約 1,002 件
https://w.atwiki.jp/dangerousss3/pages/227.html
準決勝戦【豪華客船】SSその2 「……造花」 花瓶の花に触れて呟いた言葉に、肯定の微笑みが返る。 「あの人が作ってくれたんです。もう、指も落ちてしまいましたけれど―― それでも、少しでも触れて楽しめる花のほうがいいだろうって」 「丁寧な造り。……器用な方なのですね」 庭師である満子には、それがクローバーの花である事が分かった。 しかしベッドに横たわる女性の両眼は、綺麗な白い包帯で覆われている。 花は彼女――白詰智広の名に因んだものか。 「――そして、優しいかた」 「そんな」 智広は、恥ずかしそうに笑う。 ……そうではないことを知っていた。 造花の造り主は“ケルベロス”ミツコの次の対戦相手、赤羽ハル。 白詰智広の後見人。 彼女にとって唯一の救いである赤羽ハルが、魔人暗殺者であると。 そして今まさに、公衆の慰みのために殺戮を繰り返していると―― そのような真実を告げる事など、探偵である末弟の『光吾』が許さないだろう。 「また、見舞いにお伺いしますわ。次は姉や弟とも一緒に」 「ありがとうございます。あの人の他に見舞いの人が来るなんて、本当に久しぶりで。 ……それだけで、嬉しくて」 白詰智広が“ケルベロス”の姿を見ることはない。 この距離で話す彼女の――満子の姿が実は、弟の光吾のそれだったとしても。 「……また伺います。また」 病室の扉を後ろ手に閉めて、『彼ら』は黙考した。 AD2019年に東京から広まった、未知の殺人ウィルス拡散――『パンデミック』。 生きながら光を失い、四肢すらも腐り落ちる白詰智広の症状は…… この形を持たない『世界の敵』が引き起こした悪夢の結末のひとつだ。 「殺さないのか」 待合室に差し掛かった時に響いた鋭い声が、彼らの思考を中断する。 顔を見ずとも、廊下脇のソファに座る男が何者であるかは、すぐに理解できた。 「……なあ。人質に取っておかなくていいのかよ? 二回戦みたいにさぁー……黒田武志を使って、あんたがやったんだろ? やれよ」 蛍光灯に伸びる影が、気怠げにソファから立ち上がる。 挑発に答えず、探偵として末弟が問う。 「――君こそ。敢えて『狙わせる』ために、会場に近い病院に彼女を移したんじゃないのか?」 「へぇ? 根拠は……なんだい」 視界の端でチャリ、と硬貨が鳴る。 「君の能力の調べはついている。負債を踏み倒すことができない制約。 白詰智広が『負債』そのものであるとすれば。自ら始末すれば、踏み倒す行為に当たる。 けれど例えば、あなたの故意ではなく。対戦相手に『始末してもらえば』……」 肩越しに振り向いた光吾の憎悪の瞳が、背後の赤羽ハルを射抜く。 距離8m。射程内だ――お互いに。 「なら……そうしろ。所詮殺人鬼なら、殺人鬼らしく。 善人ぶってンじゃあ、ねぇぞ」 「――お前こそ」 ミツコの眼の色が変わる。この距離ならば、長女。 「今ここで。殺る度胸はあんのかァー!? 『暗殺者』さんよォーッ!!」 蜜子は上体を低く構え、リュック内の各種調理兵装を意識する。 赤羽は、気怠げに片手をポケットに入れたままだ。それが臨戦態勢。 長い沈黙を経て、両者が武器を下ろす。 ミツコは、白詰智広を――この病院の患者の存在を思ったが故だ。 だが、相手はどうだったか? 「……僕の能力は、『世界の敵の敵』」 蜜子の現出で昂った感情を、抑えつけるように顔に手を当てて、光吾が呟く。 「主人公の魂の力を使って、悲劇を……理不尽を、改変することの出来る力」 「そうかい」 赤羽は既に歩き出していた。彼女の病室へと。 「――赤羽ハル。仮に君が望むのならば……」 「……」 彼は説得の途中で口を噤んだ。 くだらない――光吾自身がそう感じたからだ。 こんな言葉で止まる相手ではないと、探偵として十分に理解していたはずだ。 戦闘に及ぶ前に事を収めようとした今の行為は……自分自身の心の弱さの現れだ。 なぜなら、仮に戦えば。準決勝第二試合――豪華客船において、 “ケルベロス”ミツコと、赤羽ハルが、戦力を比較するのならば。 ミツコが勝利することは、決してない。 赤羽ハルの魔人能力は、『ミダス最後配当』。 魂を持たない……そして『価値のある』物体であるならば、接触のみで換金する。 光吾の探偵としてのスペックは既に、その制約までもを看破している。 ならば、能力を作用させる条件についてはどうか。 ――例えばその能力は、豪華客船そのものを換金できるだろうか? “ケルベロス”ミツコが多重人格魔人である事の、最大の利点。 無論ミツコ達自身は、それを自覚している。……自分達が何者であるのかを。 それは三重の人生を送った事による、異なる戦闘技能の蓄積ではない。 器は末弟『光吾』一人の肉体に過ぎず、その点では他の魔人と条件は同じだ。 経験の密度では赤羽ハルに、純粋な時間とノウハウでは偽原光義に、劣る程度のものだ。 彼らは自覚している。『3人いる』、まさにそれ自体が他の参加者に長ずる利点。 長女が直感し、次女が分析し、末弟が推理する……思考の量そのものであると。 地震のような重低音が、甲板に立つ光吾の靴裏を揺らした。 暗い海は水平線の輪郭すら夜に溶けて、客船の光の他に星の一つすら見えない。 戦場は、広大かつ入り組んだ豪華客船。 ありとあらゆる屋内環境においてトラップによる防衛を可能とする技術を備えながら、 “ケルベロス”ミツコが敢えてこの場で待つ理由があった。 (……赤羽ハルの『ミダス最後配当』は) 目を閉じ、両手に静かに垂らした糸から破壊振動を感知しながら―― 3人の中に潜む光吾は、静かに思考を巡らせる。 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 (地球を換金できるだろうか?) ――否。それが可能な魔人能力など存在し得ないし、存在したとしても、それを可能とする魔人能力者を生かす世界ではないだろう。 猪狩誠の異質極まる魔人能力も、『味方』を代償とする能力制約の変種に過ぎなかった。 ならば『ミダス最後配当』にも当然、他の物質変換能力同様、ひとつの条件が存在する。 (それは能力対象を、『ひとつの存在』として認識すること) 自分の立つ大地が地球であると知識で理解し……そう思い込もうとしても。 通常、人間は巨大すぎるオブジェクトをひとつの単位として『認識』できない。 それが認識を核とする魔人能力にとっての、壁となる。 ――この豪華客船も同様。全容を把握できるこの甲板からでなければ、換金はできない。 しかし“ケルベロス”ミツコの勝利を不可能とする理由の一つが、この戦術にある。 大会規定によるこのフィールドの戦闘領域は、『客船から周囲100メートル以内』。 ……だが。客船自体が消失したとすれば、ルール上何が起こるのだろうか? そこに戦場を規定するフラッグは、もはや何もない。 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 戦場消失によるノーゲーム。 いくら絶命寸前まで追い詰めたとしても、赤羽ハルが甲板に触れれば、それで終わり。 仮にミツコが船内で戦闘準備を進めていたとしても、話は同じだ。 赤羽の望むタイミングで、全てはすぐさま終了する。 故にミツコは、それをさせないために……甲板を見張る必要がある。 (すべてにおいて圧倒的なまでに、敵に有利な戦場。 ここまでは強いられた悪手。今この瞬間にも、赤羽ハルは『準備』している。 戦場を破壊して、僕の逃げ道を塞ぎ、客船内の装飾品をかき集め――そして) これまでとは性質を異にする振動と風が空気を吹き抜け、ミツコの髪を揺らした。 前方で爆発が起こっていた。 (そして、来る。……犯行の手口は、可燃物によるバックドラフト。紙幣は、燃えるか) 目を静かに開く。床に垂らされた幾条もの糸が、意識の力で張り詰める。 炎に長く照らされる影が、ミツコの正面で揺らめく。 赤羽ハル。 戦闘開始時から続いていた鈍い破壊音。船の沈没を狙ったものではないだろう。 この豪華客船はバラストを含めた各部が高度にユニット化されている。 たとえ真っ二つになったとしても、しばらくは沈没しない構造だ。 ……ならば、消火装置と隔壁の破壊。この火災と爆発を行き渡らせる事が狙いか。 何のために燃やした。何かがある。この至近距離に姿を現した事を含めて。 「……理不尽な事実ってさぁー、どこからどこまでが……理不尽なんだろうな?」 戦闘距離内に踏み込んでいる。にも関わらず、赤羽は語り続ける。 「俺は所属組織が潰れて、組織の借金を負った。6000億だ。 ……それが理不尽か? なら、その事実を消したとしたら…… 暗殺組織は潰れずに、今の瞬間も、人が殺されてるわけか?」 「皮肉のつもりか? それが」 「――あの猪狩には『家族』がいたらしいが……その事実を消したな? それもよりによって、第二回戦の試合中に。 ……ハハ! 随分面白い『世界の味方』だよ、お前」 「…………」 光吾の人格は、指先の糸を弾いた。“リリアン編み”の手芸者技能。 糸の先に接続された係留ワイヤーは一瞬にして解けて、 甲板に吊られていた全ての救命ボートを切り離す。 「主人公の力で世界を救う能力。いい能力だな? その力を、あのタイミングで? 恵まれない子供の運命だけを変えるために?」 、 、 、 、 、 、 、 、 、 「結局お前、自分が勝ちたかったんだろ? 世界のためだもんな?」 「幼稚な屁理屈」 既に変わっている。ゼロ距離。包丁。 「ご苦労、さんだなァ――!!」 首(ネック)。肩(トンビ)。胸(カルビ)。 最凶の好戦性と接近戦適性を持つ、長女蜜子の解体連撃。 人外の速度を誇るそれすらも、赤羽の鋭利な一万円札に全て切り払われる。 中華包丁と肉裂き鋏、右靴に仕込んだピックすらも。 日本銀行券――想定内。 機先を制し、一瞬相手の思考を近接戦に傾かせた事が、ミツコの狙いだ。 そしてミツコの風下に飛び退いた事が、赤羽の失策。 「よろしいのかしら? そんなところに立って」 「!」 殺虫ガスの噴霧。次女満子の殺意が、赤羽の足を止める。 如何に鍛え上げた魔人であろうとも、生命体としての化学反応は同様。 「――“手芸技”」 その怯みのうちに、仕留める。距離10m。光吾の切断糸の射程―― 「『巻き篝』」 光吾が地に手を突く。同時、甲板上に張り巡らせた斬糸罠が発動。 全周囲から赤羽ハルに絡み、巻き取るように寸断。 敵の動きを制限した一連の流れの中でのみ成立する……即死手芸技! (殺っ……) (――てない! まだ!!) 指先の糸を通じて違和感を触覚したその時には、遅い。 ミツコの眼前に、煌めく小さな何かが迫っていた。 バチチチチッと、肉が弾ける音がひどく近くで響いた。 莫大に膨れ上がった無数の硬貨散弾が、ミツコの肉体を撃ち抜いたのだ。 飛来物の視認すらままならなかったが、恐らくは指弾の要領で何らかの宝石類を撃ち出し、時間差で換金したのであろう。 ダメージに耐えて立つ僅かな時間で、既に光吾はそれを看破している。 「糸を武器に使うのは、まあ、悪い発想じゃない。 ……だが、肉と金属。切断部位の硬度を場所によって変えてやれば」 次の宝石を装填する赤羽ハルのジャケット内側から、ジャラジャラと硬貨が落ちる。 二回戦の経験を経て……紙幣だけでなく、硬貨をも仕込んだのか。 「一撃での切断が最も困難な得物でもある。……当然知ってるよな?」 「くすっ……まだまだ。勝ち誇る時間には早くはありませんこと?」 3つの精神容量を持つミツコに、揺さぶりによる動揺はあり得ない。 常に、最も精神的に安定した人格が制御権を行使する――次女、園芸部の満子。 奥歯に仕込んだ違法植物の種を砕き、傷口から伝わる痛みを一瞬にして消去。 「――無傷。」 「ハハッ、強がっちゃって。カワイーなぁー……」 撃ち込まれる銀の射線を避け、舞うように曲線的な走りで距離を詰める。 その一瞬は、他の2人の判断力を回復するに十分な時間だ。 (姉さん。毒ガスの効果は薄い。あいつがまず火災を起こした理由がわかった。 熱気による上昇気流……毒を吹き流す風だ) (――てェ事は、こいつが一番イヤがるのもミツコちゃんの戦法ってことだよなァー? 私に代われば、囮は上手くやれる) (分かりましたわ。けれどその前に、少し) そしてミツコの動きが、急激に変転する。曲線の回避から、回転しつつ跳躍! 野生(ワイルド)! 人格の切り替えによる思考方向の変化! 「ヒャッハァー! 取ったァ――ッ!」 交差した蜜子の両手には、無数の殺人武器! フォーク! ナイフ! 箸! スプーン! サーバー! マドラー! スポーク! 「頭上がお留守だぜッ! 満! 貫! 膳席!!」 「……くだらねぇことを」 飛来するカトラリーによるチェックメイトを見やり、赤羽は皮肉げに唇を釣り上げる。 その手には、札束。 「――『1,000,000』。」 投げ上げられた一万円札は、吹雪のように舞った。 空中の一枚を掴み、不可視の速度でナイフを叩き落とす。 返す手で次の一枚を掴み、フォークをも。 振り切ったその先の空間にも、紙幣が。 箸。スプーン。サーバー…… まるで、一撃で鈍った刃を次々と切り替え戦う剣士のように。 ミツコが飛び込むそこは、紙幣による斬撃の嵐が待ち構えていた。 「らッあああああああああ―――――ッ!!」 絶叫とともに蜜子の暗黒殺人料理、その技術のすべてが炸裂する。 無論、敵は本職の魔人暗殺者。札束舞うこの超至近距離では、尋常の技量の持ち主ならば互する事すら臨めない、が。 (『薬効』第二段階。神経加速がはじまりますわ、お姉さま)(神経の損傷部分はもう『編んで』ある。これで全力は出せるよ)(敵はプロ。無心でよろしくてよ。少しでもお姉さまが思考に手間取れば、終わります)(次は下から救い上げるように右手首へ。ガードが緩い場所は僕が見抜く)(麻薬効果の第三段階は3秒後。それまではお姉さまの体力で持ちこたえなさって)(リリアン斬糸は最初から甲板を取り囲んでいる。今の一瞬で発動した。手数は僕達が多い!) 連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。 札束と調理器具、そして隠し糸によるラッシュの応酬。 甲板には折れた包丁が、切断されたフライパンが、そして無数の紙幣が千切れて落ち…… 永遠とも思える数十秒の果て、赤羽の笑みも消える。 何故なら、その時。 (落ちきった)(……100枚の札束が落ちた)(残弾が切れる)(勝てる!) (お待ちになって、確か――)(そうだこの男、二回戦で……!) 一瞬の隙。蜜子の刺身包丁が赤羽ハルの鎖骨下動脈を精確に貫いた、その時。 ( 内蔵を) 負傷覚悟で動いた赤羽ハルは、その傷口から深く…… 深く、赤い肉塊を引きずり出していた。 不吉なそれが肉体から長く伸びて千切れて、紙幣に変わった。 ミツコの内臓が。 「――――ッ!!」 、 、 、 、 (内蔵を!)(盗まれた!!) 声もなく苦悶の叫びを上げる蜜子に代わり、光吾が判断を担う。 再び札束が宙を舞い、全てが終わったと……誰もがそう直感しただろう。 新たなる、致死の斬撃が迫り。 「死ねよ。主人公」 「……君がそうしろ」 それを振りぬく直前、赤羽ハルの立つ地が落ち窪んだ。 板が……彼の周囲だけ、狙ったかのように抜けた。 この瞬間だ。噴霧器はまだ生きている。至近距離からの殺人ガス散布。 「――ッ、ゴ、ハァァッ!」 「“造園術(ガーデニングアーツ)”! ……宿木による『腐食』。 お姉さまのカトラリーに……すべて、『種』を仕込んでましたわ!」 血を吐きながら叫ぶ満子。……早く。 「わ、悪ィ、が……こーいうところで、終わっちゃ、られねぇんだよ!」 赤羽が何かを、腐食の裂け目から落とした。 光沢から見て純金製。何らかの船内装飾に用いられた像か――そう、判断した瞬間。 重複するかのような、ゴバ、という金属音が船を満たした。 ミツコは赤羽の方向へとよろめき、無数の紙幣を握りこんだ斬撃に腹を貫かれた。 「っ……ぐぅぅ!!」 「ハハ……ハハハハハハ!」 、 、 、 、 、 、 、 、 一瞬、船そのものが傾いた。 裂け目を通って落ちた階下で、少なくとも数百万グラム以上の質量が、突如として出現したに違いなかった。 ……早く。 「……そちらは、風下!」 「甘ェ……よ」 殺人ガスが再び噴霧されると同時。 噴射口を狙って、赤羽の両指から硬貨が。 硬貨同士が宙で衝突し、火花が両者を爆発に巻き込む。 一瞬の煙が晴れた時には、既に2つのシルエットは打ち合っている。 鮮血と凶気を撒き散らしながら、両者のラッシュは絡みあうように続く。 連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。 連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。 連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃。連撃――――。 恐るべき拮抗を演ずる2人の思考は、そのとき奇しくも同調していた。 ……早く。早く。 、 、 、 、 、 、 、 早く、終わりが来てくれと。 「……かハッ、」 よろめいた赤羽ハルが、ついに甲板に手を突いた。 その、魔人能力――。 (……終わった) 既に生命力を絞り尽くしたミツコは…… 誰の思考とも言えぬ交じり合った認識で。虚ろに思った。 足元で豪華客船そのものが形を失って、崩れてゆくのを感じていた。 (僕らは全ての手札を見せてしまった。 ……勝負は、ついてしまった) (これで) 、 、 、 、 、 ( 僕らが勝つ。 ) ――『客船から周囲100メートル以内』。 大会規定によるその戦場範囲の指定は、果たして如何なる意味を持つルールなのか。 例えば戦闘の最中、客船が破壊されたとして…… その過程で客船の機能が失われたならば、それは『戦場』とは見做されないだろうか? そうではないはずだ。『どこまで破壊されれば客船ではないか』など、 運営本部を含めて、誰も判断できるものなどいないだろう。 フィールドを構成する部材は、最後の木材の一片まで、客船のままのはずだ。 常識的に考えるのならば、戦場がいくら破壊されようとも、 その時点で最も大きい体積の『破片』こそが……基準となるのだろう。 ミツコはこのルーリングについて、既に本部に確認を取っている。 この一点だけが、赤羽ハルの能力に対抗し得る『抜け穴』だからだ。 赤羽ハルは、この試合そのものをノーゲームにする事ができる。 そして、ある意味では『ノーリスク』であるこの戦闘において…… 赤羽はミツコの能力を、限界まで見極めようとするだろう。 勝てればそれで良し。仮に『引き分け』に持ち込まれたとしても…… この次の再試合において、ミツコの全ての能力に対策し、確実に殺害できる。 、 、 、 、 次がある。 相手がそう思い込んでいることが、唯一彼らが、付け込める隙――。 「……ひとつ」 「赤羽ハル。き、君の『ミダス最後配当』にも、明らかに分かる能力制約が、ひとつ、ある」 無数の紙幣が沈んでゆく海面に、ミツコは一人立っていた。 ……そう。立っている。 その足元には、海面に浮かぶ一枚の板。それは甲板を切り取った――巨大な、一枚の。 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 「触れていないものを換金することはできない。 元は、一つの……物品でも。切り離されたものは、ケホッ、すでに……別の物体」 ミツコは自身の腹の傷口を押さえて言った。 ――そう。魂持つ生物から、『内臓』を切り離すことができるように。 「最初から、甲板の一部を切り取って。僕の糸で、巻き取れるようにしていた」 「……君が客船を換金した時。それが終わりになるように」 「……」 見下ろす先には、赤羽が今にも沈みそうに、海面に浮かんでいた。 ……戦闘終了のアナウンスはない。『豪華客船』の構成部材は―― もはや板一枚とはいえ――確かに、ここに存在するからだ。 「……もう波に逆らう余力もないだろう。 海流はこの板から離れるように流れている。……これで、君の、負け。 そして」 ミツコは、一人の女性の顔を思った。冷酷な暗殺者、赤羽ハル。 それでも、彼女のことを思わずにここまで戦い抜けたはずがないのだから。 ……けれど、これで報われる。 勝たなければいけない。 僕は、世界の敵の、敵だ。 「……白詰智広もきっと、」 『参加選手の戦闘領域離脱を確認しました』 アナウンスが告げた。 『“ケルベロス”ミツコ選手は失格となります。 準決勝第二試合、勝者は――』 『赤羽ハル選手』 治療を終えて医務室を出ると、待合室のソファに座りこむ小さな影が見えた。 表面上は軽さを装ったまま、いつもの調子で声をかける。 「――よお。納得行かねえって顔だな?」 「……何が」 “ケルベロス”ミツコ。直接の戦闘でここまで食い下がった相手は、いつ以来だろうか。 だが、探偵にも殺人鬼にも、当事者でなければ分からないトリックというものはある。 「なにが、起こったんですか。あの時」 「なあ……ミツコ。お前の能力さ」 ソファの隣へと座る。 「世界が救えるなんて事が、どうして分かるんだ? 何の自信があってそんな事を言える? 主役の可能性。世界の敵。 ……どこかに根拠でもあるのか?」 「……」 「……だよな。戦って分かった。『自分が世界の理不尽を救ってやれる』なんて…… お前はそういう傲慢な人格じゃない。戦い方も分を弁えていた。 身の回りの奴らを。誰かを助けてやりたいとかさ…… そーいう、よくいるタイプの、良い奴だよ」 例えば、目の前の猪狩誠の存在で苦しむ、子供達の存在を。 あるいは――何も知らず赤羽ハルの身を案じる女性に、少しでも生きていて欲しいと。 ……ただ、そんなささやかな理不尽を。 ミツコは唇を噛んだ。 「それはお前の人格から出た魔人能力じゃあない……。 どうして、その本質も見えない能力に頼る気になった? 見えないものに頼っちゃあ、いけないわけだ」 「見えない――もの」 そうだ。あの戦場で。自分は何かが『見えていなかった』。だから、負けた。 領域のルール。あの板は、確かに豪華客船の甲板。 領域が破壊された時は、最も体積の大きな残骸が基準となる。 ……闇に包まれた海。火災。破壊音。風下。……客船は…… 「客船は――!」 ミツコは立ち上がった。あの戦闘のすべてが繋がった。 、 、 、 、 、 、 、 、 、 「赤羽……ハル……! 切り離していたんだな……! 遭遇より先に……客船、そのものを!!」 豪華客船はバラストを含めた各部が高度にユニット化されていた。 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 たとえ真っ二つになったとしても、しばらくは沈没しない構造だ。 甲板での遭遇より先に、やはり赤羽ハルは『準備』を終えていたのだ。 破壊のための貨幣の種は、客船内にいくらでも存在した。 まさにあの時、豪華客船は『真っ二つ』になっていた――! 「なぜ……戦術的に不利な風下に立ち続けたのか。 どうして、火災を起こしたのか……」 ミツコは一人呟き続ける。 「明るい炎と煙で覆い隠して、白兵距離の自分自身に注意を向けて……! 暗い夜の海で、切り離されて流れていく船を見せないために。 風向きはそのまま、海流の流れる向き……」 「船を換金する時。 切り離されて流れた船が戦場の『基準』となったその時―― 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 風上に立つ者の方が、先に領域を離脱する……!!」 そのために。そのためだけに、あんなにまで……限界まで戦い続けたというのか。 試合の最初に何かを仕込んだと、意識を向けないため、だけに。 残骸が100m流れる……その時間を稼ぐためだけに。 「そーいうこと。……自慢しちまって悪いな? 俺は、どうしても勝ちたいもんでね……こういう時でも、『勝ち誇りたい』のさ」 「……あんたは!」 そこから先は声にならなかった。そんな事のために。 ……そんな事のために、白詰智広の命を。 「言っただろ? ……俺は、見えないものは信じない。 忘れたか? 俺は殺し屋なんだよ……目的のために人を殺して当たり前の職業だ。 お前の言う『理不尽』とやらで何億人が死のうが、知ったことじゃない。 俺が信じるのは、金と」 ソファを立ち去る赤羽ハルの手から、ひらひらと一枚の紙が滑り落ちた。 何らかの文書の複写だった。 「……契約だけだ」 ミツコはその文面を読んだ。 ……読んでしまった。 「……以上、WL社との契約内容に基づき。 ザ・キングオブトワイライトにて……“ケルベロス”ミツコの勝利を阻止し。 ――魔人能力による、通称パンデミック事件の改変を阻止すること。 ほ……報酬は――」 「白詰智広の、治療――」 ミツコは、膝を突く自分を自覚した。 『約束』。『私を思って』。 クローバー――白詰草の花言葉を、彼らは知っているはずだった。 「赤……羽……!!」 「クッ……ハハハハハハハ!! ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「赤羽……ハル……! お前……ッッ!! 赤羽! ……赤、羽ェェェェェェェッ!!!!」 遠ざかる高笑いに届かぬと分かっていても、ミツコは何度も叫んだ。 それが絶望なのか。悲しみなのか、自分ですら分からなかった。 ただ、全てが悔しかった。 ――赤羽ハルは、死ぬ気だ。 準決勝第二試合――勝者 赤羽ハル。 (了) このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/21385.html
登録日:2011/11/18 Fri 12 54 35 更新日:2024/06/18 Tue 01 00 26 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 くのいち くの一 くノ一 はいてない ふんどし エロ エロい忍び装束 ←おい、忍べよ エロゲー サイロック スパイ ソウルキャリバー テクニシャン ミニスカ ユフィ・キサラギ 女 女忍び 女忍者 女性 属性 山田風太郎 巻町操 忍 忍たま乱太郎 忍者 情報収集 暗殺 猿飛あやめ 職業 色仕掛け 色仕掛け ←実際はそんなにやってない 萌え属性 落第忍者乱太郎 陵辱要員 鬼滅の刃 くノ一とは、広義的には女性の忍者、厳密には女である事を利用する忍術を指す。 ▽目次 ◆概要◆ ◆歴史◆実際 創作上 ◆主なくノ一キャラ及び作品◆ ◆余談◆ ◆概要◆ 「女」という漢字が「く」「ノ」「一」と三文字に分解できることから、このように表現されるようになったとされる。 このように「平仮名とカタカナと漢字で構成された単語」は「くノ一」だけである。 一般的には、戦後の歴史小説の中で「女忍者=くノ一」とする表現を用いた事が発端となり、それが他の創作物にも波及した事で広く定着したとされるが、 歴史的には『萬川集海』という江戸時代前期(*1)の忍術伝書において、「たぢから(男性忍者)は入れ難く思う時」の記述があり、 「男が潜入しづらい場合に三字を一字としたる者を忍びに入れる」とする「久の一の術」があったとされる(*2)。 つまり、江戸時代の時点で既に「女忍者=くノ一」とする表現自体は存在していた。 ◆歴史◆ 実際 忍者と言うと服部半蔵、風魔小太郎と言った人物が史実でも大いに活躍しているが、くノ一と言うのは史実には殆ど登場しない。 明確に存在が確認されているのは、武田信玄に仕えた「歩き巫女」と言う集団くらい。 歩き巫女の頭領である甲斐信濃二国巫女頭領と呼ばれる役職に「望月千代女」と呼ばれる女性が就任しており、史実では唯一名前が残るくノ一である。 彼女は甲賀流忍者を要す甲賀五十三家筆頭である上忍の家柄であり正真正銘の忍者の末裔。 甲斐・信濃の身寄りの無い女性を集め、巫女としての舞踊・呪術の技能や男を籠絡する為に色香や性技まで教え込んでいた模様。 流石に色仕掛けや誘惑を実行した証などは残らないが、情報収集の一環で色仕掛けを行っていたのは本当らしい。 この集団も「全身黒ずくめ」のような後世の創作による忍者の面影はなく、 多くの美女で構成され男を虜とし情報を集めた流浪の遊女集団と言ったところで暗殺・傷害まではしなかったのではと言われている。 但しスパイ工作に関しては情報収集を中心に行っていたとされる。 歩き巫女という呼び名も元々上記のくノ一集団の名称でなく、定住せず各地を巡りながら神事・儀式の手伝いをして回る女性を指したものであったらしく、 比較的自由に国の間を移動できたことから、定住しない遊女や間者が歩き巫女を名乗って国をまたぎ、いつからかその俗称になっていたという説もあり、 彼女らくノ一に特別な呼び名があったかも定かではない。 このように史実では目立ったくノ一と言うのは少なかったが、皆無と言う訳でもなく存在はしていた模様。 戦国時代は男は農民でも武士でも土地に縛られ動くことが出来ないものであったが、女性は基本的にどこに行こうが誰と結婚しようが自由であった。 このような存在は諜報活動にはもってこいで、歩き巫女と言う集団が活動出来たのも納得である。 しかし、実際はスパイ先の男に本気で惚れ込んだり、逆に裏切ったりしていた。 創作上 歴史上の表舞台で活躍することはあまりなかったくノ一ではあるが、 後世の創作により忍者が人気を集めるにしたがって、くノ一の存在も認知を広めていった。 くノ一(属性)の誕生である。 現在では海外で人気を博している『NARUTO』の影響もあり、海外では忍者か侍になりたいオタクも急増している。 くノ一のデフォ衣装は袖の無い上着だけ着て、下は何も履かず褌のみと言うものが定番(*3)。他には編みタイツを履いている場合もある。 この大きめの上着がスリットっぽくなって太ももや褌のチラリズムを生み出し、凛々しくも艶かしい絶妙な色気を醸し出す。 この素晴らしい衣装の元祖は、1963年の映画『真田風雲録』に登場した「むささびの霧」と言われている(*4)。 現在のイメージの元となったのは、国民的時代劇『水戸黄門』に1986年から登場した「かげろうお銀」であろう。 黒系(正確には紺色)のミニ丈衣装、腕や脚には網タイツ、額に鉢巻、ポニーテール風の髪型といった要素が備わっている。 なお、この衣装自体は演者の由美かおるが得意とするバレエのレオタードや網タイツをデザインのベースにしたものである。 全身が映る場面は少なかったが、殺陣ではバレエで鍛えられた柔軟な身体を活かしており、悪党の手下によくハイキックを食らわせたため、御御足がチラチラ画面に映り視聴者に強い印象を与える結果となった。 衣装は他にも和とセクシーを融合させた「上衣にビキニやハイレグ」、お色気控えめな「袖の無い上衣と袴」、露出は低いがエロさは増した「ぴっちりスーツ」がある。もちろん一般的な男忍者と変わらない忍び装束もある。 18禁作品においてもくノ一は大活躍である。 くノ一物の始祖である18禁映画がほぼ凌辱物しかないからか、抜き特化作品に登場することが多く陵辱が殆ど。 その中でも、 スパイ工作開始 相手にバレる 拷問という名目で陵辱される くやしい…でも感じちゃう! もっとぉぉぉぉぉ! というパターンは、もはや様式美ともいえるもので、エロゲやエロ漫画や薄い本でも良く見かける。 最後は大体牢に閉じ込められ肉便器になることが多い。結構媚薬も出てくる。 しかも巨乳で描かれることが殆どである。全然忍んでないじゃねぇか 陵辱の相手は大体が敵方のおっさんか(麿似の)殿様であるが、イケメンなときもある。 また裏切りという形で味方の忍者の時もある。 最近は凌辱にも工夫(?)があり、妹を人質に取られたりなんだりと色々ある。 また、時代背景的にタコや触手と言った物に陵辱されることも多い。 少ないながらも逆にくノ一の超絶テクで男から搾精し昇天させるような物もある。 所謂和風サキュバスといったような感じである。 この場合、くノ一の淫靡で巧緻な性技や幻妖な淫術の前に男はただの性奴隷となるという、ドM大歓喜の流れとなる(*5)。 くノ一は攻守自在の万能性を持つ素晴らしい属性なのだが、凌辱に大きく傾いているのが現状。 もっと幅広いニーズに応えられるくノ一が出てほしいものである。 ◆主なくノ一キャラ及び作品◆ 作品によってくノ一、くのいち、くの一、クノイチ、女忍者、女忍び等、表記や名称が異なる。 望月千代女 史実における唯一のくノ一であり、彼女からくノ一という存在が始まったと言っても過言ではない(*6)。 つい最近までは知名度は低かったが、最近では『パズドラ』のほかに、『戦国大戦』『戦国無双』(*7)などの戦国系ソーシャルゲームでも出ているため、それなりに認知度が上がってきている。 かげろうお銀 恐らく日本で一番有名なくノ一にして、昨今のくノ一に多大な影響を与えたと思われる存在。 作中でも色仕掛けから緊縛まで様々なニーズに対応している。まさにくノ一の先駆者。 『暴れん坊将軍』 上様が成敗する時に現れてともに悪党どもを斬り捨てる御庭番の片割れは当然くノ一である。 おおむねシーズンごとに変わるが特撮に出てた女優もいる。 『影の軍団』 代々の服部半蔵とその部下が天魔覆滅するドラマ。 味方にも敵にも一人か二人くノ一がいるが、大体ロクな目に合わない。 不知火舞 言わずと知れた格ゲー界の元祖くノ一。詳しくは項目参照。 かすみ これまた格ゲー界から。詳しくは項目参照。 彼女の妹あやねもまたくノ一である。 DOAと同じ世界観のNINJA GAIDENには二人の他にもリュウ・ハヤブサに協力するくノ一たちがいる。 ユフィ・キサラギ 『FF7』に登場する隠し(?)キャラ。仲間にしないままクリアする人もチラホラ。 『NARUTO』 作品通して数多くのくノ一が登場する。 春野サクラ、日向ヒナタ、山中いのあたりが代表格か。 閃乱カグラシリーズ 登場人物の大半が巨乳のくノ一である。もはや忍ぶ気ないじゃねぇか 但しテンプレ的な衣装を着たくノ一はほとんどいない。 巻町操 『るろうに剣心』に登場する御庭番衆先代御頭の孫娘。 色気皆無のイタチ娘。 ヤエ がんばれゴエモンシリーズより。 彼女の場合コミックボンボンにて連載されていたコミック版の存在がデカイ。 衣装はまさにザ・くノ一といった感じであり、とにかく少年誌とは思えないほどエロい。 彼女でこの属性に目覚めてしまった人もいるはず。 岡めぐみ 『超電磁マシーン ボルテスV』に登場するボルトランダーのパイロットであり甲賀流のポニテくノ一。 キレると手裏剣を投げる。 『少年忍者月光』『忍者部隊月光』 戦記忍者漫画とそれが原作の現代忍者特撮の元祖。見た目がほぼ単なる兵隊なのは気にしない。 メンバーに必ず紅一点のくノ一がいる。特撮版でそれぞれ三日月→銀月→夕月→銀月と大人の事情で入れ替わっていった。 原作の三日月は序盤は月蝕という名でなんかホラーな見た目だった(途中から唐突に美少女化する)。 タキ 格ゲーの「ソウルキャリバーシリーズ」に一作目のソウルエッジから出演する、シリーズの顔役の一人でもあるくノ一。 「忍者要素どこいったな全身ピッチリスーツを着た、怪奇現象の専門家でもある女忍者」の草分け的存在で、下記対魔忍達の元ネタと言われている。 最新作の6ではパワーアップすると全身に淫紋っぽい文字が浮かび上がるため、対魔忍から逆輸入したんじゃねとも言われている。 対魔忍アサギシリーズ エロゲー。ヒロインのくノ一たちがひどい目に遭っちゃうやつである。 アニメ化・実写化・エロソシャゲ化・果ては完全非18禁化までされるなど大ヒットした。 『超昂閃忍ハルカ』 エロゲー。ヒロインのくノ一たちがひどい目やひどくない目に遭っちゃうやつである。 アニメ化や非18禁の漫画化まである。 『鋼の鬼~機動歩兵VS女忍者軍団〜』 ビキニタイツのくノ一を機動歩兵で皆殺しにすることが目的のエロゲー。 猿飛あやめ 『銀魂』に登場する御庭番衆の一員にして始末屋。 通称「さっちゃん」。 美人で巨乳だが、ドMで天然なのが玉にキズ。 雛鶴、まきを、須磨 『鬼滅の刃』より、鬼殺隊の音柱・宇髄天元の嫁達(*8)。 クールな雛鶴、男勝りなまきを、臆病だが頑張り屋の須磨。 3人共、上弦の鬼・堕姫が認める程の美人で巨乳。 『落第忍者乱太郎』『忍たま乱太郎』 忍術学園にもくの一教室があり、2種類の姿を持つ山本シナ先生やユキ・トモ・おシゲの三人組などが所属する。 高木はるか 『飛べ!イサミ』に登場するイサミのクラスの担任の先生。 子供っぽい性格をした女教師は世を忍ぶ仮の姿、その正体は…黒天狗と敵対する忍者一族の末裔である。 『降魔霊符伝イヅナ』 霊符を操る忍者たちが活躍するおっぱいローグライクゲー。 主人公イズナと先輩のシノはくノ一である。 藤林すず 『テイルズ オブ ファンタジア』PS版追加のロリ忍者。 ユフィ同様仲間にするのに条件付き。 藤林しいな 『テイルズ オブ シンフォニア』に登場するおっぱい忍者。 すずの先祖説があるが、TOTRでは平行世界扱い。 レイチェル 格ゲー『マーシャルチャンピオン』に登場する元CIAのくノ一。 金髪巨乳レオタード法被とかいう素敵すぎる見た目で、ドマイナーなこのゲーム唯一の人気要素。 しかし必殺技の性能がクソすぎてダイアグラムは最下層。 カゲロウ ADKのACTゲー『ニンジャコンバット』に登場するくノ一。でも見た目は剣持ってる修験者。 2面ボスだが倒したら仲間になりPC化する。 レイア・ドラゴン ADKのACTゲー『ニンジャコマンドー』に登場する伊賀のツインテくノ一。でもイギリス人。 火遁が得意だが火力はそんなにない。獣化ではドラゴンになる。 霞 ADKの格ゲー『ニンジャマスターズ』に登場する紅流のくノ一。 ノリが軽いことを除くと上二人よりは普通に忍者している。 州光 吉光をつけ狙う鉄拳シリーズの代表的くノ一で仮面が特徴。 太刀の吉光と違い苦無が得物。 いぶき 髪が跳ねまくっているストリートファイターシリーズの代表的くノ一。現役JK。 割と普通に忍者装束だったが『ストV』で制服姿になっていた。 アルカナハートシリーズ 神依に使える子犬丸一族のこのは、犬若丸一族のなずなとあかねはあやかしの血筋と同時にくノ一で犬娘である。 このは以外はそんなに忍術してないのは禁句 源柳斎マキ 『ファイナルファイト2』が初登場で『CVS2』などにもたまに出張る、ガイの妹弟子の元ヤン金髪くノ一。 得物はトンファー。 KUNOICHI タイトーのACTゲー『ニンジャウォーリアーズ』の1P。 真っ赤な忍者装束に金髪ポニテで自爆機能付きの殺人ロボットである。 『あやかし忍伝 くの一番』 見た目が全然忍者じゃない気がする結構貴重なくノ一で百合な育成SLG。 SS移植版の「プラス」はバグゲーなのでやらないように。 サイロック 主に『X-MEN』に登場するミュータントでテレパス。 くノ一のヴィランと体が入れ替わって以降そのままハイレグなくノ一として活躍することになった。 エレクトラ 主に『デアデビル』に登場する女暗殺者で得物は釵。 くノ一としての属性も持つというべきか。 カライ 主に『ニンジャ・タートルズ』に登場する敵のくノ一。 大体のイメージが黒くておかっぱで肩パッド アスカ TMNTの格ゲー『T.M.N.T.ミュータントウォーリアーズ』のオリジナルくノ一。 巨乳レオタードに羽織とかいう素敵すぎる見た目。 アスカ AM2研の格ゲー『バーニングライバル』に登場するくノ一。 抜け忍の兄を追う肩パッドポニテ。 なんか色々被ってるが気にしない。 ナガセ 『KOF MAXIMUM IMPACT』に登場するアキバ系サイボーグくノ一。技はほぼサムスピの半蔵。 あんまり忍んでない舞をライバル視している。正直おあいこ。 ナナミ フウキの格ゲー『アシュラバスター』に登場するくノ一。 胸元が開いていてなんかエロイのだが、プレイ時には相手に変身するコピーキャラ。 藤林柚葉 5pb.の格ゲー『ファントムブレイカー』に登場するくノ一。現役JKである。 制服姿と日本中を城まみれにしようとしている願望を除くと手裏剣・苦無使いで結構普通。 みやび 『闘神伝昴』に登場する大型卍手裏剣が特徴なポニテくノ一。 一人だけ大気圏規模で超必殺技を使う。ずりい… ターシャ サミーの実写取り込み格ゲー『サバイバルアーツ』に登場するコブラ党のくノ一。 刀以外の和風要素が少ない。 霞 『大江戸ファイト』に登場する鉤爪使いのくノ一。 実写取り込みゲーなんであんましエロくない。 琴乃 ジャレコの格ゲー『デッドダンス』に登場する九鬼真伝流のくノ一。 全体的に緑色なくノ一は珍しいかもしれない。 『ヤタガラス』 同人発の忍者格ゲー。よって女の子のPCは全員くノ一である。 技も武器も比較的地味で忍者している。あくまで比較的。 増田千穂 戯画の格ゲー『ヴァリアブル・ジオ』に登場する柳生忍群のくノ一。 忍術に骨法も加えた技も使う。 ゲームコンセプトで、ウェイトレス姿の上に籠手脚甲姿。 篝 FKDigitalの格ゲー『カオスコード』に登場する紅賀流のくノ一。 LOST CHILDみたいな装甲姿から秘奥義・裏螺旋時のみパージして対魔忍みたいになる。 ヴァレンタイン 『skullgirls』に登場するナース兼くノ一っぽい何か。 医療器具を介した忍者っぽい技や毒、蘇生術などが特徴。 サエサ 『カムイ伝』に登場する非人出身のくノ一。 今風に言うと主人公カムイへのストーカーで変移抜刀霞斬りまで模倣するヤンデレ。 第二部?知らん 早苗 『カムイ外伝』に登場するカムイを追うくノ一。 弟と二人組の今風に言うと姉キャラで、弟を再起不能された仇で必死に飯綱落とし破りを考案してなお敗死する不幸属性。 スガル 白土三平の漫画に登場する抜け忍のくノ一で千本の達人。 『カムイ外伝』で再登場した時は漁村でひそかに暮らし、今風に言わなくても子持ちの人妻属性で色々すごい。 呉織あぎり 『キルミーベイベー』に登場するおっとり糸目くノ一。 度々変な忍術と忍者的商売にやすなたちを巻き込む 風間レヴィ 『トリニティセブン』に登場するポニテマフラーくノ一(*9)。 戦闘能力に限ればこの世で五番目くらい強いらしいが、活躍は外伝メイン。 アカツキ 『ログ・ホライズン』に登場するポニテの暗殺者兼追跡者。 よって忍は自称だがやってることはくノ一そのもの。 メイド忍軍 『仮面のメイドガイ』に登場する、支倉常長の天正遣欧使節によって日本に到来したメイドと忍者が結びついたくノ一集団。 篠崎咲世子 コードギアスシリーズに登場する、篠崎流のくノ一兼メイド。 メイド姿でも忍術はできるが本格的な戦闘時には専用装束。 ローナ・ムラサメ 『シャイニング・ハーツ』に登場する、狼娘で料理番でくノ一でメイド。 武器は刀とナイフ手裏剣で遠近対応型アタッカー。 ほたる 乙女ゲー『下天の華』の主人公でくノ一。なぜかガーター。 特技は苦無と物にも化ける変化の術。 片桐かえで 乙女ゲー『忍び、恋うつつ』の主人公でうっかり男を落とす術を発動しちゃったくノ一。 なぜかノースリーブに前空きズボン。 上野槐 乙女ゲー『百花百狼~戦国忍法帖~』の主人公で甲賀と伊賀の合いの子のくノ一。甲賀忍法帖かよ なぜかミニスカ銀髪。 望月六実 乙女ゲー『真紅の焔 真田忍法帳』の主人公で望月六郎の娘である真田のくノ一。 FINAL FANTASY Ⅲ 暗黒剣マサムネの化身。 「私を倒すことが出来たなら、お前のものになってやろう!」というエロいセリフを言い襲い掛かってくる。 忍者(ロマサガ2) 『ロマンシング サ・ガ2』のリメイク版に追加されたクラス。 男の忍者がいないのは既にイーストガード(まんま侍)がいるためだろうか。 優秀な体術家でロックブーケのテンプテーションも効かないという格闘家を涙目にする存在。 かすが 戦国BASARAシリーズに登場するくノ一。 彼女の衣装は胸元と背中がぱっくり開いた黒いボンテージスーツ。痴女 大抵の人物には厳しい態度をとるが(*10)、上杉謙信にだけはデレデレ。 おふう 週刊少年ジャンプで連載されていた『影武者徳川家康』に登場するくノ一。 自らの主である「お梶」に絶対的な忠誠を誓っており、かなりの美女。 ソーカ 『転生したらスライムだった件』に登場。 元はリザードマンだったが、進化して人に近い姿になり、憧れていた忍者のソウエイの配下になったことでくノ一として鍛えられた。 彼女のリザードマン時代からの部下の中にもトーカとサイカというくノ一がいる。 カレン 『デュエル・マスターズ WIN』に登場。 本作のヒロインで主人公斬札ウィンの友達だが、その正体はウィンの宿敵プリンス・カイザに雇われウィンをスパイしていたくノ一、シリーズファンにはこれまでの前例からバレバレだったが。 普段はスノーフェアリーデッキを使用するが、本来の使用デッキは忍者らしくシノビデッキ。 神崎アーデルハイド スマートフォンアプリゲーム『ヘブンバーンズレッド』に登場。 忍者への強い憧れから、日本に留学して独学による猛特訓で忍術を会得し、たびたび忍術を披露している目立ちたがり屋。 いかにもくノ一といった感じの容姿であるが、金髪にリボンと簪をつけ、網ニーソを穿いている。 紅 『紅忍 血河の舞』の主人公。 主人公の紅が破廉恥ボディに小さな着物を着て乳や下着で相手を誘惑しながら鉄弦(いわゆるワイヤー)で敵を倒しボスを目指すステルスゲームセクシーワイヤーアクション。(要はステルスゲー) 誘惑モーションは使用すれば増えていく。 ちなみに紅のCVが安達祐実な事でも当時は話題になった。 千鳥 『信長の忍び』の主人公。 タイトル通り織田信長に仕える伊賀出身のくノ一。 戦闘と潜入にかけてはチートであるが貧乳故にお色気は不得手。 本作では雑賀衆の蛍と小雀もくノ一という設定。 KUNOICHI 3画面筐体アクションゲーム『ニンジャウォーリアーズ』の1P側自機(2P側は男性型の「NINJA」)。独裁者抹殺のため送り込まれたロボットであり文字通りの殺人マシーン。 お色気要素? 男性同様の忍び装束や、被弾時に露出する金属ボディに萌えられる様な人なら、まあ…。 『歩き巫女 九尾』 武田の歩き巫女たちが歴史の影で暗躍するエロスアクションの作品。 前半は武田滅亡後に織田信長打倒を目指し、後半は時代を遡り川中島の戦いで上杉との決戦で暗躍する。 後半は時代が遡っているので望月千代女も登場する。 大体はアクション漫画で雑魚はぐへへ展開から歩き巫女のお笑い技淫技で纏めて搾精されて纏めて干物に、ボスは濃厚なエッチシーンで撃破・篭絡する。 望月あざみ 新サクラ大戦のロリ担当。居そうでいなかった忍者枠。 搭乗機・光武は無数のクナイを駆使して戦う癖のある戦い方のため、使いこなすにはコツが必要。外部出演した『スーパーロボット大戦X-Ω』でも同じ。 彼女のキャラソンは某アニメの主題歌みたいでござるよニンニン。 ◆余談◆ TBSのスポーツバラエティー番組「SASUKE」では、女性版として「KUNOICHI」があった。 最初はバランス系のエリアが多かったが、途中からSASUKEの古いエリアが再利用されたりした。 なかなかきわどいのもあってか、最近は放送されなくなった。 追記・修正はくノ一を捕まえてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ケロロの小雪ちゃん(ドロロに唯一優しい)が一番好きだな。 -- 名無しさん (2014-04-01 17 30 22) 格ゲーNINJA枠としても活躍。最近減ってきてるけど -- 名無しさん (2014-04-01 18 26 15) 外人さんには今でも大人気で、本当にいるんじゃないかと思われてるらしい。そんなはずないのにね(棒) -- 名無しさん (2014-05-04 16 25 41) ボンボン連載のゴエモンのヤエちゃんで目覚めたのは俺だけではないはず… -- 名無しさん (2014-07-19 23 25 20) 私、経済的な忍者ですので…… -- 名無しさん (2014-07-20 00 18 12) ハニートラップ要員のイメージが。・ミニ丈着物 ・ふんどし ・隠れ巨乳 のコンボ… -- 名無しさん (2014-07-20 07 47 57) 筒枯らし受けたい -- 名無しさん (2015-02-03 01 33 50) 男臭い・ホモ臭いイメージの褌に、エロ下着と比肩しうるエロスを与えてくれた偉大な属性 -- 名無しさん (2015-02-15 14 35 52) トリアージXの護龍さんエロ美しい。激しく前後したい。 -- 名無しさん (2016-04-06 16 47 55) あ!への一のランコちゃん! -- 名無しさん (2017-02-20 01 11 33) 閃乱カグラは忍であってくノ一ではないんじゃないかな…女忍者=くノ一判定なのかもしれないけど -- 名無しさん (2017-03-01 03 27 11) 確か、銀魂のさっちゃんもくノ一だったはず。 -- 名無しさん (2018-01-06 22 47 44) くノ一と言えば巨乳 -- 名無しさん (2018-01-17 12 07 05) 名前は出てるのに戦国無双のくのいちはいないのか… -- 名無しさん (2018-01-17 17 33 26) 降魔霊符伝イヅナというゲームがあってだな -- 名無しさん (2018-01-23 23 44 38) 「望月千代女」がくノ一だというのは提唱者の憶測に過ぎないという強力な反証が出ている。また、「情報収集の一環で色仕掛けを行っていたのは本当らしい」などと書かれているが、望月千代女をくノ一と提唱した本人さえもそのような主張はしていない。この項目の史実部分に関わる記述は全体的に信憑性がない。 -- 名無しさん (2018-06-26 15 17 44) 信長の忍びの千代女にガンダムビルドダイバーズのアヤメ=サン、シンカリオンのシノブママ(確かチアキ?)に、リリスパと2018年はくノ一が熱かったと思う。 -- 名無しさん (2018-12-08 11 06 54) ハルカの漫画版もエッチだったんだけどなぁ。破瓜の血も出てたし。局部が描かれなかったから、非R18で済んだんだろうか。それはそうと、歩き巫女というのは、なろうの『戦国小町苦労譚』で初めて知った。 -- 名無しさん (2019-04-21 17 26 35) くノ一の和姦物もっと増えろ…増えろ… -- 名無しさん (2019-06-10 12 56 37) ↑ 逆レイプものやおねショタは? -- 名無しさん (2020-06-23 23 26 47) まれに、昔の女性はノーブラノーパンだったことをいいことに、ノースリミニ丈装束の下には何も着てないくノ一もいる。身を守る気などなさそうだな?おっぴろげジャンプでもするつもりなのか? -- 名無しさん (2021-02-23 07 02 18) ↑↑もっと増えろ -- 名無しさん (2021-09-06 17 17 58) スーパー戦隊は男女混合が基本なので、カクレン・ハリケン・ニンニンの全てに登場している -- 名無しさん (2021-12-08 21 34 09) なんか「かすみ」の名前被り多くない?くノ一のイメージ強そうな女性名って限られるから「あやめ」「ききょう」辺りもくノ一キャラによく使われて結果として被るんだろうけれど…… -- 名無しさん (2021-12-08 22 02 19) カスミさんよりあやめ派 -- 名無しさん (2021-12-08 22 31 28) 現代に生きるくノ一は大体ポンコツなのが多い気がする -- 名無しさん (2022-09-10 22 46 02) ↑3霞=ぼやけのイメージが忍者のイメージと合うからかな?あとくノ一とか和の世界観のキャラは一般名詞から名前をとっていることが多い(まつり、つばめ、しぐれ、かぐら、つばき等)、特にアヤメ、カスミは和ものの渋さと現代的なかわいさを兼ね備えているから多いんでないかな -- 名無しさん (2022-10-19 20 35 19) ザコ敵だけどライブアライブのルビータイラントはこれに該当するのだろうか。一応くノ一の色違いだし(といっても出現するのが最終編なのだが) -- 名無しさん (2023-04-16 20 42 56) ニニンがシノブ伝のシノブちゃんも外せない -- 名無しさん (2024-04-15 17 27 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mad-angels/pages/509.html
ラストウィズリプレイ06_05 GM ベル。イニシ (ころころ……ファンブル)1 美香 うわw 彰人 ベルw GM おい大魔王w マルコ。イニシ (ころころ……ファンブル)5 美香 … GM おおい狼の王!? 彰人 わーw 美香 ああ、ダイス神がうちの怒りを感じてくれたんやろかw GM リオン(ころころ)24、シェヴル(ころころ)24 美香 あ、それと、リオン属性なんだっけ 彰人 虚/冥。 美香 水はいないか 彰人 ただ虹色の才でカヴァーしてる事がはっきりと目に見えるようなw 美香 言うな…(涙 GM 大いなるもの、使徒、人狼、ワルキューレです。 リオンは使徒なんだよ!w 美香 また使徒か…w GM こっちが泣きたいw 彰人 だがダンガルドなのに何故使徒w GM あと、シュヴェルですが。普通のワルキューレと同性能です。 重症にはなりますが、HP0で死ねます。 ガーディ うう、重傷になるのがせめてもだが… というか、心境的にもう、殺しはいやなんだよなあ… 美香 せやったら、あんたも戦うな、それならシュヴェルも戦わんやろ GM なるほど、その手がw ガーディ ともあれ、こっちも振らなきゃだめか? 美香 ただし、その場合うちは一人で3人、いい勝負だ!w ガーディ それでは美香が蛸殴りだろう… GM 美香は殺さないよ!w 美香 せやからなw ガーディ 殺さない? 美香 それにまあ、うちを誰やと思っとる?(にやり 彰人 下っぱのやられ役。春日。 ガーディ …本気? 美香 …あ、これ死にフラグ?w GM 突然ガーディが武器を捨てて「もう戦いたくないんだ」 とかシュヴェルと濡れ場を演じはじめるわけですか?W 彰人 はははw ガーディ 濡れ場いうな大馬鹿! 美香 うちはおもしろげやからそれもええなぁ思うでw GM ともあれ、抵抗する気がある人はイニシどうぞ。 彰人 彰人はまだ出られんので振れないw 美香 あ~でも魔王3人相手ってのも面白そうなんだよなぁw GM すげえ!w 彰人 ちなみに啓示+獣化(後に完全獣化&超獣化)は確実と思われw ガーディ …よかろ。では、。 じゃらららら…どがしゃ。 じゃらん、がしゃん。 …ガーディは、拘束服に武器として絡めつけていた鎖を投げ捨てる。 GM 無表情を取り繕っていたシュヴェルが、驚きの声を上げます。 シュヴェル「ガーディ…!?」 まあ美香はイニシどうぞ。 美香 いや、ガー公の様子見とく。 いきなりGMがやっぱシュヴェル戦うとかさらに増援出したりするかもしれないから ガーディ 「…俺は…もう、嫌だ。」 美香 あ、なんか一瞬ザーフィおっちゃんの幻影がw GM 俺たちに必要なことは戦うことじゃないとか言い出すの?w 美香 いや、シュヴェルの返し方がなんかメイヤみたいでさw ガーディ 「誰も彼も同じじゃねえかよ。 懸命に、懸命に…大切に思うもののために手を伸ばして…」 GM シュヴェル「なにを言っている…私たちは、敵同士だろう!」 ガーディ 「それで何が敵同士だ。欲しいものは皆同じだろうに、 同じものを求めてるからってぶつかりあって。」 GM シュヴェル「そうだ! そして、大切なものをつかめる人間は限られている!」 ガーディ 「限られてる…か。」 GM シュヴェル「だから…だから、お前とは戦いたくないんだ!」 彰人 はははw ガーディ 「こんなに! こんなにも俺たちは、お互いを殺しつくすに十分なほどの力を持っていて…」 GM シュヴェル「今更だろう!」 ガーディ 「人の記憶や認識だの、命まで!!世界自体まで作り変えて!! そんな力までもっていて、今更のことを今更のままで放っておくことしか出来ないのかよ!?」 GM シュヴェル「何を…何を言っているんだ」 ガーディ 「俺は…今の俺の記憶じゃないけど、反勇者の記憶として、 何度も守って殺して殺されて!そんなもんはもう見飽きたんだよ。」 GM シュヴェル「ならばどうして戦場にいるんだ! 帰れ!」 ガーディ 「だからもう、俺はやめにする。…戦うことをやめるんじゃないぞ。 何かを切り捨てて守ることは、もううんざりだ、ってことだ。」 GM シュヴェル「なにをだ…」 あのー、そろそろ美香振ってくれませんかね?w ガーディが1R目から戦わない限り、増援は出しません。 ガーディ 「俺は、ばかげたありえない望みかもしれないが、世界を救いたくなった。 世界のことを好きになると決めた。」 GM シュヴェル「世界を救うとは、敵を倒すことだ!」 ガーディ 「敵も、世界のうちだ。」 GM シュヴェル「ラストウィザードはこの世界の存在ではないのだろう。 …どうして義理立てなどするんだ」 ガーディ 「俺は、ラストウィザードですらない。」 GM シュヴェル「そうだ! 何をするためにここに居るんだ、お前は!」 ガーディ 「世界結界に混雑した歪み、世界結界を構成する常識に混じってしまった意識、 常識のために誰かを見捨てたくないという思いが、 世界のために殺されるものを守るために生み出した、反勇者だった。 そんな俺みたいな世界のシステムのバグまで、 友のように接してくれる奴までいる世界なんだ。 誰だって捨てられてたまるか。だから俺は…」 両手をばっと広げる。 GM シュヴェル「だから…お前は?」 ガーディ 「もう一度言う!そして今度こそういう!世界を救うために俺は戦う! 俺のできる限り能うる限り否それも超えてでも! 全部助ける!」 そういって、 美香を魔王たちからかばうように、 同時に、魔王たちを美香からかばうように、 自分の体を壁にするように立ちはだかる。 GM シュヴェル「死ぬ気か、お前は!」 美香 「…で、具体的に今アンタはどうするん?それと、シュヴェルも」 GM シュヴェル「くそ……くそ!」 からんからーんと武器が落ちましたよw 美香 「ほれ、ガー公。シュヴェル頼むで」 GM シュヴェル「美香……お前はどうするんだ?」 美香 「何、今の主の意向を通すんや」 彰人 マルコ「えーと、えーと、し、しすてむのばぐがはんゆうしゃでせかいが(ブスブス)」 頭から煙が出ています。目はナルト。 GM まるこー!?w 彰人 マルコの前で難しい話をしちゃダメだ!w GM リオン「駄目なペット…」 が、がんばれマルコ!w 彰人 マルコ「ぺ、ペットじゃないけんね!?強力な魔王じゃけんねっ!? って今魔王じゃなかったー!!」 GM 魔王じゃねーw 彰人 「ううう、ワイは世界を、まで読んだけん!」 まだ煙。 美香 「相手はかつてのマスター含んだ魔王3…いや、二人やろかなぁ、これ?」w ガーディ 「…とりあえず、飛び交う全弾、出来る限り受け止める…かな?俺は。 コレくらいしか思いつかなかったさ。ごめん、美香。」 と、一応返事しておく。 美香 「どーせあんたはいつもそれやからな。気にしとらへんよ。 ま、てなわけで、こっちはこっちでやらせてもらうで。 何、できる限り殺しはせんで。なあ、ベル様」 からからと楽しげに笑って GM ベル「無論よ、貴女さえ取り戻せばまだ五分に持ち込めるもの」 薄く笑う。 美香 「ああ、ほんまおもろいなぁ。そう思わへんか? ベル様」 GM ベル「茶番ね……面白くもないわ」 美香 「茶番、今のがでっか? それともこの戦い全てが?」 GM ベル「魂は不滅、けれど命は尽きる。すべては回る回るロンドに過ぎない」 彰人 SHw ガーディ 「っ…」 じりじりとマルコ、グンダ、シュヴェルに立ちはだかりつつ、 美香とベルのやり取りを見守ります。 GM ベル「ならばせめてこの幕間、楽しむことに私は全霊をかけるとするわ」 美香 「では、それに返すべきは、うちは3拍子の輪廻たるロンドではなく。 2拍子のマーチといったところやろかね。 千夏は、そっちのが好きやろしな。にゃはははは~」 GM ベル「さあ、世界の命運はここにかかってるわよ、人間!」 彰人 マルコ「取り合えず目の前の敵をやっつければ良いんじゃけん?」 まだ煙が上がっている。 GM リオン「……」 彰人 マルコ「だ、黙っていると不安になるけん!何か喋って欲しいじゃけん!」 GM リオン「……沈黙は金なり」 美香 「ういうい、では、 夜闇の明星 春日美香。おして参るで!」 美香 …ち、時間稼ぎはここまでかw ガーディ えーと、GM。「攻撃を放棄して肉の盾になる」ガーディは、 イニシアティヴふるのふらないの? GM 振りませんw ガーディ 振らないの? GM 攻撃に対して任意に盾になるかどうかを決めてください。 ガーディ 了解。 美香 ま、ええ。もとより最初はベルとタイマンする予定やったし、 それが3人に増えただけやw GM 小さい小さいw 美香 イニシ(ころころ)22 脚(ころころ)30、脚(ころころ……クリティカル)61 うし GM おお!?w 彰人 うわーw ガーディ どわああ!? 彰人 4回行動w 美香 じゃ、行動 GM どうぞ。 GM ベル「さすがね、美香」 美香 「どもども、労働状況改善したらまたお声かけてくださいな」 じゃ、2マスつめてイレイズ 目標、リオンに二発 ガーディ え、リオンに!? ベルじゃなくて!? GM リオン「…なるほど」 美香 言ったことには責任もとおなぁ(笑顔 ガーディ …面白い! じゃあ、割り込む! リオンをガード! GM おい!w 美香 おいこらぁ!!! ガーディ え? GM では美香どうぞ。いっそやっちゃってくださいw 美香 ガー公、あのね。PLに少しはすっきりさせようとかそういう気持ちはないのかね?w ガーディ 言った事に責任持てって…ガーディが責任もって守って見せろってこっちゃないの? GM ちげえ!w 美香 ああもう いいから、どけ お前に言ったんじゃない リオンの発言についてだ ガーディ …じゃあ、一発目とりあえずどうぞ… GM 美香、ロールロールw 美香 うるせえ 言ったことには責任もとおな、GM GM ひえー、どうぞ。 美香 じゃ、エンチャントかけとくね で、命中が(ころころ……クリティカル)36 (ころころ……ファンブル)11 彰人 極端なw 美香 ち、二個目宝石 いや、GMのダイス目みてから決めよ GM 回避(ころころ……ファンブル)-1、回避(ころころ)21 美香 ああ、使う 逆ならなぁw GM どちらも命中w 美香 で、ダメージ あ、10個分割れたw お~派手にw 彰人 ぱりーん!w GM ぱぱぱりーんw 彰人 何か逆に散弾っぽくなって持ち主にダメージ与えないだろうか、10個分の破裂w 美香 で、ダメージいくか ん~とりあえず普通に攻撃かな 彰人 エンチャント分の加算だけで大丈夫か? 美香 (ころころ)56、(ころころ)53 GM リオンがダークバリア。 (ころころ)42、(ころころ)38 美香 ち、流石に固いな GM リオン「…なるほど」 ガーディ うー…1発目かばう… 美香 やめろ ガーディ …PLとしてはやめてあげたいけど… GM シュヴェル「やめろガーディ、死ぬぞ!」 後ろからがっしとw 彰人 遊戯?w ガーディ 「っ!は、離せシュヴェル!?」 GM シュヴェル「お前には…死んでほしくない」 GM まあともあれ、次も41で美香というw 美香 うし、じゃあ次は1マスつめてエンゲージ あ、そういえばこいつらレベルいくら? GM ああ、リオンとマルコは10.ベルは13。 彰人 わー、高いw GM いやいや、君たち揃うともっと強いからw 美香 …となると、HP予測はリオンで130ぐらい、マルコで180、ベルで160ぐらいかな もーちょいあるか GM リオンはあたり。マルコはもうちょい、ベルはもう少し 彰人 まぁ、エンゲージしても啓示強化は防げないんだよなー。 美香 わかってるさw 彰人 範囲魔法は防げるがw 美香 あ~でも後光使われたらうち死ぬだろうなぁ、まあいいや もうな~も知らん、やるだけやったるわ ガーディ お、落ち着いて美香!? GM ガーディには言われたくねえーw 彰人 はっはっはw GM というかね、信仰低いから後光はないんだよね…なんで虚/冥やねん 美香 じゃ、とりあえずそこからイレイズでも一度二発をリオンに (ころころ)29、(ころころ)27 GM リオン回避(ころころ)21、(ころころ)17 無理!w 美香 うし、両方いったな じゃあエンチャントしといてプラーナ全開放 (ころころ……ファンブル)67 GM あw ガーディ 美香~~~!? 美香 怒り(ころころ)93 ガーディ つか、強!? 彰人 速攻に特化したら美香は敵無しだぞw ガーディ これが、本気の美香か!? 美香 まあ、まずは一発 すまん、先にこれに防御振ってくれんか? GM リオンがダークバリア。ベルがマジックシェル (ころころ)45 美香 48か となると…ち、きついな GM リオン「…!?」 ベル「リオン!」 美香 二発目 (ころころ)85 GM 累積が…うおう。 美香 怒り ガーディ ま、そこで怒りは!? 美香 (ころころ)91、(ころころ)104 ん~まあ、これで死ぬかな 彰人 というか美香、もう半分燃えたかw GM (ころころ)49 55点… 美香 で、落ちた? 彰人 130点なら落ちてる。 ガーディ …かばう? 美香 やったらころすでー(笑顔 ガーディ 今ガーディの目の前で、死者だしてほしくないんだが 美香 もう今は何言われても止まらんで、暴走? 知ったことかいな、はははははははははははは ガーディ ま、まってまって! 美香 どうせ後で後悔はするやろけどな、今限りは感情に己を任せたっていいやろ、なぁ? GM リオン「あの二人が敗れたとき……こうなる運命は決まっていた。 しかし…予定より2分34秒早い…ばかな」 驚きの表情とともに、倒れます。 HP124さ!w ガーディ だー、だから待ってって! GM いや、ガーディこそ待てw ええと、ガーディ。かばうと多分、君死ぬんじゃ?w 美香の怒りを買って 千夏 ご、ごめん。 ガーディ …プラーナと防御魔法と現の夢全部使えば、 何とか耐え切れなくもないかもだけど…まあ、かなり死にそうだなあ… 美香 「さて、まずは一人やなぁ…次いくで? ベル様」 彰人 マルコ「リオンっ!?オドレよくもぉっ!!」 GM ベル「ち……どうやら私の知っている美香とは、一味違うようね…」 美香 「屍の先には何も無いで、うちがそれを証明したる。 後は千夏とガーディが世界をまとめて救ってくれるやろ、なぁ?」 暗い笑顔で笑い ガーディ 「…やめろ、美香!」 美香 「汚れ仕事はうちの仕事や。あんたらは綺麗な世界を作ってくれや。 罪も何もかも、うちが背負って消えていく」 ガーディ 「ふざけるな!それは…!それは…!!」 うぐう。 内心、それは俺がやることとと思っていたことを、 言われてちょっと止めるのに勢いが弱まる~ 美香 あ~ははは、すまんなぁ、ほんとすまんけど。今回限りはダメやなぁ 後で謝罪も後悔もいくらでもし足るし、 これでキャンペーン崩壊したらうちの責任やろうけど、もうダメや、ははははは ここで千夏復帰 GM では次も21で美香です。 千夏 とりあえず、登場していいの? あたし。 GM ああ、千夏登場して良いですよ。 千夏 じゃあ、テレポート参上! 「ただいま!」 美香 「…っと、千夏かいな」 千夏 「おろ? ど、どういう状況?」 GM ねがいを抱えています。 美香 あ。止まった あああああああああ ごめんなさいorz GM 後悔してるw ガーディ ずあほ!!! これで本気にセッション崩壊させてみろ! 美香 た、たまにはうちがすきかってやったってええやん! うちがどれだけ我慢してると思ってるねん!つーか特にそこの千夏以外の3人!!! 千夏 いや、よく止めました。がんばりましたね。 えらいです。 すごいです。 ガーディ まあ、頑張ったけど… すまない。「全部守る」っていったが、犠牲者が出た。 GM 千夏はイニシ21で行動として処理します。美香も21です。 千夏 で、千夏の言葉に、リアクションお願いします。 GM どういう状況。 ガーディ ええと。 どういう状況というと。 GM ベルとマルコがいます。ガーディをシュヴェルが止めています。 美香が笑ってます。リオンが倒れてます。マサトと篝はリタイアしました。 千夏 カオスってる(笑) 彰人 戦闘開始、リオンが美香を本気で怒らせリオンが倒れた所。 配置は美香、ベル、マルコが同Sq。 それ以外は範囲外と思ってくれて良し。 千夏 あ、ねがいさんって、ダメージ受けてます? GM いえ、受けてません。 千夏 じゃ、とりあえず起こそう。 「と、とりあえずプラーナドレイン止めるから、戦闘停止ー!!」 GM ベル「坂上千夏……アンゼロット…じゃない?」 千夏 「ほら! プラーナドレイン止めるから! ほら! 戦闘停止!」 GM ベル「もはやそういう問題じゃないの。おわかり?」 千夏 「どういう問題?」 GM ベル「どちらが滅びるか、という問題よ」 千夏 「どちらも滅びない、は?」 GM ベル「世界は一つしかないのよ?」 千夏 「どちらも一つの世界にいればいいじゃん」 GM ベル「30億人を、両陣営からそれぞれ捨てる。その選択を、貴女がするの?」 千夏 「どちらも捨てない選択は?」 GM ベル「命(プラーナ)は有限。足りないわ。 それにね……私たちは仇敵。今更和解など、誰も望んではいないのよ」 千夏 「節約するとか」 GM 節約!w 美香 すごい考えだなw 彰人 節約どうこうで乗り切れる量じゃないんだろうw 千夏 消費してるプラーナみんな半分にすれば、乗り切れるじゃないー! GM 今、いっせいに白い視線が、マルコ以外w 彰人 マルコ「おお!なるほど!」ぽむ! おねーさん w 美香 じゃあいっそ30億づつ入植して、それぞれ交代交代するとかw 千夏 ああ、それもいいかも(笑) ガーディ それも手だな 美香 あ、ダメか、A君(17)の戦争の共同入植地になっちまうw GM ではとりあえずこの世界には60億人居るんだけど半分殺してくださいw 千夏 それができないから困ってんだよこんちきしょー! 美香 いや、だって元の世界の60億はいま地下でなんか封印っぽくされてんだろ? GM うむ 千夏 ほうほう。 美香 まあ、もとから無理だとわかってるからいいやw 千夏 ええー!? ガーディ 無理は承知でいっとけばどうです!? GM はーどぼいるど! 美香 いや、とどのつまりが感情的に無理ちゅーことやからw 千夏 くそう、感情か。感情か……。 GM まあ、ともあれ。言葉に詰まったなら美香行動どうぞ。 美香 「さて、うちはどうしようかねぇ」 千夏 「攻撃しないでよ?」 美香 あ、あれ?や、やばいなぁw このままだとうちパーティ離れなければならんのやけどw 千夏 ん? 美香 あ、あかんあかん。せっかく合流したのにw 「う…」 ガーディ 「美香…」 千夏 あ、美香さん、攻撃する気? GM 別にいいんじゃー?w 美香 だ、ダメや。流石にこれ以上迷惑はかけられんて GM 彰人見ようよ、まだ敵だよ!w 千夏 協力してくれたし(笑) 美香 ああっ、でも忍者としてのうちが~(ごろごろ 千夏 「お願いだから、攻撃しないで」 美香 ああっ、追い討ちが! 千夏 まあ、PL的には、まんぼうさんがわがまま言うこと少ないので、 バリバリわがまま言ってもらっても、いいのですが(笑) まあ、かばうけどね! ガーディ 「……」 同じく、さっきからPCとPLの激しい矛盾が。 PLは、無茶させたい。PCは、言った以上かばいたい。 葛藤が… 美香 「い、いやでも、ほ、ほれ。うちついついやっちゃったから、 あんたらのとこにいるとほれ、まずいやろ」 千夏 「それはお互い様」 GM リオン死んでますw ガーディ うん… 美香 「せやから元からうちはあんたのとこにおらへんかった、 ちゅーことにすれば、ほれ、ええやん。…ダメカナ?」 千夏 「だめでしょ」 ガーディ 「ああ。」 美香 「どうせごたごたのうちの話しやったし…」 しょぼーんとして 千夏 くう、結構厳しい……。 GM どうしますか? 整理すると、美香にかかってるんですが。 美香 ようはうちが攻撃するかしないかやろ? 千夏 美香さんに任せる。 美香 せやったらせーへん 千夏 ありがとう! 美香 いやまあ、お礼をいいたいのはこっちなんやけどな(苦笑 GM 次は…マルコか。 マルコ「よくわからんけど! いくぜよ、とるあー!」 とマルコが美香に攻撃。 千夏 なんだってー!? GM なにを驚いてるんだw 彰人 獣化とは無しでかw GM あ、対抗で獣化。行動でやっておけばよかったw 千夏 くう、まったく面倒な。 美香 「ち、カモーン! マルマルちゃ~ん」 彰人 ぽるぽるーw GM (ころころ)37、どうぞ。 あー、イレイズ宣言忘れたーw 千夏 やったー! 美香 あ、そういえば千夏今どこにいるの? 千夏 多分、美香さんの近く。 なのかな? GM 処理はガーディと同じですw 美香 あ、白面使えねぇw 千夏 え? なんで? GM 他に対象がいないw 千夏 あ、あたし、近くにいないや。 よく考えたら、ねがいさんが同じスクエアにいる。 ガーディ あー 美香 せやなぁ、とりあえず千夏はまずプラーナドレインとめてくれーや 千夏 うん。 ガーディ そ、そうだ!まずそれを! 千夏 それからだね。 GM じゃあ千夏のこのラウンドの行動はそれで終了とします>ねがいを殴る 千夏 殴るの!? 美香 殴る!?w 千夏 起こすんでしょ! 彰人 凄い覚醒のさせ方w 美香 まあ、とりあえず白面でw GM マルコ「み、見えない!? めが、めがー!?」 千夏 なんてタイムリーなネタ(笑) 美香 こんなところまでラピュタ王がw 彰人 ばるす!w GM ぐれーとぱーるはほうかいしましたw 美香 わははははw ガーディ すな!w GM ねがい「う、うう…」 千夏 「ねがいさん! 大丈夫!?」 GM ねがい「千夏さん…? 私、死んだはずじゃ…」 千夏 「死んでないよ! で、おきて早々悪いけど、プラーナドレイン止めたいんだけど!」 GM ねがい「あ、うん」 千夏 「できる!?」 GM ねがい「うん、こんなこともあるかとコードを…あった!」 ぴたり。 千夏 止まった? プラーナドレイン。 「うわあああ…・あれ?」 「と、止まった!」 ガーディ 「止まった…!?」 GM 止まりました。グレートパールが変形してるんですけど、それは後で。 美香 変形!?w 彰人 マクロス!?w 美香 フォールドするぞ!w ガーディ なんだなんだw うわ、なんか図ったようなタイミング!w GM いや、パールの設計だしw
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49446.html
遂に出来たか炎柱の項目 -- 名無しさん (2017-07-01 10 48 57) JOJOのプロシュートと同じく、ジャンプ三大兄貴の一角とも目される人の項目がついに。 -- 名無しさん (2017-07-01 14 37 56) しかし…から後はないのか? -- 名無しさん (2017-07-01 14 54 14) 単行本未収録だからかな? -- 名無しさん (2017-07-01 15 04 05) 煉獄は好きだけど小池徹平には似てないと思う -- 名無しさん (2017-07-02 00 23 29) 良い意味で母親っ子だったんだな、兄貴。人命の儚さ、強い者の責務、どちらも毅然とした母の生と死を見ているからこそのものだろう。 -- 名無しさん (2017-07-02 01 15 40) しかし…より後の部分はネタバレ注意を喚起した上で折りたたんで隠すべきでは… -- 名無しさん (2017-07-02 02 56 19) 火の呼吸は普通に誤植だろう -- 名無しさん (2017-07-02 09 10 21) かっこよかった。見事な生きざまだった。 -- 名無しさん (2017-07-02 17 21 21) 良い感じにネタバレ回避出来るように纏まってますね -- 名無しさん (2017-07-02 20 03 21) 単行本一巻そこそこくらいしか登場してないのに、ギャグからシリアスまで印象に残りまくる兄貴。 -- 名無しさん (2017-07-03 04 25 16) 炎を火と呼んではならない理由、少しだけ見えてきたけど父のセリフから察するに呼吸の派閥としては火なのかな…? -- 名無しさん (2017-07-03 23 35 57) tasty!! -- 名無しさん (2017-07-04 23 50 43) 炭次郎がずっと長男として振る舞う姿を見てきたから、それに対して直接的に兄貴分のようなふるまいを見せてくれた煉獄さんは短い期間とはいえ本当にかっこよかった -- 名無しさん (2017-07-09 02 11 09) まさに炎のように読者の心にその姿を焼き付けて逝ったカッコイイ兄貴 -- 名無しさん (2017-07-09 06 59 45) 5両を守りきった って事実を戦闘描写ではなく善逸に言わせるだけってのは流石にどうかと思ったな 一番の見せ所だろあそこ -- 名無しさん (2017-08-08 22 25 45) 最後まで炎のような人だったな…全員守りきったのは化け物だと思う -- 名無しさん (2017-08-13 15 20 48) 玖ノ型、単行本では「炎の呼吸」になってましたな。誤植確定です。 -- 名無しさん (2017-10-04 21 52 52) 水同様、炎の呼吸のそれぞれの型の詳細は作中で説明して欲しかったな。玖の型が辛うじて少し説明されたくらいだし -- 名無しさん (2017-11-07 20 31 56) 「君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない」 「時間の流れは止まってはくれない」と言うのはよく聞く言葉。そこに「寄り添って悲しんではくれない」と付け加えられるのが彼の素朴な優しさを感じさせる。 -- 名無しさん (2017-11-13 20 46 41) アニメ化したときの声優は小西克幸さんでどうだろうか -- 名無しさん (2017-12-30 00 38 11) コミュ障柱が痣出しても普通に押されるレベルで強いアカザと、痣無しで戦ってもうちょっとで首切るところまで行った煉獄さんって、ほんま化け物だったんやなって -- 名無しさん (2019-04-07 11 43 59) 今にして思えばアカザ殿と相容れないのは当然だったよな。命を落としても守りたい人々を守り切る力があった人と守りたい人達に先立たれた鬼では仲間になれん -- 名無しさん (2019-04-18 22 01 17) 煉獄ママが煉獄さんお迎えに来た時に すいませんすいません本当に申し訳ありませんって謝り倒してたんだろうな恋雪ちゃん… -- 名無しさん (2019-04-23 21 06 06) アカザの最期でさらに株が上がったな。滅式喰らっても腹に穴が開くぐらいで済んだのがすごすぎる -- 名無しさん (2019-04-27 09 45 26) 当時煉獄さんの活躍が鮮烈過ぎてこの人柱最強なんちゃうか? ってなった。その上でアカザ相手に戦死したという現実にアカンやっぱ鬼の方が圧倒的やんけこれ鬼殺隊勝てるんか? ってなった -- 名無しさん (2019-06-11 19 17 45) 痣無しでアカザとタイマンであそこまで戦えるとか冷静に考えて糞強い -- 名無しさん (2019-07-29 01 41 00) 義勇さんと炭治郎のツートップで痣ブーストまで掛けてようやくってところを単騎で追い詰めたもんなあ…… -- 名無しさん (2019-08-13 15 22 58) 何か知らんけどアニメでこの人観てると怖い -- 名無しさん (2019-09-10 14 55 54) 「あのニキが生きていたら」と、恐らく物語の完結まで惜しまれ続けるファイアガイ。キルヒアイスにどことなく被る。 -- 名無しさん (2019-09-20 18 09 02) 煉獄さんの活躍は劇場にて! -- 名無しさん (2019-09-29 00 32 11) 煉獄さんの最期の言葉を読むと、涙が浮かんでしまう…… -- 名無しさん (2019-10-14 16 46 48) 柱の中でも悲鳴嶼さんとほぼ同格だろうねこの人。というか痣発現したら超えるんじゃないかってくらい強い -- 名無しさん (2019-10-23 12 08 45) ↑ 煉獄の事も知ってる長男が悲鳴嶼の事を「匂いが全然違う」って言ってるんだからそれなりの差はあるでしょ。ただ実弥と並んでナンバー2ではあるんじゃないかと思ってる -- 名無しさん (2019-10-23 16 59 33) なんか妙に既視感あったけどあれだもののけ姫の鹿だ -- 名無しさん (2019-11-06 18 06 22) 死体にはなんの意味もない、土に還るだけ「だからこそ心は繋いでいく」っていういもすけの心情の発展すき -- 名無しさん (2019-11-14 17 40 02) 某双子の戦国時代回想に出てくる人、顔も映ってないのに絶対先祖だって分かるあたり煉獄家の遺伝子強過ぎる -- 名無しさん (2019-12-17 01 21 01) 灰呂じゃないか -- 名無しさん (2020-04-06 22 02 11) 話が進むにつれ株が上がる煉獄家好き。親父も決して悪人ではないよなあ -- 名無しさん (2020-05-07 14 39 53) 親戚多そうなのと煉獄家の遺伝子強すぎなせいで最終回この人転生はしたのか良くわからない -- 名無しさん (2020-05-18 08 26 56) 煉獄家の遺伝子は金太郎飴みたいじゃな...... -- 名無しさん (2020-10-03 18 01 01) やっぱつっっよい……鼓膜破れるほど耳を強打した後に一瞬で三体、正確に斬ってのけてる…… -- 名無しさん (2020-10-05 01 26 49) 誰が見ても初印象は「いつも明るくて声のでかい大雑把な熱血兄貴」ってキャラなのに本人のモノローグでは繊細な一面が見える -- 名無しさん (2020-10-06 23 24 13) 参ノ型の追記はやっぱり劇場版公開から一週間後っすかね? -- 名無しさん (2020-10-16 16 39 50) 映画でまさか刀がアレになりかけるとは… -- 名無しさん (2020-10-16 16 49 11) 散々遺伝子強すぎとネタにされてた煉獄家の髪型にちゃんとどうしてあの髪になるのかという(ややゆで理論じみた)理由がちゃんとある事に笑った -- 名無しさん (2020-10-17 10 02 12) でも現代でもあの髪型って事は現代でもあの風習が続いてるって事で… -- 名無しさん (2020-10-17 10 58 54) 善逸や恋柱もそうだが、鬼滅世界では外的要因で髪色に影響が出やすいようだ。でもそれが数百年続くのは凄いわwしかも何故か令和まで継続してると言う -- 名無しさん (2020-10-17 11 01 12) 結局炎の呼吸の 6・7・8は披露せず仕舞いですか0… -- 名無しさん (2020-10-17 13 05 41) ↑続き 3は映画オリジナルに出てきたのに -- 名無しさん (2020-10-17 13 06 22) 外伝でお父ちゃんの株ダダ下がりじゃないですかー!? 酒飲みながら鬼をいたぶってしかも取り逃してるって最悪だよお父ちゃん!! -- 名無しさん (2020-10-18 12 07 36) 映画鑑賞に買った豪華版パンフレットがそのまま遺影になる男。 -- 名無しさん (2020-10-19 09 31 22) 全集中 火の呼吸は絶対誤植じゃないでしょ、わざとやったでしょ、あのままでよかったのに -- 名無しさん (2020-10-19 19 47 23) ↑3悔い改めて立ち直った今があるからまあそこは一つ -- 名無しさん (2020-10-20 13 34 03) アカザ戦で炭治郎の手から刀がすっぽ抜けたのは煉獄さんの「もうその必要はない」って言ってる説好き -- 名無しさん (2020-10-20 22 06 38) 煉獄さんがA.D.A.M.だったらアカザに殺される事も無かった(煉獄繋がり) -- 名無しさん (2020-10-22 04 16 18) もっとも、煉獄さんなら「機械になるつもりはない」ときっぱり断りそうだし、正直A.D.A.M.達の境遇は鬼より悲惨(しのぶさんが天使に見える程のサイコ女に塔に閉じ込められ延々殺し合いをさせられる)なので・・・ -- 名無しさん (2020-10-22 04 18 20) 時代が違えばサザエさんのご近所さんになってた -- 名無しさん (2020-10-26 00 18 12) 円柱… -- 名無しさん (2020-10-26 00 34 34) 退場してから再評価されるあたりキン肉マンのミラージュマンを思い出す -- 名無しさん (2020-10-26 00 48 33) 鬼殺隊の名門だけど家族を殺されたとかの暗い理由背負ってないからこそのあの快活さなんだろうな -- 名無しさん (2020-10-26 01 37 18) 登場期間の割に登場人物に影響与えすぎじゃね、俺そう言うの大好き -- 名無しさん (2020-10-26 22 19 50) 映画の話今出すべきか迷うんだが、映画では右頬に赤いの出るタイミングが漫画と違ってるみたい。 -- 名無しさん (2020-10-27 15 41 02) 過去に「お前も鬼にならないか」「なります」で上弦の壱になった鬼殺剣士がいるからアカザ殿の勧誘も全くの無意味ってわけじゃないんだよな。成功する確立が0じゃないって点で -- 名無しさん (2020-11-04 12 00 06) なおアカザ殿曰く歴代の柱はことごとく勧誘を断った模様 兄上さぁ… -- 名無しさん (2020-11-04 13 06 13) 父上もメンタルブレイク時に黒死牟に勧誘されてたら鬼になってそうな気配あるけど -- 名無しさん (2020-11-04 13 47 42) あくまで鬼殺で求められる強さに苦悩してたんだから、兄上とはまた違うはず。鬼になったら本末転倒どころではない。兄上はただただ「最強の剣士」を羨望してた。 -- 名無しさん (2020-11-04 20 22 05) 映画業界、日本経済を守った柱 -- 名無しさん (2020-11-04 22 13 59) 鬼滅世界だけでなく、現実世界まで守ったな -- 名無しさん (2020-11-04 22 52 38) 容姿について遺伝子の強さ言われるけど、御先祖様も緑壱さんの面倒を最初から最後まで見た上、手記を遺すという形で子孫たちの面倒まで見ようとする、DNAの中に面倒見の良さが染み込んでいる一族。だからこそ、自分が人助けの力を得られなかった事への失望感は強かったんだろうな…。 -- 名無しさん (2020-11-07 16 32 51) この人”怨みではなく使命で”鬼を切ってきたわけだけど、禰豆子覚醒現場に居合わせたらどういう反応するんじゃろ? -- 名無しさん (2020-11-08 10 59 45) 初登場時の印象はヤベー奴だった -- 名無しさん (2020-11-13 20 49 51) 列車が横転したにも関わらず乗客は全員無事。柱の中で同じことができる人あんまいなくね?煉獄さんは柱の中でも上位の強さだろうな。 -- 名無しさん (2020-11-13 21 01 44) ↑一番上から21番目 小西さんは宇髄だったね。 -- 名無しさん (2020-11-15 23 19 45) 上2 乗客救うのもそうだし、魘夢はともかく猗窩座を撤退させられるかどうかは怪しいし、死者出さずに済ませるのも怪しいし、なにより若い芽を摘ませないって部分を絶対やり抜けてくれそうな柱は半分くらいなんだよなぁ……。 -- 名無しさん (2020-11-16 22 57 26) ↑5 禰豆子が人を食わなくなったのは鱗滝さんのおかげだし、しかたなく切ったんじゃない? -- 名無しさん (2020-11-17 10 12 11) ちょっと答えの無い質問なんだけど、炭治郎達が揃って自分の理想とする夢を見てる中で煉獄さんだけは「確かにあった過去」しか振り返ってないのは、術中にハマってないって事なのかな。生存本能で身体を動かすのも合わせて。 -- 名無しさん (2020-11-18 00 18 31) かろうじて禰豆子説得の余地がありそうな一人とは言われてるわね。ただ即断即決で、確固たる証拠がないと止まらない人だから炭治郎側の難易度は跳ね上がる。あと鱗滝さんがやったのは「人を守る」暗示であって人食い忌避はひとえに禰豆子の精神力だよ。 -- 名無しさん (2020-11-19 19 36 57) 炎の呼吸参の型「気炎万象」の正しい漢字表記が判明しましたね -- 名無しさん (2020-12-04 21 37 06) 遂に300億の男になりました -- 名無しさん (2020-12-14 14 03 05) これだけインパクトの強いキャラなのに原作の出番はすごい少ないんだよね。グラブルにコラボの」方が台詞が多いって聞いて驚いた。 -- 名無しさん (2020-12-14 14 42 15) ↑柱全員登場の次は列車だからな。短い時間でこれだけインパクト残せたのは作者の力量よ。 -- 名無しさん (2020-12-14 17 57 34) 柱は活躍する時期の早い遅いはあれどもインパクトを残す活躍をしてるのが凄いと思う -- 名無しさん (2020-12-14 20 26 14) グラブルのコラボでも熱い責任感と信念を見せていたり、「今度実家に来てくれ!弟も喜ぶぞ!」と死亡フラグ立ててたり…ホントに熱い人だった -- 名無しさん (2020-12-14 20 48 33) 煉獄さんが守れないものってなんだ、次元の壁を越えて現実の経済まで守ってるんだぞ -- 名無しさん (2020-12-14 20 49 10) ↑自分の命 -- 名無しさん (2020-12-14 20 50 53) ↑ ...そうだったな... -- 名無しさん (2020-12-14 21 01 17) その身尽きても魂は死なず -- 名無しさん (2020-12-15 08 22 54) グラブルのフェイトエピで主人公にガッツリ教えてくれる。その趣味はないのに乙女ゲーやってる気分になったw -- 名無しさん (2020-12-15 12 59 24) ↑5 父親との関係は最後まで修復できなかった。最期に実父と義父に迎え入れてもらえた狛治とはここでも対になってる -- 名無しさん (2020-12-19 09 58 27) 300億越えたから炎柱ならぬ“円”柱やな -- 名無しさん (2020-12-26 21 16 18) もしかしたら400億も超えたりして。 -- 名無しさん (2020-12-28 12 11 42) ↑×16 個人的な考えだけど、例えば炭治郎は外的要因で死んだ家族は求めても病で死んだ父までは求めてなかった。同じように煉獄も母の死や父の堕落は不可抗力だから変えるつもりはなくて、結果として現実とほぼ同じになった、という感じ。要するに自分の境遇に不満がなかった。 -- 名無しさん (2021-01-04 20 26 51) たまに煉獄狂四郎とか煉獄狂死郎とか別作品混ざってるぞって呼び方される人 -- 名無しさん (2021-01-06 23 37 34) 好きなんだけど、狛治や他の柱たちと比較して「誰も死なせなかった。守り抜いた」って持ち上げるのはおかしいと思う。禰豆子がいなかったら下弦に足を掬われてたし、襲ってきた上弦が武人気質の猗窩座だったっていう幸運に恵まれただけなのに -- 名無しさん (2021-01-30 17 52 47) ↑まぁその言葉は致命傷まで受けながら猗窩座を倒すどころか相討ちにも出来なかったという(捻くれた言い方をするなら)無駄死にだったかもしれない状況で、悔し紛れの負け惜しみにも取られそうな言い方で絞り出したからこそ初めて意味を持つからね。彼自身の功績とするならともかく誰かと比較しての持ち上げ用に使うのはちょっと違うだろうね。 -- 名無しさん (2021-02-13 11 47 08) 猗窩座は引き込みたいからそこまで本気じゃなかった。後に腹立つけどあれ以上強くならんかもしれないのであそこで死んで良かった、炭治郎を育てたのが功績と言われたしな。殺しに来たら柱レベルに成長した炭治郎と富岡の実質二柱を相手にして押し込めるだけの化け物。 -- 名無しさん (2021-02-17 01 43 23) 攻撃手段が周囲に被害が及びにくい徒手空拳で、他の上弦みたいに人質やら無差別攻撃はしてこないから比較的防衛戦を行いやすいからな。 -- 名無しさん (2021-02-19 23 57 51) 2↑しかも二人とも痣使ってたからな -- 名無しさん (2021-02-20 18 49 36) 「観篝」は約二十年後の岡山県某村で或る悲劇をもたらす。すなわち神戸から亭主の故郷に来た人妻が妊娠中にその愛する夫の焼死体を見てしまったばっかりに…「金田一さあああん‼」 -- 名無しさん (2021-02-20 19 09 14) 風柱や花柱と違って自分の考えていた幸せを弟に押し付けたり、吐露しなかったことで自分は死んでも弟は生き残った。 -- 名無しさん (2021-03-02 21 57 42) 間もなく400億の男になるかも -- 名無しさん (2021-04-10 16 10 35) ↑世界も含めたら500億突破してたりする。つかこの興行収益って劇場の観覧料から来てるのかな?だとしたら昔より値段が上がってるのを考えると、千と千尋とかを現在の値段に換算したらどうなるんだろう? -- 名無しさん (2021-05-04 21 21 00) 少なくとも国内では千と千尋の時には今と入館料は変わらないんじゃなかったかな? -- 名無しさん (2021-05-08 16 51 38) 誕生日に2020年公開作品暫定世界一達成 -- 名無しさん (2021-05-11 18 54 05) これで世界柱じゃ -- 名無しさん (2021-05-11 20 09 05) ↑ 世柱のが語呂がいい -- 名無しさん (2021-05-21 20 51 34) 遂に国内で400億を突破か。 -- 名無しさん (2021-05-24 16 50 25) 炸裂弾で沈められた大型甲鉄艦は関係ない -- 名無しさん (2021-05-24 23 07 06) 「死ぬことも人間という儚い生き物の美しさ」を、作中でもリアルでも身をもって体現してしまう男 -- 名無しさん (2021-06-12 18 50 05) 炎の呼吸の陸ノ型から捌ノ型がずっと気になって夜しか眠れない・・・ -- 名無しさん (2021-07-13 20 55 20) ↑ゲーム版で明かされると信じています -- 名無しさん (2021-09-14 11 08 12) この人20歳なのか。見た目の印象は若く見積もっても25歳くらいにしか見えない。 -- 名無しさん (2021-09-22 08 21 44) 煉獄さんは負けてないんだぁぁぁぁぁぁぁーー!!!!!!わぁぁぁぁんわぁんァん -- 名無しさん (2021-09-26 09 49 35) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2021-09-26 17 23 25) 勝てないことは分かってるんだけど、猗窩座戦の映像みる度に今度こそは勝ってしまうんじゃないかと思うほどの気迫を感じる -- 名無しさん (2021-09-26 22 07 02) 猗窩座到着があと数分遅ければ引き分け(日が昇って全力逃走するから)に持ち込めたのに… -- 名無しさん (2021-09-26 22 33 49) 暴走して脱線した列車を剣術で止めるってなかなか意味不明なことやってね?素手で大岩動かせます…がショボく感じる。武器ありとの差はあるかもしれんが。 -- 名無しさん (2021-09-26 22 58 48) ↑そりゃ柱からすれば素手で大岩なんて動かせて当然だろ -- 名無しさん (2021-09-26 23 13 33) よき兄貴分だったよねこの人 -- 名無しさん (2021-09-27 00 53 17) 劇場版の視聴率、関東地区で21・4%、関西地区で22・9%……やっぱすげえよ煉獄の兄貴 -- 名無しさん (2021-09-27 18 50 04) ログ化を実行しました。 -- (名無しさん) 2021-10-01 16 28 58 納刀する姿がパパと一致してたのがエモいぜ… -- (名無しさん) 2021-10-11 00 09 09 …まさか弁当の食い過ぎで体重が重くなって負けたなんてことはないだろうな… -- (名無しさん) 2021-10-26 11 21 30 柱で一番すき。この人がいなければ音柱がすきだった。「心を燃やせ」を終盤戦で炭次郎が使ってるのが燃える! -- (名無しさん) 2021-10-28 17 09 15 どん兵衛の天蕎麦でもうまい!うまい!言いながら食べてるパケ絵に吹いたwつか空きカップ多すぎィ!! -- (名無しさん) 2021-10-31 21 29 51 しかしコロナ禍で500億だったからもしコロナがなかったらどこまでいってたのか。そう考えると余計に何でこんな時にコロナ発生するんだとつくづく思う。 -- (名無しさん) 2021-11-29 02 10 37 「溝口少年」てTV第一話の隊士の事かと思えてきた -- (名無しさん) 2021-12-23 16 51 33 パロディコントでウッチャンが演じた煉獄さんのパロディキャラが面白かった -- (名無しさん) 2022-01-02 19 34 43 集英社は訴訟を起こしても許されるレベル(某コスプレイヤー) -- (名無しさん) 2022-01-21 20 29 58 最期の一撃の直後に夜明けが来たことを考えると、猗窩座の話に始終きちんと付き合っていれば時間切れでとぼとぼ猗窩座殿帰ったんじゃという気がする… -- (名無しさん) 2022-04-16 16 43 17 カッコイイのはそうなんだが、出番自体は柱会議のあとは無限列車だから少なめなんよな。 -- (名無しさん) 2022-04-27 05 46 26 とある仮想空間の絵師によく投げ銭して成仏しないことをイジられるという。 -- (名無しさん) 2022-05-28 22 31 10 途中で死ぬのが、残念。 -- (名無しさん) 2022-07-20 17 01 21 ヒノカミ血風譚の紹介ムービーでは、日本語と英語字幕をつけてほしかった。 -- (名無しさん) 2022-07-26 16 53 04 よく考えると猗窩座の首を切りかけたのはすごい気合であって奥義煉獄ではちょっとしか斬れず奥義らしからぬ扱いを受けたんだよな…外伝で下弦の弐を仕留める見せ場は与えられたけど。 -- (名無しさん) 2022-09-26 19 42 13 ↑10 コロナのタイミングだったからなんかすごいことになったんだと思ってる。世の中にはタイミングたドンピシャだと従来の何倍も結果を出せるときがある。これがまさにこれ。自力はあったんだろうけど、それがどストレートに発揮されるなんて滅多にない。奇しくもコロナと重なって社会現象クラスの大波につながったと。それも少し気が緩んだ時にライバルが居らず人々は映画というか娯楽に飢えてた。その全てが結果に直結した。 -- (名無しさん) 2022-10-05 20 29 22 ↑2奥義使った時は既に負傷で全力で撃てない状態だったし、それですら滅式と正面衝突しても頭部と左上半身ざっくり斬ってるから威力は十分でしょ -- (名無しさん) 2022-10-09 08 55 34 煉獄さんの中の人が(リブートの)実写映画版バイオハザードでウェスカーの日本語吹き替えを演じてたけど、ウェスカーの役回りがどちらかと言えば獪岳に近い感じ -- (名無しさん) 2022-10-21 01 50 20 煉獄さんの活躍とか痣の形とかもっと見てみたかったけど、最初に上弦と闘いなくなったからこそ「人間の儚さ、美しさ」を感じる。だからこそ柱の中で彼が一番すき。 -- (名無しさん) 2023-04-21 19 06 41 炭治郎が猗窩座に切りかかった時に刀がすっぽ抜けたのは煉獄さんが「もうその必要はない」と判断したからって説好き -- (名無しさん) 2023-05-02 00 08 38 コスプレイヤーが選挙に出てるの草 -- (名無しさん) 2023-05-02 10 15 06 ↑×2 炭治郎の言う通り「優しい人だった」「本当に強い人だった」と言える良解釈。 -- (名無しさん) 2024-05-14 18 27 56 コソコソで声だけでも圧倒的な存在感よ…。 -- (名無しさん) 2024-07-01 00 49 48 まさかのテレビアニメ版最終回でのコソコソ話でお出まし -- (名無しさん) 2024-07-03 10 19 10 炭治郎に止血を命じるシーン見てると、ひょっとして煉獄さんも透き通る世界に到達してるんじゃね?と思った -- (名無しさん) 2024-07-11 19 01 43 戦いの時にたびたび炭治郎が煉獄さんのことを思い出して心を燃やすのが良い。 -- (名無しさん) 2024-07-11 19 08 21
https://w.atwiki.jp/puyokei/pages/1205.html
自ぷよに登場する「クイズマジックアカデミー」関連のオリジナルキャラクターを紹介する マジックアカデミー生徒ジャンガ・リアン ユウキ・ダブルオー ナナシ ネーム・レス・リンクス(リンクス・テンドウ) イビルゴースト(クリシス) サトー フォーリア ペジュン リアム サーマット アリシヤ ユメコ ユミ カナ(ハイペリオン) ヒルダ ミチル 紫桜 ダイジ サヤナ 国軍フェリア 別国軍アイフェル ネミラフ イチノク ゴンレス 混龍 ツヴェリア その他クレスト セイジュウロウ ミズルギ イマーゴ ボイド ミコト 雷火 敵対者ジャタム カラ ザントス ファントム ブラックフォッグ ダークファルス【黒霧】(ブラックフォッグ) マジックアカデミー生徒 ジャンガ・リアン 好き:学校の仲間・ヤンヤン 嫌い:大人 (エベレスト管轄) マジックアカデミーの生徒の1人。明るい性格で仲間想い。 クラスメイトのヤンヤンと仲が良く、現在はいい所までいってる模様。 父親の傲慢な態度のお蔭で、大人に対して不信感を抱いている。 賢者、大賢者になり邪神を封印し、妖精のティアルを救い出した。 得意魔法は爆発魔法。得意科目はライフスタイル ユウキ・ダブルオー 誕生日:1/1 好き:ラーメン・学校の仲間・クララ 嫌い:仲間を傷つけたり見下す人・裏切り Characteristic Magic:ミーティアフルバースト (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒の1人。優しい性格だがその中に熱い心を秘めている。 クラスメイトのクララと仲が良く、共に行動することが多い。 過去にユウキの成績優秀な所を妬む生徒達による陰湿なイジメを受けていた。 後にジャンガと同じく賢者、大賢者になり、マロン先生から特殊な杖を授与された(*1) 得意魔法は属性魔法。得意科目はアニメ&ゲーム その正体は惑星航行船団オラクルの調査団「アークス」の一員で、アークス側の氷零やラキルと認識がある。 アカデミーに通いながらアークスの任務をこなしているのだが、一体どうやって兼業しているかは謎。 少なくとも、アカデミー側の世界の調査をやっているようで、この事についてはウィーズ先生も気付いている模様。 ナナシ 好き:ブドウパン・ユリ 嫌い:不明 (テトラ管轄) マジックアカデミーの生徒の1人。知的で物静かな性格だが、時々冗談を言う事もある。 名前等の経歴が一切不明で、ジャンガからは「ナナシ」と呼ばれている。 クラスメイトのユリと共に行動することが多く、彼女に想いを寄せているらしい。 得意魔法、得意科目は不明。 ネーム・レス・リンクス(リンクス・テンドウ) 誕生日:7/21 好き:都市伝説、オカルトテクノロジー及びそれに理解のある人、魔法学や科学で解明できない何かを持っている人 嫌い:目立つ事、完璧超人、運ゲー Characteristic Magic:W.A.C.M.(Wide Area Cleave Magic 広域薙払い魔法) (愁夜管轄) マジックアカデミー生徒の一人でチート一族の一員でもある。ちなみにテンドウを漢字表記にすると天童。左目の雪結晶の描かれた眼帯とその下に隠された義眼型の魔石が特徴。 戦闘能力は一族の中ではかなり弱い方(生徒としては破格)だが、様々なチャット有力者への強いコネがあるほか、機動兵器の操縦能力がありニュー●イプ的な素養も持つ。 生徒としてはミステリー研究会部長で普段は部室か自室、もしくは関係者の部屋で都市伝説の情報収集か、その実地調査、及びオカルトテクノロジーの研究ばかりしている。 基本的にアカデミーの蔵書と個室、研究設備が目当てで在籍しているため、授業なども殆ど出席していない。その為学則ギリギリの留年回数を記録しており年齢は他の生徒よりかなり高い(登場時17歳、現在18歳)。 しかし蔵書をほぼ読破し、研究が一段落した事、進路がほぼ確定したことからようやく本気を出した。 興味がある事にはしつこいくらいに食い下がるが興味がない事にはとことん無関係を決め込む性格。その為名前と顔が一致する生徒の人数が両手で足りると断言する(QMAオフィシャルキャラの顔と名前すら大半一致しない)反面、オカルト関係で繋がった者の事は決して忘れる事がない極端な交友関係の持ち主。 当然、学園内のトラブルに対しても興味を持つ事はまずない(よくて傍観)が、彼の気を引く事象が起こった場合に限りちゃっかりいる。どころかブレーキ役兼ブレーンとしての役割に着く事も。 ただしオカルトマニアの癖にその思考は現実主義者なので全体の勝利の為ならある程度の犠牲が出ても妥協する。嫌ならその時は全力で反対してください。 一応「案の一つとして」とか「反対を承知で」とか前置きするだけどこぞの緑よりは余程空気は読めるが…。 得意魔法は身体能力強化、防御、回復系。反面攻撃魔法は不得手で威力に欠けるが何故か範囲だけは広い。特にW.A.C.M.はその象徴、かなりの広範囲に牽制程度の火力を叩きこむ。 得意科目については特にないがどのジャンルでもまんべんなく高い正解率を持つ。ただし運ゲー嫌いの性格の問題で運要素の極力排除されたタイピング形式を好むようだ。 暁の鐘稼働終了と同時に卒業。その後は浮浪管轄のキャラ「天童麟楠」を参照の事。 イビルゴースト(クリシス) 誕生日:10/31 好き:イタズラ・悪巧み・マラリヤ 嫌い:前髪を捲られる事 Characteristic Magic:PKシャドウフレイム (勇樹管轄) ジオールが作り上げたゴースト系のモンスター。一応性別はオス。 変幻自在の体で人間の姿に化ける事が出来、他のクラスメイトや男子生徒(生徒イビル)に変身できる。。また、霊体であることを使用してセンサー系のトラップを無効化する。 目を前髪で隠しており、前髪を捲られることを嫌うが、実は「PSIアイズ」という能力を常に発動しており、彼の目を見た者はPSIの効果を受けてしまう。 ユウキに化けてアカデミーを破壊しようとするがジャンガによってぶちのめされる。その後は改心してジャンガのマジックペットとなり、ジャンガを「主」と呼んで現在は主従関係になっている。 彼を実験台にしようとマラリヤに付け狙われているため、マラリヤを苦手としている。しかし現在は関係が良好になっているため苦手ではなくなり、逆に好意を寄せる。 後にウィーズによって正式にマジックアカデミーの生徒となった。 その正体は別のマジックアカデミーにて首席で卒業した賢者・クリシスで、死亡した時魂が成仏されなかった為ゴーストに変化し、素体としてジオールに回収され今に至る。 なお、ゴーストの長・ブラックフォッグはイビルの実の父である。 元ネタは「MOTHER2」のラスボス「ギーグ」、生徒イビルのモデルは「KOF」のキャラクター「クリス(炎のさだめのクリス)」。 サトー 誕生日:2/8 好き:蕎麦・名所巡り 嫌い:自分より優秀な人 Characteristic Magic:六百式・焔之篝(ほむらのかがり) (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒。男性。サトーは名字でファーストネームは不明。 成績優秀で礼儀正しく、先生たちの評判も高いが、実はユウキに陰湿なイジメを行った張本人。冷酷で残虐な性格と言動をとっているが、生徒や教師達の事を気に掛けるところもあり、完全に凶暴という訳ではないようだ。 ユウキに対して異常なまでの執着を持っており、アカデミーに入学したユウキを執拗にいじめ、仲間のジャンガやクララ達をも被害を与えた。 最終的にユウキと一騎討ちを演じるが、努力の差で敗北する。その後はウィーズ先生によって厳重注意を受け更生プログラムを受ける。 その結果、性格や態度が少し丸くなったものの、ユウキを越える姿勢は相変わらず変わっていない。 得意魔法は炎系魔法。得意科目は文系学問とライフスタイル。 実は冥界三神の血を引いており、冥界三神がマジックコロシアムに出現して以来、暴走を起こしてしまう場面が増えた。 モチーフは「KOF」の「八神庵」。 フォーリア 好き:スイーツ・アクセサリー 嫌い:ディストピア Characteristic Magic:グラビティドライブ (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒。ギャル風の女生徒でマジックアクセサリーを身に着けている。 常にタメ口で話し、男子生徒からの人気も高いが彼女もユウキにイジメを行った生徒の一人である。 サトーの命令でアロエを重力魔法で逆さまにして、彼女を助けたユウキを痴漢に仕立て上げようとした。 しかし、アロエがユウキに真実を告げたため失敗に終わり、ジャンガから「努力の本当の意味」を教えられて自首する。その後はウィーズ先生から厳重注意を受けてクラス異動を命じられ、ジャンガのクラスで勉強するようになった。 それ以降はジャンガに想いを寄せているらしい 得意魔法は重力魔法。得意科目はアニメ&ゲームと芸能。 ペジュン 好き:ゲーム・分析 嫌い:非科学的な事(魔法を除く) Characteristic Magic:ケミカルバーン (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒。眼鏡をかけた男子生徒でサブノートパソコンを持ち歩いている。父親は優秀な科学者。 分析を得意としているが、彼もまたユウキにイジメを行った生徒の一人だった。 サトーの命令で自身の能力・モーショントレース魔法を使って、ユウキの書き方で記したカンニングペーパーをクララ、ジャンガのポケットに忍ばせ、ジャンガとクララを失格にさせた上でユウキに罪を着せようとした。 しかし、フォーリア、リアムが捕まり、サトーと共に逃げるも罪が重くなることを恐れ、ナナシの所に投降した。その後はウィーズ先生から厳重注意を受けて更生活動を受けた。 更生後はその分析力でジャンガ達をサポートする。 得意魔法は補助魔法。得意科目はアニメ&ゲームと理系学問 リアム 好き:妹・小動物 嫌い:戦争 Characteristic Magic:ガイアスマッシャー (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒。ダンディな風貌をしている男性生徒で、時々頭を掻く仕草をする。 怪力と心優しい性格の持ち主だが、彼もまたユウキにイジメを行った生徒の一人だった。 サトーの命令で対モンスター用の同士討ち魔法を使ってユリ、ヤンヤンを喧嘩させて陽動を行った。 しかし、フォーリアが捕まった為投降を決意。ペジュンとサトーを逃がしたのち、部屋に残った。その後はウィーズ先生から厳重注意を受けて更生中。更生後は再び勉強に励んでいる。 可愛い妹がおり、彼女もアカデミーで勉強している。 得意魔法は攻撃魔法と対モンスター魔法。得意科目はスポーツと社会。 サーマット 好き:完璧、グランドスラム 嫌い:失敗 (エベレスト管轄) マジックアカデミーの生徒。失敗を許さない性格で、友人と共に邪神の封印を解いてしまったジャンガを責め続けた。 「賢者は失敗をしない」という信念を持っており、クララに「それは違う」と指摘されるが最後までそれを曲げようとしなかった。 よく物事を例え話で例えるが大体が微妙な表現である。 「全部答えたら君の事はもう問わないが1問でも間違えたらジャンガに謝る事」を交換条件として、ユウキの出題するクイズに挑戦。9問正解するも最終問題で不正解をしてしまう。 ユウキとクララから「人は誰でも失敗する」と諭され、考えを改めジャンガに謝罪した。 アリシヤ 好き:特盛りパフェ、寿司 嫌い:危険、安いウニ (エベレスト管轄) マジックアカデミーの生徒。サーマット同様、邪神の封印を解いてしまったジャンガを責め続けた。 しかし、ユウキとクララの講義で考えを改め、あっさりとジャンガ側に寝返ってしまう。 それが仇になったのか、樹華に連行され禁則事項をされた。 人を呼ぶ時は~氏と呼ぶ。 ユメコ 好き 創作物、自分 嫌い 努力、我慢 (エベレスト管轄) マジックアカデミーの生徒の一人で、自称「マジックアカデミーのアイドル」。きらめく魔法で賢者を目指している。 いつも部屋で創作物を描いていたり妄想をしていたりするが、努力とか我慢が大嫌い。 友達のサーマットとアリシヤと一緒に、邪神の封印を解いてしまったジャンガを非難したが、爆発魔法に巻き込まれ入院する羽目に。退院後、再びアカデミーにて勉強中。 使用魔法は周囲の人々を漫画チックにしてしまう特殊な魔法でバリア貫通持ち。初めは無意識に暴発してしまう事が多かったが、みゆきの手によって改善された。 ユミ 好き 友達、両親 嫌い 正義、警察 (エベレスト管轄) マジックアカデミーの生徒の一人。 父親が免罪でメイズに逮捕されてしまい、プリンプメイズに尋常ではない恨みを持つ少女。ミカにパンチをしたり、覚悟は本物のようだ。 スバル、バジル、昴の3人の必死の捜査で父親の無実が証明された後、メイズと和解する(但し完全に許した訳ではない)。 カナ(ハイペリオン) 好き:高みを目指す事、甘い食べ物 嫌い:ラキ、巨乳の子 Characteristic Magic:アルミューレリュミエールランサー (勇樹管轄) マジックアカデミーに編入した女子生徒。長髪でスレンダーな体形をしている。 好戦的で言動が荒いが、面倒見は良い。 その正体はMS少女ハイペリオンで、ラキの失敗作。 当初はその事をコンプレックスにしており、ラキやアカデミーの生徒達と度々激突した。 敗れた後はレノートをラキに託し、ラキを越えるべくアカデミーに入学する。 また、自分が貧乳であることを気にしており、胸の大きい女子生徒に対しては苛立ちを見せる一面も 得意魔法は防御魔法。得意科目は理系学問と文系学問 ヒルダ 好き リアム、小動物 嫌い 人が傷つく事、悪いモンスター Characteristic Magic:ディスコードフェイザー (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒の一人で、リアムの妹。 明るく元気な子で、リアムの事を「お兄ちゃん」と呼ぶが「兄さん」と呼ぶようにとリアムから言われている。 得意魔法は不明だが、得意科目はアニメ・ゲームとスポーツ。 ・・・実はパラメイルのパイロットを務めており、裏で大型モンスター討伐任務を遂行している。この事はウィーズ先生も知っており、他人に知られないようにしている。しかし、討伐部隊のスポンサーであるゴウマコーポレーションの陰謀が発覚した後、この事をアカデミーの生徒達に知られてしまった。現在はアカデミーで勉強中。 元ネタ・モデルは言わずもがな「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」に登場するヒルダであり、同名のCPUルキアとは関係ない。 ミチル 好き 散歩 嫌い 災害 Characteristic Magic:疾風怒濤 (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒の一人。 ユウキとは小学校時代からの友人で、転校した後は手紙で情報交換をしていた。 転校した先で大きな事故(地震によって地中深くに廃棄された不発弾が爆発し多数の死傷者を出した)に巻き込まれるも生還し、ユウキがアカデミーにいることを知って入学してきた。 得意魔法は不明だが、得意科目は理系学問。 ・・・実は彼女は既にあの事故(実際はジャタムが起こした大地震)で死亡しており、その正体はジャタムによって作られた泥人形だった。真実を知ったユウキによって土に還り、残った魂はジャンガ達をサポートするためにアカデミーに留まっている。 最終的に業火が用意した依り代を用いて蘇生し、アカデミーに戻った。 紫桜 (愁夜管轄) 泥人形に興味を持ったNLLが霊力方向で研究を重ね、その辺の幽霊をぶち込み造り上げられた泥人形。名前の読みは「シオウ」。NLL曰く、まだ動作が重くなる事があるのでβ版。 NLLの知る異能者の能力を複数発動できるが、その能力が干渉しあって動作の不安定さを引き起こしていると推測される。 その為、日夜その辺りの調整をNLL達と共に行っている。多分その内完全なものになるであろう。 性別は不明(外見も中性的でどちらか分からないしベースの幽霊の性別も言及されていない)。 ダイジ 好き 不明 嫌い 全てのモンスター→悪いモンスター Characteristic Magic:不明 (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒の一人。 両親をモンスターに殺されたため、モンスターを激しく憎んでいる。 授業の成績もそれなりに良いが、協力プレーで討伐失敗すると他のメンバーを罵倒し激しく責めたり、鳥人であるガルーダ先生に対してもキツイ態度で接している問題点がある。 それだけでなく、マジックペットすらも憎悪の対象になっており、一度はイビルに陰湿なイジメを行ったりした。 SS-Nから毒入りの餌を手に入れミューのトンちゃんやくまきゅうを毒殺しようとするが失敗、ジャンガによって制裁されてしまった。 その後は更生し、ペジュンやサヤナと共にモンスターの生態調査を行っている。 サヤナ 好き 不明 嫌い 全てのモンスター→悪いモンスター Characteristic Magic:不明 (勇樹管轄) マジックアカデミーの生徒の一人でダイジの妹。 ダイジ同様、モンスターを激しく憎んでいる。 成績も良いが、やはり協力プレーで討伐失敗すると他のメンバーを激しく責める。 SS-Nからモンスター駆除用のお香を入手、イビルを殺そうとするが失敗しジャンガの制裁を受ける。 その後は更生し、ペジュンやダイジと共にモンスターの生態調査を行っている。 国軍 フェリア 好き 不明 嫌い 不明 Characteristic Magic:不明 (エベレスト管轄) フェリア 以前アカデミーに対し襲撃をした国軍の実地部隊の隊員。階級は少佐。年齢はジャンガたちとほぼ同等。 ヤンヤンを人質にジャンガをアカデミー破壊作戦に起用する際衰弱した彼と何度も対峙する役目、そして本作戦でジャンガと同行するという役目を担ってたため顔はよく知っている。 得意分野は鞭とそれを利用し特殊な魔法を併用する素早い戦闘、なのだが独学なため強いとは言い切れない。 作戦時みゆきさんに封じられそのまま許しを受け改心する。 丁度アカデミーから賢者の護衛を頼まれたため引き受けてしまいジャンガを中心に共に行動している。 別国軍 アイフェル 好き 不明 嫌い 不明 Characteristic Magic:不明 (エベレスト管轄) フェリアとは別国の先遣隊の一人。 言葉遣いや性格が多少雑で基本敵をナメてかかる癖がある。 しかしその体術は結構いいらしくそこそこ評判が良かった。 彼女の故郷では国ぐるみの策にはまった一人で貧乏な暮らしを脱するために軍に所属し続けていたが、ジャンガ一行を強襲する際樹華の説得に心打たれ反乱を覚悟する。 ネミラフ 好き 不明 嫌い 不明 Characteristic Magic:亜空飛翔斬 (エベレスト管轄) フェリアとは別国の先遣隊の一人。 ふわふわしながらもしっかりした髪型、ふわふわした雰囲気でとても戦闘には向かないという印象を受ける。 しかし戦闘は一級品で刀を使った戦闘は特級品。尖兵には勿体無いくらいである。その戦闘の最中でもそのふわふわした雰囲気を崩さない。むしろ怖い。 しかし一度敵と認めれば奥義を連発するという本鬼畜っぷりを見せる。 また敵の中でもごく稀に彼女に戦友認定されるらしい。戦友になった人とは… アイフェルと共に強襲しジャンガと戦闘を繰り広げるも「爆発」を伴う奥義を発動。隙を突かれジャンガの大地天動を介した能力により傷つかずに戦闘不能状態に。 元々アイフェル共々いい境遇ではなかったらしく自身を匿うと言い出したジャンガたちにつくことを決めたようだ。 イチノク 例の軍の指揮官級の一人。本来は幼い見た目と幼い言葉使いだが変化の術で多少の見栄を張っている。 忍術が得意?でその忍術で圧倒…するつもりだったのだが見事応戦に来た樹華に技を見破られたあげく好待遇に釣られお持ち帰りされた。結果姉者勢に加わることに。 ゴンレス 例の軍の指揮官クラス。大男で怪力が持ち味。 パワーは守りを兼ねると言わんばかりの力技で押しに押したが樹華の策に見事敗れ降伏を認めた。 彼女からその策の使い方を学びたいと考えているようだが… 混龍 例の軍の指揮官級の一人、作戦時は南からの攻めを担当した。 本来は穏やかで気優しいお姉様だが、幹部クラスに工作されたらしく本人含め6人もの魂を詰められ人格破綻を起こしていた。 そのせいか軍内部でも「合成獣(キメラ)」と呼ばれ不気味がられていた。 プチ姉者とジャンガの尽力の結果無事本来の状態に戻り、反乱に協力することに。引き出された他の魂達も思い思いの方面へ進むこととなった。 ツヴェリア 例の国軍の指揮官級の一人、西からの攻めを担当した。 大きめの胸がきつそうな軍服をきている女性でかなりの自信家だが、意外とポンコツ。 そこそこの戦闘センスと抜魂術でジャンガ達を下したように見えたが、ジャンガが抜け出た状態で彼女の中身を抜き返し上手な事を見せつけそのまま降伏させた。 以降彼女は上位互換の存在を見せられ自身の向上を決意、アカデミーにあったリンクスの秘密部屋を拝借しジャンガと共に樹華の修行に顔を出すようになった。 その他 クレスト (勇樹管轄) マジックアカデミーの図書室にあった魔導書(超大容量魔法記録端末)の管制人格。性別は女性型。 過去に邪な野望を持つ魔導士達が悪用した結果、防衛プログラムが暴走。 本を手に取ったクララを主として扱っているが、封印解除の時にクララを依代にして肉体を手に入れ、「主を傷つけた」としてユウキに襲い掛かる。(*2) しかし取り込まれたクララの呼びかけで我に返るも、防衛プログラムが暴走を開始。彼女達を巻き込まないよう、最後の力を振り絞り自らを魔導書と分離、クララをユウキに託して防衛プログラムを抱えたまま海上へ向かった。 最終的に防衛プログラムと融合されてモンスターのような姿に変貌。はやてと樹華、アーロンの協力で防衛プログラムから切り離すことに成功。だが防衛プログラムは無限再生機能を備えている為、クレスト自身が消滅しないと再生し続けてしまう事が判明。 彼女の願いを聞いたクララによって一度は消滅するが、予めペンダント型端末に人格データをバックアップしていたため、再び姿を現した。(*3) 元ネタは「魔法少女リリカルなのはA's」に登場する「闇の書」と「リインフォース」。 セイジュウロウ ダイジとサヤナの父親。幼少時代はマジックアカデミーの生徒だった。 ダイジ達が5歳の頃、キャンプ場に現れたモンスターからダイジ達を守る為に致命傷を負い、帰らぬ人となった。 ミズルギ セイジュウロウの妻。幼少時代はマジックアカデミーの生徒だった。 ダイジ達を守るためにセイジュウロウ共々致命傷を負い、死亡する。 イマーゴ ブラックフォッグ配下の超級ゴースト。後にジャンガ配下になる。 頭半分を覆い隠すニット帽と、口元を隠す襟が特徴的の学生服を着ている。 冷静な性格で、自分のミスを認め罰を受けるといった潔さを持つ。 ボイド ブラックフォッグ配下の超級ゴースト。後にジャンガ配下になる。 露出が高い改造制服を着ている。 血の気が高く、乱暴な言葉遣いを使う事が多い(ただ、教師に指摘されると逆らえないのかすぐ言葉を改める)。 姉御肌でそれなりに面倒見が良い性格の持ち主。 ミコト (浮浪管轄) ブラックフォッグ配下の超級ゴースト。 雷火 (エベレスト管轄) ブラックフォッグ配下の超級ゴースト。後にジャンガ配下になる。 ジャンガに恩義を感じており、彼に忠実。 敵対者 ジャタム (勇樹管轄) アカデミーを潰そうと企んでいる男性。表向きはゴウマコーポレーションの社長を務めている。 生前の本人と全く同じ意思を持つ泥人形を作り出す術を用いる。 表向きは紳士的な態度をとっているが、実際は極悪非道で、愛情というものを侮蔑し否定している。 しかし彼の正体は女神ジョカ(*4)に作られた泥人形であり、更にジャタムの魂はミチルの父・リンタロウだった事が判明。 最終的に業火の元へ送られた。 モチーフ元はダイレンジャーのシャダム カラ ジャタムの仲間である女性。表向きはゴウマコーポレーションの常務を務めている。 剣術と妖術の使い手で、妖しげな魔法で敵を混乱させる。 しかしその正体はジャタムが作り出した泥人形で、フォーリアのグラビティドライブを受けてダウン、自分が泥人形であることを否定しながら崩れ去った。 その後魂はみゆきによって業火の元へ送られた。 モチーフ元はダイレンジャーのガラ ザントス ジャタムの仲間である男性。表向きはゴウマコーポレーションの専務を務めている。 笑い方が下品で頭が悪そうなバカだが、実力は確かなもの。 怪力と炎系の魔法、モンスター召喚を得意とする。 しかしその正体はジャタムが作り出した泥人形で、ジャンガ達の猛攻を受けてなおも立ち向かおうとするも体に限界が来てしまい崩れる。 最期は自分の出世を気にしながら崩れていった。その後魂はみゆきによって業火の元へ送られた モチーフ元はダイレンジャーのザイドス ファントム (勇樹管轄) 仮面をつけた青年。現れては謎めいた言葉を残す。 イビルの出生を知るなど謎が多い。 その正体はブラックフォッグの操り人形であり、分身だった。 ブラックフォッグ 山奥にある廃村の墓場に潜む巨大なゴースト。イビル曰く「ゴーストの長」。 人間の魂が好物で、村中の人間達の魂を食らいつくし、幾つかの村をゴーストタウンに変えた。 ヒルダとウィーズの話によれば、討伐に向かった魔導騎士団の3個小隊の魂を喰らい、全滅させたとの事。 配下として超級ゴーストと呼ばれる高レベルのゴーストが存在する。 聖属性と光属性に耐性を持っており、強力な念動力と霊力でジャンガ達を苦しめた。また、イビルを市の一歩寸前にまで追い込んだ事も。 ジャンガ、リンクス、ユウキ、みゆき、イビルの手によって倒され消滅したが… ダークファルス【黒霧】(ブラックフォッグ) トリムの手によってDC体として蘇り、【敗者】からダークファルス因子を埋め込まれ改造を施されたブラックフォッグ。 ゴーストの姿と人間の姿を混ぜた人型ゴーストで、以前より強力な呪いや霊力を操る。また、膝の内部には「メガトン・ミサイル」が内蔵されており、全てを吹き飛ばし焦土と化してしまう程の威力を持つ。 『エナジーイーター』と呼ばれる呪いでアカデミーの生徒達の生命力と魔力を奪い、討伐しに来たジャンガ達の主導権を握り、冥界神のアーティファクトと大地動転の珠を奪い自分の物にし、圧倒的有利な立場に。 しかし、みゆきの主導権を奪う事が出来ず形勢逆転、ジャンガとイビルの技によって敗北。最期は突如現れたダークファルス【双子】によって捕食され、断末魔を上げながら取り込まれてしまった。 その後は【黒霧】本人の魂と意志を宿した状態で【双子】に複製され、不本意ながらも【双子】の配下となり暗躍を続ける。 死亡したアークスの魂を具現化し、氷零に濡れ衣を着せるなど卑劣な行為を行う。 前述の行為にキレた樹華によって片腕を捕食され、【双子】から自分自身の命が危険な状態である事を告げられ、 命に代えてもアカデミーを潰すべく、最後の戦いの準備をしている。 アカデミーの地下に侵入し、これまで生徒達が倒していったモンスターの亡霊を呼び寄せ、ダーカー因子を埋め込みアカデミーを襲撃。 マッシュルやカイザーグリフォン、果てはサキエルや金剛邪神までの亡霊を操り、地下へ向かったジャンガ達に襲い掛かる。 最深部で待ち構え、分身であるファントムを用いて呼び寄せたフォーリアを依代として、フォーリア・ヴィエルに変貌させる。 これにより事を早く終わらせるべくフォーリアごと殺そうとするリンクスと、フォーリアを助けるべく阻止するユウキ、ジャンガらを同士討ちに持ち込むことに成功したが、金剛邪神を倒したみゆきによってあっさり分離させられた。 その後は巨大化しダークファルス・ブラックフォッグとして襲い掛かるが、リンクス、ユウキ、イビル、みゆきによって返り討ちに遭う。最後の切り札としてアカデミーと同化し、自爆してアカデミー諸共ジャンガ達を葬ろうとするが、みゆきからパワー供給をうけたイビルのデモリッション・フレイムサイズで切り放され、ジャンガが形成した結界に閉じ込められた後、巨大な鏡に吸い込まれ大爆発を起こし、完全に消滅した。 なお、メリディアンが回収し損ねた【黒霧】の欠片はバッディーによって取り込まれ…
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1086.html
ラノで読む 1/ 「く……くそっ!」 少年は逃げていた。夜の公園をただひたすらに走る。 少年は怯えていた。こんなはずではなかったのだ。憧れていた力をやっと手に入れた、なのに……それを上回る圧倒的な力に叩き伏せられ、そして追われている。 捕まれば終わりだ。終わってしまう。それを少年は本能で察していた。弱者として生きてきた本能がそう囁いている。唯一、自分が勝者となれた仮想世界の力でさえ、今夜をもって完璧に折れてしまった。 足がもつれる。少年は倒れる。 「ひ、う、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 目の前に立つ人影。それを前に少年は絶望の慟哭をあげる。 光が点る。どこまでも冷たい輝きが、少年を襲った。 Avatar the Abyss 後編 生命 2/ 「また被害者が出たの!?」 風紀委員会の部屋で、報告を受けた少女……藍空翼(あいそら・たすく)が声をあげる。まるで小学生のようだが、学年章からは高等部の二年生だという事がわかる。 もみあげの長い、ショートカットの髪を振り回して、ああああもう、と翼は頭を抱えた。 「何なのよもう、これで六人目よぉ~……」 「今回もまた、過度の精神衰弱が見られますね」 「話は……やっぱり駄目?」 「はい。昏睡状態で聴取できる状態じゃありません」 風紀委員達が、渡された調書に目を通す。 「被害者の共通項……ゴッドアヴァタールオンラインのプレイヤー、かぁ」 「ネットゲームしか手がかりがないからって、うちに回してこなくてもいいんですがね。微妙に専門外です」 メガネの風紀委員が言う。 そう、此処は風紀委員会は風紀委員会でも、特別な部署である。 風紀委員会電脳班。通称、ネット風紀委員。さらに略すとネッ風。 双葉学園に向けて行われるサイバー攻撃を一手に引き受け、情報を守る電脳防衛隊! ……ただし、双葉学園はセキュリティがしっかりしているので、彼女達の仕事は殆ど無かったりするのが現状だった。エロ画像の検閲や、双葉地区内イントラネットの管理運営程度である。ある意味、風紀委員会の窓際族と言ってもいいだろう。 そんな電脳班に、珍しく事件が回された。 一般の生徒達が次々と昏睡状態に陥っている、という事件だった。その共通項は、とあるネットゲームのプレイヤーである、ということ。そういう訳で、専門家であるネット風紀委員こと電脳班にこの事件が任されたのである。 「体のいいたらい回しだよねこれ……」 「管理会社に問いただすのも難しいですからね。異能関係の事件は第一級秘匿事項、本土の一般の人たちには話せませんし」 「そもそもゲームプレイヤーってだけでは無理でしょうね」 風紀委員たちが話し合う。しかし中々に難しい問題だった。その時…… 「ここはやっぱり我々の流儀でやるしかないわね!」 翼が立ち上がる。 「流儀って、まさか……」 「そう、ハッキングよ!」 「違法ですそれ班長ぉ!」 ビシっと指をさす翼に、風紀委員達が大声で叫んだ。 3/ 昼休みになって、ようやく那岐原新(なぎはら・あらた)は登校した。 朝までゲームをして、昼に起床したからだ。睡眠時間をちゃんととっているあたり、人として間違ってない。と、本人は思っている。 『どう見ても間違ってるだろ。学生の間からそんな生活……』 彼の「想像上の友達(イマジナリィ・フレンド)」であるベルがため息をつく。想像上の友達とは、本人にしか見えない、空想によって作られた友人である。そう書くと妄想狂の産物のように思えるが、心理学等でもれっきとして認められている、幼年時代の心理的防衛機構の一面である。 だが、高校生になってもそれが消えずに未だに存在し続けるどころか、完璧な人格を得るまでに育ってしまう例は稀だ。新が勇気を振り絞り恥を忍んで医者に聞いたところ、それは異能ではないか、という話だった。なるほど、それならば確かに納得できる。 だが他人や物質になにも干渉できず、本人からも触れもしない。そんな空想像を保つ異能など、まず間違いなく全国最弱クラスだろう。だから新はやはりというべきか、誰にもこの事を言ってはいない。 (まあ、出席日数は足りてるし) 新はちゃんと計算している。ゲームによる遅刻や欠席を繰り返しても、出席日数は最低限足りるようにペース配分は欠かしていないのだ。 『そのマメさを勉強に役立てればいいのに……』 (いいんだよ。学校の勉強なんて大人になったら役に立たない、だけどネトゲは人とのコミニュケーションツールだ。そこでの経験は将来生きるのさ) 心の中でベルにそう返答する新。まさに駄目人間の理論であった。 そう心の中で会話を繰り広げながら歩いていると、見知った顔と出会う。と言ってもリアルで顔をあわせたことは一度しか無い上に、会話したのもつい先日のことである。 名前をルキオラ。ただしゲームの中の名前であり、本名が篝乃宮蛍であることは、新は知らない。 「あ、やあ」 あまり他人と話したくないが、ゲーム内の友人である。無視するわけにもいかないので、ぎこちなく手を上げて会釈する。 「……」 しかし蛍は、新を一瞥し、そのまま過ぎ去った。 「……」 『……』 上げた手が妙にむなしかった。 『……無視されたな』 「ああ。まあ、オンとオフは別だしな」 ネットとリアルでは分けて考える人は多い。彼女もまたそのタイプの人間なのだろう、と新は思うことにした。ほかならぬ自分もそうである。 それにこの程度の事で凹むような新ではない。ゲーム内で無視されたら結構凹むではあろうが。 気を取り直して歩いていると、今度は新のほうが声をかけられた。 見知らぬ少年に。 「お前、面白い仮想神格(アヴァター)を持ってるな」 「え?」 いきなりの脈略の無い言葉に、新は足を止める。 その少年は、血走り窪んだ目で、新を見ていた。 「ええと、何? アヴァターって……」 ゲームの話か。しかしいきなり何だろうか。 新が困惑していると、少年はさらに続ける。 「何言ってるんだよ、すぐそばにかわいい子連れてるだろ」 『え……うそ!? こいつ、私が見えてるのか!?』 その言葉に、ベルが驚愕する。それそうだ、在り得ない。なぜなら彼女は、新の想像上の存在……つまり、言い換えるなら新の頭の中にしか存在しないのだ。 「なんだあんた、他の同類に会った事ないのか?」 「同……類?」 困惑する新とベルに、少年はさもおかしそうに言う。 「こいよ。説明してやる」 その少年に従って、新は校舎裏へとやってくる。 「自己紹介がまだだったな。俺は東堂克彦」 「あんた……こいつが見えるのか」 「ああ。普通の奴らには見えないだろうな。特にお前のは、なんってーか、薄い」 『薄いってどういうことだよ!』 叫ぶベルを見て、克彦は笑う。 「……反対に自我だけは濃そうだけどな、面白い。そいつ、俺にくれよ」 『はあ!? 何を言っているんだお前!』 ベルが大声をあげる。それを新は制止して言う。 「いや、無理だろうそれ。「想像上の友達」を見ることが出来るってのはびっくりしたけどさ、でもこういうのは他人に譲ったりできるものでもなけりゃ、するもんでもないだろ」 新の言葉に、 「は……? くく、あっはははははは!!」 克彦は大爆笑した。 『な、何だこいつ……何か、おかしい。すごく……不吉だ』 その言葉に新も同意する。だが、逃げようにも何故か動けない。 「なに、こっちにもレベル差ァあるって聞いたけどよぉ……そうなわけ? 雑魚か、お前。まあいいや、だったら説明する義理もないか」 そう笑いながら、克彦はゲーム機を取り出す。小型のポータブル機だ。そこに収まっているソフトは、アバタールオンラインのポータブル用ソフト。 そして、一枚のカードを取り出す。メモリーカードだ。 「それは……!」 新も知っている、拾ったあのカードである。 克彦は薄い笑いを浮かべながら、ゲーム機にメモリーカードをセットする。 『ミセリゴルテ』 電子音声が響く。 そして――。 「な……っ!?」 現れる巨大な映像。空中に投影されたそれは、半透明の立体映像のようでありながら、強固なリアリティを持っていた。 そして、それは……ベルに似ていた。外見ではない。何といえばいいだろうか。例えるなら存在感。 自分の世界にしか存在しない……そう思わせる、現実と剥離した視覚像。 それが現実を侵食し、現出している! 巨大な処刑剣。斬首剣。それが克彦の手に収まる。 「これが俺のアヴァターだ。さあ……大人しく渡してもらおうか、お前のアヴァターを」 「人の話聞けよ、渡すなんて出来ないって! ていうかなんだよこれ!?」 『新、逃げないとっ!』 ベルが叫ぶ。新はあわてて走る。 「逃がすかよっ!」 克彦が剣を振る。新の背後にあった植木の枝が切断された。 「まて、なんで想像上の友達(それ)が物理攻撃できるんだよ!」 『私に言われてもわからない! 私は出来ないのに!?』 「すまん確かにそうだった!」 想像上の友達はあくまでも想像の上であり、心理学的な解釈を付け加えても、人工的に作られた仮想人格に過ぎない。本人が無意識的に頭にいれたことや、忘れ去った記憶を知っていたことはありえるが、知らない事を知るはずがないのだ。 「それが出来るんだよ。仮想現実(バーチャル)が現実(リアル)を侵食する……最高だろォ? ゲームの世界で神々だった俺は、こうやって現実でも神に、異能者になれる。ああ、あいつらの言ったとおりだ。だが足りない、これだけじゃ足りない。もっともっと俺は強くならなきゃいけない。だから……お前のアヴァターもよこせよォォオ!!」 そして、剣が輝く。その光を浴びたベルの様子がおかしくなる。 『あ、あ……な、なにこれ……!?』 「どうした、ベル!」 がちがちと震えるベル。それはまるで恐怖に苛まされて絶望に飲まれているかのように。 「ミセリゴルテの力……精神ステータス異常攻撃だ。くくく、こんなのまでちゃんと再現できるんだからすげぇよなァ。まだ人間には効かねぇけど、それもすぐだ。強くなれば、もっともっとアヴァターを集めれば、俺はレベルアップするんだ。そして……」 『ああああああああああああああああああああああああああ!!』 ベルが絶叫する。 「おい、ベル、おい!!」 新は状況に全くついていけない。いきなりゲームのアヴァターを呼び出す、ベルが見える男、それが襲い掛かってくる。そしてベルは完全に混乱、いや狂乱している。 なにがなんだかまったくわからない。 わからないまま―― 「そこまでっ!!」 拡声器で増幅された声が響き、電磁ネットが放たれる。 「んなあ……っ!?」 全身の痺れが克彦を襲う。しかしスタンガンのような、強力な電流ではない。故に克彦は気絶することはなかった。 だが…… 「っ、ミセリゴルテが……ッ!?」 強固な実体を持っていた映像が解れる。歪む。砂嵐のようなノイズが走り、リアリティを保てなくなる。 「やはり、強力な電磁波を浴びせれば、ゲーム機やそのカードは機能停止を起こす……精密電子機器の弱点ですね」 草むらから現れる生徒達。その腕には風紀委員の腕章がつけられている。 「我々は双葉学園風紀委員会電脳班、通称「ネット風紀委員」! 連続生徒襲撃犯に告ぐ、神妙にお縄につきなさいっ!!」 その中で一番小さい、えらそうな女の子が指をさす。双葉学園風紀委員会電脳班班長、藍空翼である。 「……え?」 さらに事態についていけない新だった。 「糞、なんで風紀が……! ちっ、ちくしょう、俺のアヴァターの力が……! 弱く、消える……!!」 もがく克彦。 「班長、警告は通じないようですね。電磁ネットの出力をあげて……」 メガネの風紀委員が言う。だが、翼はその言葉を最後まで聞かずに動く。 「班長? ……ちょっと!」 メガネの風紀委員が上ずった声をあげる。 翼が取り出したのは、妙な形のハンマーだった。巨大なサイズのスタンガン、大きさにして1メートルはある、そのまま巨大になったスタンガンに大きな柄がついてハンマーの形になっていた。そのハンマーヘッドのスタンガン電極部分がバチバチと放電する。 「ちょ、おま、それ!」 「やめて班長ー! 証拠がぁあ!!」 風紀委員たちが制止する。だが遅い。いや、たとえその制止が早くても、彼女は最初から徹頭徹尾、そのスゥイングを止める気はなかった。 問 答 無 用 !! 全力フルスイングで叩き込む。 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 炸裂する。 電磁ネットよりさらに強力な電流・電磁波を叩き込み、電子機器を完全に破壊する必殺武器、超電磁スタンガンハンマー。 サイバー犯罪者の目の前で彼らの大事な大事なデータを物理的・電子的に完璧に破壊する事を目的に造られた超風紀デバイスである。 「成敗っ!!」 ミセリゴルテが爆発する。 そして普通に強力な電流なので、克彦もまたその直撃をくらい、見事なまでに気絶していた。 翼が勝ち誇るその足元で克彦のゲーム機が地面に落ち、ブスブスと黒い煙を放つ。完璧に破壊され二度と使えないだろう。 そしてそのゲーム機から、メモリーカードが落ち、砕けた。 4/ 「なんてこと、犯人を捕まえたって言うのに、また同じパターンで意識不明……」 「いやそれ班長のせいだから!!」 風紀委員達が一斉に叫ぶ。 倒れた克彦を捕らえ収容したものの、意識は戻らず、ゲーム機やカードも完全に壊れていた。 「なんで!? ああしなきゃ被害出てたかもしれないのよ!」 「あの時点で意識はともかく戦闘力はほぼカットされてたと思うんですが」 メガネが突っ込みをいれるが、翼は無視した。 「何なの、これ」 そんな騒がしい状況を見て、新はつぶやく。 参考人として風紀委員たちに連れてこられたものの、新を無視して騒いで……いやコントを繰り広げていた。 「まあ、これが彼らの日常なんだろう」 扉の近くにいた新の背後から声がかかる。扉を開けて出てきたのは、白衣の青年だった。 「えと、あなたは……先生?」 「僕は教職員じゃないよ。言うなればゲストかな」 「あ、語来先生だ!」 翼がその姿を見て言う。 「だから僕は先生じゃない」 同じような応答を、各所で幾度となく繰り返してきた。彼の名は語来灰児、通称ラルヴァ博士と呼ばれる二十五歳の無職である。 「わざわざすみません、お呼び立てして」 「なんだ、君も呼ばれていたのか」 そしてさらに一人、また部屋にやってくる。 「どうも、稲生先生」 稲生賢児。双葉学園の異能研究室の教授である。 「今回、先生方をお呼びしたのは……」 「ああ、すでにもらった書類は読んだよ」 灰児が言う。 「彼もいるという事は……」 「はい。異能の観点と、ラルヴァの観点と、双方の視点からまずは調べようと思いまして、専門家を及び立てした次第です」 メガネが二人に説明する。 そうしてる時に、翼が新を見て、言った。 「ああ、あんたまだいたの? 帰っていいよ」 そのあまりの言い草に、流石の新もカチンときた。 「おい、なんだよその言い草」 「何だもなにも、もういいし」 「連れてきたのお前達だろ!」 「でもろくな情報もなかったし、開放してあげるって言ってんのよ。ていうかね、私、あんたみたいなニートオタって嫌いなの」 「なん……だと?」 「あんたみたいなののせいで、私達風紀委員電脳班も同類に見られてすごい迷惑なのよ!」 その大声に、風紀委員電脳班の部屋が一瞬、静かになる。 「私だってゲームとか大好き。だけど現実とゲームをごっちゃにするようなのが今回の事件とか起こして、みんなに迷惑かけてるの!」 「俺を一緒にするな! 俺だってリアルとバーチャルの区別はちゃんとつけてる! バーチャル重視で!」 「重視じゃだめでしょ!」 「誰が決めた!」 「私がよ!」 「うわなんだその超ゴーマン! これだから惨事のメスは!」 「傲慢でもいいわよ! そうでもなきゃ、誰かを守れない!」 「……っ」 新は、翼の目を見て言葉が止まる。 その瞳には、涙が浮かんでいた。 「なんか修羅場ってるねえ……」 それを見て、灰児が言う。そんな灰児に、メガネが言った。 「班長は、昔……といっても二年前ですが。ゲームで友達を失ったんです。自分がネトゲに友達を誘って、それでその友達が……ゲームが原因で家庭崩壊したんですよ」 「……それは、なんというか」 灰児も稲生も、言葉が継げなかった。 「しかも、因果なことに、その時のゲームもアヴァタールオンラインでした。だから班長はやる気を出してるんですよ、たらいまわしでしかないはずのこの案件に、ね。まったく、部下としては面倒この上ない。面倒は厭なので、早く解決しましょう」 「嫌だから適当にやる、んじゃないんだ」 「まさか。嫌な事はとっとと、かつ完膚なきまでに片付けて、楽しいことをのんびりと適当に長くやるのが人生の秘訣ですよ」 「子供に人生訓を語られるとは思わなかったなあ」 灰児が苦笑する。 「だな。ではとっとと研究をはじめようか」 稲生もまた苦笑しながら、ファイルを開いた。 「それでは気をとりなおして」 会議室でメガネが司会進行を行う。 「特別ゲストとして、ラルヴァ専門家の語来灰児氏と、稲生研究室の稲生先生を招かせていただきました」 拍手が起こる。 「では先生」 「うむ」 稲生が前に出る。 「噂話や現場の状況など、諸君らがネットで集めた情報をまとめた結果。今回の事件は、「一般人が異能の力を手に入れる」という噂話がその根本にある、という話しだった」 「はい。ですから稲生先生にお越しいただきました」 「だが、一般人が異能の力を簡単に手に入れる、というのは非常に難しく、そして在り得ないケースだ。今回は……」 スライドに映される、ゲーム機とカード。 「現場より押収されたこれらが、異能発現のアイテムではないか、という話。これもネットの情報と合致する。 だが、だ。異能を発現する、つまり所有者に能力を与えるアイテムというのは、原則的にやはり強い魂源力を持つ異能者でないと無理だ」 「確かに……そんな強力なアイテムを一般人が使えるのおかしいでしょ」 賛同の声があがる。 超科学の産物であるアイテムは、簡単なものなら普通の人間でも使える。だが強力なものであればあるほど、普通の人間に使用することは出来ない。持ち主の魂源力を使用するからだ。 「たとえば、班長の愛用のハンマー程度のレベルなら、普通の人でも持てます。でもこのカードはそれよりも遥かに高度な超科学の産物ということになる」 「だったらおかしいじゃない、ルール違反でしょ!」 「発想の逆転だ、藍空班長。これはね、所持した人間が使用しているんじゃない」 「え? どういうこと……?」 稲生は灰児に目配せする。そして灰児が一歩前に出る。 「ここからは僕が説明しよう。まず前提が大きく違っているんだ。 これは、一般人が異能の力を発現する事件ではない」 灰児は、強い口調で断言した。 「ラルヴァが人に……一般人にとりついているのさ」 5/ 風紀委員から追い出された新は、特にあてもなくただ歩いていた。 (なんだかなあ) 先ほどのちっちゃい風紀委員がどうにも気になった。というかむかついた。 気を取り直して、新は携帯電話を持って、話す。 「どうした、ベル。さっきから全然出てこないし……大丈夫か?」 しばらくして、新の心に声が響いてくる。 『……私は』 「どうした?」 『思い出したよ。いや、理解した、自覚したと言った方がいいのかな?』 「何を?」 『私が何者か。どこから来て、どこへ行くのか』 「なにを言ってるんだ。お前は、俺の作った想像上の友達で、俺の役立たずの異能で……」 『違う』 その言葉は、はっきりと、拒絶の意すら示していた。 『お前は特別じゃない。そんな力など持ってはいないんだ。 はっきり言おう。お前は、「想像上の友達を使う異能」を持っているわけじゃない。私(ラルヴァ)に取り憑かれたただの……一般人だ』 「異能者になったわけじゃ……ない?」 「そう。そのラルヴァの名前は、【アバター】と呼ばれる、カテゴリーエレメント。精神寄生の性質を持つラルヴァだ。一番似ているのは……そうだな、死出蛍が近い、かな。 それは人の精神にとり憑き、その精神の在り方を再現するといわれている。 ドッペルゲンガー現象と呼ばれるものの一部は、このアバターが原因だ。本人をこのラルヴァが再現し、作り上げる。その為に宿主の魂源力、生命力を吸い上げる。「ドッペルゲンガーを目撃したら死ぬ」というのは、このアバターに寄生され、生命を枯渇した末路だな。 だがそれは強力なそのアバターの固体に取り憑かれた場合の話であり、基本的にアバターはそこまでの強力な危険は無い。せいぜいが幻影を見せたり、軽い一時的な人格変化を起こす程度だ。少なくともアバター本体には、明確な意思や悪意は存在しない……というのが僕たちラルヴァ研究家の見解だ」 その説明を、稲生が引き継ぐ。 「だが、そこにこの超科学アイテムが関わると話が違う。これは半分近くは推測ではあるが、アバターを強化・増幅・進化させるためのアイテムだろう。ネットゲームのキャラクターのデータを反映し、アバターの性質を利用してそのゲームキャラクター、つまりアヴァターへとまさしく「化身」させる」 「アバターは本来は弱いものだ。魂源力の強い人間には寄生できない。自分の存在がかき消されるからね。また、感受性の豊かな子供にしか寄生できない。自分の存在が否定されるからね。そんな弱いラルヴァだが、このカード、このゲームを利用し、何者かがラルヴァを品種改良しようとしている……という事だろう。ゲームのプレイヤーを使って」 「そんな……ひどい」 「一般人を……実験体にだと!」 ざわざわと風紀委員達のざわめきが会議室に響く。 「先ほど追い出された彼だが、彼に話を聞いた限りでは、東堂克彦は人を襲っていた。アヴァターを奪う、と言いながら。それはこのカードを奪うこともあるのだろうが、寄生したアヴァターを無理やり引き剥がすということも意味する。精神に寄生しているものを破壊したり引き剥がせば精神ショックは計り知れない」 「治るんですか、灰児さん」 「ああ、簡単に言えば荒療治で病巣を無理やり取り除くようなものだから、以降被害者達が衰弱し、死亡するといったことは無い。休んで回復に努めればよくなるだろう」 その言葉に、会議室の空気は緩和される。だが…… 「しかし、問題は未だそのカードを所持しているだろう子供たちだ。現在、被害者は彼を除いて六人。先ほどの彼、那岐原君はカードを所持していなかった。そして克彦君が所持していたカードは、二枚、だ。どういうことか判るだろう?」 「衝撃者は、他にもいる……?」 「そういう事だ。それが一人か、それとも複数かは知らないが、アヴァターを、メモリーカードを奪い合い戦っているのは確かだろうね。そして心配なのは、その襲撃者……いや、カードを持っている子供たちすべてだ」 「普通のアバターは無害に近い。だが、それはあくまでも普通の弱いアバターの話だ、先ほど例に出したドッペルゲンガーのような強力なアバター、そして或いは……長い年月の間人間に寄生したまま、完全な自我を持つまでに成長したアバターは強い。強さのベクトルはそれぞれだろうがね。そしてそういうモノは、もし暴走すればいともたやすく人を取り殺す。そしてそれは、カードによって進化したアヴァターも例外では無いという事だ。心を侵され、人格が豹変し、そして……乗っ取られる」 そう、新は異能者ではなかった。想像上の友達を固定化させるというものは自分や医者の憶測でしかなかったのだ。 ベルはラルヴァ【アバター】だった。十四年前に新にとり憑き、そして新の想像力を糧に育っていった、精神寄生型ラルヴァだった。 『あのミセリゴルテの光は精神を揺さぶる。あれ自体はそこまで強力ではなかったから、宿主であるお前にまで効果は及ばなかったね。だけど私にははっきりと攻撃は有効だった。そして私は知ったんだ。私が、お前に取り憑き、ずっと少しずつ、お前を糧にして育っていった、ラルヴァだったって』 新の眼前に、ベルが姿を現す。半透明の、幻影の姿。それがいつもよりも余計にかすんで見えた。 「……ベル……お前」 『来るな』 ベルは新を拒絶する。 『私はお前の友達じゃない。兄妹でもない。ただの寄生虫だった。だってそうだ、本当に友達なら、友達を食べたりするか? そんなことはしない。そう、そういうことだ新』 ベルは笑う。消え入りそうな笑顔で。 『私は……ただの化け物だった』 「……」 新は何もいえない。 『さよならだよ、新。もうお前とはこれっきりさ。今まで楽しかったよ。私のことはただの幻想(ゆめ)だったと思って忘れてくれ』 そういい残して、ベルの姿は虚空に溶け込むように消えた。 新は寮に帰りつく。扉を開け、部屋に入る。 静かだ。 部屋は……こんなに広かっただろうか。 敷きっぱなしの布団を見る。布団はふたつ。片方は新の。もう片方は、ベルの布団だ。 『気分の問題だ。私にも布団を用意しろ。実家ではソファだったからな、うん』 電源の入ってないパソコンモニターを見る。アバタールオンラインでは、アカウントをひとつ別に作らされた。 『すごいなこれ、私もモデルに作ってくれ! これなら私も他人と話せるしな!』 台所を見る。茶碗も二人分だ。布団と同じく、使われた事は無い。 『残念だなあ、私は実体が無いので食べられない、気分だけだ……茶碗まで買わせたのに』 存在しないといえば確かにそうだ。ベルは物質に干渉できない、本当に精神だけの存在だった。ただその自我、人格だけが無駄に育ち、自己主張していた。それをただの妄想だと笑うことは本当に簡単だ。取り付いた霊と言っても正しい。 だがそれでも……この部屋にはその痕跡が確かにある。確かに残っていた。 「忘れろ……か」 カードを掴む。 「忘れられる……わけねぇだろうがぁ!」 新は叫び、寮を飛び出した。 トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/39244.html
登録日:2018/04/11 Wed 14 49 41 更新日:2024/06/18 Tue 18 44 25 所要時間:約 22 分で読めます ▽タグ一覧 ※用法を守って正しく使用しましょう サポート ファンタジー ルールを守って楽しく鳴らそう! 振動 楽器 楽器(武器) 楽器使い 楽士 武器 武器項目 男のロマン 精神操作 音 音使い 音楽 音響兵器 楽器とは、音楽を鳴らして楽しむための道具。 もちろん、本来は殺傷力は皆無である。 だが、何を思ったか楽器を武器にする人が一定数存在するのも事実である。 ●目次 リアルな「武器になる楽器」 フィクションでの「武器になる楽器」 系統分類 主な楽器使い多種A.R.C.Angelsの忍(閃乱カグラ New Wave) イノ(ギルティギアシリーズ) 仮面ライダー響鬼の鬼たち 吟遊詩人 市立咲芸大学附属高校の忍(閃乱カグラ New Wave) すーぱーそに子(ニトロプラス ブラスターズ時) 零崎曲識(人間シリーズ) センリツ(HUNTER×HUNTER) ハーメルンのバイオリン弾きの皆さん 早川健(快傑ズバット) ビッグバンド(スカルガールズ) ブルック(ONE PIECE) スクラッチメン・アプー(〃) ブレーメンの音楽隊(ソウルサクリファイス) ポコ(アークザラッド) <管楽器>悪魔くん(悪魔くん) アタワ(闘神伝3) イガラム(ONE PIECE) M・M(家庭教師ヒットマンREBORN!) 怖畔(おずはん)(無限の住人) 甄姫(真・三國無双) 片倉小十郎(戦国無双4) ギョール(巨獣特捜ジャスピオン) キルバーン(ドラゴンクエスト ダイの大冒険) ゲゲゲの鬼太郎 ピンクファイブ(超電子バイオマン) ファイブイエロー/星川レミ(地球戦隊ファイブマン) ドラゴンレンジャー/ブライ(恐竜戦隊ジュウレンジャー) 虚無八(星獣戦隊ギンガマン) 冥府神トード(魔法戦隊マジレンジャー) 新・喜びの戦騎キルボレロ(獣電戦隊キョウリュウジャー) 白い魔法使い(仮面ライダーウィザード) ススキノ・テンプラ(アタゴオル) ナゾノ・ヒデヨシ(アタゴオル) 鈴姫(サムライスピリッツ閃) 海魔女(セイレーン)のソレント(聖闘士星矢) 多由也(NARUTO‐ナルト‐) 音遠(烈火の炎) パイドパイパー(ザ・フラッシュ) ヘカテー(灼眼のシャナ) ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク(トライガン/トライガン・マキシマム) 天音月夜・天音月咲(マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝) <弦楽器>アディン・ロウ(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(小説版)) 雨法師(星獣戦隊ギンガマン) お仙(旅がらす くれないお仙) おやすみメリー(半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!) おりく(新必殺仕事人) お竜(女殺し屋 花笠お竜) 金糸雀(ローゼンメイデン) キャロル・マールス・ディーンハイム(戦姫絶唱シンフォギアGX) キュアビート/黒川エレン(スイートプリキュア♪) キュアスカーレット/紅城トワ(Go!プリンセスプリキュア) キュアマシェリ キュアアムール(HUGっと!プリキュア) 霧嶋ゆりか(燃えろ!ジャスティス学園) 乾闥婆王(聖伝-RG VEDA-) コンドロック・ザ・バルチャロイド(ロックマンゼクスアドベント) 蔡文姫(真・三國無双) ザベル・ザロック(ヴァンパイアシリーズ) ジグムント・ウピエル(吸血殲鬼ヴェドゴニア) ジョニー・シデン(テイルズ オブ デスティニー) 長宗我部元親(戦国無双) デミックス(キングダムハーツ) ニガウリマン(それいけ!アンパンマン) ハープ・ノート(流星のロックマンシリーズ) 馮克安(フォン・ハクオン)&賈康熙(ジア・カンシー)(カンフーハッスル) ハルハラ・ハル子(フリクリ) 犯人(Yの悲劇) 魔礼海(封神演義) 源静香(ドラえもん) 琴座(ライラ)のオルフェ(聖闘士星矢) ラクセル(ファイティングバイパーズ) ルシアン・ガードナー(AR∀GO) ロケットビリー・レッドキャデラック(GUNGRAVE O.D.) ジロー(人造人間キカイダー) エドガン・ダーヴィス(ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り) カマソッツ(闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説) 浪巫謠(Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀) <打楽器>倉嶋千百合/ライム・ベル(アクセル・ワールド) 篝(閃乱カグラ New Wave) 御所満五郎(信玄忍法帖) 城ガ沢陣内(忍者月影抄) ズシャコン(クトゥルー神話) 念仏男(マン)(闘将!!拉麺男) 舞響大天(マテリアル・パズル) ブレイクビー(魔法陣グルグル) ベルカービィ(星のカービィ トリプルデラックス) 堀川雷鼓(東方Project) マロ(スーパーマリオRPG) リネット(ソウルキャリバーⅢ) レイレイ(ヴァンパイアシリーズ) 蓮華(閃乱カグラ) その他の楽器朝霧麗子(ゲートキーパーズ) 高漸離(伝承) ストレンジじじい(ジョジョの奇妙な冒険) ソウル=イーター(ソウルイーター) ティリエル(灼眼のシャナ) <番外>エル・マリアッチ(エル・マリアッチ、デスペラードシリーズ) リアルな「武器になる楽器」 暗器の擬態として楽器が選ばれることはあまりない。大きい理由は2つ。ひとつは「複雑な構造を持つ楽器は、無駄な機能を付けると演奏機能に支障が出たりサイズが大きくなって隠蔽性が薄れる」こと、もうひとつは「そもそも『楽器を持ち歩く』ということ自体が目立つ行為である」こと。一応「吹き矢になる笛」「縁が刃物のシンバル」「鈍器兼用の鉄の笛」というのは確認されている。 ただ、「楽器の運搬ケース」というのは大きくても無理がないので、武器を持ち運ぶための隠蔽用としては適している面がある。 また、少し「楽器」からは離れるが「音響兵器」というものも開発されている。 そもそも「絶え間なく音が聞こえる」というのは非常にストレスがかかるので、非殺傷性の武器としては理に適っている。 攻城兵器としての大砲も、逃げられない敵に昼夜を分かたず撃ち続けることで寝かせない(味方は音の聞こえない所でゆっくり休む)という副次的な効果も大きかった。かつては爆音専用の砲もあったほど。 音自体の力を高めれば、相手を無力化することも可能なので立てこもりなどの対策としても期待されている。 ただ、あまりに大きな音は治療困難な難聴を引き起こす可能性がある上、巻き添えを発生させるリスクが高く連続的な使用は制限されている。 あらかじめ武器として用意したわけではないが、中国史には演奏していた琴を君主に投げ付けて危害を加えようとした件がいくつかある。 そして君主の失言を諫めるためにいきなり琴を投げ付けた場合もある。……やりすぎだっつーの(それを奸臣が真似たらどうなる、という指摘もある)。 エレキギターのような重量がある楽器は振り回せば鈍器にならない事もなく。ステージに上がってきたファンを楽器を使って追い返す映像が残されたりしている。 なお、これは余談になるが、パンクロックのパイオニア的なバンド・SEX PISTOLSのベーシストだったシド・ヴィシャスは、もともと楽器をロクに弾けないにも関わらずメンバーに入れさせられ、薬物中毒の影響で人格が粗暴になっていたこともあって、ライブによっては演奏そっちのけで観客と喧嘩を始め、ベース片手に殴りかかっていたと言われており、そのことから、パンクスの間では「ベースは殴るもの」という定番ネタが存在する。 楽器というよりは音響能力・音響兵器の使用者は音(武器)で。 フィクションでの「武器になる楽器」 大体4系統に分かれる。 1.特殊な音楽でサポートする(寝かせる・混乱させるなど) 2.演奏することで火炎や雷などを起こす 3.音自体を破壊的な武器にする(衝撃波発生、三半規管マヒなど) 4. ただの鈍器 1.と3.が圧倒的に多く、4はあまり見かけない。 また、派生形(?)として「楽器に銃など武器を仕込む」「楽器モードと武器モードに変形する」というのもある。 よくある欠点としては、特に演奏しなければならない1.〜3.の例において「楽器が摩耗・損傷して演奏に支障が出る」という状況が発生しやすいことが挙げられる。 系統分類 <管楽器> 角笛やフルート、法螺貝など。 使い方は1.と3.が圧倒的。4.はほとんど見られない。 名のある管楽器としては、北欧神話に登場する角笛「ギャッラルホルン」が有名。 余談だが、「固有名詞を持つ魔法の楽器」というのは各国の神話や伝承を見渡してもほとんど登場していない。 「オルフェウスの竪琴」や「マルシュアスの笛」といった「人名+楽器」といった組み合わせなら多数存在するため、昨今の創作物においては人名をもじった名称にしていることが多い。 <弦楽器> よく目にするのは竪琴。次いでギターやバイオリンなど。 ギターやバイオリンなどは4.の用途で用いられることもよくある。また、弦で相手を締め上げたり切断糸として用いるケースもまれにある。 有名どころは、ケルト神話の最高神ダグダの所有する竪琴「ダウルダヴラ」。 <打楽器> ドラムや太鼓、ベルなど。雷様の雷太鼓は一度は目にしたことだろう。 基本的には1.の用途が多いが、まれに4.の用途で用いられることも。まあ太鼓のバチは相手をぶッ叩くのに非常に都合がいいし。 ベルはFFシリーズで風水師専用の武器として登場しているのが有名か。 作品によって扱いが異なるが、大まかには「攻撃に用いる(音波を発生させるor直接ぶッ叩く)」もしくは「自身の能力を高めるブースターとして作用し、攻撃には用いられない」の2系統に分かれる。 <ユニークな楽器> 怪獣 『ウルトラマンA』には「バイオリン超獣 ギーゴン」という超獣が登場する。 二つ名の通り、 バイオリンに超獣の魂が乗り移って誕生した 経緯があり、自分自身が楽器であり武器である変わり種。 しかしユーモラスな見た目に反して強敵であり、バイオリンの体から放つ音波攻撃でウルトラマンエースを苦しめた。 また、『ファイヤーマン』には「音霊怪獣 ハモニガン」という、「怨霊」と「音量」を掛けた洒落た二つ名を持つ怪獣が登場する。 捨てられたハーモニカの怨念が怪獣化したものなのだが、まだ怪獣らしい見た目だったギーゴンとは違い、巨大なハーモニカそのままというある意味特徴的な姿をしている。 ファイヤーマンにはオーソドックスな恐竜タイプの怪獣が多いこともあり、怪獣図鑑ではその姿が一際目立つ。 他の巨大楽器を召喚しての音波攻撃の他、ハーモニカの穴から突風を出したり、ファイヤーマンの必殺技を吸収して撥ね返したりと、意外と戦闘力は高く、一度はファイヤーマンを倒してしまった強敵。 再戦でも正攻法では勝てず、ファイヤーマンが演奏してやることで未練を果たして成仏させるしかなかった。 キルキルピアノ Elonaに登場する武器の一つで、 金色に輝くグランドピアノの投擲武器 という非常にぶっとんだもの。 非常にクセが強いがネタ武器と一蹴するほど弱くもなく、何よりグランドピアノを敵にブン投げて攻撃する姿は非常にシュール。 同作品には普通の演奏目的の楽器もあるが、キルキルピアノは演奏には使えない。楽器の本分を忘れている リュート型の盾「アル・ウード」なんてものも存在し、こちらも見た目はともかくシンプルに強力な防具。でもやっぱり演奏には使えない。 狩猟笛 モンスターハンター世界特有の巨大な楽器。系統としては1.、3.、4.に該当する 鈍器 。 火力はそこそこだが味方を強化する旋律を演奏できるので、マルチプレイで一人いると非常に重宝する。 打撃属性なので頭を殴っていればハンマー同様スタンを狙えるのも魅力。 ただしあくまでも武器なので、敵を殴らず演奏ばかりしているいわゆる「吹き専」は嫌われる。 MHP3とMHRiseの2回に渡ってかなり大きな改革が入り、どの時期かで演奏に関する仕様がかなり異なる。 なお、狩猟笛の形態はバグパイプ型を筆頭に、太鼓だったりギターだったりハープやベルなど色々とあるが、 設定上は全部息を吹き込んで鳴らす笛である 。無理がある。 しかも棺桶や魔法少女の杖、コラボでスプーンやフライパンが登場し、専ら 楽器の形をしてればマシ とまで言われる。 全力琴(ジョンリョククム) GUILTY GEAR Xrdの登場人物「琴慧弦(クム・ヘヒョン)」の操る琴。 初老のおっさんに変形する機能 を有しており、女性であるクムはそれに乗り込んで素性を隠している。そのため「中の人の中の人」というよくわからないパワーワードも生まれた。 ゲーム中でもおっさんの姿でカラテを振るって戦う。分類は…4.かなあ。一撃必殺技「全弦撤廃」は気の流れを調律して相手を弱体化させてかます技なので1.ともいえる 一見突拍子もない設定だが、これは「男尊女卑の激しいクム家とその周辺において、自身を守るために編み出した防衛手段である」という、中々にヘヴィな設定であったりする。 生物の喉 小説『弦奏王』の主人公シャインの楽器。 精霊ラナンシーの寵愛を受けた彼は、「生物の喉に指を入れ、それを琴のごとく奏でる」力を手に入れた。 声帯模写程度は朝飯前で、酒場で演奏を頼まれた際には「海の環境音(波のさざめきや海中の泡の音等)」をも完璧に再現して見せた。 基本は自身の喉を楽器として用いるが、他人の喉も問題なく使用可能。有事の際には「恐怖を司る『弦』を大きく弾くことで相手を恐慌状態に陥れる」といったこともできる。 ニンジャミセン 『忍風戦隊ハリケンジャー』中盤に登場した、宇宙統一流の武器。 その名の通り三味線で、ハリケンジャーの携帯忍刀ハヤテマル/ゴウライジャーの変幻自在棍イカヅチ丸/シュリケンジャーのシュリケンズバットをセットすることで起動。 超音波攻撃を発射することが可能となり、六人が同時に奏でることで合体攻撃・衝撃波六重奏が発動する。 巨大カラクリマシン・リボルバーマンモスを呼び出す際にも使用している。 ボノレノフ HUNTER×HUNTERより。 少数部族ギュドンドンド族出身である幻影旅団の一員。 ギュドンドンド族の舞闘士は舞や戦闘での動きで、全身に空いている孔から舞曲を奏でる言ってみれば人間楽器。 念能力・戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)はその曲の質によって様々な武装・攻撃を具現化する。 魔界777ツ能力(どうぐ) 拷問楽器 妖謡『魔』(イビルストリンガー) 漫画 「魔人探偵脳噛ネウロ」の主人公「脳噛ネウロ」が持つ楽器。弦のないバイオリンと、そのバイオリンの奏者であるコウモリの2つからなる。 「音でダメージ」でも「鈍器にして殴る」でもなく、人間に寄生して痛覚神経を引きずり出し、その神経を直接弓で弾くという一風変わった形でダメージを与える道具。 もちろん神経を直接弾く以上、宿主が地獄の苦痛を味わうのは言うまでもなく、コレに弾かれると大の男でも絶叫し最終的には廃人になる。 なお、描写を見る限り武器ではなく弱らせた対象者を虐め抜くのが目的の道具である模様。 弓 新生FF14の吟遊詩人が使う楽器…楽器? 先に説明しておくと、FF14の吟遊詩人は狩人とのハイブリッドクラスとなっており、彼らの使う弓は琴とのキメラ合体がなされた特殊な構造となっている。 役割もアタッカー+サポーターの複合となっており、呪歌を演奏して味方の強化を行いつつ、自身も弓矢で敵を攻撃する。 過去作を見渡しても似た事例が無いため、FFシリーズの吟遊詩人の中でも異彩を放っている。 ヴァイオリン型MMS 紗羅檀/エレキギター型MMS ベイビーラズ 楽器会社AVANT PHYSIQUE製(という設定)の武装神姫。 スピーカーとともに紗羅檀はヴァイオリン、チェロを模した武装、ベイビーラズはバンドセットを模した武装を持つ。 音波攻撃、楽器投擲、目覚まし時計、演奏、チューナーなどの機能を持ち、BATTLE MASTERSでは音符攻撃の固有レールアクションを持つ。 なぜか発光機能もある。 竜刃器(アルモニクス) 『シャイニング・レゾナンス』に登場する竜奏騎士(ドラグナー)が持つ武器。 上記のFF14の弓のように武器と楽器が合体したキメラ構造だが、楽器に武器を仕込むのではなく、武器に楽器が仕込まれた構造となっているため、見た目はほぼ普通の武器。 剣と盾(バイオリン)、弓(ハープ)、斧杖(ギター)、杖(トロンボーン)、ハルバード(フルート)、キャノン砲(パイプオルガン)、ランス(クラリネット)の7つ。 そのまま武器として使用する他、複数人で奏でる「B.A.N.D」を行う事で様々な効果が起こる。 主な楽器使い 多種 A.R.C.Angelsの忍(閃乱カグラ New Wave) ロックバンド兼任悪忍であり、全員パートの楽器が武器を兼ねる。 音波、電撃、打撃、射撃と一通りの攻撃性能を備えている。 イノ(ギルティギアシリーズ) メインの武装は愛用のギター「マレーネ」。 これで直接相手を叩いたり、サブ武装?の帽子(音波を出したりアンプに変形したりする)やマイクスタンドなども用いる椎名林檎もどき。 仮面ライダー響鬼の鬼たち 初となる「音を武器にする仮面ライダー」。 正確には妖怪タイプの怪人「魔化魍(まかもう)」に「清めの音」を撃ち込む、一種の浄化攻撃である。 魔化魍のタイプに応じて、 陸上型→打楽器(和太鼓)、飛行型→管楽器(トランペット)、水棲型→弦楽器(エレキギター) と、有効な楽器が違う。部位破壊もするし、かなりハンター感がある 吟遊詩人 主に音楽を使ったサポートをメインにするタイプの職業。 基本的には「バッファーとしては超一流、ただし自身の戦闘力は最低クラス」という調整がされていることが多い。 市立咲芸大学附属高校の忍(閃乱カグラ New Wave) 音楽科兼任善忍であり、全員担当楽器が武器を兼任する。 地脈操作、炎操作、仕込み矢、打撃と一通りの(ry すーぱーそに子(ニトロプラス ブラスターズ時) パートナーブリッツ(つまりストライカー)時は所属バンドの「第一宇宙速度」ごとやって来て、攻撃性能はないが様々な効果の音波を出す。 PC時は必殺技においてドラムの綿抜フウリが召喚されてバチで殴りつけてくる。 そに子自身はリーサルブレイズ以外では特に何もしない仕様なのでこんな性能。 零崎曲識(人間シリーズ) 零崎三天王の一人。「少女趣味(ボルトキープ)」。 上記の1、2、3(敵の攻撃で使い物にならなくなった楽器を鈍器代わりとしたこともあるのも含めれば4も)を全部一人でこなす珍しいタイプの音使い。 状況によって楽器を変えていたが、最強武器として自身の二つ名を冠した黒いマラカスを手に入れている。 センリツ(HUNTER×HUNTER) 音にオーラを乗せる放出系念能力者。あらゆる楽器を演奏できるらしいが特にフルートの仕様が目立つ。 戦闘描写はないが、癒しの効果だったり本気の演奏ならスピーカー越しでも聴いた相手を3分間強制的に眠らせたり、サポート能力としては有用。 ハーメルンのバイオリン弾きの皆さん 「特殊な楽器を使って『魔曲』という音楽を奏でて敵を倒す」というタイプ。どちらかと言うと、楽器自体は魔道具の類と言えるかもしれない。 主人公ハーメルの超巨大バイオリンは(主にギャグパートで)その質量を活かした殴打武器としても使用されており、よりにもよって初登場シーンが、美しい音色に惹かれて集まってきた鳩を撲殺して食料にするというものである。 さらにこのバイオリンは一度破壊されて修復された際に作成者のオリンの悪ノリでドリルやビーム(レーザー)やミサイルを付けられたことがあり、やはり基本的にはギャグパートでしか使用されないのだが、ジェットのみは「ヒロインが命の危機に瀕しているが、ハーメルは遠く離れた場所におりどうすることもできない」というシリアスな状況下で移動手段として使用されたことがある。それでいいのか。 愛の勇者ライエルが常に背負いながら旅する500kgの黄金巨大ピアノ(水深100mでも弾ける完全防水仕様)はよくネタにされる。 早川健(快傑ズバット) ズバットスーツが収納されたギターケースがトレードマークだが、生身のままこれで敵を殴りつけることがある。 さらに、トランペット吹き矢や尺八ボウガンなどのどこで嗜んでるのかさっぱりわからない楽器も扱える。 それらの使い手に前者はペット吹きのトミー、後者は虚無僧三郎太がいるが、どちらも腕前は日本じゃあ二番目だ。 ビッグバンド(スカルガールズ) 全身楽器仕込みの改造人間。サックスや金管楽器が主だがトライアングルやシンバル、ティンパニといった打楽器も仕込まれている。 音波攻撃は特に無く、基本的に重厚な打撃で戦う。投げ技も鐘の中に閉じ込めるというもの。 ブルック(ONE PIECE) 骨だけの音楽家、ピアノとバイオリンをよく演奏しているが、他の楽器もそつなくこなす。 「ヨミヨミの実」の力により音楽に魂を込めての演奏が可能で、催眠、幻覚、果てには除霊じみた技まで持つ。 剣術も得意とし、普段バイオリン演奏(弓)に用いているステッキは仕込み杖である。 スクラッチメン・アプー(〃) オンエア海賊団船長にして11人の超新星の一人。 「オトオトの実」の力により身体を楽器に変化させ、奏でることで様々な音を操って戦う。 「音から連想される事柄を具現化する」特性があり、斬撃や爆撃など思いのまま。 ブレーメンの音楽隊(ソウルサクリファイス) 声楽隊の一員だった老人と彼を慕った動物たちが「杯」の力によって融合したおぞましい魔物。 ただでさえ融合した肉体に、ラッパ・太鼓・木管楽器・指揮棒・シンバルもひっついている。 前面に出る動物によって性能は違うものの、音波や楽器による攻撃が特徴。 ポコ(アークザラッド) 接近戦ではシンバル、スキルで様々な楽器を使う楽器使い。音の精霊の加護を得ているが、楽器で戦わざるを得なくなった経緯はファンの語り草となっている。 ちなみに ラッパからは爆弾、太鼓からはレーザーが出る 。音の精霊ぱねえ。 装備システムが実装された『2』では専用の近接武器としてシンバルが採用。攻撃力が高いが、鍛冶屋で強化改造する費用が他の武器種に比べて猛烈に跳ね上がっていくのが痛い。 <管楽器> 悪魔くん(悪魔くん) ファウスト博士より与えられた「ソロモンの笛」はかつてかのソロモン王が悪魔を使役するのに使ったオカリナ状の笛。 もちろん悪魔くんのメロディもまた悪魔に苦痛を与え、従わせる。 アタワ(闘神伝3) 2本の笛「オシュラフン」「ボロン」を武器している。 基本性能は短剣を扱うエリスのコンパチなので切りつけたりして戦うが、吹き矢を撃つ技もある。 イガラム(ONE PIECE) バロックワークスのMr.8にしてアラバスタ王国護衛隊長。 メイン武装のサックス型散弾銃「イガラッパ」は吹き続ければ連射も可能。どんな仕組みやねん。 M・M(家庭教師ヒットマンREBORN!) 六道骸と金のために手を組んだ少女。 そのクラリネットの音波は1分間に5億回の分子振動で物質を沸騰させ、またヌンチャクのように分解して戦うこともできる。 怖畔(おずはん)(無限の住人) 逸刀流に所属する剣士。どこぞの原住民みたいな仮面に半裸と限りなく怪しい。 戦闘では所持する笛の耳を傷める音で相手を攪乱して喉を掻っ切る。 本人は犬笛で呼ばれて来る。 甄姫(真・三國無双) 打撃と音波の両方で攻撃できる笛で戦う。シリーズが進むごとに笛を吹いて攻撃する割合が増え、リーチ面でパワーアップ。 片倉小十郎(戦国無双4) 史実で愛好したとされる「潮風」をよく嗜む。 戦闘時には基本剣と盾を用いるが、拳銃とともにこの笛を盾に内蔵し、無双奥義ではその音波を撃ち出しもする。 ギョール(巨獣特捜ジャスピオン) マッドギャラン四天王の一人。吹き矢や槍にもなる笛を使う。 キルバーン(ドラゴンクエスト ダイの大冒険) 大鎌の柄の部分が笛になっている「死神の笛」を武器に使う。 普通に笛として音楽を奏でることもできるが、戦闘中に振るえば人間の耳には聞こえない超音波を発して敵に金縛りをかけることもできる。 しかし、精密な構造ゆえに耐久力は低く、敵の攻撃で損傷すると音波攻撃ができなくなってしまうという弱点がある。 ゲゲゲの鬼太郎 オカリナを持っているが、楽器としては本当にただのオカリナ。 三期及び四期では鞭や剣に変形する。 また鬼太郎本人ではないが、同シリーズにはギターやバイオリンを使って人々を操る吸血鬼が数種類登場している。 ピンクファイブ(超電子バイオマン) フルートを鈍器として使用した事がある。 ファイブイエロー/星川レミ(地球戦隊ファイブマン) 専用武器「メロディータクト」はVパワーグリップを外すことで「イエローフルート」という横笛になる。 素顔のレミ自身もニュータウン小学校で音楽教師を務めており、同期の音楽教師もいる。 ドラゴンレンジャー/ブライ(恐竜戦隊ジュウレンジャー) その武器「獣奏剣」はビーム射出もできる短剣。 横笛としての機能も持ち、守護獣ドラゴンシーザーの呼び出しは奏でる「ドラゴンシンフォニー」による。 虚無八(星獣戦隊ギンガマン) ブドー魔人衆の一人。 モチーフが虚無僧とタコであり、その尺八は仕込み刀。 冥府神トード(魔法戦隊マジレンジャー) ハンマーと笛が一体化したГ福音のハンマーホルン」が武器。 新・喜びの戦騎キルボレロ(獣電戦隊キョウリュウジャー) 百面神官カオスが新たに創造した戦騎の一人。 手に持つГアッパラッパー」は銃にもなる。 白い魔法使い(仮面ライダーウィザード) 槍にも使える横笛「ハーメルケイン」を武器にしており、笛として使えばその音色によってさまざまな効果をもたらす。 ススキノ・テンプラ(アタゴオル) 銀ハープ(ハーモニカ)の名手。キリエラ戦記において手にした三日月型銀ハープのキリエラは、普通に吹くだけで周囲のものを壊せる強力な武器。 その真価は、岩でも木でも人でも猫でも、あらゆる物を構成する旋律を奏でることでそれらを自在に組み替えることが出来る恐るべき楽器。 物の旋律を読み取る眼鏡を装備し、キリエラの旋律から誕生した鉱物生命体網樹と戦った。 ナゾノ・ヒデヨシ(アタゴオル) 上のテンプラの親友でボンゴの名手。 ボンゴ以外の腕は壊滅的であり、自身の発明したリンゴと笛を悪魔合体させたリンゴ笛の旋律は、巨大殺人蜂の地雷蜂に巣を放棄させるほどの恐ろしい旋律を奏でる。 また、問答無用で隕石をランダムに落とす星笛を博物館から盗み出して使用している。 鈴姫(サムライスピリッツ閃) バスタードソードと鉄芯の入った横笛(重そうだな…)を武器とするかたき討ちに燃えるお姫様。 横笛の攻撃はやはりリーチと威力に劣るが発生は早い。 海魔女(セイレーン)のソレント(聖闘士星矢) 牡牛座のアルデバランをも追い詰める海闘士。 その横笛の音色は相手のコスモを奪い、脳に直接刺激を与える。 多由也(NARUTO‐ナルト‐) 横笛を武器に持つ音の五人衆の紅一点。 口寄せした巨人を音の音色で操るコントローラーしての使い方と、音色で相手を幻術にかける二つの使い方をする。 笛の材質は不明だがクナイの一撃に耐える堅さはあるようだ。しかしテマリの大カマイタチの術には耐えられずに切断されてしまった。 音遠(烈火の炎) 麗(音)のリーダーだけあって使用する笛状の魔道具「不狂和音」は破壊的な音の衝撃波を放つ。 まっすぐ飛ばす「前奏曲(プレリュード)」や部下の魅希の盾状の「山魔彦」と連携して音を反射する「協奏曲(コンチェルト)」など楽曲名を持った音の技を用いる。 パイドパイパー(ザ・フラッシュ) 洗脳効果のある音波を笛の音で奏でるヴィラン。最近ではゲイであることでも知られている。 なお、フラッシュにはヴァイオリンを使って似たようなことができる「フィドラー」なんてヴィランもいる。 ヘカテー(灼眼のシャナ) ダンタリオンによって16回もの改造を施された笛型の宝具「トラヴェルソ」を持つ。 祭礼の蛇をイメージした火炎の竜を召喚できるがそんなに使われてない。 ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク(トライガン/トライガン・マキシマム) バリトンサックスで戦うニヒリスト。常人離れした音感と聴覚の持ち主でもある。 衝撃波としてぶつける、脳を揺さぶって無力化させるといった音そのものを武器にするタイプ。 作中では環境音と逆位相の音をリアルタイム演奏、音を相殺して完全無音空間を作るといった離れ業も披露している。 天音月夜・天音月咲(マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝) マギウスに所属する双子の魔法少女。 姉妹ともに笛を武器としており、シナリオ中では聞いた相手を行動不能にする「笛花共鳴」という連携技も使用。 なお実際のゲーム内バトルでは月夜は笛を吹いて音波を飛ばして攻撃するが、 月咲は笛を吹いた後に笛で直接相手を殴りに行くというまさかの物理攻撃。 <弦楽器> アディン・ロウ(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(小説版)) 「隠蔽用に楽器の運搬ケースを使う」系。 「元音楽家でバイオリンが趣味」と称して持ち込んだバイオリンを分解して組み立てると狙撃銃になる。 税関で(*1)検められてもバレないぐらいには巧妙に偽装されている。 雨法師(星獣戦隊ギンガマン) ブドー魔人衆の一人。 モチーフが琵琶法師とフグであり、銃撃や地震の発生に使える琵琶を使う。 お仙(旅がらす くれないお仙) いざという時に三味線に仕込んだ小太刀と分銅のついた撥で男どもをなぎ倒す女渡世人。 おやすみメリー(半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!) ヴァイオリンを奏で、相手をこらえられない眠気に誘う。が、 文字に起こすと「''ギュワギュワ ギュゴーギュゴー グギィ~!!''」とひどいもの。何故「きぜつ してる!!」では無いのか…。 おりく(新必殺仕事人) 三味線の撥で、標的の喉元を斬り裂く。 楽器本体を武器として使用しない珍しいパターン。 お竜(女殺し屋 花笠お竜) いざという時に真紅の三味線の弦を一本ずつ切り落として抜く仕込み刀で悪党どもを斬り殺す女殺し屋。 金糸雀(ローゼンメイデン) 黄色い次女。 そのバイオリンから放つ楽曲形式の名を借りた音波攻撃を得意とし、弓によるある程度の接近戦も可能。 他の姉妹は破壊不能な雪華綺晶の水晶の壁を吹き飛ばしたり物理破壊性能はガチで姉妹一。 キャロル・マールス・ディーンハイム(戦姫絶唱シンフォギアGX) 聖遺物「ダウルダブラ」を持ち、弦を弾くと纏えるよう変化する「ファウストローブ」として改造した。 その鋼糸魔弦による切断やフォニックゲインの増幅は強力。 キュアビート/黒川エレン(スイートプリキュア♪) 「ラブギターロッド」というギターを携え、防御技の「ビートバリアー」や音符弾の「ビートソニック」を放つ。 また、ボディ部をヘッド部にスライドすることで必殺の「ソウルロッドモード」に変形、「プリキュア・ハートフルビートロック」でネガトーンを浄化する。 キュアスカーレット/紅城トワ(Go!プリンセスプリキュア) 「スカーレットバイオリン」というバイオリンが武器で、ドレスアップキーを組み合わせ曲を奏でることで多彩な技を放つ。 中でも、フェニックスキーを用いた「プリキュア・フェニックスブレイズ」は劇中で一度も破られたことがない必殺技でもある。 キュアマシェリ キュアアムール(HUGっと!プリキュア) 両者ともに「ツインラブギター」という武器を持ち、マシェリは「マシェリバズーカ」、アムールは「アムールアロー」にそれぞれ変形。 両者が同時に放つ「ツインラブ・ロックビート」が必殺技となる。 霧嶋ゆりか(燃えろ!ジャスティス学園) バイオリンを得意とする聖純女学院のドリルお嬢。 弓による打撃や音符攻撃を用いた突撃や設置を駆使して、コンボによる回避・迎撃するのが基本的な戦い方。 乾闥婆王(聖伝-RG VEDA-) 帝釈天に仕えるの琴の名手。六星最後の東の武神将であると同時に、その正体は四天王・持国天でもある戦闘狂の百合キャラ。 戦闘時には弦を解いた琴を剣と手甲へと変える。 コンドロック・ザ・バルチャロイド(ロックマンゼクスアドベント) 八体いるフォルスロイドの一角。 ギター型のコントローラーを使って「マイクロウェーブ」という特殊な音波を使って、唯のスクラップをイレギュラーにしてしまう。 また周波数を変えることで「サウンドバイブレーション」という技にも使え、攻撃と防御を一体に使えるテクニシャンでもある。 しかしナルシストなロッカーなのに 愛用のギターで鈍器のように殴りかかるのは いかがなものか。 蔡文姫(真・三國無双) 竪琴によく似た「箜篌」という楽器を武器に扱う才女。 箜篌を奏でる事で音波を発したり、音波を発する光球を設置するなどの攻撃があるが、その真価を発揮するのは馬に乗ってからである。 ザベル・ザロック(ヴァンパイアシリーズ) ゾンビと化した元人気ハードロッカー。 ヴァンパイアセイヴァー以降の必殺技「デスフレーズ」は、相方のル・マルタをギターに変えて音波を放つが当たり判定はギターのみ。 ジグムント・ウピエル(吸血殲鬼ヴェドゴニア) ヴァンパイア三銃士の一人である元ハードロックギタリスト。 シュタイアーAUGを仕込んだギターで派手に暴れる。 ジョニー・シデン(テイルズ オブ デスティニー) 武器はリュート、ギターといった弦楽器。 PS版では上記の1、3、4を一人でまかなっている他、ガード時には楽器を盾にしている。 リメイク版では楽器殴りは自粛し、ガード時も楽器をかばうように背中で受けるようになった。 楽器に頼らず己の大音声で攻撃するという荒業も。彼の音楽はリメイク版では対隠しボス最終兵器。 長宗我部元親(戦国無双) 時代を完全に無視したロックな衣装を身に纏う四国の大名。三味線を鈍器やブーメランのように扱う。 主力は音での攻撃。青色の音波を自身の周囲に発生させたり前方に飛ばしたり、自身の演奏や敵に反応して破裂する音塊を生成したりする。 音以外にも、チャージ攻撃や神速攻撃では水の玉や水柱を、殺陣では背後に落雷を発生させる。 最も強力な技である無双奥義・皆伝では、 三味線を地面に叩き付ける 。 デミックス(キングダムハーツ) ⅩⅢ機関メンバー。武器は「シタール」。 主に水で作った分身を用いたライブの様な戦い方を得意とする。 本人は「戦いは苦手」と言っているが、実際の所 機関のメンバーでも上位に食い込むぐらい強い 。 ニガウリマン(それいけ!アンパンマン) ギターを抱え旅をする、ちょっぴりキザな流れ者。実はギターはあまり上手ではない。 ギターの中にニガウリを大量に詰め込んであり、ミサイルのように発射して攻撃することができる。 ハープ・ノート(流星のロックマンシリーズ) 響ミソラとハープが電波変換した姿。 バトルではギターと化したハープを音符を放ったり弦で拘束してきたりする。 マヒ、混乱などの効果も付随する。 馮克安(フォン・ハクオン)&賈康熙(ジア・カンシー)(カンフーハッスル) 豚小屋砦の達人達を始末するため斧頭会に雇われた古琴波動拳の使い手の琴奏者。 賈康熙の方は盲目。 琴が奏でる音を斬撃や打撃として放つことができる。 ヤクザ相手なら無双できる豚小屋砦の達人と言えど範囲外からの攻撃にはなす術もなく斬首された。 しかし同じ音使いの大家の妻には実力や相性の悪さから一方的に負けてしまう。 ハルハラ・ハル子(フリクリ) 破天荒なベスパ女 所持するリッケンバッカー製エレキベースは鈍器としてよく使われる。 銃なったり乗って空に飛んだりもできる。 犯人(Yの悲劇) エラリー・クイーンの推理小説の名作『Yの悲劇』では、被害者はマンドリンで撲殺された状態で発見される。 他に幾らでも鈍器になる物があるのに、なぜ犯人はマンドリンという軽くて空洞の多い楽器を殺害に使用したのか? その理由と真犯人が判明した時、あなたは大いに驚きそして納得するはずだ。 作中一切のファンタジー要素がないのに楽器が武器として使用された極めて稀な例。 魔礼海(封神演義) 魔家四将の次男 その宝貝「碧玉琵琶」は「地水火風」の属性を持つ四弦をかき鳴らすことで周囲に風と火を吹かせる。(「地水」はどこに…) 藤崎版での宝貝「黒琵琶」は音色を聞いた相手の神経に響かせて思いのまま操らせるもの。精神の強さ、射程距離である程度無効化はされる。 また、単純に4.の使い方もできる。 源静香(ドラえもん) ジャイアンの歌声が有名だが、実はこっちのバイオリンもかなりヤバかったりする。 本人に自覚が皆無なのが厄介 。 琴座(ライラ)のオルフェ(聖闘士星矢) 白銀聖闘士屈指の実力者にして竪琴の名手。 戦闘では手持ちの竪琴の音色や弦による攻撃・攪乱を用いる。 劇中で彼が撃破した冥闘士、天獣星スフィンクスのファラオもまた魔琴の音により幻覚を見せる「バランスオブカース」を用いる。 ラクセル(ファイティングバイパーズ) 背中に背負った愛用のフライングVを武器に使う。 ルシアン・ガードナー(AR∀GO) シードの力により帯電体質を得たギタリスト。 当然ギターから電気を放出して戦うが、帯電状態で鈍器として使うこともある。 ロケットビリー・レッドキャデラック(GUNGRAVE O.D.) ギターに憑依している幽霊。幽霊だけど陽気で女好き。 主な攻撃はエレキギターから放たれる電撃。変形してレールガンになったりもする。 彼自身は幽霊であるため敵の攻撃でダメージを受けないが、ギターに当たるとダメージを受ける。 また長時間演奏(戦闘)を続けて弦が切れると戦えなくなるため、予備弾倉もとい予備の弦を持ち歩いているらしい。 ジロー(人造人間キカイダー) 持っている赤いギターを鈍器として使う。時にはダークロボットに投げつけて攻撃した事も。 エドガン・ダーヴィス(ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り) 吟遊詩人(バード)…なのだがリュートの主な使い方は殴打。 戦闘中に音楽を鳴らして味方にバフをかける?そんなゲームみたいな能力あるわけないじゃないですか。 カマソッツ(闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説) ギターにウルミンを仕込んでいる。 浪巫謠(Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀) 魔性の声を持つ流浪の琵琶使い。 彼の持つ琵琶「聆牙」は浪巫謠の強い言霊を浴び続けた結果、命が宿り、人語を話すようになった。 音波攻撃のみならず、剣の形に変形し、凄まじい剣戟も使いこなせる。 <打楽器> 倉嶋千百合/ライム・ベル(アクセル・ワールド) デュエルアバター時の武装は左腕の巨大な鈴《クワイアー・チャイム》。 防御性能が高く打撃にも使えるが、必殺技「シトロン・コール」の効果は掛ける相手のステータスを巻き戻すことである。 それを示すかのように内部構造に時計のような部品がある。 篝(閃乱カグラ New Wave) ミルキーポップの元不良。 近接戦闘でナイフ形タンバリンにより切りつけるのが基本。 ってナイフなのかタンバリンなのかどっちなん? 御所満五郎(信玄忍法帖) 伊賀組忍者の一人。 使用する「忍法煩悩鐘」は腹上死した男女の血を塗りつけた鐘の音による催眠術であり、また重量級の鐘の内部にこもって操ったりもする。 城ガ沢陣内(忍者月影抄) 公儀御庭番伊賀七人衆の一員である忍者。銅のシンバルを背負う派手な唐人飴屋を装う。 そのシンバルを投げて相手を斬殺し手元にブーメランのごとく返ってくる「忍法銅拍子」を使う。 ズシャコン(クトゥルー神話) 「暗き沈黙のもの」と呼ばれる神話生物。 ぶっちゃけ属性的には闇属性/暗黒属性であるのだが、召喚の際にはズシャコンが取りついたムツネ族の鐘を奏でる必要があるそうな。 その音はSAN値の低下と闇の到来をもたらす。 念仏男(マン)(闘将!!拉麺男) 釣鐘を武器として使う。普通に鈍器として使う他、 相手の頭に被せ、撞木で乱打して頭蓋骨を粉砕してしまう 落雷鐘 という必殺技も持つ。 舞響大天(マテリアル・パズル) 三大神器の一人でほとんど狂女。 禁断五大魔の一つである魔法「ヘルキルデスベル」を操るがその属性は「歌」。 媒介の鐘から鳴らす音を聴いた者の精神を破壊し、強制的に自殺させる凶悪な効果を持つ。「ほろびのうた」かよ 単純な音響攻撃やソナー探知も可能。 ブレイクビー(魔法陣グルグル) ククリが地の王オッポレに捧げる太鼓として作り上げたグルグル。 回転しながら太鼓を叩くことで魔物は痺れて転び、人間はテンションが上がる。 なおこの結果最終的にニケは「地の剣」を受け取ることになったが、その発動にもやはり太鼓を使う。 めんどくさい上に根がついてて正直使えない ベルカービィ(星のカービィ トリプルデラックス) ハンドベルを両手に持ったカービィが音波で攻撃する。 攻撃範囲がやや狭いため鈍器に見えるのはご愛嬌。 堀川雷鼓(東方Project) 打ち出の小槌の魔力によって生じた太鼓の付喪神が現代のドラムを依代にして小槌の力から独立したもの。 ドラムに腰かけ、名前の通りに電子ドラムにも見える雷鼓(雷神が背中に背負ってるアレ)を身につけている。 ゲーム内では機雷にも砲台にもロケット弾にもなる太鼓を用いて熾烈な弾幕を張る。 マロ(スーパーマリオRPG) 杖の他にシンバルを武器として装備できる。 2種類しかないシンバルだが「ソニックシンバル」の方はマロ装備では最強の武器である。 なおスペシャル技には特に音系のものはない。 リネット(ソウルキャリバーⅢ) 武器屋「ケフェウス堂」のメイドっぽい看板娘で隠しキャラ。 両手のタンバリンを操りつつ、踊るようなモーションで戦う。 レイレイ(ヴァンパイアシリーズ) 必殺技「返響器」は銅鑼を鳴らして音波を放つ。 一部の飛び道具は反射・相殺可能。 蓮華(閃乱カグラ) 巫神楽三姉妹長女。祭り好きの喧嘩好き。 太鼓のバチで滅多打ちするのが基本スタイルで、太鼓を召喚して敵ごと叩くことも。 ……そうです、響鬼さんです。 その他の楽器 朝霧麗子(ゲートキーパーズ) 幻惑のゲートを使うお嬢様。 その媒介には特技である演奏を活かしたピアノまたはピアニカを要する。 やっぱり運びにくいのか不意打ちには弱い。 高漸離(伝承) 中国・戦国時代の筑(複数の弦を叩いて鳴らす楽器)の名手であり、始皇帝暗殺未遂で知られるあの荊軻の親友。 彼の死後にその才は理解していた始皇帝の側に目を潰されながらも重用される。 最終的に鉛を仕込んだ筑で暗殺しようとするがあえなく失敗した。 これ以降、始皇帝は他国の諸侯の関係者を近づけることはなかったそうな。 ストレンジじじい(ジョジョの奇妙な冒険) その手回しオルガンのヴィジョンを持つスタンド「ストレンジ・リレイション」は、音を聞いたスタンド使いを洗脳し操る。 スタンド戦ならばこの上なく恐ろしい能力。また超低周波の振動攻撃も可能。 ソウル=イーター(ソウルイーター) 元々ある程度の音楽の才能を持ち、ピアノとギターくらいなら弾くことができる。 黒血の侵入以降産まれた狂気の精神世界にあったピアノを介して、魂の波長を増幅させることでマカその他味方の共鳴などが可能になった。 別に実世界の武器というわけではない。 ティリエル(灼眼のシャナ) 所持するオルゴール型の宝具は、組み込んだ自在法を一種類のみだが自動で音色とともに発動し続ける。 <番外> エル・マリアッチ(エル・マリアッチ、デスペラードシリーズ) 洋画界における「隠蔽用に楽器の運搬ケースを使う」代表格。 初代はギャングの装備と意図なく交換したに過ぎないが、リメイク以降はギターケースに大量に隠し持った拳銃を壮絶にスタイリッシュに撃ちまくる 『デスペラード』での仲間のギターケース仕込みのマシンガンとロケットランチャーもまた独特。というかぶっちゃけ主人公よりもこいつらの方が有名(*2) マリアッチはあくまでもケースに普通の銃を隠しているだけだが、こちらは完全に「ケース型の武器」である。 追記・修正は楽器使いにお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 鈍器(?)だったらほかにもGGのイノも入るかな? -- 名無しさん (2018-04-11 14 56 58) モンハンのかりぴーは1,2,3すべてを満たしてるな(旋律サポート、音爆弾旋律、殴り) -- 名無しさん (2018-04-11 15 05 26) ライエルのピアノとかバイオリンミサイルとかハーメルンも鈍器扱い多かったなw -- 名無しさん (2018-04-11 15 21 48) 初対面の楽隊の少年に楽器で戦え!行くぞ!とか言っちゃうアークさんマジ勇者 -- 名無しさん (2018-04-11 15 29 41) マクロスは歌だからダメか -- 名無しさん (2018-04-11 15 37 35) 銀魂の河上万歳はエレキギターの弦を武器に使ってる -- 名無しさん (2018-04-11 15 45 03) 無双シリーズなら蔡文姫と甄姫もそうか -- 名無しさん (2018-04-11 15 56 25) ↑2 弦だったらフジリュー版封神演義の王貴人も後半で石琵琶の弦使うようになったなぁ。 -- 名無しさん (2018-04-11 16 15 08) 上でも挙がっているが弦を武器として使う人達はどうするかね?必殺シリーズの三味線を含めてどちらかといえば個人的にはワイヤー扱いだと思っているのだが。 -- 名無しさん (2018-04-11 16 22 44) 鉄笛については書かないの?実在する楽器兼武器の中では有名な部類だと思うけど -- 名無しさん (2018-04-11 16 26 35) 海魔女のソレント(聖闘士星矢)・・・ -- 名無しさん (2018-04-11 16 44 29) ギターをはじめとした弦楽器は他と違って武器にしやすいからね、それ自体を振り回してもいいし弦をピアノ線代わりにしたり弓代わりにしたり、装飾部分や持ち手に武器を仕込むことだって他と違って十分可能 -- 名無しさん (2018-04-11 16 55 35) 鬼太郎じゃなくて悪魔くんだろうそこは -- 名無しさん (2018-04-11 17 32 27) ボーボボにピアノで突撃してるシーンがあったな、まあ普段からネギや大根を武器にしてるギャグマンガな訳だが -- 名無しさん (2018-04-11 17 43 58) トライガンのミッドバレイ・ザ・ホーンフリークがいない…サックスで殺人音楽+仕込み銃という珍しい人なのに -- 名無しさん (2018-04-11 17 48 25) 出番無いから忘れてたがイガラッパ(サックス)もそうか -- 名無しさん (2018-04-11 18 04 47) デビルメイクライ3にギター型の武器が出てきていたぞ? -- 名無しさん (2018-04-11 18 34 40) NARUTOの多由也なんかは楽器の音色で手下を操るタイプ -- 名無しさん (2018-04-11 18 40 19) 荊軻の友達、高漸離が鉛入りの楽器で始皇帝を殺そうとしたって話もあったな これは狙われた始皇帝の自業自得だけど、楽師に扮した暗殺者は古今東西問わず結構いたのかしら -- 名無しさん (2018-04-11 18 41 21) 3. ただの鈍器 の例はフリクリのハルコさんで -- 名無しさん (2018-04-11 18 54 20) 真鍮製の楽器はすぐ凹むから、鈍器以前に単なる器物損壊で終わってしまう -- 名無しさん (2018-04-11 19 27 19) 快傑ズバットに変身する前の早川健はダッカーの皆さんと戦う際には常に持っているギター(スーツケース兼用)で殴る事も…打楽器? -- 名無しさん (2018-04-11 19 34 50) 笛と弦楽器が多いな。太鼓や鍵盤は取り回しにくいから仕方ないのかもしれないが -- 名無しさん (2018-04-11 20 38 44) 音を武器にするといっても爆音による衝撃波とか音波で器官に攻撃とか色々あると思うんだが -- 名無しさん (2018-04-11 20 48 57) 珍妙な音を鳴らせば敵の注意を逸らすことができそうだな -- 名無しさん (2018-04-11 20 56 55) ↑2 上でも出てるトライガンのミッドバレイはどっちもできる。同じ内藤作品にロケットビリーがいるが、あっちは武装楽器の類か。 -- 名無しさん (2018-04-11 21 34 01) Fateのトリスタンが扱うフェイルノートは弓らしいが、どうみても楽器。 -- 名無しさん (2018-04-11 21 36 06) ゲームに出てくるパンクロッカー系キャラクターはギターを鈍器として使うことも多い気がする -- 名無しさん (2018-04-11 21 47 46) エクストリームガンダムの素体は中の人ネタでギターケース型シールドとギター型ライフルを装備しているが、これは違うか。楽器「型」であって弾けないし -- 名無しさん (2018-04-11 21 52 22) プリキュアも割と楽器型アイテム使うけど、基本的に謎ビームの発射装置って感じで、あまり楽器らしさはないかな -- 名無しさん (2018-04-11 21 54 42) シャイニング・レゾナンスは主人公以外のパーティーメンバー全員の武器が楽器 -- 名無しさん (2018-04-11 22 23 25) マリオRPGのマロはシンバルが武器 -- 名無しさん (2018-04-11 22 38 55) テイルズオブデスティニーのジョニーは、PS版だと1、2、3とコンプリートした稀有な例じゃないかな? PS2版だと、3は削除されたけど・・・。 -- 名無しさん (2018-04-11 22 46 44) ポコは1〜3を全部究めてるな。DSFF3だと手軽に鉄巨人にカンストダメージを入れられる珍しいジョブ -- 名無しさん (2018-04-11 23 05 51) elonaにキルキルピアノとかいう投擲用のピアノがあったはず -- 名無しさん (2018-04-12 00 01 03) 武器とはちょっと違うけど楽器ケースはよく凶器のやトリックに使うものの隠し場所に使われるな -- 名無しさん (2018-04-12 00 37 04) 理科の実験でやったような共振して自壊させる…系のがアメコミにもたまにいた気がする。ただ現実だとそういう戦術は難しいとかなんとか -- 名無しさん (2018-04-12 00 42 41) ゴッドイーター2の主人公も組み合わせによってはギターが武器。 -- 名無しさん (2018-04-12 15 52 44) 笛と弦楽器は音波攻撃と弦のほか、奏者を優雅に見せられる、楽器の持ち運びのしやすさもあるかな? -- 名無しさん (2018-04-12 16 26 29) 特撮でも獣奏剣やナイトティンバーなどがあるが、どちらかというと「楽器としても武器としても使える」というタイプだから、「楽器で戦う」というイメージではないかな。 -- 名無しさん (2018-04-12 21 08 12) リュート型の盾もあるぞ!(elona) -- 名無しさん (2018-04-12 21 27 31) Yの悲劇が入っているのは素晴らしい -- 名無しさん (2018-04-12 21 38 11) 真っ先にYの悲劇が浮かんだ -- 名無しさん (2018-04-12 22 44 01) bleachのゆるキャラ、リジェの必殺技も楽器だったな -- 名無しさん (2018-04-12 23 25 06) 『ファイヤーマン』の音霊怪獣ハモニガンもここに入れていいんだろうか。突風や必殺技九州・反射といった楽器らしからぬ攻撃もしてたが、巨大化させた他の楽器による音波攻撃も行っていたからありかな -- 名無しさん (2018-04-12 23 35 40) 変わった使い方としては、リボーンに「音波による高速振動で電子レンジのように加熱させる」ってキャラがいたっけ。しかもヌンチャクのように変形するという、どう考えても音が出るとは思えない構造の笛で。 -- 名無しさん (2018-04-13 08 40 00) 弦奏王とはまたどえらいのを追記したやつがいるな!褒める! -- 名無しさん (2018-04-13 08 45 25) ロマンの塊 -- 名無しさん (2018-04-13 09 09 54) 『封神演義』なら魔家四将の魔礼海。フジリュー版は鈍器としても使用 -- 名無しさん (2018-04-13 15 27 47) 4コママンガネタではあるけど、ゼル伝不思議の木の実時空の章で「時の竪琴、武器としての使用は出来ません!」ってネタがあったけどそれは含まれるのかな -- 名無しさん (2018-04-13 15 32 52) ↑火の玉の外間先生のネタかな? ゼルダだとうさぎ型モンスターが音に弱いからオカリナとか吹けばすぐ倒せるってのあるよね。 -- 名無しさん (2018-04-13 17 14 32) 聖剣LOMには魔法使う楽器があるよね、フルート、ハープ、太鼓、マリンバというラインナップで。 -- 名無しさん (2018-04-13 17 19 29) 聖闘士星矢にも琴座のオルフェや、セイレーンのソレント、天獣星スフィンクスのファラオ等、音で攻撃するキャラがいる。 -- 名無しさん (2018-04-13 17 50 52) 諸葛孔明対卑弥呼で孔明がエレキギターで闘うらしいんだが、誰か詳しい人おる? -- 名無しさん (2018-04-13 18 08 51) 戦国無双の長宗我部元親が既に記事に挙がってるけど、三国無双シリーズの蔡文姫が扱う箜篌も忘れられない。何しろ馬上において最強の武器だったからな…w無双8では残念ながら蔡文姫の武器が鞭でリストラされたけど、エンパまでは是非復活して欲しい所だ… -- 名無しさん (2018-04-13 20 12 59) ゲートキーパーズの朝霧麗子とかピアノを使った幻惑のゲート使いだし -- 名無しさん (2018-04-14 11 51 10) 楽器で攻撃といえば大神の天邪鬼 ほぼ全員鈍器としての仕様だけどね! -- 名無しさん (2018-04-14 19 27 47) ↑太鼓は叩いて衝撃波を発生させたりバズーカみたいに撃ったりと鈍器ではないだろ。楽器でもないかもしれないが -- 名無しさん (2018-04-14 20 07 13) ソルサクのブレーメンの音楽隊もこれに合致しそうやね。あれは正確には武器というより身体の一部かもしれんが、楽団戦車って感じで結構好き。 -- 名無しさん (2018-04-16 21 05 12) 流星のロックマンのハープ・ノートは1,2だな -- 名無しさん (2018-04-19 02 03 32) 「女王蜂」の日下部達哉は月琴で殺されたんだっけ? -- 名無しさん (2018-04-19 10 01 19) (横笛を)吹き矢にしてどうするー -- 名無しさん (2018-04-23 17 17 41) 変わった楽器としてはHUNTER×HUNTERのボノレノフがいるな。「自分の身体そのものが楽器」で、パターンとしては2 -- 名無しさん (2018-05-20 21 38 35) 楽器ではないけど音で攻撃することは同じなマイクとかメガホン型の武器を使うキャラっているのかな? 前者だとデジモンクロスウォーズのシャウトモンが該当するけど -- 名無しさん (2018-05-20 22 13 43) 響鬼のアームドセイバーに確かメガホン機能がある -- 名無しさん (2018-05-20 22 24 44) クラウザーさんいなくない? -- 名無しさん (2018-05-20 23 07 02) ミッションインポッシブルでフルートを組み立て直してスナイパーライフルにしてるのあったな -- 名無しさん (2018-05-21 10 54 58) ↑4 カービィがマイク能力でマイクやメガホンを使って声で攻撃する -- 名無しさん (2018-05-21 11 18 43) 必殺シリーズの三味線糸や撥も楽器に入るのかな。仮面ライダーサガが笛型の武器で三味線屋勇次のパロディ技を使ってたが。 -- 名無しさん (2018-05-22 12 45 44) 東方の堀川雷鼓はスペカによっては太鼓をぶつけてくる -- 名無しさん (2018-06-20 20 40 07) カンフーハッスルにも琴から衝撃波や怨霊出したりする奴がいたなぁ -- 名無しさん (2018-07-01 14 01 25) 知る人ぞ知るジョジョのスタンド「ストレンジ・リレイション」手回しオルガンから放たれる「音」そのものがスタンドと言うかなりの変わり種。 -- 名無しさん (2018-07-07 21 45 53) 音で攻撃するのも鈍器として使うのもまだわかるんだよ、楽器の弦で矢を放つ(しかも本職の弓手が弓で撃つより遥かに威力が高い)ラグナロクオンラインのアイツはなんなんだよ -- 名無しさん (2018-08-05 23 03 53) Dグレに出て来てすぐ逝った鐘のイノセンス使う奴いたっけなぁ -- 名無しさん (2018-08-09 04 34 11) 響鬼は陸とか水とか関係ないぞ。 -- 名無しさん (2018-08-24 10 10 18) 白い魔法使いのハーメルンケインもこれに分類されるのかな? -- 名無しさん (2018-08-24 11 45 11) ↑2 陸上の敵は威力が高いが密着しないと使えない太鼓、空飛ぶ敵は遠距離から攻撃できるラッパ、固い敵は突き刺して内側から攻撃できるギター、とかそんな感じで相性がなかったっけ? -- 名無しさん (2018-12-24 22 06 30) イングヴェイ・マルムスティーン向けの壊れないギターとかいう鈍器そのものw -- 名無しさん (2019-04-16 08 10 36) ドンキーコング64 -- 名無しさん (2019-08-21 23 20 04) ペルソナ3のオルフェウスは含まれないのかな、竪琴でシャドウをぶん殴るから武器としては使ってるよね。 -- 名無しさん (2019-11-03 17 32 09) マギレコの天音姉妹 姉は笛の音で攻撃するけど妹は笛で殴る -- 名無しさん (2019-11-04 17 34 51) クロノ・クロスのウサギの亜人ジャネス。人参でドラムを叩いて攻撃という中々斬新なキャラ。 -- 名無しさん (2020-07-04 20 24 05) FF零式のデュースは音の方ではなくこっち…だよね? -- 名無しさん (2020-08-29 01 34 06) ヒプノシスマイク見たな特殊能力持ちマイクはここに入るのかな? -- 名無しさん (2020-11-17 17 44 32) レディバグのリナルージュ。笛を吹いて光の玉を任意の場所に投げつけて幻影を見せる能力の持ち主。他にも似たような能力のヴィランのヴォルピーナも -- 名無しさん (2020-11-17 18 38 55) アルレッキーノとヘイムレン・シルバート -- 名無しさん (2021-02-09 06 20 55) 呪術のおじいちゃんの武器がエレキギターだったのはマジで驚いた -- 名無しさん (2021-05-11 17 51 52) 獣奏剣のような成功例もあるっちゃあるが、ニチアサの東映ヒーロー ヒロインが楽器モチーフの武器を使うと大抵はまずウケない印象がある。 -- 名無しさん (2021-05-11 20 47 23) 既に誰かがコメントしたかもしれんけど、ペルソナ3主人公の初期ペルソナであるオルフェウスの物理攻撃、あれはどうなんだろう? -- 名無しさん (2021-10-31 14 22 26) マビノギもロナが鈍器扱いしてたよな・・・ -- 名無しさん (2022-02-13 22 38 45) 『ハクション大魔王』シリーズのアクビちゃんはタンバリンを使って魔法を使っていたけどどうなんだろう -- 名無しさん (2022-03-29 19 43 08) ↑15陸上型で外骨格があるわけでもないヤマアラシが弦の管轄だからなあ -- 名無しさん (2022-05-27 13 16 23) 元祖バカボンの赤組ヤクザのクラリネット銃、白組ヤクザのギター銃。両方とも歌が終わらないと発射できない使用。 -- 名無しさん (2023-08-18 22 52 09) やっぱりRPGの踊り子/詩人系が使うイメージが強い。地下迷宮と魔女ノ旅団のシアトリカルスターを推す。 -- 名無しさん (2023-11-12 13 55 31) 零崎曲識炎やら呼んでは無いと思ったけどやってたのかな? -- 名無しさん (2023-12-11 20 50 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/for_orpheus/pages/274.html
『レイサ。こういう事を聞くのは僕としても心苦しいんだけど』 レイに介抱されて、少し眠って。 それから目覚めたレイサを待っていたのはピーターの問いだった。 聖杯戦争は明らかに次のステージを迎えようとしている。 その折に露見した少女の弱さ。 戦力の問題ではない。心の問題だ。 くまはああ言ったが、それでもこればかりは彼女自身に問わねばならない事である。 『まだ――続けられるかい? きみの本音を聞かせて欲しい』 『それ、は…』 『お節介は承知さ。でもレイサ、君は余りにも優しすぎる。 …それは間違いなく君という人間の美徳だけど、この世界で抱え続けるには重すぎる荷物だと僕は思う』 宇沢レイサは重荷を背負っている。 持って生まれた優しさ。 真っ直ぐ過ぎる程の正しさ。 ピーター・パーカー…『スパイダーマン』も確かにヒーローだ。 正義の使徒と呼べば彼は大袈裟だと肩を竦めるだろうがそう呼んでも差し支えはない。 だがピーターは、レイサよりも世界を知っている。 時に世界と言う物がどれ程残酷で冷たい顔を見せるのかを知っている。 その中で尚英雄を張り続けるからこそ彼は皆に尊敬される、誰もが認めるヒーローたる存在なのだが―― 然しその振る舞いは、万人に求めていいものでは決してないと彼自身自覚していた。 貫く事の意味。 奔る事の意味。 …そして失う事の意味。 それを知っているのなら、決して他者へ軽率に同じ道を求める事など出来やしない。 『君が"やめたい"と言っても僕は決して責めないよ。君の示した正義を受け継ぐことも誓う』 くまは言った。 侮らないで欲しい。 必ず一歩を踏み出せる、と。 ピーターだってそれを信じたい気持ちはある。 それでも、これだけは確認しなくてはいけなかったのだ。 彼女自身の口から聞かなければならなかった。 『レイサ、君は――今どうしたい?』 問い掛けたピーターにレイサは唇を結んだ。 目元は泣いた時の腫れがまだ残っていて痛々しい。 憔悴の中、少女はゆっくりとその口を開く。 正義で在るか。 それとも、此処で降りるか。 『私は――』 ◆ ◆ ◆ 優しい子だと思った。 そう、彼女はとても優しい子。 宇沢レイサという葬者の弱さをレイは否定しない。 寧ろそれは、とても好ましいものだと。 誇らしいものだとさえ疑いなく断言出来る。 確かに――この世界に生きている全ての人々は一足早い夏の陽炎と同じだ。 生きているようで生きていない。 其処にいるようで、何処にも居ない。 そんなとても不確かで、酷い事を言えば無価値な存在。 彼らの命や心が後に何かを遺す事は決してない。 では、造り物の命を守りたいと願うのは無駄な事なのか。 喩え再現された人工の命であろうと、それを尊いと願う事は心の贅肉に過ぎないのか。 そう問われたならレイは何度でもこう答える。 "そんな事はない"と、いつだってそう断言してやれる。 レイが生きていたのはとある星の、静かな町だった。 『カーマ』というその町にはレイ以外の人間が居なかった。 遠い昔の大戦。カーマと巨大な敵国の戦争は、星に生きる全ての人間を滅ぼした。 何もかもが死に絶えた廃墟の星で奇跡的に発見された極小の受精卵。 それが孵って生まれた少女こそが、レイだ。 然しレイは孤独ではなかった。 少なくともそれを感じた事は一度だってありはしない。 何故か。 彼女は種として孤独ではあっても、人として孤独ではなかったからだ。 悪魔の兵器が人類という種を駆逐しても、彼らが発明したAIという機械生命体は星に残り続けていた。 AIに育てられて大きくなり、過酷な戦いの中に身を投じていった心優しき少女――閃刀姫・レイ。 そんな彼女にレイサの思いが理解出来ない筈もない。 命なき者達の愛と慈しみを一身に受けて育ち彼らの為に剣を執ったレイには、その優しさがよく解った。 レイの葬者は彼女ではない。 だがそれでも、幸せになって欲しいと願った。 この優しい少女が願わくば少しでも報われるように。 冷たく寂しい戦火の世界にて花を探す小さな勇者の優しさが、いつか何かを成し遂げればいいなと。 そう思いながら、泣きじゃくる少女を抱き締めていた。 それが昨夜の事。 希望のままに走り出した少女が初めて味わった挫折と喪失の夜。 鈍色の夜は明け、朝が来た。 されど其処で待ち受けていたのは次の地獄。 喪失の次には悪意が待つ。 太陽の光は少女の心の全てを嘲笑うように、鬱陶しい程に燦々と文京区の町を照らしていた。 「ぁ…」 文京区。 賑やかな活気で溢れている筈の町は今まさに地獄へ変じていた。 死体が其処かしこに散らばっている。 ショーウィンドウや電柱、信号機までもが飛び散った血と臓物の破片でメイクされている。 少しでも冷たい場所を探そうとしたのか街路樹周りの土に顔を突っ込んで死んでいる焼死体が何十体と居る。 目を凝らせばまだ動いている人間を見つけ出す事も一応は可能だ。 然し彼らの多くは手が欠けていたり足が欠けていたり、腹からホースのような赤黒い物体がはみ出ている。 以上全ての情報を総括して改めて言おう。 地獄とはまさに、今の文京区の事を指していた。 レイでさえこれ程に惨憺たる絵図を見た覚えはない。 悍ましい悪意が、遍く日常とささやかな幸せを食らい尽くした景色。 今レイとその仲間達の前に広がっている光景はそれだった。 「――っ」 レイサが青褪めた顔で唇を固く結ぶ。 少女の許容量を超える惨状にそれでも崩折れる事だけは堪えたのだろう。 尊い勇気は小さな強さ。 アスファルトを裂いて咲く花のように好ましい人間の輝きへ、賞賛の一つを送る余裕も今はない。 「…た、っ。助けましょう、一人でも多く!」 「ああ、勿論だ! 僕はもう少しこの辺りを広く偵察してくる。レイサは此処でまだ助けられそうな人達の捜索を頼めるかい?」 「解りました…! ライダーさん達にはサーヴァントの対処をお願いしてもいいですか!?」 レイの葬者であるピーターが即断する。 レイサもそれを受けて頷き、レイと彼女自身のサーヴァントの方に目を向けた。 サーヴァントへの対処。 確かにこの状況を見ればそれは急務だろう。 人命救助は勿論大切だが被害を生み続ける元凶を排除しない事には何も好転しない。 一人でも多く助けつつ、無軌道に殺戮を撒き散らす巨悪を討つ。 その方針に関してはレイも当然異論はない。 だが――。 レイは大型な、熊を思わせる容貌のライダーに目配せをした。 ライダー…バーソロミュー・くまがその視線を受けて頷く。 どうやら既に彼もレイと同じ事に気付いているようだった。 散らばる死体には明らかに中高生、世間的に子供と言われる年代の骸が多かった。 乱雑に引き裂かれかち割られた死体の中に然し少なからず混じっている"焼死体"。 一口に焼死体と言ってもその種類は二つに区分出来るように見えた。 単純に炎で焼かれた物と、そして恐らくは極めて高圧の…致死的な電流で骨まで焦がされた死体だ。 引き裂かれた死体。 炎と雷で焼かれた死体。 これらの情報がレイとくまの脳裏に一つの可能性を浮かび上がらせる。 そしてその最悪の予想を的中させるように、空から耳触りな哄笑が響き渡った。 「――助ける? 助けるって言ったかよ、おめぇ。そりゃ随分と面の皮の厚い事だなァ」 声と同時にくまがレイサを庇って立つ。 背後に突き飛ばすそのやり方は心優しい彼らしからぬものだ。 逆に言えば彼が形振り構っていられない程に、切迫した状況が到来している証拠でもあった。 尻餅をついて小さく呻くレイサの目が見開かれる。 それもその筈だ。 くまが彼女を突き飛ばしたまさに直後――"ヒーロー"を標榜する一団の前に雷が落ちた。 空は嫌味な程に晴れ渡っている。 故にこれはまさしく晴天の霹靂。 但し此度の霹靂には顔があり、爪があり…そして悪意が在った。 「…やはりお前か、セイバー」 「おう? おぉう? へへ、覚えててくれたのかよぅ。 そりゃ光栄だなァ。お優しい"ひーろー"様に覚えて貰えてるたぁよぉ、この紅煉様も冥利に尽きるってモンだぜぇ!」 ゲラゲラと品のない嘲笑(こえ)をあげるそれは異形の妖だった。 例えるなら虎のようにも見えるが決定的に似つかない。 虎はこんなにも下劣な貌で笑わないし、こうも悪意に満ちた声で鳴かないだろう。 これなるは魔獣、妖の類。 獣の槍を握り獣そのものに変じ享楽のままに虐殺を繰り返して来た最も忌まわしき字伏の一体。 そしてこの冥界に於ける聖杯戦争では誉れ高き剣の英霊の末席を汚す死界の猛獣。 その名を――紅煉という。 くまも、レイも、ピーターも…無論レイサは言うまでもなく。 忘れる事など出来る筈もない悪魔の姿が其処にはあった。 「…どうして、ですか?」 「あぁん?」 「どうしてっ! あなたはこんな事が…こんな酷い事が出来るんですか!?」 震える足を駆使して踏み止まり。 レイサは紅煉を睨み付けて叫ぶように言った。 その声がレイには悲鳴のように聞こえた。 気持ちが解るからこそ、彼女の悲愴は強く閃刀姫の胸を打つ。 然し今この場に限ってだけ言うならば、レイサの誠実は確実に彼女自身を蝕む毒になる。 何故ならこの所業が紅煉という醜悪な妖の所業であると解った時点で。 彼の魂胆と言う物は最早ある程度では済まない程明白に見え透いていたからだ。 ほら見ろ、紅煉の顔を。 正義の少女の声を聞いた魔獣の顔を。 ――あの、嬉しそうな、カオを。 「やったのはテメェだろうがよ、ガキ」 「は…?」 「おいおい何だぁ? ひ、ひひっ、ひゃはははは! 何だよ、おいおい本気で言ってンのか? ひゃーっはっはっはっは! こりゃ傑作だぜ、なぁ熊男テメェもそう思うだろ!? この期に及んで、このおれのカオを見て、まだ…ぷっくくく、まだ何も解っちゃいねぇのかぁ!?」 「な、にを…言って……」 「しょうがねぇなぁ…。頭ン中まで花の咲いてるバカガキにこの俺様が懇切丁寧に教えてやるよ」 ――駄目だ。 この先を言わせてはならない。 いつかは知らなければならない事だとしてもだ。 今は、今だけは…! それを彼女に理解させてはいけない。 それをしたら彼女の心は…この優しい心を持った女の子の心は、きっと今度こそ。 危惧に駆られて閃刀を起動させようとするレイ。 だがそれを制止したのはくまの大きな手だった。 何故、という目で見るレイにくまは冷静に言う。 「近くに厄介な気配が幾つもある。恐らく奴の宝具か能力による物だろう。 きみはピーターと一緒にそっちの対処に当たってくれ」 「ッ、でも…!」 「奴のマスターもこの騒動に一枚噛んでいるのは確実だ。 ピーターの強さは認めるが、万一という事もある――君にしか頼めない。行ってくれ」 英霊の座は運命のような縁を結び付ける。 それは時に良縁であり、奇縁であり…そして悪縁でもある。 紅煉の場合は彼らにしてみれば良縁。 だが彼ら以外の全てにとっての悪縁だった。 彼をこの地に招聘した葬者もまた紅煉に負けず劣らずの残虐な悪党。それでいて腕も立つ。 そちらへの対処にレイとピーターの力を傾けたいと言うくまの判断は冷たいまでに正しかった。 されどその正しい判断の代償に。 少女の塞がったばかりの心の傷は、獣の爪をメスにして粗雑に残虐に切開される。 「俺はなぁ。おめぇんとこのその熊男にブッ飛ばされたのが腹に据え兼ねて敵わなかったのよ」 「…!」 「覚えてんだろ? 覚えてるよなぁ。忘れられるワケ、ねぇよなぁぁ。 負けはしたが大勢殺してやった。お前達"ひーろー"の守るべきモンって奴を徹底的に凌辱してやった。 楽しかったなぁ。面白かったなぁあ。なのに耳障りな綺麗事並べ立てるメスガキとそのお守りに邪魔されてよぉ、すげぇ腹立ったんだぜ?」 「…待って、下さい。じゃああなたは、…あなた達は、まさか……」 牙を覗かせて紅煉は嗤う。 その言葉を受けてレイサは慄く。 ヒーローと悪、コミックの世界であれば両者の関係性はかくも一方的だが。 今この場に於いては平時の構図が完全に逆転していた。 青褪めて眼球を震わせる少女の姿はそもそもヒーローの名を謳う事さえ烏滸がましい程に弱々しく。 絞り出す言葉の震えは勧善懲悪を成すべき英雄のそれとは思えない程、哀れがましい物だった。 「そんな事の為に、こんなに沢山の人達を殺したって言うんですか…?」 「おう! そうでもしなきゃよぉ。勇者様の大層な耳まで俺の気持ちって奴が届かねぇんじゃねぇかと思ったのよ」 全てはあの日の戦いに起因している。 紅煉を退けたその奮戦は間違いなく見事な物だ。 彼女達のお陰で守られた命もごまんとあるだろう。 それをヒーローと呼び、喝采する者だって少なくはない筈だ。 だが。それでも動かぬ事実が一つ此処にある。 あの日に宇沢レイサが、そのサーヴァントが殺戮を止めなければ。 炎雷の妖を退ける事なく犠牲を犠牲と割り切れていれば。 彼の機嫌を損ねるような介入などしなければ―― 少なくとも、今日此処での大虐殺が起きる事はなかったのだ。 「あ~あ。おめぇのせいでよぉ、大勢死んじまったなぁ」 「あ…ぁ、あ……」 「俺も詳しくはねぇけどよぅ。"ひーろー"ってのは他人を守るモンなんだろ? ぷっ、くくく…! けぇっへっへっへ!! まさか、まさかてめぇの無能で無駄に犠牲を増やす奴を指す言葉ってオチはねぇよなァ!?」 踏ん張っていた足が折れる。 へたり、とレイサは座り込んでいた。 その姿は最早ヒーローと呼べるそれではなく。 只の、絶望に直面した幼い少女のように。 座り込んだレイサの絶望の顔を見て紅煉は嬉しそうに破顔する。 この顔を見たくて此処に来たのだと言わんばかりの邪悪な笑顔が其処にはあった。 「――てめぇの何処が英雄だよ。偽善に酔っ払ったメスガキがよォ」 お前のせいで大勢死んだぞ。 お前のせいで此処に来たぞ。 紅煉は嗤う。 嗤いながら蹂躙する。 話が終われば妖の体から悪意の代わりに溢れ出すのは殺意だ。 酷く剣呑な、一切私怨と私欲を押し殺すつもりもない凶念。 「ガラでもねぇが、偽物野郎に報いって奴を与えてやるぜぇ。 手足を一本ずつもいで目の前でしゃぶって、内臓も一個一個じっくり喰ってやる」 「…ひ」 「"ひ"? けぇっへっへっへ! おいおい、それが"ひーろー"様の出す声かよォ。 心配すんなよォ、たぁっぷり付き合ってやるから。それに先んじて、先ずは――」 歯の根が合わない。 この恐怖は二度目だった。 聖杯戦争に招かれ、最初に死を想ったあの日にも抱いた感情だ。 自分の唱えた正義のちっぽけさと自分という存在の矮小さ。 そして心の奥底から沸いて来る叫び出したい程の絶望。 だが一度目のそれとは最早比べ物にならない程、レイサの心は苛まれていた。 自分のせいで死んだ。 自分がこんな事をしていなければ、こんなにも大勢の人が死ぬ事はなかった。 ――何が正義だ。 ――これの何処が正義の味方の姿だというのか。 討つべき悪に思い知らされた欺瞞。 存在の全てを否定される感覚は、レイサの歳で噛み締めるには余りにも重すぎる痛み。 昨夜のピーターの言葉が脳裏にリフレインした。 無防備な情けない姿のままで少女は重みと痛みに押し潰される。 そんな彼女の様を嘲りながら、紅煉は炎を吐き出した。 先の言動と矛盾しているように思えるだろう、レイサを即座に抹殺しようとするその行動は。 されど矛盾等していない。 彼は己が炎が届かない事を前提に、嘲るように火を噴いていた。 「…そうだよなァ。只でくれてやるワケにはいかねぇよなぁ。そりゃあよぉ」 迸る炎とへたり込む少女。 その間を隔てる壁があった。 男だった。 その男は、巨大だった。 7メートルに迫る体躯は紅煉のそれより格段に大きい。 そして極めつけは、人間一人を骨まで焼き焦がす火を浴びても肌の表面が少し焦げ付いた程度で済ませる耐久力。 「よくもあん時は舐め腐った真似してくれやがったなぁ。今日こそはてめぇに、そして其処のメスガキに! 主従共々、最高の絶望って奴を教えてやるぜぇ…!」 宿敵の登壇に紅煉が殺気を極限まで迸らせる。 それに対して、立ちはだかった男は静かな物だった。 まるで幽けく聳える山嶺のよう。 荒ぶる海の中に我関せずと佇む大岩のよう。 男は紅煉の嘲笑に付き合う事なく、同胞である閃刀の少女に向けて言う。 「行ってくれ、セイバー」 もう一度言おう。 彼は確かに静かだった。 驚く程、その存在は凪いでいた。 拍子抜けする程に。 ともすれば恐ろしくなどないのでは、と肩を透かしてしまうように。 それ程までに静かに、男は―― 「元を辿ればおれの不始末だ。この獣は、おれが責任持って受け持つよ」 ――バーソロミュー・くまは、怒っていた。 ◆ ◆ ◆ 「そうだなァ。俺もお前の言う通りだと思うぜ、熊野郎」 紅煉はレイとピーターを追う事はしなかった。 彼は傲岸不遜を絵に描いたようなケダモノだが、然し葬者である"将軍"の実力にはある種の信頼を置いている。 あの氷炎がこんな正義崩れの偽善者達に滅ぼされると紅煉は思っていなかった。 喩え立ち塞がる中にサーヴァントが居ようとも何とかするだろうと思っているし、それさえ出来ないなら此方から願い下げという物。 その時は自分に首輪を付けるには値しない雑魚だったと見做すだけなので結果として何の不利益も彼には生じない。 紅煉の頭にあるのは己の私怨を晴らす事だけ。 げひ、げひ、と含み笑いを漏らしながら。 炎と雷をバチバチと堪え切れず溢して穢れたる字伏は言う。 「てめぇがあの時俺をきちんと殺してりゃこうはならなかったのさ。 けひっ、けぇっへっへっへ! 可哀想によ、震えてるじゃねぇか"ひーろー"様が。 まぁ次はてめぇの番さ。その無駄にでけェ図体を寸刻みにしてよォ。そのバカなクソガキを地獄に落とす余興にしてやるぜェ!」 紅煉の言葉は正論である。 あの時きちんと殺していれば。 この妖(バケモノ)を討っていればこの悲劇は生まれなかった。 これは防げた悲劇だったのだ。 その事実を噛み締めた上でくまは立つ。 立ち上がれず、絶望と恐怖に震える葬者を庇って毅然と立ち塞がる。 その上で言うのだ、静かに。 妖の嘲りを一言で切り捨て、迷いなく。 「御託はもういい」 お前の戯言に付き合うつもりはないとくまは告げていた。 「おれの首が目的なら今一度挑んで来い。それともお前は、所詮女の子を虐めて悦に浸るだけの小物なのか?」 「ハッ。おいおい、ちったぁ配慮ってもんをしてやれよデカブツ。手前の仕える主様の傷口によォ、塩塗り込む物言いだって理解してるかァ?」 紅煉が嘲笑う。 くまはそれ以上何も言わない。 無言のままに目前の怨嗟を受けて立つのみ。 あの日と同じ揺るぎない姿を前に、紅煉が地を蹴った。 同時に轟くのは地上の雷霆。 命を削り、魂をも喰らう轟雷が妖の昂りのままに轟き奉る。 「この前のように行くと思うんじゃねぇぞ。この俺を見縊るなよ、熊野郎ォ――!」 刹那にして妖が猛りをぶつける。 くまの拳と紅煉の雷が正面から激突した。 膂力であれば勝つのはくまだ。 その事は紅煉も知っている。 嫌と言う程に思い知っているからこそ、彼は真っ向勝負になど頓着しなかった。 ぐるん、と三次元的な軌道で身を大きく躍動させて翻す。 曲芸じみた芸当の上で口内に突き刺さった霊刀を振り翳し、猛獣の牙宜しく獰猛な太刀筋でくまの巨体を斬り裂きに掛かった。 「ぐッ…!」 くまの口から苦悶の呻きが漏れる。 彼の体に刻まれる痛ましい傷跡。 そして吹き出す血液が、紅煉の言葉通り先の激突とは訳が違うのだと物語っていた。 「ひゃーっはっはっはっは! トロ臭ぇ野郎だなァ。俺はわざわざ忠告してやったぜ、見縊るなってよォォ!」 くまの剛拳を躱して蝶のように舞う紅煉。 だがくまの武芸も侮れた物ではない。 まさに獣の如く不規則に跳ねる紅煉の軌道を目視で追いながら的確に鉄拳を放って来る。 並の英霊では彼の武力を前に只倒れ伏すのみだろう。 然し今バーソロミュー・くまと相対するのは歴代最悪の字伏。 獣の槍を手にし、勇士ではなく鬼畜に堕ちた黒き獣。 性根の醜悪さは言うに及ばない悪徳だが、その戦闘技術と論理だけは紛れもなく歴代屈指。 かつて苦渋を嘗めさせられた相手にさえ臆さない。 それどころかその攻撃を読み、傾向を把握した上で悍ましい容貌とは裏腹の軽やかさで跳ね回り避ける。 その上で口を開けば其処から迸るのは地獄の業火。 この文京区で数多の命を奪った炎が、憎き正義を凌辱するべく吹き荒ぶ。 「頑張って守れよ、熊野郎ぉぉ」 紅煉に言われるまでもなく、くまは守るしかない。 そうでなければ今や立ち上がる事も出来ず打ち拉がれるレイサが死んでしまう。 光輪を戴くキヴォトスの子は通常の人間とは一線を画して頑強だ。 だがそれも、あくまで人間基準の暴力を相手にした場合の話。 紅煉のような真性の怪物が振るう暴力に耐えられる程レイサは屈強ではなかったし。 それに今の彼女は心が砕け、絶望に震えるだけの幼子も同然。 くまがもし守り損ねる事があれば彼女のか細い命は蝋燭の火のように容易く消えてしまうだろう。 だからくまは縛られる、要石というアキレス腱に。 そして卑劣なる紅煉はその不自由を嬉々として突く事に毛程の躊躇いも覚えはしないのだ。 「そうじゃねぇとよぅ。てめぇの大事な"ひーろー"様が死んじまうぞォ!?」 「…!」 右腕で炎を振り払う。 開けた視界を埋め尽くすのは吶喊して来た紅煉。 霊刀三振りの斬撃がくまに新たな手傷を刻む。 以前は刻めなかった、拝めなかった宿敵の血潮に紅煉は狂喜する。 「似合わねぇなぁ! 赤い血が流れてんのかよォ、その図体で!」 「…随分と口数が多いな。器が知れるぞ、セイバー!」 「どの口が言ってやがる。何も守れねェデカブツがよォォ!」 ゲタゲタと笑う紅煉の猛攻は加速の一途。 それに対して守るくまは何処までも鈍重だった。 何かを守るには後手に回らなければならない。 弱い者の前に立って災禍を防がなければ取り零す。 然し守ろうとすればする程、英雄を気取る者の体は傷付いていくのだ。 バーソロミュー・くまの人生に付いて回った悲劇的な宿命。 それが今この場に於いても尚、屈強な平和主義者を恣にしていた。 くまの大腕が紅煉へ巨体に見合わない速度で振るわれる。 決して大振りの一撃ではなかったが、紅煉はそのビッグマウスには似合わない徹底ぶりでそれを躱す事に専念した。 彼は知っているからだ。 この熊男の腕…正しくはその肉球に触れる事が自分にとって絶対的な不利益を生む事を屈辱という最も忘れ得ぬ形で憶えている。 「おぉっと。同じ轍は踏まねェぜ」 「ち…!」 「代わりに今回はてめぇが喰らえよォ。この俺の力って奴を骨の髄まで味わって絶望し腐れやァ!」 咆哮と同時に轟いたのは炎雷だった。 そう、炎と雷だ。 相容れぬ二つの自然現象が悪意のままに合一する。 炎を噴きながら雷を発散するという超越的な芸当がくまの全身を更に責め苛むのだ。 とはいえバーソロミュー・くまは屈強なる種族の生まれ。 歴史から抹消された忌まわしきバッカニア族の末裔はこの程度の地獄絵図なら容易く耐え抜いてしまう。 紅煉もそれは承知の上。 だからこそ追い打ちにはその霊刀を使う。 獣である故に決まった型のない斬撃が、咬撃となってくまに只管流血を強いて行く。 「可哀想だなァ」 「ハァ…ハァ……何を、言ってる?」 「可哀想だって言ってンだよォ。おいメスガキ、おめぇも聞いとけや」 戦況はあまりに一方的だった。 先日の燦然たる撃退劇が嘘のように紅煉は跳梁の限りを尽くしている。 だからこそその嘲笑も、先日以上によく響く。 当然、くまの後ろで守られている彼女に対しても。 「認めるのは癪だけどなぁ、熊野郎。てめぇは強ぇよ…おれァ今までこんな頑丈な男は見た事がねぇ。 この俺が本気で殺しに掛かって、ぜぇんぶ上手く行ってんのに何でかまだ生きてやがる。しかも五体満足でと来た。 けどな、けどなァ。そんなてめぇも一つだけ恵まれなかった! 何だか解るか? けへっ、けぇっへっへっ…! 解ってるよなぁ……!!」 息を切らして立つくまの前で紅煉は悦に浸る。 かつて自分を下したいけ好かない男を一方的に嬲り殺す。 彼のような外道にしてみればこれ程の快楽はなかった。 高揚のままに紅煉は立てないままのヒーロー崩れを指差す。 目指した道の重さに潰れ、今は立てもしないか弱い小娘を指して嘲笑う。 「頭も覚悟も、度胸も足りねェメスガキなんざに呼ばれちまった事だよォ。 それさえ、それさえなければなぁ。"それ"でさえなければなぁぁ。 お前はこうして惨たらしく無様に嬲り殺されて、恥を晒して死ぬ事もなかったのになァ……!!」 紅煉の下劣な哄笑が響く中。 くまの葬者は――宇沢レイサは、唇を噛んで俯くしか出来なかった。 紅煉の所業は許せない。 断じて許せる筈がない。それは変わらない。 だが、彼に引き金を引かせてしまったのは他でもない自分自身なのだ。 であればこそ、その無遠慮で悪意塗れの言葉を否定する言葉は一つたりとも思い浮かばなかった。 「てめぇの不運を恨んで地獄に行けよ。なぁに、大丈夫だぜぇ。そのメスガキもすぐ同じ所に送ってやるからよォォ。 あっちで亡者共の恨み言でも聞きながら、一緒にお勉強でもしやがれってんだ。けへっ、けへへへへっ、ひゃーっはっはっは……!!!」 紅煉の高笑いが地獄の一丁目と化した町に響き渡る。 反論の言葉は何一つ絞り出せない哀れなヒーロー。 彼女を待ち受ける結末は安穏な物ではあり得ない。 この世に生を受けた事を悔やむ程の苦しみと、己の魂を否定される恥辱がこの先に待っている。 執行人は遍く命を弄び喰らい尽くす穢れたる獣。紅煉。 最大の雷を纏って吶喊する彼の雷光を前に、レイサは只目を瞑る事しか出来なかった。 正義と希望の全てを塗り潰す邪悪の光が今轟いて。 小さな勇気を胸に立ち上がった少女の全てを奪い、英雄譚を喜劇に貶めた。 ◆ ◆ ◆ レイは優しい少女だ。 彼女はどれ程の過酷の中でさえ、常にその美点を捨てなかった。 敵として立ちはだかる閃刀姫にさえ手を差し伸べ。 常に和解の道を探り、誰もが笑える結末という物を探して来た。 その彼女が今は眉間に皺を刻み、唇を固く結んで駆けていた。 “――許せない” レイは知っている。 この世界を現実として生きている人達の営みを知っている。 それを守りたいのだと言ったレイサの涙を知っている。 今この文京区で起こっている事はその両方を否定する物だ。 全てを踏み躙って貶める、醜悪な悪意そのものだ。 断じて許せない。 これ以上好き勝手になんてさせない。 これ以上、あなた達に何も奪わせない! その一身で駆ける閃刀姫。 彼女の覚悟は、群れを成す無数の怪物という地獄絵図を見ても毛程も揺るぎはしなかった。 「…数が多いね。元締めは、やはり――」 ピーターが言う。 彼と同時に、レイも上空を見上げた。 するとやはり居る。 予想通りの人物が、異形の魔人が其処に居る。 「君だよな、フレイザード!」 「ハ! 来やがったな。舞台の感想を聞かせろよ勇者(ヒーロー)ども!」 禁呪法により産み出された人造生命。 激情と冷徹を共に飼い慣らす、恐るべき氷炎将軍。 フレイザード。虐殺の主は上空にて不敵に笑う! “レイ” “うん。解ってる” 最早逃がすつもりはない。 此処で必ず討つ――その気構えはピーターもレイも共通であったが。 然し現実的な問題として、地に群れている彼方の眷属の数と質は凶悪だった。 「出し惜しみはしないよ。後先考えててどうにかなる状況じゃなさそうだしね」 肌を刺すような殺気は悪意と等号で結べる。 異形の単眼と、これまた異形の牙を持つ獣。 黒き炎の量産型妖、名を黒炎。 それが数にして十体以上も群れを成している。 如何に兇悪とはいえ、英霊であれば一体一体は十分に各個撃破出来る次元だ。 問題は、やはり数。 “街中に散ってるのも居るだろうけど、それでもこの数か…真っ向勝負で削ってたら、先にこっちが潰れちゃうな” シャークキャノンやアフターバーナーを駆使しても二十のこれらを全て撃破するのはどうにも厳しい。 奥の手を開帳すれば話は別だが、それは本当に最後の手段だ。 出し惜しみはしない。 但しその上で、黒炎は流しつつ元凶であるフレイザードの討伐に全力を注ぐ。 「ごめんマスター。援護は任せてもいい?」 「勿論。君だけに任せようなんて、最初から思っちゃいないさ」 「ありがとう。――任せるから、任せて。ピーター!」 「応とも。行こう、セイバー!」 挑むは閃刀姫と、蜘蛛のヒーロー。 迎え撃つは氷炎の将軍と、群れ成す黒炎の軍勢。 悪意と義憤が交差するもう一つの戦場は、疾駆するレイとそれを撃ち抜かんとする氷の濁流という形で幕を開けた。 ◆ ◆ ◆ レイは優しかった。 その言葉は、確かに心の傷へ寄り添い癒してくれた。 喪失の夜の中でレイサはこう思った。 失った痛みは大きい。 痛い事は、とても苦しい。 だけど、だからこそ――足を止めてはならないと。 足を止めずに歩み続ける事こそが正義であると。 自分が選んだ道そのものであるとそう無理やりに自分を奮い立たせた。 ピーターの問いへ答えた。 『私は――自分の選んだ道を、曲げたくないです』 止血された心の傷が完全に癒えるのも待たずに。 我武者羅にでもレイサは追い付こうとしてしまったのだ。 自分の周りに居る沢山のヒーロー達に。 それは、蜘蛛の力を使う勇敢な彼であり、 それは、閃刀の力を使う優しい彼女であり。 それは、誰より優しく強く佇む彼である。 皆、自分よりもずっと強い。 自分が勝っている所なんて何もないと解っていたからこそ足手纏いにだけはなりたくなかった。 自分で背負うと決めた重荷に潰されて歩けなくなってしまうヒーローだなんて。 そんな情けない話はないだろうと、そう思ったから。 強がってしまった。 だがその結果はどうだろう。 結局、歩み出した事自体が間違いだったのだと思い知らされた。 『俺はなぁ。おめぇんとこのその熊男にブッ飛ばされたのが腹に据え兼ねて敵わなかったのよ』 我武者羅にでも貫いた筈の正義が、新たな悲劇を招き寄せたのだ。 至らぬ自分がヒーロー等と呼ばれて、舞い上がって。 そうして多くの命を間接的に奪った。奪わせてしまった。 それを突き付けられたその時、レイサは確かに自分の心が折れる音を聞いた。 頑張って繋ぎ止めていた足腰が今は震えて使い物にならない。 喪失だけならば耐えられた。 でも、過失は耐えられなかった。 その責任を受け止め切れる程、宇沢レイサは大人ではなかった。 “私は、ヒーローなんかじゃなかった。正義なんかじゃ、なかったんですね” そもそもの話だ。 この世界は、ヒーローなんて求めていない。 この世に人は二十三人だけ。 冥界の人は葬者だけ。 聖杯戦争という戦いに全てを懸けた者達だけ。 それ以外の全てに手を差し伸べた所で、いずれその命は等しく泡と消える。 一度助けて生かしたとして、それでその後は? いずれ滅びるこの世界で――英雄の存在意義は何処にある。 紅煉の逆襲は恐ろしい程に効果覿面だった。 バケモノの悪意は容赦なく少女の多感で不安定な心をへし折った。 キヴォトスで自警団を名乗って不良達を蹴散らし治安維持に努めるのとは訳が違う。 命を守るという事の意味を自分が如何に軽く見ていたのか、レイサは思い知らされる羽目になった。 『――てめぇの何処が英雄だよ。偽善に酔っ払ったメスガキがよォ』 嗚呼、まさにその通りではないか。 なんて偽善。 なんて滑稽。 偽物の希望を見せて安心させる事に何の意味がある。 正義を貫く事も出来ないのに、無責任に光を見せて。 自分の尻も拭けない未熟者の正義など、誰も幸せにしないのだと心底思い知った。 正義の出番とあらば何処にでも駆け出した二本の足は今や震えてロクに動かない。 自分を守って戦う海賊の彼に顔向けする事も出来ない。 情けなく、無様で、何より惨めだった。 今すぐ消えてしまいたいとレイサは心からそう思っていた。 ぶち当たった現実の壁は予想していたより高く冷たく、そして…痛かった。 「…ごめんなさい……」 轟音で鼓膜がキンと痺れている。 目眩と吐き気がするのは三半規管が揺さぶられたからだけじゃない。 呂律も怪しいか細い声で溢したのは謝罪の言葉だった。 誰に? きっと全てに。 自分が守れなかった全て。 そして自分を守ろうとしてくれた全て。 謝らずにはいられなかった。 そうでもしないと心が壊れてしまいそうだったから――と考えて此処でも自分の事ばかりかと自嘲の言葉が胸を刺す。 「ごめん、なさい…!」 宇沢レイサには友達が居なかった。 自警団の仲間は居た。 でも正義や使命を度外視して気安く付き合える友人は居なかった。 自分には正義があればそれでいいのだと信じていた。 そう自分に言い聞かせて、孤独の中で声を張り上げた。 今なら思う。 それの何処がヒーローの姿なのだと。 単なる寂しい子供の強がりでしかないだろう、と。 「ごめんなさい、ごめんなさい…! う、う、ああ……!」 堰を切ったように溢れ出す自己否定は止まらず、いつしかそれは嗚咽に変わっていた。 ヒーローを憎む紅煉にしてみればそれはさぞや溜飲を下げる光景だったろう。 現に彼は嗤っていた。 下劣な笑いを牙の隙間から溢し、ヒーロー志望の少女の体たらくを嘲っていた。 「ひぃっひっひっひっひ! 傑作だなァ。酒の一献も呑みたくなってくらァ。 自分が偉そうに垂れてた御高説がぜぇんぶ間違いだったって思い知ってよぉ。 その挙句、これから地獄の苦しみを先取りした上で殺されるんだって自覚してよぉ。 何もかもに絶望してピーピー泣いてる情けねぇザマってのは…けぇっへっへっへっ! あ~面白ぇ! おめぇもそう思わねぇかよ熊野郎!」 紅煉の哄笑が響く中。 正義を守り立つ海賊の姿は誰がどう見ても解る劣勢の中にあった。 紅煉は只の獣ではない。 名だたる字伏の中でも特に逸脱した強さ。 戦闘…否、敵を殺すという事にかけての頭抜けた才覚。 無慙無愧なる振る舞いを一過性の君臨に終わらせない力とセンス。 如何にバーソロミュー・くまという海賊が強くとも、背中に守るべき誰かを抱えながら相手取るには手に余る相手だ。 肉球を用いて戦うと事前に知られている事も手伝って、昨夜のそれとは打って変わって厳しい戦況が広がっていた。 「……」 嘲り煽る紅煉に対しくまは黙して立つのみだ。 その姿は宛ら、この世界に現界しているもう一人の彼のように寡黙。 然し彼には自我がある。 神の悪意に壊される前の優しい心が確かにその巨体には宿っている。 「おい、無視してんじゃねぇぞデカブツが。おめぇはもう俺を愉しませる為のデク人形なんだよ」 興を削がれた様子の紅煉が稲光を轟かせた。 雷単体であれば覇気使いにとっては大した障害にはならない。 殴り伏せて凌げる程度の天変地異。 だがそれを越えて殺到する本体の霊刀乱舞はそう容易く切り抜けられる加虐ではなかった。 紅煉の跳梁に合わせて血風が舞う。 この勢いの中でまだ致命傷を避け続けているのは驚嘆に値するが、それでも状況は覆る兆しを見せていない。 増長して愉楽の限りを尽くす獣と。 不出来な葬者を抱えて満足に動けない海賊。 幼気な幼子にポルノ写真を見せびらかすような、何か尊いモノを穢すような悍ましい対比が此処にはあった。 「それとも今更になって思い知ったかァ? 手前が後生大事に子守りやってたガキが如何に使えねぇつまらねぇ雑魚かって事をよォ。 なんでこんなメスガキに呼ばれちまったんだァ~! って頭抱えて萎えちまってンのかなァ…? けぇっへっへっへ! 殺してぇくらい嫌いだけどよぅ、其処だけは同情してやるよ! 俺だったらとても耐えられねぇぜ、そんな雑魚!」 舌をでろりと出して喚き散らすバケモノの言葉。 耳障り、然し誰も守れない体たらくは事実であるからその雑音さえ此処では立派な武器になる。 紅煉は間違いなく宇沢レイサという少女の天敵だった。 未熟な正義を残酷な現実で蹂躙し、徹底的に無力を突き付ける八虐無道の大化生。 幼く青い英雄譚はあらん限りの悪意によって凌辱された。 紅煉の嘲笑を前に漸く、くまの口が開く。 自分の葬者を侮辱された事に怒りを示すか。 それともまんまと心を折られた葬者に苛立ちを伝えるか。 どちらにしても見物だなァ――と紅煉は思っていた。 そんな彼を他所に。 そう、まさに他所に。 くまは言った。 「心がはち切れそうか、レイサ」 「ぇ…」 紅煉にではない。 後ろで泣きじゃくる少女に向けてだ。 自身の多弁を袖にされたバケモノは当然不服を示す。 雷と炎の塊宛らに襲い掛かる紅煉の霊刀が、くまの拳と壮絶な激突を演じた。 「おい。この期に及んで手持ちのガキとお話かァ? 似合わねぇなぁ、その図体で宗教家の真似事たぁ」 紅煉が問う。 くまは答えないし、応えない。 彼の言葉はあくまでレイサにだけ向けられていた。 「恐ろしいだろう。骨の髄まで震え、歯の根が合わないだろう」 「…!」 「だが覚えておけ。忘れるな。恐怖も絶望も、今感じている全てを噛み締め続けるんだ」 心優しく穏やかなくまの姿とはギャップのある厳しい物言いだった。 レイサは驚いて顔を上げる。 それでも、心は未だにへし折れて膝を突いたままだ。 「それが出来なきゃきみは、"ヒーロー"になんてなれやしない」 言い放つくまの言葉は鋭く。 脅威の獣の前に立つ姿は只雄々しく。 かつて誰かのヒーローだった男は、その背中で後輩へ生き様を語っていた。 ◆ ◆ ◆ 「――【X-003 カガリ】!」 術式兵器、もとい装着型決戦兵器・極地特攻殲滅型。 篝(カガリ)の名を持つ装甲を纏ったレイの一閃が迫る氷河を切り裂く。 フレイザードの眉が愉快そうに動く。 葬者の身とは思えない豪胆さだったが、まさしくその通り。 氷炎将軍はこの冥界に於いては単なるいち葬者に過ぎない。 彼が如何に恐るべき魔人であろうとも英霊を相手取るとなれば巨大な負担が襲う。 フレイザード自身その事は承知している。 だからこそ数にも質にも秀でた黒炎達を跳躍させ自身を援護する追加戦力として用立てた。 「っ…!」 その爪牙と打ち合って改めて思う。 強い。 たかが一介の使い魔としては明らかに過剰な強さだ。 だとしても臆する訳には行かない。 レイは閃く刀の調べを的確に、実戦で鍛えた戦闘センスに基づき黒炎へ叩き込んでいく。 「はああああああああ――!」 速く、そして疾い。 黒炎達を的確に捌きつつその上で過度に相手をし過ぎない。 狙うべきはフレイザードであるという初志を貫徹している。 言葉で言う程単純ではない筈の芸当を事も無く実戦で成し遂げるは、流石に滅びの星に勇ましく立った閃刀姫と言うべきか。 そして彼女は、往々にして孤独ではなかった。 「悪いけど邪魔はさせないよ。君たちの相手は僕だ」 五指から蜘蛛糸を放ち、飄々と駆けるヒーローの姿がある。 彼こそはピーター・パーカー。またの名をスパイダーマン。 「…助かるよ、ピーター!」 「お互い様さ。持ちつ持たれつ行こう!」 蜘蛛の能力を人間に転用する事による一番の強みはその立体的な機動力だ。 更に加えて彼自身が持つ超常的な、それこそサーヴァントにも匹敵する膂力。 柔軟な発想を屋台骨として支える基礎性能は二桁に達する黒炎の猛攻の中でさえ決して埋もれない。 この軍勢を相手にこうも飄々と大立ち回りが出来る等、サーヴァントでも希少であるに違いなかった。 マスターが彼で無ければ、レイは遥かに絶望的な戦いを演じる羽目になっていただろう。 だが時に糸を用いた文字通りの搦手で、時に徒手空拳で黒炎を捌いていくピーターの存在が彼女を孤軍たらしめない。 カガリの剣閃を轟かしてけしかけられた黒炎の一体を手始めに唐竹割りに両断する。 愚かしくも聡明だった先人類の遺物たる技術をその身に宿した閃刀姫の戦闘能力は虚仮に非ず。 ましてや今用いているのは最も突破力に優れた"カガリ"。 如何に強化個体の黒炎と言えども、一体一体ではレイの相手にならない――! 「ハ。やるじゃねぇかセイバー! 熊男だけを警戒してればいいって話じゃあなかったみてぇだな!」 口ではこう言うが、フレイザードも最初からヒーロー陣営のもう片方の翼である彼女に対する警戒は怠っていなかった。 黒炎の物量で押し潰すと口で言えば容易いが、恐らく現実はそう上手くは行かない。 いざとなればこの己が直接相対して潰さなければならない、そういう話になると覚悟していた。 だからこそ満を持して氷炎将軍はその魔力(マナ)を轟かせる。 五指のそれぞれに浮かび上がらせるは、鉄をも溶かし魔獣をも黒炭に変える魔導の業火。 魔術ならぬ魔法――メラゾーマと呼ばれる焔。 それを五指にて同時に放つ絶技。 フレイザードはその英霊顔負けの芸当を出し惜しむ事なく初撃から見舞う! 「小手調べまでに焼き消えなァ――"五指爆炎弾"!」 フィンガー・フレア・ボムズ。 先日の小競り合いで見せたのとは訳の違う正真正銘の本気だ。 “な…ッ” レイも思わず瞠目する。 侮っていた訳ではないが、明らかに只の一介の葬者が出していい火力ではなかったからだ。 それこそこの炎をまともに浴びればサーヴァントでも間違いなく深傷になる。 そんなレイの焦りを読んだようにフレイザードが哄笑をあげた。 「さぁどうするよセイバー! 口先だけで無様に散るかァ!?」 「…言われるまでも、ないッ!」 警戒のギアを引き上げる。 と同時に、此処で討つと改めてそう決めた。 脳裏で組み上げる閃刀――戦闘のビジョン。 解き放つは術式兵器の真髄、閃刀術式! 「――"アフターバーナー"!!」 迫る五つの火球に負けじと燃え上がる炎の閃刀姫。 正しい事を成す篝の火が、強さに狂える魔人の炎へ烈しく吶喊した。 ◆ ◆ ◆ ――お前を愛した人間の数だけ!! お前の死は迷惑である!!! ええかくま、お前こそヒーローじゃ!!! ボニーの!! みんなの!!! ◆ ◆ ◆ バーソロミュー・くまは立ち続けている。 一見すると確かに戦況は紅煉の優勢だった。 くまは堕ちた字伏にまともな手傷を与えられておらず。 挙句レイサはこの様で、紅煉の魂胆は全てが成功し続けている。 ヒーローを名乗り立ち上がった者に待ち受ける余りにも残酷な末路。 一目だけ見れば確かにそう見えるだろう。 だが紅煉は高揚と愉悦に昂りながらも、その実一つの疑問を抱き続けてもいた。 ――しぶてェな、この野郎…。 紅煉は戦いそのものを楽しむ質ではない。 事実彼は最初から、くまの手足を削いでその目前でレイサを惨殺し喰らう事ばかり考えているのだ。 全ては上手く行っている。 レイサは膝を屈し、それを守るくまはまともに動けていない。 万事順調。胸が空く程の計画通り。 なのに最後の一手が詰め切れない。 バーソロミュー・くまという男が、いつまで経っても倒れてくれない。 既に並の英霊ならば五度は殺せているだけの火力を注ぎ込んでいるにも関わらずこの目障りな男は変わらぬ姿で立ち塞がり続けている。 「…ライダー、さん……?」 「世界とは美しい物だ。新たな出会いを迎えるのは楽しい事だ。…誰かと絆や愛を育むのは素晴らしい事だ。 だが、同時に世界は拭えない残酷さを抱え続けてもいる。きみやおれが笑っている時も、何処かで必ず誰かが絶望に泣いているんだ」 紅煉は悪意の怪物だ。 殺し喰らう為に、彼は実戦で学ぶ。 だからこそ初戦では撃退されたくまにハンディキャップありでもこれだけの奮戦を可能としている。 その彼が今純粋に訝っていた。 くまが沈黙を保っていた内は愉悦に任せて見る事もせずに済んだ事だ。 然し袖にされて高揚に冷水を掛けられた今になって疑念の像が際立ち出す。 ――なんで攻め切れねぇンだ? 攻め切れない。 勝てる筈なのに勝ち切れない。 望んだ通りの流れが完成している筈なのに、その"流れ"がいつまで経っても望んだ"結果"に辿り着いてくれない。 「自分の信じる正義を貫くというのは…そんな世界の残酷に挑む事そのものだ。 きみも解っているだろう、レイサ。今きみの前に広がるこの悲劇こそが――おれときみの生きる世界の"現実"だと」 「…っ!」 そんな紅煉の疑念にくまは付き合わない。 そして見向きもしていなかった。 彼は紅煉を見据えている。 正義の敵を只睥睨している。 だがその実、彼の意識は常に背後の少女だけに向けられていた。 即ち宇沢レイサ。 心優しい平和主義者を呼び寄せた、未熟な正義に生きる少女。 今は――心は砕け、正義を見失い、震えるだけしか出来ない弱者。 「きみは今度こそ選ばなきゃいけない。今度こそ此処で、きみが決めるんだ」 くまは優しい男だ。 レイサが今抱えている痛みも苦しみもそれこそ痛い程に解っている。 それでも心を鬼にして問い掛けるのだ。 彼は優しい男だが、彼の生きる世界はそうではなかった。 命を命とも思わない無道が横行する世界を生き抜いた海の男。 その魂にはあらゆる形の過酷が傷として刻み込まれている。 「正義を掲げる事を諦め、この現実に迎合して生きるか」 なればこそ、くまは敢えて厳しく立つのだ。 先人として。 正義という不合理を貫いて生きた――"ヒーロー"として。 「痛みと苦しみを受け止めて、それでも信じた道を貫くか」 レイサはその言葉に息を呑んだ。 自分の知る彼から出て来るとは思えない、厳しく強い言葉だったからという訳ではない。 くまの示した選択肢のその重さを理解出来ない程、レイサは愚かな子供ではなかったからだ。 正義を諦めて現実に迎合する。 それは、自分が今まで歩んで来た道の全てを間違いだったと自ら切り捨てる事で。 信じた道を貫く。 それは、今感じているこの痛みをこれから幾度となく味わい続けるという事で――。 「…、痛いんです」 レイサは気付けば口を開いていた。 「辛いんです、…怖いんです……!」 ヒーローを名乗った者が発するにはあるまじき言葉だ。 そんな自制心で本音を押し殺す余力は、然し今のレイサにはなかった。 宇沢レイサは少女だ。 彼女の謳っていた正義は、あくまでも市井の中で育まれた等身大のそれに過ぎない。 レイサはこの世界に流れ着くまで、本物の死という物を知らなかった。 正義の意味。喪失の意味。命の重み。守れない事の痛さ。 ――そしてヒーローの資格。 自警団の一員として治安を守るのと、後先のない世界で"誰か"の生き死にの為に戦うのとでは訳も意味も全て違う。 その現実を思い知ったレイサの口から出て来た嘘偽りのない本音が、これだった。 「私の、わたしの、せいで…! たくさんの人が死んじゃって、苦しんで……! そんな事も覚悟しないで、できないで、薄っぺらな綺麗事ばっかり偉そうに喋ってた……! それが怖いんです…怖くて、情けなくて……っ、私は、もう、もう………!」 自分のせいで、人が死んだ。 その事を想像も出来なかった。 ヒーローを掲げていながら、事が起こって始めてその重さを理解した。 愚かな事だと思う。 情けない事だと思う。 嘲笑うバケモノに何の反論も思い付かない。 なんて、私は――莫迦だったのだろうと。 嘆くレイサの涙が割れたアスファルトに点々と染みを刻んでいく。 その亀裂は、まるで今の彼女の心を表しているかのようだった。 「じゃあ、もうやめるか?」 「っ」 くまの言葉が重たく響く。 やめる。諦める。 孤独の中でも、空回りしていても。 笑われても傷付いても失敗してもずっと持ち続けてきた誇りと信念。 正義の使徒。 トリニティの守護者。 ――"ヒーロー"。 それを捨てるのかと問われた時、答えなど一つしかないにも関わらず喉の奥が詰まった。 「わかるよ。辛いよな、失うっていうのは」 荒波のような炎雷を正面から振り払う。 くまの戦いは宛ら相撲だった。 その肉体一つで彼は災厄と相撲を取っている。 当然傷付くし、誰が見ても解る程に絶望的な光景だ。 それでも男は立ち続けている。 揺らがず倒れずたたらさえ踏まず其処に居る。 間断なく攻め続ける紅煉の顔に、いつの間にか焦りが浮かび始めている。 「信じた道を貫くのは痛くて苦しい。何かを失えばその度泣きたくなる。 …おれだって最後まで慣れなかったよ。何度足を止めたくなったか解らない」 くまが動かない。 その両足がどうやっても動かせない。 こんなに休みなく攻撃し続けているのに、望んだ結末がいつまで経っても手繰り寄せられない。 この大男の手足を削いで、目の前で葬者を踊り食いにしてやるつもりだったのに。 「――てめぇ、俺を無視してべらべらと説法垂れてんじゃねぇぞォ!」 怒髪天を衝いた紅煉の咆哮が響く。 轟くは螺旋を描いて迫る突撃。 くまの拳を微塵に変える筈のそれは、遊び抜きの乾坤一擲だった。 それでも。 くまは、紅煉を見ようとはしなかった。 「なら…ライダーさんは、どうやって……」 レイサが鼻を啜る。 「どうやって、立ち上がって来たんですか…?」 「確認するんだ」 「かく、にん……?」 「簡単な事で、だけどとても大事な魔法さ」 大勢が死んだ。 大勢を、守れなかった。 幼稚な理想は当然の現実に砕けた。 ピーター・パーカーのように強くはなく。 レイのように戦い続けた訳でもなく。 くまのように悲劇へ抗った事もない。 宇沢レイサという彼らに比べれば概ね平和と言っていい温室で正義を説いてきた少女には、この喪失劇は余りに重かった。 足は動かない。 心は折れている。 見渡す限り全ての景色が自分の愚かさを示している。 これを――くまは、彼は何度も経験して来たのか。 この痛みに打ち克って生きて来たのか。 だとすればそれは一体どれ程の偉業だろう。 どれ程心が強ければ、そのように生きられるのだろう。 気の遠くなる思いでレイサは問うた。 それに、くまは答える。 只の気休めと言ってしまえばそれまで。 されど現に、神の箱庭で弄ばれ続けた男が駆使し続けて来た魔法を教える。 「レイサ。君には、何が残っている?」 「…!」 迫る炎雷と斬撃。 艱難辛苦が今日もくまを襲う。 彼の生涯を象徴するような光景だった。 幼くして奴隷に堕ち、解放されて尚その生涯に於ける安息の時間は僅かな物。 いずれ自分が自分でさえ無くなってしまう未来を背負いながら。 それでもバーソロミュー・くまは駆け続けた。 絶望で終わると知って航海を続け、自我の限り戦い続けた。 何故、それが出来たのか。 何故彼は死の間際まで"ヒーロー"であり続けられたのか。 「おれには守るべきものがあった。そして苦しみを分かち合える友が居た。 顔が見えなくても繋がっていると解ってるから、どんな時でも立ち続けられたんだ」 問おう、レイサ。 くまは言う。 脳裏に、もう会う事も出来ない最愛の家族の顔を思い浮かべながら。 「――今、きみに残っている物は何だ」 「わ、たしには…」 ――まず最初に浮かんだのは、黒髪の少女の顔だった。 かつては好敵手として付け狙っていたスケバン。 でも今は少し違う、それでもついつい気にしてしまう相手。 自警団の仲間達。 空回りばかりの自分にも優しく分け隔てなく接してくれるシャーレの先生。 『"私たちの"友達、だよ』 部員でもない自分へそう言ってくれた人達。 宇沢レイサは孤独な少女だ。 いや、"だった"。 何をしても空回りばかり。 情熱だけが先行して、誰も付いて来てはくれない。 膝を突き合わせて話せる相手なんて居ないまま一人で戦いを続けて来た。 それでも、今は―― 「…友達が、います」 まだ堂々と言うには躊躇いがある。 だけどこう言えるくらいには、レイサの周りには人が居た。 居てくれるようになった。 それは此処ではない生者の世界の事。 宇沢レイサが正義の使徒として守らんと努めてきた賑やかでちょっぴり物騒な学園都市。 不器用にヒーローを目指す少女の、日常。 「帰りたい世界が、あります」 銃を取り落してしまった空っぽの手が拳を握る。 帰りたい、その気持ちが折れた体に力を戻す。 足が動いた。 子鹿のように震えたままだがそれでもゆっくりと立ち上がる。 理想の敗北を体現する惨劇の中に、未熟な正義が再び立つ。 涙と洟水でぐちゃぐちゃの顔は格好なんて微塵も付かない。 喪失と現実に凌辱された少女の姿は変わらず惨憺たる物。 だが――それでも―― 「…私は……っ!」 グシャグシャにへし折れた心身に再び通された一本の芯。 それが柱となって小さな葬者は立ち上がる。 ヒーローではなくても、その手から多くの物を取り零してしまったとしても。 「誰かが"友達"と呼んでくれた、私のまま…! 戦って、生きていきたい……!!」 ヒーローの必須条件。 勇気を胸に吐き出されたその言葉は、全ての悪意に立ち向かう光の剣になる。 地獄の底で咲く一輪の花。 その萌芽が面白くないのは言うまでもなく穢す側の悪意だ。 「けぇっへっへっへっ! ほざいてんじゃねぇぜ、何も守れねぇ口先だけのメスガキがァ――ッ!」 全てを踏み躙り食い尽くす。 悪意のままに紅煉はとうとうくまへ辿り着く。 「お膳立てをありがとうよ、熊野郎ォ~ッ! てめぇのお陰でよぅ、ますますそいつを旨く食えそうだぜェ~~ッ!!」 ゲタゲタと嘲笑いながら振るわれる炎、雷、そして霊刀。 黒い獣は全ての光を下衆に凌辱する暴食の嵐だ。 紅煉。光と、正義と相容れぬ獣の跳梁は止まらない。 憎悪と享楽のままにその嵐は少女を守る平和主義者(パシフィスタ)を呑み込みに掛かって―― 「…ようやく」 その勢いが強引に止められた。 回転する紅煉の頭が、鷲掴みにされていた。 万象切り裂く微塵嵐が力ずくで釘付けにされる。 起こった事態を理解するよりも先に、紅煉はそれを聞いた。 「隙を見せたな、セイバー」 恐るべき獣。 人を喰い、妖をも殺戮する捕食者。 全てを血で染め上げる紅蓮の色彩。 恐れる物など最早何もない、その彼が。 ――底冷えする程の冷たさを以って、バーソロミュー・くまは今まで見向きもしなかった怪物の事を見下ろしていた。 ◆ ◆ ◆
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4788.html
季節はもう秋。 空模様は冬支度を始めるように首を垂れ、 風はキンモクセイの香りと共に頬をそっと撫でていく。 彼女は夏に入る前に切った髪がその風に乱れて 思いの外、伸びているのに時の流れを感じている。 夏休みから学園祭まで一気に進んでいた時計の針は 息切れをしたかのように歩を緩め、 学校全体が熱を冷ますようにこれまでと変わらない日常という空気を 堅く静かに進めていく―――― 「腹減ってんのか?」 腑抜けた声と間抜け面。 「何言ってんのよ?」 「いや、随分沈んでるからひょっとしてダイエット中で 朝飯でも抜いてんのかと思ってな。飴食うか?」 「うっさいわね!大体、私みたいな若くて可愛い女の子にはそんなもの全っ然必要ないの。 飴は一応、貰っとくけど。」 「はいはい、自分で言いますか。まぁ、お前は人一倍食い意地張ってるしな。」 「あんた、馬鹿なだけならまだしも的外れでデリカシーも無いなんて駄目にも程があるわ。」 「お前だけには言われたくないという突っ込みどころ満載だな、おい。」 「あぁ!!もう、うっさいわね!」 こんなんじゃ頬杖つく腕も痺れてくる。 「私にだって考え事の一つや二つくらいあるのよ。 秋はパーッとしたイベントが少なくて嫌になるわ。」 「考え事ね…まぁ、学園祭からここまでずっと勉強ばっかりだからな。 俺もパーッとやりたい気持ちはあるが、遊んでばかりもいられないだろ? 俺達は学生で学生の本分は勉強だからな。」 「そのくせしてろくな成績も取れないあんたは何なのよ?」 なかなか痛い所を突いてくるね、ハルヒ。 「なんか面白い大事件でも起きないかしら。」 おいおい、勘弁してくれ。そうそう大事件が起きてたら繊細な俺の身が持たん。 この1年半、こんな他愛無いやり取りをこの2人は 何回繰り返してきただろう? 彼も彼女も気付いてないのかもしれない。 いや、気付いていても今の2人は口に出しはしないだろう。 この言葉の交換が、この時間の共有が何よりも特別なものである事を。 何も変わらない、宇宙人も未来人も超能力者も現れない事に 辟易し、言葉さえも忘れたような彼女の灰色の日常に 彼が優しく彩りを添えてくれた事を。 まぁ、付け合わせの人参くらいにはなってるかもね、 等と彼女はまた素直じゃない答えを返すだろう―――― 必殺!ペンで背中を串刺しの刑!! 「いって!!!!」 凍り付いた。 クラス中の奴らが見つめてくる中、黒板で世界史を解説中だった教師は 「どうした?」と切り出し、俺はうやむやに誤魔化し何とか切り抜ける。 そして、次は後ろに座っているこの馬鹿を訊問しようとした時、 「ねぇ、キョン!昼休みに一回部室に行ってから学校抜け出すわよ。 あんたもついてきなさい。これは団長命令よ。」 相変わらずだが、唐突過ぎて意味がわからん。 「何言ってんだ。大体…」 「黙りなさい。」 前の教師と後ろの団長様から同時に最終宣告。 4限目が終わるとすぐハルヒは俺のネクタイを掴みペットの如く、 部室まで引きずっていった。痛い、苦しい、離せ。 「あら?有希。昼休みもここで本を読んでるなんてもうお昼食べたの?」 「俺も昼飯の時間なんだけど…」 「……読書週間。」 「ん?」 「本日より2週間、読書の力によって平和な文化国家を形成するという目的の元、 出版社、図書館、マスメディア等の公的機関より本を読む事を推奨されている。」 何となく聞いた事はあるが、意識した事も実行した事もほとんどないあれだな。 大体それ、普段の長門と変わらんじゃないか。 それになんかお前が言うと宇宙国家建設の標語みたいだぞ。 「有希は読書って訳ね。まぁ、良いわ。でもね、秋は読書だけじゃないわ。 閃きというか、さすが私はSOS団団長として目の付け所が違うと思うのよね。」 というか、ここは本来文芸部の部室だから長門の意見に従うべきだ。 だが、ハルヒはパソコンの電源を入れながらいつもの太陽のような笑顔になっていた。 「次は何を思い付いたんだ?お前は。」 「ふっふっふっ…ハロウィンよ!!小さい頃、読んだ絵本には 魔人、ドラキュラ、フランケンシュタイン、魔女、 黒猫、コウモリ、ゾンビ、黒魔術なんかが出てきて 事件と謎の匂いがプンプンする話だったわ。 という訳で今週はハロウィン調査を開始するの。 ハロウィンってまずはコスプレから始まるのよね。 だからまずは全員どんなコスプレにするかパソコンで調べないと!!」 おいおい…今週はSOS団全員でコスプレかよ。 「へぇ~、ハロウィンではお菓子を配るのね。ついでに秋の味覚も集めちゃおうかしら?」 それはもう美味いもん食いたいって方がメインになってないか。 頼むからとめてくれ、長門…駄目だ、こりゃ…興味を持っちまった。 そういえばお前もヒューマノイドなんちゃらの割には食欲は凄いタイプだったな。 「ハロウィンパーティーですか、面白いアイデアですね。」 いつからいたんだよ、古泉。 そして顔が近いんだよ。あまりニヤケてるとカボチャにしてくりぬくぞ。 「じゃあ、決定ね。古泉君、みくるちゃんと あとせっかくのパーティーだから鶴屋さんにも伝えといてくれる? 受験勉強の邪魔でなければって。」 邪魔に決まってんだろ。 それに案の定、パーティーメインになってるじゃないか。 「わかりました。」 「じゃあ行くわよ、キョン」 やれやれ。 ケルト民族のハロウィン祭ではひとつの大きな篝(かがり)火から 村の家々に火を分け合う事でお互いを共通の絆を持つ一つに繋がった輪としている。 SOS団にとってその絆は涼宮ハルヒという大きな篝火を中心にして出来たものだろう。 しかし1人だけ、彼だけは言わば彼女という篝火にとって種火とも言える存在。 どちらがどちらを照らしているのだろうか? 優しく暖め合う事もあれば、全てを燃やし尽くしてしまう事もある。 彼女にとって本気で喧嘩をしたのは彼だけなのかもしれない。 彼女にとって本気で誰かを愛したのも彼だけなのかもしれない。 坂道をボールのように転がる。 街はパステルカラーに染まり上がり、何だか切な~い秋の午後。 女の子と2人で授業をサボって昼休みに学校を抜け出す。 そんな甘酸っぱい青春の背徳感。 ただ相手は… 「ちょっとキョン!!聞いてんの!?」 …こいつだ。 「有希はやっぱりキャラ的に魔女よね。 みくるちゃんは猫耳とタイツで黒猫ね。 小泉君はドラキュラなんてどうかしら?」 「あぁ…良いんじゃないか」 「あんたは…」 「俺もやんのか!?」 「あったり前でしょ!!あんたはそうね…カボチャで良いわ。」 なんで俺だけ野菜なんだよ…。 「鶴屋さんはいたずら好きの幽霊って感じね。 私は何にしようかしら…」 ……魔人 「誰が魔人よ?誰が!!」 …口に出ちまったか。 「私は、うん、まずは私の家に行きましょう!!」 お~い、一人で納得すんな。 はい現在、場面は飛びまして、 ハルヒの家のリビングで待機中です、どうぞ。 ご両親は仕事かなんかかね?誰もいない。 魔人が一人でドタバタ暴れる音だけが響く。 「キョン!!」 やれやれ、今度はなんだ… 「ちょっとこっち来て。」 「どうした?」 「棚の上にあるカボチャを取って欲しいのよ。」 「棚にカボチャ?」 「仮装用のカボチャよ。」 なんでそんなもんが家にあるんだよ…ほれ。 手持ち無沙汰だからとりあえずハルヒについてくか。 「次は私の…ちょっとここで待ってなさい。」 「ん?どうした?」 「いいから!!」 ハッハ~ン、この扉がハルヒの部屋だな。 「お邪魔しま~す。」 「ちょっと!!やめなさい!!」 あら?意外と綺麗で可愛い部屋。 もうちょっとエイリアンのポスター的なもんとかあるのかと思ってたが… おいおい、熊のぬいぐるみって柄じゃないだろ。 「何、人の部屋をジロジロ見てんのよ!?」 「いや、意外と可愛い部屋だな。」 「バッカじゃないの!!座ってなさいよ!大人しくしてなかったら死刑だからね!!」 「ハルヒはこの熊に名前とか付けてるのか?」 枕が飛んできた。 あ、ちょっと良い匂い。 あれ?メールが来てる。 From:朝比奈さん タイトル:ハロウィンパーティーの件 本文:了解で~すヽ(=^゚ω゚)^/ 楽しみにしてますO(≧▽≦)O あと、鶴屋さんと私もお菓子と秋の味覚を用意しますね♪ダキ♪(●´Д`人´Д`●)ギュッ♪ ところで今回はどんな衣装になるんでしょうか~?・・・( ̄. ̄;)エット( ̄。 ̄;)アノォ( ̄- ̄;)ンー 楽しみですか朝比奈さん、いつもよりもっと際どいコスプレさせられるんですよ… From:古泉 タイトル:無題 本文:今朝まで発生していた閉鎖空間も消えてくれて、 機関も僕もあなたにはいつも感謝しきりです。 お礼といっては何ですが、僕と機関から 今回のハロウィンパーティーに幾分かの差し入れを出します。 涼宮さんの事はあなたにお任せします。 では、頑張って下さいねp|  ̄∀ ̄ |q ファイトッ!! 古泉、お前は絵文字なんか使うな、気持ち悪い。 「お~い、ハルヒ。朝比奈さんと古泉からメール来てるぞ~。 鶴屋さんと3人、お菓子とか用意してくれるってよ。」 「さすがSOS団の役員だわ、あんたみたいな雑用係とは違うわね。」 「そりゃ悪うございました。」 「人の枕で雑魚寝するな!!」 良い匂いだったぞ、ハルヒd( ̄◇ ̄)b グッ♪ 秋の空というものはどうにもうつろいやすいもので それを人の心に例えたりもしますが、雨には気持ちもしょげるもの。 夕方になり降り出した雨は雨脚を強め、街をオレンジ色から灰色に変えていく。 やたらスモークチーズの香り漂うSOS団の部室では 3人が三者三様の時間を過ごしています。 朝比奈みくるは妙な沈黙に耐えられなかったのであろう… お茶を2人に差し出しながら話し掛けてきました。 彼らがいない時にこうやって会話を交わすのは慣れないものです。 「涼宮さんとキョンくんのいない部室って静かですね。」 「そうですね。こういう部室も嫌いではありませんが、やはり物足りないですね。 ところで鶴屋さんはどこへ?」 「チーズに合う飲み物が必要とかでどこかへ行ってしまいました。」 「それは危険な香りがしますね。」 その時、大きな足音が聞こえたと思うと勢いを付けて扉が開きました。 「お待った~!!」 鶴屋さんでしたか。 「おっや~、あの2人はまっだ帰ってきてないっかな~? ま~たどっかでイチャついてんのかね~?」 「鶴屋さん、それ…」 「あぁ、ワインっさ!」 「だ、大丈夫なんですか~?受験前に。」 「めがっさ美味しいにょろ!まっ息抜き♪息抜き♪まずは軽く一杯。」 息抜きの範疇を超えてますね。 「遅いですね~涼宮さんとキョンくん…」 と、音も立てずに静かに扉が開くと雨でずぶ濡れの彼が1人で立っていました。 非常に嫌な予感がしますね。 「あれ?涼宮さんは?」 「分からん…」 「ハルヒ…重い…」 「あんたは雑用係なんだから文句言わずに歩く!」 やれやれ…どんな衣装が入ってるんだ、この鞄。 「次はどうするんだ?」 「次はお菓子ね。鶴屋さんやみくるちゃんや古泉君が 用意するって言っててもそこは私達も負けられないわ。」 そこは負けとけ。向こうは組織ぐるみだ。 「おいおい、そんなに派手にやる訳にはいかんだろ。 特に朝比奈さんや鶴屋さんは受験生にも関わらず付き合ってくれてんだ。 邪魔になったら迷惑掛かるだろ?」 「分かってるわよ。あんた、相変わらずノリ悪いわね~。 大変なのはみくるちゃんの様子見てれば分かるわよ。 だから今日だけでも派手にパーッとやって鬱憤を晴らすのよ。」 それはお前の鬱憤じゃないのか、ハルヒ。 「大体だな、お前は計画性が無さ過ぎるぞ。 期末テストもあるのに授業サボるなんて俺にとっちゃ死活問題だしな。 それに最近はこの前の中間テストもプラスして 親からのプレッシャーも日毎に増す今日この頃だ。 今日も帰って補習しなきゃ間に合わん。 それをお前はいきなりハロウィンパーティーだとか訳が…」 っておい、いきなり立ち止まるな! かのイギリスの文豪シェイクスピアは戯曲「リア王」においてこのような話を残しています。 リア王は隠居する為に国を分割し、彼の3人の娘に分け与えようとします。 彼は3人の娘の自分に対する想いを確かめる為に「言葉」を求めました。 長女と次女は甘く優しい言葉を投げかけ、国の割譲を約束されますが、 三女だけは「何もない」と答え、王の逆鱗に触れ、 婚約者と共に国を追い出されてしまいます。 しかし、女王となった長女と次女は永遠に愛すという誓いを立て 国を与えて隠居した父を邪魔者として追放します。 言葉というものはなんと脆いものなのでしょうか? 三女は父の苦難を耳にし、涙を流し、行方不明の王を探すために四方八方、手を尽くします。 「行動は時に言葉よりも雄弁である。」 彼女の言葉は想いとは裏腹で素直さに欠ける時もありますが、 いつも彼と共にいるというその行動そのものが彼女の想いを何よりも雄弁に語っています。 彼は今、目の前にいるおてんばなお姫様の心の奥底にある真の想いに 気付いているのでしょうか? 「そんなにやりたくないの?」 ん? 「キョンはそんなに皆と一緒にいるのが嫌?」 嫌とは言ってないが… 「分かった……じゃあ、止める。」 は? 「皆には私から連絡しとくからキョンも帰っていいわよ。」 出たよ…なんちゅう我が儘だ、おい。 「おい!ハルヒちょっと…」 「離して…」 「いや、お前なぁ…」 「帰りたければ帰ればいいでしょ!!」 ……頬に落ちた一滴の水は雨だったのだろうか、ハルヒの涙だったのだろうか――― 「私は付き合いだけで無理して皆とここにいる訳じゃありません!!」 朝比奈さんの怒号が響く。 「ごめんなさい…」 「なんでキョンくん、そんな事言ったんですか!? いい加減、涼宮さんの気持ちに気付いてあげて下さい!! 涼宮さんは私達の為というよりもキョンくんの為に きっとこのハロウィンパーティーをやろうって言ったんですよ!」 …俺の為? 「涼宮さん、キョンくんが最近、成績の事とかで悩んでるってずっと気にしてたんです。 だから涼宮さん、部室にいる時に一人でキョンくんの為に解説用のノートや 一緒に期末テストの勉強する為のスケジュール作ったりして、 来週からはスパルタで行くから今週くらいはキョンくんと 何か息抜き出来る事して気持ちを晴らして 羽を伸ばしておこうって言ってたんです!」 「あ~ぁ、今回はやっちゃったね~!キョンくん。」 鶴屋さんまで… 「ふぅ~…すみません、どうやら急なバイトが入ってしまったようです。」 古泉が椅子から立ち上がりながら俺を睨む。 「まぁ正確には涼宮さんらしく、団長の責務として団員の世話まで しっかりやらないといけないから大変だ、とおっしゃってましたが。 あなたの悩みは彼女の悩みでもあるんですよ。」 どういう事だ? 「まだ分からないんですか? 彼女からすれば何故、自分に相談してくれないのか? 悩みがあるなら共有してくれないのか?とね。 あなたに涼宮さんをお任せしたのは失敗でしたかね…。 では、失礼。」 すまん…古泉。 「今回はあなたの落ち度。謝罪すべき。」 ………。 妖精はいたずら好き。 かくれんぼなんかはお手の物。 彼は傘も差さずに雨の中を走り回って探してる。 でも、彼女は見つからない――― 「くそっ…あいつ一体どこにいやがるんだ…」 携帯に電話を掛けてもメールをしてもハルヒからの返事は一向に来ない。 あいつの家にも公園にも駅にも喫茶店にもハルヒが行きそうな所は 全て当たってみたが影も形も見当たらない。 街中を走り回ったせいか、足がもつれてこけてしまった。 街を行き交う人達の視線が痛い。 「はぁ…何やってんだ、俺は…。」 泥だらけになった服を払いながら涙が出てきた。 今日ほど自分が情けなくなった日はない…。 ハルヒの想いや悩みにいつも鈍感で一緒に騒いで楽しければ それで良いという距離感が崩れるのが怖かったのかもしれない。 ただそれは滑稽な道化に収まって楽をしていただけだ。 俺はあいつを傷つけて黙って見ていただけの 卑怯な臆病者だ。 もう一度学校に戻ろうと歩いていたその時、 目の前に一台の車が止まった。 「お久しぶりです」 「あ…森さん?」 「時間がありませんので説明は車の中で致します。 一刻の猶予もありません。お乗り下さい。」 え?という暇もなく、車に押し込まれた。 「これで体をお拭き下さい。」 今日はスーツ姿だが、時にメイドだったり、 森さんの本職は一体何なんだろうか? 手渡されたタオルで体を拭きながら諸々の事情を聞こうとしたのだが、 それは先に森さんの言葉に遮られた。 「事情を説明する前に一言。これは機関からの言伝ではなく、 私個人としての意見です。」 と、バックミラー越しに鋭い視線を投げかけられた。 「話は古泉から伺っております。 涼宮ハルヒを監視している機関として必然的にあなたの事も知る事になるのですが、 率直に申し上げますと、あなたは男として失格です。」 厳しっ! 「あなたは女性の言動の裏にある本当の想いに鈍感過ぎます。 それは意識してのものなのか、無意識なのかは分かりませんが 結果的に女性を傷つけるものとして私は断じて許せません。 彼女は、涼宮ハルヒは常にあなたの傍にいて、 あなたを心の底から慕っています。 あなたの想いもありますので必ずしも彼女の想いに応えろとは言いません。 しかし、のらりくらりと逃げるような真似をして 彼女を裏切り傷つけるような行為は同じ女として 怒りを禁じ得ません。」 突き刺さる…。というか森さん、キャラ変わってない? こんなにドSキャラだったっけ? 「では、ここから本題に入らせて頂きます。」 …とことん凹まされた…また涙出てきそ。 「涼宮ハルヒは今、この世界には存在していません。」 は? 「簡単に申し上げますと現在、涼宮ハルヒは 閉鎖空間の中に閉じ篭っているという言い方が出来ます。 私達、機関の活動は涼宮ハルヒの精神的な動揺から発生する 閉鎖空間の平定にあり、その閉鎖空間内において あなたもご覧になった事がある神人の討伐を行っていたのですが、 つい先刻よりその閉鎖空間内に機関の人間が 誰一人入る事が出来なくなっています。 閉鎖空間内にいた人間もことごとく追い出されています。 現在、発生している閉鎖空間はこれまでのものとは全く異質で 形も歪な空間です。」 「それは以前、俺とハルヒの2人だけで行ったのと同じものですか?」 「似てはいますが、それともまた違うものです。 ただ自らの存在以外を全て拒絶している空間のようです。」 「それだと今の俺は一番拒絶されそうな…」 と言いかけた所で再び森さんの鋭い視線が突き刺さる。 「良いですか?今、機関の人間を総動員して解決に当たっていますが、 このままだと世界中の人間だけが消えてしまう危険性があります。 申し訳ありませんが、あなたにはまた協力を要請する事になった次第です。 目的地につきましたので詳しくはそこで。 傘をどうぞ。」 その場所はさっき俺とハルヒが喧嘩をした駅前の広場だった。 そして、そこには真顔の古泉に長門と朝比奈さんも来ていた。 「お待ちしていましたよ。」 すまんな、古泉。 「情報統合思念体は混乱している。 現在の涼宮ハルヒは有機生命体の持つ全ての感情を 強い力で衝突させ、爆発を起こしかけている。 本来、情報統合思念体にとって感情とはエラーと認識されるもの。 それが処理出来ないほどの量と質で埋め尽くされている。 情報統合思念体にとって自らの存在を消去し得る 触れる事は危険且つ、不可能な領域として認識した。 だから、あなたに任せる。」 そんなでっかい事になってるのかよ…。 「キョンくん…さっきは怒鳴ったりしてごめんなさい… でも、キョンくんにしか涼宮さんを助ける事は出来ないと思うの。 キョンくんの素直な気持ちをちゃんと伝えて、お願い。」 くぅ~…とうとう覚悟を決めるしかないのか、こりゃ。 「では、ここからが閉鎖空間の入り口です。 僕らはこれより先には進めません。 ですが、あなたならきっと大丈夫です。 いえ、あなたにしか出来ません。」 わかりました…いってきます…。 彼女は魔法の国に迷い込んだお姫様。 お菓子をくれなきゃいたずらするぞ。 普段はおてんば、はねっかえりでも 一人でいるのは怖くなる。 昔、絵本で読んだお話を決して忘れちゃいけないよ。 いつも助けてくれるのは白馬に乗った王子様――― 一瞬、雷に打たれたような衝撃が身体中を突き抜けると そこは幾度か見た灰色の空間だった。 ただ、土砂降りの雨が降っていた。 雷鳴も轟くその空間はこれまで知っていたものとは まるで違うものだった。 「なんだ、こりゃ?ハルヒはどこだ?」 叫んでみた。 「来たは良いもののどこに行って何をすれば良いかさっぱり分からんぞ。」 もう一度叫ぼうとした時だった。 「馬鹿!!!」 ハルヒ!? 「どこだ!?ハルヒ!!」 「馬鹿!うっさい!黙れ!このすっとこどっこい!! なんで追いかけて来ないのよ!?このアホ!間抜け面!唐変木!」 ありとあらゆる罵声が雷鳴と共に鳴り響いている。 助けに来てどやされるとはな…。 声の方角からすると喧嘩して離ればなれになった方角だな。 声を頼りに走ると近くの公園に辿り着いた。 しばらく走ってみてわかったのだが、ところどころ街が破壊されている。 しかし、どうやらあの神人というのはいないようだ。 いや…その代わり屋根付きベンチの上で魔人が仁王立ちしていた。 「遅刻!罰金!」 やれやれ… 「これでも結構、急いで走ったんだぞ。」 「全くこんなに暗くなって雨が降ってきたんじゃ 身動きも取れやしないわ。携帯も通じないし。」 こいつ、ひょっとしてここが閉鎖空間って事に気が付いてないのか? 「お前ずっとここにいたのか?」 「別に私がどこにいようと関係ないでしょ!?」 「ハルヒ…」 俺はハルヒの肩に手を置いた。 細い肩だ。 「何よ?何すんのよ?」 「そんなびしょびしょに濡れてたら風邪引くだろ? タオルで拭くんだよ。」 ハルヒの柔らかい髪の毛はくしゃくしゃに 顔は真っ赤になっている。 「ふん…まぁ、タオルを持ってくるなんて あんたにしちゃ上出来ね。」 ありがと、森さん。 その時ふと、ハルヒの肩が震えてるのを感じた。 あぁ~…そうか…そうだよな。 「ハルヒ……ごめんな。」 ぼつりと口をついて出た言葉がハルヒの顔を曇らせた。 そこからハルヒは俺の服にしがみついて 堰を切ったように大声で泣き出した。 そうだ…こいつだってこんな所にひとりぼっちにされたら 寂しいし、怖いだろう。 喧嘩して怒ったのと同じ分だけ悲しかっただろう。 俺の為に色んな事考えて色んな事してくれた分だけ 突き放された時はショックだったろう。 俺はハルヒをありったけの力を込めて抱き締めた。 俺は本当に大馬鹿者だ…。 もうこいつを離しちゃ駄目だ。 ごめんな、ハルヒ…。 そして…ありがとう、ハルヒ……。 その時、耳元で雷鳴のような大きな音が響いた。 「……プッ……クックッ……ハッ…ハッハッ!!」 そうだ、俺達は昼休みに学校を抜け出してから何も食べてなかった。 「ハッハッ!!ハルヒ、お前、腹の音!」 「あんたもでしょうが!キョン!」 お互い、赤面しながら笑い合った。 「腹減ってんのか?」 笑い過ぎて涙が出てきた。 「飴食うか?」 2人で飴を舐めながら俺は次の問題を考えていた。 閉鎖空間から抜け出さないといけない、 ハルヒにどう説明しようか等々。 とりあえず2人で歩いて閉鎖空間の入り口に戻ろうと 傘を差して屋根の下から出ると さっきまでの大雨と雷が嘘のように晴れ上がっていた。 「秋雨ってやつね。秋の天気は変わりやすいから。」 あれ?閉鎖空間から抜け出してる?なんでだ? 灰色じゃない。オレンジ色の夕陽が眩しい。 とりあえず足は自然と学校へと向かっていた。 「あぁ~…ハルヒ。その…なんだ… 今週はさ…思いっきりハロウィンパーティーやろうぜ。」 飴のようなキラキラした瞳でこっちを見つめている。 「あ、あとな…ちょっと頼み事があるんだが、 勉強を…教えてくれ。 今度の期末テストはお前の力を借りんとヤバそうだ。」 ハルヒは夕陽よりも眩しい笑顔で笑っている。 「しょうがないわね!その代わり! 今回はいつもより更にスパルタで行くわよ!」 「おう、ありがと!」 「な、何がありがとうよ! SOS団の団長として団員の世話は当然の仕事よ!」 嵐来りて大暴れ。 上へ下への大騒ぎ。 嵐は去りて一番星。 誓いを立てて手を繋ぎ、 夢か現か幻か。 「ではこれより!SOS団ハロウィンパーティーを始めます!!」 結局、部室では時間が遅いと言う事で急遽、鶴屋さん宅で お菓子と秋の味覚を取り揃えたあまりにも 豪華なパーティーを催す事になった。 長門はひたすら食ってるな。 なんか高そうなワイン付き。 だけど良いんですか、鶴屋さんのご両親。 娘さん、ワインで酔っ払って暴れてますよ。 朝比奈さんの胸揉みまくってるし。 コスプレはと言うと 長門は魔女、朝比奈さんは黒猫、古泉はドラキュラ、鶴屋さんは幽霊、俺はカボチャ…。 団長様はというと、超が付くほどのミニスカートを履いた妖精らしい。 おいハルヒ、パンツ見えてるぞ。 「今回もあなたに助けられましたね。」 「まぁ、今回は俺が原因でもあるからな。 色々すまんかったな、古泉。」 「いえ。初めに話を聞いた時は機関で拘束して 拷問にでも掛けようかと思いましたがね。」 お前が言うと冗談に聞こえないんだよ…。 「で、涼宮さんとは付き合う事になったんですか?」 せっかくの美味い飯が喉に詰まっちまうじゃねぇか! 「ば、馬鹿言うなよ!」 「おや?今回もキスしたんじゃないんですか?」 「しとらん!」 「それは……また森さんが怒りますよ。」 ギクッ! 「キョ~ン!」 「なんだ?」 「あんた、美味しそうなもん食べてんじゃないのよ。」 「やらんぞ。自分で取れ。」 「ケチ!うりゃ!」 「おい、取るなよ。」 「だって私、この付け合わせの甘い人参、好きなんだも~ん。」 やれやれ…。 「じゃあ、お世話になりました~!」 「良いって事さ~!今度はクリスマスだね!」 「おやすみなさ~い!」 宴もたけなわ、か。 来週からはしばらく勉強漬けの日々だな。 「では、僕もこのへんで。」 「…同じく。」 武士? 「わたひもおうひにかえりまひゅ~。」 酔い過ぎです、朝比奈さん。 「では、涼宮さんを家まで送り届けて下さいね。」 ニヤケ顔がいつもの倍になってんぞ。 「キョン!」 「はいはい。」 「はい、は一回。」 「はぁ~い。」 彼は一つ決めました。 はっきりさせておかなきゃいけない事がある。 試験が終わったクリスマス、 ちゃんと彼女に素直な想いを伝えよう、と。 冬も間近な秋の夜。 空に浮かぶ星達は遠い遠い所から 歩く2人を照らします。 彼女はくしゃみをしています。 彼はそっと服を着せ、彼女の手を取り歩きます。 照れて言葉も交わさずに。 まだまだ臆病な2人には ただただ優しく光を照らしましょう。 The End 涼宮ハルヒの教科書へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24503.html
登録日:2011/02/27(日) 21 01 47 更新日:2024/05/20 Mon 23 28 09 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 TCG トレカ ブシロード ヴァイスシュヴァルツ 版権TCG ヴァイスシュヴァルツとは、2008年からブシロードより発売されているTCGである。 人気はそこそこ高く、売上は版権モノ・オリジナル問わずブシ製TCGの中でもトップクラス。 このゲームの特徴は複数の作品からなるカードゲームであることである。 参戦タイトルは有名どころが多く、毎年複数の作品が参戦している。しかしよくよく考えてみるとアニメキャラや版権キャラをなぜ使役できるのだろうか... もともと参戦作品はリトバス・DCなどギャルゲーが中心だった。 現在ではギャルゲーは同社から発売されているChaos TCGに参戦することが多くなり、参戦作品はヒットした近年の深夜アニメやアプリゲームなどが中心になってきている。 かと思えばクレヨンしんちゃんとかギガントシューター つかさなどの意味不明な作品の参戦もある。 またグレンラガンのように唐突にかなり前の作品が参戦したり、カードキャプターさくらのように「海外限定」だったはずのタイトルが参戦することも。 また、作品参戦が長期化したのもあってか原作の絵のみのブースターであったり、文庫全体で参戦するブースターであったり、 Chaosが終了したのもありChaosに参戦していたタイトルがこちらに参戦しなおすことも増えてきていて、販売当初より大きく参戦作品の幅が広がっている。 少なくともハリウッド映画だったり、自社のものとはいえ他のカードゲームのアニメがそのまま参戦したカードゲームは後にも先にもこれぐらいだろう。 妹分として、女性向けにターゲットを絞りルールを簡略化した「ヴァイスシュヴァルツブラウ」も発売されている。立ち位置としてはMTGにおけるデュエルマスターズやOCGにおけるラッシュデュエルが近い。ミッキーマウスとちいかわが殴りあえるのはヴァイスブラウだけ 主な参加作品 以下に参戦タイトルを記述。現在進行形で増えているのでその度追記。 原作が存在するものは特に注釈がなければ基本的にアニメ版が参戦している。 〇ヴァイスサイド + 参戦タイトル一覧 リトルバスターズ!シリーズ(原作、エクスタシー、アニメ、アニメRefrain、カードミッション、20th Anniversary) Angel Beats!(アニメ、20th Anniversary) Rewriteシリーズ(無印、Harvest festa!、アニメ版、20th Anniversary) CLANNAD(アニメ版、20th Anniversary) Charlotte(アニメ、20th Anniversary) Key 20th Anniversary(上記5作品の追加及び、追加カードのみで構築も可能) Summer Pockets D.C.シリーズ(II、III、アニメ版III) ゼロの使い魔シリーズ(無印、F) 魔法少女リリカルなのはシリーズ(StrikerS、A's、The MOVIE 1st、The MOVIE 2nd) 涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ版、スニーカー文庫) とある魔術の禁書目録II/とある科学の超電磁砲シリーズ(無印、S) DOG DAYS、DOG DAYS' 灼眼のシャナシリーズ(II、-Final-) 魔法少女まどか☆マギカシリーズ(TV版、劇場版[新編]叛逆の物語、マギアレコード) 戦姫絶唱シンフォギアシリーズ(無印、G、GX、AXZ、アプリ版、XV) ニセコイ ガールフレンド(仮) カードキャプターさくら(クリアカード編) アイドルマスター シンデレラガールズ 角川スニーカー文庫(一部は別タイトルとしても参戦) 富士見ファンタジア文庫(一部は別タイトルとしても参戦) けものフレンズ 幻影ヲ駆ケル太陽 この素晴らしい世界に祝福を!(無印、2、スニーカー文庫、紅伝説) ご注文はうさぎですか?(2期、Dear My Sister、3期) 冴えない彼女の育てかた(無印、♭) 青春ブタ野郎シリーズ(アニメ、劇場版) 宇宙をかける少女/舞-HiME&舞-乙HiME To LOVEる -とらぶる- ダークネス(2nd) 日常 BanG Dream!(アニメシリーズ二種、アプリ版二種、エクストラブースター2種) ひなろじ ~from Luck & Logic~ ビビッドレッド・オペレーション ViVid Strike!※リリカルなのはとは別作品扱い Phantom -Requiem for the Phantom- ゆらぎ荘の幽奈さん らき☆すた ラブライブ!(アニメ・劇場版及びスクールアイドルフェスティバル) ラブライブ!サンシャイン!!※無印とは別作品扱い(アニメ及びスクールアイドルフェスティバル) ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 feat.スクールアイドルフェスティバル ALL STARS ラブライブ!スーパースター!! Robotics;Notes(原作版) デート・ア・ライブ(アニメ一期及びデート・ア・バレット) 彼女、お借りします プリンセスコネクト!Re Dive(アニメ版一期) 神様になった日 五等分の花嫁(一期・∬) ホロライブプロダクション …etc. ●シュヴァルツサイド + 参戦タイトル一覧 ペルソナシリーズ(3、4、4 the ANIMATION、4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ、シャドウ オブ ザ ラビリンス) 魔界戦記ディスガイアシリーズ(1、2、3、4、D2) Fateシリーズ(stay night(原作)、hollow ataraxia、Zero、ufo版UBW、HF、HFvol2) Fate/Apocrypha※原作Fateとは別枠扱い Fate/Grand Order※原作Fateとは別枠扱い Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤシリーズ(無印、ツヴァイ!)※原作Fateとは別枠扱い シャイニングシリーズ(イクサ、レゾナンス) FAIRY TAIL 戦国BASARA THE IDOLM@STERシリーズ(1、Dearly Stars、2、アニメ、MOVIE 輝きの向こう側へ!、一部のミリオンライブ) 探偵オペラ ミルキィホームズシリーズ(1、2、セカンドステージ エディション)※ゲーム版、アニメ版両方が参戦 物語シリーズ(化物語、偽物語、セカンドシーズン) ソードアート・オンラインシリーズ(I、II、アリシゼーション、10th Anniversary) ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(本編とは別タイトル扱い) 初音ミク -Project DIVA-シリーズ(ブースター3種) 艦隊これくしょん -艦これ-(通常ブースター4種、深海棲艦ブースター1種) アイドルマスター ミリオンライブ! アクセル・ワールド(アニメ版、劇場版) アサルトリリィ GODZILLA うーさーのその日暮らし ヱヴァンゲリヲン新劇場版 おそ松さん オーバーロード(アニメ版) 刀語 CANAAN キズナイーバー 境界のRINNE キルラキル THE KING OF FIGHTERS ギルティクラウン グリザイアの果実(原作ゲーム版、vol2(迷宮以降含む)) クレヨンしんちゃん マクロスF(劇場版) ゴブリンスレイヤー PSYCHO-PASS サイコパス STEINS;GATE 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(アニメ版、Re LIVE) 進撃の巨人(ブースター2種) 新サクラ大戦 ジョジョの奇妙な冒険 翠星のガルガンティア スクールガールストライカーズ STAR WARS ダーリン・イン・ザ・フランキス チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~ 超爆裂異次元メンコバトル ギガントシューター つかさ テラフォーマーズ デビルサバイバー2 天元突破グレンラガン 転生したらスライムだった件 ノーゲーム・ノーライフ ブラック★ロックシューター ぷよぷよ Re ゼロから始める異世界生活(アニメ1期二種、memory snow、氷結の絆) ログ・ホライズン ロストディケイド 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 アイドルマスター シャイニーカラーズ かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ ワールドトリガー …etc. カードプールが少なかった頃は作品を混ぜてデッキを組む「スタンダード構築」が一般的だった。 また、「ヴァイスサイド限定構築」・「シュヴァルツサイド限定構築」という、サイドごとにデッキを組む構築ルールもあった。 上記の作品分類はその頃の名残である。 が、カードプールが大幅に増加した現在では、作品ごとにデッキを組む「ネオスタンダード構築」が一般的となっている。 スタンダード構築やサイド限定構築でデッキを組んでいる人はまずいないので、サイドの分類はほとんど意味のないものになっている。 ただし、現在でも大型大会などでは「サイド枠」と言われる若干勝っていなくても使用サイドのデッキによっては上位卓に残れる可能性もあるので、 環境次第ではそのデッキの所属サイドが役に立つことが稀にある。 プレイヤーの年齢層は、学生~社会人まで幅広い。 また、前述のネオスタンルールによって自分の好きな作品だけでデッキが組めるので、ライトユーザー受けは非常に良い。 特にこの手のキャラゲーでは珍しく、同名カードを複数場に出せるのでキャラ単も組みやすい。 まあ実際のところ、タイトル内で組み合わせた方が強いことが多いが。特にキャラ単及びユニット単構築も推奨された五等分の花嫁やシャニマスなどはその傾向が強い。 ただこれらも発売記念のイベントなどでは単構築が必要なので(そういう時に限って強いPRが多かったりする)単構築を目指すうまみはある。 ルールは非常に単純で、どのタイトルにも似たようなカード(互換カード)が非常に多く存在することから、 タイトルごとの大きな差が少ないのが特徴。 (タイトルごとの特徴は、レベル3の効果が独自効果になっていたり戦法が原作再現されていたりする) その分非常に運要素が高いカードゲームとなっており、この点が最大の長所であり短所でもある。 ただ、確かに運要素が強いと言っても、完全に運だけで勝てるほど甘くないゲームでもある。 その為、対戦中にはデッキ圧縮などを行っていくのが重要である為、運を引き寄せるためにプレイしていくカードゲームでもある。 とあるやニセコイなど、その当時としてはぶっ飛んだ強さを持つタイトルも現れるものの、パワーインフレのスピードは比較的緩やか....だったが現在では環境で1年持てば良い方とどこぞのルールは一見複雑そうだけど複雑なカードゲームよろしく環境の高速化が進んでいる。 過去のタイトルに対しても追加パックが発売されたり、カムバックキャンペーンとして追加PRカードが発行されることも多い。ただし、参戦している作品のメディアミックス展開が終了してしまうと、新規カードが追加されなくなってしまうため、デッキ選びは慎重に。 以上の点から、自分の好きなタイトルだけ使っていても、 最新のデッキに対して勝てるチャンスが十分に有るのがこのゲームの最大の魅力だといえる....のも過去の話であり、現在はインフレが進みすぎてもはや古いタイトルは、強化が来ないと基本的に最新タイトルに過去のタイトルは太刀打ちできないレベルになっている。 大会も頻繁に行われていて、各所のカードゲームショップで毎週行われるショップ大会から、年に3回行われる地区決勝、決勝大会等がある。 禁止、制限カードも複数存在する。 また、他のカードゲームに比べ、制限の掛け方として○種から1種のみ投入可能、という制限が多めなのが特徴。 PSPでゲーム化されたこともある。 しかし参戦作品が少ないうえに、読み込みがやたら遅かったり、CPUがあまり賢くなかったりで評判が良くない。 【パックとトライアルデッキ】 1パック330円のブースターパックと500円のエクストラパックがあり、 遊戯王など一般的なTCGよりも1パックあたりの値段は高い。 また、増税などの影響もあり現在では通常ブースターは400円となっている。 作品によってはパックやデッキに、絵師や声優の箔押しサインカードが入っていることがある。 この金券銀券も、ブースターの値段改正で仕様が変更になり箱の中に直接入っているかいないかになった。 構築済みのトライアルデッキは1300円で買える。 一時期のトライアルデッキは使いものにならないレベル3が封入されていることが多く、あまりおすすめできなかったが、 現在では比較的優秀なカードが封入されていることが多くなったので初心者から上級者まで買って損はない。 同名カードは4枚まで積めるが、トライアルデッキには有力な同名カードが2枚づつしか入っていないものも結構ある。 初心者はまず組みたい作品のトライアルデッキを2個買って組み合わせるのがおすすめ。 ちなみに現在は必ずTDにもサインが存在する。その為下手に汎用性があるとブースターのサインを超えた値段になることも… 【カードの種類】 大きく分けて3種類のカードがある。 キャラクター 主に攻撃をしたり、他のキャラを支援したりするカード、 他のカードゲームでいうモンスターやクリーチャー。 イベント 他のゲームでいうところの魔法や呪文カードのような働きをするカード。 キャラクターと違って攻撃に参加できないので事故要素になりやすく、採用枚数は基本的に少なめである。 クライマックス このゲームの攻撃&防御の要で、必ずデッキに8枚投入する。略語はCX。 〈色〉 カードゲームに欠かせない要素である「色」だが、このゲームでは赤青緑黄の4色で構成されている。 レベル1以上のカードの運用時にはクロックかレベル置き場に運用したいカードと同色が存在しなければならない(例外有り)。 能力傾向としては、 赤 回収、バーン 青 回復、ドロー 緑 ストック、パワー 黄 ソウル、バウンス が基本となる。 が、10年以上経つに連れてだんだん効果の傾向が曖昧になってきており、現在では全色に回復もパワーを出すカードも、バーンも回収も存在するようになっている。 また、CXのカードのトリガー効果は各色専用のものが存在する。 各色専用の特殊トリガー効果の詳細は以下。 (正式名称と通称及びトリガー効果を記載する) 赤 カムバックアイコン(扉。控え室のキャラを一枚回収できる) スタンバイアイコン(電源。自分の控室から好きな枠にレストした状態で自分のレベル+1のカードを色発生を無視して置く。この効果はクライマックスフェイズで手札から置いた時にも発生する。) 青 ドローアイコン(本。デッキから1枚ドローできる。他の回収系アイコンと異なり、ドローである為リフレッシュを挟んだ場合でもドロー可能) ゲートアイコン(門。控え室から1枚クライマックスカードを回収できる) 緑 プールアイコン(袋。山札の上から1枚をストックに置ける) トレジャーアイコン(宝。トリガーしたら手札に加える。トリガーしたカードの代わりに、山札の上から1枚をストックに置ける) 黄 ショットアイコン(炎。次に与えるダメージがキャンセルされたら追加で1ダメージ与える。また性質上バーンメタを無視できる) リターンアイコン(風。相手のキャラを1枚手札に戻すことが出来る。) チョイスアイコン(枝・矢印。控え室からソウルのあるキャラを回収するか、控え室からソウルのあるキャラをストックに1枚置くことが出来る) 主に使用されるのは1色~3色を組み合わせたデッキ。 4色デッキを組むことも可能だが、プレイングが難しくなるのでおすすめしない。 0のカードはプレイに制限が掛からないので4色になってる例もちらほらあるが。 〈レベル〉 クライマックス以外のカードにはレベル0からレベル3までそれぞれレベルが割り振られている。 ゲームのはじめに使えるのはレベル0で、ゲームの進行に従って順番にレベル1、レベル2、レベル3が使えるようになる。 レベルが上がるほど強力な効果を持つようになるが、 当然高レベルのカードばかり入れても勝つことはできないのでバランスが重要になる。 だいたいどのデッキでもLv0が16~20、Lv1が10~12、Lv2は4~6、Lv3は4~8ぐらいが目安となる。 が、これはあくまでも目安なのでデッキによっては経験の必要性からL3を多くとるなどの独自分配が必要になる。 【基本的なルール】 デッキは50枚で同名カードは4枚まで、クライマックスは合計8枚まで入れる事が出来る。 先攻1ターン目は1度しかアタックできない(例外有り)。 攻撃されるとデッキからクロックにカードを置き、7つ溜まるとレベルが1つ上がる。先にレベルが4になった方が負け。 攻撃を受けた際にクライマックスを捲ると、その時点でデッキを捲るのをやめその時受けた攻撃のダメージを全てキャンセルする。 ライブラリアウトは無く、デッキが切れると控え室をシャッフルしデッキゾーンに置き、1番上のカードをクロックに置く。 如何なる場合もこの操作は優先される(クライマックスでもキャンセルはしない) つまり、レベル3でクロック6の場合、リフレッシュが発生したら強制敗北。これを狙う戦術も立派な勝ち方である。 これ等の性質上、他のカードゲームではまず重要視されにくいライフアドバンテージが中盤以降のゲームでは非常に重要となっている。 また、レベルに関係なくダメージそのものはアタックされたら発生するため基本的にどんな局面でも自分のターンが回ってこれば勝ちが狙える点で気軽に遊べるという意味では他のカードゲームの追随を許さない。 また10年以上経ってなお、エクストラデッキが存在しないため、メインデッキさえあれば遊べるのも大きい。 【用語】 思い出 何らかの効果により、ゲームから除外されたカードを置く場所。 基本的に回収できない領域だがタイトル次第によってはコンセプトとして回収可能であったり、この部分にカードを貯めたりすることによる「圧縮耐久」戦術を持つ。 相手のカードを触れられない領域に置くの事態は強いのだが、相手の圧縮率が上がるデメリットもある。 アンコール キャラが舞台から控え室へと置かれた時に、コストを3点支払うことで、そのキャラを直前にいた枠にレスト状態で戻すことができる効果のこと。 この効果は全てのキャラクターが持っている(バニラ含む)共通テキストであるが、その他のコストを払ってアンコールする効果もあったり、 デメリットとして通常より軽いアンコールを可能とするテキストを相手に付与する効果もある。 レスト カードを横向きにする行為、または状態で普通は右向きにすること。 攻撃したり、レストコストを要求する能力で使ったりする。 クロック このゲームにおけるプレイヤーへのダメージの事。 先述の通り、7枚溜まると1レベルが上がる。その際にはその7枚の中から1枚を選んでレベル置き場に置き、 残りのカードは全て控え室に置く。 リフレッシュ処理と重なると複雑になりやすいことに定評がある。 レベル置き場 クロックが7枚溜まったときに1枚を選んで置く場所。 基本的には触れられないが、特定のカードの効果で入れ替えたり、裏返したり、参照したりする。 この部分のカードを参照するのが「経験」と呼ばれる能力である。 コスト キャラクター及びその能力、イベント等をプレイする際に支払わなければいけない代償。 レベルの下に記載されている。 ソウル キャラクターの名前枠の下にあるヴァイスシュヴァルツマークの事。この数がフロントアタックした時の相手デッキへの基本攻撃力となる。 基本的には0~2のカードは1、3は2だが、一部のレベル2のカードは2を、極一部のレベル3のカードは3を持つ。 またカードの右上にこれを持つカードもある。それらのカードを攻撃時のトリガーチェックでトリガーしたとき、 その分だけキャラクターのソウル値を追加する。 フロントアタック/サイドアタック/ダイレクトアタック ヴァイスの攻撃の際の最大の特徴の一つ。 相手にダメージを与えるのはアタックするのだが、これが3種類に分かれている。 フロントアタックは、相手のキャラクターと戦う。パワーを比べて低いほうが負け、リバースされる。 ただし、ソウルによるダメージは減衰せずに相手に通る。この性質がある為、いくら盤面が負けていても勝ち目はあるのである。 ただし、フロントアタックは直接戦うということなので、カウンターアイコンを持つカードを使用できてしまう。 これによってリバースを回避されたり、ダメージを防がれたりより不利にされることもある。 その次にサイドアタック。これは、相手にキャラが居てもそれを無視してアタックすることができ、バトルが発生しないもの。 その為先述のカウンターを撃つことはできないという利点がある。 ただし、デメリットとして相手のキャラのレベル分だけマイナスまで割り込む形でソウルが減衰されるという欠点もある。 最後にダイレクトアタック。これは自分のキャラの正面に相手のキャラが居ないときに強制的に行われるアタックで、 サイドアタックと同じくバトルが無くカウンターが撃たれない。 また、相手に素通ししていることからソウルが1上昇する。 確かに有用だが、キャンセルが存在するヴァイスでは相手のキャンセル率が上がるというデメリットともなりうるので、よく考える必要がある。 特徴 カードの右下にあるそのキャラの特徴。存在しないカードもある。 いわば他のカードゲームで言う「種族」に相当するもので、タイトル内では統一されていることも多く、この特徴を参照するカードも多い。 それと同時に、タイトル特徴の強化を抑えるために新特徴を持っているカードがメインで新カードが追加されることもある。 控え室 使い終わったカードを置く場所。山札が無くなったらここから補充される。 CIP 場に出た時に誘発する能力。Comes Into Play(場に出る)の略。 ヴァイスは意図的に「手札から、もしくは特定のカードの効果で出た時」という一文が記載されることが多く、 安易なリアニメイトなどで誘発しにくいように調整されているカードもかなり多い。 パンプアップ パワーを上げること。略してパンプとも言う。 シナジー カード同士の噛み合わせの事。 早出し いわゆる「特定の条件を満たしているときに、自分の現在のレベルより高いキャラクターを出す」ことの総称。 その方法としては各キャラが効果を持っている場合だったり、 (「控え室のCXが6枚以上、2枚以下」「特定の特徴を持つキャラが盤面に〇枚以上」 「特定のカードがクロック・盤面に存在する」「レベル置き場のカードが特定のカード、置いたカードのレベル合計が〇以上」など様々) スタンバイアイコンの効果を利用したり、「チェンジ」という能力を利用して出したり(特定の高レベルカードと入れ替わる効果を持つキャラが居る)、 イベントカードの効果を利用するなど、様々な方法で行うことが出来る。 特に現在のヴァイスではレベル3のキャラクターをレベル2の時に出すのは基本戦術の一つであるために、 この戦術に対するメタカードも存在するため、使いどころの駆け引きがある。 CXコンボ キャラクターカードが持つ(稀にイベントカードにも存在)、「特定のクライマックスカード」に関する効果。 他のプレイヤー間での通称として、「連動」「CXシナジー」などとも呼ばれる。 大多数はクライマックスフェイズに特定のCXが置かれることによって誘発したり発動できる効果であるが、 たまに「控え室から特定のCXを回収する効果」だったり、「手札からアタックされたときに特定のCXを捨てて発動する効果」も存在する。 強力な効果が多いが、これを使うということはターン終了時まで盤面に残ることだったり、手札に握り続ける必要がある為 ヴァイスシュヴァルツの基本的な戦い方である「クライマックスのデッキ内比率を高くしていく」と反するので、その面での駆け引きが重要になる。 現在ではほとんどのタイトルの切り札にはこの能力が付けられることが定番になっている。 レアリティ このゲームの通常レアリティは、キャラクターカードとイベントカードはC、U、R、RR、RR+(一部のブースターのみ)となっており、 クライマックスはCC、CRとなっている。 昔は一切のタバック加工が無かったが、現在ではR以上のカードはタバック加工されている(CRにはされていない) この部分までのカードを使ってデッキを組む分には実は安く済むのが特徴。さらに言えばこれ以外のレアリティのカードは全てコンパチブルカードである。 (たまに古めのタイトルの追加が来た時に必須パーツが暴騰することもあるが…) だが、ヴァイスのカードは高いというイメージがあるとよく言われる。 というのも、これら以外の光り物の(ホイル加工)封入率がかなり低いため。 現在ではSR(サインが無いカードのキャラ・イベントの光るカード)、RRR(クライマックスカードの光り物)まではそれほどではないが(強いRRのSRや対応CXのRRRは高騰もあるが)、 SP及びSSP、SECと言ったカートン単位での封入率の箔押しの声優サインが入ったカード、各ブースター専用の箔押しカードに手を出すと膨れ上がっていく。 特にこのSSPを多数要するBanG Dream!やラブライブ及びサンシャインのフルレアデッキを作る場合、覚悟した方が良い。 BanG Dream!に至っては、通常ブースターで出るにもかかわらず、20万程するカードが存在するため、フルレアを組むと100万掛かると言われている。 ただ先ほども記載した通り、普通に遊ぶ分には高額カードを殆ど要求されないので、ブシロードのゲームとしてはかなりお財布に優しいゲームである。 余談だがタイトルの意味は、 ヴァイス…白 シュヴァルツ…黒 ドイツ語で白黒という意味である。 追記・修正は白黒はっきりつけてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] クレヨンしんちゃんワロタwwwwwwww -- 名無しさん (2013-11-06 19 30 02) 焼き増しの効果が多くて別に作品を分ける必要があるのか疑問 よく言えばどのデッキでも勝てるいいゲームバランス、悪く言えばどのデッキ使っても代わり映えのない運ゲー -- 名無しさん (2013-11-06 19 51 28) クライマックス引かれまくってキャンセルばっかされると一気に萎えるわ -- 名無しさん (2013-11-06 21 35 08) クレしんとか誰得だよ -- 名無しさん (2013-11-06 22 01 19) 最初はヴァイスクロイツと混同しちゃったよ… -- DCD (2013-11-06 23 00 19) シュバルツバルツかと思ってた -- 名無しさん (2014-01-11 11 13 00) 人気アニメを節操なく参戦させてるのも賛否両論だな。プレメモ登場までどう考えても参戦しそうなけいおんや俺妹が参戦しなかったのは、やはりブシロードとエンスカイで参戦作品についての話し合い(争奪戦?)みたいなのがあったのだろうか? -- 名無しさん (2014-01-11 11 38 44) ↑確かに俺もそこは気になった。でもまどかとか両方に出てるのもあるから、裏でどうこうってのはないんじゃね? -- 名無しさん (2014-01-21 21 22 21) 運要素が大きいというのが初心者の参入を助けているような印象。MTGや遊戯王みたいにカード資産がなくても戦えるというのは非常に嬉しい。派手なパワーカードやコンボ、ハンデスやデッキデスみたいな変則的な攻めができないのは寂しいけど。 -- 名無しさん (2014-10-03 16 55 12) この手のクロスオーバー系カードゲームこういう事を言うの -- 名無しさん (2014-11-09 20 04 02) ↑ミスりました この手のクロスオーバー系カードゲームこういう事を言うのは野暮かもしれないけど、バジュラと魔女が怪獣大戦争を繰り広げたり、戦国武将が巨大ロボットを生身で破壊したり、ケツだけ星人で英雄王が吹っ飛ばされたりするんだよな。想像してみるとなかなかシュールな光景だw -- 名無しさん (2014-11-09 20 07 05) その運要素も新規参入枠にぶっ壊れ→規制に躊躇いが無くなってきてて怪しいんだよなぁ…古参も強化されないor強化されても即規制されてるってのもまた -- 名無しさん (2014-12-01 04 52 10) 普通の(スクール)アイドルが魔王少女倒したりちゃんみおが円環の理り倒したりといろいろ凄いな -- 名無しさん (2015-02-05 15 37 29) 篝ちゃんのせいで最強スレでは中堅位、何言ってるのかわからないと思うがP3000以上は地球を殴り倒せるらしい -- 名無しさん (2015-02-05 15 41 15) 正直、遊戯王並みプレイヤーの質悪い気がする -- 名無しさん (2015-02-27 15 55 04) ↑どのカードゲームのプレイヤーだって、質の良い奴も悪い奴もいるもんなんだよ -- 名無しさん (2015-05-26 18 58 11) 人気あるし売れるからしょうがないのはわかるんだけどニセコイとかSAOとか元から強いタイトルばっか追加来て羨ましい サイコパスとか物語とかも早く追加来てほしいな -- 名無しさん (2015-06-22 20 52 34) まあどっちも続編やってるからなー。それら二つも続編あるしいつか来るんじゃないの -- 名無しさん (2015-06-23 18 03 29) 最近はWIXOSSに押され気味な感じが否めないんだよなぁ… -- 名無しさん (2015-06-27 01 38 14) PSPで出た奴は色々酷かった。一回の読み込みで1分余裕で越えるしNPCはバカだし。 -- 名無しさん (2015-06-27 03 03 50) タグ荒らされてるな。どうやったら元に戻せるんだ? -- 名無しさん (2015-07-20 14 27 43) タグを無難なのに変えました。追加頼みます -- 名無しさん (2015-07-26 15 43 19) cmのbgmがやたらとこもってるように聞こえる -- 名無しさん (2015-09-19 14 17 36) スターウォーズは斜め上すぎる…カードパワーがどうなることやら -- 名無しさん (2016-09-29 04 02 44) ↑同意 -- 名無しさん (2016-12-29 16 21 16) 運要素が強すぎるので、確率に干渉できる系のカードが出ると途端にバランスが崩壊するゲーム -- 名無しさん (2019-10-23 11 51 33) oohaba -- 名無しさん (2020-07-10 16 35 52) ミス、大幅に追記しました。知っていることだけですが最近のも含めて追記しています。 -- 名無しさん (2020-07-10 16 36 38) 考えてみると何でクレヨンしんちゃんまでもが参戦できたんやろこのカードゲーム。ハイティーン以上向けのアニメの印象が強いから、違和感がある -- 名無しさん (2021-09-06 17 42 04) 姉妹品のブラウは4枚で300円とやたら強気な値段設定…… -- 名無しさん (2023-01-05 01 18 10) なんだかんだクロスオーバーする版権系TCGとしては15年目で最年長だな。好きなタイトルがカードパワーで勝負にもならないってなりがちな他のと比べると、古いタイトルでも安定して勝つのはともかくちゃんと序盤から終盤までちゃんとゲームらしいゲームは出来るしキャンセル絡めて勝ちうるって点は長生きしてる秘訣だと思う -- 名無しさん (2023-11-19 14 08 16) 名前 コメント