアトリエ』を彷彿させる展開も。 ガスト作品らしく楽曲は評判良好。 従属効果の掛け合わせは面白いシステムと評価されている。「工夫すれば有用な従属を作り出せる」という調合の新しい試みだった。 実は『イリスのアトリエ』でも採用されていたシステムだが、あちらは従属効果にほとんど意味が無い。 鮮やかなデザイン 原画に新たに岸田メル氏を起用。繊細なタッチと水彩系の淡い色使いは非常に評判が良い。氏のイラスト含め2D部分に関しては綺麗。 賛否両論点 難易度の極端な低下。シリーズの中でも簡単といわれる『マリー』よりも低い。容易に金を稼げるが使い道が無く、経営要素がほぼ死んでいる。 初期バージョンではゲーム序盤~中盤で作成可能な氷爆弾(レヘルン)が終盤最強爆弾であるはずのテラフラムより強く、氷属性のドラゴンを含めたあらゆるボスに対してそれだけ投げていれば楽勝という有様だった。さらにバグで正常に機能しない仕様が多数あったが、そんな内容でもパッチ後に比べればまだバランスが良かったとされる。バグありきで難易度を低めにバランスを取っていた可能性が高い。 パッチ後は幾つかの仕様が正常化したが、数値設定等はほとんど変わらず、結果的にプレイヤー側の強さが極端なインフレを起こしバランス崩壊した。一例をあげれば、量産可能な永久ドーピングアイテム一個で10以上のレベル上げに相当する能力が上がるようになったといえば、どれだけやばいか分かるだろうか。難易度が上がったわけではなく、ゲームとしての手ごたえがさらに無くなるだけで済んだのが不幸中の幸いか。 本作は三か月毎に依頼される王宮依頼をこなすことで次のステップに進む。イベントやダンジョン、参考書が解禁されるのも三か月ごとである。そのため決まった流れでゲームが進行していく。自由度が低いがゆえに初心者向けである半面、遊びの幅は狭い。 とは言え、シビアな一面もある。上述のように難易度が極端に低下したとは言え、王宮依頼において(1回目の必須依頼を除いて)評価点が一定ラインを下回ると即ゲームオーバーとなってしまう。すなわち、一定ラインをクリアできない事が確定した状況でセーブしてしまうとハマる。バッドエンドではないのでデータも引き継がれない。 なお、チュートリアルでアーランドに行けなかった場合もゲームオーバーとなる。こちらは意図して起こさない限りはまずそうならないのが救い。 特徴の項に「やり込み要素がある」と書かれているが、この仕様と量的な問題により実際は「やれる事が頭打ち」の繰り返しになる。リメイク版でも量的な問題はある程度改善したものの、質的な問題はそのまま。 依頼の簡略化。指定が無い限り従属効果も品質も考慮されないため、粗悪品だろうが極上品だろうが依頼達成には関係ない。 アイテムの従属効果は多くが過去作から何も考えずそのまま導入されているため、その中には依頼の評価とお店販売にしか関係ない物が多々ある。本作では無意味となるそれらはダミー化しており、ここからも調整不足が読み取れる。 問題点 ロードが頻発する。 工房から全体マップに行くのにロード、全体マップから王宮受付に行くのにロード、王宮依頼の部屋に行くのにロード。工房から騎士に会いに行くだけでも3回のロードを挟む。もちろん工房に帰る際も同様。 単体では1~3秒程度だが、繰り返し作業が基本となるゲームとしては頻度が多いため非常に辛い。当然戦闘開始ー戦闘終了でもロード。プレイ時間にも目に見えて違いが出てくる。 依頼のアイテムを渡すには容量に限りがある籠にアイテムを入れておく必要がある。依頼を受ける事は本作の基本行動でその回数も当然多いが、その度に「依頼を聞く→工房に帰りアイテムをかごに入れる→依頼者に会う」の流れを挟まねばならない。ロード回数を無闇に増やす原因にもなった。 これは本ゲームのシステムのベースとなっているPS2の『ヴィオラート』から何故か退化した部分。以前はコンテナから納品が当たり前に可能だった。 一応、発売から1年3ヵ月後になって配布されたver1.3でようやくコンテナから直接納品可能に。 町のマップ構成に難がある。町は複数のマップで分割されているが、その各マップに重要キャラが拡散して配置してあり(そしてそのマップはそのキャラと会う以外の役割が無い)、キャラクターが広いマップの奥地に配置されている等、ロード回数と歩行時間が増える要因になった。 三か月毎の王国依頼を達成しないと即ゲームオーバー。そのシビアな仕様故に難易度が非常に低く設定されたと思われる。結果的に三か月という期間は長すぎて消化が面倒なものとなった。出来る事が少なく難易度が低い序盤において特に顕著。 シリーズ初の3Dだが、ポリゴンの完成度が低い 前世代のPS2並…と言っても過言ではないほどに拙い。頭身が低く、デフォルメしたグラフィックとなっているのだが、それも却って完成度に足を引っ張る結果となってしまい、本作の評価の大半を占める事になった岸田メル氏のイラストを全く再現できていない。 また、歩きモーションはホバー移動と呼ばれ、実際地面から浮いているように見える。下り坂を移動中は落下判定になり(ほぼ平地に近い下り坂でも起きる)ジャンプ操作を受け付けない。ジャンプ前は一時停止しないと敵シンボルを避け損ない激突する事に。 フリーズ地獄。 本作に於ける最大の問題点。特定不能なタイミングでフリーズ、もしくはゲームの強制終了が起こる。起きるときは開始数分で何度も繰り返し発生する場合もあるし、しないときはゲームクリアまで全くフリーズしない。法則性がないので、最新バージョンでも解決できない問題として残った。 故にこまめなセーブ必須だが、工房以外の場所ではセーブできない。システムデータと通常データ2個分をセーブする仕様故に1回のセーブに時間がかかり、工房に戻るのに頻繁なロードを挟んだりと、こまめにセーブしやすい環境ではなかった。しばらく工房に戻らない事になるダンジョン探索中は特にリスクが高い。 デバッグ作業をせず販売したと揶揄されるほど大量のバグが存在する。 ガストがバグの情報を募集して修正すると約束した事もあり、2ch攻略スレはデバッグスレと化しバグ情報の収集と検証を行う場となった。 実際、一度通しプレイすれば10人中10人気付くレベルのバグすら複数放置されている。多くのアイテムの効果が正しく発揮されない、チュートリアルでのシステム説明と実際の挙動が真逆である等、デバッグの基本的な部分すらまともになされていなかった。 そして文字通りのユーザーデバッグの結果リリースされたパッチはバランス崩壊を引き起こしてしまう問題があり、多くの放置されたバグやフリーズ等、あまりにお粗末な内容だった。その一年後のベスト版やパッチver1.2においては特定条件でのフリーズ(特に通常版は特定EDで必ずフリーズする凶悪なもの)や、セーブ周りの仕様変更に伴う重大な設定ミスも追加されている。 初期から指摘されていた簡単なバグだが、現在でもドナーストーンや地球儀といったアイテムは数値設定ミスで引き出せない効果があり、図鑑が埋まらない。 総評 発売当時はPS3のRPGが少数かつ特殊なものが多かったことや、本作がオーソドックスなRPGであったこと、新型PS3の発売と近い時期に発売されたこと、アフィリエイトブログ等の新しいメディア戦略でガストの知名度が上昇したことなどの要因により、PS3の注目作として扱われたことがあった。 だが、実際は過去作のシステムを継ぎ合わせたデザインだったが劣化している点や何より致命的なバグが多かったこともあり、公式サイトでバグ報告を募集するという、コンシューマーでは異例の事態を起こした作品となった。 三ヶ月後にやっとパッチが配布されたが、それでも肝心な部分は直らずバランスも崩壊し丸一年放置された。後に海外版とベスト版をリリースしたが、そちらもフリーズ等の問題は抱えたままだった。 現在のバージョン1.4では破綻したバランスも多少落ち着きロード回数も多少減ったので、(フリーズを気にせず)キャラに興味があるなら遊んでみてもいいだろう。 実質的な有料βと言わざるを得ない状況な本作であるが、絵の人気が非常に高くキャラゲーとしての要点は(ゲームテンポとフリーズを除けば)おさえている作品なので、ゲーム性を重視するかキャラを重視するかで評価は大きく分かれる。 新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~ 【しん・ろろなのあとりえ はじまりのものがたり あーらんどのれんきんじゅつし】 ジャンル 新約錬金術RPG 対応機種 プレイステーション3プレイステーション・ヴィータ 発売・開発元 ガスト 発売日 2013年11月21日 定価(税抜) 【PS3】通常版 6,800円プレミアムボックス 9,800円ダウンロード版 6,000円【PSV】通常版 5,800円プレミアムボックス 7,800円ダウンロード版 5,143円 判定 なし ポイント 快適さは大幅アップ自由度の低さはそのまま 概要(新) 先に発売された『トトリのアトリエPlus』『メルルのアトリエPlus』とは異なり『メルルのアトリエ』をベースにゲームシステムを再構築したもの。 シリーズ初のリメイクだがマップやモンスターオブジェ等の素材の多くは使いまわされており、延長戦以外は変わっていない部分も少なくない。 PS Vitaとのマルチプラットフォームのためか、サウンドはPCM 2chのみとなった。 極めて不便であったインターフェースが快適になった反面、大雑把なバランスや自由度が低く窮屈である欠点等は継承している。 原作ほどではないがクリティカルなものも含め大小様々なバグもリメイクされた。(詳細は後述。現在はある程度修正。) 主な追加・変更点(新) キャラクターモデリングが一新された。また一部のポリゴンモデルは『メルルのアトリエ』のものに差し替えられている。 『トトリのアトリエ』以降で導入された、モデリング鑑賞も行える。 イベントスキップが追加。 メッセージスキップとイベントスキップのフラグはシステムデータにセーブされるため、一度イベントを見た状態でセーブすれば、ゲームをクリアしなくても既読イベントをスキップ可能。 一部のイベントはスキップできない(メッセージスキップのみ) ネットワークロードの際は、一度セーブしロードし直さないと適用されない。 コスチューム変更を利用し、システムデータだけをセーブする事も可能。 コスチューム着せ替えの追加。 追加衣装を着せ替えたり小物を組み合わせたりと、キャラクターの見た目を変える事ができるようになった。 ロロナ・クーデリア・ステルク・リオネラ・トトリ・メルルが行える。 アーランドシリーズ 黄昏シリーズとのデータ連動で手に入るものもある。 全ての連動特典を入手するには、PS3版とVita版の両方のソフトを所持し、ネットワークセーブでデータを共有する必要がある。 王国依頼に任意依頼が追加された。任意依頼の達成で引換券などのボーナスをもらえる。 ホムの調合レベル・採取レベルは、この任意依頼でのスタンプ報酬でアップする。 フレンドクエストの受注場所が王宮受付に変更。街中でキャラに話しかけてもクエストは発生しない。 エンディングが『アーシャのアトリエ』の選択式に変更された。フラグが成立しているエンディングから選択可能。 選択したエンディングからさらにED条件を満たしたキャラも選択できる。 延長戦の追加。 3年間の課題をクリア後、クリアデータを読み込むと延長戦に進むことができる。 この追加シナリオではタイムスリップ的な要素があり、トトリやメルルが登場する。 新規ダンジョン(「マキナ領域・変異」「深淵の古塔」)・新ボスを追加。 エスティ、アストリッド、トトリ、メルルを仲間にできるようになった。 それに伴いエスティには新規のイベント・エンディングが追加された。 トトリ、メルルは上記の都合上、延長戦限定キャラである。 基本スペックはアストリッド以外は『メルルのアトリエ』をベースに作られており、アシストガード時のSEが他キャラと違う。 元々戦闘スキルがなかったメルルに関しては新たに戦闘スキルが作られた。 戦闘自体がなかったアストリッドは全てが新規に作られている。 アイテムが大量に追加された(主に『メルルのアトリエ』から逆輸入されたもの)。 調合システムや調合時のUIが『メルルのアトリエ』とほぼ同じ仕様になった。 戦闘システムの変更。 『メルルのアトリエ』ベースの戦闘システムに変更された。コストターン制になり、MPの追加、場の属性の削除が行われた。 スキルは武器依存ではなく、レベルアップで修得するように変更された。 『メルルのアトリエ』以降と同じように必殺技でトドメをさすと専用BGMが流れる。 アシストゲージはパーティで共有、9本まで溜められる。 BGMの追加。 上記のトドメBGMや新規ダンジョン、新規隠しボスにBGMが追加。中には『トトリのアトリエ』『メルルのアトリエ』のアレンジもある。 サントラも発売されており、ディスク3に新曲が収録されている。そちらには未使用BGMも収録されている。 『トトリのアトリエ』以降で導入された、BGMを変更できるシステムが追加された。場面毎に1曲選択できる。 当時最新作だった『エスカ ロジーのアトリエ』のBGMも収録されている。 家庭菜園が追加された。 ゲームが進むと、アトリエ横の花壇に種を植えて育てる事が出来る。 基本的に種の名前のカテゴリに属する採取アイテムが実る。 仕様上「種を植えた時点で収穫物は決定する」ため、セーブロードを繰り返しても同じものしか収穫できない。 最初に手に入る種以外は採取地で拾うか、ボスのドロップなのだが両方に問題あり 採取地の場合、手に入る確率が極端に低い 採取地に一定確率で出現する?マークのアイコンを調べるとさらに一定確率で拾える 普通にプレイしていた場合、クリアまでに1個拾えるかどうかくらいの確率である ボスドロップの場合、種を調合するためのレシピが手に入らない 種を調合することで家庭菜園で手に入るアイテムの品質と特性を調節できるので、種だけあってもイマイチなアイテムしか手に入らない 家庭菜園は普通の採取では考えられないアイテムを作れるシステムなのだが、上記の問題で最初の種以外からアイテムを手に入れたい場合途方も無い時間を種とレシピに費やすことになる タイムカプセルが登場。 延長戦でのみ使用可能なシステムで、アイテムを入れて未来に送ることが出来る。後日、違うアイテムが送り返されてくる。 『トトリのアトリエ』・『メルルのアトリエ』でのアイテムレシピに沿ったアイテムを送ると、それに応じたアイテムが送り返されてくる可能性がある。 これによるイベントがあり、『トトリのアトリエ』・『メルルのアトリエ』は連動しないとイベントが見れない。 アトリエの模様替えができるようになった。 PS3版とPSV版の違いは一部コスチュームが異なる、PS3版には『Plus』シリーズの特典画像ギャラリーを再収録している、など。 評価点(新) キャラクターモデリングが頭身が上がり、元のイラストに近いものになった。 インターフェイスは後作の要素を取り入れて全体的に向上している。 新規に作られたBGMはどれも良質。「紫電清霜」は特に人気が高い。 延長戦は充実した内容。 延長戦で起きるイベントは豊富で、シリーズ後発作に触れたものもある。 延長戦に追加されるダンジョンはこれまでの難易度の低さと打って変わってかなり歯ごたえのある敵が多く登場する。 賛否両論点(新) 延長戦以外の難易度は相変わらず低い。 変わってない部分について。 メインキャラのモデリングは大きく変わった反面、マップや雑魚敵等のモデリングはそのまま。これを「代り映えしない」ととるか「別にそのままでもいい」ととるかはユーザーの感覚次第といったところである。 問題点(新) 突如「バサッ」という謎の効果音が鳴ることがある。タイミングは不定でEDムービー中に鳴ることもある。気になる人は気になる。 (旧版ほどではないが)バグの多さ。 フリーズ・C2エラーが起きるバグがある。Vita版での発生報告が多い。旧ロロナでユーザーに多大な迷惑をかけた事をまるで反省していない。 頻繁に発生する人もいれば、全く発生しない人もいる…と、発生状況まで旧版のそれを引き継いでいる。 参考書が手に入らなくなる、フレンドクエストが出現しなくなる、ジオの必殺技を出すとフリーズするバグも確認されている。特に最後の物は誰でも確実に気付くバグで、承知の上で発売強行したとしか思えない。(現在では修正) 総評(新) 元々『ロロナのアトリエ』は未完成な面を多く持ち合わせていた作品であり、ディレクターもそれを承知していたためか(*1)汚名返上に意欲を見せており、問題点を解消した完成版に期待を寄せた人も少なくなかった。 しかしふたを開けるとリメイクと呼ぶには中途半端な内容で、土台からの改善に至っておらずバグも続投…と、「キャラに頼ったゲーム」からは抜け出せなかった。 インターフェイスこそ改善されているが、延長戦は真剣に作ったものの本編は追加要素に合わせて真面目に調整する時間が無かったちぐはぐな形跡が窺える。 とはいえ、旧版からの追加点や改善点も確かに存在し、バグもかなり少なくなり完成度が高まっているのもまた事実である。少なくとも純粋なゲームとしてもそこそこ楽しめるようになっている。 『ロロナのアトリエ』に興味を持ったならば、こちらを手に取ることをオススメする。 移植・その後の展開 2015年6月4日、『新』がニンテンドー3DSに移植された。 2018年9月20日に、『新』をベースにPS4、Nintendo Switchに移植した物が他2作と同時に発売された。但しタイトルは旧バージョンの物に「DX」を加えた物になっている。遅れて2018年12月4日にSteam版『DX』が配信。 3作品がセット販売になった『アトリエ ~アーランドの錬金術士1・2・3~ DX』も発売されている。 2019年3月20日、『ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~』PS4/Switchで発売。遅れて2019年5月21日にSteam版が配信開始。 これまで3作で1シリーズというのが慣例であったアトリエシリーズでは初の4作目、かつロロナの娘・ルルアが主人公という点が話題となった。
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560: 名無しさん(ザコ) :2015/11/25(水) 18 26 48 ID 8xNKyxLQ0 高射撃、高技量に支えられた大火力、熱血必中ひらめき完備と高スペックながら 実際使ってみると他砲台系に比べなんとなく使いにくい。 技の種類が少なく、打ち分けがあまり効かない、射程が短い、移動攻撃が貧弱という3点が かなり利便性を削いでいるためで、射程4を確保する為に2000という火力を無駄打ちせざるおえない場面が結構あり 額面に比べ体感だと相当燃費が悪く感じる筈だ。 では某TOLのヒロインのように欠陥砲台かというとそんな事はなく、 2000+熱血が気力制限なしで使えるのは貴重であるし、 広域マップ+見極めも消費が60と軽く使いやすい。 低気力制限を活かし、後半は役にたたなくなる事を覚悟で序盤でSP、ENを惜しまず暴れまくると良いだろう。 利用しやすいEN回復地形があると評価は全然変わってくる。 「錬成焔」自体は燃費が優秀な為、この連打だけで充分に強い。正に焔の錬金術師の面目躍如といった所か。 言うまでもない事だが水地形相手には無能の一言なので注意。
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国家錬金術師 マルコー ID 390 種類 知3 入手 国家錬金術師 攻撃 50/386 技術 65/365 知識 90/1312 合計 205/2063 マテリア 40 継承 2 熟練度 10
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/11117.html
今日 - 合計 - リリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士3?の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 11時24分59秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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国家錬金術師 コマンチ ID 567 種類 技4 入手 国家錬金術師2 攻撃 70/650 技術 150/1810 知識 80/650 合計 300/3110 マテリア 50 継承 2 熟練度 12
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フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~ 機種:PS4,PSV,PC 作曲者:柳川和樹、矢野達也、阿知波大輔、阿部隆大、なるけみちこ 開発元:ガスト 発売元:コーエーテクモゲームス 発売年:2016(PS4,PSV)、2017(PC) フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~ DX 機種:PS4,NS,PC 作曲者:柳川和樹、矢野達也、阿知波大輔、阿部隆大、なるけみちこ 発売元:コーエーテクモゲームス 発売年:2021 概要 アトリエシリーズの18作目。『ソフィーのアトリエ』の続編にあたり、引き続いて登場するキャラクターも存在する。 音楽は前作にも参加している柳川氏、矢野氏、阿知波氏が担当。柳川氏はサウンドディレクターを担当している。 なお前作や前々作で作曲した浅野隼人氏の名前が本作の作曲陣にないが、ピアノやオルガンといった楽器の演奏という形で参加していることが、ゲーム内の楽曲コメント欄から窺える。 BGMは公式サイトや試聴動画で何曲か試聴可能。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 flora 南壽あさ子編:湯浅篤 歌:南壽あさ子オープニング 2016年86位 空に焦がれて 矢野達也 タイトル画面 故郷を離るる歌 阿知波大輔 フィリスのテーマ いつか還る温もり 矢野達也 エルトナ いつか還る温もり~夜~ 蛍火の民 阿知波大輔 エルトナ住民 旅する工房 柳川和樹 前半アトリエ 第2回掘り出し38位第2回ガスト49位 泣いて笑って騒いで眠って 矢野達也 はじめの第一歩 チュートリアル 蒼穹 柳川和樹 通常戦闘(互角) 第11回207位第12回752位第13回348位第15回654位第16回526位2016年40位第2回ガスト17位通常戦闘曲94位 もっと遠くへ! 戦闘勝利 風追い人 阿知波大輔 リアーネのテーマ 物語を紡ぐ旅 矢野達也 乾いた平野帯など 第11回465位第13回634位2016年62位 物語を紡ぐ旅~夜~ 夜31位2016年218位 物語を紡ぐ旅~危険領域~ 標~安息~ ランドマーク 寄り添う風 柳川和樹 メッヘン 寄り添う風~夜~ 創造の徒 阿知波大輔 なんかいいもの を てにいれた !! 矢野達也 草の香りを胸に 柳川和樹 南方原野など 草の香りを胸に~夜~ 標~木々~ 矢野達也 ランドマーク 葉の擦れる音を背に 柳川和樹 旅人の雑木林など 葉の擦れる音を背に~夜~ 夜331位 頑張ってなんかいないわよ 阿知波大輔 イルメリアのテーマ 緑の塒 柳川和樹 白霧ヶ森 緑の塒~夜~ 夜216位 緑の塒~危険領域~ さんさんお姉さん 阿知波大輔 ドロッセルのテーマ 木陰でおやつ 柳川和樹 ドナ 木陰でおやつ~夜~ Disc 2 快速ホウキ 柳川和樹 ホウキ使用時 さすらいと剣 阿知波大輔 レヴィのテーマ 標~踪跡~ 柳川和樹 ランドマーク 記憶の囁き 矢野達也 深淵のラビュリント 記憶の囁き~夜~ これはきっとやばいやつ 肉を斬らせて……、 アヴェンジャー、死神騎士アディス戦 時の探求者 阿知波大輔 カルドのテーマ 水面にきらめく往来 矢野達也 フルスハイム 水面にきらめく往来~夜~ 青空の少女 阿知波大輔 エスカのテーマ朝霧のピチカートのアレンジ 嬢ちゃんにはまだ早いぜ? 矢野達也 酒場 老人とうに 阿知波大輔 アングリフのテーマ 何もしてないけど壊れたの 柳川和樹 金平糖の爆発 金平糖の超爆発 やらかしました 矢野達也 湖畔の人々 阿知波大輔 フルスハイム住民 うたかたとともに 矢野達也 淡色の水海など うたかたとともに~夜~ 疾翔 柳川和樹 通常戦闘(楽勝)読みは「はやがけ」 第11回217位2016年38位 標~湖底~ 矢野達也 ランドマーク 祈りはやがて沈みゆく 柳川和樹 波座の伏籠 祈りはやがて沈みゆく~夜~ Pororoca 矢野達也 深水より目覚めしもの、名もなき古き竜戦 第11回196位第12回790位第13回369位2016年56位 像を建てよう! フルスハイム祭 標~湿潤~ ランドマーク 果てしなく広がる世界へ クラーデル平原 果てしなく広がる世界へ~夜~ 標~大地~ ランドマーク 旅する工房~Bad End~ 柳川和樹 Disc 3 Arcturus 阿知波大輔 ボス戦(対強敵) 第11回764位 いざ征かん! 矢野達也 在りし楽園 いざ征かん!~夜~ 旅ゆく人へ 阿知波大輔 旅人キャラ 知識の繭 柳川和樹 見聞院 いつでもどこでもおかいもの 矢野達也 ショップ なんか てにいれた ! 標~自然~ 柳川和樹 ランドマーク 試練の道 ウェイスト・プレイン 試練の道~夜~ 試練の道~危険領域~ 一撃の決意 矢野達也 通常戦闘(強敵) 第11回306位第12回624位2016年158位第2回ガスト97位 大地の楔 柳川和樹 グラオ・タール 2016年286位 大地の楔~夜~ 景色高いたかーい 矢野達也 蟻の巣山道など 景色高いたかーい~夜~ Scrimmage ボス戦 2016年322位 夢へ続く街 柳川和樹 ライゼンベルグ 第2回ガスト138位 夢へ続く街~夜~ また明日! スピカート・プリンセス 阿知波大輔 ライゼンベルグ住民 私だけの夢のレシピ 矢野達也 試験開始! 柳川和樹 適当でテキトー 筆記試験 至高の一品を 調合試験 試験終了! 備え 戦闘試験準備 勝っても、負けても 阿知波大輔編:柳川和樹 イルメリア戦 知を越えて 柳川和樹 ソフィー戦Phronesisのアレンジ 第11回785位2016年144位 結果発表! 光ノ軌跡 阿部隆大 作詞:日山尚歌:霜月はるか中間エンディング 2016年261位 Disc 4 空に焦がれて-reprise- 矢野達也 タイトル画面(クリア後) 釜の音を聞きながら 柳川和樹 後半アトリエ ふむふむなるほど 矢野達也 参考書を読む時 はっぴーでいず 柳川和樹 似合うといいな 矢野達也 衣装入手 蒼翠のしじま 葉擦れのラフォーレ 2016年276位 蒼翠のしじま~夜~ 標~森~ 柳川和樹 ランドマーク 緑と語らば 阿知波大輔 オスカーのテーマ 一緒に歩こう! 柳川和樹 仲間加入 今日は何をしようかな 優しい黄昏 矢野達也 標~氷雪~ ランドマーク しんしん 柳川和樹 南アオロ雪原など 第11回100位第12回350位第13回151位第14回854位第15回328位第16回279位2016年10位第2回ガスト144位 しんしん~夜~ 夜110位2016年204位 風花 フロッケ 風花~夜~ 湯気と光に守られて 温泉イベント 寂しさは胸に秘めて 標~危険~ ランドマーク 裂罅の大空 矢野達也 空渡りの岩船 裂罅の大空~夜~ 土が撥ねても前へ 柳川和樹 Rabbit Crow 双神エムエル戦 第11回65位第12回294位第13回68位第14回456位第15回384位第16回103位2016年8位第2回ガスト47位 標~大樹~ ランドマーク 迷子の木洩れ日 天衝樹アインホルン 2016年181位 迷子の木洩れ日~夜~ Shooting Star 始まりの乙女パルミラ、創りし者*パルミラ*戦 第11回62位第12回255位第13回96位第14回512位第15回125位第16回98位2016年9位第2回ガスト24位 風追い人 on Piano 阿知波大輔編:柳川和樹 旅する工房~Good End~ 柳川和樹 Into the Journey 矢野達也 作詞:矢野達也歌:Ceui 第12回752位 ボーカルアルバム収録 Intro. ~far away~ 柳川和樹 flora 南壽あさ子編:湯浅篤 オープニングテーマ歌:南壽あさ子 わたしの見たい景色まで 柳川和樹 アバンテーマ歌:山本美禰子 嵐を越えて なるけみちこ イベントジャーニーテーマ歌:霜月はるか 2016年295位 光ノ軌跡 阿部隆大 エンディングテーマ歌:霜月はるか このごろ、そのひぐらしで 南壽あさ子編:湯浅篤 イベントリスタートテーマ歌:南壽あさ子 青、淡き旅 TasmanianTiger編:滝沢光啓 イベントソングテーマ歌:PiA Ressurection 阿知波大輔 空を統べしロギウス戦歌:悠花 2016年237位 Into the Journey 矢野達也 グランドエンディングテーマ歌:Ceui 第12回752位 Outro. ~place to be back~ 矢野達也 flora (Short Ver.) わたしの見たい景色まで (Short Ver.) 嵐を越えて (Short Ver.) DLC追加曲(ガスト25周年記念ベストセレクションCDボックス収録) 一撃の決意 (Dramatic ver.) 矢野達也 快速ホウキ (Retro ver.) 柳川和樹編:矢野達也 故郷を離るる歌 (Lightly ver.) 阿知波大輔編:柳川和樹 疾翔(HighTension ver.) 柳川和樹 いつでもどこでもおかいもの(Pop ver.) 矢野達也編:柳川和樹 旅する工房(Relax ver.) 柳川和樹編:矢野達也 DLC追加曲(「不思議」シリーズ スペシャルアレンジCD収録) 草笛の少年 阿知波大輔 ハインツのテーマ 重甲冑で忍び足 シャノンのテーマ レアトラックスCD収録 Go! 柳川和樹 扉の向こう 穿たれた喪失 矢野達也 天上の地平線 疾翔 (Rough Ver.) 柳川和樹 旅する工房 (Rough Ver.) 蒼翠のしじま (Rough Ver.) 矢野達也 一撃の決意 (Rough Ver.) Rabbit Crow (Electro Ver.) 柳川和樹 優しい黄昏 (Long Journey Ver.) 矢野達也 サウンドトラック フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術士~オリジナルサウンドトラック フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術士~ボーカルアルバム オープニングムービー サントラ試聴ムービー第1弾
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ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2~ ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2~ 群青の思い出 機種:PS2, PSP 作曲者:中河健、阿知波大輔、土屋暁、柳川和樹 発売元:ガスト 発売年:2003年(PS2)、2011年(PSP) 概要 錬金術でアイテムを調合するのが特徴のRPG「アトリエ」シリーズの5作目。 前作の『ユーディーのアトリエ』と同じくグラムナート地方を舞台とする。 キャラクターデザインは前作に続き双羽純が担当。PSP版では8年の時の流れを感じることができる。 PSP版では新たに仲間キャラが増え、ワープアイテムの追加等で難易度も下がっている。 条件を満たせば引き継ぎや残り時間∞モードで遊べる。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 ひねもす 海を仰ぐ 土屋暁 歌:永倉秀恵オープニング曲 ガスト28位第2回ガスト101位第2回ゲームソング337位 茜、はるか 中河健 タイトル画面 完全村おこしマニュアル 阿知波大輔 チュートリアル はやて 阿知波大輔 夢の中の戦闘 ガスト61位 バウムクーヘン 阿知波大輔 工房 第5回782位ガスト12位第2回ガスト86位 大発明! 阿知波大輔 にんじん村一番娘 土屋暁 カロッテ村1 第3回269位第4回211位第5回78位第6回117位第7回69位第8回246位第9回236位第10回549位第11回320位第12回284位第13回385位第14回301位第15回484位第16回702位ガスト1位第2回ガスト11位町曲36位癒し20位歴代74位PS2 84位2000年~2007年14位 ワインの街 中河健 ファスビンダー Gothic 土屋暁 ハーフェン はにかみ村 阿知波大輔 ホーニヒドルフ スー・ザ・マジックブルーム 土屋暁 メッテルブルグ ひぐらし 阿知波大輔 妖精の森 デニッシュは7コール 土屋暁 カロッテ村2 ガスト22位第2回ガスト63位 メルヘンカロッテ村 中河健 カロッテ村(キワモノの街) キューポラしかない街 阿知波大輔 カロッテ村(武装系の街) 大発見! 阿知波大輔 大地、はるか 中河健 フィールド曲(通常時) 風のフォルトーネ for viorate. 中河健 フィールド曲(フィンデン王国) ガスト72位 スミレ空をゆく 阿知波大輔 フィールド曲(フライングボード使用時) トネリコの丘へ 土屋暁 草原、近くの森~南部平原、一角島 カロッテ村遺跡 中河健 カロッテ村遺跡 森の木魂 中河健 迷いの森~神の食卓、神のいろり、第三叉路 ヴァッサメローネ 中河健 樹人原、シュペアリーフ 夏159位 幻影回廊 中河健 幻影回廊 ダンジョン149位 暗闇を小走りで 中河健 テュルキス洞窟 大王神の港 土屋暁 ゾーン高原、槍が峰 ガスト79位 夕焼け妖精フィロの舞 土屋暁 深き小妖精の森 クム・ホヌア 阿知波大輔 ヴィスコー川流域 秘密の通り道 中河健 大貫道 イザレヤ 土屋暁 ヴェストリヒナーベル上層 ダンジョン346位 足音 中河健 ヴェストリヒナーベル下層 星河 阿知波大輔 通常戦闘曲 疾風 阿知波大輔 ダンジョン内での戦闘曲 第3回200位第4回704位第5回329位第6回336位第7回361位第8回423位第9回985位第10回883位第11回490位第13回811位第16回742位ガスト9位第2回ガスト42位ピアノ95位RPGバトル112位PS2 24位2000年~2007年54位通常戦闘曲143位 大勝利! 阿知波大輔 戦闘勝利時 Disc 2 ことだま 兄 中河健 バルトロメウスのテーマ ニンジン村の騎士 中河健 ロードフリートのテーマ これだから田舎者は 中河健 ブリギットのテーマ 懸賞に賭けられた娘 中河健 クラーラのテーマ 異国の錬金術士 中河健 アイゼルのテーマ マスター 中河健 ザビットのテーマ 酒娘 中河健 ミーフィスのテーマ 陽気な鍛冶屋 中河健 ダスティンのテーマ 誇りと名誉と 中河健 ローラントのテーマ 異国の女騎士 中河健 カタリーナのテーマ 幽霊少女 for viorate. 中河健 パメラのテーマ 小さな勇者 中河健 パウルのテーマ おやすみなさい! 中河健 酒場の宿 虹蛇 阿知波大輔 強敵との戦闘曲 RPGバトル409位第2回ガスト126位 散歩する帆船 阿知波大輔 神の浮き舟戦 海妖 阿知波大輔 メイアフラウ戦 出番だ先生 阿知波大輔 究極の用心棒戦 超音速ハイドロナマズの午後 阿知波大輔 エアトシャッター戦 いらっしゃいませ! 中河健 お店 行進曲「光沢」 阿知波大輔 オイゲン(村長)のテーマ スタート! 阿知波大輔 オークション開始 競り落とせ! 阿知波大輔 オークションの競り 終了! 阿知波大輔 オークション終了 いつの間にかファンファーレ 中河健 秘密のレシピ 中河健 イベント曲 ことの次第 中河健 イベント曲 ドタ! 中河健 イベント曲 ショック! 中河健 イベント曲 ヴィオと愉快な仲間たち 中河健 イベント曲 思い出 中河健 イベント曲 オバケ! 中河健 イベント曲 パニック! 中河健 イベント曲 憂鬱 中河健 イベント曲 泥舟はカロッテ村に沈む 中河健 バッドエンディング 茜、はるか(オルゴール) 中河健 エンディング直前 それぞれの道 阿知波大輔 エンディング直前 優しいとき 中河健 イベント曲 錬金術とは… 土屋暁 エンディング この青い空の下 永倉秀恵 エンディング 群青の思い出 追加曲 冷やかしおことわり 阿知波大輔 ナナミのテーマ 時詠みの少女(ヴィオバージョン) 阿知波大輔 スフィアのテーマユーディーのアトリエ「時詠みの少女」のアレンジ 瑠璃の記憶 阿知波大輔 ラピスのテーマ ゼンマイ式しあわせクロック 柳川和樹 歌:花澤香菜エンディング(スフィア) celestial ark 阿知波大輔 歌:真理絵エンディング(スフィア&ラピス) 予約特典『Atelier Best』収録新曲 好きだった絵本(remix) 阿知波大輔 マリーのアトリエより 悲しき吸血鬼(remix) 山西利治 エリーのアトリエより プラスバトル リリーのアトリエ プラスより 未収録曲 STAGE 作:イズミカワソラ編:林有三 歌:飯塚雅弓トゥルーエンディング(PS2) サウンドトラック ヴィオラートのアトリエ オリジナルサウンドトラック ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2~ 群青の思い出 オリジナルサウンドトラック ガスト通信販売のみだった上に追加曲を加えて一般発売したもの