約 290,950 件
https://w.atwiki.jp/oldharukeiserver/pages/30.html
・導入プラグイン一覧 プラグイン名 説明 AdminCmd 各種便利コマンドの追加 AutoMessage 定期的にメッセージを表示します。 Backup ワールドデータとプラグインのデータを定期的にバックアップしています。 BlockHat ブロックをかぶれるようになる。/hatで手持ちのアイテムをかぶる。 Chairs shift+右クリックで階段に座れるようになる。 ChestShop チェストと看板でお店を開ける。売り買いができる。有名プラグインの為検索すれば出てきます。 CookieMonster モンスターを倒すとお金が手に入る。 ColorMe チャットの色の変更など。 CrackShot さまざまな銃を追加するプラグイン。 dynmap サーバーのワールドマップを見れる。 dynmapWorldGuard dynmap上にwarldguardの保護範囲を表示するようになる。 iConomy 経済要素の追加 Jobs 職業概念の追加 Lift エレベーターの追加。作成はモデーレータか鯖主に依頼してください。 Lockette 看板を使ったチェスト・ドアロックを可能にする。 LWC 看板を使わず、コマンドによってチェスト・ドアロックを可能にする。(現在除外中につき未適応) mcMMO MMO要素(レベル、スキルなど)を追加する。 MinecraftViewer サーバーの稼働状況をウェブ上に表示します。 Multiverse Core,Inventories,Portalsが導入されています。複数ワールドのためのプラグインです。 MobArena 敵を倒すだけのアリーナを追加する。 MyPet モブを1匹マイペットにできるようになる。 Namer ニックネームをつけることができる。 NicoLiveAlert ニコ生の放送を自動でアラートする。 PermissionsEx 個人単位・グループ単位で権限を細かく設定できる。 PlgSetspawn スポーン地点を設定する。 pTweaks モンスターの湧きを調整します。ほかにもラグ対策として動作します。 PvPArena PVP用のプラグイン。 PVPGunPlus 銃を追加します。現在はアリーナ用となっています。 RueBoost スニークすることで加速することができるようになる。アリーナ用。 ShadowAdmin セキュリティ面の強化プラグインです。サーバーのログを生成します。 SignBank 経験値やお金を預けられる看板型の銀行を追加する。 TheEndAgain エンダードラゴンと再戦できる。 Transporter ワールド間ポータルの追加。 TresureChest アイテムを保持するチェストを追加します。 uHome ホーム地点を設定できる。 Vault 様々なプラグインの前提のプラグインです。 Wither ウィザー抑制プラグインです。ウィザーの生成やウィザーによる破壊から守ります。 WoolTrees 苗木に染料を使うと羊毛の木が生成されるようになる。 WorldBorder ワールドのボーダーラインを設定できます。 WorldEdit 様々な編集ツールが入ったワールドエディタのプラグインです。 WorldGuard 爆発や炎の延焼によるワールドの破壊を防ぐプラグインです。 xpShop 経験値をお金で売り買いできるようにします。 YPLTitan 進撃の巨人の立体機動装置と巨人を追加する。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1848.html
620 :名無しさん:2013/08/03(土) 13 42 03 奴は突然現れた 『くそっ出てこい』 僚機が銃弾をばら撒くが姿を現す気配がない 「全員、円陣を組め、場合によっては離脱する」 ファクトスフィアで探そうとした機体は、 ファクトスフィアを破壊された上でパイロットのみを殺害された。 まともじゃない、 高麗製ジェンシーに意識が向いているあいだに2機やられた。 やたらと高速で動き回る2mに満たないモノ、おそらく人間だ。 高麗製ジェンシーを見つけた時には確認できなかった事から生身の人間だと思うがこの短時間で3機もやられるとは思ってもみなかった 『っひゅ・・・・死にたくねぇ・・・』 「あっ・・バッ・・・てっ・・・くそっ」 逃走を始めた僚機に向かって人間とは思えない跳躍をする影 慌ててトリガーを引いたが人影は途中で進行方向を変え 銃弾は逃亡をかけた機体に命中することとなった。 「全員緊急脱出、責任は俺が取る」 「ふむ・・・脱出されたか」 「大尉」 「回収は出来そうか?」 「最後の仲間に撃たれた機体は・・」 「基地に戻ってバラせばいい、総員引き上げるぞ」 ジェンシーを1小隊やられたが最新鋭が3機手に入るなら安いものだ 「置いていった4機も回収しておけ」 「「全てはお嬢様の為に」」 621 :名無しさん:2013/08/03(土) 13 43 12 ―――――数日後――――― 『僚機をやられた救援を頼む』 「あのガラクタにか?」 『不意をうたれた、こっちもダメージがあるらしくうまく動けない』 「了解、即座に向かう」 「救援に向かうぞ」 『無事か?』 「問題ない」 ヴィンセント・・・だったかな?釣れたのはブリタニアか 「そしてさようなら」 『なっ!』 「作戦終了、残敵いません」 『ご苦労、中尉』 「本来であれば大尉が乗るべきものを」 『KMFとは相性が悪いのでな、相性が良く腕もいい中尉に任せておけば大丈夫だと思っただけだ』 『ところでそいつの乗り心地はどうだ?』 「極上、と言ったところでしょうか?ジェンシーとは段違いですね。」 ごっ 『では帰還するとしよう、中尉乗せてってもらうぞ』 622 :名無しさん:2013/08/03(土) 13 44 37 ―――――同日日本――――― 「これは・・・」 「厄介ですね」 「「立体機動装置(※1)」」 「まさか高麗がこんなものを投入してくるとは・・・」 「さしずめ我々は巨人ですか」 「この動きを見てる限り否定しきれないのが辛いところですね」 「はじめにやられた2機は?」 「強制排出装置(※2)を利用されたようですね」 「まさか兵士を救うための機能が兵士を死に追いやるとは」 「対処は?」 「とりあえず専用工具が必要な形に変えましたが」 「鹵獲されていると思われる機体は?」 「見る限り完全な状態で2機、多ければ10機」 「近いエリアで消息を絶った小隊・・・・ですか」 「解析されるとは思いませんが」 「嶋田さん、辻さん、ヤられました」 「どうしました南雲さん」 「負傷したダガーの救援に行ったヴィンセントがダガーに撃破されました」 「それは・・・色々な意味でやられましたね」 「紅月首相が弁明していますがあまり旗色はよくありませんね、 馬鹿な政治家はこれを機に日本は独自の路線をなんて息巻いていますが」 「鹵獲された機体の情報とコノ厄介者の情報もブリタニアに提供しましょう、ブリタニアまで同じことをやられたらコトですから」 623 :名無しさん:2013/08/03(土) 13 46 51 あとがき 散々迷走して活躍がうまく書けなかった上に キャラ描写もイマイチ とりあえず腕のいい部隊で日本のKMFを鹵獲して使ってる奴が居るというのがかけたんで満足かな? 整備に関しては共食いオンリーなので戦中しか存在しない設定です あと首相は彼です、もし変わってたらおかしいようならしゅうせいかな? ※1鞘はないがその姿は明らかに立体起動装置だった(見てくれと機能、構造はよく似ていた) ※2脱出した兵士が何らかの負傷で意識がない場合に外部からの操作で兵士をコクピットから引っ張り出す装置
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/170.html
ミカサ・アッカーマン&ランサー ◆FFa.GfzI16 市立図書館。 ミカサ・アッカーマンは愛用のマフラーを膝元にかけ、個室ビデオコーナーに座り込んでいた。 迷彩を突き刺すような強烈な光が飛び込んでいく。 耳元から無慈悲なほどに注ぎ込まれる未知の情報がミカサのニューロンを焼く。 彼女のゴースト、コトダマ、霊的情報、総じて『魂』と呼ばれるものに、説明不能な痛みが走る。 それでもミカサの意識は目の前の映像に集中していた。 世界は、美しい。 世界には『海』というもの存在する。 そこは塩分濃度が非常に高い水で構成されている。 高級品である塩、それを多く含んだ水が取りきれないほどにあふれているというのだ。 すべての生命の源は『海』であるという。 正確に言えば、がぐつぐつと波を打っている生命の存在を許さない『炎の水』の『海』から生まれた。 そう、『炎の水』なのだ。 そこには、生命の存在が許される一片の道理もないように見えた。 しかし、始まりはそこにあった。 始まりは、生命など生まれるはずのない世界だったという。 世界には『氷の大地』が存在する。 一面に広がる『氷の大地』は全てを失わせる、そこは時が止まったような空間だ。 しかし、その上空にはミカサが知る由もなかった世界が広がっている。 北天に広がる『オーロラ』、それは空のさらに上存在する、『宇宙』の奥深くから届く『星の光』であった。 そう、『星々の煌き』とは全てに論理的な意味が存在する。 それはあまりにも無慈悲で、あまりにも優しかった。 世界は、空を見上げるだけで広さを証明してみせるのだ。 気づけば、ミカサは眼から涙を零していた。 感動ではない。 感傷だ。 こんなものが世の中には存在していた。 いや、これこそが世界だったのだ。 しかし、ミカサには、ミカサ『達』にはその世界を見ることが出来ない。 鳥籠の中に飼われるように逃げ込んだ、ミカサ達には。 『巨人』という名の人類の天敵から逃げ出し、世界を捨てたミカサ達には。 永遠に、見ることが出来ないのだ。 「……」 ミカサは右手で涙を拭い、マフラーで口元を覆い隠す。 そして、そのまま逃げ出すように図書館から外へと出た。 そこから広がる世界はミカサの知るそれとは大きく異なっている。 なのに、かつてミカサは違和感を抱くことなくこの世界で生活していた。 『ゴフェルの木片』によって導かれた『方舟へと至る聖杯戦争』。 ミカサがこの街に訪れる前。 人類を守る『壁』と隣接しているトロスト区が巨人によって襲撃された。 本来ならば破壊されることのない壁を破壊され、トロスト区は壊滅することになったのだ。 かつて、ミカサが二人の母を失った時のように。 しかし、トロスト区は奇跡的に、そう、奇跡のようなお話で救われた。 一人の『人間』が『巨人』へと変化することによって、救われたのだ。 その後、巨人達の死体の処理が行われた。 ミカサが手に入れたゴフェルの木片は、その際に巨人の体内から発見されたものだった。 それは奇妙なことに、一切の汚れが付着していなかった。 巨人の胃液による汚れが存在せず、持ち上げて軽く振ってみせるだけで、その汚れは落ちた。 木片を発見した時のミカサは魅入られたように眺め続けていた。 感染症を起こしかねない死体の処理も忘れ、木片に何かを見出したように、強烈な巨人への怒りと家族への愛情を抱いて。 ミカサは、眺め続けていた。 気づけば、全てを忘れてミカサはこの街で生活していた。 ぬるま湯のような日々だった。 深い怒りも、愛情もなく。 ミカサはただ息をするだけで生きていた。 飼いならされるという言葉があるが、ミカサの状態はまさしくそれだった。 『見えない何かに飼いならされている』ようだと。 ある日、そう考えた時。 唐突なまでに全てを思い出した。 怒りも、愛も。 ――――そして、恐怖も。 鳥籠の中に囚われていた恐怖と屈辱の記憶。 それを、はっきりとミカサは思い出した。 その恐怖と屈辱の世界を塗り替えすために、ミカサは『聖杯戦争の優勝』を決意した。 影奉仕が、嘲笑うように伸びている。 コンクリートジャングルはミカサの魂を激しく圧迫する。 『ここではないどこか』への郷愁。 全てを可能とする願望機。 夢の様な世界で、夢の様な奇跡を手にする。 ミカサに与えられた試練と機会は、世界の美しさを暴力じみて突きつけられることだった。 ◆ ミカサは、図書館から抜けだすと丘の上へと向かった。 風がミカサの身体を目掛けて駆け走ってくる。 『この風はどこからやってきたのだろうか』、ミカサはそんな益体もないことを考えた。 ここからは壁は見えない。 かつては憧憬だけを煽っていた空も、無限の広さを演出している。 そこには世界がある。 ミカサの知らない、無限というものを教えてくれる。 周囲の視線を感じた。 ミカサは東洋人と北欧人のハーフだ。 元の世界では『東洋人とのハーフ』であったが、この世界では『北欧人とのハーフ』であった。 絶滅したと言われる自身のオリジンが、今も目の前を歩いている。 そこに奇妙な念を感じ、同時にどうしようもない安堵を覚えた。 一人だけではないという、安堵。 あまりにもこの世界は表面的に美しく、優しかった。 「マスター」 堪え切れないように目を伏せたミカサの元に、冷たい声が響いた。 気づけば、ミカサの背後に一人の女が立っていた。 黒い軍服は奇妙なことにノースリーブワンピースの形状をしている。 スカートには大きなスリットが入り膝上10センチにもなるミニスカート。 ノースリーブではあるが七分丈の袖がつけられ、手元にはやはり黒い革手袋。 艶やかな脚は黒いストッキングに包まれ、ヒールの高い軍靴を履いていた。 ノースリーブによって露出された肩を隠すように備えた黒い外套を風に棚引かせる。 ランサーのサーヴァント――――東ヨーロッパ帝国連合の猛将・セルベリ・ブレス。 長い白銀の髪は周囲を探るように風に揺れ、血のように紅い瞳は油断なく周囲を警戒している。 軍服を押し上げる豊満なバストは女性であることをこれ以上となくアピールしているが、手に握られたライフル銃がその柔らかな印象を簡単に拭い去る。 『Ruhm』と呼ばれる愛用の歪なライフル銃はドラム式のマガジンと高性能の反動装置から人が扱えるものではないことを教えてくる。 しかし、これはセルベリアの宝具ではない。 宝具による魔力の消費を抑えるために、通常兵装として扱っているのだ。 「わかってる、ランサー」 ミカサは郷愁の念を収めるために、マフラーを指でなぞった。 このマフラーはミカサにとって家族の象徴であり、ミカサが一人でないことを言葉よりも雄弁に語りかけてくるものだ。 マフラーをなぞるたび、ミカサの心はエレンが与えてくれた暖かさを思い出す。 エレン・イエーガー。 ミカサの、何よりも大事な、残されたたった一人だけの家族。 巨人に家族を奪われ、巨人に自由を奪われていることに気づいた少年。 「離れるぞ、現状での交戦は賢くない。 戦うならば、仕掛けるか籠城か、だ」 「……ランサー」 ミカサは静かに、しかし、俊敏に動きながらランサーへと語りかける。 視界の端にひっそりと映った、ランサーの発見した遺体。 聖杯戦争への非参加者の魂を食らい、サーヴァントへの力と変える『違反行為』。 奇跡の代償。 奇跡を得る資格のない、生贄。 「こんな世界でも血の匂いと色は変わらないのね」 ミカサは口元のマフラーを鼻元まで持ち上げた。 死体の方向から視線を逸らす。 夕焼けがあまりにも美しく街を照らしていた。 ――――世界は美しい。 今度は涙は出なかった。 しかし、やはりその足取りは逃げ出すような色を感じさせた。 ミカサにとって今の世界はあまりにも美しすぎた。 そうだ、美しすぎる。 ミカサにとって、その美しさは。 ――――そして、とても残酷だ。 世界の無情さそのものだった。 ◆ 「……………ただいま」 ミカサは自宅の扉を開く。 人の気配がする。 人工的な光がミカサの目を刺し、香ばしい匂いが鼻をくすぐる。 わかりやすい『幸せの形』がそこにあった。 「……」 しかし、偽りにすぎない。 こんなものは、全て偽りの生活なのだ。 ミカサの両親は、殺された。 二度目の両親も、もう居ない。 それが全てだ。 ミカサの両親は、それで終わってしまったのだ。 だから、今の両親はただの悪趣味なおままごとに過ぎない。 「ちょっと、ミカサー!」 「……」 『母』として設定された声から逃げこむように、いや、実際ミカサは自室へと逃げ込んだ。 無慈悲に襲いかかる幸せから逃げ込んだのだ。 そして、その幸せを間違っても感じてしまわないためにも、ミカサは学習机へと向かった。 「ランサー」 若干、乱れた声だった。 動揺と、不安。 ミカサはここまでの時間、エレンと離れているのは久しく存在しなかった。 どうしようもなく、エレンに会いたかった。 「ここにいる」 霊体化していたランサーが姿を表す。 心の乱れをそのままに、ミカサはランサーへと睨みつけるように視線を向ける。 乱雑とした室内、しかし、それは無精から生まれるものではない。 机上には広げられた一枚の使い込まれたノート。 ミカサは記憶に目覚めて以来、時間さえあればランサーと聖杯戦争に向けた作戦を練っている。 今日、図書館へと向かったのもこの街という街の全てを把握するための行動だ。 「今日もやる」 ミカサの言葉にランサーは頷き返し、聖杯戦争のルールを口にし始める。 ミカサはランサーから語られる聖杯戦争のルールを、脳に刻みこむようにノートへと書き込む。 それは幾度と無く把握した内容。 しかし、反復し続ける。 そこに見逃しがあってはならないのだから。 英霊。 サーヴァント。 ムーンセル。 令呪。 魔力。 魂食い。 契約。 宝具。 ランサー自身の性能。 ランサーが判断したミカサの性能。 魂食いを行っているサーヴァントの存在。 何度なく把握した内容を終え、次はランサーと当面の戦略について論議する。 ランサーは隠密行動には向かない。 長距離からの狙撃も不可能だ。 ミカサの魔力供給も理想とは言いがたい。 ミカサの所持する立体機動装置、外へと持ち運んだことはないが何度となく調整は済ませてある。 スナップブレードは獲物としては不十分だ、あまりにも目立つ。ナイフなどとはわけが違う。 マスターの暗殺も難しい。 手持ちの札は、正直なところ苦しい。 勝利は遠いように思える。 ならば、魂食い。 その言葉がミカサの頭によぎるが、即座に却下。 管理者と呼ばれる存在との対立は避けるべきだ。 管理者に察せられることなく魂食いを行える技術はミカサもランサーも所持していない。 (管理者は『それ』を全面的に警戒している以上、潜り抜けることは実質不可能。 そこから『管理者の標的』となってしまうデメリットを考えると、現状では安易な悪手の一つ) などと、ミカサは様々な理論を立てるものの、心の奥底でその行動に対する忌避感も当然存在した。 殺人に忌避がないわけがないのだ。 ただ、それを超える物がミカサの中には存在する。 しかし、しかし、もしも。 捨て身を選ばざるを得なくなれば、魂食いも―――― ミカサは首を横に振る。 少なくとも、今はデメリットの大きさから使わないと決めた。 魂食いも考慮した戦法も考えつつ、本筋は別のところに見出すべきだ。 ミカサは図書館から持ちだした地図を眺める。 ランサーが語るような魔術師であれば、ここから有利な拠点などを導き出せるのだろう。 それは単純な土地の構造だけではなく、魔術的見地から見た大地に流れる魔力の流れも考慮した上でだ。 ミカサはインチキじみた風水本から、それを想像する。 東西南北、川の流れ、山、それを考慮した上でその流れを遮るように存在する建物。 そこから危険であり陣地を構えているであろう魔術師を警戒するのだ。 それをランサーとともに不十分な知識で話し合い、最後は十分な食事と睡眠を取る。 日が登っているうちには知識不足を様々な行動で埋め、日が沈めばそれらを加えた作戦を立てる。 現状、幸運な事にサーヴァントとの交戦はない。 しかし、明日にはあるかもしれない。 ミカサは張り詰めたままベッドへと向かわなければいけない。 いや、魂食いを行っている参加者が存在する以上、明日には偽りの両親が死んでいる可能性だってある。 眠る暇などなければ、眠っていても迎え撃てるほどミカサには力がない。 それでも、寝なければいけない。 休息を取らなければ、十全の力を発揮することなど出来ないのだから。 「マスター」 しかし、今日に限り、そのルーチンが違った。 ランサーがミカサへと語りかけたのだ。 ミカサはベッドに腰を掛け、ランサーとよく似た冷たい眼でランサーを見つめる。 ランサーは怯まない。 睨み返すように冷たい眼でミカサを見つめた。 「私の槍は殿下のものだ」 艶やかな唇から発せられた言葉は、今までミカサに語られなかったランサー自身の過去だった。 英雄であるランサーの過去を、ミカサは断片的にしか知らない。 魔力パスによって繋がったミカサとランサーは、その記憶を混濁した状態で共有する。 睡眠という行為によって、自我が混ざると考えれば良い。 ミカサは夢によって見たランサーの断片的な生を想い出す。 そこには常に一人の男が居た。 冷たい眼をしていた男だった。 ミカサやランサーの眼も冷えたものだが、その奥には確かに暖かなものが存在する。 男の眼には、それすら存在しなかった。 しかし、ランサーにとってはその男こそが全てなのだろう。 その男が居なければ、ランサーの瞳もまたただの冷たいだけの眼となっていたのだろう。 「我が槍は殿下の栄光を闢き、我が盾は殿下の栄光を覆う。 マスターとは主従の契約を結んだが、殿下への忠誠を覆すことだけは許さない」 ミカサの想像通り、ランサーにとっての英霊としての全ては『殿下』に捧げられているのだろう。 ランサーの心奥深くに潜んだ願いが報われることがないと知っても。 槍に込められた想いは、その恋慕も含まれている。 報われない槍を振るい続けることは、どのような想いだったのだろうか。 ミカサには、正直なところエレンへの想いは様々なものが入り混じっている。 家族としての愛情、異性への恋慕、人としての尊敬。 当然だ、何か一つに固まる感情はあり得ない。 セルベリアだって、確かに主への報われることのない恋慕の情は大きいが敬意もまた余りあるほどに大きい。 「しかし、マスターの瞳が我が穂先と同じ場所を向けられているというのならば、この槍はマスターのものだ」 「……」 ランサーの取り出した、無骨な槍に息を呑む。 ランサーの身の丈ほどもある巨大な青白い槍だった。 ヴァルキュリアの槍と呼ばれる、ランサーの愛槍。 「これが私の宝具だ、マスターが所持しているべきだ」 「……私が、所持?」 「覚醒用のラグナイトであり、私の宝具だ。 その光で私を照らすことによって、私は初めて本来の力を発揮する。 ヴァルキュリア人として覚醒することで、この槍の力も十二分に発揮できる」 ラグナイトと呼ばれる特殊な物質。 そこから発生するラグナイト光に照らされ、ランサーは体内のラグナイトエネルギーを爆発的に増加させる。 これは光を発生させること自体は容易であり、ミカサにも扱うことが出来る。 同時に、ミカサはその光をランサーの過去から知っていた。 研究所――――あまりにも非人道的な扱いを受けていた記憶。 四六時中ラグナイト光に照らされ続け、ランサーがその携帯すらも拒絶するほどトラウマを抱いていたこと。 そう、ミカサは理解していた。 この光はランサーにとって嫌悪するものであり、同時に『殿下』から求められる『セルベリア・ブレス』にとっての全てであることを。 『セルベリア・ブレス』ではなく、この光が生み出す『兵士』が求められているのだ。 「勝つのならば、全てを使え。殿下のように、私を物として扱え」 ランサーの瞳から悲しみが窺えた。 ミカサの向けてくる眼が、ランサーには辛かったのだ。 ランサーは、ミカサが自身に向ける眼への変化を感じ取っていたのだろう。 ミカサの無意識な変化だ。 「殿下のように、私を見てくれ。 殿下のように、私を無視してくれ。 そうでないと、私は……耐えられない」 ランサーの過去を知ってしまったからこそ、知らずの内にランサーへの接し方に変化が生まれていた。 ミカサは感情の起伏が薄いように見えるが、実質のところ感情に強く左右される普通の人間だ。 優先順位は存在する、しかし、心がそれに抗う。 ミカサ・アッカーマンは十五歳の少女であり、世界に絶望して一筋の光に縋る弱い人間だ。 だからこそ、ランサーの気持ちが理解できた。 ランサーは救われた、皇子なる男にどんな思惑があろうとランサーは救われたのだ。 しかし、そこから生まれた想いが答えられることは永遠にない。 だのに、新たな『主』が求めていた眼を向けてくることが。 ランサーのことを『セルベリア・ブレス』として見てくる眼が。 ランサーにはどうしようもないほどに耐えられなかった。 ――――世界は美しい。 「その令呪で、その気持で……殿下の槍であることから、私を引き離さないでくれ」 ――――そして、とても残酷だ。 【CLASS】 ランサー 【真名】 セルベリア・ブレス@戦場のヴァルキュリア 【パラメーター】 筋力D(B-) 耐久D(B-) 敏捷C(B+) 魔力B 幸運E 宝具B ※()内のパラメーターはヴァルキュリア人としての能力を発揮した状態でのパラメーター 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 対魔力:C(B) 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 ヴァルキュリア人として覚醒した場合は1ランク上昇する。 その場合、魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 【保有スキル】 戦乙女:C 後述の宝具に依存するスキル。 宝具の発動と同時に効果を発揮し、身体から青い輝きを発するようになる。 この際の輝きはすなわち魔力であり、魔力が炎のように放出している状態であるため他の参加者から察知されやすくなる。 ランク:Cでは上昇効果はなく、本来のヴァルキュリア人としてのパラメーターを取り戻すことになる。 魔力放出:D 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。 いわば魔力によるジェット噴射。 絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。 軍略:D 多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。 自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。 【宝具】 『戦場の戦乙女(ディ・ワルキューレ・アインズ・シュラハトフェルト)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 セルベリアの軍が携帯していた覚醒用のラグナイトを使い、ヴァルキュリア人へと覚醒する。 第二次ヨーロッパ大戦にて無双を誇ったセルベリアの力の源であるラグナイトが宝具と化したもの。 ラグナイトエネルギーを自らの身体で操る能力を得、ヴァルキュリアの槍から光線を発生させることが出来る。 優秀な魔術師ならば、ラグナイトからよりエネルギーを引き出しセルベリアのパラメータを上昇させることも可能。 現在のマスターであるミカサにはそこまでの供給が出来ない。 『命短し、誘え乙女。蒼き唇、褪せぬ間に。(アインラデゥン・ツ・ヴァルハラ)』 ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1-100 最大補足:10000人 自身の体内のラグナイトエネルギーを暴走させ、巨大な爆発を起こす。 一要塞を消滅させ、さらに一帯を荒野と化す威力を持つ。 自らを構成しているエネルギーの全てを暴発させるため、使用後にセルベリアは消滅する。 暴走させることで発動させるため、威力をコントロールすることも不可能。 だが、セルベリア自身の魔力だけを利用するために発動は容易である。 【weapon】 『ヴァルキュリアの槍』 ラグナイト鉱石と呼ばれる鉱物で作られた、セルベリアの身の丈ほどもある巨大な青白い槍。 セルベリアが持つことで自身と槍のラグナイトエネルギーとを組み合わせて、光線を発することも出来る。 巨大だが同時には一つしか発生させられない光線と、一つ一つは細いが同時に多数発生させることが出来る光線を使い分ける事ができる。 射程距離はセルベリアの視界に届く全てであり、第二次ヨーロッパ大戦では無双を誇った。 『ヴァルキュリアの盾』 ラグナイト鉱石と呼ばれる鉱物で作られた、円状の盾。 セルベリア自身のラグナイトエネルギーによって補強されており、砲身が大型に強化された戦車の砲弾も防ぐことが出来る。 『Ruhm』 狙撃銃の精度と重機関銃の火力を持ったライフル銃。 弾倉はドラム式であり重厚に反動装置を装着している、ヴァルキュリア人の末裔であるセルベリアだけが使える銃。 「名声」の意味を持ち、セルベリアがマクシミリアン皇子から授かった兵装。 ヴァルキュリア人として覚醒していない状況では主にこのライフル銃を扱う。 【人物背景】 侵略者ダルクス人に勝利してヨーロッパを守った後、突如姿を消したと言われる伝説的な民族『ヴァルキュリア人』の末裔。 銀髪赤眼というヴァルキュリア人の血を色濃く受け継いでおり、そのため幼少の頃より研究機関に囚われていた。 その研究機関から東ヨーロッパ帝国のマクシミリアン皇子から救われ、忠誠を誓っていた。 同じくヴァルキュリア人として覚醒したアリシア・メルキオットに敗れる。 アリシアに対しては同じヴァルキュリア人の末裔として、敵として以外の感情を抱いている。 その後、アリシア達によってと自らの部下が捕虜として護送され、自爆の影響が及ばない範囲まで離れた後、ガリア公国大将とその本隊を道連れに自爆した。 【サーヴァントとしての願い】 東ヨーロッパ帝国連合の栄光、すなわち、マクシミリアン皇子の栄光。 【基本戦術、方針、運用法】 戦闘時にはヴァルキュリア状態では魔力の放出によって他サーヴァントに察知されやすく、通常時では火力が低い。 狙撃手ほどではないが射程距離が広く耐久に優れているために、中距離戦闘には秀でている。 宝具は自爆であるためにセルベリア自身は消滅するのが特徴である。 【マスター】 ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人 【参加方法】 巨人の体内から現れた謎の木片を回収した際、願いを秘めていたミカサが『所有者』と認められて聖杯戦争に参加させられた。 【マスターとしての願い】 巨人の殲滅 【weapon】 『立体起動装置』 アンカーが付いた二つのワイヤーの射出機が腰ベルトに付けられ、操作装置を兼用する剣の柄部分と繋がっている。 このワイヤーを打ち出し、壁や巨人の体に突き立てて高速で巻き取ることによって、素早い空中移動を可能にする。 カードリッジ式のガスボンベが燃料となっている。 自宅に幾つか予備のガスボンベ補給を所持している。 『剣(スナップブレード)』 前述の立体機動装置と連動している、正確には立体機動装置の操作装置を『柄』として剣を加えたもの。 「柄」は撃鉄、ブレーキレバー(制動操作装置)、二つのトリガー(引鉄)、二つの補助スイッチ(刃のリリースなど)を持ち、操作内容は柄尻から伸びる管を通して各所へ有線で送られている。 接続先は柄からアンカー射出装置基部、そこから別口で後方のガス供給弁の順。 刃の部分には特殊な製法で折れ筋が入れられており、折る刃式カッターナイフの刃を拡大延長したような外見をしている。 高負荷が掛かった際には簡単に折れる仕様で、これにより持ち手や柄の保護を行っている。 【能力・技能】 格闘術やサバイバル技術などの他に、立体機動装置を利用した特殊な移動法を所有している。 『立体機動』 前述の立体機動装置を使用することによって行う移動方法。 ワイヤーの射出と、そのワイヤーの巻き揚げによって行う高速・高所移動。 【人物背景】 繁栄を築き上げた人類は、突如現れた天敵の『巨人』から逃れるために『壁』が築き上げた。 その中で安穏とした日々を百年送り続け、ミカサもそのうちの一人だった。 しかし、ちょうど百年後。 ついに巨人によって『壁』の一つが壊され、ミカサは巨人によって親代わりのイェーガー夫妻を『捕食』される。 ミカサはそれ以前にも両親を人身売買を目的とした暴漢達に殺されている。 その際に父の友人であったグリシャ・イェーガーの息子、エレン・イエーガーに救われている。 家族を失った後のエレンの言葉に強く惹かれ、彼のことをかけがえのない『家族』と認識している。 二度家族を失った生い立ちから世界は美しいが、残酷で理不尽なものだということを理解している。 ミカサの世界ではほぼ絶滅されたとされる東洋人のハーフである。 【方針】 いかなる方法を使っても願いを叶える。 魂喰いについては、管理者の存在とそれ自体への忌避感から迷いを抱いている。 BACK NEXT 011 遠坂凛&ランサー 投下順 013 寒河江春紀&ランサー 011 遠坂凛&ランサー 時系列順 013 寒河江春紀&ランサー BACK 登場キャラ NEXT 参戦 ミカサ・アッカーマン&ランサー(セルベリア・ブレス) 038 母なる海
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6671.html
進撃の巨人 【しんげきのきょじん】 ジャンル タクティカルハンティングアクション 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3プレイステーション・ヴィータXbox One(海外のみ)Windows(Steam)(*1) 発売元 コーエーテクモゲームス 開発元 コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売日 2016年2月18日 価格 【PS3/PS4】7,800円【PSV】6,800円(各税別) レーティング CERO D(17才以上対象) 判定 なし ポイント 原作要素を忠実に再現その代わりゲーム性は乏しい 少年マガジンシリーズ 概要 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 圧倒的な力を持つ巨人と追い詰められた人類の戦いを描く人気漫画『進撃の巨人』のゲーム化作品。 TVアニメ版Season1(以下アニメ1期)をベースにストーリーの展開なぞりつつ、ゲームとしての要素を追加する形になっている。 評価点 爽快な立体機動アクション 作品の象徴でもある、スピーディーに縦横無尽に飛び回る立体機動を簡単操作で再現できる。 □ボタンを押すことでアンカーを飛ばす。アンカーは届く範囲であれば自動で刺さるので細かい照準は不要。 ロックオンは右スティックで対象を切り替えることができる。 アンカーが刺さった状態で×を押せばダッシュもできる。 巨人が近くにいるときにR1を押してロックオンした巨人にアンカーを刺して近づき、△ボタンで攻撃するのが基本の流れになっている。 マップもかなり広いが、立体機動で駆け回るには丁度良い広さになっている。 キャラクター、ストーリーの再現度 各ステージで操作するキャラクターが異なっているが、オーソドックスなエレン、高性能なミカサ、頭脳派のアルミンなどキャラクターの個性を反映しつつプレイ感覚を変えている。 基本的にアニメ1期のストーリーをなぞったステージになっているが、固定砲台を操作したり仲間の救難信号に対応したりといった要素も追加されている。 原作でもガス切れや刃の破損で交換したりするシーンがあり、本作でも立体機動で飛び回ったり攻撃することでガスと刃が消耗し交換が必要になっている。 所持数も限度があるため、なくなったら周囲にいる補充兵に補充を求めたり、戦死した仲間から装備を回収する必要がある。 対巨人戦 原作同様、弱点であるうなじを破壊すれば倒すことができるが、巨人によっては簡単にうなじを狙えないため先に手足を破壊して動きを封じるなどをする必要もある。 手足を破壊すると素材を入手することがあり、後述する装備開発に使うことができる。 戦闘を続けると「決戦の狼煙」ゲージが溜まっていき、決戦の狼煙発動中はガスや刃を消耗しない爽快な戦闘を行えるようになる。 装備開発 巨人を倒して素材を集めることで、立体機動装置やスナップブレードの開発・強化ができる。 キャラクターも経験値を集めて成長させられるため、やり込むほど強くなることを実感できる。 賛否両論点 狙い通りにロックオンするのが難しい R1を押すと自動で近くの巨人へロックオンするが、群れている場合狙った巨人へロックオンができず、切り替えるのも難しい。 巨人が1匹だけの場合は問題ないが、群れられるとロックオンした巨人の間に別の巨人が挟まったりと攻撃が難しくなる。 原作でも大量に襲ってくるのが巨人最大の脅威と言われているため、原作通りではあるが。 ミッション中の副任務 戦闘中に味方から救難信号が送られてくることがあるが、頻繁に発生するうえ救出までのタイムリミットがあるためかなり鬱陶しい。 無視することもできるが、その場合スコアに影響が出てくるため高評価を狙うためには無視できず煩わしく感じる。 慣れると単調になる戦闘 原作通りではあるが、立体機動でアンカーを刺して刃で切る以外の攻撃手段がないため、キャラクターの個性はあるものの結局やることは皆一様になってしまうことに。 上記の副任務も味方からの救難信号以外なく、その内容も周囲の巨人を排除するだけになっている。 味方AIはあまりかしこくない チームを組む味方には「散開」「護衛」「集中」といった簡単な司令を与えることができるが、味方に巨人を撃破されると決戦の狼煙ゲージが溜まらないので、うなじを積極的に狙わない「護衛」ばかりになってしまいがち。 またミッションによっては戦闘不能になるとゲームオーバーになる味方もいるが、巨人に捕まってしまった際にロックオンに手間取っているうちに食われてゲームオーバーになることもある。 控えめなゴア表現 原作では人体が千切れるなどの強烈なゴア描写があるが、本作のレーティングは「CERO D(17歳以上対象)」のため血しぶき程度に収まっている。 オプションでON/OFFできるため、「CERO Z(18歳以上のみ対象)」にしてでも原作に準拠したゴア表現をしてほしかったという声もある。 一方で18禁になってしまうと購入できるユーザーが制限され、中高生のファンなどがプレイできなくなるため、一概に問題点と言い切ることはできない。 問題点 カメラワーク キャラクターの向いた方向へ自動補正するというカメラワークになっており、斬りつけた直後にプレイヤーが思った方向とは違う方向へ向いてしまうことがある。 立体機動を活かすため高い建物が多いステージになっているが、障害物を避けるようにカメラが自動で引いていってしまう。さらに巨人が群れてくるとカメラワークが滅茶苦茶になり、自身を見失ってしまう。 短いストーリーモード アニメ1期分(原作では8巻)までのストーリーしか描かれないため、ゲームのストーリーとしては半端な所で終わっており、ボリューム不足感は否めない。 原作未読でアニメでしか本作を知らない人のために、アニメ2期も控えていたためネタバレを避ける意味合いがあったのかもしれない。 有料DLCで追加ストーリーが配信されているが、内容が薄くストーリーのボリューム不足解消とは言えない。 拠点で棒立ち 戦闘シーンにおける生き生きとしたキャラクターとは裏腹に、ステージの合間にある拠点では皆、カカシのように棒立ちになっておりかなりぎこちなく見える。 終章の作業感 3章までが原作再現となっており、エンディング後にゲームオリジナルの終章が始まる。 全5ステージあるが、ステージクリア後に次に進むためにはサブステージをいくつもクリアする必要があり作業感がかなり強い。 オンライン実装が遅かった 発売前からオンラインでの協力プレイがあることを宣伝していたが、実装されたのは発売から1ヶ月以上経ってからだった。 1ヶ月以上も経っていると早い人はすでにクリアして本作から離れていた場合もあり、遅かったと言わざるを得ない。 総評 『進撃の巨人』の要素をゲームに落とし込んで再現した点は評価できるが、原作再現に注力した結果同じことをくり返すだけのゲーム性が乏しい内容になってしまっている。 もっとゲームオリジナルの要素などを取り入れられればよかったが、オリジナル要素が強すぎると原作ファンからの反感もあるため難しいところではある。 『進撃の巨人』のファンであり、立体機動の爽快アクションを体験したい人にはおすすめできるが、本作を『進撃の巨人』入門にしたいという人にはおすすめできない。 余談 2018年3月15日に続編『進撃の巨人2』がSwitch/PS4/PSV/Win(Steam)で発売された。
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/21041.html
十字リーダーなので苦手なら指は多めに積んだ方が良い(LFで+4秒あり)。実質ボスのクシナダが操作時間激減を使ってくるので指延長スキルは持って行った方が良い。B2のサンタクロースが先制20046ダメージ (軽減込み7517)、B4の沙悟浄が先制20069ダメージ注意(軽減込み7526)。沙悟浄は例によって低HPなので、十字消しせず追撃+火木闇の同時消し7コンボすればロミアだけでも抜ける。またHPが19160程度残っていればLF軽減で発狂を耐えられるので追撃しなくても良い。B5・B6共に先制ダメージは無いのですぐに回復する必要も無いが、沙悟浄に行動させている場合はとどめ時のコンボ吸収には注意。実質ボスのB6クシナダはLFの陣を撃って2十字7コンボ決めればワンパン。タナトスをワンパンした場合は陣がロックに引っ掛かるので対策を。解除スキルやL字攻撃が無い場合は1ターン目に火木闇以外のドロップを全部消せばおk。 -- 2019-08-30 19 48 07 ↑訂正、タナトスワンパンしてロック目覚めが残っている場合は火木闇以外消してもおkじゃないです、すまん。 -- 2019-08-30 19 50 00 メンバーによるけどクシナダは1十字7コンボでも割と余裕持って抜けるよ 覚醒夏侯惇がいるとロック無視して3色陣撃てるので楽 -- 2019-08-30 20 12 45 ロミアとズオーと覚醒オシリス積んで行ってきた。初手から勝手に指定色作ってくれるし特筆することもなく… -- 2019-08-30 20 17 49 コマさん・ユウナ・転生ヨミ・REXの指マシマシパでクリア。今回十字パズルってだけでダンジョン自体は簡単だな。ボスも十字無しの指定色のみ全力パズルしたら普通に抜けた -- 2019-08-30 20 24 17 ロミア(立体機動装置)・極醒闇カーリー(マダオグラサン)・オデドラ(無明刀)・コマさんS(ウルム―スマッシャー)でクリア。十字苦手だけどこれだけ操作時間あれば俺でもなんとか十字1個込み7コンは組めるから助かった -- 2019-08-30 21 41 35 キラーとアシストと潜在工夫すれば十字一切組まなくても指定色と攻撃色含めて6コンボするだけで全部ワンパンできそう -- 2019-08-31 00 48 45 ケツァルコアトル、ラグドラ、デスファリオン、アメンのガチャ無し編成でクリア。ケツァルコアトルを回復キラーに、アシストは全部木馬。後ろ二体が欠損対策に便利だった。戦術は操作時間に物を言わせてのゴリ押し。今回は降臨産がよく輝けるチャレンジだったね -- 2019-08-31 05 45 19 デルピューネ(回復ダブル)とツバキ(ドラゴンダブル)とズオー(ドラゴン)で指が切れるターンに3秒で平積みしてたら落ちコン7コンボになってクシナダワンパンしてたわ -- 2019-09-02 01 24 23 ここで必要なのは、ロック解除と時間短縮の上書き、そしてコンボかな?大体三色揃えれば5階以外は一回は耐えられるので。あとこのリーダー、回復力は無いので、どうしても短期決戦に持ち込むしかないかな? -- 2019-09-02 20 16 29 ロック解除と時間短縮の上書きが一気に出来るのは貂蝉か。あと、最初のコメントがすごい役に立つなあ。 -- 2019-09-02 23 26 46
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/6522.html
進撃の巨人 機種:PS4,PS3,PSV 作曲者:中村新一郎、梅村祐玄、石黒潤也 開発元:コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売元:コーエーテクモゲームス 発売年:2016 概要 人気アニメ『進撃の巨人』を原作としたアクションゲーム。コンシューマーゲームとしてはこれが二番目の作品となる。 無双シリーズで知られるオメガフォースが開発しており、立体機動装置という兵装を使った巨人との空中戦が売り。 BGMは全てオリジナルでコーエーテクモゲームス所属の作曲家が制作。オーケストラ中心のサウンドが臨場感を盛り上げてくれる。 2018年に次回作の『進撃の巨人2』が発売された。 サントラは限定用のトレジャーボックスに付属されている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Slaughter them all!! 石黒潤也 オープニング A・o・T-Main theme- 中村新一郎 メインテーマ Prepare to fly, or Die 石黒潤也 戦闘:訓練 Can I touch your arrrrrm!? 梅村祐玄 汎用イベント曲(お気楽・ハイテンション) The Gigantic Titan 石黒潤也 超大型巨人のテーマ To live if you win 中村新一郎 戦闘:殲滅戦 Fool on the wall 梅村祐玄 汎用イベント曲(シュール・日常・交友) Beat'em with 1000 metal wings 石黒潤也 戦闘:殲滅戦 Run away!Titan come hit!! 中村新一郎 汎用イベント曲(動・緊迫・焦燥・パニック) Between hope and despair 梅村祐玄 戦闘:防衛戦 Face the approaching fear 石黒潤也 戦闘:迎撃戦 Dance with titan's 梅村祐玄 戦闘 誘導戦 Outbrave the giant 石黒潤也 ボス戦闘 Get rest when you can do it 梅村祐玄 キャンプ画面(壁内、壁外共通) You can not win unless fight 中村新一郎 戦闘:防衛戦 第2回マイナーゲーム61位 Sounds of lamentation died away 梅村祐玄 汎用イベント曲(哀・悲壮) Dedicate all your hearts 石黒潤也 戦闘:総力戦 Watch for a chance 梅村祐玄 キャンプ画面(臨時兵舎) Let end vicious impediment リヴァイのテーマ Brave of tinies 汎用イベント曲(躍動・決起) Blast off!!Surround!Shred! ボス戦闘 To regain our desolated land 石黒潤也 戦闘:乗馬戦 This world it's...Cruel 中村新一郎 汎用イベント曲(静・諦観) Survive a death match 梅村祐玄 戦闘:撤退戦 Brilliant kick of the Blond 石黒潤也 女型の巨人のテーマ Contrition 中村新一郎 汎用イベント曲(怒・殺意・復讐) Blond's Rage 石黒潤也 女型の巨人のテーマ・アレンジ And...to the outside world 中村新一郎 汎用イベント曲(クワイヤ) Ender's revenge,ever not 梅村祐玄 エレン巨人のテーマ The great chace 戦闘:追撃戦 Against the mega disastrous blow 石黒潤也 ボス戦闘 A red muffler 梅村祐玄 汎用イベント曲(喜・感動・調和) Fight!Fight!Fight!Fight! 中村新一郎 ボス戦闘 Catastrophe never ends 石黒潤也 EXボスのテーマ The threat of the Bristle 獣の巨人のテーマ サウンドトラック 進撃の巨人 TREASURE BOX サントラが付属。
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/14748.html
この発想は元からあったのだろうが中々実装されなかったLS。その内+落下率上昇とかも出るんかね -- 2017-06-02 08 22 39 マルチ無効だとあまり恩恵が… フルーツみたいな三択で狙ったのが落ちやすくなる訳でもないし -- 2017-06-02 16 45 42 特定の属性玉夫が -- 2017-06-03 12 08 56 ↑途中投稿のミスです。特定の属性卵が落ちやすくなるとかなら需要あるかな? -- 2017-06-03 12 10 09 こいつのLSのせいで4体編成ドロ率2倍でも確定じゃない糞フロアがあるんじゃないかと邪推してる -- 2017-06-03 12 24 03 2wayとコンボ強化の兵長より掃除長を優先させるビジョンが思いつかない… -- 2017-06-04 19 37 20 モンポドラゴンがダンジョンドロップする様になる時に必要になるのかもな -- 2017-06-05 01 32 56 ↑ただそのダンジョンをこのLSで攻略できるかが・・・ぶっ壊れリダチェン来るのかねぇ -- 2017-06-05 06 19 02 属性は合わないけどヴァルテンになるのかなあ -- 2017-06-05 08 50 42 天狗やタケミカヅチでゾンビやればいいんだよきっと…せめてHPや回復上昇効果くらいつけて欲しいものである。 -- 2017-06-05 11 06 06 リット集めるときには便利かもしれない -- 2017-06-05 16 38 49 覚醒はモーグリと一緒なのか -- 2017-06-05 22 27 45 LFで等倍の華龍の上級を3回回したけどドロップ無し、素直に地獄回せば良かった。 -- 2017-06-08 23 09 38 ↑LFで(乗算なら)1.69倍だからな。上級2倍よりも落ちないんだから当たり前だね。 -- 2017-06-10 22 09 51 強化内容はこっちはステ強化、マシンタイプ追加、LSのドロップ率アップ上方修正(1.35倍~1.5倍?)と予想しよう -- 2017-06-13 01 49 46 ↑マシンタイプは立体機動装置付いてないからないんじゃないかなあ。LS上方修正は自分もありそうに思う -- 2017-06-13 13 21 14 泥率を1.5倍にしてマルチ有効にするだけで人権キャラ・テマァイになるんだゾ。そのくらいしてもいいよなぁ? -- 2017-06-13 18 07 47 ドロップ率は少し表記のまま、マルチも無効 悲しいなぁ -- 2017-06-13 21 24 13 現状唯一のタマゴドロップ率上昇スキルなんだから今上昇させるのはインフレにつながる -- 2017-06-13 22 49 58 ↑(つながら)ないです 泥率2倍が定期的にきてる上に1フロアに2個以上落ちることが絶対にない仕様上、インフレになることはありえないんだよなぁ -- 2017-06-16 17 53 01 金曜以外に急遽究極退化用のチビリットをどうしても~のダンジョンで集めなきゃならなくなった時くらいしか使えそうにない。 -- 2017-06-21 03 08 35 ↑2 泥2倍も2個以上もインフレと関係ないから -- 2017-06-21 05 23 06 やっぱり特筆したいのは回復力ぅ…ですかね。 -- 2017-06-21 13 45 54 2倍時の上級でボスドロップしないんじゃ要らねーよ -- 2017-06-27 21 33 20 ガネーシャのとこをCCOと組んで周回できるな -- 2018-07-24 22 18 50 敵の妨害行動のインフレで進撃で一番需要が高いキャラになったな。というか実装当時の評価の低さで逆にびっくり。交換不可が本当辛い。 -- 2019-06-10 09 18 26 超覚醒はバインド耐性、黄金マスクアシストで耐性スーパーサブに。元々アタッカーではないから攻撃力減少も気にならないしね。 -- 2019-06-10 10 45 00
https://w.atwiki.jp/ffwm/pages/105.html
エルヴィン・スミス&ランサー◆lkOcs49yLc 「聖杯戦争、か……」 何の変哲もないが、しかしやや古びている屋敷。 その中にある、閉鎖的な雰囲気のある自室。 年季のある四角い机。 錆が少し付いている燭台。 机に腰掛けているエルヴィン・スミスはそこで、自分が置かれている情報を整理する。 「しかし、聖杯戦争、か。」 全く変わったことも有るものだ、とエルヴィンは独りごちる。 ―聖杯戦争。 願いを掛けて殺し合い、「聖杯」と呼ばれる物を手にする儀式。 エルヴィンは、その参加者として呼ばれた、と言う事になるらしい。 「願い……か。」 エルヴィンにも、叶えたい願いが無いわけではない。 人類の進撃。 100年もの間、人類を鳥籠の如く閉じ込めてきていた三層の壁を必要ともせぬ世界の実現。 人類種の天敵たる巨人への勝利。 父親が話したことを真実だと証明するための戦い。 それが、エルヴィンが戦う理由である。 その結果が、エルヴィンがいるこのSE.RA.PHだ。 SE.RA.PHが構築した世界において、巨人など確認されていない。 ましてや存在したと言う文献すら明るみに出ていなかった。 時は1200年後の未来。 無論場所は、エルヴィンのいた世界の地図では確認されていない所だ。 アメリカ、スノーフィールド。 そもそも国と言う概念すら構築されているかどうかすら曖昧な世界において、幾つもの国があったと言うのは、エルヴィンからしてみても驚くべきことだ。 しかし最も驚くべきことは、この世界の文化だ。 「進化しているな……この時代は。」 窓の外から見える景色を見つめながら、エルヴィンはそう呟く。 1200年後の未来。 其処でエルヴィンが眼にしたものは、どれもこれも全て、とても当時からは考えられない様な物ばかりであった。 例えば「自動車」は兵団で扱われている馬など遥かに越す程のスピードで走る。 「電話」と言う代物は、自動的に遠くの相手に声を届ける事が出来る。 もしこれが自分達の世界にあったら、と言うような便利な道具ばかりが、この世界に揃っている。 しかしそれらを、エルヴィンは聖杯で叶えるつもりはない。 確かに、聖杯という願望機さえあれば、巨人の存在を瞬く間に消し去ることなど容易だろう。 寧ろそれこそが願いへの最もな最短ルートだ。 だがそれを叶えれば、先人達が培ってきた努力はどうなるのか。 父が見つけ出した答えはどうなるのか。 死んでいった兵士達の命は何なのか。 何より、壁外への進撃は、人間が行うべきことだ。 人間が人間として有り続け、人間が巨人に進撃し勝ち取る事で初めて、それは本当の価値を持つだろう。 故に、エルヴィンが選ぶは、脱出の道。 この世界で得た知識を持ち帰り、再び巨人と闘う。 それがエルヴィンの望む事だ。 「しかし、私のサーヴァントはどうしたものか。」 聖杯戦争の鍵となるトランプ。 つい先程まであったそれだが、今では光り輝いたかと思えば何処かへ消え去っている。 地下街の調査をしていた所で拾った物だが、はてさて何処へ行ったのか。 と考えていた矢先である。 開けっ放しにしていた目の前の窓ガラスから不意に、何かが飛び出してくる。 それも銃弾の如き速さで。 エルヴィンはそれに驚き目を覆うが、直ぐに眼に翳した手を離す。 その時見たものは、大変驚くべきものだった。 「何だ……!?」 其処にいたのは、一匹の蝙蝠…の様な何かだった。 しかし、その見た目はかなり異様だった。 顔は大きく、見た目は全体的にねずみ色。 何より特徴的なのは、まるで頭蓋骨のようにも見えるその顔だ。 人の死骸を見飽きた程に見てきたエルヴィンでさえ、顔を傾けそうになるほどに変わっている。 「何だ、これは。」 『つ~いてっきて、マスター。』 更に更に驚くべきことに、その蝙蝠は、喋った。 ◆ ◆ ◆ エルヴィンの元に突然やって来た蝙蝠は、己のサーヴァントの使い魔、だそうだ。 その使い魔に案内されるがままに、エルヴィンは道を歩いて行く。 ふと自分が歩いて行く道を見てみれば、それは見たこともない材質の物だった。 アスファルトと言う物を見たこともないため、その珍しさに少し、眼を開く。 『こ~こ~だ~よ~』 到着したのは、一軒の古びた城だった。 まるで王族が済んでいたかのように感じられるこの巨大な城は、この世界にしては珍しく、エルヴィンの時代の建造物と寸分違わぬデザインだった。 しかしそれはそれは巨大な城で、おまけに何処か不気味な雰囲気を持っている。 (この中に、私のサーヴァントが……) 少し眉間に皺を寄せながらも、エルヴィンは城の入り口に入っていく。 ◆ ◆ ◆ 「成る程、貴様が俺のマスターか。」 エルヴィンのサーヴァントがいる場所は、チェック模様の入った大きな部屋。 その部屋の中心にある、巨大な玉座に座る化物がいた。 視界に数値と、クラスが浮かび上がる。 「……成る程、君が、私のサーヴァント、ランサーかね?」 「その通り、俺はレジェンドルガの王(ロード)、ランサーのクラスで現界した貴様のサーヴァントだ。」 顎をフンとした表情で釣り上げた尊大な男は、エルヴィンの問いに答える。 エルヴィンは彼に一歩、二歩、三歩近づいて、更に問いかける。 弩の如く何かを狙い撃つような、その眼差しで。 「ランサー、君に是非とも、更に聞きたいことが有るんだが、構わないね?」 ◆ ◆ ◆ エルヴィンは、ランサーについて様々な事を聞き出した。 レジェンドルガ、とは、嘗て13の「魔族」と呼ばれる種族の内の一つで、その中で最も誇り深く強い力を持っていた種族だそうだ。 因みに、その中には人間も含まれているとか。 しかし、レジェンドルガはとある大きな戦争において大敗を喫し、自らもまた滅んだと。 まるで自分たち人間と同じだな、と内心エルヴィンは思った。 「それで、君の望む願いは?」 「嘗てこの俺を封印した王……キバを、この手で倒すこと、それだけだ。」 苛立ったような口調で、ランサーは、自分のマスターに己の願いを曝け出す。 彼は怪物であるが故に表情は分からないが、恐らく相当に怒っているのだろう。 実際、ランサーのサーヴァント、ロードは強い怒りを示している。 嘗て、魔族の中でも猛威を振るっていた一族の誇りを汚した、あの王を。 世界を滅ぼしてしまいそうな程のエネルギーを振るい、自らを棺へと追い込んだ、あの忌まわしきファンガイア族の王を。 決して忘れることはしない。 これまでも、これからも。 何時しかこの槍を、あの剣にぶつけるその日まで。 ◆ ◆ ◆ 「来たか。」 エルヴィンがこの城に来たのは、これで何度目だろうか。 とにかく、記憶を取り戻して1週間程経過したというのは事実だ。 「済まなかったな、仕事があって来るのが遅れてしまった。」 部屋の真ん中にある玉座に座っているのは、ランサー。 しかし今回のランサーは見た目が異なる。 全長は先程の数倍に跳ね上がっており、全身には胸に鎖が縛りついている甲冑を纏っている。 全長は3m、巨人にしては小さい方だが、しかし人類以上に大きいのは明白。 曰く、これがランサーの誇る宝具、だそうだ。 鎧を纏い、図体がでかくなろうとも相も変わらず玉座にふんぞり返り座っているランサーに、エルヴィンは軽く頭を下げる。 エルヴィンに与えられたロールは「教師」だった。 奇しくも死んだ父親と同じ職であることには、何やら運命を感じさせられるものだが。 「フン、構わん。」 「それとランサー、今日は何人ほど殺した?」 冷たい表情を向けて、エルヴィンは問う。 このランサーのサーヴァント、ロードは人を殺すことに躊躇をしない男だ。 まるで人を家畜だとも思っているかのように、彼は人を殺す。 そういう点ではある意味、巨人に似たような者なのかもしれない。 「先程アサシンと交戦した。然程歯答えの無い相手だったがな。」 「マスターはどうした。」 「貴様の想像通りだ。」 ランサーはそう言うと、パチンと指を鳴らす。 ふと後ろで、ガタッと音がする。 その音にエルヴィンは振り向くが、しかし表情は対して変えない。 出てきたのは、赤いジャケットを着たごく普通の青年。 しかしその身体はふらついており、眼は真っ白になっている。 そしてその様な状態になった人間を、エルヴィンは何度も見てきている。 「やはり、『洗礼』したのか。」 玉座が見える方向に振り返り、エルヴィンはランサーに問う。 「ああ、そうだ。文句はあるのか?」 「いや、無いが。」 エルヴィンは既に、聖杯戦争に乗ることを決めている。 確かに、人の命を奪うことに躊躇はある。 だが、部下の命など既に、元の世界で何度も奪って来ている。 今更惜しむことも無い、堪えると言えば堪えるのだが。 それに、自分にはまだ果たしていないことが山程ある。 外の世界を見るためにも自分は、まだ死ぬ訳にはいかない。 寧ろ、未来の技術を知る事が出来る絶好の機会に巡り会えたとすら思える。 既にノートには、幾らかこの世界の知識が書き込まれている。 聖杯など目の前の王にくれてやる。 だが願いを叶えるためにも自分は、こんな所で死ぬわけには行かない。 【マスター名】エルヴィン・スミス 【出典】進撃の巨人 【性別】男 【Weapon】 「立体機動装置」 人類が巨人と闘う糧。 腰に付けられており、ワイヤーを括り付け、ガスを噴出することで三次元的な戦闘を行うことが出来る。 ただし、これを扱うのは素人には極めて困難で、優れた空間把握能力が持たなければ扱えない。 「刃」 立体機動装置のコントローラーを拵えとして装着されているブレード。 エルヴィンのいる世界では最も鋭いとされている「硬質スチール」を素材としている。 「ノート」 現代の知識が記されたノート。 人類の進撃への糧とするつもり。 【能力・技能】 立体機動 三次元的な空間移動を行う、「立体機動装置」を扱う技能。 戦術能力 優れた戦術能力の持ち主。 カリスマ 調査兵団を率いられるほどのカリスマ性を持つ。 【人物背景】 3層の壁で仕切られた世界の外を調査する「調査兵団」の隊長。 壁の外の世界を見ようという熱い思いに突き動かされており、周囲の人間からは「もっと先を見据えている」「何を考えているのか分からない」と評されている。 その背景には、教員である父が「壁内の人間は全て記憶を改ざんされているのではないか」と考えていることを聞き、その仮設に共感を覚えたことに有る。 しかしそれが原因となり、父は憲兵団に暗殺される。 父の仮説を証明しようと考えたエルヴィンは調査兵団に入り、巨人に進撃をすることを決意する。 温厚で人望は強いが、反面手段を選ばぬ冷酷な一面も持ち合わせており、民衆からブーイングを受けている時にも無表情でい続けた。 【聖杯にかける願い】 人類の進撃は聖杯で叶えるものではない。 強いて言うのなら、この世界の知識を持ち帰り、人類の進撃に利用することである。 【クラス名】ランサー 【出典】劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王 【性別】男 【真名】ロード・オブ・レジェンドルガ 【属性】混沌・悪 【パラメータ】筋力A+ 耐久A 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法等大掛かりな物は防げない。 【保有スキル】 カリスマ:B- 人々を導く天性の才能。 一族を束ねるほどのカリスマ性の持ち主ではあるが、他の一族からすれば恐怖の対象となる。 戦闘続行:A+ 往生際が悪い。 例え肉体が滅びようとも、その霊核を鎧に移し生き延びた逸話から。 一族の洗礼:A 他の種族をレジェンドルガとする能力。 レジェンドルガとなった者は神秘を帯びた使い魔となるが、常人以上の力を与える程度に留まらせたり、洗脳する程度にすることも出来る。 陣地作成:C 自らに有利な陣地を作り出す能力。 陣地を作る宝具を入手している。 【宝具】 「爪槍振るう原魔族の巨王鎧(アーマードロード・アーク)」 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:1~50 ランサーが装着する、レジェンドルガの王の鎧。 装備は専用の巨大な三叉槍「アークトライデント」で、地面に突き立てることで天変地異を巻き起こす力も持ち合わせている。 胸のカテナを外すことでブラックホールを発生させ、敵を吸い込む能力も持ち合わせている。 そしてランサーは、この鎧に魂を移した逸話を持っており、もしランサーが死んだとしても、鎧に霊核を移すことでその死を免れることが可能となる。 全長3mを誇っているが、魔力消費を抑えるために縮めることも可能。 「月夜が照らす王の魔界城(ヘルキャッスル・オブ・ロード)」 ランク:B+ 種別:対城宝具 レンジ:- 最大捕捉:100 ランサーが生前居住していた魔界城を召喚する宝具。 キャスターのクラスで喚ばれていれば、この宝具は生前従えたレジェンドルガを召喚する宝具として機能するだろう。 だがランサーのクラスで喚ばれた今では殆ど劣化しており、殆ど拠点としての役割しか果たさない。 その代わり、城内においてのみランサーに対し補正を働かせることが可能で、後述の宝具を起動させればその効果は増大するであろう。 「一族を見守る月の眼(サークル・オブ・ライフ・レジェンドアーク)」 ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:100 最大捕捉:1000 レジェンドルガを守護する「月の眼」の具現化。 SE.RA.PHにおいて再現されている月の景色に、月の眼を出現させる。 この眼が開いている間には、レジェンドルガに補正が働く。 更に、「爪槍振るう原魔族の巨王鎧」のブラックホールに月の眼を吸収させることで、「レジェンドアーク」と呼ばれる姿にランサーを变化させることも可能。 レジェンドアークとなれば飛行が可能となり、凄まじいスピードとパワーを手にするだろう。 ただし、この宝具の起動に必要な魔力は相当な物となり、令呪三角程の魔力を要する。 【Weapon】 「アークキバット」 宝具「爪槍振るう原魔族の巨王鎧」を起動するための鍵にして制御装置。 ファンガイア族に隷属する「キバット族」に酷似した形状を持っており、自我を持ち言葉も発せる。 しかし明確な意思は持っておらず、単にアークの鎧の制御装置としてしか扱われていない。 ウェイクアップフエッスルを出現させることでそれを吹き、鎧に有る胸の魔鎖「カテナ」を開放しブラックホールを発生することが可能。 「アークトライデント」 ランサーが持つ魔槍。 アークの鎧とは別に召喚することも出来る。 【人物背景】 全ての魔族のルーツとされている種族「レジェンドルガ」の支配者。 圧倒的な威厳を見せつけ、全ての魔族に恐怖を齎した存在とも言われた。 しかし、一族の威厳はファンガイア族との戦いで瓦解してしまう。 ファンガイア族の切り札である「キバの鎧」によって。 しかし、どこかに有るだろうその棺には、未だロードの魂が残っているとも言われている。 【聖杯にかける願い】 キバの系譜を破戒する。
https://w.atwiki.jp/doragoro/pages/119.html
ニ〇式重機動装甲 2020年度に国軍に正式採用され、生産が開始された、軍用パワードスーツ。 製造は国軍工廠。官民共同開発により、当初の予定よりも早く配備に至った経緯がある。 現在、正式な採用から、さして時間が経過していないにも関わらず、 予定を大幅に上回る速度で、生産と部隊交付が進んでおり、 更なる配備拡大のため、生産ラインがフル稼働しているとのこと。 2012年頃、既に広く配備されていた、軍用ロボットスーツを発展させ、 「歩兵戦闘車程度の戦闘能力を個人に与える」をコンセプトとする、 パワードスーツ開発計画が始動。 しかしながら、当初は計画が目標とする、「歩兵戦闘車程度の戦闘能力」、 特に装甲防護力を、個人単位に落とし込む事が難しく、 計画は一時、パワーローダー化へと向かう様相を見せる。 だが、計画始動と時を同じくして、人型ロボット関連技術が急速に発展。 これに目をつけた国軍工廠が、各社に開発協力を打診、支援を得た事で、 目標通り、歩兵戦闘車程度の戦闘能力を備えられるようになった。 2016年に評価型初号が完成。試験を重ねた後、採用、生産へと至る。 基本仕様 全高:1.8m~2.2m(着装者により多少変動あり) 装甲:胴部・背部40mm 腕部20mm 脚部42mm 動力:高性能燃料電池及び各部モーター 出力:2500馬力 兵装 両手装備(片側腕部に装着し、もう片側で支える) 20mmチェーンガン 20mmガトリングガン 30mm自動擲弾銃 30mm光弾銃 40mm光線照射銃 片手装備(腕部片側および両側に装着) 7.62mmコンビネーションガン(自動小銃とグレネードランチャーの複合銃) 7.62mm2連装自動小銃 10mm光弾銃 小口径光線照射銃 オートスタングレネードガン(暴徒鎮圧部隊用装備) 両腕装備(腕部両側に装着) 腕部追加装甲(25mm) PFFS(ピンポイントフォースフィールドシステム。バリア発生装置の一種。) スタンシールド(暴徒鎮圧部隊用装備) 肩部装備(肩部両側に装着) 60mm多連装ロケットシステム 90mm対装甲ミサイル 広範囲制圧システム(広い面に催涙ガス弾をバラ撒く。暴徒鎮圧部隊用装備。) 特殊兵装 高機動化ユニット: 脚部高機動化ユニットと、背部イオンブースター、両腕部の複合制御ユニットから成る。 元々は基本装備として盛り込まれる予定であったのだが、試験に参加した兵士から不評を買い、 別ユニット化の後、追加装備として採用されるに至る。 なお、脚部ユニットは現在のところ、ローラー走行式が採用されているが、 イオンスケート形式のものが試作され、現在試験中と噂されている。 高速降下ユニット: 背部ウイングパックと胴部・腕部の減速・着地用ブースターから成る。 降下猟兵部隊向け装備。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/5272.html
日本唯一の砂漠地帯、鳥取砂丘に一人の少女がさ迷っていた。 お腹の虫を鳴らしながら。 「はひいい~、いけどもいけども砂ばかり。 いいかげん空腹で限界です~……」 彼女――サシャ・ブラウスは人類の敵である巨人と戦う兵士だった。 だが、未曾有の大災害により住んでいた壁の中の世界から外へと避難しなければならなくなった。 取り巻く状況はもはや巨人どころではなくなっており、仲間ともはぐれてしまった。 いつの間にやら砂丘に迷い込み、土地勘もないので完全に迷子になったようだ。 サシャは体力自慢ではあるのだが、慣れない砂漠では体力の消耗が非常に激しく、なけなしの食料もとうの昔に食べつくした。 砂漠では狩れる生き物も見当たらず、食料の自給は不可能だ。 「もう……ダメ……」 体力消耗と空腹が限界に達したサシャの肉体が限界を迎え、その場にドサリと倒れ込んでしまう。 (こんな食料もない不毛の地で死んでしまうのか……) このまま砂漠にいれば餓死の運命が待っている。 しかし、今のサシャには自力で立ち上がることも叶わない。 大往生手前の万事休すである。 (もっと……色んなものを…食べたかった……) やがて目を開けているのも億劫になってきたところで、サシャは気を失ってしまった。 哀れな彼女は何もできないまま、土に還ってしまうのか? ズリッ……ズリッ……ズリッ…… そこへ、救いの神が手を差し伸べた。 * * 「……こ、この匂いは……」 数十分後、何かの香りで鼻腔をくすぐられたサシャは気絶から醒めた。 目を開けると視界には少し緑がかった長髪をした小柄な少女がいた。 見た目の可愛さだけなら同僚のクリスタと同じかそれ以上だ。 その少女が膝枕をしてサシャの介抱をしていた。 「大丈夫? なかなか目を覚まさないから凄く心配だったんだよ」 「あなたはいったい……? !! その手に持っているモノは!!」 起き上がったサシャの視点が少女から、少女の持っているモノ――骨付きの肉に移っていた。 肉は歯ごたえがありそうなほど引き締まっていて、さらに程よく脂がのっていて旨そうであった。 はしたないという気持ちも忘れてサシャは思わずヨダレを垂らし、グーグーと腹の虫を鳴かす。 そんなサシャを見て少女はニッコリと微笑み、肉を差し出した。 「これはさっきそこらで手に入れたお肉だけど……お腹が空いているんでしょ? 食べてもいいよ」 「ええ、いいんですか?!」 「いいのいいの、お肉はまだまだ沢山あるからジャンジャン食べてね」 「うう……神様はここにいたんだ……いただきまーす!」 餓え死にしかけた自分を見捨てずに助け、なおかつ食料まで恵んでくれる少女の優しさにサシャは感極まり涙する。 少女の優しさを無碍にもできないため、さっそく肉に齧り付く。 「~~~!! んまーーーい!! ミィィィト!!」 砂漠のど真ん中でサシャはオーバー気味に叫んだ。 叫ぶに値する美味しさを持ち合わせていたからだ。 肉は難しい調理は施されていないにも関わらずジューシィで噛め噛むほど味が出る。 壁の中の世界でもこんなに美味しい肉は食べたことがなく、手と口の動きが止められなかった。 気が付けば、食べた肉の名残である骨が大量に積まれており、その頃には彼女のお腹は満たされていた。 「ぷは~~~、ごちそうさまでした~! あなたは命の恩人様、救いの神様です!」 「そう、あなたの口に合うようでよかった」 崇めるようにサシャは恩人に深々と頭を下げる。 一方で少女はサシャに懇願した。 「う~ん、お肉を上げたギブアンドテイクということで、あなたに手伝ってもらいたいことがあるんだけどいいかな?」 「ハイ、なんでしょう?」 「私には例の大災害の時にはぐれちゃった大切な人がいるの。 郁紀って名前なんだけど、日本中を一人で捜すのは大変だと思うの。 だから、あなたに私の人捜しを手伝って欲しいけど……ダメかな?」 少女の願いにサシャは即答する。 「もちろんOKですよ、肉の恩はしっかり返さなきゃいけませんしね」 「ありがとう」 自分の呼び掛けにサシャが一切難色を示すことなく受け入れてくれたことに、少女は顔に笑みを浮かべた。 「そういえば、まだお互いの名前を聞いてなかったね。 私は沙耶。 あなたは?」 「私はサシャ・ブラウスです。 ……なんだか私たち、名前の響きが似てますね」 「そうだね、これからよろしくねサシャ」 「ええ、こちらこそ沙耶さん」 * * 沙耶とサシャとは少し離れた地点には水野灌太という少年がいた。 砂漠で便利屋を営む、通称・砂漠の妖怪”砂ぼうず”だ。 殺し合いにおける現在のスタンスは対主催でもなくマーダーでもない生存優先型。 ついでに美人の女(特に巨乳)を確保して安全な場所でチョメチョメすることだ。 そんな灌太は砂漠の真ん中にいるサシャたちを少し前に発見し、遠巻きから観察を始めた。 「おお、美人発見! 胸は……あるほうだな」 彼が最初に目を付けたのは黒髪ポニーテールの美少女サシャ。 乳はボリュームが欲しいところだが年はまだ若そうだし、これからの成長を期待できるだろう。 若干、気品にかける芋臭さはあるが顔は美人でスタイルも良い。 確保対象にあるべき及第点はクリアしていた。 灌太はサシャと話している沙耶にも目を向ける。 しかし…… 「ゲッ! なんじゃありゃ!?」 いやらしい目付きでサシャを見ていた灌太の表情が酷く強ばる。 まるでこの世のものとは思えないものを見たような顔だ。 ……それもそのはず、灌太の目線の先には可憐な少女ではなく、醜くグロテスクな肉塊が蠢いているのだから。 そして、その肉塊こそが沙耶の正体でもあった。 Q,つまりどういうことだってばよ? A,沙耶は人の脳みそを弄って、自分をあどけない少女の姿と認識させる能力がある。 サシャは気絶中に脳みそをいじられたため、沙耶が可愛い女の子に見えるようになっている。 逆に脳みそをいじられていない灌太のでは醜悪な肉塊の姿に見える。 「しかもアイツらが喰っているのは……人肉じゃねーか! 」 サシャが貪り喰っているのは、形状やサイズから人間をバラして作った肉であると灌太は見抜く。 人肉もごちそうに見えるようにまでサシャは脳を弄られているのだ。 ちなみに、沙耶も人肉を餌にしているのだが、サシャだけは餌にしなかった。 理由は、しばらくの食料となる人肉は既に必要分確保しており、これ以上採っておく意味がない。 また、恋人である郁紀を捜すにはやはり一人では大変なため、同行者として生きた人間が一人は必要であると考えた結果でもある。 「クソッ……どうするべきか……」 見る限り、サシャは肉塊に騙されてだけにも見える。 本来の灌太なら迷わず肉塊をぶっ殺して美少女を助けだし、恩を売ってチョメチョメを狙うのがパターンだが、今回ばかりは事情が違った。 名状しがたき肉塊を見ていると、どんどん正気を失っていく感じがするのだ。 灌太は基本的に呪いや迷信を信じない男だが、あの肉塊だけは触れてはならぬものと本能が警告している。 このままでは”SAN値! ピンチ!”状態になりかねない。 そして灌太は止まらない冷や汗をかきながら決断する。 「よし、アイツらは見なかったことにしよう。 どこかで他のボインちゃんが俺を呼んでるぜ!」 仕方なく諦めた。 サシャたちは忘れることにした。 さっさとその場から離れたい灌太は踵を返して、支給品である立体機動装置を使ってスイスイと砂漠を移動していった…… 【一日目・9時00分/鳥取県 鳥取砂丘】 【サシャ・ブラウス@進撃の巨人】 【状態】満腹、脳みそいじられた 【装備】ロングボウ@現実 【道具】支給品一式(食料はない) 【思考】 基本:生き残り、旨いものを食べる 1:恩人である沙耶についていく 2:沙耶の知り合いを探す手伝いをする 3:肉うめぇww ※脳みそをいじられたため、沙耶(肉塊)が可憐な少女に、また人肉が旨そうに見えます 【沙耶@沙耶の唄】 【状態】健康 【装備】ブフーの包丁@風来のシレン 【道具】支給品一式、大量の人肉 【思考】 基本:郁紀を探す 1:サシャに郁紀を探す手伝いをさせる 2:とりあえず鳥取砂丘から出ようか 【水野灌太@砂ぼうず】 【状態】SAN値減少(中) 【装備】立体機動装置@進撃の巨人 【道具】支給品一式 【思考】 基本:生存優先、ボインちゃんは確保する 1:ボインちゃんを探す 2:沙耶とサシャの一件は一先ず見なかったことにする 【マルコ・ボット@進撃の巨人 死亡確認】 【ポックル@HUNTAR×HUNTAR 死亡確認】 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 死因:沙耶によっておいしいお肉になりました