約 218,823 件
https://w.atwiki.jp/junperopero/pages/45.html
会社法基本通達完全対応問題集 -第2版- 解答解説編 第2部 株式会社 についての訂正情報です。 第1 設立 ( Q1 〜 Q68 ) 第2 株式及び新株予約権 ( Q69 〜 Q271 ) ・2 株式の内容 ・3 募集株式の発行等 ・4 株式の消却及び併合等 ※ 現在、訂正情報はありません ・5 株式に関するその他の改正 ・6 新株予約権 第3 機関 ( Q272 〜 Q427 ) ・1 機関設計の柔軟化 ※ 現在、訂正情報はありません ・2 株主総会及び種類株主総会 ※ 現在、訂正情報はありません ・3 取締役及び代表取締役 ・4 取締役会 ※ 現在、訂正情報はありません ・5 特別取締役による議決の定め ※ 現在、訂正情報はありません ・6 会計参与 ※ 現在、訂正情報はありません ・7 監査役 ・8 監査役会 ※ 現在、訂正情報はありません ・9 会計監査人 ※ 現在、訂正情報はありません ・10 委員会及び執行役 ・11 役員等の損害賠償責任 ※ 現在、訂正情報はありません 第4 計算等 ( Q428 〜 Q459 ) 第5 解散及び清算 ( Q460 〜 Q486 )
https://w.atwiki.jp/gamemembarzu/pages/189.html
第2部最終話エピローグ マリオ「さてと!これからどうするかね?」 リンク「平和に暮らしていこうぜ」 カービィ「お腹すいたペポ!何か食べたいペポ」 ピーチ「じゃあゼルダとサムス!お買い物に行きましょ!」 ゼルダ「行っちゃいましょう!」 サムス「行っちゃうのよ~」 スマブラ合宿所のファイターたちは平和に暮らした だが・・・ アズラエル「ちょっと待ってくれ」 マリオ「なんだよ?」 ブレード「俺たちの役目は終わった。」 ルイージ「ということは・・・」 ブルー「あぁ。俺たちは未来に帰る」 スパイクマン「だがお前らのことは忘れないぜ」 アイク「そうか。さびしいけど俺たちも忘れないぜ」 アズラエル「ありがとな!じゃあ・・・行くよ」 アズラエル達は合宿所を出て行った 第2部完結!
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1468.html
291 名前:歩美14歳・第2部[] 投稿日:2011/12/14(水) 00 23 24.13 ID KQV8voGD 歩美は家で達也に、学校で藤井理奈に、体操クラブでは二人そろっていじめられていた 母親がいない時を狙われ、入浴後で「パンツはこうっと‥」とした時に後ろから達也に羽交い締め 「い、いたあい!たっくんやめて!」全裸の歩美は泣くしかできない ツルツルゆで卵のようなお尻に達也の勃起チンポを感じながら、「やめて‥やめて‥ください‥ズズッ‥身体が痛い!新体操できなくなっちゃう!」 「うるせえ!歩美なんか失敗しちゃえ!」 さらに姉の脱いだ白いパンツを取り上げる達也 「ガキっぽいパンツ履いてるな!クンクン‥ションベンくさい!歩美のパンツ、ションベンくさい!」 「もうやめてえ!」 歩美の清純な外見にぴったりな純白のパンツは黄色いオシッコのシミがついてるのを最愛の弟にあばかれた さらに学校では理奈にいじめられる。「数学6点 草野歩美」と書かれた答案を晒し者にされ、「草野ってバカなんだな!」 エロ男子たちの前で短いスカートをめくられた 「キャアアーッ!」恥ずかしがる歩美は、男子たちの中に片想いの相手を見つけた 「草野のパンツ見えた!」とやらしく言われて歩美は失恋を味わった 「も、もうやだ‥」泣きながら学校から帰り、身心はボロボロだ 間もなく近づく大会は身体の美しさと同時に豊かな心で演技しなければ優勝は狙えない 今の歩美は14歳というデリートな身心をボロボロにされている 「藤井め!ぶっ殺してやる!ちくしょう!」美少女が台無しになる汚い言葉を吐いて泣きながら歩美は帰宅。誰もいない 「‥オナニーしようっと‥」中学生になってから回数が増えたオナニーが最近の歩美のストレス解消法だ ケンカ中でも歩美は最愛の弟を愛する気持はかわらない 壁にかかる純白&チョウチョのレオナルドを眺めながら歩美は制服のままベッドに寝そべった クチュクチュ‥ピチャピチャ‥幼いがオナニーの音は大人の女性と変わらない 「あっ‥はあ‥たっくん‥歩美のたっくん‥たつやあ‥」ほっぺたをピンク色にして想像オナニーにふける歩美 実の弟にレオタード姿の自分が無理矢理犯される妄想‥歩美はもはや完全な変態だ 「んっ!んっ!はああ‥おしっこ出ちゃうようーッ!」びくびくしながら歩美はイッた‥ 白いチョウチョレオタードは、主人が中に入って来るのを静かに待っている 292 名前:歩美14歳・第2部[sage] 投稿日:2011/12/14(水) 00 35 06.58 ID KQV8voGD 大会が迫り、歩美は家でも練習している 「歩美スペシャル」‥歩美考案&命名のボール技。両膝をつき、ふくらはぎでボールをはさんで、美しく両手を広げて前に倒れる その際、ボールをふくらはぎ→お尻→背中→首→背中→お尻→ふくらはぎ、と往復させる ボールを転がすかわいらしさ、揺れるポニーテール、歩美の美貌からの笑顔‥萌え要素を入れて歩美が考えた技だ 「歩美スペシャル!」部屋で全裸で練習するが、まだ歩美スペシャルが成功したことはない (歩美スペシャルが成功すれば絶対に優勝するわ!たっくんだってあたしに萌えてまた仲良くしてくれるもん!)歩美の頭の中は小学生並みに幼かった 他にもボールを真上に投げて、でんぐり返ししてキャッチする「歩美トルネード」とか、 自分の名前「歩美・歩み」に似合う技として先にボールを転がして自分は躍りながらボールを追いかけて、寝そべってキャッチして、最後はなぜか股間をぐいっと上げる「歩美フィニッシュ」、 寝そべり、右手でボールを持ち、左手を頭の上に伸ばす。そこから股間というか14歳マンコを天井に突き上げながらブリッジで起き上がる「歩美ブリッジ」 など、訳のわからない意味不明な達也を萌えさせることだけを目的にした技の練習を繰り返す歩美 「んっ!痛いッ!ダメ‥練習しすぎると歩美ブリッジと歩美フィニッシュでアソコ‥おまんこが筋肉痛で痛くなっちゃう‥」 そして大会前夜。歩美は白いレオタード、ベージュのアンダーパンツを枕元に置いて眠った 第2部終了 戻る 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/vesperiaps3/pages/22.html
第2部から発生するサブイベントの一覧。 「倉庫整理」「ザ・無尽斬り」「ユウマンジュ関連のイベント」については該当ページを参照。 あらすじ59から83で発生するイベント謎の男(その3)【期間限定】 ブリューナク(その1) 竜使い出現?(その1)【期間限定】 ビッグボスとの再会 賞金首(その1) ライバルの残滓 猫を追いかけて 幽霊の落し物 調子のいい男(その1) コレクター図鑑(その2)【期間限定】 調子のいい男(その2) カロルの幸せな夢 ビッグボス再来 デデッキの末路【期間限定】 海鮮丼レシピ取得 竜使い出現?(その2)【期間限定】 戒めの言葉【期間限定】 謎の男(その4)【期間限定】 抹消【期間限定】 名うての料理人(その1) 謎の男(その5)【期間限定】 ワンダー記者(その3) エステリーゼの大切なもの【期間限定】 闇にまぎれて【期間限定】 人助けの報酬 ギルドの仕事(その1)【期間限定】 ありじごくぅ(その1)【期間限定】 あらすじ88から93で発生するイベントユーリの下町の生活【期間限定】 お金も大事だね おしゃれギルド 継ぐのは誰か【期間限定】 首領として【期間限定】 女の人が好き【期間限定】 がんばれ少年 遺構の門の真実【期間限定】 あらすじ95で発生するイベントモンスター図鑑(その1) 竜使い出現?(その3) ブリューナク(その2) 看板メニューを作ろう ギルドの顔役【期間限定】 ギルドの仕事(その2)【期間限定】 荒らされる街 配膳ゲーム ベリウス亡き後【期間限定】 ありじごくぅ(その2)【期間限定】 断罪【期間限定】 ナンの肖像【期間限定】 墓参(その2)【期間限定】 ヘルメスの論考 弔いの戦士(その1) ソーサラーリング変化(その1) あらすじ100から121で発生するイベント記憶の切れ端(その1) 始祖の隷長【期間限定】 騎士道とは ランタンがほしい【期間限定】 謎の男(その6)【期間限定】 あらすじ126で発生するイベント名うての料理人(その2) 伝説の男 謎の男(その7)【期間限定】 スキスキ♥ユーリ(その1) 子ども好き 夜の帝王 ありじごくぅ(その3)【期間限定】 魔剣(その1) 弔いの戦士(その2) 幻影の街へ【期間限定】 幻影にて【期間限定】 力なき正義は無力 あらすじ59から83で発生するイベント 謎の男(その3)【期間限定】 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生時期 ダングレスト出発後(あらすじ59)~フィールドでの最初のイベント発生まで 発生条件 入手 ダングレスト出発後、すぐに街に戻るとデュークとのイベント。 非常に発生期間が短いので注意! ブリューナク(その1) 発生場所 歯車の楼閣 ガスファロスト 発生時期 ダングレスト出発後~ 発生条件 入手 1階のセーブポイントがある部屋に入ると、ジュディスが奪われた自分の槍を探すイベント。 この時点では見つからないが、進めていくと終盤で手に入る。 竜使い出現?(その1)【期間限定】 発生場所 港の街 カプワ・トリム 発生時期 再訪問時(あらすじ65)~アーセルム号クリアまで(あらすじ69) 発生条件 入手 シャゴシムの花壇前で「?」の吹き出しを出している女性に話しかけるとイベント。 密かにジュディスが魔導器を破壊する。 ビッグボスとの再会 発生場所 港の街 カプワ・トリム 発生時期 魚人退治後~(あらすじ66) 発生条件 入手 貴重品「マーキングマップ」ラピード:称号「因縁の勝負犬」 船着場に行くとラピードのライバル・プチウルフが現れ、マーキング勝負を挑まれる。 フィールド上でテント系のアイテムを使用することで、そのエリアをラピードの勢力にできる。 フィールドにいる間は数分おきにプチウルフの勢力が1エリア分拡大し、こちらがキャンプをすれば塗り返せる。 現在の勢力は「ワールドマップ」→△ボタンの「犬マップ表示」で確認可能。 フィールドのマーキング可能エリアは全74か所あるので、バウル入手後が本番。 賞金首(その1) 発生場所 帝都 ザーフィアス 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 入手 ユーリ:特技「虎牙破斬」、称号「帝都の有名人」 貴族街に入ると、シェルから家出した兄探しを頼まれる。 屋敷付近にいるシェルに話しかけるとリュネに会うように言われる。 その後、市民街のベンチにいるリュネに話しかけるとイベント。ユーリに奥義書を渡してくれる。 ライバルの残滓 発生場所 帝都 ザーフィアス 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 「ビッグボスとの再会」を見ている 入手 貴重品「仲間たちの毛玉」 市民街のショップ付近にいる犬に話しかけると、帝都の犬たちがラピードを激励するイベント。 猫を追いかけて 発生場所 帝都 ザーフィアス 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 入手 下町の水道魔導器付近にいるおばあさんに話しかけるとイベント、飼い猫を追いかけることになる。 会話後にエステルとリタがパーティから抜けるので、市民街にいる彼女たちか猫に話しかける。 さらに貴族街へ進み、屋敷付近で再度イベント。屋敷内で捕まえて完了。 幽霊の落し物 発生場所 花の街 ハルル 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 「ハルルの樹の下には」 を見ている 入手 アタッチメント「ヴェール」 ハルルの樹の下にいる子どもたちに話しかけると、樹の下に埋められた死体についてのイベント。 調子のいい男(その1) 発生場所 花の街 ハルル 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 入手 レイヴン:中級魔術「アリーヴェデルチ」 宿屋近くにいるシシリーに話しかけると連続イベントが開始。 ここではレイヴンが樹の花びらを数えることになる。 コレクター図鑑(その2)【期間限定】 発生場所 学術閉鎖都市 アスピオ 発生時期 魚人退治後~タルカロン浮上まで(あらすじ146) 発生条件 その1 を見ている「コレクター図鑑」が50%以上埋まっている 入手 宿屋付近の階段を上るとジェバンニと会うイベント。 のちのサブイベントで女性用水着を入手するためには必須。 50%以上になると発生するスキット「まだまだね」が目安。 調子のいい男(その2) 発生場所 港の街 カプワ・ノール 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 その1を見ている 入手 レイヴン:スキル「ヴァカンツァ」、称号「たそがれフリーマン」 執政官邸へ向かう道の途中にシシリーがいるので話しかける。 レイヴンが彼と海を見るイベント。 カロルの幸せな夢 発生場所 港の街 カプワ・ノール 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 入手 宿屋に泊まると、夢の中でカロルが絶賛されるイベント。 ドン自害後~ザウデ突入時までは発生しない。 ビッグボス再来 発生場所 フィールド 発生時期 魚人退治後~ 発生条件 「ビッグボスとの再会」を見ているマーキングマップでラピードの勢力が50%以上ある 入手 フィールドでキャンプをして条件を満たすと、終了時にビッグボスと再会するイベント。 デデッキの末路【期間限定】 発生場所 港の街 カプワ・ノール 発生時期 アーセルム号クリア~ヒピオニアでの魔物退治まで(あらすじ148) 発生条件 フレンがパーティにいない 入手 路地裏に近づくと、ザーフィアス下町の水道魔導器(アクエブラスティア)を盗んだデデッキに遭遇するイベント。 海鮮丼レシピ取得 発生場所 港の街 カプワ・ノール 発生時期 アーセルム号クリア後~ 発生条件 ワンダーシェフと会ったことがある 入手 レシピ「海鮮丼」 宿屋前の女性に話しかけるとイベント。息子(アシェット)の好物という海鮮丼のレシピをもらえる。 「ユーリと騎士団」を見ていた場合、内容が少し変化する。 竜使い出現?(その2)【期間限定】 発生場所 闘技場都市 ノードポリカ 発生時期 初訪問時(あらすじ70)~プテロプス撃破まで(あらすじ75) 発生条件 入手 入口付近の魚売りに話しかけるとイベント。またも魔導器が破壊される。 戒めの言葉【期間限定】 発生場所 闘技場都市 ノードポリカ 発生時期 初訪問時~ベリウスとの面会まで(あらすじ85) 発生条件 「姫様の師匠」 を見ている 入手 闘技場方面に進み、途中にいるドレイクに話しかけるとイベント。 謎の男(その4)【期間限定】 発生場所 闘技場都市 ノードポリカ 発生時期 初訪問時~マンタイク再訪問まで(あらすじ81)※宿屋に泊まった後の翌日 発生条件 入手 闘技場受付に行き、ナッツの近くにいるデュークに近づくとイベント。 抹消【期間限定】 発生場所 闘技場都市 ノードポリカ 発生時期 初訪問時~コゴール砂漠クリアまで(あらすじ79)※先に桟橋付近でラーギィとのイベントを見ておくこと 発生条件 「通報」 を見ている 入手 ユーリ:奥義「義翔閃」 桟橋近くの男女に話しかけると人さらいのウワサを聴ける。 その後宿屋に泊まるとユーリが出かけ、人さらいを誅殺していく黒装束の男を目撃する。 名うての料理人(その1) 発生場所 闘技場都市 ノードポリカ 発生時期 カドスの喉笛でパティと合流後(あらすじ75)~ 発生条件 料理を600回以上行っているかつパティが3種類の料理の熟練度を「MASTER!」にしている 入手 ショップ近くにいる男性に話しかけると、パティが料理の腕を見込まれてスカウトされるイベント。 条件は厳しいが期限はないので、気長に作ってよい。 謎の男(その5)【期間限定】 発生場所 カドスの喉笛 発生時期 プテロプス撃破~コゴール砂漠クリアまで※先に出口付近でのイベントを見ておくこと 発生条件 入手 エアルクレーネに戻るとまたもデュークとのイベント。 ワンダー記者(その3) 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 発生時期 初訪問時~(あらすじ76) 発生条件 入手 ワンダーシェフがいる近くの木を調べるとワンダー記者とのイベント。 エステリーゼの大切なもの【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 発生時期 初訪問時~エゴソーの森クリアまで(あらすじ100)※先に水筒をもらうイベントを見ておく 発生条件 入手 貴重品「母の形見」 宿屋に泊まるとユーリとエステルが亡くなった母親について話すイベント。 エステリーゼ戦のシークレットミッション達成に必要。 闇にまぎれて【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 発生時期 初訪問時~第2部終了まで(あらすじ129)先に水筒をもらうイベントを見ておく 発生条件 入手 ジュディス:特技「飛燕月華」 宿屋に泊まるとジュディスが密かに出かけようとするイベント。 外の物音をきっかけに、騎士たちが運んでいる兵装魔導器(ホブローブラスティア)を壊すべく砂漠へ向かう。 人助けの報酬 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 発生時期 再訪問時~ 発生条件 入手 下記参照 袋小路にいるアルフとライラに話しかけると、砂漠で助けた両親が現れて報酬をもらえる。 報酬は救出時の水ゲージの残量で変化する。 50%以上:アワーグラス 10%以上~50%未満:ミラクルグミ 10%未満:ミックスグミ なお、兄妹から預かった「ガラス玉」を代わりに返却する。 ギルドの仕事(その1)【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 発生時期 再訪問時~第2部終了まで※先に出発のイベントを見ておく 発生条件 入手 下記参照 ギルド「凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)」が仕事を請け負う連続イベントの1回目。 この1回目と次の2回目は期間限定なので、逃すとその3以降が発生しなくなるので注意! 出発のイベント後に一度エリア移動して外に出ると、「別の仕事を受けてみてもいいんじゃないか」とユーリが提案する。 この後は以下の通りにイベントを進めていけばよい。 1:オアシス付近にいるユニオンの派遣員に話しかけて仕事を受ける。 2:宿屋前にいるユウに話しかけ、ノビスへの配送を頼まれる。貴重品「友情の証の本」「友情の紋章」を入手。 3:テムザ山クリア後、カプワ・トリムの宿屋に入るとノビスを発見。「友情の証の本」を渡して、貴重品「虹の栞」を入手。 4:マンタイクの宿屋前にいるユウに話しかけ、「虹の栞」を渡して仕事完了。報酬(3000ガルド)をもらう。 4のイベントはボイスあり。 ありじごくぅ(その1)【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 発生時期 再訪問時~第2部終了まで先に出発のイベントを見ておく 発生条件 入手 食材「ミルク」 物々交換の連続イベント。 発生タイミングで宿屋の裏に行けるようになっているので、一度エリア移動後に裏に行き、うしにんに話しかける。 「アップルグミ」を渡すと、しぼりたてらしい?「ミルク」と交換。 あらすじ88から93で発生するイベント ユーリの下町の生活【期間限定】 発生場所 帝都 ザーフィアス 発生時期 フィエルティア号漂流(あらすじ88)~エゴソーの森クリアまで 発生条件 入手 食材「パン」 下町の酒場2階にあるユーリの部屋に戻るとテッドがやって来て、ユーリとフレンについて話すイベント。 お金も大事だね 発生場所 新興都市 ヘリオード 発生時期 フィエルティア号漂流後~ 発生条件 入手 パティ:特技「サーチガルド」、称号「ガルドサーチャー」 東側出口付近にいる2人の老人(ヒーラスとコットン)に話しかけるとイベント。 「ギルドに出資して大損した」という話から、パティが戦闘中にお金を稼ぐ技をひらめく。 パティが意気消沈中(レナンスラ岩虚~エゴソーの森クリアまで)のときは発生しない。 おしゃれギルド 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生時期 再訪問時~ 発生条件 入手 下記参照 酒場「天を射る重星」の奥にいるおしゃれギルド・セレブ団のサスーン。 以下の称号やアタッチメントを持った状態で話しかけると、新しいアタッチメントや称号を入手できる。 (元になったアタッチメントはなくならない) 全てのアタッチメント・称号を入手すると、最後に会話イベント。 もらえるアタッチメント 必要なアタッチメント 備考 危険な男セット 帽子(黒)、眼帯 知的うさみみセット うさみみ淑女用、フレームレスメガネ 良妻養母セット ヴェール、フレームレスメガネ シークレットセレブ 帽子(アナザーカラー)、サングラス(丸) やんちゃ小僧セット サングラス(三角)、絆創膏 忍者セット 勾玉、注連縄、特大巻物 キュートアクセサリー 桜の髪飾り、イヤリング クリティア美女セット 触手袋、髪飾り ヴァルキリーセット 触手袋、戦乙女の戦兜 秘密戦術隊装備 ショルダーシールド、マスク 秘密戦術隊強襲用装備 スパイクアーマー、エリート用マスク 探偵セット 帽子(黒)、サングラス(丸) 博士ット グルグルメガネ、パイプ ナイスミドルセット フレームレスメガネ、パイプ いぬフルセット いぬフェイス、いぬみみ、いぬしっぽ 大暴走団 暴走男、暴走姫、暴走ちびっこ、暴走研究員、暴走おっさん、暴走レディ、暴走騎士、暴走海賊 「暴走騎士」入手はクリア後(「望鏡の墓所」覇王層4階) キャラクター もらえる称号 必要な称号 ユーリ ポニテな湯上がり 心の中の聖騎士様 タンクトッパー カロル カエルな少年 きらりと光る脇役ザコ カエルな女子 きらりと光る脇役ザコ ボク女の子 カエルな湯上がり タオラー カエルな黄金戦士 高き頂を制す黄金戦士 カエルな篭手 小さな騎士 カエルな給食当番 給食係 カエルな探偵 倉庫マスター カエルな坊ちゃん 勇ましき未完の大太刀 小粋な前髪少年 勇ましき未完の大太刀 小さな黄金の騎士 高き頂を制す黄金戦士 小さな騎士 レイヴン 小粋な前髪おっさん 憧れの騎士団隊長主席 ジュディス ふわふわメイド グラマラスメイド 反則のふわふわガール 小粋なポニーテール グラマラスメイド 純白の空飛ぶ竜使い 真実の守護者 継ぐのは誰か【期間限定】 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生時期 ドン自害後(あらすじ93)~エゴソーの森クリアまで※先に船でのイベントを見ておく 発生条件 「戒めの言葉」を見ている 入手 貴重品:「皇帝家の紋章」 酒場「天を射る重星」に入るとイベント。 怪我人を治すエステルだったが、外に出るとドレイクに叱責される。 首領として【期間限定】 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生時期 ドン自害後~シュヴァーン撃破まで(あらすじ109)先に船でのイベントを見ておく 発生条件 入手 カロル:称号「悩める少年」 宿屋に泊まるとイベント。 ドンの最期を見たショックで眠れないカロルを、ユーリが励ます。 女の人が好き【期間限定】 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生時期 ドン自害後~第2部終了まで先に船でのイベントを見ておく 発生条件 入手 レイヴン:称号「博愛主義(女性限定)」 酒場「天を射る重星」に入ると、レイヴンの知り合いの女性との会話イベント。 その後、テムザ山クリア後に以下の場所に3人の女性が出現。 1:宿屋へ向かう道にいる発掘ギルド員の女性 2:酒場「紅の流星群」近くにいる女性 3:広場にいる魔導士風の女性 3人のうちいずれかに話しかけてからギルドユニオン本部に行くと、また別の女性との会話イベントが発生して終了。 完了後にスキット「理想は高く?」が発生。 がんばれ少年 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生時期 ドン自害後~先に船でのイベントを見ておく 発生条件 入手 カロル:スキル「スペシャル」 宿屋に泊まると、深夜にカロルがひとりで修行を始めるイベント。 その様子をドンの孫のハリーが覗いているが、再度泊まるとドンの剣を貸してくれる。 4回泊まるとスキルを習得。 最速のタイミングで発生させた場合は上記の「首領として」が優先されるので、計5回泊まる必要がある。 遺構の門の真実【期間限定】 発生場所 シャイコス遺跡 発生時期 ドン自害後~イエガー2戦目まで(あらすじ128)先に船でのイベントを見ておく 発生条件 入手 遺跡に入るとイベント。魔導器にサインをする「遺構の門(ルーインズゲート)」のギルド員を発見し、リタが説教を始める。 その後テムザ山クリア後にノードポリカへ行き、闘技場への道の途中にいる闇の商人に話しかけると続きのイベント。 最速のタイミングでシャイコス遺跡に向かう場合は遠回りする必要がある。 イリキア大陸の南端まで船を移動させたら東側に回り込んで北上。遺跡南東の海岸に上陸したら、あとは歩いて向かえばよい。 あらすじ95で発生するイベント 条件:テムザ山をクリアし、バウルに乗れるようになる(一部ティソン&ナン戦後から発生) モンスター図鑑(その1) 発生場所 港の街 カプワ・ノール 発生条件 「モンスター図鑑」が50%以上埋まっている 入手 ショップへの道を進むと、「魔狩りの剣」のナンと再会するイベント。 モンスター図鑑が半分埋まったことをカロルは報告するが… 50%以上になると発生するスキット「モンスター図鑑はボクのもの」が目安。 竜使い出現?(その3) 発生場所 港の街 カプワ・トリム 発生条件 その1を見ている 入手 その1でシャゴシムについて話してくれた女性に話しかけるとイベント。 ここの魔導器をジュディスが壊したことについてリタは怒るが… ブリューナク(その2) 発生場所 港の街 カプワ・トリム 発生条件 その1を見ている 入手 「幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)」本部にいるカウフマンに話しかけ、ジュディスの槍のことを聞く。 その後はダングレストのショップ1号店の店員に話しかける。 看板メニューを作ろう 発生場所 港の街 カプワ・トリム 発生条件 入手 貴重品「万能包丁」、レシピ「漁師なべ」 屋台前の男性店主に話しかけると、パティがこの店の看板メニューを作ることになる。 この後は以下の手順で進めればよい。 1:ハクサイ、トウフ、コンブ、ホタテ、サーモン、イカ、エビを入手して店主と話す 2:「鋭い刃」「フレイストーン」を用意し、ダングレストの酒場「天を射る重星」のマスターに話しかける 上記2つのアイテムを渡して「万能包丁」を入手 3:屋台の店主に話しかけると調理開始、イベント終了。 ハクサイはミョルゾで買うか、エゴソーの森のインセクトプラントから入手。他の食材はノードポリカで購入。 鋭い刃はカルボクラムのストレンジコウモリ、フレイストーンはコゴール砂漠のファイアスピリッツから入手。 上記の「お金も大事だね」同様、パティが意気消沈中のときは発生しない。 また、フレンがいると会話が追加される。 ギルドの顔役【期間限定】 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 終了時期 第2部終了まで 発生条件 入手 ギルドユニオン本部に入ると、「天を射る矢(アルトスク)」のギルド員に話しかけられる。 その後はカプワ・トリムの幸福の市場本部に行き、カウフマンに話しかける。 ギルドの仕事(その2)【期間限定】 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 終了時期 第2部終了まで 発生条件 その1をクリアしている 入手 下記参照 酒場「天を射る重星」のマスターに話しかけて仕事を受ける。この後の手順は以下の通り。 1:宿屋にいるリアンナと話す 2:橋の上に行くと会話イベント 3:ヘリオードの労働者キャンプに行き、女性に話しかける 4:女性に「小型鳥の羽毛」を渡し、貴重品「エヴァライトのネックレス」を入手 5:ダングレストの宿屋にいるリアンナに話しかけて完了 小型鳥の羽毛はトルビキア大陸に出現するビュービューから入手。 最後のイベントはボイスあり。 荒らされる街 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生条件 「ビッグボス再来」を見ているマーキングマップでラピードの勢力が50%以上ある 入手 橋の上にいる猫に話しかけるとイベント。 発生させると、ダングレスト周辺のマーキングを塗り返されなくなる。 配膳ゲーム 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生条件 入手 下記参照 酒場「天を射る重星」の女性店員に話しかけると、お店の手伝いをすることになる。 参加できるのはエステル、カロル、リタ、レイヴン、ジュディスの5人。 お店にいる客に話しかけて注文を聞き、正しく料理を運ぶ。時間制限はない。 客の人数は選んだキャラで変化。特にレイヴンはかなりの人数になるのであせらずに。 最初はレベル1からスタートし、最高でレベル3まで。終了後、働きに応じた報酬がもらえる。 誰か1人がレベル3をクリアすると、次に手伝う際に本来のバイトであるミミとの勝負が発生する。 レベル3をクリアしたキャラは称号を入手、全員でクリアすると最後に会話イベント。 キャラクター もらえる称号 エステル はんなりウェイター カロル 給食係 リタ ねこねこウェイター レイヴン 配膳ダンディズム ジュディス グラマラスメイド ベリウス亡き後【期間限定】 発生場所 闘技場都市 ノードポリカ 終了時期 第2部終了まで 発生条件 入手 闘技場方面へ向かうと、商人と傭兵の小競り合いを収めるナッツを目撃する。 その後、闘技場受付の奥にいる彼に話しかけると、ベリウスとの出会いの話を聞くことができる。 この際、フレンがパーティにいると内容が少し変化する。 ありじごくぅ(その2)【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 終了時期 第2部終了まで 発生条件 その1をクリア後に1泊以上している 入手 食材「ライス」「ポテト」「タマネギ」「ニンジン」 宿屋裏のうしにんに話しかけると、今回はトライデント(アーセルム号で入手orノードポリカで購入)を要求してくる。 もらえるのはカレーの食材だが、肉が足りない。 断罪【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 終了時期 第2部終了まで 発生条件 「抹消」を見ている 入手 街で人さらいの賞金首の噂を聞いた後、オアシス付近で子供たちに話をしている男性に話しかける。 その後宿屋に泊まると深夜にユーリが抜け出すので、再度オアシス方面に向かうと…? ナンの肖像【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 終了時期 第2部終了まで 発生条件 入手 宿屋に入ると、「魔狩りの剣」のギルド員と主人が話している様子を見かける。 この後にレイヴンが「ここで一泊していかない?」と提案するので、「はい」を選ぶ。 するとその夜、ナンを想うカロルの話を聞くことができる。 墓参(その2)【期間限定】 発生場所 エフミドの丘 終了時期 第2部終了まで 発生条件 その1を見ている 入手 海が見える丘に行くと、墓参りをしているデュークに出会う。ボイスあり。 ヘルメスの論考 発生場所 エフミドの丘 発生条件 入手 貴重品「ヘルメスメモ」、リタ:中級魔術「ネガティブゲイト」 壊れた結界魔導器を観に行くと、ジュディスがヘルメス式について調べるためにアスピオへ寄りたいと言う。 次にアスピオのショップ近くの本棚を調べると、「エアル論考」という本を見つける。 その後、カプワ・トリムの宿屋に泊まると、リタがヘルメスメモの解読を試みる。 アスピオが消滅している場合、カプワ・トリムの宿屋に入るとイベントが進む。 弔いの戦士(その1) 発生場所 エフミドの丘 発生条件 入手 貴重品「キルタンサス」 カプワ・ノール側から入って獣道へ進み、すぐ右の空き地に入るとイベント。 レイヴンの古い友人が好きという花を発見する。 ソーサラーリング変化(その1) 発生場所 各地のエアルクレーネ 発生条件 入手 以下の4か所のエアルクレーネのいずれかに入ると会話イベント。この時点では奥に進むことはできない。 エアルクレーネ イリキア(マイオキア平原 南) エアルクレーネ トルビキア(スウェンダル諸島 東) エアルクレーネ デズエール(四姉妹群島) エアルクレーネ ユルゾレア(ユルゾレア大陸 東) トルビキア・ユルゾレアではフィエルティア号入手時点で発生する。 あらすじ100から121で発生するイベント 記憶の切れ端(その1) 発生場所 港の街 カプワ・トリム 発生時期 エゴソーの森クリア後~ 発生条件 入手 発生時期になると灯台守の家に入れるようになるので、入ると会話イベント。 記憶をなくしたパティが世話になっていたという話を聞くことができる。 その後、2階に上がるとパティの部屋になっており、部屋にあるものを調べられる(パティは一時的にパーティから抜ける)。 1階に戻るとイベント終了。 始祖の隷長【期間限定】 発生場所 クリティア族の街 ミョルゾ 発生時期 ミョルゾ出発後(あらすじ105)~精霊誕生まで(あらすじ134) 発生条件 入手 民家に泊まると、深夜にジュディスが抜け出し、ユーリが追いかける。 その後、バウルと話しているジュディスから始祖の隷長(エンテレケイア)の話を聞ける(ボイスあり)。 騎士道とは 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 発生時期 ヨームゲンでフレン加入後~(あらすじ106) 発生条件 入手 フレン:称号「騎士道の担い手」 西側の出口に向かうと盗賊を追う少年を目撃し、ユーリとフレンが止めに入る。 騎士に憧れる少年に、フレンがアドバイスをする。 エステルを救出してから発生させた場合、内容が一部変化する。 ランタンがほしい【期間限定】 発生場所 忘れられた神殿 バクティオン 発生時期 初訪問時(あらすじ108)~シュヴァーン撃破まで 発生条件 入手 貴重品「マジックランタン」 初回攻略時のみ発生するイベントなので、「コレクター図鑑」コンプリートを目指す際は注意! 細い道のある暗い部屋で落ちると会話が発生。 その後さらに2回落ちると、リタがその場でランタンを作成する。 これ以降は常に明かりがつくようになる。 なお、再度落ちると再び会話が発生するほか、3回目に落ちた際はパーティトップのキャラクターによってセリフが変化する。 謎の男(その6)【期間限定】 発生場所 デイドン砦 発生時期 クオイの森で合流後(あらすじ121)~ザーフィアス突入まで(あらすじ123) 発生条件 入手 その1 と同じ場所に行くとまたもデュークと再会するので、話しかけるとイベント。 あらすじ126で発生するイベント 条件:ザーフィアスでエステルを救出し、パーティが9人揃う 名うての料理人(その2) 発生場所 帝都 ザーフィアス 発生条件 その1を見ている 入手 パティ:称号「アメージングシェフ」 下町の酒場に入るとイベント。 帰ってきたユーリとフレンに、パティがおかみの料理を手伝う。 伝説の男 発生場所 港の街 カプワ・トリム 発生条件 「調子のいい男(その2)」を見ている 入手 貴重品「サルベージクレーン」 船着き場に近づくとイベント。またまたシシリーと出会い、フィエルティア号が改造される。 これ以降は浅瀬を進むことが可能になり、海上の探索ポイントを調べられる。 謎の男(その7)【期間限定】 発生場所 港の街 カプワ・ノール 終了時期 第2部終了まで 発生条件 入手 執政官邸へ向かう道の途中にデュークがいるので、話しかけるとイベント。 スキスキ♥ユーリ(その1) 発生場所 港の街 カプワ・ノール 発生条件 「伝説の男」を見ている 入手 執政官邸へ向かおうとすると、占い師ザラシャーンに話しかけられる。 1000ガルドを支払うと、恋のラッキーアイテムが海底にあると言われる。 この後、トルビキア大陸南の探索ポイントを調べると… 子ども好き 発生場所 新興都市 ヘリオード 発生条件 入手 ラピード:スキル「スペシャル」、称号「子ども好き」 結界魔導器の近くにいるポリーに話しかけると、ティグル一家と再会する。 しかし別れた直後にポリーが盗賊に誘拐され、ラピードが後を追って一時的にパーティから抜ける。 この後フィールドへ出ると盗賊にけしかけられた魔物と戦闘、勝利してポリーを送り届ける。 夜の帝王 発生場所 ギルドの巣窟 ダングレスト 発生条件 入手 フレン:称号「夜の帝王」 宿屋に近づくとユーリが「今夜は一泊するか」と提案する。 フレンは夜間巡回をするためにユニオン本部へ向かおうとするが、レイヴンが社会勉強と言って彼を連れ出し… ありじごくぅ(その3)【期間限定】 発生場所 水と黄砂の街 マンタイク 終了時期 第2部終了まで 発生条件 その2をクリアしている 入手 装飾品「フレアマント」×3 うしにんが要求するものは「ポイズンチャーム」「パラライチャーム」「ストーンチャーム」。 全てノードポリカで購入可能。 魔剣(その1) 発生場所 クリティア族の街 ミョルゾ 発生条件 入手 ユーリ:メイン武器「アビシオン」 長老の屋敷に入るとイベント。長老からタンスを掃除したら出てきたという剣をもらい、伝説の九つの魔装具を集めることになる。 「魔剣」シリーズは全てボイスあり。 弔いの戦士(その2) 発生場所 テムザ山 発生条件 その1を見ている 入手 貴重品「思い出のコンパクト」 入って奥に進むと、キャナリに関するイベント。ボイスあり。 その1で入手した「キルタンサス」はここで使用する。 幻影の街へ【期間限定】 発生場所 フェローの岩場 終了時期 精霊誕生まで 発生条件 入手 岩場に入ると会話イベントが発生。その後奥へ進むと「幻のほころび」を見つける。 その後、過去のヨームゲンへ自動的に移動。 このイベントと次の「幻影にて」はボイスあり。 幻影にて【期間限定】 発生場所 古慕の郷 ヨームゲン(幻影) 終了時期 精霊誕生まで 発生条件 「幻影の街へ」を見ている 入手 過去のヨームゲンに来たら奥にある賢人の屋敷に入り、そこにいる賢人(ソーデス)に話しかけると会話イベント。 終了後、再度話しかけて宿泊すると徹夜で長話を聞かされた一行の感想が聞ける。 この後、再度賢人に話しかけると短い会話イベント。 力なき正義は無力 発生場所 フィールド 発生条件 入手 フレン:奥義「光破旋衝陣」 キャンプをするとイベント。特訓を始めるフレンを見て、仲間たち(ユーリとリタ以外)も参加することに。
https://w.atwiki.jp/1000memomura/pages/70.html
第2部 破滅の序曲と忘れ去られた龍 第3部 いま蘇りし英雄の記憶 レーシア平原 1-2 最初の森 アイコンと書かれている部分を image(画像URL,title=画像名,linkpage=図鑑/カード名)とすると画像リンクを張ることができます。 レーシア平原 敵リスト アイコン アイコン2 アイコン3 消費体力 獲得経験値 獲得金 宝 -1 +1 +10~12 なし 1-2 最初の森
https://w.atwiki.jp/zeronosousuke/pages/14.html
139 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 17 57 54.25 ID KShwnxl10 「いい?アンタは私が召喚した使い魔で、私がご主人様なのよ?」 「使い・・・・?初めて聴く言葉だ。」 「とにかく、まだ契約してないんだから・・・・その 『コントラクト・サーヴァント』をするのよ」 ――― 従者契約だと? ますますをもって意味がわからない。 いったい何の従者契約なのか、それ以前に目の前の少女が信仰する 宗教はいったいどのような形態なのか。 以前、クルツに聞かされたことがある。 宗教において、契約という言葉を用い、肉体の一部を切り取ったり、 身体に刻印や焼印などの印を付けるものなど・・・・ さらには性行為に及ぶものまであると調子付いたところで、マオの 制裁が入り中断されたのだが。 「おい、待て!いったいその契約とは…」 「いいから!早く済ませないとコルベール先生に注意されちゃうの!! ――――我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 少女の淡い桜色の唇が近づいてくる。 いったいなんなんだこれは俺が何をしたというそうだ千鳥千鳥はどこだ 彼女がいればきっとハリセンでこの空気を変えて俺に正しい現状を怒鳴りながら 説明してくれるに違いないあぁそうだ俺を助けてくれ大佐殿!少佐ぁ! 141 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 17 58 34.61 ID KShwnxl10 「いや待て」 わしっ、と少女の両肩を抑えて静止する。 いかんパニック状態に陥ってしまった。大佐殿がセーフハウスに泊まりに きた時のような嫌な汗が流れている。 「ちょっ…!!なんで止めんのよ!? 貴族である私が色々我慢して 契約を結んであげようとしてるのにっ!!」 両肩をつかまれたままわめき散らす少女。顔面に紅潮が見られる。 興奮剤?アップ系の麻薬の摂取が疑われる。 とっさにそう判断し、僅かな逡巡と同時に少女をベットに組み伏せる。 「え…ひゃぅ!?」 ぼすっ 「やはりまともな宗教ではなかったようだな・・・・ いったい俺にどのような薬物を投与する気だ」 「薬物?何の話よっ! 私はただっ…アンタと契約をっ! なっ、な…何なのよアンタ! ねぇ離しなさいよ!! 私は貴族なのよ!?」 143 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 17 59 13.67 ID KShwnxl10 心の中で小さく舌打ちをした。少女の涙の混じり始めた声に顔をしかめ そうになりながらも、確信した 完全に洗脳されきっている 恐らく出生からずっと異常空間での洗脳教育がなされていたのだろう。 これは……脱出は難しいかもしれんな。 こういた洗脳教育を施せる異常空間、そして先刻僅かながら確認した この施設の規模… まずい。と、そう直感した。 「君には同情してもいい。 だがそれとこれとは話が別だ。 俺を元の場所へ返せ。これは警告だ。 先ほどそうしたように、シラをきる度に君の…指……」 「うぅ…えっく……ぁ…ぅ」 「……」 嗚咽が漏れている。天蓋付きの、周囲の装調と同じくやけに豪華なベット に組み伏せた、桃色がかった金髪の、少女が泣いているのだ。 144 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 00 07.00 ID KShwnxl10 「なんあのよ…… ひっく 私…… 私が何したっていうの…よぉ いつも、いっつも失敗ばっかりで… それでも今度こそはっ、って…えぐ そう思って挑戦した…サモン・サーヴァント…… どんな使い魔なの、かな……って ドキドキしてたのに… なんでアンタみたいなのが召喚され…て なんで私がこんな目に……なっ、なんで… うわぁぁぁぁんっ」 組み伏せた腕を放した。 少女はベットにうずくまって、泣きじゃくっていた。 そしてようやく確信した。 少なくとも、この少女が悪いのではない、ということを。 ◇◇◇ 173 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 23 22.16 ID KShwnxl10 ◇◇◇ 「――――わかった。俺のできる限りの協力をしよう」 「ひっく…ぅ……… ふぇ?」 泣きはらした顔で少女―――ルイズといったか。 ベットの上で上半身を起こしたルイズが反応する。 「協力する、と言った。 先ほどの謝罪もこめてな。」 「……ホント?」 疑心の眼でこちらを見るルイズ。組み伏せたり脅したりしたのが トラウマになっているようだ。 「あぁ。本当だ。 ただし条件がある。 この条件が破られない限り、俺は君に従おう」 「……い、言ってみなさいよ」 ルイズは身をこわばらせた。シーツの端を強く握り締めている。 少しずつ目には活力が戻ってきているようにも見えた。 178 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 24 25.13 ID KShwnxl10 「1つ、君は俺がもとの場所へ戻れるように尽力すること。 1つ、『この世界』の常識、法則、そして俺が疑問としたこと全てに回答すること。 1つ、寝床と食料の確保、以上の3つだ」 ルイズが話しやすいように『この世界』という単語を使ってみたが、 最低限この条件が満たされれば、あとはこちらで勝手に脱走し帰るだけだ。 そしてこの条件は「俺の疑問に答える」ということによって安全性を高めることにもなる。 さらに言うならばさして無謀な条件ではあるまい。 「アンタが言う『元の場所』っていうのがどこかはわからないけど… ゴハンと寝る場所ぐらいは用意してあげる… それと、説明もする。 だから、アンタは私に…もうあぁいうことはしないで」 少しずつだが、確かに気力が戻りつつあるようだ。 シーツで身を守りながらも―――決して守れてるわけではないのだが、 精神的な防御だろう―――こちらを真っ直ぐ見つめ返してくる。 180 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 24 57.57 ID KShwnxl10 「いいだろう。お互いの条件はそろった。 それでは、説明してもらおう。 『コントラクト・サーヴァント』だったか? 具体的に、何をするのかを説明してもらおう」 今後を円滑に進めるためにも、ルイズがやろうとしていたことに話をもどし、 こちらの条件どおり説明ができるかを訊ねてみる。 「それは…だから…… アンタは使い魔として、この私に召喚されたの。 だから使い魔として私と契約を交わして…… キ…きっ……」 顔をぐしぐしと拭ってから、ルイズは気丈な雰囲気を取り戻し話し始める。 だが専門的な用語が多く理解に苦しむ内容だ。 確か陣代高校では男子生徒が、同じような単語を使っていた気がするのだが… プログラムの話か?生憎だがソフトウェアには精通してるとは言いがたい。 AS用の動作プログラムが限界であり、その制作となれば… 181 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 25 21.70 ID KShwnxl10 「き、…き……」 「よくわからんな、もっと具体的に言ってくれ」 少女の顔がみるみる赤面していく。 先ほどは薬物の反応かとも思ったが、おそらくこれは地のものだな。 千鳥や大佐殿もよくこういった現象に陥る。マオはあまりないが。 恐らく10代の女性だけがこういた現象をひきおこす体質なのだろう。 ・ ・ ・ 「具体的に何をすればいいかを言ってくれないのなら…」 「あぁもうわかったわよ!!キス!!キースーッ!! 呪文を唱えた後に、私とキスをすればいいのよーー!!」 ルイズが両手をバンザイのように上げながら、半ば絶叫するように、 …いや真実絶叫した。 「きす…… あぁ、人工呼吸だな。唇を合わせればいいのだろう?」 「いやジンコーコキューとかは知らないけど… それ、で……唇を合わせるだけよ」 「……薬物は?」 「使わない!!」 182 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 25 46.83 ID KShwnxl10 意味がわからない。 つまりルイズはこう言っている。 呪文を唱えた後に唇を合わせれば、契約は完了だ。 ―――これではまるで、おとぎ話ではないか。 イソップやグリムに影響されているのか… いやそもそも宗教の存在すら怪しくなってきた。 俺はルイズにからかわれているだけなのか? 「じゃ、じゃあ…詠唱始めるから、そこで黙ってなさいよ? ――――わ、我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 しかし俺ひとりを完全に拉致しきった事、 何よりその一部始終を完全に知覚できなかった手際を考えると、 それこと拉致誘拐などに長けた特殊工作部隊の存在を疑わざるを得ない。 そもそも宗教集団には、教祖を守るための私設部隊の存在がほぼセットであり、 そして何より――― 「こっち向きなさい」 「なん…っ」 志向に集中していたため、振り向いた瞬間にとっさの反応が遅れた。 ルイズの淡い唇が俺の唇と重ねられる。 184 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 26 32.16 ID KShwnxl10 やわらかい感触を感じ、目前に広がる桃色がかった金髪と千鳥の幻影。あと大佐殿がなぜか泣いている幻影。 そして思い出す ―――あぁ、人工呼吸だな。唇を合わせればいいのだろう? 息を吹き込んだ。 ◇◇◇ 207 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 52 27.69 ID KShwnxl10 「――――っ!? けほっ けほっ…!」 「む、どうした?大丈夫か?」 ありえないありえないありえない!! ここっ、このバカイキナリ空気を吹き込んできたっ!! しかもすぐに離れたから無事だったけど、 なんか手が鼻と顎のあたりに伸びてきていた! 実際顎はすこし押し上げられて上を向かされるトコまではやられたのだ。 このケダモノはあろうことかこの貴族であり高貴な私に、 きっ、きき…キスまでさせておきながら『その先』まで進もうとしたのだ!! あそこで身をかがめて咳き込んでいなければ、きっと今頃はそれこそもう 口にするどころか想像すら出来ないような汚らわしい真似をされていたに違いない。 絶対にそうだ。そういえばさっき押し倒されたときもなんか手つきがいやらしかったし、 こいつもの目もなんか絶対に危ない。ケダモノのギラギラした肉欲獣の眼だ。 たまにギーシュがあんな目をしてる気がする。……私にじゃないけど。 「あっ、あああ…アンタは……っ! なななっ、何をしてっ!!」 208 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 53 26.58 ID KShwnxl10 「言われたとおりにしたまでだ」 した!?『舌まで』!? ああああやっぱりこいつはケダモノだったんだ。私の予想は1ミリも外れてなかった! なんでわたしにばっかりこんな不幸が襲ってくるのよ!? それに契約も交わしちゃったし……っていうことは、 これからコイツと!この発情狼と一緒に過ごさなくちゃいけないわけ!? いやああああっ!! 「っ!? なっ、……これ、は……!!熱い!? おい、ルイズ!やはり薬物か! 話せ!何をした! いや解毒剤を……!!」 またギラギラした眼でこっちを見てくる。もう襲おうとしてるようにしか見えない。 でもそう考えると少し恐怖が薄れた。コイツは頭の良い強い敵じゃなくて、 ただの発情したバカ犬なのだ。 それにさっき私の魔法で……動けなくする魔法が爆発しちゃったけど、 まぁ結局止められたし…… 209 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 53 53.15 ID KShwnxl10 「すぐ終わるわよ。待ってなさい。 使い魔のルーンが刻まれるだけだから」 ルーンを刻む、まで言ったところでコイツは急に顔が青ざめて私から距離をとったけど、 すぐに苦しむのをやめて、まじまじと自分の身体を確認し始めた。 これでアイツの身体のどこかに私の使い魔の証―――ルーンが刻まれた。 さて、これから使い魔らしく躾けなくちゃいけないわね。 「左手、見てみなさい」 「左手…? ……これは……、さっきまではこんなものは無かったはずだが」 「それが使い魔のルーン。私の使い魔である証よ。 これで『コントラクト・サーヴァント』契約は終了したわ」 一応左手の甲を確認してみる。ルーンの文字が浮かんでいる。成功だ。 左手に触れた瞬間ビクっとしていたが何なんだろう? 「これでアンタは正式に私の使い魔よ。私がご主人様。 ―――そうね、アンタの名前は?」 211 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 18 54 45.53 ID KShwnxl10 「前に言ったが…… ソウスキー・セガール。もしくはサガラソウスケだ。」 ソウスキー・セガール…サガラ ソウスケ…… よくわからない。初めて聞く感じの名前だ。 「それで?私はどう呼べばいい?」 「仲間からはソースケ、やサガラと呼ばれている」 「そう。ならソースケね。 改めて言うわ。私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラヴァリエール。 ご主人様かマスターって呼びなさい。」 「…………なぜだ?」 さぁて、このバカ犬をこらしめて立場っていうものをわきまえさせないと。 そもそも平民の分際でこの私に暴力を振るったり泣かせたりした罰をあたえなくちゃいけないもの。 貴族たるもの、自分の使い魔は自分で躾けなくちゃね。 がんばろう。 それに、コイツの言ってる『元の場所』とか、コイツに何ができるのか、とか 色々知らなくちゃいけないし。 何よりこの肉欲獣バカソースケから自分の身を守ろう。 と、そう誓ったのだ。 ◇◇◇ 229 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 19 32 43.19 ID KShwnxl10 「―――なに? 呼び出すことは出来ても、戻すことはできないということか?」 「そうよ。 召喚の魔法『サモン・サーヴァント』は呼び出すだけ。 使い魔を元の場所に戻す魔法なんて存在しないのよ」 ご主人様―――ルイズと話していてわかったことがある。 とかく、この世界には近代的な技術、電化、兵器が一切存在せず、 全てを魔法と自然によって行っているということである。 はっきり言って洗脳教育と考えるのが普通だが、 その話をしている最中に、ルイズが窓の外を見てみろと言ったので従ってみたが、 あろうことか日本のアニメにでも出てくるような青い龍が空を飛び、 魔法使い然としたローブ姿の少年や少女が階下を歩き回り、 極めつけと言わんばかりにその中の一人が空を飛び始めたのである。 信じる信じないの問題ではない。 これは紛れもない現実で。 恐らく俺はそういった秘術を研究する隠れ里のようなところに拉致されたのだ。 月はいったいどういう仕組みなのだろうか? 231 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 19 33 08.80 ID KShwnxl10 もう一度使って、一応なりとも試してみてはくれないか?」 「無理よ」 「なぜだ」 「サモン・サーヴァントをもう一度使うにはね… 契約した使い魔が死なないといけないの」 「……なんだと」 「死んでみる?」 遠慮する。つまり契約用に呼び出して(拉致して)、契約を結び従者にはするが、 その自由は保障しないというのか…… ジュネーブ条約は……いやむしろ陸戦規定に反して……無駄か。 「これは、お前の使い魔である証印だと言ったな」 左手の甲を見つめる。そこには皮膚の色が少し変わって、文字が浮かび上がっている。 見たことのない文字だ。古代文字か?生憎そういった分野には精通しておらず、 歴史の授業で習ったのは戦国時代とヨーロッパの革命ばかりだった。 「そうよ。それが使い魔のしるし」 「俺が帰るには、お前の協力が必要だとも言ったな」 「えぇ。呼び出したのは私だし、それに使い魔の契約もあるしね。 だから私はアンタを帰して新しくてすばらしい使い魔と契約するためにも、 アンタを元の場所に帰す方法を調べてみるわ」 232 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 19 33 34.47 ID KShwnxl10 こちらの条件は飲んでいる。そして、周囲にまったく面識がなく、 今携帯しているものはナイフが数点にサバイバルキットが少し、 食料はカロリーメイトが少量と、銃が2丁。弾薬も限りがある。 金銭に至っては少量かつ日本円だ。銀行でもあればいいのだが…… この未知の地域での活動には協力をあおぐのが一番だろう。 「……わかった。先程の条件の上で、俺はお前の使い魔になろう」 「なによそれ」 「…なんだ、不満か?」 「口にきき方がなってないわ。 『なんなりとお申し付けください、ご主人様』 でしょう?」 「……。 なんなりとお申し付けを。ご主人様」 「そうそう。それでいいのよ」 口調など構うまい。俺が得たいのは帰還のための協力だ。 対等であるに越したことはないが、このさい主従であろうと、 こちらの要求さえ呑んでくれればそれでいい。 233 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 19 33 58.78 ID KShwnxl10 「ところで、使い魔は何をすればいいのだ?」 従者…俺に出来るのは身辺警護ぐらいのものだが、 「まず、使い魔はご主人様の眼となり耳となるのよ」 諜報活動か?多少…いや俺もSRTの要員だ。一般兵以上の成果は出せるだろうが。 「でもソースケには無理みたいね。 本当は使い魔が見たものを主人も見ることができるハズなんだけど… さっきから何も見えないもの」 「よくわからんがそうなのか」 「そして、魔法薬の調合に必要なものとか、主人の必要なものを変わりに見つけてくること」 重要機密の奪取?久しくやっていない任務だが、さして困難なことではないな。 「あぁ、それなら可能だろう」 「そうなの?でもアンタ秘薬の触媒とかわかるの? 硫黄とか、コケとか…」 「……専門外だ」 物資の搬入や運搬といっても、俺はその護衛や先導が主だった。 なによりなんだ硫黄やコケとは?何に使うんだ。 「そして、これが一番大事なんだけど 使い魔は主人を守る存在であるのよ!その能力で主人を敵から守るのが一番の役目! でも、アンタ能力とかあるの…?」 「まかせろ、俺は要人護衛に関しては専門家(スペシャリスト)だ。 要人の周囲の環境に溶け込み、誰にも気付かれずに驚異を殲滅する。 ここしばらくはずっとそれをやってきた」 234 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 19 35 33.31 ID KShwnxl10 「なら大丈夫そうね。……って言っても人間だしなぁ… 強い幻獣に襲われたらひとたまりもないだろうし…」 「問題ない」 そうだ、俺は俺の仕事をすればいいと言うのなら、たとえ呼び名が使い魔であろうと 専門家(スペシャリスト)だ。 「…それなら、あとは、洗濯・掃除・その他雑用ね。」 「なに?」 ◇◇◇ 249 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 19 58 42.99 ID KShwnxl10 ◇◇◇ 「さてと、しゃべってたら眠たくなってきちゃったわ…」 小さくあくびをして、片手を伸ばして伸びをした。 「俺はどこで寝ればいい?」 ソースケが聞いてくる。 そっか寝床も用意するとか言っちゃったっけ でも平民だし使い魔だし肉欲獣だし犬っぽいし…… 「ん」 部屋のスミのほうの床を指差す。 「床か?」 「そうよベットはひとつしかないんだから」 一瞬シュンとしたように見えたが、むっつりと黙った顔はそのままだから、 きっと気のせいだろう。それになんか身体硬そうだし大丈夫なはず。 250 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 19 59 12.50 ID KShwnxl10 さて、寝ようかな 「ベットの下……」 「へ?……今なんて言ったの?」 「あそこでは無防備すぎる。とっさの襲撃時に生存確率を上げるためにも、 俺はベットの下で睡眠をとりたいんだが…」 この下?と指差すと、肯定だと頷く。 「あっ、あああアンタッ…!! ベットの下にもぐりこんで何しようってのよ!!」 「無論、睡眠をとる。体調を整えることも必要だ」 「だからって、そんなっ… ベットの下って、私のすぐ真下で寝るって事でしょ!?」 そんなの落ち着いて寝られるわけないじゃないの! ああもうバカバカ。この肉欲獣には油断も隙もあったもんじゃない。 「そうだな。万全を尽くすならば君……ご主人もベットの下で寝るべきだ」 ご主人『も』!?『も』!? このバカは今、ベットの下で私と一緒に寝ようと言った!? ここっ、こんな狭い空間で暗いのに二人も入ってなななっ、何を…… 251 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 19 59 39.64 ID KShwnxl10 「だーめーっ!!絶対そんなのダメー!! アンタはベットから一番遠いその隅っこで寝なさい!!」 「…仕方ない」 とぼとぼ、といった感じに隅っこに歩いていくソースケ。 まいったか。この私にそんな無礼を働かせるわけにはいかないんだから。 「……疲れた。 もうホントに寝るわ」 ブラウスのボタンを外し、かごに入れる。続いてスカート、 レースのついたキャミソールを脱いだところではたと気付いた。 バカソースケの前で脱いでも大丈夫かな? でも所詮使い魔だし、あまり人間扱いするのも…… ちらり、と片目にソースケの方を伺うと ものすごく戦慄した顔で脂汗をだらだら流しながら固まっていた。 少なくともケダモノの眼はしていない、気がする… よくわからないけど大丈夫。いざとなったら戸棚のムチでひっぱたけばいいのだ。 253 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 20 00 10.32 ID KShwnxl10 ショーツに手をかけたところで、悲鳴のような声が上がった。 「ききっ、君はなぜここで着替える!?」 「寝るからよ。ここは私の部屋だもの」 「魔法使い…貴族はっ、男に肌を晒すものなのかっ!?」 「男…誰が?アンタは使い魔でしょ。使い魔に見られたってなんとも思わないわ」 「しっ、しかし…!」 むしろおびえてるようにも見える。少し面白かった。 ショーツを脱ぎ去ってネグリジェを着る。 やっぱりソースケは硬直して、今度は壁のほうを向いてガクガクしていた。 まずい。ちょっと楽しいかもしれない。 ◇◇◇ 271 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 20 25 50.23 ID KShwnxl10 ◇◇◇ 目覚めて最初に眼にしたものは、眼にしたものは…… 昨晩ルイズが脱ぎ捨て、朝になったら洗えと言われた純白の下着と衣類であった。 戦慄した。 昨晩眠りにつくまで色々なことを考えていた。 自分は本当に帰れるのだろうか。 トゥアハー・デ・ダナンの皆は俺の蒸発…もとい拉致に対してどう対応しているのか、 作戦行動の妨げになってしまった。 少尉殿、少佐、中佐殿、そして大佐殿…クルツやマオにも多大な迷惑をかけてしまった。 そして何より… 千鳥。 俺が居ない間にアマルガムの連中に付けねらわれてはないだろうか。 最悪の事態でなければ動かないレイスはあてにできん。 かわりの護衛が派遣されているだろうか… そして、この世界は何なのか――― 272 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 20 26 40.29 ID KShwnxl10 朝は普通に訪れた。 体内時計に従うならば今は朝の5時前後。 窓から確認したが、太陽は一つだった。真逆の方向にさらに2つの太陽がある創造をしたが、 恐ろしくなって即座に否定した。 とにかくわかったことは、 この世界は魔法が確実に存在していて、 そして恐らく、地球ではない―――少なくとも俺の知っている人類には未開地であること。 魔法が使える家柄を貴族と呼び、そうでないものを平民と呼ぶこと。 そしてありえない生物が存在していることだ。 それはそうと、朝になったら洗濯をしなければならない。 だが水場の位置はわからず。部屋から出れば何者かに発見されて、 得体の知れない魔法とやらをかけられる可能性もあるので、 自力での探索を諦め、ルイズを起こすことにした。 「ご主人……ご主人。朝だ。起きろ」 「ん…むぅ……」 華奢な身体の少女、こうして見れば本当にただの少女にしか見えない魔法使いの少女は 僅かに顔を背け、寝返りをうった。 「ご主人。水場の位置を教えて欲しいのだが…」 「…んんっ……はぇ? だ、誰よあんた!」 「忘れたのか?使い魔だ」 寝起きで混乱しているようだ、シーツで身を隠すように後ずさり、 あたりを見回して、ルイズは考え込むポーズととった。 273 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 20 27 07.40 ID KShwnxl10 「ああ、使い魔ね。昨日召喚したんだっけ……」 「あぁそうだ。ところで、洗濯をするのに水場の位置を聞きたいんだが」 「うん… って、何これ!?日が昇ったばかりじゃない! あーもうこんなに早く起こしてーっ! 私はもういっかい寝るから。洗濯しとくのよ!」 ――――かくして、教えてもらった水場で洗濯物をしているわけだが。 あきらかに動力がないのに、水が絶えないこの噴水は、やはり魔力で動いているのだろうな。 こうしてみると確かに、ここは東京でもなければグアムでもない。 本当に別の世界に来てしまった、ということなのか… しかし信じがたい。 だが、こうして魔法や月などの人智の及ばぬ異常が存在している以上、 ここは『トリステイン魔法学院』なのだと実感する他にないのだ。 こうして、別世界での生活が始まった。 ◇◇◇ 305 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 20 51 37.89 ID KShwnxl10 ◇◇◇ 洗濯を終えて部屋に戻ると、ちょうどルイズがベットからもそもそと這い出るところだった。 「起きたか、ご主人」 「むぅ……おはよう。 ってそれ洗濯物?早いわね。関心関心」 水場の位置を教えた件は忘れているようだった。むしろ覚えていない、が 正しいのだろうが。 起き上がり、すっと直立するとまだ少し重そうな瞼でこちらを見た。 「服」 「これでいいのか?」 椅子にかかっていた、昨日着ていた―――恐らく制服を手渡すと、 ルイズはこくりと頷いてネグリジェを脱ぎ去った。 「だっ、だから君はどうして隠さないんだ!!」 我ながらもはや悲鳴に近いと思うぐらいの声を出して、背を向ける。 306 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 20 52 02.78 ID KShwnxl10 「んー……下着」 「だからご主人…!」 「そこ、クローゼットのー、一番下の引き出しに入ってる」 とことん使い倒すつもりのようだった。 いつだったかこんな嫌な汗をかいたことが多々ある。 陣代高校での日々や、大佐殿がセーフハウスにお目見えになったときなど… などと考えつつもクローゼットの引き出しを開けた。 なるほど多くの下着がつめられている。 いつ背後からハリセンが飛んでくるのか、いやこの際とんできてほしいと願いつつ、 出来る限り見ないように一番手前の布を抜き取り、ルイズの前に放り投げた。 もそもそと下着を身に着けたルイズは、こともあろうに 「服、着せなさい」 などとのたまった。 我慢というかそれとは別のルイズの身を案じるというか自信の精神の平成のた めというかそういった気持ちでルイズに言ってやろうと振り向いて、 戦慄した。 307 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 20 52 24.74 ID KShwnxl10 下着姿のルイズがベットに座って、ぼーっとしたままあしを組んでいた。 ぶわっと全身の毛穴から戦闘中には出たことのない種類の脂汗がふきでるのを感じた。 「平民のあんたはしらないだろうけど、貴族は貴族は下僕が居るときは自分で服なんて着ないのよ」 だが、それではあまりに――― 「いいから着せなさい。食事抜くわよ!」 言い終わる前に一括され、渋々とブラウスを手に取る。 後で気付いたが、食事を抜くのは条約違反じゃないかと思った。 だがあのときにそんなことを考える余裕があったのかと自問すると、その答えはノーだった。 ◇◇◇ 366 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 21 29 48.88 ID KShwnxl10 遅くなった、すまん。 ◇◇◇ ルイズと部屋を出たところで、ちょうど前のドアの1つが開いた。 一瞬身構え、腰に仕込んだナイフに手をかける。補給のないこの世界では、 軽々しく銃を使うわけにはいかない。 「おはよう、ルイズ」 ドアのむこうから現れたのは、燃えるような赤い髪と褐色の肌を持った美女だった。 ルイズより背が高く、自分よりは背の低い体躯。彫りの深い北欧系の顔立ちをもち、 突き出た胸元のボタンは2つも外れ、むせるような色気を放っている。 だがダウンタウンで見る娼婦のような厭らしさはなく、むしろ気品のある様だ。 個々の要素全てにおいてルイズとは真逆で、恐らく魅力的であろう女性だった。 「おはよう…キュルケ」 ルイズは顔をしかめて挨拶を返す。と同時に自身の警戒態勢を解く。 「あなたの使い魔って、それ?」 キュルケと呼ばれた女は、こちらを指差してルイズを見る。バカにした口調だ。 「そうよ」 「あっはっはっは!ホントに人間なのね、すごいじゃない!」 嘲笑するキュルケを見て感じたことは、あまり卑屈さが見て取れないことと、 人間の使い魔は珍しいということだった。 368 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 21 30 09.12 ID KShwnxl10 「サモン・サーヴァントで平民喚(よ)んじゃうなんて、あなたらしいわ! さ~すがはゼロのルイズ」 ルイズの白い頬がさっと赤くなった。 事情をよく知らない俺にはわからないが、恐らくルイズへの侮辱なのだろう。 「うるさいわね」 「あたしも昨日、使い魔を召喚したのよ。誰かさんと違って、一発で呪文成功よ」 「あっそ」 「どうせ使い魔にするなら、こういうのがいいわよねぇ~。フレイム!」 キュルケは勝ち誇った声で胸を張りながら使い魔を呼んだ。 キュルケの部屋からのっそりと、真っ赤で巨大なトカゲが現れた。 周囲をむっとした熱気が包む。 「む?…これは昨日の…」 「あら?フレイムを知ってるの?」 「昨日襲われてな。火を噴きながら追いかけてきたので、動転して 逃げることしかできなかったが…」 なるほど、どうしてこんな危険な生物が室内に、と思ったが使い魔だったのか。 371 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 21 31 53.07 ID KShwnxl10 それこそ虎のような大きさを持った真っ赤な爬虫類を横目に、キュルケは笑った。 「おーっほっほっほ!見なさいルイズ!人間の使い魔なんて、サラマンダーに 追われて逃げることしかできないのよ!ゼロのルイズにはお似合いだわ~」 「くっ!……でもソースケは洗濯や細かい雑用だって出来るんだからね!」 悔しげに、苦し紛れの言葉を発するルイズ。 「ふふん、この火竜山脈のサラマンダーを見なさい。この尻尾の炎、鮮やかで大きくて… 好事家に見せれば涎をたらすような最高のブランドたるサラマンダーよ」 「そりゃよかったわね」 憎憎しげにルイズが相槌を打つ。 「素敵でしょ、あたしの属性ぴったり」 「あんた『火』の属性だもんね」 「えぇ、微熱のキュルケですもの。ささやかに燃える情熱は微熱。でも男のこはそれで イチコロなのよ。あなたと違ってね。」 キュルケは得意げに胸を張る。ルイズも負けじと胸を張り返すが、 悲しきかな、俺から見てもそれは圧倒的にルイズが敗北を悟ってる表情だった。 372 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 21 32 22.38 ID KShwnxl10 「あっ、あんたほど色気を振りまくような暇人じゃないだけよ!」 キュルケは余裕の表情で受け流すと、こちらに眼を向けた。 「あなた、お名前は?」 「ソウスケ・サガラだ。」 「ソースケ・サガラ?変な名前」 「よく言われる。」 「じゃあ、お先に失礼」 優雅に身を翻し、キュルケは颯爽と去っていった。 その後を追うように巨体の…サラマンダー?がちょこちょこと追っていく。 見た目にそぐわず細かく足を動かした機敏な動きだった。やはり野生生物か。 「くやしいぃぃ!!何なの!何なのあの女!! 自分が火竜山脈のサラマンダーを召喚したからって偉そうに!!」 「よくわからんが、大きなことなのか?」 「大きなことよ!!その使い魔を見れば、メイジの実力がわかるっていうのよ! なんであの女がサラマンダーで、私が人間なのよ!?」 むきーっとわめくルイズ。本当に悔しがっているところを見ると、 メイジにとっては大事なことらしい。 373 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 21 32 47.95 ID KShwnxl10 「俺には状況が把握できないが、そう気を落とすことはない」 「…なんでよ?」 「君が召喚したのだ。君の実力に見合わない使い魔であるはずがない」 我ながら精一杯の励ましだとは思ったのだが、 「……っ!!!」 何故か杖でビシビシと叩かれた。 痛い痛いということしか出来なかったがあまり痛くはなかったし、 というかいったい何が気に障ったのかわからなかった。 ◇◇◇ 403 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 22 00 58.35 ID KShwnxl10 ◇◇◇ 『トリステイン魔法学院』の食堂は、学校の敷地内で一番背の高い、中心の本塔の中にあった。 食堂の中には下手をすれば100mもありそうなテーブルが3つ並んでいる。 ルイズが言うには、学年別に1つのテーブルを使っているらしく、 おそらく1つのテーブルには100人以上が座れるところを見ると、改めてこの学院の規模が 想像できた。 さらには、どうやらマントの色が学年別らしく、紫色が3年生、茶色が一年生、 そしてルイズのつけているタイプが2年生となっているようだ。 陣代高校でも同じように色分けを行っていたので、少し同共感を感じつつ、 そのひどく豪華に彩られた食堂へと足を踏み入れた。 「トリステイン魔法学院で教えるのは、魔法だけじゃないのよ」 「む?」 ルイズが得意げに語り始める。鳶色の眼がいたずらっぽく輝いている。 「メイジはほぼ全員が貴族。『貴族は魔法をもってその精神となす』のモットーのもと、 貴族が貴族らしくあるよう、ふさわしい教育を受けるの。 だから当然、その学舎やこういた食堂も、貴族に相応しいものであるのよ」 「…ほう。」 「わかった?ホントならあんたみたいな平民はこの『アルヴィーズの食堂』には 一生入れないのよ。感謝してよね」 「…ふむ。よくわからんが、確かにこれは豪華だ」 素直に感心しつつ、何か視界の片隅で石像が僅かに動いたのを見逃さず、 辺りを警戒する。これだけの人数だ。最悪の事態ならどこへ待避するかの検討もしなければ。 406 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 22 02 30.95 ID KShwnxl10 「あんまりキョロキョロしないでよ。私がはずかしいでしょ。 いいから、椅子を引きなさい。気の利かない使い魔ね」 「あぁ、わかった。」 手前の椅子を引き、ルイズが座ったのを確認する。 「ところで、俺の席はどこだ?」 周りにたくさん椅子はあるのだが、ルイズの両隣は既に学生が座っている。 ルイズは無言で床を指差した。 皿がある。中にはスープも入っているようだ。 「あのね?ホントは使い魔は外。あんたは私の特別なはからいで、床」 「問題ない」 しゃがんで皿を見つめる。 申し訳程度に小さな肉の浮いたスープと、その横に硬そうなパンが2切れ。 栄養価としてはささやかだが、食事としてなら十分だ。千鳥の手作りには見劣りするが。 407 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 22 03 27.92 ID KShwnxl10 『偉大なる始祖、ブリミルと女王陛下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを 感謝いたします』 食堂内で一斉に祈りが捧げられる。 これだけを見れば、さしておかしな国ではないな、と思った。 そして、この国が王制であることを知った。 「ところで、コッペパンはないか?」 「なにそれ?どんなパン?」 「柔らかめに焼いてある具材の入っていないパンなんだが…いや、いい」 「あっそ。まぁあんたよく働いたし、今回はご褒美にこれあげるわ」 スープ皿に。焼いた鳥の皮が落とされる。 「感謝する」 スープは普通に美味かった。 ふと少佐のボルシチを思い出し、寒気が走ったが、 なんとなく久々にボルシチも飲んでみたい気がした。 ……いややはり嫌だ。 ◇◇◇ 469 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 22 34 40.75 ID KShwnxl10 ◇◇◇ 午前の授業を終え、昼休みとなった。 午前の授業を回想するならば、あらゆる意味で戦慄したと言うほかあるまい。 この世界には魔法があり、魔法使いが居る。 我々の世界における工学・科学に相当する重要なものであり、魔法を使えるという ことは、それだけでとても誇りのあるものらしい。 なるほどたしかに、それは戦場における素手の兵士とAS装備兵のような差なの だろう。圧倒的だ。 さらには系統というものが存在し、『火』『土』『水』『風』の4系統の魔法がある。 この系統をいくつ使えるかにより魔法使い―――メイジのレベルが別けられ、 1つを『ドット』、2つを『ライン』、3つを『トライアングル』、4つで『スクウェア』 の最上クラスとなる。 これらは覚えておくべきだな。相手の戦力を測る目安になるだろう。 さらには、自身の得意な属性や使う魔法の傾向により『2つ名』が与えられるらしい。 ルイズに聞いてみたところ先程のキュルケが『火』で『微熱のキュルケ』だとか。 ルイズは…『ゼロのルイズ』と言われていたな…ゼロ?空(から)… 風か? そこまでは大体、本当になんとなくだがわかった。 そして、その後は本当の戦慄が待っていた。 471 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 22 36 15.13 ID KShwnxl10 掻い摘んで事実のみを述べるなら、 ルイズが杖を振って、ただの小石を同質量のプラスチック爆薬に変えたのだ。 オレンジの爆炎があがった。そして一斉に使い魔たちが騒ぎ出し、 教室はテロリスト一個小隊の室内戦のごとく騒然かつ破壊されたのである。 その片付けが終わったのがつい先刻。 ルイズは始終不機嫌で、クラスメートからは 「ゼロのルイズ!」「成功率ゼロ!」と罵倒の言葉を飛ばされた。 なるほど。だがしかし、失敗であの威力なら、成功すればどういった破壊力なのだろうと、 それがひどく気がかりだった。逆らうとアレで爆破されるのか? まるで『ヴェノム』タイプのラムダドライバを相手に旧式のサベージで挑むような ものではないか。すこし対応の丁重さを上げようと誓った。 ちなみに、そのときの講師はモロに爆風を受けて、即死ではないなりに重態だったの だが、回復魔法とやらですぐに持ち直し、だがしかしトラウマになり、 アルケミーとやらの授業をしなくなったそうだ。なぜルイズは無事だったのだ? 472 名前: わさび栽培(catv?) 投稿日: 2007/04/04(水) 22 36 43.86 ID KShwnxl10 「ご主人… 気を落とすことは無い。次に成功すればいいことだ。」 「前も、その前も失敗したのよ… 笑いたければ笑いなさい。許さないけど。」 「次はきっと成功する。そう信じて最善を尽くすべきだと俺は思う。」 「あんたもちょっとはましなこと言うのね。ありがと」 明らかに落ち込んだ様子でとぼとぼと歩いていくルイズ。 この少女は、以前からずっとこういった失敗ばかりで周りからはからかわれ続けているらしい。 少なくとも、今日もそうであったように。 失敗の連続は、次の失敗を呼び起こす心を作り出す。 だからなんらかの形でも自信を持たせたほうがいいのだ。 そうでなければケツを蹴っ飛ばしてやれ。以前マオが、下士官としての部下への 気構えをそう語っていた。 蹴飛ばすのはいくらなんでも酷なので、なんとか自信をつけてやろうと思った。 「いや、それにしてもだが…あの爆発は見事だった。 ただの石ころをあれだけの爆発物に変換するとはな」 なぜか昼食を抜かれた。 食卓の上にはコッペパンが乗っていた。 ◇◇◇ 容量\(^o^)/コエタ →第3部
https://w.atwiki.jp/ichiro-ruiz/pages/18.html
前ページ次ページ第2部 草木も眠る深夜。 月は雲に覆われて、すっかりその身を隠している。 トリステイン魔法学院は夜の闇に包まれていた。 普段なら聞こえてくるはずの虫の鳴き声すらもない。 定期的に見回りをしているはずの衛兵の姿すら見えない。 すでに学院の生徒達は夢の中だろう。 だからこそ、この異質な雰囲気には誰も気付いていない。 澱のように濁った空気は、暗澹とした未来を啓次しているようである。 今夜は何かが起こる。 そんな夜であった。 「これで……二十五万ッ!」 一部の無駄もない、完成されたスイングが空気を切り裂いた。 手加減はしているものの、それでも轟音が発生する。 塔の室内で練習すると音がうるさいとルイズから苦情があるため、 基本的に素振りは外でなければできない。 そのため、中庭でイチローは日課のトレーニングを一人黙々と行っていた。 二十五万本の素振りを終えて、軽く息を吐く。 本来ならとっくに切り上げて眠っている時間だが、今夜のイチローは違った。 何か予感とでもいうようなものがあった。 そのため、気が付くといつもよりトレーニングに熱が入ってしまっていたのである。 「隠れてないで、そろそろ出てきたらどうだい?」 無人の中庭に向かって、イチローは声をかけた。 イチローの周囲には誰もいない。 では、独り言なのか。 それともただの勘違いか。 どちらも違う。 イチローはそんなミスを決して犯さない。 「やはり気付いていたのか」 闇の中から、答えがあった。 夜の影に溶け込んでいた一人の人間が、イチローの前にゆっくりと姿を現した。 「いつからだ?」 バリトンの響く低い声。 どうやら男のようだ。 「気付いたのはついさっきさ。それにしても驚いたな。僕がこれほどまでに人の接近に気付かないなんて」 「気配を絶つのは得意でな」 自嘲するように男が答えた。 「で、君はどこの誰で、一体僕に何の用なんだい? 格好からしてコックのようだけど」 「こんな暗闇でもそこまで見えるのか。さすがだな」 「僕はメジャーリーガーだよ。夜はナイターで慣れているし、選球眼にも自信があってね」 「なるほどな」 「それで、まだ答えを聞いてないんだけど?」 「フン……。名前くらいは教えてやろう。俺はライバック。ケイシー・ライバックだ」 「……ライバック? もしかして、アメリカ人かな? どうやってこの世界へ?」 「さぁな。俺はただのコックだ。そんな事は知らんな」 「まともに答える気はないって事か。この様子じゃ、用事の内容も教えてもらえなさそうだ」 イチローが肩をすくめた。 そんなイチローの様子を皮肉気にライバックは見ている。 「俺の用が聞きたいのか?」 「差し支えがなければ、教えてくれると助かるんだけど」 「それはな……」 ライバックの姿が霞むようにぶれた。 「こういう事だッ!」 ライバックが地を蹴る。 体がぶれたように見えたのは、残像が出るほどの動きのためだ。 イチローがどれだけ離れていようと関係ない。 瞬きする間に距離を詰めてくる。 姿勢は、四足歩行をする動物のように低い。 まるで獲物を狙う獰猛な肉食獣の如きだ。 地を駆けるライバック。 助走も何もない、初速からしてすでにトップスピード。 その速度は虎やライオンのそれを遥かに凌駕している。 常人には、ライバックが消えたように目に映るだろう。 だが、イチローは常人ではなかった。 メジャーで百マイルの速球を軽々と打ち返す動体視力は並ではない。 闇の中、しっかりとライバックの動きを捉えていた。 メジャーで鍛え抜かれた肉体は即座に反応し、対応策を頭脳が瞬時に叩き出す。 「思った以上に速い!? だけどッ!」 避けるか。 ──否、ライバックの動きが速すぎる。避け切れない。 迎撃は。 ──それも否。バットを構えている間にやられる。 防御を。 ──可。かろうじて間に合う。 「ぐうッ!?」 「がッ!?」 闇夜の中、中庭に二人の呻き声が響いた。 高速で迫るライバックを、神速で防いでみせたイチロー。 超スピード同士の激突だ。 攻防によって衝撃波が発生する。 大地には激震が走り、世界が揺れた。 二人を中心に地面は陥没し、偶然近くにあった馬小屋は無残にも崩壊していく。 嘶きを残し、崩れる小屋から逃げた馬達が走り去る。 それだけでは終わらない。 余波で学院の塔は大きく揺れ、窓という窓が一斉に割れた。 驚いて叫び声を上げる使い魔達の鳴き声が聞こえてくる。 余波といえど、大地震クラスの揺れだ。 塔に『固定化』の魔法がかかっていなければ、確実に倒壊していたことだろう。 恐らく学院の生徒達は何事かと思い、全て目を覚ましたはずだ。 ──やがて、雲が晴れて月が顔を覗かせる。 月の光に照らされ、男達の姿がはっきりと露になった。 互いの腕と腕を顔の前で交差させ、微動だにしない二人。 力は拮抗しているように見えた。 「これほどとはね……。一体何者だい、君は?」 ユニフォームを着た男が顔を歪めながら問いかけた。 イチローだ。 余裕のある普段とは違って、今までにないほど真剣な顔をしている。 「俺はただのコックさ。しかし、これがメジャーリーガーの力か……」 オールバックにした長い髪を後ろでまとめた、大柄な男が答えた。 トリステイン魔法学院の厨房で働く新入りのコック、ケイシー・ライバックである。 「お前さんは俺について色々聞きたいようだな?」 「興味がないといえば嘘になるね」 「それなら、力ずくで聞かせてみたらどうだ?」 「そいつは……いい考えだねッ!」 イチローが距離を取って離れる。 バットを構え、ライバックを見据えようと──。 「いない!?」 目の前から、ライバックの姿が消えていた。 「後ろ……いや、上か!?」 「正解だ」 とっさに気配を察知し、見上げる。 視界に映るのはライバックの姿。 月を背に急降下してくる。 紫電一閃。 まるで夜空を切り裂く流星の如き動き。 雷光の速さでの飛び蹴りだ。 「くッ!?」 スイング途中のこの体勢では、迎撃はおろか避ける事すら無理だ。 受け流すのも不可能。 それなら、不本意ながらもバットを盾に防ぐしかない。 「おおおおおおおッ!」 「ああああああッ!」 男達の声が共鳴し、夜空に響いた。 これが超越者同士の争い。 トリステイン魔法学院が、いや、ハルケギニア全土が震えた。 ──機先を制したのはライバックだった。 イチローが地に膝をつく。 慈悲のない圧倒的な暴力。 ライバックの蹴りはバットごしでも、イチローに強烈な衝撃を伝えていた。 さすがのイチローも、不完全な体勢からでは攻撃の全てを受け止め切れなかったのだ。 苛烈かつ、熾烈で激烈な戦いだ。 攻めるライバックが龍ならば、守るイチローは虎であろう。 月下に竜虎の絢爛舞踏は続く。 「くうッ!」 ミシリ、と嫌な音がした。 イチローのバットに、細かな亀裂が広がっていく。 ──このままでは、バットごとやられる。 イチローは判断を瞬時に下すと、バットを捨てて地を転がった。 バットは音を立てて真っ二つに砕け、イチローが今までいた場所にライバックが降り立つ。 いつまでも地に体を横たえ、敵に無防備な姿を晒すイチローではない。 すぐに受け身を取って跳ね起きると、ライバックに向かって対峙した。 空気が張り詰め、緊張感が辺りを支配した。 イチローもライバックも、お互いを警戒して動かない。 どちらとも、何も喋らない。 しばしの沈黙が流れる。 風が、イチローの頬を撫でていった。 最初に口を開いたのはイチローからだった。 「参ったな、バットを折られるなんて久々だよ」 「バット一本で被害を最小限に抑えたか。さすがはメジャーリーガーだな」 「そりゃどうも」 「しかし悪いが俺も、メジャー以上にプロフェッショナルなんでね。この程度ならまだまだだな」 ライバックの言葉にイチローの雰囲気が変わった。 闘気のようなオーラ的な何かが、体からは立ち昇っている。 イチローは、静かに怒っていた。 「……メジャーの力を、この程度だと思ってもらっては困るな」 「まだ何かあるというのか? すでにお前の武器であるバットはないぞ」 「バットは武器じゃないよ。野球をするための道具さ。それに、実は僕は元々ピッチャー畑の出身でね」 「それがどうした?」 「こういうことさ」 「何……? うおッ!?」 ライバックは思わず驚きに声を上げた。 イチローが一瞬の早業でライバックの腕を取ったのだ。 メジャーリーガーであるイチローにとって、ボールも人間も大して変わらない。 どちらも同じ、質量ある固体でしかない。 ならば、投げられぬ道理はどこにもない。 ライバックの体を白球に見立て、イチローは掴んだ腕を強引に振りかぶった。 軽々とライバックの体が持ち上がる。 「うおおおッ!!」 雄叫びを上げるイチロー。 その姿は、さながらマウンドで咆哮する投手そのものであった。 強敵を前に脳内ではアドレナリンが分泌され、鍛え上げられた筋肉が躍動する。 芸術的なまでのワインドアップから、背負い投げの要領でのオーバースロー投法。 狙うはど真ん中のストレート。 指先に集約された爆発的なパワーが、レーザービームのごとく放たれる。 「ぬおおおおおおおッ!?」 己が身を弾丸ライナーと化し、ライバックは豪速球のように飛んでいった。 慣性の法則を無視し、地面とは並行にどこまでも真っ直ぐ突き進んでいく。 大きな爆発音がした。 速度が一瞬で音速を突破し、その壁を超えたのだ。 強烈な風圧に抉られた空気は真空の刃を生み出し、地面に深く傷跡を残していく。 ライバックの服は空気との摩擦熱で焼け焦げ、体からは激しく炎が燃え上がった。 勢いは止まらない。 イチローの投球に障害物など関係ない。 炎上するライバックはそのまま学院の風の塔を突き破り、子供がおもちゃを倒すように呆気なく倒壊させた。 『固定化』の魔法がかかっているはずの硬い石壁が、まるで粘土のように簡単に崩れさっていく。 ライバックはそれでもまだ止まらずに、学院の裏手の森まで吹き飛んでいった。 大木を何十本も薙ぎ倒し、石を砕き、土を抉り、森の中にあった小屋を半壊させ、そこでようやく止まった。 木造製の小屋の室内で、大の字になって倒れているライバック。 体は焼け焦げ、炭化しかけた服からは煙が上がっていた。 彼は死んでしまったのか。 「やれやれ。仕事用の一張羅が台無しだ」 そう言ってライバックは無造作に体を起こした。 ライバックは死んでなどいなかった。 コック用の服は焼け落ちてしまったものの、ライバック自身はほぼ無傷であった。 内臓系に多少ダメージはあるが、鋼のような肉体に簡単に傷はつかない。 まさしく不死身のコックである。 イチローが常人ではないように、ライバックもまた常人ではなかったのだ。 「あれでもまだ手加減していたみたいだな。イチロー・スズキ、か。次は俺も、もう少し本気でやるかな」 ライバックは予感していた。 もし次にイチローと戦う時があれば、この程度では済まないだろうと。 それは予感というより、確信に近かった。 「しかし、どうしたもんかな」 自分の体を眺めてみる。 かろうじてズボンは無事だが、上半身を覆っていた服は全て焼けてしまっていた。 「マルトーさんに怒鳴られるな、こりゃ」 ライバックは苦笑しながら学院へと戻っていった。 余談であるが、この後森の小屋をアジトに使用していた某盗賊が、惨状を見て大変困惑したのはまた別の話である。 イチローは中庭で一人、煌々と輝く二つの月を眺めていた。 先ほどの戦いに思いを馳せる。 「まさか、異世界でメジャー級の相手に会えるとはね」 どこか嬉しそうな口調だった。 いや、現にイチローは喜んでいた。 日本でも、アメリカでも、イチローの相手を満足にできる者は少なかった。 真の強敵との対戦は、メジャーリーガーとしての血が騒ぐのだ。 「ライバックか。また、会えるかな」 呟きは、風に乗って消えていく。 「イチロー!」 背後からイチローを呼ぶ声があった。 ルイズが息を切らせて駆け寄ってくる。 「あんた、ここで何やってんの!?」 「やぁ、ルイズさん」 「やぁじゃないわよ! こ、この惨状は何!? 何があったの!? な、何か変な音とか地震がしたと思って外に出てみたら、ま、ま、ま、またこんな、こ、こんな……」 ルイズが小刻みにプルプルと震えている。 どうやら怒りと困惑のあまり、上手く言葉が出てこないようだ。 ルイズが目にしたものは、先日の決闘後のヴェストリ広場のように荒れ果てた中庭の光景だった。 「ちょっとトレーニングに熱が入ってね」 「またトレーニング!? どんなトレーニングしたらこんな風になるの!?」 「色々あってね」 「色々って……。あれ、あんた、その手……」 「ん? これかい?」 イチローは右手を上げてみせた。 手首から下が、不自然に曲がってプラプラと揺れている。 「お、折れてるの……?」 「いや、折れてはいないよ。脱臼しているだけさ。この程度なら一日あれば治るよ。しかしまさか、あの瞬間に関節を決められていたとはね……」 厳しい目をして、イチローが遠くを見つめた。 「よ、よくわかんないけど、イチローの怪我はとりあえずいいわ。そ、それよりも……」 ルイズはある方向を見て、わなわなと震えている。 「あれ、もしかして……?」 「どうしたんだい、ルイズさん?」 瓦礫の山に向かって、ルイズは指をさす。 「か、か、か、か、か……」 「か?」 「風の塔が壊れてるぅッ!?」 「ルイズさん!?」 ルイズは泡を吹いてその場に卒倒した。 「困ったな」 慌ててルイズの体を起こして抱き上げたものの、 イチローはどうしていいか悩んだ。 とりあえず呼びかけてみる。 「おーい、ルイズさん?」 返事はない。 よっぽどショックだったようで、完璧に気絶している。 これはしばらく目を覚ましそうにない。 「とりあえず、僕が運んであげるか」 イチローは脱臼した手首を自分で嵌めて戻し、 ルイズを抱えたまま歩き出した。 結局この日の出来事は、局地的な大地震が起こったとして処理されたようだ。 真相はイチローとライバックだけが知っている。 ちなみに、倒壊した風の塔では奇跡的に死者は出なかったらしい。 風の塔の建て直し自体はイチローが工事を手伝ったので数日で完了したという。 ただし、莫大な修繕費がかかってオスマン学院長が頭を抱えたとか。 前ページ次ページ第2部 .
https://w.atwiki.jp/ai3mc8/pages/11.html
p47 17行目 (誤) (正) p51 29行目 (誤) :周波数(-1)[Hz]の複素正弦波... (正) :周波数3[Hz]の複素正弦波... p66 13行目 (誤) (正) p66 15行目 (誤) (正)
https://w.atwiki.jp/chu2story/pages/54.html
このお話は廃棄されました。 あらすじ 設定(ネタバレあり) 元ネタ ジャッカル
https://w.atwiki.jp/bioboon/pages/8.html
htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 第二部 見えてきた『光』、加速する『悪夢』 「警察署編」 目的 ・情報を集める ・脱出ルートを計画する 全96話 ・77話~172話 htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。