約 772,700 件
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/165.html
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 20 25 32.78 ID 1FObQ2lg0 別に兄貴の部屋に入ったのは特にやましい事があったわけではない。 ただ貸していたゲームを回収する為だけに入ったのだ。 しかし、机の上に上にあったのは、袋が繋がったコンドームだった。 「しかも、1個は使用済みだし…」 兄貴がこんなことしてるかと思うとゾっとする。 「キモッ」 想像しただけで思わず言葉が出てしまった。 …でも、誰とだろう。 まさかあの地味子? ははは、まさかね。 あの女がそうそう簡単に股を開くとは思えない。 と、言っても他に女友達なんていたかしら… 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 20 36 40.75 ID 1FObQ2lg0 横にあるパソコンに目が行く。 私は思い立ったかのように電源を入れる。 「まさか、SNSでセフレなんてオチは…」 … … が、ない…過去の履歴を見ても、特にやましいものはなかった。 じゃあ、もしかして「シスカリ」で…? … … 「う…こ、これは…」 なんと糞兄貴は私に内緒で黒猫や沙織とチャットしていた。 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 20 40 07.27 ID 1FObQ2lg0 私は混乱した。 まさか彼女たちと? そんなことあるわけないわよね? だってまだ知り合ったばっかだし。 私抜きで会うなんて絶対有り得ない。 大体、私に黙って童貞捨てようなんて100万年早いんだっつーの! 何ちょーしこいたことしてくれてんのよ。 「ふざけやがって、糞あn「誰がふざけてるって?」 はっ…その声は… 「お前、何勝手に人の部屋入ってるんだよ」 ぎこちなくドアの方へ首を向ける。 「ただいま」 「ひっ…あ、兄貴…帰ってたんだ…」 私はなぜか震えていた。 悪いのは私じゃないのに。 こんなものを机の上においた兄貴が悪い。 なのに…何で私がこんなに慌てなきゃいけないのよ。 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 20 45 39.68 ID 1FObQ2lg0 「べ、別にパソコン取りに来ただけよ」 何とか平静を装って誤魔化す。 「あぁ、そうかい。さっさと持って帰れ」 「そうさせてもらうわ」 パソコンを手に持ち颯爽と部屋を出ようとする。 横目で兄貴の横顔を見たが、特に慌てた様子もない。 はっ!童貞捨てたことなんてわざわざ妹に報告するまでもないってことね! コンドーム見られようがオナニー見られようがどうでもいいってことか。 そーですか、そーですか。 「お前、何怒ってんだ?」 「はぁ?何で私が怒ってるのよ?」 「どう見ても怒ってる顔にしか見えないが」 私が?怒ってる? 何で? … なぜか私の顔が熱くなる。 「うっさい!死ね!」 そう言って、私は部屋を飛び出した。 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 20 48 08.36 ID 1FObQ2lg0 兄貴のくせに!兄貴のくせに! 「くやしいっ~!」 何が悔しいのか分からないが言葉に出てしまう。 相手は誰?まさかあの子達…? そんなわけないわよね。 もしそうならあんな平静でいられないはず…。 「あぁイライラする!」 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 21 15 22.29 ID 1FObQ2lg0 あいつ…何で怒ってたんだ? エロゲの進みが悪かったのがいけなかったのか。 大体1日でクリア出来るわけないだろ。 「はぁ~」 っと溜息をつきながら、椅子に腰をかける。 ふと机に目が行く… …… … 「がぁぁぁぁぁ!!!!!しまったぁぁぁぁ!!」 俺は自分の失敗を呪った。 なんと机にはマイドームが置き忘れられていた。 なぜ、こんなとこにこれが… 見られたか?見られちまったのか? ん?まてよ、あいつが怒ってたのはこれを見て… いや、まさかな。怒る理由がない。 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 21 32 17.76 ID 1FObQ2lg0 まぁ、考えていても仕方ない。 忘れよう。 と思った矢先、1階からお呼びがかかる。 「ご飯よ~」 もうそんな時間だったか。 マンガを立ち読みしていた俺は時間の感覚を失っていた。 今思えば部活のある妹が既に帰っているので、飯時なのも十分頷ける。 階段へ向かう途中妹と鉢合わせになる。 「むっ」 っとしかめっ面をする妹。 「何だよ」 「別に」 ぷいっと顔を背ける妹。 全く…何怒ってんだ? 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 21 38 36.93 ID 1FObQ2lg0 「ごちそうさま」 家族の中で一番に食べ終わった桐乃は食器を流しに持っていきリビングを出る。 飯を食べてる間もこれといって会話はなかった。 そんなにコンドームを見たのが衝撃だったのか… いや、まだ見られたと決まったわけじゃない。 「ごちそうさま」 俺も桐乃に続いて部屋へ戻る。 …そこにはまたもや怪しげな挙動を見せる妹の姿が。 「っておい、何やってんだ?」 「ひっ!」 ビクッとなる妹。 「何をやってるんだと聞いているんだが?」 「べ、別に何でもないわよ」 とても何もないようには見えない顔だ。 「じゃ、じゃあね」 と言いながら部屋を出る妹。 俺もそれを引きとめはしなかった。 あえてコンドームの話をする必要もあるまい。 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 21 52 19.19 ID 1FObQ2lg0 今の挙動で確信が持てた。 やっぱりあいつは俺のコンドームを見たな。 大方、興味本位で見たかったんだろう。 いや、まてよ… 兄の俺が言うのも何だがあいつは容姿だけは可愛い…と思う。 今までそんな経験はなかったのだろうか? 本当はそういうことバリバリにヤッてて、数が足りなくなったら取りに来たとか… いや、しかしまだ中学生…そんなことあってたまるか。 考えたくもない。 俺ですらまだ童貞だっていうのに… 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/04(木) 21 55 31.12 ID 1FObQ2lg0 「はぁ…」 いろいろ考えると溜息がでる。 俺はコンードムを使って虚しくオナニーするだけか… 寂しくなりながらも、手は隠してあるオナホールに手が伸びる。 これを使う時は必ずコンドームを… ガチャ… 「あ、あのさっ!」 そこには恥ずかしそうに立っている妹の姿があった。 俺の手には柔らかいオナホールが握られていた。 …ザ・ワールド…時間が止まる。今日立ち読みした漫画のようだ。 俺のこの恥かしい姿を見たはずなのに、桐乃の口から洩れた言葉は… 「じ、人生相談があるんだけど…」 FIN
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1115.html
妹にフライングボディプレスで叩き起こされるという、いつも通りの朝の筈だった。 しかし改変はこの時すでに始まっていた。 俺が異変に気がついたのはトイレにいった時だった。 「あれ、俺のってこんな……」 日本人男子の平均値より多少は上と自負していた筈の俺のナニだったが 今朝見るそれはいつもの半分くらいの大きさだった。 「えと……おっきしてないからかな、これは……」 などと自分を無理やり納得させて学校へといそいだ。 下駄箱をあけると手紙が入っていた。 手紙には「至急部室に」と特徴のないのが特徴な長門の筆跡で書かれていた。 俺が部室にいくと長門だけでなく古泉も朝比奈さんもいた、よほどの緊急事態なのか? 「昨夜局所的な世界改変が観測された、改変対象はあなた、改変箇所はあなたの……」 と長門は俺を指差す。そして長門の指差す方向を確認すると……えっと……それって俺の股間? 「あなたの男性器が小さくなってる筈」 って長門さんっ……? 確かに今朝みたナニは小さくなっていたように感じたが…… 局所的な改変ってこれのことなのか?……orz 「恐らくこれは涼宮さんの能力によるものと思われます」 えっ古泉、これがハルヒの仕業なのか? 「実は涼宮さんは昨日、ある特集が気になって少女雑誌を立ち読みされまして…… その特集というのが『初めてのH-読者投稿特集』というものでして…… 我々の調査によると涼宮さんは特にその…… 『絵美(仮名)16歳-すごく痛かった初H、大きすぎた彼のアレ』という投稿記事を熱心に読まれていたそうです」 ……えーと……、それは一体…… 「涼宮ハルヒはあなたとの生殖行為を想像した そして女性の場合に最初の生殖行為ではかなりな苦痛を伴うがその苦痛は男性器の大きさに左右されるとの印象を持った」 なっ長門さん、無表情にそんなことを…… 「つまり、その……あなたとの初めてを想像した涼宮さんがあなたのサイズについての願望を抱いたということでしょう」 あぁ古泉、それで俺のがいきなり縮小したというのか? 「みっ未来にはキョン君の……その……サイズに関するデータはありませんっ……」 と朝比奈さんが真っ赤になっていう。 あぁつまり俺が小さくなったままが正しいのか元の大きさに戻るのが正しいのかどっちが正解かわからんってことだな。 正直他人様にとってはどうでもいいいかも知れん、とはいえ俺にとっては切実な問題だ。 「しかし物は考えようですよ、それにむしろアナルプレイにはこのサイズの方が……」 殴るぞ古泉……。 - 続くといいな
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/3564.html
233 :名無しさん@HOME:2009/06/27(土) 04 06 48 0 私は小児科の門前薬局勤務。 ききちゃんららちゃんが奇抜な名前なんていってた時代が懐かしい。 最近はティンクちゃんやらココナちゃんやらアイスくんやらがわらわらいる。 馬鹿みたいな名前の子供の親は80%馬鹿っぽい。 時々黒髪清楚系の母親やピシッとスーツの父親がいるが、 馬鹿な名前をつけようとする配偶者(もしくは親)に 抵抗しきれなかったorマタニティーハイでいっちゃってた人なのだろうと思う。) そして、あほな名前の子供の95%程度はあほっぽい。 あ。そうです、最近本屋で「国際社会に飛び立つ名づけ」的な本を好奇心で立ち読みしたが 「登夢」とか「舞駆」とか海外の都市名を当て字等がバンバン載っててひいた。 母国語の人口数で行けば中国名つけろよってことになる。 日本だって国際社会の一部だからおかしな話ですよね。 あ!コトメ旦那さん これ、コトメさんの作ってくださったうちの娘の名づけ候補リストなんです。 コトメさんのところも女の子の予定だから、このリストいりますよね☆ と「コトメがごめんね」ばかりで具体的に何もしないトメと 娘に変な名前をつけようとリストを作っていたコトメと コトメにまんまと騙されてデキ婚したエリート君(今現在も若干まだ騙されたままである)相手にまくし立てて帰宅した。 エリート君 「え?猫の名前?」って言ってた。 ちょっぴりすっきりした。 コトメは、娘に希望の名前をつけないとなると勝手に出生届出そうとしたしね。 私が、ハネムーンベイビーだった娘を妊娠中に「いやらしい」とか言った割りに コトメは、1.好みのオトコをアルコール責めにしラブホに連れ込む。 2.何もなかったのに記憶のとんだオトコに責任を求め付き合い始める。 3.エリート君だまし討ちして出既婚。 もうちょっとスカッとしたら没交渉に徹する。 234 :名無しさん@HOME:2009/06/27(土) 04 15 18 0 アルコール攻め→責任とれは両手ぎりぎりくらいの人数で実行し エリート君でやっと成功した。 わざわざ報告してくださる。 コトメとしてはだまし討ちは自慢か何かなの類らしい。 「最近のオトコは責任取りたがらない」がコトメの口癖。 責任て… 235 :名無しさん@HOME:2009/06/27(土) 04 37 51 0 234 両手ぎりぎりの人数って...。 ということは、両手ぎりぎりの人数ほど試みて、それだけ失敗しているとw 236 :名無しさん@HOME:2009/06/27(土) 04 45 13 0 覚えてないくらいのデロデロ酔の男をよくもラブホまで運べるなんて コトメ力持ちだね タクシー呼んだとしても部屋までは運んでくれないよね 私は酔った女友達すら支えられなかったぞ 次のお話→262
https://w.atwiki.jp/srwkdm/pages/236.html
27代目スレ 2008/12/24(水) ■ クリスマスシーズンの夜だった。 ブロック塀の向こうに建ち並ぶ文化住宅からは、ぽつぽつと明かりが消え始めている。 いまごろ、あの家の中ではニンゲンの子供たちがサンタクロースのプレゼントに想いを 馳せながらふかふかの布団に包まれているに違いない。 そういうことを考えると、眼球ユニットの奥がツンと痛む。 よせ。マーズは自分に言い聞かせた。 父親のところを飛び出してきたのは自分自身の選択だ。 泣き言をいえる筋合いなんかない。 「ごーごーキャレットストリングス!」 両手首から伸びたベルトはしかし、あっさりと打ち払われる。 「ごーごーキャレットネット!」 4本ある脚の1本がぴんと伸びる。先端に穴があいて、投網が勢いよく飛び出した。 マーズはロボットだ。『ロボット三原則』の制約によって、ニンゲンに危害を与える ことができない。そのマーズが攻撃をしている。 つまり相手はニンゲンではないということだ。 投網の下で人影がもぞもぞと動く。その右腕が、ぼこりと異様に膨れ上がった。紺色 をしたジャケットの袖が散り散りになって落ちる。あっという間に人体としてのバラン スを欠くほどに巨大化したその腕には、鈍く光る4本のカギヅメが生えていた。 「ロボなのかニンゲンなのかもわかんねーハンパモンがよぉーっ!」 わずかなシンパシーを抱きながら、マーズは怒鳴った。 カギヅメが音を立てて網を引き裂く。 夜目にも鮮やかな赤毛を揺らしながら、フィオル・グレーデンが立ち上がった。 「4人の想いが、4人分の肉体と2体の機動兵器を融合させた。 俺は、4人の願いの結晶だ」 「そーかいそーかい、おれぁーおやじがバンシャクしながら組み立てたんだってよー!」 「そうか」 フィオルの姿がブレた。猛烈な勢いで踏み込んでくる。 マーズの眼前で、四本のカギヅメがぐわと展開した。 マーズは、逃げようとした。下半身が重い。間に合わない。カギヅメにがっちりと上半 身をつかまれる。成人男性2人分以上の重さがある身体が、ふわりと浮き上がった。持っ て行かれる。抵抗できない。背中からブロック塀に叩きつけられる。 肺から空気が絞り出される。 合成カルシウム製の肋骨が軋み、ブロック塀の破片がぱらぱらと落ちた。 フィオルの眼差しはどこまでも真摯だった。まるで、重大な使命でも帯びているかの ような顔つきだ。気に食わない。 「この近くに、修理工場はあるか」 「さー、知らねーな」 「思い出しておけ。いったん、君の脚をもぐ」 「いひひひひ! なーんだそりゃー、オドシかけてるつもりかよぉー! 甘く見てくれたもんじゃねーの。 脚がなくなりゃーな、這いずってくに決まってんだろーがよぉーっ!」 「よせ。生体部分の腕までちぎりたくはない」 「きゃはははははっ! よぉーキョーダイ、エンリョはいらねーよ。クビでも刎ねに来いよぉーっ! アタマひとつで転がってったらぁーっ!」 「やめるんだ! 命を賭けるほどのことでもないだろう!」 「ハンカツーなこといってんじゃねーぞドサンピンがぁーっ! こちとらアキナイにイノチ張ってんだぁーっ!」 ぎゅうと、マーズは懐に入れた荷物を握りしめた。 「『聖闘士星矢ロストキャンパス』のOVA! このマスターデータを、トムス・エンタテイメントさんに届けるったら、届けんだよぉーっ!」 「自分がしようとしていることがわかっているのか! 再び聖闘士星矢ブームなどが来れば、まだ半ズボンをはいているような男子小学生が、 全国のブックオフ等で『メイドイン星矢』を立ち読みしてしまう! かつて起こった数々の悲劇を再現したいのか、君は!」 「べらぼーめ! そんなこたぁー、おれやあんたみてーなハンパモンが心配するこっちゃねーだろーがよ! 全国のブックオフ等で『メイドイン星矢』を立ち読みしちまった 男子ショーガクセーがなんかに目覚めちまう! ニンゲンてなぁー、そーゆーもんだろーがよぉーっ!」 「好きこのんで『メイドイン星矢』に目覚めさせる必要はない!」 「そんならキョーコー突破だこんにゃろーっ!」 戦闘向けではないマーズが、まともにやって勝ち目などあるはずがない。全身に仕込ん である数々の秘密道具も、面白半分に付けてあるだけで実用性など皆無に近い。 マーズの武器は口先だ。挑発して、無理矢理隙を作り出すしかない。 「戦闘用がなんぼのもんだってーの、べらぼーめ!」 フィオルの眉毛がわずかに吊り上がる。 「間違えるな。エクサランスはレスキュー用だ」 「きひひひひ! ブッソーなレスキュー用具もあったもんじゃねーの、なぁーっ!?」 マーズの上半身に、カギヅメがぎちりと食い込んだ。 ■ マーズの頭上を、激しい銃声が通過していった。 遠くに瞬く繁華街のネオンサインをバックに、マズルフラッシュの凶暴な光が飛び散っている。 民家の屋根の上を、恐ろしいスピードで駆ける二人の女性がいた。 イングレッタ・バディム、そしてユウカ・ジェグナンだった。 いったいなにをしている途中だったのか、イングレッタは背中がざっくりと開いた黒い ドレス姿だった。首からは濃紺のストールをぶら下げている。針金を思わせる細い腕の先 では、2丁のデザートイーグルが銃口から白い硝煙を立ち昇らせていた。 一方のユウカは、元からそういうデザインなのか、ここに来るまでにそうなったのか、 ボロボロに破けたワインレッドのドレスを着ていた。剥き出しの肩にも太腿にも、赤黒い アザが無数に浮き上がっている。だらりとぶら下げた手にはマテバオートリボルバーを握 りしめていた。 「時間に干渉するのはやめなさい。 この世界は『メイドイン星矢』を受け入れられるようにできているのよ。 むしろ、『メイドイン星矢』を待ち望んでいるといってもいい」 イングレッタが冷え冷えとした声で告げる。 「リアルな話、あたしは男子小学生が半ズボン突っ張らせようが突き破ろうが知ったことじゃないの。 ただね」 ユウカはすでに肩で息をしていた。両の瞳だけが闘志にたぎっている。 「彼のロードを邪魔なんかさせない」 ユウカが動く。バックブロー気味にマテバの銃把をイングレッタに叩きつけようとする。 イングレッタがするりと身を沈める。マテバが空を切った。 ユウカはすでに次の動作を開始していた。月明かりを褐色に照らし返す脚を振り上げる。 回し蹴り。吸い込まれるようにイングレッタの側頭部に襲いかかる。 イングレッタの対応は速かった。片腕をスッと上げる。ブロック、どころのものではない。 強烈な肘打ちだった。打ち落とした脚を捕らえ、すくい上げる。姿勢を崩したところに、突 き飛ばすような前蹴りを入れる。 屋根から転げ落ちるユウカを追って、イングレッタが跳んだ。しなやかな脚を空中で鋭 角に折りたたむ。情けも容赦もない。尖った両膝をユウカの胴体に突き立てた。 ユウカは、悲鳴もない。身体をくの字に曲げて悶絶するだけだ。 「ユウカぁっ!」 マーズを投げ捨て、フィオルが叫ぶ。 イングレッタは顔色ひとつ変えない。立ち上がると同時にベルトからマガジンを抜き出 し、淀みない動作でデザートイーグルに差し込む。スライドを弾いて初弾を装填すると、 間を置かず引き金を引いた。 立て続けに3発、大口径を胴体に食らいながらもフィオルは低く呻いただけだった。 フィオルの身体がメキメキと軋みながら巨大化していく。ジャケットが破れ落ち、道路 いっぱいを埋め尽くす巨大な足に踏み潰された。オレンジ色に染まった皮膚の下で筋肉が 急激に発達し始め、鉛色の物体を押し出した。チリンチリンと風鈴のような音さえさせて、 カリフラワー状に変形した銃弾がアスファルトの上に転がり落ちる。 「アストラナガンを呼べ」 フィオルの口から、真っ白な蒸気が大量に吐き出される。 「さもないと、生身のまま引き裂くことになるぞ!」 赤毛がざわざわと荒れくるう。額がめりめりと盛り上がり、皮膚を突き破って巨大な 一本角が現れた。全身の皮膚はすでに外骨格と化し、金属のような光沢を放っていた。 イングレッタはひと言も発しない。その瞳に、細く鋭い針のような光が宿る。 ■ 「うろたえるんじゃありません子供たち!!」 張り詰めた空気を打ち砕くような一喝だった。 「うぅっ!」 ユウカが倒れたまま小さく呻いた。 「あなたは」 イングレッタがデザートイーグルを両手に構える。 「この、とてつもなくスケールのでけーコスモはぁーっ!」 マーズの全身に震えが走った。 「誰だっ!」 「フッ、わたしよ」 フィオルが声を飛ばした先に、忽然とひとりの女性が現れていた。豊かな黒髪が背中 の上で波打っている。東洋の仏像にも似た微笑みを浮かべる唇の横にはホクロがひとつ ある。長いまつ毛を生やした目は、ふたつとも静かに閉じられてた。 「シホミおばちゃーん!」 「やっピー、そ~れ、ふぁいと」 シホミ・アーディガン、ヴァルストークファミリーの長女、もっともタカの目に近い女、 マーズにとっては『おやじのアネは我が師もドーゼン』という存在だった。 マーズは事態の大きさを知った。 シホミ・アーディガンはすでにアーディガンファミリーを出て嫁に行った身だ。白銀聖 闘士孔雀座パーヴォのシヴァと結婚したといっているけれど、おそらくデタラメだ。なん の意味があるのか常にガンジス川流域に座して動かなかったシホミおばちゃんがここまで 出張ってくるなんて、タダゴトじゃない。 凜として立つその姿には、あの、ヘラクレス猛襲拳の使い手でありながらヘラクレス座 の聖闘士ではなかったドクラテスにも匹敵する風格があった。 「この子を通してやってくれないかしら、フィオル・グレーデン。 『メイドイン星矢』がふたたび全国のブックオフ等に並ぶ未来を、 あなたに潰す権利はないのよ」 フィオルは、言葉を発しなかった。 モアイに似た顔から蒸気と唸り声とが迸る。 地面が揺れる。 アスファルトの破片をまき散らしながらオレンジ色の巨体が動く。 巨大なカギヅメがシホミおばちゃんの頭上に降り注いだ。 シホミおばちゃんはするりと身体を翻す。たったそれだけでカギヅメの一撃を避けてし まう。ボリュームのある胸のすれすれを通ってカギヅメがアスファルトに激突した。 「そう」 シホミおばちゃんの微笑みは、もはや神仏が行う拈華微笑の域にまで達しつつあった。 たおやかな指が、湯気を上げる外骨格の表面をそっと撫でる。 「あなたも多少は地獄の底を見てきた少年。 そんな相手に優しく言って聞かそうなんて、むしろ侮辱だったようね。 あなたにはそれなりの対応を行います」 「うぅーっ!?」 マーズの全センサーが異常を告げていた。 この眼球ユニットは、真実しか映し出さないはずだ。なら、この、辺り一面に浮かび 上がる曼荼羅のような魔法陣のような極彩色の模様は、いったいどう説明すればいいのだろう。 「オカルトチックなバックボーンがあるわけじゃないのに 何故か現れるこの魔法陣はいわば宇宙の真理、完璧にさだめられた不条理の世界。 このエクサノヴァにかかった以上、あなたにわたしを攻撃することは不可能。 そしてまた逃げることも不可能。 いわば攻防一体の戦陣といえるのよ」 「う、うぅ・・・・・・、シホミおばちゃんの目が、目がぁ~・・・・・・!」 マーズの中に埋め込まれているカズマ・アーディガンのライフデータが激しく震え始める。 「このシホミ・アーディガン」 「シホミおばちゃんの目がぁーっ!」 「一命を賭してあなたにお説教をします!」 カッ、とシホミおばちゃんの双眸が大きく見開かれる。 ヴァルストークファミリーにおいて、シホミおばちゃんの目について語るのは絶対の タブーだった。 常に瞑目している、ひょっとしたら開いているのかも知れないけれどだいたい閉じて いるように見えるシホミおばちゃんが、目を開く。そのとき、食卓の上からはいっさい のマヨネーズ臭が消え去るといわれている。 マーズは、シホミおばちゃんが目を開いている姿を見るのは初めてだった。 なにが起こるのか想像も付かない。 「プロトンドライブ・フルチャージ!」 シホミがどこからか取り出した数珠を振り上げる。 「フォーカス!」 辺り一面を眩いばかりの白光が包み込む。 一瞬ののち、微動だもしないまま同じ場所に立ち尽くすフィオルの姿が現れる。オレ ンジ色をした外骨格には傷ひとつ付いていない。 マーズには白光の正体がわかっていた。超長距離、おそらくは衛生軌道上から放たれた プロトンキャノンだ。大気によって拡散し、威力などはほとんどない。しかし、全員の足 を止めるには十分だった。 「フィオル・グレーデン!」 フィオルは、ぴくりとも動かない。まるで蛇に睨まれた蛙だ。 「女の子を放っておいてケンカに夢中なんて、マンモス愚かな男!」 Pi、Piと、シホミの指が不思議な音を出す。 「そんなことで時間を守ろうだなんて、笑止千万、片腹痛いわ!」 「む、むぅ~!」 フィオルの身体がしゅるしゅるとしぼんでいく。ふたたび少年の姿を取り戻したその 顔では、驚愕と焦燥、そして自己嫌悪といった複数の感情がない交ぜになっていた。 「花は咲き、そして散る。星は輝き、いつか消える。 この地球も太陽も銀河系も、そして大いなる大宇宙もいつかは死する時が来るのよ。 人間の一生なんて、それらに比べれば瞬きほどのわずかなもの。 そのわずかなひとときにひとは生まれ、 誰かを愛し、誰かを憎み、笑い、涙し、戦い、傷付き、喜び、悲しむ」 「ユウカ!」 滔滔と語るシホミおばちゃんの前を素通りして、フィオルがユウカに駆け寄っていく。 ユウカを助け起こすその腕は、すでに光の粒子に包まれ輪郭がぼやけ始めていた。 「済まない、済まない! 俺は、また間違えていた!」 「いいのよ、あんたはしたいことすれば」 「消耗してしまった。また、じきに消えてしまう」 「そう、じゃ、キスはお預けね」 「済まない。俺は、まだ幸せになるわけにはいかない」 「ねえ、クリスマスなのよ」 「え」 「ちょうだいよ、プレゼント」 「でも、俺はなにも」 フィオルの言葉が途切れる。 ユウカがフィオルの背中に手をまわし、胸板に顔を埋めていた。 「あんたの、ね、胸板が好きなの。この香りをあたしの中に置いてって」 「あ、あぁ」 フィオルの両腕が手持ちぶさたな風に宙を泳ぐ。 「抱きしめてっていってんの」 「済まない」 「もっと、タイトに」 「きっと、満足な身体で戻ってくるから」 「バーカ」 ユウカの声は、マーズのボキャブラリーにない種類の湿り気を帯びていた。 ■ 「見ちゃいらんねーや」 ぼそと呟いて、マーズはふたりに背中を向けた。 イングレッタがどこかつまらなそうな顔をしてアスファルトの上に座り込んでいるのが見える。 「お手数をかけちゃったわね、タイムダイバーのお嬢ちゃん」 シホミおばちゃんに声をかけられて、イングレッタはなぜか拗ねたような顔をする。 「べつに。わたしは、『メイドイン星矢』を守る使命を帯びていただけよ」 「大丈夫かしら、マーズちゃん」 シホミおばちゃんが身をかがませて、ぽんとマーズの胸元を人差し指で突いた。 「血止めの急所真央点を突いたわ」 「あんがとー。特に流血はしてねーけども」 「じゃあ、行きましょうか」 きゅうと、シホミおばちゃんに手を握られる。 「全国のブックオフ等で、まだ半ズボンをはいているような男子小学生が 『メイドイン星矢』を立ち読みしてしまってなにかに目覚める、そんな未来のために」 本当のところを言うと、『メイドイン星矢』を立ち読みした男子小学生が半ズボンの中 でなにかに目覚める未来が幸せなものなのかどうか、マーズには判断できない。 でも、シホミおばちゃんはこんなにもニコニコしているんだから、きっと幸せな時間に 違いない。 フィオルの姿はすでにほとんど消え失せ、夜の空気に滲むような淡い光が漂っているだけだった。 儚い輝きに照らされて、泣いているような微笑んでいるような顔をしているユウカを、 マーズはキレイだと思った。 『聖闘士星矢ロストキャンパス』のOVAがリリースされたら、『メイドイン星矢』 が全国のブックオフに並ぶようになったら、あんなにキレイなものが世界中に生まれる に違いない。男子小学生の半ズボンの奥には、ああいうキレイなものがたくさん眠って いるに違いない。 そんなことを考えながら、マーズはシホミおばちゃんと手を繋いで歩き始めた。
https://w.atwiki.jp/library801/pages/850.html
更新日:2009-06-24 作 者 名: ローマ字表記: Kent,Chris 作 品: 「Real Tom Brown s School Days」 レ ス: 【活字】 801図書館 3 【総合】 http //pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1093773483/ 854 名前:名無しさん@ローカルルール変更議論中 :2005/12/09(金) 00 03 26 ID tL/S1CuE 852 誰かお勧めのギムナジウムやパブリックスクールが舞台の作品教えて。 もちろん知ってるだろう「トム・ブラウソの学校生活」の他、 840さんの書いてるホレイ酢・アンスリ一・ヴェチェノレの「丘」が古典的 名作ですわ。ハ口ー校が舞台、ハンサムで優しくてりーダーシップのある 少年シ一ザ一(大臣の息子)を中心に、天使のように清純な少年(主人公) と悪魔のような少年が対決する物語です。 他にジョソ・ノ一ルズ「友だち」は晩年のEMフォスタ一が絶賛したそう。 アメリカものなら力一クウッドの「良き時悪しき時」とか。 学校小説は何故か、日本ではあまり翻訳されてないけど、英語で読めるなら 耽美なのがいくらでもあるのです! E F Bensonの「David Blaize」「David of King s」 Alec Waugh(イーヴリソの兄)の「Loom of Youth」、Roger Peyrefitteの 「Special Friendships」(映画「寄宿舎」の原作)とか。 857 名前:名無しさん@ローカルルール変更議論中 :2005/12/09(金) 20 46 34 ID Wd26m8zQ 856 友情のロマンスはサブタイトルA Romance of Friendshipの直訳で、意味は 「友情の物語」ですね。いや、内容はロマンスぽいからいいんですけど。 パブリックスクール小説の白眉卜ム・ブラウソの学校生活ですが、これの ポルノ版パロディがあります。Chris KentのThe Real Tom Brown s School Days というヤツで、まだ読んでないんですが面白そうです。 859 名前:名無しさん@ローカルルール変更議論中 :2005/12/09(金) 23 19 04 ID MDnlZ17V 857 パロディ版のタイトルをググったら、1章目が立ち読みできるんですね いまからチャレンジしてきます しかし姐さん方詳しいですね、参考になります 855 さんにならって「萌える洋書で英語力Up」作戦開始しようかな ▲PAGETOP 今日: - 昨日: - 合計: -
https://w.atwiki.jp/yugioh-anime/pages/15.html
当Wikiはアニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」シリーズについてのまとめWikiです。 ここでアニメシリーズに分類している作品は以下の通り。 遊戯王デュエルモンスターズ(2000~2004年) ⇒通称DM 遊戯王デュエルモンスターズGX(2004~2008年) 遊戯王5D's(2008~2011年) 遊戯王ZEXAL(2011年~) 俗に「無印」と呼ばれる、テレビ朝日で放送されていた「遊☆戯☆王」については原則含んでいません。 主にアニメシリーズのあらすじ、人物、使用カード、BGM、よくネットで使われる用語集をまとめていこうと予定しています。 現在は管理人のみ執筆可能ですが、その管理人自身がDM以外今年まで観ていなかった新参者なので記事の充実まで温かく見守ってやってください。 また、「この記事ないの?」みたいなリクエストも送っていただければ助かります。 いろんなアドバイスを頂けたら嬉しいです。 原作漫画について 遊戯王シリーズは元々少年ジャンプで連載されていた『遊☆戯☆王』が原作ですが、アニメシリーズ(主に登場人物と大筋の展開が同じのDM)と原作で設定に違いが大きくあるので、原則大々的には触れません。 作品紹介やアニメに絡めた話の範囲では触れることはありますが、必要最小限に収めるつもりです。 又、GX以降の漫画版は当筆者が読んでないので触れられません。5D's立ち読みしたら全然違う話だったんすが… OCGについて 遊戯王に切っても切り離せない関係にあるOCG(オフィシャルカードゲーム)についても原則、アニメの話題から大きく逸脱する内容には触れないつもりです。 アニメとOCGとのルールや効果の違い(俺ルールやチートも含む)をネタにする事については多くありますし、アニメと関わってくるので問題ありません。 (アニメとは全く関係の無い)現実のデュエルの戦術等は、「遊戯王カードWiki」や戦略Wikiといった伝統と信頼ある偉大なサイト様があるのでそちらを参考にして頂ければ。 そもそも当筆者はOCGプレイヤーとしても再開したばかりの未熟者なので大して語れません…。 用語、ネタについて ネタについては主にネットでよく使われているものを載せていく予定ですが、あくまで管理人の独断と主観で選んでいます。 仮にここで知ったという単語を(*1)某巨大掲示板や動画サイトで使って顰蹙を買った…というケースが起きても責任は取れませんのでお許しください。 特に本スレでアニメネタを使うとかなり煙たがられるみたいです。ルールを守って楽しくコメント! 公式様について 先述の通り、本Wikiは遊戯王アニメシリーズ公式とは一切関係のないただのファンサイトです。 なので当Wikiでの疑問を公式には問い合わせないようお願いします。 なるべく迷惑のかからないWiki作りに励んでいきます。
https://w.atwiki.jp/ritsuss/pages/652.html
783 名前:ss「りっちゃん店員4」[sage] 投稿日:2009/08/07(金) 03 53 36 ID rmOujVzq あらすじ バイト先のコンビニに、りっちゃんという元気なおにゃのこが入ってきて1ヶ月くらい経ちました 彼女は仕事熱心で優しくて、純情な女子高生です しかし、そんなとある日の夜… 律「暇だなー、俺」 俺「だな。立ち読み客くらいしかいねぇよ」 律「あー、暇暇」 自動ドア(ガーッ) 俺「いらっs」 律「いら…み、澪!」 澪「やあ律。唯に聞いたよ、ここで働いてるんだってね」 律「そういえば唯も前に来てたな。いやー、まさか澪が来るなんて」 俺(あれが噂の澪ちゃんか。黒髪ストレート萌えッ!) 澪「――、今日はちょっと作曲してたらコーヒー飲みたくなっちゃってね。取ってくるよ」スタスタ そして、澪ちゃんがBOSSをもってりっちゃんのレジに行く。しかしその後ろには、 俺(やばい、いつものエロ本の人(以下エ)だ! わざわざりっちゃんのレジに並ぶなんて変態だろjk) 律「120円だよん、澪♪」 俺「お待ちの方こちr」 おっさん「タバコくれ、赤マル」 俺「(うは、タイミング悪。ってか割り込むなよおっさん)320円っすねー」 律「じゃ、気をつけて帰れよー」 澪「律も、真面目に働けよ?」 律「わたしゃいつだって真面目だよッ!はい、次の方!」 おっさん「ああん、10円玉ねぇや。1円数えるから待ってくれや」 俺「(氏ねおっさん。そしてりっちゃん…間に合わない……)かしこまりましたー」 エ「ぐへへ、これくだしあ」パサッ 律「はい♪って……あわわわわ」 俺(よりによって洋モノかよ、りっちゃん顔赤いよ!これはこれで…いやなんでもn) 律「ふ、ふ、袋はご利用ですか?」 エ「ぐへへ、入れて。ぐへへへ」 俺(氏ねエ。てかりっちゃん紙袋ちゃうねん、ゴムじゃないんだし、おーい) 律「お、おまたせしました、762円ですッ」 エ「あ、やっぱ袋いいです、生でくださいぐへへ」 律「え、あ…はい……」ガサガサ 俺(ドギツイよエ!そして明らかにりっちゃん耳まで赤いよ!遅くて行列ができてるよ!) 律「で、では800円からッ…」 俺「お並びの方こちらどうぞー!(無念ナリ)」 エ「ありがとね、ぐへへ」 律「ありがとう…ございました……」 ――そして、波が去った後 俺「ごめんな、常連なんだよ。いつもドギツイやつを買ってくんだあの人」 律「うん…」 俺「まぁ、普通にビニール袋でいいからな?」 律「…俺はあんなの買うなよ?」 俺「わかったわかった。元気だせよ」 律「うん」 出展 【けいおん!】田井中律は焼き餅可愛い60【ドラム】 このSSの感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る 続きまだー -- (名無しさん) 2009-08-21 21 44 52
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1148.html
妹にフライングボディプレスで叩き起こされるという、いつも通りの朝の筈だった。 しかし改変はこの時すでに始まっていた。 俺が異変に気がついたのはトイレにいった時だった。 「あれ、俺のってこんな……」 日本人男子の平均値より多少は上と自負していた筈の俺のナニだったが 今朝見るそれはいつもの半分くらいの大きさだった。 「えと……おっきしてないからかな、これは……」 などと自分を無理やり納得させて学校へといそいだ。 下駄箱をあけると手紙が入っていた。 手紙には「至急部室に」と特徴のないのが特徴な長門の筆跡で書かれていた。 俺が部室にいくと長門だけでなく古泉も朝比奈さんもいた、よほどの緊急事態なのか? 「昨夜局所的な世界改変が観測された、改変対象はあなた、改変箇所はあなたの……」 と長門は俺を指差す。そして長門の指差す方向を確認すると……えっと……それって俺の股間? 「あなたの男性器が小さくなってる筈」 って長門さんっ……? 確かに今朝みたナニは小さくなっていたように感じたが…… 局所的な改変ってこれのことなのか?……orz 「恐らくこれは涼宮さんの能力によるものと思われます」 えっ古泉、これがハルヒの仕業なのか? 「実は涼宮さんは昨日、ある特集が気になって少女雑誌を立ち読みされまして…… その特集というのが『初めてのH-読者投稿特集』というものでして…… 我々の調査によると涼宮さんは特にその…… 『絵美(仮名)16歳-すごく痛かった初H、大きすぎた彼のアレ』という投稿記事を熱心に読まれていたそうです」 ……えーと……、それは一体…… 「涼宮ハルヒはあなたとの生殖行為を想像した そして女性の場合に最初の生殖行為ではかなりな苦痛を伴うがその苦痛は男性器の大きさに左右されるとの印象を持った」 なっ長門さん、無表情にそんなことを…… 「つまり、その……あなたとの初めてを想像した涼宮さんがあなたのサイズについての願望を抱いたということでしょう」 あぁ古泉、それで俺のがいきなり縮小したというのか? 「みっ未来にはキョン君の……その……サイズに関するデータはありませんっ……」 と朝比奈さんが真っ赤になっていう。 あぁつまり俺が小さくなったままが正しいのか元の大きさに戻るのが正しいのかどっちが正解かわからんってことだな。 正直他人様にとってはどうでもいいいかも知れん、とはいえ俺にとっては切実な問題だ。 「しかし物は考えようですよ、それにむしろアナルプレイにはこのサイズの方が……」 殴るぞ古泉……。 - 続くといいな
https://w.atwiki.jp/tsukuo2net/pages/116.html
名前 空堂 身進 読み方 くうどう みゆき 性別 女 年齢 24 身長 173cm 体重 54kg B.W.H. B81 W57 H84 趣味 少年誌の立ち読み、ウインドーショッピングという名の冷やかし 好き 潔さ、広々とした空間、ゲームセンター 嫌い 優柔不断、窮屈、障害物、貸し借り 担当 接敵 特記 脚力注意、違反者の顔は忘れない 弱点 年下、苦味 一人称 アタシ 口癖 「自業自得」 C.V 折笠 愛 「ハッローゥ、ミユキちゃんだよハジメマシテ。ハイこれ駐禁切符ね」 「ハッ、アタシの縄張りで暴走族たぁイイ度胸じゃねぇか。そうら、日の出まで鬼ごっこだ」 解説 キャラクター概容創尾警察署交通課に勤務する婦警。同僚である中州 璃華を「相棒」と呼んで公私共に深い付き合いをしている。 毎日の仕事は事務から創尾パトロールなどだが、特に違法駐車の取り締まりに関しては異常なほどの執着を見せ、結果職場はおろか県内トップの成績を誇っている。創尾ドライバーにとって、違法駐車をすることには大きなリスクを払わなければならない。 しかしここは他でも無い創尾市。違反者の中にも逃走を目論む者や暴力に訴えてくる者が現れるかもしれない。そのため彼女自身も空手を元にアレンジした足技を実用可能なレベルまで鍛え、違反者の取り締まりに活用している。 …と、ここまで仕事関係で見てみると実にデキる女性なのだが、私生活の方はと言うと打って変わって慢性的な金欠に喘ぐ貧乏人であったりする。どうやら最低限の生活費を残して給与の大半を実家に送っている様子。 情け無い話ではあるが、食費が尽きて空腹に倒れるたびに寮の管理人や住人、そして相棒に助けられるのが毎度である。中州家とはすでに家族同然である。 容姿尖った目つきと高い鼻、ニヤニヤと笑う口、髪は首の辺りまでの金髪となっている。彼女の職場には髪型に関する規則が無いのだろうか。 高い背丈と細長い手足はスラリという言葉が良く似合う。身体のラインの凹凸はしっかりとあるが、それでも十分スマートと言える。 性格仕事中は常に強気で押しの強い性格であり、年上や上司に対してもはっきりと意見を言うことができる。それとは逆に年下や後輩に対しての接し方は苦手。 その勝気な性格とスタイルの良さから職場の同僚に割と人気があるらしい。が、本人としてはあまりそれを歓迎しておらず、むしろそういった扱われ方は落ち着かない様子。 仕事以外での彼女は今日の食事にも苦労するかなりの貧乏人であるが、仕事中にそのような弱味は一切見せることが無い。ただしその強がりも限界が有り、月末などは仕事が終わり家に着いた途端倒れる程。 何事も他人からの貸し借りを嫌っており、万が一にも一方的に食事を奢られるようなことがあれば、どこまでも迫ってその借りを解消しようとする。大体の場合労働力で。 関連設定 創尾警察署(職場) 寮「MyHome」(住まい) 関連キャラ 中州 璃華(アタシの相棒。何にしたってホント世話になってるよ) 高宮 兼昌(いつか……いつかこの借りは必ず!) 原案 ほっぺた
https://w.atwiki.jp/hanatoma95/pages/58.html
2006年9月DVD鑑賞 真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD] 今もっとも人気のある脚本家、宮藤官九郎の初監督作品です。邦画を面白く感じている今日この頃、映画館で見る程ではないけれどいつかは見たいと思っていました。 で、予備知識無しで見たんですけど。なんじゃこれ。不条理、意味不明、シュール、前衛的、破綻、アバンギャルド。そんな言葉を連想しました。例え私がこれを面白いと思っても、誰かにお勧めすることはできないなぁ。嫌いにはなれないけど、面白くはない。笑えたけど、もう一度見るには気合いが必要な映画です。 時代は江戸。町人の弥次さん(TOKI0長瀬)と喜多さん(歌舞伎の中村なんとか)の濡れ場から始まります。のっけからドン引き。差別でしょうが、男同士の濡れ場を直視するのはきついのです。別に生々しいシーンではありませんが、駄目なのですごめんなさい。 そんでなんとなくノリで「伊勢参りに行こう!」って流れになります。このへんはテンポがよくて好きでした。座頭市のラストシーンみたいに皆で踊ったり、アスファルトの上をバイクで走って、「今江戸だからバイク駄目」みたいなこと言われたり。横文字ばんばん出てきたり。私の好きなノリでした。 だけどそっから中だるみ。そんなに「~編」とかいらないよ。途中で何の映画かわからなくなってしまいました。所々面白いところはあるんですよ。芸達者な人がたくさんスポットで出ていて、そこは見ていて面白かったです。阿部サダヲとか生瀬勝久とかぐっさんとか板尾とか麻生久美子とか嬉しかった。小池栄子の出番は少ないけど、インパクトは大きかった。 現実と夢との境目が曖昧で、うる星やつらの映画ビューティフルドリーマーを思い出しました。映像はキャシャーンかな(麻生久美子のせいかも)。二人とも生きてるのか死んでいるのか。これは妄想なのかリアルなのかコントなのか。物語の行き着く先が分からなくて、オチを求める私としては納得のいかない映画です。 ただ、得体のしれない魅力があるのも確かかなと思います。原作を読んだことがありませんが、こんな感じなんでしょうか。私はこういうわけのわからないストーリーを組み立てられる思考を持てないので、ある意味羨ましいです(誉めてます)。いきなり風呂屋が出てきたり、花魁がCDを出したり、江戸時代なのに注射器とか、めちゃめちゃすぎ。んで、そういうところは好きです。アイデアがすごいなぁ。クドカンのドラマは好きなので、次回作を期待。 追記:原作をちょっとだけ立ち読みしました。 うん。こりゃしゃーないわ。これが原作なら頑張ってストーリーを付けたクドカンがすごいや。映画よりもっと意味不明でした。なんでこれを原作に選んだんかがようわからん。 (2006/10/27) [カウンタ: - ]